「ホラ、ミタメガ イッショダカラ、イレカワッテテモ ダレモ キヅカナインデスヨ コレガ!」
【名前】 |
プログラムくん |
【読み方】 |
ぷろぐらむくん |
【分類】 |
用語 |
【登場作品】 |
ほとんど |
【詳細】
電子機器の機能制御を司るプログラムの総称。
エグゼの世界では、現実世界におけるプログラムの役目を、このプログラムくん達が
電脳世界の仕事として行っている。
ちなみに
ロックマン達も厳密にはこのプログラムくんと同じであり、「ネットワークナビゲーションプログラム」を略して「
ネットナビ」と呼ばれている。
性別不明あるいは性別なしと思われるが詳細ははっきりしておらず、実際に
ロールに抱かれてデレているマグカップもある。
うらやまけしからんとはこのことか
半球体のちょっと大きな顔に小さな体と足が付いてた見た目をしており、マスコットキャラクターのような可愛らしい印象を受ける。
なんといっても (°ヮ°) ←このおとぼけな感じの表情が、なおのことマスコット感を増している。
そして顔の上には平べったくて丸い耳が生えている。
+
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…と思いきや |
「ワタシタチノ アタマニ ハエテルノッテ、「ミミ」ジャナインデスヨ…」
「ジツハ コレ、「テ」ナンデス!」
なんと『2』までは不明だった頭のアレが「耳」ではなく「手」という衝撃の真実(?)を教えてくれる 電脳が、『3』の 科学省内の存在する。
ちなみに、冒頭のセリフを言うプログラムくんも同じ電脳内に存在している。
何せプラグイン出来る場所が見つけにくい場所にあるので、プログラムくん達の秘密の休憩所として集まっているのである。
何気に その電脳にしか出ないウイルスも存在するため、 チップトレーダーなしでチップコンプリートをするならば、なおのこと見つける必要がある。
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作中で起きる電子機器のトラブルは大抵、
- プログラムくんがウイルスや悪意のあるナビに妨害されている
- プログラムくんが休憩中、またはサボッている
- プログラムくんが迷子になっている
のいずれかで発生しており、事件や事故に巻き込まれたケースは仕方ないとして、プログラムくんの過失である場合もある。
基本的には非力であり、「コノー! コノー!」と抵抗の意思を示しても、
メットール系であろうとウイルス相手に成す術がない。
そういった問題を解決するために、ネットナビを用いての
ウイルスバスティングが求められるのである。
スタンドアローンの電子機器内の電脳から飛び出して
インターネット内で迷子になっているという、恐るべき脱走能力を見せることもあるが…。
なお、プログラムくんが
デリートされた場合、当然新しいプログラムくんを配置しなければならないはずだが、
バックアップデータがあるかどうかは描写されてない。
プログラムの制御に必要な最低限の機能しか与えられていないという関係からか、セリフは全てカタカナ表記。
だがしかし、その個性はネットナビ達に引けを取らないレベルで多種多様。
迷子になって泣いている幼いプログラムくんもいれば、達観した考えを持った大人の対応をするプログラムくん、自己流の防衛術を身につけてウイルスやナビと戦う強いプログラムくん、はたまた恋に恋するプログラムくんもいたりする。
更に『6』では「博識になったおかげで全部カタカナ表記ではなく、ひらがなと漢字も使い分けてスラスラと喋るプログラムくん」「
電脳獣復活の混乱に乗じて悪さを働く
ヒールナビ3人を1人(?)でのしてしまう超強者プログラムくん」なんかも存在。
ユーモアセンスのゲストとして「熱斗とロックマンの
PETを動かしているプログラムくん」が登場したりもする。
体の色は基本的に黄緑色だが実は様々な色の個体がおり、忍者の恰好をしていて赤・青・白の3色の色違いが居る
シャチホコの電脳や、『6』の各地の電脳に
ウイルスバトラーを行ってくれる色違いの個体が存在する。
『4』以後は、レアなプログラムとも称され特別な能力を持っていたりする「金色のプログラムくん」なる存在も。
さて、プログラムくんの明るい部分に関して長々と説明してきたが、そこは
ネット犯罪も頻繁に起こるロックマンエグゼの世界。当然暗い部分も存在する。
特に奇数系列の作品で多く見られるのだが、その一例として
- 『1』:WWWに襲撃され、無残に破壊される。完全なデリート前のようで、まだ死骸(?)が残っている。
- 『1』:中途半端に壊されたためか、ゾンビのようにウイルス化して襲い掛かってくる者もおり、戦闘中にダメージを負いながら自壊していく。
- 『1』:上記のウイルス化について、「見かけたら迷わずデリートしてください」「これもプログラムの運命ですから」と各々で覚悟を決めている。
- 『3』:科学省の事件によって、発火に関するデータを組み込まれたことで体が燃えて跡形もなくなる(後継のプログラムくんから事の顛末を聞ける)。
- 『5』:廃坑となった鉱山の地下にある電脳内で、長年放置されて一人残されたプログラムくんが壊れかけながらなお仲間を探している。
- 『5』:ココロネットワークの影響はプログラムくんたちにも及び、あらゆる電脳のプログラムくんが凶暴化して日々の不満や鬱憤をぶち撒けている。
- 『5』:ダークチップを作る電脳の中で、闇の力に汚染されて廃人となってしまったプログラムくんがいる(仲間のプログラムくん達からも哀れな目で見られている)。
- 作品全般:悪の組織の本拠地内で働かされているプログラムくん達は、当然逆らうことも出来ずに悪いことを自覚しつつも命令をこなすしかない。
- 作品全般:PETという帰れる場所の存在するナビとは違い、電子機器が破壊されて電脳が消滅すれば、その中にいるプログラムくん達も運命を共にする。
…前述の通り、マスコットキャラのポジションとして活躍しているだけあって、見ていて心が痛む者ばかりである。
また、ゲーム版は外伝も含めてほとんどの作品に登場している一方、アニメ版には未登場。ただの一体も登場していない。
人によってはこちらの方がショックかも知れない。
【オマケ?】
また、完全なおまけ要素なのだろうが、『2』の
ウラインターネット6にプログラムくんが一人で佇んでいる。
話しかけると
「
ギヌロ…ギヌロ…コウゲキシテコナイ?アナタヒョットシテイイナビ?」と聞いてくる。
いいえを選ぶと「ジャアイマノハナシデス ギヌロ…ギヌロ…」になり、はいを選ぶと「ホッ ヨカッタ…コシヌケタ… ハッタリ ツカレマス…」となる。
ウラ世界最深部唯一のプログラムくんなので戦闘能力は特例的にSランクは下らない可能性が高いが、どこの所属かは明かされなかった。
中立なので少なくともウイルスは仕掛けてくることはないが、味方になることもない。
あえていえば『5』の
スワローマンポジションだろうか。
【余談】
200年後の
流星のロックマンの世界では、プログラムくんに代わり新たに「デンパくん」がいる。
『流星2』では種類が増え、太った感じの「大容量デンパくん」、女の子の「デンパちゃん」、翼を生やしスカイウェーブにいる「スカイデンパくん」が新たに登場。『エグゼ』のプログラムくんにバリエーションを加えた感じ。
『流星3』ではさらに、デンパくんのノイズ版「ノイズム」、宇宙の電波(コスモウェーブ)の「コスモデンパくん」がそれぞれ新たに登場した。
いずれも『エグゼ』のプログラム同様、ユーモア溢れる会話をしてくれる。
『OSS』では、通信ミニゲーム「ロク★コロ」のキャッチコピーでプログラムくんとデンパくんが戦っているというものも存在する。
最終更新:2025年06月09日 09:27