チップコード

【名称】 チップコード
【読み方】 ちっぷこーど

【詳細】

バトルチップの一枚一枚に割り当てられている分類のこと。チップ自体の種類とは別扱い。

戦闘時にチップを転送する際、同じチップ以外は複数選べないが、このコードが揃うチップ同士は違うチップでも同時に選択できる。
ゲームを始めからプレイする時に、対戦チュートリアルの2戦目で学ぶこととなる。

チップコードには『1』ではAからZまでの英語アルファベット26文字*1、『2』からはワイルドカードを表す「*(アスタリスク)」を加えた27文字が使用されている。
A~Zはそれぞれ独立したコードだが、*はどんなチップコードとも組み合わせることが出来る。
ただし*は1つのコードしか代用できないため、同じ種類のチップをコード違いで選択している際は組合わせられない。
例:
キャノンA+キャノンA+アタック+10*→OK(Aを代用している)
キャノンA+キャノンB+アタック+10*→NG(AとBを同時に代用できない)

基本的にそれぞれのチップコード(*除く)に対して、それぞれの強さが均等になるようチップが割り当てられている。のだが、IやUなど、強みがあまりないチップが多いコードもあるのも事実。

これらの仕様により、「同じチップでもコードによって価値が激変する」という現象もよく起こる。
チップコードを統一していこうとすると、戦術がガラリと変わることもよくある。

強いチップコードとしては『1』の「L」や『3』の「F」「P」などが有名。
また、『6(グレイガ)』の「Q」や『6(ファルザー)』の「J」のように、単体で強力なギガクラスチップが存在することからコード全体の評価も大きく上がることが度々ある。
一方でエリアスチールが入手しやすくナビチップも多い「S」、毎回ブルースが存在し作品によってはダブルヒーローも強力な「B」等はシリーズ全作を通して安定した性能で、シナリオ攻略でも採用し易いコードである。
『4』では1周目から強力なチップがナンバートレーダー等でいくつも手に入りレッドサンなら一週目で必ず当たるガッツマンもある「G」や、スーパーバルカンビデオマン、さらにはあの悪名高きエアホッケー3を内包する「V」も強力。

ナビチップは原則的にイニシャルがそのままチップコードに使われるのだが、登場するナビの名前のせいで割り当てられるナビチップの種類が多いものもある。
例えば特に顕著な「S」の場合、
  • 『1』:ストーンマン、シャークマン、スカルマン、シャドーマン
  • 『2』:スネークマン、シャドーマン
  • 3』:セレナード*2
  • 4』:サーチマン(レッドサン限定)、スパークマン
  • 5』:スワローマン、シェードマン、サーチマン(ブルース版限定)、シャドーマン(カーネル版限定)
  • 6』:スラッシュマン(グレイガ版限定)*3
特に『1』の偏りは制作側も思うところがあったのか、リメイクであるOSSではイニシャルと無関係なコードへと変更されているナビチップがいくつかある。

チップコードがバラバラだと、1ターンに1枚使ったらもうやることがない、なんてことがザラにあり、そんなことをしていたら一方的にやられてしまう。
かといってコードを1種類だけにしてしまうと、偏った戦術になりやすく、コンボとは言いがたい結果になることも少なくない。
チップコードを数種類に絞り、何のチップコードを使うか、考えてフォルダを構築していけば、自ずと矢継ぎ早なバトルが展開できる。

ちなみに、各作品においてチップコードXは特別扱いされ、チップの量が極端に少なくなっている。
登場するチップは、
  • 『1』:なし
  • 『2』:ナビスカウト、フォルテV3、ゴスペル系
  • 『3』:フォルテシリーズ
  • 『4』:シェードマンシリーズ、フォルテシリーズ
  • 『5』:ロードオブカオス
  • 『6』:グレイガ、ファルザー
なお、シェードマンについてはチップが極端に強いわけではなく、従来でチップコードSのナビチップが多かったので、見栄えのバランスをとる必要があったものと思われる
『4』作品内だと、他にSコードで被るのが2枚分だけで、被りのある「B」と「W」にも2体ずつだけなので、対戦におけるバランス調整よりも特別感を出すためのフレーバー要素が強かったと思われる。
ちなみに悪状態でシェードマンSPを倒すとSコードのシェードマンDSがリザルト画面に表示されるが、入手不可能。元々はSコードで実装する予定だったのかもしれない。

また、『6』のクロスオーバーバトル2限定チップである「ビーストアウト」は*扱いでチップコードがない。

アスタリスクはどのチップとも同時に選べる都合上、直接的な攻撃能力を持たないサポート系チップであったり
3段階あるうちの1~2段階目までにしかない、プログラムアドバンスの素材になるが発動できるのは1~2段階目まで
…など、ゲームバランスに配慮した上で存在している。

しかし、初登場した『2』ではそのあたりのバランスがゆるく、本気でフォルダを組むと割りと世紀末バランスになりがちだった。主な理由としては以下のような事がある。

チップトレーダーで粘る必要があるため、かなり手間がかかるが理論上は
フォルダ内のほとんどがアスタリスク+強力PAを複数組み込む+単体チップでもまあまあ使い物になる
という三拍子揃ったフォルダを組める。

ウイルスから入手できるバトルチップには、大抵の場合複数のコードが用意されている。
多くの場合バスティングレベルに依存して2~3段階に振り分けられており、バスティングレベルが高い時と低い時で異なるコードが入手できる。
どちらのコードが有用かはチップ・作品によって異なるところだが、概ね高いバスティングレベルで入手できるコードの方が他チップと統一しやすい場合が多い。

それ以外の特殊な条件については以下のようなものがある。
  • カスタムスタイル+Sランクでデリート時のみ入手できるコード(『3』)
  • ランダムミステリーデータチップトレーダー限定で出現するコード
  • HPが1/4以下(警告音が鳴っている状態)で該当ウイルスをデリート時のみ出現するコード(『2』『3』)
  • フルカスタムを用いて1ターン目を終了→2ターン目でSランクでデリート時のみ出現するコード
  • 抽選システム+出現パターンの都合上、特殊な対処方法でデリートする必要があるコード
  • バージョンによって異なるコードが設定してあり、違うバージョンからの通信かチップトレーダー入手の必要があるコード(『3』以降)
  • わらしべイベントの交換用で存在し、NPCとの交換だけで入手できるコード
  • ヒグレヤで取り寄せた場合のみ出現するコード(『3』の飼育ウイルスチップなど)

必ずしも全てのチップに複数コードがあるわけではなく、1種類しかないウイルス産チップも多数ある。
また、複数コードが存在しているがチップトレーダー以外からは手に入らず、事実上ウイルスから入手可能なのが1種類に絞られている物もある。


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最終更新:2025年03月20日 23:44

*1 ただし「U」~「Z」は偶然イニシャルになった例外の「W」を除き未使用で、実際には21文字。文字制限がなければウィザードマンと呼ばれる予定だったナビも「W」イニシャルである。

*2 「B」にビーストマン、バブルマン、ボウルマン(ブラック限定)、ブルース「D」にデザートマン、ドリルマン、ダークマンが集まっている

*3 「C」にサーカスマン、チャージマン(グレイガ版限定)カーネル「D」にダイブマン、ダストマン(ファルザー版限定)、ジャンゴが集まっている