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フラン=エンジェルズキッス

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フラン=エンジェルズキッス

いと清らなる金星花 『ルシファーフラワー』のエリート
性別
固定年齢 14
経過年齢 14
名前 フラン=エンジェルズキッス
性格 様々な娯楽ゲームに見惚れた人工王姫
所属 『正統王国』『君主議会』『復古ソロモン王室』
身分 王族
出身 【※閲覧権限がありません】
身長 159cm
体重 51kg
体格 B83/W57/H79
誕生日 4/1
血液型 Rh null
一人称 ボク
利き手 両手
趣味 AIとチェスや将棋などの娯楽ゲームを楽しむこと
好物 イチゴ風味の合成チョコレートケーキ
特技 記憶力に自信あり
苦手 蛆、自分以外の人間の外見、合成食糧ではない食物や飲み物、外界に存在するあらゆるもの
調整 なし
資質 なし
※分類上はエリートではありません

解説

『正統王国』『君主議会』『復古ソロモン王室』に所属する銀髪に金の瞳を持つ14歳の王族。
長髪に露出の多いラフな格好、どんなことがあろうと「ふむ」と穏やかな笑顔で受け流す少女。
父の精からではなく、数え切れないほど姉達や兄達で出来たパッチワークの体。
母の腹からではなく、蛆の浴槽から誕生し、母の体液ではなく蛆を吐き出して生まれた。
『正統王国』という連合国家の王家である『君主議会』そのものに望まれたお姫様。
また子宮や膣などの生殖器官を持たず、変わりに「内蔵脱皮管」を有するため、寿命は一般の人間と同じ100年弱だが、誕生から老衰までを常に変わらぬお姫様として過ごす不老生の怪物。
加えて『ルシファーフラワー』で一生を過ごす上、特異な「内蔵脱皮管」を有するために外気、食糧、水質、環境、心理状況のあらゆることが人工的に調整されているため外に出ると死亡する。
けれど、自身を既に異物だと自覚し、嘆かずに「他人は他人、私は私」と完全に割り切っている。
しっかりと趣味もあり、何の悩みもない、満ち足りた精神構造を形成した人工王姫。

概要

『金星花』にエリートは必要ありません。
そもそも『金星花』は自身の動力炉を持たず、それどころか『幻灯』による出力を受けてエネルギーを放出するための使い捨ての砲に過ぎません。
『君主議会』による可決が行われれば、『幻灯』から起動出力が行われ、全てがプログラム通りに駆動します。
移動不要、必要操作なし、ただ”咲け”ばいいだけのオブジェクトですらない砲です。
しかし「死ぬならば、世界で最も美しくありたい」、王族の願望のために『金星花』は在ります。
なればこそ、美宝の極彩結晶、美花のシュクヤク、武力象徴のオブジェクトの体裁が必要でした。
よって必要とされたのが「老いることのない、世界で最も美しいエリートの少女」です。
読み物の「フランケンシュタインの怪物」は素晴しく強力な存在ですが、代わりに外見は非常に醜いものでした。
反対に王族達に必要とされた「フランケンシュタインの怪物」はエリートとして「資質」は必要ありません。
特殊技能も、突出した強さも、オブジェクトの操作能力も、何もかも必要ありません。
ただ美しく、『金星花』が朽ちて無くなるまで、美しく在ればいいのです。
極彩色の自殺手段の完成と共に王族達は「フランケンシュタインの怪物」を作り始めました。

成形

『復古ソロモン王室』、ヴィクター=エンジェルズキッスの主導のもと彼女は作られました。
モデルは過去の王妃を採用、遺伝子情報は保存庫から確保し、おおよその設計図は決定しました。
そうして養殖された遺伝子組み換え人間やかき集められた被検体達。
「フランケンシュタインの怪物」に例えられる通り、人体の継ぎ接ぎによって誕生しました。
肉や骨は勿論、筋肉繊維、神経網、脳髄、髄液、内蔵、消化管、果てには脳みそまで全て。
不老のための「内蔵脱皮管」自体、そもそも人間に存在しない器官なのですから彼女の誕生は困難を極めました。
犠牲となった消耗品の内、90%以上を占める遺伝子組み換え人間は人ではないため除外しますが、かき集められた被検体20000体、彼女を構築するための”本番”として失敗してしまった者は12体。
13回目の本番をもって、フランケンシュタインの王姫は誕生したのです。

誕生

しかしパッチワークという人類の常道を反して生まれるのですから、適合しても心臓が脈を打ち、意識の光が灯らなければ意味がありません。
よって母の羊水に変わって、パッチワークの隙間を確実に埋めることのでき、誕生を認識させるために彼女のために一から組み上げた「高度医療用蛆虫」の浴槽を用意しました。
彼女をそこに沈め、精密スキャンによって意識が芽生えたと判明した瞬間に引き上げました。
継ぎ接ぎの後は綺麗さっぱり失せ、少女の声帯で産声を上げる、永遠の14歳の王姫の誕生の瞬間はとても感動的なものでした。
流れ落ちる銀の髪、涙に濡れる金の双眸、大きく開いた口、艶やかで滑らかな柔肌。
赤子でありながらも、体は生育した少女のものである彼女は、まるで天使のようでした。
命の誕生に身分はありません。平民であろうと、貴族であろうと、王族であろうと。
人の身分に貴賤あれど、命という尊いものに差異はないのです。
彼女はフランケンシュタインから名前を頂戴し、「フラン」と名付けられました。

育成

彼女は特異な「内蔵脱皮管」を有する、不老の少女です。
「内蔵脱皮管」は内部の消化器の内壁を脱皮することで人体を若々しいままに保つというものです。
これを実現するために**万人が消費されましたが、生育環境の形成も困難を極めました。
「内臓脱皮」は月に一度の周期で行う必要があります。
ここで問題となってくるのは、死亡する可能性が極端に高い脱皮不全の問題です。
消化管の内壁を丸ごと入れ替えるのですから死ぬリスクが高いのは当然です。
それに人間大ということで消化管も大きいため脱皮に時間がかかるため負荷は大きくなります。
また人体に存在しない器官のため外気、食糧、水質、環境などの全てを調整する必要があります。
環境を全て用意し、提供可能なのは『幻灯』のみでした。
よってその内部に存在する機構を利用し、専用の空気成分を24時間365日維持し続け、また食糧は分子単位で構成される「内蔵脱皮管」に適合する匂いのみの味付けの合成食糧を提供。
水質や『金星花』内部に存在するコクピット(小鳥の籠)の環境も全て調整されています。
14歳の肉体でありながら、中身は新生児の真っ新な脳を使用したため脳の状態は赤子と同等です。
よって人格形成を行う必要が存在したため、脳みそに直接電気信号を書き込む方式ではなく、普通通りに生育を行うことを決定しました。
育成は専用アンドロイド『ママ』が担当します。

赤ちゃん

14歳の肉体でありながら中身はまだ赤ちゃんのままです。
専用合成ミルクを定期的に与え、様々な赤ちゃん玩具を提供することで豊かな子を育てましょう。
赤ちゃんでありながら歯が生えていたり、力一杯振るえる四肢が発達していたりするため非常に育成は難易度が高いものでしたが、『ママ』の賢明な努力によって成功しました。
またまだ移動方法を確立していない段階のため、放置すると四肢の筋肉が衰えてしまいます。
そのため専用の布を貼ることで微少な電気信号を流し、筋肉の発達を維持しました。

初めての脱皮

脱皮は多大なる苦痛を齎しますが、それ以上に大変なのが「管膜」の存在です。
消化管の内壁を丸ごと入れ替えるのですから、管に余計なものが入らないためにも膜が必要です。
遺伝子設計上、脱皮をすると破けますが、1週間もすれば自然と再生されます。
つまり脱皮をするごとに内壁を排出する苦痛と、膜が破ける苦痛に襲われます。
体自体は14歳のものですが、中身は生後一ヶ月のフランちゃん。
脱皮には非常に時間と苦痛が伴いましたが、涙と声によって何とか乗り切りました。
一度乗り越えてしまえば、乗り越え方を学習するため最初の一回が大事でしたが無事でした。

第一次認知革命

生後十ヶ月、彼女の世界の認識が変わりました。
脳が発達し、世界の見え方が変わり、自我も芽生え始めてきます。
より多くの赤ちゃん玩具を与え、大きい、小さい、硬い、柔らかいなどの触覚的情報や、『ママ』との触れあいや、絵本の読み聞かせ、音響による様々なジャンルの音楽など五感に刺激を与えましょう。

幼児、小児育成

彼女の育成は最新の教育技術と、機械に拘らない健全な育成によって順調に進みました。
きちんと反抗期ではこちらの命令を無視する傾向もあり、きちんと自我の芽生えも確認されます。
AIなどとゲームをする様子や、本国から与えられる各種娯楽や文学を楽しむ様子もあります。
外見も一切の変貌はなく、順調に彼女は存在しています。

『ママ』の機能停止

生誕から十年弱、3/28に内部機構の設計に基づき『ママ』は停止しました。
これによってフランちゃんは初めて「死」というものを認識しました。
精神的なショックは大きく、食事の拒否や残骸に縋り付くなどの健全な様子が確認されました。
『ママ』の処分時に彼女の希望によって、『ママ』を量子分解したものを合成食糧に混入させたイチゴ風味の合成ケーキを2分の1成人式と誕生日を兼ねた4/1の夜に提供しました。
なお、これによる脱皮への影響は存在しませんでした。

13歳の反抗期

第二次反抗期、自己認識への影響によって発生する事象はきちんと確認されました。
それによって『幻灯』に存在する『復古ソロモン王室』はフランちゃんによって完全に掌握され、当代王にしてエリートの『ヴィクター=サード=エンジェルズキッス』以下特殊選別使用人団も同様にフランちゃんの人心掌握術によって支配下に落ちました。
これに彼女の特殊技能は一切関係ありません。資質も確認できませんでした。
『正統王国』の本国によって莫大な量の書籍が提供され、学校活動や人間交友、家事などに時間を使う必要が存在しなかったため、より多くの経験値を蓄積できたものと思われます。
またこれによって『金星花』の作動スイッチを完全にフランちゃんが掌握しました。
『君主議会』の意思決定なしに、フランちゃんの意思によって自殺兵器は起動します。
意思確認に際し「ボクは人なら誰でも持っている人生のリセットボタンを手に入れただけ。押そうとは思ってないよ」との証言があり、複数の機器による心理状況の確認から真実だと判断されました。

フランケンシュタインの王姫

彼女は子孫を残す機能を保持していないため、三大欲求は非常に希薄です。
食事は「楽しむもの」、睡眠は「必要なもの」、性欲は機能がないため知識欲に変換されています。
思春期を迎えましたが、本来あるものが「内蔵脱皮管」となっているため排泄孔という認識が強いようです。
また五感に関しても豊かですが、味覚や視覚認識能力に差異が見られます。
合成食糧は全てが同じ味ですが、触感や香料によって味付けや区別がなされています。
よって味覚が非常に衰えていますが、代わって嗅覚や触覚が広く発達しています。
また誕生時からずっとアンドロイドによって世話をされ、触れるゲームもチェスなどの思考ゲーム以外は島国由来のアニメやゲームが多いことから、自分の顔以外のリアルな人間の顔に非常に強い忌避感を覚えています。
筋肉発達も日々の静電気による刺激と「小鳥の籠」内の移動のみのため最低限です。
また誕生から現在に至るまで空気環境から食物、水まであらゆるものを管理されています。
よって『金星花』の外気に触れれば免疫反応を引き起こし、喉も炎症を引き起こし窒息。
合成食糧以外の食べ物や飲み物を摂取すれば、多大なる免疫反応を引き起こすか、異常がなかった場合でも脱皮不全を引き起こして死亡すると思われます。
そもそも彼女は外気のあらゆる細菌から隔離されていたため、外に出た瞬間にあらゆる病に羅漢する可能性が高いです。
これを以て、『正統王国』の『金星花』と『幻灯』を支配する最も脆弱なフランケンシュタインの王姫が完成しました。

「世界は汚いものばかりで怖いものだらけ。勿論、継ぎ接ぎで出来たボク自身も。でも、だからこそ、輝くものが1つでもあれば、ボクの生きる活力になるんだ」

総評

I will love you for the rest of my life.
私は生涯あなたを一番愛しています。
Fran is my treasure.
フラン、あなたは私の宝物です。

By 『ママ』ヴィクター=エンジェルズキッス

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