エルルーン
スペック表
正式名称 | エルルーン |
分類 | 陸空両用第二世代 |
用途 | 本国防衛用兵器 |
所属 | 『資本企業』(複数社関与) |
全長 | 40m |
最高速度 | 1475km/h |
推進機関 | 有機強化繊維製四脚+高出力マイクロ波式推進システム |
装甲 | 2.5cm厚×20層+抵抗拡散ナノ繊維構造 |
主砲 | 二次元炭化タングステン製超音波カッターエッジチェーンソー×1 |
副砲 | リペア修復システムカバー×1 |
搭乗者 | エルルーン=シカル |
その他 | メインカラーリング:ホワイトトップ |
解説
超人的なエリートを前提として組み立てられたパワードスーツ的な構想を基礎としたオブジェクト。
「一撃必殺」を相手にも自身にも押しつける、理不尽な単体火力とエリートの技量によって成立する機体。
構造や設計的に最も際立っているのがオブジェクトとエリートの関係が逆転していること。
通常はオブジェクトに合わせて、エリートに改造を施すが、この機体はエリートのためにオブジェクトを改造し尽くしている。
搭乗するエリートの「エルルーン=シカル」の特異的な神経網を信号伝達回路としてオブジェクトの基板プリントに埋め込んでいる。
有機的な光ファイバーとも称されるそれはエリートの卵子や彼女の人クローン胚を用いた代理母出産の子供達を資源として利用することで実現した。
よってオブジェクトのコードネームはエリート本人の名称から取って『エルルーン』と名付けられた。
推進機関は人工合金製の骨格を中心とした有機強化繊維製の四つの複脚機構に高出力のマイクロ波推進を混合させたもの。
四脚による地面を蹴った有機的な機動や、出力操作による緻密な姿勢制御などを音速で行うことが可能。
装甲は機動と神経網の兼ね合いから最低限度にまで削減し、音速を超えた際の空気抵抗や衝撃波を拡散するための構造に特化。
主砲としてオブジェクトを切断するほど巨大なカッターエッジチェーンソーを採用、副砲は刀身を守るカバーとしての役割を持つ。
正式名称は二次元炭化タングステン製超音波カッターエッジチェーンソー。鎖鋸の刃は単分子ブレッドチェーン。
チェーンソー本体の動力はJPlevelMHD動力炉の莫大な電力を使用し、超音波による速度の力を付与することで切断力を高めている。
制御装置やハンドル、燃料タンクは全て内臓されており、チェーンを潤滑させる油は専用の鉱物油由来のものを利用している。
チェーンソーで特徴的なのは鎖鋸であるソーチェーンと、それを纏うガイドバー(金属板)である。
ガイドバーはオブジェクトの堅牢さを突破するために日本刀の製作の際に折り紙のように合金を重ねる仕組みを採用。
厚さ数マイクロメートルの二次元レベルにまで薄めた炭化タングステンを何度も何度も折り返すことで極まった硬度を獲得。
加え、硬ければその分靱性や粘性の問題が噴出するためにエリートの運用法から逆算することで最適な回数で鍛造した。
敵装甲を切断する主役でもあるソーチェーンは単分子ブレッドチェーンを新たに開発。
カッターエッジの先端、まず始めに衝突する箇所を分子レベルの精密作業で単分子部分が先端に当たるように調整。
素材自体もガイドバーと同様、二次元炭化タングステンを利用することで寿命と耐久性を高めている。
前述の通り、エリートの神経網をオブジェクトに搭載した機体だが、デメリットとして脳が拒絶反応を起こすというものがある。
人体の脳は当然だが、人体を動かすことのみを想定している。武器を振るうのも、制御盤を操作するのも腕や指である。
しかし神経自体を一体化するため、四脚で行動し、主砲を振るうオブジェクトと比喩でなく文字通りの一心同体となる。
腕や指、感覚器官の延長線上ではないため、操作する際には多大なる負荷を伴い、脳が急速に摩耗していく減少も確認された。
精密スキャンと運用数を鑑みて、一回の出動につき、一年ほど寿命が縮むものと予想され、逆算したエルルーンの余命は二年である。
エルルーンの受精卵の代理母出産からエリートを運用する予定の各社は長く運用する予定であれば通常規格のオブジェクトに搭載することを推奨する。
「一撃必殺」を相手にも自身にも押しつける、理不尽な単体火力とエリートの技量によって成立する機体。
構造や設計的に最も際立っているのがオブジェクトとエリートの関係が逆転していること。
通常はオブジェクトに合わせて、エリートに改造を施すが、この機体はエリートのためにオブジェクトを改造し尽くしている。
搭乗するエリートの「エルルーン=シカル」の特異的な神経網を信号伝達回路としてオブジェクトの基板プリントに埋め込んでいる。
有機的な光ファイバーとも称されるそれはエリートの卵子や彼女の人クローン胚を用いた代理母出産の子供達を資源として利用することで実現した。
よってオブジェクトのコードネームはエリート本人の名称から取って『エルルーン』と名付けられた。
推進機関は人工合金製の骨格を中心とした有機強化繊維製の四つの複脚機構に高出力のマイクロ波推進を混合させたもの。
四脚による地面を蹴った有機的な機動や、出力操作による緻密な姿勢制御などを音速で行うことが可能。
装甲は機動と神経網の兼ね合いから最低限度にまで削減し、音速を超えた際の空気抵抗や衝撃波を拡散するための構造に特化。
主砲としてオブジェクトを切断するほど巨大なカッターエッジチェーンソーを採用、副砲は刀身を守るカバーとしての役割を持つ。
正式名称は二次元炭化タングステン製超音波カッターエッジチェーンソー。鎖鋸の刃は単分子ブレッドチェーン。
チェーンソー本体の動力はJPlevelMHD動力炉の莫大な電力を使用し、超音波による速度の力を付与することで切断力を高めている。
制御装置やハンドル、燃料タンクは全て内臓されており、チェーンを潤滑させる油は専用の鉱物油由来のものを利用している。
チェーンソーで特徴的なのは鎖鋸であるソーチェーンと、それを纏うガイドバー(金属板)である。
ガイドバーはオブジェクトの堅牢さを突破するために日本刀の製作の際に折り紙のように合金を重ねる仕組みを採用。
厚さ数マイクロメートルの二次元レベルにまで薄めた炭化タングステンを何度も何度も折り返すことで極まった硬度を獲得。
加え、硬ければその分靱性や粘性の問題が噴出するためにエリートの運用法から逆算することで最適な回数で鍛造した。
敵装甲を切断する主役でもあるソーチェーンは単分子ブレッドチェーンを新たに開発。
カッターエッジの先端、まず始めに衝突する箇所を分子レベルの精密作業で単分子部分が先端に当たるように調整。
素材自体もガイドバーと同様、二次元炭化タングステンを利用することで寿命と耐久性を高めている。
前述の通り、エリートの神経網をオブジェクトに搭載した機体だが、デメリットとして脳が拒絶反応を起こすというものがある。
人体の脳は当然だが、人体を動かすことのみを想定している。武器を振るうのも、制御盤を操作するのも腕や指である。
しかし神経自体を一体化するため、四脚で行動し、主砲を振るうオブジェクトと比喩でなく文字通りの一心同体となる。
腕や指、感覚器官の延長線上ではないため、操作する際には多大なる負荷を伴い、脳が急速に摩耗していく減少も確認された。
精密スキャンと運用数を鑑みて、一回の出動につき、一年ほど寿命が縮むものと予想され、逆算したエルルーンの余命は二年である。
エルルーンの受精卵の代理母出産からエリートを運用する予定の各社は長く運用する予定であれば通常規格のオブジェクトに搭載することを推奨する。
コンセプト
エリートを中心としたオブジェクト製作
特徴
エリートの光遺伝学系神経網を利用した光ファイバー網を有する
弱点
レーザーを含む副砲ですら致命傷になり得る上、武装の都合上、敵への肉薄を必須とする