ミニアチュール=ユキグニ
概要
情報同盟の研究者
性別:女性
年齢:不明
名前:ミニアチュール=ユキグニ
性格:
性別:女性
年齢:不明
名前:ミニアチュール=ユキグニ
性格:
解説
全身の改造手術を行なっている人物。シマグニ出身。確実に100歳を超える人物であり記録が確実に残っている範囲でオブジェクトの発明前まで遡る
研究者。テーマは不老不死
最終的にたどり着いたのは変態。昆虫の完全変態をモデルに、細胞を一度融解させ再度構築。蝶を基本的なモデルとしてるが、外見や生態は魚をモデルとしている。外部で人造的に構築した繭に入り細胞を酵素を用いてタンパク質に分解する
この問題点は脳までもが分解されるため、記憶が失われるのが最大の欠点である。一度目の実験時、自ら非検体となった結果、失敗に終わった。記憶が失われただけではなく、再構築時参考とした魚類の身体的特徴を発現した。結果、骨盤が異常な発達をみせ大腿骨が細く尾棘によく似た機関が存在する。上半身は人間であるにもかかわらず肺呼吸ができない魚のエラに似た呼吸器官を持っている。そのため水中にいなければならないにもかかわらず、泳ぐことができない身体となった。
再度実験を行おうにも記憶は失われており、どうすることもできない状態に陥る。その後自身の研究を行い尽くす羽目になるも、成長が阻害されているようで自身の寿命すらわからない状態が続く。そんな中でオブジェクトが開発され、自身の研究をエリートの開発に利用するようにスカウトされる
自身のキメラ化技術を用いたエリートを何人の生産に関わっている。同時にエリートを最適化し続けているため当のエリートには割と恨まれていることがある。過去に自身の作成したエリートに殺害されかかったことをきっかけに引退。事件を引き起こしたエリートは脳が肥大化した上で全身の体毛を失い脱走を防ぐことを目的に下半身が胴体を支えられないよう骨を一部抜かれ歩行が不可能となっていた
現在は研究を転用した医療品や美容品に関する特許で儲けており、自身の経営しているリゾート地の一角で暮らしている。いまだに元の身体に戻ることもできておらず、自身が生み出した人間の完全変態技術の再現には至ってない
研究者。テーマは不老不死
最終的にたどり着いたのは変態。昆虫の完全変態をモデルに、細胞を一度融解させ再度構築。蝶を基本的なモデルとしてるが、外見や生態は魚をモデルとしている。外部で人造的に構築した繭に入り細胞を酵素を用いてタンパク質に分解する
この問題点は脳までもが分解されるため、記憶が失われるのが最大の欠点である。一度目の実験時、自ら非検体となった結果、失敗に終わった。記憶が失われただけではなく、再構築時参考とした魚類の身体的特徴を発現した。結果、骨盤が異常な発達をみせ大腿骨が細く尾棘によく似た機関が存在する。上半身は人間であるにもかかわらず肺呼吸ができない魚のエラに似た呼吸器官を持っている。そのため水中にいなければならないにもかかわらず、泳ぐことができない身体となった。
再度実験を行おうにも記憶は失われており、どうすることもできない状態に陥る。その後自身の研究を行い尽くす羽目になるも、成長が阻害されているようで自身の寿命すらわからない状態が続く。そんな中でオブジェクトが開発され、自身の研究をエリートの開発に利用するようにスカウトされる
自身のキメラ化技術を用いたエリートを何人の生産に関わっている。同時にエリートを最適化し続けているため当のエリートには割と恨まれていることがある。過去に自身の作成したエリートに殺害されかかったことをきっかけに引退。事件を引き起こしたエリートは脳が肥大化した上で全身の体毛を失い脱走を防ぐことを目的に下半身が胴体を支えられないよう骨を一部抜かれ歩行が不可能となっていた
現在は研究を転用した医療品や美容品に関する特許で儲けており、自身の経営しているリゾート地の一角で暮らしている。いまだに元の身体に戻ることもできておらず、自身が生み出した人間の完全変態技術の再現には至ってない
『人間の演算装置化とA Iについて』
再三喧伝している通り、自分は過去の自分自身である人物、エソラ=ユキグニの研究を全て把握していない。そうでなければすでにこのいつ記憶が消えるかすら不確かな肉体など捨て去り普通の肉体を手に入れているだろう。
今回提唱するのは人間を演算装置として再構築する手法である。あくまでALUの代理品にはならない。本能という機械において異物でしかないノイズはいくらパスを絞ってもCPU以下に人間をすることを不可能とする。はっきり言おう。サチった。自身が置かれた立場を認識した本能は、生物としての姿を捨てた現状を認識した場合自殺を行う。自分が行った実験121件中109件は自死を行った。アポトーシスが予期せぬ形で引き起こされることによりその全身の細胞を破壊した。このことは追記レポート『オズ・プロジェクトにおけるスケアクロウの顛末について』を確認願いたい。またこの問題に対した優れた解答例の一つとしてグラスホッパー女史の論文『神経接続と金属融合』を参照することとした。
発想を転換する。AIを併用することで生物としての要素を排除することとする。主軸をAIに置くことで肉体に付随する本能、まあ科学の信望者としては言いたくはないが『魂』を制御することに成功している。AIについては例のデータ化計画の初期段階試作機である【検閲事項です】し採用することによって補う。プロジェクトの【検閲事項です】。現状、後継機であるウェブ004から完全に切り離された捨てられたデータであることに留意して欲しい。つまりサブプラン未満の失敗作である。参考資料として【検閲事項です】。
このAIはミラーリングに特化している。また自我と呼べるものが薄く人間の代用品としてのCPUとしては失格である。だからこそ再構築された人間であった存在との融和性は高い。
今回の人間の再構築にはメリー=アン=アラウンドワールド女史の残した『転送時の人間のゲル化現象』の論文を参照する。かの現象は転移時に別時空間を経由するために起こる人間の分解と別物質への置換問題だが、人間の再構築と異質化という一点において非常に有用である。自分の用いる酵素を用いた細胞の破壊とは真逆のアプローチである。転移成功時、ゲル化の後に起こる人体の再構築現象をモデルとする。ただし行うのは転移というプロセスを用いず通常通り酵素によっての破壊である。その後、転移後の再構築プログラムを模倣した繭を作成し人体のタンパク質を平等に16に分割する。結果として意識の微弱化とそれぞれの新たな身体への集合離散行動が見られた。尚、かの人物への情報はプロメテウスインダストリーによって妨害されているため最新の情報とは言い難いことをここに明記する。上層部へ女史の身柄の早急な確保を要求する。
不完全なAIと不完全な人体を引き合わせること。これが演算装置としての人体を最適化する自分の出した結論であり、人間の『自身』という認識の拡大の成功例である。このプロジェクトを【きんぎょばち】と命名する。
補足として、人体を融解し再構築する際に確実に素体となった人間の自我や記憶は消滅する。が、AIが素体の記録、記憶を蓄積する奇妙な挙動を見せている。そのため素体はオズ・プロジェクトの廃棄個体を利用することを推奨する。下手な異物を含んだ場合、何が起こるか自分は保証できない。【きんぎょばち】の利点は素体を選ばないことではあるが、検証がまだ未熟な点を再三警告したい。イレギュラーがつきものであることは自分の前任人格のことを持ち出すまでもない。【きんぎょばち】のデータをどう扱うかはオブジェクト設計者に一任する。精々あなたのメサイアになることを願う。
今回提唱するのは人間を演算装置として再構築する手法である。あくまでALUの代理品にはならない。本能という機械において異物でしかないノイズはいくらパスを絞ってもCPU以下に人間をすることを不可能とする。はっきり言おう。サチった。自身が置かれた立場を認識した本能は、生物としての姿を捨てた現状を認識した場合自殺を行う。自分が行った実験121件中109件は自死を行った。アポトーシスが予期せぬ形で引き起こされることによりその全身の細胞を破壊した。このことは追記レポート『オズ・プロジェクトにおけるスケアクロウの顛末について』を確認願いたい。またこの問題に対した優れた解答例の一つとしてグラスホッパー女史の論文『神経接続と金属融合』を参照することとした。
発想を転換する。AIを併用することで生物としての要素を排除することとする。主軸をAIに置くことで肉体に付随する本能、まあ科学の信望者としては言いたくはないが『魂』を制御することに成功している。AIについては例のデータ化計画の初期段階試作機である【検閲事項です】し採用することによって補う。プロジェクトの【検閲事項です】。現状、後継機であるウェブ004から完全に切り離された捨てられたデータであることに留意して欲しい。つまりサブプラン未満の失敗作である。参考資料として【検閲事項です】。
このAIはミラーリングに特化している。また自我と呼べるものが薄く人間の代用品としてのCPUとしては失格である。だからこそ再構築された人間であった存在との融和性は高い。
今回の人間の再構築にはメリー=アン=アラウンドワールド女史の残した『転送時の人間のゲル化現象』の論文を参照する。かの現象は転移時に別時空間を経由するために起こる人間の分解と別物質への置換問題だが、人間の再構築と異質化という一点において非常に有用である。自分の用いる酵素を用いた細胞の破壊とは真逆のアプローチである。転移成功時、ゲル化の後に起こる人体の再構築現象をモデルとする。ただし行うのは転移というプロセスを用いず通常通り酵素によっての破壊である。その後、転移後の再構築プログラムを模倣した繭を作成し人体のタンパク質を平等に16に分割する。結果として意識の微弱化とそれぞれの新たな身体への集合離散行動が見られた。尚、かの人物への情報はプロメテウスインダストリーによって妨害されているため最新の情報とは言い難いことをここに明記する。上層部へ女史の身柄の早急な確保を要求する。
不完全なAIと不完全な人体を引き合わせること。これが演算装置としての人体を最適化する自分の出した結論であり、人間の『自身』という認識の拡大の成功例である。このプロジェクトを【きんぎょばち】と命名する。
補足として、人体を融解し再構築する際に確実に素体となった人間の自我や記憶は消滅する。が、AIが素体の記録、記憶を蓄積する奇妙な挙動を見せている。そのため素体はオズ・プロジェクトの廃棄個体を利用することを推奨する。下手な異物を含んだ場合、何が起こるか自分は保証できない。【きんぎょばち】の利点は素体を選ばないことではあるが、検証がまだ未熟な点を再三警告したい。イレギュラーがつきものであることは自分の前任人格のことを持ち出すまでもない。【きんぎょばち】のデータをどう扱うかはオブジェクト設計者に一任する。精々あなたのメサイアになることを願う。
文責 ミニアチュール=ユキグニ
追記 最近自分の水槽の管理が滞っている。新たな濾過装置を経費で請求する
『エリートの保存と継承』
エリートとは何か。その問題を語るために必要とされる用語は乱数性である。
エリートに求められる性能は想像されているよりもとても少ない。機器を操作するための技術は訓練によって磨かれ、Gへの耐性は後天的に付与される。平行思考の可否や記憶能力などといった『特別』な事柄を除けばエリートは訓練を行わない限り一般兵と変わらない。
ではエリートをエリートたらしめているものは何か。それは脳の構造そのものと神経の異常な伝達速度である。
自身に今回求められた命題は『エリートの技能の継承』である。結論から言おう。ある程度は可能だ。
脳の保存は現段階で不可能とされているが、単純なことで解決できる。脳の保存における問題はシナプスの活動を継続させまだ生きていくべきと誤認させる必要がある。しかしながら現段階で人体から取り出された脳の保存を行うことは冷凍保存後電脳化を行う以外に成功していない。そして電脳化を行った場合、エリートとして特別である技術はほぼ消滅する。神経系の接続スピードの異常や平行思考、選択速度は電脳化された時点で劣化し、平均化する。
ではどうやって保存するのか。簡単な話だ。脳を保存するために、他人の脳を利用すれば良い。
死後7時間以内の脳を、非検体の脳内へと保存する。この場合、シナプスの劣化、細胞の消滅を防ぐことができる。半永久的に脳を保存することが可能である。施術上の問題点や技術に関しては添付資料を確認願いたい。
一方で興味深いことに脳を保存する非検体は異物である他者の脳を受け入れた時点でほぼ廃人になると試算が出ていたにも関わらず、43件の非検体の内5件が施術後に新たな才能を獲得した。これは元となったエリートの才能に類似しており、影響を強く受けたと考えられる。また戦闘を行なったことがないにも関わらずオブジェクトの操作方法についても明言する非検体も見られた。
現状、偶発的以外にエリートの才能を継承したパターンは確認されていない。どういった条件で発生するのかの調査のために更なるエリートの死体を素体として要求したい。
エリートに求められる性能は想像されているよりもとても少ない。機器を操作するための技術は訓練によって磨かれ、Gへの耐性は後天的に付与される。平行思考の可否や記憶能力などといった『特別』な事柄を除けばエリートは訓練を行わない限り一般兵と変わらない。
ではエリートをエリートたらしめているものは何か。それは脳の構造そのものと神経の異常な伝達速度である。
自身に今回求められた命題は『エリートの技能の継承』である。結論から言おう。ある程度は可能だ。
脳の保存は現段階で不可能とされているが、単純なことで解決できる。脳の保存における問題はシナプスの活動を継続させまだ生きていくべきと誤認させる必要がある。しかしながら現段階で人体から取り出された脳の保存を行うことは冷凍保存後電脳化を行う以外に成功していない。そして電脳化を行った場合、エリートとして特別である技術はほぼ消滅する。神経系の接続スピードの異常や平行思考、選択速度は電脳化された時点で劣化し、平均化する。
ではどうやって保存するのか。簡単な話だ。脳を保存するために、他人の脳を利用すれば良い。
死後7時間以内の脳を、非検体の脳内へと保存する。この場合、シナプスの劣化、細胞の消滅を防ぐことができる。半永久的に脳を保存することが可能である。施術上の問題点や技術に関しては添付資料を確認願いたい。
一方で興味深いことに脳を保存する非検体は異物である他者の脳を受け入れた時点でほぼ廃人になると試算が出ていたにも関わらず、43件の非検体の内5件が施術後に新たな才能を獲得した。これは元となったエリートの才能に類似しており、影響を強く受けたと考えられる。また戦闘を行なったことがないにも関わらずオブジェクトの操作方法についても明言する非検体も見られた。
現状、偶発的以外にエリートの才能を継承したパターンは確認されていない。どういった条件で発生するのかの調査のために更なるエリートの死体を素体として要求したい。
文責 ミニチュアール=ユキグニ