アクア=アイ=オーブナー
概要
解説
『マグノリアファクトリー社』の研究者。研究テーマは水の結合
生まれつきのアルビノであり身体的構造は非常に脆弱。肌と髪の色素が薄く、真っ青な瞳。外見の今にも消えそうな儚い様子に反して中身は暴走王のような輩。
動けならば手足を増やせばいい。走れないなら乗り物を使えばいい。そう判断した彼女は兵器一歩手前の時速120キロの多脚式車椅子に乗って研究所内を駆けずり回る。
裕福な家庭に生まれる。実家は資本企業でも有数の資産家。遺伝的な問題で多数の兄弟との後継争いの中で捨てられるように全寮制の大学に飛び級で預けられる。元々は引っ込み思案で自信がなく人の顔色を伺い続けているような子供だった。だが大学へ講演会に来たオリヴィア=オムニ=マグノリアを見て衝撃を受ける。自由に生きていいこと。そして誰かの目標として動くのではなく自分のロマンを追い求めていいこと。それを知った彼女は弾けた。それまでの一人称を捨て自身を『天才たる私』と呼び、それまでのお嬢様言葉を捨て粗雑な男のような口調をするようになる。
研究は『水』に関して。昔読んだ『猫のゆりかご』( Cat’s Cradle :カート・ヴォネガット著)のような人の手によって引き起こされる終末に憧れて、「アイス・ナイン」を模倣した「エンドループ」を開発してしまった。水を固形化し利用できる「エンドループ」は世紀の大発見である一方で取扱いによっては『猫のゆりかご』どころではない灼熱地獄の到来を引き起こす問題があり、箝口令が敷かれている。本人はどうでもいいと感じている節があり「エンドループ」で作成した物質を利用した車椅子(兵器)や防護服を使用している。曰く、アレルギーが出ないから一番心地いいとのこと。
性格は傲慢で自分のことに絶対の自信を持っている楽天家ように見えるが、大半は演技。自身に価値がないと思い込んでおり、割とネガティブ。それはそうとして何かが破壊されて崩れ落ちる瞬間こそ美しく完成されているという感性を持っているため失敗しようと何をしようと歓喜している
『マグノリアファクトリー社』では恒常的に利益を出す一方で大失敗もしかねない爆弾として監視と定期的に詳細な報告が義務と化している。一方で社長のことを好ましく思っているため基本的に損害を出したらその埋め合わせをするように真面目に働きもする
好きな食べ物はジンジャエールとチョコレートケーキ
嫌いな食べ物はシチュー
趣味はS F小説の技術が再現できるかの実験と温泉
生まれつきのアルビノであり身体的構造は非常に脆弱。肌と髪の色素が薄く、真っ青な瞳。外見の今にも消えそうな儚い様子に反して中身は暴走王のような輩。
動けならば手足を増やせばいい。走れないなら乗り物を使えばいい。そう判断した彼女は兵器一歩手前の時速120キロの多脚式車椅子に乗って研究所内を駆けずり回る。
裕福な家庭に生まれる。実家は資本企業でも有数の資産家。遺伝的な問題で多数の兄弟との後継争いの中で捨てられるように全寮制の大学に飛び級で預けられる。元々は引っ込み思案で自信がなく人の顔色を伺い続けているような子供だった。だが大学へ講演会に来たオリヴィア=オムニ=マグノリアを見て衝撃を受ける。自由に生きていいこと。そして誰かの目標として動くのではなく自分のロマンを追い求めていいこと。それを知った彼女は弾けた。それまでの一人称を捨て自身を『天才たる私』と呼び、それまでのお嬢様言葉を捨て粗雑な男のような口調をするようになる。
研究は『水』に関して。昔読んだ『猫のゆりかご』( Cat’s Cradle :カート・ヴォネガット著)のような人の手によって引き起こされる終末に憧れて、「アイス・ナイン」を模倣した「エンドループ」を開発してしまった。水を固形化し利用できる「エンドループ」は世紀の大発見である一方で取扱いによっては『猫のゆりかご』どころではない灼熱地獄の到来を引き起こす問題があり、箝口令が敷かれている。本人はどうでもいいと感じている節があり「エンドループ」で作成した物質を利用した車椅子(兵器)や防護服を使用している。曰く、アレルギーが出ないから一番心地いいとのこと。
性格は傲慢で自分のことに絶対の自信を持っている楽天家ように見えるが、大半は演技。自身に価値がないと思い込んでおり、割とネガティブ。それはそうとして何かが破壊されて崩れ落ちる瞬間こそ美しく完成されているという感性を持っているため失敗しようと何をしようと歓喜している
『マグノリアファクトリー社』では恒常的に利益を出す一方で大失敗もしかねない爆弾として監視と定期的に詳細な報告が義務と化している。一方で社長のことを好ましく思っているため基本的に損害を出したらその埋め合わせをするように真面目に働きもする
好きな食べ物はジンジャエールとチョコレートケーキ
嫌いな食べ物はシチュー
趣味はS F小説の技術が再現できるかの実験と温泉
『エンドループ』のエネルギーとしての活用の可能性
水素同士が高度に結合するポリウォーターは1970年代に否定されている技術である。であるがさてはてそれは本当に本当に再現不可能なのだろうか。天才たる私はそれを否定したい。だってあった方が面白いじゃん。
さて水の高分子化はどうやったら実現できるのか。それは単純な話で量子的な問題を解決してしまえばいいということで。生成の際に実験の際の不純物を追加することで構成における結晶化を操作することができる。
口に出すと簡単だがこれはほとんど不可能と言っていい問題である。けれどもそれは素敵な現代。どこぞのど変態が流動金属の開発を行った際に発見された『キャロル』という物質がそれを可能とする。この金属はこれまたどこぞの変態技術者が発見した新規の金属と従来の金属、アルミニウム等を反応させることによって発見された熱によって小規模な磁場、つまり重力を発生させる星の卵とも呼ぶべき物質である。確か情報同盟の研究者がそれに関する論文を発表していたがその中で『キャロル』によって広域の観測が可能となっていることが既に発見されている。
自分はこの『キャロル』を利用することによって水の高分子化を可能とした。結晶核を構築した場合、水が急速に安定した反応を見せ固形化する。この構造変化によって生成される物質は面白いことに柔軟性と再構築性が非常に高くなる。この物質を『エンドループ』と命名する。
さてこの『エンドループ』は水で反応し続ける。反応時に熱エネルギーを発生させる。これはコップ一杯の水を用いた反応で大都市の一時間の電気を発電するに至るレベルである。
が、これ自体が問題で。
そもそも、これ実際に忠実に再現してしまったのが天才たる私的には大失敗なんだけれども。
『エンドループ』を結晶核としてエネルギー変換を行なってしまった場合、エネルギーとして安定してしまうので全ての水が『エンドループ』と同じ反応を示す。もし風呂場程度の水が一気に反応した場合、凄まじいエネルギーが発生する。そのため厳重な保存を大至急で行う必要がある。*【大問題が発生しました。後述を確認した上で筆者は出頭してください】
けど扱いさえしっかりすれば超おもしろい技術なのでぜひ研究費をください。ついでに『キャロル』の情報をよこすように同僚に要求します。お願いします。
さて水の高分子化はどうやったら実現できるのか。それは単純な話で量子的な問題を解決してしまえばいいということで。生成の際に実験の際の不純物を追加することで構成における結晶化を操作することができる。
口に出すと簡単だがこれはほとんど不可能と言っていい問題である。けれどもそれは素敵な現代。どこぞのど変態が流動金属の開発を行った際に発見された『キャロル』という物質がそれを可能とする。この金属はこれまたどこぞの変態技術者が発見した新規の金属と従来の金属、アルミニウム等を反応させることによって発見された熱によって小規模な磁場、つまり重力を発生させる星の卵とも呼ぶべき物質である。確か情報同盟の研究者がそれに関する論文を発表していたがその中で『キャロル』によって広域の観測が可能となっていることが既に発見されている。
自分はこの『キャロル』を利用することによって水の高分子化を可能とした。結晶核を構築した場合、水が急速に安定した反応を見せ固形化する。この構造変化によって生成される物質は面白いことに柔軟性と再構築性が非常に高くなる。この物質を『エンドループ』と命名する。
さてこの『エンドループ』は水で反応し続ける。反応時に熱エネルギーを発生させる。これはコップ一杯の水を用いた反応で大都市の一時間の電気を発電するに至るレベルである。
が、これ自体が問題で。
そもそも、これ実際に忠実に再現してしまったのが天才たる私的には大失敗なんだけれども。
『エンドループ』を結晶核としてエネルギー変換を行なってしまった場合、エネルギーとして安定してしまうので全ての水が『エンドループ』と同じ反応を示す。もし風呂場程度の水が一気に反応した場合、凄まじいエネルギーが発生する。そのため厳重な保存を大至急で行う必要がある。*【大問題が発生しました。後述を確認した上で筆者は出頭してください】
けど扱いさえしっかりすれば超おもしろい技術なのでぜひ研究費をください。ついでに『キャロル』の情報をよこすように同僚に要求します。お願いします。
文責 アクア=アイ=オーブナー