ADO-007η ブランカ
スペック表
正式名称 | ADO-007η ブランカ |
分類 | 地上専用第二世代 |
用途 | 対オブジェクト駆逐用兵器(Anti-object Destroy Object) |
所属 | 『資本企業/マグノリアファクトリー』 |
全長 | 60m |
最高速度 | 770km/h(瞬間時速1020km/h) |
推進機関 | 多脚推進システム+水素プラズマジェット推進システム |
装甲 | 0.2cm×1200層 |
主砲 | 高振動デバイス内臓式顎型近接格闘兵装《ウルフェンバイト》、エネルギー熱変換式結晶製大型ブレード《フェンリスヴォルフ》 |
副砲 | ビーム発振器内臓近接格闘用爪《ウルフェンクロー》、レールガン、下位安定式プラズマ砲など |
搭乗者 | 不明 |
その他 | メインカラーリング:灰 |
解説
資本企業に属する軍需関係企業『マグノリアファクトリー社』が開発した第二世代オブジェクト。
変形機構を採用しており、『スフィアモード』と『ビーストモード』の二種類の形態が存在している。待機形態とも言える『スフィアモード』時は通常のオブジェクトと同じく球体状のボディの外見となっている。ただし砲などが一切表に露出していないため攻撃手段が存在せず、戦闘時においては(広範囲を焼き尽くす大火力から身を守る以外では)この姿になることはまずないだろう。
『ビーストモード』時には『スフィアモード』より変形を行い、さながら狼の様な外見の形状へと変化する。当然ながらこの形態時にはオブジェクトとしての防御力は皆無であり、副砲であっても一撃貰えば容易にその個所が破壊される程脆い(流石に通常兵器は弾くが)。ただし瞬発力に優れた人工筋肉を湯水のように使って作り上げた四肢によって生み出される機動力は間違いなく最高峰であり、並の砲撃でこの機体を捉えるのは指南を極める。
攻撃手段には狼の頭部の口内に仕込まれた高振動デバイスによる噛みつき攻撃と副武装として搭載されたビームクローを出せる爪による近接格闘攻撃が主体。どちらもオブジェクトのオニオン装甲を容易く削り裂くことが可能な高威力兵装であり、もしこの機体に無傷のまま接近された挙句組みつかれでもしたら覚悟を決めた方がいいとは模擬戦相手の弁。即時に組みついた対象の砲やらなんやらを千切って引き裂いて噛み砕いてからムシャムシャしている光景は壮絶である。
更にオプション装備としてエネルギーをそのまま高熱に変換する特殊結晶素材を用いることでビームサーベルに匹敵する熱量を内包できる試作型の実体剣を装備しており、大質量と高熱を乗せて放たれる一撃はまさしく鮮烈。因みに装備時は口に咥えて保持される形となる。どう考えても効率が非常に悪いが、開発者曰く「趣味」とのこと。
これだけ見るとただのゾ〇ド好きが拗らせて作り上げたオブジェクトに見えるが、本質的に見ればかなりの意欲作である。というのもこの機体に乗っているのは「人間」ではない。中の人が人間と呼べないくらい改造されたとかではなく、種族として「人間」ではない「狼」。すなわちこの機体は人間以外の動物がエリートとして搭乗し、操作する世界初の「動物エリート用オブジェクト」なのである。
とはいえ流石に狼に操縦桿を握らせるわけにもいかないため、『マグノリアファクトリー社』の保有する仮想空間への意識ダイブ技術を用いて狼自身にこの機体を自分の肉体であると認識させることで操縦させている。その為動きはまんま狼のそれであり、極めて俊敏かつ鋭敏な動きで相手を追い詰めていく鋼鉄の大狼が大地に君臨することとなったのであった。
変形機構を採用しており、『スフィアモード』と『ビーストモード』の二種類の形態が存在している。待機形態とも言える『スフィアモード』時は通常のオブジェクトと同じく球体状のボディの外見となっている。ただし砲などが一切表に露出していないため攻撃手段が存在せず、戦闘時においては(広範囲を焼き尽くす大火力から身を守る以外では)この姿になることはまずないだろう。
『ビーストモード』時には『スフィアモード』より変形を行い、さながら狼の様な外見の形状へと変化する。当然ながらこの形態時にはオブジェクトとしての防御力は皆無であり、副砲であっても一撃貰えば容易にその個所が破壊される程脆い(流石に通常兵器は弾くが)。ただし瞬発力に優れた人工筋肉を湯水のように使って作り上げた四肢によって生み出される機動力は間違いなく最高峰であり、並の砲撃でこの機体を捉えるのは指南を極める。
攻撃手段には狼の頭部の口内に仕込まれた高振動デバイスによる噛みつき攻撃と副武装として搭載されたビームクローを出せる爪による近接格闘攻撃が主体。どちらもオブジェクトのオニオン装甲を容易く削り裂くことが可能な高威力兵装であり、もしこの機体に無傷のまま接近された挙句組みつかれでもしたら覚悟を決めた方がいいとは模擬戦相手の弁。即時に組みついた対象の砲やらなんやらを千切って引き裂いて噛み砕いてからムシャムシャしている光景は壮絶である。
更にオプション装備としてエネルギーをそのまま高熱に変換する特殊結晶素材を用いることでビームサーベルに匹敵する熱量を内包できる試作型の実体剣を装備しており、大質量と高熱を乗せて放たれる一撃はまさしく鮮烈。因みに装備時は口に咥えて保持される形となる。どう考えても効率が非常に悪いが、開発者曰く「趣味」とのこと。
これだけ見るとただのゾ〇ド好きが拗らせて作り上げたオブジェクトに見えるが、本質的に見ればかなりの意欲作である。というのもこの機体に乗っているのは「人間」ではない。中の人が人間と呼べないくらい改造されたとかではなく、種族として「人間」ではない「狼」。すなわちこの機体は人間以外の動物がエリートとして搭乗し、操作する世界初の「動物エリート用オブジェクト」なのである。
とはいえ流石に狼に操縦桿を握らせるわけにもいかないため、『マグノリアファクトリー社』の保有する仮想空間への意識ダイブ技術を用いて狼自身にこの機体を自分の肉体であると認識させることで操縦させている。その為動きはまんま狼のそれであり、極めて俊敏かつ鋭敏な動きで相手を追い詰めていく鋼鉄の大狼が大地に君臨することとなったのであった。