フェリシア=アリステラ=オレイカルコス
概要
身内には聖女、敵には冷血。オブジェクト関連のいざこざで夫を殺され、オブジェクト同士の戦闘に巻き込まれて幼かった息子を亡くし、妊娠していた第二子すらストレスが要因となって流産した過去を持つ復讐者。執念と憎悪の深さだけならアダムを越えている
生来身体が弱いため常に点滴生活を送っているが、エリートとしての適正と技量は世界でも有数な域
解説
茶色の髪を後ろにまとめた細身ながらも身体に一本の芯が通っている印象を与える毅然とした雰囲気の老女。
アダム=べレシート=オレイカルコス、そしてマクシム=ディクシア=オレイカルコスとは年の離れた兄妹関係にあり、彼らのことは心の底から慕っていた。
生まれつき身体が弱く、幼少時代は外で元気に遊び回る兄達を羨ましげに見つめていた。
成人すると空軍に入隊した兄達の活躍を耳にしながらも彼らとは疎遠になりつつあり、カメラマンを職業とする一般の男性と結婚、子供を授かり二人目を妊娠してオブジェクト黎明期の動乱とは無縁の幸せな家庭を築いていた。
しかしある日突如としてオブジェクトが進攻、フェリシアは子供と家の中にいる時に爆撃を受けて数日の間生死の境をさ迷う。
目覚めた時に彼女を待っていたのは、第一子と夫の死という事実であった。
第一子はオブジェクトの爆撃、そして夫はカメラマンとしてオブジェクトの条約を無視した進攻を写真に収めようとして敵兵に討たれたことが死因だった。
更に追い討ちをかけるがごとく、フェリシアが身籠っていた第二子もストレスが要因となって流産。医師からは「一生妊娠は望めない」と宣告される。
オブジェクトによってなにもかも失い、自暴自棄になっていたフェリシアの前にその時現れたのが兄達であった。
彼らもまた、フェリシアと同じように家族を喪いオブジェクトを憎む気持ちから『ジェネシス』という組織を立ち上げることを耳にすると自身も兄達を助けることを決意、ジェネシスの№3として組織と兄達を支えていくこととなる。
エリートとしての適性はシビルやマクシム以上。しかし身体が虚弱であることから操縦中に万が一が起こるリスクを重く見たジン=ヤナギカゲに志願を拒否されている。
元々身内に優しく、敵には厳しい性格のフェリシアは軽薄で組織を裏切る可能性が高いジンを毛嫌いしていたがこの一件で完全に対立することになる。
ジンの側としてもこれ以上余計な軋轢を産まないように以降はフェリシアとの接触を必要最低限にのみ留めていた。
他方ヒトミコに対しては兄達と同様愛情を以て接している。
『テトラグラマトン』蜂起時には体調を大きく崩して入院していたため参加出来ず。
事件終結後にジンが見舞いに来るが彼が兄達を裏切ったことを知り激昂、花瓶が叩き割れる程の勢いで頭を殴って追い返している。この裏切り自体は合意の上で行われたものだが、ジンは『言い訳になる』として何も言わずフェリシアの罵倒と暴力を甘んじて受けた。
その後心の奥底に巣食う復讐心から『ジェネシス』『WOU』などの壊滅した組織残党を纏め上げ『アナゲンネーシス』を結成、再び世界に対する復讐を開始することとなる。
好きなものは『青空』と『海』、そして『兄達とヒトミコ』。
嫌いなものは『今の世界そのもの』、特に『オブジェクトとジン=ヤナギカゲ』。
アダム=べレシート=オレイカルコス、そしてマクシム=ディクシア=オレイカルコスとは年の離れた兄妹関係にあり、彼らのことは心の底から慕っていた。
生まれつき身体が弱く、幼少時代は外で元気に遊び回る兄達を羨ましげに見つめていた。
成人すると空軍に入隊した兄達の活躍を耳にしながらも彼らとは疎遠になりつつあり、カメラマンを職業とする一般の男性と結婚、子供を授かり二人目を妊娠してオブジェクト黎明期の動乱とは無縁の幸せな家庭を築いていた。
しかしある日突如としてオブジェクトが進攻、フェリシアは子供と家の中にいる時に爆撃を受けて数日の間生死の境をさ迷う。
目覚めた時に彼女を待っていたのは、第一子と夫の死という事実であった。
第一子はオブジェクトの爆撃、そして夫はカメラマンとしてオブジェクトの条約を無視した進攻を写真に収めようとして敵兵に討たれたことが死因だった。
更に追い討ちをかけるがごとく、フェリシアが身籠っていた第二子もストレスが要因となって流産。医師からは「一生妊娠は望めない」と宣告される。
オブジェクトによってなにもかも失い、自暴自棄になっていたフェリシアの前にその時現れたのが兄達であった。
彼らもまた、フェリシアと同じように家族を喪いオブジェクトを憎む気持ちから『ジェネシス』という組織を立ち上げることを耳にすると自身も兄達を助けることを決意、ジェネシスの№3として組織と兄達を支えていくこととなる。
エリートとしての適性はシビルやマクシム以上。しかし身体が虚弱であることから操縦中に万が一が起こるリスクを重く見たジン=ヤナギカゲに志願を拒否されている。
元々身内に優しく、敵には厳しい性格のフェリシアは軽薄で組織を裏切る可能性が高いジンを毛嫌いしていたがこの一件で完全に対立することになる。
ジンの側としてもこれ以上余計な軋轢を産まないように以降はフェリシアとの接触を必要最低限にのみ留めていた。
他方ヒトミコに対しては兄達と同様愛情を以て接している。
『テトラグラマトン』蜂起時には体調を大きく崩して入院していたため参加出来ず。
事件終結後にジンが見舞いに来るが彼が兄達を裏切ったことを知り激昂、花瓶が叩き割れる程の勢いで頭を殴って追い返している。この裏切り自体は合意の上で行われたものだが、ジンは『言い訳になる』として何も言わずフェリシアの罵倒と暴力を甘んじて受けた。
その後心の奥底に巣食う復讐心から『ジェネシス』『WOU』などの壊滅した組織残党を纏め上げ『アナゲンネーシス』を結成、再び世界に対する復讐を開始することとなる。
好きなものは『青空』と『海』、そして『兄達とヒトミコ』。
嫌いなものは『今の世界そのもの』、特に『オブジェクトとジン=ヤナギカゲ』。