怪人(金田一少年の事件簿)

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&font(#6495ED){登録日}:2015/01/29(木) 02:49:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 19 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[漫画]]『[[金田一少年の事件簿]]』に登場する怪人とは、事件の真犯人の代名詞である。劇中で正体不明の真犯人に対する便宜上の呼称として用いられる。 *【概要】 長編となる事件にはほぼ毎回、いわゆる「怪人名」が登場し、登場人物の中で誰がその怪人なのかを当てるのが読者の醍醐味となっている。 基本は犯人自身がそう名乗るケースと、登場人物から呼称される形で定着するものの2パターンがある。 怪人の由来はほとんどが事件が起こる地に伝わる伝承や噂によるところが大きいが、中には怪人の風貌をした謎の登場人物が紛れていることもある。 たまに短編でも「怪人」が登場することがある。 **《犯人たちの事件簿》 長編における彼らを主人公に据えたスピンオフ作品、『&bold(){[[金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿]]}』がマガジンポケットにて連載。 内容はトリック等はしっかり原作に沿ってはいるが、本編で悲劇的な背景を背負って事件を起こしていった彼らの舞台裏とも言うべき部分をギャグ風味に描いている為、いささか&bold(){キャラ崩壊気味}と言えるかもしれない。 そして言うまでもないが、その作品を読んだことがない人達にとっては、この作品そのものがとんでもない[[ネタバレ]]なので、もしこの作品に興味がある人は是非とも元の作品を読むか、あるいはアニメやドラマを見るかしてから読むといいだろう。 犯行時の彼等の苦悩%%とギャグ%%は終わらないー。 #openclose(show=■目次){ #contents } &font(b,#ff0000,130%){※当然ですが、ネタバレ注意。} *【怪人一覧】 **■第一期 ***■Fileシリーズ &font(b,120%){・&ruby(かげつ){歌月}/ファントム}&bold(){ ― オペラ座館殺人事件} 演劇「[[オペラ座の怪人>オペラ座の怪人(ALW版)]]」に登場する仮面の男。 「歌月」とは覆面をした謎の宿泊客で、事件が起きると同時に姿を消した。 かつて自殺した演劇部員・月島冬子の亡霊が「ファントム」となり、自身を死に追いやった人間に復讐に来たと考えられた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){{有森裕二/神矢修一郎(アニメ版)}}。 &font(b,120%){・七人目のミイラ/五人目のミイラ(ドラマ版)}&bold(){ ― 異人館村殺人事件} [[青森県]]の山中にある六角村には6つの館と教会が並び、各館には体の一部が切り取られたミイラが一体ずつ安置されていた。 ミイラは館の主たちが7人の少女を殺した“罪の証”。だが一人だけ生きのびた者がいた。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇小田切進} #center{「&bold(){ぼ‥僕には結婚してしまう彼女を引き止める力はない‥‥で‥‥でもやっぱり一目会いたくて‥}」} 不動高校の新任教師。 気弱な性格で、生徒の一人である時田若葉と密会しているところをパパラッチされた。 後に若葉の[[結婚式]]に招待され、自分にけじめをつけるために六角村を訪れるが…。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){オレを甘く見てんじゃねぇか?名探偵のボーヤ!!}}」} その正体は六角村の住人に殺されかけた、六星詩織の息子・六星竜一(ドラマ版では「神崎竜一」)。 大麻栽培(ドラマ版ではヘロイン精製)の発覚を恐れて自分たちを殺そうとした(母親の家族も皆殺しにした)村人に復讐するため、生粋の暗殺者として育てられた。 無関係の人間でも計画の為に利用し始末したり、標的でなくとも自分の邪魔をする者は容赦なく殺害するが、最期は実の父である風祭淳也により射殺される。 ただし、若葉に対する愛情だけは、本物だったらしい。 また、ある意味&bold(){毒親の被害者とも言える境遇}から、同情する読者の声もある。 } &u(){&color(whitesmoke){ちなみに某ミステリ作家を&bold(){ブチ切れさせた}本事件だが、そのトリックは別の人物の手によるもので、殺人事件のトリックでもない。}} &font(b,120%){・雪夜叉}&bold(){ ― 雪夜叉伝説殺人事件} その昔、身売りされた女が赤ん坊と共に逃げ出し、[[北海道]]の背氷村に戻ってきた。 女は助けを求めたが、人買いの仕返しを恐れた村人や家族は彼女を家に入れることはなかった。 やがて赤ん坊は死に、女は呪いの言葉を残して吹雪の中へ消えたという。 以来、酷い吹雪の日になると、夜叉に姿を変えた女が村人を斧で殺しに来るという伝説が生まれた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){綾辻真理奈}}。 &font(b,120%){・放課後の魔術師}&bold(){ ― 学園七不思議殺人事件} 戦時中、猟奇的な人体実験を行い、異常者として処刑された神保博士のなれの果てといわれる。 不動高校に伝わる「七不思議」の全てを知った人間を殺しに来ると噂された。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇的場勇一郎} #center{「&bold(){昔『七不思議』にかかわって行方不明になった生徒もいるんだ。もし君たちに何かあったら‥‥‥}」} 不動高校の[[物理学]]教師にして、ミス研顧問。 典型的な小心者の事なかれ主義者で、「問題が起こる」という理由で生徒たちの七不思議の調査を諌める。 事件が起きると「放課後の魔術師」について一らに語ったが、捜査の協力には消極的だった。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){わ、私は悪くない‥‥やめろと言ったのに『七不思議』にかかわったお前たちがいけないんだ!}}」} 彼の正体は、かつて新薬実験のミスにより6人の死者を出した「高畑製薬」により送り込まれた番人。 旧校舎に埋められた6人分の死体から生徒たちを遠ざけるべく「七不思議の噂」を流し、&font(l){[[真壁>真壁誠]]のポスターを剥がそうとした}不用意に近づいた生徒を己の保身のために次々と殺害。 美雪にまで重傷を負わせた。 最後は逆ギレ状態で開き直り己の不幸を訴えるが、直後に自分が殺した青山ちひろの父・良造に殺される。 歴代犯人の中でも、その身勝手かつド外道ぶりは公式ガイドブックでもワーストワン。 &font(l){とはいえ、[[彼の視点で事件を見直すと理不尽過ぎる出来事が起きまくっている>金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿]]のも事実ではある。} ドラマ版では人物像が変更されている。 堂本版では生徒思いの人格者である「浅野令子」として描かれた。 ワープロのメッセージを印刷中の美雪を襲い、真犯人のアリバイを確保。 今度は「放課後の魔術師」の扮装で公の場に姿を現し、捕らえられると自分の過去の犯罪を認めた後、犯人である生徒を庇い全ての罪をかぶり飛び降り自殺する。 道枝版では原作通り犯人ではあるが、鷹畠建設の元社員で事故現場の責任者と変更され、有毒ガスを噴射させた老労働者を会社側が隠蔽する前にかばい責任を被るつもりだった。 一の推理披露後は見苦しい[[言い訳]]はせず自ら青山ちひろに謝罪するなどそれなりの良心がある描写がされている。 原作同様良造に刺されるがこちらでは一命をとりとめたことが剣持から語られる。 } &font(b,120%){・招かれざる客}&bold(){ ― 秘宝島殺人事件} 九州地方のとある島・悲報島には、推定20億を超える財宝が眠っているという。 島のオーナーである美作は、その財宝を見つけてもらうべく6人の人間を招待した。 しかし、実際に島に集まった人間は7人。 招待状を受け取っていない7人目の「招かれざる客」が、次々とトレジャーハンターを殺害していく。 間違えやすいが「山童」は怪人ではない。しかし後日譚となるゲームの怪人名は「山童の使者」。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){美作碧(本名:佐伯舩一郎)}}。 &font(b,120%){・[[ジェイソン>ジェイソン・ボーヒーズ(13日の金曜日)]]}&bold(){ ― 悲恋湖伝説殺人事件} 10年前、[[埼玉県]]S村で13人の人間を惨殺し、その顔を斧で潰したといわれている猟奇殺人犯・ジェイソン。 そのジェイソンが[[長野>長野県]]の刑務所を脱獄し、悲恋湖を臨むリゾート地に潜伏した。 ホッケーマスクを被り、手にした[[斧]]で宿泊客を次々と殺していく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇遠野英治} #center{「&bold(){金田一君!七瀬君に伝えてくれ。必ず助けを呼んでくるからって‥‥}」} 不動高校の元[[生徒会長]]で、一と美雪の先輩。 実は悲恋湖を巡るツアーを企画する旅行会社の息子で、顧客のイメージ調査のために参加していた。 美雪を負傷させた責任をとり、単身助けを呼びに行くが、殺されて戻ってきた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){さあどうした金田一!!全員助かりたきゃその斧で甲田を殺せ!!こいつが螢子にしたようにな!!}}」} 実はこの時殺されたのは一に会員権抽選の代理を頼んだ美雪の従兄である。 彼がここまでして凶行に及んだ理由は、自分の恋人でオリエンタル号事故で命を落とした小泉螢子を、見捨てた人物に復讐するため。 しかしわかっている情報が「S・K」というイニシャルだけだったため、それに該当する人物を全員殺そうとしたとんでもないやつ。 真の標的だった甲田(見捨てたといっても所謂「カルネアデスの板」であり、殺される謂れはない)を殺そうとするが、凶行を止めるよう訴えた美雪の姿に螢子の面影を重ねて発狂。 ボートに乗って自爆した。 なお、オリエンタル号事故は後の幽霊客船殺人事件でとんでもない真実が判明しており、&bold(){遠野が本当に仇を取るべき相手はS・Kではなかった}という全く笑えないオチまで付いてしまった。 後の黒死蝶殺人事件に[[そっくりさん]]が出てきたが…。 } &font(b,120%){・赤髭のサンタクロース/冥界の道化師(ドラマ版)}&bold(){ ― 異人館ホテル殺人事件} かつて函館の異人館ホテルに宿泊していたという奇妙な客。 部屋を赤一色に塗り替え、自身の服や髪、髭までも赤一色に染め上げていた。 10年間部屋を貸し切って暮らしていたが、一年前に失踪し、死亡したといわれている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){不破鳴美/兵藤鳴美(本名:北見蓮子/文月蓮子)}}。 &font(b,120%){・地獄の子守唄}&bold(){ ― 首吊り学園殺人事件} 名門[[予備校]]・四ノ倉学園に伝わる怪談の一つ。 50年前に戦犯収容所であった頃、戦犯が集団首吊りをした時から、首吊り自殺が多発する地となってしまった。 現在でも首吊りは続いており、現場には常に子守唄が流れているという。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){浅野遙子/小野弓子(ドラマ版)}}。 &font(b,120%){・首狩り武者/呪い武者(アニメ版)}&bold(){ ― 飛騨からくり屋敷殺人事件} その昔、柊兼春と呼ばれる武将が関ヶ原の戦いに敗れた落ち武者として、奥飛騨のくちなし村に流れ着いた。 しかし保身を図る部下の手により殺され、恨みの言葉を残して息絶えた。 その後、村の住人となった部下が次々と首なし死体で見つかり、人々は祟りを恐れて生首神社を立てて祀った。 兼春を殺した張本人である巽家の子孫に、「首狩り武者」の名で[[脅迫状]]が届く。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇巽紫乃(共犯:仙田猿彦)} #center{「&bold(){死んでしまえばいいんだわ‥‥征丸を殺すだなんて‥‥許せない‥‥いっそ龍之介なんか‥‥}」} 剣持の幼馴染で、巽家の後妻。 夫の遺言で正式な跡取りと指名された征丸の母で、自分たちを排除しようとする龍之介を憎んでいる。 征丸が殺されて号泣し、さらに龍之介から巽家を追い出されそうになってしまう。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){征丸なんか私の息子じゃない!!龍之介の幸せを奪おうとする汚らわしいあの女の子供なんだ!!}}」} 実は彼女の本当の息子は龍之介で、征丸は彼女を幼少期からいびり続けてきた巽綾子の息子。 龍之介に遺産が行かないこと、そして龍之介を罵倒する征丸にかつての綾子の面影を見た彼女は、18年間手塩にかけて育ててきた征丸を躊躇なく殺害する。 何の落ち度もない、わが子同然の人物を殺害した彼女に待っていたのは、実の息子によって殺された挙句 その行動により実の息子の過去の悪事も芋蔓的に暴かれるという皮肉な末路だった。 } &font(b,120%){・見えざる敵/見えない敵(アニメ版)}&bold(){ – 金田一少年の殺人} ノンフィクション作家・橘五柳殺害の現場には、彼の部屋へ向かった一の足跡しか残されていなかった。 犯人は足跡を残すことなく橘を殺害し、また足跡を残すことなく立ち去ったのである。 姿なき「敵」は全ての罪を一に着せ、彼の向かう先々で次々と標的を手にかけていく。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){都築哲雄}}。 ちなみに余談だが、歴代犯人の中では珍しく正体判明前の黒タイツのような姿(通称「真犯人」)時に「コート姿に帽子とマスク」と服装が表現されている。 このため連載当時マガジンの景品にあった「真犯人」を象った全身黒タイツに「コート姿にマスクで『見えざる敵』にもできます」という説明があった。 &font(b,120%){・陰の脅迫者}&bold(){ ― タロット山荘殺人事件} #openclose(show=▼殺人事件の犯人…?){ &font(b,#b369d3,120%){◇速水雄一郎} #center{「&bold(){どうかお引き取りください 玲香は誰にも会いません!}」} タロット山荘オーナーで[[速水玲香]]の父。温和そうなナイスミドルだが左足を引きずっている。 ただし[[タロットカード]]に関しては前オーナーの趣味だったものを飾っているのみで彼自身興味は無い。 劇中では休業宣言をしてタロット山荘に帰ってきた玲香を追ってきた記者連中に対して上記のセリフで帰るよう促していた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){こ・・・・殺してやる~!!}}」(原作)} しかしその正体は玲香の父なんかではなく、むしろ15年前に&bold(){&color(red,black){彼女とその兄を誘拐し、彼女の本当の父親を絞殺した誘拐犯}}だった。 とはいえそこまであくどい計画を練ってたわけではなく、むしろ行き当たりばったりな小物でまず身代金受け渡しの現場に警察を呼ばれていたことに動揺し、 咄嗟に身代金の受け渡し役だった小城たちの実父をナイフで脅して車に乗せたまま逃走を図ったが、慌ててたので途中で衝突事故を起こすヘマをやる。 玲香の実父を殺害したのも速水が事故の衝撃で呻いている隙に玲香たちの実父が子供たちを逃がそうとしたため。 玲香に関しても解放のタイミングが掴めずに成り行きで連れ去ったに過ぎない。 そして今回その衝突事故の被害者である記者連中のうちの1人がその事件をネタに金をゆすってきたため衝動的に撲殺してしまう。 その後死体を雪の中に埋めるが、その際&bold(){彼の顔、そして記者の遺体を遺棄した現場を目撃した}&bold(){&color(red){陰の脅迫者}}に脅迫されて特に恨みのない人間(速水自身は知らなかったが、その人物は多額の借金を理由に玲香を無理やり自分のものにしようとしていた)を殺害してしまい、結局速水も陰の脅迫者に殺害されてしまう。 ただ、彼自身も真相に気付きかけた一を殺害しようとしたり、一を殺すと断言した陰の脅迫者を止めようとせず「首を突っ込みすぎた一が悪い」と割り切っていたため同情は出来ない。 ただし&bold(){玲香への愛情は本物}であり、記者連中の1人を殺害したのも彼女を守るためである(金の他に玲香の体も選択肢として提示してきた)。 陰の脅迫者に殺された際の表情も穏やかであり、殺されるのを何となく予見していたのかもしれない。 余談だが、ドラマ版では一を殺害した犯人に対して葬式場のモニター越しに&color(red){地獄から出演}。 地獄の業火に焼かれながら、自分の犯した罪を後悔している描写が見られた。 その際「死後の世界からは地上で起こった全てを見渡すことができ、一を殴った犯人も知っているが、死後の人間が地上の事件に関与するわけにはいかないため名前を言う事はできないらしい。」とし、犯人に&bold(){「&COLOR(#994C00){たとえ現世では処罰を逃れられても、地獄の業火からは逃れられない、だから今すぐ名乗り出ろ。}」}と告げている。 その後、「お父さん」と呼びかける玲香に対し、&bold(){「&COLOR(#994C00){私はお前のお父さんなんかじゃない!ただの卑劣な犯罪者だ…}」}と言い残し、消えていった。 } 実は、上記の人物は脅迫され、黒幕である「陰の脅迫者」に以降の殺人を強制されていた。 怪人名は[[タロットカード]]「隠者」に見立てて一に名づけられた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){小城拓也}}。 &font(b,120%){・Mr.レッドラム}&bold(){ ― 蝋人形城殺人事件} 中世ドイツの城をモチーフとした「バルト城」の主人。 [[探偵]]や推理作家、犯罪心理学者などを集め、「ミステリーナイト」を計画した。 不気味なアナウンスで参加者にクイズを出題し、同時に連続殺人を繰り広げる。 「REDRUM」=「MURDER」の名の通り…((元ネタは映画『[[シャイニング>シャイニング(映画)]]』)) 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){多岐川かほる}}。 &font(b,120%){・&color(whitesmoke){もう一人の}}&font(b,120%){ [[怪盗紳士>怪盗紳士(金田一少年の事件簿)]]}&bold(){ ― 怪盗紳士の殺人} 美術品と、そのモチーフとなったものを盗む神出鬼没な[[怪盗]]。 「家族でなければわからない」精巧なメイクで、鮮やかに「仕事」をこなす。 しかし、今回の事件で殺人を犯したのは、「怪盗紳士」の名をかたる「もう一人の怪盗紳士」だった。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){和泉さくら}}。 &font(b,120%){・亡霊兵士/生き残り兵士(ドラマ版)}&bold(){ ― 墓場島殺人事件} 絶海の[[無人島]]・墓場島で、戦時中激しい戦闘を繰り広げたと言われている旧日本軍の兵士。 部隊は玉砕し全滅したとされていたが、唯一生き残った兵士が今も島に潜み、「[[戦争]]」を続けている。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇檜山達之} #center{&bold(){「『村の生き残り』?『復讐』‥‥?何だよそれ!?俺があいつらを殺したのはそんなんじゃねえ!アーミー気取りのボンボン連中に心底ムカついてたからさ!まったく俺にとっちゃサイコーの5日間だったぜ!!ちゃちなゲームじゃなくナマの"殺し"を体験できたんだからな!」}} 大学2年生で、サバゲーオタな長身の青年。 根暗で嫌味ったらしい性格で、事件が起こると狂ったように軍事マニアぶりを発揮。 一たちにも銃を突きつけて脅しをかけたり女性にも平気で手をあげるなど、小憎らしい小悪党然とした人物。特に一たちの友人・森下麗美からは「戦争[[オタク]]」と呼ばれ、嫌悪感を抱かれていた。 …が、 #center{&bold(){&color(red){「復讐なんてろくなもんじゃねえ‥‥ もし‥‥そんなこと考えてる奴がいたら‥‥言ってやりてえよ‥復讐なんざ‥‥もう‥やめちまえって‥‥もっと‥‥てめーの人生‥大‥切に‥‥生き‥て‥‥‥」}}} その正体は麗美の幼馴染で、火災により滅びた小さな村・黒坂村の生き残りである家族思いの青年。 30人以上の村人を焼き殺した惨劇の原因が、サバゲーに興じる者たちによる失火が原因と知り、村を滅ぼした彼らに復讐を誓った。 そして彼らのサバゲーサークルに潜伏し、自らドが付くほどのミリタリーマニアを演じながら復讐の計画を練り上げていった。 事件の中で彼と麗美は互いに初対面を装い対立していたように見せかけていたが、裏では共犯の関係にあった。 なお、&bold(){無関係の人間を殺しかけた}が、これは本来のターゲットだった岩野が自分が狙われている事を察して一に見張りを交代してもらう形で身代わりにしたためで、&bold(){檜山も共犯者の麗美もこの事実を知らなかった}。 この為、見張りを交代したとも知らずに一を襲うも逆に捕まりそうになってしまい、麗美もしくは檜山(どっちだったかは不明)が背後から一の首を絞めて殺害しかけてしまったのであった。 なお、直後に美雪が一を呼ぶ声を聞いて岩野ではないと気付いて慌てて逃げ去っている。&font(l){一じゃなかったら2回は死んでいる} 真相解明時に残るターゲットである岩野を殺そうとして一に止められた際には岩野が一を身代わりにして犯人の魔の手をかわそうとした一件を指して、卑劣な手段で助かろうとした岩野に対する純粋な怒りと共に「こんな最低野郎をお前は助けるのかよ」と犠牲になりかけた一を案じたとも取れる言葉を漏らしている。 自身が犯人であると暴かれてもなお、共犯である麗美を庇うために最期まで小悪党を演じながらハラキリ(アニメ版では服毒自殺、堂本版ドラマでは&bold(){なんと岩野に殺されてしまう})。 その後、本当の動機は共犯の彼の子供を妊娠していた麗美の口から語られた。ちなみに麗美は可愛い。 名前が似ているからか、アニメ版の声優が[[檜山修之]]だったりする。 共犯者・&color(#F54738){&bold(){もう一人の亡霊兵士}}は&bold(){森下麗美}。 ドラマ版で森下麗美に相当するのは&bold(){鷹島友代}。鷹島は『学園七不思議殺人事件』で原作通りの設定で登場しているが、『オペラ座館殺人事件』では原作の早乙女涼子に当たる役割も勤めるという、なかなかカオスなことになっている。 ちなみに、原作の平島知絵にあたるキャラの名前は森下麗美になっている。いや、なんでだよ!? &s(){名前だけで犯人覚えてる原作読者へのフェイントか?} } &font(b,120%){・地獄の傀儡師}&bold(){ ― 魔術列車殺人事件} フードを被り仮面をした[[道化師]]風の男。 「血のように赤いバラをどうぞ」が[[決め台詞]]で、マジックの達人でもある。 「幻想魔術団」に紛れ込んでいたが、その裏では警視庁にねじれたマリオネットを送り付け、魔術列車を舞台にした殺人マジックショーへ招待していた。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇高遠遙一} #center{「&bold(){&color(red,black){……だって、つまらないでしょ?ただ殺すだけじゃ!}}」} ご存じ一の宿敵。 当初は「&bold(){あ~~っ、もう!ほら見てくださいよ。タイムスケジュールこんなにビッチリ入ってるんですよ} ワタワタ…」な魔術団マネージャーのヘタレ青年を装っていた。 だが、本当は母親の復讐のために暗躍していた。 本性を表したのちに脱獄し、他者へ犯罪を教唆するようになる。 詳細は[[当該記事>高遠遙一]]を参照。 } &font(b,120%){・不死蝶}&bold(){ ― 黒死蝶殺人事件} その昔、とある夫婦の女房に目を付けた庄屋の息子が、夫を殺して彼女を横取りした。 やがて彼女は3人の娘をもうけたが、娘たちが適齢期になる頃に共に[[自殺]]。 4頭の黒死蝶となって村を飛び回り、村人は疫病にかかって次々と死んでいった。 そんな死を呼ぶ黒死蝶が集まる斑目邸に、地獄から甦りし死の翅をもつ「不死蝶」が現れる((ちなみに余談だが、ジッチャンの方にも『不死蝶』というエピソードがあり、こっちは行方不明となった過去の殺人事件の容疑者の女が「蝶が死んでも、翌年美しくよみがえるように、いつか帰ってきます」と残したことから、この女が帰ってきたのでは?と疑われたことでついたあだ名。))。 &s(){事件名と怪人名がゴッチャになってる人も多いと思われる。} 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){小野寺将之(旧名:須賀徹)}}。 &font(b,120%){・葬送銀貨}&bold(){ ― 仏蘭西銀貨殺人事件} 死と結婚が密接なものと考えられているフランスでは、死者に婚礼の衣服を着せて埋葬する風習があるという。 その衣服の胸元に置かれる特徴的な銀貨が葬送銀貨であり、いわば死者のための死に装束ということになる。 怪人はターゲットの死に装束をあつらえた上で、高森ますみを脅迫して、自分の代わりに次々と殺人を犯させた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){鳥丸奈緒子}}。 &font(b,120%){・&ruby(マガドリノミコト){凶鳥ノ命}}&bold(){ ― 魔神遺跡殺人事件} 出雲の磨陣村の宗像家で祀られている神。 「3つの戒め」を守らなければ、[[三種の神器]]を以て災いをなすと言われている。 その名の通り、禍々しい鳥のような姿をしている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){村西弥生}}。 &font(b,120%){・道化人形/影法師(ドラマ版)}&b(){ ― 速水玲香誘拐殺人事件} 速水玲香と安岡保之を攫った誘拐犯。 道化師の格好をしており、ボイスチェンジャーで喋る。 言動から愉快犯のようにも見えるが潔癖症らしく、安岡に毎日髭を剃ることを強要した。 ドラマ版では全身を黒いフードと手袋で隠した姿となっている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){安岡真奈美}}。 ***■Caseシリーズ &font(b,120%){・[[ケルベロス]]}&bold(){ ― 魔犬の森の殺人} 昔、山梨のとある研究所で生み出されたといわれる、[[ライオン>ライオン(動物)]]程もある巨大な[[犬]]。 今では研究所は[[廃墟]]となったが、その怪物犬は今でもそこに棲みついていると噂される。 研究所へと入り込んだ人間を、地獄の番犬さながらに惨殺するという。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){千家貴司/千堂恭子(ドラマ版)}}。 &font(b,120%){・スコーピオン}&bold(){ ― 銀幕の殺人鬼} 不動芸術高校の映画研究部がかつて作ったホラー映画「サソリ座の惨劇」に登場する人物。 映画の中の殺人鬼「スコーピオン」が、スクリーンを抜け出し次々と殺人を犯していく。 映研部の予告映画に突如現れ、死の予告を残した。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){遊佐チエミ}}。 &font(b,120%){・白髪鬼}&bold(){ ― 天草財宝伝説殺人事件} 天草に眠るデウスの宝を守っていると噂される怪人。 真っ白な白髪を持ち、胸には十字架をつけ、宝を見つけようとする者の命を狙う。 その正体はいつきたちの仲間で、落盤事故で死亡した竜崎三郎の亡霊ともいわれる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){和田守男}}。 &font(b,120%){・&ruby(コンダクター){指揮者}}&bold(){ ― 露西亜人形殺人事件} 露西亜館に安置された5体の人形を指揮する「指揮者」。 「楽団は朝礼で前から順に首を狩られた」の言葉通り、次々と楽団メンバーの首を切り落としていく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇桐江想子} #center{「&bold(){あの…私、山之内先生が出された暗号の答えが、解けてしまったかもしれないんです}」} 露西亜館に住み込みで働く18歳の[[メイド]]。 ミステリー作家山之内恒聖のファンで、自分もちゃっかり謎解きに参加する。 あどけなさを残す振る舞いで一たちともすぐに打ち解けた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){何よその顔?まさかあたしが本当に純情な田舎娘だとでも思ってたの!?}}」} 実際は山之内の財産を目当てに潜り込み、その遺産を独り占めするために相続候補者全員を殺害しようとしていた。 裕福な暮らしから極貧生活へ転落した際に性格が歪んでしまい、もう一度当時の生活を取り戻したいと企んでいた。 あまりに稚拙過ぎる言い訳を繰り返し、しぶとく罪を認めようとはしなかったが、ついには逆ギレ状態で罪を認める。 挙句に自殺を図ったが、それは高遠に止められた。 だが、今回の事件の黒幕「真のコンダクター」は死んだ山之内であり、彼女は結局、想子の正体を知っていた山之内の操り人形に過ぎなかったのであった。 } &font(b,120%){・MONSTER}&bold(){ ― 怪奇サーカスの殺人} サーカス団「ゴブリンサーカス」にかつて所属していた団員の舞台名。 異常なほどの巨躯と怪力を誇っていたが、ある日ショーの練習中の事故で行方不明となる。 それから一年後、自らを事故に見せかけ殺そうとしたサーカス団の人間に復讐するべく再来する。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){小椋顕人、小椋乃絵留}}。 &font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){なお犯人ではないが、実は本物のモンスターも生存していた。ちなみに正体(と言うか本名)は石川隆}}。 &font(b,120%){・[[巌窟王>モンテ・クリスト伯]]}&bold(){ ― 金田一少年の決死行} 10年以上もの間、香港の某所にある光の差さない暗い洞窟の中に閉じ込められ続けた人間。 地獄の傀儡師により救出され、自分を酷い目に遭わせた人間に復讐することを誓い、現代の岩窟王となる。 地獄の傀儡師の指示で一に疑いがかかるような状況で次々と標的を手にかけていく。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){周龍道(本名:狩谷純)}}。 ***■短編 &font(b,120%){・&ruby(セイント・リベンジャー){聖なる復讐者}}&bold(){ ― 聖なる夜の殺人} [[クリスマス]]の夜に現れる復讐者。 &bold(){何故カタカナ読みするのかは謎}。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){秋吉梢}}。 &font(b,120%){・[[花子さん>トイレの花子さん]]}&bold(){ ― 亡霊学校殺人事件} 8年前、廃校となった校舎に伝わる怪談。 [[トイレ]]の一番奥の個室を開けると、花子さんに赤いちゃんちゃんこを着せられて殺されるといわれる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){鳴沢研太}}。 &font(b,120%){・ホームズの孫}&bold(){ ― 瞬間消失の謎} [[文化祭]]の準備に勤しむ美雪の元に、一と思われる人物を侮蔑し、挑戦する様な内容の手紙を送る。 その後一瞬の停電の隙にホームズ全集を瞬間消失させる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){京谷雅彦}}。 &font(b,120%){・テロリスト?((怪人名は指定されていないため、仮称))}&bold(){ ― 高度1万メートルの殺人} 『錬金術殺人事件』の後、羽田行きの飛行機「JAM377便」に乗る一達。 しかし、この飛行機に「テロ予告」らしきものが届いたということ知る。 そして機長の志田が殺されてしまうのであった。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇小金井守(共犯:加賀谷唯)} #center{「&bold(){皆様、副操縦士の小金井でございます。機長の命により、これより客室内の安全確認に伺います}」} 恋琴島の事件後に搭乗した航空機の副操縦士。なかなかのイケメン。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){俺は知らない!刑事さん、人殺しはコイツだ!!}}」} …だが裏では薬物密輸をやっており、犯行動機もそれが機長の志田智明に知られてしまい、警察沙汰になる前に彼の殺害を計画したという同情のしようが全くないもの。 婚約者でCAを勤める加賀谷唯に志田を殺害させ、さらにテロリストの犯行に見せかけるために、機内を煙で充満させて乗客を一時恐怖と混乱に陥れた。 さらに犯行を暴かれても殺人教唆の証拠がないのをいいことにシラを切り、挙げ句全ての罪を加賀谷に押し付けようとする。 だが、そんなことをしたため、激昂した彼女に&bold(){ボールペンで心臓を刺され死亡。}&s(){はっきり言って自業自得な最期である。} 彼の死により、旅客機の操縦をできる人間がいなくなり、一時機内はパニックに陥るが、志田から事前にシミュレーターで操縦を教わっていた明智により事無きを得た。 ちなみにアニメ版では突き飛ばされて首を絞められるも、乗客の制止により&s(){残念ながら}生存。 この際、頭を強く打ったショックで失神するが、明智の操縦で着陸した後に意識を取り戻した。 &font(l){間違いなく金田一少年世界の[[メーデー>メーデー!:航空機事故の真実と真相]]ではこの事件が取り上げられたと思われる。} また某小学生探偵の方のドラマ版ではこの事件とタイトルが酷似した『高度1万メートルの密室殺人』が起こっている。 } &font(b,120%){・魔弾の射手}&bold(){ ― 殺意の四重奏} 悪魔の弾丸を射る狩人。 ドイツの作曲家・ウェーバーにより作られた傑作オペラに登場する。 7発の弾丸のうち6発は命中するが、最後の1発は自らを殺める死の弾丸となる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){石山征爾}}。 &font(b,120%){・幽霊剣士}&bold(){ ― 幽霊剣士殺人事件} 大学のフェンシングの強化合宿でその昔、練習中に何者かに刺殺された学生がいた。 それ以来、殺された学生が幽霊となって現れ、恨みを晴らすために人を殺すと噂される。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){宇佐美乙也}}。 &font(b,120%){・ゴースト}&bold(){ ― 幽霊ホテル殺人事件} 5年前の火災で多数の死者を出し、[[幽霊]]の巣窟となっていると噂される、ロサンゼルスにある曰くつきのホテル。 日本人少年が命を落とした部屋で発見された死体は次の瞬間には忽然と姿を消していた。 消えた死体はただの幽霊だったのだろうか…。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){ボブ・デイヴィス}}。 **■ノベルス &font(b,120%){・ファントム}&bold(){ ― オペラ座館・新たなる殺人} 「オペラ座の怪人」に登場する悲劇の悪・ファントムが再び登場。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){能条光三郎}}。 &font(b,120%){・&ruby(ゴースト・キャプテン){幽霊船長}}&bold(){ ― 幽霊客船殺人事件} 船内にはたった今まで人がいた形跡があるのに、誰も乗っていない幽霊客船。 その状況と同じく、豪華客船の乗組員を次々と消していく、幽霊船の船長。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){香取洋子}}。 &font(b,120%){・トロイの木馬}&bold(){ ― 電脳山荘殺人事件} コンピュータウイルスの俗称で、無害を装い標的の懐へ侵入しシステムを破壊する。 吹雪で閉ざされた山荘を舞台に殺人ゲームを企画し、シナリオ通りに殺人を行う。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){アガサ(本名:琢磨ゆり)}}。 &font(b,120%){・午前零時の悪霊}&bold(){ ― 鬼火島殺人事件} 房総沖にある小島・不知火島にある、かつてサナトリウムだった建物の一室。 午前零時に鍵穴からその中の見ると、窓の外に鬼火が飛び交う中、人間が首を吊っていた。 しかし、改めて開けてみると死体も鬼火も存在せず、全ては勘違いだったということで片づけられた。 だがその翌日、鍵穴から中を覗いた人物が、死体で発見された……。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇椎名真木男} 「&bold(){ふざけてんじゃねーぞ、バイトのくせに}」 不動ヒポクラテスセミナーに参加する高校3年生。 ボンボンで虐めっこの森村圭一と、その腰巾着である加藤賢太郎に付き従う気の小さそうな青年。 しかし船から転げ落ちた彼を助けようとした一に悪態をつくなど、本人も相当に性格が悪い。 挙句には苛めっ子の一人として2人目の犠牲者となった。 …が、 「&bold(){&color(red){あいつらを殺してから自分のことも”殺そう”って、そう思ったんだ!}}」 本性は森村たちに虐められ自殺未遂を起こした少年・海老沢邦明の親友。 自分も森村に虐められることを恐れ、嫌々ながら彼に従い海老沢虐めに加担してしまうが、それが最悪の結果を招くことに。 自分を最後まで信じていた海老沢の思いに報いるため、自分を含め森村たちを殺す決意を固める。 さらに自分が犯人であることが世間に知られぬよう、死体に化けて一たちの目を欺いた。 この工作は、自身の家族に「殺人犯の近親」という汚名を着せないためのものであった。 ちなみに自身が殺害された被害者に見せかけた犯人は彼を含めて3人だけである。 真相解明後に焼身自殺を図るが生きて海老沢に謝るように一に諭され、自殺を断念した。 ドラマ版では船から転げ落ちた際一に悪態をつくことがなく、人当たりのいい人物に変更されている。 } &font(b,120%){・魚人}&bold(){ ― 上海魚人伝説殺人事件} 上海のとある中国雑技団に「魚人」に扮する凄腕の団員がいた。 しかし、その「魚人」ぶりは周囲の人間に拒絶され、ついには自分の居場所である雑技団を追われてしまう。 自分を陥れた人間に復讐を誓った「魚人」は、雑技団に呪いをかけ自らの頭を撃ち抜き、海へと沈んだ。 死体も凶器も見つからず、人々は彼女が本当に「魚人」となって、復讐に来ることを恐れた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){楊麗俐(本名:小林千恵)}}。 &font(b,120%){・キング・シーサー}&bold(){ ― 殺戮のディープブルー} インターネット上のオンラインゲームで君臨する神の如き存在。 自らを支持する人間を手足となるテロリストに仕立て上げ、沖縄のリゾートホテルを舞台にした大規模なテロを引き起こす。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇三井文也(アニメ版:遠藤由明、劇場版:周防武)} #center{「&bold(){ははは、相変わらず口が悪いな、茜さんは}」} 美雪の友人・藍沢茜の婚約者の一人で彼女の本命。 気さくな性格で、初対面の一らにも馴れ馴れしい爽やかイケメン。 事件の中盤では、テロリストの凶弾から茜を守る盾となったこともあった。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){そう。すべては、ディープブルーを発掘するためだった}}」} 父を死に追いやった藍沢秀一郎と同様、自分自身もまた海底遺跡「ディープブルー」に魅せられた人物の一人だった。 そして藍沢グループとディープブルーを手に入れるため、グループの関係者、さらに「本物の」三井文也を殺害し、終盤には大規模な毒ガステロを企んだ。 全ては失敗に終わり、最後の最後までしぶとく罪を認めようとはせず、トリックが暴かれた後は逃走、爆弾で津波を起こし死亡した。 ちなみに小説版では本名が語られることはなかったがアニメ版では「那国直人」、劇場版では「倉田卓也」となっている。((ついでに言うと劇場版のみ被害者のほうがクズを通り越して外道であるため彼の本性の酷さが薄れていたりする…)) } ***■ノベルス短編 &font(b,120%){・共犯者X}&bold(){ ― 共犯者X} 机の落書きを利用し、交換殺人を持ちかける。だがそれは自らの手を汚さず標的を消すための卑劣な罠であった。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){男性教師/浜岡健一(アニメ版)}}。 &font(b,120%){・殺人鬼“デモン”}&bold(){ ― 迷い込んできた悪魔} 雪山に逃げ込んだ指名手配中の殺人犯の俗称。奴は一達がいる山荘に紛れ込み、美雪の命を狙っていた…。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){恩田(本名:出門章一)}}。 ***■金田一くんの冒険 &font(b,120%){・島姥}&bold(){ ― からす島の怪事件)} からす島に伝わる伝説の登場人物。 からす島を荒らしにきた人間をつかまえて殺し、喰べてしまうという。 &font(b,120%){・どくろ先生}&bold(){ ― どくろ桜の呪い} 不動小学校に植えられた桜は花が咲くと、どくろの顔に見えることから『どくろ桜』と呼ばれている。 その木の下には、どくろ先生に食べられた生徒の骨が、埋まっているという。 **■第二期 ***■長編 &font(b,120%){・&ruby(ヴァンパイア){[[吸血鬼]]}}&bold(){ ― 吸血鬼伝説殺人事件} [[秋田県]]のとある村に伝わる伝説の怪人。 夜な夜な村を徘徊しては人を襲い、その血を吸い取るといわれている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){湊青子}}。 &font(b,120%){・ファントム&u(){&color(whitesmoke){の花嫁}}}&bold(){ ― オペラ座館・第三の殺人} 演劇「オペラ座の怪人」ファントムを演じきった天才俳優。 舞台から降りても顔の火傷を仮面で隠し、クリスティーヌを追い求める「ファントム」であり続けた。 彼はやがて本物の怪人「ファントム」になり、殺人を重ねていく。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){湖月レオナ}}。 &font(b,120%){・スパロウ}&bold(){ ― 獄門塾殺人事件} 童謡「マザーグース」の一篇に登場する殺し屋スズメ。 その羽を弓に番え、クックロビンを殺したように、極問塾の合宿所で次々と殺人を犯していく。 地獄の傀儡師に操られながら……。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){氏家貴之、濱秋子}}。 &font(b,120%){・雪霊}&bold(){ ― 雪霊伝説殺人事件} かつて雪山で遭難し、命を落とした登山家の亡霊。 同じく雪山に迷い込んだ人間を、氷漬けにして殺すと噂される。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){黒沼繁樹}}。 &color(whitesmoke){なお怪人とは別に本物の雪霊タカハシこと高橋もチラッと登場。こちらは怪人とは真逆に死してなお登山者の危機を救う勇敢な漢であった}。 &font(b,120%){・死刑執行人}&bold(){ ― 剣持警部の殺人} 女子高生を拉致、[[拷問]]し、殺した挙句死体を遺棄した少年たち。 しかし彼らは「未成年だった」という理由で、大した刑罰も受けずに釈放された。 法で裁けない彼らを断罪するべく「死刑執行人」は当事者を次々と処刑していく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇毒島陸} #center{「&bold(){3年前の反省の弁も何もかもありゃー全部でまかせだ こーしてシャバに出られたら全部こっちのもんだぜバ~カ!}」} 3年前に起きた十神まりな監禁暴行死体遺棄事件の「主犯」とされた人物。 未成年であることを主な理由に3年で出所するが、当時の反省の言葉は全て出任せと言い放ち、剣持を挑発した。 当時の自分の仲間だった多間木や魚崎が殺されていくに続き、自らも首を吊られて殺されかけるが一命をとりとめた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){剣持警部…すまねぇ}}」} 実は彼は当時の事件には関与しておらず、それどころか殺された十神まりなの友人だった。 真犯人だった多間木らのスケープゴートとなり、友人も家族もすべて失い、高遠の教唆によって剣持に全ての罪をかぶせる形で復讐殺人を敢行。 真相が判明するまでは、彼の本当の姿を知っていたのはまりなのみだったが、その後は彼女の実妹であるえりなも「毒島君」と呼び認識と態度を改めている。 } &font(b,120%){・錬金術師}&bold(){ ― 錬金術殺人事件} かつて恋琴島に渡った孤独な研究者・絵碕蔵人のなれの果てといわれる。 研究所内を自由自在に行き来し、巨大な[[剣]]で人を殺して回る。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){神丘風馬}}。 &font(b,120%){・ゲームマスター}&bold(){ ― ゲームの館殺人事件} 三角の覆面を被った謎の人物。 廃病院に拉致した参加者に、クリアできなければ死ぬという「恐怖の脱出ゲーム」を執り行う。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){麦林美佳(本名:菊川早苗)}}。 ***■短編 &font(b,120%){・飛込プールの悪霊}&bold(){ ― 飛込プールの悪霊} 昔、スイミングスクールで練習中の事故によって再起不能になった女の子がいた。 その女の子は、水を抜いた[[プール]]に飛込台のてっぺんから飛び込んで自殺したという。 以来、スイミングスクールで様々な怪現象が起こるようになる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){潮美波留}}。 **■20周年 &font(b,120%){・ヒトクイ}&bold(){ ― 人喰い研究所殺人事件} 戦時中、青森のある研究所で研究員が次々と自殺するという現象が起こった。 人々はこの連続自殺を「ヒトクイ」と呼んで恐れた。 「ヒトクイ」は全員の命を食い尽くすまで終わらない。 なお、「ヒトクイ」は厳密には怪人の名前ではないため、解決編でも一は「ヒトクイを行った人物」と言っている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){中神深志}}。 &font(b,120%){・毒龍}&bold(){ ― 香港九龍財宝殺人事件} かつて香港で一大勢力を築いたマフィアが、政府と取引して手に入れたものがあった。 マフィアのボスは殺されたが、その「龍」は全てを焼き尽くすまでとまることはない。 誰も毒龍からは逃げられない。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){楊蘭}}。 &font(b,120%){・ローゼンクロイツ}&bold(){ ― 薔薇十字館殺人事件} 地獄の傀儡師に挑戦状を叩き付けた謎の人物。 薔薇十字館の招待客に「薔薇」と「死体」を披露していく。 意味は[[ドイツ語]]で「薔薇十字」。 正体は[[&color(whitesmoke){月読ジゼル(旧名:美咲ジゼル)}>月読ジゼル]]。&color(whitesmoke){詳細はリンク先へ}。 **■R &font(b,120%){・雪鬼}&bold(){ ― 雪鬼伝説殺人事件} 東北のとある村で行われていた伝統行事で「なまはげ」の一種。 しかし50年ほど前の大晦日、この雪鬼の手によって村人がほとんど殺されてしまったという。 唯一助かった12歳の少女以外の人間は跡形もなく姿を消した。 人々はこう噂した。「村人は雪鬼に喰われてしまった」と。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇月見里光} #center{「&bold(){はっ!?またそーゆー話?もういい加減うんざりだよ!}」} IT会社「うぇぶすれっど」を経営する若きCEO。 表向きはなかなかの金髪[[イケメン]]だが、その急成長の裏には色々と黒い噂が立っており、女癖も悪いらしい。 作中とんでもなく態度が悪いうえ物騒なことばっか言っていた鯖木海斗のクズさの陰に隠れがちだが、こいつも事件が起こっても自分に責任はないと開き直り続ける。 その他、前述の鯖木にしつこく問い詰められた時に&bold(){「うるせぇ!!このキモオタ野郎!!!」}と怒鳴りつけるなど、秘書の黒木守からも呆れられる程のクズだった。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){さやか…ありがとう、さやか}}」} このキャラクターは、かつて付き合っていた同級生、雪原さやかとの関係を世間に知られないようにするため作られたもの。 かつての虐めっ子である椿原紅湖と雲沢夏樹、さらに彼女をネットで誹謗中傷した鯖木の手により、雪原が追い詰められたと思い込んだ彼は、復讐殺人を敢行する。 真相解明後は最後に殺し損ねた椿原を人質に取るも雪原の死の真相を伝えられると彼女を解放。 爆弾を爆破させ雪崩に飲み込まれることにより自殺を図るが奇跡的に生還。 &font(l){過去の事件なら死亡していた。} 彼が雪の中から見つかった要因が行方不明だった雪原のスキー板だと知ると彼女に泣きながら病室で感謝していた。 } &font(b,120%){・亡霊教頭}&bold(){ ― 亡霊校舎の殺人} 伊豆沖のとある島の中学校で30年間教頭を勤め上げた人物。 彼はミイラとなって発見されたが直後に姿を消した。 以後30年間、彼はその島に眠る金塊を守り続けていると噂される。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){遠間もえぎ}}。 &font(b,120%){・蟻地獄}&bold(){ ― 蟻地獄壕殺人事件} 流砂が集まる場所で、獲物を待ち構える怪物。 一度ハマったものは二度と抜け出せず、蟻地獄のエサとなるのみである。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){舞谷かえで}}。 &font(b,120%){・血吸い桜}&bold(){ ― 吸血桜殺人事件} 「治水桜」と呼ばれる美しい桜が見られるとある名所で、その昔起こった猟奇殺人事件における伝説。 犯人の医師は自分の患者をバラバラにして桜の木の下に埋め、その血を吸わせて「血吸い桜」を作ろうとした。 医師は犯行の発覚と共に逃亡するが、桜はその後血を吸ったかのような真っ赤な花を咲かせたという。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){葉崎栞(本名:青桐夏美)}}。 &font(b,120%){・祟り人形}&bold(){ ― 人形島殺人事件} 伊豆沖の孤島・火吐潟島に、かつて首代胴玄という名の村長がいた。 彼は島が立て続けに災害に見舞われた際、自らを首、胴、下半身に分け、それぞれ海、山、畑に埋めさせた。 それ以降災害は収まり、島には平穏が訪れたが、島民は年に一度、島の人形供養祭に参加しなければならないとされた。 もしこの掟を破れば、首代胴玄が祟りをもたらし、祟られた者は彼と同じように首、胴、下半身のいずれかが欠損して死亡したといわれる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){星坂花梨}}。 &font(b,120%){・黒い悪霊}&bold(){ ― 黒霊ホテル殺人事件} 箱根の黒陵ホテルで時折目撃されるという、全身真っ黒の幽霊。 悪霊が姿を現すと、何かしら良くないことが起こると噂されている。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇志月豹馬} #center{「&bold(){全部プロデューサーのお前の責任だろ、あぁ?}」} 映画「黒霊ホテル」を手がける映画監督。 非常に横暴で我が強く、死人が出ても撮影を続けようとしたり、弱気なことを言う役者やスタッフを脅したりしていた。 その結果犯人に命を狙われ、彼の部屋のドアノブに毒針が仕掛けられていたが、[[ビール]]入りの袋を両手で持っていた為、 ドアノブを握って動かすのではなく(取っ手を上下に動かすタイプだった為)ビール入りの袋でドアノブを動かし、足で蹴ってドアを開けた結果彼は死なず、その後部屋にやってきた宇津木が死んでしまう。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){すまない…少し泣かせてくれ……。}}」} この映画の元になったドラマのADで、1年前に自殺した一堂百太は彼の隠し子。 彼が自殺したのは自分が彼に合わない仕事をやらせたからではないかと疑心暗鬼になるが、その真相は美松と宇津木がくだらない理由で彼に陰湿ないじめを行い、自殺に追いやったこと。 それを知り、彼らに対して復讐殺人を敢行する。 真相解明後、息子が自分のことを尊敬していたということを知り、涙を流した。 } &font(b,120%){・白蛇}&bold(){ ― 白蛇蔵殺人事件} 江戸時代より続く老舗酒造メーカー、白神屋白蛇酒造が拠を構える白蛇村。 その昔、白蛇のお告げに従って掘り当てた清水を使い、酒造りを発展させてきた白神屋だが、 酒造りに邪心あれば白蛇が天罰を為すと畏れられた。 白神屋社長の前妻及び前々妻は、白蛇の祟りになぞらえたかのような、奇怪な死を遂げたと伝えられているが……。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){鷺森弦(本名:白神黄介)}}。 &font(b,120%){・[[セイレーン>セイレーン(ギリシャ神話)]]}&bold(){ ― 聖恋島殺人事件} かつて人間魚雷の訓練所があった島、聖恋島。 戦後まもなくアメリカ軍に占領されるが、同じ頃から島の中で泣き声のような不気味な音が響き渡るようになる。 アメリカ兵達はその音を「海の亡霊・セイレーンの呪いの声」と噂し、 聞き続けると心が侵されて死ぬと言った。 嵐の中で現れ、大胆不敵にも一達の目の前で次々と人を襲い、死に追いやっていく……。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){伊豆丸険}}。 &font(b,120%){・沖田総司}&bold(){ ― 金田一二三誘拐殺人事件} [[新撰組>新選組]]まつりが開かれる高幡不動。 新撰組の一番隊組長を勤めた剣士の名を騙り、一の従妹・二三を誘拐して警察に3000万円の大金を要求してきた。 受け渡し人には祭りの参加者で新撰組の剣士と[[同姓同名]]の人物を指定。そして彼らに複雑な電車の移動を要求して、次々と追手を振り切らせ、最後まで付いてきた一も脅迫して追手をなくしたところで受け渡し人の1人を突如殺害する。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){永倉新八}}。 **■37歳の事件簿 &font(b,120%){・&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){第4の}}ファントム}&bold(){ ― 歌島リゾート殺人事件} 3代目ファントム出現から20年後の歌島に現れた4代目のファントム。 これまでのファントムとは違い場当たり的な犯行で、婚活ツアーの参加者達を次々と手にかけていく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇麻生早苗} #center{「&bold(){人のお世話をするのが好きで趣味は料理なんですよ}」} 看護師。歌島リゾートで行われる婚活ツアーの参加者。 人の世話をするのが好きで趣味は料理とのことだが、作ってあげる相手はいないという理由で婚活ツアーに参加。 同じツアー参加者の桜沢楓が殺され、彼女に好意を寄せていた小野塚哲也が悲しみに暮れたとき、隣で慰めの言葉をかけていた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){さーてどうやって殺してやろうかな?コンクリの上に一本背負い?締め技で窒息?それともこの包丁でひと思いに…?}}」} 正体は連続保険金殺人の重要参考人であり、過去に恋人関係だった男に保険金をかけ次々と殺害していた。 今回のツアーに参加したのも「獲物」を物色するためであり、参加者の一人に目を付けた後は、邪魔になる人間を次々と殺害していった。 一に正体を暴かれると凶悪な本性を露わにし、一とまりんを口封じに殺そうとするが、明智率いる警察隊が介入した事で未遂に終わり、逮捕された。 後に高遠の息のかかった人間である事が判明。 高遠から「アルテミス」の名を貰い、整形によって美しい容姿を手に入れていた。 だが高遠の事を洗いざらい白状したために高遠に見限られ、高遠から指令を受けた何者かが送った毒入り使い捨てコンタクトレンズを母からの差し入れと勘違いし、それを付けた後で眼から涙を流しながらのたうち回り死亡した。 } &font(b,120%){・碧血鬼}&bold(){ ― 函館異人館ホテル 新たなる殺人} 箱館戦争で死んだ土方歳三ら旧幕府軍の兵士たちを祀った慰霊碑「碧血碑」。 「函館で箱館戦争を題材にしたイベントをやると祟られる」というジンクスが起きる時、碧の血の鬼・『碧血鬼』が出ると言う。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇岡倉純} #center{「&bold(){トップアイドル10年張ってる俺とあんたらを一緒にすんなよ?元々”格”が違うんだよ”格”が!}」} 舞台劇「函館ウォーズ」の座長を務めている、元スカイウォーカー所属のトップアイドル。 自尊心が高く座長である自分の力でもっているためデスパレードのメンバーに横柄な態度を取っていた。 事件の犯人である事が暴かれた後も水島達が影で「中古品」「ジジイ」と散々言っていたため、しめてやろうと思ったなどと身勝手な動機を言い、被害者を「どうしようもねぇクズ共」と罵倒した。 彼のヒールっぷりにまりんも「天下のトップアイドルがあんな異常な[[殺人鬼]]だったなんて」と驚愕していた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){ごめん…碧―――最期の時も一緒にいてやれなくて&br()せめて墓ぐらいは―――と思ったけど死んだ後もお前と一緒にいられそうにないよ&br()お前は天国に行けても俺は――地獄行きだからな――}}」} 真の動機は自分との将来を約束されていた恋人、矢吹碧の復讐であった。 碧は同じ事務所の先輩のルカに連れられ水島、赤座、小野寺の3人の手によって薬漬けにされて[[レイプ]]された挙げ句、非常階段から転落しお腹の中にいた子供は流産、彼女は意識不明の重体に陥ってしまう。 岡倉は彼女とその子供の未来を奪った彼らに復讐すると決心し、自身が座長を務める舞台劇を利用して水島達を自らの手で葬ったのである。 岡倉は一と面会する前日に矢吹碧が息を引き取ったことを知り絶望の表情を浮かべたが、明智に自身が死刑になったら彼女と同じ墓に入れるようにお願いした。 更に言えばその正体は高遠の息のかかった「オリンポス十二神」の一人、「アポロ」であった。 } &font(b,120%){・&ruby(ポルターガイスト){騒霊} }&bold(){ ― 騒霊館殺人事件} バブル期にスコットランドから移築され、開発会社倒産により廃屋と化した山奥の洋館「壮麗館」。 この館には「騒霊館」という俗称があり、館に棲む「騒霊」がポルターガイスト現象を起こすと言われている。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇白鳥麗桜} #center{「&bold(){そう思うんだったら、あんたが色気でもなんでも使って場を盛り上げて楽しませたら?}」} 電報堂営業二課。 見た目通りのドSな人物で、一達音羽ブラックPRを「碌に仕事も取れない下請けの中小企業」と見下しており、宿泊イベントでは雑用の殆どを一とまりんに任せてアゴでこき使っていた。 今回の企画には既にクライアントから大金が投じられていたため、当初は館で起きる怪奇現象を無理やり理由をつけてなかった事にしようとする。 その際には「脱落者が出たら、音羽ブラックPRとの契約は白紙になる」と言って一に話を合わせるように強要。 また、参加者を黙らせるためには色仕掛けも厭わず、自分に意見してくるまりんの胸倉を掴み色仕掛けをやれと迫って、まりんを泣かせた。 死者が出ると、アイコンタクトで一とまりんも[[土下座]]をさせ、自分と黒原も一緒に謝罪をするが、一達とは違い頭を下げるだけで済ませていた。 更には「[[お客様]]優先」と言いつつ自分と黒原はちゃっかり[[シャワー]]を使い、一とまりんには使わせようとしなかった。 一は彼女のドSぶりに辟易しており、まりんもストレスをため込んでいた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){…ち……はや…?}}」} しかし、実は妹思いの姉で、彼女が壮麗館にやってきた真の理由は月森ちはやの復讐である。 ちはやは7年前に庭本たち4人がキメセクをしていたのを目撃し、彼らに生き埋めにされたまま命を落とした。 ひょんなことからそれを知った白鳥は庭本たちに復讐するため彼らをおびき寄せた。 一たちに理不尽を強いる理由はあまりなかった(無理にでもイベントを続行する必要はあった)が、途中から態度を多少軟化させているあたり素で性悪というわけではない模様。 最終的には唯一生き残った萌音を殺そうとするが、ちはやの幽霊に止められ、すべてを後悔し泣き崩れた。 } &font(b,120%){・殺人二十面相}&bold(){ ― 殺人二十面相} [[江戸川乱歩]]展に残されていた一枚の名刺カード。 そこには「怪人二十面相」ではなく「殺人二十面相」という文字が記載されていた。 最初は誤字だと思われていたが、内覧会当日に江戸川乱歩展の仕掛けを利用して次々と参加者を殺害していく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇億野冴月} #center{「&bold(){でも今回の亜良木先生のお仕事も、素晴らしいの一言ですよ。}」} Webデザイナー。メガネ美人と言う言葉が似合う人物。 亜良木豪とは一緒に仕事をしたことがあり、[[江戸川乱歩]]展では彼の依頼でウェブまわりを担当している。 亜良木に畏敬の念を抱いており、事件中も亜良木のデザインを絶賛するような発言をしていた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){あ~あ!とーとーやっちまった...!!}}」} その正体は新興宗教団体の教祖を親に持ち、マスコミから異常なまでの取材を受けられて復讐心を持った御堂力也という青年だった。 億野の顔も彼がマスコミから[[逃げる]]ために使用している“亜良木豪”という偽名に使う顔に偶然選んだ顧客リストの1人に過ぎない。 そのため今までは顔を隠して活動していたが、ある日たまたま[[トイレ]]に入った際に本物の億野と出くわしてしまう。 その場では誤魔化して彼女のWebデザイナーの夢への協力をしていたのだがある日彼女が亜良木の顔が自分の顔に整形したと知ったことに危機感を覚え殺害。 そして亜良木の名で江戸川乱歩展のイベント企画を立ち上げ、自身をはめたマスコミ関係者を次々と殺害していった。 その際全く関係ないイベント会社のスタッフも口封じに殺害するなどかなりの危険人物であることがうかがえる。 真相解明後もしぶとく抵抗し続けどさくさに紛れて逃亡。その際最後に殺害し損ねた雑誌記者を別の場所で殺害しどこかへと去っていった。 このことからいずれ少年時代の高遠のようにまた一とまりんの前に現れる可能性がある。 長編では珍しい、自身が受けた仕打ちが犯行の動機となった人物。 } &font(b,120%){・リアル人狼}&bold(){ ― 人狼ゲーム殺人事件} 長野県飯山市の山奥にある閉鎖されたテーマパーク「ドイツの森・シュヴァルツ村」。 そこを舞台に人狼ゲームイベントが開催されるが、イベント中に本物の殺人事件が発生する。 参加者の中に紛れた「リアル人狼」は、[[ゲーム]]に見立てて「村人」を次々と喰い殺していく。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){鬼屋敷剣}}。 &font(b,120%){・首なしスキーヤー}&bold(){ ― 首なしスキーヤー事件} 北海道にある緋尻島のアルプスで語られている、首のないスキーヤーが彷徨っているという怪談。 その始まりは行方不明になった女性スキーヤーの首だけが見つかった痛ましい事故が始まりだったとされている。 単なる噂話だった亡霊は、紅尻アルプスに足を踏み入れた許しがたき者の首を奪う悪霊となる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){赤桐透}}。 &font(b,120%){・へーパイストス} かつて「地獄の傀儡師」と呼ばれた[[ゼウス]]に見初められた犯罪者『オリュンポス十二神』の一人。 監視者としての立場を貫いていたその人物は音羽ブラックPR社の関係者に成りすまし、金田一が事件に関わるように暗躍していた。 だが、同社にいた協力者が組織を裏切ろうとした為、口封じも兼ねた不可能犯罪をもって金田一に挑戦状を叩き付ける。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){内神田洋(本名:不明)}}。 **■30th &font(b,120%){・八咫烏}&bold(){ ― 八咫烏村殺人事件} [[和歌山県]]・熊野にある八咫烏村では、戦国時代にある武将が欲を出した村人達に隠し持つ財宝目当てに殺される事件が発生する。 裏切った村人達は八咫烏によって成敗され、その亡骸は鳥葬にされるが、河原に亡骸の首だけが並ぶという伝説が残っている。 だが、2週間後に湖の底に沈む八咫烏村で、伝説のごとく殺害された被害者達の首だけが現場に残されていた……。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){花鳥知不美}}。 &font(b,120%){・墓獅子}&bold(){ ― 鬼戸・墓獅子伝説殺人事件} 青森県の山奥に存在する鬼戸村で崇められている漆黒の獅子。死者の荒ぶる魂を鎮める神獣は怨念に怒り狂う魔物へと変貌し、死の舞をもって罪深き者を墓穴へと誘う。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){星宮つむぎ}}。 **■パパの事件簿 &font(b,120%){・&ruby(クライアント){暗イ暗人}}&bold(){ ― 私立探偵殺人事件} 何人もの探偵に匿名希望で依頼をした、声・性別・年齢・依頼の内容すらも一切不明の名無しの権兵衛。 多額の報酬で金田一を含めた探偵たちを集めた匿名の依頼人は暗い殺意を隠しながら、暗く光のない廃旅館を彷徨う怪人としての本性を現す。 &font(b,120%){・ミイラ歌姫} SNSに突如として現れた復讐の歌姫。 顔全体を包帯で幾重にも巻き付け、女性物の衣服と帽子で素肌を隠しながらも決して消えることない傷を負わせた「ルージュアイランド」への怨みを胸に孤独な舞台で歌い続ける。 **■TVアニメ版([[アニメオリジナルエピソード]]) &font(b,120%){・死の天使}&bold(){ ― 聖バレンタインの殺人} [[バレンタイン>バレンタインデー]]の夜、復讐のために現れ死をもたらす天使。 元ネタは「白い天使」である。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){二宮瑞穂}}。 &font(b,120%){・嘆きの鬼}&bold(){ ― 嘆きの鬼伝説殺人事件} はるか昔、とある城に美しい女がいた。 彼女は子宝に恵まれず、ついには魔物に子を祈願するが、その行為が行き過ぎて魔物の怒りに触れてしまう。 狂気に走った彼女は井戸に身を投げ、数年後に発見されたときは鬼のミイラとなっていた。 その年、周囲では原因不明の疫病が流行り、大勢の人間が死んだという。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){辻口美奈子、江波勝彦}}。 &font(b,120%){・[[ヤマタノオロチ>八岐大蛇]]}&bold(){ ― 出雲神話殺人事件} 大昔の神話に登場する、8本首を持つ大蛇の化け物。 精霊たちにより封印され、彼らの末裔が現代にいたるまでその封印を守り続けている。 しかし、一方で人間の心の闇に巣食い、人を狂気に走らせることもあった。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){坤田知代}}。 **■CDブック版 &font(b,120%){・御堂周一郎の亡霊}((※ドラマ版のみ怪人名が設定))&bold(){ ― 悪魔組曲殺人事件} 偉大な作曲家・御堂周一郎の亡霊とされる怪人。 石膏のようなマスクを着け、黒いフードを纏う。 アーチェリーの達人。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){紅亜里沙}}。 &font(b,120%){・死神}&bold(){ ― 死神病院殺人事件} かつて医療ミスにより大量の死者を出した病院があった。 その病院には[[死神]]が棲みついており、鈴を鳴らすと誰かが死ぬと言われている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){聖正景太郎/聖正映子(アニメ版)}}。 **■ゲーム作品 &font(b,120%){・復讐の歌姫、審判の使徒}&bold(){ ― [[星見島 悲しみの復讐鬼>金田一少年の事件簿 星見島 悲しみの復讐鬼]]} 非業の死を遂げたある女性が自殺ではなく殺されたことを知り、殺人者となる道を選んだ2人の復讐鬼。 絶海の孤島を舞台に復讐を完遂できるかどうかはプレイヤー次第。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){桂木なお、阿佐桐卓也}}。 &font(b,120%){・山童の使者}&bold(){ ― [[悲報島・新たなる惨劇>金田一少年の事件簿 悲報島 新たなる惨劇]]} 財宝を巡って多くの血が流された悲報島に伝わる、宝を狙う者を八つ裂きにするという半獣人「山童」。 新たなオーナーの下でリゾート開発が進められる中、山童の使者を名乗る人物によって島は再び惨劇の舞台となる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){葉月マユラ}}。 &font(b,120%){・禍いのローレライ}&bold(){ ― [[地獄遊園殺人事件>金田一少年の事件簿 地獄遊園殺人事件]]} 歌で人を惑わせると言われる妖精の名を騙った爆弾魔。 禍いのローレライが死の調べを奏でる時、「シェルパーク(SHELL PARK)」は血塗られた「地獄遊園地(HELL PARK)」へと変貌する。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){白石幸子(本名:左近雅)}}。 &color(whitesmoke){実は「禍いのローレライ」は殺害された5人も含めた複数犯。そのため、厳密には真犯人の怪人名ではない}。 **■パチンコ &font(b,120%){・[[吟遊詩人]]}&bold(){ ― 長崎十字架島事件} 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){美和絢也}}。 **■番外編 &font(b,120%){・死神マジシャン}&bold(){ ― 高遠少年の事件簿} 「死のマジックショー」を生きがいとするマジシャン。 人間を殺すと共に、その死体を使ったマジックを披露して人々を嘲笑う。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇霧島純平} #center{「&bold(){おっ、笑ったな高遠!初めて見たぜお前の笑顔}」} 秀央高校1年生。マジック部部員。 常にテンションが高く、クラスでも物静かで浮いていた高遠に声をかけ、マジック部に誘った。 事件の第2の犠牲者で、斬られた首を机に置かれた状態で発見される。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){どんな再教育されたって俺の殺人衝動は抑えられない!}}」} 実はこの死体は、鏡を使ったマジック「スフィンクス」を利用した偽装工作だった。 &bold(){&color(red){彼の本性は「生まれながらの犯罪者」であり、&color(red,black){常に殺人衝動に駆られている生粋のサイコキラー}。}} しかも高遠に近づく女性たちへの嫉妬も混じっていた。 高遠に同じ匂いを感じて彼を犯罪の世界に誘い、断られると同時に殺そうとするが、逆にマジックにハメられて返り討ちにされた。 &bold(){&color(red){現在までの『金田一少年』シリーズ中で、&color(red,black){「殺人」という行為そのものが目的であった}(と考えられる)唯一の人物。}}((ただし厳密に言うなら小説短編の「迷い込んできた悪魔」の出門章一(ニセ恩田)も霧島と同じような犯人ではあった。)) } **■マーダーミステリー &font(b,120%){・怪盗刑事}&bold(){ ― 宝石盗難殺人事件} とあるオークション会場のリハーサル中に事件を起こした怪人物。その目的及び素性は不明である。 &font(b,120%){・血染めのピーターパン}&bold(){ ― 夢見島殺人事件} ピーターパンの物語を彷彿させる島「夢見島」に降り立った殺人鬼。その身を赤く染めながら、物語に準えて次々と事件を起こしていく。 &font(b,120%){・つらら姫}&bold(){ ― つらら姫殺人事件} 東北岩手県にある「つらら村」で昔から語られている伝承。 単なるお伽噺に過ぎなかった伝承は、現実のものとなって人間たちに冷たい殺意を向ける。 &font(b,120%){・天狼}&bold(){ ― 天狼伝説殺人事件} とある島で人々から恐れられている伝説。 夜に嵐が吹き荒れる時、その狼は生け贄の血を求めて現れる。 **■例外 以下は、登場人物が犯人を示す呼称として使ったものではないが、 ストーリーの設定や週刊誌版のアオリ文等で呼称されている怪人名。 厳密には「怪人名なし」として扱われる。 &color(whitesmoke){全員の共通点として、「一の友人」という点がある。} ・邪宗門(邪宗館殺人事件。正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){常葉瑠璃子}}。) ・黒魔術の呪い(黒魔術殺人事件。正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){井沢研太郎}}。) ・白狐(狐火流し殺人事件。正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){神小路陸}}。) また、 ・雪影村殺人事件 ・・犯人は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){島津匠}}。 ・雷祭殺人事件 ・・犯人は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){朝木時雨}}。 ・タワマンマダム殺人事件 ・・犯人は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){{姉小路牧子、九条美音子、園森紗英}}。 ・京都美人華道家殺人事件 #openclose(show=  ・犯人は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇京極薫子} #center{「&bold(){汚れた花は 首を切るのが赤池流のしきたりやから}」} 赤池流本元である京極家の双子の姉の方。 かなりの美人であり、一も相当驚いていた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){───そうや...桜子を殺す───赤池流のためにも───}}」} 実はリベンジポルノにより全裸写真を流されたのは妹である桜子ではなく彼女の方。 幼少期から桜子に劣等感を抱いており、彼女を殺害したのも真犯人ではなくこっちの方である。 本性も庶民を見下す高飛車なものと、かなり性格に難がある人物。 父亡き後、華道に対してはド素人な叔父が家元になると彼女が次期家元として赤池流を独り背負っていくことになる。 しかし常に重圧がかかっており、その憂さ晴らしに複数の男と性的関係を持ってしまう。 その結果、縁談が決まった際にイチから出直そうとするもリベンジポルノを流されたことにより桜子とは完全に縁が切れてしまう。 その際の悪魔の囁きと赤池流を守るという歪んだ使命感により桜子を殺害し、それを知った真犯人(全裸写真が撮られた時桜子と一緒に[[北海道]]にいたため真実を知っていた)をも殺そうとするが返り討ちに遭い、絞め殺された後に首を切断され無惨な姿で発見されることとなった。 真犯人が犯した事件につながる事件は全て一がいない状況下で行われていたため、一自身が真犯人が犯した事件につながる事件に出くわしたのは本事件が初となる。 } ・綾瀬連続殺人事件 ・・犯人は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){小美野悠人(本名:如月悠次)}}。 に関してはアオリ文などでも怪人名の呼称がない。 長編シリーズで公式側が本編中のみならずアオリ文などでも怪人名を定めないのは少年時代はごく少数だったが、37歳時代になってからは増加傾向にある。 **■スピンオフ &font(b,120%){・剣持勇}&bold(){ ― [[金田一少年の1泊2日小旅行]]} 別に何か犯罪を行った訳ではない。 と、言うかただ単行本の巻末オマケの楽屋裏的ネタ漫画での「第1回怪人慰労会」に呼ばれ、参加していた。 そして、何故自分が参加していたのか疑問を持っていたが、逆に怪人たちは誰も疑問を持ってくれなかった。 *【余談】 **■怪人の動機 原作版の長編のみについて犯人たちの動機をまとめてみると復讐がダントツで多く35件(七人目のミイラや不死蝶や巌窟王などは純粋な復讐と呼べるかは微妙)。 中でも恋人のための復讐が13件を占める(ジェイソンは一応恋人にカウント)。 また、血縁者では家族を複数まとめて失ったケースが8件(母親以外と直接の面識が無い七人目のミイラ、被害者が直接手を下した訳ではない死刑執行人と血吸い桜、綾瀬も一応カウント)、さらに父親絡みのケースが7件となっている。 逆に兄弟姉妹のための復讐は意外と少なく、姉妹単独は長編では吸血鬼(異母姉)・ジェイソン・錬金術師・騒霊(いずれも妹)のみ、男兄弟単独にいたっては金田一シリーズ全体から見てもスコーピオン(兄)しかいない(複数を含めた場合、血吸い桜・綾瀬(いずれも兄と両親)、祟り人形(姉と姪)も該当する)。 ちなみに家族・恋人以外の人物のための復讐は、かつてはノベルスの午前零時の悪霊とアニオリの嘆きの鬼しかいなかったが(どちらも親友のための復讐)、最近はヒトクイ(上司)・亡霊教頭(恩師)など原作でも増加傾向にある。 復讐にプラスして別の動機(口封じ以外)も含まれているパターンは3件(いずれも形は違えど身近な人間を守るため)。 他の動機では、遺産相続がらみが4件(うち首狩り武者、白髪鬼、ゲームマスターは子供に遺産を相続させるためのもので、自己のために遺産を欲したのはコンダクターとなぜ暖炉は燃えていたのか?のみ)、特に同情されにくい過去の犯罪の隠蔽が4件(放課後の魔術師、赤髭のサンタクロース、見えざる敵、葬送銀貨)、自分を暴行した人物への報復が1件(道化人形)、結婚詐欺及び保険金殺人絡みが1件(4代目ファントム)、日頃の恨みが爆発が1件(タワマンマダム)、自分の出自を暴いた者への報復が1件(殺人二十面相)で最も珍しいパターンとなっている。 また、勘違い・誤解・すれ違いなどもある。 他の[[ミステリー]]作品ではありがちな「権力を握るため」や、現実世界の事件ではよくある「男女関係のもつれ」といった動機での殺人は、長編では今のところない。 「会社を手に入れる」という動機では葬送銀貨が当てはまるかもしれない。 一方、短編はあまり話を壮大に出来ないからか割と身勝手な動機や小さい動機が多い。 しかし中には長編に匹敵するような悲しい復讐もある。 最も同情されないであろう、いわゆる「快楽殺人鬼」はほとんどおらず、短編小説(殺人鬼“デモン”)と[[スピンオフ]](死神マジシャン)に1件ずつしかない。 地獄の傀儡師に快楽殺人鬼の傾向はあるが、彼自身が引き起こした事件自体は復讐であり、自分が手を貸す相手も復讐に燃える人物ばかりである。 他には、犯罪組織を裏切ろうとした者への制裁&一への挑戦(ヘーパイストス)という特異な動機も1件ある。 **■「怪人」という呼び名について 「怪人」というとどうしても『仮面ライダー』に登場するような「超人的な力を持った怪物」といった存在を想像しがちだが、本来は「怪しい人物」や「正体不明の不思議な人物」を指す言葉である。 そのため、『金田一少年の事件簿』に登場する怪人は「&bold(){本来の意味での怪人}」と言えるだろう。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,41) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ネタバレ項目で有る事を明記、もしくは犯人の名前を白にしてドラッグしないと見えないようにしておいた方が良いかと -- 名無しさん (2015-01-29 03:00:32) - 一番最初はファントムじゃなくてオペラ座の怪人じゃなかったか?今手元にないから確認出来んが、犯人名の使い回しはなかったハズ -- 名無しさん (2015-01-29 05:38:59) - ゲーム版の審判の使徒と復讐の歌姫の追記が出来る方はお願いします -- 名無しさん (2015-01-29 09:55:37) - 山童の使者もゲーム版でいたな -- 名無しさん (2015-01-29 10:20:24) - 蟻地獄の項目に興味が湧いた、プリーズ -- 名無しさん (2015-01-29 13:57:49) - 聖バレンタインの殺人の「死の天使」も入れていいんじゃない? -- 名無しさん (2015-01-29 18:00:51) - 出たな!ショッカーの怪人!! -- 名無しさん (2015-01-29 19:19:06) - ゲーム版もなら山童の使者とか禍いのローレライとかも出来ますか? -- 名無しさん (2015-01-29 22:12:47) - 狐火流し殺人事件の白狐もお願いします -- 名無しさん (2015-01-29 23:02:59) - ネタベレ回避ご苦労様です・・・と思ったらなんかどっかの兄妹だけ丸見えだぁ!w いや、リンクあるから仕方ないんだろうけどさw -- 名無しさん (2015-01-30 01:04:35) - それぞれの事件の犯人に怪人としての異名があるところが中二心をくすぐるんだよなぁ -- 名無しさん (2015-01-30 09:50:57) - ファントム系はともかく雪関係おおいな。あと、怪人名のない雪陰村はやっぱり特殊な雰囲気だ。 -- 名無しさん (2015-01-30 10:09:14) - そして俺はそんな奴のことを「お肉切りたい君」と呼んでいる -- 名無しさん (2015-01-30 14:42:58) - ↑5確認してみたけど、狐火流しは雪影村と同じで怪人名では呼んでないよ。強いて言うなら「白狐」ではあるけど。 -- 名無しさん (2015-01-30 17:41:27) - 改めて「招かれざる客」は秀逸だな。タロット山荘はストレートすぎるが「隠者」でもいけたかと思う。 -- 名無しさん (2015-01-30 21:16:28) - 怪人名『ゴーレム』、『オモチャの兵隊』 -- 名無しさん (2015-02-19 19:40:15) - 今やってる吸血桜の怪人名はどうなるんだろ?「ちすい桜」になるのかな? -- 名無しさん (2015-05-18 19:50:29) - そして俺はそんな奴のことを「お肉切りたい君」と呼んでいる -- 名無しさん (2015-06-02 09:30:05) - 秘宝島の怪人名は「山童」と誤解されることがけっこうある 作中で印象強いしね -- 名無しさん (2015-06-02 12:26:47) - 最近「怪人の変装」が見えなくて寂しい・・・ここ最近だと「雪鬼」と「錬金術師」位だし。「ゲームマスター」は変装じゃないし。 -- 名無しさん (2015-07-09 00:13:56) - 雪影村は今井達也とか神送りの矢とか言われる場合もあるね。雷祭は例えさえ聞いたことが無いけど。 -- 名無しさん (2015-08-05 00:12:55) - 怪人達で、無関係な人間を殺めたのは長編で8名。 ちなみに一の友人達(犯人)は無関係な人間を殺めていない。 -- 名無しさん (2015-10-08 21:45:23) - 無関係な人間を殺めていない小城と高遠(マネージャー時代)。 しかし、一を躊躇なく殺そうとする姿勢はいかがなものかと。 -- 名無しさん (2015-10-09 22:38:33) - ↑ でも、一ピンチを切り抜けてる事から、本気で殺す気があるのか疑ってしまう。 -- 名無しさん (2015-10-09 22:40:10) - 今度の怪人は祟り人形でいいのかな? -- 名無しさん (2015-10-26 16:16:31) - あれ、「兄弟姉妹の復讐」のところ、スコーピオンとジェイソンの他に、吸血鬼も当てはまるんじゃないのかな?それとも異母姉妹だからノーカンなのか…? -- 名無しさん (2015-10-26 17:54:48) - 物凄く格好良いのから黒歴史レベルのダサイのまで盛り沢山ですな。 -- 名無しさん (2015-12-04 04:07:19) - ↑というより後期になるにつれ酷くなっている。ネタ切れなのかな -- ローゼンクロイツ (2015-12-04 04:23:09) - 「赤髭」のサンタクロース、怪盗「紳士」、「Mr.」レッドラムと男性をイメージさせる怪人名ほど女だったりする -- 名無しさん (2015-12-04 05:13:45) - こんなに怪人がいるのに宿敵扱いされる高遠の別格さよ -- 名無しさん (2015-12-04 22:39:09) - 「権力を握るため」はキングシーサー、葬送銀貨とかは? -- 名無しさん (2015-12-23 21:40:21) - 「殺戮のディープブルー」での怪人名"キングシーサー"…ゴジラ「!?」 -- 名無しさん (2016-03-06 14:11:59) - 連続殺人の実行者という意味ではその通りだけど、怪人の正体や裏工作者いう意味では、首狩り武者=仙田猿彦、血吸い桜=冬部蒼介という方がしっくりくる気がする。 -- 名無しさん (2017-03-03 14:53:53) - 真犯人ではないミスリード要員はどのくらいいますか?(電脳山荘のスペンサー、幽霊客船にナカムライチロウ、みたいな) -- 名無しさん (2017-07-21 20:16:53) - 犯人総選挙に投票するとファントムから巌窟王までの犯人が描かれているポスターがもらえるらしい。そのポスターに書かれている『この中には犯人しかいない!!』で滅茶苦茶笑ったwww -- 名無しさん (2018-02-16 20:09:18) - ↑巌窟王どころか沖田までの長編の犯人全員映っていたは……。 -- 名無しさん (2018-02-17 12:11:42) - 犯人総選挙に高遠、六星、千家は入って来ると予想できたけど、刈谷と村西が3、4位に入って来るとは思わなかったな。 -- 名無しさん (2018-02-24 10:01:07) - 「怪人の由来はほとんどが事件が起こる地に伝わる伝承や噂によるところが大きいが」 ←悲恋湖とジェイソンって、あんま関係ないよね。 -- 名無しさん (2018-10-21 22:35:11) - 「ただの殺人犯のくせにかっこつけて変な名前名乗ってバカじゃねーの」って本人(まだ正体がばれる前)の目の前で言ってやりたい -- 名無しさん (2018-11-07 21:10:16) - ↑2 本家ジェイソンはクリスタルレイクという湖で殺人をやってるから関係ないともいえん。 -- 名無しさん (2018-12-26 11:23:53) - スマホだと犯人バレバレだな。スマホでも白抜きで隠れるやり方かオープンクローズで隠せるか、あるいは名前を書かずに各事件のリンク先に行かないとわからないようにした方がいいんじゃないか。 -- 名無しさん (2019-02-27 00:46:30) - 4月の第3週に怪人のガシャポンが出るらしい。公式サイトに載ってた。 -- 名無しさん (2020-04-01 18:56:35) - 金田一の犯人達の動機を見て復讐心は分かるのだが、殺人で訴えてしまったら被害者がやった事と大して変わらないし、無関係の者でも証拠がバレそうになれば口封じで殺害する事もあるからあんま同情できない。 -- 名無しさん (2020-12-25 21:51:46) - 招かれざる客の正体は佐伯航一郎だよ。美作碧ではないよ -- 名無しさん (2022-01-21 22:05:23) - 出た.....〇〇の仕業だおじさん! -- 名無しさん (2022-05-08 18:03:42) - 金田一の犯人達は一が説得で済ませてくれるからいいが、バーローや謎を喰らう魔人の前で悪あがきをしたら、前者は麻酔針か顔面サッカーボール、後者は謎喰いによる廃人化の制裁が待っているのだし。 -- 名無しさん (2022-11-10 07:05:08) - ↑でも説得の暇がなく推理の後で更なる被害者を出した七人目のミイラのような犯人だったら、それぐらいの保険があっても良いように思う。廃人化はやり過ぎだけど。 -- 名無しさん (2022-11-10 07:29:40) - 怪盗の三代目だったら犯人に対し自首するように促すが、往生際が悪ければ命を奪う事も辞さない。特に地獄の傀儡子と殺人二十面相には容赦しないだろう。 -- 名無しさん (2022-11-14 06:47:06) - 星見島は倒叙型ゲームだから犯人の名前(=プレイヤーキャラ名)見えててもいいのでは -- 名無しさん (2023-10-10 18:55:38) - 殺人二十面相こと御堂力也。高遠とその配下ですら持て余してる状況でこれからあいつどう話に関わってくるんだろう?絶対自分の復讐は果たしたからといって恥をかかされた金田一を放っておくタイプじゃないよな。 -- 名無しさん (2024-04-29 10:36:14) - コナンの犯人はのちにスピンオフ名から「犯沢さん」と呼ばれる“シルエットに意地悪そうな目と口”だが、金田一の怪人は基本的にシルエットのみ。ただしまだ設定が固まっていなかったFILE1『オペラ座館殺人事件』の歌月のみ、一度“灰色ではなくドット模様のシルエットに見下ろし三白眼”だったシーンがある。当時はなかなか怖かった記憶。 -- 名無しさん (2024-10-13 21:09:05) - 見えてても問題ない人を「スマホだとバレバレ」ではない風にしてみたけど、うっすらとは見えてるんだよなぁ…… -- 名無しさん (2024-11-05 00:32:32) - [[規約違反項目議論所]]の議論に基づき、削除審議中の「能条タイプ(金田一少年の事件簿)」の項目から、能条以外の犯人の記述を本項目に移設しました -- 名無しさん (2025-04-11 15:08:40) - 首狩り武者の犯人の正体のところ、ジェイソンのセリフが紛れてるぞ -- 名無しさん (2025-06-29 21:02:51) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2015/01/29(木) 02:49:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 19 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[漫画]]『[[金田一少年の事件簿]]』に登場する怪人とは、事件の真犯人の代名詞である。劇中で正体不明の真犯人に対する便宜上の呼称として用いられる。 *【概要】 長編となる事件にはほぼ毎回、いわゆる「怪人名」が登場し、登場人物の中で誰がその怪人なのかを当てるのが読者の醍醐味となっている。 基本は犯人自身がそう名乗るケースと、登場人物から呼称される形で定着するものの2パターンがある。 怪人の由来はほとんどが事件が起こる地に伝わる伝承や噂によるところが大きいが、中には怪人の風貌をした謎の登場人物が紛れていることもある。 たまに短編でも「怪人」が登場することがある。 **《犯人たちの事件簿》 長編における彼らを主人公に据えたスピンオフ作品、『&bold(){[[金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿]]}』がマガジンポケットにて連載。 内容はトリック等はしっかり原作に沿ってはいるが、本編で悲劇的な背景を背負って事件を起こしていった彼らの舞台裏とも言うべき部分をギャグ風味に描いている為、いささか&bold(){キャラ崩壊気味}と言えるかもしれない。 そして言うまでもないが、その作品を読んだことがない人達にとっては、この作品そのものがとんでもない[[ネタバレ]]なので、もしこの作品に興味がある人は是非とも元の作品を読むか、あるいはアニメやドラマを見るかしてから読むといいだろう。 犯行時の彼等の苦悩%%とギャグ%%は終わらないー。 #openclose(show=■目次){ #contents } &font(b,#ff0000,130%){※当然ですが、ネタバレ注意。} *【怪人一覧】 **■第一期 ***■Fileシリーズ &font(b,120%){・&ruby(かげつ){歌月}/ファントム}&bold(){ ― オペラ座館殺人事件} 演劇「[[オペラ座の怪人>オペラ座の怪人(ALW版)]]」に登場する仮面の男。 「歌月」とは覆面をした謎の宿泊客で、事件が起きると同時に姿を消した。 かつて自殺した演劇部員・月島冬子の亡霊が「ファントム」となり、自身を死に追いやった人間に復讐に来たと考えられた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){{有森裕二/神矢修一郎(アニメ版)}}。 &font(b,120%){・七人目のミイラ/五人目のミイラ(ドラマ版)}&bold(){ ― 異人館村殺人事件} [[青森県]]の山中にある六角村には6つの館と教会が並び、各館には体の一部が切り取られたミイラが一体ずつ安置されていた。 ミイラは館の主たちが7人の少女を殺した“罪の証”。だが一人だけ生きのびた者がいた。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇小田切進} #center{「&bold(){ぼ‥僕には結婚してしまう彼女を引き止める力はない‥‥で‥‥でもやっぱり一目会いたくて‥}」} 不動高校の新任教師。 気弱な性格で、生徒の一人である時田若葉と密会しているところをパパラッチされた。 後に若葉の[[結婚式]]に招待され、自分にけじめをつけるために六角村を訪れるが…。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){オレを甘く見てんじゃねぇか?名探偵のボーヤ!!}}」} その正体は六角村の住人に殺されかけた、六星詩織の息子・六星竜一(ドラマ版では「神崎竜一」)。 大麻栽培(ドラマ版ではヘロイン精製)の発覚を恐れて自分たちを殺そうとした(母親の家族も皆殺しにした)村人に復讐するため、生粋の暗殺者として育てられた。 無関係の人間でも計画の為に利用し始末したり、標的でなくとも自分の邪魔をする者は容赦なく殺害するが、最期は実の父である風祭淳也により射殺される。 ただし、若葉に対する愛情だけは、本物だったらしい。 また、ある意味&bold(){毒親の被害者とも言える境遇}から、同情する読者の声もある。 } &u(){&color(whitesmoke){ちなみに某ミステリ作家を&bold(){ブチ切れさせた}本事件だが、そのトリックは別の人物の手によるもので、殺人事件のトリックでもない。}} &font(b,120%){・雪夜叉}&bold(){ ― 雪夜叉伝説殺人事件} その昔、身売りされた女が赤ん坊と共に逃げ出し、[[北海道]]の背氷村に戻ってきた。 女は助けを求めたが、人買いの仕返しを恐れた村人や家族は彼女を家に入れることはなかった。 やがて赤ん坊は死に、女は呪いの言葉を残して吹雪の中へ消えたという。 以来、酷い吹雪の日になると、夜叉に姿を変えた女が村人を斧で殺しに来るという伝説が生まれた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){綾辻真理奈}}。 &font(b,120%){・放課後の魔術師}&bold(){ ― 学園七不思議殺人事件} 戦時中、猟奇的な人体実験を行い、異常者として処刑された神保博士のなれの果てといわれる。 不動高校に伝わる「七不思議」の全てを知った人間を殺しに来ると噂された。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇的場勇一郎} #center{「&bold(){昔『七不思議』にかかわって行方不明になった生徒もいるんだ。もし君たちに何かあったら‥‥‥}」} 不動高校の[[物理学]]教師にして、ミス研顧問。 典型的な小心者の事なかれ主義者で、「問題が起こる」という理由で生徒たちの七不思議の調査を諌める。 事件が起きると「放課後の魔術師」について一らに語ったが、捜査の協力には消極的だった。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){わ、私は悪くない‥‥やめろと言ったのに『七不思議』にかかわったお前たちがいけないんだ!}}」} 彼の正体は、かつて新薬実験のミスにより6人の死者を出した「高畑製薬」により送り込まれた番人。 旧校舎に埋められた6人分の死体から生徒たちを遠ざけるべく「七不思議の噂」を流し、&font(l){[[真壁>真壁誠]]のポスターを剥がそうとした}不用意に近づいた生徒を己の保身のために次々と殺害。 美雪にまで重傷を負わせた。 最後は逆ギレ状態で開き直り己の不幸を訴えるが、直後に自分が殺した青山ちひろの父・良造に殺される。 歴代犯人の中でも、その身勝手かつド外道ぶりは公式ガイドブックでもワーストワン。 &font(l){とはいえ、[[彼の視点で事件を見直すと理不尽過ぎる出来事が起きまくっている>金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿]]のも事実ではある。} ドラマ版では人物像が変更されている。 堂本版では生徒思いの人格者である「浅野令子」として描かれた。 ワープロのメッセージを印刷中の美雪を襲い、真犯人のアリバイを確保。 今度は「放課後の魔術師」の扮装で公の場に姿を現し、捕らえられると自分の過去の犯罪を認めた後、犯人である生徒を庇い全ての罪をかぶり飛び降り自殺する。 道枝版では原作通り犯人ではあるが、鷹畠建設の元社員で事故現場の責任者と変更され、有毒ガスを噴射させた老労働者を会社側が隠蔽する前にかばい責任を被るつもりだった。 一の推理披露後は見苦しい[[言い訳]]はせず自ら青山ちひろに謝罪するなどそれなりの良心がある描写がされている。 原作同様良造に刺されるがこちらでは一命をとりとめたことが剣持から語られる。 } &font(b,120%){・招かれざる客}&bold(){ ― 秘宝島殺人事件} 九州地方のとある島・悲報島には、推定20億を超える財宝が眠っているという。 島のオーナーである美作は、その財宝を見つけてもらうべく6人の人間を招待した。 しかし、実際に島に集まった人間は7人。 招待状を受け取っていない7人目の「招かれざる客」が、次々とトレジャーハンターを殺害していく。 間違えやすいが「山童」は怪人ではない。しかし後日譚となるゲームの怪人名は「山童の使者」。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){美作碧(本名:佐伯舩一郎)}}。 &font(b,120%){・[[ジェイソン>ジェイソン・ボーヒーズ(13日の金曜日)]]}&bold(){ ― 悲恋湖伝説殺人事件} 10年前、[[埼玉県]]S村で13人の人間を惨殺し、その顔を斧で潰したといわれている猟奇殺人犯・ジェイソン。 そのジェイソンが[[長野>長野県]]の刑務所を脱獄し、悲恋湖を臨むリゾート地に潜伏した。 ホッケーマスクを被り、手にした[[斧]]で宿泊客を次々と殺していく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇遠野英治} #center{「&bold(){金田一君!七瀬君に伝えてくれ。必ず助けを呼んでくるからって‥‥}」} 不動高校の元[[生徒会長]]で、一と美雪の先輩。 実は悲恋湖を巡るツアーを企画する旅行会社の息子で、顧客のイメージ調査のために参加していた。 美雪を負傷させた責任をとり、単身助けを呼びに行くが、殺されて戻ってきた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){さあどうした金田一!!全員助かりたきゃその斧で甲田を殺せ!!こいつが螢子にしたようにな!!}}」} 実はこの時殺されたのは一に会員権抽選の代理を頼んだ美雪の従兄である。 彼がここまでして凶行に及んだ理由は、自分の恋人でオリエンタル号事故で命を落とした小泉螢子を、見捨てた人物に復讐するため。 しかしわかっている情報が「S・K」というイニシャルだけだったため、それに該当する人物を全員殺そうとしたとんでもないやつ。 真の標的だった甲田(見捨てたといっても所謂「カルネアデスの板」であり、殺される謂れはない)を殺そうとするが、凶行を止めるよう訴えた美雪の姿に螢子の面影を重ねて発狂。 ボートに乗って自爆した。 なお、オリエンタル号事故は後の幽霊客船殺人事件でとんでもない真実が判明しており、&bold(){遠野が本当に仇を取るべき相手はS・Kではなかった}という全く笑えないオチまで付いてしまった。 後の黒死蝶殺人事件に[[そっくりさん]]が出てきたが…。 } &font(b,120%){・赤髭のサンタクロース/冥界の道化師(ドラマ版)}&bold(){ ― 異人館ホテル殺人事件} かつて函館の異人館ホテルに宿泊していたという奇妙な客。 部屋を赤一色に塗り替え、自身の服や髪、髭までも赤一色に染め上げていた。 10年間部屋を貸し切って暮らしていたが、一年前に失踪し、死亡したといわれている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){不破鳴美/兵藤鳴美(本名:北見蓮子/文月蓮子)}}。 &font(b,120%){・地獄の子守唄}&bold(){ ― 首吊り学園殺人事件} 名門[[予備校]]・四ノ倉学園に伝わる怪談の一つ。 50年前に戦犯収容所であった頃、戦犯が集団首吊りをした時から、首吊り自殺が多発する地となってしまった。 現在でも首吊りは続いており、現場には常に子守唄が流れているという。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){浅野遙子/小野弓子(ドラマ版)}}。 &font(b,120%){・首狩り武者/呪い武者(アニメ版)}&bold(){ ― 飛騨からくり屋敷殺人事件} その昔、柊兼春と呼ばれる武将が関ヶ原の戦いに敗れた落ち武者として、奥飛騨のくちなし村に流れ着いた。 しかし保身を図る部下の手により殺され、恨みの言葉を残して息絶えた。 その後、村の住人となった部下が次々と首なし死体で見つかり、人々は祟りを恐れて生首神社を立てて祀った。 兼春を殺した張本人である巽家の子孫に、「首狩り武者」の名で[[脅迫状]]が届く。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇巽紫乃(共犯:仙田猿彦)} #center{「&bold(){死んでしまえばいいんだわ‥‥征丸を殺すだなんて‥‥許せない‥‥いっそ龍之介なんか‥‥}」} 剣持の幼馴染で、巽家の後妻。 夫の遺言で正式な跡取りと指名された征丸の母で、自分たちを排除しようとする龍之介を憎んでいる。 征丸が殺されて号泣し、さらに龍之介から巽家を追い出されそうになってしまう。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){征丸なんか私の息子じゃない!!龍之介の幸せを奪おうとする汚らわしいあの女の子供なんだ!!}}」} 実は彼女の本当の息子は龍之介で、征丸は彼女を幼少期からいびり続けてきた巽綾子の息子。 龍之介に遺産が行かないこと、そして龍之介を罵倒する征丸にかつての綾子の面影を見た彼女は、18年間手塩にかけて育ててきた征丸を躊躇なく殺害する。 何の落ち度もない、わが子同然の人物を殺害した彼女に待っていたのは、実の息子によって殺された挙句 その行動により実の息子の過去の悪事も芋蔓的に暴かれるという皮肉な末路だった。 } &font(b,120%){・見えざる敵/見えない敵(アニメ版)}&bold(){ – 金田一少年の殺人} ノンフィクション作家・橘五柳殺害の現場には、彼の部屋へ向かった一の足跡しか残されていなかった。 犯人は足跡を残すことなく橘を殺害し、また足跡を残すことなく立ち去ったのである。 姿なき「敵」は全ての罪を一に着せ、彼の向かう先々で次々と標的を手にかけていく。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){都築哲雄}}。 ちなみに余談だが、歴代犯人の中では珍しく正体判明前の黒タイツのような姿(通称「真犯人」)時に「コート姿に帽子とマスク」と服装が表現されている。 このため連載当時マガジンの景品にあった「真犯人」を象った全身黒タイツに「コート姿にマスクで『見えざる敵』にもできます」という説明があった。 &font(b,120%){・陰の脅迫者}&bold(){ ― タロット山荘殺人事件} #openclose(show=▼殺人事件の犯人…?){ &font(b,#b369d3,120%){◇速水雄一郎} #center{「&bold(){どうかお引き取りください 玲香は誰にも会いません!}」} タロット山荘オーナーで[[速水玲香]]の父。温和そうなナイスミドルだが左足を引きずっている。 ただし[[タロットカード]]に関しては前オーナーの趣味だったものを飾っているのみで彼自身興味は無い。 劇中では休業宣言をしてタロット山荘に帰ってきた玲香を追ってきた記者連中に対して上記のセリフで帰るよう促していた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){こ・・・・殺してやる~!!}}」(原作)} しかしその正体は玲香の父なんかではなく、むしろ15年前に&bold(){&color(red,black){彼女とその兄を誘拐し、彼女の本当の父親を絞殺した誘拐犯}}だった。 とはいえそこまであくどい計画を練ってたわけではなく、むしろ行き当たりばったりな小物でまず身代金受け渡しの現場に警察を呼ばれていたことに動揺し、 咄嗟に身代金の受け渡し役だった小城たちの実父をナイフで脅して車に乗せたまま逃走を図ったが、慌ててたので途中で衝突事故を起こすヘマをやる。 玲香の実父を殺害したのも速水が事故の衝撃で呻いている隙に玲香たちの実父が子供たちを逃がそうとしたため。 玲香に関しても解放のタイミングが掴めずに成り行きで連れ去ったに過ぎない。 そして今回その衝突事故の被害者である記者連中のうちの1人がその事件をネタに金をゆすってきたため衝動的に撲殺してしまう。 その後死体を雪の中に埋めるが、その際&bold(){彼の顔、そして記者の遺体を遺棄した現場を目撃した}&bold(){&color(red){陰の脅迫者}}に脅迫されて特に恨みのない人間(速水自身は知らなかったが、その人物は多額の借金を理由に玲香を無理やり自分のものにしようとしていた)を殺害してしまい、結局速水も陰の脅迫者に殺害されてしまう。 ただ、彼自身も真相に気付きかけた一を殺害しようとしたり、一を殺すと断言した陰の脅迫者を止めようとせず「首を突っ込みすぎた一が悪い」と割り切っていたため同情は出来ない。 ただし&bold(){玲香への愛情は本物}であり、記者連中の1人を殺害したのも彼女を守るためである(金の他に玲香の体も選択肢として提示してきた)。 陰の脅迫者に殺された際の表情も穏やかであり、殺されるのを何となく予見していたのかもしれない。 余談だが、ドラマ版では一を殺害した犯人に対して葬式場のモニター越しに&color(red){地獄から出演}。 地獄の業火に焼かれながら、自分の犯した罪を後悔している描写が見られた。 その際「死後の世界からは地上で起こった全てを見渡すことができ、一を殴った犯人も知っているが、死後の人間が地上の事件に関与するわけにはいかないため名前を言う事はできないらしい。」とし、犯人に&bold(){「&COLOR(#994C00){たとえ現世では処罰を逃れられても、地獄の業火からは逃れられない、だから今すぐ名乗り出ろ。}」}と告げている。 その後、「お父さん」と呼びかける玲香に対し、&bold(){「&COLOR(#994C00){私はお前のお父さんなんかじゃない!ただの卑劣な犯罪者だ…}」}と言い残し、消えていった。 } 実は、上記の人物は脅迫され、黒幕である「陰の脅迫者」に以降の殺人を強制されていた。 怪人名は[[タロットカード]]「隠者」に見立てて一に名づけられた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){小城拓也}}。 &font(b,120%){・Mr.レッドラム}&bold(){ ― 蝋人形城殺人事件} 中世ドイツの城をモチーフとした「バルト城」の主人。 [[探偵]]や推理作家、犯罪心理学者などを集め、「ミステリーナイト」を計画した。 不気味なアナウンスで参加者にクイズを出題し、同時に連続殺人を繰り広げる。 「REDRUM」=「MURDER」の名の通り…((元ネタは映画『[[シャイニング>シャイニング(映画)]]』)) 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){多岐川かほる}}。 &font(b,120%){・&color(whitesmoke){もう一人の}}&font(b,120%){ [[怪盗紳士>怪盗紳士(金田一少年の事件簿)]]}&bold(){ ― 怪盗紳士の殺人} 美術品と、そのモチーフとなったものを盗む神出鬼没な[[怪盗]]。 「家族でなければわからない」精巧なメイクで、鮮やかに「仕事」をこなす。 しかし、今回の事件で殺人を犯したのは、「怪盗紳士」の名をかたる「もう一人の怪盗紳士」だった。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){和泉さくら}}。 &font(b,120%){・亡霊兵士/生き残り兵士(ドラマ版)}&bold(){ ― 墓場島殺人事件} 絶海の[[無人島]]・墓場島で、戦時中激しい戦闘を繰り広げたと言われている旧日本軍の兵士。 部隊は玉砕し全滅したとされていたが、唯一生き残った兵士が今も島に潜み、「[[戦争]]」を続けている。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇檜山達之} #center{&bold(){「『村の生き残り』?『復讐』‥‥?何だよそれ!?俺があいつらを殺したのはそんなんじゃねえ!アーミー気取りのボンボン連中に心底ムカついてたからさ!まったく俺にとっちゃサイコーの5日間だったぜ!!ちゃちなゲームじゃなくナマの"殺し"を体験できたんだからな!」}} 大学2年生で、サバゲーオタな長身の青年。 根暗で嫌味ったらしい性格で、事件が起こると狂ったように軍事マニアぶりを発揮。 一たちにも銃を突きつけて脅しをかけたり女性にも平気で手をあげるなど、小憎らしい小悪党然とした人物。特に一たちの友人・森下麗美からは「戦争[[オタク]]」と呼ばれ、嫌悪感を抱かれていた。 …が、 #center{&bold(){&color(red){「復讐なんてろくなもんじゃねえ‥‥ もし‥‥そんなこと考えてる奴がいたら‥‥言ってやりてえよ‥復讐なんざ‥‥もう‥やめちまえって‥‥もっと‥‥てめーの人生‥大‥切に‥‥生き‥て‥‥‥」}}} その正体は麗美の幼馴染で、火災により滅びた小さな村・黒坂村の生き残りである家族思いの青年。 30人以上の村人を焼き殺した惨劇の原因が、サバゲーに興じる者たちによる失火が原因と知り、村を滅ぼした彼らに復讐を誓った。 そして彼らのサバゲーサークルに潜伏し、自らドが付くほどのミリタリーマニアを演じながら復讐の計画を練り上げていった。 事件の中で彼と麗美は互いに初対面を装い対立していたように見せかけていたが、裏では共犯の関係にあった。 なお、&bold(){無関係の人間を殺しかけた}が、これは本来のターゲットだった岩野が自分が狙われている事を察して一に見張りを交代してもらう形で身代わりにしたためで、&bold(){檜山も共犯者の麗美もこの事実を知らなかった}。 この為、見張りを交代したとも知らずに一を襲うも逆に捕まりそうになってしまい、麗美もしくは檜山(どっちだったかは不明)が背後から一の首を絞めて殺害しかけてしまったのであった。 なお、直後に美雪が一を呼ぶ声を聞いて岩野ではないと気付いて慌てて逃げ去っている。&font(l){一じゃなかったら2回は死んでいる} 真相解明時に残るターゲットである岩野を殺そうとして一に止められた際には岩野が一を身代わりにして犯人の魔の手をかわそうとした一件を指して、卑劣な手段で助かろうとした岩野に対する純粋な怒りと共に「こんな最低野郎をお前は助けるのかよ」と犠牲になりかけた一を案じたとも取れる言葉を漏らしている。 自身が犯人であると暴かれてもなお、共犯である麗美を庇うために最期まで小悪党を演じながらハラキリ(アニメ版では服毒自殺、堂本版ドラマでは&bold(){なんと岩野に殺されてしまう})。 その後、本当の動機は共犯の彼の子供を妊娠していた麗美の口から語られた。ちなみに麗美は可愛い。 名前が似ているからか、アニメ版の声優が[[檜山修之]]だったりする。 共犯者・&color(#F54738){&bold(){もう一人の亡霊兵士}}は&bold(){森下麗美}。 ドラマ版で森下麗美に相当するのは&bold(){鷹島友代}。鷹島は『学園七不思議殺人事件』で原作通りの設定で登場しているが、『オペラ座館殺人事件』では原作の早乙女涼子に当たる役割も勤めるという、なかなかカオスなことになっている。 ちなみに、原作の平島知絵にあたるキャラの名前は森下麗美になっている。いや、なんでだよ!? &s(){名前だけで犯人覚えてる原作読者へのフェイントか?} } &font(b,120%){・地獄の傀儡師}&bold(){ ― 魔術列車殺人事件} フードを被り仮面をした[[道化師]]風の男。 「血のように赤いバラをどうぞ」が[[決め台詞]]で、マジックの達人でもある。 「幻想魔術団」に紛れ込んでいたが、その裏では警視庁にねじれたマリオネットを送り付け、魔術列車を舞台にした殺人マジックショーへ招待していた。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇高遠遙一} #center{「&bold(){&color(red,black){……だって、つまらないでしょ?ただ殺すだけじゃ!}}」} ご存じ一の宿敵。 当初は「&bold(){あ~~っ、もう!ほら見てくださいよ。タイムスケジュールこんなにビッチリ入ってるんですよ} ワタワタ…」な魔術団マネージャーのヘタレ青年を装っていた。 だが、本当は母親の復讐のために暗躍していた。 本性を表したのちに脱獄し、他者へ犯罪を教唆するようになる。 詳細は[[当該記事>高遠遙一]]を参照。 } &font(b,120%){・不死蝶}&bold(){ ― 黒死蝶殺人事件} その昔、とある夫婦の女房に目を付けた庄屋の息子が、夫を殺して彼女を横取りした。 やがて彼女は3人の娘をもうけたが、娘たちが適齢期になる頃に共に[[自殺]]。 4頭の黒死蝶となって村を飛び回り、村人は疫病にかかって次々と死んでいった。 そんな死を呼ぶ黒死蝶が集まる斑目邸に、地獄から甦りし死の翅をもつ「不死蝶」が現れる((ちなみに余談だが、ジッチャンの方にも『不死蝶』というエピソードがあり、こっちは行方不明となった過去の殺人事件の容疑者の女が「蝶が死んでも、翌年美しくよみがえるように、いつか帰ってきます」と残したことから、この女が帰ってきたのでは?と疑われたことでついたあだ名。))。 &s(){事件名と怪人名がゴッチャになってる人も多いと思われる。} 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){小野寺将之(旧名:須賀徹)}}。 &font(b,120%){・葬送銀貨}&bold(){ ― 仏蘭西銀貨殺人事件} 死と結婚が密接なものと考えられているフランスでは、死者に婚礼の衣服を着せて埋葬する風習があるという。 その衣服の胸元に置かれる特徴的な銀貨が葬送銀貨であり、いわば死者のための死に装束ということになる。 怪人はターゲットの死に装束をあつらえた上で、高森ますみを脅迫して、自分の代わりに次々と殺人を犯させた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){鳥丸奈緒子}}。 &font(b,120%){・&ruby(マガドリノミコト){凶鳥ノ命}}&bold(){ ― 魔神遺跡殺人事件} 出雲の磨陣村の宗像家で祀られている神。 「3つの戒め」を守らなければ、[[三種の神器]]を以て災いをなすと言われている。 その名の通り、禍々しい鳥のような姿をしている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){村西弥生}}。 &font(b,120%){・道化人形/影法師(ドラマ版)}&b(){ ― 速水玲香誘拐殺人事件} 速水玲香と安岡保之を攫った誘拐犯。 道化師の格好をしており、ボイスチェンジャーで喋る。 言動から愉快犯のようにも見えるが潔癖症らしく、安岡に毎日髭を剃ることを強要した。 ドラマ版では全身を黒いフードと手袋で隠した姿となっている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){安岡真奈美}}。 ***■Caseシリーズ &font(b,120%){・[[ケルベロス]]}&bold(){ ― 魔犬の森の殺人} 昔、山梨のとある研究所で生み出されたといわれる、[[ライオン>ライオン(動物)]]程もある巨大な[[犬]]。 今では研究所は[[廃墟]]となったが、その怪物犬は今でもそこに棲みついていると噂される。 研究所へと入り込んだ人間を、地獄の番犬さながらに惨殺するという。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){千家貴司/千堂恭子(ドラマ版)}}。 &font(b,120%){・スコーピオン}&bold(){ ― 銀幕の殺人鬼} 不動芸術高校の映画研究部がかつて作ったホラー映画「サソリ座の惨劇」に登場する人物。 映画の中の殺人鬼「スコーピオン」が、スクリーンを抜け出し次々と殺人を犯していく。 映研部の予告映画に突如現れ、死の予告を残した。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){遊佐チエミ}}。 &font(b,120%){・白髪鬼}&bold(){ ― 天草財宝伝説殺人事件} 天草に眠るデウスの宝を守っていると噂される怪人。 真っ白な白髪を持ち、胸には十字架をつけ、宝を見つけようとする者の命を狙う。 その正体はいつきたちの仲間で、落盤事故で死亡した竜崎三郎の亡霊ともいわれる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){和田守男}}。 &font(b,120%){・&ruby(コンダクター){指揮者}}&bold(){ ― 露西亜人形殺人事件} 露西亜館に安置された5体の人形を指揮する「指揮者」。 「楽団は朝礼で前から順に首を狩られた」の言葉通り、次々と楽団メンバーの首を切り落としていく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇桐江想子} #center{「&bold(){あの…私、山之内先生が出された暗号の答えが、解けてしまったかもしれないんです}」} 露西亜館に住み込みで働く18歳の[[メイド]]。 ミステリー作家山之内恒聖のファンで、自分もちゃっかり謎解きに参加する。 あどけなさを残す振る舞いで一たちともすぐに打ち解けた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){何よその顔?まさかあたしが本当に純情な田舎娘だとでも思ってたの!?}}」} 実際は山之内の財産を目当てに潜り込み、その遺産を独り占めするために相続候補者全員を殺害しようとしていた。 裕福な暮らしから極貧生活へ転落した際に性格が歪んでしまい、もう一度当時の生活を取り戻したいと企んでいた。 あまりに稚拙過ぎる言い訳を繰り返し、しぶとく罪を認めようとはしなかったが、ついには逆ギレ状態で罪を認める。 挙句に自殺を図ったが、それは高遠に止められた。 だが、今回の事件の黒幕「真のコンダクター」は死んだ山之内であり、彼女は結局、想子の正体を知っていた山之内の操り人形に過ぎなかったのであった。 } &font(b,120%){・MONSTER}&bold(){ ― 怪奇サーカスの殺人} サーカス団「ゴブリンサーカス」にかつて所属していた団員の舞台名。 異常なほどの巨躯と怪力を誇っていたが、ある日ショーの練習中の事故で行方不明となる。 それから一年後、自らを事故に見せかけ殺そうとしたサーカス団の人間に復讐するべく再来する。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){小椋顕人、小椋乃絵留}}。 &font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){なお犯人ではないが、実は本物のモンスターも生存していた。ちなみに正体(と言うか本名)は石川隆}}。 &font(b,120%){・[[巌窟王>モンテ・クリスト伯]]}&bold(){ ― 金田一少年の決死行} 10年以上もの間、香港の某所にある光の差さない暗い洞窟の中に閉じ込められ続けた人間。 地獄の傀儡師により救出され、自分を酷い目に遭わせた人間に復讐することを誓い、現代の岩窟王となる。 地獄の傀儡師の指示で一に疑いがかかるような状況で次々と標的を手にかけていく。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){周龍道(本名:狩谷純)}}。 ***■短編 &font(b,120%){・&ruby(セイント・リベンジャー){聖なる復讐者}}&bold(){ ― 聖なる夜の殺人} [[クリスマス]]の夜に現れる復讐者。 &bold(){何故カタカナ読みするのかは謎}。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){秋吉梢}}。 &font(b,120%){・[[花子さん>トイレの花子さん]]}&bold(){ ― 亡霊学校殺人事件} 8年前、廃校となった校舎に伝わる怪談。 [[トイレ]]の一番奥の個室を開けると、花子さんに赤いちゃんちゃんこを着せられて殺されるといわれる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){鳴沢研太}}。 &font(b,120%){・ホームズの孫}&bold(){ ― 瞬間消失の謎} [[文化祭]]の準備に勤しむ美雪の元に、一と思われる人物を侮蔑し、挑戦する様な内容の手紙を送る。 その後一瞬の停電の隙にホームズ全集を瞬間消失させる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){京谷雅彦}}。 &font(b,120%){・テロリスト?((怪人名は指定されていないため、仮称))}&bold(){ ― 高度1万メートルの殺人} 『錬金術殺人事件』の後、羽田行きの飛行機「JAM377便」に乗る一達。 しかし、この飛行機に「テロ予告」らしきものが届いたということ知る。 そして機長の志田が殺されてしまうのであった。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇小金井守(共犯:加賀谷唯)} #center{「&bold(){皆様、副操縦士の小金井でございます。機長の命により、これより客室内の安全確認に伺います}」} 恋琴島の事件後に搭乗した航空機の副操縦士。なかなかのイケメン。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){俺は知らない!刑事さん、人殺しはコイツだ!!}}」} …だが裏では薬物密輸をやっており、犯行動機もそれが機長の志田智明に知られてしまい、警察沙汰になる前に彼の殺害を計画したという同情のしようが全くないもの。 婚約者でCAを勤める加賀谷唯に志田を殺害させ、さらにテロリストの犯行に見せかけるために、機内を煙で充満させて乗客を一時恐怖と混乱に陥れた。 さらに犯行を暴かれても殺人教唆の証拠がないのをいいことにシラを切り、挙げ句全ての罪を加賀谷に押し付けようとする。 だが、そんなことをしたため、激昂した彼女に&bold(){ボールペンで心臓を刺され死亡。}&s(){はっきり言って自業自得な最期である。} 彼の死により、旅客機の操縦をできる人間がいなくなり、一時機内はパニックに陥るが、志田から事前にシミュレーターで操縦を教わっていた明智により事無きを得た。 ちなみにアニメ版では突き飛ばされて首を絞められるも、乗客の制止により&s(){残念ながら}生存。 この際、頭を強く打ったショックで失神するが、明智の操縦で着陸した後に意識を取り戻した。 &font(l){間違いなく金田一少年世界の[[メーデー>メーデー!:航空機事故の真実と真相]]ではこの事件が取り上げられたと思われる。} また某小学生探偵の方のドラマ版ではこの事件とタイトルが酷似した『高度1万メートルの密室殺人』が起こっている。 } &font(b,120%){・魔弾の射手}&bold(){ ― 殺意の四重奏} 悪魔の弾丸を射る狩人。 ドイツの作曲家・ウェーバーにより作られた傑作オペラに登場する。 7発の弾丸のうち6発は命中するが、最後の1発は自らを殺める死の弾丸となる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){石山征爾}}。 &font(b,120%){・幽霊剣士}&bold(){ ― 幽霊剣士殺人事件} 大学のフェンシングの強化合宿でその昔、練習中に何者かに刺殺された学生がいた。 それ以来、殺された学生が幽霊となって現れ、恨みを晴らすために人を殺すと噂される。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){宇佐美乙也}}。 &font(b,120%){・ゴースト}&bold(){ ― 幽霊ホテル殺人事件} 5年前の火災で多数の死者を出し、[[幽霊]]の巣窟となっていると噂される、ロサンゼルスにある曰くつきのホテル。 日本人少年が命を落とした部屋で発見された死体は次の瞬間には忽然と姿を消していた。 消えた死体はただの幽霊だったのだろうか…。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){ボブ・デイヴィス}}。 **■ノベルス &font(b,120%){・ファントム}&bold(){ ― オペラ座館・新たなる殺人} 「オペラ座の怪人」に登場する悲劇の悪・ファントムが再び登場。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){能条光三郎}}。 &font(b,120%){・&ruby(ゴースト・キャプテン){幽霊船長}}&bold(){ ― 幽霊客船殺人事件} 船内にはたった今まで人がいた形跡があるのに、誰も乗っていない幽霊客船。 その状況と同じく、豪華客船の乗組員を次々と消していく、幽霊船の船長。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){香取洋子}}。 &font(b,120%){・トロイの木馬}&bold(){ ― 電脳山荘殺人事件} コンピュータウイルスの俗称で、無害を装い標的の懐へ侵入しシステムを破壊する。 吹雪で閉ざされた山荘を舞台に殺人ゲームを企画し、シナリオ通りに殺人を行う。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){アガサ(本名:琢磨ゆり)}}。 &font(b,120%){・午前零時の悪霊}&bold(){ ― 鬼火島殺人事件} 房総沖にある小島・不知火島にある、かつてサナトリウムだった建物の一室。 午前零時に鍵穴からその中の見ると、窓の外に鬼火が飛び交う中、人間が首を吊っていた。 しかし、改めて開けてみると死体も鬼火も存在せず、全ては勘違いだったということで片づけられた。 だがその翌日、鍵穴から中を覗いた人物が、死体で発見された……。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇椎名真木男} 「&bold(){ふざけてんじゃねーぞ、バイトのくせに}」 不動ヒポクラテスセミナーに参加する高校3年生。 ボンボンで虐めっこの森村圭一と、その腰巾着である加藤賢太郎に付き従う気の小さそうな青年。 しかし船から転げ落ちた彼を助けようとした一に悪態をつくなど、本人も相当に性格が悪い。 挙句には苛めっ子の一人として2人目の犠牲者となった。 …が、 「&bold(){&color(red){あいつらを殺してから自分のことも”殺そう”って、そう思ったんだ!}}」 本性は森村たちに虐められ自殺未遂を起こした少年・海老沢邦明の親友。 自分も森村に虐められることを恐れ、嫌々ながら彼に従い海老沢虐めに加担してしまうが、それが最悪の結果を招くことに。 自分を最後まで信じていた海老沢の思いに報いるため、自分を含め森村たちを殺す決意を固める。 さらに自分が犯人であることが世間に知られぬよう、死体に化けて一たちの目を欺いた。 この工作は、自身の家族に「殺人犯の近親」という汚名を着せないためのものであった。 ちなみに自身が殺害された被害者に見せかけた犯人は彼を含めて3人だけである。 真相解明後に焼身自殺を図るが生きて海老沢に謝るように一に諭され、自殺を断念した。 ドラマ版では船から転げ落ちた際一に悪態をつくことがなく、人当たりのいい人物に変更されている。 } &font(b,120%){・魚人}&bold(){ ― 上海魚人伝説殺人事件} 上海のとある中国雑技団に「魚人」に扮する凄腕の団員がいた。 しかし、その「魚人」ぶりは周囲の人間に拒絶され、ついには自分の居場所である雑技団を追われてしまう。 自分を陥れた人間に復讐を誓った「魚人」は、雑技団に呪いをかけ自らの頭を撃ち抜き、海へと沈んだ。 死体も凶器も見つからず、人々は彼女が本当に「魚人」となって、復讐に来ることを恐れた。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){楊麗俐(本名:小林千恵)}}。 &font(b,120%){・キング・シーサー}&bold(){ ― 殺戮のディープブルー} インターネット上のオンラインゲームで君臨する神の如き存在。 自らを支持する人間を手足となるテロリストに仕立て上げ、沖縄のリゾートホテルを舞台にした大規模なテロを引き起こす。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇三井文也(アニメ版:遠藤由明、劇場版:周防武)} #center{「&bold(){ははは、相変わらず口が悪いな、茜さんは}」} 美雪の友人・藍沢茜の婚約者の一人で彼女の本命。 気さくな性格で、初対面の一らにも馴れ馴れしい爽やかイケメン。 事件の中盤では、テロリストの凶弾から茜を守る盾となったこともあった。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){そう。すべては、ディープブルーを発掘するためだった}}」} 父を死に追いやった藍沢秀一郎と同様、自分自身もまた海底遺跡「ディープブルー」に魅せられた人物の一人だった。 そして藍沢グループとディープブルーを手に入れるため、グループの関係者、さらに「本物の」三井文也を殺害し、終盤には大規模な毒ガステロを企んだ。 全ては失敗に終わり、最後の最後までしぶとく罪を認めようとはせず、トリックが暴かれた後は逃走、爆弾で津波を起こし死亡した。 ちなみに小説版では本名が語られることはなかったがアニメ版では「那国直人」、劇場版では「倉田卓也」となっている。((ついでに言うと劇場版のみ被害者のほうがクズを通り越して外道であるため彼の本性の酷さが薄れていたりする…)) } ***■ノベルス短編 &font(b,120%){・共犯者X}&bold(){ ― 共犯者X} 机の落書きを利用し、交換殺人を持ちかける。だがそれは自らの手を汚さず標的を消すための卑劣な罠であった。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){男性教師/浜岡健一(アニメ版)}}。 &font(b,120%){・殺人鬼“デモン”}&bold(){ ― 迷い込んできた悪魔} 雪山に逃げ込んだ指名手配中の殺人犯の俗称。奴は一達がいる山荘に紛れ込み、美雪の命を狙っていた…。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){恩田(本名:出門章一)}}。 ***■金田一くんの冒険 &font(b,120%){・島姥}&bold(){ ― からす島の怪事件)} からす島に伝わる伝説の登場人物。 からす島を荒らしにきた人間をつかまえて殺し、喰べてしまうという。 &font(b,120%){・どくろ先生}&bold(){ ― どくろ桜の呪い} 不動小学校に植えられた桜は花が咲くと、どくろの顔に見えることから『どくろ桜』と呼ばれている。 その木の下には、どくろ先生に食べられた生徒の骨が、埋まっているという。 **■第二期 ***■長編 &font(b,120%){・&ruby(ヴァンパイア){[[吸血鬼]]}}&bold(){ ― 吸血鬼伝説殺人事件} [[秋田県]]のとある村に伝わる伝説の怪人。 夜な夜な村を徘徊しては人を襲い、その血を吸い取るといわれている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){湊青子}}。 &font(b,120%){・ファントム&u(){&color(whitesmoke){の花嫁}}}&bold(){ ― オペラ座館・第三の殺人} 演劇「オペラ座の怪人」ファントムを演じきった天才俳優。 舞台から降りても顔の火傷を仮面で隠し、クリスティーヌを追い求める「ファントム」であり続けた。 彼はやがて本物の怪人「ファントム」になり、殺人を重ねていく。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){湖月レオナ}}。 &font(b,120%){・スパロウ}&bold(){ ― 獄門塾殺人事件} 童謡「マザーグース」の一篇に登場する殺し屋スズメ。 その羽を弓に番え、クックロビンを殺したように、極問塾の合宿所で次々と殺人を犯していく。 地獄の傀儡師に操られながら……。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){氏家貴之、濱秋子}}。 &font(b,120%){・雪霊}&bold(){ ― 雪霊伝説殺人事件} かつて雪山で遭難し、命を落とした登山家の亡霊。 同じく雪山に迷い込んだ人間を、氷漬けにして殺すと噂される。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){黒沼繁樹}}。 &color(whitesmoke){なお怪人とは別に本物の雪霊タカハシこと高橋もチラッと登場。こちらは怪人とは真逆に死してなお登山者の危機を救う勇敢な漢であった}。 &font(b,120%){・死刑執行人}&bold(){ ― 剣持警部の殺人} 女子高生を拉致、[[拷問]]し、殺した挙句死体を遺棄した少年たち。 しかし彼らは「未成年だった」という理由で、大した刑罰も受けずに釈放された。 法で裁けない彼らを断罪するべく「死刑執行人」は当事者を次々と処刑していく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇毒島陸} #center{「&bold(){3年前の反省の弁も何もかもありゃー全部でまかせだ こーしてシャバに出られたら全部こっちのもんだぜバ~カ!}」} 3年前に起きた十神まりな監禁暴行死体遺棄事件の「主犯」とされた人物。 未成年であることを主な理由に3年で出所するが、当時の反省の言葉は全て出任せと言い放ち、剣持を挑発した。 当時の自分の仲間だった多間木や魚崎が殺されていくに続き、自らも首を吊られて殺されかけるが一命をとりとめた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){剣持警部…すまねぇ}}」} 実は彼は当時の事件には関与しておらず、それどころか殺された十神まりなの友人だった。 真犯人だった多間木らのスケープゴートとなり、友人も家族もすべて失い、高遠の教唆によって剣持に全ての罪をかぶせる形で復讐殺人を敢行。 真相が判明するまでは、彼の本当の姿を知っていたのはまりなのみだったが、その後は彼女の実妹であるえりなも「毒島君」と呼び認識と態度を改めている。 } &font(b,120%){・錬金術師}&bold(){ ― 錬金術殺人事件} かつて恋琴島に渡った孤独な研究者・絵碕蔵人のなれの果てといわれる。 研究所内を自由自在に行き来し、巨大な[[剣]]で人を殺して回る。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){神丘風馬}}。 &font(b,120%){・ゲームマスター}&bold(){ ― ゲームの館殺人事件} 三角の覆面を被った謎の人物。 廃病院に拉致した参加者に、クリアできなければ死ぬという「恐怖の脱出ゲーム」を執り行う。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){麦林美佳(本名:菊川早苗)}}。 ***■短編 &font(b,120%){・飛込プールの悪霊}&bold(){ ― 飛込プールの悪霊} 昔、スイミングスクールで練習中の事故によって再起不能になった女の子がいた。 その女の子は、水を抜いた[[プール]]に飛込台のてっぺんから飛び込んで自殺したという。 以来、スイミングスクールで様々な怪現象が起こるようになる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){潮美波留}}。 **■20周年 &font(b,120%){・ヒトクイ}&bold(){ ― 人喰い研究所殺人事件} 戦時中、青森のある研究所で研究員が次々と自殺するという現象が起こった。 人々はこの連続自殺を「ヒトクイ」と呼んで恐れた。 「ヒトクイ」は全員の命を食い尽くすまで終わらない。 なお、「ヒトクイ」は厳密には怪人の名前ではないため、解決編でも一は「ヒトクイを行った人物」と言っている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){中神深志}}。 &font(b,120%){・毒龍}&bold(){ ― 香港九龍財宝殺人事件} かつて香港で一大勢力を築いたマフィアが、政府と取引して手に入れたものがあった。 マフィアのボスは殺されたが、その「龍」は全てを焼き尽くすまでとまることはない。 誰も毒龍からは逃げられない。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){楊蘭}}。 &font(b,120%){・ローゼンクロイツ}&bold(){ ― 薔薇十字館殺人事件} 地獄の傀儡師に挑戦状を叩き付けた謎の人物。 薔薇十字館の招待客に「薔薇」と「死体」を披露していく。 意味は[[ドイツ語]]で「薔薇十字」。 正体は[[&color(whitesmoke){月読ジゼル(旧名:美咲ジゼル)}>月読ジゼル]]。&color(whitesmoke){詳細はリンク先へ}。 **■R &font(b,120%){・雪鬼}&bold(){ ― 雪鬼伝説殺人事件} 東北のとある村で行われていた伝統行事で「なまはげ」の一種。 しかし50年ほど前の大晦日、この雪鬼の手によって村人がほとんど殺されてしまったという。 唯一助かった12歳の少女以外の人間は跡形もなく姿を消した。 人々はこう噂した。「村人は雪鬼に喰われてしまった」と。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇月見里光} #center{「&bold(){はっ!?またそーゆー話?もういい加減うんざりだよ!}」} IT会社「うぇぶすれっど」を経営する若きCEO。 表向きはなかなかの金髪[[イケメン]]だが、その急成長の裏には色々と黒い噂が立っており、女癖も悪いらしい。 作中とんでもなく態度が悪いうえ物騒なことばっか言っていた鯖木海斗のクズさの陰に隠れがちだが、こいつも事件が起こっても自分に責任はないと開き直り続ける。 その他、前述の鯖木にしつこく問い詰められた時に&bold(){「うるせぇ!!このキモオタ野郎!!!」}と怒鳴りつけるなど、秘書の黒木守からも呆れられる程のクズだった。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){さやか…ありがとう、さやか}}」} このキャラクターは、かつて付き合っていた同級生、雪原さやかとの関係を世間に知られないようにするため作られたもの。 かつての虐めっ子である椿原紅湖と雲沢夏樹、さらに彼女をネットで誹謗中傷した鯖木の手により、雪原が追い詰められたと思い込んだ彼は、復讐殺人を敢行する。 真相解明後は最後に殺し損ねた椿原を人質に取るも雪原の死の真相を伝えられると彼女を解放。 爆弾を爆破させ雪崩に飲み込まれることにより自殺を図るが奇跡的に生還。 &font(l){過去の事件なら死亡していた。} 彼が雪の中から見つかった要因が行方不明だった雪原のスキー板だと知ると彼女に泣きながら病室で感謝していた。 } &font(b,120%){・亡霊教頭}&bold(){ ― 亡霊校舎の殺人} 伊豆沖のとある島の中学校で30年間教頭を勤め上げた人物。 彼はミイラとなって発見されたが直後に姿を消した。 以後30年間、彼はその島に眠る金塊を守り続けていると噂される。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){遠間もえぎ}}。 &font(b,120%){・蟻地獄}&bold(){ ― 蟻地獄壕殺人事件} 流砂が集まる場所で、獲物を待ち構える怪物。 一度ハマったものは二度と抜け出せず、蟻地獄のエサとなるのみである。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){舞谷かえで}}。 &font(b,120%){・血吸い桜}&bold(){ ― 吸血桜殺人事件} 「治水桜」と呼ばれる美しい桜が見られるとある名所で、その昔起こった猟奇殺人事件における伝説。 犯人の医師は自分の患者をバラバラにして桜の木の下に埋め、その血を吸わせて「血吸い桜」を作ろうとした。 医師は犯行の発覚と共に逃亡するが、桜はその後血を吸ったかのような真っ赤な花を咲かせたという。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){葉崎栞(本名:青桐夏美)}}。 &font(b,120%){・祟り人形}&bold(){ ― 人形島殺人事件} 伊豆沖の孤島・火吐潟島に、かつて首代胴玄という名の村長がいた。 彼は島が立て続けに災害に見舞われた際、自らを首、胴、下半身に分け、それぞれ海、山、畑に埋めさせた。 それ以降災害は収まり、島には平穏が訪れたが、島民は年に一度、島の人形供養祭に参加しなければならないとされた。 もしこの掟を破れば、首代胴玄が祟りをもたらし、祟られた者は彼と同じように首、胴、下半身のいずれかが欠損して死亡したといわれる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){星坂花梨}}。 &font(b,120%){・黒い悪霊}&bold(){ ― 黒霊ホテル殺人事件} 箱根の黒陵ホテルで時折目撃されるという、全身真っ黒の幽霊。 悪霊が姿を現すと、何かしら良くないことが起こると噂されている。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇志月豹馬} #center{「&bold(){全部プロデューサーのお前の責任だろ、あぁ?}」} 映画「黒霊ホテル」を手がける映画監督。 非常に横暴で我が強く、死人が出ても撮影を続けようとしたり、弱気なことを言う役者やスタッフを脅したりしていた。 その結果犯人に命を狙われ、彼の部屋のドアノブに毒針が仕掛けられていたが、[[ビール]]入りの袋を両手で持っていた為、 ドアノブを握って動かすのではなく(取っ手を上下に動かすタイプだった為)ビール入りの袋でドアノブを動かし、足で蹴ってドアを開けた結果彼は死なず、その後部屋にやってきた宇津木が死んでしまう。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){すまない…少し泣かせてくれ……。}}」} この映画の元になったドラマのADで、1年前に自殺した一堂百太は彼の隠し子。 彼が自殺したのは自分が彼に合わない仕事をやらせたからではないかと疑心暗鬼になるが、その真相は美松と宇津木がくだらない理由で彼に陰湿ないじめを行い、自殺に追いやったこと。 それを知り、彼らに対して復讐殺人を敢行する。 真相解明後、息子が自分のことを尊敬していたということを知り、涙を流した。 } &font(b,120%){・白蛇}&bold(){ ― 白蛇蔵殺人事件} 江戸時代より続く老舗酒造メーカー、白神屋白蛇酒造が拠を構える白蛇村。 その昔、白蛇のお告げに従って掘り当てた清水を使い、酒造りを発展させてきた白神屋だが、 酒造りに邪心あれば白蛇が天罰を為すと畏れられた。 白神屋社長の前妻及び前々妻は、白蛇の祟りになぞらえたかのような、奇怪な死を遂げたと伝えられているが……。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){鷺森弦(本名:白神黄介)}}。 &font(b,120%){・[[セイレーン>セイレーン(ギリシャ神話)]]}&bold(){ ― 聖恋島殺人事件} かつて人間魚雷の訓練所があった島、聖恋島。 戦後まもなくアメリカ軍に占領されるが、同じ頃から島の中で泣き声のような不気味な音が響き渡るようになる。 アメリカ兵達はその音を「海の亡霊・セイレーンの呪いの声」と噂し、 聞き続けると心が侵されて死ぬと言った。 嵐の中で現れ、大胆不敵にも一達の目の前で次々と人を襲い、死に追いやっていく……。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){伊豆丸険}}。 &font(b,120%){・沖田総司}&bold(){ ― 金田一二三誘拐殺人事件} [[新撰組>新選組]]まつりが開かれる高幡不動。 新撰組の一番隊組長を勤めた剣士の名を騙り、一の従妹・二三を誘拐して警察に3000万円の大金を要求してきた。 受け渡し人には祭りの参加者で新撰組の剣士と[[同姓同名]]の人物を指定。そして彼らに複雑な電車の移動を要求して、次々と追手を振り切らせ、最後まで付いてきた一も脅迫して追手をなくしたところで受け渡し人の1人を突如殺害する。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){永倉新八}}。 **■37歳の事件簿 &font(b,120%){・&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){第4の}}ファントム}&bold(){ ― 歌島リゾート殺人事件} 3代目ファントム出現から20年後の歌島に現れた4代目のファントム。 これまでのファントムとは違い場当たり的な犯行で、婚活ツアーの参加者達を次々と手にかけていく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇麻生早苗} #center{「&bold(){人のお世話をするのが好きで趣味は料理なんですよ}」} 看護師。歌島リゾートで行われる婚活ツアーの参加者。 人の世話をするのが好きで趣味は料理とのことだが、作ってあげる相手はいないという理由で婚活ツアーに参加。 同じツアー参加者の桜沢楓が殺され、彼女に好意を寄せていた小野塚哲也が悲しみに暮れたとき、隣で慰めの言葉をかけていた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){さーてどうやって殺してやろうかな?コンクリの上に一本背負い?締め技で窒息?それともこの包丁でひと思いに…?}}」} 正体は連続保険金殺人の重要参考人であり、過去に恋人関係だった男に保険金をかけ次々と殺害していた。 今回のツアーに参加したのも「獲物」を物色するためであり、参加者の一人に目を付けた後は、邪魔になる人間を次々と殺害していった。 一に正体を暴かれると凶悪な本性を露わにし、一とまりんを口封じに殺そうとするが、明智率いる警察隊が介入した事で未遂に終わり、逮捕された。 後に高遠の息のかかった人間である事が判明。 高遠から「アルテミス」の名を貰い、整形によって美しい容姿を手に入れていた。 だが高遠の事を洗いざらい白状したために高遠に見限られ、高遠から指令を受けた何者かが送った毒入り使い捨てコンタクトレンズを母からの差し入れと勘違いし、それを付けた後で眼から涙を流しながらのたうち回り死亡した。 } &font(b,120%){・碧血鬼}&bold(){ ― 函館異人館ホテル 新たなる殺人} 箱館戦争で死んだ土方歳三ら旧幕府軍の兵士たちを祀った慰霊碑「碧血碑」。 「函館で箱館戦争を題材にしたイベントをやると祟られる」というジンクスが起きる時、碧の血の鬼・『碧血鬼』が出ると言う。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇岡倉純} #center{「&bold(){トップアイドル10年張ってる俺とあんたらを一緒にすんなよ?元々”格”が違うんだよ”格”が!}」} 舞台劇「函館ウォーズ」の座長を務めている、元スカイウォーカー所属のトップアイドル。 自尊心が高く座長である自分の力でもっているためデスパレードのメンバーに横柄な態度を取っていた。 事件の犯人である事が暴かれた後も水島達が影で「中古品」「ジジイ」と散々言っていたため、しめてやろうと思ったなどと身勝手な動機を言い、被害者を「どうしようもねぇクズ共」と罵倒した。 彼のヒールっぷりにまりんも「天下のトップアイドルがあんな異常な[[殺人鬼]]だったなんて」と驚愕していた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){ごめん…碧―――最期の時も一緒にいてやれなくて&br()せめて墓ぐらいは―――と思ったけど死んだ後もお前と一緒にいられそうにないよ&br()お前は天国に行けても俺は――地獄行きだからな――}}」} 真の動機は自分との将来を約束されていた恋人、矢吹碧の復讐であった。 碧は同じ事務所の先輩のルカに連れられ水島、赤座、小野寺の3人の手によって薬漬けにされて[[レイプ]]された挙げ句、非常階段から転落しお腹の中にいた子供は流産、彼女は意識不明の重体に陥ってしまう。 岡倉は彼女とその子供の未来を奪った彼らに復讐すると決心し、自身が座長を務める舞台劇を利用して水島達を自らの手で葬ったのである。 岡倉は一と面会する前日に矢吹碧が息を引き取ったことを知り絶望の表情を浮かべたが、明智に自身が死刑になったら彼女と同じ墓に入れるようにお願いした。 更に言えばその正体は高遠の息のかかった「オリンポス十二神」の一人、「アポロ」であった。 } &font(b,120%){・&ruby(ポルターガイスト){騒霊} }&bold(){ ― 騒霊館殺人事件} バブル期にスコットランドから移築され、開発会社倒産により廃屋と化した山奥の洋館「壮麗館」。 この館には「騒霊館」という俗称があり、館に棲む「騒霊」がポルターガイスト現象を起こすと言われている。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇白鳥麗桜} #center{「&bold(){そう思うんだったら、あんたが色気でもなんでも使って場を盛り上げて楽しませたら?}」} 電報堂営業二課。 見た目通りのドSな人物で、一達音羽ブラックPRを「碌に仕事も取れない下請けの中小企業」と見下しており、宿泊イベントでは雑用の殆どを一とまりんに任せてアゴでこき使っていた。 今回の企画には既にクライアントから大金が投じられていたため、当初は館で起きる怪奇現象を無理やり理由をつけてなかった事にしようとする。 その際には「脱落者が出たら、音羽ブラックPRとの契約は白紙になる」と言って一に話を合わせるように強要。 また、参加者を黙らせるためには色仕掛けも厭わず、自分に意見してくるまりんの胸倉を掴み色仕掛けをやれと迫って、まりんを泣かせた。 死者が出ると、アイコンタクトで一とまりんも[[土下座]]をさせ、自分と黒原も一緒に謝罪をするが、一達とは違い頭を下げるだけで済ませていた。 更には「[[お客様]]優先」と言いつつ自分と黒原はちゃっかり[[シャワー]]を使い、一とまりんには使わせようとしなかった。 一は彼女のドSぶりに辟易しており、まりんもストレスをため込んでいた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red){…ち……はや…?}}」} しかし、実は妹思いの姉で、彼女が壮麗館にやってきた真の理由は月森ちはやの復讐である。 ちはやは7年前に庭本たち4人がキメセクをしていたのを目撃し、彼らに生き埋めにされたまま命を落とした。 ひょんなことからそれを知った白鳥は庭本たちに復讐するため彼らをおびき寄せた。 一たちに理不尽を強いる理由はあまりなかった(無理にでもイベントを続行する必要はあった)が、途中から態度を多少軟化させているあたり素で性悪というわけではない模様。 最終的には唯一生き残った萌音を殺そうとするが、ちはやの幽霊に止められ、すべてを後悔し泣き崩れた。 } &font(b,120%){・殺人二十面相}&bold(){ ― 殺人二十面相} [[江戸川乱歩]]展に残されていた一枚の名刺カード。 そこには「怪人二十面相」ではなく「殺人二十面相」という文字が記載されていた。 最初は誤字だと思われていたが、内覧会当日に江戸川乱歩展の仕掛けを利用して次々と参加者を殺害していく。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇億野冴月} #center{「&bold(){でも今回の亜良木先生のお仕事も、素晴らしいの一言ですよ。}」} Webデザイナー。メガネ美人と言う言葉が似合う人物。 亜良木豪とは一緒に仕事をしたことがあり、[[江戸川乱歩]]展では彼の依頼でウェブまわりを担当している。 亜良木に畏敬の念を抱いており、事件中も亜良木のデザインを絶賛するような発言をしていた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){あ~あ!とーとーやっちまった...!!}}」} その正体は新興宗教団体の教祖を親に持ち、マスコミから異常なまでの取材を受けられて復讐心を持った御堂力也という青年だった。 億野の顔も彼がマスコミから[[逃げる]]ために使用している“亜良木豪”という偽名に使う顔に偶然選んだ顧客リストの1人に過ぎない。 そのため今までは顔を隠して活動していたが、ある日たまたま[[トイレ]]に入った際に本物の億野と出くわしてしまう。 その場では誤魔化して彼女のWebデザイナーの夢への協力をしていたのだがある日彼女が亜良木の顔が自分の顔に整形したと知ったことに危機感を覚え殺害。 そして亜良木の名で江戸川乱歩展のイベント企画を立ち上げ、自身をはめたマスコミ関係者を次々と殺害していった。 その際全く関係ないイベント会社のスタッフも口封じに殺害するなどかなりの危険人物であることがうかがえる。 真相解明後もしぶとく抵抗し続けどさくさに紛れて逃亡。その際最後に殺害し損ねた雑誌記者を別の場所で殺害しどこかへと去っていった。 このことからいずれ少年時代の高遠のようにまた一とまりんの前に現れる可能性がある。 長編では珍しい、自身が受けた仕打ちが犯行の動機となった人物。 } &font(b,120%){・リアル人狼}&bold(){ ― 人狼ゲーム殺人事件} 長野県飯山市の山奥にある閉鎖されたテーマパーク「ドイツの森・シュヴァルツ村」。 そこを舞台に人狼ゲームイベントが開催されるが、イベント中に本物の殺人事件が発生する。 参加者の中に紛れた「リアル人狼」は、[[ゲーム]]に見立てて「村人」を次々と喰い殺していく。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){鬼屋敷剣}}。 &font(b,120%){・首なしスキーヤー}&bold(){ ― 首なしスキーヤー事件} 北海道にある緋尻島のアルプスで語られている、首のないスキーヤーが彷徨っているという怪談。 その始まりは行方不明になった女性スキーヤーの首だけが見つかった痛ましい事故が始まりだったとされている。 単なる噂話だった亡霊は、紅尻アルプスに足を踏み入れた許しがたき者の首を奪う悪霊となる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){赤桐透}}。 &font(b,120%){・へーパイストス} かつて「地獄の傀儡師」と呼ばれた[[ゼウス]]に見初められた犯罪者『オリュンポス十二神』の一人。 監視者としての立場を貫いていたその人物は音羽ブラックPR社の関係者に成りすまし、金田一が事件に関わるように暗躍していた。 だが、同社にいた協力者が組織を裏切ろうとした為、口封じも兼ねた不可能犯罪をもって金田一に挑戦状を叩き付ける。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){内神田洋(本名:不明)}}。 **■30th &font(b,120%){・八咫烏}&bold(){ ― 八咫烏村殺人事件} [[和歌山県]]・熊野にある八咫烏村では、戦国時代にある武将が欲を出した村人達に隠し持つ財宝目当てに殺される事件が発生する。 裏切った村人達は八咫烏によって成敗され、その亡骸は鳥葬にされるが、河原に亡骸の首だけが並ぶという伝説が残っている。 だが、2週間後に湖の底に沈む八咫烏村で、伝説のごとく殺害された被害者達の首だけが現場に残されていた……。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){花鳥知不美}}。 &font(b,120%){・墓獅子}&bold(){ ― 鬼戸・墓獅子伝説殺人事件} 青森県の山奥に存在する鬼戸村で崇められている漆黒の獅子。死者の荒ぶる魂を鎮める神獣は怨念に怒り狂う魔物へと変貌し、死の舞をもって罪深き者を墓穴へと誘う。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){星宮つむぎ}}。 **■パパの事件簿 &font(b,120%){・&ruby(クライアント){暗イ暗人}}&bold(){ ― 私立探偵殺人事件} 何人もの探偵に匿名希望で依頼をした、声・性別・年齢・依頼の内容すらも一切不明の名無しの権兵衛。 多額の報酬で金田一を含めた探偵たちを集めた匿名の依頼人は暗い殺意を隠しながら、暗く光のない廃旅館を彷徨う怪人としての本性を現す。 &font(b,120%){・ミイラ歌姫} SNSに突如として現れた復讐の歌姫。 顔全体を包帯で幾重にも巻き付け、女性物の衣服と帽子で素肌を隠しながらも決して消えることない傷を負わせた「ルージュアイランド」への怨みを胸に孤独な舞台で歌い続ける。 **■TVアニメ版([[アニメオリジナルエピソード]]) &font(b,120%){・死の天使}&bold(){ ― 聖バレンタインの殺人} [[バレンタイン>バレンタインデー]]の夜、復讐のために現れ死をもたらす天使。 元ネタは「白い天使」である。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){二宮瑞穂}}。 &font(b,120%){・嘆きの鬼}&bold(){ ― 嘆きの鬼伝説殺人事件} はるか昔、とある城に美しい女がいた。 彼女は子宝に恵まれず、ついには魔物に子を祈願するが、その行為が行き過ぎて魔物の怒りに触れてしまう。 狂気に走った彼女は井戸に身を投げ、数年後に発見されたときは鬼のミイラとなっていた。 その年、周囲では原因不明の疫病が流行り、大勢の人間が死んだという。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){辻口美奈子、江波勝彦}}。 &font(b,120%){・[[ヤマタノオロチ>八岐大蛇]]}&bold(){ ― 出雲神話殺人事件} 大昔の神話に登場する、8本首を持つ大蛇の化け物。 精霊たちにより封印され、彼らの末裔が現代にいたるまでその封印を守り続けている。 しかし、一方で人間の心の闇に巣食い、人を狂気に走らせることもあった。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){坤田知代}}。 **■CDブック版 &font(b,120%){・御堂周一郎の亡霊}((※ドラマ版のみ怪人名が設定))&bold(){ ― 悪魔組曲殺人事件} 偉大な作曲家・御堂周一郎の亡霊とされる怪人。 石膏のようなマスクを着け、黒いフードを纏う。 アーチェリーの達人。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){紅亜里沙}}。 &font(b,120%){・死神}&bold(){ ― 死神病院殺人事件} かつて医療ミスにより大量の死者を出した病院があった。 その病院には[[死神]]が棲みついており、鈴を鳴らすと誰かが死ぬと言われている。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){聖正景太郎/聖正映子(アニメ版)}}。 **■ゲーム作品 &font(b,120%){・復讐の歌姫、審判の使徒}&bold(){ ― [[星見島 悲しみの復讐鬼>金田一少年の事件簿 星見島 悲しみの復讐鬼]]} 非業の死を遂げたある女性が自殺ではなく殺されたことを知り、殺人者となる道を選んだ2人の復讐鬼。 絶海の孤島を舞台に復讐を完遂できるかどうかはプレイヤー次第。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){桂木なお、阿佐桐卓也}}。 &font(b,120%){・山童の使者}&bold(){ ― [[悲報島・新たなる惨劇>金田一少年の事件簿 悲報島 新たなる惨劇]]} 財宝を巡って多くの血が流された悲報島に伝わる、宝を狙う者を八つ裂きにするという半獣人「山童」。 新たなオーナーの下でリゾート開発が進められる中、山童の使者を名乗る人物によって島は再び惨劇の舞台となる。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){葉月マユラ}}。 &font(b,120%){・禍いのローレライ}&bold(){ ― [[地獄遊園殺人事件>金田一少年の事件簿 地獄遊園殺人事件]]} 歌で人を惑わせると言われる妖精の名を騙った爆弾魔。 禍いのローレライが死の調べを奏でる時、「シェルパーク(SHELL PARK)」は血塗られた「地獄遊園地(HELL PARK)」へと変貌する。 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){白石幸子(本名:左近雅)}}。 &color(whitesmoke){実は「禍いのローレライ」は殺害された5人も含めた複数犯。そのため、厳密には真犯人の怪人名ではない}。 **■パチンコ &font(b,120%){・[[吟遊詩人]]}&bold(){ ― 長崎十字架島事件} 正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){美和絢也}}。 **■番外編 &font(b,120%){・死神マジシャン}&bold(){ ― 高遠少年の事件簿} 「死のマジックショー」を生きがいとするマジシャン。 人間を殺すと共に、その死体を使ったマジックを披露して人々を嘲笑う。 #openclose(show=▼正体は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇霧島純平} #center{「&bold(){おっ、笑ったな高遠!初めて見たぜお前の笑顔}」} 秀央高校1年生。マジック部部員。 常にテンションが高く、クラスでも物静かで浮いていた高遠に声をかけ、マジック部に誘った。 事件の第2の犠牲者で、斬られた首を机に置かれた状態で発見される。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){どんな再教育されたって俺の殺人衝動は抑えられない!}}」} 実はこの死体は、鏡を使ったマジック「スフィンクス」を利用した偽装工作だった。 &bold(){&color(red){彼の本性は「生まれながらの犯罪者」であり、&color(red,black){常に殺人衝動に駆られている生粋のサイコキラー}。}} しかも高遠に近づく女性たちへの嫉妬も混じっていた。 高遠に同じ匂いを感じて彼を犯罪の世界に誘い、断られると同時に殺そうとするが、逆にマジックにハメられて返り討ちにされた。 &bold(){&color(red){現在までの『金田一少年』シリーズ中で、&color(red,black){「殺人」という行為そのものが目的であった}(と考えられる)唯一の人物。}}((ただし厳密に言うなら小説短編の「迷い込んできた悪魔」の出門章一(ニセ恩田)も霧島と同じような犯人ではあった。)) } **■マーダーミステリー &font(b,120%){・怪盗刑事}&bold(){ ― 宝石盗難殺人事件} とあるオークション会場のリハーサル中に事件を起こした怪人物。その目的及び素性は不明である。 &font(b,120%){・血染めのピーターパン}&bold(){ ― 夢見島殺人事件} ピーターパンの物語を彷彿させる島「夢見島」に降り立った殺人鬼。その身を赤く染めながら、物語に準えて次々と事件を起こしていく。 &font(b,120%){・つらら姫}&bold(){ ― つらら姫殺人事件} 東北岩手県にある「つらら村」で昔から語られている伝承。 単なるお伽噺に過ぎなかった伝承は、現実のものとなって人間たちに冷たい殺意を向ける。 &font(b,120%){・天狼}&bold(){ ― 天狼伝説殺人事件} とある島で人々から恐れられている伝説。 夜に嵐が吹き荒れる時、その狼は生け贄の血を求めて現れる。 **■例外 以下は、登場人物が犯人を示す呼称として使ったものではないが、 ストーリーの設定や週刊誌版のアオリ文等で呼称されている怪人名。 厳密には「怪人名なし」として扱われる。 &color(whitesmoke){全員の共通点として、「一の友人」という点がある。} ・邪宗門(邪宗館殺人事件。正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){常葉瑠璃子}}。) ・黒魔術の呪い(黒魔術殺人事件。正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){井沢研太郎}}。) ・白狐(狐火流し殺人事件。正体は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){神小路陸}}。) また、 ・雪影村殺人事件 ・・犯人は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){島津匠}}。 ・雷祭殺人事件 ・・犯人は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){朝木時雨}}。 ・タワマンマダム殺人事件 ・・犯人は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){{姉小路牧子、九条美音子、園森紗英}}。 ・京都美人華道家殺人事件 #openclose(show=  ・犯人は…){ &font(b,#b369d3,120%){◇京極薫子} #center{「&bold(){汚れた花は 首を切るのが赤池流のしきたりやから}」} 赤池流本元である京極家の双子の姉の方。 かなりの美人であり、一も相当驚いていた。 …が、 #center{「&bold(){&color(red,black){───そうや...桜子を殺す───赤池流のためにも───}}」} 実はリベンジポルノにより全裸写真を流されたのは妹である桜子ではなく彼女の方。 幼少期から桜子に劣等感を抱いており、彼女を殺害したのも真犯人ではなくこっちの方である。 本性も庶民を見下す高飛車なものと、かなり性格に難がある人物。 父亡き後、華道に対してはド素人な叔父が家元になると彼女が次期家元として赤池流を独り背負っていくことになる。 しかし常に重圧がかかっており、その憂さ晴らしに複数の男と性的関係を持ってしまう。 その結果、縁談が決まった際にイチから出直そうとするもリベンジポルノを流されたことにより桜子とは完全に縁が切れてしまう。 その際の悪魔の囁きと赤池流を守るという歪んだ使命感により桜子を殺害し、それを知った真犯人(全裸写真が撮られた時桜子と一緒に[[北海道]]にいたため真実を知っていた)をも殺そうとするが返り討ちに遭い、絞め殺された後に首を切断され無惨な姿で発見されることとなった。 真犯人が犯した事件につながる事件は全て一がいない状況下で行われていたため、一自身が真犯人が犯した事件につながる事件に出くわしたのは本事件が初となる。 } ・綾瀬連続殺人事件 ・・犯人は&font(u){&font(#eeeeee,#eeeeee){小美野悠人(本名:如月悠次)}}。 に関してはアオリ文などでも怪人名の呼称がない。 長編シリーズで公式側が本編中のみならずアオリ文などでも怪人名を定めないのは少年時代はごく少数だったが、37歳時代になってからは増加傾向にある。 **■スピンオフ &font(b,120%){・剣持勇}&bold(){ ― [[金田一少年の1泊2日小旅行]]} 別に何か犯罪を行った訳ではない。 と、言うかただ単行本の巻末オマケの楽屋裏的ネタ漫画での「第1回怪人慰労会」に呼ばれ、参加していた。 そして、何故自分が参加していたのか疑問を持っていたが、逆に怪人たちは誰も疑問を持ってくれなかった。 *【余談】 **■怪人の動機 原作版の長編のみについて犯人たちの動機をまとめてみると復讐がダントツで多く35件(七人目のミイラや不死蝶や巌窟王などは純粋な復讐と呼べるかは微妙)。 中でも恋人のための復讐が13件を占める(ジェイソンは一応恋人にカウント)。 また、血縁者では家族を複数まとめて失ったケースが8件(母親以外と直接の面識が無い七人目のミイラ、被害者が直接手を下した訳ではない死刑執行人と血吸い桜、綾瀬も一応カウント)、さらに父親絡みのケースが7件となっている。 逆に兄弟姉妹のための復讐は意外と少なく、姉妹単独は長編では吸血鬼(異母姉)・ジェイソン・錬金術師・騒霊(いずれも妹)のみ、男兄弟単独にいたっては金田一シリーズ全体から見てもスコーピオン(兄)しかいない(複数を含めた場合、血吸い桜・綾瀬(いずれも兄と両親)、祟り人形(姉と姪)も該当する)。 ちなみに家族・恋人以外の人物のための復讐は、かつてはノベルスの午前零時の悪霊とアニオリの嘆きの鬼しかいなかったが(どちらも親友のための復讐)、最近はヒトクイ(上司)・亡霊教頭(恩師)など原作でも増加傾向にある。 復讐にプラスして別の動機(口封じ以外)も含まれているパターンは3件(いずれも形は違えど身近な人間を守るため)。 他の動機では、遺産相続がらみが4件(うち首狩り武者、白髪鬼、ゲームマスターは子供に遺産を相続させるためのもので、自己のために遺産を欲したのはコンダクターとなぜ暖炉は燃えていたのか?のみ)、特に同情されにくい過去の犯罪の隠蔽が4件(放課後の魔術師、赤髭のサンタクロース、見えざる敵、葬送銀貨)、自分を暴行した人物への報復が1件(道化人形)、結婚詐欺及び保険金殺人絡みが1件(4代目ファントム)、日頃の恨みが爆発が1件(タワマンマダム)、自分の出自を暴いた者への報復が1件(殺人二十面相)で最も珍しいパターンとなっている。 また、勘違い・誤解・すれ違いなどもある。 他の[[ミステリー]]作品ではありがちな「権力を握るため」や、現実世界の事件ではよくある「男女関係のもつれ」といった動機での殺人は、長編では今のところない。 「会社を手に入れる」という動機では葬送銀貨が当てはまるかもしれない。 一方、短編はあまり話を壮大に出来ないからか割と身勝手な動機や小さい動機が多い。 しかし中には長編に匹敵するような悲しい復讐もある。 最も同情されないであろう、いわゆる「快楽殺人鬼」はほとんどおらず、短編小説(殺人鬼“デモン”)と[[スピンオフ]](死神マジシャン)に1件ずつしかない。 地獄の傀儡師に快楽殺人鬼の傾向はあるが、彼自身が引き起こした事件自体は復讐であり、自分が手を貸す相手も復讐に燃える人物ばかりである。 他には、犯罪組織を裏切ろうとした者への制裁&一への挑戦(ヘーパイストス)という特異な動機も1件ある。 **■「怪人」という呼び名について 「怪人」というとどうしても『仮面ライダー』に登場するような「超人的な力を持った怪物」といった存在を想像しがちだが、本来は「怪しい人物」や「正体不明の不思議な人物」を指す言葉である。 そのため、『金田一少年の事件簿』に登場する怪人は「&bold(){本来の意味での怪人}」と言えるだろう。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,42) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ネタバレ項目で有る事を明記、もしくは犯人の名前を白にしてドラッグしないと見えないようにしておいた方が良いかと -- 名無しさん (2015-01-29 03:00:32) - 一番最初はファントムじゃなくてオペラ座の怪人じゃなかったか?今手元にないから確認出来んが、犯人名の使い回しはなかったハズ -- 名無しさん (2015-01-29 05:38:59) - ゲーム版の審判の使徒と復讐の歌姫の追記が出来る方はお願いします -- 名無しさん (2015-01-29 09:55:37) - 山童の使者もゲーム版でいたな -- 名無しさん (2015-01-29 10:20:24) - 蟻地獄の項目に興味が湧いた、プリーズ -- 名無しさん (2015-01-29 13:57:49) - 聖バレンタインの殺人の「死の天使」も入れていいんじゃない? -- 名無しさん (2015-01-29 18:00:51) - 出たな!ショッカーの怪人!! -- 名無しさん (2015-01-29 19:19:06) - ゲーム版もなら山童の使者とか禍いのローレライとかも出来ますか? -- 名無しさん (2015-01-29 22:12:47) - 狐火流し殺人事件の白狐もお願いします -- 名無しさん (2015-01-29 23:02:59) - ネタベレ回避ご苦労様です・・・と思ったらなんかどっかの兄妹だけ丸見えだぁ!w いや、リンクあるから仕方ないんだろうけどさw -- 名無しさん (2015-01-30 01:04:35) - それぞれの事件の犯人に怪人としての異名があるところが中二心をくすぐるんだよなぁ -- 名無しさん (2015-01-30 09:50:57) - ファントム系はともかく雪関係おおいな。あと、怪人名のない雪陰村はやっぱり特殊な雰囲気だ。 -- 名無しさん (2015-01-30 10:09:14) - そして俺はそんな奴のことを「お肉切りたい君」と呼んでいる -- 名無しさん (2015-01-30 14:42:58) - ↑5確認してみたけど、狐火流しは雪影村と同じで怪人名では呼んでないよ。強いて言うなら「白狐」ではあるけど。 -- 名無しさん (2015-01-30 17:41:27) - 改めて「招かれざる客」は秀逸だな。タロット山荘はストレートすぎるが「隠者」でもいけたかと思う。 -- 名無しさん (2015-01-30 21:16:28) - 怪人名『ゴーレム』、『オモチャの兵隊』 -- 名無しさん (2015-02-19 19:40:15) - 今やってる吸血桜の怪人名はどうなるんだろ?「ちすい桜」になるのかな? -- 名無しさん (2015-05-18 19:50:29) - そして俺はそんな奴のことを「お肉切りたい君」と呼んでいる -- 名無しさん (2015-06-02 09:30:05) - 秘宝島の怪人名は「山童」と誤解されることがけっこうある 作中で印象強いしね -- 名無しさん (2015-06-02 12:26:47) - 最近「怪人の変装」が見えなくて寂しい・・・ここ最近だと「雪鬼」と「錬金術師」位だし。「ゲームマスター」は変装じゃないし。 -- 名無しさん (2015-07-09 00:13:56) - 雪影村は今井達也とか神送りの矢とか言われる場合もあるね。雷祭は例えさえ聞いたことが無いけど。 -- 名無しさん (2015-08-05 00:12:55) - 怪人達で、無関係な人間を殺めたのは長編で8名。 ちなみに一の友人達(犯人)は無関係な人間を殺めていない。 -- 名無しさん (2015-10-08 21:45:23) - 無関係な人間を殺めていない小城と高遠(マネージャー時代)。 しかし、一を躊躇なく殺そうとする姿勢はいかがなものかと。 -- 名無しさん (2015-10-09 22:38:33) - ↑ でも、一ピンチを切り抜けてる事から、本気で殺す気があるのか疑ってしまう。 -- 名無しさん (2015-10-09 22:40:10) - 今度の怪人は祟り人形でいいのかな? -- 名無しさん (2015-10-26 16:16:31) - あれ、「兄弟姉妹の復讐」のところ、スコーピオンとジェイソンの他に、吸血鬼も当てはまるんじゃないのかな?それとも異母姉妹だからノーカンなのか…? -- 名無しさん (2015-10-26 17:54:48) - 物凄く格好良いのから黒歴史レベルのダサイのまで盛り沢山ですな。 -- 名無しさん (2015-12-04 04:07:19) - ↑というより後期になるにつれ酷くなっている。ネタ切れなのかな -- ローゼンクロイツ (2015-12-04 04:23:09) - 「赤髭」のサンタクロース、怪盗「紳士」、「Mr.」レッドラムと男性をイメージさせる怪人名ほど女だったりする -- 名無しさん (2015-12-04 05:13:45) - こんなに怪人がいるのに宿敵扱いされる高遠の別格さよ -- 名無しさん (2015-12-04 22:39:09) - 「権力を握るため」はキングシーサー、葬送銀貨とかは? -- 名無しさん (2015-12-23 21:40:21) - 「殺戮のディープブルー」での怪人名"キングシーサー"…ゴジラ「!?」 -- 名無しさん (2016-03-06 14:11:59) - 連続殺人の実行者という意味ではその通りだけど、怪人の正体や裏工作者いう意味では、首狩り武者=仙田猿彦、血吸い桜=冬部蒼介という方がしっくりくる気がする。 -- 名無しさん (2017-03-03 14:53:53) - 真犯人ではないミスリード要員はどのくらいいますか?(電脳山荘のスペンサー、幽霊客船にナカムライチロウ、みたいな) -- 名無しさん (2017-07-21 20:16:53) - 犯人総選挙に投票するとファントムから巌窟王までの犯人が描かれているポスターがもらえるらしい。そのポスターに書かれている『この中には犯人しかいない!!』で滅茶苦茶笑ったwww -- 名無しさん (2018-02-16 20:09:18) - ↑巌窟王どころか沖田までの長編の犯人全員映っていたは……。 -- 名無しさん (2018-02-17 12:11:42) - 犯人総選挙に高遠、六星、千家は入って来ると予想できたけど、刈谷と村西が3、4位に入って来るとは思わなかったな。 -- 名無しさん (2018-02-24 10:01:07) - 「怪人の由来はほとんどが事件が起こる地に伝わる伝承や噂によるところが大きいが」 ←悲恋湖とジェイソンって、あんま関係ないよね。 -- 名無しさん (2018-10-21 22:35:11) - 「ただの殺人犯のくせにかっこつけて変な名前名乗ってバカじゃねーの」って本人(まだ正体がばれる前)の目の前で言ってやりたい -- 名無しさん (2018-11-07 21:10:16) - ↑2 本家ジェイソンはクリスタルレイクという湖で殺人をやってるから関係ないともいえん。 -- 名無しさん (2018-12-26 11:23:53) - スマホだと犯人バレバレだな。スマホでも白抜きで隠れるやり方かオープンクローズで隠せるか、あるいは名前を書かずに各事件のリンク先に行かないとわからないようにした方がいいんじゃないか。 -- 名無しさん (2019-02-27 00:46:30) - 4月の第3週に怪人のガシャポンが出るらしい。公式サイトに載ってた。 -- 名無しさん (2020-04-01 18:56:35) - 金田一の犯人達の動機を見て復讐心は分かるのだが、殺人で訴えてしまったら被害者がやった事と大して変わらないし、無関係の者でも証拠がバレそうになれば口封じで殺害する事もあるからあんま同情できない。 -- 名無しさん (2020-12-25 21:51:46) - 招かれざる客の正体は佐伯航一郎だよ。美作碧ではないよ -- 名無しさん (2022-01-21 22:05:23) - 出た.....〇〇の仕業だおじさん! -- 名無しさん (2022-05-08 18:03:42) - 金田一の犯人達は一が説得で済ませてくれるからいいが、バーローや謎を喰らう魔人の前で悪あがきをしたら、前者は麻酔針か顔面サッカーボール、後者は謎喰いによる廃人化の制裁が待っているのだし。 -- 名無しさん (2022-11-10 07:05:08) - ↑でも説得の暇がなく推理の後で更なる被害者を出した七人目のミイラのような犯人だったら、それぐらいの保険があっても良いように思う。廃人化はやり過ぎだけど。 -- 名無しさん (2022-11-10 07:29:40) - 怪盗の三代目だったら犯人に対し自首するように促すが、往生際が悪ければ命を奪う事も辞さない。特に地獄の傀儡子と殺人二十面相には容赦しないだろう。 -- 名無しさん (2022-11-14 06:47:06) - 星見島は倒叙型ゲームだから犯人の名前(=プレイヤーキャラ名)見えててもいいのでは -- 名無しさん (2023-10-10 18:55:38) - 殺人二十面相こと御堂力也。高遠とその配下ですら持て余してる状況でこれからあいつどう話に関わってくるんだろう?絶対自分の復讐は果たしたからといって恥をかかされた金田一を放っておくタイプじゃないよな。 -- 名無しさん (2024-04-29 10:36:14) - コナンの犯人はのちにスピンオフ名から「犯沢さん」と呼ばれる“シルエットに意地悪そうな目と口”だが、金田一の怪人は基本的にシルエットのみ。ただしまだ設定が固まっていなかったFILE1『オペラ座館殺人事件』の歌月のみ、一度“灰色ではなくドット模様のシルエットに見下ろし三白眼”だったシーンがある。当時はなかなか怖かった記憶。 -- 名無しさん (2024-10-13 21:09:05) - 見えてても問題ない人を「スマホだとバレバレ」ではない風にしてみたけど、うっすらとは見えてるんだよなぁ…… -- 名無しさん (2024-11-05 00:32:32) - [[規約違反項目議論所]]の議論に基づき、削除審議中の「能条タイプ(金田一少年の事件簿)」の項目から、能条以外の犯人の記述を本項目に移設しました -- 名無しさん (2025-04-11 15:08:40) - 首狩り武者の犯人の正体のところ、ジェイソンのセリフが紛れてるぞ -- 名無しさん (2025-06-29 21:02:51) #comment #areaedit(end) }

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