鬼・姫(艦隊これくしょん)

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&font(#6495ED){登録日}:2017/06/06 Tue 04:09:08 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:共通部分のみなら約 2 分、個別解説全てを読むなら約 116 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[ゲーム]][[艦隊これくしょん -艦これ-]]に登場する敵、[[深海棲艦>深海棲艦(艦これ)]]の分類。 #region(open,目次) #contents #endregion() *概要 深海棲艦の中でもより人に近く、そして明確に言葉を発するものは「鬼」「姫」という特殊な艦種が与えられる。 といっても艦としての特色は個体によってバラバラで、 戦艦や空母といった既存艦とほぼ同一のものも多いが、一部は特異な性質を持つものも。 イロハの名前がつけられた通常種よりも登場頻度が少なく、所謂ネームドエネミーの扱い。 見た目は限りなく人間体なので、印象は半ば深海棲艦版艦娘に近いものがある。 史実の艦や(陸上型なら)施設をモチーフにしているものも多く、分かりやすく艦娘が深海棲艦化したようなものも。 基本的には同じ名前でも「姫」は「鬼」よりも強い、上位版の形態であることが多い。 さらなる上位種として「水鬼」「水姫」も存在する。 しかし水鬼より明らかに強い姫が出てきたりと、艦娘のレアリティと同様あまり意味をなしていない。 彼女らの大半は&font(b){イベント専用のボス}であり、一部の例外を除いて通常海域にはあまり登場しない。 最奥のボス旗艦として出現し、通常の深海棲艦を凌駕する能力をもって提督の艦隊を迎え撃つ。 通常種と比較した場合の特色としては、高い耐久と装甲。 HPは数百にも及び、装甲は近年登場のものはほとんどが昼戦火力キャップを超える高い防御力のため、 昼戦の間は特効を突かなければ、カスダメ以外はまともにダメージが通らず、 基本的には夜戦での高火力艦に撃破を任せることになる。 また、一部のものは更に「陸上型」という分類がされ、((鬼・姫以外では砲台小鬼,トーチカ小鬼,対空小鬼も該当)) 雷撃の対象にならない、砲撃戦で空母の艦爆による攻撃対象にならない、夜戦での雷装値を無効化する、といった厄介な特徴を持つが、 その分三式弾や大発動艇などを始めとする、対陸上装備などの特効が弱点となっている。 ただ航空機を運用するタイプは攻撃機が全て撃墜されるか、 損害(中破相当)以上のダメージによって砲撃戦で行動不能になるという空母と同じ制限を持つ。 更に更に&bold(){極一部は対陸上装備が有効な陸上型のような水上艦の鬼・姫}なんてものも存在したりする。 &bold(){10年以上の戦いのあまりに数が増えたせいで文字数制限に引っかかる事態が発生した。} 敵の種類が多くなったため、遂に分割することとなった。 艦これ2期から登場した姫クラスは[[2期以降の鬼・姫(艦隊これくしょん)]]へ、ゲーム本編以外の深海棲艦は[[本編以外の深海棲艦(艦これ)]]へ。 *一覧 **2013年初登場 ***泊地棲鬼/泊地棲姫 #openclose(show=イマイチド、ミナゾコニカエルガイイワ…){ #center(){&b(){キタノカ…}} #center(){&b(){オノレ…イマイマシイカンムスドモメ…}} CV:野水伊織 2013年春イベントより登場。初めて言葉を発した深海棲艦である。下半身が巨大なサブユニットと結合しているが、姫になると切り離して本来の下半身が露わになる。 航空戦、砲撃戦、雷撃戦すべてに参加可能という当時の敵艦船としてはハイスペックを発揮し、鬼・姫がただの深海棲艦ではないことを思い知らせた。 「姫」にグレードアップすると各能力が上昇し、特に耐久は180から300に大幅アップ。こちらの装備が不十分だと撃沈が難しくなる。 ステ的にはレ級eliteより弱い?当時はゲーム自体が黎明期でゲージ回復もあったんやで。 2022年10月現在、泊地棲姫は艦娘側の事を「艦娘」と呼称する唯一の深海棲艦となっている。 「艦娘の敵として登場したキャラクター」という括りで見ても、霧の大戦艦級「コンゴウ」「キリシマ」のメンタルモデルしかいない。 アーケード版では泊地棲鬼の登場海域がE-4になった都合上、泊地棲鬼がサブユニットから分離して姫になる演出が存在する。 っていうか砲撃のモーションはあまりの禍々しさにビームを撃っているようにすら見える。 また、何故か沿岸部に棒立ちで動かない仕様のため魚雷が当て放題になっている。 } ***装甲空母鬼/装甲空母姫 #openclose(show=フフフフ…){ 4-4「カスガダマ沖海戦」のボス旗艦を務める。ネームド深海棲艦の中で唯一言葉は一切発さない艦だった。 が、遂にアーケード版で声を貰えた。とはいえ多少の笑い声と、撃沈時の悲鳴ぐらいだが。姫になると露出度が増えて明らかに… 初めから通常海域に生息するボス格の深海棲艦であり、その後も南方海域の各所で姿を見せていた。 航空戦、砲撃戦、雷撃戦に参加するのは泊地棲鬼・姫と同じ。装甲空母とつくが、性質はどちらかというと航空戦艦に近い。 泊地棲鬼と比べて各ステータスは低いが、姫にグレードアップするとほぼ同じ性能に並ぶ。 忘れかけられた頃になってイベントにたまに登場するが、インフレの進む他のボスと比べると、中途半端さが否めない。 とはいえ2015年夏イベントのE-5道中に登場した時は、残り1回になると陣形が単縦陣に固定され(それまでは輪形か単縦かランダム)、その火力を遺憾なく発揮、意外な撤退要因として提督たちを戦慄させた。腐ってもボス艦である。 艦これ2期からは、4-4のボスマスの旗艦にいるのが装甲空母姫か軽母ヌ級flagshipとなり、装甲空母鬼がどこにもいなくなってしまった。 おまけに5-2や5-4ではどちらもいないため、一気に彼女たちを見る機会が激減してしまった。 &font(l){5-2にいないくせにゲージシルエットは装甲空母姫のままだけど} アーケードでは第弐回イベント海域のE-2とE-5に登場。甲でのみ装甲ゲージが付与されており、思うようにダメージが通らない事もあるが、実は雷撃を当てると一撃で破壊可能。 乙~甲だと随伴艦隊を連れているが、丙では彼女と護衛の浮遊要塞3体のみ&耐久値低めの編成なので戦いやすくなっている。 また航空サークルが独自の仕様となっており、縦三列の正方形が前方から迫るといった物だが、艦隊の速度によっては船速最大で直進すれば普通に回避可能。 通常海域では4-4に登場するが、編成は護衛のたこ焼き三体に加えフラタを含む五隻編成の随伴艦隊。合計九隻を相手にする羽目に。 4-4にして早くも連合艦隊である。そして5-2では…。 装甲空母鬼はこちらを睨みつけながら悲鳴を上げて爆発の中に消えていく。そして装甲空母姫は空に向かって両手を広げながら無言で炎に包まれるのだった。 } ***南方棲鬼 #openclose(show=ココハ、トオシマセン){ #center(){&b(){イラッシャイ…カンゲイスルワネ…}} CV:竹達彩奈? 2013年夏イベントに登場したボス。ビキニ姿が眩しい。 仕様上は戦艦に準ずるが、立ち位置は中ボスということもあって性能はル級flagship程度。 その微妙な立場に加えて後述の完全上位互換が存在する影響か、その後長いこと再登場機会に恵まれなかった。 …が、2019年冬イベント『邀撃!ブイン防衛作戦』で&bold(){約5年4か月ぶりにイベント海域に復活}。前段作戦の最後のボスとして登場する。 ステータスも上昇して強化はされているが、第一ゲージボスの重巡棲姫や道中のダブル戦艦レ級やダブル戦艦棲姫やギミックの方が厄介なこともあり、時代に置いてかれたボス扱いされ、やっぱり不遇なままだった。 おまけに早波掘りでの鬼門は道中と南方棲鬼の&bold(){随伴艦隊にいるPT小鬼群}だと言われる始末。 せっかく復活したのに碌な扱いをされない南方棲鬼は泣いていい。 2024年夏イベントでもE5-1の輸送ボスとして&bold(){丁作戦のみ出現}するのである意味レア。ただしE4もE5も中規模史上最凶難易度と言われた超高難易度イベントだったことで、丁作戦を選んだ提督が3割弱にも上ったため、遭遇した提督も多かった。本人の性能は据え置きで随伴も貧弱だが、道中に全難易度共通で陣取っているネ級改は厄介なので、大破しても退避できるように司令部は積んでおきたいところ。ちなみに丙作戦以上では南方棲戦姫がボスになるが、こっちはこっちで甲と乙以下で輸送難易度があまりに違うのに唖然とした提督も多かった。 艦これアーケード版では『南方海域強襲偵察!』(2017年4月26日~同年5月31日に開始)にて登場する事が発表されたが、そのPVには&font(b){くるくる回転しながら海面に着水してドヤ顔を決める}やたらとアクロバティックな南方棲鬼がそこにいた。 また、そのPV内では艦載機を出しつつ主砲をやたらめったら撃ちまくるという出るゲームを間違えてるんじゃないかと思うぐらい派手な砲撃を披露していた。 ちなみに艦載機は右手の掌から射出している。 対砲撃装甲と我が身を盾にして旗艦を庇う、随伴艦の浮遊要塞3体により思うようにダメージを与えられない…と思われがちだが、実は魚雷を命中させれば&font(red){一撃で}装甲ゲージを破壊することが可能となっており、しかも相手の後方から魚雷を射出すれば、浮遊要塞の援護防御を発生させることなく旗艦にダメージを与える事が可能であることが判明。 この誰が呼んだか『&bold(){&font(red){ケツ魚雷}}』により、装備と編成によってはワンパン中破~大破も夢ではない戦術が広まり、周回攻略の要のように扱う提督も少なくは無い。 魚雷も使用してくるが、最大船速にしていると妙に命中率が悪い。&font(l){(当たらないとは言っていない。)} なお魚雷のみならず、艦載機攻撃でも有効打を与える事が可能。 } ***南方棲戦鬼/南方棲戦姫 #openclose(show=オチナサイ!){ #center(){&b(){ワタシノホウゲキハ…ホンモノヨ…}} CV:竹達彩奈? 2013年夏イベントに登場したボス。格好は概ね南方棲鬼と同じだが、姫になるとかなり際どい格好に・・・ 南方棲鬼の強化版なだけあって、火力等が大幅に上昇している。姫はもっと無慈悲に上がる。 しかし最大の特徴は、戦鬼に限り装甲値がたったの&b(){10}しかないこと。 これにより大ダメージを与える事は容易となっている。 後に南方海域でも5-2に南方棲戦鬼が、5-3、5-5に南方棲戦姫が配備されたが喋らなくなった。 おまけに南方棲戦姫に限りボス随伴でしか登場しないため別に倒さなくてもいい扱いだった。 艦これ2期になると南方棲戦姫が同じ海域にいる上にボス旗艦として昇格した(5-5のボス旗艦は空母ヲ級改flagshipとランダムかつ、随伴の場合あり)。 特に5-5でボス旗艦を担当する時は随伴に戦艦レ級eliteを2体引き連れて単縦陣か複縦陣を組むという、極悪編成で迎え撃つことに。 &font(l){でもこれだけ昇格したのに肝心のボイスは一切貰えなかった} 一方で南方棲戦鬼は5-2が他のボスに差し替わったと同時に姿を消してしまった。 やはり装甲10ではダメだというのだろうか…。 南方棲鬼と同じく南方棲戦姫も『邀撃!ブイン防衛作戦』で約5年ぶりにイベント海域に復活。&font(l){南方棲戦鬼はいらない子} 最終海域での輸送ボスとして登場。 ステータスも&bold(){耐久が380に、装甲がなんと188に上昇し((戦艦棲姫(耐久400装甲160)や空母棲姫(耐久350装甲150)よりも総合的に硬くなっている))}、電探も装備しているなど強化はされているが、輸送ボスで随伴もそれ程強くはないため輸送成功するための条件は非常に緩い。 問題はこちらではなくイベント開始と同時に&bold(){通常海域の南方棲戦姫もこの強化されたタイプに置き換わっている}ので、5-3と5-5の難易度が更に上がってしまった。 特に装甲が188もあるせいで改二重巡の夜戦連撃がカスダメで終わる事もあるのが非常にキツイ。&font(l){Wエリレだけでも面倒なのに} 2024年夏イベントでは5年ぶりにボスとして復活。E5-1で輸送ボスとして丙作戦以上で出現。 道中にネ級改がいる以外は乙以下ではなんら問題ないのだが、甲では随伴に駆逐ナ級IIe(量産型)eliteとヌ級改flagshipが2隻ずついる上に基地航空隊も使用不能で友軍も来ないため、無策で突っ込むと返り討ちにされるのは必至。 しかもこのゲージの札は使い捨てなので戦力も投入し難い。事実上砲撃支援でナ級を潰すのが前提になるので、資源消費も嵩みやすかった。なお丁だとボスが南方棲鬼にランクダウンする。&font(l){やっぱり南方棲戦鬼はいらない子} アーケード版では南方棲鬼と同様のイベント海域の後段作戦(2017年5月11日~同年5月31日に開始)のE-6に登場。 前段作戦E-3に登場した南方棲鬼とは打って変わって、甲作戦では&bold(){&font(red){旗艦&5体の浮遊要塞にフラヲ2体&フラタ3体&エリニで構成される艦隊}}から挟み撃ちを受け、砲撃サークルの多い南方棲戦鬼/姫による集中砲火と第二艦隊のフラヲによる艦載機攻撃に晒される…という地獄絵図が待ち構えている。 南方棲鬼と同様に至近弾持ちの砲撃サークルと&font(l){命中率の悪い}魚雷も健在だ。 しかしE-3と同様に対砲撃装甲ゲージが付与されているため、ここでも&bold(){&font(red){ケツ魚雷}}の出番。周回のお供として広く使用された。 &font(l){どちらかと言えば敵編成よりも周回に要する時間、掃討戦の引き運、財布の中身に悲鳴を上げる提督が多いのかも知れない。} 通常海域では5-2に鬼が登場。援護防御も担当する護衛要塞4体を引き連れているが、ゲージがある程度減ると、何故か装甲空母鬼&浮遊要塞3体の随伴艦隊も出現。 砲撃サークルを避けたと思ったら随伴艦隊の航空サークルが別方面から迫ってくる、という地獄絵図を見ながら&bold(){&font(red){鬼2体の連合艦隊}}を相手にする…のだが、イベント海域を突破出来た提督なら攻略は可能。 しかし5-3に登場する姫は耐久値&font(red){816}と離島棲鬼に次ぐ高さであり、耐久値283の護衛要塞を5体も引き連れてくる。 その上5-3では開幕夜戦と昼戦が時間経過で変わる仕様であり、昼では随伴艦隊にフラヲが3体も交じり、開幕夜戦はエリワ旗艦ではあるが、このマップの夜戦は視認範囲が極端に狭く、砲撃サークルがギリギリまで接近しないと見る事も出来ず、&bold(){耐久値も砲撃火力も高い旗艦&高耐久値のたこ焼きに昼の場合はヲ級の航空サークル、夜戦では闇討ち同然に迫る砲撃サークル、何故か敵だけ夜戦でも航空攻撃が可能}といった[[ファンサービス>ファンサービス(遊戯王ZEXAL)]]が待ち受けている…。 } ***飛行場姫/飛行場夏姫/飛行場棲姫 #openclose(show=ダカラ、ムリナノヨ…/ウフフフ…){ #center(){&bold(){ナンドデモ…ミナソコニ…シズンデ…イキナサイ…}} CV:味里? 2013年秋イベントに登場したボス。深海棲艦では初となる陸上型ボス。 史実の陸上基地をモチーフにしているだけあって当時としては非常に耐久力が高く、しかも陸上ゆえに雷装無効といった厄介な特徴を持つ。 しかし、実は三式弾を装備した艦娘が攻撃すると大ダメージを与えることが可能。これらの特徴は後に実装された他の陸上型ボスにも共通する。 突如として登場した既存艦とは全く毛色の違う陸上型、夜戦マップとボス前ランダム羅針盤によるボス到達率の低さ、このイベントが最後のゲージ自動回復、何よりボス戦でも夜戦開始で、しかも随伴艦を倒してしまうと昼戦に移行せず一巡で終わってしまうという理不尽な仕様から、参加した多くの提督をトラウマに叩き込んだ。 モデルがガダルカナル島のヘンダーソン飛行場だとされており、初登場時の艦隊名が「敵リコリス航空基地」となっていることから&bold(){リコリス・ヘンダーソン}という愛称で呼ばれることもある。 ゲーム中の三式弾特効についても、1942年に金剛と榛名がガダルカナル島へ三式弾を用いた夜間砲撃を敢行したという史実ネタである。 #center(){&bold(){…アツイ…ノ?アツイ…デショオ…?}} CV:石上静香? 2015年夏イベントではアイアンボトムサウンドに再登場。再登場と同時に声色が戦艦棲姫のようなものから後述する水母棲姫のようなものにガラッと変わっている。 今回は昼戦開始で普通の戦闘の上に、通常状態では装備が旧式のままなのでさほど脅威にならないが、ゲージ破壊段階に限り新型艦載機を装備し、途端に攻撃力が跳ね上がる。 どうでもいいことだが…今回の飛行場姫、被弾ボイスが初登場時よりもエロい気がする。 &bold(){&font(#c0c0c0){ヤァダ、イタイジャナイ…コワレチャウ…ウフフッ…!}} 2016年冬イベントでは、新システムである空襲戦のお披露目として登場。 遙か遠方から陸上爆撃機で攻撃してくるのみで、直接対決はできない。 2016年春イベントでは、同じく空襲戦でちらっと見える以外にも、中枢棲姫の随伴として登場。 なお、ヘンダーソン基地としてはリコリス棲姫が登場したことで、飛行場姫は他海域にも建造されていることになったようだ。 2022年春/梅雨イベントで反跳爆撃を行うタイプと対潜攻撃ができる「飛行場姫(哨戒機配備)」が登場。 反跳爆撃を行うタイプは跳弾により雷装値が高くなり&bold(){空襲での事故率が大幅に跳ね上がる}ことに。 新派生種「飛行場姫(哨戒機配備)」は青白いオーラとなり対潜眼鏡を掛けているのが特徴。 文字通り鳥型艦攻を使った航空攻撃を仕掛け、&bold(){コイツがいる空襲マスでは潜水艦に強力なダメージを与えることができる}。 この新たな2種の登場によって、飛行場姫しかいない空襲マスは癒し、空襲マスは潜水艦だけで通れば無害、という定石を過去のものにしてしまった。 2024年夏イベントでは「飛行場夏姫」が登場。 デザインは新規のものだがボイスはいつもの飛行場姫。なぜか欧州周辺でしか登場しない。 何気に2017年以来の夏姫シリーズだったりする。 2025年春イベントでは舞台で先行登場していた「飛行場棲姫」が登場。&s(){ボイスはいつもの} 第5海域のみの登場だが空襲マスや集積地棲姫改の随伴などで姿を現す。 ステータスは平坦だが制空値が高い。 後に「超重爆飛行場姫」や「太平洋飛行場姫」という亜種も見つかったが彼女との関連性は不明。 見た目はそっくりだがボイスが完全に別人。 艦これアーケードでもブラウザ版の2013年秋イベントのリメイク版が開催された事により当然彼女も参戦。 その時の声色は初登場時の13秋イベのものに戻っていた。 } ***戦艦棲姫/戦艦夏姫 #openclose(show=シズミナサイ!){ #center(){&bold(){アイアン…ボトム…サウンドニ…シズミナサイ…}} CV:味里? 2013年秋イベントで初登場したラスボス。 黒いドレスをまとった戦艦の姫であり、後に「ダイソン」という渾名で旗艦限定海域で何度も顔を見ることになる。 派生種の戦艦夏姫、戦艦棲姫改込みの詳しくは&bold(){[[こちら>戦艦棲姫]]}で } **2014年初登場 ***港湾棲姫 #openclose(show=ナニモ、ナニモワカッテイナイ…){ #center(){&bold(){クルナ…ト……イッテイル…ノニ……}} 2014年春イベントのボス。陸上型ボスであり、飛行場姫と比べて耐久が低い代わりに火力が高く、しかも攻撃力の計算は空母のそれを用いているので実際に受けるダメージはかなりのもの。飛行場姫より耐久が低い点を付き、三式弾の特攻ダメージで潰す戦法は十分使える。 しかし彼女に関して重要なのはそこではなく、その有り余る&font(b){分厚い胸部装甲}にある。 詳しくは&bold(){[[個別項目>港湾棲姫(艦これ)]]}で。 } ***離島棲鬼/離島棲姫/北端上陸姫 #openclose(show=コリナイコタチ…){ #center(){&bold(){ココマデ…クルトワ…ネ……イイ…デショウ…}} 2014年春イベントのボス。セクシーでタイトな服装の多いボス格の深海棲艦の中でフリルとリボンで飾ったゴスロリ風のファッションという異質な格好をしている。 同じく陸上型ボスだが、更に火力が底上げされているので戦艦の装甲など意味をなさない。 イベント初登場時には戦艦棲姫を従えて現れ、自身とダイソンの凶悪な耐久力で提督を苦しめた。 …のだが、提督の印象は驚異的な耐久と装甲で攻撃を受け止めてしつこく生き残りターゲットを散らし続ける戦艦棲姫の方が強く、やれ&bold(){影が薄い}だの&bold(){このイベントのラスボスはダイソン}だの散々言われる羽目になってしまった。 長い間再登場がなく、離島という名前もあってぼっちの引き篭もりキャラ扱いされることもあったが、2015年夏イベントにてギミックマスで久々の再登場を果たした。 その後、2016年3月11日メンテナンスで実装された6-4にボスとして降臨。鬼から「離島棲姫」に進化して立ち絵も微妙に変化している。 さらに従来の陸上型と違い彼女はハードスキンタイプの陸上型であり、三式弾の特効補正が若干低い代わりに、大発動艇系も特効になるという、異なる対地特効を持つ存在。 何より随伴の集積地棲姫と複数の砲台子鬼を伴い、砲撃戦でまともにぶつかると高火力高装甲で、多くの提督を禿げ上がらせている。 オマケに通常の集積地と砲台小鬼3体が随伴なら艦載機を飛ばすタイプ、集積地-壊もしくは通常集積地と砲台小鬼2体が随伴なら完全砲撃タイプと、編成によって大幅に仕様が変わる珍しい特徴の持ち主。 火力・制空力が限定される上に支援も出せない事も加わり、当初はイベント深部海域と比較できるほどの最凶難易度と言わしめる要因となった。 あまりに絶望的すぎる難易度は、恐らく後に実装された基地航空隊を運用する前提だったのだろう。 基地航空隊実装後は陸攻で砲台子鬼や集積地棲姫を叩き潰せるようになり、高難易度でこそあるものの、昼戦で敗北が決まる事が普通な程の理不尽難易度ではなくなった。 2017年春イベントでは、北方の占守島に上陸侵攻を進める「北端上陸姫」として登場。流石にロシアの気候にゴスロリファッションは厳しかったのか防寒着姿になっている。 が、航空基地のすぐ目の前に陣取ってしまったために、必要行動半径1と全ての航空機が届き、随伴も貧弱なのに潜水艦ルートによって多数の空母を入れた艦隊で行くことができ、昼戦は潜水艦に攻撃を吸われてしまい、九七式艦攻系の特効もありフルボッコにされる。 おまけに彼女のいるマスには新艦娘の占守や択捉、既存艦でもあきつ丸や明石がドロップし、随伴の貧弱さに加えて甲だとノーマルワ級が3体、乙以下だと2体確定で出てくるため、ゲージ破壊後でもろ号消化や掘りがてらにまたフルボッコにされるというあんまりな扱いだった。 更にアーケード版での「出撃!北東方面 第五艦隊」では彼女の出番は&bold(){コンパチ元の離島棲鬼に奪われたせいで出番なし}というもっとひどい扱いを受けた。 } ***北方棲姫 #openclose(show=チョウシニ…ノルナッ!){ #center(){&bold(){コナイデ…ッテ…イッテル…ノ…}} CV:金元寿子 2014年夏イベントのボス。陸上型の要塞だが、その姿はまさかの紐パンロリで、提督からも瞬く間にかなりの人気を得た。 見た目はロリでも中身は姫クラスにふさわしい強さの陸上型ボス。 特に戦力ゲージ破壊直前となる最終形態では火力が2倍近くまで上昇し、耐久も500と高いので道中の厳しさと合わせて辛い。 #center(){&bold(){カエレ……ッ!}} 2014年9月12日のアップデートでは少々の弱体化を施された上で新海域3-5の道中に再配備。通常海域配置のボス格では初の声付きとなった。 夏イベで散々&font(l){蹂躙}攻略された怒りからかグラフィックの表情が&font(b){激おこ}になっており、元来の制空力に加えて自分以外を全て浮遊要塞で固めるという凶悪な航空戦力でボーキを禿げ上がらてくる。 なお、深海棲艦なのに季節ごとにやたら追加グラフィックが豊富。 詳細は&bold(){[[個別項目>北方棲姫(艦これ)]]}で。 艦これ2期では多くの海域がリニューアルされた一方、北方棲姫のいる3-5は珍しく一切変更なしだった。 } ***空母棲鬼/空母夏鬼 #openclose(show=テッキチョクジョウ、キュウコウカ!){ #center(){&bold(){ナンドデモ…ナンドデモ……シズンデイケ……!}} CV:藤田咲 2014年夏イベントに登場したボス。空母でありサイドテールの見た目や台詞から、とある一航戦との関係を匂わせているが…? 初登場のシステム「連合艦隊」使用下で戦うことになる。 それまでありそうでいなかった、純粋な空母タイプのネームド艦。中破以上で沈黙するなど概ね正規空母と共通するところはある。 開幕航空戦は苛烈そのもので、要求制空値がかなり高い上に大破艦を量産される。 空母のくせに異常なほどの火力を持っており、威力が大幅にダウンする&bold(){輪形陣+T字不利でも昼砲撃戦で大和型を軽々ワンパン大破させる}驚異的な火力を持つ。 それどころか、空母が大幅に弱体化するはずの夜戦ですら致命傷を与えることも。 同年9月末に実装された中部海域では何と6-1のハズレルート終点、いわゆる「お仕置き部屋」マスの旗艦としてまさかの再来。 大型艦建造限定の伊401をドロップする可能性があるが、確率は極めて低い。 艦これ2期では6-1のハズレマスにいるのに加え、5-2で空母ヲ級改flagshipと共に&font(l){装甲空母姫と南方棲戦鬼たちを追い出して}ボスマスの旗艦を務めることとなった。 5-2にいる個体は赤いオーラの新型艦載機を積んでいるため思った以上に制空値が高くなるので注意が必要。 イベントでは上位版の空母棲姫が頻繁に登場する一方、こちらは15年夏イベント以来出番がない。 ……と思いきや、2017年夏イベントで「空母夏鬼」として、帽子をかぶったバカンスモードで久々に登場。 しかし、ダブルゲージの1本目のボスとして出た以外は、後半海域では空母夏姫ばかりなので、影が薄いのはあまり変わらず。 そして忘れた頃の2023年夏イベントのE6-1の戦力ボスに登場。甲のみ常時分身しているが輪形陣固定なので全く驚異にならない。本イベントの山場ともいえる第6海域では癒しスポット。 } ***[[空母棲姫/空母夏姫>空母棲姫]] #openclose(show=シズメ…!/ヤラレルカヨ…!){ #center(){&bold(){ヒノ…カタマリトナッテ…シズンデシマエ……!}} CV:藤田咲 空母棲鬼の上位バージョン。長い髪と片方だけのサイドテールは、やっぱり一航戦を彷彿とさせる。 他にも艤装のあちこちがボロボロになることや、率いる艦隊名(任務部隊Y群)から、珊瑚海海戦で損傷を受けながらも急ピッチの修理で戦線復帰、ミッドウェー海戦にて日本の機動部隊をほぼ壊滅させる大戦果を挙げた米軍の空母ヨークタウンも入っているのではないかと言われている。 彼女の派生種として空母夏姫(Ⅱ)、空母棲姫改がいるがいずれも空母棲姫のボイスの使い回しだったが…。 #center(){&bold(){セッカクナノデ……オモウゾンブン……}} #center(){&bold(){シズメ…テ……アゲマショウ……?}} CV:松岡美里? 2022年春/梅雨イベントで初登場した空母棲姫Ⅱはセリフや声が今までの空母棲姫のものとは異なり、髪が短くなりサイドテールからポニーテールに変わっていることから某Essex級を彷彿とさせる変わりよう。 派生種込みで詳しく知りたい人は[[&bold(){個別ページ}>空母棲姫]]で。 #center(){&bold(){シズカナキモチ……ソウカ…ダカラワタシハ…/ナンドデモ…クリカエス……カワラナイ…カギリ…!}} #center(){&bold(){コレデオワリジャ…ナイ……!アナドルナ…ッ!}} } ***中間棲姫 #openclose(show=ナンドデモ、シズンデイケ…!){ #center(){&bold(){ユウバクシテ……シズンデイケ……!}} CV:[[川澄綾子]]/榊原良子(アニメ版) 2014年夏イベントに登場したボス。モチーフは名前通り(Midway=中間)ミッドウェー島基地。この作戦における攻略対象である。たゆんたゆんの胸部装甲に目が行きがち。 初登場がまさかの空母棲鬼より手前の航空戦マス、という色々な意味で驚愕の邂逅を果たした陸上型ボス。 この時は全力で相手しなくても問題ないが、ボス旗艦として戦うときはしっかり撃破せねばならない。 たこ焼き艦載機を所有しているのでたまに強烈な一撃が飛んでくる。 北方棲姫と同じく本気モードが存在。本気モード時のHPは当時歴代最高の600を記録した。 更に装甲も180と戦艦棲姫を上回るのだが、陸上型ボスであるが故に三式弾が有効なことと、随伴艦が護衛要塞と駆逐後期型のみと非常に貧弱なこともあって昼戦でS勝利できることも多かった。 アニメでもMI作戦の主要標的として登場。当初は飛行場姫で登場し、撃破された後変異して中間に進化した。 なお、声はハマーン様に変わっている。川澄さんも大淀役でレギュラーだったのに何故だろう。 最期は艦娘の一斉砲撃によって体が内部から膨れ上がり、どこぞの[[ハート様]]の如く&bold(){&color(red){爆発四散}}、木っ端微塵になった。 こうして赤城達は敗北の運命から逃れることができた。のだが… &color(silver){このあまりに惨い最期には「敵だからってこの惨いラストはねぇよ」「中間ちゃん可哀想」と制作側が批判される事となり、ただでさえ右肩下がりになっていた艦これアニメの評価を完全に決定づけてしまった。&br()作中の艦娘目線からすれば最大の攻撃目標であり、現実目線から批判するのはお門違いなはずだが…。} } ***駆逐棲姫 #openclose(show=オチロ、オチロ!){ #center(){&bold(){ヤラセハ…シナイ…ヨ……ッ!}} CV:小澤亜李 2014年秋イベントに登場したボス。夏イベントで実装された白露型五番艦『春雨』に酷似しており…というかほぼそのまんま深海棲艦になったような姿。&font(l){声は明らかに違うけど} ここまでそのまんまの姿になっったのは、史実においてこのイベントのモデルである渾作戦で没んだ艦が、敵味方合わせても春雨だけだったことからではないかと推測されている。 その説を後押しするものとして、駆逐姫の両足が欠損していることがあげられる(春雨は艦尾を損傷して沈んだ為)。 また、他のボス格と違って青い妖気を纏っている。別名「わるさめ」。 以降のイベントで度々現れる、特定の艦娘とほぼ同じ見た目の深海姫の先駆け的存在。 駆逐艦とはいえ姫クラスだけあってその能力は極めて高く、装甲は&bold(){115}という硬さを誇る。 この海域の攻略には軽巡(最大でも2隻まで)と駆逐だけの水雷戦隊で挑まなければならないため、昼戦だけで落とすのはほぼ現実的でないのだが、昼戦を小破以上で生き残ると強力な雷撃が飛んでくる。 夜戦に持ち込んだら持ち込んだで極めて高確率で魚雷カットインを放ってくる。昼戦で大破した艦に吸われる事を祈るしか無い。 しかも制空権がどうやっても取れない上に&bold(){制空互角だと夜偵発動率0%}という仕様も相俟って使える夜戦装備は探照灯・照明弾に限られる。 その後2015年6月に実装された6-3にて通常海域に進出を果たした。ゲージ削り中は弱体モードでボス艦隊の僚艦、最終形態では本気モードで旗艦を務める。 この海域も水上機母艦+水雷戦隊という貧弱な編成でクリアしなければならないという苦行マップである上、ボス最終形態は僚艦が、&bold(){タ級flagship×2、リ級flagship、二級後期型×2}という秋イベを軽く上回る鬼畜編成となる。 おまけに中部海域のため決戦支援は不可能である。ひどい。 しかし、2期になってから潜水マスの燃料弾薬の消費軽減、強力な四スロ水母や四スロ軽巡艦娘の増加など、4戦ルートの実用性上昇とこちらの戦力のインフレもあって実装当時よりも相対的に難易度が緩和している。 その他にもイベントではちらほら出現することもあるが、大型艦相手になると装甲を上回る火力でひねられてしまう。 また最近では駆逐古姫にお株を奪われがち。 ちなみにその駆逐古姫とは2017年春イベントでの第二海域の輸送作戦で、駆逐棲姫がボス艦隊旗艦、駆逐古姫がその随伴艦として共演している。 2024年夏イベントでは第4海域の水雷マスで登場。 最大の鬼門と称される第3ゲージへの道中にいるのだが随伴にいるのが二級後期型elite2体、&bold(){ナ級Ⅱe(量産型)elite2体}、&bold(){ソ級elite}であり、陣形は単縦陣か梯形陣か警戒陣。 無対策だと強烈な先制雷撃が3本飛んでくるのボス戦どころではなくなる。 道中支援でナ級を吹き飛ばすのを祈るか女神を載せてゴリ押すか基地航空隊を投げて減らすかを迫ることになった。 アーケード版では驚異的な速力と魚雷カットインで水雷戦隊に立ちふさがる。特に回避力が高く、高練度の艦娘によるカーソル収束の命中ボーナス付き一斉射撃すらカス当たりにしてしまう事も。 ただし射程が「中」で対空能力も高い訳ではないので、大型艦には一方的に撃たれるというブラウザ版を思わせる弱点もある。 戦いに敗れ爆炎に包まれた駆逐棲姫が最後に見たものは、青く静かに輝く満月だった。 #center(){&bold(){ツキガ…ツキが…きれい}} } ***空母水鬼 #openclose(show=ソウイウコトサ…テェッ!){ #center(){&bold(){ススミタイノ…カ……?}} CV:小澤亜李 2014年秋イベントEX海域のボス。空母棲鬼と同じく正規空母で、特徴もそれに準じる。巨大な艤装の上に座った本体は、翔鶴に似た姿をしている。&font(l){声は明らかに違うけど} 初めて登場した水鬼タイプで、艦種表記こそ鬼になっているが空母棲姫並みの航空戦力や能力を持つ。 特に装甲は&bold(){190}と、これまで最上位だった戦艦棲姫や中間棲姫をも上回る。ここまで装甲が高いと、夜戦であってもハイパーズか魚雷カットインくらいしか安定して大ダメージを与えるのは困難。 確実に仕留めるにはガチ艦隊とガチ決戦支援が必要。 ちなみに「水鬼」とは「船幽霊」のことを指す。 それから全く音沙汰が無かったが、2018年冬イベントにて約3年ぶりにイベント海域に復活した。 トリプル戦力ゲージのトリのボスを務めており、水上戦闘機や基地航空隊で制空を拮抗にまでもつれないと戦爆カットインを飛ばしてくる。 しかし特効艦が夜戦まで残っていれば、夜戦連撃だけであっけなく倒れてしまうことも。 2019年春イベントでは遂に道中マスに姿を見せる事に。 彼女がいるマスはギミック担当も兼ねているので一度はS勝利する必要があるが、こちらは空母機動部隊で行くことになるので苦戦はしない。 問題は新たなスタート地点が出るまで彼女のマスを通ってボス削りをする事であり、道中のキツさとゲージの削り辛さが合わさって難関海域になる一因を作っている。 2022年春/梅雨イベントで再登場した時は、ようやく機動部隊で彼女に挑めるように。 …なったのはいいが敵の航空戦力は空母水鬼のみなのが運の尽き。 こちらの航空戦力に蹂躙され、なすすべなく撃破されるのだった。 とは言え、空母仲間である空母棲姫や水鬼仲間である戦艦水鬼と比べるとどうも出演機会に恵まれない。 改形態やⅡ形態になれば出番が増えると思われるのだが…。 &s(){最近戦艦棲姫より出番が多い空母棲姫が過労死しないうちに} } **2015年初登場 ***軽巡棲鬼 #openclose(show=サセヌ、サセヌワ!){ #center(){&bold(){ニドトフジョウデキナイ…シンカイヘ……シズメッ!}} 2015年冬イベントに登場したボス。難易度に応じた2つの姿を持ち、弱体化版は史実におけるトラック島空襲で沈んだ那珂と阿賀野をミックスしたような容姿をしている。付いたあだ名が「ダーク那珂ちゃん」「闇阿賀野」「那賀野」 艦娘を直接モチーフとしているためか、青い妖気を放っている。 姫ではなく鬼だからか火力と雷装は本気モードでも駆逐棲姫と同じくらいと控えめだが、装甲は170と戦艦棲姫を上回る。 …が、軽巡の特性(敵艦隊に潜水艦がいれば必ず対潜攻撃をする)と連合艦隊の仕様(第2艦隊旗艦は大破しても進軍可能で絶対に轟沈しない)、そして対潜装備がなく戦闘時の陣形が単縦陣である(対潜攻撃力が最も低くなる)ことを逆手に取られ、第2艦隊旗艦に潜水艦を据えるという奇策が考案されて何もできずに封殺されることが多かった。 %%次のイベント以降で連合艦隊旗艦に潜水艦を据えることができなくなったのは恐らくこの時のせい。%% 2015年春イベントでは序盤海域の道中に出現、更にその後6月に実装された4-5のこちらが重量編成時でのボス前マスにも出現するようになった。%%よく左遷とか降格とか言われる。%% 2期でも4ー5の空母3ルートでのボス前マスにいるが、流行の高速+統一編成だとスルー出来るので見向きもされない。&s(){哀れ} } ***戦艦水鬼 #openclose(show=ナキサケンデ、シズンデイケ!){ #center(){&bold(){ヤクニタタヌ…イマイマシイ……ガラクタドモメッ!!}} 2015年冬イベントおよび2015年春イベントEX海域のラスボス。一説では元となった艦が長門であるとも言われている。 本体も艤装も戦艦棲姫をゴージャスにしたような容姿をしている。こちらも難易度に応じて姿が変わり、本気モードではドレスが大きく破れたセクシーな姿で艤装の手の上に乗っかっている。 戦艦棲姫のことを「ダイソン」と呼ぶことから戦艦水鬼は「ネオダイソン」もしくは「スーパーダイソン」という渾名で呼ばれることが多い。 &bold(){火力252、装甲200}という常識を超えた能力値を持つ。どのくらい火力が強いかと言えば&bold(){T字不利でも余裕で昼戦キャップに達する}ほど、どのくらい頑丈かと言えば&bold(){夜戦のハイパーズですら連撃ではカスダメで弾かれることが多い}ほど。その他の艦では一番威力の高い魚雷カットインでもカスダメにされることも… 更に難易度甲にてあと1回撃破でクリアできる状態になると、&bold(){随伴艦に戦艦棲姫が2体出てくる}。%%壮絶トリプルダイソン%% クリアには&bold(){昼戦で最低限姫以外の随伴艦を沈め}、&bold(){できるだけ戦艦水鬼や戦艦棲姫のHPを削り}、&bold(){夜戦攻撃までに夜戦火力要員が中破せず}、&bold(){夜戦の命中やカットイン率を上げる補助装備を全て用意}して、&bold(){夜戦火力の高い艦の魚雷カットイン}(無論カットインであれば発動確率を引き当てる)か、&bold(){連撃でも威力の高い雷巡の夜戦攻撃が直撃し}、&bold(){装甲乱数の低い部分を引いてできるだけ大ダメージを与える}、と運ゲーに次ぐ運ゲーを乗り越えなければならない。ただ、練度と支援の働き次第ではS勝利も出来ないことはない。 昼戦ではカスダメ以外まともにダメージが与えられず、高夜戦火力艦で装甲を抜いて落とす必要があるという、近年のイベントでは基本の戦い方が実行できるかどうかを見極める存在であった。 2015年春イベE6海域でもラスボスを務めるが、引き連れてくるのは空母棲姫1人とだいぶマシになっている。 2018年冬イベントではE7海域のダブルゲージの最初のボスとして3度目の登場を果たす。ここでは戦艦棲姫改と同じく、「戦艦水鬼改」としてパワーアップした状態で登場する。 非常にしぶとく、甲難易度に至っては史実特効艦による魚雷カットインか、軽空母の夜襲カットインが無いとほぼ撃破不可能。 乙以上の最終形態になると2015年冬イベント同様、随伴に戦艦棲姫を2体従えるようになる。 向こうも連合艦隊を組んでいる事もあってか基地航空隊や支援艦隊に友軍支援なども上手く刺さらなければならず、おまけにその基地航空隊をボスに派遣しようとするならば二式大艇が必須という、乙以上攻略での最大の山場となっている。 2019年春イベントでも&bold(){戦艦水鬼改}が再び登場。 しかも今回は&bold(){中枢棲姫の随伴}におり、他の陸上型に紛れてしれっといる。おまけに&bold(){丙以上で削り時から常時登場}。 何気に随伴として出てきたのは戦艦水鬼時代の時を含めて今回が初。 鉄壁の守りと圧倒的な火力で妨害する姿はまさにネオダイソン。 おかげで他の陸上型やPT小鬼群の面倒さも含め、ゲージ削りはS勝利どころかA勝利すらやり辛く、苦行と呼ばれることとなった。 おまけにフレッチャーを始めとする掘り作業でも、一人だけ陸上型じゃないのをいいことに((丙なら他の水上艦に輸送ワ級がいるが大抵開幕航空攻撃で消し飛んでしまう))ことどとくS勝利を妨害する目の上のたんこぶな存在にもなった。 2019年秋イベントでは通常の戦艦水鬼として超久々にイベント海域に登場。 前段作戦である第三海域のボスとして登場しているのだが非常に弱い。特効持ちに該当する艦が多く随伴も弱いため、道中対策に先制対潜艦3隻投入してもS勝利できる程。ゲージ破壊可能なラインに突入すると戦艦水鬼改へと変化するが油断さえしなければ勝てるだろう。 なお、戦艦水鬼マスでは新規艦娘のDe Ruyterや約2年3か月ぶりの入手機会が訪れた天城などがドロップするため何度もフルボッコされることとなった。 だが後段実装と同時に戦艦水鬼は牙をむくようになり、最終海域の輸送ボスとして戦艦水鬼改がボスとして待ち受け、輸送ゲージ破壊後だと戦艦水鬼改-壊となり泊地修理マス出現ギミックを妨害するように。 更に戦力ゲージでは甲作戦限定で戦艦水鬼改が随伴で常時2体いるという、ダブルネオダイソン改体制でダブルネ級改と共に防空巡棲姫を守る鉄壁の城塞としてこちらを待ち受ける。 2020年梅雨/夏イベントではダイソンシリーズより速い登場で第二海域に登場。 ダブルゲージの2ゲージ目の随伴に戦艦水鬼改が登場する、のだが肝心のボス旗艦がヲ級であるため攻略するだけなら全く苦戦しない。 しかし掘り目当てだと戦艦水鬼改だけが生き残ってA勝利止まりが多発したため、そういった面でウザがられる事になった。 2020年秋/冬イベントでも戦艦水鬼改が登場。 今回は最終海域のラスボスである深海竹棲姫の随伴としての登場だがなんと今回は全難易度で登場する。 丁の最終形態と丙以上の前哨戦で1体、丙以上の最終形態で2体並んでおりこちらの攻撃をダイソンする。 珍しく最終形態でも壊状態にならないものの、同じく高耐久高防御の空母棲姫改が丙以下で1体、乙以上で2体いるので何の慰めにもなっていない。 結果として昼戦で中破大破を量産し、夜戦では攻撃を逸らして妨害する絶望の壁として猛威を奮った。 2023年早春イベントでは最終ボスの随伴として戦艦水鬼が久々の登場。 通常の戦艦水鬼としては初の随伴入りだが、最後まで改にもならず分身もせず、他の随伴の空母棲姫Ⅱやネ級改よりも装甲が低いせいで型落ち感が否めなかった。 2024年春イベントでは二海域に登場。 まず第三海域の第1ゲージで戦艦水鬼改が旗艦で登場する。かつて旗艦で震え上がらせたこともある彼女が甲作戦においては本イベント最高難易度のゲージのボスとして立ちはだかる。削り段階から空母棲姫IIが随伴しているだけならともかく、ボス前のマスでレ級eliteが単縦か複縦で襲ってくるため無対策では歯が立たない。さらにゲージ破壊段階ではレ級と空母棲姫は例によって増えるため、撃破は非常に困難。正直大和か特効が確認されている長門の特殊砲撃ぐらいしか有効打が無いのもそれに追い打ちを掛けていたりする。乙以下ではレ級がノーマル固定、ボスマスの旗艦の装甲も下がるのでそこまで苦労しない。 さらに最終海域のラスボスの随伴に丙作戦以上で2体の戦艦水鬼改が他の姫5体に混ざって出現するが、肝心のボス旗艦である深海伊号水姫が潜水艦なのでボスの撃破においてはほぼカカシである。ただし砲撃は他の姫も含めてまず避けられないので大破艦が量産されることには注意。 2025年春イベントでは前段作戦のラスボスの条約外巡洋艦水姫の随伴として戦艦水鬼改で登場。 ボス共々最終形態で装甲が300を超えるので装甲破砕していないと非常に硬い。 特殊砲撃を使うのも手だが大和型も長門型も後段で使いどころがあるのでコロラド級の特殊砲撃をする人もそれなりにいた。 上記の事から最近はインフレの影響で戦艦棲姫の代わりにボス随伴として出番を着々と増やしている。 今後は戦艦棲姫の後釜としてイベント皆勤になる時が来る、かも知れない…。 &s(){ネオダイソンの名は伊達じゃない} } ***港湾水鬼 #openclose(show=スコシハヤルノカ?タノシイナ…!){ #center(){&bold(){ハルノ…イクサ……ハジメテ…ミルカ…?}} CV:久野美咲? 2015年春イベント海域のボス。[[港湾棲姫>港湾棲姫(艦これ)]]のパワーアップ版で、性能が戦艦寄りになり、艦載機に加えて強力な連撃を繰り出してくる。 ただでさえ凄まじかった属性てんこ盛り状態がさらに過剰にボリュームアップされ、特に谷間がえらいことになっている。 さらに眉間に影がさしているため &bold(){「[[ドエレー“COOL”じゃん・・・・?>特攻の拓]]」} &bold(){!?} とか言いそうなキレた表情をしているように見え、提督達を戦慄させた。みんな[[&bold(){身に覚えが}>北方棲姫(艦これ)]]あるからね。仕方ないね。 セリフを聞くと怒っているわけではないようだが…見た目と乖離した声音であり、異国の地・異国の海で漂っている事を寂しがっているようであり、散り際に桜を幻視する。 %%被弾が続くとイコクノチ連呼する%% 2015春イベントがインド洋沖で展開されたセイロン沖海戦であると推察されている事から、彼女は沈んだ日本艦もしくはイギリス艦艇なのでは推察を呼んでいる。 当初はあまりにもほっぽいじめが過ぎたためブチ切れた港湾棲姫の姿と思われていたが、海域の違いなどから別個体と認識されている。 セリフから翌年以降の春イベントで登場するかと思いきや、2期になって2019年秋イベントで再び登場することに。 ボイスはなく第二海域のルート短縮ギミック担当マスにいる。のだが… ルート短縮すると言っても空襲マス1戦のみ、追加ルートを通るには駆逐艦最低4隻必須という制約のせいでギミック自体が罠と言われる始末。 結果として港湾水鬼の顔を見ることなく海域を突破する提督が続出するという、何とも言えない再登場となってしまった。 アーケード版でも「発令!第十一号作戦」の後段作戦に登場、表情は憤怒というより冷笑に近い。 他の深海棲艦と違い撃破しても爆発せず、横たわった身体から光の粒子を放つ。 どこからか飛んできた桜の花びらに触れると「サクラ…キレイナモノネ」と呟き、穏やかな顔をしながら&bold(){消滅する}} ***泊地水鬼 #openclose(show=ダカラ…ナンドキテモ、オナジナノヨ…!){ #center(){&bold(){モウ…トベナイノ……トベナイノヨ……ワカル?…ネェ…}} 2015年春イベントEX海域(E5)のボス。泊地棲鬼・姫は戦艦だったがこちらは陸上型。本気になると足に接続した艤装を切り離すところは同じ。 常に過去への未練を口にし、ダメージを受けると狂った様に笑う、今までの深海棲艦でいそうでいなかった[[&bold(){病んでるタイプ}>ヤンデレ]]。暗いBGMがさらに煽る。 「もう飛べない」と嘆き悲しみ、散り際に大きな翼を見る等嘗ては自由に空を舞っていた事を匂わせているが、何故彼女が深海棲艦となっているのかは不明。 モデルとなっているのは日独連絡機として飛び立ったがインド洋で消息を断った大きな翼が特徴的であったキ77の2号機、及び英国空母ハーミーズ辺りが推定されている。 最終形態(甲)で&bold(){火力219、装甲240}と恐るべき能力を持つが、何故か艦上戦闘機を装備しておらず、味方に潜水艦がいると砲撃を封じることができるなど、明確に付け入るスキが存在する。 その為潜水艦にダメコンをガン積みにして強行突破することで彼女の昼戦攻撃を事実上無力化出来る。また陸上施設であるため三式弾が特効。 但し夜戦に突入すると潜水艦に攻撃しなくなり、主砲と徹甲弾に火力219を持つ彼女との正面からの殴り合いを強要される。勿論直撃すれば長門型や大和型でさえ大破する可能性が高く、潜水艦に気を取られる昼戦中に中破ないし大破に持ち込まなければ被害は甚大なものになる。 それ以降の2016年イベントまでの西方海域派遣海域でも、海域ボス以外の場所に佇み、ギミック要員かあるいはレアドロップ掘りで、何度か殴り込まれることに。 2018年初秋イベントでは、「泊地水鬼 バカンスmode」として久々の登場。艤装をベッドのようにして、スク水のような水着でくつろいでいる。 しかも、バカンスのため海中にいるとされ、&bold(){陸上型ではなく水上艦扱い}となっている。 &font(l){もうシュールすぎて悲壮なセリフが全く似合ってない} 対地装備特効がない代わり、普通に雷装が有効なので、夜戦火力を打ち込めば撃破できる。 バカンス仕様は通常だと艦載機を飛ばして航空攻撃をしてくるが、壊状態だと艦載機の代わりに魚雷を装備するため一切航空能力を持たなくなる。 2019年夏イベントでも「泊地水鬼 バカンスmode」で登場。 去年までは「泊地棲鬼」という艦種だったが、通常仕様では「航空戦艦」、壊になると「戦艦」と艦種が変更されている。 相変わらず飛ぶ気がないものの、なんと最終海域の第一ゲージのボス担当となっている。 随伴も集積地棲姫 バカンスmode、砲台小鬼、PT小鬼群といった陸上&PTという地獄のような組み合わせだが、今回の泊地水鬼は&bold(){対地特効の乗る水上艦扱い}らしく、対地装備に滅法弱い上になぜか雷撃にも特効が乗る。対地装備の水雷艦であれば、砲撃のみならず雷撃が刺されば撃沈できるくらい弱い。 オマケに艦爆に特効がある事も後に判明し、艦爆を2スロ積みした攻撃さえ刺されば勝てる程度に落ち着いている。 &font(l){道中の潜水新棲姫 バカンスmodeと空母夏姫の方が厄介だとか言ってはいけない} また集積地棲姫 バカンスmodeと砲台小鬼たちと同じく同海域の第二ゲージのボスの随伴としても登場しており、ボス旗艦を守る面倒な存在にもなっている。が、弱点も変わっておらず、随伴でも日進の開幕雷撃一発で4桁ダメージを食らい爆発四散する光景が見られた。 アーケード版にも登場 壊状態になると浮遊し、頭部の羽のような艤装が放つ赤い電流で苦しむようになる。最後は左頭部艤装を失い倒れるが、空に戻れることを喜びながら金色の粒子となって消えていった。 &font(l){バカンスmodeで帰って来るかも} #center(){&bold(){マタ、アノソラニ…ああ…きれい…大きな翼!}} } ***水母棲姫 #openclose(show=モットヨ、モット…。クロクナッテ…?ホラ、ホォラ!){ #center(){&bold(){イイノヨ……?コッチニキタラァ……?}} CV:石上静香? 2015年夏イベント海域のボス。水上機母艦の姫で、調整版戦艦レ級といったところ。このイベントで登場した、水上機母艦の瑞穂がモチーフだろうか。 後に瑞穂と水母棲姫が対になっているイラストが発表された((モデルグラフィックス2015年12月号表紙))ので、彼女が瑞穂の対の存在であるのはほぼ確定と言っていいだろう。 爆撃機による攻撃と開幕雷撃を備えているが、航空戦はまだともかく、雷撃は輪形陣のためあまり痛くないし、砲撃火力も普通の戦艦クラス。 が、例によって装甲がかなり堅く、最低でも150、最高で195。 それでも制空をとって普通に殴っていれば倒せるが、問題は難易度に関わらず随伴に空母2隻がいるため制空値が高く、特に難易度乙ではゲージ破壊時、難易度甲では常時にわたって、随伴に&bold(){空母棲鬼2人}がいるという凶悪な布陣を取ってくるため、航空優勢を維持するにも桁違いの制空値を要求される。 また下記の防空棲姫と同じく、同マップにいる飛行場姫を何度か倒すと与えられるダメージが上昇するのだが、素の装甲でも戦艦水鬼より低いのもあって全く気付かれずに、ギミックが明らかになった後もスルーして倒されることが多かった。 が、最大の問題は&font(b){瑞穂は彼女のレアドロップである}という事。 これにより、難易度甲の場合は&bold(){随伴に付く空母棲鬼2人も相手にした上でS勝利をもぎ取る}という多大な出血を強いられる羽目になり、 特に情報もなく甲で突破したイベント先行組を阿鼻叫喚の渦へと叩き込む事になった。 その後、5-3ボスドロップや大型建造など瑞穂の入手手段は追加及び緩和されたものの、ここで邪魔された恨みを忘れていない提督も多いとか。 2015年秋イベントにもボスとして登場するが、戦力の過半をドラム缶を積載可能な艦に割いた輸送護衛部隊で挑む必要があるため、S勝利を妨げる難敵と化している。 こういうところのレアドロップに&bold(){再ドロップまで一年待たされた秋月}を仕込んでくるのだからたまったものではない。&bold(){チクショウメー!} 海域クリア後ならドラム缶を気にせず挑むことはできるのだが、出撃できるのが戦艦、空母、雷巡といったダメージソース要員を封じられた輸送護衛部隊なため、ガチ編成でガチ支援を積んでも運が悪いとS勝利できないこともしばしば… 彼女自体は図抜けた壊れではないのだが、護衛が異常だったりこちらが悪条件だったりドロップに関わったり、ジワジワヘイトを稼いでいる憎いあンちくしょうである。 2016年度イベントではひそかに登場していたが、2017年度は欠席する中、 2018年冬イベントでは久々にボスとして復活。 トリプルゲージの一番手を務めているが、道中こそ厳しいものの、ボス自体は友軍艦隊もあってかそれほど苦戦はしない。 その後も輸送ボスだったり、道中の行き止まりギミックマスで出たりしていたが、2023年早春イベントの第4海域で久しぶりに戦力ボスでしかも海域ボスとして登場。 …したはいいが前段作戦のボスたちよりも明らかに弱く、魚雷カットインすら不要なため、完全に癒しボスになってしまった。 アーケード版にも登場。 複数の魚雷をへし折らんとする人型の巨大な腕と、鞭のように二本の触手を動かすその姿はクラーケンやスキュラのような怪物を連想させる。 航空爆撃と先制雷撃は強力だが、砲撃は姫級としてはそこまで脅威ではない。 艤装が動かなくなり首の鎖が外れる。姫は何かを理解し鎖を優しく抱きしめながら爆炎に飲まれていった。 #center(){&bold(){ソウ…ソウナノネ…アリ…がとう}} } ***防空棲姫 #openclose(show=ウッフフ…ドウ?イタイ?イタイ?ソレガホントヨ…アッハハハ…!){ #center(){&bold(){フフ……キタンダァ……?ヘーエ……キタンダァ……}} 2015年夏イベント海域のラスボス。艦種分類は&bold(){駆逐艦}。&bold(){駆逐艦}である(大事なことなので二回言いました おそらく秋月型駆逐艦を元とした深海棲艦(クリア報酬も秋月型駆逐艦の照月である)。そのせいか、一部では&bold(){わるづき}と呼ばれることも。 絵の雰囲気も他の深海艦とはまるで違う。 防空の名の通り、対空が300以上(最高で390)という桁を間違えたのかという数値であり、たとえ搭載数最多の加賀の最大スロに積んでいても、攻撃機はほぼ全て撃ち落とされて置物にされてしまうことも。 このイベントで艦載機熟練度システムが導入され、経験を積ませて熟練度を上げることで艦載機をさらに強化できるようになったのだが、艦載機が全て撃ち落とされると、熟練度はリセットされてしまう。 つまり、場合によっては更に熟練度を上げに戻る必要が出てくることもあり、まずこの段階で頭を抱える提督が続出した。 更に高い対空と引き換えに火力面を犠牲にしているこちらの秋月型とは異なり、火力190、雷装95と攻撃面のステータスもびっくりの高さを持つ。 戦艦相手にも十分中大破艦を増産してくる。 が、対空や火力もさることながら、もっとおかしいのは装甲値。 甲作戦では&font(#ff0000){装甲333(修正前装甲395)}という、戦艦水鬼や泊地水鬼を軽くぶっちぎる数値を叩きだす。お前のような駆逐艦がいるか! しかも水上艦なので、陸上型のように特効がある装備もない。&bold(){駆逐艦}という小型艦なので、徹甲弾の大型艦特効も通じない。 艦これのシステム上、最大攻撃力を発揮できる夜戦火力でさえ、火力300近くでキャップ到達するため、カスダメ以外はダメージを与えられず、普通に相手しては事実上&bold(){&font(#ff0000){倒すことがほぼ不可能}}。 乱数で敵の装甲が3分の2程度まで下がることがあるため、夜戦キャップに達した攻撃が運良くその乱数に刺されば倒すことは可能であるが、&bold(){無論気が遠くなるほどの低確率である。}) が、事前に出撃海域の別のマスの敵を倒してくることによって、装甲は変わらないがクリティカルヒットが出た時のダメージを上げることができる。 ただこの方法は、少なくともXマスとYマスの地上型施設である港湾棲姫と離島棲鬼を複数回倒す必要があるとされており、最大まで下げられたとしてもかなりしぶとい(というか仕様上、最低でもとどめの一回高火力艦がクリティカルヒットを出す提督のリアルラックが必要)上に、しかも効果が&bold(){[[その日の午前0時まででリセット>零時迷子]]}と、これだけでもかつてのゲージ回復を彷彿とさせるレベルで困難さを増している。 おまけに、ギミックを解除したとしてもグラフィックやステータスなどに変化はなくギミック対応マスもほぼノーヒントだったため、クリティカルに補正が入る仕様上変化が非常にわかりにくい。 そして、随伴にも全難易度でダイソンが付いており、甲作戦最終編成ではまたしても&bold(){戦艦棲姫が2体出てくる}。 その上、イベントで猛威を振るった雷巡組に対し「&bold(){雷巡を1隻でも入れると逸れる}」という事実上の出禁が加わり、そもそもボスマスへ挑戦しようとしても&bold(){ランダム羅針盤}という最悪の障害が襲いかかる。 その壮絶すぎる難易度に提督達が悲鳴と絶叫を上げ、「丙は敢闘賞」と言われていたのが「&bold(){丙は英断}」とすら言われる始末。 これらの要素が全て混ざりあった結果、まとまった時間が取りにくい社会人提督を始めとした提督達が苦悶の声を上げ、サーバー負荷を鑑みてか、それともまた社長に怒られたのか、後発のイベントでは装甲ギミックの仕様変更が行われた。 あらゆる意味で規格外の存在である。 2017年秋イベントでは、E-3の第一戦力ゲージボスとしてまさかの再登場。 しかし装甲は弱体化、随伴艦も姫はおらず、水上打撃部隊で空母なしが基本という以外に羅針盤や編成制限もないため、そこまで苦戦する要素はなく、前座の一人という程度の難易度だった。 アーケード版では鬼・姫級で初めて対空カットインを使用してくる。ツ級のそれよりも強力で伊勢型改二の立体攻撃すら撃ち落とす。制空値は正規空母1隻でも取れるほど低いがマップ上で延々と爆撃をするのは困難であった。 相変わらず装甲も高く、難易度丙でギミック解除して一斉発射をしても三桁のダメージを与えられない時もあるほど。副砲や魚雷、着弾観測など全力で戦わないと時間がかかる。 4つの艤装が爆発し動かなくなった時、両足に繋がれていた鎖が外れる。空から注がれる光に目を細めながら防空棲姫は眠りにつくのだった。 #center(){&bold(){アレ?ウゴカナイ…アハハ…ウミトソラガ、きれい…}} } ***軽巡棲姫 #openclose(show=モウコナクテイイノニ、ナンデクルノォ!){ #center(){&bold(){アナタノ…カエリミチハ…ナイノ……。 モウ…ナイノヨォ……!}} CV:佐倉綾音? 2015年秋イベントに登場したボス。コロンバンガラ沖海戦で沈んだ[[神通>川内型軽巡洋艦(艦これ)]]そっくりの深海棲艦で、まさに彼女の影ともいうべき容姿をしており、一部台詞も神通の改二以前のみ聞けるある台詞と一致している。 出現するボスマスも史実で神通が沈没した地点となっている。一部では&bold(){闇神通}とか&bold(){邪神通}と呼ばれることも。 目を塞ぐ仮面は、艦橋(=艦船の目)を真っ先に潰されながらも沈むまで戦い続けたことに拠るものではないかと言われている。&font(l){[[ライダー>ライダー(Fate)]]言うな} 下位種のダーク那珂ちゃんこと軽巡棲鬼と同様、火力と雷装値はやや高め程度に収まっているかわりに、耐久力と防御力重視のステータスとなっている。 また、深海棲艦としては初めて探照灯を装備しており、前述の耐久力と合わせて夜戦に特化した戦闘能力を持つ。 探照灯以外の装備は副砲2に魚雷という珍しい積み方をしているが、これは魚雷装備でもカットインではなく夜戦連撃という組み合わせ。 登場海域はルート固定要員に神通がいるので多くの提督は神通VS軽巡棲姫の対決を目にする事になる。 …が、彼女が出てくる海域は&bold(){海上輸送作戦が目的}であるため必ずしも撃破する必要がなく、完全に無視されることも。 同じくゲージ破壊に撃破の必要性がない関係上、現状ゲージ破壊時の専用ボイスもない。 色々と想像が膨らむ背景を背負っておきながら、妹共々微妙に扱いが不遇であり、本格的な決着の機会を望む声も多かった。 #center(){&bold(){クチオシヤ……ニクラシヤ……!}} なお、軽巡棲鬼が那珂(+阿賀野)、軽巡棲姫が神通と対応している事から、未だ登場していない軽巡水鬼は川内に対応するのではないかと噂されるが…? 2018年冬イベントではE-5の輸送ボスとして再び登場したが、登場時含めボイスも一切無しというある意味不遇な扱いだった。随伴の駆逐古姫はしゃべるのに…。 2020年梅雨/夏イベントでは「軽巡棲姫Ⅱ」として遂に戦力ゲージで登場、決着の時となった。久々にしゃべる軽巡棲姫が登場し、今回は浄化ボイスもようやく実装。 装甲が200を超え、随伴のナ級後期型Ⅱと共に先制雷撃を使うようになった。しかし強特効持ちの神通が夜戦連撃できれば簡単に撃破されるのでやはり悲しい。 ただし、&bold(){通常艦隊で挑むと軽巡棲姫Ⅱが的確に神通を先制雷撃で撃ち抜いてくる}&font(l){けど連合艦隊で挑めばあらぬ方向を狙いがちになるのでやっぱり神通に全力でぶん殴られる}。 } ***潜水棲姫/潜水夏姫 #openclose(show=ホォラ…イキナサイ、ギョライタチィ…!/ギョライ…モウイッポン、アゲル……! ホシイデショオッ!?){ #center(){&bold(){キタノ…ネェ……? エモノタチ…ガァ……フハハハハ……!}} 2015年秋イベントEX海域に登場したボス。満を持して登場した潜水艦タイプのボスキャラ。 防空棲姫で初採用された装甲低下のギミックがより分かりやすい形で実装されており、地上基地を撃破しておくと艤装から黄色い光が漏れ出て防御力が下がる仕組みになっている。ついでにBGMも微妙に変化する。 しかし、何故か開幕魚雷攻撃を使ってこない上に、耐久力も甲難度の最終形態でない限りギミック無しでもねじ伏せられる程度。 ソナー改修済みの提督なら乱数次第ではギミックなしでもぶっ飛ばせる。あっれぇ~? 更に連合艦隊出撃なので、回避率は高いものの夜戦でも対潜攻撃が昼と同じ威力で当たる。あんまり恐ろしくないですね! ギミックを解かれると露骨に焦りだし、ダメージを受けると悲鳴を上げてヘタレだすなど、かの[[霧の潜水艦>イオナ/イ401]]に匹敵するスペックが完全に宝の持ち腐れとなっている。厄介なのは取り巻きのダイソン1体のみ。 そのダイソンも潜水棲姫が潜水艦タイプである都合上&font(b){絶対にダイソンしてくれない}という悲しい事実があるため、単にゲージ破壊するだけなら無視する事も可。 &font(l){ぶっちゃけダイソンが本当に厄介なのは後述のグラーフ・ツェッペリン狙いで絶対にS勝利が欲しい時。この場合潜水棲姫の方に対潜攻撃が集中するため、結果として潜水棲姫がダイソンするという本末転倒な事に} また、イベントの目玉となる新実装艦「グラーフ・ツェッペリン」や、その他過去実装の海外艦が多数レアドロップするため、提督たちのヘイトを一身に浴びながら撃沈され続ける日々を送る不憫なボスであった。&bold(){ヤメテヨォォ…!} 2016年冬イベントではE-1のボスとして登場するが、通常艦隊で挑まねばならず、昼戦中に落とさなくてはいけないため海域突破を阻むしぶとい強敵となっている。 …しかし、相変わらずの開幕なし・単横陣で命中率を殺がれる、有志の検証によると&bold(){イベント中に調整が入って装甲を落とされた}など、相変わらず扱いは酷い。 なお、調整が入る前の初期の甲最終形態で引きが悪かった場合、こちらの対潜攻撃をスイスイ避けるわ、当たってもカスダメだわでこちらのヘイトを煽る潜水棲姫が現れる事もあった。 &font(l){逆に言えば、何度も何度も殴り込みに来るわけで…イタイッ!ヤメテヨォ!} 2016年春イベントは最終海域の道中にのみ登場するが、直前の分岐で避けることも可能だったためかなり空気だった。 2016年夏イベントでは潜水棲姫として登場しないが、パラソルとクーラーボックス持参の、バカンス姿の「潜水夏姫」としてE-1ボスに。 ほほえましい見た目に反して、ようやく先制雷撃を習得。 しかも単縦陣で、何も対策がなければ随伴潜水艦と共にズタボロにしてくる。 が、その対策である先制対潜攻撃が実装されていたため、準備が整っていればやはりフルボッコにされる。 E-4の道中マスでも彼女が出てくるが最短ルートだと回避可能。どちらかというとお仕置きマスポジションである。 他のイベントで普通に潜水棲姫として出現する際には雷撃を放つ事が殆ど無いせいか、水着を着ないと本気が出せないと揶揄されることも… その後、2017年春イベントまでは潜水棲姫含め毎回E-1ボスとして配置され、しかも大抵何らかのレア艦をドロップするために、 フルボッコにされたり、初心者提督の壁として立ちはだかったりしていた。 …と思いきや、2017年夏イベント以降では、新たな潜水艦ボスである潜水新棲姫が登場したためか、それ以降は登場頻度が一気に下がった。 対潜火力のインフレに加え、潜水艦のボスなのに固いだけで棲姫形態では先制雷撃できないのでは力不足と判断されたのだろうか。 2期になってからは、夏季イベントで潜水夏姫として配置されるが、大抵道中逸れマスに潜んでいるだけなのでスルーされることが多い。 2020年梅雨夏イベントでは「潜水夏姫&bold(){Ⅱ}」が登場。 最終海域の道中に登場し、こちらの進撃を妨害する。 しかし耐久が上昇している分、装甲が大幅に下がっており、陣形が梯形陣と単横陣のランダムなため、それ程の脅威は無かった。&s(){Ⅱとは一体…} と、潜水夏姫としてしか出る事も無いと思われていたが… #center(){&bold(){キータノォ…? ワタシノ…エモノタチィ……。}} #center(){&bold(){マッテ…イ…テェ……!}} 2019年秋イベントではなんと「潜水棲姫改」として更なる強化を得て登場。 潜水棲姫改は潜水棲姫のセリフと全く異なっていおり、無印と改でセリフが変わったのは潜水棲姫が初。 そしてゲージ破壊可能ラインになると「潜水棲姫改-壊」に変化し、セリフも変わる。 潜水棲姫時代に使えなかった先制雷撃も習得し、装甲が低下した一方、耐久も一番強い個体だと&bold(){490}に上昇しているので実質潜水新棲姫の上位種になった。 オマケに随伴にソ級、ツ級、ナ級を従えて単縦陣で待ち受けるため先制対潜艦と対水上艦をバランスよく投入しないと非常に厳しい戦いを強いられる。 基地航空隊が派遣可能なのでここへ東海部隊を投げたいところだが、&bold(){道中の避けられない箇所に潜水新棲姫が待ち受けている}のでそちらへ1部隊の片割れは割かなければ被害は甚大になりうる為、東海の頭数がない場合は陸攻を投げて取り巻きの水上艦を散らす場合が多い。 結局のところ主に道中の潜水新棲姫での大破の方が目立ち、ボス到達すれば撃破はそこまで難しくはなかった。 だが地獄なのは、&bold(){新規実装の海防艦「平戸」がE5第1ゲージでしかドロップしない}という現実である。 2020年秋/冬イベントで「潜水棲姫改Ⅱ」として再登場。 見た目と声は潜水棲姫改と変わらないが耐久が大きく下がっている分、雷装と装甲が僅かに上昇している。&s(){弱体化とか言うな} 最終海域で1本目の輸送ゲージのボスとして待ち受ける。 前回の登場とほぼ同様、随伴がソ級2体、ツ級、二級後期型2体の潜水艦と水上艦の混合編成なのだが、ソ級の代わりに潜水新棲姫が2体になる事がある。 特効艦や東海部隊の対潜対策と道中空襲とボス随伴の水上艦対策のバランスを上手く考えないと輸送成功は厳しいだろう。 これ以降2021年春イベントや2022年春/梅雨イベントでボスとして潜水棲姫改Ⅱが登場。 特に後者では随伴が全て水上艦のため、真っ先に沈められてしまう。 しかし2024年春イベントで久々に潜水棲姫改が登場。ただし潜水艦ボスの深海伊号水姫の随伴艦隊の随伴として。 潜水艦はボスと彼女のみのため、ボスを庇えないまま攻撃され続ける光景を見続けることに。 ただし庇えないだけでボスへの攻撃を昼戦で吸われることはある。 2024年夏イベントでは潜水幼女の代わりに一部で潜水夏姫Ⅱが配置されている。 特にE4-1のゲージ破壊段階以降に南方戦艦新棲姫の随伴で出てくるのは特に厄介で、 昼に処理できないと夜戦で水上艦の攻撃を吸われる上、 旗艦も堅いのでゲージ破壊やギミック解除でも一筋縄ではいかない相手になっている。 2025年春イベントでも潜水鰆水鬼の随伴として潜水棲姫改が登場。 今度はしっかり随伴艦として登場し、ボスへの対潜攻撃を唯一庇うことが出来る厄介な敵と化した。 ……なおそれはそれとして今回の潜水棲鬼改は主力艦隊への配備である。 つまり&bold(){雷撃不可能であり、やれることがデコイしかない}ので、ある意味で標的艦同然の扱いだったりする。 } ***駆逐水鬼 #openclose(show=ナニモ、ナニモ…ミエナイママ…シズンデイケ!){ #center(){&bold(){ホントウハ…ヨルハネェ……?トォッ…テモ……コワイノヨ…?}} CV:早見沙織? 2015年秋イベント海域のラスボス。それまで水鬼は表記上鬼扱いだったが、駆逐水鬼は専用の水鬼表記になっている。が、後に再登場した際には普通の鬼表記に修正された。 [[陽炎型駆逐艦>陽炎型駆逐艦(艦これ)]]によく似た特徴をもつ深海棲艦で、装甲低下ギミックを発動させて兜をはぎ取ると、クリア報酬である陽炎型駆逐艦の萩風そっくりの容姿が露わになる。 焼け焦げた青いタスキの一部を握りしめており、萩風が[[MI作戦>AL/MI作戦(艦隊これくしょん)]]で戦闘不能に陥った[[加賀>一航戦(艦これ)]]の雷撃処分を担当した際のものではないかとされている。 &font(l){なお、当の加賀さんはこのイベントでは駆逐水鬼と対峙する事が出来ないというオチが付く。} 絵の雰囲気も他の深海艦と異なっている。 #center(){&bold(){ヨルノ…ヨルノヤミハ……。 コワクテ…コワクテ……フフフ…!}} 水雷戦隊による輸送作戦の成功の後にボスの撃滅という二段構えとなっており、海域に出没するPT小鬼群を一定数撃沈すると、兜が剥がれ防御力が低下するギミックを備える。 BGMも小鬼群が減ったためなのかコーラス無しのバージョンに変更される。 防空棲姫のような理不尽な強さはないが、こちらが投入できる戦力も水雷戦隊に限られており、純粋に軽巡洋艦と駆逐艦の練度の高さが求められる強敵となっている。 なお、E5のルート固定要員には我らが夜戦バカこと川内がいるので夜大好きっ子VS夜怖い子の対決になる。 しかも、軽巡旗艦固定なので、大体の場合、川内の「やったぁー!待ちに待った夜戦だぁーっ!」の歓声が響き渡る。駆逐水鬼の心境や如何に。 前述のとおり丙難度だとPT小鬼群が随伴艦を占めるので、かえって難易度が高くなっている。&font(l){丙は栄誉} その後2016年春イベントにも登場する。&bold(){ただし道中マスの随伴艦として。} まず最初に会うのはE6の道中の空母棲姫が出てくるギミックマスの一つで、次に会うのはE7の道中の親潮掘りスポットである水母棲姫が出てくるマスで顔を合わせることになる。 後者のパターンでは甲作戦の場合、2体に分身して出てくることがある。 そこからしばらく音沙汰がなかったが2017年夏イベントに久々に登場。 E7のとある行き止まりにあるギミックマスで連合艦隊旗艦として50%の確率で登場する。(もう50%はヌ級改flagship) ちなみにここでは彼女に似ている萩風がドロップすることがあるマスでもある。 } **2016年初登場 ***集積地棲姫/集積地夏姫 #openclose(show=イカシテカエスナ!シズメ…シズメェ!/ドンナイミガ、アルトイウノカ!){ #center(){&bold(){アツメタ…ブッシ…ハ……ヤラセハ……シナイ………ッ!}} CV:中島愛? 2016年冬イベントに登場したボス。 フィリピンのミンドロ島に存在したサン・ホセ飛行場とマンガリン湾の物資集積基地をモチーフとする陸上型ボス。 巨大な三つ編みの髪を野暮ったく首に巻いており、さらにメガネにヘッドホン装備と見るからに&font(l){オタク}インドア派な印象を与えるが、集めた物資を必死で守ろうと果敢に挑んでくる。 あまりに種類が多い事で有名。詳しくは&bold(){[[個別ページ>集積地棲姫]]}で } ***重巡棲姫/重巡夏姫 #openclose(show=シズメ、シズメェッ!/シズミナサイ!){ #center(){&bold(){バカ…メ……ヤクタタズドモ…メ……マタ…シズンデシマエ…}} CV:赤﨑千夏? 2016年冬イベントに登場したラスボス。潜水艦よりも遅れて重巡型のボスがようやくの登場である。 装備した長射程砲やストライプのソックスはイタリア重巡を彷彿とさせる。 白っぽくニョロニョロした艤装を積んでいるため[[エレキング]]っぽくも見える。 艦娘、あるいは食い止められなかった僚艦を「ヤクタタズ」と罵り、敵意むき出しで襲い掛かってくる。 また、被弾すると&bold(){「&font(#ff0000){ヴェアアアアアアアア!!!!!}」}という物凄い悲鳴を上げるので、大変やかましい。 この叫び声は[[あるモンスター>フルフル(モンスターハンター)]]や[[ある少女>保登心愛(ご注文はうさぎですか?)]]に似てるとか。 後者は(中の人が)同一人物ではないかと疑われている。 その一方、重巡クラスなのに射程が長である事と浄化ボイスの最後のセリフの声色から最終突破報酬の某伊重巡と中の人が同じではという意見もある。((現在では後者の説が最有力)) 初登場時は、なんといっても甲難易度において当時としては&bold(){最高に豪華な随伴艦}。前哨戦時ですら戦艦棲姫2体に、確率で空母棲姫のオマケ付きである。 重巡棲姫自体も戦艦棲姫に準じる能力を持つため、ラストゲージ時には&bold(){姫級4体、トリプルダイソン+1}という悪夢が待っている。熟練艦載機で制空権優勢が取れなければとても勝ち目はない。 ついでに最終形態では開幕雷撃までぶっ放しほぼ確実に一隻の夜戦火力を奪う。お前のような重巡がいるか。 それでも大してヘイトがたまらないのは、編成の自由が効く上に道中の消耗が少なく抑えられ、万全の状態で戦える可能性が高いからだろう。 集めた艦娘から最強の水上打撃連合艦隊と決戦支援艦隊を組んで、ド派手に殴りあうのだ。 上手く当たれば昼間でほぼ決着が付くこともある。しかしハマると延々と夜戦四択を強いられる… 2016年春イベントでも登場したが、連合艦隊相手にも関わらず随伴艦に空母も戦艦もおらず、ボス前の空母棲姫か戦艦棲姫さえ抜ければ割と攻略しやすいと評判。 以降、イベントでは序盤~中盤海域のボスとして、前座的なポジションとして毎回どこかで登場することになる。 2019年春イベントでは甲作戦限定で&bold(){全体的に青色になった重巡棲姫}が登場。 耐久が490に上昇し、装甲も227(最終段階だと277)に上昇など、とかなり大幅強化されている。 しかし青オーラの重巡棲姫は登場時ボイス以外一切喋らないと、非常に静かになったため何か物足りなくなった人も多かったとか。 %%乙以下の重巡棲姫は過去にも出てきたあの赤がかった重巡棲姫であるためか、相変わらずのやかましさだが%% 2019年夏イベントでも甲限定で青い重巡棲姫が登場しているのだが、耐久が540に上昇しており、前段ボスのトリである深海地中海棲姫の随伴として登場している。%%そして今回も喋らない%% オマケに重巡棲姫として初の夏イベント参戦であり、乙以下では重巡棲姫は一切登場しない。 特に最終形態では装甲277の鉄壁の壁となっているせいで、PT小鬼群と共にボスへの攻撃を吸ってこちらの戦力を減らしに来るという、随伴としての仕事をこれでもかというくらい全うしている。 2020年秋イベントで登場した時は久しぶりに甲限定で青色の強化個体が出るのだが、なんと青い個体にも攻撃ボイス、被弾ボイス、浄化ボイスが実装された。 これで赤かろうが青かろうがいつものやかましい重巡棲姫が堪能できるようになった。&s(){ヴェアアアア!!!} #center(){&bold(){ブスイナ……ヤツラ……メ……ッ!カエレ!}} #center(){&bold(){ブスイナ……ヤツラ……メ……ッ!カエリウチダッ!}} CV:内田秀? 2016年夏イベントでは重巡夏姫としてE-4ボスに。立ち絵は飲み物を飲んでくつろぎモードだが、バカンスを邪魔されたからか怒っているようだ。%%当たり前だ%% 通常の夏姫・バカンスmodeの姫は通常仕様と全く同じセリフなのだが、重巡夏姫は重巡棲姫と全く異なるセリフ(と声色)になっている。 ほぼ同一個体でありながら通常仕様と夏仕様でセリフ(と声色)が違うのは重巡棲姫・重巡夏姫のみである。 甲作戦では2隻の随伴戦艦夏姫に、空母棲姫ではなく空母ヲ級改になっているものの、長い長い道中で迎撃態勢を取り、礼号作戦のリベンジとなる。 道中がやたらめったら長く、ボス到達時点で燃料はほぼすっからかんになり弾薬も30%程度まで目減りしているため、昼戦でぼんがぼんが中大破艦を大量生産し、道中9マスという長さ故に基地航空隊による支援も厳しい。 速吸による洋上補給をアテにする手もあるにはあるが、入手手段の限られたアイテムを使う上に、速吸自身の戦闘能力の低さと装備の制限に多くの提督を苦しめた。 2017年夏・2018年夏(初秋)イベントでも重巡夏姫として参戦しており、重巡夏姫がボスの場合、2016年夏イベほどの不利な戦況の海域はそこまでないが、装甲破砕ギミックがないため、装甲の硬さから夜戦火力艦をある程度揃えないと撃沈は難しい。 そして2019年夏イベントでは一番端のギミックマスとはいえ、遂に最終海域の道中マスに登場。 ちなみに今回の重巡夏姫の出番はこのマスのみ。青い重巡棲姫同様、重巡夏姫も甲作戦の場合耐久が550に上昇している。 2024年夏イベントでは第3海域の第2輸送ゲージと最終海域の最終ゲージボス前マスに登場。 輸送ゲージでは特に強くないので印象は薄いが問題はボス前マスに登場した時。 なんと随伴に重巡ネ級改夏modeを3体も引き連れて待ち伏せている。 煙幕で切り抜けたいが重巡ネ級改夏modeは電探を装備しているので効果が軽減されてしまう。 その結果何度煙幕を焚いても平然とこちらを大破に追い込む門番として大暴れした。 重巡夏姫を含めると初登場からイベントでは毎回出現しており、戦艦棲姫から火力と耐久を少し削って装甲と雷装を追加したような感じなので、布陣によって簡単に倒せたり、苦戦を強いられる強敵になったりと、扱いが毎回バラバラ。 ちなみに、道中や他のボス随伴で平気で出てくる空母姫やダイソンと違い、重巡棲姫・重巡夏姫はボス旗艦としての配置がほとんど。 ボス随伴としても、2018年初秋イベントが初めての経験で、空襲戦以外で道中に登場したことは2019年春イベントまでは無かった。 2019年夏イベントでは遂にボス旗艦としては一切登場せず、ボス随伴か道中マスでの登場のみ、重巡棲姫と重巡夏姫がどちらも登場、重巡夏姫が初の分身、と重巡棲姫シリーズにとっては初めて尽くしのイベントとなった。 空母姫やダイソンも欠場するイベントが出たり、かつて皆勤賞を争っていた潜水棲姫が一線を退いた中、こちらは皆勤賞記録を伸ばし続けていた。 しかしついに2020年桃の節句イベントでは、先のイベントで登場した重巡ネ級改と競合するためか、重巡姫シリーズ登場以来初のイベント海域欠場。 初登場以降約4年もイベント海域に出続けていた彼女がようやく休みを貰う事となった。 2025年春イベントは初登場イベントモチーフなのに同じボスだった潜水棲姫や集積地棲姫は改になって登場できたのに、重巡棲姫は他の重巡の姫クラスに出番を奪われたため欠場だった。 } ***駆逐古鬼/駆逐古姫 #openclose(show=ナンデ、ナンデアキラメナインダヨォ…!){ #center(){&bold(){ダカラサ……。ソンナノツクッタッテサ……。ナニニナルノサァ!}} 2016年春イベントで登場。「古」とついているだけあって旧型駆逐艦扱いとなっている。 モチーフはおそらく、登場海域を突破することで入手できる、睦月型より前級の駆逐艦の神風型駆逐艦。 が、スペックは駆逐棲姫をはるかに上回っており、駆逐水鬼が最終形態になってようやく打ってくる開幕雷撃を、こちらは常に打ってくる。旧型とはなんだったのか。 もっとも、輸送作戦のボスなので、取り巻きさえ倒されれば攻略は完了してしまう。 駆逐古姫は最終海域のボス随伴として登場。初出が旗艦でなく、登場台詞もない。 あの&bold(){レ級eliteすら超える雷装から放たれる先制雷撃}はもはや&bold(){戦艦すら容易にワンパン中~大破させる}上、甲作戦最終形態では、こいつで数を増やして艦これ史上初の全敵艦が姫を成し遂げる。 ただ航空攻撃に特効があり、先制雷撃する前に沈んでいることも普通にある。 その後敵連合艦隊が実装されると、1期の間は高難易度だと駆逐古姫が第二艦隊の随伴艦としてよく登場し、こちらのS勝利を阻止していた。 が、毎回輪形陣相当の第三警戒序列のため先制雷撃の命中率は低く、そもそも航空攻撃特効があるため、仕事をする前に陸攻に落とされることも。 2017年夏イベントでも、だいたいいつも通りの登場の仕方……なのだが、ついに敵連合艦隊での第四陣形(単縦陣相当)が解禁され、高命中高威力の先制雷撃が復活した。 2017年秋イベントでは、輸送連合ルートのボス旗艦として登場する。 しかし、道中のキツさと随伴に出てくる[[アイツ>戦艦レ級(艦これ)]]のインパクト、おまけに先制雷撃封印もあってか少し空気。 2期になってからは一転、一切音沙汰が無かった。 それどころか駆逐ナ級後期型Ⅱシリーズや重巡ネ級改シリーズの登場で完全にボス随伴の脅威としての出番も無くしてしまった。 などと言っていたら、2022年冬イベントで深海梅棲姫の随伴として2期になって初めて復活。 しかし駆逐艦であり陸攻特効もある影響で「爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)」が天敵レベルに弱いことも露見してしまった。 ちなみに駆逐古鬼は駆逐古姫のステータス調整版が出ているためか、初登場したイベント以降一切再登場していない。 } ***リコリス棲姫 #openclose(show=コウクウキチッテノハネェ、コウイウモンダヨ!){ #center(){&bold(){フ……トンデキタリ…ウッテキタリ…。イソガシイモンダナ……。}} CV:能登麻美子? 2016年春イベント登場の陸上型ボス。 イベントとして初めて、攻略しなくても後段作戦に挑めるのでスルーもできるが、新艦娘ポーラに第三基地航空隊の解放に高難易度では限定新装備と報酬も豪華。 かつて飛行場姫のいたアイアンボトムサウンドに新たに出現した航空基地。こちらが史実でいう第二飛行場だろうか? 艤装にある特徴的な線は、史実のヘンダーソン飛行場の滑走路と退避壕。 今まで名前が漢字で統一されていた鬼・姫級の中で、初めてそれ以外の単語を冠している。 基地航空隊を活用するステージのボスなので、味方基地を空襲して、資源や航空隊稼働機に直接ダメージを与えてくる。 当時は空襲による被害が2017年6月現在のそれとは比べ物にならないレベルであり、防空してもろくに被害を減らせなかったため、攻略に支障を来たす場合もあった。 リコリス棲姫自身のステータスは、耐久こそ甲作戦では680と、(この時点での)今まで登場した中で最高値を更新しているが、装甲などその他ステータスは割と控えめであり、三式弾持ちが夜戦で攻撃すれば十分削れる。 耐久に関しては、後で出現する中枢棲姫の方がさらにぶっ飛んでいる。 が、この海域は空母を連れていくと、通常海域にも関わらず空母ヲ級改が登場するルートに連れていかれ、空母を入れない場合は制空権喪失状態で、ボス随伴でどの難易度にもいる戦艦ル級が連撃をしてくるという、鬼のような構成になっており、夜戦までに無事な状態に持っていくのが極めて困難。 さらに編成上駆逐艦を一定数連れていく必要があるため、道中大破率が高く、昼戦火力も不足してしまう。 基地航空隊で艦戦をリコリス棲姫に当てた上で秋月型などで対空すれば、攻撃機がなくなって昼戦で沈黙させるのを狙えるのが、せめてもの救いか。 それから出番が一切なかったのだが、2019年冬イベントにて久々の登場を果たした。 のだが、その出番が&bold(){空襲マスと基地空襲担当のみ}という、なんとも微妙な再登場に。 しかもその空襲マスに基地航空隊を送りつつ制空確保を求めるギミックがあるため少々面倒な存在となった。 2020年梅雨/夏イベントではようやくボスとして再登場。 第6海域と最終海域の1本目のボスを担当し、随伴に集積地棲姫Ⅱを複数連れている。 特効艦や対陸上装備をしっかりすればそれほど苦戦しないだろう。&s(){道中が本体とか言うな} また、最終海域での登場時の艦隊名は「復旧リコリス基地」と付いており、E6での損害を急速に修復したものと思われる。 2021年春イベントでは第4海域のクワトロゲージ1本目のボスとして登場。 集積地棲姫Ⅱを3体従えているが簡単に燃やされる上に、リコリス自体そこまで硬くないので道中がボスと言われてしまった。 } ***中枢棲姫 #openclose(show=イイダロウ、スベテヲシズメテヤロウ…!ナンドデモ、ダ!){ 元々はVita版艦これ改に登場の陸上型ボス。こいつに勝利すればゲームクリアとなるラスボス。 あちらでもとんでもないステータスに、高難易度では随伴に姫勢ぞろいの凶悪な敵として話題になっていた。 しかも(本家で言う)連合艦隊など存在せず通常艦隊で挑まねばならないものの、ゲームシステム上ゲージがないので、こいつを倒さずとも随伴を削ればA勝利でもクリアが可能。 #center(){&bold(){ナゼダ……ドウヤッテ…キタァ…………。ドウ…ヤッテ……?}} #right(){&sizex(2){マサカ…}} CV:橋本ちなみ? 本家の艦隊これくしょんには、2016年春イベントの後段作戦深部のボスとして君臨。 なお、艦これ改では普通に艦載機を飛ばしてくるタイプだったのに対し、 こちらでは中枢棲姫自身は航空戦力を持たず、完全な砲撃戦用装備になっている。そのため他の陸上型と違い、攻撃機を枯らせて沈黙することもなく、損害(中破)でも普通に砲撃してくる。 ちなみに完全砲撃仕様の陸上型は他には離島棲姫(砲撃タイプ)と集積地棲姫バカンスmode-壊しかいない。 さらに集積地棲姫と同じく、雷撃まで飛ばしてくる。 E6では甲作戦で耐久900、装甲240という、対地装備特効があるとはいえ驚愕のタフネス。 しかも艦これ改と同じくボス随伴も姫だらけで、戦艦棲姫、飛行場姫、集積地棲姫が勢ぞろいし、残りも厄介な砲台小鬼。 真正面から挑めばどんな艦隊でも太刀打ちしようがないが、ギミックとしてE5に1箇所、E6に3箇所に攻略ポイントがあり、ギミックを発動させると、開幕航空戦と航空決戦支援で爆装を持った装備が特効になるという弱点が現れる。 道中が空母ヲ級改とツ級祭りの上、ルート編成上空母は2隻か3隻に限られるため、攻撃機の撃墜率も高いものの、運良く中枢棲姫に攻撃が集中すれば、開幕の一撃だけで倒してしまうことも珍しくない。1-1艦攻ガン積みでもないのに数千ダメージが出ることもあるとか。 イベント開始後数日間は基地航空隊と航空攻撃特効にバグが存在し、それらが正常に動作していないという強烈なものであった事から難易度が天元突破。 その難易度はほぼクリア不能と言われ、15年夏イベントをギミックなしで殴り抜けた7人の猛者「ビッグセブン」ですら膝をつき、当初はたった1人しか突破したものが出なかったほど。 #center(){&bold(){フタタビ…ココニ…タドリ…ツイタノカァ……?キサマラガ……!}} しかしE6では完全に攻略できなかったらしく、続くE7でホントの最終決戦となる。 艦これ改にはなかった中枢棲姫-壊となっており、HPが50低下した代わりにE6の時点で無茶苦茶だったステータスがまだパワーアップする。 特に装甲は&bold(){270}と夜戦キャップスレスレに迫り、&bold(){夜戦+三式弾補正があっても装甲を抜けずカスダメになることが多い}。 随伴に空母棲姫や先制雷撃してくる駆逐古姫も揃え、やっぱり姫だらけの凶悪編成。 そして、甲作戦の最終段階では &bold(){中枢棲姫-壊、空母棲姫、戦艦棲姫2体、駆逐古姫2体} 艦これ史上初となる、6隻全部姫という最凶の布陣で待ち構える。     2019年春イベントでもハワイでの作戦ということもあってか復活。 E-4のボス担当とラスボスの座からは下ろされたがそれでも脅威に陰りは無い。前哨戦で通常、最終形態で壊になる。&s(){むしろ通常時と壊時とで分断した16春が異質} 甲作戦では第一艦隊が&bold(){中枢棲姫、戦艦水鬼改、砲台小鬼2体、飛行場姫(本気)、集積地棲姫} と、16年E-6の布陣を戦艦棲姫から戦艦水鬼改にパワーアップさせたような布陣に。 当然敵連合艦隊を組んでおり、削り中は爆装特効もない。 そして最終形態になると飛行場姫以外の姫と水鬼が壊に強化され、第二艦隊もツ級がflagshipになるなど強化。 しかしギミック解除&ゲージを一定以上減らすと新たなスタート地点が出現し、ボスに対してダメージが通りやすくなる。 そのため今回の中枢棲姫はゲージを削ることが最大の鬼門、と呼ばれることに。 ギミックさえ達成すれば、基地航空隊+特効艦+ダメージ増加ギミック効果でまともな戦いを見込めるようになる。 ついでに中枢棲姫のいるマスに新艦娘のフレッチャー出ることもあるため、それ狙いでボコボコにされることも。 %%当然S勝利の方が出やすいが非常に難しいけど%% } ***港湾夏姫 #openclose(show=クラエッ!){ #center(){&bold(){フザケタ…ヤツラメ……ッ!ココデ……シズメテ…ヤルワッ!}} CV:内田秀? 2016年夏イベントで登場の陸上型ボス。モデルはシンガポール要塞。 ちなみに史実のシンガポール要塞はマレー沖海戦の後、陸軍によって陥落している。 他の夏姫が既存の姫が水着になっただけの感じに対して、港湾夏姫は港湾棲姫のような角や爪がなく、台詞も雰囲気が違うので、別個体と思われる。 おまけに&bold(){港湾棲姫はソフトスキン型}にあたるのに対し、&bold(){港湾夏姫はハードスキン型}にあたるのも別個体扱いされる理由の一つになっているのかもしれない。 花をあしらった帽子にドレスの服装で、浜辺のお嬢様といった雰囲気。 潜水夏姫が持ってきたものか、パラソルとクーラーボックスがあり、周囲には小さな深海棲艦らしきものが集まっている。 性能は甲作戦で700の高い耐久と、主砲2つ装備で夜戦連撃してくる以外は、比較的オーソドックスな陸上型。 雷撃も集積地や中枢と違い撃ってこない。(ただし随伴の集積地は撃ってくる) ただ、史実艦によるルート固定を試みると編成に悩まされたり、基地航空隊も有効なのだが、ボス前のダブル夏ダイソンに阻まれるため、ボスか道中どちらを重視するか問題となる。 最終形態では港湾夏姫-壊となり、装甲が強化される。 撃破した次のマップでも道中に現れるが、大抵基地航空隊で爆撃機を根絶やしにされて沈黙するか、損害に追い込まれて無力化される。 おまけに彼女のマスには雲龍型三姉妹(特に葛城は初のドロップ落ち)や秋月などがドロップするので、 ゲージ破壊後にはレア艦狙いでひたすらフルボッコされることになった。 2017年夏イベント、2018年初秋イベント、2019年夏イベントにもしっかり登場。しかも至る所に彼女がおり、前座ボスもしくはギミック担当であることが多い。 しかし2020年の梅雨/夏イベントでは遂にイベント欠席。毎年どこかのイベントに登場していた彼女だったが今回はひっそりとバカンスする事となったようだ。 そして1年後の2021年夏イベントで「港湾夏姫&bold(){Ⅱ}」として再登場を果たす。 耐久が何と通常時のほぼ倍の&bold(){1550}に大幅上昇しており、集積地棲姫に次ぐ耐久4ケタ台となった。 初めて顔を見せるのは第2海域のトリプルゲージの2番目のボスとして待ち受ける。 陸上と水上とPT群の混合連合艦隊を組んでおり対処が難しいのだが特に最終形態では、 港湾夏姫Ⅱ-壊、&bold(){重巡ネ級改Ⅱ夏mode}、飛行場姫、砲台小鬼2体、輸送ワ級flagship &bold(){重巡ネ級改Ⅱ夏mode}、軽巡ツ級flagship、駆逐ナ級後期型Ⅱelite2体、PT小鬼群2体 と&bold(){第一艦隊、第二艦隊共に重巡ネ級改Ⅱ夏modeが追加される}せいで難易度が一気に跳ね上がり、特に第二艦隊のものは阻止不可の先制雷撃を撃ってくるわ、本体との夜戦を阻止してくるわと非常に凶悪。 港湾本人も持ち前の耐久の高さで粘ってくるという、改良型として凄まじいデビュー戦となった。 2022年夏/初秋イベントではギミックマスで第1海域からII個体が登場。 彼女のいるマスでS勝利を2回達成しないとボスマスが登場しないのだが、港湾の耐久が非常に高いのに随伴に飛行場姫などの陸上型もいる上に基地航空隊も無いので、ボスであるヲ改Ⅱ以上のボスであると揶揄された。 2023夏イベントでは、E5の第1ゲージとE6のギミックマスでII個体が登場。 E5では基地航空隊は使用不可能だが、随伴はトーチカ小鬼と対空小鬼、駆逐ハ級後期型と今までよりは貧弱であり、こちらは連合艦隊で挑める。さほど苦戦はしないはず。 E6のギミックマスはE5の第1ゲージと同じ場所。大ダメージを受けたらしく、壊状態のみが登場する。随伴も変化なしか弱体化しており、E5と違って基地航空隊が使用可能なこと、A勝利で十分なギミックマスということもあり、E5以上に苦戦はしない。 2024夏イベントでは、E1のボスマス旗艦とE5-4のボスマス随伴としてII個体が登場。 E1ボスマスでは前年と同じ場所に居座っており、随伴も前年E5の随伴のハ級がSボートに変わった程度。昨年のE5と違い、1部隊とはいえ基地も使える。しかし攻略艦隊が通常艦隊になった上、道中にそれなりに厄介なマスがあるため艦隊次第では苦戦もある。 E5-4では集積地棲姫Vの随伴として登場し、他の艦の強さと併せて集積地をワンパンする以外の勝ち筋を薄くしていた。 }   ***水母水姫 #openclose(show=シズメ…シズミナサイ!){ #center(){&bold(){ヨクミツケマシタネエ……ゴホウビデス……。}} #center(){&bold(){アイテヲ…シテ…サシアゲマスワ!シズメエッ!}} CV:タニベユミ? 2016年秋イベントで登場。水鬼より上と思われる、初の「水姫」。&font(l){だが水母水鬼はすっ飛ばされている} この海域クリアでの報酬艦のCommandant Testeがモチーフであると思われるが、あちらには雷装がないのに水母水姫は追加されている。 敵連合艦隊で、こちらの連合艦隊と対峙する。だが本隊(第一艦隊)にいるせいで雷撃ができなくなっている。 代わりに、爆撃機がおそらく赤色よりさらに上の黄色オーラで、2スロット分に増えて爆撃してくるが、その分砲が減ったので連撃もできない。 純粋なステータスは水母棲姫の上位互換で、既に高かった装甲がさらに上昇、下手な陸上型より高く水上艦としては防空棲姫に次ぐ固さ。 さらに高難易度では火力が超強化されている。 装甲破砕ギミックもあるのだが非常に面倒なものだったため、甲難易度でもギミック無視のゴリ押しで突破する人も少なくなかった。 2019年春イベントで道中マス兼ギミックマス担当の旗艦としてまさかの復活。 今回は喋らないが通常艦隊での登場となり、初登場時に封印された先制雷撃を放ってくることに。 しかし輪形陣固定のため、それ程の脅威はない。だがギミックのためにS勝利しようとするとそれなりに手ごわい。 2024年夏イベントで3回目の登場。何気に初の欧州イベント参戦。 複数の前段ボスの随伴にいるものの、特効火力により一撃で吹き飛ぶことも珍しくなかった。 } ***深海海月姫 #openclose(show=コノホノオハ、アツイダロウ!){ #center(){&bold(){コンナ…トコロマデ…キタンダネェ……。}} #center(){&bold(){ジャア……。アイテヲシテ……アゲヨウ……カ?}} CV:伊藤静? 2016年秋イベントで登場のラスボス。薄手のドレスを身に着け、顔の左半分に目を覆うように黒い金属片が付いている。 名前からはよくわからないが、艦種は正規空母。モチーフは攻略の報酬艦であるサラトガと、とあるエセックス級空母(後述)か。 海月姫の頭部を押さえつけ両腕を拘束している上部ユニットは、実際のビキニ環礁の水底で眠るサラトガの艦首をモチーフにしており、ここから艦載機を発艦させている。他には護衛として海月(クラゲ)を連想させる艤装を4機引き連れている。 装甲破砕ギミックを解除すると上部ユニットがパージされて素顔が見えるが、核の炎に焼かれた痛みを未だに内包しているのか、渚の底で眠らされたことを悲しんでいるのか、辛うじて原型を留めている右目から大粒の涙を零している。 #center(){&bold(){コンナ ホノオハ…イヤヨ…!}} 作戦上は「シャングリラ」と呼称され、本土空襲を狙ったため追い回されている。&font(l){僕らは目指した、[[Shangri-La>Shangri-La(蒼穹のファフナー)]]} シャングリラとは、史実ではドーリットル空襲の際に、ルーズベルト大統領が航空機の発艦場所として聞かれた時に挙げた冗談のことだが、 のちにエセックス級空母の名前として実際に採用され、&font(b){あのクロスロード作戦を指揮する事になる。} 2016年秋イベントはドーリットル空襲がモチーフとなっているが、&font(b){シャングリラを追ううちにクロスロード作戦が行われたビキニ環礁沖へと辿り着く}という とんでもない展開へと発展していくことになる。 上記の通り2016秋イベの最終海域の舞台がビキニ環礁沖なためか、クロスロード作戦参加艦である長門、プリンツ・オイゲン、酒匂、&font(l){攻略中は使えないが}サラトガに攻撃されると大ダメージを受ける。 また、停泊中で足を止めているせいなのか基地航空隊による攻撃が非常によく通る。ボスマスに送り込むには二式大艇による航続距離延伸が必須だが、陸攻3と二式大艇2小隊による開幕爆撃で随伴艦を蹴散らす事も出来る。 敵第二艦隊の随伴艦にはどの難易度であっても駆逐古姫がいるので、特効艦の攻撃が刺さるか基地航空隊の攻撃が直撃しない限りS勝利は厳しいことを受けてか、ドロップ内容は非常に豪華。 この直前の海域がトンデモ難易度であるせいで新艦の朝風掘りがままならない事もあり、A勝利でドロップする朝風を求めて通いつめた提督も少なくない。 彼女が放つ艦戦は黄色いオーラを放っているもの&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){「深海熊猫艦戦」}}(F8F「ベアキャット」がモデルと思われる)で、その性能は何と&bold(){震電改を上回る対空+18}。 甲作戦では随伴の空母棲姫を含め、要求制空値は航空優勢で593と登場時点では過去最高クラス。基地航空隊である程度削ることもできるが。 深海海月姫の単体制空値266は、2022年9月現在も空母系の敵としては最高記録。 これに勝るのは防空時にロケット戦闘機でボーナスのかかる&font(l){ために持ってないとギミックで詰むため出禁にされた}重爆配備の飛行場姫か、本隊航空戦に参加しない超重爆飛行場姫程度。 &color(silver){ベアキャットでこれならジェット機のFH(ファントム)・F2H(バンシー)やF9F(パンサー)はどうなっちまうんだ?}     モチーフがモチーフなため再登場は無いだろうと予想されていたが、2019年春イベントでまさかの復活。 今回は最初からギミック解除後の姿での登場であり、&bold(){ボイスも攻撃ボイスも被弾ボイスも最初から実装}。 ダブルゲージである最終海域のゲージ1本目のボスを担当している。 甲作戦の場合、随伴に空母棲姫1体、戦艦棲姫2体が最初から登場し、最終段階になると随伴の戦艦棲姫も3体に増加。 随伴艦隊も終始軽巡ツ級と潜水ソ級がいる、と地味に厄介な組み合わせ。 しかし、アメリカ艦娘の特効と長門型改二の特殊攻撃などさえ使えば、何だかんだで前哨戦レベルの強さだというのが大方の見解である。 今回はクロスロード特効が無いのは少し残念か。&s(){サラトガにはアメリカ特効あるけど} 2021年春イベントでも再登場。第4海域のクワトロゲージの3番目のボスとして立ち塞がる。 彼女の撃破はそれほど難しくはないが、彼女の戦闘BGMのみ、かつてラスボスとして登場した時に流れた「渚を超えて」になる。 &s(){相変わらずサラトガには弱い} アーケード版にも登場。大破するまで艦載機を飛ばし続ける。 他の鬼・姫と比べて動作が優雅で、拘束が解け両手が自由になった後のクリティカル攻撃も動き自体は静か。 海底から浮上してくるという演出に合わせてか、体力が半分以下になって拘束が解けるまでマップの浅瀬付近から動かず艦載機を飛ばさない代わりに、こちらの爆撃機や甲標的の接触を受け付けない特殊な青いボスアイコン状態になっている。また、アイコン付近には巨大な穴のようなモノがあり移動を遮る。 炎に囲まれ戦うことを諦めた海月姫。その時、空が静かに輝き彼女を優しく照らす。光に手を伸ばし何かを感じ取った彼女は、満足そうに目を瞑って炎の中に消えていった。 #center(){&bold(){コレデ…コレデ イイノカモシレナイ……}} #center(){&bold(){ワタシハコレデ……ホントウニ、ネムリニ……}} #center(){&bold(){……コノヒカリ…ワタシモ…そう、なの…}} } **2017年初登場 ***深海双子棲姫 #openclose(show=ヨクモヤッテクレタワネェッ!){ #center(){&bold(){ノコノコ…キタノネ……カンゲイ…シマショ…?}} CV.今村彩夏 2017年冬イベントで登場のラスボス。名前通り、双子ペアで1ユニットとなっている。&font(l){おかげで伊13&伊14姉妹が双子だと多くの提督に勘違いさせてしまった} 泊地ということになっているが陸上型ではなく、報酬艦からモチーフは潜水艦のはずなのに、実際の扱いは水上艦。 ただし、潜水艦モチーフということで水上艦だが対潜装備で特効が入るようになっている。後、晴嵐を積んでいる場合でも同じように特効が入る。 扱う爆撃機は新グラフィックのもので、オーラはないが紫色の眼光をしており、水上機のようなフロートがついている。 砲撃回避時は黒い方、後述の爆雷被弾時は白い方が相方をかばう。 ゲージ破壊には壊状態での撃沈が必要で、双子という設定からか、甲作戦では壊状態で倒すのに失敗すると、通常状態に復活して耐える場合があるが、これは任務ギミックをこなすことで無効化できる。 なお、壊状態になると&font(b){双子の片割れが倒れてしまい、生き残った方がこちらを睨みつける}というイラストになる上に、被弾ボイスが「シッカリシテェ!」と倒れた片割れに呼びかけるものであるため、「戦っていて罪悪感を覚えた」という提督も多かった。 ちなみに公式四コマ漫画では片割れが倒れた理由が、「&bold(){補給ルートが絶たれたせいでお腹が減って動けなくなった}」というまさかの解釈だった。 &font(l){まあ、その後2人仲良く三越でおしゃれして買い物してたんだからいらない心配だったんだけどね} アーケード版では&bold(){こちらの砲撃を水中に急速潜航することで無効化する}という厄介な能力を持つが、水際にいるためか魚雷が通じる。カットイン時は連合艦隊のように二人分のカットインラインがでる。 ゲージ破壊すると黒い子に抱かれながら白い子は青い光の粒子となって消滅し、以後片方の艤装も動かなくなる。 #center(){&bold(){ユルサナイ……ユルサナイカラァッ!}} } ***護衛棲姫 #openclose(show=オコッタカラ……!){ #center(){&bold(){ネムッテ…イタノニ……。}} #center(){&bold(){ブスイナ……ヒト…タチ……。}}   CV:首藤志奈? 2017年春イベントの前段作戦のボス。護衛空母、軽空母の姫で、鳥型艦攻を鷹匠のように手なずけていること、護衛空母であることから、報酬艦の春日丸(大鷹)がモチーフと思われる。 &font(l){あとすごく見覚えのある芋っぽい絵柄ゆえに、劇場版のアイツと見間違えた提督もいたとか} ヌ級改を引き連れているため、制空値は比較的高く、基地航空隊も飛行艇なしでは艦戦が届かない。 しかし制空さえどうにかなれば、道中が短いのもあり、割とあっさりと勝ててしまう。 ちなみに、敵空母の割には珍しく、夜戦攻撃するには条件があり、こちらの艦隊が探照灯を発動しない限りは、攻撃してこないという特徴がある。(これはヌ級改や後の他の護衛空母の姫も含めて同じ) ただ、この時点では夜戦攻撃時には探照灯の有無に関わらず、そもそも大破してて攻撃できなかったことも少なくなかった。 アーケード版では装甲ゲージを持っているが、元が軽空母だからか耐久力や装甲もそれほど高くなく、魚雷がクリティカルヒットするとそのまま中破して何もできなくなることも…。 あと羽をせわしなく動かす鳥形艦攻は不気味である&font(l){大鳳「イヤッ すごいハズレ」}。 } ***北方水姫 #openclose(show=オロカナ……ツメタイトコロニシズンデイケッ!){ #center(){&bold(){コノワタシト…ヤルトイフノカ……!}} #center(){&bold(){……オモシロヒッ!}}   CV:瀬戸麻沙美? 2017年春イベントで登場のラスボス。北方の姫というと陸上型の北方棲姫がいたが、こちらは戦艦。モチーフはおそらく報酬艦のГангут。真っ白な色合いで、背の高い帽子と、コートを着用している。 が、前が開いているためにまともに身に着けているものは前貼り程度というけしからんものが見えてしまっており、作戦名の「北の魔女」を文字って&font(b){北の痴女}なんて呼ばれている…。 アーケード版ではぴっちりした服を着ている。戦闘中は極めて戦意旺盛で武闘派な様子がうかがえるが、壊撃破時には…? 鳥型艦攻で制空値補助しつつ、本人は正面から砲撃してくる。さらに魚雷を装備しており、夜戦では砲雷カットインを放つ。 第五艦隊の艦にそこそこの特効と、ソ連艦のВерныйが大きな特効になっている。クリア後ならГангутも。&s(){なぜか特効のない足柄ェ…} 2025年春イベントで久々の再登場。 前段作戦の第3海域の第1ゲージの前座ボスとして登場する。 随伴は輸送ワ級Ⅱflagship2体、軽巡ツ級elite、駆逐ハ級後期型elite2体で、最終形態になると駆逐ハ級後期型elite1体が戦艦レ級eliteになる。 ボスも強いが問題は編成縛り。 甲の場合、最短を通るのなら遊撃部隊で第五艦隊6隻以上且つ北方迷彩を3隻に装備させる必要がある、というもの。((北方迷彩の効果で4隻に錯覚させるという理由があるらしい)) このせいで最短を通るためには制空を捨てる必要があるため、潜水新棲姫マスを通ってまでボスに挑む人もいた。 ボス戦自体はボスマスを警戒陣で対処できるので所詮前座ボスといったところ。 アーケード版では画面が真っ白になるほどの吹雪を発生させながら堂々と立ち上がる、という演出が目を引く。装甲破壊時は帽子を無くし、苦しそうに項垂れながらも戦う意思を崩さないという痛ましいものになる。 砲撃や航空攻撃・魚雷とレ級並みに多彩な攻撃を繰り出してくる。北方棲姫のように雪の結晶の形をした小型サークルを大量に発生させる航空攻撃は回避困難。 #center(){&bold(){…モウ、ツメタイトコロハ…イヤ……}} #center(){&bold(){アタタカイ…セカイヘ…モドリ…タイ……}} 空母機動部隊の猛攻を受けて膝をつく北方水姫。海の底へ戻ることを嘆く彼女の体から白い光があふれだす。外の世界に戻れることを喜びながら、北の魔女は沢山の小さな雪の結晶となって消えていくのだった。 #center(){&bold(){アァ…アタタカイ…}} #center(){&bold(){ワタシ…ワタシタチ、カエッテモ…イイノ…?ありがとう……}} } ***潜水新棲姫 #openclose(show=コノギョライヲ…タベロッ…!){ #center(){&bold(){アナナタチ…ハ……。}} #center(){&bold(){トオ…サナイ……カラ……。}} 2017年夏イベントで登場したボス。この手には珍しくモチーフ元は不明。 潜水艦版の&bold(){幼女}。ヒヒヒという笑い声が口癖らしい。 いつもの第一海域の潜水艦ボスだが、通常の潜水棲姫や潜水夏姫ではなくこちらが出現し、最初から先制雷撃も普通に撃てる。 耐久が潜水棲姫以上に潜水艦としてあるまじき高さで、甲作戦ではなんと377。 だが装甲はかなり低く、航空戦艦の二巡化もでき、先制対潜艦をちゃんと用意できれば、ボスとしては、クリティカルで装甲を抜けないと倒せない潜水棲姫よりは相手にしやすいとされる。 撃破時にはまた来るという旨の意味深なセリフを残すが、真の敵となるのはここではなく、最終海域。 潜水ソ級と一緒に&bold(){道中で登場}し、姫の雷装から放つ高威力雷撃でワンパン大破を狙ってくる。 ボスとして戦う場合はともかく、道中では対潜装備にばかりかけてもいられず、その上この耐久なので、先制対潜だけでは中破に持っていくことは困難。 そのため増設ダメコンが推奨されるほどの凶悪な道中の一因を担っている。 以降のイベントでも、序盤海域で姿を見せる他、最終海域では必ずどこかしらで現れ、ほとんどの場合はボスへと向かう道中で必ず通る羽目になる。 しかし2017年夏イベントと違い、基地航空隊の東海を始めとする対潜攻撃が実装されたため、脅威度は低下。 それでも、基地の1隊をこいつに割くことでボスへの手数が減るか、ボスに全て集中させる代わりに道中事故覚悟になる時点で、厄介な存在なのは変わりない。 耐久の高さから、基地の対潜爆撃があっても耐えて反撃してくることも多い。 2019年冬イベントでは最終海域だけの登場だが、燃料ペナルティほぼ無し弾薬ペナルティ無しの最短ルートへ行くと&bold(){潜水新棲姫と道中で2回交戦することになる}。 1戦目の潜水新棲姫マスは避けられないが2戦目の潜水新棲姫マスは避ける事がルート次第では一応可能。 だが他のルートへ行こうとすると甲作戦の場合、&bold(){輪形陣固定だがヲ級改とヌ級改が合計3体・戦艦棲姫2体(とツ級elite)が待ち受けるルート}か&bold(){高確率で単縦陣の戦艦レ級elite2体が待ち受けるルート}のどちらかなので、&bold(){消去法で潜水新棲姫ルートを選ばざるを得ない}というのがキツイ。 東海4機持ちの提督達でさえも頭を悩ませた。 2019年秋イベントでは第5海域と第6海域の2海域にわたって道中に登場。 第5海域では第1ゲージで1回、第2ゲージでは2回確定で潜水新棲姫マスを踏まされる。 潜水棲姫改がボスの第1ゲージなら問題ないが空母棲姫改がボスの第2ゲージが鬼門。 2019年冬イベントと違って最大2部隊しか基地航空隊を出撃させられず、ボスも非常に高い制空を持っているので戦力や基地航空隊の割り振りに悩まされることに。 第6海域では1戦のみだが随伴にソ級4体引き連れているので東海部隊だけで壊滅させることは非常に困難。 さらに厄介なのは潜水新棲姫マスを抜けても夜戦マスや重巡ネ級改2体が待ち受けるマスを抜けないとボスへたどり着けない事である。 2018年初秋イベントでは、「潜水新棲姫 バカンスmode」として登場。 麦わら帽子を乗せているのと、色のついた石やヒトデで周囲を飾っている。 耐久値が若干上昇してる他、耐久値が高い個体ほど雷装値と回避率も高くなる。 こちらも、E-1ボス、およびE-5水上部隊道中で出てくる。 登場以降は対潜MAPボスは潜水棲姫の代わりに彼女が務める事が多くなり、登場してから間もない頃は&bold(){「潜水幼女」}と呼ばれることもあった。 しかし最終海域の道中で避けられないマスに陣取り、ほぼ毎回出てきては中破しようがT字不利になろうが先制雷撃でワンパン大破してくる姿から&bold(){「クソガキ」}というあまりにも不名誉な仇名を付けられることに…。 特に「クソガキ」と呼ぶことに反感を持っている人も少なからずいるので時と場所を考えて発言しよう。 対潜マップのボスとしても、道中潜水マスの最凶クラスの門番としても十二分な逸材であることから、これからも我々の前に立ちふさがっていく脅威となるだろう。 2020年桃の節句イベントで遂に重巡棲姫シリーズが欠場したために、潜水新棲姫が唯一の初登場以降イベント皆勤の姫クラスとなった。 なお、基本的に道中では連合艦隊と戦う事が多いため長らく露呈しなかったが、意外な弱点として&bold(){警戒陣との相性が最悪}。 これを喰らうと&bold(){何の対潜の用意もしていない艦隊にかすり傷しか与えられずに強引に突破される}。 この弱点が露呈した2021春イベントでは警戒陣の効果が上がる水雷戦隊で警戒陣を組む事になるため、ますますダメージが与えられず、 たまに大破喰らわせても&bold(){水雷戦隊司令部で単艦撤退させられてやっぱり強引に突破された}。&font(l){ザマァ} 2021年12月28日で実装された7ー4のとある道中マスで潜水新棲姫が姿を見せた事により、遂に通常海域でも登場する事に。 しかし、ゲージ破壊目的ではいくことは無く、資源マス目的でも潜水艦6隻の方が手っ取り早いせいでまたも相手にされず強引に突破された。&font(l){ザマァ} 2023年早春イベントではなんと航空支援を引っ提げて登場。 新システムの航空支援付き潜水マスで後段作戦から姿を見せ、後方支援のヌ級の航空戦と砲撃戦と共にこちらを妨害する。 &s(){潜水幼女と無敵ヌ級の恐怖の事故量産式悪魔合体} 2023年夏イベントでは超久しぶりにボス旗艦を担当することになる。 第4海域の輸送ゲージのボスなのだが随伴も潜水艦のみなせいで東海部隊になすすべなく蹂躙される。 せっかくボスになれたのにあっけなく終わらされてしまった潜水新棲姫は泣いていい。 2025年春イベントでも当然出てくるがなんと甲作戦でも耐久177の個体しか登場しない。 つまりソ級flagshipよりも雷装値が低いので特効補正もあって思ったより避けてくれる。 そのかわり新参者の駆逐ラ級が猛威を振るっているのだが。 } ***戦艦仏棲姫 #openclose(show=ジャマナノヨ…){ #center(){&bold(){コナクテ……イイ…ノニ………ッ。}} CV:タニベユミ? 2017年夏イベントの、前段作戦の大ボス。高速戦艦扱い、四連装砲を装備していることから、やはり報酬艦のRichelieuがモチーフ。&font(l){だが艦娘の方と違い胸部装甲は豊か} 装備は北方水姫やネ級flagshipのように鳥型艦攻で制空補助する他、ソナーを装備しているが、そもそも潜水艦は道中のルートで弾かれるしほとんど意味がない。 特筆すべきは、これまでの最終ボスとも遜色のない、尋常でなく高い耐久・装甲。 甲作戦では耐久730に、通常形態でさえ装甲256、最終形態の壊状態では270。 夜戦火力キャップのカットインでも乱数次第で弾かれる上に、ギミックはなし。 特効でキャップを超えられる欧州艦か、第二艦隊に最高夜戦火力を発揮できる艦を可能な限り並べて挑むしかない。 昼戦はともかく、欧州艦で夜戦で期待できるのはプリンツ・オイゲンとビスマルク程度しかいない上に両方レア艦なので持っていない提督は地獄を見た。 恐ろしいのは、こいつを倒してようやくイベントの折り返しなのと、最終海域ボスはこいつ以上の化け物スペックなことである。 2018年初秋イベントでは、「戦艦仏棲姫 バカンスmode」として再来。 E-5のゲージ2本目のボスであり、3本目の最終ボス以上と評される、このイベント最大の壁。 耐久面は去年よりさらに強化されているにも関わらず、随伴に港湾夏姫、飛行場姫、砲台小鬼2体、PT小鬼群と、&font(#ff0000){水上艦ボスなのに随伴に属性がバラバラな陸上型4体とPT}という、有効装備が全く異なる厄介な面々が勢ぞろいの、悪夢のような布陣。 さらに厄介なのがこの布陣が甲乙ならまだしも&bold(){丙でも前哨戦からこの布陣であり}、おまけに&bold(){丁ですら最終形態のみ(前哨戦では飛行場姫の代わりにPT小鬼群)とは言えこの布陣を完備している}という徹底ぶり。&font(l){丙丁難易度とは一体…} 撃破にはプリンツ・オイゲンなどの幸運艦による魚雷カットインやビスマルク、ガングート、雷巡の連撃を打ち込みたいが、その前に普通の夜戦火力が効かない随伴を他の艦で排除していなければならない。 2019年夏イベントでも「戦艦仏棲姫 バカンスmode」が再登場。 …&bold(){E-1のボスとして}。 去年、一昨年の戦艦仏棲姫のトラウマを持っている提督たちが最序盤で彼女が待ち受けている事に一瞬恐怖したのは言うまでもない。 装甲は流石に下げられたものの甲難易度の場合は並の姫より硬い装甲である事には変わらず、E-1だからと油断しているとで手こずる事もあるので特効艦(特にRichelieu)や幸運艦などを素直に活用した方が無難である。 2020年秋イベントでは通常の戦艦仏棲姫が初登場時以来の再登場。 またしてもE1のボスとしての登場だが随伴の雑魚はイ級後期型3体(ラストでツ級追加)のみ、ダブルゲージの2本目の輸送ゲージのボスなので倒す必要はない。 しかし随伴に深海地中海棲姫がいることがあるほか、装甲の弱体化を喰らったバカンスmodeとは違いスペックダウンは無いことから本人も非常に硬いためS勝利が非常にやり辛い。 2021年の欧州イベントではなんとイベント欠場。 しかし代わりに登場した同期の欧州棲姫が大暴れしていたのでどの道地獄だった。 2022年夏/初秋イベントではバカンスmodeとして復活。 妹分の戦艦未完棲姫が出たためか、E-3の第1戦力ボスとE-6の第2輸送ボスとして初めて2回登場した。 &font(l){でも妹が助けを求めても特にE-6第4戦力ボス最終編成に参加したりはしない。防空埋護冬姫に存在を認識されなくてもずっと隣にいる防空埋護姫とは違って薄情な姉である} 2023年は最終海域がノルマンディー上陸作戦だった影響でトーチカ祭りだったためか欠場。 なおこのイベントの顔役だったトーチカ要塞棲姫をはじめとしたトーチカ群より&bold(){PT小鬼群の強化版で同じく初登場だったSchnellboot小鬼群の方が大暴れした}ため、イベントの難易度以上にウザがられていた。 2024年の欧州イベントではバカンスmodeで再び復活。欧州が舞台である前段作戦でボスマスに旗艦や随伴艦として第2と第3海域に配置されているが、5年前のイベントで装甲が大幅に弱体化した影響かどこで出てもかつてフランスパンと言われた硬さは最早過去の話、妙に柔いと攻略wikiで言われてしまう羽目に。 } ***欧州棲姫 #openclose(show=ココハ……トオサナイッテ、イッテルノッ!){ #center(){&bold(){コンナトコマデ…キタノ……?}} #center(){&bold(){バカナノ…?オロカナノ……ッ?}} CV:内田秀? 2017年夏イベントの最終ボス。地中海を突破してドーバー海峡へと到達した連合艦隊に立ちはだかるラスボス。 報酬艦のArk Royalがモチーフであるため航空旗艦とあるが、空母ではなく戦艦タイプで、搭載機は鳥型艦攻。 戦艦仏棲姫をさらに強化したような、水上艦でありながら中枢棲姫をも凌駕する性能を持つ。 ゲージ破壊圏内に入り壊状態となると唯でさえ高かった火力値371が431にまで伸びる上に雷装値168まで追加され、夜戦火力は過去最高を記録する。 火力はあまりに過剰すぎ、キャップ到達していて意味は薄いが、応急修理女神を装備し大破してストッパーがない状態で夜戦連撃が直撃した際、一撃当たり600という常識外れのダメージを計測したという報告もあるほど。 更に通常状態ですら装甲値が274という数字を叩き出していたにもかかわらず、壊となると294という防空棲姫を想起させる数字になり、ギミックにより攻撃力ボーナスはあるが、洋上補給なしでは燃料弾薬共にペナルティが発生している事も併せて撃破は困難を極める。 もちろん随伴も凶悪の一言で、甲作戦では&bold(){戦艦夏姫2隻}に、破壊圏内に入ると削り段階では随伴にいたヌ級改flagshipが&bold(){空母夏姫}に入れ替わり、ナ級flagshipが全て&bold(){ナ級後期型flagship}に切り替わる。 カタログスペックで言えば随伴の大半を重巡リ級flagshipが固めているのと同義で、随伴で最もカタログスペックが低いのが第2艦隊にいるツ級elite2隻という異常事態になり、更に甲作戦では姫が4体鎮座している。 だがボス以上に鬼畜なのが道中であり、&bold(){単縦陣固定で閉幕雷撃を許すと大惨事}な駆逐棲姫(withナ級flagshipとツ級elite)の水雷マス、&bold(){梯形陣固定でソ級elite&flagshipを引き連れて雷撃大破させてくる}潜水新棲姫の完全お祈りマス、&bold(){苛烈な制空値で航空優勢が困難}な空母夏姫率いる連合艦隊マス、&bold(){複縦陣固定と燃料ペナルティのせいで事故が多発する}運が悪いとケツベロスこと戦艦夏姫3体とPT小鬼群3組の組み合わせのマスと欧州棲姫の下にたどり着くのも修羅の道。 これらが相互作用して、E7甲が「歴代イベントTOP3に入る難易度」と歴戦の提督たちをして言わしめ、多くのALL甲達成提督の膝を折る地獄となった。 それから存在が忘れつつある中、2021年夏イベントで4年ぶりの再登場を果たす。 最終海域のクワトロゲージの2番手のボスを担当しており、戦闘BGMも「&bold(){鎮魂の大西洋}」。 ボス随伴は前と比べて輪形陣を組み、姫クラスはいないもののネ級改Ⅱやナ級Ⅱがいるためどっこいどっこい。 だが一番の鬼門はやはり道中。初手の潜水新棲姫マスは勿論だがそれ以上の問題はボス前のヲ改マス。 単縦陣か輪形陣なのだがなんと&bold(){随伴にネ級改Ⅱが2体いる}。ネ級改Ⅱは他のネ級改と違って&bold(){先制雷撃持ち}。しかも&bold(){最終形態時は単縦陣固定}。 この鉄壁の門番に追い返され、やっと抜けてもボロボロの状態で欧州棲姫にいどまなければならないため、過去のトラウマがフラッシュバックした提督が後を絶たなかった。 2024年夏イベントで3回目の登場。第2海域の本ボスを担当している。 初めての前段作戦のボスであるため、特効火力と特効装備さえ揃えれば苦戦はそれほどしない。 道中も過去一番優しいのでかつてのトラウマは完全に消えてしまった。 } ***海峡夜棲姫 #openclose(show=マップタツニナリタイノォ!?){ #center(){&bold(){ココ…ハ…トオレナイシ……。}} #center(){&bold(){……トオサナイ……ヨ……ッ!}} CV:藤田咲? 2017年秋イベントのボス。7隻の遊撃部隊で出撃し、道中の夜戦マスをかいくぐってきた西村艦隊の前に、スリガオ海峡で立ちはだかる。 深海双子棲姫のように2人いる姫。扶桑と山城の2人が元となっているが、壊になるとあちらの山城の方だけになり、扶桑の姿は忽然と消えてしまう。 壊になっても片方が倒れつつも共にいた深海双子棲姫と違い、完全に姿を消していることから、&font(b){扶桑側は最初から存在せず、山城側が作っていた幻影ではないか}という説も。 壊形態になる前の扶桑をモチーフとした姫をよく見ると&bold(){背後の艤装が透けて見える}事から、恐らくこの説で間違いないだろう。 //また、皮肉なことに扶桑の衣装のモチーフとして扱われるハイビスカスと同じ日の誕生花である&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){そして劇場版での吹雪の心象世界の象徴でもある}}青い彼岸花を伴って現れる。 艦これアーケードに登場した際は、時折扶桑側の体にノイズがはしる、殆ど(全く?)喋らない、等あからさまに普通でないことを強調している。 //ちなみに花の本数は通常形態が8本、壊形態が10本。前者は西村艦隊の7隻にレイテ沖海戦で轟沈した阿武隈を加えた数と、後者は史実における山城沈没時の生存者の数と、それぞれ一致する。 また側頭部には艦娘の扶桑・山城の艦橋型髪飾りに似た片方だけ長い角が生えているが、扶桑型の方は右側頭部、山城型の方は左側頭部の角の方が長く、扶桑・山城の艦橋型髪飾りの位置とは逆になっている。 新戦闘方式の払暁戦で戦うボスであり、とどめを刺すには昼戦で戦艦の一撃が必要。 耐久800に、甲作戦通常時で装甲242、壊状態で装甲262であり、撃破には西村艦隊特効のある山城か扶桑が任される。 ゲーム外では深海大サーカスにて再び姿を現し西村艦隊を追い詰めるが、友軍艦隊と共に奮闘した艦娘達に敗れる。 深海扶桑((山城側の演者と扶桑側の演者の二人で演じており、途中で一人退場する。))を失い、倒れた深海山城の前に山城を筆頭に艦娘達が近づこうとしたその時、世界は止まり、山城、時雨、満潮は海上へと帰っていく。 彼女は幻だったのか、この後どうなったのかはわからない。 2022年11月放映のアニメ「いつかあの海で」にも登場。 レイテ湾へ進む山城率いる1MYB3H前に立ちはだかり、周囲の駆逐艦クラスの深海棲艦を取り込んでさらなる異形に変貌するが、那智率いる2YBと大和率いる1YB1Hの参戦により形勢が逆転。 最後は直接艤装に乗り込んできた山城に至近距離から砲撃を喰らい、トドメを刺された。 なお、損傷を受けると姉の姫が消える描写があり、ゲーム中で示唆されていた幻影という説が正解であった事が明確に示された。 } ***防空埋護姫 #openclose(show=ワタシガネ…マモッテイクノ…!){ #center(){&bold(){……ワタシガ…オアイテ…シマス…………。}} CV:藤田咲? 2017年秋イベントのボス。戦後に船体が防波堤として埋められた、秋月型駆逐艦の涼月が元となっている。 海峡夜棲姫を倒した後に現れる、本イベントのラスボス。 第一ゲージの最終編成でも第二艦隊にいたが、第二ゲージの旗艦となってボスを受け継ぐ。 防空棲姫のステータスを下げた代わりにHPを上げたようになっている。 防空駆逐艦だけあり、昼戦移行時の基地航空隊が大量撃墜される。 しかし耐久655装甲250と海峡夜棲姫よりも耐久面は下がり、制空値も持たないため、第一ゲージよりは比較的楽。 &font(l){長いギミックを解除した末の第二ゲージであることと、海峡夜棲姫が西村艦隊が越えるべき壁としてラスボス感が漂っていたため、攻略的な意味でも演出的な意味でも彼女の登場は蛇足という意見も多い。} 場違いな登場は埋護→まいご→迷子とかけているのではないかという説もある。 また、&bold(){CVが藤田咲}と思われること、第一ゲージで&bold(){海峡夜棲姫の扶桑側が消えた途端に現れた}こと、そして&bold(){駆逐艦と名を付けときながら内部データでは航空戦艦扱い}であることから、 &bold(){防空埋護姫こそが扶桑の役割を持たされた深海棲艦}と見ることもできる。 その後2022年冬イベントで再登場。当イベントのラスボスである防空埋護冬姫の随伴として最終形態時のみ姿を見せる。 今回の出現場所は北九州の沿岸付近であるのでようやくあるべきところに登場できた、といえるだろう。 一方で2017秋イベはリアイベやいつ海で何度か展開が焼き直されているのだが、&bold(){決まってラスボスは海峡夜棲姫である}。 &font(l){まぁ、リアイベはともかくいつ海に関してはここで出てきたらKYっぷりも凄くなるので空気を読んでくれてありがとうと言わざるを得ない} } **2018年初登場 ***護衛棲水姫 #openclose(show=アナタモネ…?イッショニシズムトイイ……!アハハハハハハハハッ…!){ #center(){&bold(){キヤガッタ…カ……バカナ…ヤツラダ……。}} #center(){&bold(){イクラ…ウッタッテネ……ムダ…ナンダヨッ…………!}} CV:内田秀? 2018年冬イベントの前段作戦前段ボス。護衛棲姫と同じく護衛空母で、レイテ湾にいることから、栗田艦隊と対峙した護衛空母群のタフィ3(特にGambier Bay)が元ネタ。 本人のスペックは装甲以外飛びぬけて厄介でもなく、随伴も姫はいないので、特効のある栗田艦なら十分ダメージは通るが、道中が長く、黒い艦載機のヌ級改や、ル級が6体並んだボス前での被弾率が高い上、ボス戦でも燃料弾薬ペナルティが響き、甲難易度ではルート固定に栗田艦10隻が必要なのもあって、難易度は結構高く中盤の山場となる。 自艦隊だけではあともう少しが噛み合わないことも多いが、夜戦突入時には新システムの友軍艦隊で、西村艦隊を始めとしたNPC艦隊が援護してくれる。 アーケード版では航空攻撃のサークルが浮き輪さん仕様(赤・白の二種類ある)。 3Dモデルになったことで、ソックスにキツネのようなマークがついているのが見えるほか、浮き輪さんを4つ腰につけているのも確認できる。 軽空母なので中破すると何もできないのは変わらず。さらに大和型や金剛型に妙高型も通常・連合艦隊どちらでも特殊砲撃が使えるようになったので…&font(l){ムリムリムリ!} 撃沈時は浄化されるムービーが流れる&font(l){が腰に付けた赤い浮き輪さんが白い彼女と比較してメッチャ目立つので、感動的なシーンなのにどこかシュールに}。 } ***深海鶴棲姫 #openclose(show=アッハハハハッ! タノシイナァ……!){ #center(){&bold(){ノコノコトキタノ……? ハッ……。バカ…ネ……。}} #center(){&bold(){ワザワザ…シズミニ……シズムタメニ…キタンダネ!}} CV:野水伊織? 2018年冬イベントに登場する、艦これ1期のイベントの最終ボス。空母であり、そして名前に鶴を含んでおり、見覚えのあるツインテールで…… エンガノ岬沖で最後の戦いに挑むこととなる。 瑞鶴・瑞鳳・武蔵の要素を外見と艤装でミックスさせており、空母水鬼が直前のE6で撃破されているからか、最終時には「ヒトリハ……サビシイィィィィィッ!!」と絶叫を上げる。 毛先が5つに分かれて逆だった髪は彼岸花と、瑞鶴最後の写真で乗組員達が沈没寸前の瑞鶴の飛行甲板上で行った「瑞鶴万歳」がモチーフとされている。 ゲージ上で別たれた2羽の鶴などの要素を加味すると、瑞鶴の対存在と見てほぼ間違いないだろう。 甲作戦最終時には、 &bold(){深海鶴棲姫-壊、空母棲姫(装甲220)2体、戦艦棲姫改、戦艦棲姫2体} 軽巡へ級flagship、軽巡ツ級elite2体、駆逐ナ級後期型flagship3体 という2016年春イベントから二度目となる、姫6隻を相手にしなければならない。 しかし特効倍率増加ギミックさえ解除してしまえば戦艦水鬼改戦よりも比較的楽な戦いができるため、それほどの絶望するような難易度ではなかった。 なお、劇場版でも加賀の口からこの深海棲艦の存在が示唆されていた。 &font(l){アニメシリーズの深海棲艦化の設定から、アニメ鎮守府はコイツを倒していることになる。} アーケード版では今までの空母系鬼・姫とは一線を画す凶悪な航空攻撃で提督達を苦しめた。 具体的には ・近距離~超長距離全てにサークルを展開 ・近距離部分は完全に侵食し逃げ場なし。それ以外はレーンの中を高速周回する複数のサークル。 ・対空カットインが出なければ難易度乙でも1回で5人近くを余裕で大破に追い込む超火力爆撃 ・難易度甲の護衛はダイソン これらに対抗するために熟練者が編み出した戦法は ・翔鶴型を含む5人以上の正規空母を編成した遊撃部隊で限界までMAP空爆 ・戦闘開始直後に空爆で相手を壊滅状態に持ち込みあとは超長距離以上の間合いを維持してひたすらダイソンから逃げながら空爆 であった。 …極端な戦法だが、ダイソンの横槍を回避しながら長時間生存しなければならないのでけっして簡単ではない。 なおアーケード版の仕様上、通常イラストの瑞鶴改二でも戦闘が可能だった。&font(l){そしてイベント開催時期の関係でクリスマスバージョン翔鶴・瑞鶴も使えたのでプレゼント爆撃でぶっ飛ばされる闇瑞鶴なんて光景も見られた。} イベント終了後に発売されたコンプティーク2018年6月号についている「艦娘ボイスDL付きメモリアルカード」の目覚ましボイスに艦娘たちに紛れてコイツがまさかの抜擢。 しかも深海棲艦で目覚ましボイスに選ばれたのは&bold(){深海鶴棲姫のみ}である。&font(l){中の人の都合?あーあー、聞こえない} 詳しくは伏せるがどのようなボイスなのかは自分で確かめてほしい。 } 追記・修正は、ゲージを破壊してからお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\発艦せよ!/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 深海如月の台詞ってあれよね、深夜に一人で帰ってきた娘が浴室で的な -- 名無しさん (2017-06-06 11:40:53) - 深海吹雪が実装されたらゲージが減るごとに変形して特性が変わる感じだろうか。と言うか劇場で見てたけど艦載機飛ばしてたのは気づかなかった -- 名無しさん (2017-06-06 13:12:08) - 深海海月姫と港湾夏姫のデザインがすごい好み。 -- 名無しさん (2017-06-06 13:20:30) - いいかげん運河棲姫にも脚光が当たるべきだと思うんだ… -- 名無しさん (2017-06-06 13:22:20) - 運河棲姫ha -- 名無しさん (2017-06-06 16:37:25) - ↑スマン途中送信してしまった。運河棲姫は改仕様のまんまだと本家で戦うのはかなり厳しかったけど、今は潜水艦でも陸上型にそれなりにダメージ入るようになったし航空隊も増えたしでそろそろ来ても良い気はする。 -- 名無しさん (2017-06-06 16:43:28) - アニメの中間棲姫のCV変更はよくわからなかったな…でも榊原さんにはこれから先、何かしらの姫・鬼のCVやって欲しいな。 -- 名無しさん (2017-06-07 00:14:19) - 戦艦水鬼の所に雷巡の連撃も弾かれることが多いって書いてあるけど、実際は約280の連撃が弾かれる事の方が少ない。話盛りすぎ -- 名無しさん (2017-06-10 23:34:22) - 劇場版まじですかコレ・・・・。 -- 名無しさん (2017-06-11 00:54:17) - ↑↑装甲200だと、乱数で140~260。システム的には装甲抜けてても、ちょっと悪い乱数引いてダメージ2桁とかになると、主観的にはカスダメとあまり変わりなく感じる -- 名無しさん (2017-06-11 02:55:47) - アニオタwikiの艦これ情報って全部実装直後の情報で止まってるし訂正もされないから話半分に見とくのが正しいよ。ぶっちゃけ誤情報が修正されないのは艦これに限った話じゃないけどな。 -- 名無しさん (2017-06-11 18:13:28) - 連撃は1発ずつダメージが表示されるから2発分の合計ダメージが表示されるカットインよりあまり効いてないような感じがするだけで、実際は同じ装甲値って前提なら雪風カットイン(艦首魚雷、5連装酸素魚雷*2)と北上連撃(甲標的、三隈砲*2)の出せるダメージは変わらないはず -- 名無しさん (2017-06-11 18:57:14) - せっかく運河まで行ったのに、なんで運河棲姫さん出なかったのん・・・? -- 名無しさん (2017-08-25 22:49:26) - 深海吹雪は公式のシャツにリコリス吹雪って書いてありましたね、公式名決定なのかな? -- 名無しさん (2017-09-14 23:53:17) - 深海吹雪棲姫とリコリス吹雪は出所が同じ公式Tシャツなのがややこしい -- 名無しさん (2017-09-15 03:56:47) - 集積地棲姫ダメージコンテストとかいう世紀末遊戯 -- 名無しさん (2017-12-13 00:36:24) - 詳細は伏せるが、アーケード5-3の南方棲戦姫が何か色々ヤバい(小並感) -- 名無しさん (2018-02-03 05:53:13) - とうとう耐久800の姫まで出てきてしまったわけだが、このインフレはどこまで続くのだろうか…?耐久1000超えもそう遠くはないのかも知れない… -- 名無しさん (2018-03-10 19:47:45) - ↑中枢(900)「800?」欧州(880)「まだまだ甘い」 -- 名無しさん (2018-03-10 20:01:37) - ↑あ、そいつらがいたか。どっちも1回しか出てきてないから忘れてた。願わくばもう二度と出てこないでほしいけどw -- 名無しさん (2018-03-10 20:33:58) - アーケード南方棲戦姫、イベント海域にてとうとう耐久値950を記録…! -- 名無しさん (2018-04-14 16:11:39) - 護衛棲水姫の浮き輪が最近地味に人気を上げてきている模様 -- 名無しさん (2018-05-22 20:05:52) - 2週間目に入ることには特効の存在が発覚してる戦艦仏棲姫の特効が良く分からないとかなんで言われてたんだろ。他のとこでは修正すらされてないし -- 名無しさん (2018-07-29 22:25:06) - 特効入れば勝てるって相手じゃなかったから。これに尽きるし今でも体感的に特効の存在は信じていない。攻略Wikiですら最後まで「欧州艦がいると特効が入る…気もするが条件がわからん」だったし -- 名無しさん (2018-07-29 22:41:25) - といっても欧州艦のキャップカットインならボスへの期待値200超えるしE7に比べて攻撃がヌルいから先に潰されることも少ない。実際E4は簡単だったって話もそこそこあるからな。信じないのは勝手だが欧州艦が異常ダメージ出してたのは動画でもスクショでも証拠があったし、最近のwikiはそもそもあんまり当てにならない -- 名無しさん (2018-07-29 23:01:01) - この項目こんなに所要時間増えてたんか…。登場頻度高いのとかもうちょっと削った方がいいんかな -- 名無しさん (2020-02-15 01:30:48) - 一律、甲作戦最終時の耐久と装甲記載、初出イベの随伴編成記載で、固いとか随伴がやばいって記載ばかりで文量増えてるのを削りたいんだがやってもいい?あと複数回登場してるの(潜水新棲姫とか)はもうちょっと記述を簡素化したい -- 名無しさん (2020-03-27 21:00:30) - ガングートやダコタの深海化からするに、沈んだとか怨念よりも小さい、あの時に心名残があったなら・・・!レベルでも深海棲艦は生まれてくるよなこれ -- 名無しさん (2020-07-15 09:30:04) - ↑11 集積地「2400」 -- 名無しさん (2021-09-07 11:20:43) - 相変わらずアンチが荒らしてるのか。 -- 名無しさん (2022-07-11 22:48:53) - 2期になってから単なる「艦娘の深海コスプレ」みたいな感じになってきて1期の頃の正体不明の恐怖が薄れてきた感じ。おまけにモチーフが露骨なせいでせっかくの姫が使い捨て状態だし -- 名無しさん (2022-08-19 15:24:07) - 遂にこのページの文字数オーバーの限界が来てしまった、それだけ多くの姫クラスと戦ったってことだけど -- 名無しさん (2023-03-20 11:22:39) - 波動砲を浴びせてやりましょう -- 古代進 (2023-06-17 21:41:18) - 今やネーミングの幅広さがすごいな 姫なのに量産型とは一体 -- 名無しさん (2024-03-27 14:06:40) - ガンダムとかマジンガーみたいなもんじゃろ>姫 -- 名無しさん (2024-03-27 14:11:07) - そろそろ分割化した方がいいんじゃないかな、まだまだ増えそうだし -- 名無しさん (2025-03-17 00:56:46) - これからのために2期が初登場の鬼・姫級とその他メディアの深海棲艦とを分割したいと思います。意見があるならどうぞ -- 名無しさん (2025-04-30 15:46:48) - 遅くなりましたが無事分割完了しました -- 名無しさん (2025-05-07 23:09:10) - こう見ると姫も鬼も沢山増えたなぁ、それだけ長く続いてると思うの考え深い -- 名無しさん (2025-05-08 00:24:03) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/06/06 Tue 04:09:08 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:共通部分のみなら約 2 分、個別解説全てを読むなら約 116 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- [[ゲーム]][[艦隊これくしょん -艦これ-]]に登場する敵、[[深海棲艦>深海棲艦(艦これ)]]の分類。 #region(open,目次) #contents #endregion() *概要 深海棲艦の中でもより人に近く、そして明確に言葉を発するものは「鬼」「姫」という特殊な艦種が与えられる。 といっても艦としての特色は個体によってバラバラで、 戦艦や空母といった既存艦とほぼ同一のものも多いが、一部は特異な性質を持つものも。 イロハの名前がつけられた通常種よりも登場頻度が少なく、所謂ネームドエネミーの扱い。 見た目は限りなく人間体なので、印象は半ば深海棲艦版艦娘に近いものがある。 史実の艦や(陸上型なら)施設をモチーフにしているものも多く、分かりやすく艦娘が深海棲艦化したようなものも。 基本的には同じ名前でも「姫」は「鬼」よりも強い、上位版の形態であることが多い。 さらなる上位種として「水鬼」「水姫」も存在する。 しかし水鬼より明らかに強い姫が出てきたりと、艦娘のレアリティと同様あまり意味をなしていない。 彼女らの大半は&font(b){イベント専用のボス}であり、一部の例外を除いて通常海域にはあまり登場しない。 最奥のボス旗艦として出現し、通常の深海棲艦を凌駕する能力をもって提督の艦隊を迎え撃つ。 通常種と比較した場合の特色としては、高い耐久と装甲。 HPは数百にも及び、装甲は近年登場のものはほとんどが昼戦火力キャップを超える高い防御力のため、 昼戦の間は特効を突かなければ、カスダメ以外はまともにダメージが通らず、 基本的には夜戦での高火力艦に撃破を任せることになる。 また、一部のものは更に「陸上型」という分類がされ、((鬼・姫以外では砲台小鬼,トーチカ小鬼,対空小鬼も該当)) 雷撃の対象にならない、砲撃戦で空母の艦爆による攻撃対象にならない、夜戦での雷装値を無効化する、といった厄介な特徴を持つが、 その分三式弾や大発動艇などを始めとする、対陸上装備などの特効が弱点となっている。 ただ航空機を運用するタイプは攻撃機が全て撃墜されるか、 損害(中破相当)以上のダメージによって砲撃戦で行動不能になるという空母と同じ制限を持つ。 更に更に&bold(){極一部は対陸上装備が有効な陸上型のような水上艦の鬼・姫}なんてものも存在したりする。 &bold(){10年以上の戦いのあまりに数が増えたせいで文字数制限に引っかかる事態が発生した。} 敵の種類が多くなったため、遂に分割することとなった。 艦これ2期から登場した姫クラスは[[2期以降の鬼・姫(艦隊これくしょん)]]へ、ゲーム本編以外の深海棲艦は[[本編以外の深海棲艦(艦これ)]]へ。 *一覧 **2013年初登場 ***泊地棲鬼/泊地棲姫 #openclose(show=イマイチド、ミナゾコニカエルガイイワ…){ #center(){&b(){キタノカ…}} #center(){&b(){オノレ…イマイマシイカンムスドモメ…}} CV:野水伊織 2013年春イベントより登場。初めて言葉を発した深海棲艦である。下半身が巨大なサブユニットと結合しているが、姫になると切り離して本来の下半身が露わになる。 航空戦、砲撃戦、雷撃戦すべてに参加可能という当時の敵艦船としてはハイスペックを発揮し、鬼・姫がただの深海棲艦ではないことを思い知らせた。 「姫」にグレードアップすると各能力が上昇し、特に耐久は180から300に大幅アップ。こちらの装備が不十分だと撃沈が難しくなる。 ステ的にはレ級eliteより弱い?当時はゲーム自体が黎明期でゲージ回復もあったんやで。 2022年10月現在、泊地棲姫は艦娘側の事を「艦娘」と呼称する唯一の深海棲艦となっている。 「艦娘の敵として登場したキャラクター」という括りで見ても、霧の大戦艦級「コンゴウ」「キリシマ」のメンタルモデルしかいない。 アーケード版では泊地棲鬼の登場海域がE-4になった都合上、泊地棲鬼がサブユニットから分離して姫になる演出が存在する。 っていうか砲撃のモーションはあまりの禍々しさにビームを撃っているようにすら見える。 また、何故か沿岸部に棒立ちで動かない仕様のため魚雷が当て放題になっている。 } ***装甲空母鬼/装甲空母姫 #openclose(show=フフフフ…){ 4-4「カスガダマ沖海戦」のボス旗艦を務める。ネームド深海棲艦の中で唯一言葉は一切発さない艦だった。 が、遂にアーケード版で声を貰えた。とはいえ多少の笑い声と、撃沈時の悲鳴ぐらいだが。姫になると露出度が増えて明らかに… 初めから通常海域に生息するボス格の深海棲艦であり、その後も南方海域の各所で姿を見せていた。 航空戦、砲撃戦、雷撃戦に参加するのは泊地棲鬼・姫と同じ。装甲空母とつくが、性質はどちらかというと航空戦艦に近い。 泊地棲鬼と比べて各ステータスは低いが、姫にグレードアップするとほぼ同じ性能に並ぶ。 忘れかけられた頃になってイベントにたまに登場するが、インフレの進む他のボスと比べると、中途半端さが否めない。 とはいえ2015年夏イベントのE-5道中に登場した時は、残り1回になると陣形が単縦陣に固定され(それまでは輪形か単縦かランダム)、その火力を遺憾なく発揮、意外な撤退要因として提督たちを戦慄させた。腐ってもボス艦である。 艦これ2期からは、4-4のボスマスの旗艦にいるのが装甲空母姫か軽母ヌ級flagshipとなり、装甲空母鬼がどこにもいなくなってしまった。 おまけに5-2や5-4ではどちらもいないため、一気に彼女たちを見る機会が激減してしまった。 &font(l){5-2にいないくせにゲージシルエットは装甲空母姫のままだけど} アーケードでは第弐回イベント海域のE-2とE-5に登場。甲でのみ装甲ゲージが付与されており、思うようにダメージが通らない事もあるが、実は雷撃を当てると一撃で破壊可能。 乙~甲だと随伴艦隊を連れているが、丙では彼女と護衛の浮遊要塞3体のみ&耐久値低めの編成なので戦いやすくなっている。 また航空サークルが独自の仕様となっており、縦三列の正方形が前方から迫るといった物だが、艦隊の速度によっては船速最大で直進すれば普通に回避可能。 通常海域では4-4に登場するが、編成は護衛のたこ焼き三体に加えフラタを含む五隻編成の随伴艦隊。合計九隻を相手にする羽目に。 4-4にして早くも連合艦隊である。そして5-2では…。 装甲空母鬼はこちらを睨みつけながら悲鳴を上げて爆発の中に消えていく。そして装甲空母姫は空に向かって両手を広げながら無言で炎に包まれるのだった。 } ***南方棲鬼 #openclose(show=ココハ、トオシマセン){ #center(){&b(){イラッシャイ…カンゲイスルワネ…}} CV:竹達彩奈? 2013年夏イベントに登場したボス。ビキニ姿が眩しい。 仕様上は戦艦に準ずるが、立ち位置は中ボスということもあって性能はル級flagship程度。 その微妙な立場に加えて後述の完全上位互換が存在する影響か、その後長いこと再登場機会に恵まれなかった。 …が、2019年冬イベント『邀撃!ブイン防衛作戦』で&bold(){約5年4か月ぶりにイベント海域に復活}。前段作戦の最後のボスとして登場する。 ステータスも上昇して強化はされているが、第一ゲージボスの重巡棲姫や道中のダブル戦艦レ級やダブル戦艦棲姫やギミックの方が厄介なこともあり、時代に置いてかれたボス扱いされ、やっぱり不遇なままだった。 おまけに早波掘りでの鬼門は道中と南方棲鬼の&bold(){随伴艦隊にいるPT小鬼群}だと言われる始末。 せっかく復活したのに碌な扱いをされない南方棲鬼は泣いていい。 2024年夏イベントでもE5-1の輸送ボスとして&bold(){丁作戦のみ出現}するのである意味レア。ただしE4もE5も中規模史上最凶難易度と言われた超高難易度イベントだったことで、丁作戦を選んだ提督が3割弱にも上ったため、遭遇した提督も多かった。本人の性能は据え置きで随伴も貧弱だが、道中に全難易度共通で陣取っているネ級改は厄介なので、大破しても退避できるように司令部は積んでおきたいところ。ちなみに丙作戦以上では南方棲戦姫がボスになるが、こっちはこっちで甲と乙以下で輸送難易度があまりに違うのに唖然とした提督も多かった。 艦これアーケード版では『南方海域強襲偵察!』(2017年4月26日~同年5月31日に開始)にて登場する事が発表されたが、そのPVには&font(b){くるくる回転しながら海面に着水してドヤ顔を決める}やたらとアクロバティックな南方棲鬼がそこにいた。 また、そのPV内では艦載機を出しつつ主砲をやたらめったら撃ちまくるという出るゲームを間違えてるんじゃないかと思うぐらい派手な砲撃を披露していた。 ちなみに艦載機は右手の掌から射出している。 対砲撃装甲と我が身を盾にして旗艦を庇う、随伴艦の浮遊要塞3体により思うようにダメージを与えられない…と思われがちだが、実は魚雷を命中させれば&font(red){一撃で}装甲ゲージを破壊することが可能となっており、しかも相手の後方から魚雷を射出すれば、浮遊要塞の援護防御を発生させることなく旗艦にダメージを与える事が可能であることが判明。 この誰が呼んだか『&bold(){&font(red){ケツ魚雷}}』により、装備と編成によってはワンパン中破~大破も夢ではない戦術が広まり、周回攻略の要のように扱う提督も少なくは無い。 魚雷も使用してくるが、最大船速にしていると妙に命中率が悪い。&font(l){(当たらないとは言っていない。)} なお魚雷のみならず、艦載機攻撃でも有効打を与える事が可能。 } ***南方棲戦鬼/南方棲戦姫 #openclose(show=オチナサイ!){ #center(){&b(){ワタシノホウゲキハ…ホンモノヨ…}} CV:竹達彩奈? 2013年夏イベントに登場したボス。格好は概ね南方棲鬼と同じだが、姫になるとかなり際どい格好に・・・ 南方棲鬼の強化版なだけあって、火力等が大幅に上昇している。姫はもっと無慈悲に上がる。 しかし最大の特徴は、戦鬼に限り装甲値がたったの&b(){10}しかないこと。 これにより大ダメージを与える事は容易となっている。 後に南方海域でも5-2に南方棲戦鬼が、5-3、5-5に南方棲戦姫が配備されたが喋らなくなった。 おまけに南方棲戦姫に限りボス随伴でしか登場しないため別に倒さなくてもいい扱いだった。 艦これ2期になると南方棲戦姫が同じ海域にいる上にボス旗艦として昇格した(5-5のボス旗艦は空母ヲ級改flagshipとランダムかつ、随伴の場合あり)。 特に5-5でボス旗艦を担当する時は随伴に戦艦レ級eliteを2体引き連れて単縦陣か複縦陣を組むという、極悪編成で迎え撃つことに。 &font(l){でもこれだけ昇格したのに肝心のボイスは一切貰えなかった} 一方で南方棲戦鬼は5-2が他のボスに差し替わったと同時に姿を消してしまった。 やはり装甲10ではダメだというのだろうか…。 南方棲鬼と同じく南方棲戦姫も『邀撃!ブイン防衛作戦』で約5年ぶりにイベント海域に復活。&font(l){南方棲戦鬼はいらない子} 最終海域での輸送ボスとして登場。 ステータスも&bold(){耐久が380に、装甲がなんと188に上昇し((戦艦棲姫(耐久400装甲160)や空母棲姫(耐久350装甲150)よりも総合的に硬くなっている))}、電探も装備しているなど強化はされているが、輸送ボスで随伴もそれ程強くはないため輸送成功するための条件は非常に緩い。 問題はこちらではなくイベント開始と同時に&bold(){通常海域の南方棲戦姫もこの強化されたタイプに置き換わっている}ので、5-3と5-5の難易度が更に上がってしまった。 特に装甲が188もあるせいで改二重巡の夜戦連撃がカスダメで終わる事もあるのが非常にキツイ。&font(l){Wエリレだけでも面倒なのに} 2024年夏イベントでは5年ぶりにボスとして復活。E5-1で輸送ボスとして丙作戦以上で出現。 道中にネ級改がいる以外は乙以下ではなんら問題ないのだが、甲では随伴に駆逐ナ級IIe(量産型)eliteとヌ級改flagshipが2隻ずついる上に基地航空隊も使用不能で友軍も来ないため、無策で突っ込むと返り討ちにされるのは必至。 しかもこのゲージの札は使い捨てなので戦力も投入し難い。事実上砲撃支援でナ級を潰すのが前提になるので、資源消費も嵩みやすかった。なお丁だとボスが南方棲鬼にランクダウンする。&font(l){やっぱり南方棲戦鬼はいらない子} アーケード版では南方棲鬼と同様のイベント海域の後段作戦(2017年5月11日~同年5月31日に開始)のE-6に登場。 前段作戦E-3に登場した南方棲鬼とは打って変わって、甲作戦では&bold(){&font(red){旗艦&5体の浮遊要塞にフラヲ2体&フラタ3体&エリニで構成される艦隊}}から挟み撃ちを受け、砲撃サークルの多い南方棲戦鬼/姫による集中砲火と第二艦隊のフラヲによる艦載機攻撃に晒される…という地獄絵図が待ち構えている。 南方棲鬼と同様に至近弾持ちの砲撃サークルと&font(l){命中率の悪い}魚雷も健在だ。 しかしE-3と同様に対砲撃装甲ゲージが付与されているため、ここでも&bold(){&font(red){ケツ魚雷}}の出番。周回のお供として広く使用された。 &font(l){どちらかと言えば敵編成よりも周回に要する時間、掃討戦の引き運、財布の中身に悲鳴を上げる提督が多いのかも知れない。} 通常海域では5-2に鬼が登場。援護防御も担当する護衛要塞4体を引き連れているが、ゲージがある程度減ると、何故か装甲空母鬼&浮遊要塞3体の随伴艦隊も出現。 砲撃サークルを避けたと思ったら随伴艦隊の航空サークルが別方面から迫ってくる、という地獄絵図を見ながら&bold(){&font(red){鬼2体の連合艦隊}}を相手にする…のだが、イベント海域を突破出来た提督なら攻略は可能。 しかし5-3に登場する姫は耐久値&font(red){816}と離島棲鬼に次ぐ高さであり、耐久値283の護衛要塞を5体も引き連れてくる。 その上5-3では開幕夜戦と昼戦が時間経過で変わる仕様であり、昼では随伴艦隊にフラヲが3体も交じり、開幕夜戦はエリワ旗艦ではあるが、このマップの夜戦は視認範囲が極端に狭く、砲撃サークルがギリギリまで接近しないと見る事も出来ず、&bold(){耐久値も砲撃火力も高い旗艦&高耐久値のたこ焼きに昼の場合はヲ級の航空サークル、夜戦では闇討ち同然に迫る砲撃サークル、何故か敵だけ夜戦でも航空攻撃が可能}といった[[ファンサービス>ファンサービス(遊戯王ZEXAL)]]が待ち受けている…。 } ***飛行場姫/飛行場夏姫/飛行場棲姫 #openclose(show=ダカラ、ムリナノヨ…/ウフフフ…){ #center(){&bold(){ナンドデモ…ミナソコニ…シズンデ…イキナサイ…}} CV:味里? 2013年秋イベントに登場したボス。深海棲艦では初となる陸上型ボス。 史実の陸上基地をモチーフにしているだけあって当時としては非常に耐久力が高く、しかも陸上ゆえに雷装無効といった厄介な特徴を持つ。 しかし、実は三式弾を装備した艦娘が攻撃すると大ダメージを与えることが可能。これらの特徴は後に実装された他の陸上型ボスにも共通する。 突如として登場した既存艦とは全く毛色の違う陸上型、夜戦マップとボス前ランダム羅針盤によるボス到達率の低さ、このイベントが最後のゲージ自動回復、何よりボス戦でも夜戦開始で、しかも随伴艦を倒してしまうと昼戦に移行せず一巡で終わってしまうという理不尽な仕様から、参加した多くの提督をトラウマに叩き込んだ。 モデルがガダルカナル島のヘンダーソン飛行場だとされており、初登場時の艦隊名が「敵リコリス航空基地」となっていることから&bold(){リコリス・ヘンダーソン}という愛称で呼ばれることもある。 ゲーム中の三式弾特効についても、1942年に金剛と榛名がガダルカナル島へ三式弾を用いた夜間砲撃を敢行したという史実ネタである。 #center(){&bold(){…アツイ…ノ?アツイ…デショオ…?}} CV:石上静香? 2015年夏イベントではアイアンボトムサウンドに再登場。再登場と同時に声色が戦艦棲姫のようなものから後述する水母棲姫のようなものにガラッと変わっている。 今回は昼戦開始で普通の戦闘の上に、通常状態では装備が旧式のままなのでさほど脅威にならないが、ゲージ破壊段階に限り新型艦載機を装備し、途端に攻撃力が跳ね上がる。 どうでもいいことだが…今回の飛行場姫、被弾ボイスが初登場時よりもエロい気がする。 &bold(){&font(#c0c0c0){ヤァダ、イタイジャナイ…コワレチャウ…ウフフッ…!}} 2016年冬イベントでは、新システムである空襲戦のお披露目として登場。 遙か遠方から陸上爆撃機で攻撃してくるのみで、直接対決はできない。 2016年春イベントでは、同じく空襲戦でちらっと見える以外にも、中枢棲姫の随伴として登場。 なお、ヘンダーソン基地としてはリコリス棲姫が登場したことで、飛行場姫は他海域にも建造されていることになったようだ。 2022年春/梅雨イベントで反跳爆撃を行うタイプと対潜攻撃ができる「飛行場姫(哨戒機配備)」が登場。 反跳爆撃を行うタイプは跳弾により雷装値が高くなり&bold(){空襲での事故率が大幅に跳ね上がる}ことに。 新派生種「飛行場姫(哨戒機配備)」は青白いオーラとなり対潜眼鏡を掛けているのが特徴。 文字通り鳥型艦攻を使った航空攻撃を仕掛け、&bold(){コイツがいる空襲マスでは潜水艦に強力なダメージを与えることができる}。 この新たな2種の登場によって、飛行場姫しかいない空襲マスは癒し、空襲マスは潜水艦だけで通れば無害、という定石を過去のものにしてしまった。 2024年夏イベントでは「飛行場夏姫」が登場。 デザインは新規のものだがボイスはいつもの飛行場姫。なぜか欧州周辺でしか登場しない。 何気に2017年以来の夏姫シリーズだったりする。 2025年春イベントでは舞台で先行登場していた「飛行場棲姫」が登場。&s(){ボイスはいつもの} 第5海域のみの登場だが空襲マスや集積地棲姫改の随伴などで姿を現す。 ステータスは平坦だが制空値が高い。 後に「超重爆飛行場姫」や「太平洋飛行場姫」という亜種も見つかったが彼女との関連性は不明。 見た目はそっくりだがボイスが完全に別人。 艦これアーケードでもブラウザ版の2013年秋イベントのリメイク版が開催された事により当然彼女も参戦。 その時の声色は初登場時の13秋イベのものに戻っていた。 } ***戦艦棲姫/戦艦夏姫 #openclose(show=シズミナサイ!){ #center(){&bold(){アイアン…ボトム…サウンドニ…シズミナサイ…}} CV:味里? 2013年秋イベントで初登場したラスボス。 黒いドレスをまとった戦艦の姫であり、後に「ダイソン」という渾名で旗艦限定海域で何度も顔を見ることになる。 派生種の戦艦夏姫、戦艦棲姫改込みの詳しくは&bold(){[[こちら>戦艦棲姫]]}で } **2014年初登場 ***港湾棲姫 #openclose(show=ナニモ、ナニモワカッテイナイ…){ #center(){&bold(){クルナ…ト……イッテイル…ノニ……}} 2014年春イベントのボス。陸上型ボスであり、飛行場姫と比べて耐久が低い代わりに火力が高く、しかも攻撃力の計算は空母のそれを用いているので実際に受けるダメージはかなりのもの。飛行場姫より耐久が低い点を付き、三式弾の特攻ダメージで潰す戦法は十分使える。 しかし彼女に関して重要なのはそこではなく、その有り余る&font(b){分厚い胸部装甲}にある。 詳しくは&bold(){[[個別項目>港湾棲姫(艦これ)]]}で。 } ***離島棲鬼/離島棲姫/北端上陸姫 #openclose(show=コリナイコタチ…){ #center(){&bold(){ココマデ…クルトワ…ネ……イイ…デショウ…}} 2014年春イベントのボス。セクシーでタイトな服装の多いボス格の深海棲艦の中でフリルとリボンで飾ったゴスロリ風のファッションという異質な格好をしている。 同じく陸上型ボスだが、更に火力が底上げされているので戦艦の装甲など意味をなさない。 イベント初登場時には戦艦棲姫を従えて現れ、自身とダイソンの凶悪な耐久力で提督を苦しめた。 …のだが、提督の印象は驚異的な耐久と装甲で攻撃を受け止めてしつこく生き残りターゲットを散らし続ける戦艦棲姫の方が強く、やれ&bold(){影が薄い}だの&bold(){このイベントのラスボスはダイソン}だの散々言われる羽目になってしまった。 長い間再登場がなく、離島という名前もあってぼっちの引き篭もりキャラ扱いされることもあったが、2015年夏イベントにてギミックマスで久々の再登場を果たした。 その後、2016年3月11日メンテナンスで実装された6-4にボスとして降臨。鬼から「離島棲姫」に進化して立ち絵も微妙に変化している。 さらに従来の陸上型と違い彼女はハードスキンタイプの陸上型であり、三式弾の特効補正が若干低い代わりに、大発動艇系も特効になるという、異なる対地特効を持つ存在。 何より随伴の集積地棲姫と複数の砲台子鬼を伴い、砲撃戦でまともにぶつかると高火力高装甲で、多くの提督を禿げ上がらせている。 オマケに通常の集積地と砲台小鬼3体が随伴なら艦載機を飛ばすタイプ、集積地-壊もしくは通常集積地と砲台小鬼2体が随伴なら完全砲撃タイプと、編成によって大幅に仕様が変わる珍しい特徴の持ち主。 火力・制空力が限定される上に支援も出せない事も加わり、当初はイベント深部海域と比較できるほどの最凶難易度と言わしめる要因となった。 あまりに絶望的すぎる難易度は、恐らく後に実装された基地航空隊を運用する前提だったのだろう。 基地航空隊実装後は陸攻で砲台子鬼や集積地棲姫を叩き潰せるようになり、高難易度でこそあるものの、昼戦で敗北が決まる事が普通な程の理不尽難易度ではなくなった。 2017年春イベントでは、北方の占守島に上陸侵攻を進める「北端上陸姫」として登場。流石にロシアの気候にゴスロリファッションは厳しかったのか防寒着姿になっている。 が、航空基地のすぐ目の前に陣取ってしまったために、必要行動半径1と全ての航空機が届き、随伴も貧弱なのに潜水艦ルートによって多数の空母を入れた艦隊で行くことができ、昼戦は潜水艦に攻撃を吸われてしまい、九七式艦攻系の特効もありフルボッコにされる。 おまけに彼女のいるマスには新艦娘の占守や択捉、既存艦でもあきつ丸や明石がドロップし、随伴の貧弱さに加えて甲だとノーマルワ級が3体、乙以下だと2体確定で出てくるため、ゲージ破壊後でもろ号消化や掘りがてらにまたフルボッコにされるというあんまりな扱いだった。 更にアーケード版での「出撃!北東方面 第五艦隊」では彼女の出番は&bold(){コンパチ元の離島棲鬼に奪われたせいで出番なし}というもっとひどい扱いを受けた。 } ***北方棲姫 #openclose(show=チョウシニ…ノルナッ!){ #center(){&bold(){コナイデ…ッテ…イッテル…ノ…}} CV:金元寿子 2014年夏イベントのボス。陸上型の要塞だが、その姿はまさかの紐パンロリで、提督からも瞬く間にかなりの人気を得た。 見た目はロリでも中身は姫クラスにふさわしい強さの陸上型ボス。 特に戦力ゲージ破壊直前となる最終形態では火力が2倍近くまで上昇し、耐久も500と高いので道中の厳しさと合わせて辛い。 #center(){&bold(){カエレ……ッ!}} 2014年9月12日のアップデートでは少々の弱体化を施された上で新海域3-5の道中に再配備。通常海域配置のボス格では初の声付きとなった。 夏イベで散々&font(l){蹂躙}攻略された怒りからかグラフィックの表情が&font(b){激おこ}になっており、元来の制空力に加えて自分以外を全て浮遊要塞で固めるという凶悪な航空戦力でボーキを禿げ上がらてくる。 なお、深海棲艦なのに季節ごとにやたら追加グラフィックが豊富。 詳細は&bold(){[[個別項目>北方棲姫(艦これ)]]}で。 艦これ2期では多くの海域がリニューアルされた一方、北方棲姫のいる3-5は珍しく一切変更なしだった。 } ***空母棲鬼/空母夏鬼 #openclose(show=テッキチョクジョウ、キュウコウカ!){ #center(){&bold(){ナンドデモ…ナンドデモ……シズンデイケ……!}} CV:藤田咲 2014年夏イベントに登場したボス。空母でありサイドテールの見た目や台詞から、とある一航戦との関係を匂わせているが…? 初登場のシステム「連合艦隊」使用下で戦うことになる。 それまでありそうでいなかった、純粋な空母タイプのネームド艦。中破以上で沈黙するなど概ね正規空母と共通するところはある。 開幕航空戦は苛烈そのもので、要求制空値がかなり高い上に大破艦を量産される。 空母のくせに異常なほどの火力を持っており、威力が大幅にダウンする&bold(){輪形陣+T字不利でも昼砲撃戦で大和型を軽々ワンパン大破させる}驚異的な火力を持つ。 それどころか、空母が大幅に弱体化するはずの夜戦ですら致命傷を与えることも。 同年9月末に実装された中部海域では何と6-1のハズレルート終点、いわゆる「お仕置き部屋」マスの旗艦としてまさかの再来。 大型艦建造限定の伊401をドロップする可能性があるが、確率は極めて低い。 艦これ2期では6-1のハズレマスにいるのに加え、5-2で空母ヲ級改flagshipと共に&font(l){装甲空母姫と南方棲戦鬼たちを追い出して}ボスマスの旗艦を務めることとなった。 5-2にいる個体は赤いオーラの新型艦載機を積んでいるため思った以上に制空値が高くなるので注意が必要。 イベントでは上位版の空母棲姫が頻繁に登場する一方、こちらは15年夏イベント以来出番がない。 ……と思いきや、2017年夏イベントで「空母夏鬼」として、帽子をかぶったバカンスモードで久々に登場。 しかし、ダブルゲージの1本目のボスとして出た以外は、後半海域では空母夏姫ばかりなので、影が薄いのはあまり変わらず。 そして忘れた頃の2023年夏イベントのE6-1の戦力ボスに登場。甲のみ常時分身しているが輪形陣固定なので全く驚異にならない。本イベントの山場ともいえる第6海域では癒しスポット。 } ***[[空母棲姫/空母夏姫>空母棲姫]] #openclose(show=シズメ…!/ヤラレルカヨ…!){ #center(){&bold(){ヒノ…カタマリトナッテ…シズンデシマエ……!}} CV:藤田咲 空母棲鬼の上位バージョン。長い髪と片方だけのサイドテールは、やっぱり一航戦を彷彿とさせる。 他にも艤装のあちこちがボロボロになることや、率いる艦隊名(任務部隊Y群)から、珊瑚海海戦で損傷を受けながらも急ピッチの修理で戦線復帰、ミッドウェー海戦にて日本の機動部隊をほぼ壊滅させる大戦果を挙げた米軍の空母ヨークタウンも入っているのではないかと言われている。 彼女の派生種として空母夏姫(Ⅱ)、空母棲姫改がいるがいずれも空母棲姫のボイスの使い回しだったが…。 #center(){&bold(){セッカクナノデ……オモウゾンブン……}} #center(){&bold(){シズメ…テ……アゲマショウ……?}} CV:松岡美里? 2022年春/梅雨イベントで初登場した空母棲姫Ⅱはセリフや声が今までの空母棲姫のものとは異なり、髪が短くなりサイドテールからポニーテールに変わっていることから某Essex級を彷彿とさせる変わりよう。 派生種込みで詳しく知りたい人は[[&bold(){個別ページ}>空母棲姫]]で。 #center(){&bold(){シズカナキモチ……ソウカ…ダカラワタシハ…/ナンドデモ…クリカエス……カワラナイ…カギリ…!}} #center(){&bold(){コレデオワリジャ…ナイ……!アナドルナ…ッ!}} } ***中間棲姫 #openclose(show=ナンドデモ、シズンデイケ…!){ #center(){&bold(){ユウバクシテ……シズンデイケ……!}} CV:[[川澄綾子]]/榊原良子(アニメ版) 2014年夏イベントに登場したボス。モチーフは名前通り(Midway=中間)ミッドウェー島基地。この作戦における攻略対象である。たゆんたゆんの胸部装甲に目が行きがち。 初登場がまさかの空母棲鬼より手前の航空戦マス、という色々な意味で驚愕の邂逅を果たした陸上型ボス。 この時は全力で相手しなくても問題ないが、ボス旗艦として戦うときはしっかり撃破せねばならない。 たこ焼き艦載機を所有しているのでたまに強烈な一撃が飛んでくる。 北方棲姫と同じく本気モードが存在。本気モード時のHPは当時歴代最高の600を記録した。 更に装甲も180と戦艦棲姫を上回るのだが、陸上型ボスであるが故に三式弾が有効なことと、随伴艦が護衛要塞と駆逐後期型のみと非常に貧弱なこともあって昼戦でS勝利できることも多かった。 アニメでもMI作戦の主要標的として登場。当初は飛行場姫で登場し、撃破された後変異して中間に進化した。 なお、声はハマーン様に変わっている。川澄さんも大淀役でレギュラーだったのに何故だろう。 最期は艦娘の一斉砲撃によって体が内部から膨れ上がり、どこぞの[[ハート様]]の如く&bold(){&color(red){爆発四散}}、木っ端微塵になった。 こうして赤城達は敗北の運命から逃れることができた。のだが… &color(silver){このあまりに惨い最期には「敵だからってこの惨いラストはねぇよ」「中間ちゃん可哀想」と制作側が批判される事となり、ただでさえ右肩下がりになっていた艦これアニメの評価を完全に決定づけてしまった。&br()作中の艦娘目線からすれば最大の攻撃目標であり、現実目線から批判するのはお門違いなはずだが…。} } ***駆逐棲姫 #openclose(show=オチロ、オチロ!){ #center(){&bold(){ヤラセハ…シナイ…ヨ……ッ!}} CV:小澤亜李 2014年秋イベントに登場したボス。夏イベントで実装された白露型五番艦『春雨』に酷似しており…というかほぼそのまんま深海棲艦になったような姿。&font(l){声は明らかに違うけど} ここまでそのまんまの姿になっったのは、史実においてこのイベントのモデルである渾作戦で没んだ艦が、敵味方合わせても春雨だけだったことからではないかと推測されている。 その説を後押しするものとして、駆逐姫の両足が欠損していることがあげられる(春雨は艦尾を損傷して沈んだ為)。 また、他のボス格と違って青い妖気を纏っている。別名「わるさめ」。 以降のイベントで度々現れる、特定の艦娘とほぼ同じ見た目の深海姫の先駆け的存在。 駆逐艦とはいえ姫クラスだけあってその能力は極めて高く、装甲は&bold(){115}という硬さを誇る。 この海域の攻略には軽巡(最大でも2隻まで)と駆逐だけの水雷戦隊で挑まなければならないため、昼戦だけで落とすのはほぼ現実的でないのだが、昼戦を小破以上で生き残ると強力な雷撃が飛んでくる。 夜戦に持ち込んだら持ち込んだで極めて高確率で魚雷カットインを放ってくる。昼戦で大破した艦に吸われる事を祈るしか無い。 しかも制空権がどうやっても取れない上に&bold(){制空互角だと夜偵発動率0%}という仕様も相俟って使える夜戦装備は探照灯・照明弾に限られる。 その後2015年6月に実装された6-3にて通常海域に進出を果たした。ゲージ削り中は弱体モードでボス艦隊の僚艦、最終形態では本気モードで旗艦を務める。 この海域も水上機母艦+水雷戦隊という貧弱な編成でクリアしなければならないという苦行マップである上、ボス最終形態は僚艦が、&bold(){タ級flagship×2、リ級flagship、二級後期型×2}という秋イベを軽く上回る鬼畜編成となる。 おまけに中部海域のため決戦支援は不可能である。ひどい。 しかし、2期になってから潜水マスの燃料弾薬の消費軽減、強力な四スロ水母や四スロ軽巡艦娘の増加など、4戦ルートの実用性上昇とこちらの戦力のインフレもあって実装当時よりも相対的に難易度が緩和している。 その他にもイベントではちらほら出現することもあるが、大型艦相手になると装甲を上回る火力でひねられてしまう。 また最近では駆逐古姫にお株を奪われがち。 ちなみにその駆逐古姫とは2017年春イベントでの第二海域の輸送作戦で、駆逐棲姫がボス艦隊旗艦、駆逐古姫がその随伴艦として共演している。 2024年夏イベントでは第4海域の水雷マスで登場。 最大の鬼門と称される第3ゲージへの道中にいるのだが随伴にいるのが二級後期型elite2体、&bold(){ナ級Ⅱe(量産型)elite2体}、&bold(){ソ級elite}であり、陣形は単縦陣か梯形陣か警戒陣。 無対策だと強烈な先制雷撃が3本飛んでくるのボス戦どころではなくなる。 道中支援でナ級を吹き飛ばすのを祈るか女神を載せてゴリ押すか基地航空隊を投げて減らすかを迫ることになった。 アーケード版では驚異的な速力と魚雷カットインで水雷戦隊に立ちふさがる。特に回避力が高く、高練度の艦娘によるカーソル収束の命中ボーナス付き一斉射撃すらカス当たりにしてしまう事も。 ただし射程が「中」で対空能力も高い訳ではないので、大型艦には一方的に撃たれるというブラウザ版を思わせる弱点もある。 戦いに敗れ爆炎に包まれた駆逐棲姫が最後に見たものは、青く静かに輝く満月だった。 #center(){&bold(){ツキガ…ツキが…きれい}} } ***空母水鬼 #openclose(show=ソウイウコトサ…テェッ!){ #center(){&bold(){ススミタイノ…カ……?}} CV:小澤亜李 2014年秋イベントEX海域のボス。空母棲鬼と同じく正規空母で、特徴もそれに準じる。巨大な艤装の上に座った本体は、翔鶴に似た姿をしている。&font(l){声は明らかに違うけど} 初めて登場した水鬼タイプで、艦種表記こそ鬼になっているが空母棲姫並みの航空戦力や能力を持つ。 特に装甲は&bold(){190}と、これまで最上位だった戦艦棲姫や中間棲姫をも上回る。ここまで装甲が高いと、夜戦であってもハイパーズか魚雷カットインくらいしか安定して大ダメージを与えるのは困難。 確実に仕留めるにはガチ艦隊とガチ決戦支援が必要。 ちなみに「水鬼」とは「船幽霊」のことを指す。 それから全く音沙汰が無かったが、2018年冬イベントにて約3年ぶりにイベント海域に復活した。 トリプル戦力ゲージのトリのボスを務めており、水上戦闘機や基地航空隊で制空を拮抗にまでもつれないと戦爆カットインを飛ばしてくる。 しかし特効艦が夜戦まで残っていれば、夜戦連撃だけであっけなく倒れてしまうことも。 2019年春イベントでは遂に道中マスに姿を見せる事に。 彼女がいるマスはギミック担当も兼ねているので一度はS勝利する必要があるが、こちらは空母機動部隊で行くことになるので苦戦はしない。 問題は新たなスタート地点が出るまで彼女のマスを通ってボス削りをする事であり、道中のキツさとゲージの削り辛さが合わさって難関海域になる一因を作っている。 2022年春/梅雨イベントで再登場した時は、ようやく機動部隊で彼女に挑めるように。 …なったのはいいが敵の航空戦力は空母水鬼のみなのが運の尽き。 こちらの航空戦力に蹂躙され、なすすべなく撃破されるのだった。 とは言え、空母仲間である空母棲姫や水鬼仲間である戦艦水鬼と比べるとどうも出演機会に恵まれない。 改形態やⅡ形態になれば出番が増えると思われるのだが…。 &s(){最近戦艦棲姫より出番が多い空母棲姫が過労死しないうちに} } **2015年初登場 ***軽巡棲鬼 #openclose(show=サセヌ、サセヌワ!){ #center(){&bold(){ニドトフジョウデキナイ…シンカイヘ……シズメッ!}} 2015年冬イベントに登場したボス。難易度に応じた2つの姿を持ち、弱体化版は史実におけるトラック島空襲で沈んだ那珂と阿賀野をミックスしたような容姿をしている。付いたあだ名が「ダーク那珂ちゃん」「闇阿賀野」「那賀野」 艦娘を直接モチーフとしているためか、青い妖気を放っている。 姫ではなく鬼だからか火力と雷装は本気モードでも駆逐棲姫と同じくらいと控えめだが、装甲は170と戦艦棲姫を上回る。 …が、軽巡の特性(敵艦隊に潜水艦がいれば必ず対潜攻撃をする)と連合艦隊の仕様(第2艦隊旗艦は大破しても進軍可能で絶対に轟沈しない)、そして対潜装備がなく戦闘時の陣形が単縦陣である(対潜攻撃力が最も低くなる)ことを逆手に取られ、第2艦隊旗艦に潜水艦を据えるという奇策が考案されて何もできずに封殺されることが多かった。 %%次のイベント以降で連合艦隊旗艦に潜水艦を据えることができなくなったのは恐らくこの時のせい。%% 2015年春イベントでは序盤海域の道中に出現、更にその後6月に実装された4-5のこちらが重量編成時でのボス前マスにも出現するようになった。%%よく左遷とか降格とか言われる。%% 2期でも4ー5の空母3ルートでのボス前マスにいるが、流行の高速+統一編成だとスルー出来るので見向きもされない。&s(){哀れ} } ***戦艦水鬼 #openclose(show=ナキサケンデ、シズンデイケ!){ #center(){&bold(){ヤクニタタヌ…イマイマシイ……ガラクタドモメッ!!}} 2015年冬イベントおよび2015年春イベントEX海域のラスボス。一説では元となった艦が長門であるとも言われている。 本体も艤装も戦艦棲姫をゴージャスにしたような容姿をしている。こちらも難易度に応じて姿が変わり、本気モードではドレスが大きく破れたセクシーな姿で艤装の手の上に乗っかっている。 戦艦棲姫のことを「ダイソン」と呼ぶことから戦艦水鬼は「ネオダイソン」もしくは「スーパーダイソン」という渾名で呼ばれることが多い。 &bold(){火力252、装甲200}という常識を超えた能力値を持つ。どのくらい火力が強いかと言えば&bold(){T字不利でも余裕で昼戦キャップに達する}ほど、どのくらい頑丈かと言えば&bold(){夜戦のハイパーズですら連撃ではカスダメで弾かれることが多い}ほど。その他の艦では一番威力の高い魚雷カットインでもカスダメにされることも… 更に難易度甲にてあと1回撃破でクリアできる状態になると、&bold(){随伴艦に戦艦棲姫が2体出てくる}。%%壮絶トリプルダイソン%% クリアには&bold(){昼戦で最低限姫以外の随伴艦を沈め}、&bold(){できるだけ戦艦水鬼や戦艦棲姫のHPを削り}、&bold(){夜戦攻撃までに夜戦火力要員が中破せず}、&bold(){夜戦の命中やカットイン率を上げる補助装備を全て用意}して、&bold(){夜戦火力の高い艦の魚雷カットイン}(無論カットインであれば発動確率を引き当てる)か、&bold(){連撃でも威力の高い雷巡の夜戦攻撃が直撃し}、&bold(){装甲乱数の低い部分を引いてできるだけ大ダメージを与える}、と運ゲーに次ぐ運ゲーを乗り越えなければならない。ただ、練度と支援の働き次第ではS勝利も出来ないことはない。 昼戦ではカスダメ以外まともにダメージが与えられず、高夜戦火力艦で装甲を抜いて落とす必要があるという、近年のイベントでは基本の戦い方が実行できるかどうかを見極める存在であった。 2015年春イベE6海域でもラスボスを務めるが、引き連れてくるのは空母棲姫1人とだいぶマシになっている。 2018年冬イベントではE7海域のダブルゲージの最初のボスとして3度目の登場を果たす。ここでは戦艦棲姫改と同じく、「戦艦水鬼改」としてパワーアップした状態で登場する。 非常にしぶとく、甲難易度に至っては史実特効艦による魚雷カットインか、軽空母の夜襲カットインが無いとほぼ撃破不可能。 乙以上の最終形態になると2015年冬イベント同様、随伴に戦艦棲姫を2体従えるようになる。 向こうも連合艦隊を組んでいる事もあってか基地航空隊や支援艦隊に友軍支援なども上手く刺さらなければならず、おまけにその基地航空隊をボスに派遣しようとするならば二式大艇が必須という、乙以上攻略での最大の山場となっている。 2019年春イベントでも&bold(){戦艦水鬼改}が再び登場。 しかも今回は&bold(){中枢棲姫の随伴}におり、他の陸上型に紛れてしれっといる。おまけに&bold(){丙以上で削り時から常時登場}。 何気に随伴として出てきたのは戦艦水鬼時代の時を含めて今回が初。 鉄壁の守りと圧倒的な火力で妨害する姿はまさにネオダイソン。 おかげで他の陸上型やPT小鬼群の面倒さも含め、ゲージ削りはS勝利どころかA勝利すらやり辛く、苦行と呼ばれることとなった。 おまけにフレッチャーを始めとする掘り作業でも、一人だけ陸上型じゃないのをいいことに((丙なら他の水上艦に輸送ワ級がいるが大抵開幕航空攻撃で消し飛んでしまう))ことどとくS勝利を妨害する目の上のたんこぶな存在にもなった。 2019年秋イベントでは通常の戦艦水鬼として超久々にイベント海域に登場。 前段作戦である第三海域のボスとして登場しているのだが非常に弱い。特効持ちに該当する艦が多く随伴も弱いため、道中対策に先制対潜艦3隻投入してもS勝利できる程。ゲージ破壊可能なラインに突入すると戦艦水鬼改へと変化するが油断さえしなければ勝てるだろう。 なお、戦艦水鬼マスでは新規艦娘のDe Ruyterや約2年3か月ぶりの入手機会が訪れた天城などがドロップするため何度もフルボッコされることとなった。 だが後段実装と同時に戦艦水鬼は牙をむくようになり、最終海域の輸送ボスとして戦艦水鬼改がボスとして待ち受け、輸送ゲージ破壊後だと戦艦水鬼改-壊となり泊地修理マス出現ギミックを妨害するように。 更に戦力ゲージでは甲作戦限定で戦艦水鬼改が随伴で常時2体いるという、ダブルネオダイソン改体制でダブルネ級改と共に防空巡棲姫を守る鉄壁の城塞としてこちらを待ち受ける。 2020年梅雨/夏イベントではダイソンシリーズより速い登場で第二海域に登場。 ダブルゲージの2ゲージ目の随伴に戦艦水鬼改が登場する、のだが肝心のボス旗艦がヲ級であるため攻略するだけなら全く苦戦しない。 しかし掘り目当てだと戦艦水鬼改だけが生き残ってA勝利止まりが多発したため、そういった面でウザがられる事になった。 2020年秋/冬イベントでも戦艦水鬼改が登場。 今回は最終海域のラスボスである深海竹棲姫の随伴としての登場だがなんと今回は全難易度で登場する。 丁の最終形態と丙以上の前哨戦で1体、丙以上の最終形態で2体並んでおりこちらの攻撃をダイソンする。 珍しく最終形態でも壊状態にならないものの、同じく高耐久高防御の空母棲姫改が丙以下で1体、乙以上で2体いるので何の慰めにもなっていない。 結果として昼戦で中破大破を量産し、夜戦では攻撃を逸らして妨害する絶望の壁として猛威を奮った。 2023年早春イベントでは最終ボスの随伴として戦艦水鬼が久々の登場。 通常の戦艦水鬼としては初の随伴入りだが、最後まで改にもならず分身もせず、他の随伴の空母棲姫Ⅱやネ級改よりも装甲が低いせいで型落ち感が否めなかった。 2024年春イベントでは二海域に登場。 まず第三海域の第1ゲージで戦艦水鬼改が旗艦で登場する。かつて旗艦で震え上がらせたこともある彼女が甲作戦においては本イベント最高難易度のゲージのボスとして立ちはだかる。削り段階から空母棲姫IIが随伴しているだけならともかく、ボス前のマスでレ級eliteが単縦か複縦で襲ってくるため無対策では歯が立たない。さらにゲージ破壊段階ではレ級と空母棲姫は例によって増えるため、撃破は非常に困難。正直大和か特効が確認されている長門の特殊砲撃ぐらいしか有効打が無いのもそれに追い打ちを掛けていたりする。乙以下ではレ級がノーマル固定、ボスマスの旗艦の装甲も下がるのでそこまで苦労しない。 さらに最終海域のラスボスの随伴に丙作戦以上で2体の戦艦水鬼改が他の姫5体に混ざって出現するが、肝心のボス旗艦である深海伊号水姫が潜水艦なのでボスの撃破においてはほぼカカシである。ただし砲撃は他の姫も含めてまず避けられないので大破艦が量産されることには注意。 2025年春イベントでは前段作戦のラスボスの条約外巡洋艦水姫の随伴として戦艦水鬼改で登場。 ボス共々最終形態で装甲が300を超えるので装甲破砕していないと非常に硬い。 特殊砲撃を使うのも手だが大和型も長門型も後段で使いどころがあるのでコロラド級の特殊砲撃をする人もそれなりにいた。 上記の事から最近はインフレの影響で戦艦棲姫の代わりにボス随伴として出番を着々と増やしている。 今後は戦艦棲姫の後釜としてイベント皆勤になる時が来る、かも知れない…。 &s(){ネオダイソンの名は伊達じゃない} } ***港湾水鬼 #openclose(show=スコシハヤルノカ?タノシイナ…!){ #center(){&bold(){ハルノ…イクサ……ハジメテ…ミルカ…?}} CV:久野美咲? 2015年春イベント海域のボス。[[港湾棲姫>港湾棲姫(艦これ)]]のパワーアップ版で、性能が戦艦寄りになり、艦載機に加えて強力な連撃を繰り出してくる。 ただでさえ凄まじかった属性てんこ盛り状態がさらに過剰にボリュームアップされ、特に谷間がえらいことになっている。 さらに眉間に影がさしているため &bold(){「[[ドエレー“COOL”じゃん・・・・?>特攻の拓]]」} &bold(){!?} とか言いそうなキレた表情をしているように見え、提督達を戦慄させた。みんな[[&bold(){身に覚えが}>北方棲姫(艦これ)]]あるからね。仕方ないね。 セリフを聞くと怒っているわけではないようだが…見た目と乖離した声音であり、異国の地・異国の海で漂っている事を寂しがっているようであり、散り際に桜を幻視する。 %%被弾が続くとイコクノチ連呼する%% 2015春イベントがインド洋沖で展開されたセイロン沖海戦であると推察されている事から、彼女は沈んだ日本艦もしくはイギリス艦艇なのでは推察を呼んでいる。 当初はあまりにもほっぽいじめが過ぎたためブチ切れた港湾棲姫の姿と思われていたが、海域の違いなどから別個体と認識されている。 セリフから翌年以降の春イベントで登場するかと思いきや、2期になって2019年秋イベントで再び登場することに。 ボイスはなく第二海域のルート短縮ギミック担当マスにいる。のだが… ルート短縮すると言っても空襲マス1戦のみ、追加ルートを通るには駆逐艦最低4隻必須という制約のせいでギミック自体が罠と言われる始末。 結果として港湾水鬼の顔を見ることなく海域を突破する提督が続出するという、何とも言えない再登場となってしまった。 アーケード版でも「発令!第十一号作戦」の後段作戦に登場、表情は憤怒というより冷笑に近い。 他の深海棲艦と違い撃破しても爆発せず、横たわった身体から光の粒子を放つ。 どこからか飛んできた桜の花びらに触れると「サクラ…キレイナモノネ」と呟き、穏やかな顔をしながら&bold(){消滅する}} ***泊地水鬼 #openclose(show=ダカラ…ナンドキテモ、オナジナノヨ…!){ #center(){&bold(){モウ…トベナイノ……トベナイノヨ……ワカル?…ネェ…}} 2015年春イベントEX海域(E5)のボス。泊地棲鬼・姫は戦艦だったがこちらは陸上型。本気になると足に接続した艤装を切り離すところは同じ。 常に過去への未練を口にし、ダメージを受けると狂った様に笑う、今までの深海棲艦でいそうでいなかった[[&bold(){病んでるタイプ}>ヤンデレ]]。暗いBGMがさらに煽る。 「もう飛べない」と嘆き悲しみ、散り際に大きな翼を見る等嘗ては自由に空を舞っていた事を匂わせているが、何故彼女が深海棲艦となっているのかは不明。 モデルとなっているのは日独連絡機として飛び立ったがインド洋で消息を断った大きな翼が特徴的であったキ77の2号機、及び英国空母ハーミーズ辺りが推定されている。 最終形態(甲)で&bold(){火力219、装甲240}と恐るべき能力を持つが、何故か艦上戦闘機を装備しておらず、味方に潜水艦がいると砲撃を封じることができるなど、明確に付け入るスキが存在する。 その為潜水艦にダメコンをガン積みにして強行突破することで彼女の昼戦攻撃を事実上無力化出来る。また陸上施設であるため三式弾が特効。 但し夜戦に突入すると潜水艦に攻撃しなくなり、主砲と徹甲弾に火力219を持つ彼女との正面からの殴り合いを強要される。勿論直撃すれば長門型や大和型でさえ大破する可能性が高く、潜水艦に気を取られる昼戦中に中破ないし大破に持ち込まなければ被害は甚大なものになる。 それ以降の2016年イベントまでの西方海域派遣海域でも、海域ボス以外の場所に佇み、ギミック要員かあるいはレアドロップ掘りで、何度か殴り込まれることに。 2018年初秋イベントでは、「泊地水鬼 バカンスmode」として久々の登場。艤装をベッドのようにして、スク水のような水着でくつろいでいる。 しかも、バカンスのため海中にいるとされ、&bold(){陸上型ではなく水上艦扱い}となっている。 &font(l){もうシュールすぎて悲壮なセリフが全く似合ってない} 対地装備特効がない代わり、普通に雷装が有効なので、夜戦火力を打ち込めば撃破できる。 バカンス仕様は通常だと艦載機を飛ばして航空攻撃をしてくるが、壊状態だと艦載機の代わりに魚雷を装備するため一切航空能力を持たなくなる。 2019年夏イベントでも「泊地水鬼 バカンスmode」で登場。 去年までは「泊地棲鬼」という艦種だったが、通常仕様では「航空戦艦」、壊になると「戦艦」と艦種が変更されている。 相変わらず飛ぶ気がないものの、なんと最終海域の第一ゲージのボス担当となっている。 随伴も集積地棲姫 バカンスmode、砲台小鬼、PT小鬼群といった陸上&PTという地獄のような組み合わせだが、今回の泊地水鬼は&bold(){対地特効の乗る水上艦扱い}らしく、対地装備に滅法弱い上になぜか雷撃にも特効が乗る。対地装備の水雷艦であれば、砲撃のみならず雷撃が刺されば撃沈できるくらい弱い。 オマケに艦爆に特効がある事も後に判明し、艦爆を2スロ積みした攻撃さえ刺されば勝てる程度に落ち着いている。 &font(l){道中の潜水新棲姫 バカンスmodeと空母夏姫の方が厄介だとか言ってはいけない} また集積地棲姫 バカンスmodeと砲台小鬼たちと同じく同海域の第二ゲージのボスの随伴としても登場しており、ボス旗艦を守る面倒な存在にもなっている。が、弱点も変わっておらず、随伴でも日進の開幕雷撃一発で4桁ダメージを食らい爆発四散する光景が見られた。 2021年夏イベントでは雷撃に対地特効が乗らなくなったのでやや強靭になった。 耐久が急上昇した集積地棲姫Ⅱ バカンスmodeを始め、飛行場姫に砲台小鬼といった弱点がバラバラな陸上型と一緒にいる事が多いので対処が追い付かないのがかなり厄介。 2022年夏イベントでも登場したが艦載機パズル特効ややまむさ砲により簡単に吹っ飛ばされることがほとんどだった。 アーケード版にも登場 壊状態になると浮遊し、頭部の羽のような艤装が放つ赤い電流で苦しむようになる。最後は左頭部艤装を失い倒れるが、空に戻れることを喜びながら金色の粒子となって消えていった。 &font(l){バカンスmodeで帰って来るかも} #center(){&bold(){マタ、アノソラニ…ああ…きれい…大きな翼!}} } ***水母棲姫 #openclose(show=モットヨ、モット…。クロクナッテ…?ホラ、ホォラ!){ #center(){&bold(){イイノヨ……?コッチニキタラァ……?}} CV:石上静香? 2015年夏イベント海域のボス。水上機母艦の姫で、調整版戦艦レ級といったところ。このイベントで登場した、水上機母艦の瑞穂がモチーフだろうか。 後に瑞穂と水母棲姫が対になっているイラストが発表された((モデルグラフィックス2015年12月号表紙))ので、彼女が瑞穂の対の存在であるのはほぼ確定と言っていいだろう。 爆撃機による攻撃と開幕雷撃を備えているが、航空戦はまだともかく、雷撃は輪形陣のためあまり痛くないし、砲撃火力も普通の戦艦クラス。 が、例によって装甲がかなり堅く、最低でも150、最高で195。 それでも制空をとって普通に殴っていれば倒せるが、問題は難易度に関わらず随伴に空母2隻がいるため制空値が高く、特に難易度乙ではゲージ破壊時、難易度甲では常時にわたって、随伴に&bold(){空母棲鬼2人}がいるという凶悪な布陣を取ってくるため、航空優勢を維持するにも桁違いの制空値を要求される。 また下記の防空棲姫と同じく、同マップにいる飛行場姫を何度か倒すと与えられるダメージが上昇するのだが、素の装甲でも戦艦水鬼より低いのもあって全く気付かれずに、ギミックが明らかになった後もスルーして倒されることが多かった。 が、最大の問題は&font(b){瑞穂は彼女のレアドロップである}という事。 これにより、難易度甲の場合は&bold(){随伴に付く空母棲鬼2人も相手にした上でS勝利をもぎ取る}という多大な出血を強いられる羽目になり、 特に情報もなく甲で突破したイベント先行組を阿鼻叫喚の渦へと叩き込む事になった。 その後、5-3ボスドロップや大型建造など瑞穂の入手手段は追加及び緩和されたものの、ここで邪魔された恨みを忘れていない提督も多いとか。 2015年秋イベントにもボスとして登場するが、戦力の過半をドラム缶を積載可能な艦に割いた輸送護衛部隊で挑む必要があるため、S勝利を妨げる難敵と化している。 こういうところのレアドロップに&bold(){再ドロップまで一年待たされた秋月}を仕込んでくるのだからたまったものではない。&bold(){チクショウメー!} 海域クリア後ならドラム缶を気にせず挑むことはできるのだが、出撃できるのが戦艦、空母、雷巡といったダメージソース要員を封じられた輸送護衛部隊なため、ガチ編成でガチ支援を積んでも運が悪いとS勝利できないこともしばしば… 彼女自体は図抜けた壊れではないのだが、護衛が異常だったりこちらが悪条件だったりドロップに関わったり、ジワジワヘイトを稼いでいる憎いあンちくしょうである。 2016年度イベントではひそかに登場していたが、2017年度は欠席する中、 2018年冬イベントでは久々にボスとして復活。 トリプルゲージの一番手を務めているが、道中こそ厳しいものの、ボス自体は友軍艦隊もあってかそれほど苦戦はしない。 その後も輸送ボスだったり、道中の行き止まりギミックマスで出たりしていたが、2023年早春イベントの第4海域で久しぶりに戦力ボスでしかも海域ボスとして登場。 …したはいいが前段作戦のボスたちよりも明らかに弱く、魚雷カットインすら不要なため、完全に癒しボスになってしまった。 アーケード版にも登場。 複数の魚雷をへし折らんとする人型の巨大な腕と、鞭のように二本の触手を動かすその姿はクラーケンやスキュラのような怪物を連想させる。 航空爆撃と先制雷撃は強力だが、砲撃は姫級としてはそこまで脅威ではない。 艤装が動かなくなり首の鎖が外れる。姫は何かを理解し鎖を優しく抱きしめながら爆炎に飲まれていった。 #center(){&bold(){ソウ…ソウナノネ…アリ…がとう}} } ***防空棲姫 #openclose(show=ウッフフ…ドウ?イタイ?イタイ?ソレガホントヨ…アッハハハ…!){ #center(){&bold(){フフ……キタンダァ……?ヘーエ……キタンダァ……}} 2015年夏イベント海域のラスボス。艦種分類は&bold(){駆逐艦}。&bold(){駆逐艦}である(大事なことなので二回言いました おそらく秋月型駆逐艦を元とした深海棲艦(クリア報酬も秋月型駆逐艦の照月である)。そのせいか、一部では&bold(){わるづき}と呼ばれることも。 絵の雰囲気も他の深海艦とはまるで違う。 防空の名の通り、対空が300以上(最高で390)という桁を間違えたのかという数値であり、たとえ搭載数最多の加賀の最大スロに積んでいても、攻撃機はほぼ全て撃ち落とされて置物にされてしまうことも。 このイベントで艦載機熟練度システムが導入され、経験を積ませて熟練度を上げることで艦載機をさらに強化できるようになったのだが、艦載機が全て撃ち落とされると、熟練度はリセットされてしまう。 つまり、場合によっては更に熟練度を上げに戻る必要が出てくることもあり、まずこの段階で頭を抱える提督が続出した。 更に高い対空と引き換えに火力面を犠牲にしているこちらの秋月型とは異なり、火力190、雷装95と攻撃面のステータスもびっくりの高さを持つ。 戦艦相手にも十分中大破艦を増産してくる。 が、対空や火力もさることながら、もっとおかしいのは装甲値。 甲作戦では&font(#ff0000){装甲333(修正前装甲395)}という、戦艦水鬼や泊地水鬼を軽くぶっちぎる数値を叩きだす。お前のような駆逐艦がいるか! しかも水上艦なので、陸上型のように特効がある装備もない。&bold(){駆逐艦}という小型艦なので、徹甲弾の大型艦特効も通じない。 艦これのシステム上、最大攻撃力を発揮できる夜戦火力でさえ、火力300近くでキャップ到達するため、カスダメ以外はダメージを与えられず、普通に相手しては事実上&bold(){&font(#ff0000){倒すことがほぼ不可能}}。 乱数で敵の装甲が3分の2程度まで下がることがあるため、夜戦キャップに達した攻撃が運良くその乱数に刺されば倒すことは可能であるが、&bold(){無論気が遠くなるほどの低確率である。}) が、事前に出撃海域の別のマスの敵を倒してくることによって、装甲は変わらないがクリティカルヒットが出た時のダメージを上げることができる。 ただこの方法は、少なくともXマスとYマスの地上型施設である港湾棲姫と離島棲鬼を複数回倒す必要があるとされており、最大まで下げられたとしてもかなりしぶとい(というか仕様上、最低でもとどめの一回高火力艦がクリティカルヒットを出す提督のリアルラックが必要)上に、しかも効果が&bold(){[[その日の午前0時まででリセット>零時迷子]]}と、これだけでもかつてのゲージ回復を彷彿とさせるレベルで困難さを増している。 おまけに、ギミックを解除したとしてもグラフィックやステータスなどに変化はなくギミック対応マスもほぼノーヒントだったため、クリティカルに補正が入る仕様上変化が非常にわかりにくい。 そして、随伴にも全難易度でダイソンが付いており、甲作戦最終編成ではまたしても&bold(){戦艦棲姫が2体出てくる}。 その上、イベントで猛威を振るった雷巡組に対し「&bold(){雷巡を1隻でも入れると逸れる}」という事実上の出禁が加わり、そもそもボスマスへ挑戦しようとしても&bold(){ランダム羅針盤}という最悪の障害が襲いかかる。 その壮絶すぎる難易度に提督達が悲鳴と絶叫を上げ、「丙は敢闘賞」と言われていたのが「&bold(){丙は英断}」とすら言われる始末。 これらの要素が全て混ざりあった結果、まとまった時間が取りにくい社会人提督を始めとした提督達が苦悶の声を上げ、サーバー負荷を鑑みてか、それともまた社長に怒られたのか、後発のイベントでは装甲ギミックの仕様変更が行われた。 あらゆる意味で規格外の存在である。 2017年秋イベントでは、E-3の第一戦力ゲージボスとしてまさかの再登場。 しかし装甲は弱体化、随伴艦も姫はおらず、水上打撃部隊で空母なしが基本という以外に羅針盤や編成制限もないため、そこまで苦戦する要素はなく、前座の一人という程度の難易度だった。 アーケード版では鬼・姫級で初めて対空カットインを使用してくる。ツ級のそれよりも強力で伊勢型改二の立体攻撃すら撃ち落とす。制空値は正規空母1隻でも取れるほど低いがマップ上で延々と爆撃をするのは困難であった。 相変わらず装甲も高く、難易度丙でギミック解除して一斉発射をしても三桁のダメージを与えられない時もあるほど。副砲や魚雷、着弾観測など全力で戦わないと時間がかかる。 4つの艤装が爆発し動かなくなった時、両足に繋がれていた鎖が外れる。空から注がれる光に目を細めながら防空棲姫は眠りにつくのだった。 #center(){&bold(){アレ?ウゴカナイ…アハハ…ウミトソラガ、きれい…}} } ***軽巡棲姫 #openclose(show=モウコナクテイイノニ、ナンデクルノォ!){ #center(){&bold(){アナタノ…カエリミチハ…ナイノ……。 モウ…ナイノヨォ……!}} CV:佐倉綾音? 2015年秋イベントに登場したボス。コロンバンガラ沖海戦で沈んだ[[神通>川内型軽巡洋艦(艦これ)]]そっくりの深海棲艦で、まさに彼女の影ともいうべき容姿をしており、一部台詞も神通の改二以前のみ聞けるある台詞と一致している。 出現するボスマスも史実で神通が沈没した地点となっている。一部では&bold(){闇神通}とか&bold(){邪神通}と呼ばれることも。 目を塞ぐ仮面は、艦橋(=艦船の目)を真っ先に潰されながらも沈むまで戦い続けたことに拠るものではないかと言われている。&font(l){[[ライダー>ライダー(Fate)]]言うな} 下位種のダーク那珂ちゃんこと軽巡棲鬼と同様、火力と雷装値はやや高め程度に収まっているかわりに、耐久力と防御力重視のステータスとなっている。 また、深海棲艦としては初めて探照灯を装備しており、前述の耐久力と合わせて夜戦に特化した戦闘能力を持つ。 探照灯以外の装備は副砲2に魚雷という珍しい積み方をしているが、これは魚雷装備でもカットインではなく夜戦連撃という組み合わせ。 登場海域はルート固定要員に神通がいるので多くの提督は神通VS軽巡棲姫の対決を目にする事になる。 …が、彼女が出てくる海域は&bold(){海上輸送作戦が目的}であるため必ずしも撃破する必要がなく、完全に無視されることも。 同じくゲージ破壊に撃破の必要性がない関係上、現状ゲージ破壊時の専用ボイスもない。 色々と想像が膨らむ背景を背負っておきながら、妹共々微妙に扱いが不遇であり、本格的な決着の機会を望む声も多かった。 #center(){&bold(){クチオシヤ……ニクラシヤ……!}} なお、軽巡棲鬼が那珂(+阿賀野)、軽巡棲姫が神通と対応している事から、未だ登場していない軽巡水鬼は川内に対応するのではないかと噂されるが…? 2018年冬イベントではE-5の輸送ボスとして再び登場したが、登場時含めボイスも一切無しというある意味不遇な扱いだった。随伴の駆逐古姫はしゃべるのに…。 2020年梅雨/夏イベントでは「軽巡棲姫Ⅱ」として遂に戦力ゲージで登場、決着の時となった。久々にしゃべる軽巡棲姫が登場し、今回は浄化ボイスもようやく実装。 装甲が200を超え、随伴のナ級後期型Ⅱと共に先制雷撃を使うようになった。しかし強特効持ちの神通が夜戦連撃できれば簡単に撃破されるのでやはり悲しい。 ただし、&bold(){通常艦隊で挑むと軽巡棲姫Ⅱが的確に神通を先制雷撃で撃ち抜いてくる}&font(l){けど連合艦隊で挑めばあらぬ方向を狙いがちになるのでやっぱり神通に全力でぶん殴られる}。 } ***潜水棲姫/潜水夏姫 #openclose(show=ホォラ…イキナサイ、ギョライタチィ…!/ギョライ…モウイッポン、アゲル……! ホシイデショオッ!?){ #center(){&bold(){キタノ…ネェ……? エモノタチ…ガァ……フハハハハ……!}} 2015年秋イベントEX海域に登場したボス。満を持して登場した潜水艦タイプのボスキャラ。 防空棲姫で初採用された装甲低下のギミックがより分かりやすい形で実装されており、地上基地を撃破しておくと艤装から黄色い光が漏れ出て防御力が下がる仕組みになっている。ついでにBGMも微妙に変化する。 しかし、何故か開幕魚雷攻撃を使ってこない上に、耐久力も甲難度の最終形態でない限りギミック無しでもねじ伏せられる程度。 ソナー改修済みの提督なら乱数次第ではギミックなしでもぶっ飛ばせる。あっれぇ~? 更に連合艦隊出撃なので、回避率は高いものの夜戦でも対潜攻撃が昼と同じ威力で当たる。あんまり恐ろしくないですね! ギミックを解かれると露骨に焦りだし、ダメージを受けると悲鳴を上げてヘタレだすなど、かの[[霧の潜水艦>イオナ/イ401]]に匹敵するスペックが完全に宝の持ち腐れとなっている。厄介なのは取り巻きのダイソン1体のみ。 そのダイソンも潜水棲姫が潜水艦タイプである都合上&font(b){絶対にダイソンしてくれない}という悲しい事実があるため、単にゲージ破壊するだけなら無視する事も可。 &font(l){ぶっちゃけダイソンが本当に厄介なのは後述のグラーフ・ツェッペリン狙いで絶対にS勝利が欲しい時。この場合潜水棲姫の方に対潜攻撃が集中するため、結果として潜水棲姫がダイソンするという本末転倒な事に} また、イベントの目玉となる新実装艦「グラーフ・ツェッペリン」や、その他過去実装の海外艦が多数レアドロップするため、提督たちのヘイトを一身に浴びながら撃沈され続ける日々を送る不憫なボスであった。&bold(){ヤメテヨォォ…!} 2016年冬イベントではE-1のボスとして登場するが、通常艦隊で挑まねばならず、昼戦中に落とさなくてはいけないため海域突破を阻むしぶとい強敵となっている。 …しかし、相変わらずの開幕なし・単横陣で命中率を殺がれる、有志の検証によると&bold(){イベント中に調整が入って装甲を落とされた}など、相変わらず扱いは酷い。 なお、調整が入る前の初期の甲最終形態で引きが悪かった場合、こちらの対潜攻撃をスイスイ避けるわ、当たってもカスダメだわでこちらのヘイトを煽る潜水棲姫が現れる事もあった。 &font(l){逆に言えば、何度も何度も殴り込みに来るわけで…イタイッ!ヤメテヨォ!} 2016年春イベントは最終海域の道中にのみ登場するが、直前の分岐で避けることも可能だったためかなり空気だった。 2016年夏イベントでは潜水棲姫として登場しないが、パラソルとクーラーボックス持参の、バカンス姿の「潜水夏姫」としてE-1ボスに。 ほほえましい見た目に反して、ようやく先制雷撃を習得。 しかも単縦陣で、何も対策がなければ随伴潜水艦と共にズタボロにしてくる。 が、その対策である先制対潜攻撃が実装されていたため、準備が整っていればやはりフルボッコにされる。 E-4の道中マスでも彼女が出てくるが最短ルートだと回避可能。どちらかというとお仕置きマスポジションである。 他のイベントで普通に潜水棲姫として出現する際には雷撃を放つ事が殆ど無いせいか、水着を着ないと本気が出せないと揶揄されることも… その後、2017年春イベントまでは潜水棲姫含め毎回E-1ボスとして配置され、しかも大抵何らかのレア艦をドロップするために、 フルボッコにされたり、初心者提督の壁として立ちはだかったりしていた。 …と思いきや、2017年夏イベント以降では、新たな潜水艦ボスである潜水新棲姫が登場したためか、それ以降は登場頻度が一気に下がった。 対潜火力のインフレに加え、潜水艦のボスなのに固いだけで棲姫形態では先制雷撃できないのでは力不足と判断されたのだろうか。 2期になってからは、夏季イベントで潜水夏姫として配置されるが、大抵道中逸れマスに潜んでいるだけなのでスルーされることが多い。 2020年梅雨夏イベントでは「潜水夏姫&bold(){Ⅱ}」が登場。 最終海域の道中に登場し、こちらの進撃を妨害する。 しかし耐久が上昇している分、装甲が大幅に下がっており、陣形が梯形陣と単横陣のランダムなため、それ程の脅威は無かった。&s(){Ⅱとは一体…} と、潜水夏姫としてしか出る事も無いと思われていたが… #center(){&bold(){キータノォ…? ワタシノ…エモノタチィ……。}} #center(){&bold(){マッテ…イ…テェ……!}} 2019年秋イベントではなんと「潜水棲姫改」として更なる強化を得て登場。 潜水棲姫改は潜水棲姫のセリフと全く異なっていおり、無印と改でセリフが変わったのは潜水棲姫が初。 そしてゲージ破壊可能ラインになると「潜水棲姫改-壊」に変化し、セリフも変わる。 潜水棲姫時代に使えなかった先制雷撃も習得し、装甲が低下した一方、耐久も一番強い個体だと&bold(){490}に上昇しているので実質潜水新棲姫の上位種になった。 オマケに随伴にソ級、ツ級、ナ級を従えて単縦陣で待ち受けるため先制対潜艦と対水上艦をバランスよく投入しないと非常に厳しい戦いを強いられる。 基地航空隊が派遣可能なのでここへ東海部隊を投げたいところだが、&bold(){道中の避けられない箇所に潜水新棲姫が待ち受けている}のでそちらへ1部隊の片割れは割かなければ被害は甚大になりうる為、東海の頭数がない場合は陸攻を投げて取り巻きの水上艦を散らす場合が多い。 結局のところ主に道中の潜水新棲姫での大破の方が目立ち、ボス到達すれば撃破はそこまで難しくはなかった。 だが地獄なのは、&bold(){新規実装の海防艦「平戸」がE5第1ゲージでしかドロップしない}という現実である。 2020年秋/冬イベントで「潜水棲姫改Ⅱ」として再登場。 見た目と声は潜水棲姫改と変わらないが耐久が大きく下がっている分、雷装と装甲が僅かに上昇している。&s(){弱体化とか言うな} 最終海域で1本目の輸送ゲージのボスとして待ち受ける。 前回の登場とほぼ同様、随伴がソ級2体、ツ級、二級後期型2体の潜水艦と水上艦の混合編成なのだが、ソ級の代わりに潜水新棲姫が2体になる事がある。 特効艦や東海部隊の対潜対策と道中空襲とボス随伴の水上艦対策のバランスを上手く考えないと輸送成功は厳しいだろう。 これ以降2021年春イベントや2022年春/梅雨イベントでボスとして潜水棲姫改Ⅱが登場。 特に後者では随伴が全て水上艦のため、真っ先に沈められてしまう。 しかし2024年春イベントで久々に潜水棲姫改が登場。ただし潜水艦ボスの深海伊号水姫の随伴艦隊の随伴として。 潜水艦はボスと彼女のみのため、ボスを庇えないまま攻撃され続ける光景を見続けることに。 ただし庇えないだけでボスへの攻撃を昼戦で吸われることはある。 2024年夏イベントでは潜水幼女の代わりに一部で潜水夏姫Ⅱが配置されている。 特にE4-1のゲージ破壊段階以降に南方戦艦新棲姫の随伴で出てくるのは特に厄介で、 昼に処理できないと夜戦で水上艦の攻撃を吸われる上、 旗艦も堅いのでゲージ破壊やギミック解除でも一筋縄ではいかない相手になっている。 2025年春イベントでも潜水鰆水鬼の随伴として潜水棲姫改が登場。 今度はしっかり随伴艦として登場し、ボスへの対潜攻撃を唯一庇うことが出来る厄介な敵と化した。 ……なおそれはそれとして今回の潜水棲鬼改は主力艦隊への配備である。 つまり&bold(){雷撃不可能であり、やれることがデコイしかない}ので、ある意味で標的艦同然の扱いだったりする。 } ***駆逐水鬼 #openclose(show=ナニモ、ナニモ…ミエナイママ…シズンデイケ!){ #center(){&bold(){ホントウハ…ヨルハネェ……?トォッ…テモ……コワイノヨ…?}} CV:早見沙織? 2015年秋イベント海域のラスボス。それまで水鬼は表記上鬼扱いだったが、駆逐水鬼は専用の水鬼表記になっている。が、後に再登場した際には普通の鬼表記に修正された。 [[陽炎型駆逐艦>陽炎型駆逐艦(艦これ)]]によく似た特徴をもつ深海棲艦で、装甲低下ギミックを発動させて兜をはぎ取ると、クリア報酬である陽炎型駆逐艦の萩風そっくりの容姿が露わになる。 焼け焦げた青いタスキの一部を握りしめており、萩風が[[MI作戦>AL/MI作戦(艦隊これくしょん)]]で戦闘不能に陥った[[加賀>一航戦(艦これ)]]の雷撃処分を担当した際のものではないかとされている。 &font(l){なお、当の加賀さんはこのイベントでは駆逐水鬼と対峙する事が出来ないというオチが付く。} 絵の雰囲気も他の深海艦と異なっている。 #center(){&bold(){ヨルノ…ヨルノヤミハ……。 コワクテ…コワクテ……フフフ…!}} 水雷戦隊による輸送作戦の成功の後にボスの撃滅という二段構えとなっており、海域に出没するPT小鬼群を一定数撃沈すると、兜が剥がれ防御力が低下するギミックを備える。 BGMも小鬼群が減ったためなのかコーラス無しのバージョンに変更される。 防空棲姫のような理不尽な強さはないが、こちらが投入できる戦力も水雷戦隊に限られており、純粋に軽巡洋艦と駆逐艦の練度の高さが求められる強敵となっている。 なお、E5のルート固定要員には我らが夜戦バカこと川内がいるので夜大好きっ子VS夜怖い子の対決になる。 しかも、軽巡旗艦固定なので、大体の場合、川内の「やったぁー!待ちに待った夜戦だぁーっ!」の歓声が響き渡る。駆逐水鬼の心境や如何に。 前述のとおり丙難度だとPT小鬼群が随伴艦を占めるので、かえって難易度が高くなっている。&font(l){丙は栄誉} その後2016年春イベントにも登場する。&bold(){ただし道中マスの随伴艦として。} まず最初に会うのはE6の道中の空母棲姫が出てくるギミックマスの一つで、次に会うのはE7の道中の親潮掘りスポットである水母棲姫が出てくるマスで顔を合わせることになる。 後者のパターンでは甲作戦の場合、2体に分身して出てくることがある。 そこからしばらく音沙汰がなかったが2017年夏イベントに久々に登場。 E7のとある行き止まりにあるギミックマスで連合艦隊旗艦として50%の確率で登場する。(もう50%はヌ級改flagship) ちなみにここでは彼女に似ている萩風がドロップすることがあるマスでもある。 } **2016年初登場 ***集積地棲姫/集積地夏姫 #openclose(show=イカシテカエスナ!シズメ…シズメェ!/ドンナイミガ、アルトイウノカ!){ #center(){&bold(){アツメタ…ブッシ…ハ……ヤラセハ……シナイ………ッ!}} CV:中島愛? 2016年冬イベントに登場したボス。 フィリピンのミンドロ島に存在したサン・ホセ飛行場とマンガリン湾の物資集積基地をモチーフとする陸上型ボス。 巨大な三つ編みの髪を野暮ったく首に巻いており、さらにメガネにヘッドホン装備と見るからに&font(l){オタク}インドア派な印象を与えるが、集めた物資を必死で守ろうと果敢に挑んでくる。 あまりに種類が多い事で有名。詳しくは&bold(){[[個別ページ>集積地棲姫]]}で } ***重巡棲姫/重巡夏姫 #openclose(show=シズメ、シズメェッ!/シズミナサイ!){ #center(){&bold(){バカ…メ……ヤクタタズドモ…メ……マタ…シズンデシマエ…}} CV:赤﨑千夏? 2016年冬イベントに登場したラスボス。潜水艦よりも遅れて重巡型のボスがようやくの登場である。 装備した長射程砲やストライプのソックスはイタリア重巡を彷彿とさせる。 白っぽくニョロニョロした艤装を積んでいるため[[エレキング]]っぽくも見える。 艦娘、あるいは食い止められなかった僚艦を「ヤクタタズ」と罵り、敵意むき出しで襲い掛かってくる。 また、被弾すると&bold(){「&font(#ff0000){ヴェアアアアアアアア!!!!!}」}という物凄い悲鳴を上げるので、大変やかましい。 この叫び声は[[あるモンスター>フルフル(モンスターハンター)]]や[[ある少女>保登心愛(ご注文はうさぎですか?)]]に似てるとか。 後者は(中の人が)同一人物ではないかと疑われている。 その一方、重巡クラスなのに射程が長である事と浄化ボイスの最後のセリフの声色から最終突破報酬の某伊重巡と中の人が同じではという意見もある。((現在では後者の説が最有力)) 初登場時は、なんといっても甲難易度において当時としては&bold(){最高に豪華な随伴艦}。前哨戦時ですら戦艦棲姫2体に、確率で空母棲姫のオマケ付きである。 重巡棲姫自体も戦艦棲姫に準じる能力を持つため、ラストゲージ時には&bold(){姫級4体、トリプルダイソン+1}という悪夢が待っている。熟練艦載機で制空権優勢が取れなければとても勝ち目はない。 ついでに最終形態では開幕雷撃までぶっ放しほぼ確実に一隻の夜戦火力を奪う。お前のような重巡がいるか。 それでも大してヘイトがたまらないのは、編成の自由が効く上に道中の消耗が少なく抑えられ、万全の状態で戦える可能性が高いからだろう。 集めた艦娘から最強の水上打撃連合艦隊と決戦支援艦隊を組んで、ド派手に殴りあうのだ。 上手く当たれば昼間でほぼ決着が付くこともある。しかしハマると延々と夜戦四択を強いられる… 2016年春イベントでも登場したが、連合艦隊相手にも関わらず随伴艦に空母も戦艦もおらず、ボス前の空母棲姫か戦艦棲姫さえ抜ければ割と攻略しやすいと評判。 以降、イベントでは序盤~中盤海域のボスとして、前座的なポジションとして毎回どこかで登場することになる。 2019年春イベントでは甲作戦限定で&bold(){全体的に青色になった重巡棲姫}が登場。 耐久が490に上昇し、装甲も227(最終段階だと277)に上昇など、とかなり大幅強化されている。 しかし青オーラの重巡棲姫は登場時ボイス以外一切喋らないと、非常に静かになったため何か物足りなくなった人も多かったとか。 %%乙以下の重巡棲姫は過去にも出てきたあの赤がかった重巡棲姫であるためか、相変わらずのやかましさだが%% 2019年夏イベントでも甲限定で青い重巡棲姫が登場しているのだが、耐久が540に上昇しており、前段ボスのトリである深海地中海棲姫の随伴として登場している。%%そして今回も喋らない%% オマケに重巡棲姫として初の夏イベント参戦であり、乙以下では重巡棲姫は一切登場しない。 特に最終形態では装甲277の鉄壁の壁となっているせいで、PT小鬼群と共にボスへの攻撃を吸ってこちらの戦力を減らしに来るという、随伴としての仕事をこれでもかというくらい全うしている。 2020年秋イベントで登場した時は久しぶりに甲限定で青色の強化個体が出るのだが、なんと青い個体にも攻撃ボイス、被弾ボイス、浄化ボイスが実装された。 これで赤かろうが青かろうがいつものやかましい重巡棲姫が堪能できるようになった。&s(){ヴェアアアア!!!} #center(){&bold(){ブスイナ……ヤツラ……メ……ッ!カエレ!}} #center(){&bold(){ブスイナ……ヤツラ……メ……ッ!カエリウチダッ!}} CV:内田秀? 2016年夏イベントでは重巡夏姫としてE-4ボスに。立ち絵は飲み物を飲んでくつろぎモードだが、バカンスを邪魔されたからか怒っているようだ。%%当たり前だ%% 通常の夏姫・バカンスmodeの姫は通常仕様と全く同じセリフなのだが、重巡夏姫は重巡棲姫と全く異なるセリフ(と声色)になっている。 ほぼ同一個体でありながら通常仕様と夏仕様でセリフ(と声色)が違うのは重巡棲姫・重巡夏姫のみである。 甲作戦では2隻の随伴戦艦夏姫に、空母棲姫ではなく空母ヲ級改になっているものの、長い長い道中で迎撃態勢を取り、礼号作戦のリベンジとなる。 道中がやたらめったら長く、ボス到達時点で燃料はほぼすっからかんになり弾薬も30%程度まで目減りしているため、昼戦でぼんがぼんが中大破艦を大量生産し、道中9マスという長さ故に基地航空隊による支援も厳しい。 速吸による洋上補給をアテにする手もあるにはあるが、入手手段の限られたアイテムを使う上に、速吸自身の戦闘能力の低さと装備の制限に多くの提督を苦しめた。 2017年夏・2018年夏(初秋)イベントでも重巡夏姫として参戦しており、重巡夏姫がボスの場合、2016年夏イベほどの不利な戦況の海域はそこまでないが、装甲破砕ギミックがないため、装甲の硬さから夜戦火力艦をある程度揃えないと撃沈は難しい。 そして2019年夏イベントでは一番端のギミックマスとはいえ、遂に最終海域の道中マスに登場。 ちなみに今回の重巡夏姫の出番はこのマスのみ。青い重巡棲姫同様、重巡夏姫も甲作戦の場合耐久が550に上昇している。 2024年夏イベントでは第3海域の第2輸送ゲージと最終海域の最終ゲージボス前マスに登場。 輸送ゲージでは特に強くないので印象は薄いが問題はボス前マスに登場した時。 なんと随伴に重巡ネ級改夏modeを3体も引き連れて待ち伏せている。 煙幕で切り抜けたいが重巡ネ級改夏modeは電探を装備しているので効果が軽減されてしまう。 その結果何度煙幕を焚いても平然とこちらを大破に追い込む門番として大暴れした。 重巡夏姫を含めると初登場からイベントでは毎回出現しており、戦艦棲姫から火力と耐久を少し削って装甲と雷装を追加したような感じなので、布陣によって簡単に倒せたり、苦戦を強いられる強敵になったりと、扱いが毎回バラバラ。 ちなみに、道中や他のボス随伴で平気で出てくる空母姫やダイソンと違い、重巡棲姫・重巡夏姫はボス旗艦としての配置がほとんど。 ボス随伴としても、2018年初秋イベントが初めての経験で、空襲戦以外で道中に登場したことは2019年春イベントまでは無かった。 2019年夏イベントでは遂にボス旗艦としては一切登場せず、ボス随伴か道中マスでの登場のみ、重巡棲姫と重巡夏姫がどちらも登場、重巡夏姫が初の分身、と重巡棲姫シリーズにとっては初めて尽くしのイベントとなった。 空母姫やダイソンも欠場するイベントが出たり、かつて皆勤賞を争っていた潜水棲姫が一線を退いた中、こちらは皆勤賞記録を伸ばし続けていた。 しかしついに2020年桃の節句イベントでは、先のイベントで登場した重巡ネ級改と競合するためか、重巡姫シリーズ登場以来初のイベント海域欠場。 初登場以降約4年もイベント海域に出続けていた彼女がようやく休みを貰う事となった。 2025年春イベントは初登場イベントモチーフなのに同じボスだった潜水棲姫や集積地棲姫は改になって登場できたのに、重巡棲姫は他の重巡の姫クラスに出番を奪われたため欠場だった。 } ***駆逐古鬼/駆逐古姫 #openclose(show=ナンデ、ナンデアキラメナインダヨォ…!){ #center(){&bold(){ダカラサ……。ソンナノツクッタッテサ……。ナニニナルノサァ!}} 2016年春イベントで登場。「古」とついているだけあって旧型駆逐艦扱いとなっている。 モチーフはおそらく、登場海域を突破することで入手できる、睦月型より前級の駆逐艦の神風型駆逐艦。 が、スペックは駆逐棲姫をはるかに上回っており、駆逐水鬼が最終形態になってようやく打ってくる開幕雷撃を、こちらは常に打ってくる。旧型とはなんだったのか。 もっとも、輸送作戦のボスなので、取り巻きさえ倒されれば攻略は完了してしまう。 駆逐古姫は最終海域のボス随伴として登場。初出が旗艦でなく、登場台詞もない。 あの&bold(){レ級eliteすら超える雷装から放たれる先制雷撃}はもはや&bold(){戦艦すら容易にワンパン中~大破させる}上、甲作戦最終形態では、こいつで数を増やして艦これ史上初の全敵艦が姫を成し遂げる。 ただ航空攻撃に特効があり、先制雷撃する前に沈んでいることも普通にある。 その後敵連合艦隊が実装されると、1期の間は高難易度だと駆逐古姫が第二艦隊の随伴艦としてよく登場し、こちらのS勝利を阻止していた。 が、毎回輪形陣相当の第三警戒序列のため先制雷撃の命中率は低く、そもそも航空攻撃特効があるため、仕事をする前に陸攻に落とされることも。 2017年夏イベントでも、だいたいいつも通りの登場の仕方……なのだが、ついに敵連合艦隊での第四陣形(単縦陣相当)が解禁され、高命中高威力の先制雷撃が復活した。 2017年秋イベントでは、輸送連合ルートのボス旗艦として登場する。 しかし、道中のキツさと随伴に出てくる[[アイツ>戦艦レ級(艦これ)]]のインパクト、おまけに先制雷撃封印もあってか少し空気。 2期になってからは一転、一切音沙汰が無かった。 それどころか駆逐ナ級後期型Ⅱシリーズや重巡ネ級改シリーズの登場で完全にボス随伴の脅威としての出番も無くしてしまった。 などと言っていたら、2022年冬イベントで深海梅棲姫の随伴として2期になって初めて復活。 しかし駆逐艦であり陸攻特効もある影響で「爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)」が天敵レベルに弱いことも露見してしまった。 ちなみに駆逐古鬼は駆逐古姫のステータス調整版が出ているためか、初登場したイベント以降一切再登場していない。 } ***リコリス棲姫 #openclose(show=コウクウキチッテノハネェ、コウイウモンダヨ!){ #center(){&bold(){フ……トンデキタリ…ウッテキタリ…。イソガシイモンダナ……。}} CV:能登麻美子? 2016年春イベント登場の陸上型ボス。 イベントとして初めて、攻略しなくても後段作戦に挑めるのでスルーもできるが、新艦娘ポーラに第三基地航空隊の解放に高難易度では限定新装備と報酬も豪華。 かつて飛行場姫のいたアイアンボトムサウンドに新たに出現した航空基地。こちらが史実でいう第二飛行場だろうか? 艤装にある特徴的な線は、史実のヘンダーソン飛行場の滑走路と退避壕。 今まで名前が漢字で統一されていた鬼・姫級の中で、初めてそれ以外の単語を冠している。 基地航空隊を活用するステージのボスなので、味方基地を空襲して、資源や航空隊稼働機に直接ダメージを与えてくる。 当時は空襲による被害が2017年6月現在のそれとは比べ物にならないレベルであり、防空してもろくに被害を減らせなかったため、攻略に支障を来たす場合もあった。 リコリス棲姫自身のステータスは、耐久こそ甲作戦では680と、(この時点での)今まで登場した中で最高値を更新しているが、装甲などその他ステータスは割と控えめであり、三式弾持ちが夜戦で攻撃すれば十分削れる。 耐久に関しては、後で出現する中枢棲姫の方がさらにぶっ飛んでいる。 が、この海域は空母を連れていくと、通常海域にも関わらず空母ヲ級改が登場するルートに連れていかれ、空母を入れない場合は制空権喪失状態で、ボス随伴でどの難易度にもいる戦艦ル級が連撃をしてくるという、鬼のような構成になっており、夜戦までに無事な状態に持っていくのが極めて困難。 さらに編成上駆逐艦を一定数連れていく必要があるため、道中大破率が高く、昼戦火力も不足してしまう。 基地航空隊で艦戦をリコリス棲姫に当てた上で秋月型などで対空すれば、攻撃機がなくなって昼戦で沈黙させるのを狙えるのが、せめてもの救いか。 それから出番が一切なかったのだが、2019年冬イベントにて久々の登場を果たした。 のだが、その出番が&bold(){空襲マスと基地空襲担当のみ}という、なんとも微妙な再登場に。 しかもその空襲マスに基地航空隊を送りつつ制空確保を求めるギミックがあるため少々面倒な存在となった。 2020年梅雨/夏イベントではようやくボスとして再登場。 第6海域と最終海域の1本目のボスを担当し、随伴に集積地棲姫Ⅱを複数連れている。 特効艦や対陸上装備をしっかりすればそれほど苦戦しないだろう。&s(){道中が本体とか言うな} また、最終海域での登場時の艦隊名は「復旧リコリス基地」と付いており、E6での損害を急速に修復したものと思われる。 2021年春イベントでは第4海域のクワトロゲージ1本目のボスとして登場。 集積地棲姫Ⅱを3体従えているが簡単に燃やされる上に、リコリス自体そこまで硬くないので道中がボスと言われてしまった。 } ***中枢棲姫 #openclose(show=イイダロウ、スベテヲシズメテヤロウ…!ナンドデモ、ダ!){ 元々はVita版艦これ改に登場の陸上型ボス。こいつに勝利すればゲームクリアとなるラスボス。 あちらでもとんでもないステータスに、高難易度では随伴に姫勢ぞろいの凶悪な敵として話題になっていた。 しかも(本家で言う)連合艦隊など存在せず通常艦隊で挑まねばならないものの、ゲームシステム上ゲージがないので、こいつを倒さずとも随伴を削ればA勝利でもクリアが可能。 #center(){&bold(){ナゼダ……ドウヤッテ…キタァ…………。ドウ…ヤッテ……?}} #right(){&sizex(2){マサカ…}} CV:橋本ちなみ? 本家の艦隊これくしょんには、2016年春イベントの後段作戦深部のボスとして君臨。 なお、艦これ改では普通に艦載機を飛ばしてくるタイプだったのに対し、 こちらでは中枢棲姫自身は航空戦力を持たず、完全な砲撃戦用装備になっている。そのため他の陸上型と違い、攻撃機を枯らせて沈黙することもなく、損害(中破)でも普通に砲撃してくる。 ちなみに完全砲撃仕様の陸上型は他には離島棲姫(砲撃タイプ)と集積地棲姫バカンスmode-壊しかいない。 さらに集積地棲姫と同じく、雷撃まで飛ばしてくる。 E6では甲作戦で耐久900、装甲240という、対地装備特効があるとはいえ驚愕のタフネス。 しかも艦これ改と同じくボス随伴も姫だらけで、戦艦棲姫、飛行場姫、集積地棲姫が勢ぞろいし、残りも厄介な砲台小鬼。 真正面から挑めばどんな艦隊でも太刀打ちしようがないが、ギミックとしてE5に1箇所、E6に3箇所に攻略ポイントがあり、ギミックを発動させると、開幕航空戦と航空決戦支援で爆装を持った装備が特効になるという弱点が現れる。 道中が空母ヲ級改とツ級祭りの上、ルート編成上空母は2隻か3隻に限られるため、攻撃機の撃墜率も高いものの、運良く中枢棲姫に攻撃が集中すれば、開幕の一撃だけで倒してしまうことも珍しくない。1-1艦攻ガン積みでもないのに数千ダメージが出ることもあるとか。 イベント開始後数日間は基地航空隊と航空攻撃特効にバグが存在し、それらが正常に動作していないという強烈なものであった事から難易度が天元突破。 その難易度はほぼクリア不能と言われ、15年夏イベントをギミックなしで殴り抜けた7人の猛者「ビッグセブン」ですら膝をつき、当初はたった1人しか突破したものが出なかったほど。 #center(){&bold(){フタタビ…ココニ…タドリ…ツイタノカァ……?キサマラガ……!}} しかしE6では完全に攻略できなかったらしく、続くE7でホントの最終決戦となる。 艦これ改にはなかった中枢棲姫-壊となっており、HPが50低下した代わりにE6の時点で無茶苦茶だったステータスがまだパワーアップする。 特に装甲は&bold(){270}と夜戦キャップスレスレに迫り、&bold(){夜戦+三式弾補正があっても装甲を抜けずカスダメになることが多い}。 随伴に空母棲姫や先制雷撃してくる駆逐古姫も揃え、やっぱり姫だらけの凶悪編成。 そして、甲作戦の最終段階では &bold(){中枢棲姫-壊、空母棲姫、戦艦棲姫2体、駆逐古姫2体} 艦これ史上初となる、6隻全部姫という最凶の布陣で待ち構える。     2019年春イベントでもハワイでの作戦ということもあってか復活。 E-4のボス担当とラスボスの座からは下ろされたがそれでも脅威に陰りは無い。前哨戦で通常、最終形態で壊になる。&s(){むしろ通常時と壊時とで分断した16春が異質} 甲作戦では第一艦隊が&bold(){中枢棲姫、戦艦水鬼改、砲台小鬼2体、飛行場姫(本気)、集積地棲姫} と、16年E-6の布陣を戦艦棲姫から戦艦水鬼改にパワーアップさせたような布陣に。 当然敵連合艦隊を組んでおり、削り中は爆装特効もない。 そして最終形態になると飛行場姫以外の姫と水鬼が壊に強化され、第二艦隊もツ級がflagshipになるなど強化。 しかしギミック解除&ゲージを一定以上減らすと新たなスタート地点が出現し、ボスに対してダメージが通りやすくなる。 そのため今回の中枢棲姫はゲージを削ることが最大の鬼門、と呼ばれることに。 ギミックさえ達成すれば、基地航空隊+特効艦+ダメージ増加ギミック効果でまともな戦いを見込めるようになる。 ついでに中枢棲姫のいるマスに新艦娘のフレッチャー出ることもあるため、それ狙いでボコボコにされることも。 %%当然S勝利の方が出やすいが非常に難しいけど%% } ***港湾夏姫 #openclose(show=クラエッ!){ #center(){&bold(){フザケタ…ヤツラメ……ッ!ココデ……シズメテ…ヤルワッ!}} CV:内田秀? 2016年夏イベントで登場の陸上型ボス。モデルはシンガポール要塞。 ちなみに史実のシンガポール要塞はマレー沖海戦の後、陸軍によって陥落している。 他の夏姫が既存の姫が水着になっただけの感じに対して、港湾夏姫は港湾棲姫のような角や爪がなく、台詞も雰囲気が違うので、別個体と思われる。 おまけに&bold(){港湾棲姫はソフトスキン型}にあたるのに対し、&bold(){港湾夏姫はハードスキン型}にあたるのも別個体扱いされる理由の一つになっているのかもしれない。 花をあしらった帽子にドレスの服装で、浜辺のお嬢様といった雰囲気。 潜水夏姫が持ってきたものか、パラソルとクーラーボックスがあり、周囲には小さな深海棲艦らしきものが集まっている。 性能は甲作戦で700の高い耐久と、主砲2つ装備で夜戦連撃してくる以外は、比較的オーソドックスな陸上型。 雷撃も集積地や中枢と違い撃ってこない。(ただし随伴の集積地は撃ってくる) ただ、史実艦によるルート固定を試みると編成に悩まされたり、基地航空隊も有効なのだが、ボス前のダブル夏ダイソンに阻まれるため、ボスか道中どちらを重視するか問題となる。 最終形態では港湾夏姫-壊となり、装甲が強化される。 撃破した次のマップでも道中に現れるが、大抵基地航空隊で爆撃機を根絶やしにされて沈黙するか、損害に追い込まれて無力化される。 おまけに彼女のマスには雲龍型三姉妹(特に葛城は初のドロップ落ち)や秋月などがドロップするので、 ゲージ破壊後にはレア艦狙いでひたすらフルボッコされることになった。 2017年夏イベント、2018年初秋イベント、2019年夏イベントにもしっかり登場。しかも至る所に彼女がおり、前座ボスもしくはギミック担当であることが多い。 しかし2020年の梅雨/夏イベントでは遂にイベント欠席。毎年どこかのイベントに登場していた彼女だったが今回はひっそりとバカンスする事となったようだ。 そして1年後の2021年夏イベントで「港湾夏姫&bold(){Ⅱ}」として再登場を果たす。 耐久が何と通常時のほぼ倍の&bold(){1550}に大幅上昇しており、集積地棲姫に次ぐ耐久4ケタ台となった。 初めて顔を見せるのは第2海域のトリプルゲージの2番目のボスとして待ち受ける。 陸上と水上とPT群の混合連合艦隊を組んでおり対処が難しいのだが特に最終形態では、 港湾夏姫Ⅱ-壊、&bold(){重巡ネ級改Ⅱ夏mode}、飛行場姫、砲台小鬼2体、輸送ワ級flagship &bold(){重巡ネ級改Ⅱ夏mode}、軽巡ツ級flagship、駆逐ナ級後期型Ⅱelite2体、PT小鬼群2体 と&bold(){第一艦隊、第二艦隊共に重巡ネ級改Ⅱ夏modeが追加される}せいで難易度が一気に跳ね上がり、特に第二艦隊のものは阻止不可の先制雷撃を撃ってくるわ、本体との夜戦を阻止してくるわと非常に凶悪。 港湾本人も持ち前の耐久の高さで粘ってくるという、改良型として凄まじいデビュー戦となった。 2022年夏/初秋イベントではギミックマスで第1海域からII個体が登場。 彼女のいるマスでS勝利を2回達成しないとボスマスが登場しないのだが、港湾の耐久が非常に高いのに随伴に飛行場姫などの陸上型もいる上に基地航空隊も無いので、ボスであるヲ改Ⅱ以上のボスであると揶揄された。 2023夏イベントでは、E5の第1ゲージとE6のギミックマスでII個体が登場。 E5では基地航空隊は使用不可能だが、随伴はトーチカ小鬼と対空小鬼、駆逐ハ級後期型と今までよりは貧弱であり、こちらは連合艦隊で挑める。さほど苦戦はしないはず。 E6のギミックマスはE5の第1ゲージと同じ場所。大ダメージを受けたらしく、壊状態のみが登場する。随伴も変化なしか弱体化しており、E5と違って基地航空隊が使用可能なこと、A勝利で十分なギミックマスということもあり、E5以上に苦戦はしない。 2024夏イベントでは、E1のボスマス旗艦とE5-4のボスマス随伴としてII個体が登場。 E1ボスマスでは前年と同じ場所に居座っており、随伴も前年E5の随伴のハ級がSボートに変わった程度。昨年のE5と違い、1部隊とはいえ基地も使える。しかし攻略艦隊が通常艦隊になった上、道中にそれなりに厄介なマスがあるため艦隊次第では苦戦もある。 E5-4では集積地棲姫Vの随伴として登場し、他の艦の強さと併せて集積地をワンパンする以外の勝ち筋を薄くしていた。 }   ***水母水姫 #openclose(show=シズメ…シズミナサイ!){ #center(){&bold(){ヨクミツケマシタネエ……ゴホウビデス……。}} #center(){&bold(){アイテヲ…シテ…サシアゲマスワ!シズメエッ!}} CV:タニベユミ? 2016年秋イベントで登場。水鬼より上と思われる、初の「水姫」。&font(l){だが水母水鬼はすっ飛ばされている} この海域クリアでの報酬艦のCommandant Testeがモチーフであると思われるが、あちらには雷装がないのに水母水姫は追加されている。 敵連合艦隊で、こちらの連合艦隊と対峙する。だが本隊(第一艦隊)にいるせいで雷撃ができなくなっている。 代わりに、爆撃機がおそらく赤色よりさらに上の黄色オーラで、2スロット分に増えて爆撃してくるが、その分砲が減ったので連撃もできない。 純粋なステータスは水母棲姫の上位互換で、既に高かった装甲がさらに上昇、下手な陸上型より高く水上艦としては防空棲姫に次ぐ固さ。 さらに高難易度では火力が超強化されている。 装甲破砕ギミックもあるのだが非常に面倒なものだったため、甲難易度でもギミック無視のゴリ押しで突破する人も少なくなかった。 2019年春イベントで道中マス兼ギミックマス担当の旗艦としてまさかの復活。 今回は喋らないが通常艦隊での登場となり、初登場時に封印された先制雷撃を放ってくることに。 しかし輪形陣固定のため、それ程の脅威はない。だがギミックのためにS勝利しようとするとそれなりに手ごわい。 2024年夏イベントで3回目の登場。何気に初の欧州イベント参戦。 複数の前段ボスの随伴にいるものの、特効火力により一撃で吹き飛ぶことも珍しくなかった。 } ***深海海月姫 #openclose(show=コノホノオハ、アツイダロウ!){ #center(){&bold(){コンナ…トコロマデ…キタンダネェ……。}} #center(){&bold(){ジャア……。アイテヲシテ……アゲヨウ……カ?}} CV:伊藤静? 2016年秋イベントで登場のラスボス。薄手のドレスを身に着け、顔の左半分に目を覆うように黒い金属片が付いている。 名前からはよくわからないが、艦種は正規空母。モチーフは攻略の報酬艦であるサラトガと、とあるエセックス級空母(後述)か。 海月姫の頭部を押さえつけ両腕を拘束している上部ユニットは、実際のビキニ環礁の水底で眠るサラトガの艦首をモチーフにしており、ここから艦載機を発艦させている。他には護衛として海月(クラゲ)を連想させる艤装を4機引き連れている。 装甲破砕ギミックを解除すると上部ユニットがパージされて素顔が見えるが、核の炎に焼かれた痛みを未だに内包しているのか、渚の底で眠らされたことを悲しんでいるのか、辛うじて原型を留めている右目から大粒の涙を零している。 #center(){&bold(){コンナ ホノオハ…イヤヨ…!}} 作戦上は「シャングリラ」と呼称され、本土空襲を狙ったため追い回されている。&font(l){僕らは目指した、[[Shangri-La>Shangri-La(蒼穹のファフナー)]]} シャングリラとは、史実ではドーリットル空襲の際に、ルーズベルト大統領が航空機の発艦場所として聞かれた時に挙げた冗談のことだが、 のちにエセックス級空母の名前として実際に採用され、&font(b){あのクロスロード作戦を指揮する事になる。} 2016年秋イベントはドーリットル空襲がモチーフとなっているが、&font(b){シャングリラを追ううちにクロスロード作戦が行われたビキニ環礁沖へと辿り着く}という とんでもない展開へと発展していくことになる。 上記の通り2016秋イベの最終海域の舞台がビキニ環礁沖なためか、クロスロード作戦参加艦である長門、プリンツ・オイゲン、酒匂、&font(l){攻略中は使えないが}サラトガに攻撃されると大ダメージを受ける。 また、停泊中で足を止めているせいなのか基地航空隊による攻撃が非常によく通る。ボスマスに送り込むには二式大艇による航続距離延伸が必須だが、陸攻3と二式大艇2小隊による開幕爆撃で随伴艦を蹴散らす事も出来る。 敵第二艦隊の随伴艦にはどの難易度であっても駆逐古姫がいるので、特効艦の攻撃が刺さるか基地航空隊の攻撃が直撃しない限りS勝利は厳しいことを受けてか、ドロップ内容は非常に豪華。 この直前の海域がトンデモ難易度であるせいで新艦の朝風掘りがままならない事もあり、A勝利でドロップする朝風を求めて通いつめた提督も少なくない。 彼女が放つ艦戦は黄色いオーラを放っているもの&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){「深海熊猫艦戦」}}(F8F「ベアキャット」がモデルと思われる)で、その性能は何と&bold(){震電改を上回る対空+18}。 甲作戦では随伴の空母棲姫を含め、要求制空値は航空優勢で593と登場時点では過去最高クラス。基地航空隊である程度削ることもできるが。 深海海月姫の単体制空値266は、2022年9月現在も空母系の敵としては最高記録。 これに勝るのは防空時にロケット戦闘機でボーナスのかかる&font(l){ために持ってないとギミックで詰むため出禁にされた}重爆配備の飛行場姫か、本隊航空戦に参加しない超重爆飛行場姫程度。 &color(silver){ベアキャットでこれならジェット機のFH(ファントム)・F2H(バンシー)やF9F(パンサー)はどうなっちまうんだ?}     モチーフがモチーフなため再登場は無いだろうと予想されていたが、2019年春イベントでまさかの復活。 今回は最初からギミック解除後の姿での登場であり、&bold(){ボイスも攻撃ボイスも被弾ボイスも最初から実装}。 ダブルゲージである最終海域のゲージ1本目のボスを担当している。 甲作戦の場合、随伴に空母棲姫1体、戦艦棲姫2体が最初から登場し、最終段階になると随伴の戦艦棲姫も3体に増加。 随伴艦隊も終始軽巡ツ級と潜水ソ級がいる、と地味に厄介な組み合わせ。 しかし、アメリカ艦娘の特効と長門型改二の特殊攻撃などさえ使えば、何だかんだで前哨戦レベルの強さだというのが大方の見解である。 今回はクロスロード特効が無いのは少し残念か。&s(){サラトガにはアメリカ特効あるけど} 2021年春イベントでも再登場。第4海域のクワトロゲージの3番目のボスとして立ち塞がる。 彼女の撃破はそれほど難しくはないが、彼女の戦闘BGMのみ、かつてラスボスとして登場した時に流れた「渚を超えて」になる。 &s(){相変わらずサラトガには弱い} アーケード版にも登場。大破するまで艦載機を飛ばし続ける。 他の鬼・姫と比べて動作が優雅で、拘束が解け両手が自由になった後のクリティカル攻撃も動き自体は静か。 海底から浮上してくるという演出に合わせてか、体力が半分以下になって拘束が解けるまでマップの浅瀬付近から動かず艦載機を飛ばさない代わりに、こちらの爆撃機や甲標的の接触を受け付けない特殊な青いボスアイコン状態になっている。また、アイコン付近には巨大な穴のようなモノがあり移動を遮る。 炎に囲まれ戦うことを諦めた海月姫。その時、空が静かに輝き彼女を優しく照らす。光に手を伸ばし何かを感じ取った彼女は、満足そうに目を瞑って炎の中に消えていった。 #center(){&bold(){コレデ…コレデ イイノカモシレナイ……}} #center(){&bold(){ワタシハコレデ……ホントウニ、ネムリニ……}} #center(){&bold(){……コノヒカリ…ワタシモ…そう、なの…}} } **2017年初登場 ***深海双子棲姫 #openclose(show=ヨクモヤッテクレタワネェッ!){ #center(){&bold(){ノコノコ…キタノネ……カンゲイ…シマショ…?}} CV.今村彩夏 2017年冬イベントで登場のラスボス。名前通り、双子ペアで1ユニットとなっている。&font(l){おかげで伊13&伊14姉妹が双子だと多くの提督に勘違いさせてしまった} 泊地ということになっているが陸上型ではなく、報酬艦からモチーフは潜水艦のはずなのに、実際の扱いは水上艦。 ただし、潜水艦モチーフということで水上艦だが対潜装備で特効が入るようになっている。後、晴嵐を積んでいる場合でも同じように特効が入る。 扱う爆撃機は新グラフィックのもので、オーラはないが紫色の眼光をしており、水上機のようなフロートがついている。 砲撃回避時は黒い方、後述の爆雷被弾時は白い方が相方をかばう。 ゲージ破壊には壊状態での撃沈が必要で、双子という設定からか、甲作戦では壊状態で倒すのに失敗すると、通常状態に復活して耐える場合があるが、これは任務ギミックをこなすことで無効化できる。 なお、壊状態になると&font(b){双子の片割れが倒れてしまい、生き残った方がこちらを睨みつける}というイラストになる上に、被弾ボイスが「シッカリシテェ!」と倒れた片割れに呼びかけるものであるため、「戦っていて罪悪感を覚えた」という提督も多かった。 ちなみに公式四コマ漫画では片割れが倒れた理由が、「&bold(){補給ルートが絶たれたせいでお腹が減って動けなくなった}」というまさかの解釈だった。 &font(l){まあ、その後2人仲良く三越でおしゃれして買い物してたんだからいらない心配だったんだけどね} アーケード版では&bold(){こちらの砲撃を水中に急速潜航することで無効化する}という厄介な能力を持つが、水際にいるためか魚雷が通じる。カットイン時は連合艦隊のように二人分のカットインラインがでる。 ゲージ破壊すると黒い子に抱かれながら白い子は青い光の粒子となって消滅し、以後片方の艤装も動かなくなる。 #center(){&bold(){ユルサナイ……ユルサナイカラァッ!}} } ***護衛棲姫 #openclose(show=オコッタカラ……!){ #center(){&bold(){ネムッテ…イタノニ……。}} #center(){&bold(){ブスイナ……ヒト…タチ……。}}   CV:首藤志奈? 2017年春イベントの前段作戦のボス。護衛空母、軽空母の姫で、鳥型艦攻を鷹匠のように手なずけていること、護衛空母であることから、報酬艦の春日丸(大鷹)がモチーフと思われる。 &font(l){あとすごく見覚えのある芋っぽい絵柄ゆえに、劇場版のアイツと見間違えた提督もいたとか} ヌ級改を引き連れているため、制空値は比較的高く、基地航空隊も飛行艇なしでは艦戦が届かない。 しかし制空さえどうにかなれば、道中が短いのもあり、割とあっさりと勝ててしまう。 ちなみに、敵空母の割には珍しく、夜戦攻撃するには条件があり、こちらの艦隊が探照灯を発動しない限りは、攻撃してこないという特徴がある。(これはヌ級改や後の他の護衛空母の姫も含めて同じ) ただ、この時点では夜戦攻撃時には探照灯の有無に関わらず、そもそも大破してて攻撃できなかったことも少なくなかった。 アーケード版では装甲ゲージを持っているが、元が軽空母だからか耐久力や装甲もそれほど高くなく、魚雷がクリティカルヒットするとそのまま中破して何もできなくなることも…。 あと羽をせわしなく動かす鳥形艦攻は不気味である&font(l){大鳳「イヤッ すごいハズレ」}。 } ***北方水姫 #openclose(show=オロカナ……ツメタイトコロニシズンデイケッ!){ #center(){&bold(){コノワタシト…ヤルトイフノカ……!}} #center(){&bold(){……オモシロヒッ!}}   CV:瀬戸麻沙美? 2017年春イベントで登場のラスボス。北方の姫というと陸上型の北方棲姫がいたが、こちらは戦艦。モチーフはおそらく報酬艦のГангут。真っ白な色合いで、背の高い帽子と、コートを着用している。 が、前が開いているためにまともに身に着けているものは前貼り程度というけしからんものが見えてしまっており、作戦名の「北の魔女」を文字って&font(b){北の痴女}なんて呼ばれている…。 アーケード版ではぴっちりした服を着ている。戦闘中は極めて戦意旺盛で武闘派な様子がうかがえるが、壊撃破時には…? 鳥型艦攻で制空値補助しつつ、本人は正面から砲撃してくる。さらに魚雷を装備しており、夜戦では砲雷カットインを放つ。 第五艦隊の艦にそこそこの特効と、ソ連艦のВерныйが大きな特効になっている。クリア後ならГангутも。&s(){なぜか特効のない足柄ェ…} 2025年春イベントで久々の再登場。 前段作戦の第3海域の第1ゲージの前座ボスとして登場する。 随伴は輸送ワ級Ⅱflagship2体、軽巡ツ級elite、駆逐ハ級後期型elite2体で、最終形態になると駆逐ハ級後期型elite1体が戦艦レ級eliteになる。 ボスも強いが問題は編成縛り。 甲の場合、最短を通るのなら遊撃部隊で第五艦隊6隻以上且つ北方迷彩を3隻に装備させる必要がある、というもの。((北方迷彩の効果で4隻に錯覚させるという理由があるらしい)) このせいで最短を通るためには制空を捨てる必要があるため、潜水新棲姫マスを通ってまでボスに挑む人もいた。 ボス戦自体はボスマスを警戒陣で対処できるので所詮前座ボスといったところ。 アーケード版では画面が真っ白になるほどの吹雪を発生させながら堂々と立ち上がる、という演出が目を引く。装甲破壊時は帽子を無くし、苦しそうに項垂れながらも戦う意思を崩さないという痛ましいものになる。 砲撃や航空攻撃・魚雷とレ級並みに多彩な攻撃を繰り出してくる。北方棲姫のように雪の結晶の形をした小型サークルを大量に発生させる航空攻撃は回避困難。 #center(){&bold(){…モウ、ツメタイトコロハ…イヤ……}} #center(){&bold(){アタタカイ…セカイヘ…モドリ…タイ……}} 空母機動部隊の猛攻を受けて膝をつく北方水姫。海の底へ戻ることを嘆く彼女の体から白い光があふれだす。外の世界に戻れることを喜びながら、北の魔女は沢山の小さな雪の結晶となって消えていくのだった。 #center(){&bold(){アァ…アタタカイ…}} #center(){&bold(){ワタシ…ワタシタチ、カエッテモ…イイノ…?ありがとう……}} } ***潜水新棲姫 #openclose(show=コノギョライヲ…タベロッ…!){ #center(){&bold(){アナナタチ…ハ……。}} #center(){&bold(){トオ…サナイ……カラ……。}} 2017年夏イベントで登場したボス。この手には珍しくモチーフ元は不明。 潜水艦版の&bold(){幼女}。ヒヒヒという笑い声が口癖らしい。 いつもの第一海域の潜水艦ボスだが、通常の潜水棲姫や潜水夏姫ではなくこちらが出現し、最初から先制雷撃も普通に撃てる。 耐久が潜水棲姫以上に潜水艦としてあるまじき高さで、甲作戦ではなんと377。 だが装甲はかなり低く、航空戦艦の二巡化もでき、先制対潜艦をちゃんと用意できれば、ボスとしては、クリティカルで装甲を抜けないと倒せない潜水棲姫よりは相手にしやすいとされる。 撃破時にはまた来るという旨の意味深なセリフを残すが、真の敵となるのはここではなく、最終海域。 潜水ソ級と一緒に&bold(){道中で登場}し、姫の雷装から放つ高威力雷撃でワンパン大破を狙ってくる。 ボスとして戦う場合はともかく、道中では対潜装備にばかりかけてもいられず、その上この耐久なので、先制対潜だけでは中破に持っていくことは困難。 そのため増設ダメコンが推奨されるほどの凶悪な道中の一因を担っている。 以降のイベントでも、序盤海域で姿を見せる他、最終海域では必ずどこかしらで現れ、ほとんどの場合はボスへと向かう道中で必ず通る羽目になる。 しかし2017年夏イベントと違い、基地航空隊の東海を始めとする対潜攻撃が実装されたため、脅威度は低下。 それでも、基地の1隊をこいつに割くことでボスへの手数が減るか、ボスに全て集中させる代わりに道中事故覚悟になる時点で、厄介な存在なのは変わりない。 耐久の高さから、基地の対潜爆撃があっても耐えて反撃してくることも多い。 2019年冬イベントでは最終海域だけの登場だが、燃料ペナルティほぼ無し弾薬ペナルティ無しの最短ルートへ行くと&bold(){潜水新棲姫と道中で2回交戦することになる}。 1戦目の潜水新棲姫マスは避けられないが2戦目の潜水新棲姫マスは避ける事がルート次第では一応可能。 だが他のルートへ行こうとすると甲作戦の場合、&bold(){輪形陣固定だがヲ級改とヌ級改が合計3体・戦艦棲姫2体(とツ級elite)が待ち受けるルート}か&bold(){高確率で単縦陣の戦艦レ級elite2体が待ち受けるルート}のどちらかなので、&bold(){消去法で潜水新棲姫ルートを選ばざるを得ない}というのがキツイ。 東海4機持ちの提督達でさえも頭を悩ませた。 2019年秋イベントでは第5海域と第6海域の2海域にわたって道中に登場。 第5海域では第1ゲージで1回、第2ゲージでは2回確定で潜水新棲姫マスを踏まされる。 潜水棲姫改がボスの第1ゲージなら問題ないが空母棲姫改がボスの第2ゲージが鬼門。 2019年冬イベントと違って最大2部隊しか基地航空隊を出撃させられず、ボスも非常に高い制空を持っているので戦力や基地航空隊の割り振りに悩まされることに。 第6海域では1戦のみだが随伴にソ級4体引き連れているので東海部隊だけで壊滅させることは非常に困難。 さらに厄介なのは潜水新棲姫マスを抜けても夜戦マスや重巡ネ級改2体が待ち受けるマスを抜けないとボスへたどり着けない事である。 2018年初秋イベントでは、「潜水新棲姫 バカンスmode」として登場。 麦わら帽子を乗せているのと、色のついた石やヒトデで周囲を飾っている。 耐久値が若干上昇してる他、耐久値が高い個体ほど雷装値と回避率も高くなる。 こちらも、E-1ボス、およびE-5水上部隊道中で出てくる。 登場以降は対潜MAPボスは潜水棲姫の代わりに彼女が務める事が多くなり、登場してから間もない頃は&bold(){「潜水幼女」}と呼ばれることもあった。 しかし最終海域の道中で避けられないマスに陣取り、ほぼ毎回出てきては中破しようがT字不利になろうが先制雷撃でワンパン大破してくる姿から&bold(){「クソガキ」}というあまりにも不名誉な仇名を付けられることに…。 特に「クソガキ」と呼ぶことに反感を持っている人も少なからずいるので時と場所を考えて発言しよう。 対潜マップのボスとしても、道中潜水マスの最凶クラスの門番としても十二分な逸材であることから、これからも我々の前に立ちふさがっていく脅威となるだろう。 2020年桃の節句イベントで遂に重巡棲姫シリーズが欠場したために、潜水新棲姫が唯一の初登場以降イベント皆勤の姫クラスとなった。 なお、基本的に道中では連合艦隊と戦う事が多いため長らく露呈しなかったが、意外な弱点として&bold(){警戒陣との相性が最悪}。 これを喰らうと&bold(){何の対潜の用意もしていない艦隊にかすり傷しか与えられずに強引に突破される}。 この弱点が露呈した2021春イベントでは警戒陣の効果が上がる水雷戦隊で警戒陣を組む事になるため、ますますダメージが与えられず、 たまに大破喰らわせても&bold(){水雷戦隊司令部で単艦撤退させられてやっぱり強引に突破された}。&font(l){ザマァ} 2021年12月28日で実装された7ー4のとある道中マスで潜水新棲姫が姿を見せた事により、遂に通常海域でも登場する事に。 しかし、ゲージ破壊目的ではいくことは無く、資源マス目的でも潜水艦6隻の方が手っ取り早いせいでまたも相手にされず強引に突破された。&font(l){ザマァ} 2023年早春イベントではなんと航空支援を引っ提げて登場。 新システムの航空支援付き潜水マスで後段作戦から姿を見せ、後方支援のヌ級の航空戦と砲撃戦と共にこちらを妨害する。 &s(){潜水幼女と無敵ヌ級の恐怖の事故量産式悪魔合体} 2023年夏イベントでは超久しぶりにボス旗艦を担当することになる。 第4海域の輸送ゲージのボスなのだが随伴も潜水艦のみなせいで東海部隊になすすべなく蹂躙される。 せっかくボスになれたのにあっけなく終わらされてしまった潜水新棲姫は泣いていい。 2025年春イベントでも当然出てくるがなんと甲作戦でも耐久177の個体しか登場しない。 つまりソ級flagshipよりも雷装値が低いので特効補正もあって思ったより避けてくれる。 そのかわり新参者の駆逐ラ級が猛威を振るっているのだが。 } ***戦艦仏棲姫 #openclose(show=ジャマナノヨ…){ #center(){&bold(){コナクテ……イイ…ノニ………ッ。}} CV:タニベユミ? 2017年夏イベントの、前段作戦の大ボス。高速戦艦扱い、四連装砲を装備していることから、やはり報酬艦のRichelieuがモチーフ。&font(l){だが艦娘の方と違い胸部装甲は豊か} 装備は北方水姫やネ級flagshipのように鳥型艦攻で制空補助する他、ソナーを装備しているが、そもそも潜水艦は道中のルートで弾かれるしほとんど意味がない。 特筆すべきは、これまでの最終ボスとも遜色のない、尋常でなく高い耐久・装甲。 甲作戦では耐久730に、通常形態でさえ装甲256、最終形態の壊状態では270。 夜戦火力キャップのカットインでも乱数次第で弾かれる上に、ギミックはなし。 特効でキャップを超えられる欧州艦か、第二艦隊に最高夜戦火力を発揮できる艦を可能な限り並べて挑むしかない。 昼戦はともかく、欧州艦で夜戦で期待できるのはプリンツ・オイゲンとビスマルク程度しかいない上に両方レア艦なので持っていない提督は地獄を見た。 恐ろしいのは、こいつを倒してようやくイベントの折り返しなのと、最終海域ボスはこいつ以上の化け物スペックなことである。 2018年初秋イベントでは、「戦艦仏棲姫 バカンスmode」として再来。 E-5のゲージ2本目のボスであり、3本目の最終ボス以上と評される、このイベント最大の壁。 耐久面は去年よりさらに強化されているにも関わらず、随伴に港湾夏姫、飛行場姫、砲台小鬼2体、PT小鬼群と、&font(#ff0000){水上艦ボスなのに随伴に属性がバラバラな陸上型4体とPT}という、有効装備が全く異なる厄介な面々が勢ぞろいの、悪夢のような布陣。 さらに厄介なのがこの布陣が甲乙ならまだしも&bold(){丙でも前哨戦からこの布陣であり}、おまけに&bold(){丁ですら最終形態のみ(前哨戦では飛行場姫の代わりにPT小鬼群)とは言えこの布陣を完備している}という徹底ぶり。&font(l){丙丁難易度とは一体…} 撃破にはプリンツ・オイゲンなどの幸運艦による魚雷カットインやビスマルク、ガングート、雷巡の連撃を打ち込みたいが、その前に普通の夜戦火力が効かない随伴を他の艦で排除していなければならない。 2019年夏イベントでも「戦艦仏棲姫 バカンスmode」が再登場。 …&bold(){E-1のボスとして}。 去年、一昨年の戦艦仏棲姫のトラウマを持っている提督たちが最序盤で彼女が待ち受けている事に一瞬恐怖したのは言うまでもない。 装甲は流石に下げられたものの甲難易度の場合は並の姫より硬い装甲である事には変わらず、E-1だからと油断しているとで手こずる事もあるので特効艦(特にRichelieu)や幸運艦などを素直に活用した方が無難である。 2020年秋イベントでは通常の戦艦仏棲姫が初登場時以来の再登場。 またしてもE1のボスとしての登場だが随伴の雑魚はイ級後期型3体(ラストでツ級追加)のみ、ダブルゲージの2本目の輸送ゲージのボスなので倒す必要はない。 しかし随伴に深海地中海棲姫がいることがあるほか、装甲の弱体化を喰らったバカンスmodeとは違いスペックダウンは無いことから本人も非常に硬いためS勝利が非常にやり辛い。 2021年の欧州イベントではなんとイベント欠場。 しかし代わりに登場した同期の欧州棲姫が大暴れしていたのでどの道地獄だった。 2022年夏/初秋イベントではバカンスmodeとして復活。 妹分の戦艦未完棲姫が出たためか、E-3の第1戦力ボスとE-6の第2輸送ボスとして初めて2回登場した。 &font(l){でも妹が助けを求めても特にE-6第4戦力ボス最終編成に参加したりはしない。防空埋護冬姫に存在を認識されなくてもずっと隣にいる防空埋護姫とは違って薄情な姉である} 2023年は最終海域がノルマンディー上陸作戦だった影響でトーチカ祭りだったためか欠場。 なおこのイベントの顔役だったトーチカ要塞棲姫をはじめとしたトーチカ群より&bold(){PT小鬼群の強化版で同じく初登場だったSchnellboot小鬼群の方が大暴れした}ため、イベントの難易度以上にウザがられていた。 2024年の欧州イベントではバカンスmodeで再び復活。欧州が舞台である前段作戦でボスマスに旗艦や随伴艦として第2と第3海域に配置されているが、5年前のイベントで装甲が大幅に弱体化した影響かどこで出てもかつてフランスパンと言われた硬さは最早過去の話、妙に柔いと攻略wikiで言われてしまう羽目に。 } ***欧州棲姫 #openclose(show=ココハ……トオサナイッテ、イッテルノッ!){ #center(){&bold(){コンナトコマデ…キタノ……?}} #center(){&bold(){バカナノ…?オロカナノ……ッ?}} CV:内田秀? 2017年夏イベントの最終ボス。地中海を突破してドーバー海峡へと到達した連合艦隊に立ちはだかるラスボス。 報酬艦のArk Royalがモチーフであるため航空旗艦とあるが、空母ではなく戦艦タイプで、搭載機は鳥型艦攻。 戦艦仏棲姫をさらに強化したような、水上艦でありながら中枢棲姫をも凌駕する性能を持つ。 ゲージ破壊圏内に入り壊状態となると唯でさえ高かった火力値371が431にまで伸びる上に雷装値168まで追加され、夜戦火力は過去最高を記録する。 火力はあまりに過剰すぎ、キャップ到達していて意味は薄いが、応急修理女神を装備し大破してストッパーがない状態で夜戦連撃が直撃した際、一撃当たり600という常識外れのダメージを計測したという報告もあるほど。 更に通常状態ですら装甲値が274という数字を叩き出していたにもかかわらず、壊となると294という防空棲姫を想起させる数字になり、ギミックにより攻撃力ボーナスはあるが、洋上補給なしでは燃料弾薬共にペナルティが発生している事も併せて撃破は困難を極める。 もちろん随伴も凶悪の一言で、甲作戦では&bold(){戦艦夏姫2隻}に、破壊圏内に入ると削り段階では随伴にいたヌ級改flagshipが&bold(){空母夏姫}に入れ替わり、ナ級flagshipが全て&bold(){ナ級後期型flagship}に切り替わる。 カタログスペックで言えば随伴の大半を重巡リ級flagshipが固めているのと同義で、随伴で最もカタログスペックが低いのが第2艦隊にいるツ級elite2隻という異常事態になり、更に甲作戦では姫が4体鎮座している。 だがボス以上に鬼畜なのが道中であり、&bold(){単縦陣固定で閉幕雷撃を許すと大惨事}な駆逐棲姫(withナ級flagshipとツ級elite)の水雷マス、&bold(){梯形陣固定でソ級elite&flagshipを引き連れて雷撃大破させてくる}潜水新棲姫の完全お祈りマス、&bold(){苛烈な制空値で航空優勢が困難}な空母夏姫率いる連合艦隊マス、&bold(){複縦陣固定と燃料ペナルティのせいで事故が多発する}運が悪いとケツベロスこと戦艦夏姫3体とPT小鬼群3組の組み合わせのマスと欧州棲姫の下にたどり着くのも修羅の道。 これらが相互作用して、E7甲が「歴代イベントTOP3に入る難易度」と歴戦の提督たちをして言わしめ、多くのALL甲達成提督の膝を折る地獄となった。 それから存在が忘れつつある中、2021年夏イベントで4年ぶりの再登場を果たす。 最終海域のクワトロゲージの2番手のボスを担当しており、戦闘BGMも「&bold(){鎮魂の大西洋}」。 ボス随伴は前と比べて輪形陣を組み、姫クラスはいないもののネ級改Ⅱやナ級Ⅱがいるためどっこいどっこい。 だが一番の鬼門はやはり道中。初手の潜水新棲姫マスは勿論だがそれ以上の問題はボス前のヲ改マス。 単縦陣か輪形陣なのだがなんと&bold(){随伴にネ級改Ⅱが2体いる}。ネ級改Ⅱは他のネ級改と違って&bold(){先制雷撃持ち}。しかも&bold(){最終形態時は単縦陣固定}。 この鉄壁の門番に追い返され、やっと抜けてもボロボロの状態で欧州棲姫にいどまなければならないため、過去のトラウマがフラッシュバックした提督が後を絶たなかった。 2024年夏イベントで3回目の登場。第2海域の本ボスを担当している。 初めての前段作戦のボスであるため、特効火力と特効装備さえ揃えれば苦戦はそれほどしない。 道中も過去一番優しいのでかつてのトラウマは完全に消えてしまった。 } ***海峡夜棲姫 #openclose(show=マップタツニナリタイノォ!?){ #center(){&bold(){ココ…ハ…トオレナイシ……。}} #center(){&bold(){……トオサナイ……ヨ……ッ!}} CV:藤田咲? 2017年秋イベントのボス。7隻の遊撃部隊で出撃し、道中の夜戦マスをかいくぐってきた西村艦隊の前に、スリガオ海峡で立ちはだかる。 深海双子棲姫のように2人いる姫。扶桑と山城の2人が元となっているが、壊になるとあちらの山城の方だけになり、扶桑の姿は忽然と消えてしまう。 壊になっても片方が倒れつつも共にいた深海双子棲姫と違い、完全に姿を消していることから、&font(b){扶桑側は最初から存在せず、山城側が作っていた幻影ではないか}という説も。 壊形態になる前の扶桑をモチーフとした姫をよく見ると&bold(){背後の艤装が透けて見える}事から、恐らくこの説で間違いないだろう。 //また、皮肉なことに扶桑の衣装のモチーフとして扱われるハイビスカスと同じ日の誕生花である&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){そして劇場版での吹雪の心象世界の象徴でもある}}青い彼岸花を伴って現れる。 艦これアーケードに登場した際は、時折扶桑側の体にノイズがはしる、殆ど(全く?)喋らない、等あからさまに普通でないことを強調している。 //ちなみに花の本数は通常形態が8本、壊形態が10本。前者は西村艦隊の7隻にレイテ沖海戦で轟沈した阿武隈を加えた数と、後者は史実における山城沈没時の生存者の数と、それぞれ一致する。 また側頭部には艦娘の扶桑・山城の艦橋型髪飾りに似た片方だけ長い角が生えているが、扶桑型の方は右側頭部、山城型の方は左側頭部の角の方が長く、扶桑・山城の艦橋型髪飾りの位置とは逆になっている。 新戦闘方式の払暁戦で戦うボスであり、とどめを刺すには昼戦で戦艦の一撃が必要。 耐久800に、甲作戦通常時で装甲242、壊状態で装甲262であり、撃破には西村艦隊特効のある山城か扶桑が任される。 ゲーム外では深海大サーカスにて再び姿を現し西村艦隊を追い詰めるが、友軍艦隊と共に奮闘した艦娘達に敗れる。 深海扶桑((山城側の演者と扶桑側の演者の二人で演じており、途中で一人退場する。))を失い、倒れた深海山城の前に山城を筆頭に艦娘達が近づこうとしたその時、世界は止まり、山城、時雨、満潮は海上へと帰っていく。 彼女は幻だったのか、この後どうなったのかはわからない。 2022年11月放映のアニメ「いつかあの海で」にも登場。 レイテ湾へ進む山城率いる1MYB3H前に立ちはだかり、周囲の駆逐艦クラスの深海棲艦を取り込んでさらなる異形に変貌するが、那智率いる2YBと大和率いる1YB1Hの参戦により形勢が逆転。 最後は直接艤装に乗り込んできた山城に至近距離から砲撃を喰らい、トドメを刺された。 なお、損傷を受けると姉の姫が消える描写があり、ゲーム中で示唆されていた幻影という説が正解であった事が明確に示された。 } ***防空埋護姫 #openclose(show=ワタシガネ…マモッテイクノ…!){ #center(){&bold(){……ワタシガ…オアイテ…シマス…………。}} CV:藤田咲? 2017年秋イベントのボス。戦後に船体が防波堤として埋められた、秋月型駆逐艦の涼月が元となっている。 海峡夜棲姫を倒した後に現れる、本イベントのラスボス。 第一ゲージの最終編成でも第二艦隊にいたが、第二ゲージの旗艦となってボスを受け継ぐ。 防空棲姫のステータスを下げた代わりにHPを上げたようになっている。 防空駆逐艦だけあり、昼戦移行時の基地航空隊が大量撃墜される。 しかし耐久655装甲250と海峡夜棲姫よりも耐久面は下がり、制空値も持たないため、第一ゲージよりは比較的楽。 &font(l){長いギミックを解除した末の第二ゲージであることと、海峡夜棲姫が西村艦隊が越えるべき壁としてラスボス感が漂っていたため、攻略的な意味でも演出的な意味でも彼女の登場は蛇足という意見も多い。} 場違いな登場は埋護→まいご→迷子とかけているのではないかという説もある。 また、&bold(){CVが藤田咲}と思われること、第一ゲージで&bold(){海峡夜棲姫の扶桑側が消えた途端に現れた}こと、そして&bold(){駆逐艦と名を付けときながら内部データでは航空戦艦扱い}であることから、 &bold(){防空埋護姫こそが扶桑の役割を持たされた深海棲艦}と見ることもできる。 その後2022年冬イベントで再登場。当イベントのラスボスである防空埋護冬姫の随伴として最終形態時のみ姿を見せる。 今回の出現場所は北九州の沿岸付近であるのでようやくあるべきところに登場できた、といえるだろう。 一方で2017秋イベはリアイベやいつ海で何度か展開が焼き直されているのだが、&bold(){決まってラスボスは海峡夜棲姫である}。 &font(l){まぁ、リアイベはともかくいつ海に関してはここで出てきたらKYっぷりも凄くなるので空気を読んでくれてありがとうと言わざるを得ない} } **2018年初登場 ***護衛棲水姫 #openclose(show=アナタモネ…?イッショニシズムトイイ……!アハハハハハハハハッ…!){ #center(){&bold(){キヤガッタ…カ……バカナ…ヤツラダ……。}} #center(){&bold(){イクラ…ウッタッテネ……ムダ…ナンダヨッ…………!}} CV:内田秀? 2018年冬イベントの前段作戦前段ボス。護衛棲姫と同じく護衛空母で、レイテ湾にいることから、栗田艦隊と対峙した護衛空母群のタフィ3(特にGambier Bay)が元ネタ。 本人のスペックは装甲以外飛びぬけて厄介でもなく、随伴も姫はいないので、特効のある栗田艦なら十分ダメージは通るが、道中が長く、黒い艦載機のヌ級改や、ル級が6体並んだボス前での被弾率が高い上、ボス戦でも燃料弾薬ペナルティが響き、甲難易度ではルート固定に栗田艦10隻が必要なのもあって、難易度は結構高く中盤の山場となる。 自艦隊だけではあともう少しが噛み合わないことも多いが、夜戦突入時には新システムの友軍艦隊で、西村艦隊を始めとしたNPC艦隊が援護してくれる。 アーケード版では航空攻撃のサークルが浮き輪さん仕様(赤・白の二種類ある)。 3Dモデルになったことで、ソックスにキツネのようなマークがついているのが見えるほか、浮き輪さんを4つ腰につけているのも確認できる。 軽空母なので中破すると何もできないのは変わらず。さらに大和型や金剛型に妙高型も通常・連合艦隊どちらでも特殊砲撃が使えるようになったので…&font(l){ムリムリムリ!} 撃沈時は浄化されるムービーが流れる&font(l){が腰に付けた赤い浮き輪さんが白い彼女と比較してメッチャ目立つので、感動的なシーンなのにどこかシュールに}。 } ***深海鶴棲姫 #openclose(show=アッハハハハッ! タノシイナァ……!){ #center(){&bold(){ノコノコトキタノ……? ハッ……。バカ…ネ……。}} #center(){&bold(){ワザワザ…シズミニ……シズムタメニ…キタンダネ!}} CV:野水伊織? 2018年冬イベントに登場する、艦これ1期のイベントの最終ボス。空母であり、そして名前に鶴を含んでおり、見覚えのあるツインテールで…… エンガノ岬沖で最後の戦いに挑むこととなる。 瑞鶴・瑞鳳・武蔵の要素を外見と艤装でミックスさせており、空母水鬼が直前のE6で撃破されているからか、最終時には「ヒトリハ……サビシイィィィィィッ!!」と絶叫を上げる。 毛先が5つに分かれて逆だった髪は彼岸花と、瑞鶴最後の写真で乗組員達が沈没寸前の瑞鶴の飛行甲板上で行った「瑞鶴万歳」がモチーフとされている。 ゲージ上で別たれた2羽の鶴などの要素を加味すると、瑞鶴の対存在と見てほぼ間違いないだろう。 甲作戦最終時には、 &bold(){深海鶴棲姫-壊、空母棲姫(装甲220)2体、戦艦棲姫改、戦艦棲姫2体} 軽巡へ級flagship、軽巡ツ級elite2体、駆逐ナ級後期型flagship3体 という2016年春イベントから二度目となる、姫6隻を相手にしなければならない。 しかし特効倍率増加ギミックさえ解除してしまえば戦艦水鬼改戦よりも比較的楽な戦いができるため、それほどの絶望するような難易度ではなかった。 なお、劇場版でも加賀の口からこの深海棲艦の存在が示唆されていた。 &font(l){アニメシリーズの深海棲艦化の設定から、アニメ鎮守府はコイツを倒していることになる。} アーケード版では今までの空母系鬼・姫とは一線を画す凶悪な航空攻撃で提督達を苦しめた。 具体的には ・近距離~超長距離全てにサークルを展開 ・近距離部分は完全に侵食し逃げ場なし。それ以外はレーンの中を高速周回する複数のサークル。 ・対空カットインが出なければ難易度乙でも1回で5人近くを余裕で大破に追い込む超火力爆撃 ・難易度甲の護衛はダイソン これらに対抗するために熟練者が編み出した戦法は ・翔鶴型を含む5人以上の正規空母を編成した遊撃部隊で限界までMAP空爆 ・戦闘開始直後に空爆で相手を壊滅状態に持ち込みあとは超長距離以上の間合いを維持してひたすらダイソンから逃げながら空爆 であった。 …極端な戦法だが、ダイソンの横槍を回避しながら長時間生存しなければならないのでけっして簡単ではない。 なおアーケード版の仕様上、通常イラストの瑞鶴改二でも戦闘が可能だった。&font(l){そしてイベント開催時期の関係でクリスマスバージョン翔鶴・瑞鶴も使えたのでプレゼント爆撃でぶっ飛ばされる闇瑞鶴なんて光景も見られた。} イベント終了後に発売されたコンプティーク2018年6月号についている「艦娘ボイスDL付きメモリアルカード」の目覚ましボイスに艦娘たちに紛れてコイツがまさかの抜擢。 しかも深海棲艦で目覚ましボイスに選ばれたのは&bold(){深海鶴棲姫のみ}である。&font(l){中の人の都合?あーあー、聞こえない} 詳しくは伏せるがどのようなボイスなのかは自分で確かめてほしい。 } 追記・修正は、ゲージを破壊してからお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\発艦せよ!/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 深海如月の台詞ってあれよね、深夜に一人で帰ってきた娘が浴室で的な -- 名無しさん (2017-06-06 11:40:53) - 深海吹雪が実装されたらゲージが減るごとに変形して特性が変わる感じだろうか。と言うか劇場で見てたけど艦載機飛ばしてたのは気づかなかった -- 名無しさん (2017-06-06 13:12:08) - 深海海月姫と港湾夏姫のデザインがすごい好み。 -- 名無しさん (2017-06-06 13:20:30) - いいかげん運河棲姫にも脚光が当たるべきだと思うんだ… -- 名無しさん (2017-06-06 13:22:20) - 運河棲姫ha -- 名無しさん (2017-06-06 16:37:25) - ↑スマン途中送信してしまった。運河棲姫は改仕様のまんまだと本家で戦うのはかなり厳しかったけど、今は潜水艦でも陸上型にそれなりにダメージ入るようになったし航空隊も増えたしでそろそろ来ても良い気はする。 -- 名無しさん (2017-06-06 16:43:28) - アニメの中間棲姫のCV変更はよくわからなかったな…でも榊原さんにはこれから先、何かしらの姫・鬼のCVやって欲しいな。 -- 名無しさん (2017-06-07 00:14:19) - 戦艦水鬼の所に雷巡の連撃も弾かれることが多いって書いてあるけど、実際は約280の連撃が弾かれる事の方が少ない。話盛りすぎ -- 名無しさん (2017-06-10 23:34:22) - 劇場版まじですかコレ・・・・。 -- 名無しさん (2017-06-11 00:54:17) - ↑↑装甲200だと、乱数で140~260。システム的には装甲抜けてても、ちょっと悪い乱数引いてダメージ2桁とかになると、主観的にはカスダメとあまり変わりなく感じる -- 名無しさん (2017-06-11 02:55:47) - アニオタwikiの艦これ情報って全部実装直後の情報で止まってるし訂正もされないから話半分に見とくのが正しいよ。ぶっちゃけ誤情報が修正されないのは艦これに限った話じゃないけどな。 -- 名無しさん (2017-06-11 18:13:28) - 連撃は1発ずつダメージが表示されるから2発分の合計ダメージが表示されるカットインよりあまり効いてないような感じがするだけで、実際は同じ装甲値って前提なら雪風カットイン(艦首魚雷、5連装酸素魚雷*2)と北上連撃(甲標的、三隈砲*2)の出せるダメージは変わらないはず -- 名無しさん (2017-06-11 18:57:14) - せっかく運河まで行ったのに、なんで運河棲姫さん出なかったのん・・・? -- 名無しさん (2017-08-25 22:49:26) - 深海吹雪は公式のシャツにリコリス吹雪って書いてありましたね、公式名決定なのかな? -- 名無しさん (2017-09-14 23:53:17) - 深海吹雪棲姫とリコリス吹雪は出所が同じ公式Tシャツなのがややこしい -- 名無しさん (2017-09-15 03:56:47) - 集積地棲姫ダメージコンテストとかいう世紀末遊戯 -- 名無しさん (2017-12-13 00:36:24) - 詳細は伏せるが、アーケード5-3の南方棲戦姫が何か色々ヤバい(小並感) -- 名無しさん (2018-02-03 05:53:13) - とうとう耐久800の姫まで出てきてしまったわけだが、このインフレはどこまで続くのだろうか…?耐久1000超えもそう遠くはないのかも知れない… -- 名無しさん (2018-03-10 19:47:45) - ↑中枢(900)「800?」欧州(880)「まだまだ甘い」 -- 名無しさん (2018-03-10 20:01:37) - ↑あ、そいつらがいたか。どっちも1回しか出てきてないから忘れてた。願わくばもう二度と出てこないでほしいけどw -- 名無しさん (2018-03-10 20:33:58) - アーケード南方棲戦姫、イベント海域にてとうとう耐久値950を記録…! -- 名無しさん (2018-04-14 16:11:39) - 護衛棲水姫の浮き輪が最近地味に人気を上げてきている模様 -- 名無しさん (2018-05-22 20:05:52) - 2週間目に入ることには特効の存在が発覚してる戦艦仏棲姫の特効が良く分からないとかなんで言われてたんだろ。他のとこでは修正すらされてないし -- 名無しさん (2018-07-29 22:25:06) - 特効入れば勝てるって相手じゃなかったから。これに尽きるし今でも体感的に特効の存在は信じていない。攻略Wikiですら最後まで「欧州艦がいると特効が入る…気もするが条件がわからん」だったし -- 名無しさん (2018-07-29 22:41:25) - といっても欧州艦のキャップカットインならボスへの期待値200超えるしE7に比べて攻撃がヌルいから先に潰されることも少ない。実際E4は簡単だったって話もそこそこあるからな。信じないのは勝手だが欧州艦が異常ダメージ出してたのは動画でもスクショでも証拠があったし、最近のwikiはそもそもあんまり当てにならない -- 名無しさん (2018-07-29 23:01:01) - この項目こんなに所要時間増えてたんか…。登場頻度高いのとかもうちょっと削った方がいいんかな -- 名無しさん (2020-02-15 01:30:48) - 一律、甲作戦最終時の耐久と装甲記載、初出イベの随伴編成記載で、固いとか随伴がやばいって記載ばかりで文量増えてるのを削りたいんだがやってもいい?あと複数回登場してるの(潜水新棲姫とか)はもうちょっと記述を簡素化したい -- 名無しさん (2020-03-27 21:00:30) - ガングートやダコタの深海化からするに、沈んだとか怨念よりも小さい、あの時に心名残があったなら・・・!レベルでも深海棲艦は生まれてくるよなこれ -- 名無しさん (2020-07-15 09:30:04) - ↑11 集積地「2400」 -- 名無しさん (2021-09-07 11:20:43) - 相変わらずアンチが荒らしてるのか。 -- 名無しさん (2022-07-11 22:48:53) - 2期になってから単なる「艦娘の深海コスプレ」みたいな感じになってきて1期の頃の正体不明の恐怖が薄れてきた感じ。おまけにモチーフが露骨なせいでせっかくの姫が使い捨て状態だし -- 名無しさん (2022-08-19 15:24:07) - 遂にこのページの文字数オーバーの限界が来てしまった、それだけ多くの姫クラスと戦ったってことだけど -- 名無しさん (2023-03-20 11:22:39) - 波動砲を浴びせてやりましょう -- 古代進 (2023-06-17 21:41:18) - 今やネーミングの幅広さがすごいな 姫なのに量産型とは一体 -- 名無しさん (2024-03-27 14:06:40) - ガンダムとかマジンガーみたいなもんじゃろ>姫 -- 名無しさん (2024-03-27 14:11:07) - そろそろ分割化した方がいいんじゃないかな、まだまだ増えそうだし -- 名無しさん (2025-03-17 00:56:46) - これからのために2期が初登場の鬼・姫級とその他メディアの深海棲艦とを分割したいと思います。意見があるならどうぞ -- 名無しさん (2025-04-30 15:46:48) - 遅くなりましたが無事分割完了しました -- 名無しさん (2025-05-07 23:09:10) - こう見ると姫も鬼も沢山増えたなぁ、それだけ長く続いてると思うの考え深い -- 名無しさん (2025-05-08 00:24:03) #comment #areaedit(end) }

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