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実在人物のものだけでなく、[[漫画]]・アニメなどにおいても、名言・迷言は多数存在する。
ある時は発言したキャラの株が急上昇・急降下したり、またある時は心が楽になったり打ち砕かれたり…。
だが、中には「''実は本人はそんなことを言っていない''」という台詞もかなりある。
その内実は大きく分けて
-本当に発言していない
-他キャラの名言が別人のものとされた
-言ったことは言ったが、違う意味で捉えられがち
といった所である。
[[サブカルチャーに関する都市伝説]]となることも。
本項ではこれらに当てはまる台詞を解説していく。
実在人物については&font(b,u,#00e,#CF8){[[実は言ってない台詞]]}、言ったことは言ったが意味が違う系は&font(b,u,#00e,#CF8){[[意味が違っている実は言ってない台詞(架空人物)]]}、間違って覚えられてる系は&font(b,u,#00e,#CF8){[[間違って覚えられている実は言ってない台詞(架空人物)]]}の項目で。
なお、原作以外の公式媒体(アニメやゲームなど)での台詞(ドラゴンボールの「オッス!オラ悟空」やガンダムのアムロの「行け!フィン・ファンネル!」等)は、
確かに「原作では言っていない」台詞ではあるが、実際に公式作品で用いられたのは間違いないため、ここでの基準である「作り話」「[[捏造>捏造/でっち上げ]]」には該当しない。
ここで扱っているのは「''実は''言ってない台詞」であり、言ってない事が自明なネタ台詞や、''自分が面白いと思った声真似・改変ネタを不特定多数に紹介する記事ではない''ので編集の際は要注意。
仮面ライダースーパー1の「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」や一本包丁満太郎の「うんこの香りだあーっ!!」等、&font(b,red){漫画のコマのキャラや台詞の書き換えで本来と異なる台詞が有名になってしまったものに関しては[[コラ画像]]の項目を参照のこと。}
*主な「実は言ってない台詞」の例
#openclose(show=▼そもそも作り話系){
#areaedit()
-うっかり八兵衛「&b(){黄門さま、ファイト!}」
長寿ドラマ『[[水戸黄門]]』に実はこんな台詞が、という文脈でしばしば話題になる(言うまでもないが、時代劇なので明らかにおかしい)。
八兵衛のキャラクターのせいか信じる人が多く、『[[ガセビアの沼>トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~]]』でも取り上げられた。
インタビューを受けた八兵衛役の高橋元太郎本人が直接否定しており、その上で八兵衛が登場する全話を確認してもそういった台詞は無かった。
真相は諸説あるが、何かのコント番組で水戸黄門のパロディ的なネタがあり、そちらで「ファイト」発言があったのを混同したのでは?という説も。
同様に、時代劇で流れた台詞として流布しているものに「''殿、チャンスにございます''」があるが、こちらは噂の出処がはっきりしている。
1997年の[[NHK大河ドラマ]]『毛利元就』の脚本を担当した内館牧子は、当初「私に時代劇は書けない」と言って断ろうとしたが、NHKは熱心にオファー。
「戦国時代らしい言い回しに直してくれる担当の人をつけてほしい」と要望した上で受け、時代劇だと意識せず「毛利家のホームドラマ」を書くことにした。
結果として元台本は「殿、チャンスにございます」の様な台詞が出てくる始末で、さすがのNHKスタッフも呆れていた……と、内館本人が笑い話として語っている。
勿論、決定稿では変更されていた((ただ、視聴者にはなじみのない「国人一揆」を「領主連合」と言い換えるなど、雰囲気を損なわない範囲でわかりやすい現代語を使う試みはなされている。))。
いわば「大河ドラマの、実は言ってない台詞」だが、さすがに大河で流れたというのは嘘くさくなりすぎるためか、民放時代劇で出た台詞だとされる事が多いようだ。
-鞍馬天狗「&b(){杉作、日本の夜明けは近い}」
嵐寛寿郎主演の時代劇『鞍馬天狗』で、寛寿郎演じる鞍馬天狗が自らを慕う少年に向けて言ったとされる台詞。
[[笑点]]で[[林家木久扇]]が物真似を披露した事で有名になったが、
実は''台詞自体が木久扇師匠の創作''であり、この通りの台詞は原作まで範囲を広げても存在しなかったりする。
後に鞍馬天狗がこの台詞を喋るCMが作られたりもしたものの、演じているのは''物真似した木久扇本人''なので、
実際の『鞍馬天狗』を演じた寛寿郎氏は言っていないという意味でも、「後で言った」とするには微妙である。
-アルフレッド・イズルハ「&b(){嘘だと言ってよバーニィ}」
『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]』より。
同作の主人公である少年のアルが、劇中で知り合った青年のバーニィに発したとされる台詞。
ポケ戦という作品のストーリーを象徴するフレーズとして有名になっているが、実際には台詞ではなく''第5話のサブタイトル''((より正確な表記は「嘘だといってよ、バーニィ」。))である(全6話)。アルの心中を表したものではあるが…。
バーニィとの口論シーンで実際に言ったのは「''嘘だ!バーニィはあいつが怖くなったんで嘘をついてるんだ!''」という台詞である。
公式なフレーズである事には違いないため、『戦場の絆』『ガンダムvsシリーズ』など、
『ポケ戦』の機体が参戦しているガンダムゲーでは称号だったりコメントパーツだったりに用意されている事も多い。
過去作のパロディがふんだんに盛りこまれた『[[ガンダムビルドファイターズ]]』でも使われた。
これも「アルの台詞である」との誤解が広まった原因だと思われる。
-オルガ・イツカ「&b(){マクギリスじゃねぇか…}」
『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]』より。
上のバーニィ同様、ネット上でよく使われるフレーズ。
オルガが[[マクギリス・ファリド]]と再会した時の台詞とされるが、実際には本編で一度も発せられた事は無い。
「異世界オルガ」と呼ばれる『鉄血のオルフェンズ』を基にしたMAD動画シリーズ(大体CV:櫻井孝宏キャラ相手に使われる)において本編の台詞を切り貼りしたものなのだが、
オルガの台詞として有名になりすぎてしまいYahoo!やGoogleでマクギリスを検索するとこの台詞が最上位に出てくる珍事まで起きてしまった。
-ザ・ヴァーティゴ「&b(){タキシードメンポ}」
プロトニンジャスレイヤーについての質問への回答としてテング・ニンジャへ言及した際に引き合いに出したとされるが、
実際の台詞ではこの様な珍妙な言い換えではなく、
「これは[[ホークムーン>Eternal Champion(永遠の戦士)]]でいう所の「金と黒玉の戦士」的なポジション……わかんないかな?ええと、[[''タキシード仮面''>地場衛/タキシード仮面]]みたいなさ。」
と、原作通りの呼称が使われている。
なお『[[ニンジャスレイヤー]]』は本編と宣伝、そして原作者や翻訳チームなど携わる人物の間でも微妙に芸風が違っており、
英日直訳したりポピュラーな英語を一般のと異なる発音するのは翻訳チームに見られる芸風。Q&A担当のザ・ヴァーティゴは
&b(){「前々から言おうと思ってたんだが、&u(){ゲームや映画のタイトルとかは、名称をもじられるとまったく全然わからんから普通に書いてほしいんだよな!}みんな頼んだぞ!」}
とのスタンス。[[第四の壁が見えている>デッドプール]]設定なのでものの考え方は「こちら側」に割と近い。
ちなみに類似ネタとして「オメ―ン・ライダー」「モーターシロイヤツ」(それぞれ仮面ライダーとガンダムを指す)がある。
余談ながら、2021年になって「~5人ものロイヤルニンジャがタキシードメンポ姿で同行した時の写真は~」
と、「タキシードを着てメンポを着けた格好」という文脈で「タキシードメンポ」の語が実際に登場した。
-上月澪「&b(){知ってるがお前の態度が気に入らない}」
『[[ONE~輝く季節へ~]]』の澪が満面の笑みと共にスケッチブックに上述の文章を書いて掲示((声を出す事ができない澪がとるコミュニケーション方法。))するもの。
原作中には似た文章・シチュエーションさえ皆無であり、そもそも澪の性格上この様な内容の文章は書かない。また彼女の普段の文体(「~なの」で文を結ぶ幼めの話し言葉)とも違う。
この台詞と絵の由来はファンアート。上述の通り「本来の澪なら絶対にやらない、ネタ的ニュアンスの1枚」だった。
それを基に[[アスキーアート]]化したものが、当時主流だった[[2ちゃんねる>2ちゃんねる/5ちゃんねる]]において質問者やスレッド作成者等へ煽る時に便利だったため多用され、この台詞とAAの方が有名になった。
-悟空「&b(){これはクリリンの分!}」
確かに対ナッパ戦の最中、悟空は「〇〇(死んでいった仲間の名前)のうらみ!」と言いながら攻撃しているが、''この時クリリンは死んでいない''。
また悟空がクリリンの仇を討とうとするシチュエーション(タンバリン戦やフリーザ戦)においても、この台詞は無い。
実際はお笑い芸人「南海キャンディーズ」が繰り返し使っていたネタで、彼自身も原作に無い台詞なのは承知の上で「''聞いた人があえて印象に残るようこの台詞を使っていた''」との事。
一方、フリーザ戦における有名な台詞「クリリンのことかーっ!」は同じクリリン絡みの上に、字面からイメージされるシチュエーションと実際に発言された時期に少しずれがあるためか同類だと誤解される事もあるが、本当に言っている。
但しこちらも他作品における超サイヤ人パロで引用されがちな台詞であるためか、超サイヤ人初変身時のものと誤解されがちだったりする。
ちなみに似た台詞としては、『[[北斗の拳]]』の[[ケンシロウ>ケンシロウ(北斗の拳)]]が[[ジャギ>ジャギ(北斗の拳)]]に向けたもの、
『[[SLAM DUNK(スラムダンク)]]』の[[三井>三井寿]]編にての[[桜木花道]]、『ジョジョ』の[[エルメェス・コステロ>エルメェス・コステロ(ジョジョの奇妙な冒険)]]、
そして''『三銃士』のダルタニャンのワルド伯への台詞''などもある。
故に「他人の台詞の改変」どころではなく一種の慣用句と考えられるため「作り話」へ分類している。
余談だが、マンガ『[[いぬまるだしっ]]』ではたまこ先生が「これはクリリンの分!」と鳥山先生にバレンタインチョコを贈っている。
-[[オーキド・ユキナリ>オーキド博士(ポケモン)]]「&b(){ポケモンは全部で151匹いる}」
ポケモンシリーズのお約束ともいえるポケモンの研究者の初代である、オーキド博士が発したとされる台詞。
新ポケモンが増える度にネタにされる台詞だが、実は彼が原作ゲーム及びアニメにおいて「ポケモンが''全部で''151匹いる」と明言した事は無い((流石に派生漫画まで行くと別だが。))。
あえて挙げるなら彼が歌ったアニメの初代ED「ひゃくごじゅういち」位だが、それも厳密に言うと「151''匹''」であって「151''種類''」ではない。
メタ的にはゲーム的(当時のカントー地方では)に№151までしか居ないので、仮に「151種類」だったとしても絶対間違いだとは言い切れないが…。
「金・銀」及びそのリメイク作品「ハートゴールド・ソウルシルバー」に登場する一般人の台詞に、
「3年前、オーキド博士は150種類いるって発表してたけどな」というものがあるが、これもやはり「全部で~」というニュアンスではない。
ちなみにアニポケでははっきりと''「オーキド・ユキナリが全国図鑑No.152以降のポケモンを目撃する」''シーンが存在する((研究職につく前ではあるが、[[セレビィ>セレビィ(ポケモン)]]の野生個体などを目撃している。映画『[[セレビィ 時を越えた遭遇>劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇]]』より))他、
アローラ地方に親族がいる事が判明しているため、アローラのポケモンについても話を聞いているとするのが自然であろう。
少なくともアニメ版においては「元々カントー以外のポケモン事情についてもそれなりに知っている」と推測できる。
-[[草加雅人]]「&b(){それも乾巧って奴の仕業なんだ}」
草加は[[仮面ライダー555]]に登場する仮面ライダーの1人で、味方サイドでありながら主人公の[[乾巧]]と反目しあっているという設定を持つ。
そんな彼の代表的な台詞として扱われるが、''劇中では全く言っていない''事もよく知られる。
とはいえ、草加が巧を孤立させようと策略を張り巡らせ、オルフェノク(本作の怪人)である[[木場勇治>木場勇治/ホースオルフェノク]]を誘導して巧を始末しようと考えていたのは本当である。
そのため、実際の台詞ではないにせよ、劇中における草加の性格と所業を端的に表した言葉である事は間違いない。
これに対しては、木場の台詞「''なんだって!?それは本当かい!?''」(略して''なそ本'')で返すのがお約束とされるが、やっぱりこっちも実際の台詞ではない。
要するにこれらは草加が言葉巧みに木場を騙すシーンを''要約''したコピペ文である。(数話かけて木場と巧を騙す本編の草加も凄いが、それを1行にまとめるファンも凄い。)
そして、&b(){カードゲーム『[[仮面ライダーバトル ガンバライド]]』においてこの台詞がカイザのライダースキルのスキル名として採用=公式に逆輸入される}という珍事が起きた((ちなみに効果は、カイザが後衛で相手がファイズの時、味方の攻撃と必殺をアップし防御をダウンさせるという、らしいものになっている。))。
また、神谷浩史と鈴村健一がMCを務めるラジオ『仮面ラジレンジャー』に草加役の村上幸平氏が出演した際にはこの台詞を言ってくれるようリクエストしていた。
そのため、''「草加雅人は言ってないが、(演者の)村上氏は言っている」''と言う珍事が起こってしまった。
ちなみに村上氏はこの際にはっきりと「(草加がそういう奴だったのは事実だが)この台詞は言っていない」と答えている。
更に時が経った2017年には、大人向け変身ベルト玩具である「CSM カイザギア」のプロモーション動画にて、
出演した村上氏が動画のオチにこの台詞(「それも」を「これも」とするなど、言い回しは少しだけ変わってはいるが)を使っている。
CSMでは555→CALLでこの台詞が再生できる。
ちなみに似た様な言葉に『仮面ライダーBLACK』主人公[[南光太郎]]の「[[ゴルゴムの仕業]]」がある。
こちらは、『BLACK』にて何か不審な事が起こると、光太郎が何でもかんでも敵組織の「暗黒結社ゴルゴム」の仕業にするため、
それを面白がった視聴者が、時に『仮面ライダー』が無関係な作品でも「ゴルゴムの仕業だ」とゴルゴムにあらぬ疑いをかけるネタにされた。
※ちなみに「ゴルゴムの仕業」という台詞が発せられたのは劇中で僅か一回程度。
但し、『BLACK』では一見すると無関係に見えても実際にゴルゴムの仕業である事が大半である。&s(){番組の都合というものがありまして}
-榊マリコ「&b(){事件だわ!}」
[[科捜研の女]]の主人公、沢口靖子演じる榊マリコが、些細な物証から違和感を感じた時に言うとされる台詞。
しかし、ドラマ本編でマリコがこの様な台詞を言う事はない。
そもそも科捜研は警察が事件の捜査を開始してから出動する組織なので、マリコが事件の発生を宣言する状況も考えづらい。
自殺と思われた事件が他殺だったというケースはよくあるが、それを指して「事件だわ!」と言うのも不自然である。
実際には榊マリコのモノマネを持ちネタとするモノマネ芸人・メルヘン須長氏の創作であるが、使いやすいのかスポーツ紙で科捜研がらみの芸能見出しで使われるほか、当の須長氏もドラマ制作発表時のゲストとして沢口氏の前でこのネタを披露するなど、事実上公認となっている。
また、劇場版公開時に制作した警察とのコラボポスターにもこの台詞が使われたこともある。
-[[ミスト・レックス]]「&b(){総士君がいなくなってしまったからな…}」
[[スーパーロボット大戦K]]のオリジナル主人公であるミストが発したとされる台詞。
総士君とは[[蒼穹のファフナー]]の重要人物である皆城総士のことである。
この台詞が出てしまうと[[ファフナー>蒼穹のファフナー]]勢生還フラグの成立に失敗しているとして有名だったのだが、&b(){劇中でこの台詞は全く出てこない。}
実際のゲームでフラグ立てに失敗した時の該当する台詞は
さやか「だけど、一騎君達にはつらいパーティだったでしょうね…」
アスラン「顔では笑っていたが、みんな心の中は悲しみでいっぱいだったはずだ…」
カガリ「『総士は死んだわけじゃない。フェストゥムと同化しただけで、いつかきっと俺達の所に戻って来ます…だから悲しくはありません』…か。一騎の奴…」
という流れからの
ミスト「&bold(){&font(#ff0000){総士君がいなかったら}、俺達はル=コボルに勝てなかった…彼に対する感謝の気持ちは、言葉では言い尽くせないですよ…}」
と意味合いからして全然違うのだが、何故か広まってしまった。
元々ゲーム中の彼の発言は問題視される事が多く、逆にネタとして原作台詞と共に改変ネタ台詞・他作品パロ台詞が数多く書き込まれる中で
アンジェリカ「○○にはつらい宴会になってしまったわね」
ミスト(総士君がいなくなってしまったからな)
という様な系統のネタが原作台詞引用と勘違いされて大勢にしばらく信じられていたのは、
ネタ台詞の宝庫としてスパロボKをプレイしていないが語録を好む者も多数発生していたとはいえ、彼なら言いそうと思わせるだけの説得力があったからだと思われる。
勿論、だからと分かっているのにデマを拡散してしまうのは彼以上に問題視される行為なので注意するべきだろう。
-[[服部平次]]「&b(){せやかて工藤}」
『[[名探偵コナン]]』にて。
大阪在住の服部平次が[[工藤新一]](=コナン)の推理に反論する際の台詞とされるが、劇中では言っていない。
ちなみに関西弁の「せやかて」は標準語で言う所の「そうかもしれないけど」といったニュアンス。
平次も高校生探偵であり、気質や年頃も近いので新一(コナン)と度々張り合ったり、推理に納得できない点があれば遠慮なく反論したりするので、
特に二人で協力して事件を追う回などではいかにも言いそうな台詞だが、実は言っていない。
おそらく、初対面の事件において二人で張り合っている時に平次が真相を掴んだと確信して言った「もろたで工藤」、
あるいはニュアンス的にも文言的にも非常に近い「せやけど工藤」を間違えてしまったと思われる。
ただあまりにもネタにされている上、別に平次のイメージを落とす様な間違いではないためか、
半ば公式も認めている台詞であり、''公式の企画のタイトル''に使われた程である((同企画での平次の台詞には使われていないので「言った事になった」かは微妙な線だが))。
なお、パロディに定評のある『[[銀魂]]』の次回予告にて「平次役の堀川りょう氏が演じたパロディキャラ」がこの台詞を言っており、
奇しくも上記の草加雅人同様に''「平次は言ってないが堀川氏は言った」''という珍事が起きた。
余談だが(劇場版OPでは頻繁に言っているのでこの項目の趣旨からちょっと外れるものの)、コナンの決め台詞として知られる「''真実はいつも一つ!''((なお、正確な文言は「真実はいつも…たった一つしかねーんだからな…」)。)」も、
本来は「他人の台詞が別人のものとされた系」の特殊なパターン。
この台詞、先述した平次と新一(コナン)の初対面の事件である「外交官殺人事件」が初出だが、
実はこの時、''コナンは平次に飲まされた中国酒・白乾児の効果で一時的に元の姿に戻っている''。
つまり、''「新一の台詞である事には間違いないが、江戸川コナンとして言った台詞ではない」''のである((一応、コナンとしてもその後、この台詞を心中で独白したことはあるが、口に出したことはない))。
-サーバル「&b(){すっごーい!君は○○のフレンズなんだね}!」
IQが下がるという噂のアニメ『[[けものフレンズ>けものフレンズ(アニメ)]]』のメインヒロイン、サーバルが言っ''てない''台詞。
作中の俗に''「けもフレ構文」''と呼ばれるフレーズがちょっとしたブームとなり、
その中でも特に代表的なフレーズとされているが、''実際にこの台詞を発した事はない''。
作中で彼女が実際に言った台詞でこれに近いニュアンスのものを強いてあげるとするなら、
「あなた、狩りごっこあんまり好きじゃないけものなんだね。」だろうか。
何かと多用される「すっごーい!」とその他の特徴的な台詞をまとめた言葉ではあるが、
どんな相手でも長所を探し出して褒めてくれるサーバルの人柄(?)が二言に凝縮されていて、
汎用性も高すぎたために妙に広まってしまったフレーズである。
なおこの件で「けもフレのファンは模造台詞を広めた」などと煽ってくる輩がいたら、
''「あなたはけものフレンズがあまり好きじゃないフレンズなんだね!」''とでも返しておくといいだろう。
なお、けもフレ声優陣が某音楽番組に出演した際、某サングラスがトレードマークの司会者さんを名指しして''「すっごーい!○○さんはイグアナのフレンズなんだね!」''と発言ししており、公式もこの台詞を把握している模様。
-[[十神白夜]]「&bold(){どういうことだ、説明しろ[[苗木>苗木誠]]!}」
前述の「それも乾(ry」の様なパターンで、「どういうことだ…」とか、「説明してやれ苗木」とか、
「説明しろ…いやしてくれ…」辺りが混じったものと言われている。
ちなみに似た例では[[魁!!男塾]]の[[富樫源次]]の台詞に「どういうことだ!説明しろ[[伊達>伊達臣人]]!」というものがあり、こちらと混同している節もある。
-[[千代田桃>まちカドまぞく]]「&bold(){シャミ子が悪いんだよ…}」
いかにも言ってそうな台詞だった事と台詞の内容的に使い勝手がいい為に、二次創作のネタが過剰に広まりすぎてしまったパターン。
「漫画(原作)とアニメでは言ってないだけで原作では言ってた」の様な、
「お前は何を言っているんだ」と言いたくなる様なネタ擁護もセットになっている事も多い。
言っていないということを承知の上でネタにされている部分が多いので厳密には少し違うのだが、ネット流行語大賞のniconico賞を受賞したことを受けて、
原作者と桃役の[[鬼頭明里]]がこの台詞について言及しており、公式側にも認知されているようではある。
しかし、原作者と言った(とされる)キャラの声優が言及したとはいえ、二次創作のネタの範疇を超えないのは相変わらずなので注意しよう。
なお、原作単行本6巻において、
「フロイトが手をたたいて喜びそうな悪夢を見せて((オーストリアの精神科医ジークムント・フロイトのこと。夢分析の分野でその名を馳せているが、何でもかんでも性的欲求不満につなげようとすることで有名。つまりはそういう解釈のできる夢である。なお、シャミ子にはアリバイがあり冤罪))何のつもり?シャミ子はよこしままぞくだったんだね!」と発言しており、
俗にいう「作中で言っていない(描写されていない)だけで桃は言っている」説に拍車をかけている。
また、件の二次創作とは別に「''桃がシャミ子の失敗や貸し等を持ち出してシャミ子を丸め込もうとする''」シチュエーションは原作ではお約束となっているため、
元ネタ未見の人には「そういった場面で言っている」と勘違いされる事も。
-[[月岡恋鐘]]「&bold(){かーっ!卑しか女ばい!}」
『[[アイドルマスター シャイニーカラーズ]]』に登場する長崎県出身のアイドルだが、
同僚アイドル(特に[[千雪>桑山千雪]]や[[三峰>三峰結華]])がプロデューサーに恋愛方面でアピールする時に言うとされる台詞。
&b(){「見んね霧子!」}となぜか仲間の[[幽谷霧子]]に振る台詞がセットで用いられることが多い(場合によってはその霧子に抜け駆けされているというオチも)。
霧子に振るパターンでは&b(){凄まじいしかめっ面をしながら叫ぶ}という公式四コマの絵とセットになっている事もあるが、
こちらはコラであり実際のコマでは口は閉じている。&s(){つまりしかめっ面自体は公式}((なお状況としては、「クールキャラを演出しようとキリっとした表情を作ろうとしてしかめっ面になってしまった」というもので、上記の様な恋愛関係の要素すらない。))
公式にはこの様な台詞を発した事は決してない。&b(){純然たるインターネット上のミーム}であるのだがこの元ネタがシャニマスにまで持ち込まれた経由は意外にもかなり複雑。
原点は[[紅 kure-nai]](アニメ版)の九鳳院紫の台詞((ちなみに言われた側の崩月夕乃も夕乃で大概なキャットファイトネタで、この点も現在の使われ方とは異なる))。それがデレマス→艦これと経由してシャニマスに伝わると二転三転したネタである。
なお後にウマ娘にまで更に伝搬しており、現在ではシャニマスに限らないミームとして定着した模様である。
ちなみに恋鐘自身もPへのアプローチが多いアイドルであるという所謂「お前が言うな」ネタでもあり、
そもそもの発端が恋鐘のアプローチは空回りしがちなのに、よく卑しか女扱いされがちな千雪のエピソードは甘い雰囲気で……という落差があった事による。
念を押すが本来の恋鐘はこの様な嫉妬(?)を見せる人物では決してなく、シャミ子同様二次創作のネタの範疇を超えないネタなので注意しよう。
-[[黛冬優子]]「&bold(){あんたはここでふゆと死ぬのよ}」
こちらも[[アイドルマスター シャイニーカラーズ]]に登場するアイドル、黛冬優子が&bold(){言ってない}台詞。
元は某ファンアートの「ふゆたちはここで死ぬのよ」という台詞が発端であり、徐々に改変され今の様な台詞となった。
冬優子の少年漫画の様なキャラクター性と文面の雰囲気から「いかにも冬優子が言いそう」ということで広まっていったネットミーム。
2020年ネット流行語100にもノミネートされる程有名になった台詞だが、勿論原作ではこの様な物騒な台詞は言っていない。
「あんた」の対象はプロデューサーだったりユニットのメンバーである[[芹沢あさひ]]だったり様々。
シチュエーションも「冬優子が『あんた』と心中する」「冬優子が『あんた』と添い遂げる」「冬優子が仲間のために『あんた』を道連れにする」など。
なお、「よっしゃー!目にものを見せてやったわ!あーっはっは!」「アイドルが戦うってのがどういうことか、見せてやる」
「ふゆたちは空中戦じゃ分が悪すぎるでしょ……!((これは厳密に言うとハロウィンの特別シナリオイベントに登場する別世界のそっくりさんが言った台詞。))」等の台詞を&b(){実際に作中で言っている}ことも、この台詞が「言ってそう」とされる一因と言える。
ちなみに、シャニマスにはこの手の「言ってないセリフ」がやけに多く、この2つ以外にも
[[杜野凛世]]&bold(){「日本は負けておりません」}
杜野凛世&bold(){「はいはい、凛世が悪うございました」}
杜野凛世&bold(){「ブチギレそうでございます」}
杜野凛世&bold(){「きっしょ」}
[[八宮めぐる]]&bold(){「薬物には手を出しちゃダメっ!!」}
[[風野灯織]]&bold(){「助けて、真乃、めぐる…」}
[[小宮果穂]]&bold(){「あー!! ちょこ先輩がえっちな恰好してますー!!」}
[[大崎甜花]]&bold(){「なーちゃん、こいつ、煽った!!」}
[[樋口円香]]&bold(){「小糸、ペナルティキス、行くよ」}
以上は発生の過程や系統こそそれぞれ異なるものの、&bold(){全て「言っていないセリフ」}である。
&s(){あー!!一人で四つもある人がいますー!!}
-[[秦谷美鈴]]「&bold(){許しませんよ藤田ことね}」
シャニマスの「言ってないセリフ」文化の、学マスにおける後継者とも言えるセリフ。
美鈴は[[月村手毬]]への執着心と、その裏返しとして[[藤田ことね]]への隔意ある態度が描かれているキャラではあるが、
このセリフは作中には登場しない。
現在ではこのセリフは美鈴のセリフとしてというより、
&bold(){あらゆるセリフの後ろにつけて全てのことをことねのせいにする}というネタとして使われる傾向にある。
その点では、「殺してやるぞ天の助」や「あいつのせいだミオリネ」に近いネタセリフという側面もあると言える。
-[[海馬瀬人]]「&b(){ずっとオレのターン!}」
『遊戯王』シリーズにおいて、一方的なデュエル展開が起こった時に使われる台詞。
遊戯王に限らず、対戦型ゲーム、特にカードゲームでは幅広く使われるスラングである。
海馬にこの台詞を言わせたAAが有名であるため海馬の台詞と思われがちだが、''原作・アニメ共にそんな台詞はない''。
発祥に関しては諸説あるが、「ずっとオレのターン!」というフレーズ自体は''アニメ実況板の『遊戯王GX』実況スレが初出''である、とする説が有力。
その後海馬のAAと超融合し、現在の形に定着したようだ(一応、原作海馬が双六戦で行った行為が元ネタとする意見もある)。
なお「ずっと俺のターン」の代表とも言える《[[狂戦士の魂]]》だが、
先述した通り『遊戯王DM』の次作品である『遊戯王GX』の実況スレが初出であり、この台詞の誕生には関わっていない。
後に『遊戯王ZEXAL』で[[オービタル7]]が「''ずっとオイラのターン!''」という台詞を残し、晴れて『遊戯王』シリーズ公認の台詞となっている。
ついには漫画版ARC-Vにて主人公・[[榊遊矢]]が「つまりずっとオレのターンってことさ!!」とほぼ同じ文面の発言を行っている。
-[[アルトリア・ペンドラゴン>セイバー(Fate)]]「&b(){問おう、貴方のソフトはマスターか?}」
PS2版『[[Fate/stay night]]』の[[コピープロテクト>割れ対策]]が発動した時に表示される台詞…と長らく信じられていたが、
後の検証でそもそも''件のコピープロテクトが仕込まれたソフト自体が偽物だった''事が判明している。
台詞自体が本編の名台詞のパロディとしてよく出来ている事や、
コピープロテクトという性質上正規の方法では真偽を確認できない事などから、文字通り誰もその出所を疑わなかった模様。
-[[岡田以蔵>アサシン(帝都聖杯奇譚)]]「&b(){おまんも人!}」
『Fateシリーズ』において[[アサシン>アサシンクラス(Fate)]]の[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]である岡田以蔵が「人斬り」スキルを使用する時の台詞。
が、この台詞は''ファンアートが発祥''であり、『[[Grand Order>Fate/Grand Order]]』にも『帝都聖杯奇譚』にも存在しない。
『Grand Order』の岡田以蔵が持つスキル「人斬り」は人型エネミーに対するダメージが増すが、
この「人型」の範囲が妙に広く、ラミアやケンタウロスといった亜人型エネミー、
果ては「[[首無し騎士を乗せたオオカミ>新宿のアヴェンジャー]]」「[[九割馬>赤兎馬(Fate)]]」といった人型要素の少ないものにまで特攻が入る。
&s(){1回だけ「グラフィック上は明らかに『おまんは人型!』だが、当該サーヴァントの設定の都合で特攻が入らない」ことはあった。}
そんな事情から「[[アスカロン>ゲオルギウス(Fate)]]の様に相手に人型属性を付与しているのでは」などと噂され、
アスカロン使用時の台詞「汝は竜!」と上述したファンアートの台詞が融合。
結果、「『おまんも人!』と叫びながら人でないものを斬る以蔵さん」というミームが誕生した。
なお、元になったファンアートはノッブが「岡田以蔵がアホになって何でもかんでも人認定すれば特攻が使いやすくなるのでは」と想像した時の彼の姿(予想)であり、結局発祥元でも本人は言っていなかったりする。
-[[マシュ・キリエライト]]「&b(){こんな世界を……私たちは、これから……}」
スマホゲーム『Fate/Grand Order』においてマシュが言ったとされる台詞。
場合によってはモノローグだったり発言者がゴルドルフ所長になっている時もある。
&s(){[[型月が初期に発売した某作品をはじめ>月姫]]}、長年凍結していた作品の新作が発表された等といった、
''ファンが思わず耳を疑う様な吉報が飛び込んできた''時に、与太話的に「〇〇が発表されたんだよ!」というモブの台詞に返す形で書かれる事が多い。
また、反対にあり得ない事を挙げて「ないない」という意図で使われる事も。
ここでいう「こんな世界」とは第二部で敵対する''異聞帯''(我々の知る世界史から分岐し、かつ何らかの理由で滅んだ、もしくは「これ以上発展しない」と判断され消失するはずだった世界)の事を差す。
第二部では黒幕によってこれらの世界に塗りつぶされる様な形で本来の世界が滅ぼされてしまい、正しい人類史を取り戻すためには異聞帯の核を切除して文字通り消さなければならない…というのが本編のストーリー。
詳細は省くが、異聞帯の中には''深刻な問題が隠れているものの、表面上は穏やかで平和を享受している世界''が少なくなく、
最終的にはその平和を踏みにじる事を強いられている主人公達の苦悩を端的に表した台詞といえる。
そのストーリーが公開された後、Fateシリーズのスピンオフ作品『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の著者であり、
''にも関わらずその主人公が全然引けない''ジンクスで有名だった三田誠氏がようやく入手した事に対し、
(そんな救いのある世界を…我々は、これから…)というリプライが送られたのが初出。
北欧異聞帯を切除した直後のマシュの台詞に「……わたしたちは、またひとつの世界を……」というのがあるため、これが元となった可能性がある。
-[[蘆屋道満>キャスター・リンボ]]「&b(){忘れもしませぬ、あれは拙僧が○○だった頃…}」
同じく『Fate/Grand Order』でリンボが言ったとされている台詞。
元ネタはイラストを担当した古海鐘一氏が投稿したイラストにあった「忘れもしませぬ、あれは拙僧が知育葉子の広告塔だった頃…」という一文だが、
これを面白がったユーザー達によって〇〇の部分に適当な内容を当てはめてリンボの存在しない記憶を捏造するという大喜利が流行した事で広まる様になった。
あまりの広まり様に、ファミ通のFGO6周年企画にて''シナリオライター陣から「あったのかなかったのか微妙に思い出せない」''というコメントが寄せられている。
-[[香風智乃>香風智乃(ご注文はうさぎですか?)]]「&b(){うるさいですね}」
[[某所>なんでも実況J]]でアレな意味で有名になってしまった台詞(内容が内容(R-18)なので調べるのは自己責任で)。
とある二次創作スレが出典で、原作・アニメ共にこの台詞は登場しない。
しかしアニメ1期8話で「''ティッピーうるさいです''」と言ったり、
アニメ2期1話のサブタイトルが「&bold(){笑顔とフラッシュがやかましい これが私の自称姉です}」だったりと、
似た様な言い回しは出てくるので、(該当スレの内容とは関係なく)「言ってそうな台詞」として流行ったのかもしれない。
但し、これら本家の台詞は件のものと違い、蔑みより呆れのニュアンスが強い。
-[[ツインターボ>ツインターボ(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&bold(){もういい!}」
『[[ウマ娘 プリティーダービー]]』に登場するツインターボの台詞。
後述の、スペシャルウィークの「あげません!」と共に様々な名台詞と並んでスタンプ化された……のだが
ターボは劇中でこの様な発言はしておらず、スタンプに使われているシーンも別の台詞を喋っている。
実はこのネタはそもそもとして卑しか女と同じネタの遷移があった。
というのも、『ウマ娘』が流行する前に、競馬を『[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]』の[[本田未央]]がやったらというネタで、
アニメにて未央が泣きながらプロデューサーに「もういいよ、私、アイドルやめる!」と叫んだシーンを改変し、
競馬の予想を外した未央が「もういいよ!私競馬辞める!」と叫ぶネタが流行していた。
そして後にウマ娘のアニメ2期やアプリ配信でこちらの人気が高まると共に、&b(){前述の台詞を叫んだ時の未央と構図が似ている}((そもそもウマ娘自体が競馬を題材にしている作品であるため、意図的に似せているのではないかという指摘も存在する))ということから、
未央とPをツインターボとイクノディクタス(またはナイスネイチャ)に差し替えたネタが流行り始め、そのネタの一部が、この「もういい!」であった。
しかし、当該シーンの実際のツインターボの台詞は、
「&b(){ターボやるもん!テイオーの目の前で絶対絶対逃げ切って勝ってやる!諦めなければやれること見せてやるんだ!!}」
という、諦めるどころか、トウカイテイオーの挫折を覆すべくかつて彼女に教えられた「諦めない事の大切さ」を証明しようとする名台詞である((この辺を考慮してか、「実際の競馬で頑張ったり成長を見せた馬や騎手・陣営を褒める」内容で改変しているネタも散見される))。
曲がりなりにも実際に作中で使われた「あげません!」とは違う完全にネタに悪ノリした内容、
かつ実際のシーンとは真逆の使われ方をされた事でこのネタを快く思わない人も多い事は気に留めておきたい。
ちなみに実は言っていないが公式がスタンプに採用したものには、
他にかの有名な「&b(){久々にワロタ}([[ハイドリッヒ・ラング>第二次ランテマリオ会戦]]/[[銀河英雄伝説]])」などがある。
-[[グラスワンダー>グラスワンダー(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&b(){腹を切りなさい、エル}」
こちらも『ウマ娘』発祥の言ってない台詞。
グラスワンダーの親友、[[エルコンドルパサー>エルコンドルパサー(ウマ娘 プリティーダービー)]]が何らかの失言や行動でグラスを憤慨させてしまった時のお決まりの台詞…とされているが、&b(){こんな台詞は劇中にはない}。
近いものとしては、ゲーム版のエルの育成シナリオにおいて、一度自信が打ち砕かれてマスクを脱いでしまったエルが、
トレーナーとのやり取りで再起する決心を固め、その証としてトレーナーが持ってきたマスクを付けてもらおうとした場面で、
グラスが&b(){いきなり割り込んで}言う((一応、失踪してしまったエルをトレーナーが捜索中、エルと仲の良いグラスに居場所の心当たりを聞くなど、「グラスが近くで話を聞いていてもおかしくない」伏線はあるのだが、それまで一切気配を感じさせないので唐突に見える。))「&b(){自分でかぶりなさい、エル}」という台詞があり、言い回しのベースはこれだと思われる。
「(ギャグシーンで)エルがグラスに諌められる」という流れ自体は実際公式でもお決まりの展開であること、
そしてグラスがプレイヤーから「武士」と揶揄される程の、温厚ながら強い気迫を秘めたキャラクターであることは事実であるため、
「いかにも言いそう」とネタにされ、プレイヤーの間でネットミームとして拡散されて今に至っている。
人気コンテンツの例に漏れず、ウマ娘は二次創作・SNS由来の言っていない台詞が現在も生まれ続けており、言ってない台詞を列記・解説したらそれだけでひと項目作れる。
例としては
-[[ナリタタイシン>ナリタタイシン(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「産むから!」}((ゲーム画面を使ってるものはゲーム内メッセージのエミュ用のフォントを使ったコラ画像。実際はタイシンの育成シナリオで、彼女が菊花賞前に体調を崩したシーン。))
-[[タマモクロス>タマモクロス(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「(このでけぇおっぱいが、)ウチは今から赤ちゃんにされる」}((元ネタは『進撃の巨人』のコピペの改変で、全文はかなり長い。なお元ネタの元ネタである原文は「このでけぇ害虫が、俺が今から駆除してやる」。但しこのネタが公式に拾われたらしきゲーム内イベントは存在しており、「アルダンは赤ちゃんにされたことがないからそんな事が言えるんや!」と経験済みであるかの様な台詞を言い放つ。))
-[[ウオッカ>ウオッカ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「ウワーッ!」}((元ネタは『[[ルパパト>快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー]]』の陽川咲也が言ってそうな台詞というネタで、ウオッカのみならず陽川咲也も実際には言っていないとされる。具体的な起源ははっきりしないが、アプリリリース前からあるネタだという。なお、ウオッカは「ウワ!」なら言っている。))
-[[ダイワスカーレット>ダイワスカーレット(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「バカねウオッカ!」}((元ネタはふたばとも噂されるが今一判然としない。「典型的・古典的ツンデレ強気キャラ」という性質から「言ってそうなイメージ」が先行し自然発生的に生まれたか。漫画『STARTING GATE!』ではウオッカに対して「(やせ我慢しちゃって)バカね……」と言った事ならある。また、モチーフ馬が主戦騎手から「ちょっとおバカ(意訳)」と評されていた事もあり、「ばかねうおっか!」と全てかな表記にされたり、実際にはスカーレットの方がおかしなことを言っていたり、やっていたりで、言われたウオッカに「バカはお前だよ」とツッコまれるネタもある。))&b(){「あによ」}
-[[サイレンススズカ>サイレンススズカ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「でも、私の方が速いですよ?」}((但し最近になってカルストンライトオが似た様な台詞を口走った。))
-[[セイウンスカイ>セイウンスカイ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「セイちゃんちょっと横になりますね~」}
-[[アイネスフウジン>アイネスフウジン(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「はーなの」}
-[[コパノリッキー>コパノリッキー(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「コーッパッパッパ」}((ウマ娘におけるコパノリッキーが発表後、しばらくはキャラ付けが不明だったため、その頃の二次創作だとこの様な笑い声に加え語尾に「~でリッキー」と付く、通称『エアプリッキー』が流行った。実際のリッキーは明るく快活な性格で、こんな笑い声も変な語尾も(当然)なかったのだが、「コパぁっ!?」という悲鳴を上げたり、おそらくやる気が満ち満ちているという意味合いで「コパコパしてきた」と言う台詞は存在する。))
--ほぼ同一の経緯のネタとして、[[ドゥラメンテ>ドゥラメンテ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「ドゥ~ラドゥラドゥラ!◯◯だメンテ~!」}((こちらはアニメにサプライズ登場した直後で掘り下げが少ないのを機に「わざと」公式とかけ離れたように描写したネタイラストが出典。一応最近でも「口下手のせいで言いそうだと勘違いされる」など本当は言わないのを明示する形でこのネタを使うファンアートはたまに見られる))
-[[ホッコータルマエ>ホッコータルマエ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「リッキー真面目にやって」}((元ネタは明日葉トモロウのイラスト。但しリッキーに向けて「も、もーっ!真面目にやって!」と言ったことはある。))
-[[タニノギムレット>タニノギムレット(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「息子よ…」}((基本的には史実における仔であるウオッカのこと。但しウオッカは史実でもメスである。一説には実際のタニノギムレットを預かっているヴェルサイユリゾートファームや管理団体である引退馬協会がウマ娘版ウオッカに言及していたのが震源地ではないかとも))
-[[オルフェーヴル>オルフェーヴル(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「…っス」}((マスクしてるほうのデザインのオルフェーヴルを指して「なんだか言ってそう」と言われるようになり、いわゆるたぬき動画でこの二次設定が定着。現在の正式デザイン版になんらかの理由をつけて言わせているファンアートも少ないが見られ、大抵は史実の「ボス気質・馬に対してだけは悪質ないじめっ子」「オルフェーヴル同様に池添謙一が主戦を担当した」を反映してカレンチャンか、「ウマ娘内でも実姉」「実際の馬は極めて性格が悪いことが指摘されている」「こちらも同じく池添が担当」のドリームジャーニーに対してのことが多い。))
-[[アグネスタキオン>アグネスタキオン(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「末は博士か大臣だねぇ」}
などがあり、中には
-[[ゴールドシップ>ゴールドシップ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「お前芦毛なら誰でもいいのか?」}((元ネタは実際のゴールドシップの盟友・ジャスタウェイに「芦毛の馬には目がなく、同性でもお近づきになろうとする」とする説があることから。))
というそもそもまだウマ娘に参戦していない馬が大前提となるネタまで存在する。
-「&b(){身体は闘争を求める}」
『[[アーマード・コアシリーズ>ARMORED COREシリーズ]]』由来の言ってない台詞。
ACはフロムを代表するディープなファンを抱える人気シリーズだが、2013年発売の『ヴァーディクトデイ』を最後にシリーズの展開が途絶えてしまっていた。
そして、それと入れ替わるようにフロム・ソフトウェアは『[[SOULSシリーズ>ソウルシリーズ(フロムソフトウェア)]]』などの、
高難易度アクションRPGの展開に力を入れ始めたため、ACシリーズファンは長らく公式からの供給が絶たれる状況に陥っていた。
そんな状況下で、ツイッターにて
&b(){「ツイッターでバズったトレンドワードに無理やりACシリーズとの関連性を見出し、最後に『このトレンドワードの拡散によってフロムがACの新作を作りはじめる』という結論に帰結させる」}
というネタ構文、いわゆる&b(){「ツイッター大喜利」}が流行。
このツイッター大喜利の中で登場したのが、上記の「身体は闘争を求める」というワードである。
もともとのネタは「[[Pokemon GO]]の流行で、世界中のみんなが可愛いポケモンと戯れる→心が癒される→だけど身体は闘争を求める→鉄臭さが欲しくなる→その需要に応えてフロムがACの新作を出す」
というもので(要約。実際はもっと長い)、いわゆる「風が吹けば桶屋が儲かる」的なネタであった。
このワードは大喜利の中でも「[[他をいくら改変してもここ(「身体は闘争を求める」の部分)だけは変えてはいけない>内川コピペ]]」という暗黙の了解ができる程にネット民に広まっており、
一時期はゲーム関連のトレンドワードが日本のツイッターのトレンド入りするたびに、「アーマードコアの新作」が並んでトレンド入りする程に流行していた。
この広まり様から「身体は闘争を求める」というワードはシリーズの登場人物が言った、あるいは公式のキャッチコピーから取られたと認識している人も未だに多いものの、
&b(){このワードは上記の大喜利が初出で、公式とは全く関係ない。}
一応、『[[アーマード・コア4>ARMORED CORE 4(AC4)]]』発売の際のCMに「&b(){戦い続ける歓びを}」という強いて言えば似ているキャッチコピーはある((AC4は「In The Myth, God Is Force」「新アーマード・コア、はじまる──。」など複数のキャッチコピーが存在しており、どれが正式なキャッチコピーなのかはプレイヤーの間でも意見が分かれるが、公式的には「戦い続ける歓びを」が正式なキャッチコピーとされる。))。
ただ、このネタは当のACシリーズファンからは賛否両論。
「そもそも公式と全く関係ない」
「シリーズの実態から『乖離している』とは言わないまでも若干的外れ」((基本的にレイヴン以下AC傭兵とは「何もかもを管理された世界で唯一自由な存在」「あくまでビジネスとして戦い、どの勢力とも付かず離れず、莫大な報酬でのみ動く傭兵」とされており、国家に代わって人々を支配し互いに抗争を繰り広げる企業も「世界の覇権を巡って」争っている。主人公で言えば「殺された家族の仇討ち」と明言されているMoA主人公と「匿ってくれた都市の運営資金確保」の4主人公以外は基本的に何故戦うのかは語られておらず、他にも様々な経歴や経緯を持つキャラクターが居るが、純粋に「闘争を求める」者は散見されるものの主流派とは言い難い。))
「このネタを使う手合いの多くは流行りに乗っかっているだけであり、AC自体が好きである様子はうかがえない(ACが外野にネタとして食い物にされているように感じる)」
……などの理由から、このネタに否定的なファンも多い。
このように「続編が出ない」ことをネタにされ続けていたACシリーズだが、2022年12月9日に開催された「The Game Awards 2022」において、
&b(){最新作『[[アーマード・コアⅥ>ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON]]』が発表され、2023年に発売。}
実に10年越しの新作が発売された上に&b(){これまでのシリーズ累計売上数を一作だけで超える売上を上げた。}
このAC6の大活躍により、このネタも今後は廃れていくと思われる。
#openclose(show=……のだが){
当のAC6において、あるキャラクターがこの言葉に近い意味の台詞を発するうえ、[[3周目になってようやく見られるエンディング>トゥルーエンド]]がまさしく&b(){「身体は闘争を求める」の何たるかを体現した内容になっている。}
10年間闘争を求めて燻っていたファンへ送られる公式からのアンサーと言うべきその結末を、ぜひご自身の目で確かめてもらいたい。
%%関連記事を漁ってたら辿り着いちゃうかもしれないけど%%
&s(){あと、&b(){チートを使ってランクマッチを荒らしていたユーザーがチートの穴を突かれてSランカーに正攻法で粉砕された}際には「10年間身体は闘争を求め続けた結果」と言われたり}
}
-[[水城ゆきかぜ]]「&b(){キミ、対魔忍の素質あるかもよ?}」
ソーシャルゲームの「アクション対魔忍(あるいは対魔忍RPG)」作中でゆきかぜが言ったとされる&s(){ヘイトスピーチ}台詞。
一緒に上げられたイラストが、いかにもゲーム中のワンシーンに見えるものだった事からより広まった。
イラストを見ると、いい感じの笑顔でプレイヤーか誰かを対魔忍に勧誘しているかのようである。
だが、『[[対魔忍>対魔忍アサギ]]』シリーズは(特に女性キャラに対して)ハードな展開で知られており、失態を演じるなどして捕らえられた結果、
[[身体改造>肉体改造]]されて散々に凌辱されたり、洗脳されたり、敵側に寝取られたりといったマイナスイメージが強いため、
「褒められているように聞こえない」として、対魔忍絡みの話題となるとちょくちょくネタにされている。
台詞、イラスト共に二次創作の産物で、実際にはその様なシーンはない。
実はゲーム「[[オーバーウォッチ]]」のPVアニメのワンシーンが元ネタ。
本当の台詞は「君、ヒーローの素質あるかもよ?」で、敵に立ち向かった勇敢な少年を純粋に褒めたものである。
ここまで広まった理由には、「アクション対魔忍」の公式Twitterアカウントが、
ユーザーに対して「&b(){対魔忍のみんな!}」などと一方的に対魔忍呼ばわりしながら話しかけていた事もあると思われる。
同作の主人公ふうま小太郎は一応対魔忍なので、プレイヤーを対魔忍とするのもあながち間違いではないのだが……
-[[エリザベス>エリザベス(ペルソナ3)]]「&bold(){メギドラオンでございます}」
『[[ペルソナ3]]』発祥の言ってない台詞。
彼女は同作の隠しボスとして戦えるのだが戦う際にある一定の条件を満たすと即死級の威力を持つメギドラオンを毎回放つのである。
そのトラウマ級の強さの影響でこの様に彼女の口調で話しながらメギドラオンを放つというネタが広まった。
後にP4Uの一撃必殺技として採用され、公式化した。
-[[ヨルハ二号B型]]「&bold(){えっちなのばっかじゃないか!!!}」
『[[NieR:Automata]]』発祥の言ってない台詞。
元は「[[ヨルハ九号S型]](9S)が「過去の資料(人類が描いた彼らのイラスト)」を発見したと呼びかけたため、その資料をPC型端末で確認した2Bが赤面して振り向き上記の台詞を叫ぶ」ファンアートが発端である。
実際に2Bのイラストを見て頂くかゲームをプレイして頂くと分かるが、当該作品は体験版発表時から彼女の&b(){大変フェティッシュなデザイン}が非常に話題となり、各所でファンアートが(それこそ&b(){えっちなの}も含めて)大量に生産される事となった。当該ファンアートはそうした2Bのファンアート流行をネタにした物。
またこれを英訳した画像が「&b(){IT'S ALL FUCKING LEWDS!!!}」というミームとして海外で流行し、2Bを様々なキャラに差し替える形で広まっていった。&s(){中には鼻血を垂らして喜ぶ9Sのバージョンもある。}
ただこちらもゲームをプレイして頂くと分かるが、当該作品は[[同ディレクター>ヨコオタロウ]]の[[作品>ドラッグオンドラグーン]][[の例>Nier Replicant]]に漏れず(特に3周目以降は)&b(){シリアスかつ暗鬱な展開が続く作品}であり、またそうした(&b(){えっちな})物を示唆する様な表現も無くはないが、&b(){基本的に「そういう描写」は無い}。
上記の2Bも主人公でありながら、作中では&b(){哀しい過去を抱え、また悲惨な顛末を辿る悲劇のヒロイン}としても描かれている。
そうした事情もあり、ファンアートが&b(){えっちなのばっか}な状態を少なからず好まないプレイヤーも一定数存在しているため、使い時は見極めよう。
・[[北川史郎>北川史郎(鉄人タイガーセブン)]]「&b(){肝心な時にお前はいない!}」
『[[鉄人タイガーセブン]]』発祥の言ってない台詞。
ムー原人が現れると決まって姿を消す剛が、戦いが終わって仲間と合流してきた際に決まって言われる台詞…との事だが、実際にはその様なシーンは存在しない。
第19話で戦闘中に剛が変身するべく姿を消したのを偶然にも見た北川が高井戸博士にそのことを報告し、
剛がいない場で陰口を叩くシーンはあるが、そこでもその様な台詞はなかった。
一応第14話では、剛がろくろビールスに感染した次郎を助けるための命の花を手に入れるべく、
仲間にも言わずにサハラ砂漠へ飛び立った際に&b(){「こんな大事な時に、剛の奴!」}と似た様な台詞を言われたことはある。
6年後の『[[ザ☆ウルトラマン]]』第15話では、マルメが&b(){「こいつはいつも肝心な時になるといなくなっちまうからな」}と発言しており((以降の作品でもウルトラシリーズでは「怪獣が出ると特定のメンバーがいなくなる」ことから人間が変身しているだけと推理したり、あるいは実際に特定の登場人物がウルトラヒーローであることを見抜いたりする展開はニュージェネレーション作品群を中心にお約束になりつつある。『オーブ』のようにギャグ展開にこれによる勘違いを使ったケース、『ガイア』のように主人公の方がこれを予想してアリバイ擬装を行うシーンが挟まれたものもあるが。))、これと混同したのではないのだろうか?
・チャーリーブラウン「&b(){〇〇は死んだんだ}」
全文は「〇〇は死んだんだ いくら呼んでも帰っては来ないんだ もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ」となる。
チャーリーブラウンのAAとセットで使われることが多い。
〇〇には最終回を放送したアニメ、連載が終了した漫画、サービスが終了したゲームなどが入り、
元々は「キルミーベイベーは死んだんだ」のコピペとして広まったとされる。
本編には「人生は配られたカードで勝負するしかないのさ」(これは本当に言っている)の台詞に代表されるように哲学的な台詞が多く、
これも「いかにもチャーリー・ブラウンが語りそうな台詞」として認識されており、「スヌーピーの兄スパイクが死んだ時の台詞」が元ネタとする説もあった。
だが&b(){スパイクは死んでなどおらず}、本編にこの様な台詞は存在しない。
なお、対になるコピペとして
「○○は復活するんだ 悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ 君は輝ける人生のその一歩を再び踏み出す時が来たんだ」
というものもあるが、やはり本編にこの様な台詞は存在しない。
-麻衣「&b(){嘘つき……}」
『[[東京BABYLON]]』のエピソード・「CRIME」に登場した幽霊の女の子・麻衣が言ったとされる台詞。
主人公の昴流が出会ったある女性は、自分の娘を誘拐殺人事件で失いながらも犯人が精神鑑定によって無罪となり、
その復讐のために「自分も法的には罪にならない」犬神の呪術で呪い殺そうと企んでいることを知ってしまう。
昴はこの凶行を止めるべく「&b(){亡くなった娘さんは復讐なんて望んでいない。お母さんに幸せになって欲しいと願っているはず}」と説得し、
自らの霊能力で娘の魂を呼び出すが、その娘は「&b(){わたしを殺した人をこらしめて}」と真逆のことを願っていた。
声は昴にしか聞こえないので母親に「&b(){娘さんはやっぱり復讐は望んでいない}」と嘘をついてしまったことで娘の霊に睨まれるが、
「&b(){くるしいよう いたいよう}」と繰り返し訴えられるだけで、「&b(){嘘つき}」とは一言も言っていない。
このエピソードはファンからは非常に人気が高く、昴を睨む麻衣の恨めしい表情が「&b(){嘘つき……}」と訴えているのと同等であるため、実際に言ったように誤解された様子。
-不動明「&b(){ほわーん!}」
悪名高い実写映画版の『デビルマン』において、主人公が発したとされる叫び声。
作中後半、身内に正体がバレたシーンで飛び出した発言として扱われており、出演俳優の棒演技を象徴するフレーズとして語り草になっている。
しかし該当のシーンは確かに存在するし、明が形容しがたい&s(){ストレートに書くと棒読み丸出しの}叫びをあげるのも本当だが、書き起こすとすれば「あああーーー」で「ほわーん」とは明らかに言っていない。後から自然発生的に定着したものとされている。
詳しくは[[作品の記事>デビルマン(実写)]]を参照。
-「&bold(){おもしれー女…}」
「誰が言ったのかわからない」パターン。
多くの人は「学園モノの少女漫画で、学内で人気を集める俺様系の男子が自分になびかないヒロインを見て興味を抱いた際につぶやくお約束の台詞」と記憶していると思うが、
「パンをくわえて走る遅刻しそうな転校生」と同様に、''これに厳密に該当する元ネタは今のところ発見されていない''。
「『花より男子』の道明寺司」「『[[テニスの王子様]]』の[[跡部様>跡部景吾]]」が候補に挙げられる事があるが、この2人にそんな台詞はなく、
「学園が舞台の作品」「俺様系の男子」というイメージから誤解されたものと思われる。
特に跡部様については、彼の母親の職業や作中初登場シーンがあれだったのは、許斐先生がおもしれー女を本当に跡部の周辺に出そうとしたのではないか…とする珍説まである。
&s(){あまりに破天荒すぎる方だったので否定しづらい。}
今なお元ネタとなる発言のソースは不明だが「おもしれー女」という表記の元ネタは判明しており、
『[[女子高生の無駄づかい]]』で上記のシチュエーションをネタにした際に「おもしれー女」と表記されたことでネット民に定着した、とされる。
-[[ラクス・クライン]]「&b(){キラの新たなる剣ですわ}」
SEED35話にてラクスがキラに[[フリーダム>フリーダムガンダム]]を譲渡した際の台詞、とされているもの。「キラの新''しい''剣ですわ」というパターンもある。
このシーンで「''キラの新たな剣としてフリーダムではないモノ見せるラクス」の大喜利ネタ''が一部で有名だが本編にこんな台詞は存在しない。
実際は「(キラの「ガンダム!?」という言葉を受けて)''ちょっと違いますわね。これはZGMF-X10Aフリーダムです''」「''今の貴方には必要な力と思いましたの''」となっている。
「新たなる剣」「新しい剣」というワード自体はストーリー紹介や後の回のラクスの「''キラにお渡ししただけですわ。新しい剣を''」という台詞の中でも用いられており、それらと融合したものと思われる。
&s(){大喜利ネタとしてウケが良かったせいで広まったこと、『FREEDOM』で二重の意味でキラが新しい剣を貰って手の付けようがない大暴れをみせたことで再燃したのもあるのかもしれない}
-大河冴&bold(){「心にプライドが残っている間は、私たちはまだガオレンジャーじゃないの!」}
『[[百獣戦隊ガオレンジャー]]』発祥の言ってない台詞。
Final Quest「百獣、吼える!!」でのガオホワイト/大河冴の台詞とされるが、実際は''あらすじに書かれているだけ''で、本編でそんな事は言っていない。
-[[トリノミアス三世>陛下(宇宙戦士バルディオス)]]&bold(){「お前たち、もう寝なさい」}
言ってない台詞系ミームの中でもかなり歴史の古いミーム。
開設から間もないふたば☆ちゃんねるの二次裏での、『[[宇宙戦士バルディオス]]』のトリノミアス三世のバストアップの画像に「お前たち、もう寝なさい」というコメントを添えた投稿が発祥。
当時、ポピュラーとは言えなかった『バルディオス』の登場キャラ、しかも1話で死んだマイナーキャラであるトリノミアス三世を知る[[二次裏住民(としあき)>としあき(ふたばちゃんねる)]]は殆どおらず、
(バルディオスの知名度を押し上げた『[[スーパーロボット大戦Z]]』の発売はこのミームが生まれた約5年後の2008年である)
当然、としあき達からは''「誰このジジイ」という至極もっともな反応が続出''。
これが何故かとしあき達の琴線に触れて、トリノミアス三世は「陛下」と呼ばれて親しまれる様になり、
「お前たち、もう寝なさい」→「誰このジジイ」の流れは虹裏定番のやり取りになった他、コラ画像も多数作られ、最終的には虹裏を飛び出してネットミームとして広く拡散した。
また「TVアニメ『銀河戦士バルロイ』に登場する主要キャラの一人」「『もう寝なさい』は主人公のバルロイを慮って発言した名言」
などのもっともらしい設定がくっついている事もあるが、こちらは&bold(){としあき達が考えた[[釣り]]ネタ。}
ちなみに、上記の陛下ブームの後に発売された『スパロボZ』では陛下がちゃんと登場するのだが、
原作通り暗殺される際に''「何事だ…?余はもう就寝の時間であるぞ」という、陛下ネタを思い出さずにはいられない台詞を残している''。
というか、発売前に寺田Pがわざわざ「陛下は出ます」と発言しており、ネタを意識していたのは明らか。
-[[空井サキ>RABBIT小隊(ブルーアーカイブ)]]&bold(){「1回だけだからな!」}
スマホゲーム[[Blue Archive>ブルーアーカイブ -Blue Archive-]]の登場人物の捏造台詞。
&bold(){原作及び公式では一度も言ってない。}
……のだが、&bold(){典型的なツンツンデレな性格}と、豊満な体型に加えてメモロビで&bold(){錆びた筒をシコシコ掃除している}のを『手付きがイヤらしい』と遠回しに指摘されて頬を赤らめてキレる=そういう知識は有る描写&s(){と中の人が18禁エロゲ御用達の声優}のせいで『チョロそうだから土下座して頼めばワンチャン一発案件出来そう』という&s(){クッソ失礼で不純な}理由で捏造された。
あくまで二次創作でのシチュエーションなので節度は弁えよう。
&s(){ぶっちゃけ公式も大概[[頭ピンク>下江コハル(ブルーアーカイブ)]]だが}
#areaedit(end)
}
#openclose(show=▼他人の台詞が別人のものとされた系){
#areaedit()
・[[モンキー・D・ルフィ]]「&bold(){何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!}」
名言の多い『[[ONE PIECE]]』だが、実はこれは『ONE PIECE』とは無関係の全く別の漫画が出典で、同じくジャンプで連載されていた漫画『&b(){ツギハギ漂流作家}』の最終話での台詞である。
この『ツギハギ漂流作家』は、他のジャンプ作品のキャラに似せたキャラが数多く登場していた(『ONE PIECE』に限らず、『NARUTO』や『HUNTER×HUNTER』からの類似も多数指摘されていた)。
タイトルからして意図的なパロディの可能性もあるが、当時は「パクリだ」と大きくバッシングを受け、当時の読者からは悪い意味で有名になっていた作品である((しかも作者は雑誌の読者コメントの中で「スタッフが険悪になる様な愚痴を晒す」「近所迷惑な行為を堂々とアピールする」「元師匠からの挨拶に返信しなかった」という非常識な態度を見せ、これもまたバッシングを強める要因となった。))。
しかしこの台詞だけは(賛否あれど)一定の支持をする声があったうえ、漫画を批評する場で何かと会話に使える汎用性もあった事から、作品を離れてこのシーンだけが一人歩きするようになっていた。
そしてこの時発言した主人公・吉備真備はルフィとよく似ており、勘違いの元となったのである。
中には実際にルフィに言わせたコラ画像も一部で出回っている。
ここまでならよくある話だが、
アクションゲーム『Jスターズ ビクトリーバーサス』のギャラリーモードで聞けるボイスで当初&font(#ff0000){ルフィの台詞としてこれが収録されていた。}
つまり&font(#ff0000){公式のゲーム製作スタッフすらも勘違いしていた可能性がある。}一応スタッフの悪ふざけという線もなくもないが……。
真相は不明だが後のアップデートで別の台詞に差し替えられた。
また、「依頼を受けて、依頼人のもとで『なにもしない』をする」というサービスを行っている有名ツイッターアカウント「レンタルなんもしない人」も、
自身の著書でこの台詞を「ルフィの台詞」として扱っており((『〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。スペックゼロでお金と仕事と人間関係をめぐって考えたこと』にて。著者曰く「初版以降は修正されている」らしい。))、世間は予想以上にこの台詞をルフィのものと勘違いしているようである。
-[[野原ひろし]]の名言
[[実在人物編で述べた>実は言ってない台詞]]「江頭2:50の名言」の創作世界バージョンとでも言うべきもの。
劇中で実際にいくつか名言を残しているため、実は言っていない名言も信じられやすい。
一説として、某VIPに建てられた&b(){「野原ひろしの「言いそうな」名言」}というズバリなタイトルのスレッドが全ての発端とも言われる。
一例として、&b(){「正義の反対は悪なんかじゃないんだ。 正義の反対は「また別の正義」なんだよ」}というのは
ひろしではなく『[[パワプロクンポケット7]]』の「[[黒野鉄斎]]」の台詞&b(){「悪の反対は善、善の反対は悪じゃ。正義の反対は、別の“正義”あるいは“慈悲・寛容”なんじゃよ」}が元ネタと言われる。
(それ以前から似た様な事例・表現はあるのでこれもオリジナルと言って良いかは分からないが)
-アンゴル「&b(){申し上げます!トトカマ星に超サイヤ人が現れました!}」&br()ベジータ「ダニィ!?」
『[[ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦]]』のワンシーン。
この台詞を言ったのは&b(){実はアンゴルではなく、ほぼ同じ格好をした名無しのモブキャラクターである}。
というか、「アンゴル」という名前は劇中に一度も出てきていない。
アンゴルという名前の出所はかなり後のデータカードダスゲームにおいてこの姿のモブキャラが「アンゴル」名義で何故かカード化されたためで、
逆説的にこのモブ兵士の中の誰かがアンゴルという個人名なのだろうと推察された。
各種検証により、「アンゴルという名前のやつ」と「この時に申し上げたやつ」は別人である事が分かっているが、各種コラやMAD界隈では面倒くさいのか混同されている。
登場シーンでは配色ミスにより戦闘服がモブ兵士と同じカラーになっている場面が結構多い点も、混同を招く一因になったと思われる。
ちなみに、本当のアンゴル(こちらもモブキャラだが)は[[パラガス]]の奴隷としてこき使われているシャモ星人に「&b(){小僧さぼるんじゃない!}」と鞭を打っていたヤツである。
え?そもそも「ダニィ!?」じゃなくて「何ぃ!?」だろって? %%シャモ星人「そんなこと知るか」%%
-[[ユダ>ユダ(北斗の拳)]]「&b(){う、美しい…ハッ!}」
『[[北斗の拳]]』のユダはライバルである[[レイ>レイ(北斗の拳)]]と戦いの末、彼の技「飛翔白麗」の美しさに見惚れ、その隙に技をもろに喰らい敗北する。
上記の台詞はレイの技に見惚れた瞬間のもの…と誤解されていることがあるがユダの台詞ではない。
一応似た様なものとして修行時代の回想シーンで同門の拳士が&b(){「水鳥拳飛燕流舞…いつみても美しい」}
またレイとの決闘時にはユダの部下が&b(){「おお…美しい あれが南斗水鳥拳!!」}と発していることからこれらが混ざって誤解されたものと思われる。
実際の台詞は&font(b,red){「おお!!はっ!!」}である。
レイがこの世の名残りに放った奥義・飛翔白麗の一撃は&font(b,red){もはや「美しい」という言葉すら失う程}であったのだ。
ちなみに「う、美しい…ハッ!」という文言自体は、
AC北斗の対戦動画において「ナオリSP(スペシャル)」と呼ばれるユダ…&b(){ではなく[[シン>シン(北斗の拳)]]}のコンボが披露された場面にてこの様なコメントが流れていたのが発端とされる。
-[[扶桑>扶桑型戦艦(艦これ)]]「&b(){不幸だわ…}」
『[[艦隊これくしょん -艦これ-]]』の扶桑型戦艦姉妹。
史実でも欠陥戦艦の烙印を押される不幸な生い立ちを持ち、華々しい活躍もないままレイテ沖海戦にて滅多撃ちにされて轟沈・生存者は多くとも10名足らず、
それでいて本来の目的は達成されず結果的には犬死同然……という悲惨な最期を遂げた、日本初の国産超弩級戦艦「扶桑」をモデルにした艦娘である。
ゲームで「運」の数値が低いこともあり、公式メディアミックスでも二次創作でも当然彼女は「不幸・不運なキャラクターの代表格」と扱われる訳であるが、
&b(){実際に「不幸」だと言っているのは姉妹艦の妹・山城の方}で、扶桑本人は(ゲームでは)&b(){一度も}言っていない。
イベントを積極的に楽しみ、潜水艦狩りのついでに秋刀魚を焼き、提督や妹を思いやる台詞群から察するに、
山城と違って扶桑はそもそも自身を「不幸・不運」とは思っていない節がある。&font(l){メディアミックス作品でもそうかは作者毎に解釈が異なる。}
ちなみに[[公式4コマ>艦隊これくしょん -艦これ- 4コマコミック 吹雪、がんばります!]]では吹雪ら主人公組と一緒にお話を回す立ち位置であり((但し季節イベントの時は「艦橋をデコレーションする人」という強烈な?キャラ付けになる))、こちらでも特筆する程不幸とは言い難い。
扶桑型の2人は前述の運パラメータの低さに「ふそう」と「ふこう」の語感が似ていることを掛けて「不幸型」と評されることがあり、このことから「不幸と言えば扶桑」という関連付けをされてしまったのだろう。
実際には艦これに於ける「不運キャラ」は空母[[翔鶴>五航戦/翔鶴型航空母艦(艦これ)]]が担っている感が強い((ゲーム中でも自分が妙に被弾しやすい事を嘆く様な発言がある他、公式四コマでも自分だけ被害に遭うなど不運キャラとして描かれている。史実でも幸運艦と称された二番艦瑞鶴と比較して不運艦と扱われていたとされる))。
-[[山岡士郎]]「&b(){でも日本人も悪いんですよ}」
グルメ漫画『[[美味しんぼ]]』の主人公・山岡士郎が言ったとされる台詞。
山岡が歴史問題などで日本に批判的な発言をしていたり、中韓絡みの話題では山岡のAAと共に貼られることが多いのでこれも山岡の発言だと思われがちである。
だが実際に類似の台詞&b(){「しかし日本人も悪いんですよ」}を発したのは準レギュラーキャラで華僑の周大人であり、山岡は同調しただけである。([[第2巻収録『手間の価値』>手間の価値(美味しんぼ)]])
また、発言の趣旨は「有名になって手抜き料理を出すようになった中華料理の料理人は悪い、ただその原因はガイドブックをありがたがって自分の舌で確かめず有名中華料理店に押しかける日本人客にもある」といったものである。
同作では「味覚がおかしかったり、まずい料理に文句を言わない客」もしばしば非難の対象となっている。
同話では中華街の中華料理が題材かつ直前での花村の発言への返答でもあるので「日本人も」という言い方になったと思われ、
この発言自体には特段の政治的意図は見当たらない((もっと後のエピソードで誰が読んでもそういった意図のあるエピソードが定期的に出るようになったのも一因かもしれない))。
あくまで&b(){話題に上げた店に来るまずい料理に文句を言わない客の客層がほぼ日本人で占められている}からの台詞であり、
もしもその店に来る客層が他国人がほとんどならばその国、多彩な国の人間が来るのならば国を上げずに客そのものを挙げて「悪い」と言ったであろう事は想像に難くない。
なんなら第8巻収録の「飲茶」の回で[[海原雄山]]に向けて言った「まずいものを出されても文句を言わない日本人が一番いけないんですが……」という発言もある。
-小島眞&b(){「そんなこと言ったって、しょうがないじゃないか」}
ドラマ『[[渡る世間は鬼ばかり]]』でえなりかずき演じる小島眞が言っていたとされている台詞。
実際は作中においてこの様な台詞が出た事はなく、モノマネ芸人のホリが「言ってそうな台詞」として発したもの。
原作では上記の通り言ってないが、後にえなり本人が(渡鬼とは無関係の所で)逆輸入し、『渡鬼』公式LINEスタンプのフレーズとしても使用されている。
-[[パチュリー・ノーレッジ]]「&bold(){そこまでよ!}」
『[[東方Project]]』に登場するクーデレ系魔法使いの少女が発した…とされる言葉。
彼女の名台詞のように言われているが、実は元ネタはAAであり&b(){原作では言っていない}。
実際に発言したのは『東方怪綺談』にて[[アリス>アリス・マーガトロイド]]など。
なおもう一つの名台詞「むきゅー」は&b(){言った}。
-「&b(){エルヴァンディアゴー!}」
元々はゲーム『エルヴァンディアストーリー』の2chのスレッドにおいて、明らかな「見えてる地雷」『エルヴァンディアストーリー』に突撃することを意味するAAつきスラング。
[[クソゲーオブザイヤー]]の選評において「ステージ開始時の掛け声」と誤った内容が記載され、それが拡散した結果、あたかもゲーム中に出てくるフレーズであるかのように誤解を受けた。
%%一方で当時のKOTYではこの発言をして実際にプレイしていない事を自ら暴露する所謂『お客様』『エアプ勢』を見分ける指標として使われたとか…%%
-[[メジロマックイーン>メジロマックイーン(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&b(){チョコが一番ですわ}」「&b(){手が止まりませんわ パクパクですわ}」「&b(){永久コンボですわ 永久機関の完成ですわ}」
スイーツ(と野球)をこよなく愛するお嬢様系ウマ娘の台詞……ではない。
元々は関西圏で展開されるスーパーマーケットチェーン&b(){「スーパー&ruby(まんだい){万代}」の店頭POP}である。
2021年4月頃にこの店頭POPを取り上げた投稿がTwitterで話題となり、それが折しも『ウマ娘』の流行時期と重なっていた事、
メジロマックイーン自体もお嬢様口調に加えて「お菓子が大好き」「油断しているとつい食べ過ぎて太ってしまう」キャラだった事が見事にシンクロしてしまい、
結果&b(){スイーツ類を暴飲暴食するメジロマックイーンの叫び}の様な扱いとなってしまった。
なお、元が文字だけの店頭ポップというだけあって何を思い浮かべたかは人それぞれであり、
他には『艦これ』の[[熊野>重巡洋艦(艦これ)]]((お嬢様風の口調は元より、重巡熊野は神戸で建造された(≒関西出身)という点とも符合する。))、更にはお笑い芸人のハリウッドザコシショウを連想するという人もいる。
&s(){ええやんええやん!永久機関の完成ですわ!ゴースゴースゴース!!!はー!?}
なお、発見されたのが関西のスーパーである事を鑑みると、この一連の台詞はお嬢様口調ではなく&font(b,red){大阪のおっちゃん口調}である可能性が高い((関西弁では男性でも「~ですわ」という言い回しを多用する。イントネーションは若干異なり、お嬢様口調を「~で→す↓わ↑」とするなら、おっちゃん口調は「~で↑す↑わ↓」といった感じになる。))。
前述の通り時期が重なっているため、POP製作者がメジロマックイーンを意識した可能性が絶対に無いとは言い切れないが、
少なくともこのPOPに書かれているのは文字だけであり、また&b(){何れにせよメジロマックイーンが言った台詞ではない}。
&s(){但し最近は公式の方も「パクパクですわ」を意識したかの様なネタが散見される}((そもそもウマ娘版のメジロマックイーンには最初からくいしんぼ設定や「しょうもない欲求にあっさり敗北する」設定は存在した。))
-[[ワッカ>ワッカ(FF10)]]「&b(){ティーダのコンボ気持ち良すぎだろ!}」
『[[FINAL FANTASY Ⅹ]]』の登場人物であるワッカがティーダのコンボを称えたとされる台詞。
が、[[お下品なネタに改変されて広まった……>コネクト(魔法少女まどか☆マギカ)]]と思いきやそもそも&b(){元の台詞からしてワッカの台詞ではない}。
本来は『DISSIDIA FINAL FANTASY NT』の
ネット上の広告におけるティーダのキャッチコピーの一つでしかなく、まず「台詞」ではない。そもそもゲームに出てないし。
この広告を某所で「ティーダのチ○ポ気持ち良すぎだろ!」に改変されたコラ画像が出回り、それが更にワッカをネタにしたMAD動画で使われ広まった結果、いつの間にかワッカの台詞にされていた。
たまたまワッカに当てはめやすい言葉遣いだったのが不運だったと言えよう。
なおこの件に関しては実際のゲーム中の&b(){ティーダのコンボは3ヒットまでしか繋がらず、別に言う程気持ちよくない}というオチが付く。
%%後、ティーダ版以外も実際に原作ゲームに触れていれば使わないであろうフレーズを使っていたり、誤字があったりと全体的にFFシリーズに対する知識の浅さが窺える広告だったのでファンからは当初からネタにされていた。%%
//コラ画像に該当する(コラ画像の項目にも記載あり)ため「すまない、ホモ以外は帰ってくれないか!」を削除。
-イズン「&b(){さあ戦うのです}」
『斬撃のレギンレイヴ』の登場人物であるイズンの代表的な迷ゼリフとされる台詞。
実際にはゲーム中にこの様な台詞は存在せずファミ通に掲載されたゲームの広告が元ネタである。
-緒方理奈「&b(){ここがあの女のハウスね}」
『[[WHITE ALBUM>WHITE ALBUM(ゲーム)]]』のヒロインの一人である彼女の代表的な台詞として扱われる事もあるが、実際にはゲーム中にこの様な台詞は存在しない。
元々は俳優・宮崎吐夢の楽曲『あの女のハウス ~彼を返して……あとお金貸して!~』の台詞である。
この楽曲は、かつて存在したパソコン雑誌『TECH Win』の付録CD-ROMにて展開されていたコーナー『さるやまハゲの助アワー』に収録されていたもの。
曲の音源とゲームの画像を組み合わせたFlash動画の影響から彼女の台詞だと誤解する人がいる。初出の雑誌が休刊済み、なおかつ収録メディアが令和の世では中々見かけないCD-ROMであるという情報へのアクセスの悪さもこの事態を助長してしまっている。
この他にも『バスト占いのうた』やペリー提督が片言の日本語で開国を訴える『ペリーのお願い』など、Flash全盛期に人気を博したネタ動画の音声がこのコーナーで宮崎が発表した楽曲・ネタから来ているパターンは多い。
なおこのネタが縁となり、2013年に放映された『[[WHITE ALBUM2]]』のアニメ版に宮崎が声優として出演している。
セリフは
「"This is the woman's house.Return him or Carry out money on hire."。&bold(){ここがあの女のハウスね…!} 彼を返して…!」
まさかの元ネタの英訳。妙に流暢な英語部分も必聴。
また、このセリフ自体がゲームやアニメにも登場している。
-百合園セイア「&b(){セクシーセイアですまない}」
『[[ブルーアーカイブ>ブルーアーカイブ -Blue Archive-]]』から、百合園セイアがその&s(){薄っぺらい}セクシーボディをアピールする時に言ったとされる台詞。
元ネタは『[[プリンセスコネクト!Re:Dive]]』の[[ユニ>ユニ(プリンセスコネクト!Re:Dive)]]の台詞で、こちらは正しくは「セクシーユニで&b(){申し訳ない}」とちょっと違う。
こちらもミームと思う人もいるが&b(){ユニは実際に言っている。}
恐らく堅苦しい口調と&s(){とっくに成長期終わってる}幼児体型等の共通点から見出されたミームと思われる。
但しユニが(真面目な時もあるが)しょっちゅう悪ふざけに興じているのに対しセイア本人はあまりこういうふざけ方をしないタイプである。
…と思われていたブルアカ界隈に激震が走った。
4周年記念イベント「Code: BOX ミレニアムに迫る影」でついにセイアがプレイアブル実装され、イベントストーリーでセイアが活躍したのだが、
それまで病弱であまり外界に関わらない生活を続けてきた事の反動か、ものすごいはっちゃけて暴れ回るわんぱく小僧セイア君の姿が…。
しかもメモロビでは、ティーパーティー仲間のミカが先生を騙して夜の自室に連れ込んでいたのに対し、&bold(){昼間に堂々と自室に呼んで昼寝}という暴挙でそのセクシーさを存分に見せつけた。
元より背中が大胆に開いたその服装など、貧弱ボディにそぐわぬセクシーさを見出す先生は一定数いたのだが、メモロビを見て「本当にセクシーじゃないか」と言う声が多数挙がることとなった。
-[[アイザック=ネテロ]]「&bold(){そう……貴様は…詰んでいたのだ。初めから}」
作中の扱われ方が誤用寄りだったためややこしくなってしまったパターン。
『[[HUNTER×HUNTER]]』におけるネテロと[[メルエム]]の戦いの決着シーンで流れたモノローグで、状況的に初めから詰んでいたのはメルエムの方であるためネテロのものであると勘違いされがち。
しかしこの2人、実は別のシーンでは「詰む」という言葉を「&bold(){相手を負かす}」という、一般的な意味とは逆の意味で使っていたりする。
メルエム「&bold(){まぁ、すぐに詰んでやろう}」
ネテロ「&bold(){詰めるもんなら、詰んでみな}」
これらの発言を踏まえると、このモノローグの主は「『初めから詰んでいた=相手を負かしていた貴様』に負かされた側」=メルエムであることがわかる。
-一条楽「&b(){じいちゃんヤクザだったけど 正義のヤクザでさあ…}」
古味直志によるラブコメ漫画『[[ニセコイ]]』の主人公、一条楽が言ったとされる台詞。
台詞はこの後も続き、彼はヤクザであった祖父との思い出を回顧するのだが、
&b(){「女子供も&color(red){数えるほどしか殺していない}」「&color(red){薬売った金で}欲しいものは何でも買ってくれた」「&color(red){江戸っ子気質のいい人だった}」}と、一ページの中で矛盾を起こしている。
要するに、&b(){「祖父は楽にとっては優しい人だったが、世間的には最低の人間でしかない」}という明らかなツッコミ待ちの台詞。
ニセコイ読者ならば自明だとは思うがこんな台詞は劇中にはなく、&b(){これは『[[チェンソーマン]]』の登場人物、サムライソードの台詞}。
だが、『チェンソーマン』未読者の一部からはなぜか『ニセコイ』に登場した台詞だと勘違いされている。
(その証拠に、Googleでこの台詞を入力していくと&b(){最初に『ニセコイ』がサジェストされる})
というのも、楽は「集英組」という自称「街を悪人から守る良いヤクザ」の跡取り息子という設定で、
ありがちな設定ではあるが「そんなヤクザはいない」「ヤクザを美化している」と一部の読者から疑問視・ネタにされる対象となっており、
それをネタにする目的で誰かが作ったコラ画像が誤解のもとになったという説が有力。
-虎堂烈「&b(){わい、男の桜ちゃんが好きなんや!}」
コロコロコミックで連載されてた『バーコードファイター』の最終回で、主人公の烈が男の娘であるメインヒロイン[[有栖川桜]]に告白する場面…と誤解されやすいが、
実際に桜に告白している人物は烈ではなく、彼のライバルキャラである&b(){阿鳥改}である。
誤解原因は『バーコードファイター』に限らず、コロコロコミック系の児童向け漫画は『週刊少年サンデー』などのメジャー誌に比べると読者が限られるので、
どうしても「実際に読んだことある人<最終回の告白ネタを知った人」という比率になるので、烈の顔を知らない人が多いこと((あと、実際にこのエピソードに限ると阿鳥改は主人公以上に活躍しているので、少し前の所から説明されても「こいつが主人公か」と認識する可能性が大きい。))、
「烈は桜の幼馴染で昔いじめられてた桜をかばってた」という様な予備知識がなまじあると、幼馴染同士の主人公(男)と男の娘キャラの話にありがちな
「2人がお互い好意を抱いている((実際は桜→烈への好意は劇中本人が言っているが、烈の好みは巨乳のお姉さんとのこと。))が同性という事で自重しあっている」という関係を想像しやすいためか。
-明智五郎「&b(){いや、ダメだろ。彼女がいて、他の女性と付き合うなんて…。}」
『[[ペルソナ5]]』にて、[[主人公>ジョーカー/主人公]]がバレンタインに複数のヒロインと◯股をかけていた事を詰め寄られるシーンで放ったとされる迷言。
…だが、詳細は割愛するが明智がこの場に立ち会うことはありえない。実際にはこの台詞は明智ではなく、普段は猫の姿で同居している仲間の&b(){モルガナの台詞である}上に、台詞が使われたシチュエーションもバレンタインのシーンではなく、&b(){恋愛群像劇モノの映画のDVDを一緒に鑑賞していた時の台詞}である。つまり、主人公に対する台詞ではない。&s(){もっとヤバいやつが隣にいるとはこの時点の彼も知る由はなかっただろう}
モルガナの方はバレンタインのイベントに立ち会っているが、ただ一言「&b(){生きてたら、また会おうぜ……}」とツッコミを放棄して立ち去ってしまった。
-[[泉こなた]]「&b(){貧乳はステータスだ、希少価値だ}」
往年の[[京都アニメーション]]の大ヒット作でも知られる『[[らき☆すた]]』に登場した台詞。
同作のオタク文化への影響力はかなり大きかったため、作品を知らない人でも当時のインターネットを見ていた人間なら一度は該当シーンのスクショやアスキーアートを見たことがあるのではないだろうか。
確かに台詞自体は言っているが、一番最初に言ったのはこなたではなく、『[[SHUFFLE!]]』の[[麻弓=タイム]]である。
『らき☆すた』劇中ではきちんと「あるゲームに出てきた台詞」として引用されているのだが、上記の事情から作品を見たことがない人にも周知されすぎており、ほぼ『らき☆すた』の台詞と誤認されている節がある。
具体的には、Googleでこのワードで検索すると本家を差し置いて『らき☆すた』関連の画像ばかりが出てくる。
-森田「&bold(){人の心とかないんか?}」
『[[スナックバス江]]』に登場する非モテのオタクである森田が言ったとされる台詞。
実際は『[[呪術廻戦]]』の[[禪院直哉>禪院直哉(呪術廻戦)]]の台詞だが、同時期に連載中のキャラで&bold(){関西弁繋がり}ということで混ぜられた。
しかも森田は語録発言や迷言に事欠かない人物でツッコミもこなすため、妙に台詞の親和性が高い事でこの組み合わせが有名になっている。
逆に直哉に森田の台詞を言わせたコラが作られたり、やはり関西弁繋がりで[[タマモクロス>タマモクロス(ウマ娘 プリティーダービー)]]が巻き込まれ「どれが誰の台詞なのか」というネタになる事もある。
-[[島木>島木(高校鉄拳伝タフ)]]「&bold(){ボクゥ?青葉工業のコやね?ちょうお兄チャンたちにつきおうてや}」
タフシリーズ記念すべき最初の敵・シマキンがチンゲにかけた台詞……ではなく、吹き出しの先を見れば分かるが&bold(){その取り巻きである兵隊の台詞}。
同じコテコテの関西弁ゆえかシマキンの発言と勘違いされる事も多い。
-[[宮沢鬼龍]]「&bold(){男もいけるしな}」
これも『TOUGH外伝 龍を継ぐ男』で鬼龍が[[黒田光秀]]の弟子・我龍院清丸をレイプする際の台詞……ではなく、実際にレイプしているのは名もなき不良である。
この台詞があるコマのすぐ下に「ククク"愛"ってのは痛みを伴うものなんだ」と笑う鬼龍のコマがあるので勘違いされやすいが、&bold(){この2コマにまったく関連性はない}。唐突に鬼龍をねじ込む[[猿先生>猿渡哲也]]のセンスがここでも光る。
-[[バルテウス>特務無人機体バルテウス]]のパイロット「&b(){偽りの名義で何をするつもりだ}」
『[[ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON]]』の発売前トレーラーにて登場した台詞。
トレーラーの途中、バルテウスとの戦闘シーンに合わせてこの台詞が聞こえてくるため、「この敵機体に乗っている人の台詞だな」と誰もが思ったことだろう。
しかし製品版がリリースされてプレイしてみても、バルテウスのパイロットはこの台詞どころか一言も言葉を発しない。なにせ、バルテウスは&b(){無人機}だったのだから。
では誰の台詞かと言えば、ルビコン解放戦線の一員[[リング・フレディ>リング・フレディ(ACVI)]]のものである。バルテウスとの関連は当然皆無。
要は&b(){PVにありがちな「素材は本編だが繋ぎ合わせで別物のように見える」事案}で、本映像はここに限らずそれっぽい別物シーンがいくつかある。
しかもこのフレディ、普通にプレイしているとまず出会わない隠しキャラ的な存在であるため、トレーラーを穴が空く程観たレイヴンの方々にとってはまさかの所での台詞回収となるのであった。
-ランプの魔神(アラジンと魔法のランプ)「&bold(){どんな願いも三つ叶えよう}」
原典である千夜一夜物語の『アラジンと魔法のランプ』において、願いの数に制限はなく実際に三つどころではなく好き放題に叶えてもらっている。
「願い事を三つだけ叶えるランプの魔人」はディズニー映画『[[アラジン>アラジン(ディズニー映画)]]』等派生作品で多く登場するが、これは同じく千夜一夜物語の「漁師と魔神の物語」の中で登場した?もの。瓶から解放された魔神が封印されていたウサばらしに、解放した人に「かーっ!!もっと早く解放されれば最初は大金持ちにしてやるとか三つの願いをかなえてやるとか考えてたのになーっ! もうずっと解放したやつを殺す気でいたわー!」と脅し文句を吐きながら殺そうと詰め寄るというお話。
長いことシャルル・ペローの童話『三つの願い』との混同によるものと思われるとして作り話枠に掲載されていた。
詳細は[[どんな願いでも叶えてやろう(テンプレ)]]参照。
脅し文句なので、言ったけど意味が違う枠でもある。
-[[リュウ>リュウ(ストリートファイター)]]「&b(){俺より強い奴に会いに行く}」
格ゲー界を代表する主人公の代名詞となった、あまりにも有名な台詞。
……ではなく、これは『[[ストリートファイターⅡ]]』のキャッチコピーであり、特定のキャラの台詞ではない。&s(){ワッカと同じパターン。}
もっとも、立派な作品本体のキャッチコピーであるし、それが主人公に当てはめられるのは自然なので、もはやあまり気にしなくてもいいかもしれないが。
-[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]「&b(){[[チャンピオンロード>チャンピオンロード(ポケモン)]]}」
声優ネタで別作品を彷彿とさせる台詞を言ったら、実は元ネタが言っていなかったという例。
台詞の出自は、『[[爆上戦隊ブンブンジャー]]』における[[ブンブンジャーロボ>ブンブンカー/ブンブンジャーロボ]]チャンピオンの必殺技発動時の掛け声。
同作ではマスコット兼巨大ロボの素体であるブンドリオ・ブンデラス(と各種アイテムのシステム音声)の[[声優>特撮声優]]を[[松本梨香]]が担当しており、随所で[[ポケモン>ポケットモンスター]]を彷彿とさせる台詞を言うのが定番となっている。
今回もそんな声優ネタの一環で、四半世紀を通して主人公を務めていたのだからどこかの回で言っている…と思われただろうが、実は&bold(){サトシはどのシリーズでもゲーム版のラストダンジョンにあたる場所に言及したことは一度たりともない。}
と言うか、アニメのポケモンリーグは別にダンジョンの先にある訳ではないので、そもそも&bold(){「チャンピオンロード」という概念そのものが出てこない}。
おかげで「&bold(){サトシの声で『チャンピオンロード』を聞きたいのであればブンブンジャーを見ること}」という珍妙な現象が発生している。
-ジェイムズ君「&bold(){このカシオミニを賭けてもいい}」
『[[動物のお医者さん]]』の漆原教授の名(迷)言。
『[[エロイカより愛をこめて]]』のジェイムズ君が初出ではないか?という流れによるものだが、このような台詞はない。
ジェイムズ君は凄まじいドケチで、(自分で持ちかけておいて)「相手はたった12円の賭け金で僕の10円を奪った」と恨み言を言い、作中最大の賭け金は50円である。
カシオミニが懐柔材料になる程に愛着をもっていたため、読者にもその印象が強かったらしく、こんな説が産まれたようである。
-[[ガルザス>ガルザス(FE)]]「&bold(){リボーの族長が勝手にやったことだ…}」
冒頭の台詞は『[[ファイアーエムブレム 聖戦の系譜]]』にて、[[アイラ>アイラ(FE)]]を仲間にした後[[キュアン>キュアン(FE)]]との会話の中で彼女が発したもの。
イザーク王家の分家であるリボー家の族長がグランベル王国の友好都市ダーナを襲撃したため、彼女の父マナナン王がその首を持って謝罪に赴くも受け入れられなかったため両国で戦争が勃発した…というのが本編の始まりである。
後にその世界観を(全部ではないが)踏襲した『[[ファイアーエムブレム トラキア776]]』が発売され、その登場キャラクターであるガルザスを[[レイドリック>レイドリック(FE)]]はイザーク王家に縁があることを知ったうえで雇っていた。
そのことを部下から「我々グランベル帝国に敵対しているイザーク王家の関係者を雇って大丈夫ですか?」と聞かれた際、レイドリックはガルザスの父が取り潰しの発端となったリボー家の族長であることも知っており、イザーク王家を利することはないだろうと見込んで雇ったのである。
すなわちガルザス自身に落ち度はないのに父親が勝手にしでかした暴挙でお家取り潰しの憂き目に遭い、傭兵として生きざるを得なくなってしまった訳だが、その会話シーンの動画で冒頭の台詞がコメントされ続けた結果、生い立ちと相まって彼の台詞と勘違いされるに至ったと思われる。
#areaedit(end)
}
▼言ったことは言ったが、意味が違う系
[[個別項目>意味が違っている実は言ってない台詞(架空人物)]]を参照
▼間違って覚えられてる系
[[個別項目>間違って覚えられている実は言ってない台詞(架空人物)]]を参照
#openclose(show=▼おまけ1:言ってないとされていたが本当は言っていた系){
#areaedit()
-西部丸馬「&b(){ワイのワイルドワイバーンや!!}」
この台詞は『[[爆球連発!!スーパービーダマン]]』の劇中では一度も言われていない。正しい台詞は''「目覚めろ、ワイの守護神!ワイルドワイバーン!!」''である。
持ち主であるガンマの一人称が「ワイ」であり、ワイルドワイバーンには「ワイ」が2つも入っていたことからコロコロ巻末の読者投稿コーナーでいじられたのが由来。
台詞部分を改変したコラ画像が出回っている事も勘違いに拍車をかけている。
かなり後になって、ワイルドワイバーンの二代後のモデルであるスプレッドワイバーンを破壊された際に
「よくもワイのスプレッドワイバーンを!!」と言っているが、連載末期という事もあり、恐らくこの件はさほど誤認に影響を与えていないと思われる。
……と、この項目でも長きにわたって上記のように記載され続けていたこの台詞。
確かに''漫画では''一切存在しないが、2020年に有志が行った調査により、なんと同作品の''アニメ版にて''
「タマゴのFフェニックスがパワーの怪物なら、''ワイのワイルドワイバーン''は連射と狙い撃ちのスペシャリストや!」
と&font(b,red){実際に言っていた}ことが証明された。
原作はコロコロのホビー漫画史上屈指の名作と評されている上に、連載期間がかなり長期に渡ったことで漫画自体の知名度が非常に高く、また当該シーンが単行本発行部数の多い4巻収録だったことから中古書店で容易に入手ができ、現在は電子版も発売されているため、『原作では言っていない』という事実は非常に簡単に確認できる。
その一方、アニメ版はおはスタでの1コーナーでの放送であったため存在自体知らない人が多く、知っていてもVHSの入手がかなり難しく、当該シーンの確認が非常に困難であった為、以前から稀に指摘されることはあっても証明が出来なかった。
それ故に、この都市伝説が長期に渡って事実として定着してしまったと思われる。
なお、コラで使われたシーンと実際に発言したシーンは僅かに異なっており、
原作では上記のコラに使われた「ワイの守護神~」の直後に
''「Fフェニックスがパワーの怪物なら、こいつは連射と狙い撃ちのスペシャリストやで。」''
という台詞があり、先述の通りアニメ版はその台詞が多少改変されて
Wワイバーンを示す「こいつ」の代わりに「ワイのワイルドワイバーン」が挿入されている形になっている。
余談だが、時は流れて2016年。『[[ベイブレードバースト]]』にて&b(){ガチで自分の愛機(?)を&font(#ff0000){「ワイのワイルドワイバーンやッッ!!!」}と紹介するキャラが現れてしまった。}
一応同じタカラトミーのホビーなので、カブリはそこまで問題視されなかったのだろう。
-鍋島香介「&b(){え!!おなじ値段でステーキを!?}」
『スーパーくいしん坊』の一シーン。
ネットで広まっているのは2ページ分で、とあるレストランにて
コック「まあうちのマネをしようなんてバカな考えはよすんだなハハハハ」
香介「香介「出来らあっ!」
コック「いまなんていった?」
香介の父親「よせ香介!!」
香介「いいんだよ父ちゃん」
香介「おなじ値段でもっとうまいステーキを食わせられるっていったんだよ!!」
コック「こりゃあおもしろい小僧だぜ」
父親「いやこいつは食い物のことになるとすぐにムキになるんだよ すまんこいつにかわってあやまる!!」
コック「そうはいかないぜくいしん坊さん 大勢のお客の前でケチをつけられたんだ」
「こりゃあどうしてもうちの同じ値段で うまいステーキをつくってもらおう」
香介「え!! おなじ値段でステーキを!?」
つい先程「できる」と啖呵を切っておいて、実際にやってみろと言われたら今初めて言われたかのように「え!!」と驚愕している。
なので台詞をコラしたか、前後のページを入れ替えたのではないか?と多くの人に思われていた。
(実際、ページの前後を入れ替えればそれなりに意味が通るようになる)
しかし実際に単行本を確認すると、台詞がコラされている訳でも、ページを入れ替えられた訳でもなく、''確かにこの通りに載っている''。
更に、これらの一つ前のページはコックが香介とその父親に向かって「この値段でこのステーキはできないだろう」と言う旨の事を言って勝ち誇っているコマであり、
この後のページは「勝負は二日後この店だ!」と勝負の具体的な宣言がされているシーンである。
つまりページがこの順序でなければ前後と繋がらないので、乱丁でページが入れ替わっている訳でもない。
なので、''正しい順序で掲載されている上で、この意味の発言を香介が本当にしている''というのが結論。
つまり真実は勢い余って喧嘩を売ってしまい、自らの調子こいてる発言に追い詰められたシーンという事になる。
-[[野比玉子]]「&bold(){勉強が勉強して勉強になって勉強する事が勉強の勉強だから勉強なのよ! わかった!?}」
『[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]]』に登場する[[野比のび太]]の母親・玉子の強烈かつ意味不明な説教として知られる台詞。
原作・アニメ共にこの様な台詞は一度も登場しない。
……と思われていたのだが、実は、
テレビ朝日版第1期(大山版)933話「ジャイアンをだまらせろ」の序盤で''本当に言っている''。
なお、より正確な文言は「~よ! ''わかってるの!?''」。
上記のスーパービーダマン同様、該当話の視聴が難しかったために、創作と見なされていたのだろう。
この台詞はアニメ版独自のもので、(この回の原作である「[[まあまあ棒]]」含め)原作マンガでは一度も言っていない。
近い原作の台詞には、『[[いたわりロボット>いたわりロボット(ドラえもん)]]』(てんとう虫コミックスプラス5巻)における、
''「あんたはね、人の倍以上勉強して、やっと半人まえなんですからね。くれぐれもなまけちゃだめ」''
というものがあるが、上記ほど過激な言い方ではなく小言で呟いた程度である(これはこれでのび太はしょげてしまったが)。
前述の「3人家族」の件でも似た様なことが言えるが、作中、玉子は理不尽な理由でのび太を頭ごなしに叱ったり、説教の時間が最大で2時間以上だったりと、現実で考えれば毒親同然な場面やキャラクター性が散見される。そうしたマイナスイメージゆえに(たった一回の台詞にも関わらず)、「印象的な暴言」として広まってしまったのかもしれない。
-[[美墨なぎさ>美墨なぎさ/キュアブラック]]「&b(){ぶっちゃけありえない}」
彼女の口癖として知られているが、実際の口癖は「ありえなーい!」だけであり、「ぶっちゃけ」という言葉を喋ったのもたった1回である。
オープニングの歌詞に「ぶっちゃけありえない」というフレーズがあった為、星一徹に[[ちゃぶ台返し]]のイメージが定着する((劇中でちゃぶ台返しを披露するのは1度のみだが、『巨人の星』のED映像で毎回ちゃぶ台返しをする静止画が使われていた。なおEDの「ちゃぶ台返し」自体は「跳ね上がったちゃぶ台の前で引っぱたかれる飛雄馬」という構図で「ちゃぶ台の下部に両手を差し込み跳ね上げた瞬間」ではない))のと同じように誤解が広まったものであり、本編で「ぶっちゃけありえない」とは一度も発言したことはない……と言われていたが、「[[ふたりはプリキュア!>ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュア Max Heart]]」45話で''はっきり発言していた事が確認された''。
前述の「『ぶっちゃけありえない』の歌詞が印象的だが、実際のなぎさの口癖は『ありえなーい!』である」という話が行き過ぎた結果、「一言も発言していない」という誤解を生んでしまったものと思われる。
但し、口癖が「ありえなーい!」のみである点は正しいことは留意。
その後、「[[ひろがるスカイ!プリキュア]]」28話のED冒頭でキュアブラックが出演した際に「プリキュア20周年とか、''ぶっちゃけありえな~い!''」と改めて発言することとなった。
また、2013年開催の『プリキュアオールナイト』では美墨なぎさ役の本名陽子が「400人以上の大人がここに集まってるなんて、ぶっちゃけありえなーい!」と発言している。
//↑の出典:https://www.excite.co.jp/news/article/E1365357461687///
#areaedit(end)
}
#openclose(show=▼おまけ2:「実は言ってない台詞」として作品に登場している系){
#areaedit()
※ちょっとわかりにくいが、
''言ったとされる当人は別にそんなこと言ってないが、該当の台詞自体はその作品にきちんと出てくる''パターン。
- 登場人物の妄想(イメージ映像)が名台詞・決め台詞となってしまった
- 「実は言ってない台詞」を公式あるいは登場人物が取り上げて、「その人そんなこと言ってないよ」という趣旨のやりとりを行った
- 公式あるいはそれに類する存在(攻略本とか)が、登場人物が言ってない台詞をさも言ったかのように扱った
- ある登場人物が、別の登場人物が言ってない台詞を言ったかのように扱った
これらにあてはまる場合、ここで取り上げる。
なお、攻略本やCMなどの関連メディアも公式なものであれば「その作品」としてカウントする。
-[[ジュラル星人]]「&b(){これから毎日家を焼こうぜ?}」
チャージマン研!第25話『雄一少年を救え!』におけるジュラル星人の台詞。
ジュラル星人と別れた後に雄一少年の脳裏によぎった台詞。
&font(b,red){凶悪犯罪((放火の刑罰は「死刑又は無期若しくは3年以上の懲役」であり、殺人罪に匹敵する))}を軽いノリで提案するギャップから、本作を代表する迷言として扱われる台詞だが、実際にジュラル星人が発言したものではない。
実際の雄一少年に対する発言は&color(purple){「ハハッばらしゃしねえよ」「その代わり&b(){毎日ドゥンドゥンやろうじゃねえか!}手を貸すぜ」}&color(purple){「文句ねえだろォ、言う通りにしないと警察にばらすぞ?」}などであり、放火を教唆・強要はしているもののこの台詞は言ってない。
多分「画面に映ってない所で発言していた」「脳内で発言を要約した」といった説が考えられます、だがその他、一切のことは分かりません!
-[[宮薙流々]]「&b(){うほほい}」
『[[破壊神マグちゃん]]』の主人公である彼女を代表する台詞…だが、実は本編で「うほほい」という単語が出たのは第5話の1回こっきり。しかも本人が実際に発したのではなくナプタークのイメージ映像という形である。
流々のイメージ(邪神ともすぐに打ち解けたり距離を縮められる、よく言えば天真爛漫、悪く言えば頭の弱い((読者のみならず、作中キャラからもそう思われている)))と作風が合わさり、彼女のみならず作品を表す言葉とまでなっている。
-[[服部平次]]「&b(){ワイ}」
他の一人称の事例と同様、作中の平次の一人称は「オレ」であるが、大阪人で関西弁を話すため二次創作等では勘違いされやすい。
この事は公式でも把握しているようで、作中では蘭がとある理由で「''ワイも好きやで!和葉!!''」と平次の口調を真似した所、和葉に「''平次は『ワイ』なんて言わへんよ''」とはっきり否定されている。
ちなみに[[和葉>遠山和葉]]の一人称は「アタシ」だが、彼女の場合も関西人という先入観から一人称を「ウチ」であると思い、和葉に変装している時に自分の事を「ウチ」と呼んでしまった[[人物>黒羽快斗/怪盗キッド]]が作中で現れる。&s(){平次は気づかなかったが。}
したがって和葉本人が自分を「ウチ」と呼んだ事はないが、(別人が変装した)和葉が声を演じる宮村優子の声で自分を「ウチ」と呼んだ事はある事になる。
-[[四宮かぐや]]「[[&bold(){お可愛いこと……}>お可愛いこと……(かぐや様は告らせたい)]]」
公式が作為的に「実は言ってない」シチュエーションを利用した珍しいタイプ。
漫画『[[かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜]]』に登場する台詞で、ヒロイン・四宮かぐやが、主人公・[[白銀御行]]に嘲笑とともに放つ名台詞……とされている。
ここアニヲタWikiにこの台詞単体で項目がある程有名な台詞だが、
まあこの項目にあることから察しはつく通り、実際は&b(){かぐやに見下されるのを恐れた御行が脳内で作りだした[[妄想]]。}
御行はかぐやに片想いをしているのだが、かぐやを恐れる(?)あまり上記の台詞を勝手に思い浮かべてしまい、一人で勝手に落ち込むというのがお決まりのパターン。
なお、かぐやも同じ様に御行に片想いをしており、これまた同じく''御行に「お可愛いヤツめ」と嘲笑われる妄想に怯えている''状態。
そもそもこの作品自体、''主人公とヒロイン両方が片想いの相手に嫌われたくないあまりに無駄な意地を張り合いすれ違い続ける恋愛ギャグマンガ''である。
が、話が進み、あるシーンでとうとう本当に上記の用法で使うこととなった。
現在では「言ってない台詞」の定義からは外れてしまうのだが、この台詞の登場から長期間の間「実は言ってない台詞」であった点と、「実は言ってない台詞」という題材を作者が積極的に利用したという点から特例でこの項に記載する。
-[[阿慈谷ヒフミ>阿慈谷ヒフミ(ブルーアーカイブ)]]「&bold(){あはは……えっと、それなりに楽しかったですよ。ナギサ様とのお友達ごっこ。}」
ソシャゲ『[[ブルーアーカイブ -Blue Archive-]]』のエデン条約編に登場する、[[阿慈谷ヒフミ>阿慈谷ヒフミ(ブルーアーカイブ)]]の衝撃の台詞……ではない。
前提として、この台詞を言ったとされる[[阿慈谷ヒフミ>阿慈谷ヒフミ(ブルーアーカイブ)]]と「ナギサ様」こと[[桐藤ナギサ>桐藤ナギサ(ブルーアーカイブ)]]はトリニティ総合学園の先輩後輩の関係にあり、ナギサが先輩、ヒフミが後輩。
であると同時に、ヒフミはナギサに命じられて「学園に潜り込んでいるとされる、エデン条約締結を妨害しようとするスパイ」を探し出す役割を任せられていた。
実際のところスパイは本当に紛れ込んでおりナギサの読みは正しかったのだが、それが誰であるかを特定する所までは至らず、
疑心暗鬼に陥ったナギサはスパイ容疑の掛かっている生徒全員を生徒会長権限で丸ごと放逐しようと暴走し始めた。
ナギサの言うその「容疑者」にはヒフミも含まれており、二心なくナギサに尽くす彼女を使い捨て同然の形で学園から追い出すこの行為は同じく容疑者であった[[浦和ハナコ>浦和ハナコ(ブルーアーカイブ)]]の怒りを買うことに。
そして、ハナコからナギサへの「お仕置き」として、“スパイの親玉(=ヒフミ)からの伝言”……という体ででっち上げられたのが上記の台詞である。
後にナギサはこの仕打ちを謝罪しヒフミ達と和解したが、すっかりこの台詞がトラウマになってしまい、ヒフミの「あはは……」という口癖を聞くたびに激しく動揺してしまう様になったそうな。
なお、この発言はナギサの不義理な態度にキレたハナコが独断ででっち上げたもの。
ヒフミは勿論裏切ってなどいないし、報復を頼んでもいない、というかその場にいなかったのでこの発言自体を知らない。
流石にナギサの暴走と退学させられかけた事については後から聞く形でヒフミの知るところとなったが、ヒフミ当人は一連の顛末を知っても尚ナギサの心労を案じるばかりであった。
という訳でストーリーを見たプレイヤーはヒフミの台詞でないことは重々承知だが、所々ズレてるとはいえ基本的に良い子なヒフミとのギャップや[[どっかで聞いた様なフレーズ>ベクター(遊戯王ZEXAL)]]のため事ある毎にネタにされており、プレイしてない人が本当にヒフミの台詞だと勘違いする事もあるのだとか。
-[[葛城リーリヤ]]「&bold(){足を引っ張るなよ雑魚が}」
『[[学園アイドルマスター]]』におけるイベント「1年1組のアイドルたち」において、[[月村手毬]]がリーリヤに言われた衝撃の一言&bold(){ではない}。
「他のクラスと勝負になった時に負けないよう協力出来るように」という思いから懇親会を開こうと考えたリーリヤと[[紫雲清夏]]。
清夏が頼みに行くも&s(){狂犬}当たりが強く冷たい手毬はにべもない反応で、清夏は真摯で努力家なリーリヤに説得を頼む事に。
なんとかソフトに伝えようと言葉選びに苦心するのだが、そこで出た一言が
&bold(){「……足を引っ張らないでくださいね?」}
……というリーリヤの、ではなく見かねた&bold(){清夏のアテレコであった((前述の台詞でも名前の表示が「リーリヤ?」となっている))。}これにより&s(){誰にでも噛みつく癖にメンタルの弱い}手毬はフリーズしてしまう。
その後肝心の懇親会の自己紹介にて、印象の悪かった最初の自己紹介のやり直しを指摘され不満げな態度を取る手毬に「またリーリヤに言われちゃうよ?」と清夏がからかった時に&bold(){手毬が}リーリヤの台詞として言い放ったのが項目の台詞である。
要するに&bold(){リーリヤが言ってない台詞をさらに手毬が曲解したという多重に言ってない台詞}というなかなかカオスな経緯であった。
とりあえずリーリヤとしては完全に風評被害である。
&s(){まあアテレコした清夏が意図を汲み取った訳で、彼女の本心としては遠からずなのかもしれないけど。}
-[[花山薫]]「&bold(){強くなる為に鍛えることは女々しい}」
バキシリーズ屈指の人気キャラである、19歳にして二代目花山組の組長である花山薫の言葉。…と、されているもの。
これは無敵を自負する彼の自尊心の表れ…''では無い''。
規格外の握力と類まれなる肉体を持つ彼だが、彼は自身の「戒め」として鍛えないのである。
曰く''「体格も力も恵まれ過ぎている自分が鍛えるという事は、ライオンやヒグマ等の猛獣が武器を持つ事と同じ。それは相手に対して失礼で不公平である」''
…というものである。
「格闘家」ではなく「喧嘩師」として戦う彼にとって、必要以上の力を得る事は無粋と思っているのだろう。
だが花山本人は、''この台詞をただの一度も自分の口から発した事は無い。''
そして、実際に強くなろうと鍛える人を馬鹿にしたり、この思想を押し付けたりも決してしない。
[[柴千春]]を初めとした舎弟や憧れてる連中が、一人歩きしたその言葉を勘違いして誇大妄想してしまっているのである。
皮肉な形ではあるが、柴千春はその「勘違い」のおかげで強くなったのもまた事実ではあるが。
ただ全くの勘違いかと言うとそうとも言い切れないようで、体育の日に花山がジョギングしているのを見た千春がそのことを突っ込んだ時、
「今日は国が決めたそーいう日だろうが」と、''理由があるので普段しない事をしている''と解釈できる返答をしている。
高校の体育の授業も休まずちゃんと参加している。身体能力がヤバすぎて参加どころではなくなってしまう事も多々あるが…。
-[[カルストンライトオ>カルストンライトオ(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&bold(){おとなしくシカせんべいでも食べていろ!}」
[[ウマ娘 プリティーダービー]]のカルストンライトオのキャラストーリーにおいてシミュレーションの中でシカと競走していたカルストンライトオの台詞。
だが、トレーナーがカルストンライトオの実力をシミュレーションした際の&bold(){シミュレーター上の彼女の台詞}なので、厳密には実物の彼女の台詞ではない。
もっとも、カルストンライトオがシカの仲間である[[プロングホーン]]を異様に敵視しているのは本当の話であるし、自分より遅い生物を容赦なく見下す傾向があり&bold(){この様な台詞を言う人物なのは間違いない}ので、ぶっちゃけ誤解されたところでさほど問題はないが……。
余談ではあるが、この台詞はそのインパクトもさることながら同時期に[[シカが主人公のアニメ>しかのこのこのここしたんたん]]が放映中なため、クロスオーバーイラストが描かれるなどネタになっている。
-敷島浩一&bold(){「その怪物は、許しちゃくれない…」}
ゴジラ生誕70周年記念映画『[[ゴジラ-1.0]]』の劇場予告編の中で主人公が発した印象的な台詞。
しかし、実際には&bold(){全く別のシーンで発した台詞を繋ぎ合わせたもの}であり、本編にこの様な台詞は出ていない。
#areaedit(end)
}
#openclose(show=▼おまけ3:存在しなかったが後に本人が発するなどして「嘘から出た真」になった例){
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-ベン・パーカー「&bold(){with great power comes great responsibility(大いなる力には、大いなる責任が伴う}」
世界中で最も人気のスーパーヒーローの一人、[[スパイダーマン>スパイダーマン(アメコミ版)]]に登場する有名な台詞。
主人公ピーターの叔父であるベンが強盗に撃たれて死ぬ際に残した言葉として認知されている……のだが、実はスパイダーマンの原作コミックでのベンおじさんはこんな言葉まったく口にしていない。
正確に言うと元々は台詞ではなくコミック内の''キャプション''(ナレーションの様なもの)に綴られた文章である。
そもそも1962年にスパイダーマンが世に初めて登場した『Amazing Fantasy』誌の最終号においてのベンおじさんは死ぬ場面が描かれることなくあっさりと退場してしまい、ピーターはおじさんの''死に際に立ち会えていない''。
だが、不人気の為に廃刊になることが決定していた『Amazing Fantasy』誌の中の読み切り作品として発表された本作は予想外の人気を博し、掲載紙を移しての連載が決定。
アメコミのシステム故に現代まで続く長期連載となり、[[映>スパイダーマン(映画)]][[像>アメイジング・スパイダーマン(映画)]][[作>スパイダーマン:ホームカミング]][[品>スパイダーマン:スパイダーバース(映画)]]やスピンオフシリーズも多数制作。
その過程で幾度も設定が改められた結果、上述の文章は''「後付けで『ベンおじさんが言っていた』事にされた」''のである。
なんだそりゃ、と思うかもしれないがこれはいわゆる''設定リセット''と言われるもので、
超長期間に渡っての連載で複雑になりすぎた設定を一旦なかった事にするためや、物語をよりドラマチックにするための手段としてアメコミではわりと頻繁に起こる事だったりする。
身も蓋もない言い方をすれば''後付け設定&設定の変更''。
&s(){日本のマンガでも[[キン肉マン]]とか[[北斗の拳]]とか[[タフ・シリーズ>タフシリーズ(猿渡哲也)]]でよく発生するアレである}
-ゆきだるま「&bold(){さよならなのだ}」
[[ロマンシング サ・ガ3]]のキャラクター、ゆきだるまが発する別れの言葉として知られる台詞。
[[四魔貴族]]のアウナスとの戦いでゆきだるま以外のキャラが戦闘不能になると、彼は自分が身に着けている永久氷晶の力を解放して特攻し、相討ちになるという特殊イベントが発生する。
勝利後も通常とは違うしんみりしたBGMが流れ、以後ゆきだるまは消滅して仲間にできなくなるためにかなり感動なシーンである。
だが実際のロマサガ3の戦闘中でゆきだるまは「''永久氷晶!!''」と普通に技を使うアクションで発動しており、一言も別れの言葉を使っていない。
この台詞は攻略本においてアウナスとの隠しイベントを紹介するコーナーでキャプションとして記されていたものであり、それが印象的だったためかゲーム中で本当に言う台詞と誤解されて広まった。
そのため、実際にゲームで隠しイベントを見たプレイヤーから''「攻略本が嘘を書いた!」''というクレームが殺到する事態に……。
ちなみにロマサガでは技名を叫んで発動するため、仮に本当に台詞を言っていた場合''「さよならなのだ!!」''という形になる。
後に、エンペラーズサガやインペリアルサガと言った派生作品にて「さよならなのだ」と発言。
ロマンシング サガ リ・ユニバースの公式LINEスタンプにも、シリーズの様々な名シーンに混じって彼が「さよならなのだ」と涙ぐみながら言っているものが存在し、半ば持ちネタみたいになってしまっている。
-[[ルギア]]「&b(){命を賭けて、かかってこい!}」
[[劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕]]におけるルギアの台詞にして、本作のキャッチコピー。宣伝ポスターやビデオジャケットにも堂々と記される印象的な言葉。
……なのは確かだが、言ったのは予告編CMの宣伝文句としてであり、&b(){劇中ではルギアはこんな台詞は一言も発していない。}
というかこの映画のルギアは終始味方側のポジションにあり、それも星の平和のために自らが幻であることを望むという穏やかな人格ですらあった。
劇場版ポケットモンスターはこうしたいわゆる「[[予告詐欺>嘘予告(ポケモン)]]」がかなり多いのだが、とりわけその中でも有名な台詞であり今なお語り草となっていある。
その後『[[ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊>ポケモン不思議のダンジョン 青・赤の救助隊]]』にて、6年越しに逆輸入された。こちらではちゃんとルギアと戦う。
-マコト「&bold(){ごめんな、ユイ……}」
アプリゲーム『プリンセスコネクト!』のメインヒロインである[[ユイ>ユイ(プリンセスコネクト!Re:Dive)]](草野優衣)の幼馴染、[[マコト>マコト(プリンセスコネクト!Re:Dive)]](安芸真琴)。
彼女は幼馴染が主人公に想いを寄せていることを知っており、その恋路を応援していたのだが、お約束と言うべきか主人公と接していくうちに自分も彼のことが気になるようになっていってしまう。
そんな友情と恋心に揺れ動く姿に、無印時代から一部プレイヤーから『抜け駆けして「ごめんな、ユイ……」とか言いそう』と言われていたのだが、
続編である『[[プリンセスコネクト!Re:Dive]]』の2019年の夏イベントにて、不意に主人公と接近してしまったマコトが「&bold(){(ごめん、ユイ……!)}」と(モノローグで)発言。
&b(){あくまでファンの間で「言いそう」と言われていただけの台詞を公式で言わせてしまったパターンである}(微妙に言い回しは変わってるが誤差レベル)。
ちなみに『Re:Dive』ではマコト達は現実世界の話を忘れているが、関係性はほとんど変わっていない(差異は主人公が記憶を失っている位)ので、無印時代のことも併せて一気にネタとして広まり、
某イラストサイトでマコトと主人公のカップリング作品に、この台詞を略した「ごめユイ」のタグが付くのが定番になり、「ユイの恋心を知りながら他のヒロインが抜け駆けする展開」を指す言葉にもなってしまった。
なお、マコトに加えてヒヨリ、カスミ、レイ辺りを加えてごめユイ三獣士だの四天王だのと言われているが一応彼女達は言っていない。言っていないだけで言い訳の利かないシーンはあるが…。
ちなみにこの四人の中でカスミだけはユイとの関係性がかなり薄い((現実世界でも共通の知り合い(=主人公)がいる、同じ高校の先輩位の認識))ため、&b(){言い訳が利かないとか以前にそもそも言い訳する理由がない}ので巻き込まれ事故に近い。
当然だがこの手のネタは人を選ぶので、公式で発言していたからと無闇に多用する事を好ましくないと思うファンもいる事を忘れないようにしよう。
-[[佐久間まゆ>佐久間まゆ(シンデレラガールズ)]]「&bold(){まゆですよぉ}」
元は彼女の有名な二次創作ネタの一つ。
彼女の特徴的な台詞とも、実は言ってない台詞とも認識されがちな台詞であるが、
実際の所、この台詞がよく知られる時期(2020/2/21)に放送された[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]内のコンテンツ「デレマスチャンネル」2ndシーズン第8回にて「&b(){はい、まゆですよぉ♪}」という発言があるため、頻繁でないにしろ一応公式にも言っている台詞である。
[[Shadowverse]]とコラボレーションした際にもリーダースキンで「&b(){うふふ、まゆですよぉ♪}」と言っている。
時は流れて、デレステのイベントコミュ『ミライコンパス』(2023/4/23解放)でも、ロケの休憩中に話しかけられて「&b(){ふふ、こんにちは。まゆですよぉ♪}」と口にしている場面がある。
-[[スペシャルウィーク>スペシャルウィーク(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&b(){[[あげません!>あげません!(ウマ娘 プリティーダービー)]]}」
アニメ『[[ウマ娘 プリティーダービー]] Season2』の第11話におけるスペシャルウィークの台詞。
一応言ったことは言ったのだが、この台詞は[[メジロマックイーン>メジロマックイーン(ウマ娘 プリティーダービー)]]に対して感謝を伝えられていない[[トウカイテイオー>トウカイテイオー(ウマ娘 プリティーダービー)]]の''妄想の中のスペシャルウィークが発した言葉''であり、''現実のスペシャルウィークが発した台詞ではない''。%%ウマ娘はもちろん馬の方も言っていない。%%
…だが、前期主人公にあるまじき顔芸やスぺちゃんを演じた和氣あず未の迫真の演技、そして何よりアプリ版においてスペシャルウィークのサポートカードが有用なスキルをくれるのだが、ランダムなために必ず貰えるとは限らず、そのスキルの下位のスキルを貰うということがあることからネタにされ続けている。
更に、スペシャルウィークのくれるスキルである「全身全霊」を確定でくれる[[ウイニングチケット>ウイニングチケット(ウマ娘 プリティーダービー)]]のサポートカードがストーリー報酬として配布されたため、「ウイニングチケットは(全身全霊を)くれるのにスペちゃんはくれない」とネタに拍車がかかる事態となった。
そこから更に派生してスペシャルウィークのサポートカードに限らず、
・スキルを貰えるが、ランダムで下位スキルしか貰えなかった場合
・確定でスキルを貰えるがそもそもそのイベントが発生しなかった場合
の2パターンを指して「あげません!される」ということもある。
そして時は流れて2022/2/24の1周年にていくつかのウマ娘の育成ストーリーに新たなストーリーが追加され、そのアップデートで追加されたトウカイテイオーのストーリーにて、スペシャルウィークが本当にこの台詞を発した(今回は妄想と現実両方で)。
そのイベントのタイトルも「あげません!」になっており、晴れて「公式で言った台詞」となった。
-[[剛田武>ジャイアン(剛田武)]]「&b(){いつ返さなかった!? えいきゅうにかりておくだけだぞ。}」
「とう明人間目ぐすり」(単行本8巻収録)より、[[ジャイアンの横暴っぷり>ジャイアニズム]]を象徴する台詞として有名な物の一つ。
だが、台詞の初出はジャイアンではなく、スピンオフ漫画『ドラミちゃん』に登場する「''カバ田''」というガキ大将だった。
それがなぜジャイアンの台詞に変わったのかというと…
まず、『ドラミちゃん』はドラえもんの妹の[[ドラミ>ドラミちゃん]]が「''のび太そっくりの親戚であるのび太郎の家の居候''」として登場する作品である。
レギュラーキャラも本家のそっくりさんで、ジャイアンポジがカバ田という訳。
だが単行本収録の際に『ドラえもん』と統合され((「ドラえもんの代理としてドラミが一時的にのび太の世話をしている」という設定に変更))、登場キャラも『ドラえもん』の登場人物に差し替えられた((但しスネ夫ポジションのズル木(この台詞を言われた側でもある)は背丈がスネ夫より高いためか修正されず、単行本でもそのままズル木本人が残った。ちなみにのび太郎は見た目ものび太そのものなので特に修正されていない))。
こうして「えいきゅうにかりておくだけだぞ」はめでたく(?)ジャイアンの台詞になったのである。
テレ朝アニメ版第2期(水田版)で2度アニメ化されているが、そちらでもジャイアンが言っている。
上記の統合で『ドラミちゃん』自体がマイナーな作品になってしまったこともあり、現在はジャイアンの台詞で通っている。''貸したものを返さないのはカバ田もジャイアンも同じ''なので不自然さは無い。
似た様なニュアンスのジャイアンの発言には、「ポカリ=百円」(単行本28巻収録)における「''とったんじゃない、かりたんだぞ。いつ返すかきめてないだけだ。''」が存在する。
-[[茅場晶彦>茅場晶彦(SAO)]]&bold(){「これはゲームであっても、遊びではない」}
作品を象徴するフレーズとして知られ、各巻の扉にも茅場の発言として明記されているのだが、実は''元々は台詞ですらなかった''。
大元の文章はWeb版の外伝1「黒の剣士」にあったシリカの''モノローグ''。「シリカは初めてSAOにおける対モンスター戦の何たるかを悟っていた。''ゲームであっても遊びではない''、その矛盾した真実を。」というもの(書籍版2巻P25)。
『[[アクセル・ワールド]]』巻末の書籍版SAO1巻予告に載せるキャッチコピーを探していた編集担当者がこの文章を拾い、''茅場が言ったことにしてしまおう''と決めたことでSAO巻頭にこの台詞と共に「―『ソードアート・オンライン』プログラマー・茅場晶彦」と記載されるようになった。
その後アニメ版ではわずかに映る雑誌に掲載されたインタビューでの発言として設定されたが、本人が発する場面はなかった。
明確に茅場の口からこの言葉が発せられたのは2021年の映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』。
Web版から数えて実に&bold(){19年越し}のことであった。
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&font(#6495ED){登録日}:2018/09/03 Mon 20:07:25
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&font(#6495ED){所要時間}:約 85 分で読めます
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実在人物のものだけでなく、[[漫画]]・アニメなどにおいても、名言・迷言は多数存在する。
ある時は発言したキャラの株が急上昇・急降下したり、またある時は心が楽になったり打ち砕かれたり…。
だが、中には「''実は本人はそんなことを言っていない''」という台詞もかなりある。
その内実は大きく分けて
-本当に発言していない
-他キャラの名言が別人のものとされた
-言ったことは言ったが、違う意味で捉えられがち
といった所である。
[[サブカルチャーに関する都市伝説]]となることも。
本項ではこれらに当てはまる台詞を解説していく。
実在人物については&font(b,u,#00e,#CF8){[[実は言ってない台詞]]}、言ったことは言ったが意味が違う系は&font(b,u,#00e,#CF8){[[意味が違っている実は言ってない台詞(架空人物)]]}、間違って覚えられてる系は&font(b,u,#00e,#CF8){[[間違って覚えられている実は言ってない台詞(架空人物)]]}の項目で。
なお、原作以外の公式媒体(アニメやゲームなど)での台詞(ドラゴンボールの「オッス!オラ悟空」やガンダムのアムロの「行け!フィン・ファンネル!」等)は、
確かに「原作では言っていない」台詞ではあるが、実際に公式作品で用いられたのは間違いないため、ここでの基準である「作り話」「[[捏造>捏造/でっち上げ]]」には該当しない。
ここで扱っているのは「''実は''言ってない台詞」であり、言ってない事が自明なネタ台詞や、''自分が面白いと思った声真似・改変ネタを不特定多数に紹介する記事ではない''ので編集の際は要注意。
仮面ライダースーパー1の「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」や一本包丁満太郎の「うんこの香りだあーっ!!」等、&font(b,red){漫画のコマのキャラや台詞の書き換えで本来と異なる台詞が有名になってしまったものに関しては[[コラ画像]]の項目を参照のこと。}
*主な「実は言ってない台詞」の例
#openclose(show=▼そもそも作り話系){
#areaedit()
-うっかり八兵衛「&b(){黄門さま、ファイト!}」
長寿ドラマ『[[水戸黄門]]』に実はこんな台詞が、という文脈でしばしば話題になる(言うまでもないが、時代劇なので明らかにおかしい)。
八兵衛のキャラクターのせいか信じる人が多く、『[[ガセビアの沼>トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~]]』でも取り上げられた。
インタビューを受けた八兵衛役の高橋元太郎本人が直接否定しており、その上で八兵衛が登場する全話を確認してもそういった台詞は無かった。
真相は諸説あるが、何かのコント番組で水戸黄門のパロディ的なネタがあり、そちらで「ファイト」発言があったのを混同したのでは?という説も。
同様に、時代劇で流れた台詞として流布しているものに「''殿、チャンスにございます''」があるが、こちらは噂の出処がはっきりしている。
1997年の[[NHK大河ドラマ]]『毛利元就』の脚本を担当した内館牧子は、当初「私に時代劇は書けない」と言って断ろうとしたが、NHKは熱心にオファー。
「戦国時代らしい言い回しに直してくれる担当の人をつけてほしい」と要望した上で受け、時代劇だと意識せず「毛利家のホームドラマ」を書くことにした。
結果として元台本は「殿、チャンスにございます」の様な台詞が出てくる始末で、さすがのNHKスタッフも呆れていた……と、内館本人が笑い話として語っている。
勿論、決定稿では変更されていた((ただ、視聴者にはなじみのない「国人一揆」を「領主連合」と言い換えるなど、雰囲気を損なわない範囲でわかりやすい現代語を使う試みはなされている。))。
いわば「大河ドラマの、実は言ってない台詞」だが、さすがに大河で流れたというのは嘘くさくなりすぎるためか、民放時代劇で出た台詞だとされる事が多いようだ。
-鞍馬天狗「&b(){杉作、日本の夜明けは近い}」
嵐寛寿郎主演の時代劇『鞍馬天狗』で、寛寿郎演じる鞍馬天狗が自らを慕う少年に向けて言ったとされる台詞。
[[笑点]]で[[林家木久扇]]が物真似を披露した事で有名になったが、
実は''台詞自体が木久扇師匠の創作''であり、この通りの台詞は原作まで範囲を広げても存在しなかったりする。
後に鞍馬天狗がこの台詞を喋るCMが作られたりもしたものの、演じているのは''物真似した木久扇本人''なので、
実際の『鞍馬天狗』を演じた寛寿郎氏は言っていないという意味でも、「後で言った」とするには微妙である。
-アルフレッド・イズルハ「&b(){嘘だと言ってよバーニィ}」
『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]』より。
同作の主人公である少年のアルが、劇中で知り合った青年のバーニィに発したとされる台詞。
ポケ戦という作品のストーリーを象徴するフレーズとして有名になっているが、実際には台詞ではなく''第5話のサブタイトル''((より正確な表記は「嘘だといってよ、バーニィ」。))である(全6話)。アルの心中を表したものではあるが…。
バーニィとの口論シーンで実際に言ったのは「''嘘だ!バーニィはあいつが怖くなったんで嘘をついてるんだ!''」という台詞である。
公式なフレーズである事には違いないため、『戦場の絆』『ガンダムvsシリーズ』など、
『ポケ戦』の機体が参戦しているガンダムゲーでは称号だったりコメントパーツだったりに用意されている事も多い。
過去作のパロディがふんだんに盛りこまれた『[[ガンダムビルドファイターズ]]』でも使われた。
これも「アルの台詞である」との誤解が広まった原因だと思われる。
-オルガ・イツカ「&b(){マクギリスじゃねぇか…}」
『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]]』より。
上のバーニィ同様、ネット上でよく使われるフレーズ。
オルガが[[マクギリス・ファリド]]と再会した時の台詞とされるが、実際には本編で一度も発せられた事は無い。
「異世界オルガ」と呼ばれる『鉄血のオルフェンズ』を基にしたMAD動画シリーズ(大体CV:櫻井孝宏キャラ相手に使われる)において本編の台詞を切り貼りしたものなのだが、
オルガの台詞として有名になりすぎてしまいYahoo!やGoogleでマクギリスを検索するとこの台詞が最上位に出てくる珍事まで起きてしまった。
-ザ・ヴァーティゴ「&b(){タキシードメンポ}」
プロトニンジャスレイヤーについての質問への回答としてテング・ニンジャへ言及した際に引き合いに出したとされるが、
実際の台詞ではこの様な珍妙な言い換えではなく、
「これは[[ホークムーン>Eternal Champion(永遠の戦士)]]でいう所の「金と黒玉の戦士」的なポジション……わかんないかな?ええと、[[''タキシード仮面''>地場衛/タキシード仮面]]みたいなさ。」
と、原作通りの呼称が使われている。
なお『[[ニンジャスレイヤー]]』は本編と宣伝、そして原作者や翻訳チームなど携わる人物の間でも微妙に芸風が違っており、
英日直訳したりポピュラーな英語を一般のと異なる発音するのは翻訳チームに見られる芸風。Q&A担当のザ・ヴァーティゴは
&b(){「前々から言おうと思ってたんだが、&u(){ゲームや映画のタイトルとかは、名称をもじられるとまったく全然わからんから普通に書いてほしいんだよな!}みんな頼んだぞ!」}
とのスタンス。[[第四の壁が見えている>デッドプール]]設定なのでものの考え方は「こちら側」に割と近い。
ちなみに類似ネタとして「オメ―ン・ライダー」「モーターシロイヤツ」(それぞれ仮面ライダーとガンダムを指す)がある。
余談ながら、2021年になって「~5人ものロイヤルニンジャがタキシードメンポ姿で同行した時の写真は~」
と、「タキシードを着てメンポを着けた格好」という文脈で「タキシードメンポ」の語が実際に登場した。
-上月澪「&b(){知ってるがお前の態度が気に入らない}」
『[[ONE~輝く季節へ~]]』の澪が満面の笑みと共にスケッチブックに上述の文章を書いて掲示((声を出す事ができない澪がとるコミュニケーション方法。))するもの。
原作中には似た文章・シチュエーションさえ皆無であり、そもそも澪の性格上この様な内容の文章は書かない。また彼女の普段の文体(「~なの」で文を結ぶ幼めの話し言葉)とも違う。
この台詞と絵の由来はファンアート。上述の通り「本来の澪なら絶対にやらない、ネタ的ニュアンスの1枚」だった。
それを基に[[アスキーアート]]化したものが、当時主流だった[[2ちゃんねる>2ちゃんねる/5ちゃんねる]]において質問者やスレッド作成者等へ煽る時に便利だったため多用され、この台詞とAAの方が有名になった。
-悟空「&b(){これはクリリンの分!}」
確かに対ナッパ戦の最中、悟空は「〇〇(死んでいった仲間の名前)のうらみ!」と言いながら攻撃しているが、''この時クリリンは死んでいない''。
また悟空がクリリンの仇を討とうとするシチュエーション(タンバリン戦やフリーザ戦)においても、この台詞は無い。
実際はお笑い芸人「南海キャンディーズ」が繰り返し使っていたネタで、彼自身も原作に無い台詞なのは承知の上で「''聞いた人があえて印象に残るようこの台詞を使っていた''」との事。
一方、フリーザ戦における有名な台詞「クリリンのことかーっ!」は同じクリリン絡みの上に、字面からイメージされるシチュエーションと実際に発言された時期に少しずれがあるためか同類だと誤解される事もあるが、本当に言っている。
但しこちらも他作品における超サイヤ人パロで引用されがちな台詞であるためか、超サイヤ人初変身時のものと誤解されがちだったりする。
ちなみに似た台詞としては、『[[北斗の拳]]』の[[ケンシロウ>ケンシロウ(北斗の拳)]]が[[ジャギ>ジャギ(北斗の拳)]]に向けたもの、
『[[SLAM DUNK(スラムダンク)]]』の[[三井>三井寿]]編にての[[桜木花道]]、『ジョジョ』の[[エルメェス・コステロ>エルメェス・コステロ(ジョジョの奇妙な冒険)]]、
そして''『三銃士』のダルタニャンのワルド伯への台詞''などもある。
故に「他人の台詞の改変」どころではなく一種の慣用句と考えられるため「作り話」へ分類している。
余談だが、マンガ『[[いぬまるだしっ]]』ではたまこ先生が「これはクリリンの分!」と鳥山先生にバレンタインチョコを贈っている。
-[[オーキド・ユキナリ>オーキド博士(ポケモン)]]「&b(){ポケモンは全部で151匹いる}」
ポケモンシリーズのお約束ともいえるポケモンの研究者の初代である、オーキド博士が発したとされる台詞。
新ポケモンが増える度にネタにされる台詞だが、実は彼が原作ゲーム及びアニメにおいて「ポケモンが''全部で''151匹いる」と明言した事は無い((流石に派生漫画まで行くと別だが。))。
あえて挙げるなら彼が歌ったアニメの初代ED「ひゃくごじゅういち」位だが、それも厳密に言うと「151''匹''」であって「151''種類''」ではない。
メタ的にはゲーム的(当時のカントー地方では)に№151までしか居ないので、仮に「151種類」だったとしても絶対間違いだとは言い切れないが…。
「金・銀」及びそのリメイク作品「ハートゴールド・ソウルシルバー」に登場する一般人の台詞に、
「3年前、オーキド博士は150種類いるって発表してたけどな」というものがあるが、これもやはり「全部で~」というニュアンスではない。
ちなみにアニポケでははっきりと''「オーキド・ユキナリが全国図鑑No.152以降のポケモンを目撃する」''シーンが存在する((研究職につく前ではあるが、[[セレビィ>セレビィ(ポケモン)]]の野生個体などを目撃している。映画『[[セレビィ 時を越えた遭遇>劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇]]』より))他、
アローラ地方に親族がいる事が判明しているため、アローラのポケモンについても話を聞いているとするのが自然であろう。
少なくともアニメ版においては「元々カントー以外のポケモン事情についてもそれなりに知っている」と推測できる。
-[[草加雅人]]「&b(){それも乾巧って奴の仕業なんだ}」
草加は[[仮面ライダー555]]に登場する仮面ライダーの1人で、味方サイドでありながら主人公の[[乾巧]]と反目しあっているという設定を持つ。
そんな彼の代表的な台詞として扱われるが、''劇中では全く言っていない''事もよく知られる。
とはいえ、草加が巧を孤立させようと策略を張り巡らせ、オルフェノク(本作の怪人)である[[木場勇治>木場勇治/ホースオルフェノク]]を誘導して巧を始末しようと考えていたのは本当である。
そのため、実際の台詞ではないにせよ、劇中における草加の性格と所業を端的に表した言葉である事は間違いない。
これに対しては、木場の台詞「''なんだって!?それは本当かい!?''」(略して''なそ本'')で返すのがお約束とされるが、やっぱりこっちも実際の台詞ではない。
要するにこれらは草加が言葉巧みに木場を騙すシーンを''要約''したコピペ文である。(数話かけて木場と巧を騙す本編の草加も凄いが、それを1行にまとめるファンも凄い。)
そして、&b(){カードゲーム『[[仮面ライダーバトル ガンバライド]]』においてこの台詞がカイザのライダースキルのスキル名として採用=公式に逆輸入される}という珍事が起きた((ちなみに効果は、カイザが後衛で相手がファイズの時、味方の攻撃と必殺をアップし防御をダウンさせるという、らしいものになっている。))。
また、神谷浩史と鈴村健一がMCを務めるラジオ『仮面ラジレンジャー』に草加役の村上幸平氏が出演した際にはこの台詞を言ってくれるようリクエストしていた。
そのため、''「草加雅人は言ってないが、(演者の)村上氏は言っている」''と言う珍事が起こってしまった。
ちなみに村上氏はこの際にはっきりと「(草加がそういう奴だったのは事実だが)この台詞は言っていない」と答えている。
更に時が経った2017年には、大人向け変身ベルト玩具である「CSM カイザギア」のプロモーション動画にて、
出演した村上氏が動画のオチにこの台詞(「それも」を「これも」とするなど、言い回しは少しだけ変わってはいるが)を使っている。
CSMでは555→CALLでこの台詞が再生できる。
ちなみに似た様な言葉に『仮面ライダーBLACK』主人公[[南光太郎]]の「[[ゴルゴムの仕業]]」がある。
こちらは、『BLACK』にて何か不審な事が起こると、光太郎が何でもかんでも敵組織の「暗黒結社ゴルゴム」の仕業にするため、
それを面白がった視聴者が、時に『仮面ライダー』が無関係な作品でも「ゴルゴムの仕業だ」とゴルゴムにあらぬ疑いをかけるネタにされた。
※ちなみに「ゴルゴムの仕業」という台詞が発せられたのは劇中で僅か一回程度。
但し、『BLACK』では一見すると無関係に見えても実際にゴルゴムの仕業である事が大半である。&s(){番組の都合というものがありまして}
-榊マリコ「&b(){事件だわ!}」
[[科捜研の女]]の主人公、沢口靖子演じる榊マリコが、些細な物証から違和感を感じた時に言うとされる台詞。
しかし、ドラマ本編でマリコがこの様な台詞を言う事はない。
そもそも科捜研は警察が事件の捜査を開始してから出動する組織なので、マリコが事件の発生を宣言する状況も考えづらい。
自殺と思われた事件が他殺だったというケースはよくあるが、それを指して「事件だわ!」と言うのも不自然である。
実際には榊マリコのモノマネを持ちネタとするモノマネ芸人・メルヘン須長氏の創作であるが、使いやすいのかスポーツ紙で科捜研がらみの芸能見出しで使われるほか、当の須長氏もドラマ制作発表時のゲストとして沢口氏の前でこのネタを披露するなど、事実上公認となっている。
また、劇場版公開時に制作した警察とのコラボポスターにもこの台詞が使われたこともある。
-[[ミスト・レックス]]「&b(){総士君がいなくなってしまったからな…}」
[[スーパーロボット大戦K]]のオリジナル主人公であるミストが発したとされる台詞。
総士君とは[[蒼穹のファフナー]]の重要人物である皆城総士のことである。
この台詞が出てしまうと[[ファフナー>蒼穹のファフナー]]勢生還フラグの成立に失敗しているとして有名だったのだが、&b(){劇中でこの台詞は全く出てこない。}
実際のゲームでフラグ立てに失敗した時の該当する台詞は
さやか「だけど、一騎君達にはつらいパーティだったでしょうね…」
アスラン「顔では笑っていたが、みんな心の中は悲しみでいっぱいだったはずだ…」
カガリ「『総士は死んだわけじゃない。フェストゥムと同化しただけで、いつかきっと俺達の所に戻って来ます…だから悲しくはありません』…か。一騎の奴…」
という流れからの
ミスト「&bold(){&font(#ff0000){総士君がいなかったら}、俺達はル=コボルに勝てなかった…彼に対する感謝の気持ちは、言葉では言い尽くせないですよ…}」
と意味合いからして全然違うのだが、何故か広まってしまった。
元々ゲーム中の彼の発言は問題視される事が多く、逆にネタとして原作台詞と共に改変ネタ台詞・他作品パロ台詞が数多く書き込まれる中で
アンジェリカ「○○にはつらい宴会になってしまったわね」
ミスト(総士君がいなくなってしまったからな)
という様な系統のネタが原作台詞引用と勘違いされて大勢にしばらく信じられていたのは、
ネタ台詞の宝庫としてスパロボKをプレイしていないが語録を好む者も多数発生していたとはいえ、彼なら言いそうと思わせるだけの説得力があったからだと思われる。
勿論、だからと分かっているのにデマを拡散してしまうのは彼以上に問題視される行為なので注意するべきだろう。
-[[服部平次]]「&b(){せやかて工藤}」
『[[名探偵コナン]]』にて。
大阪在住の服部平次が[[工藤新一]](=コナン)の推理に反論する際の台詞とされるが、劇中では言っていない。
ちなみに関西弁の「せやかて」は標準語で言う所の「そうかもしれないけど」といったニュアンス。
平次も高校生探偵であり、気質や年頃も近いので新一(コナン)と度々張り合ったり、推理に納得できない点があれば遠慮なく反論したりするので、
特に二人で協力して事件を追う回などではいかにも言いそうな台詞だが、実は言っていない。
おそらく、初対面の事件において二人で張り合っている時に平次が真相を掴んだと確信して言った「もろたで工藤」、
あるいはニュアンス的にも文言的にも非常に近い「せやけど工藤」を間違えてしまったと思われる。
ただあまりにもネタにされている上、別に平次のイメージを落とす様な間違いではないためか、
半ば公式も認めている台詞であり、''公式の企画のタイトル''に使われた程である((同企画での平次の台詞には使われていないので「言った事になった」かは微妙な線だが))。
なお、パロディに定評のある『[[銀魂]]』の次回予告にて「平次役の堀川りょう氏が演じたパロディキャラ」がこの台詞を言っており、
奇しくも上記の草加雅人同様に''「平次は言ってないが堀川氏は言った」''という珍事が起きた。
余談だが(劇場版OPでは頻繁に言っているのでこの項目の趣旨からちょっと外れるものの)、コナンの決め台詞として知られる「''真実はいつも一つ!''((なお、正確な文言は「真実はいつも…たった一つしかねーんだからな…」)。)」も、
本来は「他人の台詞が別人のものとされた系」の特殊なパターン。
この台詞、先述した平次と新一(コナン)の初対面の事件である「外交官殺人事件」が初出だが、
実はこの時、''コナンは平次に飲まされた中国酒・白乾児の効果で一時的に元の姿に戻っている''。
つまり、''「新一の台詞である事には間違いないが、江戸川コナンとして言った台詞ではない」''のである((一応、コナンとしてもその後、この台詞を心中で独白したことはあるが、口に出したことはない))。
-サーバル「&b(){すっごーい!君は○○のフレンズなんだね}!」
IQが下がるという噂のアニメ『[[けものフレンズ>けものフレンズ(アニメ)]]』のメインヒロイン、サーバルが言っ''てない''台詞。
作中の俗に''「けもフレ構文」''と呼ばれるフレーズがちょっとしたブームとなり、
その中でも特に代表的なフレーズとされているが、''実際にこの台詞を発した事はない''。
作中で彼女が実際に言った台詞でこれに近いニュアンスのものを強いてあげるとするなら、
「あなた、狩りごっこあんまり好きじゃないけものなんだね。」だろうか。
何かと多用される「すっごーい!」とその他の特徴的な台詞をまとめた言葉ではあるが、
どんな相手でも長所を探し出して褒めてくれるサーバルの人柄(?)が二言に凝縮されていて、
汎用性も高すぎたために妙に広まってしまったフレーズである。
なおこの件で「けもフレのファンは模造台詞を広めた」などと煽ってくる輩がいたら、
''「あなたはけものフレンズがあまり好きじゃないフレンズなんだね!」''とでも返しておくといいだろう。
なお、けもフレ声優陣が某音楽番組に出演した際、某サングラスがトレードマークの司会者さんを名指しして''「すっごーい!○○さんはイグアナのフレンズなんだね!」''と発言ししており、公式もこの台詞を把握している模様。
-[[十神白夜]]「&bold(){どういうことだ、説明しろ[[苗木>苗木誠]]!}」
前述の「それも乾(ry」の様なパターンで、「どういうことだ…」とか、「説明してやれ苗木」とか、
「説明しろ…いやしてくれ…」辺りが混じったものと言われている。
ちなみに似た例では[[魁!!男塾]]の[[富樫源次]]の台詞に「どういうことだ!説明しろ[[伊達>伊達臣人]]!」というものがあり、こちらと混同している節もある。
-[[千代田桃>まちカドまぞく]]「&bold(){シャミ子が悪いんだよ…}」
いかにも言ってそうな台詞だった事と台詞の内容的に使い勝手がいい為に、二次創作のネタが過剰に広まりすぎてしまったパターン。
「漫画(原作)とアニメでは言ってないだけで原作では言ってた」の様な、
「お前は何を言っているんだ」と言いたくなる様なネタ擁護もセットになっている事も多い。
言っていないということを承知の上でネタにされている部分が多いので厳密には少し違うのだが、ネット流行語大賞のniconico賞を受賞したことを受けて、
原作者と桃役の[[鬼頭明里]]がこの台詞について言及しており、公式側にも認知されているようではある。
しかし、原作者と言った(とされる)キャラの声優が言及したとはいえ、二次創作のネタの範疇を超えないのは相変わらずなので注意しよう。
なお、原作単行本6巻において、
「フロイトが手をたたいて喜びそうな悪夢を見せて((オーストリアの精神科医ジークムント・フロイトのこと。夢分析の分野でその名を馳せているが、何でもかんでも性的欲求不満につなげようとすることで有名。つまりはそういう解釈のできる夢である。なお、シャミ子にはアリバイがあり冤罪))何のつもり?シャミ子はよこしままぞくだったんだね!」と発言しており、
俗にいう「作中で言っていない(描写されていない)だけで桃は言っている」説に拍車をかけている。
また、件の二次創作とは別に「''桃がシャミ子の失敗や貸し等を持ち出してシャミ子を丸め込もうとする''」シチュエーションは原作ではお約束となっているため、
元ネタ未見の人には「そういった場面で言っている」と勘違いされる事も。
-[[月岡恋鐘]]「&bold(){かーっ!卑しか女ばい!}」
『[[アイドルマスター シャイニーカラーズ]]』に登場する長崎県出身のアイドルだが、
同僚アイドル(特に[[千雪>桑山千雪]]や[[三峰>三峰結華]])がプロデューサーに恋愛方面でアピールする時に言うとされる台詞。
&b(){「見んね霧子!」}となぜか仲間の[[幽谷霧子]]に振る台詞がセットで用いられることが多い(場合によってはその霧子に抜け駆けされているというオチも)。
霧子に振るパターンでは&b(){凄まじいしかめっ面をしながら叫ぶ}という公式四コマの絵とセットになっている事もあるが、
こちらはコラであり実際のコマでは口は閉じている。&s(){つまりしかめっ面自体は公式}((なお状況としては、「クールキャラを演出しようとキリっとした表情を作ろうとしてしかめっ面になってしまった」というもので、上記の様な恋愛関係の要素すらない。))
公式にはこの様な台詞を発した事は決してない。&b(){純然たるインターネット上のミーム}であるのだがこの元ネタがシャニマスにまで持ち込まれた経由は意外にもかなり複雑。
原点は[[紅 kure-nai]](アニメ版)の九鳳院紫の台詞((ちなみに言われた側の崩月夕乃も夕乃で大概なキャットファイトネタで、この点も現在の使われ方とは異なる))。それがデレマス→艦これと経由してシャニマスに伝わると二転三転したネタである。
なお後にウマ娘にまで更に伝搬しており、現在ではシャニマスに限らないミームとして定着した模様である。
ちなみに恋鐘自身もPへのアプローチが多いアイドルであるという所謂「お前が言うな」ネタでもあり、
そもそもの発端が恋鐘のアプローチは空回りしがちなのに、よく卑しか女扱いされがちな千雪のエピソードは甘い雰囲気で……という落差があった事による。
念を押すが本来の恋鐘はこの様な嫉妬(?)を見せる人物では決してなく、シャミ子同様二次創作のネタの範疇を超えないネタなので注意しよう。
-[[黛冬優子]]「&bold(){あんたはここでふゆと死ぬのよ}」
こちらも[[アイドルマスター シャイニーカラーズ]]に登場するアイドル、黛冬優子が&bold(){言ってない}台詞。
元は某ファンアートの「ふゆたちはここで死ぬのよ」という台詞が発端であり、徐々に改変され今の様な台詞となった。
冬優子の少年漫画の様なキャラクター性と文面の雰囲気から「いかにも冬優子が言いそう」ということで広まっていったネットミーム。
2020年ネット流行語100にもノミネートされる程有名になった台詞だが、勿論原作ではこの様な物騒な台詞は言っていない。
「あんた」の対象はプロデューサーだったりユニットのメンバーである[[芹沢あさひ]]だったり様々。
シチュエーションも「冬優子が『あんた』と心中する」「冬優子が『あんた』と添い遂げる」「冬優子が仲間のために『あんた』を道連れにする」など。
なお、「よっしゃー!目にものを見せてやったわ!あーっはっは!」「アイドルが戦うってのがどういうことか、見せてやる」
「ふゆたちは空中戦じゃ分が悪すぎるでしょ……!((これは厳密に言うとハロウィンの特別シナリオイベントに登場する別世界のそっくりさんが言った台詞。))」等の台詞を&b(){実際に作中で言っている}ことも、この台詞が「言ってそう」とされる一因と言える。
ちなみに、シャニマスにはこの手の「言ってないセリフ」がやけに多く、この2つ以外にも
[[杜野凛世]]&bold(){「日本は負けておりません」}
杜野凛世&bold(){「はいはい、凛世が悪うございました」}
杜野凛世&bold(){「ブチギレそうでございます」}
杜野凛世&bold(){「きっしょ」}
[[八宮めぐる]]&bold(){「薬物には手を出しちゃダメっ!!」}
[[風野灯織]]&bold(){「助けて、真乃、めぐる…」}
[[小宮果穂]]&bold(){「あー!! ちょこ先輩がえっちな恰好してますー!!」}
[[大崎甜花]]&bold(){「なーちゃん、こいつ、煽った!!」}
[[樋口円香]]&bold(){「小糸、ペナルティキス、行くよ」}
以上は発生の過程や系統こそそれぞれ異なるものの、&bold(){全て「言っていないセリフ」}である。
&s(){あー!!一人で四つもある人がいますー!!}
-[[秦谷美鈴]]「&bold(){許しませんよ藤田ことね}」
シャニマスの「言ってないセリフ」文化の、学マスにおける後継者とも言えるセリフ。
美鈴は[[月村手毬]]への執着心と、その裏返しとして[[藤田ことね]]への隔意ある態度が描かれているキャラではあるが、
このセリフは作中には登場しない。
現在ではこのセリフは美鈴のセリフとしてというより、
&bold(){あらゆるセリフの後ろにつけて全てのことをことねのせいにする}というネタとして使われる傾向にある。
その点では、「殺してやるぞ天の助」や「あいつのせいだミオリネ」に近いネタセリフという側面もあると言える。
-[[海馬瀬人]]「&b(){ずっとオレのターン!}」
『遊戯王』シリーズにおいて、一方的なデュエル展開が起こった時に使われる台詞。
遊戯王に限らず、対戦型ゲーム、特にカードゲームでは幅広く使われるスラングである。
海馬にこの台詞を言わせたAAが有名であるため海馬の台詞と思われがちだが、''原作・アニメ共にそんな台詞はない''。
発祥に関しては諸説あるが、「ずっとオレのターン!」というフレーズ自体は''アニメ実況板の『遊戯王GX』実況スレが初出''である、とする説が有力。
その後海馬のAAと超融合し、現在の形に定着したようだ(一応、原作海馬が双六戦で行った行為が元ネタとする意見もある)。
なお「ずっと俺のターン」の代表とも言える《[[狂戦士の魂]]》だが、
先述した通り『遊戯王DM』の次作品である『遊戯王GX』の実況スレが初出であり、この台詞の誕生には関わっていない。
後に『遊戯王ZEXAL』で[[オービタル7]]が「''ずっとオイラのターン!''」という台詞を残し、晴れて『遊戯王』シリーズ公認の台詞となっている。
ついには漫画版ARC-Vにて主人公・[[榊遊矢]]が「つまりずっとオレのターンってことさ!!」とほぼ同じ文面の発言を行っている。
-[[アルトリア・ペンドラゴン>セイバー(Fate)]]「&b(){問おう、貴方のソフトはマスターか?}」
PS2版『[[Fate/stay night]]』の[[コピープロテクト>割れ対策]]が発動した時に表示される台詞…と長らく信じられていたが、
後の検証でそもそも''件のコピープロテクトが仕込まれたソフト自体が偽物だった''事が判明している。
台詞自体が本編の名台詞のパロディとしてよく出来ている事や、
コピープロテクトという性質上正規の方法では真偽を確認できない事などから、文字通り誰もその出所を疑わなかった模様。
-[[岡田以蔵>アサシン(帝都聖杯奇譚)]]「&b(){おまんも人!}」
『Fateシリーズ』において[[アサシン>アサシンクラス(Fate)]]の[[サーヴァント>サーヴァント(Fate)]]である岡田以蔵が「人斬り」スキルを使用する時の台詞。
が、この台詞は''ファンアートが発祥''であり、『[[Grand Order>Fate/Grand Order]]』にも『帝都聖杯奇譚』にも存在しない。
『Grand Order』の岡田以蔵が持つスキル「人斬り」は人型エネミーに対するダメージが増すが、
この「人型」の範囲が妙に広く、ラミアやケンタウロスといった亜人型エネミー、
果ては「[[首無し騎士を乗せたオオカミ>新宿のアヴェンジャー]]」「[[九割馬>赤兎馬(Fate)]]」といった人型要素の少ないものにまで特攻が入る。
&s(){1回だけ「グラフィック上は明らかに『おまんは人型!』だが、当該サーヴァントの設定の都合で特攻が入らない」ことはあった。}
そんな事情から「[[アスカロン>ゲオルギウス(Fate)]]の様に相手に人型属性を付与しているのでは」などと噂され、
アスカロン使用時の台詞「汝は竜!」と上述したファンアートの台詞が融合。
結果、「『おまんも人!』と叫びながら人でないものを斬る以蔵さん」というミームが誕生した。
なお、元になったファンアートはノッブが「岡田以蔵がアホになって何でもかんでも人認定すれば特攻が使いやすくなるのでは」と想像した時の彼の姿(予想)であり、結局発祥元でも本人は言っていなかったりする。
-[[マシュ・キリエライト]]「&b(){こんな世界を……私たちは、これから……}」
スマホゲーム『Fate/Grand Order』においてマシュが言ったとされる台詞。
場合によってはモノローグだったり発言者がゴルドルフ所長になっている時もある。
&s(){[[型月が初期に発売した某作品をはじめ>月姫]]}、長年凍結していた作品の新作が発表された等といった、
''ファンが思わず耳を疑う様な吉報が飛び込んできた''時に、与太話的に「〇〇が発表されたんだよ!」というモブの台詞に返す形で書かれる事が多い。
また、反対にあり得ない事を挙げて「ないない」という意図で使われる事も。
ここでいう「こんな世界」とは第二部で敵対する''異聞帯''(我々の知る世界史から分岐し、かつ何らかの理由で滅んだ、もしくは「これ以上発展しない」と判断され消失するはずだった世界)の事を差す。
第二部では黒幕によってこれらの世界に塗りつぶされる様な形で本来の世界が滅ぼされてしまい、正しい人類史を取り戻すためには異聞帯の核を切除して文字通り消さなければならない…というのが本編のストーリー。
詳細は省くが、異聞帯の中には''深刻な問題が隠れているものの、表面上は穏やかで平和を享受している世界''が少なくなく、
最終的にはその平和を踏みにじる事を強いられている主人公達の苦悩を端的に表した台詞といえる。
そのストーリーが公開された後、Fateシリーズのスピンオフ作品『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の著者であり、
''にも関わらずその主人公が全然引けない''ジンクスで有名だった三田誠氏がようやく入手した事に対し、
(そんな救いのある世界を…我々は、これから…)というリプライが送られたのが初出。
北欧異聞帯を切除した直後のマシュの台詞に「……わたしたちは、またひとつの世界を……」というのがあるため、これが元となった可能性がある。
-[[蘆屋道満>キャスター・リンボ]]「&b(){忘れもしませぬ、あれは拙僧が○○だった頃…}」
同じく『Fate/Grand Order』でリンボが言ったとされている台詞。
元ネタはイラストを担当した古海鐘一氏が投稿したイラストにあった「忘れもしませぬ、あれは拙僧が知育葉子の広告塔だった頃…」という一文だが、
これを面白がったユーザー達によって〇〇の部分に適当な内容を当てはめてリンボの存在しない記憶を捏造するという大喜利が流行した事で広まる様になった。
あまりの広まり様に、ファミ通のFGO6周年企画にて''シナリオライター陣から「あったのかなかったのか微妙に思い出せない」''というコメントが寄せられている。
-[[香風智乃>香風智乃(ご注文はうさぎですか?)]]「&b(){うるさいですね}」
[[某所>なんでも実況J]]でアレな意味で有名になってしまった台詞(内容が内容(R-18)なので調べるのは自己責任で)。
とある二次創作スレが出典で、原作・アニメ共にこの台詞は登場しない。
しかしアニメ1期8話で「''ティッピーうるさいです''」と言ったり、
アニメ2期1話のサブタイトルが「&bold(){笑顔とフラッシュがやかましい これが私の自称姉です}」だったりと、
似た様な言い回しは出てくるので、(該当スレの内容とは関係なく)「言ってそうな台詞」として流行ったのかもしれない。
但し、これら本家の台詞は件のものと違い、蔑みより呆れのニュアンスが強い。
-[[ツインターボ>ツインターボ(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&bold(){もういい!}」
『[[ウマ娘 プリティーダービー]]』に登場するツインターボの台詞。
後述の、スペシャルウィークの「あげません!」と共に様々な名台詞と並んでスタンプ化された……のだが
ターボは劇中でこの様な発言はしておらず、スタンプに使われているシーンも別の台詞を喋っている。
実はこのネタはそもそもとして卑しか女と同じネタの遷移があった。
というのも、『ウマ娘』が流行する前に、競馬を『[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]』の[[本田未央]]がやったらというネタで、
アニメにて未央が泣きながらプロデューサーに「もういいよ、私、アイドルやめる!」と叫んだシーンを改変し、
競馬の予想を外した未央が「もういいよ!私競馬辞める!」と叫ぶネタが流行していた。
そして後にウマ娘のアニメ2期やアプリ配信でこちらの人気が高まると共に、&b(){前述の台詞を叫んだ時の未央と構図が似ている}((そもそもウマ娘自体が競馬を題材にしている作品であるため、意図的に似せているのではないかという指摘も存在する))ということから、
未央とPをツインターボとイクノディクタス(またはナイスネイチャ)に差し替えたネタが流行り始め、そのネタの一部が、この「もういい!」であった。
しかし、当該シーンの実際のツインターボの台詞は、
「&b(){ターボやるもん!テイオーの目の前で絶対絶対逃げ切って勝ってやる!諦めなければやれること見せてやるんだ!!}」
という、諦めるどころか、トウカイテイオーの挫折を覆すべくかつて彼女に教えられた「諦めない事の大切さ」を証明しようとする名台詞である((この辺を考慮してか、「実際の競馬で頑張ったり成長を見せた馬や騎手・陣営を褒める」内容で改変しているネタも散見される))。
曲がりなりにも実際に作中で使われた「あげません!」とは違う完全にネタに悪ノリした内容、
かつ実際のシーンとは真逆の使われ方をされた事でこのネタを快く思わない人も多い事は気に留めておきたい。
ちなみに実は言っていないが公式がスタンプに採用したものには、
他にかの有名な「&b(){久々にワロタ}([[ハイドリッヒ・ラング>第二次ランテマリオ会戦]]/[[銀河英雄伝説]])」などがある。
-[[グラスワンダー>グラスワンダー(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&b(){腹を切りなさい、エル}」
こちらも『ウマ娘』発祥の言ってない台詞。
グラスワンダーの親友、[[エルコンドルパサー>エルコンドルパサー(ウマ娘 プリティーダービー)]]が何らかの失言や行動でグラスを憤慨させてしまった時のお決まりの台詞…とされているが、&b(){こんな台詞は劇中にはない}。
近いものとしては、ゲーム版のエルの育成シナリオにおいて、一度自信が打ち砕かれてマスクを脱いでしまったエルが、
トレーナーとのやり取りで再起する決心を固め、その証としてトレーナーが持ってきたマスクを付けてもらおうとした場面で、
グラスが&b(){いきなり割り込んで}言う((一応、失踪してしまったエルをトレーナーが捜索中、エルと仲の良いグラスに居場所の心当たりを聞くなど、「グラスが近くで話を聞いていてもおかしくない」伏線はあるのだが、それまで一切気配を感じさせないので唐突に見える。))「&b(){自分でかぶりなさい、エル}」という台詞があり、言い回しのベースはこれだと思われる。
「(ギャグシーンで)エルがグラスに諌められる」という流れ自体は実際公式でもお決まりの展開であること、
そしてグラスがプレイヤーから「武士」と揶揄される程の、温厚ながら強い気迫を秘めたキャラクターであることは事実であるため、
「いかにも言いそう」とネタにされ、プレイヤーの間でネットミームとして拡散されて今に至っている。
人気コンテンツの例に漏れず、ウマ娘は二次創作・SNS由来の言っていない台詞が現在も生まれ続けており、言ってない台詞を列記・解説したらそれだけでひと項目作れる。
例としては
-[[ナリタタイシン>ナリタタイシン(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「産むから!」}((ゲーム画面を使ってるものはゲーム内メッセージのエミュ用のフォントを使ったコラ画像。実際はタイシンの育成シナリオで、彼女が菊花賞前に体調を崩したシーン。))
-[[タマモクロス>タマモクロス(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「(このでけぇおっぱいが、)ウチは今から赤ちゃんにされる」}((元ネタは『進撃の巨人』のコピペの改変で、全文はかなり長い。なお元ネタの元ネタである原文は「このでけぇ害虫が、俺が今から駆除してやる」。但しこのネタが公式に拾われたらしきゲーム内イベントは存在しており、「アルダンは赤ちゃんにされたことがないからそんな事が言えるんや!」と経験済みであるかの様な台詞を言い放つ。))
-[[ウオッカ>ウオッカ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「ウワーッ!」}((元ネタは『[[ルパパト>快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー]]』の陽川咲也が言ってそうな台詞というネタで、ウオッカのみならず陽川咲也も実際には言っていないとされる。具体的な起源ははっきりしないが、アプリリリース前からあるネタだという。なお、ウオッカは「ウワ!」なら言っている。))
-[[ダイワスカーレット>ダイワスカーレット(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「バカねウオッカ!」}((元ネタはふたばとも噂されるが今一判然としない。「典型的・古典的ツンデレ強気キャラ」という性質から「言ってそうなイメージ」が先行し自然発生的に生まれたか。漫画『STARTING GATE!』ではウオッカに対して「(やせ我慢しちゃって)バカね……」と言った事ならある。また、モチーフ馬が主戦騎手から「ちょっとおバカ(意訳)」と評されていた事もあり、「ばかねうおっか!」と全てかな表記にされたり、実際にはスカーレットの方がおかしなことを言っていたり、やっていたりで、言われたウオッカに「バカはお前だよ」とツッコまれるネタもある。))&b(){「あによ」}
-[[サイレンススズカ>サイレンススズカ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「でも、私の方が速いですよ?」}((但し最近になってカルストンライトオが似た様な台詞を口走った。))
-[[セイウンスカイ>セイウンスカイ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「セイちゃんちょっと横になりますね~」}
-[[アイネスフウジン>アイネスフウジン(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「はーなの」}
-[[コパノリッキー>コパノリッキー(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「コーッパッパッパ」}((ウマ娘におけるコパノリッキーが発表後、しばらくはキャラ付けが不明だったため、その頃の二次創作だとこの様な笑い声に加え語尾に「~でリッキー」と付く、通称『エアプリッキー』が流行った。実際のリッキーは明るく快活な性格で、こんな笑い声も変な語尾も(当然)なかったのだが、「コパぁっ!?」という悲鳴を上げたり、おそらくやる気が満ち満ちているという意味合いで「コパコパしてきた」と言う台詞は存在する。))
--ほぼ同一の経緯のネタとして、[[ドゥラメンテ>ドゥラメンテ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「ドゥ~ラドゥラドゥラ!◯◯だメンテ~!」}((こちらはアニメにサプライズ登場した直後で掘り下げが少ないのを機に「わざと」公式とかけ離れたように描写したネタイラストが出典。一応最近でも「口下手のせいで言いそうだと勘違いされる」など本当は言わないのを明示する形でこのネタを使うファンアートはたまに見られる))
-[[ホッコータルマエ>ホッコータルマエ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「リッキー真面目にやって」}((元ネタは明日葉トモロウのイラスト。但しリッキーに向けて「も、もーっ!真面目にやって!」と言ったことはある。))
-[[タニノギムレット>タニノギムレット(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「息子よ…」}((基本的には史実における仔であるウオッカのこと。但しウオッカは史実でもメスである。一説には実際のタニノギムレットを預かっているヴェルサイユリゾートファームや管理団体である引退馬協会がウマ娘版ウオッカに言及していたのが震源地ではないかとも))
-[[オルフェーヴル>オルフェーヴル(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「…っス」}((マスクしてるほうのデザインのオルフェーヴルを指して「なんだか言ってそう」と言われるようになり、いわゆるたぬき動画でこの二次設定が定着。現在の正式デザイン版になんらかの理由をつけて言わせているファンアートも少ないが見られ、大抵は史実の「ボス気質・馬に対してだけは悪質ないじめっ子」「オルフェーヴル同様に池添謙一が主戦を担当した」を反映してカレンチャンか、「ウマ娘内でも実姉」「実際の馬は極めて性格が悪いことが指摘されている」「こちらも同じく池添が担当」のドリームジャーニーに対してのことが多い。))
-[[アグネスタキオン>アグネスタキオン(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「末は博士か大臣だねぇ」}
などがあり、中には
-[[ゴールドシップ>ゴールドシップ(ウマ娘 プリティーダービー)]]&b(){「お前芦毛なら誰でもいいのか?」}((元ネタは実際のゴールドシップの盟友・ジャスタウェイに「芦毛の馬には目がなく、同性でもお近づきになろうとする」とする説があることから。))
というそもそもまだウマ娘に参戦していない馬が大前提となるネタまで存在する。
-「&b(){身体は闘争を求める}」
『[[アーマード・コアシリーズ>ARMORED COREシリーズ]]』由来の言ってない台詞。
ACはフロムを代表するディープなファンを抱える人気シリーズだが、2013年発売の『ヴァーディクトデイ』を最後にシリーズの展開が途絶えてしまっていた。
そして、それと入れ替わるようにフロム・ソフトウェアは『[[SOULSシリーズ>ソウルシリーズ(フロムソフトウェア)]]』などの、
高難易度アクションRPGの展開に力を入れ始めたため、ACシリーズファンは長らく公式からの供給が絶たれる状況に陥っていた。
そんな状況下で、ツイッターにて
&b(){「ツイッターでバズったトレンドワードに無理やりACシリーズとの関連性を見出し、最後に『このトレンドワードの拡散によってフロムがACの新作を作りはじめる』という結論に帰結させる」}
というネタ構文、いわゆる&b(){「ツイッター大喜利」}が流行。
このツイッター大喜利の中で登場したのが、上記の「身体は闘争を求める」というワードである。
もともとのネタは「[[Pokemon GO]]の流行で、世界中のみんなが可愛いポケモンと戯れる→心が癒される→だけど身体は闘争を求める→鉄臭さが欲しくなる→その需要に応えてフロムがACの新作を出す」
というもので(要約。実際はもっと長い)、いわゆる「風が吹けば桶屋が儲かる」的なネタであった。
このワードは大喜利の中でも「[[他をいくら改変してもここ(「身体は闘争を求める」の部分)だけは変えてはいけない>内川コピペ]]」という暗黙の了解ができる程にネット民に広まっており、
一時期はゲーム関連のトレンドワードが日本のツイッターのトレンド入りするたびに、「アーマードコアの新作」が並んでトレンド入りする程に流行していた。
この広まり様から「身体は闘争を求める」というワードはシリーズの登場人物が言った、あるいは公式のキャッチコピーから取られたと認識している人も未だに多いものの、
&b(){このワードは上記の大喜利が初出で、公式とは全く関係ない。}
一応、『[[アーマード・コア4>ARMORED CORE 4(AC4)]]』発売の際のCMに「&b(){戦い続ける歓びを}」という強いて言えば似ているキャッチコピーはある((AC4は「In The Myth, God Is Force」「新アーマード・コア、はじまる──。」など複数のキャッチコピーが存在しており、どれが正式なキャッチコピーなのかはプレイヤーの間でも意見が分かれるが、公式的には「戦い続ける歓びを」が正式なキャッチコピーとされる。))。
ただ、このネタは当のACシリーズファンからは賛否両論。
「そもそも公式と全く関係ない」
「シリーズの実態から『乖離している』とは言わないまでも若干的外れ」((基本的にレイヴン以下AC傭兵とは「何もかもを管理された世界で唯一自由な存在」「あくまでビジネスとして戦い、どの勢力とも付かず離れず、莫大な報酬でのみ動く傭兵」とされており、国家に代わって人々を支配し互いに抗争を繰り広げる企業も「世界の覇権を巡って」争っている。主人公で言えば「殺された家族の仇討ち」と明言されているMoA主人公と「匿ってくれた都市の運営資金確保」の4主人公以外は基本的に何故戦うのかは語られておらず、他にも様々な経歴や経緯を持つキャラクターが居るが、純粋に「闘争を求める」者は散見されるものの主流派とは言い難い。))
「このネタを使う手合いの多くは流行りに乗っかっているだけであり、AC自体が好きである様子はうかがえない(ACが外野にネタとして食い物にされているように感じる)」
……などの理由から、このネタに否定的なファンも多い。
このように「続編が出ない」ことをネタにされ続けていたACシリーズだが、2022年12月9日に開催された「The Game Awards 2022」において、
&b(){最新作『[[アーマード・コアⅥ>ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON]]』が発表され、2023年に発売。}
実に10年越しの新作が発売された上に&b(){これまでのシリーズ累計売上数を一作だけで超える売上を上げた。}
このAC6の大活躍により、このネタも今後は廃れていくと思われる。
#openclose(show=……のだが){
当のAC6において、あるキャラクターがこの言葉に近い意味の台詞を発するうえ、[[3周目になってようやく見られるエンディング>トゥルーエンド]]がまさしく&b(){「身体は闘争を求める」の何たるかを体現した内容になっている。}
10年間闘争を求めて燻っていたファンへ送られる公式からのアンサーと言うべきその結末を、ぜひご自身の目で確かめてもらいたい。
%%関連記事を漁ってたら辿り着いちゃうかもしれないけど%%
&s(){あと、&b(){チートを使ってランクマッチを荒らしていたユーザーがチートの穴を突かれてSランカーに正攻法で粉砕された}際には「10年間身体は闘争を求め続けた結果」と言われたり}
}
-[[水城ゆきかぜ]]「&b(){キミ、対魔忍の素質あるかもよ?}」
ソーシャルゲームの「アクション対魔忍(あるいは対魔忍RPG)」作中でゆきかぜが言ったとされる&s(){ヘイトスピーチ}台詞。
一緒に上げられたイラストが、いかにもゲーム中のワンシーンに見えるものだった事からより広まった。
イラストを見ると、いい感じの笑顔でプレイヤーか誰かを対魔忍に勧誘しているかのようである。
だが、『[[対魔忍>対魔忍アサギ]]』シリーズは(特に女性キャラに対して)ハードな展開で知られており、失態を演じるなどして捕らえられた結果、
[[身体改造>肉体改造]]されて散々に凌辱されたり、洗脳されたり、敵側に寝取られたりといったマイナスイメージが強いため、
「褒められているように聞こえない」として、対魔忍絡みの話題となるとちょくちょくネタにされている。
台詞、イラスト共に二次創作の産物で、実際にはその様なシーンはない。
実はゲーム「[[オーバーウォッチ]]」のPVアニメのワンシーンが元ネタ。
本当の台詞は「君、ヒーローの素質あるかもよ?」で、敵に立ち向かった勇敢な少年を純粋に褒めたものである。
ここまで広まった理由には、「アクション対魔忍」の公式Twitterアカウントが、
ユーザーに対して「&b(){対魔忍のみんな!}」などと一方的に対魔忍呼ばわりしながら話しかけていた事もあると思われる。
同作の主人公ふうま小太郎は一応対魔忍なので、プレイヤーを対魔忍とするのもあながち間違いではないのだが……
-[[エリザベス>エリザベス(ペルソナ3)]]「&bold(){メギドラオンでございます}」
『[[ペルソナ3]]』発祥の言ってない台詞。
彼女は同作の隠しボスとして戦えるのだが戦う際にある一定の条件を満たすと即死級の威力を持つメギドラオンを毎回放つのである。
そのトラウマ級の強さの影響でこの様に彼女の口調で話しながらメギドラオンを放つというネタが広まった。
後にP4Uの一撃必殺技として採用され、公式化した。
-[[ヨルハ二号B型]]「&bold(){えっちなのばっかじゃないか!!!}」
『[[NieR:Automata]]』発祥の言ってない台詞。
元は「[[ヨルハ九号S型]](9S)が「過去の資料(人類が描いた彼らのイラスト)」を発見したと呼びかけたため、その資料をPC型端末で確認した2Bが赤面して振り向き上記の台詞を叫ぶ」ファンアートが発端である。
実際に2Bのイラストを見て頂くかゲームをプレイして頂くと分かるが、当該作品は体験版発表時から彼女の&b(){大変フェティッシュなデザイン}が非常に話題となり、各所でファンアートが(それこそ&b(){えっちなの}も含めて)大量に生産される事となった。当該ファンアートはそうした2Bのファンアート流行をネタにした物。
またこれを英訳した画像が「&b(){IT'S ALL FUCKING LEWDS!!!}」というミームとして海外で流行し、2Bを様々なキャラに差し替える形で広まっていった。&s(){中には鼻血を垂らして喜ぶ9Sのバージョンもある。}
ただこちらもゲームをプレイして頂くと分かるが、当該作品は[[同ディレクター>ヨコオタロウ]]の[[作品>ドラッグオンドラグーン]][[の例>Nier Replicant]]に漏れず(特に3周目以降は)&b(){シリアスかつ暗鬱な展開が続く作品}であり、またそうした(&b(){えっちな})物を示唆する様な表現も無くはないが、&b(){基本的に「そういう描写」は無い}。
上記の2Bも主人公でありながら、作中では&b(){哀しい過去を抱え、また悲惨な顛末を辿る悲劇のヒロイン}としても描かれている。
そうした事情もあり、ファンアートが&b(){えっちなのばっか}な状態を少なからず好まないプレイヤーも一定数存在しているため、使い時は見極めよう。
・[[北川史郎>北川史郎(鉄人タイガーセブン)]]「&b(){肝心な時にお前はいない!}」
『[[鉄人タイガーセブン]]』発祥の言ってない台詞。
ムー原人が現れると決まって姿を消す剛が、戦いが終わって仲間と合流してきた際に決まって言われる台詞…との事だが、実際にはその様なシーンは存在しない。
第19話で戦闘中に剛が変身するべく姿を消したのを偶然にも見た北川が高井戸博士にそのことを報告し、
剛がいない場で陰口を叩くシーンはあるが、そこでもその様な台詞はなかった。
一応第14話では、剛がろくろビールスに感染した次郎を助けるための命の花を手に入れるべく、
仲間にも言わずにサハラ砂漠へ飛び立った際に&b(){「こんな大事な時に、剛の奴!」}と似た様な台詞を言われたことはある。
6年後の『[[ザ☆ウルトラマン]]』第15話では、マルメが&b(){「こいつはいつも肝心な時になるといなくなっちまうからな」}と発言しており((以降の作品でもウルトラシリーズでは「怪獣が出ると特定のメンバーがいなくなる」ことから人間が変身しているだけと推理したり、あるいは実際に特定の登場人物がウルトラヒーローであることを見抜いたりする展開はニュージェネレーション作品群を中心にお約束になりつつある。『オーブ』のようにギャグ展開にこれによる勘違いを使ったケース、『ガイア』のように主人公の方がこれを予想してアリバイ擬装を行うシーンが挟まれたものもあるが。))、これと混同したのではないのだろうか?
・チャーリーブラウン「&b(){〇〇は死んだんだ}」
全文は「〇〇は死んだんだ いくら呼んでも帰っては来ないんだ もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ」となる。
チャーリーブラウンのAAとセットで使われることが多い。
〇〇には最終回を放送したアニメ、連載が終了した漫画、サービスが終了したゲームなどが入り、
元々は「キルミーベイベーは死んだんだ」のコピペとして広まったとされる。
本編には「人生は配られたカードで勝負するしかないのさ」(これは本当に言っている)の台詞に代表されるように哲学的な台詞が多く、
これも「いかにもチャーリー・ブラウンが語りそうな台詞」として認識されており、「スヌーピーの兄スパイクが死んだ時の台詞」が元ネタとする説もあった。
だが&b(){スパイクは死んでなどおらず}、本編にこの様な台詞は存在しない。
なお、対になるコピペとして
「○○は復活するんだ 悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ 君は輝ける人生のその一歩を再び踏み出す時が来たんだ」
というものもあるが、やはり本編にこの様な台詞は存在しない。
-麻衣「&b(){嘘つき……}」
『[[東京BABYLON]]』のエピソード・「CRIME」に登場した幽霊の女の子・麻衣が言ったとされる台詞。
主人公の昴流が出会ったある女性は、自分の娘を誘拐殺人事件で失いながらも犯人が精神鑑定によって無罪となり、
その復讐のために「自分も法的には罪にならない」犬神の呪術で呪い殺そうと企んでいることを知ってしまう。
昴はこの凶行を止めるべく「&b(){亡くなった娘さんは復讐なんて望んでいない。お母さんに幸せになって欲しいと願っているはず}」と説得し、
自らの霊能力で娘の魂を呼び出すが、その娘は「&b(){わたしを殺した人をこらしめて}」と真逆のことを願っていた。
声は昴にしか聞こえないので母親に「&b(){娘さんはやっぱり復讐は望んでいない}」と嘘をついてしまったことで娘の霊に睨まれるが、
「&b(){くるしいよう いたいよう}」と繰り返し訴えられるだけで、「&b(){嘘つき}」とは一言も言っていない。
このエピソードはファンからは非常に人気が高く、昴を睨む麻衣の恨めしい表情が「&b(){嘘つき……}」と訴えているのと同等であるため、実際に言ったように誤解された様子。
-不動明「&b(){ほわーん!}」
悪名高い実写映画版の『デビルマン』において、主人公が発したとされる叫び声。
作中後半、身内に正体がバレたシーンで飛び出した発言として扱われており、出演俳優の棒演技を象徴するフレーズとして語り草になっている。
しかし該当のシーンは確かに存在するし、明が形容しがたい&s(){ストレートに書くと棒読み丸出しの}叫びをあげるのも本当だが、書き起こすとすれば「あああーーー」で「ほわーん」とは明らかに言っていない。後から自然発生的に定着したものとされている。
詳しくは[[作品の記事>デビルマン(実写)]]を参照。
-「&bold(){おもしれー女…}」
「誰が言ったのかわからない」パターン。
多くの人は「学園モノの少女漫画で、学内で人気を集める俺様系の男子が自分になびかないヒロインを見て興味を抱いた際につぶやくお約束の台詞」と記憶していると思うが、
「パンをくわえて走る遅刻しそうな転校生」と同様に、''これに厳密に該当する元ネタは今のところ発見されていない''。
「『花より男子』の道明寺司」「『[[テニスの王子様]]』の[[跡部様>跡部景吾]]」が候補に挙げられる事があるが、この2人にそんな台詞はなく、
「学園が舞台の作品」「俺様系の男子」というイメージから誤解されたものと思われる。
特に跡部様については、彼の母親の職業や作中初登場シーンがあれだったのは、許斐先生がおもしれー女を本当に跡部の周辺に出そうとしたのではないか…とする珍説まである。
&s(){あまりに破天荒すぎる方だったので否定しづらい。}
今なお元ネタとなる発言のソースは不明だが「おもしれー女」という表記の元ネタは判明しており、
『[[女子高生の無駄づかい]]』で上記のシチュエーションをネタにした際に「おもしれー女」と表記されたことでネット民に定着した、とされる。
-[[ラクス・クライン]]「&b(){キラの新たなる剣ですわ}」
SEED35話にてラクスがキラに[[フリーダム>フリーダムガンダム]]を譲渡した際の台詞、とされているもの。「キラの新''しい''剣ですわ」というパターンもある。
このシーンで「''キラの新たな剣としてフリーダムではないモノ見せるラクス」の大喜利ネタ''が一部で有名だが本編にこんな台詞は存在しない。
実際は「(キラの「ガンダム!?」という言葉を受けて)''ちょっと違いますわね。これはZGMF-X10Aフリーダムです''」「''今の貴方には必要な力と思いましたの''」となっている。
「新たなる剣」「新しい剣」というワード自体はストーリー紹介や後の回のラクスの「''キラにお渡ししただけですわ。新しい剣を''」という台詞の中でも用いられており、それらと融合したものと思われる。
&s(){大喜利ネタとしてウケが良かったせいで広まったこと、『FREEDOM』で二重の意味でキラが新しい剣を貰って手の付けようがない大暴れをみせたことで再燃したのもあるのかもしれない}
-大河冴&bold(){「心にプライドが残っている間は、私たちはまだガオレンジャーじゃないの!」}
『[[百獣戦隊ガオレンジャー]]』発祥の言ってない台詞。
Final Quest「百獣、吼える!!」でのガオホワイト/大河冴の台詞とされるが、実際は''あらすじに書かれているだけ''で、本編でそんな事は言っていない。
-[[トリノミアス三世>陛下(宇宙戦士バルディオス)]]&bold(){「お前たち、もう寝なさい」}
言ってない台詞系ミームの中でもかなり歴史の古いミーム。
開設から間もないふたば☆ちゃんねるの二次裏での、『[[宇宙戦士バルディオス]]』のトリノミアス三世のバストアップの画像に「お前たち、もう寝なさい」というコメントを添えた投稿が発祥。
当時、ポピュラーとは言えなかった『バルディオス』の登場キャラ、しかも1話で死んだマイナーキャラであるトリノミアス三世を知る[[二次裏住民(としあき)>としあき(ふたばちゃんねる)]]は殆どおらず、
(バルディオスの知名度を押し上げた『[[スーパーロボット大戦Z]]』の発売はこのミームが生まれた約5年後の2008年である)
当然、としあき達からは''「誰このジジイ」という至極もっともな反応が続出''。
これが何故かとしあき達の琴線に触れて、トリノミアス三世は「陛下」と呼ばれて親しまれる様になり、
「お前たち、もう寝なさい」→「誰このジジイ」の流れは虹裏定番のやり取りになった他、コラ画像も多数作られ、最終的には虹裏を飛び出してネットミームとして広く拡散した。
また「TVアニメ『銀河戦士バルロイ』に登場する主要キャラの一人」「『もう寝なさい』は主人公のバルロイを慮って発言した名言」
などのもっともらしい設定がくっついている事もあるが、こちらは&bold(){としあき達が考えた[[釣り]]ネタ。}
ちなみに、上記の陛下ブームの後に発売された『スパロボZ』では陛下がちゃんと登場するのだが、
原作通り暗殺される際に''「何事だ…?余はもう就寝の時間であるぞ」という、陛下ネタを思い出さずにはいられない台詞を残している''。
というか、発売前に寺田Pがわざわざ「陛下は出ます」と発言しており、ネタを意識していたのは明らか。
-[[空井サキ>RABBIT小隊(ブルーアーカイブ)]]&bold(){「1回だけだからな!」}
スマホゲーム[[Blue Archive>ブルーアーカイブ -Blue Archive-]]の登場人物の捏造台詞。
&bold(){原作及び公式では一度も言ってない。}
……のだが、&bold(){典型的なツンツンデレな性格}と、豊満な体型に加えてメモロビで&bold(){錆びた筒をシコシコ掃除している}のを『手付きがイヤらしい』と遠回しに指摘されて頬を赤らめてキレる=そういう知識は有る描写&s(){と中の人が18禁エロゲ御用達の声優}のせいで『チョロそうだから土下座して頼めばワンチャン一発案件出来そう』という&s(){クッソ失礼で不純な}理由で捏造された。
あくまで二次創作でのシチュエーションなので節度は弁えよう。
&s(){ぶっちゃけ公式も大概[[頭ピンク>下江コハル(ブルーアーカイブ)]]だが}
#areaedit(end)
}
#openclose(show=▼他人の台詞が別人のものとされた系){
#areaedit()
・[[モンキー・D・ルフィ]]「&bold(){何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!}」
名言の多い『[[ONE PIECE]]』だが、実はこれは『ONE PIECE』とは無関係の全く別の漫画が出典で、同じくジャンプで連載されていた漫画『&b(){ツギハギ漂流作家}』の最終話での台詞である。
この『ツギハギ漂流作家』は、他のジャンプ作品のキャラに似せたキャラが数多く登場していた(『ONE PIECE』に限らず、『NARUTO』や『HUNTER×HUNTER』からの類似も多数指摘されていた)。
タイトルからして意図的なパロディの可能性もあるが、当時は「パクリだ」と大きくバッシングを受け、当時の読者からは悪い意味で有名になっていた作品である((しかも作者は雑誌の読者コメントの中で「スタッフが険悪になる様な愚痴を晒す」「近所迷惑な行為を堂々とアピールする」「元師匠からの挨拶に返信しなかった」という非常識な態度を見せ、これもまたバッシングを強める要因となった。))。
しかしこの台詞だけは(賛否あれど)一定の支持をする声があったうえ、漫画を批評する場で何かと会話に使える汎用性もあった事から、作品を離れてこのシーンだけが一人歩きするようになっていた。
そしてこの時発言した主人公・吉備真備はルフィとよく似ており、勘違いの元となったのである。
中には実際にルフィに言わせたコラ画像も一部で出回っている。
ここまでならよくある話だが、
アクションゲーム『Jスターズ ビクトリーバーサス』のギャラリーモードで聞けるボイスで当初&font(#ff0000){ルフィの台詞としてこれが収録されていた。}
つまり&font(#ff0000){公式のゲーム製作スタッフすらも勘違いしていた可能性がある。}一応スタッフの悪ふざけという線もなくもないが……。
真相は不明だが後のアップデートで別の台詞に差し替えられた。
また、「依頼を受けて、依頼人のもとで『なにもしない』をする」というサービスを行っている有名ツイッターアカウント「レンタルなんもしない人」も、
自身の著書でこの台詞を「ルフィの台詞」として扱っており((『〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。スペックゼロでお金と仕事と人間関係をめぐって考えたこと』にて。著者曰く「初版以降は修正されている」らしい。))、世間は予想以上にこの台詞をルフィのものと勘違いしているようである。
-[[野原ひろし]]の名言
[[実在人物編で述べた>実は言ってない台詞]]「江頭2:50の名言」の創作世界バージョンとでも言うべきもの。
劇中で実際にいくつか名言を残しているため、実は言っていない名言も信じられやすい。
一説として、某VIPに建てられた&b(){「野原ひろしの「言いそうな」名言」}というズバリなタイトルのスレッドが全ての発端とも言われる。
一例として、&b(){「正義の反対は悪なんかじゃないんだ。 正義の反対は「また別の正義」なんだよ」}というのは
ひろしではなく『[[パワプロクンポケット7]]』の「[[黒野鉄斎]]」の台詞&b(){「悪の反対は善、善の反対は悪じゃ。正義の反対は、別の“正義”あるいは“慈悲・寛容”なんじゃよ」}が元ネタと言われる。
(それ以前から似た様な事例・表現はあるのでこれもオリジナルと言って良いかは分からないが)
-アンゴル「&b(){申し上げます!トトカマ星に超サイヤ人が現れました!}」&br()ベジータ「ダニィ!?」
『[[ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦]]』のワンシーン。
この台詞を言ったのは&b(){実はアンゴルではなく、ほぼ同じ格好をした名無しのモブキャラクターである}。
というか、「アンゴル」という名前は劇中に一度も出てきていない。
アンゴルという名前の出所はかなり後のデータカードダスゲームにおいてこの姿のモブキャラが「アンゴル」名義で何故かカード化されたためで、
逆説的にこのモブ兵士の中の誰かがアンゴルという個人名なのだろうと推察された。
各種検証により、「アンゴルという名前のやつ」と「この時に申し上げたやつ」は別人である事が分かっているが、各種コラやMAD界隈では面倒くさいのか混同されている。
登場シーンでは配色ミスにより戦闘服がモブ兵士と同じカラーになっている場面が結構多い点も、混同を招く一因になったと思われる。
ちなみに、本当のアンゴル(こちらもモブキャラだが)は[[パラガス]]の奴隷としてこき使われているシャモ星人に「&b(){小僧さぼるんじゃない!}」と鞭を打っていたヤツである。
え?そもそも「ダニィ!?」じゃなくて「何ぃ!?」だろって? %%シャモ星人「そんなこと知るか」%%
-[[ユダ>ユダ(北斗の拳)]]「&b(){う、美しい…ハッ!}」
『[[北斗の拳]]』のユダはライバルである[[レイ>レイ(北斗の拳)]]と戦いの末、彼の技「飛翔白麗」の美しさに見惚れ、その隙に技をもろに喰らい敗北する。
上記の台詞はレイの技に見惚れた瞬間のもの…と誤解されていることがあるがユダの台詞ではない。
一応似た様なものとして修行時代の回想シーンで同門の拳士が&b(){「水鳥拳飛燕流舞…いつみても美しい」}
またレイとの決闘時にはユダの部下が&b(){「おお…美しい あれが南斗水鳥拳!!」}と発していることからこれらが混ざって誤解されたものと思われる。
実際の台詞は&font(b,red){「おお!!はっ!!」}である。
レイがこの世の名残りに放った奥義・飛翔白麗の一撃は&font(b,red){もはや「美しい」という言葉すら失う程}であったのだ。
ちなみに「う、美しい…ハッ!」という文言自体は、
AC北斗の対戦動画において「ナオリSP(スペシャル)」と呼ばれるユダ…&b(){ではなく[[シン>シン(北斗の拳)]]}のコンボが披露された場面にてこの様なコメントが流れていたのが発端とされる。
-[[扶桑>扶桑型戦艦(艦これ)]]「&b(){不幸だわ…}」
『[[艦隊これくしょん -艦これ-]]』の扶桑型戦艦姉妹。
史実でも欠陥戦艦の烙印を押される不幸な生い立ちを持ち、華々しい活躍もないままレイテ沖海戦にて滅多撃ちにされて轟沈・生存者は多くとも10名足らず、
それでいて本来の目的は達成されず結果的には犬死同然……という悲惨な最期を遂げた、日本初の国産超弩級戦艦「扶桑」をモデルにした艦娘である。
ゲームで「運」の数値が低いこともあり、公式メディアミックスでも二次創作でも当然彼女は「不幸・不運なキャラクターの代表格」と扱われる訳であるが、
&b(){実際に「不幸」だと言っているのは姉妹艦の妹・山城の方}で、扶桑本人は(ゲームでは)&b(){一度も}言っていない。
イベントを積極的に楽しみ、潜水艦狩りのついでに秋刀魚を焼き、提督や妹を思いやる台詞群から察するに、
山城と違って扶桑はそもそも自身を「不幸・不運」とは思っていない節がある。&font(l){メディアミックス作品でもそうかは作者毎に解釈が異なる。}
ちなみに[[公式4コマ>艦隊これくしょん -艦これ- 4コマコミック 吹雪、がんばります!]]では吹雪ら主人公組と一緒にお話を回す立ち位置であり((但し季節イベントの時は「艦橋をデコレーションする人」という強烈な?キャラ付けになる))、こちらでも特筆する程不幸とは言い難い。
扶桑型の2人は前述の運パラメータの低さに「ふそう」と「ふこう」の語感が似ていることを掛けて「不幸型」と評されることがあり、このことから「不幸と言えば扶桑」という関連付けをされてしまったのだろう。
実際には艦これに於ける「不運キャラ」は空母[[翔鶴>五航戦/翔鶴型航空母艦(艦これ)]]が担っている感が強い((ゲーム中でも自分が妙に被弾しやすい事を嘆く様な発言がある他、公式四コマでも自分だけ被害に遭うなど不運キャラとして描かれている。史実でも幸運艦と称された二番艦瑞鶴と比較して不運艦と扱われていたとされる))。
-[[山岡士郎]]「&b(){でも日本人も悪いんですよ}」
グルメ漫画『[[美味しんぼ]]』の主人公・山岡士郎が言ったとされる台詞。
山岡が歴史問題などで日本に批判的な発言をしていたり、中韓絡みの話題では山岡のAAと共に貼られることが多いのでこれも山岡の発言だと思われがちである。
だが実際に類似の台詞&b(){「しかし日本人も悪いんですよ」}を発したのは準レギュラーキャラで華僑の周大人であり、山岡は同調しただけである。([[第2巻収録『手間の価値』>手間の価値(美味しんぼ)]])
また、発言の趣旨は「有名になって手抜き料理を出すようになった中華料理の料理人は悪い、ただその原因はガイドブックをありがたがって自分の舌で確かめず有名中華料理店に押しかける日本人客にもある」といったものである。
同作では「味覚がおかしかったり、まずい料理に文句を言わない客」もしばしば非難の対象となっている。
同話では中華街の中華料理が題材かつ直前での花村の発言への返答でもあるので「日本人も」という言い方になったと思われ、
この発言自体には特段の政治的意図は見当たらない((もっと後のエピソードで誰が読んでもそういった意図のあるエピソードが定期的に出るようになったのも一因かもしれない))。
あくまで&b(){話題に上げた店に来るまずい料理に文句を言わない客の客層がほぼ日本人で占められている}からの台詞であり、
もしもその店に来る客層が他国人がほとんどならばその国、多彩な国の人間が来るのならば国を上げずに客そのものを挙げて「悪い」と言ったであろう事は想像に難くない。
なんなら第8巻収録の「飲茶」の回で[[海原雄山]]に向けて言った「まずいものを出されても文句を言わない日本人が一番いけないんですが……」という発言もある。
-小島眞&b(){「そんなこと言ったって、しょうがないじゃないか」}
ドラマ『[[渡る世間は鬼ばかり]]』でえなりかずき演じる小島眞が言っていたとされている台詞。
実際は作中においてこの様な台詞が出た事はなく、モノマネ芸人のホリが「言ってそうな台詞」として発したもの。
原作では上記の通り言ってないが、後にえなり本人が(渡鬼とは無関係の所で)逆輸入し、『渡鬼』公式LINEスタンプのフレーズとしても使用されている。
-[[パチュリー・ノーレッジ]]「&bold(){そこまでよ!}」
『[[東方Project]]』に登場するクーデレ系魔法使いの少女が発した…とされる言葉。
彼女の名台詞のように言われているが、実は元ネタはAAであり&b(){原作では言っていない}。
実際に発言したのは『東方怪綺談』にて[[アリス>アリス・マーガトロイド]]など。
なおもう一つの名台詞「むきゅー」は&b(){言った}。
-「&b(){エルヴァンディアゴー!}」
元々はゲーム『エルヴァンディアストーリー』の2chのスレッドにおいて、明らかな「見えてる地雷」『エルヴァンディアストーリー』に突撃することを意味するAAつきスラング。
[[クソゲーオブザイヤー]]の選評において「ステージ開始時の掛け声」と誤った内容が記載され、それが拡散した結果、あたかもゲーム中に出てくるフレーズであるかのように誤解を受けた。
%%一方で当時のKOTYではこの発言をして実際にプレイしていない事を自ら暴露する所謂『お客様』『エアプ勢』を見分ける指標として使われたとか…%%
-[[メジロマックイーン>メジロマックイーン(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&b(){チョコが一番ですわ}」「&b(){手が止まりませんわ パクパクですわ}」「&b(){永久コンボですわ 永久機関の完成ですわ}」
スイーツ(と野球)をこよなく愛するお嬢様系ウマ娘の台詞……ではない。
元々は関西圏で展開されるスーパーマーケットチェーン&b(){「スーパー&ruby(まんだい){万代}」の店頭POP}である。
2021年4月頃にこの店頭POPを取り上げた投稿がTwitterで話題となり、それが折しも『ウマ娘』の流行時期と重なっていた事、
メジロマックイーン自体もお嬢様口調に加えて「お菓子が大好き」「油断しているとつい食べ過ぎて太ってしまう」キャラだった事が見事にシンクロしてしまい、
結果&b(){スイーツ類を暴飲暴食するメジロマックイーンの叫び}の様な扱いとなってしまった。
なお、元が文字だけの店頭ポップというだけあって何を思い浮かべたかは人それぞれであり、
他には『艦これ』の[[熊野>重巡洋艦(艦これ)]]((お嬢様風の口調は元より、重巡熊野は神戸で建造された(≒関西出身)という点とも符合する。))、更にはお笑い芸人のハリウッドザコシショウを連想するという人もいる。
&s(){ええやんええやん!永久機関の完成ですわ!ゴースゴースゴース!!!はー!?}
なお、発見されたのが関西のスーパーである事を鑑みると、この一連の台詞はお嬢様口調ではなく&font(b,red){大阪のおっちゃん口調}である可能性が高い((関西弁では男性でも「~ですわ」という言い回しを多用する。イントネーションは若干異なり、お嬢様口調を「~で→す↓わ↑」とするなら、おっちゃん口調は「~で↑す↑わ↓」といった感じになる。))。
前述の通り時期が重なっているため、POP製作者がメジロマックイーンを意識した可能性が絶対に無いとは言い切れないが、
少なくともこのPOPに書かれているのは文字だけであり、また&b(){何れにせよメジロマックイーンが言った台詞ではない}。
&s(){但し最近は公式の方も「パクパクですわ」を意識したかの様なネタが散見される}((そもそもウマ娘版のメジロマックイーンには最初からくいしんぼ設定や「しょうもない欲求にあっさり敗北する」設定は存在した。))
-[[ワッカ>ワッカ(FF10)]]「&b(){ティーダのコンボ気持ち良すぎだろ!}」
『[[FINAL FANTASY Ⅹ]]』の登場人物であるワッカがティーダのコンボを称えたとされる台詞。
が、[[お下品なネタに改変されて広まった……>コネクト(魔法少女まどか☆マギカ)]]と思いきやそもそも&b(){元の台詞からしてワッカの台詞ではない}。
本来は『DISSIDIA FINAL FANTASY NT』の
ネット上の広告におけるティーダのキャッチコピーの一つでしかなく、まず「台詞」ではない。そもそもゲームに出てないし。
この広告を某所で「ティーダのチ○ポ気持ち良すぎだろ!」に改変されたコラ画像が出回り、それが更にワッカをネタにしたMAD動画で使われ広まった結果、いつの間にかワッカの台詞にされていた。
たまたまワッカに当てはめやすい言葉遣いだったのが不運だったと言えよう。
なおこの件に関しては実際のゲーム中の&b(){ティーダのコンボは3ヒットまでしか繋がらず、別に言う程気持ちよくない}というオチが付く。
%%後、ティーダ版以外も実際に原作ゲームに触れていれば使わないであろうフレーズを使っていたり、誤字があったりと全体的にFFシリーズに対する知識の浅さが窺える広告だったのでファンからは当初からネタにされていた。%%
//コラ画像に該当する(コラ画像の項目にも記載あり)ため「すまない、ホモ以外は帰ってくれないか!」を削除。
-イズン「&b(){さあ戦うのです}」
『斬撃のレギンレイヴ』の登場人物であるイズンの代表的な迷ゼリフとされる台詞。
実際にはゲーム中にこの様な台詞は存在せずファミ通に掲載されたゲームの広告が元ネタである。
-緒方理奈「&b(){ここがあの女のハウスね}」
『[[WHITE ALBUM>WHITE ALBUM(ゲーム)]]』のヒロインの一人である彼女の代表的な台詞として扱われる事もあるが、実際にはゲーム中にこの様な台詞は存在しない。
元々は俳優・宮崎吐夢の楽曲『あの女のハウス ~彼を返して……あとお金貸して!~』の台詞である。
この楽曲は、かつて存在したパソコン雑誌『TECH Win』の付録CD-ROMにて展開されていたコーナー『さるやまハゲの助アワー』に収録されていたもの。
曲の音源とゲームの画像を組み合わせたFlash動画の影響から彼女の台詞だと誤解する人がいる。初出の雑誌が休刊済み、なおかつ収録メディアが令和の世では中々見かけないCD-ROMであるという情報へのアクセスの悪さもこの事態を助長してしまっている。
この他にも『バスト占いのうた』やペリー提督が片言の日本語で開国を訴える『ペリーのお願い』など、Flash全盛期に人気を博したネタ動画の音声がこのコーナーで宮崎が発表した楽曲・ネタから来ているパターンは多い。
なおこのネタが縁となり、2013年に放映された『[[WHITE ALBUM2]]』のアニメ版に宮崎が声優として出演している。
セリフは
「"This is the woman's house.Return him or Carry out money on hire."。&bold(){ここがあの女のハウスね…!} 彼を返して…!」
まさかの元ネタの英訳。妙に流暢な英語部分も必聴。
また、このセリフ自体がゲームやアニメにも登場している。
-百合園セイア「&b(){セクシーセイアですまない}」
『[[ブルーアーカイブ>ブルーアーカイブ -Blue Archive-]]』から、百合園セイアがその&s(){薄っぺらい}セクシーボディをアピールする時に言ったとされる台詞。
元ネタは『[[プリンセスコネクト!Re:Dive]]』の[[ユニ>ユニ(プリンセスコネクト!Re:Dive)]]の台詞で、こちらは正しくは「セクシーユニで&b(){申し訳ない}」とちょっと違う。
こちらもミームと思う人もいるが&b(){ユニは実際に言っている。}
恐らく堅苦しい口調と&s(){とっくに成長期終わってる}幼児体型等の共通点から見出されたミームと思われる。
但しユニが(真面目な時もあるが)しょっちゅう悪ふざけに興じているのに対しセイア本人はあまりこういうふざけ方をしないタイプである。
…と思われていたブルアカ界隈に激震が走った。
4周年記念イベント「Code: BOX ミレニアムに迫る影」でついにセイアがプレイアブル実装され、イベントストーリーでセイアが活躍したのだが、
それまで病弱であまり外界に関わらない生活を続けてきた事の反動か、ものすごいはっちゃけて暴れ回るわんぱく小僧セイア君の姿が…。
しかもメモロビでは、ティーパーティー仲間のミカが先生を騙して夜の自室に連れ込んでいたのに対し、&bold(){昼間に堂々と自室に呼んで昼寝}という暴挙でそのセクシーさを存分に見せつけた。
元より背中が大胆に開いたその服装など、貧弱ボディにそぐわぬセクシーさを見出す先生は一定数いたのだが、メモロビを見て「本当にセクシーじゃないか」と言う声が多数挙がることとなった。
-[[アイザック=ネテロ]]「&bold(){そう……貴様は…詰んでいたのだ。初めから}」
作中の扱われ方が誤用寄りだったためややこしくなってしまったパターン。
『[[HUNTER×HUNTER]]』におけるネテロと[[メルエム]]の戦いの決着シーンで流れたモノローグで、状況的に初めから詰んでいたのはメルエムの方であるためネテロのものであると勘違いされがち。
しかしこの2人、実は別のシーンでは「詰む」という言葉を「&bold(){相手を負かす}」という、一般的な意味とは逆の意味で使っていたりする。
メルエム「&bold(){まぁ、すぐに詰んでやろう}」
ネテロ「&bold(){詰めるもんなら、詰んでみな}」
これらの発言を踏まえると、このモノローグの主は「『初めから詰んでいた=相手を負かしていた貴様』に負かされた側」=メルエムであることがわかる。
-一条楽「&b(){じいちゃんヤクザだったけど 正義のヤクザでさあ…}」
古味直志によるラブコメ漫画『[[ニセコイ]]』の主人公、一条楽が言ったとされる台詞。
台詞はこの後も続き、彼はヤクザであった祖父との思い出を回顧するのだが、
&b(){「女子供も&color(red){数えるほどしか殺していない}」「&color(red){薬売った金で}欲しいものは何でも買ってくれた」「&color(red){江戸っ子気質のいい人だった}」}と、一ページの中で矛盾を起こしている。
要するに、&b(){「祖父は楽にとっては優しい人だったが、世間的には最低の人間でしかない」}という明らかなツッコミ待ちの台詞。
ニセコイ読者ならば自明だとは思うがこんな台詞は劇中にはなく、&b(){これは『[[チェンソーマン]]』の登場人物、サムライソードの台詞}。
だが、『チェンソーマン』未読者の一部からはなぜか『ニセコイ』に登場した台詞だと勘違いされている。
(その証拠に、Googleでこの台詞を入力していくと&b(){最初に『ニセコイ』がサジェストされる})
というのも、楽は「集英組」という自称「街を悪人から守る良いヤクザ」の跡取り息子という設定で、
ありがちな設定ではあるが「そんなヤクザはいない」「ヤクザを美化している」と一部の読者から疑問視・ネタにされる対象となっており、
それをネタにする目的で誰かが作ったコラ画像が誤解のもとになったという説が有力。
-虎堂烈「&b(){わい、男の桜ちゃんが好きなんや!}」
コロコロコミックで連載されてた『バーコードファイター』の最終回で、主人公の烈が男の娘であるメインヒロイン[[有栖川桜]]に告白する場面…と誤解されやすいが、
実際に桜に告白している人物は烈ではなく、彼のライバルキャラである&b(){阿鳥改}である。
誤解原因は『バーコードファイター』に限らず、コロコロコミック系の児童向け漫画は『週刊少年サンデー』などのメジャー誌に比べると読者が限られるので、
どうしても「実際に読んだことある人<最終回の告白ネタを知った人」という比率になるので、烈の顔を知らない人が多いこと((あと、実際にこのエピソードに限ると阿鳥改は主人公以上に活躍しているので、少し前の所から説明されても「こいつが主人公か」と認識する可能性が大きい。))、
「烈は桜の幼馴染で昔いじめられてた桜をかばってた」という様な予備知識がなまじあると、幼馴染同士の主人公(男)と男の娘キャラの話にありがちな
「2人がお互い好意を抱いている((実際は桜→烈への好意は劇中本人が言っているが、烈の好みは巨乳のお姉さんとのこと。))が同性という事で自重しあっている」という関係を想像しやすいためか。
-明智五郎「&b(){いや、ダメだろ。彼女がいて、他の女性と付き合うなんて…。}」
『[[ペルソナ5]]』にて、[[主人公>ジョーカー/主人公]]がバレンタインに複数のヒロインと◯股をかけていた事を詰め寄られるシーンで放ったとされる迷言。
…だが、詳細は割愛するが明智がこの場に立ち会うことはありえない。実際にはこの台詞は明智ではなく、普段は猫の姿で同居している仲間の&b(){モルガナの台詞である}上に、台詞が使われたシチュエーションもバレンタインのシーンではなく、&b(){恋愛群像劇モノの映画のDVDを一緒に鑑賞していた時の台詞}である。つまり、主人公に対する台詞ではない。&s(){もっとヤバいやつが隣にいるとはこの時点の彼も知る由はなかっただろう}
モルガナの方はバレンタインのイベントに立ち会っているが、ただ一言「&b(){生きてたら、また会おうぜ……}」とツッコミを放棄して立ち去ってしまった。
-[[泉こなた]]「&b(){貧乳はステータスだ、希少価値だ}」
往年の[[京都アニメーション]]の大ヒット作でも知られる『[[らき☆すた]]』に登場した台詞。
同作のオタク文化への影響力はかなり大きかったため、作品を知らない人でも当時のインターネットを見ていた人間なら一度は該当シーンのスクショやアスキーアートを見たことがあるのではないだろうか。
確かに台詞自体は言っているが、一番最初に言ったのはこなたではなく、『[[SHUFFLE!]]』の[[麻弓=タイム]]である。
『らき☆すた』劇中ではきちんと「あるゲームに出てきた台詞」として引用されているのだが、上記の事情から作品を見たことがない人にも周知されすぎており、ほぼ『らき☆すた』の台詞と誤認されている節がある。
具体的には、Googleでこのワードで検索すると本家を差し置いて『らき☆すた』関連の画像ばかりが出てくる。
-森田「&bold(){人の心とかないんか?}」
『[[スナックバス江]]』に登場する非モテのオタクである森田が言ったとされる台詞。
実際は『[[呪術廻戦]]』の[[禪院直哉>禪院直哉(呪術廻戦)]]の台詞だが、同時期に連載中のキャラで&bold(){関西弁繋がり}ということで混ぜられた。
しかも森田は語録発言や迷言に事欠かない人物でツッコミもこなすため、妙に台詞の親和性が高い事でこの組み合わせが有名になっている。
逆に直哉に森田の台詞を言わせたコラが作られたり、やはり関西弁繋がりで[[タマモクロス>タマモクロス(ウマ娘 プリティーダービー)]]が巻き込まれ「どれが誰の台詞なのか」というネタになる事もある。
-[[島木>島木(高校鉄拳伝タフ)]]「&bold(){ボクゥ?青葉工業のコやね?ちょうお兄チャンたちにつきおうてや}」
タフシリーズ記念すべき最初の敵・シマキンがチンゲにかけた台詞……ではなく、吹き出しの先を見れば分かるが&bold(){その取り巻きである兵隊の台詞}。
同じコテコテの関西弁ゆえかシマキンの発言と勘違いされる事も多い。
-[[宮沢鬼龍]]「&bold(){男もいけるしな}」
これも『TOUGH外伝 龍を継ぐ男』で鬼龍が[[黒田光秀]]の弟子・我龍院清丸をレイプする際の台詞……ではなく、実際にレイプしているのは名もなき不良である。
この台詞があるコマのすぐ下に「ククク"愛"ってのは痛みを伴うものなんだ」と笑う鬼龍のコマがあるので勘違いされやすいが、&bold(){この2コマにまったく関連性はない}。唐突に鬼龍をねじ込む[[猿先生>猿渡哲也]]のセンスがここでも光る。
-[[バルテウス>特務無人機体バルテウス]]のパイロット「&b(){偽りの名義で何をするつもりだ}」
『[[ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON]]』の発売前トレーラーにて登場した台詞。
トレーラーの途中、バルテウスとの戦闘シーンに合わせてこの台詞が聞こえてくるため、「この敵機体に乗っている人の台詞だな」と誰もが思ったことだろう。
しかし製品版がリリースされてプレイしてみても、バルテウスのパイロットはこの台詞どころか一言も言葉を発しない。なにせ、バルテウスは&b(){無人機}だったのだから。
では誰の台詞かと言えば、ルビコン解放戦線の一員[[リング・フレディ>リング・フレディ(ACVI)]]のものである。バルテウスとの関連は当然皆無。
要は&b(){PVにありがちな「素材は本編だが繋ぎ合わせで別物のように見える」事案}で、本映像はここに限らずそれっぽい別物シーンがいくつかある。
しかもこのフレディ、普通にプレイしているとまず出会わない隠しキャラ的な存在であるため、トレーラーを穴が空く程観たレイヴンの方々にとってはまさかの所での台詞回収となるのであった。
-ランプの魔神(アラジンと魔法のランプ)「&bold(){どんな願いも三つ叶えよう}」
原典である千夜一夜物語の『アラジンと魔法のランプ』において、願いの数に制限はなく実際に三つどころではなく好き放題に叶えてもらっている。
「願い事を三つだけ叶えるランプの魔人」はディズニー映画『[[アラジン>アラジン(ディズニー映画)]]』等派生作品で多く登場するが、これは同じく千夜一夜物語の「漁師と魔神の物語」の中で登場した?もの。瓶から解放された魔神が封印されていたウサばらしに、解放した人に「かーっ!!もっと早く解放されれば最初は大金持ちにしてやるとか三つの願いをかなえてやるとか考えてたのになーっ! もうずっと解放したやつを殺す気でいたわー!」と脅し文句を吐きながら殺そうと詰め寄るというお話。
長いことシャルル・ペローの童話『三つの願い』との混同によるものと思われるとして作り話枠に掲載されていた。
詳細は[[どんな願いでも叶えてやろう(テンプレ)]]参照。
脅し文句なので、言ったけど意味が違う枠でもある。
-[[リュウ>リュウ(ストリートファイター)]]「&b(){俺より強い奴に会いに行く}」
格ゲー界を代表する主人公の代名詞となった、あまりにも有名な台詞。
……ではなく、これは『[[ストリートファイターⅡ]]』のキャッチコピーであり、特定のキャラの台詞ではない。&s(){ワッカと同じパターン。}
もっとも、立派な作品本体のキャッチコピーであるし、それが主人公に当てはめられるのは自然なので、もはやあまり気にしなくてもいいかもしれないが。
-[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]「&b(){[[チャンピオンロード>チャンピオンロード(ポケモン)]]}」
声優ネタで別作品を彷彿とさせる台詞を言ったら、実は元ネタが言っていなかったという例。
台詞の出自は、『[[爆上戦隊ブンブンジャー]]』における[[ブンブンジャーロボ>ブンブンカー/ブンブンジャーロボ]]チャンピオンの必殺技発動時の掛け声。
同作ではマスコット兼巨大ロボの素体であるブンドリオ・ブンデラス(と各種アイテムのシステム音声)の[[声優>特撮声優]]を[[松本梨香]]が担当しており、随所で[[ポケモン>ポケットモンスター]]を彷彿とさせる台詞を言うのが定番となっている。
今回もそんな声優ネタの一環で、四半世紀を通して主人公を務めていたのだからどこかの回で言っている…と思われただろうが、実は&bold(){サトシはどのシリーズでもゲーム版のラストダンジョンにあたる場所に言及したことは一度たりともない。}
と言うか、アニメのポケモンリーグは別にダンジョンの先にある訳ではないので、そもそも&bold(){「チャンピオンロード」という概念そのものが出てこない}。
おかげで「&bold(){サトシの声で『チャンピオンロード』を聞きたいのであればブンブンジャーを見ること}」という珍妙な現象が発生している。
-ジェイムズ君「&bold(){このカシオミニを賭けてもいい}」
『[[動物のお医者さん]]』の漆原教授の名(迷)言。
『[[エロイカより愛をこめて]]』のジェイムズ君が初出ではないか?という流れによるものだが、このような台詞はない。
ジェイムズ君は凄まじいドケチで、(自分で持ちかけておいて)「相手はたった12円の賭け金で僕の10円を奪った」と恨み言を言い、作中最大の賭け金は50円である。
カシオミニが懐柔材料になる程に愛着をもっていたため、読者にもその印象が強かったらしく、こんな説が産まれたようである。
-[[ガルザス>ガルザス(FE)]]「&bold(){リボーの族長が勝手にやったことだ…}」
冒頭の台詞は『[[ファイアーエムブレム 聖戦の系譜]]』にて、[[アイラ>アイラ(FE)]]を仲間にした後[[キュアン>キュアン(FE)]]との会話の中で彼女が発したもの。
イザーク王家の分家であるリボー家の族長がグランベル王国の友好都市ダーナを襲撃したため、彼女の父マナナン王がその首を持って謝罪に赴くも受け入れられなかったため両国で戦争が勃発した…というのが本編の始まりである。
後にその世界観を(全部ではないが)踏襲した『[[ファイアーエムブレム トラキア776]]』が発売され、その登場キャラクターであるガルザスを[[レイドリック>レイドリック(FE)]]はイザーク王家に縁があることを知ったうえで雇っていた。
そのことを部下から「我々グランベル帝国に敵対しているイザーク王家の関係者を雇って大丈夫ですか?」と聞かれた際、レイドリックはガルザスの父が取り潰しの発端となったリボー家の族長であることも知っており、イザーク王家を利することはないだろうと見込んで雇ったのである。
すなわちガルザス自身に落ち度はないのに父親が勝手にしでかした暴挙でお家取り潰しの憂き目に遭い、傭兵として生きざるを得なくなってしまった訳だが、その会話シーンの動画で冒頭の台詞がコメントされ続けた結果、生い立ちと相まって彼の台詞と勘違いされるに至ったと思われる。
#areaedit(end)
}
▼言ったことは言ったが、意味が違う系
[[個別項目>意味が違っている実は言ってない台詞(架空人物)]]を参照
▼間違って覚えられてる系
[[個別項目>間違って覚えられている実は言ってない台詞(架空人物)]]を参照
#openclose(show=▼おまけ1:言ってないとされていたが本当は言っていた系){
#areaedit()
-西部丸馬「&b(){ワイのワイルドワイバーンや!!}」
この台詞は『[[爆球連発!!スーパービーダマン]]』の劇中では一度も言われていない。正しい台詞は''「目覚めろ、ワイの守護神!ワイルドワイバーン!!」''である。
持ち主であるガンマの一人称が「ワイ」であり、ワイルドワイバーンには「ワイ」が2つも入っていたことからコロコロ巻末の読者投稿コーナーでいじられたのが由来。
台詞部分を改変したコラ画像が出回っている事も勘違いに拍車をかけている。
かなり後になって、ワイルドワイバーンの二代後のモデルであるスプレッドワイバーンを破壊された際に
「よくもワイのスプレッドワイバーンを!!」と言っているが、連載末期という事もあり、恐らくこの件はさほど誤認に影響を与えていないと思われる。
……と、この項目でも長きにわたって上記のように記載され続けていたこの台詞。
確かに''漫画では''一切存在しないが、2020年に有志が行った調査により、なんと同作品の''アニメ版にて''
「タマゴのFフェニックスがパワーの怪物なら、''ワイのワイルドワイバーン''は連射と狙い撃ちのスペシャリストや!」
と&font(b,red){実際に言っていた}ことが証明された。
原作はコロコロのホビー漫画史上屈指の名作と評されている上に、連載期間がかなり長期に渡ったことで漫画自体の知名度が非常に高く、また当該シーンが単行本発行部数の多い4巻収録だったことから中古書店で容易に入手ができ、現在は電子版も発売されているため、『原作では言っていない』という事実は非常に簡単に確認できる。
その一方、アニメ版はおはスタでの1コーナーでの放送であったため存在自体知らない人が多く、知っていてもVHSの入手がかなり難しく、当該シーンの確認が非常に困難であった為、以前から稀に指摘されることはあっても証明が出来なかった。
それ故に、この都市伝説が長期に渡って事実として定着してしまったと思われる。
なお、コラで使われたシーンと実際に発言したシーンは僅かに異なっており、
原作では上記のコラに使われた「ワイの守護神~」の直後に
''「Fフェニックスがパワーの怪物なら、こいつは連射と狙い撃ちのスペシャリストやで。」''
という台詞があり、先述の通りアニメ版はその台詞が多少改変されて
Wワイバーンを示す「こいつ」の代わりに「ワイのワイルドワイバーン」が挿入されている形になっている。
余談だが、時は流れて2016年。『[[ベイブレードバースト]]』にて&b(){ガチで自分の愛機(?)を&font(#ff0000){「ワイのワイルドワイバーンやッッ!!!」}と紹介するキャラが現れてしまった。}
一応同じタカラトミーのホビーなので、カブリはそこまで問題視されなかったのだろう。
-鍋島香介「&b(){え!!おなじ値段でステーキを!?}」
『スーパーくいしん坊』の一シーン。
ネットで広まっているのは2ページ分で、とあるレストランにて
コック「まあうちのマネをしようなんてバカな考えはよすんだなハハハハ」
香介「香介「出来らあっ!」
コック「いまなんていった?」
香介の父親「よせ香介!!」
香介「いいんだよ父ちゃん」
香介「おなじ値段でもっとうまいステーキを食わせられるっていったんだよ!!」
コック「こりゃあおもしろい小僧だぜ」
父親「いやこいつは食い物のことになるとすぐにムキになるんだよ すまんこいつにかわってあやまる!!」
コック「そうはいかないぜくいしん坊さん 大勢のお客の前でケチをつけられたんだ」
「こりゃあどうしてもうちの同じ値段で うまいステーキをつくってもらおう」
香介「え!! おなじ値段でステーキを!?」
つい先程「できる」と啖呵を切っておいて、実際にやってみろと言われたら今初めて言われたかのように「え!!」と驚愕している。
なので台詞をコラしたか、前後のページを入れ替えたのではないか?と多くの人に思われていた。
(実際、ページの前後を入れ替えればそれなりに意味が通るようになる)
しかし実際に単行本を確認すると、台詞がコラされている訳でも、ページを入れ替えられた訳でもなく、''確かにこの通りに載っている''。
更に、これらの一つ前のページはコックが香介とその父親に向かって「この値段でこのステーキはできないだろう」と言う旨の事を言って勝ち誇っているコマであり、
この後のページは「勝負は二日後この店だ!」と勝負の具体的な宣言がされているシーンである。
つまりページがこの順序でなければ前後と繋がらないので、乱丁でページが入れ替わっている訳でもない。
なので、''正しい順序で掲載されている上で、この意味の発言を香介が本当にしている''というのが結論。
つまり真実は勢い余って喧嘩を売ってしまい、自らの調子こいてる発言に追い詰められたシーンという事になる。
-[[野比玉子]]「&bold(){勉強が勉強して勉強になって勉強する事が勉強の勉強だから勉強なのよ! わかった!?}」
『[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]]』に登場する[[野比のび太]]の母親・玉子の強烈かつ意味不明な説教として知られる台詞。
原作・アニメ共にこの様な台詞は一度も登場しない。
……と思われていたのだが、実は、
テレビ朝日版第1期(大山版)933話「ジャイアンをだまらせろ」の序盤で''本当に言っている''。
なお、より正確な文言は「~よ! ''わかってるの!?''」。
上記のスーパービーダマン同様、該当話の視聴が難しかったために、創作と見なされていたのだろう。
この台詞はアニメ版独自のもので、(この回の原作である「[[まあまあ棒]]」含め)原作マンガでは一度も言っていない。
近い原作の台詞には、『[[いたわりロボット>いたわりロボット(ドラえもん)]]』(てんとう虫コミックスプラス5巻)における、
''「あんたはね、人の倍以上勉強して、やっと半人まえなんですからね。くれぐれもなまけちゃだめ」''
というものがあるが、上記ほど過激な言い方ではなく小言で呟いた程度である(これはこれでのび太はしょげてしまったが)。
前述の「3人家族」の件でも似た様なことが言えるが、作中、玉子は理不尽な理由でのび太を頭ごなしに叱ったり、説教の時間が最大で2時間以上だったりと、現実で考えれば毒親同然な場面やキャラクター性が散見される。そうしたマイナスイメージゆえに(たった一回の台詞にも関わらず)、「印象的な暴言」として広まってしまったのかもしれない。
-[[美墨なぎさ>美墨なぎさ/キュアブラック]]「&b(){ぶっちゃけありえない}」
彼女の口癖として知られているが、実際の口癖は「ありえなーい!」だけであり、「ぶっちゃけ」という言葉を喋ったのもたった1回である。
オープニングの歌詞に「ぶっちゃけありえない」というフレーズがあった為、星一徹に[[ちゃぶ台返し]]のイメージが定着する((劇中でちゃぶ台返しを披露するのは1度のみだが、『巨人の星』のED映像で毎回ちゃぶ台返しをする静止画が使われていた。なおEDの「ちゃぶ台返し」自体は「跳ね上がったちゃぶ台の前で引っぱたかれる飛雄馬」という構図で「ちゃぶ台の下部に両手を差し込み跳ね上げた瞬間」ではない))のと同じように誤解が広まったものであり、本編で「ぶっちゃけありえない」とは一度も発言したことはない……と言われていたが、「[[ふたりはプリキュア!>ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュア Max Heart]]」45話で''はっきり発言していた事が確認された''。
前述の「『ぶっちゃけありえない』の歌詞が印象的だが、実際のなぎさの口癖は『ありえなーい!』である」という話が行き過ぎた結果、「一言も発言していない」という誤解を生んでしまったものと思われる。
但し、口癖が「ありえなーい!」のみである点は正しいことは留意。
その後、「[[ひろがるスカイ!プリキュア]]」28話のED冒頭でキュアブラックが出演した際に「プリキュア20周年とか、''ぶっちゃけありえな~い!''」と改めて発言することとなった。
また、2013年開催の『プリキュアオールナイト』では美墨なぎさ役の本名陽子が「400人以上の大人がここに集まってるなんて、ぶっちゃけありえなーい!」と発言している。
//↑の出典:https://www.excite.co.jp/news/article/E1365357461687///
#areaedit(end)
}
#openclose(show=▼おまけ2:「実は言ってない台詞」として作品に登場している系){
#areaedit()
※ちょっとわかりにくいが、
''言ったとされる当人は別にそんなこと言ってないが、該当の台詞自体はその作品にきちんと出てくる''パターン。
- 登場人物の妄想(イメージ映像)が名台詞・決め台詞となってしまった
- 「実は言ってない台詞」を公式あるいは登場人物が取り上げて、「その人そんなこと言ってないよ」という趣旨のやりとりを行った
- 公式あるいはそれに類する存在(攻略本とか)が、登場人物が言ってない台詞をさも言ったかのように扱った
- ある登場人物が、別の登場人物が言ってない台詞を言ったかのように扱った
これらにあてはまる場合、ここで取り上げる。
なお、攻略本やCMなどの関連メディアも公式なものであれば「その作品」としてカウントする。
-[[ジュラル星人]]「&b(){これから毎日家を焼こうぜ?}」
チャージマン研!第25話『雄一少年を救え!』におけるジュラル星人の台詞。
ジュラル星人と別れた後に雄一少年の脳裏によぎった台詞。
&font(b,red){凶悪犯罪((放火の刑罰は「死刑又は無期若しくは3年以上の懲役」であり、殺人罪に匹敵する))}を軽いノリで提案するギャップから、本作を代表する迷言として扱われる台詞だが、実際にジュラル星人が発言したものではない。
実際の雄一少年に対する発言は&color(purple){「ハハッばらしゃしねえよ」「その代わり&b(){毎日ドゥンドゥンやろうじゃねえか!}手を貸すぜ」}&color(purple){「文句ねえだろォ、言う通りにしないと警察にばらすぞ?」}などであり、放火を教唆・強要はしているもののこの台詞は言ってない。
多分「画面に映ってない所で発言していた」「脳内で発言を要約した」といった説が考えられます、だがその他、一切のことは分かりません!
-[[宮薙流々]]「&b(){うほほい}」
『[[破壊神マグちゃん]]』の主人公である彼女を代表する台詞…だが、実は本編で「うほほい」という単語が出たのは第5話の1回こっきり。しかも本人が実際に発したのではなくナプタークのイメージ映像という形である。
流々のイメージ(邪神ともすぐに打ち解けたり距離を縮められる、よく言えば天真爛漫、悪く言えば頭の弱い((読者のみならず、作中キャラからもそう思われている)))と作風が合わさり、彼女のみならず作品を表す言葉とまでなっている。
-[[服部平次]]「&b(){ワイ}」
他の一人称の事例と同様、作中の平次の一人称は「オレ」であるが、大阪人で関西弁を話すため二次創作等では勘違いされやすい。
この事は公式でも把握しているようで、作中では蘭がとある理由で「''ワイも好きやで!和葉!!''」と平次の口調を真似した所、和葉に「''平次は『ワイ』なんて言わへんよ''」とはっきり否定されている。
ちなみに[[和葉>遠山和葉]]の一人称は「アタシ」だが、彼女の場合も関西人という先入観から一人称を「ウチ」であると思い、和葉に変装している時に自分の事を「ウチ」と呼んでしまった[[人物>黒羽快斗/怪盗キッド]]が作中で現れる。&s(){平次は気づかなかったが。}
したがって和葉本人が自分を「ウチ」と呼んだ事はないが、(別人が変装した)和葉が声を演じる宮村優子の声で自分を「ウチ」と呼んだ事はある事になる。
-[[四宮かぐや]]「[[&bold(){お可愛いこと……}>お可愛いこと……(かぐや様は告らせたい)]]」
公式が作為的に「実は言ってない」シチュエーションを利用した珍しいタイプ。
漫画『[[かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜]]』に登場する台詞で、ヒロイン・四宮かぐやが、主人公・[[白銀御行]]に嘲笑とともに放つ名台詞……とされている。
ここアニヲタWikiにこの台詞単体で項目がある程有名な台詞だが、
まあこの項目にあることから察しはつく通り、実際は&b(){かぐやに見下されるのを恐れた御行が脳内で作りだした[[妄想]]。}
御行はかぐやに片想いをしているのだが、かぐやを恐れる(?)あまり上記の台詞を勝手に思い浮かべてしまい、一人で勝手に落ち込むというのがお決まりのパターン。
なお、かぐやも同じ様に御行に片想いをしており、これまた同じく''御行に「お可愛いヤツめ」と嘲笑われる妄想に怯えている''状態。
そもそもこの作品自体、''主人公とヒロイン両方が片想いの相手に嫌われたくないあまりに無駄な意地を張り合いすれ違い続ける恋愛ギャグマンガ''である。
が、話が進み、あるシーンでとうとう本当に上記の用法で使うこととなった。
現在では「言ってない台詞」の定義からは外れてしまうのだが、この台詞の登場から長期間の間「実は言ってない台詞」であった点と、「実は言ってない台詞」という題材を作者が積極的に利用したという点から特例でこの項に記載する。
-[[阿慈谷ヒフミ>阿慈谷ヒフミ(ブルーアーカイブ)]]「&bold(){あはは……えっと、それなりに楽しかったですよ。ナギサ様とのお友達ごっこ。}」
ソシャゲ『[[ブルーアーカイブ -Blue Archive-]]』のエデン条約編に登場する、[[阿慈谷ヒフミ>阿慈谷ヒフミ(ブルーアーカイブ)]]の衝撃の台詞……ではない。
前提として、この台詞を言ったとされる[[阿慈谷ヒフミ>阿慈谷ヒフミ(ブルーアーカイブ)]]と「ナギサ様」こと[[桐藤ナギサ>桐藤ナギサ(ブルーアーカイブ)]]はトリニティ総合学園の先輩後輩の関係にあり、ナギサが先輩、ヒフミが後輩。
であると同時に、ヒフミはナギサに命じられて「学園に潜り込んでいるとされる、エデン条約締結を妨害しようとするスパイ」を探し出す役割を任せられていた。
実際のところスパイは本当に紛れ込んでおりナギサの読みは正しかったのだが、それが誰であるかを特定する所までは至らず、
疑心暗鬼に陥ったナギサはスパイ容疑の掛かっている生徒全員を生徒会長権限で丸ごと放逐しようと暴走し始めた。
ナギサの言うその「容疑者」にはヒフミも含まれており、二心なくナギサに尽くす彼女を使い捨て同然の形で学園から追い出すこの行為は同じく容疑者であった[[浦和ハナコ>浦和ハナコ(ブルーアーカイブ)]]の怒りを買うことに。
そして、ハナコからナギサへの「お仕置き」として、“スパイの親玉(=ヒフミ)からの伝言”……という体ででっち上げられたのが上記の台詞である。
後にナギサはこの仕打ちを謝罪しヒフミ達と和解したが、すっかりこの台詞がトラウマになってしまい、ヒフミの「あはは……」という口癖を聞くたびに激しく動揺してしまう様になったそうな。
なお、この発言はナギサの不義理な態度にキレたハナコが独断ででっち上げたもの。
ヒフミは勿論裏切ってなどいないし、報復を頼んでもいない、というかその場にいなかったのでこの発言自体を知らない。
流石にナギサの暴走と退学させられかけた事については後から聞く形でヒフミの知るところとなったが、ヒフミ当人は一連の顛末を知っても尚ナギサの心労を案じるばかりであった。
という訳でストーリーを見たプレイヤーはヒフミの台詞でないことは重々承知だが、所々ズレてるとはいえ基本的に良い子なヒフミとのギャップや[[どっかで聞いた様なフレーズ>ベクター(遊戯王ZEXAL)]]のため事ある毎にネタにされており、プレイしてない人が本当にヒフミの台詞だと勘違いする事もあるのだとか。
-[[葛城リーリヤ]]「&bold(){足を引っ張るなよ雑魚が}」
『[[学園アイドルマスター]]』におけるイベント「1年1組のアイドルたち」において、[[月村手毬]]がリーリヤに言われた衝撃の一言&bold(){ではない}。
「他のクラスと勝負になった時に負けないよう協力出来るように」という思いから懇親会を開こうと考えたリーリヤと[[紫雲清夏]]。
清夏が頼みに行くも&s(){狂犬}当たりが強く冷たい手毬はにべもない反応で、清夏は真摯で努力家なリーリヤに説得を頼む事に。
なんとかソフトに伝えようと言葉選びに苦心するのだが、そこで出た一言が
&bold(){「……足を引っ張らないでくださいね?」}
……というリーリヤの、ではなく見かねた&bold(){清夏のアテレコであった((前述の台詞でも名前の表示が「リーリヤ?」となっている))。}これにより&s(){誰にでも噛みつく癖にメンタルの弱い}手毬はフリーズしてしまう。
その後肝心の懇親会の自己紹介にて、印象の悪かった最初の自己紹介のやり直しを指摘され不満げな態度を取る手毬に「またリーリヤに言われちゃうよ?」と清夏がからかった時に&bold(){手毬が}リーリヤの台詞として言い放ったのが項目の台詞である。
要するに&bold(){リーリヤが言ってない台詞をさらに手毬が曲解したという多重に言ってない台詞}というなかなかカオスな経緯であった。
とりあえずリーリヤとしては完全に風評被害である。
&s(){まあアテレコした清夏が意図を汲み取った訳で、彼女の本心としては遠からずなのかもしれないけど。}
-[[花山薫]]「&bold(){強くなる為に鍛えることは女々しい}」
バキシリーズ屈指の人気キャラである、19歳にして二代目花山組の組長である花山薫の言葉。…と、されているもの。
これは無敵を自負する彼の自尊心の表れ…''では無い''。
規格外の握力と類まれなる肉体を持つ彼だが、彼は自身の「戒め」として鍛えないのである。
曰く''「体格も力も恵まれ過ぎている自分が鍛えるという事は、ライオンやヒグマ等の猛獣が武器を持つ事と同じ。それは相手に対して失礼で不公平である」''
…というものである。
「格闘家」ではなく「喧嘩師」として戦う彼にとって、必要以上の力を得る事は無粋と思っているのだろう。
だが花山本人は、''この台詞をただの一度も自分の口から発した事は無い。''
そして、実際に強くなろうと鍛える人を馬鹿にしたり、この思想を押し付けたりも決してしない。
[[柴千春]]を初めとした舎弟や憧れてる連中が、一人歩きしたその言葉を勘違いして誇大妄想してしまっているのである。
皮肉な形ではあるが、柴千春はその「勘違い」のおかげで強くなったのもまた事実ではあるが。
ただ全くの勘違いかと言うとそうとも言い切れないようで、体育の日に花山がジョギングしているのを見た千春がそのことを突っ込んだ時、
「今日は国が決めたそーいう日だろうが」と、''理由があるので普段しない事をしている''と解釈できる返答をしている。
高校の体育の授業も休まずちゃんと参加している。身体能力がヤバすぎて参加どころではなくなってしまう事も多々あるが…。
-[[カルストンライトオ>カルストンライトオ(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&bold(){おとなしくシカせんべいでも食べていろ!}」
[[ウマ娘 プリティーダービー]]のカルストンライトオのキャラストーリーにおいてシミュレーションの中でシカと競走していたカルストンライトオの台詞。
だが、トレーナーがカルストンライトオの実力をシミュレーションした際の&bold(){シミュレーター上の彼女の台詞}なので、厳密には実物の彼女の台詞ではない。
もっとも、カルストンライトオがシカの仲間である[[プロングホーン]]を異様に敵視しているのは本当の話であるし、自分より遅い生物を容赦なく見下す傾向があり&bold(){この様な台詞を言う人物なのは間違いない}ので、ぶっちゃけ誤解されたところでさほど問題はないが……。
余談ではあるが、この台詞はそのインパクトもさることながら同時期に[[シカが主人公のアニメ>しかのこのこのここしたんたん]]が放映中なため、クロスオーバーイラストが描かれるなどネタになっている。
-敷島浩一&bold(){「その怪物は、許しちゃくれない…」}
ゴジラ生誕70周年記念映画『[[ゴジラ-1.0]]』の劇場予告編の中で主人公が発した印象的な台詞。
しかし、実際には&bold(){全く別のシーンで発した台詞を繋ぎ合わせたもの}であり、本編にこの様な台詞は出ていない。
#areaedit(end)
}
#openclose(show=▼おまけ3:存在しなかったが後に本人が発するなどして「嘘から出た真」になった例){
#areaedit()
-ベン・パーカー「&bold(){with great power comes great responsibility(大いなる力には、大いなる責任が伴う}」
世界中で最も人気のスーパーヒーローの一人、[[スパイダーマン>スパイダーマン(アメコミ版)]]に登場する有名な台詞。
主人公ピーターの叔父であるベンが強盗に撃たれて死ぬ際に残した言葉として認知されている……のだが、実はスパイダーマンの原作コミックでのベンおじさんはこんな言葉まったく口にしていない。
正確に言うと元々は台詞ではなくコミック内の''キャプション''(ナレーションの様なもの)に綴られた文章である。
そもそも1962年にスパイダーマンが世に初めて登場した『Amazing Fantasy』誌の最終号においてのベンおじさんは死ぬ場面が描かれることなくあっさりと退場してしまい、ピーターはおじさんの''死に際に立ち会えていない''。
だが、不人気の為に廃刊になることが決定していた『Amazing Fantasy』誌の中の読み切り作品として発表された本作は予想外の人気を博し、掲載紙を移しての連載が決定。
アメコミのシステム故に現代まで続く長期連載となり、[[映>スパイダーマン(映画)]][[像>アメイジング・スパイダーマン(映画)]][[作>スパイダーマン:ホームカミング]][[品>スパイダーマン:スパイダーバース(映画)]]やスピンオフシリーズも多数制作。
その過程で幾度も設定が改められた結果、上述の文章は''「後付けで『ベンおじさんが言っていた』事にされた」''のである。
なんだそりゃ、と思うかもしれないがこれはいわゆる''設定リセット''と言われるもので、
超長期間に渡っての連載で複雑になりすぎた設定を一旦なかった事にするためや、物語をよりドラマチックにするための手段としてアメコミではわりと頻繁に起こる事だったりする。
身も蓋もない言い方をすれば''後付け設定&設定の変更''。
&s(){日本のマンガでも[[キン肉マン]]とか[[北斗の拳]]とか[[タフ・シリーズ>タフシリーズ(猿渡哲也)]]でよく発生するアレである}
-ゆきだるま「&bold(){さよならなのだ}」
[[ロマンシング サ・ガ3]]のキャラクター、ゆきだるまが発する別れの言葉として知られる台詞。
[[四魔貴族]]のアウナスとの戦いでゆきだるま以外のキャラが戦闘不能になると、彼は自分が身に着けている永久氷晶の力を解放して特攻し、相討ちになるという特殊イベントが発生する。
勝利後も通常とは違うしんみりしたBGMが流れ、以後ゆきだるまは消滅して仲間にできなくなるためにかなり感動なシーンである。
だが実際のロマサガ3の戦闘中でゆきだるまは「''永久氷晶!!''」と普通に技を使うアクションで発動しており、一言も別れの言葉を使っていない。
この台詞は練磨の書という攻略本においてアウナスとの隠しイベントを紹介するコーナーでキャプションとして記されていたものであり、それが印象的だったためかゲーム中で本当に言う台詞と誤解されて広まった。
そのため、実際にゲームで隠しイベントを見たプレイヤーから''「攻略本が嘘を書いた!」''というクレームが殺到する事態に……。
なお、その攻略本には「さようならなのだ」と書かれており、いつのまにやら「う」が無くなっていたりもする。
ちなみにロマサガでは技名を叫んで発動するため、仮に本当に台詞を言っていた場合''「さよならなのだ!!」''という形になる。
後に、エンペラーズサガやインペリアルサガと言った派生作品にて「さよならなのだ」と発言。
ロマンシング サガ リ・ユニバースの公式LINEスタンプにも、シリーズの様々な名シーンに混じって彼が「さよならなのだ」と涙ぐみながら言っているものが存在し、半ば持ちネタみたいになってしまっている。
-[[ルギア]]「&b(){命を賭けて、かかってこい!}」
[[劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕]]におけるルギアの台詞にして、本作のキャッチコピー。宣伝ポスターやビデオジャケットにも堂々と記される印象的な言葉。
……なのは確かだが、言ったのは予告編CMの宣伝文句としてであり、&b(){劇中ではルギアはこんな台詞は一言も発していない。}
というかこの映画のルギアは終始味方側のポジションにあり、それも星の平和のために自らが幻であることを望むという穏やかな人格ですらあった。
劇場版ポケットモンスターはこうしたいわゆる「[[予告詐欺>嘘予告(ポケモン)]]」がかなり多いのだが、とりわけその中でも有名な台詞であり今なお語り草となっていある。
その後『[[ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊>ポケモン不思議のダンジョン 青・赤の救助隊]]』にて、6年越しに逆輸入された。こちらではちゃんとルギアと戦う。
-マコト「&bold(){ごめんな、ユイ……}」
アプリゲーム『プリンセスコネクト!』のメインヒロインである[[ユイ>ユイ(プリンセスコネクト!Re:Dive)]](草野優衣)の幼馴染、[[マコト>マコト(プリンセスコネクト!Re:Dive)]](安芸真琴)。
彼女は幼馴染が主人公に想いを寄せていることを知っており、その恋路を応援していたのだが、お約束と言うべきか主人公と接していくうちに自分も彼のことが気になるようになっていってしまう。
そんな友情と恋心に揺れ動く姿に、無印時代から一部プレイヤーから『抜け駆けして「ごめんな、ユイ……」とか言いそう』と言われていたのだが、
続編である『[[プリンセスコネクト!Re:Dive]]』の2019年の夏イベントにて、不意に主人公と接近してしまったマコトが「&bold(){(ごめん、ユイ……!)}」と(モノローグで)発言。
&b(){あくまでファンの間で「言いそう」と言われていただけの台詞を公式で言わせてしまったパターンである}(微妙に言い回しは変わってるが誤差レベル)。
ちなみに『Re:Dive』ではマコト達は現実世界の話を忘れているが、関係性はほとんど変わっていない(差異は主人公が記憶を失っている位)ので、無印時代のことも併せて一気にネタとして広まり、
某イラストサイトでマコトと主人公のカップリング作品に、この台詞を略した「ごめユイ」のタグが付くのが定番になり、「ユイの恋心を知りながら他のヒロインが抜け駆けする展開」を指す言葉にもなってしまった。
なお、マコトに加えてヒヨリ、カスミ、レイ辺りを加えてごめユイ三獣士だの四天王だのと言われているが一応彼女達は言っていない。言っていないだけで言い訳の利かないシーンはあるが…。
ちなみにこの四人の中でカスミだけはユイとの関係性がかなり薄い((現実世界でも共通の知り合い(=主人公)がいる、同じ高校の先輩位の認識))ため、&b(){言い訳が利かないとか以前にそもそも言い訳する理由がない}ので巻き込まれ事故に近い。
当然だがこの手のネタは人を選ぶので、公式で発言していたからと無闇に多用する事を好ましくないと思うファンもいる事を忘れないようにしよう。
-[[佐久間まゆ>佐久間まゆ(シンデレラガールズ)]]「&bold(){まゆですよぉ}」
元は彼女の有名な二次創作ネタの一つ。
彼女の特徴的な台詞とも、実は言ってない台詞とも認識されがちな台詞であるが、
実際の所、この台詞がよく知られる時期(2020/2/21)に放送された[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]内のコンテンツ「デレマスチャンネル」2ndシーズン第8回にて「&b(){はい、まゆですよぉ♪}」という発言があるため、頻繁でないにしろ一応公式にも言っている台詞である。
[[Shadowverse]]とコラボレーションした際にもリーダースキンで「&b(){うふふ、まゆですよぉ♪}」と言っている。
時は流れて、デレステのイベントコミュ『ミライコンパス』(2023/4/23解放)でも、ロケの休憩中に話しかけられて「&b(){ふふ、こんにちは。まゆですよぉ♪}」と口にしている場面がある。
-[[スペシャルウィーク>スペシャルウィーク(ウマ娘 プリティーダービー)]]「&b(){[[あげません!>あげません!(ウマ娘 プリティーダービー)]]}」
アニメ『[[ウマ娘 プリティーダービー]] Season2』の第11話におけるスペシャルウィークの台詞。
一応言ったことは言ったのだが、この台詞は[[メジロマックイーン>メジロマックイーン(ウマ娘 プリティーダービー)]]に対して感謝を伝えられていない[[トウカイテイオー>トウカイテイオー(ウマ娘 プリティーダービー)]]の''妄想の中のスペシャルウィークが発した言葉''であり、''現実のスペシャルウィークが発した台詞ではない''。%%ウマ娘はもちろん馬の方も言っていない。%%
…だが、前期主人公にあるまじき顔芸やスぺちゃんを演じた和氣あず未の迫真の演技、そして何よりアプリ版においてスペシャルウィークのサポートカードが有用なスキルをくれるのだが、ランダムなために必ず貰えるとは限らず、そのスキルの下位のスキルを貰うということがあることからネタにされ続けている。
更に、スペシャルウィークのくれるスキルである「全身全霊」を確定でくれる[[ウイニングチケット>ウイニングチケット(ウマ娘 プリティーダービー)]]のサポートカードがストーリー報酬として配布されたため、「ウイニングチケットは(全身全霊を)くれるのにスペちゃんはくれない」とネタに拍車がかかる事態となった。
そこから更に派生してスペシャルウィークのサポートカードに限らず、
・スキルを貰えるが、ランダムで下位スキルしか貰えなかった場合
・確定でスキルを貰えるがそもそもそのイベントが発生しなかった場合
の2パターンを指して「あげません!される」ということもある。
そして時は流れて2022/2/24の1周年にていくつかのウマ娘の育成ストーリーに新たなストーリーが追加され、そのアップデートで追加されたトウカイテイオーのストーリーにて、スペシャルウィークが本当にこの台詞を発した(今回は妄想と現実両方で)。
そのイベントのタイトルも「あげません!」になっており、晴れて「公式で言った台詞」となった。
-[[剛田武>ジャイアン(剛田武)]]「&b(){いつ返さなかった!? えいきゅうにかりておくだけだぞ。}」
「とう明人間目ぐすり」(単行本8巻収録)より、[[ジャイアンの横暴っぷり>ジャイアニズム]]を象徴する台詞として有名な物の一つ。
だが、台詞の初出はジャイアンではなく、スピンオフ漫画『ドラミちゃん』に登場する「''カバ田''」というガキ大将だった。
それがなぜジャイアンの台詞に変わったのかというと…
まず、『ドラミちゃん』はドラえもんの妹の[[ドラミ>ドラミちゃん]]が「''のび太そっくりの親戚であるのび太郎の家の居候''」として登場する作品である。
レギュラーキャラも本家のそっくりさんで、ジャイアンポジがカバ田という訳。
だが単行本収録の際に『ドラえもん』と統合され((「ドラえもんの代理としてドラミが一時的にのび太の世話をしている」という設定に変更))、登場キャラも『ドラえもん』の登場人物に差し替えられた((但しスネ夫ポジションのズル木(この台詞を言われた側でもある)は背丈がスネ夫より高いためか修正されず、単行本でもそのままズル木本人が残った。ちなみにのび太郎は見た目ものび太そのものなので特に修正されていない))。
こうして「えいきゅうにかりておくだけだぞ」はめでたく(?)ジャイアンの台詞になったのである。
テレ朝アニメ版第2期(水田版)で2度アニメ化されているが、そちらでもジャイアンが言っている。
上記の統合で『ドラミちゃん』自体がマイナーな作品になってしまったこともあり、現在はジャイアンの台詞で通っている。''貸したものを返さないのはカバ田もジャイアンも同じ''なので不自然さは無い。
似た様なニュアンスのジャイアンの発言には、「ポカリ=百円」(単行本28巻収録)における「''とったんじゃない、かりたんだぞ。いつ返すかきめてないだけだ。''」が存在する。
-[[茅場晶彦>茅場晶彦(SAO)]]&bold(){「これはゲームであっても、遊びではない」}
作品を象徴するフレーズとして知られ、各巻の扉にも茅場の発言として明記されているのだが、実は''元々は台詞ですらなかった''。
大元の文章はWeb版の外伝1「黒の剣士」にあったシリカの''モノローグ''。「シリカは初めてSAOにおける対モンスター戦の何たるかを悟っていた。''ゲームであっても遊びではない''、その矛盾した真実を。」というもの(書籍版2巻P25)。
『[[アクセル・ワールド]]』巻末の書籍版SAO1巻予告に載せるキャッチコピーを探していた編集担当者がこの文章を拾い、''茅場が言ったことにしてしまおう''と決めたことでSAO巻頭にこの台詞と共に「―『ソードアート・オンライン』プログラマー・茅場晶彦」と記載されるようになった。
その後アニメ版ではわずかに映る雑誌に掲載されたインタビューでの発言として設定されたが、本人が発する場面はなかった。
明確に茅場の口からこの言葉が発せられたのは2021年の映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』。
Web版から数えて実に&bold(){19年越し}のことであった。
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