長寿ドラマ『
水戸黄門』に実はこんな台詞が、という文脈でしばしば話題になる(言うまでもないが、時代劇なので明らかにおかしい)。
八兵衛のキャラクターのせいか信じる人が多く、『
ガセビアの沼』でも取り上げられた。
インタビューを受けた八兵衛役の高橋元太郎本人が直接否定しており、その上で八兵衛が登場する全話を確認してもそういった台詞は無かった。
真相は諸説あるが、何かのコント番組で水戸黄門のパロディ的なネタがあり、そちらで「ファイト」発言があったのを混同したのでは?という説も。
同様に、時代劇で流れた台詞として流布しているものに「
殿、チャンスにございます
」があるが、こちらは噂の出処がはっきりしている。
1997年の
NHK大河ドラマ『毛利元就』の脚本を担当した内館牧子は、当初「私に時代劇は書けない」と言って断ろうとしたが、NHKは熱心にオファー。
「戦国時代らしい言い回しに直してくれる担当の人をつけてほしい」と要望した上で受け、時代劇だと意識せず「毛利家のホームドラマ」を書くことにした。
結果として元台本は「殿、チャンスにございます」の様な台詞が出てくる始末で、さすがのNHKスタッフも呆れていた……と、内館本人が笑い話として語っている。
勿論、決定稿では変更されていた。
いわば「大河ドラマの、実は言ってない台詞」だが、さすがに大河で流れたというのは嘘くさくなりすぎるためか、民放時代劇で出た台詞だとされる事が多いようだ。
嵐寛寿郎主演の時代劇『鞍馬天狗』で、寛寿郎演じる鞍馬天狗が自らを慕う少年に向けて言ったとされる台詞。
笑点で
林家木久扇が物真似を披露した事で有名になったが、
実は
台詞自体が木久扇師匠の創作
であり、この通りの台詞は原作まで範囲を広げても存在しなかったりする。
後に鞍馬天狗がこの台詞を喋るCMが作られたりもしたものの、演じているのは
物真似した木久扇本人
なので、
実際の『鞍馬天狗』を演じた寛寿郎氏は言っていないという意味でも、「後で言った」とするには微妙である。
ポケ戦という作品のストーリーを象徴するフレーズとして有名になっているが、実際には台詞ではなく
第5話のサブタイトル
である(全6話)。アルの心中を表したものではあるが…。
バーニィとの口論シーンで実際に言ったのは「
嘘だ!バーニィはあいつが怖くなったんで嘘をついてるんだ!
」という台詞である。
公式なフレーズである事には違いないため、『戦場の絆』『ガンダムvsシリーズ』など、
『ポケ戦』の機体が参戦しているガンダムゲーでは称号だったりコメントパーツだったりに用意されている事も多い。
過去作のパロディがふんだんに盛りこまれた『
ガンダムビルドファイターズ』でも使われた。
これも「アルの台詞である」との誤解が広まった原因だと思われる。
『
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』より。
上のバーニィ同様、ネット上でよく使われるフレーズ。
オルガが
マクギリス・ファリドと再会した時の台詞とされるが、実際には本編で一度も発せられた事は無い。
「異世界オルガ」と呼ばれる『鉄血のオルフェンズ』を基にしたMAD動画シリーズ(大体CV:櫻井孝宏キャラ相手に使われる)において本編の台詞を切り貼りしたものなのだが、
オルガの台詞として有名になりすぎてしまいYahoo!やGoogleでマクギリスを検索するとこの台詞が最上位に出てくる珍事まで起きてしまった。
プロトニンジャスレイヤーについての質問への回答としてテング・ニンジャへ言及した際に引き合いに出したとされるが、
実際の台詞ではこの様な珍妙な言い換えではなく、
「これは
ホークムーンでいう所の「金と黒玉の戦士」的なポジション……わかんないかな?ええと、
タキシード仮面みたいなさ。」
と、原作通りの呼称が使われている。
なお『
ニンジャスレイヤー』は本編と宣伝、そして原作者や翻訳チームなど携わる人物の間でも微妙に芸風が違っており、
英日直訳したりポピュラーな英語を一般のと異なる発音するのは翻訳チームに見られる芸風。Q&A担当のザ・ヴァーティゴは
「前々から言おうと思ってたんだが、ゲームや映画のタイトルとかは、名称をもじられるとまったく全然わからんから普通に書いてほしいんだよな!みんな頼んだぞ!」
とのスタンス。
第四の壁が見えている設定なのでものの考え方は「こちら側」に割と近い。
ちなみに類似ネタとして「オメ―ン・ライダー」「モーターシロイヤツ」(それぞれ仮面ライダーとガンダムを指す)がある。
余談ながら、2021年になって「~5人ものロイヤルニンジャがタキシードメンポ姿で同行した時の写真は~」
と、「タキシードを着てメンポを着けた格好」という文脈で「タキシードメンポ」の語が実際に登場した。
『
ONE~輝く季節へ~』の澪が満面の笑みと共にスケッチブックに上述の文章を書いて掲示するもの。
原作中には似た文章・シチュエーションさえ皆無であり、そもそも澪の性格上この様な内容の文章は書かない。また彼女の普段の文体(「~なの」で文を結ぶ幼めの話し言葉)とも違う。
この台詞と絵の由来はファンアート。上述の通り「本来の澪なら絶対にやらない、ネタ的ニュアンスの1枚」だった。
それを基に
アスキーアート化したものが、当時主流だった
2ちゃんねるにおいて質問者やスレッド作成者等へ煽る時に便利だったため多用され、この台詞とAAの方が有名になった。
確かに対ナッパ戦の最中、悟空は「〇〇(死んでいった仲間の名前)のうらみ!」と言いながら攻撃しているが、
この時クリリンは死んでいない
。
また悟空がクリリンの仇を討とうとするシチュエーション(タンバリン戦やフリーザ戦)においても、この台詞は無い。
実際はお笑い芸人「南海キャンディーズ」が繰り返し使っていたネタで、彼自身も原作に無い台詞なのは承知の上で「
聞いた人があえて印象に残るようこの台詞を使っていた
」との事。
一方、フリーザ戦における有名な台詞「クリリンのことかーっ!」は同じクリリン絡みの上に、字面からイメージされるシチュエーションと実際に発言された時期に少しずれがあるためか同類だと誤解される事もあるが、本当に言っている。
但しこちらも他作品における超サイヤ人パロで引用されがちな台詞であるためか、超サイヤ人初変身時のものと誤解されがちだったりする。
余談だが、マンガ『
いぬまるだしっ』ではたまこ先生が「これはクリリンの分!」と鳥山先生にバレンタインチョコを贈っている。
ポケモンシリーズのお約束ともいえるポケモンの研究者の初代である、オーキド博士が発したとされる台詞。
新ポケモンが増える度にネタにされる台詞だが、実は彼が原作ゲーム及びアニメにおいて「ポケモンが
全部で
151匹いる」と明言した事は無い。
あえて挙げるなら彼が歌ったアニメの初代ED「ひゃくごじゅういち」位だが、それも厳密に言うと「151
匹
」であって「151
種類
」ではない。
メタ的にはゲーム的(当時のカントー地方では)に№151までしか居ないので、仮に「151種類」だったとしても絶対間違いだとは言い切れないが…。
「金・銀」及びそのリメイク作品「ハートゴールド・ソウルシルバー」に登場する一般人の台詞に、
「3年前、オーキド博士は150種類いるって発表してたけどな」というものがあるが、これもやはり「全部で~」というニュアンスではない。
ちなみにアニポケでははっきりと
「オーキド・ユキナリが全国図鑑No.152以降のポケモンを目撃する」
シーンが存在する他、
アローラ地方に親族がいる事が判明しているため、アローラのポケモンについても話を聞いているとするのが自然であろう。
少なくともアニメ版においては「元々カントー以外のポケモン事情についてもそれなりに知っている」と推測できる。
草加は
仮面ライダー555に登場する仮面ライダーの1人で、味方サイドでありながら主人公の
乾巧と反目しあっているという設定を持つ。
そんな彼の代表的な台詞として扱われるが、
劇中では全く言っていない
事もよく知られる。
とはいえ、草加が巧を孤立させようと策略を張り巡らせ、オルフェノク(本作の怪人)である
木場勇治を誘導して巧を始末しようと考えていたのは本当である。
そのため、実際の台詞ではないにせよ、劇中における草加の性格と所業を端的に表した言葉である事は間違いない。
これに対しては、木場の台詞「
なんだって!?それは本当かい!?
」(略して
なそ本
)で返すのがお約束とされるが、やっぱりこっちも実際の台詞ではない。
要するにこれらは草加が言葉巧みに木場を騙すシーンを
要約
したコピペ文である。(数話かけて木場と巧を騙す本編の草加も凄いが、それを1行にまとめるファンも凄い。)
そして、
カードゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライド』においてこの台詞がカイザのライダースキルのスキル名として採用=公式に逆輸入されるという珍事が起きた。
また、神谷浩史と鈴村健一がMCを務めるラジオ『仮面ラジレンジャー』に草加役の村上幸平氏が出演した際にはこの台詞を言ってくれるようリクエストしていた。
そのため、
「草加雅人は言ってないが、(演者の)村上氏は言っている」
と言う珍事が起こってしまった。
ちなみに村上氏はこの際にはっきりと「(草加がそういう奴だったのは事実だが)この台詞は言っていない」と答えている。
更に時が経った2017年には、大人向け変身ベルト玩具である「CSM カイザギア」のプロモーション動画にて、
出演した村上氏が動画のオチにこの台詞(「それも」を「これも」とするなど、言い回しは少しだけ変わってはいるが)を使っている。
CSMでは555→CALLでこの台詞が再生できる。
ちなみに似た様な言葉に『仮面ライダーBLACK』主人公
南光太郎の「
ゴルゴムの仕業」がある。
こちらは、『BLACK』にて何か不審な事が起こると、光太郎が何でもかんでも敵組織の「暗黒結社ゴルゴム」の仕業にするため、
それを面白がった視聴者が、時に『仮面ライダー』が無関係な作品でも「ゴルゴムの仕業だ」とゴルゴムにあらぬ疑いをかけるネタにされた。
※ちなみに「ゴルゴムの仕業」という台詞が発せられたのは劇中で僅か一回程度。
但し、『BLACK』では一見すると無関係に見えても実際にゴルゴムの仕業である事が大半である。
番組の都合というものがありまして
科捜研の女の主人公、沢口靖子演じる榊マリコが、些細な物証から違和感を感じた時に言うとされる台詞。
しかし、ドラマ本編でマリコがこの様な台詞を言う事はない。
そもそも科捜研は警察が事件の捜査を開始してから出動する組織なので、マリコが事件の発生を宣言する状況も考えづらい。
自殺と思われた事件が他殺だったというケースはよくあるが、それを指して「事件だわ!」と言うのも不自然である。
実際には榊マリコのモノマネを持ちネタとするモノマネ芸人・メルヘン須長氏の創作であるが、使いやすいのかスポーツ紙で科捜研がらみの芸能見出しで使われるほか、当の須長氏もドラマ制作発表時のゲストとして沢口氏の前でこのネタを披露するなど、事実上公認となっている。
また、劇場版公開時に制作した警察とのコラボポスターにもこの台詞が使われたこともある。
この台詞が出てしまうと
ファフナー勢生還フラグの成立に失敗しているとして有名だったのだが、
劇中でこの台詞は全く出てこない。
実際のゲームでフラグ立てに失敗した時の該当する台詞は
さやか「だけど、一騎君達にはつらいパーティだったでしょうね…」
アスラン「顔では笑っていたが、みんな心の中は悲しみでいっぱいだったはずだ…」
カガリ「『総士は死んだわけじゃない。フェストゥムと同化しただけで、いつかきっと俺達の所に戻って来ます…だから悲しくはありません』…か。一騎の奴…」
という流れからの
ミスト「
総士君がいなかったら、俺達はル=コボルに勝てなかった…彼に対する感謝の気持ちは、言葉では言い尽くせないですよ…」
と意味合いからして全然違うのだが、何故か広まってしまった。
元々ゲーム中の彼の発言は問題視される事が多く、逆にネタとして原作台詞と共に改変ネタ台詞・他作品パロ台詞が数多く書き込まれる中で
アンジェリカ「○○にはつらい宴会になってしまったわね」
ミスト(総士君がいなくなってしまったからな)
という様な系統のネタが原作台詞引用と勘違いされて大勢にしばらく信じられていたのは、
ネタ台詞の宝庫としてスパロボKをプレイしていないが語録を好む者も多数発生していたとはいえ、彼なら言いそうと思わせるだけの説得力があったからだと思われる。
勿論、だからと分かっているのにデマを拡散してしまうのは彼以上に問題視される行為なので注意するべきだろう。
『
名探偵コナン』にて。
大阪在住の服部平次が
工藤新一(=コナン)の推理に反論する際の台詞とされるが、劇中では言っていない。
ちなみに関西弁の「せやかて」は標準語で言う所の「そうかもしれないけど」といったニュアンス。
平次も高校生探偵であり、気質や年頃も近いので新一(コナン)と度々張り合ったり、推理に納得できない点があれば遠慮なく反論したりするので、
特に二人で協力して事件を追う回などではいかにも言いそうな台詞だが、実は言っていない。
おそらく、初対面の事件において二人で張り合っている時に平次が真相を掴んだと確信して言った「もろたで工藤」、
あるいはニュアンス的にも文言的にも非常に近い「せやけど工藤」を間違えてしまったと思われる。
ただあまりにもネタにされている上、別に平次のイメージを落とす様な間違いではないためか、
半ば公式も認めている台詞であり、
公式の企画のタイトル
に使われた程である。
なお、パロディに定評のある『
銀魂』の次回予告にて「平次役の堀川りょう氏が演じたパロディキャラ」がこの台詞を言っており、
奇しくも上記の草加雅人同様に
「平次は言ってないが堀川氏は言った」
という珍事が起きた。
余談だが(劇場版OPでは頻繁に言っているのでこの項目の趣旨からちょっと外れるものの)、コナンの決め台詞として知られる「
真実はいつも一つ!
((なお、正確な文言は「真実はいつも…たった一つしかねーんだからな…」)。)」も、
本来は「他人の台詞が別人のものとされた系」の特殊なパターン。
この台詞、先述した平次と新一(コナン)の初対面の事件である「外交官殺人事件」が初出だが、
実はこの時、
コナンは平次に飲まされた中国酒・白乾児の効果で一時的に元の姿に戻っている
。
つまり、
「新一の台詞である事には間違いないが、江戸川コナンとして言った台詞ではない」
のである。
- サーバル「すっごーい!君は○○のフレンズなんだね!」
IQが下がるという噂のアニメ『
けものフレンズ』のメインヒロイン、サーバルが言っ
てない
台詞。
作中の俗に
「けもフレ構文」
と呼ばれるフレーズがちょっとしたブームとなり、
その中でも特に代表的なフレーズとされているが、
実際にこの台詞を発した事はない
。
作中で彼女が実際に言った台詞でこれに近いニュアンスのものを強いてあげるとするなら、
「あなた、狩りごっこあんまり好きじゃないけものなんだね。」だろうか。
何かと多用される「すっごーい!」とその他の特徴的な台詞をまとめた言葉ではあるが、
どんな相手でも長所を探し出して褒めてくれるサーバルの人柄(?)が二言に凝縮されていて、
汎用性も高すぎたために妙に広まってしまったフレーズである。
なおこの件で「けもフレのファンは模造台詞を広めた」などと煽ってくる輩がいたら、
「あなたはけものフレンズがあまり好きじゃないフレンズなんだね!」
とでも返しておくといいだろう。
なお、けもフレ声優陣が某音楽番組に出演した際、某サングラスがトレードマークの司会者さんを名指しして
「すっごーい!○○さんはイグアナのフレンズなんだね!」
と発言ししており、公式もこの台詞を把握している模様。
前述の「それも乾(ry」の様なパターンで、「どういうことだ…」とか、「説明してやれ苗木」とか、
「説明しろ…いやしてくれ…」辺りが混じったものと言われている。
ちなみに似た例では
魁!!男塾の
富樫源次の台詞に「どういうことだ!説明しろ
伊達!」というものがあり、こちらと混同している節もある。
いかにも言ってそうな台詞だった事と台詞の内容的に使い勝手がいい為に、二次創作のネタが過剰に広まりすぎてしまったパターン。
「漫画(原作)とアニメでは言ってないだけで原作では言ってた」の様な、
「お前は何を言っているんだ」と言いたくなる様なネタ擁護もセットになっている事も多い。
言っていないということを承知の上でネタにされている部分が多いので厳密には少し違うのだが、ネット流行語大賞のniconico賞を受賞したことを受けて、
原作者と桃役の
鬼頭明里がこの台詞について言及しており、公式側にも認知されているようではある。
しかし、原作者と言った(とされる)キャラの声優が言及したとはいえ、二次創作のネタの範疇を超えないのは相変わらずなので注意しよう。
なお、原作単行本6巻において、
「フロイトが手をたたいて喜びそうな悪夢を見せて何のつもり?シャミ子はよこしままぞくだったんだね!」と発言しており、
俗にいう「作中で言っていない(描写されていない)だけで桃は言っている」説に拍車をかけている。
また、件の二次創作とは別に「
桃がシャミ子の失敗や貸し等を持ち出してシャミ子を丸め込もうとする
」シチュエーションは原作ではお約束となっているため、
元ネタ未見の人には「そういった場面で言っている」と勘違いされる事も。
『
アイドルマスター シャイニーカラーズ』に登場する長崎県出身のアイドルだが、
同僚アイドル(特に
千雪や
三峰)がプロデューサーに恋愛方面でアピールする時に言うとされる台詞。
「見んね霧子!」となぜか仲間の
幽谷霧子に振る台詞がセットで用いられることが多い(場合によってはその霧子に抜け駆けされているというオチも)。
霧子に振るパターンでは
凄まじいしかめっ面をしながら叫ぶという公式四コマの絵とセットになっている事もあるが、
こちらはコラであり実際のコマでは口は閉じている。
つまりしかめっ面自体は公式
公式にはこの様な台詞を発した事は決してない。
純然たるインターネット上のミームであるのだがこの元ネタがシャニマスにまで持ち込まれた経由は意外にもかなり複雑。
原点は
紅 kure-nai(アニメ版)の九鳳院紫の台詞。それがデレマス→艦これと経由してシャニマスに伝わると二転三転したネタである。
なお後にウマ娘にまで更に伝搬しており、現在ではシャニマスに限らないミームとして定着した模様である。
ちなみに恋鐘自身もPへのアプローチが多いアイドルであるという所謂「お前が言うな」ネタでもあり、
そもそもの発端が恋鐘のアプローチは空回りしがちなのに、よく卑しか女扱いされがちな千雪のエピソードは甘い雰囲気で……という落差があった事による。
念を押すが本来の恋鐘はこの様な嫉妬(?)を見せる人物では決してなく、シャミ子同様二次創作のネタの範疇を超えないネタなので注意しよう。
こちらも
アイドルマスター シャイニーカラーズに登場するアイドル、黛冬優子が
言ってない台詞。
元は某ファンアートの「ふゆたちはここで死ぬのよ」という台詞が発端であり、徐々に改変され今の様な台詞となった。
冬優子の少年漫画の様なキャラクター性と文面の雰囲気から「いかにも冬優子が言いそう」ということで広まっていったネットミーム。
2020年ネット流行語100にもノミネートされる程有名になった台詞だが、勿論原作ではこの様な物騒な台詞は言っていない。
「あんた」の対象はプロデューサーだったりユニットのメンバーである
芹沢あさひだったり様々。
シチュエーションも「冬優子が『あんた』と心中する」「冬優子が『あんた』と添い遂げる」「冬優子が仲間のために『あんた』を道連れにする」など。
なお、「よっしゃー!目にものを見せてやったわ!あーっはっは!」「アイドルが戦うってのがどういうことか、見せてやる」
「ふゆたちは空中戦じゃ分が悪すぎるでしょ……!」等の台詞を
実際に作中で言っていることも、この台詞が「言ってそう」とされる一因と言える。
ちなみに、シャニマスにはこの手の「言ってないセリフ」がやけに多く、この2つ以外にも
杜野凛世「日本は負けておりません」
杜野凛世
「はいはい、凛世が悪うございました」
杜野凛世
「ブチギレそうでございます」
杜野凛世
「きっしょ」
八宮めぐる「薬物には手を出しちゃダメっ!!」
風野灯織「助けて、真乃、めぐる…」
小宮果穂「あー!! ちょこ先輩がえっちな恰好してますー!!」
大崎甜花「なーちゃん、こいつ、煽った!!」
樋口円香「小糸、ペナルティキス、行くよ」
以上は発生の過程や系統こそそれぞれ異なるものの、全て「言っていないセリフ」である。
あー!!一人で四つもある人がいますー!!
シャニマスの「言ってないセリフ」文化の、学マスにおける後継者とも言えるセリフ。
美鈴は
月村手毬への執着心と、その裏返しとして
藤田ことねへの隔意ある態度が描かれているキャラではあるが、
このセリフは作中には登場しない。
現在ではこのセリフは美鈴のセリフとしてというより、
あらゆるセリフの後ろにつけて全てのことをことねのせいにするというネタとして使われる傾向にある。
その点では、「殺してやるぞ天の助」や「あいつのせいだミオリネ」に近いネタセリフという側面もあると言える。
『遊戯王』シリーズにおいて、一方的なデュエル展開が起こった時に使われる台詞。
遊戯王に限らず、対戦型ゲーム、特にカードゲームでは幅広く使われるスラングである。
海馬にこの台詞を言わせたAAが有名であるため海馬の台詞と思われがちだが、
原作・アニメ共にそんな台詞はない
。
発祥に関しては諸説あるが、「ずっとオレのターン!」というフレーズ自体は
アニメ実況板の『遊戯王GX』実況スレが初出
である、とする説が有力。
その後海馬のAAと超融合し、現在の形に定着したようだ(一応、原作海馬が双六戦で行った行為が元ネタとする意見もある)。
なお「ずっと俺のターン」の代表とも言える《
狂戦士の魂》だが、
先述した通り『遊戯王DM』の次作品である『遊戯王GX』の実況スレが初出であり、この台詞の誕生には関わっていない。
後に『遊戯王ZEXAL』で
オービタル7が「
ずっとオイラのターン!
」という台詞を残し、晴れて『遊戯王』シリーズ公認の台詞となっている。
ついには漫画版ARC-Vにて主人公・
榊遊矢が「つまりずっとオレのターンってことさ!!」とほぼ同じ文面の発言を行っている。
PS2版『
Fate/stay night』の
コピープロテクトが発動した時に表示される台詞…と長らく信じられていたが、
後の検証でそもそも
件のコピープロテクトが仕込まれたソフト自体が偽物だった
事が判明している。
台詞自体が本編の名台詞のパロディとしてよく出来ている事や、
コピープロテクトという性質上正規の方法では真偽を確認できない事などから、文字通り誰もその出所を疑わなかった模様。
『Fateシリーズ』において
アサシンの
サーヴァントである岡田以蔵が「人斬り」スキルを使用する時の台詞。
が、この台詞は
ファンアートが発祥
であり、『
Grand Order』にも『帝都聖杯奇譚』にも存在しない。
『Grand Order』の岡田以蔵が持つスキル「人斬り」は人型エネミーに対するダメージが増すが、
この「人型」の範囲が妙に広く、ラミアやケンタウロスといった亜人型エネミー、
果ては「
首無し騎士を乗せたオオカミ」「
九割馬」といった人型要素の少ないものにまで特攻が入る。
1回だけ「グラフィック上は明らかに『おまんは人型!』だが、当該サーヴァントの設定の都合で特攻が入らない」ことはあった。
そんな事情から「
アスカロンの様に相手に人型属性を付与しているのでは」などと噂され、
アスカロン使用時の台詞「汝は竜!」と上述したファンアートの台詞が融合。
結果、「『おまんも人!』と叫びながら人でないものを斬る以蔵さん」というミームが誕生した。
なお、元になったファンアートはノッブが「岡田以蔵がアホになって何でもかんでも人認定すれば特攻が使いやすくなるのでは」と想像した時の彼の姿(予想)であり、結局発祥元でも本人は言っていなかったりする。
スマホゲーム『Fate/Grand Order』においてマシュが言ったとされる台詞。
場合によってはモノローグだったり発言者がゴルドルフ所長になっている時もある。
型月が初期に発売した某作品をはじめ、長年凍結していた作品の新作が発表された等といった、
ファンが思わず耳を疑う様な吉報が飛び込んできた
時に、与太話的に「〇〇が発表されたんだよ!」というモブの台詞に返す形で書かれる事が多い。
また、反対にあり得ない事を挙げて「ないない」という意図で使われる事も。
ここでいう「こんな世界」とは第二部で敵対する
異聞帯
(我々の知る世界史から分岐し、かつ何らかの理由で滅んだ、もしくは「これ以上発展しない」と判断され消失するはずだった世界)の事を差す。
第二部では黒幕によってこれらの世界に塗りつぶされる様な形で本来の世界が滅ぼされてしまい、正しい人類史を取り戻すためには異聞帯の核を切除して文字通り消さなければならない…というのが本編のストーリー。
詳細は省くが、異聞帯の中には
深刻な問題が隠れているものの、表面上は穏やかで平和を享受している世界
が少なくなく、
最終的にはその平和を踏みにじる事を強いられている主人公達の苦悩を端的に表した台詞といえる。
そのストーリーが公開された後、Fateシリーズのスピンオフ作品『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の著者であり、
にも関わらずその主人公が全然引けない
ジンクスで有名だった三田誠氏がようやく入手した事に対し、
(そんな救いのある世界を…我々は、これから…)というリプライが送られたのが初出。
北欧異聞帯を切除した直後のマシュの台詞に「……わたしたちは、またひとつの世界を……」というのがあるため、これが元となった可能性がある。
- 蘆屋道満「忘れもしませぬ、あれは拙僧が○○だった頃…」
同じく『Fate/Grand Order』でリンボが言ったとされている台詞。
元ネタはイラストを担当した古海鐘一氏が投稿したイラストにあった「忘れもしませぬ、あれは拙僧が知育葉子の広告塔だった頃…」という一文だが、
これを面白がったユーザー達によって〇〇の部分に適当な内容を当てはめてリンボの存在しない記憶を捏造するという大喜利が流行した事で広まる様になった。
あまりの広まり様に、ファミ通のFGO6周年企画にて
シナリオライター陣から「あったのかなかったのか微妙に思い出せない」
というコメントが寄せられている。
某所でアレな意味で有名になってしまった台詞(内容が内容(R-18)なので調べるのは自己責任で)。
とある二次創作スレが出典で、原作・アニメ共にこの台詞は登場しない。
しかしアニメ1期8話で「
ティッピーうるさいです
」と言ったり、
アニメ2期1話のサブタイトルが「
笑顔とフラッシュがやかましい これが私の自称姉です」だったりと、
似た様な言い回しは出てくるので、(該当スレの内容とは関係なく)「言ってそうな台詞」として流行ったのかもしれない。
但し、これら本家の台詞は件のものと違い、蔑みより呆れのニュアンスが強い。
『
ウマ娘 プリティーダービー』に登場するツインターボの台詞。
後述の、スペシャルウィークの「あげません!」と共に様々な名台詞と並んでスタンプ化された……のだが
ターボは劇中でこの様な発言はしておらず、スタンプに使われているシーンも別の台詞を喋っている。
実はこのネタはそもそもとして卑しか女と同じネタの遷移があった。
というのも、『ウマ娘』が流行する前に、競馬を『
アイドルマスター シンデレラガールズ』の
本田未央がやったらというネタで、
アニメにて未央が泣きながらプロデューサーに「もういいよ、私、アイドルやめる!」と叫んだシーンを改変し、
競馬の予想を外した未央が「もういいよ!私競馬辞める!」と叫ぶネタが流行していた。
そして後にウマ娘のアニメ2期やアプリ配信でこちらの人気が高まると共に、
前述の台詞を叫んだ時の未央と構図が似ているということから、
未央とPをツインターボとイクノディクタス(またはナイスネイチャ)に差し替えたネタが流行り始め、そのネタの一部が、この「もういい!」であった。
しかし、当該シーンの実際のツインターボの台詞は、
「
ターボやるもん!テイオーの目の前で絶対絶対逃げ切って勝ってやる!諦めなければやれること見せてやるんだ!!」
という、諦めるどころか、トウカイテイオーの挫折を覆すべくかつて彼女に教えられた「諦めない事の大切さ」を証明しようとする名台詞である。
曲がりなりにも実際に作中で使われた「あげません!」とは違う完全にネタに悪ノリした内容、
かつ実際のシーンとは真逆の使われ方をされた事でこのネタを快く思わない人も多い事は気に留めておきたい。
こちらも『ウマ娘』発祥の言ってない台詞。
グラスワンダーの親友、
エルコンドルパサーが何らかの失言や行動でグラスを憤慨させてしまった時のお決まりの台詞…とされているが、
こんな台詞は劇中にはない。
近いものとしては、ゲーム版のエルの育成シナリオにおいて、一度自信が打ち砕かれてマスクを脱いでしまったエルが、
トレーナーとのやり取りで再起する決心を固め、その証としてトレーナーが持ってきたマスクを付けてもらおうとした場面で、
グラスが
いきなり割り込んで言う「
自分でかぶりなさい、エル」という台詞があり、言い回しのベースはこれだと思われる。
「(ギャグシーンで)エルがグラスに諌められる」という流れ自体は実際公式でもお決まりの展開であること、
そしてグラスがプレイヤーから「武士」と揶揄される程の、温厚ながら強い気迫を秘めたキャラクターであることは事実であるため、
「いかにも言いそう」とネタにされ、プレイヤーの間でネットミームとして拡散されて今に至っている。
人気コンテンツの例に漏れず、ウマ娘は二次創作・SNS由来の言っていない台詞が現在も生まれ続けており、言ってない台詞を列記・解説したらそれだけでひと項目作れる。
例としては
などがあり、中には
というそもそもまだウマ娘に参戦していない馬が大前提となるネタまで存在する。
『
アーマード・コアシリーズ』由来の言ってない台詞。
ACはフロムを代表するディープなファンを抱える人気シリーズだが、2013年発売の『ヴァーディクトデイ』を最後にシリーズの展開が途絶えてしまっていた。
そして、それと入れ替わるようにフロム・ソフトウェアは『
SOULSシリーズ』などの、
高難易度アクションRPGの展開に力を入れ始めたため、ACシリーズファンは長らく公式からの供給が絶たれる状況に陥っていた。
そんな状況下で、ツイッターにて
「ツイッターでバズったトレンドワードに無理やりACシリーズとの関連性を見出し、最後に『このトレンドワードの拡散によってフロムがACの新作を作りはじめる』という結論に帰結させる」
というネタ構文、いわゆる
「ツイッター大喜利」が流行。
このツイッター大喜利の中で登場したのが、上記の「身体は闘争を求める」というワードである。
もともとのネタは「
Pokemon GOの流行で、世界中のみんなが可愛いポケモンと戯れる→心が癒される→だけど身体は闘争を求める→鉄臭さが欲しくなる→その需要に応えてフロムがACの新作を出す」
というもので(要約。実際はもっと長い)、いわゆる「風が吹けば桶屋が儲かる」的なネタであった。
このワードは大喜利の中でも「
他をいくら改変してもここ(「身体は闘争を求める」の部分)だけは変えてはいけない」という暗黙の了解ができる程にネット民に広まっており、
一時期はゲーム関連のトレンドワードが日本のツイッターのトレンド入りするたびに、「アーマードコアの新作」が並んでトレンド入りする程に流行していた。
この広まり様から「身体は闘争を求める」というワードはシリーズの登場人物が言った、あるいは公式のキャッチコピーから取られたと認識している人も未だに多いものの、
このワードは上記の大喜利が初出で、公式とは全く関係ない。
一応、『
アーマード・コア4』発売の際のCMに「
戦い続ける歓びを」という強いて言えば似ているキャッチコピーはある。
ただ、このネタは当のACシリーズファンからは賛否両論。
「そもそも公式と全く関係ない」
「シリーズの実態から『乖離している』とは言わないまでも若干的外れ」
「このネタを使う手合いの多くは流行りに乗っかっているだけであり、AC自体が好きである様子はうかがえない(ACが外野にネタとして食い物にされているように感じる)」
……などの理由から、このネタに否定的なファンも多い。
このように「続編が出ない」ことをネタにされ続けていたACシリーズだが、2022年12月9日に開催された「The Game Awards 2022」において、
最新作『アーマード・コアⅥ』が発表され、2023年に発売。
実に10年越しの新作が発売された上に
これまでのシリーズ累計売上数を一作だけで超える売上を上げた。
このAC6の大活躍により、このネタも今後は廃れていくと思われる。
当のAC6において、あるキャラクターがこの言葉に近い意味の台詞を発するうえ、
3周目になってようやく見られるエンディングがまさしく
「身体は闘争を求める」の何たるかを体現した内容になっている。
10年間闘争を求めて燻っていたファンへ送られる公式からのアンサーと言うべきその結末を、ぜひご自身の目で確かめてもらいたい。
関連記事を漁ってたら辿り着いちゃうかもしれないけど
あと、チートを使ってランクマッチを荒らしていたユーザーがチートの穴を突かれてSランカーに正攻法で粉砕された際には「10年間身体は闘争を求め続けた結果」と言われたり
ソーシャルゲームの「アクション対魔忍(あるいは対魔忍RPG)」作中でゆきかぜが言ったとされる
ヘイトスピーチ台詞。
一緒に上げられたイラストが、いかにもゲーム中のワンシーンに見えるものだった事からより広まった。
イラストを見ると、いい感じの笑顔でプレイヤーか誰かを対魔忍に勧誘しているかのようである。
だが、『
対魔忍』シリーズは(特に女性キャラに対して)ハードな展開で知られており、失態を演じるなどして捕らえられた結果、
身体改造されて散々に凌辱されたり、洗脳されたり、敵側に寝取られたりといったマイナスイメージが強いため、
「褒められているように聞こえない」として、対魔忍絡みの話題となるとちょくちょくネタにされている。
台詞、イラスト共に二次創作の産物で、実際にはその様なシーンはない。
実はゲーム「
オーバーウォッチ」のPVアニメのワンシーンが元ネタ。
本当の台詞は「君、ヒーローの素質あるかもよ?」で、敵に立ち向かった勇敢な少年を純粋に褒めたものである。
ここまで広まった理由には、「アクション対魔忍」の公式Twitterアカウントが、
ユーザーに対して「対魔忍のみんな!」などと一方的に対魔忍呼ばわりしながら話しかけていた事もあると思われる。
同作の主人公ふうま小太郎は一応対魔忍なので、プレイヤーを対魔忍とするのもあながち間違いではないのだが……
『
ペルソナ3』発祥の言ってない台詞。
彼女は同作の隠しボスとして戦えるのだが戦う際にある一定の条件を満たすと即死級の威力を持つメギドラオンを毎回放つのである。
そのトラウマ級の強さの影響でこの様に彼女の口調で話しながらメギドラオンを放つというネタが広まった。
後にP4Uの一撃必殺技として採用され、公式化した。
『
NieR:Automata』発祥の言ってない台詞。
元は「
ヨルハ九号S型(9S)が「過去の資料(人類が描いた彼らのイラスト)」を発見したと呼びかけたため、その資料をPC型端末で確認した2Bが赤面して振り向き上記の台詞を叫ぶ」ファンアートが発端である。
実際に2Bのイラストを見て頂くかゲームをプレイして頂くと分かるが、当該作品は体験版発表時から彼女の
大変フェティッシュなデザインが非常に話題となり、各所でファンアートが(それこそ
えっちなのも含めて)大量に生産される事となった。当該ファンアートはそうした2Bのファンアート流行をネタにした物。
またこれを英訳した画像が「
IT'S ALL FUCKING LEWDS!!!」というミームとして海外で流行し、2Bを様々なキャラに差し替える形で広まっていった。
中には鼻血を垂らして喜ぶ9Sのバージョンもある。
ただこちらもゲームをプレイして頂くと分かるが、当該作品は
同ディレクターの
作品の例に漏れず(特に3周目以降は)
シリアスかつ暗鬱な展開が続く作品であり、またそうした(
えっちな)物を示唆する様な表現も無くはないが、
基本的に「そういう描写」は無い。
上記の2Bも主人公でありながら、作中では
哀しい過去を抱え、また悲惨な顛末を辿る悲劇のヒロインとしても描かれている。
そうした事情もあり、ファンアートが
えっちなのばっかな状態を少なからず好まないプレイヤーも一定数存在しているため、使い時は見極めよう。
『
鉄人タイガーセブン』発祥の言ってない台詞。
ムー原人が現れると決まって姿を消す剛が、戦いが終わって仲間と合流してきた際に決まって言われる台詞…との事だが、実際にはその様なシーンは存在しない。
第19話で戦闘中に剛が変身するべく姿を消したのを偶然にも見た北川が高井戸博士にそのことを報告し、
剛がいない場で陰口を叩くシーンはあるが、そこでもその様な台詞はなかった。
一応第14話では、剛がろくろビールスに感染した次郎を助けるための命の花を手に入れるべく、
仲間にも言わずにサハラ砂漠へ飛び立った際に「こんな大事な時に、剛の奴!」と似た様な台詞を言われたことはある。
6年後の『
ザ☆ウルトラマン』第15話では、マルメが
「こいつはいつも肝心な時になるといなくなっちまうからな」と発言しており、これと混同したのではないのだろうか?
全文は「〇〇は死んだんだ いくら呼んでも帰っては来ないんだ もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ」となる。
チャーリーブラウンのAAとセットで使われることが多い。
〇〇には最終回を放送したアニメ、連載が終了した漫画、サービスが終了したゲームなどが入り、
元々は「キルミーベイベーは死んだんだ」のコピペとして広まったとされる。
本編には「人生は配られたカードで勝負するしかないのさ」(これは本当に言っている)の台詞に代表されるように哲学的な台詞が多く、
これも「いかにもチャーリー・ブラウンが語りそうな台詞」として認識されており、「スヌーピーの兄スパイクが死んだ時の台詞」が元ネタとする説もあった。
だがスパイクは死んでなどおらず、本編にこの様な台詞は存在しない。
なお、対になるコピペとして
「○○は復活するんだ 悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ 君は輝ける人生のその一歩を再び踏み出す時が来たんだ」
というものもあるが、やはり本編にこの様な台詞は存在しない。
『
東京BABYLON』のエピソード・「CRIME」に登場した幽霊の女の子・麻衣が言ったとされる台詞。
主人公の昴流が出会ったある女性は、自分の娘を誘拐殺人事件で失いながらも犯人が精神鑑定によって無罪となり、
その復讐のために「自分も法的には罪にならない」犬神の呪術で呪い殺そうと企んでいることを知ってしまう。
昴はこの凶行を止めるべく「亡くなった娘さんは復讐なんて望んでいない。お母さんに幸せになって欲しいと願っているはず」と説得し、
自らの霊能力で娘の魂を呼び出すが、その娘は「わたしを殺した人をこらしめて」と真逆のことを願っていた。
声は昴にしか聞こえないので母親に「娘さんはやっぱり復讐は望んでいない」と嘘をついてしまったことで娘の霊に睨まれるが、
「くるしいよう いたいよう」と繰り返し訴えられるだけで、「嘘つき」とは一言も言っていない。
このエピソードはファンからは非常に人気が高く、昴を睨む麻衣の恨めしい表情が「嘘つき……」と訴えているのと同等であるため、実際に言ったように誤解された様子。
悪名高い実写映画版の『デビルマン』において、主人公が発したとされる叫び声。
作中後半、身内に正体がバレたシーンで飛び出した発言として扱われており、出演俳優の棒演技を象徴するフレーズとして語り草になっている。
しかし該当のシーンは確かに存在するし、明が形容しがたい
ストレートに書くと棒読み丸出しの叫びをあげるのも本当だが、書き起こすとすれば「あああーーー」で「ほわーん」とは明らかに言っていない。後から自然発生的に定着したものとされている。
詳しくは
作品の記事を参照。
「誰が言ったのかわからない」パターン。
多くの人は「学園モノの少女漫画で、学内で人気を集める俺様系の男子が自分になびかないヒロインを見て興味を抱いた際につぶやくお約束の台詞」と記憶していると思うが、
「パンをくわえて走る遅刻しそうな転校生」と同様に、
これに厳密に該当する元ネタは今のところ発見されていない
。
「『花より男子』の道明寺司」「『
テニスの王子様』の
跡部様」が候補に挙げられる事があるが、この2人にそんな台詞はなく、
「学園が舞台の作品」「俺様系の男子」というイメージから誤解されたものと思われる。
特に跡部様については、彼の母親の職業や作中初登場シーンがあれだったのは、許斐先生がおもしれー女を本当に跡部の周辺に出そうとしたのではないか…とする珍説まである。
あまりに破天荒すぎる方だったので否定しづらい。
今なお元ネタとなる発言のソースは不明だが「おもしれー女」という表記の元ネタは判明しており、
『
女子高生の無駄づかい』で上記のシチュエーションをネタにした際に「おもしれー女」と表記されたことでネット民に定着した、とされる。
SEED35話にてラクスがキラに
フリーダムを譲渡した際の台詞、とされているもの。「キラの新
しい
剣ですわ」というパターンもある。
このシーンで「
キラの新たな剣としてフリーダムではないモノ見せるラクス」の大喜利ネタ
が一部で有名だが本編にこんな台詞は存在しない。
実際は「(キラの「ガンダム!?」という言葉を受けて)
ちょっと違いますわね。これはZGMF-X10Aフリーダムです
」「
今の貴方には必要な力と思いましたの
」となっている。
「新たなる剣」「新しい剣」というワード自体はストーリー紹介や後の回のラクスの「
キラにお渡ししただけですわ。新しい剣を
」という台詞の中でも用いられており、それらと融合したものと思われる。
大喜利ネタとしてウケが良かったせいで広まったこと、『FREEDOM』で二重の意味でキラが新しい剣を貰って手の付けようがない大暴れをみせたことで再燃したのもあるのかもしれない
- 大河冴「心にプライドが残っている間は、私たちはまだガオレンジャーじゃないの!」
『
百獣戦隊ガオレンジャー』発祥の言ってない台詞。
Final Quest「百獣、吼える!!」でのガオホワイト/大河冴の台詞とされるが、実際は
あらすじに書かれているだけ
で、本編でそんな事は言っていない。
言ってない台詞系ミームの中でもかなり歴史の古いミーム。
開設から間もないふたば☆ちゃんねるの二次裏での、『
宇宙戦士バルディオス』のトリノミアス三世のバストアップの画像に「お前たち、もう寝なさい」というコメントを添えた投稿が発祥。
当時、ポピュラーとは言えなかった『バルディオス』の登場キャラ、しかも1話で死んだマイナーキャラであるトリノミアス三世を知る
二次裏住民(としあき)は殆どおらず、
(バルディオスの知名度を押し上げた『
スーパーロボット大戦Z』の発売はこのミームが生まれた約5年後の2008年である)
当然、としあき達からは
「誰このジジイ」という至極もっともな反応が続出
。
これが何故かとしあき達の琴線に触れて、トリノミアス三世は「陛下」と呼ばれて親しまれる様になり、
「お前たち、もう寝なさい」→「誰このジジイ」の流れは虹裏定番のやり取りになった他、コラ画像も多数作られ、最終的には虹裏を飛び出してネットミームとして広く拡散した。
また「TVアニメ『銀河戦士バルロイ』に登場する主要キャラの一人」「『もう寝なさい』は主人公のバルロイを慮って発言した名言」
などのもっともらしい設定がくっついている事もあるが、こちらは
としあき達が考えた釣りネタ。
ちなみに、上記の陛下ブームの後に発売された『スパロボZ』では陛下がちゃんと登場するのだが、
原作通り暗殺される際に
「何事だ…?余はもう就寝の時間であるぞ」という、陛下ネタを思い出さずにはいられない台詞を残している
。
というか、発売前に寺田Pがわざわざ「陛下は出ます」と発言しており、ネタを意識していたのは明らか。
スマホゲーム
Blue Archiveの登場人物の捏造台詞。
原作及び公式では一度も言ってない。
……のだが、
典型的なツンツンデレな性格と、豊満な体型に加えてメモロビで
錆びた筒をシコシコ掃除しているのを『手付きがイヤらしい』と遠回しに指摘されて頬を赤らめてキレる=そういう知識は有る描写
と中の人が18禁エロゲ御用達の声優のせいで『チョロそうだから土下座して頼めばワンチャン一発案件出来そう』という
クッソ失礼で不純な理由で捏造された。
あくまで二次創作でのシチュエーションなので節度は弁えよう。
ぶっちゃけ公式も大概頭ピンクだが