全集中の呼吸(鬼滅の刃)

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&font(#6495ED){登録日}:2019/08/13 Tue 03:15:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){#bold(){ "全集中の呼吸"はね、体中の血の巡りと心臓の鼓動を速くするの そしたらすごく体温が上がって…人間のまま鬼のように強くなれるの }} &ruby(ぜんしゅうちゅう){全集中}の&ruby(こきゅう){呼吸}とは『[[鬼滅の刃]]』に登場する技術である。 *◆目次 #contents(fromhere=ture,level=2) *◆概要 呼吸器官や血流器官を活性化させ、瞬間的に身体能力を強化する特殊な呼吸法。 これによって自身の肉体を強化し、それぞれの習得した&bold(){「型」}を用いて戦うのが[[鬼殺隊>鬼殺隊(鬼滅の刃)]]の基本戦術。 呼吸により体中の血の巡りと心臓の鼓動を速くし、肺に尋常じゃない量の空気を取り込む。 それにより体温が急上昇し、血が&ruby(びっくり){吃驚}したとき骨と筋肉が慌てて熱くなって強くなる。 肉体強化のみならず、呼吸の仕方によっては傷の止血や毒の効果を遅らせるなどの応用が可能で、文字通りの生命線となる技術である。 剣士によって個人差はあれど、狭霧山のような酸素濃度の薄い環境で鍛錬することによって心肺を著しく増強させ、一度に大量の酸素を血中に取り込むことが必須。 しかし呼吸を修め強くなっても人間には変わらないため、[[鬼>鬼(鬼滅の刃)]]とは違って傷の治りも遅く、当然失った手足が元に戻ることもない。 全集中の呼吸はあくまで剣技を繰り出す前段階として肉体を強化するためにあり、いわば『[[界王拳>界王/北の界王]]』のような自己強化能力の一種。 設定的に元ネタと思われる((作者が大のジョジョ好きである為。))『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』の「[[特殊な呼吸で吸血鬼を殺せるようになる呼吸>波紋]]」と違い、「陽光」に相当する[[日輪刀>日輪刀(鬼滅の刃)]]がなければ止めを刺すことはできない。 それどころか、[[鬼が呼吸を使っても体が崩れ去ることは無い>ストレイツォ(ジョジョの奇妙な冒険)]]ため、鬼に堕ちた元・鬼狩りが&bold(){鬼の身体能力と血鬼術を上乗せした更に強い剣技を放ってくる}ケースすらある。 尚、ある柱曰く「自分の体の寸法や筋肉一つ一つの形、それらすべてを認識してこそ本物の全集中なり」とのこと。 「血行強化で全身が熱せられて身体能力が跳ね上がる」と書くと[[ギア2>モンキー・D・ルフィ]]に似ているが、赤くはならないし蒸気も出ない。 **◆全集中・&ruby(じょうちゅう){常中} 瞬間的にではなく、寝ている時も含めて四六時中全集中の呼吸を続ける応用技術。 心肺機能の大幅な向上に伴い基礎体力を飛躍的に高める効能があり、柱たちは全員が会得している。 常中は習得が大変な高等技術だが、同時に&bold(){強力な鬼との戦いや柱を目指すなら必須の基本技術}と言われている。 やろうとした[[炭治郎>竈門炭治郎]]曰く&bold(){『肺と耳に激痛が走り、耳がドクドクして一瞬そこから心臓が出て死ぬかと思った』}との事。 更なる応用発展として血管の一本一本に至るまで意識をめぐらせて、筋肉の収縮をコントロールして自力で止血などを行う完全身体操作が可能になる。 高位の剣士ほどより深く精通しており、極まった者ならば内臓が零れ落ちるような深傷を負っていても呼吸法により傷を締めて内臓が零れ落ちるのを防げる。 また常中は刀の型とは違い、口から音と共に煙のような水蒸気が漏れたりはしない。どちらかと言えば腹式呼吸のような静かな呼吸。 ちなみに[[しのぶさん>胡蝶しのぶ]]のところでは訓練で&ruby(かった){硬}い瓢箪を吹いて破裂させてるようです。 *◆流派 呼吸には複数の種類があり、鬼殺の剣士の卵らは&ruby(そだて){育手}によって各々異なる呼吸法とそれに対応する流派を身に着けることとなる。 身体能力を高めるという方向までは同じでも派生する技の性質は流派により様々。 &b(){「&font(#ff0000){炎}・&font(#0000ff){水}・&font(#008000){風}・&font(#696969){岩}・&font(#ffdc00){雷}」}の5つが基本となる呼吸であり、その他の呼吸はこの5つから派生している。 また、それぞれの呼吸法で口の形や呼吸音に差異がある。この呼吸法を以て鬼の懐に飛び込めば、その頸を一薙ぎで断つことさえ容易となる。 なお技によっては使用時に異能みたいなド派手なオーラが発生するが、&bold(){実際に炎や水を発生させて攻撃している訳ではない}。 全て純粋な剣術および体術であるが、作者曰く、作中世界でも見ている人にはイメージとして知覚されている。 技の練度によってはド派手なエフェクトになったりほとんど変化がなかったりするので、見た際の使い手の技量がどれくらいなのかの目安にはなる。 名無しの隊士もちゃんと呼吸は使っているらしいが、練度が低すぎるため呼吸を使っていても傍目にはわからない。 人と呼吸には相性があるため、呼吸が合わない場合は別の流派を学び直したり新しい呼吸を派生させることも珍しくはない。 相性が悪かったり別の呼吸の使い手であったとしても、そのコツを掴んでいれば一時的に別の呼吸の特性を引き出す事もできる。 ただし別の呼吸の併用や途中から呼吸を変えるとその反動が起き、身体がしばらく動かなくなるデメリットもあるので多用は厳禁。 #openclose(show=呼吸の始まり){ 実は「全集中の呼吸」は[[ある一人の剣士>耳飾りの剣士(鬼滅の刃)]]が生み出し伝えたもので、その歴史は[[「鬼殺隊」>鬼殺隊(鬼滅の刃)]][[「柱」>柱(鬼滅の刃)]][[「日輪刀」>日輪刀(鬼滅の刃)]]「型」よりも浅い。 彼の出現以降、剣士たちは元々使っていた炎・水・風・岩・雷の剣術の型に呼吸を上乗せしその力を大きく向上させた。 } **◆&font(#ff0000){炎の呼吸} 炎を纏うかのように攻撃に長じた流派。 煉獄家が代々子孫に伝えてきた呼吸であるため、使い手も派生も特に少ない。 ある理由から「炎の呼吸」を「&ruby(ヒ){火}の呼吸」と呼んではならないという謂れがある。 剣技のエフェクトは明るめの色合いの炎。 日輪刀の刀身は&font(#ff0000){赤}に染まる。 #openclose(show=◆使い手){ ●煉獄槇寿郎(元炎柱) ●[[煉獄杏寿郎]](炎柱) } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#ff0000,b){壱ノ型 &ruby(しらぬい){不知火}} 遠間から勢いよく踏み込み、袈裟懸けに頚を斬り落とす技。 ●&font(#ff0000,b){弐ノ型 &ruby(のぼ){昇}り&ruby(えんてん){炎天}} 下段から弧を描くように斬り上げる技。 ●&font(#ff0000,b){参ノ型 &ruby(きえんばんしょう){気炎万象}} 上から下へ弧を描くように刀を振るい斬りつける技。ヒノカミ神楽・円舞と似通っている。漫画には登場せず、劇場版で披露された。 ●&font(#ff0000,b){肆ノ型 &ruby(せいえん){盛炎}のうねり} 正面に渦を描くように刀を振るう技。 作中では防御技として使用した。 ●&font(#ff0000,b){伍ノ型 &ruby(えんこ){炎虎}} 猛虎が顎を剥き出しにして襲い掛かる如き勢いで前方に強烈な斬撃を放つ。 ●&font(#ff0000,b){玖ノ型 &ruby(れんごく){煉獄}} 自身の家名が付けられた炎の呼吸の奥義。 地面を削るほどの強烈な踏み込みで突進し、曰く&bold(){「多くの面積を根こそぎ抉り斬る」}技。 } ***◇派生 -&sizex(8){&font(#ff69b4,b){恋の呼吸}} [[煉獄杏寿郎]]の継子だった[[甘露寺蜜璃]]が独立して編み出した彼女だけの呼吸。 元は炎の呼吸を練習していたが、あまりにも独自性がありすぎたために別の呼吸として派生した。 新体操のリボンを思わせる長い特殊な日輪刀を用い、刀身は&font(#ff69b4){桜色}に染まる。 その長い刃の特性上、攻撃範囲と到達速度に優れる。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#ff69b4,b){壱ノ型 &ruby(はつこい){初恋}のわななき} 相手とすれ違い様に長くしなる刀身を巧みに操って一瞬で敵の全身を切り刻む。 ●&font(#ff69b4,b){弐ノ型 &ruby(おうのう){懊悩}&ruby(めぐ){巡}る&ruby(こい){恋}} 高速の斬撃技。流れるように刃を撓らせ斬り刻む。 ●&font(#ff69b4,b){参ノ型 &ruby(こいねこ){恋猫}しぐれ} 広範囲を猫が跳ねるような軌跡で斬る斬撃。 音波や雷といった特殊な攻撃自体をも斬ることが可能。 ●&font(#ff69b4,b){伍ノ型 &ruby(ゆ){揺}らめく&ruby(れんじょう){恋情}・&ruby(みだ){乱}れ&ruby(つめ){爪}} 広範囲をランダムに斬り裂く斬撃。 ●&font(#ff69b4,b){陸ノ型 &ruby(ねこあしこいかぜ){猫足恋風}} 身をひるがえし突風の如き速さで攻撃を斬る。 } **◆&font(#0000ff){水の呼吸} 「水はどんな形にもなれる」を旨とする、いかなる状況にも対応し戦える流派。 基本呼吸では最多の型を有していて、技が基礎に沿っているため習得の難易度が低く派生の呼吸が特に多い。 鬼殺隊で最も多くの隊士に使われている呼吸である。 その分、弱点……というほどではないが極め抜かないと決定力に欠けることも。 冨岡義勇ほどの使い手になれば&bold(){防御力が非常に高い上で鋭い一撃を見舞う}、&font(b,#0000ff){シンプルゆえに強固}な域へと至れる。 剣技の演出は和風な絵柄の水流。使用者が多い分、実力によってどれほどエフェクトに差が出るかを比較しやすい。 日輪刀の刀身は&font(#0000ff){青}に染まる。 #openclose(show=◆使い手){ ●[[鱗滝左近次]](元水柱) ●[[冨岡義勇]](水柱) ●錆兎 ●真菰 ●村田 ●神崎アオイ ●[[竈門炭治郎]] } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#0000ff,b){壱ノ型 &ruby(みなも){水面}&ruby(ぎ){斬}り} 両腕を交差し、勢い良く水平に斬撃を繰り出す。 威力・速度に優れた基本の技。 ●&font(#0000ff,b){弐ノ型 &ruby(みずぐるま){水車}} 身体を縦に一回転しながら斬り付ける回転斬り。 360度の広範囲をカバーし、威力も高いため大型の鬼にも有効。 変形として、横に回転する「&bold(){改 &ruby(よこみずぐるま){横水車}}」もある。 ●&font(#0000ff,b){参ノ型 &ruby(りゅうりゅう){流流}&ruby(ま){舞}い} 独特の足運びで水流のように留まらず動き回る。 攻撃と回避を同時に行える複合技と言える。 ●&font(#0000ff,b){肆ノ型 &ruby(う){打}ち&ruby(しお){潮}} 岸辺に打ち付ける潮のように、繰り返し斬り付ける波状攻撃。 炭治郎の体捌きによって淀みなく斬撃を繋げ、一対多の状況にも対応出来る。 ●&font(#0000ff,b){伍ノ型 &ruby(かんてん){干天}の&ruby(じう){慈雨}} 鬼が自ら首を差し出した時に使う、相手に痛みを与えずに首を切り落とす技。 ただし、泣きたくなるほど優しい炭治郎は差し出してなくても使おうとしたりする。 &bold(){なんて状況を想定して作ってんだ、水の流派}。 ●&font(#0000ff,b){陸ノ型 ねじれ&ruby(うず){渦}} 上半身と下半身をそれぞれ逆方向に捩じり、強烈な勢いで放つ乱舞。 水中のような周囲に抵抗のある空間で本領を発揮する技で、それ以外の場所では威力が落ちる。 怒涛の勢いで渦まで発生し、それは鋭利な衝撃波を伴い、辺りを激しく切り裂く。 炭治郎は参の型の足運びと併用し、距離を詰めて衝撃波で巻き取る変形技「&bold(){ねじれ渦・&ruby(りゅうりゅう){流流}}」も使用した。 ●&font(#0000ff,b){漆ノ型 &ruby(しずく){雫}&ruby(はもん){波紋}&ruby(づ){突}き} シンプルながら鋭い、同呼吸法内で最速の突き技。 鬼の頸を斬り落とすには威力が足りないため、大抵は牽制に使う。 曲線を描きながら放つ変形「&bold(){雫波紋突き・&ruby(きょく){曲}}」もある。 ●&font(#0000ff,b){捌ノ型 &ruby(たきつぼ){滝壷}} 渾身の力を込め、滝から落ちる水流のように上段から打ち下ろす。 最上級の威力を誇るが、相手へ思い切り飛び掛かる必要がある。 ●&font(#0000ff,b){玖ノ型 &ruby(すいりゅうしぶき){水流飛沫}・&ruby(らん){乱}} 着地の動作と面積を最小限にし、縦横無尽に跳ね回る。 前後上下左右に足場のある室内で最大の威力を発揮する。 ●&font(#0000ff,b){拾ノ型 &ruby(せいせい){生生}&ruby(るてん){流転}} 回転しつつ攻撃を重ねるごとに威力が増す連撃技。 他の技では逆に日輪刀が切れてしまうような鋼糸相手でも、この技によって切断には成功している。 水の呼吸では珍しい威力傾倒の技で、ポジションとしては“安定性を捨ててでも攻撃力を高めなければいけない”奥の手といったところか。 攻撃が通じない場合にも備えているあたりは流石の対応力……と言いいたいが時間がかかるうえ途切れると最初からやり直しの賭けに近いものがあり、 この技を使わざるをえない時点で相当の苦境に立たされていると同義だろう。 また、この技のみ使用時の演出に&bold(){水の龍}が描かれる。 ●&font(#0000ff,b){拾壱ノ型 &ruby(なぎ){凪}} 義勇が独自に編み出した独自の型。 刀の間合いに入った攻撃を居合斬りの要領で一瞬で切り払うことで敵の血鬼術を無力化する。 速すぎる剣筋は、傍から見れば棒立ちのまま何故か攻撃が掻き消されているようにしか見えない。 防御系の技らしく中遠距離攻撃に対して非常に有利な性質を持つ。 } ***◇派生 -&sizex(8){&font(#4169e1,b){蛇の呼吸}} 蛇のように閉所をすり抜けるテクニカルな技を得意とする流派。 蛇柱・[[伊黒小芭内]]は波打った&font(#5654a2){桔梗色}の両刃刀を用いる。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#4169e1,b){壱ノ型 &ruby(いだぎ){委蛇斬}り} 蛇のようなうねりに加え自身の周囲の円形軌跡を描く斬撃。 ●&font(#4169e1,b){弐ノ型 &ruby(きょうず){狭頭}の&ruby(どくが){毒牙}} 獲物の隙を狙う蛇のように敵の攻撃の合間を縫って奇襲をしかける。 ●&font(#4169e1,b){参ノ型 &ruby(とぐろ){塒}&ruby(じ){締}め} 相手に絡み付くかのような縦横無尽な動きと太刀筋から繰り出す斬撃。 塒は、蛇などがからだを渦巻き状に巻いた状態。 ●&font(#4169e1,b){肆ノ型 &ruby(けいじゃそうせい){頸蛇双生}} 双頭の蛇のエフェクトと共に放つ二連撃。 ●&font(#4169e1,b){伍ノ型 &ruby(えんえんちょうだ){蜿蜿長蛇}} 大きくうねるような動きで斬撃を繰り出し、すれ違いざまに鬼の頚を斬り落とす。 } -&sizex(8){&font(#ffb6c1,b){花の呼吸}} 花柱・胡蝶カナエと[[栗花落カナヲ]]の用いる流派。 美しい太刀筋から怒涛の連撃を繰り出す。イメージとは裏腹に高い身体能力を求められる。 技使用時には花弁が舞うほか、振るう刀の桃色の軌跡が重なって花のように見える。 日輪刀は&font(#ffb6c1){薄い桃色}に染まる。 派生ながら、昔から伝えられてきた呼吸である。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#ffb6c1,b){弐ノ型 &ruby(みかげうめ){御影梅}} 自身の周囲に連続して刃を振るい、相手の攻撃を捌き受け流す。 ●&font(#ffb6c1,b){肆ノ型 &ruby(べにはなごろも){紅花衣}} 流れるような軌跡で相手に斬りかかる。 ●&font(#ffb6c1,b){伍ノ型 &ruby(あだ){徒}の&ruby(しゃくやく){芍薬}} 前方の敵に上下左右からの九連撃の斬撃を放つ。 ●&font(#ffb6c1,b){陸ノ型 &ruby(うずもも){渦桃}} 身体を捻って反転しつつ斬撃を繰り出す。 ●&font(#ffb6c1,b){終ノ型 &ruby(ひがんしゅがん){彼岸朱眼}} 眼球に過剰に負荷を掛けることで動体視力を極限まで上げるカナヲの奥の手。 強膜が赤く染まるのが特徴で、長引けば視力を失いかねないリスクを抱えている。 } -&sizex(8){&font(#6a5acd,b){蟲の呼吸}} 花の呼吸から更に派生した、蟲柱・[[胡蝶しのぶ]]専用の流派。 鬼の頸を斬るだけの腕力がないしのぶは、刺突によって&bold(){毒}を刺し込み鬼を殺す。 突き技と毒の注入に特化した、先端にのみ刃が付いた日輪刀を使用する。 各型は通し番号ではなく「○○(虫の名前)の舞い」で区別される。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#6a5acd,b){&ruby(ちょう){蝶}の舞い &ruby(たわむ){戯}れ} 宙を舞いながら相手を複数回刀で刺す技と思われる。敵が食らった瞬間の描写しかないため、具体的な内容は不明。 ●&font(#6a5acd,b){&ruby(ほうが){蜂牙}の舞い &ruby(まなび){真靡}き} 強烈な踏み込みで接近して放つ、ハチのような超高速の突き。 ●&font(#6a5acd,b){&ruby(せいれい){蜻蛉}の舞い &ruby(ふくがんろっかく){複眼六角}} 近づきざまに瞬時に六方向からの連続突きを放つ。 「蜻蛉」はトンボのこと。 ●&font(#6a5acd,b){&ruby(ごこう){蜈蚣}の舞い &ruby(ひゃくそくじゃばら){百足蛇腹}} 低い姿勢で四方八方にうねるように高速移動し、攪乱しつつ懐に潜り込む技。 「蜈蚣」「百足」はどちらもムカデのこと。 } **◆&font(#008000){風の呼吸} 炎と同じく攻撃に長じるが、風は暴風の如く速さと範囲に優れた流派。 激しい風のエフェクトと鋭い斬撃が同化して風で斬っているように見えるがそういう訳ではない…はず。 日輪刀の刀身は&font(#008000){緑}に染まる。 #openclose(show=◆使い手){ ●粂野匡近 ●[[不死川実弥]](風柱) } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#008000,b){壱ノ型 &ruby(じんせんぷう){塵旋風}・&ruby(そ){削}ぎ} さながら竜巻のように渦を巻く斬撃を繰り出しながら突撃する技。 連続技の繋ぎから連携の始動まで幅広く多用している。 ●&font(#008000,b){弐ノ型 &ruby(そうそう){爪々}・&ruby(しなとかぜ){科戸風}} 鋭利な爪で切り裂く様な四つの斬撃を縦に放つ。 恐らく元ネタは罪や汚れを吹き払うという風という意味の「科戸の風」。 ●&font(#008000,b){参ノ型 &ruby(せいらんふうじゅ){晴嵐風樹}} 嵐のように激しい斬撃を連続で繰り出す。 なお風樹とは&bold(){孝行したくとも親が亡くなっている事を悲しむ}「風樹の嘆」という言葉の捩りと思われる。 ●&font(#008000,b){肆ノ型 &ruby(しょうじょうさじんらん){昇上砂塵嵐}} 敵の懐に潜り込み、舞い上がる砂塵の様な無数の斬撃で突き上げる。 砂塵嵐とは多量の塵や土砂が強い風によって空中高く吹き上げられる現象のこと。 ●&font(#008000,b){伍ノ型 &ruby(こが){木枯}らし&ruby(おろし){颪}} 空中から吹き付ける風の様に上段から振り降ろす回転切り。 ●&font(#008000,b){陸ノ型 &ruby(こくふうえんらん){黒風烟嵐}} 体感を捻って下段から掬い上げるように斬り上げる。 黒風とは砂塵を巻き上げ、空を暗くするようなつむじ風、烟嵐とは山中にかかったもやのこと。 ●&font(#008000,b){漆ノ型 &ruby(けいふう){頸風}・&ruby(てんぐかぜ){天狗風}} 空中で身を翻しながら旋風を巻き起こすような無数の斬撃を繰り出す。 勁風とは強風、天狗風とは突然はげしく吹きおろすつむじ風のこと。 ●&font(#008000,b){捌ノ型 &ruby(しょれつ){初烈}&ruby(かざき){風斬}り} 対象の周囲を渦巻くように斬る斬撃。 鳥が持つ羽の中で、飛行するために重要な機能を持つ部位を「風切羽」と呼ぶが、 そのうちもっとも外側に位置し推進力を得る部分を「初列風切羽」という。((これに対し揚力を得る部分を「次列風切羽」「三列風切羽」と呼ぶ)) 型名はこれをもじったもの。 ●&font(#008000,b){玖の型 &ruby(いだてん){韋駄天}&ruby(たいふう){台風}} 凄まじい速度で移動しながら、すれ違いざまに大きく斬りつける。 韋駄天台風とは、進路を変えずに真っすぐに進む台風を俊足の代名詞・韋駄天に喩えた言葉。 } ***◇派生 -&sizex(8){&font(#40e0d0,b){霞の呼吸}} 敵を霞に撒くような動きが特徴で、回避に特化した流派。霞柱・[[時透無一郎]]が用いる。 日輪刀は&font(#c0c0c0){白}に染まる。 派生ではあるが、その歴史は古いという。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#40e0d0,b){壱ノ型 &ruby(すいてんとおがすみ){垂天遠霞}} 両手を使ったシンプルな突き技。 水獄鉢突破のために使用したが、酸素不足のため突破には至らなかった。 ●&font(#40e0d0,b){弐ノ型 &ruby(やえかすみ){八重霞}} 体幹を捻り周囲に幾重もの斬撃を放つ技。 渾身の力で繰り出されたこの技によって見事に水獄鉢を斬り裂いた。 ●&font(#40e0d0,b){参ノ型 &ruby(かさん){霞散}の&ruby(しぶき){飛沫}} 強烈な勢いを乗せた回転切り。 周囲のものを回転の勢いで弾き飛ばすことも可能。 ●&font(#40e0d0,b){肆ノ型 &ruby(いりゅうぎ){移流斬}り} 相手の足元に滑るように潜り込み、斜めに斬り上げる技。 名の由来は「移流霧」という実在する気象現象と思われる。 ●&font(#40e0d0,b){伍ノ型 &ruby(かうん){霞雲}の&ruby(うみ){海}} 敵目掛けて突き進みながら進路上にある物を斬り刻む突撃技。 ●&font(#40e0d0,b){陸ノ型 &ruby(つき){月}の&ruby(かしょう){霞消}} 高く大きく跳躍すると同時に一瞬で広範囲を斬り捨てる空中技。 ●&font(#40e0d0,b){漆ノ型 &ruby(おぼろ){朧}} 無一郎が編み出したオリジナルの型。動きに大幅な緩急をつけ敵を攪乱する歩行術。 姿を見せる際は亀のように遅く、姿を消す際は瞬き一つの間という形で動く事で敵を翻弄する。 痣を発現させた際に発揮したその最高速度は上弦の伍すら上回る。 } -&sizex(8){&font(#808080,b){&ruby(ケダモノ){獣}の呼吸}} [[嘴平伊之助]]が誰にも教わらず身に付けた二刀流の流派。そのため他の流派が「全集中 ○の呼吸」と言う一方で、こちらは&bold(){「我流 獣の呼吸」}と称する。 「風」に性質が似ていると言及されている。 伊之助は剣術を学んだわけではないため太刀筋は滅茶苦茶な上、型に剣技と呼吸のによる補助技が混在しているが、それでも技としては成立しているらしい。 伊之助の日輪刀は&font(#557177){藍鼠色}に染まっている他、彼の拘りで日輪刀の刃がギザギザに加工されている。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#808080,b){壱ノ牙 &ruby(うが){穿}ち&ruby(ぬ){抜}き} 両手に持った刀で突き刺す。 現状、ここまでしか描かれていないが、名称の通りそこからさらに抜くまでが攻撃であるのなら、鋸状の刃で相手の傷はさらにズタズタになると思われる。 ●&font(#808080,b){弐ノ牙 &ruby(き){切}り&ruby(さ){裂}き} 二刀を同時に×の字に交差させて斬りつける。 ●&font(#808080,b){参ノ牙 &ruby(く){喰}い&ruby(ざ){裂}き} 一瞬で敵の懐に飛び込み、二刀でその頸を斬断する。 ●&font(#808080,b){肆ノ牙 &ruby(きりこま){切細}&ruby(ざ){裂}き} 二刀で前方を集中的に複数回斬りつける。 弐の牙とは微妙に違う、単なる連続攻撃である。 ●&font(#808080,b){伍ノ牙 &ruby(くる){狂}い&ruby(ざ){裂}き} 四方八方に向けて滅多矢鱈に二刀で斬りつける。 三次元的な動きにより攻撃範囲に優れており、敵に囲まれた時などに最適。 ●&font(#808080,b){陸ノ牙 &ruby(らんぐい){乱杭}&ruby(が){咬}み} 刀を逆手に持ち替え、鋸のように扱い相手を引き裂く。 相手に攻撃を受けられた状態から一旦刀を手放してこの技に繋げることで、反撃を躱しつつ即座に再攻撃に転じられる。 ●&font(#808080,b){漆ノ型 &ruby(くうかんしきかく){空間識覚}} 我流の呼吸法で研ぎ澄ました触覚により、空気の揺らぎすら捉えて存在を感知する。 例え離れた場所にいる鬼であろうと捕捉可能。 彼の触覚が鋭いことは、この技の初披露時にしれっと語られた。 ●&font(#808080,b){捌ノ型 &ruby(ばくれつもうしん){爆裂猛進}} 一切の防御を捨てて、相手に向かい一直線に突進する。 伊之助らしさが全面に表れたまさしく猪突猛進な型。 ●&font(#808080,b){玖ノ牙 &ruby(しん){伸}・うねり&ruby(ざ){裂}き} 腕の関節を全て外し、間合いを伸ばしす攻撃技。伊之助なら外してもすぐに戻せる。 腕が鞭のようにうねりしなるが、今のところ狙いの精度が低いのが難点。関節は外すも繋げるも一瞬の内。 ●&font(#808080,b){拾ノ牙 &ruby(えんてんせんが){円転旋牙}} 二刀を高速回転させて敵の攻撃を防ぐ。 ●&font(#808080,b){思い付きの&ruby(な){投}げ&ruby(ざ){裂}き} [[とある鬼>童磨(鬼滅の刃)]]との戦いで咄嗟に思いついた技。 その名の通り&bold(){刀を全力で投げ、フリスビーのように高速回転させながら日輪刀を飛ばす。} } **◆&font(#696969){岩の呼吸} 水と同じく防御に長じるが、岩は技術よりも筋力を要とする力の流派。 当代の柱は通常の日輪刀ではなく&bold(){鎖で繋がれた戦斧と鉄球}という風変わりな得物を使うが、基本の流派であり全ての剣士が戦斧と鉄球を使う訳ではない。 従って、剣技の型にも独自のアレンジが加えられている。 日輪刀の刀身は&font(#696969){灰}に染まる。 #openclose(show=◆使い手){ ●[[悲鳴嶼行冥]](岩柱) } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#696969,b){壱ノ型 &ruby(じゃもんがん){蛇紋岩}・&ruby(そうきょく){双極}} 手斧と鉄球を錐揉み回転させながら敵に向かって同時に撃ち出す。 ●&font(#696969,b){弐ノ型 &ruby(てんめんくだ){天面砕}き} 鎖を踏みつけて鉄球の軌道を変え、敵の頭上から強烈な一撃を叩き込む。 ●&font(#696969,b){参ノ型 &ruby(がんく){岩軀}の&ruby(はだえ){膚}} 四方八方に鉄球を振るうことで自身の周囲を薙ぎ払う攻防一体の技。 ●&font(#696969,b){肆ノ型 &ruby(りゅうもんがん){流紋岩}・&ruby(そくせい){速征}} 両手で鎖を操り、広範囲に手斧と鉄球による縦横無尽な攻撃を繰り出す。 ●&font(#696969,b){伍ノ型 &ruby(がりんぎょうぶ){瓦輪刑部}} 頭上からの鉄球と斧による広範囲4ヶ所連続攻撃。 } **◆&font(#ffdc00){雷の呼吸} 雷光の如く一瞬の瞬発力なら随一の流派。 力を足に集中させた踏み込みが重要で、壱ノ型こそ全ての型の基本とされる。 雷の呼吸の使い手が柱になった時は「雷柱」ではなく「&ruby(なりばしら){鳴柱}」と呼ばれるようになる。 日輪刀の刀身は&font(#ffdc00){黄}に染まり稲妻のような紋様が走る。 作中では少々特異なポジションであり、色鮮やかに紋様が浮かんだ後継者候補二人がそれぞれ壱ノ型[[しか>我妻善逸]]/[[のみ>獪岳(鬼滅の刃)]]使えない状態で修行を終えた。 既存の型の派生、極めた者しか扱えない極みの技ならばともかく、&bold(){基本の型が欠落するのはこの型だけ}。 良くも悪くも壱ノ型が基点にして究極なため、同流派の中でも適性がわかれるのかもしれない。 &bold(){己の全てを投げ打つことしかできない者}、&bold(){己だけは捨てられない者}が当代で浮き彫りになったのだろう。 #openclose(show=◆使い手){ ●桑島慈悟郎(元鳴柱) ●[[獪岳>獪岳(鬼滅の刃)]] ●[[我妻善逸]] } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#ffdc00,b){壱ノ型 &ruby(へきれきいっせん){霹靂一閃}} 敵に向かって踏み込んで跳び首を落とす目にも止まらぬ居合斬り。善逸が使え、獪岳が使えない唯一の技。 これで首を斬られた鬼達は&bold(){斬られた後にそのことに気付いて}そのまま死んでいった。 一々構えが必要なので抜刀までの間に妨害を受けると技が中断してしまう。 善逸はこの技を方向転換しながら連続して放つ&bold(){「六連」「八連」}や、片足を潰すほどの反動と引き換えに凄まじい速度を叩き出す&bold(){「神速」}にといった形で応用している。 ●&font(#ffdc00,b){弐ノ型 &ruby(いなだま){稲魂}} 瞬く間に一息で五連の斬撃を叩き込む。 「稲魂」とは稲妻の別称。 ●&font(#ffdc00,b){参ノ型 &ruby(しゅうぶんせいらい){聚蚊成雷}} 敵の周囲を高速で旋回しながら切り刻む波状攻撃。 「聚蚊成雷」とは「蚊の羽音も集まれば雷の音となる」という意味の四字熟語で「塵も積もれば山と成る」と同じ。 ●&font(#ffdc00,b){肆ノ型 &ruby(えんらい){遠雷}} 遠間から強烈な踏み込みで相手に接近し、横一文字に斬り捨てる技。 ●&font(#ffdc00,b){伍ノ型 &ruby(ねつかいらい){熱界雷}} 衝撃を伴った強烈な斬り上げ。 「熱界雷」とは強い日射による上昇気流に前線が作用して起こる雷のこと。 ●&font(#ffdc00,b){陸ノ型 &ruby(でんごうらいごう){電轟雷轟}} 広範囲に雷の様な斬撃を炸裂させて敵の全身を斬り裂く。 由来は勢いが非常に激しいという意味の四字熟語「電光雷轟」だと思われる。 ●&font(#ffdc00,b){漆ノ型 &ruby(ほのいかづちのかみ){火雷神}} 善逸が修行の果てに編み出した独自の型。エフェクトは&bold(){雷の龍}。 内容は霹靂一閃と同じ「強烈な踏み込み突撃して放つ居合斬り」。 霹靂一閃との差異は切った後の体勢に見える。 霹靂一閃は納刀を済ましており、勢いを殺して着地もしくはすぐさま壁や地面を蹴って再使用可能なほど次への体勢が整っている。 それに対し、こちらは体を思いっきり前のめりにして刀を完全に振り切っている。 このことから、霹靂一閃に存在していた余裕全てを攻撃力と速度に費やした、&bold(){良くも悪くも究極系}ともいえる技と思われる。 } ***◇派生 -&sizex(8){&font(#cccccc,b){音の呼吸}} 音柱・[[宇髄天元]]の用いる派手な流派。 彼の用いる火薬玉と併せて使われるため、爆発と轟音は実際に鳴り響いている。 宇髄は日輪刀として鎖で繋がれた1対の短い幅広の刀を用い、部分的に&font(#f39800){橙}に染まっている。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#cccccc,b){壱ノ型 &ruby(とどろき){轟}} 2本の刀を振りかぶり、叩きつけるようにして放つ爆撃のような斬撃。 二連の爆撃は地面深くに大穴を穿つ程の威力があり、実際に爆発も発生するため&b(){とてもうるさい。} ●&font(#cccccc,b){肆ノ型 &ruby(きょうざんむけん){響斬無間}} 2本の刀をヌンチャクのように振り回して目の前に爆発と斬撃の壁を形成する広範囲攻撃技。 作中では正面からの攻撃から多くの面積を守る用途で使われた。 ●&font(#cccccc,b){伍ノ型 &ruby(めいげんそうそう){鳴弦奏々}} 2本の刀をそれぞれ高速で回転させた状態で前進しながら、無数の爆発を生みつつ流れるような連続した斬撃を放つ技。 なお無数に発生する爆発音の影響で周囲は非常に騒がしくなる。 } **◆[[&color(whitesmoke,red){ヒノカミ神楽}>ヒノカミ神楽]] 基本呼吸からの派生ではない、竈門家に代々伝わる神楽舞を舞う際に用いた呼吸法。 炭治郎の父・炭十郎曰く「正しくできればどれだけ動いても疲れず、寒さも平気になる」。竈門家では雪の降る年の初めに&bold(){夜が明けるまでぶっ通しで舞を奉納していた}。 炭治郎は戦闘に応用することで全集中の呼吸と類似した効果を発揮している。 詳細は[[個別項目>ヒノカミ神楽]]を参照。 **◆&color(whitesmoke,red){日の呼吸} 歴代の炎柱が残した手記に記された、曰く&bold(){「はじまりの呼吸」「最強の御業」}。 全ての流派は五つの基本呼吸を元に派生したものだとされていたが、それらも含め日の呼吸という一つの流派こそが源流であるという。 現在使い手はおらず、詳細は不明。ただ、[[炭治郎>竈門炭治郎]]が父から受け継いだ[[耳飾り>耳飾りの剣士(鬼滅の刃)]]とヒノカミ神楽の呼吸に関係しているらしいが…? **◆&font(#9932cc){月の呼吸} 上弦の壱・[[黒死牟>黒死牟(鬼滅の刃)]]が継国巌勝だった頃から修めていた呼吸と流派。 系譜としては日から派生し、そして後世に受け継がれることなく失伝してしまった。 彼がそのほとんどを血鬼術と併用しているため、本来はどのような技だったのか分からないものが多い。 型番号が増えるほど遠距離に対応した技になる傾向にあることから、異能の鬼仕様にアレンジ済みの型なのかもしれない。 通し番号を見るに技の数があの水の呼吸よりも多いことが明らかである。 日輪刀の刀身は&font(#9932cc){紫}に染まっていた。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#9932cc,b){壱ノ型 &ruby(やみづき){闇月}・&ruby(よい){宵}の&ruby(みや){宮}} 抜刀して真一文字に振り抜く、いたってシンプルな居合斬り。 しかし黒死牟ともなると「&bold(){異次元の速さ}」と称されるほどの絶技と化す。 ●&font(#9932cc,b){弐ノ型 &ruby(しゅか){珠華}ノ&ruby(ろうげつ){弄月}} 悲鳴嶼の放った「流紋岩・速征」と打ち合った技。詳細は不明だが三日月の斬撃を飛ばしている描写がある。 「弄月」とは"月を見て楽しむ"という意味の言葉。 ●&font(#9932cc,b){参ノ型 &ruby(えんきづき){厭忌月}・&ruby(つが){銷}り} 前方を互い違いに切り裂く二連撃。 ●&font(#9932cc,b){伍ノ型 &ruby(げっぱくさいか){月魄災禍}} 刀を&bold(){振るうことなく}発生させる竜巻のような斬撃。 「月魄」は"月の精"・"月神"といった意味合いの単語。 ●&font(#9932cc,b){陸ノ型 &ruby(とこよこげつ){常世孤月}・&ruby(むけん){無間}} 大きく振りかぶって縦横無尽に見舞う連撃。 数多の方向へと放たれる無数の斬撃が、周囲ごと対象を切り刻む。 「孤月」には"ものさびしく見える月"という意味がある。 ●&font(#9932cc,b){漆ノ型 &ruby(やっきょう){厄鏡}・&ruby(づきば){月映}え} 前方を振り払うと同時に地を走る五筋の斬撃を放つ。 飛ばされた斬撃の側面に半円状の斬撃が追加で幾つか発生している。 なお斬撃を飛ばす際の一振りには変則刃が付随。 「月映え」は月に照らされた物が一層映える様子を指す。 ●&font(#9932cc,b){捌ノ型 &ruby(げつりゅうりんび){月龍輪尾}} 両手で振り抜いて放たれる三日月状の変則刃を纏った極太の斬撃。 その様は正に龍が尾を振るうかの如く射程内を薙ぎ払う。 ●&font(#9932cc,b){玖ノ型 &ruby(くだ){降}り&ruby(づき){月}・&ruby(れんめん){連面}} 相手の頭上から斬撃を雨のごとく無数に降らせる。 「降り月」とは陰暦において満月から欠けていく月である。 ●&font(#9932cc,b){拾ノ型 &ruby(せんめんざん){穿面斬}・&ruby(らげつ){蘿月}} 対象を磨り潰すかのように丸鋸状の斬撃を連射で飛ばす。 「蘿月」は"つたかずらから漏れ出る月光"の意。 ●&font(#9932cc,b){拾肆ノ型 &ruby(きょうへん){兇変}・&ruby(てんまんせんげつ){天満繊月}} 周囲を埋め尽くす程の斬撃を渦を巻くように発生させた波状攻撃を繰り出す。 上記の「月魄災禍」を密度、数、攻撃範囲共に大幅に強化した上位互換技と言える。 「繊月」は細長い月、すなわち三日月を表す。 ●&font(#9932cc,b){拾陸ノ型 &ruby(げっこう){月虹}・&ruby(かたわ){片割}れ&ruby(づき){月}} 玖ノ型を上回る大きさと、地面に突き刺さって地面を叩き割る程の威力の降り注がせる斬撃の雨。 月の光で生み出される虹を「月虹」と呼ぶ。 } *◆&ruby(あざ){痣} 時は戦国時代、[[鬼舞辻無惨]]をあと一歩まで追いつめた始まりの呼吸の剣士たちには、鬼の紋様に似た痣が発現していたという。 伝承には曖昧な部分が多く、それは当時は重要視されていなかったためとも、何度も鬼殺隊が壊滅されかけた過程で継承が途切れたせいともされるが、ただ一つ&bold(){「痣の者が一人現れると共鳴するように他の者にも痣が現れる」}という言葉は記し残されていた。 痣を出す異能を得た人間を知る者はその該当者を&bold(){「&ruby(あざもの){痣者}」}とも呼ぶ。 この世代で最初に痣が発現したのは炭治郎で、続いて時透、甘露寺、義勇、悲鳴嶼、不死川、伊黒に発現した。 時透は&font(#40e0d0,b){「心拍数200以上、体温39度以上を出して死ぬか死なないか」}が痣を出す篩であると推測している。 痣の力は凄まじく、身体能力も技の冴えも格段に跳ね上がるが、何らかの重い代償が存在するらしい。 #openclose(show=痣の真相){ そのデメリットとは、&bold(){痣を発現させた者は25歳を迎えるまでに死ぬ事。} 即ち痣とは&bold(){&font(#ff0000){寿命を前借りする代わりに、命の限界を越えた超人的な身体能力を得る禁忌の秘術}}である。 痣の存在を知る黒死牟によると、痣を発現させた者が25歳を超えている場合、&bold(){その日の内に死ぬ}とされ、痣を手に入れた始まりの剣士たちもまた、痣を得てから暫くした後ばたばたと死んでいったという。 この理を現状人間のまま乗り越える事が出来たのは、後にも先にも[[只1人のみ>耳飾りの剣士(鬼滅の刃)]]である。 } *◆&ruby(はんぷくどうさ){反復動作} 全集中の呼吸とは系統の異なる技術。 全ての感覚を一気に開き、心拍と体温を上昇させるというもので、全集中の呼吸が使えない者でも習得できる。 “痣”と似通っているが、それとも異なる。 自分の中で決めた何かしらの動作を切っ掛けとするのが鍵で、一瞬で集中を高め全力行動に移行できるのが特徴。 悲鳴嶼や玄弥の場合は念仏を切っ掛けにしている。 追記修正は人間のまま鬼のように強くお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,30) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 始祖黒死牟の月の呼吸があれなんだから、日の呼吸も元来は対鬼イデオンソードの域までいかなきゃならんのだろうな -- 名無しさん (2019-08-13 07:46:29) - 関係ないのは解っているがどうしてもチベット由来の吸血鬼退治用の波紋の呼吸法が日本に伝来し、鬼退治用にブラッシュアップしたものに思えてならない。波紋→日→その他分家…みたいに -- 名無しさん (2019-08-13 12:58:46) - 波紋なら武器や首の急所関係なく倒せるからかなりの上位互換だよな。 -- 名無しさん (2019-08-14 16:41:18) - 鬼は吸血鬼より治癒力高いし特殊能力もあるし、太陽光を浴びたって別に即死しないからなあ -- 名無しさん (2019-08-17 03:21:02) - どうせ鬼殺隊は明日も知れぬ身体なんだから命の前借りだって実質ノーリスク -- 名無しさん (2019-08-21 00:08:14) - ↑とは言え、今回の決戦で主戦力たる柱がほぼ全員痣出てしまったし、これで万が一無惨を取り逃がそうものなら何年化した後に柱が軒並み死んで戦力ガタ落ちってことになるんだよなぁ…。まぁ、出そうと思って出せるわけでもないし、出したくなくても条件満たせば出てしまうんだろうからどうしようもないんだけどさ。 -- 名無しさん (2019-08-21 19:36:38) - 極めることで寿命も延びるし老化もある程度制限できる波紋に対して極めた結果極度に寿命が減少して死亡不可避になるとか、対鬼用の技術のくせして方向性が真逆すぎる…… -- 名無しさん (2019-08-25 13:55:40) - 大体にして通常じゃあり得ないほどの酸素を肺に取り込んでる時点で負荷が強すぎるからそれで良く長生き出来るなと驚く -- 名無しさん (2019-08-27 09:54:19) - 派生の呼吸が「弟子たちが日の呼吸を自分に合うよう改造した呼吸」じゃなくて「日の呼吸が使えない弟子たちのために縁壱が考えて教えた呼吸」だったとかあの人意味不明すぎるだろ。型は各人の発想かもしれないけど -- 名無しさん (2019-10-12 23:27:43) - 今更だがこれ「火の呼吸」と呼ぶと「日の呼吸を使う…というのは…お前か…」とやってくるおじさんがいるからか>「炎の呼吸」を「火の呼吸」と呼んではならない -- 名無しさん (2019-10-20 11:17:42) - ↑2 -- 名無しさん (2019-10-20 12:48:42) - 失礼 ↑3前者なら巌勝がおかしくなるのもマシだったんだろうけどな、技術残そうとは言ってるけど「亜流、亜流」ってコンプレックスありまくりだし -- 名無しさん (2019-10-20 12:56:35) - 月の呼吸は日の派生に当たるのだろうか -- 名無しさん (2019-12-09 19:08:54) - ちょっと紛らわしいけど始まりの”呼吸”であって剣術の型は縁壱以前からあったんだな。一番後から参加したのに日を元に一から呼吸と型作って不動の二番になった奴もいるけど -- 名無しさん (2019-12-09 20:35:52) - 最終決戦の炭治郎が柱と肩を並べて戦えるくらいの強さだったの見るに呼吸は個人の体質で合う合わないがあるってだけで日の呼吸が最強じゃなくて縁壱が最強なんだな -- 名無しさん (2020-05-18 21:23:21) - 流石に現代には伝わってないかな、呼吸法 -- 名無しさん (2020-05-18 23:32:31) - まず常中とかやってる時点でゴリゴリ寿命削ってそうだが…他作品だとギア2や前借りを常時使い続ける様なもんだろ…? -- 名無しさん (2020-05-19 00:11:24) - 波紋法はむしろ続けることで若さが保てるからむしろ異端まである -- 名無しさん (2020-05-28 16:48:57) - そもそも、波紋って戦闘技術ではなかった気が。無理して体を強くするんではなくめちゃくちゃ健康になって肉体を十全に使えるようにするイメージ。 -- 名無しさん (2020-09-27 20:29:32) - 痣が出るから強くなるんじゃなく、リミッターが壊れた結果、体の異常を示すため痣が出る感じなのかな -- 名無しさん (2020-10-03 12:24:00) - ↑4 善一のじいちゃんや鳴滝さんなど常中が必須の元柱が長生きしてるし、痣出さなければむしろ体機能を100%引き出せる最高の健康法になるのではないかと -- 名無しさん (2020-10-17 18:59:24) - 身体能力を上げる呼吸に関してはそういうものとして受け入れられるけど、元々の型はどういう発想で生まれたものなんだろう。水中戦を想定した剣術…? -- 名無しさん (2020-10-20 20:37:31) - 水の呼吸、最も多くの隊士が使うし、胡蝶カナエの様な思想を持った人が干天の慈雨を編み出したりしたんだろうか -- 名無しさん (2020-10-25 11:17:50) - ↑干天の慈雨って「鬼の側に非常に大きな隙を要求するが」「出会い頭に」「一撃で首を落し」「それを感知すらさせない」という技構造なわけだが、これ炭治郎にその使い方ができないだけで実は不意討ち用の技なんじゃねぇかなぁ…… -- 名無しさん (2020-12-23 16:23:32) - ↑不意打ちできない男だもんね -- 名無しさん (2020-12-23 16:30:30) - 日の呼吸は波紋の呼吸の亜種というか、同じ発想から独自に発展した技術と妄想してみる。医療用に発展したのが波紋で戦闘用に発展したのが日の呼吸…的な。日の呼吸は波紋の呼吸と似た性質を帯びていて、痣の発現による寿命の減少も生命力を波紋の呼吸にあったアンチエイジング効果で相殺されるから縁壱さんだけは長生きできた。 -- 名無しさん (2020-12-23 16:40:33) - あのビジュアルが作画上の演出ってことは、見えるのは第四の壁のこちら側にいる我々だけで、作中の人物達には幻覚としてすら見えてないの? -- 名無しさん (2020-12-23 17:44:57) - サイコロステーキ先輩は結局刀の色変わってないし呼吸適性ないんだったか -- 名無しさん (2020-12-24 14:56:44) - 「終ノ型」つまり明確に「これが最後の手段です」と明示されている型は花しかないのがちょっと意外 -- 名無しさん (2020-12-24 15:51:11) - 結局、日の呼吸はそれ自体が特別なのか、使い手である縁壱が化け物みたいに強いから強い呼吸扱いなのかがよくわからない。まあ、極めればどれだけ動いても疲れない呼吸ってだけで特別感はあるけど、それは日の呼吸が持つ特徴なのか、実は他の呼吸も研究され尽されていないだけなのか -- 名無しさん (2021-01-16 18:02:34) - 作者がジョジョ好き明言しているくらいだし、こうやって読者が関係を妄想するのも大歓迎だろうな -- 名無しさん (2021-01-16 18:29:16) - 断絶した型、残ってはいるが作中に使い手が出なかった型、結構あるのかも -- 名無しさん (2021-01-16 18:40:59) - 地の呼吸も出そうで出なかったね… -- 名無しさん (2021-08-09 21:10:33) - 茶の呼吸ってなかったのかな?「スゥーッ! ハァーッ! スゥーッ! ハァーッ!」 -- 名無しさん (2021-09-21 21:50:59) - ↑茶柱 -- 名無しさん (2021-09-25 18:42:52) - 炭治郎も日の呼吸と水の呼吸混ぜて使ってるし、実は全ての呼吸がマイナーチェンジ版なんじゃかいかまである。バージョン番号の小数点以下2桁目だけ違う感じで -- 名無しさん (2021-10-04 15:33:58) - 全集中・常中で行う子作りとかすごそう -- 名無しさん (2021-10-04 20:22:57) - ↑ 途中、途中から痣出たらもっと... -- 名無しさん (2021-10-04 20:23:28) - 呼吸は文字通り人を鬼のように強くする! -- 名無しさん (2024-05-09 18:21:04) - 水が最も基本的で使い易いってのは技と番号見てると納得。壱〜肆が基本技、陸〜玖が応用技、拾が奥義と習得重要度が段階を経てるのがわかる。介錯技が玖や拾でなく伍なあたりにこの技を開発した剣士の優しさが感じられるのもポイント -- 名無しさん (2025-03-30 21:13:41) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/08/13 Tue 03:15:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){#bold(){ "全集中の呼吸"はね、体中の血の巡りと心臓の鼓動を速くするの そしたらすごく体温が上がって…人間のまま鬼のように強くなれるの }} &ruby(ぜんしゅうちゅう){全集中}の&ruby(こきゅう){呼吸}とは『[[鬼滅の刃]]』に登場する技術である。 *◆目次 #contents(fromhere=ture,level=2) *◆概要 呼吸器官や血流器官を活性化させ、瞬間的に身体能力を強化する特殊な呼吸法。 これによって自身の肉体を強化し、それぞれの習得した&bold(){「型」}を用いて戦うのが[[鬼殺隊>鬼殺隊(鬼滅の刃)]]の基本戦術。 呼吸により体中の血の巡りと心臓の鼓動を速くし、肺に尋常じゃない量の空気を取り込む。 それにより体温が急上昇し、血が&ruby(びっくり){吃驚}したとき骨と筋肉が慌てて熱くなって強くなる。 肉体強化のみならず、呼吸の仕方によっては傷の止血や毒の効果を遅らせるなどの応用が可能で、文字通りの生命線となる技術である。 剣士によって個人差はあれど、狭霧山のような酸素濃度の薄い環境で鍛錬することによって心肺を著しく増強させ、一度に大量の酸素を血中に取り込むことが必須。 しかし呼吸を修め強くなっても人間には変わらないため、[[鬼>鬼(鬼滅の刃)]]とは違って傷の治りも遅く、当然失った手足が元に戻ることもない。 全集中の呼吸はあくまで剣技を繰り出す前段階として肉体を強化するためにあり、いわば『[[界王拳>界王/北の界王]]』のような自己強化能力の一種。 設定的に元ネタと思われる((作者が大のジョジョ好きである為。))『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』の「[[特殊な呼吸で吸血鬼を殺せるようになる呼吸>波紋]]」と違い、「陽光」に相当する[[日輪刀>日輪刀(鬼滅の刃)]]がなければ止めを刺すことはできない。 それどころか、[[鬼が呼吸を使っても体が崩れ去ることは無い>ストレイツォ(ジョジョの奇妙な冒険)]]ため、鬼に堕ちた元・鬼狩りが&bold(){鬼の身体能力と血鬼術を上乗せした更に強い剣技を放ってくる}ケースすらある。 尚、ある柱曰く「自分の体の寸法や筋肉一つ一つの形、それらすべてを認識してこそ本物の全集中なり」とのこと。 「血行強化で全身が熱せられて身体能力が跳ね上がる」と書くと[[ギア2>モンキー・D・ルフィ]]に似ているが、赤くはならないし蒸気も出ない。 **◆全集中・&ruby(じょうちゅう){常中} 瞬間的にではなく、寝ている時も含めて四六時中全集中の呼吸を続ける応用技術。 心肺機能の大幅な向上に伴い基礎体力を飛躍的に高める効能があり、柱たちは全員が会得している。 常中は習得が大変な高等技術だが、同時に&bold(){強力な鬼との戦いや柱を目指すなら必須の基本技術}と言われている。 やろうとした[[炭治郎>竈門炭治郎]]曰く&bold(){『肺と耳に激痛が走り、耳がドクドクして一瞬そこから心臓が出て死ぬかと思った』}との事。 更なる応用発展として血管の一本一本に至るまで意識をめぐらせて、筋肉の収縮をコントロールして自力で止血などを行う完全身体操作が可能になる。 高位の剣士ほどより深く精通しており、極まった者ならば内臓が零れ落ちるような深傷を負っていても呼吸法により傷を締めて内臓が零れ落ちるのを防げる。 また常中は刀の型とは違い、口から音と共に煙のような水蒸気が漏れたりはしない。どちらかと言えば腹式呼吸のような静かな呼吸。 ちなみに[[しのぶさん>胡蝶しのぶ]]のところでは訓練で&ruby(かった){硬}い瓢箪を吹いて破裂させてるようです。 *◆流派 呼吸には複数の種類があり、鬼殺の剣士の卵らは&ruby(そだて){育手}によって各々異なる呼吸法とそれに対応する流派を身に着けることとなる。 身体能力を高めるという方向までは同じでも派生する技の性質は流派により様々。 &b(){「&font(#ff0000){炎}・&font(#0000ff){水}・&font(#008000){風}・&font(#696969){岩}・&font(#ffdc00){雷}」}の5つが基本となる呼吸であり、その他の呼吸はこの5つから派生している。 また、それぞれの呼吸法で口の形や呼吸音に差異がある。この呼吸法を以て鬼の懐に飛び込めば、その頸を一薙ぎで断つことさえ容易となる。 なお技によっては使用時に異能みたいなド派手なオーラが発生するが、&bold(){実際に炎や水を発生させて攻撃している訳ではない}。 全て純粋な剣術および体術であるが、作者曰く、作中世界でも見ている人にはイメージとして知覚されている。 技の練度によってはド派手なエフェクトになったりほとんど変化がなかったりするので、見た際の使い手の技量がどれくらいなのかの目安にはなる。 名無しの隊士もちゃんと呼吸は使っているらしいが、練度が低すぎるため呼吸を使っていても傍目にはわからない。 人と呼吸には相性があるため、呼吸が合わない場合は別の流派を学び直したり新しい呼吸を派生させることも珍しくはない。 相性が悪かったり別の呼吸の使い手であったとしても、そのコツを掴んでいれば一時的に別の呼吸の特性を引き出す事もできる。 ただし別の呼吸の併用や途中から呼吸を変えるとその反動が起き、身体がしばらく動かなくなるデメリットもあるので多用は厳禁。 #openclose(show=呼吸の始まり){ 実は「全集中の呼吸」は[[ある一人の剣士>耳飾りの剣士(鬼滅の刃)]]が生み出し伝えたもので、その歴史は[[「鬼殺隊」>鬼殺隊(鬼滅の刃)]][[「柱」>柱(鬼滅の刃)]][[「日輪刀」>日輪刀(鬼滅の刃)]]「型」よりも浅い。 彼の出現以降、剣士たちは元々使っていた炎・水・風・岩・雷の剣術の型に呼吸を上乗せしその力を大きく向上させた。 } **◆&font(#ff0000){炎の呼吸} 炎を纏うかのように攻撃に長じた流派。 煉獄家が代々子孫に伝えてきた呼吸であるため、使い手も派生も特に少ない。 ある理由から「炎の呼吸」を「&ruby(ヒ){火}の呼吸」と呼んではならないという謂れがある。 剣技のエフェクトは明るめの色合いの炎。 日輪刀の刀身は&font(#ff0000){赤}に染まる。 #openclose(show=◆使い手){ ●煉獄槇寿郎(元炎柱) ●[[煉獄杏寿郎]](炎柱) } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#ff0000,b){壱ノ型 &ruby(しらぬい){不知火}} 遠間から勢いよく踏み込み、袈裟懸けに頚を斬り落とす技。 ●&font(#ff0000,b){弐ノ型 &ruby(のぼ){昇}り&ruby(えんてん){炎天}} 下段から弧を描くように斬り上げる技。 ●&font(#ff0000,b){参ノ型 &ruby(きえんばんしょう){気炎万象}} 上から下へ弧を描くように刀を振るい斬りつける技。ヒノカミ神楽・円舞と似通っている。漫画には登場せず、劇場版で披露された。 ●&font(#ff0000,b){肆ノ型 &ruby(せいえん){盛炎}のうねり} 正面に渦を描くように刀を振るう技。 作中では防御技として使用した。 ●&font(#ff0000,b){伍ノ型 &ruby(えんこ){炎虎}} 猛虎が顎を剥き出しにして襲い掛かる如き勢いで前方に強烈な斬撃を放つ。 ●&font(#ff0000,b){玖ノ型 &ruby(れんごく){煉獄}} 自身の家名が付けられた炎の呼吸の奥義。 地面を削るほどの強烈な踏み込みで突進し、曰く&bold(){「多くの面積を根こそぎ抉り斬る」}技。 } ***◇派生 -&sizex(8){&font(#ff69b4,b){恋の呼吸}} [[煉獄杏寿郎]]の継子だった[[甘露寺蜜璃]]が独立して編み出した彼女だけの呼吸。 元は炎の呼吸を練習していたが、あまりにも独自性がありすぎたために別の呼吸として派生した。 新体操のリボンを思わせる長い特殊な日輪刀を用い、刀身は&font(#ff69b4){桜色}に染まる。 その長い刃の特性上、攻撃範囲と到達速度に優れる。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#ff69b4,b){壱ノ型 &ruby(はつこい){初恋}のわななき} 相手とすれ違い様に長くしなる刀身を巧みに操って一瞬で敵の全身を切り刻む。 ●&font(#ff69b4,b){弐ノ型 &ruby(おうのう){懊悩}&ruby(めぐ){巡}る&ruby(こい){恋}} 高速の斬撃技。流れるように刃を撓らせ斬り刻む。 ●&font(#ff69b4,b){参ノ型 &ruby(こいねこ){恋猫}しぐれ} 広範囲を猫が跳ねるような軌跡で斬る斬撃。 音波や雷といった特殊な攻撃自体をも斬ることが可能。 ●&font(#ff69b4,b){伍ノ型 &ruby(ゆ){揺}らめく&ruby(れんじょう){恋情}・&ruby(みだ){乱}れ&ruby(つめ){爪}} 広範囲をランダムに斬り裂く斬撃。 ●&font(#ff69b4,b){陸ノ型 &ruby(ねこあしこいかぜ){猫足恋風}} 身をひるがえし突風の如き速さで攻撃を斬る。 } **◆&font(#0000ff){水の呼吸} 「水はどんな形にもなれる」を旨とする、いかなる状況にも対応し戦える流派。 基本呼吸では最多の型を有していて、技が基礎に沿っているため習得の難易度が低く派生の呼吸が特に多い。 鬼殺隊で最も多くの隊士に使われている呼吸である。 その分、弱点……というほどではないが極め抜かないと決定力に欠けることも。 冨岡義勇ほどの使い手になれば&bold(){防御力が非常に高い上で鋭い一撃を見舞う}、&font(b,#0000ff){シンプルゆえに強固}な域へと至れる。 剣技の演出は和風な絵柄の水流。使用者が多い分、実力によってどれほどエフェクトに差が出るかを比較しやすい。 日輪刀の刀身は&font(#0000ff){青}に染まる。 #openclose(show=◆使い手){ ●[[鱗滝左近次]](元水柱) ●[[冨岡義勇]](水柱) ●錆兎 ●真菰 ●村田 ●神崎アオイ ●[[竈門炭治郎]] } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#0000ff,b){壱ノ型 &ruby(みなも){水面}&ruby(ぎ){斬}り} 両腕を交差し、勢い良く水平に斬撃を繰り出す。 威力・速度に優れた基本の技。 ●&font(#0000ff,b){弐ノ型 &ruby(みずぐるま){水車}} 身体を縦に一回転しながら斬り付ける回転斬り。 360度の広範囲をカバーし、威力も高いため大型の鬼にも有効。 変形として、横に回転する「&bold(){改 &ruby(よこみずぐるま){横水車}}」もある。 ●&font(#0000ff,b){参ノ型 &ruby(りゅうりゅう){流流}&ruby(ま){舞}い} 独特の足運びで水流のように留まらず動き回る。 攻撃と回避を同時に行える複合技と言える。 ●&font(#0000ff,b){肆ノ型 &ruby(う){打}ち&ruby(しお){潮}} 岸辺に打ち付ける潮のように、繰り返し斬り付ける波状攻撃。 炭治郎の体捌きによって淀みなく斬撃を繋げ、一対多の状況にも対応出来る。 ●&font(#0000ff,b){伍ノ型 &ruby(かんてん){干天}の&ruby(じう){慈雨}} 鬼が自ら首を差し出した時に使う、相手に痛みを与えずに首を切り落とす技。 ただし、泣きたくなるほど優しい炭治郎は差し出してなくても使おうとしたりする。 &bold(){なんて状況を想定して作ってんだ、水の流派}。 ●&font(#0000ff,b){陸ノ型 ねじれ&ruby(うず){渦}} 上半身と下半身をそれぞれ逆方向に捩じり、強烈な勢いで放つ乱舞。 水中のような周囲に抵抗のある空間で本領を発揮する技で、それ以外の場所では威力が落ちる。 怒涛の勢いで渦まで発生し、それは鋭利な衝撃波を伴い、辺りを激しく切り裂く。 炭治郎は参の型の足運びと併用し、距離を詰めて衝撃波で巻き取る変形技「&bold(){ねじれ渦・&ruby(りゅうりゅう){流流}}」も使用した。 ●&font(#0000ff,b){漆ノ型 &ruby(しずく){雫}&ruby(はもん){波紋}&ruby(づ){突}き} シンプルながら鋭い、同呼吸法内で最速の突き技。 鬼の頸を斬り落とすには威力が足りないため、大抵は牽制に使う。 曲線を描きながら放つ変形「&bold(){雫波紋突き・&ruby(きょく){曲}}」もある。 ●&font(#0000ff,b){捌ノ型 &ruby(たきつぼ){滝壷}} 渾身の力を込め、滝から落ちる水流のように上段から打ち下ろす。 最上級の威力を誇るが、相手へ思い切り飛び掛かる必要がある。 ●&font(#0000ff,b){玖ノ型 &ruby(すいりゅうしぶき){水流飛沫}・&ruby(らん){乱}} 着地の動作と面積を最小限にし、縦横無尽に跳ね回る。 前後上下左右に足場のある室内で最大の威力を発揮する。 ●&font(#0000ff,b){拾ノ型 &ruby(せいせい){生生}&ruby(るてん){流転}} 回転しつつ攻撃を重ねるごとに威力が増す連撃技。 他の技では逆に日輪刀が切れてしまうような鋼糸相手でも、この技によって切断には成功している。 水の呼吸では珍しい威力傾倒の技で、ポジションとしては“安定性を捨ててでも攻撃力を高めなければいけない”奥の手といったところか。 攻撃が通じない場合にも備えているあたりは流石の対応力……と言いいたいが時間がかかるうえ途切れると最初からやり直しの賭けに近いものがあり、 この技を使わざるをえない時点で相当の苦境に立たされていると同義だろう。 また、この技のみ使用時の演出に&bold(){水の龍}が描かれる。 ●&font(#0000ff,b){拾壱ノ型 &ruby(なぎ){凪}} 義勇が独自に編み出した独自の型。 刀の間合いに入った攻撃を居合斬りの要領で一瞬で切り払うことで敵の血鬼術を無力化する。 速すぎる剣筋は、傍から見れば棒立ちのまま何故か攻撃が掻き消されているようにしか見えない。 防御系の技らしく中遠距離攻撃に対して非常に有利な性質を持つ。 } ***◇派生 -&sizex(8){&font(#4169e1,b){蛇の呼吸}} 蛇のように閉所をすり抜けるテクニカルな技を得意とする流派。 蛇柱・[[伊黒小芭内]]は波打った&font(#5654a2){桔梗色}の両刃刀を用いる。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#4169e1,b){壱ノ型 &ruby(いだぎ){委蛇斬}り} 蛇のようなうねりに加え自身の周囲の円形軌跡を描く斬撃。 ●&font(#4169e1,b){弐ノ型 &ruby(きょうず){狭頭}の&ruby(どくが){毒牙}} 獲物の隙を狙う蛇のように敵の攻撃の合間を縫って奇襲をしかける。 ●&font(#4169e1,b){参ノ型 &ruby(とぐろ){塒}&ruby(じ){締}め} 相手に絡み付くかのような縦横無尽な動きと太刀筋から繰り出す斬撃。 塒は、蛇などがからだを渦巻き状に巻いた状態。 ●&font(#4169e1,b){肆ノ型 &ruby(けいじゃそうせい){頸蛇双生}} 双頭の蛇のエフェクトと共に放つ二連撃。 ●&font(#4169e1,b){伍ノ型 &ruby(えんえんちょうだ){蜿蜿長蛇}} 大きくうねるような動きで斬撃を繰り出し、すれ違いざまに鬼の頚を斬り落とす。 } -&sizex(8){&font(#ffb6c1,b){花の呼吸}} 花柱・胡蝶カナエと[[栗花落カナヲ]]の用いる流派。 美しい太刀筋から怒涛の連撃を繰り出す。イメージとは裏腹に高い身体能力を求められる。 技使用時には花弁が舞うほか、振るう刀の桃色の軌跡が重なって花のように見える。 日輪刀は&font(#ffb6c1){薄い桃色}に染まる。 派生ながら、昔から伝えられてきた呼吸である。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#ffb6c1,b){弐ノ型 &ruby(みかげうめ){御影梅}} 自身の周囲に連続して刃を振るい、相手の攻撃を捌き受け流す。 ●&font(#ffb6c1,b){肆ノ型 &ruby(べにはなごろも){紅花衣}} 流れるような軌跡で相手に斬りかかる。 ●&font(#ffb6c1,b){伍ノ型 &ruby(あだ){徒}の&ruby(しゃくやく){芍薬}} 前方の敵に上下左右からの九連撃の斬撃を放つ。 ●&font(#ffb6c1,b){陸ノ型 &ruby(うずもも){渦桃}} 身体を捻って反転しつつ斬撃を繰り出す。 ●&font(#ffb6c1,b){終ノ型 &ruby(ひがんしゅがん){彼岸朱眼}} 眼球に過剰に負荷を掛けることで動体視力を極限まで上げるカナヲの奥の手。 強膜が赤く染まるのが特徴で、長引けば視力を失いかねないリスクを抱えている。 } -&sizex(8){&font(#6a5acd,b){蟲の呼吸}} 花の呼吸から更に派生した、蟲柱・[[胡蝶しのぶ]]専用の流派。 鬼の頸を斬るだけの腕力がないしのぶは、刺突によって&bold(){毒}を刺し込み鬼を殺す。 突き技と毒の注入に特化した、先端にのみ刃が付いた日輪刀を使用する。 各型は通し番号ではなく「○○(虫の名前)の舞い」で区別される。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#6a5acd,b){&ruby(ちょう){蝶}の舞い &ruby(たわむ){戯}れ} 宙を舞いながら相手を複数回刀で刺す技と思われる。敵が食らった瞬間の描写しかないため、具体的な内容は不明。 ●&font(#6a5acd,b){&ruby(ほうが){蜂牙}の舞い &ruby(まなび){真靡}き} 強烈な踏み込みで接近して放つ、ハチのような超高速の突き。 ●&font(#6a5acd,b){&ruby(せいれい){蜻蛉}の舞い &ruby(ふくがんろっかく){複眼六角}} 近づきざまに瞬時に六方向からの連続突きを放つ。 「蜻蛉」はトンボのこと。 ●&font(#6a5acd,b){&ruby(ごこう){蜈蚣}の舞い &ruby(ひゃくそくじゃばら){百足蛇腹}} 低い姿勢で四方八方にうねるように高速移動し、攪乱しつつ懐に潜り込む技。 「蜈蚣」「百足」はどちらもムカデのこと。 } **◆&font(#008000){風の呼吸} 炎と同じく攻撃に長じるが、風は暴風の如く速さと範囲に優れた流派。 激しい風のエフェクトと鋭い斬撃が同化して風で斬っているように見えるがそういう訳ではない…はず。 日輪刀の刀身は&font(#008000){緑}に染まる。 #openclose(show=◆使い手){ ●粂野匡近 ●[[不死川実弥]](風柱) } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#008000,b){壱ノ型 &ruby(じんせんぷう){塵旋風}・&ruby(そ){削}ぎ} さながら竜巻のように渦を巻く斬撃を繰り出しながら突撃する技。 連続技の繋ぎから連携の始動まで幅広く多用している。 ●&font(#008000,b){弐ノ型 &ruby(そうそう){爪々}・&ruby(しなとかぜ){科戸風}} 鋭利な爪で切り裂く様な四つの斬撃を縦に放つ。 恐らく元ネタは罪や汚れを吹き払うという風という意味の「科戸の風」。 ●&font(#008000,b){参ノ型 &ruby(せいらんふうじゅ){晴嵐風樹}} 嵐のように激しい斬撃を連続で繰り出す。 なお風樹とは&bold(){孝行したくとも親が亡くなっている事を悲しむ}「風樹の嘆」という言葉の捩りと思われる。 ●&font(#008000,b){肆ノ型 &ruby(しょうじょうさじんらん){昇上砂塵嵐}} 敵の懐に潜り込み、舞い上がる砂塵の様な無数の斬撃で突き上げる。 砂塵嵐とは多量の塵や土砂が強い風によって空中高く吹き上げられる現象のこと。 ●&font(#008000,b){伍ノ型 &ruby(こが){木枯}らし&ruby(おろし){颪}} 空中から吹き付ける風の様に上段から振り降ろす回転切り。 ●&font(#008000,b){陸ノ型 &ruby(こくふうえんらん){黒風烟嵐}} 体感を捻って下段から掬い上げるように斬り上げる。 黒風とは砂塵を巻き上げ、空を暗くするようなつむじ風、烟嵐とは山中にかかったもやのこと。 ●&font(#008000,b){漆ノ型 &ruby(けいふう){頸風}・&ruby(てんぐかぜ){天狗風}} 空中で身を翻しながら旋風を巻き起こすような無数の斬撃を繰り出す。 勁風とは強風、天狗風とは突然はげしく吹きおろすつむじ風のこと。 ●&font(#008000,b){捌ノ型 &ruby(しょれつ){初烈}&ruby(かざき){風斬}り} 対象の周囲を渦巻くように斬る斬撃。 鳥が持つ羽の中で、飛行するために重要な機能を持つ部位を「風切羽」と呼ぶが、 そのうちもっとも外側に位置し推進力を得る部分を「初列風切羽」という。((これに対し揚力を得る部分を「次列風切羽」「三列風切羽」と呼ぶ)) 型名はこれをもじったもの。 ●&font(#008000,b){玖の型 &ruby(いだてん){韋駄天}&ruby(たいふう){台風}} 凄まじい速度で移動しながら、すれ違いざまに大きく斬りつける。 韋駄天台風とは、進路を変えずに真っすぐに進む台風を俊足の代名詞・韋駄天に喩えた言葉。 } ***◇派生 -&sizex(8){&font(#40e0d0,b){霞の呼吸}} 敵を霞に撒くような動きが特徴で、回避に特化した流派。霞柱・[[時透無一郎]]が用いる。 日輪刀は&font(#c0c0c0){白}に染まる。 派生ではあるが、その歴史は古いという。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#40e0d0,b){壱ノ型 &ruby(すいてんとおがすみ){垂天遠霞}} 両手を使ったシンプルな突き技。 水獄鉢突破のために使用したが、酸素不足のため突破には至らなかった。 ●&font(#40e0d0,b){弐ノ型 &ruby(やえかすみ){八重霞}} 体幹を捻り周囲に幾重もの斬撃を放つ技。 渾身の力で繰り出されたこの技によって見事に水獄鉢を斬り裂いた。 ●&font(#40e0d0,b){参ノ型 &ruby(かさん){霞散}の&ruby(しぶき){飛沫}} 強烈な勢いを乗せた回転切り。 周囲のものを回転の勢いで弾き飛ばすことも可能。 ●&font(#40e0d0,b){肆ノ型 &ruby(いりゅうぎ){移流斬}り} 相手の足元に滑るように潜り込み、斜めに斬り上げる技。 名の由来は「移流霧」という実在する気象現象と思われる。 ●&font(#40e0d0,b){伍ノ型 &ruby(かうん){霞雲}の&ruby(うみ){海}} 敵目掛けて突き進みながら進路上にある物を斬り刻む突撃技。 ●&font(#40e0d0,b){陸ノ型 &ruby(つき){月}の&ruby(かしょう){霞消}} 高く大きく跳躍すると同時に一瞬で広範囲を斬り捨てる空中技。 ●&font(#40e0d0,b){漆ノ型 &ruby(おぼろ){朧}} 無一郎が編み出したオリジナルの型。動きに大幅な緩急をつけ敵を攪乱する歩行術。 姿を見せる際は亀のように遅く、姿を消す際は瞬き一つの間という形で動く事で敵を翻弄する。 痣を発現させた際に発揮したその最高速度は上弦の伍すら上回る。 } -&sizex(8){&font(#808080,b){&ruby(ケダモノ){獣}の呼吸}} [[嘴平伊之助]]が誰にも教わらず身に付けた二刀流の流派。そのため他の流派が「全集中 ○の呼吸」と言う一方で、こちらは&bold(){「我流 獣の呼吸」}と称する。 「風」に性質が似ていると言及されている。 伊之助は剣術を学んだわけではないため太刀筋は滅茶苦茶な上、型に剣技と呼吸のによる補助技が混在しているが、それでも技としては成立しているらしい。 伊之助の日輪刀は&font(#557177){藍鼠色}に染まっている他、彼の拘りで日輪刀の刃がギザギザに加工されている。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#808080,b){壱ノ牙 &ruby(うが){穿}ち&ruby(ぬ){抜}き} 両手に持った刀で突き刺す。 現状、ここまでしか描かれていないが、名称の通りそこからさらに抜くまでが攻撃であるのなら、鋸状の刃で相手の傷はさらにズタズタになると思われる。 ●&font(#808080,b){弐ノ牙 &ruby(き){切}り&ruby(さ){裂}き} 二刀を同時に×の字に交差させて斬りつける。 ●&font(#808080,b){参ノ牙 &ruby(く){喰}い&ruby(ざ){裂}き} 一瞬で敵の懐に飛び込み、二刀でその頸を斬断する。 ●&font(#808080,b){肆ノ牙 &ruby(きりこま){切細}&ruby(ざ){裂}き} 二刀で前方を集中的に複数回斬りつける。 弐の牙とは微妙に違う、単なる連続攻撃である。 ●&font(#808080,b){伍ノ牙 &ruby(くる){狂}い&ruby(ざ){裂}き} 四方八方に向けて滅多矢鱈に二刀で斬りつける。 三次元的な動きにより攻撃範囲に優れており、敵に囲まれた時などに最適。 ●&font(#808080,b){陸ノ牙 &ruby(らんぐい){乱杭}&ruby(が){咬}み} 刀を逆手に持ち替え、鋸のように扱い相手を引き裂く。 相手に攻撃を受けられた状態から一旦刀を手放してこの技に繋げることで、反撃を躱しつつ即座に再攻撃に転じられる。 ●&font(#808080,b){漆ノ型 &ruby(くうかんしきかく){空間識覚}} 我流の呼吸法で研ぎ澄ました触覚により、空気の揺らぎすら捉えて存在を感知する。 例え離れた場所にいる鬼であろうと捕捉可能。 彼の触覚が鋭いことは、この技の初披露時にしれっと語られた。 ●&font(#808080,b){捌ノ型 &ruby(ばくれつもうしん){爆裂猛進}} 一切の防御を捨てて、相手に向かい一直線に突進する。 伊之助らしさが全面に表れたまさしく猪突猛進な型。 ●&font(#808080,b){玖ノ牙 &ruby(しん){伸}・うねり&ruby(ざ){裂}き} 腕の関節を全て外し、間合いを伸ばしす攻撃技。伊之助なら外してもすぐに戻せる。 腕が鞭のようにうねりしなるが、今のところ狙いの精度が低いのが難点。関節は外すも繋げるも一瞬の内。 ●&font(#808080,b){拾ノ牙 &ruby(えんてんせんが){円転旋牙}} 二刀を高速回転させて敵の攻撃を防ぐ。 ●&font(#808080,b){思い付きの&ruby(な){投}げ&ruby(ざ){裂}き} [[とある鬼>童磨(鬼滅の刃)]]との戦いで咄嗟に思いついた技。 その名の通り&bold(){刀を全力で投げ、フリスビーのように高速回転させながら日輪刀を飛ばす。} } **◆&font(#696969){岩の呼吸} 水と同じく防御に長じるが、岩は技術よりも筋力を要とする力の流派。 当代の柱は通常の日輪刀ではなく&bold(){鎖で繋がれた戦斧と鉄球}という風変わりな得物を使うが、基本の流派であり全ての剣士が戦斧と鉄球を使う訳ではない。 従って、剣技の型にも独自のアレンジが加えられている。 日輪刀の刀身は&font(#696969){灰}に染まる。 #openclose(show=◆使い手){ ●[[悲鳴嶼行冥]](岩柱) } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#696969,b){壱ノ型 &ruby(じゃもんがん){蛇紋岩}・&ruby(そうきょく){双極}} 手斧と鉄球を錐揉み回転させながら敵に向かって同時に撃ち出す。 ●&font(#696969,b){弐ノ型 &ruby(てんめんくだ){天面砕}き} 鎖を踏みつけて鉄球の軌道を変え、敵の頭上から強烈な一撃を叩き込む。 ●&font(#696969,b){参ノ型 &ruby(がんく){岩軀}の&ruby(はだえ){膚}} 四方八方に鉄球を振るうことで自身の周囲を薙ぎ払う攻防一体の技。 ●&font(#696969,b){肆ノ型 &ruby(りゅうもんがん){流紋岩}・&ruby(そくせい){速征}} 両手で鎖を操り、広範囲に手斧と鉄球による縦横無尽な攻撃を繰り出す。 ●&font(#696969,b){伍ノ型 &ruby(がりんぎょうぶ){瓦輪刑部}} 頭上からの鉄球と斧による広範囲4ヶ所連続攻撃。 } **◆&font(#ffdc00){雷の呼吸} 雷光の如く一瞬の瞬発力なら随一の流派。 力を足に集中させた踏み込みが重要で、壱ノ型こそ全ての型の基本とされる。 雷の呼吸の使い手が柱になった時は「雷柱」ではなく「&ruby(なりばしら){鳴柱}」と呼ばれるようになる。 日輪刀の刀身は&font(#ffdc00){黄}に染まり稲妻のような紋様が走る。 作中では少々特異なポジションであり、色鮮やかに紋様が浮かんだ後継者候補二人がそれぞれ壱ノ型[[しか>我妻善逸]]/[[のみ>獪岳(鬼滅の刃)]]使えない状態で修行を終えた。 既存の型の派生、極めた者しか扱えない極みの技ならばともかく、&bold(){基本の型が欠落するのはこの型だけ}。 良くも悪くも壱ノ型が基点にして究極なため、同流派の中でも適性がわかれるのかもしれない。 &bold(){己の全てを投げ打つことしかできない者}、&bold(){己だけは捨てられない者}が当代で浮き彫りになったのだろう。 #openclose(show=◆使い手){ ●桑島慈悟郎(元鳴柱) ●[[獪岳>獪岳(鬼滅の刃)]] ●[[我妻善逸]] } #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#ffdc00,b){壱ノ型 &ruby(へきれきいっせん){霹靂一閃}} 敵に向かって踏み込んで跳び首を落とす目にも止まらぬ居合斬り。善逸が使え、獪岳が使えない唯一の技。 これで首を斬られた鬼達は&bold(){斬られた後にそのことに気付いて}そのまま死んでいった。 一々構えが必要なので抜刀までの間に妨害を受けると技が中断してしまう。 善逸はこの技を方向転換しながら連続して放つ&bold(){「六連」「八連」}や、片足を潰すほどの反動と引き換えに凄まじい速度を叩き出す&bold(){「神速」}にといった形で応用している。 ●&font(#ffdc00,b){弐ノ型 &ruby(いなだま){稲魂}} 瞬く間に一息で五連の斬撃を叩き込む。 「稲魂」とは稲妻の別称。 ●&font(#ffdc00,b){参ノ型 &ruby(しゅうぶんせいらい){聚蚊成雷}} 敵の周囲を高速で旋回しながら切り刻む波状攻撃。 「聚蚊成雷」とは「蚊の羽音も集まれば雷の音となる」という意味の四字熟語で「塵も積もれば山と成る」と同じ。 ●&font(#ffdc00,b){肆ノ型 &ruby(えんらい){遠雷}} 遠間から強烈な踏み込みで相手に接近し、横一文字に斬り捨てる技。 ●&font(#ffdc00,b){伍ノ型 &ruby(ねつかいらい){熱界雷}} 衝撃を伴った強烈な斬り上げ。 「熱界雷」とは強い日射による上昇気流に前線が作用して起こる雷のこと。 ●&font(#ffdc00,b){陸ノ型 &ruby(でんごうらいごう){電轟雷轟}} 広範囲に雷の様な斬撃を炸裂させて敵の全身を斬り裂く。 由来は勢いが非常に激しいという意味の四字熟語「電光雷轟」だと思われる。 ●&font(#ffdc00,b){漆ノ型 &ruby(ほのいかづちのかみ){火雷神}} 善逸が修行の果てに編み出した独自の型。エフェクトは&bold(){雷の龍}。 内容は霹靂一閃と同じ「強烈な踏み込み突撃して放つ居合斬り」。 霹靂一閃との差異は切った後の体勢に見える。 霹靂一閃は納刀を済ましており、勢いを殺して着地もしくはすぐさま壁や地面を蹴って再使用可能なほど次への体勢が整っている。 それに対し、こちらは体を思いっきり前のめりにして刀を完全に振り切っている。 このことから、霹靂一閃に存在していた余裕全てを攻撃力と速度に費やした、&bold(){良くも悪くも究極系}ともいえる技と思われる。 } ***◇派生 -&sizex(8){&font(#cccccc,b){音の呼吸}} 音柱・[[宇髄天元]]の用いる派手な流派。 彼の用いる火薬玉と併せて使われるため、爆発と轟音は実際に鳴り響いている。 宇髄は日輪刀として鎖で繋がれた1対の短い幅広の刀を用い、部分的に&font(#f39800){橙}に染まっている。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#cccccc,b){壱ノ型 &ruby(とどろき){轟}} 2本の刀を振りかぶり、叩きつけるようにして放つ爆撃のような斬撃。 二連の爆撃は地面深くに大穴を穿つ程の威力があり、実際に爆発も発生するため&b(){とてもうるさい。} ●&font(#cccccc,b){肆ノ型 &ruby(きょうざんむけん){響斬無間}} 2本の刀をヌンチャクのように振り回して目の前に爆発と斬撃の壁を形成する広範囲攻撃技。 作中では正面からの攻撃から多くの面積を守る用途で使われた。 ●&font(#cccccc,b){伍ノ型 &ruby(めいげんそうそう){鳴弦奏々}} 2本の刀をそれぞれ高速で回転させた状態で前進しながら、無数の爆発を生みつつ流れるような連続した斬撃を放つ技。 なお無数に発生する爆発音の影響で周囲は非常に騒がしくなる。 } **◆[[&color(whitesmoke,red){ヒノカミ神楽}>ヒノカミ神楽]] 基本呼吸からの派生ではない、竈門家に代々伝わる神楽舞を舞う際に用いた呼吸法。 炭治郎の父・炭十郎曰く「正しくできればどれだけ動いても疲れず、寒さも平気になる」。竈門家では雪の降る年の初めに&bold(){夜が明けるまでぶっ通しで舞を奉納していた}。 炭治郎は戦闘に応用することで全集中の呼吸と類似した効果を発揮している。 詳細は[[個別項目>ヒノカミ神楽]]を参照。 **◆&color(whitesmoke,red){日の呼吸} 歴代の炎柱が残した手記に記された、曰く&bold(){「はじまりの呼吸」「最強の御業」}。 全ての流派は五つの基本呼吸を元に派生したものだとされていたが、それらも含め日の呼吸という一つの流派こそが源流であるという。 現在使い手はおらず、詳細は不明。ただ、[[炭治郎>竈門炭治郎]]が父から受け継いだ[[耳飾り>耳飾りの剣士(鬼滅の刃)]]とヒノカミ神楽の呼吸に関係しているらしいが…? **◆&font(#9932cc){月の呼吸} 上弦の壱・[[黒死牟>黒死牟(鬼滅の刃)]]が継国巌勝だった頃から修めていた呼吸と流派。 系譜としては日から派生し、そして後世に受け継がれることなく失伝してしまった。 彼がそのほとんどを血鬼術と併用しているため、本来はどのような技だったのか分からないものが多い。 型番号が増えるほど遠距離に対応した技になる傾向にあることから、異能の鬼仕様にアレンジ済みの型なのかもしれない。 通し番号を見るに技の数があの水の呼吸よりも多いことが明らかである。 日輪刀の刀身は&font(#9932cc){紫}に染まっていた。 #openclose(show=◆型一覧){ ●&font(#9932cc,b){壱ノ型 &ruby(やみづき){闇月}・&ruby(よい){宵}の&ruby(みや){宮}} 抜刀して真一文字に振り抜く、いたってシンプルな居合斬り。 しかし黒死牟ともなると「&bold(){異次元の速さ}」と称されるほどの絶技と化す。 ●&font(#9932cc,b){弐ノ型 &ruby(しゅか){珠華}ノ&ruby(ろうげつ){弄月}} 悲鳴嶼の放った「流紋岩・速征」と打ち合った技。詳細は不明だが三日月の斬撃を飛ばしている描写がある。 「弄月」とは"月を見て楽しむ"という意味の言葉。 ●&font(#9932cc,b){参ノ型 &ruby(えんきづき){厭忌月}・&ruby(つが){銷}り} 前方を互い違いに切り裂く二連撃。 ●&font(#9932cc,b){伍ノ型 &ruby(げっぱくさいか){月魄災禍}} 刀を&bold(){振るうことなく}発生させる竜巻のような斬撃。 「月魄」は"月の精"・"月神"といった意味合いの単語。 ●&font(#9932cc,b){陸ノ型 &ruby(とこよこげつ){常世孤月}・&ruby(むけん){無間}} 大きく振りかぶって縦横無尽に見舞う連撃。 数多の方向へと放たれる無数の斬撃が、周囲ごと対象を切り刻む。 「孤月」には"ものさびしく見える月"という意味がある。 ●&font(#9932cc,b){漆ノ型 &ruby(やっきょう){厄鏡}・&ruby(づきば){月映}え} 前方を振り払うと同時に地を走る五筋の斬撃を放つ。 飛ばされた斬撃の側面に半円状の斬撃が追加で幾つか発生している。 なお斬撃を飛ばす際の一振りには変則刃が付随。 「月映え」は月に照らされた物が一層映える様子を指す。 ●&font(#9932cc,b){捌ノ型 &ruby(げつりゅうりんび){月龍輪尾}} 両手で振り抜いて放たれる三日月状の変則刃を纏った極太の斬撃。 その様は正に龍が尾を振るうかの如く射程内を薙ぎ払う。 ●&font(#9932cc,b){玖ノ型 &ruby(くだ){降}り&ruby(づき){月}・&ruby(れんめん){連面}} 相手の頭上から斬撃を雨のごとく無数に降らせる。 「降り月」とは陰暦において満月から欠けていく月である。 ●&font(#9932cc,b){拾ノ型 &ruby(せんめんざん){穿面斬}・&ruby(らげつ){蘿月}} 対象を磨り潰すかのように丸鋸状の斬撃を連射で飛ばす。 「蘿月」は"つたかずらから漏れ出る月光"の意。 ●&font(#9932cc,b){拾肆ノ型 &ruby(きょうへん){兇変}・&ruby(てんまんせんげつ){天満繊月}} 周囲を埋め尽くす程の斬撃を渦を巻くように発生させた波状攻撃を繰り出す。 上記の「月魄災禍」を密度、数、攻撃範囲共に大幅に強化した上位互換技と言える。 「繊月」は細長い月、すなわち三日月を表す。 ●&font(#9932cc,b){拾陸ノ型 &ruby(げっこう){月虹}・&ruby(かたわ){片割}れ&ruby(づき){月}} 玖ノ型を上回る大きさと、地面に突き刺さって地面を叩き割る程の威力の降り注がせる斬撃の雨。 月の光で生み出される虹を「月虹」と呼ぶ。 } *◆&ruby(あざ){痣} 時は戦国時代、[[鬼舞辻無惨]]をあと一歩まで追いつめた始まりの呼吸の剣士たちには、鬼の紋様に似た痣が発現していたという。 伝承には曖昧な部分が多く、それは当時は重要視されていなかったためとも、何度も鬼殺隊が壊滅されかけた過程で継承が途切れたせいともされるが、ただ一つ&bold(){「痣の者が一人現れると共鳴するように他の者にも痣が現れる」}という言葉は記し残されていた。 痣を出す異能を得た人間を知る者はその該当者を&bold(){「&ruby(あざもの){痣者}」}とも呼ぶ。 この世代で最初に痣が発現したのは炭治郎で、続いて時透、甘露寺、義勇、悲鳴嶼、不死川、伊黒に発現した。 時透は&font(#40e0d0,b){「心拍数200以上、体温39度以上を出して死ぬか死なないか」}が痣を出す篩であると推測している。 痣の力は凄まじく、身体能力も技の冴えも格段に跳ね上がるが、何らかの重い代償が存在するらしい。 #openclose(show=痣の真相){ そのデメリットとは、&bold(){痣を発現させた者は25歳を迎えるまでに死ぬ事。} 即ち痣とは&bold(){&font(#ff0000){寿命を前借りする代わりに、命の限界を越えた超人的な身体能力を得る禁忌の秘術}}である。 痣の存在を知る黒死牟によると、痣を発現させた者が25歳を超えている場合、&bold(){その日の内に死ぬ}とされ、痣を手に入れた始まりの剣士たちもまた、痣を得てから暫くした後ばたばたと死んでいったという。 この理を現状人間のまま乗り越える事が出来たのは、後にも先にも[[只1人のみ>耳飾りの剣士(鬼滅の刃)]]である。 } *◆&ruby(はんぷくどうさ){反復動作} 全集中の呼吸とは系統の異なる技術。 全ての感覚を一気に開き、心拍と体温を上昇させるというもので、全集中の呼吸が使えない者でも習得できる。 “痣”と似通っているが、それとも異なる。 自分の中で決めた何かしらの動作を切っ掛けとするのが鍵で、一瞬で集中を高め全力行動に移行できるのが特徴。 悲鳴嶼や玄弥の場合は念仏を切っ掛けにしている。 追記修正は人間のまま鬼のように強くお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,30) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 始祖黒死牟の月の呼吸があれなんだから、日の呼吸も元来は対鬼イデオンソードの域までいかなきゃならんのだろうな -- 名無しさん (2019-08-13 07:46:29) - 関係ないのは解っているがどうしてもチベット由来の吸血鬼退治用の波紋の呼吸法が日本に伝来し、鬼退治用にブラッシュアップしたものに思えてならない。波紋→日→その他分家…みたいに -- 名無しさん (2019-08-13 12:58:46) - 波紋なら武器や首の急所関係なく倒せるからかなりの上位互換だよな。 -- 名無しさん (2019-08-14 16:41:18) - 鬼は吸血鬼より治癒力高いし特殊能力もあるし、太陽光を浴びたって別に即死しないからなあ -- 名無しさん (2019-08-17 03:21:02) - どうせ鬼殺隊は明日も知れぬ身体なんだから命の前借りだって実質ノーリスク -- 名無しさん (2019-08-21 00:08:14) - ↑とは言え、今回の決戦で主戦力たる柱がほぼ全員痣出てしまったし、これで万が一無惨を取り逃がそうものなら何年化した後に柱が軒並み死んで戦力ガタ落ちってことになるんだよなぁ…。まぁ、出そうと思って出せるわけでもないし、出したくなくても条件満たせば出てしまうんだろうからどうしようもないんだけどさ。 -- 名無しさん (2019-08-21 19:36:38) - 極めることで寿命も延びるし老化もある程度制限できる波紋に対して極めた結果極度に寿命が減少して死亡不可避になるとか、対鬼用の技術のくせして方向性が真逆すぎる…… -- 名無しさん (2019-08-25 13:55:40) - 大体にして通常じゃあり得ないほどの酸素を肺に取り込んでる時点で負荷が強すぎるからそれで良く長生き出来るなと驚く -- 名無しさん (2019-08-27 09:54:19) - 派生の呼吸が「弟子たちが日の呼吸を自分に合うよう改造した呼吸」じゃなくて「日の呼吸が使えない弟子たちのために縁壱が考えて教えた呼吸」だったとかあの人意味不明すぎるだろ。型は各人の発想かもしれないけど -- 名無しさん (2019-10-12 23:27:43) - 今更だがこれ「火の呼吸」と呼ぶと「日の呼吸を使う…というのは…お前か…」とやってくるおじさんがいるからか>「炎の呼吸」を「火の呼吸」と呼んではならない -- 名無しさん (2019-10-20 11:17:42) - ↑2 -- 名無しさん (2019-10-20 12:48:42) - 失礼 ↑3前者なら巌勝がおかしくなるのもマシだったんだろうけどな、技術残そうとは言ってるけど「亜流、亜流」ってコンプレックスありまくりだし -- 名無しさん (2019-10-20 12:56:35) - 月の呼吸は日の派生に当たるのだろうか -- 名無しさん (2019-12-09 19:08:54) - ちょっと紛らわしいけど始まりの”呼吸”であって剣術の型は縁壱以前からあったんだな。一番後から参加したのに日を元に一から呼吸と型作って不動の二番になった奴もいるけど -- 名無しさん (2019-12-09 20:35:52) - 最終決戦の炭治郎が柱と肩を並べて戦えるくらいの強さだったの見るに呼吸は個人の体質で合う合わないがあるってだけで日の呼吸が最強じゃなくて縁壱が最強なんだな -- 名無しさん (2020-05-18 21:23:21) - 流石に現代には伝わってないかな、呼吸法 -- 名無しさん (2020-05-18 23:32:31) - まず常中とかやってる時点でゴリゴリ寿命削ってそうだが…他作品だとギア2や前借りを常時使い続ける様なもんだろ…? -- 名無しさん (2020-05-19 00:11:24) - 波紋法はむしろ続けることで若さが保てるからむしろ異端まである -- 名無しさん (2020-05-28 16:48:57) - そもそも、波紋って戦闘技術ではなかった気が。無理して体を強くするんではなくめちゃくちゃ健康になって肉体を十全に使えるようにするイメージ。 -- 名無しさん (2020-09-27 20:29:32) - 痣が出るから強くなるんじゃなく、リミッターが壊れた結果、体の異常を示すため痣が出る感じなのかな -- 名無しさん (2020-10-03 12:24:00) - ↑4 善一のじいちゃんや鳴滝さんなど常中が必須の元柱が長生きしてるし、痣出さなければむしろ体機能を100%引き出せる最高の健康法になるのではないかと -- 名無しさん (2020-10-17 18:59:24) - 身体能力を上げる呼吸に関してはそういうものとして受け入れられるけど、元々の型はどういう発想で生まれたものなんだろう。水中戦を想定した剣術…? -- 名無しさん (2020-10-20 20:37:31) - 水の呼吸、最も多くの隊士が使うし、胡蝶カナエの様な思想を持った人が干天の慈雨を編み出したりしたんだろうか -- 名無しさん (2020-10-25 11:17:50) - ↑干天の慈雨って「鬼の側に非常に大きな隙を要求するが」「出会い頭に」「一撃で首を落し」「それを感知すらさせない」という技構造なわけだが、これ炭治郎にその使い方ができないだけで実は不意討ち用の技なんじゃねぇかなぁ…… -- 名無しさん (2020-12-23 16:23:32) - ↑不意打ちできない男だもんね -- 名無しさん (2020-12-23 16:30:30) - 日の呼吸は波紋の呼吸の亜種というか、同じ発想から独自に発展した技術と妄想してみる。医療用に発展したのが波紋で戦闘用に発展したのが日の呼吸…的な。日の呼吸は波紋の呼吸と似た性質を帯びていて、痣の発現による寿命の減少も生命力を波紋の呼吸にあったアンチエイジング効果で相殺されるから縁壱さんだけは長生きできた。 -- 名無しさん (2020-12-23 16:40:33) - あのビジュアルが作画上の演出ってことは、見えるのは第四の壁のこちら側にいる我々だけで、作中の人物達には幻覚としてすら見えてないの? -- 名無しさん (2020-12-23 17:44:57) - サイコロステーキ先輩は結局刀の色変わってないし呼吸適性ないんだったか -- 名無しさん (2020-12-24 14:56:44) - 「終ノ型」つまり明確に「これが最後の手段です」と明示されている型は花しかないのがちょっと意外 -- 名無しさん (2020-12-24 15:51:11) - 結局、日の呼吸はそれ自体が特別なのか、使い手である縁壱が化け物みたいに強いから強い呼吸扱いなのかがよくわからない。まあ、極めればどれだけ動いても疲れない呼吸ってだけで特別感はあるけど、それは日の呼吸が持つ特徴なのか、実は他の呼吸も研究され尽されていないだけなのか -- 名無しさん (2021-01-16 18:02:34) - 作者がジョジョ好き明言しているくらいだし、こうやって読者が関係を妄想するのも大歓迎だろうな -- 名無しさん (2021-01-16 18:29:16) - 断絶した型、残ってはいるが作中に使い手が出なかった型、結構あるのかも -- 名無しさん (2021-01-16 18:40:59) - 地の呼吸も出そうで出なかったね… -- 名無しさん (2021-08-09 21:10:33) - 茶の呼吸ってなかったのかな?「スゥーッ! ハァーッ! スゥーッ! ハァーッ!」 -- 名無しさん (2021-09-21 21:50:59) - ↑茶柱 -- 名無しさん (2021-09-25 18:42:52) - 炭治郎も日の呼吸と水の呼吸混ぜて使ってるし、実は全ての呼吸がマイナーチェンジ版なんじゃかいかまである。バージョン番号の小数点以下2桁目だけ違う感じで -- 名無しさん (2021-10-04 15:33:58) - 全集中・常中で行う子作りとかすごそう -- 名無しさん (2021-10-04 20:22:57) - ↑ 途中、途中から痣出たらもっと... -- 名無しさん (2021-10-04 20:23:28) - 呼吸は文字通り人を鬼のように強くする! -- 名無しさん (2024-05-09 18:21:04) - 水が最も基本的で使い易いってのは技と番号見てると納得。壱〜肆が基本技、陸〜玖が応用技、拾が奥義と習得重要度が段階を経てるのがわかる。介錯技が玖や拾でなく伍なあたりにこの技を開発した剣士の優しさが感じられるのもポイント -- 名無しさん (2025-03-30 21:13:41) - 大分強化の度合いは大きいけど、インターバルトレーニングで最大酸素摂取量上げることでパフォーマンス上がることが分かってるから別に荒唐無稽って訳ではないんだよな。 -- 名無しさん (2025-04-14 12:30:28) #comment #areaedit(end) }

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