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ぼったくり商店(ゲーム) - (2025/06/06 (金) 18:10:23) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){所要時間}:約 27 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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ここでは[[ゲーム]]作品に登場する、「ぼったくり商店」を紹介する。
#openclose(show=▽目次){
#contents()
}
*概要
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まず「ぼったくり」とは「暴利」から来る造語で、動詞としてもボるとかボったくるといった風に使われる。
つまりぼったくり商店とは&bold(){「法外な料金を請求するお店」「本来の金額より高値で売りつけてくる商人」}である。
基本的には交易要素がない、もしくは重視されていないゲームでの語である。
RPGやアクションなどの作品ではアイテムの売買価格が統一されていることが多く、よしんば変動しても(通常店であれば)大きくブレる事は少ない。
[[宿屋]]などの施設の利用料の場合は変動があるとはいえ、大抵は収入やレベル等の難易度曲線に沿っているためこちらもボられるとは感じにくい。
ぼったくり商店はこうした要素を考慮してもぶっとんだ、&bold(){価格の吊り上がり、明らかにプレイヤーの足元を見ている}といったようなものを指す。
なお、プレイヤーに介入の余地が少ないまま被害に遭うからこそ印象に残るので、交易要素の大きいゲームでは目立たない。
(交易系はプレイヤーが取引相手の需要に付け込んでボっているような場合も多い)
また、法外といってもゲームである以上バランスを加味した話であり、例えば序盤と終盤で価格が桁違いに違うというだけではぼったくりとイコールではない。
ぼったくりなのはあくまで価格なので、性能について役に立たないかというとそうでもなく、
中には承知でこのタイミングで購入するのが正解という事もある等、パターンは幾つかある。
**ぼったくり商店の種類
-&bold(){①本来の価格よりも遥かに高値で売りつけてくる}
一番ありがちなぼったくりパターン。
ゲームで設定されている基本価格を大きく上回る金額で売っている。
購入した商品がプレイヤーの手に入ること自体に変わりはなく、そもそも普通に[[ゲーム]]を進めて適正価格を把握していれば騙されにくいのが救いか。
中には価格が所持金限度額近くだったり、演出として「実際には絶対に購入できない様な価格」が付いている事もある。さすがに桁違いなのでこれはすぐに分かるだろう。
-&bold(){②一見適正価格だが、実際に買うと役立たずなアイテムにすり替えられる}
商品リストは一見すると普通なのだが、実際に買ってみると全く役に立たないゴミアイテムにいつの間にかすり替えられているというパターン。
なので本来の意味からすると&bold(){ぼったくりではなくただの詐欺}なのだが、性能の低い商品を正規品の価格で売るという意味では類似パターンと言えなくもない。
悪質な例では「スペック上は表記通りだが装備品なのに1回しか使用出来ず戦闘中に壊れる」「味方にも悪影響」「呪われている等、表記されていなかったデメリットがある」等、使うまで騙されたと気付かないと言うパターンもある。
①と違って単体で見抜く手段がないので被害も大きい。
-&bold(){③言葉巧みにいかにも良さそうなアイテムと見せかけてなんでもないアイテムを売って来る}
「特別な逸品」「あなただけに」などのセールストークで購買意欲を煽って来るが、実際に買ってみると金額に見合わないというパターン。
大抵は①と複合しており、こちらも詐欺に近いタイプと言える。
特にプレイする世界にまだ不慣れなプレイヤーがカモられるケースが多く、次の街で普通に安売りされていてようやく気付いたという事もしばしば。
実際に買うまで商品の実態はわからない事が多い。
いかにも怪しげなキャラが売りつけてくる事が多く、警戒心さえあれば引っかかることは少ないが、こういうのに限って実は意外と有用なアイテムである場合もあるのが困りもの。
なお、「どう見ても高すぎる金額が設定されているが、その金額で購入する以外に入手手段が一切なく、世界観的には適正価格」というパターンや、「買わせないためにぼったくり価格が設定されている」というパターンについてはここでは触れない。
例えば……
-初代『[[ドラゴンクエスト>ドラゴンクエストⅠ]]』のメルキドで売られている「ほのおのつるぎ」と「みかがみのたて」:&br()どちらも本作では断トツに高価で、特にみかがみの盾は唯一の5桁金額((なお14800Gは初代ファミリーコンピュータ本体の定価(当時消費税は導入前)と同じ))。だが、両方ここでしか売ってないうえ、盾はみかがみが最強であり、代替え手段はない。剣は「ロトのつるぎ」が上位互換だが、非売品で入手はラストダンジョンなのを考えると、そこまでのつなぎとしてはぼったくりではない。
-初代『[[ポケットモンスター 赤・緑]]』における「[[じてんしゃ>じてんしゃ(ポケモン)]]」:&br()最大所持金額を上回る値段が設定されているので絶対買えない。次の町で「ひきかえけん」を入手すること前提。
-『[[ゼルダの伝説 夢をみる島]]』の「弓」:&br()ショップでほぼ所持金限度ギリギリのとんでもない高値で販売されているが、これを買わないと先に進めない。このシリーズでは大概市販されておらず宝箱から入手するしかないのだが。
-『[[ファイアーエムブレム トラキア776]]』の「武器全般」:&br()シリーズ他作品に比べ異様に高価で、入手できる資金とコストの釣り合いが取れてないが、どこの店もこの金額でしか売ってない。武器を盗めるゲームであることを考えると買取価格が高価とも考えられる。
-『[[ウィザードリィ>WizardryⅠ 狂王の試練場]]』シリーズの「ボルタック商店」:&br()未鑑定品の鑑定にその売却額と同額を要求するが、そもそも世界観的に店がこれ一軒しか無いので比較対象がない((『V』以降の作品の中には、一部の迷宮内NPCとも売買が出来るものもあるが、個人販売のせいか更に割高である。))。なおプレイヤーからのあだ名は、当然というべきか「&bold(){ぼったくり商店}」。
……など。
*代表的なぼったくり商店たち
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**[[ドラゴンクエストシリーズ]]
なぜか毎回のようにぼったくり商店がどこかで登場する。
単なる演出かと思いきや、意外と有用なアイテムを売っていることもあり、侮れない。
#region()
-[[ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…]] ①
当時のプレイヤーからは絶大な知名度を誇る「アッサラーム商法」が有名。
アッサラームの街の商人からアイテムを買おうとすると、なんと定価の''16倍''という法外極まりない金額を要求される。
とても買えないので断ろうとすると、突然半額に値下げしてくる。それでもなお断り続けると、半額、半額を繰り返し最終的に定価の2倍で落ち着き、ここでも断るとようやく解放される。
これは実際のトルコ周辺のイスラム商人の商売方法がモデルになっているとか。「おお わたしのともだち!」や「わたしにくびつれといいますか?」などの言い回しも印象的である。
最終価格でも定価の2倍なので、ここでアイテムを買うメリットは皆無……と思わせておいて、実は強力な頭防具の「てつかぶと」が&bold(){[[FC>ファミリーコンピュータ]]版ではここの武器屋でしか売っていない}という罠が。
特に「&bold(){[[僧侶]]」と「賢者」にとっては、事実上最も守備力の上がる頭防具((数値上は「はんにゃのめん」(守備力255)が最強だが、常時混乱の呪いのせいで使い物にならないため除外。))}である。
・てつかぶと(守備力16):[[宝箱]]から1個入手できる以外は、ここでの購入か、かなり進めた先での低確率ドロップのみ。
・ふしぎなぼうし(守備力8):ドロップ限定なので運次第……。効果は優秀。
・きんのかんむり(守備力6):一品物の返却用イベントアイテム。一応、持ち逃げは可能。
・かわのぼうし(守備力2):戦力的には厳しいが、他に店で買える物はこれしか無い。「てつかぶと」が無いと、最悪エンディングまでこれで戦うハメになる事も。
こうした事情から、てつかぶとには「定価」というものが存在しない上に、実質2000Gで買っても損しない程度に優秀な装備であるため、この店の利用価値は高い。というか、前作の『Ⅱ』ではもっと割高だった((守備力6なのに定価3150G、また[[サマルトリアの王子]]は装備できず。))ので、前作をプレイした人間には(最大まで値切る必要があるとはいえ)出費に見合うだけの価値が見いだせる頭防具といえる。
あと売却時には1000G相応の値段しか付かないが、上記の様に優秀なので売る必要自体があまりない。
リメイク版ではてつかぶとはアッサラームの次の町で定価で販売される様になったため、ここで買う価値は激減。
代わりに「マジカルスカート((こちらも定価で売る店はあるが、かなり先の町だったり、あるいはそもそも訪れるのが難しい[[すごろく]]場の中だったりする。))」や「きんのネックレス((FC版のてつかぶと同様ぼったくり価格で買う以外の入手手段がない。男性専用で、装備すると性格がバランスの良い「むっつりスケベ」になる。))」辺りが有用な商品になっている。無理に買うほどではないが……。
一方のHD-2D版ではラインナップが一新され耐性防具の「マジカルスカート」や「風のイヤリング」や「炎のイヤリング」、ラリホーの効果がある「ねむりの杖」、集団攻撃用の「やいばのブーメラン」や「ビーストウィップ」等特殊な効果があるアイテム中心のラインナップとなった。値段は最後まで値切れば定価より少々高い程度。
お薦めは「ねむりの杖」。今作は二回行動するモンスターが増えたのでそれをキャンセルするのに有用なので、他の場所で拾えるこれを複数個所持するために購入する価値はある。
ちなみにアイテムの売買とは異なるが&font(b){主人公パーティーがぼったくられかける}イベントがある。
スー東の商人の町が発展すると劇場ができ、ここに入ってから出ようとすると&font(b){店員が出口をふさぎ50000ゴールドを請求される。}
実際には勇者パーティーは商人の知り合いなので支払わずに退店できるが、真に迫る生々しさがある心臓に悪いイベントである。
これでは革命を起こされるのもむべなるかなといったところ。
-[[ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち]] ①、②
ボンモール北の村で「[[やくそう>やくそう(ドラゴンクエスト)]]」を買うと「[[うまのふん>うまのふん(ドラゴンクエスト)]]」に、「はがねのつるぎ」を買うと「[[ひのきのぼう]]」にすり替えられる。
一応実際に買うと支払いも格安で、[[ひのきのぼう]]は10G(適正価格)・うまのふんは2Gしか取られないのだが、特に買うメリットは無い。うまのふんに至っては利用価値も皆無。
余談だが武器屋の[[トルネコ]]が主人公の第三章では&b(){こちら側がぼったくり商店になれる施設やイベントもある}のも特徴である。例を挙げると……
-レイクナバの武器屋の店員のバイトで客が買おうとしている武器を値段が上がったと言って高値で売りつける。(但し低確率)
-防具が不足しているボンモールで防具を高く買い取って貰う。(3章序盤では貴重な稼ぎ場)
-ゴールドを稼いで自分で建てた店で仕入れた商品を1.5~2倍の価格で売り捌く。(&bold(){向かいの武器屋で買った正義の算盤転売は常套手段})
旧作をプレイしていたプレイヤーはどんな気持ちでこのイベントを行っていたのだろうか?
-[[ドラゴンクエストⅥ 幻の大地]] ①、③
シエーナの街のバザーではぼったくり商店が軒を連ねている。ある意味非常にリアル。バザーは2回行われる。
なおここには実はお得な店もあり、ぼったくり商店と言うよりは、単に定価に縛られない自由(すぎる)店が集う場所と考えた方が良いだろう。
実際、ぼったくりに見えても何らかの利用価値はある店も多い……が、本当にぼったくり以外の何物でもない悪質な店もあるので、きちんと比較検討をして安易に衝動買いしないこと。
ちゃんと「安易に買っちゃダメだぞ」と警告してくれるNPCもいる。人の言うことはしっかりと聞く、RPGの基本だ!
#openclose(show=シエーナの露店一覧){
・盾を並べた老人の店
1回目は定価70Gの「かわのたて」を115ゴールド、2回目は定価110Gの「とがったホネ」を130Gで、それぞれ「○○ゴールドでいいぞ」と売りつけようとしてくる。
バザー=安いという固定観念から割安に感じるが、実際はどちらも割高。かわのたてはともかくとがったホネはほとんど使い道がない。
かわのたても上位の品である「うろこのたて」がすぐ手に入るので買う必要はないし、そもそもこの町の防具屋にはかわのたてが定価で並んでいる。利用価値はゼロ。
リメイク版ではバザー終了までの時点でとがったホネを装備できるのがバーバラのみ、仲間モンスターも削除された為、余計に買う意味もない。周回なら尚更利用価値ナシ。
アフターサービスもよろしくなく、購入後の装備は「んなもん自分でしろ」と言われる。
・鎧を並べた男の店
1回目は定価180Gの「かわのよろい」を、「&bold(){通常230ゴールドのところを200ゴールドぽっきり}」と言って売りつけてくる。老人の店と違い、本来の価格すら嘘をついている悪徳商法。(あちらは定価を有耶無耶にしていた)
やはり町の防具屋に行けばかわのよろいを定価で買える。
2回目の時は定価220Gの「かわのこしまき」を、「通常500ゴールドのところを200ゴールドぽっきり」と言って売っているので、売り文句を盛ってはいるもののお買い得。%%商品、微妙だけどね……%%
こちらは忙しいとのことで装備サービスはナシ。実際どれくらい忙しいのかは不明。
・絨毯を敷いた商人の店
「売り切れだと思ったら、1つだけ商品が残ってたよ」
「お客さん運がいいね。最後の一つだから◯◯ゴールドでどうだい?」などと、商品を教えずに購買意欲を掻き立てる手法。
1回目は100Gで「おなべのふた」、2回目は1000Gで「ステテコパンツ」。
かなり微妙だが、期間限定のバザーでしかおなべのふたとステテコパンツは購入することができない。
それぞれ各地で手に入る他、モンスターがドロップすることもあるが、簡単に手に入る以上コレクターならお世話になるかもしれない。
ミレーユとバーバラには序盤から使える盾なので、そこまで見越した周回プレイヤーにも利用価値はなくはない。%%装備してもほとんど守備力上がらないけど%%
購入後再び話しかけると全く同じ手口でまた売ろうとしてくる。
断ると、「うちで買ったことがあるって言わないなんて人が悪いなあ」などと笑って誤魔化される。
また、この商人の息子は、父親がおなべのふたを高く売りまくったことを自慢げに語ってくれる。
子供の無邪気さとは、時に残酷な真実を語るのだ。
・セット販売を行う商人の店
複数の消耗品をセットにしている。ドラクエに限らずRPGでセット販売は珍しい。
1回目は「やくそう」6つと「せいすい」1つを計50G。
通常は8G×6コ+20G=68Gするので、18Gもお買い得。それどころか全部売ると51Gになり、差額の1ゴールドを儲けることもできる。%%そこまで拘る必要はないが。%%
せいすいはともかく、やくそうはたくさんあると序盤は助かるので、1セットはあるといいだろう。
しかし、2回目は「アモールのみず」3つと「キメラのつばさ」1つを計400Gで売っているのだが、通常は120G×3コ+25G=385Gになるので、15Gの損になる。
最初に定価より安く買った事で信用させ、その上で高く売るという、商人としてはやり手の部類に入る。
とはいえ、上のシエーナ⇔アモール間は往復が困難なので「特産品を大量に仕入れ、現地の値段より少し高値で売る」というのは至って真っ当な商売。
下の世界のアモールにいつでも飛んでいけるプレイヤーだからこそ、割高に感じてしまうのかもしれない。
ちなみに、“まとめ買い”が出来ない本作SFC版では、ボタン連打だけでアモールのみずを大量に仕入れられるので、%%アモールのみずの利用価値はともかく%%アイテム屋としては利用価値はあるかも……?
・世界地図を売る商人の店
アッサラームの店に似た値切りタイプの店。
最初は3000Gで売ろうとしてくるが、即自分から値引きし2000Gからスタート、1000G→500G→300Gと下がって行き、最終的には200Gで購入となる。
値切れるのはここまで。ここで断ると「お客さんひやかしだね?」と言われ追い返される。
ビルテ救出後には%%誰も買わなかったのか%%最初から200Gの他、「空飛ぶベッド」入手後には10Gまで下がったところを、「&bold(){今まで地図なしで旅してきたなんて、その根性が気に入った!}」などと言って、タダで貰うことができる。
お金さえあれば途中の値段で購入も可能。
なお、実際の世界地図の定価は不明。とはいえ、プレイヤーにとっての世界地図の価値を考えると3000Gでも十分元を取れるだろう。
リメイク版では商品が「とうぞくのカギ」に変わった。
こちらでは(最終的には)200Gのカギを2000Gで売りつけようとするため、ぼったくりといえる。しかし……
・南東の街外れの店
バザーの準備が遅れてしまったために良い場所を取れなかったという道具屋。バザー開催時のみの期間限定且つ目立たない場所にあるのでなかなか気付かない。
会話イベントの中で取引するのではなく、お店としてのウインドウが開く、いわゆる普通の「お店」として機能。
各消耗品を定価で売っており、目玉商品は「とうぞくのカギ」470G。シエーナ到達時点では高価だが、買ってあちこちの扉を開けて回れば元を取ることができるし、紆余曲折あって結果的に浮いた「せいれいのかんむり」代はこちらに回すと良い。
ところが、リメイク版では利用価値が激減。上記の店にとうぞくのカギを&bold(){より安く}売られ、場所どころか目玉商品まで奪われてしまった。(※値切れば、の話。当然1000G以上で買ったら大損である)
}
また「欲望の町」には、「よく効く薬草」と称してただのやくそうを定価の10倍の80ゴールドで売って来る奴とか、「200ゴールドぽっきり!」とか言いながら退店しようとすると1200ゴールド請求してくる%%無駄にリアルな%%ぼったくりバーなどがある。
-[[ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち]] ②
過去[[ルーメン>ルーメン(DQⅦ)]]で魔物に支配されている道具屋に行くと「ミニミニショップ」なる怪しげな店になっている。
品ぞろえはやくそう・どくけしそう・おなべのふただが、実際に買うと全て「うまのふん」になってしまう。どっちかというと「詐欺」というよりは「悪戯」の印象が強いか。
利用する価値は全くないが、本作でうまのふんを確実に無制限に入手する唯一の手段なので、「全てのアイテムを最大数集めたい!」という%%暇人%%プレイをする場合は、町を解放する前に買っておく必要がある。
-[[ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君]] ①
バザーの開催期間中((暗黒魔城都市出現後に商人たちが催事用の建物の中に移動してからはいなくなる。))のサザンビークに定価の3倍でアイテムを売っているゴロツキがいる。
基本的に買う意味は全くないが、唯一「いのりの指輪」だけは世界中で購入できるのがここだけなので利用できなくもない。
ただ、9000ゴールドも出すほどのアイテムでもないので、上記『3』のてつかぶとほどの利用価値はない。そもそも普通に進めていればここまでに2つ手に入っているはずのアイテムである。
どうしても欲しい場合でも、のちにベルガラックのカジノで交換できるため、基本的に利用価値はない(([[ドルマゲス]]撃破までなら他に入手方法はない…が、[[ドルマゲス]]戦の手前には回復の泉もあり、戦闘中に必要になる程消耗することは基本ない。というか[[ドルマゲス]]の攻撃が激しいのでそんな暇もない))。
「[[ドルマゲス]]を撃破するまでにどうしても豪傑の腕輪((錬金素材に祈りの指輪が必要となる力の指輪が必要、ここからさらにギガントアーマーを早期に作ることもできる))などの装備が複数欲しい」という場合でもない限り、利用するのはオススメできない。
-[[ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人]] ①
カラコタ橋に定価の5倍でアイテムを売っている老人がいる。「特別製」などとほざいているが、他の街で売っているものと何一つ変わらない普通のアイテムである。
別にここでしか買えないものもないので、演出以上の存在価値はない。
また、カデスのろうごくに収監されるイベント中は囚人の一人がアイテムを売ってくれるが、こちらも5倍価格。
もっとも、シチュエーションを考えるとむしろアイテムの調達そのものが困難なので、ある意味ではリアルな適正価格と言えなくもない。
売っているのは消耗品だけなのでやはり特に利用する意味はないだろう。
#endregion()
**[[ファイナルファンタジーシリーズ>FINAL FANTASYシリーズ]]
ドラクエとは対照的にあまり登場しない。
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-[[FINAL FANTASY Ⅵ]] ①
厳密にはお店ではないが、ジドールの町で行われるサブイベント「オークション」でぼったくりが発生する。
名義こそオークションで、実際に主人公たちと[[モブキャラ]]の入札によってどんどん値段が釣り上がってはいくものの、落札価格は品ごとに決まっているため実際には「買うまでに特別な演出があるだけの買い物」である。
出品される商品のうち、魔石2種と「ブレイブリング」は他での入手手段がないor難しいため落札する価値はあるのだが、問題はそれら以外。
世界崩壊前に出品される「てんしのはね」と「てんしのゆびわ」は、世界崩壊後であればそこらへんのお店で売っている。価格はてんしのはねは落札10000・販売6300、てんしのゆびわは落札20000・販売8000。但しこの二つは世界崩壊前にはここで落札するしか入手手段がないためまだマシ。%%そこまでして入手する必要もないけど%%
一番悪質なのが「そよかぜの[[マント]]」で、オークションへの出品は世界崩壊後なのだがやっぱり崩壊後の店に売っている。価格は落札10000・販売7000。てんしのはね・ゆびわと異なり「ここで落札するメリット」というのも特にない純然たるぼったくりである。
ぼったくりとは関係のない余談として、これらの他には「あまりに高額で落札されてしまい主人公たちは入手できない」商品もあるのだが、その落札額というのが500000ギル及び1000000ギル。本作のギルのカンストは9999999ギルなので&b(){貯めようと思えば貯められる額である}。にも拘わらず主人公たちは絶対に落札させてもらえない。
GBA版以降では実際に500000ギル支払って落札できるアイテムも追加されたのだが、他の高額商品は相変わらず入手できない。何故だ。
オークションとは別に世界崩壊前と崩壊後で値段が異なるタイプの品として、魔導研究所脱出後にツェンで買えるセラフィムの魔石もある。
価格は崩壊前3000ギル崩壊後10ギルだが、この魔石はケアルラ、レイズ、エスナ等有用な[[回復魔法]]を覚えられるため、崩壊前の値段が適正で崩壊後に購入するのはちょっとした[[やり込み>やり込み(RPG)]]要素に近い。
アイテムの売買とは別に宿屋でもぼったくりが発生する。
サマサの村は飛空艇直後から行けるがこの時点では村人が排他的で、宿屋に一泊しようとすると1500ギル請求される(支払えば普通に泊まれる)。
この時点でははした金とまではいかずとも目が飛び出るほどの高値でもない金額なので、実際に1500ギル払って宿泊してみたプレイヤーもいるかもしれない。
ストーリーが進むと一泊1ギルになる。両極端。
厳密にはぼったくりとは言えないかもしれないが別パターンもあり、帝国首都ベクタの宿屋は宿泊代0ギルだが、泊まるとランダムで1000ギル盗まれることがある。
こちらは店員が[[盗賊]]風の男で物言いも怪しげなので、最初から避けたプレイヤーもいるかもしれない。
枕探しされるのがイヤなら町の別の場所にある回復ポイントを使おう。
-[[FINAL FANTASY Ⅹ]] ①
珍しく登場する。
一つ目は幻光河で、複数人の商人がいるがいずれも観光客向けのぼったくり価格で売っている。
特別レアなものはないので、ここで買う意味は薄い。
二つ目はグアドサラムで、異界に向かう人に向けてか定価の5割増しでポーションを売っている。
説明文が普通のものと同じなので、注意すれば引っかかることはないはず。
だが、[[キマリ>キマリ(FF10)]]は思いっきり騙されており、「グアドのポーションは良く効くから買っておいた方がいい」という趣旨の発言をする。
まぁ「高いからよく効く(はず)」というプラシーボ効果かもしれないが。
また旅の行商人であるオオアカ屋も基本的にぼったくり価格で販売する。下手すると適正価格の2.5倍で売りつけてくる事も。
しかしこちら側が融資してやると((但しこの時点ではかなりの出費である10001ギル以上))安くなる事もあったり、高すぎると文句を言うと安くしてくれる事もあったりと商売が下手なだけな印象もある。
何よりショップが利用できない場所にも現れたり、主人公一行が反逆者扱いになっても手伝ってくれたりと人のよさからなんだかんだで憎めないキャラとなっている。
#endregion()
**テイルズオブシリーズ
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-[[テイルズ オブ ファンタジア]] ①
オリーヴヴィレッジの雑貨屋の隠し倉庫にあるアイテムを取って帰ろうとすると、店員が飛んできて代金を請求してくる。
値段が数万ガルドな上に正規の値段よりも高く、更に「ルーンボトル」による鑑定が必要なアイテムもあるため、実質的にはより高額になる。
過去の時点での入手なら出費が手痛いが、[[ダオス]]の[[必殺技]]に有効な耐性を持つ「ミスリルメッシュ」など、ぼったくられるだけの価値のあるアイテムもある。
一方で未来では所持金に余裕こそ出てくるが、この時点で価値があるのは非売品の「プリティミトン」のみ。
それもリメイク版のTOPなりダンXでもない限りは人数分揃う上に、耐性や追加効果など手袋は他にも選択肢があるため基本的には不要。
どちらにせよ[[ゲーム]]中では一度しかチャンスがなく、払う払わないにせよ外に出た時点で入り口が塞がれてしまうため、手持ちの資金と相談して決めたいところ。
-[[テイルズ オブ デスティニー]](PS版のみ) ①
[[ハーメンツ村の片隅に子供と奥に宝箱>クソガキ(テイルズ)]]があり、話しかけると「奥の宝箱の中身が欲しい?」と問われる。
ここで「はい」と答えて奥の宝箱を取ると、中身は「オレンジグミ」。……が、その直後子供に帰り道を塞がれて閉じ込められ、&bold(){所持金を全額取られてしまう}(拒否しても「じゃあ一生そこにいれば?」と言われる)。
但し、こちらが一文無しだった場合は「グミを返して」と言われ、更にその前に使うか捨ててしまうと「うわ[[ああああ]]あん!」と泣きながら逃げていく。ざまあみろ
他にもトウケイ城では「通行料を払ってモブにどけてもらう」→「&bold(){行き止まりとぼったくり価格の回復ポイント}(と一応の宝箱)」→「&bold(){帰り道にモブが復活していてまた通行料を…}」なんて罠も。
[[ダンジョン]]に入ってすぐの場所で意味深に分かれ道を塞いでいる辺りがまたいやらしい。
当然、普通に[[ダンジョン]]を出て宿屋に泊まった方が断然安い。
宝箱を取るとしても通行料を一回払ってウイングドブーツで脱出した方がまだマシである。
-[[テイルズ オブ エターニア]] ①
本作では宿に泊まると「その宿の初期設定の宿泊料」と「それまでに訪れた宿屋の中で最も高い宿泊料」のうち高額の方が適用される。
このシステムにより[[ゲーム]]開始直後は10ガルドで泊まれた序盤の宿屋も、以降は[[ゲーム]]の進行に合わせて宿泊料がどんどん上書きされてしまうのだ。
つまりは世界規模でのぼったくり。
その最高値はどこかというと敵の本拠地前の補給基地。その額7700ガルド。脅威の''770倍''である。
しかもこの敵の本拠地は初見こそ勘違いしやすいが実はラスダンでなく一[[ダンジョン]]でしかないため、
一時的に使う事こそあれど[[ゲーム]]全体で見れば使う意義はほとんどないのがクセモノ。
うっかり利用してしまうと全世界の宿屋がこの値段で統一されてしまうため、以降は大変辛い思いをすることになる。
[[ゲーム]]が進めば収入も増やせるとは言えこれは流石に……。
というかここに限らずセレスティアは宿泊料が高すぎ。
独自通貨が流通するジイニは例外的に安いが(レートを考慮すると500ガルド前後)、それ以外では最安値ですら2000ガルド。インフェリアの最高値480ガルドの4倍である。
どうせなら安上がりなアイテムや料理で回復したいところだが、一部サブイベントは2番目に高い宿(3800ガルド)での宿泊が発生条件なので注意。
バンエルティア号に宿泊室を設ければこんな事で悩まなくて済むようになるが、これも設置に大金が必要。
しかも、増設費を安く済ませられるのは[[ゲーム]]終盤にようやく戻れるインフェリアで、それでも30万ガルドかかる。セレスティアで早期に増設した場合は''90万ガルド''。ヨカッタネタッタノサンバイダヨ…。正直、洒落にならない差額をぼったくられる。
その他アイフリードの墓には「地獄の沙汰も金次第」の言葉と共に回復に所持金の数割を要求してくるお地蔵さんもいる。
こちらは[[ダンジョン]]の趣旨的にはどちらかと言えばネタとしての意味合いが強いか。
#endregion()
**ポケットモンスターシリーズ
#region()
-[[ポケットモンスター 赤・緑]]他 ①
おつきみやま前の[[ポケモンセンター]]にいる怪しい「[[コイキング]]」売りのオッサンが有名。
「あなただけに!」とか言いながら500円で雑魚ポケモンを売りつけてくるぼったくり商人の鑑。しかも返品不可。
一応、この世界では「[[ポケモンの適正価格>ポケモンの売買]]」というものがないので判断は難しいが、コイキングはタダで手に入る「ボロのつりざお」でいくらでも釣れる上一番安い「[[モンスターボール>モンスターボール(ポケモン)]](200円)」で楽勝でゲットできるのでやはり詐欺感が強い。
ただ、「スーパーボールで[[コイキング]]を捕まえた」と思えば、そこまで酷い詐欺ではないし、何よりボロのつりざお入手よりもだいぶ早い時期に買えるため、育てれば早期に「[[ギャラドス]]」へと進化してくれる。
このぼったくり商人はアニメ版にも登場を果たしており、[[コジロウ>コジロウ(ポケモン)]]は彼からコイキングを&bold(){3万円}とゲーム版の60倍もの法外な価格で購入したことで当然ながら[[ムサシ>ムサシ(ポケモン)]]と[[ニャース]]から怒りを買うことになった。コジロウの言うところにはモンスターボールも黄金だとのことだが割に合わないことには変わりがない。
これと比較対象になりがちなのがロケット[[ゲーム]]コーナーの景品。スロットの大当たりに期待せずに全部購入したコインで景品ポケモンと交換した場合の金額が結構高めである。
(赤、緑共通&入手容易な景品ポケモン)
-[[ケーシィ>フーディン]] 2400円(緑)、3600円(赤)
-[[ピッピ>ピクシー(ポケモン)]] 10000円(緑)、15000円(赤)
その為「モンスターボール代を差し引いて300円で早い時期に[[コイキング]]を入手する機会を買ったと考えれば、総合的には悪い買い物ではない」という意見もある。
[[ブラック・ホワイト>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]]でも500円販売が再登場。
実際に買うと「コイキングを500円&bold(){も}出して買った」とぼったくりである事を強調するメッセージまで出る。
なお、購入できるのは[[ゲーム]]クリア後だが、過去作から連れてくる(これも[[ゲーム]]クリア後の開放)か通信交換しないと[[コイキング]]はここでしか入手できない事を考えれば、そこまでボッタクリでもない。
というか、この[[コイキング]]は「素早さ」の[[個体値]]が31で固定なので、そこらの野生[[コイキング]]を捕まえるより強かったりする。
-[[オメガルビー・アルファサファイア>ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア]]他、③
「ジュースの値段が他より高い自販機」というのが登場した。
えんとつやまに行くロープウェイ乗り場の自動販売機ではジュース類の値段が他の&bold(){2倍}になっているのだ。
現実でも山の上などで輸送費がかさむため、値段が高いという自販機があるのでそういうイメージのネタか。
以後のシリーズも時々ジュースを1.5倍から2倍の値段で売られている場所が登場するようになったが、
そもそもジュース類が「店で売られている傷薬類よりコスパが良い((参考:『オメガルビー・アルファサファイア』のジュース類で一番安い「おいしいみず」は基本200円で50回復だが、同じ50回復で店売りの「いいキズぐすり」は700円もした。まだロープウェイの自販機の2倍の値段(400円)で買った方がいいキズぐすり購入よりコスパが良い。))」という代物なので、実害は小さかったりする。
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**[[ゼルダの伝説シリーズ]]
町をまたぐと割とアイテムの販売価格が変わって来るため、「適正価格」の判断は難しいが、それでも明確に詐欺目的で販売している悪徳商人も何人かいる。
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-[[ゼルダの伝説 時のオカリナ]] ①、③
①は[[デクナッツ]]族の敵キャラであるアキンドナッツを倒すと、アイテムを売ってくれるが、どれもこれも一般価格の2倍程度と高い。
まぁ元が敵キャラなので納得できなくはないし、[[ダンジョン]]奥などに出てくるものなどはまあしょうがないかと言えなくもない。
但し「アイテム所持数を増やしてくれる」「[[ハート]]のかけら」のアキンドナッツは代用ができないので、高くてもお願いするしかないし、金の使い道が少なくてまずそこまで金に困らない為、ぼったくりとは言い難いかもしれない。
もっとも、極論いうと本作はその辺の草を切ったりや石を砕けば簡単に消費アイテム([[ハート]]や矢など)が入手できるうえ、
高価に売られている魚なども探せばその辺で捕まえられるので、デグナッツどころか各町の普通の店主が経営している店なども
「ただで入手できるものに金を吹っかけてくる」と思えなくもないのだが…
(実際、本作の取扱説明書p.34に「ルピーのムダ遣いに注意!」として&b(){高価なアイテムに限ってあとで別の場所でタダで入手できることが多いよ}という説明がある。)
スタッフも店の意義にかかわると思ったのか、次作『ムジュラの仮面』では消耗アイテムが初日に戻るたびに0になるので、店で買うのも一理あるようになった。
③に当たるのはゴロンシティのチュウゴロン(寝そべって壁から顔と手を出しているでかい個体)の店。
ここで「巨人のナイフ」という両手剣(盾が使えない)が200ルピーで売られており、攻撃力はマスターソードの2倍でリーチも長い。
…が、数回切りつけると折れてしまい、以後は威力もリーチも最弱と化してしまう。(チュウゴロンに話しかければまた購入できる)
わらしべイベントで入手する上位互換(威力とリーチは同等で折れない)の[[ダイゴロン刀>ダイゴロン刀(ゼルダの伝説)]]を考えなくてもぼったくりの範疇だろう。
-[[ゼルダの伝説 ムジュラの仮面]] ①
ミルクロードにあるゴーマントラックでは「特別なミルク」を50ルピーで販売している。
曰く、「他のミルクは水で薄めていて飲めたものじゃない」との事だが、実際の効果は他のものと全く変わらない普通のミルクである。
むしろ説明文を見る限りではこちらの方こそが水で薄めた阿漕な代物。
そもそも、ミルク自体が他の店だと20ルピー程度で売っているし「エポナの歌」があれば牛からタダで無限に手に入れられるので完全な詐欺である。
なお彼らがネガキャンしている[[ロマニー]]牧場の方は、飲むと三日間魔力無限になれる本当に特別なミルク「シャトー・ロマーニ」を出荷している。
3DS版では特別なミルクにそこら辺の土と草を混ぜた「あやしいミルク」を[[ダイゴロン刀形式>ダイゴロン刀(ゼルダの伝説)]]でゴーマン座長に届ける追加イベントが存在する。
「あやしいミルク」自体は非常にデンジャーな代物なのだが、座長によると好んで飲んでいるらしく「なんともいえない味がする」との事。
またクロックタウンには「マニ屋」という故売商の店があり、ミルクロード入り口付近にいるタックリーというモンスターにアイテム(剣・盾・空きビン)を盗まれるとここに並ぶ。
盾以外は非売品であるし剣が大妖精以外は50ルピーなどそこまで不合理な値段はつけられておらず、盾も雑貨屋で買うと80ルピーのところ20ルピーなので一見破格だが、元を正せば自分のものを盗んで売り付けてくるのだから詐欺に近い((ゲーム内においてマニ屋主人は盗品を仕入れる際に「善意の第三者(盗品ということを知らないで買っている)だから罪はない」とやけに生々しい理屈で正当化している。))。
そもそもこれらのアイテムは時の歌で初日に戻れば無料(銀行に預けてない金は消えるが)で取り戻せるのだから、わざわざ金を出す必要もない。
……盾は[[ライクライク]]に食われた場合にはここには並ばず普通の店で買うことになるが、その場合でも初日に戻れば手元に戻るので、盾を売る店全般がぼったくりの気がしないでもない。
ちなみに、初日にバクダン屋のおかみさんがボム袋を盗まれた時にはマニ屋にボム袋が並ぶ(100ルピー)が、バクダン屋に並ぶ時(90ルピー)より10ルピー高い。
極端な差ではないのでぼったくり感はあまりないが、主人はこれを仕入れるときに盗人の足元を見て50ルピーで買い付けており、なかなかにえぐい。
-[[ゼルダの伝説 風のタクト]]①
タウラ島のバクダン屋は、店長のキャノンが明らかに客を見下している上に番安いアイテムでもリンクの所持金限界を超えているので絶対に買えないという詐欺ショップ。
だが、テトラ率いる海賊団が海の精霊・ジャブーの手がかりを見つける事を目的としてタウラ島を訪れてからはキャノンが囚われてしまった挙句、売り物のバクダンも海賊に盗まれてしまう((この時「海賊相手に吹っかけるなんて良い度胸してる」と評されているところを見ると、どうやらテトラにもリンクと同じ態度を取って怒りを買ったらしい))。
リンクが最初に手に入れるバクダンはこの盗まれた物であり、海賊の下っ端兼リンクの自称兄貴分のニコとのミニゲーム(とテトラの恩情)で貰える。
この災難がよほど堪えたのか、[[プロロ島]]でジャブーを見つけてからはリンクに対してへりくだった態度を取るようになり、バクダンも普通の価格で売り出されるようになる。
-[[ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス]] ①
城下町にあるセレブショップは、店員が明らかに客を見下している上に一番安いアイテムでもリンクの所持金限界を超えているので絶対に買えないという詐欺ショップ。
一応、「買えないだけでアイテムとしては一般品より高級」という可能性もなくはないが、後述するようにそれは考えにくいだろう。
しかも、そのままでは入店できず店の入口で靴磨きの少年にルピーを払って綺麗な足にならないと門前払いされる。%%「綺麗な足」を勘違いしてアイアンブーツを履いて入ろうとした人は絶対いるはずだ%%
サブイベントを進めると、村の少年であるマロがこの店を買い取りマロマート城下町店としてリニューアルオープンする。
品ぞろえは同じだが、以前とは対照的に平均的な価格よりも割り引いて販売してくれる優良店。目玉の「マジックアーマー」もようやく購入できるようになる。
-[[ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム]] ①
[[カカリコ村]]の防具屋では静音効果のある忍びスーツシリーズ、鍛えれば骨武器特効が付く夜光シリーズと有能な装備を扱っているが、初来訪時は全て1部位5000ルピーとかなり高額にされている。前作では高い部位でも1000ルピー未満だったため明らかに高い。
希少鉱石を掘ったり料理を売りまくるなど金策に走れば稼げない額ではなく、実際に購入はできるものの、なまじ有能な装備だけに一見するとこちらの足元を見た価格のように見える。
ただ、店員と話すと「瘴気で弱った母の治療代のため」と高額化の理由を明確に述べる。
このためミニチャレンジで瘴気回復効果のある料理を渡して治療すると前作同様の適正価格に戻り、さらに5000ルピーで買っていた場合は差額を返金してくれる。
詐欺ショップというよりは、必死さが裏目に出たことでぼったくり同然になった珍しい例だろう。
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**その他のゲーム
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-[[クロノ・トリガー]] ①
現代メディーナ村は生き残った魔物たちが暮らす村であり、当初は人間に敵対的であるため、店や宿屋に入ると店員が襲い掛かって来る上に、商品価格も上乗せされている。
なお、「人間相手に誰がまともに売ってやるか」的な発言もあるので、詐欺というよりは完全な嫌がらせである。
ちなみに倍率は変動するが、最低値の5倍でもかなりのぼったくりで、''マックスは250倍''(上限65000G)と数あるぼったくり店の中でも有数の悪質さを誇る。
宿屋は一泊200ゴールドと泊まれないこともないが、やはりこんな金額を出す理由はないだろう。
但し終盤近くの武器防具が用意されているため、この時点で買えれば非常に強い。
もう少し後になるとぼったくられても痛くも痒くもないほど稼げる手段が出てくるので、ここで装備をしっかり整えられる。
村の外れに暮らすボッシュのところなら、まともな価格で売ってくれるので消耗品などはこちらを利用するといい。
終盤にサブイベントをこなすと人間に友好的な村だったことになり、アイテムは25%引き、宿屋は10ゴールドで泊まれるようになる。
もっとも、その頃には型落ちアイテムばかりなので演出以上の意味合いは薄いが(一部消耗品のまとめ買いに使えないこともない程度)。
-[[ルドラの秘宝]] ①
リザの章1~2日目の人工島バベルと、各章に登場するさすらいの商人ヌークの店が該当する。
人工島バベルの場合は汚染されていない空気をエサに、武器・防具・道具屋の代金が4倍になるほどの税率がかけられているので、到達時点では買い物できたものではない。
がんばってラグを溜めたところで買えるものは普通の品でしかないため、どうしても手に入れたければストーリーの流れでボスを倒して市長からこの街を解放する必要がある。
別に買い物しなくても装備より戦術で何とかできるタイプのボスなので、良いことした後でありつければいい。
ヌーク経由の買い物もいつもの4倍の値段になる。消費アイテム「スピリット」に限り、一回買うたびに値段が100ラグずつ加算される。
この項目的には①の典型例だが、スピリットの入手先はココ限定な上、&bold(){その主人公の章で売ったアイテムを他の主人公の章で買うことができる}という唯一無二の特性を持つ。
つまりはアイテムの交易が可能なのでこの値段設定。この[[ゲーム]]は地味に「この章だと買えない・拾えないアイテムがある」「最終章には突入した際の主人公の章のデータが反映される」
といった特性があるため、うまく使えば[[ゲーム]]を楽にしてくれることもある。難点は価格よりもむしろ、主人公によって利用可能タイミングが限定されていること。
-[[サガ2秘宝伝説 GODDES OF DESTINY>Sa・Ga2 秘宝伝説/サガ2秘宝伝説 GODDES OF DESTINY]] ①
数種類登場するお助け[[スライム]]の1体である「スライムファット悪魔」が該当。
プレイヤーが売りさばいたものだけを陳列し、買い取ると在庫から消える。
そしてぼったくりポイントとしてはまず、定価の1.25倍の価格で売りつけてくる。
さらに買取までこの姿勢は徹底しており、通常の店の0.5倍の安値で買い叩かれる。
しかしこれにはわけがあり、周回プレイができるようになった本作では、彼へ売ったものは&bold(){次周でも買い戻せる}からだ。
真に問題なのは非売品を売った場合。
なんと売却価格から割り出せる&u(){相場価格を完全に無視}して、2倍近い値段などの独自の価格で売りつけてくる。
非売品を引き継がせようとするこちらの心理はしっかりと掴んでいる。そのため通称は「密売人」。
次作[[サガ3時空の覇者 Shadow or Light>時空の覇者 Sa・Ga3【完結編】/サガ3時空の覇者 Shadow or Light]]でも武器修理屋として登場するが、そちらでは定価であることを毎度毎度強調してくるし、実際一切ぼったくり価格はなし。
プレイヤーへ刻まれた印象を払拭せんとする様子は&s(){他人事ながら}かなり大変なようだ。
-[[サガフロンティア]] ①、③
まずはすべての主人公で利用できる場所から。
クーロン裏通りの建物の陰を通って行ける袋小路に白衣の男がおり、話しかけると「やあ、いいものあるよ。」と詳細不明のアイテムを400クレジットで売りつけてくる。
いちど断ると「次は倍の値段になってくるかもよ。」と煽ってくるが、さらに断ると交渉決裂。
……と思いきや、いちどマップを切り替えてから戻ってくると、同じ調子で先程の半額でアイテムを買わないか持ちかけてくる。
これを繰り返せば最終的に50クレジットにまで値切れる。
そうこうして購入できるアイテムは、メカ専用の装備品である裏メモリボード。
メカに装備させると知力(INT)が伸び、多数のプログラムを同時に扱えるようになる。
裏メモリボードは同系品の中では知力上昇値は控えめだが他の下位互換ではなく、プログラム「ウイルス」との組み合わせでメカ特効の技が使えるユニークな性能がある。
即決して400クレジットで買ってもそこまで悪い買い物ではないが、とくに序盤は懐事情がきびしいので交渉して出費を抑えたいところ。
なお、仲間にメカが加入しない[[アセルス]]編および[[エミリア>エミリア(サガフロ)]]編では完全なる無駄遣いとなる。
他にはT260G編のオープニングイベント中に滞在するリージョン「ボロ」にて、よろず屋がぼったくりアイテムを扱っている。
主な売り物である傷薬などは適正価格なのだが、品揃えのいちばん下に重火器系の武器アイテム「粒子加速砲」「破壊光線銃」があり、どちらの価格も驚異の10000クレジット。
しかも品物にカーソルを合わせると「偽物です」「故障品です」と説明される始末。
ボロの住民は超古代文明の戦争でできたクレーターから遺物を発掘して生計を立てているという設定なので、これらはフレーバー的な品物である
……と思うかもしれないが、&font(b){10000クレジットを用意できれば普通に購入でき、どちらとも正常に作動する。}
要するに価格が高いだけの通常のアイテムであり、偽物でも故障品でもなんでもない。
ただしボロにいる間はパーティーはT260Gと[[ゲンさん>ゲン(サガフロ)]]の二人だけ、かつ装備品の入手も制限されるのでここで10000クレジット貯めるのは相当なやり込みである。
&font(#CCCCCC,l){そしてそんな条件下で戦い抜けるプレイヤーなら重火器の一丁や二丁なくたってどうにでもなる}
さらに粒子加速砲、破壊光線銃ともクーロンの重火器店なら半額以下で買えるので、頑張ってボロで購入する意味ははっきり言ってない。
というか両方ともメカ系の高ランクの敵がドロップするので、所持金10000クレジットに到達する頃には買わずとも既に手に入れている可能性まである。
-[[マリオストーリー]] ①、③
本作では店によって価格が違うのが普通((例えば基本回復アイテムの「キノコ」は最初のキノコタウンの店では5コイン、次のノコノコ村で4コイン、その次のカラカラタウンでは3コイン。))なので、単純に「他より高い」ではぼったくりか微妙なのだが。
不親切と言って差し支えないものだと、終盤に地下水道を進めていると、「ボッタクール」なる名前からして怪しすぎるオッサンが「64コインで良いもの買わない?」と商品名も告げずに買うかどうか選ばせる怪しい店がある。
しかし実際に買うと貰えるものは貴重な「ほしのかけら」。普通は非売品なので、64コインという高値でも詐欺ではない。
が、続けて買うといきなり「きんきゅうキノコ」にランクダウン。レアといえばレアだが、64コインという高値には見合わない(他の店では25-50コイン)。
諦めずにさらに買うと、3つ目はなんとレアなバッジ「ヤッツケーレ」。ここでしか手に入らない限定品である。
以下、何度も続けて買うと、最終的に10個目でほしのかけら3個、ヤッツケーレ1個、きんきゅうキノコ1個、てきヨケール1個、キノコ1個、スーパーキノコ1個、しなびたキノコ2個が購入できる。
一応限定品であるほしのかけらとヤッツケーレが買えるので完全な詐欺とは言えないが、特にキノコ系アイテムは64コインには見合わないので詐欺感が強い。
なお、11個目以降はしなびたキノコしかもらえないので以降買うメリットは皆無である。
また、クッパ城の倉庫では友好的なクリボーがアイテムを売ってくれるが、いずれも他の店で買うよりも高く、全体的にぼったくり感が漂う。
但し、この店は[[ダンジョン]]の奥にあることと、逆に高値で売れるアイテムもいくつかあり、単純なぼったくりというよりは物価そのものが違うといった印象。
(続編の『[[ペーパーマリオRPG]]』でも100階[[ダンジョン]]に出てくる「ダマス」という行商人の店は地上に比べて価格が高い。なお、こちらは売却不可。)
-[[どうぶつの森シリーズ]] ①、②
初代からの皆勤賞キャラとして悪徳商人の[[つねきち>つねきち(どうぶつの森)]]がいる。やけに馴れ馴れしい口調に加えて店の見た目や[[BGM]]からしてなんだか不気味だったりと、明らかに胡散臭い。
珍しく「他所で購入するよりも高額」と「偽物を売りつけられる」の2パターンに該当する。
ぼったくり商店ではあるものの、後述の理由でコンプリートには必要不可欠というある意味一番嫌らしいポジション。
高額のパターンとしては、[[タヌキ]]商店で売られる家具を割増の値段で購入することが可能。
[[タヌキ]]商店で購入できる場合はこちらで購入するメリットは無いが、[[どうぶつの森シリーズ]]では基本的に店に並ぶ商品はリアル時間で日替わりのランダムであるため、なかなか目当ての商品が[[タヌキ]]商店に並ばないことも多く、ぼったくりとわかっていてもこちらで買わざるを得ないことも。
『[[あつまれ どうぶつの森]]』では、自分の島では手に入りにくい色違いの家具((商店で販売される家具は初めてプレイした時にランダムで色が決まる。店売りの家具は、パニーの島でのリメイクでしか色を変更できず、つねきちやリメイク以外の入手法では、時折飛んでくる風船を[[パチンコ]]で割ったり、SNS等で募集を掛けて他の人の島を行くか送ってもらう等、手間のかかる方法しかない。))も扱っているため、美術品のコンプリートを兼ねて彼のお世話になる人も多い。
偽物のパターンとしては、『[[おいでよ>おいでよ どうぶつの森]]』以降では店に並ぶ美術品に贋作が並ぶことがある。
美術品は基本的にはここ以外に入手方法がなく、博物館に寄贈することで展示されるため、コンプリートを目指すならばリスクを承知で購入しなければならない。
『町へいこうよ』までは鑑定するまで判別不能なので完全に運ゲー。
『[[とびだせ>とびだせ どうぶつの森]]』以降はグラフィックで判別できるようになっているが、判別するにはリアルの芸術品知識と手間が必要となる。
偽物は売却不可能だったり家に飾ると家の評価が下がる等良い事無し……なのだが、中には偽物であることを知りながら「本物より面白いから」「雰囲気作りのため」と購入するプレイヤーもいる。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){『あつまれ』では夜になると外見が変化するホラーチックなものも……。}}
これ以外だと、一般イベントでモブ動物が話しかけた際に「家具を買わないか?」と聞くものがある((パターンは色々あり、「お店屋さんごっこ」として5つの商品を次々あげ、どれか1つを買わせる(4つ目迄断ると5つ目を強制購入)。お金が必要だからこれを自分の言い値で買ってくれと頼むなど。))が、価格が定価より圧倒的に値段が高かったり安かったりがざら。安いパターンもあるのでぼったくりというより価値を分かっていないだけなのだろうが…
-[[聖剣伝説2]] ①
商人ネコのニキータは一般的な店の&bold(){2倍}で商品を売っている。
本来は個人店を営んでいるのだが、いくつかの[[ダンジョン]]や旅先に出張して路上販売をしており、ぼったくり価格であることは自分から言及しない。
戦闘不能を回復する「天使の聖杯」や、中盤までは貴重なMP回復手段である「魔法のくるみ」は元々値が張るので、気付かずに高額品を買ってしまった場合はご愁傷様である。
ただ同じアイテムは4個しか持ち運べないので、ボス近くで消費したアイテムを補充できるメリットはある。
「まんまるドロップ」など元が安価な回復アイテムなら倍になっても大した損失ではないため、宿代代わりだと思って買ってしまっても問題はない。
倍の価格であっても欲しい時は欲しいものだし納得できなくはないだろう。
あちこちで出会う上にセーブまでしてくれるわけだし。
………が、ニキータのぼったくりが一番発揮されるのは''最後の滞在地''。
ここでは普段のラインナップに加え、ここでしか買えない店売り最強の防具(プロテクター・ニードルヘルム・ガントレット)を取り扱っている。
本来の価格はゲーム進行に沿った許容範囲の曲線を描いているのだが、ニキータは元の価格が倍になる仕様上、&bold(){ニキータからしか買えないのに暴力的な価格に吊り上がっているのだ。}
1ランク下の店売り品(これも高級品)からさらに2~4倍、&font(red,b){三人分購入すると総額約40万ルク。}
%%「世界の為に死地へ向かう主人公たちにせめてもの支援ニャ…」と涙ぐみながら、このやり方%%
これ以上の性能は全て非売品な上、金の使い道もここと武器強化だけになる。買うかつっぱねるかはプレイヤー次第。
厄介なのが&bold(){ぼったくりな価格ながらそれに見合った性能はしっかり持っている}こと。
直後の[[ダンジョン]]で出現するモンスターがどいつもこいつも''型落ちの防具では丸腰同然(かの三種は型落ち防具の1.8倍の性能)''キチ火力で殴ってくるため、ぼったくり価格であろうが買わなければ死神との旅になること必至である。
逆にこれらを揃えるとグリフォンハンドの恐怖ともおさらばでき、[[ラスボス]]戦まで通用するほど高性能。
&s(){コイツこの大一番で思いっきり足元見やがって}
余談だが最後の滞在地はNPCが大量にうろついているためキャラ数オーバーでニキータが表示されない事がある。&s(){本当に厄介なやつだ}
移動して画面をスクロールさせたり調整して再表示させよう。
『LOM』の方のニキータもかなりがめついが、主人公「だけ」に対しては意外とまともな(金は要求するが、きちんと仕事をする)対応。
-[[チョコボの不思議なダンジョン]] ①
[[ダンジョン]]の途中で登場するジャニターの店では、割高でアイテムを取り扱っている。
割高とはいえマップカード・不思議なしおり・ツヤ出しクリームが買えるのは大きいので、多少ぼったくられてもかなり多くお世話になるだろう。
そんな中である意味最大の目玉は「おいしい実」という実・タネ系アイテム。
一見なんの変哲もないアイテムなのだが、実はHPが最大時に使うと最大HPが1増加するという、つまり[[ドーピング]]アイテム。
それが少々割高とは言え無制限に買えてしまうのだから[[とんでもないことになってしまった>バランスブレイカー(ゲーム)]]。
本作では所持数制限が厳しいので買わずとも持ち物整理にも役立つが、未識別品は1ギルでしか買い取ってくれない。
-[[チョコボの不思議なダンジョン2]] ①
シドタワー(1回目・2回目共通)の10Fでは、自販機の存在するエリアで「タコのエキス」がチューチュータコカイナなる名称で販売されている。
価格は3000ギル。タコのエキスの適正売価は250ギルであるため、純然たるぼったくりである。
……但し、裏を返せば(特に難度の高い復活[[ダンジョン]]時にて)3000ギルあれば回復アイテムを中途補給できるという考えも可能であり、
またタコのエキスはモンスター村のシェフ・ラ・トンベリ絡みのイベントを進行させるために必要なアイテムでもあるため、
そこまで悪質な措置とも言えなかったりする。
-エルナード ②
厳密には武器生産を産業としているベレーネの町の鍛冶屋が自作した剣を直接買い取る形であり、1000ゴールド、4000ゴールド、5000ゴールドで売買できる鍛冶屋がある。
1000ゴールド(しんくうけん)、5000ゴールド(ムラマサ)の鍛冶屋は当たり(但し、しんくうけんは既に型落ちの性能)なのだが4000ゴールドの鍛冶屋がかなりのくせ者である。
ここで売りつけてくるのは最低性能の銅の剣(買取価格50ゴールド)である。1000ゴールドの鍛冶屋で試しに購入して味を占めて、高い鍛冶屋ならもっといい武器が手に入ると思い、ここで購入するとまんまと引っかかってしまう。
更にここで疑心暗鬼になってしまい、この時点でも優秀かつ妥当価格のムラマサを買い逃してしまう可能性もあるという厄介なぼったくりである。
-太閤立志伝シリーズ ①、②、③
初代ではミゲルスーザと大和の鉄砲鍛冶が該当。
信長からの主命で鉄砲購入時、通常の鉄砲鍛冶に製造を頼むと最長2ヵ月かかる上に700丁しか入手できないがミゲルスーザは品切れでない限り1000丁、大和は在庫切れ無しで700丁を即時用立ててくれる。
……言うまでもなくどちらも偽物であり鵜呑みにして購入すると信長から大目玉を喰らわされる事となる。
一応、どちらも利用価値がありミゲルスーザは南蛮品購入時はまっとうな商売をしてくれるし稀にだが本物を1000丁用立ててくれる事もある。
大和に関しても下働き(バイト)の時なら労力を消費せずに容易に稼げる場所として有用となっている。
Ⅱでは主命時に各地にランダムで現れる闇商人が該当する。
主命で調達命令が出されている品物を比較的安い相場で用立ててくれるが、実際は偽物などの理由で信長から大目玉を喰らうと言う訳である。
今作は同行者がいれば詐欺を見破って通常の取引をしてくれたり、3回取引するとそれ以降は詐欺商売をせずにそのまま普通に用立ててくれる等解っていても騙されるメリットもある。
また、シリーズ通して商人全般がぼったくりが多く、「身分が低いと未鑑定品をバカ高い値段で買わされ、鑑定したらゴミアイテム(初代)」だったり未鑑定のアイテムを大金で売りつける商人((一応、ここでしか入手できないアイテムもあるが大抵は価値の低いアイテムを売りつけられる。))、馬100頭と偽って鹿100頭を売りつけてくる商人(本当に馬100頭の場合もある)が3以降の作品で登場している。
ちなみに商人が売りつけてくる価値の低いアイテムの中には、価値0の刀剣「竹光」、価値0の茶杓「耳かき」など、なぜ見抜けないのかと突っ込みたくなるようなものも存在している。
-桃太郎電鉄シリーズ ①、③、その他
お金とか物件購入がメインの[[ゲーム]]のため、ぼったくり商人たちの手口や効果もバラエティ豊か。
貧乏神の悪行に、勝手にぼったくられて2倍の値段で何かのカードをどこかから買ってくるというものがある。費用は当然プレイヤーが支払うのねん。
大きな お世話だ!
ただ、もの自体はいいカードが多く、場合によっては逆転の一手に繋がることもある。
貧乏神の悪行の中では比較的マシな方で、持ち金がマイナスの状態……つまり売れる物件がないときはむしろラッキー。
ピンポイントで必要なカードを買ってきた場合は「敏腕秘書」扱いされることすらある。稀なケースだが。
少なくとも「デビルカード」や「ウィルスカード」のような明確なマイナスカードを買ってくるようなことはないのは救いか。
ただし「銀河鉄道カード」などの高額なカードを倍額で買わされるとかなりの損害となるため、安い物件を半値で転売されるより実は危険度の高い悪行だったりする。
いずれにしろこの悪行でカードを充実させて上位プレイヤーに追いつくのが大事である。
作品によっては勝手にローンを組んでくることも。ローンで買うと割高なため、ちょっと損する。
[[キングボンビー]]もローンを組んでくることがあるが、物件をほかの人に渡してしまう。
また、[[スリの銀次]]が所持金の4分の1の値段のピザを売りつけてきたり、怪しい美術品を売りつけるブローカーに遭遇することがある。
ブローカーについては一応当たることもあるので、むしろ投資に近い。
『Ⅲ』では闇のバイヤーが1億円の未購入の物件を買わないかどうか誘ってくるイベントがある。物件の種類は分からないので1000万円の安い物件のこともあれば1億円以上のこともある。『令和』では同様の行為をしてくる名産怪獣ダイカーンが登場。こちらは運が良ければ300億円するサッカースタジアムが買えることもあるので、かけてみてもいいかも。大体は5000万円の水田だが…。
作品によっては[[キングボンビー]]がぼったくりでカードを売りつけてくる悪行をしてくることがある。
しかしその内容は&bold(){①②③のどれにも該当しない。}
唯我独尊の権化たる彼にしては珍しく定価で売りつけてくるのだが、問題なのはその数。
プレイヤーが所持できる数をはるか超えた量を纏め売りして、当然持ちきれないので余った分は全部捨てるハメになり、キッチリと売りつけた代金は請求するという新手のぼったくりである。カード枠からあふれたカードをまとめて捨てられる選択肢もしっかり装備してある心折設計である。((なお、カードをすべて捨てる悪行もあるため、山盛り買うだけ買わせてすべて投げ捨てるまでが彼のルーティンである。最悪だ。))
-風来のシレンシリーズ ②
このシリーズでは、[[ダンジョン]]内の店でアイテムを売買できるが、未鑑定品であっても正体がわからない。
中には明確なマイナスアイテムも売っているが、基本的にこれは''鑑定もせずに買う/使う奴が悪い''とされ、ぼったくりと言われることはまずない。
値段だけは未鑑定であっても固定なので、「店の売り物の値段を見て未鑑定品を推定する」というプレイングが非常に重要。
……が、そんな仕様を逆手に取ったのがいわゆる[[偽物道具>偽物道具(風来のシレン)]]。
本来の道具と絶妙に間違えやすい名前と、''全く同じ価格設定''によりプレイヤーを混乱させる。効果の方はほとんどギャグでありまともに機能するものは数少ないため、流石にこれに引っかかるとぼったくりと叫びたくなる。
ちなみに本シリーズにおいて最もぼったくり屋なのは店主や行商人ではなく、この偽物道具の1種である。その名もズバリ「&bold(){召介状}」
「紹介状」の偽物でありその効果は「読むか高級店の店主に見せると全所持金と引き換えに大きいおにぎり1個が手に入る」というもの。…&bold(){&color(red){全所持金と引き換えに}大きいおにぎり1個が手に入る}。
懐事情などひとかけらも考慮せず、たとえ数十ギタンしかない極貧だろうと[[カンスト]]したセレブだろうと大きいおにぎり1個で所持金が底をつく。
おまけに読んだり見せたりした時点で効果が出るため&bold(){キャンセル不可}。説明文にはギタンの消費額なんて書かれていないためうっかり引っかかって泣きを見た風来人は多い。
なお、大きいおにぎりは1個300ギタンであり、所持金がそれ以下だとぼったくりには当たらない。だからどうしたと言われるとそれまでだが。
他にギタンをダイレクトに攻めるアイテムに「金滅の巻物」があるが、何も買わないのでぼったくりとは言えない。
-[[ブレスオブファイア 竜の戦士]] ①
このゲームでは各地のお店に「割引・割増率」が設定されており、同じ商品でも店ごとに値段が異なっている。
もちろん安い店で買物するのがお得なのだが、中には割増のぼったくり店でしか買えないアイテムもあり、おまけに「定価でさえ高額な物を3割増で購入することが必須」なストーリーイベントまであったりする((ただしその前後で現金がもらえるイベントが複数用意されており、プレイヤーが自力で全額用意する必要はない。))。
なおこれらはこちらからアイテムを売却する際にも適用されており、この場合は逆に割増店の方が有用となる。
……が、何故かGBA版では売却時のみ価格変動が起こらなくなった。
この他、仲間の一人「マニーロ」の個人アクション「フリーマーケット」でアイテムの売買が可能。
行商人が持ち込んだアイテムを買ったり、こちらのアイテムを売り付けたりできる。売る際には価格を釣り上げてぼったくることも可能。
逆に買う時に値切ることも出来るが、拒否されて帰ってしまうこともある。
このフリーマーケットでしか入手できないレアアイテム(一部メンバーの最強装備なども含む)が出てきた時に帰してしまうのは勿体ないので、この場合は下手に値切ろうとせずに即買いを推奨。
-ドカポンシリーズ ①・③
ボードゲーム+RPG+[[友情破壊ゲーム]]というテイストのこのシリーズ。
熾烈な妨害合戦上等の設計をしており、NPCにも&s(){開発者の悪意である}意地悪なキャラクターが多く登場する。
とりあえずぼったくりとも言えるのはまず行商人が挙げられよう。
非売品や貴重品を販売してくるが、倍額で売りつけてくることがある。
ただし半額や、作品によっては1ゴールドというタダ同然のたたき売りもするので、トータルで見ればまだ良心的かつ平均的。
品物によっては倍額を支払う価値があることもよくある。
本格的にぼったくりを仕掛けてくるNPCとしては「セールスマン」がいる。
行商人とは似て非なる存在であり、値段が&bold(){ボス討伐賞金と同額}という詐欺みたいな値段になっている。
品物は行商人のそれと同じだが、さらなる問題点として&u(){&color(#F54738){何を買わされるか支払うまで判らない}}。
たいがい正真正銘の詐欺である。
さらに始末の悪い例は「ブラックJ.J.」。
こちらは施設で治療できる(=対応する回復アイテムがない)状態異常を旅先で治療してくれるが、
その治療費が上記のボス討伐賞金の2倍だからたまらない。
どれくらいのぼったくりかというと、&color(#F54738){死亡して所持金を奪われたほうがマシなレベル}。
そのうえ出会ったが最後、&bold(){勝手に治療して勝手に代金を持っていく}というありがた迷惑。
一気に借金状態へ叩き落されることも珍しくない。
かといって健常状態ならば、往診料と称してボス討伐賞金と同額を奪っていくので徹頭徹尾始末に負えない男((作品によっては「Dr.J.J」名義で出てくるが、そちらは常識的な料金かつ手術自体が有用なとてもありがたい存在。))。
最悪な類は「闇商会ウェーバー」。
タダで有用なアイテムを譲ってくれることもあるが、ぼったくりの本領としては
持ち主に災害をもたらす&bold(){バッドアイテムを&color(#F54738){超高額で押し売りしてくる}}こと。
余裕で借金突入もありうる値段であり、
手をこまねいているとこのアイテムで二次災害を受けるうえ、基本的な処理方法は店で処分するしかない。
[[ダンジョン]]の奥で出会ったりすると悲惨。
こちらを勝手に洗脳して買わせる催眠商法を用いるので断ることさえできない、魔界の詐欺師である。
-deltarune ②
Chapter2の[[スパムトン>Spamton(DELTARUNE)]]がこれに該当する((特定の[[虐殺ルート>皆殺しルート(ゲーム)]]を辿っていない場合。))。
彼の商店を突き止めると買い物ができるのだが、値段が0.5秒ごとにリアルタイムで大きく変動するので、
二束三文で購入しようと狙えばかなりやり直しを強いられること請け合い。
そのうえ商品は実際に購入するとどれもそっくりの名前をした役立たずばかり。
しかし店での説明文と購入した場合のアイテム名が実に秀逸で、
真っ二つにしてしまう「ザ・ビッグ」は購入すると「折れた剣(これ自体が真っ二つになっている)」、
「B**蝶タイ」は購入すると「ボロボロの蝶タイ(Boroboroの蝶タイ)」、
「S.POTION(ポーション/薬)」は購入すると「S.POISON(ポイズン/毒)」になっていたりする。
こうした洒落の効いたセンスを一度味わってみるのは悪くないかもしれない。
彼がうさんくさいことはこれまでの邂逅でしっかり味わっているはず。
-[[elona]] ①
洞窟を抜けた先にある、温泉の街ラーナではお土産と称してアイテムを''50倍の価格''で売っている。
宝の地図とたまに置いてる素材槌((欲しい人は置いてなくてもリセマラで確実に出させます))はともかく、普通の店でもたまに置いてる潜在能力のポーションやモンスターボール、確実に買える場所がある地雷は明らかにぼったくり。
潜在能力のポーションは大量に欲しいため買っておいても構わないが、既存の潜在能力のポーションとは違うらしくここで買ったもの同士でしかスタックされないのは面倒。
他の店と違うのは、''低リスクで即座に&color(red){お礼参り}''できることだろう。買うもの買ったらぶち殺してやろう。
時々持ち金の4分の1が返還される((欲しい人はリセマラで確実に出させます))し、一定期間過ぎれば復活もするので問題なく再度の買い物に次ぎ込める。何度も買って何度でも奪い返そう。
-[[kenshi>kenshi(ゲーム)]] ①
行商を営んでいるハイブキャラバンが「光のランタン」を2,500猫で売りつけてくることがある。
キャラバンの本拠地であるハイブ村なら100猫以下で購入できるので、価値を知っているプレイヤーなら当然断ろうとするだろうが、
買わなければ呪われる、買わないのはハイブに対する侮辱だなどと、断っても断っても執拗に食い下がって来る。
それでも断り続ければようやく諦めてくれるが、ここで選択肢を誤ると逆上したキャラバン一行と戦闘になってしまう。
野盗や危険な生物が跋扈する世界で行商をやっているだけあってかなり強く、十分な戦力が揃っていなければ勝つのは難しい。
お礼参りができるのは[[ゲーム]]も後半に差し掛かってからになるだろう。
なお、この押し売りイベントが発生しない場合は通常価格でアイテムの売買ができる。というか、押し売りを断り続けて「どうなっても知らないぞ!」等の捨て台詞を吐いて去っていったキャラバンに再度話しかけてもやはり通常価格での取引ができる。呪いとは何だったのか……。
ちなみに光のランタンは光源として暗所での作業効率向上、[[飛び道具]]の誤射率低下等の効果がある有用なアイテムだが、夜間敵に発見されやすくなるというデメリットも存在する。
何も知らない駆け出しkenshiが無理して購入しても生きたまま食われる末路が待っているだけである。
-[[Dark Souls]] ①
&bold(){「教えの成果は、なにより誠意次第ですよ」}
ソルロンドの聖女レアに仕える聖職者・ソルロンドのペトルス。彼はソウルと引き換えに神の奇跡を具現化する[[魔法]]・奇跡を売ってくれる。
奇跡はレアも売ってくれるが、終盤にならないと買えないレアと違って彼からは最序盤の内に購入できる。のだが……
とりあえず彼の品揃えと必要ソウルをレアと、そして他シリーズにおける序盤の奇跡の仕入れ先・『2』リンデルトのリーシュ、『3』のカリムのイリーナと比べてみよう。
|奇跡名|効果|ペトルス|レア |リーシュ|イリーナ|
|助言求め(※1)|メッセージが多く出る|2,000|500|3,700|なし|
|回復|HP回復|4,000|1,000|1,500|1,000|
|フォース|敵を吹き飛ばす|4,000|1,000|1,800|1,000|
|家路|最後に使った篝火へ戻る|8,000|1,000|2,400|3,000|
|限られた大回復|1度だけHP大幅回復|10,000|2,000|4,500|なし|
(※1):『2』は「導きの言葉」名義で、隠し扉が分かりやすくなる等他作品より効果が高い
お判りいただけただろうか、このぼったぶり!
1,000ソウルすら稼ぐのも厳しい時期に、実用的な奇跡に4,000以上のソウルを吹っかけてくるのだ。しかもその価格比も尋常じゃない。&bold(){レアの4倍以上、他作品の2~4倍}はある。
特に目を引くのがレアの8倍たる8,000ソウルで売り付けてくる「家路」。「不慣れだからいつでも帰れるようにしたい」と不安がる初心者の足元を平気で見てくる冷血・暴利っぷりである。
このペトルスは話が進むと慇懃な態度に隠された醜悪な本性が見えてくるのだが、
この品揃えを見た段階で本性を表す前から警戒、あるいはろくな奴じゃないと察して早々に殺害する不死人も多い。
#endregion()
**プレイヤー
冒頭でも少し触れたが、交易要素のあるゲームではプレイヤーがぼったくっているケースがある。
それがゲーム内NPC相手なら問題になることはないだろうが、問題は&bold(){プレイヤー同士の場合}。
#region()
-プレイヤー露店 (オンラインゲーム全般) ①、②、③
黎明期のMMORPG等によく見られたパターン。
プレイヤー自身が売買する『アイテム』及び『価格』を設定し、多少の説明文(以下看板)を加えてその場で露店を開くという代物。%%見抜き…させてもらっても、よろしいでしょうか?%%
こうする事でプレイヤー同士の直接交渉を介さずに取引が可能になる。
但し、&bold(){『 』内は任意の設定ができる}という点を利用して悪辣な商売をする輩も後を絶たなかった。例えば…
看板には「○○一個1300G」と表示しておいて実際は「1&bold(){8}00G」「1300&bold(){0}G」等に設定し、客が碌に確認をせずに購入してしまう事を狙う。((ゲームによっては、購入時の最終確認がなくワンクリックで売買が成立してしまうものもあった。なお現在この商法をやるとJOGAの景品表示法違反に問答無用で引っ掛かるので注意。))…①
「アイコン・名前が非常に良く似ている、或いは全く同じ"別アイテムの○○"」を「××」と偽って販売する((例えば「銀」のインゴットと「銅」のインゴットなど))。…②
真っ当な商売をしている露店の横に陣取り&font(b,#ff0000){「←は詐欺です!!こちらの商店をどうぞ。」}と看板で喧伝した上で①、②を実行する。…③
と、いった具合。
またこれは余談だが、個々のアイテムの適正価格が常に変動し、正確な相場を掴むことが難しいオンラインゲーム特有の事情から、
ゴミ扱いだったアイテムに注目が集まり一気に需要が高まる。
↓
相場がそれまでの数倍に跳ね上がる。
↓
適正価格で商売していたつもりが、相場を知らないプレイヤーにぼったくり扱いされる。
というトラブルもしばしば見受けられた。
これらの問題を重く見たのか、2007年に発足した日本オンラインゲーム協会(JOGA)は&bold(){購入及びガチャにより手に入るアイテムに対してガイドライン}を設け、購入によるアイテムの価格変動については&bold(){景品表示法違反}に当たるケースも出てくる為か、近年はオンラインゲームのぼったくり商法はほぼ絶滅状態にある。
余談だが、これは現実のネットオークションやフリマアプリ等でも散見される手口で、人気商品の&bold(){箱や写真}などを相場と同程度かやや低い価格で出品し、価格を見て普通の商品だと思い込んで購入した人から金を騙し取るというトラブルが発生することがある。
商品説明をよく見ると箱や写真を出品していることは明記されており、それを盾にして責任の回避を試みつつ支払いを求めてくるが、錯誤を狙っていることは明らかなので、然るべきところに相談しよう。
#endregion()
追記・修正はぼったくられないようにお願いします。
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&font(#6495ED){所要時間}:約 27 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
ここでは[[ゲーム]]作品に登場する、「ぼったくり商店」を紹介する。
#openclose(show=▽目次){
#contents()
}
*概要
----
まず「ぼったくり」とは「暴利」から来る造語で、動詞としてもボるとかボったくるといった風に使われる。
つまりぼったくり商店とは&bold(){「法外な料金を請求するお店」「本来の金額より高値で売りつけてくる商人」}である。
基本的には交易要素がない、もしくは重視されていないゲームでの語である。
RPGやアクションなどの作品ではアイテムの売買価格が統一されていることが多く、よしんば変動しても(通常店であれば)大きくブレる事は少ない。
[[宿屋]]などの施設の利用料の場合は変動があるとはいえ、大抵は収入やレベル等の難易度曲線に沿っているためこちらもボられるとは感じにくい。
ぼったくり商店はこうした要素を考慮してもぶっとんだ、&bold(){価格の吊り上がり、明らかにプレイヤーの足元を見ている}といったようなものを指す。
なお、プレイヤーに介入の余地が少ないまま被害に遭うからこそ印象に残るので、交易要素の大きいゲームでは目立たない。
(交易系はプレイヤーが取引相手の需要に付け込んでボっているような場合も多い)
また、法外といってもゲームである以上バランスを加味した話であり、例えば序盤と終盤で価格が桁違いに違うというだけではぼったくりとイコールではない。
ぼったくりなのはあくまで価格なので、性能について役に立たないかというとそうでもなく、
中には承知でこのタイミングで購入するのが正解という事もある等、パターンは幾つかある。
**ぼったくり商店の種類
-&bold(){①本来の価格よりも遥かに高値で売りつけてくる}
一番ありがちなぼったくりパターン。
ゲームで設定されている基本価格を大きく上回る金額で売っている。
購入した商品がプレイヤーの手に入ること自体に変わりはなく、そもそも普通に[[ゲーム]]を進めて適正価格を把握していれば騙されにくいのが救いか。
中には価格が所持金限度額近くだったり、演出として「実際には絶対に購入できない様な価格」が付いている事もある。さすがに桁違いなのでこれはすぐに分かるだろう。
-&bold(){②一見適正価格だが、実際に買うと役立たずなアイテムにすり替えられる}
商品リストは一見すると普通なのだが、実際に買ってみると全く役に立たないゴミアイテムにいつの間にかすり替えられているというパターン。
なので本来の意味からすると&bold(){ぼったくりではなくただの詐欺}なのだが、性能の低い商品を正規品の価格で売るという意味では類似パターンと言えなくもない。
悪質な例では「スペック上は表記通りだが装備品なのに1回しか使用出来ず戦闘中に壊れる」「味方にも悪影響」「呪われている等、表記されていなかったデメリットがある」等、使うまで騙されたと気付かないと言うパターンもある。
①と違って単体で見抜く手段がないので被害も大きい。
-&bold(){③言葉巧みにいかにも良さそうなアイテムと見せかけてなんでもないアイテムを売って来る}
「特別な逸品」「あなただけに」などのセールストークで購買意欲を煽って来るが、実際に買ってみると金額に見合わないというパターン。
大抵は①と複合しており、こちらも詐欺に近いタイプと言える。
特にプレイする世界にまだ不慣れなプレイヤーがカモられるケースが多く、次の街で普通に安売りされていてようやく気付いたという事もしばしば。
実際に買うまで商品の実態はわからない事が多い。
いかにも怪しげなキャラが売りつけてくる事が多く、警戒心さえあれば引っかかることは少ないが、こういうのに限って実は意外と有用なアイテムである場合もあるのが困りもの。
なお、「どう見ても高すぎる金額が設定されているが、その金額で購入する以外に入手手段が一切なく、世界観的には適正価格」というパターンや、「買わせないためにぼったくり価格が設定されている」というパターンについてはここでは触れない。
例えば……
-初代『[[ドラゴンクエスト>ドラゴンクエストⅠ]]』のメルキドで売られている「ほのおのつるぎ」と「みかがみのたて」:&br()どちらも本作では断トツに高価で、特にみかがみの盾は唯一の5桁金額((なお14800Gは初代ファミリーコンピュータ本体の定価(当時消費税は導入前)と同じ))。だが、両方ここでしか売ってないうえ、盾はみかがみが最強であり、代替え手段はない。剣は「ロトのつるぎ」が上位互換だが、非売品で入手はラストダンジョンなのを考えると、そこまでのつなぎとしてはぼったくりではない。
-初代『[[ポケットモンスター 赤・緑]]』における「[[じてんしゃ>じてんしゃ(ポケモン)]]」:&br()最大所持金額を上回る値段が設定されているので絶対買えない。次の町で「ひきかえけん」を入手すること前提。
-『[[ゼルダの伝説 夢をみる島]]』の「弓」:&br()ショップでほぼ所持金限度ギリギリのとんでもない高値で販売されているが、これを買わないと先に進めない。このシリーズでは大概市販されておらず宝箱から入手するしかないのだが。
-『[[ファイアーエムブレム トラキア776]]』の「武器全般」:&br()シリーズ他作品に比べ異様に高価で、入手できる資金とコストの釣り合いが取れてないが、どこの店もこの金額でしか売ってない。武器を盗めるゲームであることを考えると買取価格が高価とも考えられる。
-『[[ウィザードリィ>WizardryⅠ 狂王の試練場]]』シリーズの「ボルタック商店」:&br()未鑑定品の鑑定にその売却額と同額を要求するが、そもそも世界観的に店がこれ一軒しか無いので比較対象がない((『V』以降の作品の中には、一部の迷宮内NPCとも売買が出来るものもあるが、個人販売のせいか更に割高である。))。なおプレイヤーからのあだ名は、当然というべきか「&bold(){ぼったくり商店}」。
……など。
*代表的なぼったくり商店たち
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**[[ドラゴンクエストシリーズ]]
なぜか毎回のようにぼったくり商店がどこかで登場する。
単なる演出かと思いきや、意外と有用なアイテムを売っていることもあり、侮れない。
#region()
-[[ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…]] ①
当時のプレイヤーからは絶大な知名度を誇る「アッサラーム商法」が有名。
アッサラームの街の商人からアイテムを買おうとすると、なんと定価の''16倍''という法外極まりない金額を要求される。
とても買えないので断ろうとすると、突然半額に値下げしてくる。それでもなお断り続けると、半額、半額を繰り返し最終的に定価の2倍で落ち着き、ここでも断るとようやく解放される。
これは実際のトルコ周辺のイスラム商人の商売方法がモデルになっているとか。「おお わたしのともだち!」や「わたしにくびつれといいますか?」などの言い回しも印象的である。
最終価格でも定価の2倍なので、ここでアイテムを買うメリットは皆無……と思わせておいて、実は強力な頭防具の「てつかぶと」が&bold(){[[FC>ファミリーコンピュータ]]版ではここの武器屋でしか売っていない}という罠が。
特に「&bold(){[[僧侶]]」と「賢者」にとっては、事実上最も守備力の上がる頭防具((数値上は「はんにゃのめん」(守備力255)が最強だが、常時混乱の呪いのせいで使い物にならないため除外。))}である。
・てつかぶと(守備力16):[[宝箱]]から1個入手できる以外は、ここでの購入か、かなり進めた先での低確率ドロップのみ。
・ふしぎなぼうし(守備力8):ドロップ限定なので運次第……。効果は優秀。
・きんのかんむり(守備力6):一品物の返却用イベントアイテム。一応、持ち逃げは可能。
・かわのぼうし(守備力2):戦力的には厳しいが、他に店で買える物はこれしか無い。「てつかぶと」が無いと、最悪エンディングまでこれで戦うハメになる事も。
こうした事情から、てつかぶとには「定価」というものが存在しない上に、実質2000Gで買っても損しない程度に優秀な装備であるため、この店の利用価値は高い。というか、前作の『Ⅱ』ではもっと割高だった((守備力6なのに定価3150G、また[[サマルトリアの王子]]は装備できず。))ので、前作をプレイした人間には(最大まで値切る必要があるとはいえ)出費に見合うだけの価値が見いだせる頭防具といえる。
あと売却時には1000G相応の値段しか付かないが、上記の様に優秀なので売る必要自体があまりない。
リメイク版ではてつかぶとはアッサラームの次の町で定価で販売される様になったため、ここで買う価値は激減。
代わりに「マジカルスカート((こちらも定価で売る店はあるが、かなり先の町だったり、あるいはそもそも訪れるのが難しい[[すごろく]]場の中だったりする。))」や「きんのネックレス((FC版のてつかぶと同様ぼったくり価格で買う以外の入手手段がない。男性専用で、装備すると性格がバランスの良い「むっつりスケベ」になる。))」辺りが有用な商品になっている。無理に買うほどではないが……。
一方のHD-2D版ではラインナップが一新され耐性防具の「マジカルスカート」や「風のイヤリング」や「炎のイヤリング」、ラリホーの効果がある「ねむりの杖」、集団攻撃用の「やいばのブーメラン」や「ビーストウィップ」等特殊な効果があるアイテム中心のラインナップとなった。値段は最後まで値切れば定価より少々高い程度。
お薦めは「ねむりの杖」。今作は二回行動するモンスターが増えたのでそれをキャンセルするのに有用なので、他の場所で拾えるこれを複数個所持するために購入する価値はある。
ちなみにアイテムの売買とは異なるが&font(b){主人公パーティーがぼったくられかける}イベントがある。
スー東の商人の町が発展すると劇場ができ、ここに入ってから出ようとすると&font(b){店員が出口をふさぎ50000ゴールドを請求される。}
実際には勇者パーティーは商人の知り合いなので支払わずに退店できるが、真に迫る生々しさがある心臓に悪いイベントである。
これでは革命を起こされるのもむべなるかなといったところ。
-[[ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち]] ①、②
ボンモール北の村で「[[やくそう>やくそう(ドラゴンクエスト)]]」を買うと「[[うまのふん>うまのふん(ドラゴンクエスト)]]」に、「はがねのつるぎ」を買うと「[[ひのきのぼう]]」にすり替えられる。
一応実際に買うと支払いも格安で、[[ひのきのぼう]]は10G(適正価格)・うまのふんは2Gしか取られないのだが、特に買うメリットは無い。うまのふんに至っては利用価値も皆無。
余談だが武器屋の[[トルネコ]]が主人公の第三章では&b(){こちら側がぼったくり商店になれる施設やイベントもある}のも特徴である。例を挙げると……
-レイクナバの武器屋の店員のバイトで客が買おうとしている武器を値段が上がったと言って高値で売りつける。(但し低確率)
-防具が不足しているボンモールで防具を高く買い取って貰う。(3章序盤では貴重な稼ぎ場)
-ゴールドを稼いで自分で建てた店で仕入れた商品を1.5~2倍の価格で売り捌く。(&bold(){向かいの武器屋で買った正義の算盤転売は常套手段})
旧作をプレイしていたプレイヤーはどんな気持ちでこのイベントを行っていたのだろうか?
-[[ドラゴンクエストⅥ 幻の大地]] ①、③
シエーナの街のバザーではぼったくり商店が軒を連ねている。ある意味非常にリアル。バザーは2回行われる。
なおここには実はお得な店もあり、ぼったくり商店と言うよりは、単に定価に縛られない自由(すぎる)店が集う場所と考えた方が良いだろう。
実際、ぼったくりに見えても何らかの利用価値はある店も多い……が、本当にぼったくり以外の何物でもない悪質な店もあるので、きちんと比較検討をして安易に衝動買いしないこと。
ちゃんと「安易に買っちゃダメだぞ」と警告してくれるNPCもいる。人の言うことはしっかりと聞く、RPGの基本だ!
#openclose(show=シエーナの露店一覧){
・盾を並べた老人の店
1回目は定価70Gの「かわのたて」を115ゴールド、2回目は定価110Gの「とがったホネ」を130Gで、それぞれ「○○ゴールドでいいぞ」と売りつけようとしてくる。
バザー=安いという固定観念から割安に感じるが、実際はどちらも割高。かわのたてはともかくとがったホネはほとんど使い道がない。
かわのたても上位の品である「うろこのたて」がすぐ手に入るので買う必要はないし、そもそもこの町の防具屋にはかわのたてが定価で並んでいる。利用価値はゼロ。
リメイク版ではバザー終了までの時点でとがったホネを装備できるのがバーバラのみ、仲間モンスターも削除された為、余計に買う意味もない。周回なら尚更利用価値ナシ。
アフターサービスもよろしくなく、購入後の装備は「んなもん自分でしろ」と言われる。
・鎧を並べた男の店
1回目は定価180Gの「かわのよろい」を、「&bold(){通常230ゴールドのところを200ゴールドぽっきり}」と言って売りつけてくる。老人の店と違い、本来の価格すら嘘をついている悪徳商法。(あちらは定価を有耶無耶にしていた)
やはり町の防具屋に行けばかわのよろいを定価で買える。
2回目の時は定価220Gの「かわのこしまき」を、「通常500ゴールドのところを200ゴールドぽっきり」と言って売っているので、売り文句を盛ってはいるもののお買い得。%%商品、微妙だけどね……%%
こちらは忙しいとのことで装備サービスはナシ。実際どれくらい忙しいのかは不明。
・絨毯を敷いた商人の店
「売り切れだと思ったら、1つだけ商品が残ってたよ」
「お客さん運がいいね。最後の一つだから◯◯ゴールドでどうだい?」などと、商品を教えずに購買意欲を掻き立てる手法。
1回目は100Gで「おなべのふた」、2回目は1000Gで「ステテコパンツ」。
かなり微妙だが、期間限定のバザーでしかおなべのふたとステテコパンツは購入することができない。
それぞれ各地で手に入る他、モンスターがドロップすることもあるが、簡単に手に入る以上コレクターならお世話になるかもしれない。
ミレーユとバーバラには序盤から使える盾なので、そこまで見越した周回プレイヤーにも利用価値はなくはない。%%装備してもほとんど守備力上がらないけど%%
購入後再び話しかけると全く同じ手口でまた売ろうとしてくる。
断ると、「うちで買ったことがあるって言わないなんて人が悪いなあ」などと笑って誤魔化される。
また、この商人の息子は、父親がおなべのふたを高く売りまくったことを自慢げに語ってくれる。
子供の無邪気さとは、時に残酷な真実を語るのだ。
・セット販売を行う商人の店
複数の消耗品をセットにしている。ドラクエに限らずRPGでセット販売は珍しい。
1回目は「やくそう」6つと「せいすい」1つを計50G。
通常は8G×6コ+20G=68Gするので、18Gもお買い得。それどころか全部売ると51Gになり、差額の1ゴールドを儲けることもできる。%%そこまで拘る必要はないが。%%
せいすいはともかく、やくそうはたくさんあると序盤は助かるので、1セットはあるといいだろう。
しかし、2回目は「アモールのみず」3つと「キメラのつばさ」1つを計400Gで売っているのだが、通常は120G×3コ+25G=385Gになるので、15Gの損になる。
最初に定価より安く買った事で信用させ、その上で高く売るという、商人としてはやり手の部類に入る。
とはいえ、上のシエーナ⇔アモール間は往復が困難なので「特産品を大量に仕入れ、現地の値段より少し高値で売る」というのは至って真っ当な商売。
下の世界のアモールにいつでも飛んでいけるプレイヤーだからこそ、割高に感じてしまうのかもしれない。
ちなみに、“まとめ買い”が出来ない本作SFC版では、ボタン連打だけでアモールのみずを大量に仕入れられるので、%%アモールのみずの利用価値はともかく%%アイテム屋としては利用価値はあるかも……?
・世界地図を売る商人の店
アッサラームの店に似た値切りタイプの店。
最初は3000Gで売ろうとしてくるが、即自分から値引きし2000Gからスタート、1000G→500G→300Gと下がって行き、最終的には200Gで購入となる。
値切れるのはここまで。ここで断ると「お客さんひやかしだね?」と言われ追い返される。
ビルテ救出後には%%誰も買わなかったのか%%最初から200Gの他、「空飛ぶベッド」入手後には10Gまで下がったところを、「&bold(){今まで地図なしで旅してきたなんて、その根性が気に入った!}」などと言って、タダで貰うことができる。
お金さえあれば途中の値段で購入も可能。
なお、実際の世界地図の定価は不明。とはいえ、プレイヤーにとっての世界地図の価値を考えると3000Gでも十分元を取れるだろう。
リメイク版では商品が「とうぞくのカギ」に変わった。
こちらでは(最終的には)200Gのカギを2000Gで売りつけようとするため、ぼったくりといえる。しかし……
・南東の街外れの店
バザーの準備が遅れてしまったために良い場所を取れなかったという道具屋。バザー開催時のみの期間限定且つ目立たない場所にあるのでなかなか気付かない。
会話イベントの中で取引するのではなく、お店としてのウインドウが開く、いわゆる普通の「お店」として機能。
各消耗品を定価で売っており、目玉商品は「とうぞくのカギ」470G。シエーナ到達時点では高価だが、買ってあちこちの扉を開けて回れば元を取ることができるし、紆余曲折あって結果的に浮いた「せいれいのかんむり」代はこちらに回すと良い。
ところが、リメイク版では利用価値が激減。上記の店にとうぞくのカギを&bold(){より安く}売られ、場所どころか目玉商品まで奪われてしまった。(※値切れば、の話。当然1000G以上で買ったら大損である)
}
また「欲望の町」には、「よく効く薬草」と称してただのやくそうを定価の10倍の80ゴールドで売って来る奴とか、「200ゴールドぽっきり!」とか言いながら退店しようとすると1200ゴールド請求してくる%%無駄にリアルな%%ぼったくりバーなどがある。
-[[ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち]] ②
過去[[ルーメン>ルーメン(DQⅦ)]]で魔物に支配されている道具屋に行くと「ミニミニショップ」なる怪しげな店になっている。
品ぞろえはやくそう・どくけしそう・おなべのふただが、実際に買うと全て「うまのふん」になってしまう。どっちかというと「詐欺」というよりは「悪戯」の印象が強いか。
利用する価値は全くないが、本作でうまのふんを確実に無制限に入手する唯一の手段なので、「全てのアイテムを最大数集めたい!」という%%暇人%%プレイをする場合は、町を解放する前に買っておく必要がある。
-[[ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君]] ①
バザーの開催期間中((暗黒魔城都市出現後に商人たちが催事用の建物の中に移動してからはいなくなる。))のサザンビークに定価の3倍でアイテムを売っているゴロツキがいる。
基本的に買う意味は全くないが、唯一「いのりの指輪」だけは世界中で購入できるのがここだけなので利用できなくもない。
ただ、9000ゴールドも出すほどのアイテムでもないので、上記『3』のてつかぶとほどの利用価値はない。そもそも普通に進めていればここまでに2つ手に入っているはずのアイテムである。
どうしても欲しい場合でも、のちにベルガラックのカジノで交換できるため、基本的に利用価値はない(([[ドルマゲス]]撃破までなら他に入手方法はない…が、[[ドルマゲス]]戦の手前には回復の泉もあり、戦闘中に必要になる程消耗することは基本ない。というか[[ドルマゲス]]の攻撃が激しいのでそんな暇もない))。
「[[ドルマゲス]]を撃破するまでにどうしても豪傑の腕輪((錬金素材に祈りの指輪が必要となる力の指輪が必要、ここからさらにギガントアーマーを早期に作ることもできる))などの装備が複数欲しい」という場合でもない限り、利用するのはオススメできない。
-[[ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人]] ①
カラコタ橋に定価の5倍でアイテムを売っている老人がいる。「特別製」などとほざいているが、他の街で売っているものと何一つ変わらない普通のアイテムである。
別にここでしか買えないものもないので、演出以上の存在価値はない。
また、カデスのろうごくに収監されるイベント中は囚人の一人がアイテムを売ってくれるが、こちらも5倍価格。
もっとも、シチュエーションを考えるとむしろアイテムの調達そのものが困難なので、ある意味ではリアルな適正価格と言えなくもない。
売っているのは消耗品だけなのでやはり特に利用する意味はないだろう。
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**[[ファイナルファンタジーシリーズ>FINAL FANTASYシリーズ]]
ドラクエとは対照的にあまり登場しない。
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-[[FINAL FANTASY Ⅵ]] ①
厳密にはお店ではないが、ジドールの町で行われるサブイベント「オークション」でぼったくりが発生する。
名義こそオークションで、実際に主人公たちと[[モブキャラ]]の入札によってどんどん値段が釣り上がってはいくものの、落札価格は品ごとに決まっているため実際には「買うまでに特別な演出があるだけの買い物」である。
出品される商品のうち、魔石2種と「ブレイブリング」は他での入手手段がないor難しいため落札する価値はあるのだが、問題はそれら以外。
世界崩壊前に出品される「てんしのはね」と「てんしのゆびわ」は、世界崩壊後であればそこらへんのお店で売っている。価格はてんしのはねは落札10000・販売6300、てんしのゆびわは落札20000・販売8000。但しこの二つは世界崩壊前にはここで落札するしか入手手段がないためまだマシ。%%そこまでして入手する必要もないけど%%
一番悪質なのが「そよかぜの[[マント]]」で、オークションへの出品は世界崩壊後なのだがやっぱり崩壊後の店に売っている。価格は落札10000・販売7000。てんしのはね・ゆびわと異なり「ここで落札するメリット」というのも特にない純然たるぼったくりである。
ぼったくりとは関係のない余談として、これらの他には「あまりに高額で落札されてしまい主人公たちは入手できない」商品もあるのだが、その落札額というのが500000ギル及び1000000ギル。本作のギルのカンストは9999999ギルなので&b(){貯めようと思えば貯められる額である}。にも拘わらず主人公たちは絶対に落札させてもらえない。
GBA版以降では実際に500000ギル支払って落札できるアイテムも追加されたのだが、他の高額商品は相変わらず入手できない。何故だ。
オークションとは別に世界崩壊前と崩壊後で値段が異なるタイプの品として、魔導研究所脱出後にツェンで買えるセラフィムの魔石もある。
価格は崩壊前3000ギル崩壊後10ギルだが、この魔石はケアルラ、レイズ、エスナ等有用な[[回復魔法]]を覚えられるため、崩壊前の値段が適正で崩壊後に購入するのはちょっとした[[やり込み>やり込み(RPG)]]要素に近い。
アイテムの売買とは別に宿屋でもぼったくりが発生する。
サマサの村は飛空艇直後から行けるがこの時点では村人が排他的で、宿屋に一泊しようとすると1500ギル請求される(支払えば普通に泊まれる)。
この時点でははした金とまではいかずとも目が飛び出るほどの高値でもない金額なので、実際に1500ギル払って宿泊してみたプレイヤーもいるかもしれない。
ストーリーが進むと一泊1ギルになる。両極端。
厳密にはぼったくりとは言えないかもしれないが別パターンもあり、帝国首都ベクタの宿屋は宿泊代0ギルだが、泊まるとランダムで1000ギル盗まれることがある。
こちらは店員が[[盗賊]]風の男で物言いも怪しげなので、最初から避けたプレイヤーもいるかもしれない。
枕探しされるのがイヤなら町の別の場所にある回復ポイントを使おう。
-[[FINAL FANTASY Ⅹ]] ①
珍しく登場する。
一つ目は幻光河で、複数人の商人がいるがいずれも観光客向けのぼったくり価格で売っている。
特別レアなものはないので、ここで買う意味は薄い。
二つ目はグアドサラムで、異界に向かう人に向けてか定価の5割増しでポーションを売っている。
説明文が普通のものと同じなので、注意すれば引っかかることはないはず。
だが、[[キマリ>キマリ(FF10)]]は思いっきり騙されており、「グアドのポーションは良く効くから買っておいた方がいい」という趣旨の発言をする。
まぁ「高いからよく効く(はず)」というプラシーボ効果かもしれないが。
また旅の行商人であるオオアカ屋も基本的にぼったくり価格で販売する。下手すると適正価格の2.5倍で売りつけてくる事も。
しかしこちら側が融資してやると((但しこの時点ではかなりの出費である10001ギル以上))安くなる事もあったり、高すぎると文句を言うと安くしてくれる事もあったりと商売が下手なだけな印象もある。
何よりショップが利用できない場所にも現れたり、主人公一行が反逆者扱いになっても手伝ってくれたりと人のよさからなんだかんだで憎めないキャラとなっている。
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**テイルズオブシリーズ
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-[[テイルズ オブ ファンタジア]] ①
オリーヴヴィレッジの雑貨屋の隠し倉庫にあるアイテムを取って帰ろうとすると、店員が飛んできて代金を請求してくる。
値段が数万ガルドな上に正規の値段よりも高く、更に「ルーンボトル」による鑑定が必要なアイテムもあるため、実質的にはより高額になる。
過去の時点での入手なら出費が手痛いが、[[ダオス]]の[[必殺技]]に有効な耐性を持つ「ミスリルメッシュ」など、ぼったくられるだけの価値のあるアイテムもある。
一方で未来では所持金に余裕こそ出てくるが、この時点で価値があるのは非売品の「プリティミトン」のみ。
それもリメイク版のTOPなりダンXでもない限りは人数分揃う上に、耐性や追加効果など手袋は他にも選択肢があるため基本的には不要。
どちらにせよ[[ゲーム]]中では一度しかチャンスがなく、払う払わないにせよ外に出た時点で入り口が塞がれてしまうため、手持ちの資金と相談して決めたいところ。
-[[テイルズ オブ デスティニー]](PS版のみ) ①
[[ハーメンツ村の片隅に子供と奥に宝箱>クソガキ(テイルズ)]]があり、話しかけると「奥の宝箱の中身が欲しい?」と問われる。
ここで「はい」と答えて奥の宝箱を取ると、中身は「オレンジグミ」。……が、その直後子供に帰り道を塞がれて閉じ込められ、&bold(){所持金を全額取られてしまう}(拒否しても「じゃあ一生そこにいれば?」と言われる)。
但し、こちらが一文無しだった場合は「グミを返して」と言われ、更にその前に使うか捨ててしまうと「うわ[[ああああ]]あん!」と泣きながら逃げていく。ざまあみろ
他にもトウケイ城では「通行料を払ってモブにどけてもらう」→「&bold(){行き止まりとぼったくり価格の回復ポイント}(と一応の宝箱)」→「&bold(){帰り道にモブが復活していてまた通行料を…}」なんて罠も。
[[ダンジョン]]に入ってすぐの場所で意味深に分かれ道を塞いでいる辺りがまたいやらしい。
当然、普通に[[ダンジョン]]を出て宿屋に泊まった方が断然安い。
宝箱を取るとしても通行料を一回払ってウイングドブーツで脱出した方がまだマシである。
-[[テイルズ オブ エターニア]] ①
本作では宿に泊まると「その宿の初期設定の宿泊料」と「それまでに訪れた宿屋の中で最も高い宿泊料」のうち高額の方が適用される。
このシステムにより[[ゲーム]]開始直後は10ガルドで泊まれた序盤の宿屋も、以降は[[ゲーム]]の進行に合わせて宿泊料がどんどん上書きされてしまうのだ。
つまりは世界規模でのぼったくり。
その最高値はどこかというと敵の本拠地前の補給基地。その額7700ガルド。脅威の''770倍''である。
しかもこの敵の本拠地は初見こそ勘違いしやすいが実はラスダンでなく一[[ダンジョン]]でしかないため、
一時的に使う事こそあれど[[ゲーム]]全体で見れば使う意義はほとんどないのがクセモノ。
うっかり利用してしまうと全世界の宿屋がこの値段で統一されてしまうため、以降は大変辛い思いをすることになる。
[[ゲーム]]が進めば収入も増やせるとは言えこれは流石に……。
というかここに限らずセレスティアは宿泊料が高すぎ。
独自通貨が流通するジイニは例外的に安いが(レートを考慮すると500ガルド前後)、それ以外では最安値ですら2000ガルド。インフェリアの最高値480ガルドの4倍である。
どうせなら安上がりなアイテムや料理で回復したいところだが、一部サブイベントは2番目に高い宿(3800ガルド)での宿泊が発生条件なので注意。
バンエルティア号に宿泊室を設ければこんな事で悩まなくて済むようになるが、これも設置に大金が必要。
しかも、増設費を安く済ませられるのは[[ゲーム]]終盤にようやく戻れるインフェリアで、それでも30万ガルドかかる。セレスティアで早期に増設した場合は''90万ガルド''。ヨカッタネタッタノサンバイダヨ…。正直、洒落にならない差額をぼったくられる。
その他アイフリードの墓には「地獄の沙汰も金次第」の言葉と共に回復に所持金の数割を要求してくるお地蔵さんもいる。
こちらは[[ダンジョン]]の趣旨的にはどちらかと言えばネタとしての意味合いが強いか。
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**ポケットモンスターシリーズ
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-[[ポケットモンスター 赤・緑]]他 ①
おつきみやま前の[[ポケモンセンター]]にいる怪しい「[[コイキング]]」売りのオッサンが有名。
「あなただけに!」とか言いながら500円で雑魚ポケモンを売りつけてくるぼったくり商人の鑑。しかも返品不可。
一応、この世界では「[[ポケモンの適正価格>ポケモンの売買]]」というものがないので判断は難しいが、コイキングはタダで手に入る「ボロのつりざお」でいくらでも釣れる上一番安い「[[モンスターボール>モンスターボール(ポケモン)]](200円)」で楽勝でゲットできるのでやはり詐欺感が強い。
ただ、「スーパーボールで[[コイキング]]を捕まえた」と思えば、そこまで酷い詐欺ではないし、何よりボロのつりざお入手よりもだいぶ早い時期に買えるため、育てれば早期に「[[ギャラドス]]」へと進化してくれる。
このぼったくり商人はアニメ版にも登場を果たしており、[[コジロウ>コジロウ(ポケモン)]]は彼からコイキングを&bold(){3万円}とゲーム版の60倍もの法外な価格で購入したことで当然ながら[[ムサシ>ムサシ(ポケモン)]]と[[ニャース]]から怒りを買うことになった。コジロウの言うところにはモンスターボールも黄金だとのことだが割に合わないことには変わりがない。
これと比較対象になりがちなのがロケット[[ゲーム]]コーナーの景品。スロットの大当たりに期待せずに全部購入したコインで景品ポケモンと交換した場合の金額が結構高めである。
(赤、緑共通&入手容易な景品ポケモン)
-[[ケーシィ>フーディン]] 2400円(緑)、3600円(赤)
-[[ピッピ>ピクシー(ポケモン)]] 10000円(緑)、15000円(赤)
その為「モンスターボール代を差し引いて300円で早い時期に[[コイキング]]を入手する機会を買ったと考えれば、総合的には悪い買い物ではない」という意見もある。
[[ブラック・ホワイト>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]]でも500円販売が再登場。
実際に買うと「コイキングを500円&bold(){も}出して買った」とぼったくりである事を強調するメッセージまで出る。
なお、購入できるのは[[ゲーム]]クリア後だが、過去作から連れてくる(これも[[ゲーム]]クリア後の開放)か通信交換しないと[[コイキング]]はここでしか入手できない事を考えれば、そこまでボッタクリでもない。
というか、この[[コイキング]]は「素早さ」の[[個体値]]が31で固定なので、そこらの野生[[コイキング]]を捕まえるより強かったりする。
-[[オメガルビー・アルファサファイア>ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア]]他、③
「ジュースの値段が他より高い自販機」というのが登場した。
えんとつやまに行くロープウェイ乗り場の自動販売機ではジュース類の値段が他の&bold(){2倍}になっているのだ。
現実でも山の上などで輸送費がかさむため、値段が高いという自販機があるのでそういうイメージのネタか。
以後のシリーズも時々ジュースを1.5倍から2倍の値段で売られている場所が登場するようになったが、
そもそもジュース類が「店で売られている傷薬類よりコスパが良い((参考:『オメガルビー・アルファサファイア』のジュース類で一番安い「おいしいみず」は基本200円で50回復だが、同じ50回復で店売りの「いいキズぐすり」は700円もした。まだロープウェイの自販機の2倍の値段(400円)で買った方がいいキズぐすり購入よりコスパが良い。))」という代物なので、実害は小さかったりする。
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**[[ゼルダの伝説シリーズ]]
町をまたぐと割とアイテムの販売価格が変わって来るため、「適正価格」の判断は難しいが、それでも明確に詐欺目的で販売している悪徳商人も何人かいる。
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-[[ゼルダの伝説 時のオカリナ]] ①、③
①は[[デクナッツ]]族の敵キャラであるアキンドナッツを倒すと、アイテムを売ってくれるが、どれもこれも一般価格の2倍程度と高い。
まぁ元が敵キャラなので納得できなくはないし、[[ダンジョン]]奥などに出てくるものなどはまあしょうがないかと言えなくもない。
但し「アイテム所持数を増やしてくれる」「[[ハート]]のかけら」のアキンドナッツは代用ができないので、高くてもお願いするしかないし、金の使い道が少なくてまずそこまで金に困らない為、ぼったくりとは言い難いかもしれない。
もっとも、極論いうと本作はその辺の草を切ったりや石を砕けば簡単に消費アイテム([[ハート]]や矢など)が入手できるうえ、
高価に売られている魚なども探せばその辺で捕まえられるので、デグナッツどころか各町の普通の店主が経営している店なども
「ただで入手できるものに金を吹っかけてくる」と思えなくもないのだが…
(実際、本作の取扱説明書p.34に「ルピーのムダ遣いに注意!」として&b(){高価なアイテムに限ってあとで別の場所でタダで入手できることが多いよ}という説明がある。)
スタッフも店の意義にかかわると思ったのか、次作『ムジュラの仮面』では消耗アイテムが初日に戻るたびに0になるので、店で買うのも一理あるようになった。
③に当たるのはゴロンシティのチュウゴロン(寝そべって壁から顔と手を出しているでかい個体)の店。
ここで「巨人のナイフ」という両手剣(盾が使えない)が200ルピーで売られており、攻撃力はマスターソードの2倍でリーチも長い。
…が、数回切りつけると折れてしまい、以後は威力もリーチも最弱と化してしまう。(チュウゴロンに話しかければまた購入できる)
わらしべイベントで入手する上位互換(威力とリーチは同等で折れない)の[[ダイゴロン刀>ダイゴロン刀(ゼルダの伝説)]]を考えなくてもぼったくりの範疇だろう。
-[[ゼルダの伝説 ムジュラの仮面]] ①
ミルクロードにあるゴーマントラックでは「特別なミルク」を50ルピーで販売している。
曰く、「他のミルクは水で薄めていて飲めたものじゃない」との事だが、実際の効果は他のものと全く変わらない普通のミルクである。
むしろ説明文を見る限りではこちらの方こそが水で薄めた阿漕な代物。
そもそも、ミルク自体が他の店だと20ルピー程度で売っているし「エポナの歌」があれば牛からタダで無限に手に入れられるので完全な詐欺である。
なお彼らがネガキャンしている[[ロマニー]]牧場の方は、飲むと三日間魔力無限になれる本当に特別なミルク「シャトー・ロマーニ」を出荷している。
3DS版では特別なミルクにそこら辺の土と草を混ぜた「あやしいミルク」を[[ダイゴロン刀形式>ダイゴロン刀(ゼルダの伝説)]]でゴーマン座長に届ける追加イベントが存在する。
「あやしいミルク」自体は非常にデンジャーな代物なのだが、座長によると好んで飲んでいるらしく「なんともいえない味がする」との事。
またクロックタウンには「マニ屋」という故売商の店があり、ミルクロード入り口付近にいるタックリーというモンスターにアイテム(剣・盾・空きビン)を盗まれるとここに並ぶ。
盾以外は非売品であるし剣が大妖精以外は50ルピーなどそこまで不合理な値段はつけられておらず、盾も雑貨屋で買うと80ルピーのところ20ルピーなので一見破格だが、元を正せば自分のものを盗んで売り付けてくるのだから詐欺に近い((ゲーム内においてマニ屋主人は盗品を仕入れる際に「善意の第三者(盗品ということを知らないで買っている)だから罪はない」とやけに生々しい理屈で正当化している。))。
そもそもこれらのアイテムは時の歌で初日に戻れば無料(銀行に預けてない金は消えるが)で取り戻せるのだから、わざわざ金を出す必要もない。
……盾は[[ライクライク]]に食われた場合にはここには並ばず普通の店で買うことになるが、その場合でも初日に戻れば手元に戻るので、盾を売る店全般がぼったくりの気がしないでもない。
ちなみに、初日にバクダン屋のおかみさんがボム袋を盗まれた時にはマニ屋にボム袋が並ぶ(100ルピー)が、バクダン屋に並ぶ時(90ルピー)より10ルピー高い。
極端な差ではないのでぼったくり感はあまりないが、主人はこれを仕入れるときに盗人の足元を見て50ルピーで買い付けており、なかなかにえぐい。
-[[ゼルダの伝説 風のタクト]]①
タウラ島のバクダン屋は、店長のキャノンが明らかに客を見下している上に番安いアイテムでもリンクの所持金限界を超えているので絶対に買えないという詐欺ショップ。
だが、テトラ率いる海賊団が海の精霊・ジャブーの手がかりを見つける事を目的としてタウラ島を訪れてからはキャノンが囚われてしまった挙句、売り物のバクダンも海賊に盗まれてしまう((この時「海賊相手に吹っかけるなんて良い度胸してる」と評されているところを見ると、どうやらテトラにもリンクと同じ態度を取って怒りを買ったらしい))。
リンクが最初に手に入れるバクダンはこの盗まれた物であり、海賊の下っ端兼リンクの自称兄貴分のニコとのミニゲーム(とテトラの恩情)で貰える。
この災難がよほど堪えたのか、[[プロロ島]]でジャブーを見つけてからはリンクに対してへりくだった態度を取るようになり、バクダンも普通の価格で売り出されるようになる。
-[[ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス]] ①
城下町にあるセレブショップは、店員が明らかに客を見下している上に一番安いアイテムでもリンクの所持金限界を超えているので絶対に買えないという詐欺ショップ。
一応、「買えないだけでアイテムとしては一般品より高級」という可能性もなくはないが、後述するようにそれは考えにくいだろう。
しかも、そのままでは入店できず店の入口で靴磨きの少年にルピーを払って綺麗な足にならないと門前払いされる。%%「綺麗な足」を勘違いしてアイアンブーツを履いて入ろうとした人は絶対いるはずだ%%
サブイベントを進めると、村の少年であるマロがこの店を買い取りマロマート城下町店としてリニューアルオープンする。
品ぞろえは同じだが、以前とは対照的に平均的な価格よりも割り引いて販売してくれる優良店。目玉の「マジックアーマー」もようやく購入できるようになる。
-[[ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム]] ①
[[カカリコ村]]の防具屋では静音効果のある忍びスーツシリーズ、鍛えれば骨武器特効が付く夜光シリーズと有能な装備を扱っているが、初来訪時は全て1部位5000ルピーとかなり高額にされている。前作では高い部位でも1000ルピー未満だったため明らかに高い。
希少鉱石を掘ったり料理を売りまくるなど金策に走れば稼げない額ではなく、実際に購入はできるものの、なまじ有能な装備だけに一見するとこちらの足元を見た価格のように見える。
ただ、店員と話すと「瘴気で弱った母の治療代のため」と高額化の理由を明確に述べる。
このためミニチャレンジで瘴気回復効果のある料理を渡して治療すると前作同様の適正価格に戻り、さらに5000ルピーで買っていた場合は差額を返金してくれる。
詐欺ショップというよりは、必死さが裏目に出たことでぼったくり同然になった珍しい例だろう。
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**その他のゲーム
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-[[クロノ・トリガー]] ①
現代メディーナ村は生き残った魔物たちが暮らす村であり、当初は人間に敵対的であるため、店や宿屋に入ると店員が襲い掛かって来る上に、商品価格も上乗せされている。
なお、「人間相手に誰がまともに売ってやるか」的な発言もあるので、詐欺というよりは完全な嫌がらせである。
ちなみに倍率は変動するが、最低値の5倍でもかなりのぼったくりで、''マックスは250倍''(上限65000G)と数あるぼったくり店の中でも有数の悪質さを誇る。
宿屋は一泊200ゴールドと泊まれないこともないが、やはりこんな金額を出す理由はないだろう。
但し終盤近くの武器防具が用意されているため、この時点で買えれば非常に強い。
もう少し後になるとぼったくられても痛くも痒くもないほど稼げる手段が出てくるので、ここで装備をしっかり整えられる。
村の外れに暮らすボッシュのところなら、まともな価格で売ってくれるので消耗品などはこちらを利用するといい。
終盤にサブイベントをこなすと人間に友好的な村だったことになり、アイテムは25%引き、宿屋は10ゴールドで泊まれるようになる。
もっとも、その頃には型落ちアイテムばかりなので演出以上の意味合いは薄いが(一部消耗品のまとめ買いに使えないこともない程度)。
-[[ルドラの秘宝]] ①
リザの章1~2日目の人工島バベルと、各章に登場するさすらいの商人ヌークの店が該当する。
人工島バベルの場合は汚染されていない空気をエサに、武器・防具・道具屋の代金が4倍になるほどの税率がかけられているので、到達時点では買い物できたものではない。
がんばってラグを溜めたところで買えるものは普通の品でしかないため、どうしても手に入れたければストーリーの流れでボスを倒して市長からこの街を解放する必要がある。
別に買い物しなくても装備より戦術で何とかできるタイプのボスなので、良いことした後でありつければいい。
ヌーク経由の買い物もいつもの4倍の値段になる。消費アイテム「スピリット」に限り、一回買うたびに値段が100ラグずつ加算される。
この項目的には①の典型例だが、スピリットの入手先はココ限定な上、&bold(){その主人公の章で売ったアイテムを他の主人公の章で買うことができる}という唯一無二の特性を持つ。
つまりはアイテムの交易が可能なのでこの値段設定。この[[ゲーム]]は地味に「この章だと買えない・拾えないアイテムがある」「最終章には突入した際の主人公の章のデータが反映される」
といった特性があるため、うまく使えば[[ゲーム]]を楽にしてくれることもある。難点は価格よりもむしろ、主人公によって利用可能タイミングが限定されていること。
-[[サガ2秘宝伝説 GODDES OF DESTINY>Sa・Ga2 秘宝伝説/サガ2秘宝伝説 GODDES OF DESTINY]] ①
数種類登場するお助け[[スライム]]の1体である「スライムファット悪魔」が該当。
プレイヤーが売りさばいたものだけを陳列し、買い取ると在庫から消える。
そしてぼったくりポイントとしてはまず、定価の1.25倍の価格で売りつけてくる。
さらに買取までこの姿勢は徹底しており、通常の店の0.5倍の安値で買い叩かれる。
しかしこれにはわけがあり、周回プレイができるようになった本作では、彼へ売ったものは&bold(){次周でも買い戻せる}からだ。
真に問題なのは非売品を売った場合。
なんと売却価格から割り出せる&u(){相場価格を完全に無視}して、2倍近い値段などの独自の価格で売りつけてくる。
非売品を引き継がせようとするこちらの心理はしっかりと掴んでいる。そのため通称は「密売人」。
次作[[サガ3時空の覇者 Shadow or Light>時空の覇者 Sa・Ga3【完結編】/サガ3時空の覇者 Shadow or Light]]でも武器修理屋として登場するが、そちらでは定価であることを毎度毎度強調してくるし、実際一切ぼったくり価格はなし。
プレイヤーへ刻まれた印象を払拭せんとする様子は&s(){他人事ながら}かなり大変なようだ。
-[[サガフロンティア]] ①、③
まずはすべての主人公で利用できる場所から。
クーロン裏通りの建物の陰を通って行ける袋小路に白衣の男がおり、話しかけると「やあ、いいものあるよ。」と詳細不明のアイテムを400クレジットで売りつけてくる。
いちど断ると「次は倍の値段になってくるかもよ。」と煽ってくるが、さらに断ると交渉決裂。
……と思いきや、いちどマップを切り替えてから戻ってくると、同じ調子で先程の半額でアイテムを買わないか持ちかけてくる。
これを繰り返せば最終的に50クレジットにまで値切れる。
そうこうして購入できるアイテムは、メカ専用の装備品である裏メモリボード。
メカに装備させると知力(INT)が伸び、多数のプログラムを同時に扱えるようになる。
裏メモリボードは同系品の中では知力上昇値は控えめだが他の下位互換ではなく、プログラム「ウイルス」との組み合わせでメカ特効の技が使えるユニークな性能がある。
即決して400クレジットで買ってもそこまで悪い買い物ではないが、とくに序盤は懐事情がきびしいので交渉して出費を抑えたいところ。
なお、仲間にメカが加入しない[[アセルス]]編および[[エミリア>エミリア(サガフロ)]]編では完全なる無駄遣いとなる。
他にはT260G編のオープニングイベント中に滞在するリージョン「ボロ」にて、よろず屋がぼったくりアイテムを扱っている。
主な売り物である傷薬などは適正価格なのだが、品揃えのいちばん下に重火器系の武器アイテム「粒子加速砲」「破壊光線銃」があり、どちらの価格も驚異の10000クレジット。
しかも品物にカーソルを合わせると「偽物です」「故障品です」と説明される始末。
ボロの住民は超古代文明の戦争でできたクレーターから遺物を発掘して生計を立てているという設定なので、これらはフレーバー的な品物である
……と思うかもしれないが、&font(b){10000クレジットを用意できれば普通に購入でき、どちらとも正常に作動する。}
要するに価格が高いだけの通常のアイテムであり、偽物でも故障品でもなんでもない。
ただしボロにいる間はパーティーはT260Gと[[ゲンさん>ゲン(サガフロ)]]の二人だけ、かつ装備品の入手も制限されるのでここで10000クレジット貯めるのは相当なやり込みである。
&font(#CCCCCC,l){そしてそんな条件下で戦い抜けるプレイヤーなら重火器の一丁や二丁なくたってどうにでもなる}
さらに粒子加速砲、破壊光線銃ともクーロンの重火器店なら半額以下で買えるので、頑張ってボロで購入する意味ははっきり言ってない。
というか両方ともメカ系の高ランクの敵がドロップするので、所持金10000クレジットに到達する頃には買わずとも既に手に入れている可能性まである。
-[[マリオストーリー]] ①、③
本作では店によって価格が違うのが普通((例えば基本回復アイテムの「キノコ」は最初のキノコタウンの店では5コイン、次のノコノコ村で4コイン、その次のカラカラタウンでは3コイン。))なので、単純に「他より高い」ではぼったくりか微妙なのだが。
不親切と言って差し支えないものだと、終盤に地下水道を進めていると、「ボッタクール」なる名前からして怪しすぎるオッサンが「64コインで良いもの買わない?」と商品名も告げずに買うかどうか選ばせる怪しい店がある。
しかし実際に買うと貰えるものは貴重な「ほしのかけら」。普通は非売品なので、64コインという高値でも詐欺ではない。
が、続けて買うといきなり「きんきゅうキノコ」にランクダウン。レアといえばレアだが、64コインという高値には見合わない(他の店では25-50コイン)。
諦めずにさらに買うと、3つ目はなんとレアなバッジ「ヤッツケーレ」。ここでしか手に入らない限定品である。
以下、何度も続けて買うと、最終的に10個目でほしのかけら3個、ヤッツケーレ1個、きんきゅうキノコ1個、てきヨケール1個、キノコ1個、スーパーキノコ1個、しなびたキノコ2個が購入できる。
一応限定品であるほしのかけらとヤッツケーレが買えるので完全な詐欺とは言えないが、特にキノコ系アイテムは64コインには見合わないので詐欺感が強い。
なお、11個目以降はしなびたキノコしかもらえないので以降買うメリットは皆無である。
また、クッパ城の倉庫では友好的なクリボーがアイテムを売ってくれるが、いずれも他の店で買うよりも高く、全体的にぼったくり感が漂う。
但し、この店は[[ダンジョン]]の奥にあることと、逆に高値で売れるアイテムもいくつかあり、単純なぼったくりというよりは物価そのものが違うといった印象。
(続編の『[[ペーパーマリオRPG]]』でも100階[[ダンジョン]]に出てくる「ダマス」という行商人の店は地上に比べて価格が高い。なお、こちらは売却不可。)
-[[どうぶつの森シリーズ]] ①、②
初代からの皆勤賞キャラとして悪徳商人の[[つねきち>つねきち(どうぶつの森)]]がいる。やけに馴れ馴れしい口調に加えて店の見た目や[[BGM]]からしてなんだか不気味だったりと、明らかに胡散臭い。
珍しく「他所で購入するよりも高額」と「偽物を売りつけられる」の2パターンに該当する。
ぼったくり商店ではあるものの、後述の理由でコンプリートには必要不可欠というある意味一番嫌らしいポジション。
高額のパターンとしては、[[タヌキ]]商店で売られる家具を割増の値段で購入することが可能。
[[タヌキ]]商店で購入できる場合はこちらで購入するメリットは無いが、[[どうぶつの森シリーズ]]では基本的に店に並ぶ商品はリアル時間で日替わりのランダムであるため、なかなか目当ての商品が[[タヌキ]]商店に並ばないことも多く、ぼったくりとわかっていてもこちらで買わざるを得ないことも。
『[[あつまれ どうぶつの森]]』では、自分の島では手に入りにくい色違いの家具((商店で販売される家具は初めてプレイした時にランダムで色が決まる。店売りの家具は、パニーの島でのリメイクでしか色を変更できず、つねきちやリメイク以外の入手法では、時折飛んでくる風船を[[パチンコ]]で割ったり、SNS等で募集を掛けて他の人の島を行くか送ってもらう等、手間のかかる方法しかない。))も扱っているため、美術品のコンプリートを兼ねて彼のお世話になる人も多い。
偽物のパターンとしては、『[[おいでよ>おいでよ どうぶつの森]]』以降では店に並ぶ美術品に贋作が並ぶことがある。
美術品は基本的にはここ以外に入手方法がなく、博物館に寄贈することで展示されるため、コンプリートを目指すならばリスクを承知で購入しなければならない。
『町へいこうよ』までは鑑定するまで判別不能なので完全に運ゲー。
『[[とびだせ>とびだせ どうぶつの森]]』以降はグラフィックで判別できるようになっているが、判別するにはリアルの芸術品知識と手間が必要となる。
偽物は売却不可能だったり家に飾ると家の評価が下がる等良い事無し……なのだが、中には偽物であることを知りながら「本物より面白いから」「雰囲気作りのため」と購入するプレイヤーもいる。&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){『あつまれ』では夜になると外見が変化するホラーチックなものも……。}}
これ以外だと、一般イベントでモブ動物が話しかけた際に「家具を買わないか?」と聞くものがある((パターンは色々あり、「お店屋さんごっこ」として5つの商品を次々あげ、どれか1つを買わせる(4つ目迄断ると5つ目を強制購入)。お金が必要だからこれを自分の言い値で買ってくれと頼むなど。))が、価格が定価より圧倒的に値段が高かったり安かったりがざら。安いパターンもあるのでぼったくりというより価値を分かっていないだけなのだろうが…
-[[聖剣伝説2]] ①
商人ネコのニキータは一般的な店の&bold(){2倍}で商品を売っている。
本来は個人店を営んでいるのだが、いくつかの[[ダンジョン]]や旅先に出張して路上販売をしており、ぼったくり価格であることは自分から言及しない。
戦闘不能を回復する「天使の聖杯」や、中盤までは貴重なMP回復手段である「魔法のくるみ」は元々値が張るので、気付かずに高額品を買ってしまった場合はご愁傷様である。
ただ同じアイテムは4個しか持ち運べないので、ボス近くで消費したアイテムを補充できるメリットはある。
「まんまるドロップ」など元が安価な回復アイテムなら倍になっても大した損失ではないため、宿代代わりだと思って買ってしまっても問題はない。
倍の価格であっても欲しい時は欲しいものだし納得できなくはないだろう。
あちこちで出会う上にセーブまでしてくれるわけだし。
………が、ニキータのぼったくりが一番発揮されるのは''最後の滞在地''。
ここでは普段のラインナップに加え、ここでしか買えない店売り最強の防具(プロテクター・ニードルヘルム・ガントレット)を取り扱っている。
本来の価格はゲーム進行に沿った許容範囲の曲線を描いているのだが、ニキータは元の価格が倍になる仕様上、&bold(){ニキータからしか買えないのに暴力的な価格に吊り上がっているのだ。}
1ランク下の店売り品(これも高級品)からさらに2~4倍、&font(red,b){三人分購入すると総額約40万ルク。}
%%「世界の為に死地へ向かう主人公たちにせめてもの支援ニャ…」と涙ぐみながら、このやり方%%
これ以上の性能は全て非売品な上、金の使い道もここと武器強化だけになる。買うかつっぱねるかはプレイヤー次第。
厄介なのが&bold(){ぼったくりな価格ながらそれに見合った性能はしっかり持っている}こと。
直後の[[ダンジョン]]で出現するモンスターがどいつもこいつも''型落ちの防具では丸腰同然(かの三種は型落ち防具の1.8倍の性能)''キチ火力で殴ってくるため、ぼったくり価格であろうが買わなければ死神との旅になること必至である。
逆にこれらを揃えるとグリフォンハンドの恐怖ともおさらばでき、[[ラスボス]]戦まで通用するほど高性能。
&s(){コイツこの大一番で思いっきり足元見やがって}
余談だが最後の滞在地はNPCが大量にうろついているためキャラ数オーバーでニキータが表示されない事がある。&s(){本当に厄介なやつだ}
移動して画面をスクロールさせたり調整して再表示させよう。
『LOM』の方のニキータもかなりがめついが、主人公「だけ」に対しては意外とまともな(金は要求するが、きちんと仕事をする)対応。
-[[チョコボの不思議なダンジョン]] ①
[[ダンジョン]]の途中で登場するジャニターの店では、割高でアイテムを取り扱っている。
割高とはいえマップカード・不思議なしおり・ツヤ出しクリームが買えるのは大きいので、多少ぼったくられてもかなり多くお世話になるだろう。
そんな中である意味最大の目玉は「おいしい実」という実・タネ系アイテム。
一見なんの変哲もないアイテムなのだが、実はHPが最大時に使うと最大HPが1増加するという、つまり[[ドーピング]]アイテム。
それが少々割高とは言え無制限に買えてしまうのだから[[とんでもないことになってしまった>バランスブレイカー(ゲーム)]]。
本作では所持数制限が厳しいので買わずとも持ち物整理にも役立つが、未識別品は1ギルでしか買い取ってくれない。
-[[チョコボの不思議なダンジョン2]] ①
シドタワー(1回目・2回目共通)の10Fでは、自販機の存在するエリアで「タコのエキス」がチューチュータコカイナなる名称で販売されている。
価格は3000ギル。タコのエキスの適正売価は250ギルであるため、純然たるぼったくりである。
……但し、裏を返せば(特に難度の高い復活[[ダンジョン]]時にて)3000ギルあれば回復アイテムを中途補給できるという考えも可能であり、
またタコのエキスはモンスター村のシェフ・ラ・トンベリ絡みのイベントを進行させるために必要なアイテムでもあるため、
そこまで悪質な措置とも言えなかったりする。
-エルナード ②
厳密には武器生産を産業としているベレーネの町の鍛冶屋が自作した剣を直接買い取る形であり、1000ゴールド、4000ゴールド、5000ゴールドで売買できる鍛冶屋がある。
1000ゴールド(しんくうけん)、5000ゴールド(ムラマサ)の鍛冶屋は当たり(但し、しんくうけんは既に型落ちの性能)なのだが4000ゴールドの鍛冶屋がかなりのくせ者である。
ここで売りつけてくるのは最低性能の銅の剣(買取価格50ゴールド)である。1000ゴールドの鍛冶屋で試しに購入して味を占めて、高い鍛冶屋ならもっといい武器が手に入ると思い、ここで購入するとまんまと引っかかってしまう。
更にここで疑心暗鬼になってしまい、この時点でも優秀かつ妥当価格のムラマサを買い逃してしまう可能性もあるという厄介なぼったくりである。
-太閤立志伝シリーズ ①、②、③
初代ではミゲルスーザと大和の鉄砲鍛冶が該当。
信長からの主命で鉄砲購入時、通常の鉄砲鍛冶に製造を頼むと最長2ヵ月かかる上に700丁しか入手できないがミゲルスーザは品切れでない限り1000丁、大和は在庫切れ無しで700丁を即時用立ててくれる。
……言うまでもなくどちらも偽物であり鵜呑みにして購入すると信長から大目玉を喰らわされる事となる。
一応、どちらも利用価値がありミゲルスーザは南蛮品購入時はまっとうな商売をしてくれるし稀にだが本物を1000丁用立ててくれる事もある。
大和に関しても下働き(バイト)の時なら労力を消費せずに容易に稼げる場所として有用となっている。
Ⅱでは主命時に各地にランダムで現れる闇商人が該当する。
主命で調達命令が出されている品物を比較的安い相場で用立ててくれるが、実際は偽物などの理由で信長から大目玉を喰らうと言う訳である。
今作は同行者がいれば詐欺を見破って通常の取引をしてくれたり、3回取引するとそれ以降は詐欺商売をせずにそのまま普通に用立ててくれる等解っていても騙されるメリットもある。
また、シリーズ通して商人全般がぼったくりが多く、「身分が低いと未鑑定品をバカ高い値段で買わされ、鑑定したらゴミアイテム(初代)」だったり未鑑定のアイテムを大金で売りつける商人((一応、ここでしか入手できないアイテムもあるが大抵は価値の低いアイテムを売りつけられる。))、馬100頭と偽って鹿100頭を売りつけてくる商人(本当に馬100頭の場合もある)が3以降の作品で登場している。
ちなみに商人が売りつけてくる価値の低いアイテムの中には、価値0の刀剣「竹光」、価値0の茶杓「耳かき」など、なぜ見抜けないのかと突っ込みたくなるようなものも存在している。
-桃太郎電鉄シリーズ ①、③、その他
お金とか物件購入がメインの[[ゲーム]]のため、ぼったくり商人たちの手口や効果もバラエティ豊か。
貧乏神の悪行に、勝手にぼったくられて2倍の値段で何かのカードをどこかから買ってくるというものがある。費用は当然プレイヤーが支払うのねん。
大きな お世話だ!
ただ、もの自体はいいカードが多く、場合によっては逆転の一手に繋がることもある。
貧乏神の悪行の中では比較的マシな方で、持ち金がマイナスの状態……つまり売れる物件がないときはむしろラッキー。
ピンポイントで必要なカードを買ってきた場合は「敏腕秘書」扱いされることすらある。稀なケースだが。
少なくとも「デビルカード」や「ウィルスカード」のような明確なマイナスカードを買ってくるようなことはないのは救いか。
ただし「銀河鉄道カード」などの高額なカードを倍額で買わされるとかなりの損害となるため、安い物件を半値で転売されるより実は危険度の高い悪行だったりする。
いずれにしろこの悪行でカードを充実させて上位プレイヤーに追いつくのが大事である。
作品によっては勝手にローンを組んでくることも。ローンで買うと割高なため、ちょっと損する。
[[キングボンビー]]もローンを組んでくることがあるが、物件をほかの人に渡してしまう。
また、[[スリの銀次]]が所持金の4分の1の値段のピザを売りつけてきたり、怪しい美術品を売りつけるブローカーに遭遇することがある。
ブローカーについては一応当たることもあるので、むしろ投資に近い。
『Ⅲ』では闇のバイヤーが1億円の未購入の物件を買わないかどうか誘ってくるイベントがある。物件の種類は分からないので1000万円の安い物件のこともあれば1億円以上のこともある。『令和』では同様の行為をしてくる名産怪獣ダイカーンが登場。こちらは運が良ければ300億円するサッカースタジアムが買えることもあるので、かけてみてもいいかも。大体は5000万円の水田だが…。
作品によっては[[キングボンビー]]がぼったくりでカードを売りつけてくる悪行をしてくることがある。
しかしその内容は&bold(){①②③のどれにも該当しない。}
唯我独尊の権化たる彼にしては珍しく定価で売りつけてくるのだが、問題なのはその数。
プレイヤーが所持できる数をはるか超えた量を纏め売りして、当然持ちきれないので余った分は全部捨てるハメになり、キッチリと売りつけた代金は請求するという新手のぼったくりである。カード枠からあふれたカードをまとめて捨てられる選択肢もしっかり装備してある心折設計である。((なお、カードをすべて捨てる悪行もあるため、山盛り買うだけ買わせてすべて投げ捨てるまでが彼のルーティンである。最悪だ。))
-風来のシレンシリーズ ②
このシリーズでは、[[ダンジョン]]内の店でアイテムを売買できるが、未鑑定品であっても正体がわからない。
中には明確なマイナスアイテムも売っているが、基本的にこれは''鑑定もせずに買う/使う奴が悪い''とされ、ぼったくりと言われることはまずない。
値段だけは未鑑定であっても固定なので、「店の売り物の値段を見て未鑑定品を推定する」というプレイングが非常に重要。
……が、そんな仕様を逆手に取ったのがいわゆる[[偽物道具>偽物道具(風来のシレン)]]。
本来の道具と絶妙に間違えやすい名前と、''全く同じ価格設定''によりプレイヤーを混乱させる。効果の方はほとんどギャグでありまともに機能するものは数少ないため、流石にこれに引っかかるとぼったくりと叫びたくなる。
ちなみに本シリーズにおいて最もぼったくり屋なのは店主や行商人ではなく、この偽物道具の1種である。その名もズバリ「&bold(){召介状}」
「紹介状」の偽物でありその効果は「読むか高級店の店主に見せると全所持金と引き換えに大きいおにぎり1個が手に入る」というもの。…&bold(){&color(red){全所持金と引き換えに}大きいおにぎり1個が手に入る}。
懐事情などひとかけらも考慮せず、たとえ数十ギタンしかない極貧だろうと[[カンスト]]したセレブだろうと大きいおにぎり1個で所持金が底をつく。
おまけに読んだり見せたりした時点で効果が出るため&bold(){キャンセル不可}。説明文にはギタンの消費額なんて書かれていないためうっかり引っかかって泣きを見た風来人は多い。
なお、大きいおにぎりは1個300ギタンであり、所持金がそれ以下だとぼったくりには当たらない。だからどうしたと言われるとそれまでだが。
他にギタンをダイレクトに攻めるアイテムに「金滅の巻物」があるが、何も買わないのでぼったくりとは言えない。
-[[ブレスオブファイア 竜の戦士]] ①
このゲームでは各地のお店に「割引・割増率」が設定されており、同じ商品でも店ごとに値段が異なっている。
もちろん安い店で買物するのがお得なのだが、中には割増のぼったくり店でしか買えないアイテムもあり、おまけに「定価でさえ高額な物を3割増で購入することが必須」なストーリーイベントまであったりする((ただしその前後で現金がもらえるイベントが複数用意されており、プレイヤーが自力で全額用意する必要はない。))。
なおこれらはこちらからアイテムを売却する際にも適用されており、この場合は逆に割増店の方が有用となる。
……が、何故かGBA版では売却時のみ価格変動が起こらなくなった。
この他、仲間の一人「マニーロ」の個人アクション「フリーマーケット」でアイテムの売買が可能。
行商人が持ち込んだアイテムを買ったり、こちらのアイテムを売り付けたりできる。売る際には価格を釣り上げてぼったくることも可能。
逆に買う時に値切ることも出来るが、拒否されて帰ってしまうこともある。
このフリーマーケットでしか入手できないレアアイテム(一部メンバーの最強装備なども含む)が出てきた時に帰してしまうのは勿体ないので、この場合は下手に値切ろうとせずに即買いを推奨。
-ドカポンシリーズ ①・③
ボードゲーム+RPG+[[友情破壊ゲーム]]というテイストのこのシリーズ。
熾烈な妨害合戦上等の設計をしており、NPCにも&s(){開発者の悪意である}意地悪なキャラクターが多く登場する。
とりあえずぼったくりとも言えるのはまず行商人が挙げられよう。
非売品や貴重品を販売してくるが、倍額で売りつけてくることがある。
ただし半額や、作品によっては1ゴールドというタダ同然のたたき売りもするので、トータルで見ればまだ良心的かつ平均的。
品物によっては倍額を支払う価値があることもよくある。
本格的にぼったくりを仕掛けてくるNPCとしては「セールスマン」がいる。
行商人とは似て非なる存在であり、値段が&bold(){ボス討伐賞金と同額}という詐欺みたいな値段になっている。
品物は行商人のそれと同じだが、さらなる問題点として&u(){&color(#F54738){何を買わされるか支払うまで判らない}}。
たいがい正真正銘の詐欺である。
さらに始末の悪い例は「ブラックJ.J.」。
こちらは施設で治療できる(=対応する回復アイテムがない)状態異常を旅先で治療してくれるが、
その治療費が上記のボス討伐賞金の2倍だからたまらない。
どれくらいのぼったくりかというと、&color(#F54738){死亡して所持金を奪われたほうがマシなレベル}。
そのうえ出会ったが最後、&bold(){勝手に治療して勝手に代金を持っていく}というありがた迷惑。
一気に借金状態へ叩き落されることも珍しくない。
かといって健常状態ならば、往診料と称してボス討伐賞金と同額を奪っていくので徹頭徹尾始末に負えない男((作品によっては「Dr.J.J」名義で出てくるが、そちらは常識的な料金かつ手術自体が有用なとてもありがたい存在。))。
最悪な類は「闇商会ウェーバー」。
タダで有用なアイテムを譲ってくれることもあるが、ぼったくりの本領としては
持ち主に災害をもたらす&bold(){バッドアイテムを&color(#F54738){超高額で押し売りしてくる}}こと。
余裕で借金突入もありうる値段であり、
手をこまねいているとこのアイテムで二次災害を受けるうえ、基本的な処理方法は店で処分するしかない。
[[ダンジョン]]の奥で出会ったりすると悲惨。
こちらを勝手に洗脳して買わせる催眠商法を用いるので断ることさえできない、魔界の詐欺師である。
-[[遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神]]
世に数多く出された遊戯王ゲーム作品においても、ぼったくりを行う店は存在。
その作品の名は『遊戯王DM8 破滅の大邪神』。遊戯王ゲーム界隈では『真DM1 封印されし記憶』と肩を並べられるほど、超高難度のゲームである。
童実野町の一角にあるゲームショップ「亀のゲーム屋」が本作におけるカードショップとなっており、
店主の[[武藤双六]]に話しかける事でカードの売買が出来るのだが……
カードの買値は前作([[『遊戯王DM7 決闘都市伝説』>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説]])から約10倍に跳ね上がった。
例えば《クリボー》のような攻撃力300・コスト16の下級モンスターは1枚、640ドミノ。
買値も、後述する売値も個々のカードにおける「コスト」という数値を基準にしているため、コストの高いカードであればあるほど買値は更に上昇する。
一部を抜粋すると《サンダー・ボルト》(コスト150)は6000ドミノ、《光の護封剣》(コスト300)は12000ドミノ。
普通に使わせる気がない上、仮に使ったところで手間と苦労が見合わない大多数の神魔族連中なんかは
コスト999と馬鹿高い数値設定であり、そいつらの買値は39960ドミノと驚愕のお値段。
あの《ハングリー・バーガー》が神魔族であるがゆえに《青眼の究極竜》などと同格の高級品扱いとは……
《クリボー》が640ドミノなのを見て「大した金額じゃなくね?」と思うかもしれないが、本作は敵決闘者を倒して得られるドミノ(通貨)がやたらと少ない。
何度も戦えて本作最弱の本田くんは勝っても1桁台のドミノしかくれず、御伽や遊戯・城之内らと戦い勝利しても貰えるのは2桁台。
一度しか戦えない敵決闘者とか中盤以降の強い敵決闘者だと3桁台のドミノをくれる相手もいるが、4桁台のドミノをくれる相手は作中通して数える程度しかおらず、5桁台は存在すらしない。
ちなみに「はじめから」でゲームを始めた段階での所持金は、たったの500ドミノ。こんなんじゃ《クリボー》1枚すら満足に買えねぇぜ……
「だったら不要なカードを売って金を貯めよう」と思っても、売値の方は前作から据え置き。
買値はアホみたいに高くなったくせに売値は全く改善されてないため、双六じじいに安値で買い叩かれてしまう事になる。
能力の低いカードは雀の涙程度の価格でしか売れず、前述したコスト999の連中ですら1枚2000ドミノ近い売値にしかならない。
なお、本作は「1枚以上所持しているカードしかショップに売る事ができない」という制約あり。
そのため、デッキにまず入れない(入れられない)カードであってもダブってないと売れず、金の足しにすら使えない事も割とよくある。
他にもこのぼったくり店にはパスワードマシンが設置されている。
効果は前作のカードショップと同じで「パスワードを入力すると対応したカードが店に入荷される」というもの。
ただし本作のコレは1回の利用で1000ドミノを要求してくる。直接手に入るわけじゃないのに、そこでも金を毟り取りやがるか……
しかも先払い形式なので、数字を誤って入力しても支払ったドミノは戻らない。なけなしの金を無駄にしないように。&s(){金(ドミノ)は命(ライフポイント)よりも重い……!}
物価が高く、お金がロクに稼げない本作でどのように役立つカードを集めればいいのか?
それはアンティで得られるカードを軸とし、どうしても欲しいカードだけをぼったくり店にて買い揃えるのである。&s(){カードは巻き上げた(不特定多数または特定の決闘者から)}
まぁ必要な時だけ利用しないと金がいくらあっても足りないし貯まらないので、そうせざるを得ないだけなのだが……
……単なる通常プレイでも縛りプレイのような遊び方を強要されるとか、これは本当にゲームなのか?
あの手この手でドミノという名の金をせしめるという点では相当悪質な店だが
本作にはこれ以外にも数多くの問題点があり、この双六じじいのぼったくり店は氷山の一角でしかないのが恐ろしいところ。
そんな問題点の数々は[[遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神]]の記事を参照してもらいたい。
-deltarune ②
Chapter2の[[スパムトン>Spamton(DELTARUNE)]]がこれに該当する((特定の[[虐殺ルート>皆殺しルート(ゲーム)]]を辿っていない場合。))。
彼の商店を突き止めると買い物ができるのだが、値段が0.5秒ごとにリアルタイムで大きく変動するので、
二束三文で購入しようと狙えばかなりやり直しを強いられること請け合い。
そのうえ商品は実際に購入するとどれもそっくりの名前をした役立たずばかり。
しかし店での説明文と購入した場合のアイテム名が実に秀逸で、
真っ二つにしてしまう「ザ・ビッグ」は購入すると「折れた剣(これ自体が真っ二つになっている)」、
「B**蝶タイ」は購入すると「ボロボロの蝶タイ(Boroboroの蝶タイ)」、
「S.POTION(ポーション/薬)」は購入すると「S.POISON(ポイズン/毒)」になっていたりする。
こうした洒落の効いたセンスを一度味わってみるのは悪くないかもしれない。
彼がうさんくさいことはこれまでの邂逅でしっかり味わっているはず。
-[[elona]] ①
洞窟を抜けた先にある、温泉の街ラーナではお土産と称してアイテムを''50倍の価格''で売っている。
宝の地図とたまに置いてる素材槌((欲しい人は置いてなくてもリセマラで確実に出させます))はともかく、普通の店でもたまに置いてる潜在能力のポーションやモンスターボール、確実に買える場所がある地雷は明らかにぼったくり。
潜在能力のポーションは大量に欲しいため買っておいても構わないが、既存の潜在能力のポーションとは違うらしくここで買ったもの同士でしかスタックされないのは面倒。
他の店と違うのは、''低リスクで即座に&color(red){お礼参り}''できることだろう。買うもの買ったらぶち殺してやろう。
時々持ち金の4分の1が返還される((欲しい人はリセマラで確実に出させます))し、一定期間過ぎれば復活もするので問題なく再度の買い物に次ぎ込める。何度も買って何度でも奪い返そう。
-[[kenshi>kenshi(ゲーム)]] ①
行商を営んでいるハイブキャラバンが「光のランタン」を2,500猫で売りつけてくることがある。
キャラバンの本拠地であるハイブ村なら100猫以下で購入できるので、価値を知っているプレイヤーなら当然断ろうとするだろうが、
買わなければ呪われる、買わないのはハイブに対する侮辱だなどと、断っても断っても執拗に食い下がって来る。
それでも断り続ければようやく諦めてくれるが、ここで選択肢を誤ると逆上したキャラバン一行と戦闘になってしまう。
野盗や危険な生物が跋扈する世界で行商をやっているだけあってかなり強く、十分な戦力が揃っていなければ勝つのは難しい。
お礼参りができるのは[[ゲーム]]も後半に差し掛かってからになるだろう。
なお、この押し売りイベントが発生しない場合は通常価格でアイテムの売買ができる。というか、押し売りを断り続けて「どうなっても知らないぞ!」等の捨て台詞を吐いて去っていったキャラバンに再度話しかけてもやはり通常価格での取引ができる。呪いとは何だったのか……。
ちなみに光のランタンは光源として暗所での作業効率向上、[[飛び道具]]の誤射率低下等の効果がある有用なアイテムだが、夜間敵に発見されやすくなるというデメリットも存在する。
何も知らない駆け出しkenshiが無理して購入しても生きたまま食われる末路が待っているだけである。
-[[Dark Souls]] ①
&bold(){「教えの成果は、なにより誠意次第ですよ」}
ソルロンドの聖女レアに仕える聖職者・ソルロンドのペトルス。彼はソウルと引き換えに神の奇跡を具現化する[[魔法]]・奇跡を売ってくれる。
奇跡はレアも売ってくれるが、終盤にならないと買えないレアと違って彼からは最序盤の内に購入できる。のだが……
とりあえず彼の品揃えと必要ソウルをレアと、そして他シリーズにおける序盤の奇跡の仕入れ先・『2』リンデルトのリーシュ、『3』のカリムのイリーナと比べてみよう。
|奇跡名|効果|ペトルス|レア |リーシュ|イリーナ|
|助言求め(※1)|メッセージが多く出る|2,000|500|3,700|なし|
|回復|HP回復|4,000|1,000|1,500|1,000|
|フォース|敵を吹き飛ばす|4,000|1,000|1,800|1,000|
|家路|最後に使った篝火へ戻る|8,000|1,000|2,400|3,000|
|限られた大回復|1度だけHP大幅回復|10,000|2,000|4,500|なし|
(※1):『2』は「導きの言葉」名義で、隠し扉が分かりやすくなる等他作品より効果が高い
お判りいただけただろうか、このぼったぶり!
1,000ソウルすら稼ぐのも厳しい時期に、実用的な奇跡に4,000以上のソウルを吹っかけてくるのだ。しかもその価格比も尋常じゃない。&bold(){レアの4倍以上、他作品の2~4倍}はある。
特に目を引くのがレアの8倍たる8,000ソウルで売り付けてくる「家路」。「不慣れだからいつでも帰れるようにしたい」と不安がる初心者の足元を平気で見てくる冷血・暴利っぷりである。
このペトルスは話が進むと慇懃な態度に隠された醜悪な本性が見えてくるのだが、
この品揃えを見た段階で本性を表す前から警戒、あるいはろくな奴じゃないと察して早々に殺害する不死人も多い。
#endregion()
**プレイヤー
冒頭でも少し触れたが、交易要素のあるゲームではプレイヤーがぼったくっているケースがある。
それがゲーム内NPC相手なら問題になることはないだろうが、問題は&bold(){プレイヤー同士の場合}。
#region()
-プレイヤー露店 (オンラインゲーム全般) ①、②、③
黎明期のMMORPG等によく見られたパターン。
プレイヤー自身が売買する『アイテム』及び『価格』を設定し、多少の説明文(以下看板)を加えてその場で露店を開くという代物。%%見抜き…させてもらっても、よろしいでしょうか?%%
こうする事でプレイヤー同士の直接交渉を介さずに取引が可能になる。
但し、&bold(){『 』内は任意の設定ができる}という点を利用して悪辣な商売をする輩も後を絶たなかった。例えば…
看板には「○○一個1300G」と表示しておいて実際は「1&bold(){8}00G」「1300&bold(){0}G」等に設定し、客が碌に確認をせずに購入してしまう事を狙う。((ゲームによっては、購入時の最終確認がなくワンクリックで売買が成立してしまうものもあった。なお現在この商法をやるとJOGAの景品表示法違反に問答無用で引っ掛かるので注意。))…①
「アイコン・名前が非常に良く似ている、或いは全く同じ"別アイテムの○○"」を「××」と偽って販売する((例えば「銀」のインゴットと「銅」のインゴットなど))。…②
真っ当な商売をしている露店の横に陣取り&font(b,#ff0000){「←は詐欺です!!こちらの商店をどうぞ。」}と看板で喧伝した上で①、②を実行する。…③
と、いった具合。
またこれは余談だが、個々のアイテムの適正価格が常に変動し、正確な相場を掴むことが難しいオンラインゲーム特有の事情から、
ゴミ扱いだったアイテムに注目が集まり一気に需要が高まる。
↓
相場がそれまでの数倍に跳ね上がる。
↓
適正価格で商売していたつもりが、相場を知らないプレイヤーにぼったくり扱いされる。
というトラブルもしばしば見受けられた。
これらの問題を重く見たのか、2007年に発足した日本オンラインゲーム協会(JOGA)は&bold(){購入及びガチャにより手に入るアイテムに対してガイドライン}を設け、購入によるアイテムの価格変動については&bold(){景品表示法違反}に当たるケースも出てくる為か、近年はオンラインゲームのぼったくり商法はほぼ絶滅状態にある。
余談だが、これは現実のネットオークションやフリマアプリ等でも散見される手口で、人気商品の&bold(){箱や写真}などを相場と同程度かやや低い価格で出品し、価格を見て普通の商品だと思い込んで購入した人から金を騙し取るというトラブルが発生することがある。
商品説明をよく見ると箱や写真を出品していることは明記されており、それを盾にして責任の回避を試みつつ支払いを求めてくるが、錯誤を狙っていることは明らかなので、然るべきところに相談しよう。
#endregion()
追記・修正はぼったくられないようにお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
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