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当時のプレイヤーからは絶大な知名度を誇る「アッサラーム商法」が有名。
アッサラームの街の商人からアイテムを買おうとすると、なんと定価の 16倍 という法外極まりない金額を要求される。 とても買えないので断ろうとすると、突然半額に値下げしてくる。それでもなお断り続けると、半額、半額を繰り返し最終的に定価の2倍で落ち着き、ここでも断るとようやく解放される。 これは実際のトルコ周辺のイスラム商人の商売方法がモデルになっているとか。「おお わたしのともだち!」や「わたしにくびつれといいますか?」などの言い回しも印象的である。
最終価格でも定価の2倍なので、ここでアイテムを買うメリットは皆無……と思わせておいて、実は強力な頭防具の「てつかぶと」がFC版ではここの武器屋でしか売っていないという罠が。
こうした事情から、てつかぶとには「定価」というものが存在しない上に、実質2000Gで買っても損しない程度に優秀な装備であるため、この店の利用価値は高い。というか、前作の『Ⅱ』ではもっと割高だった(*4)ので、前作をプレイした人間には(最大まで値切る必要があるとはいえ)出費に見合うだけの価値が見いだせる頭防具といえる。
あと売却時には1000G相応の値段しか付かないが、上記の様に優秀なので売る必要自体があまりない。
リメイク版ではてつかぶとはアッサラームの次の町で定価で販売される様になったため、ここで買う価値は激減。
代わりに「マジカルスカート(*5)」や「きんのネックレス(*6)」辺りが有用な商品になっている。無理に買うほどではないが……。
一方のHD-2D版ではラインナップが一新され耐性防具の「マジカルスカート」や「風のイヤリング」や「炎のイヤリング」、ラリホーの効果がある「ねむりの杖」、集団攻撃用の「やいばのブーメラン」や「ビーストウィップ」等特殊な効果があるアイテム中心のラインナップとなった。値段は最後まで値切れば定価より少々高い程度。
お薦めは「ねむりの杖」。今作は二回行動するモンスターが増えたのでそれをキャンセルするのに有用なので、他の場所で拾えるこれを複数個所持するために購入する価値はある。
ちなみにアイテムの売買とは異なるが主人公パーティーがぼったくられかけるイベントがある。
スー東の商人の町が発展すると劇場ができ、ここに入ってから出ようとすると店員が出口をふさぎ50000ゴールドを請求される。 実際には勇者パーティーは商人の知り合いなので支払わずに退店できるが、真に迫る生々しさがある心臓に悪いイベントである。 これでは革命を起こされるのもむべなるかなといったところ。
ボンモール北の村で「やくそう」を買うと「うまのふん」に、「はがねのつるぎ」を買うと「ひのきのぼう」にすり替えられる。
一応実際に買うと支払いも格安で、ひのきのぼうは10G(適正価格)・うまのふんは2Gしか取られないのだが、特に買うメリットは無い。うまのふんに至っては利用価値も皆無。
余談だが武器屋のトルネコが主人公の第三章ではこちら側がぼったくり商店になれる施設やイベントもあるのも特徴である。例を挙げると……
旧作をプレイしていたプレイヤーはどんな気持ちでこのイベントを行っていたのだろうか?
シエーナの街のバザーではぼったくり商店が軒を連ねている。ある意味非常にリアル。バザーは2回行われる。
なおここには実はお得な店もあり、ぼったくり商店と言うよりは、単に定価に縛られない自由(すぎる)店が集う場所と考えた方が良いだろう。 実際、ぼったくりに見えても何らかの利用価値はある店も多い……が、本当にぼったくり以外の何物でもない悪質な店もあるので、きちんと比較検討をして安易に衝動買いしないこと。 ちゃんと「安易に買っちゃダメだぞ」と警告してくれるNPCもいる。人の言うことはしっかりと聞く、RPGの基本だ!
1回目は定価70Gの「かわのたて」を115ゴールド、2回目は定価110Gの「とがったホネ」を130Gで、それぞれ「○○ゴールドでいいぞ」と売りつけようとしてくる。
バザー=安いという固定観念から割安に感じるが、実際はどちらも割高。かわのたてはともかくとがったホネはほとんど使い道がない。
かわのたても上位の品である「うろこのたて」がすぐ手に入るので買う必要はないし、そもそもこの町の防具屋にはかわのたてが定価で並んでいる。利用価値はゼロ。
リメイク版ではバザー終了までの時点でとがったホネを装備できるのがバーバラのみ、仲間モンスターも削除された為、余計に買う意味もない。周回なら尚更利用価値ナシ。
アフターサービスもよろしくなく、購入後の装備は「んなもん自分でしろ」と言われる。
1回目は定価180Gの「かわのよろい」を、「通常230ゴールドのところを200ゴールドぽっきり」と言って売りつけてくる。老人の店と違い、本来の価格すら嘘をついている悪徳商法。(あちらは定価を有耶無耶にしていた)
やはり町の防具屋に行けばかわのよろいを定価で買える。 2回目の時は定価220Gの「かわのこしまき」を、「通常500ゴールドのところを200ゴールドぽっきり」と言って売っているので、売り文句を盛ってはいるもののお買い得。 こちらは忙しいとのことで装備サービスはナシ。実際どれくらい忙しいのかは不明。
「売り切れだと思ったら、1つだけ商品が残ってたよ」
「お客さん運がいいね。最後の一つだから◯◯ゴールドでどうだい?」などと、商品を教えずに購買意欲を掻き立てる手法。 1回目は100Gで「おなべのふた」、2回目は1000Gで「ステテコパンツ」。 かなり微妙だが、期間限定のバザーでしかおなべのふたとステテコパンツは購入することができない。 それぞれ各地で手に入る他、モンスターがドロップすることもあるが、簡単に手に入る以上コレクターならお世話になるかもしれない。 ミレーユとバーバラには序盤から使える盾なので、そこまで見越した周回プレイヤーにも利用価値はなくはない。
購入後再び話しかけると全く同じ手口でまた売ろうとしてくる。
断ると、「うちで買ったことがあるって言わないなんて人が悪いなあ」などと笑って誤魔化される。 また、この商人の息子は、父親がおなべのふたを高く売りまくったことを自慢げに語ってくれる。 子供の無邪気さとは、時に残酷な真実を語るのだ。
複数の消耗品をセットにしている。ドラクエに限らずRPGでセット販売は珍しい。
1回目は「やくそう」6つと「せいすい」1つを計50G。 通常は8G×6コ+20G=68Gするので、18Gもお買い得。それどころか全部売ると51Gになり、差額の1ゴールドを儲けることもできる。 せいすいはともかく、やくそうはたくさんあると序盤は助かるので、1セットはあるといいだろう。
しかし、2回目は「アモールのみず」3つと「キメラのつばさ」1つを計400Gで売っているのだが、通常は120G×3コ+25G=385Gになるので、15Gの損になる。
最初に定価より安く買った事で信用させ、その上で高く売るという、商人としてはやり手の部類に入る。 とはいえ、上のシエーナ⇔アモール間は往復が困難なので「特産品を大量に仕入れ、現地の値段より少し高値で売る」というのは至って真っ当な商売。 下の世界のアモールにいつでも飛んでいけるプレイヤーだからこそ、割高に感じてしまうのかもしれない。 ちなみに、“まとめ買い”が出来ない本作SFC版では、ボタン連打だけでアモールのみずを大量に仕入れられるので、
アッサラームの店に似た値切りタイプの店。
最初は3000Gで売ろうとしてくるが、即自分から値引きし2000Gからスタート、1000G→500G→300Gと下がって行き、最終的には200Gで購入となる。 値切れるのはここまで。ここで断ると「お客さんひやかしだね?」と言われ追い返される。 ビルテ救出後には お金さえあれば途中の値段で購入も可能。 なお、実際の世界地図の定価は不明。とはいえ、プレイヤーにとっての世界地図の価値を考えると3000Gでも十分元を取れるだろう。
リメイク版では商品が「とうぞくのカギ」に変わった。
こちらでは(最終的には)200Gのカギを2000Gで売りつけようとするため、ぼったくりといえる。しかし……
バザーの準備が遅れてしまったために良い場所を取れなかったという道具屋。バザー開催時のみの期間限定且つ目立たない場所にあるのでなかなか気付かない。
会話イベントの中で取引するのではなく、お店としてのウインドウが開く、いわゆる普通の「お店」として機能。 各消耗品を定価で売っており、目玉商品は「とうぞくのカギ」470G。シエーナ到達時点では高価だが、買ってあちこちの扉を開けて回れば元を取ることができるし、紆余曲折あって結果的に浮いた「せいれいのかんむり」代はこちらに回すと良い。
ところが、リメイク版では利用価値が激減。上記の店にとうぞくのカギをより安く売られ、場所どころか目玉商品まで奪われてしまった。(※値切れば、の話。当然1000G以上で買ったら大損である)
また「欲望の町」には、「よく効く薬草」と称してただのやくそうを定価の10倍の80ゴールドで売って来る奴とか、「200ゴールドぽっきり!」とか言いながら退店しようとすると1200ゴールド請求してくる
過去ルーメンで魔物に支配されている道具屋に行くと「ミニミニショップ」なる怪しげな店になっている。
品ぞろえはやくそう・どくけしそう・おなべのふただが、実際に買うと全て「うまのふん」になってしまう。どっちかというと「詐欺」というよりは「悪戯」の印象が強いか。 利用する価値は全くないが、本作でうまのふんを確実に無制限に入手する唯一の手段なので、「全てのアイテムを最大数集めたい!」という
バザーの開催期間中(*7)のサザンビークに定価の3倍でアイテムを売っているゴロツキがいる。
基本的に買う意味は全くないが、唯一「いのりの指輪」だけは世界中で購入できるのがここだけなので利用できなくもない。 ただ、9000ゴールドも出すほどのアイテムでもないので、上記『3』のてつかぶとほどの利用価値はない。そもそも普通に進めていればここまでに2つ手に入っているはずのアイテムである。 どうしても欲しい場合でも、のちにベルガラックのカジノで交換できるため、基本的に利用価値はない(*8)。 「ドルマゲスを撃破するまでにどうしても豪傑の腕輪(*9)などの装備が複数欲しい」という場合でもない限り、利用するのはオススメできない。
カラコタ橋に定価の5倍でアイテムを売っている老人がいる。「特別製」などとほざいているが、他の街で売っているものと何一つ変わらない普通のアイテムである。
別にここでしか買えないものもないので、演出以上の存在価値はない。 また、カデスのろうごくに収監されるイベント中は囚人の一人がアイテムを売ってくれるが、こちらも5倍価格。 もっとも、シチュエーションを考えるとむしろアイテムの調達そのものが困難なので、ある意味ではリアルな適正価格と言えなくもない。 売っているのは消耗品だけなのでやはり特に利用する意味はないだろう。 |
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厳密にはお店ではないが、ジドールの町で行われるサブイベント「オークション」でぼったくりが発生する。
名義こそオークションで、実際に主人公たちとモブキャラの入札によってどんどん値段が釣り上がってはいくものの、落札価格は品ごとに決まっているため実際には「買うまでに特別な演出があるだけの買い物」である。
出品される商品のうち、魔石2種と「ブレイブリング」は他での入手手段がないor難しいため落札する価値はあるのだが、問題はそれら以外。
世界崩壊前に出品される「てんしのはね」と「てんしのゆびわ」は、世界崩壊後であればそこらへんのお店で売っている。価格はてんしのはねは落札10000・販売6300、てんしのゆびわは落札20000・販売8000。但しこの二つは世界崩壊前にはここで落札するしか入手手段がないためまだマシ。 一番悪質なのが「そよかぜのマント」で、オークションへの出品は世界崩壊後なのだがやっぱり崩壊後の店に売っている。価格は落札10000・販売7000。てんしのはね・ゆびわと異なり「ここで落札するメリット」というのも特にない純然たるぼったくりである。
ぼったくりとは関係のない余談として、これらの他には「あまりに高額で落札されてしまい主人公たちは入手できない」商品もあるのだが、その落札額というのが500000ギル及び1000000ギル。本作のギルのカンストは9999999ギルなので貯めようと思えば貯められる額である。にも拘わらず主人公たちは絶対に落札させてもらえない。
GBA版以降では実際に500000ギル支払って落札できるアイテムも追加されたのだが、他の高額商品は相変わらず入手できない。何故だ。
オークションとは別に世界崩壊前と崩壊後で値段が異なるタイプの品として、魔導研究所脱出後にツェンで買えるセラフィムの魔石もある。
価格は崩壊前3000ギル崩壊後10ギルだが、この魔石はケアルラ、レイズ、エスナ等有用な回復魔法を覚えられるため、崩壊前の値段が適正で崩壊後に購入するのはちょっとしたやり込み要素に近い。
アイテムの売買とは別に宿屋でもぼったくりが発生する。
サマサの村は飛空艇直後から行けるがこの時点では村人が排他的で、宿屋に一泊しようとすると1500ギル請求される(支払えば普通に泊まれる)。 この時点でははした金とまではいかずとも目が飛び出るほどの高値でもない金額なので、実際に1500ギル払って宿泊してみたプレイヤーもいるかもしれない。 ストーリーが進むと一泊1ギルになる。両極端。
厳密にはぼったくりとは言えないかもしれないが別パターンもあり、帝国首都ベクタの宿屋は宿泊代0ギルだが、泊まるとランダムで1000ギル盗まれることがある。
こちらは店員が盗賊風の男で物言いも怪しげなので、最初から避けたプレイヤーもいるかもしれない。 枕探しされるのがイヤなら町の別の場所にある回復ポイントを使おう。
珍しく登場する。
一つ目は幻光河で、複数人の商人がいるがいずれも観光客向けのぼったくり価格で売っている。 特別レアなものはないので、ここで買う意味は薄い。 二つ目はグアドサラムで、異界に向かう人に向けてか定価の5割増しでポーションを売っている。 説明文が普通のものと同じなので、注意すれば引っかかることはないはず。 だが、キマリは思いっきり騙されており、「グアドのポーションは良く効くから買っておいた方がいい」という趣旨の発言をする。 まぁ「高いからよく効く(はず)」というプラシーボ効果かもしれないが。
また旅の行商人であるオオアカ屋も基本的にぼったくり価格で販売する。下手すると適正価格の2.5倍で売りつけてくる事も。
しかしこちら側が融資してやると(*10)安くなる事もあったり、高すぎると文句を言うと安くしてくれる事もあったりと商売が下手なだけな印象もある。 何よりショップが利用できない場所にも現れたり、主人公一行が反逆者扱いになっても手伝ってくれたりと人のよさからなんだかんだで憎めないキャラとなっている。 |
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オリーヴヴィレッジの雑貨屋の隠し倉庫にあるアイテムを取って帰ろうとすると、店員が飛んできて代金を請求してくる。
値段が数万ガルドな上に正規の値段よりも高く、更に「ルーンボトル」による鑑定が必要なアイテムもあるため、実質的にはより高額になる。 過去の時点での入手なら出費が手痛いが、ダオスの必殺技に有効な耐性を持つ「ミスリルメッシュ」など、ぼったくられるだけの価値のあるアイテムもある。 一方で未来では所持金に余裕こそ出てくるが、この時点で価値があるのは非売品の「プリティミトン」のみ。 それもリメイク版のTOPなりダンXでもない限りは人数分揃う上に、耐性や追加効果など手袋は他にも選択肢があるため基本的には不要。 どちらにせよゲーム中では一度しかチャンスがなく、払う払わないにせよ外に出た時点で入り口が塞がれてしまうため、手持ちの資金と相談して決めたいところ。
ハーメンツ村の片隅に子供と奥に宝箱があり、話しかけると「奥の宝箱の中身が欲しい?」と問われる。
ここで「はい」と答えて奥の宝箱を取ると、中身は「オレンジグミ」。……が、その直後子供に帰り道を塞がれて閉じ込められ、所持金を全額取られてしまう(拒否しても「じゃあ一生そこにいれば?」と言われる)。 但し、こちらが一文無しだった場合は「グミを返して」と言われ、更にその前に使うか捨ててしまうと「うわあああああん!」と泣きながら逃げていく。ざまあみろ
他にもトウケイ城では「通行料を払ってモブにどけてもらう」→「行き止まりとぼったくり価格の回復ポイント(と一応の宝箱)」→「帰り道にモブが復活していてまた通行料を…」なんて罠も。
ダンジョンに入ってすぐの場所で意味深に分かれ道を塞いでいる辺りがまたいやらしい。 当然、普通にダンジョンを出て宿屋に泊まった方が断然安い。 宝箱を取るとしても通行料を一回払ってウイングドブーツで脱出した方がまだマシである。
本作では宿に泊まると「その宿の初期設定の宿泊料」と「それまでに訪れた宿屋の中で最も高い宿泊料」のうち高額の方が適用される。
このシステムによりゲーム開始直後は10ガルドで泊まれた序盤の宿屋も、以降はゲームの進行に合わせて宿泊料がどんどん上書きされてしまうのだ。 つまりは世界規模でのぼったくり。 その最高値はどこかというと敵の本拠地前の補給基地。その額7700ガルド。脅威の 770倍 である。 しかもこの敵の本拠地は初見こそ勘違いしやすいが実はラスダンでなく一ダンジョンでしかないため、 一時的に使う事こそあれどゲーム全体で見れば使う意義はほとんどないのがクセモノ。 うっかり利用してしまうと全世界の宿屋がこの値段で統一されてしまうため、以降は大変辛い思いをすることになる。 ゲームが進めば収入も増やせるとは言えこれは流石に……。 というかここに限らずセレスティアは宿泊料が高すぎ。 独自通貨が流通するジイニは例外的に安いが(レートを考慮すると500ガルド前後)、それ以外では最安値ですら2000ガルド。インフェリアの最高値480ガルドの4倍である。 どうせなら安上がりなアイテムや料理で回復したいところだが、一部サブイベントは2番目に高い宿(3800ガルド)での宿泊が発生条件なので注意。
バンエルティア号に宿泊室を設ければこんな事で悩まなくて済むようになるが、これも設置に大金が必要。
しかも、増設費を安く済ませられるのはゲーム終盤にようやく戻れるインフェリアで、それでも30万ガルドかかる。セレスティアで早期に増設した場合は 90万ガルド 。ヨカッタネタッタノサンバイダヨ…。正直、洒落にならない差額をぼったくられる。
その他アイフリードの墓には「地獄の沙汰も金次第」の言葉と共に回復に所持金の数割を要求してくるお地蔵さんもいる。
こちらはダンジョンの趣旨的にはどちらかと言えばネタとしての意味合いが強いか。 |
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おつきみやま前のポケモンセンターにいる怪しい「コイキング」売りのオッサンが有名。
「あなただけに!」とか言いながら500円で雑魚ポケモンを売りつけてくるぼったくり商人の鑑。しかも返品不可。 一応、この世界では「ポケモンの適正価格」というものがないので判断は難しいが、コイキングはタダで手に入る「ボロのつりざお」でいくらでも釣れる上一番安い「モンスターボール(200円)」で楽勝でゲットできるのでやはり詐欺感が強い。 ただ、「スーパーボールでコイキングを捕まえた」と思えば、そこまで酷い詐欺ではないし、何よりボロのつりざお入手よりもだいぶ早い時期に買えるため、育てれば早期に「ギャラドス」へと進化してくれる。 このぼったくり商人はアニメ版にも登場を果たしており、コジロウは彼からコイキングを3万円とゲーム版の60倍もの法外な価格で購入したことで当然ながらムサシとニャースから怒りを買うことになった。コジロウの言うところにはモンスターボールも黄金だとのことだが割に合わないことには変わりがない。
これと比較対象になりがちなのがロケットゲームコーナーの景品。スロットの大当たりに期待せずに全部購入したコインで景品ポケモンと交換した場合の金額が結構高めである。
(赤、緑共通&入手容易な景品ポケモン)
その為「モンスターボール代を差し引いて300円で早い時期にコイキングを入手する機会を買ったと考えれば、総合的には悪い買い物ではない」という意見もある。
ブラック・ホワイトでも500円販売が再登場。
実際に買うと「コイキングを500円も出して買った」とぼったくりである事を強調するメッセージまで出る。 なお、購入できるのはゲームクリア後だが、過去作から連れてくる(これもゲームクリア後の開放)か通信交換しないとコイキングはここでしか入手できない事を考えれば、そこまでボッタクリでもない。 というか、このコイキングは「素早さ」の個体値が31で固定なので、そこらの野生コイキングを捕まえるより強かったりする。
「ジュースの値段が他より高い自販機」というのが登場した。
えんとつやまに行くロープウェイ乗り場の自動販売機ではジュース類の値段が他の2倍になっているのだ。 現実でも山の上などで輸送費がかさむため、値段が高いという自販機があるのでそういうイメージのネタか。 以後のシリーズも時々ジュースを1.5倍から2倍の値段で売られている場所が登場するようになったが、 そもそもジュース類が「店で売られている傷薬類よりコスパが良い(*11)」という代物なので、実害は小さかったりする。 |
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①はデクナッツ族の敵キャラであるアキンドナッツを倒すと、アイテムを売ってくれるが、どれもこれも一般価格の2倍程度と高い。
まぁ元が敵キャラなので納得できなくはないし、ダンジョン奥などに出てくるものなどはまあしょうがないかと言えなくもない。 但し「アイテム所持数を増やしてくれる」「ハートのかけら」のアキンドナッツは代用ができないので、高くてもお願いするしかないし、金の使い道が少なくてまずそこまで金に困らない為、ぼったくりとは言い難いかもしれない。
もっとも、極論いうと本作はその辺の草を切ったりや石を砕けば簡単に消費アイテム(ハートや矢など)が入手できるうえ、
高価に売られている魚なども探せばその辺で捕まえられるので、デグナッツどころか各町の普通の店主が経営している店なども 「ただで入手できるものに金を吹っかけてくる」と思えなくもないのだが… (実際、本作の取扱説明書p.34に「ルピーのムダ遣いに注意!」として高価なアイテムに限ってあとで別の場所でタダで入手できることが多いよという説明がある。) スタッフも店の意義にかかわると思ったのか、次作『ムジュラの仮面』では消耗アイテムが初日に戻るたびに0になるので、店で買うのも一理あるようになった。
③に当たるのはゴロンシティのチュウゴロン(寝そべって壁から顔と手を出しているでかい個体)の店。
ここで「巨人のナイフ」という両手剣(盾が使えない)が200ルピーで売られており、攻撃力はマスターソードの2倍でリーチも長い。 …が、数回切りつけると折れてしまい、以後は威力もリーチも最弱と化してしまう。(チュウゴロンに話しかければまた購入できる) わらしべイベントで入手する上位互換(威力とリーチは同等で折れない)のダイゴロン刀を考えなくてもぼったくりの範疇だろう。
ミルクロードにあるゴーマントラックでは「特別なミルク」を50ルピーで販売している。
曰く、「他のミルクは水で薄めていて飲めたものじゃない」との事だが、実際の効果は他のものと全く変わらない普通のミルクである。 むしろ説明文を見る限りではこちらの方こそが水で薄めた阿漕な代物。 そもそも、ミルク自体が他の店だと20ルピー程度で売っているし「エポナの歌」があれば牛からタダで無限に手に入れられるので完全な詐欺である。 なお彼らがネガキャンしているロマニー牧場の方は、飲むと三日間魔力無限になれる本当に特別なミルク「シャトー・ロマーニ」を出荷している。
3DS版では特別なミルクにそこら辺の土と草を混ぜた「あやしいミルク」をダイゴロン刀形式でゴーマン座長に届ける追加イベントが存在する。
「あやしいミルク」自体は非常にデンジャーな代物なのだが、座長によると好んで飲んでいるらしく「なんともいえない味がする」との事。
またクロックタウンには「マニ屋」という故売商の店があり、ミルクロード入り口付近にいるタックリーというモンスターにアイテム(剣・盾・空きビン)を盗まれるとここに並ぶ。
盾以外は非売品であるし剣が大妖精以外は50ルピーなどそこまで不合理な値段はつけられておらず、盾も雑貨屋で買うと80ルピーのところ20ルピーなので一見破格だが、元を正せば自分のものを盗んで売り付けてくるのだから詐欺に近い(*12)。 そもそもこれらのアイテムは時の歌で初日に戻れば無料(銀行に預けてない金は消えるが)で取り戻せるのだから、わざわざ金を出す必要もない。 ……盾はライクライクに食われた場合にはここには並ばず普通の店で買うことになるが、その場合でも初日に戻れば手元に戻るので、盾を売る店全般がぼったくりの気がしないでもない。 ちなみに、初日にバクダン屋のおかみさんがボム袋を盗まれた時にはマニ屋にボム袋が並ぶ(100ルピー)が、バクダン屋に並ぶ時(90ルピー)より10ルピー高い。 極端な差ではないのでぼったくり感はあまりないが、主人はこれを仕入れるときに盗人の足元を見て50ルピーで買い付けており、なかなかにえぐい。
タウラ島のバクダン屋は、店長のキャノンが明らかに客を見下している上に番安いアイテムでもリンクの所持金限界を超えているので絶対に買えないという詐欺ショップ。
だが、テトラ率いる海賊団が海の精霊・ジャブーの手がかりを見つける事を目的としてタウラ島を訪れてからはキャノンが囚われてしまった挙句、売り物のバクダンも海賊に盗まれてしまう(*13)。
リンクが最初に手に入れるバクダンはこの盗まれた物であり、海賊の下っ端兼リンクの自称兄貴分のニコとのミニゲーム(とテトラの恩情)で貰える。 この災難がよほど堪えたのか、プロロ島でジャブーを見つけてからはリンクに対してへりくだった態度を取るようになり、バクダンも普通の価格で売り出されるようになる。
城下町にあるセレブショップは、店員が明らかに客を見下している上に一番安いアイテムでもリンクの所持金限界を超えているので絶対に買えないという詐欺ショップ。
一応、「買えないだけでアイテムとしては一般品より高級」という可能性もなくはないが、後述するようにそれは考えにくいだろう。 しかも、そのままでは入店できず店の入口で靴磨きの少年にルピーを払って綺麗な足にならないと門前払いされる。
サブイベントを進めると、村の少年であるマロがこの店を買い取りマロマート城下町店としてリニューアルオープンする。
品ぞろえは同じだが、以前とは対照的に平均的な価格よりも割り引いて販売してくれる優良店。目玉の「マジックアーマー」もようやく購入できるようになる。
カカリコ村の防具屋では静音効果のある忍びスーツシリーズ、鍛えれば骨武器特効が付く夜光シリーズと有能な装備を扱っているが、初来訪時は全て1部位5000ルピーとかなり高額にされている。前作では高い部位でも1000ルピー未満だったため明らかに高い。
希少鉱石を掘ったり料理を売りまくるなど金策に走れば稼げない額ではなく、実際に購入はできるものの、なまじ有能な装備だけに一見するとこちらの足元を見た価格のように見える。
ただ、店員と話すと「瘴気で弱った母の治療代のため」と高額化の理由を明確に述べる。
このためミニチャレンジで瘴気回復効果のある料理を渡して治療すると前作同様の適正価格に戻り、さらに5000ルピーで買っていた場合は差額を返金してくれる。 詐欺ショップというよりは、必死さが裏目に出たことでぼったくり同然になった珍しい例だろう。 |
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現代メディーナ村は生き残った魔物たちが暮らす村であり、当初は人間に敵対的であるため、店や宿屋に入ると店員が襲い掛かって来る上に、商品価格も上乗せされている。
なお、「人間相手に誰がまともに売ってやるか」的な発言もあるので、詐欺というよりは完全な嫌がらせである。 ちなみに倍率は変動するが、最低値の5倍でもかなりのぼったくりで、 マックスは250倍 (上限65000G)と数あるぼったくり店の中でも有数の悪質さを誇る。 宿屋は一泊200ゴールドと泊まれないこともないが、やはりこんな金額を出す理由はないだろう。 但し終盤近くの武器防具が用意されているため、この時点で買えれば非常に強い。 もう少し後になるとぼったくられても痛くも痒くもないほど稼げる手段が出てくるので、ここで装備をしっかり整えられる。 村の外れに暮らすボッシュのところなら、まともな価格で売ってくれるので消耗品などはこちらを利用するといい。 終盤にサブイベントをこなすと人間に友好的な村だったことになり、アイテムは25%引き、宿屋は10ゴールドで泊まれるようになる。 もっとも、その頃には型落ちアイテムばかりなので演出以上の意味合いは薄いが(一部消耗品のまとめ買いに使えないこともない程度)。
リザの章1~2日目の人工島バベルと、各章に登場するさすらいの商人ヌークの店が該当する。
人工島バベルの場合は汚染されていない空気をエサに、武器・防具・道具屋の代金が4倍になるほどの税率がかけられているので、到達時点では買い物できたものではない。 がんばってラグを溜めたところで買えるものは普通の品でしかないため、どうしても手に入れたければストーリーの流れでボスを倒して市長からこの街を解放する必要がある。 別に買い物しなくても装備より戦術で何とかできるタイプのボスなので、良いことした後でありつければいい。 ヌーク経由の買い物もいつもの4倍の値段になる。消費アイテム「スピリット」に限り、一回買うたびに値段が100ラグずつ加算される。 この項目的には①の典型例だが、スピリットの入手先はココ限定な上、その主人公の章で売ったアイテムを他の主人公の章で買うことができるという唯一無二の特性を持つ。 つまりはアイテムの交易が可能なのでこの値段設定。このゲームは地味に「この章だと買えない・拾えないアイテムがある」「最終章には突入した際の主人公の章のデータが反映される」 といった特性があるため、うまく使えばゲームを楽にしてくれることもある。難点は価格よりもむしろ、主人公によって利用可能タイミングが限定されていること。
数種類登場するお助けスライムの1体である「スライムファット悪魔」が該当。
プレイヤーが売りさばいたものだけを陳列し、買い取ると在庫から消える。 そしてぼったくりポイントとしてはまず、定価の1.25倍の価格で売りつけてくる。 さらに買取までこの姿勢は徹底しており、通常の店の0.5倍の安値で買い叩かれる。 しかしこれにはわけがあり、周回プレイができるようになった本作では、彼へ売ったものは次周でも買い戻せるからだ。
真に問題なのは非売品を売った場合。
なんと売却価格から割り出せる相場価格を完全に無視して、2倍近い値段などの独自の価格で売りつけてくる。 非売品を引き継がせようとするこちらの心理はしっかりと掴んでいる。そのため通称は「密売人」。 次作サガ3時空の覇者 Shadow or Lightでも武器修理屋として登場するが、そちらでは定価であることを毎度毎度強調してくるし、実際一切ぼったくり価格はなし。 プレイヤーへ刻まれた印象を払拭せんとする様子は
まずはすべての主人公で利用できる場所から。
クーロン裏通りの建物の陰を通って行ける袋小路に白衣の男がおり、話しかけると「やあ、いいものあるよ。」と詳細不明のアイテムを400クレジットで売りつけてくる。 いちど断ると「次は倍の値段になってくるかもよ。」と煽ってくるが、さらに断ると交渉決裂。 ……と思いきや、いちどマップを切り替えてから戻ってくると、同じ調子で先程の半額でアイテムを買わないか持ちかけてくる。 これを繰り返せば最終的に50クレジットにまで値切れる。
そうこうして購入できるアイテムは、メカ専用の装備品である裏メモリボード。
メカに装備させると知力(INT)が伸び、多数のプログラムを同時に扱えるようになる。 裏メモリボードは同系品の中では知力上昇値は控えめだが他の下位互換ではなく、プログラム「ウイルス」との組み合わせでメカ特効の技が使えるユニークな性能がある。 即決して400クレジットで買ってもそこまで悪い買い物ではないが、とくに序盤は懐事情がきびしいので交渉して出費を抑えたいところ。 なお、仲間にメカが加入しないアセルス編およびエミリア編では完全なる無駄遣いとなる。
他にはT260G編のオープニングイベント中に滞在するリージョン「ボロ」にて、よろず屋がぼったくりアイテムを扱っている。
主な売り物である傷薬などは適正価格なのだが、品揃えのいちばん下に重火器系の武器アイテム「粒子加速砲」「破壊光線銃」があり、どちらの価格も驚異の10000クレジット。 しかも品物にカーソルを合わせると「偽物です」「故障品です」と説明される始末。
ボロの住民は超古代文明の戦争でできたクレーターから遺物を発掘して生計を立てているという設定なので、これらはフレーバー的な品物である
……と思うかもしれないが、10000クレジットを用意できれば普通に購入でき、どちらとも正常に作動する。 要するに価格が高いだけの通常のアイテムであり、偽物でも故障品でもなんでもない。 ただしボロにいる間はパーティーはT260Gとゲンさんの二人だけ、かつ装備品の入手も制限されるのでここで10000クレジット貯めるのは相当なやり込みである。 そしてそんな条件下で戦い抜けるプレイヤーなら重火器の一丁や二丁なくたってどうにでもなる さらに粒子加速砲、破壊光線銃ともクーロンの重火器店なら半額以下で買えるので、頑張ってボロで購入する意味ははっきり言ってない。 というか両方ともメカ系の高ランクの敵がドロップするので、所持金10000クレジットに到達する頃には買わずとも既に手に入れている可能性まである。
本作では店によって価格が違うのが普通(*14)なので、単純に「他より高い」ではぼったくりか微妙なのだが。
不親切と言って差し支えないものだと、終盤に地下水道を進めていると、「ボッタクール」なる名前からして怪しすぎるオッサンが「64コインで良いもの買わない?」と商品名も告げずに買うかどうか選ばせる怪しい店がある。 しかし実際に買うと貰えるものは貴重な「ほしのかけら」。普通は非売品なので、64コインという高値でも詐欺ではない。 が、続けて買うといきなり「きんきゅうキノコ」にランクダウン。レアといえばレアだが、64コインという高値には見合わない(他の店では25-50コイン)。 諦めずにさらに買うと、3つ目はなんとレアなバッジ「ヤッツケーレ」。ここでしか手に入らない限定品である。 以下、何度も続けて買うと、最終的に10個目でほしのかけら3個、ヤッツケーレ1個、きんきゅうキノコ1個、てきヨケール1個、キノコ1個、スーパーキノコ1個、しなびたキノコ2個が購入できる。 一応限定品であるほしのかけらとヤッツケーレが買えるので完全な詐欺とは言えないが、特にキノコ系アイテムは64コインには見合わないので詐欺感が強い。 なお、11個目以降はしなびたキノコしかもらえないので以降買うメリットは皆無である。
また、クッパ城の倉庫では友好的なクリボーがアイテムを売ってくれるが、いずれも他の店で買うよりも高く、全体的にぼったくり感が漂う。
但し、この店はダンジョンの奥にあることと、逆に高値で売れるアイテムもいくつかあり、単純なぼったくりというよりは物価そのものが違うといった印象。 (続編の『ペーパーマリオRPG』でも100階ダンジョンに出てくる「ダマス」という行商人の店は地上に比べて価格が高い。なお、こちらは売却不可。)
初代からの皆勤賞キャラとして悪徳商人のつねきちがいる。やけに馴れ馴れしい口調に加えて店の見た目やBGMからしてなんだか不気味だったりと、明らかに胡散臭い。
珍しく「他所で購入するよりも高額」と「偽物を売りつけられる」の2パターンに該当する。 ぼったくり商店ではあるものの、後述の理由でコンプリートには必要不可欠というある意味一番嫌らしいポジション。
高額のパターンとしては、タヌキ商店で売られる家具を割増の値段で購入することが可能。
タヌキ商店で購入できる場合はこちらで購入するメリットは無いが、どうぶつの森シリーズでは基本的に店に並ぶ商品はリアル時間で日替わりのランダムであるため、なかなか目当ての商品がタヌキ商店に並ばないことも多く、ぼったくりとわかっていてもこちらで買わざるを得ないことも。 『あつまれ どうぶつの森』では、自分の島では手に入りにくい色違いの家具(*15)も扱っているため、美術品のコンプリートを兼ねて彼のお世話になる人も多い。
偽物のパターンとしては、『おいでよ』以降では店に並ぶ美術品に贋作が並ぶことがある。
美術品は基本的にはここ以外に入手方法がなく、博物館に寄贈することで展示されるため、コンプリートを目指すならばリスクを承知で購入しなければならない。 『町へいこうよ』までは鑑定するまで判別不能なので完全に運ゲー。 『とびだせ』以降はグラフィックで判別できるようになっているが、判別するにはリアルの芸術品知識と手間が必要となる。 偽物は売却不可能だったり家に飾ると家の評価が下がる等良い事無し……なのだが、中には偽物であることを知りながら「本物より面白いから」「雰囲気作りのため」と購入するプレイヤーもいる。『あつまれ』では夜になると外見が変化するホラーチックなものも……。
これ以外だと、一般イベントでモブ動物が話しかけた際に「家具を買わないか?」と聞くものがある(*16)が、価格が定価より圧倒的に値段が高かったり安かったりがざら。安いパターンもあるのでぼったくりというより価値を分かっていないだけなのだろうが…
商人ネコのニキータは一般的な店の2倍で商品を売っている。
本来は個人店を営んでいるのだが、いくつかのダンジョンや旅先に出張して路上販売をしており、ぼったくり価格であることは自分から言及しない。 戦闘不能を回復する「天使の聖杯」や、中盤までは貴重なMP回復手段である「魔法のくるみ」は元々値が張るので、気付かずに高額品を買ってしまった場合はご愁傷様である。 ただ同じアイテムは4個しか持ち運べないので、ボス近くで消費したアイテムを補充できるメリットはある。 「まんまるドロップ」など元が安価な回復アイテムなら倍になっても大した損失ではないため、宿代代わりだと思って買ってしまっても問題はない。 倍の価格であっても欲しい時は欲しいものだし納得できなくはないだろう。 あちこちで出会う上にセーブまでしてくれるわけだし。
………が、ニキータのぼったくりが一番発揮されるのは
最後の滞在地
。
ここでは普段のラインナップに加え、ここでしか買えない店売り最強の防具(プロテクター・ニードルヘルム・ガントレット)を取り扱っている。 本来の価格はゲーム進行に沿った許容範囲の曲線を描いているのだが、ニキータは元の価格が倍になる仕様上、ニキータからしか買えないのに暴力的な価格に吊り上がっているのだ。 1ランク下の店売り品(これも高級品)からさらに2~4倍、三人分購入すると総額約40万ルク。 これ以上の性能は全て非売品な上、金の使い道もここと武器強化だけになる。買うかつっぱねるかはプレイヤー次第。
厄介なのがぼったくりな価格ながらそれに見合った性能はしっかり持っていること。
直後のダンジョンで出現するモンスターがどいつもこいつも 型落ちの防具では丸腰同然(かの三種は型落ち防具の1.8倍の性能) キチ火力で殴ってくるため、ぼったくり価格であろうが買わなければ死神との旅になること必至である。 逆にこれらを揃えるとグリフォンハンドの恐怖ともおさらばでき、ラスボス戦まで通用するほど高性能。
余談だが最後の滞在地はNPCが大量にうろついているためキャラ数オーバーでニキータが表示されない事がある。
移動して画面をスクロールさせたり調整して再表示させよう。 『LOM』の方のニキータもかなりがめついが、主人公「だけ」に対しては意外とまともな(金は要求するが、きちんと仕事をする)対応。
ダンジョンの途中で登場するジャニターの店では、割高でアイテムを取り扱っている。
割高とはいえマップカード・不思議なしおり・ツヤ出しクリームが買えるのは大きいので、多少ぼったくられてもかなり多くお世話になるだろう。 そんな中である意味最大の目玉は「おいしい実」という実・タネ系アイテム。 一見なんの変哲もないアイテムなのだが、実はHPが最大時に使うと最大HPが1増加するという、つまりドーピングアイテム。 それが少々割高とは言え無制限に買えてしまうのだからとんでもないことになってしまった。 本作では所持数制限が厳しいので買わずとも持ち物整理にも役立つが、未識別品は1ギルでしか買い取ってくれない。
シドタワー(1回目・2回目共通)の10Fでは、自販機の存在するエリアで「タコのエキス」がチューチュータコカイナなる名称で販売されている。
価格は3000ギル。タコのエキスの適正売価は250ギルであるため、純然たるぼったくりである。 ……但し、裏を返せば(特に難度の高い復活ダンジョン時にて)3000ギルあれば回復アイテムを中途補給できるという考えも可能であり、 またタコのエキスはモンスター村のシェフ・ラ・トンベリ絡みのイベントを進行させるために必要なアイテムでもあるため、 そこまで悪質な措置とも言えなかったりする。
厳密には武器生産を産業としているベレーネの町の鍛冶屋が自作した剣を直接買い取る形であり、1000ゴールド、4000ゴールド、5000ゴールドで売買できる鍛冶屋がある。
1000ゴールド(しんくうけん)、5000ゴールド(ムラマサ)の鍛冶屋は当たり(但し、しんくうけんは既に型落ちの性能)なのだが4000ゴールドの鍛冶屋がかなりのくせ者である。
ここで売りつけてくるのは最低性能の銅の剣(買取価格50ゴールド)である。1000ゴールドの鍛冶屋で試しに購入して味を占めて、高い鍛冶屋ならもっといい武器が手に入ると思い、ここで購入するとまんまと引っかかってしまう。
更にここで疑心暗鬼になってしまい、この時点でも優秀かつ妥当価格のムラマサを買い逃してしまう可能性もあるという厄介なぼったくりである。
初代ではミゲルスーザと大和の鉄砲鍛冶が該当。
信長からの主命で鉄砲購入時、通常の鉄砲鍛冶に製造を頼むと最長2ヵ月かかる上に700丁しか入手できないがミゲルスーザは品切れでない限り1000丁、大和は在庫切れ無しで700丁を即時用立ててくれる。 ……言うまでもなくどちらも偽物であり鵜呑みにして購入すると信長から大目玉を喰らわされる事となる。
一応、どちらも利用価値がありミゲルスーザは南蛮品購入時はまっとうな商売をしてくれるし稀にだが本物を1000丁用立ててくれる事もある。
大和に関しても下働き(バイト)の時なら労力を消費せずに容易に稼げる場所として有用となっている。
Ⅱでは主命時に各地にランダムで現れる闇商人が該当する。
主命で調達命令が出されている品物を比較的安い相場で用立ててくれるが、実際は偽物などの理由で信長から大目玉を喰らうと言う訳である。 今作は同行者がいれば詐欺を見破って通常の取引をしてくれたり、3回取引するとそれ以降は詐欺商売をせずにそのまま普通に用立ててくれる等解っていても騙されるメリットもある。
また、シリーズ通して商人全般がぼったくりが多く、「身分が低いと未鑑定品をバカ高い値段で買わされ、鑑定したらゴミアイテム(初代)」だったり未鑑定のアイテムを大金で売りつける商人(*17)、馬100頭と偽って鹿100頭を売りつけてくる商人(本当に馬100頭の場合もある)が3以降の作品で登場している。
ちなみに商人が売りつけてくる価値の低いアイテムの中には、価値0の刀剣「竹光」、価値0の茶杓「耳かき」など、なぜ見抜けないのかと突っ込みたくなるようなものも存在している。
お金とか物件購入がメインのゲームのため、ぼったくり商人たちの手口や効果もバラエティ豊か。
貧乏神の悪行に、勝手にぼったくられて2倍の値段で何かのカードをどこかから買ってくるというものがある。費用は当然プレイヤーが支払うのねん。 大きな お世話だ! ただ、もの自体はいいカードが多く、場合によっては逆転の一手に繋がることもある。 貧乏神の悪行の中では比較的マシな方で、持ち金がマイナスの状態……つまり売れる物件がないときはむしろラッキー。 ピンポイントで必要なカードを買ってきた場合は「敏腕秘書」扱いされることすらある。稀なケースだが。 少なくとも「デビルカード」や「ウィルスカード」のような明確なマイナスカードを買ってくるようなことはないのは救いか。 ただし「銀河鉄道カード」などの高額なカードを倍額で買わされるとかなりの損害となるため、安い物件を半値で転売されるより実は危険度の高い悪行だったりする。 いずれにしろこの悪行でカードを充実させて上位プレイヤーに追いつくのが大事である。
作品によっては勝手にローンを組んでくることも。ローンで買うと割高なため、ちょっと損する。
キングボンビーもローンを組んでくることがあるが、物件をほかの人に渡してしまう。
また、スリの銀次が所持金の4分の1の値段のピザを売りつけてきたり、怪しい美術品を売りつけるブローカーに遭遇することがある。
ブローカーについては一応当たることもあるので、むしろ投資に近い。
『Ⅲ』では闇のバイヤーが1億円の未購入の物件を買わないかどうか誘ってくるイベントがある。物件の種類は分からないので1000万円の安い物件のこともあれば1億円以上のこともある。『令和』では同様の行為をしてくる名産怪獣ダイカーンが登場。こちらは運が良ければ300億円するサッカースタジアムが買えることもあるので、かけてみてもいいかも。大体は5000万円の水田だが…。
作品によってはキングボンビーがぼったくりでカードを売りつけてくる悪行をしてくることがある。
しかしその内容は①②③のどれにも該当しない。 唯我独尊の権化たる彼にしては珍しく定価で売りつけてくるのだが、問題なのはその数。 プレイヤーが所持できる数をはるか超えた量を纏め売りして、当然持ちきれないので余った分は全部捨てるハメになり、キッチリと売りつけた代金は請求するという新手のぼったくりである。カード枠からあふれたカードをまとめて捨てられる選択肢もしっかり装備してある心折設計である。(*18)
このシリーズでは、ダンジョン内の店でアイテムを売買できるが、未鑑定品であっても正体がわからない。
中には明確なマイナスアイテムも売っているが、基本的にこれは 鑑定もせずに買う/使う奴が悪い とされ、ぼったくりと言われることはまずない。 値段だけは未鑑定であっても固定なので、「店の売り物の値段を見て未鑑定品を推定する」というプレイングが非常に重要。 ……が、そんな仕様を逆手に取ったのがいわゆる偽物道具。 本来の道具と絶妙に間違えやすい名前と、 全く同じ価格設定 によりプレイヤーを混乱させる。効果の方はほとんどギャグでありまともに機能するものは数少ないため、流石にこれに引っかかるとぼったくりと叫びたくなる。
ちなみに本シリーズにおいて最もぼったくり屋なのは店主や行商人ではなく、この偽物道具の1種である。その名もズバリ「召介状」
「紹介状」の偽物でありその効果は「読むか高級店の店主に見せると全所持金と引き換えに大きいおにぎり1個が手に入る」というもの。…全所持金と引き換えに大きいおにぎり1個が手に入る。 懐事情などひとかけらも考慮せず、たとえ数十ギタンしかない極貧だろうとカンストしたセレブだろうと大きいおにぎり1個で所持金が底をつく。 おまけに読んだり見せたりした時点で効果が出るためキャンセル不可。説明文にはギタンの消費額なんて書かれていないためうっかり引っかかって泣きを見た風来人は多い。 なお、大きいおにぎりは1個300ギタンであり、所持金がそれ以下だとぼったくりには当たらない。だからどうしたと言われるとそれまでだが。 他にギタンをダイレクトに攻めるアイテムに「金滅の巻物」があるが、何も買わないのでぼったくりとは言えない。
このゲームでは各地のお店に「割引・割増率」が設定されており、同じ商品でも店ごとに値段が異なっている。
もちろん安い店で買物するのがお得なのだが、中には割増のぼったくり店でしか買えないアイテムもあり、おまけに「定価でさえ高額な物を3割増で購入することが必須」なストーリーイベントまであったりする(*19)。 なおこれらはこちらからアイテムを売却する際にも適用されており、この場合は逆に割増店の方が有用となる。 ……が、何故かGBA版では売却時のみ価格変動が起こらなくなった。
この他、仲間の一人「マニーロ」の個人アクション「フリーマーケット」でアイテムの売買が可能。
行商人が持ち込んだアイテムを買ったり、こちらのアイテムを売り付けたりできる。売る際には価格を釣り上げてぼったくることも可能。 逆に買う時に値切ることも出来るが、拒否されて帰ってしまうこともある。 このフリーマーケットでしか入手できないレアアイテム(一部メンバーの最強装備なども含む)が出てきた時に帰してしまうのは勿体ないので、この場合は下手に値切ろうとせずに即買いを推奨。
とりあえずぼったくりとも言えるのはまず行商人が挙げられよう。
非売品や貴重品を販売してくるが、倍額で売りつけてくることがある。 ただし半額や、作品によっては1ゴールドというタダ同然のたたき売りもするので、トータルで見ればまだ良心的かつ平均的。 品物によっては倍額を支払う価値があることもよくある。
本格的にぼったくりを仕掛けてくるNPCとしては「セールスマン」がいる。
行商人とは似て非なる存在であり、値段がボス討伐賞金と同額という詐欺みたいな値段になっている。 品物は行商人のそれと同じだが、さらなる問題点として何を買わされるか支払うまで判らない。 たいがい正真正銘の詐欺である。
さらに始末の悪い例は「ブラックJ.J.」。
こちらは施設で治療できる(=対応する回復アイテムがない)状態異常を旅先で治療してくれるが、 その治療費が上記のボス討伐賞金の2倍だからたまらない。 どれくらいのぼったくりかというと、死亡して所持金を奪われたほうがマシなレベル。 そのうえ出会ったが最後、勝手に治療して勝手に代金を持っていくというありがた迷惑。 一気に借金状態へ叩き落されることも珍しくない。 かといって健常状態ならば、往診料と称してボス討伐賞金と同額を奪っていくので徹頭徹尾始末に負えない男(*20)。
最悪な類は「闇商会ウェーバー」。
タダで有用なアイテムを譲ってくれることもあるが、ぼったくりの本領としては 持ち主に災害をもたらすバッドアイテムを超高額で押し売りしてくること。 余裕で借金突入もありうる値段であり、 手をこまねいているとこのアイテムで二次災害を受けるうえ、基本的な処理方法は店で処分するしかない。 ダンジョンの奥で出会ったりすると悲惨。 こちらを勝手に洗脳して買わせる催眠商法を用いるので断ることさえできない、魔界の詐欺師である。
Chapter2のスパムトンがこれに該当する(*21)。
彼の商店を突き止めると買い物ができるのだが、値段が0.5秒ごとにリアルタイムで大きく変動するので、 二束三文で購入しようと狙えばかなりやり直しを強いられること請け合い。 そのうえ商品は実際に購入するとどれもそっくりの名前をした役立たずばかり。 しかし店での説明文と購入した場合のアイテム名が実に秀逸で、 真っ二つにしてしまう「ザ・ビッグ」は購入すると「折れた剣(これ自体が真っ二つになっている)」、 「B**蝶タイ」は購入すると「ボロボロの蝶タイ(Boroboroの蝶タイ)」、 「S.POTION(ポーション/薬)」は購入すると「S.POISON(ポイズン/毒)」になっていたりする。 こうした洒落の効いたセンスを一度味わってみるのは悪くないかもしれない。 彼がうさんくさいことはこれまでの邂逅でしっかり味わっているはず。
洞窟を抜けた先にある、温泉の街ラーナではお土産と称してアイテムを
50倍の価格
で売っている。
宝の地図とたまに置いてる素材槌(*22)はともかく、普通の店でもたまに置いてる潜在能力のポーションやモンスターボール、確実に買える場所がある地雷は明らかにぼったくり。 潜在能力のポーションは大量に欲しいため買っておいても構わないが、既存の潜在能力のポーションとは違うらしくここで買ったもの同士でしかスタックされないのは面倒。
他の店と違うのは、
低リスクで即座にお礼参り
できることだろう。買うもの買ったらぶち殺してやろう。
時々持ち金の4分の1が返還される(*23)し、一定期間過ぎれば復活もするので問題なく再度の買い物に次ぎ込める。何度も買って何度でも奪い返そう。
行商を営んでいるハイブキャラバンが「光のランタン」を2,500猫で売りつけてくることがある。
キャラバンの本拠地であるハイブ村なら100猫以下で購入できるので、価値を知っているプレイヤーなら当然断ろうとするだろうが、 買わなければ呪われる、買わないのはハイブに対する侮辱だなどと、断っても断っても執拗に食い下がって来る。 それでも断り続ければようやく諦めてくれるが、ここで選択肢を誤ると逆上したキャラバン一行と戦闘になってしまう。 野盗や危険な生物が跋扈する世界で行商をやっているだけあってかなり強く、十分な戦力が揃っていなければ勝つのは難しい。 お礼参りができるのはゲームも後半に差し掛かってからになるだろう。
なお、この押し売りイベントが発生しない場合は通常価格でアイテムの売買ができる。というか、押し売りを断り続けて「どうなっても知らないぞ!」等の捨て台詞を吐いて去っていったキャラバンに再度話しかけてもやはり通常価格での取引ができる。呪いとは何だったのか……。
ちなみに光のランタンは光源として暗所での作業効率向上、飛び道具の誤射率低下等の効果がある有用なアイテムだが、夜間敵に発見されやすくなるというデメリットも存在する。
何も知らない駆け出しkenshiが無理して購入しても生きたまま食われる末路が待っているだけである。
「教えの成果は、なにより誠意次第ですよ」
ソルロンドの聖女レアに仕える聖職者・ソルロンドのペトルス。彼はソウルと引き換えに神の奇跡を具現化する魔法・奇跡を売ってくれる。 奇跡はレアも売ってくれるが、終盤にならないと買えないレアと違って彼からは最序盤の内に購入できる。のだが…… とりあえず彼の品揃えと必要ソウルをレアと、そして他シリーズにおける序盤の奇跡の仕入れ先・『2』リンデルトのリーシュ、『3』のカリムのイリーナと比べてみよう。
(※1):『2』は「導きの言葉」名義で、隠し扉が分かりやすくなる等他作品より効果が高い
お判りいただけただろうか、このぼったぶり!
1,000ソウルすら稼ぐのも厳しい時期に、実用的な奇跡に4,000以上のソウルを吹っかけてくるのだ。しかもその価格比も尋常じゃない。レアの4倍以上、他作品の2~4倍はある。 特に目を引くのがレアの8倍たる8,000ソウルで売り付けてくる「家路」。「不慣れだからいつでも帰れるようにしたい」と不安がる初心者の足元を平気で見てくる冷血・暴利っぷりである。
このペトルスは話が進むと慇懃な態度に隠された醜悪な本性が見えてくるのだが、
この品揃えを見た段階で本性を表す前から警戒、あるいはろくな奴じゃないと察して早々に殺害する不死人も多い。 |
+ | ... |
黎明期のMMORPG等によく見られたパターン。
プレイヤー自身が売買する『アイテム』及び『価格』を設定し、多少の説明文(以下看板)を加えてその場で露店を開くという代物。 こうする事でプレイヤー同士の直接交渉を介さずに取引が可能になる。 但し、『 』内は任意の設定ができるという点を利用して悪辣な商売をする輩も後を絶たなかった。例えば…
「アイコン・名前が非常に良く似ている、或いは全く同じ"別アイテムの○○"」を「××」と偽って販売する(*25)。…②
真っ当な商売をしている露店の横に陣取り「←は詐欺です!!こちらの商店をどうぞ。」と看板で喧伝した上で①、②を実行する。…③
と、いった具合。
またこれは余談だが、個々のアイテムの適正価格が常に変動し、正確な相場を掴むことが難しいオンラインゲーム特有の事情から、
ゴミ扱いだったアイテムに注目が集まり一気に需要が高まる。
↓ 相場がそれまでの数倍に跳ね上がる。 ↓ 適正価格で商売していたつもりが、相場を知らないプレイヤーにぼったくり扱いされる。
というトラブルもしばしば見受けられた。
これらの問題を重く見たのか、2007年に発足した日本オンラインゲーム協会(JOGA)は購入及びガチャにより手に入るアイテムに対してガイドラインを設け、購入によるアイテムの価格変動については景品表示法違反に当たるケースも出てくる為か、近年はオンラインゲームのぼったくり商法はほぼ絶滅状態にある。
余談だが、これは現実のネットオークションやフリマアプリ等でも散見される手口で、人気商品の箱や写真などを相場と同程度かやや低い価格で出品し、価格を見て普通の商品だと思い込んで購入した人から金を騙し取るというトラブルが発生することがある。
商品説明をよく見ると箱や写真を出品していることは明記されており、それを盾にして責任の回避を試みつつ支払いを求めてくるが、錯誤を狙っていることは明らかなので、然るべきところに相談しよう。 |
*1 なお14800Gは初代ファミリーコンピュータ本体の定価(当時消費税は導入前)と同じ
*2 『V』以降の作品の中には、一部の迷宮内NPCとも売買が出来るものもあるが、個人販売のせいか更に割高である。
*3 数値上は「はんにゃのめん」(守備力255)が最強だが、常時混乱の呪いのせいで使い物にならないため除外。
*4 守備力6なのに定価3150G、またサマルトリアの王子は装備できず。
*5 こちらも定価で売る店はあるが、かなり先の町だったり、あるいはそもそも訪れるのが難しいすごろく場の中だったりする。
*6 FC版のてつかぶと同様ぼったくり価格で買う以外の入手手段がない。男性専用で、装備すると性格がバランスの良い「むっつりスケベ」になる。
*7 暗黒魔城都市出現後に商人たちが催事用の建物の中に移動してからはいなくなる。
*8 ドルマゲス撃破までなら他に入手方法はない…が、ドルマゲス戦の手前には回復の泉もあり、戦闘中に必要になる程消耗することは基本ない。というかドルマゲスの攻撃が激しいのでそんな暇もない
*9 錬金素材に祈りの指輪が必要となる力の指輪が必要、ここからさらにギガントアーマーを早期に作ることもできる
*10 但しこの時点ではかなりの出費である10001ギル以上
*11 参考:『オメガルビー・アルファサファイア』のジュース類で一番安い「おいしいみず」は基本200円で50回復だが、同じ50回復で店売りの「いいキズぐすり」は700円もした。まだロープウェイの自販機の2倍の値段(400円)で買った方がいいキズぐすり購入よりコスパが良い。
*12 ゲーム内においてマニ屋主人は盗品を仕入れる際に「善意の第三者(盗品ということを知らないで買っている)だから罪はない」とやけに生々しい理屈で正当化している。
*13 この時「海賊相手に吹っかけるなんて良い度胸してる」と評されているところを見ると、どうやらテトラにもリンクと同じ態度を取って怒りを買ったらしい
*14 例えば基本回復アイテムの「キノコ」は最初のキノコタウンの店では5コイン、次のノコノコ村で4コイン、その次のカラカラタウンでは3コイン。
*15 商店で販売される家具は初めてプレイした時にランダムで色が決まる。店売りの家具は、パニーの島でのリメイクでしか色を変更できず、つねきちやリメイク以外の入手法では、時折飛んでくる風船をパチンコで割ったり、SNS等で募集を掛けて他の人の島を行くか送ってもらう等、手間のかかる方法しかない。
*16 パターンは色々あり、「お店屋さんごっこ」として5つの商品を次々あげ、どれか1つを買わせる(4つ目迄断ると5つ目を強制購入)。お金が必要だからこれを自分の言い値で買ってくれと頼むなど。
*17 一応、ここでしか入手できないアイテムもあるが大抵は価値の低いアイテムを売りつけられる。
*18 なお、カードをすべて捨てる悪行もあるため、山盛り買うだけ買わせてすべて投げ捨てるまでが彼のルーティンである。最悪だ。
*19 ただしその前後で現金がもらえるイベントが複数用意されており、プレイヤーが自力で全額用意する必要はない。
*20 作品によっては「Dr.J.J」名義で出てくるが、そちらは常識的な料金かつ手術自体が有用なとてもありがたい存在。
*22 欲しい人は置いてなくてもリセマラで確実に出させます
*23 欲しい人はリセマラで確実に出させます
*24 ゲームによっては、購入時の最終確認がなくワンクリックで売買が成立してしまうものもあった。なお現在この商法をやるとJOGAの景品表示法違反に問答無用で引っ掛かるので注意。
*25 例えば「銀」のインゴットと「銅」のインゴットなど