「飛頭蛮(地獄先生ぬ～べ～)」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら
飛頭蛮(地獄先生ぬ～べ～) - (2024/02/07 (水) 23:10:44) の１つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}：2020/05/21 Thu 19:49:20
&font(#6495ED){更新日}：&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}：約 4 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&bold(){「ぬ～べ～」で紹介する妖怪は日本だけのものとは限りません}}
#center(){&bold(){読者からのファンレターの中にも 海外の妖怪ももっととりあげてほしいという手紙も多く寄せられています}}
#center(){&bold(){今回「ぬ～べ～」で取り上げるのは…はるか昔に海を超えて日本にやってきた妖怪です}}
#center(){&bold(){あなたは…これは一体何だと思いますか？}}
ぱた ぱた
ぱた ぱた
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『[[地獄先生ぬ～べ～]]』に登場する妖怪。単行本9巻収載「はばたきハゲ頭の巻」に登場。
*【概要】
古代中国の「捜神記」に記された妖怪で「落頭民」とも呼ばれる。男の頭が耳を翼にして車より速く空を飛び虫を喰らうという。
交易を通じて何代かに一人は先祖返りを起こすらしい。童守町では「はばたきハゲ頭」の名前で噂が立っていた。
*【正体】
その正体は童守町で「かばのパン屋」を営む気のいいおじさん。
元KGBの殺し屋みたいな恐ろしい顔だが、子供&s(){や[[ぬ～べ～>鵺野鳴介]]}達のリクエストに答え[[ガメラ>大怪獣ガメラ]]パン&s(){や[[リツコ先生>高橋律子]]のヌードパン}などを焼いてくれるとてもいい人。
しかしおじさんが飛頭蛮として活動しているのを見た[[まこと>栗田まこと]]は怯えてかばのパン屋を避けるようになってしまい、ついには虫入りパンの幻覚まで見てしまう。
おじさんには妻とまことそっくりな子供がいたが彼女らも怯えて家を出て行ってしまったという。
**【顛末】
ぬ～べ～とまことは夢遊病の症状があるというおじさんを除霊する事に。
その際おじさんの首がネジ切れて飛び出す様はトラウマもの。
ぬ～べ～はおじさんの首に銅板でフタをし、戻れなくなった首を浄化。
おじさんは人間の魂のほうが遥かに強いので死ぬ事はなかった。
その後、誤解をしていたまことをおじさんは快く許し、妻子も彼のもとに戻ってきた。
恐らくぬ～べ～が浄霊の成功を報告したのだろう。
#center(){
&bold(){飛頭蛮は今ではほとんど現れる事はありません}
&bold(){それでも 時々は現れる事があるのです}
&bold(){もしかしたら あなたの町にも飛頭蛮がいるかもしれませんよ}
}
*【余談】
冒頭にもある通り、このエピソードの内容は一般の読者から寄せられた怪談を基としたものとなっている。
ただ、文庫版で明かされた裏話によれば、当の怪談に登場する怪異の名称は「はばたきハゲ頭」ではなく「チョンチョン」という感じのものだったらしい。
……というのも、当の読者が寄せた怪談が&bold(){特定の個人もしくは人種に対する誹謗中傷}目的のものである可能性が最後まで拭えなかったらしく、
結局脱稿寸前のところで怪異の名称を「はばたきハゲ頭」に書き換える羽目になったという。
実際のところ「チョンチョン」という名前の妖怪は、南米パタゴニア地方の先住民マプチェ族に伝わる実在の伝承であり((日本語訳された資料では、2019年に刊行された書籍『南米妖怪図鑑』（ロクリン社）にて掲載が確認できる。))、
人間の胴体から離れた首の怪物、何らかの理由で再結合できないと死ぬという言い伝えは『ぬ～べ～』に登場した飛頭蛮と全く同じであることから、
恐らくは怪談を寄せた読者もたまたまチョンチョンの伝承を知っただけで、何ら悪意は無かったものと推測できる。
とはいえ、漫画が連載された1990年代当時はまだインターネットも発達しておらず、妖怪の資料も現代ほど充実してなかったことから、
作者がチョンチョンという妖怪の伝承が実在するか否かについて明確な裏付けが取れなかったのも仕方ないと言えるだろう。
追記・修正はリツコ先生のヌードパンを食べながらお願いします。
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}
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- ぬ、ぬぬぬ、ヌードパン！！？(；ﾟДﾟ) -- 名無しさん (2020-05-21 19:52:27)
- 文庫版に書かれてたけど、チョンチョンって名前だったけど差別的なあれで使えないからこんな感じになったんだよね -- 名無しさん (2020-05-21 19:54:50)
- パン屋のおじさんはぬ～べ～が転勤する時、見送りに来ていた。たった1話限りのゲストだけど、ぬ～べ～のお陰で救われたもんな。 -- 名無しさん (2020-05-21 19:57:25)
- ↑２ チョンチョンって南米の同型妖怪の名前じゃないの？ -- 名無しさん (2020-05-21 21:54:17)
- 首だけで飛ぶ妖怪の話はよくある タイだと首から下は内臓ぶら下げて飛ぶガスーとかいる -- 名無しさん (2020-05-21 22:12:07)
- 「うしおととら」では直接的な被害では恐らく作中トップクラスのとんでもない極悪妖怪になってたよな。 -- 名無しさん (2020-05-21 22:37:31)
- 某狐の漫画で捜神記を知ったがあれにはこんなのも出てくるのか… -- 名無しさん (2020-05-21 22:38:45)
- ぬーべーの、ってかぬーべーの作者の倫理観が現れてる話な気がする。ネタとして悪人面に触れてはいるけど、「営業妨害だぞ！！」の一言が出るのは地味に良い人なんだな、って気がする。 -- 名無しさん (2020-05-21 23:09:12)
- また髪の話…してない！？ -- 名無しさん (2020-05-21 23:09:46)
- おじさんは毎晩、窓を開けっ放しで寝てるんだろうか…… -- 名無しさん (2020-05-22 01:02:50)
- ↑妖怪だぞ 魂だぞ。窓のすり抜けくらい簡単さ -- 名無しさん (2020-05-22 10:23:25)
- 厳つい顔のおじさんよりも飛頭蛮よりも余談が一番怖い件。誹謗中傷のために怪談を投稿する奴って・・・・・・ -- 名無しさん (2020-05-22 13:30:32)
- 奥さんたちも言い出しづらくて離れたのかな。最後に戻ってこれてよかったけど、よく連絡ついたな -- 名無しさん (2020-05-22 20:00:08)
- ちなみに捜神記で出てくる飛頭蛮とは、三国志の呉の将軍・朱桓のメイドがそれだとか。朱桓も血の気が多い凶悪な人間だったがこれにはビビったとかなんとか。 -- 名無しさん (2020-05-22 22:17:03)
- 日本にやって来てそれがろくろ首に変化したんだっけ？ -- 名無しさん (2020-05-26 00:54:50)
- ↑4 裏付けとれてねえんだから決めつけるなよ。それこそ横暴だぞ -- 名無しさん (2020-09-15 09:28:26)
- マレーシアの妖怪であるペナンガランは「内臓がぶら下がった女の生首」という外見 -- 名無しさん (2023-03-01 13:56:24)
- 著作権保護の修正を行いました -- 名無しさん (2023-08-26 20:33:03)
- 悪魔城シリーズにも出てくるね、ちょんちょんって平仮名表記だけど -- 名無しさん (2023-08-27 13:27:46)
- >たまたまチョンチョンの伝承を知った 確か4期鬼太郎の頃にコミックボンボンで連載されていた絵物語『ゲゲゲの鬼太郎スペシャル 妖怪百戦』にチョンチョンが出てきた。時期近いしこれがその読者の情報元かも知れない -- 名無しさん (2024-02-07 23:10:44)
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#center(){&bold(){読者からのファンレターの中にも 海外の妖怪ももっととりあげてほしいという手紙も多く寄せられています}}
#center(){&bold(){今回「ぬ～べ～」で取り上げるのは…はるか昔に海を超えて日本にやってきた妖怪です}}
#center(){&bold(){あなたは…これは一体何だと思いますか？}}
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『[[地獄先生ぬ～べ～]]』に登場する妖怪。単行本9巻収載「はばたきハゲ頭の巻」に登場。
*【概要】
古代中国の「捜神記」に記された妖怪で「落頭民」とも呼ばれる。男の頭が耳を翼にして車より速く空を飛び虫を喰らうという。
交易を通じて何代かに一人は先祖返りを起こすらしい。童守町では「はばたきハゲ頭」の名前で噂が立っていた。
*【正体】
その正体は童守町で「かばのパン屋」を営む気のいいおじさん。
元KGBの殺し屋みたいな恐ろしい顔だが、子供&s(){や[[ぬ～べ～>鵺野鳴介]]}達のリクエストに答え[[ガメラ>大怪獣ガメラ]]パン&s(){や[[リツコ先生>高橋律子]]のヌードパン}などを焼いてくれるとてもいい人。
しかしおじさんが飛頭蛮として活動しているのを見た[[まこと>栗田まこと]]は怯えてかばのパン屋を避けるようになってしまい、ついには虫入りパンの幻覚まで見てしまう。
おじさんには妻とまことそっくりな子供がいたが彼女らも怯えて家を出て行ってしまったという。
**【顛末】
ぬ～べ～とまことは夢遊病の症状があるというおじさんを除霊する事に。
その際おじさんの首がネジ切れて飛び出す様は[[トラウマ]]もの。
ぬ～べ～はおじさんの首に銅板でフタをし、戻れなくなった首を浄化。
おじさんは人間の魂のほうが遥かに強いので死ぬ事はなかった。
その後、誤解をしていたまことをおじさんは快く許し、妻子も彼のもとに戻ってきた。
恐らくぬ～べ～が浄霊の成功を報告したのだろう。
#center(){
&bold(){飛頭蛮は今ではほとんど現れる事はありません}
&bold(){それでも 時々は現れる事があるのです}
&bold(){もしかしたら あなたの町にも飛頭蛮がいるかもしれませんよ}
}
*【余談】
冒頭にもある通り、このエピソードの内容は一般の読者から寄せられた怪談を基としたものとなっている。
ただ、文庫版で明かされた裏話によれば、当の怪談に登場する怪異の名称は「はばたきハゲ頭」ではなく「チョンチョン」という感じのものだったらしい。
……というのも、当の読者が寄せた怪談が&bold(){特定の個人もしくは人種に対する誹謗中傷}目的のものである可能性が最後まで拭えなかったらしく、
結局脱稿寸前のところで怪異の名称を「はばたきハゲ頭」に書き換える羽目になったという。
実際のところ「チョンチョン」という名前の妖怪は、南米パタゴニア地方の先住民マプチェ族に伝わる実在の伝承であり((日本語訳された資料では、2019年に刊行された書籍『南米妖怪図鑑』（ロクリン社）にて掲載が確認できる。))、
人間の胴体から離れた首の怪物、何らかの理由で再結合できないと死ぬという言い伝えは『ぬ～べ～』に登場した飛頭蛮と全く同じであることから、
恐らくは怪談を寄せた読者もたまたまチョンチョンの伝承を知っただけで、何ら悪意は無かったものと推測できる。
とはいえ、漫画が連載された1990年代当時はまだインターネットも発達しておらず、妖怪の資料も現代ほど充実してなかったことから、
作者がチョンチョンという妖怪の伝承が実在するか否かについて明確な裏付けが取れなかったのも仕方ないと言えるだろう。
追記・修正はリツコ先生のヌードパンを食べながらお願いします。
#include(テンプレ２)
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- ぬ、ぬぬぬ、ヌードパン！！？(；ﾟДﾟ) -- 名無しさん (2020-05-21 19:52:27)
- 文庫版に書かれてたけど、チョンチョンって名前だったけど差別的なあれで使えないからこんな感じになったんだよね -- 名無しさん (2020-05-21 19:54:50)
- パン屋のおじさんはぬ～べ～が転勤する時、見送りに来ていた。たった1話限りのゲストだけど、ぬ～べ～のお陰で救われたもんな。 -- 名無しさん (2020-05-21 19:57:25)
- ↑２ チョンチョンって南米の同型妖怪の名前じゃないの？ -- 名無しさん (2020-05-21 21:54:17)
- 首だけで飛ぶ妖怪の話はよくある タイだと首から下は内臓ぶら下げて飛ぶガスーとかいる -- 名無しさん (2020-05-21 22:12:07)
- 「うしおととら」では直接的な被害では恐らく作中トップクラスのとんでもない極悪妖怪になってたよな。 -- 名無しさん (2020-05-21 22:37:31)
- 某狐の漫画で捜神記を知ったがあれにはこんなのも出てくるのか… -- 名無しさん (2020-05-21 22:38:45)
- ぬーべーの、ってかぬーべーの作者の倫理観が現れてる話な気がする。ネタとして悪人面に触れてはいるけど、「営業妨害だぞ！！」の一言が出るのは地味に良い人なんだな、って気がする。 -- 名無しさん (2020-05-21 23:09:12)
- また髪の話…してない！？ -- 名無しさん (2020-05-21 23:09:46)
- おじさんは毎晩、窓を開けっ放しで寝てるんだろうか…… -- 名無しさん (2020-05-22 01:02:50)
- ↑妖怪だぞ 魂だぞ。窓のすり抜けくらい簡単さ -- 名無しさん (2020-05-22 10:23:25)
- 厳つい顔のおじさんよりも飛頭蛮よりも余談が一番怖い件。誹謗中傷のために怪談を投稿する奴って・・・・・・ -- 名無しさん (2020-05-22 13:30:32)
- 奥さんたちも言い出しづらくて離れたのかな。最後に戻ってこれてよかったけど、よく連絡ついたな -- 名無しさん (2020-05-22 20:00:08)
- ちなみに捜神記で出てくる飛頭蛮とは、三国志の呉の将軍・朱桓のメイドがそれだとか。朱桓も血の気が多い凶悪な人間だったがこれにはビビったとかなんとか。 -- 名無しさん (2020-05-22 22:17:03)
- 日本にやって来てそれがろくろ首に変化したんだっけ？ -- 名無しさん (2020-05-26 00:54:50)
- ↑4 裏付けとれてねえんだから決めつけるなよ。それこそ横暴だぞ -- 名無しさん (2020-09-15 09:28:26)
- マレーシアの妖怪であるペナンガランは「内臓がぶら下がった女の生首」という外見 -- 名無しさん (2023-03-01 13:56:24)
- 著作権保護の修正を行いました -- 名無しさん (2023-08-26 20:33:03)
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