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Mリーグ(麻雀) - (2025/06/16 (月) 20:14:21) の1つ前との変更点
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#center(){&bold(){&sizex(6)この熱狂を外へ!}}
Mリーグとは、2018年に始まった[[麻雀]]のチーム対抗戦のプロリーグである。
旗揚げ時のキャッチコピーは、「&bold(){いま、最高の個人競技が、最高の団体競技になる}」
#contents
*概要
企業がチームスポンサーとなり、契約を締結したプロたちが年間を通して優勝を競い合う、プロスポーツとしての色合いを全面的に押し出したリーグ戦。リーグ全体の冠スポンサーは大和証券(RS)・朝日新聞(SF・F)が担当。
もともと麻雀プロは後述の五大団体含め規模問わず競技団体が複数乱立していた中、2014年の麻雀最強戦を制したAbemaの親会社であるサイバーエージェント社長の藤田晋が2016年に業界に本格参入。
ABEMA麻雀チャンネルで、各団体の枠を超えて超トッププロのみを集めて行ったリーグ戦・RTDリーグ(2016-18)((正式名称は「藤田晋invitational RTDリーグ」。なお、第一回ドラフトにて選出された男性プロのうち、半数以上はRTDリーグ参戦済み))と、団体対抗戦となるプロ麻雀団体日本一決定戦(2016)・麻雀駅伝(2017-18)を前身として、2018年に設立された。
参加資格は日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、RMU、麻将連合の五大団体と称される団体に所属するプロとなっている。各チームからドラフトで指名されたプロの雀士は、企業と契約を結んだ後にMリーガーとなり、ユニフォームを着て対局に挑む。((Mリーグ発足前までは麻雀プロ対局は女流プロはそこまでの服飾規定はないものの、男性プロはスーツ着用が基本であった。))
優勝チームの賞金は5000万円((準優勝チームは2000万円、3位のチームも1000万円もらえる。))。選手個人の総合スコア、1試合での最多獲得スコア((2018-19シーズンのみ最多獲得スコアではなく平均打点が表彰の対象だった。))、ラス回避率がタイトルとして掲げられており、それぞれトップの選手がリーグ戦終了後に表彰を受ける。
これまで競技麻雀プロは大会を通して収入を得ているわけではなく、寧ろ大会参加やプロライセンスの為に身銭を切って参加していた((主な収入源は雀荘へのゲストや雀荘のメンバー・従業員、寧ろ本職を持つ中での趣味の一環など様々。))のだが、Mリーグでは最低年俸が400万円に定められており、プロスポーツ選手という枠組みの麻雀プロとして、それまでに比べて資金的に安定した立場を得ることとなった。((ただし、これによって生じたMリーガーとMリーガー以外の麻雀プロの格差により、優勝争いや個人タイトル争いよりも、「Mリーガーになれるか、なれないか」「契約解除されるか、されないか」といった方が注目を集めてしまいがちという問題がある。))
Mリーグの開幕後、[[神域Streamerリーグ]]を筆頭に麻雀2.0リーグ・AMリーグ・雀魂Fリーグ・VPLなどの麻雀リーグ戦や一部フリー雀荘でのライブ配信が行われるようになり、そういったリーグ戦での闘牌を観戦する視聴者、通称『見る雀』の数も日増しに多くなってきている。
また、Mリーグをきっかけに応援しているMリーガーの地場での活躍を見るために各団体リーグ中継を観戦する見る雀も増えてきている。
最近はこうしたMリーグをはじめとした活動が実を結んだ結果、老若男女問わず楽しめる究極のマインドスポーツの一つとしていわゆる一昔前の劇画でよく見られた麻雀≒シノギやアングラなギャンブルの代表格というマイナスイメージから脱却しつつあり、その影響は小学生向け雑誌である『[[コロコロコミック]]』にて特集記事が組まれたり同誌主催での小学生対象のMリーガーとの交流イベントの開催にまでに至っている。((担当記者のポン・チンカン氏は誌上企画にて日本プロ麻雀協会のプロテストを受験、見事合格し協会所属プロとなっている))
*大会の概要
2018-19シーズンに7チーム・21名で開幕。
2019-20シーズンには新たに1チーム(KADOKAWAサクラナイツ)が加わり、各チームの所属選手数の上限を4人に拡大(下限3人)し、男女混合が義務となった。なお、2020-21シーズンからは起算して2年連続同じ選手構成でファイナル進出を逃したチームには、チーム編成の改変を義務付けるルールが追加された。((追加当年の2020-21シーズンよりファイナル不進出ではなく当該シーズンの前シーズン7位であったチーム改変のなかったパイレーツが早くも対象となっている))
2021-22シーズンより所属選手の下限を撤廃。各チーム必ず4人編成でのチーム構成が必須となった。
2023-24シーズンには更に新たに1チーム(BEAST Japanext((24-25シーズン前にBEAST Xに改名。詳細はチーム記事参照)))が加わり全9チームに。
2025-26シーズンからまた新たに1チーム(アースジェッツ)が加わり、全10チームに増加した。
また、それによりチーム編成の改変ルールの対象がファイナル進出を逃した4チームからセミファイナル進出を逃した4チームへ変更となった。
シーズンは9月中旬((8チーム時代以前は10月))に開幕し、5月中旬~6月初旬頃に閉幕する。((なお、22-23シーズン以降のオフには、当該シーズン所属の全Mリーガー+各団体から推薦を受けた実力者を招いた「Mトーナメント」を実施している))
レギュラーシーズンの試合数は各チーム96試合で、1日2試合・2日で1節と計算し、全チーム48節((9節ごとに1節抜け番が発生))からなる。
レギュラー上位6チームでセミファイナルシリーズ(各20試合)、さらにシリーズ終了から上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出する。その際、セミファイナルにはレギュラーシーズンのポイントの半分、ファイナルにはセミファイナルのポイントの半分を持ち越す。((現行試合数はすべて2023-24シーズン準拠。過去のシーズンでは、2018-19シーズンはレギュラーシーズンの後に上位4チームによるファイナルシリーズ(24試合)という構成で優勝を争い、2019-20シーズンから2021-22シーズンは上位6チームによるセミファイナル(各チーム16試合)を行い、セミファイナルの上位4チームによるファイナルシリーズ(12試合)で優勝を争うという構成だった。))
選手にはレギュラーシーズン限定で試合数制限が課せられており、最低10試合・最高45試合となっている。また、個人タイトル資格のためには20試合以上の出場が求められる。なお、個人表彰はセミファイナル以降の成績は参照されておらず、レギュラーシーズンを1位で突破しても何の表彰もされてこなかったが、2024年シーズンからはレギュラーシーズンを首位通過したチームはセミファイナル以降の順位に依らず賞金が支給されることが決定した。
ボーダーラインだけでなく、近年はレギュラーシーズン4位通過というのも一つの注目ポイントになっている。((これはレギュラーシーズンの通過順位によりセミファイナルの日程が決まること、そこで4位以内だと最終日の試合を打つことができ、ポイント調整を自らの手でできるという理由がある。))また、試合時にはMリーグ機構側からケータリングとして弁当が支給されており、各週のウィークリーウィナーには副賞として豪華弁当が支給される。
シーズンの最後には表彰式が行われ、個人タイトルの表彰と、優勝チームへのシャーレ授与が行われる。
オフシーズン中に契約更改およびドラフトが行われる。基本的には単年契約のようで、自由契約(退団)となった選手は所属していたチームとの次シーズンの再契約が不可能となる。
また、[[プロ野球]]のドラフトとは違い、別チームに加入する為には再びドラフトで指名される必要がある。((これまでにこのルールに該当した選手は滝沢和典ただ一人(2020年シーズンオフにEX風林火山を退団→直後のドラフトでKONAMI麻雀格闘倶楽部から指名され移籍)。))
*中継
大会はABEMATVの「麻雀チャンネル」で、基本的に水曜日以外の平日夜19時から生配信されている((放送時間は午後11時55分まででそれを超過する場合はサブチャンネルである麻雀Liveチャンネルで引き続き放送される))ほか、名場面集のベストコレクションをはじめ不定期での再放送も実施されている。ABEMAプレミアム会員は全シーズンのアーカイブを視聴できるほか、舞台裏インタビューやオフショット、チームごとの密着ドキュメンタリーや一部のコラボイベントなどを配信期限なしで何度も視聴できる((試合アーカイブはU-NEXTでも視聴可能))。
更に地上波では、ABEMATVに出資している[[テレビ朝日]]のダイジェスト番組『熱闘!Mリーグ』が[[日曜日]]の深夜に、またBS朝日では火曜日の夜23時からピックアップ対局を取り上げる『白熱の戦い』が放送されている。((初年度シーズンのみハイライト番組はTOKYOMXで放送されていた))
また、各チームごとにYoutubeチャンネルやオンラインサロンを開設しており、控室の様子を移してのオンラインPVを実施したり、その日対局のない選手が様々な場所でチーム主催のオフラインのPVイベントを盛り上げることもある。
またリーグ全体でも、全チームの選手が集まる「プレミアムナイト」や、地方のシネマコンプレックスでPVを実施する「一気通貫ツアー」、後述の東京タワーREDイベント限定のチームフィーチャーPVなどに精力的に取り組み、見て楽しむスポーツとして麻雀を盛り上げている。近年では麻雀プロ側もMリーガーを中心に初心者限定のイベントや初心者やお年寄り子供向けの麻雀教室を実施する・ファンミーティングなど麻雀をやらないイベントを雀荘で開催する・麻雀以外のイベントやYoutube企画のオファーを受け出演するなど活躍の幅を広げている。
&bold(){&color(#F54738){一方で、AbemaTVのコメント欄が匿名かつユーザーブロック機能を持たないこともあってか、非常にコメント欄の治安が悪い。}}特に女性や若手選手、不振の選手に対しての誹謗中傷が多く、Mリーグを初めて見るなら、コメント欄は開かない方がいいとまで言われるほど。((一例として、点数申告の遅れや所作、牌選択などに対して、「プロなのに〜」という文言から始まる批判が多い。こうした無責任な発言や、4人の手牌が見えているからできるような批判(いわゆる「神目線」)を繰り返す連中はまとめて「コメランズ」と称されており、園田のYouTubeなどでもこの言葉が使われている。また、これらの多くは少人数の連投によるものと見られており、「不快なコメントを3・4個ブロックしたらコメント欄が一気にきれいになった」といった報告が相次いでいる。))
&bold(){だが、麻雀プロとてプロである前に1人の人間である。}緊張やうっかりが出てしまう場面は誰にでもある。チーム内や個人で対局後に検討が行われることも多く、自身がミスを自覚していることも少なくない。あまり厳しく追及するものでは無いだろう。&bold(){まして誹謗中傷が許される訳が無い。}
2023-24シーズンからは、ABEMATVの全チャンネルで唯一((この意味をよく考えるべきだろう))、AIを利用した誹謗中傷対策がスタート。誹謗中傷コメントの排除と、これまでに多数のコメント通報を受けた一部の人物に対し、書き込みブロックが行われることになった。
*主なルール
・東南戦・誰かの持ち点が30000点に届かなかった場合に行われる西場北場はなし
・全自動麻雀卓の完全自動配牌機能を使用している。
・赤牌(5マン・5ピン・5ソーにそれぞれ1枚)を採用している。
・一発・裏ドラ・槓ドラあり。喰いタンと役牌バックあり。流し満貫なし。13翻以上の数え役満なしで三倍満止まり。ダブロン・トリロンなしの頭ハネ。
・各選手25000点持ちスタートで30000点を原点の0ポイントとし、1000点を1ポイントとして計算する。
・順位点として、その対局のトップに50ポイント、2着に10ポイント、3着に-10ポイント、4着に-30ポイントが加算される。((全員30000点スタートのうち最初に参加費として全員から5000点ずつを[[プール]]して最終的に1着が総取りすると考えればわかりやすい))
・・(例として、40000点でトップの場合は10ポイント+順位点の50ポイントで60ポイント獲得、0点で4着の場合は-30ポイント+順位点の-30ポイントで-60ポイントとなる)
・・(なお、同着となった場合は2つの順位点を足して割る形となり、例としてトップが2人だとトップの50ポイントと2着の10ポイントを合わせて2で割った30ポイント、記録上は1.5着となる)
各団体のリーグ戦などと比較すると、日本プロ麻雀協会リーグ戦レギュレーションに赤牌を追加した形でトップの順位点が大きい、つまりトップが非常に偉いルールになっている。
この赤牌の存在によりドラは最大7枚((赤牌がドラの場合は1枚でドラ2枚分となる))のため、高打点が出やすい。このことにより、手組みの技巧を凝らすよりも、面前で手を組んでリーチを打つことによってリーチ、面前自摸更に裏ドラに槓ドラの裏ドラと高打点が続出しがちである((特に最近は一部の女流選手が活躍し、一方でそれまで実績のある選手がかなり苦戦していることに対して、運ゲーと揶揄する心無い声もあるが、そもそも麻雀は運要素が強い[[ゲーム]]な上、見ごたえが出るよう派手な撃ち合いが起こりやすいルールにするのは必然である。))。
*PR・コラボ企画など
麻雀最強戦や麻雀[[ゲーム]]もさることながら、Mリーグは麻雀を業界外へと持ち出すきっかけとなり、様々なコラボも誕生。
例えば、2018シーズンファイナルでは「[[はじめの一歩]]」とコラボし、森川ジョージ氏が描き下ろしたユニフォーム姿の一歩たちが描かれ((そのイラストは現在でもMリーグスタジオに飾られている。))、2023シーズンでは東京タワーでのコラボカフェを含む大規模コラボが開催されている。
また、スポンサー企業のCMにMリーガーが出演することも増え、そのたびに内川の四暗刻西単騎や仲林の国士無効が擦られ続けている。
2021シーズンは、[[地和>天和・地和(麻雀)]]を決めた選手には特別副賞として日清食品のU.F.O.を一生分貰う事ができた((ちなみに天和はダメ。シーズン中に一度天和チャンスが生まれた際に実況解説が「確認してみた話」として明言している。))が、誰も決める事ができなかった。
2022シーズンは一生分×2になった年は一度地和チャンスが生まれたが成就せず、2023シーズンは「達成しそうだから」という&s(){ちょっとケチくさい}理由で一生分に戻された。&s(){その結果、1/19の&bold(){放送開始前のスタッフによるリハーサルで出てしまった。}((出たのはABEMAS・松本の席だった。なお、2023シーズンは役満が一度もなかった為、この地和がある意味で唯一の役満となった。))}「チーホー出たら、ユーホーあげる」
日清食品はこの他にもMリーグで様々な企画を行っており、2023シーズンにはドラカンやカンドラもろ乗りが発生した時に「槓全メシ」((槓した当人が上がらずともよく更に他者のリーチ上がりで裏ドラをめくって全乗りしても発生した時点槓全メシとなる))としてTwitter上でプレゼント企画を行っているほか、「飛んでしまった((持ち点がマイナスになること。なお、Mリーグでは飛び終了は無い。))選手の次の飛躍を祈願する」という目的で「ひよこちゃん黒点棒」を贈呈している。…のだが、リーグ全体のトレンドとして攻撃性スタイルの表面化もあり、レギュラーシーズン終了時には36選手中31選手、セミファイナル以降も含める最終的には34選手が箱下を経験している((シーズンを通して箱下で終了しなかったのは伊達と黒沢の2人だけだが、伊達はシーズン終了後に開催された麻雀最強戦のMリーグスペシャルマッチでの決勝で持ち点が箱下になってしまった。))。
なお、2023-24シーズンからは日清食品がメインスポンサーから離脱したことによりU.F.O.一生分は出ることはなかったが、代わって今度はソニー損害保険株式会社がだいすーきー賞ならぬ大四喜賞を設定。その名の通り役満大四喜を出した選手に商品が与えられることとなった。((東南西北の風牌すべてを暗刻として持つ役満。レギュレーションによってはこれ一つでダブル役満だが、Mリーグでは多重役満以外のダブル役満以上は存在しないため現実的に狙うのであれば4種類のうち1つは雀頭にする小四喜で十分となってしまうため発生しずらい))
チーム単位でも、サクラナイツやパイレーツを中心に既存コンテンツとのコラボレーションを精力的に打ち出している。
*それでは出場チームのご紹介へと参りましょう!
-50音順。
-※のついた選手は退団済み
#openclose(show=攻守に変幻自在!緑と赤のカメレオン麻雀){
***&color(green){EARTH JETS}
所属選手:※2025年6月のドラフト会議にて確定予定
オーナー企業はアース製薬((麻雀最強戦やWRC東京大会の後援も行うなどアベマ麻雀チャンネルととても深い関係性がある))。「EARTH JETS」は同社の殺虫剤の製品名のひとつでもある。
2024-25シーズン終了後、Mリーグ10チーム目となる新チームとして参戦が発表され&s(){、同日に風林火山が発表した亜樹の史上初の選手兼任監督&女性監督就任のニュースのインパクトを完全に消し飛ばした}た。
変幻自在に色を変え、素早く虫を仕留めるカメレオンをマスコットに据え((赤と緑の2色。いずれも、腹部に10000点棒と同じ模様がついている。))、記憶に残る、心に残る、歴史に残る麻雀を目指す。
}
#openclose(show=正解よりも別解にたどり着け!){
***&color(yellowgreen){赤坂ドリブンズ}
所属選手:&color(royalblue){園田賢(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){鈴木たろう(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(deeppink){浅見真紀(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){渡辺太(最高位戦日本プロ麻雀協会)}
2018シーズン:優勝(レギュラーシーズン4位)
2019シーズン:7位
2020シーズン:4位(レギュラーシーズン3位、セミファイナル3位)
2021シーズン:7位
2022シーズン:7位
2023シーズン:2位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル4位)
2024シーズン:3位(レギュラーシーズン1位、セミファイナル1位)
オーナー企業は博報堂DYメディアパートナーズ。2018シーズンチャンピオンチーム。
2018シーズンは園田、村上、たろうの3選手で構成され、2019シーズンからは丸山が加入。
2020シーズン途中にたろうが日本プロ麻雀協会から最高位戦日本プロ麻雀協会に移籍した為、チーム全員が最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロで構成されている唯一のチームとなった。
2022-23シーズン終了後、2年連続のファイナル進出を逃したため、規定により村上と丸山がチームを去り、新たに浅見、渡辺の二名が加入となった。
全てのステータスを麻雀に極振りしたかのような麻雀オタクが集まったチーム。研究熱心な実力者のベテラン2人に、ネット麻雀で鍛え上げた期待のホープたる渡辺とママ的な存在のまきどんこと浅見が加わるという構成になっている。
2022-23シーズン終了までは麻雀に対しては非常に真摯である一方、エンタメ的な面にはほとんど配慮しておらず、おっさん3人+監督の我が強すぎてたびたび物議を醸すチームでもあった。チームの男女混成義務化に伴って獲得した丸山に対する扱いが特にその顕著な例であり、露骨に規定の最低試合数しか出さないなど、ともすれば冷遇とも見られかねない対応を辞さなかった((実績十分な彼ら3人とほとんど新人である丸山との間に大きな実力の隔たりがあるのは間違いないのだが、そのあたりの意図に関する発信が非常に少なく誤解されている面もある。例えば監督は丸山を「育成枠」と呼んだことは一度もないのだが、丸山=育成枠という認識を解消するための発信は全くしていない。))ほか、2023-24シーズン中には公式X(旧Twitter)の運用にも問題があるとファンから声が挙がることもあった。&s(){監督に至っては「Mリーグの炎上王」と呼ばれることもあったとか。}
2023-24シーズンからは流石に批判の声を問題視したのか、担当の人が変わったのでは?と言われるほど公式アカウントの投稿頻度が増加した。
チームカラーとしては理論派であり、「オカルトバスターズ」を名乗ることも((もともとは村上、たろうに加えて小林を加えた3人の呼び名))。ただし、パイレーツほどのゴリゴリのデジタル派ではない。
そのチームコンセプト的にも実力はトップクラスであるとみなされているが、不運や展開に恵まれないこともあってか、22-23シーズンまでレギュラーシーズンをプラスで終えられたことは一度もない。((「確率は収束する」というチームコンセプトを元に、どれだけ絶不調の選手がいようとローテーションを崩さないことが、苦戦の一因ではないかとも考えられている。例を挙げると、2019シーズンでは園田が空前の絶不調に陥り、テンパイの手牌で無意識にノーテン宣言した上その時の記憶が飛んでいるなど、明らかに異常な状態にあった。にもかかわらず、園田をそれまでと同様のペースで起用し続けた結果、377ポイントのマイナスを叩いてしまい、個人成績2位だった村上の貯金を1人で溶かしてしまう結果となった。逆に2022シーズンはその村上が絶不調で園田の調子が良かったものの、やっぱり特に起用のテコ入れはなかった。))
しかし、23-24シーズンはネット麻雀界最強を引っ提げて加入した渡辺と、経験豊富な園田、たろうのシナジーが機能し中盤から好調をキープ。もともとメンバーと面識の深い浅見を中心に雰囲気も良く、常に上位をキープしたままファイナル進出。ファイナルでは序盤に出遅れるも園田が八面六臂の大活躍を見せたが、パイレーツを押し下げることは叶わず。それでも初年度以来の賞金獲得となる2位と、久々にその強さを見せつけた。翌24-25シーズンは11月に首位を奪うと以降独走し、2月に史上初の+1,000ptをクリア。一時的に例年ならば麻雀最強戦Mリーグスペシャルマッチに選抜される個人スコアトップ8人に4人が連続で並ぶ通称ドリブンズトレインを形成し、最終的には全員+3桁で個人ランキングTOP10((チーム内最下位の太が+199.3ptの9位である))、+1,115.5ptでレギュラーシーズンを首位通過した。その勢いのままセミファイナルも首位通過したものの、ファイナルでは太が4戦3ラスを喫するなど失速。最終戦までもつれ込む死闘の末、最後は園田の優勝条件確定立直が山0→直後に醍醐にフェニックス優勝確定の放銃を喫し、終戦となってしまった。
ファンの愛称は「ドリブラー」。6年目のファイナルに突如決まった。&s(){多分流行らない。}
決めポーズは、シンプルなガッツポーズ。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・園田賢 「卓上の魔術師」
主な個人タイトル:なし
レギュラーシーズン個人成績
2018:6位
2019:29位
2020:16位
2021:19位
2022:4位
2023:8位
2024:3位
灘中高出身。そして最高位戦A1リーグを8年維持しているものの第一回ドラフト会議で選ばれた21人の中で唯一個人タイトルは無しと言う、異色の経歴を持つベテラン雀士。
2020年までは某大手企業で営業マンをしながら二足のわらじでプロ活動をしていた苦労人でもある。その傍らで麻雀点数計算用アプリも開発している。当時の上司曰く「園田は数字に強い」。
その強さを遺憾なく発揮したのが、2022-23シーズン期間中に自身のYoutubeチャンネルで行った裏ドラのデータ解析。Mリーグ成績速報(非公式)氏提供のデータベースをもとに裏ドラの乗り具合について分析した際は、圧倒的な速度でのExcel捌きを見せ、視聴者にその優秀さの一端を見せつけた。
…のだが、分析の結果、83人に1人の裏ドラの乗らなさ具合であるという圧倒的な不運の持ち主だと判明した。特に裏3についてはMリーグ発足時のオリジナルメンバー21名の中で唯一一度も経験がなく、逆に5回も振り込んだ事がある。他の選手が裏3を載せる度に園田が引き合いに出されるのは様式美。寿人など10回は乗せているのだが。((そもそも鳴き仕掛けが多かったり、暗刻形を好まないといった打ち方の理由はあるだろうが、それでもなお裏ドラに恵まれない。))((ただしそのデータ解析以降は大事なところで裏ドラが乗るようになり、そのおかげでMVP争いに参戦できたとも言えよう。))なお、23-24シーズンでは裏3が出るたびにXでポストする「うらさん評論家」の地位を確立したが、やはり裏3は乗らず、そして寿人に裏3を打ち上げた。しかしチームも絶好調の24-25シーズン、1月21日第1試合、延べ&bold(){220試合}・&bold(){2,632局}・&bold(){574回目}((すべて後述のMリーグ成績速報(非公式)氏を参照))のリーチにしてついに裏3を成就させた。&s(){本人は7年かけて培ってきたブランドの崩壊を大変嘆いていたがな!}
また、所属する最高位戦で2024年度から採用された点数表示システムを内部開発したプログラマでもある。本人曰く「ExcelとPowerpointの限界に挑戦」し、1万行を超えるマクロにより構成されているというそれは、Mリーグですら当時は採用していなかった副露牌表示や待ち枚数までわかる((ただしカウントは人力で担当する放送スタッフはギャラリーからカッパさんと呼ばれている))、「見る雀」にとっても痒い所に手が届く優れもの。他団体のプロからも大絶賛された傑物であるため、未見の人はぜひ一度見てみてほしい。&s(){そして最高位戦A1の圧倒的な対局時間の長さにも震えてほしい}
麻雀の打ち筋も、その経歴に見合う非常に高度な麻雀を打つ。各局面に対して高度な思考を繰り返し、時に相手を惑わすような鳴きを挟むなどして、常人には思いつかないような手順を見せることから、「魔術師」「賢者」の異名を持つ。
その一方、相手の豪運に巻き込まれての理不尽な大敗や逆転負けが多く、その度に「なんなん?」とぼやくのが持ちネタである。今ではМリーグ全体での公式ネタ化しており、最近では「マクラーレン園田」と自称することも。2018シーズンに滝沢へ大三元を振り込んでしまった際には、実況の小林未沙に「三年目の浮気」ならぬ「三元目の浮気」という替え歌を作られてチームのディナーショーで披露されるなど、とにかくいじられるネタに事欠かない。そしてその替え歌は後にNHKの密着取材を受けた際、&s(){晴れて}地上波デビューを果たした。((もともとストリートミュージシャンをしていた時期があり、なんとあのケミストリーメンバーオーディションにも応募していた過去を持つ))
相手の豪運に巻き込まれるだけでなく自身が不運に見舞われるケースも非常に多く、通常の打ち手ならベタオリして終わるところが、高度な回し打ちを敢行した結果勝負形になって放銃…という、いわゆる「上手すぎて放銃」というパターンが頻発しており、高い実力に反して成績が伸び悩む大きな要因となっている。
しかし、2022シーズンはチームメイトの苦戦が続く中、自身は一人好調をキープ。5位から8位の直接対決ではオーラスに国士無双を上がっての大トップを決め、MVP争いにも参戦。レギュラー突破こそ叶わなかったが最終戦もトップで飾り、過去最高の4位でフィニッシュした。翌2023シーズンもエースとしてチームを牽引し、この年強すぎたパイレーツ以外では唯一の全ステージプラスを記録。ファイナルでは7戦3トップ6連帯とドリブンズの2位に大きく貢献した。
対局中の膨大な思考をとにかく全てしゃべりたいようで、勝っても負けてもインタビューが非常に長くなる。&s(){好きなことに関してだけ饒舌になるアニヲタ諸君も心当たりがあるのではないだろうか。}2021シーズンはラスインタビューを受けた後にしゃべり足りなかったのか、トップインタビュー中に舞台袖から茶々を入れた結果、トップ選手の左手側から園田の顔が抜かれるという今までにないアングルが用いられ、「園田アングル」という言葉が生まれてしまった。この園田アングルはこれ以降しばしば用いられるようになり、インタビュー中にトップ者とラス者が絡む事もMリーグの名物となった。その結果、とうとうADの&bold(){「園田さんそろそろ」というカンペがカメラに抜かれる事態となった。}
最近では、自身のYouTubeチャンネル「その研」にてチームスタッフの一人である最高位戦所属の鈴木聡一郎と共に自身の対局の検討配信およびその切り抜きを行っている。&s(){インタビューで喋り足りない分}検討配信は当然長くなるが、こと検討配信の視聴者数に関しては試合直後の平日深夜で前述のとおり長い配信時間にも関わらず他Mリーガーと一線を画し、現Mリーガー最大手である多井を凌ぐことも。切り抜きの方も当然好評であり、軽妙なトーク、秀逸な編集、そして何より取れ高に事欠かない本人の対局展開によって人気を博している。この検討配信とインタビューは園田の芸人気質を一気に世に知らしめることとなり、オフショットなどで明るくおちゃらけた様子が多く抜かれたり、23-24シーズンではABEMAS・日向とともにコメディタッチのCMに出演するなどタレント的な一面でも活躍を広げている。
[[野性爆弾]]のロッシーに似ており、ロッシーが園田の代役で『トップ目とれるカナ?』に出演した事も。
Mリーグの記念すべき1試合目と1000試合目で1着獲得というメモリアル男でもある。&color(#FFFFFF){%%2022-23シーズンの中継エンディングテーマのナノ・セカンドの歌詞「その幻想のままで終わって行っていいわけないだろ?」を「ソノケンそのままで終わって行っていいわけないだろ?」とネタにされた%%}
・鈴木たろう 「ゼウスの選択」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀協会雀王(4期) 麻雀最強位(2003年)
レギュラーシーズン個人成績
2018:9位
2019:18位
2020:14位
2021:12位
2022:31位
2023:7位(最高スコア)
2024:6位
第一回ドラフト会議にて3つのチームから指名を受け((ドリブンズの他、渋谷ABEMAS、U-NEXT Piratesから指名された。抽選の結果ドリブンズが交渉権を獲得し、ABEMASは松本、Piratesは石橋を代わりに指名した))、抽選を経て加入となった唯一の選手。
高度な読みを元に、限界まで攻めて高打点を追い求める打ち筋が持ち味のベテラン雀士で、CSで放送されている『トップ目とったんで!(現・トップ目とれるカナ?)』の解説者としてもお馴染み。
その独特な打ち進め方から、「ゼウスの選択」の異名を持っている。トップ取りの意識が高く、踏み込めるギリギリまで押すのがスタイル。特に、手の内がバラバラの状態から仕掛けるブラフを多用するのが一番の特徴である。常人にはとても思いつかないようなアガリを連発する一方、普通ならしないような放銃も少なくない為、「誰にもできないアガリをして、誰もしない振り込みをする」が一つの代名詞となっている。
そのためはまるとめっぽう強い反面、やりすぎて派手に放銃して盛大なマイナスを叩く事もしばしば。2022シーズンは個人成績最下位争いを繰り広げ、自己ワーストとなる31位でフィニッシュとなった。23シーズンもその不調を引きずっていたものの、初トップを機に復調。というか以降の勝ちっぷりは復調の域を超えており、最終的には2年ぶりの+100ポイントまでクリアした。とりわけ2024年2月26日の対局では怒涛の連荘で一時12万点を超え、最終的に歴代最高スコアとなる112,800点を叩き出し、最高スコアのタイトルを獲得した。
また同年の麻雀最強戦ではグループステージ決勝のオーラスで役満条件を満たしての大逆転でファイナル進出を決めると、そのまま勝ち上がり決勝へ進出。オーラスをトップ目で迎えるも、全日本プロ選手権優勝者の桑田憲汰プロ(連盟)にツモ+一発or裏条件を裏の乗らない一発ツモで満たされ、二度目の最強位を取り逃がした。
「鈴木たろうチャンネル」というYouTubeチャンネルも開設しているが、機械に慣れていないのか
・盟友・多井の最強位獲得を祝ってステーキ丼を振る舞ったのに、食べるのに夢中で肝心のステーキ丼が一切映っていない
・設定をミスり、配信中に自身の姿を2か所に表示してしまう
・ゲーム実況中に自身の姿を映すワイプが、背景に溶け込むレベルで小さい(インスタントジョンソン・じゃい:「これ(ワイプ)、(ゲームの残機が)あと一機なのかなと」)
など、何とも微笑ましいミスを連発している。
多井の勧誘を受け、神域リーグにもチームゼウスの監督として参戦。ドラフトでは痛風を理由に指名したり、と思えば翌年にはにじさんじの人気ライバーで固めるという神話のゼウスそのもののような指名をしたりした。
・浅見真紀 「守備を忘れた特攻シンデレラ」「聡明なるバイプレイヤー」
主な個人タイトル:野口恭一郎賞女流部門
レギュラーシーズン個人成績
2023:25位
2024:8位
現在最高位戦女流Aリーグに所属する女流プロ雀士。
2023年オフシーズンのスピンアウト企画であるMトーナメントにて、最高位戦で長らく実況を担当していた経験を買われて新実況担当の一人として参加。新たな実況メンバーとしての期待が高まった((3名体制でも試合数増による負担が大きいことに加え、当時小林未沙が妊娠を公表したこともその理由。))ところ、同年のドラフトでドリブンズから指名を受け選手として参戦することとなった。
大学院生時代にタイトルである野口恭一郎賞女流部門を獲得。それをきっかけにプロ雀士となった。
キャッチコピーの通り、最高位戦所属のプロらしく攻撃に重きを置いた麻雀スタイル。
プロ後すぐにミータンマーボと言う冠番組をUstreamにて配信開始したり、近年では麻雀プロ対局放送番組とは思えない格闘ゲームやバトルアニメを思わせる演出で話題となった第47期最高位戦A1リーグのオープニングムービーのアドバイザリー監修を務めるなど、マルチメディアの展開力と言う点では最高位戦どころかプロ麻雀界トップクラス。上述の園田が開発した最高位戦の点数表示システムでも、グラフィックの素材作成やUIの調整などを担当している。
茅森のYoutubeチャンネル「さやチャンネルω」のメンバーでもある。&s(){だがドラフト時は最高位戦のスタジオから園田とゲリラ配信を行っており、同時視聴をしていたさやチャンネル側のメンバーが驚いていた}((本人は指名すると聞かされていた模様))
夫は協会A1リーガーの橘哲也。一児の母である。
本人曰く「ポーカーフェイス」とのことだったが、明らかに顔に出るタイプであることが判明したり、役牌を鳴くか否かのところで優雅に水を飲んでいたところが実況の日吉に拾われるなど、キャッチーなふるまいでもファンの心を掴んでいる。noteやブログでのユーモラスな文体もファンなら必読。
なお、Mリーグ初のダブル役満を阻止したのは彼女((2023レギュラーシーズン最終番のある試合で、堀が小四喜&字一色の一向聴になったタイミングでリーチを仕掛け、一発で当たり牌を掴ませた。その後、堀は聴牌までたどり着くもその番の捨牌で浅見に放銃してしまった。))。
・渡辺太 「麻雀シンギュラリティ」
主な個人タイトル:なし
レギュラーシーズン個人成績
2023:12位
2024:9位
ネット麻雀ゲーム天鳳において、ないおトンまたは、太くないおと言うハンドルネームで参戦。四人麻雀天鳳位を2回、三人麻雀天鳳位を1回のトリプル天鳳位。そして雀魂でも四人麻雀、三人麻雀両方で最高段位である魂天のダブル魂天と言う偉業を成し遂げた。後述の初の2回天鳳位を獲得し、Mリーガーとしても活躍した朝倉康心も自分以上のネット麻雀雀士と認めるネット麻雀界最強の男と称されるプロ雀士。
今はプロ雀士となり、試合の時間を確保するために非常勤となったが内科医との二足の草鞋を履くインテリ雀士。しばしば「東大医学部卒」とアナウンスされるがこれは誤りで、実際には東大理Ⅰ(理・工学部系)入学→東大中退→他大学の医学部卒(北海道大学という説が有力だが真偽不明) が正しい。
2023年に最高位戦所属のプロ雀士となった。いきなりB1リーグ(上から3つ目のリーグ)に参戦し、首位を独走。初年度でA2昇格を決めた。2024年の第49期では残念ながらA2降格となった朝倉、そして共にA2昇格となった山田独歩との歴代天鳳位プロ3人の直接対決が期待されている。
二つ名「麻雀シンギュラリティ」は、今やチェスをはじめAIが人間をしのぐことが多くなった現代においてそれでも自分はAIに負けずに戦い続けるという彼の信念を表している。((ボードゲームつながりだが、『盤上の物語は不変』という藤井聡太さんの名言に通じるものはあるだろう))
ネット麻雀有数の攻撃派とも言われ、しっかりと聴牌の相手の待ち筋を数え、分析したうえで攻撃は最大の防御と言わんばかりに自ら安全牌を開拓するように無筋を通すことも。23-24シーズンからの彼の参戦はMリーグのトレンドさえ大きく揺るがしつつあると言ってよいだろう。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・※村上淳 「リーチ超人」
主な個人タイトル:最高位戦最高位(3期) モンド杯
レギュラーシーズン個人成績
2018:16位
2019:2位
2020:8位
2021:30位
2022:30位
リーチを打つ際の「リッチ!」、振り込んだ際の「はい!」という返事など、発声の良さに定評があるベテラン雀士。
もちろん良いのは発声だけではなく、ハイレベルな手組から高打点のリーチを生み出し、たびたび好成績を収めている。
かなりの門前派であり、そのリーチ率の高さから「リーチ超人」の異名を持つ。&s(){逆に黙ったら「ダマ超人」と呼ばれる}&color(white){とはいうけどシーズンごとのリーチ回数が佐々木、多井、松本、あとチームメイトのたろうを上回ったことがないのは秘密だぞ!}
前述の発声の良さに加え、上家が牌を切ったら鳴きが入らないのを確認するためにワンテンポ置いてからツモるなど、半ばやりすぎなまでにマナーが良いが、その一方、対局に没頭するあまりのため息や強打もたびたび見られる為、彼をマナ良とみなすかマナ悪とみなすかは人によって意見が分かれるところだろう。
2019年は低迷するチームの中で一人奮闘しMVP争いを繰り広げるも、順位の関係上特にマークされる展開となり、かの黒沢の四暗刻単騎にて&bold(){4万点越しの3着}((2022-23シーズン終了時点でMリーグ唯一の記録。なお、スポンサー冠番組である麺飯位決定戦では多井も記録している。そしてこの対局を制したのは四暗刻をあがった村上だった))を食らうなどの仕打ちも受けMVPを逃す。
その後、2021シーズンは序盤に悪夢の4連続箱下ラスを喫すると、そこから超ド級の不運が続発し((四暗刻を聴牌したら次のツモで他家の高め当たり牌を掴まされて放銃、他家が七対子地獄単騎の跳満で立直したら一発で掴まされて放銃、逆に自分の勝負手は5巡目4山だろうと呆気なく流局、などなど。))、最後まで個人成績最下位争いを繰り広げてしまう。2022シーズンでも低空飛行が続き、初トップの獲得も2023年2月と最後となった。
バツイチながら2人の子供への愛情が深いことから、バツイチ雀士としても有名だったが、2023年1月に再婚を発表。しかしプライベートの充実とともに大きな成績向上とはならず、チームはレギュラーシーズンで敗退するとともにメンバー入れ替えの強制を余儀なくされる。2019シーズンでのMVP争いなどこれまで大きな活躍があったものの、やはり直近2シーズンでの絶不調が重く見られたか、2022シーズン限りで契約満了となった。
退団後は解説陣に仲間入り。なかなか出場しなかった多井について&bold(){「APEXやってるんじゃないですか?」}と具体的なゲーム名を放言する、日吉による「1sコール」に乗っかるなどお茶目な個性を光らせて注目を集めている。また、どういう経緯か分からないがTikTokのショートムービーに俳優デビューしたりした。
超ド級の機械よわよわおじさん。時代の流れを受け、多井の誘いを受けた神域リーグをはじめネット麻雀の大会に参加する機会も増えたが、自チームであるチームアトラスの初顔合わせをルノアールで行おうとしていたほか、雀魂の大会でもまずクリックミス・タップミスをしないことが目標になっている。
・※丸山奏子 「花まるシンフォニー」
主な個人タイトル:てんパイクイーン(2期)
レギュラーシーズン個人成績
2019:20位
2020:20位
2021:17位
2022:26位
ドリブンズの「育成枠」として、プロ歴わずか2年でMリーガーとなった麻雀界のシンデレラガール。メガネっ子。
デビュー戦でリーチ後見逃し倍ツモの末に多井・滝沢・寿人という強者相手にトップを獲得するというセンセーショナルなデビューを果たしたものの、その後は目立った活躍は少なく((とはいえ、先述したデビュー戦が示すように勝ち試合がとにかく劇的な展開になりがちであるためか、そこまで弱いイメージを持っていない視聴者も多数。個人成績最下位争いをしたのも最終年程度である。))、ほぼ常に規定最少試合数しか出してもらえない為、Mリーグで1日2連闘の経験はまだない。
プロになってから日が浅いこともあり、自身の明確なスタイルは確立していないが、その分チームメイトのおじさん3人の教えをグングン吸収しており、最初はプレッシャーの余り卓上で涙ぐむようなこともあった((とりわけ有名なのが2019年12月3日第一試合。丸山はラスで迎えた南2局で聴牌するが、その聴牌の継続には先制立直中の瑞原に対して無筋のドラ八萬を切らないといけなかった。場合によっては親への放銃でラス確定まで追いやられる可能性もある中で丸山は葛藤の中で長考し、涙ぐみながら追っかけ立直を仕掛けた。結果は瑞原が一発で当たり牌を掴みロン和了に成功したばかりか、立直前に暗槓していた四筒が丸ごと裏ドラとなって見事跳満直撃に成功、2位に浮上した。葛藤している際の実況席(実況:松嶋、解説:瀬戸熊)の語り口も合わせて必聴もの。))が、徐々に強靭なメンタルを身に着けて上述のような大胆な打ち方を見せるようになっている。
2020シーズンセミファイナルでは、登板1戦目で大トップを獲得したことで2戦目の登板を許され、ついに最少試合数の枷を打ち破り、2021シーズンでは%%不甲斐ないマイナス続きの男連中を見事に支えて%%これまでを上回るペースで登板しており、2022年1月には早くも規定の10試合に到達したが、チームがボーダーラインを争っている関係か2月は出番がなく、最終的には12試合の出場にとどまった。
2022シーズンも同様だった為、レギュラーシーズンに関しては4シーズンで44試合しか出場しておらず、2シーズンで45試合出場した伊達と比較しても出番は明らかに少ない。
&color(white){某Mリーガーが生配信で語った推測にすぎないが、当時感染症が猛威を振るっていた為、規定数を満たさないまま出場できなくなるのを防ぐ為に序盤に多く登板させた可能性もあるのではないか、との事である。}
2022年麻雀最強戦では女流Mリーガーが勢ぞろいとなった女流スター決戦において四喜和を成就させその勢いのままファイナル進出を決めるなど確実にその成長を感じさせてくれている。
だが、その後に始まった2022シーズンでは初戦で大きく苦戦をしてしまい、チームメイトである村上らと一緒に最下位争いを繰り広げており、初トップの獲得も2023年2月と時間がかかった。
2022シーズンにおけるメンバー入れ替え強制により退団。ドリブンズファン以外にもその愛くるしさで愛されていた選手であったが、育成枠で成績が残せなかったという現実は重かったようである。
しかし、所属団体である最高位戦や最強戦での活躍、醍醐の主催するHQ麻雀の初の女性講師抜擢、さらには最高位戦上位リーグの対局配信の実況や冠ラジオのスタート、更には悲願の個人タイトルであるてんパイクイーンを制覇し、他にも2023-2024シーズンではローソンのプリントサービスに使う全36人のMリーガーのイラストを寄稿とМリーガーになってから活躍の場を大幅に広げており、ドリブンズでの4年間は今後も彼女の大きな糧となることは間違いないと言っていいだろう。
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#openclose(show=真っ赤な旗のもとに集いし4人のサムライ){
***&color(black){EX風林火山}
所属選手:&color(deeppink){二階堂亜樹(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){勝又健志(日本プロ麻雀連盟)}
2018シーズン:2位(レギュラーシーズン1位)
2019シーズン:8位
2020シーズン:優勝(レギュラーシーズン4位、セミファイナル4位)
2021シーズン:5位(レギュラーシーズン4位)
2022シーズン:4位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル1位)
2023シーズン:4位(レギュラーシーズン5位、セミファイナル2位)
2024シーズン:8位
オーナー企業はテレビ朝日で、2020シーズンのチャンピオンチーム。((EXはテレ朝のコールサイン))
2020シーズンまでは亜樹、勝又、滝沢の3人チームだったが、終了後に滝沢が退団。
2021シーズンからはニューメンバーオーディションで優勝した松ヶ瀨、亜樹の姉である瑠美がチームに加入し、4人体制となった。
2020シーズン、昨シーズンの結果が最下位だったことから「今シーズン4位未満なら全員クビ」という「背水の陣」を自ら敷いて臨み、見事優勝を勝ち取った。
基本的に勝又を中心に安定感の高いチームだが、毎年年末を鬼門としている。特に23-24シーズンは首位から一時は最下位にまで転落したものの辛うじて生き残ると、セミファイナルは20戦10トップ1ラスの+500オーバー、途中プラスポイントの全てを独占する圧勝劇を収めファイナルへの進出を決めた。
しかし、24-25シーズンは5シーズンぶりにレギュラーシーズンでの敗北を喫し、オフには監督の退任+松ヶ瀬退団+瑠美の選手登録抹消+亜樹の選手兼任監督就任という大ナタでチームの大改革に乗り出した。
2021シーズン・2023シーズン前((このうち、2023シーズン前の回はレギュレーションによる入れ替えの可能性があったため実施されたが、同シーズンは入れ替えを回避したため、スペシャルスパーリングパートナー(SSP)決定戦という形に落ち着き、連盟A1リーガーの一井慎也プロが優勝した。以降、SSP決定戦は「&bold(){IKUSA}」という名称で年1回開催されるようになった。))には大規模な新人オーディションを実施するなど、何かと独特なイベントを執り行うチーム。ほかにも2023年夏に行われたMリーガーVS歌うま麻雀プロ歌合戦など、テレビ朝日系列のイベントにMリーグがコラボするときは、大体このチームの監督が裏で仕掛け人になっていた。
決めポーズは、握りこぶしと共にリストバンドに刻まれた「風」「林」「火」「山」のいずれかの文字をカメラに見せるというもの。
ファンの愛称は23-24シーズンより亜樹の卓上の舞姫にもちなんで『炎護舞隊』となった。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・二階堂亜樹 「卓上の舞姫」
主な個人タイトル:プロクイーン 第三回モンド21王座
レギュラーシーズン個人成績
2018:12位
2019:28位
2020:17位
2021:16位
2022:15位
2023:27位
2024:19位
まだ女流雀士がほとんどいなかった時代、姉と共に美少女プロ雀士姉妹として一躍注目を浴びた、女流雀士のパイオニア。
打ち筋に関しては、放銃を恐れるあまり無駄なダマが多いなど積極性に欠ける事も多かったが、最近は積極的なリーチも増えてきた。
2021シーズンのレギュラーシーズンでは、9連続で2着を獲得するという珍記録を樹立。なおこの期間にトータルで+100ポイントは稼いでいる。((一方でこれはおおよそトップ2回分の成績でもあり、Mリーグルールにおけるトップの重要性を浮き彫りにするものでもある。))
2022シーズンではチームメイトの3人と比較すると成績が劣る(それでもプラスフィニッシュ)ものの、2023年2月に四暗刻単騎を決めている。((山に待ちが無かったにもかかわらず、敢えてリーチを敢行する事で当たり牌を釣りだすという高度な役満であった。))
姉妹でYoutubeチャンネル「るみあきchanねる」を運営。流石のレジェンド姉妹として、多井のたかちゃんねるに次いで登録10万人を突破した。
2025-26シーズンからは藤沢監督の後継として選手兼任監督に就任。同時期にフェニックスの監督となった茅森と共に、&bold(){史上初の&color(#F54738){選手兼任監督}かつMリーグ初の&color(#F54738){女性監督}}として、歴史にその名を刻む存在となった。
・勝又健志 「麻雀軍師((実況が日吉の時の先発の際の選手紹介では「麻雀IQ220」と紹介される。))」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟鳳凰位 麻雀グランプリMAX優勝
レギュラーシーズン個人成績
2018:11位
2019:14位
2020:19位
2021:8位
2022:5位(4着回避率1位)
2023:2位
2024:29位
アザラシに似た容貌が特徴のおっさん雀士。
シンプルに実力が高く、「麻雀IQ220」と呼ばれている。&s(){麻雀IQとはいったいどういう概念だろうか}
「軍師」の2つ名の通り、小手先の技を交えた戦略的な打ち筋に定評がある。役あり見逃し→ツモ切りリーチのコンボで園田を打ち取った一局は語り草。通称「健志のポイズン」。((のちに24-25シーズンにてその園田からの山越しのロンを受け、ポイズン返しなどと呼ばれたが、これは園田本人が勝又を呼んでの検討配信で自身が親番であり、リャンメン変化やツモなどによる点数上昇を見越していたため一度は見逃したが二つ切られたため致し方なしに上がったとのこと。))一方でいわゆる「流れ」についても「ある」と考えている様子。
親などでアガリを連発すると、その見た目から「アザラッシュ!」とコメントされることが多い。
後輩指導にも積極的で、特に滝沢と行う若手女流プロの指導からはMリーガーを含む多くの将来有望な後進が育っており、「勝又先生」と呼ばれる事もしばしば。また今では見かける機会も少ないが、もともと塾講師をしていた経験から話術に定評があり、連盟やRTDリーグでは実況者としても高い力を発揮しており、日吉も実況のアドバイスを勝又にもらいに行くほどである。伊達の自伝漫画『朱色のステラ』でのやり取りは必見。((「勝又のプロモーションコミックでは」という感想が寄せられたとかそうでないとか))
ボートレース好きで、全麻雀プロでも一番ボートレースのことを知っていると自負しており、2022年のオフシーズンに多井がボートレース蒲郡とのコラボyoutube企画「多井ボート」を開始し、その翌シーズンとなる2022-23シーズンの開幕式の控室で多井に近づいて「僕ボートレース強いんですよ」と出演を直談判したエピソードも有名である。
2020シーズンではとにかく不調で、いくらテンパイしても全くあがれない試合が続いていたが、決勝では一転して絶好調で5連勝を記録し、チームの初優勝に大きく貢献。2021シーズンも安定感を維持し、セミファイナル進出に貢献。チーム全体が苦しむ中、最終戦では10万点越えトップの逆転条件に迫るという気迫を見せた。
2022シーズンでも&s(){松ヶ瀨が作ったいくらチャーハンに導かれて}好調を維持し続け、4着回避率のタイトルを獲得。個人MVP争いも盛り上げた。セミファイナルでもチームを牽引したが、ファイナルでは大失速。彼に引きずられるようにチーム全体が調子を落とし、16戦1トップに終わった。
2023シーズンではチームメイトが不調に喘ぐ中一人気を吐き、フェニックス・雷電・BEASTと四つ巴になったレギュラー突破争いに大きく貢献。最終盤ではMVPを狙える位置までくるもあと一歩届かずだった。もともと監督が勝利のためならなりふり構わない選択をしてくることも相まってか、風林火山の浮き沈みは常にこの人にかかっていると言っても過言ではなくなっている。
%%ちなみにコメント欄やSNSで話題になる"勝又怒りの○○"は多井発祥%%((着順が3~4着の時判断基準が相手の待ちに当たるかではなく自分の手に必要かどうかだけになり、結果一秒プッシュ、一秒放銃になることを「勝又怒りの一秒放銃」と称した。ちなみにさらに元を辿ると初年度にラスを喰った後志願連投でトップを獲ったことを藤沢監督が「怒りの連投」と表現したことにある。))
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・滝沢和典 「越後の奇跡」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟王位(2回) モンド王座
レギュラーシーズン個人成績
2018:2位(4着回避率1位)
2019:25位
2020:15位
※KONAMI麻雀格闘倶楽部時代の成績は当該項目を参照。
連盟所属のイケメン雀士。通称タッキー。
攻守のバランスに長け、若くしてMONDO杯・RTDリーグなどで活躍してきた実力派だが、Мリーグ開始前は、その素直すぎる手筋ゆえに((加えて当時、滝沢は所属する連盟のとある事件の当事者として所在ない立場にいたというのもある。詳細は割愛するが、この一件が滝沢の心に重く伸し掛かっていたとしてもおかしくはないという事件だった。))スランプに陥っており、自分が指名を受けるはずはないとドラフト会場にも来ていなかった。
そのデビュー戦ではいきなり少牌してしまう((その自戒のため、公式SNSの名前を一定期間「滝沢小牌和典」にしていた。))など前途多難であったが、そこから盛り返して最終的には優勝まで果たすなど、Мリーグを通して一躍復活を果たした雀士となった。
2020シーズンにチームを優勝に導いたのち、自分の力を試したいとの思いから&bold(){風林火山からの自主退団}を選択((この移籍劇は当時も現在も様々な議論を呼んでいる事柄のひとつである。2018年に一部週刊誌が報じたチーム内の疑惑が原因とする説や、先述した2020シーズンのあまりに厳しい独自レギュレーションが原因とする説が有力説として囁かれるが、真偽は分かっていない。))、同年のドラフト会議を経て&bold(){KONAMI麻雀格闘倶楽部へ移籍}した。
移籍後の活躍については格闘倶楽部の項目を参照。
・松ヶ瀨隆弥((なお、松ヶ瀨の「瀨」の字はMリーグでは「瀬」と表記されている。)) 「繊細なる超巨砲」
主な個人タイトル:最高位戦クラシック RMU令昭位
レギュラーシーズン個人成績
2021:7位
2022:7位
2023:36位
2024:32位
かの最速最強・多井以来2人目のRMU戦士にして、元祖・オーディション出身Mリーガー。
所属しているRMUではSS級ライセンスに属している雀士であり、歴代Mリーガーの中で&bold(){日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会の3団体に属した経験のない唯一の選手}((多井は連盟・小林剛は最高位戦への所属経験がある。))。2023シーズンでは多井の影響から始めたゲームにのめりこみ、[[スイカ王>スイカゲーム]]と呼ばれるように。
全チーム4人制が義務付けられた2021シーズン前に開催されたオーディションで優勝((ちなみに、同年に雷電が獲得した本田も当該オーディションに参戦し、惜しくも準優勝だった。また、同年に格闘倶楽部が獲得した伊達は予選で敗退してしまったものの、女流選手では最高順位だった(8位)。))したことで風林火山の新メンバーとなっており((実は2018年開幕時のドラフト会議で直前の麻雀駅伝の最終走者を担当。多井からも「自分の次のRMUの看板は彼」というコメントもあったこともあり、ドラフト候補には上がっていたものの残念ながら選出されなかった。))、その狭き門を潜り抜けただけあって、高レベルの実力を持ち合わせる。
サングラス+パーマ+染髪という厳つい容貌に反し、元調理師という事もあり料理という家庭的な趣味があり、youtubeチャンネルを開設してからしばらくたって生配信された秋鮭解体放送はMリーグの実況席でもたびたび話題になるほどの反響を集めた。特に2022シーズンは、彼にその解体放送で醤油漬けにされたイクラを振る舞われた選手が次々と好成績を収め%%ただけでなく、上り牌がピンズだったとか赤5ピンがやたら入ってくるなどの事象が発生し%%たため、「松ヶ瀬のイクラ」がしばらくMリーグの代名詞となっていた。&s(){ドーピングを疑われても仕方がない。}順位点や着順意識が強く、レギュラーでもかなり早い段階から条件戦を意識した選択も増加している。
チームに加入した2021シーズンはオーディションで勝ち上がった力で新人ながら安定した成績を収め、チームが大きく調子を落とす期間ではチームを支える大車輪の活躍を見せ、レギュラーシーズンでは1日2連闘する選手はまま多いが((チームメイトが他の大会やイベントなどで不在だったり、個人タイトルを目指す動きなど監督の采配にもよる為、理由は様々である。))、トータルで5連闘した事もある((つまり試合日2日の連闘+さらに次の試合日の第1試合をすべてひとりで登板。))。
しかし、2023シーズンは過去のシーズンと比較しても苦戦が続いており、1日2連闘してどちらも箱下に沈んでしまい本人もインタビューで今までの麻雀人生の中で最悪の一日と振り返った事も。その後復調したものの、全体的には満足と程遠いシーズンだったことは言うまでもないだろう。
続く2024年シーズンでは藤沢監督からキーマン指名され、さらにシーズン序盤には一般女性との結婚も発表。気合も新たに臨んだが、前年ほどではないにせよ苦戦。最終的には2年連続個人成績30番台でシーズン終了となりチームもレギュラーで敗北すると、同オフの改革の余波に巻き込まれる形で退団が決定。退団に際する「&bold(){勝負の世界は結果が全て、という判断で契約満了とさせていただきました}」というシンプルながらド直球な運営声明がMリーグファンを戦慄させた。
なお、Mリーグ最終対局でなんと&bold(){役満を放銃}((園田に一萬で国士無双を放銃。一向聴の状態で掴まされ、一度は止めるものの次のツモで聴牌してしまい、立直した宣言牌で打ち上げてしまった。))した(もちろんMリーグ史上初)。ひょっとすると、これによって退団が決まってしまった…のかもしれない。
・二階堂瑠美 「天衣無縫」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2005年) プロクイーン
レギュラーシーズン個人成績
2021:27位
2022:12位
2023:18位
2024:27位
滝沢の電撃退団により、急遽加入した美人姉妹の&s(){顔芸担当}片割れ。女流プロ雀士唯一の麻雀最強位経験者。
その打ち筋は極端なまでの手役志向だが、赤が入っている分シンプルなリーチが強いMリーグルールでは相対的に下のほうに入ってしまい、2021のレギュラーシーズンの個人成績は女流プロの中では最下位だった。
なお、点数を申告する時は「~点です」と言う事があり、対局時の表情も毎回注目されていた。
松ヶ瀨とともに解説席に登場した事があった&s(){が、二人とも髪が派手なせいでパチンコ屋にいるDQN夫婦にしか見えなかった(さらにウヒョ助こと塚脇永久((近代麻雀誌においてキリンジシリーズやMリーグを下敷きにしたピークアウトなどを手掛けている漫画家))の応援イラストでは浦和レッズサポーターの夫婦と書かれた事も)}。((しかもその試合のトップインタビューは当時髪が派手な色だった東城りお(セガサミーフェニックス)で、藤島じゅん先生の漫画でも「保護者参観」とネタにされた。))
2022シーズンは初年度のプレッシャーから解放されたか、「天衣無縫」の二つ名にふさわしい奔放な麻雀を存分に披露して成績が向上。2着と3着にほとんどなっておらず、トップかラスかという麻雀を繰り広げて最後まで上位争いを繰り広げ、シーズンオフのMトーナメントは優勝こそ逃したものの参加した女流雀士では唯一決勝まで勝ち上がった。
手役で魅せる闘牌スタイルに加え、アングラで大人しいチームイメージの風林火山では稀有なムードメーカーとしても人気を博したが、24-25シーズンは開幕4戦4ラスの低調なスタートとなってしまったうえ、ちょうど同時期に慢性疲労症候群((通称:CFS。日常生活を送れないほどの重度の疲労感が長期間続くにも関わらず、医学的検査には何も引っかからないのが特徴症状。現代医学を以てしても原因が身体面か心因性かすら分かっていない、謎の多い疾患である。))を発症してしまったことで体調不良にも悩まされ、登板機会が減少。その中でも&bold(){Mリーグ1年7か月ぶりの役満}((2024年12月5日第2試合で四暗刻をツモ和了。妹・亜樹も22-23シーズンに四暗刻単騎を和了させており、姉妹での四暗刻達成となった。))を&bold(){親で炸裂させる}など見せ場は作ったが、集中力の持続が難しいほどに体調不良の影響が出た((後に本人が具体的に語ったところによると、「起床から2時間ほどにわたり頭痛に苛まれる」「手出しかツモ切りかを暗記しようとしても、6巡前以降をどうやっても忘れてしまい、結果長考が増える」という状況だったとのこと。そんな状況で親役満を成就できたのは、ある意味奇跡とすら言える状況だったのである。))ことから、同オフを以て選手契約は満了することとなった。
ただし、同時にフロントからの新ポストが用意され、チームには残留することも決定。チームイベントなどには体調の許す限り参加することも同時にアナウンスされ、25-26シーズンは新たな形で二階堂姉妹の共闘が見られることになりそうだ。
}}
}
#openclose(show=桜のように美しく、騎士(ナイト)のように心技を兼ね備えよ){
***&color(hotpink){KADOKAWAサクラナイツ}
所属選手:&color(deeppink){岡田紗佳(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){渋川難波(日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){堀慎吾(日本プロ麻雀協会)}
2019シーズン:4位(レギュラーシーズン4位、セミファイナル1位)
2020シーズン:2位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル2位)
2021シーズン:優勝(レギュラーシーズン6位、セミファイナル1位)
2022シーズン:6位(レギュラーシーズン4位)
2023シーズン:3位(レギュラーシーズン3位、セミファイナル3位)
2024シーズン:7位
オーナー企業は[[KADOKAWA>角川書店/KADOKAWA]]。
2019シーズンから参戦し、2020シーズンには堀が加入。
後発チームではあったが初年度からファイナルシリーズに進出。2021シーズンには優勝するなど、安定してファイナルに残る実力が高い評価を集めるチーム。((なお、表彰式の優勝シャーレ授与の際、チームメンバー全員でシャーレを掲げるのが慣例であるが、この時は沢崎が病欠、堀も足を負傷して客席からの参加であったため、内川と岡田の2人のみによるシャーレリフトという非常に珍しい光景が見られた。))((また、サクラナイツが優勝するまでは、3シーズン連続でファイナルシリーズ開幕時に4位のチームが優勝していた。))
2022シーズン後に沢崎が勇退し、渋川が入団。これにより、Mリーグで(恐らく)最も平均年齢の若いチームとなった。((それまでは恐らくABEMAS。なお「恐らく」としているのは、雷電・黒沢について計算対象外としている為。))
監督が超敏腕プロデューサーであり、シーズン内外を通してチーム独自の活動に積極的。Mリーガーの配信には神出鬼没で現れるほか、出版業を取り持っていることもあり、他チームのMリーガーや人気VTuberが本を出版する際はゲストで呼ぶことにも積極的((連盟・協会どちらの選手もいるため幅広いプラットフォームに対応できるのも強みか。))。Mリーグの公式ブックを出版する際は、非公式アカウント(後述)にデータ提供を依頼している。
シーズン中に一人一回の「連闘権」を定めているチーム。もともとは第1試合でトップを取ったら行使できる、連闘した第2試合でもトップだったら権利は消費されずに残る、というルールだったが、23-24シーズンからは第1試合でトップでなくても行使できるようになった模様。もともとMリーグは実力者の同日連闘が決して少なくなかったが、リーグ全体の人気の高まりと試合数増加によって現在では連闘自体が稀になるなか、この権利の存在もあって連闘が比較的頻発するチームになっているともいえる。
また、ウィークリーウィナーへのご褒美の豪華弁当への執念が強い。((もともと豪華弁当はサクラナイツ独自、かつ監督の自腹で運営されており、それにMリーグ機構が乗っかったという経緯がある))弁当が狙える週は毎週条件戦を戦っている。
ファンの愛称は「桜騎士団」。
決めポーズは、「サクラブレード」と呼ばれるサイリウムを構えるもの。メンバーごとにポーズや色が異なる。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・岡田紗佳 「完全武装アフロディーテ((ギリシャ神話における美と愛の女神のこと。))」「岡田様」
主な個人タイトル:てんパイクイーン(3回) クイーンズリーグ(2回)
レギュラーシーズン個人成績
2019:22位
2020:13位
2021:26位
2022:14位
2023:6位
2024:35位
グラビアアイドル出身の美女雀士。通称おかぴ。
身長170cm。Gカップ。
当初こそ見た目で選ばれたビジュアル枠とみなされていたが、地頭がいいためMリーガーになって以降急成長を遂げており、将来有望な女流と目されている。小島武夫の弟子でもある。
加入当初は、点数調整を間違えて差し込みに失敗、着順を落としてしまうなど頼りない一面があったが、特に堀とともに行う勉強会の成果もあってか、2年目以降はメンタルや技量の成長もあり頼もしいチームメンバーとなっている。
3年目となった2021シーズンは苦戦し、レギュラーシーズンでトップを獲得したのは年明けの2022年に今期初トップを獲得したのが唯一となったが、ポストシーズンではその鬱憤を晴らすかの如く連対を量産し、チーム優勝の大きな原動力となった。続く2023シーズンもシーズンを通じて絶好調でチームのファイナル進出に大きく貢献、同年に苦しんだ内川から「岡田様」と崇められるレベルの大活躍となった。
てんパイクイーンを3回獲得したり、麻雀最強戦のトーナメントも何度か勝ち上がるなど短期決戦に強い選手。過去にわれポンに出た際には九連宝燈をあがり、更に2022年のMリーグ各チーム代表者で行われた最強戦Mリーグスペシャルマッチでは国士無双13面待ちを上がったうえでファイナル進出を決め、SNSが興奮の渦に包まれた。
同じく巨乳グラビアアイドルMリーガーの高宮と共に&ruby(パイパイ){「牌×牌」}&s(){}というユニットを組んでグラビアを刊行。好評のようで、現在3巻まで出ている。そのためか、江頭2:50一味による麻雀対決企画では真っ先にターゲットにされ、勝利者インタビューで江頭の鉄板ギャグ「取って入れて出す!!」を披露することになった((元々は岡田のモデルの仕事で披露、というさらに過酷な内容だったが、岡田自ら「勝利者インタビューでなら」と申し出た(以降、江頭の麻雀対決のバツゲームは勝利者インタビューにおけるギャグ披露で定着した)。なお、披露した際の画像は23-24シーズン中を通じ、岡田の公式Xのアイコンになっていた。))。
ブレードの色は紫で、顔の横にブレードを軽く構えるポーズをとる。
中国とのハーフであり、モデル出身かつグラビアアイドル兼業という事もあって、バラエティ番組に出演する事も多く、Mリーグが始まる前は[[ネプ&イモトの世界番付]]でG20の中国代表としても出演していた事も。
Mリーガーになった後は、2023年1月に放送された[[アメトーーク]]の『Mリーグ大好き芸人』に出演以降、地上波バラエティ番組へのゲスト出演が増え、タレントとしても大ブレークし、その勢いのまま2023シーズンでも大活躍。4年ぶりの志願連投でトップを取るなど出場試合も大幅に増え、初めてMVP争いに参戦した。その結果『岡田様』扱いされる、カレンダーに選手がお参りしてから出陣する、&s(){そのカレンダーを堀が勝利者インタビューで宣伝する((なお、よりによってABEMAS・白鳥の目の前だった))}などの儀式が誕生した。
しかし、翌2024シーズンは一転して大不振に陥り、Mリーグ新記録となる6連続ラスの屈辱に陥る((また明記は避けるが、シーズン途中の楽屋配信にて盛大な舌禍事件を起こし、Mリーグの枠を越えた炎上劇を呼び起こしてしまった))。最終週のシーズン最終登板でトップを取り辛くも未勝利こそ免れたが、個人成績は-500を超え、チーム初のレギュラー敗退に大きな影響を与えてしまった。捲土重来が待たれる。
トップを取った後の退場シーン(レギュラーシーズン終盤戦くらいから映されるようになる)で、カメラにダブルピースを決めて行くのがお約束。
・堀慎吾 「小さな天才」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀協会雀王 天鳳名人位
レギュラーシーズン個人成績
2020:4位
2021:9位
2022:23位
2023:11位
2024:18位
2020シーズン、唯一ドラフトで指名された協会所属の雀士。協会の最高タイトルである雀王を引っ提げて新加入。
元から界隈ではその高い実力を認められていたが、加入直後からその力をいかんなく発揮し、トップクラスの高度な読みと手組みで安定した好成績を収める。
最近は牌譜検討などの配信も行っており、そこで彼の深い思考がうかがえる。
その実力に見合ったビッグマウスの持ち主で、「だから君は負けるんです」という、ともすれば炎上しかねないようなタイトルの本を出版している。本を書くのは面倒なようだが文才は凄まじいものがあり、サクラナイツFCには堀のコラム目当てで加入しているという人も少なくない。
ABEMASの白鳥とライバル関係である一方、Mリーガーとなる前から格闘倶楽部・高宮の大ファンであることを公言しており、試合後のインタビューで高宮の目の前で高宮愛を語ったこともある。
「堀ガールズ」と呼ばれる私設のファンクラブがある…が、Мリーガーになっても大して人数は増えていないらしい。
最近ではインタビューにてその試合の至極の一局はどこだったか?と言う質問を聞かれることも多い。雀力に反してインタビュー力は低く、トップを取れば「嬉しいです」、ラスを引けば「悲しいです」とざっくりした受け答えをするのがお決まり。
競馬好きであり、本人のYoutubeチャンネルの競馬予想では麻雀では絶対見られないような生き生きとした表情の堀を見ることができる。&s(){なお、いつもボロ負けの模様}.。一方で監督の無茶ぶりに付き合わされダンスを踊る際は感情を失ったような堀を見ることができる。なお、ダンスの様子は「岡田よりかわいい」と好評。
自他ともに認める麻雀全振り系の人間であり、他のМリーガーからは「何もできない」(園田)「他が本当にダメ」(松本)「競馬も年中負ける」(仲林)「何も残らない人」(白鳥)とボロカスに言われている。あげく、自身でも「麻雀が無かったら苦労しそうなМリーガーは?」との問いに「僕…ですかね」と真っ先に自分自身を挙げるほど。
競技麻雀の目無し問題((現実的な勝ち目のない(役満ツモで届かないくらい)打ち手がどう打つべきかという問題。Mリーグでは、特にファイナルで優勝の可能性がないチームの振る舞いについて取り上げられることが多い。どのような選択も結局は自分以外の誰かに肩入れしてしまうため、根本的な問題解決は図らず現在も放置されている。炎上を呼びやすいものでもあるため、近年では目無し問題の当事者となるチームが事前に方針を発表して選手を守る方策を取りがち。))の対策として、最終局のオーラスが決まった後、優勝を決めるための対局を行うルールの導入を提言した事がある。この提言は後に、堀が懇意にしているたろうを通して多井に伝わり、彼が代表を務める麻雀プロ団体RMUに「新決勝方式」((簡単に説明するとトップが一回上がるまでにトップがそれまで稼いだ総得点数を上回れば逆転優勝))として導入された。
一人息子を「ふーちゃん」と呼んで溺愛しており、家族仲は極めて良好。バツイチや恐妻家が多いプロ雀士の中ではかなり稀なパターンである。
老け顔だが、チームメイトの内川よりも年下である(内川が2つ上)。
ツモなどの所作がとても静かで、それは嶺上開花四暗刻をツモった時でも同じ。しかしその内に秘めた勝利に対する情熱は熱いものがあり、2021ファイナルでは足を負傷((原因は、雨で濡れた鉄板の上を歩行中に滑って転倒、その鉄板で強打してしまったため。白鳥が偶然現場に居合わせている。))して立てない状態ながら最後2日の4試合中3試合に登板、白熱した展開の中競っていたフェニックスから逆転優勝を奪い取った。
翌2022シーズンでは一転して大苦戦に陥り、全32選手中最多となる10ラスを記録してしまうこととなった(でも個人成績は20番台前半)。&s(){ホリシブで出場した時の合計が約▲360ptなので、まず間違いなくそれが原因}
ブレードの色は青で、それを逆手に構えたポーズをとる。&s(){くのいちとか言わない}
・渋川難波 「魔神」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀協会グランドスラム((雀王、雀龍位、日本オープンの協会主催の三冠制覇)) Mトーナメント2023優勝
レギュラーシーズン個人成績
2022:21位
2023:9位
2024:17位
日本プロ麻雀協会所属の雀士。もともとはMリーグの解説を担当しており、2019シーズンのゲスト解説を経て、2020シーズンからレギュラー解説として加入した。
デジタル派で、選手の打牌一つ一つを彼らの心中を読み切って丁寧に伝える通称憑依解説に定評を持つ。&s(){間違いなく日吉の影響} 本人は当時から&bold(){Mリーガーになることを目標にしている}と自身のYoutubeチャンネルで語っていた((これは同じ団体の堀が指名を受けたことにも影響されている。赤裸々な思いを綴ったnoteは語り草であり、ドラフト指名時には森井監督から「もう報われても良いんじゃないか」という努力に対する最大限の賛辞を受けた。))。
2021シーズンにはドラフトの筆頭候補とみなされ&s(){本人も生配信してまで待ち構え}ていたにもかかわらず、まさかの落選。しかしそこで燻ぶらず、解説とYouTube配信を通して実力だけでなくトーク力も磨き、極めつけには所属団体の最高称号である雀王を戴冠。満を持して2022シーズンよりサクラナイツ所属のMリーガーとして名を連ねることとなった&s(){が、昨年の出来事に日和ったのか生配信をしていなかったために、スパチャをもらいそこねた。}
シーズン序盤は展開に恵まれず、黒沢の11万点トップに巻き込まれてMリーグワースト記録となる▲47600点を記録してしまうなど大きく沈んだが、その試合が本人曰く「&bold(){これまでで最も手応えがあった}」((実際、黒沢を始めとする他家の親番にツモ和了でゴリゴリ削られたことが大きく、ロンの放銃も立直中やあと1枚切れば満貫以上確定となる局面など、あまり責められてしかるべき場面ではなかった。事実、この試合では一度も和了できなかったが6回も立直している。))とのことで、チームの後押しもあって直後の第二試合も続投すると、そこで初トップを記録している。その後も雀王としての実力はやや影を潜め、レギュラーではチームを救う活躍は見せられなかったが、セミファイナルではチームメイトが苦しむ中孤軍奮闘し、最後まで戦う騎士の姿を見せた。オフシーズン企画のMトーナメント2023では予選から好調をキープし、決勝でも2連勝を収め初代チャンピオンに輝いた。
22レギュラーシーズン終了後、連盟の早川林香プロとの入籍を公表した。SNSや本人のYoutubeでは定期的に惚気ている様子がうかがえるほか、早川プロお手製の手料理の数々が掲載されている。
「タキヒサ」「ショウマツ」「るみあき」などの有名コンビに対抗して、堀とのコンビである「ホリシブ」を浸透させることに情熱を燃やしている。しかし、当の堀が全く乗り気でない・渋川からバトンを受け取った際の堀の成績がやけに悪い((とはいえ、そもそも渋川が加入したシーズンの堀はかつてないほどの絶不調に喘いでいたため、一概には言えないところがあるが))・週間ダイジェスト番組『熱闘!Mリーグ』に企画を持ち込み、前述の名コンビどころかこの番組のためだけの即席コンビを相手にしてはその都度返り討ちにされる、などといったようにまるでいいところがない。&s(){そろそろUKコンビにも知名度で抜かれるのではないか。}しかし時に森井監督のおもちゃにされながらも腐らず普及を続けた結果、翌23シーズンの監督の誕生日には遂にホリシブでデイリーダブルを決めた。&color(#FFFFFF){なお、チーム内の誰もが誕生日のことを口にしなかったし、監督は自腹でケーキを買った}
2022レギュラーシーズン終了後、チームの恒例企画である超豪華弁当争奪戦((半荘2回勝負。対局中に選手同士が会話可能であり、互いにトラッシュトークしまくるというのが大きな特徴であり見どころでもある。))に参加した際に伝説級の珍対局を披露し、一躍話題となる。
#openclose(show=以下ネタバレ込み。見た事ない人は今すぐチームYoutubeチャンネルからの閲覧を推奨){
新規参戦メンバーとして気合を入れて臨んだものの、岡田のトラッシュトークに誘導されて国士無双を放銃。これだけならまだしも、続く2戦目で開局早々に今度は親の堀に四暗刻単騎を打ち上げてしまい、&bold(){1日に2度の役満放銃となってしまう}。((しかも、完全イーシャンテンからわざわざチーテンを取ったことで、堀に4つ目の暗刻を完成させた上に(しかもこの牌が先ほどチーした入り目であり、鳴かなければ門前の高打点が完成していた)リーチ中の内川から当たり牌を回収してツモ切り被弾という、実に芸術性の高い放銃であった。))((1戦目に役満を決めたことで最高打点賞である「EDWIN賞」の獲得を確信していた岡田は、これによって商品を堀にかっさらわれる羽目になり、「EDWIN賞欲しい~!」とごねていた。なお、局の直前には当の堀が「親役満出れば分からない」と発言しており、これまた見事なフラグ回収となった。))この時点で自身のアガリは1000点と2000点が1回ずつのみであり、&bold(){平均打点1500点・平均放銃点40000点の男が爆誕してしまった。}
対局前にデカデカと条件を記した紙を早々に自身の手で破り捨てる羽目になり、実況の日吉には&bold(){「今日何しに来たの」「(対局前にお守りと称していた)結婚指輪が粉々に砕け散っている」「これが本当の難破船((名前の「難波」との掛詞だが、一部界隈ではU-NEXTPiratesがレギュレーションによるメンバーチェンジで渋川が指名されなかった理由がこの「難破船を連想させるから」だという説がささやかれている。))」「一人離れたところで鼻くそほじってる」}などと散々な言われよう、最終的に自身のワースト記録を更新する▲53800点を記録するという盛大な負けっぷりを披露することとなってしまった。&s(){この直後にチームメートがМリーグの舞台でこの記録を更新してしまうとは夢にも思わなかっただろう。}}
この一件に限らずかなりのエンタメ適性の持ち主。Mリーガーとしての指名を勝ち取るべく始めたYoutubeでは三枚目キャラを演じ、大抵ダメダメな姿を見せつつも随所でトップ雀士としての鋭い顔を覗かせている。((そもそも先述のホリシブ企画のプロデュースからも企画力の高さがうかがえる)) また、複数人の場はもちろんのことながら、シングルでのトークスキルも凄まじいものがある((渋川が若手の頃より彼から闘牌監修を受けていた漫画家・塚脇永久(ウヒョ助)によると、本来の渋川はむしろこういったことが大の苦手だった部類とのことであり、彼がМリーガーになるために相当の努力を積んできたことがうかがえる。))。なお、こうした配信中のエピソードについては[[神域Streamerリーグ]]を参照。
ブレードの色はオレンジ(?)で、自由の女神のようにまっすぐ頭上に掲げるポーズをとる。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・※沢崎誠 「マムシ」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2013年) 麻雀日本シリーズ(2期)
レギュラーシーズン個人成績
2019:5位
2020:27位
2021:2位
昭和の河作り麻雀と現代のリーチ麻雀を組み合わせた技術を高度に使いこなす、連盟のレジェンド。
切り順を工夫する事で相手の読みを狂わせるのが持ち味で、その様は「マムシの毒」と呼ばれる。
状況によって打ち筋を変えることから、素人目には何がしたいのかよく分からないようなことも多く、人によって評価が分かれる打ち手。
加入初年度は少牌を3回も犯し、ノーテンリーチなどのチョンボがあったが、そうしたミスがなくなるにつれて卓越した技術が露になっていった。個人成績も5位に入り、新規参入チームの初年度ファイナル進出に大きく貢献する。ファイナルではチームが全体的に不調で早々に4位敗退が決まったが、その最終対局、いわゆる「競技麻雀の目無し問題」に対応し、同卓者の優勝争いに影響を及ぼさないような完璧な立ち回りが絶賛された。((この沢崎の立ち回りが目無し問題に対する唯一かつ最善の解というわけではないが、目無し問題が再燃するたびにこの打ち回しは良い意味で取り上げられている))
2021シーズンでは中終盤にかけてMVP争いに本格参入し、本田、松本、松ヶ瀨と言った年齢が比較的若手のMリーガーに立ちはだかる超えるべき大きな壁と言わんばかりの強烈で老練老獪な打ち筋を魅せ、MVP争いは最後までもつれ、レギュラーシーズンの最後の試合で瑞原に敗れたものの((着順が上にいたほうがMVPだった。))、試合直後に「おめでとう」とMVPを獲得した瑞原を称えていた。
しかし、セミファイナルシリーズ終盤に病気療養の為ファイナルシリーズは無念の欠場が発表され、それに奮起したチームメイトは最終戦オーラスまで続いた鍔迫り合いを制し、チームに初の優勝シャーレがもたらされることとなった。
また、ファイナルの最中にはチームメイト全員の決めポーズが沢崎のものとなっていた。
牌を切る際の手からの牌離れが悪く、やけにねっとりとした切り方をする。
おでんが大好物で、自作しては後輩に振る舞っているようである。
ブレードの色は緑で、構えたブレードをぐっと前に突き出すポーズをとる。
2021シーズンのセミファイナル終了後、国指定の難病でもある原発性骨髄線維症と診断され入院し欠場。
体調は順調に快方へ向かったものの1年近い長丁場を戦う必要がある上、対局以外の仕事も多いMリーガーを続けるのはやはり厳しいとの判断となり、無念の契約満了となった。
しかしながら順調に快方に向かっているのは事実であり、無念の退団とはなったが自団体の各リーグ戦、最強戦でもそのマムシのプレースタイルは健在というところを各所で見せつけ、ついに2025年解説としてMリーグスタジオに帰還。さらにMトーナメント2025でも招待選手として参戦というニュースに各所から喜びの声が上がった。
・内川幸太郎 「手順マエストロ」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟十段位 日本プロ麻雀連盟紅龍戦
レギュラーシーズン個人成績
2019:15位
2020:2位
2021:22位
2022:10位
2023:31位
2024:22位
年齢は40代だが見た目は若く、中身も爽やかなイケメンその1。
2018シーズンは解説者として出演しており、選手以外の解説者がMリーガーになった最初の選手でもある。
オーソドックスな雀風で「手順マエストロ」の異名をとる。一度ノッた時の勢いにはかなりのものがあり、剛ツモや赤引きを連発する。2022-23シーズンでは南場での逆転劇をたびたび演出し、低空飛行が続いたチーム上昇の立役者となった。
良く言えば慎重、悪く言えば優柔なところがある。たびたび1分を超える長考を見せており、その極地が2019シーズン2月の対局。勝又の親リーチとそれに対する黒沢の全ツッパに挟まれた中、海底で危険牌の「&bold(){西}」をつかんだ彼はその瞬間思わずのけぞってから長考に沈む。((なお、ドリブンズにトップを取らせる和了ができなかったため、数巡前に勝又からロン牌を見逃している。また、実は海底のひとつ前の牌も西であったが、掴まされた村上は手牌から「東」を切って直撃を免れている。))
テンパイ維持のためには&bold(){西}を切る必要があり、ここで降りるとノーテン罰符によって着順アップのための跳ツモ条件が倍ツモ条件に変わってしまう((親がテンパイしている為連荘で続行にはなるが、オーラスのため倍ツモが事実上その一局のみでの一発勝負になる))。レギュラー通過を争っていたドリブンズの点数なども考慮に入れつつ、意を決して打ち出した&bold(){西}は黒沢の四暗刻単騎の当たり牌だった。&s(){まあドリブンズも道連れで着落ちにはなったけど…}
ロンと言われた瞬間にガックリとうなだれた彼の姿はあまりにも印象的であり、それ以降そのシーンはABEMAはじめ各種CMに用いられるようになってしまう。
また、「&bold(){西}」は彼を象徴する牌となり、彼が&bold(){西}をつかむたびに実況(主に土日コンビ)やコメント欄がざわつくようになってしまった((ちなみに某トイツ王子がYouTubeの企画で同じ配牌から検証した結果、海底までもつれずに南単騎で四暗刻が当たったという結果になった。何の慰めにもならないが。))。
そしてその&bold(){西}は2022年に開催されたMリーグポップアップストアで優勝シャーレと一緒にガラスケースに入れられ展示されるまでに至った…((一時期内川が雀荘のゲストに登場すると、同卓者が西単騎を積極的に狙うようになり、トラウマになったともいう))。もはや「内川の西」を超える綾牌など、今後の麻雀史に出てくるか疑わしいレベルである。
2020シーズン途中までは、七三分けに近い髪形に眼鏡という姿で、「のび太くん」とも言われるようなイケメンながら地味な容姿だったが、そこから髪にウェーブをかけ眼鏡も外すようになり、イケメン度が俄然増した。
22-23シーズンからは沢崎が一線を退いたことにより、チーム最年長となる。比較的若い岡田、渋川を教え導く立場にもなりチームリーダーぶりに一層磨きが掛かった結果、重要な場面でのトップ奪取や個人でも連盟所属Mリーガー最強決定戦である紅龍戦の初代王者に輝くなど名実ともにチームの柱となった。レギュラーシーズンでは稼ぎ頭の堀が不調に喘ぐ中で春先から調子を上げ、チームのポイントリーダーとなってセミファイナル進出を導く。しかしセミファイナルではチームの悪い流れが止まらない中、条件戦の関係上全ツ気味に仕掛けたリーチや勝負手がことごとく捕まり、放銃先が安くても満貫・高くて倍満という地獄のような展開に見舞われ、卓外の点棒まで飛ばしチームメイト・渋川の記録を更新するМリーグワーストスコア&bold(){▲54500点}を叩き出して派手に散ることとなってしまった。
最近は趣味のポーカーの配信に出演する事が多く、サクラナイツ、更にはMリーグ全体にポーカーの参加者が増えつつある。サクラナイツとしても森井監督とホリシブコンビがポーカーの企業対抗戦に出場し、名うての相手に圧勝を収めた。
ブレードの色は赤で、体をひねって後ろに振りかぶるポーズをとる。野球でいう左バッターの構え方に近い。
特に豪華弁当への執着が強く、誰が呼んだか「弁当民族の長」。
サクラナイツの創設年ドラ1としてチームを牽引し、沢崎の退団後は平均年齢最年少のチームの最年長として精神的支柱の役割も果たしてきたが、チームが史上初めてレギュラーシーズンで姿を消した2024-25シーズンを以て退団が決定。
主な理由は「今後のチーム方針や起用バランスを踏まえて総合的に検討した結果」だといい、事実、ABEMASや風林火山との壮絶なカットライン争いが続いた2024-25シーズン中盤~終盤は堀や渋川の連投が増え、創設年ドラ1のチームキャプテンとしては寂しい出場数に留まってはいた。とはいえ、レギュラーシーズン通算スコアはプラス3桁の好成績であり、突然の退団劇に衝撃を受けた視聴者も数知れずであった((同年のサクラナイツは入れ替えレギュレーションに抵触したわけではなく、必ずしもメンバーチェンジが必要な状況ではなかった。また、同シーズンは岡田がMリーグ記録の6連続ラスを含む歴史的な大負けを喫しており、入れ替わるとしても内川より岡田の方が可能性が高いと考える視聴者も多かった模様。))。
本人はサクラナイツ退団後もMリーガーとしての現役復帰に意欲を見せており、退団発表直後には風林火山の新メンバーオーディションで唯一氏名が伏せられていた「ミスターX」の正体が自身であることを発表、同オーディションへの参加を表明した。
}}
}
#openclose(show=今夜も腕を振っていきましょう!){
***&color(red){KONAMI麻雀&ruby(ファイト){格闘}倶楽部}
所属選手:&color(royalblue){佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)}、&color(deeppink){高宮まり(日本プロ麻雀連盟)}、&color(deeppink){伊達朱里紗(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)}
2018シーズン:4位(レギュラーシーズン3位)
2019シーズン:5位(レギュラーシーズン3位)
2020シーズン:5位(レギュラーシーズン5位)
2021シーズン:4位(レギュラーシーズン3位、セミファイナル2位)
2022シーズン:2位(レギュラーシーズン1位、セミファイナル4位)
2023シーズン:6位(レギュラーシーズン4位)
2024シーズン:5位(レギュラーシーズン5位)
オーナー企業はコナミアミューズメント。
同名ゲームが日本プロ麻雀連盟と独占的に提携している関係上、チームメンバーは連盟所属プロのみで構成されている。
2018シーズンは寿人、高宮、前原の3選手で構成され、2019シーズンからは藤崎が加入。
2020シーズン終了後に前原と藤崎がチームを離れ、2021シーズンからはドラフトで指名された伊達とEX風林火山から移籍した滝沢が加入し、新たなチーム体制となった。
かつてはリーダーの寿人を筆頭に、とにかくゴリゴリに攻めるチームカラーが特徴だったが、寿人のゴン攻め仲間だった前原が抜け、守備に重きを置く滝沢と伊達が加わったことで成績が高値安定。2022シーズンでは前シーズンからスタイルチェンジに取り組んでいた高宮が覚醒し、参戦5年目にして過去最高の2位を記録した。また、2022シーズンでは開幕戦の伊達を皮切りに高宮、滝沢も四暗刻を和了。前シーズンに四暗刻を和了っていた寿人も合わせて、8チームで唯一、現所属選手全員が役満達成者となっている。
ファンの愛称は「格闘倶楽部ファミリー」。
決めポーズは、肘を軽く曲げて二本指をビシッと伸ばし頭上に掲げる、通称「ガラクタポーズ」((これはもともと寿人と前原の結成した「チームガラクタ」の象徴であり、格闘倶楽部全体のものとして受け継がれている))。
個々の選手人気も高く、全チーム中1のサポーターを抱える人気チームである。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・佐々木寿人 「魔王」
主な個人タイトル:鳳凰位(3回) モンド杯(4回)
レギュラーシーズン個人成績
2018:3位
2019:10位
2020:1位(MVP、最高スコア)
2021:20位
2022:6位
2023:15位
2024:4位
連盟の人気雀士であり、連盟の最高タイトル・鳳凰位連覇をはじめ数々のタイトルを獲得した実力者。
その最大の持ち味は麻雀界トップクラスの火力で、一度勢いに乗ったら最後、凄まじい勢いで大勝ちを続けており、Мリーグ史上初めて瞬間点数10万点を記録したのはまさにその真骨頂。
その持ち味が最大に発揮されたのが前述の麻雀プロ団体日本一決定戦の第一戦。一回戦A卓だけあって全団体が機先を制すべく多井・たろう・石橋と言った各団体の現行タイトルホルダーが同卓する対局にてテレビ中継対局初の地和を上がるという歴史的快挙を成し遂げている。((親被りとなった多井が悲しそうな顔で頭を抱え、後ろで白鳥がニヤつき、実況席含めてどうすんのこれ?という空気の中、佐々木のアップカットの横で思考を巡らす村上のシーンが印象的である))その一方で、負けるときは派手に箱下に吹っ飛んでいく為、点数がマイナスになった際に用いる黒棒は「寿人棒」という通称がついてしまっている。((高宮とダブル解説の試合で、黒棒が出たところで高宮から「(寿人棒)出勤ですよ」などと言われてしまったことも。))((その最たるものとして、箱下▲27,300点に沈んだところから最終的に+34,500点の2着でフィニッシュするという荒業を成し遂げたこともある。))
データではMリーグのトップ獲得数とラス引き数がどちらも全選手トップなのもそれを象徴している。
カンチャン・ペンチャンなどの愚形でもお構いなしにリーチする(通称・ガラクタリーチ)ため、1試合リーチ11回なんて記録を持っていたりする。ぶっちゃけ、リーチ超人よりもリーチしてる。
%%2021シーズンでの開幕前インタビューではリーチの空振りで満貫放銃クラスの出費の結果、トップを取り損ねたこともあり、リーチ抑えます。とコメントしながらもリーチしまくっていた…%%
最近は、嶺上開花で数え役満((Mリーグルールにおいては13翻以上でも3倍満止まりである))ツモったり、偶然とはいえ嶺上開花のみをあがったりと、[[どこぞの別の魔王>宮永咲]]みが増している。
2023シーズンはインフルエンザで開幕戦を初めて欠場。それでも開幕月の9月にレギュラーシーズンの通算ポイントが多井を抜いて1位に浮上したほか、&bold(){史上初となる開幕から3連勝}を決めた。&s(){本当に病み上がりなのか、と疑われたのは言うまでもない} と思ったらそれ以降は燻るような成績が続き成績もマイナスまで急落したものの復活、更に鳳凰位決定戦では初日の大幅な出遅れを12戦9トップで取り返しタイトルを奪還するという実に寿人らしいパフォーマンスを見せている。
非常に打牌が早い為、彼が出る試合は早くに終わることが多い。
裏ドラをいつ見てるの?と言われるほど点数申告も超速。ある試合では一発ツモに加えて裏3と、不確定要素で点数が跳ね上がったにも関わらず、裏をめくるとほぼ同時に三倍満の点数申告。400-700の6本場でも当然の爆速点数申告。
通り名が非常に多く、上述の「魔王」以外にも「麻雀攻めダルマ」「ホンイツコンサルタント」などがある。&s(){自分であがっちゃうのはコンサルタントじゃないだろ}
2019シーズンにチームのTwitterで「先発はアンケートで決めます」という画期的な取り組みが行われた…と思いきや、選択肢はすべて寿人の二つ名であった。&s(){「シルエットがリャンソー」ってなんだよ}
2021シーズンからチームメイトとなった滝沢とは、ライバル…もとい悪友でお互いに減らず口を叩き合う仲。特に寿人は容赦ない悪口・罵倒が多い。かつての彼のTwitterのアイコンは、隣にいる滝沢の顔をガラクタポーズの手で隠し、さらに足を踏んづけているというなかなかにインパクトのあるものであった。もちろん、本当は仲がいいからこそここまでのことができるのであろう。現在は2人で「タキヒサ麻雀ラボ」というYoutube・ニコニコチャンネルを展開している。
実際、プライベートでは滝沢と二人で行動することが多く、半ばデート。伊達曰く「普段から二人でイチャイチャしてる」
また、非常にダジャレが多い。&s(){9ピンマヨネーズ}
妻は、同じく連盟所属のプロ雀士の手塚紗掬。
寿人は大体、妻に指示されてぶつくさ言いながら洗濯や買い物などをやらされており((夫婦双方と親交の深い黒沢曰く「卓を離れると奥様に洗濯物を干させられているイメージしかない」「かなり尻に敷かれていると思う」とのこと。))、恐妻家雀士の一人とされる((2022ファイナルでは、寿人の試合日が子供の誕生日ということで「今日トップ取らなかったら許さない」と手塚がTwitterで発言したが、当の寿人はトップどころかラスを引いてしまい、楽屋に戦慄が走ることに。結果的に、2戦目で盟友の滝沢が特大トップを取ったことで無事に許しが得られた。曰く「初めてカッコいいと思った」))が、2人の子供も含めて家族仲は良好である。
・高宮まり 「レディ・ベルセルク」((「淑女なベルセルク」表記で紹介されることもしばしば。))
主な個人タイトル:女流モンド杯 てんパイクイーン
レギュラーシーズン個人成績
2018:19位
2019:9位
2020:25位
2021:25位
2022:8位
2023:20位
2024:30位
サクラナイツの岡田同様、グラビアアイドルも兼ねている美人女流雀士。Gカップ。
麻雀の方はとにかく攻めっ気が強い雀風で、ハマれば強いが大体押しすぎて放銃。逆に降りようとするとかえって下手になる為、「全ツしてたほうがマシ」と言われる事もあり、最初は完全に単なるビジュアル枠になっていたが、オフシーズンに理を重視した座学を中心とした特訓を積んだという2022シーズンに、日吉曰く「ボディ麻雀」((前原が高宮に伝えた「身体ごとぶつかっていけ」という助言がその名の由来。))を身に着けて遂に覚醒。引き際を見極め時に耐えしのぐ麻雀を身に着け、一気に成績を向上させると、12月には全選手で最もポイントを稼ぎ、トータルでも200ptを越えてMVP争いに参戦。伊達とともに格闘倶楽部躍進の大きな原動力となった。白の裸単騎和了やオーラスで四暗刻を決めて逆転勝利するなど、数字以上に強烈なあがりが多かった。
23シーズンの初勝利時には、オフにYouTubeで麻雀対決を繰り広げた江頭軍団との約束を守り、江頭の鉄板ギャグ「がっぺムカつく!!」を披露した…のだが、その試合で少牌をしでかしてしまったため、その戒めとして自発的に2回披露した。
近年は後発勢力の本田・鈴木優に強烈なエピソードが多すぎてやや押され気味ではあるが、ふわふわした言動が多い天然キャラとしても知られる。幼少期は魔法つかいになりたかったらしい。
・滝沢和典 「麻雀バカボンド」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟王位(2回) モンド王座
レギュラーシーズン個人成績
※EX風林火山時代の記述は当該項目を参照。
2021:3位
2022:25位
2023:26位
2024:21位
寿人の生涯のライバルにして戦友としても有名なイケメン雀士。
MリーグではEX風林火山で活躍し、2020シーズンの優勝にも貢献してきたが、オフに&bold(){史上初かつ唯一となる自主退団}を選択して退団、直後のドラフトで盟友・寿人のいる格闘倶楽部に指名された。
ライバルの寿人とは対照的に雀風はオーソドックスで、どちらかというとやや守備的。きれいな麻雀を好み、高い戦局理解力も相まって抜群の安定感を誇る。
非常にクールで、どんな時も発声・所作全てが落ち着いている((2022-23シーズンのファイナルで、親の四暗刻をあがった時でさえ所作が崩れなかった。))。前述のバランス感覚に優れた雀風も含め「麻雀の教科書」とも評されている。
上述の通り寿人とは悪友であるが、ストレートな罵倒が多い寿人に対し、滝沢は落ち着きながらも皮肉めいた言い方で返すことが多い。また、寿人の祝賀会に勝手に入り込んで飲んでたり、酔いつぶれた挙句家まで送らせたりとリアルに手をかけさせているのも彼。SNSや記事の使い方も非常に面白い。
実は麻雀プロとしては珍しくデビュー間もなくからファッションに専属のスタイリストが就いており、その点でもイケメン男性プロ雀士の先駆けともいうべき存在でもある。
なお、滝沢が風林火山に所属していた時はそれぞれのチームがTwitter上で試合前からタキヒサ対決(どちらも1日2連闘)を予告した事もある。現在は同じチームに所属している事もあり、タキヒサと風林火山の二階堂姉妹(るみあき)との対戦が見られる。
移籍初年度となった2021シーズンは個人3位の成績を残し、ファイナル進出に貢献。
一転2022シーズンは大苦戦し、ドリブンズの村上・丸山と同じく未トップのまま越年が決まってしまったが、2023年に入ると5勝するなど復調。セミファイナルでも引き続き苦戦したが、ファイナルでついに覚醒。親の四暗刻をあがるなどの活躍で絶好調のABEMAS相手に最後まで独走を許さず、優勝こそならなかったもののファイナルMVPを獲得して有終の美を飾った。またレギュラーシーズン中には、仲林の国士無双聴牌に放銃しかける…も、まさかの役満保険=村上の頭ハネに救われるという珍事を経験した。本人は「トップと同じくらい嬉しかった」と語る。この事件をきっかけに、23シーズンからはソニー損保のCMを勝ち取った。
・伊達朱里紗 「朱きヴァルキュリア」((Mリーグ入りにあたり新たな愛称を要望されたところ、魚谷が提案した「ヴァルキュリア」に自身の名前から取った「朱」を組み合わせたもの。格闘倶楽部のチームカラーでもある。))
主な個人タイトル:桜蕾戦優勝
レギュラーシーズン個人成績
2021:4位(最高スコア)
2022:1位(MVP)
2023:5位(4着回避率1位)
2024:15位
[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]の[[難波笑美]]、アイドルタイムプリパラの[[夢川ゆい]]などを演じ、アニヲタ諸君ならばその名前を耳にしたことがあるであろう、人気声優。
高校時代に咲-Saki-のアニメを見たのをきっかけに声優と言う仕事に興味を持ち、その咲-Saki-の全国編で[[姫松高校>姫松高校(咲-saki-)]]先鋒・上重漫役として声優デビュー。そしてその出演をきっかけにプロ雀士を目指しその夢をかなえたという経歴を持つ。アマチュア時代は渋谷の雀荘・オクタゴンに通い詰めており、そこで雀荘のガチ勢に鍛えられたのが原点。
プロ歴はMリーガーの中では浅い方だが、若手女流のタイトルである桜蕾戦を制した実力者。
強みはアニメのイベントなどで鍛えたその強心臓っぷり。風林火山新メンバーオーディションにも参戦しており、のちのフェニックス所属の醍醐大や最強戦の常連である連盟の強豪ダンプ大橋と言った名うてのプロと同卓し、彼ら相手に物おじせず立ち向かった。あと一方で決勝進出こそ逃すも、オーディションに参戦した女流雀士の中で最高の成績を残したことが、のちのドラフト指名につながったとも見られる。
格闘倶楽部らしくやや攻撃型で、特に先手が取れるのであれば積極的に前に出てアガリを狙う。一方で守備意識も高く、他家の危険牌(実際に当たり牌だった)を掴んで四暗刻聴牌を降りるなど冷静な一面も見せている。
また自分の自摸を最大限に生かす手組をするため、自摸が効くと一気に高打点且つスピードの速い上がりを生み出す。
Мリーグに入ってからもその勢いはとどまるところを知らず、加入した2021シーズンではMリーグ史上初となる10万点オーバー、当時1試合の歴代最高ポイントである125.5pt((2022シーズンで黒沢が更新))を獲得といった大活躍をするなど、並み居る強豪を抑えて終盤までMVP争いを繰り広げ、最終的には最高スコアのタイトルを獲得した。プロ歴の浅さから苦い経験をする事もあった((特に、セミファイナル終盤の試合で点棒授受のミスを起こした際は、直後のオーラスで他家の戦略ミスを誘発してしまったこともあり、過酷な炎上劇となってしまった。))ものの、常にそれを上回るインパクトを残し続け、今では多井や園田、仲林といった超トッププロからも敬意(と僅かばかりのやっかみも?)を込めて「麻雀そのもの」「伊達こそが麻雀」などと言われるほど。
堂岐「やっぱりお前が伊達朱里紗だ」
ファンからは2021シーズンにブレイクした瑞原との対戦も注目されており、直接対決をすれば片方がトップ、もう片方が2着になる事がほとんど。
2022シーズンではPVも開催された開幕戦でいきなり四暗刻を和了り、その後もMVPレースで先頭を突き進む。シーズン途中ではあわや地和チャンスに遭遇するもこれはお預けとなった。このシーズンは同じく2シーズン連続で好調の瑞原とはMVP争いを繰り広げ、2022シーズンでは0.8pt差で最終試合を迎え、直接対決を制して個人MVPを獲得((瑞原と沢崎の時とは少し違って、条件はあったものの着順が上にいたほうがMVP。結果は伊達が2着、瑞原が4着だった。))。2シーズン連続で個人タイトル獲得はMリーグ史上初となった。終盤に瑞原がトップを獲得し、MVPを狙うと宣言した翌日に伊達が瑞原の「ラブコール」を受けて出場するなどお互いにライバル意識をしながらもエールを送るなど&font(l){イチャイチャ}している。また、2シーズン連続でレギュラーシーズンでのポイントが250pt以上を超えたのは伊達と瑞原だけ(2021シーズン、2022シーズン)だが、セミファイナル・ファイナルでは百戦錬磨の猛者たちの搦め手に苦戦したり、あと一歩前に出れない消極的な姿勢により接戦を勝ちきれない展開が続いており、この悔しさをどう次に繋げるかが問われている。
2023シーズンではインフルエンザで欠場した寿人に代わって開幕戦を担当し見事トップ。さらには&bold(){史上初となる開幕4連勝}まで達成し、鬼姫っぷりが加速している。最終的に4着回避率のタイトルも獲得し、3年連続+200オーバー((Mリーグ全体でも多井以来の快挙))・&bold(){3年間で個人タイトル総ナメ}という前人未到の快挙を成し遂げた。実際、2023年時点で加入3年目ながらも、&bold(){レギュラーシーズンの通算ポイントが寿人・多井といったトップの猛者に迫っている}ことからも、彼女の異次元ぶりが窺える。セミファイナルではチームメートが失速する中重要な場面を任され続け、突破こそならなかったがその存在感を見せつけた。
囲碁の打ち方に由来する鋭いリーチモーションが特徴。また、Мリーグ加入以降勝利するたびにサイドテーブルの水を飲んでいたことから「ウイニング水飲み」なる言葉が生まれた。
SNSでは愛犬のペチくんと戯れる様子がしばしば見られる。
声優イベントのライブ後と、チームメイトが初戦で4着を取った次の2戦目に異常なまでの強さを誇る。
自身のファンクラブを展開している。クラブ名はアマチュア時代の登録名「あさりちゃん」と、ファンネームとして彼女が登録した「だてまき」((伊達ちゃんの取り巻きということで「だてまき」。SNSで本人に申請すればファンナンバーをもらえる。ファンクラブの会員番号とは異なることに注意。))を合わせた「あさりとだてまき」。
ラジオ番組「麻雀普及委員会 Root for Mリーグ」のパーソナリティ。ゲスト解説に出演した際は、声優として入場時の口上を読み上げるなどそのタレントを遺憾なく発揮した。
近代麻雀で自伝「朱色(あけいろ)のステラ」が好評連載中。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・※前原雄大 「地獄の門番」「麻雀閻魔」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟鳳凰位(4期) 日本プロ麻雀連盟十段位(5期)
レギュラーシーズン個人成績
2018:8位
2019:11位
2020:26位
沢崎に並ぶ連盟のレジェンド雀士。
寿人と同レベルかそれ以上の攻めっ気の持ち主で、ガラクタリーチもバンバン打つ。また、逆に守備に回った際に凌ぐ力も十分なものを持っている。雀風が似通っている寿人とは公私にわたり仲が良く、二人でチーム・ガラクタを結成し「鳴いたら降りるな・愚形上等・放銃万歳」という三箇条を掲げている。
しかし、大事な試合に限って、大量リードしていたのにガラクタリーチ→派手に放銃→最終的に着順落ち、ということが続き、成績が安定しない中、最後となった2020シーズンでは負けが込み、結果的にチームは寿人が圧倒的なMVPを獲得したにもかかわらずファイナルを逃したことで引退を決意した。
なお、チームを離れても麻雀格闘倶楽部の試合ではTwitter上で寿人達を応援しており、格闘倶楽部の選手が良いアガリを決めたときなどは「やた♪」「しゃおらあぁぁ♪」と呟くのがお決まり。♪は必須。格闘倶楽部の楽屋にも度々顔を出している。格闘倶楽部ファミリーもそれに応える形で、22-23シーズンの合間に開かれたオフ会では所属経験のある6人全員のイラストが描かれた応援幕を準備しており、同シーズンの楽屋に飾られることとなった。
一時期、トップを取った際にはラオウの昇天シーンのごとく頭上に「1」の手を掲げるというポーズを取っていたが、煽りではないかという意見も出て賛否両論になったためやらなくなった。なお、彼がやっていた間には寿人も同じポーズを取っていた。
「地獄の門番」という二つ名を持つが、門番は下っ端の仕事だからという理由であまり好んでいないらしい。
そのスタイルは後に「ボディ麻雀」として高宮に継承された。2022麻雀最強戦ファイナルで見せた、自分で6sをポンした上で、残り1枚のカン6sをツモって白のみ400-700を和了したのは語り草。
・※藤崎智 「麻雀忍者」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟鳳凰位(2期) 日本プロ麻雀連盟十段位(3期)
レギュラーシーズン個人成績
2019:16位
2020:22位
連盟の4大タイトルである鳳凰位、十段位を複数回勝ち取っている実力派の守備型の雀士で、攻撃一辺倒((主にチームガラクタの二人))の格闘倶楽部に安定性をもたらすことを期待されて2019シーズンに加入した。
その打ち筋は、現代麻雀には珍しくダマテンを多用するというもの。二つ名の「麻雀忍者」はそこから来ている。
しかし、長年連盟ルールに慣れていたこともあってか、単純なリーチが強い一発赤裏ありのМリーグルールにはなかなかフィットできず、ジリ貧でポイントを減らすことが続き、2020シーズンを以て退団した。
2021シーズンからは解説を担当。連盟のベテランだからこそ言える小気味良いブラックジョークや身内への(愛有る?)罵倒で人気を博している。
なお、發のことを「リューハ」と言うのも特徴。
}}}
#openclose(show=ビットバレー渋谷から麻雀Loveを発信中!){
***&color(darkgoldenrod){渋谷ABEMAS}
所属選手:&color(royalblue){多井隆晴(RMU)}、&color(royalblue){白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){松本吉弘(日本プロ麻雀協会)}、&color(deeppink){日向藍子(最高位戦日本プロ麻雀協会)}
2018シーズン:3位(レギュラーシーズン2位)
2019シーズン:3位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル3位)
2020シーズン:3位(レギュラーシーズン1位、セミファイナル1位)
2021シーズン:3位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル3位)
2022シーズン:優勝(レギュラーシーズン3位、セミファイナル2位)
2023シーズン:5位(レギュラーシーズン6位)
2024シーズン:6位(レギュラーシーズン6位)
オーナー企業はサイバーエージェント。
2018シーズンは多井、白鳥、松本の3選手で構成され、2019シーズンに日向が加入し、以降のチーム構成は現在も変わっていない。
所属している4選手全員が異なる団体に所属している唯一のチームとなっている。
Мリーグ創設者でチェアマンの藤田晋社長が直々に率いるチーム((2022シーズンを以て藤田は監督を退任。後任には塚本新監督が就任している))であり、「最速最強」こと多井を筆頭に解説の土田も自摸が効けば効くほど死角がないと評価するほどチームの実力もトップクラス。また第一回ドラフトではRTDリーグの常連であった3人でチームアップされRTDオールスターズと称されるなどМリーグの中心的存在。23-24シーズン終了時点で通算成績は断トツのトップに位置している。
毎度ファイナルで失速して優勝に手の届かない無冠の帝王と呼ばれており、とりわけ20-21シーズンはレギュラー・セミとも首位通過したものの、ファイナルで大失速、最後は多井の5連投も実らず3位に終わった((藤島先生の漫画で万年3位をネタにされた他、アメトーークでも「Mリーグのナイスネイチャ(有馬記念3年連続3着)」と呼ばれる始末))が、2022シーズンでついに優勝。
しかし、そのチームでさえ翌シーズンは浮上のきっかけをなかなか掴めず、6年目にして初のマイナススコアでレギュラーを終える。逆襲を誓ったセミファイナルでは中盤の8連戦で悪夢の6ラス((日向がなす術ない-3万点の席を押し付けられるなど展開が向かず、実に310ptを失った。そもそもトップ取り以上にラス回避に長けたABEMASがこれだけ集中的にラスを喫する事は過去6年で一度もなかった))。チーム一丸の反抗も届かず、初めてファイナル進出を逃してしまった。翌24-25シーズンは開幕から絶不調に陥り、一時期は歴史的大敗を喫した21-22シーズンの雷電以上のペースでマイナスを積み重ねるも、白鳥のMリーグ史に残る大奮闘により復活。辛くもレギュラーシーズンを生き残った。
リーダーである多井の教えを元に全員が手堅い麻雀を身に着けており、勝負の場面ではきっちり押しつつ、自分の手に溺れない堅実なスタイルで抜群の安定感を得ている。一方、オーソドックスかつ守備的な打ち筋は、真似できないような手組みや正面切ってのぶつかり合いを望む視聴者層にはつまらないものとして映るようであり、多井の歯に衣着せぬ発言も相まってか、ABEMATVのコメント欄での不人気度は&s(){ABEMAがホームグラウンドのはずなのに}ぶっちぎりと言っていい。好配牌をもらった時には漏れなく「ABEMAS配牌」「社長が卓の中で操作している」などと言われ、トップを取った際には基本的にブーイングが大勢を占める。もちろん、そもそも民度が最低と言われているコメント欄の評価など気にするものではないだろうし、危険な状況を作らないという見えないファインプレーは全く気付かれないのだが……。((最近では選手の方が「ABEMAS配牌」というワードを弄りがち。これもトーク力の賜物か。))
全員が異なる団体所属でありながら、チームとしての結束力は他の追随を許さず、他チームのファンであってもこの4人以外のABEMASは想像できないという人が多い。勝っても負けても全員で感想戦に向き合う一方、配信活動にも積極的で、全員がYoutubeチャンネルを開設した((厳密な話をすれば、日向は個人チャンネルではない))最初のチーム。トーク力も非常に高い。
ファンの愛称は「あべま~ず」。ゆるい。
決めポーズは、右手の親指と人差し指で「麻雀LOVE」の「L」を形作るというもの。発案者は日向……と(主に多井から)言われていたが&bold(){そもそもポーズ制作時に日向いないし発案者は多井で秒で決めた}と暴露されている。((なお、なぜかサクラナイツ・堀がこのポーズを気に入っている。))
#openclose(show=所属選手はこちら){
・多井隆晴 「%%麻雀星人%%最速最強」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2020年) 麻雀日本シリーズ(3回)
レギュラーシーズン個人成績
2018:1位(MVP)
2019:6位
2020:6位
2021:6位(4着回避率1位)
2022:19位
2023:13位
2024:31位
麻雀プロ団体・RMUの代表を務めるプロ雀士。上述のタイトルに書ききれないほどの実績を持つ当代最強のプロ。
その武器は「配牌オリ」と言うワードが代名詞となるほどの深い思考と読みに裏付けされた鉄壁の守備型。一度リードを奪えば最後までトップのまま走り切るのが彼の真骨頂と言える。完全に当たり牌を見切った場合はその牌を左端に理牌し、カメラの向こうに絶対に切らないことをアピールもする。迂闊な放銃をめったにしないだけでなく、他家に対する絞りも非常に厳しく、下家がチーしなければ聴牌が取れない状況でもチーさせてもらえない。そのため「多井の下家はデス席」とまで言われるほど。((哭きで聴牌を入れさせてもらえないと親の場合連荘をさせてもらえないため多井が北家の時が親にとって最もキツイ。))
かと言って無暗にオリているわけではなく、ぱっと見悪い配牌でも精巧な手組みで守備力を確保しつつアガリを生み出すという技術も非常に高い。そのあまりの鉄壁ぶりから、「多井なら止めてた」というスラングが生まれる。&s(){ちなみに、多井本人が放銃してもコメントされる。}((2022年にAbemaTVでサッカーW杯が全試合無料放映された際も、ゴール時にこのコメントが多く流れた。))
そして何より、そんな彼の強さを支えているのが&bold(){膨大な研究量}。対戦相手についてはどんな選手でも侮ることなく、何十何百もの牌譜を検討して徹底解剖を行っており、これが多井個人ならびにABEMASの絶対的な強さに繋がっていると言えるだろう。
こういった実績から、日清のU.F.O公式ツイッターにて麻雀星人((もともとは麻雀星人が侵略してきたら俺が地球代表として戦ってやるという、いわゆる深浦コピペの派生なのだが、実力的には羽生や藤井聡太のような地球代表ではなく地球人の格好をした麻雀星人の枠組み))に認定され、特製のオリジナルラベルのU.F.Oが100個プレゼントされた。その縁もあり、日清牌を利用した企画では麻雀星人枠として常連になっている。((なお、麻雀星ではプラスが勝ち・マイナスが負けというルールらしい。))
性格は本人も認める通り、プライドが高くわがまま。自身が運営するRMUリーグで、他の雀士がS~Bランクに位置付けられる中自分一人だけSSSランクを名乗るなど、ともすれば傲岸不遜とも言える振る舞いもあるが、それらは全て圧倒的な実力と自信、実績に裏打ちされたものである。((某漫画でラスボスのモデルにされたこともある))こういった歯に衣着せぬ物言いなどを嫌うアンチも少なからずいる。ファンもアンチも多い、麻雀界の朝青龍であるが、多井自身はアンチすら虜にする懐の深さをしばしば配信の中で見せている。
一方、麻雀界やチームを背負う責任は人一倍強く、2020シーズンのファイナル最終盤に5連投5逆連帯で優勝を逃した時((この時は白鳥・松本が絶不調に陥り、日向は成績こそ残していたものの精神的に限界一歩手前だった))は人目を憚らず号泣したほか、ドラフト指名を受けた後や2021シーズンで志願登板を始めて行使し、4年連続のプラス200ptの大台でレギュラーを終えた時のトップインタビュー、戦友の瀬戸熊の最強位優勝の生観戦などで涙ぐんでもいる。その為、メディアやファンの間では「当人は若い世代が超えるべき壁と言う意味でラスボスと言っているが実は彼こそ主人公では?」と言う声も少なくない。またこれ以外にも感情が非常によく顔に出るタイプであり、対局中の一喜一憂ぶりは顔芸の域にまで達している。
もともとは証券会社に勤務していたが、Mリーグが誕生するはるか以前から配信対局の時代を予見して退職。麻雀プロになるにあたって、麻雀ではなく芸能関連の勉強を行ったというエピソード((裏を返せば、自身の麻雀の腕に相当な自信があったということでもある。))が本人の口から語られるほどである。トークスキルも非常に高く、ハイレベルながらユーモアも交えられる彼の解説は人気が高い。
そのトークスキル並びにコミュ力の高さは麻雀界の外でも存分に活かされており、Мリーガーの顔として各所で活躍を続けている。また、自身でもYouTubeチャンネルを運営しており、その中で多くの人気Vtuberと交流するなど、麻雀を通してさらに活躍の場を広げている。((登録者600万人超えの超人気YouTuberグループ「東海オンエア」のメンバーとコラボ対局をしたこともある。))彼が運営する「たかちゃんねる」は、2025年3月時点で登録者28万人である((これは数万人が基本であるМリーガーYouTuberの中ではぶっちぎりの数字。10万人を超えているチャンネル自体、二階堂姉妹のるみあきチャンネル、渋川の渋川式麻雀通信、日向が関わっている麻雀ウォッチくらいである))。
2022年には親交のあるVTuber・天開司の私設リーグ「[[神域Streamerリーグ]]」((私設リーグとはいえ、スポンサーにはRedBullなど名だたる企業が就き、実況・解説はMリーグと同様のメンバーが参加。各地でオンラインPVが実施され、力のこもったハイライト映像が作られるなどかなりの人気コンテンツとなっている。))に協力し、Mリーガーとストリーマーの競演を実現。なお、神域リーグの成績を含むVTuberとの関わりや本人の配信活動については[[神域Streamerリーグ]]を参照。
Mリーグでは、初年度に11連続連帯を含む圧倒的な成績でMVPを獲得。2021シーズン中には通算個人成績でMリーガー初の+1000ポイントを達成し、レギュラーシーズンでは4期連続で+200を達成するなど抜群の安定感を見せる。一方、セミファイナル・ファイナルのいわゆるポストシーズンはかなり不得手としている。これは、短期決戦であるがゆえに全体の攻撃性が増すことで守備力重視のスタイルではジリ貧になりやすい、同様に短期決戦ゆえ勢いを手中にしたチームがそのまま勝ち切ることが多い、などといったことが原因と考えられる。
2022シーズンは自身初のレギュラーシーズンマイナススコアを記録するとともに、最終的にはチームの中で一番下の順位となった。しかし、レギュラーシーズンの終盤でのバースデー勝利時のインタビューで当時MVP争いしていた伊達や瑞原のTwitter上でのやり取りを見て、負けたくないという気持ちが芽生えたと発言しており、苦手としていたポストシーズンで躍動。絶好調だったショウマツとともに個人成績ベスト4に名を連ね、念願の優勝への大きな原動力となった。
2023シーズンではチーム方針((「開幕からしばらくは多井さん温存したら面白くないですか?」という塚本監督の提案に全員乗っかった形らしい。なお、ショウマツにはサボってるだのいつ出るんだと散々に言われる))により、出番は全36名の最後となる重役出勤。また苦手とする11月もお休みしている。((「前半はお休みするけどヤバくなったら出ます」と言ってはいたが成績が不調だったのにも関わらず結局最後まで出なかったらしい))多井自身の成績は高値安定していたが、新規加入選手の影響もあって押し寄りのバランスとなった環境では後手に回ることが多くじわじわと不調に陥り、セミファイナルでは5戦3ラスの大誤算となりチーム史上初めてファイナル進出を逃した。この影響を受け、24-25シーズン前に大幅なスタイルチェンジを公言。かつてないほど攻撃的に行くと表明しているが、開幕直後、待っていたのは本人曰く「麻雀プロ人生で初めて」という&bold(){まさかのフリテンロン}((年齢による老眼か、二萬と三萬を見間違えてしまったという))。その日のうちに全力でネタにしていく姿勢を見せているが、これ以降シーズンを通して苦戦し、レギュラーシーズンは過去ワーストの記録で終えることとなった。復調の兆しはいつ訪れるか。
・松本吉弘 「卓上のヒットマン」
主な個人タイトル:發王位 TwinCup優勝
レギュラーシーズン個人成績
2018:10位
2019:26位
2020:5位
2021:11位
2022:13位
2023:10位
2024:34位
麻雀協会期待の若手の星。25歳にして發王位というビッグタイトルを獲得し、そこからRTDリーグ・Mリーグにも参戦。2022年には協会最高のタイトル戦・雀王の決定戦に進出したこともある。
高身長・メガネ・刈り上げという、ヤクザの若頭にしか見えないその外見とは裏腹に、中身は非常に親しみやすい好青年、そんな爽やかさや礼儀正しさから、この若さで協会の新人研修の講師を務めあげ、先述のABEMASに対して辛辣なコメント欄でさえ「ABEMASの良心」と呼ぶほど。高校時代は野球部に所属し、ピッチャーをしていた。リアクション芸に定評があり、ABEMASの控室や自身のYoutubeチャンネルでは外見から想像がつかないような無邪気なはしゃぎぷりを見ることができる。
二つ名はその風貌からつけられた「卓上のヒットマン」。&s(){別に某SSSさんのように敢えて狙い撃ちをするようなことはなく、}著書に「ベストバランス」と付けるほどの極めてオーソドックスな打ち筋である。ただし理不尽なめくり負けや捲られが多く((例として、2021年シーズンで風林火山・勝又と同席した試合で4試合連続トップでオーラスを迎えながらその全てでオーラスで勝又にに逆転されてV逸、東1局でいきなり四暗刻を聴牌したら直後の捨牌で茅森に放銃してしまった挙句裏ドラが乗って満貫にされる、最強決定戦の東1局で三面待ちの絶好手で立直を仕掛けたらそのまま親の朝倉の大四喜に振り込んでしまい即48000点失う、など。))、「卓上のキャッチマン」「まくられの松」などと言われてしまったこともある不憫な男。一方で南場に入ってからの大まくり・大復活に定評がある。
チームメイトの白鳥と非常に仲が良く、シーズン中も白鳥とのショウマツリレーで一日の成績を連帯以上でまとめチーム躍進の原動力となっている。同じコンビリレーである格闘倶楽部のタキヒサリレー、風林火山のるみあきリレーとバチバチにぶつかり合うこともしばしば。
もともとは攻撃重視のスタイルで成績が乱高下しやすかったが、多井の影響で守備力を身に着けた結果、抜群の安定感を手にして個人ランキング上位の常連となった。また2020-2021シーズンのファイナルでの序盤の自身の連敗から調子を崩してしまい多井に5連闘を託さざるを得なかった苦い経験を糧にし、2022-2023シーズンのファイナル第14試合にてその前節に四暗刻を成就した滝沢擁する格闘倶楽部の猛烈な追い上げを振り切る+100点の大トップで優勝を決定づけ、更に唯一の全ステージプラスフィニッシュを記録している。2023-24シーズンでは全選手最多の32試合に登板するとともに、レギュラー4年連続100pt超えという多井に次ぐ記録を樹立した。レギュラーシーズン中のある日、試合前のリハーサルで、その日松本の座る予定だった席で地和が発生するという事件も起きている。&color(white){なお、その日の松本はというと地和の出涸らしのようなラスだった。}
しかし、翌24-25シーズンは呪われたような展開が続き、同じく呪われたようにラスを重ねたサクラナイツ・岡田らと個人最下位争いを演じる羽目に。その過程で、&bold(){東1局から5局連続で放銃}というMリーグワースト記録も樹立してしまった((1月16日第1試合。松本は東家スタートだったため、2回目の親まで蹴られてしまった。なお、2回目の親が蹴られた際、和了した内川は5面張10枚山というとんでもない待ちで喰いタンを張り、松本の勝負立直を打ち破った。))。2月半ばの18戦目でようやく初トップを取るも2勝目も遠く、結局同年のトップは1回、個人スコアは▲400を割り込むという地獄のシーズンとなってしまった。
多井に誘われて神域リーグに監督として参戦することをきっかけにyoutubeチャンネルを開設。初年度に指名した因幡はねるとの雀魂公式番組『ぐみいん100人できるかな?』((通称『ぐみひゃく』))などで活動している。本人のVTuberとのかかわりなどについては[[神域Streamerリーグ]]を参照。
・白鳥翔 「%%供託泥棒%%麻雀ハイブリッド」「冥府の先導者」
主な個人タイトル:鳳凰位 麻雀マスターズ優勝(2期) 發王位
レギュラーシーズン個人成績
2018:21位
2019:4位
2020:10位
2021:13位
2022:18位
2023:22位
2024:2位
連盟の人気雀士の一人で、髪型や髪色が登場するたびにコロコロ変わる不思議系男子。%%あまりに不思議系過ぎて何故かファンなどから魔法少女扱いされることもある。%% パニック障害になったことがあり、トリガーが麻雀関係であったことから一時は引退を勧告された事もあるが、それを克服した苦労人。髪型を変えるのはメンタルケアのためという面もある。
麻雀の打ち筋はバランス〜やや守備より。突出した成績を残すことも少ないが、猛者揃いのRTDリーグ・Mリーグでもほとんどのシーズンで安定してプラスを残し続ける、疑う余地のない実力者。所属する日本プロ麻雀連盟では史上最年少でA2リーグへ昇級。その後しばらく足踏みを続けるも、2023年に圧勝で初のA1昇級を果たすと、初A1となった翌24年も首位で決定戦に進出。勢いそのままに悲願の鳳凰位戴冠を果たした。
Mリーグでの個人成績は、初年度2018シーズンに唯一-300pt超えの最下位となったものの、それ以降は安定。21シーズン終盤から22シーズンにかけては27連続4着回避という記録を樹立した。しかし、初の4着になった後は一転、7連続逆連帯と大失速ならぬ大墜落。それでもレギュラー終盤に復調すると、セミファイナルは8戦5トップ、ファイナルは4戦2トップで共に3桁プラスを叩き出し、悲願の初優勝に向けて大車輪の活躍を見せた。24-25シーズンは序盤こそ苦しんだが、12月にMリーグ史上2人目となる5連勝を達成し、かつてなく苦しむチームを八面六臂の活躍で支えるとともに、自身も最終盤までMVP争いを展開。自身不在のシーズン最終日に醍醐に逆転条件をクリアされMVPは逃したものの、この年の主人公は白鳥翔だと誰もが認める大活躍を見せた。
解説者としても優れており、番組を明るく盛り上げつつ選手の技術を的確に伝える腕の持ち主。黒沢の西単騎の時も解説席にいた。&s(){ついでに渋川が2半荘連続で役満を放銃したサクラナイツ最強決定戦にも居合わせた。}
松本とのコンビ・ショウマツはABEMASを通して培われた仲。&s(){藤田監督にはBLコンビと言われているとか。}
Youtube「しょーちゃんねる」での牌譜検討が非常にレベルが高く好評。一方でゲーム実況も多く&s(){、何かとマゾゲーを実況してい}る。プロ麻雀連盟の雀士として、諸々の事情で他団体所属のプロやVTuberの参戦の多い雀魂への参戦はしていないが、それ以外のところでYoutubeの配信に非常に力を入れている。多井の影響でAPEXもプレイしており、連盟プロの中でもVTuberをはじめとする配信者と関わる機会が非常に多い。ついには多井に先んじてVTuberのLIVE2Dまで披露した((なお、ママ(イラストレーター)はぶいすぽの花芽姉妹や天宮こころのデザインを担当したこともあるみすみさんという方であり、気合の入り様がうかがえる。))
本人曰く「嫌いな言葉は責任・好きな言葉は責任転嫁」だが、その一方で若いながらも連盟の理事の一人と言う重責を担い、後輩想いの発言や、業界の今後を見据えての建設的な提言が非常に多く、次世代の御意見番になりつつある。プロ麻雀連盟の若手を対象としたタイトル戦で推薦後見人を担当し、一度は敗退したMリーガーになる前の中田の勝ち上がりを推薦した際、SNS上で知名度重視の選考というバッシングが吹き荒れた事があったが、その際には彼女を含めた全推薦選手の理由を逐一細かく説明するとともに、軽率なネット民の言動に対して怒りを露わにしていた((2019年より新設された男性プロ限定の若獅子戦と女性プロ限定の桜蕾戦のこと。予選上位の12名に加え、ボーダーには入れなかったが良い戦いを見せていた選手4名が推薦を受けて勝ち上がる制度がある。なお、このタイトルの立ち上げ人は瀬戸熊選手であり、桜蕾戦優勝→Mリーガーのルートを辿った伊達・菅原両名は共に推薦を受けてベスト16に進出した選手である))。
Mリーグにおいてメインで使われている二つ名「麻雀ハイブリッド」とは、本人曰く自身の基本はデジタル打ちだったのだが、麻雀グランプリでの手痛い大敗から、会長の森山をはじめとした強豪アナログ打ちプロである大先輩たちに教えを請い、そのイズムで肉付けをしたまさにハイブリッド(混成)と言う意味。((多くの麻雀ノンフィクションを執筆した黒木真生プロの著書「Mリーガーの真実」では信念と柔軟性のハイブリッドと評する))もともとは供託が落ちていると攻めっ気が増すことから「供託泥棒」なる二つ名をつけられており、本人も不服だった模様。
2022年最強戦より連盟のレジェンド雀士である伊藤優孝氏の二つ名である「死神」をリスペクトして「冥府の先導者」((この年はその二つ名を想起させる黒い外套とカネキのような髑髏マスクを被って登場したり、翌年の最強戦はホグワーツ魔法学校のコスプレで登場している))を名乗るようになったり、CS日テレヤングマスターズリーグでは「超絶バランスシンメトリア」と名乗るなどどうもしっくりくるものがない様子でもある。Youtubeの開始挨拶が「こん冥府」となり、自著の書き出しもそろえたところ、1ページ目で即本を閉じた瀬戸熊をはじめ、頭痛を発症するMリーガーが続出した。&s(){で、冥府の麻雀って何?}
魚谷に惚れていた事や、過去に岡田と付き合っていた事をネタにされ、のちに元カノ十三面待ちと言う言葉が生まれるなど、下世話なネタのターゲットにされがちである。また、サクラナイツの堀とはライバル関係であると同時に、堀ガールズNo.6を自称したり、松本の恋人((これについては勝利者インタビューで「僕の恋人のマツ」と発言した本人のせいでもある。この日の試合前に2人は少し喧嘩したらしく、落ち込んでいるかもしれない松本へのフォローだったとか。なお、この時のインタビュアーはまつかよであり、この試合の2着は松ヶ瀬だった。))ということになったり、なぜか自他ともに女子扱いされることが多い。
・日向藍子 「笑顔のサンシャイン」((24-25シーズン途中で変更。それまでは「小さなビッグマム」。最強戦では「ラヴフェニックス」が使われるが、セガサミーフェニックスがいるからか、Mリーグではあまり使われない))
主な個人タイトル:女流モンド新人戦優勝 プロクイーン(2回)
レギュラーシーズン個人成績
2019:13位
2020:12位
2021:24位
2022:11位
2023:21位
2024:16位(4着回避率1位)
2019シーズンのチーム男女混成に伴って加入した女流雀士。Mリーガーの中でも特にチームメイト思いの性格の持ち主で、ABEMASのチームとしての結束力の土台には彼女がいるといっても過言でない選手である。
トレードマークの明るく愛嬌ある笑顔とは裏腹に、繊細かつネガティブな心の持ち主。ドラフト指名時((当時「次のMリーガー有力候補」のファン投票で上位に食い込んでおり、ドラフト当日はAbemaTVの密着に加えYoutubeチャンネルでの生配信を行っていた))や23-24シーズンのセミファイナル最終日((ほとんど突破絶望の条件下でトップをもぎ取るも、トップインタビューでは涙を堪え切れなかった))はさることながら、チームメイトの劇的な試合でもしばしば涙ぐむ様子が見られる。
麻雀のほうは、本人の性格とチームメイト全員が稼ぎ頭という事もあり、多井以上に守備的な麻雀を打つ傾向にある。そのチームメイトがことごとく苦戦した2022シーズン以降は徐々に攻撃的な手組を意識しており、勝負どころでは果敢に踏み込む様子が見られる。
2019レギュラーから2020ファイナルまで、レギュラー・セミファイナル・ファイナルの全てのフェーズで2年にわたって常にプラスという、唯一無二の記録の持ち主。しかし2021シーズンはこれまでと一転して全くトップが取れず、10戦目にしてようやくトップを取ったものの、個人成績はかなり苦しんでしまった。2022シーズンは中終盤にかけて転落するチームを支え続け、レギュラー突破に大きく貢献。シーズン中にはドラ9の親三倍満というとんでもない手を上がっている。
派手な成績を残すことは少ないが、高い4着回避率で大崩れせず成績を安定させるタイプ。24-25シーズンには苦しむ男性陣を尻目に堅実な試合を連発し18試合連続ラス回避・最終的にラス1回で20試合を戦い抜き4着回避率賞を戴冠。中盤以降に復活どころかMVP目前まで迫る大躍進を果たした白鳥と共にABEMASレギュラーシーズン突破の立役者となった。その反面、セミファイナルのカットライン争いなど是が非でも加点しなければならない状況での対局を大の苦手としており、共にカットライン戦線直下での戦いを強いられた23-24シーズン・24-25シーズンのセミファイナルでは2年連続で箱下5桁敗戦((特に前者は、横移動した1局以外すべてが放銃or被ツモorノーテン罰符となり衝撃の加点0・箱下30000点で終戦という地獄のような展開だった。))を喫し、登板時に多井から普段と全く違う打ち筋を強いられていることに対する異例の謝罪が入ったことも。
個人でもプロクイーン連覇、最高位戦A2リーグ所属などの実績を持つ。
麻雀プロ屈指の超がつくマルチタレントであり、所属団体である最高位戦ではA1リーグ・最高位決定戦をはじめ数々の実況を担当。2019年からMリーグ公式実況を担当する日吉が「明確に自分より上」「日向が(この年の)ドラフトで指名された裏で自分もガッツポーズしていた」((初年度のMリーグ公式実況は小林・松嶋の2名だった。2019年に実況は3名体制となったが、日向はこの年のドラフトでABEMASに指名された))と認めるほどであり、現在も様々な場所で実況する姿を見られる。Mリーグ1年目には月2回のペースで実施されていたパブリックビューイングのMCを担当(産休まで)しており、こちらでも園田が「ディズニーのキャスト」と大絶賛するほどのトーク力と盛り上げ力を発揮した。人前で喋ることが苦手な人が多い麻雀プロだが、イベントの司会やMCに日向がいれば大体なんとかなるだけの力の持ち主である。
また、2017年からは麻雀ニュースメディア「麻雀ウォッチ」との契約でYoutubeチャンネル「ひなたんの麻雀するしない」((「するしない」は日向の出身である長野県の方言で、「麻雀しませんか」くらいのニュアンス))を展開。今でこそ大多数となったYoutube配信を実施する麻雀プロの先駆けであり、トッププレイヤーの一打一打の思考を紐解く「麻雀の匠」などのコーナーが人気を博している。他にもABEMASのグッズプロデュースや、Mリーグの公式自動卓である大洋技研「AMOSシリーズ」のアンバサダーなども彼女が受け持っている。本人曰く「仕事を受け持っている方が落ち着く」というワーカホリックであり、特にシーズン中余裕のない彼女に対して多井は「まず自分と家族を大切にしろ」と説いている。が、つい多井が当時読んでいた某漫画の影響を受けて付け加えた&bold(){「仲間ってそんなもんだろ」}の一言があまりに強烈すぎて独り歩きしている。
独特のアニメ声が特徴で、特に「ツモ」の発声が「ちゅも」と聞こえるのは有名。本人は「ツモ」と発声しているつもりだという。
Mリーグ参戦の半年前に出産した愛娘がおり、しばしばSNSにも登場する。母譲りの愛嬌溢れる笑顔と人懐こさで、『熱闘!Mリーグ』の企画ではロボこと小林剛を人間にする天使ぶりを見せつけた。
もともと服飾科を志望して上京してきた経緯があり、今でも趣味で愛娘の衣装((『雀魂』の一姫ちゃん衣装を作ったことも))を作ったり、白鳥とともに服のプロデュースをしたりしている。
ヤンチャな三兄弟ともいえる男性陣を裏でしっかり引っ張るまさにビッグマムを地で行くリーダーシップも特徴。
22-23シーズン後のオフ期間中、フジテレビ系列の地上波ドラマに出演した((特に麻雀とは何の関係もない新聞記者の役、それも1話のクライマックスの引き立て役(おまけに当初のオファーとは違う役)という割と重要なシーンだった。監督が麻雀好きなところから生まれた縁らしいが、チームとしての推しはサクラナイツの模様。))。
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#openclose(show=日本全国に感動体験を届けます!){
***&color(orange){セガサミーフェニックス}
所属選手:&color(deeppink){茅森早香(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){醍醐大(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){浅井堂岐(日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){竹内元太(最高位戦日本プロ麻雀協会)}
2018シーズン:6位
2019シーズン:2位(レギュラーシーズン1位、セミファイナル2位)
2020シーズン:8位
2021シーズン:2位(レギュラーシーズン5位、セミファイナル4位)
2022シーズン:8位
2023シーズン:9位
2024シーズン:優勝(レギュラーシーズン3位、セミファイナル3位)
オーナー企業はセガサミーホールディングス。
まさに不死鳥の如く、チームスローガンにもある感動体験を届けるという言葉の通り、何度でも絶望的な状況からの大逆転で数多くのドラマチックな展開の試合を演出するチームである。((事実、ファンの間ではフェニックスがファイナルに出ると毎度大きなドラマが生まれるといわれるほど))
また、レギュレーションに依らないメンバーの入れ替えも積極的に行っており、歴代所属雀士の数もぶっちぎりの最多となっている。2023シーズンのオフにはMリーグ史上初となる創設年ドラ1の退団まで断行した。
2018シーズンは魚谷、近藤、茅森の3選手で構成され、2019シーズンから和久津が加入。
2020シーズン終了後に和久津がチームを離れ、2021シーズンから東城が加入した。
2023シーズンからは近藤が勇退し、新たに監督へスライド。後任として醍醐が加入した。
上述の順位変遷をご覧いただければわかる通り、偶数年スタートのシーズンは低迷・奇数年スタートのシーズンは躍進と好不調がはっきりしているチームでもある。しかし、捲土重来を期した2023-24シーズンは最下位に沈み、オフには東城、そして創設メンバーの魚谷が退団に((直前に親会社のSEGAが運営する麻雀ゲーム「MJ」が最高位戦と専属契約を結んだこと、退団した2人が連盟所属かつ残留した2選手(と、続投が決まった近藤監督)が最高位戦所属だったことから、選手としての実力面を超えた何かが作用したとの見方も強く、物議を醸す退団劇となってしまった。))。2年連続レギュラー敗退の雪辱晴らしは、オフのドラフトで加入した浅井と竹内を交えた新生フェニックスに託された。
その新体制で挑んだ24-25シーズンは、新加入の竹内と、捲土重来を来す2年目の醍醐が開幕からチームを牽引。最終的に両者はMVP争いを演じると、レギュラーシーズン最終戦のオーラス、醍醐が倍ツモ条件を見事にクリアしてMVPを勝ち取り、セミファイナルではラウンド全20試合完全ラス回避を引っ提げてファイナル進出。毎日首位が入れ替わる史上まれにみる大混戦を制し悲願の初優勝となった。
2023-24シーズンまでは全チーム唯一の男女比1:3という特徴的なメンバー構成であり、「ハーレムチーム」と呼ばれていたが、2024-25シーズンからは最も標準的といえる男女比3:1に収まってしまった。
メンバーがトップを取って帰ってきた際は、クラッカーを鳴らして歓迎するのが恒例になっている。
決めポーズは、女性の多いチームゆえか和久津考案の可愛らしいもので、「セガサミー、フェニックス!」の掛け声とともにかしこまのポーズをする((チーム全員で披露する際には、茅森が「セガサミー…」とコールした後に、全員で「フェニックス!」と言いながらかしこま。24-25シーズンからは男女比が入れ替わったこともあってかウインクがなくなるマイナーチェンジが施された。))。ちなみに、ベテランの近藤が最もノリノリである。((実はインタビューで締めに決めポーズをとる文化はこの和久津考案のポーズが最初。このポーズをやり出した2019-2020シーズンの序盤で開幕戦勝利や近藤の開催8日目の大三元などでスタートダッシュを決めることが出来たのもあり、それにあやかってか他のチームもチーム専用のキメポーズを取るようになった。))
また、帰り支度が早いチームと言われており、まつかよがトップを獲得したフェニックスの集合写真を撮りに行った時にはすでに全員が帰った後だったりする。
2023-24シーズンでは全チーム最多の17社・ブランド、翌24-25では21社のスポンサーを集めており、他チームと違い、ユニフォームの背中部分にもスポンサーのロゴマークが刻印されており入場時における後ろからのアングルにも注目が集まる。
23-24シーズン新規参入のビーストを除いては唯一サポーターの愛称が存在していなかったチームだったが、24-25シーズンにファン公募により『Wingth(ウイングス)』((WingsとWinとWithを組み合わせた造語))となった。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・茅森早香 「天才すぎるオンナ雀士」
主な個人タイトル:女流モンド杯(2期) 最高位戦女流最高位
レギュラーシーズン個人成績
2018:14位(平均打点1位)
2019:23位
2020:9位
2021:5位
2022:27位
2023:28位
2024:28位
最高位戦所属の人気女流雀士。猫を思わせるωのような口元が特徴で、藤島じゅん氏のMリーグ公式4コマ漫画では猫耳がある。自身も猫好きで、「にゃあプロ」と呼ばれていたことも。
プロになる前に雀荘でアルバイトをしていて卓に入って客と対局していた際、本人はメンホンのつもりでアガったアガりが実は緑一色だったというまさに天才すぎるエピソードがある。
基本の雀風はバランス型だが、後述の平均打点のエピソードからも近年は攻め寄りの姿勢を見せている。
2018シーズンでは、平均打点が21選手の中でトップとなり表彰された。
2021シーズンもラス目のオーラス親番に怒涛の4連続高打点和了((最初に6000オールを上がった後、一人ずつに満貫直撃をたたき込むという点数だけ見れば実質親役満))を叩き出し大逆転トップを飾るなど、1月現在で2位に1000点以上の差をつけて平均打点トップに君臨している。((その平均打点はなんと8500点前後を推移。つまり普通は平均点が上がりそうな子の満貫では逆に平均点が下がるという何を言っているのかわからない状態である))
2022シーズンも「一日一跳((跳満=親18000点、子12000点。毎回高い手が飛んできては同卓者はたまらない。))」を宣言し、高打点の麻雀を見せるも後半戦は苦戦が続いてしまっている。
2020シーズンにMリーグ発足後初出となる槍槓、二盃口を和了したレア役ハンター。フェニックスからは近藤もMリーグ初の混老頭を和了しており、レア役といえばフェニックスという地位を確立しつつある(?)
自閉症スペクトラム障害を持つ子供の母。自宅は高級マンションで、部屋はかなり綺麗に整頓されている超のつく良妻である。2021-22シーズンには我が子の誕生日に登板し、トップを報告する彼女の笑顔に視聴者があったかい気持ちになったという。
現在はフランチャイズのクレープ店、ジラフクレープの店舗オーナーも務めており、テレビの取材にも応じている。
2024-25シーズン終了後、近藤監督の勇退により唯一の創設メンバーとなった茅森は、その次期監督に自ら立候補。運営にも認められ、2025-26シーズンからは監督兼任となることが決定。同時期から風林火山の監督となる亜樹と並ぶ、史上初の選手兼任監督&史上初の女性監督となった。天才すぎるオンナ監督の采配に期待が集まる。
・醍醐大 「孤高の探究者」「ヒロシBig One」
主な個人タイトル:最高位戦最高位 BIG1カップ優勝
レギュラーシーズン個人成績
2023:32位
2024:1位(MVP)
最高位戦所属のプロ雀士。長年最高位戦A1リーグで成績を残し続け、通算ポイントは+3500とも。
苦節15年かけて最高位を獲得し、またMリーグドラフトにおいても優勝した松ヶ瀬だけでなく準優勝の本田、伊達と言ったMリーガーを輩出した風林火山新メンバーオーディションの活躍を始め、ドラフトの季節になると何度も何度も候補として上がりながら指名までは届かないということも多かった苦労人。
現在ではプロ雀士だけでなく麻雀教室や麻雀プロ出演のイベントのプロデュースの仕事もする。
雀風はスタンダードと自称しながらも周りからは変わった手組をし、捨てた河も独特なことから先切り十段と称される。
もともと麻雀にストイックで黙々と麻雀に打ち込むタイプの選手だったが、Mリーグが始まったこともあってかyoutubeチャンネル、ツイッターアカウントの開設など発信力を高めた結果、周りからあなたがそんなに明るい人間だとは思わなかったと言われるほどタレント性を発揮するタイプとなった。
近藤の勇退を受け、その後任として監督直々の希望((youtubeチャンネル麻雀遊戯王にて近藤がチームを組みたい選手はという企画で既に名前を挙げていた))もあってフェニックスに新加入。オールドルーキーMリーガーとして迎えた2023-24シーズンでは、Mリーガーに選ばれたことで全ての運を使い果たしたか?というほどツモが上向かなかったり、競り負けの末の2着などでトップが遠い状態だったが、10戦目に初トップ。以降は連対を重ねハイペースでマイナスを返済し、一時わずかなプラス転向するまで浮上するも、最終盤は厳しい条件戦を強いられたこともあり期待通りの成績とは行かなかった。その前評判を考えればあまりにもの寂しい成績であり、2024-25シーズンでは一線を退いた近藤、魚谷に代わりチームリーダーとなり、チームともども復権を期した戦いとなったが、序盤戦はその去年の苦戦がウソだったかのように多井、沢崎に並ぶMリーグ記録タイとなる開幕7連続連対と10戦5トップと言う荒稼ぎでMVP争いに真っ先に名乗りを上げ、チームを2年ぶりに暫定首位に押し上げる原動力となり、本人も道中100ポイントを荒稼ぎするデカトップを取ってからファンからもMVPを期待されるようになり、レギュラーシーズン最終戦にあの近藤の大逆転を彷彿とさせる奇跡の倍満自摸でMVPを勝ち取った。
ポストシーズンでもその活躍に陰りは一切なく、道中11戦連続連帯、年間獲得成績約+800ptという大台記録を達成し、最終日首位陥落からの最終戦の登板で優勝を決めるトップを勝ち取った。
%%なお、チームのスポンサーのファイテンが提供しているパワーテープと言うこめかみなどにつける集中力が上がるテーピングが好調な彼の新たなトレードマークとなっている%%
また、チームリーダーとしても試合終了後の結果報告動画で仕切りを担当するなどフェニックスの要にふさわしいところを魅せている。
・浅井堂岐 「逆襲のヘラクレス」「卓上の爆撃機」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀協会雀王 皓王戦
レギュラーシーズン個人成績
2024:26位
24-25シーズンドラフトにて加入した協会A1リーガー。2022年、Mリーガーである松本、仲林、そして前雀王の渋川を相手取った中で団体最高タイトル雀王を奪取し、Mリーグファンからは協会プロの中では次のMリーガー最有力候補の一人として名が挙がっていた。同期入団である竹内とは現行の団体最高タイトル保持者としてビーストメンバーオーディションと2回のMトーナメントに参加しており、その縁もあって新コンビの『げんたかき』としてコンビ名を冠名としたアマチュアリーグ戦げんたかきリーグを主催するなどしている。
もともと元熊谷市長を祖父に持ち、明治大学を経てSEとして会社員で務める傍らプロとしても活動しており、((現在は所属する会社がチームのスポンサーとして名を連ね、彼も引き続き広報担当として活動中))更にヘラクレスのキャッチコピーが示す通りストイックに体を鍛える文武両道を地で行く選手である。
当人が一番戦いたい相手として協会リーグ戦で戦えないまま最高位戦へ移籍したたろうの名を挙げており、本田とはお互いに筋肉対決と呼び合うライバル関係。また、菅原とはまさにビーストオーディションで最後まで競った相手でそのリベンジと言わんばかりに彼女を下して初トップを獲得した。
・竹内元太 「無敵のタイタン」
主な個人タイトル:最高位戦最高位(2期) 新輝戦
レギュラーシーズン個人成績
2024:5位
24-25シーズンドラフトにて加入。
先述の通り、げんたかきを組む浅井とは一緒にビーストメンバーオーディション、Mトーナメント双方に団体最高タイトル保持者として参加した間柄。
また、醍醐とは高身長かつビッグワンカップを制してから最高位戴冠と言う繋がりからフェニックスのツインタワーと称されることも
彼もファンから最高位戦内ではネクストMリーガー最有力との呼び声が高かった。
団体リーグ戦では若くして近藤以来となる7年ぶりの最高位連覇と言う偉業を成し遂げ、その最高位連覇の翌日には団体のトーナメント戦・新輝戦((最高位戦ルール・赤ありルール・Classicルール(一発・裏なし)の混在した変則トーナメント。なお、タイトル名は同団体のレジェンドである新津潔と金子正輝から拝借している))も優勝という連日タイトル奪取も成し遂げたつわものでもある。
身長190cm超と言う高身長((これはABEMAS・松本を抜いてMリーガー最高身長となる))であり、22-23シーズンにゲスト解説として招待された時に当日の実況であった日吉との放送前にアップされたツーショット写真の身長差には多くのMリーグファンから驚きの声が上がった。一方、某魔王と張り合うレベルのオヤジギャグ好きとしても知られる。
迎えたルーキーイヤーはデビュー戦でトップを取る最高の滑り出しを見せ&s(){たものの体格がでかすぎてはしゃぎながら控室に帰って来た際に&bold(){入口に思いっ切り頭をぶつけかけ、ギリギリで回避したものの暖簾が顔面かぶさってパニクる姿を見せてしまった}}ると、その後も破竹の勢いで勝ち続け、一時期はMVP争いを独走。終盤でやや失速し戴冠こそ逃したものの、個人成績はいきなりTOP5入りとなり、上々の1年となった。
勝負飯(?)はダジャレ好きの彼だけあってキットカット。メンバーの試合の送り出しの際には包装紙に目標や勝利祈願と言ったメッセージを書かれたキットカットを三つ用意して選ばせてそれを動画としてアップしている。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・※近藤誠一 「大魔神の系譜」
主な個人タイトル:最高位戦最高位(4期) 麻雀最強位(2018年)
レギュラーシーズン個人成績
2018:5位
2019:3位(4着回避率1位)
2020:18位
2021:18位
2022:28位
元祖・フェニックスの白一点で、自身が副代表を務める最高位戦所属のレジェンド雀士。最近はわれポンの解説でもおなじみ。
現役当時は全Mリーガーの中で唯一のサウスポーであり、他の選手と違って中継時の対局ではカメラアングルが異なっていた。
牌に自分の魂を込めるとも表現される手役指向の大振りスタイルと、師匠の永世最高位にして、先代の大魔神であった故・飯田正人譲りの彼ならではの直感と理論をフル活用した近藤オリジナルとも呼ばれる独特な手順を踏む打ち方が特徴。手が悪い時ほどその傾向は強くなり、2019シーズンでは悪配牌から唯一の両面をいきなり破壊し、そこから最終的に大三元まで漕ぎつけた一局などはその最たる例にあたる。
大振り高打点なスタイルゆえに、現役時代での通算成績における平均打点は打点派Mリーガーの代名詞である寿人や茅森すら抑えて、仕掛け有では他の追随を許さない全Mリーガートップの地位に立ち、更に一度追い込まれてからの大逆転勝ちも多く、そうしたドラマチックさからそのプレースタイルは近藤が梅沢富美男に似ていることもあり「夢芝居」と呼ばれ、フェニックスサポーターだけでなく他チームファン、他チームの選手をも魅了する。
特に2020シーズンの終盤、トップまで倍ツモ条件の中、高目一発ツモ裏条件を満たして倍満をクリアした対局は、ファンを熱狂させ実況の日吉の&s(){喉を破壊しながらも}名実況の代名詞として試合内容含めて涙が止まらないとファンに評され、後述の日吉のエッセイの前書きにもその実況が引用されるなどMリーグを語る上でもまず挙げられる伝説の一局として知られている。
こう書くと攻撃的な選手と思われるが実は基本は守備型で、連続無放銃記録は多井に次ぐ2位(2019)、3位(2021)を記録している。
前述の大三元自摸を始めとして「カッ!」と唸りながら気迫を込め、左手のスナップを効かせ天空から振り下ろされると形容されるように自摸牌をカメラに映した後、卓に置くカッツモは彼を象徴する所作である。
Mリーグの初年度シーズンとなった2018-2019シーズンでは21人の中で満を持しての最後の登場をし、そのまま史上初の連闘同日連勝を成し遂げた。
第一回ドラフト選出の男性選手の中では数少ないRTD不参加組ということもあり、ドラフト直前まではアベマ麻雀チャンネル視聴者の間ではあまり目立つ存在ではなかったが、麻雀駅伝において最高位戦チームの同期で当時同じ最高位を3期獲得していた村上とタッグで最終走者を務め、150ポイント近い点差をひっくり返しての最高位戦チーム大逆転優勝の立役者として視聴者たちに強い印象を刻み付けた。
一方、卓を離れればビール大好きな普通のおっさんである。温泉も大好きで、熱闘Мリーグでそのことが紹介された際に尻を丸出しにしたことから、尻ネタでいじられることも。&s(){あと、インタビューでまつかよにダル絡みして軽く引かれてたりする。そんなこともあって誰が呼んだか"まつかよの天敵"}
最近は完全に「3姉妹のお父ちゃん」扱いであり、出場の度に「出稼ぎ」などと言われたりしている。&s(){第2試合でトップを取ったのに、娘たちに置いて行かれたこともあった。}
[[爆笑問題]]・太田光の推し雀士でもある。
2022シーズン頃から頭痛などの体調不良に悩まされており、プレミアムナイトイベント中での途中退席など、Мリーグの対局にもコンディションの悪い状態で登板せざるを得ない日々が続くようになる。
その影響で成績が上向かず、改善の傾向も見られない事から、2022シーズン限りでの勇退を決断。そのままМリーグからは完全に手を引くつもりでいたものの、オーナーであるセガサミーから強く慰留されたことにより、チームの新監督に就任。多くのファンが、大魔神の左手がМリーグで見られなくなることを惜しむとともに、今後もМリーグに携わり続けることに喜びの声をあげることとなった。
監督就任直後に自身の後継者として最高位経験者である醍醐を推挙し、ドラフトにて獲得。1年目はその醍醐や東城が不振にあえぎ最下位に沈むものの、翌年は新戦力の元太が躍動し、肝入りの醍醐も本領を発揮しついにはMVPを獲得するなど抜群の審美眼を発揮。
すると、チームの調子と比例するように近藤自身の体調も回復し、本来は同年を最後に引退する予定だった最高位戦A1リーグも続投できるほどに。これを受け、近藤は&bold(){選手としてのMリーグ復帰を目指す}ことを決断。その花道を飾るかのようにフェニックスに悲願の初優勝をもたらし、表彰式会場で胴上げ3度宙を舞った。
かくしてフェニックスでの夢芝居は最高の大団円を迎え、復活を果たしたサウスポー魔人の新たな挑戦が始まる。
・※和久津晶 「超攻撃型アマゾネス」
主な個人タイトル:プロクイーン(2期)
レギュラーシーズン個人成績
2019:19位
2020:28位
史上2人目となる連盟の女性A1リーガーであり、2019シーズンに加入。
加入したシーズンでは、なかなかトップを獲得する事が出来ず、トップを獲得したのは29選手中最後となったが、トップを獲得してからは調子が上がり、チームのレギュラーシーズン1位通過に貢献。
しかし、所属した2年間は一貫してマイナスが嵩み、2020シーズンを以てチームを退団。チーム戦ということもあってか二つ名の通りの攻撃力はなかなか見せられず、むしろ押す時に怖々と牌を切る手つきの方が目立ってしまっていた。
一方で、自身が手掛けたブランドを展開するなど、新たな方面に活路を見出しており、元々はファッション・美容・フィットネスといった自己研鑽に優れた人物である。
麻雀においても最強戦2023年では四暗刻を成就しファイナル、そして決勝戦まで進出している。
また、2023年オフシーズンに行われるMリーガー32人と5大団体推薦20人で行われるMトーナメントでMリーグスタジオへの復帰と二半荘ながら解説への参加も決定。
Mリーグではないものの彼女の復帰の発表に待ち望んだファンから喜びの声が聴かれた。
2回目の開催となった2024も僅差で敗れた前回大会のリベンジと言わんばかりに再度参戦。オーラスまでもつれた萩原との競り合いを制し、見事初戦突破し前回の悔しさを払しょくし、セミファイナルまで駒を進めた%%が、今度はセミファイナルで僅差でファイナル進出を逃す悔しい結果となってしまった。%%
・※魚谷侑未 「最速マーメイド」
主な個人タイトル:女流桜花(4期) 麻雀日本シリーズ
レギュラーシーズン個人成績
2018:18位
2019:1位(MVP、最高スコア)
2020:23位
2021:21位
2022:32位
2023:17位
チームドラフト1位である連盟所属の女流プロ。ABEMAでの麻雀プロリーグが発足する前の麻雀テレビ対局プロリーグの代名詞であった、モンド21麻雀リーグの年間チャンピオンであるモンド王座を連覇を含め最多の4回の戴冠。また女流初の連盟十段位及び麻雀日本シリーズ制覇も達成しており、女流最強の呼び声も高い実力者。自身が連覇を決めた2016年の第12回MONDO王座決定戦では、奇しくも魚谷を退け、女流杯を制した茅森と名人戦から勝ち上がって初の王座戦となった近藤と言う後のチームメイトと同卓と言う運命を感じさせる組み合わせとなった。
門前派が多い連盟のプロとしては数少ない、鳴きを駆使した速攻派であり、そこから「最速マーメイド」の異名が付いた。
特に大事な対局などでは気迫が全面に出るタイプであり、2019ファイナルで優勝をかけた一戦での彼女の姿は、Мリーグ史に残る屈指のハイライトである。
個人成績に関しては、2019シーズンはトータルで451.4ptを獲得し、MVPと最高スコアを受賞している。しかし、それ以外のシーズンでは苦戦をしており、2022シーズンではまさかの最下位となってしまった。
もともとは騎手を志望していたが、競馬学校の入学試験に落ちた過去を持つ。馬への愛着は今でもあるようで、ウマ娘のコスプレを披露したことも。推理ゲーム好きでもあり、同じMVP経験者の瑞原とはマダミスなどを一緒に行う仲。
チームメイトの東城とはYoutube「りおみんチャンネル」を展開しているが、これは魚谷が東城の魅力をプロデュースしたいと思ったのがはじまりのきっかけだという。
猫好きで、保護猫を引き取りペットとして育てている。ゆくゆくは保護猫活動に取り組みたい様子。
近代麻雀において自伝的漫画「泣き虫マーメイド」が連載されていた。自伝のタイトルにもあるように、とにかく涙脆い。
後述のPiratesの鈴木優は彼女の師匠にあたる存在なのだが、弟子の魚谷にとって師匠の優は非常に相性が良く、絶不調だった2022シーズンでも師弟対決では3試合全てでトップを獲得している。
フェニックスの若き切り込み隊長として長らく活躍してきたが、チームが2年連続レギュラー敗退となった23シーズンを以て退団が決定。先述の通り22シーズンは絶不調に喘いだとはいえ、ラストシーズンとなった23シーズンも個人成績はチームトップを獲得しており、そればかりか、&color(#F54738){&bold(){チーム創設年のドラフト1位選手の退団もMVP獲得経験者の退団((MVPに限らない個人タイトル経験者の退団も、近藤(19シーズンに最高ラス回避率)に次ぐ2人目。))もいずれもこの魚谷の退団が初}}であり、麻雀ファン達を大いに震撼させた。
・※東城りお 「ミス・パーフェクト」
主な個人タイトル:夕刊フジ杯麻雀女王決定戦優勝
レギュラーシーズン個人成績
2021:15位
2022:9位
2023:34位
後述の和久津に代わって新加入した連盟所属の女流雀士。
高宮や岡田と同様にグラビアアイドルであるが、グラマーなあちらと違ってスレンダー系である。
加入したてという事もあり、その実力は未知数だったが、加入早々に7万点トップを決め、初年度をプラスで終えるなど好調である。
打ち筋としては多少の失点は大きな加点で埋め合わせて最終的にトップを狙う自称ハイテンション麻雀。
2022-23シーズンは個人的な諸般の事情で11月時点で出場試合こそ少なかったものの、2023年に入ると個人4連勝などでチームを牽引し、2位に浮上するなどMVP争いにも参戦。最終的には失速したが、チームメイトが大きなマイナスで終わった中、チームでは唯一のプラスフィニッシュとなった。
なお、2023-24シーズンには開始数秒で天和チャンスが発生し、実況の松嶋と解説の村上を驚かせていた。
2022-23シーズン中の特別対局「麻雀星人vs地球代表」では覆面を被った東マスクとして参戦。開局早々に和了りを決めていち早くマスクを脱ぐと、麻雀星人・多井隆晴とのデッドヒートを制して地球の平和(ぴんふ)の防衛に成功した((なお、麻雀星ではプラススコアなら勝ちらしい。多井は勝ったと思い込んでおり、インタビューでは「地球ルールか…」と憮然としていた。正直地球ルールもそんなに統一されてないので、麻雀星人監修で統一して欲しい))。&color(white){なお、共闘した残り2人のマスクマン・松マスクと熊マスクは揃って焼き鳥に終わった。よく考えると、マスクマンにとって名誉のマスクを何故和了りを決めて脱ぐのだろうか}
この特別試合をはじめ、多井キラーと呼ばれるほど多井と相性が良いのも特徴。
なお、東城りおは芸名であり、名前は『[[銀魂]]』の[[東城歩>東城歩(銀魂)]]とパチスロ『スーパーブラックジャック(リオパラダイス)』のリオから取っている((BSフジの番組『~日本全国~桂宮治の街ノミネート』では、『[[いちご100%]]』の東城綾から取ったと発言している。))。
白鳥とタメを張るレベルでヘアスタイルが派手なうえにコロコロ変わる。ショートが基本だが、2021ポストシーズンにはロングにしていたことも。シーズンの最終形態と称されるその際の髪色などはどこぞのアニメヒロインかと見紛うほど美麗であった為、アニヲタ諸君にはぜひ一度見ていただきたい((実際にウマ娘などのコスプレもしているので、そちらもオススメである))。
また、23-24シーズン中には"Drawing"というバンドを結成し、メインヴォーカルを担当している。
Mリーグでも度々見せ場を作り、22シーズンには個人TOP10に入るなど印象的な活躍を魅せてきたが、先述したプレースタイルゆえに不調時はドツボにはまってしまいやすく、そこがネックとなったか、チームが2年連続でレギュラー敗退を喫し自身も初にして莫大なマイナスを叩き出した23シーズンオフに惜しまれつつ契約満了に((23シーズンオフには江頭2:50一味と江頭のYouTubeチャンネルで麻雀対決をしており、その結果を受けて「次の優勝者インタビューで江頭の定番ギャグ『ドーン!!』を披露する」という約束をしており、自身最後の登板となったMトーナメント2024の試合終了後に約束を果たした(ただし、『ドーン!!』についてはコンプラ上の理由で運営が不許可裁定を出したため、別のネタである『フランスのテレビ』を披露する形となった)。))。奇しくも盟友にしてチームの顔であった魚谷と同時の退団となり、麻雀ファン達に戦慄が走る退団劇となった。
なお、魚谷東城ともに退団とはなったもののパブリックビューイングでのゲスト解説やスポンサー対抗の麻雀大会へのゲスト参戦などチームの関係は非常に良好である。
}}}
#openclose(show=手牌を追うな。夢を追え!){
***&color(gold){TEAM RAIDEN/雷電}
所属選手:&color(royalblue){萩原聖人(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)}、&color(deeppink){黒沢咲(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){本田朋広(日本プロ麻雀連盟)}
2018シーズン:7位
2019シーズン:6位(レギュラーシーズン5位)
2020シーズン:6位(レギュラーシーズン6位)
2021シーズン:8位
2022シーズン:3位(レギュラーシーズン5位、セミファイナル3位)
2023シーズン:8位
2024シーズン:4位(レギュラーシーズン4位、セミファイナル4位)
オーナー企業は電通。
2018シーズンから2020シーズンまで萩原、瀬戸熊、黒沢の3選手で構成され、2021シーズンからは本田が加入。
「面白い麻雀」をモットーに、手役を重視した門前高打点派ぞろいのロマン派好みのチームであり、チーム名の由来は最強力士「雷電為右エ門」から。
しかし、その打ち筋ゆえに成績が安定しにくいことに加え、萩原が毎度のように巨大なマイナスを叩く為、チームとしては常に下位が定位置であり、順位が下がるたびに「さよな雷電」「チーム漏電」などと呼ばれてしまうのはもはや恒例行事。2021シーズン開幕直後に好調で複数日首位をキープしたことは驚きをもって迎えられたが、このシーズンの結果は▲1256.1と断トツの最下位であり、終盤では1チームだけ事実上の条件戦を強いられ更にラスを重ねる負のループに陥るなど全員が苦戦していた。ファイナル初進出は2022シーズンと当時のチームの中では最後で、実力的には一歩劣っていると言わざるを得ない。また不器用な打ち筋の選手が多く、総じて条件戦は苦手。逆に言えば、あまり気にせず大きく派手に勝ちに行くスタイルがあっているとも言える。しかし、24-25シーズンは序盤から浮きもしないが崩れもしない粘り強い戦いを見せると、3月にチーム揃っての爆発を見せ、チーム史上初のプラススコアでのレギュラーシーズン通過。セミファイナルでも追い上げる格闘倶楽部との死闘を制し、ファイナル進出を果たした。
その魅力的な闘牌や引き起こしてきた数々のドラマなどから、根強いファンも多いチームである。
ファンの愛称は「雷電ユニバース(Raiden Universe)」。
決めポーズは、アナウンサーの「本日も、雷電の麻雀は?」というフリに続き、「面白いんです!」と言ってカメラをビシッと指差すというもの(通称、RMO)。
2021シーズンからは最初に「雷電オリジン!」という掛け声も追加された。&s(){が、そのシーズンに歴史的大敗を喫したためか、このシーズン限りで取りやめとなった}
#openclose(show=所属選手はこちら){
・黒沢咲 「強気のヴィーナス」
主な個人タイトル:プロクイーン 麻雀さんクイーン
レギュラーシーズン個人成績
2018:7位
2019:8位
2020:7位
2021:23位
2022:16位(最高スコア)
2023:33位
2024:14位
雷電のエースを務める&s(){年齢非公開の}女流雀士。
雷電のメンバーは基本的に門前派であるが、その中でも特に極端なタイプでめったに鳴かない為、一度ポンしただけでコメントなどから驚かれるのは恒例行事。((2022-23シーズンでは、配牌が役満・清老頭を狙えたこともあり第一打から鳴いていき、同卓者が全員清老頭を確信したという事件があった。なお、この局は役満聴牌までこぎつけるも伊達の満貫ツモに蹴られてしまった))((ちなみに本人言では第一打から鳴いたのは人生で2回目、もしくは初めてかも知れないと言う程の激レア))
その副露率は、最も低い時で驚異の6%台((なお、副露率の平均は、門前派の多いМリーグですら20~30%、鳴き傾向にある天鳳などのネット麻雀に至っては30~40%である。))で、常人なら役牌ポンの一手でも平然とスルーする上、それを門前で組み上げてしまう手組み力と引きの強さを持つ。逆に普段鳴かないような場面で鳴くと、麻雀の体勢が崩れて悪い結果になることが多く、このことからも鳴かないことこそが彼女にとって常に最善であることがうかがえる。23-24シーズンでは、一時期副露率が1%台に突入するという異例事態も発生した((最も、黒沢と言えど誰もが鳴くような聴牌は鳴いてとることが多いため、根本的に鳴ける手が入っていないと言い表すこともできる))。その後、24-25シーズンはチームメイトの本田も参考にしつつ、少しずつ副露を使うスタイルも模索。これが要所でハマったこともあり、久々に3桁プラスに肉薄した。&s(){なお、副露率は10%そこそこといつもの黒沢比で高かったが安定の&bold(){個人最下位}。}
裏3などを平然と乗せてくるなどのシンプルな運も強い。
非常に優れた直感型の打ち手であり、そこから打牌選択や押し引きなどのベストを導き出す。強気にガンガン押していたと思ったら、当たり牌に限って急にビタ止め、なんてのはよくある話。その為、一見不安定な打ち筋ながら、3シーズン連続3桁プラスを達成するなど、安定感はかなり高い。
門前高打点派の極みゆえハマった時の爆発力はすさまじく、2022シーズンにはオーラスの親番で10本場まで積み上げて11万点越えのМリーグ記録となるトップを獲得し、最高スコアの個人タイトルを獲得した。
何かと成績が不安定な雷電にとっては、まさに勝利の女神である。24-25シーズンセミファイナルでは道中自身のエラー(手牌状況の勘違いで聴牌確定牌をツモ切ってアガリ逃し)も相まって一時期格闘倶楽部にカットライン争いで抜かれるも、最終盤に黒沢の2戦2連勝((特に最終日第1試合、南2局までラスの展開から南3局で6000オール和了→オーラス逆転ツモでトップをかっさらった試合は圧巻の一言。))が決め手となり再度格闘倶楽部を逆転・ファイナル進出に大貢献した。
2022年2月には彼女の半生とMリーグでの活躍を描いた自伝的小説"渚のリーチ"を刊行し、TBS系で放送されている『王様のブランチ』でも紹介された((登場人物の名前はしっかり変えられてはいるが第一回ドラフト会議の映像などと見比べれば誰が誰だかしっかりわかるという…))。
実業家の資産家一家の生まれであるガチのお嬢様であることから、その優雅で高打点である打ち筋は「セレブ打法」と称される。
対局中も含め、普段から常にたおやかな微笑を浮かべている非常に穏やかな人物であるが、一方で砕けた仲であるチームメイトなどにはさらっと毒を吐くことも。
その雰囲気からすると意外なことに、かなりの健啖家かつ相当なグルメ。公式4コマなどを筆頭に大食いキャラが公認と化しており、麻雀プロ仲間が美味しそうなものについてツイートすると即座に引用するなど、食いつきの良さも人一倍。そのため、「麻雀では仕掛けないのに、おいしいものには遠くから仕掛ける」などと言われることも。
特に瀬戸熊がニンジン作戦((デイリーダブルなら寿司と焼肉をおごる、トップなら馬刺しをご馳走するなど、ご褒美のグルメで選手の士気を高める。黒沢や萩原を筆頭に食通が多いことから為せる業。))を実行した場合は毎回結果を出している。そして成績速報(非公式)氏をはじめとした各方面から「瀬戸熊の財布がトビラスの危機」と心配されるのが恒例行事。&s(){嫁に全部握られているというのに}
・瀬戸熊直樹 「卓上の暴君」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2021年・2022年) 鳳凰位(3期)
レギュラーシーズン個人成績
2018:20位
2019:12位
2020:11位
2021:32位
2022:17位
2023:16位
2024:11位
連盟のレジェンド雀士。かつては連盟の最高タイトルである鳳凰位を3度獲得するなど同世代の中でも一つ図抜けた花形雀士。特に勝負手をツモ和了ったとき、横回転させながら卓に叩きつける、通称「トルネードツモ」でユニバースを魅了する。
一度始まったらとにかく止まらない、親番で猛連荘する「クマクマタイム」が武器。一方、愚形リーチを嫌い、役無しのダマテンでプッシュするという悪癖が足を引っ張って成績が不安定になってしまっている。
Мリーグでも点数を稼ぐ枠として期待された中、それに応えきれず雷電低迷の一因となっていた他、連盟リーグでもA1から降格するなど低迷。そんな中で2021年に自信が悲願としていた最強位を獲得し、しかも当時最強位だった盟友・多井が決勝の前哨戦で敗退した後での決勝進出、そして最後は裏1倍ツモ条件をクリアという劇的な幕切れであった。このあまりにもドラマチックな展開は、本人のみならず司会の[[小山剛志]]、実況の日吉、配信で見ていた多井など多くの人々を感涙させ、ファンを感動の渦に巻き込んだ。&s(){そして賞金の300万円はすべて妻にとられたとネタにされた}
だが、その後もMリーグでは苦戦が続き、最終的にはレギュラーシーズンの個人成績最下位となってしまった。
そんな中で、2022年の最強戦にて連覇を達成。&s(){そしてやっぱり賞金に加えて最強戦MOVIEの印税まですべて妻にとられたとネタにされた}迎えたМリーグでは、ポストシーズンから調子を上げてチームを史上初のファイナルに導くと、そのファイナルでもチームのポイントリーダーとして活躍し、風林火山との競り合いを制してチームの入賞3位フィニッシュに大きく貢献。チームを解散の危機から守るとともに、見事な復活を遂げて見せた。
プロ雀士きっての恐妻家として知られており、以下のようにその手のエピソードに事欠かない。
・財布は全掌握されており小遣い制。一応前借りは可能なのだが…(後述)
・大会の優勝賞金も一部しかもらえず、さらにそこから小遣いの前借り分が天引きされる。本人曰く「20万円の配当を依頼しても&bold(){3万円しか残らない}」
・帰りが遅いと、作ってもらう夕飯が飲食店のごとく有料になる
・妻はプロ雀士などではない一般人であり、メディア露出を嫌がるため、瀬戸熊はテレビなどで妻の話をするたびに怒られる((さらには前述の夜食メニューを番組のために持ち出した時、返すのが遅れたとして延滞料金を請求された))。テレビで顔が出た暁には離婚するとまで宣告されている模様
・基本的に家事をほぼ全て手伝わされている瀬戸熊だが、洗濯だけは免除されている。その理由は、結婚したばかりのころに洗濯をしていたところ妻の下着が無くなり、下着泥棒の冤罪をかけられたため。なお、妻からの疑惑はいまだに晴れていない。
現在は連盟の競技部部長を務めており、連盟主催の29歳以下の若手プロに向けた若獅子戦・桜蕾戦の発起人でもある。
特に桜蕾戦は第1期優勝が伊達、第2期優勝が菅原と後のMリーガーが巣立っており、若獅子戦も第1期優勝の阿久津翔太が既にプロ6年目にして自団体A2リーグで活躍、連盟プロのネクストMリーガー最右翼と評されているため、この二つのタイトル戦はMリーグファンの間でも注目の的となっている。
&s(){MONDOTV番組の番組企画で描いたイーソーの絵((下はディフォルメされた鳥なのだが、頭部は複数の眼が存在する生物は言えるかわからない何か))が怖いことでも有名で、今でも藤島じゅん先生の漫画には定期的に登場する}。
江頭2:50のファンでもあり、江頭軍団が自身のYouTubeで麻雀対決企画を実施する際には「&bold(){麻雀界イチのあたおか}((江頭ファンの愛称。こんなヤツのファンをやるなんて頭がおかしい、という自虐が由来。))」という二つ名で江頭Tシャツを身に纏って登場、解説を担当するのがおなじみとなっている。後に「&bold(){麻雀界イチの&color(#F54738){重度の}あたおか}」にパワーアップしたうえ、チームメイトの萩原が対決に登場した時ですら江頭軍団を応援すると宣言したほど。
傍から見ると不器用なくらいのストイックなメンタルの持ち主。毎日長距離ランニングに勤しむほか、試合前の待機室では精神集中のために黙々と打牌をしている((これにはウォームアップの意味合いもある様子。多井によれば、ABEMASも試合前に控室で手積み麻雀で練習をすることで、少牌多牌や山崩しといった選択以前のミスが起きることを防いでいるという。))。
ある対局で、山から牌を持ってくる際に一牌山を崩してしまったことがある。その牌は順番的には瀬戸熊の自摸る牌、しかも聴牌の待ち牌であり、瀬戸熊目線(そして視聴者目線)でそこに確定の当たり牌があることが分かってしまった。そのパイで和了ることはルール上全く問題ないのだが、特に牌がズレることなく件の牌を自摸った瀬戸熊は自分自身の矜持としてそれを自摸切った、という一幕があった。((この選択については瀬戸熊らしいという意見が多く見られた一方、スポンサーを背負うチーム戦としてどうなのかという意見もあり賛否両論だった。その日の雷電の控え室トークの中で、今後は同様のケースでは和了りを選ぶよう、監督がチーム方針を決めたという。また、後にBEAST・大介も同様の流れで見逃しを行ったことが話題となった。)))
・萩原聖人 「雪原の求道者」
主な個人タイトル:モンド21杯 われめDEポン優勝(10回・最多勝利記録)
レギュラーシーズン個人成績
2018:13位
2019:27位
2020:30位
2021:31位
2022:29位
2023:23位
2024:24位
アニヲタの間では[[アカギ>赤木しげる(アカギ〜闇に降り立った天才〜)]]や[[カイジ>伊藤開司]]、ウルトラマンアークの声優を務めた事でも知られるベテラン俳優で、このMリーグ発足に合わせて、プロ雀士との二足の草鞋を履くこととなった。
だが、猛者ぞろいのMリーグでは残念としか言いようがない成績しか残せていない。
安牌を過剰に持ちたがって目一杯に構えずアガリ逃し、三色などの手役を追いすぎてアガリ逃し((ついつい三色を追ってしまうのは「あれは病気だ」と自虐したことも))、愚形を嫌ってアガリ逃し、シンプルに何切るミスってアガリ逃し…と、アガリ逃しをしてしまう事が多い。役満・大三元イーシャンテンの誘惑を振り切ってテンパイを取ったら次巡にアガリ逃し、なんて悲劇もあった((結局その局は満貫を和了り、これがこの半荘トップの決定打になったのだが、勝利者インタビューで大三元和了り逃しにコメントを求められた際は「ヤダ!絶対喋んない」と笑いながら駄々をこねていた。))。とはいえ、シーズンを重ねるにつれて麻雀の内容は向上している傾向にある。
また、強打して突っ張った牌は大体放銃、良型から愚形に変えつつやや安全な牌を切ったら相手の愚形にズドン、オリた時に限って一発ツモなど押し引きの運も悪かったりするなど、何かと展開に恵まれない。1回の放銃だけで4着になった事も何度もあるどころか、24-25シーズンのセミファイナルでは5和了&4選手唯一の0放銃で終わったのにオーラスで太に逆転跳満を決められて4着を押し付けられた試合もあった。
%%モンド麻雀リーグやわれポン、CS日テレヤングマスターズなどではしっかりと好成績を残しているためMリーグスタジオに呪われてるんじゃないか?と自嘲することも。%%
2020シーズンは特にひどく、当時最多タイとなる15試合連続ノートップを記録した上、ワーストレコードとなる-460ptを叩いてしまい、好調だったチームメイト2人の足を大きく引っ張ってしまったが、いくら負けても凹まず必死に打ち続けるその姿からファンが急増している。
2021シーズンはラスが少なかったものの、トップを獲得したのは最初の試合だけであり、21試合連続ノートップとさらに記録を更新し、最終的にノートップは28試合続いてしまった。
2022シーズンにて、昨シーズン10月以来の約1年ぶりのトップを取った際には本来不在のはずだったスタッフが泣きながらスタジオに駆けつけ、ファンも推しチーム関係なく喜びと祝福の声で溢れるなど、周囲の人間からの信頼や人気の高さがうかがえる。2月には失速して一時は個人最下位に沈んでいたが、レギュラーシーズン最後の出場試合でトップを獲得し、4シーズンぶりに個人成績ワースト3から脱出。シーズン中に一時短期入院するも、回復後のセミファイナルでは自身初のプラスフィニッシュ。チーム初のファイナル進出に貢献した。
自然体でシーズンを戦い、最後までMVP争いを演じた本田の大活躍を見て自分もあれこれ考えずに自然体で戦っても良いのかもしれないと考えた結果だと本人は語っており、オフシーズンのMトーナメントにおいても活躍。近藤、瑞原をはじめ強敵たちを退け、準々決勝まで勝ち残るなど、結果的にこのシーズンが転換点になっている。
2023シーズンでは、早々とトップを取るもののその後は配牌の時点で終戦するような手牌だらけとかなり運に恵まれない所を見せるが、脱力を意識した麻雀でそんな試合ではとにかくラスを取らずに立ち回り、巡って来た時にトップを狙う麻雀でシーズン折り返しに入ってもプラスを維持。最終的にはマイナスに落ちたものの、その成績は-100ptを切っており、4着回避率でも好成績を残した。翌シーズンも最終登板でこそ連投連ラスを喫してしまったものの、途中10連続連対を見せるなどで粘って一時はシーズンプラス終了がかなり現実的となるレベルの奮闘を魅せ、いぶし銀の活躍が光るように。
インタビューの対応やシーズン終了時の会見などは、芸能人とあってめっぽう上手く、シーズン終了会見で前の選手が自身のチームの振り返りのみを行った中、真っ先に優勝チームへの祝福から始めるなど、そのあたりは格が違うところを見せている。
そんなスター性や気配りのうまさから多井からも萩原はこのMリーグにエンターテイナーとしての精神面としてなくてはならない存在と手放しで称賛している。
また、2021シーズンには七対子の天和チャンスが発生し、Abema視聴者を驚かせた。
チェアマンで前ABEMAS監督の藤田社長と共に著名人の麻雀リーグ「藤田萩原リーグ」(のちのALL STAR League)を創設しており、こちらもABEMAの麻雀チャンネルで放送されている。
・本田朋広 「ヤンチャな貴公子」((24-25シーズンから、日吉の選手紹介で呼ばれ始めた。))「北陸の役満プリンス」((雷電公式のスタメン発表動画では「役満王子」表記。))
主な個人タイトル:麻雀グランプリMAX優勝(2期) 麻雀マスターズ
レギュラーシーズン個人成績
2021:29位
2022:2位
2023:29位
2024:12位
イケメンその3。前身である麻雀グランプリ時代を含めての史上初の麻雀グランプリMAX連覇を果たし、2020年最強戦ではファイナル決勝まで駒を進めた富山の実力者。
風林火山ニューメンバーオーディションでは松ヶ瀨に次ぐ2位で、門前大三元のアガリ経験があるなど何かと役満に縁があるファンタジスタ系の打ち手。副露率はチームの中では高めで、リーグ平均に近いほう。2023シーズン中には副露率が35%を超えた時期((この副露率にも関わらず放銃率が非常に低いのは特筆に値する。))があり、「副露率リーグトップとリーグワーストがチームメイト((その差は最大で25倍だった時期もあった。))」というよくわからない事態が発生した。時に「ふらふら打法」とチームメイトからも揶揄されることはあるが、その影響は確実にチーム内に浸透しており、瀬戸熊や萩原も少しずつ自ら動くことが増えてきている。
過去3年ファイナルに進出経験のない雷電の窮地を救う新メンバーとして21年にドラフトを受けたが、初年度はジリ貧のマイナスが続き、最終的には黒沢以外のチームメイトと個人成績最下位争いを繰り広げてしまった((ただこれについては、シーズン始まって早々にチーム成績が大きく下降し、自由に打てない期間が長く続いたという背景がある。))。
2022シーズンでは昨シーズンよりも自由にのびのびと打てているようで、序盤こそ2ラスを引いてしまったものの黒髪にしてから覚醒し、最後までMVP争いを繰り広げる。惜しくも2位で終わったが、21シーズンの大きなマイナスを一気に返済することにも成功した。
ポストシーズン、特にセミファイナルにおいてもその好調は続き、ABEMAS多井、風林火山勝又、パイレーツ小林とチームのエース格に囲まれた試合でも臆することなくトップを取り、チームのファイナル進出を大きく手繰り寄せた。
2022シーズン閉会式ではチーム代表挨拶を担当。名前がコールされた瞬間には会場、SNSともにどっと沸き、スピーチ中には男性アイドルもかくやと言わんばかりの黄色い歓声も上がるほどであった((慣例ではドラフト1位指名選手(雷電であれば萩原)が行っていたが、シーズンの活躍を評価されての大抜擢だった。なお、続く格闘倶楽部も寿人ではなく高宮が挨拶を行った。スピーチ内容はまだまだたどたどしく、勝又の評価では「高宮の圧勝」。これも良い経験か。))。
2023シーズンでは前年に続いてバースデー登板。前年のバースデー登板(開幕戦)で伊達に四暗刻の親被りを食らわされたことから寿人に誕生日アピールをするも、「&bold(){ひよこ点棒をプレゼントしよう}」とあわやトビラスにされかける事態に。&s(){魔王に願い事をしてはいけない}((結果、ラス親で連荘を重ね、寿人に迫る2着まで挽回。同卓した亜樹がひよこ点棒ゲットとなった。))
ずっと実家暮らしだった事もあって生活能力が低く、引っ越しの荷づくりを母親にやってもらったり、家具の選択を後輩に丸投げしたりする残念なイケメンでもある。
人柄も良く、二階堂姉妹や松本からのエピソードトークから愛されており、BSJapanextで放送された『パネルクイズ アタック25』のMリーグ大会で黒沢が解答者として出演し、自身もVTRで応援コメントを出し、最後にRMOのポーズを決めるも決め台詞を忘れた為、「ここで何も言わないんですね」と司会の谷原章介も困惑したり、前述の第一試合トップ専用のインタビューCMの質問の回答を何も考えておらず、((質問の内容としては麻雀と魅力とは?とあなたが思う熱狂とは?の二つ))質問二つとも「考えないとですね」と回答して周りの撮影スタッフは爆笑し、視聴者は唖然となるほどの天然キャラでもある。こうした事情もあって、ファンからは「ともくん」と呼ばれ、実況からはその積極的でヤンチャな仕掛けからいたずら好きなわんぱくな子ども扱いをされることも。
}}
#openclose(show=吼えろ!){
***&color(#1e90ff){BEAST X(TEN)}(旧:BEAST Japanext)
所属選手:&color(royalblue){鈴木大介(日本プロ麻雀連盟)}、&color(deeppink){中田花奈(日本プロ麻雀連盟)}
2023シーズン:7位
2024シーズン:9位
オーナー企業はBS10(旧:BS Japanext)((通販でお馴染みのジャパネットたかた(ジャパネットホールディングス)の子会社のBSテレビ局。本社は東京だが、親会社の本社は長崎県佐世保市にある。))。
2023-2024シーズンに、KADOKAWAサクラナイツ以来4年ぶりの新チームとして「BEAST Japanext」名義でMリーグに参戦。その後、翌2024-2025シーズン中にオーナー企業側が改名する方針が決まったため、チームもそれに合わせて同シーズン開幕より改名することが決定。&bold(){Mリーグ史上初めての改名したチーム}となった(詳しくは[[こちら>https://www.bsjapanext.co.jp/20240823_beast/]])。
親会社がテレビ局ということもあって独自の放映プラットフォームを持っており、週1でチームに密着した番組『~MリーグNo.1への道~ BEAST ROAD』を放送している。
決めポーズは両手を獣の手のように構える「ビーストポーズ」。左手が上で右手が下。&s(){ずっとこのポーズを育ててきた協会の某女流プロは訴えて良いと思う}
スタイルは大介を筆頭に全員放銃も構わず突っ込むまさにビーストを地で行く超攻撃的スタイル。黎明期の格闘倶楽部の超攻撃的な姿勢を更に先鋭化したトップラス上等な戦い方であり、Mリーグのトレンドが失点を抑えるかの攻守メリハリ型から攻撃に重きを置いたスタイルに変化したきっかけとも言われるチーム。
初年度にあたる2023-24シーズンは、Mの洗礼とでもいうべき厳しい展開を強いられ一時は▲600ptも見える位置に。猿川の復調を機に追い上げを見せ、終盤には一時カットライン脱出を果たすも、風林火山との競り合いに破れ7位に終わった。逆襲を誓った翌24-25シーズンだったが、悪夢は醒めるどころか酷くなり、1月時点で▲1,000ptを割り込む。大介の復活などで一時は盛り返したもののボーダーどころか一つ上の順位さえ遠く、最終的に▲1,143.6ptの惨敗を喫するとともに、レギュレーションによる入れ替えを強いられることとなり、オフには入れ替えレギュレーションの対象選手選定も兼ねたオーディションが開催され、協会所属の下石戟が優勝を飾った。
泥にまみれた獣道の先は如何に。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・鈴木大介 「二刀流ブルドーザー」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2019年)
レギュラーシーズン個人成績
2023:24位
2024:20位(最高スコア)
アニヲタ的にはドラマ化もされた人気将棋漫画ハチワンダイバーの棋譜監修を務め、本人も甘いもの好きの鈴木八段として漫画に登場している現役のプロの将棋棋士。
将棋棋士としては最高段位である九段、強さで級分けされる順位戦の最高峰であるA級に在籍したこともある実力者。NHK杯将棋トーナメント優勝・2回のタイトル挑戦の経験もある。
麻雀が趣味でもともとあの伝説のプロ雀士桜井章一が主宰し、公式解説の土田浩翔も所属していた雀鬼会に所属するほどの凄腕。((団体が王道の昭和的アナログ麻雀の方向性。その影響か、初登板のある局の第一打で一見不要牌の字牌ではなく、ノベタン形から8pを切ったことで物議を醸した)) 麻雀最強戦も2019年に著名人最強決定戦からファイナル進出。前年最強位から大会規模拡大以降初の連覇を目指す近藤、最高位戦のレジェンド雀士金子正輝、翌年サクラナイツから指名を受けMリーガーとなることとなる堀を撃破し最強位にまで上り詰めた。以後、2024年まで連続してファイナル出場((最高位としてシードされた2020年大会を除いても8分の1を5連続で勝ち上がっている、と書けばその脅威が理解できるだろう))を続けている。
そして2023年長年勤めてきた日本将棋連盟の常務理事を任期満了。新たな挑戦として日本プロ麻雀連盟の所属プロ雀士としてプロ棋士、プロ雀士の二足の草鞋を履くプロとして大々的に発表された直後のドラフト指名となった。
その雀風はまさにブルドーザーと言える非常に押しが強いものであり、普通の選手であれば立直がかかったら受けに回ろうとするところを、危険牌をノータイムで打ったり、愚形待ちで追っかけるなど無鉄砲のように思える程の攻めで押し返すスタイル。放銃する場面も多い一方で、逆に和了を直撃することも少なくない。
そしてそれを可能にするのが、虎視眈々と高目を狙う手作りであり、なんと1試合で二度も親の倍満を和了ったことがある。
このド派手なファイトスタイルの麻雀が目立つ一方で、自分が引く時の判断は冷静であり、全くのノーガードという訳では無い。
実は藤田晋とは若い頃に同じ雀荘で卓を囲んでいた仲。
日本将棋連盟理事を務めていた時にこのツテを活かしてAbema将棋チャンネルの開設に大きく貢献した、という経緯がある。
・中田花奈 「純卓のインフルエンサー」
主な個人タイトル:天空麻雀優勝
レギュラーシーズン個人成績
2023:35位
2024:36位
後述の熱闘Mリーグのコーナー出演や自身の冠番組でドリブンズ所属の鈴木たろうがレギュラー解説を務める「トップ目取れるカナ?」でお馴染みの元乃木坂46のプロ雀士。
麻雀最強戦2021ではアシスタントとして活躍し、現在ではタレント活動、プロ雀士、麻雀カフェ経営と発信力では他のプロ雀士どころかMリーガーの中でもトップクラスともいえる。
また番組で共演していることもあり、魚谷・優同様たろうとの師弟対決に注目が集まっている。
Mリーガーになってから、麻雀アニメ「ぽんのみち」の主題歌「ポンポポポン」でソロとしての歌手デビューを果たし、さらに同作で声優デビューも果たした。
実績に乏しい・実力に疑問が残るМリーガーに対しては風当たりの強い麻雀界の例にもれず、彼女もM参戦は時期尚早の見方を受けており、ちょっとした点数申告ミスが鬼の首を取ったように叩かれるなど、逆風にさらされている状態にある。そして、自分のプレイスタイルを修正し、チームに直談判をして登板した11戦目((最低登板数の10戦を終え、もしかするとこれで登板なしとなるかもしれないと本人の談))…食い流れた上り牌をロンせず自模上がりでトップ奪取に執念を燃やす岡田の追撃を躱し、遅ればせながらの初トップ。ここからの巻き返しに期待のかかる結果となった。
…が、最終的にトップはこの1回のみに終わり、個人成績は▲261.3pのブービースコア、連対率は史上最低の14%と、厳しい現実を突きつけられることとなった。その一方で実はラスはシーズンを通じて2度のみであり((試合数が少ないとはいえ、同年のラス2回は最高4着回避率を戴冠した伊達に並びリーグ最少であり、4着回避率は伊達、同年MVPの優、高宮といった実力者達に次ぐ4位だった。))、3着が14戦中10回という着順にも見られるように、守勢に回りすぎて攻めるべきところで攻められずにジリ貧でポイントを減らす展開が多かったゆえの結果と言えよう。
続く24-25シーズンは、リーダーの猿川や大介の薫陶を受け、強気な攻撃型のスタイルを模索。2試合目で瀬戸熊と寿人を向こうに回しても恐れない強気の攻めを見せ早くもトップを獲得。直後の大介も大逆転でデイリーダブルし、暫定的ではあるがチームのスタート出遅れを帳消しにする大きな通算二勝目となった。
しかしその後は攻めの姿勢が裏目に出る場面も多く、逆連帯がかさみ続ける。前年果たせなかった2勝目はマークすることができた((なお、その試合は江頭軍団との麻雀対決によるバツゲーム対象試合となっており、勝利者インタビューで江頭の大作ギャグ「神降臨」を披露した。ちなみに、同対決シリーズは「5万点以上獲得or相手陣営の誰かを飛ばせば勝利(逆に飛ばされたらそこで敗北)」というルールで開催されているものの、中田は唯一、後者のルールで敗北を喫してしまった。))ものの、2着以下の割合で同年1勝止まりの岡田・松本に捲られ、個人成績最下位でシーズンが終わってしまった。一方で、雀力向上や向学心が運営側に認められ、オフの入れ替えレギュレーション抵触時にも翌年の契約を勝ち取った。来季の躍進が待たれる。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・猿川真寿 「モンキーマジック」「プロ雀士サル」
主な個人タイトル:麻雀マスターズ
レギュラーシーズン個人成績
2023:14位
2024:33位
風林火山勝又と同期入会の連盟所属のプロ雀士。ドラフト1位指名ということもあり、チーム内ではキャプテンという立ち位置にいた。
ファンの間からモンキーマジックと称される独特の切り出し手順から生み出される威力抜群のアガりが特徴。
また麻雀最強戦では10回出場のうち6回のファイナル進出を決め、2023年の開幕カードであった最強戦の勝ち上がり率上位者が招集された最高勝率決戦ではMリーガーにして過去最強位経験者の多井、近藤を退けてのファイナル進出を決めている。
赤羽で雀荘を経営している。妻は麻雀プロの石田亜沙己。瀬戸熊・寿人と共に妻には頭が上がらない模様。
迎えた23シーズンでは裏ドラ5枚を乗せる3倍満を決めて&s(){点数申告でアタフタして寿人にドヤ顔をかまされるも}ド派手な初トップを飾りこそしたが、攻守ともやや精彩を欠く場面が目立ち負のスパイラルに陥る。しかし、年末恒例企画・日清牌を使った対局では&bold(){「猿の惑星人」}として呼ばれると、麻雀星人・対子星人・絶叫星人相手にトップを獲得。((なおチームメイトの大介によれば、猿川は映画『猿の惑星』を見たことはない。))((大介は将棋星人も呼んでほしいらしいが、そう呼ばれている八冠がいるのでそちらが呼ばれてしまうかもしれない))これが転機となったようで年が明けて以降は連対を積み重ね、チームリーダーにふさわしい活躍でビースト大逆襲の原動力となった。
なお、BEASTポーズはいつまでたっても慣れない。また、BEASTROADでは東京タワーコラボやスタジオ紹介などにチャレンジしているが、その都度迷リポーターぶりを見せている。また、ドラ1ということでインタビューを担当することも多いが案の定である模様。
しかし、迎えた2024シーズンは前シーズン中盤戦のような苦戦がシーズンを通じて継続。普段プロの打ち筋に対して辛辣なネット民ですら「展開が悪い」と素直に認めるレベルで、シーズン通算成績も下から4番目の33位にとどまった((しかもその下に並ぶのが同僚の中田と、これまでは比較的安定した成績でありながら同年に確変レベルの大苦戦となった松本&岡田である点も、より悲壮さを際立たせた。))。チームも同シーズンはぶっちぎりの最下位となり、入れ替えレギュレーションに抵触してしまう。
すると、猿川は菅原と共に生き残りをかけたオーディションに投入される。予選と決勝を勝ち残り優勝すれば契約更新であったが、迎えた予選は序盤から苦戦を強いられる展開に。最終日に一時的にカットライン争いでリードするも、最後は惜しくも競り負け、敗北。
かくして、猿川のBEAST Xのメンバーとしての活動に、終止符が打たれることとなってしまったのだった。
Mリーグ在籍2年での退団は最短タイ((他に格闘倶楽部・藤崎とフェニックス・和久津がいる。))、&bold(){創設年メンバーに限れば史上最短命}に終わってしまった。
本人の寡黙かつマイペースな性格がリーダー向きではなかったことが、オーディションに回された理由と見る向きもあるが、真相はフロントのみぞ知る…
・菅原千瑛 「清純派黒魔術師」
主な個人タイトル:第2期桜蕾戦・RTDGirlsTournament2021
レギュラーシーズン個人成績
2023:19位
2024:25位
2014年麻雀最強戦のアシスタント兼東日本ブロックの最強戦ガールを担当。元ミス高千穂大でもある。
若くしてプロ入りし、確かな実力をつけるもあと一歩タイトルに手が届かない時期を過ごしていたが、2021年のRTD Girls Tournament制覇を機に覚醒。次いで自身ラストチャンスの第2回桜蕾戦を制する((ちなみに、決勝戦の日は菅原の30歳の誕生日だった))と、2023年にBeastのドラフト指名選手を決めるオーディションに挑戦し、175名のプロの中で最後まで勝ち残り、決勝では最高位戦の精鋭・新井啓文との壮絶な争いを制し、Mリーガーの座を射止め、メンバーの1人となった((他にベスト8に残ったメンバーとしては先述する新井のほか、後にセガサミーフェニックスの一員となった浅井&竹内、かつてU-NEXTPiratesで活躍した石橋などがいた。))。全てが終わり笑みを浮かべながら涙を流す彼女を見て、視聴者だけでなく実況解説として試合を見届けた小林、醍醐の両名すらも涙ぐむ感動的な試合となった。
対局に入り込んで集中している時の、困り顔のような泣き顔のような表情がトレードマーク。多井・瑠美との&s(){顔芸}表情豊かな雀士対決に期待が集まる。
渋川の妻・早川林香プロとは同級生(同期ではない)で仲が良い。
迎えたシーズン開幕では、自身初戦でトップを獲得するという最高のデビュー。苦しむチームの中でいち早くプラスに転じて反攻の足掛かりとなり、オーディション勝者の実力を見せつけた一方、Mリーグという大舞台を前にやや萎縮する場面も散見され、全体的には「オーディションの勝者」としては消化不良のシーズンとなった。
オーディションで敗れた者達の想いを背負い、時に本人のそれまでの雀風とは真逆と言っていいほどのトップラス麻雀を打ちつつ2年連続でチーム内2位の成績を残し、卓外では明るいキャラクターでチームを鼓舞するなど存在感を放っていたが、2024-25シーズンにてチームが大敗し入れ替えレギュレーションに定着すると、菅原は猿川ともども生き残りをかけたオーディションに投入されることに((オーディションで勝って選ばれた、すなわち「実力面を勝って獲った」中でもっと結果が欲しかった、というところだろうか。同年オフには、同じくオーディションでMリーガーとなった風林火山・松ヶ瀬も退団している。))。予選・決勝と勝ち抜けば残留確定だったが、決勝で燃え尽き、敗北。
ここに、菅原のBEASTでの活動のピリオドが打たれてしまったのだった…
先述の猿川ともども、Mリーグ在籍2年での退団は最短タイとなってしまったが、退団時点でまだ33歳と若く伸びしろもあることから、より円熟味を増してMの舞台に戻ることを心待ちにするファンも多いことだろう。
}
}
}
#openclose(show=世界一やさしい海賊団){
***&color(blue){U-NEXT Pirates}
所属選手:&color(royalblue){小林剛(麻将連合)}、&color(royalblue){仲林圭(日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){鈴木優(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(deeppink){瑞原明奈(最高位戦日本プロ麻雀協会)}
2018シーズン:5位
2019シーズン:優勝(レギュラーシーズン6位、セミファイナル4位)
2020シーズン:7位
2021シーズン:6位(レギュラーシーズン1位)
2022シーズン:5位(レギュラーシーズン6位)
2023シーズン:優勝(レギュラーシーズン1位、セミファイナル1位)
2024シーズン:2位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル2位)
オーナー企業はU-NEXTで、2019・2023シーズンのチャンピオンチーム((後者の優勝を以て、Mリーグ史上初の複数回チャンピオン達成チームとなった))。
2018シーズンは小林、朝倉、石橋の3選手で構成され、2019シーズンから瑞原が加入、2022シーズンには朝倉・石橋に代わって鈴木優・仲林が加入した。
セミファイナル進出時に5位以下で優勝したのはこのチームが最初である。
元々のコンセプトはゴリゴリのデジタル派揃いのチームであり、トップよりラス回避が重視されるネット麻雀・天鳳の出身者がいる影響もあってか、チーム全体として無理して順位を上げようとせず点数をキープしようとする傾向にあった。その結果、トップの比重が大きいМリーグでは今一つ成績が伸びず、ラスが少ないのに下位という奇妙なシーズンが続いてしまっており、素の雀力はあるはずなのに、なかなか結果がついてこない状態が続いていた。
Мリーグが始まってからの3シーズンは、突破したシーズンも含めてもレギュラーの成績は常にマイナスであり、潜水艦や沈没船と揶揄されていたが、4シーズン目となる2021シーズンでは、瑞原の絶好調&朝倉の復活といった好内容が続き、初のレギュラープラスポイント突破を首位通過&瑞原の個人MVPというおまけ付きで果たした。だが、セミファイナルは一転して苦境に陥り、ポイント差の巡り合わせにも見放された結果、プラスポイントであったにもかかわらずまさかの最下位敗退となり((このような異例の結果となったのは、レギュラーシーズンに雷電が空前のマイナスを記録した影響で、他チーム間の差が広がらなかったという事情が大きい。他チームの結果に左右されてしまったあたり、本当に不憫としか言いようがない。))、史上初の強制入れ替え適用対象チームになってしまった((入れ替え規定が生まれた2020シーズンから2年連続でファイナルを逃したのはPiratesと雷電の2チームだったが、元々3人チームを最後まで貫いていた雷電は2021シーズン開幕前の人数規定変更(全チーム4人制の義務化)に従う形で本田をドラフトで獲得していたため、同一メンバーの条件から外れ、強制入れ替えには関わらない状態だった。))。
この結果、石橋と朝倉に代わって、攻撃力の高い優と精密性に定評のある仲林を獲得。現タイトルホルダー2名を新規戦力として臨んだ2022シーズンは瑞原の孤軍奮闘でセミファイナルに進出し、新戦力2人の「UKコンビ」が大いに躍動するも、チームの中核である小林と瑞原に苦戦が続いたことでまたしても敗退の憂き目を見ることとなってしまう。
2023シーズンは前シーズンと異なり、失速した時期はあったものの瑞原だけでなく優と仲林も活躍。レギュラーシーズン終盤では3人が個人MVPを争う結果となり、優がMVP、瑞原が3位、仲林が4位とこの3人だけで+1000pt越えという驚異の成績を残した。セミファイナルは風林火山の驚異的なパフォーマンスに一時首位を奪われるも、最終日に奪い返してここも首位通過。ファイナルでは後半戦に瑞原・優の連勝をきっかけに独走態勢を築き、史上初の&bold(){レギュラー・セミファイナル・ファイナル1位の完全優勝}を成し遂げた。
ファンの愛称は海賊船の船員ということで「パイレーツクルー」。決めポーズは敬礼。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・小林剛 「麻雀サイボーグ」
主な個人タイトル:麻将連合将王(4期) 天鳳名人位(2期)
レギュラーシーズン個人成績
2018:15位
2019:7位
2020:3位(4着回避率1位)
2021:10位
2022:24位
2023:30位
2024:23位
唯一の麻将連合選手(以前は最高位戦所属)。船長。リアルSOA。
唯一の連合所属と言うこともあり、前述のプロ麻雀団体日本一決定戦では連合所属のため参戦はできなかったものの総合解説として参加。寿人の地和も見届けている。
鳴きを多用して早い巡目にあがるというMリーグでは数少ない戦法を好む。本来、鳴きを多用すると手牌が短くなるため守備力が下がりやすいが、それを高度な読みでカバーしているため放銃も少ない、Mリーグ屈指の実力者。4着回避率の高さに定評があり、タイトル獲得経験もある。
たびたび登場する(゜ー゜)の顔文字は「よんらすくん」という。小林はかつてネット麻雀の天鳳名人戦に参戦し、常に圧倒的な成績を収めていたが、あるシーズンで開幕4戦4ラス((天鳳名人戦はラスが非常に罪深いルールであり、まずラス回避が何より重要))を喰らった際の感情を表したのがこの顔文字。以降彼のトレードマークとなっている。(゜ー゜)
流れやツキ、風など全てを否定して黙々と数字の組み合わせを作るデジタル雀士。ただ本人はデジタルという言葉はあまり好きでない。高いあがりを決めてもスッタンに放銃しても表情を一切(?)変えない。白鳥のW役満を筆頭に、数々の大物手を躱し手で潰している。そのため、役満好きなロマン派にとってはある意味天敵。実況が日吉の解説に入る際は、「風」を巡っていつも水の掛け合いになる。((念のため明記しておくが、断じて「不仲」という意味ではない))
その徹底したスタイルは日常生活も同様で、チーム恒例の初詣に行っても自身は本堂へは入らず、御神籤も引かない。
数々のエピソードから感情のないロボとも言われるが、実際は非常に人間味があり、そのギャップから人気は非常に高い。2022シーズン開幕前、新体制で発進する前に近代麻雀に寄せた手記は必読。&s(){Piratesの女性ファンは大体コバゴーの女}
カラオケが趣味で、その腕前は麻雀界イチとも呼ばれる。またスイーツ好きで、冷蔵庫にはスイーツが詰まっているとか。
解説をしている際、日向になりきって勝手にチーの発声をして実況を騙そうとするお茶目な一面を見せたことも。(゜ー゜)
対局では副露した牌が見えるように鳴いた後一度手をどけてから端に寄せるなど、視聴者への配慮を常に忘れない。試合後のインタビューにおいても多方面に配慮の行き届いた発言に定評があり、自身やチームのファンのみならずすべての麻雀ファンやスポンサー、Mリーガー以外の麻雀プロのことなども考えた発言をする。総じて仕事に対する意識が非常に高く、尊敬するプロとして小林の名前を挙げる同業者も多い。
藤島じゅん氏の4コマ漫画ではボンバーマンみたく頭からジョイスティックが生えている((初年度では本当にロボットの姿で描かれていた。))ほか、誰かがジンクスやルーティンに言及するとどこからともなく現れて反論する役になっている。表情は基本的に微笑固定。
2021シーズン後の特別対局「麺麺位決定戦」にも参戦。日清食品製作のオリジナル麻雀牌「日清牌」((主な変更点では、萬子→麺子(カップラーメン)・筒子→丼子(どん兵衛)・索子→ソース(UFO)・東南西北→日清食品となる。ぶっちゃけ、対局者よりも実況解説の対応が大変))を用いた対局で勝利し、麺麺位に輝く。インタビューでは他の選手やインタビュアーのまつかよさえも苦戦する中でひとり完璧に対応し、取るべくして取ったタイトルであることを見せつけた。
更にその後「麻雀飯争奪戦 presented by menu」((こちらは通常の144牌に加えて「m」「e」「n」「u」と書かれた4つの追加牌がありこちらを抜きドラとして使用する昔懐かしい花牌戦となっている))でも優勝、Mトーナメント2024も優勝するなどMリーグのイベント対局では無類の強さを誇る。
ちなみに、歌手・[[浅香唯]]のYouTubeチャンネルで浅香、小林、多井(浅香へのハンデとして10000点減の15000点スタート)、細川隆晃プロというメンバーで麻雀を打った際、&bold(){東1局でいきなり、それも麻雀プロではない浅香((当該動画の公開当時。のちに協会主催のプロテストに合格し、晴れてプロとなった。))に&color(#F54738){小四喜+字一色のダブル役満を放銃}}してしまった挙句、多井によってその際の手牌がノーテンだったことまでバラされる屈辱を味わった。この時ばかりは流石のロボも動揺を隠せなかった模様。
・瑞原明奈 「気高き女海賊」
主な個人タイトル:麻雀ウォッチプリンセスリーグ優勝
レギュラーシーズン個人成績
2019:17位
2020:21位
2021:1位(MVP)
2022:3位
2023:3位
2024:13位
最高位戦所属(以前は協会所属)の天鳳九段みかん太さん。観る雀出身で土田、石橋のファン。
結婚後麻雀プロになっており、リーグ戦産休キッカケに本格的に天鳳を始め、小さい子供がいる精神的にキツい時期とは考えらないほど打ちこんでいた。そのおかげか復帰後に頭角を表し、天鳳にゆかりのあるPiratesの女流枠となった。
30代後半&2児の母とは思えないほどのビジュアルの持ち主で、カメラに抜かれるたびに、「(はい)かわいい」「大好き」といった言葉が連投される。
また、対局時は鋭い目つきになる事もあり、「にらまれたい」という言葉が連投される事もある。
その人気からMリーグスポンサーにも引っ張りだこで度々CMにも出演しており、2020シーズンでは、CMで共演した亜樹、高宮、日向との通称「大好き卓」を制している。
また、早稲田大学卒のインテリでもあり、TBS系で放送されているクイズ番組『東大王』に出演した事がある。
メドゥーサ((神に蛇を宿した魔女で、眼光を受けた者は石に変えられてしまう。由来はおそらく対局時の目つきか。))、裏船長、アサピンのママ((最近はパイレーツ全体のママとも言われる。))とも呼ばれている。
麻雀のほうは他のチームメイトと異なり、自称『ゴリラ麻雀』((これはあるIQテストのゲーム実況をした際に「ゴリラ並みのIQ」との判定を受けたことに起因する))を名乗るように副露率が低く小細工なしでまっすぐ上がりに向かう門前高打点派であるが、状況に応じて才媛らしさを発揮する高IQ麻雀へと変化しながら貪欲にトップを狙う。
門前派の為、正確な手組みからリーチを多用するが、一発や裏ドラといった偶発役に恵まれず((初参戦となった2019シーズンはポストシーズンを含めて1度も一発ツモがなかった。))、反対に追っかけられて一発で相手の当たり牌を掴むなど不運な印象が強かったが、3年目となる2021シーズンに覚醒し、最高位戦日本プロ麻雀協会所属では初となる個人MVPを獲得した((これまでは初年度から参戦した選手(多井、魚谷、寿人)が個人MVPを獲得していた為、2019シーズンから参戦した選手としても最初の個人MVP獲得となった。))。特に連対率は他の選手が70%に満たない中、85.71%と他の選手と比べても圧倒的な値を残した((2023シーズンも71.43%という連対率を残しているが、レギュラーシーズンで20試合以上出場して連対率70%以上のケースはこの2例しかなく、瑞原以外で連対率70%に到達した選手はゼロである。))。
2022シーズンも好調は維持し、終盤には2年連続個人MVPを狙う為に初めて1日2連闘を経験。MVPは惜しくも逃してしまったものの、最終的には伊達、本田に続いて3位となり、Mリーグ史上初の2シーズン連続でトップ3入りを果たしている。&s(){その結果、チームのポイントを大きく稼いだ為、Piratesの男性陣がヒモ状態となった。}
更に2023シーズンは後述の極端な起用と本人の『ゴリラ麻雀』が噛み合い3年連続でMVP争いを展開。しかし、この年はチームメイトの優、仲林も絶好調となり、「チームとしてMVPを持ち帰るための最善手を選ぶ」という采配もあって、最後は優に出番とタイトルを譲ることとなったが、3シーズン連続で3位以内&250pt超えという記録を達成。
このようなレギュラーでの無類の強さの一方、ポストシーズンは毎回苦しんでおり、特にセミファイナルでは4シーズンをまたいで7連続4着、10連続逆連帯が続いている。しかし、2023シーズンファイナルでは折り返しの後半戦初日に会心のトップを決め、ここからチームは圧倒的に突き抜けた。
Mリーグではデス席と言われている南家スタートにものすごく強い。((どれだけデス席かというと他の席が全て通算成績が+のなかここだけ約-1500という圧倒的マイナスとなっている))2023シーズンは、&s(){オカルト好きな監督の方針もあってか}南家は瑞原、それ以外なら瑞原以外という極端な起用方針を取られており、本人も南家では「連帯率100%・トータル+485」というとんでもない成績でそれに応えた。
加入した最初の2シーズンは-100ptを超える成績が続いたものの、2021シーズン以降は上記の成績を残し続けた結果、2024シーズンには&bold(){レギュラーシーズンの通算成績が多井、寿人に続いて3人目&女流Mリーガー初の+1000pt超えを達成}。
その為、2023-2024シーズン終了後に江頭軍団と対決した際には「最強女流雀士」との触れ込みで紹介された((なお、試合はラス親で満貫以上和了or最下位のブリーフ団員を飛ばせば勝利というところまでありつくも、最後の最後で痛恨の放銃を喫してしまい敗北。))。
2022年のMリーグ各チーム代表者で行われた最強戦Mリーグスペシャルマッチでは岡田の国士無双13面待ちで一萬を打ち出してしまい、その事がネタにされつつあり、2023年の最強戦では『因縁の対決』としてカードが組まれた。
実況の日吉にも気に入られて度々寸劇が披露されるが、上記に書いてある通り対局時は鋭い目つきになる事もある為か、大体怒っているのがお約束。
なお、食レポ・数字・ゲームが苦手な一方で、人狼・謎解き・マーダーミステリーといった頭を使って推理するゲームが好き。
・鈴木優 「戦闘民族」「最強戦の申し子」
主な個人タイトル:最高位戦最高位 麻雀日本シリーズ(2022)
レギュラーシーズン個人成績
2022:20位
2023:1位(MVP)
2024:10位
イケメンその4。最高位戦所属のプロ雀士で、2021シーズンに当時の現行の最高位としてゲスト解説で参加。
一度は最高位戦を退会し、雀荘経営をしながらアマチュア雀士として活動。
その経営していた雀荘にアルバイトとして所属していたのが魚谷侑未であり、その間に魚谷のプレースタイルである鳴きを使った速攻を教えた魚谷の師匠である。
アマチュア時代には全国で行われるアマチュア最強戦を勝ち抜き、アマチュア最強位を戴冠。本選である最強戦ファイナルも最後の決勝卓まで勝ち進んだがあと一歩で現在はMリーグの審判を務める張敏賢に敗れてしまうも、この対局をきっかけに麻雀界からは「最強戦の申し子」とも称されるようになった。
一度は退会した最高位戦ではあったが魚谷の大活躍を見たこともあり、再びプロ雀士に。
そこからは降格なしで最高位戦A1リーグまで登り、A1リーグ初年度で近藤、村上、園田や前期最高位で連覇を目指す醍醐と言ったMリーガーをはじめとした凄腕のプロを抑え最高位に輝いた。
最高位戦は名物全員聴牌と言う言葉があるぐらい攻めの姿勢が強い団体であり、その中でもトップクラスの踏み込みの強いスタイルから戦闘民族と自他ともに評されている。
Mリーグファンからは魚谷との師弟対決が期待されており、2022シーズンの開幕戦で早速実現し、初戦の緊張もあってかその試合では弟子に完膚なきまでに叩きのめされてしまったものの、それ以降は高い実力をいかんなく発揮している。仲林とのコンビ『UKコンビ』はセミファイナルで覚醒し、チームを強力に牽引した。特に最終戦を任されるも、この大一番によりによって手が入らず敗れ、試合後のインタビューではあまりに悲痛な面持ちを浮かべていた。
フェアプレーにも定評があり、対戦相手である黒沢が第一ツモを取り忘れた際に指摘して少牌を防いだ…が、それを機に黒沢の大連荘が始まってしまい、11万点トップの犠牲になってしまうという何とも皮肉な結末になってしまった。
2023シーズンではチーム強制改変ルールに抵触した場合は自分が戦力外になるであろうとスマホの待ち受けを現在の順位表にするなど不退転の態勢で臨み、かつては寿人、伊達をはじめ勝又に至っては延べ4回と過去6シーズン多くのMリーガーが挑んでは跳ね返されてきた史上初の個人5連勝を達成し、一躍個人ランキングトップに。最終盤にはチームメイトの瑞原・仲林とMVPを争うことになったが、連投連勝で見事に条件を満たしてMVPを勝ち取った。セミファイナル・ファイナルでも安定してプラスを収めてチーム優勝に大きく貢献。なお、ファイナル最終日には25600点のトップという珍記録を収めている((4着が24000点だった))。
なお、Mリーグではそのシーズンで個人タイトルを獲得した選手がいるチームは優勝できないというジンクスがあったが、優の個人MVPとPiratesの優勝でそのジンクスは破られた。
2024-25シーズンも攻撃的スタイルは健在。レギュラーは安定してポイントを稼いでいたが、今シーズンはポストシーズンで大爆発。
セミファイナルでは多井、伊達、醍醐の歴代MVPが一堂に会した卓組となった試合で醍醐と競り合いながらも100ptのトップを含む連闘連勝。さらにファイナルでは最終盤に二日連続で首位にトップラスを決め、猛チャージ!視聴者たちを震撼させた。
非常に爽やかなルックスと「外面十段」を自称する物腰の柔らかさにくわえ多くの人から慕われる人柄を兼ね備えている。レギュラーシーズン最終日、MVPが確定した際の配信ではファンからのスパチャを読み上げそのファンと初めて出会ったイベントエピソードを一人ひとり話すなどしてファンを驚かせ&喜ばせた。その一方で麻雀以外のことに関してはややポンコツで天然気味((主なエピソード:『回鍋肉のレタスは好き』『水餃子は好きだが小籠包は苦手』『紅蓮華をゲレンデと勘違いする』『靴下が見つからないと大騒ぎするも実際には自分で履いており、小林剛を爆笑させる』『サイン色紙に書いたPiratesの綴りを間違える』))((同じく天然気味で2023年は最強戦も含めて直対も多い雷電・本田を巻き込んで天然ポイント対決開催を仲林に宣言された))であることが「おしえて!パイレーツ」や関係者のツイート等から露呈しており、攻めっ気が強く鋭い麻雀のスタイルともあわせてギャップが凄まじく着実にファンを増やしている。
・仲林圭 「龍を継ぐもの」
主な個人タイトル:發王位 日本プロ麻雀協会雀王
レギュラーシーズン個人成績
2022:22位
2023:4位
2024:7位
日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士。
2021シーズンに当時の現行の發王位としてゲスト解説で参加。その後2022シーズンドラフトにてパイレーツの指名を受けた。((ドラフト前の面談の際には、自らパイレーツに関する企画書を持ち込むというエピソードがある))
自他共に認める教科書のような麻雀で、ミスがほとんどない手堅い麻雀を打つ。初心者がまず目指すべき麻雀とも言われ、現在は所属団体の協会では堀、渋川と並ぶ協会のエース格として、多井隆晴からも「僕より強い。」と評されるほどの実力者である。Mリーグの観戦記ライターでさえ、「仲林の麻雀は普通すぎて特筆すべきところがない」となかなか記事の主役になることも少ないが、それは「名人に名手なし」の裏返しとも言える。
キャッチコピーの『龍を継ぐもの』は、現在は連盟に所属する『龍を宿す右腕』吉田光太に、自らの後継者と指名を受けたことから。キャッチコピーの由来について聞かれた際に吉田のことを話すためにキャッチコピーは絶対に変えない、と断言するほど義理堅い男でもある。
現在は同じ協会所属の堀、渋川、松本と交流を深めており、渋川からは堀、松本、仲林の三人は公式アンチとも呼ばれている。
高い実力に反して運がないとしか言えないような展開が多く、立直後にツモ切った牌をすべて下家の渋川に鳴かれた挙句に裸単騎となった渋川のロン牌まで掴み放銃してしまったことも。&s(){そして渋川が結婚し、披露宴の際に振舞われたケーキはその牌譜を模した卓の形をしていたし、後に渋川本人が「最近一番印象に残る和了」「&bold(){ずっと言い続けるしずっと言われ続けるんだろうな}」とライブ配信で宣言していた…}
その最たるものが2023年3月6日の第1試合。九萬待ちの国士無双を5巡目に聴牌、その後滝沢から九萬が打ち出され、ロン…と思ったところ、上家の村上淳が同時ロン、手順の都合で頭ハネ((Mリーグはダブロン不採用。これはほとんどの競技団体も同様である。))を喰らって幻の役満となるという不運っぷりを見せつけた。
さらには翌シーズンのソニー損保のCMでもこの「役満頭ハネ」が使われたが、「一番安心した瞬間」という内容で放銃した滝沢視点であり、「CMまで頭ハネを食らった」とネタにされることに。
ちなみに、2022シーズン終了後のシーズンオフには当該シーズン中に出現した役満のTシャツ化がされており、ロンなら長袖、ツモなら半袖として販売されたのだが、&bold(){仲林の場合はタンクトップとして抽選企画で配布された。}&s(){和了れなきゃ袖すらつかない}
ラスを引いてしまっても実力の高さがうかがえる内容から、試合を重ねることに評価も上がっている。その手腕が存分に発揮されたのがセミファイナルであり、同じく新加入の鈴木優と共にUKコンビでチームを牽引。自身はセミファイナルMVPを獲得するも突破には一歩及ばず、最終戦後の自身の検討配信では人目も憚らず男泣きを見せた((本人は涙の理由として、「瑞原の選択に誰にも文句を言わせたくなかった」としている。この年MVP争いをしていた瑞原は、レギュラー最終戦のオーラスで条件クリアの為にロン牌の見逃しを行ったが成就せず、結果4着に敗れた。チームメイトは皆彼女の選択を尊重していたが、一方でネット上ではチームを犠牲にしたというバッシングも少なからずあった。))。
2023シーズンでは、前年セミファイナルの活躍ぶりなどから前半戦はMVP候補の一角に上がり、その期待に応えるように開幕から好調。一時マイナスに沈むも盛り返し、堂々の個人4位フィニッシュを遂げた。とりわけ競り合いに無類の強さを発揮し、安手の子方に差し込んで親を流すなど随所に技巧を見せつけた。
厳格な両親のもとで育ち、とりわけ父親はひどく麻雀を嫌っていたが、以前倒れた父親をこういった場所に招待できるのは今回が最後かもしれないとの思いから23-24シーズンのファイナルPVチケットを両親にプレゼントした。そしてファイナル最終戦に登板、チーム優勝を決定付け両親が見ている前で優勝シャーレを掲げることとなった。
またリーグ戦でも雀王決定戦に進出し、激戦を制して悲願の雀王を初戴冠した。雀王決定戦の最終日、仲林はファンの小学生の女の子のネクタイ((それまでそのネクタイを着けた対局では勝てず、両親からは「呪いのネクタイだからもう着けないで」と言われていた。))を着けて臨み、逆転勝利を収めたというヒーローのようなエピソードがある。
もともとは某携帯電話会社系列の企業の営業マンとして3か月連続MVPを獲得するほどの敏腕サラリーマンでもあり、退社以降もその企業がPiratesのスポンサーに就任するあたり彼の人柄と優秀さがうかがえる。Piratesだけではなく、Mリーグ全体のプロデュースという視点も強く持っており、2023シーズン中の東京タワーREDでのイベントではコラボカフェ・コラボバーのメニューを全面的にプロデュースしたり、将来的にはMリーグの英語での配信も視野に入れており、自身のyoutubeチャンネルでスウェーデン人プロ雀士のニコラス氏とゲストを呼んでの英語実況という形での同時観戦配信をしている。
2024-25シーズンは初期は松本一人だった協会所属Mリーガーが4チーム所属5人へ増え、その4チームが一堂に会した節で仲林の呼びかけで協会ダービーが実現もしている。
以前は寡黙で穏やかなパイレーツだったが、仲林の加入により明るく賑やかな海賊団へと変貌した。あがりは勿論、チーやポンでもその度に「ナイスゥー!」と盛り上がるように。楽屋はとにかく&s(){うるさく}明るくなり、それまで&s(){うるささ}賑やかさナンバーワンのABEMASからクレームが入るほどの模様。解説でも明るく楽しく盛り上げつつ、技術的にも的確な指摘をしてくれるため好評である。&s(){が、日吉と一緒だと賑やかすぎて収拾がつかなくなる。}
カラオケの十八番はTOKIO"LOVE YOU ONLY"。&s(){というより他にあるのだろうか}
[[まどマギ>魔法少女まどか☆マギカ]]大好きという一面も。「きゅうべえは許すな」
最近は自身のYouTubeチャンネルでバイオハザード7などのホラーゲーム実況に挑戦しているが、「プレイ時間よりポーズ画面のほうが長い((チームの公式YouTube生配信でプレイしている時も何度かポーズ画面になった為、その度に瑞原に怒られていた。))」「家のインターホンでさえ絶叫」「3時間配信してチュートリアルが終わらない」などなど牛歩どころではない遅さを見せつけ、「最叫位」「東一局箱下」などの異名を手にした。視聴する時はくれぐれも音量に注意。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・※朝倉康心 「ネットとリアルの架け橋」「ASAPIN」
主な個人タイトル:天鳳名人位 天鳳位vs.連盟プロ優勝
レギュラーシーズン個人成績
2018:4位
2019:21位
2020:29位
2021:14位
初代天鳳位ASAPIN。11代天鳳位、魂天とネット麻雀では敵なし。麻雀駅伝では第1回は天鳳位ASAPINとしてアマチュア連合所属、第二回は最高位戦所属プロで麻雀駅伝唯一の連覇選手となっている。
Mリーグでも大活躍が予想されたが、トッププロたちの高度な戦術にメンタルを揺さぶられ、大きなマイナスを叩き出したシーズンもあった。
ネットだけでなく膨大な数のリアル麻雀をこなしているが錯チー、誤ツモなどの凡ミスが目立つ。極端にネガティブ、主観的な性格であり不用意な発言から度々Twitterが炎上していたが、結婚し新しい命を授かった2021シーズンは精神的に成長して、麻雀も復調している。
容姿が馬に似ており、本人も自称している。2021年の四神降臨コスプレ大集合卓では馬のゴムマスクをかぶって登場した。
また、2020シーズンの開幕戦にヘアバンドをして登場した際には、[[アミバ>アミバ(北斗の拳)]]に似ているとも話題になった。本人も味を占めたのか、数試合後に登場した際には髪を染めて[[トキ>トキ(北斗の拳)]]のコスプレをした上で登場時にはポーズまで決めるなどノリノリの姿で現れたが、そんな時に限って誤ツモした挙句トビラスというまさかの結果になり((この試合の4着者インタビューでは「プロとして見せる麻雀ができない」と引退宣言とも取れる発言をして視聴者を震撼させたが、翻意している。))、その後現れた際には短髪黒髪+メガネという地味な姿に戻ってしまった。
ネット麻雀界の星としてMリーグの舞台で奮闘し続けるが、メンタル面含めた不安定さが仇となったか、2021シーズン終了後に石橋とともに契約満了となった。
2022シーズンは新たに解説者としてMリーグに登場し、順位点も絡んだ各選手の押し引きや捨て牌読みからの次の一手などネット麻雀で培った経験を生かした多角的な解説を行う。最近はデジタル的思考の彼とアナログ・風的思考の日吉との掛け合いが注目を集めておりデジタル的思考ながら日吉に毒された結果、綾牌を意識してしまって日吉に「ようこそこちら側の世界へ」と言われて視聴者と盛り上がることも…
自身の登板でないときでも、実況・解説すら拾えない細かな一打をSNS上で丁寧に解説してくれることも多く、やはりその雀力には確かなものがあるだろう。現在はMリーグへの復帰は大きな目標とは掲げていないようであり、まずは団体最高タイトルの最高位の戴冠など自身の納得いく形で麻雀との距離を取りたい様子である。
しかし、2024年の麻雀最強戦リベンジの決勝卓で逃げる松本を赤無しルールのトーナメントである最強戦のレギュレーションでありながらオーラスで3倍満条件を満たすなどプロとして精神面など円熟味を増しており、もう一度Mリーガーとしての朝倉を見たいという声も少なからず上がっている。
解説になってからは髪形をオールバックにしている。%%それが土田そっくりと内外で評判に%%
また、実兄はキンマweb上で観戦レポートのライターとして活躍しているゆうせー氏。
・※石橋伸洋 「黒いデジタル」
主な個人タイトル:天鳳名人位 最高位戦最高位
レギュラーシーズン個人成績
2018:17位
2019:24位
2020:24位
2021:28位
最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士。通称バッシー。
デジタル的な打ち筋を重んじつつも、その中に敢えてデジタルの裏をかいた打ち筋を交えることで相手のミスを誘ったり自らの好機を生み出すスタイルを身の上とする。人呼んで「ブラック・デジタル」。
昔は麻雀でプラスすることは簡単と自身の著書に記し、麻雀勝ちまくり王子と呼ばれていた時期もあったが、AbemaではRTDの頃から毎年のようにマイナスをしており、Mリーグレギュラーシーズン1試合平均獲得ポイントは雷電の萩原とビリを争う。
異名にも見て取れる通り確率を突き詰めたうえでセオリーを外し相手からアタリ牌を釣り出すことに長けているが、これが裏目に出ている局面も少なくない。
その極致といえるのが1pが通ったわけでもないのに赤5pを切ってカン4pに構えた赤切りリーチをしてたろうから討ち取った局で、これ以降、赤切りは石橋の代名詞となった。&s(){なお、後に園田に真似された挙句自分で放銃する羽目になった。}
別の試合では、既に白と中を鳴いており大三元濃厚(実際、1sと発のシャンポンで高め大三元の聴牌だった)の高宮を前に岡田と瀬戸熊が撤退する中、親の石橋が&bold(){まさかの正面衝突を選択しペン3sでリーチ}((石橋曰く「高めは多くて2枚で、自分の待ち牌は山4の可能性あり」というのがリーチした理由とのこと。なお、仮に発が来た場合はどうしていたか聞かれた際は「その牌を食べます」と即答した。))。ところがこの時点で3sは岡田と瀬戸熊がそれぞれ対子にしており&bold(){山に0枚}、すなわち自分は和了できず発が来れば役満放銃という絶体絶命の極致に立ってしまう。結局発は山になく流局で助かったが、Mリーグ顧問の川淵三郎氏を以てして「何たる無謀、何たる心意気、何たる蛮勇」と評されたほどの一局となった。
ただし、2019ポストシーズンでは圧倒的な成績を残しチームを大逆転優勝に導いたことからファンからの支持は意外にも厚く、その頃からキングの愛称で親しまれる。
2021シーズンもチームメイト3人がプラスする中、1人マイナスを積み重ねており、クビ候補と揶揄される事も。
RTD時代に、1シーズンで2度も国士無双に放銃した((振った相手は小林剛と内川幸太郎。同年の別番組でもやはり村上淳に放銃しており年間3発である))ことをいつまでもネタにされており、Мリーグで国士のテンパイが出たり、彼の卓で役満テンパイが出たりするたびに彼のツイートがバズるのがお約束。%%人呼んで国士(放銃)職人%%((のちにBEAST Japanextのオーディションで菅原千瑛が国士無双を聴牌した時も案の定一発目で当たり牌を掴んでしまい、実況のコバミサからも「やっぱり石橋が掴む!」と言われてしまった))
なお、チームメイトの小林とはご近所さんでいつも車でいっしょにMリーグスタジオに通っている。多井や村上、小林らトッププロにはその実力を評価されており、復活が待たれる。
だが、2021シーズンセミファイナルにて試練が訪れる。
このシーズン、パイレーツはレギュラーシーズンを首位で通過したものの、セミファイナルではレギュラーMVPの瑞原が個人最下位に沈むなど一転して苦境に陥り、最終日の時点で敗退が見える状況にあり、その第1試合で投入された。
「ポストシーズン男」の力に託したという見方も当然あるが、パイレーツはここで敗退となれば選手入れ替えが強制される状況にあっただけに、レギュラーの成績が常に芳しくない石橋が自らの進退をかける戦いになるのではないかという見方も多かった((この日のメンバー起用は石橋→小林。後に瑞原は、自身の著書でこの並びを「監督が条件戦において絶対的な信頼を寄せる並び」と説明していた。))。
その戦いは、開局満貫ツモでリードを得たもののそこから牽制が続き全員が2万点台の大接戦に。それでも僅差でトップを守ったまま迎えた運命の南3局、親番で何としてもあがりたい石橋は最初の配牌が五向聴という絶望的な並びから何とかドラ5mを1枚保有した一向聴までありつく。そんな中で巡ってきた11巡目のツモは2枚目のドラ5m。石橋は守備面とアガりやすさを優先してツモ切るが、直後に下家の風林火山・松ヶ瀬からロンの声が。開かれた手は七対子5m単騎・ドラ2・赤2。&bold(){&color(#F54738){ダマテンの跳満という凶悪すぎる一撃を浴びてしまう}}。
これが響いた石橋はラスでこの試合を終了し、試合後のインタビューでは最初からうつむき加減だったが、レポーターの松本に話しかけられた途端、石橋は涙が止まらなくなってしまった。
ひしひしと伝わる無念の感情に、レポーターの松本ももらい泣き、実況の松嶋は半ば放心状態で絶句し、首にかけたまま忘れていた入館証を取り外せなくなるほど動揺していた((また、この試合では白鳥が2位となりABEMASの勝ち抜けがほぼ確定したのだが、その控室では石橋のインタビューを見ていた日向(同じ最高位戦所属)が泣いてしまったため、多井の判断で途中からテレビを消していたとのこと。))。&s(){そして、裏インタビューに行っててほとんど現場を見ていなかった解説の渋川だけがケロッとしていた。}
その後、第2試合で小林が条件を満たせなかったパイレーツは敗退&強制入れ替えが決定し、大方の予想通り、シーズンいっぱいでの契約満了が決定。
しかし、彼の個性や打ち筋を好むファンがたくさんいたのもまた事実である。
2022シーズンは新たにMリーガーとなった渋川に代わり準レギュラーの解説者としてMリーグに登場している。
自団体だけでなくモンドリーグ、RTD、Mリーグと他団体プロとも長く戦ってきた経験で培った人読みと引き出しの多さから様々な視点の解説が出来、特に近藤のリーチに対して松ヶ瀨の自風南連打から「多井がこの後とんでもない顔しますよ…」と予言し、直後本当に多井がその南連打を見て口を開けて驚いた顔をした時には実況席の小林のみならずネットも大いに盛り上がった。
}}}
*実況・解説の皆さま
#openclose(show=詳細はこちら){
*実況
・小林未沙
声優・ナレーター。ご存知コバミサ。
麻雀実況の第一人者としてRTDリーグ以前から活動してきたこともあり、全てにおいて高水準に纏まった模範的な実況スタイルが特徴。第一回ドラフト会議では中継番組の司会を担当した。
アニメ『[[吸血鬼すぐ死ぬ]]』では熱烈キッスを演じているが、過去には最高位戦日本プロ麻雀協会にも所属していた。
現在は2児の母でもあり、2021と2023シーズンでは産休を経て復帰している。
・松嶋桃
日本プロ麻雀協会所属の雀士。京都大学法学部卒業のインテリであり、『[[パネルクイズ アタック25]]』で優勝した経験もある。スッタン♡
その能力を活かして2022年からクイズ作家会社「クイズ法人カプリティオ」のYoutubeチャンネルのレギュラー((入社したわけではなく、Youtubeでの活動のみ参加の形))になったりしている。
実況スタイルはコバミサと同系統のスタンダード路線。2人の対談によれば、小林はその場の状況に合わせてフィーリングで言葉を選ぶ割合が多いのに対し、松嶋は事前の打ち合わせを入念に行った上で合わせていくタイプだという。
なお、実況回では天和・地和チャンスが何度か発生している。
雀士としては、「京大式小型肉食獣」の二つ名を持ち、2023年麻雀最強戦ファイナルへの進出を決めている。
・日吉辰哉
日本プロ麻雀連盟所属の雀士。2019シーズンから公式実況に参加。
格闘技やプロレスを彷彿とさせる熱い実況が持ち味。既存の麻雀実況とは一線を画すそのスタイルには未だに抵抗勢力も根強いが、一方で彼の実況を機にMリーグ・麻雀の虜になったファンも多く、どのMリーガー以上にMリーグを外に広げている、と絶賛する声も多い。ドラマチックな大逆転やド派手な役満、痺れる捲りあいなど数多くの名シーンを彩ってきており、2022-2023シーズンオフには麻雀の戦術本…ではなく自身の半生やファンが選ぶ日吉の名実況などをまとめたエッセイ「日吉の超実況」を刊行。更にプロレスの熱血実況の元祖ともいうべき古舘伊知郎氏との対談企画も組まれたりしている。
また、選手の心中を勝手に代弁する((特に伊達・瑞原あたりが勝手に心境を語られがち))寸劇や、土田や近藤と組んだ時の居酒屋実況も名物。特に土田とのコンビは「土日コンビ」として黄金コンビに定着している。
初年度では噛む事が中継の定番となっており、特に各放送で恒例の、ABEMAプレミアム登録を促すセリフで「あべみゃ」と噛んだことで、「ABEMAプレミアムチャレンジ」というコメントが付いていた。とはいえ慣れと共にいつしか年1度程度しかチャレンジ失敗しなくなっている。
大体彼が好形高打点の聴牌の時に待ち牌の数を数えるとその時に限ってヤマ無しのジュンカラだったりする為、どうして数えるのも彼の代名詞。
最近は地方局ながらラジオの冠番組を持つほどであり、[[桂宮治]]からは東京MXテレビのアナウンサーと言われた事も。
また、2020年からは麻雀最強戦のほぼ全ての対局の実況を担当することとなり、日吉休めと言われるほど日本で有数の忙しさを持つプロ雀士となった。
2022シーズン中には、連盟のリーグ戦で親のダブル役満を和了ったことがスポーツ紙に報じられた。
日清カップヌードル公式ツイッターがすべての麺に感謝を…と言うコンセプトで彼が発言した"メン"((麻雀用語であるリャンメン待ちやメンツだけでなくメンタル、メンテナンスなどもメンが入っているすべての言葉が対象となっている))だけをピックアップしたリミックス動画を公開し、しっかりと彼の"メン"発言回数もカウントしており、2022年2月24日時点で2745回となっている。
・古橋崇志
日本プロ麻雀連盟所属の雀士。
連盟のA2リーグで活躍する雀士であり日吉と同じく連盟を代表する実況担当((もっとも、2024年度からA1リーガーのため、連盟の慣習に倣うなら実況の機会は減ると予想される))。日吉を本格的に実況の道へ進めた人物。
公式実況ではないものの2023シーズンオフに開催されたMトーナメントでは実況を担当し、2024年3月8日の試合ではコバミサの代役として急遽Mリーグの公式戦での実況を担当した。
*解説
・土田浩翔
%%七対子大好き土田システムでお馴染みの%%最高位戦日本プロ麻雀協会所属の雀士。
週に1回のペースで登場している。われポンこと『われめDEポン』の解説でもお馴染み。
素なのかキャラ作りなのかオカルトチックな解説が多く、ファンとアンチに二分されている。
日吉と組む際にはラフな絡みも多くなるため、「居酒屋実況」と好評。
最高位戦では鈴木優・日向の同期。特に実況解説で一緒になることが多い日向とは年齢差を超えた信頼を築きつつ、トラッシュトークで刺し合う仲。また、因縁浅からぬ関係にある多井とはお互いにいつもの輪をかけて口が容赦なくなる。
・河野直也
最高位戦日本プロ麻雀協会所属のレギュラー解説の一人。それまでレギュラーを務めていた渋川がМリーガーとなったことで、当該ポジションの後継として登場した。最高位戦リーグ戦においても定期的に解説として出演している、同リーグのエース解説である。
解説として〆コメントに俳句を詠むことから卓上の俳人と言う肩書を持つ。%%なお季語が入っていない5・7・5の詩のためこれは川柳では?と突っ込まれることも%%
昇級人数が少ないが、降級人数は多く、更に發王位、最高位戦クラシック、麻雀マスターズとタイトルホルダーがひしめき合い魔境とあだ名される最高位戦A2リーグにて10年間戦い続けていることから魔境の番人と名誉・不名誉どちらともとれる肩書もある。また、最高位戦において何人もいる石橋の直弟子のひとり。日向のYoutubeチャンネルメンバーでもある。((「使い勝手がいい」という非常に雑な理由で引っ張り込まれた))
普通の解説者が言葉を濁してしまうような疑問的な打牌でも、その意図をくみ取って肯定的に説明する耳触りの良い解説が持ち味。一方で、アマチュアの有識者からは「麻雀界のクオリティを下げる、どんな酷い打牌も批判できずに肯定してしまう解説の最たる例」としてたびたび槍玉にあげられることも。
・忍田幸夫
麻将連合所属のレジェンド雀士。現役プロの中では唯一のタイトル5回の永世タイトルを持っている。
Mリーグには第一回Mトーナメントに現行の将王かつ永世将王として参戦。河を指さしながら筋を数える所作が注目を集めた。
解説としても2試合に参加。以後は2024-25シーズンより不定期で解説として参加するようになった。
「は~い」という実況との相槌をはじめとした物腰柔らかなコメントの中に時々混じる毒気のあるコメントが好評となっている。
本人は渋川同様いずれはMリーガーとしてMリーグに関わりたいと公言している。
他にも、Mリーガーがプレイヤー解説として登場したり、レギュラーシーズンが終盤に近づくと非Mリーガーの鳳凰位、最高位、雀王、令昭位、将王と各団体の現行最高タイトル保持者がレギュラー解説以外の解説者として登場。またセミファイナルシリーズやファイナルシリーズでは解説者が2人出演する事もある。
なお、基本的に選手入場時の口上は実況が担当する事がほとんどだが、解説者が声の演技も生業とする萩原か伊達の場合は第1試合での口上を言う事がある。
}
*レポーター
・松本圭世
皆大好きまつかよ。まつかよかわいい。
主に試合後のインタビューを担当しており、2019シーズンまではひとりで担当していた。
熱烈な滝沢ファンであることでも知られており、この事は独身である事も合わせて何かといじられがち。ポケモンカードやポーカー好きとしても知られる。
試合終了後は、トップを獲得したそれぞれのチーム、実況、解説者との写真撮影をツイートするのが定番となっている。&s(){なお、フェニックスにはちゃんと言っておかないと逃げられてしまう。}
23年から文化放送で不定期に放送、のち定期番組に昇格した「M荘」のレギュラーパーソナリティ。
・襟川麻衣子
2023年からMリーグの公式レポーターに加わった、声優にして日本プロ麻雀連盟のプロ雀士。Youtubeチャンネル「麻雀ニュージェネch」で、主に連盟所属のプロと様々な企画を実施している。麻雀格闘倶楽部では「ちくわ部」の部長。「部活と言えばジャージ」ということで、Youtubeではジャージ姿での配信が多い。
特に伊達と仲が良く、ラジオ「麻雀普及委員会 Root for Mリーグ」のパーソナリティを共同で務める、伊達のファンクラブイベントでMCを務める、伊達の自伝漫画「朱色のステラ」で2人のデートが描かれる、その単行本出版記念で対談するなどの関係性にある。
2019シーズンまではトップを獲得した選手だけがインタビューを受けていたが、2020シーズンからはトップを獲得した選手の前に別の選手(主に4着の選手)もインタビューを受けるようになった((シーズン最終戦などでは全員がインタビューを受ける事もある。))。
#openclose(show=元出演者はこちら){
・伊藤友里
セント・フォース所属のフリーアナウンサー。
2020シーズンに2日間臨時レポーターとして登場後、2021シーズンから本格的にレポーター陣の仲間入りを果たした。主に金曜日の試合をメインで担当する。
元々麻雀に精通していた松本やプロ雀士でもある襟川とは異なり麻雀についての知識量は選手というよりも視聴者側に近いものであったこと((もっとも、白鳥が麻雀番組のレポーターとして十分以上の素養を認めるレベルには高かったのだが。))や、先輩リポーターの松本の技量が相当高かったことが災いし、質問やトークの内容で玄人視聴者から不満を言われる場面もあったが、松本や襟川と対照的に穏やかに話を進めるスタイルが特徴的で、そこに惹かれる視聴者が多かった。
ところが、2024-25シーズン中盤の某日にとある舌禍事件のターゲットにされてしまい、騒ぎが大きくなる中、本人から「体調が改善しないとのことでいったん降板する」旨が発表され、視聴者は悲しみに暮れた。とはいえ、「いったん降板」なので復活の可能性は残されており、そこを待ち望む声も多数聞かれている。
}
*その他関係者
・藤島じゅん
キンマwebにて掲載されているMリーグ公式4コマの作者。失言をした選手・解説がロンパールームの都市伝説よろしく人形に置き換えられる((主に雷電・瀬戸熊が多井の逆鱗に触れて雷電のマスコットのクマに置き換えられる展開が多い。))など、公式漫画とは思えないブラックなオチが時たまみられる。選手のいじり方もかなり豪快((完全にロボット扱いの小林、完全にネコ扱いの茅森、西放銃&史上最低得点記録をとにかく擦られまくる内川、裏3が全く乗らず逆に相手には乗っけられがちな園田、年齢関連のネタでほぼ確実に現れる黒沢(年齢不詳)など。一方で、滝沢などほとんどいじられ役にならない選手もいる。))で、&bold(){たびたび誰かしら吐血している((近藤誠一に至っては、2020/12/25回にて滝沢への満貫放銃時に腹部を激しく斬られている。))。}
アニメにも多少造詣があるようで、[[まどマギ>魔法少女まどか☆マギカ]]や[[ジョジョ>ジョジョの奇妙な冒険]]、果ては[[クソアニメ>ポプテピピック(アニメ)]]が絡んだネタが公式4コマに登場したことも。((一方、アカギをネタにしたときは許可を取るのを失念したらしく、掲載が遅れる事態となってしまった))
ちなみに夫は[[信長の忍び]]などでお馴染みの[[重野なおき]]氏
・Мリーグ成績速報(非公式)
Mリーグ発足以降、TwitterにてMリーグの試合経過などを毎日リアルタイムで記録している、自称ライトファンの御仁。その細かさは尋常ではなく、得点推移や各順位の割合はもちろん、裏ドラの枚数や席ごとの成績まで、数字に関するものならほぼ全てと言っていいほどに記録している。
その精度は公式にも頼りにされるほどで、Мリーグの公式ガイドブックにもそのデータが引用されている。
情報を引き出す早さも非凡なものであり、解説陣が少し話題にしたもの(レア役など)の過去の記録をすぐさま引っ張ってくる。筆者が覚えている限り、彼が唯一記録できていなかったデータは、日清食品がプロモーションの一環として発表した「日吉が実況で『メン』と口にした回数」。
上述の公式4コマを通して[[まどマギ>魔法少女まどか☆マギカ]]に触れ、[[白い悪魔>キュゥべえ]]の凶悪さを思い知る、なんてこともあった。&s(){Мリーグを通してアニメ沼に沈められる一般人}
}
*熱闘!Mリーグ
[[テレビ朝日]]・BS朝日で放送されている番組。
前半に1週間のダイジェストの振り返りを行った後、後半で週替わりのコーナーがある。
#center(){&bold(){&sizex(3)wiki籠りさんに任せたんだよ!あなたで編集合戦になったらしょうがないって言ってるんだ!}}
#center(){&bold(){&sizex(3)追記・編集でいいじゃないか!!}}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 10万点越えを見るとは… -- 名無しさん (2021-11-18 23:53:16)
- なんか選手紹介が批判寄りじゃない?何目線だよって感じィー -- 名無しさん (2022-01-10 00:58:40)
- 今いる選手にもいなくなって欲しくないし、Mリーガーになりたい選手の気持ちもわかるのが辛い……やっぱりチーム数増えてくれないかなあ -- 名無しさん (2023-02-04 03:54:12)
- 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-04-15 8:12:56)
- 昨日初めて観たけど4人中3人が上卓民レベルで二度と見ないと決めたわ、ほんと麻雀「プロ」はいつの時代も変わらないな -- 名無しさん (2023-09-26 15:09:01)
- ↑上卓民の意味を調べたけど、つまり言いたいのは「プロと言っても麻雀力はそこいらへんのど素人と変わりないレベルでしかなかった。所詮昔から何も変わっていないし進歩もない玄人気取り、こんなので人気や金を取るなんてちゃんちゃらおかしい」...ってコト?どんな麻雀を期待していたのやら... -- 名無しさん (2023-09-28 22:01:05)
- 将棋囲碁に比べると運の要素はもちろん、賭け事に使われる面がマイナスになってるんかなあ -- 名無しさん (2023-09-28 23:56:18)
- 近年はネット麻雀がファンや麻雀打つ人のイメージも一部良くないかもしれない。Abemaの -- 名無しさん (2023-11-08 00:09:33)
- ↑ごめん誤送信 ネット麻雀がメジャーになってそういう人の比率は薄まってるかもしれないが、記事にもあるようにAbemaの民度が悪かったり雀荘にいるような麻雀打つ人のイメージが一部良くないのかもしれない。個人的な観測範囲ではネットでもリアルでも真面目にテーブルゲームとしてやってる人の方が多いんだけど… -- 名無しさん (2023-11-08 00:16:21)
- 朝日新聞もスポンサーの割にイマイチ推してる感じがないのよな、合唱コンクールとか美術展とか協賛してるものは基本ガンガン紙面に載せるのに -- 名無しさん (2023-12-24 21:55:08)
- パイレーツ2度目の優勝おめでとう! -- 名無しさん (2024-05-18 02:00:07)
- フェニックス、魚谷さんと東城さんを契約満了でリリース。連盟以外で固めるか? -- 名無しさん (2024-06-10 12:30:33)
- ↑なんかMJ擁するセガがフェニックスの選手をMJで起用したいと言ったらしく、連盟と関係が深いコナミがノーを突きつけて連盟2名が退団という話だが定かではない -- 名無しさん (2024-06-17 16:08:48)
- 24-25シーズンの情報を追記していますが、ページ自体の文字数上限が近いため、情報の取捨選択や文章の再編集が必要です。編集に携わる方はご確認ください。 -- 名無しさん (2025-03-29 08:35:20)
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&font(#6495ED){登録日}:2021/11/13 (土) 16:21:10
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます
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#center(){&bold(){&sizex(6)この熱狂を外へ!}}
Mリーグとは、2018年に始まった[[麻雀]]のチーム対抗戦のプロリーグである。
旗揚げ時のキャッチコピーは、「&bold(){いま、最高の個人競技が、最高の団体競技になる}」
#contents
*概要
企業がチームスポンサーとなり、契約を締結したプロたちが年間を通して優勝を競い合う、プロスポーツとしての色合いを全面的に押し出したリーグ戦。リーグ全体の冠スポンサーは大和証券(RS)・朝日新聞(SF・F)が担当。
もともと麻雀プロは後述の五大団体含め規模問わず競技団体が複数乱立していた中、2014年の麻雀最強戦を制したAbemaの親会社であるサイバーエージェント社長の藤田晋が2016年に業界に本格参入。
ABEMA麻雀チャンネルで、各団体の枠を超えて超トッププロのみを集めて行ったリーグ戦・RTDリーグ(2016-18)((正式名称は「藤田晋invitational RTDリーグ」。なお、第一回ドラフトにて選出された男性プロのうち、半数以上はRTDリーグ参戦済み))と、団体対抗戦となるプロ麻雀団体日本一決定戦(2016)・麻雀駅伝(2017-18)を前身として、2018年に設立された。
参加資格は日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、RMU、麻将連合の五大団体と称される団体に所属するプロとなっている。各チームからドラフトで指名されたプロの雀士は、企業と契約を結んだ後にMリーガーとなり、ユニフォームを着て対局に挑む。((Mリーグ発足前までは麻雀プロ対局は女流プロはそこまでの服飾規定はないものの、男性プロはスーツ着用が基本であった。))
優勝チームの賞金は5000万円((準優勝チームは2000万円、3位のチームも1000万円もらえる。))。選手個人の総合スコア、1試合での最多獲得スコア((2018-19シーズンのみ最多獲得スコアではなく平均打点が表彰の対象だった。))、ラス回避率がタイトルとして掲げられており、それぞれトップの選手がリーグ戦終了後に表彰を受ける。
これまで競技麻雀プロは大会を通して収入を得ているわけではなく、寧ろ大会参加やプロライセンスの為に身銭を切って参加していた((主な収入源は雀荘へのゲストや雀荘のメンバー・従業員、寧ろ本職を持つ中での趣味の一環など様々。))のだが、Mリーグでは最低年俸が400万円に定められており、プロスポーツ選手という枠組みの麻雀プロとして、それまでに比べて資金的に安定した立場を得ることとなった。((ただし、これによって生じたMリーガーとMリーガー以外の麻雀プロの格差により、優勝争いや個人タイトル争いよりも、「Mリーガーになれるか、なれないか」「契約解除されるか、されないか」といった方が注目を集めてしまいがちという問題がある。))
Mリーグの開幕後、[[神域Streamerリーグ]]を筆頭に麻雀2.0リーグ・AMリーグ・雀魂Fリーグ・VPLなどの麻雀リーグ戦や一部フリー雀荘でのライブ配信が行われるようになり、そういったリーグ戦での闘牌を観戦する視聴者、通称『見る雀』の数も日増しに多くなってきている。
また、Mリーグをきっかけに応援しているMリーガーの地場での活躍を見るために各団体リーグ中継を観戦する見る雀も増えてきている。
最近はこうしたMリーグをはじめとした活動が実を結んだ結果、老若男女問わず楽しめる究極のマインドスポーツの一つとしていわゆる一昔前の劇画でよく見られた麻雀≒シノギやアングラなギャンブルの代表格というマイナスイメージから脱却しつつあり、その影響は小学生向け雑誌である『[[コロコロコミック]]』にて特集記事が組まれたり同誌主催での小学生対象のMリーガーとの交流イベントの開催にまでに至っている。((担当記者のポン・チンカン氏は誌上企画にて日本プロ麻雀協会のプロテストを受験、見事合格し協会所属プロとなっている))
*大会の概要
2018-19シーズンに7チーム・21名で開幕。
2019-20シーズンには新たに1チーム(KADOKAWAサクラナイツ)が加わり、各チームの所属選手数の上限を4人に拡大(下限3人)し、男女混合が義務となった。なお、2020-21シーズンからは起算して2年連続同じ選手構成でファイナル進出を逃したチームには、チーム編成の改変を義務付けるルールが追加された。((追加当年の2020-21シーズンよりファイナル不進出ではなく当該シーズンの前シーズン7位であったチーム改変のなかったパイレーツが早くも対象となっている))
2021-22シーズンより所属選手の下限を撤廃。各チーム必ず4人編成でのチーム構成が必須となった。
2023-24シーズンには更に新たに1チーム(BEAST Japanext((24-25シーズン前にBEAST Xに改名。詳細はチーム記事参照)))が加わり全9チームに。
2025-26シーズンからまた新たに1チーム(アースジェッツ)が加わり、全10チームに増加した。
また、それによりチーム編成の改変ルールの対象がファイナル進出を逃した4チームからセミファイナル進出を逃した4チームへ変更となった。
シーズンは9月中旬((8チーム時代以前は10月))に開幕し、5月中旬~6月初旬頃に閉幕する。((なお、22-23シーズン以降のオフには、当該シーズン所属の全Mリーガー+各団体から推薦を受けた実力者を招いた「Mトーナメント」を実施している))
レギュラーシーズンの試合数は各チーム96試合で、1日2試合・2日で1節と計算し、全チーム48節((9節ごとに1節抜け番が発生))からなる。
レギュラー上位6チームでセミファイナルシリーズ(各20試合)、さらにシリーズ終了から上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出する。その際、セミファイナルにはレギュラーシーズンのポイントの半分、ファイナルにはセミファイナルのポイントの半分を持ち越す。((現行試合数はすべて2023-24シーズン準拠。過去のシーズンでは、2018-19シーズンはレギュラーシーズンの後に上位4チームによるファイナルシリーズ(24試合)という構成で優勝を争い、2019-20シーズンから2021-22シーズンは上位6チームによるセミファイナル(各チーム16試合)を行い、セミファイナルの上位4チームによるファイナルシリーズ(12試合)で優勝を争うという構成だった。))
選手にはレギュラーシーズン限定で試合数制限が課せられており、最低10試合・最高45試合となっている。また、個人タイトル資格のためには20試合以上の出場が求められる。なお、個人表彰はセミファイナル以降の成績は参照されておらず、レギュラーシーズンを1位で突破しても何の表彰もされてこなかったが、2024年シーズンからはレギュラーシーズンを首位通過したチームはセミファイナル以降の順位に依らず賞金が支給されることが決定した。
ボーダーラインだけでなく、近年はレギュラーシーズン4位通過というのも一つの注目ポイントになっている。((これはレギュラーシーズンの通過順位によりセミファイナルの日程が決まること、そこで4位以内だと最終日の試合を打つことができ、ポイント調整を自らの手でできるという理由がある。))また、試合時にはMリーグ機構側からケータリングとして弁当が支給されており、各週のウィークリーウィナーには副賞として豪華弁当が支給される。
シーズンの最後には表彰式が行われ、個人タイトルの表彰と、優勝チームへのシャーレ授与が行われる。
オフシーズン中に契約更改およびドラフトが行われる。基本的には単年契約のようで、自由契約(退団)となった選手は所属していたチームとの次シーズンの再契約が不可能となる。
また、[[プロ野球]]のドラフトとは違い、別チームに加入する為には再びドラフトで指名される必要がある。((これまでにこのルールに該当した選手は滝沢和典ただ一人(2020年シーズンオフにEX風林火山を退団→直後のドラフトでKONAMI麻雀格闘倶楽部から指名され移籍)。))
*中継
大会はABEMATVの「麻雀チャンネル」で、基本的に水曜日以外の平日夜19時から生配信されている((放送時間は午後11時55分まででそれを超過する場合はサブチャンネルである麻雀Liveチャンネルで引き続き放送される))ほか、名場面集のベストコレクションをはじめ不定期での再放送も実施されている。ABEMAプレミアム会員は全シーズンのアーカイブを視聴できるほか、舞台裏インタビューやオフショット、チームごとの密着ドキュメンタリーや一部のコラボイベントなどを配信期限なしで何度も視聴できる((試合アーカイブはU-NEXTでも視聴可能))。
更に地上波では、ABEMATVに出資している[[テレビ朝日]]のダイジェスト番組『熱闘!Mリーグ』が[[日曜日]]の深夜に、またBS朝日では火曜日の夜23時からピックアップ対局を取り上げる『白熱の戦い』が放送されている。((初年度シーズンのみハイライト番組はTOKYOMXで放送されていた))
また、各チームごとにYoutubeチャンネルやオンラインサロンを開設しており、控室の様子を移してのオンラインPVを実施したり、その日対局のない選手が様々な場所でチーム主催のオフラインのPVイベントを盛り上げることもある。
またリーグ全体でも、全チームの選手が集まる「プレミアムナイト」や、地方のシネマコンプレックスでPVを実施する「一気通貫ツアー」、後述の東京タワーREDイベント限定のチームフィーチャーPVなどに精力的に取り組み、見て楽しむスポーツとして麻雀を盛り上げている。近年では麻雀プロ側もMリーガーを中心に初心者限定のイベントや初心者やお年寄り子供向けの麻雀教室を実施する・ファンミーティングなど麻雀をやらないイベントを雀荘で開催する・麻雀以外のイベントやYoutube企画のオファーを受け出演するなど活躍の幅を広げている。
&bold(){&color(#F54738){一方で、AbemaTVのコメント欄が匿名かつユーザーブロック機能を持たないこともあってか、非常にコメント欄の治安が悪い。}}特に女性や若手選手、不振の選手に対しての誹謗中傷が多く、Mリーグを初めて見るなら、コメント欄は開かない方がいいとまで言われるほど。((一例として、点数申告の遅れや所作、牌選択などに対して、「プロなのに〜」という文言から始まる批判が多い。こうした無責任な発言や、4人の手牌が見えているからできるような批判(いわゆる「神目線」)を繰り返す連中はまとめて「コメランズ」と称されており、園田のYouTubeなどでもこの言葉が使われている。また、これらの多くは少人数の連投によるものと見られており、「不快なコメントを3・4個ブロックしたらコメント欄が一気にきれいになった」といった報告が相次いでいる。))
&bold(){だが、麻雀プロとてプロである前に1人の人間である。}緊張やうっかりが出てしまう場面は誰にでもある。チーム内や個人で対局後に検討が行われることも多く、自身がミスを自覚していることも少なくない。あまり厳しく追及するものでは無いだろう。&bold(){まして誹謗中傷が許される訳が無い。}
2023-24シーズンからは、ABEMATVの全チャンネルで唯一((この意味をよく考えるべきだろう))、AIを利用した誹謗中傷対策がスタート。誹謗中傷コメントの排除と、これまでに多数のコメント通報を受けた一部の人物に対し、書き込みブロックが行われることになった。
*主なルール
・東南戦・誰かの持ち点が30000点に届かなかった場合に行われる西場北場はなし
・全自動麻雀卓の完全自動配牌機能を使用している。
・赤牌(5マン・5ピン・5ソーにそれぞれ1枚)を採用している。
・一発・裏ドラ・槓ドラあり。喰いタンと役牌バックあり。流し満貫なし。13翻以上の数え役満なしで三倍満止まり。ダブロン・トリロンなしの頭ハネ。
・各選手25000点持ちスタートで30000点を原点の0ポイントとし、1000点を1ポイントとして計算する。
・順位点として、その対局のトップに50ポイント、2着に10ポイント、3着に-10ポイント、4着に-30ポイントが加算される。((全員30000点スタートのうち最初に参加費として全員から5000点ずつを[[プール]]して最終的に1着が総取りすると考えればわかりやすい))
・・(例として、40000点でトップの場合は10ポイント+順位点の50ポイントで60ポイント獲得、0点で4着の場合は-30ポイント+順位点の-30ポイントで-60ポイントとなる)
・・(なお、同着となった場合は2つの順位点を足して割る形となり、例としてトップが2人だとトップの50ポイントと2着の10ポイントを合わせて2で割った30ポイント、記録上は1.5着となる)
各団体のリーグ戦などと比較すると、日本プロ麻雀協会リーグ戦レギュレーションに赤牌を追加した形でトップの順位点が大きい、つまりトップが非常に偉いルールになっている。
この赤牌の存在によりドラは最大7枚((赤牌がドラの場合は1枚でドラ2枚分となる))のため、高打点が出やすい。このことにより、手組みの技巧を凝らすよりも、面前で手を組んでリーチを打つことによってリーチ、面前自摸更に裏ドラに槓ドラの裏ドラと高打点が続出しがちである((特に最近は一部の女流選手が活躍し、一方でそれまで実績のある選手がかなり苦戦していることに対して、運ゲーと揶揄する心無い声もあるが、そもそも麻雀は運要素が強い[[ゲーム]]な上、見ごたえが出るよう派手な撃ち合いが起こりやすいルールにするのは必然である。))。
*PR・コラボ企画など
麻雀最強戦や麻雀[[ゲーム]]もさることながら、Mリーグは麻雀を業界外へと持ち出すきっかけとなり、様々なコラボも誕生。
例えば、2018シーズンファイナルでは「[[はじめの一歩]]」とコラボし、森川ジョージ氏が描き下ろしたユニフォーム姿の一歩たちが描かれ((そのイラストは現在でもMリーグスタジオに飾られている。))、2023シーズンでは東京タワーでのコラボカフェを含む大規模コラボが開催されている。
また、スポンサー企業のCMにMリーガーが出演することも増え、そのたびに内川の四暗刻西単騎や仲林の国士無効が擦られ続けている。
2021シーズンは、[[地和>天和・地和(麻雀)]]を決めた選手には特別副賞として日清食品のU.F.O.を一生分貰う事ができた((ちなみに天和はダメ。シーズン中に一度天和チャンスが生まれた際に実況解説が「確認してみた話」として明言している。))が、誰も決める事ができなかった。
2022シーズンは一生分×2になった年は一度地和チャンスが生まれたが成就せず、2023シーズンは「達成しそうだから」という&s(){ちょっとケチくさい}理由で一生分に戻された。&s(){その結果、1/19の&bold(){放送開始前のスタッフによるリハーサルで出てしまった。}((出たのはABEMAS・松本の席だった。なお、2023シーズンは役満が一度もなかった為、この地和がある意味で唯一の役満となった。))}「チーホー出たら、ユーホーあげる」
日清食品はこの他にもMリーグで様々な企画を行っており、2023シーズンにはドラカンやカンドラもろ乗りが発生した時に「槓全メシ」((槓した当人が上がらずともよく更に他者のリーチ上がりで裏ドラをめくって全乗りしても発生した時点槓全メシとなる))としてTwitter上でプレゼント企画を行っているほか、「飛んでしまった((持ち点がマイナスになること。なお、Mリーグでは飛び終了は無い。))選手の次の飛躍を祈願する」という目的で「ひよこちゃん黒点棒」を贈呈している。…のだが、リーグ全体のトレンドとして攻撃性スタイルの表面化もあり、レギュラーシーズン終了時には36選手中31選手、セミファイナル以降も含める最終的には34選手が箱下を経験している((シーズンを通して箱下で終了しなかったのは伊達と黒沢の2人だけだが、伊達はシーズン終了後に開催された麻雀最強戦のMリーグスペシャルマッチでの決勝で持ち点が箱下になってしまった。))。
なお、2023-24シーズンからは日清食品がメインスポンサーから離脱したことによりU.F.O.一生分は出ることはなかったが、代わって今度はソニー損害保険株式会社がだいすーきー賞ならぬ大四喜賞を設定。その名の通り役満大四喜を出した選手に商品が与えられることとなった。((東南西北の風牌すべてを暗刻として持つ役満。レギュレーションによってはこれ一つでダブル役満だが、Mリーグでは多重役満以外のダブル役満以上は存在しないため現実的に狙うのであれば4種類のうち1つは雀頭にする小四喜で十分となってしまうため発生しずらい))
チーム単位でも、サクラナイツやパイレーツを中心に既存コンテンツとのコラボレーションを精力的に打ち出している。
*それでは出場チームのご紹介へと参りましょう!
-50音順。
-※のついた選手は退団済み
#openclose(show=攻守に変幻自在!緑と赤のカメレオン麻雀){
***&color(green){EARTH JETS}
所属選手:※2025年6月のドラフト会議にて確定予定
オーナー企業はアース製薬((麻雀最強戦やWRC東京大会の後援も行うなどアベマ麻雀チャンネルととても深い関係性がある))。「EARTH JETS」は同社の殺虫剤の製品名のひとつでもある。
2024-25シーズン終了後、Mリーグ10チーム目となる新チームとして参戦が発表され&s(){、同日に風林火山が発表した亜樹の史上初の選手兼任監督&女性監督就任のニュースのインパクトを完全に消し飛ばした}た。
変幻自在に色を変え、素早く虫を仕留めるカメレオンをマスコットに据え((赤と緑の2色。いずれも、腹部に10000点棒と同じ模様がついている。))、記憶に残る、心に残る、歴史に残る麻雀を目指す。
}
#openclose(show=正解よりも別解にたどり着け!){
***&color(yellowgreen){赤坂ドリブンズ}
所属選手:&color(royalblue){園田賢(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){鈴木たろう(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(deeppink){浅見真紀(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){渡辺太(最高位戦日本プロ麻雀協会)}
2018シーズン:優勝(レギュラーシーズン4位)
2019シーズン:7位
2020シーズン:4位(レギュラーシーズン3位、セミファイナル3位)
2021シーズン:7位
2022シーズン:7位
2023シーズン:2位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル4位)
2024シーズン:3位(レギュラーシーズン1位、セミファイナル1位)
オーナー企業は博報堂DYメディアパートナーズ。2018シーズンチャンピオンチーム。
2018シーズンは園田、村上、たろうの3選手で構成され、2019シーズンからは丸山が加入。
2020シーズン途中にたろうが日本プロ麻雀協会から最高位戦日本プロ麻雀協会に移籍した為、チーム全員が最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロで構成されている唯一のチームとなった。
2022-23シーズン終了後、2年連続のファイナル進出を逃したため、規定により村上と丸山がチームを去り、新たに浅見、渡辺の二名が加入となった。
全てのステータスを麻雀に極振りしたかのような麻雀オタクが集まったチーム。研究熱心な実力者のベテラン2人に、ネット麻雀で鍛え上げた期待のホープたる渡辺とママ的な存在のまきどんこと浅見が加わるという構成になっている。
2022-23シーズン終了までは麻雀に対しては非常に真摯である一方、エンタメ的な面にはほとんど配慮しておらず、おっさん3人+監督の我が強すぎてたびたび物議を醸すチームでもあった。チームの男女混成義務化に伴って獲得した丸山に対する扱いが特にその顕著な例であり、露骨に規定の最低試合数しか出さないなど、ともすれば冷遇とも見られかねない対応を辞さなかった((実績十分な彼ら3人とほとんど新人である丸山との間に大きな実力の隔たりがあるのは間違いないのだが、そのあたりの意図に関する発信が非常に少なく誤解されている面もある。例えば監督は丸山を「育成枠」と呼んだことは一度もないのだが、丸山=育成枠という認識を解消するための発信は全くしていない。))ほか、2023-24シーズン中には公式X(旧Twitter)の運用にも問題があるとファンから声が挙がることもあった。&s(){監督に至っては「Mリーグの炎上王」と呼ばれることもあったとか。}
2023-24シーズンからは流石に批判の声を問題視したのか、担当の人が変わったのでは?と言われるほど公式アカウントの投稿頻度が増加した。
チームカラーとしては理論派であり、「オカルトバスターズ」を名乗ることも((もともとは村上、たろうに加えて小林を加えた3人の呼び名))。ただし、パイレーツほどのゴリゴリのデジタル派ではない。
そのチームコンセプト的にも実力はトップクラスであるとみなされているが、不運や展開に恵まれないこともあってか、22-23シーズンまでレギュラーシーズンをプラスで終えられたことは一度もない。((「確率は収束する」というチームコンセプトを元に、どれだけ絶不調の選手がいようとローテーションを崩さないことが、苦戦の一因ではないかとも考えられている。例を挙げると、2019シーズンでは園田が空前の絶不調に陥り、テンパイの手牌で無意識にノーテン宣言した上その時の記憶が飛んでいるなど、明らかに異常な状態にあった。にもかかわらず、園田をそれまでと同様のペースで起用し続けた結果、377ポイントのマイナスを叩いてしまい、個人成績2位だった村上の貯金を1人で溶かしてしまう結果となった。逆に2022シーズンはその村上が絶不調で園田の調子が良かったものの、やっぱり特に起用のテコ入れはなかった。))
しかし、23-24シーズンはネット麻雀界最強を引っ提げて加入した渡辺と、経験豊富な園田、たろうのシナジーが機能し中盤から好調をキープ。もともとメンバーと面識の深い浅見を中心に雰囲気も良く、常に上位をキープしたままファイナル進出。ファイナルでは序盤に出遅れるも園田が八面六臂の大活躍を見せたが、パイレーツを押し下げることは叶わず。それでも初年度以来の賞金獲得となる2位と、久々にその強さを見せつけた。翌24-25シーズンは11月に首位を奪うと以降独走し、2月に史上初の+1,000ptをクリア。一時的に例年ならば麻雀最強戦Mリーグスペシャルマッチに選抜される個人スコアトップ8人に4人が連続で並ぶ通称ドリブンズトレインを形成し、最終的には全員+3桁で個人ランキングTOP10((チーム内最下位の太が+199.3ptの9位である))、+1,115.5ptでレギュラーシーズンを首位通過した。その勢いのままセミファイナルも首位通過したものの、ファイナルでは太が4戦3ラスを喫するなど失速。最終戦までもつれ込む死闘の末、最後は園田の優勝条件確定立直が山0→直後に醍醐にフェニックス優勝確定の放銃を喫し、終戦となってしまった。
ファンの愛称は「ドリブラー」。6年目のファイナルに突如決まった。&s(){多分流行らない。}
決めポーズは、シンプルなガッツポーズ。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・園田賢 「卓上の魔術師」
主な個人タイトル:なし
レギュラーシーズン個人成績
2018:6位
2019:29位
2020:16位
2021:19位
2022:4位
2023:8位
2024:3位
灘中高出身。そして最高位戦A1リーグを8年維持しているものの第一回ドラフト会議で選ばれた21人の中で唯一個人タイトルは無しと言う、異色の経歴を持つベテラン雀士。
2020年までは某大手企業で営業マンをしながら二足のわらじでプロ活動をしていた苦労人でもある。その傍らで麻雀点数計算用アプリも開発している。当時の上司曰く「園田は数字に強い」。
その強さを遺憾なく発揮したのが、2022-23シーズン期間中に自身のYoutubeチャンネルで行った裏ドラのデータ解析。Mリーグ成績速報(非公式)氏提供のデータベースをもとに裏ドラの乗り具合について分析した際は、圧倒的な速度でのExcel捌きを見せ、視聴者にその優秀さの一端を見せつけた。
…のだが、分析の結果、83人に1人の裏ドラの乗らなさ具合であるという圧倒的な不運の持ち主だと判明した。特に裏3についてはMリーグ発足時のオリジナルメンバー21名の中で唯一一度も経験がなく、逆に5回も振り込んだ事がある。他の選手が裏3を載せる度に園田が引き合いに出されるのは様式美。寿人など10回は乗せているのだが。((そもそも鳴き仕掛けが多かったり、暗刻形を好まないといった打ち方の理由はあるだろうが、それでもなお裏ドラに恵まれない。))((ただしそのデータ解析以降は大事なところで裏ドラが乗るようになり、そのおかげでMVP争いに参戦できたとも言えよう。))なお、23-24シーズンでは裏3が出るたびにXでポストする「うらさん評論家」の地位を確立したが、やはり裏3は乗らず、そして寿人に裏3を打ち上げた。しかしチームも絶好調の24-25シーズン、1月21日第1試合、延べ&bold(){220試合}・&bold(){2,632局}・&bold(){574回目}((すべて後述のMリーグ成績速報(非公式)氏を参照))のリーチにしてついに裏3を成就させた。&s(){本人は7年かけて培ってきたブランドの崩壊を大変嘆いていたがな!}
また、所属する最高位戦で2024年度から採用された点数表示システムを内部開発したプログラマでもある。本人曰く「ExcelとPowerpointの限界に挑戦」し、1万行を超えるマクロにより構成されているというそれは、Mリーグですら当時は採用していなかった副露牌表示や待ち枚数までわかる((ただしカウントは人力で担当する放送スタッフはギャラリーからカッパさんと呼ばれている))、「見る雀」にとっても痒い所に手が届く優れもの。他団体のプロからも大絶賛された傑物であるため、未見の人はぜひ一度見てみてほしい。&s(){そして最高位戦A1の圧倒的な対局時間の長さにも震えてほしい}
麻雀の打ち筋も、その経歴に見合う非常に高度な麻雀を打つ。各局面に対して高度な思考を繰り返し、時に相手を惑わすような鳴きを挟むなどして、常人には思いつかないような手順を見せることから、「魔術師」「賢者」の異名を持つ。
その一方、相手の豪運に巻き込まれての理不尽な大敗や逆転負けが多く、その度に「なんなん?」とぼやくのが持ちネタである。今ではМリーグ全体での公式ネタ化しており、最近では「マクラーレン園田」と自称することも。2018シーズンに滝沢へ大三元を振り込んでしまった際には、実況の小林未沙に「三年目の浮気」ならぬ「三元目の浮気」という替え歌を作られてチームのディナーショーで披露されるなど、とにかくいじられるネタに事欠かない。そしてその替え歌は後にNHKの密着取材を受けた際、&s(){晴れて}地上波デビューを果たした。((もともとストリートミュージシャンをしていた時期があり、なんとあのケミストリーメンバーオーディションにも応募していた過去を持つ))
相手の豪運に巻き込まれるだけでなく自身が不運に見舞われるケースも非常に多く、通常の打ち手ならベタオリして終わるところが、高度な回し打ちを敢行した結果勝負形になって放銃…という、いわゆる「上手すぎて放銃」というパターンが頻発しており、高い実力に反して成績が伸び悩む大きな要因となっている。
しかし、2022シーズンはチームメイトの苦戦が続く中、自身は一人好調をキープ。5位から8位の直接対決ではオーラスに国士無双を上がっての大トップを決め、MVP争いにも参戦。レギュラー突破こそ叶わなかったが最終戦もトップで飾り、過去最高の4位でフィニッシュした。翌2023シーズンもエースとしてチームを牽引し、この年強すぎたパイレーツ以外では唯一の全ステージプラスを記録。ファイナルでは7戦3トップ6連帯とドリブンズの2位に大きく貢献した。
対局中の膨大な思考をとにかく全てしゃべりたいようで、勝っても負けてもインタビューが非常に長くなる。&s(){好きなことに関してだけ饒舌になるアニヲタ諸君も心当たりがあるのではないだろうか。}2021シーズンはラスインタビューを受けた後にしゃべり足りなかったのか、トップインタビュー中に舞台袖から茶々を入れた結果、トップ選手の左手側から園田の顔が抜かれるという今までにないアングルが用いられ、「園田アングル」という言葉が生まれてしまった。この園田アングルはこれ以降しばしば用いられるようになり、インタビュー中にトップ者とラス者が絡む事もMリーグの名物となった。その結果、とうとうADの&bold(){「園田さんそろそろ」というカンペがカメラに抜かれる事態となった。}
最近では、自身のYouTubeチャンネル「その研」にてチームスタッフの一人である最高位戦所属の鈴木聡一郎と共に自身の対局の検討配信およびその切り抜きを行っている。&s(){インタビューで喋り足りない分}検討配信は当然長くなるが、こと検討配信の視聴者数に関しては試合直後の平日深夜で前述のとおり長い配信時間にも関わらず他Mリーガーと一線を画し、現Mリーガー最大手である多井を凌ぐことも。切り抜きの方も当然好評であり、軽妙なトーク、秀逸な編集、そして何より取れ高に事欠かない本人の対局展開によって人気を博している。この検討配信とインタビューは園田の芸人気質を一気に世に知らしめることとなり、オフショットなどで明るくおちゃらけた様子が多く抜かれたり、23-24シーズンではABEMAS・日向とともにコメディタッチのCMに出演するなどタレント的な一面でも活躍を広げている。
[[野性爆弾]]のロッシーに似ており、ロッシーが園田の代役で『トップ目とれるカナ?』に出演した事も。
Mリーグの記念すべき1試合目と1000試合目で1着獲得というメモリアル男でもある。&color(#FFFFFF){%%2022-23シーズンの中継エンディングテーマのナノ・セカンドの歌詞「その幻想のままで終わって行っていいわけないだろ?」を「ソノケンそのままで終わって行っていいわけないだろ?」とネタにされた%%}
・鈴木たろう 「ゼウスの選択」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀協会雀王(4期) 麻雀最強位(2003年)
レギュラーシーズン個人成績
2018:9位
2019:18位
2020:14位
2021:12位
2022:31位
2023:7位(最高スコア)
2024:6位
第一回ドラフト会議にて3つのチームから指名を受け((ドリブンズの他、渋谷ABEMAS、U-NEXT Piratesから指名された。抽選の結果ドリブンズが交渉権を獲得し、ABEMASは松本、Piratesは石橋を代わりに指名した))、抽選を経て加入となった唯一の選手。
高度な読みを元に、限界まで攻めて高打点を追い求める打ち筋が持ち味のベテラン雀士で、CSで放送されている『トップ目とったんで!(現・トップ目とれるカナ?)』の解説者としてもお馴染み。
その独特な打ち進め方から、「ゼウスの選択」の異名を持っている。トップ取りの意識が高く、踏み込めるギリギリまで押すのがスタイル。特に、手の内がバラバラの状態から仕掛けるブラフを多用するのが一番の特徴である。常人にはとても思いつかないようなアガリを連発する一方、普通ならしないような放銃も少なくない為、「誰にもできないアガリをして、誰もしない振り込みをする」が一つの代名詞となっている。
そのためはまるとめっぽう強い反面、やりすぎて派手に放銃して盛大なマイナスを叩く事もしばしば。2022シーズンは個人成績最下位争いを繰り広げ、自己ワーストとなる31位でフィニッシュとなった。23シーズンもその不調を引きずっていたものの、初トップを機に復調。というか以降の勝ちっぷりは復調の域を超えており、最終的には2年ぶりの+100ポイントまでクリアした。とりわけ2024年2月26日の対局では怒涛の連荘で一時12万点を超え、最終的に歴代最高スコアとなる112,800点を叩き出し、最高スコアのタイトルを獲得した。
また同年の麻雀最強戦ではグループステージ決勝のオーラスで役満条件を満たしての大逆転でファイナル進出を決めると、そのまま勝ち上がり決勝へ進出。オーラスをトップ目で迎えるも、全日本プロ選手権優勝者の桑田憲汰プロ(連盟)にツモ+一発or裏条件を裏の乗らない一発ツモで満たされ、二度目の最強位を取り逃がした。
「鈴木たろうチャンネル」というYouTubeチャンネルも開設しているが、機械に慣れていないのか
・盟友・多井の最強位獲得を祝ってステーキ丼を振る舞ったのに、食べるのに夢中で肝心のステーキ丼が一切映っていない
・設定をミスり、配信中に自身の姿を2か所に表示してしまう
・ゲーム実況中に自身の姿を映すワイプが、背景に溶け込むレベルで小さい(インスタントジョンソン・じゃい:「これ(ワイプ)、(ゲームの残機が)あと一機なのかなと」)
など、何とも微笑ましいミスを連発している。
多井の勧誘を受け、神域リーグにもチームゼウスの監督として参戦。ドラフトでは痛風を理由に指名したり、と思えば翌年にはにじさんじの人気ライバーで固めるという神話のゼウスそのもののような指名をしたりした。
・浅見真紀 「守備を忘れた特攻シンデレラ」「聡明なるバイプレイヤー」
主な個人タイトル:野口恭一郎賞女流部門
レギュラーシーズン個人成績
2023:25位
2024:8位
現在最高位戦女流Aリーグに所属する女流プロ雀士。
2023年オフシーズンのスピンアウト企画であるMトーナメントにて、最高位戦で長らく実況を担当していた経験を買われて新実況担当の一人として参加。新たな実況メンバーとしての期待が高まった((3名体制でも試合数増による負担が大きいことに加え、当時小林未沙が妊娠を公表したこともその理由。))ところ、同年のドラフトでドリブンズから指名を受け選手として参戦することとなった。
大学院生時代にタイトルである野口恭一郎賞女流部門を獲得。それをきっかけにプロ雀士となった。
キャッチコピーの通り、最高位戦所属のプロらしく攻撃に重きを置いた麻雀スタイル。
プロ後すぐにミータンマーボと言う冠番組をUstreamにて配信開始したり、近年では麻雀プロ対局放送番組とは思えない格闘ゲームやバトルアニメを思わせる演出で話題となった第47期最高位戦A1リーグのオープニングムービーのアドバイザリー監修を務めるなど、マルチメディアの展開力と言う点では最高位戦どころかプロ麻雀界トップクラス。上述の園田が開発した最高位戦の点数表示システムでも、グラフィックの素材作成やUIの調整などを担当している。
茅森のYoutubeチャンネル「さやチャンネルω」のメンバーでもある。&s(){だがドラフト時は最高位戦のスタジオから園田とゲリラ配信を行っており、同時視聴をしていたさやチャンネル側のメンバーが驚いていた}((本人は指名すると聞かされていた模様))
夫は協会A1リーガーの橘哲也。一児の母である。
本人曰く「ポーカーフェイス」とのことだったが、明らかに顔に出るタイプであることが判明したり、役牌を鳴くか否かのところで優雅に水を飲んでいたところが実況の日吉に拾われるなど、キャッチーなふるまいでもファンの心を掴んでいる。noteやブログでのユーモラスな文体もファンなら必読。
なお、Mリーグ初のダブル役満を阻止したのは彼女((2023レギュラーシーズン最終番のある試合で、堀が小四喜&字一色の一向聴になったタイミングでリーチを仕掛け、一発で当たり牌を掴ませた。その後、堀は聴牌までたどり着くもその番の捨牌で浅見に放銃してしまった。))。
・渡辺太 「麻雀シンギュラリティ」
主な個人タイトル:なし
レギュラーシーズン個人成績
2023:12位
2024:9位
ネット麻雀ゲーム天鳳において、ないおトンまたは、太くないおと言うハンドルネームで参戦。四人麻雀天鳳位を2回、三人麻雀天鳳位を1回のトリプル天鳳位。そして雀魂でも四人麻雀、三人麻雀両方で最高段位である魂天のダブル魂天と言う偉業を成し遂げた。後述の初の2回天鳳位を獲得し、Mリーガーとしても活躍した朝倉康心も自分以上のネット麻雀雀士と認めるネット麻雀界最強の男と称されるプロ雀士。
今はプロ雀士となり、試合の時間を確保するために非常勤となったが内科医との二足の草鞋を履くインテリ雀士。しばしば「東大医学部卒」とアナウンスされるがこれは誤りで、実際には東大理Ⅰ(理・工学部系)入学→東大中退→他大学の医学部卒(北海道大学という説が有力だが真偽不明) が正しい。
2023年に最高位戦所属のプロ雀士となった。いきなりB1リーグ(上から3つ目のリーグ)に参戦し、首位を独走。初年度でA2昇格を決めた。2024年の第49期では残念ながらA2降格となった朝倉、そして共にA2昇格となった山田独歩との歴代天鳳位プロ3人の直接対決が期待されている。
二つ名「麻雀シンギュラリティ」は、今やチェスをはじめAIが人間をしのぐことが多くなった現代においてそれでも自分はAIに負けずに戦い続けるという彼の信念を表している。((ボードゲームつながりだが、『盤上の物語は不変』という藤井聡太さんの名言に通じるものはあるだろう))
ネット麻雀有数の攻撃派とも言われ、しっかりと聴牌の相手の待ち筋を数え、分析したうえで攻撃は最大の防御と言わんばかりに自ら安全牌を開拓するように無筋を通すことも。23-24シーズンからの彼の参戦はMリーグのトレンドさえ大きく揺るがしつつあると言ってよいだろう。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・※村上淳 「リーチ超人」
主な個人タイトル:最高位戦最高位(3期) モンド杯
レギュラーシーズン個人成績
2018:16位
2019:2位
2020:8位
2021:30位
2022:30位
リーチを打つ際の「リッチ!」、振り込んだ際の「はい!」という返事など、発声の良さに定評があるベテラン雀士。
もちろん良いのは発声だけではなく、ハイレベルな手組から高打点のリーチを生み出し、たびたび好成績を収めている。
かなりの門前派であり、そのリーチ率の高さから「リーチ超人」の異名を持つ。&s(){逆に黙ったら「ダマ超人」と呼ばれる}&color(white){とはいうけどシーズンごとのリーチ回数が佐々木、多井、松本、あとチームメイトのたろうを上回ったことがないのは秘密だぞ!}
前述の発声の良さに加え、上家が牌を切ったら鳴きが入らないのを確認するためにワンテンポ置いてからツモるなど、半ばやりすぎなまでにマナーが良いが、その一方、対局に没頭するあまりのため息や強打もたびたび見られる為、彼をマナ良とみなすかマナ悪とみなすかは人によって意見が分かれるところだろう。
2019年は低迷するチームの中で一人奮闘しMVP争いを繰り広げるも、順位の関係上特にマークされる展開となり、かの黒沢の四暗刻単騎にて&bold(){4万点越しの3着}((2022-23シーズン終了時点でMリーグ唯一の記録。なお、スポンサー冠番組である麺飯位決定戦では多井も記録している。そしてこの対局を制したのは四暗刻をあがった村上だった))を食らうなどの仕打ちも受けMVPを逃す。
その後、2021シーズンは序盤に悪夢の4連続箱下ラスを喫すると、そこから超ド級の不運が続発し((四暗刻を聴牌したら次のツモで他家の高め当たり牌を掴まされて放銃、他家が七対子地獄単騎の跳満で立直したら一発で掴まされて放銃、逆に自分の勝負手は5巡目4山だろうと呆気なく流局、などなど。))、最後まで個人成績最下位争いを繰り広げてしまう。2022シーズンでも低空飛行が続き、初トップの獲得も2023年2月と最後となった。
バツイチながら2人の子供への愛情が深いことから、バツイチ雀士としても有名だったが、2023年1月に再婚を発表。しかしプライベートの充実とともに大きな成績向上とはならず、チームはレギュラーシーズンで敗退するとともにメンバー入れ替えの強制を余儀なくされる。2019シーズンでのMVP争いなどこれまで大きな活躍があったものの、やはり直近2シーズンでの絶不調が重く見られたか、2022シーズン限りで契約満了となった。
退団後は解説陣に仲間入り。なかなか出場しなかった多井について&bold(){「APEXやってるんじゃないですか?」}と具体的なゲーム名を放言する、日吉による「1sコール」に乗っかるなどお茶目な個性を光らせて注目を集めている。また、どういう経緯か分からないがTikTokのショートムービーに俳優デビューしたりした。
超ド級の機械よわよわおじさん。時代の流れを受け、多井の誘いを受けた神域リーグをはじめネット麻雀の大会に参加する機会も増えたが、自チームであるチームアトラスの初顔合わせをルノアールで行おうとしていたほか、雀魂の大会でもまずクリックミス・タップミスをしないことが目標になっている。
・※丸山奏子 「花まるシンフォニー」
主な個人タイトル:てんパイクイーン(2期)
レギュラーシーズン個人成績
2019:20位
2020:20位
2021:17位
2022:26位
ドリブンズの「育成枠」として、プロ歴わずか2年でMリーガーとなった麻雀界のシンデレラガール。メガネっ子。
デビュー戦でリーチ後見逃し倍ツモの末に多井・滝沢・寿人という強者相手にトップを獲得するというセンセーショナルなデビューを果たしたものの、その後は目立った活躍は少なく((とはいえ、先述したデビュー戦が示すように勝ち試合がとにかく劇的な展開になりがちであるためか、そこまで弱いイメージを持っていない視聴者も多数。個人成績最下位争いをしたのも最終年程度である。))、ほぼ常に規定最少試合数しか出してもらえない為、Mリーグで1日2連闘の経験はまだない。
プロになってから日が浅いこともあり、自身の明確なスタイルは確立していないが、その分チームメイトのおじさん3人の教えをグングン吸収しており、最初はプレッシャーの余り卓上で涙ぐむようなこともあった((とりわけ有名なのが2019年12月3日第一試合。丸山はラスで迎えた南2局で聴牌するが、その聴牌の継続には先制立直中の瑞原に対して無筋のドラ八萬を切らないといけなかった。場合によっては親への放銃でラス確定まで追いやられる可能性もある中で丸山は葛藤の中で長考し、涙ぐみながら追っかけ立直を仕掛けた。結果は瑞原が一発で当たり牌を掴みロン和了に成功したばかりか、立直前に暗槓していた四筒が丸ごと裏ドラとなって見事跳満直撃に成功、2位に浮上した。葛藤している際の実況席(実況:松嶋、解説:瀬戸熊)の語り口も合わせて必聴もの。))が、徐々に強靭なメンタルを身に着けて上述のような大胆な打ち方を見せるようになっている。
2020シーズンセミファイナルでは、登板1戦目で大トップを獲得したことで2戦目の登板を許され、ついに最少試合数の枷を打ち破り、2021シーズンでは%%不甲斐ないマイナス続きの男連中を見事に支えて%%これまでを上回るペースで登板しており、2022年1月には早くも規定の10試合に到達したが、チームがボーダーラインを争っている関係か2月は出番がなく、最終的には12試合の出場にとどまった。
2022シーズンも同様だった為、レギュラーシーズンに関しては4シーズンで44試合しか出場しておらず、2シーズンで45試合出場した伊達と比較しても出番は明らかに少ない。
&color(white){某Mリーガーが生配信で語った推測にすぎないが、当時感染症が猛威を振るっていた為、規定数を満たさないまま出場できなくなるのを防ぐ為に序盤に多く登板させた可能性もあるのではないか、との事である。}
2022年麻雀最強戦では女流Mリーガーが勢ぞろいとなった女流スター決戦において四喜和を成就させその勢いのままファイナル進出を決めるなど確実にその成長を感じさせてくれている。
だが、その後に始まった2022シーズンでは初戦で大きく苦戦をしてしまい、チームメイトである村上らと一緒に最下位争いを繰り広げており、初トップの獲得も2023年2月と時間がかかった。
2022シーズンにおけるメンバー入れ替え強制により退団。ドリブンズファン以外にもその愛くるしさで愛されていた選手であったが、育成枠で成績が残せなかったという現実は重かったようである。
しかし、所属団体である最高位戦や最強戦での活躍、醍醐の主催するHQ麻雀の初の女性講師抜擢、さらには最高位戦上位リーグの対局配信の実況や冠ラジオのスタート、更には悲願の個人タイトルであるてんパイクイーンを制覇し、他にも2023-2024シーズンではローソンのプリントサービスに使う全36人のMリーガーのイラストを寄稿とМリーガーになってから活躍の場を大幅に広げており、ドリブンズでの4年間は今後も彼女の大きな糧となることは間違いないと言っていいだろう。
}}}
#openclose(show=真っ赤な旗のもとに集いし4人のサムライ){
***&color(black){EX風林火山}
所属選手:&color(deeppink){二階堂亜樹(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){勝又健志(日本プロ麻雀連盟)}
2018シーズン:2位(レギュラーシーズン1位)
2019シーズン:8位
2020シーズン:優勝(レギュラーシーズン4位、セミファイナル4位)
2021シーズン:5位(レギュラーシーズン4位)
2022シーズン:4位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル1位)
2023シーズン:4位(レギュラーシーズン5位、セミファイナル2位)
2024シーズン:8位
オーナー企業はテレビ朝日で、2020シーズンのチャンピオンチーム。((EXはテレ朝のコールサイン))
2020シーズンまでは亜樹、勝又、滝沢の3人チームだったが、終了後に滝沢が退団。
2021シーズンからはニューメンバーオーディションで優勝した松ヶ瀨、亜樹の姉である瑠美がチームに加入し、4人体制となった。
2020シーズン、昨シーズンの結果が最下位だったことから「今シーズン4位未満なら全員クビ」という「背水の陣」を自ら敷いて臨み、見事優勝を勝ち取った。
基本的に勝又を中心に安定感の高いチームだが、毎年年末を鬼門としている。特に23-24シーズンは首位から一時は最下位にまで転落したものの辛うじて生き残ると、セミファイナルは20戦10トップ1ラスの+500オーバー、途中プラスポイントの全てを独占する圧勝劇を収めファイナルへの進出を決めた。
しかし、24-25シーズンは5シーズンぶりにレギュラーシーズンでの敗北を喫し、オフには監督の退任+松ヶ瀬退団+瑠美の選手登録抹消+亜樹の選手兼任監督就任という大ナタでチームの大改革に乗り出した。
2021シーズン・2023シーズン前((このうち、2023シーズン前の回はレギュレーションによる入れ替えの可能性があったため実施されたが、同シーズンは入れ替えを回避したため、スペシャルスパーリングパートナー(SSP)決定戦という形に落ち着き、連盟A1リーガーの一井慎也プロが優勝した。以降、SSP決定戦は「&bold(){IKUSA}」という名称で年1回開催されるようになった。))には大規模な新人オーディションを実施するなど、何かと独特なイベントを執り行うチーム。ほかにも2023年夏に行われたMリーガーVS歌うま麻雀プロ歌合戦など、テレビ朝日系列のイベントにMリーグがコラボするときは、大体このチームの監督が裏で仕掛け人になっていた。
決めポーズは、握りこぶしと共にリストバンドに刻まれた「風」「林」「火」「山」のいずれかの文字をカメラに見せるというもの。
ファンの愛称は23-24シーズンより亜樹の卓上の舞姫にもちなんで『炎護舞隊』となった。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・二階堂亜樹 「卓上の舞姫」
主な個人タイトル:プロクイーン 第三回モンド21王座
レギュラーシーズン個人成績
2018:12位
2019:28位
2020:17位
2021:16位
2022:15位
2023:27位
2024:19位
まだ女流雀士がほとんどいなかった時代、姉と共に美少女プロ雀士姉妹として一躍注目を浴びた、女流雀士のパイオニア。
打ち筋に関しては、放銃を恐れるあまり無駄なダマが多いなど積極性に欠ける事も多かったが、最近は積極的なリーチも増えてきた。
2021シーズンのレギュラーシーズンでは、9連続で2着を獲得するという珍記録を樹立。なおこの期間にトータルで+100ポイントは稼いでいる。((一方でこれはおおよそトップ2回分の成績でもあり、Mリーグルールにおけるトップの重要性を浮き彫りにするものでもある。))
2022シーズンではチームメイトの3人と比較すると成績が劣る(それでもプラスフィニッシュ)ものの、2023年2月に四暗刻単騎を決めている。((山に待ちが無かったにもかかわらず、敢えてリーチを敢行する事で当たり牌を釣りだすという高度な役満であった。))
姉妹でYoutubeチャンネル「るみあきchanねる」を運営。流石のレジェンド姉妹として、多井のたかちゃんねるに次いで登録10万人を突破した。
2025-26シーズンからは藤沢監督の後継として選手兼任監督に就任。同時期にフェニックスの監督となった茅森と共に、&bold(){史上初の&color(#F54738){選手兼任監督}かつMリーグ初の&color(#F54738){女性監督}}として、歴史にその名を刻む存在となった。
・勝又健志 「麻雀軍師((実況が日吉の時の先発の際の選手紹介では「麻雀IQ220」と紹介される。))」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟鳳凰位 麻雀グランプリMAX優勝
レギュラーシーズン個人成績
2018:11位
2019:14位
2020:19位
2021:8位
2022:5位(4着回避率1位)
2023:2位
2024:29位
アザラシに似た容貌が特徴のおっさん雀士。
シンプルに実力が高く、「麻雀IQ220」と呼ばれている。&s(){麻雀IQとはいったいどういう概念だろうか}
「軍師」の2つ名の通り、小手先の技を交えた戦略的な打ち筋に定評がある。役あり見逃し→ツモ切りリーチのコンボで園田を打ち取った一局は語り草。通称「健志のポイズン」。((のちに24-25シーズンにてその園田からの山越しのロンを受け、ポイズン返しなどと呼ばれたが、これは園田本人が勝又を呼んでの検討配信で自身が親番であり、リャンメン変化やツモなどによる点数上昇を見越していたため一度は見逃したが二つ切られたため致し方なしに上がったとのこと。))一方でいわゆる「流れ」についても「ある」と考えている様子。
親などでアガリを連発すると、その見た目から「アザラッシュ!」とコメントされることが多い。
後輩指導にも積極的で、特に滝沢と行う若手女流プロの指導からはMリーガーを含む多くの将来有望な後進が育っており、「勝又先生」と呼ばれる事もしばしば。また今では見かける機会も少ないが、もともと塾講師をしていた経験から話術に定評があり、連盟やRTDリーグでは実況者としても高い力を発揮しており、日吉も実況のアドバイスを勝又にもらいに行くほどである。伊達の自伝漫画『朱色のステラ』でのやり取りは必見。((「勝又のプロモーションコミックでは」という感想が寄せられたとかそうでないとか))
ボートレース好きで、全麻雀プロでも一番ボートレースのことを知っていると自負しており、2022年のオフシーズンに多井がボートレース蒲郡とのコラボyoutube企画「多井ボート」を開始し、その翌シーズンとなる2022-23シーズンの開幕式の控室で多井に近づいて「僕ボートレース強いんですよ」と出演を直談判したエピソードも有名である。
2020シーズンではとにかく不調で、いくらテンパイしても全くあがれない試合が続いていたが、決勝では一転して絶好調で5連勝を記録し、チームの初優勝に大きく貢献。2021シーズンも安定感を維持し、セミファイナル進出に貢献。チーム全体が苦しむ中、最終戦では10万点越えトップの逆転条件に迫るという気迫を見せた。
2022シーズンでも&s(){松ヶ瀨が作ったいくらチャーハンに導かれて}好調を維持し続け、4着回避率のタイトルを獲得。個人MVP争いも盛り上げた。セミファイナルでもチームを牽引したが、ファイナルでは大失速。彼に引きずられるようにチーム全体が調子を落とし、16戦1トップに終わった。
2023シーズンではチームメイトが不調に喘ぐ中一人気を吐き、フェニックス・雷電・BEASTと四つ巴になったレギュラー突破争いに大きく貢献。最終盤ではMVPを狙える位置までくるもあと一歩届かずだった。もともと監督が勝利のためならなりふり構わない選択をしてくることも相まってか、風林火山の浮き沈みは常にこの人にかかっていると言っても過言ではなくなっている。
%%ちなみにコメント欄やSNSで話題になる"勝又怒りの○○"は多井発祥%%((着順が3~4着の時判断基準が相手の待ちに当たるかではなく自分の手に必要かどうかだけになり、結果一秒プッシュ、一秒放銃になることを「勝又怒りの一秒放銃」と称した。ちなみにさらに元を辿ると初年度にラスを喰った後志願連投でトップを獲ったことを藤沢監督が「怒りの連投」と表現したことにある。))
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・滝沢和典 「越後の奇跡」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟王位(2回) モンド王座
レギュラーシーズン個人成績
2018:2位(4着回避率1位)
2019:25位
2020:15位
※KONAMI麻雀格闘倶楽部時代の成績は当該項目を参照。
連盟所属のイケメン雀士。通称タッキー。
攻守のバランスに長け、若くしてMONDO杯・RTDリーグなどで活躍してきた実力派だが、Мリーグ開始前は、その素直すぎる手筋ゆえに((加えて当時、滝沢は所属する連盟のとある事件の当事者として所在ない立場にいたというのもある。詳細は割愛するが、この一件が滝沢の心に重く伸し掛かっていたとしてもおかしくはないという事件だった。))スランプに陥っており、自分が指名を受けるはずはないとドラフト会場にも来ていなかった。
そのデビュー戦ではいきなり少牌してしまう((その自戒のため、公式SNSの名前を一定期間「滝沢小牌和典」にしていた。))など前途多難であったが、そこから盛り返して最終的には優勝まで果たすなど、Мリーグを通して一躍復活を果たした雀士となった。
2020シーズンにチームを優勝に導いたのち、自分の力を試したいとの思いから&bold(){風林火山からの自主退団}を選択((この移籍劇は当時も現在も様々な議論を呼んでいる事柄のひとつである。2018年に一部週刊誌が報じたチーム内の疑惑が原因とする説や、先述した2020シーズンのあまりに厳しい独自レギュレーションが原因とする説が有力説として囁かれるが、真偽は分かっていない。))、同年のドラフト会議を経て&bold(){KONAMI麻雀格闘倶楽部へ移籍}した。
移籍後の活躍については格闘倶楽部の項目を参照。
・松ヶ瀨隆弥((なお、松ヶ瀨の「瀨」の字はMリーグでは「瀬」と表記されている。)) 「繊細なる超巨砲」
主な個人タイトル:最高位戦クラシック RMU令昭位
レギュラーシーズン個人成績
2021:7位
2022:7位
2023:36位
2024:32位
かの最速最強・多井以来2人目のRMU戦士にして、元祖・オーディション出身Mリーガー。
所属しているRMUではSS級ライセンスに属している雀士であり、歴代Mリーガーの中で&bold(){日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会の3団体に属した経験のない唯一の選手}((多井は連盟・小林剛は最高位戦への所属経験がある。))。2023シーズンでは多井の影響から始めたゲームにのめりこみ、[[スイカ王>スイカゲーム]]と呼ばれるように。
全チーム4人制が義務付けられた2021シーズン前に開催されたオーディションで優勝((ちなみに、同年に雷電が獲得した本田も当該オーディションに参戦し、惜しくも準優勝だった。また、同年に格闘倶楽部が獲得した伊達は予選で敗退してしまったものの、女流選手では最高順位だった(8位)。))したことで風林火山の新メンバーとなっており((実は2018年開幕時のドラフト会議で直前の麻雀駅伝の最終走者を担当。多井からも「自分の次のRMUの看板は彼」というコメントもあったこともあり、ドラフト候補には上がっていたものの残念ながら選出されなかった。))、その狭き門を潜り抜けただけあって、高レベルの実力を持ち合わせる。
サングラス+パーマ+染髪という厳つい容貌に反し、元調理師という事もあり料理という家庭的な趣味があり、youtubeチャンネルを開設してからしばらくたって生配信された秋鮭解体放送はMリーグの実況席でもたびたび話題になるほどの反響を集めた。特に2022シーズンは、彼にその解体放送で醤油漬けにされたイクラを振る舞われた選手が次々と好成績を収め%%ただけでなく、上り牌がピンズだったとか赤5ピンがやたら入ってくるなどの事象が発生し%%たため、「松ヶ瀬のイクラ」がしばらくMリーグの代名詞となっていた。&s(){ドーピングを疑われても仕方がない。}順位点や着順意識が強く、レギュラーでもかなり早い段階から条件戦を意識した選択も増加している。
チームに加入した2021シーズンはオーディションで勝ち上がった力で新人ながら安定した成績を収め、チームが大きく調子を落とす期間ではチームを支える大車輪の活躍を見せ、レギュラーシーズンでは1日2連闘する選手はまま多いが((チームメイトが他の大会やイベントなどで不在だったり、個人タイトルを目指す動きなど監督の采配にもよる為、理由は様々である。))、トータルで5連闘した事もある((つまり試合日2日の連闘+さらに次の試合日の第1試合をすべてひとりで登板。))。
しかし、2023シーズンは過去のシーズンと比較しても苦戦が続いており、1日2連闘してどちらも箱下に沈んでしまい本人もインタビューで今までの麻雀人生の中で最悪の一日と振り返った事も。その後復調したものの、全体的には満足と程遠いシーズンだったことは言うまでもないだろう。
続く2024年シーズンでは藤沢監督からキーマン指名され、さらにシーズン序盤には一般女性との結婚も発表。気合も新たに臨んだが、前年ほどではないにせよ苦戦。最終的には2年連続個人成績30番台でシーズン終了となりチームもレギュラーで敗北すると、同オフの改革の余波に巻き込まれる形で退団が決定。退団に際する「&bold(){勝負の世界は結果が全て、という判断で契約満了とさせていただきました}」というシンプルながらド直球な運営声明がMリーグファンを戦慄させた。
なお、Mリーグ最終対局でなんと&bold(){役満を放銃}((園田に一萬で国士無双を放銃。一向聴の状態で掴まされ、一度は止めるものの次のツモで聴牌してしまい、立直した宣言牌で打ち上げてしまった。))した(もちろんMリーグ史上初)。ひょっとすると、これによって退団が決まってしまった…のかもしれない。
・二階堂瑠美 「天衣無縫」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2005年) プロクイーン
レギュラーシーズン個人成績
2021:27位
2022:12位
2023:18位
2024:27位
滝沢の電撃退団により、急遽加入した美人姉妹の&s(){顔芸担当}片割れ。女流プロ雀士唯一の麻雀最強位経験者。
その打ち筋は極端なまでの手役志向だが、赤が入っている分シンプルなリーチが強いMリーグルールでは相対的に下のほうに入ってしまい、2021のレギュラーシーズンの個人成績は女流プロの中では最下位だった。
なお、点数を申告する時は「~点です」と言う事があり、対局時の表情も毎回注目されていた。
松ヶ瀨とともに解説席に登場した事があった&s(){が、二人とも髪が派手なせいでパチンコ屋にいるDQN夫婦にしか見えなかった(さらにウヒョ助こと塚脇永久((近代麻雀誌においてキリンジシリーズやMリーグを下敷きにしたピークアウトなどを手掛けている漫画家))の応援イラストでは浦和レッズサポーターの夫婦と書かれた事も)}。((しかもその試合のトップインタビューは当時髪が派手な色だった東城りお(セガサミーフェニックス)で、藤島じゅん先生の漫画でも「保護者参観」とネタにされた。))
2022シーズンは初年度のプレッシャーから解放されたか、「天衣無縫」の二つ名にふさわしい奔放な麻雀を存分に披露して成績が向上。2着と3着にほとんどなっておらず、トップかラスかという麻雀を繰り広げて最後まで上位争いを繰り広げ、シーズンオフのMトーナメントは優勝こそ逃したものの参加した女流雀士では唯一決勝まで勝ち上がった。
手役で魅せる闘牌スタイルに加え、アングラで大人しいチームイメージの風林火山では稀有なムードメーカーとしても人気を博したが、24-25シーズンは開幕4戦4ラスの低調なスタートとなってしまったうえ、ちょうど同時期に慢性疲労症候群((通称:CFS。日常生活を送れないほどの重度の疲労感が長期間続くにも関わらず、医学的検査には何も引っかからないのが特徴症状。現代医学を以てしても原因が身体面か心因性かすら分かっていない、謎の多い疾患である。))を発症してしまったことで体調不良にも悩まされ、登板機会が減少。その中でも&bold(){Mリーグ1年7か月ぶりの役満}((2024年12月5日第2試合で四暗刻をツモ和了。妹・亜樹も22-23シーズンに四暗刻単騎を和了させており、姉妹での四暗刻達成となった。))を&bold(){親で炸裂させる}など見せ場は作ったが、集中力の持続が難しいほどに体調不良の影響が出た((後に本人が具体的に語ったところによると、「起床から2時間ほどにわたり頭痛に苛まれる」「手出しかツモ切りかを暗記しようとしても、6巡前以降をどうやっても忘れてしまい、結果長考が増える」という状況だったとのこと。そんな状況で親役満を成就できたのは、ある意味奇跡とすら言える状況だったのである。))ことから、同オフを以て選手契約は満了することとなった。
ただし、同時にフロントからの新ポストが用意され、チームには残留することも決定。チームイベントなどには体調の許す限り参加することも同時にアナウンスされ、25-26シーズンは新たな形で二階堂姉妹の共闘が見られることになりそうだ。
}}
}
#openclose(show=桜のように美しく、騎士(ナイト)のように心技を兼ね備えよ){
***&color(hotpink){KADOKAWAサクラナイツ}
所属選手:&color(deeppink){岡田紗佳(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){渋川難波(日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){堀慎吾(日本プロ麻雀協会)}
2019シーズン:4位(レギュラーシーズン4位、セミファイナル1位)
2020シーズン:2位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル2位)
2021シーズン:優勝(レギュラーシーズン6位、セミファイナル1位)
2022シーズン:6位(レギュラーシーズン4位)
2023シーズン:3位(レギュラーシーズン3位、セミファイナル3位)
2024シーズン:7位
オーナー企業は[[KADOKAWA>角川書店/KADOKAWA]]。
2019シーズンから参戦し、2020シーズンには堀が加入。
後発チームではあったが初年度からファイナルシリーズに進出。2021シーズンには優勝するなど、安定してファイナルに残る実力が高い評価を集めるチーム。((なお、表彰式の優勝シャーレ授与の際、チームメンバー全員でシャーレを掲げるのが慣例であるが、この時は沢崎が病欠、堀も足を負傷して客席からの参加であったため、内川と岡田の2人のみによるシャーレリフトという非常に珍しい光景が見られた。))((また、サクラナイツが優勝するまでは、3シーズン連続でファイナルシリーズ開幕時に4位のチームが優勝していた。))
2022シーズン後に沢崎が勇退し、渋川が入団。これにより、Mリーグで(恐らく)最も平均年齢の若いチームとなった。((それまでは恐らくABEMAS。なお「恐らく」としているのは、雷電・黒沢について計算対象外としている為。))
監督が超敏腕プロデューサーであり、シーズン内外を通してチーム独自の活動に積極的。Mリーガーの配信には神出鬼没で現れるほか、出版業を取り持っていることもあり、他チームのMリーガーや人気VTuberが本を出版する際はゲストで呼ぶことにも積極的((連盟・協会どちらの選手もいるため幅広いプラットフォームに対応できるのも強みか。))。Mリーグの公式ブックを出版する際は、非公式アカウント(後述)にデータ提供を依頼している。
シーズン中に一人一回の「連闘権」を定めているチーム。もともとは第1試合でトップを取ったら行使できる、連闘した第2試合でもトップだったら権利は消費されずに残る、というルールだったが、23-24シーズンからは第1試合でトップでなくても行使できるようになった模様。もともとMリーグは実力者の同日連闘が決して少なくなかったが、リーグ全体の人気の高まりと試合数増加によって現在では連闘自体が稀になるなか、この権利の存在もあって連闘が比較的頻発するチームになっているともいえる。
また、ウィークリーウィナーへのご褒美の豪華弁当への執念が強い。((もともと豪華弁当はサクラナイツ独自、かつ監督の自腹で運営されており、それにMリーグ機構が乗っかったという経緯がある))弁当が狙える週は毎週条件戦を戦っている。
ファンの愛称は「桜騎士団」。
決めポーズは、「サクラブレード」と呼ばれるサイリウムを構えるもの。メンバーごとにポーズや色が異なる。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・岡田紗佳 「完全武装アフロディーテ((ギリシャ神話における美と愛の女神のこと。))」「岡田様」
主な個人タイトル:てんパイクイーン(3回) クイーンズリーグ(2回)
レギュラーシーズン個人成績
2019:22位
2020:13位
2021:26位
2022:14位
2023:6位
2024:35位
グラビアアイドル出身の美女雀士。通称おかぴ。
身長170cm。Gカップ。
当初こそ見た目で選ばれたビジュアル枠とみなされていたが、地頭がいいためMリーガーになって以降急成長を遂げており、将来有望な女流と目されている。小島武夫の弟子でもある。
加入当初は、点数調整を間違えて差し込みに失敗、着順を落としてしまうなど頼りない一面があったが、特に堀とともに行う勉強会の成果もあってか、2年目以降はメンタルや技量の成長もあり頼もしいチームメンバーとなっている。
3年目となった2021シーズンは苦戦し、レギュラーシーズンでトップを獲得したのは年明けの2022年に今期初トップを獲得したのが唯一となったが、ポストシーズンではその鬱憤を晴らすかの如く連対を量産し、チーム優勝の大きな原動力となった。続く2023シーズンもシーズンを通じて絶好調でチームのファイナル進出に大きく貢献、同年に苦しんだ内川から「岡田様」と崇められるレベルの大活躍となった。
てんパイクイーンを3回獲得したり、麻雀最強戦のトーナメントも何度か勝ち上がるなど短期決戦に強い選手。過去にわれポンに出た際には九連宝燈をあがり、更に2022年のMリーグ各チーム代表者で行われた最強戦Mリーグスペシャルマッチでは国士無双13面待ちを上がったうえでファイナル進出を決め、SNSが興奮の渦に包まれた。
同じく巨乳グラビアアイドルMリーガーの高宮と共に&ruby(パイパイ){「牌×牌」}&s(){}というユニットを組んでグラビアを刊行。好評のようで、現在3巻まで出ている。そのためか、江頭2:50一味による麻雀対決企画では真っ先にターゲットにされ、勝利者インタビューで江頭の鉄板ギャグ「取って入れて出す!!」を披露することになった((元々は岡田のモデルの仕事で披露、というさらに過酷な内容だったが、岡田自ら「勝利者インタビューでなら」と申し出た(以降、江頭の麻雀対決のバツゲームは勝利者インタビューにおけるギャグ披露で定着した)。なお、披露した際の画像は23-24シーズン中を通じ、岡田の公式Xのアイコンになっていた。))。
ブレードの色は紫で、顔の横にブレードを軽く構えるポーズをとる。
中国とのハーフであり、モデル出身かつグラビアアイドル兼業という事もあって、バラエティ番組に出演する事も多く、Mリーグが始まる前は[[ネプ&イモトの世界番付]]でG20の中国代表としても出演していた事も。
Mリーガーになった後は、2023年1月に放送された[[アメトーーク]]の『Mリーグ大好き芸人』に出演以降、地上波バラエティ番組へのゲスト出演が増え、タレントとしても大ブレークし、その勢いのまま2023シーズンでも大活躍。4年ぶりの志願連投でトップを取るなど出場試合も大幅に増え、初めてMVP争いに参戦した。その結果『岡田様』扱いされる、カレンダーに選手がお参りしてから出陣する、&s(){そのカレンダーを堀が勝利者インタビューで宣伝する((なお、よりによってABEMAS・白鳥の目の前だった))}などの儀式が誕生した。
しかし、翌2024シーズンは一転して大不振に陥り、Mリーグ新記録となる6連続ラスの屈辱に陥る((また明記は避けるが、シーズン途中の楽屋配信にて盛大な舌禍事件を起こし、Mリーグの枠を越えた炎上劇を呼び起こしてしまった))。最終週のシーズン最終登板でトップを取り辛くも未勝利こそ免れたが、個人成績は-500を超え、チーム初のレギュラー敗退に大きな影響を与えてしまった。捲土重来が待たれる。
トップを取った後の退場シーン(レギュラーシーズン終盤戦くらいから映されるようになる)で、カメラにダブルピースを決めて行くのがお約束。
・堀慎吾 「小さな天才」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀協会雀王 天鳳名人位
レギュラーシーズン個人成績
2020:4位
2021:9位
2022:23位
2023:11位
2024:18位
2020シーズン、唯一ドラフトで指名された協会所属の雀士。協会の最高タイトルである雀王を引っ提げて新加入。
元から界隈ではその高い実力を認められていたが、加入直後からその力をいかんなく発揮し、トップクラスの高度な読みと手組みで安定した好成績を収める。
最近は牌譜検討などの配信も行っており、そこで彼の深い思考がうかがえる。
その実力に見合ったビッグマウスの持ち主で、「だから君は負けるんです」という、ともすれば炎上しかねないようなタイトルの本を出版している。本を書くのは面倒なようだが文才は凄まじいものがあり、サクラナイツFCには堀のコラム目当てで加入しているという人も少なくない。
ABEMASの白鳥とライバル関係である一方、Mリーガーとなる前から格闘倶楽部・高宮の大ファンであることを公言しており、試合後のインタビューで高宮の目の前で高宮愛を語ったこともある。
「堀ガールズ」と呼ばれる私設のファンクラブがある…が、Мリーガーになっても大して人数は増えていないらしい。
最近ではインタビューにてその試合の至極の一局はどこだったか?と言う質問を聞かれることも多い。雀力に反してインタビュー力は低く、トップを取れば「嬉しいです」、ラスを引けば「悲しいです」とざっくりした受け答えをするのがお決まり。
競馬好きであり、本人のYoutubeチャンネルの競馬予想では麻雀では絶対見られないような生き生きとした表情の堀を見ることができる。&s(){なお、いつもボロ負けの模様}.。一方で監督の無茶ぶりに付き合わされダンスを踊る際は感情を失ったような堀を見ることができる。なお、ダンスの様子は「岡田よりかわいい」と好評。
自他ともに認める麻雀全振り系の人間であり、他のМリーガーからは「何もできない」(園田)「他が本当にダメ」(松本)「競馬も年中負ける」(仲林)「何も残らない人」(白鳥)とボロカスに言われている。あげく、自身でも「麻雀が無かったら苦労しそうなМリーガーは?」との問いに「僕…ですかね」と真っ先に自分自身を挙げるほど。
競技麻雀の目無し問題((現実的な勝ち目のない(役満ツモで届かないくらい)打ち手がどう打つべきかという問題。Mリーグでは、特にファイナルで優勝の可能性がないチームの振る舞いについて取り上げられることが多い。どのような選択も結局は自分以外の誰かに肩入れしてしまうため、根本的な問題解決は図らず現在も放置されている。炎上を呼びやすいものでもあるため、近年では目無し問題の当事者となるチームが事前に方針を発表して選手を守る方策を取りがち。))の対策として、最終局のオーラスが決まった後、優勝を決めるための対局を行うルールの導入を提言した事がある。この提言は後に、堀が懇意にしているたろうを通して多井に伝わり、彼が代表を務める麻雀プロ団体RMUに「新決勝方式」((簡単に説明するとトップが一回上がるまでにトップがそれまで稼いだ総得点数を上回れば逆転優勝))として導入された。
一人息子を「ふーちゃん」と呼んで溺愛しており、家族仲は極めて良好。バツイチや恐妻家が多いプロ雀士の中ではかなり稀なパターンである。
老け顔だが、チームメイトの内川よりも年下である(内川が2つ上)。
ツモなどの所作がとても静かで、それは嶺上開花四暗刻をツモった時でも同じ。しかしその内に秘めた勝利に対する情熱は熱いものがあり、2021ファイナルでは足を負傷((原因は、雨で濡れた鉄板の上を歩行中に滑って転倒、その鉄板で強打してしまったため。白鳥が偶然現場に居合わせている。))して立てない状態ながら最後2日の4試合中3試合に登板、白熱した展開の中競っていたフェニックスから逆転優勝を奪い取った。
翌2022シーズンでは一転して大苦戦に陥り、全32選手中最多となる10ラスを記録してしまうこととなった(でも個人成績は20番台前半)。&s(){ホリシブで出場した時の合計が約▲360ptなので、まず間違いなくそれが原因}
ブレードの色は青で、それを逆手に構えたポーズをとる。&s(){くのいちとか言わない}
・渋川難波 「魔神」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀協会グランドスラム((雀王、雀龍位、日本オープンの協会主催の三冠制覇)) Mトーナメント2023優勝
レギュラーシーズン個人成績
2022:21位
2023:9位
2024:17位
日本プロ麻雀協会所属の雀士。もともとはMリーグの解説を担当しており、2019シーズンのゲスト解説を経て、2020シーズンからレギュラー解説として加入した。
デジタル派で、選手の打牌一つ一つを彼らの心中を読み切って丁寧に伝える通称憑依解説に定評を持つ。&s(){間違いなく日吉の影響} 本人は当時から&bold(){Mリーガーになることを目標にしている}と自身のYoutubeチャンネルで語っていた((これは同じ団体の堀が指名を受けたことにも影響されている。赤裸々な思いを綴ったnoteは語り草であり、ドラフト指名時には森井監督から「もう報われても良いんじゃないか」という努力に対する最大限の賛辞を受けた。))。
2021シーズンにはドラフトの筆頭候補とみなされ&s(){本人も生配信してまで待ち構え}ていたにもかかわらず、まさかの落選。しかしそこで燻ぶらず、解説とYouTube配信を通して実力だけでなくトーク力も磨き、極めつけには所属団体の最高称号である雀王を戴冠。満を持して2022シーズンよりサクラナイツ所属のMリーガーとして名を連ねることとなった&s(){が、昨年の出来事に日和ったのか生配信をしていなかったために、スパチャをもらいそこねた。}
シーズン序盤は展開に恵まれず、黒沢の11万点トップに巻き込まれてMリーグワースト記録となる▲47600点を記録してしまうなど大きく沈んだが、その試合が本人曰く「&bold(){これまでで最も手応えがあった}」((実際、黒沢を始めとする他家の親番にツモ和了でゴリゴリ削られたことが大きく、ロンの放銃も立直中やあと1枚切れば満貫以上確定となる局面など、あまり責められてしかるべき場面ではなかった。事実、この試合では一度も和了できなかったが6回も立直している。))とのことで、チームの後押しもあって直後の第二試合も続投すると、そこで初トップを記録している。その後も雀王としての実力はやや影を潜め、レギュラーではチームを救う活躍は見せられなかったが、セミファイナルではチームメイトが苦しむ中孤軍奮闘し、最後まで戦う騎士の姿を見せた。オフシーズン企画のMトーナメント2023では予選から好調をキープし、決勝でも2連勝を収め初代チャンピオンに輝いた。
22レギュラーシーズン終了後、連盟の早川林香プロとの入籍を公表した。SNSや本人のYoutubeでは定期的に惚気ている様子がうかがえるほか、早川プロお手製の手料理の数々が掲載されている。
「タキヒサ」「ショウマツ」「るみあき」などの有名コンビに対抗して、堀とのコンビである「ホリシブ」を浸透させることに情熱を燃やしている。しかし、当の堀が全く乗り気でない・渋川からバトンを受け取った際の堀の成績がやけに悪い((とはいえ、そもそも渋川が加入したシーズンの堀はかつてないほどの絶不調に喘いでいたため、一概には言えないところがあるが))・週間ダイジェスト番組『熱闘!Mリーグ』に企画を持ち込み、前述の名コンビどころかこの番組のためだけの即席コンビを相手にしてはその都度返り討ちにされる、などといったようにまるでいいところがない。&s(){そろそろUKコンビにも知名度で抜かれるのではないか。}しかし時に森井監督のおもちゃにされながらも腐らず普及を続けた結果、翌23シーズンの監督の誕生日には遂にホリシブでデイリーダブルを決めた。&color(#FFFFFF){なお、チーム内の誰もが誕生日のことを口にしなかったし、監督は自腹でケーキを買った}
2022レギュラーシーズン終了後、チームの恒例企画である超豪華弁当争奪戦((半荘2回勝負。対局中に選手同士が会話可能であり、互いにトラッシュトークしまくるというのが大きな特徴であり見どころでもある。))に参加した際に伝説級の珍対局を披露し、一躍話題となる。
#openclose(show=以下ネタバレ込み。見た事ない人は今すぐチームYoutubeチャンネルからの閲覧を推奨){
新規参戦メンバーとして気合を入れて臨んだものの、岡田のトラッシュトークに誘導されて国士無双を放銃。これだけならまだしも、続く2戦目で開局早々に今度は親の堀に四暗刻単騎を打ち上げてしまい、&bold(){1日に2度の役満放銃となってしまう}。((しかも、完全イーシャンテンからわざわざチーテンを取ったことで、堀に4つ目の暗刻を完成させた上に(しかもこの牌が先ほどチーした入り目であり、鳴かなければ門前の高打点が完成していた)リーチ中の内川から当たり牌を回収してツモ切り被弾という、実に芸術性の高い放銃であった。))((1戦目に役満を決めたことで最高打点賞である「EDWIN賞」の獲得を確信していた岡田は、これによって商品を堀にかっさらわれる羽目になり、「EDWIN賞欲しい~!」とごねていた。なお、局の直前には当の堀が「親役満出れば分からない」と発言しており、これまた見事なフラグ回収となった。))この時点で自身のアガリは1000点と2000点が1回ずつのみであり、&bold(){平均打点1500点・平均放銃点40000点の男が爆誕してしまった。}
対局前にデカデカと条件を記した紙を早々に自身の手で破り捨てる羽目になり、実況の日吉には&bold(){「今日何しに来たの」「(対局前にお守りと称していた)結婚指輪が粉々に砕け散っている」「これが本当の難破船((名前の「難波」との掛詞だが、一部界隈ではU-NEXTPiratesがレギュレーションによるメンバーチェンジで渋川が指名されなかった理由がこの「難破船を連想させるから」だという説がささやかれている。))」「一人離れたところで鼻くそほじってる」}などと散々な言われよう、最終的に自身のワースト記録を更新する▲53800点を記録するという盛大な負けっぷりを披露することとなってしまった。&s(){この直後にチームメートがМリーグの舞台でこの記録を更新してしまうとは夢にも思わなかっただろう。}}
この一件に限らずかなりのエンタメ適性の持ち主。Mリーガーとしての指名を勝ち取るべく始めたYoutubeでは三枚目キャラを演じ、大抵ダメダメな姿を見せつつも随所でトップ雀士としての鋭い顔を覗かせている。((そもそも先述のホリシブ企画のプロデュースからも企画力の高さがうかがえる)) また、複数人の場はもちろんのことながら、シングルでのトークスキルも凄まじいものがある((渋川が若手の頃より彼から闘牌監修を受けていた漫画家・塚脇永久(ウヒョ助)によると、本来の渋川はむしろこういったことが大の苦手だった部類とのことであり、彼がМリーガーになるために相当の努力を積んできたことがうかがえる。))。なお、こうした配信中のエピソードについては[[神域Streamerリーグ]]を参照。
ブレードの色はオレンジ(?)で、自由の女神のようにまっすぐ頭上に掲げるポーズをとる。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・※沢崎誠 「マムシ」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2013年) 麻雀日本シリーズ(2期)
レギュラーシーズン個人成績
2019:5位
2020:27位
2021:2位
昭和の河作り麻雀と現代のリーチ麻雀を組み合わせた技術を高度に使いこなす、連盟のレジェンド。
切り順を工夫する事で相手の読みを狂わせるのが持ち味で、その様は「マムシの毒」と呼ばれる。
状況によって打ち筋を変えることから、素人目には何がしたいのかよく分からないようなことも多く、人によって評価が分かれる打ち手。
加入初年度は少牌を3回も犯し、ノーテンリーチなどのチョンボがあったが、そうしたミスがなくなるにつれて卓越した技術が露になっていった。個人成績も5位に入り、新規参入チームの初年度ファイナル進出に大きく貢献する。ファイナルではチームが全体的に不調で早々に4位敗退が決まったが、その最終対局、いわゆる「競技麻雀の目無し問題」に対応し、同卓者の優勝争いに影響を及ぼさないような完璧な立ち回りが絶賛された。((この沢崎の立ち回りが目無し問題に対する唯一かつ最善の解というわけではないが、目無し問題が再燃するたびにこの打ち回しは良い意味で取り上げられている))
2021シーズンでは中終盤にかけてMVP争いに本格参入し、本田、松本、松ヶ瀨と言った年齢が比較的若手のMリーガーに立ちはだかる超えるべき大きな壁と言わんばかりの強烈で老練老獪な打ち筋を魅せ、MVP争いは最後までもつれ、レギュラーシーズンの最後の試合で瑞原に敗れたものの((着順が上にいたほうがMVPだった。))、試合直後に「おめでとう」とMVPを獲得した瑞原を称えていた。
しかし、セミファイナルシリーズ終盤に病気療養の為ファイナルシリーズは無念の欠場が発表され、それに奮起したチームメイトは最終戦オーラスまで続いた鍔迫り合いを制し、チームに初の優勝シャーレがもたらされることとなった。
また、ファイナルの最中にはチームメイト全員の決めポーズが沢崎のものとなっていた。
牌を切る際の手からの牌離れが悪く、やけにねっとりとした切り方をする。
おでんが大好物で、自作しては後輩に振る舞っているようである。
ブレードの色は緑で、構えたブレードをぐっと前に突き出すポーズをとる。
2021シーズンのセミファイナル終了後、国指定の難病でもある原発性骨髄線維症と診断され入院し欠場。
体調は順調に快方へ向かったものの1年近い長丁場を戦う必要がある上、対局以外の仕事も多いMリーガーを続けるのはやはり厳しいとの判断となり、無念の契約満了となった。
しかしながら順調に快方に向かっているのは事実であり、無念の退団とはなったが自団体の各リーグ戦、最強戦でもそのマムシのプレースタイルは健在というところを各所で見せつけ、ついに2025年解説としてMリーグスタジオに帰還。さらにMトーナメント2025でも招待選手として参戦というニュースに各所から喜びの声が上がった。
・内川幸太郎 「手順マエストロ」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟十段位 日本プロ麻雀連盟紅龍戦
レギュラーシーズン個人成績
2019:15位
2020:2位
2021:22位
2022:10位
2023:31位
2024:22位
年齢は40代だが見た目は若く、中身も爽やかなイケメンその1。
2018シーズンは解説者として出演しており、選手以外の解説者がMリーガーになった最初の選手でもある。
オーソドックスな雀風で「手順マエストロ」の異名をとる。一度ノッた時の勢いにはかなりのものがあり、剛ツモや赤引きを連発する。2022-23シーズンでは南場での逆転劇をたびたび演出し、低空飛行が続いたチーム上昇の立役者となった。
良く言えば慎重、悪く言えば優柔なところがある。たびたび1分を超える長考を見せており、その極地が2019シーズン2月の対局。勝又の親リーチとそれに対する黒沢の全ツッパに挟まれた中、海底で危険牌の「&bold(){西}」をつかんだ彼はその瞬間思わずのけぞってから長考に沈む。((なお、ドリブンズにトップを取らせる和了ができなかったため、数巡前に勝又からロン牌を見逃している。また、実は海底のひとつ前の牌も西であったが、掴まされた村上は手牌から「東」を切って直撃を免れている。))
テンパイ維持のためには&bold(){西}を切る必要があり、ここで降りるとノーテン罰符によって着順アップのための跳ツモ条件が倍ツモ条件に変わってしまう((親がテンパイしている為連荘で続行にはなるが、オーラスのため倍ツモが事実上その一局のみでの一発勝負になる))。レギュラー通過を争っていたドリブンズの点数なども考慮に入れつつ、意を決して打ち出した&bold(){西}は黒沢の四暗刻単騎の当たり牌だった。&s(){まあドリブンズも道連れで着落ちにはなったけど…}
ロンと言われた瞬間にガックリとうなだれた彼の姿はあまりにも印象的であり、それ以降そのシーンはABEMAはじめ各種CMに用いられるようになってしまう。
また、「&bold(){西}」は彼を象徴する牌となり、彼が&bold(){西}をつかむたびに実況(主に土日コンビ)やコメント欄がざわつくようになってしまった((ちなみに某トイツ王子がYouTubeの企画で同じ配牌から検証した結果、海底までもつれずに南単騎で四暗刻が当たったという結果になった。何の慰めにもならないが。))。
そしてその&bold(){西}は2022年に開催されたMリーグポップアップストアで優勝シャーレと一緒にガラスケースに入れられ展示されるまでに至った…((一時期内川が雀荘のゲストに登場すると、同卓者が西単騎を積極的に狙うようになり、トラウマになったともいう))。もはや「内川の西」を超える綾牌など、今後の麻雀史に出てくるか疑わしいレベルである。
2020シーズン途中までは、七三分けに近い髪形に眼鏡という姿で、「のび太くん」とも言われるようなイケメンながら地味な容姿だったが、そこから髪にウェーブをかけ眼鏡も外すようになり、イケメン度が俄然増した。
22-23シーズンからは沢崎が一線を退いたことにより、チーム最年長となる。比較的若い岡田、渋川を教え導く立場にもなりチームリーダーぶりに一層磨きが掛かった結果、重要な場面でのトップ奪取や個人でも連盟所属Mリーガー最強決定戦である紅龍戦の初代王者に輝くなど名実ともにチームの柱となった。レギュラーシーズンでは稼ぎ頭の堀が不調に喘ぐ中で春先から調子を上げ、チームのポイントリーダーとなってセミファイナル進出を導く。しかしセミファイナルではチームの悪い流れが止まらない中、条件戦の関係上全ツ気味に仕掛けたリーチや勝負手がことごとく捕まり、放銃先が安くても満貫・高くて倍満という地獄のような展開に見舞われ、卓外の点棒まで飛ばしチームメイト・渋川の記録を更新するМリーグワーストスコア&bold(){▲54500点}を叩き出して派手に散ることとなってしまった。
最近は趣味のポーカーの配信に出演する事が多く、サクラナイツ、更にはMリーグ全体にポーカーの参加者が増えつつある。サクラナイツとしても森井監督とホリシブコンビがポーカーの企業対抗戦に出場し、名うての相手に圧勝を収めた。
ブレードの色は赤で、体をひねって後ろに振りかぶるポーズをとる。野球でいう左バッターの構え方に近い。
特に豪華弁当への執着が強く、誰が呼んだか「弁当民族の長」。
サクラナイツの創設年ドラ1としてチームを牽引し、沢崎の退団後は平均年齢最年少のチームの最年長として精神的支柱の役割も果たしてきたが、チームが史上初めてレギュラーシーズンで姿を消した2024-25シーズンを以て退団が決定。
主な理由は「今後のチーム方針や起用バランスを踏まえて総合的に検討した結果」だといい、事実、ABEMASや風林火山との壮絶なカットライン争いが続いた2024-25シーズン中盤~終盤は堀や渋川の連投が増え、創設年ドラ1のチームキャプテンとしては寂しい出場数に留まってはいた。とはいえ、レギュラーシーズン通算スコアはプラス3桁の好成績であり、突然の退団劇に衝撃を受けた視聴者も数知れずであった((同年のサクラナイツは入れ替えレギュレーションに抵触したわけではなく、必ずしもメンバーチェンジが必要な状況ではなかった。また、同シーズンは岡田がMリーグ記録の6連続ラスを含む歴史的な大負けを喫しており、入れ替わるとしても内川より岡田の方が可能性が高いと考える視聴者も多かった模様。))。
本人はサクラナイツ退団後もMリーガーとしての現役復帰に意欲を見せており、退団発表直後には風林火山の新メンバーオーディションで唯一氏名が伏せられていた「ミスターX」の正体が自身であることを発表、同オーディションへの参加を表明した。
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}
#openclose(show=今夜も腕を振っていきましょう!){
***&color(red){KONAMI麻雀&ruby(ファイト){格闘}倶楽部}
所属選手:&color(royalblue){佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)}、&color(deeppink){高宮まり(日本プロ麻雀連盟)}、&color(deeppink){伊達朱里紗(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)}
2018シーズン:4位(レギュラーシーズン3位)
2019シーズン:5位(レギュラーシーズン3位)
2020シーズン:5位(レギュラーシーズン5位)
2021シーズン:4位(レギュラーシーズン3位、セミファイナル2位)
2022シーズン:2位(レギュラーシーズン1位、セミファイナル4位)
2023シーズン:6位(レギュラーシーズン4位)
2024シーズン:5位(レギュラーシーズン5位)
オーナー企業はコナミアミューズメント。
同名ゲームが日本プロ麻雀連盟と独占的に提携している関係上、チームメンバーは連盟所属プロのみで構成されている。
2018シーズンは寿人、高宮、前原の3選手で構成され、2019シーズンからは藤崎が加入。
2020シーズン終了後に前原と藤崎がチームを離れ、2021シーズンからはドラフトで指名された伊達とEX風林火山から移籍した滝沢が加入し、新たなチーム体制となった。
かつてはリーダーの寿人を筆頭に、とにかくゴリゴリに攻めるチームカラーが特徴だったが、寿人のゴン攻め仲間だった前原が抜け、守備に重きを置く滝沢と伊達が加わったことで成績が高値安定。2022シーズンでは前シーズンからスタイルチェンジに取り組んでいた高宮が覚醒し、参戦5年目にして過去最高の2位を記録した。また、2022シーズンでは開幕戦の伊達を皮切りに高宮、滝沢も四暗刻を和了。前シーズンに四暗刻を和了っていた寿人も合わせて、8チームで唯一、現所属選手全員が役満達成者となっている。
ファンの愛称は「格闘倶楽部ファミリー」。
決めポーズは、肘を軽く曲げて二本指をビシッと伸ばし頭上に掲げる、通称「ガラクタポーズ」((これはもともと寿人と前原の結成した「チームガラクタ」の象徴であり、格闘倶楽部全体のものとして受け継がれている))。
個々の選手人気も高く、全チーム中1のサポーターを抱える人気チームである。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・佐々木寿人 「魔王」
主な個人タイトル:鳳凰位(3回) モンド杯(4回)
レギュラーシーズン個人成績
2018:3位
2019:10位
2020:1位(MVP、最高スコア)
2021:20位
2022:6位
2023:15位
2024:4位
連盟の人気雀士であり、連盟の最高タイトル・鳳凰位連覇をはじめ数々のタイトルを獲得した実力者。
その最大の持ち味は麻雀界トップクラスの火力で、一度勢いに乗ったら最後、凄まじい勢いで大勝ちを続けており、Мリーグ史上初めて瞬間点数10万点を記録したのはまさにその真骨頂。
その持ち味が最大に発揮されたのが前述の麻雀プロ団体日本一決定戦の第一戦。一回戦A卓だけあって全団体が機先を制すべく多井・たろう・石橋と言った各団体の現行タイトルホルダーが同卓する対局にてテレビ中継対局初の地和を上がるという歴史的快挙を成し遂げている。((親被りとなった多井が悲しそうな顔で頭を抱え、後ろで白鳥がニヤつき、実況席含めてどうすんのこれ?という空気の中、佐々木のアップカットの横で思考を巡らす村上のシーンが印象的である))その一方で、負けるときは派手に箱下に吹っ飛んでいく為、点数がマイナスになった際に用いる黒棒は「寿人棒」という通称がついてしまっている。((高宮とダブル解説の試合で、黒棒が出たところで高宮から「(寿人棒)出勤ですよ」などと言われてしまったことも。))((その最たるものとして、箱下▲27,300点に沈んだところから最終的に+34,500点の2着でフィニッシュするという荒業を成し遂げたこともある。))
データではMリーグのトップ獲得数とラス引き数がどちらも全選手トップなのもそれを象徴している。
カンチャン・ペンチャンなどの愚形でもお構いなしにリーチする(通称・ガラクタリーチ)ため、1試合リーチ11回なんて記録を持っていたりする。ぶっちゃけ、リーチ超人よりもリーチしてる。
%%2021シーズンでの開幕前インタビューではリーチの空振りで満貫放銃クラスの出費の結果、トップを取り損ねたこともあり、リーチ抑えます。とコメントしながらもリーチしまくっていた…%%
最近は、嶺上開花で数え役満((Mリーグルールにおいては13翻以上でも3倍満止まりである))ツモったり、偶然とはいえ嶺上開花のみをあがったりと、[[どこぞの別の魔王>宮永咲]]みが増している。
2023シーズンはインフルエンザで開幕戦を初めて欠場。それでも開幕月の9月にレギュラーシーズンの通算ポイントが多井を抜いて1位に浮上したほか、&bold(){史上初となる開幕から3連勝}を決めた。&s(){本当に病み上がりなのか、と疑われたのは言うまでもない} と思ったらそれ以降は燻るような成績が続き成績もマイナスまで急落したものの復活、更に鳳凰位決定戦では初日の大幅な出遅れを12戦9トップで取り返しタイトルを奪還するという実に寿人らしいパフォーマンスを見せている。
非常に打牌が早い為、彼が出る試合は早くに終わることが多い。
裏ドラをいつ見てるの?と言われるほど点数申告も超速。ある試合では一発ツモに加えて裏3と、不確定要素で点数が跳ね上がったにも関わらず、裏をめくるとほぼ同時に三倍満の点数申告。400-700の6本場でも当然の爆速点数申告。
通り名が非常に多く、上述の「魔王」以外にも「麻雀攻めダルマ」「ホンイツコンサルタント」などがある。&s(){自分であがっちゃうのはコンサルタントじゃないだろ}
2019シーズンにチームのTwitterで「先発はアンケートで決めます」という画期的な取り組みが行われた…と思いきや、選択肢はすべて寿人の二つ名であった。&s(){「シルエットがリャンソー」ってなんだよ}
2021シーズンからチームメイトとなった滝沢とは、ライバル…もとい悪友でお互いに減らず口を叩き合う仲。特に寿人は容赦ない悪口・罵倒が多い。かつての彼のTwitterのアイコンは、隣にいる滝沢の顔をガラクタポーズの手で隠し、さらに足を踏んづけているというなかなかにインパクトのあるものであった。もちろん、本当は仲がいいからこそここまでのことができるのであろう。現在は2人で「タキヒサ麻雀ラボ」というYoutube・ニコニコチャンネルを展開している。
実際、プライベートでは滝沢と二人で行動することが多く、半ばデート。伊達曰く「普段から二人でイチャイチャしてる」
また、非常にダジャレが多い。&s(){9ピンマヨネーズ}
妻は、同じく連盟所属のプロ雀士の手塚紗掬。
寿人は大体、妻に指示されてぶつくさ言いながら洗濯や買い物などをやらされており((夫婦双方と親交の深い黒沢曰く「卓を離れると奥様に洗濯物を干させられているイメージしかない」「かなり尻に敷かれていると思う」とのこと。))、恐妻家雀士の一人とされる((2022ファイナルでは、寿人の試合日が子供の誕生日ということで「今日トップ取らなかったら許さない」と手塚がTwitterで発言したが、当の寿人はトップどころかラスを引いてしまい、楽屋に戦慄が走ることに。結果的に、2戦目で盟友の滝沢が特大トップを取ったことで無事に許しが得られた。曰く「初めてカッコいいと思った」))が、2人の子供も含めて家族仲は良好である。
・高宮まり 「レディ・ベルセルク」((「淑女なベルセルク」表記で紹介されることもしばしば。))
主な個人タイトル:女流モンド杯 てんパイクイーン
レギュラーシーズン個人成績
2018:19位
2019:9位
2020:25位
2021:25位
2022:8位
2023:20位
2024:30位
サクラナイツの岡田同様、グラビアアイドルも兼ねている美人女流雀士。Gカップ。
麻雀の方はとにかく攻めっ気が強い雀風で、ハマれば強いが大体押しすぎて放銃。逆に降りようとするとかえって下手になる為、「全ツしてたほうがマシ」と言われる事もあり、最初は完全に単なるビジュアル枠になっていたが、オフシーズンに理を重視した座学を中心とした特訓を積んだという2022シーズンに、日吉曰く「ボディ麻雀」((前原が高宮に伝えた「身体ごとぶつかっていけ」という助言がその名の由来。))を身に着けて遂に覚醒。引き際を見極め時に耐えしのぐ麻雀を身に着け、一気に成績を向上させると、12月には全選手で最もポイントを稼ぎ、トータルでも200ptを越えてMVP争いに参戦。伊達とともに格闘倶楽部躍進の大きな原動力となった。白の裸単騎和了やオーラスで四暗刻を決めて逆転勝利するなど、数字以上に強烈なあがりが多かった。
23シーズンの初勝利時には、オフにYouTubeで麻雀対決を繰り広げた江頭軍団との約束を守り、江頭の鉄板ギャグ「がっぺムカつく!!」を披露した…のだが、その試合で少牌をしでかしてしまったため、その戒めとして自発的に2回披露した。
近年は後発勢力の本田・鈴木優に強烈なエピソードが多すぎてやや押され気味ではあるが、ふわふわした言動が多い天然キャラとしても知られる。幼少期は魔法つかいになりたかったらしい。
・滝沢和典 「麻雀バカボンド」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟王位(2回) モンド王座
レギュラーシーズン個人成績
※EX風林火山時代の記述は当該項目を参照。
2021:3位
2022:25位
2023:26位
2024:21位
寿人の生涯のライバルにして戦友としても有名なイケメン雀士。
MリーグではEX風林火山で活躍し、2020シーズンの優勝にも貢献してきたが、オフに&bold(){史上初かつ唯一となる自主退団}を選択して退団、直後のドラフトで盟友・寿人のいる格闘倶楽部に指名された。
ライバルの寿人とは対照的に雀風はオーソドックスで、どちらかというとやや守備的。きれいな麻雀を好み、高い戦局理解力も相まって抜群の安定感を誇る。
非常にクールで、どんな時も発声・所作全てが落ち着いている((2022-23シーズンのファイナルで、親の四暗刻をあがった時でさえ所作が崩れなかった。))。前述のバランス感覚に優れた雀風も含め「麻雀の教科書」とも評されている。
上述の通り寿人とは悪友であるが、ストレートな罵倒が多い寿人に対し、滝沢は落ち着きながらも皮肉めいた言い方で返すことが多い。また、寿人の祝賀会に勝手に入り込んで飲んでたり、酔いつぶれた挙句家まで送らせたりとリアルに手をかけさせているのも彼。SNSや記事の使い方も非常に面白い。
実は麻雀プロとしては珍しくデビュー間もなくからファッションに専属のスタイリストが就いており、その点でもイケメン男性プロ雀士の先駆けともいうべき存在でもある。
なお、滝沢が風林火山に所属していた時はそれぞれのチームがTwitter上で試合前からタキヒサ対決(どちらも1日2連闘)を予告した事もある。現在は同じチームに所属している事もあり、タキヒサと風林火山の二階堂姉妹(るみあき)との対戦が見られる。
移籍初年度となった2021シーズンは個人3位の成績を残し、ファイナル進出に貢献。
一転2022シーズンは大苦戦し、ドリブンズの村上・丸山と同じく未トップのまま越年が決まってしまったが、2023年に入ると5勝するなど復調。セミファイナルでも引き続き苦戦したが、ファイナルでついに覚醒。親の四暗刻をあがるなどの活躍で絶好調のABEMAS相手に最後まで独走を許さず、優勝こそならなかったもののファイナルMVPを獲得して有終の美を飾った。またレギュラーシーズン中には、仲林の国士無双聴牌に放銃しかける…も、まさかの役満保険=村上の頭ハネに救われるという珍事を経験した。本人は「トップと同じくらい嬉しかった」と語る。この事件をきっかけに、23シーズンからはソニー損保のCMを勝ち取った。
・伊達朱里紗 「朱きヴァルキュリア」((Mリーグ入りにあたり新たな愛称を要望されたところ、魚谷が提案した「ヴァルキュリア」に自身の名前から取った「朱」を組み合わせたもの。格闘倶楽部のチームカラーでもある。))
主な個人タイトル:桜蕾戦優勝
レギュラーシーズン個人成績
2021:4位(最高スコア)
2022:1位(MVP)
2023:5位(4着回避率1位)
2024:15位
[[アイドルマスター シンデレラガールズ]]の[[難波笑美]]、アイドルタイムプリパラの[[夢川ゆい]]などを演じ、アニヲタ諸君ならばその名前を耳にしたことがあるであろう、人気声優。
高校時代に咲-Saki-のアニメを見たのをきっかけに声優と言う仕事に興味を持ち、その咲-Saki-の全国編で[[姫松高校>姫松高校(咲-saki-)]]先鋒・上重漫役として声優デビュー。そしてその出演をきっかけにプロ雀士を目指しその夢をかなえたという経歴を持つ。アマチュア時代は渋谷の雀荘・オクタゴンに通い詰めており、そこで雀荘のガチ勢に鍛えられたのが原点。
プロ歴はMリーガーの中では浅い方だが、若手女流のタイトルである桜蕾戦を制した実力者。
強みはアニメのイベントなどで鍛えたその強心臓っぷり。風林火山新メンバーオーディションにも参戦しており、のちのフェニックス所属の醍醐大や最強戦の常連である連盟の強豪ダンプ大橋と言った名うてのプロと同卓し、彼ら相手に物おじせず立ち向かった。あと一方で決勝進出こそ逃すも、オーディションに参戦した女流雀士の中で最高の成績を残したことが、のちのドラフト指名につながったとも見られる。
格闘倶楽部らしくやや攻撃型で、特に先手が取れるのであれば積極的に前に出てアガリを狙う。一方で守備意識も高く、他家の危険牌(実際に当たり牌だった)を掴んで四暗刻聴牌を降りるなど冷静な一面も見せている。
また自分の自摸を最大限に生かす手組をするため、自摸が効くと一気に高打点且つスピードの速い上がりを生み出す。
Мリーグに入ってからもその勢いはとどまるところを知らず、加入した2021シーズンではMリーグ史上初となる10万点オーバー、当時1試合の歴代最高ポイントである125.5pt((2022シーズンで黒沢が更新))を獲得といった大活躍をするなど、並み居る強豪を抑えて終盤までMVP争いを繰り広げ、最終的には最高スコアのタイトルを獲得した。プロ歴の浅さから苦い経験をする事もあった((特に、セミファイナル終盤の試合で点棒授受のミスを起こした際は、直後のオーラスで他家の戦略ミスを誘発してしまったこともあり、過酷な炎上劇となってしまった。))ものの、常にそれを上回るインパクトを残し続け、今では多井や園田、仲林といった超トッププロからも敬意(と僅かばかりのやっかみも?)を込めて「麻雀そのもの」「伊達こそが麻雀」などと言われるほど。
堂岐「やっぱりお前が伊達朱里紗だ」
ファンからは2021シーズンにブレイクした瑞原との対戦も注目されており、直接対決をすれば片方がトップ、もう片方が2着になる事がほとんど。
2022シーズンではPVも開催された開幕戦でいきなり四暗刻を和了り、その後もMVPレースで先頭を突き進む。シーズン途中ではあわや地和チャンスに遭遇するもこれはお預けとなった。このシーズンは同じく2シーズン連続で好調の瑞原とはMVP争いを繰り広げ、2022シーズンでは0.8pt差で最終試合を迎え、直接対決を制して個人MVPを獲得((瑞原と沢崎の時とは少し違って、条件はあったものの着順が上にいたほうがMVP。結果は伊達が2着、瑞原が4着だった。))。2シーズン連続で個人タイトル獲得はMリーグ史上初となった。終盤に瑞原がトップを獲得し、MVPを狙うと宣言した翌日に伊達が瑞原の「ラブコール」を受けて出場するなどお互いにライバル意識をしながらもエールを送るなど&font(l){イチャイチャ}している。また、2シーズン連続でレギュラーシーズンでのポイントが250pt以上を超えたのは伊達と瑞原だけ(2021シーズン、2022シーズン)だが、セミファイナル・ファイナルでは百戦錬磨の猛者たちの搦め手に苦戦したり、あと一歩前に出れない消極的な姿勢により接戦を勝ちきれない展開が続いており、この悔しさをどう次に繋げるかが問われている。
2023シーズンではインフルエンザで欠場した寿人に代わって開幕戦を担当し見事トップ。さらには&bold(){史上初となる開幕4連勝}まで達成し、鬼姫っぷりが加速している。最終的に4着回避率のタイトルも獲得し、3年連続+200オーバー((Mリーグ全体でも多井以来の快挙))・&bold(){3年間で個人タイトル総ナメ}という前人未到の快挙を成し遂げた。実際、2023年時点で加入3年目ながらも、&bold(){レギュラーシーズンの通算ポイントが寿人・多井といったトップの猛者に迫っている}ことからも、彼女の異次元ぶりが窺える。セミファイナルではチームメートが失速する中重要な場面を任され続け、突破こそならなかったがその存在感を見せつけた。
囲碁の打ち方に由来する鋭いリーチモーションが特徴。また、Мリーグ加入以降勝利するたびにサイドテーブルの水を飲んでいたことから「ウイニング水飲み」なる言葉が生まれた。
SNSでは愛犬のペチくんと戯れる様子がしばしば見られる。
声優イベントのライブ後と、チームメイトが初戦で4着を取った次の2戦目に異常なまでの強さを誇る。
自身のファンクラブを展開している。クラブ名はアマチュア時代の登録名「あさりちゃん」と、ファンネームとして彼女が登録した「だてまき」((伊達ちゃんの取り巻きということで「だてまき」。SNSで本人に申請すればファンナンバーをもらえる。ファンクラブの会員番号とは異なることに注意。))を合わせた「あさりとだてまき」。
ラジオ番組「麻雀普及委員会 Root for Mリーグ」のパーソナリティ。ゲスト解説に出演した際は、声優として入場時の口上を読み上げるなどそのタレントを遺憾なく発揮した。
近代麻雀で自伝「朱色(あけいろ)のステラ」が好評連載中。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・※前原雄大 「地獄の門番」「麻雀閻魔」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟鳳凰位(4期) 日本プロ麻雀連盟十段位(5期)
レギュラーシーズン個人成績
2018:8位
2019:11位
2020:26位
沢崎に並ぶ連盟のレジェンド雀士。
寿人と同レベルかそれ以上の攻めっ気の持ち主で、ガラクタリーチもバンバン打つ。また、逆に守備に回った際に凌ぐ力も十分なものを持っている。雀風が似通っている寿人とは公私にわたり仲が良く、二人でチーム・ガラクタを結成し「鳴いたら降りるな・愚形上等・放銃万歳」という三箇条を掲げている。
しかし、大事な試合に限って、大量リードしていたのにガラクタリーチ→派手に放銃→最終的に着順落ち、ということが続き、成績が安定しない中、最後となった2020シーズンでは負けが込み、結果的にチームは寿人が圧倒的なMVPを獲得したにもかかわらずファイナルを逃したことで引退を決意した。
なお、チームを離れても麻雀格闘倶楽部の試合ではTwitter上で寿人達を応援しており、格闘倶楽部の選手が良いアガリを決めたときなどは「やた♪」「しゃおらあぁぁ♪」と呟くのがお決まり。♪は必須。格闘倶楽部の楽屋にも度々顔を出している。格闘倶楽部ファミリーもそれに応える形で、22-23シーズンの合間に開かれたオフ会では所属経験のある6人全員のイラストが描かれた応援幕を準備しており、同シーズンの楽屋に飾られることとなった。
一時期、トップを取った際にはラオウの昇天シーンのごとく頭上に「1」の手を掲げるというポーズを取っていたが、煽りではないかという意見も出て賛否両論になったためやらなくなった。なお、彼がやっていた間には寿人も同じポーズを取っていた。
「地獄の門番」という二つ名を持つが、門番は下っ端の仕事だからという理由であまり好んでいないらしい。
そのスタイルは後に「ボディ麻雀」として高宮に継承された。2022麻雀最強戦ファイナルで見せた、自分で6sをポンした上で、残り1枚のカン6sをツモって白のみ400-700を和了したのは語り草。
・※藤崎智 「麻雀忍者」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀連盟鳳凰位(2期) 日本プロ麻雀連盟十段位(3期)
レギュラーシーズン個人成績
2019:16位
2020:22位
連盟の4大タイトルである鳳凰位、十段位を複数回勝ち取っている実力派の守備型の雀士で、攻撃一辺倒((主にチームガラクタの二人))の格闘倶楽部に安定性をもたらすことを期待されて2019シーズンに加入した。
その打ち筋は、現代麻雀には珍しくダマテンを多用するというもの。二つ名の「麻雀忍者」はそこから来ている。
しかし、長年連盟ルールに慣れていたこともあってか、単純なリーチが強い一発赤裏ありのМリーグルールにはなかなかフィットできず、ジリ貧でポイントを減らすことが続き、2020シーズンを以て退団した。
2021シーズンからは解説を担当。連盟のベテランだからこそ言える小気味良いブラックジョークや身内への(愛有る?)罵倒で人気を博している。
なお、發のことを「リューハ」と言うのも特徴。
}}}
#openclose(show=ビットバレー渋谷から麻雀Loveを発信中!){
***&color(darkgoldenrod){渋谷ABEMAS}
所属選手:&color(royalblue){多井隆晴(RMU)}、&color(royalblue){白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){松本吉弘(日本プロ麻雀協会)}、&color(deeppink){日向藍子(最高位戦日本プロ麻雀協会)}
2018シーズン:3位(レギュラーシーズン2位)
2019シーズン:3位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル3位)
2020シーズン:3位(レギュラーシーズン1位、セミファイナル1位)
2021シーズン:3位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル3位)
2022シーズン:優勝(レギュラーシーズン3位、セミファイナル2位)
2023シーズン:5位(レギュラーシーズン6位)
2024シーズン:6位(レギュラーシーズン6位)
オーナー企業はサイバーエージェント。
2018シーズンは多井、白鳥、松本の3選手で構成され、2019シーズンに日向が加入し、以降のチーム構成は現在も変わっていない。
所属している4選手全員が異なる団体に所属している唯一のチームとなっている。
Мリーグ創設者でチェアマンの藤田晋社長が直々に率いるチーム((2022シーズンを以て藤田は監督を退任。後任には塚本新監督が就任している))であり、「最速最強」こと多井を筆頭に解説の土田も自摸が効けば効くほど死角がないと評価するほどチームの実力もトップクラス。また第一回ドラフトではRTDリーグの常連であった3人でチームアップされRTDオールスターズと称されるなどМリーグの中心的存在。23-24シーズン終了時点で通算成績は断トツのトップに位置している。
毎度ファイナルで失速して優勝に手の届かない無冠の帝王と呼ばれており、とりわけ20-21シーズンはレギュラー・セミとも首位通過したものの、ファイナルで大失速、最後は多井の5連投も実らず3位に終わった((藤島先生の漫画で万年3位をネタにされた他、アメトーークでも「Mリーグのナイスネイチャ(有馬記念3年連続3着)」と呼ばれる始末))が、2022シーズンでついに優勝。
しかし、そのチームでさえ翌シーズンは浮上のきっかけをなかなか掴めず、6年目にして初のマイナススコアでレギュラーを終える。逆襲を誓ったセミファイナルでは中盤の8連戦で悪夢の6ラス((日向がなす術ない-3万点の席を押し付けられるなど展開が向かず、実に310ptを失った。そもそもトップ取り以上にラス回避に長けたABEMASがこれだけ集中的にラスを喫する事は過去6年で一度もなかった))。チーム一丸の反抗も届かず、初めてファイナル進出を逃してしまった。翌24-25シーズンは開幕から絶不調に陥り、一時期は歴史的大敗を喫した21-22シーズンの雷電以上のペースでマイナスを積み重ねるも、白鳥のMリーグ史に残る大奮闘により復活。辛くもレギュラーシーズンを生き残った。
リーダーである多井の教えを元に全員が手堅い麻雀を身に着けており、勝負の場面ではきっちり押しつつ、自分の手に溺れない堅実なスタイルで抜群の安定感を得ている。一方、オーソドックスかつ守備的な打ち筋は、真似できないような手組みや正面切ってのぶつかり合いを望む視聴者層にはつまらないものとして映るようであり、多井の歯に衣着せぬ発言も相まってか、ABEMATVのコメント欄での不人気度は&s(){ABEMAがホームグラウンドのはずなのに}ぶっちぎりと言っていい。好配牌をもらった時には漏れなく「ABEMAS配牌」「社長が卓の中で操作している」などと言われ、トップを取った際には基本的にブーイングが大勢を占める。もちろん、そもそも民度が最低と言われているコメント欄の評価など気にするものではないだろうし、危険な状況を作らないという見えないファインプレーは全く気付かれないのだが……。((最近では選手の方が「ABEMAS配牌」というワードを弄りがち。これもトーク力の賜物か。))
全員が異なる団体所属でありながら、チームとしての結束力は他の追随を許さず、他チームのファンであってもこの4人以外のABEMASは想像できないという人が多い。勝っても負けても全員で感想戦に向き合う一方、配信活動にも積極的で、全員がYoutubeチャンネルを開設した((厳密な話をすれば、日向は個人チャンネルではない))最初のチーム。トーク力も非常に高い。
ファンの愛称は「あべま~ず」。ゆるい。
決めポーズは、右手の親指と人差し指で「麻雀LOVE」の「L」を形作るというもの。発案者は日向……と(主に多井から)言われていたが&bold(){そもそもポーズ制作時に日向いないし発案者は多井で秒で決めた}と暴露されている。((なお、なぜかサクラナイツ・堀がこのポーズを気に入っている。))
#openclose(show=所属選手はこちら){
・多井隆晴 「%%麻雀星人%%最速最強」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2020年) 麻雀日本シリーズ(3回)
レギュラーシーズン個人成績
2018:1位(MVP)
2019:6位
2020:6位
2021:6位(4着回避率1位)
2022:19位
2023:13位
2024:31位
麻雀プロ団体・RMUの代表を務めるプロ雀士。上述のタイトルに書ききれないほどの実績を持つ当代最強のプロ。
その武器は「配牌オリ」と言うワードが代名詞となるほどの深い思考と読みに裏付けされた鉄壁の守備型。一度リードを奪えば最後までトップのまま走り切るのが彼の真骨頂と言える。完全に当たり牌を見切った場合はその牌を左端に理牌し、カメラの向こうに絶対に切らないことをアピールもする。迂闊な放銃をめったにしないだけでなく、他家に対する絞りも非常に厳しく、下家がチーしなければ聴牌が取れない状況でもチーさせてもらえない。そのため「多井の下家はデス席」とまで言われるほど。((哭きで聴牌を入れさせてもらえないと親の場合連荘をさせてもらえないため多井が北家の時が親にとって最もキツイ。))
かと言って無暗にオリているわけではなく、ぱっと見悪い配牌でも精巧な手組みで守備力を確保しつつアガリを生み出すという技術も非常に高い。そのあまりの鉄壁ぶりから、「多井なら止めてた」というスラングが生まれる。&s(){ちなみに、多井本人が放銃してもコメントされる。}((2022年にAbemaTVでサッカーW杯が全試合無料放映された際も、ゴール時にこのコメントが多く流れた。))
そして何より、そんな彼の強さを支えているのが&bold(){膨大な研究量}。対戦相手についてはどんな選手でも侮ることなく、何十何百もの牌譜を検討して徹底解剖を行っており、これが多井個人ならびにABEMASの絶対的な強さに繋がっていると言えるだろう。
こういった実績から、日清のU.F.O公式ツイッターにて麻雀星人((もともとは麻雀星人が侵略してきたら俺が地球代表として戦ってやるという、いわゆる深浦コピペの派生なのだが、実力的には羽生や藤井聡太のような地球代表ではなく地球人の格好をした麻雀星人の枠組み))に認定され、特製のオリジナルラベルのU.F.Oが100個プレゼントされた。その縁もあり、日清牌を利用した企画では麻雀星人枠として常連になっている。((なお、麻雀星ではプラスが勝ち・マイナスが負けというルールらしい。))
性格は本人も認める通り、プライドが高くわがまま。自身が運営するRMUリーグで、他の雀士がS~Bランクに位置付けられる中自分一人だけSSSランクを名乗るなど、ともすれば傲岸不遜とも言える振る舞いもあるが、それらは全て圧倒的な実力と自信、実績に裏打ちされたものである。((某漫画でラスボスのモデルにされたこともある))こういった歯に衣着せぬ物言いなどを嫌うアンチも少なからずいる。ファンもアンチも多い、麻雀界の朝青龍であるが、多井自身はアンチすら虜にする懐の深さをしばしば配信の中で見せている。
一方、麻雀界やチームを背負う責任は人一倍強く、2020シーズンのファイナル最終盤に5連投5逆連帯で優勝を逃した時((この時は白鳥・松本が絶不調に陥り、日向は成績こそ残していたものの精神的に限界一歩手前だった))は人目を憚らず号泣したほか、ドラフト指名を受けた後や2021シーズンで志願登板を始めて行使し、4年連続のプラス200ptの大台でレギュラーを終えた時のトップインタビュー、戦友の瀬戸熊の最強位優勝の生観戦などで涙ぐんでもいる。その為、メディアやファンの間では「当人は若い世代が超えるべき壁と言う意味でラスボスと言っているが実は彼こそ主人公では?」と言う声も少なくない。またこれ以外にも感情が非常によく顔に出るタイプであり、対局中の一喜一憂ぶりは顔芸の域にまで達している。
もともとは証券会社に勤務していたが、Mリーグが誕生するはるか以前から配信対局の時代を予見して退職。麻雀プロになるにあたって、麻雀ではなく芸能関連の勉強を行ったというエピソード((裏を返せば、自身の麻雀の腕に相当な自信があったということでもある。))が本人の口から語られるほどである。トークスキルも非常に高く、ハイレベルながらユーモアも交えられる彼の解説は人気が高い。
そのトークスキル並びにコミュ力の高さは麻雀界の外でも存分に活かされており、Мリーガーの顔として各所で活躍を続けている。また、自身でもYouTubeチャンネルを運営しており、その中で多くの人気Vtuberと交流するなど、麻雀を通してさらに活躍の場を広げている。((登録者600万人超えの超人気YouTuberグループ「東海オンエア」のメンバーとコラボ対局をしたこともある。))彼が運営する「たかちゃんねる」は、2025年3月時点で登録者28万人である((これは数万人が基本であるМリーガーYouTuberの中ではぶっちぎりの数字。10万人を超えているチャンネル自体、二階堂姉妹のるみあきチャンネル、渋川の渋川式麻雀通信、日向が関わっている麻雀ウォッチくらいである))。
2022年には親交のあるVTuber・天開司の私設リーグ「[[神域Streamerリーグ]]」((私設リーグとはいえ、スポンサーにはRedBullなど名だたる企業が就き、実況・解説はMリーグと同様のメンバーが参加。各地でオンラインPVが実施され、力のこもったハイライト映像が作られるなどかなりの人気コンテンツとなっている。))に協力し、Mリーガーとストリーマーの競演を実現。なお、神域リーグの成績を含むVTuberとの関わりや本人の配信活動については[[神域Streamerリーグ]]を参照。
Mリーグでは、初年度に11連続連帯を含む圧倒的な成績でMVPを獲得。2021シーズン中には通算個人成績でMリーガー初の+1000ポイントを達成し、レギュラーシーズンでは4期連続で+200を達成するなど抜群の安定感を見せる。一方、セミファイナル・ファイナルのいわゆるポストシーズンはかなり不得手としている。これは、短期決戦であるがゆえに全体の攻撃性が増すことで守備力重視のスタイルではジリ貧になりやすい、同様に短期決戦ゆえ勢いを手中にしたチームがそのまま勝ち切ることが多い、などといったことが原因と考えられる。
2022シーズンは自身初のレギュラーシーズンマイナススコアを記録するとともに、最終的にはチームの中で一番下の順位となった。しかし、レギュラーシーズンの終盤でのバースデー勝利時のインタビューで当時MVP争いしていた伊達や瑞原のTwitter上でのやり取りを見て、負けたくないという気持ちが芽生えたと発言しており、苦手としていたポストシーズンで躍動。絶好調だったショウマツとともに個人成績ベスト4に名を連ね、念願の優勝への大きな原動力となった。
2023シーズンではチーム方針((「開幕からしばらくは多井さん温存したら面白くないですか?」という塚本監督の提案に全員乗っかった形らしい。なお、ショウマツにはサボってるだのいつ出るんだと散々に言われる))により、出番は全36名の最後となる重役出勤。また苦手とする11月もお休みしている。((「前半はお休みするけどヤバくなったら出ます」と言ってはいたが成績が不調だったのにも関わらず結局最後まで出なかったらしい))多井自身の成績は高値安定していたが、新規加入選手の影響もあって押し寄りのバランスとなった環境では後手に回ることが多くじわじわと不調に陥り、セミファイナルでは5戦3ラスの大誤算となりチーム史上初めてファイナル進出を逃した。この影響を受け、24-25シーズン前に大幅なスタイルチェンジを公言。かつてないほど攻撃的に行くと表明しているが、開幕直後、待っていたのは本人曰く「麻雀プロ人生で初めて」という&bold(){まさかのフリテンロン}((年齢による老眼か、二萬と三萬を見間違えてしまったという))。その日のうちに全力でネタにしていく姿勢を見せているが、これ以降シーズンを通して苦戦し、レギュラーシーズンは過去ワーストの記録で終えることとなった。復調の兆しはいつ訪れるか。
・松本吉弘 「卓上のヒットマン」
主な個人タイトル:發王位 TwinCup優勝
レギュラーシーズン個人成績
2018:10位
2019:26位
2020:5位
2021:11位
2022:13位
2023:10位
2024:34位
麻雀協会期待の若手の星。25歳にして發王位というビッグタイトルを獲得し、そこからRTDリーグ・Mリーグにも参戦。2022年には協会最高のタイトル戦・雀王の決定戦に進出したこともある。
高身長・メガネ・刈り上げという、ヤクザの若頭にしか見えないその外見とは裏腹に、中身は非常に親しみやすい好青年、そんな爽やかさや礼儀正しさから、この若さで協会の新人研修の講師を務めあげ、先述のABEMASに対して辛辣なコメント欄でさえ「ABEMASの良心」と呼ぶほど。高校時代は野球部に所属し、ピッチャーをしていた。リアクション芸に定評があり、ABEMASの控室や自身のYoutubeチャンネルでは外見から想像がつかないような無邪気なはしゃぎぷりを見ることができる。
二つ名はその風貌からつけられた「卓上のヒットマン」。&s(){別に某SSSさんのように敢えて狙い撃ちをするようなことはなく、}著書に「ベストバランス」と付けるほどの極めてオーソドックスな打ち筋である。ただし理不尽なめくり負けや捲られが多く((例として、2021年シーズンで風林火山・勝又と同席した試合で4試合連続トップでオーラスを迎えながらその全てでオーラスで勝又にに逆転されてV逸、東1局でいきなり四暗刻を聴牌したら直後の捨牌で茅森に放銃してしまった挙句裏ドラが乗って満貫にされる、最強決定戦の東1局で三面待ちの絶好手で立直を仕掛けたらそのまま親の朝倉の大四喜に振り込んでしまい即48000点失う、など。))、「卓上のキャッチマン」「まくられの松」などと言われてしまったこともある不憫な男。一方で南場に入ってからの大まくり・大復活に定評がある。
チームメイトの白鳥と非常に仲が良く、シーズン中も白鳥とのショウマツリレーで一日の成績を連帯以上でまとめチーム躍進の原動力となっている。同じコンビリレーである格闘倶楽部のタキヒサリレー、風林火山のるみあきリレーとバチバチにぶつかり合うこともしばしば。
もともとは攻撃重視のスタイルで成績が乱高下しやすかったが、多井の影響で守備力を身に着けた結果、抜群の安定感を手にして個人ランキング上位の常連となった。また2020-2021シーズンのファイナルでの序盤の自身の連敗から調子を崩してしまい多井に5連闘を託さざるを得なかった苦い経験を糧にし、2022-2023シーズンのファイナル第14試合にてその前節に四暗刻を成就した滝沢擁する格闘倶楽部の猛烈な追い上げを振り切る+100点の大トップで優勝を決定づけ、更に唯一の全ステージプラスフィニッシュを記録している。2023-24シーズンでは全選手最多の32試合に登板するとともに、レギュラー4年連続100pt超えという多井に次ぐ記録を樹立した。レギュラーシーズン中のある日、試合前のリハーサルで、その日松本の座る予定だった席で地和が発生するという事件も起きている。&color(white){なお、その日の松本はというと地和の出涸らしのようなラスだった。}
しかし、翌24-25シーズンは呪われたような展開が続き、同じく呪われたようにラスを重ねたサクラナイツ・岡田らと個人最下位争いを演じる羽目に。その過程で、&bold(){東1局から5局連続で放銃}というMリーグワースト記録も樹立してしまった((1月16日第1試合。松本は東家スタートだったため、2回目の親まで蹴られてしまった。なお、2回目の親が蹴られた際、和了した内川は5面張10枚山というとんでもない待ちで喰いタンを張り、松本の勝負立直を打ち破った。))。2月半ばの18戦目でようやく初トップを取るも2勝目も遠く、結局同年のトップは1回、個人スコアは▲400を割り込むという地獄のシーズンとなってしまった。
多井に誘われて神域リーグに監督として参戦することをきっかけにyoutubeチャンネルを開設。初年度に指名した因幡はねるとの雀魂公式番組『ぐみいん100人できるかな?』((通称『ぐみひゃく』))などで活動している。本人のVTuberとのかかわりなどについては[[神域Streamerリーグ]]を参照。
・白鳥翔 「%%供託泥棒%%麻雀ハイブリッド」「冥府の先導者」
主な個人タイトル:鳳凰位 麻雀マスターズ優勝(2期) 發王位
レギュラーシーズン個人成績
2018:21位
2019:4位
2020:10位
2021:13位
2022:18位
2023:22位
2024:2位
連盟の人気雀士の一人で、髪型や髪色が登場するたびにコロコロ変わる不思議系男子。%%あまりに不思議系過ぎて何故かファンなどから魔法少女扱いされることもある。%% パニック障害になったことがあり、トリガーが麻雀関係であったことから一時は引退を勧告された事もあるが、それを克服した苦労人。髪型を変えるのはメンタルケアのためという面もある。
麻雀の打ち筋はバランス〜やや守備より。突出した成績を残すことも少ないが、猛者揃いのRTDリーグ・Mリーグでもほとんどのシーズンで安定してプラスを残し続ける、疑う余地のない実力者。所属する日本プロ麻雀連盟では史上最年少でA2リーグへ昇級。その後しばらく足踏みを続けるも、2023年に圧勝で初のA1昇級を果たすと、初A1となった翌24年も首位で決定戦に進出。勢いそのままに悲願の鳳凰位戴冠を果たした。
Mリーグでの個人成績は、初年度2018シーズンに唯一-300pt超えの最下位となったものの、それ以降は安定。21シーズン終盤から22シーズンにかけては27連続4着回避という記録を樹立した。しかし、初の4着になった後は一転、7連続逆連帯と大失速ならぬ大墜落。それでもレギュラー終盤に復調すると、セミファイナルは8戦5トップ、ファイナルは4戦2トップで共に3桁プラスを叩き出し、悲願の初優勝に向けて大車輪の活躍を見せた。24-25シーズンは序盤こそ苦しんだが、12月にMリーグ史上2人目となる5連勝を達成し、かつてなく苦しむチームを八面六臂の活躍で支えるとともに、自身も最終盤までMVP争いを展開。自身不在のシーズン最終日に醍醐に逆転条件をクリアされMVPは逃したものの、この年の主人公は白鳥翔だと誰もが認める大活躍を見せた。
解説者としても優れており、番組を明るく盛り上げつつ選手の技術を的確に伝える腕の持ち主。黒沢の西単騎の時も解説席にいた。&s(){ついでに渋川が2半荘連続で役満を放銃したサクラナイツ最強決定戦にも居合わせた。}
松本とのコンビ・ショウマツはABEMASを通して培われた仲。&s(){藤田監督にはBLコンビと言われているとか。}
Youtube「しょーちゃんねる」での牌譜検討が非常にレベルが高く好評。一方でゲーム実況も多く&s(){、何かとマゾゲーを実況してい}る。プロ麻雀連盟の雀士として、諸々の事情で他団体所属のプロやVTuberの参戦の多い雀魂への参戦はしていないが、それ以外のところでYoutubeの配信に非常に力を入れている。多井の影響でAPEXもプレイしており、連盟プロの中でもVTuberをはじめとする配信者と関わる機会が非常に多い。ついには多井に先んじてVTuberのLIVE2Dまで披露した((なお、ママ(イラストレーター)はぶいすぽの花芽姉妹や天宮こころのデザインを担当したこともあるみすみさんという方であり、気合の入り様がうかがえる。))
本人曰く「嫌いな言葉は責任・好きな言葉は責任転嫁」だが、その一方で若いながらも連盟の理事の一人と言う重責を担い、後輩想いの発言や、業界の今後を見据えての建設的な提言が非常に多く、次世代の御意見番になりつつある。プロ麻雀連盟の若手を対象としたタイトル戦で推薦後見人を担当し、一度は敗退したMリーガーになる前の中田の勝ち上がりを推薦した際、SNS上で知名度重視の選考というバッシングが吹き荒れた事があったが、その際には彼女を含めた全推薦選手の理由を逐一細かく説明するとともに、軽率なネット民の言動に対して怒りを露わにしていた((2019年より新設された男性プロ限定の若獅子戦と女性プロ限定の桜蕾戦のこと。予選上位の12名に加え、ボーダーには入れなかったが良い戦いを見せていた選手4名が推薦を受けて勝ち上がる制度がある。なお、このタイトルの立ち上げ人は瀬戸熊選手であり、桜蕾戦優勝→Mリーガーのルートを辿った伊達・菅原両名は共に推薦を受けてベスト16に進出した選手である))。
Mリーグにおいてメインで使われている二つ名「麻雀ハイブリッド」とは、本人曰く自身の基本はデジタル打ちだったのだが、麻雀グランプリでの手痛い大敗から、会長の森山をはじめとした強豪アナログ打ちプロである大先輩たちに教えを請い、そのイズムで肉付けをしたまさにハイブリッド(混成)と言う意味。((多くの麻雀ノンフィクションを執筆した黒木真生プロの著書「Mリーガーの真実」では信念と柔軟性のハイブリッドと評する))もともとは供託が落ちていると攻めっ気が増すことから「供託泥棒」なる二つ名をつけられており、本人も不服だった模様。
2022年最強戦より連盟のレジェンド雀士である伊藤優孝氏の二つ名である「死神」をリスペクトして「冥府の先導者」((この年はその二つ名を想起させる黒い外套とカネキのような髑髏マスクを被って登場したり、翌年の最強戦はホグワーツ魔法学校のコスプレで登場している))を名乗るようになったり、CS日テレヤングマスターズリーグでは「超絶バランスシンメトリア」と名乗るなどどうもしっくりくるものがない様子でもある。Youtubeの開始挨拶が「こん冥府」となり、自著の書き出しもそろえたところ、1ページ目で即本を閉じた瀬戸熊をはじめ、頭痛を発症するMリーガーが続出した。&s(){で、冥府の麻雀って何?}
魚谷に惚れていた事や、過去に岡田と付き合っていた事をネタにされ、のちに元カノ十三面待ちと言う言葉が生まれるなど、下世話なネタのターゲットにされがちである。また、サクラナイツの堀とはライバル関係であると同時に、堀ガールズNo.6を自称したり、松本の恋人((これについては勝利者インタビューで「僕の恋人のマツ」と発言した本人のせいでもある。この日の試合前に2人は少し喧嘩したらしく、落ち込んでいるかもしれない松本へのフォローだったとか。なお、この時のインタビュアーはまつかよであり、この試合の2着は松ヶ瀬だった。))ということになったり、なぜか自他ともに女子扱いされることが多い。
・日向藍子 「笑顔のサンシャイン」((24-25シーズン途中で変更。それまでは「小さなビッグマム」。最強戦では「ラヴフェニックス」が使われるが、セガサミーフェニックスがいるからか、Mリーグではあまり使われない))
主な個人タイトル:女流モンド新人戦優勝 プロクイーン(2回)
レギュラーシーズン個人成績
2019:13位
2020:12位
2021:24位
2022:11位
2023:21位
2024:16位(4着回避率1位)
2019シーズンのチーム男女混成に伴って加入した女流雀士。Mリーガーの中でも特にチームメイト思いの性格の持ち主で、ABEMASのチームとしての結束力の土台には彼女がいるといっても過言でない選手である。
トレードマークの明るく愛嬌ある笑顔とは裏腹に、繊細かつネガティブな心の持ち主。ドラフト指名時((当時「次のMリーガー有力候補」のファン投票で上位に食い込んでおり、ドラフト当日はAbemaTVの密着に加えYoutubeチャンネルでの生配信を行っていた))や23-24シーズンのセミファイナル最終日((ほとんど突破絶望の条件下でトップをもぎ取るも、トップインタビューでは涙を堪え切れなかった))はさることながら、チームメイトの劇的な試合でもしばしば涙ぐむ様子が見られる。
麻雀のほうは、本人の性格とチームメイト全員が稼ぎ頭という事もあり、多井以上に守備的な麻雀を打つ傾向にある。そのチームメイトがことごとく苦戦した2022シーズン以降は徐々に攻撃的な手組を意識しており、勝負どころでは果敢に踏み込む様子が見られる。
2019レギュラーから2020ファイナルまで、レギュラー・セミファイナル・ファイナルの全てのフェーズで2年にわたって常にプラスという、唯一無二の記録の持ち主。しかし2021シーズンはこれまでと一転して全くトップが取れず、10戦目にしてようやくトップを取ったものの、個人成績はかなり苦しんでしまった。2022シーズンは中終盤にかけて転落するチームを支え続け、レギュラー突破に大きく貢献。シーズン中にはドラ9の親三倍満というとんでもない手を上がっている。
派手な成績を残すことは少ないが、高い4着回避率で大崩れせず成績を安定させるタイプ。24-25シーズンには苦しむ男性陣を尻目に堅実な試合を連発し18試合連続ラス回避・最終的にラス1回で20試合を戦い抜き4着回避率賞を戴冠。中盤以降に復活どころかMVP目前まで迫る大躍進を果たした白鳥と共にABEMASレギュラーシーズン突破の立役者となった。その反面、セミファイナルのカットライン争いなど是が非でも加点しなければならない状況での対局を大の苦手としており、共にカットライン戦線直下での戦いを強いられた23-24シーズン・24-25シーズンのセミファイナルでは2年連続で箱下5桁敗戦((特に前者は、横移動した1局以外すべてが放銃or被ツモorノーテン罰符となり衝撃の加点0・箱下30000点で終戦という地獄のような展開だった。))を喫し、登板時に多井から普段と全く違う打ち筋を強いられていることに対する異例の謝罪が入ったことも。
個人でもプロクイーン連覇、最高位戦A2リーグ所属などの実績を持つ。
麻雀プロ屈指の超がつくマルチタレントであり、所属団体である最高位戦ではA1リーグ・最高位決定戦をはじめ数々の実況を担当。2019年からMリーグ公式実況を担当する日吉が「明確に自分より上」「日向が(この年の)ドラフトで指名された裏で自分もガッツポーズしていた」((初年度のMリーグ公式実況は小林・松嶋の2名だった。2019年に実況は3名体制となったが、日向はこの年のドラフトでABEMASに指名された))と認めるほどであり、現在も様々な場所で実況する姿を見られる。Mリーグ1年目には月2回のペースで実施されていたパブリックビューイングのMCを担当(産休まで)しており、こちらでも園田が「ディズニーのキャスト」と大絶賛するほどのトーク力と盛り上げ力を発揮した。人前で喋ることが苦手な人が多い麻雀プロだが、イベントの司会やMCに日向がいれば大体なんとかなるだけの力の持ち主である。
また、2017年からは麻雀ニュースメディア「麻雀ウォッチ」との契約でYoutubeチャンネル「ひなたんの麻雀するしない」((「するしない」は日向の出身である長野県の方言で、「麻雀しませんか」くらいのニュアンス))を展開。今でこそ大多数となったYoutube配信を実施する麻雀プロの先駆けであり、トッププレイヤーの一打一打の思考を紐解く「麻雀の匠」などのコーナーが人気を博している。他にもABEMASのグッズプロデュースや、Mリーグの公式自動卓である大洋技研「AMOSシリーズ」のアンバサダーなども彼女が受け持っている。本人曰く「仕事を受け持っている方が落ち着く」というワーカホリックであり、特にシーズン中余裕のない彼女に対して多井は「まず自分と家族を大切にしろ」と説いている。が、つい多井が当時読んでいた某漫画の影響を受けて付け加えた&bold(){「仲間ってそんなもんだろ」}の一言があまりに強烈すぎて独り歩きしている。
独特のアニメ声が特徴で、特に「ツモ」の発声が「ちゅも」と聞こえるのは有名。本人は「ツモ」と発声しているつもりだという。
Mリーグ参戦の半年前に出産した愛娘がおり、しばしばSNSにも登場する。母譲りの愛嬌溢れる笑顔と人懐こさで、『熱闘!Mリーグ』の企画ではロボこと小林剛を人間にする天使ぶりを見せつけた。
もともと服飾科を志望して上京してきた経緯があり、今でも趣味で愛娘の衣装((『雀魂』の一姫ちゃん衣装を作ったことも))を作ったり、白鳥とともに服のプロデュースをしたりしている。
ヤンチャな三兄弟ともいえる男性陣を裏でしっかり引っ張るまさにビッグマムを地で行くリーダーシップも特徴。
22-23シーズン後のオフ期間中、フジテレビ系列の地上波ドラマに出演した((特に麻雀とは何の関係もない新聞記者の役、それも1話のクライマックスの引き立て役(おまけに当初のオファーとは違う役)という割と重要なシーンだった。監督が麻雀好きなところから生まれた縁らしいが、チームとしての推しはサクラナイツの模様。))。
}}
#openclose(show=日本全国に感動体験を届けます!){
***&color(orange){セガサミーフェニックス}
所属選手:&color(deeppink){茅森早香(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){醍醐大(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){浅井堂岐(日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){竹内元太(最高位戦日本プロ麻雀協会)}
2018シーズン:6位
2019シーズン:2位(レギュラーシーズン1位、セミファイナル2位)
2020シーズン:8位
2021シーズン:2位(レギュラーシーズン5位、セミファイナル4位)
2022シーズン:8位
2023シーズン:9位
2024シーズン:優勝(レギュラーシーズン3位、セミファイナル3位)
オーナー企業はセガサミーホールディングス。
まさに不死鳥の如く、チームスローガンにもある感動体験を届けるという言葉の通り、何度でも絶望的な状況からの大逆転で数多くのドラマチックな展開の試合を演出するチームである。((事実、ファンの間ではフェニックスがファイナルに出ると毎度大きなドラマが生まれるといわれるほど))
また、レギュレーションに依らないメンバーの入れ替えも積極的に行っており、歴代所属雀士の数もぶっちぎりの最多となっている。2023シーズンのオフにはMリーグ史上初となる創設年ドラ1の退団まで断行した。
2018シーズンは魚谷、近藤、茅森の3選手で構成され、2019シーズンから和久津が加入。
2020シーズン終了後に和久津がチームを離れ、2021シーズンから東城が加入した。
2023シーズンからは近藤が勇退し、新たに監督へスライド。後任として醍醐が加入した。
上述の順位変遷をご覧いただければわかる通り、偶数年スタートのシーズンは低迷・奇数年スタートのシーズンは躍進と好不調がはっきりしているチームでもある。しかし、捲土重来を期した2023-24シーズンは最下位に沈み、オフには東城、そして創設メンバーの魚谷が退団に((直前に親会社のSEGAが運営する麻雀ゲーム「MJ」が最高位戦と専属契約を結んだこと、退団した2人が連盟所属かつ残留した2選手(と、続投が決まった近藤監督)が最高位戦所属だったことから、選手としての実力面を超えた何かが作用したとの見方も強く、物議を醸す退団劇となってしまった。))。2年連続レギュラー敗退の雪辱晴らしは、オフのドラフトで加入した浅井と竹内を交えた新生フェニックスに託された。
その新体制で挑んだ24-25シーズンは、新加入の竹内と、捲土重来を来す2年目の醍醐が開幕からチームを牽引。最終的に両者はMVP争いを演じると、レギュラーシーズン最終戦のオーラス、醍醐が倍ツモ条件を見事にクリアしてMVPを勝ち取り、セミファイナルではラウンド全20試合完全ラス回避を引っ提げてファイナル進出。毎日首位が入れ替わる史上まれにみる大混戦を制し悲願の初優勝となった。
2023-24シーズンまでは全チーム唯一の男女比1:3という特徴的なメンバー構成であり、「ハーレムチーム」と呼ばれていたが、2024-25シーズンからは最も標準的といえる男女比3:1に収まってしまった。
メンバーがトップを取って帰ってきた際は、クラッカーを鳴らして歓迎するのが恒例になっている。
決めポーズは、女性の多いチームゆえか和久津考案の可愛らしいもので、「セガサミー、フェニックス!」の掛け声とともにかしこまのポーズをする((チーム全員で披露する際には、茅森が「セガサミー…」とコールした後に、全員で「フェニックス!」と言いながらかしこま。24-25シーズンからは男女比が入れ替わったこともあってかウインクがなくなるマイナーチェンジが施された。))。ちなみに、ベテランの近藤が最もノリノリである。((実はインタビューで締めに決めポーズをとる文化はこの和久津考案のポーズが最初。このポーズをやり出した2019-2020シーズンの序盤で開幕戦勝利や近藤の開催8日目の大三元などでスタートダッシュを決めることが出来たのもあり、それにあやかってか他のチームもチーム専用のキメポーズを取るようになった。))
また、帰り支度が早いチームと言われており、まつかよがトップを獲得したフェニックスの集合写真を撮りに行った時にはすでに全員が帰った後だったりする。
2023-24シーズンでは全チーム最多の17社・ブランド、翌24-25では21社のスポンサーを集めており、他チームと違い、ユニフォームの背中部分にもスポンサーのロゴマークが刻印されており入場時における後ろからのアングルにも注目が集まる。
23-24シーズン新規参入のビーストを除いては唯一サポーターの愛称が存在していなかったチームだったが、24-25シーズンにファン公募により『Wingth(ウイングス)』((WingsとWinとWithを組み合わせた造語))となった。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・茅森早香 「天才すぎるオンナ雀士」
主な個人タイトル:女流モンド杯(2期) 最高位戦女流最高位
レギュラーシーズン個人成績
2018:14位(平均打点1位)
2019:23位
2020:9位
2021:5位
2022:27位
2023:28位
2024:28位
最高位戦所属の人気女流雀士。猫を思わせるωのような口元が特徴で、藤島じゅん氏のMリーグ公式4コマ漫画では猫耳がある。自身も猫好きで、「にゃあプロ」と呼ばれていたことも。
プロになる前に雀荘でアルバイトをしていて卓に入って客と対局していた際、本人はメンホンのつもりでアガったアガりが実は緑一色だったというまさに天才すぎるエピソードがある。
基本の雀風はバランス型だが、後述の平均打点のエピソードからも近年は攻め寄りの姿勢を見せている。
2018シーズンでは、平均打点が21選手の中でトップとなり表彰された。
2021シーズンもラス目のオーラス親番に怒涛の4連続高打点和了((最初に6000オールを上がった後、一人ずつに満貫直撃をたたき込むという点数だけ見れば実質親役満))を叩き出し大逆転トップを飾るなど、1月現在で2位に1000点以上の差をつけて平均打点トップに君臨している。((その平均打点はなんと8500点前後を推移。つまり普通は平均点が上がりそうな子の満貫では逆に平均点が下がるという何を言っているのかわからない状態である))
2022シーズンも「一日一跳((跳満=親18000点、子12000点。毎回高い手が飛んできては同卓者はたまらない。))」を宣言し、高打点の麻雀を見せるも後半戦は苦戦が続いてしまっている。
2020シーズンにMリーグ発足後初出となる槍槓、二盃口を和了したレア役ハンター。フェニックスからは近藤もMリーグ初の混老頭を和了しており、レア役といえばフェニックスという地位を確立しつつある(?)
自閉症スペクトラム障害を持つ子供の母。自宅は高級マンションで、部屋はかなり綺麗に整頓されている超のつく良妻である。2021-22シーズンには我が子の誕生日に登板し、トップを報告する彼女の笑顔に視聴者があったかい気持ちになったという。
現在はフランチャイズのクレープ店、ジラフクレープの店舗オーナーも務めており、テレビの取材にも応じている。
2024-25シーズン終了後、近藤監督の勇退により唯一の創設メンバーとなった茅森は、その次期監督に自ら立候補。運営にも認められ、2025-26シーズンからは監督兼任となることが決定。同時期から風林火山の監督となる亜樹と並ぶ、史上初の選手兼任監督&史上初の女性監督となった。天才すぎるオンナ監督の采配に期待が集まる。
・醍醐大 「孤高の探究者」「ヒロシBig One」
主な個人タイトル:最高位戦最高位 BIG1カップ優勝
レギュラーシーズン個人成績
2023:32位
2024:1位(MVP)
最高位戦所属のプロ雀士。長年最高位戦A1リーグで成績を残し続け、通算ポイントは+3500とも。
苦節15年かけて最高位を獲得し、またMリーグドラフトにおいても優勝した松ヶ瀬だけでなく準優勝の本田、伊達と言ったMリーガーを輩出した風林火山新メンバーオーディションの活躍を始め、ドラフトの季節になると何度も何度も候補として上がりながら指名までは届かないということも多かった苦労人。
現在ではプロ雀士だけでなく麻雀教室や麻雀プロ出演のイベントのプロデュースの仕事もする。
雀風はスタンダードと自称しながらも周りからは変わった手組をし、捨てた河も独特なことから先切り十段と称される。
もともと麻雀にストイックで黙々と麻雀に打ち込むタイプの選手だったが、Mリーグが始まったこともあってかyoutubeチャンネル、ツイッターアカウントの開設など発信力を高めた結果、周りからあなたがそんなに明るい人間だとは思わなかったと言われるほどタレント性を発揮するタイプとなった。
近藤の勇退を受け、その後任として監督直々の希望((youtubeチャンネル麻雀遊戯王にて近藤がチームを組みたい選手はという企画で既に名前を挙げていた))もあってフェニックスに新加入。オールドルーキーMリーガーとして迎えた2023-24シーズンでは、Mリーガーに選ばれたことで全ての運を使い果たしたか?というほどツモが上向かなかったり、競り負けの末の2着などでトップが遠い状態だったが、10戦目に初トップ。以降は連対を重ねハイペースでマイナスを返済し、一時わずかなプラス転向するまで浮上するも、最終盤は厳しい条件戦を強いられたこともあり期待通りの成績とは行かなかった。その前評判を考えればあまりにもの寂しい成績であり、2024-25シーズンでは一線を退いた近藤、魚谷に代わりチームリーダーとなり、チームともども復権を期した戦いとなったが、序盤戦はその去年の苦戦がウソだったかのように多井、沢崎に並ぶMリーグ記録タイとなる開幕7連続連対と10戦5トップと言う荒稼ぎでMVP争いに真っ先に名乗りを上げ、チームを2年ぶりに暫定首位に押し上げる原動力となり、本人も道中100ポイントを荒稼ぎするデカトップを取ってからファンからもMVPを期待されるようになり、レギュラーシーズン最終戦にあの近藤の大逆転を彷彿とさせる奇跡の倍満自摸でMVPを勝ち取った。
ポストシーズンでもその活躍に陰りは一切なく、道中11戦連続連帯、年間獲得成績約+800ptという大台記録を達成し、最終日首位陥落からの最終戦の登板で優勝を決めるトップを勝ち取った。
%%なお、チームのスポンサーのファイテンが提供しているパワーテープと言うこめかみなどにつける集中力が上がるテーピングが好調な彼の新たなトレードマークとなっている%%
また、チームリーダーとしても試合終了後の結果報告動画で仕切りを担当するなどフェニックスの要にふさわしいところを魅せている。
・浅井堂岐 「逆襲のヘラクレス」「卓上の爆撃機」
主な個人タイトル:日本プロ麻雀協会雀王 皓王戦
レギュラーシーズン個人成績
2024:26位
24-25シーズンドラフトにて加入した協会A1リーガー。2022年、Mリーガーである松本、仲林、そして前雀王の渋川を相手取った中で団体最高タイトル雀王を奪取し、Mリーグファンからは協会プロの中では次のMリーガー最有力候補の一人として名が挙がっていた。同期入団である竹内とは現行の団体最高タイトル保持者としてビーストメンバーオーディションと2回のMトーナメントに参加しており、その縁もあって新コンビの『げんたかき』としてコンビ名を冠名としたアマチュアリーグ戦げんたかきリーグを主催するなどしている。
もともと元熊谷市長を祖父に持ち、明治大学を経てSEとして会社員で務める傍らプロとしても活動しており、((現在は所属する会社がチームのスポンサーとして名を連ね、彼も引き続き広報担当として活動中))更にヘラクレスのキャッチコピーが示す通りストイックに体を鍛える文武両道を地で行く選手である。
当人が一番戦いたい相手として協会リーグ戦で戦えないまま最高位戦へ移籍したたろうの名を挙げており、本田とはお互いに筋肉対決と呼び合うライバル関係。また、菅原とはまさにビーストオーディションで最後まで競った相手でそのリベンジと言わんばかりに彼女を下して初トップを獲得した。
・竹内元太 「無敵のタイタン」
主な個人タイトル:最高位戦最高位(2期) 新輝戦
レギュラーシーズン個人成績
2024:5位
24-25シーズンドラフトにて加入。
先述の通り、げんたかきを組む浅井とは一緒にビーストメンバーオーディション、Mトーナメント双方に団体最高タイトル保持者として参加した間柄。
また、醍醐とは高身長かつビッグワンカップを制してから最高位戴冠と言う繋がりからフェニックスのツインタワーと称されることも
彼もファンから最高位戦内ではネクストMリーガー最有力との呼び声が高かった。
団体リーグ戦では若くして近藤以来となる7年ぶりの最高位連覇と言う偉業を成し遂げ、その最高位連覇の翌日には団体のトーナメント戦・新輝戦((最高位戦ルール・赤ありルール・Classicルール(一発・裏なし)の混在した変則トーナメント。なお、タイトル名は同団体のレジェンドである新津潔と金子正輝から拝借している))も優勝という連日タイトル奪取も成し遂げたつわものでもある。
身長190cm超と言う高身長((これはABEMAS・松本を抜いてMリーガー最高身長となる))であり、22-23シーズンにゲスト解説として招待された時に当日の実況であった日吉との放送前にアップされたツーショット写真の身長差には多くのMリーグファンから驚きの声が上がった。一方、某魔王と張り合うレベルのオヤジギャグ好きとしても知られる。
迎えたルーキーイヤーはデビュー戦でトップを取る最高の滑り出しを見せ&s(){たものの体格がでかすぎてはしゃぎながら控室に帰って来た際に&bold(){入口に思いっ切り頭をぶつけかけ、ギリギリで回避したものの暖簾が顔面かぶさってパニクる姿を見せてしまった}}ると、その後も破竹の勢いで勝ち続け、一時期はMVP争いを独走。終盤でやや失速し戴冠こそ逃したものの、個人成績はいきなりTOP5入りとなり、上々の1年となった。
勝負飯(?)はダジャレ好きの彼だけあってキットカット。メンバーの試合の送り出しの際には包装紙に目標や勝利祈願と言ったメッセージを書かれたキットカットを三つ用意して選ばせてそれを動画としてアップしている。
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・※近藤誠一 「大魔神の系譜」
主な個人タイトル:最高位戦最高位(4期) 麻雀最強位(2018年)
レギュラーシーズン個人成績
2018:5位
2019:3位(4着回避率1位)
2020:18位
2021:18位
2022:28位
元祖・フェニックスの白一点で、自身が副代表を務める最高位戦所属のレジェンド雀士。最近はわれポンの解説でもおなじみ。
現役当時は全Mリーガーの中で唯一のサウスポーであり、他の選手と違って中継時の対局ではカメラアングルが異なっていた。
牌に自分の魂を込めるとも表現される手役指向の大振りスタイルと、師匠の永世最高位にして、先代の大魔神であった故・飯田正人譲りの彼ならではの直感と理論をフル活用した近藤オリジナルとも呼ばれる独特な手順を踏む打ち方が特徴。手が悪い時ほどその傾向は強くなり、2019シーズンでは悪配牌から唯一の両面をいきなり破壊し、そこから最終的に大三元まで漕ぎつけた一局などはその最たる例にあたる。
大振り高打点なスタイルゆえに、現役時代での通算成績における平均打点は打点派Mリーガーの代名詞である寿人や茅森すら抑えて、仕掛け有では他の追随を許さない全Mリーガートップの地位に立ち、更に一度追い込まれてからの大逆転勝ちも多く、そうしたドラマチックさからそのプレースタイルは近藤が梅沢富美男に似ていることもあり「夢芝居」と呼ばれ、フェニックスサポーターだけでなく他チームファン、他チームの選手をも魅了する。
特に2020シーズンの終盤、トップまで倍ツモ条件の中、高目一発ツモ裏条件を満たして倍満をクリアした対局は、ファンを熱狂させ実況の日吉の&s(){喉を破壊しながらも}名実況の代名詞として試合内容含めて涙が止まらないとファンに評され、後述の日吉のエッセイの前書きにもその実況が引用されるなどMリーグを語る上でもまず挙げられる伝説の一局として知られている。
こう書くと攻撃的な選手と思われるが実は基本は守備型で、連続無放銃記録は多井に次ぐ2位(2019)、3位(2021)を記録している。
前述の大三元自摸を始めとして「カッ!」と唸りながら気迫を込め、左手のスナップを効かせ天空から振り下ろされると形容されるように自摸牌をカメラに映した後、卓に置くカッツモは彼を象徴する所作である。
Mリーグの初年度シーズンとなった2018-2019シーズンでは21人の中で満を持しての最後の登場をし、そのまま史上初の連闘同日連勝を成し遂げた。
第一回ドラフト選出の男性選手の中では数少ないRTD不参加組ということもあり、ドラフト直前まではアベマ麻雀チャンネル視聴者の間ではあまり目立つ存在ではなかったが、麻雀駅伝において最高位戦チームの同期で当時同じ最高位を3期獲得していた村上とタッグで最終走者を務め、150ポイント近い点差をひっくり返しての最高位戦チーム大逆転優勝の立役者として視聴者たちに強い印象を刻み付けた。
一方、卓を離れればビール大好きな普通のおっさんである。温泉も大好きで、熱闘Мリーグでそのことが紹介された際に尻を丸出しにしたことから、尻ネタでいじられることも。&s(){あと、インタビューでまつかよにダル絡みして軽く引かれてたりする。そんなこともあって誰が呼んだか"まつかよの天敵"}
最近は完全に「3姉妹のお父ちゃん」扱いであり、出場の度に「出稼ぎ」などと言われたりしている。&s(){第2試合でトップを取ったのに、娘たちに置いて行かれたこともあった。}
[[爆笑問題]]・太田光の推し雀士でもある。
2022シーズン頃から頭痛などの体調不良に悩まされており、プレミアムナイトイベント中での途中退席など、Мリーグの対局にもコンディションの悪い状態で登板せざるを得ない日々が続くようになる。
その影響で成績が上向かず、改善の傾向も見られない事から、2022シーズン限りでの勇退を決断。そのままМリーグからは完全に手を引くつもりでいたものの、オーナーであるセガサミーから強く慰留されたことにより、チームの新監督に就任。多くのファンが、大魔神の左手がМリーグで見られなくなることを惜しむとともに、今後もМリーグに携わり続けることに喜びの声をあげることとなった。
監督就任直後に自身の後継者として最高位経験者である醍醐を推挙し、ドラフトにて獲得。1年目はその醍醐や東城が不振にあえぎ最下位に沈むものの、翌年は新戦力の元太が躍動し、肝入りの醍醐も本領を発揮しついにはMVPを獲得するなど抜群の審美眼を発揮。
すると、チームの調子と比例するように近藤自身の体調も回復し、本来は同年を最後に引退する予定だった最高位戦A1リーグも続投できるほどに。これを受け、近藤は&bold(){選手としてのMリーグ復帰を目指す}ことを決断。その花道を飾るかのようにフェニックスに悲願の初優勝をもたらし、表彰式会場で胴上げ3度宙を舞った。
かくしてフェニックスでの夢芝居は最高の大団円を迎え、復活を果たしたサウスポー魔人の新たな挑戦が始まる。
・※和久津晶 「超攻撃型アマゾネス」
主な個人タイトル:プロクイーン(2期)
レギュラーシーズン個人成績
2019:19位
2020:28位
史上2人目となる連盟の女性A1リーガーであり、2019シーズンに加入。
加入したシーズンでは、なかなかトップを獲得する事が出来ず、トップを獲得したのは29選手中最後となったが、トップを獲得してからは調子が上がり、チームのレギュラーシーズン1位通過に貢献。
しかし、所属した2年間は一貫してマイナスが嵩み、2020シーズンを以てチームを退団。チーム戦ということもあってか二つ名の通りの攻撃力はなかなか見せられず、むしろ押す時に怖々と牌を切る手つきの方が目立ってしまっていた。
一方で、自身が手掛けたブランドを展開するなど、新たな方面に活路を見出しており、元々はファッション・美容・フィットネスといった自己研鑽に優れた人物である。
麻雀においても最強戦2023年では四暗刻を成就しファイナル、そして決勝戦まで進出している。
また、2023年オフシーズンに行われるMリーガー32人と5大団体推薦20人で行われるMトーナメントでMリーグスタジオへの復帰と二半荘ながら解説への参加も決定。
Mリーグではないものの彼女の復帰の発表に待ち望んだファンから喜びの声が聴かれた。
2回目の開催となった2024も僅差で敗れた前回大会のリベンジと言わんばかりに再度参戦。オーラスまでもつれた萩原との競り合いを制し、見事初戦突破し前回の悔しさを払しょくし、セミファイナルまで駒を進めた%%が、今度はセミファイナルで僅差でファイナル進出を逃す悔しい結果となってしまった。%%
・※魚谷侑未 「最速マーメイド」
主な個人タイトル:女流桜花(4期) 麻雀日本シリーズ
レギュラーシーズン個人成績
2018:18位
2019:1位(MVP、最高スコア)
2020:23位
2021:21位
2022:32位
2023:17位
チームドラフト1位である連盟所属の女流プロ。ABEMAでの麻雀プロリーグが発足する前の麻雀テレビ対局プロリーグの代名詞であった、モンド21麻雀リーグの年間チャンピオンであるモンド王座を連覇を含め最多の4回の戴冠。また女流初の連盟十段位及び麻雀日本シリーズ制覇も達成しており、女流最強の呼び声も高い実力者。自身が連覇を決めた2016年の第12回MONDO王座決定戦では、奇しくも魚谷を退け、女流杯を制した茅森と名人戦から勝ち上がって初の王座戦となった近藤と言う後のチームメイトと同卓と言う運命を感じさせる組み合わせとなった。
門前派が多い連盟のプロとしては数少ない、鳴きを駆使した速攻派であり、そこから「最速マーメイド」の異名が付いた。
特に大事な対局などでは気迫が全面に出るタイプであり、2019ファイナルで優勝をかけた一戦での彼女の姿は、Мリーグ史に残る屈指のハイライトである。
個人成績に関しては、2019シーズンはトータルで451.4ptを獲得し、MVPと最高スコアを受賞している。しかし、それ以外のシーズンでは苦戦をしており、2022シーズンではまさかの最下位となってしまった。
もともとは騎手を志望していたが、競馬学校の入学試験に落ちた過去を持つ。馬への愛着は今でもあるようで、ウマ娘のコスプレを披露したことも。推理ゲーム好きでもあり、同じMVP経験者の瑞原とはマダミスなどを一緒に行う仲。
チームメイトの東城とはYoutube「りおみんチャンネル」を展開しているが、これは魚谷が東城の魅力をプロデュースしたいと思ったのがはじまりのきっかけだという。
猫好きで、保護猫を引き取りペットとして育てている。ゆくゆくは保護猫活動に取り組みたい様子。
近代麻雀において自伝的漫画「泣き虫マーメイド」が連載されていた。自伝のタイトルにもあるように、とにかく涙脆い。
後述のPiratesの鈴木優は彼女の師匠にあたる存在なのだが、弟子の魚谷にとって師匠の優は非常に相性が良く、絶不調だった2022シーズンでも師弟対決では3試合全てでトップを獲得している。
フェニックスの若き切り込み隊長として長らく活躍してきたが、チームが2年連続レギュラー敗退となった23シーズンを以て退団が決定。先述の通り22シーズンは絶不調に喘いだとはいえ、ラストシーズンとなった23シーズンも個人成績はチームトップを獲得しており、そればかりか、&color(#F54738){&bold(){チーム創設年のドラフト1位選手の退団もMVP獲得経験者の退団((MVPに限らない個人タイトル経験者の退団も、近藤(19シーズンに最高ラス回避率)に次ぐ2人目。))もいずれもこの魚谷の退団が初}}であり、麻雀ファン達を大いに震撼させた。
・※東城りお 「ミス・パーフェクト」
主な個人タイトル:夕刊フジ杯麻雀女王決定戦優勝
レギュラーシーズン個人成績
2021:15位
2022:9位
2023:34位
後述の和久津に代わって新加入した連盟所属の女流雀士。
高宮や岡田と同様にグラビアアイドルであるが、グラマーなあちらと違ってスレンダー系である。
加入したてという事もあり、その実力は未知数だったが、加入早々に7万点トップを決め、初年度をプラスで終えるなど好調である。
打ち筋としては多少の失点は大きな加点で埋め合わせて最終的にトップを狙う自称ハイテンション麻雀。
2022-23シーズンは個人的な諸般の事情で11月時点で出場試合こそ少なかったものの、2023年に入ると個人4連勝などでチームを牽引し、2位に浮上するなどMVP争いにも参戦。最終的には失速したが、チームメイトが大きなマイナスで終わった中、チームでは唯一のプラスフィニッシュとなった。
なお、2023-24シーズンには開始数秒で天和チャンスが発生し、実況の松嶋と解説の村上を驚かせていた。
2022-23シーズン中の特別対局「麻雀星人vs地球代表」では覆面を被った東マスクとして参戦。開局早々に和了りを決めていち早くマスクを脱ぐと、麻雀星人・多井隆晴とのデッドヒートを制して地球の平和(ぴんふ)の防衛に成功した((なお、麻雀星ではプラススコアなら勝ちらしい。多井は勝ったと思い込んでおり、インタビューでは「地球ルールか…」と憮然としていた。正直地球ルールもそんなに統一されてないので、麻雀星人監修で統一して欲しい))。&color(white){なお、共闘した残り2人のマスクマン・松マスクと熊マスクは揃って焼き鳥に終わった。よく考えると、マスクマンにとって名誉のマスクを何故和了りを決めて脱ぐのだろうか}
この特別試合をはじめ、多井キラーと呼ばれるほど多井と相性が良いのも特徴。
なお、東城りおは芸名であり、名前は『[[銀魂]]』の[[東城歩>東城歩(銀魂)]]とパチスロ『スーパーブラックジャック(リオパラダイス)』のリオから取っている((BSフジの番組『~日本全国~桂宮治の街ノミネート』では、『[[いちご100%]]』の東城綾から取ったと発言している。))。
白鳥とタメを張るレベルでヘアスタイルが派手なうえにコロコロ変わる。ショートが基本だが、2021ポストシーズンにはロングにしていたことも。シーズンの最終形態と称されるその際の髪色などはどこぞのアニメヒロインかと見紛うほど美麗であった為、アニヲタ諸君にはぜひ一度見ていただきたい((実際にウマ娘などのコスプレもしているので、そちらもオススメである))。
また、23-24シーズン中には"Drawing"というバンドを結成し、メインヴォーカルを担当している。
Mリーグでも度々見せ場を作り、22シーズンには個人TOP10に入るなど印象的な活躍を魅せてきたが、先述したプレースタイルゆえに不調時はドツボにはまってしまいやすく、そこがネックとなったか、チームが2年連続でレギュラー敗退を喫し自身も初にして莫大なマイナスを叩き出した23シーズンオフに惜しまれつつ契約満了に((23シーズンオフには江頭2:50一味と江頭のYouTubeチャンネルで麻雀対決をしており、その結果を受けて「次の優勝者インタビューで江頭の定番ギャグ『ドーン!!』を披露する」という約束をしており、自身最後の登板となったMトーナメント2024の試合終了後に約束を果たした(ただし、『ドーン!!』についてはコンプラ上の理由で運営が不許可裁定を出したため、別のネタである『フランスのテレビ』を披露する形となった)。))。奇しくも盟友にしてチームの顔であった魚谷と同時の退団となり、麻雀ファン達に戦慄が走る退団劇となった。
なお、魚谷東城ともに退団とはなったもののパブリックビューイングでのゲスト解説やスポンサー対抗の麻雀大会へのゲスト参戦などチームの関係は非常に良好である。
}}}
#openclose(show=手牌を追うな。夢を追え!){
***&color(gold){TEAM RAIDEN/雷電}
所属選手:&color(royalblue){萩原聖人(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)}、&color(deeppink){黒沢咲(日本プロ麻雀連盟)}、&color(royalblue){本田朋広(日本プロ麻雀連盟)}
2018シーズン:7位
2019シーズン:6位(レギュラーシーズン5位)
2020シーズン:6位(レギュラーシーズン6位)
2021シーズン:8位
2022シーズン:3位(レギュラーシーズン5位、セミファイナル3位)
2023シーズン:8位
2024シーズン:4位(レギュラーシーズン4位、セミファイナル4位)
オーナー企業は電通。
2018シーズンから2020シーズンまで萩原、瀬戸熊、黒沢の3選手で構成され、2021シーズンからは本田が加入。
「面白い麻雀」をモットーに、手役を重視した門前高打点派ぞろいのロマン派好みのチームであり、チーム名の由来は最強力士「雷電為右エ門」から。
しかし、その打ち筋ゆえに成績が安定しにくいことに加え、萩原が毎度のように巨大なマイナスを叩く為、チームとしては常に下位が定位置であり、順位が下がるたびに「さよな雷電」「チーム漏電」などと呼ばれてしまうのはもはや恒例行事。2021シーズン開幕直後に好調で複数日首位をキープしたことは驚きをもって迎えられたが、このシーズンの結果は▲1256.1と断トツの最下位であり、終盤では1チームだけ事実上の条件戦を強いられ更にラスを重ねる負のループに陥るなど全員が苦戦していた。ファイナル初進出は2022シーズンと当時のチームの中では最後で、実力的には一歩劣っていると言わざるを得ない。また不器用な打ち筋の選手が多く、総じて条件戦は苦手。逆に言えば、あまり気にせず大きく派手に勝ちに行くスタイルがあっているとも言える。しかし、24-25シーズンは序盤から浮きもしないが崩れもしない粘り強い戦いを見せると、3月にチーム揃っての爆発を見せ、チーム史上初のプラススコアでのレギュラーシーズン通過。セミファイナルでも追い上げる格闘倶楽部との死闘を制し、ファイナル進出を果たした。
その魅力的な闘牌や引き起こしてきた数々のドラマなどから、根強いファンも多いチームである。
ファンの愛称は「雷電ユニバース(Raiden Universe)」。
決めポーズは、アナウンサーの「本日も、雷電の麻雀は?」というフリに続き、「面白いんです!」と言ってカメラをビシッと指差すというもの(通称、RMO)。
2021シーズンからは最初に「雷電オリジン!」という掛け声も追加された。&s(){が、そのシーズンに歴史的大敗を喫したためか、このシーズン限りで取りやめとなった}
#openclose(show=所属選手はこちら){
・黒沢咲 「強気のヴィーナス」
主な個人タイトル:プロクイーン 麻雀さんクイーン
レギュラーシーズン個人成績
2018:7位
2019:8位
2020:7位
2021:23位
2022:16位(最高スコア)
2023:33位
2024:14位
雷電のエースを務める&s(){年齢非公開の}女流雀士。
雷電のメンバーは基本的に門前派であるが、その中でも特に極端なタイプでめったに鳴かない為、一度ポンしただけでコメントなどから驚かれるのは恒例行事。((2022-23シーズンでは、配牌が役満・清老頭を狙えたこともあり第一打から鳴いていき、同卓者が全員清老頭を確信したという事件があった。なお、この局は役満聴牌までこぎつけるも伊達の満貫ツモに蹴られてしまった))((ちなみに本人言では第一打から鳴いたのは人生で2回目、もしくは初めてかも知れないと言う程の激レア))
その副露率は、最も低い時で驚異の6%台((なお、副露率の平均は、門前派の多いМリーグですら20~30%、鳴き傾向にある天鳳などのネット麻雀に至っては30~40%である。))で、常人なら役牌ポンの一手でも平然とスルーする上、それを門前で組み上げてしまう手組み力と引きの強さを持つ。逆に普段鳴かないような場面で鳴くと、麻雀の体勢が崩れて悪い結果になることが多く、このことからも鳴かないことこそが彼女にとって常に最善であることがうかがえる。23-24シーズンでは、一時期副露率が1%台に突入するという異例事態も発生した((最も、黒沢と言えど誰もが鳴くような聴牌は鳴いてとることが多いため、根本的に鳴ける手が入っていないと言い表すこともできる))。その後、24-25シーズンはチームメイトの本田も参考にしつつ、少しずつ副露を使うスタイルも模索。これが要所でハマったこともあり、久々に3桁プラスに肉薄した。&s(){なお、副露率は10%そこそこといつもの黒沢比で高かったが安定の&bold(){個人最下位}。}
裏3などを平然と乗せてくるなどのシンプルな運も強い。
非常に優れた直感型の打ち手であり、そこから打牌選択や押し引きなどのベストを導き出す。強気にガンガン押していたと思ったら、当たり牌に限って急にビタ止め、なんてのはよくある話。その為、一見不安定な打ち筋ながら、3シーズン連続3桁プラスを達成するなど、安定感はかなり高い。
門前高打点派の極みゆえハマった時の爆発力はすさまじく、2022シーズンにはオーラスの親番で10本場まで積み上げて11万点越えのМリーグ記録となるトップを獲得し、最高スコアの個人タイトルを獲得した。
何かと成績が不安定な雷電にとっては、まさに勝利の女神である。24-25シーズンセミファイナルでは道中自身のエラー(手牌状況の勘違いで聴牌確定牌をツモ切ってアガリ逃し)も相まって一時期格闘倶楽部にカットライン争いで抜かれるも、最終盤に黒沢の2戦2連勝((特に最終日第1試合、南2局までラスの展開から南3局で6000オール和了→オーラス逆転ツモでトップをかっさらった試合は圧巻の一言。))が決め手となり再度格闘倶楽部を逆転・ファイナル進出に大貢献した。
2022年2月には彼女の半生とMリーグでの活躍を描いた自伝的小説"渚のリーチ"を刊行し、TBS系で放送されている『王様のブランチ』でも紹介された((登場人物の名前はしっかり変えられてはいるが第一回ドラフト会議の映像などと見比べれば誰が誰だかしっかりわかるという…))。
実業家の資産家一家の生まれであるガチのお嬢様であることから、その優雅で高打点である打ち筋は「セレブ打法」と称される。
対局中も含め、普段から常にたおやかな微笑を浮かべている非常に穏やかな人物であるが、一方で砕けた仲であるチームメイトなどにはさらっと毒を吐くことも。
その雰囲気からすると意外なことに、かなりの健啖家かつ相当なグルメ。公式4コマなどを筆頭に大食いキャラが公認と化しており、麻雀プロ仲間が美味しそうなものについてツイートすると即座に引用するなど、食いつきの良さも人一倍。そのため、「麻雀では仕掛けないのに、おいしいものには遠くから仕掛ける」などと言われることも。
特に瀬戸熊がニンジン作戦((デイリーダブルなら寿司と焼肉をおごる、トップなら馬刺しをご馳走するなど、ご褒美のグルメで選手の士気を高める。黒沢や萩原を筆頭に食通が多いことから為せる業。))を実行した場合は毎回結果を出している。そして成績速報(非公式)氏をはじめとした各方面から「瀬戸熊の財布がトビラスの危機」と心配されるのが恒例行事。&s(){嫁に全部握られているというのに}
・瀬戸熊直樹 「卓上の暴君」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2021年・2022年) 鳳凰位(3期)
レギュラーシーズン個人成績
2018:20位
2019:12位
2020:11位
2021:32位
2022:17位
2023:16位
2024:11位
連盟のレジェンド雀士。かつては連盟の最高タイトルである鳳凰位を3度獲得するなど同世代の中でも一つ図抜けた花形雀士。特に勝負手をツモ和了ったとき、横回転させながら卓に叩きつける、通称「トルネードツモ」でユニバースを魅了する。
一度始まったらとにかく止まらない、親番で猛連荘する「クマクマタイム」が武器。一方、愚形リーチを嫌い、役無しのダマテンでプッシュするという悪癖が足を引っ張って成績が不安定になってしまっている。
Мリーグでも点数を稼ぐ枠として期待された中、それに応えきれず雷電低迷の一因となっていた他、連盟リーグでもA1から降格するなど低迷。そんな中で2021年に自信が悲願としていた最強位を獲得し、しかも当時最強位だった盟友・多井が決勝の前哨戦で敗退した後での決勝進出、そして最後は裏1倍ツモ条件をクリアという劇的な幕切れであった。このあまりにもドラマチックな展開は、本人のみならず司会の[[小山剛志]]、実況の日吉、配信で見ていた多井など多くの人々を感涙させ、ファンを感動の渦に巻き込んだ。&s(){そして賞金の300万円はすべて妻にとられたとネタにされた}
だが、その後もMリーグでは苦戦が続き、最終的にはレギュラーシーズンの個人成績最下位となってしまった。
そんな中で、2022年の最強戦にて連覇を達成。&s(){そしてやっぱり賞金に加えて最強戦MOVIEの印税まですべて妻にとられたとネタにされた}迎えたМリーグでは、ポストシーズンから調子を上げてチームを史上初のファイナルに導くと、そのファイナルでもチームのポイントリーダーとして活躍し、風林火山との競り合いを制してチームの入賞3位フィニッシュに大きく貢献。チームを解散の危機から守るとともに、見事な復活を遂げて見せた。
プロ雀士きっての恐妻家として知られており、以下のようにその手のエピソードに事欠かない。
・財布は全掌握されており小遣い制。一応前借りは可能なのだが…(後述)
・大会の優勝賞金も一部しかもらえず、さらにそこから小遣いの前借り分が天引きされる。本人曰く「20万円の配当を依頼しても&bold(){3万円しか残らない}」
・帰りが遅いと、作ってもらう夕飯が飲食店のごとく有料になる
・妻はプロ雀士などではない一般人であり、メディア露出を嫌がるため、瀬戸熊はテレビなどで妻の話をするたびに怒られる((さらには前述の夜食メニューを番組のために持ち出した時、返すのが遅れたとして延滞料金を請求された))。テレビで顔が出た暁には離婚するとまで宣告されている模様
・基本的に家事をほぼ全て手伝わされている瀬戸熊だが、洗濯だけは免除されている。その理由は、結婚したばかりのころに洗濯をしていたところ妻の下着が無くなり、下着泥棒の冤罪をかけられたため。なお、妻からの疑惑はいまだに晴れていない。
現在は連盟の競技部部長を務めており、連盟主催の29歳以下の若手プロに向けた若獅子戦・桜蕾戦の発起人でもある。
特に桜蕾戦は第1期優勝が伊達、第2期優勝が菅原と後のMリーガーが巣立っており、若獅子戦も第1期優勝の阿久津翔太が既にプロ6年目にして自団体A2リーグで活躍、連盟プロのネクストMリーガー最右翼と評されているため、この二つのタイトル戦はMリーグファンの間でも注目の的となっている。
&s(){MONDOTV番組の番組企画で描いたイーソーの絵((下はディフォルメされた鳥なのだが、頭部は複数の眼が存在する生物は言えるかわからない何か))が怖いことでも有名で、今でも藤島じゅん先生の漫画には定期的に登場する}。
江頭2:50のファンでもあり、江頭軍団が自身のYouTubeで麻雀対決企画を実施する際には「&bold(){麻雀界イチのあたおか}((江頭ファンの愛称。こんなヤツのファンをやるなんて頭がおかしい、という自虐が由来。))」という二つ名で江頭Tシャツを身に纏って登場、解説を担当するのがおなじみとなっている。後に「&bold(){麻雀界イチの&color(#F54738){重度の}あたおか}」にパワーアップしたうえ、チームメイトの萩原が対決に登場した時ですら江頭軍団を応援すると宣言したほど。
傍から見ると不器用なくらいのストイックなメンタルの持ち主。毎日長距離ランニングに勤しむほか、試合前の待機室では精神集中のために黙々と打牌をしている((これにはウォームアップの意味合いもある様子。多井によれば、ABEMASも試合前に控室で手積み麻雀で練習をすることで、少牌多牌や山崩しといった選択以前のミスが起きることを防いでいるという。))。
ある対局で、山から牌を持ってくる際に一牌山を崩してしまったことがある。その牌は順番的には瀬戸熊の自摸る牌、しかも聴牌の待ち牌であり、瀬戸熊目線(そして視聴者目線)でそこに確定の当たり牌があることが分かってしまった。そのパイで和了ることはルール上全く問題ないのだが、特に牌がズレることなく件の牌を自摸った瀬戸熊は自分自身の矜持としてそれを自摸切った、という一幕があった。((この選択については瀬戸熊らしいという意見が多く見られた一方、スポンサーを背負うチーム戦としてどうなのかという意見もあり賛否両論だった。その日の雷電の控え室トークの中で、今後は同様のケースでは和了りを選ぶよう、監督がチーム方針を決めたという。また、後にBEAST・大介も同様の流れで見逃しを行ったことが話題となった。)))
・萩原聖人 「雪原の求道者」
主な個人タイトル:モンド21杯 われめDEポン優勝(10回・最多勝利記録)
レギュラーシーズン個人成績
2018:13位
2019:27位
2020:30位
2021:31位
2022:29位
2023:23位
2024:24位
アニヲタの間では[[アカギ>赤木しげる(アカギ〜闇に降り立った天才〜)]]や[[カイジ>伊藤開司]]、ウルトラマンアークの声優を務めた事でも知られるベテラン俳優で、このMリーグ発足に合わせて、プロ雀士との二足の草鞋を履くこととなった。
だが、猛者ぞろいのMリーグでは残念としか言いようがない成績しか残せていない。
安牌を過剰に持ちたがって目一杯に構えずアガリ逃し、三色などの手役を追いすぎてアガリ逃し((ついつい三色を追ってしまうのは「あれは病気だ」と自虐したことも))、愚形を嫌ってアガリ逃し、シンプルに何切るミスってアガリ逃し…と、アガリ逃しをしてしまう事が多い。役満・大三元イーシャンテンの誘惑を振り切ってテンパイを取ったら次巡にアガリ逃し、なんて悲劇もあった((結局その局は満貫を和了り、これがこの半荘トップの決定打になったのだが、勝利者インタビューで大三元和了り逃しにコメントを求められた際は「ヤダ!絶対喋んない」と笑いながら駄々をこねていた。))。とはいえ、シーズンを重ねるにつれて麻雀の内容は向上している傾向にある。
また、強打して突っ張った牌は大体放銃、良型から愚形に変えつつやや安全な牌を切ったら相手の愚形にズドン、オリた時に限って一発ツモなど押し引きの運も悪かったりするなど、何かと展開に恵まれない。1回の放銃だけで4着になった事も何度もあるどころか、24-25シーズンのセミファイナルでは5和了&4選手唯一の0放銃で終わったのにオーラスで太に逆転跳満を決められて4着を押し付けられた試合もあった。
%%モンド麻雀リーグやわれポン、CS日テレヤングマスターズなどではしっかりと好成績を残しているためMリーグスタジオに呪われてるんじゃないか?と自嘲することも。%%
2020シーズンは特にひどく、当時最多タイとなる15試合連続ノートップを記録した上、ワーストレコードとなる-460ptを叩いてしまい、好調だったチームメイト2人の足を大きく引っ張ってしまったが、いくら負けても凹まず必死に打ち続けるその姿からファンが急増している。
2021シーズンはラスが少なかったものの、トップを獲得したのは最初の試合だけであり、21試合連続ノートップとさらに記録を更新し、最終的にノートップは28試合続いてしまった。
2022シーズンにて、昨シーズン10月以来の約1年ぶりのトップを取った際には本来不在のはずだったスタッフが泣きながらスタジオに駆けつけ、ファンも推しチーム関係なく喜びと祝福の声で溢れるなど、周囲の人間からの信頼や人気の高さがうかがえる。2月には失速して一時は個人最下位に沈んでいたが、レギュラーシーズン最後の出場試合でトップを獲得し、4シーズンぶりに個人成績ワースト3から脱出。シーズン中に一時短期入院するも、回復後のセミファイナルでは自身初のプラスフィニッシュ。チーム初のファイナル進出に貢献した。
自然体でシーズンを戦い、最後までMVP争いを演じた本田の大活躍を見て自分もあれこれ考えずに自然体で戦っても良いのかもしれないと考えた結果だと本人は語っており、オフシーズンのMトーナメントにおいても活躍。近藤、瑞原をはじめ強敵たちを退け、準々決勝まで勝ち残るなど、結果的にこのシーズンが転換点になっている。
2023シーズンでは、早々とトップを取るもののその後は配牌の時点で終戦するような手牌だらけとかなり運に恵まれない所を見せるが、脱力を意識した麻雀でそんな試合ではとにかくラスを取らずに立ち回り、巡って来た時にトップを狙う麻雀でシーズン折り返しに入ってもプラスを維持。最終的にはマイナスに落ちたものの、その成績は-100ptを切っており、4着回避率でも好成績を残した。翌シーズンも最終登板でこそ連投連ラスを喫してしまったものの、途中10連続連対を見せるなどで粘って一時はシーズンプラス終了がかなり現実的となるレベルの奮闘を魅せ、いぶし銀の活躍が光るように。
インタビューの対応やシーズン終了時の会見などは、芸能人とあってめっぽう上手く、シーズン終了会見で前の選手が自身のチームの振り返りのみを行った中、真っ先に優勝チームへの祝福から始めるなど、そのあたりは格が違うところを見せている。
そんなスター性や気配りのうまさから多井からも萩原はこのMリーグにエンターテイナーとしての精神面としてなくてはならない存在と手放しで称賛している。
また、2021シーズンには七対子の天和チャンスが発生し、Abema視聴者を驚かせた。
チェアマンで前ABEMAS監督の藤田社長と共に著名人の麻雀リーグ「藤田萩原リーグ」(のちのALL STAR League)を創設しており、こちらもABEMAの麻雀チャンネルで放送されている。
・本田朋広 「ヤンチャな貴公子」((24-25シーズンから、日吉の選手紹介で呼ばれ始めた。))「北陸の役満プリンス」((雷電公式のスタメン発表動画では「役満王子」表記。))
主な個人タイトル:麻雀グランプリMAX優勝(2期) 麻雀マスターズ
レギュラーシーズン個人成績
2021:29位
2022:2位
2023:29位
2024:12位
イケメンその3。前身である麻雀グランプリ時代を含めての史上初の麻雀グランプリMAX連覇を果たし、2020年最強戦ではファイナル決勝まで駒を進めた富山の実力者。
風林火山ニューメンバーオーディションでは松ヶ瀨に次ぐ2位で、門前大三元のアガリ経験があるなど何かと役満に縁があるファンタジスタ系の打ち手。副露率はチームの中では高めで、リーグ平均に近いほう。2023シーズン中には副露率が35%を超えた時期((この副露率にも関わらず放銃率が非常に低いのは特筆に値する。))があり、「副露率リーグトップとリーグワーストがチームメイト((その差は最大で25倍だった時期もあった。))」というよくわからない事態が発生した。時に「ふらふら打法」とチームメイトからも揶揄されることはあるが、その影響は確実にチーム内に浸透しており、瀬戸熊や萩原も少しずつ自ら動くことが増えてきている。
過去3年ファイナルに進出経験のない雷電の窮地を救う新メンバーとして21年にドラフトを受けたが、初年度はジリ貧のマイナスが続き、最終的には黒沢以外のチームメイトと個人成績最下位争いを繰り広げてしまった((ただこれについては、シーズン始まって早々にチーム成績が大きく下降し、自由に打てない期間が長く続いたという背景がある。))。
2022シーズンでは昨シーズンよりも自由にのびのびと打てているようで、序盤こそ2ラスを引いてしまったものの黒髪にしてから覚醒し、最後までMVP争いを繰り広げる。惜しくも2位で終わったが、21シーズンの大きなマイナスを一気に返済することにも成功した。
ポストシーズン、特にセミファイナルにおいてもその好調は続き、ABEMAS多井、風林火山勝又、パイレーツ小林とチームのエース格に囲まれた試合でも臆することなくトップを取り、チームのファイナル進出を大きく手繰り寄せた。
2022シーズン閉会式ではチーム代表挨拶を担当。名前がコールされた瞬間には会場、SNSともにどっと沸き、スピーチ中には男性アイドルもかくやと言わんばかりの黄色い歓声も上がるほどであった((慣例ではドラフト1位指名選手(雷電であれば萩原)が行っていたが、シーズンの活躍を評価されての大抜擢だった。なお、続く格闘倶楽部も寿人ではなく高宮が挨拶を行った。スピーチ内容はまだまだたどたどしく、勝又の評価では「高宮の圧勝」。これも良い経験か。))。
2023シーズンでは前年に続いてバースデー登板。前年のバースデー登板(開幕戦)で伊達に四暗刻の親被りを食らわされたことから寿人に誕生日アピールをするも、「&bold(){ひよこ点棒をプレゼントしよう}」とあわやトビラスにされかける事態に。&s(){魔王に願い事をしてはいけない}((結果、ラス親で連荘を重ね、寿人に迫る2着まで挽回。同卓した亜樹がひよこ点棒ゲットとなった。))
ずっと実家暮らしだった事もあって生活能力が低く、引っ越しの荷づくりを母親にやってもらったり、家具の選択を後輩に丸投げしたりする残念なイケメンでもある。
人柄も良く、二階堂姉妹や松本からのエピソードトークから愛されており、BSJapanextで放送された『パネルクイズ アタック25』のMリーグ大会で黒沢が解答者として出演し、自身もVTRで応援コメントを出し、最後にRMOのポーズを決めるも決め台詞を忘れた為、「ここで何も言わないんですね」と司会の谷原章介も困惑したり、前述の第一試合トップ専用のインタビューCMの質問の回答を何も考えておらず、((質問の内容としては麻雀と魅力とは?とあなたが思う熱狂とは?の二つ))質問二つとも「考えないとですね」と回答して周りの撮影スタッフは爆笑し、視聴者は唖然となるほどの天然キャラでもある。こうした事情もあって、ファンからは「ともくん」と呼ばれ、実況からはその積極的でヤンチャな仕掛けからいたずら好きなわんぱくな子ども扱いをされることも。
}}
#openclose(show=吼えろ!){
***&color(#1e90ff){BEAST X(TEN)}(旧:BEAST Japanext)
所属選手:&color(royalblue){鈴木大介(日本プロ麻雀連盟)}、&color(deeppink){中田花奈(日本プロ麻雀連盟)}
2023シーズン:7位
2024シーズン:9位
オーナー企業はBS10(旧:BS Japanext)((通販でお馴染みのジャパネットたかた(ジャパネットホールディングス)の子会社のBSテレビ局。本社は東京だが、親会社の本社は長崎県佐世保市にある。))。
2023-2024シーズンに、KADOKAWAサクラナイツ以来4年ぶりの新チームとして「BEAST Japanext」名義でMリーグに参戦。その後、翌2024-2025シーズン中にオーナー企業側が改名する方針が決まったため、チームもそれに合わせて同シーズン開幕より改名することが決定。&bold(){Mリーグ史上初めての改名したチーム}となった(詳しくは[[こちら>https://www.bsjapanext.co.jp/20240823_beast/]])。
親会社がテレビ局ということもあって独自の放映プラットフォームを持っており、週1でチームに密着した番組『~MリーグNo.1への道~ BEAST ROAD』を放送している。
決めポーズは両手を獣の手のように構える「ビーストポーズ」。左手が上で右手が下。&s(){ずっとこのポーズを育ててきた協会の某女流プロは訴えて良いと思う}
スタイルは大介を筆頭に全員放銃も構わず突っ込むまさにビーストを地で行く超攻撃的スタイル。黎明期の格闘倶楽部の超攻撃的な姿勢を更に先鋭化したトップラス上等な戦い方であり、Mリーグのトレンドが失点を抑えるかの攻守メリハリ型から攻撃に重きを置いたスタイルに変化したきっかけとも言われるチーム。
初年度にあたる2023-24シーズンは、Mの洗礼とでもいうべき厳しい展開を強いられ一時は▲600ptも見える位置に。猿川の復調を機に追い上げを見せ、終盤には一時カットライン脱出を果たすも、風林火山との競り合いに破れ7位に終わった。逆襲を誓った翌24-25シーズンだったが、悪夢は醒めるどころか酷くなり、1月時点で▲1,000ptを割り込む。大介の復活などで一時は盛り返したもののボーダーどころか一つ上の順位さえ遠く、最終的に▲1,143.6ptの惨敗を喫するとともに、レギュレーションによる入れ替えを強いられることとなり、オフには入れ替えレギュレーションの対象選手選定も兼ねたオーディションが開催され、協会所属の下石戟が優勝を飾った。
泥にまみれた獣道の先は如何に。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・鈴木大介 「二刀流ブルドーザー」
主な個人タイトル:麻雀最強位(2019年)
レギュラーシーズン個人成績
2023:24位
2024:20位(最高スコア)
アニヲタ的にはドラマ化もされた人気将棋漫画ハチワンダイバーの棋譜監修を務め、本人も甘いもの好きの鈴木八段として漫画に登場している現役のプロの将棋棋士。
将棋棋士としては最高段位である九段、強さで級分けされる順位戦の最高峰であるA級に在籍したこともある実力者。NHK杯将棋トーナメント優勝・2回のタイトル挑戦の経験もある。
麻雀が趣味でもともとあの伝説のプロ雀士桜井章一が主宰し、公式解説の土田浩翔も所属していた雀鬼会に所属するほどの凄腕((団体が王道の昭和的アナログ麻雀の方向性。その影響か、初登板のある局の第一打で一見不要牌の字牌ではなく、ノベタン形から8pを切ったことで物議を醸した))。麻雀最強戦も2019年に著名人最強決定戦からファイナルに進み、前年最強位から大会規模拡大以降初の連覇を目指す近藤、最高位戦のレジェンド雀士金子正輝、翌年サクラナイツから指名を受けMリーガーとなることとなる堀を撃破し最強位にまで上り詰めた。以後、2024年まで連続してファイナル出場((最高位としてシードされた2020年大会を除いても8分の1を5連続で勝ち上がっている、と書けばその脅威が理解できるだろう))を続けている。
そして2023年長年勤めてきた日本将棋連盟の常務理事を任期満了。新たな挑戦として日本プロ麻雀連盟の所属プロ雀士としてプロ棋士、プロ雀士の二足の草鞋を履くプロとして大々的に発表された直後のドラフト指名となった。
その雀風はまさにブルドーザーと言える非常に押しが強いものであり、普通の選手であれば立直がかかったら受けに回ろうとするところを、危険牌をノータイムで打ったり、愚形待ちで追っかけるなど無鉄砲のように思える程の攻めで押し返すスタイル。放銃する場面も多い一方で、逆に和了を直撃することも少なくない。
そしてそれを可能にするのが、虎視眈々と高目を狙う手作りであり、なんと1試合で二度も親の倍満を和了ったことがある。
このド派手なファイトスタイルの麻雀が目立つ一方で、自分が引く時の判断は冷静であり、全くのノーガードという訳では無い。
実は藤田晋とは若い頃に同じ雀荘で卓を囲んでいた仲。
日本将棋連盟理事を務めていた時にこのツテを活かしてAbema将棋チャンネルの開設に大きく貢献した、という経緯がある。
・中田花奈 「純卓のインフルエンサー」
主な個人タイトル:天空麻雀優勝
レギュラーシーズン個人成績
2023:35位
2024:36位
後述の熱闘Mリーグのコーナー出演や自身の冠番組でドリブンズ所属の鈴木たろうがレギュラー解説を務める「トップ目取れるカナ?」でお馴染みの元乃木坂46のプロ雀士。
麻雀最強戦2021ではアシスタントとして活躍し、現在ではタレント活動、プロ雀士、麻雀カフェ経営と発信力では他のプロ雀士どころかMリーガーの中でもトップクラスともいえる。
また番組で共演していることもあり、魚谷・優同様たろうとの師弟対決に注目が集まっている。
Mリーガーになってから、麻雀アニメ「ぽんのみち」の主題歌「ポンポポポン」でソロとしての歌手デビューを果たし、さらに同作で声優デビューも果たした。
実績に乏しい・実力に疑問が残るМリーガーに対しては風当たりの強い麻雀界の例にもれず、彼女もM参戦は時期尚早の見方を受けており、ちょっとした点数申告ミスが鬼の首を取ったように叩かれるなど、逆風にさらされている状態にある。そして、自分のプレイスタイルを修正し、チームに直談判をして登板した11戦目((最低登板数の10戦を終え、もしかするとこれで登板なしとなるかもしれないと本人の談))…食い流れた上り牌をロンせず自模上がりでトップ奪取に執念を燃やす岡田の追撃を躱し、遅ればせながらの初トップ。ここからの巻き返しに期待のかかる結果となった。
…が、最終的にトップはこの1回のみに終わり、個人成績は▲261.3pのブービースコア、連対率は史上最低の14%と、厳しい現実を突きつけられることとなった。その一方で実はラスはシーズンを通じて2度のみであり((試合数が少ないとはいえ、同年のラス2回は最高4着回避率を戴冠した伊達に並びリーグ最少であり、4着回避率は伊達、同年MVPの優、高宮といった実力者達に次ぐ4位だった。))、3着が14戦中10回という着順にも見られるように、守勢に回りすぎて攻めるべきところで攻められずにジリ貧でポイントを減らす展開が多かったゆえの結果と言えよう。
続く24-25シーズンは、リーダーの猿川や大介の薫陶を受け、強気な攻撃型のスタイルを模索。2試合目で瀬戸熊と寿人を向こうに回しても恐れない強気の攻めを見せ早くもトップを獲得。直後の大介も大逆転でデイリーダブルし、暫定的ではあるがチームのスタート出遅れを帳消しにする大きな通算二勝目となった。
しかしその後は攻めの姿勢が裏目に出る場面も多く、逆連帯がかさみ続ける。前年果たせなかった2勝目はマークすることができた((なお、その試合は江頭軍団との麻雀対決によるバツゲーム対象試合となっており、勝利者インタビューで江頭の大作ギャグ「神降臨」を披露した。ちなみに、同対決シリーズは「5万点以上獲得or相手陣営の誰かを飛ばせば勝利(逆に飛ばされたらそこで敗北)」というルールで開催されているものの、中田は唯一、後者のルールで敗北を喫してしまった。))ものの、2着以下の割合で同年1勝止まりの岡田・松本に捲られ、個人成績最下位に沈められてしまった。一方で、雀力向上や向学心が運営側に認められ、オフの入れ替えレギュレーション抵触時にも翌年の契約を勝ち取った。先達2人を見送った来季、躍進に期待がかかる。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・猿川真寿 「モンキーマジック」「プロ雀士サル」
主な個人タイトル:麻雀マスターズ
レギュラーシーズン個人成績
2023:14位
2024:33位
風林火山勝又と同期入会の連盟所属のプロ雀士。ドラフト1位指名ということもあり、チーム内ではキャプテンという立ち位置にいた。
ファンの間からモンキーマジックと称される独特の切り出し手順から生み出される威力抜群のアガりが特徴。
また麻雀最強戦では10回出場のうち6回のファイナル進出を決め、2023年の開幕カードであった最強戦の勝ち上がり率上位者が招集された最高勝率決戦ではMリーガーにして過去最強位経験者の多井、近藤を退けてのファイナル進出を決めている。
赤羽で雀荘を経営している。妻は麻雀プロの石田亜沙己。瀬戸熊・寿人と共に妻には頭が上がらない模様。
迎えた23シーズンでは裏ドラ5枚を乗せる3倍満を決めて&s(){点数申告でアタフタして寿人にドヤ顔をかまされるも}ド派手な初トップを飾りこそしたが、攻守ともやや精彩を欠く場面が目立ち負のスパイラルに陥る。しかし、年末恒例企画・日清牌を使った対局では&bold(){「猿の惑星人」}として呼ばれると、麻雀星人・対子星人・絶叫星人相手にトップを獲得。((なおチームメイトの大介によれば、猿川は映画『猿の惑星』を見たことはない。))((大介は将棋星人も呼んでほしいらしいが、そう呼ばれている八冠がいるのでそちらが呼ばれてしまうかもしれない))これが転機となったようで年が明けて以降は連対を積み重ね、チームリーダーにふさわしい活躍でビースト大逆襲の原動力となった。
なお、BEASTポーズはいつまでたっても慣れない。また、BEASTROADでは東京タワーコラボやスタジオ紹介などにチャレンジしているが、その都度迷リポーターぶりを見せている。また、ドラ1ということでインタビューを担当することも多いが案の定である模様。
しかし、迎えた2024シーズンは前シーズン中盤戦のような苦戦がシーズンを通じて継続。普段プロの打ち筋に対して辛辣なネット民ですら「展開が悪い」と素直に認めるレベルで、シーズン通算成績も下から4番目の33位にとどまった((しかもその下に並ぶのが同僚の中田と、これまでは比較的安定した成績でありながら同年に確変レベルの大苦戦となった松本&岡田である点も、より悲壮さを際立たせた。))。チームも同シーズンはぶっちぎりの最下位となり、入れ替えレギュレーションに抵触してしまう。
すると、猿川は菅原と共に生き残りをかけたオーディションに投入される。予選と決勝を勝ち残り優勝すれば契約更新であったが、迎えた予選は序盤から苦戦を強いられる展開に。最終日に一時的にカットライン争いでリードするも、最後は惜しくも競り負け、敗北。
かくして、猿川のBEAST Xのメンバーとしての活動に、終止符が打たれることとなってしまったのだった。
Mリーグ在籍2年での退団は最短タイ((他に格闘倶楽部・藤崎とフェニックス・和久津がいる。))、&bold(){創設年メンバーに限れば史上最短命}に終わってしまった。
本人の寡黙かつマイペースな性格がリーダー向きではなかったことが、オーディションに回された理由と見る向きもあるが、真相はフロントのみぞ知る…
・菅原千瑛 「清純派黒魔術師」
主な個人タイトル:第2期桜蕾戦・RTDGirlsTournament2021
レギュラーシーズン個人成績
2023:19位
2024:25位
2014年麻雀最強戦のアシスタント兼東日本ブロックの最強戦ガールを担当。元ミス高千穂大でもある。
若くしてプロ入りし、確かな実力をつけるもあと一歩タイトルに手が届かない時期を過ごしていたが、2021年のRTD Girls Tournament制覇を機に覚醒。次いで自身ラストチャンスの第2回桜蕾戦を制する((ちなみに、決勝戦の日は菅原の30歳の誕生日だった))と、2023年にBeastのドラフト指名選手を決めるオーディションに挑戦し、175名のプロの中で最後まで勝ち残り、決勝では最高位戦の精鋭・新井啓文との壮絶な争いを制し、Mリーガーの座を射止め、メンバーの1人となった((他にベスト8に残ったメンバーとしては先述する新井のほか、後にセガサミーフェニックスの一員となった浅井&竹内、かつてU-NEXTPiratesで活躍した石橋などがいた。))。全てが終わり笑みを浮かべながら涙を流す彼女の姿に、視聴者だけでなく実況解説として試合を見届けた小林、醍醐の両名すらも涙ぐむ感動的な試合となった。
対局に入り込んで集中している時の、困り顔のような泣き顔のような表情がトレードマーク。
渋川の妻・早川林香プロとは同級生(同期ではない)で仲が良い。
迎えたシーズンでは、自身初戦でトップを獲得するという最高のデビュー。苦しむチームの中でいち早くプラスに転じて反攻の足掛かりとなり、オーディション勝者の実力を見せつけた一方、Mリーグという大舞台を前にやや萎縮する場面も散見され、全体的には「オーディションの勝者」としては消化不良のシーズンとなった。
オーディションで敗れた者達の想いを背負い、時に本人のそれまでの雀風とは真逆と言っていいほど攻めに割り切ったトップラス上等の麻雀も打ちつつ、2年連続でチーム内2位の成績を残し、卓外では明るいキャラクターでチームを鼓舞するなど存在感を放っていたが、2024-25シーズンにてチームが大敗し入れ替えレギュレーションに定着すると、菅原は猿川ともども生き残りをかけたオーディションに投入されることに((オーディションで勝って選ばれた、すなわち「実力面を勝って獲った」中でもっと結果が欲しかった、というところだろうか。同年オフには、同じくオーディションでMリーガーとなった風林火山・松ヶ瀬も退団している。))。予選・決勝と勝ち抜けば残留確定だったが、惜しくも決勝で力尽き、敗北。
ここに、菅原のBEASTでの活動に終止符が打たれてしまったのだった。
先述の猿川ともども、Mリーグ在籍2年での退団は最短タイとなってしまったが、退団時点でまだ33歳と若く伸びしろもあることから、より円熟味を増してMの舞台に戻ることを心待ちにするファンも多いことだろう。
}
}
}
#openclose(show=世界一やさしい海賊団){
***&color(blue){U-NEXT Pirates}
所属選手:&color(royalblue){小林剛(麻将連合)}、&color(royalblue){仲林圭(日本プロ麻雀協会)}、&color(royalblue){鈴木優(最高位戦日本プロ麻雀協会)}、&color(deeppink){瑞原明奈(最高位戦日本プロ麻雀協会)}
2018シーズン:5位
2019シーズン:優勝(レギュラーシーズン6位、セミファイナル4位)
2020シーズン:7位
2021シーズン:6位(レギュラーシーズン1位)
2022シーズン:5位(レギュラーシーズン6位)
2023シーズン:優勝(レギュラーシーズン1位、セミファイナル1位)
2024シーズン:2位(レギュラーシーズン2位、セミファイナル2位)
オーナー企業はU-NEXTで、2019・2023シーズンのチャンピオンチーム((後者の優勝を以て、Mリーグ史上初の複数回チャンピオン達成チームとなった))。
2018シーズンは小林、朝倉、石橋の3選手で構成され、2019シーズンから瑞原が加入、2022シーズンには朝倉・石橋に代わって鈴木優・仲林が加入した。
セミファイナル進出時に5位以下で優勝したのはこのチームが最初である。
元々のコンセプトはゴリゴリのデジタル派揃いのチームであり、トップよりラス回避が重視されるネット麻雀・天鳳の出身者がいる影響もあってか、チーム全体として無理して順位を上げようとせず点数をキープしようとする傾向にあった。その結果、トップの比重が大きいМリーグでは今一つ成績が伸びず、ラスが少ないのに下位という奇妙なシーズンが続いてしまっており、素の雀力はあるはずなのに、なかなか結果がついてこない状態が続いていた。
Мリーグが始まってからの3シーズンは、突破したシーズンも含めてもレギュラーの成績は常にマイナスであり、潜水艦や沈没船と揶揄されていたが、4シーズン目となる2021シーズンでは、瑞原の絶好調&朝倉の復活といった好内容が続き、初のレギュラープラスポイント突破を首位通過&瑞原の個人MVPというおまけ付きで果たした。だが、セミファイナルは一転して苦境に陥り、ポイント差の巡り合わせにも見放された結果、プラスポイントであったにもかかわらずまさかの最下位敗退となり((このような異例の結果となったのは、レギュラーシーズンに雷電が空前のマイナスを記録した影響で、他チーム間の差が広がらなかったという事情が大きい。他チームの結果に左右されてしまったあたり、本当に不憫としか言いようがない。))、史上初の強制入れ替え適用対象チームになってしまった((入れ替え規定が生まれた2020シーズンから2年連続でファイナルを逃したのはPiratesと雷電の2チームだったが、元々3人チームを最後まで貫いていた雷電は2021シーズン開幕前の人数規定変更(全チーム4人制の義務化)に従う形で本田をドラフトで獲得していたため、同一メンバーの条件から外れ、強制入れ替えには関わらない状態だった。))。
この結果、石橋と朝倉に代わって、攻撃力の高い優と精密性に定評のある仲林を獲得。現タイトルホルダー2名を新規戦力として臨んだ2022シーズンは瑞原の孤軍奮闘でセミファイナルに進出し、新戦力2人の「UKコンビ」が大いに躍動するも、チームの中核である小林と瑞原に苦戦が続いたことでまたしても敗退の憂き目を見ることとなってしまう。
2023シーズンは前シーズンと異なり、失速した時期はあったものの瑞原だけでなく優と仲林も活躍。レギュラーシーズン終盤では3人が個人MVPを争う結果となり、優がMVP、瑞原が3位、仲林が4位とこの3人だけで+1000pt越えという驚異の成績を残した。セミファイナルは風林火山の驚異的なパフォーマンスに一時首位を奪われるも、最終日に奪い返してここも首位通過。ファイナルでは後半戦に瑞原・優の連勝をきっかけに独走態勢を築き、史上初の&bold(){レギュラー・セミファイナル・ファイナル1位の完全優勝}を成し遂げた。
ファンの愛称は海賊船の船員ということで「パイレーツクルー」。決めポーズは敬礼。
#openclose(show=所属選手はこちら){
・小林剛 「麻雀サイボーグ」
主な個人タイトル:麻将連合将王(4期) 天鳳名人位(2期)
レギュラーシーズン個人成績
2018:15位
2019:7位
2020:3位(4着回避率1位)
2021:10位
2022:24位
2023:30位
2024:23位
唯一の麻将連合選手(以前は最高位戦所属)。船長。リアルSOA。
唯一の連合所属と言うこともあり、前述のプロ麻雀団体日本一決定戦では連合所属のため参戦はできなかったものの総合解説として参加。寿人の地和も見届けている。
鳴きを多用して早い巡目にあがるというMリーグでは数少ない戦法を好む。本来、鳴きを多用すると手牌が短くなるため守備力が下がりやすいが、それを高度な読みでカバーしているため放銃も少ない、Mリーグ屈指の実力者。4着回避率の高さに定評があり、タイトル獲得経験もある。
たびたび登場する(゜ー゜)の顔文字は「よんらすくん」という。小林はかつてネット麻雀の天鳳名人戦に参戦し、常に圧倒的な成績を収めていたが、あるシーズンで開幕4戦4ラス((天鳳名人戦はラスが非常に罪深いルールであり、まずラス回避が何より重要))を喰らった際の感情を表したのがこの顔文字。以降彼のトレードマークとなっている。(゜ー゜)
流れやツキ、風など全てを否定して黙々と数字の組み合わせを作るデジタル雀士。ただ本人はデジタルという言葉はあまり好きでない。高いあがりを決めてもスッタンに放銃しても表情を一切(?)変えない。白鳥のW役満を筆頭に、数々の大物手を躱し手で潰している。そのため、役満好きなロマン派にとってはある意味天敵。実況が日吉の解説に入る際は、「風」を巡っていつも水の掛け合いになる。((念のため明記しておくが、断じて「不仲」という意味ではない))
その徹底したスタイルは日常生活も同様で、チーム恒例の初詣に行っても自身は本堂へは入らず、御神籤も引かない。
数々のエピソードから感情のないロボとも言われるが、実際は非常に人間味があり、そのギャップから人気は非常に高い。2022シーズン開幕前、新体制で発進する前に近代麻雀に寄せた手記は必読。&s(){Piratesの女性ファンは大体コバゴーの女}
カラオケが趣味で、その腕前は麻雀界イチとも呼ばれる。またスイーツ好きで、冷蔵庫にはスイーツが詰まっているとか。
解説をしている際、日向になりきって勝手にチーの発声をして実況を騙そうとするお茶目な一面を見せたことも。(゜ー゜)
対局では副露した牌が見えるように鳴いた後一度手をどけてから端に寄せるなど、視聴者への配慮を常に忘れない。試合後のインタビューにおいても多方面に配慮の行き届いた発言に定評があり、自身やチームのファンのみならずすべての麻雀ファンやスポンサー、Mリーガー以外の麻雀プロのことなども考えた発言をする。総じて仕事に対する意識が非常に高く、尊敬するプロとして小林の名前を挙げる同業者も多い。
藤島じゅん氏の4コマ漫画ではボンバーマンみたく頭からジョイスティックが生えている((初年度では本当にロボットの姿で描かれていた。))ほか、誰かがジンクスやルーティンに言及するとどこからともなく現れて反論する役になっている。表情は基本的に微笑固定。
2021シーズン後の特別対局「麺麺位決定戦」にも参戦。日清食品製作のオリジナル麻雀牌「日清牌」((主な変更点では、萬子→麺子(カップラーメン)・筒子→丼子(どん兵衛)・索子→ソース(UFO)・東南西北→日清食品となる。ぶっちゃけ、対局者よりも実況解説の対応が大変))を用いた対局で勝利し、麺麺位に輝く。インタビューでは他の選手やインタビュアーのまつかよさえも苦戦する中でひとり完璧に対応し、取るべくして取ったタイトルであることを見せつけた。
更にその後「麻雀飯争奪戦 presented by menu」((こちらは通常の144牌に加えて「m」「e」「n」「u」と書かれた4つの追加牌がありこちらを抜きドラとして使用する昔懐かしい花牌戦となっている))でも優勝、Mトーナメント2024も優勝するなどMリーグのイベント対局では無類の強さを誇る。
ちなみに、歌手・[[浅香唯]]のYouTubeチャンネルで浅香、小林、多井(浅香へのハンデとして10000点減の15000点スタート)、細川隆晃プロというメンバーで麻雀を打った際、&bold(){東1局でいきなり、それも麻雀プロではない浅香((当該動画の公開当時。のちに協会主催のプロテストに合格し、晴れてプロとなった。))に&color(#F54738){小四喜+字一色のダブル役満を放銃}}してしまった挙句、多井によってその際の手牌がノーテンだったことまでバラされる屈辱を味わった。この時ばかりは流石のロボも動揺を隠せなかった模様。
・瑞原明奈 「気高き女海賊」
主な個人タイトル:麻雀ウォッチプリンセスリーグ優勝
レギュラーシーズン個人成績
2019:17位
2020:21位
2021:1位(MVP)
2022:3位
2023:3位
2024:13位
最高位戦所属(以前は協会所属)の天鳳九段みかん太さん。観る雀出身で土田、石橋のファン。
結婚後麻雀プロになっており、リーグ戦産休キッカケに本格的に天鳳を始め、小さい子供がいる精神的にキツい時期とは考えらないほど打ちこんでいた。そのおかげか復帰後に頭角を表し、天鳳にゆかりのあるPiratesの女流枠となった。
30代後半&2児の母とは思えないほどのビジュアルの持ち主で、カメラに抜かれるたびに、「(はい)かわいい」「大好き」といった言葉が連投される。
また、対局時は鋭い目つきになる事もあり、「にらまれたい」という言葉が連投される事もある。
その人気からMリーグスポンサーにも引っ張りだこで度々CMにも出演しており、2020シーズンでは、CMで共演した亜樹、高宮、日向との通称「大好き卓」を制している。
また、早稲田大学卒のインテリでもあり、TBS系で放送されているクイズ番組『東大王』に出演した事がある。
メドゥーサ((神に蛇を宿した魔女で、眼光を受けた者は石に変えられてしまう。由来はおそらく対局時の目つきか。))、裏船長、アサピンのママ((最近はパイレーツ全体のママとも言われる。))とも呼ばれている。
麻雀のほうは他のチームメイトと異なり、自称『ゴリラ麻雀』((これはあるIQテストのゲーム実況をした際に「ゴリラ並みのIQ」との判定を受けたことに起因する))を名乗るように副露率が低く小細工なしでまっすぐ上がりに向かう門前高打点派であるが、状況に応じて才媛らしさを発揮する高IQ麻雀へと変化しながら貪欲にトップを狙う。
門前派の為、正確な手組みからリーチを多用するが、一発や裏ドラといった偶発役に恵まれず((初参戦となった2019シーズンはポストシーズンを含めて1度も一発ツモがなかった。))、反対に追っかけられて一発で相手の当たり牌を掴むなど不運な印象が強かったが、3年目となる2021シーズンに覚醒し、最高位戦日本プロ麻雀協会所属では初となる個人MVPを獲得した((これまでは初年度から参戦した選手(多井、魚谷、寿人)が個人MVPを獲得していた為、2019シーズンから参戦した選手としても最初の個人MVP獲得となった。))。特に連対率は他の選手が70%に満たない中、85.71%と他の選手と比べても圧倒的な値を残した((2023シーズンも71.43%という連対率を残しているが、レギュラーシーズンで20試合以上出場して連対率70%以上のケースはこの2例しかなく、瑞原以外で連対率70%に到達した選手はゼロである。))。
2022シーズンも好調は維持し、終盤には2年連続個人MVPを狙う為に初めて1日2連闘を経験。MVPは惜しくも逃してしまったものの、最終的には伊達、本田に続いて3位となり、Mリーグ史上初の2シーズン連続でトップ3入りを果たしている。&s(){その結果、チームのポイントを大きく稼いだ為、Piratesの男性陣がヒモ状態となった。}
更に2023シーズンは後述の極端な起用と本人の『ゴリラ麻雀』が噛み合い3年連続でMVP争いを展開。しかし、この年はチームメイトの優、仲林も絶好調となり、「チームとしてMVPを持ち帰るための最善手を選ぶ」という采配もあって、最後は優に出番とタイトルを譲ることとなったが、3シーズン連続で3位以内&250pt超えという記録を達成。
このようなレギュラーでの無類の強さの一方、ポストシーズンは毎回苦しんでおり、特にセミファイナルでは4シーズンをまたいで7連続4着、10連続逆連帯が続いている。しかし、2023シーズンファイナルでは折り返しの後半戦初日に会心のトップを決め、ここからチームは圧倒的に突き抜けた。
Mリーグではデス席と言われている南家スタートにものすごく強い。((どれだけデス席かというと他の席が全て通算成績が+のなかここだけ約-1500という圧倒的マイナスとなっている))2023シーズンは、&s(){オカルト好きな監督の方針もあってか}南家は瑞原、それ以外なら瑞原以外という極端な起用方針を取られており、本人も南家では「連帯率100%・トータル+485」というとんでもない成績でそれに応えた。
加入した最初の2シーズンは-100ptを超える成績が続いたものの、2021シーズン以降は上記の成績を残し続けた結果、2024シーズンには&bold(){レギュラーシーズンの通算成績が多井、寿人に続いて3人目&女流Mリーガー初の+1000pt超えを達成}。
その為、2023-2024シーズン終了後に江頭軍団と対決した際には「最強女流雀士」との触れ込みで紹介された((なお、試合はラス親で満貫以上和了or最下位のブリーフ団員を飛ばせば勝利というところまでありつくも、最後の最後で痛恨の放銃を喫してしまい敗北。))。
2022年のMリーグ各チーム代表者で行われた最強戦Mリーグスペシャルマッチでは岡田の国士無双13面待ちで一萬を打ち出してしまい、その事がネタにされつつあり、2023年の最強戦では『因縁の対決』としてカードが組まれた。
実況の日吉にも気に入られて度々寸劇が披露されるが、上記に書いてある通り対局時は鋭い目つきになる事もある為か、大体怒っているのがお約束。
なお、食レポ・数字・ゲームが苦手な一方で、人狼・謎解き・マーダーミステリーといった頭を使って推理するゲームが好き。
・鈴木優 「戦闘民族」「最強戦の申し子」
主な個人タイトル:最高位戦最高位 麻雀日本シリーズ(2022)
レギュラーシーズン個人成績
2022:20位
2023:1位(MVP)
2024:10位
イケメンその4。最高位戦所属のプロ雀士で、2021シーズンに当時の現行の最高位としてゲスト解説で参加。
一度は最高位戦を退会し、雀荘経営をしながらアマチュア雀士として活動。
その経営していた雀荘にアルバイトとして所属していたのが魚谷侑未であり、その間に魚谷のプレースタイルである鳴きを使った速攻を教えた魚谷の師匠である。
アマチュア時代には全国で行われるアマチュア最強戦を勝ち抜き、アマチュア最強位を戴冠。本選である最強戦ファイナルも最後の決勝卓まで勝ち進んだがあと一歩で現在はMリーグの審判を務める張敏賢に敗れてしまうも、この対局をきっかけに麻雀界からは「最強戦の申し子」とも称されるようになった。
一度は退会した最高位戦ではあったが魚谷の大活躍を見たこともあり、再びプロ雀士に。
そこからは降格なしで最高位戦A1リーグまで登り、A1リーグ初年度で近藤、村上、園田や前期最高位で連覇を目指す醍醐と言ったMリーガーをはじめとした凄腕のプロを抑え最高位に輝いた。
最高位戦は名物全員聴牌と言う言葉があるぐらい攻めの姿勢が強い団体であり、その中でもトップクラスの踏み込みの強いスタイルから戦闘民族と自他ともに評されている。
Mリーグファンからは魚谷との師弟対決が期待されており、2022シーズンの開幕戦で早速実現し、初戦の緊張もあってかその試合では弟子に完膚なきまでに叩きのめされてしまったものの、それ以降は高い実力をいかんなく発揮している。仲林とのコンビ『UKコンビ』はセミファイナルで覚醒し、チームを強力に牽引した。特に最終戦を任されるも、この大一番によりによって手が入らず敗れ、試合後のインタビューではあまりに悲痛な面持ちを浮かべていた。
フェアプレーにも定評があり、対戦相手である黒沢が第一ツモを取り忘れた際に指摘して少牌を防いだ…が、それを機に黒沢の大連荘が始まってしまい、11万点トップの犠牲になってしまうという何とも皮肉な結末になってしまった。
2023シーズンではチーム強制改変ルールに抵触した場合は自分が戦力外になるであろうとスマホの待ち受けを現在の順位表にするなど不退転の態勢で臨み、かつては寿人、伊達をはじめ勝又に至っては延べ4回と過去6シーズン多くのMリーガーが挑んでは跳ね返されてきた史上初の個人5連勝を達成し、一躍個人ランキングトップに。最終盤にはチームメイトの瑞原・仲林とMVPを争うことになったが、連投連勝で見事に条件を満たしてMVPを勝ち取った。セミファイナル・ファイナルでも安定してプラスを収めてチーム優勝に大きく貢献。なお、ファイナル最終日には25600点のトップという珍記録を収めている((4着が24000点だった))。
なお、Mリーグではそのシーズンで個人タイトルを獲得した選手がいるチームは優勝できないというジンクスがあったが、優の個人MVPとPiratesの優勝でそのジンクスは破られた。
2024-25シーズンも攻撃的スタイルは健在。レギュラーは安定してポイントを稼いでいたが、今シーズンはポストシーズンで大爆発。
セミファイナルでは多井、伊達、醍醐の歴代MVPが一堂に会した卓組となった試合で醍醐と競り合いながらも100ptのトップを含む連闘連勝。さらにファイナルでは最終盤に二日連続で首位にトップラスを決め、猛チャージ!視聴者たちを震撼させた。
非常に爽やかなルックスと「外面十段」を自称する物腰の柔らかさにくわえ多くの人から慕われる人柄を兼ね備えている。レギュラーシーズン最終日、MVPが確定した際の配信ではファンからのスパチャを読み上げそのファンと初めて出会ったイベントエピソードを一人ひとり話すなどしてファンを驚かせ&喜ばせた。その一方で麻雀以外のことに関してはややポンコツで天然気味((主なエピソード:『回鍋肉のレタスは好き』『水餃子は好きだが小籠包は苦手』『紅蓮華をゲレンデと勘違いする』『靴下が見つからないと大騒ぎするも実際には自分で履いており、小林剛を爆笑させる』『サイン色紙に書いたPiratesの綴りを間違える』))((同じく天然気味で2023年は最強戦も含めて直対も多い雷電・本田を巻き込んで天然ポイント対決開催を仲林に宣言された))であることが「おしえて!パイレーツ」や関係者のツイート等から露呈しており、攻めっ気が強く鋭い麻雀のスタイルともあわせてギャップが凄まじく着実にファンを増やしている。
・仲林圭 「龍を継ぐもの」
主な個人タイトル:發王位 日本プロ麻雀協会雀王
レギュラーシーズン個人成績
2022:22位
2023:4位
2024:7位
日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士。
2021シーズンに当時の現行の發王位としてゲスト解説で参加。その後2022シーズンドラフトにてパイレーツの指名を受けた。((ドラフト前の面談の際には、自らパイレーツに関する企画書を持ち込むというエピソードがある))
自他共に認める教科書のような麻雀で、ミスがほとんどない手堅い麻雀を打つ。初心者がまず目指すべき麻雀とも言われ、現在は所属団体の協会では堀、渋川と並ぶ協会のエース格として、多井隆晴からも「僕より強い。」と評されるほどの実力者である。Mリーグの観戦記ライターでさえ、「仲林の麻雀は普通すぎて特筆すべきところがない」となかなか記事の主役になることも少ないが、それは「名人に名手なし」の裏返しとも言える。
キャッチコピーの『龍を継ぐもの』は、現在は連盟に所属する『龍を宿す右腕』吉田光太に、自らの後継者と指名を受けたことから。キャッチコピーの由来について聞かれた際に吉田のことを話すためにキャッチコピーは絶対に変えない、と断言するほど義理堅い男でもある。
現在は同じ協会所属の堀、渋川、松本と交流を深めており、渋川からは堀、松本、仲林の三人は公式アンチとも呼ばれている。
高い実力に反して運がないとしか言えないような展開が多く、立直後にツモ切った牌をすべて下家の渋川に鳴かれた挙句に裸単騎となった渋川のロン牌まで掴み放銃してしまったことも。&s(){そして渋川が結婚し、披露宴の際に振舞われたケーキはその牌譜を模した卓の形をしていたし、後に渋川本人が「最近一番印象に残る和了」「&bold(){ずっと言い続けるしずっと言われ続けるんだろうな}」とライブ配信で宣言していた…}
その最たるものが2023年3月6日の第1試合。九萬待ちの国士無双を5巡目に聴牌、その後滝沢から九萬が打ち出され、ロン…と思ったところ、上家の村上淳が同時ロン、手順の都合で頭ハネ((Mリーグはダブロン不採用。これはほとんどの競技団体も同様である。))を喰らって幻の役満となるという不運っぷりを見せつけた。
さらには翌シーズンのソニー損保のCMでもこの「役満頭ハネ」が使われたが、「一番安心した瞬間」という内容で放銃した滝沢視点であり、「CMまで頭ハネを食らった」とネタにされることに。
ちなみに、2022シーズン終了後のシーズンオフには当該シーズン中に出現した役満のTシャツ化がされており、ロンなら長袖、ツモなら半袖として販売されたのだが、&bold(){仲林の場合はタンクトップとして抽選企画で配布された。}&s(){和了れなきゃ袖すらつかない}
ラスを引いてしまっても実力の高さがうかがえる内容から、試合を重ねることに評価も上がっている。その手腕が存分に発揮されたのがセミファイナルであり、同じく新加入の鈴木優と共にUKコンビでチームを牽引。自身はセミファイナルMVPを獲得するも突破には一歩及ばず、最終戦後の自身の検討配信では人目も憚らず男泣きを見せた((本人は涙の理由として、「瑞原の選択に誰にも文句を言わせたくなかった」としている。この年MVP争いをしていた瑞原は、レギュラー最終戦のオーラスで条件クリアの為にロン牌の見逃しを行ったが成就せず、結果4着に敗れた。チームメイトは皆彼女の選択を尊重していたが、一方でネット上ではチームを犠牲にしたというバッシングも少なからずあった。))。
2023シーズンでは、前年セミファイナルの活躍ぶりなどから前半戦はMVP候補の一角に上がり、その期待に応えるように開幕から好調。一時マイナスに沈むも盛り返し、堂々の個人4位フィニッシュを遂げた。とりわけ競り合いに無類の強さを発揮し、安手の子方に差し込んで親を流すなど随所に技巧を見せつけた。
厳格な両親のもとで育ち、とりわけ父親はひどく麻雀を嫌っていたが、以前倒れた父親をこういった場所に招待できるのは今回が最後かもしれないとの思いから23-24シーズンのファイナルPVチケットを両親にプレゼントした。そしてファイナル最終戦に登板、チーム優勝を決定付け両親が見ている前で優勝シャーレを掲げることとなった。
またリーグ戦でも雀王決定戦に進出し、激戦を制して悲願の雀王を初戴冠した。雀王決定戦の最終日、仲林はファンの小学生の女の子のネクタイ((それまでそのネクタイを着けた対局では勝てず、両親からは「呪いのネクタイだからもう着けないで」と言われていた。))を着けて臨み、逆転勝利を収めたというヒーローのようなエピソードがある。
もともとは某携帯電話会社系列の企業の営業マンとして3か月連続MVPを獲得するほどの敏腕サラリーマンでもあり、退社以降もその企業がPiratesのスポンサーに就任するあたり彼の人柄と優秀さがうかがえる。Piratesだけではなく、Mリーグ全体のプロデュースという視点も強く持っており、2023シーズン中の東京タワーREDでのイベントではコラボカフェ・コラボバーのメニューを全面的にプロデュースしたり、将来的にはMリーグの英語での配信も視野に入れており、自身のyoutubeチャンネルでスウェーデン人プロ雀士のニコラス氏とゲストを呼んでの英語実況という形での同時観戦配信をしている。
2024-25シーズンは初期は松本一人だった協会所属Mリーガーが4チーム所属5人へ増え、その4チームが一堂に会した節で仲林の呼びかけで協会ダービーが実現もしている。
以前は寡黙で穏やかなパイレーツだったが、仲林の加入により明るく賑やかな海賊団へと変貌した。あがりは勿論、チーやポンでもその度に「ナイスゥー!」と盛り上がるように。楽屋はとにかく&s(){うるさく}明るくなり、それまで&s(){うるささ}賑やかさナンバーワンのABEMASからクレームが入るほどの模様。解説でも明るく楽しく盛り上げつつ、技術的にも的確な指摘をしてくれるため好評である。&s(){が、日吉と一緒だと賑やかすぎて収拾がつかなくなる。}
カラオケの十八番はTOKIO"LOVE YOU ONLY"。&s(){というより他にあるのだろうか}
[[まどマギ>魔法少女まどか☆マギカ]]大好きという一面も。「きゅうべえは許すな」
最近は自身のYouTubeチャンネルでバイオハザード7などのホラーゲーム実況に挑戦しているが、「プレイ時間よりポーズ画面のほうが長い((チームの公式YouTube生配信でプレイしている時も何度かポーズ画面になった為、その度に瑞原に怒られていた。))」「家のインターホンでさえ絶叫」「3時間配信してチュートリアルが終わらない」などなど牛歩どころではない遅さを見せつけ、「最叫位」「東一局箱下」などの異名を手にした。視聴する時はくれぐれも音量に注意。
#openclose(show=元所属選手はこちら){
・※朝倉康心 「ネットとリアルの架け橋」「ASAPIN」
主な個人タイトル:天鳳名人位 天鳳位vs.連盟プロ優勝
レギュラーシーズン個人成績
2018:4位
2019:21位
2020:29位
2021:14位
初代天鳳位ASAPIN。11代天鳳位、魂天とネット麻雀では敵なし。麻雀駅伝では第1回は天鳳位ASAPINとしてアマチュア連合所属、第二回は最高位戦所属プロで麻雀駅伝唯一の連覇選手となっている。
Mリーグでも大活躍が予想されたが、トッププロたちの高度な戦術にメンタルを揺さぶられ、大きなマイナスを叩き出したシーズンもあった。
ネットだけでなく膨大な数のリアル麻雀をこなしているが錯チー、誤ツモなどの凡ミスが目立つ。極端にネガティブ、主観的な性格であり不用意な発言から度々Twitterが炎上していたが、結婚し新しい命を授かった2021シーズンは精神的に成長して、麻雀も復調している。
容姿が馬に似ており、本人も自称している。2021年の四神降臨コスプレ大集合卓では馬のゴムマスクをかぶって登場した。
また、2020シーズンの開幕戦にヘアバンドをして登場した際には、[[アミバ>アミバ(北斗の拳)]]に似ているとも話題になった。本人も味を占めたのか、数試合後に登場した際には髪を染めて[[トキ>トキ(北斗の拳)]]のコスプレをした上で登場時にはポーズまで決めるなどノリノリの姿で現れたが、そんな時に限って誤ツモした挙句トビラスというまさかの結果になり((この試合の4着者インタビューでは「プロとして見せる麻雀ができない」と引退宣言とも取れる発言をして視聴者を震撼させたが、翻意している。))、その後現れた際には短髪黒髪+メガネという地味な姿に戻ってしまった。
ネット麻雀界の星としてMリーグの舞台で奮闘し続けるが、メンタル面含めた不安定さが仇となったか、2021シーズン終了後に石橋とともに契約満了となった。
2022シーズンは新たに解説者としてMリーグに登場し、順位点も絡んだ各選手の押し引きや捨て牌読みからの次の一手などネット麻雀で培った経験を生かした多角的な解説を行う。最近はデジタル的思考の彼とアナログ・風的思考の日吉との掛け合いが注目を集めておりデジタル的思考ながら日吉に毒された結果、綾牌を意識してしまって日吉に「ようこそこちら側の世界へ」と言われて視聴者と盛り上がることも…
自身の登板でないときでも、実況・解説すら拾えない細かな一打をSNS上で丁寧に解説してくれることも多く、やはりその雀力には確かなものがあるだろう。現在はMリーグへの復帰は大きな目標とは掲げていないようであり、まずは団体最高タイトルの最高位の戴冠など自身の納得いく形で麻雀との距離を取りたい様子である。
しかし、2024年の麻雀最強戦リベンジの決勝卓で逃げる松本を赤無しルールのトーナメントである最強戦のレギュレーションでありながらオーラスで3倍満条件を満たすなどプロとして精神面など円熟味を増しており、もう一度Mリーガーとしての朝倉を見たいという声も少なからず上がっている。
解説になってからは髪形をオールバックにしている。%%それが土田そっくりと内外で評判に%%
また、実兄はキンマweb上で観戦レポートのライターとして活躍しているゆうせー氏。
・※石橋伸洋 「黒いデジタル」
主な個人タイトル:天鳳名人位 最高位戦最高位
レギュラーシーズン個人成績
2018:17位
2019:24位
2020:24位
2021:28位
最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士。通称バッシー。
デジタル的な打ち筋を重んじつつも、その中に敢えてデジタルの裏をかいた打ち筋を交えることで相手のミスを誘ったり自らの好機を生み出すスタイルを身の上とする。人呼んで「ブラック・デジタル」。
昔は麻雀でプラスすることは簡単と自身の著書に記し、麻雀勝ちまくり王子と呼ばれていた時期もあったが、AbemaではRTDの頃から毎年のようにマイナスをしており、Mリーグレギュラーシーズン1試合平均獲得ポイントは雷電の萩原とビリを争う。
異名にも見て取れる通り確率を突き詰めたうえでセオリーを外し相手からアタリ牌を釣り出すことに長けているが、これが裏目に出ている局面も少なくない。
その極致といえるのが1pが通ったわけでもないのに赤5pを切ってカン4pに構えた赤切りリーチをしてたろうから討ち取った局で、これ以降、赤切りは石橋の代名詞となった。&s(){なお、後に園田に真似された挙句自分で放銃する羽目になった。}
別の試合では、既に白と中を鳴いており大三元濃厚(実際、1sと発のシャンポンで高め大三元の聴牌だった)の高宮を前に岡田と瀬戸熊が撤退する中、親の石橋が&bold(){まさかの正面衝突を選択しペン3sでリーチ}((石橋曰く「高めは多くて2枚で、自分の待ち牌は山4の可能性あり」というのがリーチした理由とのこと。なお、仮に発が来た場合はどうしていたか聞かれた際は「その牌を食べます」と即答した。))。ところがこの時点で3sは岡田と瀬戸熊がそれぞれ対子にしており&bold(){山に0枚}、すなわち自分は和了できず発が来れば役満放銃という絶体絶命の極致に立ってしまう。結局発は山になく流局で助かったが、Mリーグ顧問の川淵三郎氏を以てして「何たる無謀、何たる心意気、何たる蛮勇」と評されたほどの一局となった。
ただし、2019ポストシーズンでは圧倒的な成績を残しチームを大逆転優勝に導いたことからファンからの支持は意外にも厚く、その頃からキングの愛称で親しまれる。
2021シーズンもチームメイト3人がプラスする中、1人マイナスを積み重ねており、クビ候補と揶揄される事も。
RTD時代に、1シーズンで2度も国士無双に放銃した((振った相手は小林剛と内川幸太郎。同年の別番組でもやはり村上淳に放銃しており年間3発である))ことをいつまでもネタにされており、Мリーグで国士のテンパイが出たり、彼の卓で役満テンパイが出たりするたびに彼のツイートがバズるのがお約束。%%人呼んで国士(放銃)職人%%((のちにBEAST Japanextのオーディションで菅原千瑛が国士無双を聴牌した時も案の定一発目で当たり牌を掴んでしまい、実況のコバミサからも「やっぱり石橋が掴む!」と言われてしまった))
なお、チームメイトの小林とはご近所さんでいつも車でいっしょにMリーグスタジオに通っている。多井や村上、小林らトッププロにはその実力を評価されており、復活が待たれる。
だが、2021シーズンセミファイナルにて試練が訪れる。
このシーズン、パイレーツはレギュラーシーズンを首位で通過したものの、セミファイナルではレギュラーMVPの瑞原が個人最下位に沈むなど一転して苦境に陥り、最終日の時点で敗退が見える状況にあり、その第1試合で投入された。
「ポストシーズン男」の力に託したという見方も当然あるが、パイレーツはここで敗退となれば選手入れ替えが強制される状況にあっただけに、レギュラーの成績が常に芳しくない石橋が自らの進退をかける戦いになるのではないかという見方も多かった((この日のメンバー起用は石橋→小林。後に瑞原は、自身の著書でこの並びを「監督が条件戦において絶対的な信頼を寄せる並び」と説明していた。))。
その戦いは、開局満貫ツモでリードを得たもののそこから牽制が続き全員が2万点台の大接戦に。それでも僅差でトップを守ったまま迎えた運命の南3局、親番で何としてもあがりたい石橋は最初の配牌が五向聴という絶望的な並びから何とかドラ5mを1枚保有した一向聴までありつく。そんな中で巡ってきた11巡目のツモは2枚目のドラ5m。石橋は守備面とアガりやすさを優先してツモ切るが、直後に下家の風林火山・松ヶ瀬からロンの声が。開かれた手は七対子5m単騎・ドラ2・赤2。&bold(){&color(#F54738){ダマテンの跳満という凶悪すぎる一撃を浴びてしまう}}。
これが響いた石橋はラスでこの試合を終了し、試合後のインタビューでは最初からうつむき加減だったが、レポーターの松本に話しかけられた途端、石橋は涙が止まらなくなってしまった。
ひしひしと伝わる無念の感情に、レポーターの松本ももらい泣き、実況の松嶋は半ば放心状態で絶句し、首にかけたまま忘れていた入館証を取り外せなくなるほど動揺していた((また、この試合では白鳥が2位となりABEMASの勝ち抜けがほぼ確定したのだが、その控室では石橋のインタビューを見ていた日向(同じ最高位戦所属)が泣いてしまったため、多井の判断で途中からテレビを消していたとのこと。))。&s(){そして、裏インタビューに行っててほとんど現場を見ていなかった解説の渋川だけがケロッとしていた。}
その後、第2試合で小林が条件を満たせなかったパイレーツは敗退&強制入れ替えが決定し、大方の予想通り、シーズンいっぱいでの契約満了が決定。
しかし、彼の個性や打ち筋を好むファンがたくさんいたのもまた事実である。
2022シーズンは新たにMリーガーとなった渋川に代わり準レギュラーの解説者としてMリーグに登場している。
自団体だけでなくモンドリーグ、RTD、Mリーグと他団体プロとも長く戦ってきた経験で培った人読みと引き出しの多さから様々な視点の解説が出来、特に近藤のリーチに対して松ヶ瀨の自風南連打から「多井がこの後とんでもない顔しますよ…」と予言し、直後本当に多井がその南連打を見て口を開けて驚いた顔をした時には実況席の小林のみならずネットも大いに盛り上がった。
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*実況・解説の皆さま
#openclose(show=詳細はこちら){
*実況
・小林未沙
声優・ナレーター。ご存知コバミサ。
麻雀実況の第一人者としてRTDリーグ以前から活動してきたこともあり、全てにおいて高水準に纏まった模範的な実況スタイルが特徴。第一回ドラフト会議では中継番組の司会を担当した。
アニメ『[[吸血鬼すぐ死ぬ]]』では熱烈キッスを演じているが、過去には最高位戦日本プロ麻雀協会にも所属していた。
現在は2児の母でもあり、2021と2023シーズンでは産休を経て復帰している。
・松嶋桃
日本プロ麻雀協会所属の雀士。京都大学法学部卒業のインテリであり、『[[パネルクイズ アタック25]]』で優勝した経験もある。スッタン♡
その能力を活かして2022年からクイズ作家会社「クイズ法人カプリティオ」のYoutubeチャンネルのレギュラー((入社したわけではなく、Youtubeでの活動のみ参加の形))になったりしている。
実況スタイルはコバミサと同系統のスタンダード路線。2人の対談によれば、小林はその場の状況に合わせてフィーリングで言葉を選ぶ割合が多いのに対し、松嶋は事前の打ち合わせを入念に行った上で合わせていくタイプだという。
なお、実況回では天和・地和チャンスが何度か発生している。
雀士としては、「京大式小型肉食獣」の二つ名を持ち、2023年麻雀最強戦ファイナルへの進出を決めている。
・日吉辰哉
日本プロ麻雀連盟所属の雀士。2019シーズンから公式実況に参加。
格闘技やプロレスを彷彿とさせる熱い実況が持ち味。既存の麻雀実況とは一線を画すそのスタイルには未だに抵抗勢力も根強いが、一方で彼の実況を機にMリーグ・麻雀の虜になったファンも多く、どのMリーガー以上にMリーグを外に広げている、と絶賛する声も多い。ドラマチックな大逆転やド派手な役満、痺れる捲りあいなど数多くの名シーンを彩ってきており、2022-2023シーズンオフには麻雀の戦術本…ではなく自身の半生やファンが選ぶ日吉の名実況などをまとめたエッセイ「日吉の超実況」を刊行。更にプロレスの熱血実況の元祖ともいうべき古舘伊知郎氏との対談企画も組まれたりしている。
また、選手の心中を勝手に代弁する((特に伊達・瑞原あたりが勝手に心境を語られがち))寸劇や、土田や近藤と組んだ時の居酒屋実況も名物。特に土田とのコンビは「土日コンビ」として黄金コンビに定着している。
初年度では噛む事が中継の定番となっており、特に各放送で恒例の、ABEMAプレミアム登録を促すセリフで「あべみゃ」と噛んだことで、「ABEMAプレミアムチャレンジ」というコメントが付いていた。とはいえ慣れと共にいつしか年1度程度しかチャレンジ失敗しなくなっている。
大体彼が好形高打点の聴牌の時に待ち牌の数を数えるとその時に限ってヤマ無しのジュンカラだったりする為、どうして数えるのも彼の代名詞。
最近は地方局ながらラジオの冠番組を持つほどであり、[[桂宮治]]からは東京MXテレビのアナウンサーと言われた事も。
また、2020年からは麻雀最強戦のほぼ全ての対局の実況を担当することとなり、日吉休めと言われるほど日本で有数の忙しさを持つプロ雀士となった。
2022シーズン中には、連盟のリーグ戦で親のダブル役満を和了ったことがスポーツ紙に報じられた。
日清カップヌードル公式ツイッターがすべての麺に感謝を…と言うコンセプトで彼が発言した"メン"((麻雀用語であるリャンメン待ちやメンツだけでなくメンタル、メンテナンスなどもメンが入っているすべての言葉が対象となっている))だけをピックアップしたリミックス動画を公開し、しっかりと彼の"メン"発言回数もカウントしており、2022年2月24日時点で2745回となっている。
・古橋崇志
日本プロ麻雀連盟所属の雀士。
連盟のA2リーグで活躍する雀士であり日吉と同じく連盟を代表する実況担当((もっとも、2024年度からA1リーガーのため、連盟の慣習に倣うなら実況の機会は減ると予想される))。日吉を本格的に実況の道へ進めた人物。
公式実況ではないものの2023シーズンオフに開催されたMトーナメントでは実況を担当し、2024年3月8日の試合ではコバミサの代役として急遽Mリーグの公式戦での実況を担当した。
*解説
・土田浩翔
%%七対子大好き土田システムでお馴染みの%%最高位戦日本プロ麻雀協会所属の雀士。
週に1回のペースで登場している。われポンこと『われめDEポン』の解説でもお馴染み。
素なのかキャラ作りなのかオカルトチックな解説が多く、ファンとアンチに二分されている。
日吉と組む際にはラフな絡みも多くなるため、「居酒屋実況」と好評。
最高位戦では鈴木優・日向の同期。特に実況解説で一緒になることが多い日向とは年齢差を超えた信頼を築きつつ、トラッシュトークで刺し合う仲。また、因縁浅からぬ関係にある多井とはお互いにいつもの輪をかけて口が容赦なくなる。
・河野直也
最高位戦日本プロ麻雀協会所属のレギュラー解説の一人。それまでレギュラーを務めていた渋川がМリーガーとなったことで、当該ポジションの後継として登場した。最高位戦リーグ戦においても定期的に解説として出演している、同リーグのエース解説である。
解説として〆コメントに俳句を詠むことから卓上の俳人と言う肩書を持つ。%%なお季語が入っていない5・7・5の詩のためこれは川柳では?と突っ込まれることも%%
昇級人数が少ないが、降級人数は多く、更に發王位、最高位戦クラシック、麻雀マスターズとタイトルホルダーがひしめき合い魔境とあだ名される最高位戦A2リーグにて10年間戦い続けていることから魔境の番人と名誉・不名誉どちらともとれる肩書もある。また、最高位戦において何人もいる石橋の直弟子のひとり。日向のYoutubeチャンネルメンバーでもある。((「使い勝手がいい」という非常に雑な理由で引っ張り込まれた))
普通の解説者が言葉を濁してしまうような疑問的な打牌でも、その意図をくみ取って肯定的に説明する耳触りの良い解説が持ち味。一方で、アマチュアの有識者からは「麻雀界のクオリティを下げる、どんな酷い打牌も批判できずに肯定してしまう解説の最たる例」としてたびたび槍玉にあげられることも。
・忍田幸夫
麻将連合所属のレジェンド雀士。現役プロの中では唯一のタイトル5回の永世タイトルを持っている。
Mリーグには第一回Mトーナメントに現行の将王かつ永世将王として参戦。河を指さしながら筋を数える所作が注目を集めた。
解説としても2試合に参加。以後は2024-25シーズンより不定期で解説として参加するようになった。
「は~い」という実況との相槌をはじめとした物腰柔らかなコメントの中に時々混じる毒気のあるコメントが好評となっている。
本人は渋川同様いずれはMリーガーとしてMリーグに関わりたいと公言している。
他にも、Mリーガーがプレイヤー解説として登場したり、レギュラーシーズンが終盤に近づくと非Mリーガーの鳳凰位、最高位、雀王、令昭位、将王と各団体の現行最高タイトル保持者がレギュラー解説以外の解説者として登場。またセミファイナルシリーズやファイナルシリーズでは解説者が2人出演する事もある。
なお、基本的に選手入場時の口上は実況が担当する事がほとんどだが、解説者が声の演技も生業とする萩原か伊達の場合は第1試合での口上を言う事がある。
}
*レポーター
・松本圭世
皆大好きまつかよ。まつかよかわいい。
主に試合後のインタビューを担当しており、2019シーズンまではひとりで担当していた。
熱烈な滝沢ファンであることでも知られており、この事は独身である事も合わせて何かといじられがち。ポケモンカードやポーカー好きとしても知られる。
試合終了後は、トップを獲得したそれぞれのチーム、実況、解説者との写真撮影をツイートするのが定番となっている。&s(){なお、フェニックスにはちゃんと言っておかないと逃げられてしまう。}
23年から文化放送で不定期に放送、のち定期番組に昇格した「M荘」のレギュラーパーソナリティ。
・襟川麻衣子
2023年からMリーグの公式レポーターに加わった、声優にして日本プロ麻雀連盟のプロ雀士。Youtubeチャンネル「麻雀ニュージェネch」で、主に連盟所属のプロと様々な企画を実施している。麻雀格闘倶楽部では「ちくわ部」の部長。「部活と言えばジャージ」ということで、Youtubeではジャージ姿での配信が多い。
特に伊達と仲が良く、ラジオ「麻雀普及委員会 Root for Mリーグ」のパーソナリティを共同で務める、伊達のファンクラブイベントでMCを務める、伊達の自伝漫画「朱色のステラ」で2人のデートが描かれる、その単行本出版記念で対談するなどの関係性にある。
2019シーズンまではトップを獲得した選手だけがインタビューを受けていたが、2020シーズンからはトップを獲得した選手の前に別の選手(主に4着の選手)もインタビューを受けるようになった((シーズン最終戦などでは全員がインタビューを受ける事もある。))。
#openclose(show=元出演者はこちら){
・伊藤友里
セント・フォース所属のフリーアナウンサー。
2020シーズンに2日間臨時レポーターとして登場後、2021シーズンから本格的にレポーター陣の仲間入りを果たした。主に金曜日の試合をメインで担当する。
元々麻雀に精通していた松本やプロ雀士でもある襟川とは異なり麻雀についての知識量は選手というよりも視聴者側に近いものであったこと((もっとも、白鳥が麻雀番組のレポーターとして十分以上の素養を認めるレベルには高かったのだが。))や、先輩リポーターの松本の技量が相当高かったことが災いし、質問やトークの内容で玄人視聴者から不満を言われる場面もあったが、松本や襟川と対照的に穏やかに話を進めるスタイルが特徴的で、そこに惹かれる視聴者が多かった。
ところが、2024-25シーズン中盤の某日にとある舌禍事件のターゲットにされてしまい、騒ぎが大きくなる中、本人から「体調が改善しないとのことでいったん降板する」旨が発表され、視聴者は悲しみに暮れた。とはいえ、「いったん降板」なので復活の可能性は残されており、そこを待ち望む声も多数聞かれている。
}
*その他関係者
・藤島じゅん
キンマwebにて掲載されているMリーグ公式4コマの作者。失言をした選手・解説がロンパールームの都市伝説よろしく人形に置き換えられる((主に雷電・瀬戸熊が多井の逆鱗に触れて雷電のマスコットのクマに置き換えられる展開が多い。))など、公式漫画とは思えないブラックなオチが時たまみられる。選手のいじり方もかなり豪快((完全にロボット扱いの小林、完全にネコ扱いの茅森、西放銃&史上最低得点記録をとにかく擦られまくる内川、裏3が全く乗らず逆に相手には乗っけられがちな園田、年齢関連のネタでほぼ確実に現れる黒沢(年齢不詳)など。一方で、滝沢などほとんどいじられ役にならない選手もいる。))で、&bold(){たびたび誰かしら吐血している((近藤誠一に至っては、2020/12/25回にて滝沢への満貫放銃時に腹部を激しく斬られている。))。}
アニメにも多少造詣があるようで、[[まどマギ>魔法少女まどか☆マギカ]]や[[ジョジョ>ジョジョの奇妙な冒険]]、果ては[[クソアニメ>ポプテピピック(アニメ)]]が絡んだネタが公式4コマに登場したことも。((一方、アカギをネタにしたときは許可を取るのを失念したらしく、掲載が遅れる事態となってしまった))
ちなみに夫は[[信長の忍び]]などでお馴染みの[[重野なおき]]氏
・Мリーグ成績速報(非公式)
Mリーグ発足以降、TwitterにてMリーグの試合経過などを毎日リアルタイムで記録している、自称ライトファンの御仁。その細かさは尋常ではなく、得点推移や各順位の割合はもちろん、裏ドラの枚数や席ごとの成績まで、数字に関するものならほぼ全てと言っていいほどに記録している。
その精度は公式にも頼りにされるほどで、Мリーグの公式ガイドブックにもそのデータが引用されている。
情報を引き出す早さも非凡なものであり、解説陣が少し話題にしたもの(レア役など)の過去の記録をすぐさま引っ張ってくる。筆者が覚えている限り、彼が唯一記録できていなかったデータは、日清食品がプロモーションの一環として発表した「日吉が実況で『メン』と口にした回数」。
上述の公式4コマを通して[[まどマギ>魔法少女まどか☆マギカ]]に触れ、[[白い悪魔>キュゥべえ]]の凶悪さを思い知る、なんてこともあった。&s(){Мリーグを通してアニメ沼に沈められる一般人}
}
*熱闘!Mリーグ
[[テレビ朝日]]・BS朝日で放送されている番組。
前半に1週間のダイジェストの振り返りを行った後、後半で週替わりのコーナーがある。
#center(){&bold(){&sizex(3)wiki籠りさんに任せたんだよ!あなたで編集合戦になったらしょうがないって言ってるんだ!}}
#center(){&bold(){&sizex(3)追記・編集でいいじゃないか!!}}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,11)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 10万点越えを見るとは… -- 名無しさん (2021-11-18 23:53:16)
- なんか選手紹介が批判寄りじゃない?何目線だよって感じィー -- 名無しさん (2022-01-10 00:58:40)
- 今いる選手にもいなくなって欲しくないし、Mリーガーになりたい選手の気持ちもわかるのが辛い……やっぱりチーム数増えてくれないかなあ -- 名無しさん (2023-02-04 03:54:12)
- 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-04-15 8:12:56)
- 昨日初めて観たけど4人中3人が上卓民レベルで二度と見ないと決めたわ、ほんと麻雀「プロ」はいつの時代も変わらないな -- 名無しさん (2023-09-26 15:09:01)
- ↑上卓民の意味を調べたけど、つまり言いたいのは「プロと言っても麻雀力はそこいらへんのど素人と変わりないレベルでしかなかった。所詮昔から何も変わっていないし進歩もない玄人気取り、こんなので人気や金を取るなんてちゃんちゃらおかしい」...ってコト?どんな麻雀を期待していたのやら... -- 名無しさん (2023-09-28 22:01:05)
- 将棋囲碁に比べると運の要素はもちろん、賭け事に使われる面がマイナスになってるんかなあ -- 名無しさん (2023-09-28 23:56:18)
- 近年はネット麻雀がファンや麻雀打つ人のイメージも一部良くないかもしれない。Abemaの -- 名無しさん (2023-11-08 00:09:33)
- ↑ごめん誤送信 ネット麻雀がメジャーになってそういう人の比率は薄まってるかもしれないが、記事にもあるようにAbemaの民度が悪かったり雀荘にいるような麻雀打つ人のイメージが一部良くないのかもしれない。個人的な観測範囲ではネットでもリアルでも真面目にテーブルゲームとしてやってる人の方が多いんだけど… -- 名無しさん (2023-11-08 00:16:21)
- 朝日新聞もスポンサーの割にイマイチ推してる感じがないのよな、合唱コンクールとか美術展とか協賛してるものは基本ガンガン紙面に載せるのに -- 名無しさん (2023-12-24 21:55:08)
- パイレーツ2度目の優勝おめでとう! -- 名無しさん (2024-05-18 02:00:07)
- フェニックス、魚谷さんと東城さんを契約満了でリリース。連盟以外で固めるか? -- 名無しさん (2024-06-10 12:30:33)
- ↑なんかMJ擁するセガがフェニックスの選手をMJで起用したいと言ったらしく、連盟と関係が深いコナミがノーを突きつけて連盟2名が退団という話だが定かではない -- 名無しさん (2024-06-17 16:08:48)
- 24-25シーズンの情報を追記していますが、ページ自体の文字数上限が近いため、情報の取捨選択や文章の再編集が必要です。編集に携わる方はご確認ください。 -- 名無しさん (2025-03-29 08:35:20)
#comment
#areaedit(end)
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