苦渋の選択(遊戯王OCG)

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&font(#6495ED){登録日}:2021/12/12 Sun 00:00:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &sizex(5){&bold(){&font(#800080){マジックカード「苦渋の選択」}}} &sizex(5){&bold(){&font(#0000ff){苦渋の選択だと?}}} &sizex(5){&bold(){&font(#800080){企業家たるもの、常に選択を迫られている。それが例え苦渋を強いられる選択であろうとな}}} &sizex(5){&bold(){&font(#0000ff){ふぅん…貴様が窮して選択することなど碌なことではあるまい}}} } #blockquote(){&font(b,#008000){通常魔法} 自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。 相手はその中から1枚を選択する。 相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードを墓地へ捨てる。} *概要 《苦渋の選択》とは[[「Magic Ruler -魔法の支配者-」>第2期パック(遊戯王)]]に収録された[[遊戯王]]のカードである。 デッキからカードを手札に加える「サーチカード」の一種。 ただし、カードの選択権は相手にある為、狙ったカードを手札に呼び込むことは難しい。 例えば、[[手札誘発>手札誘発(遊戯王OCG)]]や通常召喚で効果を発動する《[[ジャンク・シンクロン>ジャンク・シンクロン(遊戯王OCG)]]》など、手札に握ることに意味があるカードを選んだとする。 この場合相手はそのカードを選ばず墓地に落とす事が目に見えているので優勢にならない。 サーチ目的で運用する場合、「同名カード最大枚数+相互互換や蘇生カード等」から5枚選択し、そこから選ばせるという形になるだろう。 総じてサーチカードとしてみると不安定で、実用には値しないカード&bold(){……ではない。} このカードの真価は、一見デメリットの&bold(){「選ばれなかった4枚のカードを墓地に送る」}ことにある。 OCGは「墓地アドバンテージ」なる言葉がある程に、「墓地を利用する戦法・概念」が豊富。 「墓地肥やし(ギミックに必要なカードを墓地に用意すること)」の手段をプレイヤーが重要視するのも必然である。 その中で《苦渋の選択》は、遊戯王全体で見ても&bold(){屈指の墓地肥やし能力を持っている}と評価されている。 参考に、他の墓地肥やしカードを例に挙げる。 先ずは「一度に複数枚墓地を肥やす」効果について。 これについては(2021年現在)《[[隣の芝刈り>隣の芝刈り(遊戯王OCG)]]》や《[[混沌魔龍 カオス・ルーラー>混沌魔龍 カオス・ルーラー(遊戯王OCG)]]》等が特に挙げられる。 ネックな部分は、前者は専用のデッキを構築する必要がある点(当該記事参照)、後者は《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を出すまでに手間がかかる点。 なによりも、「デッキの上から無造作に墓地へ送る」都合上、墓地肥やしの成果がどうしても水物になる (とはいえ、前者は最大で20枚もの墓地肥やしが可能な点、後者は手札増強も見込めてなおかつ自己蘇生可能な切り札級モンスターという点から、いずれも活躍している)。 逆に狙ったカードを墓地へ送る効果は、《[[おろかな埋葬>おろかな埋葬(遊戯王OCG)]]》や《ライトロード・ドミニオン キュリオス》などが存在する。 これらの場合は運に左右されにくい一方、1枚だけしか墓地に送れない事が多い (たった1枚でも強いから頼りにされているし、《[[ラヴァルバル・チェイン]]》が惜しまれつつも禁止になるわけだが)。 それに対して《苦渋の選択》は、以下の通り圧倒的な利点が存在する。 -一切の発動条件と発動後の制約が無い -デッキから好きなカードを5種類選ぶことができる -ほぼ狙い通りのカードを''4枚も墓地に送れる''(同名カードを選べば片方を確実に墓地に置ける) -墓地肥やしのオマケで手札が1枚増えるので、効果解決後も手札が減らない -よって事実上消費無しで5枚分のデッキ圧縮が可能 《[[強欲な壺>強欲な壺(遊戯王)]]》は無条件で2枚ドローという分かりやすいアドバンテージを生んでいる。 それで言えば《苦渋の選択》は(多少デッキを選ぶとはいえ)5枚ドローに等しいアドバンテージを生み出している。 そのため「《強欲な壺》を鼻で笑う位アドバンテージを稼いでいる」ことになる。 また強欲な壺は「禁止されていないなら入れない理由がない」イレギュラーな性質が問題となっている。 それを考慮しなければ《苦渋の選択》は、人によっては''最強の魔法カード''と称される事も。 参考までに、墓地肥やしを軸に戦うデッキが《苦渋の選択》を使うとご覧のあり様である。 ・[[「ウォルフ、ウォルフ、ウォルフ、ヴァイス、ルミナス、選べ」>ライトロード(遊戯王)]] ・[[「馬頭鬼、馬頭鬼、牛頭鬼、ユニゾンビ、チャンシー、選べ」>アンデット族(遊戯王OCG)]] ・[[「アドラメレク、アドラメレク、アドラメレク、ヴァエル、ヴァエル、選べ」>インフェルノイド(遊戯王OCG)]] ・[[「リザード、ビースト、ヘッジホック、ウェンディ、エリアル、選べ」>シャドール]] ・[[「ティアースケイル、ダスティローブ、サイレントブーツ、幻影霧剣、幻影翼、選べ」>幻影騎士団(遊戯王OCG)]] ・[[「ラミア、ネクロ・スライム、スワラル・スライム、グリフォン、ゴースト、選べ」>DD(遊戯王OCG)]] ・[[「封印されしエクゾディア、右腕、左腕、右足、左足、選べ」>エクゾディア(遊戯王OCG)]] ・[[「イントルーダー、ドールズ、アポストル、ジレルス、ドロネー、選べ」>ティンダングル(遊戯王OCG)]] ・[[「Jジャガー、ファルコ、スピニー、レイジ、ロアー、選べ」>サラマングレイト(遊戯王OCG)]] ・[[「ディヴェル、トロイメア、スケルツォン、カノーネ、星杖、選べ」>オルフェゴール(遊戯王OCG)]] ・[[「ナーベル、ナーベル、キット、フラクトール、ケラス、選べ」>トライブリゲード(遊戯王OCG)]] ・[[「エルドリッチ、血染め、宿命、コンキスタドール、ワッケーロ、選べ」>黄金卿エルドリッチ(遊戯王OCG)]] ・[[「シェイレーン、レイノハート、メイルゥ、ハゥフニス、ティアクシャ、選べ」>ティアラメンツ(遊戯王OCG)]] ・[[「ブラスター、タイダル、レドックス、テンペスト、エクリプス・ワイバーン、選べ」>征竜(遊戯王OCG)]] 5枚全てを墓地に送りたいカードで構成しておけば、どれが手札に加わろうと、残りの4枚によって莫大な墓地リソースとなる。 死刑宣告もいいところである。 もっと単純な使い方にしても「《[[ダーク・アームド・ドラゴン]]》や[[霊神>霊神(遊戯王OCG)]]の条件を簡単に満たす」「[[カオス>カオス(遊戯王OCG)]]のコストを調達する」等々挙げればキリがない。 そもそも圧倒的な墓地肥やし性能に目が行きがちではあるが、 「カードの種類を問わない」「コスト・発動条件が無い」「そのターン中に効果を使える」点で、サーチカードとしても頭一つ抜けた性能にはなっている。 このカードは2005年3月を最後に[[禁止カード>禁止カード(遊戯王OCG)]]から解除されたことはなく、まず復帰されない&bold(){&font(#FF0000,#000000,b){永世禁止カード}}として認知されている。 前述の通り、現在最前線で使用される墓地肥やしカードですら、《苦渋の選択》の前では手粘になるので致し方ない。 仮にエラッタされるとしても&bold(){ターン1制限及び発動後の制約}と「&bold(){自分のデッキの上からカードを5枚ドローして相手に見せる。}」くらいは最低限必要だろう。 それでも無理というなら「相手に選ばれなかったカードは全て裏側表示で除外」「&bold(){相手が}自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる」とかになりそうだが。 *アニメの活躍 #center(){ &sizex(4){&bold(){&font(#0000ff){俺にカードの説明は不要だ!&br()&br()俺がその中から1枚だけ選んで残りは墓地に捨て、俺が選んだ1枚だけが貴様の手札に入る。&br()&br()さあ、さっさとそのカードを見せろ}}} &sizex(4){&bold(){&font(#800080){ふふ…これは釈迦に説法だったな…ではしっかり見てもらおう&br()&br()選択すべき5枚のカードはこれだ}}} } #right(){&sizex(1){BGM:神の降臨}} #center(){ &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されし者の右足》}}} &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されし者の右腕》}}} &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されしエクゾディア》}}} &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されし者の左腕》}}} &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されし者の左足》}}} } 乃亜編では海馬剛三郎が使用。 [[エクゾディアパーツ>エクゾディア(遊戯王OCG)]]を全て取り出し、社長を戦慄させた。 さらに瀬人が選んだ《封印されし者の右腕》を裏守備で出して戦闘破壊させることで全てのパーツを墓地に送っている。 剛三郎がこれを行った理由は、墓地にエクゾディアがあることを条件とする《エクゾディア・ネクロス》召喚のための準備。 つまり、&bold(){事実上どれを選んでも結果は変わらない}という模範的な使い方を披露している。 もし現代で同じことをすれば、《闇の量産工場》や《補充要員》を使い速攻サルベージによる1キルを狙うだろう。 『[[遊戯王デュエルモンスターズGX]]』では[[万丈目準]]が使用。 この時の彼は、デュエルの素人である兄・長作とのデュエルにて『モンスターカードは元々の攻撃力が500未満のものしか使用できない』 というハンデ(さらに自分の意志で攻撃力0のモンスターだけを使用した)を受けており、攻撃力500未満のモンスターカードを調達すべく、古井戸の中に捨てられたカードをかき集め、デッキとして使用している。 つまり&bold(){&color(red){誰かが《苦渋の選択》をゴミとして捨てた}}…とよく言われているが、 実は件の井戸は「&bold(){モンスターが捨てられている}井戸」と紹介されており、該当シーンではモンスターカードしか映っていない。 さらに万丈目は「元々の攻撃力が500未満のモンスターを《おジャマ・イエロー》以外持っていない」という理由でこの井戸を頼ったので、 魔法・罠カードに関しては自前の可能性が高く、「《苦渋の選択》まで捨てられていたか」は不明。 &font(l){ただ「あの」アカデミア生徒なら捨てかねないというのがなんとも…} #center(){&sizex(4){&bold(){&font(#60EE3C){次のターン、私の総攻撃は決まっているが…念には念を入れ&br()&br()モンスター以外のカード《サンダー・クラッシュ》だ}}}} この時選んだカードは「《[[サクリファイス>サクリファイス(遊戯王OCG)]]》《キャッスル・ゲート》《ものマネ幻想師》《王立魔法図書館》《サンダー・クラッシュ》」の5枚。 壁モンスターと《暗黒の扉》で攻撃を止められ続けていたこともあり、対戦相手の長作は魔法カードの《サンダー・クラッシュ》を選ぶ。 しかしこれが仇となり、《サンダー・クラッシュ》でおジャマ三兄弟を爆☆殺しダメージを受けたばかりか「墓地のモンスターの数×300の攻撃力を持つ」《カオス・ネクロマンサー》の攻撃を受け、長作は敗北した。 長作の選択次第ではデュエルの展開が変わりうる五択だが、《サンダー・クラッシュ》を選びたくなる状況を作っていたため心理戦で勝利したとも言えるだろう。 やはりアニメでの出番も、獲得した墓地アドバンテージを活かした戦術に繋げている。 また『[[遊戯王VRAINS]]』第32話では島直樹が見ていたネットの禁止カードをもじった[[ハンドルネーム]]の1つに「苦渋の洗濯」という名前が確認できる。 *余談 [[遊戯王]]に限らず、TCG全般において「相手に選択権があるカードは弱い」という不文律がある。 例えばこのカードをご覧いただきたい。 #blockquote(){&bold(){[[No.44 白天馬スカイ・ペガサス]]} エクシーズ・効果モンスター ランク4/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[獣族>獣族(遊戯王OCG)]]/攻1800/守1600 レベル4モンスター×2 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 相手は1000LPを払ってこの効果を無効にできる。 払わなかった場合、対象のモンスターを破壊する。} このカードは「1000LPを減らすか、対象のモンスター1体を破壊するかを&bold(){相手が選ぶ}」効果を持っている。 必然的に「相手にとって都合がいい方(=自分にとって都合が悪い方)が適用される」のは、選択権が相手にあるので当然の事。 どうしてもモンスターを破壊するなら、相手に選択権を与えずに破壊する効果を使えば確実。 逆にどうしても相手のLPを減らすなら、相手に選択権を与えずにダメージ効果を使えば確実である。 とにかく適用される効果が不安定で、ゲームを思い通りにコントロールできない。 これが「相手に選択権があるカードは弱い」の理由である。 《苦渋の選択》が強い理由は、(相手が選ぶといっても)選択肢が五択に見せかけた事実上一択「くたばれ」になること。 どれを選んだところで「相手の墓地が潤って有利になる結果」が全く変わらないことにある。 なにせ手札に加えられるカードこそ相手が選ぶが、選ぶ選択肢のカードは自分が決められるのだから。 「苦渋」というカード名も、当初は「4枚墓地に行くリスクを呑んで、自分が苦渋の末に五枚のカードを選ぶ」という意味合いだったのだろう。 現にこのカードの登場当初も、活用法は「単純な蘇生」など限られたものであった。 しかし墓地にカードが溜まることがメリットになった今では、 「墓地アドが溜まるリスクを呑んで、相手が苦渋の末に1枚のカードを選ぶ」という意味合いにすっかり変わった…と言われている。 尤も「発動を許した時点でどの道負け確」だと考えると、この意味合いも微妙にあっていない。 **昔はどうだったのか? //元々「小学生には使いこなせるような時代じゃなかった」って話だったのが当時のショップ事情とかアニメがどうという付記だらけで何言いたいのか分からなくなってるので非表示化します。 //もっと詳しい方が「苦渋の選択の歴史」みたいにまとめてくださると助かります。 // さて、このカード実の所よく「昔は強さが分からなかった」と言われる定番のカードだったりする。 一応言っておくとこのカードは似たような評価をされるかつての《キラー・スネーク》のように「入手手段が限られていたから実際に活躍する場を見れず強さが想像できなかった」とか、 《[[生還の宝札>生還の宝札(遊戯王OCG)]]》や《[[レスキューキャット]]》のような「昔は弱かったがカードプールの変遷で出世した」とかいったカードではなく((現在思い浮かぶ使い方と比べると当時の使い方は全然弱かったのは事実。))、 このカードは一般パックのノーマルとして登場し、カードゲームの理論が円熟した2000年代の中頃にはすでに&bold(){「相手が苦渋の選択をする」「何もかもがおかしいカード」}とよく言われていた。 //なんなら登場したばかりの段階でも当時良く用いられていた「捨て蘇生」との相性も悪くなかったので弱いカードではなかったし、 //上記の通りアニメでも使われているので使い方が知られていなかったという訳でもない。 //つまり、&bold(){誰もが持っていて、早い段階で公式からも強力と認識されていたカード}だった。 では何故強さが理解されなかったかと言うと、これは当時のTCG業界の方針や時代背景が多いに関わっている。 前述の通りこのカードが真価を発揮するには&bold(){選択肢が五択に見せかけた事実上一択を突き付けられる}ことにある。 つまり、わずかでも相手に逃げ道がある選択を突き付けると途端に弱くなる(上にあげられている様々な「選べ」コンボのうち1枚を[[《サイバー・レーザー・ドラゴン》>サイバー・レーザー・ドラゴン/サイバー・バリア・ドラゴン(遊戯王OCG)]]あたりにしてみると分かりやすいかもしれない)。 忘れてはならないのが[[遊戯王]]OCGというのが当時連載中の少年漫画原作のカードゲームであるということ。 ファンの主流は小学生中学生といった年齢層であり、まだインターネットが電話回線で行われていたような時代にそういった子供たちがなけなしのお小遣いでカードを買い求めていたようなゲームだったのである。 個人単位で見ればカードに投入される資金、収集できる情報量ともに圧倒的に乏しい時代であり、&bold(){このカードの真価を発揮できるような完璧なデッキなどそうそう組めなかった}のだ。 //まだカードゲームの理論が熟していない頃……というよりもTCGというジャンルが世間的に認知されていなかった頃、 //それこそなけなしのお小遣いで買ったパックや友人とのトレードでカードを集めて遊んでいた当時の小学生たちや、 //そこまでカードゲームに入れ込まない層には&bold(){このカードの真価を発揮できるような完璧なデッキが組めなかった}のだ。 たとえば「手札にどうしても《シーザリオン》が欲しいけど2枚しか持ってないんだよな…残りの3枚どう選べばいいんだろう…」 という悩みを持った時、やカード知識が豊富な人なら 「まず《シーザリオン》を3枚デッキに入れて、さらに蘇生カードを2枚選べばいい」 「《シーザリオン》と、ほぼ同じ役割を持てる《レインボー・フィッシュ》あたりを合わせて5枚選べばいい」 「&bold(){そもそも《シーザリオン》より《ヂェミナイ・エルフ》だろう}」 なんて答えがすぐに出てくるだろう。 しかし多くの小学生の懐事情ではそれが無理で、どう頑張っても&bold(){残りの3枚をどう選ぶかという苦渋の選択}を強いられる。 「4枚墓地に行くリスクを呑んで、自分が苦渋の末に5枚のカードを選ぶ」なんてことすらできない。常に十分な選択肢がデッキの中に眠るということがないのだ。 仕方なしに《魔法剣士ネオ》などを提示して、それを選ばれてガッカリする……理想値からは程遠い不完全なデッキでこれを使うと、そんな評価に落ち着くカードである。 //一応この時期も「手札に蘇生カードがあるときに使う」「《シャドウ・グール》や《魂を喰らう者 バズー》の攻撃力をあげる」などの戦略を考えた子はいたのだが、 //カードプールが狭い上に入手性が悪いのでこの運用もなかなか上手くいかなかった。 // つまり実は完全な運用ができて初めて強いカードであり、強さが分からなかったのは小学生だから知識が不足していたというより、 「完全なデッキが組めないと強さが分からなくて当然のカードだったから」というところが大きいと言えるのである。 なお、現代のプレイヤーからしてみれば「ストラク買えば良いのでは?」「シングルカードショップなりに行けよ」と思われるかもしれないが、 《苦渋の選択》登場当初は、[[ストラクチャーデッキ>ストラクチャーデッキ(遊戯王OCG)]]すら&bold(){&color(red){存在していなかった}}し、そもそもシングルカードショップが&bold(){&color(red){地方には殆ど存在すらしていなかった}}、 という時代背景も考慮する必要があるだろう。 //なんなら世間にはTCGという遊び自体理解されておらず、&bold(){&color(red){「厚紙にお金をかけるなんて……」}}と思われていたような時代である(これは現代でもそうかもしれない)。 // //更に言うと当時のパックは現代と比べるとレアカードの封入率が低く、 //経済力のない小中学生はウルトラレアカードどころかただの字レアカードを揃えるのにも一苦労していた((現代でも字レアやノーマルカードまでファイリングされてるカードショップは少ないので逆にそっちの方が集めづらい事も多いが。))。 //当然《[[人造人間-サイコ・ショッカー]]》や《ヂェミナイ・エルフ》3積みなんて夢のまた夢((一般パック収録だった《サイコ・ショッカー》はまだしも、カードダスで展開された「BOOSTERシリーズ」に収録され、再録時もウルトラレアでの収録だった《ヂェミナイ・エルフ》に関しては揃えるどころかお目にかかる事すら難しかった時期が長い。実は《メカ・ハンター》も同じ弾での収録だが幸いにもこちらは再録時はスーパーレアでの収録だったので当てやすかった。))。 //多くの小中学生は上記のような《半魚獣フィッシャー・ビースト》や《メカ・ハンター》、それどころか《シーザリオン》辺りをまばらに入れて妥協するという事が殆ど、そんな時代だった。 // //当初の遊戯王OCGは原作のごっこ遊び、いわばファンアイテムとしての側面が強く、そのために子供達を中心に爆発的に人気を獲得したわけだが、実際の所&bold(){TCGというものは決して子供向けの遊びではない}事が良くわかる例かもしれない。 // //このようなレアカード封入率の低さと当時のTCG全体にあった低レアリティカードの性能が軒並み低く、 //有能カードの再録頻度も低いといった事情に対して子供の経済力が追い付けないというのは様々な問題を引き起こすがそれはまた別の話。 //因みにこの時期でも《デーモンの召喚》はそこそこ再録されていたのでレアリティにこだわらなければ比較的3枚集めるのは容易だったりする。 // //もっと言うと、本当に最初期…このカードが封入された「Magic Ruler -魔法の支配者-」が出た当初は、サーチカードや墓地を利用するカードが少なく、墓地に送るという行為自体がまだデメリットに近い扱いだったのだ。 //同じパックで登場した手札を選んでデッキに戻し再利用される可能性のある《強引な番兵》より、LPを1000払っても手札を墓地に送る《押収》のほうが高評価だったと言えば、当時の環境がわかるだろうか。 *関連カード 有名な禁止カードだけあって[[オマージュ]]カードが複数出ている。 #blockquote(){&bold(){苦渋の転生} &font(b,#008000){通常魔法} 自分の墓地から、相手はモンスター1体を選ぶ。 このターンのエンドフェイズ時、そのモンスターを墓地から自分の手札に加える。} 単にサルベージするだけなら手札1枚を惜しまず、《死者転生》を使った方が確実。 そのため、ノーコストで墓地のモンスターを回収できる効果として、《[[ガーディアン・エアトス]]》や《[[ダーク・アームド・ドラゴン]]》など、 墓地のカードの内容が重要なカードと組み合わせるといいだろう。 イラストは樹海を彷徨う《戦士ダイ・グレファー》が分かれ道に差し掛かったところ。どうやら左が漆黒の魔王、右がドラゴン・ウォリアーへ繋がる道のようだ。 #blockquote(){&bold(){苦渋の決断} &font(b,#008000){通常魔法} このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 ①:デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を墓地へ送り、その同名モンスター1体をデッキから手札に加える。} 城之内がアニオリで使ったカードとは別物。一応[[オマージュ]]の中では選択の面影を残している。 通常モンスターを複数積みする必要があるため事故率がちょっと上がるが、墓地に送りづらいバニラペンデュラムや、[[魔鍵>魔鍵(遊戯王OCG)]]・[[軍貫>軍貫(遊戯王OCG)]]などの「デッキの核となる通常モンスター」を確実に手札に置きつつ墓地に送り込む用途がある。 ただしその都合上、同名カードが2枚ともデッキになければ使えないので、バニラ御用達の《[[レスキューラビット>レスキューラビット(遊戯王OCG)]]》とは相性が最悪なのに注意。 イラストはおジャマ三兄弟のうち、《おジャマ・グリーン》と《おジャマ・ブラック》が溺れてサメに襲われているのを《おジャマ・イエロー》が慌てた様子で見ているところ。 どうやら《おジャマ・イエロー》は《おジャマ・グリーン》を見捨てて《おジャマ・ブラック》を助けたようだが……。 #blockquote(){&bold(){苦渋の黙札} &font(b,#ff00ff){通常罠} ①:自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。 リリースしたモンスターと元々のカード名が異なり、 元々の種族・属性・レベルが同じモンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。} 苦渋シリーズ初の罠カード。 リリースコストに加えてサーチ先が「名前だけ違って種族・属性・レベルが全部同じモンスター」なので、デッキ構築の時点で意識しておく必要がある。 そのため、[[彼岸>彼岸(遊戯王OCG)]]や[[幻影騎士団>幻影騎士団(遊戯王OCG)]]など、属性・種族が統一されたカテゴリデッキで真価を発揮する。特にこれらのカテゴリは墓地で効果を発動する連中も多いので相性が良い。 ただしトラップカードなのでテンポアドで損をすることは注意。サクリファイスエスケープにも使えることは覚えて置くといいかもしれない。 イラストはどこかの遺跡で宝を入手した後、番人に襲われた《おジャマ・ブラック》を《おジャマ・イエロー》が見捨てて逃げているところ。 ちなみにこの《おジャマ・イエロー》も後で罠に引っ掛かっているのが《トレジャー・パンダー》のイラストで判明している。 アニヲタの選択 自分が立てた項目を5つ選択して相手に見せる。 相手はその中から1つを選択する。 相手が選択し項目1つを追記・修正して、残りの項目の編集を相手に押し付ける。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 実質好きなカードを5択で持ってけてデッキ圧縮してるんだから墓地利用が薄い当時で考えてもおかしいカード -- 名無しさん (2021-12-12 00:20:41) - 任意で5枚サーチとかどこのTCG出ても許されんだろうな -- 名無しさん (2021-12-12 00:37:30) - 相手が苦渋の選択するカード、草生えるんだよね -- 名無しさん (2021-12-12 00:48:30) - 苦渋と死者蘇生か早すぎた埋葬があれば混黒がぞろぞろ並んで蘇生連打という恐ろしい光景があったそうな -- 名無しさん (2021-12-12 00:59:00) - せめて同名カードが選べなかったら…それでもダメか -- 名無しさん (2021-12-12 01:01:20) - 昔、テキストを誤解しててデッキの上から5枚を選んでた。それでも強かったのに、後に任意に5枚選べると聞いて戦慄したわ -- 名無しさん (2021-12-12 01:12:30) - 発動 -- 名無しさん (2021-12-12 01:13:29) - (↑はミス)発動ターンのエンドフェイズに自分のライフが0になるというデメリットを付けても採用するデッキは多そう -- 名無しさん (2021-12-12 01:14:01) - 仮に、「選ばれなかった4枚をデッキに戻す」でも禁止レベル。5枚全部欲しいカードを選べば済む話だから。そもそも1:1交換が成立して手札が減ってない時点で弱いはずがない -- 名無しさん (2021-12-12 08:27:01) - mtgにも似たような効果の≪直観≫≪嘘か真か≫≪けちな贈り物≫が存在するけど、こいつら全部トーナメント級のやばいカードで、≪苦渋の選択≫はこいつら全部より強いからやばい -- 名無しさん (2021-12-12 09:03:29) - 4枚裏側除外でも使われそう -- 名無しさん (2021-12-12 10:14:04) - 遊戯王で墓地肥やし系が敬遠される日が来るとしたら、ガチで強いライブラリアウト系テーマが現れる可能性くらいか……?(遊戯王で「ガチで強いライブラリアウト」とかヘタな禁止カードより嫌われそうな気がするけど) -- 名無しさん (2021-12-12 11:10:01) - 同名カードが選べないだけじゃなくて、選択されなかったカード&同名カードが使用禁止になるとかの重いペナルティがあるといいかも? -- 名無しさん (2021-12-12 13:40:18) - 一応「どうしても墓地に送りたいカードがデッキに1枚しかない場合、それを選んでも手札に来てしまうかもしれない」為におろかな埋葬の本当の意味での完全上互換とは言えなかったりもする。勿論「だからどうした」となるわけだけれど。 -- 名無しさん (2021-12-12 14:18:03) - ↑3 ライブラリアウト系はテーマデッキ隆盛以前の段階で【三原式】と言うワンキルデッキがやらかしてるからまず作られないと言うね… -- 名無しさん (2021-12-12 14:25:51) - TFでインフェルニティデッキのDDに選んでたな。本当に巻き返せるから恐ろしいカードだった。 -- 名無しさん (2021-12-12 14:38:28) - ニコニコで初代DM見たときこれのシーンで「模範解答」みたいなこと言われてたのは笑った -- 名無しさん (2021-12-12 14:42:53) - 今なら補充要員とダークバーストなんかで瞬殺だな -- 名無しさん (2021-12-12 16:14:21) - 昨今のカードパワーがインフレしまくっている現代遊戯王でもそうお目にかかれない程のパワーカード。 -- 名無しさん (2021-12-12 18:08:51) - おろ埋4発分+1ドロー -- 名無しさん (2021-12-12 18:11:02) - 「苦渋の選択です。分かりますね?」 -- 名無しさん (2021-12-12 18:44:21) - おそらく「デッキの上からカードを五枚確認し」・「選ばれなかったカードは裏側除外する」くらいにエラッタしないと帰ってこれない。 -- 名無しさん (2021-12-12 21:26:09) - ↑その場合でも自分が選ばず相手が「苦渋の選択」する事になっちゃうから本来の意味が通らないんだよなあ -- 名無しさん (2021-12-12 22:59:16) - 昔のテキストは分かりづらくて、相手が選んだのを相手の手札に加えるのかと勘違いしてた、当時のVジャンプですら間違えてた -- 名無しさん (2021-12-13 09:59:30) - 今では墓地肥やしでかなりやばいカードだけど昔は変なカードだという認識だった。成程あの頃は小学生ぐらいでお小遣いに限りがあったしカードの種類も豊富じゃなかったからか。感心しました。 -- 名無しさん (2021-12-13 10:53:00) - ↑2 自分で選ぶ部分を残すなら「1ターンに1度」、「選ばれたカードはそのターン使えない」、「選ばれなかったカードは除外され、自分は同名のカードを次の自分のターン終了時まで使えない」くらいの制限はつくのかな。それでもほしいというプレイヤーはいそうですが・・・。 -- 名無しさん (2021-12-13 11:06:31) - デッキの上から5枚限定&墓地に送るじゃなくてデッキに戻してシャッフルだったらなぁ -- 名無しさん (2021-12-13 11:13:28) - 強謙の上位互換だから駄目だろう -- 名無しさん (2021-12-13 13:14:32) - ダ・イーザ軸で無ければダーク・ロウには致命的に弱いが、当時はダーク・ロウみたいなメタは居なかったしな。 -- 名無しさん (2021-12-13 17:30:39) - 本文中に書いてくれてるけど当時の「カードプール」で強かったかどうかってのはちょっと違うんだよな。当時遊んでたキッズ達の「手持ちのカード資産」で強かったかどうかの方が実態に即してる。そういう意味では弱いカードと評価されたのもあながち間違いでもない。当時からキッズじゃなかった人達?知ら管。 -- 名無しさん (2021-12-13 19:33:42) - アニメでちゃんと苦渋の選択について解説しつつ、使われ方が真逆の墓地肥やしなの流石経営者って感じはある -- 名無しさん (2021-12-13 20:01:26) - たぶんこの項目を更新してる -- 名無しさん (2021-12-14 02:39:09) - 人の中にはマジックルーラー発売当時まだ産まれてすらない人もいるんだろう -- 名無しさん (2021-12-14 02:39:59) - つーか機械軍曹が使ってたし、アニメでも補充要員のカードは存在するからやろうと思えば1キル出来たんだよな…。まあネクロス=海馬への意趣返しだから1キルしたら意味ないんだろうけど -- 名無しさん (2021-12-14 15:55:29) - 元ネタはMTGの直観かな? こっちはこっちで禁止にこそなってないがエンドカード -- 名無しさん (2021-12-14 17:07:56) - 直観は3枚しか選ばないから同じの3つ提示する使い方がシンプルに強すぎる -- 名無しさん (2021-12-14 20:19:24) - 苦渋(相手にとって)っていうのがいかにも剛三郎のイメージ -- 名無しさん (2021-12-14 20:32:11) - 最近のMTGだと近い性能が出現の根本原理(スゥルタイ根本原理)かなぁ。対戦相手が選ぶ点は一緒だけど、3枚選んだ中、1枚除いて残り2枚をマナコスト無視で唱えて良いという別基軸の凶悪だった。 -- 名無しさん (2021-12-14 20:37:25) - 禁止カードで1枚使えるなら苦渋を選ぶ、という人は多いだろうな -- 名無しさん (2021-12-15 20:32:28) - 残り4枚を相手の手札に加えるくらいなら許されそう -- 名無しさん (2021-12-15 20:38:25) - ↑新しいジャッジキルが開発されそう。 -- 名無しさん (2021-12-16 18:28:12) - デッキ圧縮に関しては四枚より五枚って表現の方がいいですかね? -- 名無しさん (2021-12-16 19:00:07) - 苦渋の決断です。わかりますね -- 名無しさん (2021-12-16 20:29:24) - ↑5 昔、禁止カードを1枚だけ入れていいという大会があってほとんどの参加者がマキュラ(エラッタ前)を選んだそうです。現在だったら「苦渋の選択」になるでしょうね。 -- 名無しさん (2021-12-17 11:23:56) - 今だとEXに入る壊れ禁止カード大量にあるからその辺押しのけて入るかと言うとうーんって気がする…。所詮引けないと無意味なカードだからねぇ -- 名無しさん (2021-12-17 13:00:03) - シンクロ期だと禁止を使えるなら明らかにDDB一択だった、あるかないかの差がデカすぎたので。それと同じ事になりそうな気がする -- 名無しさん (2021-12-17 13:01:19) - サーチ・墓地肥やし・デッキ圧縮を兼ねてるのに使われないなんて、怖いっスね、遊・戯王。 -- 名無しさん (2021-12-18 11:02:54) - メインデッキに入るカードは引けなきゃ意味がないからどうしてもEXデッキからお手軽に出せるぶっ壊れの方が優先したくなるね。 -- 名無しさん (2021-12-18 11:52:18) - デッキから「カード」を指定するからモンスターしか落とせないおろ埋と比べると永久幽閉レベルだな -- 名無しさん (2022-01-11 01:05:05) - 仮に「残りをデッキに戻す」だったとしても二大ドロソ(強欲、施し)の禁止後に定番ドロソの一角として重宝されただろうね。「仮に同名ターン1制限が付いていても避けやすい」「コストや発動後の制限がない」「一時的に実質デッキを好きな5枚に圧縮できる」のが弱いわけがない。 -- 名無しさん (2022-02-16 17:52:25) - 同一カードは選べない・加えたカードはそのターン使えない・選ばれなかった4枚は裏側除外にでもエラッタされなきゃ解除は無理じゃね? -- 名無しさん (2022-03-24 15:06:09) - 裏側除外でも叢雲ダイーザでドロソ5択提示で有用なんだよなあ -- 名無しさん (2022-05-11 11:05:49) - 昔の例がフィッシャービーストなの、小学生環境をよくわかってる書き方なのが好感を持てすぎる -- 名無しさん (2022-05-15 08:34:56) - 採用しないことがディスアドになりえる、強欲なツボと同じで先に引いた方が勝つというこれにゲームそのものを握られてしまうカードの一つ。それ故に永劫禁止。エラッタのレベルを超えた全く別物になる話ならそのまま寝てろと。 -- 名無しさん (2022-08-07 11:13:43) - 天使の施しを超えた天使の施しって感じ -- 名無しさん (2022-09-28 13:28:17) - ↑遊戯・王で猿(タ・フ)語録をチェーンする(使う)のはルール禁止ッスよね。 -- 名無しさん (2022-10-03 20:47:49) - 初登場時点では強いがぶっ壊れという程ではなかった 苦渋エクゾが確立されて以降がやばい -- 名無しさん (2022-10-09 18:57:53) - デッキの上から5枚めくって1枚相手が選び、選ばれなかったカードはデッキに戻してシャッフル。・・・あれ、これでもまだ利用価値あるんじゃね? -- 名無しさん (2022-10-21 09:59:21) - 三積みできるカードなら二種類から選ばせる事もできるから、五枚全部違うカードじゃないと不可付けて…それでもまだ使われるな -- 名無しさん (2022-10-21 10:15:01) - 今更ながら、万城目の墓地を肥やしつつ相手の心理を突いて狙ったカードを引き込むプレイングには感心する。 -- 名無しさん (2022-12-13 18:30:53) - 「相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードはそれぞれ以下の中から相手が選択した効果を適用する。●墓地へ捨てる。●表側表示で除外する。●裏側表示で除外する」仮にこんな効果にすればとりあえず本来のコンセプト通りのカードにはできるんかな? -- 名無しさん (2023-05-26 19:08:59) - ↑すでに言われてるけど、そこまでやるならそれはもう新規カードにしろなわけ。 -- 名無しさん (2023-05-28 12:40:19) - だから最近流行りのリメイクカードとしてどうかなと思ってるよ -- 名無しさん (2023-05-28 14:22:28) - なんか「専用サポートないし引けなければ意味ないから制限でもいいんじゃね?」って意見聞いたことあるけど無理だよね?それを考慮しても強すぎるし、その意見がまかり通るなら強欲だって許されちゃうよ。 -- 名無しさん (2023-05-28 16:43:02) - 墓地へ捨てるは論外として裏側除外でもデッキの大幅圧縮だし、デッキに戻してもあらゆるカードをサーチ可能かつ手札が減らない時点でどう転んでも使い得で弱くはならないんだよな -- 名無しさん (2023-07-09 01:35:19) - 唐突に産廃代表としてお呼びにかかるサイバー・レーザー・ドラゴン君に草 -- 名無しさん (2023-07-09 01:50:16) - 最近禁止カード(元含む)のリメイク版を出し続けているからそろそろリメイク版出るかもなぁ。発動ターンの召喚・特殊召喚不可+選ばなかったカードデッキに戻す+加えたカードのこのターンの発動不可くらいあればいけるかなぁ。変にデメリット増やしすぎて産廃になるのも嫌だけど -- 名無しさん (2023-07-14 15:21:48) - もしかしてこのカード、うららで止めるの不可能? -- 名無しさん (2023-07-14 15:46:24) - ↑マシンナーズ・メタルクランチとかを止められるからさすがにこの効果も止まると思う -- 名無しさん (2023-07-14 16:17:43) - うららで止まるなら釈放しても大丈夫じゃね?(適当) -- 名無しさん (2023-07-14 16:30:07) - ↑それだと強欲な壺を筆頭に結構な枚数の禁止カードが大丈夫になるんだよぁ -- 名無しさん (2023-07-14 17:03:58) - エラッタするならデッキトップから5枚、選ばれなかったカードは除外かデッキに戻すみたいな感じかな?記事にもあるけど少しでも逃げ道があると一気に微妙になるし。ここまでやると最早別カードだが -- 名無しさん (2023-07-16 05:43:20) - やっぱデッキに戻すのは無しだな、デメリットでも何でもない -- 名無しさん (2023-07-16 05:46:44) - 項目内にある「小学生の懐事情と情報収集力では正しい運用が出来るほどのデッキが組めるかは…」って言われてるけど、そもそも当時は大人ならまだしも子供だと「墓地肥やし」って概念自体を分かってなかったパターンも多そう -- 名無しさん (2024-11-09 20:31:31) - 選ばれなかったカードの効果はゲーム中発動できないになっても素材になるからまだ強い -- 名無しさん (2024-11-09 21:01:06) - 2期前半に墓地肥やしなんて概念はほぼない。墓地がまだ真っ当に墓地してた時代の遊戯王だから。ちなみに当時はパック剥いても字レアすら確定じゃなかったから早すぎた埋葬浅すぎた墓穴が文字通りのレアカードだったし、ノーレアのリビングデッドの呼び声なんて論ずるにも値しない。そっから先は正直エアプになるが、本格的に墓地肥やしが重要になったのはカオスが始まりで、実際その時期にこのカードも禁止になったんじゃなかったか? -- 名無しさん (2024-11-10 11:48:30) - 中国のノーリミットかつエラッタ前テキストルールで優勝した60ティアラが、これ使ってたな。苦渋3積みだから芝刈り無しで回るやつ。 -- 名無しさん (2024-11-10 12:10:56) - 元効果で本当に永久禁止になるのだろうか?インフレ進めば許容出来るんじゃないか? -- 名無しさん (2024-12-08 10:43:02) - 流石にこのカードがエラッタ無しで禁止解除されるとかいうのはありえない。まずそもそもおろかな埋葬が未だに制限止まりなのにあるわきゃない。 -- 名無しさん (2024-12-08 10:56:46) - サンボルみたいなカードと違ってインフレすればするほど強さを増していくタイプのカードだからな。別ゲーレベルでゲーム性が変化しない限りは無理。 -- 名無しさん (2024-12-08 11:22:21) - メインデッキがほぼ全て相手ターンに手札から発動できるカードで埋められて「後攻0ターン目に使えないカードは遅い」と言われる環境になれば・・・ -- 名無しさん (2024-12-25 18:03:12) - なんか最近はもっぱら赤しゃり専用サーチカードの印象しかない苦渋の決断。 -- 名無しさん (2024-12-25 18:48:36) - 最近の遊戯王のインフレは極まってるから普通に制限解除ありえそう。なんでもかんでもs -- 名無しさん (2025-02-22 08:11:06) - ↑チェインが禁止、埋葬が未だ制限から抜け出せない現状でほぼ任意で4枚墓地肥やしできるこいつは簡単に許しちゃダメ。 -- 名無しさん (2025-02-22 09:27:12) - 今回のフェスでやっぱりイカれてることが判明したカード↑2の人の発言とは逆に「インフレしてる今だからヤバい」でしかなかった -- 名無しさん (2025-04-02 22:51:52) - この手のカードってカードプールが広がれば広がるほどパワーアップするんだから当たり前の話よな。 -- 名無しさん (2025-04-02 22:56:06) - 発動の妨害が飛んでこない前提はあったけど、あんな限定的な環境ですらやれることと物量が多すぎる -- 名無しさん (2025-04-04 07:31:02) - 単純に上級モンスター墓地落として死者蘇生でも雑に強いから当時から割と許されるカードじゃなかったよ。最初の禁止カード10枚のうちの1枚ってのは伊達じゃないんだ。 -- 名無しさん (2025-04-04 08:13:28) - ↑死者の手向け+死者蘇生なんかはおすすめコンボとして雑誌とかで紹介されることが多かった記憶 -- 名無しさん (2025-04-04 13:25:21) - 苦渋登場後の死者蘇生ってほぼ制限だから上振れも上振れのコンボだけどなそれ -- 名無しさん (2025-04-04 20:39:23) - 時々話題に出るけど、「出た当初はウィッチとクリッターがデッキから墓地に行っても効果使えたから苦渋の選択1枚でエクゾ4枚揃う」っていうのは間違いなんだよね。苦渋の選択が出た時点で既にウィッチとクリッターは最初のエラッタをされた後だった。 -- 名無しさん (2025-04-04 21:12:45) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2021/12/12 Sun 00:00:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &sizex(5){&bold(){&font(#800080){マジックカード「苦渋の選択」}}} &sizex(5){&bold(){&font(#0000ff){苦渋の選択だと?}}} &sizex(5){&bold(){&font(#800080){企業家たるもの、常に選択を迫られている。それが例え苦渋を強いられる選択であろうとな}}} &sizex(5){&bold(){&font(#0000ff){ふぅん…貴様が窮して選択することなど碌なことではあるまい}}} } #blockquote(){&font(b,#008000){通常魔法} 自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。 相手はその中から1枚を選択する。 相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードを墓地へ捨てる。} *概要 《苦渋の選択》とは[[「Magic Ruler -魔法の支配者-」>第2期パック(遊戯王)]]に収録された[[遊戯王]]のカードである。 デッキからカードを手札に加える「サーチカード」の一種。 ただし、カードの選択権は相手にある為、狙ったカードを手札に呼び込むことは難しい。 例えば、[[手札誘発>手札誘発(遊戯王OCG)]]や通常召喚で効果を発動する《[[ジャンク・シンクロン>ジャンク・シンクロン(遊戯王OCG)]]》など、手札に握ることに意味があるカードを選んだとする。 この場合相手はそのカードを選ばず墓地に落とす事が目に見えているので優勢にならない。 サーチ目的で運用する場合、「同名カード最大枚数+相互互換や蘇生カード等」から5枚選択し、そこから選ばせるという形になるだろう。 総じてサーチカードとしてみると不安定で、実用には値しないカード&bold(){……ではない。} このカードの真価は、一見デメリットの&bold(){「選ばれなかった4枚のカードを墓地に送る」}ことにある。 OCGは「墓地アドバンテージ」なる言葉がある程に、「墓地を利用する戦法・概念」が豊富。 「墓地肥やし(ギミックに必要なカードを墓地に用意すること)」の手段をプレイヤーが重要視するのも必然である。 その中で《苦渋の選択》は、遊戯王全体で見ても&bold(){屈指の墓地肥やし能力を持っている}と評価されている。 参考に、他の墓地肥やしカードを例に挙げる。 先ずは「一度に複数枚墓地を肥やす」効果について。 これについては(2021年現在)《[[隣の芝刈り>隣の芝刈り(遊戯王OCG)]]》や《[[混沌魔龍 カオス・ルーラー>混沌魔龍 カオス・ルーラー(遊戯王OCG)]]》等が特に挙げられる。 ネックな部分は、前者は専用のデッキを構築する必要がある点(当該記事参照)、後者は《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を出すまでに手間がかかる点。 なによりも、「デッキの上から無造作に墓地へ送る」都合上、墓地肥やしの成果がどうしても水物になる (とはいえ、前者は最大で20枚もの墓地肥やしが可能な点、後者は手札増強も見込めてなおかつ自己蘇生可能な切り札級モンスターという点から、いずれも活躍している)。 逆に狙ったカードを墓地へ送る効果は、《[[おろかな埋葬>おろかな埋葬(遊戯王OCG)]]》や《ライトロード・ドミニオン キュリオス》などが存在する。 これらの場合は運に左右されにくい一方、1枚だけしか墓地に送れない事が多い (たった1枚でも強いから頼りにされているし、《[[ラヴァルバル・チェイン]]》が惜しまれつつも禁止になるわけだが)。 それに対して《苦渋の選択》は、以下の通り圧倒的な利点が存在する。 -一切の発動条件と発動後の制約が無い -デッキから好きなカードを5種類選ぶことができる -ほぼ狙い通りのカードを''4枚も墓地に送れる''(同名カードを選べば片方を確実に墓地に置ける) -墓地肥やしのオマケで手札が1枚増えるので、効果解決後も手札が減らない -よって事実上消費無しで5枚分のデッキ圧縮が可能 《[[強欲な壺>強欲な壺(遊戯王)]]》は無条件で2枚ドローという分かりやすいアドバンテージを生んでいる。 それで言えば《苦渋の選択》は(多少デッキを選ぶとはいえ)5枚ドローに等しいアドバンテージを生み出している。 そのため「《強欲な壺》を鼻で笑う位アドバンテージを稼いでいる」ことになる。 また強欲な壺は「禁止されていないなら入れない理由がない」イレギュラーな性質が問題となっている。 それを考慮しなければ《苦渋の選択》は、人によっては''最強の魔法カード''と称される事も。 参考までに、墓地肥やしを軸に戦うデッキが《苦渋の選択》を使うとご覧のあり様である。 ・[[「ウォルフ、ウォルフ、ウォルフ、ヴァイス、ルミナス、選べ」>ライトロード(遊戯王)]] ・[[「馬頭鬼、馬頭鬼、牛頭鬼、ユニゾンビ、チャンシー、選べ」>アンデット族(遊戯王OCG)]] ・[[「アドラメレク、アドラメレク、アドラメレク、ヴァエル、ヴァエル、選べ」>インフェルノイド(遊戯王OCG)]] ・[[「リザード、ビースト、ヘッジホック、ウェンディ、エリアル、選べ」>シャドール]] ・[[「ティアースケイル、ダスティローブ、サイレントブーツ、幻影霧剣、幻影翼、選べ」>幻影騎士団(遊戯王OCG)]] ・[[「ラミア、ネクロ・スライム、スワラル・スライム、グリフォン、ゴースト、選べ」>DD(遊戯王OCG)]] ・[[「封印されしエクゾディア、右腕、左腕、右足、左足、選べ」>エクゾディア(遊戯王OCG)]] ・[[「イントルーダー、ドールズ、アポストル、ジレルス、ドロネー、選べ」>ティンダングル(遊戯王OCG)]] ・[[「Jジャガー、ファルコ、スピニー、レイジ、ロアー、選べ」>サラマングレイト(遊戯王OCG)]] ・[[「ディヴェル、トロイメア、スケルツォン、カノーネ、星杖、選べ」>オルフェゴール(遊戯王OCG)]] ・[[「ナーベル、ナーベル、キット、フラクトール、ケラス、選べ」>トライブリゲード(遊戯王OCG)]] ・[[「エルドリッチ、血染め、宿命、コンキスタドール、ワッケーロ、選べ」>黄金卿エルドリッチ(遊戯王OCG)]] ・[[「シェイレーン、レイノハート、メイルゥ、ハゥフニス、ティアクシャ、選べ」>ティアラメンツ(遊戯王OCG)]] ・[[「ブラスター、タイダル、レドックス、テンペスト、エクリプス・ワイバーン、選べ」>征竜(遊戯王OCG)]] 5枚全てを墓地に送りたいカードで構成しておけば、どれが手札に加わろうと、残りの4枚によって莫大な墓地リソースとなる。 死刑宣告もいいところである。 もっと単純な使い方にしても「《[[ダーク・アームド・ドラゴン]]》や[[霊神>霊神(遊戯王OCG)]]の条件を簡単に満たす」「[[カオス>カオス(遊戯王OCG)]]のコストを調達する」等々挙げればキリがない。 そもそも圧倒的な墓地肥やし性能に目が行きがちではあるが、 「カードの種類を問わない」「コスト・発動条件が無い」「そのターン中に効果を使える」点で、サーチカードとしても頭一つ抜けた性能にはなっている。 このカードは2005年3月を最後に[[禁止カード>禁止カード(遊戯王OCG)]]から解除されたことはなく、まず復帰されない&bold(){&font(#FF0000,#000000,b){永世禁止カード}}として認知されている。 前述の通り、現在最前線で使用される墓地肥やしカードですら、《苦渋の選択》の前では手粘になるので致し方ない。 仮にエラッタされるとしても&bold(){ターン1制限及び発動後の制約}と「&bold(){自分のデッキの上からカードを5枚ドローして相手に見せる。}」くらいは最低限必要だろう。 それでも無理というなら「相手に選ばれなかったカードは全て裏側表示で除外」「&bold(){相手が}自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる」とかになりそうだが。 *アニメの活躍 #center(){ &sizex(4){&bold(){&font(#0000ff){俺にカードの説明は不要だ!&br()&br()俺がその中から1枚だけ選んで残りは墓地に捨て、俺が選んだ1枚だけが貴様の手札に入る。&br()&br()さあ、さっさとそのカードを見せろ}}} &sizex(4){&bold(){&font(#800080){ふふ…これは釈迦に説法だったな…ではしっかり見てもらおう&br()&br()選択すべき5枚のカードはこれだ}}} } #right(){&sizex(1){BGM:神の降臨}} #center(){ &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されし者の右足》}}} &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されし者の右腕》}}} &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されしエクゾディア》}}} &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されし者の左腕》}}} &sizex(5){&bold(){&font(#994c00){《封印されし者の左足》}}} } 乃亜編では海馬剛三郎が使用。 [[エクゾディアパーツ>エクゾディア(遊戯王OCG)]]を全て取り出し、社長を戦慄させた。 さらに瀬人が選んだ《封印されし者の右腕》を裏守備で出して戦闘破壊させることで全てのパーツを墓地に送っている。 剛三郎がこれを行った理由は、墓地にエクゾディアがあることを条件とする《エクゾディア・ネクロス》召喚のための準備。 つまり、&bold(){事実上どれを選んでも結果は変わらない}という模範的な使い方を披露している。 もし現代で同じことをすれば、《闇の量産工場》や《補充要員》を使い速攻サルベージによる1キルを狙うだろう。 『[[遊戯王デュエルモンスターズGX]]』では[[万丈目準]]が使用。 この時の彼は、デュエルの素人である兄・長作とのデュエルにて『モンスターカードは元々の攻撃力が500未満のものしか使用できない』 というハンデ(さらに自分の意志で攻撃力0のモンスターだけを使用した)を受けており、攻撃力500未満のモンスターカードを調達すべく、古井戸の中に捨てられたカードをかき集め、デッキとして使用している。 つまり&bold(){&color(red){誰かが《苦渋の選択》をゴミとして捨てた}}…とよく言われているが、 実は件の井戸は「&bold(){モンスターが捨てられている}井戸」と紹介されており、該当シーンではモンスターカードしか映っていない。 さらに万丈目は「元々の攻撃力が500未満のモンスターを《おジャマ・イエロー》以外持っていない」という理由でこの井戸を頼ったので、 魔法・罠カードに関しては自前の可能性が高く、「《苦渋の選択》まで捨てられていたか」は不明。 &font(l){ただ「あの」アカデミア生徒なら捨てかねないというのがなんとも…} #center(){&sizex(4){&bold(){&font(#60EE3C){次のターン、私の総攻撃は決まっているが…念には念を入れ&br()&br()モンスター以外のカード《サンダー・クラッシュ》だ}}}} この時選んだカードは「《[[サクリファイス>サクリファイス(遊戯王OCG)]]》《キャッスル・ゲート》《ものマネ幻想師》《王立魔法図書館》《サンダー・クラッシュ》」の5枚。 壁モンスターと《暗黒の扉》で攻撃を止められ続けていたこともあり、対戦相手の長作は魔法カードの《サンダー・クラッシュ》を選ぶ。 しかしこれが仇となり、《サンダー・クラッシュ》でおジャマ三兄弟を爆☆殺しダメージを受けたばかりか「墓地のモンスターの数×300の攻撃力を持つ」《カオス・ネクロマンサー》の攻撃を受け、長作は敗北した。 長作の選択次第ではデュエルの展開が変わりうる五択だが、《サンダー・クラッシュ》を選びたくなる状況を作っていたため心理戦で勝利したとも言えるだろう。 やはりアニメでの出番も、獲得した墓地アドバンテージを活かした戦術に繋げている。 また『[[遊戯王VRAINS]]』第32話では島直樹が見ていたネットの禁止カードをもじった[[ハンドルネーム]]の1つに「苦渋の洗濯」という名前が確認できる。 *余談 [[遊戯王]]に限らず、TCG全般において「相手に選択権があるカードは弱い」という不文律がある。 例えばこのカードをご覧いただきたい。 #blockquote(){&bold(){[[No.44 白天馬スカイ・ペガサス]]} エクシーズ・効果モンスター ランク4/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[獣族>獣族(遊戯王OCG)]]/攻1800/守1600 レベル4モンスター×2 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 相手は1000LPを払ってこの効果を無効にできる。 払わなかった場合、対象のモンスターを破壊する。} このカードは「1000LPを減らすか、対象のモンスター1体を破壊するかを&bold(){相手が選ぶ}」効果を持っている。 必然的に「相手にとって都合がいい方(=自分にとって都合が悪い方)が適用される」のは、選択権が相手にあるので当然の事。 どうしてもモンスターを破壊するなら、相手に選択権を与えずに破壊する効果を使えば確実。 逆にどうしても相手のLPを減らすなら、相手に選択権を与えずにダメージ効果を使えば確実である。 とにかく適用される効果が不安定で、ゲームを思い通りにコントロールできない。 これが「相手に選択権があるカードは弱い」の理由である。 《苦渋の選択》が強い理由は、(相手が選ぶといっても)選択肢が五択に見せかけた事実上一択「くたばれ」になること。 どれを選んだところで「相手の墓地が潤って有利になる結果」が全く変わらないことにある。 なにせ手札に加えられるカードこそ相手が選ぶが、選ぶ選択肢のカードは自分が決められるのだから。 「苦渋」というカード名も、当初は「4枚墓地に行くリスクを呑んで、自分が苦渋の末に五枚のカードを選ぶ」という意味合いだったのだろう。 現にこのカードの登場当初も、活用法は「単純な蘇生」など限られたものであった。 しかし墓地にカードが溜まることがメリットになった今では、 「墓地アドが溜まるリスクを呑んで、相手が苦渋の末に1枚のカードを選ぶ」という意味合いにすっかり変わった…と言われている。 尤も「発動を許した時点でどの道負け確」だと考えると、この意味合いも微妙にあっていない。 **昔はどうだったのか? //元々「小学生には使いこなせるような時代じゃなかった」って話だったのが当時のショップ事情とかアニメがどうという付記だらけで何言いたいのか分からなくなってるので非表示化します。 //もっと詳しい方が「苦渋の選択の歴史」みたいにまとめてくださると助かります。 // さて、このカード実の所よく「昔は強さが分からなかった」と言われる定番のカードだったりする。 一応言っておくとこのカードは似たような評価をされるかつての《キラー・スネーク》のように「入手手段が限られていたから実際に活躍する場を見れず強さが想像できなかった」とか、 《[[生還の宝札>生還の宝札(遊戯王OCG)]]》や《[[レスキューキャット]]》のような「昔は弱かったがカードプールの変遷で出世した」とかいったカードではなく((現在思い浮かぶ使い方と比べると当時の使い方は全然弱かったのは事実。))、 このカードは一般パックのノーマルとして登場し、カードゲームの理論が円熟した2000年代の中頃にはすでに&bold(){「相手が苦渋の選択をする」「何もかもがおかしいカード」}とよく言われていた。 //なんなら登場したばかりの段階でも当時良く用いられていた「捨て蘇生」との相性も悪くなかったので弱いカードではなかったし、 //上記の通りアニメでも使われているので使い方が知られていなかったという訳でもない。 //つまり、&bold(){誰もが持っていて、早い段階で公式からも強力と認識されていたカード}だった。 では何故強さが理解されなかったかと言うと、これは当時のTCG業界の方針や時代背景が多いに関わっている。 前述の通りこのカードが真価を発揮するには&bold(){選択肢が五択に見せかけた事実上一択を突き付けられる}ことにある。 つまり、わずかでも相手に逃げ道がある選択を突き付けると途端に弱くなる(上にあげられている様々な「選べ」コンボのうち1枚を[[《サイバー・レーザー・ドラゴン》>サイバー・レーザー・ドラゴン/サイバー・バリア・ドラゴン(遊戯王OCG)]]あたりにしてみると分かりやすいかもしれない)。 忘れてはならないのが[[遊戯王]]OCGというのが当時連載中の少年漫画原作のカードゲームであるということ。 ファンの主流は小学生中学生といった年齢層であり、まだインターネットが電話回線で行われていたような時代にそういった子供たちがなけなしのお小遣いでカードを買い求めていたようなゲームだったのである。 個人単位で見ればカードに投入される資金、収集できる情報量ともに圧倒的に乏しい時代であり、&bold(){このカードの真価を発揮できるような完璧なデッキなどそうそう組めなかった}のだ。 //まだカードゲームの理論が熟していない頃……というよりもTCGというジャンルが世間的に認知されていなかった頃、 //それこそなけなしのお小遣いで買ったパックや友人とのトレードでカードを集めて遊んでいた当時の小学生たちや、 //そこまでカードゲームに入れ込まない層には&bold(){このカードの真価を発揮できるような完璧なデッキが組めなかった}のだ。 たとえば「手札にどうしても《シーザリオン》が欲しいけど2枚しか持ってないんだよな…残りの3枚どう選べばいいんだろう…」 という悩みを持った時、やカード知識が豊富な人なら 「まず《シーザリオン》を3枚デッキに入れて、さらに蘇生カードを2枚選べばいい」 「《シーザリオン》と、ほぼ同じ役割を持てる《レインボー・フィッシュ》あたりを合わせて5枚選べばいい」 「&bold(){そもそも《シーザリオン》より《ヂェミナイ・エルフ》だろう}」 なんて答えがすぐに出てくるだろう。 しかし多くの小学生の懐事情ではそれが無理で、どう頑張っても&bold(){残りの3枚をどう選ぶかという苦渋の選択}を強いられる。 「4枚墓地に行くリスクを呑んで、自分が苦渋の末に5枚のカードを選ぶ」なんてことすらできない。常に十分な選択肢がデッキの中に眠るということがないのだ。 仕方なしに《魔法剣士ネオ》などを提示して、それを選ばれてガッカリする……理想値からは程遠い不完全なデッキでこれを使うと、そんな評価に落ち着くカードである。 //一応この時期も「手札に蘇生カードがあるときに使う」「《シャドウ・グール》や《魂を喰らう者 バズー》の攻撃力をあげる」などの戦略を考えた子はいたのだが、 //カードプールが狭い上に入手性が悪いのでこの運用もなかなか上手くいかなかった。 // つまり実は完全な運用ができて初めて強いカードであり、強さが分からなかったのは小学生だから知識が不足していたというより、 「完全なデッキが組めないと強さが分からなくて当然のカードだったから」というところが大きいと言えるのである。 なお、現代のプレイヤーからしてみれば「ストラク買えば良いのでは?」「シングルカードショップなりに行けよ」と思われるかもしれないが、 《苦渋の選択》登場当初は、[[ストラクチャーデッキ>ストラクチャーデッキ(遊戯王OCG)]]すら&bold(){&color(red){存在していなかった}}し、そもそもシングルカードショップが&bold(){&color(red){地方には殆ど存在すらしていなかった}}、 という時代背景も考慮する必要があるだろう。 //なんなら世間にはTCGという遊び自体理解されておらず、&bold(){&color(red){「厚紙にお金をかけるなんて……」}}と思われていたような時代である(これは現代でもそうかもしれない)。 // //更に言うと当時のパックは現代と比べるとレアカードの封入率が低く、 //経済力のない小中学生はウルトラレアカードどころかただの字レアカードを揃えるのにも一苦労していた((現代でも字レアやノーマルカードまでファイリングされてるカードショップは少ないので逆にそっちの方が集めづらい事も多いが。))。 //当然《[[人造人間-サイコ・ショッカー]]》や《ヂェミナイ・エルフ》3積みなんて夢のまた夢((一般パック収録だった《サイコ・ショッカー》はまだしも、カードダスで展開された「BOOSTERシリーズ」に収録され、再録時もウルトラレアでの収録だった《ヂェミナイ・エルフ》に関しては揃えるどころかお目にかかる事すら難しかった時期が長い。実は《メカ・ハンター》も同じ弾での収録だが幸いにもこちらは再録時はスーパーレアでの収録だったので当てやすかった。))。 //多くの小中学生は上記のような《半魚獣フィッシャー・ビースト》や《メカ・ハンター》、それどころか《シーザリオン》辺りをまばらに入れて妥協するという事が殆ど、そんな時代だった。 // //当初の遊戯王OCGは原作のごっこ遊び、いわばファンアイテムとしての側面が強く、そのために子供達を中心に爆発的に人気を獲得したわけだが、実際の所&bold(){TCGというものは決して子供向けの遊びではない}事が良くわかる例かもしれない。 // //このようなレアカード封入率の低さと当時のTCG全体にあった低レアリティカードの性能が軒並み低く、 //有能カードの再録頻度も低いといった事情に対して子供の経済力が追い付けないというのは様々な問題を引き起こすがそれはまた別の話。 //因みにこの時期でも《デーモンの召喚》はそこそこ再録されていたのでレアリティにこだわらなければ比較的3枚集めるのは容易だったりする。 // //もっと言うと、本当に最初期…このカードが封入された「Magic Ruler -魔法の支配者-」が出た当初は、サーチカードや墓地を利用するカードが少なく、墓地に送るという行為自体がまだデメリットに近い扱いだったのだ。 //同じパックで登場した手札を選んでデッキに戻し再利用される可能性のある《強引な番兵》より、LPを1000払っても手札を墓地に送る《押収》のほうが高評価だったと言えば、当時の環境がわかるだろうか。 *関連カード 有名な禁止カードだけあって[[オマージュ]]カードが複数出ている。 #blockquote(){&bold(){苦渋の転生} &font(b,#008000){通常魔法} 自分の墓地から、相手はモンスター1体を選ぶ。 このターンのエンドフェイズ時、そのモンスターを墓地から自分の手札に加える。} 単にサルベージするだけなら手札1枚を惜しまず、《死者転生》を使った方が確実。 そのため、ノーコストで墓地のモンスターを回収できる効果として、《[[ガーディアン・エアトス]]》や《[[ダーク・アームド・ドラゴン]]》など、 墓地のカードの内容が重要なカードと組み合わせるといいだろう。 イラストは樹海を彷徨う《戦士ダイ・グレファー》が分かれ道に差し掛かったところ。どうやら左が漆黒の魔王、右がドラゴン・ウォリアーへ繋がる道のようだ。 #blockquote(){&bold(){苦渋の決断} &font(b,#008000){通常魔法} このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 ①:デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を墓地へ送り、その同名モンスター1体をデッキから手札に加える。} 城之内がアニオリで使ったカードとは別物。一応[[オマージュ]]の中では選択の面影を残している。 通常モンスターを複数積みする必要があるため事故率がちょっと上がるが、墓地に送りづらいバニラペンデュラムや、[[魔鍵>魔鍵(遊戯王OCG)]]・[[軍貫>軍貫(遊戯王OCG)]]などの「デッキの核となる通常モンスター」を確実に手札に置きつつ墓地に送り込む用途がある。 ただしその都合上、同名カードが2枚ともデッキになければ使えないので、バニラ御用達の《[[レスキューラビット>レスキューラビット(遊戯王OCG)]]》とは相性が最悪なのに注意。 イラストはおジャマ三兄弟のうち、《おジャマ・グリーン》と《おジャマ・ブラック》が溺れてサメに襲われているのを《おジャマ・イエロー》が慌てた様子で見ているところ。 どうやら《おジャマ・イエロー》は《おジャマ・グリーン》を見捨てて《おジャマ・ブラック》を助けたようだが……。 #blockquote(){&bold(){苦渋の黙札} &font(b,#ff00ff){通常罠} ①:自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。 リリースしたモンスターと元々のカード名が異なり、 元々の種族・属性・レベルが同じモンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。} 苦渋シリーズ初の罠カード。 リリースコストに加えてサーチ先が「名前だけ違って種族・属性・レベルが全部同じモンスター」なので、デッキ構築の時点で意識しておく必要がある。 そのため、[[彼岸>彼岸(遊戯王OCG)]]や[[幻影騎士団>幻影騎士団(遊戯王OCG)]]など、属性・種族が統一されたカテゴリデッキで真価を発揮する。特にこれらのカテゴリは墓地で効果を発動する連中も多いので相性が良い。 ただしトラップカードなのでテンポアドで損をすることは注意。サクリファイスエスケープにも使えることは覚えて置くといいかもしれない。 イラストはどこかの遺跡で宝を入手した後、番人に襲われた《おジャマ・ブラック》を《おジャマ・イエロー》が見捨てて逃げているところ。 ちなみにこの《おジャマ・イエロー》も後で罠に引っ掛かっているのが《トレジャー・パンダー》のイラストで判明している。 アニヲタの選択 自分が立てた項目を5つ選択して相手に見せる。 相手はその中から1つを選択する。 相手が選択し項目1つを追記・修正して、残りの項目の編集を相手に押し付ける。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 実質好きなカードを5択で持ってけてデッキ圧縮してるんだから墓地利用が薄い当時で考えてもおかしいカード -- 名無しさん (2021-12-12 00:20:41) - 任意で5枚サーチとかどこのTCG出ても許されんだろうな -- 名無しさん (2021-12-12 00:37:30) - 相手が苦渋の選択するカード、草生えるんだよね -- 名無しさん (2021-12-12 00:48:30) - 苦渋と死者蘇生か早すぎた埋葬があれば混黒がぞろぞろ並んで蘇生連打という恐ろしい光景があったそうな -- 名無しさん (2021-12-12 00:59:00) - せめて同名カードが選べなかったら…それでもダメか -- 名無しさん (2021-12-12 01:01:20) - 昔、テキストを誤解しててデッキの上から5枚を選んでた。それでも強かったのに、後に任意に5枚選べると聞いて戦慄したわ -- 名無しさん (2021-12-12 01:12:30) - 発動 -- 名無しさん (2021-12-12 01:13:29) - (↑はミス)発動ターンのエンドフェイズに自分のライフが0になるというデメリットを付けても採用するデッキは多そう -- 名無しさん (2021-12-12 01:14:01) - 仮に、「選ばれなかった4枚をデッキに戻す」でも禁止レベル。5枚全部欲しいカードを選べば済む話だから。そもそも1:1交換が成立して手札が減ってない時点で弱いはずがない -- 名無しさん (2021-12-12 08:27:01) - mtgにも似たような効果の≪直観≫≪嘘か真か≫≪けちな贈り物≫が存在するけど、こいつら全部トーナメント級のやばいカードで、≪苦渋の選択≫はこいつら全部より強いからやばい -- 名無しさん (2021-12-12 09:03:29) - 4枚裏側除外でも使われそう -- 名無しさん (2021-12-12 10:14:04) - 遊戯王で墓地肥やし系が敬遠される日が来るとしたら、ガチで強いライブラリアウト系テーマが現れる可能性くらいか……?(遊戯王で「ガチで強いライブラリアウト」とかヘタな禁止カードより嫌われそうな気がするけど) -- 名無しさん (2021-12-12 11:10:01) - 同名カードが選べないだけじゃなくて、選択されなかったカード&同名カードが使用禁止になるとかの重いペナルティがあるといいかも? -- 名無しさん (2021-12-12 13:40:18) - 一応「どうしても墓地に送りたいカードがデッキに1枚しかない場合、それを選んでも手札に来てしまうかもしれない」為におろかな埋葬の本当の意味での完全上互換とは言えなかったりもする。勿論「だからどうした」となるわけだけれど。 -- 名無しさん (2021-12-12 14:18:03) - ↑3 ライブラリアウト系はテーマデッキ隆盛以前の段階で【三原式】と言うワンキルデッキがやらかしてるからまず作られないと言うね… -- 名無しさん (2021-12-12 14:25:51) - TFでインフェルニティデッキのDDに選んでたな。本当に巻き返せるから恐ろしいカードだった。 -- 名無しさん (2021-12-12 14:38:28) - ニコニコで初代DM見たときこれのシーンで「模範解答」みたいなこと言われてたのは笑った -- 名無しさん (2021-12-12 14:42:53) - 今なら補充要員とダークバーストなんかで瞬殺だな -- 名無しさん (2021-12-12 16:14:21) - 昨今のカードパワーがインフレしまくっている現代遊戯王でもそうお目にかかれない程のパワーカード。 -- 名無しさん (2021-12-12 18:08:51) - おろ埋4発分+1ドロー -- 名無しさん (2021-12-12 18:11:02) - 「苦渋の選択です。分かりますね?」 -- 名無しさん (2021-12-12 18:44:21) - おそらく「デッキの上からカードを五枚確認し」・「選ばれなかったカードは裏側除外する」くらいにエラッタしないと帰ってこれない。 -- 名無しさん (2021-12-12 21:26:09) - ↑その場合でも自分が選ばず相手が「苦渋の選択」する事になっちゃうから本来の意味が通らないんだよなあ -- 名無しさん (2021-12-12 22:59:16) - 昔のテキストは分かりづらくて、相手が選んだのを相手の手札に加えるのかと勘違いしてた、当時のVジャンプですら間違えてた -- 名無しさん (2021-12-13 09:59:30) - 今では墓地肥やしでかなりやばいカードだけど昔は変なカードだという認識だった。成程あの頃は小学生ぐらいでお小遣いに限りがあったしカードの種類も豊富じゃなかったからか。感心しました。 -- 名無しさん (2021-12-13 10:53:00) - ↑2 自分で選ぶ部分を残すなら「1ターンに1度」、「選ばれたカードはそのターン使えない」、「選ばれなかったカードは除外され、自分は同名のカードを次の自分のターン終了時まで使えない」くらいの制限はつくのかな。それでもほしいというプレイヤーはいそうですが・・・。 -- 名無しさん (2021-12-13 11:06:31) - デッキの上から5枚限定&墓地に送るじゃなくてデッキに戻してシャッフルだったらなぁ -- 名無しさん (2021-12-13 11:13:28) - 強謙の上位互換だから駄目だろう -- 名無しさん (2021-12-13 13:14:32) - ダ・イーザ軸で無ければダーク・ロウには致命的に弱いが、当時はダーク・ロウみたいなメタは居なかったしな。 -- 名無しさん (2021-12-13 17:30:39) - 本文中に書いてくれてるけど当時の「カードプール」で強かったかどうかってのはちょっと違うんだよな。当時遊んでたキッズ達の「手持ちのカード資産」で強かったかどうかの方が実態に即してる。そういう意味では弱いカードと評価されたのもあながち間違いでもない。当時からキッズじゃなかった人達?知ら管。 -- 名無しさん (2021-12-13 19:33:42) - アニメでちゃんと苦渋の選択について解説しつつ、使われ方が真逆の墓地肥やしなの流石経営者って感じはある -- 名無しさん (2021-12-13 20:01:26) - たぶんこの項目を更新してる -- 名無しさん (2021-12-14 02:39:09) - 人の中にはマジックルーラー発売当時まだ産まれてすらない人もいるんだろう -- 名無しさん (2021-12-14 02:39:59) - つーか機械軍曹が使ってたし、アニメでも補充要員のカードは存在するからやろうと思えば1キル出来たんだよな…。まあネクロス=海馬への意趣返しだから1キルしたら意味ないんだろうけど -- 名無しさん (2021-12-14 15:55:29) - 元ネタはMTGの直観かな? こっちはこっちで禁止にこそなってないがエンドカード -- 名無しさん (2021-12-14 17:07:56) - 直観は3枚しか選ばないから同じの3つ提示する使い方がシンプルに強すぎる -- 名無しさん (2021-12-14 20:19:24) - 苦渋(相手にとって)っていうのがいかにも剛三郎のイメージ -- 名無しさん (2021-12-14 20:32:11) - 最近のMTGだと近い性能が出現の根本原理(スゥルタイ根本原理)かなぁ。対戦相手が選ぶ点は一緒だけど、3枚選んだ中、1枚除いて残り2枚をマナコスト無視で唱えて良いという別基軸の凶悪だった。 -- 名無しさん (2021-12-14 20:37:25) - 禁止カードで1枚使えるなら苦渋を選ぶ、という人は多いだろうな -- 名無しさん (2021-12-15 20:32:28) - 残り4枚を相手の手札に加えるくらいなら許されそう -- 名無しさん (2021-12-15 20:38:25) - ↑新しいジャッジキルが開発されそう。 -- 名無しさん (2021-12-16 18:28:12) - デッキ圧縮に関しては四枚より五枚って表現の方がいいですかね? -- 名無しさん (2021-12-16 19:00:07) - 苦渋の決断です。わかりますね -- 名無しさん (2021-12-16 20:29:24) - ↑5 昔、禁止カードを1枚だけ入れていいという大会があってほとんどの参加者がマキュラ(エラッタ前)を選んだそうです。現在だったら「苦渋の選択」になるでしょうね。 -- 名無しさん (2021-12-17 11:23:56) - 今だとEXに入る壊れ禁止カード大量にあるからその辺押しのけて入るかと言うとうーんって気がする…。所詮引けないと無意味なカードだからねぇ -- 名無しさん (2021-12-17 13:00:03) - シンクロ期だと禁止を使えるなら明らかにDDB一択だった、あるかないかの差がデカすぎたので。それと同じ事になりそうな気がする -- 名無しさん (2021-12-17 13:01:19) - サーチ・墓地肥やし・デッキ圧縮を兼ねてるのに使われないなんて、怖いっスね、遊・戯王。 -- 名無しさん (2021-12-18 11:02:54) - メインデッキに入るカードは引けなきゃ意味がないからどうしてもEXデッキからお手軽に出せるぶっ壊れの方が優先したくなるね。 -- 名無しさん (2021-12-18 11:52:18) - デッキから「カード」を指定するからモンスターしか落とせないおろ埋と比べると永久幽閉レベルだな -- 名無しさん (2022-01-11 01:05:05) - 仮に「残りをデッキに戻す」だったとしても二大ドロソ(強欲、施し)の禁止後に定番ドロソの一角として重宝されただろうね。「仮に同名ターン1制限が付いていても避けやすい」「コストや発動後の制限がない」「一時的に実質デッキを好きな5枚に圧縮できる」のが弱いわけがない。 -- 名無しさん (2022-02-16 17:52:25) - 同一カードは選べない・加えたカードはそのターン使えない・選ばれなかった4枚は裏側除外にでもエラッタされなきゃ解除は無理じゃね? -- 名無しさん (2022-03-24 15:06:09) - 裏側除外でも叢雲ダイーザでドロソ5択提示で有用なんだよなあ -- 名無しさん (2022-05-11 11:05:49) - 昔の例がフィッシャービーストなの、小学生環境をよくわかってる書き方なのが好感を持てすぎる -- 名無しさん (2022-05-15 08:34:56) - 採用しないことがディスアドになりえる、強欲なツボと同じで先に引いた方が勝つというこれにゲームそのものを握られてしまうカードの一つ。それ故に永劫禁止。エラッタのレベルを超えた全く別物になる話ならそのまま寝てろと。 -- 名無しさん (2022-08-07 11:13:43) - 天使の施しを超えた天使の施しって感じ -- 名無しさん (2022-09-28 13:28:17) - ↑遊戯・王で猿(タ・フ)語録をチェーンする(使う)のはルール禁止ッスよね。 -- 名無しさん (2022-10-03 20:47:49) - 初登場時点では強いがぶっ壊れという程ではなかった 苦渋エクゾが確立されて以降がやばい -- 名無しさん (2022-10-09 18:57:53) - デッキの上から5枚めくって1枚相手が選び、選ばれなかったカードはデッキに戻してシャッフル。・・・あれ、これでもまだ利用価値あるんじゃね? -- 名無しさん (2022-10-21 09:59:21) - 三積みできるカードなら二種類から選ばせる事もできるから、五枚全部違うカードじゃないと不可付けて…それでもまだ使われるな -- 名無しさん (2022-10-21 10:15:01) - 今更ながら、万城目の墓地を肥やしつつ相手の心理を突いて狙ったカードを引き込むプレイングには感心する。 -- 名無しさん (2022-12-13 18:30:53) - 「相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードはそれぞれ以下の中から相手が選択した効果を適用する。●墓地へ捨てる。●表側表示で除外する。●裏側表示で除外する」仮にこんな効果にすればとりあえず本来のコンセプト通りのカードにはできるんかな? -- 名無しさん (2023-05-26 19:08:59) - ↑すでに言われてるけど、そこまでやるならそれはもう新規カードにしろなわけ。 -- 名無しさん (2023-05-28 12:40:19) - だから最近流行りのリメイクカードとしてどうかなと思ってるよ -- 名無しさん (2023-05-28 14:22:28) - なんか「専用サポートないし引けなければ意味ないから制限でもいいんじゃね?」って意見聞いたことあるけど無理だよね?それを考慮しても強すぎるし、その意見がまかり通るなら強欲だって許されちゃうよ。 -- 名無しさん (2023-05-28 16:43:02) - 墓地へ捨てるは論外として裏側除外でもデッキの大幅圧縮だし、デッキに戻してもあらゆるカードをサーチ可能かつ手札が減らない時点でどう転んでも使い得で弱くはならないんだよな -- 名無しさん (2023-07-09 01:35:19) - 唐突に産廃代表としてお呼びにかかるサイバー・レーザー・ドラゴン君に草 -- 名無しさん (2023-07-09 01:50:16) - 最近禁止カード(元含む)のリメイク版を出し続けているからそろそろリメイク版出るかもなぁ。発動ターンの召喚・特殊召喚不可+選ばなかったカードデッキに戻す+加えたカードのこのターンの発動不可くらいあればいけるかなぁ。変にデメリット増やしすぎて産廃になるのも嫌だけど -- 名無しさん (2023-07-14 15:21:48) - もしかしてこのカード、うららで止めるの不可能? -- 名無しさん (2023-07-14 15:46:24) - ↑マシンナーズ・メタルクランチとかを止められるからさすがにこの効果も止まると思う -- 名無しさん (2023-07-14 16:17:43) - うららで止まるなら釈放しても大丈夫じゃね?(適当) -- 名無しさん (2023-07-14 16:30:07) - ↑それだと強欲な壺を筆頭に結構な枚数の禁止カードが大丈夫になるんだよぁ -- 名無しさん (2023-07-14 17:03:58) - エラッタするならデッキトップから5枚、選ばれなかったカードは除外かデッキに戻すみたいな感じかな?記事にもあるけど少しでも逃げ道があると一気に微妙になるし。ここまでやると最早別カードだが -- 名無しさん (2023-07-16 05:43:20) - やっぱデッキに戻すのは無しだな、デメリットでも何でもない -- 名無しさん (2023-07-16 05:46:44) - 項目内にある「小学生の懐事情と情報収集力では正しい運用が出来るほどのデッキが組めるかは…」って言われてるけど、そもそも当時は大人ならまだしも子供だと「墓地肥やし」って概念自体を分かってなかったパターンも多そう -- 名無しさん (2024-11-09 20:31:31) - 選ばれなかったカードの効果はゲーム中発動できないになっても素材になるからまだ強い -- 名無しさん (2024-11-09 21:01:06) - 2期前半に墓地肥やしなんて概念はほぼない。墓地がまだ真っ当に墓地してた時代の遊戯王だから。ちなみに当時はパック剥いても字レアすら確定じゃなかったから早すぎた埋葬浅すぎた墓穴が文字通りのレアカードだったし、ノーレアのリビングデッドの呼び声なんて論ずるにも値しない。そっから先は正直エアプになるが、本格的に墓地肥やしが重要になったのはカオスが始まりで、実際その時期にこのカードも禁止になったんじゃなかったか? -- 名無しさん (2024-11-10 11:48:30) - 中国のノーリミットかつエラッタ前テキストルールで優勝した60ティアラが、これ使ってたな。苦渋3積みだから芝刈り無しで回るやつ。 -- 名無しさん (2024-11-10 12:10:56) - 元効果で本当に永久禁止になるのだろうか?インフレ進めば許容出来るんじゃないか? -- 名無しさん (2024-12-08 10:43:02) - 流石にこのカードがエラッタ無しで禁止解除されるとかいうのはありえない。まずそもそもおろかな埋葬が未だに制限止まりなのにあるわきゃない。 -- 名無しさん (2024-12-08 10:56:46) - サンボルみたいなカードと違ってインフレすればするほど強さを増していくタイプのカードだからな。別ゲーレベルでゲーム性が変化しない限りは無理。 -- 名無しさん (2024-12-08 11:22:21) - メインデッキがほぼ全て相手ターンに手札から発動できるカードで埋められて「後攻0ターン目に使えないカードは遅い」と言われる環境になれば・・・ -- 名無しさん (2024-12-25 18:03:12) - なんか最近はもっぱら赤しゃり専用サーチカードの印象しかない苦渋の決断。 -- 名無しさん (2024-12-25 18:48:36) - 最近の遊戯王のインフレは極まってるから普通に制限解除ありえそう。なんでもかんでもs -- 名無しさん (2025-02-22 08:11:06) - ↑チェインが禁止、埋葬が未だ制限から抜け出せない現状でほぼ任意で4枚墓地肥やしできるこいつは簡単に許しちゃダメ。 -- 名無しさん (2025-02-22 09:27:12) - 今回のフェスでやっぱりイカれてることが判明したカード↑2の人の発言とは逆に「インフレしてる今だからヤバい」でしかなかった -- 名無しさん (2025-04-02 22:51:52) - この手のカードってカードプールが広がれば広がるほどパワーアップするんだから当たり前の話よな。 -- 名無しさん (2025-04-02 22:56:06) - 発動の妨害が飛んでこない前提はあったけど、あんな限定的な環境ですらやれることと物量が多すぎる -- 名無しさん (2025-04-04 07:31:02) - 単純に上級モンスター墓地落として死者蘇生でも雑に強いから当時から割と許されるカードじゃなかったよ。最初の禁止カード10枚のうちの1枚ってのは伊達じゃないんだ。 -- 名無しさん (2025-04-04 08:13:28) - ↑死者の手向け+死者蘇生なんかはおすすめコンボとして雑誌とかで紹介されることが多かった記憶 -- 名無しさん (2025-04-04 13:25:21) - 苦渋登場後の死者蘇生ってほぼ制限だから上振れも上振れのコンボだけどなそれ -- 名無しさん (2025-04-04 20:39:23) - 時々話題に出るけど、「出た当初はウィッチとクリッターがデッキから墓地に行っても効果使えたから苦渋の選択1枚でエクゾ4枚揃う」っていうのは間違いなんだよね。苦渋の選択が出た時点で既にウィッチとクリッターは最初のエラッタをされた後だった。 -- 名無しさん (2025-04-04 21:12:45) - 墓地リソースが強すぎて壺施しが入らない狂気のデッキ、アンリミイシズティアラにも、苦渋の選択は入るのだろうか(現在はMDでは生成不可) -- 名無しさん (2025-05-18 23:57:16) #comment(striction) #areaedit(end) }

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