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SCP-2020-JP - (2026/10/06 (火) 11:37:18) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2022/01/30 Sun 12:39:28
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 38 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&bold(){以下の資料は歴史的資料としてのみの掲載です。}
&sizex(6){&color(red){ &bold(){監督評議会による指令}}}
&sizex(5){&bold(){以下のファイルはレベル4機密対象です}}
&sizex(6){&color(red){&bold(){==要LEVEL4クリアランス==}}}
}
……と思いきや、現在は機密指定が&color(green){ &bold(){解除}}されているようだ。詳細は下部を参照、とのこと。
現在は、財団職員であればだれでも報告書を見ることができる。
SCP-2020-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[SCP Foundation]]」に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]]の一つである。
項目名はまだ伏せておく。また、JPのコードが示す通り&bold(){日本支部}の管轄にある。
[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]は「&color(blue){&bold(){Safe}}/&bold(){&color(red){Keter}}」。どうも、SCP-2020-JP自体はSafeだが、その&bold(){&color(red){危険度}}はKeterらしい。
詳しい方なら「えっ」と思っただろうが、すこし我慢していただきたい。
*特別収容プロトコル
まず、SCP-2020-JPは移動できないらしく、その位置情報は一般から完全に秘匿される。で、SCP-2020-JPがある部屋のドアは完全に閉鎖され、&bold(){[データ削除済]}。
担当研究員とLevel5職員はアクセスコードを利用できるらしく、SCP-2020-JPについての調査はO5の承認が無いとできないらしい。(危険度)Keterらしい、厳重な特別収容プロトコルである。
次、SCP-2020-JPは&bold(){精神影響}性があるらしく、収容室の内部に入る場合は&bold(){&color(red){テレキル合金}}製のスーツを着用しなければならず、さらに1ヶ月以内に精神検査を受けなければならない。
また、SCP-2020-JPへの&bold(){エネルギー供給}はO5指令によって&bold(){&color(red){無期限に継続}}される。
…テレキル合金って何?と思った方もいるだろうが、これはSCP-148のこと。この合金はなんと&bold(){周囲にある精神影響効果を軽減}してくれる。
ただその代わり、SCP-148の周囲に長くいればいるほど&bold(){精神が汚染}されていき、最終的には廃人のようになってしまうらしい。
あれ?SCP同士のクロス[[テスト]]って…これもしばらく我慢していただきたい。
*概要
SCP-2020-JPは&bold(){人の背丈ほどに見える機械}で、重さは█████████.███ポンドだ。また、[データ削除済]を含む多数の金属で構成されているらしい。
で、SCP-2020-JPのメインの異常性は周囲の人間に対して&bold(){異常ミーム}をまき散らすことにある。周囲の人間、といってもその範囲はなんと&bold(){北半球のほぼすべて}。しかも効果は人口密集地に集中しているというから、その効果の広さは言うまでも無いだろう。これは危険性Keterも納得である。
で、そのミームに曝露した人物は&bold(){西暦2000年以前への懐古主義}を抱く。この効果は個人差があり、SCP-2020-JPに近づくほど影響が大きくなっていくという。
ギアース博士によると、具体的には曝露者は「現在の自分の生活が色あせて見える」「1999年は大昔に感じるが、2000年は最近に思える」などの感情を抱くらしい。
研究者たちは、このミームが&bold(){健全な人類の発展}に影響を及ぼすのではないかと危惧している。
そもそも、世界のかなりの割合の人間が異常[[ミーム]]に曝露してしまっている時点で、財団的にはかなりヤバい状況だと思うのだが…報告書ではノータッチである。
*補遺
報告書には補遺が2つ添付されている。それぞれ見ていこう。
一つ目の補遺は、SCP-2020-JP担当博士で、SCP-2020-JPのそばに長時間いた博士(名前は伏せられている)へのインタビューとなっている。
全てを書くと長いので、箇条書きにしてまとめることにする。
・SCP-2020-JPに曝露していると気づいたのは、家で&bold(){ミッション:インポッシブル2のビデオ}を見ていた時で、そのとき、何とも言えない虚無感に襲われたよ。
・映画におかしなところは無かったのに、不思議だと思って見てみたら、M:I-2が2000年の映画だってことに気が付いたよ。
・今は2003年。M:I-2が3年前の映画だなんて信じられないし、つい最近までシネマでやってたような気がするよ。
・「全てが遠く過ぎ去っていくようで。自分だけが変われずに取り残されているような」感じがして、財団に通報したよ。
以上。ちなみにその博士には記憶処理(amnesia)を施してみたものの症状は改善しなかったとか。
ふたつ目の補遺は、SCP-2020-JPの回収経緯について。
SCP-2020-JPは、2002年にとある場所で休暇中の財団エージェントにより回収された。具体的な緯度・経度については伏せられているが、おおよそ&bold(){長野県南西部}周辺らしい。
で、回収当時のSCP-2020-JP周囲には、SCP-2020-JPにエネルギーを供給するための巨大な&bold(){エネルギープラント}があり、SCP-2020-JPにエネルギーを送るため、その場所で収容されている。
また、そのエネルギープラント内からは「&bold(){&color(blue){SCP財団 怪奇部門}}」と書かれたプレートが多数発見されているらしい。
怪奇部門については[[SCP-4182]]の項目ですこし触れられているが、「怪奇部門」とは財団が過去に&bold(){所有したことのない}内部部門。このプレートが掛かっている場所には、財団が過去に見たことのない異常存在が収容されている場合が多い。が、よく見ると我々が良く知るSCPと共通部分を持ったものが一定数ある。
SCPの起源とは何なのか?「怪奇部門」とはいったい何なのか。過去に何をしたのか。なぜ財団の記録に一切残っていないのか、、などを考察する記事となっている
…といってもこのSCP-2020-JPに異常存在が収容されているわけでは無い。ここで重要なのは&bold(){「財団の怪奇部門が過去に何かを目的としてSCP-2020-JPを作った」} ということだけ。といっても現在の財団にとっては危険度Keterの超お荷物となっているのだが…
そして、その怪奇部門に関連して、このエネルギープラント内から「&bold(){&color(red){管理者}}」のものと思われる手記が発見された。
「管理者」とは、まさしく正体不明である財団の重要人物で、あの有名な「管理者の言葉&footnote(人類は恐怖から逃げ隠れしていた時代に戻ってはいけない(ryってやつ)」を残した人物でもある。この管理者、どうも1996年以来失踪しているらしく、そのあとに残された手記と思われる。
>歴史が流れ続ける大河であるとするならば、我々一人一人の人生は水のひとしずくであろうか。それとも水面にたゆたう泡であろうか。どちらにせよ、大いなる変遷の中で「個」を保つことは、かように難しい。
>
>我々は人類が恐怖するものと最前線で戦い、科学の粋を尽くして災厄を封じ込め、伝説の怪物を伝説のまま遠ざけてきた。そして今、我々はどこへ向かっているのだろうか。何に成ろうとしているのだろうか。
>
>我々の数は多くに増えたが、不可解なるものもそれに応じて力を増している。人類が、そして財団が、私の力を必要とせず立ち上がらなければならない。この施設は、私から人類への最後の希望だ。
>
>新たなる世紀が、条理の灯に満ちたものであることを願って。
>
>&bold(){&sizex(6){確保、収容、保護。}}
ちょっと言っている意味が良く分からないが、とりあえずSCP-2020-JPは「管理者」から財団への&color(red){&bold(){プレゼント}}らしく、「21世紀になったから、世界平和の記念としてあげるね!」ということらしい。
いやいや、SCP-2020-JPがまき散らしてるのは世界平和どころか、人類の発展を妨げるような厄介ミームなんですが……なんとまあお気楽だったことだ。
*余談
さて、これを読んだ人の中には、報告書の書き方にいろいろ疑問を持った人もいるのではないだろうか。
まず、オブジェクトクラスの複数使用。そもそもオブジェクトクラスというのは&bold(){収容難易度}を示すものであって、「危険度はKeter」なんて概念は存在しない。
次に、特別収容プロトコルでの検閲の使用。特別収容プロトコルは、そのSCiPを封じ込めるための、財団にとって一番重要な場所である。よって検閲してはいけない。
さらに、特別収容プロトコルにほかのSCiPを使っている。SCiPとSCiPのクロステストは基本的に禁じられている。しかも、ミーム系のSCiPにSCP-148なんてご法度みたいなものだ。
その他にも、説明で用いられている重量単位がポンドであったり、まだまだ問題点は多い。なぜこんな報告書が正式なデータベースに保存されているのか。
それは、この報告書が2003年という、&bold(){昔に書かれた報告書}だからだ。どうも、このころは財団も不安定な組織で、こういうダメダメな報告書が量産されてしまっていたらしい。
追記・修正はSCP-2020-JPに曝露してからお願いします
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#right(){#openclose(show=▷ CC BY-SA 3.0に基づく表示){
SCP-2020-JP
by stengan774
http://www.scp-jp.wikidot.com/scp-2020-jp
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。}}
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&link_edit(text=項目変更) &link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点) &link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
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#include(テンプレ3)
#center(){&bold(){注記: 以上のファイルは歴史的資料としてのみの掲載です。}}
当ファイルは現行文書の過去のバージョンです。内部に含まれる情報は不正確であるか、&bold(){最近の利用可能なデータを反映していない可能性}があります。
あなたは現在、この文書の&color(red){初版}(&bold(){2003/02/14})を閲覧しています。この文書の最新版を閲覧する際はセキュリティクリアランス適合確認をクリアした上で最新版のファイルにアクセスしてください。
— 記録・情報保安管理局(RAISA)管理官、マリア・ジョーンズ
#center(){
&sizex(6){ &bold(){一般通告2020-JP-アルファ}}
SCP-2020-JP文書情報取得には&color(red){HMCLおよびO5による許可}が必要です。
閲覧端末のIDと以下の認証コードを照会しますか?
&sizex(3){RAISA認証コード-&color(red){ぬばたまの黝き月か吼ゆると}}
#openclose(show=いいえ){
端末記録とID情報は削除されます。
}
#openclose(show=はい){
RAISA承認メッセージ-&color(blue){陽は陰り万象の久しくとどまること無し}
&sizex(3){ 閲覧可能ファイル: SCP-2020-JP(most-recently-edited-ver.)}
警告:
貴方には一時的に&bold(){&color(red){4/2020-JPクリアランス}}が付与されます。対抗ミーム接種の際、心身に異常が認められた場合は直ちに通信を切断しRAISAの指示に従ってください。
#center(){&blankimg(rain-2538429_640.jpg,width=590,height=400)}
待機してください。
}
#center(){&bold(){&color(red){BY ORDER OF THE OVERSEER COUNCIL}}}
#center(){&bold(){&color(red){貴方がアクセスを試みているファイルはレベル4/2020-JPクリアランスを持つ職員にのみアクセスが許可されています。}}}
#center(){&color(red){必要なクリアランス無しにこれ以上のアクセスを試みることは財団による雇用の終了、全ての教育上、医療上、退職後、あるいは死亡時の福利厚生を取り消す根拠となります。}}
#center(){&color(red){資格認証のため、貴方はこれをもって既知の認識災害画像に暴露される事に同意することとなり、貴方が画像に対する予防措置を受けていることを確認します。}}
要するに、[[SCP-001]]と同様に、今から&bold(){見たら死ぬ画像}を張り付けるから、ちゃんと対策してないと死ぬよ、ということ。これを読んでいる諸君らは直前に4/2020-JPクリアランスを付与されて、対抗ミームを摂取してあるから大丈夫だろう。
#center(){&color(red){Item#: SCP-2020-JP}}
#center(){CONNECTION START}
#center(){&color(white,gray){COUTION}}
#center(){&color(white,gray){ACCESS AUTHORISED}}
#center(){&color(white,gray){ID: ERROR/guest(SCL-2)}}
&color(white,gray){ACCESS}}
#center(){&sizex(7){ &bold(){監督評議会命令}}}
#center(){&sizex(6){ 下記のファイルはレベル4/2020-JPの機密事項に指定されています。不正なアクセスは禁じられています。}}
#center(){&sizex(6){&bold(){2020-JP}}}
#center(){&color(red){<ログイン資格を提示せよ: 要4/2020-JPクリアランス>}}
#center(){&color(red){<保安用認識災害起動: 神経活動スキャン中>}}
#center(){&blankimg(nature-sunset-river-dusk.jpg,width=600,height=400)}
#center(){&bold(){生命反応検出。}}
#center(){&bold(){ミーム接種を確認。}}
#center(){&bold(){ようこそ、担当職員様。}}
前置きが長くなってしまったが、ここからが本番となる。
どうも、先ほどまで見ていたものは&bold(){報告書の旧版}で、2003年に書かれたものらしい。ずいぶん昔のデータだったから機密指定も外れていたのだ。
そして、これから見ていただく報告書は&bold(){&color(red){2020年}}に書かれた報告書となっている。
こちらはしっかりと機密指定がなされており、アクセスには&bold(){4/2020-JPクリアランス}が必要だ。しかも、不正アクセスをした場合には最悪殺されてしまうという厳重さ。一体、この先には何が待ち受けているのだろうか。
さて改めて。
SCP-2020-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[SCP Foundation]]」に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]]の一つである。
項目名は「&bold(){祝福、新たなる時代へ}」。また、JPのコードが示す通り&bold(){日本支部}の管轄にある。
SCP-2020-JPは[[ACS>アノマリー分類システム(SCP Foundation)]]による分類がされている。
[[収容クラス>オブジェクト(SCP Foundation)]]はEsoteric。代わりに付与される副次クラスは&bold(){&color(blue){&font(l){Thaumiel}}}。しかし&bold(){&color(red){取り消し線が付いている。}}
攪乱クラスは&bold(){&color(red){5/Amida}}
リスククラスは&bold(){&color(blue){2/Caution}}である。
また、理由は後述するがACSの下にはフランス支部発の&bold(){脅威レベル}が付与されており、こちらは&bold(){&color(white,black){黒}}。
要するに、「影響力はメチャクソ強いが危険度は低く、昔は財団が利用していたが今はそうじゃなくて、もし利用したら世界滅亡レベルの大惨事になる。」
ということだ。OK?
*概要
特別収容プロトコルの先に概要から説明していく。
SCP-2020-JPとは、SCP-2020-JP-A、-B、-Cの3つの異常存在の&bold(){総称}で、2000年~2002年の間に「管理者」によって作られたSCPオブジェクトだ。
前述の通り「管理者」は1996年に失踪しており、その足取りを財団が知ることは無かったためにSCP-2020-JPがどのような意図で作られたものかは不明だが、現在は財団によって維持され、利用されている。
ここからは、SCP-2020-JP-Aから-Cまでの詳細を説明していこう。
まず一つ目、&bold(){SCP-2020-JP-A}とは、SCP-2020-JPの&bold(){&color(red){制御装置}}であり、2003年の報告書で「SCP-2020-JP」とされていた物品そのものである。
よって主な説明は旧報告書にお任せするが、ここで新情報がある。なんとSCP-2020-JP-Aの前面には&bold(){ディスプレイ}があり、常に文字が表示されているのだという。
>&font(u){&bold(){現在: 2000/1/15}}
>
>ーーーーーー
>Welcome,User
>ーーーーーー
>
>
>世界は滞りなく停滞中です
2つ目、&bold(){SCP-2020-JP-B}とは、旧報告書における「&bold(){エネルギープラント}」のこと。巨大な工場のような見た目をしている。
SCP-2020-JP-B全体を維持するために必要なもので、なんと地上75mから地下100mまで広がっている。
中身は「レベル2、1、0」と「サブレベル1、2、3」の合計&bold(){6層構造}。それぞれに役割が持たされている。
以下に、その役割の詳細が書かれた文書「文書2020-JP-SS-EX」の概要を掲載する。ちなみに、説明の中にはちらほらSCP-2020-JP-Cが出てくるため、先にあちらの説明を読んでからこれを読んでもいいだろう。
#openclose(show=文書2020-JP-SS-EX 長くなるので折り畳み){
&bold(){レベル2}: 効果拡張施設
後述するSCP-2020-JP-Cの効果を拡張するための施設。いろいろな超常技術が使われており、だいたいSCP-4004に類似したもの&footnote(ここには、中国支部のGoIフォーマット「アオダケ計画,1936」へのリンクが貼ってある)らしい。
また、SCP-4004と違ってSCP-052-JPやSCP-1408が用いられていたり、「モルフェウス型夢界侵犯誘導技術」という最新技術が利用されていたりもするらしい。
&bold(){レベル1}: 第一エネルギープラント
レベル2へ送るエネルギーを生産する場所。レベル2の性質のためか、こちらもいろいろな超常技術が使われている。
具体的には、「テスラ-アンボロー・エントロピー反応炉([[SCP-2400>SCP-2700/SCP-2400]])」や「ソリダリティ溶解ナトリウム熱交換システム(SCP-2117)」など。
&bold(){レベル0}: エントランス
レベル1と吹き抜けになっていて、だいたいレベル1と同じことをしている。
ただ、奥の方には書斎や作業室があり、残された手記からこれは&bold(){「管理者」によって使われていた}と考えられている。
&bold(){サブレベル1}: 第二エネルギープラント
サブレベル2、サブレベル3にエネルギーを送るエネルギープラント。サブレベル2、3の性質の関係で、すべて&bold(){非異常}の技術でエネルギーを作っている。
具体的には、液体フッ化トリウム反応炉や地熱発電など。
ちなみに、サブレベル1、2、3はSCP-2020-JP-Aを維持するための施設となっているのだが、その構造は&bold(){レベル0、1、2と独立}している。
これは、SCP-2020-JP-Aを維持するための施設を地下に集中させることで施設の安全性を上げる、&bold(){フェイルセーフ}だとされている。
&bold(){サブレベル2}: ライブラリ
後述のSCP-2020-JP-Cを発生させる”前”…すなわち西暦2000年における人類の記録がある。具体的には、社会状況や気候環境、各種文化活動、政治法律、社会活動などなど。
とにかく、2000年における人類の考え・文化が記録されていることが分かればよい。
これは、&bold(){いつでも}サブレベル3にあるSCP-2020-JP-Aが参照できるようになっている。
&bold(){サブレベル3}: SCP-2020-JP-A収容室階
SCP-2020-JP-Aが収容されている場所。いろいろなパイプが繋がっており、出入り口はドアが1つだけ。
で、そのドアには看板がしてあり、次のことが書いてある。
>&bold(){CAUTION:} THIS MACHINE HAS NO BRAIN USE YOUR OWN
和訳をすると、「&bold(){警告:} この機械は思考する頭脳を持たないので自分の脳でお考え下さい」という意味らしい。
}
3つ目、&bold(){SCP-2020-JP-C}とは、SCP-2020-JP-A、-Bから発せられる&bold(){ミーム的異常/ミームベクトル操作}である。&footnote(ちなみに、原文ではここにSCP-3475報告書と、「烏丸教授の特別講義: 情報災害とミーム異常 ~認識を正常に保つ方法~」というTaleへのリンクが張ってある。)ぶっちゃけ、-Aと-Bはそんな重要ではない。これが本命といえる。
で、SCP-2020-JP-Cの内容は2003年の時点では&bold(){懐古主義への回帰}というものだとされていたが、最近の研究により新たな異常性が判明した。これがとても重要である。
まず、SCP-2020-JP-Cに曝露すると、&bold(){&color(red){懐古主義の思想を抱く}}ことになる。で、SCP-2020-JPの効果範囲は北半球、、ではなく&bold(){全世界の人口密集地}に集中している。よって現在はヒト型オブジェクト含む全世界の人間の&bold(){7割強}がSCP-2020-JP-Cに影響されているという。
具体的な位置はこちら。光っている場所ほど、SCP-2020-JP-Cの影響を強く受けている。
#center(){&blankimg(view-of-earth-map.jpg,width=600,height=450)}
このように、世界各国にSCP-2020-JP-Cの影響が広がってしまっているため、日本支部だけでなく、世界各国の財団支部にて研究が進められている。
よって、この報告書にはいろいろな支部のフォーマットがごちゃごちゃになっている場合がある。最新版報告書の冒頭、ACSでの分類と共に、フランス支部の&bold(){脅威レベル}が付与されていたのも、この理由による。
それで、これは「みんなが考える『正常』(SCP-4200)」に影響を及ぼしているらしい。その境界線は、共有する個人の[[表層>SCP-1000-JP]]によってヒューム的に安定したものだという。
そして、みんながSCP-2020-JP-Cに曝露して「2000年代ってよかったな~」とか思うと、そこで&bold(){表層意識群の統合}([[SCP-540-JP]])が発生する。詳細はSCP-540-JPを見ていただきたいが、要するに&bold(){みんなが同じことを思うと現実改変力が上がる}というものだ。&footnote(ここらへんはSCP-ZH-258実験記録を参照、とのこと。)
SCP-540-JPが学校の人々が同じことを思ったことで発生した現実改変なら、SCP-2020-JPに関しては&bold(){全世界の人間}が思っている。数百人と数億人の差である。こうなると&bold(){世界規模の現実改変}が発生することになる。すなわち、&bold(){&color(red){現実改変によって世界が2000年付近の社会情勢を繰り返されるようになる}}。
え?全くどういうことか分からない?報告書にはいくつか現実改変の例が載っている。以下にまとめた。
|2000年付近に発生した出来事|2019年に発生した出来事|
|2000年問題による不具合が心配されるも、思ったより影響は出なかった。|UTC4月6日23時59分41秒に[[GPS]]の内部時計がオーバーフローして0に戻ったため、一部の航空機の運航に遅延・欠航が生じた。|
|1994年夏からのアメリカ株式市場の高騰が、S&P500指数で1530.09の大天井をつけ、以後は減速する。|同様の経済停滞が継続中|
|1990年代のダイオキシン問題のクローズアップ・&bold(){京都議定書}の提出により環境問題への関心が高まる|カリフォルニアで&bold(){プラスチックストロー制限}法案が成立したことにより環境問題への関心が高まる|
2000年付近に起きたことが、2019年にも起きていることがおわかりだろうか。これも全てSCP-2020-JPの現実改変効果なのだ。
ではなぜ、財団はこんなに大規模な現実改変が発生しているのにもかかわらず、SCP-2020-JPを止めないどころかThaumiel認定までしていたのだろうか。報告書にはもう一つ、例が載っている。
|2000年付近に発生した出来事|2019年に発生した出来事|
|一般社会に露見する異常現象が発生せず、&bold(){ヴェールは保護されていた}|予想されたK-クラスシナリオは発生せず、&bold(){ヴェールは保護されている}。|
そう、この世界には、世界を滅ぼしうるSCPオブジェクトが超多数ある。それらから&bold(){&color(red){世界を守っていた}}のは他でもない&bold(){SCP-2020-JP}だったのだ。ちなみに、報告書では、ここに[[SCP-1363-JP]]のリンクが貼ってある。
さて、ここでもSCP-2020-JPが施した現実改変…すなわちSCP-2020-JPによって世界が救われた記録が載っている。ここでは、それを抜粋して紹介する。
|日付|予想された出来事|実際の出来事|
|2019/01/11|上空に[[SCP-370Y>SCP-1370-JP]]が突如出現し、AK-クラス”狂気”シナリオ/SK-クラス支配シフトシナリオが発生する。|示唆される存在は&bold(){財団内部でしか確認されなかった}。財団はSCP-370Yの攻略法を見つけ出し、収容した。|
|2019/02/02|複数の要注意団体が[[SCP-3396]]の所有・曝露を争った結果、世界人口の2.5%がSCP-3731に変換。これによってTPK-クラス奇蹟論的増殖シナリオが発生。ついでにLv-ZeroKクラス”捲られたヴェール”シナリオも発生。|SCP-3396は考古学的調査の際に偶然発見され、財団への通報も早めに行われたおかげで一般社会には露見しなかった。|
|2019/03/05|[[SCP-3519]]と呼ばれる自殺ミームが全世界に拡散し、限定的な核戦争もあってXK-クラス世界終焉シナリオが発生した|&bold(){SCP-3519は発見されなかった。}|
|2019/05/01|[[SCP-1111-JP]]における”継承イベント”の際に、SCP-1111-JP-A-125と-126の間のヒューム値の差が原因で、日本全体に現実性の揺らぎが生じる。[[それが原因で財団日本支部全体に内乱が生じる>SCP-001-JP/hannyaharaの提言]]|現実の揺らぎは最小限に抑えられた|
|2019/08/13|[[SCP-2003]]の確定事象XWにおいて、強化されたSCP-███が人口の多い中心地に現れ、人間に受け入れられる。そのあとSK-クラス支配シフトシナリオが発生して2024年内に人間が社会的に抹殺される。|確定事象はXNが選択され、XWは回避された。|
|2019/12/10|SCP-CN-1199が氾濫し、それを見た人々でもっと増水していく。すべての回避手段は水没し、我々は渡河する|[[財団は川辺に浮かぶ死体の顔に関する記録を持ちません。>SCP-2316]]|
ちょっと最後が不穏だったが、上にあげたもの、全てSCP-2020-JPの効果である。もはやこの世界、SCP-2020-JP無しでは成り立たないのではないか。
先ほど[[SCP-1363-JP]]の話が出てきたが、報告書中では不明となっていたこいつの正体も、こう見ると&bold(){SCP-2020-JP-Cの効果}だった可能性が高い。
いや、そもそも&bold(){K-クラスシナリオ起きすぎ}だ。上にあげたのでも抜粋だから、実際に起こったものはもっとある。そんなのが毎年本当に発生していたら、一体どれだけのK-クラスシナリオが発生していたのだろうか。
また、2015年には[[SCP-2003]]確定事象XRも回避していたらしい。XRとは、SCP-655にて発生した「Homo ignotus」が100万体にまで増加、人類との激しい紛争の結果&bold(){人類が滅亡}する…というもの。報告書には、市街地のすぐそばまでHomo ignotusが来ている状況での、機動部隊の会話記録が載っている。
ちょっと長いので全ての引用はしないが、Homo ignotusの数がどんどん増えていき、応援も間に合いそうにない。隊長であるアルファは「最後まで最善を尽くそう」と励ますも、&bold(){K-クラスシナリオはほぼ確実}…という状況になっている。ちなみに、機動部隊3人のうち隊長のアルファだけがSCP-2020-JPのことを知っている。
>&bold(){&color(red){アルファ}}: くそっ……撤退だ!
>
>&bold(){チャーリー}: ですがこのままでは!
>
>&bold(){&color(red){アルファ}}: いや、我々は最善を尽くした。だからきっとアレが応えてくれる。
>
>&bold(){ブラボー}: アレとは……? ああっ!
>
>(複数の叫び声)
>
>&bold(){デルタ}: なんだありゃあ……。
>
>&bold(){チャーリー}: 外に出たignotusが……&bold(){かき消えていく}?
>
>(複数の叫び声)
>
>&bold(){&color(red){アルファ}}: 今だ!彼らを逃すな!
>
>&bold(){エコー}: りょ、了解!
>
>&bold(){チャーリー}: 終わりましたね……。一体何だったんです?アレは。
>
>&bold(){デルタ}: まったく財団は&bold(){神様}でも雇い始めたんで?
>
>&bold(){&color(red){アルファ}}: ああ、強いて言うなら……。
>
>&color(red){&ruby(Deus Ex Machina){&bold(){機械仕掛けの神}}}か。
…この時点でピンときた方も多いだろうが、当オブジェクトは(間接的に)[[SCP-2000>SCP-1422/SCP-2000]]と大きな関わりを持つものだ。
もし、まだSCP-2000を知らない方は、先に[[SCP-2000の項目>SCP-1422/SCP-2000]]を読んでおくのをお勧めする。
話が反れてしまったが、ここでSCP-2020-JPについての補足。
現在、SCP-2020-JP-Cによるヴェール維持の現実改変は、財団における&bold(){&color(red){ヴェール崩壊の危機}}に多く働くことが分かっている。
これは逆説的に、&bold(){SCP-2020-JP-Cがある限り、ヴェールが崩壊することはない}ということと同じになる。ある意味&bold(){&color(red){最強のSCP}}といっても過言ではないだろう。
また、SCP-2020-JP-Cを止めたければ、&bold(){SCP-2020-JP-AとSCP-2020-JP-Bの接続を分断する}ことで&bold(){&color(red){容易に止められる}}ことがわかっている。
**長い!3行でまとめろ!
・世界中の人間をミーム汚染!!
・ミーム汚染パワーで現実改変!!
・現実改変パワーで世界平和!!!!
というワケ。
*特別収容プロトコル
以上を踏まえたうえで特別収容プロトコルを見ていこう。
・SCP-2020-JPの正確な情報は4/2020-JPクリアランス未満の職員から徹底的に隠ぺいされるよ
・SCP-2020-JP-Bのサブレベル3 :SCP-2020-JP-A収容室階に入れるのは&bold(){5/2020-JPクリアランス以上の職員か、O5理事会の許可を得た職員}だけだよ。
・5/2020-JPクリアランス以上の職員か、HMCL監督官の裁量で、人手不足の時は&bold(){&color(red){臨時で4/2020-JPクリアランスを発行}}できるよ。
・監督者指令により、&bold(){&color(red){無期限に}SCP-2020-JP-AとSCP-2020-JP-Bは接続される}よ。SCP-2020-JP-A収容室に入っていいのは検査の時だけだよ。
・SCP-2020-JP-Bは非異常の工業施設に隠ぺいされるよ。また、C/KAAシステム&footnote(シーカーシステムと読む。クレフ/コンドラキ敵対的異常妨害手順のこと。)によって&bold(){あらゆる脅威から&color(red){最大限の保護}}がされるよ。
・SCP-2020-JP-Cの一般社会への影響は、なるべく軽減される必要があるけれど、優先順位的にはSCP-2020-JP-A,-Bの維持が優先だよ。
とりあえず、財団がいかにSCP-2020-JPを大事にしているか、というのが分かれば良いだろう。
*補遺2020-JP.1: 収容アセスメント01
さて、上で「世界の平和はSCP-2020-JPによって守られているようなもの」と書いたが、一応SCP-2020-JPも万能ではない。
なにより、「&bold(){全人類の&color(red){7割強}が異常ミームに曝されてしまう}」のだ。それに現実改変と来た。何が起こるか全く分からないではないか。
このようなデメリットの存在を考え、財団はSCP-2020-JP-Cの利用を続けるかどうかの協議が&bold(){四半期ごと}に行われるようになっている。
記念すべき1回目のこの協議は、O5-12の監督のもとに、[[ムース管理官>SCP-6000]]を分析責任者として行われた。
このときに挙げられたデメリットは2つ。この時点でのSCP-2020-JP-Cの危険度判定は「&bold(){中程度脅威}」となっている。
***多数の一般人へのミーム的異常への曝露
ブランズウィック・グリンコ博士&footnote(SCP-898の担当博士)の報告。
いまは特に何も起こっていないが、このまま一般人が異常ミームに曝されてしまうと、思ってもみないような悪影響が起こってしまうことが考えられる。
特に心配されているのが&bold(){&color(red){懐古主義の扇動による内向的な人格の形成}}であり、若年層のコミュニケーション能力の減少が予想される。
この傾向は、一般社会の経済トレンド・環境要因・社会情勢の変化に影響を与えてしまう可能性がある。これは困った。
***懐古主義の隆盛による文明発展への影響
ヨハネス・ソーツ博士&font(10px){([[ACS>アノマリー分類システム(SCP Foundation)]]を考案した、分類委員会の博士)}の報告。
数学的分析によると、ここ最近の文明成長率は&bold(){予想されていた成長率を23%下回っている。}
これは文化の発展にも影響を及ぼしており、将来的に&bold(){&color(red){人類全体の}創造的感性}及び&bold(){熱意の醸成}に著しい影響をもたらす「&bold(){&color(blue){MK-クラス: “熱意消失”シナリオ}}」を引き起こしてしまうという。
これを踏まえ、SCP-2020-JP-Cの利用を続けるかどうかの投票がO5理事会で行われた。
結果は&bold(){&color(red){賛成7人}} &bold(){&color(blue){反対5人}} &bold(){棄権1人}となり、SCP-2020-JP-Cの利用は継続されることになった。
まあ、どのデメリットも世界が滅ぶよりかはマシだよね、という話だ。
*補遺2020-JP.2 運用アセスメント73
ここで2019年に行われた、記念すべき73回目の協議を見ていこう。この協議で、賛成多数だったSCP-2020-JP-Cの運用に変化が生じることになる。
今回の協議は、O5-02を監督官のもとに、アクタス管理官を分析責任者として行われた。
今回挙げられたデメリットは4つ。この時点でのSCP-2020-JP-Cの脅威度は「&bold(){&color(red){極強脅威}}」となっている。
***異常気象の発生と経済的損失
天文/天気予報部門の報告。
西暦2000年付近では、世界各地での&bold(){大気の乱れ}が顕著になってきていた。
で、SCP-2020-JP-Cの現実改変影響により、この異常気象も繰り返されているとみられている。
報告書内では、中国の「台風9号」アメリカのハリケーン「ドリアン」日本の「台風19号」が挙げられている。
何が言いたいかというと、この異常現象による経済的損失…たとえば一般人への被害、SCiPの収容違反鎮静などに掛かった&bold(){&color(blue){10000000000ドル}}もの費用全てを&bold(){&color(red){SCP-2020-JPの運用コスト}}と捉えることができてしまう。
平和はお金で買えないとはいえ、10000000000ドルといえば、日本円でおおよそ&bold(){1兆円}となる。決して安いわけではないが……?
***ナショナリズムの潮流
ウスマン・アズマガン博士の報告。
21世紀に入ってからというもの、世界では[[ナショナリズム]]の高揚が顕在化している。
報告によると、これは財団の「理想的融和モデル」をはるかに逸脱するものだという。すなわち、グローバルリズムに対する懐古主義的な反発が&color(red){異常}に強くなっているのだ。
報告書には、「クリミア併合」や「南沙諸島の埋め立て活動」といった、人口比でSCP-2020-JP-Cの影響が大きいロシア・中国の行動が載っている。
また、超常社会でもこの風潮は高まっており、国家主義的な要注意団体が再興している傾向にあるという。
例えば、第二次世界大戦時に影響を強めていた「大日本帝国異常事例調査局」の残党、「オブスクラ軍団」「第四帝国」「オカルトファシスト/暗黒結束評議会」などの要注意団体が再興しており、財団の障害となる可能性がとても高いとされている。
***要注意団体の発展
アンドリュー・ウェイストーン・オフラスティ博士&footnote(詳細は不明。「超常政治史B」という財団内での本を出版した人)の報告。
これまで、ほとんど全ての要注意団体の間では、「正常性への紳士協定」という&bold(){暗黙の了解}のようなものがあった。これは、それぞれの活動において「異常なものが表社会に出ないようにする」みたいな&color(red){ヴェール保護プロトコル}である。
ただ、SCP-2020-JP-Cによってヴェールが”&bold(){可視化}”されたことによって、「ちょっとくらいミスっても世界滅ばんだろ!」「こんな暗黙の了解守らなくてもSCP-2020-JP-Cがヴェール守ってくれんだろ!」という危険な考えが要注意団体の中で広がっているという。
21世紀に入ってからというもの、新たに設立された要注意団体の数は20世紀の100年間と比べても&bold(){&color(red){7倍}}となっており、「大胆な」要注意団体の発展に繋がってしまっている。
***異常思想の流行
ジャスティン・エバーウッド博士の報告。
上記と関連して、超常社会の中でいろいろな異常思想が流行っている。
報告書で言及されているのは10個。分かりやすいものを抜粋すると「第五教会の復権」「[[鮫科に対する異常な執着>サメ殴りセンター(SCP Foundation)]]」「[[ショパニスト>SCP-1710-JP]]」などが挙げられている。
SCP-2020-JP-Cの懐古主義的な思想によって、未来に対する否定的思想が異常思想への傾倒を加速させている、ということらしい。
以上を加味して、こんなリスクを冒してでもSCP-2020-JP-Cを維持する必要があるのか、という投票が行われた。
結果は&bold(){&color(red){賛成4人}} &bold(){&color(blue){反対8人}} &bold(){棄権1人}となり、SCP-2020-JP-Cの利用は停止されることになった。
オブジェクトクラス・収容プロトコルは改正され、SCP-2020-JP-A、-Bは即時に分断(=&color(red){&bold(){SCP-2020-JP-C放出停止}})され、SCP-2020-JP-B自体も2020/02/15までに完全停止されることになった。
しかし…
#center(){&color(red){&bold(){グランドクロス・プロジェクトによってこの決定は現在再検討されています。詳細は補遺2020-JP.4を参照して下さい。}}}
なんだか不穏な一文が出てきた。とりあえず、これは補遺2020-JP.4になるまで置いておこう。
*補遺2020-JP.3 O5声明
さて、いままで世界をずっと守っていたSCP-2020-JP-Cを停止した件について、O5-8、O5-2、O5-1がメッセージを発表した。
全て引用すると超長いので、適度に要約&引用して箇条書きにする。
#region(O5-8)
・SCP-2020-JPの初版報告書は見てくれたと思う。でも、いろいろ呆れかえったり、嫌悪感を覚えたりしたと思う。
・不適切な重量単位、オブジェクトクラスを2つ使う、検閲された収容プロトコル…挙げればキリがない。
・これは、執筆当時の、財団の黎明期には誰も気にしなかったりしたものだ。このころは、トップのO5ですら安定していなかった組織であり、財団自体も単なる研究者の集まりみたいな感じだった。報告書には「&bold(){オブジェクトが何をできるか}」だけ書いておけば良かった。
・やがて、研究者は、SCPオブジェクトを閉じ込めておくだけじゃなくて、&bold(){&color(red){研究}}するようになった。SCPを説明するだけではなく、きちんと理論づけするようになった。こういう経緯があり、[[現実改変>現実改変(SCP Foundation)]]だとかの理論が確立されて、現在の財団に至る。
・SCP-2020-JPが発見された時期は、そうした一種の&bold(){ターニングポイントに当たる}。
ここからは引用する。
>SCP-2020-JPの運用プロジェクトが停止されるにあたって、私が述べたいのは、これまでの君たちの努力が否定されることは決して無いということだ。
>
>&bold(){[[&color(#000062){過去の意思を偽りで覆い隠すことはできない。}>仮面ライダージオウ]]}
>
>この世界はただ偶然に存続してきたわけではない。すべての報告書は、試行錯誤を重ねた収容プロトコルと科学のために殉じた人々の歴史を持つ、当時の人々が瞬間瞬間を必死に駆け抜けてきたその記録なのだ。その過去があって、我々は巨人の肩に立っていた。そして今、我々自身が巨人の一部となり、新たな礎になろうとしている。
>
>財団は記録し続ける。君たちの戦いを忘れることはない。
#endregion
#region(O5-2)
・「転石苔を生じず」ということわざがあるけれども、これは本来は「やり方を変えてばかりだと成長しない」という意味だったのが現在は「活発に活動している者は時代に取り残されない」という意味でも使われる。変化に関することわざの、それ自体の意味が&bold(){変化}しているのは皮肉かもしれない。
・このことわざは、&bold(){昔から一字一句&color(red){変わっていない}}。ただ、&color(red){受け取り手の環境が変わっただけ}だ。
・同じことが古代ローマでも言える。かつては栄えたローマも、結局は増えすぎた領土を管理しきれなくなってしまって帝政へと移り変わることになった。
・「ローマの政治システムが最初から欠陥だった」という事実を言いたいのではない。
・おそらく、ローマも最初は上手く行っていたのだと思う。しかし、ローマの&bold(){周りを取り囲む状況が変化した}ことで、ローマの&bold(){古い}政治が破綻していってしまったのだと思う。
・SCP-2020-JPは、財団が長い間使い続けたオブジェクトだったけれども、ついに財団は、(ローマのように破綻しないように、)SCP-2020-JPの運用をアップデートする時期が来てしまった。
以下は引用する。
>大勢の人間をミームで汚染し続けて、いまさら何をという人も多いかもしません。いつでも止めることができたものを、それが有用であるからという理由で放置し続けたために、現在の世界が混乱に陥ったことを考えれば、その責任はすべて&bold(){私たち評議会}にあります。
>
>だからこそ、私たちは過ちを認め前に進みます。時計の針は&bold(){前にのみ進み}、新たな世界に適応できなければ財団は滅びていくだけでしょう。どうか、私たちの後を継ぐ人々はこの言葉を忘れないでください。
>
>&bold(){我々は、変わることを恐れない。}
>
>常に変化を続ける。それだけが私たちの進む方法なのですから。
#endregion
#region(O5-1)
ここに限っては、雰囲気の保持やわかりやすさ、文の短さを考慮して全文引用する。&font(l){決して面倒くさかったわけでは}
>端的に言おう。我々は20年間ずっと保護されていた。
>
>21世紀が始まってからの20年というもの、我々は何をしてきたのか? そのほとんどをSCP-2020-JP-Cというヴェールの内において過ごしていたのだ。&bold(){正常な世界を守っていたのは財団ではなくSCP-2020-JPであり、我々はその庇護下において世界を維持しているつもりの道化を演じていた}に過ぎない。
>
>管理者の言う「希望」とは、私は&bold(){&color(red){人類への挑戦状}}と理解した。
>
>SCP-2020-JPは&bold(){&color(green){完全無欠の神}}ではなくもはや&bold(){&color(red){制御不能の脅威}}だ。今こそ剣を持ち、我々の神を殺せ。人類は自分たち自身のため立ち上がり、自らの力のみによって異常を封じ込めなければならない。
>
>「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない。」とはグスタフ・マーラーの言である。
>
>我々の火とは異常な存在を解き明かし、不条理の闇に条理の灯を導くことだ。
>
>常に財団はその理念に従い、これからも変わることなく世界中の一般市民が異常に対する恐怖や疑念を抱くことなく日常を生きることができるよう、超常的存在が及ぼす影響からの人類の独立を維持する。
>
>恐怖から逃げ隠れていた1つの時代が&bold(){終わり}、ここから&bold(){&color(red){すべてが始まる}}。偽りの歴史が完全に崩壊したとき、新たな世界の夜明けへと我々は歩き出すだろう。
>
>
>&bold(){&ruby(Secure, Contain, Protect.){確保、収容、保護。}}
>
>
>この使命は我々によって為され、我々のみが成すべきものだ。
#endregion
**長い!三行で(ry
・世界中の人をミーム汚染させるの良くない!
・金かかる!!
・SCP-2020-JPやーめた!!責任はO5が取るから安心して!!!
だったのだが…
*補遺2020-JP.4 疑惑
SCP-2020-JPにおいて大切な年であった2000年からちょうど20年経った2020年のお正月、ついにSCP-2020-JP-Aと-Bの接続が分断された。これはすなわち&bold(){SCP-2020-JP-Cの利用停止}を意味する。
ただ、同日にとあるインシデントが発生した。なんと、先ほどのO5声明でも出てきたO5-8が、SCP-2020-JPの報告書を&bold(){無断編集}したのだ。
具体的には、この2020年版の報告書のページトップに&bold(){&color(red){旧版の}SCP-2020-JP報告書}が表示されるように編集されてしまった。諸君らに最初に見てもらった報告書はそれである。
旧版といっても、ほんとうの旧版報告書に比べて、表現が”稚拙”で、”クリティカルトーンに欠ける”ものに改変されているという。
財団全体の報告書・機密情報を管理するRAISA(財団記録・情報保安管理局)がこれに気付き、報告書の削除を行おうとしたが謎パワーで失敗。なんらかの異常現象が発生していると予測した。
そこでRAISAが調査を行ったところ、&bold(){O5-8を含む評議会員8名}が&bold(){&color(red){重度のSCP-2020-JP-C汚染}}を受けていることが判明。
無論、O5はあらゆる異常存在への関与を禁止されている。SCP-2020-JP-Cとて例外ではなく、できるだけ効果の薄い場所にいたと推測できる。
しかし、今回の調査でO5達から検出されたSCP-2020-JP-C汚染度は、薄いどころかSCP-2020-JP-B担当職員と&bold(){同レベル}という異常に高い数値。
なぜ、O5達がこのような影響を受けてしまったのかは、2020/01/15現在、不明である。&footnote(余談だが、この日付はSCP-2020-JP-Aモニターに書いてあった日付である2000/01/15からちょうど20年の日である。)
また、補遺2020-JP.2で行われた、O5達のSCP-2020-JP-C停止決定も&bold(){信用できない}として、財団内でいろいろな人物を混ぜて結成された第三者機関が設立された。
この機関の名を「グランドクロス」といい、SCP-2020-JP報告書の調査やSCP-2020-JP-B立ち入り調査などを行ってSCP-2020-JPへの再評価を行う。
結果、次のようなことが判明した。
・収容アセスメント関係者(SCP-2020-JP-C利用を続けるかどうか意見する人)のなかにも重度のSCP-2020-JP-C曝露者がいた
・しかし、収容アセスメントに関してはちゃんと根拠に基づいた議論をしているので信頼できる。
・上の方にでてきた、SCP-2003とSCP-655関連の機動部隊の音声記録について、出てきた機動部隊は&bold(){関与を否定している。}
・SCP-2020-JP-Bについて、&bold(){なにか重要な情報が削除された}可能性がある。
・SCP-2020-JP-Bを立ち入り検査したところ、レベル0: エントランスの最深部から&bold(){ヒトの死骸}が発見された。死後6年は経っているというのに、いままで誰も気が付かなかった。また、直接的な死因は頭部に打ち込まれた弾丸だが、死後に複数の凶器によって傷付けられている。
また、以下の文章が死骸の周囲から見つかった。
>それは存在しない。頭の内に存在する。凋落→ &ruby(Reality){現実性}の低下を?
>
>それは保護されるべき&sizex(2){押しつけるな}であり、すでに多く破壊された。分断するのは隣り合うため。切り離せ。
>&font(u){切り離すな。}
>
>いつから我々は怪物になった?
>
>be in the veil
*解説
さて、ここでようやく記事の内容は終わりとなっている。ここからは解説を述べていこうと思う。
まず、このSCP-2020-JPという作品、日本支部で行われた&bold(){&color(red){SCP-2000-JPコンテスト}}参加作品である。アニヲタwikiのお友達だと[[ワンコ>SCP-2000-JP]]や[[異常雇用>SCP-2999-JP]] 、[[中学校>SCP-2040-JP]]が挙げられる。
コンテストのテーマは「&bold(){&color(red){変遷}}」。このSCP-2020-JPも、そんな変遷を数多く描いている。
また、これを読んでいる人の中で「シリーズって何?」という方は、まずは[[こちらの項目>シリーズ(SCP Foundation)]]を軽く読んでから戻ってきていただきたい。
#openclose(show=SCP-2000-JPコンテストの簡単な説明){
SCP財団のナンバーは、1000番ごとに開放されていくような仕組みになっている。
その際、SCP-3000、SCP-1000-JPなどの&bold(){キリ番}が生まれるわけだが、そのキリ番は&bold(){コンテストで決められる}。
日本支部で、2000番台が解放されたときに開催されたのが、SCP-2000-JPコンテストである。すなわち、このコンテストは&bold(){&color(red){2000番台の始まり}}といえる。
}
**2つの「機械仕掛けの神」
[[SCP-2000-JP]]コンテスト、となれば誰しもが1度は思い浮かべるであろう[[SCP-2000>SCP-1422/SCP-2000]]「機械仕掛けの神」の存在。
そういえば、このSCP-2020-JPも、SCP-2020-JP-Aと-Bで成る、世界を守る「機械仕掛けの神」である。
ここで連想されるのが、&bold(){SCP-2000の「変遷」}である。
どういうことかって、SCP-2000というものは、サイトに投稿された際は「&bold(){&color(red){最強な財団の切り札}}」という扱いだった。現在故障中など、すこしばかりの欠点はあれど、これが財団にとっての最後の希望だとされてきた。
しかし、時が経つにつれてそれは薄れていった。[[SCP-3480]]といった設定・強さがインフレしたSCiPの増加によって、我々は「あれ、SCP-2000ってそこまで強くないんじゃね??」と思うようになった。
もちろん、SCP-2000報告書自体は今も昔も何も変わっていない。&bold(){周りの人々が変わった}のだ。まるで古代ローマのように。
これはSCP-2020-JPも同じだ。
SCP-2020-JPが運用され始めた最初の頃は、SCP-2020-JP-Cが、我々の世界を守ってくれる&bold(){最強のSCiP}だと考えられていた。
しかし、年月が経つにつれてそれはだんだんと薄れていった。SCP-2020-JPの副作用は日に日に深刻になっていき、ついには財団に停止させられることになってしまった。
こちらも、SCP-2020-JP自体は何も変わっていない。それを取り巻く社会が&bold(){変遷}したのだ。
ちなみに、作者はSCP-2020-JPを「私なりのSCP-2000リメイク版」と語っている。
**SCP財団の「カノン」
本格的な考察をする前に、メタ的な話として、&bold(){創作サイト「SCP財団」の変遷}について語ろうと思う。
SCPのそもそもの始まりは、2007年にアメリカの掲示板に「[[SCP-173]]」という題名の作品が投稿されたことから始まる、というのは有名な話だろう。
SCP-2000-JPコンテストが開催された2020年においては、もうその年から13年が経っており、その間に「SCP」は大きく変化した。
一般に「三桁台」「シリーズI」と呼ばれる、番号の小さいSCiPと、最近のシリーズⅥやシリーズⅦでは作風、、記事が伝える&bold(){[[ミーム]]}に大きな違いがあることは言うまでも無い。
さて、なぜSCP財団がこんなにも変遷を遂げたかについて、作者さんは「[[ヘッドカノン>ヘッドカノン(SCP Foundation)]]という名のミームが変遷を遂げたから」としている。
もちろん、SCP財団に&bold(){カノンは存在しない。}というか、それこそSCP財団の特徴ともいえる。
しかし、現在こそ財団にカノンは存在しないが、財団が始まってすぐの頃には、多くの人が支持していた「カノン」があった。
その答えは、作中では明言されていないものの、考察が可能だ。
すなわち、その「カノン」とは...
&bold(){全てのSCPオブジェクトが同じ世界にある。}
というもの。これを読んでいる諸君も、SCPを知った時には「このSCPはみんな同じ世界にあって、番号は収容された順番なのだ」と考えたことは無いだろうか。
しかし、そのカノンは薄れていった。時が経つにつれてSCPの数はどんどん増えていき、1つ1つの危険度もインフレしていく。
だから、現在は「SCP報告書は全部[[パラレルワールド]]」という、現在の形が主流になったのだ。
**SCP-2020-JPの変遷
ここで、SCP-2020-JP報告書に話を戻す。
おそらく、SCP-2020-JPが存在した世界は、上記の「全てのSCiPが同じ世界にある」世界だと考えられる。なんてったって、2019年だけで見ても[[SCP-2003]]も[[SCP-3519]]も[[SCP-370Y>SCP-1370-JP]]も[[SCP-001-JP/hannyaharaの提言]]もあるのだから。
この記事を読んでいて違和感を感じた方もいると思う。「やたらいろんなSCP出てきてね?」と。
アニヲタwikiで全て再現すると諄くなってしまうため当項目では半分以上省略したが、本家ページには本部支部問わず、非常に沢山の他作品へのリンクが貼ってある。(&bold(){クロスリンク})
これは、「全てのSCiPがこの世界にある」ことを暗示しているのだと考えられる。
しかし、そうなってくると問題が生じる。&bold(){各SCP間での設定の矛盾}が出てくるのだ。例を挙げるなら、財団世界を滅ぼす/滅ぼしたようなSCiPが何百個もあったりだ。
SCP-2020-JPというのは、その設定の矛盾に対応するための機械だと考えられる。
まず、SCP創作者がSCP報告書やTaleを書いたりすると、SCP-2020-JP世界に対応したSCPや出来事が追加される。ただ、そのままだとSCP同士で設定の矛盾が生じる。
それを防ぐためにあるのがSCP-2020-JP-Cの現実改変効果だ。
どういうことかというと、もしSCP創作者がSCP-370YのようなヤバいSCPを投稿したとする。それを感知したSCP-2020-JPは、世界を西暦2000年の時点に近づけるために、その物語を&bold(){&color(red){都合よく解釈する}}のだ。SCP-370Yなら「&bold(){財団外では見つからなかった。}」SCP-3519なら「&bold(){そもそも確認されなかった。}」
こうして、財団が対処できたことにすることで、SCPの設定の矛盾を無くしているのだ。
この方法の何が良いかというと、[[創作者がどれだけ>SCP-2995-JP/sanks269=solvexの提言]][[SCP世界をいじめても>SCP-1374-JP]]、&bold(){SCP-2020-JPによって跳ね除けられる}点だ。そのくせ、[[有益な技術>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/Thaumiel]]は跳ね除けない。同じテイストのThaumielとしては[[SCP-CN-1109]]というものもあるが、こちらはそれを上回るほど強力なものだと言えるだろう。
しかし、SCP-2020-JPが持つ副作用は、時が経つにつれて肥大化してきた。
これは、「&bold(){現代社会}」と「2000年前後の社会」の&bold(){差}が大きくなったことに原因がある。だからこそ、懐古思想が大きくなっていき、重大な問題にまで発展してしまったのだから。
では、なぜこの差は大きくなってしまったのか。答えは簡単だ。すなわち&bold(){社会が変遷したから}である。O5-2からも「古代ローマ」の話があったが、これと同じようなことが起きていたのだろう。
もしも、SCP財団が&bold(){完全にすべてが架空}の、例えば神話の世界だとかの物語だったら、このようなことは起きなかったのかもしれない。
しかし、SCP財団の主なテーマは「日常の裏に潜む異常」だ。すなわち&bold(){&color(red){現代社会をテーマとしている}}のだ。そうなってくると、&bold(){現実社会が変遷すると物語の中の社会も変遷する}ことが起きる。
こうして、SCP-2020-JPは時代に「取り残されて」しまったのだ。
さて、SCP-2020-JPによってもたらされる問題はどんどん数を増していき、財団はSCP-2020-JPを止めなくてはならなくなったが、SCP-2020-JPを止めるということは&bold(){財団世界を守っていたフィルターを捨てる}ということを意味する。それによってもたらされるリスクは…語るまでも無いだろう。だからこそ、O5達はあのようなメッセージを公開したのだ。
**新たなる時代へ
ここからは、SCP-2020-JP-Cを止めた後の世界を考えてみよう。
まずは補遺2020-JP.4について。これは作者によると「SCP-2020-JPを止めたことによって現れた&bold(){世界の矛盾}」とのこと。
いままでSCP-2020-JPが抑えていた世界の矛盾が、これを止めたことによってあらわになってきたのだ。
また、世界そのものについて。
上記の「矛盾」について、作者はこうも表現している。
>「&bold(){全てのSCiPは同じ世界にある}」&footnote(原文では「ある概念」となっている。)という概念の死によってもたらされた&bold(){&color(red){世界の新たな可能性}}
繰り返しになるが、SCP-2020-JPを止めるということは相当なリスクのある行為である。下手したら、止めた数時間後には世界が滅んでいるかもしれない。
しかし、作者はこれを「新たな可能性」と述べた。これはどういうことか。
思うに、「&bold(){全てのSCiPが同じ世界にある世界}」から、SCP-2020-JPを止めたことによって「&bold(){&color(red){SCiP同士はパラレルワールド}}」な世界に変遷したのではないだろうか。
言い換えれば、「SCP」というコンテンツが始まってからの、古い設定は終わりを告げ、&bold(){現代の}設定が始まった。といえる。
これぞ、「世界の新たな可能性」だ。
さて、作者氏は当wikiのとあるページから、ディスカッション欄にて文章を引用した。以下に記載しておこう。
>生まれてから産廃と叩かれ続けたものや、時代の流れに置いていかれ過去の栄光となったものも思わぬ逆転劇を繰り広げ産廃から人権クラスまで成り上がる事があるため、[[カスレア]]を引いてもまだ希望を持てる部分は大きい。
>
>#right(){ー[[元カスレア(ソーシャルゲーム)]]}
産廃が人権クラスになることがあれば、人権クラスが時代の変遷に置いて行かれてしまうことだってある。しかし、それらを含めた全てこそ、&bold(){時代の変遷}なのだ。
最後に。「新たなる時代」と聞いてもう一つ、思い当たるものは無いだろうか。
そう、&bold(){&color(red){JPシリーズⅢ}}だ。そもそもこの作品はSCP-2000-JPコンテスト参加作であった。
SCP財団としての原点。全てのSCiPが同じ世界にあった時代、表現も”稚拙”で、”クリティカルトーンに欠ける”時代。
そんな時代から、SCP-2020-JPという「切っ掛け」を媒介として、SCP財団は&bold(){&color(red){&ruby(JP シリーズⅢ){新たなる時代}}}へと続いていく。
おそらく、これからも。ずっと、ずっと。
だから、我々は、この「SCP財団」を最後まで見守っていなくてはならないのだ。きっと、SCP財団はこれからも「変遷」していくから。
#center(){&bold(){大いなる力に守られる時代は終わった。次は我々が、我々自身を守るのだ。}}
#center(){&font(b,23px){SCP-2020-JP - }&font(b,35px){ 祝福・新たなる時代へ}}
#center(){&bold(){&font(13px){そして、世に不思議な出来事は尽きないというのがこの[[語り部>SCP-2998]]の謙虚な意見である。}}}
#center(){&bold(){&font(13px){そして今も、そして今も。}}}
#center(){&bold(){&font(13px){そして、書物は語る「我々が過去を捨て去ろうとも、過去は我々を追ってくる。}}}
#center(){&bold(){&font(13px){その過去がどれだけ凸凹で醜いものであろうとも、全てが現在に至るまでの変遷である。}}}
#center(){&bold(){それを否定し都合の良いように作り替えようとした管理者気取りの魔王は、畏れを勇気に変えた人間たちに討ち滅ぼされ、本来バラバラの世界は再び分かたれたのでした。}}
#center(){&bold(){これが我々の歴史を記した、最後の1ページです。めでたしめでたし。}}
#center(){&bold(){閲覧終了後、貴方の臨時4/2020-JPクリアランスは失効します。}}
#center(){&bold(){認識ニュートラル化ミームを待機して下さい。}}
#center(){&bold(){お疲れ様でした。}}
#center(){&blankimg(photo-1429734956993-8a9b0555e122.jpg,width=600,height=420)}
#center(){&font(25px){&bold(){&ruby(あらゆるものは去り、何物も留まらない。){πάντα χωρεῖ καὶ οὐδὲν μένει.}}}}
#right(){&bold(){- &ruby(プラトーン){Πλάτων} 『Κρατύλος』}}
#center(){&bold(){&color(white){さあ、目映い新たな世界を魅せてくれ。}}}
*余談
当作品は、SCP-2000-JPコンテスト出場作であり、そのコンテストのテーマは&bold(){変遷}であった。ちなみに、結果は6位。作者談だが、コンテスト終了してしばらくは、1位の[[SCP-2000-JP]]を連想させる「犬」と、5位のSCP-2001-JPを連想させる「Safe」という単語を聞くだけで体がクソァ!ってなった&footnote(原文ママ)らしい。
ちなみに、当記事には画像が4つ張り付けられている。順に
・4/2020-JPクリアランス付与
・4/2020-JP持ってない人を殺す保安用認識災害
・SCP-2020-JP-C影響範囲の世界地図
・認識ニュートラル化ミーム
の4つであるが、これは実は
&bold(){&color(red){「昼間→夕方→夜→朝」}}という&bold(){時刻の変遷}を表している。
また、これと同時に&bold(){&color(red){「雨→川→海→雲」}}という&bold(){水の変遷}も表しているという。
どこまでも「&bold(){変遷}」にこだわった、SCP-2000-JPコンテストとしてふさわしい記事だった、といえるだろう。
ちなみに、先ほどSCP-2020-JPはSCP-2000のアレンジだと述べたが、2つ目の画像はSCP-2000のミーム殺害エージェントに似た画像を使っているのだとか。
またメタタイトル祝福や資料に散りばめられてる
「時計の針は前にしか進まない」「過去の意思を偽りで覆い隠すことはできない。」「瞬間瞬間を必死に駆け抜けてきた」1つの世界に全てSCPが集まったことでの設定の矛盾 そして最終的には世界が再分割するところを考える限り元ネタは[[仮面ライダージオウ]]だと思われる。
祝福・新たなる追記・修正へ
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#right(){#openclose(show=▷ CC BY-SA 3.0に基づく表示){
SCP-2020-JP - 祝福・新たなる時代へ
by stengan774
http://scp-jp.wikidot.com/scp-2020-jp
2020年公開
stengan774のなんかアレ
by stengan774
http://scp-jp.wikidot.com/author:stengan774
タイトル不明
by kazumikkusu(@kazumikkusu1)
https://twitter.com/kazumikkusu1/status/1239828900395417600
2020年公開
画像は全てCC0ライセンスです。
画像1
Rain Puddle Water
by MichaelGaida
https://pixabay.com/photo-2538429/
2017年公開
画像2
nature sunset river dusk
by Pexels/Skitterphoto
https://www.pexels.com/photo/nature-sunset-river-dusk-9329/
2015年公開
画像3
view of earth map
by unknown
https://web.archive.org/web/20200415132922/https://visualhunt.com/photo2/14619/view-of-earth-map/
公開年不明
画像4
8DMuvdp-vso
by Nick Scheerbart
https://unsplash.com/photos/8DMuvdp-vso
2015年公開
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。}}
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- メタタイトルとか設定を見た感じ、元ネタは仮面ライダージオウかな -- 名無しさん (2022-01-30 13:08:22)
- ↑ちょくちょく瞬瞬必生とか時計の針は前にしか進まないとか出てるもんね -- 名無しさん (2022-01-30 13:56:24)
- バラバラだった世界を再分割ってオチも確かにジオウっぽいな。 -- 名無しさん (2022-01-30 17:42:44)
- ついにこの項目も出来たか… -- 名無しさん (2022-01-30 17:59:26)
- 変わることをもう恐れない。過去の意思は嘘では欺けない。 -- 名無しさん (2022-01-30 22:23:07)
- 管理者がやろうとしたことは、どちらかというと白ウォズに近い -- 名無しさん (2022-01-31 00:45:46)
- JPの2000番台もかなり埋まってきたし、3000のコンテストも今年中にやるかもな -- 名無しさん (2022-01-31 03:18:26)
- ↑お題なんだろう -- 名無しさん (2022-01-31 06:58:11)
- ↑「未来」とか? -- 名無しさん (2022-01-31 09:12:58)
- ↑「未来」は4000JPコンテストで見てみたさがある(財団4K的な意味で) -- 名無しさん (2022-01-31 20:23:48)
- 超ド直球に「記憶」とか?ちなみに、財団の公式新聞の編集者さんは2023年年明けに開催されると踏んでるのだそう -- 名無しさん (2022-01-31 20:27:38)
- 途中まではコロナ禍のことかな…と思いつつ読んでたけどO5-8の声明を見た瞬間元ネタを理解できた -- 名無しさん (2022-01-31 22:52:06)
- つまり(エキサーイエキサーイ三行訳は~) 1.SCP-2000という最強の称号を勝ち取った日本最強のSCP 2.また財団の明日が無くなってる案件もなんだかんだ解決してたけど、さすがにこのままじゃ良くないよな 3.祝え!仮面ライダージオウがもたらした瞬瞬必生ミーム、それが財団世界を新たなる時代に導く瞬間である! -- 名無しさん (2022-02-01 22:38:02)
- 「なんか夢の中で非常に巨大な無ってフレーズ出てきたからオブジェクトにした」 「ロールプレイ禁止の場で財団接触者を本気のように演じるメンバーが語りまくってきた」 「コンテスト後暫くはより上位の作品思い出す度に体がクソァ!ってなってた」 -- 名無しさん (2022-02-14 20:36:24)
- メタ的な視点がありつつも、考え抜かれた複雑な構造を持つSCPだなあ。SCPの記事を読んでると「こんだけ人類滅亡クラスのKeterがあるの無理ゲー過ぎね?」という疑問に対する解答と、それだけでは終わらせない一ひねり二ひねり。 -- 名無しさん (2022-03-02 01:45:24)
- 仮面ライダージオウが元ネタって言われると確かに納得はするな。歴代ライダーが一所にいる世界とか明らかに矛盾するのに作品内では都合良く解釈されて共存してるし。(此れはジオウに限らず集合作品なら何れでもそうだけど) -- 名無しさん (2022-03-17 14:11:16)
- SCP2020JP「お前達の平成って醜くないか?まるで凸凹だらけの石ころだらけの道だ、俺が綺麗に舗装し直してやるよ」SCP財団「凸凹の道で何が悪い!勝手に纏めるなよ!俺達は瞬間瞬間を必死で生きてるんだ!皆バラバラで当たり前だ!それをめちゃくちゃとか言うな!」 -- 名無しさん (2022-03-17 14:16:04)
- いつの間にか記事になってた。このSCP本家だと長い上に過剰なほど凝った道具立てにしてるから、読んだ後の感想が「そうだったのか」ではなく「疲れた」だったんよね -- 名無しさん (2022-05-07 15:58:07)
- 常に変化を続ける。それだけが私たちの進む方法なのですから。 ここ赤の女王仮説 -- 名無しさん (2022-05-31 02:07:43)
- ああなるほど瞬瞬必生・・・ -- 名無しさん (2022-08-07 05:40:54)
- 過去の意思を~のくだりで全てを理解した 主題歌まんまだ -- 名無しさん (2022-10-20 14:03:30)
- テーマをこれでもかと表現しつつも校長や学者のスピーチのような美しいくらい綺麗に筋道が通った流れに感動した -- 名無しさん (2022-11-18 21:50:58)
- 確かに仮面ライダーって諸にSCP案件だけどそのままじゃ駄目だから飽くまでモチーフとしてジオウを持ってきたんだろうな。2020年はコロナもそうだけどゼロワンへの酷評とかもあって平成を懐かしんだり、平成の方が良かったって声が沢山あった。けれどそれは自分達の意思と力で平成という一つの時代に幕を下ろしてこれからの時代を後輩と共に凸凹の道を歩いて生きていくと決めた平成ライダー達の思いを無駄にする事だからな。 -- 名無しさん (2023-06-27 22:26:23)
- 怖いSCPかと思ったらめちゃくちゃ勇気づけられる内容だった -- 名無しさん (2025-12-18 23:55:53)
- シェアワールドとしての世界を一つとして解釈するか多世界と解釈するか?この記事が2000-JPになれなかった理由はこの記事の複雑さだけでなく、多世界解釈の方が良いという結論に対する陳腐さからなのかもしれないね。 -- 名無しさん (2026-06-06 00:52:56)
#comment(striction)
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2022/01/30 Sun 12:39:28
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 38 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&bold(){以下の資料は歴史的資料としてのみの掲載です。}
&sizex(6){&color(red){ &bold(){監督評議会による指令}}}
&sizex(5){&bold(){以下のファイルはレベル4機密対象です}}
&sizex(6){&color(red){&bold(){==要LEVEL4クリアランス==}}}
}
……と思いきや、現在は機密指定が&color(green){ &bold(){解除}}されているようだ。詳細は下部を参照、とのこと。
現在は、財団職員であればだれでも報告書を見ることができる。
SCP-2020-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[SCP Foundation]]」に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]]の一つである。
項目名はまだ伏せておく。また、JPのコードが示す通り&bold(){日本支部}の管轄にある。
[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]は「&color(blue){&bold(){Safe}}/&bold(){&color(red){Keter}}」。どうも、SCP-2020-JP自体はSafeだが、その&bold(){&color(red){危険度}}はKeterらしい。
詳しい方なら「えっ」と思っただろうが、すこし我慢していただきたい。
*特別収容プロトコル
まず、SCP-2020-JPは移動できないらしく、その位置情報は一般から完全に秘匿される。で、SCP-2020-JPがある部屋のドアは完全に閉鎖され、&bold(){[データ削除済]}。
担当研究員とLevel5職員はアクセスコードを利用できるらしく、SCP-2020-JPについての調査はO5の承認が無いとできないらしい。(危険度)Keterらしい、厳重な特別収容プロトコルである。
次、SCP-2020-JPは&bold(){精神影響}性があるらしく、収容室の内部に入る場合は&bold(){&color(red){テレキル合金}}製のスーツを着用しなければならず、さらに1ヶ月以内に精神検査を受けなければならない。
また、SCP-2020-JPへの&bold(){エネルギー供給}はO5指令によって&bold(){&color(red){無期限に継続}}される。
…テレキル合金って何?と思った方もいるだろうが、これはSCP-148のこと。この合金はなんと&bold(){周囲にある精神影響効果を軽減}してくれる。
ただその代わり、SCP-148の周囲に長くいればいるほど&bold(){精神が汚染}されていき、最終的には廃人のようになってしまうらしい。
あれ?SCP同士のクロス[[テスト]]って…これもしばらく我慢していただきたい。
*概要
SCP-2020-JPは&bold(){人の背丈ほどに見える機械}で、重さは█████████.███ポンドだ。また、[データ削除済]を含む多数の金属で構成されているらしい。
で、SCP-2020-JPのメインの異常性は周囲の人間に対して&bold(){異常ミーム}をまき散らすことにある。周囲の人間、といってもその範囲はなんと&bold(){北半球のほぼすべて}。しかも効果は人口密集地に集中しているというから、その効果の広さは言うまでも無いだろう。これは危険性Keterも納得である。
で、そのミームに曝露した人物は&bold(){西暦2000年以前への懐古主義}を抱く。この効果は個人差があり、SCP-2020-JPに近づくほど影響が大きくなっていくという。
ギアース博士によると、具体的には曝露者は「現在の自分の生活が色あせて見える」「1999年は大昔に感じるが、2000年は最近に思える」などの感情を抱くらしい。
研究者たちは、このミームが&bold(){健全な人類の発展}に影響を及ぼすのではないかと危惧している。
そもそも、世界のかなりの割合の人間が異常[[ミーム]]に曝露してしまっている時点で、財団的にはかなりヤバい状況だと思うのだが…報告書ではノータッチである。
*補遺
報告書には補遺が2つ添付されている。それぞれ見ていこう。
一つ目の補遺は、SCP-2020-JP担当博士で、SCP-2020-JPのそばに長時間いた博士(名前は伏せられている)へのインタビューとなっている。
全てを書くと長いので、箇条書きにしてまとめることにする。
・SCP-2020-JPに曝露していると気づいたのは、家で&bold(){ミッション:インポッシブル2のビデオ}を見ていた時で、そのとき、何とも言えない虚無感に襲われたよ。
・映画におかしなところは無かったのに、不思議だと思って見てみたら、M:I-2が2000年の映画だってことに気が付いたよ。
・今は2003年。M:I-2が3年前の映画だなんて信じられないし、つい最近までシネマでやってたような気がするよ。
・「全てが遠く過ぎ去っていくようで。自分だけが変われずに取り残されているような」感じがして、財団に通報したよ。
以上。ちなみにその博士には記憶処理(amnesia)を施してみたものの症状は改善しなかったとか。
ふたつ目の補遺は、SCP-2020-JPの回収経緯について。
SCP-2020-JPは、2002年にとある場所で休暇中の財団エージェントにより回収された。具体的な緯度・経度については伏せられているが、おおよそ&bold(){長野県南西部}周辺らしい。
で、回収当時のSCP-2020-JP周囲には、SCP-2020-JPにエネルギーを供給するための巨大な&bold(){エネルギープラント}があり、SCP-2020-JPにエネルギーを送るため、その場所で収容されている。
また、そのエネルギープラント内からは「&bold(){&color(blue){SCP財団 怪奇部門}}」と書かれたプレートが多数発見されているらしい。
怪奇部門については[[SCP-4182]]の項目ですこし触れられているが、「怪奇部門」とは財団が過去に&bold(){所有したことのない}内部部門。このプレートが掛かっている場所には、財団が過去に見たことのない異常存在が収容されている場合が多い。が、よく見ると我々が良く知るSCPと共通部分を持ったものが一定数ある。
SCPの起源とは何なのか?「怪奇部門」とはいったい何なのか。過去に何をしたのか。なぜ財団の記録に一切残っていないのか、、などを考察する記事となっている
…といってもこのSCP-2020-JPに異常存在が収容されているわけでは無い。ここで重要なのは&bold(){「財団の怪奇部門が過去に何かを目的としてSCP-2020-JPを作った」} ということだけ。といっても現在の財団にとっては危険度Keterの超お荷物となっているのだが…
そして、その怪奇部門に関連して、このエネルギープラント内から「&bold(){&color(red){管理者}}」のものと思われる手記が発見された。
「管理者」とは、まさしく正体不明である財団の重要人物で、あの有名な「管理者の言葉&footnote(人類は恐怖から逃げ隠れしていた時代に戻ってはいけない(ryってやつ)」を残した人物でもある。この管理者、どうも1996年以来失踪しているらしく、そのあとに残された手記と思われる。
>歴史が流れ続ける大河であるとするならば、我々一人一人の人生は水のひとしずくであろうか。それとも水面にたゆたう泡であろうか。どちらにせよ、大いなる変遷の中で「個」を保つことは、かように難しい。
>
>我々は人類が恐怖するものと最前線で戦い、科学の粋を尽くして災厄を封じ込め、伝説の怪物を伝説のまま遠ざけてきた。そして今、我々はどこへ向かっているのだろうか。何に成ろうとしているのだろうか。
>
>我々の数は多くに増えたが、不可解なるものもそれに応じて力を増している。人類が、そして財団が、私の力を必要とせず立ち上がらなければならない。この施設は、私から人類への最後の希望だ。
>
>新たなる世紀が、条理の灯に満ちたものであることを願って。
>
>&bold(){&sizex(6){確保、収容、保護。}}
ちょっと言っている意味が良く分からないが、とりあえずSCP-2020-JPは「管理者」から財団への&color(red){&bold(){プレゼント}}らしく、「21世紀になったから、世界平和の記念としてあげるね!」ということらしい。
いやいや、SCP-2020-JPがまき散らしてるのは世界平和どころか、人類の発展を妨げるような厄介ミームなんですが……なんとまあお気楽だったことだ。
*余談
さて、これを読んだ人の中には、報告書の書き方にいろいろ疑問を持った人もいるのではないだろうか。
まず、オブジェクトクラスの複数使用。そもそもオブジェクトクラスというのは&bold(){収容難易度}を示すものであって、「危険度はKeter」なんて概念は存在しない。
次に、特別収容プロトコルでの検閲の使用。特別収容プロトコルは、そのSCiPを封じ込めるための、財団にとって一番重要な場所である。よって検閲してはいけない。
さらに、特別収容プロトコルにほかのSCiPを使っている。SCiPとSCiPのクロステストは基本的に禁じられている。しかも、ミーム系のSCiPにSCP-148なんてご法度みたいなものだ。
その他にも、説明で用いられている重量単位がポンドであったり、まだまだ問題点は多い。なぜこんな報告書が正式なデータベースに保存されているのか。
それは、この報告書が2003年という、&bold(){昔に書かれた報告書}だからだ。どうも、このころは財団も不安定な組織で、こういうダメダメな報告書が量産されてしまっていたらしい。
追記・修正はSCP-2020-JPに曝露してからお願いします
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#right(){#openclose(show=▷ CC BY-SA 3.0に基づく表示){
SCP-2020-JP
by stengan774
http://www.scp-jp.wikidot.com/scp-2020-jp
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。}}
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&link_up(△)メニュー
&link_edit(text=項目変更) &link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点) &link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
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#include(テンプレ3)
#center(){&bold(){注記: 以上のファイルは歴史的資料としてのみの掲載です。}}
当ファイルは現行文書の過去のバージョンです。内部に含まれる情報は不正確であるか、&bold(){最近の利用可能なデータを反映していない可能性}があります。
あなたは現在、この文書の&color(red){初版}(&bold(){2003/02/14})を閲覧しています。この文書の最新版を閲覧する際はセキュリティクリアランス適合確認をクリアした上で最新版のファイルにアクセスしてください。
— 記録・情報保安管理局(RAISA)管理官、マリア・ジョーンズ
#center(){
&sizex(6){ &bold(){一般通告2020-JP-アルファ}}
SCP-2020-JP文書情報取得には&color(red){HMCLおよびO5による許可}が必要です。
閲覧端末のIDと以下の認証コードを照会しますか?
&sizex(3){RAISA認証コード-&color(red){ぬばたまの黝き月か吼ゆると}}
#openclose(show=いいえ){
端末記録とID情報は削除されます。
}
#openclose(show=はい){
RAISA承認メッセージ-&color(blue){陽は陰り万象の久しくとどまること無し}
&sizex(3){ 閲覧可能ファイル: SCP-2020-JP(most-recently-edited-ver.)}
警告:
貴方には一時的に&bold(){&color(red){4/2020-JPクリアランス}}が付与されます。対抗ミーム接種の際、心身に異常が認められた場合は直ちに通信を切断しRAISAの指示に従ってください。
#center(){&blankimg(rain-2538429_640.jpg,width=590,height=400)}
待機してください。
}
#center(){&bold(){&color(red){BY ORDER OF THE OVERSEER COUNCIL}}}
#center(){&bold(){&color(red){貴方がアクセスを試みているファイルはレベル4/2020-JPクリアランスを持つ職員にのみアクセスが許可されています。}}}
#center(){&color(red){必要なクリアランス無しにこれ以上のアクセスを試みることは財団による雇用の終了、全ての教育上、医療上、退職後、あるいは死亡時の福利厚生を取り消す根拠となります。}}
#center(){&color(red){資格認証のため、貴方はこれをもって既知の認識災害画像に暴露される事に同意することとなり、貴方が画像に対する予防措置を受けていることを確認します。}}
要するに、[[SCP-001]]と同様に、今から&bold(){見たら死ぬ画像}を張り付けるから、ちゃんと対策してないと死ぬよ、ということ。これを読んでいる諸君らは直前に4/2020-JPクリアランスを付与されて、対抗ミームを摂取してあるから大丈夫だろう。
#center(){&color(red){Item#: SCP-2020-JP}}
#center(){CONNECTION START}
#center(){&color(white,gray){COUTION}}
#center(){&color(white,gray){ACCESS AUTHORISED}}
#center(){&color(white,gray){ID: ERROR/guest(SCL-2)}}
&color(white,gray){ACCESS}}
#center(){&sizex(7){ &bold(){監督評議会命令}}}
#center(){&sizex(6){ 下記のファイルはレベル4/2020-JPの機密事項に指定されています。不正なアクセスは禁じられています。}}
#center(){&sizex(6){&bold(){2020-JP}}}
#center(){&color(red){<ログイン資格を提示せよ: 要4/2020-JPクリアランス>}}
#center(){&color(red){<保安用認識災害起動: 神経活動スキャン中>}}
#center(){&blankimg(nature-sunset-river-dusk.jpg,width=600,height=400)}
#center(){&bold(){生命反応検出。}}
#center(){&bold(){ミーム接種を確認。}}
#center(){&bold(){ようこそ、担当職員様。}}
前置きが長くなってしまったが、ここからが本番となる。
どうも、先ほどまで見ていたものは&bold(){報告書の旧版}で、2003年に書かれたものらしい。ずいぶん昔のデータだったから機密指定も外れていたのだ。
そして、これから見ていただく報告書は&bold(){&color(red){2020年}}に書かれた報告書となっている。
こちらはしっかりと機密指定がなされており、アクセスには&bold(){4/2020-JPクリアランス}が必要だ。しかも、不正アクセスをした場合には最悪殺されてしまうという厳重さ。一体、この先には何が待ち受けているのだろうか。
さて改めて。
SCP-2020-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[SCP Foundation]]」に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]]の一つである。
項目名は「&bold(){祝福、新たなる時代へ}」。また、JPのコードが示す通り&bold(){日本支部}の管轄にある。
SCP-2020-JPは[[ACS>アノマリー分類システム(SCP Foundation)]]による分類がされている。
[[収容クラス>オブジェクト(SCP Foundation)]]はEsoteric。代わりに付与される副次クラスは&bold(){&color(blue){&font(l){Thaumiel}}}。しかし&bold(){&color(red){取り消し線が付いている。}}
攪乱クラスは&bold(){&color(red){5/Amida}}
リスククラスは&bold(){&color(blue){2/Caution}}である。
また、理由は後述するがACSの下にはフランス支部発の&bold(){脅威レベル}が付与されており、こちらは&bold(){&color(white,black){黒}}。
要するに、「影響力はメチャクソ強いが危険度は低く、昔は財団が利用していたが今はそうじゃなくて、もし利用したら世界滅亡レベルの大惨事になる。」
ということだ。OK?
*概要
特別収容プロトコルの先に概要から説明していく。
SCP-2020-JPとは、SCP-2020-JP-A、-B、-Cの3つの異常存在の&bold(){総称}で、2000年~2002年の間に「管理者」によって作られたSCPオブジェクトだ。
前述の通り「管理者」は1996年に失踪しており、その足取りを財団が知ることは無かったためにSCP-2020-JPがどのような意図で作られたものかは不明だが、現在は財団によって維持され、利用されている。
ここからは、SCP-2020-JP-Aから-Cまでの詳細を説明していこう。
まず一つ目、&bold(){SCP-2020-JP-A}とは、SCP-2020-JPの&bold(){&color(red){制御装置}}であり、2003年の報告書で「SCP-2020-JP」とされていた物品そのものである。
よって主な説明は旧報告書にお任せするが、ここで新情報がある。なんとSCP-2020-JP-Aの前面には&bold(){ディスプレイ}があり、常に文字が表示されているのだという。
>&font(u){&bold(){現在: 2000/1/15}}
>
>ーーーーーー
>Welcome,User
>ーーーーーー
>
>
>世界は滞りなく停滞中です
2つ目、&bold(){SCP-2020-JP-B}とは、旧報告書における「&bold(){エネルギープラント}」のこと。巨大な工場のような見た目をしている。
SCP-2020-JP-B全体を維持するために必要なもので、なんと地上75mから地下100mまで広がっている。
中身は「レベル2、1、0」と「サブレベル1、2、3」の合計&bold(){6層構造}。それぞれに役割が持たされている。
以下に、その役割の詳細が書かれた文書「文書2020-JP-SS-EX」の概要を掲載する。ちなみに、説明の中にはちらほらSCP-2020-JP-Cが出てくるため、先にあちらの説明を読んでからこれを読んでもいいだろう。
#openclose(show=文書2020-JP-SS-EX 長くなるので折り畳み){
&bold(){レベル2}: 効果拡張施設
後述するSCP-2020-JP-Cの効果を拡張するための施設。いろいろな超常技術が使われており、だいたいSCP-4004に類似したもの&footnote(ここには、中国支部のGoIフォーマット「アオダケ計画,1936」へのリンクが貼ってある)らしい。
また、SCP-4004と違ってSCP-052-JPやSCP-1408が用いられていたり、「モルフェウス型夢界侵犯誘導技術」という最新技術が利用されていたりもするらしい。
&bold(){レベル1}: 第一エネルギープラント
レベル2へ送るエネルギーを生産する場所。レベル2の性質のためか、こちらもいろいろな超常技術が使われている。
具体的には、「テスラ-アンボロー・エントロピー反応炉([[SCP-2400>SCP-2700/SCP-2400]])」や「ソリダリティ溶解ナトリウム熱交換システム(SCP-2117)」など。
&bold(){レベル0}: エントランス
レベル1と吹き抜けになっていて、だいたいレベル1と同じことをしている。
ただ、奥の方には書斎や作業室があり、残された手記からこれは&bold(){「管理者」によって使われていた}と考えられている。
&bold(){サブレベル1}: 第二エネルギープラント
サブレベル2、サブレベル3にエネルギーを送るエネルギープラント。サブレベル2、3の性質の関係で、すべて&bold(){非異常}の技術でエネルギーを作っている。
具体的には、液体フッ化トリウム反応炉や地熱発電など。
ちなみに、サブレベル1、2、3はSCP-2020-JP-Aを維持するための施設となっているのだが、その構造は&bold(){レベル0、1、2と独立}している。
これは、SCP-2020-JP-Aを維持するための施設を地下に集中させることで施設の安全性を上げる、&bold(){フェイルセーフ}だとされている。
&bold(){サブレベル2}: ライブラリ
後述のSCP-2020-JP-Cを発生させる”前”…すなわち西暦2000年における人類の記録がある。具体的には、社会状況や気候環境、各種文化活動、政治法律、社会活動などなど。
とにかく、2000年における人類の考え・文化が記録されていることが分かればよい。
これは、&bold(){いつでも}サブレベル3にあるSCP-2020-JP-Aが参照できるようになっている。
&bold(){サブレベル3}: SCP-2020-JP-A収容室階
SCP-2020-JP-Aが収容されている場所。いろいろなパイプが繋がっており、出入り口はドアが1つだけ。
で、そのドアには看板がしてあり、次のことが書いてある。
>&bold(){CAUTION:} THIS MACHINE HAS NO BRAIN USE YOUR OWN
和訳をすると、「&bold(){警告:} この機械は思考する頭脳を持たないので自分の脳でお考え下さい」という意味らしい。
}
3つ目、&bold(){SCP-2020-JP-C}とは、SCP-2020-JP-A、-Bから発せられる&bold(){ミーム的異常/ミームベクトル操作}である。&footnote(ちなみに、原文ではここにSCP-3475報告書と、「烏丸教授の特別講義: 情報災害とミーム異常 ~認識を正常に保つ方法~」というTaleへのリンクが張ってある。)ぶっちゃけ、-Aと-Bはそんな重要ではない。これが本命といえる。
で、SCP-2020-JP-Cの内容は2003年の時点では&bold(){懐古主義への回帰}というものだとされていたが、最近の研究により新たな異常性が判明した。これがとても重要である。
まず、SCP-2020-JP-Cに曝露すると、&bold(){&color(red){懐古主義の思想を抱く}}ことになる。で、SCP-2020-JPの効果範囲は北半球、、ではなく&bold(){全世界の人口密集地}に集中している。よって現在はヒト型オブジェクト含む全世界の人間の&bold(){7割強}がSCP-2020-JP-Cに影響されているという。
具体的な位置はこちら。光っている場所ほど、SCP-2020-JP-Cの影響を強く受けている。
#center(){&blankimg(view-of-earth-map.jpg,width=600,height=450)}
このように、世界各国にSCP-2020-JP-Cの影響が広がってしまっているため、日本支部だけでなく、世界各国の財団支部にて研究が進められている。
よって、この報告書にはいろいろな支部のフォーマットがごちゃごちゃになっている場合がある。最新版報告書の冒頭、ACSでの分類と共に、フランス支部の&bold(){脅威レベル}が付与されていたのも、この理由による。
それで、これは「みんなが考える『正常』(SCP-4200)」に影響を及ぼしているらしい。その境界線は、共有する個人の[[表層>SCP-1000-JP]]によってヒューム的に安定したものだという。
そして、みんながSCP-2020-JP-Cに曝露して「2000年代ってよかったな~」とか思うと、そこで&bold(){表層意識群の統合}([[SCP-540-JP]])が発生する。詳細はSCP-540-JPを見ていただきたいが、要するに&bold(){みんなが同じことを思うと現実改変力が上がる}というものだ。&footnote(ここらへんはSCP-ZH-258実験記録を参照、とのこと。)
SCP-540-JPが学校の人々が同じことを思ったことで発生した現実改変なら、SCP-2020-JPに関しては&bold(){全世界の人間}が思っている。数百人と数億人の差である。こうなると&bold(){世界規模の現実改変}が発生することになる。すなわち、&bold(){&color(red){現実改変によって世界が2000年付近の社会情勢を繰り返されるようになる}}。
え?全くどういうことか分からない?報告書にはいくつか現実改変の例が載っている。以下にまとめた。
|2000年付近に発生した出来事|2019年に発生した出来事|
|2000年問題による不具合が心配されるも、思ったより影響は出なかった。|UTC4月6日23時59分41秒に[[GPS]]の内部時計がオーバーフローして0に戻ったため、一部の航空機の運航に遅延・欠航が生じた。|
|1994年夏からのアメリカ株式市場の高騰が、S&P500指数で1530.09の大天井をつけ、以後は減速する。|同様の経済停滞が継続中|
|1990年代のダイオキシン問題のクローズアップ・&bold(){京都議定書}の提出により環境問題への関心が高まる|カリフォルニアで&bold(){プラスチックストロー制限}法案が成立したことにより環境問題への関心が高まる|
2000年付近に起きたことが、2019年にも起きていることがおわかりだろうか。これも全てSCP-2020-JPの現実改変効果なのだ。
ではなぜ、財団はこんなに大規模な現実改変が発生しているのにもかかわらず、SCP-2020-JPを止めないどころかThaumiel認定までしていたのだろうか。報告書にはもう一つ、例が載っている。
|2000年付近に発生した出来事|2019年に発生した出来事|
|一般社会に露見する異常現象が発生せず、&bold(){ヴェールは保護されていた}|予想されたK-クラスシナリオは発生せず、&bold(){ヴェールは保護されている}。|
そう、この世界には、世界を滅ぼしうるSCPオブジェクトが超多数ある。それらから&bold(){&color(red){世界を守っていた}}のは他でもない&bold(){SCP-2020-JP}だったのだ。ちなみに、報告書では、ここに[[SCP-1363-JP]]のリンクが貼ってある。
さて、ここでもSCP-2020-JPが施した現実改変…すなわちSCP-2020-JPによって世界が救われた記録が載っている。ここでは、それを抜粋して紹介する。
|日付|予想された出来事|実際の出来事|
|2019/01/11|上空に[[SCP-370Y>SCP-1370-JP]]が突如出現し、AK-クラス”狂気”シナリオ/SK-クラス支配シフトシナリオが発生する。|示唆される存在は&bold(){財団内部でしか確認されなかった}。財団はSCP-370Yの攻略法を見つけ出し、収容した。|
|2019/02/02|複数の要注意団体が[[SCP-3396]]の所有・曝露を争った結果、世界人口の2.5%がSCP-3731に変換。これによってTPK-クラス奇蹟論的増殖シナリオが発生。ついでにLv-ZeroKクラス”捲られたヴェール”シナリオも発生。|SCP-3396は考古学的調査の際に偶然発見され、財団への通報も早めに行われたおかげで一般社会には露見しなかった。|
|2019/03/05|[[SCP-3519]]と呼ばれる自殺ミームが全世界に拡散し、限定的な核戦争もあってXK-クラス世界終焉シナリオが発生した|&bold(){SCP-3519は発見されなかった。}|
|2019/05/01|[[SCP-1111-JP]]における”継承イベント”の際に、SCP-1111-JP-A-125と-126の間のヒューム値の差が原因で、日本全体に現実性の揺らぎが生じる。[[それが原因で財団日本支部全体に内乱が生じる>SCP-001-JP/hannyaharaの提言]]|現実の揺らぎは最小限に抑えられた|
|2019/08/13|[[SCP-2003]]の確定事象XWにおいて、強化されたSCP-███が人口の多い中心地に現れ、人間に受け入れられる。そのあとSK-クラス支配シフトシナリオが発生して2024年内に人間が社会的に抹殺される。|確定事象はXNが選択され、XWは回避された。|
|2019/12/10|SCP-CN-1199が氾濫し、それを見た人々でもっと増水していく。すべての回避手段は水没し、我々は渡河する|[[財団は川辺に浮かぶ死体の顔に関する記録を持ちません。>SCP-2316]]|
ちょっと最後が不穏だったが、上にあげたもの、全てSCP-2020-JPの効果である。もはやこの世界、SCP-2020-JP無しでは成り立たないのではないか。
先ほど[[SCP-1363-JP]]の話が出てきたが、報告書中では不明となっていたこいつの正体も、こう見ると&bold(){SCP-2020-JP-Cの効果}だった可能性が高い。
いや、そもそも&bold(){K-クラスシナリオ起きすぎ}だ。上にあげたのでも抜粋だから、実際に起こったものはもっとある。そんなのが毎年本当に発生していたら、一体どれだけのK-クラスシナリオが発生していたのだろうか。
また、2015年には[[SCP-2003]]確定事象XRも回避していたらしい。XRとは、SCP-655にて発生した「Homo ignotus」が100万体にまで増加、人類との激しい紛争の結果&bold(){人類が滅亡}する…というもの。報告書には、市街地のすぐそばまでHomo ignotusが来ている状況での、機動部隊の会話記録が載っている。
ちょっと長いので全ての引用はしないが、Homo ignotusの数がどんどん増えていき、応援も間に合いそうにない。隊長であるアルファは「最後まで最善を尽くそう」と励ますも、&bold(){K-クラスシナリオはほぼ確実}…という状況になっている。ちなみに、機動部隊3人のうち隊長のアルファだけがSCP-2020-JPのことを知っている。
>&bold(){&color(red){アルファ}}: くそっ……撤退だ!
>
>&bold(){チャーリー}: ですがこのままでは!
>
>&bold(){&color(red){アルファ}}: いや、我々は最善を尽くした。だからきっとアレが応えてくれる。
>
>&bold(){ブラボー}: アレとは……? ああっ!
>
>(複数の叫び声)
>
>&bold(){デルタ}: なんだありゃあ……。
>
>&bold(){チャーリー}: 外に出たignotusが……&bold(){かき消えていく}?
>
>(複数の叫び声)
>
>&bold(){&color(red){アルファ}}: 今だ!彼らを逃すな!
>
>&bold(){エコー}: りょ、了解!
>
>&bold(){チャーリー}: 終わりましたね……。一体何だったんです?アレは。
>
>&bold(){デルタ}: まったく財団は&bold(){神様}でも雇い始めたんで?
>
>&bold(){&color(red){アルファ}}: ああ、強いて言うなら……。
>
>&color(red){&ruby(Deus Ex Machina){&bold(){機械仕掛けの神}}}か。
…この時点でピンときた方も多いだろうが、当オブジェクトは(間接的に)[[SCP-2000>SCP-1422/SCP-2000]]と大きな関わりを持つものだ。
もし、まだSCP-2000を知らない方は、先に[[SCP-2000の項目>SCP-1422/SCP-2000]]を読んでおくのをお勧めする。
話が反れてしまったが、ここでSCP-2020-JPについての補足。
現在、SCP-2020-JP-Cによるヴェール維持の現実改変は、財団における&bold(){&color(red){ヴェール崩壊の危機}}に多く働くことが分かっている。
これは逆説的に、&bold(){SCP-2020-JP-Cがある限り、ヴェールが崩壊することはない}ということと同じになる。ある意味&bold(){&color(red){最強のSCP}}といっても過言ではないだろう。
また、SCP-2020-JP-Cを止めたければ、&bold(){SCP-2020-JP-AとSCP-2020-JP-Bの接続を分断する}ことで&bold(){&color(red){容易に止められる}}ことがわかっている。
**長い!3行でまとめろ!
・世界中の人間をミーム汚染!!
・ミーム汚染パワーで現実改変!!
・現実改変パワーで世界平和!!!!
というワケ。
*特別収容プロトコル
以上を踏まえたうえで特別収容プロトコルを見ていこう。
・SCP-2020-JPの正確な情報は4/2020-JPクリアランス未満の職員から徹底的に隠ぺいされるよ
・SCP-2020-JP-Bのサブレベル3 :SCP-2020-JP-A収容室階に入れるのは&bold(){5/2020-JPクリアランス以上の職員か、O5理事会の許可を得た職員}だけだよ。
・5/2020-JPクリアランス以上の職員か、HMCL監督官の裁量で、人手不足の時は&bold(){&color(red){臨時で4/2020-JPクリアランスを発行}}できるよ。
・監督者指令により、&bold(){&color(red){無期限に}SCP-2020-JP-AとSCP-2020-JP-Bは接続される}よ。SCP-2020-JP-A収容室に入っていいのは検査の時だけだよ。
・SCP-2020-JP-Bは非異常の工業施設に隠ぺいされるよ。また、C/KAAシステム&footnote(シーカーシステムと読む。クレフ/コンドラキ敵対的異常妨害手順のこと。)によって&bold(){あらゆる脅威から&color(red){最大限の保護}}がされるよ。
・SCP-2020-JP-Cの一般社会への影響は、なるべく軽減される必要があるけれど、優先順位的にはSCP-2020-JP-A,-Bの維持が優先だよ。
とりあえず、財団がいかにSCP-2020-JPを大事にしているか、というのが分かれば良いだろう。
*補遺2020-JP.1: 収容アセスメント01
さて、上で「世界の平和はSCP-2020-JPによって守られているようなもの」と書いたが、一応SCP-2020-JPも万能ではない。
なにより、「&bold(){全人類の&color(red){7割強}が異常ミームに曝されてしまう}」のだ。それに現実改変と来た。何が起こるか全く分からないではないか。
このようなデメリットの存在を考え、財団はSCP-2020-JP-Cの利用を続けるかどうかの協議が&bold(){四半期ごと}に行われるようになっている。
記念すべき1回目のこの協議は、O5-12の監督のもとに、[[ムース管理官>SCP-6000]]を分析責任者として行われた。
このときに挙げられたデメリットは2つ。この時点でのSCP-2020-JP-Cの危険度判定は「&bold(){中程度脅威}」となっている。
***多数の一般人へのミーム的異常への曝露
ブランズウィック・グリンコ博士&footnote(SCP-898の担当博士)の報告。
いまは特に何も起こっていないが、このまま一般人が異常ミームに曝されてしまうと、思ってもみないような悪影響が起こってしまうことが考えられる。
特に心配されているのが&bold(){&color(red){懐古主義の扇動による内向的な人格の形成}}であり、若年層のコミュニケーション能力の減少が予想される。
この傾向は、一般社会の経済トレンド・環境要因・社会情勢の変化に影響を与えてしまう可能性がある。これは困った。
***懐古主義の隆盛による文明発展への影響
ヨハネス・ソーツ博士&font(10px){([[ACS>アノマリー分類システム(SCP Foundation)]]を考案した、分類委員会の博士)}の報告。
数学的分析によると、ここ最近の文明成長率は&bold(){予想されていた成長率を23%下回っている。}
これは文化の発展にも影響を及ぼしており、将来的に&bold(){&color(red){人類全体の}創造的感性}及び&bold(){熱意の醸成}に著しい影響をもたらす「&bold(){&color(blue){MK-クラス: “熱意消失”シナリオ}}」を引き起こしてしまうという。
これを踏まえ、SCP-2020-JP-Cの利用を続けるかどうかの投票がO5理事会で行われた。
結果は&bold(){&color(red){賛成7人}} &bold(){&color(blue){反対5人}} &bold(){棄権1人}となり、SCP-2020-JP-Cの利用は継続されることになった。
まあ、どのデメリットも世界が滅ぶよりかはマシだよね、という話だ。
*補遺2020-JP.2 運用アセスメント73
ここで2019年に行われた、記念すべき73回目の協議を見ていこう。この協議で、賛成多数だったSCP-2020-JP-Cの運用に変化が生じることになる。
今回の協議は、O5-02を監督官のもとに、アクタス管理官を分析責任者として行われた。
今回挙げられたデメリットは4つ。この時点でのSCP-2020-JP-Cの脅威度は「&bold(){&color(red){極強脅威}}」となっている。
***異常気象の発生と経済的損失
天文/天気予報部門の報告。
西暦2000年付近では、世界各地での&bold(){大気の乱れ}が顕著になってきていた。
で、SCP-2020-JP-Cの現実改変影響により、この異常気象も繰り返されているとみられている。
報告書内では、中国の「台風9号」アメリカのハリケーン「ドリアン」日本の「台風19号」が挙げられている。
何が言いたいかというと、この異常現象による経済的損失…たとえば一般人への被害、SCiPの収容違反鎮静などに掛かった&bold(){&color(blue){10000000000ドル}}もの費用全てを&bold(){&color(red){SCP-2020-JPの運用コスト}}と捉えることができてしまう。
平和はお金で買えないとはいえ、10000000000ドルといえば、日本円でおおよそ&bold(){1兆円}となる。決して安いわけではないが……?
***ナショナリズムの潮流
ウスマン・アズマガン博士の報告。
21世紀に入ってからというもの、世界では[[ナショナリズム]]の高揚が顕在化している。
報告によると、これは財団の「理想的融和モデル」をはるかに逸脱するものだという。すなわち、グローバルリズムに対する懐古主義的な反発が&color(red){異常}に強くなっているのだ。
報告書には、「クリミア併合」や「南沙諸島の埋め立て活動」といった、人口比でSCP-2020-JP-Cの影響が大きいロシア・中国の行動が載っている。
また、超常社会でもこの風潮は高まっており、国家主義的な要注意団体が再興している傾向にあるという。
例えば、第二次世界大戦時に影響を強めていた「大日本帝国異常事例調査局」の残党、「オブスクラ軍団」「第四帝国」「オカルトファシスト/暗黒結束評議会」などの要注意団体が再興しており、財団の障害となる可能性がとても高いとされている。
***要注意団体の発展
アンドリュー・ウェイストーン・オフラスティ博士&footnote(詳細は不明。「超常政治史B」という財団内での本を出版した人)の報告。
これまで、ほとんど全ての要注意団体の間では、「正常性への紳士協定」という&bold(){暗黙の了解}のようなものがあった。これは、それぞれの活動において「異常なものが表社会に出ないようにする」みたいな&color(red){ヴェール保護プロトコル}である。
ただ、SCP-2020-JP-Cによってヴェールが”&bold(){可視化}”されたことによって、「ちょっとくらいミスっても世界滅ばんだろ!」「こんな暗黙の了解守らなくてもSCP-2020-JP-Cがヴェール守ってくれんだろ!」という危険な考えが要注意団体の中で広がっているという。
21世紀に入ってからというもの、新たに設立された要注意団体の数は20世紀の100年間と比べても&bold(){&color(red){7倍}}となっており、「大胆な」要注意団体の発展に繋がってしまっている。
***異常思想の流行
ジャスティン・エバーウッド博士の報告。
上記と関連して、超常社会の中でいろいろな異常思想が流行っている。
報告書で言及されているのは10個。分かりやすいものを抜粋すると「第五教会の復権」「[[鮫科に対する異常な執着>サメ殴りセンター(SCP Foundation)]]」「[[ショパニスト>SCP-1710-JP]]」などが挙げられている。
SCP-2020-JP-Cの懐古主義的な思想によって、未来に対する否定的思想が異常思想への傾倒を加速させている、ということらしい。
以上を加味して、こんなリスクを冒してでもSCP-2020-JP-Cを維持する必要があるのか、という投票が行われた。
結果は&bold(){&color(red){賛成4人}} &bold(){&color(blue){反対8人}} &bold(){棄権1人}となり、SCP-2020-JP-Cの利用は停止されることになった。
オブジェクトクラス・収容プロトコルは改正され、SCP-2020-JP-A、-Bは即時に分断(=&color(red){&bold(){SCP-2020-JP-C放出停止}})され、SCP-2020-JP-B自体も2020/02/15までに完全停止されることになった。
しかし…
#center(){&color(red){&bold(){グランドクロス・プロジェクトによってこの決定は現在再検討されています。詳細は補遺2020-JP.4を参照して下さい。}}}
なんだか不穏な一文が出てきた。とりあえず、これは補遺2020-JP.4になるまで置いておこう。
*補遺2020-JP.3 O5声明
さて、いままで世界をずっと守っていたSCP-2020-JP-Cを停止した件について、O5-8、O5-2、O5-1がメッセージを発表した。
全て引用すると超長いので、適度に要約&引用して箇条書きにする。
#region(O5-8)
・SCP-2020-JPの初版報告書は見てくれたと思う。でも、いろいろ呆れかえったり、嫌悪感を覚えたりしたと思う。
・不適切な重量単位、オブジェクトクラスを2つ使う、検閲された収容プロトコル…挙げればキリがない。
・これは、執筆当時の、財団の黎明期には誰も気にしなかったりしたものだ。このころは、トップのO5ですら安定していなかった組織であり、財団自体も単なる研究者の集まりみたいな感じだった。報告書には「&bold(){オブジェクトが何をできるか}」だけ書いておけば良かった。
・やがて、研究者は、SCPオブジェクトを閉じ込めておくだけじゃなくて、&bold(){&color(red){研究}}するようになった。SCPを説明するだけではなく、きちんと理論づけするようになった。こういう経緯があり、[[現実改変>現実改変(SCP Foundation)]]だとかの理論が確立されて、現在の財団に至る。
・SCP-2020-JPが発見された時期は、そうした一種の&bold(){ターニングポイントに当たる}。
ここからは引用する。
>SCP-2020-JPの運用プロジェクトが停止されるにあたって、私が述べたいのは、これまでの君たちの努力が否定されることは決して無いということだ。
>
>&bold(){[[&color(#000062){過去の意思を偽りで覆い隠すことはできない。}>仮面ライダージオウ]]}
>
>この世界はただ偶然に存続してきたわけではない。すべての報告書は、試行錯誤を重ねた収容プロトコルと科学のために殉じた人々の歴史を持つ、当時の人々が瞬間瞬間を必死に駆け抜けてきたその記録なのだ。その過去があって、我々は巨人の肩に立っていた。そして今、我々自身が巨人の一部となり、新たな礎になろうとしている。
>
>財団は記録し続ける。君たちの戦いを忘れることはない。
#endregion
#region(O5-2)
・「転石苔を生じず」ということわざがあるけれども、これは本来は「やり方を変えてばかりだと成長しない」という意味だったのが現在は「活発に活動している者は時代に取り残されない」という意味でも使われる。変化に関することわざの、それ自体の意味が&bold(){変化}しているのは皮肉かもしれない。
・このことわざは、&bold(){昔から一字一句&color(red){変わっていない}}。ただ、&color(red){受け取り手の環境が変わっただけ}だ。
・同じことが古代ローマでも言える。かつては栄えたローマも、結局は増えすぎた領土を管理しきれなくなってしまって帝政へと移り変わることになった。
・「ローマの政治システムが最初から欠陥だった」という事実を言いたいのではない。
・おそらく、ローマも最初は上手く行っていたのだと思う。しかし、ローマの&bold(){周りを取り囲む状況が変化した}ことで、ローマの&bold(){古い}政治が破綻していってしまったのだと思う。
・SCP-2020-JPは、財団が長い間使い続けたオブジェクトだったけれども、ついに財団は、(ローマのように破綻しないように、)SCP-2020-JPの運用をアップデートする時期が来てしまった。
以下は引用する。
>大勢の人間をミームで汚染し続けて、いまさら何をという人も多いかもしません。いつでも止めることができたものを、それが有用であるからという理由で放置し続けたために、現在の世界が混乱に陥ったことを考えれば、その責任はすべて&bold(){私たち評議会}にあります。
>
>だからこそ、私たちは過ちを認め前に進みます。時計の針は&bold(){前にのみ進み}、新たな世界に適応できなければ財団は滅びていくだけでしょう。どうか、私たちの後を継ぐ人々はこの言葉を忘れないでください。
>
>&bold(){我々は、変わることを恐れない。}
>
>常に変化を続ける。それだけが私たちの進む方法なのですから。
#endregion
#region(O5-1)
ここに限っては、雰囲気の保持やわかりやすさ、文の短さを考慮して全文引用する。&font(l){決して面倒くさかったわけでは}
>端的に言おう。我々は20年間ずっと保護されていた。
>
>21世紀が始まってからの20年というもの、我々は何をしてきたのか? そのほとんどをSCP-2020-JP-Cというヴェールの内において過ごしていたのだ。&bold(){正常な世界を守っていたのは財団ではなくSCP-2020-JPであり、我々はその庇護下において世界を維持しているつもりの道化を演じていた}に過ぎない。
>
>管理者の言う「希望」とは、私は&bold(){&color(red){人類への挑戦状}}と理解した。
>
>SCP-2020-JPは&bold(){&color(green){完全無欠の神}}ではなくもはや&bold(){&color(red){制御不能の脅威}}だ。今こそ剣を持ち、我々の神を殺せ。人類は自分たち自身のため立ち上がり、自らの力のみによって異常を封じ込めなければならない。
>
>「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない。」とはグスタフ・マーラーの言である。
>
>我々の火とは異常な存在を解き明かし、不条理の闇に条理の灯を導くことだ。
>
>常に財団はその理念に従い、これからも変わることなく世界中の一般市民が異常に対する恐怖や疑念を抱くことなく日常を生きることができるよう、超常的存在が及ぼす影響からの人類の独立を維持する。
>
>恐怖から逃げ隠れていた1つの時代が&bold(){終わり}、ここから&bold(){&color(red){すべてが始まる}}。偽りの歴史が完全に崩壊したとき、新たな世界の夜明けへと我々は歩き出すだろう。
>
>
>&bold(){&ruby(Secure, Contain, Protect.){確保、収容、保護。}}
>
>
>この使命は我々によって為され、我々のみが成すべきものだ。
#endregion
**長い!三行で(ry
・世界中の人をミーム汚染させるの良くない!
・金かかる!!
・SCP-2020-JPやーめた!!責任はO5が取るから安心して!!!
だったのだが…
*補遺2020-JP.4 疑惑
SCP-2020-JPにおいて大切な年であった2000年からちょうど20年経った2020年のお正月、ついにSCP-2020-JP-Aと-Bの接続が分断された。これはすなわち&bold(){SCP-2020-JP-Cの利用停止}を意味する。
ただ、同日にとあるインシデントが発生した。なんと、先ほどのO5声明でも出てきたO5-8が、SCP-2020-JPの報告書を&bold(){無断編集}したのだ。
具体的には、この2020年版の報告書のページトップに&bold(){&color(red){旧版の}SCP-2020-JP報告書}が表示されるように編集されてしまった。諸君らに最初に見てもらった報告書はそれである。
旧版といっても、ほんとうの旧版報告書に比べて、表現が”稚拙”で、”クリティカルトーンに欠ける”ものに改変されているという。
財団全体の報告書・機密情報を管理するRAISA(財団記録・情報保安管理局)がこれに気付き、報告書の削除を行おうとしたが謎パワーで失敗。なんらかの異常現象が発生していると予測した。
そこでRAISAが調査を行ったところ、&bold(){O5-8を含む評議会員8名}が&bold(){&color(red){重度のSCP-2020-JP-C汚染}}を受けていることが判明。
無論、O5はあらゆる異常存在への関与を禁止されている。SCP-2020-JP-Cとて例外ではなく、できるだけ効果の薄い場所にいたと推測できる。
しかし、今回の調査でO5達から検出されたSCP-2020-JP-C汚染度は、薄いどころかSCP-2020-JP-B担当職員と&bold(){同レベル}という異常に高い数値。
なぜ、O5達がこのような影響を受けてしまったのかは、2020/01/15現在、不明である。&footnote(余談だが、この日付はSCP-2020-JP-Aモニターに書いてあった日付である2000/01/15からちょうど20年の日である。)
また、補遺2020-JP.2で行われた、O5達のSCP-2020-JP-C停止決定も&bold(){信用できない}として、財団内でいろいろな人物を混ぜて結成された第三者機関が設立された。
この機関の名を「グランドクロス」といい、SCP-2020-JP報告書の調査やSCP-2020-JP-B立ち入り調査などを行ってSCP-2020-JPへの再評価を行う。
結果、次のようなことが判明した。
・収容アセスメント関係者(SCP-2020-JP-C利用を続けるかどうか意見する人)のなかにも重度のSCP-2020-JP-C曝露者がいた
・しかし、収容アセスメントに関してはちゃんと根拠に基づいた議論をしているので信頼できる。
・上の方にでてきた、SCP-2003とSCP-655関連の機動部隊の音声記録について、出てきた機動部隊は&bold(){関与を否定している。}
・SCP-2020-JP-Bについて、&bold(){なにか重要な情報が削除された}可能性がある。
・SCP-2020-JP-Bを立ち入り検査したところ、レベル0: エントランスの最深部から&bold(){ヒトの死骸}が発見された。死後6年は経っているというのに、いままで誰も気が付かなかった。また、直接的な死因は頭部に打ち込まれた弾丸だが、死後に複数の凶器によって傷付けられている。
また、以下の文章が死骸の周囲から見つかった。
>それは存在しない。頭の内に存在する。凋落→ &ruby(Reality){現実性}の低下を?
>
>それは保護されるべき&sizex(2){押しつけるな}であり、すでに多く破壊された。分断するのは隣り合うため。切り離せ。
>&font(u){切り離すな。}
>
>いつから我々は怪物になった?
>
>be in the veil
*解説
さて、ここでようやく記事の内容は終わりとなっている。ここからは解説を述べていこうと思う。
まず、このSCP-2020-JPという作品、日本支部で行われた&bold(){&color(red){SCP-2000-JPコンテスト}}参加作品である。アニヲタwikiのお友達だと[[ワンコ>SCP-2000-JP]]や[[異常雇用>SCP-2999-JP]] 、[[中学校>SCP-2040-JP]]が挙げられる。
コンテストのテーマは「&bold(){&color(red){変遷}}」。このSCP-2020-JPも、そんな変遷を数多く描いている。
また、これを読んでいる人の中で「シリーズって何?」という方は、まずは[[こちらの項目>シリーズ(SCP Foundation)]]を軽く読んでから戻ってきていただきたい。
#openclose(show=SCP-2000-JPコンテストの簡単な説明){
SCP財団のナンバーは、1000番ごとに開放されていくような仕組みになっている。
その際、SCP-3000、SCP-1000-JPなどの&bold(){キリ番}が生まれるわけだが、そのキリ番は&bold(){コンテストで決められる}。
日本支部で、2000番台が解放されたときに開催されたのが、SCP-2000-JPコンテストである。すなわち、このコンテストは&bold(){&color(red){2000番台の始まり}}といえる。
}
**2つの「機械仕掛けの神」
[[SCP-2000-JP]]コンテスト、となれば誰しもが1度は思い浮かべるであろう[[SCP-2000>SCP-1422/SCP-2000]]「機械仕掛けの神」の存在。
そういえば、このSCP-2020-JPも、SCP-2020-JP-Aと-Bで成る、世界を守る「機械仕掛けの神」である。
ここで連想されるのが、&bold(){SCP-2000の「変遷」}である。
どういうことかって、SCP-2000というものは、サイトに投稿された際は「&bold(){&color(red){最強な財団の切り札}}」という扱いだった。現在故障中など、すこしばかりの欠点はあれど、これが財団にとっての最後の希望だとされてきた。
しかし、時が経つにつれてそれは薄れていった。[[SCP-3480]]といった設定・強さがインフレしたSCiPの増加によって、我々は「あれ、SCP-2000ってそこまで強くないんじゃね??」と思うようになった。
もちろん、SCP-2000報告書自体は今も昔も何も変わっていない。&bold(){周りの人々が変わった}のだ。まるで古代ローマのように。
これはSCP-2020-JPも同じだ。
SCP-2020-JPが運用され始めた最初の頃は、SCP-2020-JP-Cが、我々の世界を守ってくれる&bold(){最強のSCiP}だと考えられていた。
しかし、年月が経つにつれてそれはだんだんと薄れていった。SCP-2020-JPの副作用は日に日に深刻になっていき、ついには財団に停止させられることになってしまった。
こちらも、SCP-2020-JP自体は何も変わっていない。それを取り巻く社会が&bold(){変遷}したのだ。
ちなみに、作者はSCP-2020-JPを「私なりのSCP-2000リメイク版」と語っている。
**SCP財団の「カノン」
本格的な考察をする前に、メタ的な話として、&bold(){創作サイト「SCP財団」の変遷}について語ろうと思う。
SCPのそもそもの始まりは、2007年にアメリカの掲示板に「[[SCP-173]]」という題名の作品が投稿されたことから始まる、というのは有名な話だろう。
SCP-2000-JPコンテストが開催された2020年においては、もうその年から13年が経っており、その間に「SCP」は大きく変化した。
一般に「三桁台」「シリーズI」と呼ばれる、番号の小さいSCiPと、最近のシリーズⅥやシリーズⅦでは作風、、記事が伝える&bold(){[[ミーム]]}に大きな違いがあることは言うまでも無い。
さて、なぜSCP財団がこんなにも変遷を遂げたかについて、作者さんは「[[ヘッドカノン>ヘッドカノン(SCP Foundation)]]という名のミームが変遷を遂げたから」としている。
もちろん、SCP財団に&bold(){カノンは存在しない。}というか、それこそSCP財団の特徴ともいえる。
しかし、現在こそ財団にカノンは存在しないが、財団が始まってすぐの頃には、多くの人が支持していた「カノン」があった。
その答えは、作中では明言されていないものの、考察が可能だ。
すなわち、その「カノン」とは...
&bold(){全てのSCPオブジェクトが同じ世界にある。}
というもの。これを読んでいる諸君も、SCPを知った時には「このSCPはみんな同じ世界にあって、番号は収容された順番なのだ」と考えたことは無いだろうか。
しかし、そのカノンは薄れていった。時が経つにつれてSCPの数はどんどん増えていき、1つ1つの危険度もインフレしていく。
だから、現在は「SCP報告書は全部[[パラレルワールド]]」という、現在の形が主流になったのだ。
**SCP-2020-JPの変遷
ここで、SCP-2020-JP報告書に話を戻す。
おそらく、SCP-2020-JPが存在した世界は、上記の「全てのSCiPが同じ世界にある」世界だと考えられる。なんてったって、2019年だけで見ても[[SCP-2003]]も[[SCP-3519]]も[[SCP-370Y>SCP-1370-JP]]も[[SCP-001-JP/hannyaharaの提言]]もあるのだから。
この記事を読んでいて違和感を感じた方もいると思う。「やたらいろんなSCP出てきてね?」と。
アニヲタwikiで全て再現すると諄くなってしまうため当項目では半分以上省略したが、本家ページには本部支部問わず、非常に沢山の他作品へのリンクが貼ってある。(&bold(){クロスリンク})
これは、「全てのSCiPがこの世界にある」ことを暗示しているのだと考えられる。
しかし、そうなってくると問題が生じる。&bold(){各SCP間での設定の矛盾}が出てくるのだ。例を挙げるなら、財団世界を滅ぼす/滅ぼしたようなSCiPが何百個もあったりだ。
SCP-2020-JPというのは、その設定の矛盾に対応するための機械だと考えられる。
まず、SCP創作者がSCP報告書やTaleを書いたりすると、SCP-2020-JP世界に対応したSCPや出来事が追加される。ただ、そのままだとSCP同士で設定の矛盾が生じる。
それを防ぐためにあるのがSCP-2020-JP-Cの現実改変効果だ。
どういうことかというと、もしSCP創作者がSCP-370YのようなヤバいSCPを投稿したとする。それを感知したSCP-2020-JPは、世界を西暦2000年の時点に近づけるために、その物語を&bold(){&color(red){都合よく解釈する}}のだ。SCP-370Yなら「&bold(){財団外では見つからなかった。}」SCP-3519なら「&bold(){そもそも確認されなかった。}」
こうして、財団が対処できたことにすることで、SCPの設定の矛盾を無くしているのだ。
この方法の何が良いかというと、[[創作者がどれだけ>SCP-2995-JP/sanks269=solvexの提言]][[SCP世界をいじめても>SCP-1374-JP]]、&bold(){SCP-2020-JPによって跳ね除けられる}点だ。そのくせ、[[有益な技術>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/Thaumiel]]は跳ね除けない。同じテイストのThaumielとしては[[SCP-CN-1109]]というものもあるが、こちらはそれを上回るほど強力なものだと言えるだろう。
しかし、SCP-2020-JPが持つ副作用は、時が経つにつれて肥大化してきた。
これは、「&bold(){現代社会}」と「2000年前後の社会」の&bold(){差}が大きくなったことに原因がある。だからこそ、懐古思想が大きくなっていき、重大な問題にまで発展してしまったのだから。
では、なぜこの差は大きくなってしまったのか。答えは簡単だ。すなわち&bold(){社会が変遷したから}である。O5-2からも「古代ローマ」の話があったが、これと同じようなことが起きていたのだろう。
もしも、SCP財団が&bold(){完全にすべてが架空}の、例えば神話の世界だとかの物語だったら、このようなことは起きなかったのかもしれない。
しかし、SCP財団の主なテーマは「日常の裏に潜む異常」だ。すなわち&bold(){&color(red){現代社会をテーマとしている}}のだ。そうなってくると、&bold(){現実社会が変遷すると物語の中の社会も変遷する}ことが起きる。
こうして、SCP-2020-JPは時代に「取り残されて」しまったのだ。
さて、SCP-2020-JPによってもたらされる問題はどんどん数を増していき、財団はSCP-2020-JPを止めなくてはならなくなったが、SCP-2020-JPを止めるということは&bold(){財団世界を守っていたフィルターを捨てる}ということを意味する。それによってもたらされるリスクは…語るまでも無いだろう。だからこそ、O5達はあのようなメッセージを公開したのだ。
**新たなる時代へ
ここからは、SCP-2020-JP-Cを止めた後の世界を考えてみよう。
まずは補遺2020-JP.4について。これは作者によると「SCP-2020-JPを止めたことによって現れた&bold(){世界の矛盾}」とのこと。
いままでSCP-2020-JPが抑えていた世界の矛盾が、これを止めたことによってあらわになってきたのだ。
また、世界そのものについて。
上記の「矛盾」について、作者はこうも表現している。
>「&bold(){全てのSCiPは同じ世界にある}」&footnote(原文では「ある概念」となっている。)という概念の死によってもたらされた&bold(){&color(red){世界の新たな可能性}}
繰り返しになるが、SCP-2020-JPを止めるということは相当なリスクのある行為である。下手したら、止めた数時間後には世界が滅んでいるかもしれない。
しかし、作者はこれを「新たな可能性」と述べた。これはどういうことか。
思うに、「&bold(){全てのSCiPが同じ世界にある世界}」から、SCP-2020-JPを止めたことによって「&bold(){&color(red){SCiP同士はパラレルワールド}}」な世界に変遷したのではないだろうか。
言い換えれば、「SCP」というコンテンツが始まってからの、古い設定は終わりを告げ、&bold(){現代の}設定が始まった。といえる。
これぞ、「世界の新たな可能性」だ。
さて、作者氏は当wikiのとあるページから、ディスカッション欄にて文章を引用した。以下に記載しておこう。
>生まれてから産廃と叩かれ続けたものや、時代の流れに置いていかれ過去の栄光となったものも思わぬ逆転劇を繰り広げ産廃から人権クラスまで成り上がる事があるため、[[カスレア]]を引いてもまだ希望を持てる部分は大きい。
>
>#right(){ー[[元カスレア(ソーシャルゲーム)]]}
産廃が人権クラスになることがあれば、人権クラスが時代の変遷に置いて行かれてしまうことだってある。しかし、それらを含めた全てこそ、&bold(){時代の変遷}なのだ。
最後に。「新たなる時代」と聞いてもう一つ、思い当たるものは無いだろうか。
そう、&bold(){&color(red){JPシリーズⅢ}}だ。そもそもこの作品はSCP-2000-JPコンテスト参加作であった。
SCP財団としての原点。全てのSCiPが同じ世界にあった時代、表現も”稚拙”で、”クリティカルトーンに欠ける”時代。
そんな時代から、SCP-2020-JPという「切っ掛け」を媒介として、SCP財団は&bold(){&color(red){&ruby(JP シリーズⅢ){新たなる時代}}}へと続いていく。
おそらく、これからも。ずっと、ずっと。
だから、我々は、この「SCP財団」を最後まで見守っていなくてはならないのだ。きっと、SCP財団はこれからも「変遷」していくから。
#center(){&bold(){大いなる力に守られる時代は終わった。次は我々が、我々自身を守るのだ。}}
#center(){&font(b,23px){SCP-2020-JP - }&font(b,35px){ 祝福・新たなる時代へ}}
#center(){&bold(){&font(13px){そして、世に不思議な出来事は尽きないというのがこの[[語り部>SCP-2998]]の謙虚な意見である。}}}
#center(){&bold(){&font(13px){そして今も、そして今も。}}}
#center(){&bold(){&font(13px){そして、書物は語る「我々が過去を捨て去ろうとも、過去は我々を追ってくる。}}}
#center(){&bold(){&font(13px){その過去がどれだけ凸凹で醜いものであろうとも、全てが現在に至るまでの変遷である。}}}
#center(){&bold(){それを否定し都合の良いように作り替えようとした管理者気取りの魔王は、畏れを勇気に変えた人間たちに討ち滅ぼされ、本来バラバラの世界は再び分かたれたのでした。}}
#center(){&bold(){これが我々の歴史を記した、最後の1ページです。めでたしめでたし。}}
#center(){&bold(){閲覧終了後、貴方の臨時4/2020-JPクリアランスは失効します。}}
#center(){&bold(){認識ニュートラル化ミームを待機して下さい。}}
#center(){&bold(){お疲れ様でした。}}
#center(){&blankimg(photo-1429734956993-8a9b0555e122.jpg,width=600,height=420)}
#center(){&font(25px){&bold(){&ruby(あらゆるものは去り、何物も留まらない。){πάντα χωρεῖ καὶ οὐδὲν μένει.}}}}
#right(){&bold(){- &ruby(プラトーン){Πλάτων} 『Κρατύλος』}}
#center(){&bold(){&color(white){さあ、目映い新たな世界を魅せてくれ。}}}
*余談
当作品は、SCP-2000-JPコンテスト出場作であり、そのコンテストのテーマは&bold(){変遷}であった。ちなみに、結果は6位。作者談だが、コンテスト終了してしばらくは、1位の[[SCP-2000-JP]]を連想させる「犬」と、5位のSCP-2001-JPを連想させる「Safe」という単語を聞くだけで体がクソァ!ってなった&footnote(原文ママ)らしい。
ちなみに、当記事には画像が4つ張り付けられている。順に
・4/2020-JPクリアランス付与
・4/2020-JP持ってない人を殺す保安用認識災害
・SCP-2020-JP-C影響範囲の世界地図
・認識ニュートラル化ミーム
の4つであるが、これは実は
&bold(){&color(red){「昼間→夕方→夜→朝」}}という&bold(){時刻の変遷}を表している。
また、これと同時に&bold(){&color(red){「雨→川→海→雲」}}という&bold(){水の変遷}も表しているという。
どこまでも「&bold(){変遷}」にこだわった、SCP-2000-JPコンテストとしてふさわしい記事だった、といえるだろう。
ちなみに、先ほどSCP-2020-JPはSCP-2000のアレンジだと述べたが、2つ目の画像はSCP-2000のミーム殺害エージェントに似た画像を使っているのだとか。
またメタタイトル祝福や資料に散りばめられてる
「時計の針は前にしか進まない」「過去の意思を偽りで覆い隠すことはできない。」「瞬間瞬間を必死に駆け抜けてきた」1つの世界に全てSCPが集まったことでの設定の矛盾 そして最終的には世界が再分割するところを考える限り元ネタは[[仮面ライダージオウ]]だと思われる。
祝福・新たなる追記・修正へ
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#right(){#openclose(show=▷ CC BY-SA 3.0に基づく表示){
SCP-2020-JP - 祝福・新たなる時代へ
by stengan774
http://scp-jp.wikidot.com/scp-2020-jp
2020年公開
stengan774のなんかアレ
by stengan774
http://scp-jp.wikidot.com/author:stengan774
タイトル不明
by kazumikkusu(@kazumikkusu1)
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2020年公開
画像は全てCC0ライセンスです。
画像1
Rain Puddle Water
by MichaelGaida
https://pixabay.com/photo-2538429/
2017年公開
画像2
nature sunset river dusk
by Pexels/Skitterphoto
https://www.pexels.com/photo/nature-sunset-river-dusk-9329/
2015年公開
画像3
view of earth map
by unknown
https://web.archive.org/web/20200415132922/https://visualhunt.com/photo2/14619/view-of-earth-map/
公開年不明
画像4
8DMuvdp-vso
by Nick Scheerbart
https://unsplash.com/photos/8DMuvdp-vso
2015年公開
この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。}}
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- メタタイトルとか設定を見た感じ、元ネタは仮面ライダージオウかな -- 名無しさん (2022-01-30 13:08:22)
- ↑ちょくちょく瞬瞬必生とか時計の針は前にしか進まないとか出てるもんね -- 名無しさん (2022-01-30 13:56:24)
- バラバラだった世界を再分割ってオチも確かにジオウっぽいな。 -- 名無しさん (2022-01-30 17:42:44)
- ついにこの項目も出来たか… -- 名無しさん (2022-01-30 17:59:26)
- 変わることをもう恐れない。過去の意思は嘘では欺けない。 -- 名無しさん (2022-01-30 22:23:07)
- 管理者がやろうとしたことは、どちらかというと白ウォズに近い -- 名無しさん (2022-01-31 00:45:46)
- JPの2000番台もかなり埋まってきたし、3000のコンテストも今年中にやるかもな -- 名無しさん (2022-01-31 03:18:26)
- ↑お題なんだろう -- 名無しさん (2022-01-31 06:58:11)
- ↑「未来」とか? -- 名無しさん (2022-01-31 09:12:58)
- ↑「未来」は4000JPコンテストで見てみたさがある(財団4K的な意味で) -- 名無しさん (2022-01-31 20:23:48)
- 超ド直球に「記憶」とか?ちなみに、財団の公式新聞の編集者さんは2023年年明けに開催されると踏んでるのだそう -- 名無しさん (2022-01-31 20:27:38)
- 途中まではコロナ禍のことかな…と思いつつ読んでたけどO5-8の声明を見た瞬間元ネタを理解できた -- 名無しさん (2022-01-31 22:52:06)
- つまり(エキサーイエキサーイ三行訳は~) 1.SCP-2000という最強の称号を勝ち取った日本最強のSCP 2.また財団の明日が無くなってる案件もなんだかんだ解決してたけど、さすがにこのままじゃ良くないよな 3.祝え!仮面ライダージオウがもたらした瞬瞬必生ミーム、それが財団世界を新たなる時代に導く瞬間である! -- 名無しさん (2022-02-01 22:38:02)
- 「なんか夢の中で非常に巨大な無ってフレーズ出てきたからオブジェクトにした」 「ロールプレイ禁止の場で財団接触者を本気のように演じるメンバーが語りまくってきた」 「コンテスト後暫くはより上位の作品思い出す度に体がクソァ!ってなってた」 -- 名無しさん (2022-02-14 20:36:24)
- メタ的な視点がありつつも、考え抜かれた複雑な構造を持つSCPだなあ。SCPの記事を読んでると「こんだけ人類滅亡クラスのKeterがあるの無理ゲー過ぎね?」という疑問に対する解答と、それだけでは終わらせない一ひねり二ひねり。 -- 名無しさん (2022-03-02 01:45:24)
- 仮面ライダージオウが元ネタって言われると確かに納得はするな。歴代ライダーが一所にいる世界とか明らかに矛盾するのに作品内では都合良く解釈されて共存してるし。(此れはジオウに限らず集合作品なら何れでもそうだけど) -- 名無しさん (2022-03-17 14:11:16)
- SCP2020JP「お前達の平成って醜くないか?まるで凸凹だらけの石ころだらけの道だ、俺が綺麗に舗装し直してやるよ」SCP財団「凸凹の道で何が悪い!勝手に纏めるなよ!俺達は瞬間瞬間を必死で生きてるんだ!皆バラバラで当たり前だ!それをめちゃくちゃとか言うな!」 -- 名無しさん (2022-03-17 14:16:04)
- いつの間にか記事になってた。このSCP本家だと長い上に過剰なほど凝った道具立てにしてるから、読んだ後の感想が「そうだったのか」ではなく「疲れた」だったんよね -- 名無しさん (2022-05-07 15:58:07)
- 常に変化を続ける。それだけが私たちの進む方法なのですから。 ここ赤の女王仮説 -- 名無しさん (2022-05-31 02:07:43)
- ああなるほど瞬瞬必生・・・ -- 名無しさん (2022-08-07 05:40:54)
- 過去の意思を~のくだりで全てを理解した 主題歌まんまだ -- 名無しさん (2022-10-20 14:03:30)
- テーマをこれでもかと表現しつつも校長や学者のスピーチのような美しいくらい綺麗に筋道が通った流れに感動した -- 名無しさん (2022-11-18 21:50:58)
- 確かに仮面ライダーって諸にSCP案件だけどそのままじゃ駄目だから飽くまでモチーフとしてジオウを持ってきたんだろうな。2020年はコロナもそうだけどゼロワンへの酷評とかもあって平成を懐かしんだり、平成の方が良かったって声が沢山あった。けれどそれは自分達の意思と力で平成という一つの時代に幕を下ろしてこれからの時代を後輩と共に凸凹の道を歩いて生きていくと決めた平成ライダー達の思いを無駄にする事だからな。 -- 名無しさん (2023-06-27 22:26:23)
- 怖いSCPかと思ったらめちゃくちゃ勇気づけられる内容だった -- 名無しさん (2025-12-18 23:55:53)
- シェアワールドとしての世界を一つとして解釈するか多世界と解釈するか?この記事が2000-JPになれなかった理由はこの記事の複雑さだけでなく、多世界解釈の方が良いという結論に対する陳腐さからなのかもしれないね。 -- 名無しさん (2026-06-06 00:52:56)
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