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ワスプ(メトロイド)

登録日:2026/10/10 Sat 22:42:00
更新日:2026/10/10 Sat 22:54:37NEW!
所要時間:約 10 分で読めます




ワスプとは、「(スズメバチみたいなデッカい)蜂」を意味する言葉だが、本記事では任天堂のゲーム作品「メトロイドシリーズ」に登場する生物種を挙げる。


【概要】


主な登場は、主人公サムスからの視点で冒険するシリーズ作品「メトロイドプライムシリーズ」から。
それまでキハンター星人くらいしか居なかった蜂モチーフの雑魚敵キャラクターであり、容姿から生態に至るまでまんま蜂。

  • 大抵巣とセットで登場し、近づくと集団で現れる。
  • 巣を破壊しないと際限なく現れる。
  • 巣は大抵爆発系の火器でしか破壊できないため、装備を喪失している序盤は無視するしかない。
といった流れは大体共通している。

こんなデカい虫がウヨウヨしているメトロイド世界には住みたくないという、ブロード伍長*1のような方は多いと思われる。

また、メトロイド世界あるあるの「日本版と海外版の名称と設定の違い」がコイツらにも存在し、かなりややこしいことになっている。

基本的にプライムシリーズでの登場がメインとなるが、後に2D作品の流れを汲む本家メトロイドシリーズの方においても、「発生源となる巣を破壊しないと、延々と出現し続ける」タイプの生物が登場している。

【種類】


ワスプハイブ


読んで字のごとく蜂の巣。
「プライム」「プライム2」に登場するターロンワスプ/ワーワスプが、壁や天井に形成する。
「プライム」では管が複数本まとまったような形状。
「プライム2」では壺のような形状をしている。
いずれも、不用意に近づくとワスプたちが次々と姿を現すため、遠くからミサイルで狙撃して破壊しておく必要がある。

なお、どちらのログブックにも共通して、
  • 表面に見えているのは巣の一部であり、内部には広い部屋を作っている。
  • 巣が破壊されると、ワスプたちは危険が去るまで巣の中で待機しており、危険が去った後に同じ場所にまた巣を形成する。
といった情報が書かれており、部屋移動をすると巣が再生する理由付けが成されている。
また、スキャン時の文には破壊前と破壊後で差分が存在し、ログブックに記録されるのは破壊前の方。

ちなみに、「ハンターズ」にもワスプハイブが登場はするのだが、スキャン対象ではないうえ、なんか小さく動いてる植物の蕾のような形状をしている。
こちらはミサイルに限らず全てのウェポンが通用する。

ターロンワスプ/ワスプ


前者は「プライム」に、後者は「ハンターズ」に登場する。
どちらも青みがかった体色であり、外敵に対し、伸ばした尾の毒針で体当たりしてくる。
1体1体はパワービーム数発で倒せる程でしかないが、ワスプハイブから無限に現れ続けるためキリがない。
ミサイル入手までは適当にあしらいつつ進むしかない。

ちなみに「ハンターズ」のワスプの方は、一定エリアに対空し、縄張りに入った相手を攻撃するだけで、実はワスプハイブからは出てこない。

ブラッドワスプ


「プライム」に登場。
身体は黒く、名前通り血のように赤く染まった腹部が特徴。

鳥人族の防衛兵器ハイブトーテムとの戦闘中に登場。
ハイブトーテムは、取扱説明書に書かれた「機械文明を遠ざけ、自然との共存を選んだ鳥人族」の思想を体現したような兵器であり、攻撃面は連動する有機ユニットに行わせる。この有機ユニットに該当するのがブラッドワスプである。

ブラッドワスプ同士は特殊なシグナルで呼び合っており、非常に統率の取れた動きをする。
相手の周囲を集団でグルグルと周回して方向感覚を失わせ、隙をついて毒針による突進攻撃を行う。
期間限定のスキャン対象のため注意が必要。

「メトロイドプライム ピンボール」にも引き続き登場。
テーブル「ターロンオーバーワールド」の「ボタンをタイミングよく交互に押すことで、サムスが左右の壁をキッククライムで登っていく」というミニゲーム「ウォールジャンプ」にて配置され、ステージを上下に往復している。特に攻撃はしてこない。
今作のサムスの回転ジャンプはデフォルトでスクリューアタックとなっているため、ぶつかるだけで倒せる。
あくまでもミニゲーム中にボーナス点数を稼ぐための的のような扱いとなっている。

「プライム3」では、スペースパイレーツが使用するエアドローンが、ハイブトーテム戦のブラッドワスプと同じような戦術をとる。1作目オマージュだろうか。


ポイズンワスプ


「プライム」に登場。
身体は黒、腹部は黄色で、腹部がターロンワスプよりもでっぷりとした形状をしている。
ブラッドワスプと同じく、鳥人族の防衛兵器であるアサルトバーナー AO-1837との戦闘中に登場。こちらも期間限定のスキャン対象。

アサルトバーナーはステージ中央に設置されているのだが、その真上の天井に巨大なポイズンワスプのワスプハイブが存在しており、アサルトバーナーが損傷を負うたびに、真上に向かって火炎放射を実行。
そのたびに怒ったポイズンワスプが戦闘に乱入してくるようになる。とんだとばっちりである

腹部から毒針を発射する遠隔攻撃持ち。
毒針は再生能力が異常に高いうえ、飛距離は最大で20メートルにも及ぶという。
毒針には酸性の化合物が含まれており、命中した相手を融解させてしまう。サムスが溶けることはないのでご安心を

彼らのワスプハイブはスキャンこそできるものの、ログブックには記録されない特別仕様。外観は紫芋けんぴ紫がかったワスプハイブだが、通常火器での破壊ができず、「真下からの火炎放射でのみ破壊可能」というえらくピンポイントすぎる特性を持つ。


ワーワスプ/ウォーワスプ


前者は「プライム2」に、後者は「ハンターズ」に登場する。
両者とも、腹部から毒針を発射してくるポイズンワスプ仕様。
「プライム2」に登場するワスプはワーワスプとダークワスプのみ。仕様も攻撃手段以外はターロンワスプと同じ。

「ハンターズ」に登場するワォーワスプは、惑星アークテラの地下施設でのイベント戦で登場。体色は緑。
1度限りのイベントのため、期間限定のスキャン対象となる。ワスプハイブを破壊しなければ延々と出現し続けるため注意。むしろワスプハイブの形が変わりすぎて気づきにくかったりする

両者とも名前が似ているうえ、攻撃手段も同じなので、単なる日本語訳の表記揺れ…かと思いきや…?(後述)

ダークワスプ


「プライム2」に登場。
別次元からの侵略者であるイング族に憑依(スナッチ)されたワーワスプ。
闇のホレイトのとある場所にワスプハイブを形成しており、そこから現れる。

ワスプハイブは黒ずんだ色彩に変化しているものの、ログブックの中身は通常のものと同一。
明らかに内部に広い部屋が作れそうにない場所に巣が作られているのは内緒


レッドワスプ/ブルーワスプ


「ハンターズ」に登場。
ワスプの色違い個体で、体色もそれぞれの名前通り。
ウォーワスプ同様に腹部から弾を発射するのだが、
レッドワスプはマグモールに酷似した炎上効果付きの火炎弾を、
ブルーワスプはジュディケイターに酷似した凍結効果付きの氷結弾をそれぞれ発射してくる。
お前らのような蜂が居てたまるか

一定エリアを単体で飛び回っており、サムスを発見すると攻撃してくる。
倒しても、エリア内にワスプハイブがある場合は再出現してしまう。
同属性のウェポンによる攻撃は一切効かないが、有効な相性のサブウェポンを使用すれば楽に倒せる。


【同ポジションの生物】


メロ


Lの後継者候補じゃないよ
初代メトロイド、スーパーメトロイドに登場していたハエのような生物。
元々は一部の部屋を集団で飛んでいるだけの、ビーム1発で沈む雑魚に過ぎなかった。

初代リメイク作品である「ゼロミッション」では、ブリンスタの一定エリアに入るとメロの大群が飛来し、サムスをしつこく追撃してくるようになった。
耐久性は相変わらずなものの、無限湧きの物量で襲い来るため鬱陶しい事この上ない。
とある部屋にメロの巣が形成されており、通行のために破壊することになるが、1個でも巣を残すと部屋移動のたびに巣が再生されてしまう。
全て破壊し尽くすことで、メロは2度と出現しなくなり、巣も再建されなくなる。

ベビーメトロイド


詳細はリンク先を参照。
サムスと運命的な出会いを果たした方のベビーではなく、「プライム2」に登場する敵キャラクターとしての個体を指す。

エーテルでの資源不足に悩むパイレーツがメトロイドを携帯用エネルギー源として利用するべく、ターロンメトロイドを遺伝子操作して生み出した幼生体がこのベビー。
エリア内に存在する有機体保管庫「メトロイドコクーン」から際限なく出現する。
挙動的にはワスプ系と変わらないが、同エリア内に存在するフェイゾンに触れると、一瞬でターロンメトロイドへと急成長してしまうため、スキャンコンプ目的以外では出会いたくない奴。

メトロイドコクーンの方も、ミサイル以外の武装も通用するものの耐久力がきわめて高いうえ、色が黒一色のため見落としやすい。

幼生グラグノル


「プライム3」に登場する、惑星ブリオ固有種のグラグノルの幼生。
どう見ても某SF映画の顔面(フェイス)に貼り付いて(ハグ)きそうな奴にしか見えない飛行生物。
どうやって飛んでんのって?知るか

ワスプハイブ同様に、壁や天井に形成された巣から集団で現れる。本作にはワスプ系の敵が登場しないため、その代替ポジションだろうか。
こちらの巣はスキャン対象ではないうえ、ミサイルだけでなくチャージビームでも破壊できてしまうため、事実上の下位互換となっている。

リオ/メラ/ヒムラ


ヒムラを除いて、初代メトロイドから登場するハエのような飛行生物。

2Dシリーズの流れを汲む「Other M」にて、同カテゴリの雑魚敵として設定された。
森林地帯セクターのバイオスフィアにはリオ、
寒冷地帯セクターのクライオスフィアにはヒムラ、
高温地帯セクターのパイロスフィアにはメラが登場。

いずれも発生源となる巣を形成しており、破壊しなければ無尽蔵に出現し続ける。
巣はミサイル数発を撃ち込まなければならない程の硬さだが、プラズマビームやスーパーミサイル解放後は雑に処理できるように。

なお、元々のメラは上記のメロの炎版といった立ち位置の弱い雑魚敵であり、
一方のリオはメロよりも強い、魔界村のレッドアリーマーみたいな動きのやや強い雑魚であった。
即興でGet Wild演奏できる芸人とは違う氷属性のヒムラは「Other M」が初登場。


シュレン/サンドシュレン/ケイブシュレン


南斗五車星は関係ない
別時空の宇宙が舞台である「プライム4」に登場。
こちらの宇宙でいう蜂に似たシュレン科の昆虫。シュレン科ってなんだよ…
いずれもシュレンハイブと呼ばれる巣を形成し、群れを成して無尽蔵に現れるという点がワスプ系と共通している。
隣接する巣同士でコロニーを形成する社会性を持ち、互いに協力して外敵の排除にあたる。
外見は4枚の翅を持つ昆虫だが、どちらかといえば蜂よりは甲虫寄り。別作品でで例えるなら「ドレッド」に登場するクェツォアのフォルムに近い。

シュレンはフューリーグリーンに生息し、毒液を吐いて攻撃する。

サンドシュレンはソルバレイに生息し、全身のトゲを利用した突進攻撃を行う。
作中を通して2回行われたGEシャワー散布の影響で突然変異を起こし、ストーリー進行に応じて耐久力と突進力が強化されていく。

ケイブシュレンはグレートマインズにに生息し、シュレン同様に毒液で攻撃してくる。ダメージを受けると、こちらに突進した後に自爆する。メトロイド世界あるあるの自爆特攻野郎


【余談】


日本版ではやたらと種類があるワスプだが、海外版の設定準拠で見ると一気に種類が少なくなり、さらにややこしくなる。
以下、(海外名)=(日本名)で記載する。

War Wasp = ターロンワスプ、ワーワスプ、ワスプ

Barbed War Wasp = ポイズンワスプ、ウォーワスプ

Ram War Wasp = ブラッドワスプ

Red/Blue Barbed War Wasp = レッド/ブルーワスプ


以上のとおり、日本名と海外名が一致しているのは「プライム2」のワーワスプくらいのもの。
しかも、ワーワスプとウォーワスプは単なる日本語訳の表記揺れと思いきや、海外版ではそもそも別種扱いという罠。もうどっちがどっちかわかんねえよ
日本語版制作スタッフの苦労のほどがうかがえるというもの。

メトロイドシリーズ外作品への客演は皆無。
強いて挙げるならば、本記事に記載した「Other M」版のリオが
「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U」のフィールドスマッシュに登場したくらいか。


追記修正は、でっかい蜂でも平気な方がお願いします。


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最終更新:2026年10月10日 22:54

*1 「プライム2」に登場する銀河連邦軍ブラボー中隊の隊員。弾薬を無駄遣いするレベルで虫が嫌い。