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&font(#6495ED){登録日}:2022/02/01 (火曜日) 23:15:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約9分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){怖いねェ~、こりゃ間違いなく&ruby(・){裏}の案件だ。}}}
&ruby(やぎ){八木} &ruby(たくま){琢磨}とは漫画『[[裏バイト:逃亡禁止]]』の登場人物。
*【概要】
3巻収録の『探偵助手』のエピソードにて初登場した&bold(){「八木探偵事務所」}の所長を務める中年男性。
およそ裏関係者とは思えないような間の抜けたコミカルな一面が目立つが、その正体は裏バイトで遭遇する怪異等の危険な案件を扱う&bold(){裏専門の[[探偵]]。}
探偵事務所の裏窓口&bold(){「八木相談所」}で依頼者からの&bold(){&color(red,black){「表沙汰にできないようなヤバい依頼」}}を、高額な依頼金を受け取る代わりに引き受けて依頼の原因となる案件を調査・分析するのが本当の仕事。
裏バイト関係者の例に漏れず依頼料金は高額らしく、&bold(){「怪異案件への対処法や対処のアドバイスを詳しく訪ねる行為」}は彼への依頼に当たるため、その時点で高額請求が課される。
逆を言えば簡単な情報提供程度であればサービスでやってくれる様子(([[腐れ縁]]になったユメハマコンビ限定の対応の可能性もあるが))。
一応、怪異と遭遇する率よりは怪異と関係ない普通の案件が圧倒的に多いらしい。
そして本作に於ける事実上の&bold(){狂言回しポジション}の人物。
初登場エピソード以降も温泉宿スタッフのエピソードでも主人公2人にばったり遭遇したりと、順調に準レギュラーポジションへ着き始めている。
ちゃっかり和美ともコネクションを作っており、時には和美へ裏関連の情報を提供したりと主人公2人へのアドバイザー的な立ち位置を取る。
また、偶然に過ぎないだろうが彼の登場するエピソードはどこか悲しげなムードのオチが多い。
その後『空き地探し』のエピソードのラストにて、裏バイト仲介業者である赤川さんの&bold(){実弟}であることが判明した。
&s(){呼び方が&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){「お姉ちゃん」}}だったり、ブラックコーヒーが苦くて飲めなかったり、お酒が全く飲めない下戸だったりと中年男性なのに描写が妙にあざとい。}
両親についての描写は長らくなかったが、「遺品整理」のエピソードで彼の過去も含めて詳細が明らかになっている。
*【人物】
無精ひげと痩せこけた頬が特徴的な風貌で&s(){阿部寛に似ており、}自由奔放な雰囲気を纏っている。
性格は飄々とした若干軽いノリが目立つ掴みどころのない人物。ただし&bold(){&color(red){重度の競馬狂い。}}
事務所で暇を見つけては&s(){喘いでいる女の子のような声を出しながら}競馬を聴いているがそのセンス自体はあまりないようで、本編では尺の都合上カットされたが計195万円をスッたりしている((おまけ漫画では大金をスッた放心状態からアヘ顔を晒し、橙と和美に無心するもやんわり断られマヨネーズを踏んづけてしまった。))。また姉である赤川とは長い付き合いのため、姉の見る目に対する信頼は中々のもの。
競馬狂いに加え多額の借金を抱えているなどパッと見はいい加減な態度を取るダメ親父にしか見えないが、
・&bold(){裏バイターに初っ端から死の危険をはっきり伝える}
・&bold(){真っ当な道具の手配と準備の実施}
・&bold(){高額報酬もケチらずしっかり支払う}
など初めて登場した時は裏関連の雇用主にしては&bold(){貴重なほどに真っ当な人物}として振る舞っていた。
いい加減で飄々とした態度も本物だが同時に抜け目のない性格で、裏の関係者なだけあってオカルト的な怪異の存在も熟知。
怪異に対しても限られた情報から詳細な仮説を立てて有効な結論を導き出したり、怪異に囚われた和美との簡単なやり取りだけで即座に突破口を見出して的確に指示するなど非常に知恵が回る。
#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){別にどうとも。私の仕事は分析と報告だけなので。}}
&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){この「仕事」を続けるも辞めるもご自由に。}}}
もっとも、彼自身は&bold(){&color(red,black){極端に割り切りの激しいシビアまたは冷淡な性格。}}
依頼についてはしっかり熟すものの、
・依頼人から自分たちのしでかした外道の所業に対して悔やむような質問をされても&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){「別にどうとも」}}と[[興味なさげにバッサリ切り捨てる>脳噛ネウロ]]。
・既にできることが何もなかった怪異の犠牲者については特に気にせず&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){「それより、君達のお陰で怪異への対処法が実証された」「お手柄だぞ!裏でそんな事滅多に無い!」}}と笑顔で喜ぶ。なんなら&bold(){&color(red){心底嬉しそうに高笑いする。}}
など、仕事には直接関係のない裏関連での諸問題には全く興味を示さず、仕事外の案件には我関せずの姿勢を取り続ける。
4巻での描き下ろしおまけ漫画では主人公2人が絡まない場合の怪異関係での依頼を引き受けた様子が描かれたが、やはりシビア。
一応本性が冷淡とはいえ社交性自体は非常に高く、依頼で関わった直後に再会した際は、同僚であった裏バイターの死((この裏バイターとは八木も関わっている))で精神的に追い詰められていた和美の精神状態を察して配慮を促すなど良心的な部分もある。
少なくとも&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){「生き馬の目を抜く外道連中が跳梁跋扈する世界」}}と自ら例えた裏バイトの世界では&bold(){貴重な善人ポジションであることは間違いない。}
&s(){ただし和美から得た高額の依頼金を躊躇いなく博打に費やして溶かしていると考えると、ある意味では外道ともいえるかもしれない。}
なおこの性格は裏の関係者だからという訳ではなく、彼の素である模様。良くも悪くもドライな性格だと言える。
#openclose(show=琢磨は頭も良いし…勉強ができるってだけじゃない。物事の本質を見極める才能があると思う。){
両親は八木さんが幼い頃に離婚しており、彼は母親が、姉の京子(赤川さん)は父親が親権を持つことになった((そのため以前の姓は赤川。別のエピソードで出てきた彼の古い友人が以前の姓を言いかけた。))。
母は会社を経営している真人間だが父親が&bold(){&color(#FF0000,#000000){呪具の収集}}を趣味としており、それが行き過ぎて家の金に手を出したため離婚を言い渡されたのだという。
二人がきょうだいであると表向きに公言していないのはこういう事情もあるためだろう。
八木さんは幼少期からまさに神童と言ってよい頭脳を発揮していたらしく、母の言う通り「正道」を歩み順風満帆な人生を送っていたが……
#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){自分が望んだ事でもあったはずだ。しかし…どうにも……どうにも……}}}
#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){一瞬、私の脳裏に父親の顔がよぎった}}}
何もかもが思い通りになる自分の人生に退屈さを感じ始めていた大学生の八木さんは、友人の誘いに乗ってとある「ギャンブル」を遊ぶことになった。
……そう、それこそが八木さんの人生を大きく変えることになる&bold(){&color(red){「競馬」}}だったのだ。
自分の読みや目論見がまるで当たらない競馬に感じたことのない高揚感を覚える八木さん。
文字通り狂ったように競馬にのめり込んでいき金をつぎ込んで&s(){喘ぎ声を出して}いく。親からも借り、挙句は闇金にまで手を出して競馬に金を投じていったらしい。
どうやらこの際に「お姉ちゃん(赤川さん)が怪しげな仕事でぼろ儲けしている」と知ったらしく、裏の世界に入っていくことになったようだ。
八木さんが「裏」の世界に入ったのは前述の通り借金が原因ではあるのだが、母の発言からすると「まだ間に合う」レベルであるらしく自分の会社に勤めるよう説得していた。
だが八木さんは競馬を通じて己の求めているものに気づいてしまっており「裏の仕事は辞めない」という。
#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){それは、ギャンブル性ではない}}}
#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){理解できるものは、つまらないのさ}}}
#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){「裏」の事は誰にもわからないし理解もできないんです。}}}
#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){理解できないもの、コントロールできないもの、征服できないもの、無敵の存在。}}}
#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){「裏」は僕にとっての憧れでもありヒーローでもある。}}}
彼の母は八木さんを「アンタ、やっぱりあの男の息子よ」と諦めたかのように語っていた。
そんな彼の父は、(おそらく怪異によって)命を落としているが、&bold(){&color(#FF0000,#000000){その死体は笑っていた}}という………
}
#openclose(show=ずっと、そこにいたのか){
探偵助手⑤で本腰を入れてユメの義母、黒嶺弥生の捜索をユメハマコンビに依頼。ユメハマコンビは紆余曲折を経て発見するが、その人物は死んでいた。
「発見した人物の死体は昔の顔のまま(整形していない)」、「金銀コンビが調べたところ、目撃された顔はそれぞれ異なる」などの情報を整理して、黒嶺弥生はオヨツのような人に取りつき、伝播する存在と推理。その矢先に現れた茶々…&bold(){の中にいた「黒嶺弥生」により右腹部を刺されてしまう。}
刺された状態ですら口から吐血するほどの傷では流石に助からず&bold(){死亡した。}
葬儀では棺桶を叩いた女性がいたが、姉が気遣う行動を見せたことから恐らく母親だろう。
テンプレ的な「知りすぎたから消された」わけではあるが、ステゴロが強いわけでもなく、身内同然の茶々相手では警戒しきれず遅れをとった形になったのだろう。
生前はこんな仕事だからと机の中に手紙を残しており、死後、ユメハマコンビはそれを発見。葬儀に来ていた金銀コンビと情報を整理し共有。いよいよ茶々を警戒することになる。}
#openclose(show=「やっ。」){
『遊園地スタッフ』のエピソードで、主人公2人が飛ばされたパラレルワールドでも探偵業を営んでいた。
経緯は不明だが、並行世界の主人公2人ともすでに顔見知りだった模様。
&s(){赤川の例からして、こちらの八木は競馬をやっていない可能性がある。}
遊園地「富岡Qランド」の調査のため慈愛の塔の鍵のコピーを主人公2人に依頼し、スペアキーで潜入するもマスコットたちに捕まり制裁を受けて死亡したことがちょい足しによって&s(){雑に}語られた。
パラレルワールドとはいえ人気キャラかつ有能な探偵である八木があっさり死んだのは読者を驚かせたが、
抜け目のない性格をしている元の世界の八木と比べると、主人公2人に目的を深い部分まで語りすぎるなど甘い面も見られたため、怪異相手には仕方ない結末だったのかもしれない。
&s(){やっぱ競馬やってなかったのが敗因じゃないかなぁ…。}
}
*【余談】
読者からの人気はかなり高く&bold(){「俺たちの八木さん」「メインヒロイン((同じくマンガワンにて連載中の『[[ケンガンアシュラ]]』および『[[ケンガンオメガ]]』でも、中年男性キャラである山下一夫は「公式ヒロイン」の称号が与えられている。))」}として扱われている。&s(){後者はおかしいだろ!}
追記修正よろしくお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,25)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- やっぱりシビアなだけで善人なんだよなあ -- 名無しさん (2022-11-23 08:10:12)
- パラレルの八木さん可哀想だけど運がなかった。パラレルのまともなキャラたちも良いけどやっぱり一癖も二癖もある八木さんや赤川さん、茶々さんのが好き。 -- 名無しさん (2023-01-30 19:21:43)
- 仕事関係はドライだけど意外と人情がある人だよな。おかしくなった茶々さんには色々手を打ってるみたいだし。 -- 名無しさん (2024-05-09 16:30:09)
- 何でも出来る才覚があったからこそ、才覚があっても左右されない競馬に惹かれたのか -- 名無しさん (2024-05-09 16:59:06)
- 最新話から、南無 -- 名無しさん (2024-08-03 00:51:36)
- 南無阿弥陀仏 -- 名無しさん (2024-08-03 10:25:16)
- 香典を競馬につぎ込むために復活しないかなぁ。って、それじゃどこかの警察官か。 -- 名無しさん (2024-08-12 23:58:46)
- まあこの性格ならどの道長生き出来ないよなとは思う -- 名無しさん (2024-08-24 06:10:39)
- 最新刊帯の巻末の少年時代八木。あれ遺影に見立ててるように見える -- 名無しさん (2024-11-17 14:24:25)
- あぁ、ダメだったか……まぁこの人、良くも悪くも裏方じゃないと生存率低そうな性格だもんね…… -- 名無しさん (2025-03-08 15:24:55)
#comment(striction)
#areaedit(end)
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*【概要】
3巻収録の『探偵助手』のエピソードにて初登場した&bold(){「八木探偵事務所」}の所長を務める中年男性。
およそ裏関係者とは思えないような間の抜けたコミカルな一面が目立つが、その正体は裏バイトで遭遇する怪異等の危険な案件を扱う&bold(){裏専門の[[探偵]]。}
探偵事務所の裏窓口&bold(){「八木相談所」}で依頼者からの&bold(){&color(red,black){「表沙汰にできないようなヤバい依頼」}}を、高額な依頼金を受け取る代わりに引き受けて依頼の原因となる案件を調査・分析するのが本当の仕事。
裏バイト関係者の例に漏れず依頼料金は高額らしく、&bold(){「怪異案件への対処法や対処のアドバイスを詳しく訪ねる行為」}は彼への依頼に当たるため、その時点で高額請求が課される。
逆を言えば簡単な情報提供程度であればサービスでやってくれる様子(([[腐れ縁]]になったユメハマコンビ限定の対応の可能性もあるが))。
一応、怪異と遭遇する率よりは怪異と関係ない普通の案件が圧倒的に多いらしい。
そして本作に於ける事実上の&bold(){狂言回しポジション}の人物。
初登場エピソード以降も温泉宿スタッフのエピソードでも主人公2人にばったり遭遇したりと、順調に準レギュラーポジションへ着き始めている。
ちゃっかり和美ともコネクションを作っており、時には和美へ裏関連の情報を提供したりと主人公2人へのアドバイザー的な立ち位置を取る。
また、偶然に過ぎないだろうが彼の登場するエピソードはどこか悲しげなムードのオチが多い。
その後『空き地探し』のエピソードのラストにて、裏バイト仲介業者である赤川さんの&bold(){実弟}であることが判明した。
&s(){呼び方が&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){「お姉ちゃん」}}だったり、ブラックコーヒーが苦くて飲めなかったり、お酒が全く飲めない下戸だったりと中年男性なのに描写が妙にあざとい。}
両親についての描写は長らくなかったが、「遺品整理」のエピソードで彼の過去も含めて詳細が明らかになっている。
*【人物】
無精ひげと痩せこけた頬が特徴的な風貌で&s(){阿部寛に似ており、}自由奔放な雰囲気を纏っている。
性格は飄々とした若干軽いノリが目立つ掴みどころのない人物。ただし&bold(){&color(red){重度の競馬狂い。}}
事務所で暇を見つけては&s(){喘いでいる女の子のような声を出しながら}競馬を聴いているがそのセンス自体はあまりないようで、本編では尺の都合上カットされたが計195万円をスッたりしている((おまけ漫画では大金をスッた放心状態からアヘ顔を晒し、橙と和美に無心するもやんわり断られマヨネーズを踏んづけてしまった。))。また姉である赤川とは長い付き合いのため、姉の見る目に対する信頼は中々のもの。
競馬狂いに加え多額の借金を抱えているなどパッと見はいい加減な態度を取るダメ親父にしか見えないが、
・&bold(){裏バイターに初っ端から死の危険をはっきり伝える}
・&bold(){真っ当な道具の手配と準備の実施}
・&bold(){高額報酬もケチらずしっかり支払う}
など初めて登場した時は裏関連の雇用主にしては&bold(){貴重なほどに真っ当な人物}として振る舞っていた。
いい加減で飄々とした態度も本物だが同時に抜け目のない性格で、裏の関係者なだけあってオカルト的な怪異の存在も熟知。
怪異に対しても限られた情報から詳細な仮説を立てて有効な結論を導き出したり、怪異に囚われた和美との簡単なやり取りだけで即座に突破口を見出して的確に指示するなど非常に知恵が回る。
#center(){&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){別にどうとも。私の仕事は分析と報告だけなので。}}
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もっとも、彼自身は&bold(){&color(red,black){極端に割り切りの激しいシビアまたは冷淡な性格。}}
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・既にできることが何もなかった怪異の犠牲者については特に気にせず&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){「それより、君達のお陰で怪異への対処法が実証された」「お手柄だぞ!裏でそんな事滅多に無い!」}}と笑顔で喜ぶ。なんなら&bold(){&color(red){心底嬉しそうに高笑いする。}}
など、仕事には直接関係のない裏関連での諸問題には全く興味を示さず、仕事外の案件には我関せずの姿勢を取り続ける。
4巻での描き下ろしおまけ漫画では主人公2人が絡まない場合の怪異関係での依頼を引き受けた様子が描かれたが、やはりシビア。
一応本性が冷淡とはいえ社交性自体は非常に高く、依頼で関わった直後に再会した際は、同僚であった裏バイターの死((この裏バイターとは八木も関わっている))で精神的に追い詰められていた和美の精神状態を察して配慮を促すなど良心的な部分もある。
少なくとも&bold(){&color(#FEDCBD,#000000){「生き馬の目を抜く外道連中が跳梁跋扈する世界」}}と自ら例えた裏バイトの世界では&bold(){貴重な善人ポジションであることは間違いない。}
&s(){ただし和美から得た高額の依頼金を躊躇いなく博打に費やして溶かしていると考えると、ある意味では外道ともいえるかもしれない。}
なおこの性格は裏の関係者だからという訳ではなく、彼の素である模様。良くも悪くもドライな性格だと言える。
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両親は八木さんが幼い頃に離婚しており、彼は母親が、姉の京子(赤川さん)は父親が親権を持つことになった((そのため以前の姓は赤川。別のエピソードで出てきた彼の古い友人が以前の姓を言いかけた。))。
母は会社を経営している真人間だが父親が&bold(){&color(#FF0000,#000000){呪具の収集}}を趣味としており、それが行き過ぎて家の金に手を出したため離婚を言い渡されたのだという。
二人がきょうだいであると表向きに公言していないのはこういう事情もあるためだろう。
八木さんは幼少期からまさに神童と言ってよい頭脳を発揮していたらしく、母の言う通り「正道」を歩み順風満帆な人生を送っていたが……
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何もかもが思い通りになる自分の人生に退屈さを感じ始めていた大学生の八木さんは、友人の誘いに乗ってとある「ギャンブル」を遊ぶことになった。
……そう、それこそが八木さんの人生を大きく変えることになる&bold(){&color(red){「競馬」}}だったのだ。
自分の読みや目論見がまるで当たらない競馬に感じたことのない高揚感を覚える八木さん。
文字通り狂ったように競馬にのめり込んでいき金をつぎ込んで&s(){喘ぎ声を出して}いく。親からも借り、挙句は闇金にまで手を出して競馬に金を投じていったらしい。
どうやらこの際に「お姉ちゃん(赤川さん)が怪しげな仕事でぼろ儲けしている」と知ったらしく、裏の世界に入っていくことになったようだ。
八木さんが「裏」の世界に入ったのは前述の通り借金が原因ではあるのだが、母の発言からすると「まだ間に合う」レベルであるらしく自分の会社に勤めるよう説得していた。
だが八木さんは競馬を通じて己の求めているものに気づいてしまっており「裏の仕事は辞めない」という。
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探偵助手⑤で本腰を入れてユメの義母、黒嶺弥生の捜索をユメハマコンビに依頼。ユメハマコンビは紆余曲折を経て発見するが、その人物は死んでいた。
「発見した人物の死体は昔の顔のまま(整形していない)」、「金銀コンビが調べたところ、目撃された顔はそれぞれ異なる」などの情報を整理して、黒嶺弥生はオヨツのような人に取りつき、伝播する存在と推理。その矢先に現れた茶々…&bold(){の中にいた「黒嶺弥生」により右腹部を刺されてしまう。}
刺された状態ですら口から吐血するほどの傷では流石に助からず&bold(){死亡した。}
葬儀では棺桶を叩いた女性がいたが、姉が気遣う行動を見せたことから恐らく母親だろう。
テンプレ的な「知りすぎたから消された」わけではあるが、ステゴロが強いわけでもなく、身内同然の茶々相手では警戒しきれず遅れをとった形になったのだろう。
生前はこんな仕事だからと机の中に手紙を残しており、死後、ユメハマコンビはそれを発見。葬儀に来ていた金銀コンビと情報を整理し共有。いよいよ茶々を警戒することになる。}
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『遊園地スタッフ』のエピソードで、主人公2人が飛ばされたパラレルワールドでも探偵業を営んでいた。
経緯は不明だが、並行世界の主人公2人ともすでに顔見知りだった模様。
&s(){赤川の例からして、こちらの八木は競馬をやっていない可能性がある。}
遊園地「富岡Qランド」の調査のため慈愛の塔の鍵のコピーを主人公2人に依頼し、スペアキーで潜入するもマスコットたちに捕まり制裁を受けて死亡したことがちょい足しによって&s(){雑に}語られた。
パラレルワールドとはいえ人気キャラかつ有能な探偵である八木があっさり死んだのは読者を驚かせたが、
抜け目のない性格をしている元の世界の八木と比べると、主人公2人に目的を深い部分まで語りすぎるなど甘い面も見られたため、怪異相手には仕方ない結末だったのかもしれない。
&s(){やっぱ競馬やってなかったのが敗因じゃないかなぁ…。}
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*【余談】
読者からの人気はかなり高く&bold(){「俺たちの八木さん」「メインヒロイン((同じくマンガワンにて連載中の『[[ケンガンアシュラ]]』および『[[ケンガンオメガ]]』でも、中年男性キャラである山下一夫は「公式ヒロイン」の称号が与えられている。))」}として扱われている。&s(){後者はおかしいだろ!}
追記修正よろしくお願いします。
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- やっぱりシビアなだけで善人なんだよなあ -- 名無しさん (2022-11-23 08:10:12)
- パラレルの八木さん可哀想だけど運がなかった。パラレルのまともなキャラたちも良いけどやっぱり一癖も二癖もある八木さんや赤川さん、茶々さんのが好き。 -- 名無しさん (2023-01-30 19:21:43)
- 仕事関係はドライだけど意外と人情がある人だよな。おかしくなった茶々さんには色々手を打ってるみたいだし。 -- 名無しさん (2024-05-09 16:30:09)
- 何でも出来る才覚があったからこそ、才覚があっても左右されない競馬に惹かれたのか -- 名無しさん (2024-05-09 16:59:06)
- 最新話から、南無 -- 名無しさん (2024-08-03 00:51:36)
- 南無阿弥陀仏 -- 名無しさん (2024-08-03 10:25:16)
- 香典を競馬につぎ込むために復活しないかなぁ。って、それじゃどこかの警察官か。 -- 名無しさん (2024-08-12 23:58:46)
- まあこの性格ならどの道長生き出来ないよなとは思う -- 名無しさん (2024-08-24 06:10:39)
- 最新刊帯の巻末の少年時代八木。あれ遺影に見立ててるように見える -- 名無しさん (2024-11-17 14:24:25)
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