怪異症候群3(フリーゲーム)

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&font(#6495ED){登録日}:2022/05/07 Sat 20:17:53 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 怪異症候群3とは、夕闇の季節氏が制作した[[フリーゲーム]]。『[[怪異症候群>怪異症候群(フリーゲーム)]]』『[[怪異症候群2>怪異症候群2(フリーゲーム)]]』の続編でありシリーズ完結編。今作からキャラクターの公式イラストが表示される。 内容はまさにこれまでの集大成といったもので、前作で提示された伏線の回収に加え、これまで活躍の見られなかったサブキャラの多くがプレイアブルキャラクターとなり、大きく掘り下げられている。そのため&font(b){[[全員が主人公>FINAL FANTASY Ⅵ]]といっても過言ではない。} *あらすじ 菊川市で起きた第二の怪異症候群から半年。電車に乗っていた神代 由佳が謎の世界に迷い込んだ事件に始まり、加賀、霧崎、小暮、春子など特務課に関わる人々が次々に怪異事件に巻き込まれる。 今回の怪異症候群にはある程度の規則性が見られたことから、人為的に引き起こされたのではないかと特務課は睨む。だがその裏では、ある組織の恐ろしい陰謀が渦巻いていた…! *登場人物 ・姫野 美琴(ひめの みこと) 『1』主人公。かつて怪異症候群の渦中にいた女子高生。 前作で氷室を陰で支え続けることを決めたが、年端もいかない春子に捜査協力を求めておいて自分のことは突き放そうとする氷室にとうとう怒ってしまう。 ラストでは遂に[[……>告白]]。 ・氷室 等(ひむろ ひとし) 『2』主人公。怪異と戦う特務課の刑事。 刑事の仕事に誇りを持っているため、裏の組織にいいように使われてまで怪異退治を続けるべきかと思い詰めてしまう。また、美琴を怪異に関わらせたくないあまり無遠慮な態度をとってしまい彼女の怒りを買ってしまう…。 ・神代 由佳(かじろ ゆか) 美琴の親友。相変わらずの不幸体質で、今回はただ電車に乗っただけなのに[[きさらぎ駅]]に迷い込んでしまった。 死んだ家族の幻影を見せられあの世へ連れていかれそうになるが、前を向いて生きるという誓いを思い出し自分の意思で現世に帰るという立派に成長した姿を見せてくれる。 最終章では祖先の古文書を使って自作したお札を美琴に託してくれる。 ・神代 春子(かじろ はるこ) 由佳の妹。前々から凄まじい潜在能力があることが示唆されていたが、今作ではサイコメトリーや千里眼といった異能を持っていることが明らかになった。 怪異への耐性も健在で、今回は姦姦蛇螺に攫われてしまうがやっぱり無傷。&font(l){最早チートである}。 第三章では成り行きから小暮と行動を共にすることになり、前作で神代家を滅茶苦茶にした彼を最初は警戒していたが、次第に彼を信頼するようになっていく。 最終章では彼女の持つ怪異への耐性が特務課に見込まれ、怪異退治への協力を求められるようになるが…。 ・加賀 剛(かが つよし) 氷室と同期のオカルトジャーナリスト。 第二章で怪異出没のパターンを分析し山奥へ取材に向かうが、邪視に襲われ大ピンチに。何とか逃げ切るが何と町まで追ってきた邪視に追い詰められてしまい…。 ・霧崎 翔太(きりさき しょうた) 氷室と同期の民俗学者。相変わらず怪異に関する知識量は凄まじい。 第二章では邪視に襲われた加賀を助けるために奔走。持ち前の頭脳と知識を活かし、邪視の弱点を分析する。 ・小暮 紳一(こぐれ しんいち) 特務課を裏切った氷室の[[ライバル]]。公式イラストが用意されたことでとんでもない[[イケメン]]だったことが明らかになり、プレイヤーの度肝を抜いた。 彼が怪異を憎むようになった経緯も今作で明かされた。彼には人には見えないものが見える妹がおり、自分が目を離した隙に妹が怪異に殺されてしまったのだという。そのため成り行きで行動を共にすることになった春子を妹と重ね、不器用ながらも守り抜くという[[ダークヒーロー]]らしい活躍を見せる。 ・中川 良助(なかがわ りょうすけ) 特務課のリーダー。実はエイチエムの幹部であり、独自の情報網を持つ底の知れない人物。 ・高木 健二(たかぎ けんじ) 特務課の口の悪いサングラス刑事。ネクタールの構成員でもある。今回は彼の謎に包まれた経歴の一部が明かされる。 若い頃はヤンキーで、遊び半分で[[心霊スポット]]に踏みこんで痛い目を見る典型的な人間だったらしい。そのせいで全てを失って路頭に迷っていたところをネクタールに拾われたのだとか。 ・金森 雛子(か[[なもり]] ひなこ) 特務課の紅一点。前回はあまり活躍を見せなかったが、今回は特務課の参謀として非常に頭の切れる一面を見せてくれる。特にきさらぎ駅事件では彼女の力がなかったら由佳奪還は不可能に近かった。 実はどこか名家のお嬢様らしい。 ・青峰 一(あおみね はじめ) 第三の怪異症候群に対応するため特務課の増員メンバーとして派遣された男。無口で、何と一回も喋らない。 街灯を叩き折るほどの圧倒的なパワーを持つ。 ・謎の男 一連の事件の裏で暗躍する謎の人物。怪異を利用して何かを企んでいるようだが…。 *用語 ・エイチエムとネクタール 怪異に関連する二つの秘密組織。一般社会にはその存在は隠されている。前作で少しだけその存在が語られたが、今回は物語の鍵を握る存在として登場する。 エイチエムは怪異の隠蔽や研究を行なっている。実質的に特務課に命令を下す上部組織であり、怪異と戦う武器などはこの組織から支給されている。 一方のネクタールの目的は怪異の『有効利用』、言い換えれば利用できるものは何でも使う者たちで、構成員の高木でさえも『人の不幸を糧に私腹を肥やす外道』と吐き捨てる危険な組織である。&font(l){どっかのジュースみたいな名前(by金森)}。 二つの組織は対立構造にあるがもとは一つの組織で、エイチエムが本派、ネクタールが分派。元々はエイチエムが唯一の怪異関連機関だったが、権力拡大に伴って腐敗が目立ち始め、そんな彼らに反発する形で誕生したのがネクタールである。勢力的には国直属の機関であるエイチエムの方が圧倒的に上で、いざ抗争が起きればネクタールはひとたまりもないが、そうなればエイチエムもただでは済まないので危うい形で均衡が保たれている。 *登場する怪異 第一章 [[きさらぎ駅]] プレイアブルキャラクターは神代由佳。 由佳が電車で迷い込んだ、あの世とこの世の境目にある謎の世界。由佳はツイッターを通して特務課に助けを求めることになる。 駅を降りた先には『巨頭オ』と書かれた看板があり、その名の通り大きな頭を持つ巨人たちが襲ってくる。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){金森の推測によると、異世界に迷い込んだ人間がツイッターでしか助けを呼べないのは、ツイートがバズることで沢山の人の念が集中し、次元の壁が歪められるからだという。}} 第二章 邪視 プレイアブルキャラクターは加賀剛と霧崎翔太。 山奥へ取材に向かった加賀が遭遇した怪異。真っ白い肌に単眼を持つ人型の怪異で、その目を見ると精神が崩壊してしまう。 非常に執念深く、加賀を追って山を降り町まで来るほど。弱点は汚物で、汚い[[トイレ]]にすら近寄れない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は邪視というのは異能の名であり、この怪異の名前ではない。では邪視を持つコイツの正体は何なのかというと、霧崎の推測によれば自然に魅せられて野生化してしまった『アガリビト』と呼ばれる人間だという。赤ん坊のときに山に捨てられたことでそのまま『あがって』しまい、邪視は人間への憎しみから生まれたものなのだとか。}} 第三章 [[姦姦蛇螺]] プレイアブルキャラクターは神代春子と小暮紳一。 ある村に封印されている伝説の怪異。鎮魂の儀式がネクタールの妨害によって中断されたことで完全復活し、村中を霧で包み込んでしまう。 その正体は六本の腕を持つ巫女の姿をした妖怪で、[[その下半身は蛇のそれだという>ラミア(ギリシャ神話)]]。伝承によれば、村を荒らす大蛇が自身を退治に来た巫女を喰らい、その能力を取り込んで妖怪と化したとされる。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は、肉体の主導権を握っているのは巫女の方。この巫女は村人に裏切られて大蛇への生贄として捧げられてしまい、その怨みから自身を喰らった大蛇の肉体を逆に乗っ取り、村を祟る怪物と化したのである。そして蛇の姿をしているという下半身は、殺した村人から捥ぎ取った腕が撚り合わさってできている。}} ボス戦[[BGM]]『臨界-Rinkai-』が物凄くカッコいい。 最終章 [[巣くうもの]] プレイアブルキャラクターは氷室等と姫野美琴。 春子が怪異に対して異常な耐性を持っていることに特務課が気付く。彼女は未知の強大な怪異を体内に宿しており、その力を恐れて他の怪異が寄り付かなかったのだ。 彼女の中に『巣くうもの』に目をつけた特務課は捜査協力として彼女を怪異退治の現場に同行させることを決定する。 だが特務課の周囲では組織の影がちらついており…。 以下ネタバレ ・謎の男の正体と目的 男の正体はエイチエムの統括。そして多くの怪異を人為的に引き起こした目的は、エイチエムと国の権力構造を逆転させることにある。 元々エイチエムは金森家の先祖によって作られた組織だが、組織は別の勢力によって乗っ取られ金森家は実権を失った。現在の統括はその勢力の生き残りである。 エイチエムは大きな権限を持っているとはいえ所詮は政府の下にある機関であり、統括は国をも超えた力を得ようと企んだ。そしてそのためにネクタールを利用した。ネクタールに大規模な怪異事件を起こさせ、『国家の脅威』となったネクタールを倒せる唯一の組織として、政府がエイチエムに泣きつかざるを得ない状況を作り上げたのである。 ネクタールはそのためだけにでっち上げられた組織であり、高木などの身寄りのない人間を雇ってエイチエムの指示で動かしていただけで活動実態など無いに等しい。 いわば怪異症候群も組織間抗争も全てが彼の掌の上で、盛大な[[マッチポンプ]]だったのだ。 計画通り国はエイチエムに多額の資金援助を決定し、後は部下の青峰に邪魔者を全員消させれば全てが終わるはずだったが、青峰は高木に倒されてしまう。 更にこれまでの悪事を全て中川に突き止められ統括は失脚。かつて乗っ取ったエイチエムも中川に乗っ取り返されるという自業自得の末路を辿った。 だが事件はまだ終わってはいなかった。 ・巣くうものの暴走 巣くうものは春子にとって決して好意的な存在ではなく、宿主が傷つかないよう守っているにすぎなかった。特務課もそれには気付いており、春子を捜査に連れ出したのは彼女を監視するためでもあった。 そして遂に巣くうものが活動を開始。春子の意識も巣くうものに乗っ取られてしまう。 圧倒的な力を持つ巣くうものは特務課総出でも歯が立たなかったが、美琴が必死で巣くうものを春子の身体から追い出す。 そして、[[都市伝説]]史上最強の怪異を前に、美琴と氷室が力を合わせ立ち向かうのだった…。 追記・修正は怪異に巻き込まれないようにお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 同サークルのフリーゲーム、赤い世界の主人公たちもゲスト出演しているんだよね -- 名無しさん (2022-05-07 22:11:43) - 中川さんは2の時点では40歳ぐらいのダンディなおじさまをイメージしてたから、3の立ち絵が意外と若くてびっくりした -- 名無しさん (2022-05-07 22:27:40) - 3あったのか!2まではやったんだ。 -- 名無しさん (2022-05-08 01:52:29) - ↑なお作者は3完成後燃え尽きて、今もなお活動休止中の模様 -- 名無しさん (2022-05-09 18:41:37) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2022/05/07 Sat 20:17:53 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 怪異症候群3とは、夕闇の季節氏が制作した[[フリーゲーム]]。『[[怪異症候群>怪異症候群(フリーゲーム)]]』『[[怪異症候群2>怪異症候群2(フリーゲーム)]]』の続編でありシリーズ完結編。今作からキャラクターの公式イラストが表示される。 内容はまさにこれまでの集大成といったもので、前作で提示された伏線の回収に加え、これまで活躍の見られなかったサブキャラの多くがプレイアブルキャラクターとなり、大きく掘り下げられている。そのため&font(b){[[全員が主人公>FINAL FANTASY Ⅵ]]といっても過言ではない。} ●目次 #contents *【あらすじ】 菊川市で起きた第二の怪異症候群から半年。電車に乗っていた神代 由佳が謎の世界に迷い込んだ事件に始まり、加賀、霧崎、小暮、春子など特務課に関わる人々が次々に怪異事件に巻き込まれる。 今回の怪異症候群にはある程度の規則性が見られたことから、人為的に引き起こされたのではないかと特務課は睨む。だがその裏では、ある組織の恐ろしい陰謀が渦巻いていた…! *【登場人物】 ・&bold(){&ruby(ひめの){姫野} &ruby(みこと){美琴}} 『1』主人公。かつて怪異症候群の渦中にいた女子高生。 前作で氷室を陰で支え続けることを決めたが、年端もいかない春子に捜査協力を求めておいて自分のことは突き放そうとする氷室にとうとう怒ってしまう。 ラストでは遂に[[……>告白]]。 ・&bold(){&ruby(ひむろ){氷室} &ruby(ひとし){等}} 『2』主人公。怪異と戦う特務課の刑事。 刑事の仕事に誇りを持っているため、裏の組織にいいように使われてまで怪異退治を続けるべきかと思い詰めてしまう。また、美琴を怪異に関わらせたくないあまり無遠慮な態度をとってしまい彼女の怒りを買ってしまう…。 ・&bold(){&ruby(かじろ){神代} &ruby(ゆか){由佳}} 美琴の親友。相変わらずの不幸体質で、今回はただ電車に乗っただけなのに[[きさらぎ駅]]に迷い込んでしまった。 死んだ家族の幻影を見せられあの世へ連れていかれそうになるが、前を向いて生きるという誓いを思い出し自分の意思で現世に帰るという立派に成長した姿を見せてくれる。 最終章では祖先の古文書を使って自作したお札を美琴に託してくれる。 ・&bold(){&ruby(かじろ){神代} &ruby(はるこ){春子}} 由佳の妹。前々から凄まじい潜在能力があることが示唆されていたが、今作ではサイコメトリーや千里眼といった異能を持っていることが明らかになった。 怪異への耐性も健在で、今回は姦姦蛇螺に攫われてしまうがやっぱり無傷。&font(l){最早チートである}。 第三章では成り行きから小暮と行動を共にすることになり、前作で神代家を滅茶苦茶にした彼を最初は警戒していたが、次第に彼を信頼するようになっていく。 最終章では彼女の持つ怪異への耐性が特務課に見込まれ、怪異退治への協力を求められるようになるが…。 ・&bold(){&ruby(かが){加賀} &ruby(つよし){剛}} 氷室と同期のオカルトジャーナリスト。 第二章で怪異出没のパターンを分析し山奥へ取材に向かうが、邪視に襲われ大ピンチに。何とか逃げ切るが何と町まで追ってきた邪視に追い詰められてしまい…。 ・&bold(){&ruby(きりさき){霧崎} &ruby(しょうた){翔太}} 氷室と同期の民俗学者。相変わらず怪異に関する知識量は凄まじい。 第二章では邪視に襲われた加賀を助けるために奔走。持ち前の頭脳と知識を活かし、邪視の弱点を分析する。 ・&bold(){&ruby(こぐれ){小暮} &ruby(しんいち){紳一}} 特務課を裏切った氷室の[[ライバル]]。公式イラストが用意されたことでとんでもない[[イケメン]]だったことが明らかになり、プレイヤーの度肝を抜いた。 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一方のネクタールの目的は怪異の『有効利用』、言い換えれば利用できるものは何でも使う者たちで、構成員の高木でさえも『人の不幸を糧に私腹を肥やす外道』と吐き捨てる危険な組織である。&font(l){どっかのジュースみたいな名前(by金森)}。 二つの組織は対立構造にあるがもとは一つの組織で、エイチエムが本派、ネクタールが分派。元々はエイチエムが唯一の怪異関連機関だったが、権力拡大に伴って腐敗が目立ち始め、そんな彼らに反発する形で誕生したのがネクタールである。勢力的には国直属の機関であるエイチエムの方が圧倒的に上で、いざ抗争が起きればネクタールはひとたまりもないが、そうなればエイチエムもただでは済まないので危うい形で均衡が保たれている。 *【登場する怪異】 &bold(){第一章 [[きさらぎ駅]]} プレイアブルキャラクターは神代由佳。 由佳が電車で迷い込んだ、あの世とこの世の境目にある謎の世界。由佳はツイッターを通して特務課に助けを求めることになる。 駅を降りた先には『巨頭オ』と書かれた看板があり、その名の通り大きな頭を持つ巨人たちが襲ってくる。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){金森の推測によると、異世界に迷い込んだ人間がツイッターでしか助けを呼べないのは、ツイートがバズることで沢山の人の念が集中し、次元の壁が歪められるからだという。}} &bold(){第二章 邪視} プレイアブルキャラクターは加賀剛と霧崎翔太。 山奥へ取材に向かった加賀が遭遇した怪異。真っ白い肌に単眼を持つ人型の怪異で、その目を見ると精神が崩壊してしまう。 非常に執念深く、加賀を追って山を降り町まで来るほど。弱点は汚物で、汚い[[トイレ]]にすら近寄れない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は邪視というのは異能の名であり、この怪異の名前ではない。では邪視を持つコイツの正体は何なのかというと、霧崎の推測によれば自然に魅せられて野生化してしまった『アガリビト』と呼ばれる人間だという。赤ん坊のときに山に捨てられたことでそのまま『あがって』しまい、邪視は人間への憎しみから生まれたものなのだとか。}} &bold(){第三章 [[姦姦蛇螺]]} プレイアブルキャラクターは神代春子と小暮紳一。 ある村に封印されている伝説の怪異。鎮魂の儀式がネクタールの妨害によって中断されたことで完全復活し、村中を霧で包み込んでしまう。 その正体は六本の腕を持つ巫女の姿をした妖怪で、[[その下半身は蛇のそれだという>ラミア(ギリシャ神話)]]。伝承によれば、村を荒らす大蛇が自身を退治に来た巫女を喰らい、その能力を取り込んで妖怪と化したとされる。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は、肉体の主導権を握っているのは巫女の方。この巫女は村人に裏切られて大蛇への生贄として捧げられてしまい、その怨みから自身を喰らった大蛇の肉体を逆に乗っ取り、村を祟る怪物と化したのである。そして蛇の姿をしているという下半身は、殺した村人から捥ぎ取った腕が撚り合わさってできている。}} ボス戦[[BGM]]『臨界-Rinkai-』が物凄くカッコいい。 &bold(){最終章 [[巣くうもの]]} プレイアブルキャラクターは氷室等と姫野美琴。 春子が怪異に対して異常な耐性を持っていることに特務課が気付く。彼女は未知の強大な怪異を体内に宿しており、その力を恐れて他の怪異が寄り付かなかったのだ。 彼女の中に『巣くうもの』に目をつけた特務課は捜査協力として彼女を怪異退治の現場に同行させることを決定する。 だが特務課の周囲では組織の影がちらついており…。 以下ネタバレ ・謎の男の正体と目的 男の正体はエイチエムの統括。そして多くの怪異を人為的に引き起こした目的は、エイチエムと国の権力構造を逆転させることにある。 元々エイチエムは金森家の先祖によって作られた組織だが、組織は別の勢力によって乗っ取られ金森家は実権を失った。現在の統括はその勢力の生き残りである。 エイチエムは大きな権限を持っているとはいえ所詮は政府の下にある機関であり、統括は国をも超えた力を得ようと企んだ。そしてそのためにネクタールを利用した。ネクタールに大規模な怪異事件を起こさせ、『国家の脅威』となったネクタールを倒せる唯一の組織として、政府がエイチエムに泣きつかざるを得ない状況を作り上げたのである。 ネクタールはそのためだけにでっち上げられた組織であり、高木などの身寄りのない人間を雇ってエイチエムの指示で動かしていただけで活動実態など無いに等しい。 いわば怪異症候群も組織間抗争も全てが彼の掌の上で、盛大な[[マッチポンプ]]だったのだ。 計画通り国はエイチエムに多額の資金援助を決定し、後は部下の青峰に邪魔者を全員消させれば全てが終わるはずだったが、青峰は高木に倒されてしまう。 更にこれまでの悪事を全て中川に突き止められ統括は失脚。かつて乗っ取ったエイチエムも中川に乗っ取り返されるという自業自得の末路を辿った。 だが事件はまだ終わってはいなかった。 ・巣くうものの暴走 巣くうものは春子にとって決して好意的な存在ではなく、宿主が傷つかないよう守っているにすぎなかった。特務課もそれには気付いており、春子を捜査に連れ出したのは彼女を監視するためでもあった。 そして遂に巣くうものが活動を開始。春子の意識も巣くうものに乗っ取られてしまう。 圧倒的な力を持つ巣くうものは特務課総出でも歯が立たなかったが、美琴が必死で巣くうものを春子の身体から追い出す。 そして、[[都市伝説]]史上最強の怪異を前に、美琴と氷室が力を合わせ立ち向かうのだった…。 追記・修正は怪異に巻き込まれないようにお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 同サークルのフリーゲーム、赤い世界の主人公たちもゲスト出演しているんだよね -- 名無しさん (2022-05-07 22:11:43) - 中川さんは2の時点では40歳ぐらいのダンディなおじさまをイメージしてたから、3の立ち絵が意外と若くてびっくりした -- 名無しさん (2022-05-07 22:27:40) - 3あったのか!2まではやったんだ。 -- 名無しさん (2022-05-08 01:52:29) - ↑なお作者は3完成後燃え尽きて、今もなお活動休止中の模様 -- 名無しさん (2022-05-09 18:41:37) #comment #areaedit(end) }

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