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ザ・カリキュレーター(遊戯王OCG) - (2025/02/14 (金) 21:58:38) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2022/10/28 Fri 16:43:36
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます
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《ザ・カリキュレーター》とは、第5期のパック「PHANTOM DARKNESS」に収録された『[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]』のモンスターカードの1枚である。
当項目では派生カードについても解説していく。
*カードテキスト
#blockquote(){&font(b,#994c00){ザ・カリキュレーター}
効果モンスター
星2/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[雷族>雷族(遊戯王OCG)]]/[[攻 ?>攻撃力?/守備力?(遊戯王OCG)]]/守 0
(1):このカードの攻撃力は、自分フィールドのモンスターのレベルの合計×300になる。}
[[攻撃力?>攻撃力?/守備力?(遊戯王OCG)]]・雷族というステータスのため、受けられるサポートがやや狭い。
その効果は、自分フィールドのモンスターのレベル合計に比例した攻撃力になるというもの。
基本的にそこまで変わらないのだが、「攻撃力がアップする」のではなく「攻撃力が指定した数値になる」効果である。
自身のレベルが2なので、最低でも攻撃力は600。
レベル8モンスターが1体いるだけで[[攻撃力3000>攻撃力3000(遊戯王)]]の大台に乗り、アタッカーになるだけのステータスを確保できる。
そして&bold(){レベル8が2体いたら攻撃力5400}、&font(red,b){3体いたら7800}になる。そんな状況で一斉攻撃が通るようなら一瞬でライフが吹き飛ぶだろう。
レベル2の雑魚モンスターが即死級の破壊力にあっさり化けるという[[ロマン]]溢れるカードである。
登場当時は第5期なのでそう簡単に高レベルモンスターが並ぶはずもなく、前述のたとえ話もだいぶ実現は難しかった。
しかし時代が進むにつれ、特にX召喚の隆盛以降は高レベルでも同レベルのモンスターを並べる方法が多く出現。
そういったデッキにこのカードを突っ込めばお手軽高打点が実現できるようになった。
//シンクロ時代は場のレベル合計は極端に上がらなかったので、あくまでエクシーズが象徴であるべきかと思う
&bold(){レベルさえ高ければ攻撃力や効果など他の要素はどうでもいい}ので、そういった意味でも素材用のモンスターとは相性が良い。
効果でレベルを上げられたり高レベルで展開効果を持つモンスターを並べ、このカードを出せばそれだけで攻撃力が確保出来る。
後はそれらのモンスターを使ってさらに高レベルのSモンスター等を横に立たせておく、レベル合計を変えずに盤石にできるだろう。
……とはいえ、デッキの動きに関与しない、つまり事故回避に全く繋がらないカードを突っ込むことが本当に強いかというとそうでもないのも事実。
前述のようにサポートを受けにくいステータスなのも足を引っ張る。
特に攻撃力?のせいでサーチやリクルートに対応していないのが痛い。それを意図しての設定ではあろうが。
また活躍させるにはある程度モンスターの展開が必要なのにも関わらず、貴重な召喚権はこいつ自身に使いがちになってしまう。
そのため並べるには召喚権に頼らない展開をするか、こいつ自身を特殊召喚する方法を別個で用意する手間がかかる。
X召喚を例に挙げたが、その場合X召喚したら[[実質レベル0になってしまう>何?レベルを持たないならレベル0ではないのか!?]]ので素材となりうるモンスターと並べて使うことになる。
しかしX召喚に特化したデッキだと、出てくるモンスター自体は素材要員にすぎないことも多い。
レベル以外[[どうでもいい]]とは言ったが、実際の所そんなハリボテ共の横にこのカードを立てて高打点で殴る、というのは主戦術にするには極めて難しい。
やはり基本的にはあくまで打点を求めるロマンカードである。
//しかしレベルの高いモンスターは自ずと事故の確率も高くなるため、見た目よりも扱いは簡単ではなく、
//下手すればそんじょそこらの[[デメリットアタッカー>デメリットアタッカー(遊戯王OCG)]]や[[サイバー・ドラゴン>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]の方が手軽で使いやすいなんてことにもなりかねない。
//一応、高レベルモンスターの中身を問わないのであれば簡単に併立できるものの、
//しかしレベルが高いだけのモンスター+攻撃力が高いだけのモンスターで攻撃が通用するほど甘くもない。
//全体的に現代遊戯王の評価ではなくないか?
また他のアタッカー以上にモンスター除去に弱いという欠点もある。
このカードを除去しなくとも、横に立つ高レベルモンスターを除去されればレベルの合計が下がり、このカードも無害にされてしまう。
当然ではあるが効果無効を喰らうと攻撃力決定効果も消えるため、正真正銘の雑魚モンスターと化してしまうのも注意が必要。
同じようにレベルの合計によって高打点を得るモンスターとしては《モンタージュ・ドラゴン》が存在する。
こちらはこのカードと異なり場ではなく手札のモンスターのレベルを参照するので、高攻撃力を得るための手間がかかりにくい。
しかしそれらをコストにしてしまうため、単体除去を受けただけで多大なディスアドを負うという欠点がある。
まとめると相性の良いカードやデッキ自体は多数あるが、運用がやや難しく火力以外の役割は持てないモンスター。
デッキを突き詰めると抜けがちになってしまうロマン砲といったところ。
とはいえ一撃でゲームを終わらせる程のトンデモ火力が出せるのは事実。脳筋にロマンを感じるデュエリストは専用デッキを組んでみても良いだろう。
なお、最高打点は自身とレベル12モンスターが5体いる時の18600。自身もレベル12にすれば21600。
……ではなく効果でレベルを上げる行為にルール上の上限はないので、&bold(){理論上は無限}である。
名前の「カリキュレーター」は「計算機」「電卓」を意味する。
イラストは顔(額?)に画面、胸部にテンキーの付いた赤い[[ロボット]]。
右手で自分のテンキーを叩き、画面には「×300」という数字が表示されているなど、効果に沿ったイラストになっている。
*扱いやすいカード・デッキの例
//このカードを使うには、ある程度上級モンスターの扱いに慣れているデッキに対して、スパイス感覚で入れることになるか。
//それでも打点要因以上の働きは決して成しえない。
実用性の程度は置いておけば、色々なカードとの組み合わせが考えられる。
上述の通り打点としては文句無い活躍をしてくれるが、「攻撃力?・雷族」という珍しいステータスによるサーチ・リクルートの難しさが足を引っ張る。
逆に言えば、そこをどう解決するかがデュエリストの腕の見せどころ。
-《ギブ&テイク》
相手フィールドに自分の墓地からモンスターを蘇生し、さらに自分フィールドのモンスターのレベルを蘇生させたモンスターのレベル分上げる通常罠。
レベル上げ効果の持続は1ターン限りだが大幅な自己強化を期待でき、送り付けるカード次第では更なるアドを稼げる。
-《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》
自分フィールド上のモンスター全てのレベルを、その中のレベル7以上の1体のレベルに合わせる通常魔法。
《ザ・カリキュレーター》自身のレベルが上がるのもあり、モンスターの数さえ揃えれば凄まじい攻撃力が出る。
-[[【ジャンク・ウォリアー】>ジャンク・ウォリアー(遊戯王OCG)]]
レベル5の《ジャンク・ウォリアー》自身は、本来《ザ・カリキュレーター》の攻撃力アップにそこまで寄与しない。
しかしレベル2以下のモンスターの攻撃力を参照する《ジャンク・ウォリアー》側を大幅強化できるカードとしてシナジーがある。
《ジャンク・ウォリアー》と《ザ・カリキュレーター》の2体だけだとしても、《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力が4400になるのだ。
《ジャンク・シンクロン》との兼ね合いで非チューナーは基本的にレベル2を使うため、どうしてもという時はシンクロ素材としても使える。
-高レベルモンスターデッキ
[[【ユベル】>ユベル(遊戯王)]]や[[【堕天使】>堕天使(遊戯王OCG)]]【ギミック・パペット】【壊獣カグヤ】[[【列車】>列車デッキ(遊戯王OCG)]]など、高レベルモンスターをフィールドに用意しやすいデッキ。
特に【ユベル】では《ザ・カリキュレーター》が出た当時でも比較的高レベルを特殊召喚しやすいデッキで相性が良かった。
《ユベル-Das Abscheulich Ritter》が出た後の膠着を通り魔的なワンパンで終わらせられるため、その点でも噛み合っていた。
前述の通り近年の高レベル主体のデッキは並んでもその後にエクシーズする前提だったりする事も多いので、それだけで相性が良いとは限らない。
その中でも【壊獣カグヤ】系統のデッキはエクシーズせずとも高レベルのモンスターが単体で打点も除去能力も併せ持つものが多い。
召喚権を温存した動きも可能なため比較的運用しやすい。
-[[【幻獣機】>幻獣機(遊戯王OCG)]]
上の高レベルデッキの延長線。
「幻獣機」モンスターは「幻獣機[[トークン]]」に応じて際限なくレベルが上がるため、《ザ・カリキュレーター》の攻撃力が面白いくらいに上がる。
ここで《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》等でトークンごとレベルを上げると、10000越えの攻撃力も夢ではない。
ただし元々シビアなデッキなので、かなりロマン色が強くなることは留意されたし。
-[[【花札衛】>花札衛(遊戯王OCG)]]
同じく高レベルデッキ。
他のデッキではそうそう発生しない&b(){レベル10以上のモンスターで自軍が埋め尽くされる}という状況を結構簡単に起こせるデッキの一つ。
少々運が絡むが上手く行けば攻撃力10000越えを結構容易に狙える。
ただし元々ギャンブルデッキの性質を併せ持ち、性質上&b(){必須汎用カードすら入る隙間が極少ない}のが【花札衛】というテーマ。
《ザ・カリキュレーター》の存在そのものが事故要因となるため、ロマンを通り越して完全に一発ネタ用である。
単に打点要員が欲しいだけなら攻撃力5000や6000くらいなら自前ないしより確実な方法で用意できる点も向かい風となっている。
-[[【サンダー・ドラゴン】>サンダー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]
恐らく一番相性が良いデッキ。
レベル8モンスターを主軸にするうえ、&bold(){雷族のサポートを扱う}デッキなので邪魔になりにくい。
特に《雷龍融合》はこのカードにとって貴重な対応したサーチカード。併用する利点は大きい。
-[[【ネムレリア】>ネムレリア(遊戯王OCG)]]
相性がかなり良いデッキのひとつ。
レベル10モンスターのサーチと特殊召喚が容易で、召喚権が余りがち。
「ネムレリア」モンスターはレベルは高いが攻撃力が高くはなく、高打点のモンスターが他に欲しい。
しかし「ネムレリア」カードの制約でPモンスター以外のEXデッキからの特殊召喚がしにくく、メインデッキのモンスターに頼らざるを得ない。
と、《ザ・カリキュレーター》に都合のいい状況が目白押しである。
また、サーチも《[[スモール・ワールド>スモール・ワールド(遊戯王OCG)]]》で《夢見るネムレリア》や《万百食らいのグラットン》を経由すれば可能となる。
*派生カード
このカードの派生カードとして、以下の2枚を紹介する。
#blockquote(){&font(b,#994c00){ザ・キャリブレーター}
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1500/守1500
このカードの攻撃力は、相手フィールド上のエクシーズモンスターのランクの合計×300ポイントアップする。}
8期後半となる「JUDGMENT OF THE LIGHT」にて収録。
こちらは「相手フィールドのXモンスターのランクの合計×300」だけ攻撃力が上昇する。
《ザ・カリキュレーター》が自分のみなのに対して、こちらは相手のみを参照する。またこちらは「攻撃力がアップする」効果である。
&bold(){元々の攻撃力がそこそこある}ため、ランク4が1体いれば攻撃力2700と[[そのランク4の水準>ジェムナイト・パール]]を超える数値は出すことができる。
ランク5以上なら基本的に余裕で上回れるだろう。
とはいえ、相手依存で攻撃力が上がるだけの効果に十分な魅力があるかと言えばNO。
エクシーズを一切使わないデッキ相手には全く意味がない。
登場当時の8期後半~9期までのエクシーズ主体のデッキが多かった時期ならまだしも、エクシーズ全盛期を終えた現在では殊更に腐る機会が多い。
また戦闘で勝てるだけのモンスターでは「エクシーズメタ」と言えるほどのものではない。
高レベルモンスター運用デッキにおいては相当厄介なあの《[[ヴェルズ・オピオン>ヴェルズ・オピオン(遊戯王OCG)]]》を1枚で殴り倒せるといった強みなどもある。
しかし当時ならともかく、今ではあちらとの遭遇率も低下し《ヴェルズ・オピオン》が効かない新しい種であるLモンスターも登場している。
エクシーズメタの出番は精々[[EXデッキに特殊レギュレーションが入った時>遊戯王マスターデュエル]]くらい。
そもそも相手依存なうえにエクシーズは比較的数が並びにくいので大ダメージを与えられる場面は少ない。
そして戦闘ダメージを重視しないのであれば、場は離れるがEXデッキ全般に強い《[[N・グラン・モール]]》とかで良くね?となりやすい。
元々の攻撃力が?ではなく1500と程々の数字なので、《ザ・カリキュレーター》より受けられるサポートの幅はだいぶ広い。
《サンダー・シーホース》でサーチが可能なため、サーチ先の候補として採用されることもあった。
自分・相手フィールドも含めた全てのランクを参照するモンスターとしては他に《[[No.100 ヌメロン・ドラゴン]]》が存在する。
あちらは上昇タイミング等は異なるものの、《ザ・カリキュレーター》に近い性質を持つ。
もっとも、あちらは基本的に自分フィールドで即死級のランクを確保してしまうことが前提になっているが。
名前の「キャリブレーダー」は測定器のブレを修正する「校正機」を意味する。
イラストは顔(口?)がメーター、胸がダイアルになった紫のロボット。
よく見ると胸元には効果に沿って「×300」の表記がちゃんと付いている。
#blockquote(){&font(b,#994c00){ザ・アキュムレーター}
効果モンスター
星1/光属性/雷族/攻 0/守 0
(1):このカードの攻撃力は、フィールドのリンクモンスターのリンクマーカーの数×300アップする。}
10期の序盤である「CIRCUIT BREAK」にて収録。
こちらはリンクマーカーの合計×300の打点になる。「攻撃力がアップする」効果なのだが元々の攻撃力が0なので元の《ザ・カリキュレーター》に近い。
片方のプレイヤーしか参照しなかった今までと違い、お互いを参照するため高火力を期待できる。
と言いたいのだが……。
端的に言えば《ザ・キャリブレーター》に輪をかけて使いづらくなっている。
理由は単純に、&bold(){高攻撃力を確保しづらい}ため。
レベルやランクは8前後を目にすることも多いが、&bold(){リンクはせいぜい4、最大でも6。なのにそれに対する調整が一切されていない}なのが致命的。
自身がリンクモンスターではない故に《ザ・カリキュレーター》と違いどうやっても自身を勘定に入れられない。
かといって《ザ・キャリブレーター》のように元々の攻撃力がある程度あるというわけでもないのでなおのこと打点が上がらない。
&bold(){エース級であるリンク4がいても1200、最大のリンク6である《[[ジ・アライバル・サイバース@イグニスター>@イグニスター/Ai(遊戯王OCG)]]》がいたところで1800。}
&bold(){ここまでやってやっと下級アタッカー程度の打点にしかならない。}
一部の奴は簡単に殴り倒せていた《ザ・キャリブレーター》のように対応する大型モンスターをサッと殴り倒す運用は到底期待できない。
//というか&bold(){最低のリンクマーカー数でエクストラリンクを達成できる合計リンク8を並べても2400にしかならない}。
//リンクモンスターは複数体並べる動きが前提な点が考慮されたとしても、いくらなんでも低すぎる。
//お互いにリンクモンスターを並べ合った状況なら強くなるだろうが、そこまでお膳立てしたところで《ザ・カリキュレーター》ほどの爆発力はない。
//またリンク4帯で比較的目にする機会の多いモンスターといえば、&b(){[[攻撃力3000でそもそも戦闘破壊されない>ヴァレット(遊戯王OCG)]]}とか&b(){[[オネスト内蔵>双穹の騎士アストラム(遊戯王OCG)]]}とか&b(){[[実質5300>コード・トーカー(遊戯王OCG)]]}とか。
//……揃いも揃って戦闘に非常に強い連中が軒を連ねており、《ザ・アキュムレーター》でまともに太刀打ちできる相手ではない。
//相手の高リンクを殴り倒せない、ですむかと。自分から大量にリンクモンスターを並べれば良いという点は下記の話でしてますし。
自分だけで大量にリンクモンスターを展開するテーマやデッキなら攻撃力確保は狙える。
「[[サンアバロン>サンアバロン(遊戯王OCG)]]」や[[サイバース族>サイバース族(遊戯王OCG)]]といったデッキが該当する。
その他でも、リンク3の《プロテクトコード・トーカー》を経由してリンク4の《ファイアウォール ・ドラゴン》をL召喚。
その後に《プロテクトコード・トーカー》を蘇生させるなどの方法を流用すれば2100となり、他にリンクモンスターを並べられれば3000位にはなる。
ただ、それらの動きを狙うとしてもこのカードの展開に召喚権などを使うことになりやすい。
それなら元のテーマのモンスターを展開して攻撃力の高いリンクモンスターをもっと並べる方が良いとも言える。
他にもランダムでサイバース族リンクモンスターを特殊召喚できるフィールド魔法《サイバネット・ストーム》を使う方法もある。
EXデッキを高リンクのサイバース族で固めることで、高リンクの大量展開を可能にする運用もできる。
この方法ならリンク5が複数並ぶことも造作もなく、攻撃力は確保できる。
2000以上のダメージを受けた場合にしか使えないため、大きなダメージを立て続けに受けることになり非常にリスキーだが。
総じて他2体に比べると攻撃力を上げる手間がかかり実用性は低い。
察するに、他2体はレベルやランクの概念が出てからある程度経った後に出た。
それに対して《ザ・アキュムレーター》はリンクマーカーの概念が登場してからすぐに出ている。
リンク数のバランスがわからず倍率の調整を日和ったかミスった結果……なのかもしれない。
名前の「アキュムレーター」は高圧の流体を蓄える部品の事で、「蓄圧機」とも訳される。
イラストは人型だった兄弟達と打って変わって、円盤状の胴体に腕と四本の足が付いたロボットというデザイン。
胴体周囲にはホログラフが浮かんでおり、正面には効果に沿った「×300」と表示されている。
なお母音で始まるため正しくは「ジ・アキュムレーター」であるべき。だがシリーズカードとして「ザ・」で統一されているのであろう。
追記・修正は攻撃力一万を超えてからお願いします。
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#vote3(time=600,3)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- わざわざ項目作った割にはやけに辛辣な記事だな -- 名無しさん (2022-10-28 17:24:20)
- ジャンクシンクロンで釣り上げて地獄の暴走召喚するの好きだったな -- 名無しさん (2022-10-28 20:06:51)
- キャリブレーターはどう見てもオピオンやラギア対策に作られたカードよね -- 名無しさん (2022-10-28 21:24:48)
- 産廃って書くのは流石に中傷なのでは -- 名無しさん (2022-10-28 23:11:59)
- 高レベルモンスターデッキとかでは普通に使うカードなんだけどなんでこんな辛辣なんだ -- 名無しさん (2022-10-28 23:38:48)
- この部分が弱い、じゃなくて、ここ -- 名無しさん (2022-10-28 23:45:05)
- 確かに。弱いところだけじゃなくて、メリットももっと書いていい気もした。流石に産廃は言い過ぎ。 -- 名無しさん (2022-10-28 23:46:35)
- リンクマーカーが事実上4が最大ってどういう意味?普通に5とか6あるよね -- 名無しさん (2022-10-29 08:16:05)
- レベルを上げまくれるモンスター(グリード・クエーサーなど)との相性はさほどでもないのかな? -- 名無しさん (2022-10-29 09:11:59)
- ↑リンク5以上のカードはマッチキル効果の使用不可カードだったり専用デッキの切り札だったりして、このカードを使う余地を考えたら実質的に4より高いリンクモンスターを使うことはないだろうってことじゃないかな -- 名無しさん (2022-10-29 09:27:27)
- キャリブレーターは登場時期鑑みればオピオンメタとかいくらでも擁護できるけど9期という地獄を乗り越えた後に出てあの体たらくなアキュムレーターは擁護不可。 -- 名無しさん (2022-10-29 10:11:33)
- アキュームはリンク8で2400にしかならないのは流石に産廃と言われても仕方ない。 -- 名無しさん (2022-10-29 10:49:55)
- アキュムはエクストラリンクされても3000行くかぐらいにしかならないのは産廃言われてもしょうがない。倍率高ければ通常召喚してアストラム狩りに行くことできただろうけどリンク4で1200ってお前… -- 名無しさん (2022-10-29 10:53:39)
- リンクスだとハイスコア用のパーツになることもあるからヲーと同様、リンクスで輝いた系のカートかと。 -- 名無しさん (2022-10-29 11:11:07)
- ↑8現代での評価じゃ厳しい性能なのは事実だしなぁ。当時で言うならカリキュレーターは同パックのユベルデッキでアタッカーとして活躍してたしキャリブレーターも目先のX殴り倒せたから役割はあった。アキュムレーターはリンク黎明期なの加味しても誰がどうみても上昇値が不足してるから論外。 -- 名無しさん (2022-10-29 12:09:31)
- 建て主のsuperlucky777氏は他にNo.の項目を作っているが、そっちでもカードのデメリットばかりを挙げる内容で、読んでいてあまり気持ちの良いものではない -- 名無しさん (2022-10-29 14:40:51)
- こんな面白そうな効果なのに弱いって言いたいためだけに項目作るのもある意味凄いわ -- 名無しさん (2022-10-29 15:17:05)
- 名前の由来は同じ属性・種族の創世神 (ザ・クリエイター)とも掛かってるのかな? -- 名無しさん (2022-10-29 15:36:18)
- 弱いっていうよりは不安定だよな 攻撃力?のモンスターの宿命 -- 名無しさん (2022-10-29 20:22:09)
- わざわざ産廃って言うために同じ記事に記載するっていうのも問題あるような気がする -- 名無しさん (2022-10-29 20:34:40)
- 明らかに意識してるし併記はいいと思うし、アキュムの性能は大真面目に考えても擁護できないし… -- 名無しさん (2022-10-29 20:53:29)
- カリキュレーターの記事でキャリブレーターとアキュムレーターを紹介しないのが寧ろおかしいしアキュムの性能は控えめに言って終わってるから中途半端に言葉濁すくらいならハッキリ言ったほうがマシだわ -- 名無しさん (2022-10-29 22:51:47)
- アキュムレーターはエクストラリンク決められた時ならワンチャンあるぐらい、ってレベルだしな…そしてそこまで展開された状態でアキュムレーター出した所でどうにもならないし -- 名無しさん (2022-10-29 23:05:17)
- クソカード診療所「いらっしゃいませ」 -- 名無しさん (2022-10-29 23:39:37)
- アキュムレーターは倍率が×900あればそのリンク値のリンクモンスターを単体で戦闘破壊出来てキャリブレ見たいに使えたんだけどね、一応元祖と違って攻撃力が?じゃなくて0にしなったからリクルートしやすくなった代わりに倍率が低いって調整なのは分かるけどね -- 名無しさん (2024-10-03 08:44:50)
#comment(striction)
#areaedit(end)
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&font(#6495ED){登録日}:2022/10/28 Fri 16:43:36
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《ザ・カリキュレーター》とは、[[第5期のパック「PHANTOM DARKNESS」>第5期パック(遊戯王)]]に収録された『[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]』のモンスターカードの1枚である。
当項目では派生カードについても解説していく。
*カードテキスト
#blockquote(){&font(b,#994c00){ザ・カリキュレーター}
効果モンスター
星2/[[光属性>光属性(遊戯王OCG)]]/[[雷族>雷族(遊戯王OCG)]]/[[攻 ?>攻撃力?/守備力?(遊戯王OCG)]]/守 0
(1):このカードの攻撃力は、自分フィールドのモンスターのレベルの合計×300になる。}
[[攻撃力?>攻撃力?/守備力?(遊戯王OCG)]]・雷族というステータスのため、受けられるサポートがやや狭い。
その効果は、自分フィールドのモンスターのレベル合計に比例した攻撃力になるというもの。
基本的にそこまで変わらないのだが、「攻撃力がアップする」のではなく「攻撃力が指定した数値になる」効果である。
自身のレベルが2なので、最低でも攻撃力は600。
レベル8モンスターが1体いるだけで[[攻撃力3000>攻撃力3000(遊戯王)]]の大台に乗り、アタッカーになるだけのステータスを確保できる。
そして&bold(){レベル8が2体いたら攻撃力5400}、&font(red,b){3体いたら7800}になる。そんな状況で一斉攻撃が通るようなら一瞬でライフが吹き飛ぶだろう。
レベル2の雑魚モンスターが即死級の破壊力にあっさり化けるという[[ロマン]]溢れるカードである。
登場当時は第5期なのでそう簡単に高レベルモンスターが並ぶはずもなく、前述のたとえ話もだいぶ実現は難しかった。
しかし時代が進むにつれ、特にX召喚の隆盛以降は高レベルでも同レベルのモンスターを並べる方法が多く出現。
そういったデッキにこのカードを突っ込めばお手軽高打点が実現できるようになった。
//シンクロ時代は場のレベル合計は極端に上がらなかったので、あくまでエクシーズが象徴であるべきかと思う
&bold(){レベルさえ高ければ攻撃力や効果など他の要素はどうでもいい}ので、そういった意味でも素材用のモンスターとは相性が良い。
効果でレベルを上げられたり高レベルで展開効果を持つモンスターを並べ、このカードを出せばそれだけで攻撃力が確保出来る。
後はそれらのモンスターを使ってさらに高レベルのSモンスター等を横に立たせておく、レベル合計を変えずに盤石にできるだろう。
……とはいえ、デッキの動きに関与しない、つまり事故回避に全く繋がらないカードを突っ込むことが本当に強いかというとそうでもないのも事実。
前述のようにサポートを受けにくいステータスなのも足を引っ張る。
特に攻撃力?のせいでサーチやリクルートに対応していないのが痛い。それを意図しての設定ではあろうが。
また活躍させるにはある程度モンスターの展開が必要なのにも関わらず、貴重な召喚権はこいつ自身に使いがちになってしまう。
そのため並べるには召喚権に頼らない展開をするか、こいつ自身を特殊召喚する方法を別個で用意する手間がかかる。
X召喚を例に挙げたが、その場合X召喚したら[[実質レベル0になってしまう>何?レベルを持たないならレベル0ではないのか!?]]ので素材となりうるモンスターと並べて使うことになる。
しかしX召喚に特化したデッキだと、出てくるモンスター自体は素材要員にすぎないことも多い。
レベル以外[[どうでもいい]]とは言ったが、実際の所そんなハリボテ共の横にこのカードを立てて高打点で殴る、というのは主戦術にするには極めて難しい。
やはり基本的にはあくまで打点を求めるロマンカードである。
//しかしレベルの高いモンスターは自ずと事故の確率も高くなるため、見た目よりも扱いは簡単ではなく、
//下手すればそんじょそこらの[[デメリットアタッカー>デメリットアタッカー(遊戯王OCG)]]や[[サイバー・ドラゴン>サイバー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]の方が手軽で使いやすいなんてことにもなりかねない。
//一応、高レベルモンスターの中身を問わないのであれば簡単に併立できるものの、
//しかしレベルが高いだけのモンスター+攻撃力が高いだけのモンスターで攻撃が通用するほど甘くもない。
//全体的に現代遊戯王の評価ではなくないか?
また他のアタッカー以上にモンスター除去に弱いという欠点もある。
このカードを除去しなくとも、横に立つ高レベルモンスターを除去されればレベルの合計が下がり、このカードも無害にされてしまう。
当然ではあるが効果無効を喰らうと攻撃力決定効果も消えるため、正真正銘の雑魚モンスターと化してしまうのも注意が必要。
同じようにレベルの合計によって高打点を得るモンスターとしては《モンタージュ・ドラゴン》が存在する。
こちらはこのカードと異なり場ではなく手札のモンスターのレベルを参照するので、高攻撃力を得るための手間がかかりにくい。
しかしそれらをコストにしてしまうため、単体除去を受けただけで多大なディスアドを負うという欠点がある。
まとめると相性の良いカードやデッキ自体は多数あるが、運用がやや難しく火力以外の役割は持てないモンスター。
デッキを突き詰めると抜けがちになってしまうロマン砲といったところ。
とはいえ一撃でゲームを終わらせる程のトンデモ火力が出せるのは事実。脳筋にロマンを感じるデュエリストは専用デッキを組んでみても良いだろう。
なお、最高打点は自身とレベル12モンスターが5体いる時の18600。自身もレベル12にすれば21600。
……ではなく効果でレベルを上げる行為にルール上の上限はないので、&bold(){理論上は無限}である。
名前の「カリキュレーター」は「計算機」「電卓」を意味する。
イラストは顔(額?)に画面、胸部にテンキーの付いた赤い[[ロボット]]。
右手で自分のテンキーを叩き、画面には「×300」という数字が表示されているなど、効果に沿ったイラストになっている。
*扱いやすいカード・デッキの例
//このカードを使うには、ある程度上級モンスターの扱いに慣れているデッキに対して、スパイス感覚で入れることになるか。
//それでも打点要因以上の働きは決して成しえない。
実用性の程度は置いておけば、色々なカードとの組み合わせが考えられる。
上述の通り打点としては文句無い活躍をしてくれるが、「攻撃力?・雷族」という珍しいステータスによるサーチ・リクルートの難しさが足を引っ張る。
逆に言えば、そこをどう解決するかがデュエリストの腕の見せどころ。
-《ギブ&テイク》
相手フィールドに自分の墓地からモンスターを蘇生し、さらに自分フィールドのモンスターのレベルを蘇生させたモンスターのレベル分上げる通常罠。
レベル上げ効果の持続は1ターン限りだが大幅な自己強化を期待でき、送り付けるカード次第では更なるアドを稼げる。
-《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》
自分フィールド上のモンスター全てのレベルを、その中のレベル7以上の1体のレベルに合わせる通常魔法。
《ザ・カリキュレーター》自身のレベルが上がるのもあり、モンスターの数さえ揃えれば凄まじい攻撃力が出る。
-[[【ジャンク・ウォリアー】>ジャンク・ウォリアー(遊戯王OCG)]]
レベル5の《ジャンク・ウォリアー》自身は、本来《ザ・カリキュレーター》の攻撃力アップにそこまで寄与しない。
しかしレベル2以下のモンスターの攻撃力を参照する《ジャンク・ウォリアー》側を大幅強化できるカードとしてシナジーがある。
《ジャンク・ウォリアー》と《ザ・カリキュレーター》の2体だけだとしても、《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力が4400になるのだ。
《ジャンク・シンクロン》との兼ね合いで非チューナーは基本的にレベル2を使うため、どうしてもという時はシンクロ素材としても使える。
-高レベルモンスターデッキ
[[【ユベル】>ユベル(遊戯王)]]や[[【堕天使】>堕天使(遊戯王OCG)]]【ギミック・パペット】【壊獣カグヤ】[[【列車】>列車デッキ(遊戯王OCG)]]など、高レベルモンスターをフィールドに用意しやすいデッキ。
特に【ユベル】では《ザ・カリキュレーター》が出た当時でも比較的高レベルを特殊召喚しやすいデッキで相性が良かった。
《ユベル-Das Abscheulich Ritter》が出た後の膠着を通り魔的なワンパンで終わらせられるため、その点でも噛み合っていた。
前述の通り近年の高レベル主体のデッキは並んでもその後にエクシーズする前提だったりする事も多いので、それだけで相性が良いとは限らない。
その中でも【壊獣カグヤ】系統のデッキはエクシーズせずとも高レベルのモンスターが単体で打点も除去能力も併せ持つものが多い。
召喚権を温存した動きも可能なため比較的運用しやすい。
-[[【幻獣機】>幻獣機(遊戯王OCG)]]
上の高レベルデッキの延長線。
「幻獣機」モンスターは「幻獣機[[トークン]]」に応じて際限なくレベルが上がるため、《ザ・カリキュレーター》の攻撃力が面白いくらいに上がる。
ここで《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》等でトークンごとレベルを上げると、10000越えの攻撃力も夢ではない。
ただし元々シビアなデッキなので、かなりロマン色が強くなることは留意されたし。
-[[【花札衛】>花札衛(遊戯王OCG)]]
同じく高レベルデッキ。
他のデッキではそうそう発生しない&b(){レベル10以上のモンスターで自軍が埋め尽くされる}という状況を結構簡単に起こせるデッキの一つ。
少々運が絡むが上手く行けば攻撃力10000越えを結構容易に狙える。
ただし元々ギャンブルデッキの性質を併せ持ち、性質上&b(){必須汎用カードすら入る隙間が極少ない}のが【花札衛】というテーマ。
《ザ・カリキュレーター》の存在そのものが事故要因となるため、ロマンを通り越して完全に一発ネタ用である。
単に打点要員が欲しいだけなら攻撃力5000や6000くらいなら自前ないしより確実な方法で用意できる点も向かい風となっている。
-[[【サンダー・ドラゴン】>サンダー・ドラゴン(遊戯王OCG)]]
恐らく一番相性が良いデッキ。
レベル8モンスターを主軸にするうえ、&bold(){雷族のサポートを扱う}デッキなので邪魔になりにくい。
特に《雷龍融合》はこのカードにとって貴重な対応したサーチカード。併用する利点は大きい。
-[[【ネムレリア】>ネムレリア(遊戯王OCG)]]
相性がかなり良いデッキのひとつ。
レベル10モンスターのサーチと特殊召喚が容易で、召喚権が余りがち。
「ネムレリア」モンスターはレベルは高いが攻撃力が高くはなく、高打点のモンスターが他に欲しい。
しかし「ネムレリア」カードの制約でPモンスター以外のEXデッキからの特殊召喚がしにくく、メインデッキのモンスターに頼らざるを得ない。
と、《ザ・カリキュレーター》に都合のいい状況が目白押しである。
また、サーチも《[[スモール・ワールド>スモール・ワールド(遊戯王OCG)]]》で《夢見るネムレリア》や《万百食らいのグラットン》を経由すれば可能となる。
*派生カード
このカードの派生カードとして、以下の2枚を紹介する。
#blockquote(){&font(b,#994c00){ザ・キャリブレーター}
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1500/守1500
このカードの攻撃力は、相手フィールド上のエクシーズモンスターのランクの合計×300ポイントアップする。}
[[8期後半となる「JUDGMENT OF THE LIGHT」>第8期パック(遊戯王)]]にて収録。
こちらは「相手フィールドのXモンスターのランクの合計×300」だけ攻撃力が上昇する。
《ザ・カリキュレーター》が自分のみなのに対して、こちらは相手のみを参照する。またこちらは「攻撃力がアップする」効果である。
&bold(){元々の攻撃力がそこそこある}ため、ランク4が1体いれば攻撃力2700と[[そのランク4の水準>ジェムナイト・パール]]を超える数値は出すことができる。
ランク5以上なら基本的に余裕で上回れるだろう。
とはいえ、相手依存で攻撃力が上がるだけの効果に十分な魅力があるかと言えばNO。
エクシーズを一切使わないデッキ相手には全く意味がない。
登場当時の8期後半~9期までのエクシーズ主体のデッキが多かった時期ならまだしも、エクシーズ全盛期を終えた現在では殊更に腐る機会が多い。
また戦闘で勝てるだけのモンスターでは「エクシーズメタ」と言えるほどのものではない。
高レベルモンスター運用デッキにおいては相当厄介なあの《[[ヴェルズ・オピオン>ヴェルズ・オピオン(遊戯王OCG)]]》を1枚で殴り倒せるといった強みなどもある。
しかし当時ならともかく、今ではあちらとの遭遇率も低下し《ヴェルズ・オピオン》が効かない新しい種であるLモンスターも登場している。
エクシーズメタの出番は精々[[EXデッキに特殊レギュレーションが入った時>遊戯王マスターデュエル]]くらい。
そもそも相手依存なうえにエクシーズは比較的数が並びにくいので大ダメージを与えられる場面は少ない。
そして戦闘ダメージを重視しないのであれば、場は離れるがEXデッキ全般に強い《[[N・グラン・モール]]》とかで良くね?となりやすい。
元々の攻撃力が?ではなく1500と程々の数字なので、《ザ・カリキュレーター》より受けられるサポートの幅はだいぶ広い。
《サンダー・シーホース》でサーチが可能なため、サーチ先の候補として採用されることもあった。
自分・相手フィールドも含めた全てのランクを参照するモンスターとしては他に《[[No.100 ヌメロン・ドラゴン]]》が存在する。
あちらは上昇タイミング等は異なるものの、《ザ・カリキュレーター》に近い性質を持つ。
もっとも、あちらは基本的に自分フィールドで即死級のランクを確保してしまうことが前提になっているが。
名前の「キャリブレーダー」は測定器のブレを修正する「校正機」を意味する。
イラストは顔(口?)がメーター、胸がダイアルになった紫のロボット。
よく見ると胸元には効果に沿って「×300」の表記がちゃんと付いている。
#blockquote(){&font(b,#994c00){ザ・アキュムレーター}
効果モンスター
星1/光属性/雷族/攻 0/守 0
(1):このカードの攻撃力は、フィールドのリンクモンスターのリンクマーカーの数×300アップする。}
10期の序盤である「CIRCUIT BREAK」にて収録。
こちらはリンクマーカーの合計×300の打点になる。「攻撃力がアップする」効果なのだが元々の攻撃力が0なので元の《ザ・カリキュレーター》に近い。
片方のプレイヤーしか参照しなかった今までと違い、お互いを参照するため高火力を期待できる。
と言いたいのだが……。
端的に言えば《ザ・キャリブレーター》に輪をかけて使いづらくなっている。
理由は単純に、&bold(){高攻撃力を確保しづらい}ため。
レベルやランクは8前後を目にすることも多いが、&bold(){リンクはせいぜい4、最大でも6。なのにそれに対する調整が一切されていない}なのが致命的。
自身がリンクモンスターではない故に《ザ・カリキュレーター》と違いどうやっても自身を勘定に入れられない。
かといって《ザ・キャリブレーター》のように元々の攻撃力がある程度あるというわけでもないのでなおのこと打点が上がらない。
&bold(){エース級であるリンク4がいても1200、最大のリンク6である《[[ジ・アライバル・サイバース@イグニスター>@イグニスター/Ai(遊戯王OCG)]]》がいたところで1800。}
&bold(){ここまでやってやっと下級アタッカー程度の打点にしかならない。}
一部の奴は簡単に殴り倒せていた《ザ・キャリブレーター》のように対応する大型モンスターをサッと殴り倒す運用は到底期待できない。
//というか&bold(){最低のリンクマーカー数でエクストラリンクを達成できる合計リンク8を並べても2400にしかならない}。
//リンクモンスターは複数体並べる動きが前提な点が考慮されたとしても、いくらなんでも低すぎる。
//お互いにリンクモンスターを並べ合った状況なら強くなるだろうが、そこまでお膳立てしたところで《ザ・カリキュレーター》ほどの爆発力はない。
//またリンク4帯で比較的目にする機会の多いモンスターといえば、&b(){[[攻撃力3000でそもそも戦闘破壊されない>ヴァレット(遊戯王OCG)]]}とか&b(){[[オネスト内蔵>双穹の騎士アストラム(遊戯王OCG)]]}とか&b(){[[実質5300>コード・トーカー(遊戯王OCG)]]}とか。
//……揃いも揃って戦闘に非常に強い連中が軒を連ねており、《ザ・アキュムレーター》でまともに太刀打ちできる相手ではない。
//相手の高リンクを殴り倒せない、ですむかと。自分から大量にリンクモンスターを並べれば良いという点は下記の話でしてますし。
自分だけで大量にリンクモンスターを展開するテーマやデッキなら攻撃力確保は狙える。
「[[サンアバロン>サンアバロン(遊戯王OCG)]]」や[[サイバース族>サイバース族(遊戯王OCG)]]といったデッキが該当する。
その他でも、リンク3の《プロテクトコード・トーカー》を経由してリンク4の《ファイアウォール ・ドラゴン》をL召喚。
その後に《プロテクトコード・トーカー》を蘇生させるなどの方法を流用すれば2100となり、他にリンクモンスターを並べられれば3000位にはなる。
ただ、それらの動きを狙うとしてもこのカードの展開に召喚権などを使うことになりやすい。
それなら元のテーマのモンスターを展開して攻撃力の高いリンクモンスターをもっと並べる方が良いとも言える。
他にもランダムでサイバース族リンクモンスターを特殊召喚できるフィールド魔法《サイバネット・ストーム》を使う方法もある。
EXデッキを高リンクのサイバース族で固めることで、高リンクの大量展開を可能にする運用もできる。
この方法ならリンク5が複数並ぶことも造作もなく、攻撃力は確保できる。
2000以上のダメージを受けた場合にしか使えないため、大きなダメージを立て続けに受けることになり非常にリスキーだが。
総じて他2体に比べると攻撃力を上げる手間がかかり実用性は低い。
察するに、他2体はレベルやランクの概念が出てからある程度経った後に出た。
それに対して《ザ・アキュムレーター》はリンクマーカーの概念が登場してからすぐに出ている。
リンク数のバランスがわからず倍率の調整を日和ったかミスった結果……なのかもしれない。
名前の「アキュムレーター」は高圧の流体を蓄える部品の事で、「蓄圧機」とも訳される。
イラストは人型だった兄弟達と打って変わって、円盤状の胴体に腕と四本の足が付いたロボットというデザイン。
胴体周囲にはホログラフが浮かんでおり、正面には効果に沿った「×300」と表示されている。
なお母音で始まるため正しくは「ジ・アキュムレーター」であるべき。だがシリーズカードとして「ザ・」で統一されているのであろう。
追記・修正は攻撃力一万を超えてからお願いします。
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- わざわざ項目作った割にはやけに辛辣な記事だな -- 名無しさん (2022-10-28 17:24:20)
- ジャンクシンクロンで釣り上げて地獄の暴走召喚するの好きだったな -- 名無しさん (2022-10-28 20:06:51)
- キャリブレーターはどう見てもオピオンやラギア対策に作られたカードよね -- 名無しさん (2022-10-28 21:24:48)
- 産廃って書くのは流石に中傷なのでは -- 名無しさん (2022-10-28 23:11:59)
- 高レベルモンスターデッキとかでは普通に使うカードなんだけどなんでこんな辛辣なんだ -- 名無しさん (2022-10-28 23:38:48)
- この部分が弱い、じゃなくて、ここ -- 名無しさん (2022-10-28 23:45:05)
- 確かに。弱いところだけじゃなくて、メリットももっと書いていい気もした。流石に産廃は言い過ぎ。 -- 名無しさん (2022-10-28 23:46:35)
- リンクマーカーが事実上4が最大ってどういう意味?普通に5とか6あるよね -- 名無しさん (2022-10-29 08:16:05)
- レベルを上げまくれるモンスター(グリード・クエーサーなど)との相性はさほどでもないのかな? -- 名無しさん (2022-10-29 09:11:59)
- ↑リンク5以上のカードはマッチキル効果の使用不可カードだったり専用デッキの切り札だったりして、このカードを使う余地を考えたら実質的に4より高いリンクモンスターを使うことはないだろうってことじゃないかな -- 名無しさん (2022-10-29 09:27:27)
- キャリブレーターは登場時期鑑みればオピオンメタとかいくらでも擁護できるけど9期という地獄を乗り越えた後に出てあの体たらくなアキュムレーターは擁護不可。 -- 名無しさん (2022-10-29 10:11:33)
- アキュームはリンク8で2400にしかならないのは流石に産廃と言われても仕方ない。 -- 名無しさん (2022-10-29 10:49:55)
- アキュムはエクストラリンクされても3000行くかぐらいにしかならないのは産廃言われてもしょうがない。倍率高ければ通常召喚してアストラム狩りに行くことできただろうけどリンク4で1200ってお前… -- 名無しさん (2022-10-29 10:53:39)
- リンクスだとハイスコア用のパーツになることもあるからヲーと同様、リンクスで輝いた系のカートかと。 -- 名無しさん (2022-10-29 11:11:07)
- ↑8現代での評価じゃ厳しい性能なのは事実だしなぁ。当時で言うならカリキュレーターは同パックのユベルデッキでアタッカーとして活躍してたしキャリブレーターも目先のX殴り倒せたから役割はあった。アキュムレーターはリンク黎明期なの加味しても誰がどうみても上昇値が不足してるから論外。 -- 名無しさん (2022-10-29 12:09:31)
- 建て主のsuperlucky777氏は他にNo.の項目を作っているが、そっちでもカードのデメリットばかりを挙げる内容で、読んでいてあまり気持ちの良いものではない -- 名無しさん (2022-10-29 14:40:51)
- こんな面白そうな効果なのに弱いって言いたいためだけに項目作るのもある意味凄いわ -- 名無しさん (2022-10-29 15:17:05)
- 名前の由来は同じ属性・種族の創世神 (ザ・クリエイター)とも掛かってるのかな? -- 名無しさん (2022-10-29 15:36:18)
- 弱いっていうよりは不安定だよな 攻撃力?のモンスターの宿命 -- 名無しさん (2022-10-29 20:22:09)
- わざわざ産廃って言うために同じ記事に記載するっていうのも問題あるような気がする -- 名無しさん (2022-10-29 20:34:40)
- 明らかに意識してるし併記はいいと思うし、アキュムの性能は大真面目に考えても擁護できないし… -- 名無しさん (2022-10-29 20:53:29)
- カリキュレーターの記事でキャリブレーターとアキュムレーターを紹介しないのが寧ろおかしいしアキュムの性能は控えめに言って終わってるから中途半端に言葉濁すくらいならハッキリ言ったほうがマシだわ -- 名無しさん (2022-10-29 22:51:47)
- アキュムレーターはエクストラリンク決められた時ならワンチャンあるぐらい、ってレベルだしな…そしてそこまで展開された状態でアキュムレーター出した所でどうにもならないし -- 名無しさん (2022-10-29 23:05:17)
- クソカード診療所「いらっしゃいませ」 -- 名無しさん (2022-10-29 23:39:37)
- アキュムレーターは倍率が×900あればそのリンク値のリンクモンスターを単体で戦闘破壊出来てキャリブレ見たいに使えたんだけどね、一応元祖と違って攻撃力が?じゃなくて0にしなったからリクルートしやすくなった代わりに倍率が低いって調整なのは分かるけどね -- 名無しさん (2024-10-03 08:44:50)
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