Lobotomy Corporationの用語一覧

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&font(#6495ED){登録日}:2023/03/29 Wed 23:13:31 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- この項目では、韓国のゲームスタジオ「Project Moon」が配信するゲーム『[[Lobotomy Corporation]]』の世界観に登場する語句の解説を行う。 同じ世界観を共有する続編『[[Library Of Ruina]]』『[[Limbus Company]]』の用語についてもこの項目で扱う。 言うまでもなく、一部はガッツリと&font(b,red){ネタバレを含む}ため閲覧注意。 ---- #openclose(show=▽目次){ #contents() } ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼世界観 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **「都市」 #hr(height=1,color=#000000) }} 全[[ゲーム]]において共通の舞台となる世界。 巨大企業財閥である「翼」に監視される正しく[[ディストピア]]である上に、それ以外にも魑魅魍魎が跋扈している魔境。 遠景を見るに、煌びやかなハイテクと薄汚いスラムが混在した世界観。 他所様の作品でたとえるなら、[[ブレードランナー>ブレードランナー(映画)]]みたいなあんな感じ。 治安や倫理観は完全に終わっているが、「都市」の外である「外郭」と比べればこれでもまだマシな方だという。 外郭は人同士の争いがないが、常識の通用しない怪物たちに怯えながら生活しなければならない。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「区」 }} 25ある「都市」の区分。 中央の1区から始まり、時計回りに渦を巻くように2区から25区までが分布している。 また、「翼」と「区」は対応しており、A社なら1区、B社は2区、C社は3区…という具合で企業都市として保有する。 ちなみにL社は12区。 ただ、Z社に限っては「区」を持たないようだ。 全体の南東には川が存在し、外周には列車が走っているらしい。 区は一つ一つがとても広く、それぞれに特徴が存在する。 例えば23区の裏路地では食人文化が当たり前のように蔓延したりしている。また、それぞれの区にはタブーが存在し、14区では映像の録画が禁止されておりそれを破るとタブーハンターと呼ばれるフィクサーに処分される。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「巣」 }} 区の一部であり、「翼」と特異点の恩恵を享受できる経済的に豊かな場所。 我々の世界でいう富裕層が住んでいる。 「都市」の中では数少ない安全な場所である。 そのため巣以外に住んでいる者は、巣に入ろうと躍起になっている。L社に入社する人材が絶えないのもそのお陰。 何故これ程までに[[ディストピア]]な世界観で安全なのかというと、「頭」による規律で守られているためである。 そのため掃除屋は「巣」には来ず、「指」であろうと「巣」の建物は破壊できない。 もし破ろうものなら区を担当する「翼」の実行部隊が飛んでくるし、最悪「爪」と「調律者」がやって来る。 但し「翼」が折れた場合については例外。「翼」の加護の無い巣は一気に裏路地と変わらない無法地帯と化す。 二作目以降は「ねじれ」の発生により、巣も完全に安全とはいかなくなっている。 巣の住人は時折「羽」とも呼称される。 「&bold(){彼らは『翼』に守られる雛ではなく、いずれ抜け落ち生え変わる羽でしかない}」とはとある都市の人間の言葉。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***裏路地 }} 区の一部であり、巣から外れた外郭に近い部分。 荒廃が進んでおり、治安は悪い。 場所によっては毎日ギャング映画の如く抗争が繰り広げられることもある。 しかし常ではない。巣には巣の、裏路地には裏路地の秩序があるのだ。 時折HEクラス幻想体レベルの化け物が出ることもあるらしい。 ちなみに「裏路地の夜」と言われた場合、それは日が沈んだ後の事ではなく午前3時13分から80分間の事を指す。 その間は全ての支援が受けられず、闊歩する掃除屋達によって目に付いた有機物全てが刈り取られる。 但し都市の星や特色フィクサークラスの戦闘能力や異能等を有していれば掃除屋を凌いだり逆に刈り取る事も可能……&bold(){である事を逆手に取り、証拠が残らない様やりたい放題を[[とある都市の星9人と特色フィクサー>残響楽団(Library Of Ruina)]]はしまくっていた}。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){掃除屋}| 午前3時13分から80分間の間、裏路地に出現する怪物の集団。 有機物を手当たり次第に捕食する性質を持ち、襲われれば、というかその時間帯に外を出歩いていれば勿論命はない。 分厚い防護服に身を包んだ特殊清掃員か除染作業員のような姿をしているが、その防護服の中にはドロドロに溶けた肉のような液体が詰まっている、いわゆるスライム系の生物。 有機物を襲って食らうのはこの液体を補充するため、つまり人間で言うところの食事にあたる。 ちなみにこの人体の溶解能力はどうやら特異点由来らしく、「頭」から貸与されたものだという。 基本的には脅威となる存在だが、裏路地の住民からは「邪魔な相手に酒を飲ませるなどして意識を奪い、外に締め出して掃除屋に襲わせる」「夜を待ってから殺した相手の遺体を外に放り出し遺体を処理して貰う」という形で殺人や証拠隠滅に利用される場面もある。 あと都市の星になる様な存在や特色フィクサーといった上澄みともなれば話は別で、&bold(){寧ろなんか食われたり蹴り殺されたり八つ裂きにされたり人形の素材にされたりとRPGのスライムの様にポコジャカ狩られている}。 これらは裏路地の夜以外のタイミングで襲撃を食らったらしく、彼らの一番厄介な要素である多少やられようが止まることなく掃除を続ける集団暴力を発揮できないためと思われる。 そもそも掃除屋が危険なのは上記の80分だけであり、それ以外なら一応コンタクト可能。彼らの発する声は数字の羅列だが、ちゃんと意味を持った「言語」である。 都市の人間の多くは知らないが、人間並みの知能を持っており、家族という概念も存在している。当然、人間のそれと同一ではないが。 とはいえ家族や隣人を慈しみ、(独自言語とはいえ)丁寧な口調で話す姿を見ると彼らも「人間」として都市に存在することを許されているのも理解できる気がする。 また80分間の行動時間も、そもそも都市を統括する「頭」の指示であり、掃除屋たちのお陰で裏路地の治安は最低限保たれていると言っても過言ではない。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***遺跡 }} 都市の地下や外郭に存在する謎の廃墟。 都市にとっても未知のテクノロジーが多く用いられており、使えそうな遺物を持ち出して使用する便利屋も存在する。 しかしLobotomy社の危険度で言う所の&font(b,#fb0){HE}~&font(b,red){ALEPH}クラスの怪物が平然と闊歩する危険な場所でもある。 R社の傭兵部隊も遺跡の探索任務では半壊する事も良くあるらしい。 その存在は時折語られるものの、本編中では踏み込んだ描写が無いため詳細は不明。 都市の真下に何故そんな場所があるのかも不明。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***大湖 }} 都市南部のV社、U社、T社、S社が接している湖。 脳圧嵐やマグロ津波など字面だけでも意味不明な異常気象が発生する地域であり、色々ぶっ飛んでる都市においても「大湖に陸の常識は通用しない」とまで評される。 何せ見た目からして「&bold(){海のように広く、色とりどりの水が線を引いたように仕切られていて、さらには変な生き物が沢山浮かんでいる}」有様である。 「鯨」と呼ばれる正体不明の怪獣も生息し、判明しているだけでも「全てを貫くマカジキ鯨」「全てを白化させる蒼白の鯨」「全てを渇かせる真っ赤な鯨」といった存在そのものが天災レベルの危険生物ばかり。 また大湖には『規則』と呼ばれる一定の区域毎に守らなければならない独自のルールが存在し、これを破ると『波』と呼ばれる災害が押し寄せてくる。 大湖の規則を書面に残すことはU社の禁忌に指定されているため、波を避けるにはU社から直接情報を買うか、あるいは経験者から口伝してもらう他ない。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){鯨}| 大湖それぞれにあるルールを破ると「波」とともに襲いかかってくる怪物。 名前こそ「鯨」だが、その実体は目が沢山あり手が生えている魚人のようなナニカ、という形容しがたいルックス。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***食文化 }} 文字通りの[[ディストピア]]世界観なので、まともな食事を取れるのは巣に暮らす人々ぐらい。 そうでないならば当然ながら&bold(){まともじゃない食事}が主になる。具体的に言えば得体のしれない何かしらや&bold(){カニバリズム}など。 というよりも、巣に暮らす人々の口に入るものすら&bold(){まともなモノではない}可能性がちょくちょく示唆されている。 更に言えば、巣で安息を謳歌する上流階級ほどむしろ「&bold(){マトモじゃないモノを珍味として食べたがったり、美食として嗜む}」傾向があるらしく、わざわざ人肉料理を好き好んで食べに行く変人も結構いるのだとか。 体を義体化した人間については複雑な食の事情が見られる。 安価で粗悪な義体だと物を食べても味がしなかったり、逆に高級な義体なら味を楽しむ為の機能が搭載されていたりする等、基本的に高価な義体であればあるほど食事も普通に楽しめる。 また、あらゆる有機物を捕食する事が可能な義体を用いている謝肉祭メンバーや、食事の代わりに電力供給を行うネモ所長という風に、特殊な食事を行う義体も見られる。 鉄の兄弟のように低質・安価な義体を使う者は、燃料と脳を保護する液を定期的に補給することで生命維持を行っている。 :ハムハムパンパン| 作中に登場する人気ファストフードチェーン。[[サンドイッチ]]やフィッシュ&チップスで有名。 裏路地や巣を問わず様々な場所に出店しているらしく、利用者は口を揃えて「とても美味しい」とベタ褒めしている。 また、プロムン公式のコラボカフェとして同名の店が現実にも出店されており、公式ファングッズやコラボメニューを楽しめる。 &br() :菩薩チキン| [[フライドチキン]]が人気商品のファミリーレストラン。K社管轄の巣にて営業されている。 生命工学に秀でるK社の影響を大きく受けている店で、ここのチキン料理に用いられる鶏は&bold(){脚と翼を増やされまくったバイオ鶏}を用いている。 とはいえ、バイオ鶏は異形である事を除けばごくごく普通の鶏と変わらず、その上肉質や肉の柔らかさを客好みに細かく調整できるというスグレモノ。 高級食材でもあるらしく、&bold(){倫理と見た目さえ気にしなければかなりマトモな部類の食材}とも言える存在。 &br() :ウンボンのチキン酒場| K社管轄の巣で営業していた飲み屋兼軽食店。ウンボンは社長の母親の名前。&s(){ウーティスはそうと知らずに「ダサい」と言ってしまった} 該当地域に菩薩チキンが出店する前から存在しており、それ絡みのアレコレで一時期大変な事になっていた。 店主のボンちゃんパパの作る秘伝のタレに漬け込んだチキン料理が人気メニューだったとか。&s(){レシピはトップシークレットだが、ラーメンストッパーに使われてた} 菩薩チキンとの客の取り合いの過程でそのレシピが失伝してしまい前の味を出すことは不可能になったものの、現在はボンちゃんパパが立ち直った事もあってか再び盛況となっている。 &br() :GoGi肉MEAT| 焼肉屋。K社の巣にて経営される。 LCB一同が4章の仕事を終えて打ち上げにやってきた。メニューとしては韓国系の焼肉屋らしいものが揃っている。 &br() :ピエールのミートパイ| 裏路地の伝説的存在「8人のシェフ」に憧れる女[[料理人]]ピエールが、相棒のジャックと共に経営する軽食店。 この店の売り出すミートパイは現地の人々に人気で、激戦区のグルメ通りにて11年近くも繁盛している。 ……なお、件の存在やピエールらが作る料理の素材についてだが、まあ、その、うん。要するに&bold(){人間}である。 #openclose(show=▽料理){ #areaedit() :シチュー| ローランがいつかアンジェラに食べさせたいと語っていた料理。シチューそのものは普通だが、製法は普通ではない。 T社の特異点技術を組み込んだ調理器具で調理されたシチューは、ほんの数分煮込むだけで数日間ゆっくりと煮詰めたが如し濃厚なシチューとなっているらしい。 数多の犠牲と搾取の果てに生まれた「特異点」、しかも人の時間を重税として強制徴収するT社の技術が使われているとはいえ、一度は食べてみたい代物である。 &br() :脾臓バーガー| 詳細不明。違法なものだったようで、とあるフィクサー事務所がこれを生産していた工場を襲撃して生産を強制的にやめさせた模様。 &bold(){文面からしても絶対にマトモな料理ではない事は確かである。} &br() :特製手つき餅ミートパイ| 安価な上にピエール直々の妥協しない味付けが為されたお肉たっぷりのボリューミーなパイ。味そのものは非常に良いらしい。 もちろんだが上記の通り材料は&bold(){人間の肉}。しかも彼女の美学に則り、長い時間をかけて拷問した人間の肉を用いている。 &br() :大樽入りアイス| P社が売り出しているアイスクリーム。ミョの大好物らしい。味のバリエーションはナポリタン・アイスクリーム(三色アイス)など。 同社は保存食販売の最大手なので、ものすごく長持ちするとか。 &br() :パジョン| 現実にも存在する料理の一つで、韓国ではおなじみの一品。わかりやすく言えばネギ入りのチヂミ。 ローランにとっては幸せな思い出の味であり、忘れられないトラウマの味でもある。 とある裏路地の居酒屋で出されるものが特に美味しいらしく、「この店に来た連中は最初こそ『こんな汚い店で?』と怪訝な顔をするが、食べたらみんな気に入っている」とローランは熱弁していた。 &br() :焼き鳥| こちらも現実に存在する料理。タレに漬け込んだ鶏肉を串焼きにしたアレ。 キツい仕事を成し遂げた囚人たちにご褒美として振る舞ってやろう。 &br() :牛肉麺| やはりというか現実に存在する料理。中国でおなじみの麺料理であり、牛肉と野菜を入れたものが一般的。 リウ協会所属になった[[元漁師の女性(の平行世界での可能性)>イシュメール(Limbus Company)]]がいたく気に入っており、セリフの半分ほどがこれに関するものになっているほど。 &br() :ヨウポー麺| 例によって現実に存在するもので、西安系の中華料理。「油溌麺」と書く。 ビャンビャン麺と呼ばれる幅広のきしめんのような麺を用い、辛い油や野菜類、挽き肉や細切れチャーシューを混ぜて食べるもの。 センク協会の東部支部が活動する区域で食べられている。 &br() :人魚のジャーキー| 大湖に生息する「人魚」という怪物の肉を使った保存食。味は好みが分かれる模様。 素材はおぞましい姿のバケモノだが、過酷かつ不条理な大湖では食べられるものがなんであろうと口にしないと生きていけない。 それは比喩ではなく、人魚というものが「どういう存在なのか」と知ってしまった後でも。 &br() :血液バー| 人の血肉を喰らう亜人「血鬼」が開発した食料。「ラ・マンチャランド」に住まう氏族が食べている。 飢えを満たし本能を抑え、人と本当の意味で共存するべく編み出したもので、入園料として徴収した血液をベースに開発したもの。 味は彼らからすると「クソ不味い」「動物や虫の血を吸うほうがマシ」「土の味がする」「クレヨンを食べている感じ」と非難轟々レベルのモノだったが、最初はこれで本能を抑え込めていた。 だが、生物が生来から抱える「欲」というものを、簡単に抑え込む事ができるはずもなく……。 #areaedit(end) } ---- #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **「外郭」 #hr(height=1,color=#000000) }} 人類が捨てていった世界。要するに「都市」の外の世界。 見た目としては、荒涼とした砂漠とも荒地ともつかない大地といった感じ。 高速で走る汽車が都市と外郭を分け隔てている。外郭から都市に入るには非常に複雑な手続きが必要。 無法地帯を通り越したこの世の終わりと呼ぶに相応しい場所であり、アブノーマリティで言うと&font(b,red){ALEPH}レベルの怪物すら稀に現れるという。 「頭」によって不純物とみなされたものが追放される先でもあり、[[殺人鬼]]や化け物、違法[[ロボット]]がひしめき合っている。 場所によっては人が生活している場合もあるらしいが、その様子は過酷の一言。 &bold(){明日を迎えるときに肉片が残っていれば良いほう}とされる程に長く生きれるのは稀で、いつ襲い来るとも知れない怪物から身を寄せ合って自衛し、わずかな食料を求め都市から廃棄されるゴミすら食糧に生きている。 ある村には「狩人」と呼ばれる、怪物から人々を守る強力な個人戦力がいたようだが…一日村を空けただけで全滅してしまった。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***怪物 }} 文字通りの怪物。超常的な生態系や能力を有し、人に害をなす。 外郭に多く存在するらしいが、今のところほとんど描写された事が無いので詳細は不明。 どこからどうして発生し始めたのかも不明。 後述する「アブノーマリティ(幻想体)」はこのカテゴリの中の分類の一つらしい。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***黒い森 }} [[Project Moonお馴染み3鳥>黒い森の鳥たち(Lobotomy Corporation)]]の出身地。どのような場所か実際に描写されてはいないが、ゲーム内テキストから光が一切届かず生物も1匹もいないと思われる。 元は美しく暖かい森で、たくさんの仲間が住んでいたようだが…とある怪物の出現により跡形も無くなった。 ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼企業 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **「翼」 #hr(height=1,color=#000000) }} 世界を引率し発展させる使命を帯びた大企業。 都市を高みに導くものという意味で「翼」と呼ばれる。 計26社存在し、A社〜Z社とアルファベットで分けられている。 それぞれの「翼」が一社につき一つ、自身の支配地区である「区」と、「特異点」という超常的テクノロジーを保有している。 その中でも『頭』、『目』、『爪』の異名を轟かせるA社、B社、C社は別格の存在であり、担う役割から察するにこの3つのアルファベットを冠する翼は一度も折れていない模様。 また三社の最大の特徴として調律者、凝視者、処刑者は&bold(){『特異点の特許管理』を産業とするA社による[[『全ての特異点の運用』>王の財宝]]が可能である}。 特異点には「頭」の監視が入るが、認められた場合は特許として保護される。 大体の「翼」は特異点による事業で荒稼ぎをしている。 #region(▽各「翼」紹介) #areaedit() :A社| 「都市」を統治する「翼」であり、実質的にこの世界を支配する企業。 後述する「頭」のことであるため、詳しくはそちらを参照。 &br() :B社| A社、C社と組み、「都市」を監視し「不純物」や「都市の規定違反者」を発見する企業。 後述する「目」のことであるため、詳しくはそちらを参照。 &br() :C社| A社、B社と組み、「都市」の規定を破った「不純物」を粛正する企業。 後述する「爪」のことであるため、詳しくはそちらを参照。 &br() :F社| 「閉じられたあらゆるものを開く」特異点を保有するとされる。 >──調律者は「妖精」という特異点由来の技術を持ち、幻想体管理室を自由に開けられる。(『Lobotomy Corporation』) ──高い金をあげて買った「妖精」が鍵穴に入ってドアを開けてくれる。(『ねじれ探偵』) の記述から、"Fairy"の"F"である可能性が高い。 上記説明にあるように、調律者ガリオンはこの特異点を愛用しており、セフィラシステム・ビナーになった後も多少劣化しているとはいえ特異点兵器「妖精」を用いて戦う。 &br() :G社| 「球」という特異点を保有。 「重量を自由に調節できる」という記述より、「重力を制御する」特異点とみられる。("Gravity"の"G"か) >──ミール工房製ガントレットはG社の特異点が使用されている。 >ガントレットの中にちりばめられた「球」は重量を自由に調節することができる。(『ねじれ探偵』) &br() :旧G社| すでに折れた翼の一つ。 体の一部を昆虫にする人体改造技術を保有しており、虫化兵隊を生産し、物語以前に発生した「煙戦争」にも参加していた。しかし、三作目『Limbus Company』の時点では虫化した残存兵が徘徊し汚れ仕事をするのみである。 囚人の一人である[[グレゴール>グレゴール(Limbus Company)]]は「ゴキブリやカブトムシを思わせる甲虫の片腕」を持っているが、これは彼も旧G社によって虫化させられた改造人間であるため。 彼はかなり珍しいタイプで、人間の見た目をほぼ保った状態で虫化の強さを得ているとのこと。 &br() :H社 / 鴻園生命工学グループ(Hongyuan Bioengineering Group)| 名前だけならば一作目『Lobotomy Corporation』に登場し、三作目『Limbus Company』で詳細が判明した「翼」。 社章は「鴻園」という漢字を「&bold(){H}」の形状にしたもの。 「ジア家」「シュエ家」「ワン家」「シー家」なる四大家門が薬学を極めた結果、服用者に様々な力を与える「丸(ワン)」と呼ばれる丸薬型の特異点を開発することに成功。そのまま翼へとのし上がったとされる。 管轄下の8区は「超巨大な箱」ともいえる形をしたコロニー都市で、そこをひっくるめて「鴻園(ホンユェン)」と呼称する。 内部は複雑に建造物が絡み合う歪な構造で、文字通りのコンクリートジャングル。貧富の差により住める領域が変動する「再積日」という定期イベントによって建物の位置やサイズが変わるため、まるで生き物のように街の有り様が変化し続けている。 古代~中世中国様式の建築も多く、H社を経営する一族の家などは古めかしい中華風の佇まいとなっている。 「巨大な箱型の都市」「常に変化し続ける内部構造」という特性から、元ネタは香港にかつて実在した巨大スラム街「九龍城砦」と思わしい。 &br() 保有戦力は暗殺組織「黒獣」など。四大家門出身者も戦いを得意とする者が多い。 &br() :鴻園生命工学グループ コン家部門| 一作目『Lobotomy Corporation』に登場したH社の部門。同作でH社と言われていたのはここ。 元々H社は四大家門ではなく、「コン家」を加えた五代家門で運営されており、彼らが管轄する部門が存在していた。 しかし、この部門は都市の禁忌である『人が怪物を産む』という研究に手を出しており、カルメンの研究所と共に不純物認定を受ける。 同日中にこれらは揃って調律者ガリオン率いる部隊によって粛清を受け、運良く逃げ出せた数名を除くほとんどの人間が殺されコン家は取り潰しとなった。 以降、この事件があった日は鴻園内では「孔滅日」と呼ばれており、見せしめの様に残された旧社屋共々重要な「負の遺産」とされている。 &br() :J社| 三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。 「開かれている、あるいは貫かれている全てのものを閉じ込め、施錠する」という特異点を保有している。F社とは正反対の特異点と言える。(意味からして"Jailer"の"J"か) 調律者ガリオンは特異点兵器「錠前」を持っており、現在も「劣化した錠前」という名前の弱体化版を使用しているが、その名称からJ社の特異点の可能性が高い。 サービスの1つとして「人間の記憶に鍵を掛け、その人間が外部に情報を漏らさないようにする」ことがわかっている。 J社の区画にはもともと「願望シール」と呼ばれる人の運(のようなもの)を抽出し物体化する技術が存在しており、そのセキュリティ手法として発達した上記技術が特異点として認められたという。 なお、願望抽出技術は特異点として認められなかったらしい。 彼らの管轄する10区は合法・非合法を問わず賭博に塗れたカジノ街。裏路地すらも様々な賭博場にあふれている。 ギャンブル時の仲裁やトラブル解決を担うウーフィ協会傘下の「定事務所」の存在から見ても、賭博産業がJ社のもう一つの資金源と思われる。 &br() :K社| Lobotomy社と協定を結んでいる「翼」。社章は緑と黒で描かれたシンプルな「&bold(){K}」のロゴ。 ナノマシン技術、医療技術に関する特異点を持つとされ、細胞レベルでの修復も容易く行う。 HPアンプルというどんな傷も一瞬で治療する薬品が主な特産品。(脳は治らないが脳が残っていればどんな部位でも再生が可能)後述のHP-N弾もHPアンプルを改良したものである。 またこれとは反対に生体を崩壊させる崩壊アンプルというものもある。 医療系だからか、K社関連ワードは人体に関するものを使用していることが多い。主な産業はHPアンプルを使った食糧生産や治療。 ちなみに『Lobotomy Corporation』のゲーム中、研究で使用可能になるHP-N弾(HP回復弾)がK社の技術である。 管轄する11区は清潔な雰囲気の漂う近未来都市。良くも悪くも「普通の街」と言われ、暮らす人々は絶望もしないが希望もない、停滞した毎日を退屈に過ごしているのだとか。 &br() 保有戦力は近未来的なボディースーツをまとう「摘出職職員」。上級クラスになると、肉体にHPアンプルの薬剤を循環させる改造人間となる。 #openclose(show=▽ネタバレ){ K社の特異点とされているナノマシン技術は偽装情報。&s(){だいたい予想ついてたが} 保有する特異点の正体は「涙を流すもの」と呼ばれる巨大な目玉型の生物。この目玉は感情を揺さぶるものを見せることで「涙」という液体を流す。この「涙」を加工したものがHPアンプルである。 先代理事、ステファネットの時代は悲しい童話の読み聞かせなど優しい方法で抽出していた。 しかしこれでは量が少ないと考えたアルフォンソは今代理事就任後、それの瞼を固定し職員に拷問をしてアンプルで治すところを繰り返し見せたり、他の巣や組織から凄惨な映像を買ってそれを視聴覚"飼料"として見せるなど、わりと非人道的なやり方で大量の「涙」及びそれを加工したアンプルを生産できるようになった。 入社し最優秀賞をいくつも取ったエリート、ドンランはかつて所属していた組織、九人会の長であるヨンジの技術「鏡」を元に「窓硝子」という技術を開発、遠隔で視聴覚飼料を簡単に入手できるようになった。 ちなみに、HPアンプルの本来の効果は治癒ではなく、アンプルを打った生体が本来あるべき姿として認識している状態に戻すというもの。原液は調整がされてないため人間がまだ人間としての形を作る前の姿になってしまうそう。 原液のプールに飛び込んだとある職員は瞬く間に溶け込んで消えてしまった。 } &br() :L社 / ロボトミー・コーポレーション(Lobotomy Corporation)| 一作目『Lobotomy Corporation』の舞台となる「翼」。 社章は&ruby(ロボトミー手術){頭蓋と脳髄を貫く}「&bold(){L}」の形状をした刃で、管轄する巣は12区。 現実で言うところの電力会社にあたる会社であり、W社やR社など、大量のエネルギーを必要とする「翼」とは密接な関係にある。 ちなみに比較的新興の企業であり、物語以前に発生した煙戦争で折れた前L社の空席に座ったことになる。 詳しくは後述の「Lobotomy社」を参照。 &br() 保有戦力は幻想体由来の武装「E.G.O」を手にする「エージェント」と、最強の特色フィクサー「赤い霧」。 揃って怪物の退治・鎮圧を得意とする。 &br() :旧L社| すでに折れた翼の一つ。 現L社と同じくエネルギー産業を担っていたそうだが、有害な排気ガスをばら撒きながら高い値段でエネルギーを売りつけていたらしい。 様々な思惑と募った不満の果てに、旧L社に同調する勢力とそうでない勢力による大戦争「煙戦争」が勃発。敗戦した旧L社はそのまま倒産したという。 &br() :M社 / MDM Entreprise| 三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。 社章は月より「&bold(){M}」を象って降り注ぐ月光のモチーフで、管轄する巣は13区。 月光石という精神汚染を防ぐ石を取り扱っている「翼」。 正確に言うと、見聞きするものにノイズを挟むことにより直視を避けるようにすると言うもの。リウ協会の制服にある金の刺繍がこれ。 ただし、原料となる真珠のような珠は厳重に密閉された箱と&bold(){その中にみっちり詰まった血肉}で覆われており、開封時に強烈な精神汚染を受ける模様。 対策無しでソレを見た者たちは妄言と共に&bold(){陸上で溺れ死ぬ}という不可解な現象に巻き込まれるため、他の特異点の例に漏れずマトモな代物でないのは確かだろう。 &br() また、心療内科や精神科などの側面もあるらしく、ギャンブル・薬物・アルコール中毒者を上述の特異点などを用いて治療する「アビストラウマ治療室」というサービスがあるらしい。 ただし、自由の無い閉鎖病棟であることが示唆されており、入院を拒んだりしても担当職員が無理やり連行して入院させるという恐ろしい話も。 &br() :N社 / ナーゲルウントハマー社(Nagel und Hammer)| 二作目『Library of Ruina』外伝小説『ねじれ探偵』で登場した「翼」。社名はドイツ語で「釘と金槌」という意味。 社章はハンマーと釘が交差するシンプルなもので、他の翼と異なり「&bold(){N}」のモチーフが見られない。 その実態は三作目『Limbus Company』、およびその前日譚『Leviathan』で明らかとなった。 特異点の詳細は不明だが、主要な商品は「自殺自動販売機」なる禍々しいモノ。聞いただけで忌避したくなるが、これを求めてN社の巣へ移住する人々もいるらしい。 また、そのほかに「経験缶詰」という商品がある。 管轄下である14区は白い建物が多いビル街。どことなく息苦しい雰囲気があり、暮らす人々も縮こまるようにしていたり俯いて過ごしている。 加えて都市のタブーとして「録音・録画行為」が指定されていたり、子どもたちは受験して良い学校に入ることを親から強いられていたりと、全体的に窮屈な印象のある巣となっている。 #openclose(show=▽N社の実態){ N社には指揮官である「握る者」筆頭として、中世のような甲冑を着込み、巨大な槌と釘を武器とする「釘と金槌」と呼ばれる部隊が配備されている。 N社全体の思想なのか、その部隊の思想なのかは定かではないが、生の肉体至上主義であり、肉体を機械の「義体」に置き換えた人間は排除対象となる。 その行為は『Limbus Company』では義体で栄えた町一つ火の海にするほど。 とある人物によると、この「釘」は経験缶詰を作るための道具でもあるらしい。 } &br() :P社| 一作目『Lobotomy Corporation』で少しだけ触れられ、三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。 社章はテープで封鎖しつつ「&bold(){P}」を描いたドアといった感じ。 管轄下にある16区は近代~現代ヨーロッパ風のモダンな都市で、住民やP社職員もイタリア系の名前が多い。 保存食、建築、防護装備など、災害対策や安全性を重視したものを開発する「翼」。特異点は空間を操る技術とされる。 倫理と人の命が紙よりも軽いプロムン世界観らしからぬ、&bold(){命と安全を重視しまくっている}企業。おそらく由来も"Protect"。 販売する缶詰食料は100年だろうが200年だろうが平気で長持ちして出来立ての美味しさを維持し、P社特製の建材にて建造された家や施設は、外が地獄絵図になろうとも&bold(){中にいる人間を誰一人死なせなかった}という徹底ぶり。 なんと裏路地すらもP社は防護・庇護することを宣言しており、「この世で最も安全な場所を築く」という社是に則って巣全体を守ろうとしている。 ただしその安全性への追求は狂気の域に片足を突っ込んでおり、とにかく「安全である」ということ突き詰め続けた結果「3月27日のシェルター」という幻想体を作り出したりする事も。 一周回ってむしろ危険な企業と化しているのは「翼」らしい。 &br() :Q社| 三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。詳細情報は不明。 H社共々、暗殺組織「黒獣」と関係が深いとされ、「怪文字」という特異点を保有しているとされる。 &br() :R社| Lobotomy社が懇意にしていた「翼」。 社章は3つ並んだ「&bold(){R}」の文字で、よく見るとウサギの耳やトナカイの角などの意匠が見られる。管轄する巣は18区。 いわゆる[[PMC(民間軍事会社)]]で、専属の特殊部隊を派遣しての武力制圧を生業とする。 また、所属するチームは「R」で始まる動物の名前を冠している。これまでに登場したのはウサギチーム(Rabbit)、トナカイチーム(Reindeer)、サイチーム(Rhinoceros)。 エネルギーさえもらえるなら、自社から派遣したチームが全滅しようと気にしない素振りを見せる。 一作目には味方側の機能として、二作目には敵キャラとして登場する。 #openclose(show=▽ネタバレ){ それもそのはず、この「翼」は記憶まで含めて完璧に同一の複製を作る「特異点」を保有しており、派遣していたのはそうして作られた複製であった。 (もし特異点通りとするなら、社名は「Replicant社」などだろうか。公には別の「R」でカバーしているのだろうが) しかし、「2名以上の同一人物はA社の時間軸基準で1週間を超えて都市に存在してはいけない」という&s(){R社ピンポイントメタの}都市のルールが存在するため、 &bold(){「複製を大量生産→&font(red){自分同士で殺し合わせる}→最後に残った一人を兵士として起用」}という狂気の運用を、T社の特異点で1週間以内に圧縮することで成し遂げている。 &br() とはいえ複製を作るには大量のエネルギーを要する為無闇矢鱈に使うことはできず、何度も任務を失敗しまくった(死にまくった)チームは複製を打ち切られることもある。 &br() 部署によって構成されるチームが異なっており、LC及びLORで登場するウサギは第4群に属している。 第4群はタイプの異なるバーサーカーばかりで暴走リスクが高く、まともに任務を完遂できない上に改善意識皆無のため、丸ごと抹消の危機に陥っていた。 } &br() :S社 / 肉血骨畜農産(Salpippyeo Agroindustries / 살피뼈 농축산)| 三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。社名の「肉血骨」は「サルピッピョ」と読む。 社章はそのまま社名を判子で押したもので、よく見ると「&bold(){S}」が組み込まれている。 農業や漁業など、生産を重視した一次産業に関わる会社。保有特異点の詳細は不明。 管轄下の19区や社屋は中世の朝鮮を思わせる古風なもので、まるで韓国の時代劇に出てくるような町並みが広がる。 自然環境も他の巣と比較するとかなり良好で、きれいな山林や河川などが見られる。 が、自然環境は良くても人々と「翼」職員の生活環境は&bold(){最悪}と評しても過言ではない。 どうやらS社の社長は自らを「王」と称して憚らないとてつもなく傲慢な人物らしく、職員は「兵士」、市民は「国民」や「奴隷」として扱われる。 腐敗した「朝廷」を改革するために努力した者もいるが、そういった者は次々と謀殺されたり、直属の抹殺部隊を送り込まれたという。 おまけにS社の定める禁忌は「亡命」。民から高官まで、一人たりともこの巣より逃さないと言わんばかりの監視が敷かれている。 そんな歪んだ体制に義憤し失望したS社の一部役員メンバーは、仲間を守りつついずれS社へ復讐するために戦闘部門「剣契」ごと離反した。 &br() 保有戦力は上述した朝廷直属の「チュノックン」と、今は離反しているが元々はS社の戦闘部門であった「剣契」。 チュノックンは有り体に言えばタブーハンターなのだが、朝廷が雇った選りすぐりのフィクサー達で構成されており、そのしつこさから19区内では絶対に敵に回してはいけない存在とされる。 &br() :T社 / Time Track社| Lobotomy社が懇意にしていた「翼」。 社章は「&bold(){T}」の形をした砂時計と時計盤。管轄する巣は20区で、中世イギリス風の町並み。 時間に関する特異点を所有しており、時間固定や時間遡行を事業としている。 T社の巣の中心部には文字通り「色」を回収する装置が存在するらしく、近づくにつれて世界がセピア調からモノクロになっていく。 このため色を持つにはT社から物ごとで個別に色を買わなければならず、よってT社で全身に色を持つことができるのは特権階級に限られる。 また、T社の巣では無許可で技術を開発することが許されず、違反して技術を隠し持っていると徴収職により技術を取り上げられてしまう。 &br() 時間操作を生業にするとは言ってもタイムトラベルではなく、時間を圧縮、回収して時間の流れる速さを変えることで「[[精神と時の部屋]]」のようなものを作り出すために使われていることが多い。 時間の操作には莫大なエネルギーを要するようで、Lobotomy社からのエネルギー供給提携前は大規模な技術にはなりえなかった。 Lobotomy社のエネルギーとT社の特異点を使い共同開発した「TT2プロトコル」なるものがLobotomy社の業務に利用されている。 Lobotomy社倒産後も活動できている辺り、おそらく独自にリソース確保手段を獲得できたようである。 TT2プロトコルの存在は一作目のロード画面でも確認することができる。 身近なところでは煮込み料理の時間短縮にも応用されているとか。 &br() 保有戦力は「徴収職職員」。普段はシルクハットとスーツ姿だが、戦闘時にはスチームパンクなパワードスーツを瞬時に装着する。 &br() なぜかW社の列車にもT社の社章が見られるが…? &br() :U社| 『共鳴叉』という特異点を持つ翼。社章は「&bold(){U}」の形状をとる音叉。 共鳴叉は物体同士を自由に結合することが出来、「まるで最初から自分の付属品であるかのように機能する」とのこと。 また現状保存の技術を持つことでも知られており、「開けるまで絶対に劣化しない缶詰」などは都市で広く流通している。 むしろ技術に詳しくないものには後者の方が有名で、劇中ではある人物がパジョンを出来立ての状態のままにするためにU社の保存機を使っていた。ちなみに保存機はかなり高い。 都市南部に広がる「大湖」の上に巨大な船団を浮かべており、それらが巣である21区として扱われる。船の上には陸地と変わらない大都市が広がっている。 後述するが大湖の「規則」を紙に書いたりして保存することは禁忌とされており、破ればU社からタブーハンターが飛んでくる。 &br() :W社 / Warp社| Lobotomy社が懇意にしていた「翼」。社章は青い矢印で「&bold(){W}」を象ったもので、管轄する巣は23区。 特異点を利用して「どんな場所にも10秒で到着する列車」を運行している。一作目でR社のウサギチームがどこからともなく現れるのは、W社の特異点を使っているからである。 W社の特異点の利用にはかなりのエネルギーを使うらしく、「以前のL社」もエネルギー会社だったがあまり売ってくれなかったらしい。 現在のL社との仲は良好らしく、職員が「休暇をもらったら[[W社のツアー旅行>Warp列車(Library Of Ruina)]]に行くんだ!」と&font(l){フラグを立てて}はしゃいでいる者もいる。 巣そのものの治安はあまり良くないらしく裏路地は更に治安が悪いが、その一方で「グルメ通り」と呼ばれて栄えている。 そこでは文字通り&bold(){なんでも}食べられるので、美食家や珍味を求めるマニアも足を運ぶのだとか。 ……ただし、命の保証はしない。23区の食文化には&bold(){さも当然のようにカニバリズムも含まれている}ので、&bold(){美味しいものを食べに行くつもりが、美味しいものとして食べられてしまった}なんてオチもよくあるのだから。 &br() 保有戦力は「整理要員」。警備員のような制服を身に着け、W社お得意のワープ技術を応用した「空間を切り裂く斬撃」等を使える。 &br() #openclose(show=▽ネタバレ){ W社の特異点は名前の通りワープ……ではなく「現状復旧」。 ゲームで言うところのセーブとロードのようなもので、これと複数の技術を組み合わせ、「発車時点で乗客をまるごとセーブ、目的地に到着したらロードして乗客をまるっと「上書き」することで、「10秒で到着する列車」を再現していた。なので、実際には10秒以上の時間は経過している。 [[ならばその間乗客はどうなるかというと……?>Warp列車(Library Of Ruina)]] } &br() :X社| 特殊な合金を採掘、生産している「翼」。この合金は工具や船のパーツなど多分野で使うことが可能であり「特色」の1人も使っている。 &br() 保有戦力は「遠征採掘騎士団」。その名の通り西洋鎧をまとった騎士団で、名前から察するに特異点たる合金の素材を集めているものと思われる。 #areaedit(end) #endregion なお、何らかの理由で会社が潰れる事も当然起こるが、その場合は翼にちなみ「折れる」と呼称される。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***特異点 }} 26ある「翼」がそれぞれ一つずつ保有する特別な技術の総称。 「頭」の監視が入り、特許により保護されている。 現状その概要が判明している特異点には、以下の様なものが存在する。 -「エネルギーの抽出技術」(L社) -「永久食料の生産」 -「思い通りの生物を作る製造業」 -「空間移動」(W社) -「時を固定し現在を保存する」(T社) -「次元を捻じ曲げて地獄からエネルギーを抽出する」 -「どんなものでも閉じ込めて鍵をかける」(J社) -「閉じられたあらゆるものを開く」(F社) -「重力制御」(G社) -「別々の物質を簡単に結合させる」(U社) -「飲んだ人間の病気を癒やしたり肉体を強化する薬」(H社) シナリオの内容から推察するに、&bold(){「世界のバランスに影響を及ぼすほどの技術」}なのではないかとされる。 また、折れた翼の特異点は「特許切れ」扱いになり、一般的な技術として都市に公開されたり五本指や他の翼を含む組織・企業が丸ごと権利を買い上げて独自の特異点とする事もある。 -「人間を糸に分解する装置」(仕立屋組織「謝肉祭」が権利保有) -「身体能力を向上させる刺青」(主にアウトロー寄りの人間が使用) -「義体化」(翼、協会、フィクサー、組織の構成員等を問わず、幅広い層に使われている) -「[[人間と同じ様な感情・自我を持つ人工知能>アンジェラ(Lobotomy Corporation)]]」(かつては合法だったが、現在は「頭」の法律により禁止) これらが現状判明している「特許切れ特異点」である。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){義体}| SFやディストピアのお約束。肉体を人工物へ換装する技術であり、俗に言う[[サイボーグ>改造人間(サイボーグ)]]。 特許切れ特異点の一つで、今や都市では当たり前の技術となったもの。 失った四肢や内蔵の補填、寿命の延長、感覚の強化、武装の搭載、肉体を頑丈にする……と、そのニーズは様々。 義肢のような改造度合いの少ないものから、全身を機械に置き換えたような者まで、義体と言っても色々な形がある。 後述するが、都市には「義体となった人間は改造部位は一目でわかるようにしないといけない」という規則がある。 なので、合成皮膚などで機械部を隠したような義肢や、一見すると普通の人間にしか見えない全身義体などは都市からすれば違法。 すぐに取り締まられる事となり、場合によっては破壊される可能性もある。 なので、都市に住まう義体改造者はモロに機械化している事がわかる義肢を搭載していたり、人間離れした見た目のサイボーグボディで活動する者が主。 全身鎧のような義体、巨体とモノアイに反し可愛らしい女性の声の義体、顔中カメラやモニターまみれの義体、デカい時計のような頭の義体と、「本当に彼らは人間なのか?」と疑問に思うような凄い姿をした者たちが多い。 安価で低品質な義体では痛覚などの五感消失、生身よりもぎこちない動きといった風にかなり過ごしづらい状況にあるらしく、スムーズに動き痛覚や味覚も持ち合わせるような義体は富裕層の特権と言われるほどに高価だという。 1作目である『Lobotomy Corporation』のセフィラシステム達も一応は義体に分類されるようで、3作目の『Limbus Company』に同型ボディを用いる者が登場した。 |&font(b,105%){強化施術}| 義体とは異なるアプローチの改造手術。生体的に、もしくは完全に機械化しない形で身体を強化する。 フィクサーや組織構成員の中には、年端も行かぬ若者が細腕で巨大な武器を難なく振り回す姿も見られるが、そういったものは大抵この強化施術によって肉体を強化されている。 義体よりも「比較的」人の形を保っているものが多いのも特徴。改造の種類も豊富で「外骨格」「生体強化」など様々なものがある。 裏路地で有名なものは「強化刺青」。これは義体と同じ特許切れ特異点由来の肉体改造技術で別名は「ナノタトゥー」。 身体へ特殊な塗料を刻み込み、タトゥー(刺青)として描くというもの。ここまでは現実の刺青とそう変わりはない。 だが、刺青を刻まれた後は筋力が大幅に上がったり、刃物を突き立てられても弾くほどに頑丈な皮膚を手に入れたりと、義体化と同じ「肉体の改造」としての大きな効果が出てくる。 なによりも「基本的な施術料が安い」という点が強みで、義体化より手軽に肉体強化を行える。 ただし、業者の当たり外れが激しい技術でもあり、ケチって怪しい刺青師に頼むと翌朝に皮膚がデロデロに溶けたり、思ったよりもパワーが出ないという事もあるという。 結局のところ、義体化や工房の武器、仕立て屋の服と同じ様に「価格が高ければ高いほど、作る人間の腕が良ければ良いほど高性能」というところは変わらない。 義体とは別の方向で「見た目のインパクト」が凄い為、もっぱらこれを用いるのはアウトロー組織がメイン。 「中指」は所属者ほぼ全員が組織内のルール兼ご褒美としてその身にガンガン刻み込んでおり、それを目立たせる為に露出の高い服装で過ごしている。 「親指」も下部組織の「捨て犬」や「黒雲会」内で刺青愛好家が多く、地肌と共にこれを見せて相手を威嚇する事もザラ。 ルール無用のアウトローの戦いにおいて、「恐ろしい見た目」というものはこの上なく有用なのだ。 次に、義体とは別アプローチで肉体を異形化させる施術。 これは「別の生物の特性を持つ怪人」に身体を作り変えるもので、いくつかの翼が特異点を用いて自社保有の兵力へ行っている。 代表的なものは旧G社による「虫化生体手術」や、H社とQ社による「黒獣の施術」など。 虫の怪人や動物のキメラなど、この施術によって改造された者は心身共に人間離れしていき、最終的には怪物そのものへ成り果てる事例すらある。 その他にはR社で用いられる「Rabbit施術」「Rhino施術」「Raindeer施術」といったもの、K社の摘出職職員やN社の「釘と金槌」が使用している「再生アンプル液を循環させる機構の内蔵」、A社の調律者に行われている「脳への特異点インストール」など、翼の戦闘員には様々な形式の強化施術が行われていることが多い。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「頭」 }} 作中世界を統治する存在。 「翼」の一つでもあり、A社=「頭」である。 企業名は恐らく『Arbiter』社であると思われる。 「目」を通じて「翼」や「都市」全体の動向を監視。 意にそぐわない要素があった場合、「調律者」と「爪」を派遣して滅ぼす。 「翼」という概念が生じたあとに生まれたようだ。 他にも特許管理や「都市」全体のルール制定などもここが管轄しており、一種の司法組織でもある。 但しそのルールには不可解なものも多く、「都市」の人々も疑問に思うことがある。 一例として -壁を貫通する威力の銃を作ってはいけない(しかし殺人行為そのものには一切お咎め無し) -同一人物(クローン人間等)が2人以上一つの都市に存在してはならない(ただし「頭」基準の時間で7日間の猶予があり、7日経過する前にクローンかオリジナルどちらかを殺処分して最終的な個体数一人まで減らせるならノーカン) -&bold(){人間そっくりな見た目のロボットや義肢は作ってはならない}(明らかに人外と分かる型であればOK。このため、都市には機械の化け物みたいな見た目の「人間」がかなりの割合で存在する) 特に人間型アンドロイドや人工知能に対する「頭」の嫌いようは相当なもので、散々に罵倒した上で機械の分際で人の真似事など烏滸がましい、というような話をしており、どうやら"人間だけが持つ何らかの要素"を機械が手にすることを危険視している模様。 1作目、2作目のメインキャラクターであるアンジェラは精巧に人間に似せて造られたアンドロイドであるため存在自体が特級の地雷。 もし「頭」に見つかってしまった場合は即刻破壊される運命にある。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){調律者}| 「頭」の意にそぐわない事態が確認された時に派遣される、「爪」を追従させた襲撃部隊の現場指揮者。 金色のハニカムパターンが刻まれた黒いコートやマントを羽織っており、「処刑者」や「凝視者」と違って見た目だけは普通の人間。 ただし彼らも立派な改造人間の類。「頭」から各特異点を元とした攻撃手段((脳手術によって脳内に特異点をインストールされているらしい))を与えられており、絶大な力を行使することが可能。 強いて欠点を上げるなら&bold(){独特の口調とその圧倒的な力故の『余裕』によって『話が長い』事}… …ネタの意味もあるが嘘ではなく、過去作において調律者が長話をした結果、不純物に認定された存在に活路を開かれて粛清に失敗しているケースが二度もある。 何なら元調律者である人物もその事を認めている。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「目」 }} 「頭」の命を受け「都市」を監視する存在。 翼としてはB社の地位を有している。 企業としての産業は『翼の廃棄処分』。 企業名は恐らく『Beholder』社であると思われる。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){凝視者}| 「目」に所属する担当者。モニターに映された白い人型という姿をしている。 調律者に付き従い、必要な情報を提供する。 また、空間転移技術や放送技術等も有しており、それらを使って巣や翼を廃棄処分((空間転移で外郭に追放する))等搦め手や戦略単位での特異点運用を得意とする、現状は直接戦闘の描写は出ていないものの規格外な力を有していることは疑いない。 また、二作目の最終決戦で図書館が戦略的勝利条件を満たして処刑者と調律者が粛清を切り上げて撤退する際、まるでブラウン管の投影映像が消失するかのように撤退していったのを見るに『テクスチャ』関連の特異点を独自に有している模様。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「爪」 }} 「頭」の命を受け「都市」にそぐわない物として『不純物』の称号を与えられた存在を排除する存在。 故に担う産業は『不純物に対する粛清機構』。 「頭」が指揮官、「目」が監視員とするなら、実働部隊あるいは機動隊にあたる。 二作目では「足爪」とも表記される。 翼としての地位はC社。 企業名は恐らく『Claw』社であると思われる。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){処刑者}| 「爪」に所属する担当者。鉄仮面のような頭部と機械化した片腕を持ち、それらに『血清』で満たされたシリンダーが接続されている。 調律者に付き従い、邪魔者や目標を排除する。 脳改造と思わしき技術で手にした特異点を用い魔術師然とした『現象』を引き起こす調律者に対し、処刑者は肉体に機械的な改造を受けており、特異点を『血清』の形で体内に取り入れて白兵戦を実行する。 使う特異点は確認できる限りで「R社の兵士達の戦闘能力の再現」「W社のワープや空間切断」「K社の再生アンプルによる治癒」など。 一作目ではこの処刑者にあたる存在に「爪」という名が振り当てられていた。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼民間組織 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **便利屋/フィクサー #hr(height=1,color=#000000) }} 金さえ払われれば猫探しから戦争まで何でもやる、都市において最も普及していると思われる職業。翻訳事情により二作目以降は「便利屋」から「フィクサー」となった。 ハナ協会に認定された資格を保有し、9級から1級までの階級が存在する。 1級フィクサーの中でも飛び抜けて優れた者には、協会より色にちなんだ称号が与えられる(特色フィクサー)。 同じフィクサーという括りでも、方針や仕事内容が多岐にわたるらしく、中でも特定の家に年単位で長期間雇われるフィクサーを「バトラー」という。いわゆる使用人とか[[メイド]]と言われる人。 また、所属組織によっては特殊な肩書を持つフィクサーも多い。例を挙げるとLCB直属フィクサーは「囚人」、翼と契約した処刑専門のフィクサーなら「タブーハンター」など。 中でも特色などごく一部のフィクサーは、「処刑者」や「調律者」と渡り合うことも可能なほどの実力を持っている。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***特色フィクサー }} :&color(red){「赤い霧」カーリー}| いくつもの伝説を残し、都市最強とまで言われた超武闘派の「特色」。通り名の由来は、その圧倒的な力と速度でもって敵を引き裂いた後に生じる赤い血の霧と、彼女が纏う独特な赤く輝く鎧から来ている。 シリーズにおいて名実ともに「最強」の座を欲しいままにする存在。どういうわけかシリーズを追うごとにその強さの説得力が増していっている。 Lobotomy社の前身である研究所に雇われ、ボディーガードとなっていた。どうもこの時期からあの特徴的な鎧と、誰も見たことの無い[[奇妙な形の大剣>「何もない」(lobotomy corporation)]]を持つようになったらしい。 &br() :&color(#3B4EF0){「青い残響」アルガリア}| 微細に超振動する大鎌を自在に振るう「特色」。通り名の由来は、戦闘後に生じる独特な残響音から来ているらしい。 二作目では組織を図書館に差し向けるなど暗躍、また後述の「ねじれ」達を集めて何か企んでいるようだが… ある事件以降、現在の彼は話が通じるようで通じない、狂人も同然な状態となっている。 &br() :&color(purple){「紫の涙」イオリ}| 紫色のスーツに身を包み、刀・刺剣・大剣の3つを携える老齢の「特色」。蛇のイメージで描かれることが多いが、通り名の由来は今のところ不明。&s(){イオリおばさん} かなり前に息子を亡くしたらしく、息子と再会する方法をずっと探している。その目的の為あちこちに神出鬼没に現れては暗躍しているらしい。 二作目のプロローグでローランが発言していた「紫の涙」もこの人。どうやらローランが「図書館」に放り込まれたのに関与しているようだが… &br() :「黒い沈黙」&color(black,black){アンジェリカ/ローラン}| 都市で初めて確認され、そして壊滅的な被害を出したねじれ「ピアニスト」を討伐した「特色」。通り名の由来は、黒い手袋が持つ周囲の音を消す機能から来ているとか。 さすがに「赤い霧」ほどではないが十分に戦闘もこなせる「特色」で、その特殊な手袋からメイスに斧にランスやリボルバー、果ては身の丈以上の巨大な剣などあらゆる武器を取り出し、状況に合わせて臨機応変に戦う。 ピアニスト以外にも「中指」を壊滅状態にする、[[吸血鬼]]を倒す等、まつわる逸話には血なまぐさいものが多い。 &br() :&color(#eb6101){「朱色の十字」???}| 朱色に熱された巨大な十字架のような武器を振るう。通り名の由来もこれだろうか? &s(){&color(white){ナレ死したので情報がすごく少ない}} &br() :&color(red){「赤い視線」ヴェルギリウス}| 三作目「[[Limbus Company]]」に登場した「特色」。通り名の由来は、彼の赤い眼とそれによる鋭い視線だと思われる。観察力・洞察力に長けているような描写も見られる。 二作目の主人公ローランによれば、「都市でもっとも危険な特色」とのこと。特色の例にもれず圧倒的な戦闘力を誇るが、現在は主人公・ダンテの案内人に徹している。 赤い視線が戦えば囚人たちが苦戦するステージも余裕…のはずだが、制約でもあるのか戦闘に加わることはない。 [[ゲーム]]だけをプレイしていると無愛想で重苦しい理不尽な人物と感じるだろうが、彼が主役を務める前日譚『Leviathan』で彼の意外な側面を知ることができる。 &br() :&color(#165e83){「藍色の老人」???}| U社の管理する21区の「大湖」で巨大な銛を振るい、五大鯨と呼ばれる巨大な怪物を標的とする「特色」。通り名の由来は不明だが、皺や髭など他の人に比べて確かに老人と言える風貌をしている。 全部の要素が殺しに来るこの都市で「老人」と呼ばれることはある種の栄誉なのかもしれない。 普段は大湖で鯨を追っており、少なくとも五大鯨の一体である「全てを貫くマカジキ鯨」を討伐した実績を持つようだ。 &br() :&color(#B2D235){「黄緑の乙女」???}| 現状この[[フィクサーオタク>ドンキホーテ(Limbus Company)]]の口から名前が出ただけで詳しいことは不明。今後の情報に期待したいところ。 &br() :&color(#000066){「???の???」ジークフリート}| 色は不明だが恐らく特色フィクサーの一人。現在はK社と専属契約を結んでおり、ヴェルギリウス曰く「月給取り」とのこと。 派手なメイクに[[マント]]、そしてボディスーツという如何にもな「スーパーヒーロー」の姿をした男。性格は豪快な目立ちたがり屋。 そのエキセントリックな見た目と戦い方からファンも多いらしく、本人の性格もあってかサインなどのファンサービスにも快く応じてくれる。 武器は左右非対称の義手。巨大な右腕を振るえば並み居る敵をまとめて薙ぎ払い、細い左腕からは生半可な装甲相手なら易々と貫く高出力のレーザーを撃つ。 初登場時はそのあまりにも場違いな姿と言動からギャグキャラじみた雰囲気を醸し出していたが、いざ戦うと40秒弱でLCBの囚人全員を殺害して無力化するなど、特色の名に恥じぬ規格外の強さを誇る。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***協会 }} 現在12つ存在するフィクサーの協会。 治安維持、戦闘、暗殺、情報、特許、取引といった依頼を管理し、事務所に斡旋したり直接解決したりする。 協会やその傘下の指定事務所にはそれぞれに特徴が存在しており、得意分野が大きく異なる。 寒い北部には比較的厚着の装備が多かったりするように、地域によって装備や戦法の方向性に個性があるようだ。 #pc(){{ &underdot(2px,#ddd){&nbsp(100,100,100,100,100)} }} :ハナ協会| エンブレムは「乾」「坎」「離」「坤」の四卦と、中心に据えられた「1」。 真っ白な衣服が特徴的な、フィクサーそのものを統括する協会。主武装は意思ひとつで自在に形が変化する、黒い結晶。槍状に構えたり手足にまとわせて格闘を強化したりと、汎用性が高そうに見える。 すべてのフィクサー業界に対する決定権を持っており、フィクサー免許の発行や剥奪、ランクの昇格・降格審査、事務所設立の認可、特色の指定、都市災害ランクの決定など、その仕事内容は多岐にわたる。 하나(ハナ)は韓国語で1の意味。 &br() :ツヴァイ協会| エンブレムは青い盾に「2」の構図。 治安維持活動を担当し、戦闘よりは探索や護衛任務を得意とする協会。モットーは「[[あなたの盾>闇のイージス]]」。 紺色の衣服が特徴で、南部における主武装はその名にかけてか、ツヴァイヘンダーという種の大剣。その他、光るメイスのような武器も見られる。 甲冑型の装備が普及している西部においては「ツヴァイ騎士団」の名で知られており、マントをはためかせグレートソードを振りまわして依頼人より目立つことで対象を守るようである。 zwei(ツヴァイ)は[[ドイツ語]]で2の意味。 &br() :トレス協会| 工房を統括管理しており、工房が新しく作った武器の審査や課税を担当する。 まだこれといった情報が少ない協会。 tres(トレス)はスペイン語で3の意味。 &br() :シ協会| 暗殺任務を担当する協会。闇の中で動くためか黒い衣装を着ていて、主武装は刀身の赤い刀。 「誰にでも平等な死」をモットーにしており、金さえ払えばターゲットの身分や素性を一切問うことなく始末してくれると評判。&footnote(ということは、他所に頼むとしがらみを理由に断られるのだろうか?) 日本的な意味で[[ブラック企業]]であり、南部では邪魔なメンバーに直接制裁を加えず仕事を回しまくって過労死させようとする迂遠な嫌がらせが横行していたり、登場するメンバーが働きすぎで死にかけた社畜同然の状態だったりした。 &font(l){それでもなお仕事に手を抜こうとしないあたりに嫌なリアリティがある} 四(シ)は[[日本語]]で4の意味。また、任務にかけて「死」をエンブレムとしており、夕の箇所が赤く4の形になっているのが特徴。 &br() :センク協会| エンブレムはマントとレイピア、そして稲妻で描かれた「5」。 青いハットとコートが特徴の、決闘依頼を担当する協会。 主武装は南部と西部では現実でも決闘に使われたレイピアで、東部では超高熱を帯びる装具を用いた徒手空拳。 個人間での決闘によって物事を決める際、代理として決闘してくれる。 前述のシ協会が暗殺、後述のリウ協会が多人数での戦闘を得意とするのに対し、こちらは一対一の正面戦闘を得意とする。 仕事があまり多くないためか、他協会との交流会なども開いているようだ。 協会内での格付けも決闘で決めるらしく、部下が上司に決闘を申し込み、そのまま下剋上を成し遂げることも珍しくないという。 cinq(センク)はフランス語で5の意味。 &br() :[[リウ協会>リウ協会(Library Of Ruina)]]| エンブレムは「6」を捩った文様が浮かぶ炎。 燃えるような赤が目立つ、武闘派の協会。最初の6課で手甲、4課で外套、3課で剣…というように、上の課に上るたび新しい武具がもらえるシステムらしい。 リウ協会は「暗殺」や「決闘」ではなく、「正面からぶつかり合う大規模戦争」を専門としており、集団同士の戦闘に優れた人材が揃い踏みしている。 協会員の衣装に施された金の刺繍にはM社の特異点「月光石」が使われており、精神汚染系に対する一定の耐性を持つ。 また、発火機能をもつ武装によって炎の技を繰り出し、敵を焼き尽くすことに長ける。炎にかけてか、協会内の雰囲気はあたたかいようだ。 六(リウ)は中国語で6の意味。 &br() :セブン協会| エンブレムは積み重ねる書物で象られた「7」。 緑の外套が特徴の、情報調査専門の協会。主武装はセンクのものより地味めなレイピア。 名のある組織や、ねじれ現象など、都市の大部分の情報を持っている。(流石に翼の特異点などの深い情報は持っていないが) 直接出向いて事件を解決する際はシ協会やリウ協会と連携することが多い。 戦闘スタイルは片手剣術。ツヴァイ協会やセンク協会の技術を真似ている描写も見られる。 南部支部には紅茶好きが多く、有志がセブン協会カフェを運営しているほど。 seven(セブン)はイギリス英語で7の意味。 &br() :エイト協会| 現時点であまり詳細が明かされていない協会。 大湖での航海を行う人々は自動的にエイト協会のフィクサーと見なされるため、探索を専門とする協会と推測されている。 エイハブによる猟団「ピークォド号」も許可証を持っていたので、一応はここのフィクサー扱い。 &br() #region(▽セブンとエイトどっちが英語(アメリカ)?) 察しのいい管理人はお気付きと思うが、各協会の数字と囚人番号は連動している。 アメリカモチーフの[[イシュメール>イシュメール(Limbus Company)]]が囚人番号8番であるため、おそらく英語としての8だろう。&s(){どうせイギリス英語でもアメリカ英語でも数詞は変わらんけど...} #endregion &br() :ヂェーヴィチ協会| エンブレムは「9」が刻まれた配達カバン。 青緑色の衣装をまとう、運送や伝達関連を専門とした協会。協会員のほとんどはどうも金に困ってるようで、高額報酬をあてに頑張っているようである。 お望みの人に宛てて、大事なものや情報を奪われたり危害を加えられたりせず、約束した時間にきちんと伝達する仕事。 それだけ?と思うかもしれないが、都市は暗殺やら抗争やらねじれやら、危険な事がとにかく発生するので結構難しい。 また、都市は上下にびっちり建てられた建物や構造、そしておなじみ特異点による空間拡張やらで地図で見るより断然広いとのこと。 &br() 北部では「ポルードニツァ」という配達用鞄を支給している。これは次元鞄の一種で、内部が拡張されていたり荷物の重量を感じなくなったりと便利なもの。 都市の禁忌に触れない程度の簡素なAIが組み込まれており、道案内を行ったり、「デリバリーキャリア」なるエネルギーを解放して戦闘サポートを行ったりする。 配達が遅れるほど出力が上昇する仕組みの様だが、&bold(){あんまり遅いと溜まり過ぎたエネルギーが配達者を爆散させる。}残った鞄はセキュリティモードが作動するので安心(?)。 девять(ヂェーヴィチ)はロシア語で9の意味。 &br() :ディエーチ協会| エンブレムはストラで描かれた「Ⅹ(10)」と鍵。 首にかけた黄金色のストラが特徴の、情報集積と研究を専門とする協会。図書館と教会が合わさったような、宗教的ともとれる組織。 協会の特性上、遺跡の探索や発見された遺物の分析と探求も行っているらしい。 特殊な専用装備により習得した知識を対価に物理的な力を得ることが可能で、難しい貴重な知識であるほど力は強くなるが、対価にした知識は揮発し消えてしまう。 孤児院の側面も持っており、後々協会のフィクサーとする代わりに身寄りのない子供たちを保護して守っているため、都市に存在する組織の中でも屈指の良識派。 &br() 協会内の人間は徒手空拳で戦う「拳派」と、鍵型の武装を扱う「鍵派」の二つの派閥に分かれている。 公開当初は鍵って何だ?J社の特異点のことか?それとも[[キーブレード>キーブレード(キングダム ハーツ)]]か?とか色々推測されていたが、ほんとに鍵を振り回していた。 派閥によって勉強方法にも差が出るらしく、拳派は手探りでものごとに触れ分析するが、鍵派は鍵についたレンズを通して知ることで鍵に知識を充填するようだ。 鍵は込めた知識によって自在に大きさを変える武器となるが、知識の燃費は拳派より悪いらしい。 &br() 東西南北の支部には数多の知識を持った「聖者」なる人物が一人ずつ存在し、学業に励んで数多の知識を持つことで謁見することが出来るようになるとか。 彼らは遺跡の遺物の中でも特に貴重な「聖物」をそれぞれが保管していて、協会員が装備するストラや鍵は聖物の劣化版に過ぎないらしい。 dieci(ディエーチ)はイタリア語で10の意味。 &br() :ウーフィ協会| エンブレムは複雑な盾の構図。よく見ると紫色の斧槍で「11」を描いている。 契約や取引に関することを扱う協会。主武装は槍に鋭利な刃が付いた、ハルバードのような武器。 切断に特化しているらしく、主に契約不履行者への処罰に使われる。 契約の仲介や立ち合い、契約不履行が起こった際の制裁などが主な業務。 Öufi(ウーフィ)はスイス[[ドイツ語]]で11の意味。 &br() :???| 12番目の協会があるはずだが……現時点では一切の情報が無いので謎。 各協会の命名法則に従うなら「&bold(){ドデカ協会}」ではないかと推測される。δώδεκα(ドデカ)はギリシャ語で12の意味。&font(l){すげえデカそう} &br() :???| 作中人物の発言から、ねじれ現象を専門とした協会が新たに発足しようとする動きがあるらしい。今後のストーリー展開に期待。 各協会の命名法則に従うなら「&bold(){チナツト協会}」ではないかと推測される。třináct(チナツト)はチェコ語で13の意味。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***事務所 }} 基本的なフィクサーの仕事場。協会以上に特徴が千差万別である。 事務所の中には協会との繋がりを強めた「協会指定事務所」なども存在する。 事務所の仕事の中には直接「翼」からやってくるものもあるが、それ相応のリスクと報酬がある。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **工房 #hr(height=1,color=#000000) }} フィクサーが使う武器や道具を製造する機関。 分けて扱われることもあるが厳密にはフィクサー事務所の一形態で、場合によってはフィクサーのように依頼を受け持つこともある。 とにかく多種多様な技術が存在する都市では工房も同様に千差万別であり、中には『特異点』をも利用した装備を作る工房も。 都市の最先端技術を知れることもあって所謂「工房[[オタク]]」というのも少なくない様子。 #openclose(show=▽一覧){ #areaedit() :アラス工房| グローブは自身の動作を加速させることができる機能を有する様子。 他にも大型のランスが登場しているがそちらにも同様の機能があるのかは不明。 &br() :木の葉工房| 薬物作用もある「煙」という謎の物質を扱う武装を取り扱う。 客層はフィクサーから怪しい組織まで多岐にわたる様子。 &br() :スティグマ工房| 熱を帯びた武装を取り扱う。 この工房の武器で切られた相手にはその名前の通り、烙印のような痕が刻まれるようだ。 夜明事務所一同やヴェルギリウスの使う装備もこの工房製。 &br() :ユーリア工房| オーナーであるユーリア一人で経営している工房。工房そのものがユーリアのE.G.Oであり、無数のぬいぐるみが職人として働く。 客が工房を選ぶのではなく工房が客を選ぶ方式となっており、メンバーシップが無ければ利用ができない。 &br() :ロジックアトリエ| リボルバーやショットガンなどの銃器を主に扱っている工房。 二作目での描写を見る限り、元々高級品である銃器の中でもかなりの高級品である様子。 凄まじい金持ちであることが判明しているジア家の財力であっても、「ロジックアトリエの弾丸を連射すれば簡単に破産する」と言われるレベルだとか。 ただし終止符事務所人格のホンルは豊富な個人資産を持ちつつも実家からの資金援助を受けていることも言及しているので、ジア家そのものが破産するかは不明である。 &br() :ユニオン社工房| 身体と一体化する生体武装を主に扱う工房。作中では鈎事務所のテイン(およびその人格を被ったホンル)が愛用する蜘蛛のような副腕が登場。 使い手曰く「値段が安い上に性能もよく、アレルギー反応も発生しづらい」らしい。ユニオン社と言う名前からして、恐らくU社の特異点が使われていると思われる。 ただし、実態としては適当に集めてきた人間の死体で使えそうな部位を取り出し、見た目をそれらしく繕っただけの雑な一品らしい。 &br() :クリスタルアトリエ| 詳細不明。作中で登場したのは名前の通り結晶のような文様の入った双剣。 よく見ると柄にトリガーらしきものがある。 &br() :ムク工房| 詳細不明。作中で登場したのはどこか機械的な意匠の太刀。 &br() :ケヤキ工房| 詳細不明。作中で登場したのは無骨なメイスと斧。 &br() :&ruby(ランア){狼牙}工房| 詳細不明。作中で登場したのは大型のダガーと鉤爪のようなガントレット。 &font(l){二作目で登場した際、翻訳者の勘違いにより「ランちゃん工房」と妙に可愛らしい名前になっていた時期がある。} &br() :老いた少年工房| 詳細不明。作中で登場したのはハンマー。 &br() :ホイールズ・インダストリー| 詳細不明。作中で登場したのは歯車が組み込まれた大剣。 &br() :バラのスパナ工房| Limbus Companyにて登場。文字通りスパナのような武器で戦う。&s(){ムルソーの人格がものすごく不憫} 元ネタは韓国でミーム化した、マジで何でも切れるバラ柄の万能包丁のCMらしい。 &br() :奥歯ボートセンター| かつては「奥歯事務所」という小さな事務所だった造船所。大湖を渡るための船の製造だけではなく、フィクサーとしてクラップ蟹駆除も請け負う。 鉄屑に溢れた場所に居を構えるため、それらを利用して安価な装備を製造してくれる。 #areaedit(end) } #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **仕立屋 #hr(height=1,color=#000000) }} 工房と同じく、フィクサーや組織の人間が用いる道具を作る機関。 こちらは主に「服」を専門としており、特別な生地でオーダーメイドの衣装を製造する。 高品質な服は義体化や刺青、バイオ改造等の強化施術に匹敵する身体能力強化をもたらしたり、重装甲のパワードスーツや鎧と同じような防御性能を保有する。 しかし、当然ながらそんな高級品は強化施術に匹敵するレベルで高価。 さらには仕立屋のスタンスによっては彼らに気に入られて得意様になったり、より上の協会や組織へ所属して「ちゃんとした企業顧客」にならないと売ってくれないこともある。 服の生地の由来は千差万別。 例えば「謝肉祭」と呼ばれる仕立屋は、所属するメンバーが特許切れ特異点で造られた特殊な義体に肉体を換装しており、人を文字通り「捕食」出来る。 この捕食した人間を体内で分解して糸に換え、吐き出した糸を布として織る事で「素材の人間に因む強化をもたらす生地」を製作できる。 彼らの作る生地は高性能な上に、「謝肉祭」がどの組織にも属さず自由に服作りを楽しむ芸術家気質の者たちだったので、中々のレアモノとして人気だったようだ。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **組織 #hr(height=1,color=#000000) }} フィクサーに属していない仕事人の事。協会の営業許可証を持っていないものが主にここへ分類。 数多の組織が存在するが、その頂点は「親指」「人差し指」「中指」「薬指」「小指」と呼ばれる5つの組織「五本指」に集約される。 彼らが文字通り裏路地を一手に握っているというわけだ。 基本的には協会及びフィクサーと敵対的ではあるが、フィクサーは組織がないと仕事がなく、事務所の中には殺しを禁じているものだってあるらしい。 そんな時に活躍するのが組織であり、フィクサーにできないことは組織が、キレイなところはフィクサーがやるという風にお互いになくてはならない存在。 稀にフィクサーと組織が協力することもあるとか。 基本的に何かしらの思想や目的のある者たちが集い、看板を掲げればもうそれは「組織」とみなされる。 そして、こういった組織にすら入れない人間は裏路地では「[[ネズミ]]」と呼ばれる底辺とされ、力ある存在からの搾取や暴虐の対象にされる。 フィクサーと同じく強者には二つ名が付くことがあり、「東部十剣」と呼ばれる10人の剣豪が有名。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***五本指 }} :親指| 規律と階級を重んじる指。エンブレムはライフルを持つ手で、制服は赤いコート。 目下の者は目上の者に意見することもそれを疑問に思うことも許されず、質問でもしようものなら凄惨な拷問が課せられる完全な縦社会。 しかもこのルールは組織外にも&bold(){勝手に適用される}という有り様で、何も知らない人が話しかけようものならひどい目にあわされる。 絶対なるゴッドファーザーがトップにおり、そこからアンダーボス、カポ、ソルダートと続く。しかも、各階級内にもI(プリモ)からIIII(クァルト)までの4つの階位があり、数字が大きい程偉い。 下部組織もヤクザや半グレといった「如何にもなアウトロー」が主で、組織内の仕組みも親指に則り徹底した上下関係を強いる形になりがち。 小規模版親指とも言える「黒雲会」や、約束の遂行を至上とする「捨て犬」など、良くも悪くも「ヤクザ者の闇のルールを重要視する」ような組織が主となる。 ただし、彼らの基準で「自分よりも上」と判断された場合は、たとえ組織外の人間であっても礼儀を重んじた態度で恭しく接する。 &br() 主武装として銃を使うが、税金の都合で弾丸をばらまくのは金を使いすぎるため、銃剣で切りつけたり銃床を鈍器のごとく振るったりする。 節約のため親指は弾丸を自主制作しているというが、それでも結構金はかかる。銃を扱わず徒手空拳や特注のガンブレードで戦う者もそこそこ。 &br() モチーフはコーザ・ノストラなどのイタリアンマフィア。階級の呼称は元ネタそのまま。 &br() :[[人差し指>人差し指(Library Of Ruina)]]|エンブレムは青い花を留めた人差し指で、制服は白い外套。 &s(){何が}誰が何の目的を持って送ってきているのか不明な指示書「指令」を盲目的に信仰する指。 通常、「指」の保護を受けたり所属したりするには定期的に金品を貢ぐ等の対価が必要になるが、「人差し指」は例外的にその義務を廃している。 組織自体も厳しいマナーや上下関係などはなく、雰囲気も緩め。 &br() が、唯一絶対の義務として「定期的に送られてくる『指令』に書かれている内容を遂行する」ことが求められ、拒否した者はその場で処刑される。 渡される指令は「今すぐ帰宅し、条件を満たすまで家から出ない」「特定の地区のゴミ箱の上で昼食を摂る」といったまぁまぁやれないこともないようなモノもあれば、 「&bold(){隣人に汚物やゲテモノで作った料理を食わせる}」「&bold(){自分の片足を切って焼いて食べる}」「&bold(){他人が挨拶に応えたらその相手の、無視されたら自分の心臓を摘出する}」といった&bold(){自他問わず命の危険が伴う指令}まで来てしまう。 指令の意思を果たす「代行者」やそれを補佐する「遂行者」、指令を人々に届ける「伝令」などがいる。 &br() 主武装として剣を使う。これは遂行者として「指令」に認められれば届けられる。 実績を積み代行者や伝令として認められれば、各人の個性に合ったオーダーメイドの剣が「指令」から届くらしい。 それらは大剣であったり大鉈であったり、一人に複数の剣が届くことも。 &br() 明確なモチーフは不明だが、従い続けると自分や他者が死ぬような理不尽な指令が届く危険性などから、社会問題となった集団自殺ゲーム「青い鯨」が由来ではないかという考察がある。 また、指令を盲信する姿からカルト宗教などもモチーフの一つだろう。 &br() :中指| 義理と報復を重んじる指。エンブレムは&ruby(中指を立てる様){ファックサイン}を象ったドクロで、制服は特に無いが鎖や鎖やシルバーアクセを身に着けるものが多く、紫主体の服装メイン。 構成員を家族と呼び、自身や家族の怨恨を帳簿に逐一記入し、それに応じた報いを与えることを信条としている。 たとえ些細なきっかけでも、一族や仲間を根絶やしにするレベルの苛烈な報復を行うこともある危険な指。 メンバー同士の絆はとても深く、上級幹部のとある人物のセリフを借りると「親指のような堅苦しい上下関係もなければ、人差し指みたいに意味の分からないルールに従う必要もない」とのこと。 実際に彼らの様子を見ると、身内間のやりとりは和気あいあいとした空気で、&s(){他の指がアレなのも相まって}構成員としての居心地はトップクラスに良いものに見える。 とはいえ、足抜けしようとしたクィークェグが裏切り者として執拗な追跡を受けている事から、この組織を辞めるのには相当な覚悟が必要と思われる。 下部組織も&bold(){気に入られているという前提が必要であるが}彼らの「家族」に含まれる事があり、それらへの被害が中指にとっての報復トリガーとなる。 そのため、中指下部組織は他の組織や民間人に「自分たちに逆らうと中指に報復を受けるぞ」という脅し文句を交渉に用いる。 &br() 構成員はもっぱら近接格闘を用いて戦う。彼らは肉体強化の効果を持つ特殊な刺青を入れており、報復を果たすたびに追加で刺青を入れてもらう仕組みになっている様子。 上級幹部である「末兄/末姉」辺りからは全身タトゥーまみれの戦闘民族めいた姿と化し、凄まじい威圧感を帯びた見た目になる。 &br() 特色フィクサー『黒い沈黙』によって南部の中指は『折れた』状態に陥ったらしく、生き残りのうちターニャは『狼の時間』の二つ名で呼ばれる怪人(ねじれ)となり、末兄のリカルドは東部へと合流した。 &br() 元ネタはカンペやカットゥギなどのコリアンマフィア。組員を「家族」と呼称して共同体として動く姿勢や、執拗なまでの報復行為が現実のソレと類似する。 &br() :薬指| 美を追求し芸術の研鑽に励むアート集団。エンブレムは抽象画を思わせるカラフルな指。 某財団世界の「[[Are We Cool Yet?>Are We Cool Yet?(SCP Foundation)]]」のようなもの。 保護下にある住人を芸術大学に強制的に入学させ、評価されなければ段々と権利を剥奪されていき、保護を受けられなくなる。 最終的に3回の赤点を取って落第してしまうと、完全に見限られて&bold(){即時殺害}。生徒たる住民たちは怯えながら日々芸術を作成している。 しかも、構成員が作るアートによっては住民を「画材」や「絵の具」として気まぐれに殺す事もあるので、通い続けられていても命の保証はされない。&s(){お前を芸術sん・・・仕立てあげんだよ!} 指輪の巻き具合で階級が決まるらしく、1つ巻の指輪を持つものは下っ端のスチューデント。 2つ巻の指輪は持つものはドーセント、3つ巻の指輪を持つものはマエストロと呼ばれるようだ。 &s(){どうも建物や作品評価の様相が韓国の芸術大学に似てるらしく、韓国のファンが学生時代を思い出して精神力ダメージを喰らっていたとか。} &br() 主武装として刺突に特化した槍を使うようだが、これはあくまで「点描派」と呼ばれる一派の武器であり、他の構成員が何を振るうのかは今のところ謎。 また、構成員は自分の顔に追い求める芸術にちなんだペイントを施している。 &br() 元ネタは上述のように芸術大学。特に中国や韓国の芸大の色合いが強く、どちらもかなり厳しく落第する者が絶えないのだとか。 #openclose(show=▽ネタバレ){ 実は元九人会のとある人物が上層部におり、拉致してきた民間人や組織メンバーを利用した人体実験を行っている。 そのうちの一つが「窓硝子を用いた人格の抽出・移植」だが、イサンによるLCものに比べると圧倒的に安定性が低く、適合失敗者は繭のような形になり死亡する。 また、擬似的に自らをねじれ化させる装置である「モノリス」も保有。組織幹部のジョムスンはこれによってトカゲのような怪物へと変じていた。 } &br() :小指| library of ruinaのリウ協会のストーリーにて「小指に気をつけろ」と言われた位で今現在情報がほとんど出ていない存在。 分かっていることは「公式・非公式を問わない様々な組織、巣の大きな一族などに属し、普段はその一員として過ごしている」「召集がかかるとどこからともなく集い、目的を終えればまた散る」という事くらい。しかも彼らはどうやら&bold(){他の指にすら紛れ込んでいる}ようだ。 そういった特性から他の指を差し置いて真っ先に警戒される程なので、相当危険な組織であると思われるが、今後の情報に期待するばかりだ。 #openclose(show=▽ネタバレ){ 現状判明しているメンバーの名前から見るに、元ネタは水滸伝に登場する梁山泊で、拠点名も同じ。 彼らのコードネームも宿星の二つ名から取られている。 } #openclose(show=▽五本指以外の中〜小規模組織一覧){ #areaedit() :斧派| その名の通り斧を主な武器とするごろつき集団。 事務所が行った仕事の後始末や表沙汰に出来ない汚れ仕事の代行が主なシノギだが、協力関係にある事務所に対しても気まぐれで襲撃を行うアウトローらしい連中。 &br() :[[捨て犬>捨て犬(Library Of Ruina)]]| 裏路地を本拠地とする半グレ集団。 黒雲会の実質的下部組織で、上納金によって保護や援助を受けている。 最底辺であるネズミ出身の構成員が多く、捨て犬になれないネズミに対しては自分達が黒雲会にそうしているように多額の上納金を要求している。 もし彼らの『約束』を守れないのであれば、ヘッドであるギョンミの鉄拳が飛んでくる事になるだろう。 刺青による肉体強化を施した者が多く、上位メンバーはアクセサリー型の工房製武器を用いる。 &br() :錆びた鎖派| ジカンという鎖使いのごろつきが率いる組織。 捨て犬と同じく黒雲会の影響下にあり、彼らの鉄砲玉としてコキ使われることもしばしば。 しかし仕事の中で黒雲会への下剋上を虎視眈々と狙っている。 &br() :黒雲会| 着物や黒スーツの組員ばかりのジャパニーズヤクザ。『Library Of Ruina』では「くろくもかい」、『Limbus Company』では「こくうんかい」と読みが微妙に変わっている。 半グレを従え、市民や貧民を恐怖支配する典型的な犯罪組織であり、シマ争いや様々なシノギ等を見てもわかるように、コテコテにテンプレな極道と言える組織。 「親指」の影響が強く、マフィアからヤクザ、ヤクザから半グレ、半グレから貧民というピラミッド型の搾取構造ができている。上に逆らったら殺されるという組織内文化も同じ。 &s(){ヤクザに搾取され鉄砲玉になる半グレと、その半グレにカツアゲされる底辺というなんか嫌なリアリティが見える。} 主な武器は刀。「剣豪」と言っても過言ではないような実力者も何名か存在するようで、そういった者は同じく剣術を得意とする剣契との抗争で互角の戦いを披露するらしい。 また、組長は元・東部十剣の一人であり、『Library Of Ruina』での親指主催の会議にて「質問の代償」として片手を切り落とされた為に除名されたとのこと。 &br() :ブレーメンの音楽隊| 心を震わせる音楽の為に、芸術的な殺戮を繰り返す小規模テロ組織。 メンバーは全員動物を模したマスクを身につけ、思い思いの音楽を奏でながら人を殺しまくっている。 彼らが目指している存在は「ピアニスト」というねじれ。残酷かつ美しいあの音色を再現するべく、殺人方法を工夫しているらしい。 なお、殺した人間の血肉はその手の人達(主にピエールみたいな人肉料理人)に安価で売ったり、楽器として利用している。 &br() :&ruby(コムゲ){剣契}| 剣豪にして元S社上級幹部のキムサッガッが率いる人斬り集団。構成員はスーツの上に朝鮮式の着物を羽織っている。 ルーツはS社の暴政に義憤した一部の幹部が結成したレジスタンスで、元々はS社直属の特殊部隊。在野勢力になったばかりの頃は民を守る用心棒まがいの事もしていた。 だが、現状の彼らは金と引き換えに殺し等の仕事を請け負う傭兵団に成り果てており、作中では「殺人鬼の集まり」と言われ、あまりいい目では見られていない。 実態としてもメンバーのほとんどが底辺出身者やシリアルキラーの素質を持つ者、そしてS社より抹殺対象として追われる元社員ばかりで、人斬りの仕事で居場所を作ろうとする報われない人々。 だからこそ所属者同士の絆は深く、仲間たちと酒や茶を飲み、月を見上げて詠ったり語らうとか。 &br() :笑う顔たち| なぜか博多弁で喋る東部発祥の暗殺部族。ランクは「都市悪夢」。 構成員は全員が仮面を被っており、例外なくそれらが口を開けて笑う顔を模しているためそう呼ばれる。ちなみにこの仮面は韓国の古典芸能「河口村の仮面劇(クッタルノリ)」が由来。 薬物と拷問の技術に長け、&bold(){痛覚のみを遮断した相手を意識があるままで少しづつ解体する}といった感じの残虐な仕事で悪名高い。 ほとんどがカニバリストな事もあり、仕事の過程でバラした人間はジャーキーや刺し身にされて彼らに美味しく頂かれる事になる。 そんな血生臭すぎる組織だが、構成員は皆一様に陽気で明るい性格の者が主なので、仕事絡みでなければ話も通じるし取引も出来る。 現在は残響楽団の下部組織のような状態で、アルガリアを「青の兄貴」「青いあんちゃん」と親しげに呼びつつ、彼の依頼を引き受けている。 &br() :8時のサーカス| 異形の改造人間ばかりで構成されるサーカス団。ランクは「都市悪夢」。 「笑いを人々に届ける」と「なりたい自分に変わる」がモットーで、ほとんどの団員が人の形を失っているが色んな意味で吹っ切れているのでテンションは高め。 思惑はさておき、構成員は苦しみを抱えた人々を唆して「なりたい自分にさせようとしてくる」為、口車に乗った人間が怪物化してそれが他の人をまたスカウトして…の繰り返しにより、文字通りの百鬼夜行となっている。 当然ながら彼らのショーは多大な被害が出る殺戮行為であり、同時に新たな団員スカウトも兼ねている。 &br() :夜の錐| 「親指」の下部組織の一つで、その名の通り錐を武器として使うギャング団。 親分がとても短慮で、「親指」主催の合同会議にて「ゴッドファーザーの決定に対する異論」という最大級の無礼を働いたため粛清が決定し、絶賛夜逃げ中。 幹部のアランや団員からも親分のダメさについて愚痴られている。 こんな感じで本編中の彼らはとにかく情けないがこれでも親指傘下のギャング。生半可なフィクサーが喧嘩を売れば、すぐさま串刺しにされるだろう。 &br() :ラミエール・ファミリー| :ルマノス・カルテル| :鉄風会| :猫又派| :結び目派| 「親指」の下部組織である様々なヤクザ、マフィア、ごろつきの一団。 そのほとんどが「親指」に絶対服従を誓っており、前述の黒雲会・捨て犬・錆びた鎖派・夜の錐と同じように「親指」の為に働いている。 しかし、迂闊な発言による「親指」からの粛清はもちろんのこと、それぞれがパイを取り合うかのように他を蹴落とす機会を狙っている状況にあるのでどの組織も決して安泰ではない。 そういった事もあってか、代表者が一対一で殺し合う「決戦」によって、互いの格付けやいざこざの解決が行われている。 &br() :未来生命| 高額な契約料と引き換えに様々な保護・補償をもたらす保険会社。 社長であるイリーナは保険加入者を常に見極めており、補償金やその他物的補償をせしめ取ろうとする悪質な利用者には容赦しないという。 保険料の強制徴収や悪質利用者への制裁の為、イリーナ社長や社員は戦闘能力に優れている。 &br() :歯車の教団| 教祖エイリーンのカリスマのもとに結成されたカルト教団。ランクは本編開始時点では「都市疾病」、後に「都市の星」。 身体を義体化した信徒が多く、剥き出しの脳に「考えの歯車」という機械部品を突き刺したグロテスクな風貌の「肉の歯車」という者達が主戦力。 更に「考えの歯車」も元人間で、適正のある者へ改造手術(というよりも滅多斬り)を行い、補助AI機能を持つ「歯車」にされた末路である。 彼らはこの歯車によって思考を制御され、エイリーンが下す言葉に従うロボットのような存在と成り果てているのだが、それでも「自分たちを導いてくれる歯車とエイリーン様こそが救い」と幸福に満たされている。 &br() :8人のシェフ| 23区裏路地「グルメ通り」にて名を馳せていた、その名の通り8人のカリスマ的料理人。ランクは「都市の星」。 人肉を用いた芸術的料理を作り上げようとするサイコキラーの集まりでもあり、彼らは最高の料理を作るために誘拐や殺人も厭わなかった。 ある時、美食の極みへ至ろうと思った彼らは「お互いを食材にする」というコンセプトの料理という名の殺し合いを行い、その結果一名を残して「共食いをしながら死んだ」という。 そんな事があったため、現在の生き残りはグレタのみ。 &br() :ブーちゃんち| 「ピエールのミートパイ」がよく仕入れを行っている組織。活動内容は不明。 高価だが良質な人肉を卸してくれるそうで、ピエールとジャックはここの肉を用いた料理を作る際には特に気合を入れたものを主にしていたとか。 ただし、最近は卸売をやめたらしく、ピエールは不服そうにしていた。 &br() :[[残響楽団>残響楽団(Library Of Ruina)]]| 特色フィクサーのアルガリア、そして上述した危険な団体のリーダー格などが集った超ド級の危険集団。ランクは不明だが描写的には「都市の星」以上「不純物」未満あたりか。 メンバーは&bold(){アルガリア以外の全員がねじれ}であり、例外なくイカれた思考の狂人揃い。作中の言葉を借りるなら「&bold(){&underdot(){&infobox(title=キ◯ガイ集団,trigger=hover){日本語ボイスが増えたSwitch移植版では流石にマズイのか、色んな言い換えで徹底的にキ◯ガイの単語を除去している。}}}」。 「ピアニストの音楽を自分たちで再現する」「ある人物への復讐を行う」という目的の下に行動しており、その流れで&bold(){凄まじい被害と数多の犠牲者}を出し続けている。 &br() :ぽんぽん派| J社管轄の裏路地で活動する半グレ組織。表向きの仕事は中古車販売店。 なんとも気の抜ける名前な上にメンバーは全員アロハシャツという、見るからに弱そうな組織に見えるが、一応殺しの腕は持ち合わせる。 後述するマリアッチ等が経営するカジノに通っており、構成員たちはギャンブルにも長けている。 秘密兵器として貼れば貼るほど強くなれる「願望シール」という特殊なタトゥーシールを持っており、これを活かして他の組織に対しての優位性を保っている。 ライバル組織に「ハバネロ派」や「精肉店派」なるものもあるらしい。 &br() :マリアッチ| J社管轄の裏路地にてカジノを経営するギャング組織。 「常に楽しくあれ」がモットーの陽気な面々で、彼らのカジノは笑いと歌に満ちている。 ただし、「楽しくない」者に対してはとても厳しい。彼らから見咎められて一発芸やダンスを要求されるのは一種の警告であり、それに抵抗した場合は問答無用で&bold(){マラカスによる高速殴打で顔面や肉体を粉砕される}。 この制裁を彼らは「パニャータパーティ」と呼んでおり、客らは例え大負けして絶望したとしても『パーティ開催』になるくらいならと大泣きしつつダンスを踊るほどに恐れている。 また、構成員たちは「ダンスを介することで相手の本質を読む」という妙な才能を持っており、&s(){ストーリー序盤のモブの癖して}彼らが踊らせた人物と踊りを断った人物の本質を一目で言い当てている。 &br() :鉄工会| こちらもJ社地区の裏路地でカジノ経営を行うギャング。マリアッチの店舗と同じビルのテナントにて営業中。 組員は巨漢揃いで力に優れているが、彼らの真骨頂はなんと舌戦。罵倒や中傷のボキャブラリーが凄いらしく、彼らの暴言だけで敵対組織を壊滅に追い込んだ噂があるとか。 作中でもヒースクリフの暴言に対して強烈な訛り混じりの罵倒を返しており、彼を逆に激昂させ正気を失わせている。 ボスは旧式義体愛好者で、その見た目は「箱型ボディにモノアイ」というセフィラシステムに酷似したもの。 &br() :&ruby(ユーロジヴィ){聖なる愚者}| Y社管轄地区の裏路地にて結成された自警団。 かつては「飢えと寒さに苦しむ人々を助け、お互いが手を取り合って生きていく」という&bold(){プロムンらしからぬ至極真っ当}な組織だった。 だが、すぐにどうしようもない現実に打ちのめされる事になり、次第に都市の利益を追求する組織へとシフト。 今では弱者を救う事すらしない、合理的で冷徹なヴィジランテ集団となっている。 元メンバーの[[とある人物>ロージャ(Limbus Company)]]がこの現状を変えるために賭けに出たが……。 &br() :九人会| 研究者達の同好会。 かつてはお互いに研究成果を見せ合う事を楽しむほのぼのとした研究サークルだったが、貧困から自身の研究成果を売る者が出た事をきっかけに瓦解。 メンバー間の絆にヒビが入り、そこに「翼」の監視と介入が為された事で消滅した。 だが、一部メンバーは「翼」や様々な組織へ研究成果(友人から盗んだ物も含む)と共に潜り込み、そこで一定の立場を手に入れている。 &br() :技術解放連合| 九人会のメンバーであったドンベクが結成したテロリストグループ。 彼女は貧富を生み発明者のアイデアを潰す特異点技術を強く憎んでおり、「この世から特異点とそれに関連する技術全てを抹消する」という事を目指して翼への襲撃を繰り返している。 構成員はL社由来のE.G.Oをいくつか保有しており、戦闘時には「紅籍」「たぷつき」「狐雨」を運用する。 &br() //:ピークォド号 / ピークォドタウン| //[[船乗りの老女エイハブ>エイハブ(Limbus Company)]]と、彼女の侠気に惹かれ集った若者による猟団。そしてそのメンバーがとある場所で作った村。ランクは不明。 //大湖を活動拠点に定め、正体不明の怪物たる「鯨」を狩るべく荒れ狂う海原を征く熱き者達。 //……というのは表向きで、その本質はエイハブによる人心掌握と恐怖支配によって心を壊された被害者の集まり。 //エイハブの扇動と隣人を疑いあうまでに追い詰められた精神、それらによって狂わされた彼らは、一心不乱に「鯨」を狙い果てなき航海を続ける。 //&br() :双鉤海賊団| U社裏路地にて活動する海賊団。フックを武器として使う。 各所から攫った人間を「ゲスト」と称して脅しながらその人間の知人や家族より高額の身代金をせしめ取ったり、海賊船を率いて大湖を航行する民間船を襲撃する。 「中指」の下部組織でもあるようで、苛烈かつ執拗な復讐を得意とする彼らの存在を恐れ抵抗できない人間も多いという。 &br() :デッドラビッツ| 金属バットを得物とし、ツギハギだらけのウサギの覆面を被るギャング団。 ワザリング・ハイツを離れた[[ヒースクリフ>ヒースクリフ(Limbus Company)]]が一時期身を寄せており、現在は彼の宿敵たるヒンドリーと協力関係にある。 ヒースクリフが金属バットを普段の武器として使うのもここの影響。 &br() :ラ・マンチャランド| 神出鬼没の遊園地と、そこに潜む血鬼の一族。ランクは「都市悪夢」。 一見は楽しげな雰囲気の遊園地だが、その実態は血肉に飢えた血鬼がひしめく魔境。 催眠効果のある音楽を聞かせて周囲の人間を誘い込み、中で様々な殺戮ショーに巻き込んで惨殺した末に食べてしまう。 元々は「ただの楽しい遊園地」だったそうだが、とある時期より血鬼達が豹変し人を襲うようになったという。 この遊園地を作ったある血鬼の男、そして今や狂い果てた「従業員達」は元々完全な善意でこの施設を作ったという事実が余計にやるせない。 &br() :&ruby(ヘイ){黒}&ruby(ショウ){獣}| 改造により獣化した肉体を持つ者が所属する暗殺組織。H社およびQ社の影響が強く、「丸」と「怪文字」という各社の特異点によって肉体改造を行った模様。 彼らは金銭的な取引によって雇用した人物に「所有権」なる権利を渡し、以降はそれを使い切るまでどんな命令にも従うという。 ここに所属する暗殺者は「同組織の者でも馴れ合わず、各地に潜む」「任務後は都合の悪い記憶を消す」というルールがあり、他の暗殺組織(シ協会、笑う顔など)と違ってメンバー間の関係はかなりドライ。 しかも改造に次ぐ改造、精神的な干渉によって黒獣の暗殺者は段々と感情や個が希薄になっていくのだとか。 また、黒獣を身請けする制度のようなものもあるらしく、雇用者が所有権の放棄や対価となるものを支払うと好きな黒獣を組織から除名可能。これを目的として苦しい任務に励む、「まだ感情が残ってる黒獣」もいるそうな。 #areaedit(end) } ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼物事 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **都市災害ランク #hr(height=1,color=#000000) }} フィクサーの統括たるハナ協会が都市に存在する災害・事件・脅威を格付けした評価。 危険度ではなく「その案件にいくら金を払えるか」で決まる。 が、危険度に比例して上がっていくのは間違いない。 ランクは以下の通り。 +&bold(){あらぬ噂}:文字通り「本当にあるのか無いのかも不確かな噂」レベルの存在。 +&bold(){都市怪談} +&bold(){都市伝説}:名前に反し、ここから実害も大きくなってくる。フィクサー協会の動きも本格化。 +&bold(){都市疾病} +&bold(){都市悪夢}:「翼」が自身の巣の被害状況を考慮し、協会へ正式な依頼を出して対処をお願いするレベル。いくつかの事務所による大規模な討伐部隊が結成される事もよくある。 +&bold(){都市の星}:脅威としては最大級の存在。3桁4桁程度、下手をすればもっと人が死ぬのは当たり前。 +&bold(){不純物}:ハナ協会は指定できない。ランクというより「都市に存在してはならないもの」を指す。&br()「頭」が直接指定し、「処刑者」や「調律者」を用いて都市から積極的に排除しようとする。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **煙戦争 #hr(height=1,color=#000000) }} 『[[Lobotomy Corporation]]』の時系列よりも前に起こった戦争。 複数の企業が参戦した「翼」間の戦争。 Lobotomy社は、この時に折れた旧L社の後釜として新設されたらしい。 この名称は、戦場となった「巣」が煙に包まれていたことに由来する。 そこにあった「とてつもない何か」を奪う事が各社の目的だったとされる。 しかしそれが何なのかは、末端の兵士たちにはまったく知らされておらず、ただただ凄惨であった事以外は謎に包まれている。 しかし大規模な戦争であっただけに多くの人間を巻き込んでおり、『Library』では主人公の[[ローラン>ローラン(Library Of Ruina)]]、『Limbus』では[[グレゴール>グレゴール(Limbus Company)]]がこの戦争によって人生を狂わされている。 他にも『ワンダーラボ』では多くの難民を生んでいる事が描写されているし、戦争の責任をなすりつけられ破滅したG社部長など、関係者にも数えきれないほどの被害者が存在すると思われる。 『Library』内で語られたエピソードによると、かつてローランと[[サルヴァドール>フィリップ(Library Of Ruina)]]はそこで「翼が奪い合う物のおぞましい正体」を見たようだが… 当時一介の兵でしかなかった彼らにそれを記憶しておくことは許されず、記憶抹消処理を受けたために覚えていないようである。 ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼Lobotomy社関係 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **"Lobotomy Corporation" #hr(height=1,color=#000000) }} 一作目の舞台となる会社。"翼"のひとつ。『[[Lobotomy Corporation]]』はここの経営を行う[[ゲーム]]である。 独自の資源「エンケファリン」を産出しており、環境に優しいエネルギー供給会社として知られているようだ。&font(l){確かに嘘は言ってない} 旧L社は煙をモクモク出しながらエネルギーを抽出していたらしく、環境に優しいエネルギーとの謳い文句ならば他の翼も歓迎していたのかもしれない。 [[ゲーム]]で舞台となる「本社」の他、多数の支部があり、次回作「Limbus Comapny」ではその跡地の様子が描かれている。 いろいろあって二作目では廃業しており、ここからエネルギーを買っていたR社やW社の経営が傾いたり、L社の"区"の治安が急速に悪化したり、跡地に「図書館」なる組織が現れて人を喰らっていったりとそれはもう凄いことになっている。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"[[アブノーマリティ/幻想体]]" }} Lobotomy社が展開するエネルギー(エンケファリン)の抽出元。正体不明の怪物。 力尽きると卵のような形態に変化しエネルギーを蓄え、その後再び蘇る。要するに不死身。 業務時間になると職員がお世話をしてエネルギーを製造するが、それ以外の時間はクリフォト抑止力なる力で活動停止させられている。 ちなみに支部には本編に登場する個体の2Pカラーの様な見た目をした「変異体(亜種)」も存在している。 2作目以降では「幻想体」と呼ばれる。 LORで言及されている限り、10万人もの死者を出したねじれ「ピアニスト」はWAWクラス相当の強さで、ALEPHとなると都市壊滅の危機がありうるらしい。 Lobotomy社内においては、クリフォト抑止力によって相当能力が抑え込まれていると思われる。 //#openclose(show=▽ネタバレ){ //アブノーマリティには、自然発生したものと人工的に発生したものがある。 // //自然発生したものは、俗に言う童話などを元にしたものもあるが、こちらは「井戸」か、あるいはそれと何らかの繋がりがある場所から湧いて出てきたのか、と推察されている。 // //人工的なものは、釣瓶によりコギトを抽出し、それがアブノーマリティになったか、あるいはコギトを投与した者が変貌することもある。 // //統括すると、&bold(){あらゆる可能性を内包する「井戸」からアブノーマリティは生じる}、という見解で間違いはないようだ。 // //なお『ワンダーラボ』によると「アブノーマリティの『抽出』」技術は本社が独占しているそうで、また万が一の時のため各支部には&bold(){致命的事態の際自爆自沈する機能が搭載されている}事も判明している。 //} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"[[試練>試練(lobotomy corporation)]]" }} この世に存在してはいけないものの欠片。 L社にとってはアブノーマリティの出来損ない。 過去・現在・未来と時間に跨る存在であり、アブノーマリティに近似した存在でありながら制御ができない。 普段は実体を持たず社内を彷徨っているが、アブノーマリティと共鳴し時が来れば実体化する。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"認知フィルター" }} [[管理人]]の精神安定のため実行されている処理。 エージェントの死や残酷描写に対する精神負担を減らすため余計なグロ描写がカットされ、人間もデフォルメされた2・3頭身に見える様に干渉されている。 見ただけで精神を崩壊させる幻想体もフィルターを通せば個性的なマスコットに過ぎず、故に[[管理人]]業務に支障をきたすことが無くなる。 中には[[マスコット化やデフォルメも通用しないレベルでおぞましく、文字通り視認=SAN値直葬のヤバイ幻想体>規制済み(Lobotomy Corporation)]]も存在しており、そういった存在に対しては&bold(){文字通り「見せられないよ!」と言わんばかりのベタ塗り修正}で対応している。 セフィラを認識する際にも働いており、現実では箱型の彼らを人間型として認知出来るのもこれのお陰。 わりと普及している技術ではあるらしい。 #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼図書館関連 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **"図書館" #hr(height=1,color=#000000) }} L社の崩壊後に現れた謎の場所。二作目『[[Library Of Ruina]]』の主な舞台で、アンジェラやローラン達が拠点としている。 普段は霧に覆われており立ち入ることができず、突如として現れる「招待状」を介さなくては入ることすら叶わない。 まるで蜃気楼のように存在だけがあり、まっすぐ図書館に進んでも霧の中で道に迷ってしまうらしい。 しかし一人の例外が招待状を使わず侵入したようで…? #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"招待状" }} 上述の図書館に入るためのチケット。 大まかに「あなたを図書館に招待します。招待に応じて試練を乗り越えたなら本をあげますが、駄目だったらあなたを本にします」といった旨の内容と、景品となる本の目録が書かれている。 送付すると「持つべき人」の手元に「ごく自然な形で」出現し、この招待に応じれば図書館に「ゲスト」として転送される。また、応じた場合に限り、図書館のメンバーはゲストが招待に応じる直前の様子を覗き見ることが可能。 招待に応じるかどうかは受け取った人次第のため、招待に応じずに招待状を捨てれば拒否することも可。無論、その場合は図書館のメンバーに生活を覗き見られることもない。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"本" }} 図書館に置いてある情報媒体。 通常の本のように執筆するのではなく、生きた知性体が図書館の中で命を落とすと引き換えに生成される。中にはその知性体が持っていた情報、つまり人生が記されている。 招待状によれば「あなたが望むならば本は知識、財産、力になりえる」とあり、ただの本なのか、それとも超常的な力を持つサムシングなのかは謎。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **[["ねじれ現象">ねじれ(Lobotomy Corporationシリーズ)]] #hr(height=1,color=#000000) }} Lobotomy社が蒸発した後に起こった白夜・黒昼事件の後に発生し始めた、怪奇現象。突如として人が幻想体のような化け物になるという摩訶不思議な現象である。 余裕で巣の中でも発生するため「翼」庇護下の巣すら安全でなくなってしまった。 化け物に変化することを「ねじれる」と表現するが、単に「ねじれ」と呼ぶ場合には、変化したその化け物単体を指すことが多い。 「ねじれ現象」はおおまかに言うと人の心が砕けた時……要するに深い絶望にさらされた際に発生する現象であり、当人の望む方法で心に歩み寄り、ねじれを解くことができれば元に戻すことも可能である。&s(){たまに自己矛盾を起こして死ぬけど} この現象を乗り越えることで自らのE.G.Oを得られるのだが、&bold(){E.G.Oを発現したからといって以降はねじれにならなくなるわけではない}。 一度乗り越えたとしても心が再び折れたり壊れたりしようものなら、E.G.O発現者でも容赦なくねじれ化は発生する。 //ねじれ一覧は個別ページに移動 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){血鬼}| 特殊な「ねじれ」の一種……というより、便宜上ねじれ扱いされているナニカ。白夜・黒昼現象よりもずっと前から存在している亜人種。 見た目こそは人間とあまり変わらないが、人の肉を喰らい血を啜る文字通りの吸血鬼。寿命も普通の人間より遥かに長い。 血を自在に操る異能をデフォルトで保有しており、血によって武器や爪牙を作り出したり、人間をアンデッド化させて使役する等が可能。 アンデッド化させた人間は「血袋」と呼ばれるモノとなり、血鬼にとっては一種の保存食になる。 彼らの活動スタンスは様々で、[[『血染めの夜』>残響楽団(Library Of Ruina)]]のようにその悪名を轟かせている者もいれば、普通の人間として人々の中に紛れて生きる者もいる。 血鬼は生涯に2人、人間を血鬼に変える事が出来、この時、より世代の古い血鬼を上位とした上下関係が構築される。 この上下関係は儒教的な親子関係に近く、親しい間柄ではあるものの、下位の眷属が上位の眷属に無礼を働く事は非常識のようである。 また血鬼は世代に応じた数字で「第○眷属」と呼ばれ、世代を遡るほど数字も若くなる。 最初の世代である「第1眷属」は各地に何人も存在しており、彼らをそれぞれ長老としたコミュニティが都市に点在しているらしい。 また、血鬼のコミュニティ間には「不干渉協定」のようなものがあるらしく、ある一族の血鬼が窮したとしても決して他の一族に助けを求めることはなく、他の一族もあえて知らんぷりをするという。 加えて彼らは「新鮮な人の生き血」でしか飢えを満たせない体質で、代用食品や死体の血で誤魔化そうとしてもいずれ限界が来てしまう。 ちなみにproject moonが昔公開していた設定によれば、何ゆえか最初に血鬼へと変異した「はじめの血鬼」なるものが存在しており、その者に「館」という場所にて血鬼へと変えられたのが第1眷属たちだとか。(エレナもそのうちの1人。) ただし現在この設定は閲覧できなくなっているので、今でも活きている設定かどうかは不明。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"E.G.O" }} 己の心、あるいは幻想体から発生する強力な装備。文字通り誰かの自我が形になったもの。 元々はL社の開発した技術で一種の特異点のようなものだったが、ある時期からその技術を要さずとも「発現」するようになった。 人が極限のストレスに晒され「ねじれ現象」が発生したとき、その「ねじれ」を抑え込んで制御下に置くことができれば、自分の心から生まれた、自分だけの「E.G.O」が生まれる。 ねじれ化が解けて(=絶望を乗り越えて)人間に戻れた者も、その経緯上E.G.Oに覚醒しやすい。また、[[絶望も諦めも知らない精神的な超人>エイハブ(Limbus Company)]]であればねじれ化の兆候すらすっ飛ばしてE.G.Oを発現させることも。 自分のでなければ使用できないわけではなく、幻想体のエネルギーから抽出されたE.G.O装備を身につけることでも同じように高い戦闘能力を獲得できる。 どちらのパターンでも高い性能を誇るがE.G.Oと幻想体は表裏一体の存在であり、メンタルが不安定だとそのE.G.Oに体を侵食されて暴走してしまうデメリットも共通。 またE.G.Oには覚醒段階というものも存在するようで、人によってはそれぞれ不安定E.G.O:○○、開花E.G.O:○○と呼び名が分けられている。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"声" }} 深い絶望の中にある者や、心が壊れてしまった者にコンタクトを取ろうとしてくる、正体不明の存在。「あの方の声」「優しい声」「美しい声」とも呼ばれる。 通称通りそれは美しく優しい声をしているらしく、ほとんどの声は苦しむ者を肯定して楽な道へ進ませたり、諦めることを勧めるという。 その声に耳を傾け自分で立ち上がる意地や、絶望の中でも諦めない意思を捨ててしまうと、ねじれ化は急速に進行して完全な怪物へと変じてしまう。 だが、声を聞いた者が覚悟を決めたり一種の開き直りで腹を括った場合、ねじれ化が収まり更には自らのE.G.Oが「開花」。その人間が困難に立ち向かう力を得られる。 どちらにせよ、声を聞いた者は&bold(){なにかしらの特別な力を得る}という事には変わりはないようだ。 問題は、その声が聞こえる状況というものがどれもその人にとっては&bold(){想像を絶するような地獄絵図だったり、自死を考えるほどに追い詰められた状態}であることだが。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"白夜・黒昼" }} 都市を三日間光が照らし、四日間闇が覆った事件の事。 この事件は同時にL社の崩壊、「ねじれ」の発生が始まるなど両者との関係性が疑われている。&font(l){[[ぶっちゃけプレイヤーは知ってる。>アンジェラ(lobotomy corporation)]]} 前作の外伝『ワンダーラボ』ではその当時の様子が描かれており、「裏路地すら鎮まる程全ての人々が『穏やかで安らかに』なる」白夜と「誰もが静まり帰り絶望に包まれた」黒昼とされている。 なお、多くのプレイヤーの間に見られたのが『「黒昼」という幻想体がいる』という誤解。 あくまでもこの名称はL社の内状を知らない外部が名付けたものであり、幻想体の「白夜」と名称が被っているのは(メタ的な視線は置いておいて)全くの偶然である。 #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼LC関連 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **"リンバス・カンパニー(LC)" #hr(height=1,color=#000000) }} Lobotomy社が折れてから数年後に設立した、中規模の新興企業。 謎多き物質「黄金の枝」の回収を主業務としており、表向きは「何でも屋」として各地を巡りながら調査をしている。 まだまだ歴史の浅い企業故に仕事を選ばず、綺麗な仕事も汚い仕事も何だって請け負う。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"メフィストフェレス" }} 機関車のようなデザインのバス。設計・製作はLCの幹部にして科学者である[[ファウスト>ファウスト(Limbus Company)]]。 車両前方には巨大な「口」を持ち、サイズこそは一般的なバスだが車内は&bold(){空間を文字通り歪めて}かなり広く造られている。 稼働に要する燃料はエンケファリン、タンパク質、血液など。車両の「口」へ人間を放り込めば脳髄よりエンケファリンを吸い出し、残った死体も余すことなく燃料化する。 異空間化したバス後部にはLCB所属の各囚人の自室、ダンテが寝食や書類仕事を行う管理人室などが存在しており、バスそのものが「LCBの事務所」および「社員寮」として機能している。 そのためかこのバスは都市より一つの家と認識されているようで、「裏路地の夜」であっても掃除屋は車内の人間には手を出さない。 また、「鏡屈折鉄道の駅」「Lobotomy社のような場所」「図書館のような場所」「採光ダンジョンの入口」等、様々な亜空間に通じる扉もある。 どうやらこのバスには高度なAI、あるいは&bold(){生命に近しいナニカ}が搭載されているようで、燃料が少なくなれば不満を示すように機体の調子が悪くなり、点検等を行うとまるで痛みを訴えるかのように轟音を響かせる。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"窓硝子(ガラス窓)" }} 研究者による集まり「九人会」が開発した、平行世界干渉装置。 その名の通り窓の形をしているが、覗き込むと違う時間軸・世界線の自身が投影される。 「重ね合わせた可能性をツギハギして肉体を強化するもの」「指定した事象を各時間軸より抽出して映像化するもの」などの改良・派生版も存在する。 特異点一歩手前に至った超技術で、いくつかの「翼」もこれに興味を示している。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){鏡}| 「窓硝子」の改良品の一つ。 [[イサン>イサン(Limbus Company)]]によって様々な特性を追加されたもので、手鏡や姿見などの形状を取る。 最大の特徴はただ別世界を観測するだけではなく、「&bold(){写った世界に住む自分の同位体とお互いに話したりできる}」という点。 各パラレルワールド側でもイサンがこれの発明に成功しているようで、場合によっては観測者同士が双方向で干渉し合う事もある。 生けるバス「メフィストフェレス」はこの鏡が持つ機能をさらに拡張し、「その人間が様々な平行世界でどんな存在となったのか」といった事象を抽出したカートリッジ型アイテム「人格牌」を作れる。 それらをダンテが持つPDA端末へ装填する事で、&bold(){並行世界の彼らへと存在そのものを一時的に上書きする}というとんでもない事が可能。 LCBの囚人達はこれを活用することで状況に応じた様々な姿に文字通り「変身」し、変幻自在の戦いを披露出来る。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"黄金の枝" }} Lobotomy社倒産後、関連施設の廃墟にて発見されるようになった特殊な物質。 見た目こそ小さな木の枝めいたものだが、それ一本だけで世界法則や因果すら捻じ曲げる全能の力を持つ。 その凄まじさは「&bold(){身に取り込んだ者に超人的な力を与える}」「&bold(){ある人間を全ての時空から存在ごと完全抹消}」「&bold(){強力なクリフォト抑止力を生じ巨大な怪物を無力化したり環境汚染を一気に浄化する}」等とやりたい放題。 人の願いを叶えてくれる願望器としての側面もあり、&bold(){この物体が持つ力は底無しである}ことを圧倒的存在感と共に示している。 LCは何らかの目的を以て、この全能の具現を集めているようだが……? #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"概念焼却機" }} 揺らめく炎を上げる篝火のような装置。特異点技術かどうかは不明。 ここに「情報や理論を記した紙」や物を入れて燃やすと、都市からそれに関する情報全てが消失する。 この消失は人の記憶にすら干渉し、ついさっきまで様々な人が用いていた技術や物品であっても「それがなんであったのか」を誰も思い出せなくなる。 ただし、人の記憶と様々な媒体に記された情報が消えるだけなので、努力や研究で消された概念や物を見つけ直せば、「新発見」や「新発明」としてこの世にそれらが復活する。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"心/望" }} 都市に存在する気功術に似た力。ヴェルギリウスの言及では、光と罪の力であるとのこと。二回目の白夜以降に生まれた技術である可能性が高い。 特訓すれば誰でも扱えるようになる可能性があるらしいが、その道程は尋常ではなく厳しいという。 作中でこれを使う者は特色フィクサーのヴェルギリウスや「藍色の老人」、謎の青年デミアン、『Limbus Company』のプロローグに登場した刺客達などの実力者ばかり。 「心(シン)」は全身に気を纏わせる事によってダメージを低減するバリアで、極めた人間が使うそれは義体化・刺青・仕立て屋の服に匹敵する防御性能となる。 アニヲタ的に例えるなら[[とある吸血鬼が日光克服の為に会得した闘気バリア>デミトリ・マキシモフ]]とか、[[新世界以降の海賊が大体覚えてるオーラバリア>武装色の覇気(ONE PIECE)]]みたいなもの。 「望(マン)」は心の更に先にある奥義で、心を強く圧縮する事により気功の光輪を発現させるもの。 その光輪を武器にまとわせる事で攻撃性能を高める、一種の「エンチャント」が基本的な使い方。光輪の数に応じて1望、2望、3望~と呼称され、武器にまとわせられる望の数が多いほど強者であるとされる。 使い手によってはドラゴン◯ールの気功弾のように望の光輪を手から撃ち出し、離れた敵にも届かせる遠距離攻撃として使う事も。 #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼関連項目 #hr(height=1,color=#000000) }} #openclose(show=クリックで開閉){ 最新(タグ検索・更新順) #list_by_tagsearch(Limbus Company,Library Of Ruina,Library of Ruina,Lobotomy Corporation,lobotomy corporation,or,sort=timestamp,sort2=desc,100) } ---- 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,35) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ロボトミ時代はあくまでキーワードに過ぎなかったものがこんなに意味を持つとわな -- 名無しさん (2023-03-30 05:52:04) - 仮に白夜が七日間続いていたら、世界は平和になっていたのか? -- 名無しさん (2023-03-30 12:42:52) - なんか韓国産の最近のゲームって舞台が(過去がそうであったのも含めて)ディストピアが多い印象だけど、この作品群のディストピアっぷりは頭一つ抜けてる感じはするなぁ。あと人種が多様化している割に標準語が韓国語だったり都市の外たる外郭が世紀末だったりで過去あの世界で何が起きてたのか凄い気になる… -- 名無しさん (2023-03-30 12:46:06) - ↑2 全ての人がありのままでいられる世界が平和なのかどうかだな、万人の闘争状態になりそうな気がするけど -- 名無しさん (2023-03-30 13:37:48) - ↑2 まぁメタ的なことを言ってしまうと韓国のゲーム会社が作ってるからだけどね。ドラクエやFFで登場キャラがほとんどが(果てはモンスターまで)日本語で喋るのと同じや -- 名無しさん (2023-03-30 17:09:46) - A社B社C社の社名ってどこで明言されてましたっけ? -- 名無しさん (2023-03-30 23:17:13) - そもそも何があってこんなイカれた世界になっちまったのやら -- 名無しさん (2023-03-31 00:28:39) - ABCの正式名称は言われてないな、多分。Tは業務提携のお陰でTimeTrackと、Wは接待の際にWarpと判明しているが。あとWの特異点は空間関係ではないと思われる(保存した状態への遡行?)。 それと旧G社(煙戦争時に墜落、昆虫の特徴を有する兵士)、G社(ねじれ探偵、重力)、F社(概念を含め閉じられたものを開く)、J社(願望力)、K社(HP弾。許さない)、M社(月光石)、N社(経験缶詰)辺りは特異点の産物とおぼしきものが出てるかな。いやJ社(副産物の施錠がかなり有名)みたいな例もあるから断言は出来ないけど -- 名無しさん (2023-03-31 11:17:46) - 副産物では無いな、J社(セルフツッコミ)。副次的に磨かれた技術という方が正しいか。 あとWは現状復旧だったわ(センのコアページ)、空間切断は古い翼(Wとすら明言されていない)の技術らしい -- 名無しさん (2023-03-31 11:22:56) - J社の特異点って願望力かどんなものでも閉じ込めるのかどっち? -- 名無しさん (2023-03-31 22:08:08) - ↑「どんなものでも閉じ込める」の方。要はニキュニキュの実の能力と同じで、本来形のない願望力という概念を「閉じ込める」ことでお札にしている。 -- 名無しさん (2023-04-01 00:50:10) - ロボトミの用語一覧よりプロムン作品の用語一覧の方がしっくりくる。ロボトミだとフィクサーだの他の翼の細かい事情だの殆ど出てこんし -- 名無しさん (2023-04-01 17:31:24) - 願望力が先で施錠が後って順番は合ってたけど、特異点は施錠でした、申し訳ない(2-3戦闘前ストーリー再読)。 ただし願望力に「特異点としての」施錠技術は関わっていない可能性がそこそこある。ファウスト曰く「J社の施錠という保安技術が生まれたのは、願望力を奪われないようにするため。この保全技術が特異点へと繋がっている」とのことなので、閉じ込める技術が関わっているとは断言できない -- ↑4,5コメの者 (2023-04-02 09:18:57) - 一応ABC社の正式名称は確定してないので憶測であることを表すようにしておきました。 -- 名無しさん (2023-04-02 18:26:55) - 「地獄からエネルギーを引きずり出す」とかしれっとなんつう技術を世界を支える大前提に使ってるんだ。……そのうち地獄側の“頭”に当たるような強大な悪魔に逆にこちらの世界の“巣”や各“翼”の本部のような要所とか、下手すりゃこの世界そのものを逆に地獄に引きずり落とされて文字通り地獄と同化させられるような報復とか受けるんじゃないのか……? -- 名無しさん (2023-04-02 18:46:52) - フィクサー協会のウーフィー協会って何するとこだったっけ? -- 名無しさん (2023-04-02 20:06:27) - ↑2DOOMがまさにそれだな、エネルギー問題の為に地獄からエネルギー引っ張ってきたら悪魔まで溢れてしまった -- 名無しさん (2023-04-03 14:12:09) - 仮に、白夜が7日間続いて、エネルギー問題解決、HE以下のアブノーマリティは経験値と化し、貧弱なフィクサーでも翼の人間殺せるくらいにパワーバランス崩壊したら、それはポストアポカリプスであってもディストピアではない、平和と言えるのではないだろうか -- 名無しさん (2023-04-04 12:42:43) - リンバスの人格完全解放ストーリーで色々情報出てきたな -- 名無しさん (2023-04-04 13:31:40) - ヴェルギリウス運営してたの孤児院だっけ?保育園じゃなかった? -- 名無しさん (2023-04-06 15:16:18) - 虫は旧G社で今のG社が重力だな -- 名無しさん (2023-04-18 22:01:10) - ジークフリート特色だと名言あったっけ? -- 名無しさん (2023-04-24 01:19:35) - 永遠なるパーティ(ワンダーラボ)もまあねじれの一体だよな。あれなんて紹介すればいいのかもわからんが… -- 名無しさん (2023-04-25 23:30:26) - 項目迷惑「Project moonの用語一覧」に変えた方がいいんじゃ? -- 名無しさん (2023-04-28 17:51:17) - 、↑一応「Project moonの用語一覧」にしなかったのは理由があります。今後プロムンが世界観を共有しない新シリーズの作品を出した場合、ここの項目名をどうするかでモメる可能性が高いと判断したからです。 -- 項目作成者 (2023-04-29 03:07:36) - とりあえず、項目名なので -- 名無しさん (2023-04-29 03:14:54) - ↑ミス。項目名に実在組織の名前が含まれない形なら名前変えちゃってもいいのかなとは思います。 -- 項目作成者 (2023-04-29 03:20:42) - K社の特異点は巨大な眼球のようなものに映像を見せて涙流させその涙がアンプルの原料になるという解釈でいい? -- 名無しさん (2023-06-08 23:43:10) - リウ協会の記事あるので編集できる方リンクよろしくです -- 名無しさん (2023-06-16 19:48:59) - W社はもの人をもとに戻す特異点ですよー -- 方 (2023-12-05 17:19:17) - リヴァイアサン読んだんですけど、カルメンってロボトミの時誰でもego持てるようにすることが目的じゃなかったでしたっけ? -- 名無しさん (2024-01-05 00:55:01) - それがなんで人間ねじれにするようになったんですか? -- 名無しさん (2024-01-05 00:55:32) - ↑厳密には心の病なるものの治療が目的だから 心の病のせいで自分らしく生きることが都市ではできない 意志を制御下に置くことで発現するegoを持つこと、ある意味自分自身の欲望や絶望を周囲にばら撒くねじれになることはどっちも自分らしさを取り戻してると言える。カルメンは手っ取り早いねじれ化が好みらしいが研究で狂って自殺、死体も利用されたし思想 -- 名無しさん (2024-04-11 07:48:02) - カルメンってやべー奴感出してるけど生前は諸々の所業に病んで自殺したりとかで普通に人間らしさあるんだよな。光の種シナリオ完遂で「A君めっちゃ頑張ってくれたやん!これは私も頑張らないと!」って奮起したりしたのかね -- 名無しさん (2024-04-22 11:58:15) - いつの間にかめちゃくちゃ見やすくなってる!感謝 -- 名無しさん (2024-05-27 20:03:48) - ↑同感。 ……ところで親指「目下とされる者から目上の者に向かっての許可なき賛同以外の意思表示を徹底的に禁ずるほどの厳格な上下関係」が特徴みたいだけれど、コレ「目上の者二人から同時に任務を言い渡されたがどちらを優先すべきか」「別の目上の者達から矛盾する命令を受け取ったがどれに従うべきか」「状況が変化し任務の前提条件が崩れてしまったがどうすればいいか」など目上の人間の指示を仰がざるを得ないような局面でとんでもないことになってしまうんじゃ…… -- 名無しさん (2024-06-03 22:32:59) - ↑ 人差し指みたいに命令遂行不可能=命令違反で処分されそう -- 名無しさん (2024-07-15 23:22:23) - すいません。夜の錐 -- 名無し (2024-07-30 11:04:51) - ↑ミス -- 名無し (2024-07-30 11:06:06) - 夜の錐の『親分であるアラン』という記述ですが、アランさんは親分ではないはずです。 -- 名無し (2024-07-30 11:07:28) - 血鬼の説明内の「普通の人間として人々の中に紛れて生きる者」にカーソル合わせたら一発で結構なネタバレが出てくるのはええんか いやまぁネタバレ気にする奴が一覧項目見んなって言われたら終了なんだけど -- 名無しさん (2024-11-11 14:19:17) - ↑改めて見たらタグと冒頭で一応ネタバレ警告してるからまぁ良いのか すまん無視してくれ -- 名無しさん (2024-11-11 14:21:35) - まあ一応ネタバレ項目とは言えネタバレせずに解説できる事をわざわざネタバレする事もないので↑の件についてはリンク消しといた -- 名無しさん (2024-11-11 21:47:25) - 関連項目のさっくりろぼとみ要らなくない?公式でもないんだし -- 名無しさん (2025-02-16 19:41:23) - ↑とは言え現状ではその項目だけ弾くのは無理ですね。『Lobotomy Corporation』『Library Of Ruina』『Limbus Company』いずれかのタグの付いた項目を自動的に拾ってきてるだけのプラグインなので。その実況項目としても、扱っている以上は『Lobotomy』タグは外したくはないでしょう。その項目だけ弾く何かいい案が他にあれば弾いてもいいとは思いますが。考えられる方策としては、実況項目以外の関連項目すべてにプラグイン検索用のタグを新たに追加し、この項目内のプラグインをその検索用タグに設定し直す等でしょうか?まあその場合だと手間はかかるので私はやりませんが。 -- 名無しさん (2025-02-16 21:45:19) - ピークォド号ってエイト協会のフィクサー証発行してるし、組織という分類は正しいのかな?あと夜のきり -- 名無しさん (2025-03-04 23:48:43) - ピークォド号ってエイト協会のフィクサー証発行してるし、組織という分類は正しいのかな?あと夜の錐って都市の星で接待するけど、ランクは都市の星クラスじゃないんじゃない?都市の星クラスの組織だったら、カーロに粛清されないと思うけど -- 名無しさん (2025-03-04 23:51:12) - 旧Lと現Lが同じ「ロボトミーコーポレーション」なように、旧Hも現Hと同じ「鴻園生命工学」だったぽい 頭の粛清で潰されても、旧首脳メンバーが再び再建した所も似てる -- 名無しさん (2025-05-23 11:55:44) - 黒雲会ってこくうんかいでは? -- 名無しさん (2025-05-31 05:42:53) - ↑公式の表記だとKurokumo Clanなのでくろくもですね -- 名無しさん (2025-05-31 16:31:07) - ↑ダンテのノートに(こくうんかい)の記載があります -- 名無しさん (2025-09-14 13:15:41) #comment() #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2023/03/29 Wed 23:13:31 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- この項目では、韓国のゲームスタジオ「Project Moon」が配信するゲーム『[[Lobotomy Corporation]]』の世界観に登場する語句の解説を行う。 同じ世界観を共有する続編『[[Library Of Ruina]]』『[[Limbus Company]]』の用語についてもこの項目で扱う。 言うまでもなく、一部はガッツリと&font(b,red){ネタバレを含む}ため閲覧注意。 ---- #openclose(show=▽目次){ #contents() } ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼世界観 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **「都市」 #hr(height=1,color=#000000) }} 全[[ゲーム]]において共通の舞台となる世界。 巨大企業財閥である「翼」に監視される正しく[[ディストピア]]である上に、それ以外にも魑魅魍魎が跋扈している魔境。 遠景を見るに、煌びやかなハイテクと薄汚いスラムが混在した世界観。 他所様の作品でたとえるなら、[[ブレードランナー>ブレードランナー(映画)]]みたいなあんな感じ。 治安や倫理観は完全に終わっているが、「都市」の外である「外郭」と比べればこれでもまだマシな方だという。 外郭は人同士の争いがないが、常識の通用しない怪物たちに怯えながら生活しなければならない。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「区」 }} 25ある「都市」の区分。 中央の1区から始まり、時計回りに渦を巻くように2区から25区までが分布している。 また、「翼」と「区」は対応しており、A社なら1区、B社は2区、C社は3区…という具合で企業都市として保有する。 ちなみにL社は12区。 ただ、Z社に限っては「区」を持たないようだ。 全体の南東には川が存在し、外周には列車が走っているらしい。 区は一つ一つがとても広く、それぞれに特徴が存在する。 例えば23区の裏路地では食人文化が当たり前のように蔓延したりしている。また、それぞれの区にはタブーが存在し、14区では映像の録画が禁止されておりそれを破るとタブーハンターと呼ばれるフィクサーに処分される。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「巣」 }} 区の一部であり、「翼」と特異点の恩恵を享受できる経済的に豊かな場所。 我々の世界でいう富裕層が住んでいる。 「都市」の中では数少ない安全な場所である。 そのため巣以外に住んでいる者は、巣に入ろうと躍起になっている。L社に入社する人材が絶えないのもそのお陰。 何故これ程までに[[ディストピア]]な世界観で安全なのかというと、「頭」による規律で守られているためである。 そのため掃除屋は「巣」には来ず、「指」であろうと「巣」の建物は破壊できない。 もし破ろうものなら区を担当する「翼」の実行部隊が飛んでくるし、最悪「爪」と「調律者」がやって来る。 但し「翼」が折れた場合については例外。「翼」の加護の無い巣は一気に裏路地と変わらない無法地帯と化す。 二作目以降は「ねじれ」の発生により、巣も完全に安全とはいかなくなっている。 巣の住人は時折「羽」とも呼称される。 「&bold(){彼らは『翼』に守られる雛ではなく、いずれ抜け落ち生え変わる羽でしかない}」とはとある都市の人間の言葉。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***裏路地 }} 区の一部であり、巣から外れた外郭に近い部分。 荒廃が進んでおり、治安は悪い。 場所によっては毎日ギャング映画の如く抗争が繰り広げられることもある。 しかし常ではない。巣には巣の、裏路地には裏路地の秩序があるのだ。 時折HEクラス幻想体レベルの化け物が出ることもあるらしい。 ちなみに「裏路地の夜」と言われた場合、それは日が沈んだ後の事ではなく午前3時13分から80分間の事を指す。 その間は全ての支援が受けられず、闊歩する掃除屋達によって目に付いた有機物全てが刈り取られる。 但し都市の星や特色フィクサークラスの戦闘能力や異能等を有していれば掃除屋を凌いだり逆に刈り取る事も可能……&bold(){である事を逆手に取り、証拠が残らない様やりたい放題を[[とある都市の星9人と特色フィクサー>残響楽団(Library Of Ruina)]]はしまくっていた}。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){掃除屋}| 午前3時13分から80分間の間、裏路地に出現する怪物の集団。 有機物を手当たり次第に捕食する性質を持ち、襲われれば、というかその時間帯に外を出歩いていれば勿論命はない。 分厚い防護服に身を包んだ特殊清掃員か除染作業員のような姿をしているが、その防護服の中にはドロドロに溶けた肉のような液体が詰まっている、いわゆるスライム系の生物。 有機物を襲って食らうのはこの液体を補充するため、つまり人間で言うところの食事にあたる。 ちなみにこの人体の溶解能力はどうやら特異点由来らしく、「頭」から貸与されたものだという。 基本的には脅威となる存在だが、裏路地の住民からは「邪魔な相手に酒を飲ませるなどして意識を奪い、外に締め出して掃除屋に襲わせる」「夜を待ってから殺した相手の遺体を外に放り出し遺体を処理して貰う」という形で殺人や証拠隠滅に利用される場面もある。 あと都市の星になる様な存在や特色フィクサーといった上澄みともなれば話は別で、&bold(){寧ろなんか食われたり蹴り殺されたり八つ裂きにされたり人形の素材にされたりとRPGのスライムの様にポコジャカ狩られている}。 これらは裏路地の夜以外のタイミングで襲撃を食らったらしく、彼らの一番厄介な要素である多少やられようが止まることなく掃除を続ける集団暴力を発揮できないためと思われる。 そもそも掃除屋が危険なのは上記の80分だけであり、それ以外なら一応コンタクト可能。彼らの発する声は数字の羅列だが、ちゃんと意味を持った「言語」である。 都市の人間の多くは知らないが、人間並みの知能を持っており、家族という概念も存在している。当然、人間のそれと同一ではないが。 とはいえ家族や隣人を慈しみ、(独自言語とはいえ)丁寧な口調で話す姿を見ると彼らも「人間」として都市に存在することを許されているのも理解できる気がする。 また80分間の行動時間も、そもそも都市を統括する「頭」の指示であり、掃除屋たちのお陰で裏路地の治安は最低限保たれていると言っても過言ではない。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***遺跡 }} 都市の地下や外郭に存在する謎の廃墟。 都市にとっても未知のテクノロジーが多く用いられており、使えそうな遺物を持ち出して使用する便利屋も存在する。 しかしLobotomy社の危険度で言う所の&font(b,#fb0){HE}~&font(b,red){ALEPH}クラスの怪物が平然と闊歩する危険な場所でもある。 R社の傭兵部隊も遺跡の探索任務では半壊する事も良くあるらしい。 その存在は時折語られるものの、本編中では踏み込んだ描写が無いため詳細は不明。 都市の真下に何故そんな場所があるのかも不明。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***大湖 }} 都市南部のV社、U社、T社、S社が接している湖。 脳圧嵐やマグロ津波など字面だけでも意味不明な異常気象が発生する地域であり、色々ぶっ飛んでる都市においても「大湖に陸の常識は通用しない」とまで評される。 何せ見た目からして「&bold(){海のように広く、色とりどりの水が線を引いたように仕切られていて、さらには変な生き物が沢山浮かんでいる}」有様である。 「鯨」と呼ばれる正体不明の怪獣も生息し、判明しているだけでも「全てを貫くマカジキ鯨」「全てを白化させる蒼白の鯨」「全てを渇かせる真っ赤な鯨」といった存在そのものが天災レベルの危険生物ばかり。 また大湖には『規則』と呼ばれる一定の区域毎に守らなければならない独自のルールが存在し、これを破ると『波』と呼ばれる災害が押し寄せてくる。 大湖の規則を書面に残すことはU社の禁忌に指定されているため、波を避けるにはU社から直接情報を買うか、あるいは経験者から口伝してもらう他ない。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){鯨}| 大湖それぞれにあるルールを破ると「波」とともに襲いかかってくる怪物。 名前こそ「鯨」だが、その実体は目が沢山あり手が生えている魚人のようなナニカ、という形容しがたいルックス。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***食文化 }} 文字通りの[[ディストピア]]世界観なので、まともな食事を取れるのは巣に暮らす人々ぐらい。 そうでないならば当然ながら&bold(){まともじゃない食事}が主になる。具体的に言えば得体のしれない何かしらや&bold(){カニバリズム}など。 というよりも、巣に暮らす人々の口に入るものすら&bold(){まともなモノではない}可能性がちょくちょく示唆されている。 更に言えば、巣で安息を謳歌する上流階級ほどむしろ「&bold(){マトモじゃないモノを珍味として食べたがったり、美食として嗜む}」傾向があるらしく、わざわざ人肉料理を好き好んで食べに行く変人も結構いるのだとか。 体を義体化した人間については複雑な食の事情が見られる。 安価で粗悪な義体だと物を食べても味がしなかったり、逆に高級な義体なら味を楽しむ為の機能が搭載されていたりする等、基本的に高価な義体であればあるほど食事も普通に楽しめる。 また、あらゆる有機物を捕食する事が可能な義体を用いている謝肉祭メンバーや、食事の代わりに電力供給を行うネモ所長という風に、特殊な食事を行う義体も見られる。 鉄の兄弟のように低質・安価な義体を使う者は、燃料と脳を保護する液を定期的に補給することで生命維持を行っている。 :ハムハムパンパン| 作中に登場する人気ファストフードチェーン。[[サンドイッチ]]やフィッシュ&チップスで有名。 裏路地や巣を問わず様々な場所に出店しているらしく、利用者は口を揃えて「とても美味しい」とベタ褒めしている。 また、プロムン公式のコラボカフェとして同名の店が現実にも出店されており、公式ファングッズやコラボメニューを楽しめる。 &br() :菩薩チキン| [[フライドチキン]]が人気商品のファミリーレストラン。K社管轄の巣にて営業されている。 生命工学に秀でるK社の影響を大きく受けている店で、ここのチキン料理に用いられる鶏は&bold(){脚と翼を増やされまくったバイオ鶏}を用いている。 とはいえ、バイオ鶏は異形である事を除けばごくごく普通の鶏と変わらず、その上肉質や肉の柔らかさを客好みに細かく調整できるというスグレモノ。 高級食材でもあるらしく、&bold(){倫理と見た目さえ気にしなければかなりマトモな部類の食材}とも言える存在。 &br() :ウンボンのチキン酒場| K社管轄の巣で営業していた飲み屋兼軽食店。ウンボンは社長の母親の名前。&s(){ウーティスはそうと知らずに「ダサい」と言ってしまった} 該当地域に菩薩チキンが出店する前から存在しており、それ絡みのアレコレで一時期大変な事になっていた。 店主のボンちゃんパパの作る秘伝のタレに漬け込んだチキン料理が人気メニューだったとか。&s(){レシピはトップシークレットだが、ラーメンストッパーに使われてた} 菩薩チキンとの客の取り合いの過程でそのレシピが失伝してしまい前の味を出すことは不可能になったものの、現在はボンちゃんパパが立ち直った事もあってか再び盛況となっている。 &br() :GoGi肉MEAT| 焼肉屋。K社の巣にて経営される。 LCB一同が4章の仕事を終えて打ち上げにやってきた。メニューとしては韓国系の焼肉屋らしいものが揃っている。 &br() :ピエールのミートパイ| 裏路地の伝説的存在「8人のシェフ」に憧れる女[[料理人]]ピエールが、相棒のジャックと共に経営する軽食店。 この店の売り出すミートパイは現地の人々に人気で、激戦区のグルメ通りにて11年近くも繁盛している。 ……なお、件の存在やピエールらが作る料理の素材についてだが、まあ、その、うん。要するに&bold(){人間}である。 #openclose(show=▽料理){ #areaedit() :シチュー| ローランがいつかアンジェラに食べさせたいと語っていた料理。シチューそのものは普通だが、製法は普通ではない。 T社の特異点技術を組み込んだ調理器具で調理されたシチューは、ほんの数分煮込むだけで数日間ゆっくりと煮詰めたが如し濃厚なシチューとなっているらしい。 数多の犠牲と搾取の果てに生まれた「特異点」、しかも人の時間を重税として強制徴収するT社の技術が使われているとはいえ、一度は食べてみたい代物である。 &br() :脾臓バーガー| 詳細不明。違法なものだったようで、とあるフィクサー事務所がこれを生産していた工場を襲撃して生産を強制的にやめさせた模様。 &bold(){文面からしても絶対にマトモな料理ではない事は確かである。} &br() :特製手つき餅ミートパイ| 安価な上にピエール直々の妥協しない味付けが為されたお肉たっぷりのボリューミーなパイ。味そのものは非常に良いらしい。 もちろんだが上記の通り材料は&bold(){人間の肉}。しかも彼女の美学に則り、長い時間をかけて拷問した人間の肉を用いている。 &br() :大樽入りアイス| P社が売り出しているアイスクリーム。ミョの大好物らしい。味のバリエーションはナポリタン・アイスクリーム(三色アイス)など。 同社は保存食販売の最大手なので、ものすごく長持ちするとか。 &br() :パジョン| 現実にも存在する料理の一つで、韓国ではおなじみの一品。わかりやすく言えばネギ入りのチヂミ。 ローランにとっては幸せな思い出の味であり、忘れられないトラウマの味でもある。 とある裏路地の居酒屋で出されるものが特に美味しいらしく、「この店に来た連中は最初こそ『こんな汚い店で?』と怪訝な顔をするが、食べたらみんな気に入っている」とローランは熱弁していた。 &br() :焼き鳥| こちらも現実に存在する料理。タレに漬け込んだ鶏肉を串焼きにしたアレ。 キツい仕事を成し遂げた囚人たちにご褒美として振る舞ってやろう。 &br() :牛肉麺| やはりというか現実に存在する料理。中国でおなじみの麺料理であり、牛肉と野菜を入れたものが一般的。 リウ協会所属になった[[元漁師の女性(の平行世界での可能性)>イシュメール(Limbus Company)]]がいたく気に入っており、セリフの半分ほどがこれに関するものになっているほど。 &br() :ヨウポー麺| 例によって現実に存在するもので、西安系の中華料理。「油溌麺」と書く。 ビャンビャン麺と呼ばれる幅広のきしめんのような麺を用い、辛い油や野菜類、挽き肉や細切れチャーシューを混ぜて食べるもの。 センク協会の東部支部が活動する区域で食べられている。 &br() :人魚のジャーキー| 大湖に生息する「人魚」という怪物の肉を使った保存食。味は好みが分かれる模様。 素材はおぞましい姿のバケモノだが、過酷かつ不条理な大湖では食べられるものがなんであろうと口にしないと生きていけない。 それは比喩ではなく、人魚というものが「どういう存在なのか」と知ってしまった後でも。 &br() :血液バー| 人の血肉を喰らう亜人「血鬼」が開発した食料。「ラ・マンチャランド」に住まう氏族が食べている。 飢えを満たし本能を抑え、人と本当の意味で共存するべく編み出したもので、入園料として徴収した血液をベースに開発したもの。 味は彼らからすると「クソ不味い」「動物や虫の血を吸うほうがマシ」「土の味がする」「クレヨンを食べている感じ」と非難轟々レベルのモノだったが、最初はこれで本能を抑え込めていた。 だが、生物が生来から抱える「欲」というものを、簡単に抑え込む事ができるはずもなく……。 #areaedit(end) } ---- #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **「外郭」 #hr(height=1,color=#000000) }} 人類が捨てていった世界。要するに「都市」の外の世界。 見た目としては、荒涼とした砂漠とも荒地ともつかない大地といった感じ。 高速で走る汽車が都市と外郭を分け隔てている。外郭から都市に入るには非常に複雑な手続きが必要。 無法地帯を通り越したこの世の終わりと呼ぶに相応しい場所であり、アブノーマリティで言うと&font(b,red){ALEPH}レベルの怪物すら稀に現れるという。 「頭」によって不純物とみなされたものが追放される先でもあり、[[殺人鬼]]や化け物、違法[[ロボット]]がひしめき合っている。 場所によっては人が生活している場合もあるらしいが、その様子は過酷の一言。 &bold(){明日を迎えるときに肉片が残っていれば良いほう}とされる程に長く生きれるのは稀で、いつ襲い来るとも知れない怪物から身を寄せ合って自衛し、わずかな食料を求め都市から廃棄されるゴミすら食糧に生きている。 ある村には「狩人」と呼ばれる、怪物から人々を守る強力な個人戦力がいたようだが…一日村を空けただけで全滅してしまった。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***怪物 }} 文字通りの怪物。超常的な生態系や能力を有し、人に害をなす。 外郭に多く存在するらしいが、今のところほとんど描写された事が無いので詳細は不明。 どこからどうして発生し始めたのかも不明。 後述する「アブノーマリティ(幻想体)」はこのカテゴリの中の分類の一つらしい。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***黒い森 }} [[Project Moonお馴染み3鳥>黒い森の鳥たち(Lobotomy Corporation)]]の出身地。どのような場所か実際に描写されてはいないが、ゲーム内テキストから光が一切届かず生物も1匹もいないと思われる。 元は美しく暖かい森で、たくさんの仲間が住んでいたようだが…とある怪物の出現により跡形も無くなった。 ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼企業 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **「翼」 #hr(height=1,color=#000000) }} 世界を引率し発展させる使命を帯びた大企業。 都市を高みに導くものという意味で「翼」と呼ばれる。 計26社存在し、A社〜Z社とアルファベットで分けられている。 それぞれの「翼」が一社につき一つ、自身の支配地区である「区」と、「特異点」という超常的テクノロジーを保有している。 その中でも『頭』、『目』、『爪』の異名を轟かせるA社、B社、C社は別格の存在であり、担う役割から察するにこの3つのアルファベットを冠する翼は一度も折れていない模様。 また三社の最大の特徴として調律者、凝視者、処刑者は&bold(){『特異点の特許管理』を産業とするA社による[[『全ての特異点の運用』>王の財宝]]が可能である}。 特異点には「頭」の監視が入るが、認められた場合は特許として保護される。 大体の「翼」は特異点による事業で荒稼ぎをしている。 #region(▽各「翼」紹介) #areaedit() :A社| 「都市」を統治する「翼」であり、実質的にこの世界を支配する企業。 後述する「頭」のことであるため、詳しくはそちらを参照。 &br() :B社| A社、C社と組み、「都市」を監視し「不純物」や「都市の規定違反者」を発見する企業。 後述する「目」のことであるため、詳しくはそちらを参照。 &br() :C社| A社、B社と組み、「都市」の規定を破った「不純物」を粛正する企業。 後述する「爪」のことであるため、詳しくはそちらを参照。 &br() :F社| 「閉じられたあらゆるものを開く」特異点を保有するとされる。 >──調律者は「妖精」という特異点由来の技術を持ち、幻想体管理室を自由に開けられる。(『Lobotomy Corporation』) ──高い金をあげて買った「妖精」が鍵穴に入ってドアを開けてくれる。(『ねじれ探偵』) の記述から、"Fairy"の"F"である可能性が高い。 上記説明にあるように、調律者ガリオンはこの特異点を愛用しており、セフィラシステム・ビナーになった後も多少劣化しているとはいえ特異点兵器「妖精」を用いて戦う。 &br() :G社| 「球」という特異点を保有。 「重量を自由に調節できる」という記述より、「重力を制御する」特異点とみられる。("Gravity"の"G"か) >──ミール工房製ガントレットはG社の特異点が使用されている。 >ガントレットの中にちりばめられた「球」は重量を自由に調節することができる。(『ねじれ探偵』) &br() :旧G社| すでに折れた翼の一つ。 体の一部を昆虫にする人体改造技術を保有しており、虫化兵隊を生産し、物語以前に発生した「煙戦争」にも参加していた。しかし、三作目『Limbus Company』の時点では虫化した残存兵が徘徊し汚れ仕事をするのみである。 囚人の一人である[[グレゴール>グレゴール(Limbus Company)]]は「ゴキブリやカブトムシを思わせる甲虫の片腕」を持っているが、これは彼も旧G社によって虫化させられた改造人間であるため。 彼はかなり珍しいタイプで、人間の見た目をほぼ保った状態で虫化の強さを得ているとのこと。 &br() :H社 / 鴻園生命工学グループ(Hongyuan Bioengineering Group)| 名前だけならば一作目『Lobotomy Corporation』に登場し、三作目『Limbus Company』で詳細が判明した「翼」。 社章は「鴻園」という漢字を「&bold(){H}」の形状にしたもの。 「ジア家」「シュエ家」「ワン家」「シー家」なる四大家門が薬学を極めた結果、服用者に様々な力を与える「丸(ワン)」と呼ばれる丸薬型の特異点を開発することに成功。そのまま翼へとのし上がったとされる。 管轄下の8区は「超巨大な箱」ともいえる形をしたコロニー都市で、そこをひっくるめて「鴻園(ホンユェン)」と呼称する。 内部は複雑に建造物が絡み合う歪な構造で、文字通りのコンクリートジャングル。貧富の差により住める領域が変動する「再積日」という定期イベントによって建物の位置やサイズが変わるため、まるで生き物のように街の有り様が変化し続けている。 古代~中世中国様式の建築も多く、H社を経営する一族の家などは古めかしい中華風の佇まいとなっている。 「巨大な箱型の都市」「常に変化し続ける内部構造」という特性から、元ネタは香港にかつて実在した巨大スラム街「九龍城砦」と思わしい。 &br() 保有戦力は暗殺組織「黒獣」など。四大家門出身者も戦いを得意とする者が多い。 &br() :鴻園生命工学グループ コン家部門| 一作目『Lobotomy Corporation』に登場したH社の部門。同作でH社と言われていたのはここ。 元々H社は四大家門ではなく、「コン家」を加えた五代家門で運営されており、彼らが管轄する部門が存在していた。 しかし、この部門は都市の禁忌である『人が怪物を産む』という研究に手を出しており、カルメンの研究所と共に不純物認定を受ける。 同日中にこれらは揃って調律者ガリオン率いる部隊によって粛清を受け、運良く逃げ出せた数名を除くほとんどの人間が殺されコン家は取り潰しとなった。 以降、この事件があった日は鴻園内では「孔滅日」と呼ばれており、見せしめの様に残された旧社屋共々重要な「負の遺産」とされている。 &br() :J社| 三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。 「開かれている、あるいは貫かれている全てのものを閉じ込め、施錠する」という特異点を保有している。F社とは正反対の特異点と言える。(意味からして"Jailer"の"J"か) 調律者ガリオンは特異点兵器「錠前」を持っており、現在も「劣化した錠前」という名前の弱体化版を使用しているが、その名称からJ社の特異点の可能性が高い。 サービスの1つとして「人間の記憶に鍵を掛け、その人間が外部に情報を漏らさないようにする」ことがわかっている。 J社の区画にはもともと「願望シール」と呼ばれる人の運(のようなもの)を抽出し物体化する技術が存在しており、そのセキュリティ手法として発達した上記技術が特異点として認められたという。 なお、願望抽出技術は特異点として認められなかったらしい。 彼らの管轄する10区は合法・非合法を問わず賭博に塗れたカジノ街。裏路地すらも様々な賭博場にあふれている。 ギャンブル時の仲裁やトラブル解決を担うウーフィ協会傘下の「定事務所」の存在から見ても、賭博産業がJ社のもう一つの資金源と思われる。 &br() :K社| Lobotomy社と協定を結んでいる「翼」。社章は緑と黒で描かれたシンプルな「&bold(){K}」のロゴ。 ナノマシン技術、医療技術に関する特異点を持つとされ、細胞レベルでの修復も容易く行う。 HPアンプルというどんな傷も一瞬で治療する薬品が主な特産品。(脳は治らないが脳が残っていればどんな部位でも再生が可能)後述のHP-N弾もHPアンプルを改良したものである。 またこれとは反対に生体を崩壊させる崩壊アンプルというものもある。 医療系だからか、K社関連ワードは人体に関するものを使用していることが多い。主な産業はHPアンプルを使った食糧生産や治療。 ちなみに『Lobotomy Corporation』のゲーム中、研究で使用可能になるHP-N弾(HP回復弾)がK社の技術である。 管轄する11区は清潔な雰囲気の漂う近未来都市。良くも悪くも「普通の街」と言われ、暮らす人々は絶望もしないが希望もない、停滞した毎日を退屈に過ごしているのだとか。 &br() 保有戦力は近未来的なボディースーツをまとう「摘出職職員」。上級クラスになると、肉体にHPアンプルの薬剤を循環させる改造人間となる。 #openclose(show=▽ネタバレ){ K社の特異点とされているナノマシン技術は偽装情報。&s(){だいたい予想ついてたが} 保有する特異点の正体は「涙を流すもの」と呼ばれる巨大な目玉型の生物。この目玉は感情を揺さぶるものを見せることで「涙」という液体を流す。この「涙」を加工したものがHPアンプルである。 先代理事、ステファネットの時代は悲しい童話の読み聞かせなど優しい方法で抽出していた。 しかしこれでは量が少ないと考えたアルフォンソは今代理事就任後、それの瞼を固定し職員に拷問をしてアンプルで治すところを繰り返し見せたり、他の巣や組織から凄惨な映像を買ってそれを視聴覚"飼料"として見せるなど、わりと非人道的なやり方で大量の「涙」及びそれを加工したアンプルを生産できるようになった。 入社し最優秀賞をいくつも取ったエリート、ドンランはかつて所属していた組織、九人会の長であるヨンジの技術「鏡」を元に「窓硝子」という技術を開発、遠隔で視聴覚飼料を簡単に入手できるようになった。 ちなみに、HPアンプルの本来の効果は治癒ではなく、アンプルを打った生体が本来あるべき姿として認識している状態に戻すというもの。原液は調整がされてないため人間がまだ人間としての形を作る前の姿になってしまうそう。 原液のプールに飛び込んだとある職員は瞬く間に溶け込んで消えてしまった。 } &br() :L社 / ロボトミー・コーポレーション(Lobotomy Corporation)| 一作目『Lobotomy Corporation』の舞台となる「翼」。 社章は&ruby(ロボトミー手術){頭蓋と脳髄を貫く}「&bold(){L}」の形状をした刃で、管轄する巣は12区。 現実で言うところの電力会社にあたる会社であり、W社やR社など、大量のエネルギーを必要とする「翼」とは密接な関係にある。 ちなみに比較的新興の企業であり、物語以前に発生した煙戦争で折れた前L社の空席に座ったことになる。 詳しくは後述の「Lobotomy社」を参照。 &br() 保有戦力は幻想体由来の武装「E.G.O」を手にする「エージェント」と、最強の特色フィクサー「赤い霧」。 揃って怪物の退治・鎮圧を得意とする。 &br() :旧L社| すでに折れた翼の一つ。 現L社と同じくエネルギー産業を担っていたそうだが、有害な排気ガスをばら撒きながら高い値段でエネルギーを売りつけていたらしい。 様々な思惑と募った不満の果てに、旧L社に同調する勢力とそうでない勢力による大戦争「煙戦争」が勃発。敗戦した旧L社はそのまま倒産したという。 &br() :M社 / MDM Entreprise| 三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。 社章は月より「&bold(){M}」を象って降り注ぐ月光のモチーフで、管轄する巣は13区。 月光石という精神汚染を防ぐ石を取り扱っている「翼」。 正確に言うと、見聞きするものにノイズを挟むことにより直視を避けるようにすると言うもの。リウ協会の制服にある金の刺繍がこれ。 ただし、原料となる真珠のような珠は厳重に密閉された箱と&bold(){その中にみっちり詰まった血肉}で覆われており、開封時に強烈な精神汚染を受ける模様。 対策無しでソレを見た者たちは妄言と共に&bold(){陸上で溺れ死ぬ}という不可解な現象に巻き込まれるため、他の特異点の例に漏れずマトモな代物でないのは確かだろう。 &br() また、心療内科や精神科などの側面もあるらしく、ギャンブル・薬物・アルコール中毒者を上述の特異点などを用いて治療する「アビストラウマ治療室」というサービスがあるらしい。 ただし、自由の無い閉鎖病棟であることが示唆されており、入院を拒んだりしても担当職員が無理やり連行して入院させるという恐ろしい話も。 &br() :N社 / ナーゲルウントハマー社(Nagel und Hammer)| 二作目『Library of Ruina』外伝小説『ねじれ探偵』で登場した「翼」。社名はドイツ語で「釘と金槌」という意味。 社章はハンマーと釘が交差するシンプルなもので、他の翼と異なり「&bold(){N}」のモチーフが見られない。 その実態は三作目『Limbus Company』、およびその前日譚『Leviathan』で明らかとなった。 特異点の詳細は不明だが、主要な商品は「自殺自動販売機」なる禍々しいモノ。聞いただけで忌避したくなるが、これを求めてN社の巣へ移住する人々もいるらしい。 また、そのほかに「経験缶詰」という商品がある。 管轄下である14区は白い建物が多いビル街。どことなく息苦しい雰囲気があり、暮らす人々も縮こまるようにしていたり俯いて過ごしている。 加えて都市のタブーとして「録音・録画行為」が指定されていたり、子どもたちは受験して良い学校に入ることを親から強いられていたりと、全体的に窮屈な印象のある巣となっている。 #openclose(show=▽N社の実態){ N社には指揮官である「握る者」筆頭として、中世のような甲冑を着込み、巨大な槌と釘を武器とする「釘と金槌」と呼ばれる部隊が配備されている。 N社全体の思想なのか、その部隊の思想なのかは定かではないが、生の肉体至上主義であり、肉体を機械の「義体」に置き換えた人間は排除対象となる。 その行為は『Limbus Company』では義体で栄えた町一つ火の海にするほど。 とある人物によると、この「釘」は経験缶詰を作るための道具でもあるらしい。 } &br() :P社| 一作目『Lobotomy Corporation』で少しだけ触れられ、三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。 社章はテープで封鎖しつつ「&bold(){P}」を描いたドアといった感じ。 管轄下にある16区は近代~現代ヨーロッパ風のモダンな都市で、住民やP社職員もイタリア系の名前が多い。 保存食、建築、防護装備など、災害対策や安全性を重視したものを開発する「翼」。特異点は空間を操る技術とされる。 倫理と人の命が紙よりも軽いプロムン世界観らしからぬ、&bold(){命と安全を重視しまくっている}企業。おそらく由来も"Protect"。 販売する缶詰食料は100年だろうが200年だろうが平気で長持ちして出来立ての美味しさを維持し、P社特製の建材にて建造された家や施設は、外が地獄絵図になろうとも&bold(){中にいる人間を誰一人死なせなかった}という徹底ぶり。 なんと裏路地すらもP社は防護・庇護することを宣言しており、「この世で最も安全な場所を築く」という社是に則って巣全体を守ろうとしている。 ただしその安全性への追求は狂気の域に片足を突っ込んでおり、とにかく「安全である」ということ突き詰め続けた結果「3月27日のシェルター」という幻想体を作り出したりする事も。 一周回ってむしろ危険な企業と化しているのは「翼」らしい。 &br() :Q社| 三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。詳細情報は不明。 H社共々、暗殺組織「黒獣」と関係が深いとされ、「怪文字」という特異点を保有しているとされる。 &br() :R社| Lobotomy社が懇意にしていた「翼」。 社章は3つ並んだ「&bold(){R}」の文字で、よく見るとウサギの耳やトナカイの角などの意匠が見られる。管轄する巣は18区。 いわゆる[[PMC(民間軍事会社)]]で、専属の特殊部隊を派遣しての武力制圧を生業とする。 また、所属するチームは「R」で始まる動物の名前を冠している。これまでに登場したのはウサギチーム(Rabbit)、トナカイチーム(Reindeer)、サイチーム(Rhinoceros)。 エネルギーさえもらえるなら、自社から派遣したチームが全滅しようと気にしない素振りを見せる。 一作目には味方側の機能として、二作目には敵キャラとして登場する。 #openclose(show=▽ネタバレ){ それもそのはず、この「翼」は記憶まで含めて完璧に同一の複製を作る「特異点」を保有しており、派遣していたのはそうして作られた複製であった。 (もし特異点通りとするなら、社名は「Replicant社」などだろうか。公には別の「R」でカバーしているのだろうが) しかし、「2名以上の同一人物はA社の時間軸基準で1週間を超えて都市に存在してはいけない」という&s(){R社ピンポイントメタの}都市のルールが存在するため、 &bold(){「複製を大量生産→&font(red){自分同士で殺し合わせる}→最後に残った一人を兵士として起用」}という狂気の運用を、T社の特異点で1週間以内に圧縮することで成し遂げている。 &br() とはいえ複製を作るには大量のエネルギーを要する為無闇矢鱈に使うことはできず、何度も任務を失敗しまくった(死にまくった)チームは複製を打ち切られることもある。 &br() 部署によって構成されるチームが異なっており、LC及びLORで登場するウサギは第4群に属している。 第4群はタイプの異なるバーサーカーばかりで暴走リスクが高く、まともに任務を完遂できない上に改善意識皆無のため、丸ごと抹消の危機に陥っていた。 } &br() :S社 / 肉血骨畜農産(Salpippyeo Agroindustries / 살피뼈 농축산)| 三作目『Limbus Company』で登場した「翼」。社名の「肉血骨」は「サルピッピョ」と読む。 社章はそのまま社名を判子で押したもので、よく見ると「&bold(){S}」が組み込まれている。 農業や漁業など、生産を重視した一次産業に関わる会社。保有特異点の詳細は不明。 管轄下の19区や社屋は中世の朝鮮を思わせる古風なもので、まるで韓国の時代劇に出てくるような町並みが広がる。 自然環境も他の巣と比較するとかなり良好で、きれいな山林や河川などが見られる。 が、自然環境は良くても人々と「翼」職員の生活環境は&bold(){最悪}と評しても過言ではない。 どうやらS社の社長は自らを「王」と称して憚らないとてつもなく傲慢な人物らしく、職員は「兵士」、市民は「国民」や「奴隷」として扱われる。 腐敗した「朝廷」を改革するために努力した者もいるが、そういった者は次々と謀殺されたり、直属の抹殺部隊を送り込まれたという。 おまけにS社の定める禁忌は「亡命」。民から高官まで、一人たりともこの巣より逃さないと言わんばかりの監視が敷かれている。 そんな歪んだ体制に義憤し失望したS社の一部役員メンバーは、仲間を守りつついずれS社へ復讐するために戦闘部門「剣契」ごと離反した。 &br() 保有戦力は上述した朝廷直属の「チュノックン」と、今は離反しているが元々はS社の戦闘部門であった「剣契」。 チュノックンは有り体に言えばタブーハンターなのだが、朝廷が雇った選りすぐりのフィクサー達で構成されており、そのしつこさから19区内では絶対に敵に回してはいけない存在とされる。 &br() :T社 / Time Track社| Lobotomy社が懇意にしていた「翼」。 社章は「&bold(){T}」の形をした砂時計と時計盤。管轄する巣は20区で、中世イギリス風の町並み。 時間に関する特異点を所有しており、時間固定や時間遡行を事業としている。 T社の巣の中心部には文字通り「色」を回収する装置が存在するらしく、近づくにつれて世界がセピア調からモノクロになっていく。 このため色を持つにはT社から物ごとで個別に色を買わなければならず、よってT社で全身に色を持つことができるのは特権階級に限られる。 また、T社の巣では無許可で技術を開発することが許されず、違反して技術を隠し持っていると徴収職により技術を取り上げられてしまう。 &br() 時間操作を生業にするとは言ってもタイムトラベルではなく、時間を圧縮、回収して時間の流れる速さを変えることで「[[精神と時の部屋]]」のようなものを作り出すために使われていることが多い。 時間の操作には莫大なエネルギーを要するようで、Lobotomy社からのエネルギー供給提携前は大規模な技術にはなりえなかった。 Lobotomy社のエネルギーとT社の特異点を使い共同開発した「TT2プロトコル」なるものがLobotomy社の業務に利用されている。 Lobotomy社倒産後も活動できている辺り、おそらく独自にリソース確保手段を獲得できたようである。 TT2プロトコルの存在は一作目のロード画面でも確認することができる。 身近なところでは煮込み料理の時間短縮にも応用されているとか。 &br() 保有戦力は「徴収職職員」。普段はシルクハットとスーツ姿だが、戦闘時にはスチームパンクなパワードスーツを瞬時に装着する。 &br() なぜかW社の列車にもT社の社章が見られるが…? &br() :U社| 『共鳴叉』という特異点を持つ翼。社章は「&bold(){U}」の形状をとる音叉。 共鳴叉は物体同士を自由に結合することが出来、「まるで最初から自分の付属品であるかのように機能する」とのこと。 また現状保存の技術を持つことでも知られており、「開けるまで絶対に劣化しない缶詰」などは都市で広く流通している。 むしろ技術に詳しくないものには後者の方が有名で、劇中ではある人物がパジョンを出来立ての状態のままにするためにU社の保存機を使っていた。ちなみに保存機はかなり高い。 都市南部に広がる「大湖」の上に巨大な船団を浮かべており、それらが巣である21区として扱われる。船の上には陸地と変わらない大都市が広がっている。 後述するが大湖の「規則」を紙に書いたりして保存することは禁忌とされており、破ればU社からタブーハンターが飛んでくる。 &br() :W社 / Warp社| Lobotomy社が懇意にしていた「翼」。社章は青い矢印で「&bold(){W}」を象ったもので、管轄する巣は23区。 特異点を利用して「どんな場所にも10秒で到着する列車」を運行している。一作目でR社のウサギチームがどこからともなく現れるのは、W社の特異点を使っているからである。 W社の特異点の利用にはかなりのエネルギーを使うらしく、「以前のL社」もエネルギー会社だったがあまり売ってくれなかったらしい。 現在のL社との仲は良好らしく、職員が「休暇をもらったら[[W社のツアー旅行>Warp列車(Library Of Ruina)]]に行くんだ!」と&font(l){フラグを立てて}はしゃいでいる者もいる。 巣そのものの治安はあまり良くないらしく裏路地は更に治安が悪いが、その一方で「グルメ通り」と呼ばれて栄えている。 そこでは文字通り&bold(){なんでも}食べられるので、美食家や珍味を求めるマニアも足を運ぶのだとか。 ……ただし、命の保証はしない。23区の食文化には&bold(){さも当然のようにカニバリズムも含まれている}ので、&bold(){美味しいものを食べに行くつもりが、美味しいものとして食べられてしまった}なんてオチもよくあるのだから。 &br() 保有戦力は「整理要員」。警備員のような制服を身に着け、W社お得意のワープ技術を応用した「空間を切り裂く斬撃」等を使える。 &br() #openclose(show=▽ネタバレ){ W社の特異点は名前の通りワープ……ではなく「現状復旧」。 ゲームで言うところのセーブとロードのようなもので、これと複数の技術を組み合わせ、「発車時点で乗客をまるごとセーブ、目的地に到着したらロードして乗客をまるっと「上書き」することで、「10秒で到着する列車」を再現していた。なので、実際には10秒以上の時間は経過している。 [[ならばその間乗客はどうなるかというと……?>Warp列車(Library Of Ruina)]] } &br() :X社| 特殊な合金を採掘、生産している「翼」。この合金は工具や船のパーツなど多分野で使うことが可能であり「特色」の1人も使っている。 &br() 保有戦力は「遠征採掘騎士団」。その名の通り西洋鎧をまとった騎士団で、名前から察するに特異点たる合金の素材を集めているものと思われる。 #areaedit(end) #endregion なお、何らかの理由で会社が潰れる事も当然起こるが、その場合は翼にちなみ「折れる」と呼称される。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***特異点 }} 26ある「翼」がそれぞれ一つずつ保有する特別な技術の総称。 「頭」の監視が入り、特許により保護されている。 現状その概要が判明している特異点には、以下の様なものが存在する。 -「エネルギーの抽出技術」(L社) -「永久食料の生産」 -「思い通りの生物を作る製造業」 -「空間移動」(W社) -「時を固定し現在を保存する」(T社) -「次元を捻じ曲げて地獄からエネルギーを抽出する」 -「どんなものでも閉じ込めて鍵をかける」(J社) -「閉じられたあらゆるものを開く」(F社) -「重力制御」(G社) -「別々の物質を簡単に結合させる」(U社) -「飲んだ人間の病気を癒やしたり肉体を強化する薬」(H社) シナリオの内容から推察するに、&bold(){「世界のバランスに影響を及ぼすほどの技術」}なのではないかとされる。 また、折れた翼の特異点は「特許切れ」扱いになり、一般的な技術として都市に公開されたり五本指や他の翼を含む組織・企業が丸ごと権利を買い上げて独自の特異点とする事もある。 -「人間を糸に分解する装置」(仕立屋組織「謝肉祭」が権利保有) -「身体能力を向上させる刺青」(主にアウトロー寄りの人間が使用) -「義体化」(翼、協会、フィクサー、組織の構成員等を問わず、幅広い層に使われている) -「[[人間と同じ様な感情・自我を持つ人工知能>アンジェラ(Lobotomy Corporation)]]」(かつては合法だったが、現在は「頭」の法律により禁止) これらが現状判明している「特許切れ特異点」である。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){義体}| SFやディストピアのお約束。肉体を人工物へ換装する技術であり、俗に言う[[サイボーグ>改造人間(サイボーグ)]]。 特許切れ特異点の一つで、今や都市では当たり前の技術となったもの。 失った四肢や内蔵の補填、寿命の延長、感覚の強化、武装の搭載、肉体を頑丈にする……と、そのニーズは様々。 義肢のような改造度合いの少ないものから、全身を機械に置き換えたような者まで、義体と言っても色々な形がある。 後述するが、都市には「義体となった人間は改造部位は一目でわかるようにしないといけない」という規則がある。 なので、合成皮膚などで機械部を隠したような義肢や、一見すると普通の人間にしか見えない全身義体などは都市からすれば違法。 すぐに取り締まられる事となり、場合によっては破壊される可能性もある。 なので、都市に住まう義体改造者はモロに機械化している事がわかる義肢を搭載していたり、人間離れした見た目のサイボーグボディで活動する者が主。 全身鎧のような義体、巨体とモノアイに反し可愛らしい女性の声の義体、顔中カメラやモニターまみれの義体、デカい時計のような頭の義体と、「本当に彼らは人間なのか?」と疑問に思うような凄い姿をした者たちが多い。 安価で低品質な義体では痛覚などの五感消失、生身よりもぎこちない動きといった風にかなり過ごしづらい状況にあるらしく、スムーズに動き痛覚や味覚も持ち合わせるような義体は富裕層の特権と言われるほどに高価だという。 1作目である『Lobotomy Corporation』のセフィラシステム達も一応は義体に分類されるようで、3作目の『Limbus Company』に同型ボディを用いる者が登場した。 |&font(b,105%){強化施術}| 義体とは異なるアプローチの改造手術。生体的に、もしくは完全に機械化しない形で身体を強化する。 フィクサーや組織構成員の中には、年端も行かぬ若者が細腕で巨大な武器を難なく振り回す姿も見られるが、そういったものは大抵この強化施術によって肉体を強化されている。 義体よりも「比較的」人の形を保っているものが多いのも特徴。改造の種類も豊富で「外骨格」「生体強化」など様々なものがある。 裏路地で有名なものは「強化刺青」。これは義体と同じ特許切れ特異点由来の肉体改造技術で別名は「ナノタトゥー」。 身体へ特殊な塗料を刻み込み、タトゥー(刺青)として描くというもの。ここまでは現実の刺青とそう変わりはない。 だが、刺青を刻まれた後は筋力が大幅に上がったり、刃物を突き立てられても弾くほどに頑丈な皮膚を手に入れたりと、義体化と同じ「肉体の改造」としての大きな効果が出てくる。 なによりも「基本的な施術料が安い」という点が強みで、義体化より手軽に肉体強化を行える。 ただし、業者の当たり外れが激しい技術でもあり、ケチって怪しい刺青師に頼むと翌朝に皮膚がデロデロに溶けたり、思ったよりもパワーが出ないという事もあるという。 結局のところ、義体化や工房の武器、仕立て屋の服と同じ様に「価格が高ければ高いほど、作る人間の腕が良ければ良いほど高性能」というところは変わらない。 義体とは別の方向で「見た目のインパクト」が凄い為、もっぱらこれを用いるのはアウトロー組織がメイン。 「中指」は所属者ほぼ全員が組織内のルール兼ご褒美としてその身にガンガン刻み込んでおり、それを目立たせる為に露出の高い服装で過ごしている。 「親指」も下部組織の「捨て犬」や「黒雲会」内で刺青愛好家が多く、地肌と共にこれを見せて相手を威嚇する事もザラ。 ルール無用のアウトローの戦いにおいて、「恐ろしい見た目」というものはこの上なく有用なのだ。 次に、義体とは別アプローチで肉体を異形化させる施術。 これは「別の生物の特性を持つ怪人」に身体を作り変えるもので、いくつかの翼が特異点を用いて自社保有の兵力へ行っている。 代表的なものは旧G社による「虫化生体手術」や、H社とQ社による「黒獣の施術」など。 虫の怪人や動物のキメラなど、この施術によって改造された者は心身共に人間離れしていき、最終的には怪物そのものへ成り果てる事例すらある。 その他にはR社で用いられる「Rabbit施術」「Rhino施術」「Raindeer施術」といったもの、K社の摘出職職員やN社の「釘と金槌」が使用している「再生アンプル液を循環させる機構の内蔵」、A社の調律者に行われている「脳への特異点インストール」など、翼の戦闘員には様々な形式の強化施術が行われていることが多い。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「頭」 }} 作中世界を統治する存在。 「翼」の一つでもあり、A社=「頭」である。 企業名は恐らく『Arbiter』社であると思われる。 「目」を通じて「翼」や「都市」全体の動向を監視。 意にそぐわない要素があった場合、「調律者」と「爪」を派遣して滅ぼす。 「翼」という概念が生じたあとに生まれたようだ。 他にも特許管理や「都市」全体のルール制定などもここが管轄しており、一種の司法組織でもある。 但しそのルールには不可解なものも多く、「都市」の人々も疑問に思うことがある。 一例として -壁を貫通する威力の銃を作ってはいけない(しかし殺人行為そのものには一切お咎め無し) -同一人物(クローン人間等)が2人以上一つの都市に存在してはならない(ただし「頭」基準の時間で7日間の猶予があり、7日経過する前にクローンかオリジナルどちらかを殺処分して最終的な個体数一人まで減らせるならノーカン) -&bold(){人間そっくりな見た目のロボットや義肢は作ってはならない}(明らかに人外と分かる型であればOK。このため、都市には機械の化け物みたいな見た目の「人間」がかなりの割合で存在する) 特に人間型アンドロイドや人工知能に対する「頭」の嫌いようは相当なもので、散々に罵倒した上で機械の分際で人の真似事など烏滸がましい、というような話をしており、どうやら"人間だけが持つ何らかの要素"を機械が手にすることを危険視している模様。 1作目、2作目のメインキャラクターであるアンジェラは精巧に人間に似せて造られたアンドロイドであるため存在自体が特級の地雷。 もし「頭」に見つかってしまった場合は即刻破壊される運命にある。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){調律者}| 「頭」の意にそぐわない事態が確認された時に派遣される、「爪」を追従させた襲撃部隊の現場指揮者。 金色のハニカムパターンが刻まれた黒いコートやマントを羽織っており、「処刑者」や「凝視者」と違って見た目だけは普通の人間。 ただし彼らも立派な改造人間の類。「頭」から各特異点を元とした攻撃手段((脳手術によって脳内に特異点をインストールされているらしい))を与えられており、絶大な力を行使することが可能。 強いて欠点を上げるなら&bold(){独特の口調とその圧倒的な力故の『余裕』によって『話が長い』事}… …ネタの意味もあるが嘘ではなく、過去作において調律者が長話をした結果、不純物に認定された存在に活路を開かれて粛清に失敗しているケースが二度もある。 何なら元調律者である人物もその事を認めている。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「目」 }} 「頭」の命を受け「都市」を監視する存在。 翼としてはB社の地位を有している。 企業としての産業は『翼の廃棄処分』。 企業名は恐らく『Beholder』社であると思われる。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){凝視者}| 「目」に所属する担当者。モニターに映された白い人型という姿をしている。 調律者に付き従い、必要な情報を提供する。 また、空間転移技術や放送技術等も有しており、それらを使って巣や翼を廃棄処分((空間転移で外郭に追放する))等搦め手や戦略単位での特異点運用を得意とする、現状は直接戦闘の描写は出ていないものの規格外な力を有していることは疑いない。 また、二作目の最終決戦で図書館が戦略的勝利条件を満たして処刑者と調律者が粛清を切り上げて撤退する際、まるでブラウン管の投影映像が消失するかのように撤退していったのを見るに『テクスチャ』関連の特異点を独自に有している模様。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***「爪」 }} 「頭」の命を受け「都市」にそぐわない物として『不純物』の称号を与えられた存在を排除する存在。 故に担う産業は『不純物に対する粛清機構』。 「頭」が指揮官、「目」が監視員とするなら、実働部隊あるいは機動隊にあたる。 二作目では「足爪」とも表記される。 翼としての地位はC社。 企業名は恐らく『Claw』社であると思われる。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){処刑者}| 「爪」に所属する担当者。鉄仮面のような頭部と機械化した片腕を持ち、それらに『血清』で満たされたシリンダーが接続されている。 調律者に付き従い、邪魔者や目標を排除する。 脳改造と思わしき技術で手にした特異点を用い魔術師然とした『現象』を引き起こす調律者に対し、処刑者は肉体に機械的な改造を受けており、特異点を『血清』の形で体内に取り入れて白兵戦を実行する。 使う特異点は確認できる限りで「R社の兵士達の戦闘能力の再現」「W社のワープや空間切断」「K社の再生アンプルによる治癒」など。 一作目ではこの処刑者にあたる存在に「爪」という名が振り当てられていた。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼民間組織 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **便利屋/フィクサー #hr(height=1,color=#000000) }} 金さえ払われれば猫探しから戦争まで何でもやる、都市において最も普及していると思われる職業。翻訳事情により二作目以降は「便利屋」から「フィクサー」となった。 ハナ協会に認定された資格を保有し、9級から1級までの階級が存在する。 1級フィクサーの中でも飛び抜けて優れた者には、協会より色にちなんだ称号が与えられる(特色フィクサー)。 同じフィクサーという括りでも、方針や仕事内容が多岐にわたるらしく、中でも特定の家に年単位で長期間雇われるフィクサーを「バトラー」という。いわゆる使用人とか[[メイド]]と言われる人。 また、所属組織によっては特殊な肩書を持つフィクサーも多い。例を挙げるとLCB直属フィクサーは「囚人」、翼と契約した処刑専門のフィクサーなら「タブーハンター」など。 中でも特色などごく一部のフィクサーは、「処刑者」や「調律者」と渡り合うことも可能なほどの実力を持っている。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***特色フィクサー }} :&color(red){「赤い霧」カーリー}| いくつもの伝説を残し、都市最強とまで言われた超武闘派の「特色」。通り名の由来は、その圧倒的な力と速度でもって敵を引き裂いた後に生じる赤い血の霧と、彼女が纏う独特な赤く輝く鎧から来ている。 シリーズにおいて名実ともに「最強」の座を欲しいままにする存在。どういうわけかシリーズを追うごとにその強さの説得力が増していっている。 Lobotomy社の前身である研究所に雇われ、ボディーガードとなっていた。どうもこの時期からあの特徴的な鎧と、誰も見たことの無い[[奇妙な形の大剣>「何もない」(lobotomy corporation)]]を持つようになったらしい。 &br() :&color(#3B4EF0){「青い残響」アルガリア}| 微細に超振動する大鎌を自在に振るう「特色」。通り名の由来は、戦闘後に生じる独特な残響音から来ているらしい。 二作目では組織を図書館に差し向けるなど暗躍、また後述の「ねじれ」達を集めて何か企んでいるようだが… ある事件以降、現在の彼は話が通じるようで通じない、狂人も同然な状態となっている。 &br() :&color(purple){「紫の涙」イオリ}| 紫色のスーツに身を包み、刀・刺剣・大剣の3つを携える老齢の「特色」。蛇のイメージで描かれることが多いが、通り名の由来は今のところ不明。&s(){イオリおばさん} かなり前に息子を亡くしたらしく、息子と再会する方法をずっと探している。その目的の為あちこちに神出鬼没に現れては暗躍しているらしい。 二作目のプロローグでローランが発言していた「紫の涙」もこの人。どうやらローランが「図書館」に放り込まれたのに関与しているようだが… &br() :「黒い沈黙」&color(black,black){アンジェリカ/ローラン}| 都市で初めて確認され、そして壊滅的な被害を出したねじれ「ピアニスト」を討伐した「特色」。通り名の由来は、黒い手袋が持つ周囲の音を消す機能から来ているとか。 さすがに「赤い霧」ほどではないが十分に戦闘もこなせる「特色」で、その特殊な手袋からメイスに斧にランスやリボルバー、果ては身の丈以上の巨大な剣などあらゆる武器を取り出し、状況に合わせて臨機応変に戦う。 ピアニスト以外にも「中指」を壊滅状態にする、[[吸血鬼]]を倒す等、まつわる逸話には血なまぐさいものが多い。 &br() :&color(#eb6101){「朱色の十字」???}| 朱色に熱された巨大な十字架のような武器を振るう。通り名の由来もこれだろうか? &s(){&color(white){ナレ死したので情報がすごく少ない}} &br() :&color(red){「赤い視線」ヴェルギリウス}| 三作目「[[Limbus Company]]」に登場した「特色」。通り名の由来は、彼の赤い眼とそれによる鋭い視線だと思われる。観察力・洞察力に長けているような描写も見られる。 二作目の主人公ローランによれば、「都市でもっとも危険な特色」とのこと。特色の例にもれず圧倒的な戦闘力を誇るが、現在は主人公・ダンテの案内人に徹している。 赤い視線が戦えば囚人たちが苦戦するステージも余裕…のはずだが、制約でもあるのか戦闘に加わることはない。 [[ゲーム]]だけをプレイしていると無愛想で重苦しい理不尽な人物と感じるだろうが、彼が主役を務める前日譚『Leviathan』で彼の意外な側面を知ることができる。 &br() :&color(#165e83){「藍色の老人」???}| U社の管理する21区の「大湖」で巨大な銛を振るい、五大鯨と呼ばれる巨大な怪物を標的とする「特色」。通り名の由来は不明だが、皺や髭など他の人に比べて確かに老人と言える風貌をしている。 全部の要素が殺しに来るこの都市で「老人」と呼ばれることはある種の栄誉なのかもしれない。 普段は大湖で鯨を追っており、少なくとも五大鯨の一体である「全てを貫くマカジキ鯨」を討伐した実績を持つようだ。 &br() :&color(#B2D235){「黄緑の乙女」???}| 現状この[[フィクサーオタク>ドンキホーテ(Limbus Company)]]の口から名前が出ただけで詳しいことは不明。今後の情報に期待したいところ。 &br() :&color(#000066){「???の???」ジークフリート}| 色は不明だが恐らく特色フィクサーの一人。現在はK社と専属契約を結んでおり、ヴェルギリウス曰く「月給取り」とのこと。 派手なメイクに[[マント]]、そしてボディスーツという如何にもな「スーパーヒーロー」の姿をした男。性格は豪快な目立ちたがり屋。 そのエキセントリックな見た目と戦い方からファンも多いらしく、本人の性格もあってかサインなどのファンサービスにも快く応じてくれる。 武器は左右非対称の義手。巨大な右腕を振るえば並み居る敵をまとめて薙ぎ払い、細い左腕からは生半可な装甲相手なら易々と貫く高出力のレーザーを撃つ。 初登場時はそのあまりにも場違いな姿と言動からギャグキャラじみた雰囲気を醸し出していたが、いざ戦うと40秒弱でLCBの囚人全員を殺害して無力化するなど、特色の名に恥じぬ規格外の強さを誇る。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***協会 }} 現在12つ存在するフィクサーの協会。 治安維持、戦闘、暗殺、情報、特許、取引といった依頼を管理し、事務所に斡旋したり直接解決したりする。 協会やその傘下の指定事務所にはそれぞれに特徴が存在しており、得意分野が大きく異なる。 寒い北部には比較的厚着の装備が多かったりするように、地域によって装備や戦法の方向性に個性があるようだ。 #pc(){{ &underdot(2px,#ddd){&nbsp(100,100,100,100,100)} }} :ハナ協会| エンブレムは「乾」「坎」「離」「坤」の四卦と、中心に据えられた「1」。 真っ白な衣服が特徴的な、フィクサーそのものを統括する協会。主武装は意思ひとつで自在に形が変化する、黒い結晶。槍状に構えたり手足にまとわせて格闘を強化したりと、汎用性が高そうに見える。 すべてのフィクサー業界に対する決定権を持っており、フィクサー免許の発行や剥奪、ランクの昇格・降格審査、事務所設立の認可、特色の指定、都市災害ランクの決定など、その仕事内容は多岐にわたる。 하나(ハナ)は韓国語で1の意味。 &br() :ツヴァイ協会| エンブレムは青い盾に「2」の構図。 治安維持活動を担当し、戦闘よりは探索や護衛任務を得意とする協会。モットーは「[[あなたの盾>闇のイージス]]」。 紺色の衣服が特徴で、南部における主武装はその名にかけてか、ツヴァイヘンダーという種の大剣。その他、光るメイスのような武器も見られる。 甲冑型の装備が普及している西部においては「ツヴァイ騎士団」の名で知られており、マントをはためかせグレートソードを振りまわして依頼人より目立つことで対象を守るようである。 zwei(ツヴァイ)は[[ドイツ語]]で2の意味。 &br() :トレス協会| 工房を統括管理しており、工房が新しく作った武器の審査や課税を担当する。 まだこれといった情報が少ない協会。 tres(トレス)はスペイン語で3の意味。 &br() :シ協会| 暗殺任務を担当する協会。闇の中で動くためか黒い衣装を着ていて、主武装は刀身の赤い刀。 「誰にでも平等な死」をモットーにしており、金さえ払えばターゲットの身分や素性を一切問うことなく始末してくれると評判。&footnote(ということは、他所に頼むとしがらみを理由に断られるのだろうか?) 日本的な意味で[[ブラック企業]]であり、南部では邪魔なメンバーに直接制裁を加えず仕事を回しまくって過労死させようとする迂遠な嫌がらせが横行していたり、登場するメンバーが働きすぎで死にかけた社畜同然の状態だったりした。 &font(l){それでもなお仕事に手を抜こうとしないあたりに嫌なリアリティがある} 四(シ)は[[日本語]]で4の意味。また、任務にかけて「死」をエンブレムとしており、夕の箇所が赤く4の形になっているのが特徴。 &br() :センク協会| エンブレムはマントとレイピア、そして稲妻で描かれた「5」。 青いハットとコートが特徴の、決闘依頼を担当する協会。 主武装は南部と西部では現実でも決闘に使われたレイピアで、東部では超高熱を帯びる装具を用いた徒手空拳。 個人間での決闘によって物事を決める際、代理として決闘してくれる。 前述のシ協会が暗殺、後述のリウ協会が多人数での戦闘を得意とするのに対し、こちらは一対一の正面戦闘を得意とする。 仕事があまり多くないためか、他協会との交流会なども開いているようだ。 協会内での格付けも決闘で決めるらしく、部下が上司に決闘を申し込み、そのまま下剋上を成し遂げることも珍しくないという。 cinq(センク)はフランス語で5の意味。 &br() :[[リウ協会>リウ協会(Library Of Ruina)]]| エンブレムは「6」を捩った文様が浮かぶ炎。 燃えるような赤が目立つ、武闘派の協会。最初の6課で手甲、4課で外套、3課で剣…というように、上の課に上るたび新しい武具がもらえるシステムらしい。 リウ協会は「暗殺」や「決闘」ではなく、「正面からぶつかり合う大規模戦争」を専門としており、集団同士の戦闘に優れた人材が揃い踏みしている。 協会員の衣装に施された金の刺繍にはM社の特異点「月光石」が使われており、精神汚染系に対する一定の耐性を持つ。 また、発火機能をもつ武装によって炎の技を繰り出し、敵を焼き尽くすことに長ける。炎にかけてか、協会内の雰囲気はあたたかいようだ。 六(リウ)は中国語で6の意味。 &br() :セブン協会| エンブレムは積み重ねる書物で象られた「7」。 緑の外套が特徴の、情報調査専門の協会。主武装はセンクのものより地味めなレイピア。 名のある組織や、ねじれ現象など、都市の大部分の情報を持っている。(流石に翼の特異点などの深い情報は持っていないが) 直接出向いて事件を解決する際はシ協会やリウ協会と連携することが多い。 戦闘スタイルは片手剣術。ツヴァイ協会やセンク協会の技術を真似ている描写も見られる。 南部支部には紅茶好きが多く、有志がセブン協会カフェを運営しているほど。 seven(セブン)はイギリス英語で7の意味。 &br() :エイト協会| 現時点であまり詳細が明かされていない協会。 大湖での航海を行う人々は自動的にエイト協会のフィクサーと見なされるため、探索を専門とする協会と推測されている。 エイハブによる猟団「ピークォド号」も許可証を持っていたので、一応はここのフィクサー扱い。 &br() #region(▽セブンとエイトどっちが英語(アメリカ)?) 察しのいい管理人はお気付きと思うが、各協会の数字と囚人番号は連動している。 アメリカモチーフの[[イシュメール>イシュメール(Limbus Company)]]が囚人番号8番であるため、おそらく英語としての8だろう。&s(){どうせイギリス英語でもアメリカ英語でも数詞は変わらんけど...} #endregion &br() :ヂェーヴィチ協会| エンブレムは「9」が刻まれた配達カバン。 青緑色の衣装をまとう、運送や伝達関連を専門とした協会。協会員のほとんどはどうも金に困ってるようで、高額報酬をあてに頑張っているようである。 お望みの人に宛てて、大事なものや情報を奪われたり危害を加えられたりせず、約束した時間にきちんと伝達する仕事。 それだけ?と思うかもしれないが、都市は暗殺やら抗争やらねじれやら、危険な事がとにかく発生するので結構難しい。 また、都市は上下にびっちり建てられた建物や構造、そしておなじみ特異点による空間拡張やらで地図で見るより断然広いとのこと。 &br() 北部では「ポルードニツァ」という配達用鞄を支給している。これは次元鞄の一種で、内部が拡張されていたり荷物の重量を感じなくなったりと便利なもの。 都市の禁忌に触れない程度の簡素なAIが組み込まれており、道案内を行ったり、「デリバリーキャリア」なるエネルギーを解放して戦闘サポートを行ったりする。 配達が遅れるほど出力が上昇する仕組みの様だが、&bold(){あんまり遅いと溜まり過ぎたエネルギーが配達者を爆散させる。}残った鞄はセキュリティモードが作動するので安心(?)。 девять(ヂェーヴィチ)はロシア語で9の意味。 &br() :ディエーチ協会| エンブレムはストラで描かれた「Ⅹ(10)」と鍵。 首にかけた黄金色のストラが特徴の、情報集積と研究を専門とする協会。図書館と教会が合わさったような、宗教的ともとれる組織。 協会の特性上、遺跡の探索や発見された遺物の分析と探求も行っているらしい。 特殊な専用装備により習得した知識を対価に物理的な力を得ることが可能で、難しい貴重な知識であるほど力は強くなるが、対価にした知識は揮発し消えてしまう。 孤児院の側面も持っており、後々協会のフィクサーとする代わりに身寄りのない子供たちを保護して守っているため、都市に存在する組織の中でも屈指の良識派。 &br() 協会内の人間は徒手空拳で戦う「拳派」と、鍵型の武装を扱う「鍵派」の二つの派閥に分かれている。 公開当初は鍵って何だ?J社の特異点のことか?それとも[[キーブレード>キーブレード(キングダム ハーツ)]]か?とか色々推測されていたが、ほんとに鍵を振り回していた。 派閥によって勉強方法にも差が出るらしく、拳派は手探りでものごとに触れ分析するが、鍵派は鍵についたレンズを通して知ることで鍵に知識を充填するようだ。 鍵は込めた知識によって自在に大きさを変える武器となるが、知識の燃費は拳派より悪いらしい。 &br() 東西南北の支部には数多の知識を持った「聖者」なる人物が一人ずつ存在し、学業に励んで数多の知識を持つことで謁見することが出来るようになるとか。 彼らは遺跡の遺物の中でも特に貴重な「聖物」をそれぞれが保管していて、協会員が装備するストラや鍵は聖物の劣化版に過ぎないらしい。 dieci(ディエーチ)はイタリア語で10の意味。 &br() :ウーフィ協会| エンブレムは複雑な盾の構図。よく見ると紫色の斧槍で「11」を描いている。 契約や取引に関することを扱う協会。主武装は槍に鋭利な刃が付いた、ハルバードのような武器。 切断に特化しているらしく、主に契約不履行者への処罰に使われる。 契約の仲介や立ち合い、契約不履行が起こった際の制裁などが主な業務。 Öufi(ウーフィ)はスイス[[ドイツ語]]で11の意味。 &br() :???| 12番目の協会があるはずだが……現時点では一切の情報が無いので謎。 各協会の命名法則に従うなら「&bold(){ドデカ協会}」ではないかと推測される。δώδεκα(ドデカ)はギリシャ語で12の意味。&font(l){すげえデカそう} &br() :???| 作中人物の発言から、ねじれ現象を専門とした協会が新たに発足しようとする動きがあるらしい。今後のストーリー展開に期待。 各協会の命名法則に従うなら「&bold(){チナツト協会}」ではないかと推測される。třináct(チナツト)はチェコ語で13の意味。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***事務所 }} 基本的なフィクサーの仕事場。協会以上に特徴が千差万別である。 事務所の中には協会との繋がりを強めた「協会指定事務所」なども存在する。 事務所の仕事の中には直接「翼」からやってくるものもあるが、それ相応のリスクと報酬がある。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **工房 #hr(height=1,color=#000000) }} フィクサーが使う武器や道具を製造する機関。 分けて扱われることもあるが厳密にはフィクサー事務所の一形態で、場合によってはフィクサーのように依頼を受け持つこともある。 とにかく多種多様な技術が存在する都市では工房も同様に千差万別であり、中には『特異点』をも利用した装備を作る工房も。 都市の最先端技術を知れることもあって所謂「工房[[オタク]]」というのも少なくない様子。 #openclose(show=▽一覧){ #areaedit() :アラス工房| グローブは自身の動作を加速させることができる機能を有する様子。 他にも大型のランスが登場しているがそちらにも同様の機能があるのかは不明。 &br() :木の葉工房| 薬物作用もある「煙」という謎の物質を扱う武装を取り扱う。 客層はフィクサーから怪しい組織まで多岐にわたる様子。 &br() :スティグマ工房| 熱を帯びた武装を取り扱う。 この工房の武器で切られた相手にはその名前の通り、烙印のような痕が刻まれるようだ。 夜明事務所一同やヴェルギリウスの使う装備もこの工房製。 &br() :ユーリア工房| オーナーであるユーリア一人で経営している工房。工房そのものがユーリアのE.G.Oであり、無数のぬいぐるみが職人として働く。 客が工房を選ぶのではなく工房が客を選ぶ方式となっており、メンバーシップが無ければ利用ができない。 &br() :ロジックアトリエ| リボルバーやショットガンなどの銃器を主に扱っている工房。 二作目での描写を見る限り、元々高級品である銃器の中でもかなりの高級品である様子。 凄まじい金持ちであることが判明しているジア家の財力であっても、「ロジックアトリエの弾丸を連射すれば簡単に破産する」と言われるレベルだとか。 ただし終止符事務所人格のホンルは豊富な個人資産を持ちつつも実家からの資金援助を受けていることも言及しているので、ジア家そのものが破産するかは不明である。 &br() :ユニオン社工房| 身体と一体化する生体武装を主に扱う工房。作中では鈎事務所のテイン(およびその人格を被ったホンル)が愛用する蜘蛛のような副腕が登場。 使い手曰く「値段が安い上に性能もよく、アレルギー反応も発生しづらい」らしい。ユニオン社と言う名前からして、恐らくU社の特異点が使われていると思われる。 ただし、実態としては適当に集めてきた人間の死体で使えそうな部位を取り出し、見た目をそれらしく繕っただけの雑な一品らしい。 &br() :クリスタルアトリエ| 詳細不明。作中で登場したのは名前の通り結晶のような文様の入った双剣。 よく見ると柄にトリガーらしきものがある。 &br() :ムク工房| 詳細不明。作中で登場したのはどこか機械的な意匠の太刀。 &br() :ケヤキ工房| 詳細不明。作中で登場したのは無骨なメイスと斧。 &br() :&ruby(ランア){狼牙}工房| 詳細不明。作中で登場したのは大型のダガーと鉤爪のようなガントレット。 &font(l){二作目で登場した際、翻訳者の勘違いにより「ランちゃん工房」と妙に可愛らしい名前になっていた時期がある。} &br() :老いた少年工房| 詳細不明。作中で登場したのはハンマー。 &br() :ホイールズ・インダストリー| 詳細不明。作中で登場したのは歯車が組み込まれた大剣。 &br() :バラのスパナ工房| Limbus Companyにて登場。文字通りスパナのような武器で戦う。&s(){ムルソーの人格がものすごく不憫} 元ネタは韓国でミーム化した、マジで何でも切れるバラ柄の万能包丁のCMらしい。 &br() :奥歯ボートセンター| かつては「奥歯事務所」という小さな事務所だった造船所。大湖を渡るための船の製造だけではなく、フィクサーとしてクラップ蟹駆除も請け負う。 鉄屑に溢れた場所に居を構えるため、それらを利用して安価な装備を製造してくれる。 #areaedit(end) } #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **仕立屋 #hr(height=1,color=#000000) }} 工房と同じく、フィクサーや組織の人間が用いる道具を作る機関。 こちらは主に「服」を専門としており、特別な生地でオーダーメイドの衣装を製造する。 高品質な服は義体化や刺青、バイオ改造等の強化施術に匹敵する身体能力強化をもたらしたり、重装甲のパワードスーツや鎧と同じような防御性能を保有する。 しかし、当然ながらそんな高級品は強化施術に匹敵するレベルで高価。 さらには仕立屋のスタンスによっては彼らに気に入られて得意様になったり、より上の協会や組織へ所属して「ちゃんとした企業顧客」にならないと売ってくれないこともある。 服の生地の由来は千差万別。 例えば「謝肉祭」と呼ばれる仕立屋は、所属するメンバーが特許切れ特異点で造られた特殊な義体に肉体を換装しており、人を文字通り「捕食」出来る。 この捕食した人間を体内で分解して糸に換え、吐き出した糸を布として織る事で「素材の人間に因む強化をもたらす生地」を製作できる。 彼らの作る生地は高性能な上に、「謝肉祭」がどの組織にも属さず自由に服作りを楽しむ芸術家気質の者たちだったので、中々のレアモノとして人気だったようだ。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **組織 #hr(height=1,color=#000000) }} フィクサーに属していない仕事人の事。協会の営業許可証を持っていないものが主にここへ分類。 数多の組織が存在するが、その頂点は「親指」「人差し指」「中指」「薬指」「小指」と呼ばれる5つの組織「五本指」に集約される。 彼らが文字通り裏路地を一手に握っているというわけだ。 基本的には協会及びフィクサーと敵対的ではあるが、フィクサーは組織がないと仕事がなく、事務所の中には殺しを禁じているものだってあるらしい。 そんな時に活躍するのが組織であり、フィクサーにできないことは組織が、キレイなところはフィクサーがやるという風にお互いになくてはならない存在。 稀にフィクサーと組織が協力することもあるとか。 基本的に何かしらの思想や目的のある者たちが集い、看板を掲げればもうそれは「組織」とみなされる。 そして、こういった組織にすら入れない人間は裏路地では「[[ネズミ]]」と呼ばれる底辺とされ、力ある存在からの搾取や暴虐の対象にされる。 フィクサーと同じく強者には二つ名が付くことがあり、「東部十剣」と呼ばれる10人の剣豪が有名。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***五本指 }} :親指| 規律と階級を重んじる指。エンブレムはライフルを持つ手で、制服は赤いコート。 目下の者は目上の者に意見することもそれを疑問に思うことも許されず、質問でもしようものなら凄惨な拷問が課せられる完全な縦社会。 しかもこのルールは組織外にも&bold(){勝手に適用される}という有り様で、何も知らない人が話しかけようものならひどい目にあわされる。 絶対なるゴッドファーザーがトップにおり、そこからアンダーボス、カポ、ソルダートと続く。しかも、各階級内にもI(プリモ)からIIII(クァルト)までの4つの階位があり、数字が大きい程偉い。 下部組織もヤクザや半グレといった「如何にもなアウトロー」が主で、組織内の仕組みも親指に則り徹底した上下関係を強いる形になりがち。 小規模版親指とも言える「黒雲会」や、約束の遂行を至上とする「捨て犬」など、良くも悪くも「ヤクザ者の闇のルールを重要視する」ような組織が主となる。 ただし、彼らの基準で「自分よりも上」と判断された場合は、たとえ組織外の人間であっても礼儀を重んじた態度で恭しく接する。 &br() 主武装として銃を使うが、税金の都合で弾丸をばらまくのは金を使いすぎるため、銃剣で切りつけたり銃床を鈍器のごとく振るったりする。 節約のため親指は弾丸を自主制作しているというが、それでも結構金はかかる。銃を扱わず徒手空拳や特注のガンブレードで戦う者もそこそこ。 &br() モチーフはコーザ・ノストラなどのイタリアンマフィア。階級の呼称は元ネタそのまま。 &br() :[[人差し指>人差し指(Library Of Ruina)]]|エンブレムは青い花を留めた人差し指で、制服は白い外套。 &s(){何が}誰が何の目的を持って送ってきているのか不明な指示書「指令」を盲目的に信仰する指。 通常、「指」の保護を受けたり所属したりするには定期的に金品を貢ぐ等の対価が必要になるが、「人差し指」は例外的にその義務を廃している。 組織自体も厳しいマナーや上下関係などはなく、雰囲気も緩め。 &br() が、唯一絶対の義務として「定期的に送られてくる『指令』に書かれている内容を遂行する」ことが求められ、拒否した者はその場で処刑される。 渡される指令は「今すぐ帰宅し、条件を満たすまで家から出ない」「特定の地区のゴミ箱の上で昼食を摂る」といったまぁまぁやれないこともないようなモノもあれば、 「&bold(){隣人に汚物やゲテモノで作った料理を食わせる}」「&bold(){自分の片足を切って焼いて食べる}」「&bold(){他人が挨拶に応えたらその相手の、無視されたら自分の心臓を摘出する}」といった&bold(){自他問わず命の危険が伴う指令}まで来てしまう。 指令の意思を果たす「代行者」やそれを補佐する「遂行者」、指令を人々に届ける「伝令」などがいる。 &br() 主武装として剣を使う。これは遂行者として「指令」に認められれば届けられる。 実績を積み代行者や伝令として認められれば、各人の個性に合ったオーダーメイドの剣が「指令」から届くらしい。 それらは大剣であったり大鉈であったり、一人に複数の剣が届くことも。 &br() 明確なモチーフは不明だが、従い続けると自分や他者が死ぬような理不尽な指令が届く危険性などから、社会問題となった集団自殺ゲーム「青い鯨」が由来ではないかという考察がある。 また、指令を盲信する姿からカルト宗教などもモチーフの一つだろう。 &br() :中指| 義理と報復を重んじる指。エンブレムは&ruby(中指を立てる様){ファックサイン}を象ったドクロで、制服は特に無いが鎖や鎖やシルバーアクセを身に着けるものが多く、紫主体の服装メイン。 構成員を家族と呼び、自身や家族の怨恨を帳簿に逐一記入し、それに応じた報いを与えることを信条としている。 たとえ些細なきっかけでも、一族や仲間を根絶やしにするレベルの苛烈な報復を行うこともある危険な指。 メンバー同士の絆はとても深く、上級幹部のとある人物のセリフを借りると「親指のような堅苦しい上下関係もなければ、人差し指みたいに意味の分からないルールに従う必要もない」とのこと。 実際に彼らの様子を見ると、身内間のやりとりは和気あいあいとした空気で、&s(){他の指がアレなのも相まって}構成員としての居心地はトップクラスに良いものに見える。 とはいえ、足抜けしようとしたクィークェグが裏切り者として執拗な追跡を受けている事から、この組織を辞めるのには相当な覚悟が必要と思われる。 下部組織も&bold(){気に入られているという前提が必要であるが}彼らの「家族」に含まれる事があり、それらへの被害が中指にとっての報復トリガーとなる。 そのため、中指下部組織は他の組織や民間人に「自分たちに逆らうと中指に報復を受けるぞ」という脅し文句を交渉に用いる。 &br() 構成員はもっぱら近接格闘を用いて戦う。彼らは肉体強化の効果を持つ特殊な刺青を入れており、報復を果たすたびに追加で刺青を入れてもらう仕組みになっている様子。 上級幹部である「末兄/末姉」辺りからは全身タトゥーまみれの戦闘民族めいた姿と化し、凄まじい威圧感を帯びた見た目になる。 &br() 特色フィクサー『黒い沈黙』によって南部の中指は『折れた』状態に陥ったらしく、生き残りのうちターニャは『狼の時間』の二つ名で呼ばれる怪人(ねじれ)となり、末兄のリカルドは東部へと合流した。 &br() 元ネタはカンペやカットゥギなどのコリアンマフィア。組員を「家族」と呼称して共同体として動く姿勢や、執拗なまでの報復行為が現実のソレと類似する。 &br() :薬指| 美を追求し芸術の研鑽に励むアート集団。エンブレムは抽象画を思わせるカラフルな指。 某財団世界の「[[Are We Cool Yet?>Are We Cool Yet?(SCP Foundation)]]」のようなもの。 保護下にある住人を芸術大学に強制的に入学させ、評価されなければ段々と権利を剥奪されていき、保護を受けられなくなる。 最終的に3回の赤点を取って落第してしまうと、完全に見限られて&bold(){即時殺害}。生徒たる住民たちは怯えながら日々芸術を作成している。 しかも、構成員が作るアートによっては住民を「画材」や「絵の具」として気まぐれに殺す事もあるので、通い続けられていても命の保証はされない。&s(){お前を芸術sん・・・仕立てあげんだよ!} 指輪の巻き具合で階級が決まるらしく、1つ巻の指輪を持つものは下っ端のスチューデント。 2つ巻の指輪は持つものはドーセント、3つ巻の指輪を持つものはマエストロと呼ばれるようだ。 &s(){どうも建物や作品評価の様相が韓国の芸術大学に似てるらしく、韓国のファンが学生時代を思い出して精神力ダメージを喰らっていたとか。} &br() 主武装として刺突に特化した槍を使うようだが、これはあくまで「点描派」と呼ばれる一派の武器であり、他の構成員が何を振るうのかは今のところ謎。 また、構成員は自分の顔に追い求める芸術にちなんだペイントを施している。 &br() 元ネタは上述のように芸術大学。特に中国や韓国の芸大の色合いが強く、どちらもかなり厳しく落第する者が絶えないのだとか。 #openclose(show=▽ネタバレ){ 実は元九人会のとある人物が上層部におり、拉致してきた民間人や組織メンバーを利用した人体実験を行っている。 そのうちの一つが「窓硝子を用いた人格の抽出・移植」だが、イサンによるLCものに比べると圧倒的に安定性が低く、適合失敗者は繭のような形になり死亡する。 また、擬似的に自らをねじれ化させる装置である「モノリス」も保有。組織幹部のジョムスンはこれによってトカゲのような怪物へと変じていた。 } &br() :小指| library of ruinaのリウ協会のストーリーにて「小指に気をつけろ」と言われた位で今現在情報がほとんど出ていない存在。 分かっていることは「公式・非公式を問わない様々な組織、巣の大きな一族などに属し、普段はその一員として過ごしている」「召集がかかるとどこからともなく集い、目的を終えればまた散る」という事くらい。しかも彼らはどうやら&bold(){他の指にすら紛れ込んでいる}ようだ。 そういった特性から他の指を差し置いて真っ先に警戒される程なので、相当危険な組織であると思われるが、今後の情報に期待するばかりだ。 #openclose(show=▽ネタバレ){ 現状判明しているメンバーの名前から見るに、元ネタは水滸伝に登場する梁山泊で、拠点名も同じ。 彼らのコードネームも宿星の二つ名から取られている。 } #openclose(show=▽五本指以外の中〜小規模組織一覧){ #areaedit() :斧派| その名の通り斧を主な武器とするごろつき集団。 事務所が行った仕事の後始末や表沙汰に出来ない汚れ仕事の代行が主なシノギだが、協力関係にある事務所に対しても気まぐれで襲撃を行うアウトローらしい連中。 &br() :[[捨て犬>捨て犬(Library Of Ruina)]]| 裏路地を本拠地とする半グレ集団。 黒雲会の実質的下部組織で、上納金によって保護や援助を受けている。 最底辺であるネズミ出身の構成員が多く、捨て犬になれないネズミに対しては自分達が黒雲会にそうしているように多額の上納金を要求している。 もし彼らの『約束』を守れないのであれば、ヘッドであるギョンミの鉄拳が飛んでくる事になるだろう。 刺青による肉体強化を施した者が多く、上位メンバーはアクセサリー型の工房製武器を用いる。 &br() :錆びた鎖派| ジカンという鎖使いのごろつきが率いる組織。 捨て犬と同じく黒雲会の影響下にあり、彼らの鉄砲玉としてコキ使われることもしばしば。 しかし仕事の中で黒雲会への下剋上を虎視眈々と狙っている。 &br() :黒雲会| 着物や黒スーツの組員ばかりのジャパニーズヤクザ。『Library Of Ruina』では「くろくもかい」、『Limbus Company』では「こくうんかい」と読みが微妙に変わっている。 半グレを従え、市民や貧民を恐怖支配する典型的な犯罪組織であり、シマ争いや様々なシノギ等を見てもわかるように、コテコテにテンプレな極道と言える組織。 「親指」の影響が強く、マフィアからヤクザ、ヤクザから半グレ、半グレから貧民というピラミッド型の搾取構造ができている。上に逆らったら殺されるという組織内文化も同じ。 &s(){ヤクザに搾取され鉄砲玉になる半グレと、その半グレにカツアゲされる底辺というなんか嫌なリアリティが見える。} 主な武器は刀。「剣豪」と言っても過言ではないような実力者も何名か存在するようで、そういった者は同じく剣術を得意とする剣契との抗争で互角の戦いを披露するらしい。 また、組長は元・東部十剣の一人であり、『Library Of Ruina』での親指主催の会議にて「質問の代償」として片手を切り落とされた為に除名されたとのこと。 &br() :ブレーメンの音楽隊| 心を震わせる音楽の為に、芸術的な殺戮を繰り返す小規模テロ組織。 メンバーは全員動物を模したマスクを身につけ、思い思いの音楽を奏でながら人を殺しまくっている。 彼らが目指している存在は「ピアニスト」というねじれ。残酷かつ美しいあの音色を再現するべく、殺人方法を工夫しているらしい。 なお、殺した人間の血肉はその手の人達(主にピエールみたいな人肉料理人)に安価で売ったり、楽器として利用している。 &br() :&ruby(コムゲ){剣契}| 剣豪にして元S社上級幹部のキムサッガッが率いる人斬り集団。構成員はスーツの上に朝鮮式の着物を羽織っている。 ルーツはS社の暴政に義憤した一部の幹部が結成したレジスタンスで、元々はS社直属の特殊部隊。在野勢力になったばかりの頃は民を守る用心棒まがいの事もしていた。 だが、現状の彼らは金と引き換えに殺し等の仕事を請け負う傭兵団に成り果てており、作中では「殺人鬼の集まり」と言われ、あまりいい目では見られていない。 実態としてもメンバーのほとんどが底辺出身者やシリアルキラーの素質を持つ者、そしてS社より抹殺対象として追われる元社員ばかりで、人斬りの仕事で居場所を作ろうとする報われない人々。 だからこそ所属者同士の絆は深く、仲間たちと酒や茶を飲み、月を見上げて詠ったり語らうとか。 &br() :笑う顔たち| なぜか博多弁で喋る東部発祥の暗殺部族。ランクは「都市悪夢」。 構成員は全員が仮面を被っており、例外なくそれらが口を開けて笑う顔を模しているためそう呼ばれる。ちなみにこの仮面は韓国の古典芸能「河回村の仮面劇(河回別神クッタルノリ)」が由来。 薬物と拷問の技術に長け、&bold(){痛覚のみを遮断した相手を意識があるままで少しづつ解体する}といった感じの残虐な仕事で悪名高い。 ほとんどがカニバリストな事もあり、仕事の過程でバラした人間はジャーキーや刺し身にされて彼らに美味しく頂かれる事になる。 そんな血生臭すぎる組織だが、構成員は皆一様に陽気で明るい性格の者が主なので、仕事絡みでなければ話も通じるし取引も出来る。 現在は残響楽団の下部組織のような状態で、アルガリアを「青の兄貴」「青いあんちゃん」と親しげに呼びつつ、彼の依頼を引き受けている。 &br() :8時のサーカス| 異形の改造人間ばかりで構成されるサーカス団。ランクは「都市悪夢」。 「笑いを人々に届ける」と「なりたい自分に変わる」がモットーで、ほとんどの団員が人の形を失っているが色んな意味で吹っ切れているのでテンションは高め。 思惑はさておき、構成員は苦しみを抱えた人々を唆して「なりたい自分にさせようとしてくる」為、口車に乗った人間が怪物化してそれが他の人をまたスカウトして…の繰り返しにより、文字通りの百鬼夜行となっている。 当然ながら彼らのショーは多大な被害が出る殺戮行為であり、同時に新たな団員スカウトも兼ねている。 &br() :夜の錐| 「親指」の下部組織の一つで、その名の通り錐を武器として使うギャング団。 親分がとても短慮で、「親指」主催の合同会議にて「ゴッドファーザーの決定に対する異論」という最大級の無礼を働いたため粛清が決定し、絶賛夜逃げ中。 幹部のアランや団員からも親分のダメさについて愚痴られている。 こんな感じで本編中の彼らはとにかく情けないがこれでも親指傘下のギャング。生半可なフィクサーが喧嘩を売れば、すぐさま串刺しにされるだろう。 &br() :ラミエール・ファミリー| :ルマノス・カルテル| :鉄風会| :猫又派| :結び目派| 「親指」の下部組織である様々なヤクザ、マフィア、ごろつきの一団。 そのほとんどが「親指」に絶対服従を誓っており、前述の黒雲会・捨て犬・錆びた鎖派・夜の錐と同じように「親指」の為に働いている。 しかし、迂闊な発言による「親指」からの粛清はもちろんのこと、それぞれがパイを取り合うかのように他を蹴落とす機会を狙っている状況にあるのでどの組織も決して安泰ではない。 そういった事もあってか、代表者が一対一で殺し合う「決戦」によって、互いの格付けやいざこざの解決が行われている。 &br() :未来生命| 高額な契約料と引き換えに様々な保護・補償をもたらす保険会社。 社長であるイリーナは保険加入者を常に見極めており、補償金やその他物的補償をせしめ取ろうとする悪質な利用者には容赦しないという。 保険料の強制徴収や悪質利用者への制裁の為、イリーナ社長や社員は戦闘能力に優れている。 &br() :歯車の教団| 教祖エイリーンのカリスマのもとに結成されたカルト教団。ランクは本編開始時点では「都市疾病」、後に「都市の星」。 身体を義体化した信徒が多く、剥き出しの脳に「考えの歯車」という機械部品を突き刺したグロテスクな風貌の「肉の歯車」という者達が主戦力。 更に「考えの歯車」も元人間で、適正のある者へ改造手術(というよりも滅多斬り)を行い、補助AI機能を持つ「歯車」にされた末路である。 彼らはこの歯車によって思考を制御され、エイリーンが下す言葉に従うロボットのような存在と成り果てているのだが、それでも「自分たちを導いてくれる歯車とエイリーン様こそが救い」と幸福に満たされている。 &br() :8人のシェフ| 23区裏路地「グルメ通り」にて名を馳せていた、その名の通り8人のカリスマ的料理人。ランクは「都市の星」。 人肉を用いた芸術的料理を作り上げようとするサイコキラーの集まりでもあり、彼らは最高の料理を作るために誘拐や殺人も厭わなかった。 ある時、美食の極みへ至ろうと思った彼らは「お互いを食材にする」というコンセプトの料理という名の殺し合いを行い、その結果一名を残して「共食いをしながら死んだ」という。 そんな事があったため、現在の生き残りはグレタのみ。 &br() :ブーちゃんち| 「ピエールのミートパイ」がよく仕入れを行っている組織。活動内容は不明。 高価だが良質な人肉を卸してくれるそうで、ピエールとジャックはここの肉を用いた料理を作る際には特に気合を入れたものを主にしていたとか。 ただし、最近は卸売をやめたらしく、ピエールは不服そうにしていた。 &br() :[[残響楽団>残響楽団(Library Of Ruina)]]| 特色フィクサーのアルガリア、そして上述した危険な団体のリーダー格などが集った超ド級の危険集団。ランクは不明だが描写的には「都市の星」以上「不純物」未満あたりか。 メンバーは&bold(){アルガリア以外の全員がねじれ}であり、例外なくイカれた思考の狂人揃い。作中の言葉を借りるなら「&bold(){&underdot(){&infobox(title=キ◯ガイ集団,trigger=hover){日本語ボイスが増えたSwitch移植版では流石にマズイのか、色んな言い換えで徹底的にキ◯ガイの単語を除去している。}}}」。 「ピアニストの音楽を自分たちで再現する」「ある人物への復讐を行う」という目的の下に行動しており、その流れで&bold(){凄まじい被害と数多の犠牲者}を出し続けている。 &br() :ぽんぽん派| J社管轄の裏路地で活動する半グレ組織。表向きの仕事は中古車販売店。 なんとも気の抜ける名前な上にメンバーは全員アロハシャツという、見るからに弱そうな組織に見えるが、一応殺しの腕は持ち合わせる。 後述するマリアッチ等が経営するカジノに通っており、構成員たちはギャンブルにも長けている。 秘密兵器として貼れば貼るほど強くなれる「願望シール」という特殊なタトゥーシールを持っており、これを活かして他の組織に対しての優位性を保っている。 ライバル組織に「ハバネロ派」や「精肉店派」なるものもあるらしい。 &br() :マリアッチ| J社管轄の裏路地にてカジノを経営するギャング組織。 「常に楽しくあれ」がモットーの陽気な面々で、彼らのカジノは笑いと歌に満ちている。 ただし、「楽しくない」者に対してはとても厳しい。彼らから見咎められて一発芸やダンスを要求されるのは一種の警告であり、それに抵抗した場合は問答無用で&bold(){マラカスによる高速殴打で顔面や肉体を粉砕される}。 この制裁を彼らは「パニャータパーティ」と呼んでおり、客らは例え大負けして絶望したとしても『パーティ開催』になるくらいならと大泣きしつつダンスを踊るほどに恐れている。 また、構成員たちは「ダンスを介することで相手の本質を読む」という妙な才能を持っており、&s(){ストーリー序盤のモブの癖して}彼らが踊らせた人物と踊りを断った人物の本質を一目で言い当てている。 &br() :鉄工会| こちらもJ社地区の裏路地でカジノ経営を行うギャング。マリアッチの店舗と同じビルのテナントにて営業中。 組員は巨漢揃いで力に優れているが、彼らの真骨頂はなんと舌戦。罵倒や中傷のボキャブラリーが凄いらしく、彼らの暴言だけで敵対組織を壊滅に追い込んだ噂があるとか。 作中でもヒースクリフの暴言に対して強烈な訛り混じりの罵倒を返しており、彼を逆に激昂させ正気を失わせている。 ボスは旧式義体愛好者で、その見た目は「箱型ボディにモノアイ」というセフィラシステムに酷似したもの。 &br() :&ruby(ユーロジヴィ){聖なる愚者}| Y社管轄地区の裏路地にて結成された自警団。 かつては「飢えと寒さに苦しむ人々を助け、お互いが手を取り合って生きていく」という&bold(){プロムンらしからぬ至極真っ当}な組織だった。 だが、すぐにどうしようもない現実に打ちのめされる事になり、次第に都市の利益を追求する組織へとシフト。 今では弱者を救う事すらしない、合理的で冷徹なヴィジランテ集団となっている。 元メンバーの[[とある人物>ロージャ(Limbus Company)]]がこの現状を変えるために賭けに出たが……。 &br() :九人会| 研究者達の同好会。 かつてはお互いに研究成果を見せ合う事を楽しむほのぼのとした研究サークルだったが、貧困から自身の研究成果を売る者が出た事をきっかけに瓦解。 メンバー間の絆にヒビが入り、そこに「翼」の監視と介入が為された事で消滅した。 だが、一部メンバーは「翼」や様々な組織へ研究成果(友人から盗んだ物も含む)と共に潜り込み、そこで一定の立場を手に入れている。 &br() :技術解放連合| 九人会のメンバーであったドンベクが結成したテロリストグループ。 彼女は貧富を生み発明者のアイデアを潰す特異点技術を強く憎んでおり、「この世から特異点とそれに関連する技術全てを抹消する」という事を目指して翼への襲撃を繰り返している。 構成員はL社由来のE.G.Oをいくつか保有しており、戦闘時には「紅籍」「たぷつき」「狐雨」を運用する。 &br() //:ピークォド号 / ピークォドタウン| //[[船乗りの老女エイハブ>エイハブ(Limbus Company)]]と、彼女の侠気に惹かれ集った若者による猟団。そしてそのメンバーがとある場所で作った村。ランクは不明。 //大湖を活動拠点に定め、正体不明の怪物たる「鯨」を狩るべく荒れ狂う海原を征く熱き者達。 //……というのは表向きで、その本質はエイハブによる人心掌握と恐怖支配によって心を壊された被害者の集まり。 //エイハブの扇動と隣人を疑いあうまでに追い詰められた精神、それらによって狂わされた彼らは、一心不乱に「鯨」を狙い果てなき航海を続ける。 //&br() :双鉤海賊団| U社裏路地にて活動する海賊団。フックを武器として使う。 各所から攫った人間を「ゲスト」と称して脅しながらその人間の知人や家族より高額の身代金をせしめ取ったり、海賊船を率いて大湖を航行する民間船を襲撃する。 「中指」の下部組織でもあるようで、苛烈かつ執拗な復讐を得意とする彼らの存在を恐れ抵抗できない人間も多いという。 &br() :デッドラビッツ| 金属バットを得物とし、ツギハギだらけのウサギの覆面を被るギャング団。 ワザリング・ハイツを離れた[[ヒースクリフ>ヒースクリフ(Limbus Company)]]が一時期身を寄せており、現在は彼の宿敵たるヒンドリーと協力関係にある。 ヒースクリフが金属バットを普段の武器として使うのもここの影響。 &br() :ラ・マンチャランド| 神出鬼没の遊園地と、そこに潜む血鬼の一族。ランクは「都市悪夢」。 一見は楽しげな雰囲気の遊園地だが、その実態は血肉に飢えた血鬼がひしめく魔境。 催眠効果のある音楽を聞かせて周囲の人間を誘い込み、中で様々な殺戮ショーに巻き込んで惨殺した末に食べてしまう。 元々は「ただの楽しい遊園地」だったそうだが、とある時期より血鬼達が豹変し人を襲うようになったという。 この遊園地を作ったある血鬼の男、そして今や狂い果てた「従業員達」は元々完全な善意でこの施設を作ったという事実が余計にやるせない。 &br() :&ruby(ヘイ){黒}&ruby(ショウ){獣}| 改造により獣化した肉体を持つ者が所属する暗殺組織。H社およびQ社の影響が強く、「丸」と「怪文字」という各社の特異点によって肉体改造を行った模様。 彼らは金銭的な取引によって雇用した人物に「所有権」なる権利を渡し、以降はそれを使い切るまでどんな命令にも従うという。 ここに所属する暗殺者は「同組織の者でも馴れ合わず、各地に潜む」「任務後は都合の悪い記憶を消す」というルールがあり、他の暗殺組織(シ協会、笑う顔など)と違ってメンバー間の関係はかなりドライ。 しかも改造に次ぐ改造、精神的な干渉によって黒獣の暗殺者は段々と感情や個が希薄になっていくのだとか。 また、黒獣を身請けする制度のようなものもあるらしく、雇用者が所有権の放棄や対価となるものを支払うと好きな黒獣を組織から除名可能。これを目的として苦しい任務に励む、「まだ感情が残ってる黒獣」もいるそうな。 #areaedit(end) } ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼物事 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **都市災害ランク #hr(height=1,color=#000000) }} フィクサーの統括たるハナ協会が都市に存在する災害・事件・脅威を格付けした評価。 危険度ではなく「その案件にいくら金を払えるか」で決まる。 が、危険度に比例して上がっていくのは間違いない。 ランクは以下の通り。 +&bold(){あらぬ噂}:文字通り「本当にあるのか無いのかも不確かな噂」レベルの存在。 +&bold(){都市怪談} +&bold(){都市伝説}:名前に反し、ここから実害も大きくなってくる。フィクサー協会の動きも本格化。 +&bold(){都市疾病} +&bold(){都市悪夢}:「翼」が自身の巣の被害状況を考慮し、協会へ正式な依頼を出して対処をお願いするレベル。いくつかの事務所による大規模な討伐部隊が結成される事もよくある。 +&bold(){都市の星}:脅威としては最大級の存在。3桁4桁程度、下手をすればもっと人が死ぬのは当たり前。 +&bold(){不純物}:ハナ協会は指定できない。ランクというより「都市に存在してはならないもの」を指す。&br()「頭」が直接指定し、「処刑者」や「調律者」を用いて都市から積極的に排除しようとする。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **煙戦争 #hr(height=1,color=#000000) }} 『[[Lobotomy Corporation]]』の時系列よりも前に起こった戦争。 複数の企業が参戦した「翼」間の戦争。 Lobotomy社は、この時に折れた旧L社の後釜として新設されたらしい。 この名称は、戦場となった「巣」が煙に包まれていたことに由来する。 そこにあった「とてつもない何か」を奪う事が各社の目的だったとされる。 しかしそれが何なのかは、末端の兵士たちにはまったく知らされておらず、ただただ凄惨であった事以外は謎に包まれている。 しかし大規模な戦争であっただけに多くの人間を巻き込んでおり、『Library』では主人公の[[ローラン>ローラン(Library Of Ruina)]]、『Limbus』では[[グレゴール>グレゴール(Limbus Company)]]がこの戦争によって人生を狂わされている。 他にも『ワンダーラボ』では多くの難民を生んでいる事が描写されているし、戦争の責任をなすりつけられ破滅したG社部長など、関係者にも数えきれないほどの被害者が存在すると思われる。 『Library』内で語られたエピソードによると、かつてローランと[[サルヴァドール>フィリップ(Library Of Ruina)]]はそこで「翼が奪い合う物のおぞましい正体」を見たようだが… 当時一介の兵でしかなかった彼らにそれを記憶しておくことは許されず、記憶抹消処理を受けたために覚えていないようである。 ---- #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼Lobotomy社関係 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **"Lobotomy Corporation" #hr(height=1,color=#000000) }} 一作目の舞台となる会社。"翼"のひとつ。『[[Lobotomy Corporation]]』はここの経営を行う[[ゲーム]]である。 独自の資源「エンケファリン」を産出しており、環境に優しいエネルギー供給会社として知られているようだ。&font(l){確かに嘘は言ってない} 旧L社は煙をモクモク出しながらエネルギーを抽出していたらしく、環境に優しいエネルギーとの謳い文句ならば他の翼も歓迎していたのかもしれない。 [[ゲーム]]で舞台となる「本社」の他、多数の支部があり、次回作「Limbus Comapny」ではその跡地の様子が描かれている。 いろいろあって二作目では廃業しており、ここからエネルギーを買っていたR社やW社の経営が傾いたり、L社の"区"の治安が急速に悪化したり、跡地に「図書館」なる組織が現れて人を喰らっていったりとそれはもう凄いことになっている。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"[[アブノーマリティ/幻想体]]" }} Lobotomy社が展開するエネルギー(エンケファリン)の抽出元。正体不明の怪物。 力尽きると卵のような形態に変化しエネルギーを蓄え、その後再び蘇る。要するに不死身。 業務時間になると職員がお世話をしてエネルギーを製造するが、それ以外の時間はクリフォト抑止力なる力で活動停止させられている。 ちなみに支部には本編に登場する個体の2Pカラーの様な見た目をした「変異体(亜種)」も存在している。 2作目以降では「幻想体」と呼ばれる。 LORで言及されている限り、10万人もの死者を出したねじれ「ピアニスト」はWAWクラス相当の強さで、ALEPHとなると都市壊滅の危機がありうるらしい。 Lobotomy社内においては、クリフォト抑止力によって相当能力が抑え込まれていると思われる。 //#openclose(show=▽ネタバレ){ //アブノーマリティには、自然発生したものと人工的に発生したものがある。 // //自然発生したものは、俗に言う童話などを元にしたものもあるが、こちらは「井戸」か、あるいはそれと何らかの繋がりがある場所から湧いて出てきたのか、と推察されている。 // //人工的なものは、釣瓶によりコギトを抽出し、それがアブノーマリティになったか、あるいはコギトを投与した者が変貌することもある。 // //統括すると、&bold(){あらゆる可能性を内包する「井戸」からアブノーマリティは生じる}、という見解で間違いはないようだ。 // //なお『ワンダーラボ』によると「アブノーマリティの『抽出』」技術は本社が独占しているそうで、また万が一の時のため各支部には&bold(){致命的事態の際自爆自沈する機能が搭載されている}事も判明している。 //} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"[[試練>試練(lobotomy corporation)]]" }} この世に存在してはいけないものの欠片。 L社にとってはアブノーマリティの出来損ない。 過去・現在・未来と時間に跨る存在であり、アブノーマリティに近似した存在でありながら制御ができない。 普段は実体を持たず社内を彷徨っているが、アブノーマリティと共鳴し時が来れば実体化する。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"認知フィルター" }} [[管理人]]の精神安定のため実行されている処理。 エージェントの死や残酷描写に対する精神負担を減らすため余計なグロ描写がカットされ、人間もデフォルメされた2・3頭身に見える様に干渉されている。 見ただけで精神を崩壊させる幻想体もフィルターを通せば個性的なマスコットに過ぎず、故に[[管理人]]業務に支障をきたすことが無くなる。 中には[[マスコット化やデフォルメも通用しないレベルでおぞましく、文字通り視認=SAN値直葬のヤバイ幻想体>規制済み(Lobotomy Corporation)]]も存在しており、そういった存在に対しては&bold(){文字通り「見せられないよ!」と言わんばかりのベタ塗り修正}で対応している。 セフィラを認識する際にも働いており、現実では箱型の彼らを人間型として認知出来るのもこれのお陰。 わりと普及している技術ではあるらしい。 #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼図書館関連 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **"図書館" #hr(height=1,color=#000000) }} L社の崩壊後に現れた謎の場所。二作目『[[Library Of Ruina]]』の主な舞台で、アンジェラやローラン達が拠点としている。 普段は霧に覆われており立ち入ることができず、突如として現れる「招待状」を介さなくては入ることすら叶わない。 まるで蜃気楼のように存在だけがあり、まっすぐ図書館に進んでも霧の中で道に迷ってしまうらしい。 しかし一人の例外が招待状を使わず侵入したようで…? #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"招待状" }} 上述の図書館に入るためのチケット。 大まかに「あなたを図書館に招待します。招待に応じて試練を乗り越えたなら本をあげますが、駄目だったらあなたを本にします」といった旨の内容と、景品となる本の目録が書かれている。 送付すると「持つべき人」の手元に「ごく自然な形で」出現し、この招待に応じれば図書館に「ゲスト」として転送される。また、応じた場合に限り、図書館のメンバーはゲストが招待に応じる直前の様子を覗き見ることが可能。 招待に応じるかどうかは受け取った人次第のため、招待に応じずに招待状を捨てれば拒否することも可。無論、その場合は図書館のメンバーに生活を覗き見られることもない。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"本" }} 図書館に置いてある情報媒体。 通常の本のように執筆するのではなく、生きた知性体が図書館の中で命を落とすと引き換えに生成される。中にはその知性体が持っていた情報、つまり人生が記されている。 招待状によれば「あなたが望むならば本は知識、財産、力になりえる」とあり、ただの本なのか、それとも超常的な力を持つサムシングなのかは謎。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **[["ねじれ現象">ねじれ(Lobotomy Corporationシリーズ)]] #hr(height=1,color=#000000) }} Lobotomy社が蒸発した後に起こった白夜・黒昼事件の後に発生し始めた、怪奇現象。突如として人が幻想体のような化け物になるという摩訶不思議な現象である。 余裕で巣の中でも発生するため「翼」庇護下の巣すら安全でなくなってしまった。 化け物に変化することを「ねじれる」と表現するが、単に「ねじれ」と呼ぶ場合には、変化したその化け物単体を指すことが多い。 「ねじれ現象」はおおまかに言うと人の心が砕けた時……要するに深い絶望にさらされた際に発生する現象であり、当人の望む方法で心に歩み寄り、ねじれを解くことができれば元に戻すことも可能である。&s(){たまに自己矛盾を起こして死ぬけど} この現象を乗り越えることで自らのE.G.Oを得られるのだが、&bold(){E.G.Oを発現したからといって以降はねじれにならなくなるわけではない}。 一度乗り越えたとしても心が再び折れたり壊れたりしようものなら、E.G.O発現者でも容赦なくねじれ化は発生する。 //ねじれ一覧は個別ページに移動 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){血鬼}| 特殊な「ねじれ」の一種……というより、便宜上ねじれ扱いされているナニカ。白夜・黒昼現象よりもずっと前から存在している亜人種。 見た目こそは人間とあまり変わらないが、人の肉を喰らい血を啜る文字通りの吸血鬼。寿命も普通の人間より遥かに長い。 血を自在に操る異能をデフォルトで保有しており、血によって武器や爪牙を作り出したり、人間をアンデッド化させて使役する等が可能。 アンデッド化させた人間は「血袋」と呼ばれるモノとなり、血鬼にとっては一種の保存食になる。 彼らの活動スタンスは様々で、[[『血染めの夜』>残響楽団(Library Of Ruina)]]のようにその悪名を轟かせている者もいれば、普通の人間として人々の中に紛れて生きる者もいる。 血鬼は生涯に2人、人間を血鬼に変える事が出来、この時、より世代の古い血鬼を上位とした上下関係が構築される。 この上下関係は儒教的な親子関係に近く、親しい間柄ではあるものの、下位の眷属が上位の眷属に無礼を働く事は非常識のようである。 また血鬼は世代に応じた数字で「第○眷属」と呼ばれ、世代を遡るほど数字も若くなる。 最初の世代である「第1眷属」は各地に何人も存在しており、彼らをそれぞれ長老としたコミュニティが都市に点在しているらしい。 また、血鬼のコミュニティ間には「不干渉協定」のようなものがあるらしく、ある一族の血鬼が窮したとしても決して他の一族に助けを求めることはなく、他の一族もあえて知らんぷりをするという。 加えて彼らは「新鮮な人の生き血」でしか飢えを満たせない体質で、代用食品や死体の血で誤魔化そうとしてもいずれ限界が来てしまう。 ちなみにproject moonが昔公開していた設定によれば、何ゆえか最初に血鬼へと変異した「はじめの血鬼」なるものが存在しており、その者に「館」という場所にて血鬼へと変えられたのが第1眷属たちだとか。(エレナもそのうちの1人。) ただし現在この設定は閲覧できなくなっているので、今でも活きている設定かどうかは不明。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"E.G.O" }} 己の心、あるいは幻想体から発生する強力な装備。文字通り誰かの自我が形になったもの。 元々はL社の開発した技術で一種の特異点のようなものだったが、ある時期からその技術を要さずとも「発現」するようになった。 人が極限のストレスに晒され「ねじれ現象」が発生したとき、その「ねじれ」を抑え込んで制御下に置くことができれば、自分の心から生まれた、自分だけの「E.G.O」が生まれる。 ねじれ化が解けて(=絶望を乗り越えて)人間に戻れた者も、その経緯上E.G.Oに覚醒しやすい。また、[[絶望も諦めも知らない精神的な超人>エイハブ(Limbus Company)]]であればねじれ化の兆候すらすっ飛ばしてE.G.Oを発現させることも。 自分のでなければ使用できないわけではなく、幻想体のエネルギーから抽出されたE.G.O装備を身につけることでも同じように高い戦闘能力を獲得できる。 どちらのパターンでも高い性能を誇るがE.G.Oと幻想体は表裏一体の存在であり、メンタルが不安定だとそのE.G.Oに体を侵食されて暴走してしまうデメリットも共通。 またE.G.Oには覚醒段階というものも存在するようで、人によってはそれぞれ不安定E.G.O:○○、開花E.G.O:○○と呼び名が分けられている。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"声" }} 深い絶望の中にある者や、心が壊れてしまった者にコンタクトを取ろうとしてくる、正体不明の存在。「あの方の声」「優しい声」「美しい声」とも呼ばれる。 通称通りそれは美しく優しい声をしているらしく、ほとんどの声は苦しむ者を肯定して楽な道へ進ませたり、諦めることを勧めるという。 その声に耳を傾け自分で立ち上がる意地や、絶望の中でも諦めない意思を捨ててしまうと、ねじれ化は急速に進行して完全な怪物へと変じてしまう。 だが、声を聞いた者が覚悟を決めたり一種の開き直りで腹を括った場合、ねじれ化が収まり更には自らのE.G.Oが「開花」。その人間が困難に立ち向かう力を得られる。 どちらにせよ、声を聞いた者は&bold(){なにかしらの特別な力を得る}という事には変わりはないようだ。 問題は、その声が聞こえる状況というものがどれもその人にとっては&bold(){想像を絶するような地獄絵図だったり、自死を考えるほどに追い詰められた状態}であることだが。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"白夜・黒昼" }} 都市を三日間光が照らし、四日間闇が覆った事件の事。 この事件は同時にL社の崩壊、「ねじれ」の発生が始まるなど両者との関係性が疑われている。&font(l){[[ぶっちゃけプレイヤーは知ってる。>アンジェラ(lobotomy corporation)]]} 前作の外伝『ワンダーラボ』ではその当時の様子が描かれており、「裏路地すら鎮まる程全ての人々が『穏やかで安らかに』なる」白夜と「誰もが静まり帰り絶望に包まれた」黒昼とされている。 なお、多くのプレイヤーの間に見られたのが『「黒昼」という幻想体がいる』という誤解。 あくまでもこの名称はL社の内状を知らない外部が名付けたものであり、幻想体の「白夜」と名称が被っているのは(メタ的な視線は置いておいて)全くの偶然である。 #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼LC関連 #hr(height=1,color=#000000) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ #hr(height=1,color=#000000) **"リンバス・カンパニー(LC)" #hr(height=1,color=#000000) }} Lobotomy社が折れてから数年後に設立した、中規模の新興企業。 謎多き物質「黄金の枝」の回収を主業務としており、表向きは「何でも屋」として各地を巡りながら調査をしている。 まだまだ歴史の浅い企業故に仕事を選ばず、綺麗な仕事も汚い仕事も何だって請け負う。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"メフィストフェレス" }} 機関車のようなデザインのバス。設計・製作はLCの幹部にして科学者である[[ファウスト>ファウスト(Limbus Company)]]。 車両前方には巨大な「口」を持ち、サイズこそは一般的なバスだが車内は&bold(){空間を文字通り歪めて}かなり広く造られている。 稼働に要する燃料はエンケファリン、タンパク質、血液など。車両の「口」へ人間を放り込めば脳髄よりエンケファリンを吸い出し、残った死体も余すことなく燃料化する。 異空間化したバス後部にはLCB所属の各囚人の自室、ダンテが寝食や書類仕事を行う管理人室などが存在しており、バスそのものが「LCBの事務所」および「社員寮」として機能している。 そのためかこのバスは都市より一つの家と認識されているようで、「裏路地の夜」であっても掃除屋は車内の人間には手を出さない。 また、「鏡屈折鉄道の駅」「Lobotomy社のような場所」「図書館のような場所」「採光ダンジョンの入口」等、様々な亜空間に通じる扉もある。 どうやらこのバスには高度なAI、あるいは&bold(){生命に近しいナニカ}が搭載されているようで、燃料が少なくなれば不満を示すように機体の調子が悪くなり、点検等を行うとまるで痛みを訴えるかのように轟音を響かせる。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"窓硝子(ガラス窓)" }} 研究者による集まり「九人会」が開発した、平行世界干渉装置。 その名の通り窓の形をしているが、覗き込むと違う時間軸・世界線の自身が投影される。 「重ね合わせた可能性をツギハギして肉体を強化するもの」「指定した事象を各時間軸より抽出して映像化するもの」などの改良・派生版も存在する。 特異点一歩手前に至った超技術で、いくつかの「翼」もこれに興味を示している。 #div(bgcolor=#f5f8ff){{ #hr(height=1,color=#cccccc) |&font(b,105%){鏡}| 「窓硝子」の改良品の一つ。 [[イサン>イサン(Limbus Company)]]によって様々な特性を追加されたもので、手鏡や姿見などの形状を取る。 最大の特徴はただ別世界を観測するだけではなく、「&bold(){写った世界に住む自分の同位体とお互いに話したりできる}」という点。 各パラレルワールド側でもイサンがこれの発明に成功しているようで、場合によっては観測者同士が双方向で干渉し合う事もある。 生けるバス「メフィストフェレス」はこの鏡が持つ機能をさらに拡張し、「その人間が様々な平行世界でどんな存在となったのか」といった事象を抽出したカートリッジ型アイテム「人格牌」を作れる。 それらをダンテが持つPDA端末へ装填する事で、&bold(){並行世界の彼らへと存在そのものを一時的に上書きする}というとんでもない事が可能。 LCBの囚人達はこれを活用することで状況に応じた様々な姿に文字通り「変身」し、変幻自在の戦いを披露出来る。 #hr(height=1,color=#cccccc) }} #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"黄金の枝" }} Lobotomy社倒産後、関連施設の廃墟にて発見されるようになった特殊な物質。 見た目こそ小さな木の枝めいたものだが、それ一本だけで世界法則や因果すら捻じ曲げる全能の力を持つ。 その凄まじさは「&bold(){身に取り込んだ者に超人的な力を与える}」「&bold(){ある人間を全ての時空から存在ごと完全抹消}」「&bold(){強力なクリフォト抑止力を生じ巨大な怪物を無力化したり環境汚染を一気に浄化する}」等とやりたい放題。 人の願いを叶えてくれる願望器としての側面もあり、&bold(){この物体が持つ力は底無しである}ことを圧倒的存在感と共に示している。 LCは何らかの目的を以て、この全能の具現を集めているようだが……? #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"概念焼却機" }} 揺らめく炎を上げる篝火のような装置。特異点技術かどうかは不明。 ここに「情報や理論を記した紙」や物を入れて燃やすと、都市からそれに関する情報全てが消失する。 この消失は人の記憶にすら干渉し、ついさっきまで様々な人が用いていた技術や物品であっても「それがなんであったのか」を誰も思い出せなくなる。 ただし、人の記憶と様々な媒体に記された情報が消えるだけなので、努力や研究で消された概念や物を見つけ直せば、「新発見」や「新発明」としてこの世にそれらが復活する。 #div(bgcolor=#f5eedd){{ ***"心/望" }} 都市に存在する気功術に似た力。ヴェルギリウスの言及では、光と罪の力であるとのこと。二回目の白夜以降に生まれた技術である可能性が高い。 特訓すれば誰でも扱えるようになる可能性があるらしいが、その道程は尋常ではなく厳しいという。 作中でこれを使う者は特色フィクサーのヴェルギリウスや「藍色の老人」、謎の青年デミアン、『Limbus Company』のプロローグに登場した刺客達などの実力者ばかり。 「心(シン)」は全身に気を纏わせる事によってダメージを低減するバリアで、極めた人間が使うそれは義体化・刺青・仕立て屋の服に匹敵する防御性能となる。 アニヲタ的に例えるなら[[とある吸血鬼が日光克服の為に会得した闘気バリア>デミトリ・マキシモフ]]とか、[[新世界以降の海賊が大体覚えてるオーラバリア>武装色の覇気(ONE PIECE)]]みたいなもの。 「望(マン)」は心の更に先にある奥義で、心を強く圧縮する事により気功の光輪を発現させるもの。 その光輪を武器にまとわせる事で攻撃性能を高める、一種の「エンチャント」が基本的な使い方。光輪の数に応じて1望、2望、3望~と呼称され、武器にまとわせられる望の数が多いほど強者であるとされる。 使い手によってはドラゴン◯ールの気功弾のように望の光輪を手から撃ち出し、離れた敵にも届かせる遠距離攻撃として使う事も。 #div(bgcolor=#000000,color=#fc3a3a){{ #hr(height=1,color=#000000) *▼関連項目 #hr(height=1,color=#000000) }} #openclose(show=クリックで開閉){ 最新(タグ検索・更新順) #list_by_tagsearch(Limbus Company,Library Of Ruina,Library of Ruina,Lobotomy Corporation,lobotomy corporation,or,sort=timestamp,sort2=desc,100) } ---- 追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,35) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ロボトミ時代はあくまでキーワードに過ぎなかったものがこんなに意味を持つとわな -- 名無しさん (2023-03-30 05:52:04) - 仮に白夜が七日間続いていたら、世界は平和になっていたのか? -- 名無しさん (2023-03-30 12:42:52) - なんか韓国産の最近のゲームって舞台が(過去がそうであったのも含めて)ディストピアが多い印象だけど、この作品群のディストピアっぷりは頭一つ抜けてる感じはするなぁ。あと人種が多様化している割に標準語が韓国語だったり都市の外たる外郭が世紀末だったりで過去あの世界で何が起きてたのか凄い気になる… -- 名無しさん (2023-03-30 12:46:06) - ↑2 全ての人がありのままでいられる世界が平和なのかどうかだな、万人の闘争状態になりそうな気がするけど -- 名無しさん (2023-03-30 13:37:48) - ↑2 まぁメタ的なことを言ってしまうと韓国のゲーム会社が作ってるからだけどね。ドラクエやFFで登場キャラがほとんどが(果てはモンスターまで)日本語で喋るのと同じや -- 名無しさん (2023-03-30 17:09:46) - A社B社C社の社名ってどこで明言されてましたっけ? -- 名無しさん (2023-03-30 23:17:13) - そもそも何があってこんなイカれた世界になっちまったのやら -- 名無しさん (2023-03-31 00:28:39) - ABCの正式名称は言われてないな、多分。Tは業務提携のお陰でTimeTrackと、Wは接待の際にWarpと判明しているが。あとWの特異点は空間関係ではないと思われる(保存した状態への遡行?)。 それと旧G社(煙戦争時に墜落、昆虫の特徴を有する兵士)、G社(ねじれ探偵、重力)、F社(概念を含め閉じられたものを開く)、J社(願望力)、K社(HP弾。許さない)、M社(月光石)、N社(経験缶詰)辺りは特異点の産物とおぼしきものが出てるかな。いやJ社(副産物の施錠がかなり有名)みたいな例もあるから断言は出来ないけど -- 名無しさん (2023-03-31 11:17:46) - 副産物では無いな、J社(セルフツッコミ)。副次的に磨かれた技術という方が正しいか。 あとWは現状復旧だったわ(センのコアページ)、空間切断は古い翼(Wとすら明言されていない)の技術らしい -- 名無しさん (2023-03-31 11:22:56) - J社の特異点って願望力かどんなものでも閉じ込めるのかどっち? -- 名無しさん (2023-03-31 22:08:08) - ↑「どんなものでも閉じ込める」の方。要はニキュニキュの実の能力と同じで、本来形のない願望力という概念を「閉じ込める」ことでお札にしている。 -- 名無しさん (2023-04-01 00:50:10) - ロボトミの用語一覧よりプロムン作品の用語一覧の方がしっくりくる。ロボトミだとフィクサーだの他の翼の細かい事情だの殆ど出てこんし -- 名無しさん (2023-04-01 17:31:24) - 願望力が先で施錠が後って順番は合ってたけど、特異点は施錠でした、申し訳ない(2-3戦闘前ストーリー再読)。 ただし願望力に「特異点としての」施錠技術は関わっていない可能性がそこそこある。ファウスト曰く「J社の施錠という保安技術が生まれたのは、願望力を奪われないようにするため。この保全技術が特異点へと繋がっている」とのことなので、閉じ込める技術が関わっているとは断言できない -- ↑4,5コメの者 (2023-04-02 09:18:57) - 一応ABC社の正式名称は確定してないので憶測であることを表すようにしておきました。 -- 名無しさん (2023-04-02 18:26:55) - 「地獄からエネルギーを引きずり出す」とかしれっとなんつう技術を世界を支える大前提に使ってるんだ。……そのうち地獄側の“頭”に当たるような強大な悪魔に逆にこちらの世界の“巣”や各“翼”の本部のような要所とか、下手すりゃこの世界そのものを逆に地獄に引きずり落とされて文字通り地獄と同化させられるような報復とか受けるんじゃないのか……? -- 名無しさん (2023-04-02 18:46:52) - フィクサー協会のウーフィー協会って何するとこだったっけ? -- 名無しさん (2023-04-02 20:06:27) - ↑2DOOMがまさにそれだな、エネルギー問題の為に地獄からエネルギー引っ張ってきたら悪魔まで溢れてしまった -- 名無しさん (2023-04-03 14:12:09) - 仮に、白夜が7日間続いて、エネルギー問題解決、HE以下のアブノーマリティは経験値と化し、貧弱なフィクサーでも翼の人間殺せるくらいにパワーバランス崩壊したら、それはポストアポカリプスであってもディストピアではない、平和と言えるのではないだろうか -- 名無しさん (2023-04-04 12:42:43) - リンバスの人格完全解放ストーリーで色々情報出てきたな -- 名無しさん (2023-04-04 13:31:40) - ヴェルギリウス運営してたの孤児院だっけ?保育園じゃなかった? -- 名無しさん (2023-04-06 15:16:18) - 虫は旧G社で今のG社が重力だな -- 名無しさん (2023-04-18 22:01:10) - ジークフリート特色だと名言あったっけ? -- 名無しさん (2023-04-24 01:19:35) - 永遠なるパーティ(ワンダーラボ)もまあねじれの一体だよな。あれなんて紹介すればいいのかもわからんが… -- 名無しさん (2023-04-25 23:30:26) - 項目迷惑「Project moonの用語一覧」に変えた方がいいんじゃ? -- 名無しさん (2023-04-28 17:51:17) - 、↑一応「Project moonの用語一覧」にしなかったのは理由があります。今後プロムンが世界観を共有しない新シリーズの作品を出した場合、ここの項目名をどうするかでモメる可能性が高いと判断したからです。 -- 項目作成者 (2023-04-29 03:07:36) - とりあえず、項目名なので -- 名無しさん (2023-04-29 03:14:54) - ↑ミス。項目名に実在組織の名前が含まれない形なら名前変えちゃってもいいのかなとは思います。 -- 項目作成者 (2023-04-29 03:20:42) - K社の特異点は巨大な眼球のようなものに映像を見せて涙流させその涙がアンプルの原料になるという解釈でいい? -- 名無しさん (2023-06-08 23:43:10) - リウ協会の記事あるので編集できる方リンクよろしくです -- 名無しさん (2023-06-16 19:48:59) - W社はもの人をもとに戻す特異点ですよー -- 方 (2023-12-05 17:19:17) - リヴァイアサン読んだんですけど、カルメンってロボトミの時誰でもego持てるようにすることが目的じゃなかったでしたっけ? -- 名無しさん (2024-01-05 00:55:01) - それがなんで人間ねじれにするようになったんですか? -- 名無しさん (2024-01-05 00:55:32) - ↑厳密には心の病なるものの治療が目的だから 心の病のせいで自分らしく生きることが都市ではできない 意志を制御下に置くことで発現するegoを持つこと、ある意味自分自身の欲望や絶望を周囲にばら撒くねじれになることはどっちも自分らしさを取り戻してると言える。カルメンは手っ取り早いねじれ化が好みらしいが研究で狂って自殺、死体も利用されたし思想 -- 名無しさん (2024-04-11 07:48:02) - カルメンってやべー奴感出してるけど生前は諸々の所業に病んで自殺したりとかで普通に人間らしさあるんだよな。光の種シナリオ完遂で「A君めっちゃ頑張ってくれたやん!これは私も頑張らないと!」って奮起したりしたのかね -- 名無しさん (2024-04-22 11:58:15) - いつの間にかめちゃくちゃ見やすくなってる!感謝 -- 名無しさん (2024-05-27 20:03:48) - ↑同感。 ……ところで親指「目下とされる者から目上の者に向かっての許可なき賛同以外の意思表示を徹底的に禁ずるほどの厳格な上下関係」が特徴みたいだけれど、コレ「目上の者二人から同時に任務を言い渡されたがどちらを優先すべきか」「別の目上の者達から矛盾する命令を受け取ったがどれに従うべきか」「状況が変化し任務の前提条件が崩れてしまったがどうすればいいか」など目上の人間の指示を仰がざるを得ないような局面でとんでもないことになってしまうんじゃ…… -- 名無しさん (2024-06-03 22:32:59) - ↑ 人差し指みたいに命令遂行不可能=命令違反で処分されそう -- 名無しさん (2024-07-15 23:22:23) - すいません。夜の錐 -- 名無し (2024-07-30 11:04:51) - ↑ミス -- 名無し (2024-07-30 11:06:06) - 夜の錐の『親分であるアラン』という記述ですが、アランさんは親分ではないはずです。 -- 名無し (2024-07-30 11:07:28) - 血鬼の説明内の「普通の人間として人々の中に紛れて生きる者」にカーソル合わせたら一発で結構なネタバレが出てくるのはええんか いやまぁネタバレ気にする奴が一覧項目見んなって言われたら終了なんだけど -- 名無しさん (2024-11-11 14:19:17) - ↑改めて見たらタグと冒頭で一応ネタバレ警告してるからまぁ良いのか すまん無視してくれ -- 名無しさん (2024-11-11 14:21:35) - まあ一応ネタバレ項目とは言えネタバレせずに解説できる事をわざわざネタバレする事もないので↑の件についてはリンク消しといた -- 名無しさん (2024-11-11 21:47:25) - 関連項目のさっくりろぼとみ要らなくない?公式でもないんだし -- 名無しさん (2025-02-16 19:41:23) - ↑とは言え現状ではその項目だけ弾くのは無理ですね。『Lobotomy Corporation』『Library Of Ruina』『Limbus Company』いずれかのタグの付いた項目を自動的に拾ってきてるだけのプラグインなので。その実況項目としても、扱っている以上は『Lobotomy』タグは外したくはないでしょう。その項目だけ弾く何かいい案が他にあれば弾いてもいいとは思いますが。考えられる方策としては、実況項目以外の関連項目すべてにプラグイン検索用のタグを新たに追加し、この項目内のプラグインをその検索用タグに設定し直す等でしょうか?まあその場合だと手間はかかるので私はやりませんが。 -- 名無しさん (2025-02-16 21:45:19) - ピークォド号ってエイト協会のフィクサー証発行してるし、組織という分類は正しいのかな?あと夜のきり -- 名無しさん (2025-03-04 23:48:43) - ピークォド号ってエイト協会のフィクサー証発行してるし、組織という分類は正しいのかな?あと夜の錐って都市の星で接待するけど、ランクは都市の星クラスじゃないんじゃない?都市の星クラスの組織だったら、カーロに粛清されないと思うけど -- 名無しさん (2025-03-04 23:51:12) - 旧Lと現Lが同じ「ロボトミーコーポレーション」なように、旧Hも現Hと同じ「鴻園生命工学」だったぽい 頭の粛清で潰されても、旧首脳メンバーが再び再建した所も似てる -- 名無しさん (2025-05-23 11:55:44) - 黒雲会ってこくうんかいでは? -- 名無しさん (2025-05-31 05:42:53) - ↑公式の表記だとKurokumo Clanなのでくろくもですね -- 名無しさん (2025-05-31 16:31:07) - ↑ダンテのノートに(こくうんかい)の記載があります -- 名無しさん (2025-09-14 13:15:41) #comment() #areaedit(end) }

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