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&font(#6495ED){所要時間}:約 63 分で読めます
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&bold(){クマ}とは、哺乳綱食肉目クマ科に属する[[動物]]の総称。
漢字では熊、英語では「&ruby(ベアー){bear}」と呼ぶ。
#openclose(show=▽目次){
#contents()
}
*【概要】
ガッシリした筋肉質かつ骨太の体型に長いカギ爪を持った動物で、[[トラ]]やライオン、[[オオカミ]]等他の猛獣とはまず見間違えることのない外見が特徴。
寿命は野生下では20年程度だが飼育下では更に長生きし、34年生きた記録もある等、環境によって変動する。
よく肉食動物と勘違いされやすいが、実際の食性は後述する[[ホッキョクグマ]]を除けば肉だけでなく、果実や野菜といった植物も食べる雑食性である。
ジャイアントパンダもクマ科の中の特殊化した一属((概ね、属が同じだと混血児が生まれ、種が同じだと安定した繁殖が可能と考えればいい。例えば、同属のライオンとトラは混血児を作る事自体は可能だが、生まれた子供には雌にしか繁殖能力が無いので安定した繁殖は不可能である。))だが例外的に植物性……なのではなくて生存競争に敗れて&b(){基本的に笹を食べざるを得ない境遇に追い込まれているだけ}であり、その証拠に今以て笹を効率よく消化できるシステムを獲得できていない悲しい過去持ちの生物だったりする。
因みに、クマ科亜種ということで普通に食肉目に属しており、時には魚や小動物も捕って食べ、生息地では家畜を襲った事例も知られている。……動物園でも食わしてあげて。
現生種は主にヨーロッパ、アジア、アメリカに生息しており、生息環境も熱帯から寒冷地等意外と様々な環境に適応しているが、生息地の割合を見ればむしろ寒い環境を好むようだ。
活動期間は春から秋にかけてであり、秋には冬ごもりに備えて沢山の餌を食べることで栄養を蓄え、冬になると穴に籠って冬籠りを始めるがメスはこの時に子を産むという。
そして春になると目覚めて活動を再開する…というライフサイクルを送るのだ。
後述にもあるが、この時期のメス熊は子連れになる為に非常にナーバスになっており危険。
冬眠から目覚めて餌を求めている時期でもあり、可愛い子熊を見つけた等と迂闊に近寄ろうものなら、近くに潜んでいる母熊に襲われることになるので決して近づかないように。
総じて大型の生物なので天敵らしい天敵はおらず、人間を除けば同族が事実上の天敵ともいえる。
ロシアのようにツキノワグマとヒグマ両方が生息する環境ではツキノワグマがヒグマに捕食されたり、両方の種が同じくロシアに生息するアムールトラに捕食される事も。
インドにおいてはナマケグマがベンガルトラによって捕食されるケースがあるらしい。
ジャイアントパンダはヒョウやユキヒョウが天敵で、流石に健康な成体が簡単に負ける事はないものの、機敏なこれらの捕食者に子供を食われる事があるので、母親は我が子に木登りや崖登りのスパルタ教育を施す。
*【人間との関係】
時には動物園の人気者となり、時には猟師の手によって荒々しい毛皮やジビエの供給元となることもあるが、「&bold(){民間人から見た野生の個体}」に限れば、人を脅かす猛獣となることが殆どである。
生息地においては家畜や作物は勿論、時には人間をも襲う事から極めて厄介な獣として恐れられている。
**【伝承や文化におけるクマ】
一方で歴史的に見ればその獰猛さと戦闘力から畏怖の対象ともされる事もあれば、人間に近い仕草をする動物であることから様々な伝承が生まれてきた。
とりわけ蛮勇を誇る戦士達には信仰の対象とされた事もあるように必ずしも嫌われ者とは限らない扱いを受けている。
その中でも有名なのが北欧神話に登場し、今日では「狂戦士」とも訳される[[ベルセルク]]こと、バーサーカーか。
彼らはクマの毛皮を被ることで自らがクマになったと自己暗示し、ある種のトランス状態になってから戦に赴いたと言われ、時には盾に噛みついたりもする等、猛獣の如く、敵味方関係なく暴れまわったと伝わるのである。
また、ブリテン島の歴史を記した 『ブリタニアの破壊と征服について』(別名『嘆きの書』)にもクマに関する記述が見られる。
この書物は6世紀のウェールズ人[[僧侶]]ギルダスによって著され、ローマ帝国撤退後のブリテン島の混乱を描いている。
ギルダスによると、5世紀末に バドニクス丘でブリトン人とサクソン人の大規模な戦闘 があり、ブリトン人の勝利によって半世紀にわたる平和が訪れた。
しかし、ギルダスはバドニクス丘の戦いについて語る際、この戦いの指導者の名を記さず、「熊の乗る戦車が戦場を駆け巡った」 と表現している。
((ちなみに、9世紀初めにウェールズ人僧侶ネンニウスが著した 『ブリトン人史』 では、この戦いでブリトン人を指揮したのはアーサーだったとされる。&br()アーサーは一日で960人の敵を討ったと伝えられているが、ネンニウスは彼について[[王]]ではなく、一介の戦闘隊長だったと記しており、ローマ軍の流れをくむ人物であった可能性を示唆している。&br()そしてラテン語で熊は 「artos」 であり、これが変化して 「Arthur(アーサー)」 になったのではないかという説もある。&br()この点について、歴史学者 R・G・コリンウッド は、ギルダスの「熊の乗る戦車」という表現にアーサーの名が隠されている可能性を指摘している。&br()さらに、ルキウス・アルトリウス・カストゥスというローマ軍人の存在が指摘されている。&br()アルトリウスはブリトン人の軍隊の指揮者だったという棺が発見されている。&br()彼の名前は完全にローマ系であるため、現地に残存していたローマ人、または 混血の専業軍人 であった可能性が高い。&br()ブリテン(現在のイギリス)はローマの支配下にあったが、ローマの衰退により軍が撤退。&br()アルトリウス将軍はブリテンに定住し、サクソン人などの侵略者と戦ったとされる。&br()馬術の名手であり、その戦いぶりから、ギルダスは彼について 「熊の乗る戦車が戦場を駆けめぐった」と記したというのである。&br()そしてこの時代の戦いを称えたケルト人たちが、のちにアーサー王伝説を生み出した可能性がある。))
日本においては、というか厳密に日本においてはというのは少し憚られるが、アイヌ民族の儀式「イオマンテ(イヨマンテ)」がよく知られるところ。
&font(l){この祭りに題材を取った『イヨマンテの夜』という歌謡曲があるが、厳密には実際の儀式からはかけ離れているらしい。}
子熊を捕らえて飼育し、成長したら盛大に祀った上で殺すという儀式である。
アイヌの宗教観では、野生動物は動物の姿を借りて人間界に降りてきた神であり、神をもてなした後に神の世界に帰ってもらうという解釈である
この「殺す」は神の世界に送り返す意味があり、殺して得た肉や毛皮は祀り、もてなされた礼としてクマが人に残したものなのだ。
つまりイオマンテのクマは人里を訪れた賓客で、厳しい自然と共に生きるアイヌで産まれた恵みに感謝する大切な文化である。
また、アイヌでは自然界に宿る神霊を“カムイ”と呼んで畏怖と信仰を捧げているが、最も恐ろしいこの隣人(クマ)もキムンカムイ(山のカムイ)と呼んで距離を保ちつつ接していた。
寧ろ単に“カムイ”でもクマを指す場合も多いそうで、それだけ身近、かつ怖ろしい存在なのだ。
100%人間の手で飼育してるクマは、(危険なのは変わりないが)比較的人間に懐きやすいとも言われている。
サーカスで調教したクマを使った芸なども披露されている他、
第二次世界大戦中にはポーランド軍に従軍した「ヴォイテク」という名のクマの記録も残されている。
当初は余暇に兵士達が彼とレスリングに興じる(!)((勝敗は互角か負けることが多いことから手加減することを覚えていたと思われる。))など、ただのペットやマスコットとして扱われていたが、後に伍長の階級を与えられて((移動をする際に「動物は船に乗せられない」という軍のルールをすり抜けるために融通を効かせた。))弾薬を運搬する任務に就いていた。
酒やタバコを好む人間臭い一面も。
あと、&font(#ff0000,b){クマの肉は美味い}。
畜産が出来ず、狩猟でしか取れない、更には肉の獣臭が非常にキツく入念な臭み取りが必要になる為、数が出回ることは少ないものの、その旨味の強い肉は古来より珍重されてきた。
中国ではクマの掌の肉が最も美味いとされ、「[[熊掌>四八珍(食材)]]」として高級食材のひとつとなっている((特にハチミツをすくって食べる時に使う右掌が美味いらしい。だが左掌もクマ肉本来の旨味が味わえるとしてそちらを好む人も多い。))。
[[春秋戦国時代]]のとある王は、反逆した王子に包囲された際に「せめて死ぬ前に熊掌を食べたい」と願ったという。&font(l){息子は無視して父を攻め滅ぼした。}
日本では主に鍋や焼肉として食べられるが、中には[[ラーメン]]の具材として用いる等変わり種もある為、興味があるなら調べてみよう。
[[安藤さん>バキシリーズ]]のように、生の刺身を[[ワサビ]]と一緒に食べるというやり方は、安藤さんの胃腸が強いから大丈夫なのであり、一般的には寄生虫((旋毛虫(トリヒナ)など。))の心配があるので危険(殺菌作用のある[[ワサビ]]と食べるのは理に適った食べ方ではあるのだが)。
グラップラーでない方は(グラップラーの方も?)必ず加熱してから食べること。
また、その胆嚢を乾燥させたものは、生薬・漢方薬として古来より伝わってきた。
&ruby(ゆうたん){熊胆}(&ruby(くま い){熊の胆})と呼ばれ、健胃効果や利胆作用など消化器系に効くとのこと。
なお、[[ホッキョクグマ]]の肝、つまりレバーは有害。イヌイット(エスキモー)も古来から食用を避けてきた。
毒、というかビタミンAの含有量が多すぎて中毒症状を引き起こすほど濃厚なため。
ちなみに、漫画家・[[荒川弘]]氏は、自身のエッセイ漫画『百姓貴族』においてクマ肉について語っており、
氏の親父殿曰く&bold(){「(ヒグマは)完全山育ちのクマの肉は臭い。山のホテルとかから出る人間の残飯食べて育ったクマの肉は美味い。」}
…との事である(※個人の感想です)。
同時に、北海道で農業をやる者としてのヒグマの怖さ&s(){と、殺処分されたらさらし者にされたり皮剥いで剥製にされたりの哀れさ}も存分に語っており、必見である。
近年においては先述したように人間に似た仕草をする事からマスコットキャラクターのモチーフに使われることも少なくない(後述)。
**【害獣としてのクマ】
「[[獣害>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/%E7%8D%A3%E5%AE%B3]]」タグの内、約半分はクマによる事件項目である。
近年だと2023年の秋頃から翌年の春頃に掛けて[[秋田県]]を始め東北地方各地で&bold(){前例の無いレベル}での熊による獣害事件が多発したのは覚えている人も多いだろう。
因みに、熊による被害は特に&b(){“&ruby(ゆうがい){熊害}”}と呼ぶ。
それだけ、過去にも熊による不幸な事例が度々起きているという証左である。
#region(主な熊害事件一覧)
-[[札幌丘珠事件]](1878年)
-[[三毛別羆事件]](1915年)
-[[石狩沼田幌新事件]](1923年)
-[[福岡大ワンゲル部・ヒグマ襲撃事件]](1970年)
-[[秋田八幡平クマ牧場事件]](2012年)
-[[十和利山熊襲撃事件]](2016年)
#endregion
しかも、一度食べた味を覚えてしまい、人の所有物に味を占めて人里に降りてくる事もそう珍しくなく、深刻な問題になってしまうことも。
人間が襲われてしまうと、ここで人肉の食味までも覚えてしまった個体は凶暴な人食いグマとなって凄惨な事件を起こす可能性もあるとされる。
一度人や家畜が襲われると、その後同じ被害が増えやすいのはこの為。
&bold(){そして困ったことに、何かの味を占めた状態のクマは他の餌を見せても大して興味を示さないし、食べ物で誘導することも非常に困難((熊の愛護を訴えた団体が大量のドングリを与えようとしたのを批判されたのはこれが原因。目標とする個体を誘導できないどころか、他の個体を呼び寄せてしまう可能性すらある最悪手なのである。))}。
後述するが、実力行使で退治するのも骨が折れるどころの話ではない。&s(){なんともクマった奴らである。}
『麻酔で眠らせて山に返せばいいだろ』なんて言われることもあるが、&bold(){&color(#F54738){そもそもクマなどの大型の獣類に対しては、効果が表れるまで時間がかかり、撃たれたことで興奮して反撃や暴れて周囲に被害者などを出す恐れがあることから麻酔弾は原則許可されない。}}
&b(){麻酔と聞くと[[こういう代物>腕時計型麻酔銃]]を連想する人も居るかもしれないが、現実の麻酔薬はあんなに正確無比に発射できる&都合よく相手に眠って貰える代物では断じてない}(そんな即効性を持った麻酔薬では十中八九『眠り薬』どころか永眠させてしまう『毒薬』化するのがオチである)。
それをクリアしたとしても、麻酔銃を扱うには猟銃免許の他に獣医師の免許が、吹き矢は獣医師がクマに距離を詰める必要があると極めて条件が厳しく、必要な時に扱える人間が用意出来るケースは少ない。
更に麻酔弾は銃弾より射程も命中精度も劣り、吹き矢なら殊更届かない。熊の反撃をすぐ受けない距離から当てる事自体容易い事ではない。
よしんば命中したとしても、上述のとおり当たってから眠るまでに「何だか知らんが痛えじゃねえか!」と普通に暴れて襲ってくるので、射程の短さゆえ反撃を受けるリスクもそれだけ高くなる。
よって麻酔銃で眠らせる場合は罠を併用して動きを止めた上で撃つなど、暴れられる事へのリスクを軽減して使用するのが原則となり、よりシチュエーションが限られてしまうのである。
そして眠らせたとして、外来種にならない程度の離れた場所に運んだ所で&b(){熊の身体能力ならば平気で二山、三山程度の距離はのしのしと歩いて戻ってくる}(というか、その程度(数十キロ圏内)の範囲は熊からすれば庭の中だと思ったほうがいい)。
特に、前述の通り熊のスペックの中でも驚異的なのが記憶力と嗅覚であり、記憶を頼りに“お気に入りの餌場”を目指して戻って来る可能性は十分に考えられる。
解決どころかその場しのぎにすらならない。
……近年では、人里での熊の出没について、&bold(){無関係な}土地の人間や動物愛護団体から『駆除なんて酷過ぎる!熊が可哀そうだ!』など当該地の行政を麻痺させるレベルの多数のクレームが入るケースも問題視されたが、野生のクマは立派な猛獣であり、密猟ならともかく本当に駆除が必要では可哀想とも言っていられないのだ。
&b(){熊のスペックおよび性質を舐めている}としか言いようがない。BH「&font(l){ア}クマをなめるな!(バッ)」
人里に降りるのを覚えてしまった熊に対しての対抗手段としては、人間の身勝手だろうが残酷だろうが&b(){}&color(#F54738){現状は駆除一択}と言い切ってもいいレベルであり、逆に言うと熊が死んだ場所は他の個体も危険と察するのかしばらく近寄らなくなるといわれる。
だからといって、クレーマーへの皮肉で『そんなにクマが可哀想ならお前が率先して糧になってやれよ』とか、『プロの猟師の前では雑魚でしょ?』というのも大概安直な考えではある。
前者は、繰り返しになるが誰だろうと一度人を襲ったクマは人食いグマになる可能性があること。後者は一括りに猟師といっても、シカやイノシシともまた違うので対応できる猟師が限られていることから。慣れない猟師では最悪クマに反撃されてしまう可能性も決して低くないのだから。
日本では国がクマ駆除の補助金として8000円を補償し、更に地方自治体が加算する形でハンターへの報酬が支払われているが8000円だけではとてもクマ退治には足りない。
寧ろ、8000円と言うのは&bold(){『国が熊の駆除を公認しているから、地方自治体がその地域に生息している熊の能力や習性に合わせて褒賞を設定するよう』勧告しているだけ}と言った方が合っている。実際、後述の様に北海道の国有地で羆を退治した場合は、国は4万5000円の成功報酬を出している。
北海道奈井江町ではエゾヒグマの警戒に当たるハンターへの報酬を僅か日当8500円(発砲に至った場合+1800円まで加算)、即ち町の出す金は&b(){僅か500円}に設定した為に、&bold(){「危険な猛獣を相手にするのにこんな安価では非常識極まる!!」}と猟友会を激怒させ、報酬値上げを提示するも『交渉決裂』宣言され出動を辞退されるというトラブルが2024年に起こっている。
━━因みに、このニュースでは「8500円では安い」という話のみが伝えられて比較対象となる相場が全く話題に挙がっていないので詳しい事情は調べないと解らないことなのだが、相場としては20000〜25000円が妥当とのこと。(上述の8000円をスタートとして発砲で+5000円。駆除で+10000円〜の加算となるのが&b(){普通}。)
具体例としては札幌市はパトロールに日当2万5300円、捕獲・駆除した場合が3万6300円。
猟友会側が提示した仕留めた場合4万5000円という報酬は北海道の国有地や北海道が直接管轄している土地での羆退治の相場である。
自治体によっては、害獣の中でも特に危険な熊に対しては&b(){駆除に成功したなら諸経費込みで50000円以上出す}と定めている所もあるそうなので、如何に奈井江町の件が&b(){べらぼうに安かったのか}が解る。
……そりゃ猟友会のおっちゃん達も怒るがな。熊の脅威もそうだが、駆除する猟師の人命と技量を軽視して良いとも誰も言っていない。
ちなみに、基本的に銃規制が厳しいカナダでも、ヒグマに匹敵する猛獣が出る地域では&bold(){狩猟免許は運転免許と同じ位重要なライセンス}であり、個人の猟銃や大型拳銃の所持にも比較的寛容。無論、教習場と猛獣相手以外の使用は罪に問われるが。
これはカナダは熊の生息地が豊富で、日本の山林と比にならないレベルで熊と鉢合わせしたり、自分の敷地に入り込んでくる可能性が高いため。毎回助けを呼ぶより、自分で追い払う手段を持たないと生活できないのである。
勿論、日本では一般人の銃自体が許されていないので、一般人にとれる手段は威嚇の激辛スプレーを浴びせる位。たとえ警察や自衛隊だってクマの駆除に武器を持ち出すのは(法令的にも)色々と難しい。
つまり、&bold(){熊対策は尚更自治体と猟師に頼らざるを得ない}という現状なのだが、いくら武器があっても油断できない危険性、命懸けにも関わらず不安定な待遇、銃や罠の免許を取り猛獣と「戦う」という職務の特異性…といった事情から後継者不足にも悩まされているとのこと。山林の保安官には課題の方も山積みなのである。
**●戦闘力
では、猛獣としてのクマがどれ程恐ろしいスペックであるか、簡単に解説しよう。
***・パワー
まず見た目通りの強烈な筋力から繰り出されるパンチ。
小型のツキノワグマでも数百kg。
実はこの数字だけだと、鍛え抜いた人間でも出せる。
ヘビー級のキックボクサーはパンチ1トン弱、キックだと1.2トンなんてすごい数値を叩き出す。
人間のフィジカルも捨てたもんじゃないね。
だが、クマの場合、このパンチに五本の爪が加わるのだ。
自然界で磨き抜かれた爪の鋭さはそれこそナイフに匹敵する。
軽くなでられただけでも人の皮膚などひとたまりもない。その気になれば顔なんて簡単に抉られてしまう。
熊害に遭った人の「重傷」というのは、ぶっちゃけ原型を留めていないレベルで粉砕されている。
レントゲン写真くらいならググれば出てくるが、覚悟抜きで見るべきものじゃない。
そして噛む力も人間の7倍くらい。骨なんかそのままかみ砕く。
クマの中では弱い方のツキノワグマでもこの攻撃力。ヒグマともなれば&bold(){200kgの牛を真っ二つに切断したなんて事例もある。}
加えて、熊のパンチは切り裂くという攻撃の性質上、比較的長い時間、力が加わる。
1985年に当時ヨーロッパボクシング連合のヘビー級王者に戴冠したフランク・ブルーノ氏のパンチ力を分析した論文が英国の医学誌「BRITISH MEDICAL JOURNAL」に掲載されている。
確かに、ヘビー級の一流プロボクサーのパンチ力は計測器で実測された値で4000N以上(≒400kgw)、絶好調かつ人間の頭にクリーンヒットした際の想定威力は6300N以上と実証されているが、その力は14msと言う瞬間に集中している。
即ち、瞬間的な力の最大値はヘビー級の一流プロボクサーとツキノワグマは大差無いが、力の働く時間の長さの違いから力積、即ち運動量への影響とそれが転化した破壊力の面ではツキノワグマが圧倒している。間違っても真正面から立ち向かおうなんて考えてはいけない。
***・防御力
そして分厚い筋肉と毛皮は、そのまま生物らしからぬ頑強な鎧となり、4枚重ねのジーンズでも容易く貫通するオオスズメバチの針さえ受け付けないほど。
サバイバルナイフのような刃物では毛皮に刺すことさえ厳しく、打撃等は仮にスレッジハンマー等で殴っても衝撃が分散されてほぼ無意味と化すであろう。それぐらい熊の防御力は凄まじいのである。
頭部等の堅くとも脂肪や毛の薄い部分に直撃させ、それで驚いて逃げてくれればよいが、命の危険を感じさせて逆上させたり、恐怖で全力で殺しに来る可能性もあり却って危険。
拳銃の中でも特級の強装弾…例えば&bold(){[[44マグナム弾]]並の威力を持つ拳銃なら、辛うじて一撃で即死あるいは昏倒させられる}見込みがある。
人間相手にはオーバースペックなこの弾丸とそれを使った拳銃は、他でもない&bold(){クマの生息地における護身用}として製造されているのだ。
その5~7割程度の威力の[[.357マグナム>コルトパイソン]]ですら「自動車の外板をほぼ確実に貫通した上で中の人間を倒す((尤も、自動車のドアは意外と薄い鋼板で出来ているので、垂直に着弾すれば.38スペシャル程度の対人弾でも貫通するが、斜め着弾でも確実に貫通した上で中の人間を一撃で昏倒させるとなると.357マグナムぐらいの威力が求められる))」と言う状況を考えて作られている強装弾だが、此れすらクマに対しては「複数発を立て続けに胴体の急所に撃ち込んで辛うじて無力化出来る」、即ち相応の腕の人間がギリギリまで引き付ける必要があるし、複数発を一気に撃たなければならない故に牽制射撃に使える弾数も限られるのでやや非力。
因みに、一般的な軍用大型拳銃の威力は500~600J程度、日本の警察が使う.38スペシャルや.32ACPが其々270Jや170Jなので、1500Jの44マグナムや900Jの.357マグナムの威力は段違いに大きい。
それでもあくまで『辛うじて、ラッキーパンチで』というレベルであり、相手がクマさんという想定の時点で大口径のライフルやスラグ弾を装填した[[散弾銃]]が必要。
さらにクマの頭部は図体に対して意外なほど小さく、頭蓋骨も分厚く強固。形状も人間とは異なる三角形に近い&s(){防弾仕様}形をしており、垂直に直撃させるのが難しい関係上銃弾が丸い頭蓋で滑って中まで通らない。
では身体に撃ちこむのはどうか?これも十分有効であり、猟師さんだって狙うことがある。
流石のクマさんといえどもそこはあくまで生身の動物。骨の曲面で逸らされない限りは容易に毛や肉を貫通し、四肢はともかく胴体に当たれば内臓を傷つけて致命傷になる可能性もあるだろう。これに関してはマグナムなんぞ用意せずとも、普通の拳銃の威力でも十分に可能らしい。
しかし、それでもクマさんが倒れるのは&bold(){ブチ切れて相手を紙くずのように引き千切り、寝床に帰って緊張が切れた後の話}であって、致命傷といえどもその場で倒れてくれるわけではない。
「目の前のクマに銃で勝つ」というのは前提として脳みその一部や、首・背骨を粉砕することで頭から出される「運動する命令を遮断する」ことにあり、これに失敗した時点でクマに反撃のターンが生まれ、&bold(){反撃されればほぼ確実にこちらが死ぬ。}
専用の準備をしていない限りは、人類にクマさんの防御を突破する方法は基本的に存在しないのである。日ごろから重機関銃を持ち歩いている人間もまさかいないであろう。
***・スピード
では逃げられるかというとこれも難しい。
クマの走るスピードは時速60kmにもなる。
短距離走の世界記録者でも40kmそこそこだから、人間には絶対に逃げ切れない。原付でも逃げ切れないだろう。というよりクマは本気で走れば&bold(){車や兎と並走できる}というべきか。
かつては、死んだふりと共に木の上に逃げれば良いなどと言われていた時代もあったが、実際の所はツキノワグマ等の比較的小型のクマは高い木に成っている木の実や果実も普通に登って食べており、むしろ木登りは得意な動物。
木の上で助かったというのは&b(){途中で面倒臭くなりたまたま追う気がなくなっただけ}という説が有力である。
因みに、300kg以上に達するヒグマ等の体重が重い大型のクマでも、その気になれば木登り自体はできる。
ただ、&b(){木が折れそうになるとか、そこまでして木の実を食べても大して腹が膨れない}という理由であまり木登りをしたがらないのも事実のようだ。
逃げ筋のわずかな可能性としては、前足が短いので下り坂をやや苦手にしているくらいか。
全速力で坂を下って逃げた際に、追いかけてきた熊が運良く転がってくれたことがあったという。&font(l){反対に坂道を登るのは超得意。断崖絶壁みたいな崖も登るし悪路も何のその。馬力と機動力を考えるとSUVとかランドクルーザーなんか目じゃないぞ。}
***・五感
視界から外れるように隠れるというのもクマ相手ではほとんど効果がないとされている。
なぜならクマの嗅覚は哺乳類の中で最強レベルであるため。
嗅覚が優れていることでお馴染みの犬は&sizex(5){人間の約1億倍}の嗅覚を持つが、熊はその10倍である&sizex(6){人間の約10億倍}の嗅覚を持つとされている(具体的な数値には諸説あるが、嗅覚が良いということだけは間違いない)。
いわば野生生物にして探知犬のエリートのようなものである。
同時に音にも敏感。聴覚は人間の500倍くらい。
ただしその特性を逆手にとり、熊避けの鈴や[[ラジオ]]を鳴らすことで熊のほうを警戒させて近寄らせないというのは効果があるという。
では耳と鼻がいいなら視力は鈍いのかといえば、意外にも視力は人間と同程度と十分であるうえに夜目も効く。夜や暗所でも人間の50倍くらいの視野が確保できるという。
なので、平気で動物が恐れるはずの火にも突っ込んでくるのを目が悪いから痛い目にあったんだ、とか考えるのは間違い。
そもそも「軽い火傷は痛い目のうちにならず」で、&b(){火傷させて痛い目に合わせようと思ったら、少なくとも火炎放射器クラスの火力を真っ向から浴びせるくらいしないと意にも介さない位に頑丈なのが熊}なのだ。
***・ステルス性
大型肉食哺乳類に共通しているが、小さな遮蔽物でも最大活用して驚く程巧みに身を隠し、気配も殺す。
人間より聴力に優れているので、両者が出会った際にはクマの方が先に気付いて茂みに隠れて人間側を監視している例も良くある。
***・適応力
クマの仲間は多くが雑食として知られているが、これは&b(){人間のように栄養バランスを考えて食物を摂っている(摂れる)という意味ではなく}、肉だろうが果実の類だろうが食べ物なら何にでも手を出し、そこにある物だけで食べるという意味である。
また、&b(){手頃な食糧源を見つけたのなら、無くなるまではそこを餌場と決めて活動する}という習性があり、特に気に入った好物があれば当分の間それ&ruby(●●){だけ}を探して食べようとする。例えばシャケがたくさんいる川辺なら、シャケがいなくなるまで意地でもシャケしか食べない生活がクマにはできる。
仮にそれが人間に向いてしまった場合、当然誰かに襲いかかってでも人を食べようとする流れになるわけなので…。
何でも食べるが、ある意味では呆れる位の偏食なのだ((かの[[三毛別羆事件]]のクマは被害者を襲うのとは別に、味を占めたらしい女性の遺体だけを食べていたという。))。それ位に食べ物に関する記憶力がよく、好物への拘りも強い。
決まった柿の木なんかに毎年のように同一の個体や&b(){その子供}まで出没したりする現象もこれが原因。止めるにはクマを直接退治するか、柿の木を撤去してしまう位しか他に手がない。
要するに、生物としてのスペックにおいて人間がクマに勝てる点は&bold(){知能だけ}である。いくらクマでもさすがに看板や立て札は読めない。
……ただし、これも生物としてのスペックの話であり身近で接する野生動物としての熊と相対した場合には、最低でも&b(){本項目の基本情報ぐらいの知識が無い}とまともに対処できないレベル。
野生動物としては&b(){相当に賢く狡猾な部類}の動物の上に身体能力もバカ高いという、とんでもない怪物であることは忘れてはならない。
**●一般人は勝てるのか?
結論から言うと、海外であれば先述の様に[[44マグナム弾]]を使える銃を所持・練習して「理屈としては至近距離で勝てる可能性がある」「こちらから積極的に挑むのはきついが、牽制射撃で有効打になる攻撃手段を所持している事を見せつけて威嚇出来る」と言う戦力差。
これも、銃を持てない日本国内では通用しないので他の手段しかない。
例えば、手持ちの道具で鼻(理由は後述)を殴り返す、撃退スプレーを全力でぶっかける、脅かして逃げてくれることを祈る…
つまり、絶命させるまで圧倒するのはまず不可能。とにかく威嚇して追い払う以外にはないのである。
尚、ある意味では身近で挑める猛獣ということで創作なんかでも素手で熊に挑むシチュエーションを描かれる事があるが、現実的には&b(){絶対に考えてはいけない}状況である。
先ず、前述のようにクマの体長そのものは大型の、それも成長しきった雄熊でもなければ人間より大きいということはないが&b(){体重は最低でも3倍超の筋肉と脂肪の塊}であり、前述の人間の如きの筋力では&b(){ダメージなんか通せる訳がない}。
重ね重ね&b(){熊のスペックを舐めてはいけない}。
最小のツキノワグマですら&b(){平気で木の幹をへし折ってくる}ぞ。素手で熊に勝つなんてのは万に一つもあり得ないと思った方が良い。
身体的な構造でも熊の前脚の振りのスピードは人間を遥かに凌駕するので受けることは勿論、捌くことも避けることも難しいだろう。
それならいっそのこと抱きつきに行くほうがマシなレベルだが、今度は噛みつかれるリスクも生じることだろう。
そして、何よりも恐ろしいのは&b(){基本的に熊が狙ってくるのは頭部と剥き出しの首である}ということ。
本能で、そこが生物の急所と知っており、その急所に&b(){必殺の一撃を与えられる能力を持って生まれてきた}のが熊なのだ。
……そして、熊の一撃をうけた場合、体重があり&b(){頚椎を一撃でへし折って絶命させてくれるヒグマ等の大型のクマ種の攻撃}ならともかく、
&b(){小型のツキノワグマ等の攻撃の場合}には絶命させられない代わりに&b(){顔面がえぐり取られて失明や頭蓋骨骨折などの大ケガを負わされ、命を取り留めても後遺症を負ったままで生きることを余儀なくされる}……という、大きすぎるリスクを背負わされる可能性が高くなる。
よって、熊を前にして下手に立ち向かうという選択肢は推奨されない(&b(){頭部と首を腕で守るようにして“亀”になることが生存確率の高い防御法}として推奨されている)。
却って、自分の体力に自信のある壮健な男性が熊によって重症を負わされた場合には、生き残ってしまった分だけ後の生活が悲惨なことになることを忘れてはいけない。
……それでも、どうしても戦わなくいけなくなった場合に、ダメ元で攻撃するのならば&b(){鼻を狙う}のが有効とされる。
最も優れた感覚器官だけに&b(){火すら通用しない熊の外皮の中で}唯一の弱点……と呼べなくも無い部分なんだそうな。
何しろ、記憶にも新しい2023年10月に北海道で発生した消防団員が小柄なヒグマ(体長は120cm程度。)に襲われた熊害事件では、襲われた同僚を助けるべく&b(){サバイバルナイフを眼球に突き刺したが意に介さずに同僚を襲い続け}、それならばと、&b(){後に致命傷となった首にナイフを突き刺す攻撃}を行ったのだが……それでも、ヒグマはやっと離れてくれた程度の結果でしかなく、更に攻撃を加え続けたことでやっとこさ逃げていってくれた。
……しかし、このヒグマは絶命するまでの間に&b(){下山する消防団員達に再度の接触(襲撃)}を図っていたようで、気付いた消防団員達が石を投げる等して再度の接触は避けたから生還できたものの、改めての熊のタフさと執念深さが窺える話しである((このヒグマは消防団員達との接触の前に大学生を喰い殺した後に遺体を保存食としており、消防団員達がそこに近寄ってきた=ヒグマ視点からすると自分の餌を守るための行動だったと分析されている。))。
同じ感覚器官で、しかも人間ならば確実に鼻よりもダメージがありそうな眼を負傷させられてもこの有り様だったあたり、ガチで&b(){人間の常識が通用しない生き物なのだ}と考えるべきである。
なお余談ながら、件のナイフは&b(){刃渡り5cm}という熊を相手にするにはあまりにも心もとない短さだった((銃刀法違反にならない大きさ(刃渡り6cm以内)だとこうならざるを得ないのだが…))ので、熊の脅威を知る人々を驚愕させたという話もあったり。
よくクマに出会ったら死んだふりをすればいいと言われるが、これは間違いどころか&font(#ff0000,b){自殺行為そのものである。}
何故ならクマに限らず食肉目全般は死肉も食べるためである。
&u(){&b(){正しい対処は背中を絶対に向けず、ゆっくりと後ずさりしながら逃げる事。背中を向けて逃げるなんてのは絶対にNG。熊は背中を見せて動くものを追う習性があるからで、足の速さでも人間如きでは絶対に敵わない。鹿や兎でも追いつかれる事が度々ある。}}
逆に言えば、新たに動くものを追うので結果として動かないものが後回しにされることになる。これが死んだふりの迷信が生まれた原因なのかもしれない。
また、クマは&bold(){手に入れた物に異様に執着する習性がある}為、食べ物やバッグなどを奪われたからといっても&bold(){生きているうちに絶対に取り返してはいけない。}
前述の“お気に入りの餌場”の件も含めて、警戒心が強い反面、&b(){自分の所有物に対する異常な執着と邪魔された場合の報復が怖い動物}なのを知っておかねばならない。
因みに、三毛別羆事件では犠牲となった女性の遺体が保存食として地面に隠され、それを村人が供養の為に掘り出して持ち帰ったら襲撃された事例があったことで知られているが、ロシアでは&b(){ヒグマがまだ生きている女性を保存食として地面に埋め、その女性が絶望的な状況の中で助けを求めた事件}が2019年に発生している。
2023年には雌のツキノワグマがスズメバチの巣を捕食しようとした際、大量のスズメバチに纏わりつかれてさすがのツキノワグマも撤退したが、&bold(){ものの数秒で戻って来て再度巣の捕食を開始。}必死に攻撃しても一向にどかないツキノワグマにスズメバチも観念したのか、巣を放って去っていった。
このように一度手に入れたものに対する執着心は非常に強い。
更に子育て中のメスの熊は&font(#ff0000,b){大変気が立っており近づく者を容赦なく排除にかかる危険な状態}である為、子熊を見かけたら即座にその場を離れよう。ピリピリした母熊がまず間違いなく近くにいるからだ。
[[ライオン>ライオン(動物)]]なら死なない程度に手加減してくれる可能性も高いが((女優の松島トモ子女史は子ライオンに迂闊に近づいて母ライオンを怒らせた事が有るが、人間慣れしている群だった事もあり、爪を引っ込めた手加減済みの殴打で殴り倒されてライオンの群れの真ん中で凄まれる程度で済んだ))、熊にはそこまでの社会性は無いのだ。
……と、色々と恐ろしさを強調してきたがそこは賢くも臆病な野生動物。
クマはクマで人間を危険な存在として恐れているような一面も有り、地元の爺ちゃんに撃退されてあっさり逃げ帰ったなんてラッキーパンチもしばしば耳にする話ではある。
他にも、市街地に入り込んだクマが人間の子供と鉢合わせしてしまうが、連れていた飼い犬が咄嗟に子供とクマの間に割って入って大声で吠えた為に怯んで逃げてくれた、と言う事例も報告されている((この犬は元々熊猟師の猟犬として品種改良されたという秋田犬であった。犬の中でも大柄かつ機敏な種類なので、熊と対等に張り合ってくれたという幸運でもある。))。
そういう訳で、基本的には人を怖がってくれるはずのクマだが、近頃は人間を見慣れたのか人の活動圏にも平気で入り込むクマ(通称:アーバンベア)の情報が増えており、臆病さについては絶対とは言えなくなってきてしまっている。
実際、上記の消防団員達も山に入るにあたり&b(){熊除けの鈴も含めてガンガンと騒音を鳴らしまくっていた筈が襲われている}。
知らないところで人を襲っている可能性もあるので、どういう結果になるかはともかく熊が出た場所には近寄らない・噂を聞かなくても山に入るのなら警戒や準備を怠らないのが一番である。
これまでの能力からお察しの通りだが、知能自体はかなり高い。
人間の顔を覚えたり、飼われた熊であればヒトと遊んだりする事もある。
しかしそれでも忘れてはいけない。熊はヒトと友達になることはあるが、&bold(){それがヒトを攻撃しない理由にはならない}事を。
実際、長年に渡りクマを家族同然に育てていた飼い主が殺された事例((この事件のツキノワグマは殺された主人の側で所在なく座り込んでいたとされ、止むなく殺処分となった際も家族は「恨んでないし、このクマも大好きな飼い主のところに行けたと思う」とインタビューに答えている。長年可愛がられた家族同然のクマと近所でも有名だったが、ささいなきっかけで興奮したか何かで起きた不幸な事故だったのだろう。))や餌の確保が難しくなって飢えていた熊がクマ牧場の飼育員を襲った事件なんかも記憶に新しい。
なお、クマに限った話ではなく飼育された獣全般に言えることだが、野生環境よりずっと高齢まで生きることによる大きな問題が認知症。
人間の症例でなんとなく想像つくだろうが、年を経た獣も飼い主を認知できなくなり野生本来の凶暴性を取り戻してしまうことがある。
またやはり高齢による身体能力や感覚の低下、特に目や耳が利かなくなるというのは野生動物にとって文字通りの死活問題なため、
想像以上にストレスが溜まっており些細なきっかけで爆発してしまう。
高齢のペットに襲われたという事件は意外と多いのだ((身近な例だと大型犬に噛まれたなんて事件を耳にするだろう。))。
&bold(){そもそも、高齢個体を養う習性が有る哺乳類は人間、ゾウ、ライオン、シャチ((しかも、これらの種でも長老の雌は子育ての指導役として尊重されるが、雄はそこまで厚遇されない。))等の例外的と言える少数種のみなので、人間の常識が特異とも言える。}
*【&font(#ffd700,b){ツキノ}&font(#000000,b){ワグマ}】
**概要
日本や中国、朝鮮半島からロシアにかけて生息している。
以前は日本のものだけをツキノワグマと呼び、大陸のものはヒマラヤグマと呼んでいたが同種とわかって日本産は亜種のニホンツキノワグマと呼ばれるようになったという経緯があるため、現在でもこの別名が使われることがある。
かつては&bold(){&color(#60EE3C){ニホングマ}}と呼ばれていた。
名前の通り胸に月の輪を思わせる模様があるのが特徴で体毛は黒い。
体毛や体型にはバリエーションもあり、赤みがかった個体や茶色みがかった個体、月の輪の存在しない個体も存在する。また、東南アジアのツキノワグマには金色の毛色の個体まで確認されている。
クマ科全般に言えることだが、肩甲骨が発達しているため中にはヒグマを思わせる広い肩幅を持つ個体もいる。
日本にいる個体群は平均体長120cm〜140cm。体重70〜120kgほどとされ、一応はこれでも比較的小柄な部類。((より小さい熊種にマレーグマと台湾ツキノワグマの2種類がいる。ゴビヒグマやシリアヒグマもオスの大熊で150~180㎏とあまり変わらない。))
それでも体長160cm、体重150kgクラスは日本でも普通に見られるとされており、大きい場合では、体長165cm、体重200kgに至ったという記録も存在する。
また、更に寒い((寒い地域ほど大型の個体が増えやすい、ベルクマンの法則によるものという説が有力。))ロシアでは体長180cm体重250kgにもなる巨大な個体が確認された事例もあるという。
4歳からが成熊のラインだが、オスは15才くらいまでは体が成長する。十代後半辺りから急激に衰え、20歳手前辺りに寿命を迎えるというケースが多い。
[[金太郎]]と相撲を取った熊も生息地的にこの種だと言われているようだ。
**巨大個体の記録
1993年春、[[長野県]]秋山郷にて&bold(){&color(#F54738){冬眠明け直後にして体長240cm体重210kg}}にもなる巨大な個体が捕獲された。
&color(#F54738){他の巨大クマとしては1966年に[[秋田県]]で捕獲されたという体長200cm、体重200kg。最近の記録ではマタギYouTuberが捕獲に成功した237kgのオス。および、180kgのメスの個体が確認されている}。
岩手県では2015年体重こそ100kg級だが体長2mの巨大な個体が捕獲されている。
クマは冬眠中に痩せるため、冬眠直前から明けるまでに体重が3割減少すると言われている。また、オスの場合は夏の繁殖期になると食事そっちのけでメス探しとオス同士での喧嘩に励むため更に痩せていく。ちなみに冬に見かける個体は、何らかの理由で冬眠し損ねている場合が多い(通称:穴持たず)のでやはり痩せる(そして殆どは空腹や寝不足で機嫌が悪い)。
なので、&color(#F54738){冬眠直前が一番体が重く、真夏になると体重もその半分近くまで痩せることになる}。
そのため、ツキノワグマの体重については計測された時期もかなり重要である。(例えば、&bold(){冬眠前なら300kg}前後の大台にも乗っていた可能性も推定されている。)
**一般的な大きさ
&bold(){&color(#F54738){ニュースなどで発表される国産ツキノワグマの大きさは体長1mとされ世界最小の熊であるマレーグマの平均体長120〜150cm程度と比較しても異様に小さい}}。
新しい資料になるほどより小さいサイズに更新されているようだ。
また、体長がマレーグマの子熊並みなのに対し体重は60kg程度とマレーグマの成熊並みである。よく「立派なオスグマは100kg程度」と紹介されるが体長が1mぽっきりでは大変なメタボであり「山に餌がなく出没」と明らかに矛盾である。
国産ツキノワグマの場合、北海道のヒグマなどと違い体長は背中に這わせるのではなく鼻先から尾の付け根まで直線であるため体の凹凸分小さな数字になる計り方をしている。
また、学術調査や行政の計量では100kgが上限の体重計を用いているため、それ以上重い個体は100kg超として一括りとなる。
とはいえ、100kg以上の個体でも勿論具体的な記録はあり、駆除された個体の年齢などの詳しい記録も公表している場合がある。例えば[[山形県]]と[[富山県]]によれば、概ね成熊の平均は
・&bold(){&color(#3B4EF0){オス 体長140cm 体重90kg 身長180㎝}}
・&bold(){&color(#F54738){メス 体長130cm 体重70kg 身長170㎝}}
ほどである模様。&bold(){オスの成熊であれば100㎏は中堅サイズである。}
ちなみに山形県の記録は冬眠明けの痩せた時期、それも4〜5歳のやや年若い個体が多く、若干小さめな傾向となる。両県ともに体長なら170cm体重なら180kgという記録もある。
こういった資料を見る限り、&color(#F54738){オスグマは体長130〜160cm、体重70〜130kg、メスグマなら体長120〜150cm、体重50〜80kg、立ち上がった背丈なら160cm〜2m、ほどが「現実的に遭う可能性があるサイズ」と言えるようだ。}
**遺伝的性質
&bold(){国産のツキノワグマはツキノワグマの枠内にいながらも大陸産のツキノワグマより原始的}でありやや特異な位置にいる。そのため、日本固有種とまでは残念ながら言えないようだが遺伝的に個性があるため&color(#3B4EF0){エゾヒグマが海外産と同じ遺伝子であるのとは対照的にニホンツキノワグマは日本にしかいないことになる}。
そもそもツキノワグマ自体が熊の原型に近い骨格とされるため国産のツキノワグマはいわゆる「[[生きた化石]]」に近いと言える。
遺伝的には東北から北陸までの&bold(){東日本グループ}、&bold(){紀伊半島・四国のグループ}、中国・近畿などの&bold(){西日本グループ}に分かれる。
最大記録はともかく平均的な大きさは地域ごとにほとんど格差はなくなんなら九州で220㎏の記録もある。
**戦闘力
クマとしては確かに小柄の種類((他の猛獣との比較だとジャガーや小型の虎くらいのサイズである。))とはいえ、日本の本州においては事実上生態系の頂点に立つ肉食獣である。
「&bold(){ククク…奴は日本のクマの中でも最弱}」というのも嘘ではないが、日本国内では比較対象がヒグマしかいないため数値上はあちらに劣るというだけに過ぎない。
&s(){そもそも生息地は綺麗に分かれているので、本州以南ではヒグマと比べてもあまり意味はない…。}
尚、小柄なだけあってか非常に敏捷性が高いという長所もあり、移動力もある。寧ろ、活動範囲の広さ故に脅威となるケースも挙がっている。
&color(#3B4EF0){体長1メートルほどのメスグマでも成人男性のふともくらいの生木をへし折ったり猪用の檻の鉄格子を引きちぎるのは余裕であるため、小柄な分むしろ捕まえ辛く厄介という考え方もできる}。
&color(#3B4EF0){ジャンプはやや苦手なようだが2.5メートルの高さに届くため、小熊に跳びつかれて大人が失明させられた事例も複数存在する。}
2024年12月の秋田県のスーパーでは、ツキノワグマが立て籠もった際特注クマスーツをはじめ完全武装の機動隊員が対応に当たったが、突入してクマを取り押さえるなどはできなかった。
これはクマスーツで鋭い牙や爪を防げるとしても、膂力による衝撃は受けてしまうため。&color(#F54738){プロボクサーのグーパンチや成人並の体重で踏みつけ(しかも自動車並みのスピード)されては防具を着込んでも厳しい。}
ヘルメット越しでも頭部に大きなダメージを受けて亡くなったというケースも多数存在する。
そんな訳で&color(#F54738){&bold(){一人一人が武道の有段者など腕利きの格闘家である機動隊であっても、クマの傍に突入して素手で叩きのめすのは困難であるとされる}}。
[[石川県]]でもツキノワグマの立て籠もりが起きているが、やはり機動隊などが突入することはできず、最終的に猟友会によって駆除されている。また、自衛官が襲われて重症を負ったケースも有る。
***運動エネルギー
ツキノワグマ、大谷翔平、力士の全力疾走の運動エネルギーを計算してみよう。
・ツキノワグマ(体重50kg/時速50km)⇒81×10⁴J
・大谷翔平(体重95kg/時速33km)⇒67×10⁴J
・力士(体重150kg/時速22.5km)⇒49×10⁴J
&bold(){50kgと小型もしくは亜成獣熊を想定したがそれでも大谷選手より運動エネルギーが大分大きいことがわかる}。体重の大きな力士が以外にも運動エネルギーが比較的小さいが、これは体重は1乗に対し速度は2乗されるためである。
さらに、&bold(){ただ運動エネルギーが大きいだけでなく1点に集中してくる。}大谷選手の全力疾走を優に超えるエネルギーが顔や胸腰膝などに集中するため、タックルの一撃でも人間には重大な一撃になることは間違いない。
また、ツキノワグマの体重は上記の通り50kgがボトムであり、新潟では車と並走した例もあるため実際には上記より幾分大きな運動エネルギーになることが予想される。例えば&bold(){80㎏のツキノワグマが時速60㎞で走れば運動エネルギーは187×10⁴Jと大谷選手の3倍近くなる。}
**食性
草食寄りとされる場合が多いが、勿論肉も食べる時にはきっちり食べる。
鹿やカモシカ、猪といった草食獣の捕食に加えて牛や豚など大型家畜の食害例も存在する。実際に岐阜県などを調査した海外の研究者もカモシカの捕食が複数回確認されていて、&color(#3B4EF0){「カモシカの唯一の捕食者」}とされている。
体格差も考えてか主に幼獣を襲うケースが多いものの、&color(#F54738){&bold(){1999年[[栃木県]]で体重90kgのツキノワグマが種豚(体重300kg級)始め複数の成豚を捕食した例もある}。}
2020年代になってからも[[長野県]]で豚3匹が食害される他[[秋田県]]でも子牛の食害事件が発生している。
&bold(){&color(#3B4EF0){秋田では牛豚を食われて廃農するケースも複数出ている}。}
[[兵庫県]]では罠にかかった鹿を襲って食べるケースが頻発している。
鶏の食害と廃農は全国で例がある。
[[滋賀県]]で野生のツキノワグマが狩りをする映像がyoutubeで公開されているが、ツキノワグマの食肉目としての1面を垣間見ることができる。
&bold(){炭素同位体の研究ではオスの大熊に肉食性の高い個体がいることが分かっている。}
海外では水牛を捕食した事例が知られている。
**事件
日本最大の獣害事件はヒグマによる[[三毛別羆事件]]とされるが、&bold(){&color(#F54738){ツキノワグマも江戸時代に11人の人間を捕食した記録がある。}}現在の青森県八甲田山である。仕留められたツキノワグマは体長160cmの高齢のオスグマだったと言われている。(「弘前藩庁護国日記」がこの事件の大元の出典とされている。)詳細は[[青森県]]を参照
ツキノワグマにおいても、ヒグマ同様に人食い及び大型家畜の食害事例があるがヒグマと違い大きく報じられない傾向にある。有名な十和利山、戸沢村以外に2000年代に山梨と長野で成人男性が食害される被害がある。詳細は[[長野県]][[山梨県]]を参照
また、壮年男性の重症死亡事例もツキノワグマの場合大きく報じられないが、2024年だけでも複数の重症死亡事例があり中には両眼失明の上顎粉砕という悲惨な事例もある。
外国人の観光客に重症被害が出たこともある。
***二次被害
奥日光ではツキノワグマ出没を受けて修学旅行がキャンセルになるなど、人的被害に対する二次被害として観光客のキャンセルも発生している。
こういった点も知床や三毛別事件跡地が観光名所になっているヒグマとの大きな違いと言える。
北海道という特別な場所が非日常感を演出してくれる効果があるのだろう。
他に、ヒグマの場合何m何百kgというサイズで解説されるがこういう巨獣に襲われる姿は少々想像し辛いのではないだろうか。一方、ツキノワグマは普通サイズは大型犬程度、大型でもせいぜいヘビィ級の格闘家程度のサイズを解説されるため、襲われた際の痛みやダメージを想像し易いのではないだろうか。
実際、追記者はトラやライオンよりヒョウやオオヤマネコのほうが出会った時を想像すると怖い。
**九州のツキノワグマ
九州の個体は1987年に[[大分県]]で捕獲されたのを最後に確認できず、2012年に絶滅が宣言されている。
なおその個体はDNA鑑定の結果、ミトコンドリアDNAが[[福井県]]嶺北地方から[[岐阜県]]西部にかけて分布しているものと同一という結果が出ており琵琶湖以東から九州へ移入された個体、もしくはその子孫と考えられている。
九州では温暖な気候によって林業が発展し、クマの餌となるドングリの生る広葉樹林が伐採されてスギやヒノキなどの植林が進み、森の分断も進んだことで越冬が難しくなったためと考えられている。
よりによって熊の名を冠する県が九州にあることについては後述。九州最後のツキノワグマについては[[宮崎県]]を参照。
九州産のツキノワグマは骨格からの推定で130㎏級の雌熊が確認されるなどベルグマンの法則に反して大型の個体が多いことやそもそもツキノワグマは九州から北上してきたことなどから大陸産大型亜種とのハイブリッドではないかといわれている。
**ロシアのツキノワグマ
ロシアのツキノワグマは国産のツキノワグマよりはるかに大きくなる。10数個体の簡素な調査で体長190cm体重190kgの雄熊が含まれるなど&bold(){日本なら伝説級の個体がゴロゴロいる}。日本で同様の調査を行えば体長130㎝体重100㎏程の雄熊がいれば御の字だろう。
&bold(){ロシアでは、}
・&bold(){オス 平均130~160㎏ 大型200~250㎏}
・&bold(){メス 平均120~140㎏ 大型170㎏}
&bold(){という学術調査がある}。学術調査は一般にガリガリや小物しかかからないため実際より過少に推定される(学術調査だと北海道のヒグマでも180kgで「オスの大熊」と評された事例がある。)がこれだけのサイズである。
日本での学術調査ではオスが70~80㎏、メス50~60㎏が平均的、オスの大熊でも100〜130㎏程度であるから倍ほどの体格差があることがわかる。
**台湾のツキノワグマ
国産のツキノワグマは((大きな差は無いが))タイワンツキノワグマに次いで小兵の部類と言われている。よってツキノワグマの中では最小の部類になる。
・体長 120〜180cm 身長は170〜200cm程度
・体重 60〜200kg
台湾では最大最強にして唯一の大型肉食獣であるためか軍隊の士気バッチに使われるなど国の象徴的野生動物である。((実際に国獣に指定されている。))
日本同様カモシカの唯一の捕食者であり、台湾ウンピョウが健在だった時代は食べ残しを狙っていた。
2024年11月体重125㎏のオスのタイワンツキノワグマが養鶏場に乱入し鶏400羽が被害にあった。台湾では貴重動物のためか山に返された。
遺伝的には大陸産のツキノワグマと共通である。
**他の熊種とのハイブリッドについて
国外では他の熊種とハイブリッドを生じた事例があり、ナマケグマ・マレーグマとは野生下で交雑した例がある。また、アメリカクロクマとは飼育下で交雑例があるが、遺伝的近縁性から野外でも会う機会があれば交雑すると予想される。
これらのハイブリッド熊はいずれも繁殖力の無い1代限りのものであると推定される。
国内では秋田県で熊牧場から脱走したヒグマとハイブリッドが生じていてそれが十和利山熊事件などを起こしたとする説がある。週刊誌の記事が元ネタであり信憑性は高いものではない([[十和利山熊襲撃事件]]を参照)。また、&bold(){国内ではヒグマとツキノワグマの体格の差を(いささか誇張しながら)強調して「別の生き物」とする解説がニュースや行政などほとんどを占めている。ハイブリッド熊は果たしてできるのだろうか?}例えば大型犬と小型犬では交尾行動から難しいことが知られており、また強いて言えば大型種のメスと小型種のオスの間にしかハイブリッドが生じないのが一般的である。((例えばオオコクワガタ))一般的に解説されるツキノワグマとヒグマの間の「非常に大きな体格差」((丁度マレーグマの子熊と大型のシロクマくらいの体格差である))を考えれば交尾行動からして不可能であることは想像に難くない。
現実的なサイズでもせいぜいオスのツキノワグマとメスのヒグマが動物園のような環境で交尾行動に至るかどうか、といったところだろう。
**マスコミや行政の発表
行政の資料やマスコミによる報道によるツキノワグマについては主に以下の特徴が見受けられる。
・「体長1mで草食」などマレーグマなどと比較しても違和感があるほど「体格の小ささ」及び「草食性」を強調する。
・大きさ以前に顔や体系が幼いツキノワグマしか映さない。
・ツキノワグマの場合「若年・壮年男性の重症死亡被害」「大型家畜の食害」「人食い」が事実上タブー化している。
・&bold(){「熊問題といえば北海道」}といわんばかりにやや大げさにヒグマを中心に報道する。ツキノワグマの場合しいて言えば秋田がやや優遇されるくらいである。
では実際の被害はどうなのか?&bold(){人的被害の約95%死亡事例についても80%ほどがツキノワグマ}によるものである。それどころかヒグマの人的被害が全くなかった年すら存在する。
家畜の被害((実態が把握し辛い))についても子牛どころか関東で成豚の食害が出ている。人的被害についても&bold(){若年・壮年男性の重症死亡被害は決して珍しい話ではなく、全国各地で毎年事例がある。}
2000年代には山梨と長野で人食い事例があり被害者が成人男性であるのも上述した通り。&bold(){これらの人食い事件は報道されず一部の熊研究者の間でのみ共有された。}
いずれもヒグマならそれなりの誇張すら含めて大きく報道されたであろう事件である。
&bold(){そもそもヒグマがそんなに危険ならレジャーや観光どころではないだろう…。2008年羅臼町のキャンプ場ではjcがキックで大型のヒグマを追い払ったケースすらある。}
ここまで読んだ読者は「ツキノワグマに金でも積まれているのか?」とあらぬ疑いを抱く人もいると推察する。
&color(#F54738){こういった行政やマスコミなどの姿勢も日本の本州のような狭く人口の密集した島国にしかも建前上は軍隊すらない平和で安全な島国にツキノワグマのような大型の食肉目が生息していることを考えれば一概に責められない。}
体重僅か10kgほどのボブキャットがアメリカで恐れられていることを考えれば事の重大さがわかるだろう。アメリカなど北米では筋肉マッチョな欧米人が国産ツキノワグマサイズのアメリカクロクマにビビっている動画がYouTubeなどにある。
&bold(){強いて言えば熊スプレーと防御姿勢に実績がある}ものの確実な対処法は何一つない。また、大規模駆除にも自衛隊員などが半矢にして顔をつぶされるリスクがあるなど簡単ではない。
「臭い物に蓋」も現状はやむなしだろうか。
結局のところ、ツキノワグマに限らず野生の獣に対しては「&bold(){過度に怯えても仕方ないが侮っては痛い目に遭う}」という一言に尽きるのである。
*&font(#dc143c,b){ヒグマ}
**概要
日本の[[北海道]]やロシア、ヨーロッパ、北アメリカに生息している。
かつてはアフリカにも生息していた、世界で最もよく見られる熊種である。
茶色や赤みがかった体毛をしており、英語圏ではブラウンベアと呼ばれる。
全体的にツキノワグマよりも大型(平均で1.8m〜2m。体重80〜400kg)になり、アメリカのアラスカ州に生息するコディアックヒグマに関してはなんと身長3mにも達した記録があるという。
**エゾヒグマ
***概要
体格が大きい分だけ攻撃力に長け、また小柄なクマ種よりも凶暴である、との評もある。
シャケの遡上の時期になると川で待ち構えて捕らえる姿が有名。
アイヌの間では「キムンカムイ」と呼ばれ、とても大切にされている((ただし人を襲って殺傷したものは「ウェンカムイ」と呼ばれ悪神扱いされ、毛皮も肉も利用されない。))。
&font(#ff0000,b){日本史上最悪の獣害}と言われる[[三毛別羆事件]]を起こした通称・袈裟懸けと呼ばれる巨大な人食いグマもこのヒグマである。
ツキノワグマよりも大柄で、それこそ当たり前に人が襲われている超危険生物というイメージがあるが、実は人的被害の数は本州のツキノワグマとその生息域を比較してみると意外なほど少ない。&bold(){平成27年度には北海道において人的被害が0を達成できたこともあった}。
気性についてもヒグマだから特別凶暴…という訳ではなく、&bold(){攻撃性や臆病さについてはぶっちゃけツキノワグマとほぼ同等}と言っても良い。…これについてはクマ共通の厄介さと言う方が正しいのだが。
実際、ヒグマでも案外逃げる時は逃げるようで、大きくは報じられないものの北海道のニュース曰く&color(#F54738){ヒグマに遭遇し襲撃されたものの釣り竿で反撃、或いは揉み合いの末に素手で撃退、中にはおばあちゃんが脅かしたらヒグマの方から逃げていった}なんて事例もある。
あくまでもラッキーパンチとして考えるべきケースであろうが、北海道ではヒグマ対策への意識が非常に高いことと、クマ共通の意外な臆病さに拍子抜けしやすいことも人的被害の減少に貢献しているようだ。
***大きさ
大きさは割とピンキリで、同じエゾヒグマであっても(猟師の申告ではなくNPO法人の調査で)&bold(){冬眠明けにも関わらず体長195cm体重405kgという巨大な個体もいる一方でオスの成熊(6歳)で体長130cm体重66kgという小型な個体も存在する。}
エゾヒグマで体長3mはやや信憑性に欠けるものの、冬眠明け400kg級の記録があることから、体重500kg級は((それでも動物園で育った大型のコディアックヒグマに相当するが))十分あり得るサイズである。
学術調査では180kgで「オスの大熊」と呼ばれたケースもあり、エゾヒグマはヒグマにしては小柄な部類に入る。
オスなら体長170〜180cm程度体重200〜250kg級、メスでは体長150cm程度体重150kg級が北海道における「通常の大物」と言えるだろう。
このくらいのサイズがしばしばハンティング・トロフィーとして紹介される。
メスグマでは1985年10月に静内町で撃たれた8〜9歳の体長180cm体重160kgが最大記録の1つである。
渡島支庁管内で2000年代前半に捕獲されたヒグマの平均には
・&bold(){オス 体長153cm 体重150kg}
・&bold(){メス 体長137cm 体重110kg}
の記録がある。
&color(#F54738){道南は小柄とされるがツキノワグマの平均がオスでも80〜100kgであるため、ヒグマの巨大さがわかるデータである}。
道南オスの平均サイズでもツキノワグマならちょっとした伝説になるようなサイズである。
ヒグマの体格がツキノワグマなどと比較してかなり大きいのも事実だが、同時に胡散臭い数字もかなり多い。
マスコミなどで持ち出される身長3mについては最大級のコディアックヒグマの1例が身長2.9m体重750kgであるためエゾヒグマのサイズとしてはかなり違和感がある。また、体重は400〜500kgとされるため身長に対して痩せすぎである。
特に三毛別ヒグマは体長が2.7mもあるのに体重380kgというのは穴持たずで痩せているとはいえ…。
よく平均値とされる体長2m体重200kgも少々大きすぎる感じがする。少し古い記録だがコディアックヒグマに次ぐ大型として知られるウスリーヒグマが雄成熊の平均が体長180cm体重240kg、雌成熊が体長160cm体重180kgである。エゾヒグマの2m200kgは雌雄込みであるためやはりウスリーヒグマより大きいことになりやや不自然である。
200〜300kgが通常サイズという説もあるが下記のグリズリーの調査と比較すると「あまり変わらない」どころか「大分大きい」ことになる。
エゾヒグマの最大級の一例としては2000年に知床半島で捕獲された体長198cm身長225cm体重400kgのオスが知られている。
北海道で狩猟などで捕獲されたヒグマは体重300kg級以上の大型であってもクレーンでぶら下げて(生前より伸ばして)身長2m程度である場合が多い。体長なら170cmほどだろうか。
道北の個体ほど大きく道南ほど小さいという、ベルグマンの法則をきっちり守っている。
***遺伝的性質
ツキノワグマ同様遺伝的には3つの系統がある。
・道南のウマグマ近縁グループ
・道東の東アラスカのヒグマ近縁グループ
・道北・道央の東ヨーロッパのヒグマ近縁グループ
***食性
食性についてもあくまでツキノワグマ(のイメージ)と比較されて「肉食」と言われる部分が多く「エゾシカの主要な天敵」などとされることもあるが、これはエゾシカの新生児には「&bold(){襲われると硬直し動かなくなる}」という特徴があり、鹿の新生児は特別狩りに秀でた動物でなくとも捕獲可能であり本土のツキノワグマにおいても特にオスグマが積極的に捕食するという学術調査もある。
ロシアの調査においてもヒグマの植生は植物質が中心であり本来の食事である植物の代用として狩りを行うとされている。また、動物質の大半は昆虫であるとされる。
&bold(){&color(#3B4EF0){エゾヒグマについても「草食寄りの雑食」が定説である。}}
とはいえ、鹿の捕食者としての顔があるのもまた事実であり、ヒグマがいるのといないのでは小鹿の数がだいぶん違う。エゾオオカミにしても子鹿狩りが基本だったという話もある。
***まとめ
以上、少々イメージが壊れる話もしたが…尤も、決して温厚な動物ではないので、ヒグマはヒグマとして人から見て恐ろしい猛獣であることには変わりない。
寧ろ、ツキノワグマの悪行が知られた結果「ヒグマは相対的にマシ」と思われる風潮もまた懸念材料と言える。
いくら誇張が多いとは言っても「見掛け倒し」とまでは考えない方が賢明だろう。
上記の通り一般に言われる大きさよりはいささか小兵とはいえ、&bold(){エゾヒグマが特大サイズの食肉類であることは微塵も揺るがない}。
比較的小型で痩せているとされる夏場のメスグマに有名なピザで餌付けされたメスグマがいるが、体長140cm体重97kgである。これはスマトラトラなど&bold(){小型のトラに匹敵するサイズ}である。
&bold(){大型の雄熊ならアムールトラを凌ぐサイズになる。}
他の猛獣でもヒグマのライバルと言えるエゾオオカミが単品では体長120cm体重に至ってはわずか30kgが平均である。
また、殴ったら意外と逃げていったとか、格闘して追い払ったとかは実は狼やヒョウなど別の猛獣にも普通に見られることであり、熊に限った話ではない。
特に、昨今のインドではヒョウやナマケグマがツキノワグマ感覚で出没しているが、被害男性が軽症だとか棒で追い払ったという話は珍しいことではない。
**&font(#7d7d7d,b){ハイイログマ}
***概要
北アメリカに生息するヒグマの亜種で、日本のエゾヒグマの近縁種。
こちらもかなり大型な種で成体は平均して2m超え、体重は最低でも270kg近くにも達し、筋肉で大きく盛り上がった肩が特徴的。
やはり地域的な差か、[[北海道]]のヒグマよりも2割増位で大きい場合が多い。
***大きさ
立った時の高さは通常240cm以下、最大280cmというデータがある。
学術調査では、オスが6〜14歳、メスが12〜24歳というそれなりに育った成熊の記録で((4歳が成熊判定基準でメスは7歳、オスは12歳位まで育つ))
・オス 体長185〜220cm 体重145〜270kg
・メス 体長135〜180cm 体重112〜151kg
の例がある。
カナダ北西のツンドラ地帯は環境が厳しいためか、オス140kg、メス90kgが平均である。
***事件
毛色は赤褐色や茶色だが、光の具合で毛先が灰色に見える事から現地では「グリズリー」(白髪混じり)と呼ばれる。
ハイイログマの名もコレに由来する。
こちらも過去に「グリズリーマン」((アラスカ州カトマイ国立公園で熊の保護を名目に違反行為を何度も繰り返していた、環境活動家のティモシー・トレッドウェルという人物の異名。皮肉にも最期はその熊に恋人諸共捕食されるという末路を辿り、その際にキャップを取り忘れて作動させていたハンディカメラに残されていた音声を元に同名のドキュメンタリー映画が作られた。))で知られる凄惨な熊害事件を引き起こした事で有名。
**コディアックヒグマ
シロクマと並び現世熊の最大級である。体重は最大では1t(1000kg)も記録されている。
平均するとオスグマが400〜500kg、メスが200〜250kgである。600〜700kgが野生下の大型個体である。
平均体長は育ったオスグマで240cm程度。
立った時の高さについては、天井にぶら下げた餌を取らせるなどして3m弱程が最大級である。
コディアック島に生息しているイメージがあるが、実際にはコディアック群島に加えアラスカ南部を生息地にしている。
**&font(#dc7d3c,b){ウマグマ}
チベットに生息するヒグマの亜種で、[[馬]]に着ける鞍のような形をした黄色い毛が肩に生えて走る様子が馬に似ていることから名づけられた。
ちなみに本種は現地のチベット語ではテー(དྲེད་མོང་།、dred)と呼ばれ、[[未確認生物(UMA)]]イエティの名は元々チベット語ヤテ(གཡའ་དྲེད་、g.ya' dred)に由来し、
度々地元の人から調査隊へイエティの標本としてヒマラヤヒグマの体の一部が届けられることからも、本種やヒマラヤヒグマが正体として有力視されている。
イエティは古代の[[ホッキョクグマ]]のDNAを持っているという説もあるが、さらに詳細なDNA解析で本種はヨーロッパや北米のヒグマとの関連が深く、
ヒマラヤヒグマは氷河期に氷河によっておよそ65万年前にほかのクマから隔離された系統という結果が出たという。
亜成獣熊がユキヒョウに捕食された事例が存在する。
**エトロフヒグマ
北方領土の択捉島に住むヒグマの亜種面積僅か3000㎢強の島にこれほど巨大な食肉類が生息しているのは驚くべきことである。ヒグマの適応力の高さが伺える。
ピズリーを思わせる白い体毛の個体が存在する。
**ゴビヒグマ
モンゴルのゴビ砂漠に生息するヒグマの亜種。現地では『マザーライ』と呼ばれる。アメリカとモンゴルの共同調査では体重150㎏ほどの雄熊が「ビッグ・バワ(横綱)と」名付けられるなどヒグマとしてはかなり小柄である。
遺伝的にはグリズリーに近縁。
**ホラアナグマ
ヒグマに近縁とされる古代種。体長2.7m体重800kg程の巨大な古代熊だった。
恐ろしいイメージがあるが、歯科形態から原生のヒグマより草食傾向が強かった。
ホラアナライオンに狩られていたようである。
*日本にいない主な熊種
**&font(#800000,b){ナマケグマ}
インドからネパール、バングラデシュといった南アジアに生息するクマ。
ナマケと名に付くがこれはクマの中でも特に爪が長く、[[ナマケモノ]]のように木にぶらさがれる為。
実際は動きは俊敏であり、性格も獰猛である。
その為同じ地域に生息するベンガルトラにも向かっていき、獲物を奪いとった記録もあるという。
因みに、現在までに熊害の犠牲者数で最も被害を出しているのは三強(ヒグマ、グリズリー、ホッキョクグマ)や日本ではメジャーなツキノワグマではなく、小柄な部類の&b(){ナマケグマ(マイソールの人喰い熊)の犠牲者12人}である((なお三毛別の袈裟懸けは、事件で殺した8人以外に少なくとも3人を手にかけた可能性が高いとされ、解剖の結果物証も確認されている。))。
大きさはツキノワグマと同程度だが、やはり地域的な差か上振れがある。
長い爪は蟻塚を壊してシロアリを食べるのにも役立っており、爪以外にも[[アリクイ]]のように毛も長い。
**&font(#87cefa,b){ホッキョクグマ}
ロシアやノルウェー、北アメリカに生息する。世界最大のクマ。
「ポーラーベアー」とも呼ばれる。
名前の通り北極圏を主な生息地にしており、環境に適応してか真っ白な体毛を持つ。
白く長い毛並が美しく、顔や見た目も遠目には可愛いクマの中でも特に可愛いくキャラクター化やイラストにしたりされやすいが、実際の所は&b(){体格、スペック的にはグリズリーをも凌いでクマ種最大最強と目される氷上の殺し屋}。
グリズリーよりも更に大きく、平均で2.5m。オスなら最小でも300kg以上の体重にもなる。(メスでも250kgと圧倒的。)
極寒地域に暮らすためか、全体的に雑食性とされて冬眠もする省エネスタイルも可能なクマの中でも例外的に肉食傾向が強く、&b(){体重数100キロに及ぶ}アザラシやセイウチなどを好んで食べる。
また、クマ種にしては例外的に他の種のようなガチムチ体型のずんぐり丸々したフォルムではなく、ビルダー型のシャープなフォルムなのも特徴だが、これは泳ぐのに適した体に進化した結果である。
地上のみを住処とする他のクマと違って、首が長いのも特徴。
ちなみにヒグマとは遺伝子的に非常に近いようで交配できるだけでなく、生まれた子孫にも繁殖能力があるという。
このことから、極地の沿岸地域にまで生息地を拡大させたグリズリーから枝分かれした種だと予想されている。
詳細は[[個別項目>ホッキョクグマ]]参照。
**&font(#000000,b){アメリカグマ}
北米に生息するクマ。
基本的に黒い種が多いが色のバリエーションは多く、亜種にアメリカクロクマや白いシロアメリカグマ、茶色いシナモンベア等がいる。
イエローストーンにはハイイログマが生息、アラスカにもヒグマとシロクマが生息するがこういった一部地域を除くとアメリカ本土では唯一の熊種である。
性格は比較的温和でテディベアの元ネタとされるが、人身事故はハイイログマより多いそうだ。
北米大陸の熊では最小とされるがそれでも最大級の個体だと体長240cm内臓抜きの体重400kg超の記録も存在する。
**&font(#ff8c00,b){マレーグマ}
東南アジアに生息するクマ。
ツキノワグマ同様首に三日月模様の白い体毛を持つ。
他のクマと異なり、体毛は短く独特の光沢がある。
綺麗な直立姿勢を見せ、その顔つきからおっさんぽい等の評価を受けることもある。
[[東京都]]の多摩動物公園で日本初の飼育下での繁殖に成功し日本動物園水族館協会から表彰
…されたものの、上記のナマケグマとの雑種だと判明したため繁殖賞を返上したという珍事が起きたことがある。
世界最小の熊種とされるがそれでも体長は1.2〜1.5m体重30〜70kgが平均的となかなかのサイズ。大型個体や動物園の個体では80kg超のオスもいる。
動物園の個体では100kg超えの記録もある。
&bold(){ニュースなどで発表される国産ツキノワグマの公称サイズは体長1 mなど、マレーグマより遥かに小さいことになっている。}
世界最小の熊種であるが牙の大きさと咬合力はクマ科最強である。
日本では可愛いイメージがあるが生息地では人間の死亡事故や家畜を捕食した事例もある。
**&font(#330000,b){メガネグマ}
コロンビアやペルー等、南米に生息するクマ。
黒い体毛を持つが、目や首の周辺は白くメガネのように見えることからその名が付いた。
現生クマ科の中では唯一南半球に生息するクマである。
歯の形態からパンダに次ぐ草食熊とされるが自身の倍以上の体重を持つバクや牛の捕食例もあり、さらにその獲物を木の上まで引っ張り上げたそうだ。
**&bold(){&color(white,black){ジャイアントパンダ}}
漢字で書くと「大熊猫」。その名の通りクマのような体格だが、手足が割と長く、猫のように木に登る習性がある。
中国の高山地帯に生息する大型のクマ。白黒模様が最大の特徴で世界三大珍獣の一つとして認定されている。大半の人物はクマの一種というより「パンダ」と言った方が伝わるだろう。
発情期が非常に短く、加えて選り好みも激しいため、絶滅の恐れもあると言われている。
もとは現在で言うレッサーパンダが先に発見され、同じく草食に適応して[[指の数]]が6本に[[収斂進化]]した本種が後に発見されたため、
そんな変なことする生物が2種もいるとは思われず近縁種として「レッサー」と「ジャイアント」と命名されて
DNA鑑定が実用化されるまではレッサーパンダともども[[アライグマ]]科に分類されることもあった。
その愛くるしさから動物界でも屈指の人気を誇り、中国では国宝級の扱いを受けている。そのため動物園にいるパンタは全てレンタルで、期日が来ると中国に返還しなければならない。
日本では可愛い生き物のイメージがあるがやはり熊であるためか、生息地では羊の捕食例もある。
クマ科分類は以下のようになり、さらにその下に亜種分類がある。
ただし、あくまでも現時点の有力な分け方であり、(あらゆる分野に言えることだが)研究が進むにつれ分類も変わる場合がある点に注意。
|科|亜科|属|種|備考|h
|クマ科|クマ亜科|クマ属|&font(#dc143c,b){ヒグマ}|亜種に&font(#7d7d7d,b){ハイイログマ}、&font(#dc7d3c,b){ウマグマ}等がいる|
|~|~|~|&font(#87cefa,b){ホッキョクグマ}||
|~|~|~|&font(#ffd700,b){ツキノ}&font(#000000,b){ワグマ}||
|~|~|~|&font(#000000,b){アメリカグマ}||
|~|~|マレーグマ属|&font(#ff8c00,b){マレーグマ}||
|~|~|ナマケグマ属|&font(#800000,b){ナマケグマ}||
|~|メガネグマ亜科|メガネグマ属|&font(#330000,b){メガネグマ}||
|~|ジャイアントパンダ亜科|ジャイアントパンダ属|&bold(){&color(white,black){ジャイアントパンダ}}|かつてはパンダ科(レッサーパンダ科)に属していた|
*【キャラクターとしてのクマ】
多少は前述したが、歴史的にも人間によく知られた野生動物であること、ライオンやトラと同じく動物園などで飼育されるメジャーな動物の一つでもあるので、キャラクターのモチーフになることも多い。
ゴリラやゾウ、サイと並んで巨漢のパワーファイターのモチーフに多用されがちだが、それらの動物に比べると獰猛なイメージがあるからか、はたまた先述の[[ベルセルク]](バーサーカー)の影響からか、後述する臆病なキャラ付けだけでなく、好戦的な戦闘狂と呼ぶに等しい性格のキャラ付けがされることもある。
その一方でそんな獰猛なイメージはどこへやら?な可愛らしいキャラクターのモチーフとしてもよく多用される。
例えばテディベアやリラックマ、今日ではディズニーのキャラクターの代表格としても有名なくまのプーさんもそうである。
これは上で述べたように人に近い仕草をするとされる動物としても扱われたことも無縁ではないと思われる。
そして、&b(){リアルだと顔が怖いライオンや(特に)トラと違って、クマはリアルでも&font(l){サイズとか予想外に汚い吠え声とか諸々を除けば}可愛いのも理由}だろう。
この、(遠目から見た場合の)リアルなクマにも通じてしまうマスコット的なイメージにより、本物のクマも人懐っこく可愛らしい動物だと勘違いしてしまう層も一定数は存在してしまうのも事実である。(野生の動物の“母性”というのは要するに子供を奪われない為の防衛意識。母熊の子供を守る必死さは見敵必殺レベルである。)
前提として忘れてはいけないのは、クマのキャラクターはあくまでも擬人化であって、野生にいる本物は原則人間を怪しいヤツか、ワンチャン食べられそうなもの位にしか見てくれないということ。怖いと思われて立ち去ってくれるだけでもそれはまだ話の分かるクマだったと言ってもいい。
しかも完全に人間の敵に回った場合、&bold(){猟銃が効かないことすらあり、本気で確殺しようとするとバズーカ砲でも用意しないと無理とまでいわれる}ハイスペックな猛獣である。
だからこそお互いに境界を踏み越えず共存していかなければならない存在といえるだろう。
ちなみにキャラ付けとしては熊らしく「臆病」な事が多い。
そして見た目通り優しく人懐っこいが、どこか鈍いキャラにされがち。
ただどの熊キャラにも共通しているのが&bold(){その怪力は人を殺傷してしまうほど危険なもの}として扱われている事だろう。
**●クマをモチーフにしたキャラクター等
-テディベア
クマと言えば「人を食うこともある恐ろしい猛獣」であると同時に、「かわいい動物キャラ」のモチーフの代表例でもあるという特異な動物である。
その象徴と言えるのがテディベア人形だろう。
これは特定のキャラクターのことではなく、デフォルメされたクマのぬいぐるみの総称である。
「テディ」とはアメリカ大統領セオドア・ローズヴェルトの愛称(セオドアの英語圏での愛称がテディ)。
狩猟が趣味であったローズヴェルトが、ある日狩りの成果が無く帰ることになりそうだった時、お付きが気を利かせたつもりで弱ったクマを連れてきて木に繋いでローズヴェルトに撃つように言った。
ローズヴェルトは「そんな卑怯なことはできない」と断った。
このエピソードが新聞で広まって評判になり、一部のメーカーがそれに便乗したクマのぬいぐるみを「テディベア」として販売したのが起源とされる(諸説ある)。
安価なものから数万~数十万円する高級品まで、様々なものが各国のメーカーから販売されており、熱心なコレクターも多い。
-くまのプーさん
くまのぬいぐるみ。モデルの個体はメス。
プーさんは真っ黄色のクマでモチーフ自体はテディベアだが、名前の由来となったのは「ウィニー」という名のアメリカクロクマである。
・クマ、コグマ住民
『どうぶつの森』シリーズの住民の一種。『とびだせ』アプデのミニゲーム『無人島脱出ゲーム』の能力は、『ハニーハンター』で、好物フルーツはりんご。
クマは大人なので体が大きいが、コグマは子供なので体が小さく、&color(#ff6699){非常に愛くるしい。}&s(){その割に、コグマでも大人の性格のオレ系や、あたし系、ウチ系がいるが。}
尻尾は丸く、あつ森では&color(#ff6699){肉球}があり、&color(#ff6699){これもまた非常に愛くるしい。}
-ブレア・ベア/くまどん
ディズニー映画『[[南部の唄>スプラッシュ・マウンテン]]』に登場する、ブレア・フォックス/きつねどんの子分。
-ネンガ様
『[[忍ペンまん丸]]』に登場する忍者で、まん丸とタヌ太郎とツネ次郎の師匠。
師匠としての威厳はあるが、可愛いもの好きという意外な一面もある。
[[弟子>弟子(属性)]]にご褒美として甘いお菓子をあげることもあり、「子供はお菓子を与えるのが一番喜ぶ」をモットーとしている。
-正宗
『[[銀魂]]』で[[万>坂田銀時]][[事>志村新八]][[屋>神楽(銀魂)]]御一行が山へ松茸狩りに行くエピソードに登場したクマ、頭にキノコが生えている。
-くまのパディントン
[[実写映画>パディントン(映画)]]にもなった絵本の主役で、ペルー生まれのコートと帽子を着た小さいクマ(種類は故郷からメガネクマ説が有力視されている)。
名前は英国に来た時、後の居候先の家主夫婦と出会った場所「パディントン駅」から来ている。
-赤カブト
高橋よしひろの漫画作品『[[銀牙-流れ星 銀-]]』の[[ラスボス]]。
圧倒的な強さで本来は単独(複数で行動するとしても母子で乳離れするまで。)で行動する筈の他の熊たちを数十頭も従えて二子峠に君臨した魔王。
謂わば、クマ界のラオウであり、フリーザ様。
主人公の銀にとっては祖父のシロからの因縁の宿敵であり、最終決戦では父リキの仇ともなった。
その名の通り、頭部から背中にかけて赤いモヒカンのような鬣(としか言いようがない)を持つ。岩手県では&b(){“鬼首”}と呼ばれ、青森県では“栗毛”と呼ばれる殺人熊として恐れられていた。
奇しくも、数十年前の連載にも関わらず、近年の被害状況や目撃情報により存在が囁かれるようになってきた&b(){ツキノワグマとヒグマのハイブリッド}と目され、両方のクマ種の特徴を併せ持つ((一応、現実世界のハイブリッド熊=スーパーK(ツキノワグマの敏捷性とヒグマの体格とパワー・凶暴性を持つと恐れられる熊のこと。猟友会のハンター達により「異常だ」として噂されている。)関してはこれほどの常識的にツキノワグマとヒグマの自然交配で子供が出来ることは“有り得ない”そうなので、まだまだ存在も未確認で慎重な調査の余地がある段階の話でしかない。それこそ餌の質や気候の変化などで通例より大型化しただけのツキノワグマの可能性もある。))。
シロとリキの元飼い主であり、銀をも一人前の熊犬として育て上げた伝説の[[マタギ]]竹田五兵衛により右目を奪われて隻眼となっているが、その時に脳に受けた障害により冬眠をしなくなったり、常識の範疇を越えて肉体が成長し続ける等、異常としか呼べない存在となっていった。
そのバカげた巨体は、作者の高橋曰く&b(){全長十メートルから二十メートルくらい}…とのこと。
-くまモン
[[熊本県]]のマスコットキャラクター。日本一有名なゆるキャラの一頭。恐らくツキノワグマ。
県の許可があれば個人や企業での利用が可能なので、[[熊本県]]だけに留まらず日本全国や海外で活躍している。
その愛嬌のある表情から一躍人気ものになり、[[熊本県]]の至るところで姿が見られる。無論熊本以外でも大人気。
1つツッコミどころがあるとすれば&bold(){熊本に野生の熊はいない}ということだろうか。
一応、阿蘇には多数の熊を飼育しているカドリードミニオン(阿蘇くま牧場)もあるので&bold(){熊自体は割りと多い}。
数ある「熊」キャラクターの中でも有名どころの1つと言えるだろうか。
熊本が熊がいないのにどうしてそんな名前になったかというと、もともと「隈本」という地名だったが、「隈」に含まれる「畏」という文字があまり良くない為、加藤清正によって強そうな「熊」に定められた為である。
-[[メロン熊]]
こちらは[[北海道]]夕張市のマスコットキャラクター。
マスクメロンの皮をかぶったヒグマといった感じのデザインだが、多少デフォルメされた顔立ちの&bold(){「マイルドなメロン熊」}と凶悪な表情にアレンジされた&bold(){「凶暴化したメロン熊」}がいる。
後者はゆるキャラにしてはあまりにもゆるくない見た目である事から「ガチキャラ」と呼ばれる事も。
-サンチョパンサ
[[三重県]]に所在するテーマパーク、志摩スペイン村のキャラクター。
-[[モノクマ]]
コロシアイとおしおきが大好きな史上最悪のクマ(?)。
5匹の子供モノクマーズや、亜種のシロクマとクロクマもいる。また妹のモノミもいるが、こちらはウサギである。
-[[クマ吉くん]]
#center(){#aa(){
_,,,,..,,_
, -‐-、 _,,,,..,,_ ,' ヽ
l ヽ,.-''" `゙''、⌒) i
i (⌒" `ヽ ノ
゙ゝ'' ,-‐-、,' `ー‐‐ー" `、
,' ● ● i.
! l
│ (⌒) ∪ │
', ,,___人___,,,. ,'
丶 レ-‐-、) /
ヽ  ̄ ̄ ̄ ,.'
`'-、_ """ _,.-'´
`゙''ー-‐'''"
}}
令和でも変わらない変態という名の紳士。
-『[[ポケットモンスター]]』シリーズ
いくつかのポケモンのモチーフに使われており、
ツキノワグマがモチーフのヒメグマ、[[リングマ]]、[[ガチグマ]]。
ホッキョクグマがモチーフのクマシュン、[[ツンベアー]]。
パンダがモチーフのヤンチャム、[[ゴロンダ]]など。
変わり所ではぬいぐるみのクマモチーフのヌイコグマと[[キテルグマ]]、格闘家の獣人モチーフのダクマと[[ウーラオス]]がいる。
初期形態はいずれもかわいらしい姿をしているが、進化すると一転して大柄な体格となり、
図鑑説明ではそのパワーや凶暴さをピックアップされていることが多い。
特に&bold(){&color(Red){人の命を奪ったことが言及されている}}キテルグマは語り草。
ただし[[ウーラオス]]は格闘家の獣人のようなポケモンであり、そういった要素は特に見られない。
ちなみにジグザグマ/[[マッスグマ]]/[[タチフサグマ]]系統はクマの名を冠しているがこちらはクマモチーフでは無くそれぞれタヌキ/ニホンアナグマ/ヨーロッパアナグマがモチーフと考えられる。
-[[アオアシラ]]
『[[モンスターハンター]]』シリーズに登場するモンスターの一種、牙獣種。別名「青熊獣」。
作中では最序盤に戦う初心者向けモンスターという位置づけだが、
それでも&bold(){三毛別羆事件のヒグマの2倍近くの全長}という巨体を誇り、これが&bold(){頑強な甲殻に覆われた腕を振り回して迫ってくる}と考えると恐ろしいことこの上ない。
一方でハチミツが好物という可愛らしい(?)一面もあり、ハチミツを貪っている描写が多い。
最近では「紅兜」の[[二つ名を持つ個体>二つ名持ちモンスター(モンスターハンター)]]や「ヌシ」といった強化版が登場しており、現実におけるクマのイメージに違わぬ暴れっぷりを発揮している。
-クマモト
[[ソーシャルゲーム]]「ミストトレインガールズ」にも[[熊本県]]モチーフのキャラがいるが、造形が黒色を基本とした熊の獣人であり、明らかにくまモンをイメージしている。
しかも熊繋がりで斧を担いで趣味が相撲と金太郎要素も&s(){熊本関係ないのに}ちゃんぽんしている。
一応、[[熊本県]]名物の辛子蓮根が好物という設定があるが、それ以外はほとんど熊の[[擬人化]]である。
性能的にはパワー一辺倒だが、性格はやはり熊らしく臆病で引っ込み思案であり、戦闘SDでもオドオドしている。
-ベン・ビガー
「[[ゼンレスゾーンゼロ]]」に登場する、上のクマモトと同じく熊の獣人(この[[ゲーム]]ではシリオンと呼ばれる種族)。建設会社「白祇重工」に勤めている。
…と言いたいが、こちらは背格好がまんま作業服を着た&bold(){熊そのもの}。見た目通りの怪力と&bold(){モフモフ}を持っている。
だが性格は穏やかであり、自分より小さな人間の少女である社長「クレタ」の直情的な言動にタジタジになったりする一面も。
こう見えてデスクワーク担当であり地頭は良い他、揉め事の仲裁を務めることもある。
…が、その解決法に関しては&bold(){熊の怪力を活かしたそれ}なので、ゲーム内でもネタにされている。
ベン以外にも熊のシリオンは何人か登場するが、町中で見かけることはあまり無く、建設現場に多く点在する。
概ね「気は優しくて力持ちだが、どこか臆病」という造形で一致している。
-こぐまくん
[[名古屋鉄道]]のグループ会社の名鉄運輸のキャラクター。
名鉄のイニシャルのMと書かれた帽子をかぶり、荷物を背負った青い熊(2017年以前は茶色だった)。
2023年11月に名古屋の土産として名鉄商店でこぐまくんケーキが発売された。こちらは[[JR東海]]のぴよりんに対抗して作られた側面もある。
(そのぴよりんもクマをモチーフにする構想があったようなので、クマ被りしていた可能性も…)
くまモンや後述のぽすくまと一緒に『[[映画 魔法つかいプリキュア!>映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!]]』に友情出演したこともあった。
-ぽすくま
日本郵便のマスコット。郵便マークの刺繍が施された帽子とバッグがトレードマーク。
好きなものはお花とはちみつトースト。
思いやりのある性格で友達は多く、彼と彼の友達が主役の人形劇が公開されたことも。
-ポーラーベア
[[コカ・コーラ]]のキャラクター。
1922年にフランスで初めて[[コカ・コーラ]]の広告に起用されたりと意外と歴史のあるクマ。
ピークシフト自販機が「環境にやさしい」ということをアピールすべく、自販機に描かれており、60パターンのメッセージがあるとのこと。
-[[バンジョー>バンジョー&カズーイ]]
『[[バンジョーとカズーイの大冒険]]』シリーズのダブル主人公の片割れ。
温厚で心優しい力持ちのクマで、毒舌かつキツイ性格である鳥のカズーイのストッパー役。
&s(){一方でアクション面ではカズーイが極めて優秀なのでバンジョーは影が薄い。}
-テッド
映画『[[テッド>テッド(映画)]]』の主人公。&bold(){世界一お下劣なクマ。}
元々はジョンという少年が大切にしていた普通のテディベアだったが、彼の願いによる奇跡で命を宿し、「生きているテディベア」として全米一の人気者になり、ジョンと共に幸せな日々を過ごしていた。
……そして27年後、&bold(){酒とドラッグとエッチが大好きなダメなおっさんになってしまった。}
-[[コズロフ(BIOMEGA)]]
漫画『[[BIOMEGA(バイオメガ)]]』に登場。物語の鍵を握る人物を保護していた。
人間並みの知性と銃器を操るクマ…というと滅茶苦茶強そうだが、
この作品はもっと強いサイボーグの跋扈する魔境なのでむしろ守られる側。
&s(){べらんめえ口調の厳ついクマがヒロインの一角という異常事態…}
詳細は単独項目参照。
-[[SCP-1048]]
[[SCP Foundation]]に登場する、テディベアの姿をしたオブジェクト。
自発的に動く事ができ、財団職員の足に抱きついたりダンスをしたりする。カワイイ。
見た目の割に手先が器用であるらしく、物作りが大好き。カワイイ。
厳格な収容をしなくても害はなさそうだという事で[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]はSafe(収容方法が確立している、故意に刺激しない限りは安全)に指定されていたのだが…
詳細は個別項目にて。
-[[SCP-CN-2801/尛熋-CN⚠2801]]
&bold(){⚠あなたは小熊に遭遇した⚠}
同じく[[SCP Foundation]]の[[中国支部>中国支部(SCP Foundation)]]のオブジェクト。
中国支部屈指の怖いオブジェクトとして有名で、この小熊も全力で怖がらせに来る熊として有名。
[[テスト]]シナリオでは上記のような!あなたは小熊に遭遇した!というトラップが多数仕込まれている。
余りにも怖い熊だが、そこには意外な真相が隠されていた。
詳細は個別項目にて。
-ナンバー5
少年漫画「[[BOY-ボーイ-]]」に登場する武装集団「[[ミリオン>ミリオン(BOY)]]」に所属する&bold(){熊}。熊のくせに幹部メンバーという扱いである。
元々はサーカス団の熊だったが、野性に目覚めてしまい調教師を殺害。殺処分待ったなしであったが、ナンバー4に救われてミリオン入りする((なお、ファンの間では「ナンバー4はナンバー5が殺してしまった調教師の息子だったのではないか?」とも考察されている。))。
当初はただのナンバー4のペットだったが、パトカーをひっくり返すパワーなど熊の戦闘能力を存分に発揮してミリオン団員の危機を何度も救ってきた事から幹部ナンバーを与えられた。
-クマ(鉄拳)
格闘ゲーム[[鉄拳>鉄拳(格闘ゲーム)]]に登場するクマ。地味に鉄拳シリーズでは&bold(){鉄拳8の時点で皆勤してるすごいクマ。}
初代鉄拳の[[ラスボス]]である[[三島平八]]のペットであり、初代鉄拳では[[ポール・フェニックス>ポール・フェニックス(鉄拳)]]使用時の[[中ボス]]として登場。この時からポールとの因縁が生まれる。
その後初代の家庭用移植版「鉄拳」と続編「鉄拳2」にて本格的にプレイアブル化し、「鉄拳3」で息子である2代目になったものの(なお初代クマは「鉄拳2」の後に寿命で…)その後も必ずと言っていいほどプレイアブルになってる。
見た目こそは熊そのものであるがゲーム中での動きや個別EDでは見た目とは裏腹にコミカルなキャラになっている。(しかし初代クマの好きな物には&bold(){人肉}があったりするのだが…)
-[[遊戯王]]
[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]では最初期から《グリズリーマザー》というクマモンスターが登場。
青毛のクマという如何にも強そうなイラストだが、能力値はそこそこ止まりであり、また戦闘で破壊された際に後続を呼び出す「リクルーター」と呼ばれるサポート系カードとなっている。
属性は[[水属性]]だが、元となったグリズリーが寒冷地に住まう事から関連つけられたのだろうか。「マザー」という事で女性モンスターでもある。
また後述のおおぐま、こぐまの星座をモチーフにした&bold(){クマ型メカ}のカテゴリである【[[ベアルクティ>ベアルクティ(遊戯王OCG)]]】が登場している。こちらも水属性。
お隣さんのりゅう座をモチーフにした【[[ドライトロン>ドライトロン(遊戯王OCG)]]】とは仲良し&s(){だがその2つが合体したようなカードは基本ドライトロンに不向きなのがネタにされている。}
またアルテミスをモチーフとした《[[召命の神弓-アポロウーサ>召命の神弓-アポロウーサ(遊戯王OCG)]]》というカードは女神がクマに跨っているというイラストだが、別イラストの際にそのクマがいなくなってることでやっぱりネタになった。
アニメにも「クマを一頭伏せてターンエンド」した[[やつ>ギラグ(遊戯王ZEXAL)]]もいるし、どうにもこの世界のクマはネタ扱いされやすい。
-[[ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド]]・[[ティアーズオブザキングダム>ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム]]
野生動物として「ハチクイグマ」を筆頭に熊が何種類か登場する。
それだけならここに書く必要は薄いかもしれないが、本作において熊系の野生動物は非常に危険度が高い部類であり((ハイラル図鑑でも危険度を強調するような解説になっている))、迂闊に接近するとタフさもあってかなり手痛い目に遭う。
「熊は危険生物」という点を真っ当に描写しているとも言える。
その一方で気づかれないように接近すれば&bold(){乗る事もできる}。
-タイニー(エミルクロニクルオンライン)
魔法使いの帽子をかぶったクマのぬいぐるみのような姿をしたNPC。タイニーアイランドという不思議な場所で平和に暮らしている。
ダンプティーという色違いの亜種がいるが、こちらはダンジョンに生息するモンスター。&s(){目つきも悪い}
他にも亜種がいくつか存在するが、ここでは割愛。
必要な素材を揃えて特定のNPCに話しかけると、タイニーを模した[[憑依]]するための器&bold(){「マリオネット・タイニー」}を作ってもらえる。
マリオネット・タイニーはマリオネットの中でも魔法型の性能をしており、憑依すると物理攻撃力とHPが減少する代わりに魔法関連のステータスが上昇する。
タイニーとダンプティーは後に[[アルマモンスター>アルマモンスター(ECO)]]に、要は&bold(){美少女擬人化}した。
タイニー・アルマは&bold(){「腹パンしたくなるような性格(公式発言)」}で、ダンプティー・アルマはワガママなツンデレ幼女。
-ベア・アルマ(同上)
凶悪な面構えのクマ型モンスター「ベア」が[[アルマ化>アルマモンスター(ECO)]]した姿。
ベアのどこをどうしたらこうなるのか、というほどの無邪気な美少女である…無邪気といっても精神的な幼さが強く残るガキ大将系だが。
帽子や靴の装飾にモチーフとなったベアの意匠が確認できる。
-自分ツッコミくま
「[[なんか小さくてかわいいやつ(漫画)]]」略してちいかわで一躍ブレイクした、ナガノ氏の自画像であり、エッセイの主人公。
主に食レポ&s(){や作者の心の叫び}が主な仕事。
「作るか… 〇〇…」
なお、余談だが…ちいかわは&bold(){クマではない((ネズミの絵文字を入れており、モチーフはネズミもしくはハムスターであるらしい。))。}
-黒熊怪(黒風大王)
[[西遊記(中国古典)]]に登場。観音禅院という寺の住職、金池長老の友人の熊羆精。
まだ2人旅だった[[孫悟空>斉天大聖(孫悟空)]]と三蔵法師が観音禅院で一泊したとき、金池長老が三蔵法師の袈裟を欲しがって二人を止めた部屋に火を放ち抹殺を図るが、悟空に火を吹き返されて寺は焼け落ち金池長老も死んでしまう。
黒風山から駆け付けた黒風大王だったが袈裟に目がくらんで文字通りの火事場泥棒をはたらき悟空と交戦。
…ここまでだとただの脇妖怪だと思うだろうが何故かこいつ強い。
仙術を修め天界最強の二郎神とも渡り合える悟空と勝負がつかないのだから、熊は強いというだけで済ませて良いレベルを超えている。
最終的に観音寺に悪徳坊主やら妖怪やらを住まわせている責任を悟空から問われてやってきた[[観世音菩薩]]に
悟空と同じ禁箍圏をはめられて連れ去られ、後には観世音菩薩の番人として再登場する。
一応観世音菩薩としては悟空が観音禅院で袈裟を自慢したことを窘めるために待っていたようだが、試練として黒風大王を配置したとかの設定は別になく、
黒風大王がやたら強い根拠は熊である以外特になく、特別感のある去就もあって微妙に謎の存在となっている。
西遊記の原型の一つとなったと思われる元代の戯曲『楊劇西遊記(楊東萊先生批評西遊記)』では「黒風洞の黒風大王こと黒ブタの妖怪“朱八戒”」が二郎神の犬に捕らえられて三蔵の弟子となる描写があり、
猪八戒から分離した存在なのかもしれない。
-[[クマ>クマ(ペルソナ4)]]([[ペルソナ4]])
本作のマスコットで[[番長>主人公(ペルソナ4)]]達がテレビの中で出会った寂しがり屋のクマ。頭と胴体がチャックで繋がれているが、中身は空っぽ。
本編中盤から中身(人間体)を得て現実世界に出てきており、[[花村>花村陽介]]家に居候し「クマダクン」の名でジュネスのマスコットキャラになっている。
ペルソナ4関連の情報がある時に公式Twitterにもたまに広報として登場する。
-フリッガ([[ラストオリジン]])
大型動物の遺伝子が組み込まれた身辺警護用バイオロイド「ガーディアンシリーズ」の一人で、フリッガには熊の遺伝子が組み込まれている。
熊要素は全バイオロイドでもトップクラスの恵体と熊耳((ただしヒト耳もある、いわゆる「四つ耳」))、そして母熊の如き母性に見て取れる。熊耳の色から、モチーフはおそらくヒグマ。
大柄なだけあって耐久力も膂力も凄まじく、公式漫画ではバイオロイドの暗殺部隊を相手取り複数の矢や銃弾を浴びながらもバイオロイドをパンチ一発で殺害、しかも頭部と胴体が泣き別れになるという描写がある。
//-アックマ、コアックマ
//北海道のゆるキャラ
//
//-アロ
//ウィッシュミーメルのキャラクター
//
//-ダッフィー、シェリーメイ
//ダッフィー&フレンズのキャラクター
//
//-[[モフルン]]
//[[魔法つかいプリキュア!]]のキャラクター
//
//-キラリンベアー
//[[わんだふるぷりきゅあ!]]のキャラクター
//
//-[[フリッピー>フリッピー(HTF)]]、ポップ、カブ、[[ディスコ・ベアー]]
//[[HAPPY TREE FRIENDS]]のキャラクター
//
//-[[仮面ライダー]]シリーズの怪人
//『[[仮面ライダー]]』で[[ベアーコンガー>ベアーコンガー(ショッカー怪人)]]が登場。
//『[[仮面ライダーキバ]]』でグリズリー[[ファンガイア]]が登場。
//
//-[[仮面ライダー]]シリーズのフォーム
//『てれびくん[[超バトルDVD>ハイパーバトルDVD]] [[仮面ライダービルド]] 誕生!クマテレビ!! VS仮面ライダーグリス』で[[仮面ライダービルド クマテレビフォーム>仮面ライダービルドの強化形態一覧]]が登場。
//『[[仮面ライダーゼロワン]]』で[[仮面ライダーゼロワン フリージングベアー>仮面ライダーゼロワン(登場キャラクター)]]が登場。
//
//-スーパー戦隊シリーズのロボット
//『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』で[[イエロークマード>ニンジャイエロー/セイカイ]]が登場。
//『[[百獣戦隊ガオレンジャー]]』で[[ガオベアー&ガオポーラー>パワーアニマル(百獣戦隊ガオレンジャー)]]が登場。
//『[[炎神戦隊ゴーオンジャー]]』で[[炎神戦隊ゴーオンジャー]]が登場。
//『[[侍戦隊シンケンジャー]]』で[[熊折神>折神(侍戦隊シンケンジャー)]]が登場。
//『[[動物戦隊ジュウオウジャー]]』で[[キューブクマ>ジュウオウキューブ]]が登場。
//
*【クマと名がつくもの】
-クマムシ
ご存じ不死身で有名な微生物。
クマに似た体型であることからその名がついた。
&s(){あったかいんだからぁとは歌わない}
-[[クマバチ]]
大型のハチの仲間でミツバチの近縁種。
大柄な外見から怖がられる事も多いが性格は温厚で滅多に刺さない。
なお「クマ&b(){ン}バチ」が同種なのか[[オオスズメバチ]]なのかは混乱が見られる。
[[出エジプト記23章>小町小吉]]が既に怪しいところあるし
-クマタカ
タカ科の鳥類。
[[クマバチ]]同様、その種の中では大型・強いという意味でクマの名を冠している。
-[[ハチクマ]]
ハチのようなクマ…ではなく、タカ科の鳥類。
名前の由来はハチを主食とし、かつ上述のクマタカに似た姿をしていることから。
ハチを食いまくるその生態については[[ハチクマ]]の項目参照。
-[[アライグマ]]
漢字で書くと洗熊もしくは浣熊。
日本には生息しない外来生物のため「アライグマ」という名前が決められたのは19世紀以降と意外に近年である。
学名は&ruby(プロキオン){Procyon} &ruby(ロトル){lotor}でProcyonは「イヌの前」、lotorは「洗うもの」という意味。意訳するなら「洗う子犬」とかだろうか。
学名や見た目から和名を当てるならアライイヌやアライタヌキとなりそうなものだが、何故熊の名を当てられたのかは不明。
ただし、シノニム(別名や異名という意味の言葉)は&ruby(ウルスス){Ursus} &ruby(ロトル){lotor}でUrsusは「熊」、lotorは「洗うもの」という意味のためこちらを訳すと「アライグマ」となる。
そのため日本にリンネの分類体系がもたらされた際にシノニムの方を訳した言葉を和名に当ててしまったと考えられる。
-アナグマ
イタチ科の動物。
名前の由来は穴を掘って生活するクマっぽい生き物だから(諸説あり)。
とは言え見た目はそんなにクマっぽくない。ハクビシンが一番近いか。
-[[ヒグマ>ヒグマ(ONE PIECE)]]
[[ONE PIECE]]に登場する&s(){色々な意味で}有名な山賊。
山賊ということで山に生息するヒグマが名前のモチーフに選ばれたのだろう。
-[[球磨>球磨型軽巡洋艦(艦これ)]]
[[艦隊これくしょん -艦これ-]]に登場する球磨型軽巡の長女。名前の由来は&bold(){熊}本県を流れる&ruby(くま){球磨}川。
名前だけに留まらず語尾にも「クマ」と付く。見た目はそんなに熊っぽくないが。
名前の語源は諸説あるが「&ruby(くま){九万}(多数)の支流を持つ川」や「&ruby(くま){隈}、つまり奥まって隠れた土地」等であり動物の熊とは無関係。
名前の同音や県名から熊要素が与えられたのだろう。ちなみに次女の多摩も名前の連想から[[猫]]キャラが付与されている。
-熊手
長い柄の先端に、先の曲がった爪が扇状に並んでいる道具。見た目がクマの手(腕)に似ていることからその名がついた。
農具、武具、縁起物など様々な種類がある。
-熊童子(鬼)
[[酒呑童子]]の配下の[[鬼>鬼(妖怪)]]。
同僚に「虎熊童子」「星熊童子」がおり、後者の名前はとある[[ゲーム]]にて[[星熊 勇儀]]として拾われた為少し有名となった。
一説には残る金童子も金熊童子と呼ばれていたとか。
&s(){酒呑童子四天王のうち3人ないし4人に熊ってつけられてたり彼だけ単純に熊だけしかつけられてないのは誰も気にしなかったのだろうか。}
-熊童子(植物)
多肉植物。
名前の由来はふっくらとした肉厚の葉とその先端のトゲが熊の手のように見えることから。
-鬼熊
[[長野県]]に伝わる巨大な熊の[[妖怪]]。
歳を経た熊が妖怪になり、夜更けに山から人里に現れ、人のように直立歩行しながら家畜の牛馬を捕えては山へ持ち帰って食らうと伝えられている。
年齢を重ねた動物が妖怪となった場合神通力を得たりするが、こいつにはそんな物は無い。
というか妖怪になる前のクマとやってることがそんなに変わらない。
妖怪になっても変わり映えが無いと見るか、元々が妖怪や化け物に匹敵する動物と見るか。
創作では『[[遠巷説百物語>遠巷説百物語(小説)]]』にてある話の題となったが、本編内では妖怪というより「ありえない程巨大なクマ」として扱われていた。
-ベアハッグ
[[プロレス]]などで使われる締め技の一つ。
相手の胴体に両腕を回し、抱き上げるようにして締め上げ、背骨にダメージを与える。
一見相撲における鯖折りに似ているが、あちらが上から圧し潰すかのように技を掛けるのに対し、
こちらは上で述べたように抱き上げるように持ち上げ、直接締め上げるので技の性質そのものが違う。
技の見栄えの為か、比較的大柄な選手がより小柄な選手相手に使うことが多く、
また見た目こそシンプルだが技を掛けられている方は凄く痛い技でもある。
[[ギリシャ神話]]の英雄ヘラクレスが地面に足がついている限り不死身だったアンタイオスを
絞め殺す際に使った技もこれだという説がある。
-ベアークロー/ベアクロー
漫画『[[キン肉マン>キン肉マン(漫画)]]』に登場するロボ超人・[[ウォーズマン]]の武器。
両手の手甲から伸びる鋭い爪で刺突や斬撃、[[必殺技]]「スクリュードライバー」などを繰り出す。
-穴熊(穴熊囲い)
[[将棋]]の戦法の一つ。
盤の端(香車の初期位置)に玉将を移動させその周囲を他の駒で囲う強固な守りの戦術。
名前の由来は穴に籠もった熊のようだかららしい。
上述のアナグマが由来ではないが、近い由来で同じ音という何ともややこしいことに。
-モンスターボリノークベアー
『SDガンダム外伝III アルガス騎士団』に登場するモンスター。『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場したMSである[[ボリノーク・サマーン]]がモチーフとなっている。
元々ボリノーク・サマーンの名前の由来のひとつに後述の『森のくまさん』が影響していたことやそれ自体が影響してボリノーク・サマーンのカードダスも同曲のフレーズが使われていたためか熊のモンスターとして登場した。
*【その他クマに関するいろいろ】
-おおぐま座、こぐま座
星座の1つ。
北天の星座で日本ではほぼ一年中見られるが、春から夏にかけて高く上り特に見やすくなる。
おおぐま座の腰から尾に当たる七つの星は「北斗七星」と呼ばれ特に有名。
こぐま座の尾の先端の星は現在の北極星である。
おおぐま座は女神[[ヘラ>ヘラ(ギリシャ神話)]]または[[アルテミス>アルテミス(ギリシャ神話)]]によって熊に姿を変えられたカリスト。
こぐま座は諸説あるがやはりアルテミスに見切られて熊となった女性と伝わっている。
なお二人共[[ゼウス]]にやられて処女を捨てたことにより怒りや呪いのせいで熊となった。&s(){いつもの。}
-[[ビワハヤヒデ>ビワハヤヒデ(競走馬)]]
所謂『B[[N>ナリタタイシン(競走馬)]][[W>ウイニングチケット(競走馬)]]』の1頭である、&sizex(6){顔がデカい}競走馬。&s(){[[「誰の顔がデカいって!?」>ビワハヤヒデ(ウマ娘 プリティーダービー)]]}
冬毛になると[[サラブレッド]]離れしたモフモフ具合となるため、『&bold(){クマですかこれ}』と関係者にまでツッコまれた事がある。
-[[タイトルホルダー>タイトルホルダー(競走馬)]]
競走馬からもう1エピソード紹介。2021年クラシック世代の馬であり、GIを3勝した名馬。
彼は熊のような野生動物が頻繁に出没する襟裳の牧場で放牧を行っていたのだが、そのエピソードが熊関連で盛られてしまった。
GIの2勝目となる天皇賞・春の直前の競馬新聞で、『&bold(){タイトルホルダー 熊で鍛えた}』などと書かれた記事が掲載。一躍話題となってしまう。&s(){なお、牧場サイドは熊は関係ないと否定している。}
そのエピソードがあまりにも話題となったのか、[[ウマ娘>ウマ娘 プリティーダービー]]では同牧場の出身であるデアリングタクトに熊関連の設定が盛られるなど、多方面に飛び火することとなった。
-カントリーベア・シアター
[[東京ディズニーランド]]のウエスタンランドにある、劇場タイプのアトラクション。
その名の通り、熊の楽団(カントリーベア・バンド)が歌と優雅な楽器演奏を披露する。
-クマ牧場
牧場という名称だが、クマメインの動物園みたいな観光施設。
多くは餌やりが可能であり、クマも餌を貰うためにあの手この手でアピールしてくる。
研究施設としての一面もある。
2024年現在、日本には6つしか存在していない。
-島木譲二
「大阪名物パチパチパンチ」で知られる[[吉本新喜劇]]座員。
舞台に登場した際に、その場にいる全員が彼を人里に下りてきたクマと勘違いして死んだふりをするのがお約束のネタだった。
2016年に他界。
-熊殺し
1976年に公開されて大きな話題となった、梶原一騎製作の極真会館を追ったドキュメンタリー映画『地上最強のカラテPART2』にて、同作内でも最も大きなインパクトを与えると共に極真会館の顔となった、大柄な黒人空手家のウィリー・ウィリアムスのこと。
ウィリアムスは(一応は爪を抜く等の安全対策は取られていたというが)檻から解き放たれたグリズリーに果敢に立ち向かい、正面から突きや蹴りを打ち込み抵抗して危険な撮影を成功させており、その偉業からウィリアムス自身が“熊殺し”のニックネームで呼ばれると共に極真会館(空手)の強さを象徴する用語となった。
創作世界を含めて“人間が熊に挑む”構図を流行らせるきっかけになったとも言えるが……改めて&b(){どんな腕自慢でも考えてはいけない}レベルの愚行である。
なお、そんなウィリアムス氏は後半生では一線を退き、たまに空手試合に出るバス運転手や木彫り職人として余生を過ごしたそうな。
-ほら男爵の冒険
出てくるたびに物語の主人公であるミュンヒハウゼン男爵にひどい目に遭わされる。他の野獣と比べても斬殺率が高い。
普通に銃で射殺。
肛門に火打石を投げ込まれ腹の中のガスに引火、木っ端みじんに爆死。
生きたまま口から肛門まで杭をぶっ刺される。
毛皮を被った男爵を同族と油断したら近寄られてナイフで刺殺される(多数)。
両手をつかまれそのまま動けず数日間経過して腹ペコでダウン。
-グリズリー
1976年に公開されたアメリカ映画。
大ヒットした『[[ジョーズ>ジョーズ(映画)]]』に触発されて粗製乱造されたB級動物パニックの一つだが、特に本作は、&bold(){サメがクマに、海水浴場が森林公園に置き換わっている以外、プロットは何から何まで本当に『ジョーズ』そのまんま}という安直オブ安直な便乗映画。
「最初の犠牲者は美女」というのも同じなら、「責任者は当初問題が大きくなるのを恐れて事態をおおっぴらにしたがらず、結果被害が拡大する」という展開も同じで、「凸凹3人組がクマ(『ジョーズ』ではサメ)退治に向かう」というのも同じ、なおかつ「最終決戦前夜に3人が夜明かしして語り合う」というシーンまでそのまんま。
ここまでくると面の皮の厚さに感服せざるを得ない。
なお、作中クマの全体が映るシーンでは模型ではなく演技用の本物のクマを使って撮影しているのだが、ポスターででかでかと描かれているのと見比べると明らかにスケールダウンと感じる人も。
本作を見ると、『ジョーズ』が動物パニック映画としていかに大傑作であったかがよくわかる。
ただ興行的には大成功した模様。
-アスキーアート
#aa(){{ ∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● | クマ──!!
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_) }}
このAAの頭にVHFアンテナを挿した「[[アナロ熊]]」という亜種も存在する。
テレビの地上デジタル放送マスコットキャラクター「[[地デジカ]]」に対抗して2ちゃんねる有志の手によって生まれた。
[[地デジカ]]が著作権侵害や二次創作に対して極めて厳格である一方、[[アナロ熊]]は著作権フリーである。やったね!
なお海外ではなぜかょぅι゛ょの卑猥な画像のうpと同時にこのAAが貼り付けられるミームと化しており、「ペドベアー」というありがたくない海外名が存在している。
-兵隊クマのヴォイテク
上記でも少し触れた、ポーランド軍に&bold(){軍人として所属した}シリアヒグマ。階級は伍長。
最初は拾ったイランの難民が世話していたが、手に追えなくなっていた為に近くに駐屯していたポーランド陸軍((当時は第二次世界大戦の真っ最中でありポーランドはドイツとソビエト連邦の攻撃により亡国となり軍は連合国陣営として各地を転戦していた。))に引き渡された。
その人懐っこさから兵士達に愛されて育てられ、ポーランド軍の弾薬を運んだり、レスリングをして遊び相手になったりしていた。見様見真似で敬礼も覚え、彼のいたポーランド軍第22中隊のシンボルマークに「砲弾を抱えるクマ」の図案が採用されたほど。
単なるマスコットなだけでなく、弾薬箱の運送という仕事はしっかりとこなしていたらしい。
熊が大好きな蜂蜜等の他、&bold(){タバコを嗜んでいた}。直接食べたりもしていたとか。
ちなみに軍人として所属したというのは、当時の輸送船には「動物を運んではならない」というルールが存在したため、これを回避する目的で軍籍が発行されたことによるもの。
人間の兵士と同じように軍籍番号と軍隊手帳を作ってもらい、給料としてタバコと現金を支給してもらってたんだそうな。
戦後はエディンバラ動物園に入園し((ポーランドは戦争に勝利したもののソ連が国を解放したことにより社会主義化したので[[イギリス]]寄りのポーランド軍は帰国できなかった。))余生を過ごし、タバコの差し入れをもらったりしながら、22年の奇妙な熊生を歩んだのだった。
まるでフィクションみたいな話だが、れっきとした&bold(){実在したクマである。}
[[Hearts of Iron IV]]では初期からポーランド軍の指揮官として登場するイベントが有ったが、DLCでさらに強化され&bold(){ポーランドの国家元首になる}ことすら可能になった。
また[[ガールズ&パンツァー 劇場版]]の最後にて主人公たちの勝敗を分けた「クマ型の乗り物」の名前として登場し知名度を上げた。
-獣王記&font(l){やりまーす}
セガから1988年に発売された横スクロールアクションゲーム。
様々なハードに移植されたことやネットミームで知名度は高い。
主人公(獣戦士)はステージ毎に様々な特殊能力を持つ獣人に変身して戦うが、ステージ3ではウェアベアに変身。
&b(){その際の世界観をブチ壊しにかかってるようなファンシーな見た目}に吹き出してしまう人間も多数。
ウェアベアの攻撃は&font(l){ゲップ}石化ガスのべトリフブレスと山なり回転アタックのスピンボンバー。
-レヴェナント:蘇えりし者
2015年のアメリカの映画。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品。
レオナルド・ディカプリオ演じるヒュー・グラスがヒグマに襲われ瀕死の重傷を負うという物語に影響するシーンがある。
-コカイン・ベアー
2023年のアメリカの映画。エリザベス・バンクス監督作品。
空から落ちてきた麻薬をクマが食べてしまったことにより翻弄される人々を描く。&s(){リラックマならぬラリックマ}
なお、本当にあったある事件をモチーフにしている。
ただし元ネタのクマは麻薬接種で亡くなってしまったらしい。合掌。
-[[ベア・グリルス]]
[[イギリス]]に生息しているサバイバルするクマ。食性は雑食でとにかく何でも食べるし好奇心旺盛(?)で危険な場所(崖だろうが市街地だろうが)でも平然と突入する。……嘘は言っていない。
本名はエドワード・マイケル・グリルスと言い、クマではなくちゃんとした人間。「ベア」は彼がまだ赤ん坊だったころ、姉が付けたあだ名である。
-[[ゴールデンカムイ]]
2014年から2022年まで週刊ヤングジャンプで連載されていた、明治末期の[[北海道]]を舞台とするバトル漫画。
[[アニメ化]]、[[実写化]]もしている。
[[北海道]]という土地柄ゆえにクマとの関わりが非常に多く、作中には様々な形でクマが登場する。
アイヌから見た文化的なヒグマ観も語られており、作品のヒットもあって当時のアイヌの価値観を広く世に伝えている。
時には襲いくる脅威として、時には恐怖と畏敬を集める神の化身「キムンカムイ」として、時には狩られる獣として……
……と、そういう真面目な部分もあれば、帝国陸軍北鎮部隊vsヒグマとか[[200頭ものヒグマを屠った猟師>勃起(ゴールデンカムイ)]]といった胸熱要素から、ヒグマと&ruby(ウコチャヌプコロ){交尾}したい[[度し難い変態>姉畑支遁(ゴールデンカムイ)]]といったキワモノまでもが平然と出てきたりもするのだが。
ちなみに[[天然の動植物を食べる展開>ゴールデンカムイの食べ物]]が多いのも本作の特徴だが、ヒグマ料理の出番は意外と少なかったりする。
-シートン動物記
アメリカの博物学者・シートンが自身の観察や伝聞をもとに記した著書で、その中に『灰色熊の伝記』や『タラク山の熊王』などクマを扱った作品もいくつかある。
-熊撃退スプレー
チカン撃退スプレーのクマバージョンだが威力、射程距離共に強化されている。
-ブラザー・ベア
2004年に公開されたディズニーのアニメーション映画。
事故に近い形とはいえ、兄の命を奪ったクマを手にかけた結果、クマに姿を変えられてしまったイヌイットの少年と子熊の交流を描いた作品。
-熊鈴、熊避けホイッスル
これまで散々クマの脅威・戦闘力・被害を述べてきたが、大半のクマは平時は臆病な性格をしている。
戦闘スイッチが入らなければ攻撃的にならず出来ればクマ側も人間には会いたくないのだ。
そのため山や渓流等、クマが生息している場所を通る際には鈴や[[ラジオ]]を付けたりホイッスルを鳴らし人間がいるアピールをすることでクマとの不意な[[エンカウント]]を防ぐことが出来る…らしい。
ただし、逆に鈴や笛の音が人馴れしたクマを呼び寄せてしまうという指摘もある。
-熊出没注意
看板。
黄色地に黒文字で嫌でも目立つ色合いをしている。
一番有名な物は札幌市のクリエイティブコンパス社のブランド「NORTH ISLAND」が出しているグッズだろう。
こちらはステッカーはもちろんのこと衣類、文具、アクセサリー、食品パッケージ等多数の熊出没注意アイテムが販売されている。
[[北海道]]のお土産にいかがだろうか。
-熊の爪
その名の通りクマの爪。
魔除けのお守りとしてキーホルダーやネックレスにされる。
大半は加工は職人による一つ一つ手作りとなるため高価な場合が多い。
-木彫りの熊
その名の通り木を彫って作られた熊の置物で[[北海道]]のお土産・民芸品。
鮭を捕らえてたり咥えてたりするポーズが多い。
-大柄な男性の愛称
現実、創作問わずヒゲを蓄えた大柄な男性の愛称やキャラクター名に「くまさん」や「くまひげ」等が付けられる場合がある。&s(){というか熊系というゲイ用語がある。}
●くまひげ先生:講師や作曲家等の[[マルチ]]クリエイター鈴木幸一氏の講師時代の愛称。
●クマヒゲ:映画『[[学校の怪談(1995)]]』に登場する用務員。(演:佐藤 正宏)
●ヒゲクマ調教師:ホモビデオ作品『ヒゲクマ調教師』に登場する人物。
-童謡 森のくまさん
「ある日森の中くまさんに出会った」から始まる童謡。
内容としては少女が森の中で熊に出会い逃げるが、熊は追いかけてくる。
何事かと思ったら白い貝殻の小さなイヤリングを落としていたのを届けようとしていただけであり、それで少女は感謝の気持を込めて歌うという内容。
子供の頃に誰もが聞いたことある曲であるが、ある意味では熊の脅威を勘違いさせているようにも聞こえなくもない。
-チームくまさん
FANZAで色々なソシャゲを作っている長谷川雄大(はせP)率いるゲームクリエイターチーム。
上記の「クマモト」が登場するミストレ等多数のゲームを展開している。
各ゲーム同士のコラボも積極的に行っており、特に2025年2月からは各ゲームにクマ型のロボットが襲撃しついでに別世界からのお客さんも召喚する『くまさん祭り』が実施されている他、各ゲームで名前に「クマ」が入ったりクマに関係のあるキャラがイベントで活躍している。
追記・修正はシャケを捕まえて食べてからお願いします。
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- クマと聞くと鉄拳に必ず出るイメージだけど...動物のクマの項目まだ無かったのか... -- 名無しさん (2024-08-04 02:43:56)
- なお、勘違いされやすいけどちいかわはクマではない(恐らくハムスター)。 -- 名無しさん (2024-08-04 08:31:24)
- 今現在、アーバンベアのおかげで街との距離が近すぎるのがやばい。 -- 名無しさん (2024-08-04 09:42:07)
- こう見えて猛獣の中では(個体差や種類事に差はあるけど)まだ大人しい方だったりする。あくまで"猛獣の中では"であって十分危険だから皆さん気をつけてくださいね -- 名無しさん (2024-08-04 09:59:20)
- 迷信「熊に対して死んだふり」が生まれた経緯は未だに不明...。因みにとあるサイトによると「 とある民家が熊に襲われ住人が皆殺しにされた中で、無事だった子がいて、そこで熊は”その子が死んでた”と勘違いして襲わなかった 」というのが迷信が広まってしまった原因であるとかないとか...。 -- 名無しさん (2024-08-04 10:42:37)
- グリズリーマンの件は熊に人間の道理なんて通る訳が無いという証明 -- 名無しさん (2024-08-04 10:49:20)
- 熊の習性と危険性を語る上で福岡大ワンゲル部の件が反面教師とされることが多いけど、当時は熊の正確な知識なんかほぼ知られてなかったという点を忘れてはならない。ましてや生死がかかった極限状況で適切な判断を必ずしも下せるかと言うと疑問。教訓とするのはいいけど、今の視点だけからの批判にならないようにしたいもの(熊に限った話ではないけど)。 -- 名無しさん (2024-08-04 13:33:01)
- くまのプーさんは「真っ黄色のクマのぬいぐるみだが、元々はテディベアであり、そのモチーフは~」とした方が良くないか -- 名無しさん (2024-08-04 13:33:54)
- ギャグ漫画とかだと最初は襲ってくるけど最後に和解する展開もあるよね(あおくび大根の漫画とか) -- 名無しさん (2024-08-04 13:40:09)
- 熊といえば獣害時間とか思いがちだけど、ヴォイテクみたいに人間と共にあった熊もいたりする。熊なのにビールとタバコを嗜みすぎたせいで晩年内臓ボロボロになってたけど。 -- 名無しさん (2024-08-04 14:00:34)
- 不謹慎だし何もしていない個体には絶対やってはいけないのは大前提の上で、どれくらいの威力の武器なら確実に殺せるのか気になる -- 名無しさん (2024-08-04 14:44:02)
- 『銀魂』でも新八君が言ってましたね、「クマに死んだふりは無意味だよ」って。 -- 名無しさん (2024-08-04 15:12:34)
- 全長150cmと聞くと小さく聞こえるかも知れないけど、そんなサイズの熊でも人間は勝てないという事実 -- 名無しさん (2024-08-04 16:03:35)
- ↑まず筋量が圧倒的過ぎるからなぁ -- 名無しさん (2024-08-04 16:08:22)
- そもそも人間は徒手空拳では猫にすら勝てない -- 名無しさん (2024-08-04 16:51:34)
- 「百姓貴族」の親父殿によると、『完全山育ちのクマの肉は臭いが、山のホテルとかから出る人間の残飯食べて育ったクマの肉は美味い』とのこと -- 名無しさん (2024-08-04 18:53:33)
- ↑それは多分ヒグマだからだろうね。ツキノワグマは天然の餌の方がうまいと聞いたことある。 -- 名無しさん (2024-08-04 19:45:36)
- ガキ使で熊の手を下処理なしで炊き込みご飯にするという狂気の料理が出てきた。・・・収録後、正しい調理法でおいしくいただいただろうか・・・? -- 名無しさん (2024-08-04 20:02:10)
- キテルグマはファンシーな見た目ながら、ある意味では熊という動物の危険性を最も体現したキャラクターだと思う -- 名無しさん (2024-08-04 20:15:43)
- テディベアのデザイン考えた人は天才だと思う。あの獰猛な熊を可愛らしくデザインするなんてさ… -- 名無しさん (2024-08-04 20:57:29)
- 相当な化け物なのに虎には一方的に捕食されるという事実よ……。 -- 名無しさん (2024-08-04 21:21:17)
- いっそ三毛別羆事件ドラマ化して全国ネットで放映するのはどうだろうか -- 名無しさん (2024-08-04 22:28:17)
- ↑↑流石のトラもクマ相手だとそう簡単にはいかずに返り討ちにあう時もあり、クマはトラの餌であり、トラもクマの餌という関係だそうです -- 名無しさん (2024-08-04 22:48:50)
- 有名で強い動物なのに、意外とヒーローモチーフに使われること少ないんだよね。猛獣系ではライオン・トラ・オオカミあたりに負け、パワー系ではウシ・サイ・ゴリラあたりに負けている感じ。戦隊ではメカならちょくちょくいるが、ヒーローではゴーオンイエローとコグマスカイブルー程度。ライダーでは凍鬼とビルド(クマボトル)程度。 -- 名無しさん (2024-08-04 22:53:02)
- 身長だけなら人間とそこまで変わらないものも多い。格闘技の試合が身長ではなく体重で分けられている理由がよくわかる動物。 -- 名無しさん (2024-08-05 00:58:52)
- 「の・ぼ・り・べ・つ」と…いえば、 -- 名無しさん (2024-08-05 01:48:46)
- クマ牧場! 実際行ってみたら愉快なCMのノリだけじゃなく北海道開拓におけるクマとの戦いやクマ飼育・あるいはクマ忌避剤等々の真面目な研究コーナーもあって見応えあったぜ -- 名無しさん (2024-08-05 05:41:06)
- メロン熊思い出した アイツは……怖い -- 名無しさん (2024-08-05 05:43:34)
- 昔話の金太郎にあるように現代でも老人に投げ飛ばされるなど性能は高いけど実際に戦えば人間でも勝てる強さしかない悲しさ -- 名無しさん (2024-08-05 06:27:17)
- 運良く見逃してもらった爺さんがホラ吹いてるだけなんだよなあ・・・ そんな簡単に勝てるなら人間より強い猪や鹿なんか到底狩れないのよ -- 名無しさん (2024-08-05 08:59:02)
- どれだけクマが人間に好意的だったとしても、ウェイト差とパワー差、耐久性の問題で近寄っちゃいけない奴。クマの信愛に耐えられるほど人体は丈夫ではないので…ヴォイテク例外すぎる -- 名無しさん (2024-08-05 09:09:01)
- 熊の素人丸出しテレフォンパンチをダッキングでかわ(絶命) -- 名無しさん (2024-08-05 09:26:34)
- 熊と共存しようとすると人間の脆弱さがネックなんだよな -- 名無しさん (2024-08-05 10:22:51)
- いっそ国単位で排除に向けて動いても問題無いんじゃね?と思う。害獣駆除名目で自衛隊派遣して山に入って手当たり次第に熊を殺すとかさ。生きてても人間の害にしかならんから排除した方が良いやろ -- 名無しさん (2024-08-05 11:08:33)
- 「おや、バイト希望者かね」 -- 名無しさん (2024-08-05 11:19:36)
- ×12 ヒーローらしく首を細くすると、ネコっぽくなるからね -- 名無しさん (2024-08-05 11:28:42)
- 怠惰を象徴する生き物だっけ? -- 名無しさん (2024-08-05 12:01:10)
- ↑4生態系が滅茶苦茶になるぞ。 -- 名無しさん (2024-08-05 12:30:44)
- やるとすれば管理してた人の高齢化で均衡が保たれなくなった山と里の境界を保つ作業を公金事業にするとかかなぁ。後、メガソーラーが設置されちゃった地域で熊が人里に降りてきたら、あの巨大なゴミにしかならないもんのために熊の住処が狭くなったせいだ。自分とこの市長でも恨め。 -- 名無しさん (2024-08-05 12:46:33)
- 親戚のおじさんが若い頃キャンプ中にばったり出会したことがあって釣った魚をばら撒いて逃げ切ったらしいけど、項目を読んだ後だとよく無事だったなと思わずにはいられない -- 名無しさん (2024-08-05 13:02:56)
- 10年以上前にアンビリバボーで三毛別羆事件の再現VTR放送されたけど骨を噛み砕く音とかうめき声とか再現されててトラウマになった。安全地帯から屁理屈言うだけのクマ愛好家集めて見せた方がいいレベル -- 名無しさん (2024-08-05 14:15:12)
- ↑4熊を食う奴なんて野生におらんのやから殺しても問題無いやろ鹿とかの前は熊が殺す事でバランスが保たれていた動物何かは代わりに人間が殺せば良い。そもそも生態系も何も人間は生態系や食物連鎖から離れた存在何だから関係無い。熊ごときが消えた所で生態系は崩壊しないし地球は終わらない -- 名無しさん (2024-08-05 16:35:41)
- ↑……って言うふうに軽く考えて大量駆除やった結果、思わぬところに影響出て最終的に困るのは人間でしたーなんて話が過去に何例もあったのよ。そもそも駆除にかかるコストがいくらになるかも分からんし、どう考えても熊を駆除した「後」のほうがはるかに面倒もコストもかかるのが目に見えてるしで。 -- 名無しさん (2024-08-05 16:49:35)
- クマが可愛そうって声を聴くたびに哀れまれるほど弱い動物じゃねえよと思う -- 名無しさん (2024-08-05 17:26:55)
- ↑3 ニホンオオカミでそれやった結果どうなったかを全く理解していない…。 -- 名無しさん (2024-08-05 17:39:03)
- 思いつきで生物駆除するとどうなるかは毛沢東が教えてくれたんよ -- 名無しさん (2024-08-05 17:39:23)
- 熊を大量駆除して生態系が壊れたらバランス取るために外国から都合のいい獣を大量に連れてくればいいよ!成功例は無いけどな! -- 名無しさん (2024-08-05 17:43:47)
- その昔、オーストラリアでエミュー戦争ってのがあってだな…大規模な害獣駆除なんてそう簡単にポンポン出来るものじゃないし、上手く行ってくれるものでもないのよ -- 名無しさん (2024-08-05 17:55:24)
- 駆除しようと思えば可哀想だ、残酷だと騒ぐ、かといって被害が出れば殺せ、絶滅させろと騒ぐ…つくづく思う。人間はどこまでも身勝手で短絡的な種族だと -- 名無しさん (2024-08-05 18:08:45)
- 蚊とかもそうだけど「人間に害のある動物は根絶させた方がいい」ってのは結局目先のことしか見えていない -- 名無しさん (2024-08-05 18:21:24)
- 問題は人里に出るようになったことだから山の生態系と人里までの距離を離せればええんよ。昔みたいに。 -- 名無しさん (2024-08-05 18:34:48)
- 因みにグリズリーはハイイログマやヒグマのこと、ベアはクマ科のことを示す。そして、忘れちゃいけないジョーズと並ぶパニック映画....グリズリー......。 -- 名無しさん (2024-08-05 19:01:10)
- 素人の考える解決策なんて専門家はとっくに思いついてるし無理だってこともわかってるんだよ。 -- 名無しさん (2024-08-05 19:26:23)
- ただでさえ狼滅んだ事で鹿やら猪やら繁殖しまくってるのに、そのうえ熊まで居なくなったら確実に日本の農業と林業は終わるよね -- 名無しさん (2024-08-05 19:29:19)
- 短絡的というのももちろん、そもそも人の役に立たないから殺せなんて考えは傲慢が過ぎるわな。生かすか殺すかって方向性の違いはあれど、人間の都合で生物の生き死にを決めようなんて過激な捕鯨団体と同レベルの思考。 -- 名無しさん (2024-08-05 20:02:25)
- ↑4 まあ溢れまくってるB級Z級サメ映画や半分ギャグな動物パニック映画に比べればずっと見れる出来だったよ『グリズリー』。なんなら動物パニック物としては、時代を考慮すれば出来が良いほうとさえ思う。『ジョーズ』を陸にしただけのパクりって点を除けば -- 名無しさん (2024-08-05 20:30:32)
- 熊みたいなもん素人丸出しのテレフォンパンチをダッキングでかわして前に出たあとバックに回ってチョークするだけで終わるクソザコやんけ、なにムキになっとんねん -- 名無しさん (2024-08-05 21:05:48)
- ↑3自分が殺されるかも知れんのやからそんな悠長な事言っとれんやろ殺られる前に殺るのはそれこそ自然界でもそうなんだぞ?我が身を守る為に敵を排除するのは生物として自然だしそうする事で人間で敵を排除して地球の支配者になったんだから人間以外の生物は人間みたいな理性も知能も無い下等生物何やから人間様には逆らうなと教え込ませるのが一番。犬や猫を飼う時だって覚えさせるのは飼い主が群れのリーダーだと覚えさせる事何だから -- 名無しさん (2024-08-05 21:42:11)
- グリズリーYou Tubeで観れるが、あれ著作権大丈夫なんかね?よくわからん。とりあえずチャンネル消されそうな雰囲気はないんだが -- 名無しさん (2024-08-05 21:57:07)
- 特撮作品で『クマモチーフの怪人』はそれなりにいるのに、『クマモチーフの怪獣』はほぼ皆無なのは何故だろう? -- 名無しさん (2024-08-05 22:59:31)
- ↑元から怪獣みたいなもんだから、わざわざ怪獣にする気にならないとかなのかな -- 名無しさん (2024-08-05 23:04:08)
- 「猟友会が熊を撃とうとしたら間に入って立ち塞がれば熊を守れるよね♡」とほざいてる連中は、自分が熊に背中から殺られるとは微塵も考えていないのが怖い。連中の脳内では熊が人間を襲うのは迷信でこちらから危害を加えない限り絶対に人を襲わないらしい… -- 名無しさん (2024-08-05 23:25:16)
- もはや熊の話からかけ離れて社会問題項目になりかねないし、熊害の話だのそういう話は自重すべき -- 名無しさん (2024-08-05 23:32:59)
- 根絶どうこうは地域による温度差もありそう。熊害が深刻化してるとこの人とかそれこそ↑5みたいな考えに至ってもおかしくないだろうし -- 名無しさん (2024-08-06 09:16:14)
- このままだと議論が過激化してコメント欄封鎖されるぞ、wikiの歴史も学べ -- 名無しさん (2024-08-06 09:27:38)
- いきなり封鎖はやり過ぎなんで、まず警告文の掲載からかね -- 名無しさん (2024-08-06 09:32:29)
- 冬を耐える分厚い毛皮に皮下脂肪。圧倒的筋肉で銃でも致命傷になり難い。更にけものフレンズでもヒグマだけは火を怖がらないとかあって、マジでやばい -- 名無しさん (2024-08-06 10:45:15)
- 昔ミニ四駆の漫画書いてた方の後の漫画で「月を切れ」(水面に映る月を切るのが正解)だかをツキノワグマを倒すというド勘違いをして倒したのあったな -- 名無しさん (2024-08-06 11:18:55)
- ツキノワグマとヒグマだったら危険なのはツキノワグマじゃないか?ツキノワグマのほうが死傷者ずっと多いし、体重300キロの豚を食害した例も複数ある。体重50キロのメスグマですら自分より大きな羊を狩っていた。こういうジャイアントキリングの多さは肉食動物って感じするわ。ヒグマの方はOSO18の過剰報道とか見てるとツキノワグマの脅威を抑えるための観光猛獣って感じ、実際被害者数も少ないし。 -- 名無しさん (2024-08-06 12:37:36)
- 支遁先生、この怪物相手にヤりとげたんだよな・・・ -- 名無しさん (2024-08-06 13:23:41)
- デジモン関連はないのか? -- 名無しさん (2024-08-06 13:43:46)
- とりあえず、ここのコメ欄で「熊は自衛隊が手当たり次第殺せ!熊ごときが消えた所で生態系は崩壊しない!人類は地球の支配者だから人間様に逆らうな!」とか無責任に喚き散らしてる奴だけBANする訳にはいかんのかね。何で熊ってこう、極端な愛護派&極端な排斥派が湧いてくるんだろな… -- 名無しさん (2024-08-06 13:54:02)
- ごもっともなんだけどキツ…ってなった項目 -- 名無しさん (2024-08-06 14:12:21)
- ちなみに咄嗟のうつ伏せで丸くなるは割と有効。興味なくして帰ってくれたりする。至近距離で遭遇した時の最終手段。勿論あおむけはダメ。顔と首やられる。後はアーバンな子は知らんが、山のツキノワ相手の経験則だと5m以上の距離(互いの得物や爪のリーチ+5m以上)があれば見つめ合った後帰ってくれる傾向がある -- 名無しさん (2024-08-06 14:13:20)
- ツキノワグマに遭遇して素手で応戦してしまった人(複数)がいうには「鉄や岩の塊のような硬く重い感触」だそう。鼻以外への打撃はまず効かないとみた方が良い -- 名無しさん (2024-08-06 16:04:24)
- ツキノワグマでそれなんだからヒグマは文字通り鋼の肉体なんだろうな -- 名無しさん (2024-08-06 20:15:30)
- 丸と半円で構成されているのでキャラ弁とかパンケーキのデコレーションとかマスコットが作りやすくて可愛い。髭パーツがないのも可愛さをプラスしている。 -- 名無しさん (2024-08-06 20:21:05)
- ↑3うつ伏せで首を守れば致命傷を受ける可能性を下げることができるとか。少なくとも何もやらないよりかはましだろう。 -- 名無しさん (2024-08-06 20:22:34)
- マザー1にも宇宙人だのサイボーグだのがうろつくホーリーローリーマウンテンにグリズリーがいるが、こんだけ化け物じみてたら納得の人(?)選だわ -- 名無しさん (2024-08-06 22:47:32)
- ↑12 ダンガン懐かしい。隠意外のメンバーは弾が「海を渡れ」、沖田が「天を撃て」だったのは覚えてる。神と翔はなんだったっけ? -- 名無しさん (2024-08-06 23:53:23)
- ツキノワグマの肉食性が有名になってきたと思ったら一気にハイブリッド説に持っていかれた感。ツキノワグマの鹿猪捕食や子牛豚などの食害は昔からあったが報道されない、有名にならない。それがちょっとずつ広まってきたらあのハイブリッド記事とそこからyoutuberなんかが一気に拡散。上書きって感じ。そもそもハイブリッドおかしいんだよね。「どう見てもツキノワグマじゃねー」とかハイブリッドの概念ぶっ壊す勢いだし、そもそも脱走ヒグマがハイブリッド作ったとか言う前に八幡平の脱走事件は2012年でしょ?なんで12年もたってハイブリッド?純ヒグマが山に潜伏してる2012年とかじゃないの?ヤバいのは。もうめちゃくちゃだわ。 -- 名無しさん (2024-08-07 00:45:03)
- 実はアーサー王の名前も熊を意味する古い言葉に由来する説があるとかないとか -- 名無しさん (2024-08-07 09:19:53)
- 安全圏から眺める分にはかなりかわいい -- 名無しさん (2024-08-07 11:20:16)
- 三毛別羆事件が日本最大ってのは明治以降でニホンオオカミを除いた上の話。1698年青森八甲田山でツキノワグマが13人の人間を捕食した事件がある。三毛別の2倍近い数字だ。そもそもマイソールでナマケグマが12人食ってるあたり、人食いをするには別に340kgもの巨体は必要ない。こう書くと、八甲田山ツキノワグマもヒグマだ!とかハイブリッドだ!とか言い出す人がいると思うが「アイヌも参加した」熊狩で、「体長170cmの見たことはいレベルの大熊」だったそう。体長は面から胴までをcmに直したもの。当時松前はアイヌと盛んに交易していて中にはヒグマも特産物だった。しかもアイヌまでいた。ヒグマだったらわかるだろうし、170cm程度で「見たことないレベルの大熊」は明らかに不自然。国産ツキノワグマでも170cm前後くらいなら現代でも記録はゴロゴロある。ちなみに他にもスーパーKくらいのサイズの人食いツキノワグマがいたそう。 -- 名無しさん (2024-08-07 12:04:03)
- ↑連投すいません。資料を確認したところ、170cmは面から尾までですので正味体長は160cmちょいですね。ツキノワグマに割とゴロゴロいるサイズです。老齢のオスグマだそうです。年齢は熊種関係なく牙の色でわかります。老齢のオスヒグマで体長160cmはかなり情けないサイズですのでほぼ間違いなくツキノワグマかと思います。ちなみに出典は「江戸時代前期の上磯アイヌの熊・狼猟」という青森大学竹内氏による論文それから東大出版会から山崎氏が出した「ツキノワグマすぐそこにいる野生動物」という書物です。「八甲田山 熊」でググっても情報が出てきます。エゾヒグマと双璧をなす日本の猛獣であるツキノワグマの本気がわかります -- 名無しさん (2024-08-07 12:18:28)
- プーさんのはちみつへの執着は、ある意味で熊の生態として間違ってないということが -- 名無しさん (2024-08-07 13:45:49)
- タグに付いている赤カブトに関する記述が一文字も無いんだけど……?僕、銀牙シリーズそんなに詳しくないから、どなたか書いて欲しい -- 名無しさん (2024-08-07 19:06:46)
- クマーがペドベアーだったりくまモンがサタンの手先だったりなぜ日本の熊キャラクターは海外に変な伝わり方をするのか -- 名無しさん (2024-08-07 19:40:06)
- 【その他クマに関するいろいろ】に、かなりクマキャラが入ってるけど、【クマをモチーフにしたキャラクターなどについて】の章の副項目に移動した方がいいかな? -- 名無しさん (2024-08-07 21:12:25)
- 「くまクマ熊ベアー」は可愛さ全振りだな -- 名無しさん (2024-08-07 21:19:11)
- 項目が賑わうのは良いんですが、編集競合は無視しないでください -- 名無しさん (2024-08-07 22:27:05)
- 「シャトゥーン」に登場するヒグマは超ヤバイ。「 クマのプー太郎 」のプー太郎は笑える。「 忍ペンまん丸 」のネンガさまは超カッコイイ( 正し、弟のギオはかなり悪い奴 )、キンタロスは....泣けるでぇ~。...結構、熊の善悪と共に印象深いキャラがいるな...。 -- 名無しさん (2024-08-07 22:36:14)
- 最後の見出しが雑多になっていたので見出し「●クマをモチーフにしたキャラクター等」を作り、クマモチーフキャラはそっちに移動させました。 -- 名無しさん (2024-08-07 23:07:26)
- 極論だろうけど、プーさん等の熊を可愛く見せようとするキャラや動物園で媚びた仕草をするように調教された熊は愛誤を生む害悪かもしれない -- 名無しさん (2024-08-09 09:21:02)
- よしながふみの大奥では一人の少年が一頭の熊に襲われたことが切っ掛けで、日本が200年近く男子の7割8割が20歳前に亡くなる事態が続いた。 -- 名無しさん (2024-08-09 11:26:29)
- 「生物としてのスペックにおいて人間がクマに勝てる点は知能だけである」それとて正確で豊富な知識あってこそだから、ド素人がクマに勝てる要素は無いと断言して良い。 -- 名無しさん (2024-08-09 12:16:10)
- ペルソナ4のクマが浮かんだけどあいつ名前以外クマッぽさないんだよな…… -- 名無しさん (2024-08-09 13:35:33)
- サンリオの「ネクストカワイイ」って企画で出たクマリーノもかわいい系だよね。キャラの一人であるローストさんが明らかにオスケモ需要を狙ったビュアルと設定なのを発端とした諸々で順位を落としちゃったけど、 -- 名無しさん (2024-08-09 21:38:21)
- ぼのぼののヒグマの大将みたいに、インパクトの強いキャラ付けをされる事は多いよな -- 名無しさん (2024-08-10 10:41:22)
- クマの化け物染みたスペックを見ると、こんな生き物と相撲をとったり馬代わりに乗り回したりしてた金太郎がどんだけトンでもない子供だったかがよく分かる。流石は酒天童子や土蜘蛛を退治した人の家来になる人だな。 -- 名無しさん (2024-08-10 21:43:33)
- クマもbearも鳴き声に由来するとか -- 名無しさん (2024-08-10 21:54:37)
- 自衛隊は漁師では無いし、ただでさえ動物愛護や自然環境保護に厳しい時代に世界中から袋叩きにされるけど? -- 名無し (2024-08-10 21:57:49)
- 『笑点』の大喜利で回答者がクマになるお題は面白かったです… -- 名無しさん (2024-08-10 22:13:26)
- ↑2 -- 名無し (2024-08-10 23:29:54)
- シャトゥーン、アングリー・ベア、ヒグマグマと、熊を恐ろしい怪物として描いてる漫画はこれくらいかな -- 名無しさん (2024-08-16 01:26:59)
- キムンカムイも -- 名無しさん (2024-08-16 06:39:36)
- 井上純一さんの漫画で、日本語学校に通う中国人たちのほとんどがパンダを「猫」と思ってる(作者の妻・月さんを除く)描写があったけど、字だけで猫の仲間と判断しすぎだよって思ったな。 -- 名前は無い (2024-08-16 06:46:23)
- 熊、及び木彫りの熊といえばスプラトゥーンのクマサンだな -- 名無しさん (2024-08-16 09:50:11)
- かなり昔の「マタギ」って直球タイトルなマンガはツキノワグマ主役だったな -- 名無しさん (2024-08-17 23:11:08)
- ヒグマグマは作者が同じのもあってシャトゥーンの二番煎じ感が否めんのよね。ここから差別化できるかどうか? -- 名無しさん (2024-08-18 00:15:09)
- ある程度の知能を持ちながらハイスペックの耐久、火力、探知能力を持つ全盛り生物。ずるい。 -- 名無しさん (2024-08-19 02:56:08)
- 『忍ペンまん丸』のネンガ様について書きたいが…何て書こう?? -- 名無しさん (2024-08-28 20:17:46)
- ニュースとかで出てくるヒグマの大きさとか武勇伝あれホント何かな?北海道出身だとか大学時代は北海道とかって人何人か知り合いにいるけどあんなモンスターアニマルがいるようには思えないんだよね。何も考えず森で釣りしたり酒飲んでたらしいし。 -- 名無しさん (2024-09-02 18:01:51)
- 『南部の唄』のブレア・ベア/くまどんについて書きたいが…何て書こう?? -- 名無しさん (2024-09-13 21:51:11)
- OSO18の事を、ヒグマ王OSOと呼びたくなった人はどれくらいいるんだろうか -- 名無しさん (2024-09-14 21:55:06)
- クマモチーフの見出しが2つあるのはおかしいのでテーブルの方は削除しました。テーブルにあったキャラクターの詳しい説明が書けずコメントアウトで残してますので分かる方は追記と同時にコメントアウトの解除をお願いします。 -- 名無しさん (2024-10-11 14:22:11)
- 先日動物園で初めて生でヒグマ見たけど、ガラス越しなのにメチャクチャ怖かったなぁ -- 名無しさん (2024-10-11 16:39:39)
- 色々隠蔽されてるだけでヒグマよりツキノワグマのほうが猛獣なんだよな。八甲田山で三毛別の倍人間食ってるし、自分より小さい子牛にイキってただけのOSO18と違って自分より何杯もでかい牛豚それから野生の猪の狩猟してるし。あとぶっちゃけ大きさ大して変わんないねW軽トラとか人間を物差し代わりにしてみるとツキノワグマとヒグマって大して大きさ変わらんわ(笑) -- 名無しさん (2024-11-07 18:24:17)
- お願い!クマを放っておいて!あなた達は何もわかっていない!人間はクマをデータでしか見ていない!クマの声を聞いて! -- 名無しさん (2024-11-07 19:22:17)
- ↑人々を襲ったクマを人間は決して許さない いかなる理由があろうとも一方的にクマは殺されるんだ 悔しいだろうが仕方ないんだ -- 名無しさん (2024-11-16 04:45:42)
- 実際にクマに襲われた事やその被害を見ない人は安全地帯でクマ狩りを反対してる感じかな -- 名無しさん (2024-11-16 10:20:09)
- さて、護衛手段を自ら絶った北海道民の動きが楽しみだな -- 名無しさん (2024-11-16 12:31:51)
- ↑10 昔ツキノワグマもやたらでかい個体が居たからなあ。後は羆の場合はカムチャッカに白熊サイズの羆が居たからそいつとの混血もありえる -- 名無しさん (2024-11-16 14:52:32)
- 復讐の同窓会の17話を読んで思ったが薬物で強化した人間でもクマには勝てないんだな -- 名無しさん (2024-11-25 21:52:29)
- ↑それで勝てるのはもはやギャグかファンタジーだと思う。 -- 名無しさん (2024-12-03 16:10:40)
- 2050年頃には熊の生息地域が人里を狭めてるって予測があって草も生えない。マジで、そろそろ是迄は土地を所有してる個人に任せてた人里と山の境界を維持する作業を公共事業化すべきだと思う。因みに、各地で問題になってるメガソーラーは野生動物を人里に近づける原因にもなってる。 -- 名無しさん (2024-12-03 19:38:12)
- ↑絶滅させろとは言わんが人里に下りてくるような個体は積極的に射殺したほうがいいんじゃないか? 熊も学習して近寄らなくなるだろうし -- 名無しさん (2024-12-03 20:36:31)
- ↑人を恐れなくなってきてるから、今後はそれだけじゃ間に合わなくなる危険性があるのよ。以前は人の痕跡があるたけで熊が離れてたのに、今は仲間が始末された所には近寄らなくても“同じ土地”には出没する有り様。 -- 名無しさん (2024-12-03 20:44:54)
- コナンはまだしも熊害の再現ドラマにでてくる麻酔銃ですら一瞬で効果あるような描写があるのは問題ある -- 名無しさん (2024-12-20 16:57:21)
- 遭遇したら目を合わせながら少しずつ後ずさりするって難易度高すぎなんだよなあ -- 名無しさん (2024-12-31 20:58:29)
- 三毛別羆、福大ワンゲル部、OSO-18とかの再現VTR作って特集番組組んだらどうだろうか。何なら犠牲者の最期も主観視点で再現したりとか -- 名無しさん (2025-01-22 18:35:43)
- 手の煮込みは自宅で作ろうものなら約丸1日掛かる。ゆるキャンでもネタにされてたな -- 名無しさん (2025-02-19 19:02:28)
- ↑2 いい加減熊を愛玩動物として扱うのを止めて猛獣として認知させたほうがいいよな -- 名無しさん (2025-03-26 15:53:56)
- クマに限った話じゃないが、知識がなく調べようとすらしない人間が意見を発信できるようになって声がでかくなった現代社会だからクマ駆除にも圧力がかかってなかなか進まない。先人が血の滲むような努力で勝ち取った人権と自由にただ乗りばかりされちゃあ世話ない -- 名無しさん (2025-04-06 16:00:08)
- 熊の擁護をする人はいざ自分や身内が熊に殺傷されたとしても絶対に熊駆除は断固反対と考えを貫けるのか疑問だよ。安全圏にいて熊の実害を受けた事が無いから軽々しく言えるんだろう。 -- 名無しさん (2025-04-06 18:02:16)
- ↑家族を殺されて死刑反対派から死刑賛成派になった弁護士もいるし、あっさり掌返ししそう -- 名無しさん (2025-05-23 06:20:29)
- 戦隊だとたまに最強クラスの怪人に抜擢される -- 名無しさん (2025-05-30 22:46:58)
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&font(#6495ED){登録日}:2024/08/04 Sun 00:41:00
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&bold(){クマ}とは、哺乳綱食肉目クマ科に属する[[動物]]の総称。
漢字では熊、英語では「&ruby(ベアー){bear}」と呼ぶ。
#openclose(show=▽目次){
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}
*【概要】
ガッシリした筋肉質かつ骨太の体型に長いカギ爪を持った動物で、[[トラ]]やライオン、[[オオカミ]]等他の猛獣とはまず見間違えることのない外見が特徴。
寿命は野生下では20年程度だが飼育下では更に長生きし、34年生きた記録もある等、環境によって変動する。
よく肉食動物と勘違いされやすいが、実際の食性は後述する[[ホッキョクグマ]]を除けば肉だけでなく、果実や野菜といった植物も食べる雑食性である。
ジャイアントパンダもクマ科の中の特殊化した一属((概ね、属が同じだと混血児が生まれ、種が同じだと安定した繁殖が可能と考えればいい。例えば、同属のライオンとトラは混血児を作る事自体は可能だが、生まれた子供には雌にしか繁殖能力が無いので安定した繁殖は不可能である。))だが例外的に植物性……なのではなくて生存競争に敗れて&b(){基本的に笹を食べざるを得ない境遇に追い込まれているだけ}であり、その証拠に今以て笹を効率よく消化できるシステムを獲得できていない悲しい過去持ちの生物だったりする。
因みに、クマ科亜種ということで普通に食肉目に属しており、時には魚や小動物も捕って食べ、生息地では家畜を襲った事例も知られている。……動物園でも食わしてあげて。
現生種は主にヨーロッパ、アジア、アメリカに生息しており、生息環境も熱帯から寒冷地等意外と様々な環境に適応しているが、生息地の割合を見ればむしろ寒い環境を好むようだ。
活動期間は春から秋にかけてであり、秋には冬ごもりに備えて沢山の餌を食べることで栄養を蓄え、冬になると穴に籠って冬籠りを始めるがメスはこの時に子を産むという。
そして春になると目覚めて活動を再開する…というライフサイクルを送るのだ。
後述にもあるが、この時期のメス熊は子連れになる為に非常にナーバスになっており危険。
冬眠から目覚めて餌を求めている時期でもあり、可愛い子熊を見つけた等と迂闊に近寄ろうものなら、近くに潜んでいる母熊に襲われることになるので決して近づかないように。
総じて大型の生物なので天敵らしい天敵はおらず、人間を除けば同族が事実上の天敵ともいえる。
ロシアのようにツキノワグマとヒグマ両方が生息する環境ではツキノワグマがヒグマに捕食されたり、両方の種が同じくロシアに生息するアムールトラに捕食される事も。
インドにおいてはナマケグマがベンガルトラによって捕食されるケースがあるらしい。
ジャイアントパンダはヒョウやユキヒョウが天敵で、流石に健康な成体が簡単に負ける事はないものの、機敏なこれらの捕食者に子供を食われる事があるので、母親は我が子に木登りや崖登りのスパルタ教育を施す。
*【人間との関係】
時には動物園の人気者となり、時には猟師の手によって荒々しい毛皮やジビエの供給元となることもあるが、「&bold(){民間人から見た野生の個体}」に限れば、人を脅かす猛獣となることが殆どである。
生息地においては家畜や作物は勿論、時には人間をも襲う事から極めて厄介な獣として恐れられている。
**【伝承や文化におけるクマ】
一方で歴史的に見ればその獰猛さと戦闘力から畏怖の対象ともされる事もあれば、人間に近い仕草をする動物であることから様々な伝承が生まれてきた。
とりわけ蛮勇を誇る戦士達には信仰の対象とされた事もあるように必ずしも嫌われ者とは限らない扱いを受けている。
その中でも有名なのが北欧神話に登場し、今日では「狂戦士」とも訳される[[ベルセルク]]こと、バーサーカーか。
彼らはクマの毛皮を被ることで自らがクマになったと自己暗示し、ある種のトランス状態になってから戦に赴いたと言われ、時には盾に噛みついたりもする等、猛獣の如く、敵味方関係なく暴れまわったと伝わるのである。
また、ブリテン島の歴史を記した 『ブリタニアの破壊と征服について』(別名『嘆きの書』)にもクマに関する記述が見られる。
この書物は6世紀のウェールズ人[[僧侶]]ギルダスによって著され、ローマ帝国撤退後のブリテン島の混乱を描いている。
ギルダスによると、5世紀末に バドニクス丘でブリトン人とサクソン人の大規模な戦闘 があり、ブリトン人の勝利によって半世紀にわたる平和が訪れた。
しかし、ギルダスはバドニクス丘の戦いについて語る際、この戦いの指導者の名を記さず、「熊の乗る戦車が戦場を駆け巡った」 と表現している。
((ちなみに、9世紀初めにウェールズ人僧侶ネンニウスが著した 『ブリトン人史』 では、この戦いでブリトン人を指揮したのはアーサーだったとされる。&br()アーサーは一日で960人の敵を討ったと伝えられているが、ネンニウスは彼について[[王]]ではなく、一介の戦闘隊長だったと記しており、ローマ軍の流れをくむ人物であった可能性を示唆している。&br()そしてラテン語で熊は 「artos」 であり、これが変化して 「Arthur(アーサー)」 になったのではないかという説もある。&br()この点について、歴史学者 R・G・コリンウッド は、ギルダスの「熊の乗る戦車」という表現にアーサーの名が隠されている可能性を指摘している。&br()さらに、ルキウス・アルトリウス・カストゥスというローマ軍人の存在が指摘されている。&br()アルトリウスはブリトン人の軍隊の指揮者だったという棺が発見されている。&br()彼の名前は完全にローマ系であるため、現地に残存していたローマ人、または 混血の専業軍人 であった可能性が高い。&br()ブリテン(現在のイギリス)はローマの支配下にあったが、ローマの衰退により軍が撤退。&br()アルトリウス将軍はブリテンに定住し、サクソン人などの侵略者と戦ったとされる。&br()馬術の名手であり、その戦いぶりから、ギルダスは彼について 「熊の乗る戦車が戦場を駆けめぐった」と記したというのである。&br()そしてこの時代の戦いを称えたケルト人たちが、のちにアーサー王伝説を生み出した可能性がある。))
日本においては、というか厳密に日本においてはというのは少し憚られるが、アイヌ民族の儀式「イオマンテ(イヨマンテ)」がよく知られるところ。
&font(l){この祭りに題材を取った『イヨマンテの夜』という歌謡曲があるが、厳密には実際の儀式からはかけ離れているらしい。}
子熊を捕らえて飼育し、成長したら盛大に祀った上で殺すという儀式である。
アイヌの宗教観では、野生動物は動物の姿を借りて人間界に降りてきた神であり、神をもてなした後に神の世界に帰ってもらうという解釈である
この「殺す」は神の世界に送り返す意味があり、殺して得た肉や毛皮は祀り、もてなされた礼としてクマが人に残したものなのだ。
つまりイオマンテのクマは人里を訪れた賓客で、厳しい自然と共に生きるアイヌで産まれた恵みに感謝する大切な文化である。
また、アイヌでは自然界に宿る神霊を“カムイ”と呼んで畏怖と信仰を捧げているが、最も恐ろしいこの隣人(クマ)もキムンカムイ(山のカムイ)と呼んで距離を保ちつつ接していた。
寧ろ単に“カムイ”でもクマを指す場合も多いそうで、それだけ身近、かつ怖ろしい存在なのだ。
100%人間の手で飼育してるクマは、(危険なのは変わりないが)比較的人間に懐きやすいとも言われている。
サーカスで調教したクマを使った芸なども披露されている他、
第二次世界大戦中にはポーランド軍に従軍した「ヴォイテク」という名のクマの記録も残されている。
当初は余暇に兵士達が彼とレスリングに興じる(!)((勝敗は互角か負けることが多いことから手加減することを覚えていたと思われる。))など、ただのペットやマスコットとして扱われていたが、後に伍長の階級を与えられて((移動をする際に「動物は船に乗せられない」という軍のルールをすり抜けるために融通を効かせた。))弾薬を運搬する任務に就いていた。
酒やタバコを好む人間臭い一面も。
あと、&font(#ff0000,b){クマの肉は美味い}。
畜産が出来ず、狩猟でしか取れない、更には肉の獣臭が非常にキツく入念な臭み取りが必要になる為、数が出回ることは少ないものの、その旨味の強い肉は古来より珍重されてきた。
中国ではクマの掌の肉が最も美味いとされ、「[[熊掌>四八珍(食材)]]」として高級食材のひとつとなっている((特にハチミツをすくって食べる時に使う右掌が美味いらしい。だが左掌もクマ肉本来の旨味が味わえるとしてそちらを好む人も多い。))。
[[春秋戦国時代]]のとある王は、反逆した王子に包囲された際に「せめて死ぬ前に熊掌を食べたい」と願ったという。&font(l){息子は無視して父を攻め滅ぼした。}
日本では主に鍋や焼肉として食べられるが、中には[[ラーメン]]の具材として用いる等変わり種もある為、興味があるなら調べてみよう。
[[安藤さん>バキシリーズ]]のように、生の刺身を[[ワサビ]]と一緒に食べるというやり方は、安藤さんの胃腸が強いから大丈夫なのであり、一般的には寄生虫((旋毛虫(トリヒナ)など。))の心配があるので危険(殺菌作用のある[[ワサビ]]と食べるのは理に適った食べ方ではあるのだが)。
グラップラーでない方は(グラップラーの方も?)必ず加熱してから食べること。
また、その胆嚢を乾燥させたものは、生薬・漢方薬として古来より伝わってきた。
&ruby(ゆうたん){熊胆}(&ruby(くま い){熊の胆})と呼ばれ、健胃効果や利胆作用など消化器系に効くとのこと。
なお、[[ホッキョクグマ]]の肝、つまりレバーは有害。イヌイット(エスキモー)も古来から食用を避けてきた。
毒、というかビタミンAの含有量が多すぎて中毒症状を引き起こすほど濃厚なため。
ちなみに、漫画家・[[荒川弘]]氏は、自身のエッセイ漫画『百姓貴族』においてクマ肉について語っており、
氏の親父殿曰く&bold(){「(ヒグマは)完全山育ちのクマの肉は臭い。山のホテルとかから出る人間の残飯食べて育ったクマの肉は美味い。」}
…との事である(※個人の感想です)。
同時に、北海道で農業をやる者としてのヒグマの怖さ&s(){と、殺処分されたらさらし者にされたり皮剥いで剥製にされたりの哀れさ}も存分に語っており、必見である。
近年においては先述したように人間に似た仕草をする事からマスコットキャラクターのモチーフに使われることも少なくない(後述)。
**【害獣としてのクマ】
「[[獣害>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/tag/%E7%8D%A3%E5%AE%B3]]」タグの内、約半分はクマによる事件項目である。
近年だと2023年の秋頃から翌年の春頃に掛けて[[秋田県]]を始め東北地方各地で&bold(){前例の無いレベル}での熊による獣害事件が多発したのは覚えている人も多いだろう。
因みに、熊による被害は特に&b(){“&ruby(ゆうがい){熊害}”}と呼ぶ。
それだけ、過去にも熊による不幸な事例が度々起きているという証左である。
#region(主な熊害事件一覧)
-[[札幌丘珠事件]](1878年)
-[[三毛別羆事件]](1915年)
-[[石狩沼田幌新事件]](1923年)
-[[福岡大ワンゲル部・ヒグマ襲撃事件]](1970年)
-[[秋田八幡平クマ牧場事件]](2012年)
-[[十和利山熊襲撃事件]](2016年)
#endregion
しかも、一度食べた味を覚えてしまい、人の所有物に味を占めて人里に降りてくる事もそう珍しくなく、深刻な問題になってしまうことも。
人間が襲われてしまうと、ここで人肉の食味までも覚えてしまった個体は凶暴な人食いグマとなって凄惨な事件を起こす可能性もあるとされる。
一度人や家畜が襲われると、その後同じ被害が増えやすいのはこの為。
&bold(){そして困ったことに、何かの味を占めた状態のクマは他の餌を見せても大して興味を示さないし、食べ物で誘導することも非常に困難((熊の愛護を訴えた団体が大量のドングリを与えようとしたのを批判されたのはこれが原因。目標とする個体を誘導できないどころか、他の個体を呼び寄せてしまう可能性すらある最悪手なのである。))}。
後述するが、実力行使で退治するのも骨が折れるどころの話ではない。&s(){なんともクマった奴らである。}
『麻酔で眠らせて山に返せばいいだろ』なんて言われることもあるが、&bold(){&color(#F54738){そもそもクマなどの大型の獣類に対しては、効果が表れるまで時間がかかり、撃たれたことで興奮して反撃や暴れて周囲に被害者などを出す恐れがあることから麻酔弾は原則許可されない。}}
&b(){麻酔と聞くと[[こういう代物>腕時計型麻酔銃]]を連想する人も居るかもしれないが、現実の麻酔薬はあんなに正確無比に発射できる&都合よく相手に眠って貰える代物では断じてない}(そんな即効性を持った麻酔薬では十中八九『眠り薬』どころか永眠させてしまう『毒薬』化するのがオチである)。
それをクリアしたとしても、麻酔銃を扱うには猟銃免許の他に獣医師の免許が、吹き矢は獣医師がクマに距離を詰める必要があると極めて条件が厳しく、必要な時に扱える人間が用意出来るケースは少ない。
更に麻酔弾は銃弾より射程も命中精度も劣り、吹き矢なら殊更届かない。熊の反撃をすぐ受けない距離から当てる事自体容易い事ではない。
よしんば命中したとしても、上述のとおり当たってから眠るまでに「何だか知らんが痛えじゃねえか!」と普通に暴れて襲ってくるので、射程の短さゆえ反撃を受けるリスクもそれだけ高くなる。
よって麻酔銃で眠らせる場合は罠を併用して動きを止めた上で撃つなど、暴れられる事へのリスクを軽減して使用するのが原則となり、よりシチュエーションが限られてしまうのである。
そして眠らせたとして、外来種にならない程度の離れた場所に運んだ所で&b(){熊の身体能力ならば平気で二山、三山程度の距離はのしのしと歩いて戻ってくる}(というか、その程度(数十キロ圏内)の範囲は熊からすれば庭の中だと思ったほうがいい)。
特に、前述の通り熊のスペックの中でも驚異的なのが記憶力と嗅覚であり、記憶を頼りに“お気に入りの餌場”を目指して戻って来る可能性は十分に考えられる。
解決どころかその場しのぎにすらならない。
……近年では、人里での熊の出没について、&bold(){無関係な}土地の人間や動物愛護団体から『駆除なんて酷過ぎる!熊が可哀そうだ!』など当該地の行政を麻痺させるレベルの多数のクレームが入るケースも問題視されたが、野生のクマは立派な猛獣であり、密猟ならともかく本当に駆除が必要では可哀想とも言っていられないのだ。
&b(){熊のスペックおよび性質を舐めている}としか言いようがない。BH「&font(l){ア}クマをなめるな!(バッ)」
人里に降りるのを覚えてしまった熊に対しての対抗手段としては、人間の身勝手だろうが残酷だろうが&b(){}&color(#F54738){現状は駆除一択}と言い切ってもいいレベルであり、逆に言うと熊が死んだ場所は他の個体も危険と察するのかしばらく近寄らなくなるといわれる。
だからといって、クレーマーへの皮肉で『そんなにクマが可哀想ならお前が率先して糧になってやれよ』とか、『プロの猟師の前では雑魚でしょ?』というのも大概安直な考えではある。
前者は、繰り返しになるが誰だろうと一度人を襲ったクマは人食いグマになる可能性があること。後者は一括りに猟師といっても、シカやイノシシともまた違うので対応できる猟師が限られていることから。慣れない猟師では最悪クマに反撃されてしまう可能性も決して低くないのだから。
日本では国がクマ駆除の補助金として8000円を補償し、更に地方自治体が加算する形でハンターへの報酬が支払われているが8000円だけではとてもクマ退治には足りない。
寧ろ、8000円と言うのは&bold(){『国が熊の駆除を公認しているから、地方自治体がその地域に生息している熊の能力や習性に合わせて褒賞を設定するよう』勧告しているだけ}と言った方が合っている。実際、後述の様に北海道の国有地で羆を退治した場合は、国は4万5000円の成功報酬を出している。
北海道奈井江町ではエゾヒグマの警戒に当たるハンターへの報酬を僅か日当8500円(発砲に至った場合+1800円まで加算)、即ち町の出す金は&b(){僅か500円}に設定した為に、&bold(){「危険な猛獣を相手にするのにこんな安価では非常識極まる!!」}と猟友会を激怒させ、報酬値上げを提示するも『交渉決裂』宣言され出動を辞退されるというトラブルが2024年に起こっている。
━━因みに、このニュースでは「8500円では安い」という話のみが伝えられて比較対象となる相場が全く話題に挙がっていないので詳しい事情は調べないと解らないことなのだが、相場としては20000〜25000円が妥当とのこと。(上述の8000円をスタートとして発砲で+5000円。駆除で+10000円〜の加算となるのが&b(){普通}。)
具体例としては札幌市はパトロールに日当2万5300円、捕獲・駆除した場合が3万6300円。
猟友会側が提示した仕留めた場合4万5000円という報酬は北海道の国有地や北海道が直接管轄している土地での羆退治の相場である。
自治体によっては、害獣の中でも特に危険な熊に対しては&b(){駆除に成功したなら諸経費込みで50000円以上出す}と定めている所もあるそうなので、如何に奈井江町の件が&b(){べらぼうに安かったのか}が解る。
……そりゃ猟友会のおっちゃん達も怒るがな。熊の脅威もそうだが、駆除する猟師の人命と技量を軽視して良いとも誰も言っていない。
ちなみに、基本的に銃規制が厳しいカナダでも、ヒグマに匹敵する猛獣が出る地域では&bold(){狩猟免許は運転免許と同じ位重要なライセンス}であり、個人の猟銃や大型拳銃の所持にも比較的寛容。無論、教習場と猛獣相手以外の使用は罪に問われるが。
これはカナダは熊の生息地が豊富で、日本の山林と比にならないレベルで熊と鉢合わせしたり、自分の敷地に入り込んでくる可能性が高いため。毎回助けを呼ぶより、自分で追い払う手段を持たないと生活できないのである。
勿論、日本では一般人の銃自体が許されていないので、一般人にとれる手段は威嚇の激辛スプレーを浴びせる位。たとえ警察や自衛隊だってクマの駆除に武器を持ち出すのは(法令的にも)色々と難しい。
つまり、&bold(){熊対策は尚更自治体と猟師に頼らざるを得ない}という現状なのだが、いくら武器があっても油断できない危険性、命懸けにも関わらず不安定な待遇、銃や罠の免許を取り猛獣と「戦う」という職務の特異性…といった事情から後継者不足にも悩まされているとのこと。山林の保安官には課題の方も山積みなのである。
**●戦闘力
では、猛獣としてのクマがどれ程恐ろしいスペックであるか、簡単に解説しよう。
***・パワー
まず見た目通りの強烈な筋力から繰り出されるパンチ。
小型のツキノワグマでも数百kg。
実はこの数字だけだと、鍛え抜いた人間でも出せる。
ヘビー級のキックボクサーはパンチ1トン弱、キックだと1.2トンなんてすごい数値を叩き出す。
人間のフィジカルも捨てたもんじゃないね。
だが、クマの場合、このパンチに五本の爪が加わるのだ。
自然界で磨き抜かれた爪の鋭さはそれこそナイフに匹敵する。
軽くなでられただけでも人の皮膚などひとたまりもない。その気になれば顔なんて簡単に抉られてしまう。
熊害に遭った人の「重傷」というのは、ぶっちゃけ原型を留めていないレベルで粉砕されている。
レントゲン写真くらいならググれば出てくるが、覚悟抜きで見るべきものじゃない。
そして噛む力も人間の7倍くらい。骨なんかそのままかみ砕く。
クマの中では弱い方のツキノワグマでもこの攻撃力。ヒグマともなれば&bold(){200kgの牛を真っ二つに切断したなんて事例もある。}
加えて、熊のパンチは切り裂くという攻撃の性質上、比較的長い時間、力が加わる。
1985年に当時ヨーロッパボクシング連合のヘビー級王者に戴冠したフランク・ブルーノ氏のパンチ力を分析した論文が英国の医学誌「BRITISH MEDICAL JOURNAL」に掲載されている。
確かに、ヘビー級の一流プロボクサーのパンチ力は計測器で実測された値で4000N以上(≒400kgw)、絶好調かつ人間の頭にクリーンヒットした際の想定威力は6300N以上と実証されているが、その力は14msと言う瞬間に集中している。
即ち、瞬間的な力の最大値はヘビー級の一流プロボクサーとツキノワグマは大差無いが、力の働く時間の長さの違いから力積、即ち運動量への影響とそれが転化した破壊力の面ではツキノワグマが圧倒している。間違っても真正面から立ち向かおうなんて考えてはいけない。
***・防御力
そして分厚い筋肉と毛皮は、そのまま生物らしからぬ頑強な鎧となり、4枚重ねのジーンズでも容易く貫通するオオスズメバチの針さえ受け付けないほど。
サバイバルナイフのような刃物では毛皮に刺すことさえ厳しく、打撃等は仮にスレッジハンマー等で殴っても衝撃が分散されてほぼ無意味と化すであろう。それぐらい熊の防御力は凄まじいのである。
頭部等の堅くとも脂肪や毛の薄い部分に直撃させ、それで驚いて逃げてくれればよいが、命の危険を感じさせて逆上させたり、恐怖で全力で殺しに来る可能性もあり却って危険。
拳銃の中でも特級の強装弾…例えば&bold(){[[44マグナム弾]]並の威力を持つ拳銃なら、辛うじて一撃で即死あるいは昏倒させられる}見込みがある。
人間相手にはオーバースペックなこの弾丸とそれを使った拳銃は、他でもない&bold(){クマの生息地における護身用}として製造されているのだ。
その5~7割程度の威力の[[.357マグナム>コルトパイソン]]ですら「自動車の外板をほぼ確実に貫通した上で中の人間を倒す((尤も、自動車のドアは意外と薄い鋼板で出来ているので、垂直に着弾すれば.38スペシャル程度の対人弾でも貫通するが、斜め着弾でも確実に貫通した上で中の人間を一撃で昏倒させるとなると.357マグナムぐらいの威力が求められる))」と言う状況を考えて作られている強装弾だが、此れすらクマに対しては「複数発を立て続けに胴体の急所に撃ち込んで辛うじて無力化出来る」、即ち相応の腕の人間がギリギリまで引き付ける必要があるし、複数発を一気に撃たなければならない故に牽制射撃に使える弾数も限られるのでやや非力。
因みに、一般的な軍用大型拳銃の威力は500~600J程度、日本の警察が使う.38スペシャルや.32ACPが其々270Jや170Jなので、1500Jの44マグナムや900Jの.357マグナムの威力は段違いに大きい。
それでもあくまで『辛うじて、ラッキーパンチで』というレベルであり、相手がクマさんという想定の時点で大口径のライフルやスラグ弾を装填した[[散弾銃]]が必要。
さらにクマの頭部は図体に対して意外なほど小さく、頭蓋骨も分厚く強固。形状も人間とは異なる三角形に近い&s(){防弾仕様}形をしており、垂直に直撃させるのが難しい関係上銃弾が丸い頭蓋で滑って中まで通らない。
では身体に撃ちこむのはどうか?これも十分有効であり、猟師さんだって狙うことがある。
流石のクマさんといえどもそこはあくまで生身の動物。骨の曲面で逸らされない限りは容易に毛や肉を貫通し、四肢はともかく胴体に当たれば内臓を傷つけて致命傷になる可能性もあるだろう。これに関してはマグナムなんぞ用意せずとも、普通の拳銃の威力でも十分に可能らしい。
しかし、それでもクマさんが倒れるのは&bold(){ブチ切れて相手を紙くずのように引き千切り、寝床に帰って緊張が切れた後の話}であって、致命傷といえどもその場で倒れてくれるわけではない。
「目の前のクマに銃で勝つ」というのは前提として脳みその一部や、首・背骨を粉砕することで頭から出される「運動する命令を遮断する」ことにあり、これに失敗した時点でクマに反撃のターンが生まれ、&bold(){反撃されればほぼ確実にこちらが死ぬ。}
専用の準備をしていない限りは、人類にクマさんの防御を突破する方法は基本的に存在しないのである。日ごろから重機関銃を持ち歩いている人間もまさかいないであろう。
***・スピード
では逃げられるかというとこれも難しい。
クマの走るスピードは時速60kmにもなる。
短距離走の世界記録者でも40kmそこそこだから、人間には絶対に逃げ切れない。原付でも逃げ切れないだろう。というよりクマは本気で走れば&bold(){車や兎と並走できる}というべきか。
かつては、死んだふりと共に木の上に逃げれば良いなどと言われていた時代もあったが、実際の所はツキノワグマ等の比較的小型のクマは高い木に成っている木の実や果実も普通に登って食べており、むしろ木登りは得意な動物。
木の上で助かったというのは&b(){途中で面倒臭くなりたまたま追う気がなくなっただけ}という説が有力である。
因みに、300kg以上に達するヒグマ等の体重が重い大型のクマでも、その気になれば木登り自体はできる。
ただ、&b(){木が折れそうになるとか、そこまでして木の実を食べても大して腹が膨れない}という理由であまり木登りをしたがらないのも事実のようだ。
逃げ筋のわずかな可能性としては、前足が短いので下り坂をやや苦手にしているくらいか。
全速力で坂を下って逃げた際に、追いかけてきた熊が運良く転がってくれたことがあったという。&font(l){反対に坂道を登るのは超得意。断崖絶壁みたいな崖も登るし悪路も何のその。馬力と機動力を考えるとSUVとかランドクルーザーなんか目じゃないぞ。}
***・五感
視界から外れるように隠れるというのもクマ相手ではほとんど効果がないとされている。
なぜならクマの嗅覚は哺乳類の中で最強レベルであるため。
嗅覚が優れていることでお馴染みの犬は&sizex(5){人間の約1億倍}の嗅覚を持つが、熊はその10倍である&sizex(6){人間の約10億倍}の嗅覚を持つとされている(具体的な数値には諸説あるが、嗅覚が良いということだけは間違いない)。
いわば野生生物にして探知犬のエリートのようなものである。
同時に音にも敏感。聴覚は人間の500倍くらい。
ただしその特性を逆手にとり、熊避けの鈴や[[ラジオ]]を鳴らすことで熊のほうを警戒させて近寄らせないというのは効果があるという。
では耳と鼻がいいなら視力は鈍いのかといえば、意外にも視力は人間と同程度と十分であるうえに夜目も効く。夜や暗所でも人間の50倍くらいの視野が確保できるという。
なので、平気で動物が恐れるはずの火にも突っ込んでくるのを目が悪いから痛い目にあったんだ、とか考えるのは間違い。
そもそも「軽い火傷は痛い目のうちにならず」で、&b(){火傷させて痛い目に合わせようと思ったら、少なくとも火炎放射器クラスの火力を真っ向から浴びせるくらいしないと意にも介さない位に頑丈なのが熊}なのだ。
***・ステルス性
大型肉食哺乳類に共通しているが、小さな遮蔽物でも最大活用して驚く程巧みに身を隠し、気配も殺す。
人間より聴力に優れているので、両者が出会った際にはクマの方が先に気付いて茂みに隠れて人間側を監視している例も良くある。
***・適応力
クマの仲間は多くが雑食として知られているが、これは&b(){人間のように栄養バランスを考えて食物を摂っている(摂れる)という意味ではなく}、肉だろうが果実の類だろうが食べ物なら何にでも手を出し、そこにある物だけで食べるという意味である。
また、&b(){手頃な食糧源を見つけたのなら、無くなるまではそこを餌場と決めて活動する}という習性があり、特に気に入った好物があれば当分の間それ&ruby(●●){だけ}を探して食べようとする。例えばシャケがたくさんいる川辺なら、シャケがいなくなるまで意地でもシャケしか食べない生活がクマにはできる。
仮にそれが人間に向いてしまった場合、当然誰かに襲いかかってでも人を食べようとする流れになるわけなので…。
何でも食べるが、ある意味では呆れる位の偏食なのだ((かの[[三毛別羆事件]]のクマは被害者を襲うのとは別に、味を占めたらしい女性の遺体だけを食べていたという。))。それ位に食べ物に関する記憶力がよく、好物への拘りも強い。
決まった柿の木なんかに毎年のように同一の個体や&b(){その子供}まで出没したりする現象もこれが原因。止めるにはクマを直接退治するか、柿の木を撤去してしまう位しか他に手がない。
要するに、生物としてのスペックにおいて人間がクマに勝てる点は&bold(){知能だけ}である。いくらクマでもさすがに看板や立て札は読めない。
……ただし、これも生物としてのスペックの話であり身近で接する野生動物としての熊と相対した場合には、最低でも&b(){本項目の基本情報ぐらいの知識が無い}とまともに対処できないレベル。
野生動物としては&b(){相当に賢く狡猾な部類}の動物の上に身体能力もバカ高いという、とんでもない怪物であることは忘れてはならない。
**●一般人は勝てるのか?
結論から言うと、海外であれば先述の様に[[44マグナム弾]]を使える銃を所持・練習して「理屈としては至近距離で勝てる可能性がある」「こちらから積極的に挑むのはきついが、牽制射撃で有効打になる攻撃手段を所持している事を見せつけて威嚇出来る」と言う戦力差。
これも、銃を持てない日本国内では通用しないので他の手段しかない。
例えば、手持ちの道具で鼻(理由は後述)を殴り返す、撃退スプレーを全力でぶっかける、脅かして逃げてくれることを祈る…
つまり、絶命させるまで圧倒するのはまず不可能。とにかく威嚇して追い払う以外にはないのである。
尚、ある意味では身近で挑める猛獣ということで創作なんかでも素手で熊に挑むシチュエーションを描かれる事があるが、現実的には&b(){絶対に考えてはいけない}状況である。
先ず、前述のようにクマの体長そのものは大型の、それも成長しきった雄熊でもなければ人間より大きいということはないが&b(){体重は最低でも3倍超の筋肉と脂肪の塊}であり、前述の人間の如きの筋力では&b(){ダメージなんか通せる訳がない}。
重ね重ね&b(){熊のスペックを舐めてはいけない}。
最小のツキノワグマですら&b(){平気で木の幹をへし折ってくる}ぞ。素手で熊に勝つなんてのは万に一つもあり得ないと思った方が良い。
身体的な構造でも熊の前脚の振りのスピードは人間を遥かに凌駕するので受けることは勿論、捌くことも避けることも難しいだろう。
それならいっそのこと抱きつきに行くほうがマシなレベルだが、今度は噛みつかれるリスクも生じることだろう。
そして、何よりも恐ろしいのは&b(){基本的に熊が狙ってくるのは頭部と剥き出しの首である}ということ。
本能で、そこが生物の急所と知っており、その急所に&b(){必殺の一撃を与えられる能力を持って生まれてきた}のが熊なのだ。
……そして、熊の一撃をうけた場合、体重があり&b(){頚椎を一撃でへし折って絶命させてくれるヒグマ等の大型のクマ種の攻撃}ならともかく、
&b(){小型のツキノワグマ等の攻撃の場合}には絶命させられない代わりに&b(){顔面がえぐり取られて失明や頭蓋骨骨折などの大ケガを負わされ、命を取り留めても後遺症を負ったままで生きることを余儀なくされる}……という、大きすぎるリスクを背負わされる可能性が高くなる。
よって、熊を前にして下手に立ち向かうという選択肢は推奨されない(&b(){頭部と首を腕で守るようにして“亀”になることが生存確率の高い防御法}として推奨されている)。
却って、自分の体力に自信のある壮健な男性が熊によって重症を負わされた場合には、生き残ってしまった分だけ後の生活が悲惨なことになることを忘れてはいけない。
……それでも、どうしても戦わなくいけなくなった場合に、ダメ元で攻撃するのならば&b(){鼻を狙う}のが有効とされる。
最も優れた感覚器官だけに&b(){火すら通用しない熊の外皮の中で}唯一の弱点……と呼べなくも無い部分なんだそうな。
何しろ、記憶にも新しい2023年10月に北海道で発生した消防団員が小柄なヒグマ(体長は120cm程度。)に襲われた熊害事件では、襲われた同僚を助けるべく&b(){サバイバルナイフを眼球に突き刺したが意に介さずに同僚を襲い続け}、それならばと、&b(){後に致命傷となった首にナイフを突き刺す攻撃}を行ったのだが……それでも、ヒグマはやっと離れてくれた程度の結果でしかなく、更に攻撃を加え続けたことでやっとこさ逃げていってくれた。
……しかし、このヒグマは絶命するまでの間に&b(){下山する消防団員達に再度の接触(襲撃)}を図っていたようで、気付いた消防団員達が石を投げる等して再度の接触は避けたから生還できたものの、改めての熊のタフさと執念深さが窺える話しである((このヒグマは消防団員達との接触の前に大学生を喰い殺した後に遺体を保存食としており、消防団員達がそこに近寄ってきた=ヒグマ視点からすると自分の餌を守るための行動だったと分析されている。))。
同じ感覚器官で、しかも人間ならば確実に鼻よりもダメージがありそうな眼を負傷させられてもこの有り様だったあたり、ガチで&b(){人間の常識が通用しない生き物なのだ}と考えるべきである。
なお余談ながら、件のナイフは&b(){刃渡り5cm}という熊を相手にするにはあまりにも心もとない短さだった((銃刀法違反にならない大きさ(刃渡り6cm以内)だとこうならざるを得ないのだが…))ので、熊の脅威を知る人々を驚愕させたという話もあったり。
よくクマに出会ったら死んだふりをすればいいと言われるが、これは間違いどころか&font(#ff0000,b){自殺行為そのものである。}
何故ならクマに限らず食肉目全般は死肉も食べるためである。
&u(){&b(){正しい対処は背中を絶対に向けず、ゆっくりと後ずさりしながら逃げる事。背中を向けて逃げるなんてのは絶対にNG。熊は背中を見せて動くものを追う習性があるからで、足の速さでも人間如きでは絶対に敵わない。鹿や兎でも追いつかれる事が度々ある。}}
逆に言えば、新たに動くものを追うので結果として動かないものが後回しにされることになる。これが死んだふりの迷信が生まれた原因なのかもしれない。
また、クマは&bold(){手に入れた物に異様に執着する習性がある}為、食べ物やバッグなどを奪われたからといっても&bold(){生きているうちに絶対に取り返してはいけない。}
前述の“お気に入りの餌場”の件も含めて、警戒心が強い反面、&b(){自分の所有物に対する異常な執着と邪魔された場合の報復が怖い動物}なのを知っておかねばならない。
因みに、三毛別羆事件では犠牲となった女性の遺体が保存食として地面に隠され、それを村人が供養の為に掘り出して持ち帰ったら襲撃された事例があったことで知られているが、ロシアでは&b(){ヒグマがまだ生きている女性を保存食として地面に埋め、その女性が絶望的な状況の中で助けを求めた事件}が2019年に発生している。
2023年には雌のツキノワグマがスズメバチの巣を捕食しようとした際、大量のスズメバチに纏わりつかれてさすがのツキノワグマも撤退したが、&bold(){ものの数秒で戻って来て再度巣の捕食を開始。}必死に攻撃しても一向にどかないツキノワグマにスズメバチも観念したのか、巣を放って去っていった。
このように一度手に入れたものに対する執着心は非常に強い。
更に子育て中のメスの熊は&font(#ff0000,b){大変気が立っており近づく者を容赦なく排除にかかる危険な状態}である為、子熊を見かけたら即座にその場を離れよう。ピリピリした母熊がまず間違いなく近くにいるからだ。
[[ライオン>ライオン(動物)]]なら死なない程度に手加減してくれる可能性も高いが((女優の松島トモ子女史は子ライオンに迂闊に近づいて母ライオンを怒らせた事が有るが、人間慣れしている群だった事もあり、爪を引っ込めた手加減済みの殴打で殴り倒されてライオンの群れの真ん中で凄まれる程度で済んだ))、熊にはそこまでの社会性は無いのだ。
……と、色々と恐ろしさを強調してきたがそこは賢くも臆病な野生動物。
クマはクマで人間を危険な存在として恐れているような一面も有り、地元の爺ちゃんに撃退されてあっさり逃げ帰ったなんてラッキーパンチもしばしば耳にする話ではある。
他にも、市街地に入り込んだクマが人間の子供と鉢合わせしてしまうが、連れていた飼い犬が咄嗟に子供とクマの間に割って入って大声で吠えた為に怯んで逃げてくれた、と言う事例も報告されている((この犬は元々熊猟師の猟犬として品種改良されたという秋田犬であった。犬の中でも大柄かつ機敏な種類なので、熊と対等に張り合ってくれたという幸運でもある。))。
そういう訳で、基本的には人を怖がってくれるはずのクマだが、近頃は人間を見慣れたのか人の活動圏にも平気で入り込むクマ(通称:アーバンベア)の情報が増えており、臆病さについては絶対とは言えなくなってきてしまっている。
実際、上記の消防団員達も山に入るにあたり&b(){熊除けの鈴も含めてガンガンと騒音を鳴らしまくっていた筈が襲われている}。
知らないところで人を襲っている可能性もあるので、どういう結果になるかはともかく熊が出た場所には近寄らない・噂を聞かなくても山に入るのなら警戒や準備を怠らないのが一番である。
これまでの能力からお察しの通りだが、知能自体はかなり高い。
人間の顔を覚えたり、飼われた熊であればヒトと遊んだりする事もある。
しかしそれでも忘れてはいけない。熊はヒトと友達になることはあるが、&bold(){それがヒトを攻撃しない理由にはならない}事を。
実際、長年に渡りクマを家族同然に育てていた飼い主が殺された事例((この事件のツキノワグマは殺された主人の側で所在なく座り込んでいたとされ、止むなく殺処分となった際も家族は「恨んでないし、このクマも大好きな飼い主のところに行けたと思う」とインタビューに答えている。長年可愛がられた家族同然のクマと近所でも有名だったが、ささいなきっかけで興奮したか何かで起きた不幸な事故だったのだろう。))や餌の確保が難しくなって飢えていた熊がクマ牧場の飼育員を襲った事件なんかも記憶に新しい。
なお、クマに限った話ではなく飼育された獣全般に言えることだが、野生環境よりずっと高齢まで生きることによる大きな問題が認知症。
人間の症例でなんとなく想像つくだろうが、年を経た獣も飼い主を認知できなくなり野生本来の凶暴性を取り戻してしまうことがある。
またやはり高齢による身体能力や感覚の低下、特に目や耳が利かなくなるというのは野生動物にとって文字通りの死活問題なため、
想像以上にストレスが溜まっており些細なきっかけで爆発してしまう。
高齢のペットに襲われたという事件は意外と多いのだ((身近な例だと大型犬に噛まれたなんて事件を耳にするだろう。))。
&bold(){そもそも、高齢個体を養う習性が有る哺乳類は人間、ゾウ、ライオン、シャチ((しかも、これらの種でも長老の雌は子育ての指導役として尊重されるが、雄はそこまで厚遇されない。))等の例外的と言える少数種のみなので、人間の常識が特異とも言える。}
*【&font(#ffd700,b){ツキノ}&font(#000000,b){ワグマ}】
**概要
日本や中国、朝鮮半島からロシアにかけて生息している。
以前は日本のものだけをツキノワグマと呼び、大陸のものはヒマラヤグマと呼んでいたが同種とわかって日本産は亜種のニホンツキノワグマと呼ばれるようになったという経緯があるため、現在でもこの別名が使われることがある。
かつては&bold(){&color(#60EE3C){ニホングマ}}と呼ばれていた。
名前の通り胸に月の輪を思わせる模様があるのが特徴で体毛は黒い。
体毛や体型にはバリエーションもあり、赤みがかった個体や茶色みがかった個体、月の輪の存在しない個体も存在する。また、東南アジアのツキノワグマには金色の毛色の個体まで確認されている。
クマ科全般に言えることだが、肩甲骨が発達しているため中にはヒグマを思わせる広い肩幅を持つ個体もいる。
日本にいる個体群は平均体長120cm〜140cm。体重70〜120kgほどとされ、一応はこれでも比較的小柄な部類。((より小さい熊種にマレーグマと台湾ツキノワグマの2種類がいる。ゴビヒグマやシリアヒグマもオスの大熊で150~180㎏とあまり変わらない。))
それでも体長160cm、体重150kgクラスは日本でも普通に見られるとされており、大きい場合では、体長165cm、体重200kgに至ったという記録も存在する。
また、更に寒い((寒い地域ほど大型の個体が増えやすい、ベルクマンの法則によるものという説が有力。))ロシアでは体長180cm体重250kgにもなる巨大な個体が確認された事例もあるという。
4歳からが成熊のラインだが、オスは15才くらいまでは体が成長する。十代後半辺りから急激に衰え、20歳手前辺りに寿命を迎えるというケースが多い。
[[金太郎]]と相撲を取った熊も生息地的にこの種だと言われているようだ。
**巨大個体の記録
1993年春、[[長野県]]秋山郷にて&bold(){&color(#F54738){冬眠明け直後にして体長240cm体重210kg}}にもなる巨大な個体が捕獲された。
&color(#F54738){他の巨大クマとしては1966年に[[秋田県]]で捕獲されたという体長200cm、体重200kg。最近の記録ではマタギYouTuberが捕獲に成功した237kgのオス。および、180kgのメスの個体が確認されている}。
岩手県では2015年体重こそ100kg級だが体長2mの巨大な個体が捕獲されている。
クマは冬眠中に痩せるため、冬眠直前から明けるまでに体重が3割減少すると言われている。また、オスの場合は夏の繁殖期になると食事そっちのけでメス探しとオス同士での喧嘩に励むため更に痩せていく。ちなみに冬に見かける個体は、何らかの理由で冬眠し損ねている場合が多い(通称:穴持たず)のでやはり痩せる(そして殆どは空腹や寝不足で機嫌が悪い)。
なので、&color(#F54738){冬眠直前が一番体が重く、真夏になると体重もその半分近くまで痩せることになる}。
そのため、ツキノワグマの体重については計測された時期もかなり重要である。(例えば、&bold(){冬眠前なら300kg}前後の大台にも乗っていた可能性も推定されている。)
**一般的な大きさ
&bold(){&color(#F54738){ニュースなどで発表される国産ツキノワグマの大きさは体長1mとされ世界最小の熊であるマレーグマの平均体長120〜150cm程度と比較しても異様に小さい}}。
新しい資料になるほどより小さいサイズに更新されているようだ。
また、体長がマレーグマの子熊並みなのに対し体重は60kg程度とマレーグマの成熊並みである。よく「立派なオスグマは100kg程度」と紹介されるが体長が1mぽっきりでは大変なメタボであり「山に餌がなく出没」と明らかに矛盾である。
国産ツキノワグマの場合、北海道のヒグマなどと違い体長は背中に這わせるのではなく鼻先から尾の付け根まで直線であるため体の凹凸分小さな数字になる計り方をしている。
また、学術調査や行政の計量では100kgが上限の体重計を用いているため、それ以上重い個体は100kg超として一括りとなる。
とはいえ、100kg以上の個体でも勿論具体的な記録はあり、駆除された個体の年齢などの詳しい記録も公表している場合がある。例えば[[山形県]]と[[富山県]]によれば、概ね成熊の平均は
・&bold(){&color(#3B4EF0){オス 体長140cm 体重90kg 身長180㎝}}
・&bold(){&color(#F54738){メス 体長130cm 体重70kg 身長170㎝}}
ほどである模様。&bold(){オスの成熊であれば100㎏は中堅サイズである。}
ちなみに山形県の記録は冬眠明けの痩せた時期、それも4〜5歳のやや年若い個体が多く、若干小さめな傾向となる。両県ともに体長なら170cm体重なら180kgという記録もある。
こういった資料を見る限り、&color(#F54738){オスグマは体長130〜160cm、体重70〜130kg、メスグマなら体長120〜150cm、体重50〜80kg、立ち上がった背丈なら160cm〜2m、ほどが「現実的に遭う可能性があるサイズ」と言えるようだ。}
**遺伝的性質
&bold(){国産のツキノワグマはツキノワグマの枠内にいながらも大陸産のツキノワグマより原始的}でありやや特異な位置にいる。そのため、日本固有種とまでは残念ながら言えないようだが遺伝的に個性があるため&color(#3B4EF0){エゾヒグマが海外産と同じ遺伝子であるのとは対照的にニホンツキノワグマは日本にしかいないことになる}。
そもそもツキノワグマ自体が熊の原型に近い骨格とされるため国産のツキノワグマはいわゆる「[[生きた化石]]」に近いと言える。
遺伝的には東北から北陸までの&bold(){東日本グループ}、&bold(){紀伊半島・四国のグループ}、中国・近畿などの&bold(){西日本グループ}に分かれる。
最大記録はともかく平均的な大きさは地域ごとにほとんど格差はなくなんなら九州で220㎏の記録もある。
**戦闘力
クマとしては確かに小柄の種類((他の猛獣との比較だとジャガーや小型の虎くらいのサイズである。))とはいえ、日本の本州においては事実上生態系の頂点に立つ肉食獣である。
「&bold(){ククク…奴は日本のクマの中でも最弱}」というのも嘘ではないが、日本国内では比較対象がヒグマしかいないため数値上はあちらに劣るというだけに過ぎない。
&s(){そもそも生息地は綺麗に分かれているので、本州以南ではヒグマと比べてもあまり意味はない…。}
尚、小柄なだけあってか非常に敏捷性が高いという長所もあり、移動力もある。寧ろ、活動範囲の広さ故に脅威となるケースも挙がっている。
&color(#3B4EF0){体長1メートルほどのメスグマでも成人男性のふともくらいの生木をへし折ったり猪用の檻の鉄格子を引きちぎるのは余裕であるため、小柄な分むしろ捕まえ辛く厄介という考え方もできる}。
&color(#3B4EF0){ジャンプはやや苦手なようだが2.5メートルの高さに届くため、小熊に跳びつかれて大人が失明させられた事例も複数存在する。}
2024年12月の秋田県のスーパーでは、ツキノワグマが立て籠もった際特注クマスーツをはじめ完全武装の機動隊員が対応に当たったが、突入してクマを取り押さえるなどはできなかった。
これはクマスーツで鋭い牙や爪を防げるとしても、膂力による衝撃は受けてしまうため。&color(#F54738){プロボクサーのグーパンチや成人並の体重で踏みつけ(しかも自動車並みのスピード)されては防具を着込んでも厳しい。}
ヘルメット越しでも頭部に大きなダメージを受けて亡くなったというケースも多数存在する。
そんな訳で&color(#F54738){&bold(){一人一人が武道の有段者など腕利きの格闘家である機動隊であっても、クマの傍に突入して素手で叩きのめすのは困難であるとされる}}。
[[石川県]]でもツキノワグマの立て籠もりが起きているが、やはり機動隊などが突入することはできず、最終的に猟友会によって駆除されている。また、自衛官が襲われて重症を負ったケースも有る。
***運動エネルギー
ツキノワグマ、大谷翔平、力士の全力疾走の運動エネルギーを計算してみよう。
・ツキノワグマ(体重50kg/時速50km)⇒81×10⁴J
・大谷翔平(体重95kg/時速33km)⇒67×10⁴J
・力士(体重150kg/時速22.5km)⇒49×10⁴J
&bold(){50kgと小型もしくは亜成獣熊を想定したがそれでも大谷選手より運動エネルギーが大分大きいことがわかる}。体重の大きな力士が以外にも運動エネルギーが比較的小さいが、これは体重は1乗に対し速度は2乗されるためである。
さらに、&bold(){ただ運動エネルギーが大きいだけでなく1点に集中してくる。}大谷選手の全力疾走を優に超えるエネルギーが顔や胸腰膝などに集中するため、タックルの一撃でも人間には重大な一撃になることは間違いない。
また、ツキノワグマの体重は上記の通り50kgがボトムであり、新潟では車と並走した例もあるため実際には上記より幾分大きな運動エネルギーになることが予想される。例えば&bold(){80㎏のツキノワグマが時速60㎞で走れば運動エネルギーは187×10⁴Jと大谷選手の3倍近くなる。}
**食性
草食寄りとされる場合が多いが、勿論肉も食べる時にはきっちり食べる。
鹿やカモシカ、猪といった草食獣の捕食に加えて牛や豚など大型家畜の食害例も存在する。実際に岐阜県などを調査した海外の研究者もカモシカの捕食が複数回確認されていて、&color(#3B4EF0){「カモシカの唯一の捕食者」}とされている。
体格差も考えてか主に幼獣を襲うケースが多いものの、&color(#F54738){&bold(){1999年[[栃木県]]で体重90kgのツキノワグマが種豚(体重300kg級)始め複数の成豚を捕食した例もある}。}
2020年代になってからも[[長野県]]で豚3匹が食害される他[[秋田県]]でも子牛の食害事件が発生している。
&bold(){&color(#3B4EF0){秋田では牛豚を食われて廃農するケースも複数出ている}。}
[[兵庫県]]では罠にかかった鹿を襲って食べるケースが頻発している。
鶏の食害と廃農は全国で例がある。
[[滋賀県]]で野生のツキノワグマが狩りをする映像がyoutubeで公開されているが、ツキノワグマの食肉目としての1面を垣間見ることができる。
&bold(){炭素同位体の研究ではオスの大熊に肉食性の高い個体がいることが分かっている。}
海外では水牛を捕食した事例が知られている。
**事件
日本最大の獣害事件はヒグマによる[[三毛別羆事件]]とされるが、&bold(){&color(#F54738){ツキノワグマも江戸時代に11人の人間を捕食した記録がある。}}現在の青森県八甲田山である。仕留められたツキノワグマは体長160cmの高齢のオスグマだったと言われている。(「弘前藩庁護国日記」がこの事件の大元の出典とされている。)詳細は[[青森県]]を参照
ツキノワグマにおいても、ヒグマ同様に人食い及び大型家畜の食害事例があるがヒグマと違い大きく報じられない傾向にある。有名な十和利山、戸沢村以外に2000年代に山梨と長野で成人男性が食害される被害がある。詳細は[[長野県]][[山梨県]]を参照
また、壮年男性の重症死亡事例もツキノワグマの場合大きく報じられないが、2024年だけでも複数の重症死亡事例があり中には両眼失明の上顎粉砕という悲惨な事例もある。
外国人の観光客に重症被害が出たこともある。
***二次被害
奥日光ではツキノワグマ出没を受けて修学旅行がキャンセルになるなど、人的被害に対する二次被害として観光客のキャンセルも発生している。
こういった点も知床や三毛別事件跡地が観光名所になっているヒグマとの大きな違いと言える。
北海道という特別な場所が非日常感を演出してくれる効果があるのだろう。
他に、ヒグマの場合何m何百kgというサイズで解説されるがこういう巨獣に襲われる姿は少々想像し辛いのではないだろうか。一方、ツキノワグマは普通サイズは大型犬程度、大型でもせいぜいヘビィ級の格闘家程度のサイズを解説されるため、襲われた際の痛みやダメージを想像し易いのではないだろうか。
実際、追記者はトラやライオンよりヒョウやオオヤマネコのほうが出会った時を想像すると怖い。
**九州のツキノワグマ
九州の個体は1987年に[[大分県]]で捕獲されたのを最後に確認できず、2012年に絶滅が宣言されている。
なおその個体はDNA鑑定の結果、ミトコンドリアDNAが[[福井県]]嶺北地方から[[岐阜県]]西部にかけて分布しているものと同一という結果が出ており琵琶湖以東から九州へ移入された個体、もしくはその子孫と考えられている。
九州では温暖な気候によって林業が発展し、クマの餌となるドングリの生る広葉樹林が伐採されてスギやヒノキなどの植林が進み、森の分断も進んだことで越冬が難しくなったためと考えられている。
よりによって熊の名を冠する県が九州にあることについては後述。九州最後のツキノワグマについては[[宮崎県]]を参照。
九州産のツキノワグマは骨格からの推定で130㎏級の雌熊が確認されるなどベルグマンの法則に反して大型の個体が多いことやそもそもツキノワグマは九州から北上してきたことなどから大陸産大型亜種とのハイブリッドではないかといわれている。
**ロシアのツキノワグマ
ロシアのツキノワグマは国産のツキノワグマよりはるかに大きくなる。10数個体の簡素な調査で体長190cm体重190kgの雄熊が含まれるなど&bold(){日本なら伝説級の個体がゴロゴロいる}。日本で同様の調査を行えば体長130㎝体重100㎏程の雄熊がいれば御の字だろう。
&bold(){ロシアでは、}
・&bold(){オス 平均130~160㎏ 大型200~250㎏}
・&bold(){メス 平均120~140㎏ 大型170㎏}
&bold(){という学術調査がある}。学術調査は一般にガリガリや小物しかかからないため実際より過少に推定される(学術調査だと北海道のヒグマでも180kgで「オスの大熊」と評された事例がある。)がこれだけのサイズである。
日本での学術調査ではオスが70~80㎏、メス50~60㎏が平均的、オスの大熊でも100〜130㎏程度であるから倍ほどの体格差があることがわかる。
**台湾のツキノワグマ
国産のツキノワグマは((大きな差は無いが))タイワンツキノワグマに次いで小兵の部類と言われている。よってツキノワグマの中では最小の部類になる。
・体長 120〜180cm 身長は170〜200cm程度
・体重 60〜200kg
台湾では最大最強にして唯一の大型肉食獣であるためか軍隊の士気バッチに使われるなど国の象徴的野生動物である。((実際に国獣に指定されている。))
日本同様カモシカの唯一の捕食者であり、台湾ウンピョウが健在だった時代は食べ残しを狙っていた。
2024年11月体重125㎏のオスのタイワンツキノワグマが養鶏場に乱入し鶏400羽が被害にあった。台湾では貴重動物のためか山に返された。
遺伝的には大陸産のツキノワグマと共通である。
**他の熊種とのハイブリッドについて
国外では他の熊種とハイブリッドを生じた事例があり、ナマケグマ・マレーグマとは野生下で交雑した例がある。また、アメリカクロクマとは飼育下で交雑例があるが、遺伝的近縁性から野外でも会う機会があれば交雑すると予想される。
これらのハイブリッド熊はいずれも繁殖力の無い1代限りのものであると推定される。
国内では秋田県で熊牧場から脱走したヒグマとハイブリッドが生じていてそれが十和利山熊事件などを起こしたとする説がある。週刊誌の記事が元ネタであり信憑性は高いものではない([[十和利山熊襲撃事件]]を参照)。また、&bold(){国内ではヒグマとツキノワグマの体格の差を(いささか誇張しながら)強調して「別の生き物」とする解説がニュースや行政などほとんどを占めている。ハイブリッド熊は果たしてできるのだろうか?}例えば大型犬と小型犬では交尾行動から難しいことが知られており、また強いて言えば大型種のメスと小型種のオスの間にしかハイブリッドが生じないのが一般的である。((例えばオオコクワガタ))一般的に解説されるツキノワグマとヒグマの間の「非常に大きな体格差」((丁度マレーグマの子熊と大型のシロクマくらいの体格差である))を考えれば交尾行動からして不可能であることは想像に難くない。
現実的なサイズでもせいぜいオスのツキノワグマとメスのヒグマが動物園のような環境で交尾行動に至るかどうか、といったところだろう。
**マスコミや行政の発表
行政の資料やマスコミによる報道によるツキノワグマについては主に以下の特徴が見受けられる。
・「体長1mで草食」などマレーグマなどと比較しても違和感があるほど「体格の小ささ」及び「草食性」を強調する。
・大きさ以前に顔や体系が幼いツキノワグマしか映さない。
・ツキノワグマの場合「若年・壮年男性の重症死亡被害」「大型家畜の食害」「人食い」が事実上タブー化している。
・&bold(){「熊問題といえば北海道」}といわんばかりにやや大げさにヒグマを中心に報道する。ツキノワグマの場合しいて言えば秋田がやや優遇されるくらいである。
では実際の被害はどうなのか?&bold(){人的被害の約95%死亡事例についても80%ほどがツキノワグマ}によるものである。それどころかヒグマの人的被害が全くなかった年すら存在する。
家畜の被害((実態が把握し辛い))についても子牛どころか関東で成豚の食害が出ている。人的被害についても&bold(){若年・壮年男性の重症死亡被害は決して珍しい話ではなく、全国各地で毎年事例がある。}
2000年代には山梨と長野で人食い事例があり被害者が成人男性であるのも上述した通り。&bold(){これらの人食い事件は報道されず一部の熊研究者の間でのみ共有された。}
いずれもヒグマならそれなりの誇張すら含めて大きく報道されたであろう事件である。
&bold(){そもそもヒグマがそんなに危険ならレジャーや観光どころではないだろう…。2008年羅臼町のキャンプ場ではjcがキックで大型のヒグマを追い払ったケースすらある。}
ここまで読んだ読者は「ツキノワグマに金でも積まれているのか?」とあらぬ疑いを抱く人もいると推察する。
&color(#F54738){こういった行政やマスコミなどの姿勢も日本の本州のような狭く人口の密集した島国にしかも建前上は軍隊すらない平和で安全な島国にツキノワグマのような大型の食肉目が生息していることを考えれば一概に責められない。}
体重僅か10kgほどのボブキャットがアメリカで恐れられていることを考えれば事の重大さがわかるだろう。アメリカなど北米では筋肉マッチョな欧米人が国産ツキノワグマサイズのアメリカクロクマにビビっている動画がYouTubeなどにある。
&bold(){強いて言えば熊スプレーと防御姿勢に実績がある}ものの確実な対処法は何一つない。また、大規模駆除にも自衛隊員などが半矢にして顔をつぶされるリスクがあるなど簡単ではない。
「臭い物に蓋」も現状はやむなしだろうか。
結局のところ、ツキノワグマに限らず野生の獣に対しては「&bold(){過度に怯えても仕方ないが侮っては痛い目に遭う}」という一言に尽きるのである。
*&font(#dc143c,b){ヒグマ}
**概要
日本の[[北海道]]やロシア、ヨーロッパ、北アメリカに生息している。
かつてはアフリカにも生息していた、世界で最もよく見られる熊種である。
茶色や赤みがかった体毛をしており、英語圏ではブラウンベアと呼ばれる。
全体的にツキノワグマよりも大型(平均で1.8m〜2m。体重80〜400kg)になり、アメリカのアラスカ州に生息するコディアックヒグマに関してはなんと身長3mにも達した記録があるという。
**エゾヒグマ
***概要
体格が大きい分だけ攻撃力に長け、また小柄なクマ種よりも凶暴である、との評もある。
シャケの遡上の時期になると川で待ち構えて捕らえる姿が有名。
アイヌの間では「キムンカムイ」と呼ばれ、とても大切にされている((ただし人を襲って殺傷したものは「ウェンカムイ」と呼ばれ悪神扱いされ、毛皮も肉も利用されない。))。
&font(#ff0000,b){日本史上最悪の獣害}と言われる[[三毛別羆事件]]を起こした通称・袈裟懸けと呼ばれる巨大な人食いグマもこのヒグマである。
ツキノワグマよりも大柄で、それこそ当たり前に人が襲われている超危険生物というイメージがあるが、実は人的被害の数は本州のツキノワグマとその生息域を比較してみると意外なほど少ない。&bold(){平成27年度には北海道において人的被害が0を達成できたこともあった}。
気性についてもヒグマだから特別凶暴…という訳ではなく、&bold(){攻撃性や臆病さについてはぶっちゃけツキノワグマとほぼ同等}と言っても良い。…これについてはクマ共通の厄介さと言う方が正しいのだが。
実際、ヒグマでも案外逃げる時は逃げるようで、大きくは報じられないものの北海道のニュース曰く&color(#F54738){ヒグマに遭遇し襲撃されたものの釣り竿で反撃、或いは揉み合いの末に素手で撃退、中にはおばあちゃんが脅かしたらヒグマの方から逃げていった}なんて事例もある。
あくまでもラッキーパンチとして考えるべきケースであろうが、北海道ではヒグマ対策への意識が非常に高いことと、クマ共通の意外な臆病さに拍子抜けしやすいことも人的被害の減少に貢献しているようだ。
***大きさ
大きさは割とピンキリで、同じエゾヒグマであっても(猟師の申告ではなくNPO法人の調査で)&bold(){冬眠明けにも関わらず体長195cm体重405kgという巨大な個体もいる一方でオスの成熊(6歳)で体長130cm体重66kgという小型な個体も存在する。}
エゾヒグマで体長3mはやや信憑性に欠けるものの、冬眠明け400kg級の記録があることから、体重500kg級は((それでも動物園で育った大型のコディアックヒグマに相当するが))十分あり得るサイズである。
学術調査では180kgで「オスの大熊」と呼ばれたケースもあり、エゾヒグマはヒグマにしては小柄な部類に入る。
オスなら体長170〜180cm程度体重200〜250kg級、メスでは体長150cm程度体重150kg級が北海道における「通常の大物」と言えるだろう。
このくらいのサイズがしばしばハンティング・トロフィーとして紹介される。
メスグマでは1985年10月に静内町で撃たれた8〜9歳の体長180cm体重160kgが最大記録の1つである。
渡島支庁管内で2000年代前半に捕獲されたヒグマの平均には
・&bold(){オス 体長153cm 体重150kg}
・&bold(){メス 体長137cm 体重110kg}
の記録がある。
&color(#F54738){道南は小柄とされるがツキノワグマの平均がオスでも80〜100kgであるため、ヒグマの巨大さがわかるデータである}。
道南オスの平均サイズでもツキノワグマならちょっとした伝説になるようなサイズである。
ヒグマの体格がツキノワグマなどと比較してかなり大きいのも事実だが、同時に胡散臭い数字もかなり多い。
マスコミなどで持ち出される身長3mについては最大級のコディアックヒグマの1例が身長2.9m体重750kgであるためエゾヒグマのサイズとしてはかなり違和感がある。また、体重は400〜500kgとされるため身長に対して痩せすぎである。
特に三毛別ヒグマは体長が2.7mもあるのに体重380kgというのは穴持たずで痩せているとはいえ…。
よく平均値とされる体長2m体重200kgも少々大きすぎる感じがする。少し古い記録だがコディアックヒグマに次ぐ大型として知られるウスリーヒグマが雄成熊の平均が体長180cm体重240kg、雌成熊が体長160cm体重180kgである。エゾヒグマの2m200kgは雌雄込みであるためやはりウスリーヒグマより大きいことになりやや不自然である。
200〜300kgが通常サイズという説もあるが下記のグリズリーの調査と比較すると「あまり変わらない」どころか「大分大きい」ことになる。
エゾヒグマの最大級の一例としては2000年に知床半島で捕獲された体長198cm身長225cm体重400kgのオスが知られている。
北海道で狩猟などで捕獲されたヒグマは体重300kg級以上の大型であってもクレーンでぶら下げて(生前より伸ばして)身長2m程度である場合が多い。体長なら170cmほどだろうか。
道北の個体ほど大きく道南ほど小さいという、ベルグマンの法則をきっちり守っている。
***遺伝的性質
ツキノワグマ同様遺伝的には3つの系統がある。
・道南のウマグマ近縁グループ
・道東の東アラスカのヒグマ近縁グループ
・道北・道央の東ヨーロッパのヒグマ近縁グループ
***食性
食性についてもあくまでツキノワグマ(のイメージ)と比較されて「肉食」と言われる場面が多く「エゾシカの主要な天敵」などとされることもある。
しかし、これはエゾシカの新生児である。鹿の新生児には「&bold(){襲われると硬直し動かなくなる}」という特徴があるため、特別狩りに秀でた動物でなくとも捕獲可能である。
本土のツキノワグマにおいても特にオスグマが積極的に鹿(こちらはニホンジカ)の新生児を捕食するという学術調査もある。
ロシアの調査においてもヒグマの植生は植物質が中心であり本来の食事である植物の代用として狩りを行うとされている。また、動物質の大半は昆虫であるとされる。
&bold(){&color(#3B4EF0){エゾヒグマについても「草食寄りの雑食」が定説である。}}
とはいえ、鹿の捕食者としての顔があるのもまた事実であり、ヒグマがいるのといないのでは小鹿の数がだいぶん違う。エゾオオカミにしても子鹿狩りが基本だったという話もある。
***まとめ
以上、少々イメージが壊れる話もしたが…尤も、決して温厚な動物ではないので、ヒグマはヒグマとして人から見て恐ろしい猛獣であることには変わりない。
寧ろ、ツキノワグマの悪行が知られた結果「ヒグマは相対的にマシ」と思われる風潮もまた懸念材料と言える。
いくら誇張が多いとは言っても「見掛け倒し」とまでは考えない方が賢明だろう。
上記の通り一般に言われる大きさよりはいささか小兵とはいえ、&bold(){エゾヒグマが特大サイズの食肉類であることは微塵も揺るがない}。
比較的小型で痩せているとされる夏場のメスグマに有名なピザで餌付けされたメスグマがいるが、体長140cm体重97kgである。これはスマトラトラなど&bold(){小型のトラに匹敵するサイズ}である。
&bold(){大型の雄熊ならアムールトラを凌ぐサイズになる。}
他の猛獣でもヒグマのライバルと言えるエゾオオカミが単品では体長120cm体重に至ってはわずか30kgが平均である。
また、殴ったら意外と逃げていったとか、格闘して追い払ったとかは実は狼やヒョウなど別の猛獣にも普通に見られることであり、熊に限った話ではない。
特に、昨今のインドではヒョウやナマケグマがツキノワグマ感覚で出没しているが、被害男性が軽症だとか棒で追い払ったという話は珍しいことではない。
**&font(#7d7d7d,b){ハイイログマ}
***概要
北アメリカに生息するヒグマの亜種で、日本のエゾヒグマの近縁種。
こちらもかなり大型な種で成体は平均して2m超え、体重は最低でも270kg近くにも達し、筋肉で大きく盛り上がった肩が特徴的。
やはり地域的な差か、[[北海道]]のヒグマよりも2割増位で大きい場合が多い。
***大きさ
立った時の高さは通常240cm以下、最大280cmというデータがある。
学術調査では、オスが6〜14歳、メスが12〜24歳というそれなりに育った成熊の記録で((4歳が成熊判定基準でメスは7歳、オスは12歳位まで育つ))
・オス 体長185〜220cm 体重145〜270kg
・メス 体長135〜180cm 体重112〜151kg
の例がある。
カナダ北西のツンドラ地帯は環境が厳しいためか、オス140kg、メス90kgが平均である。
***事件
毛色は赤褐色や茶色だが、光の具合で毛先が灰色に見える事から現地では「グリズリー」(白髪混じり)と呼ばれる。
ハイイログマの名もコレに由来する。
こちらも過去に「グリズリーマン」((アラスカ州カトマイ国立公園で熊の保護を名目に違反行為を何度も繰り返していた、環境活動家のティモシー・トレッドウェルという人物の異名。皮肉にも最期はその熊に恋人諸共捕食されるという末路を辿り、その際にキャップを取り忘れて作動させていたハンディカメラに残されていた音声を元に同名のドキュメンタリー映画が作られた。))で知られる凄惨な熊害事件を引き起こした事で有名。
**コディアックヒグマ
シロクマと並び現世熊の最大級である。体重は最大では1t(1000kg)も記録されている。
平均するとオスグマが400〜500kg、メスが200〜250kgである。600〜700kgが野生下の大型個体である。
平均体長は育ったオスグマで240cm程度。
立った時の高さについては、天井にぶら下げた餌を取らせるなどして3m弱程が最大級である。
コディアック島に生息しているイメージがあるが、実際にはコディアック群島に加えアラスカ南部を生息地にしている。
**&font(#dc7d3c,b){ウマグマ}
チベットに生息するヒグマの亜種で、[[馬]]に着ける鞍のような形をした黄色い毛が肩に生えて走る様子が馬に似ていることから名づけられた。
ちなみに本種は現地のチベット語ではテー(དྲེད་མོང་།、dred)と呼ばれ、[[未確認生物(UMA)]]イエティの名は元々チベット語ヤテ(གཡའ་དྲེད་、g.ya' dred)に由来し、
度々地元の人から調査隊へイエティの標本としてヒマラヤヒグマの体の一部が届けられることからも、本種やヒマラヤヒグマが正体として有力視されている。
イエティは古代の[[ホッキョクグマ]]のDNAを持っているという説もあるが、さらに詳細なDNA解析で本種はヨーロッパや北米のヒグマとの関連が深く、
ヒマラヤヒグマは氷河期に氷河によっておよそ65万年前にほかのクマから隔離された系統という結果が出たという。
亜成獣熊がユキヒョウに捕食された事例が存在する。
**エトロフヒグマ
北方領土の択捉島に住むヒグマの亜種面積僅か3000㎢強の島にこれほど巨大な食肉類が生息しているのは驚くべきことである。ヒグマの適応力の高さが伺える。
ピズリーを思わせる白い体毛の個体が存在する。
**ゴビヒグマ
モンゴルのゴビ砂漠に生息するヒグマの亜種。現地では『マザーライ』と呼ばれる。アメリカとモンゴルの共同調査では体重150㎏ほどの雄熊が「ビッグ・バワ(横綱)と」名付けられるなどヒグマとしてはかなり小柄である。
遺伝的にはグリズリーに近縁。
**ホラアナグマ
ヒグマに近縁とされる古代種。体長2.7m体重800kg程の巨大な古代熊だった。
恐ろしいイメージがあるが、歯科形態から原生のヒグマより草食傾向が強かった。
ホラアナライオンに狩られていたようである。
*日本にいない主な熊種
**&font(#800000,b){ナマケグマ}
インドからネパール、バングラデシュといった南アジアに生息するクマ。
ナマケと名に付くがこれはクマの中でも特に爪が長く、[[ナマケモノ]]のように木にぶらさがれる為。
実際は動きは俊敏であり、性格も獰猛である。
その為同じ地域に生息するベンガルトラにも向かっていき、獲物を奪いとった記録もあるという。
因みに、現在までに熊害の犠牲者数で最も被害を出しているのは三強(ヒグマ、グリズリー、ホッキョクグマ)や日本ではメジャーなツキノワグマではなく、小柄な部類の&b(){ナマケグマ(マイソールの人喰い熊)の犠牲者12人}である((なお三毛別の袈裟懸けは、事件で殺した8人以外に少なくとも3人を手にかけた可能性が高いとされ、解剖の結果物証も確認されている。))。
大きさはツキノワグマと同程度だが、やはり地域的な差か上振れがある。
長い爪は蟻塚を壊してシロアリを食べるのにも役立っており、爪以外にも[[アリクイ]]のように毛も長い。
**&font(#87cefa,b){ホッキョクグマ}
ロシアやノルウェー、北アメリカに生息する。世界最大のクマ。
「ポーラーベアー」とも呼ばれる。
名前の通り北極圏を主な生息地にしており、環境に適応してか真っ白な体毛を持つ。
白く長い毛並が美しく、顔や見た目も遠目には可愛いクマの中でも特に可愛いくキャラクター化やイラストにしたりされやすいが、実際の所は&b(){体格、スペック的にはグリズリーをも凌いでクマ種最大最強と目される氷上の殺し屋}。
グリズリーよりも更に大きく、平均で2.5m。オスなら最小でも300kg以上の体重にもなる。(メスでも250kgと圧倒的。)
極寒地域に暮らすためか、全体的に雑食性とされて冬眠もする省エネスタイルも可能なクマの中でも例外的に肉食傾向が強く、&b(){体重数100キロに及ぶ}アザラシやセイウチなどを好んで食べる。
また、クマ種にしては例外的に他の種のようなガチムチ体型のずんぐり丸々したフォルムではなく、ビルダー型のシャープなフォルムなのも特徴だが、これは泳ぐのに適した体に進化した結果である。
地上のみを住処とする他のクマと違って、首が長いのも特徴。
ちなみにヒグマとは遺伝子的に非常に近いようで交配できるだけでなく、生まれた子孫にも繁殖能力があるという。
このことから、極地の沿岸地域にまで生息地を拡大させたグリズリーから枝分かれした種だと予想されている。
詳細は[[個別項目>ホッキョクグマ]]参照。
**&font(#000000,b){アメリカグマ}
北米に生息するクマ。
基本的に黒い種が多いが色のバリエーションは多く、亜種にアメリカクロクマや白いシロアメリカグマ、茶色いシナモンベア等がいる。
イエローストーンにはハイイログマが生息、アラスカにもヒグマとシロクマが生息するがこういった一部地域を除くとアメリカ本土では唯一の熊種である。
性格は比較的温和でテディベアの元ネタとされるが、人身事故はハイイログマより多いそうだ。
北米大陸の熊では最小とされるがそれでも最大級の個体だと体長240cm内臓抜きの体重400kg超の記録も存在する。
**&font(#ff8c00,b){マレーグマ}
東南アジアに生息するクマ。
ツキノワグマ同様首に三日月模様の白い体毛を持つ。
他のクマと異なり、体毛は短く独特の光沢がある。
綺麗な直立姿勢を見せ、その顔つきからおっさんぽい等の評価を受けることもある。
[[東京都]]の多摩動物公園で日本初の飼育下での繁殖に成功し日本動物園水族館協会から表彰
…されたものの、上記のナマケグマとの雑種だと判明したため繁殖賞を返上したという珍事が起きたことがある。
世界最小の熊種とされるがそれでも体長は1.2〜1.5m体重30〜70kgが平均的となかなかのサイズ。大型個体や動物園の個体では80kg超のオスもいる。
動物園の個体では100kg超えの記録もある。
&bold(){ニュースなどで発表される国産ツキノワグマの公称サイズは体長1 mなど、マレーグマより遥かに小さいことになっている。}
世界最小の熊種であるが牙の大きさと咬合力はクマ科最強である。
日本では可愛いイメージがあるが生息地では人間の死亡事故や家畜を捕食した事例もある。
**&font(#330000,b){メガネグマ}
コロンビアやペルー等、南米に生息するクマ。
黒い体毛を持つが、目や首の周辺は白くメガネのように見えることからその名が付いた。
現生クマ科の中では唯一南半球に生息するクマである。
歯の形態からパンダに次ぐ草食熊とされるが自身の倍以上の体重を持つバクや牛の捕食例もあり、さらにその獲物を木の上まで引っ張り上げたそうだ。
**&bold(){&color(white,black){ジャイアントパンダ}}
漢字で書くと「大熊猫」。その名の通りクマのような体格だが、手足が割と長く、猫のように木に登る習性がある。
中国の高山地帯に生息する大型のクマ。白黒模様が最大の特徴で世界三大珍獣の一つとして認定されている。大半の人物はクマの一種というより「パンダ」と言った方が伝わるだろう。
発情期が非常に短く、加えて選り好みも激しいため、絶滅の恐れもあると言われている。
もとは現在で言うレッサーパンダが先に発見され、同じく草食に適応して[[指の数]]が6本に[[収斂進化]]した本種が後に発見されたため、
そんな変なことする生物が2種もいるとは思われず近縁種として「レッサー」と「ジャイアント」と命名されて
DNA鑑定が実用化されるまではレッサーパンダともども[[アライグマ]]科に分類されることもあった。
その愛くるしさから動物界でも屈指の人気を誇り、中国では国宝級の扱いを受けている。そのため動物園にいるパンタは全てレンタルで、期日が来ると中国に返還しなければならない。
日本では可愛い生き物のイメージがあるがやはり熊であるためか、生息地では羊の捕食例もある。
クマ科分類は以下のようになり、さらにその下に亜種分類がある。
ただし、あくまでも現時点の有力な分け方であり、(あらゆる分野に言えることだが)研究が進むにつれ分類も変わる場合がある点に注意。
|科|亜科|属|種|備考|h
|クマ科|クマ亜科|クマ属|&font(#dc143c,b){ヒグマ}|亜種に&font(#7d7d7d,b){ハイイログマ}、&font(#dc7d3c,b){ウマグマ}等がいる|
|~|~|~|&font(#87cefa,b){ホッキョクグマ}||
|~|~|~|&font(#ffd700,b){ツキノ}&font(#000000,b){ワグマ}||
|~|~|~|&font(#000000,b){アメリカグマ}||
|~|~|マレーグマ属|&font(#ff8c00,b){マレーグマ}||
|~|~|ナマケグマ属|&font(#800000,b){ナマケグマ}||
|~|メガネグマ亜科|メガネグマ属|&font(#330000,b){メガネグマ}||
|~|ジャイアントパンダ亜科|ジャイアントパンダ属|&bold(){&color(white,black){ジャイアントパンダ}}|かつてはパンダ科(レッサーパンダ科)に属していた|
*【キャラクターとしてのクマ】
多少は前述したが、歴史的にも人間によく知られた野生動物であること、ライオンやトラと同じく動物園などで飼育されるメジャーな動物の一つでもあるので、キャラクターのモチーフになることも多い。
ゴリラやゾウ、サイと並んで巨漢のパワーファイターのモチーフに多用されがちだが、それらの動物に比べると獰猛なイメージがあるからか、はたまた先述の[[ベルセルク]](バーサーカー)の影響からか、後述する臆病なキャラ付けだけでなく、好戦的な戦闘狂と呼ぶに等しい性格のキャラ付けがされることもある。
その一方でそんな獰猛なイメージはどこへやら?な可愛らしいキャラクターのモチーフとしてもよく多用される。
例えばテディベアやリラックマ、今日ではディズニーのキャラクターの代表格としても有名なくまのプーさんもそうである。
これは上で述べたように人に近い仕草をするとされる動物としても扱われたことも無縁ではないと思われる。
そして、&b(){リアルだと顔が怖いライオンや(特に)トラと違って、クマはリアルでも&font(l){サイズとか予想外に汚い吠え声とか諸々を除けば}可愛いのも理由}だろう。
この、(遠目から見た場合の)リアルなクマにも通じてしまうマスコット的なイメージにより、本物のクマも人懐っこく可愛らしい動物だと勘違いしてしまう層も一定数は存在してしまうのも事実である。(野生の動物の“母性”というのは要するに子供を奪われない為の防衛意識。母熊の子供を守る必死さは見敵必殺レベルである。)
前提として忘れてはいけないのは、クマのキャラクターはあくまでも擬人化であって、野生にいる本物は原則人間を怪しいヤツか、ワンチャン食べられそうなもの位にしか見てくれないということ。怖いと思われて立ち去ってくれるだけでもそれはまだ話の分かるクマだったと言ってもいい。
しかも完全に人間の敵に回った場合、&bold(){猟銃が効かないことすらあり、本気で確殺しようとするとバズーカ砲でも用意しないと無理とまでいわれる}ハイスペックな猛獣である。
だからこそお互いに境界を踏み越えず共存していかなければならない存在といえるだろう。
ちなみにキャラ付けとしては熊らしく「臆病」な事が多い。
そして見た目通り優しく人懐っこいが、どこか鈍いキャラにされがち。
ただどの熊キャラにも共通しているのが&bold(){その怪力は人を殺傷してしまうほど危険なもの}として扱われている事だろう。
**●クマをモチーフにしたキャラクター等
-テディベア
クマと言えば「人を食うこともある恐ろしい猛獣」であると同時に、「かわいい動物キャラ」のモチーフの代表例でもあるという特異な動物である。
その象徴と言えるのがテディベア人形だろう。
これは特定のキャラクターのことではなく、デフォルメされたクマのぬいぐるみの総称である。
「テディ」とはアメリカ大統領セオドア・ローズヴェルトの愛称(セオドアの英語圏での愛称がテディ)。
狩猟が趣味であったローズヴェルトが、ある日狩りの成果が無く帰ることになりそうだった時、お付きが気を利かせたつもりで弱ったクマを連れてきて木に繋いでローズヴェルトに撃つように言った。
ローズヴェルトは「そんな卑怯なことはできない」と断った。
このエピソードが新聞で広まって評判になり、一部のメーカーがそれに便乗したクマのぬいぐるみを「テディベア」として販売したのが起源とされる(諸説ある)。
安価なものから数万~数十万円する高級品まで、様々なものが各国のメーカーから販売されており、熱心なコレクターも多い。
-くまのプーさん
くまのぬいぐるみ。モデルの個体はメス。
プーさんは真っ黄色のクマでモチーフ自体はテディベアだが、名前の由来となったのは「ウィニー」という名のアメリカクロクマである。
・クマ、コグマ住民
『どうぶつの森』シリーズの住民の一種。『とびだせ』アプデのミニゲーム『無人島脱出ゲーム』の能力は、『ハニーハンター』で、好物フルーツはりんご。
クマは大人なので体が大きいが、コグマは子供なので体が小さく、&color(#ff6699){非常に愛くるしい。}&s(){その割に、コグマでも大人の性格のオレ系や、あたし系、ウチ系がいるが。}
尻尾は丸く、あつ森では&color(#ff6699){肉球}があり、&color(#ff6699){これもまた非常に愛くるしい。}
-ブレア・ベア/くまどん
ディズニー映画『[[南部の唄>スプラッシュ・マウンテン]]』に登場する、ブレア・フォックス/きつねどんの子分。
-ネンガ様
『[[忍ペンまん丸]]』に登場する忍者で、まん丸とタヌ太郎とツネ次郎の師匠。
師匠としての威厳はあるが、可愛いもの好きという意外な一面もある。
[[弟子>弟子(属性)]]にご褒美として甘いお菓子をあげることもあり、「子供はお菓子を与えるのが一番喜ぶ」をモットーとしている。
-正宗
『[[銀魂]]』で[[万>坂田銀時]][[事>志村新八]][[屋>神楽(銀魂)]]御一行が山へ松茸狩りに行くエピソードに登場したクマ、頭にキノコが生えている。
-くまのパディントン
[[実写映画>パディントン(映画)]]にもなった絵本の主役で、ペルー生まれのコートと帽子を着た小さいクマ(種類は故郷からメガネクマ説が有力視されている)。
名前は英国に来た時、後の居候先の家主夫婦と出会った場所「パディントン駅」から来ている。
-赤カブト
高橋よしひろの漫画作品『[[銀牙-流れ星 銀-]]』の[[ラスボス]]。
圧倒的な強さで本来は単独(複数で行動するとしても母子で乳離れするまで。)で行動する筈の他の熊たちを数十頭も従えて二子峠に君臨した魔王。
謂わば、クマ界のラオウであり、フリーザ様。
主人公の銀にとっては祖父のシロからの因縁の宿敵であり、最終決戦では父リキの仇ともなった。
その名の通り、頭部から背中にかけて赤いモヒカンのような鬣(としか言いようがない)を持つ。岩手県では&b(){“鬼首”}と呼ばれ、青森県では“栗毛”と呼ばれる殺人熊として恐れられていた。
奇しくも、数十年前の連載にも関わらず、近年の被害状況や目撃情報により存在が囁かれるようになってきた&b(){ツキノワグマとヒグマのハイブリッド}と目され、両方のクマ種の特徴を併せ持つ((一応、現実世界のハイブリッド熊=スーパーK(ツキノワグマの敏捷性とヒグマの体格とパワー・凶暴性を持つと恐れられる熊のこと。猟友会のハンター達により「異常だ」として噂されている。)関してはこれほどの常識的にツキノワグマとヒグマの自然交配で子供が出来ることは“有り得ない”そうなので、まだまだ存在も未確認で慎重な調査の余地がある段階の話でしかない。それこそ餌の質や気候の変化などで通例より大型化しただけのツキノワグマの可能性もある。))。
シロとリキの元飼い主であり、銀をも一人前の熊犬として育て上げた伝説の[[マタギ]]竹田五兵衛により右目を奪われて隻眼となっているが、その時に脳に受けた障害により冬眠をしなくなったり、常識の範疇を越えて肉体が成長し続ける等、異常としか呼べない存在となっていった。
そのバカげた巨体は、作者の高橋曰く&b(){全長十メートルから二十メートルくらい}…とのこと。
-くまモン
[[熊本県]]のマスコットキャラクター。日本一有名なゆるキャラの一頭。恐らくツキノワグマ。
県の許可があれば個人や企業での利用が可能なので、[[熊本県]]だけに留まらず日本全国や海外で活躍している。
その愛嬌のある表情から一躍人気ものになり、[[熊本県]]の至るところで姿が見られる。無論熊本以外でも大人気。
1つツッコミどころがあるとすれば&bold(){熊本に野生の熊はいない}ということだろうか。
一応、阿蘇には多数の熊を飼育しているカドリードミニオン(阿蘇くま牧場)もあるので&bold(){熊自体は割りと多い}。
数ある「熊」キャラクターの中でも有名どころの1つと言えるだろうか。
熊本が熊がいないのにどうしてそんな名前になったかというと、もともと「隈本」という地名だったが、「隈」に含まれる「畏」という文字があまり良くない為、加藤清正によって強そうな「熊」に定められた為である。
-[[メロン熊]]
こちらは[[北海道]]夕張市のマスコットキャラクター。
マスクメロンの皮をかぶったヒグマといった感じのデザインだが、多少デフォルメされた顔立ちの&bold(){「マイルドなメロン熊」}と凶悪な表情にアレンジされた&bold(){「凶暴化したメロン熊」}がいる。
後者はゆるキャラにしてはあまりにもゆるくない見た目である事から「ガチキャラ」と呼ばれる事も。
-サンチョパンサ
[[三重県]]に所在するテーマパーク、志摩スペイン村のキャラクター。
-[[モノクマ]]
コロシアイとおしおきが大好きな史上最悪のクマ(?)。
5匹の子供モノクマーズや、亜種のシロクマとクロクマもいる。また妹のモノミもいるが、こちらはウサギである。
-[[クマ吉くん]]
#center(){#aa(){
_,,,,..,,_
, -‐-、 _,,,,..,,_ ,' ヽ
l ヽ,.-''" `゙''、⌒) i
i (⌒" `ヽ ノ
゙ゝ'' ,-‐-、,' `ー‐‐ー" `、
,' ● ● i.
! l
│ (⌒) ∪ │
', ,,___人___,,,. ,'
丶 レ-‐-、) /
ヽ  ̄ ̄ ̄ ,.'
`'-、_ """ _,.-'´
`゙''ー-‐'''"
}}
令和でも変わらない変態という名の紳士。
-『[[ポケットモンスター]]』シリーズ
いくつかのポケモンのモチーフに使われており、
ツキノワグマがモチーフのヒメグマ、[[リングマ]]、[[ガチグマ]]。
ホッキョクグマがモチーフのクマシュン、[[ツンベアー]]。
パンダがモチーフのヤンチャム、[[ゴロンダ]]など。
変わり所ではぬいぐるみのクマモチーフのヌイコグマと[[キテルグマ]]、格闘家の獣人モチーフのダクマと[[ウーラオス]]がいる。
初期形態はいずれもかわいらしい姿をしているが、進化すると一転して大柄な体格となり、
図鑑説明ではそのパワーや凶暴さをピックアップされていることが多い。
特に&bold(){&color(Red){人の命を奪ったことが言及されている}}キテルグマは語り草。
ただし[[ウーラオス]]は格闘家の獣人のようなポケモンであり、そういった要素は特に見られない。
ちなみにジグザグマ/[[マッスグマ]]/[[タチフサグマ]]系統はクマの名を冠しているがこちらはクマモチーフでは無くそれぞれタヌキ/ニホンアナグマ/ヨーロッパアナグマがモチーフと考えられる。
-[[アオアシラ]]
『[[モンスターハンター]]』シリーズに登場するモンスターの一種、牙獣種。別名「青熊獣」。
作中では最序盤に戦う初心者向けモンスターという位置づけだが、
それでも&bold(){三毛別羆事件のヒグマの2倍近くの全長}という巨体を誇り、これが&bold(){頑強な甲殻に覆われた腕を振り回して迫ってくる}と考えると恐ろしいことこの上ない。
一方でハチミツが好物という可愛らしい(?)一面もあり、ハチミツを貪っている描写が多い。
最近では「紅兜」の[[二つ名を持つ個体>二つ名持ちモンスター(モンスターハンター)]]や「ヌシ」といった強化版が登場しており、現実におけるクマのイメージに違わぬ暴れっぷりを発揮している。
-クマモト
[[ソーシャルゲーム]]「ミストトレインガールズ」にも[[熊本県]]モチーフのキャラがいるが、造形が黒色を基本とした熊の獣人であり、明らかにくまモンをイメージしている。
しかも熊繋がりで斧を担いで趣味が相撲と金太郎要素も&s(){熊本関係ないのに}ちゃんぽんしている。
一応、[[熊本県]]名物の辛子蓮根が好物という設定があるが、それ以外はほとんど熊の[[擬人化]]である。
性能的にはパワー一辺倒だが、性格はやはり熊らしく臆病で引っ込み思案であり、戦闘SDでもオドオドしている。
-ベン・ビガー
「[[ゼンレスゾーンゼロ]]」に登場する、上のクマモトと同じく熊の獣人(この[[ゲーム]]ではシリオンと呼ばれる種族)。建設会社「白祇重工」に勤めている。
…と言いたいが、こちらは背格好がまんま作業服を着た&bold(){熊そのもの}。見た目通りの怪力と&bold(){モフモフ}を持っている。
だが性格は穏やかであり、自分より小さな人間の少女である社長「クレタ」の直情的な言動にタジタジになったりする一面も。
こう見えてデスクワーク担当であり地頭は良い他、揉め事の仲裁を務めることもある。
…が、その解決法に関しては&bold(){熊の怪力を活かしたそれ}なので、ゲーム内でもネタにされている。
ベン以外にも熊のシリオンは何人か登場するが、町中で見かけることはあまり無く、建設現場に多く点在する。
概ね「気は優しくて力持ちだが、どこか臆病」という造形で一致している。
-こぐまくん
[[名古屋鉄道]]のグループ会社の名鉄運輸のキャラクター。
名鉄のイニシャルのMと書かれた帽子をかぶり、荷物を背負った青い熊(2017年以前は茶色だった)。
2023年11月に名古屋の土産として名鉄商店でこぐまくんケーキが発売された。こちらは[[JR東海]]のぴよりんに対抗して作られた側面もある。
(そのぴよりんもクマをモチーフにする構想があったようなので、クマ被りしていた可能性も…)
くまモンや後述のぽすくまと一緒に『[[映画 魔法つかいプリキュア!>映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!]]』に友情出演したこともあった。
-ぽすくま
日本郵便のマスコット。郵便マークの刺繍が施された帽子とバッグがトレードマーク。
好きなものはお花とはちみつトースト。
思いやりのある性格で友達は多く、彼と彼の友達が主役の人形劇が公開されたことも。
-ポーラーベア
[[コカ・コーラ]]のキャラクター。
1922年にフランスで初めて[[コカ・コーラ]]の広告に起用されたりと意外と歴史のあるクマ。
ピークシフト自販機が「環境にやさしい」ということをアピールすべく、自販機に描かれており、60パターンのメッセージがあるとのこと。
-[[バンジョー>バンジョー&カズーイ]]
『[[バンジョーとカズーイの大冒険]]』シリーズのダブル主人公の片割れ。
温厚で心優しい力持ちのクマで、毒舌かつキツイ性格である鳥のカズーイのストッパー役。
&s(){一方でアクション面ではカズーイが極めて優秀なのでバンジョーは影が薄い。}
-テッド
映画『[[テッド>テッド(映画)]]』の主人公。&bold(){世界一お下劣なクマ。}
元々はジョンという少年が大切にしていた普通のテディベアだったが、彼の願いによる奇跡で命を宿し、「生きているテディベア」として全米一の人気者になり、ジョンと共に幸せな日々を過ごしていた。
……そして27年後、&bold(){酒とドラッグとエッチが大好きなダメなおっさんになってしまった。}
-[[コズロフ(BIOMEGA)]]
漫画『[[BIOMEGA(バイオメガ)]]』に登場。物語の鍵を握る人物を保護していた。
人間並みの知性と銃器を操るクマ…というと滅茶苦茶強そうだが、
この作品はもっと強いサイボーグの跋扈する魔境なのでむしろ守られる側。
&s(){べらんめえ口調の厳ついクマがヒロインの一角という異常事態…}
詳細は単独項目参照。
-[[SCP-1048]]
[[SCP Foundation]]に登場する、テディベアの姿をしたオブジェクト。
自発的に動く事ができ、財団職員の足に抱きついたりダンスをしたりする。カワイイ。
見た目の割に手先が器用であるらしく、物作りが大好き。カワイイ。
厳格な収容をしなくても害はなさそうだという事で[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]はSafe(収容方法が確立している、故意に刺激しない限りは安全)に指定されていたのだが…
詳細は個別項目にて。
-[[SCP-CN-2801/尛熋-CN⚠2801]]
&bold(){⚠あなたは小熊に遭遇した⚠}
同じく[[SCP Foundation]]の[[中国支部>中国支部(SCP Foundation)]]のオブジェクト。
中国支部屈指の怖いオブジェクトとして有名で、この小熊も全力で怖がらせに来る熊として有名。
[[テスト]]シナリオでは上記のような!あなたは小熊に遭遇した!というトラップが多数仕込まれている。
余りにも怖い熊だが、そこには意外な真相が隠されていた。
詳細は個別項目にて。
-ナンバー5
少年漫画「[[BOY-ボーイ-]]」に登場する武装集団「[[ミリオン>ミリオン(BOY)]]」に所属する&bold(){熊}。熊のくせに幹部メンバーという扱いである。
元々はサーカス団の熊だったが、野性に目覚めてしまい調教師を殺害。殺処分待ったなしであったが、ナンバー4に救われてミリオン入りする((なお、ファンの間では「ナンバー4はナンバー5が殺してしまった調教師の息子だったのではないか?」とも考察されている。))。
当初はただのナンバー4のペットだったが、パトカーをひっくり返すパワーなど熊の戦闘能力を存分に発揮してミリオン団員の危機を何度も救ってきた事から幹部ナンバーを与えられた。
-クマ(鉄拳)
格闘ゲーム[[鉄拳>鉄拳(格闘ゲーム)]]に登場するクマ。地味に鉄拳シリーズでは&bold(){鉄拳8の時点で皆勤してるすごいクマ。}
初代鉄拳の[[ラスボス]]である[[三島平八]]のペットであり、初代鉄拳では[[ポール・フェニックス>ポール・フェニックス(鉄拳)]]使用時の[[中ボス]]として登場。この時からポールとの因縁が生まれる。
その後初代の家庭用移植版「鉄拳」と続編「鉄拳2」にて本格的にプレイアブル化し、「鉄拳3」で息子である2代目になったものの(なお初代クマは「鉄拳2」の後に寿命で…)その後も必ずと言っていいほどプレイアブルになってる。
見た目こそは熊そのものであるがゲーム中での動きや個別EDでは見た目とは裏腹にコミカルなキャラになっている。(しかし初代クマの好きな物には&bold(){人肉}があったりするのだが…)
-[[遊戯王]]
[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]では最初期から《グリズリーマザー》というクマモンスターが登場。
青毛のクマという如何にも強そうなイラストだが、能力値はそこそこ止まりであり、また戦闘で破壊された際に後続を呼び出す「リクルーター」と呼ばれるサポート系カードとなっている。
属性は[[水属性]]だが、元となったグリズリーが寒冷地に住まう事から関連つけられたのだろうか。「マザー」という事で女性モンスターでもある。
また後述のおおぐま、こぐまの星座をモチーフにした&bold(){クマ型メカ}のカテゴリである【[[ベアルクティ>ベアルクティ(遊戯王OCG)]]】が登場している。こちらも水属性。
お隣さんのりゅう座をモチーフにした【[[ドライトロン>ドライトロン(遊戯王OCG)]]】とは仲良し&s(){だがその2つが合体したようなカードは基本ドライトロンに不向きなのがネタにされている。}
またアルテミスをモチーフとした《[[召命の神弓-アポロウーサ>召命の神弓-アポロウーサ(遊戯王OCG)]]》というカードは女神がクマに跨っているというイラストだが、別イラストの際にそのクマがいなくなってることでやっぱりネタになった。
アニメにも「クマを一頭伏せてターンエンド」した[[やつ>ギラグ(遊戯王ZEXAL)]]もいるし、どうにもこの世界のクマはネタ扱いされやすい。
-[[ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド]]・[[ティアーズオブザキングダム>ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム]]
野生動物として「ハチクイグマ」を筆頭に熊が何種類か登場する。
それだけならここに書く必要は薄いかもしれないが、本作において熊系の野生動物は非常に危険度が高い部類であり((ハイラル図鑑でも危険度を強調するような解説になっている))、迂闊に接近するとタフさもあってかなり手痛い目に遭う。
「熊は危険生物」という点を真っ当に描写しているとも言える。
その一方で気づかれないように接近すれば&bold(){乗る事もできる}。
-タイニー(エミルクロニクルオンライン)
魔法使いの帽子をかぶったクマのぬいぐるみのような姿をしたNPC。タイニーアイランドという不思議な場所で平和に暮らしている。
ダンプティーという色違いの亜種がいるが、こちらはダンジョンに生息するモンスター。&s(){目つきも悪い}
他にも亜種がいくつか存在するが、ここでは割愛。
必要な素材を揃えて特定のNPCに話しかけると、タイニーを模した[[憑依]]するための器&bold(){「マリオネット・タイニー」}を作ってもらえる。
マリオネット・タイニーはマリオネットの中でも魔法型の性能をしており、憑依すると物理攻撃力とHPが減少する代わりに魔法関連のステータスが上昇する。
タイニーとダンプティーは後に[[アルマモンスター>アルマモンスター(ECO)]]に、要は&bold(){美少女擬人化}した。
タイニー・アルマは&bold(){「腹パンしたくなるような性格(公式発言)」}で、ダンプティー・アルマはワガママなツンデレ幼女。
-ベア・アルマ(同上)
凶悪な面構えのクマ型モンスター「ベア」が[[アルマ化>アルマモンスター(ECO)]]した姿。
ベアのどこをどうしたらこうなるのか、というほどの無邪気な美少女である…無邪気といっても精神的な幼さが強く残るガキ大将系だが。
帽子や靴の装飾にモチーフとなったベアの意匠が確認できる。
-自分ツッコミくま
「[[なんか小さくてかわいいやつ(漫画)]]」略してちいかわで一躍ブレイクした、ナガノ氏の自画像であり、エッセイの主人公。
主に食レポ&s(){や作者の心の叫び}が主な仕事。
「作るか… 〇〇…」
なお、余談だが…ちいかわは&bold(){クマではない((ネズミの絵文字を入れており、モチーフはネズミもしくはハムスターであるらしい。))。}
-黒熊怪(黒風大王)
[[西遊記(中国古典)]]に登場。観音禅院という寺の住職、金池長老の友人の熊羆精。
まだ2人旅だった[[孫悟空>斉天大聖(孫悟空)]]と三蔵法師が観音禅院で一泊したとき、金池長老が三蔵法師の袈裟を欲しがって二人を止めた部屋に火を放ち抹殺を図るが、悟空に火を吹き返されて寺は焼け落ち金池長老も死んでしまう。
黒風山から駆け付けた黒風大王だったが袈裟に目がくらんで文字通りの火事場泥棒をはたらき悟空と交戦。
…ここまでだとただの脇妖怪だと思うだろうが何故かこいつ強い。
仙術を修め天界最強の二郎神とも渡り合える悟空と勝負がつかないのだから、熊は強いというだけで済ませて良いレベルを超えている。
最終的に観音寺に悪徳坊主やら妖怪やらを住まわせている責任を悟空から問われてやってきた[[観世音菩薩]]に
悟空と同じ禁箍圏をはめられて連れ去られ、後には観世音菩薩の番人として再登場する。
一応観世音菩薩としては悟空が観音禅院で袈裟を自慢したことを窘めるために待っていたようだが、試練として黒風大王を配置したとかの設定は別になく、
黒風大王がやたら強い根拠は熊である以外特になく、特別感のある去就もあって微妙に謎の存在となっている。
西遊記の原型の一つとなったと思われる元代の戯曲『楊劇西遊記(楊東萊先生批評西遊記)』では「黒風洞の黒風大王こと黒ブタの妖怪“朱八戒”」が二郎神の犬に捕らえられて三蔵の弟子となる描写があり、
猪八戒から分離した存在なのかもしれない。
-[[クマ>クマ(ペルソナ4)]]([[ペルソナ4]])
本作のマスコットで[[番長>主人公(ペルソナ4)]]達がテレビの中で出会った寂しがり屋のクマ。頭と胴体がチャックで繋がれているが、中身は空っぽ。
本編中盤から中身(人間体)を得て現実世界に出てきており、[[花村>花村陽介]]家に居候し「クマダクン」の名でジュネスのマスコットキャラになっている。
ペルソナ4関連の情報がある時に公式Twitterにもたまに広報として登場する。
-フリッガ([[ラストオリジン]])
大型動物の遺伝子が組み込まれた身辺警護用バイオロイド「ガーディアンシリーズ」の一人で、フリッガには熊の遺伝子が組み込まれている。
熊要素は全バイオロイドでもトップクラスの恵体と熊耳((ただしヒト耳もある、いわゆる「四つ耳」))、そして母熊の如き母性に見て取れる。熊耳の色から、モチーフはおそらくヒグマ。
大柄なだけあって耐久力も膂力も凄まじく、公式漫画ではバイオロイドの暗殺部隊を相手取り複数の矢や銃弾を浴びながらもバイオロイドをパンチ一発で殺害、しかも頭部と胴体が泣き別れになるという描写がある。
//-アックマ、コアックマ
//北海道のゆるキャラ
//
//-アロ
//ウィッシュミーメルのキャラクター
//
//-ダッフィー、シェリーメイ
//ダッフィー&フレンズのキャラクター
//
//-[[モフルン]]
//[[魔法つかいプリキュア!]]のキャラクター
//
//-キラリンベアー
//[[わんだふるぷりきゅあ!]]のキャラクター
//
//-[[フリッピー>フリッピー(HTF)]]、ポップ、カブ、[[ディスコ・ベアー]]
//[[HAPPY TREE FRIENDS]]のキャラクター
//
//-[[仮面ライダー]]シリーズの怪人
//『[[仮面ライダー]]』で[[ベアーコンガー>ベアーコンガー(ショッカー怪人)]]が登場。
//『[[仮面ライダーキバ]]』でグリズリー[[ファンガイア]]が登場。
//
//-[[仮面ライダー]]シリーズのフォーム
//『てれびくん[[超バトルDVD>ハイパーバトルDVD]] [[仮面ライダービルド]] 誕生!クマテレビ!! VS仮面ライダーグリス』で[[仮面ライダービルド クマテレビフォーム>仮面ライダービルドの強化形態一覧]]が登場。
//『[[仮面ライダーゼロワン]]』で[[仮面ライダーゼロワン フリージングベアー>仮面ライダーゼロワン(登場キャラクター)]]が登場。
//
//-スーパー戦隊シリーズのロボット
//『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』で[[イエロークマード>ニンジャイエロー/セイカイ]]が登場。
//『[[百獣戦隊ガオレンジャー]]』で[[ガオベアー&ガオポーラー>パワーアニマル(百獣戦隊ガオレンジャー)]]が登場。
//『[[炎神戦隊ゴーオンジャー]]』で[[炎神戦隊ゴーオンジャー]]が登場。
//『[[侍戦隊シンケンジャー]]』で[[熊折神>折神(侍戦隊シンケンジャー)]]が登場。
//『[[動物戦隊ジュウオウジャー]]』で[[キューブクマ>ジュウオウキューブ]]が登場。
//
*【クマと名がつくもの】
-クマムシ
ご存じ不死身で有名な微生物。
クマに似た体型であることからその名がついた。
&s(){あったかいんだからぁとは歌わない}
-[[クマバチ]]
大型のハチの仲間でミツバチの近縁種。
大柄な外見から怖がられる事も多いが性格は温厚で滅多に刺さない。
なお「クマ&b(){ン}バチ」が同種なのか[[オオスズメバチ]]なのかは混乱が見られる。
[[出エジプト記23章>小町小吉]]が既に怪しいところあるし
-クマタカ
タカ科の鳥類。
[[クマバチ]]同様、その種の中では大型・強いという意味でクマの名を冠している。
-[[ハチクマ]]
ハチのようなクマ…ではなく、タカ科の鳥類。
名前の由来はハチを主食とし、かつ上述のクマタカに似た姿をしていることから。
ハチを食いまくるその生態については[[ハチクマ]]の項目参照。
-[[アライグマ]]
漢字で書くと洗熊もしくは浣熊。
日本には生息しない外来生物のため「アライグマ」という名前が決められたのは19世紀以降と意外に近年である。
学名は&ruby(プロキオン){Procyon} &ruby(ロトル){lotor}でProcyonは「イヌの前」、lotorは「洗うもの」という意味。意訳するなら「洗う子犬」とかだろうか。
学名や見た目から和名を当てるならアライイヌやアライタヌキとなりそうなものだが、何故熊の名を当てられたのかは不明。
ただし、シノニム(別名や異名という意味の言葉)は&ruby(ウルスス){Ursus} &ruby(ロトル){lotor}でUrsusは「熊」、lotorは「洗うもの」という意味のためこちらを訳すと「アライグマ」となる。
そのため日本にリンネの分類体系がもたらされた際にシノニムの方を訳した言葉を和名に当ててしまったと考えられる。
-アナグマ
イタチ科の動物。
名前の由来は穴を掘って生活するクマっぽい生き物だから(諸説あり)。
とは言え見た目はそんなにクマっぽくない。ハクビシンが一番近いか。
-[[ヒグマ>ヒグマ(ONE PIECE)]]
[[ONE PIECE]]に登場する&s(){色々な意味で}有名な山賊。
山賊ということで山に生息するヒグマが名前のモチーフに選ばれたのだろう。
-[[球磨>球磨型軽巡洋艦(艦これ)]]
[[艦隊これくしょん -艦これ-]]に登場する球磨型軽巡の長女。名前の由来は&bold(){熊}本県を流れる&ruby(くま){球磨}川。
名前だけに留まらず語尾にも「クマ」と付く。見た目はそんなに熊っぽくないが。
名前の語源は諸説あるが「&ruby(くま){九万}(多数)の支流を持つ川」や「&ruby(くま){隈}、つまり奥まって隠れた土地」等であり動物の熊とは無関係。
名前の同音や県名から熊要素が与えられたのだろう。ちなみに次女の多摩も名前の連想から[[猫]]キャラが付与されている。
-熊手
長い柄の先端に、先の曲がった爪が扇状に並んでいる道具。見た目がクマの手(腕)に似ていることからその名がついた。
農具、武具、縁起物など様々な種類がある。
-熊童子(鬼)
[[酒呑童子]]の配下の[[鬼>鬼(妖怪)]]。
同僚に「虎熊童子」「星熊童子」がおり、後者の名前はとある[[ゲーム]]にて[[星熊 勇儀]]として拾われた為少し有名となった。
一説には残る金童子も金熊童子と呼ばれていたとか。
&s(){酒呑童子四天王のうち3人ないし4人に熊ってつけられてたり彼だけ単純に熊だけしかつけられてないのは誰も気にしなかったのだろうか。}
-熊童子(植物)
多肉植物。
名前の由来はふっくらとした肉厚の葉とその先端のトゲが熊の手のように見えることから。
-鬼熊
[[長野県]]に伝わる巨大な熊の[[妖怪]]。
歳を経た熊が妖怪になり、夜更けに山から人里に現れ、人のように直立歩行しながら家畜の牛馬を捕えては山へ持ち帰って食らうと伝えられている。
年齢を重ねた動物が妖怪となった場合神通力を得たりするが、こいつにはそんな物は無い。
というか妖怪になる前のクマとやってることがそんなに変わらない。
妖怪になっても変わり映えが無いと見るか、元々が妖怪や化け物に匹敵する動物と見るか。
創作では『[[遠巷説百物語>遠巷説百物語(小説)]]』にてある話の題となったが、本編内では妖怪というより「ありえない程巨大なクマ」として扱われていた。
-ベアハッグ
[[プロレス]]などで使われる締め技の一つ。
相手の胴体に両腕を回し、抱き上げるようにして締め上げ、背骨にダメージを与える。
一見相撲における鯖折りに似ているが、あちらが上から圧し潰すかのように技を掛けるのに対し、
こちらは上で述べたように抱き上げるように持ち上げ、直接締め上げるので技の性質そのものが違う。
技の見栄えの為か、比較的大柄な選手がより小柄な選手相手に使うことが多く、
また見た目こそシンプルだが技を掛けられている方は凄く痛い技でもある。
[[ギリシャ神話]]の英雄ヘラクレスが地面に足がついている限り不死身だったアンタイオスを
絞め殺す際に使った技もこれだという説がある。
-ベアークロー/ベアクロー
漫画『[[キン肉マン>キン肉マン(漫画)]]』に登場するロボ超人・[[ウォーズマン]]の武器。
両手の手甲から伸びる鋭い爪で刺突や斬撃、[[必殺技]]「スクリュードライバー」などを繰り出す。
-穴熊(穴熊囲い)
[[将棋]]の戦法の一つ。
盤の端(香車の初期位置)に玉将を移動させその周囲を他の駒で囲う強固な守りの戦術。
名前の由来は穴に籠もった熊のようだかららしい。
上述のアナグマが由来ではないが、近い由来で同じ音という何ともややこしいことに。
-モンスターボリノークベアー
『SDガンダム外伝III アルガス騎士団』に登場するモンスター。『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場したMSである[[ボリノーク・サマーン]]がモチーフとなっている。
元々ボリノーク・サマーンの名前の由来のひとつに後述の『森のくまさん』が影響していたことやそれ自体が影響してボリノーク・サマーンのカードダスも同曲のフレーズが使われていたためか熊のモンスターとして登場した。
*【その他クマに関するいろいろ】
-おおぐま座、こぐま座
星座の1つ。
北天の星座で日本ではほぼ一年中見られるが、春から夏にかけて高く上り特に見やすくなる。
おおぐま座の腰から尾に当たる七つの星は「北斗七星」と呼ばれ特に有名。
こぐま座の尾の先端の星は現在の北極星である。
おおぐま座は女神[[ヘラ>ヘラ(ギリシャ神話)]]または[[アルテミス>アルテミス(ギリシャ神話)]]によって熊に姿を変えられたカリスト。
こぐま座は諸説あるがやはりアルテミスに見切られて熊となった女性と伝わっている。
なお二人共[[ゼウス]]にやられて処女を捨てたことにより怒りや呪いのせいで熊となった。&s(){いつもの。}
-[[ビワハヤヒデ>ビワハヤヒデ(競走馬)]]
所謂『B[[N>ナリタタイシン(競走馬)]][[W>ウイニングチケット(競走馬)]]』の1頭である、&sizex(6){顔がデカい}競走馬。&s(){[[「誰の顔がデカいって!?」>ビワハヤヒデ(ウマ娘 プリティーダービー)]]}
冬毛になると[[サラブレッド]]離れしたモフモフ具合となるため、『&bold(){クマですかこれ}』と関係者にまでツッコまれた事がある。
-[[タイトルホルダー>タイトルホルダー(競走馬)]]
競走馬からもう1エピソード紹介。2021年クラシック世代の馬であり、GIを3勝した名馬。
彼は熊のような野生動物が頻繁に出没する襟裳の牧場で放牧を行っていたのだが、そのエピソードが熊関連で盛られてしまった。
GIの2勝目となる天皇賞・春の直前の競馬新聞で、『&bold(){タイトルホルダー 熊で鍛えた}』などと書かれた記事が掲載。一躍話題となってしまう。&s(){なお、牧場サイドは熊は関係ないと否定している。}
そのエピソードがあまりにも話題となったのか、[[ウマ娘>ウマ娘 プリティーダービー]]では同牧場の出身であるデアリングタクトに熊関連の設定が盛られるなど、多方面に飛び火することとなった。
-カントリーベア・シアター
[[東京ディズニーランド]]のウエスタンランドにある、劇場タイプのアトラクション。
その名の通り、熊の楽団(カントリーベア・バンド)が歌と優雅な楽器演奏を披露する。
-クマ牧場
牧場という名称だが、クマメインの動物園みたいな観光施設。
多くは餌やりが可能であり、クマも餌を貰うためにあの手この手でアピールしてくる。
研究施設としての一面もある。
2024年現在、日本には6つしか存在していない。
-島木譲二
「大阪名物パチパチパンチ」で知られる[[吉本新喜劇]]座員。
舞台に登場した際に、その場にいる全員が彼を人里に下りてきたクマと勘違いして死んだふりをするのがお約束のネタだった。
2016年に他界。
-熊殺し
1976年に公開されて大きな話題となった、梶原一騎製作の極真会館を追ったドキュメンタリー映画『地上最強のカラテPART2』にて、同作内でも最も大きなインパクトを与えると共に極真会館の顔となった、大柄な黒人空手家のウィリー・ウィリアムスのこと。
ウィリアムスは(一応は爪を抜く等の安全対策は取られていたというが)檻から解き放たれたグリズリーに果敢に立ち向かい、正面から突きや蹴りを打ち込み抵抗して危険な撮影を成功させており、その偉業からウィリアムス自身が“熊殺し”のニックネームで呼ばれると共に極真会館(空手)の強さを象徴する用語となった。
創作世界を含めて“人間が熊に挑む”構図を流行らせるきっかけになったとも言えるが……改めて&b(){どんな腕自慢でも考えてはいけない}レベルの愚行である。
なお、そんなウィリアムス氏は後半生では一線を退き、たまに空手試合に出るバス運転手や木彫り職人として余生を過ごしたそうな。
-ほら男爵の冒険
出てくるたびに物語の主人公であるミュンヒハウゼン男爵にひどい目に遭わされる。他の野獣と比べても斬殺率が高い。
普通に銃で射殺。
肛門に火打石を投げ込まれ腹の中のガスに引火、木っ端みじんに爆死。
生きたまま口から肛門まで杭をぶっ刺される。
毛皮を被った男爵を同族と油断したら近寄られてナイフで刺殺される(多数)。
両手をつかまれそのまま動けず数日間経過して腹ペコでダウン。
-グリズリー
1976年に公開されたアメリカ映画。
大ヒットした『[[ジョーズ>ジョーズ(映画)]]』に触発されて粗製乱造されたB級動物パニックの一つだが、特に本作は、&bold(){サメがクマに、海水浴場が森林公園に置き換わっている以外、プロットは何から何まで本当に『ジョーズ』そのまんま}という安直オブ安直な便乗映画。
「最初の犠牲者は美女」というのも同じなら、「責任者は当初問題が大きくなるのを恐れて事態をおおっぴらにしたがらず、結果被害が拡大する」という展開も同じで、「凸凹3人組がクマ(『ジョーズ』ではサメ)退治に向かう」というのも同じ、なおかつ「最終決戦前夜に3人が夜明かしして語り合う」というシーンまでそのまんま。
ここまでくると面の皮の厚さに感服せざるを得ない。
なお、作中クマの全体が映るシーンでは模型ではなく演技用の本物のクマを使って撮影しているのだが、ポスターででかでかと描かれているのと見比べると明らかにスケールダウンと感じる人も。
本作を見ると、『ジョーズ』が動物パニック映画としていかに大傑作であったかがよくわかる。
ただ興行的には大成功した模様。
-アスキーアート
#aa(){{ ∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● | クマ──!!
| ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_) }}
このAAの頭にVHFアンテナを挿した「[[アナロ熊]]」という亜種も存在する。
テレビの地上デジタル放送マスコットキャラクター「[[地デジカ]]」に対抗して2ちゃんねる有志の手によって生まれた。
[[地デジカ]]が著作権侵害や二次創作に対して極めて厳格である一方、[[アナロ熊]]は著作権フリーである。やったね!
なお海外ではなぜかょぅι゛ょの卑猥な画像のうpと同時にこのAAが貼り付けられるミームと化しており、「ペドベアー」というありがたくない海外名が存在している。
-兵隊クマのヴォイテク
上記でも少し触れた、ポーランド軍に&bold(){軍人として所属した}シリアヒグマ。階級は伍長。
最初は拾ったイランの難民が世話していたが、手に追えなくなっていた為に近くに駐屯していたポーランド陸軍((当時は第二次世界大戦の真っ最中でありポーランドはドイツとソビエト連邦の攻撃により亡国となり軍は連合国陣営として各地を転戦していた。))に引き渡された。
その人懐っこさから兵士達に愛されて育てられ、ポーランド軍の弾薬を運んだり、レスリングをして遊び相手になったりしていた。見様見真似で敬礼も覚え、彼のいたポーランド軍第22中隊のシンボルマークに「砲弾を抱えるクマ」の図案が採用されたほど。
単なるマスコットなだけでなく、弾薬箱の運送という仕事はしっかりとこなしていたらしい。
熊が大好きな蜂蜜等の他、&bold(){タバコを嗜んでいた}。直接食べたりもしていたとか。
ちなみに軍人として所属したというのは、当時の輸送船には「動物を運んではならない」というルールが存在したため、これを回避する目的で軍籍が発行されたことによるもの。
人間の兵士と同じように軍籍番号と軍隊手帳を作ってもらい、給料としてタバコと現金を支給してもらってたんだそうな。
戦後はエディンバラ動物園に入園し((ポーランドは戦争に勝利したもののソ連が国を解放したことにより社会主義化したので[[イギリス]]寄りのポーランド軍は帰国できなかった。))余生を過ごし、タバコの差し入れをもらったりしながら、22年の奇妙な熊生を歩んだのだった。
まるでフィクションみたいな話だが、れっきとした&bold(){実在したクマである。}
[[Hearts of Iron IV]]では初期からポーランド軍の指揮官として登場するイベントが有ったが、DLCでさらに強化され&bold(){ポーランドの国家元首になる}ことすら可能になった。
また[[ガールズ&パンツァー 劇場版]]の最後にて主人公たちの勝敗を分けた「クマ型の乗り物」の名前として登場し知名度を上げた。
-獣王記&font(l){やりまーす}
セガから1988年に発売された横スクロールアクションゲーム。
様々なハードに移植されたことやネットミームで知名度は高い。
主人公(獣戦士)はステージ毎に様々な特殊能力を持つ獣人に変身して戦うが、ステージ3ではウェアベアに変身。
&b(){その際の世界観をブチ壊しにかかってるようなファンシーな見た目}に吹き出してしまう人間も多数。
ウェアベアの攻撃は&font(l){ゲップ}石化ガスのべトリフブレスと山なり回転アタックのスピンボンバー。
-レヴェナント:蘇えりし者
2015年のアメリカの映画。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品。
レオナルド・ディカプリオ演じるヒュー・グラスがヒグマに襲われ瀕死の重傷を負うという物語に影響するシーンがある。
-コカイン・ベアー
2023年のアメリカの映画。エリザベス・バンクス監督作品。
空から落ちてきた麻薬をクマが食べてしまったことにより翻弄される人々を描く。&s(){リラックマならぬラリックマ}
なお、本当にあったある事件をモチーフにしている。
ただし元ネタのクマは麻薬接種で亡くなってしまったらしい。合掌。
-[[ベア・グリルス]]
[[イギリス]]に生息しているサバイバルするクマ。食性は雑食でとにかく何でも食べるし好奇心旺盛(?)で危険な場所(崖だろうが市街地だろうが)でも平然と突入する。……嘘は言っていない。
本名はエドワード・マイケル・グリルスと言い、クマではなくちゃんとした人間。「ベア」は彼がまだ赤ん坊だったころ、姉が付けたあだ名である。
-[[ゴールデンカムイ]]
2014年から2022年まで週刊ヤングジャンプで連載されていた、明治末期の[[北海道]]を舞台とするバトル漫画。
[[アニメ化]]、[[実写化]]もしている。
[[北海道]]という土地柄ゆえにクマとの関わりが非常に多く、作中には様々な形でクマが登場する。
アイヌから見た文化的なヒグマ観も語られており、作品のヒットもあって当時のアイヌの価値観を広く世に伝えている。
時には襲いくる脅威として、時には恐怖と畏敬を集める神の化身「キムンカムイ」として、時には狩られる獣として……
……と、そういう真面目な部分もあれば、帝国陸軍北鎮部隊vsヒグマとか[[200頭ものヒグマを屠った猟師>勃起(ゴールデンカムイ)]]といった胸熱要素から、ヒグマと&ruby(ウコチャヌプコロ){交尾}したい[[度し難い変態>姉畑支遁(ゴールデンカムイ)]]といったキワモノまでもが平然と出てきたりもするのだが。
ちなみに[[天然の動植物を食べる展開>ゴールデンカムイの食べ物]]が多いのも本作の特徴だが、ヒグマ料理の出番は意外と少なかったりする。
-シートン動物記
アメリカの博物学者・シートンが自身の観察や伝聞をもとに記した著書で、その中に『灰色熊の伝記』や『タラク山の熊王』などクマを扱った作品もいくつかある。
-熊撃退スプレー
チカン撃退スプレーのクマバージョンだが威力、射程距離共に強化されている。
-ブラザー・ベア
2004年に公開されたディズニーのアニメーション映画。
事故に近い形とはいえ、兄の命を奪ったクマを手にかけた結果、クマに姿を変えられてしまったイヌイットの少年と子熊の交流を描いた作品。
-熊鈴、熊避けホイッスル
これまで散々クマの脅威・戦闘力・被害を述べてきたが、大半のクマは平時は臆病な性格をしている。
戦闘スイッチが入らなければ攻撃的にならず出来ればクマ側も人間には会いたくないのだ。
そのため山や渓流等、クマが生息している場所を通る際には鈴や[[ラジオ]]を付けたりホイッスルを鳴らし人間がいるアピールをすることでクマとの不意な[[エンカウント]]を防ぐことが出来る…らしい。
ただし、逆に鈴や笛の音が人馴れしたクマを呼び寄せてしまうという指摘もある。
-熊出没注意
看板。
黄色地に黒文字で嫌でも目立つ色合いをしている。
一番有名な物は札幌市のクリエイティブコンパス社のブランド「NORTH ISLAND」が出しているグッズだろう。
こちらはステッカーはもちろんのこと衣類、文具、アクセサリー、食品パッケージ等多数の熊出没注意アイテムが販売されている。
[[北海道]]のお土産にいかがだろうか。
-熊の爪
その名の通りクマの爪。
魔除けのお守りとしてキーホルダーやネックレスにされる。
大半は加工は職人による一つ一つ手作りとなるため高価な場合が多い。
-木彫りの熊
その名の通り木を彫って作られた熊の置物で[[北海道]]のお土産・民芸品。
鮭を捕らえてたり咥えてたりするポーズが多い。
-大柄な男性の愛称
現実、創作問わずヒゲを蓄えた大柄な男性の愛称やキャラクター名に「くまさん」や「くまひげ」等が付けられる場合がある。&s(){というか熊系というゲイ用語がある。}
●くまひげ先生:講師や作曲家等の[[マルチ]]クリエイター鈴木幸一氏の講師時代の愛称。
●クマヒゲ:映画『[[学校の怪談(1995)]]』に登場する用務員。(演:佐藤 正宏)
●ヒゲクマ調教師:ホモビデオ作品『ヒゲクマ調教師』に登場する人物。
-童謡 森のくまさん
「ある日森の中くまさんに出会った」から始まる童謡。
内容としては少女が森の中で熊に出会い逃げるが、熊は追いかけてくる。
何事かと思ったら白い貝殻の小さなイヤリングを落としていたのを届けようとしていただけであり、それで少女は感謝の気持を込めて歌うという内容。
子供の頃に誰もが聞いたことある曲であるが、ある意味では熊の脅威を勘違いさせているようにも聞こえなくもない。
-チームくまさん
FANZAで色々なソシャゲを作っている長谷川雄大(はせP)率いるゲームクリエイターチーム。
上記の「クマモト」が登場するミストレ等多数のゲームを展開している。
各ゲーム同士のコラボも積極的に行っており、特に2025年2月からは各ゲームにクマ型のロボットが襲撃しついでに別世界からのお客さんも召喚する『くまさん祭り』が実施されている他、各ゲームで名前に「クマ」が入ったりクマに関係のあるキャラがイベントで活躍している。
追記・修正はシャケを捕まえて食べてからお願いします。
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- クマと聞くと鉄拳に必ず出るイメージだけど...動物のクマの項目まだ無かったのか... -- 名無しさん (2024-08-04 02:43:56)
- なお、勘違いされやすいけどちいかわはクマではない(恐らくハムスター)。 -- 名無しさん (2024-08-04 08:31:24)
- 今現在、アーバンベアのおかげで街との距離が近すぎるのがやばい。 -- 名無しさん (2024-08-04 09:42:07)
- こう見えて猛獣の中では(個体差や種類事に差はあるけど)まだ大人しい方だったりする。あくまで"猛獣の中では"であって十分危険だから皆さん気をつけてくださいね -- 名無しさん (2024-08-04 09:59:20)
- 迷信「熊に対して死んだふり」が生まれた経緯は未だに不明...。因みにとあるサイトによると「 とある民家が熊に襲われ住人が皆殺しにされた中で、無事だった子がいて、そこで熊は”その子が死んでた”と勘違いして襲わなかった 」というのが迷信が広まってしまった原因であるとかないとか...。 -- 名無しさん (2024-08-04 10:42:37)
- グリズリーマンの件は熊に人間の道理なんて通る訳が無いという証明 -- 名無しさん (2024-08-04 10:49:20)
- 熊の習性と危険性を語る上で福岡大ワンゲル部の件が反面教師とされることが多いけど、当時は熊の正確な知識なんかほぼ知られてなかったという点を忘れてはならない。ましてや生死がかかった極限状況で適切な判断を必ずしも下せるかと言うと疑問。教訓とするのはいいけど、今の視点だけからの批判にならないようにしたいもの(熊に限った話ではないけど)。 -- 名無しさん (2024-08-04 13:33:01)
- くまのプーさんは「真っ黄色のクマのぬいぐるみだが、元々はテディベアであり、そのモチーフは~」とした方が良くないか -- 名無しさん (2024-08-04 13:33:54)
- ギャグ漫画とかだと最初は襲ってくるけど最後に和解する展開もあるよね(あおくび大根の漫画とか) -- 名無しさん (2024-08-04 13:40:09)
- 熊といえば獣害時間とか思いがちだけど、ヴォイテクみたいに人間と共にあった熊もいたりする。熊なのにビールとタバコを嗜みすぎたせいで晩年内臓ボロボロになってたけど。 -- 名無しさん (2024-08-04 14:00:34)
- 不謹慎だし何もしていない個体には絶対やってはいけないのは大前提の上で、どれくらいの威力の武器なら確実に殺せるのか気になる -- 名無しさん (2024-08-04 14:44:02)
- 『銀魂』でも新八君が言ってましたね、「クマに死んだふりは無意味だよ」って。 -- 名無しさん (2024-08-04 15:12:34)
- 全長150cmと聞くと小さく聞こえるかも知れないけど、そんなサイズの熊でも人間は勝てないという事実 -- 名無しさん (2024-08-04 16:03:35)
- ↑まず筋量が圧倒的過ぎるからなぁ -- 名無しさん (2024-08-04 16:08:22)
- そもそも人間は徒手空拳では猫にすら勝てない -- 名無しさん (2024-08-04 16:51:34)
- 「百姓貴族」の親父殿によると、『完全山育ちのクマの肉は臭いが、山のホテルとかから出る人間の残飯食べて育ったクマの肉は美味い』とのこと -- 名無しさん (2024-08-04 18:53:33)
- ↑それは多分ヒグマだからだろうね。ツキノワグマは天然の餌の方がうまいと聞いたことある。 -- 名無しさん (2024-08-04 19:45:36)
- ガキ使で熊の手を下処理なしで炊き込みご飯にするという狂気の料理が出てきた。・・・収録後、正しい調理法でおいしくいただいただろうか・・・? -- 名無しさん (2024-08-04 20:02:10)
- キテルグマはファンシーな見た目ながら、ある意味では熊という動物の危険性を最も体現したキャラクターだと思う -- 名無しさん (2024-08-04 20:15:43)
- テディベアのデザイン考えた人は天才だと思う。あの獰猛な熊を可愛らしくデザインするなんてさ… -- 名無しさん (2024-08-04 20:57:29)
- 相当な化け物なのに虎には一方的に捕食されるという事実よ……。 -- 名無しさん (2024-08-04 21:21:17)
- いっそ三毛別羆事件ドラマ化して全国ネットで放映するのはどうだろうか -- 名無しさん (2024-08-04 22:28:17)
- ↑↑流石のトラもクマ相手だとそう簡単にはいかずに返り討ちにあう時もあり、クマはトラの餌であり、トラもクマの餌という関係だそうです -- 名無しさん (2024-08-04 22:48:50)
- 有名で強い動物なのに、意外とヒーローモチーフに使われること少ないんだよね。猛獣系ではライオン・トラ・オオカミあたりに負け、パワー系ではウシ・サイ・ゴリラあたりに負けている感じ。戦隊ではメカならちょくちょくいるが、ヒーローではゴーオンイエローとコグマスカイブルー程度。ライダーでは凍鬼とビルド(クマボトル)程度。 -- 名無しさん (2024-08-04 22:53:02)
- 身長だけなら人間とそこまで変わらないものも多い。格闘技の試合が身長ではなく体重で分けられている理由がよくわかる動物。 -- 名無しさん (2024-08-05 00:58:52)
- 「の・ぼ・り・べ・つ」と…いえば、 -- 名無しさん (2024-08-05 01:48:46)
- クマ牧場! 実際行ってみたら愉快なCMのノリだけじゃなく北海道開拓におけるクマとの戦いやクマ飼育・あるいはクマ忌避剤等々の真面目な研究コーナーもあって見応えあったぜ -- 名無しさん (2024-08-05 05:41:06)
- メロン熊思い出した アイツは……怖い -- 名無しさん (2024-08-05 05:43:34)
- 昔話の金太郎にあるように現代でも老人に投げ飛ばされるなど性能は高いけど実際に戦えば人間でも勝てる強さしかない悲しさ -- 名無しさん (2024-08-05 06:27:17)
- 運良く見逃してもらった爺さんがホラ吹いてるだけなんだよなあ・・・ そんな簡単に勝てるなら人間より強い猪や鹿なんか到底狩れないのよ -- 名無しさん (2024-08-05 08:59:02)
- どれだけクマが人間に好意的だったとしても、ウェイト差とパワー差、耐久性の問題で近寄っちゃいけない奴。クマの信愛に耐えられるほど人体は丈夫ではないので…ヴォイテク例外すぎる -- 名無しさん (2024-08-05 09:09:01)
- 熊の素人丸出しテレフォンパンチをダッキングでかわ(絶命) -- 名無しさん (2024-08-05 09:26:34)
- 熊と共存しようとすると人間の脆弱さがネックなんだよな -- 名無しさん (2024-08-05 10:22:51)
- いっそ国単位で排除に向けて動いても問題無いんじゃね?と思う。害獣駆除名目で自衛隊派遣して山に入って手当たり次第に熊を殺すとかさ。生きてても人間の害にしかならんから排除した方が良いやろ -- 名無しさん (2024-08-05 11:08:33)
- 「おや、バイト希望者かね」 -- 名無しさん (2024-08-05 11:19:36)
- ×12 ヒーローらしく首を細くすると、ネコっぽくなるからね -- 名無しさん (2024-08-05 11:28:42)
- 怠惰を象徴する生き物だっけ? -- 名無しさん (2024-08-05 12:01:10)
- ↑4生態系が滅茶苦茶になるぞ。 -- 名無しさん (2024-08-05 12:30:44)
- やるとすれば管理してた人の高齢化で均衡が保たれなくなった山と里の境界を保つ作業を公金事業にするとかかなぁ。後、メガソーラーが設置されちゃった地域で熊が人里に降りてきたら、あの巨大なゴミにしかならないもんのために熊の住処が狭くなったせいだ。自分とこの市長でも恨め。 -- 名無しさん (2024-08-05 12:46:33)
- 親戚のおじさんが若い頃キャンプ中にばったり出会したことがあって釣った魚をばら撒いて逃げ切ったらしいけど、項目を読んだ後だとよく無事だったなと思わずにはいられない -- 名無しさん (2024-08-05 13:02:56)
- 10年以上前にアンビリバボーで三毛別羆事件の再現VTR放送されたけど骨を噛み砕く音とかうめき声とか再現されててトラウマになった。安全地帯から屁理屈言うだけのクマ愛好家集めて見せた方がいいレベル -- 名無しさん (2024-08-05 14:15:12)
- ↑4熊を食う奴なんて野生におらんのやから殺しても問題無いやろ鹿とかの前は熊が殺す事でバランスが保たれていた動物何かは代わりに人間が殺せば良い。そもそも生態系も何も人間は生態系や食物連鎖から離れた存在何だから関係無い。熊ごときが消えた所で生態系は崩壊しないし地球は終わらない -- 名無しさん (2024-08-05 16:35:41)
- ↑……って言うふうに軽く考えて大量駆除やった結果、思わぬところに影響出て最終的に困るのは人間でしたーなんて話が過去に何例もあったのよ。そもそも駆除にかかるコストがいくらになるかも分からんし、どう考えても熊を駆除した「後」のほうがはるかに面倒もコストもかかるのが目に見えてるしで。 -- 名無しさん (2024-08-05 16:49:35)
- クマが可愛そうって声を聴くたびに哀れまれるほど弱い動物じゃねえよと思う -- 名無しさん (2024-08-05 17:26:55)
- ↑3 ニホンオオカミでそれやった結果どうなったかを全く理解していない…。 -- 名無しさん (2024-08-05 17:39:03)
- 思いつきで生物駆除するとどうなるかは毛沢東が教えてくれたんよ -- 名無しさん (2024-08-05 17:39:23)
- 熊を大量駆除して生態系が壊れたらバランス取るために外国から都合のいい獣を大量に連れてくればいいよ!成功例は無いけどな! -- 名無しさん (2024-08-05 17:43:47)
- その昔、オーストラリアでエミュー戦争ってのがあってだな…大規模な害獣駆除なんてそう簡単にポンポン出来るものじゃないし、上手く行ってくれるものでもないのよ -- 名無しさん (2024-08-05 17:55:24)
- 駆除しようと思えば可哀想だ、残酷だと騒ぐ、かといって被害が出れば殺せ、絶滅させろと騒ぐ…つくづく思う。人間はどこまでも身勝手で短絡的な種族だと -- 名無しさん (2024-08-05 18:08:45)
- 蚊とかもそうだけど「人間に害のある動物は根絶させた方がいい」ってのは結局目先のことしか見えていない -- 名無しさん (2024-08-05 18:21:24)
- 問題は人里に出るようになったことだから山の生態系と人里までの距離を離せればええんよ。昔みたいに。 -- 名無しさん (2024-08-05 18:34:48)
- 因みにグリズリーはハイイログマやヒグマのこと、ベアはクマ科のことを示す。そして、忘れちゃいけないジョーズと並ぶパニック映画....グリズリー......。 -- 名無しさん (2024-08-05 19:01:10)
- 素人の考える解決策なんて専門家はとっくに思いついてるし無理だってこともわかってるんだよ。 -- 名無しさん (2024-08-05 19:26:23)
- ただでさえ狼滅んだ事で鹿やら猪やら繁殖しまくってるのに、そのうえ熊まで居なくなったら確実に日本の農業と林業は終わるよね -- 名無しさん (2024-08-05 19:29:19)
- 短絡的というのももちろん、そもそも人の役に立たないから殺せなんて考えは傲慢が過ぎるわな。生かすか殺すかって方向性の違いはあれど、人間の都合で生物の生き死にを決めようなんて過激な捕鯨団体と同レベルの思考。 -- 名無しさん (2024-08-05 20:02:25)
- ↑4 まあ溢れまくってるB級Z級サメ映画や半分ギャグな動物パニック映画に比べればずっと見れる出来だったよ『グリズリー』。なんなら動物パニック物としては、時代を考慮すれば出来が良いほうとさえ思う。『ジョーズ』を陸にしただけのパクりって点を除けば -- 名無しさん (2024-08-05 20:30:32)
- 熊みたいなもん素人丸出しのテレフォンパンチをダッキングでかわして前に出たあとバックに回ってチョークするだけで終わるクソザコやんけ、なにムキになっとんねん -- 名無しさん (2024-08-05 21:05:48)
- ↑3自分が殺されるかも知れんのやからそんな悠長な事言っとれんやろ殺られる前に殺るのはそれこそ自然界でもそうなんだぞ?我が身を守る為に敵を排除するのは生物として自然だしそうする事で人間で敵を排除して地球の支配者になったんだから人間以外の生物は人間みたいな理性も知能も無い下等生物何やから人間様には逆らうなと教え込ませるのが一番。犬や猫を飼う時だって覚えさせるのは飼い主が群れのリーダーだと覚えさせる事何だから -- 名無しさん (2024-08-05 21:42:11)
- グリズリーYou Tubeで観れるが、あれ著作権大丈夫なんかね?よくわからん。とりあえずチャンネル消されそうな雰囲気はないんだが -- 名無しさん (2024-08-05 21:57:07)
- 特撮作品で『クマモチーフの怪人』はそれなりにいるのに、『クマモチーフの怪獣』はほぼ皆無なのは何故だろう? -- 名無しさん (2024-08-05 22:59:31)
- ↑元から怪獣みたいなもんだから、わざわざ怪獣にする気にならないとかなのかな -- 名無しさん (2024-08-05 23:04:08)
- 「猟友会が熊を撃とうとしたら間に入って立ち塞がれば熊を守れるよね♡」とほざいてる連中は、自分が熊に背中から殺られるとは微塵も考えていないのが怖い。連中の脳内では熊が人間を襲うのは迷信でこちらから危害を加えない限り絶対に人を襲わないらしい… -- 名無しさん (2024-08-05 23:25:16)
- もはや熊の話からかけ離れて社会問題項目になりかねないし、熊害の話だのそういう話は自重すべき -- 名無しさん (2024-08-05 23:32:59)
- 根絶どうこうは地域による温度差もありそう。熊害が深刻化してるとこの人とかそれこそ↑5みたいな考えに至ってもおかしくないだろうし -- 名無しさん (2024-08-06 09:16:14)
- このままだと議論が過激化してコメント欄封鎖されるぞ、wikiの歴史も学べ -- 名無しさん (2024-08-06 09:27:38)
- いきなり封鎖はやり過ぎなんで、まず警告文の掲載からかね -- 名無しさん (2024-08-06 09:32:29)
- 冬を耐える分厚い毛皮に皮下脂肪。圧倒的筋肉で銃でも致命傷になり難い。更にけものフレンズでもヒグマだけは火を怖がらないとかあって、マジでやばい -- 名無しさん (2024-08-06 10:45:15)
- 昔ミニ四駆の漫画書いてた方の後の漫画で「月を切れ」(水面に映る月を切るのが正解)だかをツキノワグマを倒すというド勘違いをして倒したのあったな -- 名無しさん (2024-08-06 11:18:55)
- ツキノワグマとヒグマだったら危険なのはツキノワグマじゃないか?ツキノワグマのほうが死傷者ずっと多いし、体重300キロの豚を食害した例も複数ある。体重50キロのメスグマですら自分より大きな羊を狩っていた。こういうジャイアントキリングの多さは肉食動物って感じするわ。ヒグマの方はOSO18の過剰報道とか見てるとツキノワグマの脅威を抑えるための観光猛獣って感じ、実際被害者数も少ないし。 -- 名無しさん (2024-08-06 12:37:36)
- 支遁先生、この怪物相手にヤりとげたんだよな・・・ -- 名無しさん (2024-08-06 13:23:41)
- デジモン関連はないのか? -- 名無しさん (2024-08-06 13:43:46)
- とりあえず、ここのコメ欄で「熊は自衛隊が手当たり次第殺せ!熊ごときが消えた所で生態系は崩壊しない!人類は地球の支配者だから人間様に逆らうな!」とか無責任に喚き散らしてる奴だけBANする訳にはいかんのかね。何で熊ってこう、極端な愛護派&極端な排斥派が湧いてくるんだろな… -- 名無しさん (2024-08-06 13:54:02)
- ごもっともなんだけどキツ…ってなった項目 -- 名無しさん (2024-08-06 14:12:21)
- ちなみに咄嗟のうつ伏せで丸くなるは割と有効。興味なくして帰ってくれたりする。至近距離で遭遇した時の最終手段。勿論あおむけはダメ。顔と首やられる。後はアーバンな子は知らんが、山のツキノワ相手の経験則だと5m以上の距離(互いの得物や爪のリーチ+5m以上)があれば見つめ合った後帰ってくれる傾向がある -- 名無しさん (2024-08-06 14:13:20)
- ツキノワグマに遭遇して素手で応戦してしまった人(複数)がいうには「鉄や岩の塊のような硬く重い感触」だそう。鼻以外への打撃はまず効かないとみた方が良い -- 名無しさん (2024-08-06 16:04:24)
- ツキノワグマでそれなんだからヒグマは文字通り鋼の肉体なんだろうな -- 名無しさん (2024-08-06 20:15:30)
- 丸と半円で構成されているのでキャラ弁とかパンケーキのデコレーションとかマスコットが作りやすくて可愛い。髭パーツがないのも可愛さをプラスしている。 -- 名無しさん (2024-08-06 20:21:05)
- ↑3うつ伏せで首を守れば致命傷を受ける可能性を下げることができるとか。少なくとも何もやらないよりかはましだろう。 -- 名無しさん (2024-08-06 20:22:34)
- マザー1にも宇宙人だのサイボーグだのがうろつくホーリーローリーマウンテンにグリズリーがいるが、こんだけ化け物じみてたら納得の人(?)選だわ -- 名無しさん (2024-08-06 22:47:32)
- ↑12 ダンガン懐かしい。隠意外のメンバーは弾が「海を渡れ」、沖田が「天を撃て」だったのは覚えてる。神と翔はなんだったっけ? -- 名無しさん (2024-08-06 23:53:23)
- ツキノワグマの肉食性が有名になってきたと思ったら一気にハイブリッド説に持っていかれた感。ツキノワグマの鹿猪捕食や子牛豚などの食害は昔からあったが報道されない、有名にならない。それがちょっとずつ広まってきたらあのハイブリッド記事とそこからyoutuberなんかが一気に拡散。上書きって感じ。そもそもハイブリッドおかしいんだよね。「どう見てもツキノワグマじゃねー」とかハイブリッドの概念ぶっ壊す勢いだし、そもそも脱走ヒグマがハイブリッド作ったとか言う前に八幡平の脱走事件は2012年でしょ?なんで12年もたってハイブリッド?純ヒグマが山に潜伏してる2012年とかじゃないの?ヤバいのは。もうめちゃくちゃだわ。 -- 名無しさん (2024-08-07 00:45:03)
- 実はアーサー王の名前も熊を意味する古い言葉に由来する説があるとかないとか -- 名無しさん (2024-08-07 09:19:53)
- 安全圏から眺める分にはかなりかわいい -- 名無しさん (2024-08-07 11:20:16)
- 三毛別羆事件が日本最大ってのは明治以降でニホンオオカミを除いた上の話。1698年青森八甲田山でツキノワグマが13人の人間を捕食した事件がある。三毛別の2倍近い数字だ。そもそもマイソールでナマケグマが12人食ってるあたり、人食いをするには別に340kgもの巨体は必要ない。こう書くと、八甲田山ツキノワグマもヒグマだ!とかハイブリッドだ!とか言い出す人がいると思うが「アイヌも参加した」熊狩で、「体長170cmの見たことはいレベルの大熊」だったそう。体長は面から胴までをcmに直したもの。当時松前はアイヌと盛んに交易していて中にはヒグマも特産物だった。しかもアイヌまでいた。ヒグマだったらわかるだろうし、170cm程度で「見たことないレベルの大熊」は明らかに不自然。国産ツキノワグマでも170cm前後くらいなら現代でも記録はゴロゴロある。ちなみに他にもスーパーKくらいのサイズの人食いツキノワグマがいたそう。 -- 名無しさん (2024-08-07 12:04:03)
- ↑連投すいません。資料を確認したところ、170cmは面から尾までですので正味体長は160cmちょいですね。ツキノワグマに割とゴロゴロいるサイズです。老齢のオスグマだそうです。年齢は熊種関係なく牙の色でわかります。老齢のオスヒグマで体長160cmはかなり情けないサイズですのでほぼ間違いなくツキノワグマかと思います。ちなみに出典は「江戸時代前期の上磯アイヌの熊・狼猟」という青森大学竹内氏による論文それから東大出版会から山崎氏が出した「ツキノワグマすぐそこにいる野生動物」という書物です。「八甲田山 熊」でググっても情報が出てきます。エゾヒグマと双璧をなす日本の猛獣であるツキノワグマの本気がわかります -- 名無しさん (2024-08-07 12:18:28)
- プーさんのはちみつへの執着は、ある意味で熊の生態として間違ってないということが -- 名無しさん (2024-08-07 13:45:49)
- タグに付いている赤カブトに関する記述が一文字も無いんだけど……?僕、銀牙シリーズそんなに詳しくないから、どなたか書いて欲しい -- 名無しさん (2024-08-07 19:06:46)
- クマーがペドベアーだったりくまモンがサタンの手先だったりなぜ日本の熊キャラクターは海外に変な伝わり方をするのか -- 名無しさん (2024-08-07 19:40:06)
- 【その他クマに関するいろいろ】に、かなりクマキャラが入ってるけど、【クマをモチーフにしたキャラクターなどについて】の章の副項目に移動した方がいいかな? -- 名無しさん (2024-08-07 21:12:25)
- 「くまクマ熊ベアー」は可愛さ全振りだな -- 名無しさん (2024-08-07 21:19:11)
- 項目が賑わうのは良いんですが、編集競合は無視しないでください -- 名無しさん (2024-08-07 22:27:05)
- 「シャトゥーン」に登場するヒグマは超ヤバイ。「 クマのプー太郎 」のプー太郎は笑える。「 忍ペンまん丸 」のネンガさまは超カッコイイ( 正し、弟のギオはかなり悪い奴 )、キンタロスは....泣けるでぇ~。...結構、熊の善悪と共に印象深いキャラがいるな...。 -- 名無しさん (2024-08-07 22:36:14)
- 最後の見出しが雑多になっていたので見出し「●クマをモチーフにしたキャラクター等」を作り、クマモチーフキャラはそっちに移動させました。 -- 名無しさん (2024-08-07 23:07:26)
- 極論だろうけど、プーさん等の熊を可愛く見せようとするキャラや動物園で媚びた仕草をするように調教された熊は愛誤を生む害悪かもしれない -- 名無しさん (2024-08-09 09:21:02)
- よしながふみの大奥では一人の少年が一頭の熊に襲われたことが切っ掛けで、日本が200年近く男子の7割8割が20歳前に亡くなる事態が続いた。 -- 名無しさん (2024-08-09 11:26:29)
- 「生物としてのスペックにおいて人間がクマに勝てる点は知能だけである」それとて正確で豊富な知識あってこそだから、ド素人がクマに勝てる要素は無いと断言して良い。 -- 名無しさん (2024-08-09 12:16:10)
- ペルソナ4のクマが浮かんだけどあいつ名前以外クマッぽさないんだよな…… -- 名無しさん (2024-08-09 13:35:33)
- サンリオの「ネクストカワイイ」って企画で出たクマリーノもかわいい系だよね。キャラの一人であるローストさんが明らかにオスケモ需要を狙ったビュアルと設定なのを発端とした諸々で順位を落としちゃったけど、 -- 名無しさん (2024-08-09 21:38:21)
- ぼのぼののヒグマの大将みたいに、インパクトの強いキャラ付けをされる事は多いよな -- 名無しさん (2024-08-10 10:41:22)
- クマの化け物染みたスペックを見ると、こんな生き物と相撲をとったり馬代わりに乗り回したりしてた金太郎がどんだけトンでもない子供だったかがよく分かる。流石は酒天童子や土蜘蛛を退治した人の家来になる人だな。 -- 名無しさん (2024-08-10 21:43:33)
- クマもbearも鳴き声に由来するとか -- 名無しさん (2024-08-10 21:54:37)
- 自衛隊は漁師では無いし、ただでさえ動物愛護や自然環境保護に厳しい時代に世界中から袋叩きにされるけど? -- 名無し (2024-08-10 21:57:49)
- 『笑点』の大喜利で回答者がクマになるお題は面白かったです… -- 名無しさん (2024-08-10 22:13:26)
- ↑2 -- 名無し (2024-08-10 23:29:54)
- シャトゥーン、アングリー・ベア、ヒグマグマと、熊を恐ろしい怪物として描いてる漫画はこれくらいかな -- 名無しさん (2024-08-16 01:26:59)
- キムンカムイも -- 名無しさん (2024-08-16 06:39:36)
- 井上純一さんの漫画で、日本語学校に通う中国人たちのほとんどがパンダを「猫」と思ってる(作者の妻・月さんを除く)描写があったけど、字だけで猫の仲間と判断しすぎだよって思ったな。 -- 名前は無い (2024-08-16 06:46:23)
- 熊、及び木彫りの熊といえばスプラトゥーンのクマサンだな -- 名無しさん (2024-08-16 09:50:11)
- かなり昔の「マタギ」って直球タイトルなマンガはツキノワグマ主役だったな -- 名無しさん (2024-08-17 23:11:08)
- ヒグマグマは作者が同じのもあってシャトゥーンの二番煎じ感が否めんのよね。ここから差別化できるかどうか? -- 名無しさん (2024-08-18 00:15:09)
- ある程度の知能を持ちながらハイスペックの耐久、火力、探知能力を持つ全盛り生物。ずるい。 -- 名無しさん (2024-08-19 02:56:08)
- 『忍ペンまん丸』のネンガ様について書きたいが…何て書こう?? -- 名無しさん (2024-08-28 20:17:46)
- ニュースとかで出てくるヒグマの大きさとか武勇伝あれホント何かな?北海道出身だとか大学時代は北海道とかって人何人か知り合いにいるけどあんなモンスターアニマルがいるようには思えないんだよね。何も考えず森で釣りしたり酒飲んでたらしいし。 -- 名無しさん (2024-09-02 18:01:51)
- 『南部の唄』のブレア・ベア/くまどんについて書きたいが…何て書こう?? -- 名無しさん (2024-09-13 21:51:11)
- OSO18の事を、ヒグマ王OSOと呼びたくなった人はどれくらいいるんだろうか -- 名無しさん (2024-09-14 21:55:06)
- クマモチーフの見出しが2つあるのはおかしいのでテーブルの方は削除しました。テーブルにあったキャラクターの詳しい説明が書けずコメントアウトで残してますので分かる方は追記と同時にコメントアウトの解除をお願いします。 -- 名無しさん (2024-10-11 14:22:11)
- 先日動物園で初めて生でヒグマ見たけど、ガラス越しなのにメチャクチャ怖かったなぁ -- 名無しさん (2024-10-11 16:39:39)
- 色々隠蔽されてるだけでヒグマよりツキノワグマのほうが猛獣なんだよな。八甲田山で三毛別の倍人間食ってるし、自分より小さい子牛にイキってただけのOSO18と違って自分より何杯もでかい牛豚それから野生の猪の狩猟してるし。あとぶっちゃけ大きさ大して変わんないねW軽トラとか人間を物差し代わりにしてみるとツキノワグマとヒグマって大して大きさ変わらんわ(笑) -- 名無しさん (2024-11-07 18:24:17)
- お願い!クマを放っておいて!あなた達は何もわかっていない!人間はクマをデータでしか見ていない!クマの声を聞いて! -- 名無しさん (2024-11-07 19:22:17)
- ↑人々を襲ったクマを人間は決して許さない いかなる理由があろうとも一方的にクマは殺されるんだ 悔しいだろうが仕方ないんだ -- 名無しさん (2024-11-16 04:45:42)
- 実際にクマに襲われた事やその被害を見ない人は安全地帯でクマ狩りを反対してる感じかな -- 名無しさん (2024-11-16 10:20:09)
- さて、護衛手段を自ら絶った北海道民の動きが楽しみだな -- 名無しさん (2024-11-16 12:31:51)
- ↑10 昔ツキノワグマもやたらでかい個体が居たからなあ。後は羆の場合はカムチャッカに白熊サイズの羆が居たからそいつとの混血もありえる -- 名無しさん (2024-11-16 14:52:32)
- 復讐の同窓会の17話を読んで思ったが薬物で強化した人間でもクマには勝てないんだな -- 名無しさん (2024-11-25 21:52:29)
- ↑それで勝てるのはもはやギャグかファンタジーだと思う。 -- 名無しさん (2024-12-03 16:10:40)
- 2050年頃には熊の生息地域が人里を狭めてるって予測があって草も生えない。マジで、そろそろ是迄は土地を所有してる個人に任せてた人里と山の境界を維持する作業を公共事業化すべきだと思う。因みに、各地で問題になってるメガソーラーは野生動物を人里に近づける原因にもなってる。 -- 名無しさん (2024-12-03 19:38:12)
- ↑絶滅させろとは言わんが人里に下りてくるような個体は積極的に射殺したほうがいいんじゃないか? 熊も学習して近寄らなくなるだろうし -- 名無しさん (2024-12-03 20:36:31)
- ↑人を恐れなくなってきてるから、今後はそれだけじゃ間に合わなくなる危険性があるのよ。以前は人の痕跡があるたけで熊が離れてたのに、今は仲間が始末された所には近寄らなくても“同じ土地”には出没する有り様。 -- 名無しさん (2024-12-03 20:44:54)
- コナンはまだしも熊害の再現ドラマにでてくる麻酔銃ですら一瞬で効果あるような描写があるのは問題ある -- 名無しさん (2024-12-20 16:57:21)
- 遭遇したら目を合わせながら少しずつ後ずさりするって難易度高すぎなんだよなあ -- 名無しさん (2024-12-31 20:58:29)
- 三毛別羆、福大ワンゲル部、OSO-18とかの再現VTR作って特集番組組んだらどうだろうか。何なら犠牲者の最期も主観視点で再現したりとか -- 名無しさん (2025-01-22 18:35:43)
- 手の煮込みは自宅で作ろうものなら約丸1日掛かる。ゆるキャンでもネタにされてたな -- 名無しさん (2025-02-19 19:02:28)
- ↑2 いい加減熊を愛玩動物として扱うのを止めて猛獣として認知させたほうがいいよな -- 名無しさん (2025-03-26 15:53:56)
- クマに限った話じゃないが、知識がなく調べようとすらしない人間が意見を発信できるようになって声がでかくなった現代社会だからクマ駆除にも圧力がかかってなかなか進まない。先人が血の滲むような努力で勝ち取った人権と自由にただ乗りばかりされちゃあ世話ない -- 名無しさん (2025-04-06 16:00:08)
- 熊の擁護をする人はいざ自分や身内が熊に殺傷されたとしても絶対に熊駆除は断固反対と考えを貫けるのか疑問だよ。安全圏にいて熊の実害を受けた事が無いから軽々しく言えるんだろう。 -- 名無しさん (2025-04-06 18:02:16)
- ↑家族を殺されて死刑反対派から死刑賛成派になった弁護士もいるし、あっさり掌返ししそう -- 名無しさん (2025-05-23 06:20:29)
- 戦隊だとたまに最強クラスの怪人に抜擢される -- 名無しさん (2025-05-30 22:46:58)
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