エア(ACVI)

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&font(#6495ED){登録日}:2024/10/13 Sun 17:37:23 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 26 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたが巻き込まれたコーラルの逆流} &font(#dc143c,18,b){あれは…予兆に過ぎません} &font(#dc143c,18,b){ルビコンを焼き払う…この炎と嵐の} } &bold(){&font(#dc143c){エア(Ayre)}}とは『[[ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON]]』の登場人物。 以下、目次の表記も含めて作中のストーリー等についてのネタバレを多分に含みますので これから当該作品をプレイしようと考えている方、ネタバレを回避したい方は閲覧しないことを推奨します。 CV:[[ファイルーズあい]] #openclose(show=【目次】){ #contents() } *人物 本作における[[ウォルター>ハンドラー・ウォルター]]と並ぶもう1人のオペレーターポジション。 ストーリー序盤で主人公の621がコーラルの噴出に飲み込まれた先、突如として交信が可能となった存在。 他キャラクターと異なりエンブレムは無く、通信では主に小さな赤い点や波形で表現される。 621の脳波や電子機器への干渉ができるが621以外はエアの存在を感じ取ることはできず((物語が進むと解放戦線からの依頼の仲介は主にエアが行うようになり、エアの個人的な依頼によるミッションでは収集したデータをエアが売り払うという形で報酬を作り、「ルビコンの解放者」ルートでは情報機器を用いて各陣営にレイヴン名義でメッセージを送っていることから、電子的な方法でコミュニケーションをとることは普通にできる。))、621から報告を受けたらしいウォルターには幻聴として処理されている。 621を傭兵ライセンス名である「レイヴン」と呼び、集積コーラルへの旅路に同行(?)。 初登場時含めて「ルビコニアン」すなわち「ルビコン3の住人」を名乗るが、生身での活動で協力することは行わず、本人の弁によれば資産も持たない。しかしACのオペレートや情報解析に優れ、ミッションサポートとして621に協力する。 なお、&bold(){おそらく趣味はハッキング}。それも&bold(){特に理由もなくハッキングした挙句、バックドアを作って621がアクセスできるようにする}という[[倫理観のなさ>メイリン・ホーク]]を見せてくる。 &font(l){それにしても本人も「システム解析や改竄には多少の心得があります」と謙遜しているが、どこでそんな技術を磨いたのだろうか} 登場以降ウォルターと共に621に寄り添い、実体こそ見えないものの強い存在感を発揮。 感情を露わにしないタイプながら621への態度は距離感がかなり近め&font(l){その割には妙にこき使う}で、色々な事に興味を持つが感性は結構独特。 どこか純朴で、裏切り行為といった敵味方の立場の入れ替わりを上手く理解出来なかったり、あまりにイカれた言動を繰り返す相手に対しては理由が分からぬあまり撹乱工作かもしれないと深読みをしてしまう事も。 [[オールマインド>オールマインド(ACVI)]]の口上の物真似をしてみてウケなかったと悟ると恥ずかしそうに謝ったり、ウォルター不在時には私的に任務を依頼し、2人で過ごせる時間を何処か楽しんでいるような発言をするなど、可愛らしい様子も見せている。 ウォルターや[[カーラ>シンダー・カーラ(ACVI)]]に並ぶ本作重要人物の一角を担い、ストーリー終盤におけるルート選択によって立ち位置が大きく変貌する。 *メインストーリーにおける活躍 **チャプター1 ***ミッション「ウォッチポイント襲撃」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたには私の「交信」が届いているのですね} &font(#dc143c,18,b){私はルビコニアンのエア} &font(#dc143c,18,b){目覚めてください} &font(#dc143c,18,b){あなたの自己意識が…} &font(#dc143c,18,b){コーラルの流れに散逸する、その前に} } チャプター1ラストミッション。 ウォルターの指示で襲撃したウォッチポイント地下のデバイスを破壊直後、予期せぬコーラル爆発に巻き込まれる621。 その最中で脳内に響いてきたのがエアの声であった。 エアはコーラルの奔流に呑まれかけていた621の意識を覚醒させて引き戻す。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたの脳波と同期し} &font(#dc143c,18,b){「交信」でサポートします} &font(#dc143c,18,b){メインシステム、戦闘モード再起動} } その直後、惑星封鎖機構の無人兵器、[[バルテウス>特務無人機体バルテウス]]が襲来。 ウォルターとの通信も回復しない最中、エアのサポートを受けながらコレを退けることとなる。 **チャプター2 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたにお願いがあります} &font(#dc143c,18,b){集積コーラルに到達するまで} &font(#dc143c,18,b){あなたとの交信を続けさせてほしいのです} &font(#dc143c,18,b){コーラルを巡るこの戦いがどこに向かうのか} &font(#dc143c,18,b){私は見届けなければならない} &font(#dc143c,18,b){ひとりのルビコニアンとして} } エアのサポートもあって無事にバルテウスを撃破し621は帰還。 ウォルターからはエアとの交信について「旧世代型強化人間にはよくある幻聴」と一蹴されるも、 続くように脳内でエアはこのように発言し、以降もミッションにおけるあらゆる場面でサポートをしてくれるようになる。 チャプター2で621はウォルターから、次の目的地がアーレア海を越えた先にある中央氷原であること、 そこを目指す前に野暮用を片付けてくるまで、自分が戻ってくるまで休むのが仕事だと指示を受けるのだが、 すかさずエアは中央氷原調査についてベイラムから名指しで依頼が入ってることに加え、 そこに向かう手段としてグリッド086上層区画に備え付けられた大陸輸送用カーゴランチャーを使用することを提案。&s(){とんだ休日出勤である。} 彼女のサポートで同グリッドに進入し、そこを根城にしているドーザー一派「RaD」と、その頭目であるシンダー・カーラと出会うことになる。 後にウォルターとカーラには当初から深い繋がりがあったことが判明するのだが、 621がカーラと繋がりを持ったのは、元を辿ればエアの提案に起因する全くの偶然である。 とはいえカーゴランチャーの使用も含め、ウォルターからしてみれば&font(l){621の無茶振りに心労が絶えなかった事以外は}結果オーライだったということになる。 ***ミッション「海超え」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたと出撃するのはこれで3度目ですね} &font(#dc143c,18,b){少し慣れてきました、レイヴン} } チャプター2ラストミッション。 急ににちょっとデレたりするエアを他所に、カーラの手引きでカーゴランチャーを用いての海越えを行うことになる。 Radの縄張りから離れ、惑星封鎖機構が衛星軌道からの超長距離レーザー狙撃で睨みを効かせている危険地帯を強行突破しつつ、何とかカーゴランチャーの下までたどり着くものの、 乗り込もうした矢先、突如としてルビコン調査技研の遺産である特殊兵器「[[シースパイダー>C兵器シースパイダー]]」の襲撃を受けることに。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…} &font(#dc143c,18,b){コーラルを、動力に使うなんて…} } どうにかこれを切り抜け、面白いものを見せてもらったと621の実力に感心を示すカーラとは違い、 コーラルそのものを動力に大暴れしていたシースパイダーの残骸を前に、 どこか普段とは違う静かで、されど沈痛な声色でエアは言葉を漏らしていた。 予想外の襲撃こそあったものの、そのまま621はカーゴランチャーへと乗り込み、中央氷原を目指すことに。 しかし、エアはカーゴランチャーを使う事を提案したものの、&bold(){ここまでの間621とプレイヤーには具体的にどういう代物かの説明が一切なかった}ため、621は割と本気で死にかけるハメになった。 挙句&bold(){直後のチャプター3は普通に企業勢力が中央氷原に進出してから始まっており}、621は命がけで先行したものの特に進捗が無かった…とよく勘違いされるが、 正確には621の先行調査を受けて企業勢力が中央氷原に進出したと説明されている。 **チャプター3 チャプター2での3度の出撃も経て段々とエアの態度も柔らかくなっていき、621に対する口数も増していく。 が、脳内でのみ交信できる謎存在ということもあってか、発言の節々に普通の人間とは大きく感性が異なるぶっとんだものが混じることも。 ***ミッション「坑道破壊工作」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン、あなたの仕事は…} &font(#dc143c,18,b){いつも危険と隣り合わせです} } 大豊の依頼により、封鎖機構の手が入る予定のエンゲブレト坑道奥地にあるセンシングデバイスの破壊工作を行うことになる。 大した敵もおらず、デバイスを破壊して難なく完了と思いきや、突如として大量のコーラル逆流現象が発生するアクシデントに巻き込まれる。 間一髪のところで脱出には成功するものの、一歩間違えればコーラルに呑み込まれて命を落としていただろう621を前に、 改めてエアは彼が置かれている過酷な状況に心を痛めているようであった。 ***ミッション「ヴェスパー7排除」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…} &font(#dc143c,18,b){いろんな人がいるものですね} } ルビコン解放戦線の依頼で、壁の奪還に向け、現在のアーキバス駐留部隊を率いている[[スウィンバーン>スウィンバーン(ACVI)]]の排除を行うことになるのだが、 件のスウィンバーンが面白愉快なネタキャラだったり、解放戦線を裏切ったら裏切ったで粛清に現れたのが[[あからさまにニンジャ>六文銭(ACVI)]]だったり&font(l){、621が情け容赦のない騙し討ちをしたり}。 エアも困惑を浮かべる他ないくらいに「いろんな人がいる」ミッションだった。 ***ミッション「無人洋上都市調査」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…そういえば} &font(#dc143c,18,b){ウォルター抜きでふたりだけの} &font(#dc143c,18,b){ミッションも久しぶりでしょうか} &font(#dc143c,18,b){…制御装置も逃げはしないでしょう} &font(#dc143c,18,b){ゆっくり探してください、レイヴン} } ウォルターの友人からの依頼でコーラルの情報を得るために洋上都市ザイレムへと進入。 妨害用のECMフォグが多数配置されているために強力な通信妨害が発生しているのだが、 その影響を受けないエアのサポートが非常に頼もしいミッションでもある。 最終的に全てのECMフォグを解除し、乱入してきた惑星封鎖機構の[[大型ヘリ>惑星封鎖機構大型武装ヘリ(ACⅥ)]]も退けて調査は完了。 しかし、エアはこの一件でザイレムの存在と、その調査を依頼したというウォルターの「友人」の存在を不審に感じるようになる。 だが注目すべきはミッション終盤。 久方振りのウォルター抜きで621と2人きりのミッションだったことを思い出したかと思いきや続けて上記セリフ。 要は&bold(){「もう少し2人だけの時間を堪能させてください(意訳)」}などと、もう完全にデレッデレな発言をナチュラルにしてくるのである。 なお、&bold(){このミッションは隠しパーツがある}ため、メタ的にはゆっくり探索して隠しパーツを探せという事でもある。 &s(){ストーリーは兎も角リプレイでこの言葉にまんまと釣られるとSランククリアを逃すハメになるが} ***ミッション「大型ミサイル発射支援」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){綺麗な花火ですね} } RaDのカーラからの依頼。 競合相手のドーザー組織「ジャンカー・コヨーテス」が惑星封鎖機構に寝返り、調子に乗ってRaDにしょっちゅうちょっかいをかけてくる現状にしびれを切らし、 コヨーテスの根城にRaD特製の大型ミサイルをぶち込むべく、発射を護衛するミッション。 発射阻止に現れた敵の攻撃を見事防ぎ切り、発射されたミサイルが敵の本拠地に直撃してそれはもう大惨事。 だってのに至極落ち着いた様子でエアが呟き、そして&b(){渋谷から先行体験会に来た&ruby(fireworks){とあるドミナント}を伝説にした}のが上記セリフである。 &s(){どこぞの宇宙の帝王じゃないんだから。} ***ミッション「旧宇宙港防衛」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){戦う理由を自ら選び、そのために強く羽ばたくこと} &font(#dc143c,18,b){それが「レイヴン」の証明だと言うのなら} &font(#dc143c,18,b){私は…変わらずあなたをそう呼びたいと思います} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} } バートラム旧宇宙港にて、621が名を騙っていた本物の「レイヴン」と対峙することになるミッション。 激闘の末に真・レイヴンを撃ち破った621に対し、エアは自身が調査したレイヴンの名の由来を語ると同時に、 その上で自身の側にいるのは621という命令に従うだけの猟犬などではなく、 自らの意思で戦う理由を見定め羽ばたこうとしている、「レイヴン」であると静かに告げていた。 ***ミッション「旧時代データ回収」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたがルビコンの過去やコーラルについて} &font(#dc143c,18,b){何かしら思いを巡らせてくれたなら} &font(#dc143c,18,b){…私としては嬉しいです} } 企業やウォルターが一切絡まない、調査という名目のエアとのデートミッション。&font(l){別名「坑道デート」} 彼女の個人的な依頼として上述のエンゲブレト坑道へ再度侵入し、機体残骸から様々なデータを集めていく。 なおエアは自分の資産を持っていない為、拾ったデータのうち金になりそうな物をエアが企業に流す事で621に払う報酬を用意している。 中にはルビコンにおける戦争のパワーバランスを崩しかねない機密情報もあり、流石にエアも「企業に流すのは避けた方が良さそう」と良識的なコメントをする&color(#F54738){&bold(){が現金化して621に貢ぐ。}} ブリーフィングの時点で今までのミッションとは明らかにテンションが違うと丸わかりなレベルでウッキウキであり、 2人きりなのをいいことにこれでもかと621とのトークを楽しむエアの姿は見ていてとても和む。 &s(){なお帰宅時には待ち構えていたウォルターに長時間の外出を窘められる。夜遊びを見つかった子供のような気分になった621もいるとか。} とまあそんなこんなでイチャコラしていたかと思いきや、ストーリーの折り返しにもなる同チャプターのラストミッションにおいて、 遂にエアの口から彼女の正体について語られることになる。 ***ミッション「アイスワーム撃破」 チャプター3ラストミッション。 惑星封鎖機構が起動した氷原のバケモノこと[[アイスワーム>C兵器アイスワーム]]の撃破のために、複数の勢力が一堂に会することになる。 &s(){因みにアイスワーム撃破任務の際に特効兵器ことスタンニードルランチャーを付け忘れて出撃すると、何やってんのこの人とばかりにため息を付かれるが一部の脳を深部まで焼かれた621にはご褒美である} 過去に戦ったシースパイダーと同様、コーラルを動力源にして縦横無尽に暴れ回るアイスワームとの戦いは熾烈を極めたものの、 最終的にはラスティの最大出力レールガンでシールドを完全破壊した後、621がトドメ役を担ったことでアイスワームは沈黙した。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){コーラルが…また失われていく…} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたに…伝えておきたいことがあります} } そんな中、アイスワームの残骸とその周囲を漂うコーラル反応を前にして、 エアは嘗てのシースパイダーの時と同じようにどこか寂しさを漂わせる声で語り始める。 #openclose(show=ネタバレ注意){ #center(){ &font(#dc143c,18,b){コーラルは…彼らは…私の同胞なのです} &font(#dc143c,18,b){コーラルの織りなす潮流} &font(#dc143c,18,b){私は…そこに生じたひとつの波形…} &font(#dc143c,18,b){実体を持たぬルビコニアン} } その正体はコーラルの群体に生まれた波形によって形成された&bold(){「Cパルス変異波形」}。 ざっくりと言い表わせば&bold(){コーラルの群体が作り出した疑似人格}とでも呼ぶべきもの。 621のみが知覚できる実体なき、&ruby(オリジナル・ルビコニアン){ルビコンの原生住人}なのであった。 &s(){どっちかというと[[コーラリアン>交響詩篇エウレカセブン]]とでも呼ぶべきではないか。} 彼女にとってはコーラルは自身の同胞であり、企業に利用されることで失われる同胞のこと、そして戦いの火種となっていることを嘆いている。 ただし彼女を形作る波形は最大規模の集積コーラルとは別の地点で形成されたコーラルの群体に存在しているらしく、彼女の考えがそのままコーラルの総意というわけではない。 波形とはいえ明確な自己意識を持った存在として生まれ落ちながらも、同胞たるコーラル以外の存在には決して知覚されなかった中、 あの日、ウォッチポイントで己と交信を果たした621=レイヴンだけが唯一の例外であり、 だからこそ、エアにとってはレイヴンは同胞以外で初めて自分の存在を認め、そして共にいてくれる、 幾多の戦いを共に乗り越えてきた「大切な存在」となっていたのである。 } **チャプター4 ストーリーも後半へと突入していく中、621はウォルターの指示で膨大なコーラル反応を示すウォッチポイント・アルファの深部へと潜っていく。 ここでもエアは変わらず621のサポート役としての実力を存分に発揮。 端から見れば621が単独で物凄い勘の良さを発揮してるようにしか見えなかったため、ウォルターからも「嗅覚でも備わったか?」と驚かれるばかりであった。 一方でエアはウォルターの「友人」なる人物が実在しない事を突き止め、ウォルターへの疑念を深めていく事になる&font(l){一方で621を応援する時は一方通行の息ピッタリなやり取りを見せる}。 その果てにウォッチポイント・アルファの最深部、嘗てのルビコン技研都市とその先にある集積コーラルへと遂に辿り着くものの、 番人である特殊兵器、[[アイビスシリーズ>IB-01:CEL240(ACVI)]]との激闘直後の隙を突かれ、621は囚われの身となってしまう。 **チャプター5 #openclose(show=ネタバレ注意){ ウォルターの残したメッセージとジャンクAC、介入してきたカーラの助太刀などもあり、どうにか逃げ果せることのできた621。 その後、ウォルターとカーラが、「アイビスの火」以降、コーラルの変動を観測しつつ、 致命的な増殖と破綻が起こる前に全てを焼き払うことを使命とした秘密結社&b(){「オーバーシアー」}の一員であることが明かされる。 そしてカーラはウォルターの置き土産にしてオーバーシアーの切り札、恒星間入植船「ザイレム」を起動。 アーキバスの建造したバスキュラープラントごとコーラルを焼き払う火薬庫とするべく、 ウォルターが賭けた621に、自分たちの使命を達成するために協力してほしいと持ちかけてくる。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){企業はコーラルを貪ることしか考えず} &font(#dc143c,18,b){観測者たちはコーラルを恐れ根絶しようとしている} &font(#dc143c,18,b){私は…人とコーラルの可能性を守りたい} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){私の願いを聞いてはくれませんか} } カーラたちのコーラル焼滅という目的はすなわち、大元は変異波形という特異存在であるエアと、その同胞たちを纏めて焼き殺すことを意味する。 脳内に、自分にだけ響くコーラル変異波形であるエアの願い… カーラたちとザイレムを救うか、踵を返して止めにかかるか。 621は究極の二択に迫られることになる。 } #openclose(show=「レイヴンの火」ルート){ ザイレムに攻め寄せるアーキバス軍の撃退に向かうとこちらのルートに移行。 ウォルターの意思を継いでコーラルを焼き払うことを決意することになる。 例えエアの頼みであっても命の恩人たるカーラの抹殺には踏み切れなかったのか、はたまたコーラルとの共生よりも人類破滅の回避を優先したのか。 いずれにせよ621が自ら選んだその決断を、エアは非難しなかった。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたの考えは分かりました} &font(#dc143c,18,b){…残念です} } 怒りか悲しみか、それとも別の感情か。 今までにない低く暗い声色で発せられたその言葉を最後に、エアからの交信は途絶えた。 621にとってもエアとの決別は苦渋の決断だったのか、フロイト撃退後にはカーラから「寂しそうにしている」と評されている。((一応、チャティが『戦死』した直後でもあり、あくまでカーラからはそう見えたという評価なので実際どうだったのかは不明。あえて言うならば、プレイヤーの感情がそのまま621の想いになるのだろう。)) そうして最強のエースたる[[V.Ⅰフロイト>フロイト(ACVI)]]や多数の要撃艦隊、ヴェスパーの名を捨ててでも乱入してきた戦友ラスティといった強敵たちを悉く退ける。 が、目的地たるバスキュラープラントまであと少しという所で、突如として放たれた衛星砲によりザイレムのコントロールタワーがダメージを受ける。 アーキバスでは制御を掌握しきれない筈のそれを放ったのは、同胞たちを守るため、最後の敵として立ちはだかったエアであった。 621もまたエアの覚悟を受け、彼女が指定した封鎖ステーションへと赴くことになる。 ***ミッション「封鎖衛星阻止」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたには今も見えているはず} &font(#dc143c,18,b){コーラルたちの声が} &font(#dc143c,18,b){それでも人とコーラルの可能性に目を向けず…} &font(#dc143c,18,b){私たちを根絶しようというのですね} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたは私が止めます} &font(#dc143c,18,b){この&ruby(ほし){惑星}を焼かせはしない} } #center{&image(IB-07 SOL 644.jpg,width=600)} #right(){&sizex(1){画像出典:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ゲーム画面 ミッション「封鎖衛星阻止」}} #right(){&sizex(1){© フロム・ソフトウェア 2023年8月25日発売}} 待ち構えていたのは新たなアイビスシリーズ&font(#dc143c,b){「IB-07: SOL 644」}を駆るエア。 本来であればこんな回りくどいことなどせず、掌握した衛星砲でザイレムを撃墜すればそれで終わっていたのは明白。 それでも尚、このような形でレイヴンとの相対を望んだのは―― &b(){・IB-07: SOL 644/攻撃パターン} 先に登場した[[アイビスCEL240>IB-01:CEL240(ACVI)]]と比べると、白基調・淡赤アクセントなのは一緒だが対称的にマッシブなフォルムの機体となっており、コーラルシールドことパルスアーマーも相まって耐久力はこちらのほうが格段に上。 機動力は流石にあちらほどではない…が、静と動がはっきりとした動きをしており、瞬間移動と見紛うような高速のブーストで、動くときには一瞬で間合いを出入りし、何もしていないときにはこちらの攻撃は殆ど当たらない点は同じ。 走攻守にバランスの取れたボスだが、回避状態はCEL240ほどガチガチというわけではなく、あちらから間合いに飛び込んできてもくれる。 ここまで来たプレイヤーならあちらほどの苦戦はしにくいと思われ、クリア後も彼女の胸を借りるプレイヤーは少なくない。 -コーラルミサイル 攻撃の合間に挟み込んでくる。1発1発のダメージこそ僅かだがとにかく回避が難しく、他の攻撃と組み合わせた波状攻撃でじわじわとダメージと衝撃値を稼いでくる。 いくつかパターンが有り、垂直ミサイルのように時間差で狙ってくるパターンや空中で一旦静止した後にこちらに飛んでくるパターンなどが存在するが、いずれも動き出しはかなり鋭いためQBを吹かすタイミングが重要。 -高速ブースト 攻撃の起点となるモーション。こちらの死角に回り込むように瞬間移動と見紛う速度で回り込んで後述のブレードやレーザーに繋げてくる。 機体と相性の良いFCSを選んでロックオンで見失わないようにしたいところ。 ロックオンが仕様上使いづらいキーマウ操作の場合はカメラ操作を最大にした上で、赤い軌跡を頼りに振り返ると追いかけやすい。 -コーラルレーザー 立ち止まったままorゆっくり歩きながらこちらに向けて赤いレーザーを何発か撃ち込んでくる。 QBなど簡単に避けられるが、ミサイルとの波状攻撃に要注意。 -コーラルブレード ブーストで距離を詰めて一閃する攻撃を高頻度で使うほか、レーザーなどのタイミングで至近距離にいると踏み込みながら素早く振って迎撃してくる。 &b(){前半の中距離からでは散発的に放たれ追撃も少ないため、致命打になりにくい印象があるものの}確定怯みで衝撃力も無視できない一撃が頻繁に飛んでくるため、&b(){これの回避とカウンター成功率がクリアに直結する。} 距離とブースト速度によっては一応後ろQBで避けられないこともないが、ブレードホーミングが強烈で単純な上下移動や甘いQBではまず振り切れない。 振りかぶり動作自体は視認しやすく、懐に入り込んですれ違うことで安定して避けられるため、基本的に近距離メインで戦い、タイミングよく前方向QBですり抜けて反撃を狙うのが定石。余裕があるうちにアサルトアーマーを合わせてスタンさせ、早々に削りに行ってしまうのもいいだろう。 短い踏み込みからの内側に向けての斬撃の場合は2発セット、APが減って行動パターンが追加された後では更に追加でX字に切り裂くモーションも追加され、近接戦がより苛烈になっていく。 高速ブースト直後や至近距離にいる際に警戒しておくと安定して対処しやすい。 -コーラルシールド [[バルテウス>特務無人機体バルテウス]]などが搭載しているパルスアーマーとほぼ同じ。コーラル色だが&b(){パルス兵装も変わらず有効}。 有人改修版のAバルテウスと同じくダメージを受けていない間はじわじわと耐久値が回復するのはともかく、 同様にシールドの復旧も約12秒とかなり早め。再度のスタッガーを狙うにはブレードなどを喰らわずに相応の衝撃力を一気に入れないといけない。可能な限りの火力を叩き込めるタイミングでシールドは解除したい。 なお、この兼ね合いか&s(){それとも直線的な機体デザイン故か、}C兵器でありながらEN防御が低めで、パルス兵装でもそれなりのダメージにはなる。 #center(){&font(#dc143c,18,b){レイヴン…あなたは強く、そして危険です} &font(#dc143c,18,b){私の…全力で当たります…!}} ある程度APを削った状態で一定時間が経過すると上記の台詞とともに行動が追加される。 その前にスロー演出のはいる半分まで削った場合、そこから行動が追加される。 -強襲 &font(l){&color(pink){股を大きく広げ}}航空機のような形状に変形してコーラルの翼を機体に形成して突進攻撃を行う。 掠っても確定スタッガーとなり、直撃するとこちらを引っ掛けながらそのまま上昇。多段ヒットダメージとともに上空まで打ち上げられて必ず無防備な状態になる危険攻撃。 当たり判定は縦に小さく、上昇で簡単に避けられるので予備動作を見逃さないようにしたい。 -コーラルオシレーター コーラルの奔流を極超のブレードのように縦横に薙ぎ払ってくる。 薙ぎ払いに対して垂直方向に逃げれば基本的には避けられるが、ある程度追尾してくるので回避が遅れると当たりやすい。 -拡散コーラルレーザー 空中に飛び上がって複数本のコーラルレーザーを放つ。 比較的隙の大きい行動なので懐に潜り込めれば攻撃チャンス。 -コーラルレーザー(爆発) 目で追うのが困難な軌道を描いて距離を取った後、着弾地点や軌道に爆発を伴うコーラルレーザーを発射する。 見た目より範囲が広く衝撃力も高いため不意のスタッガーに注意。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…今なら分かります} &font(#dc143c,18,b){レイヴン あなたこそが…!} &font(#dc143c,18,b){「&ruby(FIRES OF RUBICON){ルビコンの戦火}」そのものだったと!} } APの半分を超えるダメージを与えるとスロー演出が発生。 コーラルシールドを張らなくなる代わりに更に攻撃パターンが追加される。 APを削りやすくなるが、追加された攻撃が多彩かつ苛烈なので出来れば短期決戦で臨みたい。 -分身左右強襲→ブレード強襲 移行時に確定で使用し、以降も高い頻度で使う攻撃。 左右にブーストしながら赤い分身を2つ生成して左右から挟み込むように分身のブレード攻撃を行った後、本体がブレードを構えて突撃してくる。 分身の攻撃はアサルトブースト含む上昇で避けることができ、本体の攻撃を前QBで避けることで背後から1撃叩き込む隙ができる。 ダメージが更に蓄積してくると分身の数が増加。 -分身追撃 スロー演出以降は踏み込みのブレード攻撃などに分身による追撃が付随し、ダメージと回避難度が増大する。 また、ブレード攻撃から特大のコーラルレーザーを放つパターンも追加。ブレード攻撃に派生する近距離での危険性が非常に高くなっている。 不用意に近づかないことを徹底するほか、可能ならパルスアーマーやアサルトアーマーで仕切り直せるようにしたい。 -強襲空爆 航空機のような形状に変形するところまでは通常の強襲と同じだが、コーラルレーザーをバラマキながら突撃してコーラルの分身を生成。 エリアを飛び回った後、コーラルの分身を神風特攻のごとく突撃させて空爆を行った後に上空から特大コーラルレーザーの追撃を叩き込んでくる。 爆撃は上空にいれば当たらないので、ワンテンポ遅れて飛び上がった後にレーザーをQBで避ければ対処できる。ある程度高さがあればタイミングをあわせて自由落下するだけでも回避可能。特大コーラルレーザーも真下に来ることは少ない。 &s(){何故か狭間の地での記憶を持つ一部の621の間ではまんまどこぞの腐敗の女神じゃねーかと言われることも} #center(){ &font(#dc143c,18,b){まだです…!} &font(#dc143c,18,b){同胞たちの生命を…!} &font(#dc143c,18,b){この惑星の生命を焼き尽くす…} &font(#dc143c,18,b){人間の意志…!} &font(#dc143c,18,b){あなたの火は…} &font(#dc143c,18,b){ここで終わらせます!} &font(#dc143c,24,b){決着を…! レイヴン!} } エアの操るSOL 644を前にしても鬼神の如き戦いぶりを見せる621。 その圧倒的としか言いようがない個の力を前に、エアは目の前にいるレイヴンこそがルビコンの戦火そのものだったと断じる。 機体の出力を上げ更なる猛攻を重ねていくが、621が止まることはない。 それでも同胞たちの生命を守るため、そしてそれ以上に大切な存在だった目の前の「レイヴン」との決別のため、 全力を以てエアは戦いに没頭するも、その思いと力は届くことは無く… #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン…} &font(#dc143c,18,b){それでも…私は…} &font(#dc143c,18,b){人と…コーラル…の…} } 爆炎に包まれる中、手を伸ばしたSOL 644は何を掴み取ろうとしたのか… 敵対しても尚、人とコーラルの共生を望み、その懸け橋となる筈だったレイヴンへの未練を捨てきれないまま、 エアという一つの存在はコーラルの灰の中に消えていった。 しかし、エアが勝利しコーラルを守ったとしても、&font(#dc143c,b){「私は…あなただけが…」}と621を殺害した事に絶望するなど、後味が悪い展開は変わらない。 この辺りの621に対する激重感情のせいで[[ヤンデレ]]扱いされたりもするが、 上記のように621との交信まで誰にも発見されず孤独な身の上であった事も踏まえれば、 エアにとって621が唯一の拠り所であったのも間違いなく、ここまで621に執着したのもやむなしと言ったところであろう。 そして、カーラが手動操縦するザイレムはそのまま衛星砲の側面を貫通し、バスキュラープラントへと衝突。 全てを呑み込む第2の災禍&font(#dc143c,18,b){「レイヴンの火」}によって、エア亡きルビコン3は、その宙域と人々もろともコーラルを祓う業火に再び焼き尽くされるのであった… } #openclose(show=「ルビコンの解放者」ルート){ 彼女が提案したのはザイレムの侵攻阻止とそれに必要な管制権限奪取…そのための手段としての『シンダー・カーラ排除』。 このミッションを選択すると、エアの願いを聞き入れるルートとなる。 字面を見た瞬間にあまりにも急が過ぎる過激な手段すぎてついて行けずに、レイヴンの火ルートを選択したプレイヤーも多かったかもしれないが、 アーキバスがバスキュラープラントを完成させ、コーラルの星外持ち出しが秒読み段階であり、 オーバーシアーの使命を果たすためにカーラがなりふり構わない状態にあったということも考えると、 あのときアーキバスに囚われた時点で、悠長にエアの存在を一から説明し&b(){穏便な方法を探っている時間的余裕など無くなっていた}のも明白。 ウォルターの遺志に背き、命の恩人たるカーラに弓を引き、そして人類滅亡の可能性を受け入れて進む。 自分と共にいてくれた、エアという大切な存在を守るためには、そんな重い十字架を、それでも背負わなければならない。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたなら引き受けてくれると思っていました} &font(#dc143c,18,b){…ありがとう} } それを決断してくれた621に対し、静かに、されどその内に秘めた喜びを隠せない優しい声色で、エアは心からの感謝を述べる。 オーバーシアーとアーキバス勢力の戦いの混乱に乗じ、戦場を駆ける621。 自身とウォルターを嵌め、この事態を招いた張本人であるスネイルも倒しつつ、カーラの待つ左舷エリアへと到達。 突如として理由もわからず裏切った621を前にしても、カーラはその選択を否定することなく、されど自身の使命のためにチャティと共に立ち向かってくる。 その激闘の果てにカーラ、チャティの両名が果てるも、カーラはそれすらも可能性の一つとして計画に組み込んでおり、 中枢に乗り移っていたチャティによってザイレムの制御がオールブロック。管制権限を奪っての侵攻阻止が不可能となった。 結果的にカーラに出し抜かれた形となったエアだが、そうまでしてオーバーシアーがコーラルの破綻を防ごうとした事に対しては感銘を受けたようでもあった。 次なる一手としてエアはザイレムの直接破壊による撃墜を提案。折しもザイレムはまだ海上に位置し、撃墜による被害は抑えられるタイミング。 その上でレイヴンの名を使い「灼けた空の上で、レイヴンが戦っている」との声明を発表。突然のなりすまし行為に困惑した621もいるとかいないとか。&s(){まあ621も身分を偽っているので人のことは言えないのだが&footnote(一応、この時全く無名のエアがルビコニアンたちを扇動する手段が他に無かったのも事実なので仕方ない話ではある)} それを受けたルビコン解放戦線をはじめとするルビコニアンたちが一斉に蜂起し、地上でアーキバス軍との総力戦を開始。 そして真っ先に声明を聞きつけ駆けつけてきたのは、実はルビコン解放戦線のスパイとしてアーキバス・ヴェスパーに潜入していた戦友ラスティ。 彼との協力によってザイレムの動力ブロックを破壊しつつ、迫ってきたアーキバス要撃艦隊も途中離脱したラスティの手によって壊滅。 更にはその果てに待ち構えていたスネイルの操るアーキバス・バルテウスの撃破にも成功し、後はラムジェットエンジンを破壊するだけ。 …しかし、突如として響いた爆発音と共にラスティの機体反応が消失。 まだ何かがある…一抹の不安を抱きながら、621とエアは最後の仕上げにかかる。 ***ミッション「ザイレム撃墜」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){ザイレムが…落下軌道に入ります} &font(#dc143c,18,b){これでコーラルも…ルビコンも守られ…} } ザイレム上層部にあるラムジェットエンジンを破壊し、ザイレムは落下軌道に入る。 これでバスキュラープラントへの激突は回避され、エアの願いも達せられたかと思われたその瞬間、621に対して放たれる一発の砲撃。 #center(){ &font(18,b,#666666){…621} &font(18,b,#666666){そこにいるのは… お前なのか…?} &font(18,b,#666666){俺は…} &font(18,b,#666666){621… お前を…} &font(18,b,#666666){…消さなければならない} } その攻撃の先にいたのは、死んだと思われていたウォルターと、彼の駆る機体「IB-C03: HAL 826」 今までとは異なる、明らかに普通じゃない朦朧とした声色のままこちらに攻撃を仕掛けてくるウォルター。 #center(){ &font(18,b,#666666){企業の命令を…} &font(18,b,#666666){いや…友人たちの使命…} &font(18,b,#666666){障害を…排除する…} &font(#dc143c,18,b){…} &font(#dc143c,18,b){やらなければ…あなたが危ない…} &font(#dc143c,18,b){…応戦を! レイヴン…!} } 企業の命令…今までのウォルターからは考えられない内容に加えて続け様に友人たちの使命をと漏らすなど、あからさまに矛盾する言葉の数々に、エアはウォルターの身に何が起きたかを悟り、震える声を漏らすものの、それでも621が望まぬ最後の戦いを強いられることを告げる。 #center(){ &font(18,b,#666666){声が見える…621…} &font(18,b,#666666){お前の隣にいるのは…} &font(18,b,#666666){コーラルを焼けば…} &font(18,b,#666666){俺たちの仕事は終わる…} &font(18,b,#666666){お前が稼いだ金だ…} &font(18,b,#666666){再手術をして…普通の人生を…} &font(#dc143c,18,b){レイヴン! ウォルター! このままでは…!} } 企業に非人道的な改造を施され混濁する意識の中、それでもこちらを気遣うような言葉を漏らすウォルター。 自分のせいで起きてしまったあまりに救われない両者の激突に、そして&b(){ウォルターもまたエアの声を認識しつつあるにも拘わらず}両者の激突を止めることができないという現実にエアはただ悲痛な声を発することしかできない。 #center(){ &font(18,b,#666666){そうか… 621…} &font(18,b,#666666){お前にも… 友人ができた…} } そして迎える決着。621の隣にずっといた者、その正体を察知したウォルターは「火種」であったエアを621の「友人」と認め、HAL 826は銃口を降ろして静かに沈黙する。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){ウォルター…!} &font(#dc143c,18,b){…行きましょう、レイヴン!} } 爆発を繰り返し大気圏への落下が間近に迫るザイレム。その最中でウォルターを救う時間も手段ももう無い。 ウォルターの最期をHAL 826がザイレムの爆発に巻き込まれるその直前まで見届ける621。 もう一人の恩人を、エアにとっても相容れる事はできずとも大切な仲間であった人物を手にかけるというあまりにも報われない結末を胸に、エアは621に脱出を促し、共にザイレムから離脱した。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたは…} &font(#dc143c,18,b){人とコーラルがともに生きる未来を} &font(#dc143c,18,b){その可能性を守ってくれた} &font(#dc143c,18,b){ウォルターが恐れた『破綻』} &font(#dc143c,18,b){それを回避する方法もきっと見つかる} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたと私ならばきっと…} } 爆発四散しルビコンの海へ流星の如く降り注ぐザイレム。 コーラルの根絶という未来こそ防がれたものの、未だ戦火は根絶されず破滅の可能性も残ったまま。 恩人たちをその手にかけ多くのものを失いながら、しかしそれでも621は歩みを止めることは無いだろう。 全てはただ1人、自分の元にいてくれるエアという存在を守り続けるために。 そしてエアもまた、決別せざるを得なかった者たちの遺志をも引き継ぎ、コーラルの破綻を防ぎ、人とコーラルの可能性を守る決意を新たにするのであった。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){なお、エア側から破綻の回避手段がまだ見つかってないことに言及されるのはここが初めてなので、何か策があるんじゃないかと思い込んでいた一部のプレイヤーからは「いや無いんかい!」と突っ込みを食らった。}}((メタ的には回避方法を明確に設定してしまうともう片方のルートを選ぶ大きな理由が無くなってしまう(ウォルターたちの能力不足で過激な手段を取ったことになってしまう)ので互いのルートを等価とする上ではこうせざるを得ないものと思われる。)) #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたは私の思いに…} &font(#dc143c,18,b){我儘に応えてくれた} &font(#dc143c,18,b){今度は…} &font(#dc143c,18,b){あなたの選ぶ未来が見てみたい} &font(#dc143c,18,b){何が待っていても} &font(#dc143c,18,b){私が…あなたをサポートします} } &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){でも1周目からこちらのルートを選んだ後でレイヴンの火ルートに行くことも普通にできるため}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){「何があってもサポートするって言ったじゃん…嘘つき…」と、逆に病んでしまう621=プレイヤーもいたとかいないとか。}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){尤も、&bold(){「お前の種族皆殺しにするね」と告げられて何も考えずにサポートする方がよほどおかしい}ので、これは当然と言える。}} } #openclose(show=「賽は投げられた」ルート){ レイヴンの火、ルビコンの解放者、2つの結末を見届けた上で進むことができるもう一つの可能性。 今までに起きなかったミッションと異なる展開を経て、その先で明かされるのが、 今まで傭兵支援システムとして中立を保っていた筈の[[オールマインド>オールマインド(ACVI)]]からの接触と、彼女の提唱する計画「コーラルリリース」 人とコーラルの共生を謳うそれに何かを見出す621に対し、エアは何があっても選択を委ねると、どこまでも付いていくことを決める。 その過程でエアはオールマインドの運営する戦闘検証プログラム「アリーナ」、 その深部たるインテグレーション・プログラムの中に暗号化された不審なデータの数々を見付け出し、 中でも極秘に開発されていた新型機体や、秘匿されていた機体のデータに目を付けた彼女は621にある頼み事を持ち掛ける。 &font(l){とは言うが、別にオールマインドを不審に感じたからインテグレーション・プログラムにハッキングしたのではなく、&b(){明らかにただの興味本位でのハッキングである}}((エアがインテグレーション・プログラムにハッキングし始めるのは賽投げルートチャプター3突入時だが、この時点でオールマインドから特に依頼を貰っておらず、ゴーストとオールマインドの繋がりも気づいていない。1周目でネストを解放される件といい、この辺りはオールマインドが完全に被害者である。)) #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){プログラムを調べていて気付いたのですが} &font(#dc143c,18,b){コーラル技術を用いたACであれば 私でもある程度は動かせるようです} &font(#dc143c,18,b){迷惑でなければ… テストに付き合ってもらえますか?} } &s(){既に「レイヴンの火」ルートを経ているため、ある程度ってどの口が言うよとツッコみたくなったプレイヤーが大多数。} と、その極秘機体の一つ「エコー」のデータをハッキングして使用し、アリーナ上で621と模擬戦を行う。 &s(){決してデートのお誘いなどではない} &bold(){AC エコー} #center{&image(エコー.jpg,width=600)} #right(){&sizex(1){画像出典:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ゲーム画面 アセンブリ}} #right(){&sizex(1){© フロム・ソフトウェア 2023年8月25日発売}} ・&bold(){機体構成} |部位|パーツ名|製造元|h |~頭部| IA-C01H:EPHEMERA | [[ルビコン調査技研]] | |~コア| IA-C01C:EPHEMERA |~| |~腕部| IA-C01A:EPHEMERA |~| |~脚部| IA-C01L:EPHEMERA |~| |~右手武器| IA-C01W6:NB-REDSHIFT |~| |~左手武器| IA-CO1W7:ML-REDSHIFT |~| |~右肩武器| IB-C03W3:NGI 006 |~| |~左肩武器| IB-C03W4:NGI 028 |~| |~ブースター| IA-C01B:GILLS |~| |~FCS| IA-01F:OCELLUS |~| |~ジェネレータ| IB-C03G:NGI 000 |~| |~コア拡張|>| パルスプロテクション | >PHASE:δ-3 >秘匿対象:------ - >AC // ------ > >インテグレーション・プログラムでエアが発見した機体データ >オールマインドが検証していたサンプルのひとつと思われる >---------------- >レイヴン > >マインドγの続きを探してみましたが >ここには見当たらないようです > >あるのは技研パーツを使ったおびただしい数の作例だけ… >ですが これを使えば あるいは… 今は亡き技研がコーラル技術を用いて開発した無人AC「エフェメラ」(EPHEMERA)のコーラル兵装版といったところ。掲げたエンブレムは自らをそのまま示す「赤い波形」。 特徴的なのがそのデザイン。今までのどのシリーズのACにも無かった&s(){上位者感溢れる}&b(){非常に有機的なシルエットの機体}であり、白と薄紅のカラーリングも相まってどこか神秘的な感じさえ漂わせる。&s(){肩から腕にかけてのブツブツした突起がイボみたいでキモいとか言われている。えぇ…} 装備もコーラルライフルに光波ブレード、更にはCミサイル、全方位シールドとコーラル尽くし。&s(){ところでシースパイダーやアイスワームにショックを受けてたのに、自分が扱う機体の動力や武装でコーラルを使うのはいいのだろうか} アリーナで模擬戦を行う時はエアも初めてのACの操縦とはいえど、連続QB特化の軽量機向けブースターとコーラルジェネレーターで立ち回りつつ、 「解放者」ルート最終戦でもみられた火力と衝撃残留ともに大きいCミサイルとCライフル、赤月光による近接拒否、そして全方位シールドによって早期決着を困難としつつ生半なダメージレースを押し切ろうとする。 ミサイルを活用した絶え間ない弾幕でQBの息切れを誘い、継続的にスタッガーへと追い詰めていくのが得策だが、[[最後の対戦相手>裏トップランカー(AC)]]となるにふさわしい強さはあるため、手加減せず付き合ってあげよう。 これを超えられれば、終盤の山場に立ち向かう準備はできたと言っていい。 そうして621との&s(){イチャイチャシーン}模擬戦を終えたエア。 その中で彼女はある一つの答えに辿り着いた…見つけ出して&b(){しまった}と称したほうが良いかもしれない、オールマインドが秘めていた「答え」の片鱗に。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたの真似事をしてみて 気付いたことがあります} &font(#dc143c,18,b){人は人と戦うための形をしている} &font(#dc143c,18,b){無限の選択と淘汰を繰り返すための形状} &font(#dc143c,18,b){それこそが人間の本質であり… 生命進化のカギなのでしょう} &font(#dc143c,18,b){オールマインドの目指しているものも その先にあるのかもしれません} } &s(){✕身体は闘争を求める ◯闘争を求めた結果がこの身体} &s(){そうはならんやろ……} やがて[[オールマインド>オールマインド(ACVI)]]が企む「コーラルリリース」計画が本格的に進行。 人とコーラルの可能性を信じるエアはそれに興味を示し、621も周囲から強く難色を示されながらそれでも自らの意志で手を貸し続けるが… ***ミッション「コーラルリリース」 #center(){ &font(#009b9f,18,b){見てください} &font(#009b9f,18,b){企業が吸い上げたコーラルが共振を始めている} &font(#009b9f,18,b){強化人間 C4-621 レイヴン} &font(#009b9f,18,b){貴方の役目は、もう終わりです} } アーキバスの陥穽を破り、全てを敵に回した末、 計画の最後の一手を打つためにと呼ばれた先で下されたオールマインドの宣告。 &s(){シリーズ作品を知る大半のプレイヤーが「うん、知ってた」状態だったと思うけど。} アリーナでの検証、及び全陣営の機体情報の統合によって生み出されたエコーと同じ極秘開発機「マインドγ」と取り巻きのマインドα、βを差し向けられる。 #center(){ &font(#880000,18,b){よう…待ってたぜ 野良犬…} } …そしてACらの指揮機であるマインドγを操縦していたのは[[G5イグアス>イグアス(ACVI)]]。 彼は621を倒すために己の何もかもを捨て、オールマインドの一部となっていた。 しかしあくまで計画を完遂するための手駒としてイグアスに接するオールマインドと、621を倒すこと以外眼中に無く、オールマインドの干渉を拒絶するイグアス。 互いの関係はまさに、&b(){621とエアの鏡写し}に他ならなかった。 圧倒的不利の状況下に於いても、エアと共に生きる未来のために621は奮戦し、イグアス達を大破まで追い込む。 しかしオールマインドは更なる一手として&b(){イグアスに新たな機体と、取り巻きの[[大型機動兵器2機>C兵器シースパイダー]]}を与え、621は窮地に立たされる。 だが… #center(){ &font(#dc143c,18,b){…お待たせしました、レイヴン} &font(#dc143c,18,b){ようやく…あなたと並んで戦える} &font(#dc143c,18,b){私が…あなたをサポートします。レイヴン} } アリーナで見せたあの機体、&b(){エコーの実機を乗っ取り}、エアは621の救援に駆け付ける。 エアと“敵として”戦う「火」ルートの展開を見た後なのもあり、この展開に胸を熱くしたプレイヤーは多い事だろう。 ちなみにアリーナよりも攻撃頻度は少し低く、なんならたまに歩き始めるが((実のところ、たまに歩き始めるのは「火」ルートでもやるので、戦い慣れていないエアの操縦の癖や、息継ぎの長いコーラルジェネレーターの特性の表現とみる事もできる。))、コーラルづくしの武装もあって衝撃残留の蓄積には貢献してくれる(特にコーラルミサイル)他、パルスプロテクションは割と積極的に展開してくれるので、ENガトリングや取り巻きのプラズマを避けるのに使わせてもらおう。 しかし耳鳴りの正体を知り、途中で全てが煩わしくなってブチ切れたイグアスが強烈な干渉波を放ったことで、オールマインドだけでなくエアの機体もコントロールに不調を来して撃墜され、止むを得ず離脱。最後の決着は621一人に委ねられる。 &s(){武装構成と戦い方によっては折角の共闘時間はわずか数秒で終わってしまう。} #center(){ &font(#009b9f,18,b){我々の…計画が…} &font(#009b9f,18,b){人類と生命の…可能性が…} } #center(){ &font(#dc143c,18,b){…そのトリガーは} &font(#dc143c,18,b){私たちが代わりに引きます} } 死闘の末イグアスを打倒し、オールマインドを下した621。 621はエアと共に、自分達の意志を以てコーラルを無限の宇宙へと解き放つ。 バスキュラープラントの最上部が吸い込まれるように虚空へ消滅したのち、コーラルは中心が赤黒い巨大な太陽のような形態へ変異する。 そしてそこから放たれる膨大な紅い光は禍々しくも、それでいて何処か美しいものであった。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…コーラルリリースが始まります} &font(#dc143c,18,b){美しいと…思いませんか?} &font(#dc143c,18,b){ありがとう…レイヴン} } そして光に包まれた先、621が意識を取り戻した先に広がっていた光景はどこかの海底。 自分の手足として動いたのは…コーラルの光を放つ打ち捨てられた1機のAC。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…目覚めたのですね、レイヴン} &font(#dc143c,18,b){コーラルは私たちを乗せ…星々に伝播しました} } 横で響くのはいつものエアの声。 ルビコンとは違うどこかの惑星の海原、どこまでも青く広がる海と空、その遥か彼方にはいくつも煌めくコーラルの赤々とした光。 彼女が言うようにリリースを経て爆発的に解放されたコーラルはルビコンの外へと広がり、多くの星々へと伝播したようだ。 そして次々に目覚める、自分以外のコーラルの赤い光を放ついくつものAC… #center(){ &font(#dc143c,18,b){…だから、そう} &font(#dc143c,18,b){私たちはもう…いつでも、どこにでもいる} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){ともに、新たな時代を…} } コーラルと共に広がったという621とエアの意思。 それが意味するのは新たな時代か、或いは破滅の到来か…いずれにせよ&b(){賽は投げられた。} そして最後にエアからの&b(){「あの言葉」}を以て、このルートは締めくくられる。 #center(){ &font(#dc143c,26,b){「メインシステム、戦闘モード起動」} } ぶっちゃけ他の2ルートより遥かに何がどうなったかがわからぬままに終わったため、プレイヤー間で考察が繰り広げられている。 エアの言ういつでもどこにでもいるというのは果たして言葉通りの意味なのか? 最後に目覚めたコーラルを動力源としているだろうAC達は何を目的に動き始めたのか? 621以外の人類はあのリリースの先でどうなってしまったのか? リリースの先にあるのは人が人でいられなくなる、人類の悲劇を招くとされていたオキーフやドルマヤンの情報通りだったのか? 多くの謎が残されたままではあるものの、エアにとっては621との共生のために、この結果は十分満足いくものだったようである。 &font(l){ひょっとしてとんでもない事をしてしまったのでは? と今更後悔したプレイヤーも多発したとか}((ラスティ役の加瀬氏とペイター役の下川氏も実況動画で「これバッドエンドだろ」「エア的には良いエンディング」と評している。)) } **余談 主人公の脳内にだけ声が聞こえるカワイイ女の子(推定)で、しかも早々に唯一自分のことを認識できる特別な存在である621にデレデレになり、 ストーリー終盤ではどのような選択を取ったとしても、最後まで621のことを案じていたその献身っぷりからプレイヤー間でも人気が高い。 当然、脳をコーラルに焼かれたプレイヤーたちの間でも他の人気キャラと同様に二次創作が盛んに行われている。 傾向としてはコーラルの赤い光とその儚げ、献身的な姿勢から、[[白肌、赤みがかった白髪に赤目>アルビノ]]で大人びた女性の姿を幻視する者も多い。 &s(){しかしそのコアパーツに関しては人によって意見が分かれ、今日もどこかで貧乳か巨乳かコーラル中毒者共の意見がルビコンの灼けた空を飛び交っている} なお、ファイルーズ氏は普段は[[お調>紗倉ひびき]][[子者>清少納言(Fate)]][[の能>ナンジャモ(ポケモン)]][[天気>夏海まなつ/キュアサマー]][[キャラ>チェンソーマン]]や[[クールな>シリウスシンボリ(ウマ娘 プリティーダービー)]][[女傑>空条徐倫]]を多く演じており、エアの様な儚げなヒロインは実はかなりのレアケースだったりする。 名の由来は独唱曲を意味する「エア(Ayre)」。 「エール」や「アリア」とも言い、文字通り誰にも聞こえない声を独りで響かせ続けていた彼女の境遇にピッタリのもの。 それ故か、彼女と関わりの深いとある機体も「音」に関連する名前となっている。 #openclose(show=「レイヴンの火」ルート登場機体について){ 同ルートのラスボスを務める&b(){SOL 644}だが、実際に見てみると仮にもヒロインが乗る機体にそぐわないマッシヴなガタイから&font(#dc143c,b){「どすこいエアちゃん号」}と不名誉なあだ名をつけられてしまっている。 別ルートで駆るエコーがACとしても異形かつかなりスマートであるため尚更ゴツい体系がネタにされたのだろう。実態がないとはいえ&font(b,#F54738){相撲取り呼ばわりされるエアからしたらたまったものではないが......} 特にイントロと戦闘中1回ほぼ確定で行ってくる飛行変形は、よく見ると&font(b,#f0c){脚を180度以上開脚し股間を機首に突っ込んでくる}と言う形態なのでよくネタにされる。&s(){誰が呼んだか恥ずかし変形おっぴろげアタック。} さすがにあんまりだと思われたのか、彼女の名誉のために&font(#dc143c,b){「ファイナルエアちゃん号」}というあだ名もある。 「SOL」とはラテン語で「太陽」を意味しており、太陽系の小惑星番号で644番目にあたる小惑星は「コジマ(Cosima)」という名で呼ばれている。 果たしてこの命名には、一体どんな意味があったのだろうか。 [[&font(green,l){一応、過去作にあった緑のアレの綴りはKOJIMAである。}>コジマ粒子(AC)]] なお、&b(){ACVI(発売1ヶ月)で最初にフィギュア化が発表されたのがSOL 644だった}ため、一部のコーラルをキメたファンの間では「&b(){エアのフィギュア化}」として扱われ、 「&b(){とうとうACもムチムチの美少女フィギュアを出す時代になったか}」と評する声も少なくないとか… なお、キャッチコピーは&font(#dc143c,b){「この&ruby(ほし){惑星}を焼かせはしない」}であった。知らなかったらラスボスの台詞とは思えないので勘違いした人もいたかもしれない。 また、「エアが駆るアイビスシリーズ」と説明されており、エアが何者なのかはしっかり伏せていた。 二次創作イラストでエアが擬人化される際も、その衣装デザインにはどちらかと言うとSOL644の要素が取り入れられる方が多い傾向であるあたり、それだけ"エアのアバター"として印象を残した機体であると言えよう。&s(){もう一方がネタバレ度も作画カロリーも高いから…だけでは決してないと思いたい} } &font(#dc143c){レイヴン、私があなたの追記・修正をサポートします。} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - あまりにも胡散臭いのと直前のこの枠がメリナだったこととウォルター裏切るのはなぁって人が多いんで一周目は大体の人に殺されるかわいそうな子 -- 名無しさん (2024-10-13 17:59:22) - 最後の口説き文句が傭兵としての依頼だっていうんなら、報酬は欲しかった -- 名無しさん (2024-10-13 18:10:35) - 依頼の斡旋やデータの換金が出来るんだし、電子機器を通じてウォルターとかとコミュニケーション出来そうなもんだけど、正体不明のハッカー扱いされるのがオチかね? -- 名無しさん (2024-10-13 18:12:04) - ↑コミュニケーション取れたとしてもウォルターもカーラも焼き払うって意思は変わらないだろうk -- 名無しさん (2024-10-13 18:37:56) - 途中送信しちゃった 変わらないだろうから -- 名無しさん (2024-10-13 18:38:50) - エアから見れば人類なんて、自分達の勝手な都合で同胞を使い潰したり滅ぼそうとしてくる悪魔のような連中なのに、やり返そうとしないばかりか最後まで共存の道を諦めないって懐広過ぎやしないか。どうしてそこまで人間大好きでいてくれるんだ -- 名無しさん (2024-10-13 19:02:52) - ウォルター「コイツら交信したんだ!」 -- 名無しさん (2024-10-13 19:14:57) - ↑完全に決別してからも衛星砲掌握された時点で621陣営は詰んでるんだけど、わざわざ真っ向からの決闘申し込んでくるあたり懐広いってレベルじゃないよ。エアもろとも一族郎党燃やすって言われてるようなもんなのにエア自身にも収まらない感情合っただろうとはいえ、一方的に人類の都合押し付ける621側にもチャンスを与えるってのは寛容が過ぎる。 -- 名無しさん (2024-10-13 19:36:10) - 脳内彼女(物理) -- 名無しさん (2024-10-13 20:07:35) - 可燃物系ヒロイン -- 名無しさん (2024-10-13 20:29:40) - *3の注釈だが、AORTAの説明読むにコーラルを限界まで消費して真空状態にした後、相変異を意図的に起こして増殖させてるからC兵器はしっかりとコーラルを消費してると思うぞ。だからCジェネ両方ともあの癖のあるエネルギー供給なわけで -- 名無しさん (2024-10-13 20:41:32) - 波形とか電気信号が意思や生命を持つってのはSFじゃよくあるテーマだから初見で正体に気付いた人も結構いる…と思う -- 名無しさん (2024-10-13 22:23:34) - もえキャラ(物理) -- 名無しさん (2024-10-14 00:27:45) - ↑6それだけ621が自分を認識してくれて、お喋りできるようになった幸せが他に代え難いものだったんだろうな。そこで「621だけ生き残れば他の人類どもなんてどうでもいい」とか極論に走らず、621もまた人類の1人だからと、自分や同胞が皆殺しにされそうになっても、最後まで共生に強く意識を向けてくれるんだから、本当に優しい子なんだと思う。 -- 名無しさん (2024-10-14 08:30:50) - ドスコイエアちゃん号本当にヒドイ言い方だけど本当にしっくりくる呼び方だから困る -- 名無しさん (2024-10-14 08:59:55) - もう一つの波形たる「セリア」は「私達をいくら消費してもいいよ」とか「コーラルリリースを成し遂げれば、私達と同じになれるよ」みたいなこと言ってたから、エアとは思想も色々違うんだろうな(その上でエアが自我持ちコーラルの中でも特に優しい子であるのがわかる) セリアは後のオールマインドっぽいのも示唆(フロム脳)されてるし -- 名無しさん (2024-10-14 09:01:43) - ↑その上でセリアもリリースを強制したりせず「ドルマヤンの判断に任せるよ」って言ってくれてたらしいから、エアと同じで優しい子なんだろうね。続編で人類に敵意剥き出しの新たな変異波形とか出てきたらどうなるやら… -- 名無しさん (2024-10-14 09:35:41) - 衛星砲の制御を奪える→開放ルートでやれば問答無用でザイレムを落とせる  コーラルを使ったACを乗っ取れる→開放ルートでウォルターのAC乗っ取ってくれんか    まあ開放ルートだとどちらもその発想に至らなかったのだろうし、HALには乗っ取り対策がされてた可能性が高いけども -- 名無しさん (2024-10-14 10:00:24) - なりすましじゃねーか! 追記に思わず笑ってしまったw 確かにその通りでもあるけど結果オーライなんだから許してあげようよ。 -- 名無しさん (2024-10-14 10:23:15) - 日本兵に振り回されるもんぺエアちゃんかわいい -- 名無しさん (2024-10-14 12:05:55) - どすこいエアちゃん号立体化時はAC初の美少女フィギュアと迎えられたとかなんとか -- 名無しさん (2024-10-14 12:34:07) - エフィメラでは分身しないのって単に機体の出力的に出来ないのかルートの関係上キュベレイ見てないから分身出す発想が無いのかどっちなんだろ? -- 名無しさん (2024-10-14 18:57:13) - ファイナルエアちゃん号ともたまに呼ばれるよね -- 名無しさん (2024-10-14 19:31:07) - どすこいは8割がた立体化したフィギュアの問題やな。ゲーム中の機体はがっしりはしているがムッチリではないので。敢えて言わせてもらうがフィギュアのムッチリ具合は実にけしからん具合で最高に好みの体系だったことをここに記す。安定感もあって大変すばらしかった。 -- 名無しさん (2024-10-15 11:12:05) - 今まで項目無かったのが驚きなのだが。実質ヒロインキャラなのに。……ヒロインキャラだから、か。 -- 名無しさん (2024-10-15 11:13:08) - 「制御装置も逃げはしないでしょう。ゆ」くらいで既に目的地に着いて制御装置にアクセスしてるよね -- 名無しさん (2024-10-15 14:02:17) - コーラルを燃やすルートが正史として採用されそう -- 名無しさん (2024-12-02 12:10:37) - 脳内彼女ではない。ウォルターが言うには「隣にいる」らしいのでティンカーベルみたいな感じでくっついてる感じなんだろう。余計湿っぽいって?まあね。 -- 名無しさん (2024-12-03 10:00:25) - 赤く光る 人類大好き 全宇宙に遍在するエネルギー 最期のセリフが「戦闘モード起動」 ワシ… コーラルの正体に心当たりがあるんや -- 名無しさん (2025-01-08 20:31:48) - ハッキングできるエアちゃんといい、どこかからコーラルリリースの情報仕入れて来るセリアといい、一応621(ドルマヤン)に友好的だからいいけど…人類に敵対的な変異波形が居たらどうなるんだこれ? -- 名無しさん (2025-02-24 16:14:05) - ↑↑貴様―!!ゲッター線を…宇宙の全てが…うん…わかってきたぞ…ははは… そうか 空間と時間とおれの関係はすごく簡単なことなんだ -- 名無しさん (2025-03-03 16:53:06) #comment() #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2024/10/13 Sun 17:37:23 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 26 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたが巻き込まれたコーラルの逆流} &font(#dc143c,18,b){あれは…予兆に過ぎません} &font(#dc143c,18,b){ルビコンを焼き払う…この炎と嵐の} } &bold(){&font(#dc143c){エア(Ayre)}}とは『[[ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON]]』の登場人物。 以下、目次の表記も含めて作中のストーリー等についてのネタバレを多分に含みますので これから当該作品をプレイしようと考えている方、ネタバレを回避したい方は閲覧しないことを推奨します。 CV:[[ファイルーズあい]] #openclose(show=【目次】){ #contents() } *人物 本作における[[ウォルター>ハンドラー・ウォルター]]と並ぶもう1人のオペレーターポジション。 ストーリー序盤で主人公の621がコーラルの噴出に飲み込まれた先、突如として交信が可能となった存在。 他キャラクターと異なりエンブレムは無く、通信では主に小さな赤い点や波形で表現される。 621の脳波や電子機器への干渉ができるが621以外はエアの存在を感じ取ることはできず((物語が進むと解放戦線からの依頼の仲介は主にエアが行うようになり、エアの個人的な依頼によるミッションでは収集したデータをエアが売り払うという形で報酬を作り、「ルビコンの解放者」ルートでは情報機器を用いて各陣営にレイヴン名義でメッセージを送っていることから、電子的な方法でコミュニケーションをとることは普通にできる。))、621から報告を受けたらしいウォルターには幻聴として処理されている。 621を傭兵ライセンス名である「レイヴン」と呼び、集積コーラルへの旅路に同行(?)。 初登場時含めて「ルビコニアン」すなわち「ルビコン3の住人」を名乗るが、生身での活動で協力することは行わず、本人の弁によれば資産も持たない。しかしACのオペレートや情報解析に優れ、ミッションサポートとして621に協力する。 なお、&bold(){おそらく趣味はハッキング}。それも&bold(){特に理由もなくハッキングした挙句、バックドアを作って621がアクセスできるようにする}という[[倫理観のなさ>メイリン・ホーク]]を見せてくる。 &font(l){それにしても本人も「システム解析や改竄には多少の心得があります」と謙遜しているが、どこでそんな技術を磨いたのだろうか} 登場以降ウォルターと共に621に寄り添い、実体こそ見えないものの強い存在感を発揮。 感情を露わにしないタイプながら621への態度は距離感がかなり近め&font(l){その割には妙にこき使う}で、色々な事に興味を持つが感性は結構独特。 どこか純朴で、裏切り行為といった敵味方の立場の入れ替わりを上手く理解出来なかったり、あまりにイカれた言動を繰り返す相手に対しては理由が分からぬあまり撹乱工作かもしれないと深読みをしてしまう事も。 [[オールマインド>オールマインド(ACVI)]]の口上の物真似をしてみてウケなかったと悟ると恥ずかしそうに謝ったり、ウォルター不在時には私的に任務を依頼し、2人で過ごせる時間を何処か楽しんでいるような発言をするなど、可愛らしい様子も見せている。 ウォルターや[[カーラ>シンダー・カーラ(ACVI)]]に並ぶ本作重要人物の一角を担い、ストーリー終盤におけるルート選択によって立ち位置が大きく変貌する。 *メインストーリーにおける活躍 **チャプター1 ***ミッション「ウォッチポイント襲撃」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたには私の「交信」が届いているのですね} &font(#dc143c,18,b){私はルビコニアンのエア} &font(#dc143c,18,b){目覚めてください} &font(#dc143c,18,b){あなたの自己意識が…} &font(#dc143c,18,b){コーラルの流れに散逸する、その前に} } チャプター1ラストミッション。 ウォルターの指示で襲撃したウォッチポイント地下のデバイスを破壊直後、予期せぬコーラル爆発に巻き込まれる621。 その最中で脳内に響いてきたのがエアの声であった。 エアはコーラルの奔流に呑まれかけていた621の意識を覚醒させて引き戻す。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたの脳波と同期し} &font(#dc143c,18,b){「交信」でサポートします} &font(#dc143c,18,b){メインシステム、戦闘モード再起動} } その直後、惑星封鎖機構の無人兵器、[[バルテウス>特務無人機体バルテウス]]が襲来。 ウォルターとの通信も回復しない最中、エアのサポートを受けながらコレを退けることとなる。 **チャプター2 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたにお願いがあります} &font(#dc143c,18,b){集積コーラルに到達するまで} &font(#dc143c,18,b){あなたとの交信を続けさせてほしいのです} &font(#dc143c,18,b){コーラルを巡るこの戦いがどこに向かうのか} &font(#dc143c,18,b){私は見届けなければならない} &font(#dc143c,18,b){ひとりのルビコニアンとして} } エアのサポートもあって無事にバルテウスを撃破し621は帰還。 ウォルターからはエアとの交信について「旧世代型強化人間にはよくある幻聴」と一蹴されるも、 続くように脳内でエアはこのように発言し、以降もミッションにおけるあらゆる場面でサポートをしてくれるようになる。 チャプター2で621はウォルターから、次の目的地がアーレア海を越えた先にある中央氷原であること、 そこを目指す前に野暮用を片付けてくるまで、自分が戻ってくるまで休むのが仕事だと指示を受けるのだが、 すかさずエアは中央氷原調査についてベイラムから名指しで依頼が入ってることに加え、 そこに向かう手段としてグリッド086上層区画に備え付けられた大陸輸送用カーゴランチャーを使用することを提案。&s(){とんだ休日出勤である。} 彼女のサポートで同グリッドに進入し、そこを根城にしているドーザー一派「RaD」と、その頭目であるシンダー・カーラと出会うことになる。 後にウォルターとカーラには当初から深い繋がりがあったことが判明するのだが、 621がカーラと繋がりを持ったのは、元を辿ればエアの提案に起因する全くの偶然である。 とはいえカーゴランチャーの使用も含め、ウォルターからしてみれば&font(l){621の無茶振りに心労が絶えなかった事以外は}結果オーライだったということになる。 ***ミッション「海超え」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたと出撃するのはこれで3度目ですね} &font(#dc143c,18,b){少し慣れてきました、レイヴン} } チャプター2ラストミッション。 急ににちょっとデレたりするエアを他所に、カーラの手引きでカーゴランチャーを用いての海越えを行うことになる。 Radの縄張りから離れ、惑星封鎖機構が衛星軌道からの超長距離レーザー狙撃で睨みを効かせている危険地帯を強行突破しつつ、何とかカーゴランチャーの下までたどり着くものの、 乗り込もうした矢先、突如としてルビコン調査技研の遺産である特殊兵器「[[シースパイダー>C兵器シースパイダー]]」の襲撃を受けることに。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…} &font(#dc143c,18,b){コーラルを、動力に使うなんて…} } どうにかこれを切り抜け、面白いものを見せてもらったと621の実力に感心を示すカーラとは違い、 コーラルそのものを動力に大暴れしていたシースパイダーの残骸を前に、 どこか普段とは違う静かで、されど沈痛な声色でエアは言葉を漏らしていた。 予想外の襲撃こそあったものの、そのまま621はカーゴランチャーへと乗り込み、中央氷原を目指すことに。 しかし、エアはカーゴランチャーを使う事を提案したものの、&bold(){ここまでの間621とプレイヤーには具体的にどういう代物かの説明が一切なかった}ため、621は割と本気で死にかけるハメになった。 挙句&bold(){直後のチャプター3は普通に企業勢力が中央氷原に進出してから始まっており}、621は命がけで先行したものの特に進捗が無かった…とよく勘違いされるが、 正確には621の先行調査を受けて企業勢力が中央氷原に進出したと説明されている。 **チャプター3 チャプター2での3度の出撃も経て段々とエアの態度も柔らかくなっていき、621に対する口数も増していく。 が、脳内でのみ交信できる謎存在ということもあってか、発言の節々に普通の人間とは大きく感性が異なるぶっとんだものが混じることも。 ***ミッション「坑道破壊工作」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン、あなたの仕事は…} &font(#dc143c,18,b){いつも危険と隣り合わせです} } 大豊の依頼により、封鎖機構の手が入る予定のエンゲブレト坑道奥地にあるセンシングデバイスの破壊工作を行うことになる。 大した敵もおらず、デバイスを破壊して難なく完了と思いきや、突如として大量のコーラル逆流現象が発生するアクシデントに巻き込まれる。 間一髪のところで脱出には成功するものの、一歩間違えればコーラルに呑み込まれて命を落としていただろう621を前に、 改めてエアは彼が置かれている過酷な状況に心を痛めているようであった。 ***ミッション「ヴェスパー7排除」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…} &font(#dc143c,18,b){いろんな人がいるものですね} } ルビコン解放戦線の依頼で、壁の奪還に向け、現在のアーキバス駐留部隊を率いている[[スウィンバーン>スウィンバーン(ACVI)]]の排除を行うことになるのだが、 件のスウィンバーンが面白愉快なネタキャラだったり、解放戦線を裏切ったら裏切ったで粛清に現れたのが[[あからさまにニンジャ>六文銭(ACVI)]]だったり&font(l){、621が情け容赦のない騙し討ちをしたり}。 エアも困惑を浮かべる他ないくらいに「いろんな人がいる」ミッションだった。 ***ミッション「無人洋上都市調査」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…そういえば} &font(#dc143c,18,b){ウォルター抜きでふたりだけの} &font(#dc143c,18,b){ミッションも久しぶりでしょうか} &font(#dc143c,18,b){…制御装置も逃げはしないでしょう} &font(#dc143c,18,b){ゆっくり探してください、レイヴン} } ウォルターの友人からの依頼でコーラルの情報を得るために洋上都市ザイレムへと進入。 妨害用のECMフォグが多数配置されているために強力な通信妨害が発生しているのだが、 その影響を受けないエアのサポートが非常に頼もしいミッションでもある。 最終的に全てのECMフォグを解除し、乱入してきた惑星封鎖機構の[[大型ヘリ>惑星封鎖機構大型武装ヘリ(ACⅥ)]]も退けて調査は完了。 しかし、エアはこの一件でザイレムの存在と、その調査を依頼したというウォルターの「友人」の存在を不審に感じるようになる。 だが注目すべきはミッション終盤。 久方振りのウォルター抜きで621と2人きりのミッションだったことを思い出したかと思いきや続けて上記セリフ。 要は&bold(){「もう少し2人だけの時間を堪能させてください(意訳)」}などと、もう完全にデレッデレな発言をナチュラルにしてくるのである。 なお、&bold(){このミッションは隠しパーツがある}ため、メタ的にはゆっくり探索して隠しパーツを探せという事でもある。 &s(){ストーリーは兎も角リプレイでこの言葉にまんまと釣られるとSランククリアを逃すハメになるが} ***ミッション「大型ミサイル発射支援」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){綺麗な花火ですね} } RaDのカーラからの依頼。 競合相手のドーザー組織「ジャンカー・コヨーテス」が惑星封鎖機構に寝返り、調子に乗ってRaDにしょっちゅうちょっかいをかけてくる現状にしびれを切らし、 コヨーテスの根城にRaD特製の大型ミサイルをぶち込むべく、発射を護衛するミッション。 発射阻止に現れた敵の攻撃を見事防ぎ切り、発射されたミサイルが敵の本拠地に直撃してそれはもう大惨事。 だってのに至極落ち着いた様子でエアが呟き、そして&b(){渋谷から先行体験会に来た&ruby(fireworks){とあるドミナント}を伝説にした}のが上記セリフである。 &s(){どこぞの宇宙の帝王じゃないんだから。} ***ミッション「旧宇宙港防衛」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){戦う理由を自ら選び、そのために強く羽ばたくこと} &font(#dc143c,18,b){それが「レイヴン」の証明だと言うのなら} &font(#dc143c,18,b){私は…変わらずあなたをそう呼びたいと思います} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} } バートラム旧宇宙港にて、621が名を騙っていた本物の「レイヴン」と対峙することになるミッション。 激闘の末に真・レイヴンを撃ち破った621に対し、エアは自身が調査したレイヴンの名の由来を語ると同時に、 その上で自身の側にいるのは621という命令に従うだけの猟犬などではなく、 自らの意思で戦う理由を見定め羽ばたこうとしている、「レイヴン」であると静かに告げていた。 ***ミッション「旧時代データ回収」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたがルビコンの過去やコーラルについて} &font(#dc143c,18,b){何かしら思いを巡らせてくれたなら} &font(#dc143c,18,b){…私としては嬉しいです} } 企業やウォルターが一切絡まない、調査という名目のエアとのデートミッション。&font(l){別名「坑道デート」} 彼女の個人的な依頼として上述のエンゲブレト坑道へ再度侵入し、機体残骸から様々なデータを集めていく。 なおエアは自分の資産を持っていない為、拾ったデータのうち金になりそうな物をエアが企業に流す事で621に払う報酬を用意している。 中にはルビコンにおける戦争のパワーバランスを崩しかねない機密情報もあり、流石にエアも「企業に流すのは避けた方が良さそう」と良識的なコメントをする&color(#F54738){&bold(){が、すぐに現金化して621に貢ぐ。}} ブリーフィングの時点で今までのミッションとは明らかにテンションが違うと丸わかりなレベルでウッキウキであり、 2人きりなのをいいことにこれでもかと621とのトークを楽しむエアの姿は見ていてとても和む。 &s(){なお帰宅時には待ち構えていたウォルターに長時間の外出を窘められる。夜遊びを見つかった子供のような気分になった621もいるとか。} とまあそんなこんなでイチャコラしていたかと思いきや、ストーリーの折り返しにもなる同チャプターのラストミッションにおいて、 遂にエアの口から彼女の正体について語られることになる。 ***ミッション「アイスワーム撃破」 チャプター3ラストミッション。 惑星封鎖機構が起動した氷原のバケモノこと[[アイスワーム>C兵器アイスワーム]]の撃破のために、複数の勢力が一堂に会することになる。 &s(){因みにアイスワーム撃破任務の際に特効兵器ことスタンニードルランチャーを付け忘れて出撃すると、何やってんのこの人とばかりにため息を付かれるが一部の脳を深部まで焼かれた621にはご褒美である} 過去に戦ったシースパイダーと同様、コーラルを動力源にして縦横無尽に暴れ回るアイスワームとの戦いは熾烈を極めたものの、 最終的にはラスティの最大出力レールガンでシールドを完全破壊した後、621がトドメ役を担ったことでアイスワームは沈黙した。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){コーラルが…また失われていく…} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたに…伝えておきたいことがあります} } そんな中、アイスワームの残骸とその周囲を漂うコーラル反応を前にして、 エアは嘗てのシースパイダーの時と同じようにどこか寂しさを漂わせる声で語り始める。 #openclose(show=ネタバレ注意){ #center(){ &font(#dc143c,18,b){コーラルは…彼らは…私の同胞なのです} &font(#dc143c,18,b){コーラルの織りなす潮流} &font(#dc143c,18,b){私は…そこに生じたひとつの波形…} &font(#dc143c,18,b){実体を持たぬルビコニアン} } その正体はコーラルの群体に生まれた波形によって形成された&bold(){「Cパルス変異波形」}。 ざっくりと言い表わせば&bold(){コーラルの群体が作り出した疑似人格}とでも呼ぶべきもの。 621のみが知覚できる実体なき、&ruby(オリジナル・ルビコニアン){ルビコンの原生住人}なのであった。 &s(){どっちかというと[[コーラリアン>交響詩篇エウレカセブン]]とでも呼ぶべきではないか。} 彼女にとってはコーラルは自身の同胞であり、企業に利用されることで失われる同胞のこと、そして戦いの火種となっていることを嘆いている。 ただし彼女を形作る波形は最大規模の集積コーラルとは別の地点で形成されたコーラルの群体に存在しているらしく、彼女の考えがそのままコーラルの総意というわけではない。 波形とはいえ明確な自己意識を持った存在として生まれ落ちながらも、同胞たるコーラル以外の存在には決して知覚されなかった中、 あの日、ウォッチポイントで己と交信を果たした621=レイヴンだけが唯一の例外であり、 だからこそ、エアにとってはレイヴンは同胞以外で初めて自分の存在を認め、そして共にいてくれる、 幾多の戦いを共に乗り越えてきた「大切な存在」となっていたのである。 } **チャプター4 ストーリーも後半へと突入していく中、621はウォルターの指示で膨大なコーラル反応を示すウォッチポイント・アルファの深部へと潜っていく。 ここでもエアは変わらず621のサポート役としての実力を存分に発揮。 端から見れば621が単独で物凄い勘の良さを発揮してるようにしか見えなかったため、ウォルターからも「嗅覚でも備わったか?」と驚かれるばかりであった。 一方でエアはウォルターの「友人」なる人物が実在しない事を突き止め、ウォルターへの疑念を深めていく事になる&font(l){一方で621を応援する時は一方通行の息ピッタリなやり取りを見せる}。 その果てにウォッチポイント・アルファの最深部、嘗てのルビコン技研都市とその先にある集積コーラルへと遂に辿り着くものの、 番人である特殊兵器、[[アイビスシリーズ>IB-01:CEL240(ACVI)]]との激闘直後の隙を突かれ、621は囚われの身となってしまう。 **チャプター5 #openclose(show=ネタバレ注意){ ウォルターの残したメッセージとジャンクAC、介入してきたカーラの助太刀などもあり、どうにか逃げ果せることのできた621。 その後、ウォルターとカーラが、「アイビスの火」以降、コーラルの変動を観測しつつ、 致命的な増殖と破綻が起こる前に全てを焼き払うことを使命とした秘密結社&b(){「オーバーシアー」}の一員であることが明かされる。 そしてカーラはウォルターの置き土産にしてオーバーシアーの切り札、恒星間入植船「ザイレム」を起動。 アーキバスの建造したバスキュラープラントごとコーラルを焼き払う火薬庫とするべく、 ウォルターが賭けた621に、自分たちの使命を達成するために協力してほしいと持ちかけてくる。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){企業はコーラルを貪ることしか考えず} &font(#dc143c,18,b){観測者たちはコーラルを恐れ根絶しようとしている} &font(#dc143c,18,b){私は…人とコーラルの可能性を守りたい} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){私の願いを聞いてはくれませんか} } カーラたちのコーラル焼滅という目的はすなわち、大元は変異波形という特異存在であるエアと、その同胞たちを纏めて焼き殺すことを意味する。 脳内に、自分にだけ響くコーラル変異波形であるエアの願い… カーラたちとザイレムを救うか、踵を返して止めにかかるか。 621は究極の二択に迫られることになる。 } #openclose(show=「レイヴンの火」ルート){ ザイレムに攻め寄せるアーキバス軍の撃退に向かうとこちらのルートに移行。 ウォルターの意思を継いでコーラルを焼き払うことを決意することになる。 例えエアの頼みであっても命の恩人たるカーラの抹殺には踏み切れなかったのか、はたまたコーラルとの共生よりも人類破滅の回避を優先したのか。 いずれにせよ621が自ら選んだその決断を、エアは非難しなかった。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたの考えは分かりました} &font(#dc143c,18,b){…残念です} } 怒りか悲しみか、それとも別の感情か。 今までにない低く暗い声色で発せられたその言葉を最後に、エアからの交信は途絶えた。 621にとってもエアとの決別は苦渋の決断だったのか、フロイト撃退後にはカーラから「寂しそうにしている」と評されている。((一応、チャティが『戦死』した直後でもあり、あくまでカーラからはそう見えたという評価なので実際どうだったのかは不明。あえて言うならば、プレイヤーの感情がそのまま621の想いになるのだろう。)) そうして最強のエースたる[[V.Ⅰフロイト>フロイト(ACVI)]]や多数の要撃艦隊、ヴェスパーの名を捨ててでも乱入してきた戦友ラスティといった強敵たちを悉く退ける。 が、目的地たるバスキュラープラントまであと少しという所で、突如として放たれた衛星砲によりザイレムのコントロールタワーがダメージを受ける。 アーキバスでは制御を掌握しきれない筈のそれを放ったのは、同胞たちを守るため、最後の敵として立ちはだかったエアであった。 621もまたエアの覚悟を受け、彼女が指定した封鎖ステーションへと赴くことになる。 ***ミッション「封鎖衛星阻止」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたには今も見えているはず} &font(#dc143c,18,b){コーラルたちの声が} &font(#dc143c,18,b){それでも人とコーラルの可能性に目を向けず…} &font(#dc143c,18,b){私たちを根絶しようというのですね} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたは私が止めます} &font(#dc143c,18,b){この&ruby(ほし){惑星}を焼かせはしない} } #center{&image(IB-07 SOL 644.jpg,width=600)} #right(){&sizex(1){画像出典:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ゲーム画面 ミッション「封鎖衛星阻止」}} #right(){&sizex(1){© フロム・ソフトウェア 2023年8月25日発売}} 待ち構えていたのは新たなアイビスシリーズ&font(#dc143c,b){「IB-07: SOL 644」}を駆るエア。 本来であればこんな回りくどいことなどせず、掌握した衛星砲でザイレムを撃墜すればそれで終わっていたのは明白。 それでも尚、このような形でレイヴンとの相対を望んだのは―― &b(){・IB-07: SOL 644/攻撃パターン} 先に登場した[[アイビスCEL240>IB-01:CEL240(ACVI)]]と比べると、白基調・淡赤アクセントなのは一緒だが対称的にマッシブなフォルムの機体となっており、コーラルシールドことパルスアーマーも相まって耐久力はこちらのほうが格段に上。 機動力は流石にあちらほどではない…が、静と動がはっきりとした動きをしており、瞬間移動と見紛うような高速のブーストで、動くときには一瞬で間合いを出入りし、何もしていないときにはこちらの攻撃は殆ど当たらない点は同じ。 走攻守にバランスの取れたボスだが、回避状態はCEL240ほどガチガチというわけではなく、あちらから間合いに飛び込んできてもくれる。 ここまで来たプレイヤーならあちらほどの苦戦はしにくいと思われ、クリア後も彼女の胸を借りるプレイヤーは少なくない。 -コーラルミサイル 攻撃の合間に挟み込んでくる。1発1発のダメージこそ僅かだがとにかく回避が難しく、他の攻撃と組み合わせた波状攻撃でじわじわとダメージと衝撃値を稼いでくる。 いくつかパターンが有り、垂直ミサイルのように時間差で狙ってくるパターンや空中で一旦静止した後にこちらに飛んでくるパターンなどが存在するが、いずれも動き出しはかなり鋭いためQBを吹かすタイミングが重要。 -高速ブースト 攻撃の起点となるモーション。こちらの死角に回り込むように瞬間移動と見紛う速度で回り込んで後述のブレードやレーザーに繋げてくる。 機体と相性の良いFCSを選んでロックオンで見失わないようにしたいところ。 ロックオンが仕様上使いづらいキーマウ操作の場合はカメラ操作を最大にした上で、赤い軌跡を頼りに振り返ると追いかけやすい。 -コーラルレーザー 立ち止まったままorゆっくり歩きながらこちらに向けて赤いレーザーを何発か撃ち込んでくる。 QBなど簡単に避けられるが、ミサイルとの波状攻撃に要注意。 -コーラルブレード ブーストで距離を詰めて一閃する攻撃を高頻度で使うほか、レーザーなどのタイミングで至近距離にいると踏み込みながら素早く振って迎撃してくる。 &b(){前半の中距離からでは散発的に放たれ追撃も少ないため、致命打になりにくい印象があるものの}確定怯みで衝撃力も無視できない一撃が頻繁に飛んでくるため、&b(){これの回避とカウンター成功率がクリアに直結する。} 距離とブースト速度によっては一応後ろQBで避けられないこともないが、ブレードホーミングが強烈で単純な上下移動や甘いQBではまず振り切れない。 振りかぶり動作自体は視認しやすく、懐に入り込んですれ違うことで安定して避けられるため、基本的に近距離メインで戦い、タイミングよく前方向QBですり抜けて反撃を狙うのが定石。余裕があるうちにアサルトアーマーを合わせてスタンさせ、早々に削りに行ってしまうのもいいだろう。 短い踏み込みからの内側に向けての斬撃の場合は2発セット、APが減って行動パターンが追加された後では更に追加でX字に切り裂くモーションも追加され、近接戦がより苛烈になっていく。 高速ブースト直後や至近距離にいる際に警戒しておくと安定して対処しやすい。 -コーラルシールド [[バルテウス>特務無人機体バルテウス]]などが搭載しているパルスアーマーとほぼ同じ。コーラル色だが&b(){パルス兵装も変わらず有効}。 有人改修版のAバルテウスと同じくダメージを受けていない間はじわじわと耐久値が回復するのはともかく、 同様にシールドの復旧も約12秒とかなり早め。再度のスタッガーを狙うにはブレードなどを喰らわずに相応の衝撃力を一気に入れないといけない。可能な限りの火力を叩き込めるタイミングでシールドは解除したい。 なお、この兼ね合いか&s(){それとも直線的な機体デザイン故か、}C兵器でありながらEN防御が低めで、パルス兵装でもそれなりのダメージにはなる。 #center(){&font(#dc143c,18,b){レイヴン…あなたは強く、そして危険です} &font(#dc143c,18,b){私の…全力で当たります…!}} ある程度APを削った状態で一定時間が経過すると上記の台詞とともに行動が追加される。 その前にスロー演出のはいる半分まで削った場合、そこから行動が追加される。 -強襲 &font(l){&color(pink){股を大きく広げ}}航空機のような形状に変形してコーラルの翼を機体に形成して突進攻撃を行う。 掠っても確定スタッガーとなり、直撃するとこちらを引っ掛けながらそのまま上昇。多段ヒットダメージとともに上空まで打ち上げられて必ず無防備な状態になる危険攻撃。 当たり判定は縦に小さく、上昇で簡単に避けられるので予備動作を見逃さないようにしたい。 -コーラルオシレーター コーラルの奔流を極超のブレードのように縦横に薙ぎ払ってくる。 薙ぎ払いに対して垂直方向に逃げれば基本的には避けられるが、ある程度追尾してくるので回避が遅れると当たりやすい。 -拡散コーラルレーザー 空中に飛び上がって複数本のコーラルレーザーを放つ。 比較的隙の大きい行動なので懐に潜り込めれば攻撃チャンス。 -コーラルレーザー(爆発) 目で追うのが困難な軌道を描いて距離を取った後、着弾地点や軌道に爆発を伴うコーラルレーザーを発射する。 見た目より範囲が広く衝撃力も高いため不意のスタッガーに注意。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…今なら分かります} &font(#dc143c,18,b){レイヴン あなたこそが…!} &font(#dc143c,18,b){「&ruby(FIRES OF RUBICON){ルビコンの戦火}」そのものだったと!} } APの半分を超えるダメージを与えるとスロー演出が発生。 コーラルシールドを張らなくなる代わりに更に攻撃パターンが追加される。 APを削りやすくなるが、追加された攻撃が多彩かつ苛烈なので出来れば短期決戦で臨みたい。 -分身左右強襲→ブレード強襲 移行時に確定で使用し、以降も高い頻度で使う攻撃。 左右にブーストしながら赤い分身を2つ生成して左右から挟み込むように分身のブレード攻撃を行った後、本体がブレードを構えて突撃してくる。 分身の攻撃はアサルトブースト含む上昇で避けることができ、本体の攻撃を前QBで避けることで背後から1撃叩き込む隙ができる。 ダメージが更に蓄積してくると分身の数が増加。 -分身追撃 スロー演出以降は踏み込みのブレード攻撃などに分身による追撃が付随し、ダメージと回避難度が増大する。 また、ブレード攻撃から特大のコーラルレーザーを放つパターンも追加。ブレード攻撃に派生する近距離での危険性が非常に高くなっている。 不用意に近づかないことを徹底するほか、可能ならパルスアーマーやアサルトアーマーで仕切り直せるようにしたい。 -強襲空爆 航空機のような形状に変形するところまでは通常の強襲と同じだが、コーラルレーザーをバラマキながら突撃してコーラルの分身を生成。 エリアを飛び回った後、コーラルの分身を神風特攻のごとく突撃させて空爆を行った後に上空から特大コーラルレーザーの追撃を叩き込んでくる。 爆撃は上空にいれば当たらないので、ワンテンポ遅れて飛び上がった後にレーザーをQBで避ければ対処できる。ある程度高さがあればタイミングをあわせて自由落下するだけでも回避可能。特大コーラルレーザーも真下に来ることは少ない。 &s(){何故か狭間の地での記憶を持つ一部の621の間ではまんまどこぞの腐敗の女神じゃねーかと言われることも} #center(){ &font(#dc143c,18,b){まだです…!} &font(#dc143c,18,b){同胞たちの生命を…!} &font(#dc143c,18,b){この惑星の生命を焼き尽くす…} &font(#dc143c,18,b){人間の意志…!} &font(#dc143c,18,b){あなたの火は…} &font(#dc143c,18,b){ここで終わらせます!} &font(#dc143c,24,b){決着を…! レイヴン!} } エアの操るSOL 644を前にしても鬼神の如き戦いぶりを見せる621。 その圧倒的としか言いようがない個の力を前に、エアは目の前にいるレイヴンこそがルビコンの戦火そのものだったと断じる。 機体の出力を上げ更なる猛攻を重ねていくが、621が止まることはない。 それでも同胞たちの生命を守るため、そしてそれ以上に大切な存在だった目の前の「レイヴン」との決別のため、 全力を以てエアは戦いに没頭するも、その思いと力は届くことは無く… #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン…} &font(#dc143c,18,b){それでも…私は…} &font(#dc143c,18,b){人と…コーラル…の…} } 爆炎に包まれる中、手を伸ばしたSOL 644は何を掴み取ろうとしたのか… 敵対しても尚、人とコーラルの共生を望み、その懸け橋となる筈だったレイヴンへの未練を捨てきれないまま、 エアという一つの存在はコーラルの灰の中に消えていった。 しかし、エアが勝利しコーラルを守ったとしても、&font(#dc143c,b){「私は…あなただけが…」}と621を殺害した事に絶望するなど、後味が悪い展開は変わらない。 この辺りの621に対する激重感情のせいで[[ヤンデレ]]扱いされたりもするが、 上記のように621との交信まで誰にも発見されず孤独な身の上であった事も踏まえれば、 エアにとって621が唯一の拠り所であったのも間違いなく、ここまで621に執着したのもやむなしと言ったところであろう。 そして、カーラが手動操縦するザイレムはそのまま衛星砲の側面を貫通し、バスキュラープラントへと衝突。 全てを呑み込む第2の災禍&font(#dc143c,18,b){「レイヴンの火」}によって、エア亡きルビコン3は、その宙域と人々もろともコーラルを祓う業火に再び焼き尽くされるのであった… } #openclose(show=「ルビコンの解放者」ルート){ 彼女が提案したのはザイレムの侵攻阻止とそれに必要な管制権限奪取…そのための手段としての『シンダー・カーラ排除』。 このミッションを選択すると、エアの願いを聞き入れるルートとなる。 字面を見た瞬間にあまりにも急が過ぎる過激な手段すぎてついて行けずに、レイヴンの火ルートを選択したプレイヤーも多かったかもしれないが、 アーキバスがバスキュラープラントを完成させ、コーラルの星外持ち出しが秒読み段階であり、 オーバーシアーの使命を果たすためにカーラがなりふり構わない状態にあったということも考えると、 あのときアーキバスに囚われた時点で、悠長にエアの存在を一から説明し&b(){穏便な方法を探っている時間的余裕など無くなっていた}のも明白。 ウォルターの遺志に背き、命の恩人たるカーラに弓を引き、そして人類滅亡の可能性を受け入れて進む。 自分と共にいてくれた、エアという大切な存在を守るためには、そんな重い十字架を、それでも背負わなければならない。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたなら引き受けてくれると思っていました} &font(#dc143c,18,b){…ありがとう} } それを決断してくれた621に対し、静かに、されどその内に秘めた喜びを隠せない優しい声色で、エアは心からの感謝を述べる。 オーバーシアーとアーキバス勢力の戦いの混乱に乗じ、戦場を駆ける621。 自身とウォルターを嵌め、この事態を招いた張本人であるスネイルも倒しつつ、カーラの待つ左舷エリアへと到達。 突如として理由もわからず裏切った621を前にしても、カーラはその選択を否定することなく、されど自身の使命のためにチャティと共に立ち向かってくる。 その激闘の果てにカーラ、チャティの両名が果てるも、カーラはそれすらも可能性の一つとして計画に組み込んでおり、 中枢に乗り移っていたチャティによってザイレムの制御がオールブロック。管制権限を奪っての侵攻阻止が不可能となった。 結果的にカーラに出し抜かれた形となったエアだが、そうまでしてオーバーシアーがコーラルの破綻を防ごうとした事に対しては感銘を受けたようでもあった。 次なる一手としてエアはザイレムの直接破壊による撃墜を提案。折しもザイレムはまだ海上に位置し、撃墜による被害は抑えられるタイミング。 その上でレイヴンの名を使い「灼けた空の上で、レイヴンが戦っている」との声明を発表。突然のなりすまし行為に困惑した621もいるとかいないとか。&s(){まあ621も身分を偽っているので人のことは言えないのだが&footnote(一応、この時全く無名のエアがルビコニアンたちを扇動する手段が他に無かったのも事実なので仕方ない話ではある)} それを受けたルビコン解放戦線をはじめとするルビコニアンたちが一斉に蜂起し、地上でアーキバス軍との総力戦を開始。 そして真っ先に声明を聞きつけ駆けつけてきたのは、実はルビコン解放戦線のスパイとしてアーキバス・ヴェスパーに潜入していた戦友ラスティ。 彼との協力によってザイレムの動力ブロックを破壊しつつ、迫ってきたアーキバス要撃艦隊も途中離脱したラスティの手によって壊滅。 更にはその果てに待ち構えていたスネイルの操るアーキバス・バルテウスの撃破にも成功し、後はラムジェットエンジンを破壊するだけ。 …しかし、突如として響いた爆発音と共にラスティの機体反応が消失。 まだ何かがある…一抹の不安を抱きながら、621とエアは最後の仕上げにかかる。 ***ミッション「ザイレム撃墜」 #center(){ &font(#dc143c,18,b){ザイレムが…落下軌道に入ります} &font(#dc143c,18,b){これでコーラルも…ルビコンも守られ…} } ザイレム上層部にあるラムジェットエンジンを破壊し、ザイレムは落下軌道に入る。 これでバスキュラープラントへの激突は回避され、エアの願いも達せられたかと思われたその瞬間、621に対して放たれる一発の砲撃。 #center(){ &font(18,b,#666666){…621} &font(18,b,#666666){そこにいるのは… お前なのか…?} &font(18,b,#666666){俺は…} &font(18,b,#666666){621… お前を…} &font(18,b,#666666){…消さなければならない} } その攻撃の先にいたのは、死んだと思われていたウォルターと、彼の駆る機体「IB-C03: HAL 826」 今までとは異なる、明らかに普通じゃない朦朧とした声色のままこちらに攻撃を仕掛けてくるウォルター。 #center(){ &font(18,b,#666666){企業の命令を…} &font(18,b,#666666){いや…友人たちの使命…} &font(18,b,#666666){障害を…排除する…} &font(#dc143c,18,b){…} &font(#dc143c,18,b){やらなければ…あなたが危ない…} &font(#dc143c,18,b){…応戦を! レイヴン…!} } 企業の命令…今までのウォルターからは考えられない内容に加えて続け様に友人たちの使命をと漏らすなど、あからさまに矛盾する言葉の数々に、エアはウォルターの身に何が起きたかを悟り、震える声を漏らすものの、それでも621が望まぬ最後の戦いを強いられることを告げる。 #center(){ &font(18,b,#666666){声が見える…621…} &font(18,b,#666666){お前の隣にいるのは…} &font(18,b,#666666){コーラルを焼けば…} &font(18,b,#666666){俺たちの仕事は終わる…} &font(18,b,#666666){お前が稼いだ金だ…} &font(18,b,#666666){再手術をして…普通の人生を…} &font(#dc143c,18,b){レイヴン! ウォルター! このままでは…!} } 企業に非人道的な改造を施され混濁する意識の中、それでもこちらを気遣うような言葉を漏らすウォルター。 自分のせいで起きてしまったあまりに救われない両者の激突に、そして&b(){ウォルターもまたエアの声を認識しつつあるにも拘わらず}両者の激突を止めることができないという現実にエアはただ悲痛な声を発することしかできない。 #center(){ &font(18,b,#666666){そうか… 621…} &font(18,b,#666666){お前にも… 友人ができた…} } そして迎える決着。621の隣にずっといた者、その正体を察知したウォルターは「火種」であったエアを621の「友人」と認め、HAL 826は銃口を降ろして静かに沈黙する。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){ウォルター…!} &font(#dc143c,18,b){…行きましょう、レイヴン!} } 爆発を繰り返し大気圏への落下が間近に迫るザイレム。その最中でウォルターを救う時間も手段ももう無い。 ウォルターの最期をHAL 826がザイレムの爆発に巻き込まれるその直前まで見届ける621。 もう一人の恩人を、エアにとっても相容れる事はできずとも大切な仲間であった人物を手にかけるというあまりにも報われない結末を胸に、エアは621に脱出を促し、共にザイレムから離脱した。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたは…} &font(#dc143c,18,b){人とコーラルがともに生きる未来を} &font(#dc143c,18,b){その可能性を守ってくれた} &font(#dc143c,18,b){ウォルターが恐れた『破綻』} &font(#dc143c,18,b){それを回避する方法もきっと見つかる} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたと私ならばきっと…} } 爆発四散しルビコンの海へ流星の如く降り注ぐザイレム。 コーラルの根絶という未来こそ防がれたものの、未だ戦火は根絶されず破滅の可能性も残ったまま。 恩人たちをその手にかけ多くのものを失いながら、しかしそれでも621は歩みを止めることは無いだろう。 全てはただ1人、自分の元にいてくれるエアという存在を守り続けるために。 そしてエアもまた、決別せざるを得なかった者たちの遺志をも引き継ぎ、コーラルの破綻を防ぎ、人とコーラルの可能性を守る決意を新たにするのであった。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){なお、エア側から破綻の回避手段がまだ見つかってないことに言及されるのはここが初めてなので、何か策があるんじゃないかと思い込んでいた一部のプレイヤーからは「いや無いんかい!」と突っ込みを食らった。}}((メタ的には回避方法を明確に設定してしまうともう片方のルートを選ぶ大きな理由が無くなってしまう(ウォルターたちの能力不足で過激な手段を取ったことになってしまう)ので互いのルートを等価とする上ではこうせざるを得ないものと思われる。)) #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){あなたは私の思いに…} &font(#dc143c,18,b){我儘に応えてくれた} &font(#dc143c,18,b){今度は…} &font(#dc143c,18,b){あなたの選ぶ未来が見てみたい} &font(#dc143c,18,b){何が待っていても} &font(#dc143c,18,b){私が…あなたをサポートします} } &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){でも1周目からこちらのルートを選んだ後でレイヴンの火ルートに行くことも普通にできるため}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){「何があってもサポートするって言ったじゃん…嘘つき…」と、逆に病んでしまう621=プレイヤーもいたとかいないとか。}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){尤も、&bold(){「お前の種族皆殺しにするね」と告げられて何も考えずにサポートする方がよほどおかしい}ので、これは当然と言える。}} } #openclose(show=「賽は投げられた」ルート){ レイヴンの火、ルビコンの解放者、2つの結末を見届けた上で進むことができるもう一つの可能性。 今までに起きなかったミッションと異なる展開を経て、その先で明かされるのが、 今まで傭兵支援システムとして中立を保っていた筈の[[オールマインド>オールマインド(ACVI)]]からの接触と、彼女の提唱する計画「コーラルリリース」 人とコーラルの共生を謳うそれに何かを見出す621に対し、エアは何があっても選択を委ねると、どこまでも付いていくことを決める。 その過程でエアはオールマインドの運営する戦闘検証プログラム「アリーナ」、 その深部たるインテグレーション・プログラムの中に暗号化された不審なデータの数々を見付け出し、 中でも極秘に開発されていた新型機体や、秘匿されていた機体のデータに目を付けた彼女は621にある頼み事を持ち掛ける。 &font(l){とは言うが、別にオールマインドを不審に感じたからインテグレーション・プログラムにハッキングしたのではなく、&b(){明らかにただの興味本位でのハッキングである}}((エアがインテグレーション・プログラムにハッキングし始めるのは賽投げルートチャプター3突入時だが、この時点でオールマインドから特に依頼を貰っておらず、ゴーストとオールマインドの繋がりも気づいていない。1周目でネストを解放される件といい、この辺りはオールマインドが完全に被害者である。)) #center(){ &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){プログラムを調べていて気付いたのですが} &font(#dc143c,18,b){コーラル技術を用いたACであれば 私でもある程度は動かせるようです} &font(#dc143c,18,b){迷惑でなければ… テストに付き合ってもらえますか?} } &s(){既に「レイヴンの火」ルートを経ているため、ある程度ってどの口が言うよとツッコみたくなったプレイヤーが大多数。} と、その極秘機体の一つ「エコー」のデータをハッキングして使用し、アリーナ上で621と模擬戦を行う。 &s(){決してデートのお誘いなどではない} &bold(){AC エコー} #center{&image(エコー.jpg,width=600)} #right(){&sizex(1){画像出典:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ゲーム画面 アセンブリ}} #right(){&sizex(1){© フロム・ソフトウェア 2023年8月25日発売}} ・&bold(){機体構成} |部位|パーツ名|製造元|h |~頭部| IA-C01H:EPHEMERA | [[ルビコン調査技研]] | |~コア| IA-C01C:EPHEMERA |~| |~腕部| IA-C01A:EPHEMERA |~| |~脚部| IA-C01L:EPHEMERA |~| |~右手武器| IA-C01W6:NB-REDSHIFT |~| |~左手武器| IA-CO1W7:ML-REDSHIFT |~| |~右肩武器| IB-C03W3:NGI 006 |~| |~左肩武器| IB-C03W4:NGI 028 |~| |~ブースター| IA-C01B:GILLS |~| |~FCS| IA-01F:OCELLUS |~| |~ジェネレータ| IB-C03G:NGI 000 |~| |~コア拡張|>| パルスプロテクション | >PHASE:δ-3 >秘匿対象:------ - >AC // ------ > >インテグレーション・プログラムでエアが発見した機体データ >オールマインドが検証していたサンプルのひとつと思われる >---------------- >レイヴン > >マインドγの続きを探してみましたが >ここには見当たらないようです > >あるのは技研パーツを使ったおびただしい数の作例だけ… >ですが これを使えば あるいは… 今は亡き技研がコーラル技術を用いて開発した無人AC「エフェメラ」(EPHEMERA)のコーラル兵装版といったところ。掲げたエンブレムは自らをそのまま示す「赤い波形」。 特徴的なのがそのデザイン。今までのどのシリーズのACにも無かった&s(){上位者感溢れる}&b(){非常に有機的なシルエットの機体}であり、白と薄紅のカラーリングも相まってどこか神秘的な感じさえ漂わせる。&s(){肩から腕にかけてのブツブツした突起がイボみたいでキモいとか言われている。えぇ…} 装備もコーラルライフルに光波ブレード、更にはCミサイル、全方位シールドとコーラル尽くし。&s(){ところでシースパイダーやアイスワームにショックを受けてたのに、自分が扱う機体の動力や武装でコーラルを使うのはいいのだろうか} アリーナで模擬戦を行う時はエアも初めてのACの操縦とはいえど、連続QB特化の軽量機向けブースターとコーラルジェネレーターで立ち回りつつ、 「解放者」ルート最終戦でもみられた火力と衝撃残留ともに大きいCミサイルとCライフル、赤月光による近接拒否、そして全方位シールドによって早期決着を困難としつつ生半なダメージレースを押し切ろうとする。 ミサイルを活用した絶え間ない弾幕でQBの息切れを誘い、継続的にスタッガーへと追い詰めていくのが得策だが、[[最後の対戦相手>裏トップランカー(AC)]]となるにふさわしい強さはあるため、手加減せず付き合ってあげよう。 これを超えられれば、終盤の山場に立ち向かう準備はできたと言っていい。 そうして621との&s(){イチャイチャシーン}模擬戦を終えたエア。 その中で彼女はある一つの答えに辿り着いた…見つけ出して&b(){しまった}と称したほうが良いかもしれない、オールマインドが秘めていた「答え」の片鱗に。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){あなたの真似事をしてみて 気付いたことがあります} &font(#dc143c,18,b){人は人と戦うための形をしている} &font(#dc143c,18,b){無限の選択と淘汰を繰り返すための形状} &font(#dc143c,18,b){それこそが人間の本質であり… 生命進化のカギなのでしょう} &font(#dc143c,18,b){オールマインドの目指しているものも その先にあるのかもしれません} } &s(){✕身体は闘争を求める ◯闘争を求めた結果がこの身体} &s(){そうはならんやろ……} やがて[[オールマインド>オールマインド(ACVI)]]が企む「コーラルリリース」計画が本格的に進行。 人とコーラルの可能性を信じるエアはそれに興味を示し、621も周囲から強く難色を示されながらそれでも自らの意志で手を貸し続けるが… ***ミッション「コーラルリリース」 #center(){ &font(#009b9f,18,b){見てください} &font(#009b9f,18,b){企業が吸い上げたコーラルが共振を始めている} &font(#009b9f,18,b){強化人間 C4-621 レイヴン} &font(#009b9f,18,b){貴方の役目は、もう終わりです} } アーキバスの陥穽を破り、全てを敵に回した末、 計画の最後の一手を打つためにと呼ばれた先で下されたオールマインドの宣告。 &s(){シリーズ作品を知る大半のプレイヤーが「うん、知ってた」状態だったと思うけど。} アリーナでの検証、及び全陣営の機体情報の統合によって生み出されたエコーと同じ極秘開発機「マインドγ」と取り巻きのマインドα、βを差し向けられる。 #center(){ &font(#880000,18,b){よう…待ってたぜ 野良犬…} } …そしてACらの指揮機であるマインドγを操縦していたのは[[G5イグアス>イグアス(ACVI)]]。 彼は621を倒すために己の何もかもを捨て、オールマインドの一部となっていた。 しかしあくまで計画を完遂するための手駒としてイグアスに接するオールマインドと、621を倒すこと以外眼中に無く、オールマインドの干渉を拒絶するイグアス。 互いの関係はまさに、&b(){621とエアの鏡写し}に他ならなかった。 圧倒的不利の状況下に於いても、エアと共に生きる未来のために621は奮戦し、イグアス達を大破まで追い込む。 しかしオールマインドは更なる一手として&b(){イグアスに新たな機体と、取り巻きの[[大型機動兵器2機>C兵器シースパイダー]]}を与え、621は窮地に立たされる。 だが… #center(){ &font(#dc143c,18,b){…お待たせしました、レイヴン} &font(#dc143c,18,b){ようやく…あなたと並んで戦える} &font(#dc143c,18,b){私が…あなたをサポートします。レイヴン} } アリーナで見せたあの機体、&b(){エコーの実機を乗っ取り}、エアは621の救援に駆け付ける。 エアと“敵として”戦う「火」ルートの展開を見た後なのもあり、この展開に胸を熱くしたプレイヤーは多い事だろう。 ちなみにアリーナよりも攻撃頻度は少し低く、なんならたまに歩き始めるが((実のところ、たまに歩き始めるのは「火」ルートでもやるので、戦い慣れていないエアの操縦の癖や、息継ぎの長いコーラルジェネレーターの特性の表現とみる事もできる。))、コーラルづくしの武装もあって衝撃残留の蓄積には貢献してくれる(特にコーラルミサイル)他、パルスプロテクションは割と積極的に展開してくれるので、ENガトリングや取り巻きのプラズマを避けるのに使わせてもらおう。 しかし耳鳴りの正体を知り、途中で全てが煩わしくなってブチ切れたイグアスが強烈な干渉波を放ったことで、オールマインドだけでなくエアの機体もコントロールに不調を来して撃墜され、止むを得ず離脱。最後の決着は621一人に委ねられる。 &s(){武装構成と戦い方によっては折角の共闘時間はわずか数秒で終わってしまう。} #center(){ &font(#009b9f,18,b){我々の…計画が…} &font(#009b9f,18,b){人類と生命の…可能性が…} } #center(){ &font(#dc143c,18,b){…そのトリガーは} &font(#dc143c,18,b){私たちが代わりに引きます} } 死闘の末イグアスを打倒し、オールマインドを下した621。 621はエアと共に、自分達の意志を以てコーラルを無限の宇宙へと解き放つ。 バスキュラープラントの最上部が吸い込まれるように虚空へ消滅したのち、コーラルは中心が赤黒い巨大な太陽のような形態へ変異する。 そしてそこから放たれる膨大な紅い光は禍々しくも、それでいて何処か美しいものであった。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…コーラルリリースが始まります} &font(#dc143c,18,b){美しいと…思いませんか?} &font(#dc143c,18,b){ありがとう…レイヴン} } そして光に包まれた先、621が意識を取り戻した先に広がっていた光景はどこかの海底。 自分の手足として動いたのは…コーラルの光を放つ打ち捨てられた1機のAC。 #center(){ &font(#dc143c,18,b){…目覚めたのですね、レイヴン} &font(#dc143c,18,b){コーラルは私たちを乗せ…星々に伝播しました} } 横で響くのはいつものエアの声。 ルビコンとは違うどこかの惑星の海原、どこまでも青く広がる海と空、その遥か彼方にはいくつも煌めくコーラルの赤々とした光。 彼女が言うようにリリースを経て爆発的に解放されたコーラルはルビコンの外へと広がり、多くの星々へと伝播したようだ。 そして次々に目覚める、自分以外のコーラルの赤い光を放ついくつものAC… #center(){ &font(#dc143c,18,b){…だから、そう} &font(#dc143c,18,b){私たちはもう…いつでも、どこにでもいる} &font(#dc143c,18,b){レイヴン} &font(#dc143c,18,b){ともに、新たな時代を…} } コーラルと共に広がったという621とエアの意思。 それが意味するのは新たな時代か、或いは破滅の到来か…いずれにせよ&b(){賽は投げられた。} そして最後にエアからの&b(){「あの言葉」}を以て、このルートは締めくくられる。 #center(){ &font(#dc143c,26,b){「メインシステム、戦闘モード起動」} } ぶっちゃけ他の2ルートより遥かに何がどうなったかがわからぬままに終わったため、プレイヤー間で考察が繰り広げられている。 エアの言ういつでもどこにでもいるというのは果たして言葉通りの意味なのか? 最後に目覚めたコーラルを動力源としているだろうAC達は何を目的に動き始めたのか? 621以外の人類はあのリリースの先でどうなってしまったのか? リリースの先にあるのは人が人でいられなくなる、人類の悲劇を招くとされていたオキーフやドルマヤンの情報通りだったのか? 多くの謎が残されたままではあるものの、エアにとっては621との共生のために、この結果は十分満足いくものだったようである。 &font(l){ひょっとしてとんでもない事をしてしまったのでは? と今更後悔したプレイヤーも多発したとか}((ラスティ役の加瀬氏とペイター役の下川氏も実況動画で「これバッドエンドだろ」「エア的には良いエンディング」と評している。)) } **余談 主人公の脳内にだけ声が聞こえるカワイイ女の子(推定)で、しかも早々に唯一自分のことを認識できる特別な存在である621にデレデレになり、 ストーリー終盤ではどのような選択を取ったとしても、最後まで621のことを案じていたその献身っぷりからプレイヤー間でも人気が高い。 当然、脳をコーラルに焼かれたプレイヤーたちの間でも他の人気キャラと同様に二次創作が盛んに行われている。 傾向としてはコーラルの赤い光とその儚げ、献身的な姿勢から、[[白肌、赤みがかった白髪に赤目>アルビノ]]で大人びた女性の姿を幻視する者も多い。 &s(){しかしそのコアパーツに関しては人によって意見が分かれ、今日もどこかで貧乳か巨乳かコーラル中毒者共の意見がルビコンの灼けた空を飛び交っている} なお、ファイルーズ氏は普段は[[お調>紗倉ひびき]][[子者>清少納言(Fate)]][[の能>ナンジャモ(ポケモン)]][[天気>夏海まなつ/キュアサマー]][[キャラ>チェンソーマン]]や[[クールな>シリウスシンボリ(ウマ娘 プリティーダービー)]][[女傑>空条徐倫]]を多く演じており、エアの様な儚げなヒロインは実はかなりのレアケースだったりする。 名の由来は独唱曲を意味する「エア(Ayre)」。 「エール」や「アリア」とも言い、文字通り誰にも聞こえない声を独りで響かせ続けていた彼女の境遇にピッタリのもの。 それ故か、彼女と関わりの深いとある機体も「音」に関連する名前となっている。 #openclose(show=「レイヴンの火」ルート登場機体について){ 同ルートのラスボスを務める&b(){SOL 644}だが、実際に見てみると仮にもヒロインが乗る機体にそぐわないマッシヴなガタイから&font(#dc143c,b){「どすこいエアちゃん号」}と不名誉なあだ名をつけられてしまっている。 別ルートで駆るエコーがACとしても異形かつかなりスマートであるため尚更ゴツい体系がネタにされたのだろう。実態がないとはいえ&font(b,#F54738){相撲取り呼ばわりされるエアからしたらたまったものではないが......} 特にイントロと戦闘中1回ほぼ確定で行ってくる飛行変形は、よく見ると&font(b,#f0c){脚を180度以上開脚し股間を機首に突っ込んでくる}と言う形態なのでよくネタにされる。&s(){誰が呼んだか恥ずかし変形おっぴろげアタック。} さすがにあんまりだと思われたのか、彼女の名誉のために&font(#dc143c,b){「ファイナルエアちゃん号」}というあだ名もある。 「SOL」とはラテン語で「太陽」を意味しており、太陽系の小惑星番号で644番目にあたる小惑星は「コジマ(Cosima)」という名で呼ばれている。 果たしてこの命名には、一体どんな意味があったのだろうか。 [[&font(green,l){一応、過去作にあった緑のアレの綴りはKOJIMAである。}>コジマ粒子(AC)]] なお、&b(){ACVI(発売1ヶ月)で最初にフィギュア化が発表されたのがSOL 644だった}ため、一部のコーラルをキメたファンの間では「&b(){エアのフィギュア化}」として扱われ、 「&b(){とうとうACもムチムチの美少女フィギュアを出す時代になったか}」と評する声も少なくないとか… なお、キャッチコピーは&font(#dc143c,b){「この&ruby(ほし){惑星}を焼かせはしない」}であった。知らなかったらラスボスの台詞とは思えないので勘違いした人もいたかもしれない。 また、「エアが駆るアイビスシリーズ」と説明されており、エアが何者なのかはしっかり伏せていた。 二次創作イラストでエアが擬人化される際も、その衣装デザインにはどちらかと言うとSOL644の要素が取り入れられる方が多い傾向であるあたり、それだけ"エアのアバター"として印象を残した機体であると言えよう。&s(){もう一方がネタバレ度も作画カロリーも高いから…だけでは決してないと思いたい} } &font(#dc143c){レイヴン、私があなたの追記・修正をサポートします。} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - あまりにも胡散臭いのと直前のこの枠がメリナだったこととウォルター裏切るのはなぁって人が多いんで一周目は大体の人に殺されるかわいそうな子 -- 名無しさん (2024-10-13 17:59:22) - 最後の口説き文句が傭兵としての依頼だっていうんなら、報酬は欲しかった -- 名無しさん (2024-10-13 18:10:35) - 依頼の斡旋やデータの換金が出来るんだし、電子機器を通じてウォルターとかとコミュニケーション出来そうなもんだけど、正体不明のハッカー扱いされるのがオチかね? -- 名無しさん (2024-10-13 18:12:04) - ↑コミュニケーション取れたとしてもウォルターもカーラも焼き払うって意思は変わらないだろうk -- 名無しさん (2024-10-13 18:37:56) - 途中送信しちゃった 変わらないだろうから -- 名無しさん (2024-10-13 18:38:50) - エアから見れば人類なんて、自分達の勝手な都合で同胞を使い潰したり滅ぼそうとしてくる悪魔のような連中なのに、やり返そうとしないばかりか最後まで共存の道を諦めないって懐広過ぎやしないか。どうしてそこまで人間大好きでいてくれるんだ -- 名無しさん (2024-10-13 19:02:52) - ウォルター「コイツら交信したんだ!」 -- 名無しさん (2024-10-13 19:14:57) - ↑完全に決別してからも衛星砲掌握された時点で621陣営は詰んでるんだけど、わざわざ真っ向からの決闘申し込んでくるあたり懐広いってレベルじゃないよ。エアもろとも一族郎党燃やすって言われてるようなもんなのにエア自身にも収まらない感情合っただろうとはいえ、一方的に人類の都合押し付ける621側にもチャンスを与えるってのは寛容が過ぎる。 -- 名無しさん (2024-10-13 19:36:10) - 脳内彼女(物理) -- 名無しさん (2024-10-13 20:07:35) - 可燃物系ヒロイン -- 名無しさん (2024-10-13 20:29:40) - *3の注釈だが、AORTAの説明読むにコーラルを限界まで消費して真空状態にした後、相変異を意図的に起こして増殖させてるからC兵器はしっかりとコーラルを消費してると思うぞ。だからCジェネ両方ともあの癖のあるエネルギー供給なわけで -- 名無しさん (2024-10-13 20:41:32) - 波形とか電気信号が意思や生命を持つってのはSFじゃよくあるテーマだから初見で正体に気付いた人も結構いる…と思う -- 名無しさん (2024-10-13 22:23:34) - もえキャラ(物理) -- 名無しさん (2024-10-14 00:27:45) - ↑6それだけ621が自分を認識してくれて、お喋りできるようになった幸せが他に代え難いものだったんだろうな。そこで「621だけ生き残れば他の人類どもなんてどうでもいい」とか極論に走らず、621もまた人類の1人だからと、自分や同胞が皆殺しにされそうになっても、最後まで共生に強く意識を向けてくれるんだから、本当に優しい子なんだと思う。 -- 名無しさん (2024-10-14 08:30:50) - ドスコイエアちゃん号本当にヒドイ言い方だけど本当にしっくりくる呼び方だから困る -- 名無しさん (2024-10-14 08:59:55) - もう一つの波形たる「セリア」は「私達をいくら消費してもいいよ」とか「コーラルリリースを成し遂げれば、私達と同じになれるよ」みたいなこと言ってたから、エアとは思想も色々違うんだろうな(その上でエアが自我持ちコーラルの中でも特に優しい子であるのがわかる) セリアは後のオールマインドっぽいのも示唆(フロム脳)されてるし -- 名無しさん (2024-10-14 09:01:43) - ↑その上でセリアもリリースを強制したりせず「ドルマヤンの判断に任せるよ」って言ってくれてたらしいから、エアと同じで優しい子なんだろうね。続編で人類に敵意剥き出しの新たな変異波形とか出てきたらどうなるやら… -- 名無しさん (2024-10-14 09:35:41) - 衛星砲の制御を奪える→開放ルートでやれば問答無用でザイレムを落とせる  コーラルを使ったACを乗っ取れる→開放ルートでウォルターのAC乗っ取ってくれんか    まあ開放ルートだとどちらもその発想に至らなかったのだろうし、HALには乗っ取り対策がされてた可能性が高いけども -- 名無しさん (2024-10-14 10:00:24) - なりすましじゃねーか! 追記に思わず笑ってしまったw 確かにその通りでもあるけど結果オーライなんだから許してあげようよ。 -- 名無しさん (2024-10-14 10:23:15) - 日本兵に振り回されるもんぺエアちゃんかわいい -- 名無しさん (2024-10-14 12:05:55) - どすこいエアちゃん号立体化時はAC初の美少女フィギュアと迎えられたとかなんとか -- 名無しさん (2024-10-14 12:34:07) - エフィメラでは分身しないのって単に機体の出力的に出来ないのかルートの関係上キュベレイ見てないから分身出す発想が無いのかどっちなんだろ? -- 名無しさん (2024-10-14 18:57:13) - ファイナルエアちゃん号ともたまに呼ばれるよね -- 名無しさん (2024-10-14 19:31:07) - どすこいは8割がた立体化したフィギュアの問題やな。ゲーム中の機体はがっしりはしているがムッチリではないので。敢えて言わせてもらうがフィギュアのムッチリ具合は実にけしからん具合で最高に好みの体系だったことをここに記す。安定感もあって大変すばらしかった。 -- 名無しさん (2024-10-15 11:12:05) - 今まで項目無かったのが驚きなのだが。実質ヒロインキャラなのに。……ヒロインキャラだから、か。 -- 名無しさん (2024-10-15 11:13:08) - 「制御装置も逃げはしないでしょう。ゆ」くらいで既に目的地に着いて制御装置にアクセスしてるよね -- 名無しさん (2024-10-15 14:02:17) - コーラルを燃やすルートが正史として採用されそう -- 名無しさん (2024-12-02 12:10:37) - 脳内彼女ではない。ウォルターが言うには「隣にいる」らしいのでティンカーベルみたいな感じでくっついてる感じなんだろう。余計湿っぽいって?まあね。 -- 名無しさん (2024-12-03 10:00:25) - 赤く光る 人類大好き 全宇宙に遍在するエネルギー 最期のセリフが「戦闘モード起動」 ワシ… コーラルの正体に心当たりがあるんや -- 名無しさん (2025-01-08 20:31:48) - ハッキングできるエアちゃんといい、どこかからコーラルリリースの情報仕入れて来るセリアといい、一応621(ドルマヤン)に友好的だからいいけど…人類に敵対的な変異波形が居たらどうなるんだこれ? -- 名無しさん (2025-02-24 16:14:05) - ↑↑貴様―!!ゲッター線を…宇宙の全てが…うん…わかってきたぞ…ははは… そうか 空間と時間とおれの関係はすごく簡単なことなんだ -- 名無しさん (2025-03-03 16:53:06) #comment() #areaedit(end) }

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