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&font(#6495ED){登録日}:2025/07/26 Sat 17:45:14
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読みタイ!
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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『&b(){&color(#00bfff){トミプラワールド} &color(red){のり}&color(blue){のり}&color(#7fff00){タイムズ!!}}』とは2025年4月6日より[[テレビ東京]]系列にて放送開始したテレビ番組である。
*概要
2025年1月21日に番組放送開始が発表された。
タイトル通りタカラトミーの[[自動車]]玩具トミカと鉄道玩具[[プラレール]]の販促番組で、トミカとプラレールで製品化されている車両を中心に各種乗り物を紹介し、歌やクイズ、アニメと乗り物に関するコーナーを30分に集約した教育番組。
放送時間は毎週日曜午前8時30分から9時。YouTubeなどで見逃しも行われているため安心。
このようにテレビ東京系列、小学館集英社プロダクション制作であること、乗り物紹介コーナー、乗り物の歌、クイズ、アニメが詰まった番組…という特徴から分かる通り&font(b,red){かつて悲惨な最期を遂げた人気乗り物番組『[[のりスタ!>のりものスタジオ/のりスタ!]]』の後身番組である}。
尚2023年から『のりスタ!』はYouTubeにて番組コーナーの部分配信を開始しているが、この企画が本番組と連動したものだったのかは不明。ただ『のりスタ!』も小学館集英社プロダクション制作のため全くの無関係というわけでも無いと思われる。
『のりスタ!』の最末期はスポンサーの都合による乗り物と無関係なコーナーの挿入やコーナーアニメを海外作品に依存していたことからコンセプトが破綻し、打ち切りに近い形で終了してしまっていたが、コーナーアニメ含めタカラトミーがメインスポンサーとして番組を牽引する形となっているのも『のりスタ!』の失敗を踏まえた結果とも考えられる。
*スタジオと出演者
**スタジオ
出演者はCG背景のスタジオに登場し、背景にはトミカやプラレール車両が走っている。
トミカは実車系だがプラレールは全て[[プラレール鉄道]]の車両。
尚放送開始前月の3月に廃盤となった青クロスライナーも映っている((番組制作と製品展開は完全にイコールに出来なかったか、クロスライナーは設定上プラレール鉄道最多の車両であり廃盤だろうとハブる訳にはいかなかったか。ちなみに現行品の赤クロスライナーもいる。))他、ブルーディスタンスは正式発表前に番組の事前告知にチラッと映り込んでいたことで存在が発覚した。
**MC
・小島のりお([[小島よしお]])
ボケ担当。平常運転と言えばまぁ分かるだろう。
・わっかーな(佐藤&ruby(わかな){和奏})
ツッコミ・進行担当。タイヤや車輪が丸いということで「わっかーな」。
・プラくん&ティーくん
&b(){2025年1月に従来のプラレールとトミカのメインキャラクターであるてっちゃんとTくんに代わって突如登場した新たなメインキャラクター。}何の前触れも無い降板は従来のファンを驚愕させた。てっちゃん(及びそのプロトタイプのリキくん)の相方のライちゃんは続投なのに……
恐らく番組は元々新体制で始める前提であり、それに合わせる形での発表と思われる。以降ホームページのキャラクターも差し替え、てっちゃんやTくんが付属していた製品のリニューアルも開始されている((後述のクイズコーナーでは従来品ではてっちゃんが付属しており、6月にプラくん同梱仕様にリニューアル予定された「J-27 プラキッズふみきりセット」のリニューアル版が5月中に先行登場している。))。
それぞれ鉄道と車が大好きな少年で、双子の兄弟。プラくんが兄。
いずれも着ぐるみで登場する。
*番組構成
番組は乗り物コーナー二つ、歌、クイズ、アニメ、エンディングの順で進行する。
**コーナー
***のりものコーナー
実車映像がメインで、一部トミカやプラレールの映像も挟まれる。毎週自動車と鉄道を一つずつ取り扱う。販促番組という性質上製品化されている車両が扱われることが多いが、そうでない車両が扱われることもある。
今ところ自動車と鉄道しか紹介されていないが後述の歌では船舶や航空機にも触れられているため今後自動車と鉄道以外が登場する可能性はある。
シーズン毎にコーナーの種類が固定だった『のりスタ!』とは異なり回毎に扱うものに合わせて二種類のコーナーがその都度選ばれる形となっている。
・のりタイ のりもの図鑑
自動車・鉄道共用コーナー。
図鑑のページのように乗り物の外観や内装、スペック、運用について紹介する。紹介される乗り物は在来線、[[新幹線]]、JR、私鉄、乗用車、重機、緊急車両とあらゆるジャンルが対象。
またGRスープラ・富士スピードウェイセーフティーカーは2025年4月放送で紹介されたが…わずか翌ヶ月後の6月に廃盤が発表されている。
・のりものヒーロー列伝
自動車・鉄道共用コーナー。
車両そのものではなく消防士や警察官、列車の運転士・整備士といった「乗り物に携わる立場の人々」にスポットを当て、彼らの仕事について紹介する。
業務の様子の紹介やその人へのインタビューを行い、最後に「必殺技」を紹介してもらう。
・カーッコイイTV
自動車専用コーナー。
&b(){明らかに『カーグラフィックTV』(BS朝日)のパロディなスタイルで自動車を紹介する。}
紹介される車種はスポーツカーやSUV、ファミリーカーといった乗用車や趣味的な車種に限られる。
&font(b,red){そしてどう見てもスペック紹介が専門用語を多様し、細かい数値もきっちり記載と子供そっちのけでお父様方を狙っているようにしか見えないが。}
・いい旅 鉄気分
鉄道専用コーナー。
これまた『いい旅・夢気分』のパロディスタイル。こちらは同局内のセルフパロディだが。
各地の列車に乗って観光地へ向かう様子、観光地の様子を車両と共に紹介する。
放送第二回目、このコーナーの初回は3月に地域限定品として発売開始した[[21020系近鉄アーバンライナーnext>アーバンライナー(近鉄特急)]]が選ばれており、同年7月には7月の新製品である[[東武8000系]]が早速紹介され、「トミカとプラレールの販促番組」という性質が色濃く出ている。
また『のりもの図鑑』のOPにはプラレールで製品化実績の無い[[大井川鐵道>大井川鐵道大井川本線]]C10 8や[[209系>JR東日本209系電車]][[京葉線]]が映っていることから扱いが注目されていたが、6月8日放送分のこのコーナーにC10 8が登場。実車映像のみとなった。ただその回ではメインとしては扱われず軽く触れられただけだが『きかんしゃトーマス号』についても触れられており、ほぼ同時期に数年越しの再販がこっそり始まっていたためそれに関したものである可能性がある((その後『のりものヒーロー列伝』でもC10 8が登場している。))。
**歌・ダンス
乗り物に関する歌とダンスのコーナー。
・のり・タイ・な!
作詞・作曲:酒井陽一
歌:橋村姫
番組メインテーマ。
冒頭でも流れるがフルバージョンは歌コーナーでしか聴くことが出来ない。
歌詞の中では船舶や航空機についても触れられている。
・電車でDEN-DE★DEN
作詞・作曲:酒井陽一
歌:上間江望
鉄道の歌。
MVではプラレールでの製品化実績の無い小湊鉄道も登場する。
・くるくるクルマックス
作詞・作曲:酒井陽一
歌:緋村剛
自動車の歌。
**クイズ・ゲームコーナー
・のりたかったら答えよう!のりタイクイズ
わっかーなが乗り物に関するクイズを出題する。
[[それに対してのりおがトンチンカンな解答をするのがお約束。>大喜利]]
またクイズは1問だけで、その後はクイズで取り扱ったものを紹介するだけ回も存在する。
後述の『ジョブレイバー』続編放送開始日にはジョブレイバー仕様の特別版となった。
・のりものブロック みんなでのりのりでくみたてよう!
2025年の新製品『トミカ・プラレールブロック』を題材にしたコーナー。
制限時間内に乗り物のブロックを組み立てる。
製品とは異なりジョイントが無く大型の撮影用モデルを使用する。
やはりのりおがボケる。
・のりのりニュース!
イベントなどの情報を紹介する。
その他この枠で無題のフリーコーナー(またはトークコーナー)となることがある。
**アニメ
前述の通り『のりスタ!』後期において放送されていたアニメは全て外部版権作品で、[[人気作品>きかんしゃトーマス]]であっても放送側の都合で番組内での放送を終了、作品減少、それに起因すると思われる番組の破綻が発生していたためアニメもタカラトミーで主導することでそれを回避する意図があるのかもしれない((初期には[[トミーの販促作品>おもちゃ大陸プトラパトラ]]、[[タカラの販促作品>スーパートレインがんばりダッシュ]]が存在していた。これらは現在公式YouTubeで視聴可能。))。
・ゴー!ゴー!びーくるずー のりものスター編
2023年に『冒険大陸 アニアキングダム』内で放送されていたものの続編。
喋る動物が喋る乗り物と協力して街で起こる事件を解決する。途中ちょっとしたクイズが挟まれる。一応『トミカ』『プラレール』『アニア』((トミカ・プラレール規格の動物フィギュア。))共同シリーズとなっているがアニア要素は無く((動物フィギュアだがリアル調で本作のキャラクターとは大幅に異なる。))、スターターミナル以外の鉄道車両は殆ど登場しないが実質トミカのアニメ。
新キャラの追加や新要素であるスターターミナルでのパワーアップが目玉。のっけから[[アレ>金田のバイク]]をやった。
しかし時折従来回の映像をまとめた水増し的な回もあった。&color(silver){総集編はもういやだ}
7月13日放送回(13話)を以て最終回となった。
・トミカヒーローズ ジョブレイバー 特装合体ロボ
『トミカヒーローズ』最新作。CGロボットアニメで、業務用ロボット・ジョブロイドと自動車が合体したジョブレイバーが戦う。
本作の特徴は「ジョブ」の名の通りパトカーや消防車といったいかにもヒロイックな車は勿論、ゴミ収集車や配送用トラックといったこの手の変形ロボットでは扱われないような車種も登場するのが特徴((ゴミ収集車なら後部のゴミ圧縮機を手することで武器としており、配送用トラックなら梱包して敵を封じたり運搬能力を活かして必要な武器を届けたりするという形で登場する。))。
加えて&b(){自動車メーカーをはじめ様々な有名企業が実名で登場する}。
#openclose(show=参戦企業一覧){
・[[トヨタ自動車]]
・モリタホールディングス
・日産自動車
・本田技研工業(ホンダ)
・川崎重工業((後述のようにテレビ放映では降板した可能性が高い。))
・ヤマト運輸
・サカイ引越センター
・小松製作所
・全日本空輸(ANA)
・セブン-イレブン
・スシロー
・[[いすゞ自動車]]
・ENEOS
・日本交通
}
そして何より&b(){この手のアニメやゲームに非常に非協力的なことで知られるホンダ((かつてホンダ車による暴走行為によりホンダ及び関連企業が書類送検されたことと、二足歩行ロボットASIMOの研究により自動車メーカーのなかでもロボットに対してとりわけシビアな考えを持っているためとされている。))も参加していることが特筆される}。しっかりホンダのバイクがロボットに変形する。
放送開始時からは本来YouTube向けWEBアニメとして2022年に制作されたものをそのまま放送しており、この放送分は7月公開予定の続編までの繋ぎのような扱いなのか、主要回のみを抜粋したセレクション放送となっていた。そのため完全版が見たかったらタカラトミー公式YouTubeで観よう。特に一部サブキャラのメイン回はバッサリカットされている。また約3分のエピソードを2話同時放送。
尚自動車メーカー以外の実在企業についてだが、テレビ放送でも問題無く登場している((但し川崎重工の機体が登場する回は未放送。優先度が低かったため飛ばされたのか契約の都合なのかは不明。尚続編では前作では川重の機体が担当していたヘリコプターが架空機体に変更されている。そのためテレビ放映においては川崎重工は一切登場しないため放送版では降板した可能性がある。))。
放送初回は『びーくるずー』に次いでアレを披露。しかもこっちは本当にバイク。
続編は7月6日より放送開始で、新たにいすゞ自動車((前作ではトラックメーカーが参入していなかったためトラックはトヨタ・ダイナ清掃車を除き架空車種となっていた。これでトラックも実在車種が登場出来るであろう。……と思いきや現状発表されているいすゞ車はトラックではなくスーパーアンビュランスだけで他のトラック類は架空車種。))、ENEOS((これは架空車種。普通のトミカでも発売されているがこちらはいすゞの子会社であるUDトラックスを車種としているので実車ベースになってもおかしくなかったが架空車となった理由は不明。))、日本交通が参入する。
地上波放送に伴い放送尺は1話約9分に延長され、BGMも汎用音源から専用曲に変更、ナレーション、エンディング、次回予告も追加とフォーマットがテレビ放送仕様となっている。
また新たな目玉要素は車ベースのジョブレイバーにバイクやヘリコプターをオプションとして合体させる「トリニティ合体」 。しかし&b(){別会社同士の合体はマズかったのかバイクやヘリコプターは架空車となってしまったが}((オプションパーツの概念は前作の時点で存在したもののあちらは警察犬や交番、消防署など車両以外をモチーフにしたものなので問題無かった。))。
&s(){HONDAjetのトミカは出てないし((いわゆるビジネスジェット。もともと創業者が言い出していた最終目標のひとつが「ヒコーキのメーカーにもなる」だったことから、軌道に乗った現在ではこの方面は社内でもかなり積極的))、カワサキはトミカ商品って意味だとバイクとヘリしかないし((同社が海外のメーカーと共同開発した小型ヘリ、BK117がトミカに収録されている。トミカ商品はカワサキの自前社用ヘリのカラーだが、実機は国内だけでも警察署や消防署、TV局など様々な仕事の事業者が採用している人気機種。アニヲタ方面だと『仮面ライダークウガ』TVシリーズ版の最初に一条さんが乗ってきた長野県警のヘリがこれ。実は本番組全般に広げるなら新幹線や船舶もだいぶ昔から作っている超のりのり企業なのだが))…単純に1社統一トリニティ合体ができる会社を探すの自体も難しかったのだろう。}
・[[シンカリオン チェンジザワールド>新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION]]
本編が既に完結済かつ元が30分番組なので定期放送は持たず、本編の名場面をまとめた総集編や[[新製品>E4系新幹線電車]]発表の特別アニメを不定期に放送している。
元々『シンカリオン』自体『のりスタ!』を源流とする企画なので後継番組のコーナーとしては相応しい存在だろう。
不定期枠なので本コーナーが放送される際は代わりにクイズコーナーがカットされる。
本番組では『ジョブレイバー』と本作をまとめて「トミプラヒーローズ」と称している((両者に世界観的な繋がりは無く、作中でも「トミカ」呼びが登場する『ジョブレイバー』はともかく製品がプラレール規格であるが作中ではプラレール扱いされていない『シンカリオン』は作中においてはプラレール要素は無い。))。
・トミカとトム
2025年7月20日より『びーくるずー』に代わって放送開始。
つむぱぱ原作の絵本で、[[夜な夜な動き出す熊のぬいぐるみ>トイ・ストーリー]]のトムがトミカに乗って活躍する物語。
元々YouTube動画で短編アニメが少数制作されていたが今回制作されたテレビ版はそれを本格化させた形となる。ストーリーの拡張に伴い新キャラも追加されている。
*関連製品
告知当初から公式サイトでは「おもちゃ」のページだけが準備中となっており、本番組オリジナル製品の登場が示唆されていたが、7月には新製品の『のりのりタイムズ のりのりエクスプレス』((金型はプラレール鉄道レッドフライナーの流用。但し台湾版のブルーフライナーとして金型が改修された(パンタグラフ昇降ギミックと運転士がオミットされている)もの。))と『のりのりタイムズ スタジオトラック』((金型は過去に発売されていたコカ・コーラのイベントトラックの流用。))の製品化が発表された。加えてのりおのプラキッズ((トミカ・プラレール用の情景フィギュア。OPなどではプラキッズ仕様ののりおとわっかーなのビジュアルが用意されている。))が付属している(それぞれで表情違い)。結構リアルな表情なので彼のファンは必見?わっかーなの方はまだ製品化が発表されていないため続報に期待。
ちなみに2025年のタカラトミーの株主優待では本番組仕様のトラックのトミカが配布された。
次回も、みんな、のりのりで、追記・修正!
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\Takara Tomy/
#vote3(time=600,3)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
#comment()
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2025/07/26 Sat 17:45:14
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
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『&b(){&color(#00bfff){トミプラワールド} &color(red){のり}&color(blue){のり}&color(#7fff00){タイムズ!!}}』とは2025年4月6日より[[テレビ東京]]系列にて放送開始したテレビ番組である。
*概要
2025年1月21日に番組放送開始が発表された。
タイトル通りタカラトミーの[[自動車]]玩具トミカと鉄道玩具[[プラレール]]の販促番組で、トミカとプラレールで製品化されている車両を中心に各種乗り物を紹介し、歌やクイズ、アニメと乗り物に関するコーナーを30分に集約した教育番組。
放送時間は毎週日曜午前8時30分から9時。YouTubeなどで見逃しも行われているため安心。
このようにテレビ東京系列、小学館集英社プロダクション制作であること、乗り物紹介コーナー、乗り物の歌、クイズ、アニメが詰まった番組…という特徴から分かる通り&font(b,red){かつて悲惨な最期を遂げた人気乗り物番組『[[のりスタ!>のりものスタジオ/のりスタ!]]』の後身番組である}。
尚2023年から『のりスタ!』はYouTubeにて番組コーナーの部分配信を開始しているが、この企画が本番組と連動したものだったのかは不明。ただ『のりスタ!』も小学館集英社プロダクション制作のため全くの無関係というわけでも無いと思われる。
『のりスタ!』の最末期はスポンサーの都合による乗り物と無関係なコーナーの挿入やコーナーアニメを海外作品に依存していたことからコンセプトが破綻し、打ち切りに近い形で終了してしまっていたが、コーナーアニメ含めタカラトミーがメインスポンサーとして番組を牽引する形となっているのも『のりスタ!』の失敗を踏まえた結果とも考えられる。
*スタジオと出演者
**スタジオ
出演者はCG背景のスタジオに登場し、背景にはトミカやプラレール車両が走っている。
トミカは実車系だがプラレールは全て[[プラレール鉄道]]の車両。
尚放送開始前月の3月に廃盤となった青クロスライナーも映っている((番組制作と製品展開は完全にイコールに出来なかったか、クロスライナーは設定上プラレール鉄道最多の車両であり廃盤だろうとハブる訳にはいかなかったか。ちなみに現行品の赤クロスライナーもいる。))他、ブルーディスタンスは正式発表前に番組の事前告知にチラッと映り込んでいたことで存在が発覚した。
**MC
・小島のりお([[小島よしお]])
ボケ担当。平常運転と言えばまぁ分かるだろう。
・わっかーな(佐藤&ruby(わかな){和奏})
ツッコミ・進行担当。タイヤや車輪が丸いということで「わっかーな」。
・プラくん&ティーくん
&b(){2025年1月に従来のプラレールとトミカのメインキャラクターであるてっちゃんとTくんに代わって突如登場した新たなメインキャラクター。}何の前触れも無い降板は従来のファンを驚愕させた。てっちゃん(及びそのプロトタイプのリキくん)の相方のライちゃんは続投なのに……
恐らく番組は元々新体制で始める前提であり、それに合わせる形での発表と思われる。以降ホームページのキャラクターも差し替え、てっちゃんやTくんが付属していた製品のリニューアルも開始されている((後述のクイズコーナーでは従来品ではてっちゃんが付属しており、6月にプラくん同梱仕様にリニューアル予定された「J-27 プラキッズふみきりセット」のリニューアル版が5月中に先行登場している。))。
それぞれ鉄道と車が大好きな少年で、双子の兄弟。プラくんが兄。
いずれも着ぐるみで登場する。
*番組構成
番組は乗り物コーナー二つ、歌、クイズ、アニメ、エンディングの順で進行する。
**コーナー
***のりものコーナー
実車映像がメインで、一部トミカやプラレールの映像も挟まれる。毎週自動車と鉄道を一つずつ取り扱う。販促番組という性質上製品化されている車両が扱われることが多いが、そうでない車両が扱われることもある。
今ところ自動車と鉄道しか紹介されていないが後述の歌では船舶や航空機にも触れられているため今後自動車と鉄道以外が登場する可能性はある。
シーズン毎にコーナーの種類が固定だった『のりスタ!』とは異なり回毎に扱うものに合わせて二種類のコーナーがその都度選ばれる形となっている。
・のりタイ のりもの図鑑
自動車・鉄道共用コーナー。
図鑑のページのように乗り物の外観や内装、スペック、運用について紹介する。紹介される乗り物は在来線、[[新幹線]]、JR、私鉄、乗用車、重機、緊急車両とあらゆるジャンルが対象。
またGRスープラ・富士スピードウェイセーフティーカーは2025年4月放送で紹介されたが…わずか翌ヶ月後の6月に廃盤が発表されている。
・のりものヒーロー列伝
自動車・鉄道共用コーナー。
車両そのものではなく消防士や警察官、列車の運転士・整備士といった「乗り物に携わる立場の人々」にスポットを当て、彼らの仕事について紹介する。
業務の様子の紹介やその人へのインタビューを行い、最後に「必殺技」を紹介してもらう。
・カーッコイイTV
自動車専用コーナー。
&b(){明らかに『カーグラフィックTV』(BS朝日)のパロディなスタイルで自動車を紹介する。}
紹介される車種はスポーツカーやSUV、ファミリーカーといった乗用車や趣味的な車種に限られる。
&font(b,red){そしてどう見てもスペック紹介が「V型エンジン」や「ツインターボ」といった子供には「?」となる専門用語を多様し、細かい数値もきっちり記載と子供そっちのけでお父様方を狙っているようにしか見えないが。}
&s(){このコーナーで出てきた専門用語の意味を子供に問われたら、説明してやるか自動車の仕組みの本を渡しておく事が必須だろう。}
・いい旅 鉄気分
鉄道専用コーナー。
これまた『いい旅・夢気分』のパロディスタイル。こちらは同局内のセルフパロディだが。
各地の列車に乗って観光地へ向かう様子、観光地の様子を車両と共に紹介する。
放送第二回目、このコーナーの初回は3月に地域限定品として発売開始した[[21020系近鉄アーバンライナーnext>アーバンライナー(近鉄特急)]]が選ばれており、同年7月には7月の新製品である[[東武8000系]]が早速紹介され、「トミカとプラレールの販促番組」という性質が色濃く出ている。
また『のりもの図鑑』のOPにはプラレールで製品化実績の無い[[大井川鐵道>大井川鐵道大井川本線]]C10 8や[[209系>JR東日本209系電車]][[京葉線]]が映っていることから扱いが注目されていたが、6月8日放送分のこのコーナーにC10 8が登場。実車映像のみとなった。ただその回ではメインとしては扱われず軽く触れられただけだが『きかんしゃトーマス号』についても触れられており、ほぼ同時期に数年越しの再販がこっそり始まっていたためそれに関したものである可能性がある((その後『のりものヒーロー列伝』でもC10 8が登場している。))。
**歌・ダンス
乗り物に関する歌とダンスのコーナー。
・のり・タイ・な!
作詞・作曲:酒井陽一
歌:橋村姫
番組メインテーマ。
冒頭でも流れるがフルバージョンは歌コーナーでしか聴くことが出来ない。
歌詞の中では船舶や航空機についても触れられている。
・電車でDEN-DE★DEN
作詞・作曲:酒井陽一
歌:上間江望
鉄道の歌。
MVではプラレールでの製品化実績の無い小湊鉄道も登場する。
・くるくるクルマックス
作詞・作曲:酒井陽一
歌:緋村剛
自動車の歌。
**クイズ・ゲームコーナー
・のりたかったら答えよう!のりタイクイズ
わっかーなが乗り物に関するクイズを出題する。
[[それに対してのりおがトンチンカンな解答をするのがお約束。>大喜利]]
またクイズは1問だけで、その後はクイズで取り扱ったものを紹介するだけ回も存在する。
後述の『ジョブレイバー』続編放送開始日にはジョブレイバー仕様の特別版となった。
・のりものブロック みんなでのりのりでくみたてよう!
2025年の新製品『トミカ・プラレールブロック』を題材にしたコーナー。
制限時間内に乗り物のブロックを組み立てる。
製品とは異なりジョイントが無く大型の撮影用モデルを使用する。
やはりのりおがボケる。
・のりのりニュース!
イベントなどの情報を紹介する。
その他この枠で無題のフリーコーナー(またはトークコーナー)となることがある。
**アニメ
前述の通り『のりスタ!』後期において放送されていたアニメは全て外部版権作品で、[[人気作品>きかんしゃトーマス]]であっても放送側の都合で番組内での放送を終了、作品減少、それに起因すると思われる番組の破綻が発生していたためアニメもタカラトミーで主導することでそれを回避する意図があるのかもしれない((初期には[[トミーの販促作品>おもちゃ大陸プトラパトラ]]、[[タカラの販促作品>スーパートレインがんばりダッシュ]]が存在していた。これらは現在公式YouTubeで視聴可能。))。
・ゴー!ゴー!びーくるずー のりものスター編
2023年に『冒険大陸 アニアキングダム』内で放送されていたものの続編。
喋る動物が喋る乗り物と協力して街で起こる事件を解決する。途中ちょっとしたクイズが挟まれる。一応『トミカ』『プラレール』『アニア』((トミカ・プラレール規格の動物フィギュア。))共同シリーズとなっているがアニア要素は無く((動物フィギュアだがリアル調で本作のキャラクターとは大幅に異なる。))、スターターミナル以外の鉄道車両は殆ど登場しないが実質トミカのアニメ。
新キャラの追加や新要素であるスターターミナルでのパワーアップが目玉。のっけから[[アレ>金田のバイク]]をやった。
しかし時折従来回の映像をまとめた水増し的な回もあった。&color(silver){総集編はもういやだ}
7月13日放送回(13話)を以て最終回となった。
・トミカヒーローズ ジョブレイバー 特装合体ロボ
『トミカヒーローズ』最新作。CGロボットアニメで、業務用ロボット・ジョブロイドと自動車が合体したジョブレイバーが戦う。
本作の特徴は「ジョブ」の名の通りパトカーや消防車といったいかにもヒロイックな車は勿論、ゴミ収集車や配送用トラックといったこの手の変形ロボットでは扱われないような車種も登場するのが特徴((ゴミ収集車なら後部のゴミ圧縮機を手することで武器としており、配送用トラックなら梱包して敵を封じたり運搬能力を活かして必要な武器を届けたりするという形で登場する。))。
加えて&b(){自動車メーカーをはじめ様々な有名企業が実名で登場する}。
#openclose(show=参戦企業一覧){
・[[トヨタ自動車]]
・モリタホールディングス
・日産自動車
・本田技研工業(ホンダ)
・川崎重工業((後述のようにテレビ放映では降板した可能性が高い。))
・ヤマト運輸
・サカイ引越センター
・小松製作所
・全日本空輸(ANA)
・セブン-イレブン
・スシロー
・[[いすゞ自動車]]
・ENEOS
・日本交通
}
そして何より&b(){この手のアニメやゲームに非常に非協力的なことで知られるホンダ((かつてホンダ車による暴走行為によりホンダ及び関連企業が書類送検されたことと、二足歩行ロボットASIMOの研究により自動車メーカーのなかでもロボットに対してとりわけシビアな考えを持っているためとされている。))も参加していることが特筆される}。しっかりホンダのバイクがロボットに変形する。
放送開始時からは本来YouTube向けWEBアニメとして2022年に制作されたものをそのまま放送しており、この放送分は7月公開予定の続編までの繋ぎのような扱いなのか、主要回のみを抜粋したセレクション放送となっていた。そのため完全版が見たかったらタカラトミー公式YouTubeで観よう。特に一部サブキャラのメイン回はバッサリカットされている。また約3分のエピソードを2話同時放送。
尚自動車メーカー以外の実在企業についてだが、テレビ放送でも問題無く登場している((但し川崎重工の機体が登場する回は未放送。優先度が低かったため飛ばされたのか契約の都合なのかは不明。尚続編では前作では川重の機体が担当していたヘリコプターが架空機体に変更されている。そのためテレビ放映においては川崎重工は一切登場しないため放送版では降板した可能性がある。))。
放送初回は『びーくるずー』に次いでアレを披露。しかもこっちは本当にバイク。
続編は7月6日より放送開始で、新たにいすゞ自動車((前作ではトラックメーカーが参入していなかったためトラックはトヨタ・ダイナ清掃車を除き架空車種となっていた。これでトラックも実在車種が登場出来るであろう。……と思いきや現状発表されているいすゞ車はトラックではなくスーパーアンビュランスだけで他のトラック類は架空車種。))、ENEOS((これは架空車種。普通のトミカでも発売されているがこちらはいすゞの子会社であるUDトラックスを車種としているので実車ベースになってもおかしくなかったが架空車となった理由は不明。))、日本交通が参入する。
地上波放送に伴い放送尺は1話約9分に延長され、BGMも汎用音源から専用曲に変更、ナレーション、エンディング、次回予告も追加とフォーマットがテレビ放送仕様となっている。
また新たな目玉要素は車ベースのジョブレイバーにバイクやヘリコプターをオプションとして合体させる「トリニティ合体」 。しかし&b(){別会社同士の合体はマズかったのかバイクやヘリコプターは架空車となってしまったが}((オプションパーツの概念は前作の時点で存在したもののあちらは警察犬や交番、消防署など車両以外をモチーフにしたものなので問題無かった。))。
&s(){HONDAjetのトミカは出てないし((いわゆるビジネスジェット。もともと創業者が言い出していた最終目標のひとつが「ヒコーキのメーカーにもなる」だったことから、軌道に乗った現在ではこの方面は社内でもかなり積極的))、カワサキはトミカ商品って意味だとバイクとヘリしかないし((同社が海外のメーカーと共同開発した小型ヘリ、BK117がトミカに収録されている。トミカ商品はカワサキの自前社用ヘリのカラーだが、実機は国内だけでも警察署や消防署、TV局など様々な仕事の事業者が採用している人気機種。アニヲタ方面だと『仮面ライダークウガ』TVシリーズ版の最初に一条さんが乗ってきた長野県警のヘリがこれ。実は本番組全般に広げるなら新幹線や船舶もだいぶ昔から作っている超のりのり企業なのだが))…単純に1社統一トリニティ合体ができる会社を探すの自体も難しかったのだろう。}
・[[シンカリオン チェンジザワールド>新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION]]
本編が既に完結済かつ元が30分番組なので定期放送は持たず、本編の名場面をまとめた総集編や[[新製品>E4系新幹線電車]]発表の特別アニメを不定期に放送している。
元々『シンカリオン』自体『のりスタ!』を源流とする企画なので後継番組のコーナーとしては相応しい存在だろう。
不定期枠なので本コーナーが放送される際は代わりにクイズコーナーがカットされる。
本番組では『ジョブレイバー』と本作をまとめて「トミプラヒーローズ」と称している((両者に世界観的な繋がりは無く、作中でも「トミカ」呼びが登場する『ジョブレイバー』はともかく製品がプラレール規格であるが作中ではプラレール扱いされていない『シンカリオン』は作中においてはプラレール要素は無い。))。
・トミカとトム
2025年7月20日より『びーくるずー』に代わって放送開始。
つむぱぱ原作の絵本で、[[夜な夜な動き出す熊のぬいぐるみ>トイ・ストーリー]]のトムがトミカに乗って活躍する物語。
元々YouTube動画で短編アニメが少数制作されていたが今回制作されたテレビ版はそれを本格化させた形となる。ストーリーの拡張に伴い新キャラも追加されている。
*関連製品
告知当初から公式サイトでは「おもちゃ」のページだけが準備中となっており、本番組オリジナル製品の登場が示唆されていたが、7月には新製品の『のりのりタイムズ のりのりエクスプレス』((金型はプラレール鉄道レッドフライナーの流用。但し台湾版のブルーフライナーとして金型が改修された(パンタグラフ昇降ギミックと運転士がオミットされている)もの。))と『のりのりタイムズ スタジオトラック』((金型は過去に発売されていたコカ・コーラのイベントトラックの流用。))の製品化が発表された。加えてのりおのプラキッズ((トミカ・プラレール用の情景フィギュア。OPなどではプラキッズ仕様ののりおとわっかーなのビジュアルが用意されている。))が付属している(それぞれで表情違い)。結構リアルな表情なので彼のファンは必見?わっかーなの方はまだ製品化が発表されていないため続報に期待。
ちなみに2025年のタカラトミーの株主優待では本番組仕様のトラックのトミカが配布された。
次回も、みんな、のりのりで、追記・修正!
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