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快(重騎) - (2024/12/02 (月) 14:02:29) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2011/09/02(金) 18:59:47
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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[[川上稔]]の長編[[ライトノベル]]、[[都市シリーズ]]に登場する人型兵器〈[[重騎>重騎(都市シリーズ)]]〉の一つ。
都市シリーズは長編ではあるが、何巻か毎に舞台も登場人物も変わる、所謂オムニバス形式をとっており、この騎体が登場するのは閉鎖都市 巴里のみとなっている。
□スペック・特長
型式番号:HLP018・77-LL
分類:HL(雌型重騎)
全長:約8ヤード(1ヤード=0.9144メートル)
製造年月:不明(恐らく1912年〜1919年)
凌駕紋章:飛天(アンジェ)
搭乗者:ベレッタ・マクワイルド
前述の通り閉鎖都市 巴里に登場した重騎であり、中盤から終盤にかけて主人公の一人であるベレッタが搭乗することになる、所謂主人公機。グラッチェとルビが振られる。
仏蘭西製であり、HLT001〈楽(スリール)〉の[[後継機]]。
戦場において使用されていたのは第一次世界大戦時(1912〜1919)であり、本編開始時(1944)においては後継機である〈喜(ジョワ)〉に主力機の座を奪われている。
ぶっちゃけてしまえばロートルの時代遅れ。
ただ、前身となる〈楽〉がその当時において熟練者でなければ扱う事が出来ない程出力過多なため、〈楽〉の後継機であり、そのワイヤーシリンダを受け継いだ〈快〉も、瞬間出力では現行の機体に劣らない。
また、他の重騎に比べて脚が細く耐久性に欠ける。
作中では独逸軍による出力制限をうけており、ベレッタ曰く「走る事は出来ても、踏ん張りは効かなそう」との事。
□作中の活躍
作中中盤にてソルボンヌ大学での実技前講習が初登場。
ベレッタが搭乗し、教官兼監視役の独逸兵が搭乗する中騎〈黒犬(ヤークト・フント)〉を模擬戦闘で軽くあしらう。
キレた独逸兵が再戦するも、今度は完膚なきまでにブチのめす。
それにまたもやキレた独逸兵が、ベレッタ不在の講義中重騎に乗った男子生徒(初心者)の腕を使い物にならなくする。
それを知ったベレッタが学園祭のトーナメント式重騎戦で独逸兵に復讐する決意をする。
で、トーナメント。
出力制限を受けたままの〈快〉で出場し、一回戦及び二回戦の相手を瞬殺。
決勝にて、恋人で現在は独逸軍の名誉将校の[[フィリップ・ミゼール>フィリップ・ミゼール(都市シリーズ)]]が駆る〈剣将(エクスペール・デ・オレイユ)〉と対峙する。
超過駆動と凌駕紋章を使い善戦するも機体差に押され追い詰められる。
が、〈剣将〉の整備不良による自爆でなんとか辛勝。
トーナメント優勝者と独逸兵の特別戦にて独逸陸軍中佐の[[ハインツ・ベルゲ>ハインツ・ベルゲ(都市シリーズ)]]と、その重騎〈赤獅子(ロート・レーヴェ)〉と対峙。
善戦するも敗北し、〈快〉は大破する。
以下ネタバレ
#center(){
&font(#0000ff){オマエが誰かのために闘えるように、一つの力を残す。}
&font(#0000ff){オマエはいつも元気でどこかに飛んでいってしまうヤツだったから、ちゃんとその通りのものを用意してやった。}
&font(#0000ff){重騎師の詩にあるとおり、天地を掴むためのものを――。}
}
&font(#ff0000){HLP018・77-LL〈快・改〉}
トーナメント戦において大破した騎体をフィリップ・ミゼールが回収し、ベレッタ・ミゼール(旧姓・マクワイルド)用に補修、改造したもの。作中においては単に〈快〉と呼ばれているが、改造前のモノと区別するため〈快・改〉と表記する。
改造部には独逸軍のものが使われているが、綺麗に整えられ、違和感無く改造されているらしい。
〈改〉との差は以下の通り。
・右肩にミゼール家の剣の家門、左肩に戦女神のショルダーアートが描かれている。
・〈快〉の弱点であった脚部のカスタマイズ。頑丈にされ、蹴りも入れられるらしい。
・背部には増槽と、凌駕紋章のための小翼。
・装備に神型具の槍と盾、更にはミゼール家に伝わる神型具の剣・第三炎帝。
当然ではあるが、出力制限は解除されている。
□作中の活躍
巴里解放戦〈炎陣作戦(プロジェクト・フレイムグライド)〉におけるベレッタの乗機。巴里の北側から独逸軍の検問を破り、巴里に突入。騎や装甲車両を薙ぎ倒しながら巴里の中央、シャン・ド・マルス広場まで駆け抜ける。
その途中で槍と盾を失う。
シャン・ド・マルス広場の地下には、解放軍が大量の爆薬を仕掛けており、それを第三炎帝で引火、爆発させ、シャン・ド・マルス広場に集まっていた独逸兵を一掃。ちなみにその時の衝撃で&font(#ff0000){エッフェル塔が倒壊した}。
更に言詞爆弾を積んだ独逸軍の航空機を打ち落とすため、切り取ったエッフェル塔の先端を即席の槍とし、エッフェル塔自体をマスドライバーのようにして飛翔。
槍を航空機へとぶん投げ第三炎帝でぶった切ることで言詞爆弾を奪取する。
そして、着陸し通信機を求めていた所でバルロワ家への臨検をしようとしていた因縁の相手ハインツ・ベルゲの乗る〈赤獅子〉と対峙。
エネルギー切れや槍の喪失、着地時の衝撃による足の負傷に苦しみながら〈赤獅子〉に痛打を与えるも、追い詰められた所で突如現れたのは、〈快〉の飛翔や戦闘とふと見つけた「写真」から覚悟を決めた[[少女の雄姿>庇護女帝]]だった…。
この時盾代わりの様に攻撃を受け〈快〉から弾かれた第三炎帝は、続く最終決戦にて思わぬ形で役に立つことになる。
追記・修正お願いします。
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#openclose(show=▷ コメント欄){
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#comment
#areaedit(end)
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[[川上稔]]の長編[[ライトノベル]]、[[都市シリーズ]]に登場する人型兵器〈[[重騎>重騎(都市シリーズ)]]〉の一つ。
都市シリーズは長編ではあるが、何巻か毎に舞台も登場人物も変わる、所謂オムニバス形式をとっており、この騎体が登場するのは閉鎖都市 巴里のみとなっている。
□スペック・特長
型式番号:HLP018・77-LL
分類:HL(雌型重騎)
全長:約8ヤード(1ヤード=0.9144メートル)
製造年月:不明(恐らく1912年〜1919年)
凌駕紋章:飛天(アンジェ)
搭乗者:ベレッタ・マクワイルド
前述の通り閉鎖都市 巴里に登場した重騎であり、中盤から終盤にかけて主人公の一人であるベレッタが搭乗することになる、所謂主人公機。グラッチェとルビが振られる。
仏蘭西製であり、HLT001〈楽(スリール)〉の[[後継機]]。
戦場において使用されていたのは第一次世界大戦時(1912〜1919)であり、本編開始時(1944)においては後継機である〈喜(ジョワ)〉に主力機の座を奪われている。
ぶっちゃけてしまえばロートルの時代遅れ。
ただ、前身となる〈楽〉がその当時において熟練者でなければ扱う事が出来ない程出力過多なため、〈楽〉の後継機であり、そのワイヤーシリンダを受け継いだ〈快〉も、瞬間出力では現行の機体に劣らない。
また、他の重騎に比べて脚が細く耐久性に欠ける。
作中では独逸軍による出力制限をうけており、ベレッタ曰く「走る事は出来ても、踏ん張りは効かなそう」との事。
□作中の活躍
作中中盤にてソルボンヌ大学での実技前講習が初登場。
ベレッタが搭乗し、教官兼監視役の独逸兵が搭乗する中騎〈黒犬(ヤークト・フント)〉を模擬戦闘で軽くあしらう。
キレた独逸兵が再戦するも、今度は完膚なきまでにブチのめす。
それにまたもやキレた独逸兵が、ベレッタ不在の講義中重騎に乗った男子生徒(初心者)の腕を使い物にならなくする。
それを知ったベレッタが学園祭のトーナメント式重騎戦で独逸兵に復讐する決意をする。
で、トーナメント。
出力制限を受けたままの〈快〉で出場し、一回戦及び二回戦の相手を瞬殺。
決勝にて、恋人で現在は独逸軍の名誉将校の[[フィリップ・ミゼール>フィリップ・ミゼール(都市シリーズ)]]が駆る〈剣将(エクスペール・デ・オレイユ)〉と対峙する。
超過駆動と凌駕紋章を使い善戦するも機体差に押され追い詰められる。
が、〈剣将〉の整備不良による自爆でなんとか辛勝。
トーナメント優勝者と独逸兵の特別戦にて独逸陸軍中佐の[[ハインツ・ベルゲ>ハインツ・ベルゲ(都市シリーズ)]]と、その重騎〈赤獅子(ロート・レーヴェ)〉と対峙。
善戦するも敗北し、〈快〉は大破する。
以下ネタバレ
#center(){
&font(#0000ff){オマエが誰かのために闘えるように、一つの力を残す。}
&font(#0000ff){オマエはいつも元気でどこかに飛んでいってしまうヤツだったから、ちゃんとその通りのものを用意してやった。}
&font(#0000ff){重騎師の詩にあるとおり、天地を掴むためのものを――。}
}
&font(#ff0000){HLP018・77-LL〈快・改〉}
トーナメント戦において大破した騎体をフィリップ・ミゼールが回収し、ベレッタ・ミゼール(旧姓・マクワイルド)用に補修、改造したもの。作中においては単に〈快〉と呼ばれているが、改造前のモノと区別するため〈快・改〉と表記する。
改造部には独逸軍のものが使われているが、綺麗に整えられ、違和感無く改造されているらしい。
〈改〉との差は以下の通り。
・右肩にミゼール家の剣の家門、左肩に戦女神のショルダーアートが描かれている。
・〈快〉の弱点であった脚部のカスタマイズ。頑丈にされ、蹴りも入れられるらしい。
・背部には増槽と、凌駕紋章のための小翼。
・装備に神型具の槍と盾、更にはミゼール家に伝わる神型具の剣・第三炎帝。
当然ではあるが、出力制限は解除されている。
□作中の活躍
巴里解放戦〈炎陣作戦(プロジェクト・フレイムグライド)〉におけるベレッタの乗機。巴里の北側から独逸軍の検問を破り、巴里に突入。騎や装甲車両を薙ぎ倒しながら巴里の中央、シャン・ド・マルス広場まで駆け抜ける。
その途中で槍と盾を失う。
シャン・ド・マルス広場の地下には、解放軍が大量の爆薬を仕掛けており、それを第三炎帝で引火、爆発させ、シャン・ド・マルス広場に集まっていた独逸兵を一掃。ちなみにその時の衝撃で&font(#ff0000){エッフェル塔が倒壊した}。
更に言詞爆弾を積んだ独逸軍の航空機を打ち落とすため、切り取ったエッフェル塔の先端を即席の槍とし、エッフェル塔自体をマスドライバーのようにして飛翔。
槍を航空機へとぶん投げ第三炎帝でぶった切ることで言詞爆弾を奪取する。
そして、着陸し通信機を求めていた所でバルロワ家への臨検をしようとしていた因縁の相手ハインツ・ベルゲの乗る〈赤獅子〉と対峙。
エネルギー切れや槍の喪失、着地時の衝撃による足の負傷に苦しみながら〈赤獅子〉に痛打を与えるも、追い詰められた所で突如現れたのは、〈快〉の飛翔や戦闘とふと見つけた「写真」から覚悟を決めた[[少女の雄姿>庇護女帝]]だった…。
この時盾代わりの様に攻撃を受け〈快〉から弾かれた第三炎帝は、続く最終決戦にて思わぬ形で役に立つことになる。
追記・修正お願いします。
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