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フレイ・アルスター - (2025/10/21 (火) 07:44:01) のソース
&font(#6495ED){登録日}:2011/02/26 Sat 16:02:53
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&font(#6495ED){所要時間}:約 17 分で読めます
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#center(){
&font(b,#ff0000){守るから、私の本当の想いがあなたを守るから}
}
&font(b,#ff0000){フレイ・アルスター(Flay Allster)}は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の登場人物。
#openclose(show=▽目次){
#contents()
}
*プロフィール
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生年月日:C.E.56年3月15日
星座:魚座
年齢:15歳
[[血液型]]:A型
[[身長]]:162cm
体重:53kg
人種:ナチュラル
髪色:濃い赤
瞳:薄いグレー
所属:[[地球連合軍大西洋連邦第八艦隊所属艦アークエンジェル>アークエンジェル(ガンダムSEED)]]→ドミニオン
階級:二等兵→曹長(地球連合軍)
CV:[[桑島法子]]
*人物
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[[大西洋連邦>地球連合(ガンダムSEED)]]からオーブ連合首長国の資源衛星ヘリオポリスの工科カレッジに留学している少女。
ナチュラルながら並の[[コーディネイター>コーディネイター(ガンダムSEED)]]にも劣らぬ美貌と鮮やかな赤い髪が特徴。
平井キャラの例に漏れずとても[[巨乳]]。
番組開始時点では、[[ラクス・クライン]]、[[カガリ・ユラ・アスハ]]と共にヒロインの1人と報じられていた。
[[キラ>キラ・ヤマト]]たちの一期後輩で、[[ミリアリア>ミリアリア・ハウ]]と同じサークルに入っている。
カレッジのマドンナ的存在でキラも密かに想いを寄せていたほどの人気だが、[[サイ・アーガイル]]とは親同士の決めた許嫁で仲も良好。
年頃の少女ゆえ、最大の関心事はオシャレやショッピング。
上記の自分の美貌を自覚し、それに磨きを掛ける事に余念が無く、愛用の化粧品の入手に苦心する一幕もあった。
大西洋連邦事務次官ジョージ・アルスターを父に持ち、早くに母を亡くしたこともあって父からは溺愛されフレイ自身もややファザコンの気味。
そのため箱入り娘として育てられており、よく言えば「明るく素直」、悪く言えば「世間知らずで我が儘」な面を持つ、ある意味典型的なお嬢様タイプ。
作中での過酷な状況の中ではそれが悪い方向に作用してしまうことも多かった。
また、ジョージは[[ブルーコスモス>ブルーコスモス(ガンダムSEED)]]の会員であり、フレイ自身は会員ではないものの、
父の影響でコーディネイターに対しては「自然の摂理に逆らった間違った存在」とやや否定的な捉え方をしている。
これ自体はナチュラルでは珍しくないもので、彼女自身は過激な排斥活動などはしていない。
しかし、コーディネイターの存在に生理的な拒否感を抱いていたのは事実であり、この部分は作中で肥大化し彼女の運命を左右することとなっていく。
*作中の行動
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**C.E.71(『SEED』)
第1話からヘリオポリスのカレッジで登場。
ヘリオポリス崩壊直後に乗っていた救命ポッドが故障していたところをキラの乗った[[ストライク>ストライクガンダム]]に救助され、[[アークエンジェル>アークエンジェル(ガンダムSEED)]]に避難民の1人として乗り込んだ。
しかし、突如巻き込まれた戦争という非日常に箱入り娘であったフレイが耐えられる筈も無く、精神的に疲弊していった。
また、コーディネイターに対する偏見も助長され、キラがコーディネイターと知った後は少し距離を置くようになる。
更にアルテミスではキラがコーディネイターであることを基地司令に暴露して彼を窮地に追いやってしまった他、
救助されたラクスと不意に対面した際には動揺と恐怖心からキラもいる場で「コーディネイターのくせに馴れ馴れしくしないで!」と怒鳴ってしまう。
これらの行動は序盤におけるキラの精神的疲弊を招くと共にナチュラルとコーディネイターの間にある確執を視聴者に痛感させた。
それから間もなく第八艦隊との合流が決まり、避難民の中にフレイがいることを知ったジョージが先遣艦隊に同行していることを知らされたことで、フレイも父との再会を楽しみにしていた。
ところが先遣艦隊はクルーゼ隊の[[ヴェサリウス>ナスカ級高速戦闘艦]]の襲撃を受けてしまい、フレイはラクスを[[人質]]にしてでも父を助けようとしたが、その目前でジョージの乗った艦が撃沈されてしまう。
大好きだった父の[[死]]はフレイの心を深く傷つけ、「父を守る」という約束をしておきながら果たせなかったキラに、
&font(b,#ff0000){「あんた、自分もコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょう!?」}と半ば八つ当たり同然の暴言をぶつけてしまう((キラ自身も親友であるアスランと相対していたことで積極的に戦えていたとは言い難く、その自覚もあって言い訳するとこも出来ずにただ傷つくことになった。))。
更にキラがラクスとの会話の中で[[敵機>イージスガンダム]]のパイロット([[アスラン>アスラン・ザラ]])が友人だったと明かしたことを盗み聞きしたカズイ経由で知ってしまい、
父を奪ったコーディネイターへの憎悪の矛先は、本来味方であるキラにまで本格的に及ぶようになってしまう。
その後キラに先の暴言を謝罪したうえ、自身も正式に地球連合軍の志願兵としてアークエンジェルに残ると言い出し、一転してキラへ好意を示すようになる。
その真意は&font(b,red){「キラにコーディネイターを出来るだけ多く殺させた上で、戦場で死んでもらう事」}であり、
父を守れなかったことと自分が艦に残ることへの二重の罪悪感でキラをアークエンジェル及びストライクに引き留め、
更に彼を戦場に縛り付けるためこれまでの戦いで精神的にズタズタになっていたキラへ急接近。
唇同士の濃厚なキスをするばかりか、地球降下直後には&bold(){自分の肉体まで利用し}、 [[土曜6時台>土6・日5(TBS)]]に&bold(){[[ベッドシーン>セックス]]をも披露}。
HDリマスター版やスペシャルエディションでは断片的にだが&bold(){行為中の様子が描写され}、幾多のお茶の間が凍りついた事は想像に難くない。
こうして「守らねばならない存在」として自身をキラへの楔にしたフレイは、サイとの婚約も解消。
結果2人の関係を知ったサイとの仲も拗れに拗れ、その影響は艦内に不和を呼んだ。
ただ、突き放したとはいえサイへの想いは消えておらず、キラへの劣等感からストライクを動かそうとするも果たせず悔し涙を流す彼を涙ながらに見つめていた。
また、ベッドシーンの後にキラが出撃し、部屋に1人残されたフレイは、自己嫌悪からか笑い声を上げながらも涙を流していた。((因みに、同じくリマスター版で後にクルーゼに攫われた際にもベッドに裸で横たわるシーンを披露しており、一部視聴者からラウとの性的な関係が疑われた。実際は単に[[シャネルの5番派>獣装機攻ダンクーガノヴァ]]。))
自分の貞操や婚約者への愛を捨ててまでのフレイの策略は上手く進み、目論見通りキラは自分を護るために戦場に立ち続ける。
しかし一方で、キラの一番近くに居続けることで、彼が戦場に行く度に心身共に傷ついていくことや、
そんな状態でありながら、自分や周囲の人を必死に護ろうと戦場に向かっている姿をフレイは直視することになり、
最初は見せかけでしかなかったキラへの優しさや愛情が、無自覚ながら次第に本物へと変化していく。
それは日常生活でも影響を及ぼし始め、思わぬ再会を果たし、気心が合う故にキラと親しくする[[カガリ>カガリ・ユラ・アスハ]]に対して嫉妬心を剥き出しにするなど、
当のキラが戸惑うほどに彼への独占欲を垣間見せるまでになるが、フレイ自身はキラに本気で惹かれ始めていることを認められずにいた。
さりとてキラに対して抱き始めた愛情から、以前のように打算的にキラと接することも徐々に出来なくなり、関係がぎくしゃくし始め、
オーブへ入国した際、父親を喪い艦に残る自分を気遣って同じくキラも艦に残ったこと((実際にはキラ自身も両親と顔を合わせづらかったことが大きいのだが。))を知ったことが引き金となり、
様々な感情が爆発したフレイは、キラに対して当たり散らしてしまう。
実はキラも、フレイが当初自分に近付いてきた目的・理由に薄々勘付いていたため、そんなフレイに静かに事実上の別れを切り出し、
キラとフレイの歪んだ恋人関係は、ここで終止符を打つこととなった。
しかし、キラとフレイが別れたからといって、アークエンジェルを付け狙うクルーゼ隊を始めとした脅威は去ってくれない。
キラはフレイという居場所を失っても、艦や仲間を護るために同胞との、厳しく苦しい戦いを続けることを余儀なくされ、
そんな、以前に増して過酷な環境に置かれ、心身共に摩耗していくキラを放っておくことは、最早フレイには出来なかった。
そして、キラと本当の意味で向き合い、彼との関係を一からやり直すことを決意したフレイは、
出撃前のキラに思い切って話しかけるも、緊迫した状況と喧嘩別れしてから一度も話していなかった気まずさから上手く話せなかったが、
そんな彼女の気持ちを[[なんとなく]]察したのか、キラは「帰ってからゆっくり話そう」とフレイと約束し、戦場へと向かっていった。
だが、その戦闘でキラはMIA(戦闘中行方不明)となってしまい、フレイはキラに謝る事も、関係をやり直す事も出来なくなってしまった。
かつての「コーディネイターをなるべく殺した後にキラが戦場で死を迎える」という目的は果たされた。
しかし、そこには達成感などなく、フレイはキラの戦死に他のクルーたち同様かそれ以上に心を痛めることになってしまう。
そんな取り返しのつかない自分の過ちから必死に目を逸らそうとするフレイは、アラスカ基地到着後サイと縒りを戻そうとするが、
フレイの事情とキラに対する感情の変化をなんとなく察していた彼から、その事実を指摘された上で拒絶されてしまう。
小説版ではこの一連の流れに対するフレイの心情が細かく描写されており、キラへの自身の行いを後悔し、
キラが帰ってきた暁には、それまでの自分の行動などを全て謝り、そんな自分を彼が許してくれたなら、
「今までよりもうんと優しくしてあげよう」と彼との関係をやり直すことを決意していた他、
サイに拒絶された一件で自分の行いを客観的に見直して「彼の拒絶は当然の事」と自覚し、
サイ・キラ両名への罪の意識に押し潰されそうになっていく彼女の姿が描かれている。
更にサイから拒絶された直後、先の戦闘で捕虜となり医務室で治療を受けていた[[ディアッカ>ディアッカ・エルスマン]]の皮肉にミリアリアが激昂し襲い掛かっている場面に出くわす。
一連の出来事で精神的に不安定になっていたフレイは、かつての復讐心に縋るように&bold(){「コーディネイターなんて、みんな死んじゃえばいいのよ!」}と叫び、
激情に駆られるままに、医務室にあったピストルでディアッカを射殺しようとする。
しかし、(原因が相手の暴言とはいえ)コーディネイターであることを理由に殺してしまえば、それは戦死したキラをも否定してしまうことだと思ったミリアリアに阻止される。
フレイは「(自分もディアッカを殺そうとしていたくせに)何故自分を止めるのか」とミリアリアに問うが、
互いに混乱の極致にあったためそれ以上の問答は出来ず、駆け付けたクルーたちによって引き離された。
なお、キラが戦死した後もコーディネイターを憎み、かつてのように「死んでしまえばいい」と言い放つフレイの姿は視聴者からも再び批難されているが、
小説版ではミリアリアがフレイのこの行動はキラの戦死のショックが強すぎたことが原因だと分析するなど、少しフォローされている。
その後、フレイは軍本部から転属を命じられる。
これは実務能力に対する評価ではなく、「父親の敵討ちのため軍に志願した悲劇のヒロイン」という彼女の身の上をプロパガンダに利用しようという軍上層部の意向によるもの。
こうしてフレイは同じく転属を命じられた[[ムウ>ムウ・ラ・フラガ/ネオ・ロアノーク]]や[[ナタル>ナタル・バジルール]]と共にアークエンジェルから降ろされてしまう。
しかし、直後に発動されたオペレーション・スピットブレイクの混乱でムウたちとはぐれてしまい、
不安から連絡船に乗らずアークエンジェルに戻ろうとしたフレイはアラスカ基地内を一人で彷徨い歩く。
ところがアークエンジェルは既に基地防衛のため出撃してしまっており、このままではいずれ発動する[[サイクロプス>サイクロプス(ガンダムSEED)]]による死を避けられない状況となっていた。
だが、その最中偶然基地内に潜入していた[[クルーゼ>ラウ・ル・クルーゼ]]と遭遇。
自分の声を父親のそれと聞き間違えてしまったフレイを、とある人物の関係者かと疑った彼に拉致され、そのまま連れ去られてしまった。
ザフト軍に拉致されたフレイは捕虜という名目でクルーゼの傍らに侍らされ(クルーゼの声が父親そっくり([[中の人が同じ>関俊彦]])だったので、複雑な気持ちだったらしい)、彼と行動を共にするようになる。
当然[[イザーク>イザーク・ジュール]]を始めとする周囲のザフト兵たちから疑惑の眼差しを向けられる居心地の悪い日々を送るが、
初めてコーディネイターの集団の中で生活する事は、キラへの想いを抱いていた事もあって彼女のコーディネイターに対する見方に少なからぬ影響を与える事になる。
そんな生活が2か月程続き、クルーゼと共に宇宙へ上がりプラントを訪れる等していたが、
メンデルを訪れた際に彼が「戦争を終わらせる鍵」と称するディスクを持たされ、ザフト・連合・三隻同盟が交戦中の宙域に救命ポッドで1人放り出されてしまう。
そして、フレイが通信で口走った「戦争を終わらせる鍵を持っている」という言葉に興味を持った僕らの盟主王[[アズラエル>ムルタ・アズラエル]]の指示でドミニオンに回収される中、
自分の声を聞いて助けに来た[[MS・フリーダム>フリーダムガンダム]]からキラの声が聞こえた事で、フレイはキラが生きていた事と自分を助けようとしてくれている事を知る。
しかし、さしものフリーダムといえども、キラがメンデルで自身の出生の秘密を知ってしまい、精神的に不安定だった影響もあって本来の性能を発揮する事が出来ず、
フレイを奪還するどころかドミニオンの三馬鹿…もとい最新鋭の『G』三機の攻撃で危うく撃墜されかけ、見かねたアスランに制止されて奪還に失敗。
キラとフレイは互いに相手が生きていたことを知り、その名を呼び合いつつも、本当の意味で再会する事は叶わなかった。
キラと再会できず、意気消沈したままドミニオンに迎え入れられたフレイはアズラエルにディスクを渡すが、
そこで嘗てのアークエンジェルのクルーであり、ドミニオンの艦長を務めていた[[ナタル>ナタル・バジルール]]と再会。
漸く顔見知りの人と出会えたフレイは緊張の糸が切れたのか彼女の胸で泣きじゃくり、アラスカ基地以降、漸く安堵する事が出来たのだった。
落ち着いた後、フレイはコーディネイターへの憎しみに囚われて何も見えていなかった過去の自分への自戒と贖罪の意思と、
生きていてくれたキラと再会する僅かな可能性に賭け、何もしなくて良いというナタルの心遣いを辞退し、前線に出る事を希望。
アークエンジェルではほぼ雑用を担当し、軍人としての仕事はほとんど何もしていなかったフレイだが、
ドミニオンでは上述の心境の変化と決意から、オペレーターとして前線に立つこととなった。
そして迎えた第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦。
地球連合が核ミサイルを撃ち込み、ザフトがその報復としてジェネシスを照射するという、
互いに壊滅的な威力を誇る武器の応酬を続ける、泥沼としか言いようのない戦況が展開される中、
相対したアークエンジェルを撃たせまいとするフレイは咄嗟に[[逃げる]]様に通信を送り、それを見咎めたアズラエルに殴られてしまう。
そしてその混乱の中アズラエルに叛旗を翻したナタルに背中を押され、他のクルー達と共に脱出艇でアークエンジェルへ向かう。
その後、脱出艇はクルーゼの[[プロヴィデンス>プロヴィデンスガンダム]]から放たれたビームに狙われるが、間一髪で駆け付けたフリーダムに助けられ、
キラとフレイはもう一度、搭乗機越しに一瞬の再会を果たすが、2人を嘲笑うかの様にプロヴィデンスのドラグーンから放たれたビームが&bold(){脱出艇を直撃}。
フレイは他のドミニオンクルーと共に、キラの目の前で爆炎に包まれ、その生涯を閉じた。
(小説版では爆炎に包まれながらも「キラと会って謝らなければいけない」と強く思っていた事が描かれている。)
直後、フレイの魂は泣きじゃくるキラの下に向かい、&font(b,red){「私の本当の想いが、あなたを守るから」}と告げながら、
光となってキラの身体に吸い込まれる様に消滅していった。
印象的なシーンではあるが、監督曰く「キラには見えていないし、声も届いていない。フレイは[[ララァ>ララァ・スン]]ではなくミハル」との事。
このシーンも、良く見ると魂となったフレイとキラは会話が成立していない。
心身共に深く触れ合い「守らねばならない存在」であり続けたフレイを目の前で喪った事は、
キラにとってもそれまで戦争で疲弊し続けた精神にトドメを刺す事になった様で、
直後激情を抱えながらクルーゼを討ち果たしたラストシーンでは、喪失感と悲しみから心にぽっかりと穴が開いた様になってしまっていた。
この時の心の傷を癒すべく、自身も戦争でたくさんのものを喪ったラクスと共に療養生活を送っていたキラだが、
結局『DESTINY』ではフレイに振り回されていた時のような人間臭い一面を見せることはほぼなく、どこか仙人じみた、達観した性格のままであった。
その『[[DESTINY>機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では、既に故人ということもあって直接フレイについて言及される事は無いが、
第三期のEDでは連合・オーブのキャラクター達が集合する中、キラとラクスの後ろに佇む姿が描かれている。
劇場版『FREEDOM』では、プラント内のキラの自宅にカレッジ時代の写真に、後ろ姿ではあるが一瞬写っている。
*[[ゲーム]]作品
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**原作準拠
・[[第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]
スパロボ初登場作品で、DVE収録も行われた。
原作序盤~中盤と同様に感情的な暴言や態度が目立った為、同世代且つ似た様な境遇だった[[アスカ>惣流・アスカ・ラングレー]]にキラを自分の[[復讐]]に利用しようとする思惑を見透かされる場面がある等、
多くの死線を潜り抜けてきたαナンバーズの面々からは快く思われていなかった。
更に、αナンバーズに同行していた期間が短かった為、クルーゼに討たれた際もキラ以外に彼女の戦死を悲しむ描写が無く、
声が同じナタル程でないとはいえ、悪役に近い扱いを受けている感があった。
一方で、父親を守れなかったキラに対するフレイの憎しみを敏感に感じ取った[[カミーユ>カミーユ・ビダン]]は、彼女の行動に一定の理解を示していた。((カミーユも親が死んだ時に荒れたから共感したと解釈する声もあるが、αシリーズ(と言うよりスパロボ)のカミーユは両親周りのエピソードが完全にカットされて両親と死別が起きていないので注意。))
また、[[クォヴレー>クォヴレー・ゴードン]]が宇宙ルート47話において、フレイの存在がキラの戦う意味の重要な部分だったと語っている。
[[最終決戦>ケイサル・エフェス]]では、[[トール>トール・ケーニヒ]]・ナタル・ラスティ他、死亡したキャラ達と共に霊魂として現れ、キラ達αナンバーズに力を貸した。
その際に、キラやサイに謝る事が出来たと思われる。
・Zシリーズ
[[スーパーロボット大戦Z]]以前に戦死している為、フレイ本人は登場しないが、[[再世篇>第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]中盤のあるイベントでキラが彼女の名前を口にしており、
今でもフレイの戦死が大きな悲しみとしてキラの心に刻み込まれている事が分かる。
[[時獄篇>第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]でも、とあるシナリオのエンドパートにて、
キラが今でも彼女を目の前で失った瞬間の悪夢に魘されている事を[[MIX>MIX(アクエリオンEVOL)]]が敵に浚われて荒れていた[[アンディ>アンディ・W・ホール]]に話している。
・[[スーパーロボット大戦J]]
原作と似た様なポジションだが、[[中の人繋がり>機動戦艦ナデシコ]]でナデシコに乗りたがったりする等、コミカルな描写が多い。
最終的に戦死してしまうのは避けられないとはいえ、原作死亡時の一枚絵があったり、
クルーゼとの対決ではキラを始め、彼女を殺したクルーゼの凶行に激怒しているセリフを言うキャラが何人かいる為、
不遇だった第3次αに対して、ぞんざいという訳ではなかった。
**IFルート
・[[スーパーロボット大戦W]]
2部より登場。
同じ父親を亡くした者同士か数少ない登場シーンでは毎回[[カズマ>カズマ・アーディガン]]と絡む。と言うよりカズマから絡みに行く。
終盤でクルーゼに殺されそうになるが[[ラクス>ラクス・クライン]]が艦長を務めるエターナルが盾になって救出され、キラやサイと和解する事が出来た。何この綺麗なフレイ。((省かれてるが、原作通りきっちりヤる事は済ませてるのでお忘れなく。))
また、風花・アジャー達と共に、クルーゼの様に空間認識能力者のクローン人間として生まれたプレア・レヴェリーの看病をしており、
その出生故に長くは生きられないだろう彼を心配していた。
エンディング後については語られていないが、ファンの間では(キラがラクスと恋仲になった以上)サイと復縁した派とカズマの嫁派に分かれている。
・[[スーパーロボット大戦DD]]
第2章にて原作通りプロヴィデンスに襲われそうになるが、寸前で[[刹那・F・セイエイ]]の乗る[[ガンダムエクシア]]により救助された。
ナタルと共に無事にAAに保護され、キラに謝罪し正式に和解。その後はミリアリアたちと共に地球に降りた。
言及は無いが、身寄りがいないためオーブに留まっていると思われる。
後に彼女の支援パーツも実装されたが、出典は『SEED DESTINY』扱いで専用演出もストライクフリーダムが対象。
「[[劇場版ダイゴウジ・ガイ>スパロボ補正]]」の如く「DESTINY版フレイ・アルスター」爆誕である。
・[[GジェネDS>SDガンダム G-Generation DS]]
平成ガンダムルートでは選択次第で生かすも死なせることも可能。
生かすとマリュー(アークエンジェル)の、死亡するとキラ(フリーダムガンダム)のIDコマンドが変化し、使用すると機体性能が大幅に強化される。
純粋に戦力を考えるならキラ強化の方がいいが、頑丈な戦艦や後味の良さを求めるのも悪くはない。
なんでもありのライバルルートではなんと&bold(){パイロットとして}使用可になる。
ステータスはエースに及ばないが、敵の行動を封印する凶悪なIDを持つので[[Ex-S>Ex-Sガンダム]]なり[[セイバー>セイバーガンダム]]なりに乗せて補正があるキラのチームに入れるといいだろう。
特にEx-SならHP70%まで削れてALICEが発動すればステータスも問題無くなる。
(ALICEシステムは発動するとある一定値まで全ステータスが押し上げられ、
キャラのステータスがその一定値より高いならば、その数値に少しプラスの補正といった形で再現されている。
ようするにその一定値を素のステータスで上回るエース級以外は誰が乗っても同じステータスになる。)
因みに死なせた場合には、人の命を吸う能力があるはずもないわけのフリーダムガンダムに、
&bold(){特殊なフィールド}(ゲーム中では[[Ζガンダム]]等と同じバイオフィールド表記)&bold(){を発生させる}という離れ業を披露してくれる。
[[フェイズシフト装甲>フェイズシフト装甲(ガンダムSEED)]]の[[弱点]]である[[ビーム>ビーム/レーザー]]を軽減させ、彼女の本当の想いがキラを文字通り守ってくれるのだが、
当のPS装甲(今作では一定威力までの実弾攻撃無効。回数制だが核動力機は回数無限。)が、
キラがSEED覚醒状態(=バイオフィールド展開状態)になると、[[ゲーム]]の[[バグ]]かバランスの都合か
PS装甲が機能しなくなる(キラのIDになっていないなら覚醒しても問題なくPS装甲が機能する)ので、
実弾には弱くなってしまう(バイオフィールドで軽減されているのでダメージは軽微だが)。
*余談あれこれ
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・軍に志願したのは良いものの、キラを縛り付けることが目的であったことやブリッジのオペレーターにはならなかったことから、アークエンジェル内では艦の仕事をしている描写が全く無かった。&br()強いて挙げるならゴミ拾いや食事の配給などで、それもさほど熱心にはしていなかった。&br()一方、ドミニオンでは心境の変化もあってブリッジのオペレーターの一員として仕事をしている。
・「人間爆弾にされる」とか、「[[ストライクルージュ>ストライクルージュ(MS)]]に乗る」等のプロットも存在しており、ルージュのカラーリングが赤色なのはその名残との事。
・脚本家曰く&font(#ff0000){「本当にキラを理解していたのはフレイだけ」}、監督曰く&font(#0000ff){「キラはフレイもラクスも(恋愛的な意味で)好きではない」}との事。&br()ただし『SEED』完結後~『DESTINY』放送前の時期の発言であることに留意されたし。
・『[[機動戦士ガンダム]] ExtremeVS』シリーズでは、フリーダムのフル覚醒(ゲージMAX状態での覚醒)のカットインで、種割れするキラにフレイの霊魂が重なる、原作ファンにはたまらない演出がされている。
・『[[0083>機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]』の[[ニナ・パープルトン]]、『[[Vガンダム>機動戦士Vガンダム]]』の[[カテジナ・ルース]]と並び、「ガンダム三大悪女」に数えられることもある。&br()ただし全編通して見返せばフレイの苦悩も多く描かれており、前者二人がほぼ確定しているのに対し彼女のポジションには別の人間が入る事もある。&br()ただ、悪女の定義は「女性としての魅力を利用して男性を手玉に取る女」なので、そういう意味でなら(特に物語前半の)フレイが悪女的な振る舞いをしているのは確かである。
・本放送でフレイが死ぬ回の前に発売されたサントラには「&bold(){フレイの死}」という曲も収録されており、買ったファンは公式から[[ネタバレ]]を喰らうはめに。
&font(#ff0000){「あんた、自分もWiki篭もりだからって、真剣に追記・修正してないんでしょ!」}
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