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チンプイ - (2025/08/21 (木) 08:32:28) のソース
&font(#6495ED){登録日}:2013/09/21 Sat 19:11:25
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&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
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//♪シンデレラ なんかに
//な り た く ない
//自分で歩いて行くわ……
//運営している@wiki側が歌詞が書かれた項目を凍結しているので、該当部分をコメントアウトしました。
『チンプイ』は、[[藤子・F・不二雄]]の漫画作品および本編に登場する宇宙人の名称。
#contents()
*概要
普通の小学生の元にやってきたマール星人が巻き起こす騒動を描く。
原作は漫画全集「藤子不二雄ランド」の巻末として連載されていたが、58話をもって終了。
ラスト2話が単行本最終巻に描き下ろしで掲載される予定だったが、その最終巻が刊行されず、またラスト2話も描かれる事なく作者が死去。
これにより、未完の作品となった。
*ストーリー
マール星の王子、ルルロフ殿下は恋をした。
地球に住む一人の少女、春日エリに。
なんとしても彼女のハートを射止めたい彼は、[[ネズミ]]型のマール星人『チンプイ』と[[犬]]型のマール星人『ワンダユウ』を地球に住む春日エリの元へ派遣する。
しかし、エリには意中の相手がいた。
そう、クラスメートの美男子、内木である。
勿論、そんな彼女は殿下の求愛を拒否する。
が、チンプイはエリが大変気に入り、そのまま居候。
かくして、チンプイと春日エリの愉快な毎日が始まるのであった……。
*アニメ版
1989年11月2日~1991年4月18日まで、[[テレビ朝日]]系列で放送。
制作は勿論[[シンエイ動画]]。
アニメ版の最終回は、ルルロフが内木の身体を借りて、エリに会いに行くという、
原作にはないオリジナルエピソードとなっている((時期的に原作終盤はアニメ制作に間に合わなかったらしく、そこまでほぼ全部使用した(例外は他の藤子キャラと共演する第51話「ヒミツのバードウォッチング」のみ。)のにラスト3話は立て続けに未アニメ化。))。
また、当時のアニメ誌では、『ルルロフは内木なんじゃないか?』という仮説が乗っていたが、
原作の中盤でルルロフが内木の存在を初めて知る回(海中撮影したけれど)があるので、
少なくとも人格的にはルルロフは内木と別人のようである。
なお、「エリとルルロフの子供が登場する」「妃殿下となった未来のエリが現在の地球に里帰りする」というエピソードがあり、
少なくとも「エリとルルロフが結婚する時空」自体は存在するようだが、それが漫画で描かれている世界の未来なのか、パラレルワールドの未来なのかは不明である。
アニメ版のチーフディレクターである本郷みつる氏は、作者に結末を教えて貰っており、後にそれを知った佐藤竜雄氏が「最後はどうなるんです?」と聞いたところ…、
本郷みつる&sizex(7){&bold(){「忘れた。」}}
ただ「エリ、内木さん、そしてマール星人たちが誰も不幸にならない終わり方」であるらしい。
また「映画版の中で結論じみた事は出している」とF先生が言ってたりもする。
この映画版は劇中劇としてエリの伝記映画(という建前だがだいぶ脚色あり)が勝手に作られていることを知ったエリは怒るがエリ役の少女・リリンが成り行きで自分をかばって負傷してしまい、彼女の熱意と負傷への責任を感じたエリが代役((ちなみにルルロフ役は最初から適当な人が居らず欠員だったが、結局チンプイが担当した。))をする…というストーリー。
…と、いうことは…?
放送後、藤子・F・不二雄ミュージアム向けの短編映画が2014年と2025年の2回製作されており、2025年版では声優陣が一新されている。
*登場人物
・チンプイ
声:堀絢子(TV版、2014年版・2019年版Fシアター)、久野美咲(2025年版Fシアター)
主人公。ネズミ型のマール星人で、[[ラーメン]]が好物。[[猫]]は苦手。
エリがルルロフ殿下と無理やり結婚させられる事には少なからず同情的であり、
エリが自らの意志で納得し、マール星に行くことを望んでいる。
マール大学を首席卒業しているため、かなりエリートであると思われる。
[[魔法]]ならぬ、科法の使い手。
ちなみに科法とはマール星人が使用する能力で、一件魔法のようだが地球以上に発展したマール星の科学技術とのこと。
したい事を念じて自分の名前を唱えるだけで発動する。
ブラックホールを作り出して物を片付けたり、人工的に雨を降らせたりと用途は多岐にわたる。
ある話では「[[宇宙人]]見たいがチンプイじゃリアリティがない」と贅沢を言う地球人にヒーロー(『[[パーマン]]』のバードマン)・漂流者(『ドビンソン漂流記』主人公)・星が壊れ難民となっていた顔見知りの王族(『ウメ星デンカ』のウメ星王家)を引き合わせた…って漂流者は助けてやれよ!
アニメでは「藤子・F・不二雄スペシャル~ドラえもん+チンプイ~」でワンダユウと共に[[ドラえもん>ドラえもん(キャラクター)]]&[[のび太>野比のび太]]と対面している。
だがラストで「チンプイは[[地球]]でいえばネズミに当たる」「ドラえもんは猫型ロボット」という事実を明かされて、
ネズミ嫌いのドラえもんと猫嫌いのチンプイは、顔を見合わせてから、お互いに怖がって逃げ出した。
&font(l){[[プイプイ]]とは関係ない。}
・ワンダユウ
声:八奈見乗児(TV版、2014年版Fシアター)、[[山寺宏一]](2025年版Fシアター)
犬型のマール星人で、チンプイから「じいさん」と呼ばれるほどかなりの年配。
常に地球とマール星を行き来している。
エリを何としてでも殿下と結婚させるため毎度あの手この手を使って暗躍していて、ある回のオチではエリに「家族を置いて遠い星に行くのはちょっと…」と言われてもズレた答えを返してしまった。
・春日エリ
声:[[林原めぐみ]](TV版、2014年版・2019年版Fシアター)、[[潘めぐみ]](2025年版Fシアター)
もう一人の主人公。かえでが丘小学校の六年生で、ちょっぴりオッチョコチョイな女の子。
ひょんな事からルルロフ殿下に気に入られるが、本人は内木の事が好き。
なぜ、自分がお妃候補に選ばれたのかは未だにわからない。
が、劇中では常に相手を思いやる行動をしていた為、それがルルロフ殿下に気に入られたと思われる。
またマール星で彼女のグッズが売れまくった時「地球で使えない」と収益を散財目的で寄付・投資に回したら、それらの全てが大成功したため幸運の女神としても見られるようになった。
ED主題歌「シンデレラなんかになりたくない」は、まさに彼女の心情がよく現れているといえるだろう。
実は「[[ドラえもん のび太の日本誕生]]」に登場した、あるキャラの子孫……!
・内木一郎
声:[[佐々木望]](TV版)、山本和臣(2014年版Fシアター)、[[伊瀬茉莉也]](2025年版Fシアター)
エリのボーイフレンド。
それと同時に、エリから思いを寄せられている。
運動神経抜群、成績優秀で、女子達の憧れの的。
エリからは「彼への思いをずっと持っていられたらマール星に行かなくていいんだ!」と期待を寄せられているが、彼が作中で「エリとルルロフ殿下の婚約」をどこまで知っているかは不明(チンプイが初対面時説明しようとしたのをエリが遮っている)。
・ビルーカス
声:[[大塚周夫]](映画)
カバ型マール星人で、映画監督。
エリの伝記映画を製作した。
「[[2112年 ドラえもん誕生]]」にも登場し、ドラニコフを俳優としてスカウトしている。
・コビウリ
声:富山敬(映画)
リスザル型マール星人で、ビルーカスの助手。
・小金山スネ美
声:梨羽侑里
エリのクラスメート。
元・華族の金持ちで、『ドラえもん』の[[スネ夫>骨川スネ夫]]が少女になった感じで、両親の外見もスネ夫の両親のそれとほぼ同じ。%%オタクの従姉妹は登場しない%%
あまりにも似ていることから小金山家と骨川家が遠い親戚説を挙げられるが公式には無関係とされている。
・藤野ほたる
声:深雪さなえ
アニオリキャラのエリのクラスメートで、少々天然気味なロングヘアーの少女。
・秦さやか
声:伊藤美紀
エリのクラスメートで原作とアニメで大きく外見が異なる。
原作では『キテレツ大百科』のみよちゃんなどに代表される藤子漫画によくいる((そもそもエリ自身も前髪以外はこの容姿である。))もこもこ髪の少女なのだが、
アニメ版ではキテレツのママのようなショートヘアをしたボーイッシュ少女になっていた。
原作では下の名前も出てこないので、これだけだと「同姓の別人では?」とも思えそうだが、原作の秦さんのセリフをアニメではさやかが言っている((「御先祖は日本王!?」より。))ので同一人物らしい。
・大江山政男
声:中村大樹
エリのクラスのガキ大将で、スカートめくりや内木イジメなど、徹底的なワル。
実はエリに密かに想いを寄せている。
・木常コン三郎
声:金丸淳一
政男の子分で、狐顔の少年。アニメ版では「小山政夫」という名前。
気が付いた方も多いかもしれないが、本作にはスネ夫ポジがスネ美と彼の2人になっている。
むしろ『パーマン』のサブ(ガキ大将取り巻きのチビ)と三重(お金持ちの見栄っ張りな子)のパターンに戻ったともいえる。
・マイケル・マラソン
声:中原茂
気まぐれな性格のミュージシャンで、コンサート当日に事務所を抜け出しちゃう困った人。
最後はエリの部屋でコンサートを開いた。
・春日百合
声:鈴木弘子(TV版)、[[日笠陽子]](2025年版Fシアター)
エリのママ。
超がつくほどのサディストなんじゃないかと思うくらい、人使いが荒い。
そんな時は、大抵チンプイの科法でうまくいく。
上記の他にもエリとの約束も平気で破って扱き使うばかりか「その方が励みになるでしょ」と開き直るなど、藤子作品の母親キャラとしては[[野比玉子]]よりも最低の部類に入る。
しかし連載最終回(遠い思い出)はエリが母親の愛情に気がつく感動話だったりする。&s(){もっともこれは偶々最後に載っただけでストーリー上の締め話ではないのだが}。
・春日のどか
声:津村鷹志
エリのパパ。商事会社の課長。
のんびりやのマイホームパパだが、妻には頭が上がらない。
実は本人の知らぬ間にマール星では公爵扱いされている。
・ルルロフ殿下
声:菊池正美
マール星の王子。
王室典範の規定により、婚約するまではエリに顔を見せることが禁止されている。
作品が未完のまま終わった為、最後まで姿を見せることはなかった……。が、アニメ版最終回では「エリと直接会話する」ことには成功した。
追記・修正は科法で。
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#right(){この項目が面白かったなら……\チンプイ!/
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- 確か当時話題になったダイアナ公妃のシンデレラストーリーがモデルじゃなかったっけ?もう亡くなって久しいけど…。 -- 名無しさん (2013-09-21 19:49:57)
- 藤子・F・不二雄ミュージアムってネズミは入場禁止なんだよねー つまりチンプイも…… -- 名無しさん (2013-09-21 19:53:00)
- ↑チンプイのぬいぐるみは売ってるけどね。エリちゃんがだっこしてたサイズに割と近くて、チョーかわいい。 -- 名無しさん (2013-09-21 20:00:16)
- チン○イ -- 名無しさん (2014-06-06 16:49:31)
- かわいいよねチンプイ。F先生の生んだキャラの中で一番可愛いかもしれない。顔と言動がqbに似てるけど -- 名無しさん (2014-08-26 18:57:56)
- 一時エリのBFが王子様というオチじゃないのか?という憶測が飛び交った覚えが・・・。 -- 名無しさん (2014-08-26 20:13:47)
- この作品から、やたら藤子F氏がパンチラを描くようになったと記憶している。 -- 名無しさん (2014-08-26 23:10:07)
- 男で『のどか』!? 葉中のどか「ファッ!?」 -- 名無しさん (2015-01-19 02:16:44)
- 意外なところでドラえもんとリンクしてたのか -- 名無しさん (2015-03-11 18:25:29)
- 忘れんなよ、一番大事なことをwww -- (2015-04-13 06:45:50)
- ママのイヤミとヒステリック~♪ -- 名無しさん (2016-09-01 22:44:16)
- ルルロフ=内木説より俺はこれ読んで王子が内木とまったく同じという説が浮かんだ。というか完結させてほしかったな。内容を読むと -- 名無しさん (2016-09-09 10:01:00)
- アニメのCM明けのキャッチで、いつものチンプイの「チンプイ!」に変わって大江山が「大江山!」ってポーズを決めるシーンで大爆笑した記憶がある -- 名無しさん (2017-05-12 15:48:28)
- ぶっちゃけエリちゃんが家族や内木君に「宇宙人と婚約」という事実をきっちり納得するまで説明出来てたらここまで話がコンがらなかった気がする。「殿下と結婚」ルート予想図があるなら、確実にそこ親に説明しないとアウトだろうし、内木君だってマール星との関係性が「結婚か否か」の洒落にならん人生選択だと理解しているようには話からは見えん。 -- 名無しさん (2018-01-28 17:34:40)
- そもそも根底の主軸が「小学生女子が抜き差しならない恋愛模様に立ち向かう」という時点で無理があるような…それで「誰も不幸にならない終わり方」って少々都合が良い夢を見ているんじゃないか?と思った。 -- 名無しさん (2019-05-16 15:10:14)
- そんな真剣になる話でもないだろ -- 名無しさん (2020-06-20 03:25:06)
- 本郷監督は忘れたんでなくてちゃんと覚えてて墓場まで持っていくつもりなんだろうな。原作者が公開してないことを他人が安易に公開すべきでないって感じで -- 名無しさん (2021-06-28 03:00:42)
- unextで見えるからアニメ見てるけどエンディングとかないから林原めぐみさんだったこと知らなかった。。 -- 名無しさん (2023-03-26 23:55:20)
- 上手な歌なんていくらでも合成できるからエリ様の真似できない下手な歌が大人気なんです!っていうエピソードがあるんだけど、AI時代になって妙な現実味を帯びてきたよねえ -- 名無しさん (2023-07-03 15:23:53)
- 多忙だったり健康問題だったりもあるが、F先生が逝去されるまで58話発表から時間自体は結構あったんだよね。あそこから残り2話で畳んで妥当性高い結末って相当難しいし、先生も最後まで決めきれなかったのではって気もする -- 名無しさん (2024-06-03 01:17:13)
- 一番上、ダイアナ妃は「エリちゃんのベビーシッター」で話題に出ているので多分意識はしているんだろうが、そうすると「パパ、念願の運転免許」でドライブに行こうとするエリ達に事故の予感がして必死で止めるチンプイたちの話がすげー泣ける。(もちろんダイアナ元妃の事故で死亡はずっと後だけど) -- 名無しさん (2024-11-04 22:58:06)
- 映画は、ルルロフ殿下の代役がチンプイだったから、エリが笑って大成功したため、ルルロフ=チンプイとエリが結婚したのかもしれないなあ -- 名無しさん (2025-01-29 16:26:49)
- ↑未来のワンダユウが来た時にも未来のチンプイは来なかったし。 -- 名無しさん (2025-01-29 18:18:03)
- ↑×2 漫画だとエリ様と殿下の○○(殿下を○上と呼ぶ)がチンプイのことを認識してたので別人ぽい。(アニメがそうならそれはそれで面白いかも) -- 名無しさん (2025-01-29 18:27:54)
- ↑×3:チンプイの正体がルルロフだと、第1話ラストの「(ぼくは)エリちゃんのこと好きになっちゃった。これからずーっとそばにいてあげるね。」の意味が全く違って見えてくるなw -- 名無しさん (2025-01-31 22:26:24)
- ちなみにルルロフ同一人物説のネック。「内木→ルルロフが内木をライバル視する場面がある(海中撮影したけれど)&『ルルロフを内木に思わせエリに受け入れさせる』案がワンダユウに否決(魅惑のマール料理)」「チンプイ→ワンダユウの態度がルルロフとチンプイ相手で違いすぎ(多数)&チンプイはウメ星のデンカと旧知(ヒミツのバードウォッチング)」 内木説は終盤で「ルルロフは内木君でした」と思わせるのはやめようと言っている事や芝居の必要ない状況でルルロフ本人が別人認識するのが痛い。別人格とすると結局「ルルロフor内木の人格が消えちゃった」オチになるのでハッピーエンド宣言と矛盾。 チンプイ説は前者だけなら「ワンダユウに知らせずに新人従者のふりしてチンプイに化けた」で済むが、違う星の王子がチンプイ知っているってことはエリに求婚イベントの大分前(ウメ星消滅前)からチンプイは存在している。そんなに昔からルルロフの別の顔として使ってたならワンダユウが知っている方が自然なので矛盾。 -- 名無しさん (2025-02-02 12:04:57)
- 12歳で結婚とか早すぎるでしょ!というもっともな疑問に対して、ルルロフ殿下の母は11歳で結婚してその年のうちにルルロフを生んだといかいうトンデモ設定で正当化していたりする。F先生キレッキレw -- 名無しさん (2025-03-10 16:18:18)
- Fミュージアムで新作が上映されるらしい。チンプイ役は久野美咲とのこと。 -- 名無しさん (2025-03-21 01:01:06)
- 令和に復活したのは驚いた -- 名無しさん (2025-05-24 21:28:08)
- ↑3宇宙人の星人年齢が地球人と同じとは限らんからね。そもそも1年の長さが違う可能性も高いし。 -- 名無しさん (2025-06-16 20:10:08)
- ↑(途中投稿追記)たしか21エモンにそういう星あったな。 -- 名無しさん (2025-08-21 08:26:26)
- 「願いごとかなえ券」って回の扉絵でチンプイがエリにキスする場面(本編にそんなシーンはない)なのが何か引っかかる。 タイトル的に「チンプイorエリの願い」をかなえているという場面だろうが… -- 名無しさん (2025-08-21 08:32:28)
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