一ノ宮桜華

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一ノ宮桜華 - (2025/03/15 (土) 00:58:58) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/02/21(月) 20:55:24
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&font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます

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#center(){&bold(){&font(#0000ff){(必ず勝って、私を迎えにきて下さいね…)}}}
 
 
 
 
&ruby(いちのみや){一ノ宮}&ruby(おうか){桜華}とは、ゲーム『[[パワプロクンポケット>パワプロクンポケット(シリーズ)]]』シリーズの登場人物。
初登場は『[[13>パワプロクンポケット13]]』で、以降はシリーズ最終作の『[[14>パワプロクンポケット14]]』裏にのみ登場する。
 
 
**【概要】
13表サクセス『逆襲球児編』における彼女候補の一人。
[[主人公>主人公(パワポケ13)]]の同級生で、[[混黒高校]]に吸収合併された分校の一つ、神桜女学院((元はお嬢様学校であり、混黒高校の分校の中では唯一の[[女子校]]。))の元理事長の娘。
現在は亡き父親に代わって一生徒の身でありながら理事長代理を務めており、本校に通いつつ神桜分校を再び独立させるべく活動している。
そうした事情から本校でも有名人であるほか、神桜でも深草若葉を初めとした多くの生徒から「お姉さま」と呼ばれ慕われている。
母親も幼少期に亡くしているため、現在は天涯孤独の身である。
 
性格は真面目で強い責任感の持ち主だが、それ故に他人に頼らずに自力だけで物事を解決しようとする節がある。
そしてその容姿及び言動は、&color(red){赤い瞳}に&color(blue){青い縦ロール}、「〜ですわ」という語尾など、まさしく典型的なお嬢様そのもの。
こうした彼女を象徴する髪型や口調は、父親の&bold(){趣味}が反映されたものらしい。
見かけ以外にも、序盤から垣間見える[[ツンデレ]]気質や&color(blue){「交際もしていない殿方に触れられたくない」}という考え方、
中学時代は乗馬部と華道部を掛け持ちしていたという文武両道っぷりなど、テンプレのお嬢様像を地でいく人物。
専用[[BGM]]まで用意されており、曲名は「君にクラクラ・クラシカル」。
 
さらに料理の腕前も非常に高く、主人公に手料理を振る舞ってくれる((しかも「あーん」で食べさせてくれる。))イベントも用意されているほか、
歌にも覚えがあり、父親の影響であの「[[ラブラブ♡ビッグバン>星影ヒヨリ]]」を完璧に歌いこなすことが出来る。%%何やってんすかお父さん%%
現在は神桜分校の裏山にある一軒家で[[一人暮らし]]をしており、何かに迷ったときは更にその奥にある滝に打たれる習慣がある。
また、作中で「”虎”の気を持つ」と称された主人公同様、[[ホンフー>ホンフー(パワポケ)]]に「”巳(み)”の気を持つ」と評価されるシーンも。
ちなみに水着もお嬢様らしい白のワンピースタイプで、スタイルの方も主人公曰く&color(red){「思った以上に…」}らしい。
 
主人公とは混黒本校在籍時に、餅田のイタズラによって食堂でスカートに飲み物をこぼされるという形で出会う。
以前から時間を見つけては神桜の合併の背景を調べていたが、本校の上層部には前々からそれを疎まれており、
その後の主人公の早とちり+[[エロハプニング>To LOVEる -とらぶる-]]をきっかけに、主人公の後を追う形で開拓分校へと転入させられてしまう。
 
なお、[[前作>パワプロクンポケット12]]彼女候補の一人である[[浅井漣]]は神桜女学院OGにあたり、個人的にも小学生の頃から付き合いがある。
ただし人間的には信頼しているものの、過剰にフレンドリーに接してくるレンのキャラはやや苦手気味とのこと。
 
 
 
**【攻略について】
彼女候補としての桜華を語る上で外せないのが、&color(red){&bold(){その攻略難易度の高さ}}である。
シリーズ全体を通しても屈指の凶悪さを誇り、同じく難関として名高い[[彩>秋本彩]]、[[真央>芹沢真央]]、[[アカネ>高坂茜]]といった歴代の候補たちと同じかそれ以上の難易度となっている。
加えて上記の3人は主にイベントの&bold(){ランダム性}が難易度を底上げしているのに対し、桜華ルートで障害となるのはシンプルに&bold(){(試合勝利を含む)必須フラグの多さ}。
攻略に挑むプレイヤーたちは、ポケ13の特徴でもある二大ステータス、&color(coral){&bold(){根性値}}と&color(purple){&bold(){爆弾ポイント}}にもれなく振り回されることとなる。
そして難易度故なのか桜華が今作の「野球超人伝」枠となっており、超人伝以外の恩恵も豊富に用意されているため、強選手育成を目指すなら挑戦する価値はある。
ちなみにそうした背景からか、[[大丈夫じゃない攻略本>大丈夫?ファミ通の攻略本だよ?]]のインタビューでは、スタッフから「魔性の女」呼ばわりされている。
 
以下、攻略における注意点。①~④の要素が全て絡み合っているのが厄介なところ。
****①大量の根性が要求される
グッドエンドを迎えるためには最終的に最低でも&color(red){50/100}の根性が必要となり、それまでの道中においても幾度となく30~50の根性を要求される。
通常、13表サクセスは「根性を消費することで特殊な選択肢を選べる」(=それで恩恵を得られる)という仕様になっているが、
桜華ルートでは「根性が基準値以下だと&color(red){そもそも正解の選択肢が出現しない}」という場面が何度も訪れる。((中には必須のフラグでこそないが、60~80以上の根性がないと出現しない選択肢まで存在する始末。))
そして特にルート終盤の分岐ラッシュにおいては、根性不足だと桜華の攻略が失敗する…どころかなんとサクセスそのものが失敗、すなわち&font(#ff0000){強制ゲームオーバー}となってしまう。
もし根性が足りない状態で直前にセーブしてしまっていたらもうクリアは絶望的。それまでの数時間の努力が全てパーに…なんてこともザラである。
それでいて、桜華ルートではほぼ全ての関連イベントで根性を消耗することになるため、練習などを駆使して迅速かつ計画的に根性値を稼ぐ必要があるのだが……
****②爆弾ポイントが上がりやすい
13表サクセスは主人公の爆弾ポイントが&color(red){8}に達するとゲームオーバーとなるが、通常プレイや他彼女のルートでは狙わない限りほぼ無縁なもの。
が、桜華ルートにおいては必須イベントによって爆弾ポイントが最低でも&color(red){&bold(){5}}上がることが確定している。
そのため、今作における「根性値を稼ぐためにわざと練習失敗を狙う」というテクニックがケガ=爆弾ポイント増加の恐怖で一層リスキーなものになっているほか、((13表サクセスにおける練習失敗は「根性+2・経験点半減」または「根性+3・爆弾ポイント+1・能力値低下や練習不可」(ケガ)の2通りがある。))
何故か桜華ルートでは年始のおみくじミニゲーム(凶or大凶で爆弾ポイント増加)が&color(red){強制参加}となっているため、それも攻略難易度上昇に一役買っている。
****③必須イベントの多さ&複雑さ
詳細は攻略本及び攻略サイトに譲るが、桜華ルートでは用意されているイベント数&こなすべきイベント数がとにかく多い。
概要でも少し触れた通り、桜華は開拓分校転入前から[[フラグ]]を立てる必要がある唯一の彼女候補であり、序盤は即攻略失敗に分岐する選択肢も多い。
さらにデート解放後も&u(){「提案」「手伝い」「気分転換」}という複数の選択肢が用意されており、&u(){決められた手順で特定のイベント全てを期日までに見ておかなければならない。}
にもかかわらず、桜華ルートでは&color(red){月に2回まで}しかデートコマンドを選択できない((当然約束を破ると攻略失敗。))。そのため、プレイヤーは非常にシビアなフラグ管理を求められることとなる。
また、デートだけではなく適宜特定の場所をうろついてフラグを立てておく必要があったり、当然根性値のみならず好感度も各タイミングで一定以上必要になる。
****④試合の難易度
上述した通り、桜華ルートでは練習&デートを計画的に繰り返しこなしていく必要があるわけだが、
それはつまり&color(red){部員勧誘の暇がほぼ無い}ということでもあり、加えてデートの度にチームメイト評価はどんどん下がっていく。
なので貧弱な状態のままのチームで試合に臨まなければならないのだが、グッドエンドの条件は&color(red){甲子園優勝}(=公式戦全勝)である。
13表サクセスでは根性消費で再試合が可能だが、①で述べたように桜華ルートにおける根性-10は致命傷になり得るため、なるべく試合は無敗で進めたいところ。
もし腕に自信が無い場合は、バッティングの設定をフルダケにしたり、素直に[[CPU]]の強さを《よわい》にすることをオススメする。
 
 
 
**【ストーリー】
開拓分校への転入直後は忙しさもあって「馴れ合う気はない」という態度を取り、[[詰井>詰井理人(パワポケ)]]らクラスメイトからも反感を買っていたが、
粘り強く桜華のことを気に掛ける主人公の熱意と計らいによって、開拓の面々と和解&協力を得ることに成功。改めて分校の独立へと動き出す。
なおこの辺りから徐々に主人公を積極的に頼るようになり、これまでのツンツンから一転、デレ状態にシフトし始める。((ただし、分校送りの原因となった主人公を過度に責めなかったり、主人公のケガを知って素直に心配したりと、最初から誠実さや優しさを覗かせてはいた。))
 
その後はレンや[[ミーナ>武内ミーナ]]からも協力を取り付けることに成功し、
[[ツナミネット>パワプロクンポケット12]]での情報収集や新たなスポンサーの獲得、分校同士の連携やマスコミへの告発などを武器に、着々と神桜の独立を推し進めていく。
しかし、それを快く思わない混黒高校上層部からは様々な妨害を受けることとなり、
ついには&bold(){交通事故を装って直接危害を加えられかけたり}((桜華ルート屈指の鬼門イベント。根性値次第では即ゲームオーバー、根性が足りていても体力不足だと爆弾ポイントが6上がってしまう。多くのプレイヤーがここで涙を飲んだが、真に恐ろしいのは桜華ルートはここからが本番ということである。))、果ては3年目の誕生日直後に&bold(){誘拐され}、主人公の前から突然姿を消してしまう。
 
桜華の身を案じてこのまま野球を続けていてもいいのか悩む主人公だったが、ここまで仲間たちと目指してきた甲子園への道、高校最後の夏はもう目前に迫っていた。
桜華と共に行動し始める際に交わした、&bold(){彼女との「約束」を守り抜けるかどうか}によってエンディングが分岐する。
 
 
 
&color(red){以下、エンディングのネタバレ注意。}
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
甲子園を勝ち進む中で、ついに十三番高校の保有する山中の施設に桜華が囚われていることを突き止めた主人公。
しかしその監督であるホンフーから、桜華の身柄と引き換えに&bold(){八百長}を持ちかけられる。
(ただしそれは建前に過ぎず、後述の桜華への処置含めて主人公が迷いを捨てて本気を出すことを期待しての行動だった。)
 
なお、仮に校内戦を辞退or甲子園決勝前に敗退しても桜華の救出そのものには成功するが、((校内戦辞退時は失踪から2ヶ月後に保護され、それ以外の場合はレンとミーナによって発見される。))
甲子園決勝後は主人公と直接再会し、彼から聞かされる試合の結果によって「&color(purple){何かが割れるような音}((描写を見るに、次作の14に登場する超能力者・ルチアによって精神操作を受けていたと思われる。恐らくは、主人公の敗北=自分の責任である=やはり人には頼るべきではない、に近い内容を強く思い込ませるような暗示がかかっていたと推測されるが、詳細は不明。))」と共にセリフ及び展開が変化する。
 
 
 
&bold(){&color(pink){●グッドエンド『七分咲きの桜』}}
甲子園決勝戦勝利で分岐。全力の勝負を経て甲子園優勝を果たした主人公は、解放された桜華とお互いの無事と健闘を祝福し合う。
その後は混黒高校の校長に悪事の証拠を突き付け、ついに全ての分校の独立を認めさせることに成功するが、
桜華の提案で今回の一件は表沙汰にはせず、学校同士の繋がりは保ったままで新しい運営の形を模索していくこととなる。
そして神桜の独立後も桜華は主人公と一緒に開拓高校を卒業することを選び、改めて主人公への想いを告白。今後もお互いの傍から離れず支え合うことを約束し合うのだった。

アルバムでは主人公はプロ入り、桜華は大学に通いながらも正式に神桜女学院の理事長に就任したことが語られ、
忙しい日々を送りながらも%%主人公が[[バカップル]]みたいなことを言う%%仲睦まじく過ごす様子が描かれている。
なお、桜華ルートはグッドのエピローグにおいて初めて「彼女になった!」の表記が出るのも特徴の一つ。
(2年目の[[クリスマス]]時点で主人公からの告白は可能だが、桜華からのハッキリとした返事は保留になっていた。)
 
&bold(){&color(blue){●バッドエンド『桜、散る』}}
甲子園で途中敗退するか決勝での八百長に応じると分岐。約束通り桜華は解放されたものの、試合の結果を知った途端に態度が急変。
自分と付き合っていてはまた主人公の足を引っ張ってしまうと言って、一方的に別れを告げて去っていく。
その後は神桜の独立には成功したものの、誘拐の実行犯も捕まらないまま十三番高校はうやむやのうちに廃校になり、
桜華は主人公だけでなく神桜の生徒に対しても興味を示さない、主人公と出会う前よりも冷たい性格になってしまった。
それでも何かの拍子で元に戻るかもしれないと、桜華を諦めないことを決意する主人公だったが…

アルバムでは、桜華が他人に頼らずに経営を立て直そうとした結果資金繰りが悪化し、
主人公たちの援助の申し出にも応じなかった結果、ほどなくして神桜女学院が廃校したことが語られる。
そして桜華も莫大な借金を抱えて姿を消してしまい、主人公はできることならあの日に戻りたいと嘆くのだった。
%%ちなみにバグがあり、試合に負けても優勝した場合のイベントを見ることが可能。%%
 
 
また、桜華ルートでは主人公の爆弾が爆発した場合の特殊エンド「コーチエンド」時に追加の会話が発生。
これまで手伝ってもらった代わりに今後は自分が主人公を助けると桜華が決意し、前述の車急襲イベント後だと台詞が変化する。
野球選手としての道が閉ざされた上に分校独立の成否についても定かではないものの、二人の関係的には救いが残るエンディングとなっている。
 
 
 
**【裏サクセス】
14裏サクセス『[[札侍編>札侍編(パワポケ)]]』にて本名のままで出演。
サクジマを所領とし、かつてキュウコク地方を治めていた武家の一人娘として登場する。
キュウコク編におけるキーパーソンであり、サクセス全体の中でもどこか[[メインヒロイン]]っぽい扱いとなっている。
表サクセス同様非常に真面目な性格で、主人公にも好意を抱くが恋愛には奥手。レンに振り回されるのも相変わらず。
 
エピローグでは[[シズヤ]]が時空を渡る力を会得した事で元の世界に帰った主人公とも定期的に会えるようになり、互いにかけがえのない存在として楽しい時間を過ごす。
アルバム名は『花は桜木』。登録条件はキュウコク編関連のイベントを全て見ることだが、初見の若葉絡みの選択肢+度々発生するレンとの野球札勝負が厄介。
 
 
 
**【余談】
桜華本人は登場しないが、14表サクセスにて「神桜女学院が独立し、開拓高校と兄弟校になった」という話を聞くことができる。
つまり正史では桜華の努力は実った可能性が非常に高く、13主人公ともある程度は関係を持ったことが推測される。
ただし、他の複数の彼女候補についてもルートを完遂している描写が存在するため、必ずしも桜華が正史彼女であるとは言い切れない。
 
また、歴代の中で野球の才能だけでなくその性欲も突出している13主人公だが、勿論桜華ともそれらしいイベントが用意されており、
3年目の誕生日を桜華の家で祝う際、好感度&color(red){90}以上・告白済み・&color(red){ぼんのう状態}の条件を全て満たしていると「今日は帰りたくない」という選択肢が出現。
画面の暗転と共に&color(red){体力が50下がり}、弾道こそ上がらないがパワーヒッターorノビ〇を確率で取得できる。((弾道アップは、2年目の夏期にのみ発生する海水浴イベントで確率での取得が可能。))
(ただし展開的にはその&bold(){翌朝}に桜華が姿を消すことになっている。主人公側の落差たるや…。)
 
 
 
追記・修正は、並々ならぬ根性で迫りくる車を躱してからお願いします。

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