&font(#6495ED){登録日}:2011/04/27 Wed 01:12:23 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 「[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(TCG)]]の理想を掲げるために…ビート環境成就のために…」 &bold(){&color(red){「アニヲタWikiよ…私は帰ってきたぁぁぁぁぁぁ!!」}} #center(){ &color(red){ドーー(゚д゚)ーーン} &bold(){&color(red){2010年、世界は超次元呪文の炎に包まれた!}} 海は枯れ、地は裂け、あらゆるビートダウンは環境から排斥されたかに見えた… &bold(){&color(red){しかし緑黒ウィニーは絶滅していなかった!}} &color(gold){世紀末決闘符伝説} &bold(){&color(gold){デュエル・マスターズ}} [[テーレッテー>処刑用BGM]] &bold(){&color(red){you は shock}} } 緑黒墓地進化速攻(または緑黒ウィニー、本家Wikiでは黒緑墓地進化速攻など情報媒体や環境により表記ブレあり)とは、[[神化編>神化編(デュエル・マスターズ)]]環境から[[E2>エピソード2(デュエル・マスターズ)]]環境に至るまで現役だったという恐るべきウィニーである。 主に緑は二種類のナスオやスナイプ・モスキート、ハックル・キリンソーヤなどを、黒は死神術師デスマーチなどの墓地進化クリーチャーを軸に据えたウィニーであり、さまざまなパターンから4t以内に仕留めることを狙うことを可能としている。速さだけならば最速のウィニーであり、歴代トップメタでも単純な速度ではこのデッキに勝るデッキは存在しない。 このデッキを語る上で重要な説明をすると、全ての原因は32弾で闇文明に『墓地進化』というカテゴリーが登場したことにある。 墓地進化とは、要するに墓地にあるクリーチャーを下に敷いて出す進化クリーチャーであり、バトルゾーンに種を必要としない進化クリーチャーである。 要するに進化クリーチャーなのに進化種を使ってバトルゾーンの数が減るということがないのである。 では、その脅威の3tキルワールドの内の一つをご覧頂こう。 1t 黒マナ置いて闇戦士ザビ・クローを投下する。 2t ダンディ・ナスオでマナの闇クリーチャーを落としながら闇クリーチャーをマナに置く→死神術師デスマーチ投下→ザビ・クローと2枚ブレイク。 相手の残りシールド3枚。 3t アニマベルギスを投下して殴れるクリーチャー1体にWブレイカー付与→ダブルブレイク+ソロブレイク+直撃でゲームセット 以上のように引き次第では先攻3tで試合終了の可能性すらあるという恐るべきスペックなのだ。 ちなみに3t目の普通のデッキの場合、エナジー・ライトと唱えたりライフで増やしたマナをやりくりしたりしてる段階である。対戦すら成立していない。 先攻3tでこんな動きをされてしまうと、ほとんどのデッキがなにも出来ないままボコられてしまう。 スライとかって話じゃねーぞ! では、そのキーカードを紹介しようと思う。文字数節約のため、細かいテキストは本家Wikiを参照して頂きたい。 ・ねじれる者ボーンスライム 1コストブロッカー持ちのアタッカー。殴ると死ぬ。 使い捨ての1ブレイクとも。 だいたい死して屍はデスマーチの下に行く。 ・闇戦士ザビ・クロー 黒くなったブレイズ・クロー。 元となったカードと同様、速攻においてデメリットなど無いも同然。 ・死神術師デスマーチ 1コスト墓地進化クリーチャー。事実上のスピードアタッカーに等しく、ダンディ・ナスオともシナジーする。 緑黒墓地進化速攻の速さはぶっちゃけこのカードが原因。 ・&color(green){密林の総督ハックル・キリンソーヤ} 3コストマナ進化クリーチャー。 デスマーチと同様に実質的なスピードアタッカーであり、シールドフォースによりブロッカーをすり抜ける。 ・&color(green){ダンディ・ナスオ} 事実上の1コストウィニー兼墓地肥やし。 山札から黒マナ置いてからタップしてる黒マナを墓地に置き、1コストデスマーチはよくある流れ。 ・&color(green){ジオ・ナスオ} マナに置くカードがランダムになったナスオ。 闇が落ちればこっちのもの。 ・&color(green){無頼}封魔&color(green){アニマ}ベルギス &color(green){緑}/黒混色の2コストクリーチャー。出したターンだけ自分のクリーチャー1体にWブレイカーを付与出来る。事実上のスピードアタッカーその2。 対抗策としては[[ノーブル・エンフォーサー]]で2000以下を行動不可にしたり[[ローズ・キャッスル]]で-1000修正で殲滅などがあるが、ダルマンディなどにより、それだけでは封鎖は完璧ではない。何しろ3t目にはもうシールドがありませんでした、等というのはザラなのである。 ニンジャ・ストライクや盾追加による迎撃も徹底していかなければならないだろう。それでも勝てるかは怪しいが…… 弱点は定番だがシールド・トリガー除去。 青単速攻とは違い、最速な代わりにドロー能力が少ない(シールドを手札に変換するコダマンマぐらい)ので、トリガーが上手く刺さり、遅れてる内にこちらの準備が整えばあっさり勝てる場合もある。逆に言えばトリガーが来なければ緑黒ウィニーの独壇場であり、現環境から運の要素を排斥出来ないのはこのデッキのせいでもある。 また、ガーディアン等のブロッカーを並べるデッキタイプだとかなり有利に戦えるが、それらのデッキは近年の超次元コントロールに対して辛いのが現状である。要するに緑黒ウィニーをメタるとトップメタに勝てず、トップメタに勝とうとすると緑黒ウィニーに勝てないのである。 なお、初出だった神化編環境はこのデッキに加え抜群の安定感を誇る青単ウィニーまでいたため超高速環境であり、ウィニー対策を万全にするのが&color(red){当たり前}という狂気の環境だった。ただし青単ウィニーは殿堂入りの影響で完全に崩壊しており、神化編環境での殿堂入りにノータッチだった理由はけして低くない事故率(と言ってもやっぱり速いのは変わらない)とトリガーに振り回されることから、全体的な完成度では青単ウィニーほど危険視されていなかった可能性がある。 &bold(){&color(red){………というのがE1環境までの話}} E2環境になると&color(red){希望の絆 鬼修羅}や&color(red){勝利宣言 鬼丸「覇」}といった強力なガチンコジャッジを搭載したクリーチャーが登場し、 それらをメインに据えた「[[ミラクルとミステリーの扉]]」、通称「ミラミス」と呼ばれるデッキタイプがトップメタに登場。 このガチンコジャッジというものはお互いにデッキの一番上のカードを見せ、コストが大きいプレイヤーが勝つというもの。 この効果により前者はコスト10以上かビクトリーカードを手札から踏み倒しorデッキからサーチ(もちろん鬼丸「覇」はコスト10のビクトリーである)、後者はなんとエクストラターンを得るという馬鹿げた効果を持っていた。 そう、緑黒墓地進化速攻はそのコストの軽さゆえに &bold(){[[ガチンコ・ジャッジ]]に勝てない} のである。 このデッキタイプの台頭により、 &bold(){ウィニーで殴る→扉を踏む→覇が出てきてターンが返ってこない} という現象が多発した。 この後、ミラミスは繰り返す殿堂入りにより弱体化を余儀なくされるも、リペアを繰り返してトップメタに居座り続け 挙句、E3になると[[暴走龍 5000GT]]というクリーチャーが登場する。 このクリーチャーの効果を簡潔に説明すると、 &bold(){&color(red){パワー5000以下のクリーチャーを召喚できない}} …そういうことである。このクリーチャーを出されると緑黒墓地進化速攻は&bold(){何もできない}のだ… このクリーチャーも当然のようにミラミスリペアに投入され、緑黒墓地進化速攻を駆逐。 かつて繁栄を極めた速攻デッキは環境からの転落を余儀なくされ、次第に数を減らしていった…。 アニマベルギス投下、効果で[[Wiki篭り]]に追記修正を付与させます。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=コメント欄){ - 今の環境ではどうなの? -- 名無しさん (2014-01-31 18:28:49) - ↑どこぞの大きい大会で準優勝だっけか 決勝で物凄く金をかけた、プロモの覇がガン積みのミスキュデッキと戦ってたはず それぐらいには強い -- 名無しさん (2014-01-31 18:56:11) - ↑まじかwwwww構築費用の差がwww覇一枚分の金で作れるぞwww -- 名無しさん (2014-03-02 23:28:35) - 店によっては5kもしないで作れる黒緑vs490kのミスキュデッキ対戦なー。あれはびっくりした -- 名無しさん (2014-03-03 00:50:42) - 構成によっては「進化設計図」や「エボリュート・パワー」なんかで手札補充しながら比較的息切れせずに戦える。 まあ、あんまりもたもたしてるとマナチャージした相手に反撃を許してしまうが。 -- 名無しさん (2014-03-06 22:04:02) - 最近ではまた息を吹き返しそうな気がする。最近話題のガイギンガデッキのメタになりそうだし(デスマーチでブロックした場合グレンモルトが破壊され龍解を阻止できる) -- 名無しさん (2014-07-03 17:35:23) - ぶっちゃけ、E3でも十分に環境圏内デッキのひとつだったような。 -- 名無しさん (2014-07-03 22:12:38) - そもそもGTには確かにやられるが、GTを出せるタイミングが4〜5ターン目と考えると、黒緑の射程に入ってるし、実際GT以外にはぶっ刺さるから環境にもちらほらいたよ DSでも普通に強いし ただプレイングがすごくムズい -- 名無しさん (2014-12-22 01:10:33) - これに限らんが速攻が今までが強すぎただけか -- 名無しさん (2015-03-14 19:56:19) - 調べたけどだいぶ前に作ったのにまだまだ一線級張れるのか... 凄いなオイ -- 名無しさん (2015-06-22 02:00:41) - 赤単速攻も3ターンキルが現実的になったな -- 名無しさん (2015-07-28 17:18:41) - デュエマにおける絶対正義かつ必要悪。 -- 名無しさん (2016-04-11 11:20:20) - もう赤単レッゾなら2ターン目でシールド空にできるからな…… -- 名無しさん (2016-09-24 18:52:33) - バブール入れた黒緑速攻も出てきたなぁ、ミルクボーイ次第ではまた環境に姿を現しそう -- 名無しさん (2016-09-24 19:24:36) - いつまた爆発するかわからない為に警戒され続ける恐るべき地雷のような存在 -- 名無しさん (2016-10-23 20:35:01) - もし神化編のときにもっと軽い墓地進化を多く出してたら、このデッキはもっと凶悪だったんだろうなぁ…。開発陣の時代の先読み能力に感服。 -- 名無しさん (2016-10-28 01:28:17) - 今でも戦える? -- 名無しさん (2018-05-01 10:40:40) - いまやとりえの速さすら、他デッキの台頭で危ういのが… -- 名無しさん (2022-03-29 18:36:45) #comment }