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少女不十分 - (2023/09/05 (火) 16:42:35) のソース
&font(#6495ED){登録日}:2011/09/12(月) 23:17:55
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&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
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『少女不十分(しょうじょふじゅうぶん)』とは、講談社から2011年に発行された小説である。
著者/[[西尾維新]]
イラスト/碧風羽
#center(){&font(#ff0000){以下、ネタバレ注意}}
【[[あらすじ]]】
#center(){悪いがこの本に粗筋なんてない(作者談)
これは小説ではないからだ
だから起承転結やサブライズ、
気の利いた落ちを求められても、
きっとその期待には応えられない
これは昔の話であり、
過去の話であり、
終わった話だ
記憶もあやふやな10年前の話であり、
どんな未来にも繋がっていない
いずれにしても
娯楽としてはお勧めできないわけだが、
ただしそれでも、
ひとつだけ言えることがある
僕はこの本を書くのに、10年かかった}
僕(主人公)が小説家になれた理由。それには10年前の[[トラウマ]]が起因していた──。
10年前、僕は人身事故の現場で、&font(#ff0000){「友人が轢かれたにもかかわらず、プレイしていたゲームをセーブしてから友人に駆け寄る少女」}を目撃してしまう。
その1週間後、僕は走行中に何者かに[[自転車]]を壊され、転倒し気絶してしまう。
大学から帰ると、僕が気絶している間に盗んだ[[鍵]]で、少女が自宅に侵入していた。
小刀で脅され、なすがままに僕は&font(#ff0000){少女に誘拐}された。小学生の女の子に、だ。
少女の家に着くと、僕は物置に押し込まれ、少女にこう告げられた。
「あなたは私を見たから」
「こうするしかないんです。閉じ込めて飼うしか」
こうして、何故か両親の帰ってこない少女の家で、奇妙な生活が始まった。
【登場人物】
◆僕
この物語の主人公にして語り部。
小説家歴は10年を数える某作家その人である。
彼が作家として大成するきっかけとなった10年前の出来事(本人曰くトラウマ)をかたる。
10年前の彼は自転車をぶち壊されたり、小学生に誘拐されたりと踏んだり蹴ったりな大学生である。
この物語の一番の被害者。……なのだが、色々と甘いところがあり、事態を混迷させたのは彼自身にも責任があった。
ルーチン通りの生活を好み、様々な物事に独自かつ強いこだわりをもつなど、[[アスペルガー症候群]]を思わせる描写が多いが、明言はされていない。
加えて、人の顔を認識できない事が明かされ、それにより「普通」とは違う人生を歩んできた事を告白している。
◆U
主人公を誘拐した少女。小学4年生。
育ちのよさを思わせる外見だが、[[ゲーム]]を[[セーブ>セーブ(ゲーム用語)]]してからトラックに轢かれた友人に駆け寄る、言葉数が少ない割に挨拶にだけは非常にこだわるなど言動には「普通」とは違う異質さが存在する。
狙った隙間に、確実に[[リコーダー]]を投げ入れることが出来る強肩の持ち主。
普通に生肉を食べたりしている健啖家でもある。
「こ、項目を……」
切れ切れにUは言った。
「こ、項目、を見たら、追記修正、でしょう!」
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- 暗いように見えて実は結構いい話。オチがいかにも西尾さんらしい -- 名無しさん (2014-01-04 00:16:40)
- 起こったことはほぼ間違いなく事実じゃないだろうけど、「自分はなぜ書くのか」を書いている点では自伝であると思う -- 名無しさん (2014-01-05 17:48:34)
- 例のシーンのモデル(?)最初から順番に戯れ言、世界、りすか、人間、物語、ニンギョウ、刀語、蹴、難民探偵、(ここわからん)、最強、真庭かな -- ネタバレ? (2014-11-17 23:09:37)
- めだかボックスを主人公の語り部風に言うなら「才能に恵まれ強過ぎて孤独な寂しがり屋のアブノーマルと彼女に惹かれ側に居続ける為努力を怠らない恥ずかしがり屋のノーマルの物語」「学園の平和を望み全てを思い通りに操る支配者と学園に波乱を呼び込む何事も思い通りにならない敗者の物語」って感じかな -- 名無しさん (2014-12-18 15:14:42)
- 見事にいい話 -- 名無しさん (2015-03-09 18:08:31)
- 終盤まで本当に「西尾さんこんな事が…」って普通に思ってたw -- 名無しさん (2015-06-29 18:32:00)
- 時折回想めいて(時系列的には後だけど)登場する編集者が良いキャラしてたなぁ。「大先生」って -- 名無しさん (2015-08-26 16:34:47)
- はっとりみつる先生 -- 名無しさん (2015-12-03 23:57:43)
- ↑ミス はっとりみつる先生によってヤングマガジンにてコミカライズされたそうです。 -- 名無しさん (2015-12-04 00:00:25)
- ↑最近単行本が発売されたし -- 名無しさん (2016-05-07 17:05:56)
- ↑絵柄の狂気感とストーリーの狂気感がマッチしすぎてて鳥肌立つ、はっとりさんはこの路線を続けるのだろうか -- 名無しさん (2016-07-12 12:29:32)
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