&font(#6495ED){登録日}:2014/01/05 Sun 11:10:02 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&font(#0000ff){「俺は戦争を…戦争を早く終わらせるために戦っているんだ!!」}}} #center(){&bold(){&font(#ff0000){「困難だろうと俺は生き抜く。死んだ仲間のため…そしてなによりも宇宙に残してきた家族の下へ帰るためにも!!」}}} [[PS2版『ガンダム戦記』>機動戦士ガンダム戦記Lost War Chronicles]]のコミカライズ作品。[[ガンダムエース]]で連載された。 作画は夏元雅人が担当し、同じ夏元漫画の『[[宇宙、閃光の果てに…>機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…]]』や『GUNDAM LEGACY』とも繋がっている。 同じくガンダム戦記をベースにした小説版があるが、あちらとは人物設定も物語もまったく違っている。 具体的にはノエルは&font(#0000ff){「ヒャッハーッ!!ジオンはブッ潰せぇ!!」}な戦術を立てないし、コンティさんは水泳部で無双しないしすごくいいMSは登場しない。 [[ギレンの野望>ギレンの野望(シリーズ)]]等にガンダム戦記が参戦する場合には、こちらの設定が使われている。 しかし、何故か隊長二人しかおらず、部下は実装されていない。 ケンの髪色も原作ベースだったりと、ちぐはぐな状態。 出典がゲームである為か、友好キャラはゲーム出身のパイロット達。 マットは[[ユウ・カジマ]]、[[マスター・P・レイヤー]]。(余談だが、初期のホワイトディンゴ隊は2名しかおらず、マットを加えるとちょうど3名=1スタックになる事から、一部でファング3と呼ばれている。))ケンは[[ニムバス・シュターゼン]]、[[ヴィッシュ・ドナヒュー]]。 &bold(){【部隊】} &bold(){&font(#0000ff){◆『MS特殊部隊第三小隊』}} ノウハウで[[ジオン>ジオン公国軍]]に劣る[[連邦>地球連邦(宇宙世紀)]]製MSの実戦運用データ収集の為、コーウェン准将によって編成され全世界を飛び回る特殊部隊。 危険な激戦区に投入される事も多かったために付いた仇名が「モルモット部隊」。 &bold(){&font(#ff0000){◇『外人部隊』}} 非サイド3国民によって編成された部隊。 周りからは金が目的のゴロツキ集団として見られ、扱いは悪い。 指揮官のダグラス司令の方針から「生きる為の戦い」を目標とし、部隊間の結束は強い。 &bold(){【登場人物】} &bold(){&font(#0000ff){◆地球連邦軍}} &bold(){&font(#0000ff){◆マット・ヒーリィ}} 第三小隊隊長。階級は中尉。 MSパイロット養成課程を首席で卒業した優秀な士官で、部下からの信頼も厚い。 根が優しいために敵の命を奪う事も躊躇し、それが取り返しの付かないミスに繋がってしまう…。 GUNDAM LEGACYでは連邦を退役しており、拉致されかけたメイを救った。 搭乗機はザニー、[[陸戦型ジム>陸戦型ジム/ジム・スナイパー]]、[[陸戦型ガンダム>陸戦型ガンダム/ガンダムEz-8]]。 &bold(){&font(#0000ff){◆ラリー・ラドリー}} 階級は少尉。 [[一年戦争]]初期から[[セイバーフィッシュ>セイバーフィッシュ(ガンダムシリーズ)]]で活躍し、HLVとザクを仕留めた実績を持つ。 高い狙撃能力で次々と敵を落としていくが、[[ジャブロー>ジャブロー(機動戦士ガンダム)]]防衛戦でマットのミスから戦死してしまう。 一見クールなようでけっこういい加減な性格をしており、&bold(){&font(#ff0000){銃の分解整備をしたら部品が余っていた。}}アニッシュとの[[ポーカー]]ではイカサマもしている。 搭乗機は陸戦型ジム、[[ガンタンク]]、[[ジムスナイパーⅡ>ジム・スナイパーⅡ]]。 &bold(){&font(#0000ff){◆アニッシュ・ロフマン}} 階級は曹長。 キャリフォルニアベース戦の生き残りで、その脅威を目の当たりにしたことから自らMSパイロットに志願した。 部隊のムードメーカーで、軽薄なイメージを持たれがちだが努力家。 マットのミスでラリーが死亡してからはジオン兵を一人でも多く殺そうと戦うが、そんなことをしても何の意味もないことは本人も分かっていた様子。 ガンダム戦記のMSパイロットで唯一GUNDAM LEGACYでの出番が無かった。 搭乗機は陸戦型ジム、[[ジム>ジム(MS)]]、ジムスナイパーⅡ。 &bold(){&font(#0000ff){◆ノエル・アンダーソン}} 部隊のオペレーター。階級は伍長。 元士官候補生で、彼女の提出したMS戦術論文がコーウェン准将の目に留まり、本人が現場での勤務を熱望していたこともあって第三小隊配属となった。 マットの優しさに惹かれていき、彼と仲のいいアニーに嫉妬したりしている。 [[一年戦争]]後は士官になり、元[[サラブレッド]]隊のミユ・タキザワと熾烈な戦いを繰り広げた。 &bold(){&font(#0000ff){◆アニー・ブレビッグ}} 階級は上等兵。 連邦軍がMSを導入することを予見して、内定先を蹴って入隊した変わり者。 優秀なメカニックだが、撃破されたザクの頭で遊んだり肩アーマーの無くなった陸戦型ガンダムにザクのスパイクを載せようと提案したりもしている。 ジャブローにて[[サラブレッド]]隊へ転属になる。 &bold(){&font(#0000ff){◆[[ジョン・コーウェン]]}} 階級は准将。 [[レビル将軍]]らと同じくMSの優秀性を認め、データ収集のために第三小隊を組織した。 [[一年戦争]]後には「[[ガンダム開発計画]]」の責任者となる。 &bold(){&font(#0000ff){◆レーチェル・ミルスティーン}} 階級は中尉。 輸送部隊を率いて第三小隊へ物資を供給する。 [[マチルダ・アジャン]]中尉とは士官学校からの親友。 &bold(){&font(#ff0000){◇ジオン公国軍}} &bold(){&font(#ff0000){◇ケン・ビーダーシュタット}} 外人部隊隊長。階級は少尉。 元々はコロニー公社の人間だったが妻子を[[人質]]に取られ、サイド3の市民権を得るために外人部隊へ入った。 巧みなチームプレイで確実に目標を仕留めるが、「勝つことよりも生きる為の戦い」を目標に[[無駄]]な殺生は嫌う。 後にユウキが死亡した事への憎しみから[[復讐]]に燃え、「無慈悲な鬼神」の異名で呼ばれることに。 戦後はマットと友人になり、GUNDAM LEGACYではメイの救出を依頼している。 搭乗機は[[ザクⅡF型>ザクⅡ]]、ザクⅡJ型、陸戦型[[ゲルググ]]。 &bold(){&font(#ff0000){◇ガ―スキー・ジノビエフ}} 階級は曹長。 開戦当初から外人部隊に所属する古参で、部隊の皆を引っ張る縁の下の力持ち。 GUNDAM LEGACYではしれっとケンと同じ階級になっている。 &bold(){&font(#ff0000){◇ジェイク・ガンス}} 階級は軍曹。 ノリの軽い性格でメイとは口喧嘩が絶えない。 地球の環境を嫌悪して、意地でもノーマルスーツを脱ごうとしない。 メイと共に一足先に宇宙へ上がり、[[ア・バオア・クー>ア・バオア・クー(機動戦士ガンダム)]]戦にも参加している。 『宇宙、閃光の果てに…』のifルートでは戦争の終わりを予感してホッとしているが、GUNDAM LEGACYでは戦後は[[ジオン残党>ジオン残党軍]]に所属していて、性格も豹変していた。 &bold(){&font(#ff0000){◇ユウキ・ナカサト}} 外人部隊のオペレーター。階級は伍長。 サイド2の出身だったが[[一年戦争]]勃発で故郷と家族を失い、外人部隊への配属を余儀なくされた。 連邦の攻撃からメイをかばって戦死する。 &bold(){&font(#ff0000){◇メイ・カーウィン}} サイド3名家の出身。14歳ながら非常に優秀なエンジニアだが、父親がダイクン派だった為に軍の研究機関へ入れられた。 開戦後は地球に降り、ダグラスによって身柄保護のため外人部隊へ配属された。 ケンからは娘のように思われ、ジェイクと共に皆よりも早く宇宙へ上げられた。 &bold(){&font(#ff0000){◇ダグラス・ローデン}} 外人部隊司令官。階級は大佐。 優秀だがダイクン派だった為に正当な評価をされずにいる。 ルウム戦役の後にケンを部隊へスカウトした。 部隊の掲げる「生きる為の戦い」は元々彼の考え。 GUNDAM LEGACYでは[[エゥーゴ]]と繋がりがある様子。 &bold(){&font(#ff0000){◇ジェーン・コンティ}} 階級は大尉。 ダイクン派であるダグラスにザビ家からお目付け役として付けられた秘書だが、本人はダグラスに肩入れしている。 小説版では大暴れしたが、漫画版では台詞すらロクにない。 &bold(){【登場MS・MA】} &bold(){&font(#0000ff){◆地球連邦軍}} &bold(){&font(#0000ff){◆[[陸戦型ジム>陸戦型ジム/ジム・スナイパー]]}} 序盤の第三小隊の主力機。 途中でマットは陸戦型ガンダムに乗り換え、アニッシュ機はアッザムにブッ壊される。 &bold(){&font(#0000ff){◆[[ガンタンク]]}} V作戦で開発された[[試作機]]。 下半身が戦車なのでアニーに&bold(){本当にMSなのか疑われる。}ついに味方にまで…。 カナダでの作戦では高い砲撃能力とラリーの狙撃能力が合わさり、敵MSを次々と撃破した。 &bold(){&font(#0000ff){◆[[ジム>ジム(MS)]]}} 陸戦型ジムを壊したアニッシュと、マット達が教官を担当した訓練兵たちに配備された機体。 訓練兵たちの機体はあっさり外人部隊に破壊された。 &bold(){&font(#0000ff){◆[[陸戦型ガンダム>陸戦型ガンダム/ガンダムEz-8]]}} [[レビル将軍]]がマットに与えた機体。 高性能だが初出撃でさっそく中破し、パーツが貴重品なために修理に苦労していた。 &bold(){&font(#0000ff){◆[[ジムスナイパーⅡ>ジム・スナイパーⅡ]]}} [[一年戦争]]時最強のジム。 ジャブロー戦でラリーに与えられ、スナイパーライフルで[[ガウ攻撃空母]]と[[グフ]]を撃墜した。 コクピット以外は無事だったため、ラリー戦死後はアニッシュが使用。 &bold(){&font(#ff0000){◇ジオン公国軍}} [[&bold(){&font(#ff0000){◇ザクⅡF型}}>ザクⅡ]] [[ザクⅡ]]の宇宙仕様。 ルウム戦役時に母艦から脱出する為にケンが使用した。 &bold(){&font(#ff0000){◇ザクⅡJ型}} 外人部隊の主力機。 機体性能ではジムに劣るが、巧みな連携で相手を翻弄しビッグトレーを撃破寸前まで追い詰めた。 [[&bold(){&font(#ff0000){◇グフ}}>グフ]] 一般兵が使用。 カナダで登場した機体は「放置されていればジオンはあれを回収したくなって人員を割かざるを得なくなる」というマットの考えであえて完全には破壊されずに放置された。 ジャブロー戦では両腕をマニピュレーターに換装し、ヒート剣を二本持った機体が登場している。 [[&bold(){&font(#ff0000){◇ドム}}>ドム(MS)]] 「連邦の象徴をジオンの新型機が撃破」というプロパガンダの為に[[ビッグトレー>ビッグトレー(ガンダムシリーズ)]]破壊作戦に投入される。 その性能でマット達を追い詰めるが、余裕ブッこいてたせいでビッグトレーの砲に背を向けてしまい下半身を吹き飛ばされ、メイに証拠隠滅のため焼却される。 結局、ビッグトレーは外人部隊がドダイをぶつけて破壊した。 [[&bold(){&font(#ff0000){◇アッザム}}>アッザム(MA)]] 通称「トリカゴ」。 マット達の機体を鹵核する為に使用されアニッシュ機を機能停止させるが、プラズマリーダーの射出口をマットに狙われ破壊される。 &bold(){&font(#ff0000){◇陸戦型ゲルググ}} メイ宛てに送られてきたHLVに入っていた機体。 ケンが搭乗し、ユウキ死亡後は多数の連邦軍MSを冷徹に撃破した。 追記・修正は「撃つなラリー!!」とか言わずにお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - なおシナリオはアストレイで有名な千葉智宏。初期構想では「特攻野郎Aチーム」なノリだったとか -- 名無しさん (2014-01-05 16:37:03) - 「撃つなラリー!」ばかりが取り上げられてしまう不遇な作品・・・ 作者自身も複雑かもしれない -- 名無しさん (2014-01-05 17:05:33) - 小説版は悪い意味で地味(特に終盤)だったからこっちの方が好きだな -- 名無しさん (2014-01-05 20:28:52) - マットさんがただの甘ったれなのが救いようのない作品 &br()でも作者の良いところがちゃんと出てるとは思う -- 名無しさん (2014-01-06 01:27:34) - MSの現代風リデザインとか戦闘シーンとかは普通にカッコ良いんだけどな。マットの性格がやっぱり・・・結局ノエルともくっつかんようだし、ギャルゲー的なノリすら投げ捨てている。 -- 名無しさん (2014-01-06 04:32:47) - ヒートロッドをかわす陸ジムマジイケメン -- 名無しさん (2014-01-06 11:42:55) - 乙 -- 名無しさん (2014-01-06 21:36:03) - アッザム相手に諦めずアニッシュを救い出した所とか結構好きなんだけどなぁ -- 名無しさん (2014-01-07 00:04:57) - 因みに引退しオーストラリアに引っ込んだマットさんは後に復帰、ゼネラル・レビルでMS隊隊長やります -- 名無しさん (2014-03-03 09:23:58) - 戦場で「相手の命を大切にしよう(キリッ」じゃ色々言われてもしょうがないと思う 絵は上手いんだし戦争モノ合ってないんじゃないかな、というのが当時の感想 -- 名無しさん (2014-03-03 09:26:52) - 申し訳ないが、夏元さんはやはり、ガンダム系よりKOF系のほうが違和感ない気がする・・・ ネスツ編書いてくれないかなぁ・・・ -- 名無しさん (2014-03-03 09:36:37) - レガシーとか宇宙閃光にしても、戦争モノとしては違和感感じる 作者の良さが出てないというか -- 名無しさん (2014-03-31 19:29:23) - 両陣営ともムードメーカーが仲間の死をきっかけに憎悪に駆られていく。当然の展開なのだが、小説版と比べてどうも殺伐としている -- 名無しさん (2014-04-19 05:23:28) - 某Gジェネでは漫画版の台詞を言いつつ、脱出しようとするジオンのHLVに容赦なく攻撃をぶち込むおかしなマット隊長を見かける… -- 名無しさん (2014-09-26 09:04:16) - ぶっちゃけゲーム面白かったのにコミックの内容がこれでガッカリしたってのが正直な所 -- 名無しさん (2014-09-26 09:16:19) - 陸ガンの部品が足りないと言うのは設定に忠実。ひん曲がったアンテナに矯正の痕が残っていたのは好感が持てるが、肩の装甲は陸GMからの流用ですぐに直せたのでは。丁度電装系全損で大破したアニッシュ機があったんだし…。 -- 名無しさん (2015-09-09 06:36:12) - 夏元さん、すっかりガンダム漫画家になっちゃったなぁ……。 あの人のKOF好きだったのに。あの人の書くネスツ編が見たかった……。 -- 名無しさん (2015-09-09 06:48:14) - 評価出来る点は幾つもあるけど、原作キャラの死亡(それも味方が一因)を代表に、マルチメディアでやると顰蹙買うような事をかなり含んでいるからなぁ。 -- 名無しさん (2015-09-09 07:18:21) - 千葉だから…… -- 名無しさん (2015-09-09 08:47:40) - 悪いとは言わないが、ゲームOPのようなジャジーでポップなミリタリーの雰囲気を大切にして欲しかった。厳しいことを言うと読んでてゲームBGMが脳内再生されることが無いのだよね。程度にもよるだろうが、むしろ初期構想における特攻野郎Aチームのノリって、ゲームの良い意味でのイージー感があって、存外悪くなかったのではと思ったりする。 -- 名無しさん (2016-04-04 09:38:52) - 小説版が大好きだったから漫画版は微妙すぎる -- 名無しさん (2016-07-22 22:09:33) - なぜジェネシスではサイドストーリー基準にしなかったし -- 名無しさん (2017-01-08 02:11:01) - MGスナイパーⅡでは陸ガンの勘違いから生まれた「盾をバイポッドにして狙撃」ギミックが追加されたけど、商品紹介ページで見たときはラリーを思い出さざるを得なかった。 -- 名無しさん (2017-01-21 06:39:23) - ????「撃っちゃうんだなぁこれがぁ!」 -- 名無しさん (2019-03-19 16:34:19) - ドムの話でビッグトレーの大きさがやたらでかくておかしかった気がする。載ってる陸ジムとの対比で500m以上はあるように見えたような -- 名無しさん (2020-03-28 23:42:44) - 正直、この漫画版を面白いと思う人とはお友達になりたくはないね -- 名無しさん (2021-09-25 22:00:05) - コメント欄で随分酷評されているが漫画版は実際残念な出来。漫画オリジナルストーリーの都合で両軍1名ずつも退場させたのがよくなかった -- 名無しさん (2022-04-27 19:39:12) - ↑しかもサイドストーリーズでせっかくその両者とも生存する展開にアレンジしたのに一部要素がストーリーズ基準になっているはずのGジェネジェネシスでその悪夢を再現するという -- 名無しさん (2022-04-27 22:36:55) #comment #areaedit(end) }