&font(#6495ED){登録日}:2017/08/09 (水) 22:11:28 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&b(){&color(brown){ようこそ、大帝都・倫敦へ。・・・・我が国は諸君を歓迎する。}}} ハート・ヴォルテックスとは『[[大逆転裁判シリーズ]]』に登場する人物である。 &b(){&font(#ff0000){※以下ネタバレが存在する可能性があるため、閲覧の際にはご注意ください。}} *&bold(){■概要} ---- 大英帝国の首席判事として絶大な権力を振るう男。 [[成歩堂龍ノ介]]を始め、周囲からは&bold(){「ヴォルテックス卿」}と呼ばれている。 弁護士の任命権を持つと同時に検事局にも指示を出せるなど、大英帝国法曹界における事実上のトップ。 肩書のみならず本人の威圧感も凄まじく、龍之介曰く&color(red){「睨まれるだけで右腕が折れそう」}。 両手を広げるモーションでは、その大仰なポーズと共に部屋中の鳩が飛び去る。&s(){名前の「ハート」もここからきているのかもしれない。} 専用曲は「時を刻む司法」。 &b(){&color(brown){「自分の思い通りに事態が動くことを好む」}}ことを公言しており、自分の想定通りに物事が進まないと不機嫌になる。 巨大な時計台の中を思わせる歯車だらけの広大な執務室を有しているが、これもそうした彼の内面を体現したものである。 その立場故に常に会議に追われており非常に時間にはうるさく、事あるごとに身に付けている懐中時計を確認したり弄ったりしている。 ……かと思えば独自の持論を長々と話して会議に堂々と遅刻するなど、時間にうるさいのかそうでないのかよく分からない一面も。 増大かつ複雑化する犯罪と戦うため、大英帝国の司法の強化に力を入れている。 作中では各国との交換留学を行って技術交流を深めたり、(正式な認可こそまだだが)秘密裏に科学式捜査班を設立・導入したり、 国際科学捜査大検討会の開催を大英帝国で行うように働きかけるなど、その熱心ぶりは驚嘆の一言に尽きる。 また、その一環として自身も近い内に司法長官の座に就くことを狙っている。 ただし大英帝国を誇りに思う余り、&b(){&color(brown){「我が大英帝国が世界の頂点でなければならないのだ!」}}と愛国心が強すぎる面も覗かせている。 大英帝国に着いたばかりの龍ノ介に対しては、公私混同せずに接する。 当初は龍ノ介を弁護士として認めず帰国させようとしたが、彼の説得に応じる形で試験と称して裁判への出廷を許すなど、筋さえ通せば認めるところは認める公正な人物。 その威圧感満載のビジュアルと振る舞いから、初見で「こいつが今作の[[ラスボス]]か」と予想したプレイヤーも多かったようだが…? *&bold(){■ゲーム内での活躍} ---- ・&bold(){『大逆転裁判』} 第3話『疾走する密室の冒險』で初登場。 今作ではそこまで大きな動きや出番はなく、その存在感を示すのみで終わった。 しかし作中では何度か彼の執務室を訪れることになり、その度に独特な威圧感を嫌でも浴びせられるため、「常にバックにはこの男がついている」と強く印象付けられることになる。 そのため、後述する続編が発表された際には「今度こそこいつが[[ラスボス]]か!」と決めつけてかかるプレイヤーが続出した。 また余談にはなるが、その佇まいや髪型から、『蘇る逆転』に登場した[[巌徒海慈]]を連想した人も多かったようで、 投稿サイトなどではしばしば彼と比較、或いはセットで扱われることもあったとかなかったとか。 ・&bold(){『大逆転裁判2』} 続編である『大逆転裁判2』にもやはり登場。 第3話『未来科学と亡霊の帰還』で事実上の謹慎処分を命じられていた龍ノ介に対し、毎月の報告書の出来に免じ謹慎処分を解くなど理解ある一面を見せた。 また、10年前は検事を務めており、当時の大英帝国を恐怖させていた&bold(){「[[プロフェッサー事件]]」}の担当検事でもあった過去が明かされた。 事件の犯人”プロフェッサー”の逮捕後、その裁判も担当するはずだったが、事件で兄を失った[[バロック・バンジークス]]の熱意に応え、彼に担当検事の座を譲り補佐に回ったという。 以来、バンジークスからは恩人として絶対の尊敬と信頼を得ている。 しかし第4話『ねじれた男と最後の挨拶』にて、[[伝説の刑事>トバイアス・グレグソン(大逆転裁判)]]が殺害され、その容疑者として[[”死神”と謳われる検事>バロック・バンジークス]]が逮捕されるという事件が発生。 大英帝国、ひいては国際情勢をも揺るがしかねないこの事態に対し、裁判の2日目以降を描いた第5話『成歩堂龍ノ介の覺悟』ではなんと&color(red){&bold(){裁判長としてその姿を現す}}。 そして審理を進めていくうちに、今回の事件が10年前の事件と密接に関わっていることが判明。次々と解き明かされる真実を、大法廷の最も高い席から見届けることとなった。 この第5話の裁判は「極秘裁判」であるため陪審員が存在せず、&bold(){全ての判断が裁判長であるヴォルテックスに委ねられる}形となっているため、プレイヤー目線でも緊迫感が増している。 ちなみに裁判中は木槌の替わりに先端に金属製の馬の装飾がついた錫杖を手にしており、それによって重厚な金属音を大法廷に鳴り響かせる。 #openclose(show=この先、重大なシリーズのネタバレを含むため収納){ なんと、なんと、なんと!&bold(){大逆転裁判2のラスボス}にして&bold(){『大逆転裁判シリーズ』全体における黒幕}であった!!&font(l){知 っ て た}。 そしてバンジークスに纏わりつく呪いこと&bold(){「死神」の正体}。 何かしらの形で対峙することになると予感したプレイヤーも多かったが、まさかの裁判長との対決という展開であり、シリーズ初となる&bold(){「裁判長がラスボス」}という地位を得た((同作品で犯人だった大日本帝国判事・慈獄政士郎は証人として対決しているため除外。))。 バンジークスの裁判において無罪となった被告人を彼が[[グレグソン>トバイアス・グレグソン(大逆転裁判)]]らに命じて次々と殺害させ、架空の「死神の伝説」を創り上げることで犯罪への抑止力にしようとしていた。 そして10年前、”プロフェッサー”の真の正体ことバロックの兄、クリムト・バンジークスの犯行をいち早く見抜くことに成功し、 それを脅迫材料にして自身の邪魔になる人間を殺害させていた&bold(){「プロフェッサー事件」における黒幕}。(全5件の犯行のうち、2~4件目がヴォルテックスの指示によるもの。) さらに、同じくクリムトの犯行に辿り着いていた亜双義玄真を、複数の捜査関係者を巻き込んでの脅迫や取引の末に、その罪を全て着せて”プロフェッサー”に仕立て上げた。 この際、死刑判決を受けた玄真を秘密裏に脱獄させることで、クリムトが書き残し玄真に託していた「ヴォルテックスの所業が全て書き記された文書」を受け取る手筈になっていたが、 運悪く脱獄現場を目撃してしまった人物がいたため、止むを得ず脱獄の協力者だった[[日本>日本国]]の現外務大臣こと[[慈獄政士郎]]に命じて玄真を射殺させた。((この時点では慈獄はあくまで玄真の身を案じていたが、ヴォルテックスから提示された外務大臣の椅子と引き換えに殺害を決行した。)) これだけでも外道の極みではあるが、そこから突き抜けて今度は司法長官の座を狙うため、自身の過去を知る当時の協力者を抹殺しようと交換留学にかこつけた交換殺人を計画。 英国からは[[ジェゼール・ブレット]]ことアン・サッシャーを送り込みジョン・H・ワトソン教授を殺害させ、日本からは[[亜双義一真]]を刺客として招きグレグソンを殺害させようとした。 一真が道中で事件に巻き込まれたことで頓挫しかけるが、その後[[記憶喪失]]となっていた一真を正体を見抜いた上で検事局に迎え入れ、記憶を取り戻させたのち[[暗殺]]に向かわせた。 (尤も、一真自身は端から暗殺を実行するつもりは皆無であったため、彼の命令無視によって代わりに[[他の人物>慈獄政士郎]]が暗殺を遂げることとなったが。) ここまで見れば分かる通り、彼はこれらの国際問題にも十分発展し得るほどの大犯罪を&bold(){「自らの手は汚さず、全て他人に犯させている」}のである。 この卑劣漢に対し、龍ノ介はその本性を&color(red){「ここまでくると人を操る天才だ」}と侮蔑交じりに評価している。 ちなみに内心は龍ノ介ら日本人も見下していたようであり、裁判の際にはそうした本音がセリフの端々に見受けられる。選択肢を間違えた時が尤も顕著だろう。 なぜこれほどの大立ち回りをしたのかという動機について、本人曰く&b(){&color(brown){「闇と戦うためには闇が必要」}}とのことであり、これらの大それた犯罪も、すべては自身が権力を握ることで犯罪と戦うことを目的とするものだと述べる。 英国といえどそもそもが明治時代、それも法の黎明期だけあって現代と比べるといくらでも誤魔化せてしまう現状を憂いており、法治国家のシステムを全うさせようとする真意そのものは純粋な情熱であると言えるだろう。 決して汲むべき事情がない単なる極悪人ではないことが窺える。 だが、その戦うべき犯罪者以上の外道という正体を見抜かれたことで、ついに龍ノ介達と法廷で対決。 初めは優勢だったものの、徐々に自身の計画が明るみに出始め、最後には唯一にして最大の[[弱点]]ともいえるクリムトの遺書が発見されてしまったことで全てが露呈した。 それでもしつこく食い下がり、今度は極秘裁判の傍聴に訪れていた司法関係者に呼びかけることで、自分の犯罪の正当性を訴えて味方につけようとした。((もしヴォルテックスの行為が世間に知られれば司法の信頼は失われ、再び無秩序時代のより荒れた国になることを理由にした。)) この頃には余裕たっぷりだった当初の態度から一転、上記の「直接は何もしていない」ことを理由に開き直りとも言える呆れた理論を振りかざすなど、 もはや自分を守ることにしか固執していない醜悪な姿を晒している。 しかしこれまでの犯罪行為をあえて認めた上に、そうした無様な姿を見せたことが仇となった。 閉廷の寸前、なんと大探偵[[シャーロック・ホームズ>シャーロック・ホームズ(大逆転裁判)]]がそれまでの裁判の様子を全て大英帝国の女王陛下に生中継していたことが判明。 大英帝国に巣食う死神の正体が知られてしまったことで、直々に女王陛下から&bold(){「与えられた権限を永久に抹消すると共に、後日公開裁判にてその罪を裁く」}というお達しを受け、 これまで積み上げてきた自分を守る盾が全て消えてしまった。 #center(){&color(red){‥‥ハート・ヴォルテックス卿。} &color(red){あなたが、この10年間} &color(red){隠れていた"闇"は、もう存在しない。} &color(red){‥‥今度こそ。} &color(red){あなたは、もう《首席判事》ではない。} &color(red){司法に関わる"未来"もない。} &color(red){女王陛下の名のもと、法によって} &color(red){正当に裁かれる《罪人》なのです!}} 全てを失った男についていく者などもう誰もいない。極秘裁判であるがゆえに、訴えかけるべき陪審員もいない。 とうとう追い詰められ、龍ノ介からの一喝から逃げるように閉廷を宣言するも意味をなさない。 #center(){&b(){&color(brown){‥‥閉廷! ‥‥閉廷! ‥‥閉廷!}} &b(){&color(brown){‥‥閉廷! ‥‥閉廷!}} &b(){&color(brown){あああああああああああああああああ}} &b(){&color(brown){ああああああああああああああああッ!}}} 力任せに叩きつけたことで、裁判長の命ともいうべき木槌替わりの杖すら折れてしまった。 杖のように折れたヴォルテックスは失意のうちに倒れ、裁判長席から裁きの庭へと転がり落ちていく。 すると落下した衝撃で陪審員席のシステムが発動し、先刻に慈獄の有罪判決で傾いていた天秤に更に火炎弾が撃ち込まれた。 まるで&bold(){「計り(秤)しれないほどの重い罪」}と言わんばかりに、天秤は限界を迎え崩壊。直剣のようになった秤は、台座から離れてヴォルテックスの方へ倒れていく。 有罪を告げる黒い秤が彼の真後ろまで到達した直後、その罪を示すかのように&s(){普通に大事故レベルの}爆炎が噴き出す。これまでの闇を、中央裁判所ごと全て焼き尽くすかのように。 そしてヴォルテックスは、業火の中で身を焦がしながら慟哭するのだった。 その姿は、かつて自身が語っていた「犯罪者たちを法の業火で焼き尽くす」という言葉を自らの身で成し遂げたという皮肉な結果ともいえる。 #center(){&b(){&color(brown){おおおおおおおおおおおおおおおおお}} &b(){&color(brown){おおおおおおおおおおおおおおおおッ!}}} このブレイクモーションは、現時点で逆転シリーズ史上最もド派手な演出にして彼の一挙一動に意味が感じられる、まさに大逆転裁判のフィナーレに相応しいものとなっている。 最後には、黒焦げになった姿で己の所業を証言台で細々と口にするなどとことん堕ちた姿を晒し、大英帝国を覆っていた闇は彼の失脚と共に姿を消したのだった。 その後は、英国警察の手で逮捕されたものと思われる。 紛う事無き外道だったヴォルテックスではあるが、優秀な人物であることは疑いようがなく、シリーズでも屈指の強敵。 とりわけ人心掌握力に長けており、決して脅迫だけに頼ることなくグレグソンやコートニー・シスらに道を踏み外させ、そこから10年後の今日に至るまで手駒として利用し続けていた。 切り捨てられ先に罪を暴かれた慈獄ですら、最後まで自分の背後にいるヴォルテックスの存在を明かさなかったのを見るに、彼の人並み外れたカリスマがうかがえる。 上述した裁判中の傍聴席への演説についても、それによって一度は完全に司法関係者を味方につけることに成功しており、状況を打開できたのはホームズのオーバーテクノロジーによる離れ業があってこそ。 「[[同情によって>美柳ちなみ]][[罪を隠そうとする>猿代草太]]」でも「[[権力によって>カーネイジ・オンレッド]][[罪を揉み消そうとする>ガラン・シガタール・クライン]]」でもなく、&bold(){「罪を暴かれながら民意によってそれを許させる」}という、ある意味究極の戦法を披露している。 何より、上記の通りヴォルテックスの動機はあくまで「犯罪と戦うための力を手に入れる」というもの。 手段は兎も角、彼の謀略と暗躍によって大英帝国における犯罪発生件数が大いに低下していたこともまた事実である。 今後彼は公開裁判で裁かれることになるが、それは即ち全ての国民に司法の瓦解が知れ渡ることに他ならず、裁判で彼が危惧していた通りの大混乱は避けられないだろう。 そしてそれは外務大臣・判事でありながら共犯関係となっていた慈獄についても同じであり、この一件が日本に与えるであろう影響も決して小さくはない。 しかし、彼の理想は致命的に画竜点睛に欠いていた。 なぜなら弱みに付け込んで脅迫し、権力を振るって人々に犯罪を強要し、都合が悪い証拠は握り潰す、英国でも指折りの大犯罪者を平然と野放しにしていたのだから。 その悪党の名は、&bold(){ハート・ヴォルテックス}。そう、彼自身である。 正義を名乗って人を殺していいならそれは法ではない。最高の司法を謳うなら、遅くとも罪を暴かれた時点でそれを受け止め、大人しく裁きを受けるべきだった。 が、彼はそれを拒絶し、見苦しく民衆と法を盾に身の安全を図ろうとした。 これは、彼が犯罪撲滅のために目指した弱者救済のシステムが、&bold(){外道が中心に居座りどれほどの犯罪も都合次第でもみ消せてしまう悪魔のシステムへと変貌を遂げていたことの証明}である。 果たして両国の司法の未来はどうなるのか。 それは真実から目を逸らさずにこの裁判に立ち会った成歩堂龍ノ介、亜双義一真、御琴羽寿沙都、バロック・バンジークス、ジーナ・レストレード、マリア・グーロイネらに掛かっている。 彼らの本当の戦いは、これからなのだ――――。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){面倒な奴ばっか残った英国側が詰んでる?頑張れバンジークス卿!}}} 余談だが、彼は様々な要素からシリーズ歴代ラスボスの集大成とも言われている。 ・元弁護士志望のライバル検事の父を死に追いやり、意のままに操ろうとしていた。([[逆転裁判>狩魔豪]]) -手を激しく叩くモーションや、作中での立ち位置。([[蘇る逆転>巌徒海慈]]) -自ら直接手を下す事なく、他人を操り殺人教唆を行う。([[逆転裁判2>王都楼真悟]]/[[逆転検事2>猿代草太]]) -言葉や状況を駆使して圧倒的優位を作りながらも、前提条件が覆ったことで大逆転されて怨叉の声をぶちまける。([[逆転裁判3>美柳ちなみ]]/[[逆転裁判6>ガラン・シガタール・クライン]]) -自分が不利になるリスクを想定する頭のキレ。([[逆転裁判2,3の真の黒幕>綾里キミコ]]) ・「司法」を絶対視し、外部から裁判を傍聴していた人物にトドメを刺される。([[逆転裁判4>牙琉霧人]]) ・弁護側の証拠不十分を突き傍聴人に働きかける。([[逆転裁判5>番轟三]]) ・権力者であり、それを盾に裁判(討論)を有利に進めようとする。([[逆転検事>カーネイジ・オンレッド]]/[[逆転裁判6>ガラン・シガタール・クライン]]) ・ブレイクモーションが炎に纏わるものである。(逆転検事2の[[元凶にあたる人物>一柳万才]]) ・&s(){人を動かすのは得意だが、自分で動こうとしないのが腹立たしい(by御剣怜侍)([[逆転裁判1,3,6のトラブルメイカー・よくみりゃ髪型も似てる?>矢張政志]]}) そして名前のハート・ボルテックスを英語に変換して日本語に再翻訳するとheartは「心」、voltexは「渦」。 voltexは直訳通り渦巻きを指す他に、何かを混ぜる・撹拌する機械や手段を指す意味としても使われるので、それを汲んで意訳すると「心を掻き乱す人」となり、あとから見返すと&bold(){&color(#FF0000){名前がもうネタバレだった}}と言える。 海外版での彼の名前は『&bold(){Mael Stronghart}』 おそらく巨大な渦巻きを意味する「maelstrom(メイルストロム)((アニヲタ諸兄姉的にはノルウェー語発音の「メイルシュトローム」のほうが馴染み深いだろう))」と「strong heart」を組み合わせて捩ったと思われ、日本版の名前を大きく崩さず翻訳されている。 そして巨悪ではあるが、成歩堂にとっては恩人ともいえる存在でもある。 亜双義が死んだ際に自分が弁護士になるといったある種無茶な主張を(亜双義の任務を引き継いだと勘違いしたとはいえ)認め、弁護士としてキャリアをスタートさせたことを許したのは紛れもない彼である。 その後1-5で成歩堂陣営が違法行為や英国を敵に回す行為を行い、強制送還されてもおかしくなかった状態だったのをヴォルテックスは成歩堂に一定期間の謹慎とレポート提出という寛大な措置で済ませている。 しかもそのレポートはすべてヴォルテックスが忙しい時間の中、きちんと全部確認している。 亜双義の任務である暗殺を知らない留学生だと分かった以上、交換殺人の事を考えれば彼をイギリスに置いていく意味はないのにもかかわらずである。 理由は明言されてないが、彼もまた犯罪と戦う法曹人であり「違法行為をして権力に逆らってでも被告人のために犯罪者と戦った弁護士」である成歩堂は、野望に関係なく弁護士として相応しい人間だと思ったのかもしれない。 もしそうだった場合、その成歩堂にとどめを刺されたのはある意味皮肉ともいえる。 #areaedit(end) } #center(){&b(){&color(brown){「……ここで、この項目に集まったwiki籠り諸君に言っておきたい。この項目には“闇”がある。そして、その闇に立ち向かうためには……やはり、“追記・修正”が必要なのだ。」}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,23) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 正に巨悪。 -- 名無しさん (2017-08-09 23:11:13) - 権力を使い邪魔者を消し、部下を脅迫で従わせた -- 名無しさん (2017-08-10 07:10:25) - ↑続き りして、6のガランと被ったが曲がりなりにも国の為にやってたから、若干マシかな? -- 名無しさん (2017-08-10 07:13:24) - ブレイクモーションのところ、ガランの記事みたいにもっと詳しく書いてほしい。大物犯人であり見どころの一つでもあるんだから。 -- 名無しさん (2017-08-10 08:16:36) - ↑逆転裁判シリーズ史上最大のブレイクモーションだからね。いろんな意味でド派手でなおかつ、色々なことを感じさせられるシーンでもあるからな。 -- 名無しさん (2017-08-10 09:33:09) - 「闇を制するには闇に染まらなければならない」だっけ?理屈とかわかるけど、闇に屈してしまったものの言い訳のような気がする…… -- 名無しさん (2017-08-10 12:26:45) - ネタバレ、まるでハッピーエンドのように書かれてるけど、ロンドンの真の闇との戦いはむしろここから始まるんだよな -- 名無しさん (2017-08-10 12:31:18) - ↑歴史に詳しくないけど、夏目漱石の存在から大体1900年代ぴったりぐらいだっけ?それから第一次大戦が起きて大変なことに…? -- 名無しさん (2017-08-10 13:12:43) - 自分は司法の闇と言っているのに、司法長官という光を求めた。彼は虚栄心の塊なのかも知れぬ。 -- 名無しさん (2017-08-10 14:48:29) - DLCでここまでキャラ付けされるラスボスというのも珍しい -- 名無しさん (2017-08-10 20:10:38) - 今までの犯人と違って直接の殺人はないから死刑にはならないのかな -- 名無しさん (2017-08-10 20:26:05) - ↑明らかに国際問題レベルの罪状だし、殺人教祖がいくつもあるから極刑でも文句言えないはずなんだがな。 -- 名無しさん (2017-08-10 20:44:01) - コメント欄がネタバレの嵐なのはおいといて、ラスボスでもあるが中ボス…だと…しかし前作の彼よりも立ちはだかってたぜ -- 名無しさん (2017-08-10 22:32:44) - とりあえずどの時代も傍聴人は流されやすいとわかった -- 名無しさん (2017-08-11 02:51:21) - 閉廷おじさんタグやっぱりついたかwww。bgmのおかげで(いろんな意味で)熱い展開なんだがな。 -- 名無しさん (2017-08-11 13:36:54) - ×12そのガランは引導をわたされた黒幕の女王陛下でこっちは女王陛下に引導渡された黒幕という逆な構図だったり -- 名無しさん (2017-08-15 05:16:08) - 殺人教唆の量刑は殺人と同じなんで「何もやってない」ってのは通らない。そもそもイギリスでも殺人教唆は法律にあるし、法律になければ女王に「罪人」として裁くなんて言われないわけで -- 名無しさん (2017-08-15 05:34:52) - 歴代でもTOPクラスにどうやって倒すんだって思ったやつだったなぁ。決定的な証拠突き付けた後に、笑いながら拍手し始めたとき絶望したわ -- 名無しさん (2017-08-15 05:35:56) - 終始閉廷させようとしてた挙げ句最期も閉廷連呼してたせいでクッソ汚いあだ名がつきましたね… -- 名無しさん (2017-08-20 02:08:26) - ↑×2 なんかしら意識してるんだろうなー、と思ったシーンだが、モーションは似通っててもその後の展開は対照的だったな -- 名無しさん (2017-08-24 01:08:01) - ガントを思い出したが、あの人はまだ潔かったわ…こっちは本当に色々汚い -- 名無しさん (2017-08-24 01:36:26) - 声優つけるとしたら大物を使いそうな人だな…… -- 名無しさん (2017-08-27 21:09:17) - ↑誰がやるか想像できないけどなwwwww -- 名無しさん (2017-08-31 21:13:22) - ガランが水なら こっちはさしずめ炎だな -- 名無しさん (2017-08-31 23:36:37) - 狩魔と巌徒、万才を全部くっつけて一人にしたようなラスボスだった -- 名無しさん (2017-09-05 10:58:17) - これを超えるブレイクモーションはないだろう -- 名無しさん (2017-09-11 10:14:36) - 分かってるだけでプロフェッサー事件の3人、玄真、ワトソン教授、グレグソンの6人の殺人教唆だからどうあがいても死刑だろうけど -- 名無しさん (2017-09-13 19:10:29) - ↑×3 「自らの手を汚さず、障害たる者や過去の生き証人を葬り去る」「認めはするが権力を盾に逃げようとする」という点は逆転検事シリーズのテイストを逆輸入した感じ -- 名無しさん (2017-09-25 19:48:11) - 最後のヴォルテックスコールはさすがにアカンやろ。あいつら全員クビ不可避 -- 名無しさん (2017-11-22 17:00:56) - ↑本家逆転裁判シリーズでも傍聴人がノリでコールする時があるから多少はね……?でもプレイしていた時に「おいおい…この流れはアカンやろ(;^ω^)」 -- 名無しさん (2017-11-22 17:21:25) - ↑の続き。と思ったわ。6といい、シリーズが進むにつれて傍聴人がヤバイ。1~4の時は時々騒めく程度だったのに… -- 名無しさん (2017-11-22 17:22:47) - もし内海賢二さんが生きていたらこの人の声を担当していた可能性もあったのかな……? -- 名無しさん (2018-01-03 20:32:55) - きたない巌徒 -- 名無しさん (2018-01-18 16:56:36) - マメモミと動機は似てるんよな -- 名無しさん (2018-02-24 22:55:53) - ミコトバ教授より年上なんだけど、多少若々しい外見の為、教授より年下に見えてしまう -- 名無しさん (2019-11-23 20:35:45) - てらそままさきさんでお願いします -- 名無しさん (2020-06-17 15:45:52) - 傍聴人の民度って言うけど、グラフィック的に長身巨漢のヴォルテックスが、大法廷と言う荘厳な場所で、多分滅茶苦茶よく通る大きな美声で堂々と演説したら、流されるのも無理ないのではと思う。冷静に会話を吟味する前に、迫力に押し切られる。 -- 名無しさん (2020-10-21 10:57:34) - 歴代の逆裁ラスボスの要素がミックスされている気がする -- 名無しさん (2021-02-18 16:46:03) - 12が発売されたから一気にクリアしたけど、やっていることはものすごいゲスイけど、直接の資料などは一切の証拠隠滅や偽装工作とかしてなくて意外だったな。ここを見破ることが争点だと思っていたのだが -- 名無しさん (2021-08-16 22:14:24) - ↑それは現代裁判を基準に考えているからじゃないか?DNA鑑定も監視カメラも録音機もなく、血が人間のものかも分からないんだから、最大の証拠は証言。それをあらゆる手段で破壊・偽装してるんだから十分な証拠隠滅や偽装工作だよ。 -- 名無しさん (2021-09-16 06:21:49) - 内内で処理したほうが社会的被害が少ないのは事実だったしなあ(陪審員ヴォルテックスコール)。秘密裁判とはいえあそこまで認めさせた以上失脚は確実だったし、一般には公表せず黒く染まったのを整理したほうが合理的なのはそう(まあ時間を与えたらヴォルテックスが何かできる余地ができちゃうからそう上手くはいかないだろうけど)。 -- 名無しさん (2021-09-20 22:55:39) - ヴォルテックスを裁く法廷を公開するというのは証拠のねつ造が繰り返されてきた闇の時代に決別するという女王の意志だろう -- 名無しさん (2021-10-01 13:13:40) - ある意味名前でネタバレ -- 名無しさん (2021-10-01 13:24:09) - 最後に出てきてくれたサイバンチョのおじいさんほっこりしたけど、この人も多分ヴォルテックスコールしちゃってたんだろうな、とはちょっと思った。とても流されやすい人だから -- 名無しさん (2022-05-10 01:39:16) - 逆裁も検事も大逆転も2は共通点として、ラスボスが殺人教唆を行っているんだね -- 名無しさん (2022-05-12 00:39:47) - 閉廷おじさん呼ばわりされるの笑うが、直接的には何もしてないどころか嘘すらつかず、ただ言った事と言わなかった事があるだけという屈指の防御力の高さで、周りが余計な事さえ吐かなければいいという立ち回りだったからこそ、閉廷させないよう引っ張りまわしつついかに細部を引きずり出すかに勝負が絞られてたところはある。 -- 名無しさん (2022-05-13 00:53:37) - こいつ絶対ラスボスやん・・・→(1クリア後)ラスボスちゃうんかい・・・→(2プレイ中)やっぱラスボスやんけ! -- 名無しさん (2022-08-10 00:47:54) - 今1&2をプレイし終わったけど、こいつ絶対ラスボス…プロフェッサーの真の正体とかもこいつやろ!と思い込んでたから結構途中で発想間違えてた。本当は…っていう事実衝撃がかなりあったけど最初からひっくるめてあぁーなるほどなぁ…と納得するしかなかった。黒幕ラスボスであることに違いなかったからブレイクの時はかなりスッキリしたけどね。 -- 名無しさん (2023-01-30 11:24:05) - 全ての黒幕ではあるんだけどこの人ってあくまで教唆と指示をしただけなんだよな んで実行犯達もある程度納得して協力してたと言う そこが結構面白い部分だなと思う -- 名無しさん (2023-03-05 20:46:12) - 国の司法のために科学捜査を取り入れ、根底から変えるという理想については物凄く正しいし、そのために手段を択ばないのも結構だけど、悪辣な手段取りすぎたね。とはいえ本当に司法改革しそうだし、仮にプロフェッサー事件周りで綻びが出てなければ英国に科学捜査取り入れた大人物として歴史に残ってそう。 -- 名無しさん (2023-05-07 21:12:20) - 本当に最高の司法システムを目指すなら、後継者を育成しておき、準備が整った時点で自分を裁いて退場させるべきだった。トップがハート・ヴォルテックスでなければいけない理由なんて存在させちゃいけない。 -- 名無しさん (2023-07-02 12:05:43) - 小物過ぎた。歪んだ愛国心は本物だったんだろうけど、他の歪んだ信念を持った歴代キャラに比べるとどうにも弱い。だからこそのあの最後の言い逃れなんだろうけど -- 名無しさん (2024-01-07 15:54:10) - 自分の手は汚さずに他人を操り、闇を牛耳る犯罪帝国の頂点に君臨する・・・考えてみたら、こいつってモリアーティの要素も入ってるんだな。今気づいた。 -- 名無しさん (2024-04-14 16:58:05) - アルファベットだと"Heart"ではなく"Hart(牡鹿)"なんだけどね -- 名無しさん (2024-08-25 22:22:02) - 言っちゃ悪いんだが、40代の悠仁の見た目が渋い事もあり、ホントに50代で悠仁より年上?と疑う程若々しい見た目をしている -- 名無しさん (2025-05-01 01:32:12) #comment #areaedit(end) }