&font(#6495ED){登録日}:2018/05/04 (金曜日) 20:00:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(red){&bold(){&size(23){「オン・マユキラテイ・ソワカ!」}}}} 孔雀王とは荻野真による漫画作品である。 主人公『孔雀』が様々な妖魔や悪霊、悪魔や神々との戦いを繰り広げる。 [[仏教]]、[[キリスト教]]など様々な宗教の伝奇を豊富に盛り込んだ壮大なスケールの物語が人気を呼び長期シリーズとなった。 続編に「退魔聖伝」「曲神紀」「戦国転生」。前日談である「ライジング」がある。 作風は時期によって大きく違うが、全体的にエログロは共通する。場合によっては下手な成人漫画よりエロい。 特に退魔聖伝の頃は非常に肉感的でファンの人気も高い。 OVA作品や実写映画化もされている。基本的に孔雀と[[阿修羅]]と王仁丸は鉄板。 2019年4月29日、作者の荻野先生が腎不全のため逝去。 殆どの謎を残したまま未完となってしまった。 *【物語】 ・無印 裏高野の対魔師孔雀は、日々様々な退魔行で闇の手からこの世を守ってきた。 しかし、事件の中で孔雀はこの世を滅ぼそうとする巨大な闇の勢力「六道衆」との戦いに巻き込まれていく。 その中で明かされていく孔雀の出生の秘密。果たして孔雀は世界を救えるのだろうか。 ・退魔聖伝 六道衆との戦いの後、孔雀は再び拝み屋稼業に戻っていた。 再び迫り来る妖魔との戦い。そして源義経の悪霊やドラキュラ伯爵との戦いも仲間との絆で乗り越えていく。 しかし裏高野を日本古来の神である[[天津神]]に乗っ取られてしまった。 裏高野は壊滅し、仲間たちも行方知れずに。 孔雀は[[天津神]]を倒せる唯一の武器であるスサノオの牙を集めるため旅立つ。 ・曲神紀 孔雀は[[天津神]]を倒すための旅を続けていた。 しかし[[天津神]]のツクヨミは神を暴走させて作り出す曲神を送り込んで孔雀の抹殺を狙ってくる。 そんな中、すべての元凶といえる古代の原初神[[イザナギ]]が動き出していた。 ・戦国転生 戦国時代へと[[タイムスリップ]]してしまった孔雀。 彼はこの時代で知り合った信長や秀吉と協力しあいながら、同じくこの時代に来ているはずの[[阿修羅]]を探して旅立つ。 *【作中用語】 ・孔雀王 かつて光の天使でありながら闇に堕ち、光に戦いを挑んだとされている大天使。 その力は絶大無比であり、世界を滅ぼす力を持つ黄幡星さえも一方的に滅ぼすことができる。 孔雀はこの孔雀王の生まれ変わりであり、孔雀王の力を手に入れることはそのまま世界を手に入れることに等しいため、孔雀の血を巡って数多の戦いが繰り広げられることになる。 ・裏高野 高野山と対となる、この世を闇から守る退魔士たちの総本山。孔雀もここの所属。 しかし後ろ暗いこともいろいろやっており、何かあるたびにモブ僧たちが大量死する。 ・六道衆 闇の勢力を率いて数々の陰謀を巡らせ、この世を滅ぼして闇の王国を築こうとする魔物や邪神の集団。無印における敵勢力はほとんどこれの傘下。 しかし邪悪な知性を持っているが、その根本は破壊本能そのものの獣の集団であり、その行く先が光も闇もない無の世界だということを無視している。 *【登場人物】 ・孔雀 主人公。バカでエロで[[パチンコ]]が趣味の生臭坊主。 しかし密教呪術の達人で、シリアスな場面になったらとてつもなく強い。 基本的には温厚で善良。しかし救いようのない邪悪な人間に対しては冷たく見捨てる場合もある。 出生やらがかっとんでおり、シリーズが進むごとに正体がカオスになっていく。 得意技は、火炎を起こす「[[不動明王]]火炎呪」。雷を起こす「雷帝インドラ印」。風を起こす「風天神」。基本技の「早九字」など。 最大の技は守護神である孔雀明王の力を解き放つ「孔雀明王呪」。 ・王仁丸 呪殺を生業とする呪禁道の術者。孔雀の[[ライバル]]。 ターミネーターじみたサングラス姿で筋骨隆々の大男で、毎度血みどろにされるが死なない。 孔雀とは[[腐れ縁]]からいつしか仲間意識を持つようになっていき、[[合体技]]の「太極波」は破壊力抜群。 式神を操る戦法を得意とし、鎖付きアックスで魔物の群れをなぎ払う頼もしい男。 別作「怨霊侍」で弟が登場した。 ・[[阿修羅]] 本作のヒロイン。破壊神[[阿修羅]]の血を引くため生まれながらにして塔に幽閉され心を閉ざしていたが、孔雀に救われ彼を思うようになる。 能力は発火で、人間や弱い魔物なら焼き払えるが、強い相手には効かない場合がほとんど。 お色気要員かつ、シリーズが進むごとに顔が別人レベルで変わる。 ・慈空阿闍梨 孔雀の師匠のジジイ。孔雀に負けず劣らずの生臭坊主で、若いころはパチプロだったらしい。 しかし実力は文句なしに最強格であり、王仁丸を追い込んでいた[[愛染明王]]を余裕で撃破してしまうほど。 ・黄海蜂 「こうかいほう」と読む。中国人で黄家仙道の導師。 作中屈指の常識人。しかし彼の初登場エピソードはシリーズ屈指のエロさで知られる。 後に孔雀の姉の朋子と結婚。 ・日光 密教の総本山である裏高野の主。 この世を闇から守護することを使命とする退魔僧たちを率いて戦うが、なぜかやることなすこと裏目に出るかわいそうな人。 ・月読 ヒロインそのⅡ。裏高野の女人堂の主で黒髪美人。 盲目だが気配で他者を察知できる。[[阿修羅]]と並んで脱ぐ機会が多い。 必殺の月光菩薩真言はなにげに作中屈指でえげつない技。 ・鳳凰 元裏高野の退魔士であったが、闇に魂を売って大魔王サタンとなった。 初登場時は女性的な顔つきだったがなぜかすぐに男性的な顔に変わった。 手裏剣のような八方輪鈷敍を武器に使う。 ・朋子 無印の[[ラスボス]]にして孔雀の姉。 闇の支配者たる天蛇王の化身であり、本来は優しい女性だがあまりに過酷で残酷な運命に翻弄され、ついに闇に落ちてしまう。 容姿は長髪にした孔雀そのもの。そのためいまいち可愛くない。 ・蓮花 裏高野の女退魔士。 力が全てと信じる孤独な少女だったが、戦いの中の出会いを通じて戦人の心を知る。 だが和解した次のエピソードで殺されて生き人形にされてしまい裸踊りをさせられたりする。 続編の曲神記でも登場するが、この時には自我が戻っていた。 ・オモイカネ 太古より生き続けている[[天津神]]の一人で、脳みそだけの化け物。他人に寄生して操ることで活動する。 神というだけあって密教呪術の全てを知り尽くしており、術の対戦では孔雀に完勝した。 しかし知恵の神を名乗る割には思慮が浅く、自滅しがち。 ・ツクヨミ 退魔聖伝から登場の[[天津神]]のリーダー格。月読とは別人。 退魔聖伝の頃は冷酷非道な悪党キャラ一筋だったが曲神記ではバカ親父に翻弄される苦労人になった。 ・[[イザナギ]] 曲神記から登場の日本の神の原初神。ツクヨミたちの父に当たる。 とんでもないわがままな馬鹿親父で、退魔聖伝で悪行の限りを尽くしたツクヨミたちが可哀そうになるレベル。 妻の[[イザナミ]]にも愛想を尽かされかけており、壮大な夫婦喧嘩へと発展する。 「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前! アニヲタ明王追記修正呪!」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - この作品の影響で、「俺も高野山で修行すれば手からビームが打てる!」と言い放って入門するアホが結構出たらしい…。 -- 名無しさん (2018-05-05 03:09:43) - 零の超神・孔雀神皇って何だっけ -- 名無しさん (2018-05-05 19:07:55) - 孔雀王の生まれ変わりだったり スサノオの生まれ変わりだったりルシファーだったり タイムスリップしたり 忙しい孔雀さん -- 名無しさん (2018-05-06 17:34:32) - だんだん絵がおかしくなってきているな。「退魔聖伝」の時の絵が一番綺麗で美麗。でも内容がどんどんカオスになっていくのが・・・孔雀王で終わらせたほうがよかったのかも。「魔界遊園地」や「卒塔婆小町」が面白い。 -- 名無しさん (2018-05-15 10:14:57) - ↑長編をやると風呂敷を畳めなくなっていたけど短編の出来栄えはとてもいいんだよな。初期の一話完結もおもしろいのが多かった -- 名無しさん (2019-08-13 12:11:23) - 蓮花no -- 名無しさん (2023-09-11 23:18:13) - ↑すまん、間違えてコメ中に送信した。蓮花のアメノウズメがエロかったな・・・って書きたかったんだw -- 名無しさん (2023-09-11 23:20:45) - ↑私は月読さまが好きでしたが曲神記の姿を見て嘘でしょってなった。やっぱり小類人で作画を変えたのがダメだったかも。 -- 名無しさん (2023-09-14 19:21:10) - ↑曲神記の頃に画風を昔に戻そうとがんばってはみたけど無理だったとのこと。強引だけど大団円に持っていけた夜叉鴉の頃が漫画家としてピークだったのかな -- 名無しさん (2025-03-09 23:00:19) - あれを完結と思いたくないが一応完結はしてるよね。 -- 名無しさん (2025-03-09 23:05:14) #comment #areaedit(end) }