&font(#6495ED){登録日}:2018/05/28 Mon 17:25:38 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &color(midnightblue){&b(){我ははたもんば}} &color(midnightblue){&b(){罪人は}} &sizex(7){&color(midnightblue){&b(){首を切る!!}}} } &color(midnightblue){&bold(){はたもんば}}とは、漫画『[[地獄先生ぬ~べ~]]』に登場する妖怪である。 CV:青森伸 *【概要】 江戸時代に何百人もの罪人を打ち首にした[[日本刀]]が妖怪化したもの。 この日本刀は童守町3丁目にある処刑場跡&bold(){「はたもん場」}の祠に納められていたが、長い歳月と罪人たちの怨念により付喪神と化していた。 妖怪化すると、落ち武者のような怪物が[[輪状となった刃>チャクラム]]にまたがっているという不気味な姿に変化。 輪の中心を挟んで刃の両側から横向きに柄が突き出ており、両手で一本ずつ持って回して走る。 おまけに頭蓋骨がむき出しの上、腹部が裂けて内臓がはみ出てているなど、それらの[[グロ>グロテスク]]さはどことなく[[セノバイト>セノバイト(ヘルレイザー)]]を彷彿させる。((アニメ版では腹部が十字傷のみの状態に変更されているため、内臓が出ていない。)) 一度罪人と見なすとたとえどんなに罪が軽くともその人間の首を刎ねようとし、&color(midnightblue){&bold(){「罪人は首を切る」}}と言って手で刃をこぎながら罪人の首を刎ねるまでどこまでも追いかけてくる。 そのインパクトの凄さや本編中に見せた初の&color(midnightblue){&b(){「鬼の手と同レベル以上の強豪妖怪」}}という強さから、『[[A>「A」(地獄先生ぬ~べ~)]]』や[[ブキミちゃん]]などと並ぶ[[トラウマ]]妖怪の一体として広く知られている。 **【能力】 あらゆるものを刃に変化させる能力を持ち、それを飛ばして相手の首を刎ねようとする。 処刑された罪人の怨念が集まって出来た妖怪なのでその力は並みの悪霊の比ではなく、[[ぬ~べ~>鵺野鳴介]]の張った結界をいとも簡単に破り、鬼の手ですら引き裂いて弾き返してしまう。 正面からだととても太刀打ちできないが、側面からの攻撃には弱いため[[刀]]以外の人間の部分を狙えば倒すことが可能。 ちなみにはたもんばに罪人として認識された人間は、呪いにより写真を撮った時に首から上が写らなくなる。 *【本編において】 [[木村克也]]の初主演回である「はたもんばの呪いの巻」で初登場。 [[ゲーム]]を購入するお金が足りなかった克也に賽銭を盗られたことで克也を罪人と認識し、翌日から学校の蛍光灯の[[傘]]や扉を刃物に変えて、克也や彼の妹の愛美を狙う。 その日の夕方に克也たちが賽銭を返しに来るがそれでも怒りは治まらず、妖怪化して克也たちに襲い掛かった。 途中で(恐らく)罪のない[[犬]]の首を刎ねながら、克也たちを追って童守[[小学校]]まで来る。 そこにはぬ~べ~がいたが、ぬ~べ~の結界を簡単に突破して校舎に侵入し、立ちはだかったぬ~べ~の鬼の手を弾き返して校舎の外まで吹っ飛ばした。 校舎内のあらゆるものを刃物に変えて克也たちを狙い、彼らを段々と追いつめていく。 家庭科教室に入ったところで広たちから戸棚の中に克也がいることを教えられ、彼の首を刎ねるために襲い掛かるが、それは反対側の棚の中にいた克也が鏡に映った虚像であった。 鏡が割れたことでこれは罠だと気づくも、その直後にぬ~べ~に側面から鬼の手で攻撃され、もとの刀の姿に戻った。 しかし今回の件で完全に怨念が除霊できたわけではないので、以降は鞘に護符を貼って[[封印]]されることとなる。 後に「人面疽の巻」で再登場。 [[人面疽>人面疽(地獄先生ぬ~べ~)]]に取り付かれ苦しむぬ~べ~を救うためには、鬼の手に匹敵する力を持つ武器で霊体から人面疽を切り離さなければならなかった。 そこで広たちははたもんばの首切り刀で切り離すことを思いつき、祠から[[日本刀]]を持ち出しぬ~べ~を助けようとした。 ぬ~べ~の霊体から人面疽を切り離した途端に刃の部分から妖怪化し始めるが、すぐに[[稲葉郷子]](テレビアニメ版では[[栗田まこと]])が護符を貼った鞘に収めたのでことなきを得た。 原作では刀が変形し始めるだけで終わったが、アニメだとはたもんばの姿が徐々に浮かび始める演出が取り入れられる。 はたもんば自身ではないが「妖怪大集合!の巻」では、ぬ~べ~の水晶玉に記憶されていた妖怪のうちの一体として登場。 ぬ~べ~クラスの[[お化け屋敷]]をめちゃくちゃにした不良学生を懲らしめるために、ぬ~べ~が水晶玉の記憶を再生。 祠からいきなり飛び出して「どうやって動いてんだ?」と不良学生をビビらせていた。 **【地獄先生ぬ~べ~NEOにおいて】 はたもんば自身は登場しないが「ユリア、暴走!」にて、はたもん場の処刑人だった役人・山本残左衛門の霊が登場。 といってもずっと罪人を罰してきた執念だけが残ったもので人の心は持っておらず、ただひたすら罪人に罰を与える悪霊と化していた。要は「第二のはたもんば」である。 はたもん場の石碑に封印されていたが、掃除をさぼろうとしていた健斗たちにスカートをめくられて激怒していたユリアの「勧善懲悪!信賞必罰!!」という考えに同調し、彼女に取り憑く。 翌日に健斗たちにあらゆる罰を与えていくが、ユリアが落ちていた10円玉をネコババしようとしたことで彼女も罪人とみなし、彼女の首を刎ねようとする。 だがぬ~べ~によってそれは阻まれ、白衣霊縛呪で封じられたあとでもとの石碑に封印された。 *【余談】 「はたもん場」の「はたもん」の由来は、磔用の柱である「はたもの」が訛ったものである((文庫版のおまけページより。))。 またこの場所はもと処刑場だったこともあり、死刑囚の血を吸って育つと言われている「マンドラゴラ」が自生していたりする。 追記・修正をお願いします。しかし絶対に荒らさないでください。さもなくば…… #center(){&color(midnightblue){&b(){「荒らす輩は首を切る!!」}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,15) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 正面限定なら屈指の強キャラってピーキーな設定すき -- 名無しさん (2018-05-28 18:02:25) - 刀としては「はたもん場の妖刀(首切り刀)」で、妖怪としては「はたもんば」なんだっけ? -- 名無しさん (2018-05-28 18:21:23) - あるいみマルグリット -- 名無しさん (2018-05-28 20:50:47) - Vガンダムのアインラッドやツインラッドのことをはたもんばって呼んでたなぁ -- 名無しさん (2018-05-28 22:25:06) - アニメでも原作でも姿も怖かったけど、自分の周りの物が刃物のつき凶器になる空間の状態の方が、一番ゾッとする・・・今でも、あの話のタイトルコールBGMと供にトラウマです・・・てか、犬。 -- 名無しさん (2018-05-28 23:19:47) - お化け屋敷を壊した不良学生なんだが、普通に傷害罪と強制わいせつだよなあ…少年法が適応されるだろうけど -- 名無しさん (2018-05-28 23:26:53) - 退治シーンはJPのラプトル。鬼の手では破壊できない妖刀だが、鬼の力解放してようやく破壊したミズハメの甲羅とどちらが丈夫なのだろうか -- 名無しさん (2018-05-28 23:27:28) - 鬼の手でも正面からじゃキツいし不意打ちで倒しても封印止まりの強キャラ感で強烈に印象に残ってる -- 名無しさん (2018-05-29 09:55:27) - ↑3 警察呼んだら文化祭パーになるし今より学校に警察が介入し辛い時代だったからね。 -- 名無しさん (2018-05-29 10:55:51) - あの刀状の輪はどう動いてるんだろうな 手で必死に回してるのか -- 名無しさん (2018-05-29 11:31:02) - はたもんばは手で回して移動する。移動速度はそれなりだが、ジャンプしたり割と器用。あれでも斬撃を飛ばしたり中距離攻撃も可。肩の負担がヤバそう。一般的な輪刀はフラフープみたいに使うから、珍しい使用例だな -- 名無しさん (2018-05-29 16:13:30) - ちなみにアニメでぬ~べ~ははたもんばを憐れんでいたが、人間が正義のために使い続けた結果ゆえ複雑であろう。NEOの件もあわせて、「人間だもの過ちを犯すが、厳罰を与えることで終わりにせず、反省を促すことも重要」がぬ~べ~の指導方針となっている。はたもんばはある意味で反面教師 -- 名無しさん (2018-05-29 16:46:14) - 初登場でもインパクト抜群だったのに、人面疽の回で更に株を上げたよな。ぬーべーが死を待つ状態を嘗ての強敵の力を借りて解決するってパターンがもう熱い。 -- 名無しさん (2018-05-30 19:14:55) - ↑そもそも克也がさい銭ドロしてなかったらはたもんばの存在にも気づけなかったから完全に詰んでたな。はたもんばの存在もだが克也の行動も褒められたもんではないが結果的にはオーライだった -- 名無しさん (2018-12-20 15:16:32) - しゃり しゃり しゃり -- 名無しさん (2019-09-23 23:56:28) - マンドラゴラ目的で美樹がはたもん場跡地に入ってたし、誰でも気軽に入れる場所に安置されてるってやべー気がする。泥棒が勝手に入り込んで刀盗んで刀を抜いたりしちゃったらやべーよな -- 名無しさん (2020-11-27 12:20:23) - そもそも勝手にお社の扉があけられる時点でヤバいな。南京錠付けるとかしてない辺り、刀なんてものが安置されてること自体、街の人らは気づいてないってことなんだろうか -- 名無しさん (2022-09-30 15:42:00) - 鬼の手が単純に力負けする貴重な回の1つ -- 名無しさん (2023-05-06 16:08:29) - 仮に「はたもんば」が野放しになったらバッタヤミーのごとく次々と犯罪者(と見なした人間)に襲いかかるんだろうね。同業者にあたる麒麟と違ってなりふり構わず活動しそうだし -- 名無しさん (2024-07-22 14:35:18) - 鬼の手に正面からパワー勝ちしたり克也が体を張って倒したりと印象深い妖怪だった -- 名無しさん (2025-05-19 13:05:48) - 因みにワンパンマ〇と鬼灯〇の場合....案の定....。 -- 名無しさん (2025-06-07 23:38:21) #comment #areaedit(end) }