「浅草の人(鬼滅の刃)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
浅草の人(鬼滅の刃) - (2025/09/09 (火) 23:38:41) のソース
&font(#6495ED){登録日}:2019/05/02 Mon 12:14:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
&bold(){&font(u,20px){&color(whitesmoke,black){浅草の人}}}とは、『[[鬼滅の刃]]』に登場するあるキャラクターの通称である。
&font(b){浅草の旦那}、&font(b){浅草の青年}とも呼ばれることもある。
CV:外崎友亮 ((アニメ版柱稽古編にて判明。))
#contents()
*【概要】
第13話(単行本2巻)にて初登場した、所謂&u(){[[モブキャラクター>モブキャラ]]}である。本名は不明。
[[竈門炭治郎]]が[[鬼舞辻無惨]]に初めて遭遇した際に、炭治郎を撒く為に「たまたま近くにいたから」というただそれだけの理由で、&s(){無惨にも}血を入れられて[[鬼>鬼(鬼滅の刃)]]にされてしまった不運な一般人。
浅草で鬼にされ名前も特に無いことから、ファンには区別の為に自然発生的に&bold(){&font(u){&color(whitesmoke,black){浅草の人}}}と呼ばれるようになった。
*【初登場】
東京府浅草にて、たまたま浅草の人は妻とともに人ごみの中を歩いていたが、そこになんと鬼の真祖である無惨が紛れていた。
無惨が炭治郎に存在を察知された際に、炭治郎の耳飾りを見た無惨が炭治郎を撒こうと、偶然にも近くを歩いていた浅草の人の首を切ると共に血を注ぎ込み、それによって一瞬で鬼となってしまう。
&font(b,#ff0000){人間の鬼化と、ただの一般人が無惨によって普通の幸せを壊されてしまう実例を、炭治郎と読者にまざまざと見せつけた存在である。}
&font(b,#800080){勿論、無惨にとっては鬼化させるのは誰でもよかった訳で、ただの使い捨ての目くらましにすぎない。}
鬼化して正気を失った浅草の人は、傍にいた妻の肩に[[噛み付き]]、肉を喰らおうとするが、炭治郎に食い止められる。
その間に無惨は逃走してしまう為、目くらましとしての役目は終わるが、依然としてその場は混乱したまま。
#center(){&font(#660000,b){やめてくれ!!}}
#center(){&font(#660000,b){この人に誰も殺させたくないんだ!!}}
#center(){&font(#660000,b){邪魔をしないでくれ}}
#center(){&font(#660000,b){お願いだから!!}}
騒ぎを聞きつけて警察がやって来て拘束されそうな事態になるが、暴れそうになる浅草の人を必死に助けようとする炭治郎。
しかし、それがきっかけで彼は&bold(){&font(#0b5394){珠世}}と&bold(){&font(#87ceeb){愈史郎}}の2人に出会うこととなり、物語は新たな展開を向かえることになる。
珠世達に匿われた浅草の人は、彼女達の治療を受けることになるが、この時の彼は正気を失っている為、拘束された上で地下牢に入れられて、うなり声を上げながら木の格子に噛り付いている。
一般の人が鬼となってしまった悲劇がここにも描写されている。
また、浅草の人の妻は自分の夫に噛まれた後でも夫を心配している他、正気を失った彼のそばにずっと寄り添っており、夫婦仲は素晴らしく良いことが窺える。
*【再登場】
その後、127話(単行本15巻)にて久々に登場。
珠世の手紙から、&bold(){正気を取り戻した}ことが明かされる。
ちなみにこの際、泣きながら夫婦で抱き合っているシーンが挿入されている。
治療には[[竈門禰豆子]]の血が使われたようで、彼女がいたおかげと言える。珠世によると禰豆子の血が短期間で変化し続け結果、このような作用を持つようになったらしく、後の&bold(){「鬼を人間に戻す薬」}の完成にも、この浅草の人を正気に戻した実験結果が大きく反映されていると思われる。
また、&bold(){正気を取り戻した時に無惨の支配を脱却}しており、珠世と同様の改造を施された結果、少量の人間の血で生きられるようにもなっている。良かった。
浅草の人が鬼になってしまった(されてしまった)のは炭治郎が居合わせたせいでもあるが、同時に竈門兄妹のおかげで命を救われたと言える。
もし鬼化させられた際に、警察に捕まっていたらその過程で人喰いをしてしまい、[[鬼殺隊>鬼殺隊(鬼滅の刃)]]に狩られることにもなっていただろう。妻も喰っていたかもしれない。
それに現場は人通りの多い夜の市街地、つまり鬼にとっては絶対的な弱点である太陽の光も差さず、「餌」もそこらじゅうにいる状況と場所だったので、人的被害と混乱が拡大していた恐れもある。&s(){隠のみなさんが過労死しかねない。}
&bold(){まさしく、炭治郎達の尽力あってこそ繋がった夫婦の、人々の命である。}
*【そして、まさかの活躍】
#openclose(show=以下単行本16巻のネタバレ){
#center(){&bold(){&font(#0b5394){この棘の血鬼術は}}}
#center(){&bold(){&font(#0b5394){あなたが浅草で鬼にした人のものですよ!}}}
ついに産屋敷の屋敷に侵入した無惨。
しかし、それを読んでいた[[産屋敷耀哉]]達による決死の[[自爆]]。
混乱したままの無惨だが、着実に再生していく。
&bold(){だがそれは、鬼狩り達の、人間の、猛攻の始まりに過ぎなかった。}
再生を終えた無惨の目に飛び込んできたのは&bold(){肉の種子}。そして瞬く間に彼は無数の棘に貫かれる。
誰の血鬼術か判らないまま、無惨は吸収して拘束を無効化しようとするがそこに珠世が乱入し、人間戻りの薬を含む対無惨用の薬を投与することに成功。
鬼狩りと鬼の、雌雄を決する死闘の幕がここに上がり、そして同時に、最終的にここで無惨に打ち込まれた薬が勝敗を決する最大の切り札となった。
この際、珠世により「先ほどの血鬼術は浅草の人が放ったもの」であることが明かされている。つまり無惨が覚えてもいないような鬼が、彼の知らぬところで牙を研ぎ、逆襲しに来たのである。
直前に耀哉も無惨に対して、&bold(){&font(#a64d79){「何度も何度も虎の尾を踏み龍の逆鱗に触れている。本来ならば一生眠っていたはずの虎や龍を君は起こした」}}と突きつけているが、これもまたその実例の一つである。
他人の幸せを不用意に壊したことで、牙を向ける筈のなかった龍が無惨に襲い掛かってきたのだ。((もともとの経緯として炭治郎の足止めのために鬼にされたためか、足止めに最適な血鬼術を発現したという皮肉な結果ともいえる。))
彼個人のみならず、彼を鬼に変えた行為が炭治郎と珠世の、そして珠世と鬼殺隊との繋がりを作り、&bold(){全ての因果が鎖のようになって無惨に絡みついた瞬間}とも言える。
この展開には驚いた読者が多く、「&bold(){まさかモブキャラが大事な局面に活躍するとは思わなかった}」と評判に。
何より下に記す血鬼術から滲み出る殺意に恐怖を覚える読者もいたとか……。
・&font(b){血鬼術:肉の種子}
肉で出来た種のような小さな球体を無数に具現化させる。
その種子からは黒く大きな無数の棘が発生し、標的を全方位から刺し貫く。突き刺さった棘は標的の体内で一瞬で細かく枝分かれして伸びていき、相手の肉体を完全に固定化する。
この棘は無惨ですら力ずくでは振りほどけず、分解吸収することでしか対処できなかった。
いくら再生中とはいえ、作中最強である無惨が見てから回避・防御できない&footnote(無惨は基本的に攻撃を避けない(その必要が無い)のでその発想がなかったのかもしれないが。)程に棘の発生スピードが凄まじく速く、刺した後も全く抜けない仕組みとなっている。
後に、逃げようとする無惨(弱体化中)を、満身創痍ではあったが最上位の剣士である[[柱>柱(鬼滅の刃)]]の他、モブ隊士らも、加えて非戦闘員である隠達までも、その誰もが一歩間違えれば死の危険に身をさらしながら必死に足止めしようとしていたことを考えると、不意打ちかつ再生中だったとは言え、&bold(){完全体の無惨を一切逃がさなかった}この術の拘束能力の高さは凄まじいレベルである。
しかも無限城に逃げるまで、無惨の体には棘が刺さりっぱなし。弱い鬼に使えば朝まで拘束できそうなくらいのスペックがある。
何より、&font(red){人を喰わず、僅かな血だけでこの血鬼術を発現していることを忘れてはならない。}浅草の人が鬼として順調に成長し鬼狩りと敵対していた場合など、最早想像したくもないだろう。
というか相手が鬼の無惨だからこそ拘束技で済んでいただけで、&bold(){人間が喰らったらほぼ即死・良くて再起不能の普通に必殺技である}。まかり間違って[[十二鬼月]]などになっていた日にはきっと詰んでいただろう。本当に味方でよかった……。
逆に言うと適当に鬼にした人物が、&bold(){このような凄まじい鬼の才能の持ち主}だったというのは無惨の不運とも言える…が、結局のところは耀哉の言う通り「一生眠っている敵」を叩き起こし、いつかは龍という当たりを引いてしまうのは必然だったのだろう。
なお、この決戦以降の動向は明らかにされていないが、珠世が作成した「鬼を人間に戻す薬」で人間に戻れた模様。
実際に、人間戻りの薬は[[胡蝶しのぶ]]が作った予備の薬を除いて珠世が三つ作っていたことが言及されており、その内の一つは嬭豆子に一つは無惨に使われ、言及がない最後の一つを浅草の人が使ったと思われる。
思わぬ悲劇に見舞われたが、残りの人生はせめて安らかに全うできていればと願いたい。
ちなみに人間に戻るのをもっと遅らせて最終決戦に参加すれば…という意見もあるが、
・彼は呪いを解いたのもあるが、[[鳴女>鳴女(鬼滅の刃)]]や無惨に場所はおろか存在自体把握されていないため、無限城に叩き込まれなかった可能性大((存在を可能な限り消せる血鬼術を使える愈史郎もいたため尚更。さらにいえばそもそも鬼化に何の落ち度もない一般人の被害者であるため、本格的な戦闘に巻き込まれないための対策を徹底的にされていてもおかしくない。))。
・転移前の産屋敷邸と脱出後の市街地は全く別の場所であり、距離も遠く離れている可能性がある。
・血鬼術は最強クラスだが、フィジカル面に疑問が残る。頚さえ無事なら再生できる鬼とはいえ即席下弦レベルに対応できるフィジカルがないと足手まといになりかねない。
・肝心の血鬼術もある程度範囲が広く、集団でボコっていた状況の市街地最終決戦で使うには相性が悪い((間違って鬼殺隊に当たれば確実に戦力リソースは下がるし、それを防ぐには一旦周囲から離れなければならない。そんな状況で、まして1度くらった経験もあり、さしもの無惨も警戒するだろうから、まともに当たってくれるか怪しい。))。
・弱体化したとはいえ1度分解吸収した状態では無効化なり軽減なり無惨が自身の体に何らかの対策をしていると思われ、まともに食らったところでどこまで効果が発揮できるかわからない。
などからあそこでお役御免にするのが妥当だろう。
早い話、自爆直後で物理的に周囲に本当に誰もおらず、かつ心理的にも誰もいないと判断してもおかしくない((一応次の手は警戒してはいたが、産屋敷の妻子すら巻き添えにした狂気でしかない自爆攻撃で動揺していたため、判断が少し遅くなってもおかしくない精神状態ではあった))隙だらけ全開な状況かつ、血鬼術も無惨が把握していない初見殺しな要素があったからこそ、この上なくぶっ刺さったわけである。
これにより前述の無惨弱体化、最終的に討伐に繋がったため、「産屋敷何か報奨やれよ」といいたくなるくらいの功労者である。
}
#center(){
&bold(){&color(#9900ff){編集された}}
&bold(){&color(#9900ff){誰の追記修正だこれは}}
}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,99)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#lsd()
#comment_num2(num=30)
}