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グランチルダ - (2025/08/19 (火) 08:51:29) のソース
&font(#6495ED){登録日}:2020/07/25 Sat 16:51:45
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&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます
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#center{&bold(){&color(green){ナベのディングポットよ。このよで1ば~~~~~~~んきれいなのはダ~~~~~~~レぢゃ?}}}
&bold(){グランチルダ}とはレア社開発の『[[バンジョーとカズーイの大冒険]]』シリーズに登場するキャラクター。同シリーズの悪役にして[[ラスボス]]を務める。
#contents()
*【概要】
クルクルやまの山頂に位置する「[[グランチルダのとりで]]」を根城とする[[魔女]]。
ちなみに、主人公であるバンジョーたちはこの山のふもとに家を構えているので、実は彼らは&bold(){宿敵同士にしてご近所さん}なのだ。((ゲームでは省略されているだけで実際のクルクルやまの標高はすごく高いという可能性もあるが。また「家」という概念にこだわらなければ、ボトルズの棲む穴も含まれなくもない。))
普段拠点としている砦以外にも、本拠地である「マジョのおしろ」や、別荘と思しき「[[マッドナイトまんしょん]]」を所有している。
その他、よそ様の水が豊かな娯楽施設((「ジョリーのリゾート」のこと。))に廃液を垂れ流す上に超ブラックな労働環境を強いられる工場「グランティさんぎょう」や、いろいろと安全性最悪な遊園地「ウィッチわーるど」を経営しているなど、色々きな臭いところはありつつも一応は事業家としての側面も持つようだ。
フルネームは「グランチルダ・ウィンキーバニオン」。意味は余談の項を参照。
ただ彼女はこのファミリーネームを嫌っており、バンジョーとカズーイからネタにされたときには怒りを露わにするほど。
*【人物】
見た目は黒服に三角帽子、というステレオタイプの魔女の服装。それに加えて紫色のスカーフを巻いている。
顔には吹き出物が出ており、皮膚は緑色で体型は肥満体。
このようにお世辞にも美貌の持ち主とは言えないが、月刊雑誌で表紙を飾った経験があったり、かつてボーイフレンドがいたことがあったりするなど、作中の魔女の視点では美人の部類に入る……のかもしれない(([[ゲームオーバー]]時に見られる姿が美人だった頃の姿の可能性もある。))。
[[一人称>一人称(日本語)]]は「わし」で、[[語尾]]には度々「ぢゃ」を付ける。
加えて、上記セリフのように「~」(なおこれは「チルダ記号」といい、波ダッシュとはまた別の記号)をいくつも付けたり、小文字を重ねて話したり(例:「ぢゃゃ」「まっっっったく」など)する独特なしゃべり方が特徴。
ただ、&bold(){実は本人でさえもなぜこのしゃべり方をするのか解っておらず}、『2』では物語が始まって早々に妹から指摘されるや、若干不服そうにしつつもあっさり直しているばかりか妹達が退場して以降も普通の喋り方をしているため、特にこだわりがあったのでもない様子。
また、イベントシーンなどで事ある毎にあげる特徴的なけたたましい高笑いはやけに耳に残る。
バンジョーたちのことは基本普通に名前で呼んでいるが、時々「おまえ」のほか「クマ」「トリ」などストレートすぎる呼ばわり方をすることもある。
性格は&bold(){[[ナルシスト>ナルシスト(属性)]]そのもの}。
自身を「&bold(){世界で一番綺麗}」と称して憚らず、砦の至る所に自身をモデルとした絵画や像を配置しているほど自己顕示欲にまみれている。
しかも[[アニカビ>星のカービィ(アニメ)]]の方の[[デデデ大王>デデデ大王(メディアミックス)]]や[[ワリオ]]とタメを張れるほど我儘、意地悪、下品で、自身の目的のためならばどんな手段も辞さないという典型的な悪役気質。
更に恐ろしく執念深くもあり、『1』でバンジョーたちに負けて以降、彼らへの復讐のみを目的とするようになった。
その一方でシリーズを一貫し、&bold(){たとえ自分に都合が悪くとも自分で決めたルールには決して逆らわないと言う律儀な一面がある。}
課した条件をバンジョー達がクリアしたら文句は言うが約束を守ってちゃんとジグソーやパーツなどの報酬を与えるなどまだまだ序の口で、それを象徴するのが『2』のクイズだろう。これは、同点最下位の参加者がいた場合ランダムで失格者を決める(&bold(){と同時に1tの重りに潰される})というルール。
だが、その対象が不仲であっても一応は肉親で命の恩人でもある妹たちと、完全に敵であるバンジョーたちであっても、あくまでルールに従い公平に抽選するため、運次第だがこちら側が助かるケースがある。
引き分けならプレイヤーの負けにされる[[ゲーム]]も少なくはないだろう中で、これはかなり珍しいはず。((バンカズにおいても『1』の「[[ブクゲコぬま]]」に登場するミスターバイルという名のワニのキャラは、早食い競争のミニゲームでスコアが引き分けになると、こちらの敗北としてカウントしてくる。))
更には後述の最終決戦の最中にも正解したら手加減すると言って出題するクイズも正解したら悔しがりつつも本当に手加減するなど徹底している。
趣味は&bold(){クイズを出すこと}。
巨大なクイズのボードゲームを購入して砦内に配置し、「グランチルダのクイズショー」なるイベントを催したり、
『2』では本拠地に乗り込んだら突然「タワーDEクイズ」というクイズ番組のようなゲームを始めたり、挙句の果てに最終決戦では&bold(){戦闘行為の真っ最中}にもかかわらず突如出題したりしてくるあたり筋金入り。
特に『2』の最終決戦中のクイズは上述の通り「正解したら攻撃の手を緩める」というものだが、言うまでもなくグランチルダにとっては何のメリットも無いし、バンジョーたちから要求されたわけでもない。間違えると攻撃が激しくなり魔法の弾速が上がるものの、&bold(){正解したら本当に攻撃の手を緩めてくれる。}どんだけクイズ好きなんだこの魔女……。
ただしクイズの問題は、ステージの一部だけを写した写真からステージ名を答える、BGMやSEを当てるものなどシンプルでわかりやすいものから、ミスリードを誘う意地悪な内容、果ては&bold(){「今グランチルダが頭に思い浮かべている数字」}などといった、完全に勘頼みで答えるしかない理不尽な問題まで幅広く出題されるので一筋縄では行かない。
ちなみに『1』のクイズ会場には後方上部にオーディエンスがいるが、バンジョーたちが正解すればブーイングを浴びせ、間違えば歓声を上げて拍手を送るという悪辣ぶり。『2』では見た目無観客だが、歓声とブーイングは続投。プレッシャーを感じたプレイヤーもいたかもしれない。
魔女でありながら、操る[[魔法]]は火炎やエネルギー弾を放つといった攻撃魔法が中心で、マンボやウンバのように様々な呪文を使う描写はあまり無い。
だが、マジックドクロやグローボといったアイテムを使わず、ブラウベルダのような詠唱もせず、高威力な魔法を無尽蔵に連射できる等シリーズ中一、二を争う魔力の持ち主。
通常攻撃の火炎弾ですら&bold(){偏差撃ちをして}走って逃げるバンジョーの延長線上に攻撃を『置いて』当ててくる他、それとは別にバンジョーたちをどこまでも追尾する「マグネットまほう」や、凄まじい弾速と破壊力を誇る「さいきょうで、サイアクのまほう」など、厄介な攻撃魔法の数々を繰り出してくる。
『1』のラストバトルで追い詰められた時にはバンジョーたちの攻撃を無効化する[[バリア]]を張っていたし、好戦的な性格故に攻撃魔法を多用しているだけで、他の魔法が使えないわけではなさそうだ。
実際、『1』の最後の最後で外した最後っ屁の魔法は、没になったプロットだとバンジョーをカエルに変えてしまう効果があったとのこと。
加えて、これ程の魔力を持ちながらも魔法使いキャラにありがちな「機械技術を嫌い、軽蔑する」様な事はせず、科学者を従えるなどして寧ろ進んで取り入れようとする柔軟性も併せ持つ。
当初は機械に関する知識は全く無かったのか、扱いを部下や妹たちに[[丸投げ]]していたり、『2』の最終決戦では操作方法が解らないまま[[ドリル]]マシンをぶっつけ本番で操作してエンストを起こしたりしていた。
しかしその後『ガレージ大作戦』では魔法が使えなくなった代わりに、グランボッツ((本作のザコ敵である[[ロボット]]たちの総称。))の大量生産にこぎつけていたり、自らカスタマイズしたマシンを操作していたりと、機械音痴を完全に克服している様子が見られるあたり、頭も悪くはないと思われる。
ただしこれは、本シリーズの世界観自体が、魔法と機械文明が隔たり無く共存しているためでもあり、グランチルダ特有のものではないことを断っておく((マンボやウンバも『ガレージ大作戦』で景気が悪いという理由で呪術師から技師や部品屋にあっさり転職しているし、『2』でメカの魔法使いという存在が登場している段階で既にナンセンスなものと言える。))。
その他、&bold(){異常に生命力が強すぎる}ことも特徴。
『1』ではバンジョーたちがトドメを刺すとジンジョネーターの攻撃によって砦の屋上から落下し、更に一緒に落ちてきた巨大な岩の下敷きになり生き埋めとなる……が、&bold(){それでも生きており}、うめき声を上げながら岩をどかそうと足掻くほどの余力を残している。
続編の『2』では、2年の歳月を経てすっかり骨だけの体となってしまったものの、特に問題も無く[[復活]]。
その後『ガレージ大作戦』においては、&bold(){文字通り首だけとなっても食らいつく}しぶとさを見せている。
そのタフさは戦闘中にも表れており『1』『2』では&bold(){バンジョーたちの攻撃では直接的にはトドメを刺せていない((『1』は封印が開放されたジンジョネーターの体当りによる砦の屋上からの落下、『2』は「さいきょうで、サイアクのまほう」を落としてしまった事による自滅。))所か、傷ついたり弱ったりする様子すら見せない}。
流石にジンジョネーターが目覚めた際には恐怖と絶望に震え上がっていたが、相手は「無敵のジンジョー」と謳われるほどの存在なので致し方無いだろう。
…とまあ何かとコミカルな面が目立つものの、やはりそこは悪役らしく「&bold(){自分以外の生物の命を奪うことに一切の躊躇を見せない}」という恐ろしい本性の持ち主。
作中では『2』にて&bold(){ボトルズを殺害}((グランチルダの狙いはあくまでバンジョーとカズーイだったため、ボトルズはあくまで巻き込まれたという表現が正確だろうか。))するし、ジンジョーの村を破壊しとある一家を全滅させるし、バンジョーに加担したキング・ジンガリンを[[ゾンビ]]に変えるし、妹たちがバンジョーに負けた時も一切躊躇せず罰を下している。((そもそも姉妹仲は最悪だったために、グランチルダに家族の情があったかどうかは疑わしいが復活させようとしてくれた事への恩はあったはずである。))
伊達にシリーズの[[ラスボス]]を張っているわけではないのだ。
数少ない例外は、『ガレージ大作戦』におけるピドルズぐらいだろう。
*【作中での暗躍】
・『&bold(){[[バンジョーとカズーイの大冒険]]}』
記念すべき(?)デビュー作。
鍋のディングポット相手に「この世で一番綺麗なのは誰か?」という占いをしていたところ「それはバンジョーの妹であるチューティだ」と言われ大激怒。
彼女を誘拐して、部下のクランゴが開発した「&bold(){美しさを吸い取るマシン}」を使い、美しさを奪い取ろうと目論んだ。
チューティを取り戻す期間までにセーブして終了を選ぶと、ムービーが流れ、すっかり痩せつつ出る所は出ているグラマラスな美女となったグランチルダの姿を拝むことができる。
&s(){チューティ自身はそんな体はしていないので、}若い頃は実際にこんな感じだったのだろうか?
&bold(){しかし一方のチューティは美しさを完全に吸い取られてしまい、肥え太った怪物のような変わり果てた姿にされてしまう……}。
毎度セーブして終了するだけでである。
最後のクイズボードゲームをクリアされると約束通りチューティを解放し、砦の上階に逃走。
砦の屋上にてバンジョーたちとの最終決戦に臨むも、最後は封印を解かれたジンジョネーターにより屋上から突き落とされ、更にその上から降ってきた大岩の下敷きとなってしまうのだった。
・『&bold(){[[バンジョーとカズーイの大冒険2]]}』
『1』の戦いから約2年の歳月が経ち、未だに大岩の下敷きとなっていたが、妹たちの助力により復活。
肉体は完全に朽ち果て、&bold(){骨と目玉だけ}というおぞましい姿となっていたがそれでもなお生き残っていた。
復活して早々、バンジョーたちに復讐せんと魔法で家を破壊し、ボトルズの命を奪った。
その後「マジョあいらんど」にある本拠地「マジョのおしろ」にて、妹たちから「最新兵器ビッグブラスターで生物のライフを奪い、そのエネルギーをグランチルダに注ぎ込むことで新たな肉体を得る」という計画を提案される。
早速、キング・ジンガリン((ちなみにジンガリンとは以前から何かと因縁があったため、元々彼に対して恨みを抱いていたらしい。))のライフを奪い[[ゾンビ]]に変えるも、グランチルダの体格では大量のエネルギーとそれに伴うチャージ時間を要することが判明。
それを知った彼女は調子に乗って「いっそマジョあいらんど全てのライフを奪ってしまおう」と思い立ち、マシンのフルチャージをすることになる。
「マジョのおしろ」へと辿り着くと、前作同様クイズゲームが始まり、それをクリアするとまたもや城の屋上へと逃走する((しかもこの時「負けた時にどうすればいいかわからないのでいいアイデアがほしい」と尋ねた上で「ブザマな感じに逃げ出せばいい」と返され「それもいいねえ」「前回と同じように屋上で待ってるよ」とやけに楽しそうに逃げ出していた。))。
今回は妹たちがクルクルやま襲撃の際に用いたドリルマシン「&bold(){マジョ1ごう モンスターメカニカルマッドマシン}」に乗り込む形で戦う。
ドリルマシンの様々な機能や、相変わらずの強力な魔法の数々でバンジョーたちを追い詰めるも、最後は「さいきょうで、サイアクのまほう」を&bold(){うっかりマシン内に落っことしてしまい}、それが引火して爆発。((皮肉にもこれはオープニングでボトルズを死に至らしめた呪文だった。))
これで完全決着……かと思われたが、それでもなお魔女は生きていた。が、全身がバラバラになっており、残った物は頭部1つのみだった。
しかも、エンディングでは&bold(){&color(#F54738){バンジョーたちにキックボールのボールとして蹴られる}}という悲惨な末路を辿っているが、そんな状態になってもなお、グランチルダは次回作『バンジョーとカズーイの大冒険3』で雪辱を果たすことを誓うのだった。
&s(){ところで『3』はいつ出るんですかね……?}
なお、[[日本国]]内版では袋詰めにされるという&bold(){若干}マイルドな表現になっているが、&bold(){欧米版では頭蓋骨をそのまま皆で蹴り飛ばしている}。レーティングとは一体。
%%?「かつてはグランチルダの首だったはずの骨の塊を蹴っ飛ばして、サッカーでもして遊ぼうじゃないの!」%%
なお本作における対戦要素である「マルチプレイヤーモード」のシューティングではグランチルダもプレイアブルキャラの1人として参戦している。
「タマゴばきゅーん」を使用した[[FPS]]でのタマゴによる銃撃戦を行う形式となっており、彼女は体力が全キャラ中最高(ノーマルタマゴ16発分)な代わりに移動スピードが最鈍という性能になっている。
・&bold(){『バンジョーとカズーイの大冒険~グランティの復讐~』}
日本国内では未発売の[[GBA>ゲームボーイアドバンス]]ソフト。時系列は『1』の二ヶ月後。
どうしても大岩をどかすことができないクランゴが考え出した方法が「機械の体を用意し、そこにグランチルダの魂を移す」というものだった。
見事成功し、復活を果たしたグランチルダはカズーイを誘拐。
そのまま過去の世界へと逃走するが、最後は機械のボディを完全に破壊され、魂は元の体へと戻っていった。
・『&bold(){バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦}』
[[Xbox360]]用ソフト。
『2』で首だけとなった後、&bold(){なんと8年もの歳月を経てクルクルやまへと舞い戻ってきた。}
平和な生活を満喫しすぎてすっかり太ったバンジョーたちと激突するも、突如現れたこの世の[[ゲーム]]の管理者である「ロードオブゲーム(ログ)」より「ドタンバたうん」で真の決着を付けるよう言い渡され、その際に[[サイボーグ>改造人間(サイボーグ)]]のようなボディとサポート役のピドルズを授けられる。
この作品でのグランチルダの役目は、単純明快に「バンジョーのジャマをする」こと。
各ステージに出現する彼女を倒せば新たなパーツを手に入れられる。
普段は「ドタンバたうん」の広場に立っており、ラスボスの筈なのに普通に会話どころか&bold(){攻撃}すらできてしまう。((ちなみに攻撃すると「悪役だから攻撃したくなるのは分かるけど今のはヒドイと思う」と至極もっともなことを言われる。))
最終決戦にてバンジョーに敗れると、&bold(){ログのゲーム工場で一生働くという末路を辿ることとなる}。
しかし、律儀に掃除やピドルズの世話に勤しむ傍ら、&bold(){「ワシをここで働かせた事を後悔させるような酷いゲームを作ってやるんぢゃ!」}と、ゲーム開発への意気込みを見せていた。
魔女の復讐劇にまだまだ終わりなど無い……のかもしれない。
・『&bold(){バンジョーパイロット}』
日本未発売のGBAソフト。
グランティグランプリ主催者にして出場選手として登場。
最高速は全キャラトップクラスだが、加速と旋回はてんでダメと両極端な重量級。
*【関連するキャラクターたち】
・&bold(){[[バンジョー&カズーイ]]}
お馴染み『バンカズ』シリーズの主人公コンビ。
この1頭と1羽に倒されて以来、グランチルダは彼らへの復讐のみを生きがいとするようになった。
&s(){……そのはずだが、作風のせいで[[メタ発言]]を交えながらの漫才じみたやりとりをすることもあり、上記程ピリピリした関係には見えないから不思議。}
・&bold(){クランゴ}
グランチルダの一番の部下である科学者。
[[ゴブリン]]のような見た目とカタカナ表記のセリフから、一見あまり頭は良くなさそうに見えるが、対象者から美しさを吸い取るマシンのほか様々な機械を発明したり、透明になる薬や[[巨大化]]の薬に分身する薬まで作り上げてしまったりするなど有能。
『1』ではムービーに出てくるだけで対面することは無いが、『2』では[[中ボス]]として三度対峙することになる。
2年もかけてグランチルダを助けようとするあたり忠誠心は本物だが、&bold(){出世・休み・給料無しに加えてお仕置き三昧}という超ブラック体制に耐えかね、ついには離反した。
まあ、そりゃそうなるな。待遇も上司もアレだし、グランチルダの何が良くてそれなりの期間付き従っていたのか気になるところ。
その後はゲームクリエイターを目指すことにしたらしく、その設定通り続編の『ガレージ大作戦』ではクランゴが作ったゲームをミニゲームとして遊ぶことができる。
ちなみに『2』で&bold(){実は既婚者だった}ことが判る。また、グランチルダを裏切る直前に「このまま酷い生活を続けていたらハンサムじゃなくなって奥さんに嫌われる」と嘆いていたあたり、&s(){ハンサムかどうかツッコみたいのは置いといて}意外にも(?)愛妻家のようだ。
・&bold(){ディングポット}
グランチルダにこき使われている、意思を持つ魔法の鍋。
占いだけでなく、料理に風呂に洗濯に、と酷使されているばかりか、シチュー鍋のガールフレンドを穴だらけにされてしまっていることなどもあり、グランチルダを快く思っていない。
このため、[[ゲーム]]中ではバンジョーたちをサポートしてくれ、グランチルダの居場所を教えたりその場所に送ってくれたりする。。
毎回「誰が一番綺麗か」という質問に渋々答えていたが、ある日ついに痺れを切らし本音を&s(){鍋だけに}漏らして彼女を煽ってしまった結果、バンジョーとグランチルダの10年にも及ぶ戦いが繰り広げられることになるのだった。
&bold(){謂わばシリーズの元凶、というか発端とも言える存在。}…勿論一番悪いのは彼の発言を聞いて、チューティを拐うことを画策したグランチルダだが。
『2』でも最終盤で登場、タマゴとハネを満タンにしてくれる。その他、序盤にグランチルダたちが今後の計画について話し合うシーンでもよく観察するとチラッと映っているのが確認できる。
・&bold(){チイト}
グランチルダの所有する魔道書。こちらも意思を持っており言葉を話す。
自分を失くしたグランチルダを見限っており、こちらもバンジョーたちに協力してくれる。
砦の中で新たに出会う度に、バンジョーたちの役に立つ魔法のコードを授けてくれる。
しかし、こうしてバンジョーの手助けをしたことが原因で、その後復活したグランチルダの怒りを買い、ページを全て破られてしまったらしく、『2』では各ステージで彼のページを5枚集めて持っていくごとに新しいコードを教えてもらうことができる、という仕様になった。
・&bold(){魔法のホウキ}
グランチルダ愛用の、口と目玉とやはり意思があるホウキ。劇中内では基本的に「ホウキ」とだけ呼んでいるがちゃんと固有名称があるようで、ブレンチルダのヒントで聞けるグランチルダクイズの回答にも関わってたりする。((因みにファイル作成時に「スーパーリフトPRO」「ラフライダーDX」「ラードスター2000」」のいずれかになる。))
喋らないがグランチルダの命令には忠実で、超重量級の彼女を乗せて高速飛行ができるなどかなりパワフル。
『1』の最終決戦でグランチルダと共にバンジョーたちを迎え撃つが、ジンジョーたちの連続体当たりにより完全に破壊された。
・&bold(){ブレンチルダ}
『1』で登場した、グランチルダの妹である妖精。
姉を反面教師として見てきたため、彼女とは正反対に心優しい性格になっておりグランチルダを指して「あのオババにはお仕置きが必要」とまで断じていた。
砦の各所におり、話しかけるとグランチルダの想像を絶する私生活や過去についてのあれこれを暴露してくれる。
話しかけるまで半透明になっており場所によっては見付けづらいこともあるが、ブレンチルダのいる辺りに近付くと[[BGM]]がオルゴール調の穏やかなものに変わるので、それを手がかりにすると良い。
教えてもらえる情報はおぞましくて役に立たないものばかりに思えるが、終盤のクイズショーではこの内容についての問題が出題されるのでメモっておこう。
なお、グランチルダについての情報はセーブデータごとにそれぞれ違うので流用はできない。
だが『2』では直接登場しないばかりか、本作で新しく登場した姉妹たちも&bold(){ブレンチルダのことは一切話題にしていない}。どこに行ったんだろうか……「ジョリーのリゾート」にあるポウノの骨董屋で彼女の肖像画が登場するため、一応は作中世界に存在してはいるようだが…。
…あまり考えたくはないが、上記チイトの件からすると、彼女もまたバンジョーたちに協力した経緯があるし、本編で描かれないところでグランチルダたちに粛清されてしまった可能性もある。
・&bold(){ミンジェラ}
『2』で登場した、グランチルダの妹である魔女その1。
姉とは対照的にスレンダーを通り越してガリガリな体型をしている。
姉妹で一番頭が良いらしく、計画考案のブレインを担当しており、クイズでもブラウベルダより格段に解答率が高い。
最期はグランチルダの手によって1tの重りの下敷きとなってしまう。
・&bold(){ブラウベルダ}
『2』で登場した、グランチルダの妹である魔女その2。
グランチルダ以上の肥満体で、「か」行の言葉を全て「が」行に変える喋り方が特徴。ペットの[[猫]]を脇に抱えている。
グランチルダほどの魔力も無く、ミンジェラのように賢くもないため、姉妹の中では目立った活躍は見られない。
ミンジェラ同様、最期は1tの重りの下敷きとなってしまう。
・&bold(){マンボ・ジャンボ}
バンジョーの仲間である呪術師。
グランチルダが魔女スクールに通っていたころに教鞭を取っていたという設定があり、本来なら彼女にとっては恩師とも言える存在。
だが、既に忘れていたのか、もしくは魔法の知識を得るために利用していたに過ぎないのか、グランチルダは『1』にてマジックドクロを隠したり、『2』にて魔法でぶっ飛ばそうとしたりと、恩を仇で返す行為を平然と行っている。
マンボ自身は教え子として思うところがあったのか、『1』ではどっちつかずの立場を取っており、[[ゲームオーバー]]時には美女に生まれ変わったグランチルダを口説くなど身も蓋も無い姿を見せていた一方、「グランチルダのクイズショー」のとあるミニゲームでバンジョーを変身させる際に「早く魔女を倒してくれ」と言っていた。
しかし、『2』では序盤に命を落としたボトルズの仇を討つため完全に訣別した。
・&bold(){ピドルズ}
『ガレージ大作戦』で登場した、グランチルダをサポートするためにログが派遣したピンク色の猫。
普段は愛くるしい姿だが、一度機嫌を損ねてしまうと手当たり次第に噛みつくほど気性が荒くなる。
・&bold(){グランボッツ}
『ガレージ大作戦』でグランチルダが作り上げた手下のマシンたち。
本作のザコ敵ポジションで、基本的に球体ベースだがバリエーションがかなり多い。
自分の意思を持っているかのような動きを見せており、イベントシーンの様子からしてグランチルダの直接操作によって動いているわけではないらしいことが推察できる。
*【余談】
・ファミリーネームである「ウィンキーバニオン」の意味について
「ウィンキー(winky)」は俗語で陰茎、「バニオン(bunion)」とは足の親指にできるこぶ状の腫れである「&ruby(けんまくりゅう){腱膜瘤}」を意味しており、訳すと&bold(){「股間[[もっこり>冴羽リョウ]]」}という意味となってしまう。
下品なものごとを好むグランチルダなら寧ろ誇りに思いそうではあるが、さすがに曲がりなりにも女性ゆえ許しがたかったのかもしれない。
&s(){ちなみに「その名を誰にも言うんじゃないぞ」と何故かバンジョーたちが生きて帰る前提で釘を刺していた。}
・『[[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]』での活躍
2019年9月、[[バンジョー&カズーイ]]が[[DLC>ダウンロードコンテンツ]]ファイターとして配信されると共に「クルクルやま」も新ステージとして追加され、グランチルダも『スマブラ』デビューを果たすこととなった。
ステージには「[[グランチルダのとりで]]」も背景に描かれていて、時折ホウキで空を飛ぶ彼女が見られる。
加えて、[[LEGEND級スピリット>LEGEND級スピリット(スマブラ)]]としても出演している。
一面毒の床のステージを舞台に[[巨大化]][[デデデ>デデデ大王]]+護衛の[[ドクターマリオ]]×3を倒す難関スピリッツバトル。
スキルは[[毒]]を[[無効化]]の上火力アップもできる貴重な「[[毒]]でパワーアップ」。
・似ている?キャラクター
『[[ポケットモンスター ソード・シールド]]』に登場する[[ジムリーダー>ジムリーダー(ポケモン)]]の[[ポプラ>ポプラ(ポケモン)]]は、バトル(戦闘)中にクイズを出題してくることや、あだ名が「魔術師」であることなどから、彼女とグランチルダに共通点を見い出すプレイヤーもいたようだ。
&s(){お婆ちゃん繋がりもあるとか言うなよ、そもそもポプラさんはまだ16歳だろいい加減にしろ!}
なお何の因果か、『ソード・シールド』の舞台である[[ガラル地方>ガラル地方(ポケモン)]]のモチーフは、『バンカズ』シリーズを手掛けるレア社が本社を置く[[イギリス]]である。
オーケー。そろそろだ。
さいきょうで、サイアクの項目をたてるときがきたね…。
ともだちのボトルズとおなじ「うんめい」にしてやろう!
もうおまえらは2どとこの「いだい」なグランチルダ・ウィンキーバニオンの項目に追記・修正できないだろうよ!
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- よくよく聞くとブレンチルダも身内の悪口をペラペラ喋る同類だったりするよね -- 名無しさん (2020-07-25 19:35:36)
- テンプレな魔女、ドラゴン、トロルによく見られる緑の体色は超自然の力を表してる。そんなウィンカーちゃんがのっけから機械使うのに子供ながらギャップに驚いた。 -- 名無しさん (2020-07-25 20:09:32)
- スマブラSPのスピリットバトルだとこいつはデデデ、クランゴがドクターマリオ(バンカズ2の巨大化、分身の再現か3体出現)で再現されてたな。 -- 名無しさん (2020-07-25 21:42:46)
- ↑マダムバタフライだっけ?(毒で体力回復)装備してボコったのは覚えている。 -- 名無しさん (2020-07-26 14:48:44)
- ~で伸ばす喋り方をするのは~がチルダだからじゃないかな…… -- 名無しさん (2020-07-26 21:45:11)
- 改めて振り返ると人望があるんだか無いんだか今一わからないおばさん -- 名無しさん (2020-07-26 22:57:55)
- 典型的な悪役なんだけど、一度交わしたルールや約束は忖度無しできっちり守るのは好感持てるし、口調を正すと意外とカリスマ性あったりけっこう好きなキャラ -- 名無しさん (2020-07-27 08:19:41)
- クッソ強いしやってることはえげつないし見た目も残念なおばあちゃんなんだけど独特の愛嬌があるよね。 -- 名無しさん (2020-07-27 09:38:33)
- 1のゲームオーバー時の美しさを吸い取った姿が昔はトラウマだったけど今は(肌が緑なのを除けば)普通に可愛いと思う -- 名無しさん (2020-08-23 09:58:09)
- ↑3 今時は仲間のためとか言って約束を反故にする主人公もいるし、何より現実が嘘つきだらけだから、陰険でもルールと約束を守る者に惹かれるのは当然だと思う。 -- 名無しさん (2020-08-23 10:30:12)
- ↑何かあったの…? -- 名無しさん (2020-12-13 09:38:49)
- 日本版だと伸ばす喋り方になってるけど、原語(英語)版では一々韻を踏んだ喋り方らしい。 -- 名無しさん (2021-01-04 00:48:40)
- 2のエンディング時のキックボールで目玉だけ袋から飛び出してたのはそういう… -- 名無しさん (2021-06-26 22:27:10)
- 日本語でも割と韻は踏んでる 1しかやってないけどずっと喋ってるから段々愛着湧くのよな -- 名無しさん (2022-03-01 19:40:35)
- スマプリのマジョリーナの元ネタってこいつ? -- 名無しさん (2023-12-14 23:49:25)
- 汚いババアなのに妙に魅力あって憎めない -- 名無しさん (2024-08-08 04:12:40)
- ↑7 グランチルダよりも悲惨な人生歩んできたってことだけはわかった -- 名無しさん (2025-04-13 15:22:07)
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#areaedit(end)
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