絶鬼(地獄先生ぬ~べ~)

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絶鬼(地獄先生ぬ~べ~) - (2025/05/18 (日) 05:23:54) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2020/11/10 Tue 22:03:37
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます

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#center(){&bold(){&color(whitesmoke,blue){さあ&bold(){&font(#ff0000){&ruby(コンサート){戦い}}}をはじめよう}}


&bold(){&color(whitesmoke,blue){すてきなシンフォニーをきかせておくれ}}}


&ruby(ゼッキ){絶鬼}とは漫画『[[地獄先生ぬ~べ~]]』に登場するキャラクター。


CV:[[緑川光]]
演:山田涼介


*人物
焦熱地獄に住む青鬼。一人称は「僕」。
項目冒頭の台詞のように、よく音楽に関する用語を好んで用いる。%%地獄にも音楽の文化はあったのか%%
妖力は兄の[[覇鬼>覇鬼(地獄先生ぬ~べ~)]]には劣るものの、深層の地獄の鬼だけあってかなりの実力者。
[[玉藻>玉藻京介]]曰く「&bold(){強さは[[ぬ~べ~>鵺野鳴介]]の霊力500倍で、[[いずな>葉月いずな]]となら5000倍}。」

人間体は白い制服に身を包んだ華奢な少年。
その整った顔立ちから[[美樹>細川美樹]]は「ジャニーズ系」と評価している。
一見人畜無害なイケメンだが、本性は&bold(){自分より弱い生物を平然と傷つける残酷非道な人物。}
特に、人間がもがき苦しんであげる断末魔を&bold(){&color(whitesmoke,blue){「心の安らぎを与えてくれる」}}と非常に好んでいる。
人間体のまま鬼の手や翼を出すことも多く、この姿でも童守町の面々が手も足も出ない戦闘力を持つ。

なお、覇鬼と妹の[[眠鬼>眠鬼(地獄先生ぬ〜べ〜)]]に対しては兄妹の情は持ち合わせているが、覇鬼の単純かつおバカな点は&bold(){&color(whitesmoke,blue){「うすのろ」}}とかなり馬鹿にしている他、
彼がぬ~べ~に封印された時は助け出そうとはしているものの、&bold(){&color(whitesmoke,blue){「マヌケな兄だよ…鬼族の恥さらしさ」}}と罵っている。%%と言ったが、後々絶鬼も兄に引けを取らない醜態を晒してしまう%%


*来歴
**無印
地獄で三兄妹仲良く暮らしていたが、覇鬼がぬ~べ~に封印された事を知ると覇鬼を救うために焦熱地獄から這い上がり現世に向かう。 
そして、3年もの月日を経て童守町に辿り着く。
翌日、偶然町中でいずなに遭遇し彼女がぬ~べ~の関係者だと分かるや否や強い妖力波で彼女を吹き飛ばし、
その光景を目撃していた子供をも殺そうとするが、子供を守ろうとするいずなの霊力が上昇していく事に少し驚く。

&bold(){「他人を守ろうとすることで強い力を発揮する」}という人間の特性を知ったが、所詮絶鬼にとっていずなは敵ではなく、
彼女の決死のプラズマ攻撃を平然と受け流すと、&bold(){&font(#ff0000){剣に変化した鬼の手で胸を突き刺して完膚なきまでに叩きのめした。}}%%この時のいずなはブラチラしているが、描写が凄まじく生々しいためそれどころではない。%%((この時いずなが負った怪我は普通の医者なら諦めているレベルの惨状で、玉藻が気を送り込んで傷口を塞ぐことで事なきを得ている))

その後、いずなが搬送された病院で彼女を見舞いに来たぬ~べ~、玉藻、[[ゆきめ>ゆきめ(地獄先生ぬ~べ~)]]と対峙。
ぬ~べ~に自身の素性と覇鬼との関係を明かすと、&bold(){&color(whitesmoke,blue){「ここでやりあうから死人がたくさん出ておもしろいんだよ」}}と強引に戦闘に突入。
圧倒的な力で3人を一蹴すると、鬼の手でぬ~べ~の心を読み取り、覇鬼は[[美奈子>美奈子先生(地獄先生ぬ~べ~)]]に体内から力を抑えられている事を知る。
そして、トドメに妖力波でぬ~べ~達を葬ろうとするも、[[広>立野広]]達を守る為に霊力を上昇させたぬ~べ~に弾き返される。
ぬ~べ~の力の上昇に興味を示すと、&bold(){&color(whitesmoke,blue){「もっと大量の人間を傷つけよう。きみをもっと奮闘させるようにね」}}と言い残し去っていった。

そして、その言葉通り橋を破壊し電車を落下させようとしたが、ぬ~べ~とゆきめによって阻止されると、
ぬ~べ~の提案で自身が地獄からやって来た時に開いた空間の裂け目である「鬼門」がある童森公園で戦う。%%ぬ~べ~は、飛んで向かう絶鬼に[[自転車]]でついていった%%
ぬ~べ~の策略が&bold(){「鬼門に絶鬼を突き落とし亜空間法則で最下層の無間地獄(阿鼻地獄)に落下させる」}というものだと見抜くも、余裕の態度を崩さない。
しかし、ぬ~べ~側には鬼の力を封じる腕輪「御鬼輪」がある。
まがいものなので50%しか封じられないが、絶鬼の腕に填めれば大幅にパワーダウンしたショックでパニックなり、その隙を突いて鬼門に落とすという魂胆。
だが、全身が武器同然の絶鬼には迂闊に触れることもできず、とうとう%%こっそりついてきた%%広のせいで&bold(){御鬼輪の能力が絶鬼にバレてしまった。}
これで万事休すかと思いきや……


#center(){&bold(){&color(whitesmoke,blue){よし じゃあハンデってことではめてあげるよ}}}


&bold(){&font(#ff0000){絶鬼はにこやかに御鬼輪を付けた。}}
で、当然ながら弱体化したのでぬ~べ~とゆきめにボコボコにされる。
しかも、元々実力の半分も出していなかった為全く反撃できず、白衣霊縛呪と氷漬けで完全に拘束されて鬼門へ叩き落とされた。


まさか舐めプで負けるとは………
























#center(){[[&sizex(6){&bold(){&color(whitesmoke,blue){よくもやったな虫ケラども~&br()&br()きみたち全員皆殺しだァァ~!覚悟しろよォォ!!}}}>フリーザ]]}


しかし、力を全開すると無理矢理鬼門をこじ開けて復活。
怒りと憎しみに満ちた表情からは、もはやこれまでの飄々とした雰囲気は欠片も感じられず、完全に破壊者と化す。
そして、ぬ~べ~を徹底的に痛め付け、加勢したゆきめ、広、玉藻に瀕死の重傷を負わせる。

なす術もなく大切な人達が奪われていく事に絶望するぬ~べ~にも引導を渡そうとするが…


#center(){&color(purple){&bold(){お前は…俺から 大事なものを たくさん…奪った…}}



&sizex(6){&color(purple){&bold(){奪ったんだ~~~~っ}}}}


激昂したぬ~べ~は霊力を数百倍まで上昇させると、&bold(){&font(#ff0000){美奈子の制止を振り切り封じられた覇鬼の力を解放し、自ら鬼になる捨て身の策を取る。}}
しかも、封印を解いた覇鬼を&bold(){自らの精神力で支配。}
予想を遥かに上回る人間の底力に激しく動揺する絶鬼だが、覇鬼と化したぬ~べ~には全く歯が立たず追い詰められていく。


#center(){&color(purple){&bold(){俺は…みんながすきだ この町で暮らすみんなが}}


&color(purple){&bold(){それを傷つける者を俺は 許さない。たとえ俺の体が朽ち果てようと 心が砕けようと}}


&color(purple){&bold(){俺は…}}


&bold(){&color(whitesmoke,blue){こっこれは何人もの人間へのおどろくほど強い思いだ…絆だ…}}


&bold(){&color(whitesmoke,blue){それを傷つけられた怒り…お おそろしい。これほどの力を生むとは…ぼくは触れてはいけないものに ふれたのか…}}





&sizex(7){&color(purple){&bold(){地獄へ帰れ!!}}}}


鬼の力を使ったぬ~べ~に&bold(){身体を八つ裂きにされて、泣き叫びながら地獄へ消えていった}。


終始、自分達にとっては下等生物にあたる人間を見下していた絶鬼だったが、
「絆」という彼等の強味を過小評価したのが敗因だろう。


#center(){&bold(){&color(whitesmoke,blue){ぐおおおお これが人間の力…}}


&bold(){&color(whitesmoke,blue){こわい…こわいよおお}}}


早々に倒された為その後の出番も第250話の眠鬼の夢の中だけであり、
それも「覇鬼を串刺し落とし穴に落として笑っていたところに、崖から眠鬼が落とした岩石に&bold(){頭部を潰される}」という何とも言えないものだった。((流石に鬼なので死んではいないものの、眼球が飛び出るくらいの怪我はしている。))
ちなみに地獄でも人間体だった。


**OVA版

#center(){&bold(){&color(whitesmoke,blue){覇鬼兄さん…力は強いけど頭はイマイチの覇鬼兄さん…}}

&bold(){&color(whitesmoke,blue){だからこんな風に封じられたんだね…}}}


残酷非道な性格は原作通りだが、&bold(){ギャグシーンが多めに追加されている。}
例として、いずなの妖力波で髪がアフロのように乱れたり、ぬ~べ~に顔面を引っ張られて物凄い形相になったりと&bold(){最早別キャラである。}
とはいえ、原作の覇鬼と眠鬼もギャグシーンが多目だったのである意味違和感は少ないのかもしれない。&s(){実は覇鬼も初登場時は相当シリアスだったのは内緒。}
また、兄思いの面が強く出されており、鬼の手と化した覇鬼に涙を流しながら頬擦りしたり、覇鬼をぬ~べ~から解放するために精神にいる美奈子を%%あえぎ声%%苦しめさせたりした。
そして、ぬ~べ~に敗れ地獄に落ちようとする際、覇鬼が伸ばした手に捕まるも((ぬ~べ~の意思とは無関係で、覇鬼自身が伸ばしている。))&bold(){&color(whitesmoke,blue){「助けられなくてごめんね…」}}と言い残し消えていった。

作品全体がギャグ調なので原作にあった絶望感は薄いものの、ピアノを演奏する場面や、鬼の手を工作した[[まこと>栗田まこと]]に嫌悪し襲い掛かるなどオリジナルシーンが多い。


**地獄先生ぬ~べ~NEO

#center(){&bold(){&color(whitesmoke,blue){小癪な…やるのかい}}

&bold(){&color(whitesmoke,blue){では 君らの血で死のコンチェルトを奏でよう}}}


阿鼻地獄で長らく再起不能に陥っていたが、覇鬼と眠鬼に救出され復活。%%多分身体はボンドでくっ付けたのだと思われる。%%
三兄妹で大羅刹鬼天帝と戦うも、眠鬼を庇ってかなりの深傷を負い戦線離脱を余儀無くされる。
そして、不本意ながら覇鬼の指示で地上へ行き、鬼天帝の復活を目論む組織「ヴィムク」と交戦。
傷が癒えていなかった為苦戦を強いられるが、ぬ~べ~とカルラの介入により何とか地獄人を撤退させる。

なお、立場上ぬ~べ~とは協力関係にあるが、当然ながら自分を阿鼻地獄に落とした事はかなり恨んでいるらしく、再会した際にはぬ~べ~の頭をわしづかみにしていたぶる素振りを露にした(地獄人の対処を優先してアッサリ放してるが)
とはいえ、鬼天帝の恐ろしさは&bold(){&color(whitesmoke,blue){「巨象にたかる蟻になった気分にさせられる」}}と危険視しており、ぬ~べ~に真の黒幕の存在を伝えるなど共闘自体には消極的ではない。
鬼天帝と地上両方の現状を見たことで真相に気付くも、それまでのダメージが大きく結論に至る前に昏倒してしまいゆきめから治療を受けていた。

その後、回復すると覇鬼と眠鬼と共に鬼の鎧としてぬ~べ~と合体し、ラミアと交戦。%%ノリノリだった兄と妹と異なり合体はめちゃめちゃ嫌だった模様、まあ残ってたのは下半身だけだったからそりゃ嫌がるわな%%
決着後は三兄妹揃って地獄へ帰っていった。

なお、再登場前から掲示されていた鬼天帝のシルエットが彼の姿によく似ていたため、鬼天帝の正体が彼なのではと一時ささやかれたが、鬼天帝に先回りして召喚儀式の場に登場したことも含めある種の[[ミスリード>ミスリード(手法)]]だった模様。


*台詞集

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){まずは仲間を血祭りにあげて 戦いの序曲に添えるとしよう}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){…人間の子供か。見ていたんだね僕の&bold(){&font(#ff0000){&ruby(アート){殺し}}}を。見物料は命だよ。}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){十分おもしろいよ。きみたち人間が虫ケラのようにもがき苦しんであげる断末魔の叫びはメロディとなって 僕に心の安らぎを与えてくれるのさ}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){さあきかせておくれ きみの…断末魔の歌声を!}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){リフレインは一度でいいよ。もうきみの声はききあきた}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){今度はさっきよりちょっと強めに攻撃してあげる…これで&bold(){&font(#ff0000){&ruby(コーダ){最終楽章}}}だよ}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){ああ美しいよその&bold(){&font(#ff0000){&ruby(メロディ){断末魔}}} きみは最高の楽器だねぇ…}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){うんうん いいリズムだ 3人とも なかなかいいセンスだよ}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){すてきな音楽を聴かせてあげるよ}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){みんなに僕のレクイエムをきかせてあげるよ…}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){絶鬼 作曲 地獄交響曲第一…『破壊』}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){すてきだ!もっともっとはげしく歌っておくれ}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){すてきなハーモニーだ。きみたちのデュエットはぴったり息があってるよ}}

・&bold(){&color(whitesmoke,blue){あはははは ばーかばーかうすのろーー}}

*余談
原作で美樹から「ジャニーズ系」と称されたが、ドラマ版では[[ジャニーズ事務所]]所属のHey! Say! JUMPのメンバーである山田涼介氏が演じた。


#center(){&bold(){&color(whitesmoke,blue){絶鬼 作曲 アニヲタ交響曲第二…}}


&bold(){&color(whitesmoke,blue){『追記・修正』}}}


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- まさか共闘することになるとは思わなんだ  -- 名無しさん  (2020-11-10 22:43:03)
- 絶対裏切ると思った。てか裏切って欲しかった。  -- 名無しさん  (2020-11-11 01:30:14)
- まあ兄と妹がぬ~べ~と和解して彼だけハブられるのもそれはそれでね…。  -- 名無しさん  (2020-11-11 01:49:56)
- 絶鬼戦が収録された単行本24巻が彼を中心に明朝体の文字が交差するエ〇ァ風の扉絵だったりする。枕野曰くやってみたかったとのこと。  -- 名無しさん  (2020-11-11 07:13:54)
- どうやって勝つんだと絶望感が凄かった  -- 名無しさん  (2020-11-11 17:12:23)
- ↑2 そのイメージ的に石田彰さんがやっても....可笑しくないかも。  -- 名無しさん  (2020-11-12 01:31:59)
- 中の人が十数年後にまた別のジャンプ作品で鬼の役を担当するけどあちらはモブに等しいという。  -- 名無しさん  (2021-10-22 18:01:04)
- 中の人は黎星刻と同じ  -- 名無しさん  (2023-06-10 22:22:33)
- これよりも更に強いのがウジャウジャいる地獄  -- 名無しさん  (2023-09-02 17:51:30)
- 御鬼輪はめた時は「力半減しても余裕で二人をボコる展開になるんやろなぁ……」って思ってたら、逆に普通にボコられてたの草  -- 名無しさん  (2023-10-09 10:27:38)
- 全力の50%しか力堕してなかったから、50%しか力を封じれないアイテムにしてやられたっていうのはつまり、ちょろちょろ水を流してたホースの先端に石ころ詰められた結果、いざ大量の水を放出しようとしても流れがせき止められて少ししか水が出せないみたいなことなのかな?  -- 名無しさん  (2023-10-23 19:01:35)
- OVAを悪ふざけみたいなギャグテイストにしたのはホンマ無能  -- 名無しさん  (2023-11-09 02:15:01)
- 続編での共闘を見てると、ノリが違うだけで根が単純な性格なのは兄妹と同じなんだろうなって。あれだけの死闘をしておいて、多少の恨み言を言うだけで特に遺恨も憎悪もないの凄いわ。一方で次なにかあったらフツーに残忍な敵キャラとして牙をむくこともありそうだけど。  -- 名無しさん  (2024-05-27 19:46:50)
- こいつでも流石に一回仲良くハッピーエンドしてるからもう敵にしにくいだろ。他の兄弟とか完全に親戚みたいなテンションでぬ〜べ〜と接してるのに。てか下半身と合体した仲だし  -- 名無しさん  (2024-06-06 10:38:53)
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