一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた~落第剣士の学院無双~

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一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた~落第剣士の学院無双~ - (2024/10/06 (日) 07:05:58) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2021/03/14 Sun 21:16:23
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 13 分で読めます

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#center(){
&sizex(6){&bold(){&font(#990000){その剣――}}}

&sizex(6){&bold(){&font(#990000){一億年の重み。}}}
}


-&big(){書籍版}
レーベル:富士見ファンタジア文庫
著者:月島秀一
イラスト:もきゅ
-&big(){コミカライズ版}
レーベル:角川コミックス・エース
原作・原案:月島秀一(原作)、もきゅ(キャラクター原案)
作画:士土幽太郎

月島秀一によって[[小説家になろう]]に連載されている小説作品。

**&bold(){&size(23){◇解説}}
「[[小説家になろう]]」に連載されているファンタジー小説の書籍化作品。
令和元年における年間ランキング一位を獲得。

落ちこぼれの主人公が『一億年ボタン』の特性を生かした努力し、それによって最強の力を手にするというもの。
剣戟バトルものと学園ものの要素が絡んだ、男性向け・少年漫画の傾向が強い王道作品。
世界観は[[ファンタジー]]ものであるが、インフラに関しては現代レベルの技術がみられる

書籍化版はweb小説版に大量の加筆を入れ、新規書下ろしを挟んだものとなっている。
2021年2月現在では20万部数を発行。

士土幽太郎によってヤングエースUPでコミカライズ化された他、ドラマCDも決定された。


#areaedit()

**&bold(){&size(23){◇あらすじ}}
自分を育ててくれた母の為に立派な剣士になろうと努力する少年、アレン=ロードル。
しかしアレンは才能がないせいで剣術学院から『落第剣士』と蔑まれる日々を過ごし、
ある日、ドドリエルが母を侮辱したことで『発言の撤回』と『剣術学院退学』を懸けた決闘をする事に。
だがドドリエルは類稀なる才能を持つ学院屈指の天才剣士。どう戦っても勝てない事を想像して挫けてしまうアレン。

そんな時、時の仙人と名乗る老人から持ちかけた魔法アイテム『一億年ボタン』を押して異界へと飛ばされていく。
強くなるために何度も『一億年ボタン』を押し、十数億年という長い時の中で修行を重ねたアレンは『極限の剣技』を手にした。
そうしてアレンはドドリエルを撃破するだけでなく、剣武祭でも優勝を勝ち取った事で、かの剣術の名門『千刃学院』から推薦入学の話が持ち込んでいく。
こうして『落第剣士』と呼ばれたアレンがあらゆる敵と戦い抜き、やがて世界へその名を轟かせていく事となる。

#areaedit(end)


#areaedit()
**&bold(){&size(23){◇用語}}
&big(){&bold(){&font(#ff0000){◆一億年ボタン}}}
アレンが出会った老人が手にした、世にも珍しき魔法アイテム。
その名の通り押した者は「異界」に移動し、そこで一億年の時過ごすというもの。

空中には一億年を示すまでの時計があり、一秒刻むごとにカウントされる。
&font(l){ちなみにその時計の一年は地球における太陽暦と同じ仕組みとなっている。}
「異界」であるためか、世界の法則が現実世界のものとかなり異なっており、
・[[太陽>太陽(天体)]]が存在しないが暖かな光に包まれている為、光が差さない所も明るい反面「影」がない。
・異界の広さは狭く、家を出て真っ直ぐ歩くとすぐに家の裏口に辿り着く構造になってる。
・一億年経っても老衰することはないが、例外的に自害したら死ぬ。
しかし一億年経たない限りはこの異界から脱出することは不可能である。

……名称や効果で何となくわかると思うが、元ネタは[[トラウマ]]として名高い作品[[5億年ボタン]]。
とはいえ、あちらとは異なり
・「無限に食料が湧き続ける魔法の食料庫」
・調整しなくとも湯加減がばっちりな大浴場
・寝心地の抜群な大きめのベッド
それらが一通り用意されているが、一億年も孤独に生きる過酷な環境を紛らわすことは出来ず、
媒体毎に違えど、味覚障害・[[記憶喪失]]・[[思考停止>カーズ(ジョジョの奇妙な冒険)]]・廃人寸前の状態に陥った。

しかも現実の世界へ戻る瞬間に『異界で過ごした一億年の記憶』が丸ごと消去される仕組みとなっている。
老人は「この場にいるお主(スイッチを押した者)にとってその一億年が、ほんの一瞬で過ぎる(意訳)」と解説したが、
実際は『時の牢獄で一億年を過ごした間の記憶をリセットされる』と言うのが正しい。
アレンは異界から脱出しては記憶を消された状態でボタンを押し、地獄のような[[無限ループ]]を繰り返してしまった。
……流石に過酷すぎたのか、書籍版とコミカライズ版では『異界で過ごした一億年の記憶』は消去されず、
その事もあってか、現実世界に戻されたアレンは「気が済むまで何度も」一億年ボタンを自分から押している。

・&bold(){剣術学院}
剣術を学ぶ学院。初等部・中等部・高等部・大学の四つに分かれており、
中等部は満十三歳から満十五歳まで、高等部は満十六歳から満十八歳までが通う事となっている。
学生同士の剣を用いた私闘は学則で禁止されており、これを破った者は停学・退学といった厳しい罰が下される。

#openclose(show=作中に登場した学院){
&bold(){グラン剣術学院}
中等部に属する剣術学院。
ドドリエルによるアレンへのいじめを放置し、それどころかアレンにとって不利な環境での決闘においてもお咎め無しという事から、どうやらこの学院もアレンを退学させたがっていることがうかがえる。
しかし片田舎にある小さな剣術学院であり、例年五学院への進学者はゼロという実情が災いしたのか、千刃学院の生徒からは「世間的に無名なボンクラ学院」と詰られてしまう。
ちなみに寮もあるが、グラン剣術学院までの距離は急いでも三時間はかかる。

&bold(){千刃学院}
都にある五学院の一つ。
かつてはどの大会でも一位という栄華を極めたものの、生徒の質の低下といった様々な事情で他の五学院から水を開けられ、ついには十年間もの間最下位という成績不振に陥る。
このままではいずれ五学院の座から転落してもおかしくない、正に崖っぷちの状況に立たされてしまう。
それを打開すべく、前理事長等の教師陣を一新した上で優秀な人材を確保する為の「推薦入試制度」を導入した。
これは、生徒の質を一気に改善するのが非現実的なものである為、一部の超優秀な生徒を抱き込む事で部分的な質の向上を図っている。

制服のデザインは白を基調とした生地に黒と金のアクセントが施されたジャケット、
胸には青のネクタイをし、下は真っ白のズボンとなっている。
女生徒用の制服は動きやすさを重視した丈の短いスカートになっているが、数百年間デザインを変更したことは無い。

体育用の服装も存在しており、男子生徒は白い体操服に黒い短パン、女子生徒は下が黒いブルマとなっている。
女子の場合は男子と比べて下半身の布面積が異様に少ないので脚部はわりかし寒いと言わざるを得ない。
当然ながら女子生徒の評判はよろしくないが、伝統と格式を重んじる事から一向に変える兆しはない。&font(l){なんでさ。}
ちなみにコミカライズ版ではありがたい光景を拝める男子生徒がいたそうな。&font(l){お前ら……。}

寮は千刃学園内に設置されており、本校舎までは徒歩で数分の距離となっている。
全寮制であり、特別な理由が無い限りは一般の家に住むことは出来ない。
&font(l){とは言え、洋式トイレ・大きめの風呂、家電製品といったインフラが備わってるので暮らしには特に問題はないが。}

&bold(){氷王学院}
五学院の一角。
あらゆる大会で千刃学院と覇を競う関係だったが、こちらも千刃学院に続いて落ちぶれ、現在は四位となっている。
千刃学園が最下位に転落するや否や、今までずっと二番手に甘んじたの鬱憤を晴らすかのように煽っていた。
その事もあってか、両学院ともに険悪の関係になってしまった。

}
・&bold(){決闘}
剣術学院で定められた制度の一つ。
互いの誇りをかけた真剣勝負であり、両者が事前に定めた条件と約束は決して違えてはならない。
これを破った者は剣士失格の烙印を押されてしまう。
その事もあってか、初等部の剣術学院で最初に学ぶ事となっている。
また、互いの条件が基本的に対等なもので臨まなければならない関係上、学院側も中立に徹している。
試合開始から一秒でも遅れた時点で不戦敗になってしまう。

・&bold(){我流}
どの流派にも属しない剣士。大抵が流派に入る実力の無いものか余程の酔狂者である。
世間の反応からして専ら『落ちこぼれ』の意味合いが込められている。

・&bold(){魂装}
天賦の才を持つ者が厳しい修業の末に会得する武器。
自らの魂を具象化した装備であり、所有者によって異なる能力が発現される。

・&bold(){剣武祭}
オービスで月に一度開催される剣士のお祭り。参加費は千ゴルド。
出店で賑わうような楽しげなものではなく、腕に自信のある剣士が一対一の真剣勝負を繰り広げる武の祭典である。
上位入賞者三名には少なくない額の賞金が進呈されており、一位は十万ゴルドの賞金がもらえる。

・&bold(){ゴザ村}
アレンの生まれ故郷である小さな村。
リーンガード皇国の南部に位置しており、南部訛りが強い。
典型的な田舎風景に加えて過疎化と高齢化が激しく、総人口は百人にも満たない。

・&bold(){大五聖祭}
五学院が特に優秀な新入生三人を選定し、総当たり戦によって覇を競う新人戦。
謂わば中等部での学習成果を披露する戦いでもあり、優秀な実績を残せば上級聖騎士への道が一気に近づける。
[[カレンダー]]上では五学院の剣術学院に入学した週の最初の週末が大五聖祭となっている。

・&bold(){黒の組織}
国内を騒がせている大規模の犯罪組織。
薬物の製造・密輸、人身売買、要人の暗殺といった様々な犯罪行為に関与している。
首謀者、本拠地、その目的に至るまで謎に包まれており、聖騎士でもこの組織の撲滅に動こうとしているが効果はない。
末端に属する者は上からの指示された通りに暗殺や略奪といった仕事をこなすが、鉄砲玉であり使い捨ての存在である。

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#areaedit()

**&bold(){&size(23){◇登場人物}}

***&bold(){&size(20){◆千刃学園}}

&big(){&bold(){&font(#990000){◆アレン=ロードル}}}

この物語の主人公。くっきりとした目と黒い髪をした少年((目つきは母親、髪の色は父から受け継いだもの。))。
赤ん坊の頃に父を流行り病で亡くし、自分の為に育ててくれた母親のダリアに楽な暮らしをさせようと((アレンが通っているグラン剣術学院の入学費と授業料はダリアが少ない給金を貯めて工面したもの。))、立派な剣士になる努力をしていたが、
剣術の才能が無い事から、「落第剣士」としてグラン剣術学院に蔑まれる日々を送ってしまう。
ある日、母親であるダリアを侮辱したドドリエルに「母親への暴言を撤回させる」為に剣術学院の退学を賭けた決闘を申し込んでいくも、互いの実力差を知っている以上、彼に勝つ事ができない、そんな当然の事実に打ちひしがれてしまう。
その最中に出てきた時の仙人から齎された一億年ボタンを何度も押し、十数億年の修行に励む事となる。
努力の甲斐あって決闘においてドドリエルを下し、さらには剣武祭に出場して優勝を果たした。
それによって千刃学院への推薦入学をした彼は、新たに出会ったクラスメイトとの交流を育みながら様々な敵と戦う日々を送る。
//一旦コメントアウトします。
//&big(){&bold(){【人物】}}
//
//自分を侮辱した者に対して喧嘩腰な態度を取らず、ある大会で自分を嘲笑った対戦相手にさえも最低限の礼を払っている(これは母親からの教えによるもの)。
//だが、その事に何も感じていないわけではなく、厄介者扱いした教師たちといじめを放置した校長・教頭が掌返して擦り寄って来た時は心底軽蔑していた。
//千刃学園に入学する時は人並みに友達を作ってクラスメイトと会話したいという、人並みの願望を抱いていた。
//一方で自分の大切な人達を侮辱した者や傷つけた輩に対しては毅然と立ち向かう。
//
//母親から『努力は必ず実を結ぶ』という言葉を支えにしており、グラン剣術学院ではどんな目に遭っても一日たりともサボらず、
//書籍版では異界での修行においてこの言葉を信じて努力したおかげで『世界を断ち切る斬撃』を手にする事ができた。
//
//十数億年の修行による後遺症(?)かどのような状況でも「素振りしよう」と考えており、リアと二人きりで外出する時に「修行」と言おうとした。
//勿論それを耳にしてしまったリアに問い詰められるも「気のせいだ」と誤魔化したことで何とか乗り切った。
//カインの魂装&bold(){<百年の地獄>}を受けた時においても遺憾無く発揮しており、発狂するどころか捻じ伏せる……というよりはそれさえも修行という形で活用している。&font(l){ループができないと知った時はショックを受けていたが。}
//
//&big(){&bold(){【能力】}}
//
//才能が無いせいでグラン剣術学院時代では最下位という散々な成績であり、どの流派にも所属できなかった。
//その為か素振りの仕方と体の鍛え方しか学べず、修行と言ってもただ愚直に剣を振るうだけ、というものであった。
//時の仙人による一億年ボタンを用いた十数億年の修行を経てからは決闘でドドリエルに圧勝し、腕利きの剣士にも善戦する程の強さを手にした。
//千刃学園でテッサ達との模擬戦に勝利したことでA組のクラスメイトから流派の基本理念・型・真髄を学ぶ事ができ、カインの魂装&bold(){<百年の地獄>}で異界に封印された時はそれらを参考にして彼らの技を再現する事に成功した。
//
//&big(){&bold(){【剣術】}}
//
//・&bold(){&font(#990000){一の太刀 飛影}}
//アレンが十数億年の修行で習得した&bold(){&font(#990000){飛ぶ斬撃}}。&font(l){断じてどこぞの[[忍者型ロボット>忍者戦士飛影]]でも[[邪眼持ちの少年>飛影(幽☆遊☆白書)]]でもない。}
//威力こそ控えめである分、技の発生が早い上に距離を保ったまま撃てる利点があり、
//その使い勝手の良さから相手の出方を窺うための牽制の一撃には持って来いの技……と&bold(){アレンは思い込んでいた}。
//実際は十数億年の修行で強くなったおかげか、食らわせた相手を吹き飛ばすだけの威力となっていた。
//なお、作中の剣士がこの技を見て驚いたことから、この技こそが世界で初めての飛ぶ斬撃の可能性が高い。
//
//・&bold(){&font(#990000){二の太刀 朧月}}
//アレンが十数億年の修行で習得した&bold(){&font(#990000){設置型の斬撃}}。
//相手が通過する地点をあらかじめ予測し、前もってその空間に斬撃を仕込み、
//相手がその『場所』に通過した瞬間にセットした斬撃が自動的に襲いかかるカウンター型の技。
//しかし実用性はあまりなく、仕込んだ空間に剣が通過しても反応してしまう欠点が有る。
//空間に仕込んだ斬撃は完全な不可視ではなく、ごく僅かな空気のズレとして『断層』が見えてしまう。あくまでも『よくよく注意して見れば』というレベルであるが。
//よって、相手に悟られないよう設置する必要があるので、狙って当てることは困難を極めるが上手くハメれば必殺の一撃となる。
//実を言うと、十数回繰り返したループの一周目において「遊び半分で」この技を編み出しており、
//その性質上、剣術というよりはトラップの類といってもいい。だってその技を受けて敗北したリアから「卑怯」と言われたんだし。
//
//・&bold(){&font(#990000){八の太刀 八咫烏}}
//アレンが十数億年の修行で習得した&bold(){&font(#990000){一振りで八つの斬撃を生み出す技}}。
//「連撃」の域を超えたこの技の一撃一撃の間にほんの僅かなラグも存在せず、文字通り「八つの斬撃をもって一撃」と為す技である。
//&font(l){『八の太刀』に『八咫烏』という技名を付けたのは、恐らく『八』つながりで選んだ訳ではないだろう、多分。}
//発動こそ遅いものの、それに見合うだけの威力を発揮しており、
//完全に一拍以上遅れて発動しながらもローズの放った『桜華一刀流奥義 鏡桜斬』を打ち破る威力を持つ。
//しかし低体温症といった、自身の肉体に異常をきたした状態で放つと、斬撃の数が減少する弱点がある。
//
//・&bold(){&font(#990000){桜華一刀流 桜閃}}
//ローズ=バレンシアが使用した&bold(){&font(#ff0000){体重を乗せた突き}}。
//
//・&bold(){&font(#990000){桜華一刀流 雷桜}}
//ローズ=バレンシアが使用した&bold(){&font(#ff0000){雷鳴の如き一閃}}。
//シドーの居合い切りに対抗するために使用したが、こちらのほうが僅かに速度は上である。
//
//・&bold(){&font(#990000){桜華一刀流奥義 鏡桜斬}}
//ローズ=バレンシアが使用した&bold(){&font(#ff0000){八つの斬撃}}。
//ローズと同様、鏡合わせのように左右から四撃ずつ、目にも止まらない八つの斬撃を放つ。
//従来の八連撃ではなく、『八の太刀 八咫烏』のように一振りで八つの斬撃を生み出せるように改良したので鏡桜斬の弱点を克服した((実際、元々この技を持っていたローズはそれを聞いて「道理で私のより遥かにキレがあるはずだ」とすごく悔しがっていた。))。また、その『八の太刀 八咫烏』と併用する事で合計十六の斬撃を放てる。
//
//・&bold(){&font(#990000){斬鉄流 錆び落とし}}
//テッサ=バーモンドが使った技。
//
//・&bold(){&font(#990000){斬鉄流 鉄崩し}}
//テッサ=バーモンドが使った技。
//互いの剣が衝突する瞬間に全身に力を込め、肉体と剣が一つの鉄になったかのように一体化させ、衝撃を全て大地に流す。
//『身心鉄となれば、鉄もまた柔し』という斬鉄流の真髄を体現した技である。
//現時点ではシドーの全体重を乗せた強烈の一撃を防ぐ為に使用した。
//
//・&bold(){&font(#990000){雲影流 うろこ雲}}
//雲影流に属する千刃学園の生徒が使った、&bold(){&font(#aaadb3){四連激の斬撃を放つ技}}。
//威力こそ控えめだが技の発動の速さに関してはピカイチであり((ここでいう威力とは、斬撃の数を指していると思われる。))、
//威力が高くとも発動の遅い八咫烏では捌ききれない時に使用する事も。

&big(){&bold(){&font(#ff69b4){◆リア=ヴェステリア}}}

「黒白の王女」の[[二つ名]]を持つヴェステリア王国の王女。金色の髪をワインレッドの[[リボン]]で結って[[ツインテール]]をした髪型をしている。
入学式当日に更衣室で着替えている最中にタイミング悪く出くわしたアレンに&bold(){&font(#ff69b4){「敗者は、勝者の奴隷になる」}}という取り決めで決闘を行う。
//善戦も虚しくアレンに油断と慢心を疲れて敗北してしまうが、一国の王女が見知らぬ男の奴隷となった事がヴェステリア王国にバレたら国際問題になり、
//かと言ってその決闘での約束を破ったら剣士失格の烙印を押されるという&bold(){八方塞がり}に陥ってしまう。&font(l){まあ、そのような約束事を吹っかけてアレンと決闘した彼女にも非はあるが。}
//結局それに折れた彼女はアレンの奴隷になることを選び、頑なにそれを守り通そうとしたが、
//アレンから&bold(){&font(#990000){「今後、俺に対して敬語を使うことを禁止する」}}という抜け穴を突く形で命令されたの&font(l){とやはりポンコツなおかげ}で対等に近い関係にはなれた。
//
//&big(){&bold(){【人物】}}
//人当たりのいい優しそうな人物で、王女に相応しい品格を有している。
//だがこれは表向きであり、実際は良くも悪くも(?)感情表現が豊かであり、面白いように表情がコロコロと変わる。
//また、自ら決闘を吹っかけておいて立会人に指摘するまでその事をすっかり忘れる等、&font(l){割合にポンコツ}抜けっぽい所がある。
//嫌いなものはハッキリ嫌いと言う性質であり、アレンを露骨に無視したテッサ達に&bold(){&font(#ff69b4){「そういう『くだらないこと』する人、大嫌いなの」}}と笑顔で言い放った。
//父親から「男はみんな狼だ」という教えを信じ込んでおり、加えて男と関わった事があまりないからか異性に対する免疫はゼロである。
//
//&big(){&bold(){【能力】}}
//母国にある覇王流に所属しているが、五歳という異例の若さで「魂装」を発現している。
//&font(#ff69b4){&bold(){<&ruby(ファフニール){&font(,#ff69b4){原初の龍王}}>}}の能力を駆使した戦いに加え、魂装で剣術を強化させるなど、魂装の力を上手く引き出している。
//反面、その圧倒的な魂装の力に頼っている所があり、肝心の剣術がおざなりになっているという欠点がある。
//とは言え、魂装なしでも居合い斬りで0.5秒という好成績を残すなど、剣術も優れている。
//肉体も異常に丈夫であり、朧月を食らって気絶しても三分で立ち上がったほど。
//
//&big(){&bold(){【剣術】}}
//・&bold(){&font(#ff69b4){覇王流 剛撃}}
//リア=ヴェステリアが使用した&bold(){&font(#ff69b4){袈裟斬り}}。
//剣が衝突する瞬間に背後の炎が爆発的に燃え広がり、そこから凄まじい推進力を生み出していく。
//これによってアレンとの鍔迫り合いに打ち勝ってなお、吹き飛ばすだけの力を披露した。
//
//&big(){&font(#ff69b4){&bold(){<&ruby(ファフニール){&font(,#ff69b4){原初の龍王}}>}}}
//リア=ヴェステリアの魂装。外見は真紅の剣。
//巨大な盾として身を守る「白炎」と荒々しく直線上に放つ「黒炎」を自在に操ることが出来る。
//
//・&font(#ff69b4){&bold(){<&ruby(ホワイト・スケイル){&font(,#ff69b4){白龍の鱗}}>}}
//白炎を渦巻くように大きな盾として形成し、斬撃を燃やす形で防いでいく技。
//
//・&font(#ff69b4){&bold(){<&ruby(ブラック・ブレス){&font(,#ff69b4){黒龍の吐息}}>}}
//黒炎を直線上に放って焼き尽くしていく技。
//アレンの放った八つの斬撃を全て燃やすほどの火力を持ち、直撃すればひとたまりもない。
//
//・&font(#ff69b4){&bold(){<&ruby(ドラゴニック・ロアー){&font(,#ff69b4){龍の激昂}}>}}
//黒と白が入り混じった炎を周囲にまき散らす範囲技。

&big(){&bold(){&font(#ff0000){◆ローズ=バレンシア}}}

「賞金稼ぎ」の[[二つ名]]を持つ美少女剣士。赤い瞳とピンクがかった銀色のロングヘアーが特徴。
前回での剣武祭の優勝者であり、今回における剣武祭の決勝戦においてアレンと対戦した。
アレンに敗北したが、その実力をレイアに買われたのと、アレンを追う形で千刃学園に推薦入学した。
//
//&big(){&bold(){【人物】}}
//凛とした佇まいをしたクールな性格だが、自らの実力に自信を持っている。
//それ故にアレンが「桜華一刀流」を見よう見まねで習得するだけでなく、奥義である『鏡桜斬』を改良したと知ったときはショックを受けていた。
//また朝に弱い性質であり、登校して来たときはかなり眠たそうにしていた。
//髪の毛がかなり乱れたことを指摘されても自然に直るのを待とうとするなど、どうやら髪の手入れはあまりしない様だ。
//
//&big(){&bold(){【能力】}}
//一子相伝の秘剣「桜華一刀流」正統継承者であり、前回での剣武祭を初めとする賞金の掛かった大会を総ナメし、懸賞金の掛かった犯罪者を捕縛して聖騎士に突き出しており、そういった活躍から「賞金稼ぎ」の二つ名で知れ渡っている。
//それに裏打ちされたように実力も高く、華奢な体格とは裏腹に剣武祭での対戦相手を打ち負かし、
//十数億年の修行で強くなったアレンを相手にしても互角の戦いを繰り広げるだけでなく、アレンの剣術を僅かながらに見抜いた。
//
//&big(){&bold(){【剣術】}}
//
//・&bold(){&font(#ff0000){桜華一刀流 桜閃}}
//ローズ=バレンシアが使用した&bold(){&font(#ff0000){体重を乗せた突き}}。
//
//・&bold(){&font(#ff0000){桜華一刀流 夜桜}}
//ローズ=バレンシアが使用した技。
//
//・&bold(){&font(#ff0000){桜華一刀流 雷桜}}
//ローズ=バレンシアが使用した&bold(){&font(#ff0000){雷鳴の如き一閃}}。
//0.3秒という目にも止まらぬ速さで斬る。
//
//・&bold(){&font(#ff0000){桜華一刀流奥義 鏡桜斬}}
//ローズ=バレンシアが使用した&bold(){&font(#ff0000){八つの斬撃}}。
//鏡合わせのように左右から四撃ずつの斬撃を放つことで八連撃を繰り出す。
//桜吹雪を思わせる美技であり、初見とはいえアレンも思わず見惚れていたほど。
//しかし「連撃」の域を出ず、一撃一撃の間にほんの僅かな空白があるのが弱点。

&big(){&bold(){&font(#b8860b){◆レイア=ラスノート}}}

千刃学院の理事長でA組の担任。黒いロングヘアーと大きく切れ長な瞳をしている。
元々は千刃学院の卒業生であり、理事長選挙によって新たに就任したという経緯を持つ。
より優秀な生徒を確保すべく、視察場所の一つである剣武祭で決勝まで勝ち上がったアレンとローズに目を付けて推薦入学を持ちかけた。
//
//&big(){&bold(){【人物】}}
//面白いことが何より好きで、アレンとリアが決闘を行う際に&bold(){&font(#b8860b){「何やらおもしろそうなことが起こる予感がした」}}という理由でわざわざ近くに張り込み、自らが立会人になって強引に決闘を始めようとしていた。
//それが(決闘での取り決めとは言え)一歩間違えれば国際問題になりかねない事でも、決闘でのルールを利用してリアを弄んでいる。
//但し、学院の規則や世間一般の常識に照らせば一理ある行動であり、立会人として仕事を全うしている。
//……が、入学式でアレンを挨拶に呼び出した結果、一時的に千刃学院の生徒の嫌われ者になる原因を作ってしまうが、アレンに対してその事を詫びるどころか&bold(){&font(#b8860b){「お前……人望ないなぁ!」}}と楽しく笑う有様である。&font(l){&bold(){&font(#990000){(誰のせいだと思っているんだ、誰の……ッ!)}}((地の文でも「女性を殴りたいと思ったのは、多分これが初めてだ(原文ママ)」と解説されたくらいには頭にきたようだ。))}
//アレンが出場しなくてもいいといったにも関わらずテッサの怒りを煽るような内容に捏造し、アレンに向かっていい笑顔でサムズアップする始末。&font(l){&bold(){&font(#990000){なんだあれ、へし折ってもいいのか?」}
//テッサ達との模擬戦では当初はアレンがテッサだけと戦って下すと「一対三でやる約束だった」と怒り狂って理事長権限で仕切り直しをする。
//一言で言えば、面倒事を引き寄せてしまうトラブルメーカーといっても良いのだが、彼女が全部悪いというわけでなく、
//入学式の件ではアレンの自己紹介を聞いた新入生の反応を見るに、彼が剣武祭で優勝した事を知らなかったらしく、そもそもアレンが自己紹介においてそれをアピールしなかったのが大きい。
//また、テッサ達との模擬戦でもアレンの実力を目にかけた事や、それ以上にある目的の為にこのような手段を取ったと思われる。

&big(){&bold(){&font(#708090){◆テッサ=バーモンド}}}
千刃学院の生徒。短い髪を上げたような髪型をしている。所属する流派は斬鉄流。&font(l){名前的にどこぞの[[大佐殿>テレサ・テスタロッサ]]ではない。}
それとは別に、新月流に所属する両目が隠れるほどの長い前髪をした男子生徒・雲影流に所属する前髪を左右に分けた髪型をした男子生徒と行動を共にしている。
//当初は我流であるアレンを快く思わず、挨拶されても一瞥した後に無視を決め込んでいた。
//&font(l){直後にリアから笑顔で手痛い一撃をお見舞いされてしまう。}}
//アレンがリア・ローズと共に千刃学院を代表して大五聖祭に出場すると聞いた時は案の定抗議を上げ、三人揃ってアレン模擬戦に挑む事となる。
//本来ならば、これから実施される実技試験の結果を加味して慎重に選考するが、アレンが入学した今年度においてはそれらをすっ飛ばして決定したという事情があった事、
//テッサを含む面々は名門剣術学院を首席で卒業したため、自分達を差し置いてアレンが選ばれた事に不服な姿勢をとったのも無理はなかった。
//結局アレンに敗北を喫してしまうが、彼の実力を知った事でアレンに対して今までの非礼を謝罪し、和解を果たした。

***&bold(){&size(20){◆氷王学院}}

//&big(){&bold(){&font(#9370db){◆シドー=ユークリウス}}}}
//
//&big(){&bold(){【人物】}}
//
//&big(){&bold(){【能力】}}
//
//&big(){&font(#9370db){&bold(){<&font(#9370db){&bold()&ruby(ヴァナルガンド){&font(#9370db){孤高の氷狼}}}>}}}
//シドー=ユークリウスの魂装。
//
&big(){&bold(){&font(#008b8b){◆カイン=マテリアル}}}
氷王学園の生徒。
端整で整った顔とツーブロックとオールバックを合わせたような髪型をしており、胸には十字架を模した銀製のペンダントを身につけている。
大五聖祭では中堅として出場し、アレンとの対戦相手として激突する。
魂装でアレンを地に伏せたものの、あろう事か勝った気になって背を向けてしまい、復活したアレンにその隙を突かれて敗北してしまう。
//
//&big(){&bold(){【人物】}}
//
//言動も振る舞いも紳士的なものであり、それでいて大舞台であっても浮ついた様子がない。
//ただ、アレンを&font(##008b8b){&bold(){<&font(#008b8b){&bold()&ruby(ヘル・ハンドレッド){&font(#9370db){地獄の百年}}}>}}で下した時と、[[勝ち誇った結果アレンに敗北した>ジョゼフ・ジョースター]]時はその振る舞いをしていない。
//
//&big(){&bold(){【能力】}}
//
//&big(){&font(##008b8b){&bold(){<&font(#008b8b){&bold()&ruby(ヘル・ハンドレッド){&font(#9370db){地獄の百年}}}>}}}
//カイン=マテリアルの魂装。時計の針のような歪な刀身をしている。
//斬った対象を百年の間地獄のような世界に封印するという能力であり、空中にタイムリミットである百年を示すまでの時計がある。
//謂わば『一億年ボタン』のようなものであり、異界の構造もほぼ同じである。家・風呂・寝床・食料こそ用意されているがあくまでも最低限に留めている。
//精神干渉系であり、恐らくは相手を百年も閉じ込める事で心を壊す代物である。
//十数億年も異界で過ごしたアレンにはなんの効果もなく、寧ろこの魂装を逆手にとって修行したアレンがA組のクラスメイトの技を再現するというカインからすれば余りにも皮肉な結果となった。

***&bold(){&size(20){◆黒の組織}}

&big(){&bold(){&font(#0000cd){◆ドドリエル=バートン}}}

グラン剣術学院の生徒。よく目立つ青い髪を後ろに纏めた髪型が特徴。
目鼻立ちが整った容貌とバートン男爵家の長男坊という生まれ、何より「天才剣士」であってか、
グラン剣術学院の女生徒からも人気が有り、学院では取り巻きの女生徒を連れている。
常にアレンに嫌がらせをしているイジメの常習犯であり、アレンの母親を中傷する発言をしたことで
「発言の撤回」と「アレンの退学」をかけた決闘を申し込まれてしまう。
決闘の当日ではアレンと決闘するも、一億年ボタンによって強くなったアレンに敗れ去った。
決闘に敗れた後は行方を晦ましていたが、犯罪組織である[[黒の組織]]の末端に身を置いている。
//
//&big(){&bold(){【人物】}}
//
//プライドの高い男で鼻持ちならない人物であり、いつもアレンを「落第剣士」と見下し、蔑んでいる。
//アレンの母親に対しても&bold(){&font(#0000cd){「子供もゴミなら、親もゴミ――別におかしなことを言ってないだろう?」}}と侮辱している。
//そのアレンと決闘に関しても、クラスメイトにその事を知らせた上で決闘場所に集合させて、
//衆人環視の中でアレンに大恥をかかせようとするなど悪趣味な事さえも辞さない。
//しかもアレンにそれを問い詰められても、当人はシラを切った上でワザとらしく肩を竦めていた。
//そんな彼であるが、決闘で結んだ約束事に関してはちゃんと守っており、
//決闘に敗れた後はアレンに頭を下げて謝罪した上で母親への暴言を撤回した。
//……決闘でのルールを考えれば、流石の彼も「そうせざるを得なかった」と取れるが。
//しかし、黒の組織の末端にいた時は見下したはずのアレンに歪んだ執着を見せるなど、狂気を孕んでしまった。
//
//&big(){&bold(){【能力】}}
//
//「落第剣士」と蔑まれたアレンとは対極的に「天才剣士」と言われるだけの剣才を有している。
//都でも有名な時雨流の門弟であり、その中でも一、二を争う実力を持つ。
//細身とは裏腹に凄まじい身体能力を持っており、蹴りだけでも(一億年ボタンを押す前の)アレンを返り討ちにした程。
//様々な剣を手足のように器用に使いこなし、どんな技でもすぐに習得できるだけの剣術の才能を持っている。
//グラン剣術学院においては「最強の剣士」であり、都の名門剣術学院「五学院」から推薦入学があるという噂が聞かれたが、
//その五学院の一角である千刃学園の生徒からすれば「(世間的に無名なグラン剣術学院の中で)少しマシな剣士」という扱いに過ぎなかった。
//
//&big(){&bold(){【剣術】}}
//
//・&bold(){&font(#0000cd){時雨流 五月雨}}
//ドドリエル=バートンが使用した&bold(){&font(#0000cd){鋭利な連続突き}}。
//アレンとの決闘では最低限の動きで尽く躱された挙句、彼から「まるで避けてくれと言わんばかりの大味で雑な突き」に見えていた。
//
//・&bold(){&font(#0000cd){時雨流奥義 叢雨}}
//ドドリエル=バートンが使用した&bold(){&font(#0000cd){一点集中型の刺突技}}。
//アレンとの決闘ではこちらも躱されてしまう。

***&bold(){&size(20){◆グラン剣術学院}}

&big(){&bold(){◆教師一同・教頭・校長}}
グラン剣術学院に勤務する教師、並びに教頭と校長。
アレンを厄介者扱いしており、入学して間もない頃のアレンが流派に入ろうとするも「才能がない」という理由で全て門前払いにした。
教頭や校長もアレンへのいじめを放置していたが、アレンが剣武祭に優勝して千刃学院から推薦入学を持ちかけられたと知るや、掌を返して擦り寄ってきた。
これは、アレンが五大学院の一つである千刃学園に入学する事自体が自分達の利益になり得る為であり、彼らは「その魂胆」でアレンに取り入ろうとしたと思われる。
そんな彼らの醜い姿に辟易していたアレンからにべもなく断られてしまった。&font(l){[[残念でもないし当然>残当/残念だが当然]]である。}

&big(){&bold(){◆生徒}}
グラン剣術学院に属する生徒。
彼らもアレンのことを疎ましく思っており、アレンの退学を賭けた決闘ではアレンの敗北を望む者が多くいたほど。
アレンがドドリエルに勝利しても彼への評価を改めることはなく、それどころか「落第剣士」「卑怯者」「暗器使い」と陰口を叩いていく((コミカライズ版では生徒の一人がアレンに水の入ったペットボトルを投げつける場面があった。返り討ちにあったが。))。
&font(l){剣武祭に参加した観客や剣士、千刃学院の生徒はアレンの実力を認めて評価を改めたというのに……。}

&big(){&bold(){◆ポーラ=ガレッドザール}}
グラン剣術学院の寮の寮母。
身長二メートルを超える巨躯と筋肉質の体型、丸太のような二の腕をしている。
明るく竹を割ったような人物であり、寮に帰ってこないアレンを心配して駆けつけている。

彼が剣武祭に出場する時は「うちの寮生が男を見せようってのに、金を出し渋っちゃ寮母やってらんないよっ!」と参加費である千ゴルドを出している。
無一文だったアレンを泊めてくれたり、食事を提供し、困ったときは相談に乗るなど、グラン剣術学院の中では唯一味方と言えるべき存在であった。
//彼女の行動を照らし合わせると、寮の預かり手に過ぎない寮母が一人の生徒に肩入れしているので、寮母としては明らかに問題があると言わざるを得ない。

**&bold(){&size(20){◆ゴザ村}}

&big(){&bold(){◆ダリア=ロードル}}
アレンの母親。50歳。
夫を亡くしてからアレンを女手一つで育てており、アレンのために毎日見を粉にして働いていた。
南部特有の訛りが目立つ喋り方をしているが、時の仙人に対しては流暢な標準語で[[問い詰め]]ている。
煎餅やおかきが好きで、アレンは久々に会うときにお土産としてこれを買おうとした。
&font(l){この時のお財布の中身がたったの520ゴルドしかなかったが、結果的にアレンが剣武祭に出場するきっかけとなった。}。
アレンと再会した時は心から喜んでいたが、自分の息子が学院でいじめに遭っている事を知らなかった。
一方で時の仙人を敵視しており、彼に一撃を食らわせようとした。&font(l){結局かわされて椅子を壊してしまったが。}
同時に一億年ボタンの存在やそれを使われていた事を知る場面がある。

&big(){&bold(){◆竹爺}}
幼少期に竹馬や手製のめんこなどで遊んでもらった老人。
彼もまた時の仙人を敵視しており、一億年ボタンの存在を把握している。

**&bold(){&size(20){◆その他}}
&big(){&bold(){◆時の仙人}}
アレンと出会った謎の老人。
「時の仙人」という名は自称であり、本名は不明。
しかし他の登場人物たちはもちろんの事、地の文もこの老人を「時の仙人」と呼称している。
//ドドリエルとの決闘に挑むも、圧倒的な差の前に途方に暮れるアレンの前に現れ、彼に一億年ボタンを提示した。
//アレンが異界を斬る剣技を獲得したときは何事もなかったかのように消えた。
//かと思えば、アレンが久々にゴザ村に帰省した時はシレっと家に侵入するだけでなく、
//ダリアが特製シチューまでも頬張っている等、神出鬼没を地で行く。
//ダリアや竹爺からかなり警戒されている節があり、この時の仙人も「封印」されていたが何かしらの理由で緩んでいた事を匂わせるやり取りがあるが……?

&big(){&bold(){◆バブル=ドミンゴ}}
剣武祭に出場した剣士。身長二メートルもある角刈りの大男。
背中に背負う大剣を武器に相手を一撃で粉砕する「金剛流」の流派に所属する。
格下と見なした相手をとことん見下し、威張り散らす人物であり、
対戦相手であるアレンが我流であることを知るや否や、彼を嘲るように笑った。
しかし、そのアレンの一撃で敗北してしまった。

&big(){&bold(){◆グリス=ヴェステリア}}
ヴェステリア国王の父にしてリアの父親。
一人娘であるリアを溺愛しており、国中からもその溺愛ぶりが知れ渡っている。
実際どの程度のものかというと、生まれてすぐにリアの周囲から『男』を排除し、身の回りをする世話人だけでなく護衛騎士も全員女性にする程。
//&font(l){それもう立派(?)な親バカじゃないか。}
//
#areaedit(end)


追記・修正は&bold(){&font(#990000){一億年ボタンを押して、尚且つ十数億年修行した者}}にお願いします。

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- 注釈めっちゃ多くて笑う  -- 名無しさん  (2021-03-14 21:31:02)
- 名前が読めん  -- 名無しさん  (2021-03-14 21:32:31)
- スマホだと白文字が見えないな  -- 名無しさん  (2021-03-14 21:40:06)
- キャラ名とかは洋風なのに流派は漢字なの結構不思議、人の名前の流派とかあんまりでてこないのだろうか  -- 名無しさん  (2021-03-14 21:55:29)
- あーもう一回言ってくれ  -- 名無しさん  (2021-03-14 22:29:28)
- 良く作ったな…面白いかどうかで言えば、人を選ぶ面白さって所か?  -- 名無しさん  (2021-03-15 00:20:48)
- そもそも元ネタの5億年ボタンからして、5億年が有り得なさすぎて微妙なんだよな。5000兆円欲しいとかと同じで、クソデカ単位のインパクト重視って感じで  -- 名無しさん  (2021-03-15 00:22:46)
- 取り敢えず名前関係が殆ど読めない……  -- 名無しさん  (2021-03-15 00:55:03)
- 一昔前によく見かけた落ちこぼれが突然強くなる話か  -- 名無しさん  (2021-03-15 01:17:06)
- まぁ主人公の強さがチートで簡単に得た物では無く文字通り「十数億年」努力した結果得た物ってのには好感は持てるよ…  -- 名無しさん  (2021-03-15 01:34:34)
- うーん…ぶっちゃけ「一人ひたすら修行し続けて強くなった」は底辺二次創作でもよく見かける設定だし、ぶっちゃけチートや授かりものじゃないって言い訳にしか見えない  -- 名無しさん  (2021-03-15 01:38:14)
- 本編読んだら意味が分かる系かな&gt;名前が読めない  -- 名無しさん  (2021-03-15 10:30:07)
- Amazonのレビュー欄で内容についてはいろいろ言われていたが、6巻まで出版できているということは売り上げはそこそこあるんじゃないの?  -- 名無しさん  (2021-03-15 10:40:51)
- 三行で説明してと言おうとしたら、内容はタイトル一行で説明されてるという  -- 名無しさん  (2021-03-15 10:41:37)
- なろう小説を努力が足りないだの説得力がないだのと批判しても無駄だということがよくわかる。この作品はこの二点はしっかり押さえてそうなんだよな…  -- 名無しさん  (2021-03-15 11:27:28)
- 母親と時の仙人が顔見知りなあたり、親がすごい人で主人公は実は才能を持ってるけど今まで使いこなせてなかったパターンか?ほんとに才能ないならいくら修行したからって異界を斬るなんて出来るわけないし。  -- 名無しさん  (2021-03-15 11:45:49)
- なろうは玉石混淆というか、玉が一つ出たら玉っぽい石が乱造される世界なんだなと  -- 名無しさん  (2021-03-15 15:27:44)
- 家電有るんだ…そこに一番驚いたわ  -- 名無しさん  (2021-03-15 15:46:42)
- アマゾンのレビューで作品評価の不正操作してるっていくつも指摘されてたけど、なろうのシステムってそんなことできるの?  -- 名無しさん  (2021-03-15 16:29:32)
- ちょっとあらすじが分かりにくいな いきなりこそあどで話されてもわけわからないし、ドドリエル=バートンとか魔法アイテム『一億年ボタン』とか急に出てきたけど誰だよ何だよどこから湧いて出たってなる あらすじなのだから、必要な情報は先に書いてほしい 追記修正手伝いたいけど内容知らんからできない  -- 名無しさん  (2021-03-15 16:49:22)
- ↑に加えて、全体的に項目内の説明がくどい感じがする あらすじだって「どう考えても勝ち目のないことは火を見るよりも明らかであった。」って、「どう考えても」と「火を見るよりも明らか」で言いたいことが重複している こういう文章の引き算ができてないとこが項目のあらゆるところにあって、非常にテンポが悪く感じる 良作と推薦して項目を作成したならば、項目も勢いで作るんじゃなくてそれなりに整えた方がいいのでは  -- 名無しさん  (2021-03-15 16:52:41)
- ずばり建て主の頭の中で完結している情報が多すぎる。内容が整理されていなくて、初見ではぜんぜんついていけない。たとえば・学園の説明とか、どんな学園なのか説明が来る前に寮の話が来られても……入学資料ではないのだから、どんな学園なのかをまず説明してもらえなきゃイメージが湧かない。そういう肝心な情報の前にトイレや風呂とかインフラ設備のことなんかどうでも良すぎる。この学園は何を教えてる学園なの?・というか、この世界はどういう世界なのかが分からない。ファンタジーにもいろいろあって、魔法と剣とかがあるファンタジーなのか、ただ現実に即した武力の世界なのかは初見の人は知らないわけで、そういうとこ項目を読み込まないと分からないのでは内容に入り込めない。・「周囲の人物に侮辱されようが怒ろうとせず、寧ろ聞き流せるだけの器を持つ人物」がなんで退学をかけて学友……なのか知らないけど、それと決闘してるの?読み込んだけど分からない  これ以上挙げていくときりがないけど、総括すると、まず「この世界を知っている人にとっては当たり前のこと」を先に説明してもらえなきゃ何も分からないし、そこに至る前にお腹いっぱいになる。  -- 名無しさん  (2021-03-15 17:10:20)
- [[コメント時のルール]]  -- 名無しさん  (2021-03-15 17:53:05)
- レジェンドの魔法科高校劣等生も「やり方とノルマだけ教えて何もしない剣術道場」とかあるしなろうの剣術指導はガバガバ  -- 名無しさん  (2021-03-15 20:45:07)
- ちらちら読むたびに主人公の人物像とかそういうのがコロコロ書き換わってますが、これそもそも情報が正確じゃないのでは? 主観の情報を書くなってことはないですが、表現の誤りは論外なんで、公式に説明されているとかでない限り、あまり信頼性に欠く情報は消した方がいいのでは  -- 名無しさん  (2021-03-15 22:04:15)
- どう見ても30分もかかるような内容ではないし、色が読みにくすぎる。  -- 名無しさん  (2021-03-15 22:28:26)
- 自演かどうかなんて知らないけど、キャラクターの人物像に書かれている事とキャラクターの行動証跡がぜんぜん噛み合ってないのはさすがに変。本当は作品を読まずにやっているのか、脳内にある「このキャラはこういうキャラであってほしい」というのと実際作中で起こしている行動がアンマッチになってるとかじゃないの  -- 名無しさん  (2021-03-16 00:46:26)
- ↑あまりに主観的な項目となってしまうなそうなると。というか記事を作るならキャラのことやらなんやらをちゃんとまとめてからやったほうが…  -- 名無しさん  (2021-03-16 00:51:15)
- 複数の人が短時間で結構な量編集してるせいかな? まあしばらくしたら落ち着いてまとまるだろ  -- 名無しさん  (2021-03-16 01:42:35)
- 一旦コメントアウトしました。自分の思慮の至らなさのせいでこうなりました……。本当にすみません。  -- 名無しさん  (2021-03-16 02:55:47)
- コメント欄が見事に批判ばっかで草。何故なろう作品はこうも荒れるのか  -- 名無しさん  (2021-03-16 10:20:40)
- なろうは正に玉石混淆でいい作品ももちろんあるんだけどね……これとか先日のパワハラ聖女とかは「この作品の何が良いのか」がまるで伝わってこないのがきつい  -- 名無しさん  (2021-03-16 11:18:42)
- 内容はともかくコメント欄は愚痴や批判する場所じゃないと明言されてる以上は、空気を読んで控えるべきでは  -- 名無しさん  (2021-03-16 16:11:06)
- なんか、えらく内容がスカスカになってるような‥  -- 名無しさん  (2021-03-16 21:08:39)
- 所要時間30分以上いらないだろこれ  -- 名無しさん  (2021-03-16 21:33:05)
- 現実的に考えるなら、1億年おなじこと繰り返したってある程度以上強くはなれない(足し算の計算ばかり死ぬほどやっても大学の数学は解けるようにならない)。一方、ドラクエみたいな世界なら、スライムばかり延々倒していてもいつかはレベルMAXになれる。この手の作品の世界は後者なんだろう。  -- 名無しさん  (2021-03-16 21:50:25)
- ↑そういやタイトルは忘れたがスライムばっか狩ってたらステータスカンストしてたみたいななろうもあったな  -- 名無しさん  (2021-03-16 21:54:49)
- 「ボタンを押して体験した1億年の記憶は現世に帰ってくるとなくなる」って設定割とこういう系のボタンを見る上でかなり重要に思えるけどオミットされてるのか……主人公が廃人にならないのすごい  -- 名無しさん  (2021-03-17 09:29:54)
- コメント欄閉鎖した方がいいんじゃないかな  -- 名無しさん  (2021-03-17 10:08:06)
- 人間の同じ景色を見続けると一時間もしないで意識変容するらしいけど  -- 名無しさん  (2021-03-17 11:59:27)
- 主人公は才能がないから、脳内イメージの戦闘で強くなるなんてこともできないしな。時代劇漫画で30年薪割りだけやってた使用人の侍が主人の仇討ちする話があったけど、剣術に長けた仇は使用人の気迫に負けて腰が引けてた状態だったからな…  -- 名無しさん  (2021-03-17 12:01:13)
- 「スマブラのCOM戦を1000時間やったら、公式大会で優勝できるのか」みたいなもんだな  -- 名無しさん  (2021-03-17 12:10:17)
- 言わんとすることはわかるんだけど結局それは「生き物を食べたからってその特性を得られるわけがない」程度のことだと思う。まあそこからなぜそうなのかみたいな考察が始まるならいいんだけどね  -- 名無しさん  (2021-03-17 13:11:30)
- とりあえず報告にあった違反コメントとそれに関わるコメントを削除  -- 名無しさん  (2021-03-17 14:59:42)
- 100万回オナニーしたらエロゲ主人公になれそう  -- 名無しさん  (2021-03-17 15:17:14)
- 違反コメントとそれに関わるコメントを削除しました  -- 名無しさん  (2021-03-19 23:52:39)
- この作品は落第騎士と似ている部分がある。主人公が落ちこぼれで周囲からバカにされている点やドドリエルが桐原ポジション。  -- 名無しさん  (2021-03-27 23:39:54)
- なろうはコミカライズするといい具合に化けたりするから嫌いではない美少女キャラだけなら割と好きな造形も多いし  -- 名無しさん  (2022-10-15 08:21:02)
- あとコミカライズとかは何でか昔のまぶらほを思い出すノリ  -- 名無しさん  (2022-10-15 08:22:16)
- チートものかとおもいきや、努力ものではある?  -- 名無しさん  (2022-12-13 11:56:24)
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