ファラオガンダムⅣ世

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ファラオガンダムⅣ世 - (2025/07/07 (月) 23:54:36) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/04/04 Mon 22:25:37
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※推奨[[BGM]]:「最強の証~キング・オブ・ハート~」


#center(){#bold(){
&sizex(4){&font(#ff0000){皆さんお待ちかね~!}}

&sizex(4){&font(#ff0000){ネオエジプトに来たドモンとサイ・サイシーの前に、}}
&sizex(4){&font(#ff0000){世にも恐ろしいミイラ男が現れ、}}
&sizex(4){&font(#ff0000){大昔のガンダムに乗って襲いかかってきます。}}

&sizex(4){&font(#ff0000){そして、ドモンはついに、}}
&sizex(4){&font(#ff0000){デビルガンダムの手掛かりを掴むのです!}}

&sizex(4){&font(#ff0000){機動武闘伝Gガンダム!}}


&sizex(6){恐怖!}
&sizex(6){亡霊ファイター出現}


&sizex(4){&font(#ff0000){に……!}}

&sizex(5){&bold(){&font(#ff0000){レディィィィ・ゴォォォォウ!!}}}
}}


#include(テンプレ2)


&color(Black,khaki){&bold(){ファラオガンダム&ruby(よんせい){Ⅳ世}}}とは、『[[機動武闘伝Gガンダム]]』に登場するネオエジプト代表のMFである。
第10話「恐怖!亡霊ファイター出現」にのみ登場した脇役ながら、秀逸なデザインとその悲劇性から%%ごく一部の視聴者に%%人気のガンダムである。


*データ
|所属|ネオエジプト|
|登録番号|GF4-001NE|
|頭頂高|16.6m|
|本体重量|7.8t|
|パイロット|ダハール・ムハマンド(CV:笹岡繁三)|
|内部武装|[[頭部バルカン>バルカン(ガンダムシリーズ)]]、マンバ・ウィップ、[[DG細胞]]により生成されたビーム砲と包帯)|

*概要
ファラオガンダムⅣ世は「Gガンダム」本編の36年前に開催された&bold(){第4回ガンダムファイト}において、ネオエジプト代表として鳴り物入りで参戦した[[モビルファイター]]だった。
搭乗者は&bold(){第3回ガンダムファイト}で&font(red,b){優勝}を果たし世界にその名を轟かせた英雄、&bold(){ダハール・ムハマンド}((誤字ではない。))。
ネオエジプトは第1回大会から代々「ファラオガンダム」の名を冠するガンダムで出場しており、第3回での優勝はまさしく三度目の正直であった。
ファラオガンダムは代によって外見が異なるが、ツタンカーメンのマスクを思わせる頭部デザインと、薄い亜麻色のボディカラーは共通している。
Ⅳ世は非常にがっしりしたボディが特徴的で、顎部分がヒゲのように尖っている。

連覇がかかった第4回ガンダムファイト決勝戦において、このファラオガンダムⅣ世はネオチャイナ代表のフェイロンガンダムとの一騎打ちにて首を刎ねられて敗北。さらにその際に発生した誘爆で、&bold(){ダハールが落命}するという悲劇に見舞われてしまう。
フェイロンガンダムのパイロットは同大会王者サイ・フェイロン。そう、現ネオチャイナ代表サイ・サイシーの祖父であった…。

英雄ダハール亡き後のネオエジプトは凋落の一途を辿り、来たる第13回ガンダムファイトにおいても半ば諦めムード。
しかし、そんなネオエジプト代表一行が砂塵吹き荒ぶ砂漠で一夜を過ごしていた折、突如として彼らの根城となっていたネオピラミッドを何者かが強襲。
最新鋭機ファラオガンダムⅩⅢ世と共に、全員が突如起こった爆発に巻き込まれ絶命する…!

犯人は既に死んだはずのダハールであった。
ダハールは全身を幾重にも包帯で包んだ[[ミイラ]]となって蘇り、愛機ファラオガンダムⅣ世と共に不甲斐ない後輩たちに制裁を下したのである。
無論、ミイラの呪いなどではない。ダハールの遺骸に[[DG細胞]]が憑りついたことにより、その怨念と闘志がファラオガンダムⅣ世の形となって蘇ったのだ。
その機体はダハールと同様に、夥しい量の包帯に覆われていた。

ダハールは自らの命を奪い去ったフェイロンガンダムとそのパイロットたるサイ・フェイロンに闘志を燃やしていた。
そしてその矛先は、フェイロンガンダムに生き写しの[[ドラゴンガンダム]]、そしてそれを駆るサイ・サイシーへと向けられた。
DG細胞にむしばまれミイラ男となったダハールは、調査の為にネオピラミッド内の玄室を訪れたサイ・サイシーを襲う。
重力を無視した包帯を自由自在に操り、サイ・サイシーを絞め殺そうとするダハール。
[[レイン>レイン・ミカムラ]]は隠し持っていた[[手榴弾]]を起爆させ、ネオピラミッドを崩落させてサイ・サイシーを救った。

しかし手榴弾の直撃を受けながらも再生を果たしたダハールは、砂中に潜んでいたファラオガンダムⅣ世に乗り込み、サイ・サイシーに挑みかかる。
オバケ嫌いでビビりまくっていたサイ・サイシーも[[ドモン>ドモン・カッシュ]]の叱咤激励と爺さん方の懇願もあり、ドラゴンガンダムに搭乗。
得体のしれないファラオガンダムⅣ世の攻撃に圧倒されるサイ・サイシーであったが、そこでレインからダハールの死の真相を聞かされる。
ダハールはただフェイロンが憎くて襲い掛かっている「だけ」ではない。ダハールの死はフェイロンとの戦いの決着から外れた不可抗力、無念の死であった。
肉体を、命を失ってもなお、ファイターとしての「魂」が、完全決着を望んでいたのだ。
それを聞かされたサイ・サイシーは、ダハールから逃げずに向き合い、その闘志に戦士として立ち向かう事を決意。

#center(){&color(Gold,green){&bold(){「よおおおおおし! ガンダムファイトォ!」}}}

#center(){&color(Black,wheat){&bold(){「レディ!!」}}}

#center(){&color(Gold,green){&bold(){「ゴォーーッ!!!」}}}

サイ・サイシーの戦いのコールに、初めてダハールは呼応した。
過たずしてドラゴンガンダムは、フェイロンの名を冠する宝貝を走らせ、ファラオガンダムⅣ世を焼き尽くした。
これで漸くダハールも眠りに着くことが出来た…筈であったが、ファラオガンダムⅣ世に巣食うDG細胞はそれを拒み、すぐさま再生を始めドラゴンガンダムに襲い掛かる。
最早そこにあったのはファラオガンダムではない。[[MFの形をした悪魔>デビルガンダム]]であった。

#center(){&color(blue){&bold(){「お前はもう手を出すな!! シャアアアイニング!! フィンガアアアアーーーッ!!!」}}}

即座に割り込んだ[[ドモン>ドモン・カッシュ]]の[[シャイニングガンダム]]は、必殺の[[シャイニングフィンガー>シャイニングフィンガー/ゴッドフィンガー]]で悪魔と化したファラオガンダムの頭部を粉砕する。
それでもなおフレーム剥き出しのまま再生を始める化け物に、スーパーモードとなったシャイニングガンダムは[[シャイニングフィンガーソード>ビームサーベル(ガンダムシリーズ)]]を見舞い、再生が追い付かないほど粉々に破壊し尽くした。
粉々になって消滅するファラオガンダムに手向けるように、ドモンはダハールの遺骸をそっと握り潰し、砂に還すのだった…。



生前の因縁を果たしたいというダハールの真摯な思いは、悪魔の技術により死ぬことすら許されない[[グロテスク]]な怪物へと変えられた。
機体は救いようが無かったとはいえ、最後はいち戦士として果たせなかった決着を完遂したダハールの魂が、せめて彼を待つ人々の元へとたどり着いて欲しいものである…。



*武装・技
・バルカン砲
頭部に搭載。作中では未使用。

・マンバ・ウィップ
両腕に搭載された青紫の蛇のようなムチ。

・怪光線
両目から発射するビーム。本来の内臓武器ではなくDG細胞によるもの。ファラオガンダム13世を一撃で破壊した。

・ビーム砲
胸から発射するビーム。本来の内臓武器ではなくDG細胞によるもの。

・包帯
伸縮自在の包帯。本来は単なる布として埋葬の際に巻かれたものだが、DG細胞により自由に動き回り、電撃を放つようになった。

・砂嵐
機体周辺に砂嵐を発生させて目を晦ませる。本来の武装であったかは不明。

・自己再生
何度破壊されてもすぐに元通りになってしまう、DG細胞の特殊能力。パイロット本人も同様である。


*余談
Gガンダムは海外輸出の際に宗教的用語などを改めており、当機体も「&bold(){マミーガンダム}(ミイラガンダム)」に変更されている。

『[[新SDガンダム外伝 黄金神話>黄金神話(ゴールドサーガ)編(SDガンダム外伝)]]』においてはこいつをモチーフとした&bold(){モンスターファラオマミーIV世}が登場した。

[[コミックボンボン]]で連載されたコミカライズでは尺の都合で[[ガンダムローズ]]との試合の前後に登場。
こちらでは正規の参加者扱いでローズに普通に倒され、試合後にTV版よりおぞましい悪魔そのものの姿で復活。
デビルガンダム本人と誤認したドモンの猛攻を受けて大破し、DG細胞に感染した犠牲者として弔われた。



「「追記・修正は砂の中でも闘志を失わない人にお頼みいたしますぞ。南無…」」

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- 「お前はもう手を出すな!」からの怒りのスーパーモードは子供心にそれはいいのか!?と感じてしまった。冷静に考えてこれドモンが横取りしてねえか、と当時思ったわ。「超級」でそこんところはキチンとフォロー入っててウン年越しにスッキリした覚えがある。  -- 名無しさん  (2022-04-05 00:56:52)
- 注釈で初めて気付いた(笑)普通にムハンマドって読んでたわ  -- 名無しさん  (2022-04-05 02:56:20)
- ネオエジプトにはもう一台ガンダムがいるよね。戦闘力は謎だが  -- 名無しさん  (2022-04-05 07:44:47)
- 4年前の第3回ガンダムファイトで優勝、36年前の第4回ガンダムファイト決勝戦、時系列がよくわからんのだがどうなってんの  -- 名無しさん  (2022-04-05 10:06:57)
- ある意味グランドガンダムの先駆けだと思う  -- 名無しさん  (2022-04-05 14:24:56)
- こいつの項目が出来るとは  -- 名無しさん  (2022-04-05 17:48:20)
- ↑3 ガンダムファイトは4年に1回、そんで「第13回の36年前が第4回、さらにその4年前が第3回」…なのだが、主語が無いせいでちょっとわかりにくいな。  -- 名無しさん  (2022-04-05 18:21:10)
- ガンダムウォーだとⅣ世は無料で蘇る効果持ちだけど弱点が多く貧乏デッキ以外ではあまり使われず、噛ませ犬要素を他のMFが出ると勝手に死ぬ効果で再現したⅩⅢ世の方が速攻デッキでお呼びがかかっていた  -- 名無しさん  (2022-11-22 19:13:16)
- 13世はデザインカッコいいのに不憫すぎる。まぁちょっとスタイリッシュすぎてファラオっぽさは薄いんだけど  -- 名無しさん  (2025-07-07 23:42:41)
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