COSMIC WORLD~名付けられた『世界』~(フリーゲーム)

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COSMIC WORLD~名付けられた『世界』~(フリーゲーム) - (2024/09/04 (水) 14:16:31) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/09/07 (水曜日) 03:43:46
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 28 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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COSMIC WORLD~名付けられた『世界』~はCEM((作中主人公が所属する組織と同一名称))が制作した[[RPGツクール2000]]製の[[フリーゲーム]]である。
ジャンルはなんでもありのドタバタメチャクチャRPG。


特徴は作中キャラのほぼ全員が人外であることと、操作キャラの量および癖のあるキャラクターが異常に多いこと(総勢80名以上)
そして多数の世界や時代を巡るためマップの膨大な量が特徴となっている。
人型どころか&bold(){形容しがたい奇妙な形状のキャラクター}が非常に多い。常識人から狂人まで幅が広く、外見だけではその人格は全く判断不可能。

そのためか、作中においていつでも閲覧できるキャラクター一覧表のシステムを搭載しており、解説をメニューで読むことができる。
ただし前日譚を読まないと厳密にはわかりにくい人間関係なども多いが……その前日譚である小説が書いてある公式サイトは&bold(){現在閲覧不可能}。
とはいえプレイや大体の関係を掴むこと自体は[[ゲーム]]だけでも可能な、[[ゲーム]]自体は独立して完結した作りとなっている。

#contents()


*【あらすじ】
複数世界を守護する組織「CEM」の集会で、謎の攻撃「暗黒波動」と呼ばれるものが襲来。
主人公である「宇宙の意志」のみ集会に遅刻したため被害を免れるが、仲間たちは暗黒波動のせいであらゆる世界に散り散りになってしまう。
遅刻した宇宙の意志は集会に誰も居ないことに&bold(){最初は逆切れしつつ}、仲間を捜索。
さらに暗黒波動のせいで暴走し敵に回っている仲間たちを叩きのめすことで正気に戻しながらも宇宙の意志は暗黒波動の陰謀と黒幕の正体を皆と探っていく……



*【世界観】
この作品の登場人物たちはほぼ「アストラル覚醒」と呼ばれる覚醒を果たした、あるいは人知を超えた種族たちである。
地球人として転生していた者たちが覚醒することにより、三次元の別世界に行き本来の魂の力を覚醒させ戦い抜く……という非常にぶっ飛んだ世界観。
要するに前世の力に目覚めた地球人が異世界で組織ごとに分かれて大暴れしてる感じ。無論仲間には地球人に転生せずそのまま高次元世界で戦っている者も多い。
ちなみに主人公は前者(地球人に転生してから記憶が覚醒)型である。

全体的には主に神智学系のオカルトネタとSFを節操なく混ぜまくったような世界観をしており、
これら高次元世界は天界・魔界・冥界といったファンタジックなものから機械が発達した世界、はたまた我々地球が存在する宇宙でも宇宙船やらなにやらもう何でもあり。
各々のキャラクターがこういった世界の中で死んで生まれ変わったりそうじゃなかったりしている。

また作中のメインキャラはデフォルトでほぼ全員が[[電脳世界に自分を入れることが可能>電光超人グリッドマン]]で、ダイブと呼ばれる形で[[パソコン]]経由でネットワーク世界に入り込み戦ったりも。
このせいか[[パソコン]]までもが別のマップへの出入り口と化しているほか、
ウィルス駆除をワクチンソフトではなく&bold(){自ら出向いて物理的な殲滅}で行おうとするモブキャラが作中に出てくる。

種族に関してもヒューマノイド・タイプだと大体は超人。魔力に優れていたりすると魔人。
その他はもうわけのわからん存在の見本市で鬼族や[[宇宙人]]や謎の哺乳類やアンドロイドや電霊やはたまたPKやESPと言ったもはや一発芸のような種族がごった返している。
なお主人公は『宇宙生物』だが一番意味不明と言っても過言ではない。

登場キャラの中には歴史上の偉人や神が再転生した存在も居るが、名前が偶然それらと同じなだけで全く無関係の異界の存在と言うややこしいのも多い。


*【システム】
主にメインストーリーで仲間を捜索しつつ掲示板にあるサブイベントとしての依頼をこなしていくシステムとなっている。
依頼自体で仲間が見つかることもあれば、逆に仲間の存在で今まで無かった依頼が出現したり、仲間が依頼の形で用件を伝えてきたため話しかけてイベント開始、なども。

とにかく世界が多く、また無数の条件をひっきりなしに仲間を入れ替えながら探っていくと言う[[ゲーム]]。
本拠地にて数字のコードを打ち込んで転移し各世界を巡る他、一定戦闘ごとに日にちを変えられる[[カレンダー]]イベントと言うものが存在する。
また後半になると転移能力が開放され、一部のキャラクターを使って直接各世界への移動が可能に。

バトルに関しては[[レベル上げ]]の手間が非常に多いが、必須キャラだけに絞って特定イベントだけに必要なキャラは思い切って切り捨てるという道も。
ただし[[経験値]]やアイテム、金銭を引き継ぐ周回プレイをしていると[[経験値]]が[[カンスト]]で余っていくことも多いので、
イベント戦の高い[[経験値]]を[[カンスト]]したキャラが庇いつつ他のレベルの低いキャラに割り振るといった楽しみ方も可能。

と言うか周回どころか後半になるにつれ戦闘の連続で段々金銭が[[カンスト]]して余っていくため、もったいないからとちょくちょく高価なアイテムをバンバン買いまくることになる。

また、主人公を含めた数十名のキャラは&bold(){「バージョンアップ」}と呼ばれる変身能力を持っており、
イベント戦ではこれを使い任意で変身し能力値や一部属性を変えパワーアップして戦える。&s(){これが非常にバグの温床だったらしく修正地獄だったとか}



・壺
セーブポイント。あまりセーブに制限のある作品ではないのでそれ自体は役に立つというほどでもないのだが、
ボス戦直前には必ず回復ポイントと共にいるためイベント前の指標となっている。喋る。なお壺族と呼ばれる種族のようで、長や里まで存在する。イベントまである。&u(){&color(White){仲間にまでなる。}}

・属性
大まかに大属性と呼ばれる「物理・魔力・精神・特殊」に分かれた要素とそれらに対し更に優先する小属性と呼ばれる20以上の属性に分かれている。
ストーリー背景ではこれらの属性は「属性王」と呼ばれる世界を統治し合っていた太古の存在の力であるようで、
実際は更に何十もあったのだがゲーム化の際にいくらなんでも扱いきれないということで統合された。((例・音属性&風属性→風属性))
とはいえ「哲属性」やら明らかに奇妙なものがいくらか名残として散見する。

・状態異常

非常に多彩だが、キャラクターによって使えるスキルが分かれており、[[物理属性]]を縛るものが術士タイプに全く意味が無かったりと相手に合わせた状態異常が大事。
回復アイテムはバラバラだが、全て一括で解除できるアイテムも存在する。
また、攻撃や行動そのものや物理攻撃、魔力属性と言った大属性を縛る状態異常スキルは存在するが、小属性を限定して縛るような状態異常は存在しない。以下特徴的な一部の状態異常スキルを抜粋。

『感電』
1ターン行動不能だが結構かかりやすく、雑魚でもこれを使う敵と戦うと延々と感電ハメをされるおそれがある。

『凍結』
防御力が半分になり完全行動不可能になり、動けなくなる。その上アイテムを使わねば戦闘中は回復しない。
氷系のスキルを持った一部のキャラしか使えないがハマると異常に強力。

『油虫』
成功確率がかなり低い状態異常。
ただし成功した場合はあらゆる全ての能力パラメータが減るうえに攻撃も当たらなくなりほとんど無力化状態という恐ろしいスキル。
相手を黒油虫に変える呪いによって変えられる。えーと、つまり……設定上は[[アレ>ゴキブリ]]にされた状態である。
あんまりにもあんまりなためか、使えるキャラクター自体が敵にも味方にもほとんどいない。なおよりにもよって使えるキャラの一人は主人公の宇宙の意志である。

・クラッシュスキル
アップデートで足された要素。
キャラクターのレベルが30以上になった上で訓練場に行って手続きをすると、自分の持っている属性限定だが敵の耐性を下げることができる。
この属性耐性値の上げ下げにより難易度はだいぶ変わってくる。



*【主要キャラ一部抜粋】

・&color(blue){[[宇宙の意志>宇宙の意志(COSMIC WORLD)]]}
主人公。青い胎児のような姿をした奇人でありトラブルメーカーであり女嫌いかつ男好きの変態であり((肉体に性別が無いのと恋愛感情は無いため当人はゲイではない。ゲイが嗜好として好きなだけである。))不死身の宇宙生物であり悪食の呪術師。
ただし決める時は決めるし正義感そのものは存在する。

よく知人を奇妙な愛称で呼び、自分のこともそう呼ばせようとする。((羅王→らおっち、影丸→影ぴー、無→むーぽん、自分→宇っちゃん様、宇にょん様など))

前半で余すところなく主人公として闊歩する上に物理攻撃も術も潤沢、装備できるアイテムも多いバランスのいい戦力だが、
途中のアイテムでパーティーから外せるようになるほか後半は別キャラクターに一時バトンタッチする。

語尾は「むぃ」であり舌ったらずな口調でよく喋る。
CEMの「表」と呼ばれる部署のリーダーであるが、地位が高い[[というわけ]]ではなく暫定的なまとめ役に過ぎない。CEM創設者にして管理者、コズミックアイの子供。
腹が減ると暴走し最強格のキャラクターとなる。この際よくなる最終体は[[ゲーム]]でも周回プレイ状態で使用可能。

・&color(grey){悪魔の使い}
CEMの「裏」と呼ばれる部署の所属。
つるりとしたのっぺらぼうに翼の生えた姿をした作中随一の常識人な悪魔。
いわゆる術士タイプのキャラで多彩な召喚術による攻撃を可能とする。最序盤に暗黒波動に洗脳された状態で出てくる敵でいわゆるチュートリアル担当のため敵の時は一番弱いが、
彼自身はレベルを上げれば普通に使えるし、設定上でも最弱[[というわけ]]ではない。
(抜きんでて強いってほどでもないが)

その正体は[[タロットカード]]の製作者[[アレイスター・クロウリー]]と契約した魔界の悪魔。本来は大したことのない存在だったのだが、お互い死にかけてた状態で契約したせいで事故って魂が融合。
なし崩しにCEMに所属することとなる。

・&color(red){羅王}
CEMの「表」所属。
通称、表三鬼あるいは金剛三銃士と呼ばれる表メンバーの怪力の剣を使う鬼。鬼族ではあるが羅鬼族と呼ばれる力自慢で角のない鬼の種族。
ステータスでは正に戦士タイプと言った感じで、鈍重だが火力がある。また[[ダンジョン]]脱出スキルなどをレベルアップで覚えるので、割とお役立ちキャラ。
ことあるごとに「漢」であることに拘り「漢の浪漫」と怒根性に生きる仲間想いの快男児なのだが……

同時に宇宙の意志にある意味匹敵するとてつもない&bold(){変態を超えた変態}で、
[[18禁アダルトゲーム]]をよくやり、メイド服をなぜか持っており「妹」属性の事になると興奮のあまり暴走しまくるという超絶シスコン危険人物。なお彼自身には妹は居ない。

・&color(green){影丸}
CEMの「表」所属。
通称、表三鬼あるいは金剛三銃士と呼ばれる表メンバーの忍者の鬼。鬼族であり、角もある闘鬼と呼ばれる一族なのだが自らの鬼の血を封印しているため日頃は角が無い。
家事万能で、家電を雷神で動かしたり水遁や風神で選択をしたりと神通力じみた忍法を使って家事をこなす。家事への執念は本能レベルで刷り込まれている。

ステータスはスピードタイプで、速度はあるが防御と言った面が薄い。その分割と様々な属性の技を忍法として持っており使い勝手は悪くない。
よく羅王が暴走するたびにストッパー役としてキレて喧嘩になるのが名物の苦労人。

・無
CEMの「表」所属。
通称、表三鬼あるいは金剛三銃士と呼ばれる表メンバーの暗殺者の鬼。鬼族であり、忌鬼と呼ばれる闇に葬られた一族のたった一人の生き残り。
ステータスは非常にバランスが良く、イベントをこなせば回復技なども覚える。
鬼属性の魔剣「血呑丸」の魔剣士。非常に優しく丁寧。反面自罰的かつ世間ずれしているところがあり、やや……いや、相当な天然の気がある。

ただし酒を飲ませると忌鬼の血の力が暴走し、傍若無人の酔拳の使い手となる。
[[ゲーム]]では「酔った無」として周回プレイ時に使用可能。ただしなぜかステータス表が公式サイトに一人だけ無いという奇妙な状態だった。(隠しキャラなどもあったのだが)

・フェイシャルマスター
CEMの「無所属((表でも裏でもない構成員はほぼ無所属となる))」。
フェイスと呼ばれる仮面をかぶった超人。
演技実装と呼ばれる能力を持ち、[[ゲーム]]上では能力値を多少変えて攻撃する。また超能力者で、念属性攻撃を得意とする。
ある意味では宇宙の意志と並ぶ主人公であり、お互いに「フェイス」「コスモ」と呼び合う親友。

・&color(blue){ラゾン}
後半で交代する謎のキャラクター。
凄腕の剣士で、ステータス的にも非常に優れている。バージョンアップ能力は無し。CEMからすると謎な存在のままでストーリーの謎を解き明かしていく。
生真面目だが結構口が上手い。一方でひたすら変人ぞろいのこの世界観ではよく圧倒されることも。

・コズミックアイ
CEMの創設者にして三次元管理プログラム。
外見はブラウンの虹彩をした巨大な目玉。見た感じは完全に眼球の雑魚モンスターそのもの。

ステータスは軒並み高く、あらゆる耐性を下げる「カオティックアイ」など凶悪な破壊的スキルも多い。またバージョンアップもないせいか良くも悪くも安定して強い。
宇宙の意志、およびその縁者である宇宙の意思と雫の父親。次元規模の世界管理者として働いている。

CEM構成員からの通称は「本体」で宇宙の意志&意思からはパパ、雫からはお父様と呼ばれている。
無感情に見えるが素直ではない性格らしい。宇宙の意志とならんで作品のシンボル的存在。

#openclose(show=・後半ネタバレ){
・四次元皇帝
四次元界の長にして世界管理者。コズミックアイと始祖を同じくする同僚のような存在。宇宙の意志いわく「叔父」とのこと。
なんとも形容しがたい姿のマントをした存在。腹には銀河が渦巻いている。
それまで善政を敷いていたそうだが突如おかしくなった。

三次元に侵攻し暗黒波動を流してきた黒幕。かと思いきや彼自身もどうやら何者かに洗脳されているようで……
メロドラマなどニンゲンの文化にはめっぽう疎いらしい。

実はこの作品の周回を起こしている張本人。
自身の洗脳を解けた後、エンディングで世界どころかなんと&bold(){最低でも三次元と四次元と言う複数次元規模}で己自身まで含め時間を巻き戻している。
自らの部下であるラゾン、自らの甥っ子にあたる宇宙の意志。彼らがきっと皆を助けだす道を求めて彼は今回も繰り返す。



#region
・ヴェローム
無数に並ぶ次元を外側より観察・管理する組織『元老院』から派遣されてきた議員。
外見は宇宙の意志を赤黒くして厳めしくしたような感じ。
宇宙の意志となぜ似ているのかは不明だが、意志の父であるコズミックアイ自身が元老院産の存在なようなので遠縁なのかもしれない。

一連の騒動全ての黒幕であり、彼一人で一勢力に匹敵する戦闘能力を持つ。虚属性攻撃など異常なスキルを誇り、また成体や最終体へとパワーアップしていく。
最終体の姿はある意味では宇宙の意志と似ても似つかぬ方向性であり、そのおどろおどろしさは必見。

しかし仲間たちとの協力により追いすがるラゾンとの戦いに敗北。
そのまま自身の消滅と共に決戦の空間を消し去ろうとし、ラゾンは自身の消滅かCEMの死を選ぶエンディングが――

&color(#3B4EF0){「まだ手はある!」}

なんと周回で条件を満たした場合、世界を救えてもみんなを巻き添えに消えては意味が無いとラゾンの願いで四次元皇帝の力にてヴェロームは蘇生される。

そのままではヴェロームも終わらず破壊神である天帝の起動で絶対に生まれ変わることすらない次元の滅びを行使せんとするが、
CEM最強最後の隠し玉のメンバーである&bold(){天極界剣アルファード}を手にしたラゾンによって目論見は防がれる。

ヴェロームは敗北を認め、ラゾンに三次元を司る主界……「世界」を名付ける権利、世界管理者となる権利を与える。
彼にとっては次元の存亡をかけた戦いも己の生死もあくまで元老院の管理として与えられた職務、恨みは無い。
議会に出席せよとコズミックアイに忠告をして、彼は去っていった。

果たしてどこまでが元老院のシナリオ通りだったのかは、定かではない。
絶対の滅びの運命からは、もうこの世界は外れたのだから。

ラプラスの魔はもう居ない。

#endregion

}
*【組織】

・CEM
主人公、宇宙の意志たちが所属する世界維持団体。創始者でありリーダーはコズミックアイ。本拠地の属する世界は『星幽界』
後述するDMに対抗するために造られた。
各世界から依頼を受け派遣された構成員が報酬の代わりに問題解決を行うなどある種の「ギルド」に近い役割も果たしている。
世界の均衡のために日夜あらゆる世界からの事件依頼や調停などをして、世の平和のために闘う組織である。

異能者育成機関「無限学園」を本部に隣接する形で擁立している。宇宙の意志たち味方の主要人物は学園の学生NPCからよく「先輩」と呼ばれている。

……という組織なのだが。
組織の特色として良くも悪くも来る者拒まずな面があり、協力的な姿勢で登録を済ませればどんな怪物だろうが狂人だろうがCEMに加入できてしまう。
(さすがに敵対的存在やお尋ね者は普通に捕まったりする場合が殆どだが)
時空を移動し複数の世界規模で暴れるDMを倒すためとはいえ、手段は一応選んでいるものの使える人材はあまり選ばない節があり、
実質&bold(){「DMを止めるためならば平然とDM以上の危険人物や悪党であろうと政治的判断でアッサリとメンバーに入れる」}恐ろしい集団である。

&bold(){世界規模で暴れた犯罪者}や&bold(){隙あらば仲間相手にも人体実験をしてくる狂科学者}、更には&bold(){CEMが有していた超兵器を勝手に持ち出した存在}をも味方に加入させている始末。
下手な悪の組織よりも野放図に満ちておりその実「強大な力を持った悪人の休戦協定場所」としても機能しているのが実情である。

あまりに混沌とした面子と善悪の区別もない協力体制からか、外部の存在に&color(#60EE3C){&bold(){「馬鹿と変態の総本山」}}と呼ばれたことも。
間違い無く作中で最もイロモノや奇人や意味不明な出自のキャラが一番多い組織。
その全体像も作中で謎が多い。というか純粋にキャラ自体が多い。

構成員としては「表CEM」「裏CEM」「無所属(その他)」に分かれており、強さではなく任務や特性で分かれている。
また正規メンバーと呼ばれるAからZまでのコードを持った26名が存在。

大体の主要キャラは正規メンバーに在籍していて、A~Zはタロットの大アルカナ22と小アルカナ4の26枚のカードうちどれかを支給されている。
とはいえ「正規メンバーがそれ以外より必ず重要中核」[[というわけ]]でもなく、大体はメインとして運用されている人材と言うだけ。

実際に正規メンバーではないギリシャ文字のコードを持っているメンバーもいるが、チラホラと正規メンバーよりも明らかにCEM中核と思われるメンバーが居たりする。
何かしら支給されたタロットが重要とも匂わせてはいるが、作中ではほぼ単なる人員整理用の番号としての役割しか果たしていないのが実情である。



・DM
主人公、宇宙の意志たちと敵対する世界革新団体ダークメサイア。創始者であり首領はコズミックイヴ。本拠地の属する世界は『黒天界』
『世界の再生』により世界を滅ぼし新しく造り変えることでより高次に至ろうとする集団。
ただし『名付けられた世界』では彼らも暗黒波動の被害を受けたため、呉越同舟的に協力することとなる。メタ的には幹部キャラの一部がプレイヤーキャラとして使用可能。
#openclose(show=・組織詳細){

【「世界の再生」とは?】
一部の「選ばれた存在」として選別した優れた者を選別した後に世界その物を滅ぼし、入れ替える行為。
一度破壊しより優れた世界へと造りなおすからこそ「再生」と言われている。
ハッキリ言って本当に神と呼んでいい存在がバックについているのと規模が多次元宇宙規模になっただけで
やってることは選民思想のテロリストそのもの。

とはいえ、厄介なのは「本当にそうやって世界を壊し革新できる組織力と成り立ちがある」という部分。
戦闘力の高い異能者や神に魔をかき集め、幹部の指揮のもと圧倒的な統制力で世界殲滅に行く危険組織である。

だが構成員の各々が組織にかける理由はまちまちであり
&bold(){『世界を革新し犠牲を無くしたい』}
&bold(){『世界を変える権利のあるコズミック・イヴのために働きたい』}
といったまともな物から
&bold(){『単純に殺人が好きだから』}
&bold(){『とにかく世界が憎い』}
といった完全に衝動的な負の念に立脚したものに至るまで
優れた能力・戦闘力を持ち上の命令に従うのならば手段を選ばず尖兵としている側面が見られる。


【特殊能力】
DM構成員が主にそれぞれ必ず持っている固有の能力の総称。
超能力や魔法に神通力、種族的な特性や機械的機能にどうやって手に入れたのかわからない後天的な物まで様々な物があるが、
名有りの構成員はほぼ必ず持っている代物。


【組織構造】
本体(コズミック・イヴ)-大幹部-幹部-兵士-黒蟲人
の5段階に分かれている。

【兵士】
前線で作戦行動を取るクラス。
ここから特殊能力を持った存在になるが、概ねサポートや搦め手の持ち主が多い。
基本的に幹部の命令でしか動かず、独断専行じみた行動をしない。つまり兵士クラスが動くと言うことは裏に指揮を執る幹部が居ることを意味する。
【幹部】
指揮や単体作戦行動を取りがちなクラス。
概ね兵士より格上の強さを持つが、大別して「戦闘用幹部」と呼ばれる文字通り戦闘特化型の特殊能力を持った荒事向きの幹部の分類が俗称としてある。
【大幹部】
四人しか居ない最強戦力。
コズミック・イヴと直接謁見した存在。

【サイクルシステム】
死んでもまた本部に記録されたデータにより、オリジナルのまま魂が「再転生」して復活することを可能とするシステム。
このためにいくら倒してもいずれまた蘇るという厄介さからDMの最も厄介なポイントとも言われている。

ただしこの恩恵が受けられれるのは幹部クラス以上の人材に限り、兵士クラスは再転生することができない。
また造反因子やDM離反者などがデータを抹消され利用不可にされるケースもある。
負けたやつがしつこく元に戻ることから「リサイクルシステム」なんじゃないかとCEM側から揶揄されたことがある。
}
#openclose(show=・代表的構成員){
・黒蟲人
最下級の量産型兵士。蟲毒で生成された生人形。
生物とも言えない存在らしいが、黒ずくめの人間によく化けて探査活動や索敵を行っている。
正体は黒いタイツをした人型の存在で、作中でも言及されていたが正に「戦闘員」という感じ。顔は逆さにした赤いハテナマークのようなものが付いている。
他のあらゆるランクのDM構成員の任務に忠実で、なにかあるとすぐ異空間転移をするゲートから呼び出される。

個々の強さはさほどでもないが、単純な物理攻撃だと原型を無くすほど破壊でもしない限り進撃を続ける。
(ただし力量に差があれば普通の致命傷相当の破壊で倒せる様子)
だが何よりとにかく量産が効くのが特徴で、一つの作戦行動だけでも数十体数百体規模で投入されるのはザラ、
酷い時には山の辺り一帯を埋め尽くすレベルで呼ばれたこともあるが、一度も品切れとなった覚えがない。
蟲毒で作られていると言う割には無尽蔵にもほどがある戦闘員である。

戦闘力の不足を危惧してか一度「摩天爪」というオリハルコン製の爪を支給され武装したことがある。結局負けたが。

・ルオーネ
青いピエロ姿の魔族。兵士クラス。
ひび割れた面をかぶっていて、〇と×の付いたバトンを武器にしている。そのせいで主人公の宇宙の意志から&bold(){[[『デ〇レンジャーもどき』>特捜戦隊デカレンジャー]]}と言われたことがある。直後に「失礼な、私はあの番組の前から存在しています」と言い返したが。

口癖は「コレクト(肯定的な時に用いる)」と「ダウト(否定的な時に用いる)」

能力が便利なせいか幹部から様々な作戦に駆り出され従事している。
言動は任務に忠実ながら敵や同僚にはやや皮肉気で、どこか次回もお楽しみにとでも言いたげな『引き』の盛り上げを気にするような言動で撤退することがなぜか多い。
ピエロゆえの盛り上げたがる職業病なのだろうか。

特殊能力・&bold(){&ruby(ギルティ―ドライブ){絶対審判}}
周囲の罪の意識を罰として実体化する能力。咎の意識の生産はその場のあらゆる状況に応じて発動可能だが「相手の罪を清算してあげなくては」
と言った衝動の誘発による乱闘や同士討ちをルオーネは大体のケースで行使している。
効果がある場合は「ダウト」とバトンの×の印が出るので、おそらく罪の意識がない相手には「コレクト」の〇が出て作用しないと思われる。

また、ダウトにされても精神力次第で無理やり効果を破ることが可能でもあるため、
強者に対する実戦性はなくどちらかと言えば大規模なかく乱や一般人を混乱させるのに向いた能力。
ゲーム内では「ダウトが出たら低確率大ダメージ」の確率ルーレット型の効果となっていた。


・ブラックマン
セイレムの集会に出た黒い男であり、[[邪神ニャルラトテップ>Nyarlathotep]]の化身。幹部クラス。
MIBの元ネタでもあるとのこと。
一度CEMと戦い死亡するが、黒蟲人の肉体をベースにCEMの羅王の姿を模して復活する。
[[這いよる混沌の化身>Nyarlathotepの化身]]にしてはかなり生真面目で癖のない人物であり、悪党ではあるのだがどこか苦労人の節がある。

特殊能力・&bold(){&ruby(カオスサイト){虚無の眼差し}}
視認した存在の魂を引きはがし、誘導する。魂の抜けた存在は正体不明の昏睡に陥り決して目覚めない。
これはアストラル覚醒した相手、つまりこの作品のメインキャラの殆どには効かない。
これにより選別すべき異能者の存在を見分けようと作中では世界中で昏睡病を引き起こした。なお、この能力はブラックマン当人が死亡することで解除される。


・ロマーゼ
角の生えた鎧で身を固めた炎術師。大幹部。ゲームで唯一戦闘が発生した大幹部でもある。
物静かだが自分の炎に相当な自負を持っていて「耐火能力の使用」を見越して
わざわざ自分は炎を使うと最初に敵へ宣言する(すぐ灰になってはつまらないから)傲岸不遜な面も持つ。
どう見ても前線型なのにおかしな能力(後述の特殊能力)を持っているし鎧の中身もわからない、とは同じく大幹部九龍の言。

特殊能力・&bold(){&ruby(イラプトウィスパー){細波}}
初期値を設定し、段階ごとに実行させる能力。
判りやすく言うとバタフライ効果を意図的に作成できる能力。
もっと判りやすく言うと「風が吹けば桶屋が儲かる」の風や過程を操作し状況や他者を操れる能力。

ゲーム作中では多世界規模にまたがるCEMの複数メンバーを「偶然急用ができて今その世界に誰も参戦できない」ようにして目的のために分断状態にしたり、
作戦のために地球にある特定の学校内の人間の言動や行動を操作して意のままに行動させていたりした。
操作しているのは初期値や段階のみであって最終的な対象に出る結果は外的環境の流れによる自然な影響に過ぎないので、精神操作や洗脳とは別物。
このため逆に精神干渉としては察知されないし、解除することもできない。
}

・全銀河連合
宇宙の秩序を守る団体。帰属する世界は『エーテル界』((地球などが存在する世界。つまりは私たちニンゲンの居る宇宙を指す。ただしニンゲンにとっては物質的な側面しか認識できないため『マテリアル界』だそう。))
創世界戦と呼ばれる過去における大戦の後、四人の魔剣士に壊滅させられてから縮小しているが、常任理事会などが一定の抑止力となっている。

現在はCEMと秩序維持の観点からある種の協力関係を保っており、別世界でCEMから通報された犯罪者を連行していくことも。

・魔界正規軍
魔界に属する団体。当然ながら帰属する世界は『魔界』
よりにもよって主人公たちの属するCEMのネロ、怨導師と言った使用キャラにもなっている仲間のかつて(CEM所属以前)の大暴れのせいで被害が出まくった不憫な組織。
今のところ協力関係にあるが、[[ゲーム]]作中ではあまり干渉してこない。

・冥界管理局
魂を管理する団体。当然ながら帰属する世界は『冥界』
魔界正規軍と同じくCEMのネロ、怨導師と言った存在のかつての大暴れのせいでかなり弱っている。

また、[[ゲーム]]より前の時間軸に当たる前日譚MIND IN MINDにて冥王がDMに対して魂の横流しをしていたと言うとんでもない不祥事が発覚。
凄腕の死神ジェノサイドがCEMに引き抜かれるなどとにかく踏んだり蹴ったりの不憫すぎる組織。

・天宮
神々や天使の多くが所属する場所。帰属する世界は『天界』
異能者やトンデモ存在が増え続けたためロクに管理や干渉ができない組織。[[ゲーム]]作中では難易度によってはお助けキャラの天使が派遣されている。

#openclose(show=・後半ネタバレ){
・四次元帝国
四次元の世界管理者・四次元皇帝(CEMにおけるコズミックアイ。宇宙の意志はおじのようなものと呼称している)
の管轄する四次元管理団体。暗黒波動を流した張本人。

全くこちらの攻撃を受けつけぬ無敵状態で帝国の構成員が出てくるが、その理由は創世界戦と呼ばれる大戦の後に締結されたお三次元と四次元が互い干渉を禁止する『次元間協定』によるもの。
四次元帝国側が作中でこの協定を一方的に破棄し無敵状態のまま暗躍していることが明らかになったため、CEM側も協定を破棄。事態は別次元同士の戦闘へとなだれ込む。

本来は四次元皇帝が三次元へ攻撃をする理由は無く、彼もまた秩序側の存在だったはずだが……?



#region
・元老院
&ruby(アウターズ){天上蓋}と呼ばれる『次元構造を外側から見る存在』の組織。
元老院とはその中では比較的存在が知られている次元の管理などを行っている上位組織で、最低でも世界規模の消滅や創造が関わるとされる。

善悪の概念は希薄なのだが、敵とも言いにくく四次元皇帝やコズミックアイ(おそらく三次元で離反したコズミックイヴも)は元老院の議会に参加する義務がある。
あくまで超越者、管理者の集団と言ったところか。ちなみに議長の存在は誰も知らない。

少しややこしいのだが天上蓋=次元の外側に存在する謎のバケモノの総称であり
元老院はその内判明している管理を司る組織である。つまり元老院は天上蓋の一種であるが、天上蓋が必ずしも元老院とは限らない。

&bold(){元老院議員は一人が一勢力}(CEMやDM、四次元帝国)&bold(){に匹敵する}と言われている。
作中で最も謎が多く、無機質な存在。コズミックアイなどを作ったのも消えた元老院の構成員らしい。

彼らの次元管理上の問題からか元老院議員の一人であるヴェロームが派遣。
四次元皇帝を問答無用で洗脳し操った他、天帝と呼ばれる次元を滅ぼす破壊神まで行使したが目論見は失敗。
彼らの健闘や自分を倒す領域まで来たラゾンの存在を淡々と認め、コズミックアイに議会に出るように言い残し去った。

・&bold(){&color(Gold,Green){???}}
&bold(){&color(Gold,Green){謎の最強の力を持った、たった一人で構成される独立勢力。}}
&bold(){&color(Gold,Green){おそらくは天上蓋なのだが、最後の隠しイベントであるEXダンジョンおよびEXEXダンジョンはほぼ彼の我儘によって引き起こされることとなる。}}
&bold(){&color(Gold,Green){匂わせる正体はあるものの一切の詳細不明。}}
#endregion
}

*【用語】

・コスモノート
CEMの構成員に支給される多機能装置。通信から様々なことが可能。[[ゲーム]]上でも仲間確認などのツールとしてある。
ほとんど人型じゃない存在ばかりなのでそういった連中でも問題なく使える様子。
魔剣反応という魔剣を探知する謎の機能がある。

・翻訳機構
CEMに支給される翻訳機。とはいってもコスモノートと違い、アストラルに紐付けされる能力の一種。
未知の言語とも会話や解読を可能とする一方で、主観や知識に影響されると言う欠点がある。
このため、同じ文章を読んでも片方だけ妙にくだけた内容になっていたり、知らない概念の単語はピンとこないといった結果が発生する。

[[ゲーム]]作中では機能としては無いのだが、ストーリーではこの効果から転じて
&bold(){「翻訳機構が壊れているのか(お前はちゃんと話を理解しているのか)?」}
&bold(){「翻訳機構の限界を感じる(こいつが何を言っているのか理解できない)」}
と言った感じのスラングを時折使うキャラが居る。

・魔剣
各属性の属性王の力がこもった武具。銀河数個を一瞬で葬り去ると呼ばれた「王力最終兵器」であり使用者は魔剣士と呼ばれている。
「剣」とあるが属性王の力が入っていればどのような武器でもよいらしく、作中に出てくる魔剣もロクに剣の形状をしたものが無い。かつては盾や銃の魔剣まで存在したらしい。

[[ゲーム]]作中における当代の使用者は
鬼属性の「&ruby(ちのしべまる){血呑丸}」((無の祖先である鬼の血を捧げられた血を吸う凶刀。「無塵凶鉄」の名称と共に様々な鬼気を用いた技を放つ。後に自我を与えられ、ゲームでも使用キャラとなる。))の使い手「&ruby(む){無}」
妖属性((ゲームではシステム上、統合され属性として無い。))の「&ruby(むらつなめ){六妖天}」((形は紐の生えた鈴。六体の「護法」と呼ばれる式神を操り、自然をも世界規模で支配する。ゲームでは九尾っくが居る時に護法も編入可能。))の使い手「&ruby(きゅうび){九尾}っく」
呪属性の魔剣「&ruby(まがつひ){呪悲陣}」((刃が柄から三寸ほどで折れた刀。ただし使い手の恨みの念を吸い取り不定形の呪詛の刃を生やす。))の使い手「&ruby(こうが){紅牙}」。
星属性の魔剣「魔星昊神」((超彗星カティオスを封じ込めた剣。))の使い手「リンデン」の4名。
全員キャラクターとして使用可能(リンデンのみチュートリアルキャラ)。また、それぞれの魔剣は魔剣士の専用装備品として存在する。

&bold(){王技}と呼ばれる属性王の力を引き出す最強の必殺技が設定上存在するが、倫理あるいは力量の問題でゲーム作中では使用不可能となっている。

・創世界戦
三次元にて起こった属性王と太古の魔剣士による戦争。第一次((作中でも詳細不明。作中キャラの誰も生まれてない時代だそう。))から第二次((この際に魔剣が本格投入された。))、第三次((魔剣士が増え続け、軍を構成し闘うようになった。))まであり、300億年以上前に発生した第三次に至っては全ての世界が分解され、被害は四次元まで波及した。
この大戦で戦った魔剣士たちは「救世軍」と呼ばれている。

・三次元
地球が存在する宇宙ほか、[[ゲーム]]作中に出てくるほとんどの世界を内包した「次元」。更に三次元の隣には二次元やら四次元がずらっと存在する。
この場合の二次元や四次元とは世界の所属する次元番号が違うだけで、例えば二次元が漫画やアニメの世界[[というわけ]]ではない。多次元宇宙規模の番地のようなものである。

主人公の父コズミックアイは三次元の管理者の片割れであり、次元を管理する存在として謎の会合『議会』への出席義務がある。もう一人の片割れは袂を分かったDMの首領、コズミックイヴ。

[[ゲーム]]の時間軸は第三次創世界戦以来、お互い余計な干渉をし合わない「協定」によって三次元と四次元の管理者同士により互いにあらゆる影響が封じられている。
&color(whitesmoke){が……実は趣味で地球に密入界して遊んでいる四次元界のキャラクターが存在する。しかも四次元皇帝直轄。}

・世界管理者
 概ね意味合いが二つあり、各世界に存在する『世界を管理する存在』と各世界を内包する各次元に存在する『次元全体を管理する存在』を指し示す。

 前者は創世界戦後に属性王が消えた後、属性により色分けされない混沌とした世界群となったからか王や女神、英雄などその世界によって様々な存在が体制や状況に応じて管理している。
 後者は三次元管理プログラム『コズミックアイ』及び『コズミックイヴ』や四次元における[[四次元皇帝]]。広義ではコズミックアイの権限や力を受け継ぐ主人公の宇宙の意志が該当する。

・バウンダリースペース
三次元を巨大な箱、各世界((正確には「分界」と呼称される。星幽界や魔界、エーテル界も分界の一種。))が箱の中にしまわれている粒と考えると&bold(){「箱の中身の間にある隙間」}に値する空間。
各世界を飛び越えると存在する広大な亜空間の一種。

[[ゲーム]]ではCEM本拠地の星幽界から歩いて行けるマップだが、
実際はほとんど限りが無く星幽界から離れてCEMがなんとか把握できている一定の区域を観測、行動しているに過ぎない。
各世界から投棄されたりロストした物品や生物が流れ着いていることもあり、
謎の生物がたむろっていたりバウンダリースペースが出身地としか言いようの無いキャラクターも存在する。

理論上はすさまじく低確率だが世界を滅ぼすような魔物から、あるいはただの塵まで脈絡なく落ちていてもおかしくない吹き溜まりである。

・BMC
ブラック・マジック・クラブの略称。主人公である宇宙の意志たちが転生した地球における高校の部活。
不良集団とオカルトマニアと[[オタク]]を混ぜたあげくキワモノにしたかのようなトンデモ連中で、武器すら支給されている。
更になぜか[[ゲーム]]ではBMC開発部と言うアンドロイドが所属する部署がエーテル界ではなく星幽界にある。開発部と地球におけるBMCの関係は謎。

・神魔
神族と別種族のハーフを指す。異常な能力を誇る個体となるため、存在自体が忌避されている。
作中で実際に出てきた神魔の外見は、&bold(){一つ目の球体に手足やツノが生えた小人のような生物。}
割と作中世界でも特徴的らしく、初見でもお互い神魔同士だと一目でわかっていた。
主に神魔に該当するキャラクターは短々坊、&font(#f5f5f5){トリッキー。}

・準物質化
思念を硬化させ、物体として具現化する能力。得手不得手こそあれど作中のキャラはほぼすべてこの能力を有している。
大方は構成情報を取得した武器などを生み出すのに使われる。

また、エーテル界において魂の存在である自己をそのまま維持し続ける場合にもこの能力が使われる。
ただし準物質化は維持しているだけで疲弊するため、エーテル界で長期間活動する場合はニンゲンに転生した人材が動くか、あるいは何らかの器(動物や人間になど)に憑依する手段が専ら行われる。

亜種の能力として&bold(){「魔装覚醒」}と言うものがあり、これはニンゲンの肉体に転生したり憑依した存在が
そのままニンゲンの肉体と自らの星幽体(アストラル体、魂のこと)の細胞をシンクロさせ一時的に宿った器に居るままでアストラル覚醒状態の能力を発揮する事を指す。
慣れない状態では一瞬だが、訓練次第で持続時間は伸びる。

ちなみに維持できる時間の長さは
&bold(){同化定着(転生)>憑依>準物質化>魔装覚醒}
とのこと。

[[ゲーム]]作中では魔装覚醒すると同時に人間の姿を捨てているように描かれているシーンもあるが、アストラル体の力を発揮しているのを簡略化した演出かあるいは準物質化の誤字かは不明。

・禁術
自らの存在価値を代償とする強力な術の総称。概ね実例としては命を代償としている。
更に禁術は「封緘」と呼ばれる封がしているため並の術者ではそもそも封緘を破れず扱うことができない。
また変則的だが、己の命を削って行使する別種の攻撃も便宜的に実質禁術のようなものと評される。
ただし例外じみて禁術をポンポンと使用できる規格外の術者も中には存在する。





なお、この[[ゲーム]]において地球、それも日本((他に地球のフィールドだとエジプトや古代イスラエルが存在する))のフィールドは青森が舞台である。
それだけならばどうと言うことではないのだが、
このゲーム及びCOSMIC WORLDと言ったコンテンツは「青森の広報」つまり&bold(){当初はご当地喧伝の為に造られた}代物という真相を制作サイド自ら明かしている。
……どんどん原型がなくなったようだが。



追記・修正をしたくばこの魔王宇にょん様と戦っていくむぃ。

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- 記事作成乙です めちゃくちゃ好きなゲームだったから嬉しい  -- 名無しさん  (2022-09-07 13:45:09)
- なつかしい!!よくぞ記事を作成してくれた!!  -- 名無しさん  (2022-09-08 19:18:44)
- 周回しても真エンドいけないバグ直ったバージョンてないの?  -- 名無しさん  (2024-09-01 23:46:16)
- 公式サイトがサーバーの都合で消えてしまいましたからね。「ふりーむ」にあがっているのはシステムがアップデートする前の初期版ですから……  -- 名無しさん  (2024-09-04 14:12:59)
- 余談ですが、サイト末期だと製作者のCEMさん(ゲーム制作していた方とはおそらく別の)は特にもう加工や配布など気にしないでもらって構わないと半ば権利放棄のフリー宣言のようなことを仰っていて結構ショックだったのを覚えています。  -- 名無しさん  (2024-09-04 14:16:31)
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