北条時行(逃げ上手の若君)

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北条時行(逃げ上手の若君) - (2025/05/05 (月) 17:33:39) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2023/06/06 Tue 13:19:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます

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&tags()
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#center(){&font(24){&bold(){&color(slateblue){よしっ 逃げよう!!}}}}


&bold(){&color(slateblue){&ruby(ほうじょう){北条}&ruby(ときゆき){時行}}}とは、鎌倉時代末期から南北朝時代の武将。
本項目では、史実を元に創作されている漫画作品『[[逃げ上手の若君]]』における''キャラクターとしての北条時行''を扱う。

CV:結川あさき/大塚琴美((CV表記は「アニメ版/ボイスコミック版」とする。一つの場合はアニメ版キャスト。))

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●目次
#contents
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*ステータス
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|>|レアリティ&br()(1333年)|☆☆☆☆|&font(#FF0000,b){SSR}|
|>|能力|>|南北朝適正|
|武力|6|蛮性|11|
|知力|27|忠義|&font(#FFA500,b){80}|
|政治|4|混沌|48|
|統率|12|革新|22|
|魅力|41|逃隠|&font(#FFA500,b){89}|
↓
|>|レアリティ&br()(1335年)|&bold(){☆☆☆☆☆}|&font(#FFD700,b){UR}|
|>|能力|>|南北朝適正|
|武力|34|蛮性|18|
|知力|47|忠義|&font(#FFA500,b){80}|
|政治|32|混沌|52|
|統率|38|革新|34|
|魅力|69|逃隠|&font(red,b){93}|
#openclose(show=※ステータスの詳細){
・能力面
レアリティ:その年代における人物の重要度。なのでステータス数値とレアリティが比例しない場合もある。
武力:刀、[[弓]]、馬術などの個人戦闘力
知力:知識、機転、戦略などの総合力
政治:内政、調略、権力争いを制する力
統率:政治体制や味方の軍をまとめる力
魅力:善悪に拘らず人を引き寄せる力

・南北朝適正
蛮性:荒々しい時代を戦い抜く生命力
忠義:高すぎるか低すぎる時に力となる能力値
混沌:次々に変わる環境、状況への適応力
革新:古きに拘らず新しい世界を作る意思や発想力
逃隠:人の眼が行き渡らない時代に適応する能力
}

・&bold(){技能:逃げ上手}
逃走・回避・潜伏の複合技能

・&bold(){備考:好物 鯛の刺身}
幸福値30%上昇

・&bold(){コメント}
今日から一文無しになりました。宜しくお願いします!

#openclose(show=※1335年時の追加スキル){
・&bold(){技能:北条の棟梁}
自分の名を冠した戦の時全ての能力が15%上昇

・&bold(){技能:鬼心仏刀}
相手の攻撃にカウンターで発動。以後、1ターン毎に敵体力5%下降

・&bold(){技能:二牙百刃}
武力70以上の味方が背後にいる時前方の敵の防御力を無視して大ダメージを与える
}


*概要
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北条一族本家の現当主(得宗)・北条高時の次男坊にして、この作品の主人公。1333年時点で僅か&bold(){8歳}。
見た目としては『[[ネウロ>>魔人探偵脳噛ネウロ]]』の石垣筍系の顔だが、「あどけない中に色気も感じさせる、中性的な美少年」という松井先生の&s(){性癖}得意とする造形。

北条家の跡取りながらも北条家の没落も目に見えている時期なだけあって誰からも期待されていない日陰者。
彼自身&bold(){&color(slateblue){「お飾りの王に知力も武力も無用」「ただ大好きな鎌倉の街で生きていければそれでいい」}}と達観、いや諦観しているふしさえあった。
……だが、[[足利高氏>足利尊氏(逃げ上手の若君)]]による裏切りと鎌倉幕府の滅亡、父と兄の死、そして自らも死の淵の淵に立たされたことで才能が開花。
[[諏訪頼重>諏訪頼重(逃げ上手の若君)]]から、今はとにかく逃げ延び、やがて痺れを切らした&ruby(たかうじ){鬼}が討って出た所を狙う&bold(){「鬼ごっこ」}による天下奪還を持ち掛けられたことで、彼の戦が始まる。
崩壊する鎌倉から逃げ延びた時行は頼重の庇護の元、&bold(){「&ruby(ちょうじゅまる){長寿丸}」}の名で諏訪に潜伏。
逆襲の機を窺いながら「逃げる戦」に必要となる経験を積み、己と郎党の力を蓄えていくことになる。

マーキング・パターンは&bold(){「三つ鱗」}。
北条家の家紋であり、▲が三つ重なった形をしている。現代風にざっくり言えば[[トライフォース>トライフォース(ゼルダの伝説)]]柄。
諏訪では身元を隠すためにこれを変形させた「風車柄」の意匠を使用している他、中先代の乱の後においても風車柄と三つ鱗を重ねた六芒星のような図柄を用いている。


*人物
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平穏な鎌倉の街を愛し、戦や政を嫌う優しい少年。
一方で&bold(){「[[逃げる]]」}ことについては並々ならぬ執念と才能を持ち、その気になれば家臣の目を2日はごまかせる程である。
「とにかく戦ってなんぼ、負けるぐらいなら死ね」と言わんばかりの鎌倉武士の価値観からは&bold(){腑抜け}も良いところのまさしく異端児。
ただしただ臆病なヘタレではなく、[[逃げはするが敵から目をそらさず、戦を放棄するつもりはさらさらない>ジョセフ・ジョースター]]、勇敢な気概も併せ持つ。
そして部下や人の命を何より大切に想っているのも特徴であり、仲間や自軍の武士たちの死を憂い、優しすぎる余り部下の[[自己犠牲]]的な死すらも否定する心優しさを保っている。

なお生まれ育ちのせいか価値観がどこかおかしく、召し抱えようとした協力者から条件として大金を要求された時も、
&bold(){&color(slateblue){「旗揚げからの生粋の功臣なら『国』を要求してもおかしくないのに金で済ませてくれるとは何という無欲!」}と予想外のベクトルで揺らぐ}など、この作品らしく一筋縄ではいかない主人公。
更には危険に身を置くと生存本能が刺激され興奮してしまう&bold(){アカン性癖}の持ち主。自覚はないが、死にかけた時は顔が火照っている。
おかげで仲間の鎌倉武士からは&bold(){「全裸逃亡ド変態稚児」}という酷すぎるあだ名をつけられている。

中先代の乱後の1337年時点では伊豆に潜伏するも、未知の地での潜伏生活での不安・窮屈・恐怖・支援してくる人々への感謝の情が入り混じった結果興奮するなど&bold(){変態性に磨きが掛かった。}
北条家当主としての自覚、責任感も増した一方、&bold(){自分に向けられた好意には極度に鈍感。}
そのため雫、亜也子、魅摩をかなりやきもきさせてしまっていた。
#openclose(show=しかし、そんな関係性にも成人した頃にとうとう変化を迎えることに……。){
成人した頃は潜伏しつつ再起のための力を蓄える大事な時期でもあった。
その力になりうるのがこの時代では特に珍しくもなかった有力な家との政略結婚である。
当然時行に好意を寄せる雫、亜也子、魅摩の三人もそれをわかっていたからこそ表立って行動に起こせず、それでいて相変わらず朴念仁な彼に歯がゆい思いを抱いていた。
だが時行も時行で長年寝食を共にしていればさすがに三人からの好意には薄々気づいていたらしい。
それでも敵方から攫った魅摩に対して「責任を取って娶る」と宣言した通り彼女を正式に娶ってしまえば他二人との関係性が悪化することを懸念し、敢えて気づいていない素振りをしていた。
いい加減この現状を見かねた弧次郎は&bold(){&color(navy){「あんまり人の心がわからないと尊氏になっちゃいますよ」}}と時行にとって超ド級の地雷発言で敢えて諫めつつ、&bold(){&color(navy){「三人とも正妻にしちまえよ」}}と激励。
これを機に時行は三人への好意を急激に自覚し、遂に腹を括る。
天下へと至るための政略結婚の所為で三人と結ばれないのなら、&bold(){&color(slateblue){「私も自由に好いた女子と一緒になりたい。そのためには天下なんて邪魔なんだ」}}と北条残党に向かって&bold(){正式に天下への目標を捨てる}ことを宣言していた。
それを知らない三人娘が最終手段として&bold(){御所巻きと称した夜這い}を仕掛けようとしたところを逆に招き入れ、三人への想いを語りつつ傍へと抱き寄せる。

#center(){&font(18){&bold(){&color(slateblue){君達は天下よりも価値のある女だ}}}}

#center(){&font(18){&bold(){&color(slateblue){天下人にはなれない分 家事も雑務も君達の分までやる}}}}

#center(){&font(18){&bold(){&color(slateblue){だから}}}}

#center(){&font(18){&bold(){&color(slateblue){雫 亜也子 魅摩}}}}

#center(){&font(24){&bold(){&color(slateblue){どうか私の正室に}}}}

&bold(){天下を捨ててまでの、時行一世一代のプロポーズが炸裂。}
これに三人は涙と笑顔を以て受け入れ、&bold(){めでたく三人と正式に結ばれることとなった。}
……のだが、この三人による睦み合いの過酷なローテーションが組まれることに時行は愕然。
逃げ出そうとするも、子供のころから彼を一途に追い続けてきた三人は当然それを許さない。

#center(){&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){つかまえた もう逃がさない}}}

こうして逃げ上手の若君は初めて捕まったのだった。
その後も毎晩熱々に過ごしているようで、事あるごとに誰かが接吻をねだれば他の二人が追従して人目も憚らず接吻を見舞うなど仲睦まじい光景を繰り広げている。
&s(){&bold(){&color(navy){弧次郎「おーいブチ殺すぞテメーら」}}}

}





*能力
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一見腑抜けにも見える逃げ癖こそが彼を英雄たらしめる力の片鱗で、頼重から&bold(){&color(#f1c232,#f7f6f5){「生存本能の怪物」}}とまで称される才能の持ち主。
崖から敵陣ど真ん中に落とされてもアクロバティックな立ち回りですべての攻撃を掻い潜ってそのまま崖を飛び上る等、&u(){逃げる為なら}そこいらの武士(というか大体の人類)では相手にならない程の身体能力を隠し持っている。

ただ、稀代の逃げ上手である反面攻めは不得手。
刀を振っても&bold(){相手が引くほどのへっぴり腰}で擬音語までも珍妙。大鎧を着込めば重すぎて全く動けない位には筋力も貧弱なレベルである。
一応1337年以降は多少改善されており、そこまで強くはないものの[[一流の使い手>斯波家長(逃げ上手の若君)]]相手でも天性の逃げ上手や鬼丸の特性と併せてある程度の剣戟には対応できるようにはなっている。
頼重は矯正したら逃げの才能がつぶれるとして当人が興味を示す弓の訓練を重視していた。


**技
・&bold(){パルティアンショット}
#center(){&bold(){&color(navy){決まりっスね 若の得意技は「押し捻り」だ}}
&bold(){&color(#f1c232,#f7f6f5){ふふふ 未来ではもっと少年心をくすぐる通称で呼ばれるようだ}}}

頼重命名。日本的に言えば&bold(){「押し捻り」}。
付かず離れずの距離を保ちながら逃げつつ身体をひねって後方の敵を弓で射抜く騎射戦術。
紀元前の中東国家パルティア考案の技術だが時行は本能で会得した。

・&bold(){&ruby(きしんふっとう){鬼心仏刀}}
#center(){&bold(){慈悲の刃で始まれど 終わる頃には地獄絵図}
&bold(){乱世の鬼を誅するは 鬼か仏か「鬼心仏刀」}}

吹雪から伝授して貰った逃げながら戦う術。
吹雪曰く&bold(){&color(#00AEEF){「この世で最も優しく慈悲深くこの世で最も残酷な剣」}}。
具体的には相手の攻撃を受け流しながら見切って内小手を斬り出血させた後、&bold(){そのまま止血の暇を与えない程度にチマチマ内小手を狙いつつ超スピードで付かず離れず逃げ続ける。}
結果相手は止血することもできずゆっくりと血を流し続け最後は失血死により倒れ伏す。
なお一部読者からは&bold(){「[[どくどく>どくどく(ポケモン)]]+かげぶんしん戦法」}と例えられた。%%主人公の必殺技か?これが…%%
名称の由来は「見た目には情け容赦がないようだが、実は相手の為を思う行為」を意味する「鬼手仏心」か。「見た目はしょぼいが、実は情け容赦のない行為」と見事に意味が反転しているが。
#openclose(show=※派生技){
・&bold(){&ruby(ぐんやぶり){破軍}&ruby(きしんふっとう){鬼心仏刀}}
#center(){&bold(){&color(slateblue){ああこの景色と緊張感}}
&bold(){&color(slateblue){鎌倉よ 戦場よ 私は再び帰ってきた!}}}

諏訪頼重亡きあと、2年間の潜伏期間を経て進化した、&font(red,b){軍}用鬼心仏刀。
技の骨子自体は変わらないが、タイマン専用だった同技を大軍攪乱用にチューンナップしている。
危険な最前線に時行自らが短騎先駆けで乗り込み、そこから連続で鬼心仏刀を放ちまくって%%発情しながら%%逃げ続けることで敵の前線を混乱状態に陥らせる。
弱点としては基本初見殺しの技を大勢に向かって打つ都合上、動きが見切られやすいことにあるのだが、そこは他の郎党とのコンビネーションで補っている。

辻堂の戦いで足利との大軍の中で逃げ回った興奮から作られ、後方で保護される必要がなくなった立場だからこそ出来るようになった技である。
}

・&bold(){ヒップアタック(仮称)}
#center(){&bold(){&color(#00AEEF){そ…その手があったか!天性の逃げ筋で敵の方へ逃げて尻で攻撃!}}
&bold(){&color(#00AEEF){我が君にしかできない新必殺技だ!}}}

天性の逃げ筋で敵の方へ逃げて尻で攻撃する技。
潔い死に酔う保科への憤りと、かぶせられた酒で酔った勢いから生まれた新必殺技。
吹雪は絶賛したものの「エビみてーだな」「かっこ悪ぅ」と郎党からの評判は概ね不評。
逃げて生きる時行の覚悟と連続の尻攻撃によって保科の頭を冷やすことに成功したが、&bold(){顔を紅潮させたいたいけな美少年が、屈強な武者のうるさい顔に連続で尻を当てる絵面}はかなりシュール。

・&bold(){背面回避}
#center(){&bold(){&color(#C75467,#4D4D4F){馬鹿な…逃げ上手は重々承知だが}}
&bold(){&color(#C75467,#4D4D4F){背中に目までついているというのか!?}}}

戦闘中に敵に背を向けた状態で攻撃を避け続ける技。
いくら逃げ上手と言えども、背中に目がついてない限りそんな芸当が出来るはずもない。不可解な動きを見せて敵の動揺を誘い、守りを崩すことを目的とした逃げ技である。
そのタネは逃げ役とは別にもう一人、敵の動きを見てサインを出す指示役を用意することにある。そのためタネに気付かれると脆く、指示役が指示を出した瞬間に反対をつけば簡単に刺されてしまう。
しかし、この技は「二牙白刃」を決めるための下準備に過ぎず……

・&bold(){&ruby(にが){二牙}&ruby(びゃくじん){白刃}}
#center(){&bold(){&color(#00AEEF){自分が刀の柄となり狙いを定め 我が君が刃となって敵を貫く}}
&bold(){&color(#00AEEF){二人合わせて一本の刀 二牙白刃!!!!}}}

瘴奸との再戦に備えて吹雪が伝授した瘴奸を殺すことだけに特化した技。
背面回避のからくりに気付いた瘴奸が指示役を注視し、時行から意識が離れた隙をついて指示役が本気で時行を刺突。この攻撃を背面に避けた時行が、&bold(){勢いそのままに逃げた先にいる瘴奸の喉を貫く回避不能の奇襲技}。
上記の保科に対するヒップアタックに着想を得た吹雪が[[必殺技]]にまで昇華させた。
意識の外からの攻撃という意味では[[前作>暗殺教室]]のクラップスタナーに近しいが、この技は敵に戦術を読み解かせるほど回避が難しくなり、正に瘴奸のような理詰めの武将ほどドツボにハマりやすい性能となっている。

名称の由来はおそらく仏教用語の「二河白道」。
左右を怒りの火の河と貪欲の水の河に挟まれ、さらに背後から追っ手が迫る状態でも、一心に祈り続ければ二河の間から極楽浄土に伸びる白道を進むことができるという教え。
#openclose(show=※派生技){
・&bold(){&ruby(せんげん){千眼}&ruby(びゃくじん){白刃}}
#center(){&bold(){&color(slateblue){全てを防ぐ鉄壁の盾も 全てを貫く軽い刀も}}
&bold(){&color(slateblue){師から教わった逃げ上手の技はどんな対策も飛び越える!}}}

[[斯波家長>斯波家長(逃げ上手の若君)]]との一騎打ちで階段の上段を取った際に思い付いた&bold(){一人でも使える二牙白刃}。
家長に背を向けて、階段最上段に陣取る斯波軍を相手に攻撃するよう挑発。
逃げ上手が真価を発揮する乱戦になることを危ぶんだ家長は兵達に臨戦態勢での待機を命じ、自ら背後に忍び寄り一刺しでの暗殺を目論みだす。
しかし、それこそが時行が仕掛けた罠であり、時行に向けられていた兵達の視線が家長に集中する瞬間を見計らって背後に跳躍。
最大限の警戒や鉄壁の防護すら飛び越えてその喉を貫く刃となった。

階段の上段を取ったのは敵兵を利用するためでもあるが、それ以上に下段からでは届かない跳躍を届かせるため…という地の利を取る意味合いもあった模様。

・&bold(){&ruby(くえ){倶会}&ruby(いっしゅう){一蹴}}
#center(){&bold(){&color(slateblue){これを躱すとは だが!}}}

二牙白刃を万が一躱された場合の次善の技。
刀による刺突を避けた相手の顎を足で跳ね上げ、そのままがら空きの首への刺突に繋げる。
二牙白刃でさえ予見不可能な必殺技であるのに、立て続けの二撃目を避けることは最早不可能の筈だが、この技を食らわせる相手が当の教えた本人であるため避けられてしまった。
こちらも由来は恐らく仏教用語の「&ruby(くえ){倶会}&ruby(いっしょ){一処}」。「亡くなったとしても共に一つの場所でまた出会う」ことを意味する。

}

・&bold(){背伸乗り}
#center(){&bold(){&color(slateblue){あの変わった乗馬方法か!}}
&bold(){&color(slateblue){あれはとても怖くて楽しかった!}}}

吹雪から伝授された乗馬方法。
大人用の馬の背中に立ち上がって乗馬し、全身で馬の動きを制御して走らせる。
本来であれば、子供用の馬を殺された際の緊急手段だが、大人用の名馬に軽量の子供が乗ることで段違いのスピードを出せる副次的効果があり、今川範満との鬼ごっこに活用した。
当然、乗り方としては危険極まりない上、旋回時に大回りとなり速度が保てなくなるなどの弱点はあるものの、当の時行は&bold(){&color(slateblue){「とても怖くて楽しい」}}と%%発情%%嬉々として語っている。

-&bold(){&ruby(むそうのや){夢想矢}}
#center(){&bold(){&color(slateblue){ ああこの人の情け容赦のない教えはいつだって楽しかった}}
&bold(){&color(slateblue){土岐の右肩に顕家卿が穿った傷がある}}
&bold(){&color(slateblue){そこに&ruby(あた){中}ろう私の矢}}

&font(#82AE46,#864A2B,b){合格!}}

小笠原貞宗の教える弓矢の奥義。&bold(){当てようとしなくとも当たる弓矢の究極}。
真に正しい姿勢と狙いと騎乗で射れば矢は必ず当たるとのことで、貞宗曰く時行は既に矢を当てるだけの弓の基礎ができているとのこと。
しかし、射る際に「当てよう」という無駄な邪念が頭の中に満ちて余裕を無くし、ちょっとした不測の事態をプラスするだけで矢は外れてしまうという。
矢を外さないために必要になるのは「頭に余裕を作ること」であり、貞宗はそのために&font(#82AE46,#864A2B,b){「射る瞬間に弓以外のことを夢想してみよ」「何か楽しい思い出でも考えておけい」}とアドバイスしている。
そして後日、貞宗の前でその教えを実行する際に時行の頭の中に浮かんだ「楽しい思い出」は&font(red,b){他ならぬ貞宗との鬼ごっこの記憶}であった。

・&bold(){&ruby(むみょう){無明}&ruby(ほろぎり){母衣斬}}
#center(){&font(b,#000000,#00AEEF){自分が教えた数々の技を磨き上げ}
&font(b,#000000,#00AEEF){袖や母衣や新しい戦術で翻弄する}
&font(b,#000000,#00AEEF){見事です この自分と渡り合うまでに強くなるとは}}

母衣(マント)を相手に被せて目晦ましとした隙に一刀を浴びせる奇襲技。
1351年以降の時行は袖が長い狩衣や母衣を身に着けた衣装であり、その布を使った西洋剣術のような技術を習得している。
時行の素早さで袖を回すと防刃効果も高まり、剣逸らし、目隠し、盾替わり等の多彩な用途が生まれるが、この技もその応用技術の一つである。


**逃若兵法
時行の人生経験や記憶を元に組み合わせて編み出した独自のものから、楠木正成から託された奥義書に記されたものに、軍師の吹雪から伝授されたものまで多数。
およそ常識に囚われない新鮮な発想によるものが多く、敵の虚を突くことに長けている。

・&bold(){&ruby(かえんおんばしら){火焔御柱}の計}
#center(){&bold(){&color(slateblue){私が瘴奸を破る手がかりは…}}
&bold(){&color(slateblue){信濃で過ごした濃密な二年間の記憶の中にある}}}

崖下を通る敵の軍勢に向かって&bold(){燃える丸太に兵士を乗せ、そのまま崖から滑り落ちて突っ込む}奇襲の策。
いくら弓や落石などに慣れた兵と言えど、火のついた丸太までは流石に咄嗟に判断して回避することは不可能であるため混乱は必至。
さらに複数の火と丸太によって狭い山道ごと軍が分断され、丸太上の兵士に地の利を取られるなど、瘴奸をして&bold(){「こんな一手を決められては逆転は不可能」}とまで言わしめた。

時行は、太古から続く信濃の奇祭「御柱祭」のうち、山から切り出した巨大な丸太の上に乗って&bold(){崖から100m先まで滑り落ちる「木落とし」}から着想を得てこの策を立案。
そこに木曽義仲が倶利伽羅峠の戦いで行った「火牛の計」も参考にして組み合わせたものとなっている。
さらに瘴奸の通る経路は道に詳しい雫が予測し、瘴奸が狙うであろう頼重に敢えてその道を通ってもらうことで進路を誘導。
あとは御柱の扱いに慣れている諏訪大社の氏子に丸太の準備や、兵たちへの乗り方を指南してもらうことで急ピッチで策の準備を整えた。
なお、命の危機に興奮する%%変態%%時行や、やんちゃな弧次郎以外のメンバーは崖上の御柱を前にして&bold(){漏れなくドン引きしている。}

瘴奸は余所者であるが故に「御柱祭」のことを知らず、また知識に富むが故に「火牛の計」が作り話であることを知っていたため((平地の多い中華であればともかく、山ばかりの信濃(倶利伽羅峠)で牛を使った策は不可能だという。))、見事に常識の外の一撃として決められてしまった。

・&bold(){偽旗の計(仮称)}
#center(){&bold(){&color(slateblue){ゲンバ 敵軍を欺きなんとか渋川に近づけないか?}}
&bold(){&color(purple){…そういう事なら「目には目を」だ}}}

敵の旗印を掲げて伝令と偽り、敵陣ど真ん中の大将に接近する策。
正成の奥義書に記されていた策であり、正成にとっては&bold(){&color(#00aa6e){「ごくごく普通に使う手」}}とか。
また、正成は疑われないコツとして&bold(){&color(#00aa6e){「自分の正義を強く信じて歩を進めること」}}と記している。

・&bold(){&ruby(しきどりけいば){士気獲競馬}の計}
#center(){&bold(){&color(slateblue){やっぱり私の軍師は最高だ!}}}

今川範満との戦の際に、%%無茶振りされた%%吹雪が急遽閃いた士気を高めるための策。
望月家の駿馬を時行が背伸乗りで走らせることで、範満を超える速度を実現。
暴走する範満の常に前を走りながら、範満の接近に対する注意喚起と味方の鼓舞を同時に行うことが可能となった。
さらに縁起物の髪を下ろさせ貝殻粉や金粉をまぶしたその姿は皆の目を引き、広い戦場を逃げ回ることでより一層味方の士気を上げることにも繋げている。

また、戦場のところどころに派手な服を着た兵を置いて目印とした加速装置や、替え馬のポイントを設置。
範満は常に北条軍付近を走っているため、共闘する上杉軍の助けも受けづらく、一方的に妨害を受けるため、時行との駆け比べは常に不利な状況を強いられる。
加えて、乱戦の最中に玄蕃を暗躍させ、足利方に&bold(){現在の競馬よろしく賭けを提案}して集中力を乱し、範満の馬替え場を潰す破壊工作を施すことで勝ち確の状況を作り上げた。

仮に範満が時行を追い詰めたとしても、仕留めるために速度を緩めた隙を逆に突き、
競馬の進路の真ん中に潜んだ吹雪が最短で討てる準備を整える保険も用意するなど、急拵えの策にもかかわらず万全の構えとなっている。

・&bold(){&ruby(つじどう){辻堂}の戦いでの策}
#center(){&bold(){&color(slateblue){この戦の主がこの戦に決まりを定める}}
&bold(){&color(slateblue){時行を殺せば尊氏の勝ち 逃がせば全てお前の敗けとする!}}}

辻堂の戦いで足利軍に追い詰められた頼重を救出するための策。
その前の戦いで離反した吹雪に替わって軍師となった雫が考案した。

まず楠木正成の奥義書に従い、大将である時行自ら刀も鎧も全て捨てた超軽装状態で敵陣ド真ん中に出現。
手にする鈴の音に合わせた&bold(){「鬼さんこちら手の鳴る方へ♪」}の歌で挑発しながら足利の大軍の中を逃走し、戦場中の注目を時行一人に集めることで、頼重救出の隙を作り出す。
この際の時行は体に油を塗っているため、例え素手で捕らえようとしても滑って拘束しづらく、また密集地帯で逃げ回るため味方同士での相討ちを恐れる余り足利軍はまともに攻撃することも困難な状態となっている。

逃走を続けるうち徐々に歌を止めていき、鈴の音のみを規則正しく二発ずつ叩き続ける状況を展開することで、視界の悪い大軍の敵はやがて目ではなく、鈴の音だけで時行を探すようになっていく。
そして、全員が鈴の音に集中し始め、一発目の鈴で振り返り、二発目で襲おうと戦場が静まり返ったその瞬間、&bold(){鈴の代わりに玄蕃が所持していたてつはうを空中で爆破}。
緊張状態で喰らう予想外の大音量と閃光という凄みを前にしては、いかなる猛者の大軍と言えども怯んで動きを止めざるを得なくなり、その隙を突いた鎌倉党の突撃で包囲網を切り拓いた。

・&bold(){偽装退却}
#center(){&bold(){カルラエの戦い カルカ河畔の戦い}
&bold(){アインジャールートの戦い 耳川の戦い}
&bold(){古今東西の完全勝利が語っている 史上最強の戦術は…}
&font(red,b){「逃げる」}&bold(){ことである}

&bold(){&color(slateblue){&ruby(おーに){鬼}さーん こーちら}}}

軍神が伝える最強戦術。
曰く&font(#00aa6e,b){「少人数で大軍を倒せる最大破壊力の策」}。
まず真剣に戦うフリをしながら、そのまま「勝てない」と恐怖で逃げ惑う演技をしながら退却。そのまま演技を信じて追ってくる敵を伏兵や罠を配した狩場へと誘い込んで包囲殲滅する。
説明するには単純な策なのだが、実際に遂行するには少しでも演技と疑われれば追撃されず、さりとて敵は本気のため演技の加減を誤れば死に繋がる&bold(){超高難度技が味方全員に求められる}。
これを可能にするのは全員に命を懸ける理由があって一糸乱れぬ演技が出来る少数精鋭のみ。

時行は1338年の石津の戦いで&bold(){史実と異なり}精鋭を引き連れて現れた尊氏を相手に敢行。
尊氏の挑発に乗って無謀な突撃を仕掛けるところから演技を始めており、その後も&ruby(わらわがみ){童髪}((戦の混乱で髷がほどけた状態。振り乱して必死な様が「大わらわ」の語源になるほど切羽詰まった状況であり、戦場でその状態になることは「恥」とされる。))になるほど必死になって逃げるサマを見せることで罠場への誘い込みに成功した。
罠場には仁徳天皇陵古墳群を選択しており((巨大な天皇陵横の堀とその向かいにある墳丘に挟まれた一本道になっており、ここを通る軍は自然と細く伸び切って戦力が分散され、反対に伏兵は事前に古墳の影に隠しやすい挟撃に最適な土地となっている。))、石津の戦いより前の行軍中に戦況によっては使い時が来るとして事前に準備を仕込んでいた。

また、兵の演技については号泣の達人である長崎駿河四郎の指導の元、いつでも泣けるよう事前に訓練を受けていた。
時行自身は嘘が苦手なものの、叔父の泰家の渾身の嘘泣き演技を見ながら既に学んでおり、北条の力の集大成となる策でもあった。
#openclose(show=※付記:古今東西の偽装退却について){
-&bold(){カルラエの戦い}
紀元前53年に行われた戦いで、カエサル、ポンペイウスと並んで三頭政治を行っていたクラッスス率いる4万4000~5万2000人に及ぶローマ軍を、古代イランの小王朝パルティアがわずか9000人ほどの騎乗弓兵で打ち破った。
この戦いで使われた逃げながらの弓射法こそ&bold(){時行の必殺技である「パルティアンショット」}であり、逃げる相手から降り注がれる矢の雨にローマ軍は散々に苦しめられた。
この状況を打破すべく、クラッススは右翼大将プブリウスに突撃を命じたが、パルティアの将スレナスは巧みな退却で伏兵の潜む場所までおびき出して包囲殲滅。
プブリウスはその場で自害し、その首が本陣に投げ込まれたことで士気もなくなりローマ軍は戦死者もそのままに撤退。クラッススもその後、パルティアとの交渉に向かう途中で惨殺された。

-&bold(){カルカ河畔の戦い}
モンゴル高原を統一した[[チンギス・カン]]が周辺国の侵略を始めた1223年に行われたジェベ、スブタイの両将軍率いるモンゴル軍と、ポロヴェツ・ルーシ連合軍によるウクライナ周辺での戦い。
モンゴル軍2万に対して連合軍は3万5000と数で上回っていたが、退却を始めたモンゴル軍に安易に攻撃を仕掛けてそのまま追撃戦に及んだことで、戦線が伸び切った隙を突かれて包囲され2万5000の兵を失う大損害を被った。

-&bold(){アインジャールートの戦い}
1260年9月3日にシリア・パレスチナのアイン・ジャールートで行われた会戦。
奴隷から身を興してエジプトを支配したマルムーク朝の君主クトゥズが、領土拡大を際限なく続けるモンゴル帝国を相手に打ち破った。
モンゴル側の兵力はシリア駐留の先鋒隊1万人程だったが、マルムーク朝側も全軍を投入せずバイバルス率いる先鋒隊を投入。数の上で勝ったモンゴル軍は突撃して一気に勝負を決めようとしたが、退却するバイバルス隊の奥に待ち受けていたマルムーク朝軍本体の包囲を受けて殲滅された。
この戦争によってモンゴル帝国からシリアが奪還され、クトゥズがバイバルスによって暗殺されて王位を簒奪された後も撃退され続けたことでモンゴル帝国の西進は完全に停止した。

-&bold(){耳川の戦い}
1578年に勃発した日本の戦国時代の戦い。
[[大友宗麟>大友宗麟(戦国武将)]]率いる3~4万の大軍が、島津義久ら[[島津四兄弟]]率いる2~3万の前に日向(宮崎県)は耳川にて惨敗した。
この戦の直前まで大友軍は主戦派と和睦派の中で意見が分かれていたが、結局主戦派が和睦派の意見を聞き入れないまま島津軍と交戦を開始。
そんなまとまりがない大友軍の内情を知った義久はまず正面の兵を偽って逃走させることで大友軍に深追いさせ、逃走中の軍勢を急遽反転。両側面に隠していた兵と共に包囲殲滅を敢行した。
これこそいわゆる島津の&bold(){「釣り野伏」}である。
ただでさえまとまりに欠けていた大友軍は大混乱に陥り、有力な将を含む大半の兵を失うこととなった。

島津軍はその後1584年の沖田畷の戦いでも「釣り野伏」を決行。
九州3強の残りの一角であった龍造寺軍は&bold(){5人いる四天王の内の4人}と主将の龍造寺隆信を討ち取られて壊滅している。
}

-&bold(){大徳王寺城の戦いでの退却策}
#center(){&font(b){土岐頼遠 &ruby(この太鼓の上に死す){死此鼓上}}}

雫考案。1340年の大徳王寺城の戦いで貞宗軍に[[土岐頼遠>土岐頼遠(逃げ上手の若君)]]の軍勢が加わることで敗色濃厚となった北条軍が、城から味方を全員無事に脱出させるための策。
まず撤退を決めた日の日中に時行と宗良親王が小笠原軍の前に姿を現し、継戦の意を表明するために太鼓の演奏を行う。
しかし、その演奏は雫と亜也子に密かに&s(){下半身辺りを}邪魔されながら演奏する&s(){手コキ演奏}無様なもので、敵の油断と嘲笑を誘わせながらもこれを夜中も含めて1日中鳴らし続ける。
翌日、貞宗軍に合流した頼遠は一晩中演奏し続けていた時行と宗良親王を狙うも、夜半の内に密かに兵を脱出させていた城は既にもぬけの殻。
一晩中鳴り響いていた太鼓の音の正体も、&bold(){鹿を太鼓の傍に括りつけることで、逃げようと藻掻く後ろ脚が太鼓にぶつかり、不規則に鳴らし続けているという偽装工作}であった。
そして、太鼓に書かれた冒頭の文章を読んだ頼遠に、さらに裏をかいて城に潜伏していた時行の弓矢が襲い……
#openclose(show=※付記:元ネタである孫臏の策について){
この策は中国春秋戦国時代の策略家&bold(){&ruby(そんびん){孫臏}}が馬陵の戦いで用いた策のアレンジである((実際この策が発揮された回のタイトルは「孫臏1340」であった。))。
馬陵の戦いで孫臏は自陣営の兵を徐々に撤退させていき、敵の&ruby(ほうけん){龐涓}に「孫臏は連日脱走兵が出るのを許すほどに無能である」という驕りを植え付けさせた。
半ば勝利を確信した龐涓は騎兵による速攻で一気にカタをつけようと馬陵まで突撃。しかし、そこで障害物に足を止められてしまう。
思わぬ妨害に足踏みする中、龐涓はその地にあった木にとある文章が刻まれているのを発見。そこには以下のように書かれていた。

#center(){&bold(){龐涓死於此木之下(龐涓この木の下に死す)}}

驚愕したその刹那、周囲から無数の矢が放たれ、龐涓はそのまま全身に矢を浴びて死亡。
孫臏は脱走兵と思わせて少しずつ撤退させていた兵達を馬陵に伏兵として身を隠させており、木に記したメッセージ通りにここで決着を付ける算段だったのだ。

逃げ若においては「敵に馬鹿にされるようわざと振る舞う」、「少しずつ分散して兵を撤退させる」部分をそれぞれ違う形で応用している。
最後の土岐へのメッセージに関してはそのまんまのオマージュである。
}

・&bold(){&ruby(なりきり){コスプレ}}
#center{&font(#928178,b){あの者共は我を焼いた仏敵なり 射て落とせ!!}}
#center{&bold(){御心のままに!}}

[[高師直>高師直(逃げ上手の若君)]]率いる北朝軍との戦い「打出浜の戦い」で雫が考案した、鎌倉党、諏訪神党、上杉軍との連携策。
玄蕃の諜報によって手に入れた師直軍内部で流れてた噂「北朝軍の複数の将が見た悪夢」の情報を元に、夢の内容を再現して士気を下げるため&bold(){全員で&ruby(なりきり){コスプレ}をする}という奇想天外な作戦である。
その夢の内容は&bold(){「数で勝る師直軍が上杉軍を押しこむと、&font(red){戦神と歴史の偉人の連合軍が待ち受けていて、その軍にボコボコにされた}」}というもの。
そのため、&font(blue,b){長尾景忠は肌を青く塗って髪型を逆立てた金剛蔵王権現}に、&bold(){時行らは聖徳太子とそれに従う戦神と偉人にそれぞれ扮装した。}
師直は吉野攻めの際に金峰山寺の金剛蔵王権現像を、師泰は楠木兄弟との戦で聖徳太子御廟をそれぞれ燃やしており、彼らがその天罰を下しにやって来たと兵たちの間で騒ぎになるなど効果覿面だった。
高兄弟のパワハラをはじめとする日頃の行いによる人望のなさも相まって、元々ガタガタであった支持基盤は完全崩壊。
師直包囲網形成の決定打となった。

#openclose(show=※配置と配役){

左翼大将 金剛蔵王権現(長尾景忠)
前将   子守三所権現(秕)
後将   勝手明神(根津弧次郎) &bold(){※子守三所権現とは夫婦神}

右翼大将 聖徳太子(北条時行)
右翼副将 蘇我馬子(諏訪頼継)
弓持   小野妹子(四宮左衛門太郎)
     跡見赤檮(保科弥三郎)
     秦川勝(三浦八郎)

なお配役は雫担当。そのため聖徳太子役は私情により時行を選んでおり、頼継はこの人選に文句を言っている。
また長尾はコスプレに当初乗り気ではなく、怒気すら孕んでいたが、主君の[[上杉憲顕>上杉憲顕(逃げ上手の若君)]]が知的好奇心のもとワクワクしていたことでやる気を出した。
他は想い人と夫婦神だったり、遊び感を楽しんでいたりでおおむね満足の模様。
}

太平記の記述によると、師直の息子である高師夏と配下の河津氏明が同時に「最初の内は上杉軍を蹴散らしていたが、金剛蔵王権現と聖徳太子の率いる軍勢に敗れる」夢を見た後、その通りに敗れたという記録が&bold(){大真面目に残されている}という((尚、太平記には「楠木正成の怨霊が後醍醐天皇を始めとする南朝の重要人物と源平合戦の英雄たちによる連合部隊を率いて足利に反抗した」などという記述もあるなど、[[この手の>魔界転生(石川版)]][[オールス>魔界転生(OVA版)]][[ター展開>聖杯戦争(Fate)]]は度々描写されている))。
ナレーションもいつになく勢い任せに&bold(){「皆も信じよう」}と&s(){ゴリ押し}強く働きかけていたのが印象的である。


**装備
・&bold(){北条家重代宝刀「&ruby(おにまる){鬼丸}」}
#center(){&bold(){&color(#f1c232,#f7f6f5){貴方様の宿命の鬼退治のお供に}}}

中先代の乱敗北の折、敗戦の将の責を背負って自害する頼重から時行へ与えられた北条高時の形見というべき[[日本刀]]。
刀の鍔部分がシウマイのように革で包まれた「&ruby(かわつつみのたち){革包太刀}」という様式((鞘と刀身の隙間から雨水が入って錆びるのを防ぐ効果がある。))。
そして&bold(){「背負った宿命が重いほど刀が軽くなり切れ味が増す」}という性質を持つ。
自分から攻めるのに向かない非力の時行が五大院宗繁の首を断てたのもこの宝刀の特性の恩恵によるものであり、後の鬼退治の助けとなるべく時行に与えられた。

当初は鬼丸自体の重量を持て余し気味で巧く扱うことができなかったが、斯波家長との一騎打ちの中で覚醒。
先祖代々の思い、諏訪頼重の思い、今現在抱える家臣の思いを乗せることで体感では軽くなるものの、重量自体はそのままという不可思議な力を発揮して家長を翻弄した。
ただし時行自身の腕力が増したわけではないため、翌日には酷い筋肉痛になるという妖刀さながらの反動もある。
玄蕃曰く&bold(){&color(purple){「皆の思いがこもった刀持って超気合入った!」}}というプラシーボ効果のようなもので、ここ一番の敵に対してのみのとっておきとして使われる。

史実では&bold(){「&ruby(おにまるくにつな){鬼丸国綱}」}とも呼ばれ、&bold(){天下五剣の一つ}に数えられる由緒正しき名刀である。
一説には鎌倉滅亡の折の戦利品として新田義貞の手に渡ったとされるが、『太平記』では時行の手に渡って信濃に落ちのびたとされるのでそちらの説に則ったのだと思われる。
もっとも『太平記』においても、中先代の乱が失敗に終わり、諏訪一族が勝長寿院で自害した際に用意した時行の偽装死体が鬼丸を所持しており、結局それも義貞に献上されたと記述されているため本作での設定とは若干異なる。
他にも後醍醐天皇の手に渡ってさらに結城宗広に下賜されたという記録もあり、鬼丸の持ち主は同時期に&bold(){複数人存在}しており、本作内でも新田義貞が鬼切と共に&bold(){何故か時行が持っている筈の鬼丸も所持していたり}と、所在の不明瞭さはナレーションで触れられている。
逃げ若内での設定としては時行が持つものこそ本物であり、新田義貞が持つものは偽物ということになった。


*&ruby(ちょうじゃとう){逃若党}
----
時行が率いる郎党達。
人数も少なく、初期メンバーである雫・弧次郎・亜也子の3人は&bold(){時行と同年齢}と極めて若いのが特徴。後で入った玄蕃・吹雪も未成年程度の年齢でしかなく年齢のアベレージは非常に低い。
同年代或いは近しい年齢の者達の集まり故に時行との関係性も皆友人同士のように気さくな仲である。

1337年では伊豆に隠れ忍んでいた北条勢力&bold(){「伊豆北条党」}と合流。全員伊豆北条党の一員として活躍中。

後、吉野で後醍醐天皇と謁見した際には、北畠顕家による苦言を呈する手紙を渡すという不敬を犯したことで&bold(){一切の褒章ナシ}という処分を下されてしまう。
……というのは割と表向きの対応であり、後に教養を試すための無理難題を顕家の父・親房による助言もあって無事にクリア。
「何も背負っていない時の方が強い」という時行の性質を見抜いた上でしがらみの元となる地位を与えない代わり、&bold(){「どの家にも属さず、独立して動くことを許された少数精鋭の遊撃部隊」}という立場を保証する綸旨を下される。

**&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){&ruby(すわ){諏訪}&ruby(しずく){雫}}}

#center(){&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){弱者を犠牲に大きく肥った貴方達より}}
&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){弱者を守れと私達に命じた兄様の方が…武士の器はずっと大きい}}}

CV:矢野妃菜喜/高木遥香

|>|レアリティ&br()(1334年)|☆☆|R|
|>|能力|>|南北朝適正|
|武力|2|蛮性|5|
|知力|45|忠義|&font(red,b){96}|
|政治|38|混沌|26|
|統率|49|革新|41|
|魅力|62|逃隠|28|

#openclose(show=※スキル){
・&bold(){技能:執事適性}
算術・交渉・人心掌握の複合技能

・&bold(){技能:神楽舞}
技能「神力」を一時的に得る

・&bold(){性質:浮世離れ}
政治と統率10%下降

・&bold(){弱点}
家族として扱うと照れてフニャる
}

諏訪大社の長・諏訪頼重の娘であり巫女。
一党でのポジションは執事((現代日本で喩えると事務次官や大臣補佐官的な役職。一般的に「執事」でイメージされる「バトラー」「スチュワード」とは異なる。))で出会った時点で、既に頼重の仕事を補佐する立場にいる。
マーキング・パターンは&bold(){「梶の葉」}。

どこか浮世離れしたミステリアスな少女で、父に対しても&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){「未来は見えるが祈祷は適当」「インチキはインチキだから」}}とバッサリ言い、
攻め込んできた貞宗に対して正面から&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){「その目玉ヘビにあげて丸呑みするか観察したい」}}と満面の笑みで言い切るなど、大人しそうな見た目に反して意外と毒舌家。
なのだが、一応頼重の予言に対してはそれなりに信頼している模様。
また、逃若党の経理を一手に担っていることもあってお金には厳しく、守銭奴な側面もある。
時行の事は便宜上&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){「兄様」}}と呼び、全幅の信頼を置いている。
因みに家族として扱われると&bold(){照れてフニャる。}それどころか家族愛以上の想いも抱いているが、時行には知られないよう普段は平然を装っている。

戦では基本他の巫女達と共に裏方でのサポートが基本。とはいえ全く戦えない訳ではなく、いざという時は吹き矢を駆使して離れた間合いから小さな棘の矢を飛ばし敵の集中を削ぐこともある。
なにより年齢に似合わず聡明で、戦では時に頼重の名代として諏訪軍の陣地で献策を行い、時行や諏訪陣営を支える場合もある。

1335年、自害する直前の頼重から予知の力を継承されてからは、彼同様にあやふやな未来を見通すことも可能になった。
相変わらず力としては不安定で[[永遠に続く無間地獄>ガチャ(ソーシャルゲーム)]]や[[作画手間>メタ発言]]などのどうでもよい情報が見えることの方が多いが……
吹雪が去った後の逃若党における軍師ポジションとしてのプレッシャーもあり、春日顕国の元で軍略を勉強しながらも不安を感じることもしばしば。
しかし、[[高師直>高師直(逃げ上手の若君)]]から内心で春日顕国に匹敵する軍師と見做されるなど、着実に後任軍師として成長を遂げている。

#openclose(show=※その正体){
&size(18){&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){&ruby(ミシャグジ){御左口神}&ruby(しずく){雫}}}}

#center(){&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){ああ やりたい事が増えていく もっと力を出さなくちゃ}}
&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){いずれ消えてなくなる身なのだから}}}

その正体は人ではなく&font(red,b){神力の塊}。
頼重によると諏訪明神とは別系統の神性で、その名は&bold(){「&ruby(ミシャグジ){御左口神}」}。
ミシャグジは神道が生まれる遥か以前の縄文時代からあった日本古来の民族宗教であり、あまりに古すぎるが故に詳細は既に失われ信仰だけが各地に痕跡を残す。
その発祥は諏訪地方とも言われており、同地では諏訪明神を支える存在としても伝わっている。
雫は諏訪明神のご神体である守屋山にて自然発生した人の像を成した神力であり、偶然発見した頼重に存在を受け入れられ、それ以降は便宜上娘と振る舞わせて傍に置いていた。
発生当初はアイデンティティも持たない人の輪郭を象った光であり、やがて力を失い霧散する存在に過ぎなかった。
しかし、頼重から&bold(){&color(#f1c232,#f7f6f5){「存在意義など消えるまでに見つければいい」「人の世にしか無い喜びは沢山あるぞ」}}と誘いを受けたことで自我を得て現在の少女の姿を取るようになった。

[[関東庇番>関東庇番(逃げ上手の若君)]]の石塔範家がかつて諏訪で見たという巫女の舞は恐らく神力を全開にした雫のことであり、彼は文字通り手も届かない女神の光に脳を灼かれたのだと思われる。
&font(#cccccc){つまり石塔の脳内信仰はミシャグジ信仰の派生で、鶴子ちゃんは雫の妹神ということに……}

神力を用いる時は身体が半透明になると同時に当たり判定が緩くなり、物理的な攻撃の悉くを透過して無効化することができる。
また神力を全開にした場合は、かつて出力において遅れを取った魅摩と同等かそれ以上の威力を発揮するようになり、瓦を飛ばすレベルの暴風を引き起こすことも可能になる。
一方で神力を使いすぎると代償として体自体を維持することができなくなり、いずれ崩壊するなど寿命を縮めることにも繋がってしまう。
また神力自体の&bold(){「野心が溢れて止まらない」}という負の側面も表出する。
そのため、時行はその神力を使うことを禁じており&bold(){&color(slateblue){「ただの人として生涯傍に侍れ」}}と命じたことで、人として生きる道を選んだ。
なお、高師直経由で尊氏も雫の正体を知ったことで興味を示し、時行絡みということもあって&bold(){&color(red,black){欲しがりの鬼}}の貌を出させてしまった。

伝説におけるミシャグジの正体には諸説あり、諏訪大社における扱いの解釈も分かれるが、本作の諏訪監修を務める石埜三千穂氏は&bold(){「超自然的な&ruby(マナ){生命力}そのもの」}という説を提唱しており、雫の存在もその説に則ったものとみられる。

その後、海戦において神力を強化された魅摩が巻き起こす嵐から時行を救うために消滅覚悟で自身の神力を解放。
当然時行もそれを見かね、二人を救うために嵐を潜り抜けて魅摩を抱きかかえることに成功。
その際に時行が彼女を傷つけてしまったことへのケジメとして&bold(){「娶る」と宣言したことに激しく動揺。}
亜也子に時行を任せ、自分は未練を残すことなくこの世から消えるつもりが突如現れた恋敵に想い人を持っていかれるという怒涛の展開に脳が破壊され、急に現世への未練が湧き出てしまう。
子供のように「やだやだやだ」と喚く雫の元に、霊となった頼重が戦場に散った雫と魅摩の神力を吸収して新たな肉体を形成するように提案。
雫は人として時行の傍に侍りたいと本気の願いを抱き、遂に正真正銘の人としてこの世に舞い戻ってきたのだった。
人の肉体を得て以降は食欲なども人並みになり、普通に食事も取るようになる。

そして時行が成人を迎えた頃、雫達への好意を自覚した時行からプロポーズされ&bold(){亜也子、魅摩と共に彼の正妻としてめでたく結ばれることとなった。}
時行との情事では彼に抱えられるような体位が好みらしく、このため時行は彼女を落とさないように堪え続けた結果、&bold(){足腰が強化されたんだとか。}


}


**&bold(){&color(navy){&ruby(ねづ){祢津} &ruby(こじろう){弧次郎}}}

#center(){&bold(){&color(navy){逃若党の孤次郎!その首と威勢貰い受ける!}}
&bold(){&color(navy){オラァ!!}}}

CV:日野まり/佐藤恵

|>|レアリティ&br()(1335年)|☆|N|
|>|能力|>|南北朝適正|
|武力|63|蛮性|&font(red,b){90}|
|知力|37|忠義|&font(red,b){95}|
|政治|5|混沌|59|
|統率|61|革新|31|
|魅力|42|逃隠|43|

#openclose(show=※スキル){
・&bold(){技能:太刀打ち(丙)}
太刀適性20%上昇

・&bold(){技能:将適性(丁)}
統率5%上昇

・&bold(){技能:武士の鑑(丁)}
武力・忠義・蛮性5%上昇

・&bold(){技能:ツッコミ}
主君の天然度が高いほど統率・混沌・反応速度が上昇

・&bold(){時行との関係}
主君三割友達七割
}

逃若党副将。
祢津氏の血縁者で、時行救出の際に頼重が連れてきた部下で刀を振るう小柄な少年。
薄い青紫色の短髪とつり目が特徴。
マーキング・パターンは&bold(){「梶の葉・月・茨」}。

上流階級の子としての品性を身に着けている時行とは対照的に、年相応にヤンチャ坊主。
言うなれば&bold(){鎌倉武士界期待の新人}といったところで、弱冠9歳で川中島での国司軍との戦で共に戦った保科郎党の面々から孫みたいに猫可愛がりされている。
郎党の中では貴重な常識人でもあり、大体天然でボケをかます時行や吹雪のツッコミ役に回りがち。
幼くとも武士としての勇猛さも身に付けており、主君である時行に対して下に見るような行動を取る者や非道な所業をするような者には敵味方問わず敵意を向けることが多々ある。

一方で、一族の中では本物の跡取りである祢津&bold(){"小"}次郎の[[影武者]]といった所であり、扱いは良いとは言い難い部分がある。
が、小次郎のほうが病弱な反面穏やかな人柄ということもあって両者間の関係は良好。
弧次郎の出自は、当主・頼直の妹が北条に近い御内人((北条氏直属の家臣。絶大な権力を誇り、末期には北条宗家を凌駕する者もいたほど。なお、祢津家の主君である諏訪家も御内人である。))に乱暴されて産まれた子供。
母親は弧次郎を産むと同時に亡くなったため、祢津家にとっては厄介な出自の孤児扱い。
頼直も弧次郎に対して複雑な感情を抱いており、身内でありながら当たりがきついが、弧次郎自身は&bold(){&color(navy){「厄介な出自にもかかわらず居場所を与えてくれた恩がある」}}として感謝している。
影武者ということもあってか、頼直の指示で合戦の際はバンダナを頭に巻くようになる。

#openclose(show=※その出自){
1340年の大徳王寺城の戦いで、弧次郎の実の父親が鎌倉幕府御内人の&bold(){&ruby(くどう){工藤}&ruby(たかかげ){高景}}であると発覚した。
ただし高景は7年前の鎌倉滅亡時に息子(つまり弧次郎にとっての異母兄)の「右衛門太郎」と共に東勝寺で自害しており既に故人。
このことは当主頼直の調査で発覚し、既に逃若党という居場所がある弧次郎に明かしても問題ないと判断したいとこの小次郎から伝えられた。
実際、弧次郎も既に伊豆北条党の皆からも信頼されて副将を任せられており、&bold(){「北条の一員」}としての実感もあったため&bold(){&color(navy){「今さらどうでも良い事ス」}}と受け入れている。
#openclose(id=2,show=※付記:史実における工藤高景と考察){
工藤高景は史実においてもその存在を確認できるものの、『御的日記』では「二郎&bold(){左}衛門」、『太平記』では「二郎&bold(){右}衛門」((『太平記』でも「右衛門」表記の後に「左衛門」表記が成されている箇所があるため、作者が「左」と「右」をうろ覚えのまま書いていた可能性が高い。))とかなり表記揺れが激しい形で登場するため、情報が錯綜している人物である。
『太平記』の記述通りであれば楠木正成の籠る千早城を攻める幕府軍に従軍しており、その途中で足利高氏が後醍醐天皇側に寝返って六波羅探題を陥落させたため退却している。
その後の行方は不明瞭。
『蓮花寺過去帳』には六条河原で斬首された者の中に&bold(){「公藤次郎、同次郎右衛門尉・五十二歳」}の記述があるものの、高景は若手の武将とみられているため年齢が合わない。
翌1334年に奥州で反乱を起こした北条残党の名前が「高景」だが、こちらは安達高景とも言われている。ただし『太平記』では安達高景は鎌倉滅亡時に東勝寺で自害しているため、『太平記』を信用するならば、こちらは工藤高景の可能性もある。

逃げ若においては「右衛門」を彼の息子と解釈し、また『太平記』における安達高景の役割も習合した存在として描かれている。

また、この出自通りに弧次郎の名前を表記するならば&bold(){「工藤弧次郎」}となるのだが、&bold(){史実において北条時行と共に竜ノ口で処刑された忠臣}&font(red,b){「工藤二郎」}&bold(){の名前に非常に近くなる}((なおこの時代の人物にはよくあることだが、この工藤二郎がどの工藤氏の出身かまでは史料不足で不明。))。
時行と処刑を共にした忠臣として長崎駿河四郎は先行して出たのに工藤が中々出てこないこと、石津の戦い以降に伊豆北条党で目立つようになった家臣の名前が工藤ではなく南条だったこと((ただしこの南条も「伊豆南条氏」という工藤一族の派生の一族と思われる。))、正宗に&bold(){「主君が死ぬ時共に死ぬ」}と予言されていることなど、様々な[[死亡フラグ]]が立ちつつあるが……
}}

戦では天性の逃げ上手で「当たらなければどうということはない」を地で行く反面攻め手はサッパリな時行の「刀」となって敵を攻め立て、攻撃のチャンスを作り出すのが主な役回り。
まだ子供ながらも武勇に優れそこいらの武士よりは強いが、当初は歴戦の「鬼」に対してはまだ一歩劣るレベルだったが、戦に参加して行く形でメキメキとその武勇を高めている。
川中島の初陣以後も郎党として最前線で活躍。
数多の豪傑達と命のやり取りを経て日々成長を重ねているが、流石に年齢からくる経験不足で苦戦したり、敵の力量や引き時を見誤ったりすることもままある。

1337年以降は吹雪が抜けたこともあり、逃若党内で随一の剣豪としてさらに頭角を現す。
上杉家の長尾景忠とは度々戦場で相まみえるなど、ライバル関係を築き上げている。
当初は屈指の豪傑と化した長尾相手に後れを取っていたものの、正宗作の新兵装&bold(){「&ruby(くろがねのやなぎ){鐵柳}」}の装備や打倒長尾のための過酷な鍛錬によって遂に&ruby(ブレイク){強化}。
顔に傷をつけながらも長尾を撃破し、かつて吹雪ですら翻弄された人造武士の大軍を一瞬で薙ぎ払うなど&bold(){「取るに足らない小勢力の超人的な豪傑」}へと覚醒した。

モデルは『太平記』において足利尊氏をあわやという場面まで追い詰めた&bold(){「武勇すぐれたる者」祢津小次郎}と思われる。
この一場面にのみ登場する無名の豪傑であり、顔には刀傷を付けていたとされる。

#openclose(show=※装備・技){
◆&bold(){装備}
・&bold(){&ruby(くろがねのやなぎ){鐵柳}}
正宗作。
小柄な弧次郎に必要なのは「手首を使った精密な斬撃」と「全身を使った捨て身の強撃」の中間である&bold(){「片腕での強い連撃」}であるという正宗の目利きによって作られた片腕で使える大太刀。
普段振るっている刀の倍は重く長い太刀を「&ruby(うでぬきお){腕貫緒}((「手抜緒」とも。実際に刀の尻についている刀装であり、手と刀を繋ぐことで実戦で刀が滑り落ちることを防ぐ役割を持つ。))」と呼ばれる紐の輪で腕輪に繋ぎ&bold(){刀と腕を合体させている}。
腕と太刀が固定されることで手首の負担が減る上、鍔と柄尻が板バネになっていることで防御の際は柄尻のバネが衝撃を反発して素早く反撃に移れ、攻撃の後は鍔のバネが刀を引き戻すことで素早く構えを直すことができる。
要は受けた衝撃を全て吸収して跳ね返す特性を持つことで、速さと重さを倍化させている。
また右手のみで振るえること自体がメリットになっており、余った左手で馬の操縦や二刀装備も可能になるなど応用力も増している。

◆&bold(){技}
・&bold(){&ruby(せいぎごろし){正義殺}&ruby(かいてんぎり){廻天斬}}
1337年以降の弧次郎の新必殺技。
中先代の乱での渋川義季との一騎打ちの際に編み出した空中回転斬りを、いつ誰にでも繰り出せるように改良した技。
敵が振り下ろした刀に合わせたカウンター技で、敵の刀を踏み台にして飛び上がり、全身のばねを使って一回転で最高速度にまで加速。勢いそのままに敵を一刀両断する。
}


**&bold(){&color(#F6ADC6,#f7f6f5){&ruby(もちづき){望月} &ruby(あやこ){亜也子}}}

#center(){&bold(){&color(#F6ADC6,#f7f6f5){私も…ポロリやってみたい!!}}}

CV:鈴代紗弓/綾瀬みゆう

|>|レアリティ&br()(1335年)|☆|N|
|>|能力|>|南北朝適正|
|武力|58|蛮性|&font(#FFA500,b){86}|
|知力|32|忠義|&font(red,b){92}|
|政治|7|混沌|&bold(){78}|
|統率|19|革新|42|
|魅力|68|逃隠|35|

#openclose(show=※スキル){
・&bold(){特性:巨躯恵体}
武力20%上昇 器用10%下降

・&bold(){特性:天真爛漫}
戦場が混沌属性でも邪心が上昇しない

・&bold(){技能:芸事百般(丙)}
魅力10%上昇

・&bold(){潜在特性:巴の献身}
主君と結ばれると忠義、武力30%上昇
}

望月氏の庶子で、時行救出の際に頼重が連れてきた部下で薙刀使いの少女。
一党での役職は&bold(){「&ruby(びんじょ){便女}((「様々な仕事のできる便利な侍女」という意味。いわば武装メイドであり、古くは巴御前が担った役目。18禁な意味は無い。))」}。
時行や雫とあまり変わらない年齢らしいのだが、自分でも&bold(){&color(#F6ADC6,#f7f6f5){「デカ娘」}}と自虐するほど頭一つ背が高く、綺麗な顔立ち・背丈から&bold(){齢10歳}ながらも成人女性に見間違えられたほど。
マーキング・パターンは&bold(){「九曜」}。

賑やかな振る舞いの似合う大らかで明るい性格で、郎党のムードメーカー的存在。
かの女性武将・巴御前に憧れており、巴御前のような女武将になりたいと夢見て日々鍛えている。
目標は巴御前のように&bold(){怪力だけで人間の首を引き千切ること。}本人曰く&bold(){&color(#F6ADC6,#f7f6f5){「ポロリ」}}。その目標を叶えるため、日々人形を使って首をもぎ取る練習までしている。
また武芸だけでなく田楽を一人で演奏して盛り上げるなど音楽センスにも優れており、その才と恵まれた容姿は時行からも&bold(){&color(slateblue){「平和な世なら皆の憧れ(≒アイドル)になれる」}}と評されている。
彼女も雫同様時行に対して恋愛感情を抱いているが雫とは違って隠そうとはしておらず、将来は雫共々側室として時行と結ばれることを夢見ている。
#openclose(show=そんな亜也子の恋模様の行方は……){
自分たちが成人した頃、とあるきっかけを経て時行から雫、魅摩と共に正室に迎えたいと告白される。
当然、亜也子も涙と共に笑顔でこれを受け入れて、&bold(){晴れて正妻の一人として正式に結婚したのだった。}

成人に伴い体はさらに大きくなり、作中でも屈指の巨乳の持ち主となる。
このため時行との情事では牛の如く暴れまわる彼女に食らいつこうと踏ん張るうちに、時行は&bold(){腕力が強化されることとなった。}
尚、戦場に出るにあたってやはりこの巨乳は邪魔になるらしく、戦場では魅摩考案の胸当てによって極端に隠されており、機動力はなんとか確保されている。
因みに亜也子と結婚したことによって時行は彼女の父親である望月重信と義理の親子関係となり、再開した際は彼も重信のことを「義父上」と呼ぶようになった。
またこの婚姻やこれまでの活躍から重信は亜也子に土地の一部と新たに「姫夜叉」という名を与えている。

}


戦では弧次郎ともども主君の「刀」として好機を作りだすのが役目。
8歳の頃から[[バスケットボール]]ぐらいの大きさの岩石を片手でブン投げる並外れた膂力と体幹の強さ、身体能力の持ち主な一方で、力任せかつ主を守ること以外考えていない戦い方をたびたび指摘されている。
特に正宗からは「薙刀は近いうちにへし折る」とまで言われ、代わりの武器として角に刀を仕込んだ正宗版メイスともいうべき新武器&bold(){「&ruby(よものけだもの){四方獣}」}を作成してもらっている。
中先代の乱の段階では実力をしっかりと付け、諏訪陣営の武将の1人として弧次郎と共に戦場で奮戦。1337年の12歳の段階では少女ながら足利軍の武将達と正面から渡り合い武勲を上げる程の強さを得た。

#openclose(show=※装備・技){
◆&bold(){装備}
・&bold(){&ruby(よものけだもの){四方獣}}
正宗作。
主君を守るために自分や武器の損傷を考えない亜也子に繊細で鋭利な薙刀は合わないという正宗の目利きによって作られた鉄棒のような刀。
見た目は四角柱のような形をした&ruby(メイス){戦棍}だが四隅に刃が造り込まれており、普段は雑に鈍器として使えるが、四隅を向けて正確に振れば決して折れない刃物となる。
決して折れず矢をも通さない分厚さを誇るため、咄嗟の防御盾としても活用できるなど、雑なようで応用力のある亜也子に相応しい汎用性を持つ。

名前の由来は恐らく『金塊和歌集』に残る鎌倉幕府三代将軍・源実朝の歌「もの言はぬ/四方のけだもの/すらだにも/あはれなるかなや/親の子を思ふ」((「話すこともできないそこらにいる獣ですら、ああ何と感動的だろうか。親が子を思う気持ちは」といったような意味。))から。

◆&bold(){技}
・&bold(){&ruby(よものけだもの){四方獣}&ruby(きりとおり){切通}}
1337年以降の四方獣を活用した亜也子の新必殺技。
乗馬した状態で敵に突っ込みながら四方獣を振り回し「馬の加速×四方獣×腕力」の破壊力で敵を吹き飛ばす。
中先代の乱での今川範満のように鞍に足を固定することで、さらに威力を高め「大地が割れる技」にまで昇華している。
}


**&bold(){&color(purple){&ruby(かざま){風間}&ruby(げんば){玄蕃}}}

#center(){&bold(){&color(purple){殺し合いならいざ知らず 化かし合いでお堅い武士に負けるかよ}}}

CV:[[悠木碧]]

|>|レアリティ&br()(1334年)|☆|N|
|>|能力|>|南北朝適正|
|武力|11|蛮性|&bold(){75}|
|知力|39|忠義|18|
|政治|2|混沌|&font(#FFA500,b){84}|
|統率|4|革新|&font(#FFA500,b){81}|
|魅力|6|逃隠|&bold(){79}|

#openclose(show=※スキル){
・&bold(){技能:原始の忍}
潜伏・破壊工作・諜報の複合技能

・&bold(){固有アイテム:自在面}
「玄蕃丞千変万化粧」

・&bold(){趣味}
覗き・潜入先での露出・各種ハラスメント

・&bold(){座右の銘}
下心なくして人間なし
}

頼重から時行に&bold(){&color(#f1c232,#f7f6f5){「邪道を知る家臣」「盗みの達人」}}としてスカウトを勧められた、信濃の桔梗が原に悪名を轟かせる盗賊の少年。
詳しい年齢は不明だが、逃若党の中で唯一飲酒している描写がある為、元服済みかつ時行達よりも年上な模様。
ビジュアルは常時狐の面を被った小生意気な少年。ただし普段からお面のくせにやたらと表情豊かにコロコロと面の表情が変わる。
素顔は未だ誰にも見せていなかったが、夏との火薬作りの際に見せた素顔はヤンチャ風の美少年。
マーキング・パターンは&bold(){「惑帯に惑菊綴」}。

性格は[[筋金入りの女好きかつ守銭奴な俗物>両津勘吉]]。
契約反故などにより自分を裏切った相手には徹底的に陰湿な嫌がらせを仕掛けるため凄まじく嫌われており、
その嫌われぶりたるや、&bold(){名前を聞いただけで視界に入る家という家が全部一斉に戸締りして引きこもる}程。
程よく時行と距離を置いてるので逃若党では冷静なツッコミ役もよくやっており、非常識な行動を取る時行達に対して辛辣なツッコミをすることも多い。
「敵に回すと厄介だが、味方になれば頼もしい」を体現する人物な一方で、日常では一度タガが外れると
・&bold(){酒に酔った勢いで諏訪大社の巫女達の尻を触りまくった挙句、下半身を露出させ、身体能力の高さに物を言わせて暴れ回る}
・&bold(){女の色気に釣られてギャンブルに手を出した結果全財産と身ぐるみ全てを奪われた挙句、負けのショックで昇天する}
等の超絶下品な姿や情けない姿を見せることもある。
普段はギャグ要員に片足突っ込んでいるのだが、思考停止している人間に対してはシリアスに侮蔑の感情を向け、思考停止で上司の横暴を受け入れる土岐党の雑兵を見た際は嫌悪の感情を隠そうともしなかった。

父は諏訪家の支流にあたるとされる元武士だが、主人の 為にと研鑽を重ねてきた技を「卑怯」と腐された上に盗みの嫌疑をかけられて追放・没落の憂き目にあっており、
息子である玄蕃に名と面と技、そして&bold(){「忠誠や信用などという不確かな物より、目先の銭だけを信じろ」}という教えを授けた。
そういった境遇の為、正反対の生まれと「ほぼすべての武士からの裏切り」の経験を持つ時行に高額報酬を吹っ掛けたり、裏切る可能性を示してみたりと揺さぶりをかけるが、
時行の君主の子であったが故のぶっ飛んだ金銭感覚と、&bold(){&color(slateblue){「疑うことはあっても、自分からは裏切りはしない」}}とまで言い切る真っすぐさ、
そして自分の悪ふざけのせいで時行に怪我を負わせてしまった負い目の借りを返すべく依頼を完遂した後((目に見えない恩なら無視出来るが、目に見える傷など作られたら無視できないという彼なりの矜持))、
父とのもう一つの約束&bold(){「もし心の底から仕えたい主が現れたなら、来世でまで仕えてでも報酬は取れ」}を果たすべく、時行の出世払いで国一つという条件で「逃若党」と契約を交わし郎党に加わる。
契約による加入なので時行に対する忠義こそ郎党の中でも皆無に近いが、それとは別に時行や郎党の仲間たちと過ごすことへの楽しさと居心地の良さを見出しており、逃若党を「家族」と思うようになっていった。
忠義の薄い彼が今も尚、逃若党の一員として戦うのも家族への情があればこそ。

変装の名手で特殊な秘伝の粘土で作られている狐の面と小道具・環境を組み合わせてあらゆる人間へと変装できるのが特徴。
その正体は南北朝時代から現れたとされる、諜報や破壊等の妨害に特化した工作員&bold(){「[[忍者]]」}の先駆け。
戦闘能力はぶっちゃけすばしっこいだけが取り柄の小兵だが、奇襲や破壊工作といった&bold(){化かし合い}の領域ならば貞宗・助房の&s(){面白合体おっさん}コンビさえも翻弄。
・木で眠っていた鳥を叩き起こして羽ばたきの騒音で助房の耳を封殺。
・暗闇に乗じた素早い動きで迫りつつ、変装の技術で助房に化けて貞宗の一瞬の虚を突き弓の弦を切断。
・小笠原の弓が破壊されたので近寄って攻撃するしかなくなった助房の行動を先読みして[[目潰し]]。
・重要書類が保管されている倉に火種を撒いておき、ミスディレクションのように炎上を開始した蔵に気を取られた瞬間に離脱。
といった視覚を欺く数々の[[幻術]]を武器に、化け物二人を相手に無傷の完封勝利を収めるという大金星を上げた。
加えて過去に嫌がらせの道具としてあらゆる[[うんこ]]を利用していたことから&bold(){うんこに関してはやたら詳しいうんこのスペシャリスト。}
火薬の硫黄の匂いから火薬にうんこが深く関わっていると直感で見抜いて試行錯誤と研究の末に独力で火薬製造に漕ぎ着けたことに始まり、うんこを見ただけで何を食べたのか・男女どちらが排泄したのか・生後何日なのか理解できるほどに熟知している。

モデルは桔梗が原の民間伝承に登場する化け狐、「玄蕃丞狐」と思われる。

#openclose(show=※装備・技){
◆&bold(){装備}
・&bold(){狐面/自在面}
普段から玄蕃が着用している風間家伝来の変化の仮面。
特殊な粘土で作られており、顔の形を自在に変えることが出来る。
その精度は神懸かっており、&bold(){一度化けられるとその人物と面識がある者でさえも見破ることは困難}となる。

かなりチートな道具ではあるが、当然ながら変えられるのはあくまで顔だけであり、それ以外の声や体格などは玄蕃のものに由来する。
つまり、声帯模写や大人の体をハリボテで作る玄蕃の騙しのスキルがあって初めて使いこなせる道具であり、彼以外の運用は不可能。
作中でも師直など熟練の武将からは、大人に化けた際は首以外がハリボテのため動きが不自然に少ない違和感を見透かされて看破されている。
しかし、玄蕃自身も仮面の弱点は把握しており、即席で化ける際は闇夜に顔だけを浮かべることで違和感を減らしたり、逆に明からさまな偽物だと見破らせた上で二重にハメる形で活用している。

また変装しても狐の耳が残る部分も弱点と思われたが、本気を出せばそれすら消すことが可能なため、普段から狐耳を残す変装をすることで&bold(){「狐耳=変装」と思い込ませる}二重三重のフェイクとなっている。
#right(){&sizex(3){&font(#82AE46,#864A2B,b){「萌え所だッ!!刺さったか!?」}}}
なお普段から狐面を被って素顔を隠している理由だが、そちらに関しては単純に&font(purple,b){「その方が格好良いだろ」}という玄蕃なりのお洒落らしく、特に騙しの意図はないらしい

・&bold(){&ruby(てつはう){鉄炮}/爆発玉}
元寇の折に元軍が使用して日本の武士を震撼させた炸裂弾。作中の登場人物からは専ら&bold(){「爆発玉」}と呼称される。
吹雪に指摘された玄蕃の弱点である「凄み不足」を補う道具であり、単純な殺傷兵器としてよりも&bold(){「本気なら殺せるぞ」という凄みによる縛り}の道具として活用される。
京都の古物市に流れていた鹵獲品を購入して以降、玄蕃は独自に研究を重ねて攪乱のほか、中に網を仕込んだ捕獲用の道具として応用して活用を続けていた。

辻堂の戦いで炸裂させたもので在庫切れとなっていたが、玄蕃はその後も研究を重ねて爆発の肝となる火薬の作成に勤しんでいた。
研究の中でうんこのスペシャリストである玄蕃は、火薬の原料となる硝石がうんこ由来の&bold(){「爆裂うんこ成分」}だと見抜き、夏と%%2人でうんこ塗れになりながら%%の[[科学実験の末に遂に製造に成功>Dr.STONE]]。
以降、玄蕃のメインウエポンとして自作しての供給が可能となった。

・&bold(){&ruby(てつびほう){鉄炎砲}}
てつはうに信濃で採れた&ruby(くそうず){石油}を混ぜることで開発した新兵器。
従来の比ではない大爆発を引き起こし、空中で爆破させようものなら天から広範囲に渡って爆炎を降り注がせる超攪乱兵器となる。

・&bold(){&ruby(ばくやく){爆躍}&ruby(えんざ){円座}}
円座と円型の木板をカスタネットのように繋げて、その間に爆弾を仕掛けた地雷のような踏切板。
飛び乗った衝撃で爆発した火薬によって高度跳躍を可能にする。
軽量鎧を着こんだ時行や弧次郎程度の身軽さであれば、五十塔の3階部分まで跳ぶことができる。
}


**&bold(){&color(#00AEEF){&ruby(ふぶき){吹雪}}}

#center(){&bold(){&color(#00AEEF){(この王子が隠した魅力の全てを引き出し 天下の舞台へ行ってみよう)}}}

CV:戸谷菊之介

|>|レアリティ&br()(1335年)|☆|N|
|>|能力|>|南北朝適正|
|武力|&bold(){78}|蛮性|&bold(){76}|
|知力|&font(#FFA500,b){84}|忠義|&font(#FFA500,b){80}|
|政治|&font(#FFA500,b){82}|混沌|&bold(){72}|
|統率|58|革新|&font(#FFA500,b){87}|
|魅力|50|逃隠|29|

#openclose(show=※スキル){
・&bold(){技能:師範適性}
教育・訓練30%上昇

・&bold(){技能:二刀(乙)}
太刀打・受け流しの複合技能

・&bold(){技能:慢性飢餓}
兵糧を摂取出来ない間は一刻ごとに能力10%ずつ下降

・&bold(){技能:体温}
食前34℃、食後40℃
}

上記の面々よりやや年嵩の少年(初登場時で10代半ばだろうか)。
薄い青色の髪をした涼しげな表情の美少年。
ある村で子供を率いたゲリラ戦術で征蟻党の兵を撃退し追い返していたが逃若党との共闘を経て逃若党の仲間入りを果たした。
マーキング・パターンは&bold(){「雪」}。

一人称は&bold(){&color(#00AEEF){「自分」}}。
性格は冷静沈着。剣技・指揮能力に秀でた優秀な人物だが、その能力に驕ることなく謙虚に振舞い、悪党に襲われた村の幼子達を見捨てられない義理堅さと人の好さを持つ。
普段は非常に聡明なのだが、代わりに燃費が悪いのかとにかくよく食う健啖家の腹ペコキャラ。
健啖家過ぎて諏訪大社とも面識がある上、食事が絡むと&bold(){思考回路が途端にポンコツ化する}のも特徴。
・陣地とした村の兵糧を3日で食い尽くす
・飯粒を使って軍議をし出す
・諏訪大社側に付けば白米も食べられることに気づかず、雫から伝えられて&bold(){&color(#00AEEF){「マジで!?極楽かね!?」}}と驚愕する
・頼重から渡された小遣いを無計画な買い食いで速攻で使い果たして金欠になる
など普段の利発聡明さやクールさが嘘のように減退してギャグキャラ化するため、&bold(){&color(navy){「こいつほんと冴えてんのか抜けてんのかよくわからん」}}とは孤次郎の談。
よく食べる理由として&bold(){&color(#00AEEF){「寒いから」}}と言うように名前に反して寒がりらしい。
食べるほかにも&bold(){&color(#00AEEF){「誰にも価値を見出されないものに価値を見出した時に冷めた体に温かさを取り戻す」}}と語っている。

戦闘面では武芸に長けた[[二刀流>二刀流/双刀・双剣]]の使い手であると同時に戦術眼・育成能力に長ける優秀な指揮官ユニットであり、現在の逃若党の中では間違いなく&bold(){&color(#ff0000){ぶっちぎりの最高戦力。}}
特に優れた戦術眼で人の本質を見抜き、適正に合わせた策を授ける&bold(){「教育」の能力}に秀でており、親を失ったばかりの子供たちに戦い方を授けて何度も悪党を退ける戦果を発揮している。
逃若党内でも剣の腕がへっぽこな時行に対して敵に合わせた剣術をその都度授けたり、忍の技は専門外としながらも玄蕃の技の問題点を的確に示したりと教師の役割を果たしている。
しかも、まだ本気を見せているわけではないらしく、玄蕃や征蟻党の腐乱に&bold(){&color(purple){「引き出しをまだ隠し持っている」}}と言われるようにその実力は底知れない。
川中島の戦いでは助房が国司から離れた瞬間を狙って単騎駆けを行って国司を急襲するも命までは取らず、長期的な戦略も考えて&bold(){&color(#00AEEF){「無能の敵将は殺さず生かしておくべき」}}とあえて見逃して敵陣に厄介な爆弾を残し進軍を妨害する策も講じている。

一方、京都では暗殺が不可能と言われた尊氏の暗殺を進言して失敗。時行を危険に晒したことで意気消沈するなど、足利絡みになると短慮になる側面も描写された。
その後望月重信には「頭でっかちのきらいがある」と指摘され、彼に同行することで%%大雑把すぎる結果論戦法は参考にできなかったものの%%環境を利用した臨機応変な戦い方も学んでいる。
だが何より最大の欠点として&bold(){&color(red){空腹になると戦場であろうと力が抜けて碌に戦えなくなる。}}
本人曰く&bold(){&color(#00AEEF){「おなかが減って力が出ない」}}とのことで、あまりにしょうもない弱点がよりにもよって戦場の真っ只中で発覚したことで弧次郎から&bold(){&color(navy){「さてはポンコツだなテメー!!」}}とツッコまれた。
空腹を解除するために饅頭などを口にぶち込む必要があるが、空腹が一定ラインを超えると&bold(){凶暴性と攻撃性が増しバーサーカーに片足を突っ込んだ状態}と化す。

その素性は&bold(){足利方の下級武士の子}。
足利学校で文武を学んでおり、足利首脳陣も遠目程度だが見る機会があり、顔の判別がついていた。
息子の出世に病的に執着していた父親から&bold(){「天下人を作れるほどの才」}を持たせるために鍛錬と称した虐待を受けていた過去を持つ。
吹雪はそんな過酷な生活に耐え切れなくなり、ある雪の日に父親を殺害して出奔。以降、天下を支える目標を捨てきれないまま、仕官のために彷徨い続ける。
過去の[[トラウマ]]から足利学校の名前を聞くだけで塞ぎ込み、時行に仕えた後も信頼を失うことを恐れて素性を隠し続けていた。
この過去を明かした後も信頼を無くすどころか、%%無茶振りをした上で%%初めて自分で見出した郎党としてますます信頼を寄せる時行を前に心が溶かされ、密かに涙を流しながら忠誠を誓っている。
#openclose(show=一方、以前に尊氏の神力に当てられた際には、尊氏の中に神々しい神仏を見出して一時戦意喪失に陥るなど、不穏な側面も見受けられ……){

中先代の乱の相模川の戦いで、尊氏が発した頼重を上回る神力を前にして&bold(){再度戦意喪失。}
時行の呼びかけも無視して相模川を渡り、そのまま足利方に降伏してしまう。
合戦後も&font(b,#000000,#00AEEF){「視界にもやがかかっている」}と言うように、半ば洗脳状態で自我が薄くなっている。
高師直曰く&bold(){&color(#000000,#cc66ff){「以前にも力を浴びているか、心に強い餓えがある者は&ruby(はま){中毒}りやすい」}}とのこと。

またこの際、吹雪の出自は端くれながら高一族に連なる&bold(){「彦部氏」}であり、足利学校では抜きん出た成績を修めていたことが判明した。
そして、以前より配下としてその才を欲し、猶子を喪ったばかりの師直に唆され……


#center(){&font(b,#000000,#cc66ff){お前は今日から&font(b,#000000,#00AEEF){&ruby(こうの){高}&ruby(もろふゆ){師冬}}だ}
&font(b,#000000,#cc66ff){その才を生涯足利に捧げろ}}


以降の活躍は[[&font(b,#000000,#00AEEF){「高師冬」}>https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/47217.html#id_5620bebf]]の項を参照。
}

#openclose(show=※装備・技){
◆&bold(){装備}
・&bold(){正宗の弟子作の二刀}
刀の製作を依頼しようとしたが、あいにく正宗が鋼を切らせていたことで代わりにもらったその弟子作の二刀。
正宗作ではないものの、中先代の乱の連戦で酷使した元の刀よりよほど斬れるとのこと。
また、正宗はすぐに手に馴染むように握りを肉厚にしているが、これは彼が吹雪と時行の相性が絶望的に悪くいずれ出奔することまで読んだが故の工夫。
正宗曰く&bold(){「葛藤しながら刀を強く握る時に掌への負担が減る」}とのこと。

◆&bold(){技}
・&bold(){足利流二刀秘伝“&ruby(さかさきょう){凶}”((厳密には上下反転した「凶」の文字が正式名称))}
足利学校で吹雪が習得していた技。
>+空中から二刀を真下へ強く打ち下ろす
>+反動で浮いたまま鋭く軽い逆袈裟切り
>+着地せず打刀を相手の顔に引っ掛ける
>+それを支点に太刀で横薙ぎに顔を切る
これらの工程を一瞬で行うため、上下反転した「凶」の文字が相手の肉体に刻まれることになるのが技名の由来。
吹雪曰く&bold(){&color(#00AEEF){「腕試し的な見せ技」}}らしいが、戦場でも一瞬で行える吹雪の練度の高さがうかがえる。
なお解説を聴いた弧次郎と亜也子は&bold(){「人間技じゃない」}とドン引きしていた。
}


**&bold(){&ruby(シイナ){秕}}

#center(){&bold(){は…恥ずかしい格好ではございますが}
&bold(){これで また戦える…!}}

|>|レアリティ&br()(1337年)|☆☆|R|
|>|能力|>|南北朝適正|
|武力|&bold(){78}|蛮性|&font(red,b){96}|
|知力|&bold(){72}|忠義|&font(red,b){91}|
|政治|17|混沌|46|
|統率|51|革新|&font(#FFA500,b){85}|
|魅力|&bold(){72}|逃隠|16|

#openclose(show=※スキル){
・&bold(){技能:狂戦士}
武力30%上昇、知力20%下降
逃走・交渉が不可能になる

・&bold(){技能:滅私献身}
武力15%上昇、防御40%下降

・&bold(){技能:専用武術「&ruby(あでまい){艶舞}」}
固有武器装備時に武力20%上昇

・&bold(){固有武器:総合武装「&ruby(えものがたち){得物體}」}
武力が40%上昇するが、戦闘開始後1ターンごとに10%づつ下降
}

鎌倉近郊の農家の下女。逃若党内では最年長で、年齢は1338年辺りで20歳。
親指以外の指がすべて切り落とされており、手が不自由な代わりに脚を器用に使う。
かつては北条派の武将に仕えた女武者で、男の武士に勝るとも劣らぬ武勇を誇り、鎌倉幕府滅亡に際しても「旦那様」に潔く腹を切らせるために奮戦するが敗北。
指を失う重傷を負った上に「旦那様」の死体を執拗に辱められたことで虚無に囚われてしまう。
[[武具を握れない身体となって尚、戦場に魂を惹かれ>マグノリア・カーチス]]、再び戦場に赴きたいという気持ちから「[[逃げる]]こと」が出来ず、無気力に生き永らえてきたが、偶然出会った時行から伝説の刀工である正宗を紹介される。
マーキング・パターンは&bold(){「正宗の元妻の服(高級品)」}。

正宗から足技の才能を見出されたことで、「脚に固定する刀」を受け取り、試し&ruby(・・){蹴り}で鋭い一撃%%と、弧次郎が一目惚れするほどの可憐な笑顔%%を披露。
この時鋏も使えなかったために2年間伸び放題だった髪もついでに雫に散髪してもらい、髪型は貞子の如き超ロングヘアから&ruby(ショートボブ){尼削ぎ}に、欠けた指に代わり鉄の爪が付いた小手も身に着ける。
……が、試作型であることを理由に刀を取り上げられ、調整の為に時間が必要であると告げられたために逃若党の正式な加入は見送りとなった。

そして、1337年の杉本城の戦いで窮地に陥った時行を助ける形で参戦。
脚に固定した刀&bold(){「&ruby(えものがたち){得物體}」}を用いて、先ほどまで弧次郎が苦戦していた豪傑長尾景忠相手に善戦。スタミナ切れから早々に戦線離脱したものの、時行軍の立て直しと泰家救出作戦の準備を立てるまでの時間稼ぎには十分であり、時行も功労賞と明言している。
逃若党での役割はここぞという場面で投入する&bold(){短期決戦専門の切り札}であり、サポートには%%時行のお節介もあって%%弧次郎が回ることが多い。

性格は基本的にはおしとやかかつ、新たな主君と定めた時行以外の逃若党メンバー相手にも「新参者」として敬語で接するなど上下関係を重視する忠義者。
ただし、貞淑な顔に似合わず&bold(){破壊力が大好きな戦闘狂}なため、大量の武器等を目にした際には&bold(){&color(red){全身を使って発情。戦場でも顔を赤らめながら敵兵を嬉々として殺傷する、時行に次ぐかなりの変態キャラ。}}
作中屈指の変態である結城三十郎の残虐趣味にも動じず笑顔で受け答えしている。
一応戦闘に関わらなければ落ち着いた大人の女性として振舞っており、時行を支えるために陰ながら血の滲む鍛錬を重ねる孤次郎を優しく影から見守りつつ彼を支えることも多い。

ただやはり、戦を経るごとに変態性は&font(red,b){悪化}していき、中々退却の命に従わない彼女に業を煮やした弧次郎が&bold(){彼女を抱えてそのまま武器にしながら連れ出された}際には&bold(){自分の身体}(に装備した武器)&bold(){を好き勝手使われた挙げ句、自分の意にそぐわないこと}(逃亡)&bold(){を無理矢理させられる}ことに快感を覚え、そのままイケない感情が芽生える&font(red,b){超高度な痴女}と化していた。
以降は弧次郎に襟首を掴まれただけでビクンとするなど、&bold(){もう清純な関係には戻れなくなった}。
また、戦中にも&font(b,#F6ADC6,#f7f6f5){ファ~}をしているらしい。&bold(){ナニを!?}

過去の境遇から自分の体を犠牲にすることに微塵も疑問を持たず、米と引き換えに体を要求された際には「乱世の倣い」として笑顔で応えようとするなど危うい部分も。
その自己犠牲の精神は、逃若党の「命(自分)を大事にする方針」と徹底的にソリが合わず、上記の行動を止められた際には&bold(){ハイライトの消えた目で心底不思議そうに疑念を抱く}など根本から価値観が異なっている描写がある。

因みに、「秕(しいな)」とは「殻だけで実の無い穀物」、転じて「&b(){中身の無い、役に立たないカス}」を意味する。
およそ人名に相応しい漢字ではなく、おそらくは指を失った自分を卑下して後から名乗った名前と思われる。

#openclose(show=※装備・技){
◆&bold(){装備}
・&bold(){総合武装「&ruby(えものがたち){得物體}」}
正宗作の全身武装。
鉄の鉤爪四指がついた両手甲と右足についた巨大な足刀から成る全身武器であり、シイナの特異な足技の才能に合わせて正宗がチューンナップした代物。
右足の刀は変型機能を持っており、地に刃の切っ先を付けた状態から体を持ち上げ、上段から足刀を振るうこともできる。
全身から繰り出される特異な武術と高さを活かした重い斬撃は、長尾や長山といった屈強な豪傑相手に力押しが可能なほど。

しかしその分装備全体の重量も相当なもので、長時間の戦いに秕自身の体力が追い付かず&bold(){バテるのが異様に早い}のが弱点。
その原因は正宗と共同開発している際に、破壊力と浪漫を追い求めすぎて&bold(){あれもこれもと装備を追加している内に機能過多となってしまったため}。
そのため、味方の力を借りなければそもそも戦力にすらならず、基本は温存して勝負を分ける戦いに投入する秘密兵器となっている。
もっとも正宗としては秕の戦いしか生きがいを知らない自己犠牲の性質を危惧して&b(){意図的に施した}不具合であり、他の逃若党には密かに&bold(){「仲間という生きがいをお前達が教えてやれ」}と諭している。

・&bold(){脚投石器「&ruby(さんじゅういんち){三十印地}」}
得物體に搭載されているサブ武器。
脚パーツに内蔵されている投射物を載せる台座がついた紐を引き伸ばし、逆なりの弓のような形に持ち上げた足刀の先に紐を引っ掛けて、十分に引き絞った状態からの反動を利用して手に持った台座から専用のトゲ付き鉄球を射出する。
イメージとしては東ローマで使われた&ruby(トレビュセット){平衡錘投石機}に近く、平たく言ってしまえば&bold(){人間カタパルト}。
弓矢を扱えない秕にとっては貴重な投擲武器であり、30歩以内の距離であれば一撃必殺で獲物を仕留めることができる。

なお&bold(){「&ruby(いんぢ){印地}」}とは石を投擲することで敵を殺傷する戦闘技術のことを指す。
有効射程距離が30インチ(約76.2cm)というわけではない。
ましてや&b(){直径30インチの石を発射するわけでもない}。&b(){[[80cm列車砲>グスタフ/ドーラ(兵器)]]に匹敵する投石}など人力でさせる仕事ではない。

◆&bold(){技}
・&bold(){専用武術「&ruby(あでまい){艶舞}」}
秕が習得する独自の体術。
強烈な蹴り技を基本とした舞のような奇妙な動きが特徴で、絡みつくような独特の動きで敵兵の首を簡単にへし折ったり、得物體の随所に仕込まれた刃で体術による打撃が命中すると同時に刃で刺し殺す攻撃が主。
}


**&font(b,#e4007f){&ruby(なつ){夏}}

#center(){&font(b,#e4007f){(与えられた技は全て極めたのに 何故今こんなにも無力なのか!)}}

|>|レアリティ&br()(1338年)|☆|N|
|>|能力|>|南北朝適正|
|武力|19|蛮性|34|
|知力|54|忠義|&font(red,b){96}|
|政治|23|混沌|&font(#FFA500,b){84}|
|統率|14|革新|&font(#FFA500,b){88}|
|魅力|&bold(){70}|逃隠|&font(red,b){92}|

#openclose(show=※スキル){
・&bold(){属性:天狗党}
隠密・攪乱・放火成功率40%向上

・&bold(){技能:チョロイン}
在野状態の時、刺身を渡すと一発で登用できる

・&bold(){技能:躯体操術}
天狗躯体装備時、武力80に固定、移動力が倍になる。近接、遠隔ともに毒付与攻撃になる

・&bold(){技能:天狗縮地}
蒙古腱糸装備時、移動力が3倍になり、2回行動できる
}

額に天狗の団扇の刺青を入れた[[くノ一]]。
足利党が擁する忍者集団「天狗衆」の1人「夏の四」の&bold(){中の人}。
名前は玄蕃に聞かれて咄嗟に名乗ったもののため、本名かどうかは不明。
性格は良くも悪くも生真面目。
腹芸のできないタイプの直情的で純情な一面があり、火薬作りの際にデリカシー皆無の玄蕃の要求に顔を真っ赤にしてキレていた。
マーキング・パターンは&bold(){「&ruby(はねおうぎのいれずみ){羽扇黥}」}

生真面目ゆえに訓練で培った技量は師直にも一級品と認められたほどだが、応用が効かないためか臨機応変さには欠ける。
師直は(天狗衆全体を通しての評価だが)大局的な思考や複雑な判断はできないと酷評している。
おまけに「夏の四」だった頃の高い実力は身に纏っていた「天狗躯体」ありきのもので、彼女自身は&bold(){非戦闘員の玄蕃にすら歯が立たないほどに弱い。}
その出自は生まれてすぐに買われた孤児であり、師直への忠義もその恩と天狗衆となるために施された過酷な折檻による思考停止の産物に過ぎない。

中先代の乱での敗北と諜報の失敗から2年、その勃発を許した責から時行の首を狙っていたが尾行されていることも玄蕃にバレており、&bold(){&color(purple){「密告する気がない(された所で逃げる準備も万端だが)」}}ことを見越して泳がされていた。
その上で、玄蕃から「てつはう」を再現するための協力を持ちかけられ、潜伏地である伊豆の村落で火薬造りのため玄蕃と一緒に&bold(){ウンコを掻き集める}作業に従事。
キレ散らかした村人に追われるなどの災難には遭ったが無事硝石を発見し、その中で%%ウンコ塗れの玄蕃の素顔を見て顔を赤らめ目がハートになる一幕を挟みつつ%%深まった絆を期に玄蕃の勧誘に応じて逃若党の新メンバーに就任した。

なお、彼女がかつて戦った天狗衆であることは玄蕃を含めてバレておらず、逃若党内での彼女は&bold(){「玄蕃の押しかけ弟子になった正体不明のくノ一」}という認識。
玄蕃に絆されたとはいえ、未だに醜態を払拭するだけの手土産を持って師直の元へと帰参することも考えているため、逃若党には潜伏の立場を取っている。
ただしその怪しさは既に見破られており、亜也子の見立てでは&bold(){&color(#F6ADC6,#f7f6f5){「可愛い殺気を放ってる」}}とのことだが、玄蕃が監視役として傍にいる以上は問題ないと静観されている。

潜伏中という立場から仲間内で気を許すことを良しとせず、逃若党内で唯一時行のことを呼び捨てにする程に尖った態度を見せるが、性格は&bold(){結構チョロい}。
特に修行時代や天狗としての活動期間の苛酷な食生活の反動か、ご飯絡みになると途端に意地汚くなり&font(b,#e4007f){「生臭く嫌いだ」}と宣っていた&bold(){海産物を前に即オチ2コマする}レベル。
また、泰家奪還の際に敵中ど真ん中を磔台に跨り、位置エネルギーを使って滑り落ちた際には高揚した表情を浮かべているなど&bold(){結構なスリルジャンキー。}
逃若党内でグルメとスリルを楽しんでいる内に、足利を絶対とする思考回路にも揺らぎが生じ始める。

それでも生来の生真面目さと忠義という名の長年の思考停止は拭い難く、青野原の戦いの後に顕家軍の内部情報とてつはうの製法を土産に師直の下に投降。
しかし、実は出会ってすぐに&bold(){その正体を天狗衆だと見抜いていた玄蕃}に先回りされ化けられ%%メスガキ煽りやエグい脱糞癖を見せつけるという人権侵害レベルの醜態を勝手に晒され%%たことで師直からの信用を完全に失わされてしまう。
酷い環境ではあったものの帰るべき家族とでも言うべき場所を失い絶望する夏だったが、玄蕃から逃若党で過ごした経験が楽しかった事実を突き付けられ&bold(){&color(purple){「家族なんて今から新規で作れんだよ」}}と諭されたことで思考停止から完全解放。

以降はこれまで培ってきた天狗衆独自の技術と、新たに考え出した策を織り交ぜた機動力特化の忍びとして逃若党で正式に活動することになる。
また、策の一環とは言え師直の前で悪口を言い放つなど、彼に対する恩や洗脳からも完全に解き放たれているが、報復のためとかではなく&bold(){怖い元上司の前で堂々と悪口を言うこと自体にドキドキして興奮している}様子を見るに、どんどん現主君に似てきているような……。
時行のことは呼び捨てにしているものの、「仮にも主君の個人情報は明かせない」として家族としての情とは別に主君としての敬意もちゃんと持ち合わせている。

モデルは玄蕃丞狐の仲間として伝わる「横手ヶ崎のお夏狐」か。

#openclose(show=※装備・技){
◆&bold(){装備}
・&bold(){&ruby(もうこけんし){蒙古腱糸}}
河内国で商人から買い取った海外輸入品で動物の腱をほぐした糸。
蒙古では弓の素材に使用しており、丈夫で弾力があるが日本では既に竹と木の弓が浸透しているため流行らなかった。
実はこの素材は天狗躯体を動かす糸の原材料。そのことを知った夏に後述の移動術の為の道具として利用されることになる。
普段は足に巻き付ける形で装備している。

◆&bold(){技}
・&bold(){&ruby(てんぐしゅくち){天狗縮地}}
天狗躯体を失ったことで攻撃力はおろか、俊足の機動力まで失った夏の新しい移動術。
足に巻き付けた蒙古腱糸の糸先を高所に括りつけ、限界ギリギリまで引っ張った反動により身体を射出。
以降は移動先に糸を括り付けながら、その反動で空中を高速移動するという、どこぞの[[蜘蛛男>スパイダーマン(アメコミ版)]]やどこぞの[[立体機動装置>進撃の巨人]]のようなアクロバットな動きを見せている。
速度は&bold(){天狗躯体装備時に匹敵}しており、機動力のみなら全盛期の力を取り戻すことに成功した。

}


**&font(#DDB563,#ff1493,b){&ruby(ささき){佐々木}&ruby(みま){魅摩}}

#center(){&font(#DDB563,#ff1493,b){死なないでね、若ちゃん}}
#center(){&font(#DDB563,#ff1493,b){帰ってきたらいっぱい彩ってあげるから}}

足利尊氏の協力者である武士にして文化人、佐々木道誉の1人娘。
ビジュアルは露出多めの着物を着たツインテールの婆娑羅…というより&bold(){メスガキ}。なお父との仲は良好。%%多分…%%
取り巻きの美女軍団と共に京都で賭場を仕切っており、賭け双六では神力((作中では合戦で寺社仏閣を焼かれ、誰からも敬われなくなって彷徨っていた神仏の中身を受け入れて神力を手に入れる描写がある。))を駆使することで負け知らずを誇る。
風貌に違わず非常に生意気で、誇り高く純朴な存在を汚すことを趣味にしている…のだが若干初心。
また、一度認めた相手には開けっ広げに好意を示し、時行の真面目さも&font(#DDB563,#ff1493,b){「一周廻って逆に婆娑羅」}と気に入っている。
しかし、相手が諜者だった場合、たとえそれが好意を持った相手だとしても平然と&font(#DDB563,#ff1493,b){「殺す」}と返答する二面性は親譲りと言える。

神力の総量は雫にも勝る。とはいえ、力としては微力なようで、平時は専らサイコロの確率操作などに利用している。
しかし、水や空気の一粒ずつに力を孕ませることで潮を引かせたり、大仏殿を倒壊させる程に風の勢いを増大させるなど自然現象も合わせることで絶大な威力を発揮させている。
作中では暴風を自在に操り、木片等を矢のように敵に向けて飛ばすなど[[能力バトル]]漫画さながらの芸当も見せている。
ただし、あまり使いすぎると体への負担が大きいのか血涙や鼻血を流す描写も見られる。

#openclose(show=本来なら足利・北朝方に属するが、時行との出会いを皮切りに、紆余曲折と複雑な愛憎模様を経た後、逃若党に参加することとなった。
){

急遽京を去ることになった時行を最後に見送り、中先代の乱が起きた際もその身を案じていたが、時行こそが乱の首謀者と知ったことで情が反転。
時行の鎌倉奪還後は道誉に連れられ鎌倉に潜伏し、神力を用いた烈風で大仏殿を倒壊させた。
その後、異変に気付いた時行らと対峙。裏切られたことへの怨嗟を吐き、血涙を流しながら神力による攻撃を仕掛けるも雫によって防がれ、道誉と共に撤退した。
尊氏の九州落ちにも非戦闘員ながら道誉と共に同行。そこでも神力を用いた砂嵐で戦闘を補助している。

後に、北畠親房が時行含む南朝方の武将を率いて海路を渡航、関東・東北の大規模制圧作戦を展開するにあたり、その妨害工作としての嵐を起こすために彼女の神力を強化する計画が道誉によって持ち出された。
しかし、本質的には年相応の少女であるために[[常軌を逸したそのやり方>清原信濃守(逃げ上手の若君)]]とそれを疑問に思わない父に対して動揺と絶望を抱き、荒ぶる神力に翻弄されて意識を失う。
薄れゆく意識の中、憎んでいるはずの時行に助けを求めながら……

「敵としての北条時行」に対する彼女自身の感情。それは「騙されたことに対する憎悪と憤り」以上に、&bold(){「『一族の敵討ち』という美しい物語への羨望」、そして「初恋」}であった。
京の街の華やかさも、一皮剥けば政争や陰謀が渦巻いており、汚いことを汚いと分かっていながら手を染め、多くの者を蹴落としてきた。
そんな自分にはない物を持ち、唯一誇れる神力も雫の存在によってその自信を打ちのめされたのだ。
時行の逃げ上手に翻弄されながらも一度は海上に叩き落とすことに成功するも、対する雫もまた全力の神力で対抗。
人の力を大きく超えた戦いは、両者共倒れという最悪の事態に陥ると判断した時行は、結城宗広の助けを得て戦線に復帰。盾をサーフボードに見立てて荒波を乗りこなして北朝の船団に肉薄、魅摩を連れて去っていく。

#center(){&font(#66cdaa,#000000,b){わずか数日友だったという私情で人さらいか?}}
#center(){&font(#66cdaa,#000000,b){幼稚な行いは武士の間で笑いものだぞ}}

#center(){&bold(){&color(slateblue){武家の子女に相応しい責任はとる}}

#center(){&font(24){&bold(){&color(slateblue){娶る!!}}}}
#center(){&font(24){&bold(){&color(slateblue){生涯かけて幸せにする!!}}}}

#center()&font(#66cdaa,#000000,b){は}
#center()&font(#DDB563,#ff1493,b){は}
#center()&font(#F6ADC6,#f7f6f5){は}}

#center(){&bold(){&color(#ff0000,#f7f6f5){はああああ~~~~?}}}

あまりにも予想だにしなかったプロポーズに、改めて&font(#DDB563,#ff1493,b){「一周廻って…逆に婆娑羅…」}と動揺しながら気絶。
それ以降も過ぎたる神力を行使した反動で命の危険は続いたものの、漂流先で遭遇した諏訪の武士・香坂高宗によって信濃に拠点を建造する計画が浮上。
諏訪に並ぶ聖地大河原での療養を経て、神力の器としては賽の目の操作が手一杯なレベルまで弱体化したものの心身共に復活。
時行との関係も修復され、&font(#DDB563,#ff1493,b){「正室」}を自称するほどまでになった。((尚、雫と亜也子によって「敵方の娘」であることを理由に保留扱いとなっている。))
一方で父・道誉のあまりにも身勝手すぎる言い分に心底呆れつつも、北条方の内情をバラさない程度に文通での交流を維持。
&font(#DDB563,#ff1493,b){「若ちゃんと毎晩ドロッドロに愛し合ってる」}とかなりハードな内容のプレイをしている(嘘)旨を事細かに報告する嫌がらせの手紙を送りつけている模様。

そして自分たちが成人を迎えた辺りでこれまでの関係性に決着をつけるべく時行が雫、亜也子と共に魅摩を正妻に迎えたいとプロポーズ。
魅摩の初恋は無事に成就し、彼の正妻の一人として幸せな人生を歩むのだった。
時行との情事では特殊な体位を好んでいるとのことで、この甲斐あって&bold(){時行はウリの一つであった柔軟性を大人になっても損なわずに維持できるようになった。}
また正妻となった後はこれまでの高飛車な態度が一変、人前では貞淑な乙女として振る舞う。
逃若党のデザイナーとして他のメンバーの服装は派手にした一方、自身の服装は婆娑羅からはかけ離れた地味なものを纏うようになる。
曰く「引き算としての美」、「他の面々が派手な中、一人だけ敢えて地味にすることで逆に目立ち、時行の正妻感が出る」という計算高さによるもの。
これに対し、雫と亜也子は「文化では魅摩」には勝てないと項垂れることに……。
ただし自身は非戦闘員であるため長距離の遠征には参加できず、時行と離れる間は家を守るという形で戦場を離脱することもある。
&s(){その際、雫と亜也子には「抜け駆けすんなよ」としっかり釘を刺す辺りはさすがである。}
}

魅摩自身への影響と、時行の「神は敬うが頼らない」という方針の元で神力は実質封印。
戦場での役割は失ったものの、京で育ったことによる先鋭的な教養と感性を生かして郎党の文化面を支え、香坂ら諏訪神党に公家の建造物や内装に関するアドバイスを担うといった活躍の場を得る。
該当する名称こそ不明なものの、逃若党の「専属デザイナー」といったところであり、本人も&font(#DDB563,#ff1493,b){「奇麗な仕事」}としてかなり気に入っている様子を見せている。

モチーフは佐々木道誉晩年の書状で、尼子の領地を譲られている記述のある謎の存在&bold(){「ミま」}と思われる。
史実での「ミま」の正体は道誉の妻「北」や、孫の「六郎左衛門高久」と諸説ある。
書状からは道誉がこの「ミま」を溺愛している様子が窺え&font(#66cdaa,#000000,b){「あと120年くらい生きそうだから先々のことまで考えて扶持を管理しなさい」}と&bold(){割と凄いことを書き残してる}。
メタ視点では、太平記などの多くに描写される&bold(){「足利尊氏による天下を支えた奇跡的な天災」の擬人化}といったところであり、彼女が時行と行動を共にして以降それらの記録が途絶えた、という形になっている。


*余談:史書に残る北条時行について
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鎌倉時代、鎌倉幕府の中心人物として権力を握り続けた北条氏の末裔…ではあるのだが、
はっきり言えば、日本史の本流から少しずれたところで何やかやしていた鎌倉末期~南北朝時代初期のマイナーな人物・武将で、
本作の第一話解説からして&bold(){「日本史の教科書にあっても一行くらいの記述」「テストが終われば忘れる程度」}とか書かれているくらいにはマイナー。
#openclose(show=※経歴のネタバレ注意){
鎌倉末期から南北朝時代の武将。鎌倉幕府最後の得宗・北条高時の遺児(次男)。
鎌倉幕府が滅ぼされ、新たに建武の新政が始まった頃(建武2年/1335年)、旧幕府残党を集めて「中先代の乱」と呼ばれる武装蜂起事件を起こした。
一時は鎌倉を奪還しており、「中先代」の名称もここから来ている(先代(北条)→中先代(時行)→後代(足利)という意味合い)が、
足利尊氏に鎌倉を再度取り返されて乱は失敗に終わるも、時行はその追跡から逃れることに成功。
以降も北条家再興を諦めず、逃走・潜伏と復活・蜂起を繰り返し、時には父を討たせた後醍醐天皇と手を組んでまで足利に抵抗。
「中先代の乱」を含めて3度鎌倉を奪還しているが、その度に足利に奪い返され、最期は捕縛されて斬首され、その短い生涯を閉じた。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ただし、生存説あり。}}((もっともこの手の人物にはよくある話である。))
}



追記修正は逃げながらよろしくお願いします

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\逃げ切り/
#vote3(time=600,12)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 歴史ものモチーフの漫画は数あれど、此処までどマイナーな人物を主役に据えた作品は本当に珍しい…徹底的にひねくれまくった松井先生らしさ全開なチョイスよね  -- 名無しさん  (2023-06-06 18:46:00)
- 小笠原貞宗の狩った猪のダニの数から、実は女は一人しかいないんじゃないかね  -- 名無しさん  (2023-06-06 19:09:50)
- ↑亜也子が男じゃないかと個人的に疑っていたわ。男にするメリットが作劇的に無いから多分ちゃんと女だろうけど  -- 名無しさん  (2023-06-06 21:29:03)
- 亜也子だけ体格に対して年齢設定おかしいんだよな。時代が時代だけに余計気になる。  -- 名無しさん  (2023-06-07 21:55:10)
- こんなキャラデザしてるのにおねショタ枠じゃないなんて刺激的でファンタスティックだろ?  -- 名無しさん  (2023-06-08 05:14:54)
- 可愛いんだけど底知れなさがある、というのも作者の得意とするショタキャラ造形だな。  -- 名無しさん  (2023-06-08 14:47:59)
- こら…死んだらどうする←最高  -- 名無しさん  (2024-07-14 01:43:59)
- ↑2 「ネウロの時点で怪盗Xで後の渚くんや時行くんの片鱗が出てた」という指摘を見て目から鱗だった。怪盗X、正体判明までは本人すら『自分の正体』をよくわかってなかったから「性別不明の麗人」「容姿は『中性的な美少年』そのもの」なわけだからなあ  -- 名無しさん  (2024-07-17 08:02:30)
- 史実の人も若みたいな主人公気質では無いんだろうけど割とロックな人なのは分かる  -- 名無しさん  (2024-08-25 19:43:21)
- どマイナーな人物を主役に据えて大成功した、と言えば「花の慶次」という大先輩がいるからなあ・・・  -- 名無しさん  (2025-03-12 08:12:19)
- 異様に嫌ってるやつがいるけど理由がよくわからん。なんか「尊氏の庇護を受けてたくせに逆恨みしている恩知らず」とかいうのもいたんだが…  -- 名無しさん  (2025-03-13 16:18:21)
- 時行って鎌倉奪還した後のプランってなかったよな。お家再興するわけでもなくただ約20年に渡って足利尊氏と戦うだけの人生だったし。  -- 名無しさん  (2025-03-15 00:30:51)
- つまるところただのテロリストですから…何ならスプリガンでネオナチ率いてた大尉のがプランがあったくらい  -- 名無しさん  (2025-04-15 16:33:55)
#comment(striction)
#areaedit(end)
}