ハンドラー・ウォルター

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ハンドラー・ウォルター - (2025/10/05 (日) 02:40:59) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2024/05/29 Wed 00:07:11
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 28 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&font(18,b,#666666){621 仕事の時間だ}
}



&font(b){ハンドラー・ウォルター}とは、ゲーム『[[ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON]]』の登場人物。

以下、作中のストーリー等についての[[ネタバレ]]も含みますのでこれから当該作品をプレーしようと考えている方、[[ネタバレ]]を回避したい方は閲覧しないことを推奨します。



*プロフィール
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呼称:ハンドラー・ウォルター
本名:不明
年齢:不明
所属:不明
CV:坂詰貴之



*概要
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本作の主人公である[[強化人間>強化人間(AC)]]C4-621の代理人であり、[[オペレーター>オペレーター(AC)]]も兼任する男性。ある目的の為に資源紛争が続くルビコンに降り立ち、新資源「コーラル」の大量集積地点への到達を目指す人物。
発売前に公開されたストーリートレーラーで存在が確認され、本編中でも多くのミッションで行動を共にすることになる。
しかし彼については「ハンドラー・ウォルター」という呼び名以外に判明していることはほとんど無く、せいぜい杖をついて歩く程度には体が不自由であるらしい…という程度。
同じくストーリートレーラーに登場し、そして全滅した「ハウンズ」と呼ばれるAC部隊はウォルターの配下であるようだが、このトレーラーでウォルターと話している男の&font(red){「よくもまあ飽きないことだ」「在庫処分の手間が省ける」}という発言から察するにウォルターは彼らを金で買っており、これまでにかなりの数を戦死させているものと思われる。
主人公の621についても「機能以外は死んでいるものと…」という忠告を遮り&font(b,#666666){「御託はいい 起動しろ」}と言い放っているうえ、本編中で彼が用意してくるミッションには相当に無茶なものが多い。
これらの描写から金で買った強化人間を容赦なく使い潰す冷酷な人物であることがうかがえ、ストーリートレーラーを視聴したシリーズファンの反応も「途中で主人公を切り捨てそう」「いずれ敵対するのでは」といった声が大勢を占めていた。&font(l){むしろシリーズファンはそれを望んでるくらいのノリであったわけだが…}
































   *   *
 *   + 全部がうそじゃないです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *



















#center(){
&font(18,b,#666666){621…}
&font(18,b,#666666){お前に意味を与えてやる}
}


*目次
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#contents(fromhere)



*人物
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主人公・C4-621のオペレータであり、全体的な言動から見て621の&ruby(ハンドラー){支援者}((公式のムック本によれば『ビジネスパートナー』。))と呼ぶにふさわしい人物。エンブレムは「沢山の手綱を握る腕」。
ルビコン到達後の621には[[アーキバス>アーキバス・コーポレーション]]、[[ベイラム>ベイラム・インダストリー]]、[[ルビコン解放戦線]]など、勢力を選ばず依頼を斡旋してくれる((ただし解放戦線はチャプター3以降はエアが斡旋するようになり、ウォルターからの斡旋はなくなる。))ほか、体調管理にも気を回し621を軽んじる依頼主に対しては毅然とした対応を取るなど手厚いサポートをしてくれる。
621が見知らぬ友人を作り変化していく姿を喜んでいる節もあり、決して善人とは言えないまでも、621の身を案じる他のメインキャラ達と同様本当は人情味ある性格。
なんなら、&bold(){その辺の新人の敵AC乗りが何としても生き延びようと足掻く姿を見る、回収した戦闘ログの仲間を思いやる最期の言葉だけで曇る}((冷徹な言葉遣いだがよくよく見れば発言前に三点リーダーがついていたり、戦うなら早く決着をつけろという含みがあったり))など、&font(l){フロム世界}戦場に身を置くには優しすぎるまである。
先述の通り発売前は&bold(){自分の目的のために621を利用して裏切るのでは}と警戒されていたが、実際に明かされたウォルターの優しすぎる内面に心酔していった621達からは非常に慕われている。

そういった振る舞いや後述する旧世代型強化人間の尊厳に対する発言からストーリートレーラーでの言動は「戦うための道具になった強化人間への哀れみ」「強化人間を生み出し物扱いする医者や売人への怒りや嫌悪」「そんな強化人間を使いつぶすことへの罪悪感」といった私情を押し殺し冷徹に振る舞おうとしたのではないか、と考察されている。

&font(l){「[[ソ>主人公(Fate/Grand Order)]][[シ>主人公(グラブル)]][[ャ>エクラ(FE)]][[ゲ>王子(千年戦争アイギス)]][[の>主人公(プリンセスコネクト!Re:Dive)]][[主>提督(艦これ)]][[人>先生(ブルーアーカイブ)]][[公>主人公(白猫プロジェクト)]]に心酔するヒロイン達の気持ちが分かった」なんて意見も}
そのうち、彼に絆されたプレイヤーの中にはウォルターの事を「ごすずん」「ごす」((ネット界隈で駄犬が「ご主人」をちゃんと言えずなまった言葉をイメージしたもの。621もトレイラーで全身不随とも言えるような身の上だったうえ作中でスネイルに駄犬呼ばわりされているため尚更ごす呼びに拍車がかかったと考えられる))と呼ぶ者まで現れるようになった。
&s(){ウォルターの優しさに脳を焼かれた621たちの中にはハウンズたちが「生きるために戦った」のではなく「ウォルターのために死んでいった」とする向きも}

「ハンドラー」は犬の調教師という意味があるが、「ウォルター」もまた由来を辿ると「支配すること」と「部隊」という意味の言葉の混合によって生まれた言葉にあるそうな。



*メインストーリーにおける活躍
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主人公のオペレータであるため、ほとんどのミッションでセリフがある。
**チャプター1
***ミッション「密航」
#center(){
 &font(18,b,#666666){…この惑星でコーラルを手にすれば}
&font(18,b,#666666){お前のような…脳を焼かれた独立傭兵でも}
&font(18,b,#666666){人生を買い戻すだけの大金を得られるはずだ}
}

主人公C4-621を単身ルビコンに送り込み、着陸後は身分を偽るIDを探すためオペレートしてくれる。
[[紆余曲折>惑星封鎖機構大型武装ヘリ(ACⅥ)]]を経て手頃なIDを入手し、621に「レイヴン」の名を授けたところでミッション完了。以後は「独立傭兵レイヴンの代理人、ハンドラー・ウォルター」として企業に取り入り、いずれ企業を出し抜いてコーラルの集積地に一番乗りするべく行動を開始する。
***ミッション「多重ダム襲撃」
ミッション前に[[ミシガン>ミシガン(ACVI)]]との会話が挿入されており、621を[[レッドガン>レッドガン(ACVI)]]の一員として活動させることの合意を取り付ける。
621をレッドガンに同行させるのは企業勢力への売り込みの一環…と思いきや、あえてレッドガン式の扱いをするよう頼み&font(#666666){「あいつには外からの刺激が必要だ」}と発言しているため、621のほうに必要なことらしい。&footnote(強化人間の性質上コンディションを保つために精神的な刺激が要るのか、あるいは全てが終わった後のために感情を取り戻させようとしているのではないかとも…。実際後述の617はACの挙動に感情の発露と解釈できるものが見えるので、本来はチーム運用して互いに刺激を与えあう方針だが、621には何らかの事情でチームを用意できなかった故にレッドガンに委託したのかも知れない)
なお、ミシガンが621に&ruby(ガンズ){G}13のナンバーを貸与した事に対して&font(#666666){「…G13か 名前が増えたな、621」}とどことなく&font(l){いや絶対に}嬉しそうにしている。&font(l){そのナンバー不吉らしいんけどごすずん的にはそれでもアリなんだろうか}
***ミッション「武装採掘艦破壊」
[[シュナイダー>シュナイダー(ACVI)]]の依頼でルビコン解放戦線の武装採掘艦「[[ストライダー>武装採掘艦ストライダー]]」の破壊に行くミッション。
621に的確な指示をしてストライダーの襲撃を導くのだが、アイボール砲台を破壊しただけでエネルギーが暴走して自壊していく有様に無理な改修が祟ったと見て、621に一つの訓示を行う。
#center(){
&font(18,b,#666666){見ろ 621 ストライダーが自壊していく}
&font(18,b,#666666){破綻した設計の… 妥当な末路だ}
}
&font(10,l){使い勝手が良過ぎて「破綻した●●の…妥当な末路だ」とよくパロられる台詞である}
***ミッション「ウォッチポイント襲撃」
「ある友人からの個人的な依頼」と称してウォッチポイント・デルタ襲撃を指示。作戦中は通信妨害で敵の増援要請を阻止し、突入を支援してくれる。
ここでのウォルターはなんといっても湿度の高い語り口で煽ってくる独立傭兵・[[スッラ>スッラ(ACVI)]]とのやり取りが印象的。
621がスッラを討った際には&font(b,#666666){「奴のことは気にするな…だが、よくやった」}と労ってくれる。&font(l){どう見てもウォルターのほうが気に病んでいるので逆に心配になるが}
その後コーラルの逆流に巻き込まれた挙句、[[初見殺しと名高いチャプターボス>>特務無人機体バルテウス]]との戦闘を経て生還した621に対し100,000Cの危険手当を追加支給してくれる。
ウォルターの発言と合わせて察するに、どうやら621が意識不明に陥るほどの大規模なコーラル噴出は想定外だったようだ。
&s(){そして&b(){まさかの労災がある}事に報酬詳細を見たプレイヤー一同驚いた}

#openclose(show=3周目以降では){
:ミッション「武装採掘艦護衛」|
3周目で解禁され、開始早々から難敵が波状攻撃を仕掛けてくる難関として知られるミッション。
「武装採掘艦破壊」とは逆にルビコン解放戦線の武装採掘艦「ストライダー」を護衛するはずが、621が到着したときにはすでに手遅れだった&footnote(ちなみに「武装採掘艦破壊」では昼間だが「武装採掘艦護衛」では夜になっている。つまり他ルートで621が仕事を受けなかったとしてもストライダーが破壊される運命は変わらなかったと思われる。)…という流れであり、依頼主からは報酬が支払われず&footnote(事情が事情だけに依頼主側もこの件は一切責めはしないしむしろ迷惑をかけたと謝罪までしてくるが、護衛の仕事自体が発生しなかったようなものなので支払えなかったのも当然っちゃ当然である。)骨折り損に…
と思いきや&font(red){ウォルターが依頼料&font(b){500,000C}をそっくりそのまま補填してくれる}。
&s(){上記の一件といい、ウォルターの財布のほうが心配になる}
}

**チャプター2
野暮用があるという理由で「ゆっくり休むのも仕事(意訳)」と621に休暇を言い渡してフェードアウトし、このチャプターではミッションの合間でメッセージを送ってくるのみとなる。
&s(){労災に続き休暇までくれるホワイトっぷりにプレイヤー一同驚いた}
ちなみに621が&s(){折角の休暇をエアの横槍で無下にした挙句}カーゴランチャーを使おうとしていることには若干の戸惑いを見せたが、最終的にやりたいようにやらせてくれる。&s(){カーゴランチャーがどんなものか知ってから「そこは止めてやれよ」と思うプレーヤーは少なくない模様}

**チャプター3
野暮用を終わらせて中央氷原に到着していた621と合流。
ある程度ミッションをこなすとウォルターと[[シンダー・カーラ>RaD(ACVI)]]の会話が発生、「調子はどうだい?」とウォルターについて聞いたカーラに対し&font(red){「どうやら幻聴が続いている…」と621の体調について返してしまう}。
これにはカーラも「あんたの調子を聞いたつもりだったんだが」と呆れていた。
また、徐々にエアがウォルターの行動を不審に感じるようになる。
***ミッション「坑道破壊工作」
既に独立傭兵として活躍を見せている621に対して未だに使い走りみたいな依頼をする上に報酬額も少ない[[大豊>大豊核心工業集団(ACVI)]]に対して堪忍袋の緒が切れたらしく、
出撃時に&font(#666666){「大豊はお前の価値をいまいち理解していないようだ &bold(){話を付けておこう}」}と&font(l){こっちは別に気にしてないのに}言ってくる。
本来ウォルターの目的からすれば企業側の心象を損ねるのは悪手のはずだが、よほど腹に据えかねていたと見える。&footnote(この時点での他の企業勢力の依頼報酬は概ね200,000C以上であるのに対し、この依頼は130,000C~撃破報酬込みで最大200,000C前後といったところ。加えて作戦内容は過去の「ウォッチポイント襲撃」と類似しており、その際に380,000C+危険手当100,000C出したウォルターなら「報酬が依頼内容に見合っていない」と判断してもおかしくはない)
そしてその結果か、&b(){以後本当に大豊からの依頼はなくなる}。&s(){おかげでベイラムからの依頼も露骨に減って悲しむG13もいるかも}
***ミッション「旧宇宙港襲撃」
ミッション前の[[スネイル>スネイル(ACVI)]]との会話で621を「駄犬」と呼ばれた際、&font(#666666,b){「駄犬呼ばわりはやめてもらおう 旧世代型にも尊厳はある」}と釘を刺している。&footnote(関係があるかは不明だが、「壁越え」では621の名前を一切呼ばなかったスネイルがこの一件以降きちんと「独立傭兵レイヴン」と呼びかけるようになる)
本来ウォルターの目的からすれば企業側の心象を損ねるのは悪手のはずだが、よほど腹に(ry
***ミッション「旧時代データ回収」
エアの手回しで哨戒に出たという扱いにしてもらって、エアからの個人的な依頼&s(){もとい坑道デート}に出かけた621が帰還すると&font(#666666){「…戻りが遅いぞ 621」}と注意してくる。
&s(){完全に門限過ぎて帰ってきた子供を説教するおとんであるが、「お前も有名人なんだからあまりウロチョロするな(意訳)」で話を終わらせる辺りがウォルターである}

**チャプター4
コーラルの集積地点「ウォッチポイント・アルファ」の位置が割り出され、アーキバスの依頼で621を先行調査に送り出す。そして…
なお、相変わらずエアからは怪しまれているが、一方で621を応援する時は息ピッタリのやりとりを見せる。&font(silver,u){たまに忘れそうになるけどこの二人は会話できません}
また、621に友人が出来たのかもとカーラに語るなど、エアの存在に勘付き始めた節もある。
***ミッション「集積コーラル到達」
アーキバスとの関係を絶ち、先にコーラルへ到達すべく行動を開始。手始めにアーキバスの調査部隊を殲滅するよう指示する。
それに先立ち、「昔話」としてかつてコーラルの研究を行っていた狂った科学者とその罪を肩代わりして全てに火を点けて満足して死んだ善良な科学者について621に語る。

#center(){
&font(18,b,#666666){…この話には教訓がある}
&font(18,b,#666666){一度生まれたものは そう簡単には死なない}
}

その後集積地点に到達し、そこで待ち構えていたコーラルに関係する危機を防ぐために作成されたC兵器「アイビスシリーズ」の1つ"CEL240"を倒した直後、621がV.II スネイルの奇襲を受けて擱座。ウォルター本人もアーキバスによる奇襲を受けてしまう。

#openclose(show=3周目以降では){
:▷選択ミッション「ヴェスパー3排除」を選択していた場合|
集積地点到達を目前にして、[[オールマインド>オールマインド(ACVI)]]に同調した621が離脱。スネイルに逆奇襲を仕掛けに行ったことで難を逃れるが、集積コーラルへの到達は叶わなくなり…。
}

**チャプター5

#openclose(show=ネタバレ注意){

前のチャプターで621がアーキバスに捕らえられていた場合、脱走しようとする621に対し音声メッセージで自身の使命を明かし、脱獄用のジャンクAC(クリア後に入手できるパーツの説明から、ウォルターの依頼を受けたカーラがRaDの技術者を潜入させ、現地改修で作り上げた模様)を残して消息を絶つ。
#center(){
&font(18,b,#666666){これは ハンドラーとしての指示ではない}
&font(18,b,#666666){俺が死んでいった友人から引き継ぎ お前に託さんとする…ひとつの依頼に過ぎない}

&font(18,b,#666666){621}

&font(18,b,#dc143c){火を点けろ}

&font(18,b,#dc143c){燃え残った全てに}
}

ウォルターの正体は「アイビスの火」の元凶となったコーラルを監視し、致命的な破綻を阻止するか、その前にコーラルを焼却することを目的に生み出された観測者たちの秘密結社「&b(){オーバーシアー}」の一員であった。
アーキバスの行動を放置すれば、コーラルの爆発的増殖を招き、いずれ宇宙全体に広がる汚染となる。
彼らに託された使命の一つが、「コーラルが異常増殖し始めたら、手遅れになる前に焼き払うこと」であった。
}

#openclose(show=「レイヴンの火」ルート){
ミッション「脱出」の後、選択ミッション「企業勢力迎撃」を受注することで「レイヴンの火」ルートに分岐。
ウォルターの遺志に従うこのルートではこれ以降出番はなく、事前に仕込まれた音声メッセージがエンディング後に自動再生される…という形で終わる。その後ルビコン全体が焼き払われたため、ほぼ間違いなく死亡したものと思われる。
#center(){
&font(18,b,#666666){621}
&font(18,b,#666666){お前を縛るものはもう何もない}

&font(18,b,#666666){これからのお前の選択が…}
&font(18,b,#666666){お前自身の可能性を広げることを祈る}
}

}

#openclose(show=「ルビコンの解放者」ルート){
「脱出」の後にミッション「シンダー・カーラ排除」を選択することでこちらのルートに分岐する。
ウォルターの意志に逆らい、「友」であるエアの願いを優先することを選んだ621とプレーヤーが目の当たりにしたものは…

#center(){
&font(18,b,#666666){…621}
&font(18,b,#666666){そこにいるのは… お前なのか…?}

&font(18,b,#666666){俺は…}
&font(18,b,#666666){621… お前を…}

&font(18,b,#666666){…消さなければならない}
}

#center{&image(IB-C03 HAL 826 02.jpg,width=600)}
#right(){&sizex(1){画像出典:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ゲーム画面 ミッション「ザイレム撃墜」}}
#right(){&sizex(1){© フロム・ソフトウェア 2023年8月25日発売}}

このルートに進んだ場合、なんと最後のミッション「ザイレム撃墜」のラスボスとして登場する。
エアのメッセージを受けて立ち上がった解放戦線を眼下に新ACを引っ提げた戦友と共闘し、これまで積もり積もった恨み辛みをスネイルに叩き込んだ上で、
これからザイレムという火種を取り除いてさぁエンディングと思ったところにラスティのMIAから続く容赦ない踵落としである。&font(l){[[人の心とかないんか?>禪院直哉(呪術廻戦)]]}
621によりエンジンを破壊され、墜落していくザイレム上において技研製AC互換有人機である「IB-C03: HAL826」を駆り、621と対峙することとなる…のだが、この際のウォルターは終始意識が朦朧としているかのような口調で「企業の命令を…友人たちの使命を」と言い直すなど明らかにナニカサレタような状態となっている。
「脱出」ミッションで入手できるログやスネイルの口ぶり、戦闘中にウォルターがCパルス変異波形たるエアの存在を認識していると思しき言葉を発する事などから、恐らくアーキバスの「再教育」によって(コーラルを利用する高リスクな旧世代の)強化人間として改造洗脳されてしまったと思われる。
ログには「スネイルが『次は胴体を残した強化人間を用意しろ』と指示する」内容があるため、ウォルターも上半身だけにされてしまったのではという考察もある。
すなわち、&b(){621達の「ウォルターとはいずれ敵対するのでは?」という発売前の疑念が、最悪の形で的中してしまった}瞬間であった。&s(){まあ、裏切ったのはどちらかというと621のほうなのだが…}

それでも尚「友人」から託された使命に対する自我でそれに抗っている&footnote(ただし、その使命はコーラルを焼く事であるため、結局621とは戦わざるを得なくなっている。使命自体もザイレムの墜落が確定している以上既に手遅れなのだが、意識の混濁のせいか気付けていない。)上、戦闘中にも&b(){「お前が稼いだ金だ…」「再手術をして…普通の人生を…」}と、心の底から621の身を案じていたことを示す言葉を呟き続けており、涙を禁じえない。
人間とコーラルが共存する未来を目指す621と激戦を繰り広げ、機体が深刻なダメージを受けてもなおコーラルの脅威から人類を守るために621に銃口を向ける((なお、この時621は迎撃や回避行動を一切取ろうとしていないため、黙ってウォルターに撃たれるつもりだった可能性もある。))が、

#center(){
&font(18,b,#666666){そうか… 621…}
&font(18,b,#666666){お前にも… 友人ができた…}
}

621の隣にはエアというかけがえのない友人が居ること、そして同じ友人から託されたもののために戦っていることを知覚したか、あるいは単に機体の限界からか[[銃を下ろし>ナインボール=セラフ]]、炎上するザイレムとともに散っていく。
使命を全うできなかったものの、その口ぶりはどこか優しく最後まで621を気遣っていたように思われる。
こうして最期まで621を案じて散っていったごすずんに心を抉られた621達からは「621の裏切りを咎めてほしかった」「こんな事になるのなら、621を利用して裏切ってくれた方がまだマシだった」&s(){「スネイルをもう一度ブチ殺したい」「アーキバスにお礼参りしてやる」}と嘆かれている。

他ルートのラスボスと異なり、機体性能はあくまでACの範疇であるため比較的攻略の難易度は低め。
&font(l){スタッガーからのBASHOとっつきなんてぶちかまそうものなら余韻もへったくれもなく秒殺できてしまう}
しかしラスボスだけあってコーラルライフルやコーラル発振器、コーラルミサイルの圧倒的火力やコーラルシールドの防御力は非常に脅威的であることは間違いなく、油断しているとあっさり撃墜されてしまうであろう。

//「ウォルターがACに乗る」ということがネタバレ度高いのでこちらに格納
-&font(22,b){搭乗機体}
&font(20,b){IB-C03: HAL 826}

#center{&image(IB-C03 HAL 826.jpg,width=600)}
#right(){&sizex(1){画像出典:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ゲーム画面 アセンブリ}}
#right(){&sizex(1){© フロム・ソフトウェア 2023年8月25日発売}}

・&bold(){機体構成}
|部位|パーツ名|製造元|h
|~頭部| IB-C03H: HAL826 |[[ルビコン調査技研]]|
|~コア| IB-C03C: HAL 826 |~|
|~腕部| IB-C03A: HAL 826 |~|
|~脚部| IB-C03L: HAL 826 |~|
|~右手武器| IB-C03W1: WLT 011 |~|
|~左手武器| IB-C03W2: WLT 101 |~|
|~右肩武器| IB-C03W3: NGI 006 |~|
|~左肩武器| IB-C03W4: NGI 028 |~|
|~ブースタ| IB-C03B: NGI 001 |~|
|~FCS| IB-C03F: WLT 001 |~|
|~ジェネレータ| IB-C03G: NGI 000 |~|
|~コア拡張|>| アサルトアーマー |

 PHASE:δ-2
 秘匿対象:51-201 W
 AC // IB-C03: HAL 826
 
 インテグレーション・プログラムに追加されていた機体データ
 暗号化を伴った注釈が付けられている
 ーーーーーーーーーーーーーーーー
 …アイビスシリーズ最後の1体 その所在が明らかになった
 第2条件を満たす候補者には目処が立っている
 この機体は破壊しておくべきだ
 
 あの男は第3条件成立を大幅に遅延させた
 修正が必要だ…

[[ルビコン調査技研]]が開発した「コーラル破綻を防ぐ最後の安全弁」たる、アイビスシリーズの最終後継ナンバーにして唯一の有人機体・兼AC互換フレーム。
網目状の頭部や左右非対称かつ大柄なコアなどが印象的で、ウォルターが搭乗していた機体はかの[[ナインボール=セラフ]]のごとく&font(red){真紅}に染められており、他に確認できたアイビスシリーズがいずれも白かったこともあり一際異質さが強調されている。また、コア以外の各パーツにブースターやコア拡張機能を使うと光りながらパカッと開く素敵ギミック付き。
この色が元からなのか、どこかの時点で塗り替えられたのかは定かではないものの「コーラルを警戒し焼滅を目論むウォルターが、コーラル技術をふんだんに使用しコーラル色に染まった機体を駆る」という、なんとも皮肉の利いた絵面となっている。&s(){賽投げルートでもそのままで乗ってたあたり、多分元からの着色であまり気にしてはいないようだが}
入手経緯ははっきり示されておらず、技研都市に放置されていたか、あるいは元からウォルターの所有機体だったなどの説があるが、
少なくとも賽投げルートのオールマインドはチャプター3の時点で所在を把握していた模様で、インテグレーションプログラムにおけるこの機体のエンブレムもウォルターのそれである。&s(){なお、破壊しておくべきだとメモしつつ破壊しなかった結果、ウォルターが普通に乗り込んでいる}

パーツ1つ1つが高負荷高水準を地で行っており、それをコーラルジェネレーターの高出力とコアの補正で強引にぶん回しているお大尽構成。裏アリーナ報酬であるアセンブルプリセットを確認すれば分かるが&b(){重量も出力もほぼ限界ぴったり}という芸術的フルセット。
機動力も重めの中量二脚レベルだが、コーラルジェネレーターの特長である「使い切りからの圧倒的な補充EN量」を活かせれば、出力の余裕の無さはデメリットにならずに済む。
武器類はいずれも属性防御を無視するコーラル属性かつ高火力であるため、重装機体でも油断がならない。
ただ(EPHEMERAほどではないとはいえ)フレームパーツの実弾防御が平均よりやや低いため、実弾[[ショットガン>ショットガン(AC)]]や[[パイルバンカー>射突型ブレード(AC)]]・チェーンソーの通りが若干良い。

フレームパーツ一式は「ルビコンの解放者」ルートのクリアで入手、武器と内装はミッション中に隠しパーツとして拾得・ログハントの報酬の双方に分布されているがいずれも最終盤での入手になる。パーツ単位での説明は[[技研の項目>ルビコン調査技研]]を参照。

}

#openclose(show=「賽は投げられた」ルート){
621がChapter4でオールマインドに保護されていた場合、ミッションが「脱出」ではなく「失踪」となりこのルートに進む。
「ザイレム制御修正」では[[オールマインド>オールマインド(ACVI)]]経由で通信を傍受する形で声を聞くことができ、アーキバスに囚われたかどうかは不明ながら言動はまともなので、洗脳は無事に免れたようである。
こちらでもルビコンの解放者ルートと同様「IB-C03:HAL826」を駆って戦闘に臨んでいるらしく、少なくともヴェスパーのデッドコピー6機といったオールマインドの手勢に対しカーラと共に抗戦していた模様。オールマインドからも「あなたのハンドラーは、やはり手強い」と評されているほか、直前の「失踪」での情報操作で「独立傭兵レイヴンは死亡した」とされているにもかかわらず、&font(#666666,b){「621は死んでなどいない」}と断言し最大の脅威とみなしていた。
最終ミッション「コーラルリリース」でHAL826はフルコース共々残骸となって漂っているため、物量戦に押し切られ戦死したものと思われる。&footnote(最期の通信では「あの機体は技研の…いや…!」と発言しており、マインドγではなく技研製機体の改修型(おそらく後半戦のラスボス機)を投入された可能性がある)
}



*関連人物
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***[[シンダー・カーラ>シンダー・カーラ(ACVI)]]
ハンドラー・ウォルターの友人の一人。ただし621を始め第三者の前で直接会話をする機会はなく、基本的に個人回線(プレイヤーには聞こえているがメタ演出だろう)でのみやり取りしている。
ブリーフィングで同席しているはずのミッションもあるが、そちらでも互いの面識を匂わせる様子はない。
621の初期機体やハウンズの機体が[[RaD>RaD(ACVI)]]製のLORDER 4なのは、調達のしやすさと同時に彼女の伝手もあるのかも知れない。
作中ではウォルターの猟犬である621の境遇に対して、「運が無い」とネガティブなコメントを残す人物の一人。
#openclose(show=ネタバレ注意){
ハンドラー・ウォルターと同じく秘密結社「オーバーシアー」の一員。ウォルターが消息を絶った後はその遺志((厳密にはこの時点では一応まだ生存していると思われるが))を継ぎ、コーラルを焼くためにザイレムをバスキュラープラントにぶつけるべく、621にも援護依頼を続ける。

一方で621がその遺志に反して敵対する道を選んでも恨み言をぶつける事はなく、「選ぶのは良いことだ 選ばない奴とは敵にも味方にもなれない」と受け入れている。
もっとも&b(){一切手加減はしてくれない}((この際の「シンダー・カーラ排除」は作中でも有数の難関ミッションの一つであり、しかもミッション終了後も奥の手を残している))が。

621が消息を絶つ別ルートでは、図らずも災禍を免れたウォルターはカーラと合流し、やはりオーバーシアーとして活動を始めることとなるが…。
}

***[[G1 ミシガン>ミシガン(ACVI)]]
「貴様の猟犬にはクソほど煮え湯を飲まされた」と悪態を付きつつ、621をレッドガンの作戦に参加させるというウォルターの依頼を了承。
さらにALTミッションでは、621が依頼の途中で裏切って背後から撃つという割と洒落にならない背信行為に走っても機体の修理費だけで手を打ったばかりか、「(G4,G5の)授業料の分は差し引く」といった譲歩までしている。
これらのやり取りから、ウォルターとミシガンの間には単に仕事仲間や依頼仲介だけでない、個人的な知己があるのでは?と言われる。
ウォルターが第一助手の息子という説(後述)が正しければ彼はルビコンの火の折に木星へ送られたらしいので、そこで木星戦役の英雄であるミシガンと深く知り合ったのかも知れない。

***[[スッラ>スッラ(ACVI)]]
ルビコン星系を中心に活動する独立傭兵。成功率極僅かな第1世代強化人間。
ウォッチポイントの襲撃を見て「相変わらずだな」と語る程度にはウォルターとコーラルの関わりを知っているばかりか、
それ以降も応戦する621をよそにウォルターをねっとりボイスでネチネチ言葉責めするなど、どうやらウォルターとは因縁浅からぬ様子。
またハウンズの少なくとも618、619、620とは交戦経験があり、そのうち618を手にかけたらしい。
621に対して「ウォルターの猟犬でなければ長生きできた」と言っている辺り、618だけでなく他にも早死にした/手にかけたハウンズを知っているのかも知れない(単に「自分と敵対せずに済んだ」と言うだけかも知れないが)。
一方でALTミッションではどういう意図か終始621を危険視した挙げ句、「その猟犬はやめておけ」と、ウォルターへの忠告か助言とも受け取れる遺言を残して逝く。
同じくALTミッションで621が撃破された場合のセリフ「この犬は死んで正解だ お前(ウォルター)のためにもな」と合わせると、ALTでの621に対する襲撃は本気でウォルターのためを思っての行動とも取れるが…?

***ハウンズ
ハンドラー・ウォルターが指揮する[[強化人間>強化人間(AC)]]部隊。&ruby(Hound){猟犬}が複数いるのでハウンズ。
ストーリートレーラーのミッションに登場する3人+本編中で言及される1人の合計4人が確認できるが、それ以外のメンバーが居たのかは不明。
617から621まで連番ではあるが、明確に第4世代と示されるのは主人公のC4-621のみ。
「ハンドラー・ウォルターの猟犬」と言うだけで複数のAC乗りから一目置かれ、過去に交戦経験のある人間も複数いることから、昔から活動しそれなりに実績があるようだ。
一方でそれだけ優秀なAC乗り達にも拘らず、その損耗率の激しさについて言及する人物も複数いる。&font(l){紙装甲のLORDER 4なんかに乗せてるからじゃ…}

:・617|
ストーリートレーラーにて登場。LORDER 4フレーム一式にガトリングが印象的な機体を駆る。
左肩のパルスシールドと左腕のブレードは基地突入時の弾幕で左腕ごと吹っ飛び、右肩の拡散バズーカは[[カタフラクト>特務機体カタフラクト]]の奇襲を受けて使用前に失ってしまい、早々にガトリング1本になる。
しかし620が作った好機を逃さずカタフラクトに肉薄し弱点のMT部分、それも首関節にガトリングを撃ち込んで撃破した。
既に連射を始めている銃口を更に強引に押し付ける動きからは感情のようなものが透けて見える。
仮に第4世代の強化人間ならば感情の起伏に乏しいと言われているが、彼らなりに仲間意識かそれに近いものはあったのかも知れない。&font(l){ACVIのお約束:[[拡散バズーカ>フロイト(ACVI)]][[使いは>オーネスト・ブルートゥ(ACVI)]][[変な奴>ノーザーク(ACVI)]]}
カタフラクトは撃破したもののガトリングも撃ち尽くし完全に丸腰。しかしターゲットのレーザー砲台は健在であり、遠方の何かに向けてチャージを始めているのを見て――。

:・618|
スッラから言及されるのみで、彼に殺されたらしい。「あれも悪くなかった」とのこと。

:・619|
ストーリートレーラーにて登場。両肩に12連垂直[[ミサイル]]を装備したLORDER 4に搭乗している。その12連[[ミサイル]]を斉射した直後、レーザー砲台に撃ち抜かれた。
[[ミサイル]]は時間差を置いて基地に着弾し、617と620が突入する道を開いた。
なお、本作の垂直[[ミサイル]]はプラズマ[[ミサイル]]を除いて誘導が悪く産廃扱いを受けているのだが、619はそれを対地攻撃用として割り切っていたわけである。
また腕部武装は右手にアサルトライフル、左手に大豊グレネードとなっているが、このうちグレネードは途中でミサイルの斉射を止めてしまう仕様がある。
そもそもLOADER4の初期内装で上記武装をするとEN出力が80不足しているためジェネはYABAに変えているものと思われるが、それでも若干の積載超過は避けられない。

:・620|
ストーリートレーラーにて登場。左肩にアサルトライフル、右肩にレーザーライフルをマウントしているのでOSをチューンしている模様。
接近戦になったためハンドガンを連射していたが、カタフラクトが装甲の厚い側面を向けていたため有効打は出せないまま拡散レーザーの連射を受けて脱落した。
砲台は常に620側をマークしていたため、617と挟み込むように動く事で自らが囮となって僚機の突入チャンスを作った。

:・C4-621|
我らが主人公。買い付け時の会話から617達との同期ではなく、そのためかミシガンらからは「新しい猟犬」などと呼ばれる。
本来[[AC>ARMORED COREシリーズ]]主人公の例に違わず年齢も性別も設定されていないのだが、ファンアート等で従来作に比べて若かったり白髪の少女になってたりするイメージを持たれがちなのは、ストーリートレーラーのイメージだけでなくウォルターの態度がやけに手厚かったりある意味父性のようなものを感じさせるのと無関係ではないだろう。&s(){中には[[人間辞めてる>犬]]イラストも多いが。}
本編中盤には617達を壊滅させたカタフラクトの単独撃破を依頼されるミッションがあるが、ウォルターは特に支援の手配や退路の確保は行っておらずそのまま621を単機で送り出している。
少なくともこの頃にはルビコン3での実績もあり、617達より数段上のAC乗りと見なして扱っているようだ。
なお、彼なりに手厚く扱っているものの、621からどう思われているかはほぼ描かれておらず、解釈は各々の[[フロム脳]]に任されている。
#openclose(show=621からウォルターへのアクションらしきもの(エンディングネタバレ有)){
解放者ルートエンディングにて、大打撃を与えたウォルター機に銃を向けられても対峙姿勢のまま動かなかった事と、その後ウォルター機の動作停止を見届けてから脱出した事が一応挙げられるか。
無論これらが621のどのような判断に基づいて行われたものなのかは語られていない。
}


*考察
----
#openclose(show=・ネタバレを含むため折り畳み){
:・エンブレム|
「沢山の手綱を握る腕」というデザイン。
一見すると「猟犬の主」だが、よく見ると手綱が多いだけでなく手首にまで巻き付いている。
犬のリードは一般的にも手首に巻き付けて使うものだが、「戦死した飼い犬たちを忘れられない」「手綱を握ると共に飼い犬に縛られている」という解釈も存在する。

:・いつの時点でルビコン入りしたのか|
621がルビコンに密航した時はACひとつでの降下となったことと、「BAWS第2工廠調査」クリア後のカーラとの会話で「おかげでルビコンまでこぎつけた」という発言から、ウォルター自身はストーリー開始時点でルビコンにはおらず遠隔で指示を出していた可能性が高い。
どのタイミングでルビコンに潜入したのかは不明だが、Chapter2の「野暮用」がそれなのではという説がある。&footnote(他には独立傭兵ノーザークやコールドコールがそこまで手間をかけずに密航してきている模様)

:・ウォルターの出自|
決定的な証拠はないため真相は闇の中であるが、Chapter4でウォルター自身が語った”昔話”や各地で入手できるアーカイブの内容から「ナガイ教授の第一助手の息子がウォルターなのではないか」という説がある。

:・HAL 826という機体|
「HAL」という単語で思い浮かべるものには[[いく>ハル研究所(企業)]][[つか>HAL部屋(星のカービィ)]][[あると>春川英輔(電人HAL)]][[思うが>ハル・エメリッヒ(オタコン)]]、往年の名作SF映画[[2001年宇宙の旅(映画)]]に「HAL9000」という会話型コンピューターが登場する。
また、これにちなんで命名された小惑星「HAL」が存在し、小惑星番号9000として小惑星センターに登録されている。
ここから826番目、小惑星番号9826に登録されている小惑星の名は「Ehrenfreund(エーレンフロイント)」 ドイツ語で「尊敬する友、名誉ある友人」といった意味になる。
コーラルに対するルビコン技研の最後の安全弁。果たしてこの名前は、いったい誰から見た「友人」へのものだったのだろうか。

:・お前が稼いだ金だ|
物語の序盤こそ「コーラルを手に入れれば強化人間でも人生を買い戻せるだけの金が手に入る」と語っているが、前述の通り本来の彼の目的はこの世&font(#f00){全てのコーラルの焼却}。
当然コーラルを換金する気など毛頭なく、そういう意味では621を[[全編近くに渡って騙していた>騙して悪いが(AC)]]事になる。
一方で最終的にはちゃんと621の人生を買い戻させる気があったのは、解放者ルートの意識が朦朧とした中に見え隠れする本音からしても確か。必要な資金についてはコーラル集積地に至るまで&footnote(すなわち名を売り、困難な依頼をこなし、企業からある程度信用される所まで)ルビコン3で活動すれば集まる目算だった模様。
仮に足りない部分があっても報酬のうち代理人としての取り分を放棄して621に渡すか、或いは武装採掘艦護衛の時のように私財から出すつもりだったのかも知れない。

:・解放者ルートの最期|
彼の使命はコーラルがただただその性質に従って破綻をもたらす「物質」だから燃やすしかないと言う前提に端を発しているが、前述のとおりこの戦闘の最中にエアの存在を知覚しているかのような言動を見せている。
それまで机上の存在であった知性体としてのコーラル「エア」を観測し、その直後は彼女を「火種」と称して敵意を向けているものの、最終的には根絶以外の可能性を見出して考えを改めた、という捉え方もできる。
ちなみに彼が最期の最期でエアを知覚できたのは恐らく敵対する企業による望まぬ強化の結果であったと言うのは何とも皮肉で、しかしある意味奇跡でもある。
なお、621を障害とみなして排除しにかかっているにも拘らず、621の行動そのものを咎めることは一切ない。&footnote(意識のはっきりしている「賽は投げられた」ルートでも同様であり、「今や俺達にとって最大の脅威だ」と警戒はしていてもオールマインドについたこと自体(それもカーラすら苦言を呈した選択)には言及していない)
そもそもの話、カーラにたとえ使命から外れることになっても&font(#666666){「受ける仕事は621自身に任せるべきだ」}と語ったり、集積地点へ向かう直前に621へ&font(#666666){「ここから先は俺に…いや、&b(){お前自身の感覚に従え}」}と告げるなど、
ウォルターは621が自分に付き従うかの最終判断は621自身に任せるつもりだったため、621が裏切ったとしてもそれは「621は自らの感覚に従い、受ける仕事を選んだ」というウォルター自身が望んだ事であったと言える。&br()
&br()また、エアもこの戦闘で様子のおかしいウォルターの言動には思わず息を呑み、&font(#dc143c,b){「やらなければ…あなたが危ない」}と621を生かすために迎撃を促してはいるものの、ウォルターが621へ向けていた情を、またウォルターが自分の存在を感知できるようになった事実を察した事もあってか、
&font(#dc143c,b){「レイヴン…!&u(){ウォルター!}このままでは!」}と621だけでなくウォルターにも墜落するザイレムからの脱出を促しており、&bold(){この瞬間は3人揃って生還する可能性を模索していた}と思われる。
しかしそれも叶わず、ウォルターがエアを621の友人だと認めて安堵しながら永眠すると名前を叫ぶなど、ウォルターがこのような末路を迎えた事には心を痛めていた事がうかがえる。

}



*余談
----
:・公式グッズ|
公式グッズとして、ウォルターのエンブレムをあしらった「ハンドラー・ウォルターフロストパーカー」が存在する。

:・中の人|
英語版で声を担当しているPatrick氏はACfaにて[[パッチ>パッチ,ザ・グッドラック(ACfA)]]の声を担当していた。&s(){ウォルターのこともノーカウントにできたらよかったのに}



#center(){
&font(12){スッラ}
&font(10){ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
アニヲタwikiを編集するとは…
相変わらずだな ハンドラー・ウォルター
また追記・修正をしたようだが 何度でも誤字訂正してやろう


&font(12){ハンドラー・ウォルター}
&font(10){ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
貴様は… スッラか!?
}

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 解放者ルートはあのセリフから涙が止まらなかった。フロムゲーの世界で生きていくには優しすぎるよアンタ…  -- 名無しさん  (2024-05-29 00:31:04)
- ACだしどうせいつか裏切るんだろうと思ってた経験者ほどチャプター5開始時のメッセージにやられて1周目は火ルートに直行するやつ  -- 名無しさん  (2024-05-29 06:47:22)
- 解放者ルートのザイレム上での戦闘中に耐えられなくなってコントローラー一度置いた。戦闘後のムービーとかじゃなくてまさにプレイ中に泣いたのは初めてかもしらん  -- 名無しさん  (2024-05-29 09:57:05)
- アーマードコアと言う殺伐世界で在り続けるには優し過ぎた  -- 名無しさん  (2024-05-29 10:37:45)
- 621を再手術できる金でウォルターを再手術できただろう。そうすりゃ3人で普通の人生を送れたかもしれない。でも、そうはならなかった。ならなかったんだよレイヴン。  -- 名無しさん  (2024-05-29 11:00:25)
- ご新規さんとか、最初はラスティとか分かりやすいイケメンに興味を持って始めたら気が付いたらウォルターに沼ってるというのを割とちょくちょく見かける気がする  -- 名無しさん  (2024-05-29 11:18:10)
- この人のくれた休憩時間に、レイブンを働かせるエアのほうがブラックだよ  -- 名無しさん  (2024-05-29 11:50:07)
- ↑それはウォルターが持ってくる仕事がブラックじゃないという理由には全くならねえんだよなぁ  -- 名無しさん  (2024-05-29 11:54:15)
- アニヲタwikiに作成するとは... 相変わらずだなンハンドラァ・ウォルタァ…  -- 名無しさん  (2024-05-29 12:42:23)
- ↑貴様は……スッラか……!?  -- 名無しさん  (2024-05-29 14:18:47)
- ウォルター視点だと休暇やったはずの621が気づいたらカーゴランチャーで海越えしてるのほんと草  -- 名無しさん  (2024-05-29 15:28:47)
- アイビス戦ではテンションが上がって運動会で応援するパパみたいと評され笑った  -- 名無しさん  (2024-05-29 16:07:31)
- PVのハウンズ達の印象がガラッと変わる程良い人 まさか先輩方が雇い主の為に全力で戦っているとは思わないじゃん普通…  -- 名無しさん  (2024-05-29 16:14:30)
- また一つお前のせいで項目が建てられたぞハンドラァ・ウォルタァ…  -- 名無しさん  (2024-05-29 17:54:00)
- そこの犬  -- 名無しさん  (2024-05-29 18:33:16)
- ↑失礼。そこの犬、この項目のウォッチ・ポイントを教えてやろう  -- 名無しさん  (2024-05-29 18:34:08)
- ちょっとしたトーンで621への心遣いを表現する名演ぶりに脱帽。そりゃ全国の621が懐くわ……  -- 名無しさん  (2024-05-29 18:59:07)
- 最近気がついたけどエンブレムの手ってよく見ると球体関節人形なんだね  -- 名無しさん  (2024-05-29 20:29:09)
- ↑義手かもわからんね。同じ時の怪我で杖ついてるとか  -- 名無しさん  (2024-05-29 21:27:16)
- 間違いなく情のある人物だけどハウンズ死んでるし621にもキツイミッションの連続だしで他キャラから遠回しに人使いの荒い人物と言われるのも仕方ない  -- 名無しさん  (2024-05-29 22:47:49)
- ミッション内容が過酷なのは間違いなくそう 本来だったら他のハウンズと協働する予定だったのが621一人になっちゃったからね・・・  -- 名無しさん  (2024-05-30 02:24:07)
- なんと言うか飼い犬に対して情はあるけどそ  -- 名無しさん  (2024-05-30 08:14:38)
- この人生き残るルート無いよね…自分の目的を達成するまで諦めないだろうし コーラルを焼き払うってことは大量虐殺になるからのうのうと生きてはいられなさそうだし  -- 名無しさん  (2024-05-31 00:05:56)
- 1stミッションの「人生を買い戻す」が嘘偽り無い本心そのものとかもうほんま優し過ぎるのよごすずん……  -- 名無しさん  (2024-05-31 03:09:04)
- ウォルター「やったか!?」→やってる  -- 名無しさん  (2024-05-31 16:37:37)
- いうて今までの強化人間も使い潰してるし、開幕から人権がない621をヤバい任務に行かせまくってるから手放しに良い人・優しすぎるみたいな評価は個人的にモヤっとする。コーラルリリースも目的の為なら手段を選ばないように他ルートからだと見えるわけだし  -- 名無しさん  (2024-05-31 16:41:56)
- コーラルリリースじゃなくてオーバーシアーの間違い  -- 名無しさん  (2024-05-31 17:06:38)
- ↑2 やってる事は非道だけど、ウォルター個人は優しすぎる人(使い潰した強化人間の事を言われるだけで曇る)っていうのは何一つ矛盾しないのよ。むしろウォルターは内面含めて非道だったらどれだけよかったかというレベル  -- 名無しさん  (2024-05-31 18:31:33)
- 相変わらずだなぁ…ンハンドラアウォルタア…  -- 名無しさん  (2024-05-31 22:09:51)
- ウォルターがそれこそスネイルみたいな冷徹で自分以外を道具と思うような人柄だったほうが遥かに心が楽だったよ!むしろそうであってほしかったくらいだよ!!  -- 名無しさん  (2024-06-01 09:06:29)
- HAL826…ウォルターとの戦闘中、あの台詞によってトリガーを引く事が出来なくなった…指が一瞬動かなくなったんだ……ゲームしてて撃つのを躊躇う事なんて  -- 名無しさん  (2024-06-01 19:31:47)
- 「ごすずんと〜」の部分消しました。ごく一部の界隈で使われてるだけの身内ネタをこういうページに書くんじゃねえ。  -- 名無しさん  (2024-06-01 22:28:44)
- ↑こういうページ……?  -- 名無しさん  (2024-06-01 23:09:06)
- ↑2 そういった暴言を含むコメントはされないほうがよろしいかと  -- 名無しさん  (2024-06-01 23:35:24)
- いわゆる、偽善者ならぬ偽悪者ってやつよね  -- 名無しさん  (2024-06-02 15:26:28)
- 身内ネタの少ないページを探す方がむしろ難しくなって無いか…?特にフロム作品はユーザーによる渾名や幻覚が笑いを誘ってる側面も多いし  -- 名無しさん  (2024-06-02 15:51:10)
- ぶっちゃけ「ごすずん」が駄目なら大豊娘娘やアーキ坊や、オールドンマイ辺りも駄目にならんか…? 取り消し線付きで記述しておく分には構わんと思うがなあ  -- 名無しさん  (2024-06-02 20:13:09)
- まあ二次創作だったりスラングだったりだから扱いには注意が必要だし、個人的にそこまで好きじゃないのも混ざってはいるけど、消すほどのものではないと思うな  -- 名無しさん  (2024-06-02 20:21:14)
- ↑↑フラットな視点から見るなら大体ダメでしょうからこの項目だけ?ってのは関係ないかと。身内ネタや二次創作ネタにあたると思われますし  -- 名無しさん  (2024-06-04 15:47:19)
- 「身体は闘争を求める」ネタと同じで受け容れがたい人も居るって話だが、じゃあ消すほどかと言われると「放っておいて良いんじゃね」とは思う  -- 名無しさん  (2024-06-04 20:14:25)
- 何をどうしたら幸せになれるのかさっぱりわからないレベルでいろんなものに縛られた人 本人の精神力が高すぎるのと相まってなんとも……  -- 名無しさん  (2024-06-05 06:54:48)
- アーキバスに捕まらなかったとしても621だけ逃がした後HAL使ってウォルターの火を起こして諸共燃えるつもりだったんじゃないかと思ってしまう  -- 名無しさん  (2024-06-08 09:14:40)
- ごすずん解説消えてたのか。にもかかわらず「ごすずん的にはありなんだろうか」とかちょこちょこ消し漏れがあるから、初見の人は何が何だかになってしまう。完全に痕跡を消してくれないとかえって迷惑。  -- 名無しさん  (2024-07-13 11:24:13)
- ↑一度生まれたものは、そう簡単には死なない  -- 名無しさん  (2024-07-24 19:07:55)
- ↑3実際そのつもりだったんだろう。だからこそ集積コーラル到達の直前に「ここからはお前の感覚に従え(もうハンドラーとして指示は出せないから自分で考えて生きろ)」と発言したんだろう。  -- 名無しさん  (2024-08-07 02:45:59)
- ↑あの台詞、「ここから先は俺に…いや、お前自身の感覚に従え」だから多分付き合わせる気もあったとは思うよ。その上で621自身がどうするかは任せるつもりだったんだろう  -- 名無しさん  (2024-08-07 03:12:14)
- 良い人だが、関係性はビジネスパートナーとか出資者が一番落ち着く。621側が最初ボロボロだから支援者というか保護者じみてるが、上下関係みたいな意識はたぶんない。だから良い奴なんだ  -- 名無しさん  (2024-09-04 10:53:20)
- 無意識というかウォルター自身はあくまで手駒として扱ってるつもりだと思う。ハンドラーを名乗るのもエンブレムもその一線を引くためで、そのうえであの態度なのがウォルターなんだろうと  -- 名無しさん  (2024-10-02 21:36:02)
- インテグレーションプログラムでのHAL826戦でウォルターのエンブレムが表示されるのを見るに、HAL826はウォルターが元々所有してて再教育される前から乗ってたように思える。機体色は…ウォルターの趣味?  -- 名無しさん  (2024-11-20 22:28:25)
- コーラル(ピンク)色だしHALだしきっとウォルターはカービィなんだよ  -- コーラルガンギマリドーザー  (2025-04-12 16:13:05)
- ↑貴公・・・  -- 名無しさん  (2025-05-17 07:45:56)
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