&font(#6495ED){登録日}:2024/10/19 Sat 02:52:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 19 分楽しめる項目 ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『30 MINUTES LABEL』とは、BANDAI SPIRITSから発売中の[[プラモデル]]シリーズの総称である。 略称は『30ML』。 #openclose(show=▷目次){ #contents(fromhere=true,level=2) } *【概要】 2019年から展開中の、原作を持たないオリジナルIPを題材としたプラモデルシリーズ。 元々は『[[30 MINUTES MISSIONS]](30MM)』と、2021年より展開されている『[[30 MINUTES SISTERS]](30MS)』は「コンセプトを同じくする別シリーズ」という扱いだった為にシリーズを纏める語句が無く、『30 MINUTESシリーズ』等と呼ばれていた。 後に『[[30 MINUTES FANTASY]](30MF)』の追加と共に、纏めて『30 MINUTES LABEL』と呼ぶ事が発表された。 よく間違われるのだが、本シリーズのコンセプトは&bold(){「30分で組み立てられる」}ことではなく&font(#ff0000,b){「時間を忘れて楽しむ30分」}がテーマとなっている。 元々は開発当初(30MM)は30分で組み立てられることを目指していたが、組み立て時間に個人差があることを考慮して止めたと語られており、つまるところ「組み立てやすさ」は本ブランドレーベルにおける重要なコンセプトの一つである。 後述する30MSのスマッシュヒットもあり、バンダイ的にはガンプラに並ぶレーベルとして育てていくつもりであるようで、 2025年にバンダイホビーサイト公式がリニューアルした際には、大カテゴリが「ガンプラ」「30ML」「(その他)キャラクタープラモ」となったことからもその力の入れようが伺える。 *【特徴】 30MLは前述の通り「各ブランドはそれぞれ別シリーズ」という扱いであり、例えば30MMを代表する「アルト」、30MSを代表する「リシェッタ」、30MFを代表する「リーベルナイト」は、 いずれも設定や関係性が一切なく(リシェッタは美少女版アルトではないし、リーベルナイトはアルトの騎士バージョンではない)、世界観の連動もごくわずかな例外を除き存在しない。 30MPに至っては別のマンガ・アニメの登場人物のキット化である。 ただ、いずれも共通する「コンセプト」が存在している。 ・&font(#0000ff,b){「低価格」} 元々バンダイのHGガンプラが低価格に抑えられていた時期にスタートしたブランド、というのもあるが、2019年頃のHGガンプラやオプションキットに近い金額(500~2000円代、一部3000円代)で推移している。 ガンプラ同様に時代を経るごとに若干値段が上がってはいるが、どれだけ高くても約5,000円に抑えられている。((現時点で5,000円を超えるのはAC6コラボキットのライガーテイルとアイマスコラボの765組のみ。)) なおサイズ感としては一部除き巨大なキットはリリースされていない。一番大きい30MMの「プロヴェデル」も、1/100ガンプラに近いサイズに留まっている。安価に抑えられているのはこれも一因だろう。 ・&font(#ff69b4,b){「組み立て易さ」} 簡易組立構造「Fine Build」を採用。複雑な構造を極力排除しており、基本的にニッパー1つあれば組み立てはできる。 また、プラモデル前提のデザインなのでシールなどを極力使わない、かつ普通に組むだけで設定通りの色分けになる(コラボ系は除く)。アンダーゲートもほとんどのキットで採用されていない。((数少ない例外が30MMエネルギー武装のエネルギータンク。)) 一方でアニメなどで動かす前提ではない分、ディテールはかなり細かく見栄えするデザインになっている。 なおタッチゲートについては30MM「イグライト」にて初めて採用される予定となっている。 ・&font(#b8d200,b){「高いカスタマイズ性」}。 30MM/30MS/30MFにてコンセプトとして謳われている要素。3mmジョイントやC型ジョイントを多用した組み換え遊び重視の設計になっている。 ブランドによって組み換えの方向性自体はかなり異なるため構造はブランド毎に差異はあるものの概ね互換性を持たせたものとなっており、変換パーツも付属しているので枠を越えた組み換えも可能としている。 特に拡張性は[[ガンプラ]]や食玩、はたまた他社の商品までもジョイントとスケールが合えば組み合わせることが可能な程。 その気になれば「ナイトフォールのパーツを装備したビヨブル衣装のテイオー」のような代物も組める。 なお30MPに関してはカスタマイズ性はコンセプトとしては謳われておらず、一応互換性はないわけではない(例えば頭は30MSと同じボール径なので簡単に入れ替え可能)がキャラクター再現に重きが置かれておりジョイントなどは少なめ。 (コラボを除くと)特定の原作を持たないオリジナルプラモデルシリーズというと、ライバル企業で言うと[[フレームアームズ]]や[[ヘキサギア]]、[[FAG>フレームアームズ・ガール]]、[[メガミデバイス]]といった[[コトブキヤ]]のオリジナルIP群に近しいものがある。 ただし、上記のコンセプト面で両者にはかなり違いがあり、例えば武装モリモリのフルパッケージキットが30MLにはほぼ存在しない。 アーマーや多少のオプションが入ったオールインワンパッケージは存在するが、単キットではいずれもかなりシンプルな方向性のデザインに仕上がる。 もっとも3mmジョイントを使うという点では共通する部分も多く、両社のキットを組み合わせて遊んでいる人も多い。 また、シリーズの出発点となった「リーオーショック(詳しくは余談の項を参照のこと)」がSNS、もっと言うとX(旧Twitter)上でのムーブメントであることや、 30MMの展開直後に発生したコロナ禍による外出制限などの影響もあってか、30MLはガンプラなど他のバンダイプラモに先駆けてXを利用した情報発信・イベント展開にかなり重きを置いているのも特徴である。 その際たるものがXを利用した30ML公式主催のユーザー投稿企画であり、投稿したプラモデルがバンダイ公式サイトに掲載されたり、入賞した作品は全日本模型ホビーショーなど大型模型イベントなどで現物展示されたりなどの試みが行われている。 Youtube公式動画チャンネル&bold(){「30 MINUTE CHANNEL」}も開設されており、生放送での新商品発表会などが行われているのだが、&bold(){バンダイスピリッツのプラモデルでこれを毎回必ずやっているのは今のところ30MLのみである}。&s(){そして発表会の翌日は通例として新作ガンプラ含め一斉に予約開始になるためユーザーは戦々恐々とする。} リアルのイベントとしてはホビーショーやHyper PLAMO Fesと言ったガンプラや他キャラクタープラモも含む総合イベントでの出演が主だったが、 2025年9月13日&9月14日には遂に&bold(){30ML単独のリアルイベント}がベルサール秋葉原で開催される予定であると発表されている。 黎明期の頃はガンプラや[[境界戦機]]のバンダイ公式コンテストで30MMの各種キットを使用できるようになっていたが、30MLとして独自のレーベルを築くようになってからは基本的に使用できないという方針が出るようになっている。 もっとも、公式コンテストに使用しないなら何の問題もないので、ガンプラに30MLキットを混ぜたり30MLにガンプラなどのパーツを混ぜたりして遊んでいる人は多い。 *【入手性・公式ストアなど】 2025年時点の情勢としては、新商品以外の再販・現況品については古いもの・人気商品を除くと概ね安定して入手できるようになっており、 新商品についても、新発売の人気ガンプラなどよりはまだ発売日当日に購入できる可能性が高いというのが大体の見方である。 取り扱いについてはガンプラを扱っている量販店・模型屋であれば大体売られているのもポイントであり、購入可能なお店については多いといえる。 一方で新商品予約についてはガンプラ並み、あるいはそれ以上に厳しいと言われており、 30MM(特にAC6コラボ)、30MSの本体及びボディ系オプション、30MF・30MP全般については大手通販サイトでは&bold(){予約開始から数秒経たずに予約が満了になる}のは最早様式美となっている。 ガンプラは人気の新商品を抽選予約とするサイトも現れてきているが、30MLもほぼ全てがその対象となっている。 ただ、再販ペースもいずれもかなり充実はしており、物にもよるが2~3回ほど再販が繰り返されると需要の高騰はやや落ち着く傾向にある。 もっとも前述の公式イベントの開催中は需要が上がり気味になったり、オプションパーツやキャノンバイクのような需要の尽きないキット、フルアーマーアルトやツキルナに[[後藤ひとり]]、セスティエといった再販予定が異常に少ないキットもあったりするので一概には言えないが。 30MMの黎明期はガンプラなどと比較して取り扱い店舗も出荷数も抑えられており、至る所で入手が困難であったが取り扱いと出荷数が増えるにつれて一部を除き安定するようになった。 ガンプラがコロナ禍初期に極端に数を減らしてしまった中でも、30MMは(新商品含めて)気楽に買えるとまで言われていた時代があったほど。 だが、30MMの「マクシオン軍」投入から需要が跳ね上がり、30MSも初期の頃は「全く買えない」と揶揄されるほど入手が難しい状態になっていた。 それから2~3年が経過した現在は上記の通りの状況である。 30MSは他社ガールズプラモという明確な比較対象があり、他社製品については2023年以後は新作購入が比較的容易なのに対しこちらはかなり高難度であることは現在でも問題視される部分ではある(取り扱い店舗の数や価格、再販頻度など複合的な要素が絡むが)。 30MLはガンプラではないが、長らく「THE GUNDAM BASE TOKYO (ガンダムベース東京)」でも取り扱いが行われていた。そちらについては2025年1月をもって取り扱い終了となり、在庫のみの販売となった。 東京以外のガンダムベースではそもそも取り扱いはされていない。 一方で、ガンプラ以外を扱う「BANDAI SPIRITS Hobby SHOP」でも30MLの取り扱いがあり、東京・横浜・博多のバンダイナムコCross Storeが該当する。 さらに2024年11月末にはイオンモールKYOTOにて初の公式ショップ&bold(){「30 MINUTES LABEL ZONE/KYOTO」}がオープンしている。 店頭には限定品としてスペシャルマーキングシールが発売されているが、「KYOTO ver.」とあるので各地での発売が予定されているようだ。 事実、2025年春には愛知県名古屋市にも「30 MINUTES LABEL ZONE/NAGOYA」がオープンしている。 なお両店舗とも、バンダイナムコCross Store内に30ML ZONEが存在しており、今後も他のバンダイナムコCross Store内で30ML ZONEが展開していくことが期待される。 プレミアムバンダイ専売品は30MMと30MSに存在しており、30MMは既存製品+新規造形アーマー&武装+既存アーマー・武装・オプションの詰め合わせで構成される「既存機体の特殊部隊仕様」となっている。 30MSも基本的には一緒だが、こちらは既存製品+30MMのキット+新規造形の衣装やアーマーという詰め合わせである。こちらは瞳のタンポ印刷が一新されており、既存キャラとは異なる新規キャラクターとして設定されている。 なお、プレバンにおける予約難易度はMMの方が高い傾向にある。 また30MMは何度か再生産されているが、30MSは大半の商品で余裕をもって予約可能という状況もあってか25年春時点では一度も再生産が行われておらず、古いものについては激レアキットと化している。 *【シリーズ】 現在までに4つのブランドが発表されている(2024年10月時点)。 **[[30 MINUTES MISSIONS]] シリーズの始まりとなった1/144スケールのオリジナル[[ロボット]]プラモシリーズ。 「[[量産機]]」をコンセプトとしたブランドで、コラボ商品を除けばワンオフ機などは存在しない。 Cタイプジョイントを多用した構造であるため、かなり大胆な組み換えができるようになっておりキットにもよるがブロックトイ的な志向を持つものが多い。 コラボレーションタイトルは「[[アーマード・コア6>ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON]]」が存在。 アーマード・コア6のコラボキットは通常の30MMとの互換性がほぼ無いが、AC6キット同士でパーツを入れ替えられ原作同様の「アセンブル」が楽しめる。 アバウトではあるが世界観設定が存在しており、公式投稿企画「カスタマイズミッションズ」の多くはその設定を下敷きにしてはいる。 また、HGのガンプラに安全基準が合わせられており、このブランドのみ元のゲームが[[CERO]]:C=15歳以上対象のACコラボキット含めて対象年齢が8歳以上となっている(他は全て15歳以上)。 大きさも1/144ガンプラとほぼ同サイズであり((過去に公式サイトに掲載されていたロボットの全長から逆算すると1/144スケールという計算にはなる))、ガンプラのオプションパーツセットに無改造で対応している商品も多い。 **[[30 MINUTES SISTERS]] 2021年より展開している30ML第2弾。 バンダイ初のシリーズ化されたオリジナル美少女プラモとして、美プラ戦国時代に殴り込みをかけその情勢を一変させたブランド。 サイズは30MMよりもやや大きめで、1/12スケール相当となっている。 コラボレーションタイトルは&s(){「ガールガンレディ」}「[[ウマ娘 プリティーダービー]]」「[[アイドルマスター シャイニーカラーズ]]」が存在。 後者二つは通常30MSと完全互換のキットになっており、自由な組み換えが楽しめる。 こちらも世界観設定はあるが、公式投稿企画(コンテスト)ではほぼ無いものとして扱われている。 **[[30 MINUTES FANTASY]] 2024年より展開している30ML第3弾。 「[[剣と魔法の異世界ファンタジー>剣と魔法の世界]]」がコンセプト。 といっても「災厄による文明の破滅から700年後の地球」を舞台に、機械生命体「マクシミリア」を主役とすることから、[[ポストアポカリプス]]やSFの要素も併せ持つ。 こちらは上記2ブランドに比べてかなり細かい設定が存在しているが、勿論それを踏まえて遊ぶも気にしないのも作り手次第である。 造形はよりリアルな人型に近付けているのが特徴で、サイズは平均的な30MMよりも頭2つ分大きく、30MSの大き目なシスターよりもちょっと高いくらい。 そして本シリーズで基幹となるカスタマイズは「アーマークロス」。 シルエット(素体)となる「CLASS:Ⅰ」のマクシミリアにアーマーを装着することで「CLASS:Ⅲ」の上位職へのジョブチェンジを再現している。 現在は人型・男性のみが発売されているが、ゆくゆくは女性型やモンスターの立体化も検討されている。実際に2025年末には竜人型がリリース予定。 当初は発売即完売・再販も即品切れという状況であったが2025年以後はやや落ち着いてきており、予約はともかく実店舗購入は現実的になりつつはある。 また、リリースから日が浅く発売中の商品ラインナップが少ないこともあり公式投稿企画は受賞無しのお試し企画のみとなっている。 **30 MINUTES PREFERENCE 2024年8月に発表された新ブランド。 「自分だけの好きを作り出そう」というコンセプトの下、これまではコラボという形で商品化されていた版権作品のキャラクターを30MLのフォーマットでプラモデル化していくブランドとされる。 第1弾としてアニメ『[[ぼっち・ざ・ろっく!]]』より[[後藤ひとり]]、[[伊地知虹夏]]、[[山田リョウ>山田リョウ(ぼっち・ざ・ろっく!)]]、[[喜多郁代]]のプラモ化が決定。 現時点で発売済みなのはぼっちのみ、商品情報が公開されているのは喜多のみで、他2人の詳細は後日発表の予定。 第一弾の後藤ひとりは構造としてはほぼ30MSと一緒ではある(フェイスパーツも30MS既存キットと完全互換性有)のだが、キャラクター再現がかなり重視されており、 スカートは軟質素材(HGUCのシャア専用ザクのスカート部分と同じ素材。なお硬質プラのスカートは付属しない)が採用されポージングの幅が広がっている他、差し替え用のスカートも付属する。 瞳デカールも大量に付属する。デフォルトの組み合わせだけでなんと&bold(){17パターン}もあるほど(なおタンポ印刷済み表情は2種付属、印刷なしフェイスは2つ付属するのでデカールに対して明らかにフェイスパーツが足りていない。30MSのカラーBフェイスがほぼ近い色味なので、そちらを使う人も多い) そして第3弾はなんと『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の[[綾波レイ]]である事が発表された。 こちらは互換性を犠牲にしてでも原作のキャラクターイメージをかなり追及したデザインとしている模様。 バンダイでアニメや漫画のキャラクターを再現しているのはFigurerise-Standard(FrS)があり、そちらでもガールズプラモは出てはいるのだがそちらとの棲み分け基準については明らかではない。 (タンポ印刷は30MS以後のFrS((「あばたーふみな」を除く。ただしこちらはほぼ30MSであるが。))が1種、30MPが2種、30MSが3種となっている) 一応「ぼっち・ざ・ろっく!」(アニプレックス/芳文社)、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」(カラー)共にバンナムが絡んでいない版権作品であり、今後そう言った作品については本ブランドから出てくるのかもしれない。 『[[AC6>ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON]]』の様な版権メカ物も今後はこちらで出すのか等は現時点では不明。 なお30MLブランドではあるが他社版権作品のキットということもあってか、いわゆる公式コンテストにおいては一律で使用キットから除外されている。 *【30 MINUTES LABEL カスタマイズミッションズ】 #areaedit() >30MMと30MSの世界に突如ゲートが出現。 >そのゲートが繋がる先は、 >地球に似た仮想空間-MLバース- > >MLバースとは、サイラス社が開発した次世代のウェブプラットフォームver.1.0.1であり >仮想空間上に様々なエリアが構築されることによって、 >30MMと30MSの共存が可能になる特別な空間である。 > >そこで毎年開催されている >30 MINUTES LABEL カスタマイズミッションズ。 > >このミッションを制することで、勝利チームは莫大な報酬を得ることができる。 前述の通り本来30MLの各ブランドは独立した展開をしており、公式投稿企画もそれぞれのブランドで別々のものが行われていたが、 2024年1月に初めてブランド横断の公式投稿企画が開催されることになった。 時期の関係上初回では30MFは対象となっていないが、次回開催の暁には対象に含まれることが予想される。 **▼1st MISSION 2024年1月18日 ~ 3月31日 総合勝者:チームマクシオン >ミッションルール > >①3つのいずれかのチームを選択し参戦が可能。 >チーム地球連合 >チームバイロン >チームマクシオン > >②3つのエリアから参戦エリアを選択可能。 >海エリア >砂漠エリア >都市エリア > >勝利条件 >期限内に最も多くのスコアを記録したチームが勝者となる。 > >このミッションを制するのは果たしてどのチームか。 >30 MINUTES LABEL カスタマイズミッションズがいま、スタートする。 23年12月に発表された「新カスタマイズミッション」の第一弾。 仮想空間におけるチームバトルというコンセプトであり、前述した3つのチームがスコア(※投稿された作品の累計「いいね!」数)を争う。 第一回ということもあってか、全体の流れやルールとしては&bold(){30MMで開催されている「カスタマイズミッションズ」と全く同じもの}であり、 そこに従来は「対象年齢の違い」で使用できなかった30MSの製品群が使用できるようになった((対象年齢の違いについては、ミッションに投稿する時点で保護者の同意が得られている前提である))、という図式。従って30MMの記事も合わせて参照いただきたい。 ルールは以下の通り。 ・作例には30MMと30MSのキットのみを使用する(どちらか片方だけでも可)。&br()他にもカスタマイズシーンベース、カスタマイズエフェクト、カスタマイズマテリアル、(他版権を含まない)アクションベースも使用できるが、&color(#FF0000){&bold(){30MS トウカイテイオー fromウマ娘プリティーダービーのみ使用不可。}}&br()なお&bold(){アイドルマスターシャイニーカラーズのキットは使用可能}である。公式サイトのバナーでもシャニマスのキャラが写っており、パーツを使った改造だけでなくキャラ本人(の設定)でも投稿が受理されている。 ・「#30MLミッション○○」のハッシュタグを付ける(参加するイベント。後述) ・「#チーム地球連合」または「#チームバイロン」または「#チームマクシオン」のどれかのハッシュタグを付ける(所属チーム) ・30MMと30MS両方の公式アカウントをフォローし、プラモの画像(動画は不可)に上記2つのタグを付けてXに投稿する。 ・[2/13追加レギュレーション] &bold(){SYNDUALITY Noirのキットも使用可能} これらの投稿作品は公式ホームページに掲載され、イベント終了時に「いいね!」の数が多かったチームがミッションの勝者となる。 基本的に30MM側のレギュレーションに合わせられているので、30MSコンテストの「30MS用フェイスパーツの使用必須」というルールが撤廃されており、 30MSコンテストでは対象外となる「30MMアチェルビーのフェイスを使い、本体は全て30MSで構成」といった組み合わせでもOKである。 一方、今まで30MM公式ミッションでは明記されていなかった「キットの(箱などの)梱包材、説明書、ランナーの使用可否」については30MSコンテスト同様に「使用可」と明記された。 HYPER PLAMO Fes.2024で配布された30MLのカタログでもこれらは「改造テクニック」として紹介されている。 ただし公序良俗に反する投稿は審査の対象外となる旨が記載されており、その辺りは良識ある投稿が求められるだろう。 他版権作品の模倣改造(いわゆる「見立て」改造)についてはNGだが、シャイニーカラーズのまだキット化されていないキャラクター再現が許容されているのかは不明。SYNDUALITY Noirのキャラクター再現作品は掲載が確認されている。 従来の公式ミッションとは別枠で[[特設サイト>https://bandai-hobby.net/site/30ML_MISSIONS/]]が設けられていたり、投稿タグが今までのものと違うなど新たな試みも行われている。 2/13、アニメ第2クール放送中であるSYNDUALITY Noirの4キットが使用可能になる追加レギュレーションが突如発表された。 SNS上では[[賛否両論]]様々な意見が噴出したが、2〜3月に発売が予定されてる30MLの様に使用可能パーツが増えた程度に考えた方がいいだろう。 SYNDUALITYシリーズのプラモは将来的に(シャニマスやAC6などと同様の形式で)30MLブランドに集約して展開される事が公式生放送で示唆されており、それを意識したレギュであると考えられている。 ミッションの流れとしては過去に30MMで実施された「3 AREA MISSION」のシステムも内包しており、各チームは 「#30MLミッション砂漠エリア」「#30MLミッション海エリア」「#30MLミッション都市エリア」のいずれかに参加(投稿)することとなっている。 3エリアそれぞれで戦況グラフが用意されており、その点も「3 AREA MISSION」と一緒。 ただし「3 AREA MISSION」と違い、各エリアについては設定など(何を巡って争っているのかなども不明。[[これ>機動戦士ガンダム Extreme vs.]]みたいなものだろう。)は特に存在しておらず、単純にバトルフィールドのようなものと考えればよいか。 開催期間は過去最長の約2.5ヶ月。 なお今回のミッションでは過去に存在した「オーディエンス賞」や「ストーリー賞」などいわゆる受賞枠が開催期間中には発表されておらず、結果発表時に改めて 「30MLオーディエンス賞」「30MMオーディエンス賞」「30MSオーディエンス賞」「(各エリアの)30MMストーリー賞」「(各エリアの)30MSストーリー賞」「各チーム賞」「30ML賞」が選出された。 どのような賞なのかはオーディエンス賞も含め一切発表されていないが、前例及び結果に沿うならオーディエンス賞=「いいね!数が最も多かったもの」、その他=「公式側が選定した作品」と考えられる。 この内オーディエンス賞、ストーリー賞、チーム賞の合計30作品が第62回静岡ホビーショーのバンダイスピリッツブースにて実物展示されることも併せて発表された。 ちなみに何をもって30MMと30MSを判別しているのかは不明だが、ユーザー側がどちらと定義して投稿しているのか、及び30MSフェイスの使用有無で見ていると考えられる。 初の合同ミッションということもあり非常に高い注目を持ってスタートしたが、序盤からMM・MS双方との相性の良い&発表後からSNSで非常に高い人気を持つアチェルビーを大量に投入したマクシオン陣営が怒涛の攻勢を見せ、 序盤から総合/都市・海エリアのトップに躍り出て勢いを失うことなく優勢のまま終盤に突入するというこれまでの30MM公式ミッションでは考えられなかった状況になっている。 一方で砂漠エリアはバイロン陣営が序盤から優位性をキープしており、地球連合陣営は都市エリアのマクシオン陣営を一時逆転に追い込んでいる(その後最逆転されるが差が僅差)。 30MSについては序盤はマクシオン陣営での投稿が圧倒的多数を占めておりこれもマクシオンの躍進に繋がっていると思われる。 最終結果としては、 ・海エリア……チームマクシオン勝利 ・砂漠エリア……チームバイロン勝利 ・都市エリア……チームマクシオン勝利 となり、序盤からの優勢をキープし続けたチームマクシオンが2エリアを確保、そのまま逃げ切って総合勝者となった。2021年のマクシオン陣営参戦以来、同陣営が単独でトップに立ったのはこれが初。 バイロン陣営は合計数こそマクシオンや地球連合に大きく劣るものの、砂漠エリアを序盤から抑え続け他陣営を突き放しており、終盤は海エリアでチーム地球連合を捲り上げてマクシオンに迫る戦いを見せた。 地球連合は都市エリアでマクシオンを猛追するも、320という僅差で届かず全てのエリアを失ってしまった。 なお2022年の3エリアミッションの時とは異なり、都市・海のストーリー賞は勝利陣営と猛追した陣営から1作ずつ選ばれている(砂漠はどちらもチームバイロン)。 チーム賞については30MM/MSの区別なく選ばれている。途中で追加されたSYNDUALITY Noirの4キットに関しては、大々的に使用した作品は選出されていない(パーツ単位で使用しているものはある)。 #areaedit(end) *【余談】 ・シリーズの出発点となった30MMが立ち上げられた切っ掛けとなったのは[[1/144 HGAC リーオー>リーオー(新機動戦記ガンダムW)]]。これが発売から僅か数時間で組み上げられてSNS上にアップロードされていた事に衝撃を受けた((バンダイ社員曰く「リーオーショック」))のが30MM誕生の切っ掛けとなったと語られている。 ・2022年9月以降に発売したフィギュアライズスタンダードには本レーベル(主に30MS)で培われた技術が投入されている、これについては2022年5月発売のモデルグラフィックス7月号にて『FRSとの技術的統合を進めていく』との発言がある。(ガンダムキャラが特に目立つがアンプリファイドもその対象であるようだ) 30分間夢中になれる追記・修正をお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 30MF、ジョブの違う素体に武器防具を装着させる異世界ファンタジーって、そりゃあれだ「甲竜伝説ヴィルガスト」だよ!(バンダイ的に) -- 名無しさん (2024-10-19 08:10:04) - 30MPから30MS規格の男性キャラを充実させてほしいな。美プラはあるのに少年プラがないのはおかしいやろと何年も思い続けている -- 名無しさん (2024-10-19 10:05:01) - MFより先に項目できたか。MPはMM・MS共に年単位でコラボ枠埋まってるから生まれた感あるけど、色んな方向性でコラボして欲しいかな -- 名無しさん (2024-10-19 23:01:12) - 比較対象になるコトブキヤが、どのシリーズも下るにつれて武装ドカ盛り&大型化していってお腹いっぱいになるのに対し30MLは絶対一線を越えないようにしてるというのもポイントかな? -- 名無しさん (2024-10-23 13:19:58) #comment() #areaedit(end) }