30 MINUTES LABEL

登録日:2024/10/19 Sat 02:52:37
更新日:2025/05/10 Sat 09:22:43
所要時間:4 MINUTES LABEL




『30 MINUTES LABEL』とは、BANDAI SPIRITSから発売中のプラモデルシリーズの総称である。
略称は『30ML』。





【概要】

2019年から展開中の、原作を持たないオリジナルIPを題材としたプラモデルシリーズ。
元々は『30 MINUTES MISSIONS(30MM)』と、2021年より展開されている『30 MINUTES SISTERS(30MS)』は「コンセプトを同じくする別シリーズ」という扱いだった為にシリーズを纏める語句が無く、『30 MINUTESシリーズ』等と呼ばれていた。
後に『30 MINUTES FANTASY(30MF)』の追加と共に、纏めて『30 MINUTES LABEL』と呼ぶ事が発表された。

よく間違われるのだが、本シリーズのコンセプトは「30分で組み立てられる」ことではなく「時間を忘れて楽しむ30分」がテーマとなっている。
元々は開発当初(30MM)は30分で組み立てられることを目指していたが、組み立て時間に個人差があることを考慮して止めたと語られており、つまるところ「組み立てやすさ」は本ブランドレーベルにおける重要なコンセプトの一つである。

後述する30MSのスマッシュヒットもあり、バンダイ的にはガンプラに並ぶレーベルとして育てていくつもりであるようで、
2025年にバンダイホビーサイト公式がリニューアルした際には、大カテゴリが「ガンプラ」「30ML」「(その他)キャラクタープラモ」となったことからもその力の入れようが伺える。

【特徴】

30MLは前述の通り「各ブランドはそれぞれ別シリーズ」という扱いであり、例えば30MMを代表する「アルト」、30MSを代表する「リシェッタ」、30MFを代表する「リーベルナイト」は、
いずれも設定や関係性が一切なく(リシェッタは美少女版アルトではないし、リーベルナイトはアルトの騎士バージョンではない)、世界観の連動もごくわずかな例外を除き存在しない。
30MPに至っては別のマンガ・アニメの登場人物のキット化である。

ただ、いずれも共通する「コンセプト」が存在している。

  • 「低価格」
元々バンダイのHGガンプラが低価格に抑えられていた時期にスタートしたブランド、というのもあるが、2019年頃のHGガンプラやオプションキットに近い金額(500~2000円代、一部3000円代)で推移している。
ガンプラ同様に時代を経るごとに若干値段が上がってはいるが、どれだけ高くても約5,000円に抑えられている。*1

  • 「組み立て易さ」
簡易組立構造「Fine Build」を採用、複雑な構造を極力排除している。
流石に「タッチゲート」こそ採用はされていないが、基本的にニッパー1つあれば組み立てはできる。
また、プラモデル前提のデザインなのでシールなどを極力使わない、かつ普通に組むだけで設定通りの色分けになる(コラボ系は除く)。
一方でアニメなどで動かす前提ではない分、ディテールはかなり細かく見栄えするデザインになっている。

  • 「高いカスタマイズ性」
3mmジョイントやC型ジョイントを多用した組み換え遊び重視の設計になっている。
ブランドによって組み換えの方向性自体はかなり異なるため構造はブランド毎に差異はあるものの概ね互換性を持たせたものとなっており、変換パーツも付属しているので枠を越えた組み換えも可能としている。
特に拡張性はガンプラや食玩、はたまた他社の商品までもジョイントとスケールが合えば組み合わせることが可能な程。
その気になれば「ナイトフォールのパーツを装備したビヨブル衣装のテイオー」のような代物も組める。


(コラボを除くと)特定の原作を持たないオリジナルプラモデルシリーズというと、ライバル企業で言うとフレームアームズヘキサギアFAGメガミデバイスといったコトブキヤのオリジナルIP群に近しいものがある。
ただし、上記のコンセプト面で両者にはかなり違いがあり、例えば武装モリモリのフルパッケージキットが30MLにはほぼ存在しない。
アーマーや多少のオプションが入ったオールインワンパッケージは存在するが、単キットではいずれもかなりシンプルな方向性のデザインに仕上がる。
もっとも3mmジョイントを使うという点では共通する部分も多く、両社のキットを組み合わせて遊んでいる人も多い。

また、シリーズの出発点となった「リーオーショック(詳しくは余談の項を参照のこと)」がSNS、もっと言うとX(旧Twitter)上でのムーブメントであることや、
30MMの展開直後に発生したコロナ禍による外出制限などの影響もあってか、30MLはガンプラなど他のバンダイプラモに先駆けてXを利用した情報発信・イベント展開にかなり重きを置いているのも特徴である。
その際たるものがXを利用した30ML公式主催のユーザー投稿企画であり、投稿したプラモデルがバンダイ公式サイトに掲載されたり、入賞した作品は全日本模型ホビーショーなど大型模型イベントなどで現物展示されたりなどの試みが行われている。
Youtube公式動画チャンネル「30 MINUTE CHANNEL」も開設されており、生放送での新商品発表会などが行われているのだが、バンダイスピリッツのプラモデルでこれを毎回必ずやっているのは今のところ30MLのみであるそして発表会の翌日は通例として新作ガンプラ含め予約開始になるためユーザーは戦々恐々とする。




【入手性・公式ストアなど】

2024年末時点の情勢としては、新商品以外の再販・現況品については古いもの・人気商品を除くと概ね安定して入手できるようになっており、
新商品についても、新発売の人気ガンプラなどよりはまだ発売日当日に購入できる可能性が高いというのが大体の見方である。
取り扱いについてはガンプラを扱っている量販店・模型屋であれば大体売られている。

一方で新商品予約についてはガンプラ並み、あるいはそれ以上に厳しいと言われており、
30MM(特にAC6コラボ)、30MSの本体及びボディ系オプション、30MF全般については大手通販サイトでは予約開始から数秒経たずに予約が満了になるのは最早様式美となっている。
ガンプラは人気の新商品を抽選予約とするサイトも現れてきているが、30MLもほぼ全てがその対象となっている。
ただ、再販ペースもいずれもかなり充実はしており、物にもよるが2~3回ほど再販が繰り返されると需要の高騰はやや落ち着く傾向にある。
もっとも前述の公式イベントの開催中は需要が上がり気味になったり、オプションパーツやキャノンバイクのような需要の尽きないキット、フルアーマーアルトやツキルナといった再販に恵まれないキットもあったりするので一概には言えないが。

30MMの黎明期はガンプラなどと比較して取り扱い店舗も出荷数も抑えられており、至る所で入手が困難であったが取り扱いと出荷数が増えるにつれて一部を除き安定するようになった。
ガンプラがコロナ禍初期に極端に数を減らしてしまった中でも、30MMは(新商品含めて)気楽に買えるとまで言われていた時代があったほど。
だが、30MMの「マクシオン軍」投入から需要が跳ね上がり、30MSも初期の頃は「全く買えない」と揶揄されるほど入手が難しい状態になっていた。
それから2~3年が経過した現在は上記の通りの状況である。

30MLはガンプラではないが、長らく「THE GUNDAM BASE TOKYO (ガンダムベース東京)」でも取り扱いが行われていた。そちらについては2025年1月をもって取り扱い終了となり、在庫のみの販売となる。
東京以外のガンダムベースではそもそも取り扱いはされていない。
一方で、ガンプラ以外を扱う「BANDAI SPIRITS Hobby SHOP」でも30MLの取り扱いがあり、東京・横浜・博多のバンダイナムコCross Storeが該当する。
さらに2024年11月末にはイオンモールKYOTOにて初の公式ショップ「30 MINUTES LABEL ZONE/KYOTO」がオープンしている。
店頭には限定品としてスペシャルマーキングシールが発売されているが、「KYOTO ver.」とあるので各地での発売が予定されているようだ。
事実、2025年春には愛知県名古屋市にもオープン予定であることが発表された。

プレミアムバンダイ専売品は30MMと30MSに存在しており、30MMは既存製品+新規造形アーマー&武装+既存アーマー・武装・オプションの詰め合わせで構成される「既存機体の特殊部隊仕様」となっている。
30MSも基本的には一緒だが、こちらは既存製品+30MMのキット+新規造形の衣装やアーマーという詰め合わせである。こちらは瞳のタンポ印刷が一新されており、既存キャラとは異なる新規キャラクターとして設定されている。
なお、プレバンにおける予約難易度はMMの方が高い傾向にある。

【シリーズ】

現在までに4つのブランドが発表されている(2024年10月時点)。


30 MINUTES MISSIONS

シリーズの始まりとなった1/144スケールのオリジナルロボットプラモシリーズ。
量産機」をコンセプトとしたブランドで、コラボ商品を除けばワンオフ機などは存在しない。
Cタイプジョイントを多用した構造であるため、かなり大胆な組み換えができるようになっておりキットにもよるがブロックトイ的な志向を持つものが多い。
コラボレーションタイトルは「アーマード・コア6」が存在。

アバウトではあるが世界観設定が存在しており、公式投稿企画「カスタマイズミッションズ」の多くはその設定を下敷きにしてはいる。
また、HGのガンプラに安全基準が合わせられており、このブランドのみ対象年齢が8歳以上となっている(他は全て15歳以上)。

30 MINUTES SISTERS

2021年より展開している30ML第2弾。
バンダイ初のシリーズ化されたオリジナル美少女プラモとして、美プラ戦国時代に殴り込みをかけその情勢を一変させたブランド。
サイズは30MMよりもやや大きめで、1/12スケール相当となっている。
コラボレーションタイトルは「ガールガンレディ」ウマ娘 プリティーダービー」「アイドルマスター シャイニーカラーズ」が存在。

こちらも世界観設定はあるが、公式投稿企画(コンテスト)ではほぼ無いものとして扱われている。

30 MINUTES FANTASY

2024年より展開している30ML第3弾。
剣と魔法の異世界ファンタジー」がコンセプト。
といっても「災厄による文明の破滅から700年後の地球」を舞台に、機械生命体「マクシミリア」を主役とすることから、ポストアポカリプスやSFの要素も併せ持つ。
こちらは上記2ブランドに比べてかなり細かい設定が存在しているが、勿論それを踏まえて遊ぶも気にしないのも作り手次第である。

造形はよりリアルな人型に近付けているのが特徴で、サイズは平均的な30MMよりも頭2つ分大きく、30MSの大き目なシスターよりもちょっと高いくらい。
そして本シリーズで基幹となるカスタマイズは「アーマークロス」。
シルエット(素体)となる「CLASS:Ⅰ」のマクシミリアにアーマーを装着することで「CLASS:Ⅲ」の上位職へのジョブチェンジを再現している。

現在は人型・男性のみが発売されているが、ゆくゆくは女性型やモンスターの立体化も検討されている。
しかし現状では発売から即完売という状況が続いており、ある程度買えるようになってきた前2作に比べて入手難易度は高い。
また、リリースから日が浅く発売中の商品ラインナップが少ないこともあり公式投稿企画は受賞無しのお試し企画のみとなっている。


30 MINUTES PREFERENCE

2024年8月に発表された新ブランド。
「自分だけの好きを作り出そう」というコンセプトの下、これまではコラボという形で商品化されていた版権作品のキャラクターを30MLのフォーマットでプラモデル化していくブランドとされる。

第1弾としてアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』より後藤ひとり伊地知虹夏山田リョウ喜多郁代のプラモ化が決定。
現時点で発売済みなのはぼっちのみ、商品情報が公開されているのは喜多のみで、他2人の詳細は後日発表の予定。

第一弾の後藤ひとりは構造としてはほぼ30MSと一緒ではある(フェイスパーツも30MS既存キットと完全互換性有)のだが、キャラクター再現がかなり重視されており、
スカートは軟質素材(HGUCのシャア専用ザクのスカート部分と同じ素材。なお硬質プラのスカートは付属しない)が採用されポージングの幅が広がっている他、差し替え用のスカートも付属する。
瞳デカールも大量に付属する。デフォルトの組み合わせだけでなんと17パターンもあるほど(なおタンポ印刷済み表情は2種付属、印刷なしフェイスは2つ付属するのでデカールに対して明らかにフェイスパーツが足りていない。30MSのカラーBフェイスがほぼ近い色味なので、そちらを使う人も多い)

ブランドの立ち上げが発表されたばかりということあって情報が少ない。
ラインナップは美プラに限るのか、それとも『AC6』の様な版権メカ物も今後はこちらで出すのか等は現時点では不明。




【30 MINUTES LABEL カスタマイズミッションズ】


30MMと30MSの世界に突如ゲートが出現。
そのゲートが繋がる先は、
地球に似た仮想空間-MLバース-

MLバースとは、サイラス社が開発した次世代のウェブプラットフォームver.1.0.1であり
仮想空間上に様々なエリアが構築されることによって、
30MMと30MSの共存が可能になる特別な空間である。

そこで毎年開催されている
30 MINUTES LABEL カスタマイズミッションズ。

このミッションを制することで、勝利チームは莫大な報酬を得ることができる。

前述の通り本来30MLの各ブランドは独立した展開をしており、公式投稿企画もそれぞれのブランドで別々のものが行われていたが、
2024年1月に初めてブランド横断の公式投稿企画が開催されることになった。
時期の関係上初回では30MFは対象となっていないが、次回開催の暁には対象に含まれることが予想される。

▼1st MISSION

2024年1月18日 ~ 3月31日
総合勝者:チームマクシオン

ミッションルール

①3つのいずれかのチームを選択し参戦が可能。
チーム地球連合
チームバイロン
チームマクシオン

②3つのエリアから参戦エリアを選択可能。
海エリア
砂漠エリア
都市エリア

勝利条件
期限内に最も多くのスコアを記録したチームが勝者となる。

このミッションを制するのは果たしてどのチームか。
30 MINUTES LABEL カスタマイズミッションズがいま、スタートする。

23年12月に発表された「新カスタマイズミッション」の第一弾。
仮想空間におけるチームバトルというコンセプトであり、前述した3つのチームがスコア(※投稿された作品の累計「いいね!」数)を争う。

第一回ということもあってか、全体の流れやルールとしては30MMで開催されている「カスタマイズミッションズ」と全く同じものであり、
そこに従来は「対象年齢の違い」で使用できなかった30MSの製品群が使用できるようになった*2、という図式。従って30MMの記事も合わせて参照いただきたい。
ルールは以下の通り。

  • 作例には30MMと30MSのキットのみを使用する(どちらか片方だけでも可)。
    他にもカスタマイズシーンベース、カスタマイズエフェクト、カスタマイズマテリアル、(他版権を含まない)アクションベースも使用できるが、30MS トウカイテイオー fromウマ娘プリティーダービーのみ使用不可。
    なおアイドルマスターシャイニーカラーズのキットは使用可能である。公式サイトのバナーでもシャニマスのキャラが写っており、パーツを使った改造だけでなくキャラ本人(の設定)でも投稿が受理されている。
  • 「#30MLミッション○○」のハッシュタグを付ける(参加するイベント。後述)
  • 「#チーム地球連合」または「#チームバイロン」または「#チームマクシオン」のどれかのハッシュタグを付ける(所属チーム)
  • 30MMと30MS両方の公式アカウントをフォローし、プラモの画像(動画は不可)に上記2つのタグを付けてXに投稿する。
  • [2/13追加レギュレーション] SYNDUALITY Noirのキットも使用可能

これらの投稿作品は公式ホームページに掲載され、イベント終了時に「いいね!」の数が多かったチームがミッションの勝者となる。
基本的に30MM側のレギュレーションに合わせられているので、30MSコンテストの「30MS用フェイスパーツの使用必須」というルールが撤廃されており、
30MSコンテストでは対象外となる「30MMアチェルビーのフェイスを使い、本体は全て30MSで構成」といった組み合わせでもOKである。
一方、今まで30MM公式ミッションでは明記されていなかった「キットの(箱などの)梱包材、説明書、ランナーの使用可否」については30MSコンテスト同様に「使用可」と明記された。
HYPER PLAMO Fes.2024で配布された30MLのカタログでもこれらは「改造テクニック」として紹介されている。
ただし公序良俗に反する投稿は審査の対象外となる旨が記載されており、その辺りは良識ある投稿が求められるだろう。
他版権作品の模倣改造(いわゆる「見立て」改造)についてはNGだが、シャイニーカラーズのまだキット化されていないキャラクター再現が許容されているのかは不明。SYNDUALITY Noirのキャラクター再現作品は掲載が確認されている。
従来の公式ミッションとは別枠で 特設サイト が設けられていたり、投稿タグが今までのものと違うなど新たな試みも行われている。

2/13、アニメ第2クール放送中であるSYNDUALITY Noirの4キットが使用可能になる追加レギュレーションが突如発表された。
SNS上では賛否両論様々な意見が噴出したが、2〜3月に発売が予定されてる30MLの様に使用可能パーツが増えた程度に考えた方がいいだろう。
SYNDUALITYシリーズのプラモは将来的に(シャニマスやAC6などと同様の形式で)30MLブランドに集約して展開される事が公式生放送で示唆されており、それを意識したレギュであると考えられている。

ミッションの流れとしては過去に30MMで実施された「3 AREA MISSION」のシステムも内包しており、各チームは
「#30MLミッション砂漠エリア」「#30MLミッション海エリア」「#30MLミッション都市エリア」のいずれかに参加(投稿)することとなっている。
3エリアそれぞれで戦況グラフが用意されており、その点も「3 AREA MISSION」と一緒。
ただし「3 AREA MISSION」と違い、各エリアについては設定など(何を巡って争っているのかなども不明。これみたいなものだろう。)は特に存在しておらず、単純にバトルフィールドのようなものと考えればよいか。
開催期間は過去最長の約2.5ヶ月。

なお今回のミッションでは過去に存在した「オーディエンス賞」や「ストーリー賞」などいわゆる受賞枠が開催期間中には発表されておらず、結果発表時に改めて
「30MLオーディエンス賞」「30MMオーディエンス賞」「30MSオーディエンス賞」「(各エリアの)30MMストーリー賞」「(各エリアの)30MSストーリー賞」「各チーム賞」「30ML賞」が選出された。
どのような賞なのかはオーディエンス賞も含め一切発表されていないが、前例及び結果に沿うならオーディエンス賞=「いいね!数が最も多かったもの」、その他=「公式側が選定した作品」と考えられる。
この内オーディエンス賞、ストーリー賞、チーム賞の合計30作品が第62回静岡ホビーショーのバンダイスピリッツブースにて実物展示されることも併せて発表された。
ちなみに何をもって30MMと30MSを判別しているのかは不明だが、ユーザー側がどちらと定義して投稿しているのか、及び30MSフェイスの使用有無で見ていると考えられる。

初の合同ミッションということもあり非常に高い注目を持ってスタートしたが、序盤からMM・MS双方との相性の良い&発表後からSNSで非常に高い人気を持つアチェルビーを大量に投入したマクシオン陣営が怒涛の攻勢を見せ、
序盤から総合/都市・海エリアのトップに躍り出て勢いを失うことなく優勢のまま終盤に突入するというこれまでの30MM公式ミッションでは考えられなかった状況になっている。
一方で砂漠エリアはバイロン陣営が序盤から優位性をキープしており、地球連合陣営は都市エリアのマクシオン陣営を一時逆転に追い込んでいる(その後最逆転されるが差が僅差)。
30MSについては序盤はマクシオン陣営での投稿が圧倒的多数を占めておりこれもマクシオンの躍進に繋がっていると思われる。

最終結果としては、

  • 海エリア……チームマクシオン勝利
  • 砂漠エリア……チームバイロン勝利
  • 都市エリア……チームマクシオン勝利

となり、序盤からの優勢をキープし続けたチームマクシオンが2エリアを確保、そのまま逃げ切って総合勝者となった。2021年のマクシオン陣営参戦以来、同陣営が単独でトップに立ったのはこれが初。
バイロン陣営は合計数こそマクシオンや地球連合に大きく劣るものの、砂漠エリアを序盤から抑え続け他陣営を突き放しており、終盤は海エリアでチーム地球連合を捲り上げてマクシオンに迫る戦いを見せた。
地球連合は都市エリアでマクシオンを猛追するも、320という僅差で届かず全てのエリアを失ってしまった。
なお2022年の3エリアミッションの時とは異なり、都市・海のストーリー賞は勝利陣営と猛追した陣営から1作ずつ選ばれている(砂漠はどちらもチームバイロン)。
チーム賞については30MM/MSの区別なく選ばれている。途中で追加されたSYNDUALITY Noirの4キットに関しては、大々的に使用した作品は選出されていない(パーツ単位で使用しているものはある)。





【余談】


  • シリーズの出発点となった30MMが立ち上げられた切っ掛けとなったのは1/144 HGAC リーオー。これが発売から僅か数時間で組み上げられてSNS上にアップロードされていた事に衝撃を受けた*3のが30MM誕生の切っ掛けとなったと語られている。

  • 2022年9月以降に発売したフィギュアライズスタンダードには本レーベル(主に30MS)で培われた技術が投入されている、これについては2022年5月発売のモデルグラフィックス7月号にて『FRSとの技術的統合を進めていく』との発言がある。(ガンダムキャラが特に目立つがアンプリファイドもその対象であるようだ)





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最終更新:2025年05月10日 09:22

*1 現時点で5,000円を超えるのはAC6コラボキットのライガーテイルとアイマスコラボの765組のみ。

*2 対象年齢の違いについては、ミッションに投稿する時点で保護者の同意が得られている前提である

*3 バンダイ社員曰く「リーオーショック」