イーグレットツー ミニ(EGRETⅡ mini)

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イーグレットツー ミニ(EGRETⅡ mini) - (2024/12/26 (木) 04:27:10) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2024/10/20 Sun 22:23:57
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます

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#center(){&bold(){&size(25){&color(blue){テーブル}に置ける&color(pink){ゲームセンター}}}}



*【概要】
『&b(){イーグレットツー ミニ}(&italic(){EGRETⅡ mini})』は、タイトーが2022年3月2日に発売した[[復刻版ミニゲーム機]]。

先に発売されたSNKの『ネオジオミニ』、セガの『アストロシティミニ』に続く[[アーケードゲーム筐体]]を再現した家庭用ハードである。
実機であるイーグレットツーの特徴的な機能を再現しつつ、復刻版ミニゲーム機で初にして唯一の&b(){ゲーム追加機能を搭載している}のが最大の特徴。
また、アーケードでたびたび採用されている専用コンパネを再現した周辺機器を発売し、移植に恵まれなかったタイトルの移植に力を入れている。

本機発売後には[[Nintendo Switch]]用にタイトーのアーケードゲームを収録したパッケージソフト『タイトーマイルストーンシリーズ』が展開されており、
一部タイトル被りがありつつも双方に限定タイトルを収録する形で差別化している。
あちらには専用コントローラー必須タイトルは収録されないので、そこに魅力を感じる人向けの商品と言える。
実際、本機を複数台購入して自宅にミニゲーセンを作ってしまった猛者も存在するあたり、刺さる人には刺さる一品である。

追加ソフトの発売が発表されるたびに本体・周辺機器の再販希望の声があるが、再生産は困難との事。
欲しい人は事前に予約しておくのが好ましい。




*【本体仕様】
サイズは幅155mm×奥行き200mm×高さ209mmで、アーケード筐体を再現したミニゲーム機の中では大型。

画面は本機専用に開発された5インチLCDを採用。アスペクト比は当時のゲーム画面に合わせた4:3になっている。
イーグレットツー実機には画面部分を展開することでブラウン管を回転させ、横画面と縦画面を簡単に切り替えられる機能があり、本機にも実装。
ベゼル部分を押し込むと液晶が飛び出し、90度回転させてから押し込むことで自動的に切り替わるようになっている。
これにより、横画面用ゲームと縦画面用ゲームを最適な角度でプレイすることが可能。
もちろん、背面に搭載されたHDMIを使うことでテレビやPCモニターに繋げて遊ぶこともできる。なお、外部出力時には画面の周囲に壁紙が表示される。

音声は本体上部にステレオスピーカーが搭載。
背面のイヤホンジャックから音声出力も可能。ユーザー間ではダイソーの小型スピーカーを繋ぐことで音質が向上することが話題になった。

レバーはおおむね市販のアーケードコントローラーで使われているものと同じ大きさで、操作性も良好。
コンパネ裏面にあるツマミを押し込んで捻ると、レバーの可動方向を8方向から4方向に切り替えることもできる。
これにより、4方向レバー専用ゲームも快適にプレイできる。

ボタンはレバーの右側に6つ用意されており、こちらはアケコンに比べるとやや小さめ。
他にクレジット投入用のボタンとスタートボタン、メニュー表示用のオプションボタンの3つがある。これらはプレイ中に邪魔にならないようさらに小型のサイズ。
周辺機器のコントローラーを2つまで繋げることが可能。仕様外だが、市販のアケコンも一部使用できる。

本体上部にはインストラクションカードを入れることができるパネルを取り付け可能。
インストラクションカードは限定版などに縮小印刷されたものが付属する。もちろん、自作したものを入れることもできる。

電源供給はUSB Type-Cケーブルで、本体付属のケーブルは片側がType-Aケーブルになっている。

本体右側にSDカードスロットが用意されており、後に発売された追加ソフトを挿入することでゲームを追加可能。
また、公式サイトからダウンロードしたアップデートファイルを入れたSDHCカードで本体アップデートもできる。
現在までに行われたアップデートで、処理落ちの軽減、移植ミスの修正、&b(){追加周辺機器への対応}などが実施されている。

本体機能として、各タイトルの残機や難易度設定、中断セーブ(各タイトル3つまで)や収録タイトルのデモを連続再生するモードが用意されている。
電源を切ると、シャットダウンと共にあの「キャッチ・ザ・ハート」で流れていたジングルが流れる。



*【周辺機器】
・&b(){イーグレットツー ミニ専用パドル&トラックボールゲーム拡張セット}
拡張コントローラー第1弾。
『[[アルカノイド>ブロック崩し]]』などで使用されているパドルと、トラックボールを合体させたコントローラー。
中央左側にトラックボール、中央右側にパドルが配置され、左右にボタン、中央にスタートボタンなどが配置されている。
専用タイトル10本を収録したSDカードが付属するが、第1弾アップデートでコントローラーを繋ぐだけで一覧に表示されるようになった。

・&b(){イーグレットツー ミニ専用コントロールパネル(2Pカラー)}
背面のUSBポートに繋ぐ専用アケコン。レバーやボタンは2P側の青カラーになっている。
レバーは本体同様、8方向と4方向に切り替えが可能。

・&b(){イーグレットツー ミニ専用コントロールパッド}
家庭用ハードに合わせたタイプのコントローラー。[[セガサターン]]のパッド同様の6ボタンタイプ。

・&b(){インテリジェントコントローラ サイバースティック}
元は[[メガドライブ]]ミニ2の周辺機器として発売されたものだが、アップデートで対応。
[[ナイトストライカー]]などの体感ゲームやガンシューティングが遊べるようになった。



*【電撃タイトーステーション】
ある意味、本機の目玉要素。電撃オンライン編集部による収録全タイトルを網羅した攻略本。
本体限定版や追加ソフト集のみに付属しており、&b(){単品販売は存在しない。}

攻略テクニックや実際の攻略ルートの紹介、隠しコマンド集など、おおよその攻略情報を網羅した書籍となっている。
タイトルごとに使用ページ数が異なるため内容に差があるが、目玉ソフトなら数ページに渡って全ステージを紹介したりも。
特に『バブルメモリーズ』は&b(){30年以上、秘密にされていたラウンドセレクトの隠しコマンドがここで初公開された。}

また、当時の開発者へのインタビュー記事も掲載されており、ここで明かされた裏話もあり、貴重な内容となっている。



*【商品バリエーション】

#openclose(show=長いので折り畳み){
・&b(){初回生産分}
本体などに貼って楽しめるデカールが付属した。

・&b(){イーグレットツー ミニ 本体+パドル&トラックボールパック}
本体とパドル&トラックボールコントローラーのセット。
50タイトル分のインストラクションカードミニや「タイトー70周年/ZUNTATA35周年記念サウンドトラックCD」が付属する。

・&b(){イーグレットツー ミニ フルパッケージ 豪華特装版}
上記に専用コントロールパネル、専用コントロールパッドも同梱したフルセット。
電撃タイトーステーション Vol.1はこのパッケージにしか付属しない。

・&b(){イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.1}
追加ソフト集第1弾。収録タイトルのインストラクションカードミニと電撃タイトーステーション Vol.2を同梱。

・&b(){イーグレットツー ミニ+イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.1}
本体とのセット。

・&b(){イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.2}
追加ソフト集第2弾。収録タイトルのインストラクションカードミニと電撃タイトーステーション Vol.3を同梱。

・&b(){イーグレットツー ミニ+イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.2}
本体とのセット。なお、このセットの本体はv1.2.2-2アップデート適用済み。
セット特典として、倉庫から発見された謎のフライヤー((何に使われたのか本当にわからないらしい))の復刻版が付属。

・&b(){イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.2+サイバースティックセット}
サイバースティックとのセット。上記同様、フライヤーの復刻版も付属。

・&b(){イーグレットツー ミニ専用コンバインキット}
本体下部に合体できる台座。実際にコインを投入でき、貯金箱として使える。
ゲーセンでおなじみのあの椅子のミニチュアも付属し、アクションフィギュアを座らせて飾ることができる。

・&b(){イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.3}
追加ソフト集第3弾。収録タイトルのインストラクションカードミニと電撃タイトーステーション Vol.4を同梱。

・&b(){イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.3+サイバースティックセット}
サイバースティックとのセット。サイバースティックは専用の電波カラー版が同梱。

・&b(){イーグレットツー ミニ専用コンバインキット+イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.3}
コンバインキットとのセット。限定特典として基板の箱を再現したペーパークラフト「タイトー基板箱ミニ」が付属。
}

*【収録タイトル】
収録タイトル数は本体40本、追加ソフトには10本ずつ収録されており、2024年10月現在は計70本。
基本的には動作が安定した後期版が収録されているが、当時の思い出優先でわざと初期版が収録されているタイトルもある。
また、権利関係でBGMの差し替えやステージデザインが一部変更されているタイトルも存在する。

追加ソフトは毎年12月に発売されるのが恒例となっている。

#openclose(show=長いので折り畳み){

&b(){本体}
|タイトル|稼働開始年|備考|
|[[スペースインベーダー]]|1978年|言わずと知れたタイトーの代表作。カラー版を収録。|
|ルナレスキュー|1979年|インベーダー基板を使った作品のひとつ。|
|スチールワーカー|1980年|&color(red){初移植。}足場を作って作業員をゴールまで導くパズルゲーム。|
|[[ルパン三世>ルパン三世(2ndシリーズ)]]|~|&color(red){初移植。}インベーダー基板を使った作品のひとつ。&br()[[銭形警部>銭形警部(ルパン三世)]]や警察犬の妨害を避けながらお宝を盗み出すアクションゲーム。|
|クイックス|1981年|移植ミスがあったが、アプデで改善。|
|Pirate Pete|1982年|『ジャングルキング』の海外版。|
|アドベンチャーカヌー|~|&color(red){初移植。}主に海外で稼働していた作品。国内でも極少数が稼働した幻のゲーム。|
|エレベーターアクション|1983年||
|チャックンポップ|1983年||
|アウターゾーン|1984年|&color(red){初移植。}クォータービューの迷路とシューティングステージを組み合わせた作品。|
|フェアリーランドストーリー|1985年|移植ミスがあったが、アプデで改善。|
|影の伝説|~||
|ハレーズコメット|1986年|移植ミスがあったが、アプデで改善。|
|バブルボブル|~||
|奇々怪界|~||
|スクランブルフォーメーション|~||
|ラスタンサーガ|1987年||
|[[究極タイガー]]|~|移植ミスがあったが、アプデで改善。|
|レインボーアイランドEXTRA|1988年|一部BGM変更。アケアカ版発売後のアプデでアケアカ版のBGMに差し替えられた。|
|レイメイズ|~||
|ニュージーランドストーリー|~||
|[[TATSUJIN]]|~|移植ミスがあったが、アプデで改善。|
|ドンドコドン|1989年||
|ヴォルフィード|~||
|バイオレンスファイト|~|移植ミスがあったが、アプデで改善。|
|[[カダッシュ]]|~||
|ミズバク大冒険|1990年||
|[[ガンフロンティア>ガンフロンティア(ゲーム)]]|~||
|ルナーク|1990年||
|ハットトリックヒーロー|~||
|ニンジャキッズ|~||
|[[メタルブラック]]|1991年||
|[[レイフォース]]|1993年|移植ミスがあったが、アプデで改善。|
|カイザーナックル|1994年|&color(red){初移植。}作品そのものより[[&bold(){鬼畜すぎて伝説化したラスボス}>ジェネラル(カイザーナックル)]]で有名なゲームが念願かなって登場。|
|[[ダライアス外伝]]|~||
|バブルシンフォニー|~||
|エレベーターアクションリターンズ|~||
|パズルボブル2X|1995年||
|バブルメモリーズ|~||
|断仇牙|1994年|&color(red){初移植。}ロケテストのみで正式稼働に至らなかったカイザーナックルのマイナーチェンジ版。|

&b(){パドル&トラックボール拡張セット}
|タイトル|稼働開始年|備考|
|マリンデート|1981年|&color(red){初移植。}|
|ストライクボウリング|1982年|&color(red){初移植。}|
|バーディーキング|~|&color(red){初移植。}|
|アルカノイド|1986年|1面のブロック配置が変更されている(権利関係と思われる)。|
|アルカノイド リベンジオブDOH|1987年||
|プランプポップ|~||
|サイヴァリオン|1988年||
|キャメルトライ|1989年|アプデ修正アリ。|
|アルカノイド リターンズ|1997年||
|プチカラット|~||

&b(){アーケードメモリーズ Vol.1}
2022年12月22日発売
|タイトル|稼働開始年|備考|
|グレートソードマン|1984年||
|黄金の城|1986年|女性戦士の脱衣KOアリの初期版を収録。|
|[[スラップファイト]]|1986年||
|大旋風|1989年||
|プリルラ|1991年|例の3面も完全収録。|
|グリッドシーカー|1992年||
|ライディングファイト|~|&color(red){初移植。}|
|[[ライトブリンガー>ライトブリンガー(ゲーム)]]|1993年||
|逆鱗弾|1995年||
|クレオパトラフォーチュン|1996年|電源パターンでのスコアカンストまで完全再現。|

&b(){アーケードメモリーズ Vol.2}
2023年12月21日発売
|タイトル|稼働開始年|備考|
|リターンオブザインベーダー|1985年||
|ワイバーンF-0|~|&color(red){初移植。}元はハーフミラーを使用し、自機や空中敵が浮遊して見えるのが売りだったが、&br()さすがに再現できないため変更が加えられている。|
|ワードナの森|1987年||
|オペレーションウルフ|~|&color(blue){サイバースティック対応。}|
|特殊部隊U.A.G.|~||
|中華大仙|1988年||
|[[ナイトストライカー]]|1989年|&color(blue){サイバースティック対応。}|
|クライムシティ|~|&color(red){初移植。}|
|ゆうゆのクイズで GO! GO!|1990年||
|究極タイガーⅡ|1995年||

&b(){アーケードメモリーズ Vol.3}
2024年12月19日発売
|タイトル|稼働開始年|備考|
|Mr.Do!|1982年|版権BGMも収録した完全移植。|
|ルンバランバ|1984年|&color(red){初移植。}|
|Wiz|1985年||
|メタルソルジャーアイザックⅡ|~||
|エクスターミネーション|1987年|&color(red){初移植。}|
|Dr.トッペル探検隊|~|&color(red){初移植。}|
|トップランディング|1988年|&color(red){初移植。}&color(blue){サイバースティック対応。}|
|アクアジャック|1989年|&color(red){初移植。}&color(blue){サイバースティック対応。}|
|[[ギャラクティックストーム]]|1991年|&color(red){初移植。}&color(blue){サイバースティック対応。}|
|あっかんべぇだぁ〜|1995年||
}


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- ゆうゆは本当に驚かれてた。外部IPかつクイズの復刻ってできるもんなんだなと期待が広がりまくってたのを覚えてる  -- 名無しさん  (2024-10-21 00:49:20)
- アストロVほどではないけど、動作遅延はあるようだね。ただ某兄貴はジェネラル普通に倒したそうだが  -- 名無しさん  (2024-10-21 09:32:38)
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}