次元障壁(遊戯王OCG)

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次元障壁(遊戯王OCG) - (2025/08/16 (土) 14:40:16) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2024/12/06 Fri 23:44:16
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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《次元障壁》とは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に登場するカードの1枚。

#blockquote(){通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):モンスターの種類([[儀式>儀式(遊戯王OCG)]]・[[融合>融合(遊戯王OCG)]]・[[S>シンクロ召喚(遊戯王OCG)]]・[[X>エクシーズ召喚(遊戯王OCG)]]・[[P>ペンデュラム召喚(遊戯王OCG)]])を1つ宣言して発動できる。
このターン中、以下の効果を適用する。
●お互いに宣言した種類のモンスターを特殊召喚できず、フィールドの宣言した種類のモンスターの効果は無効化される。}


*概要
発動ターンのみ宣言した種類のモンスターを特殊召喚できず、フィールド上の宣言した種類のモンスターの効果が無効化される効果が適用される。
宣言できるモンスターの種類は儀式、融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムの5種類。
初出が[[9期>第9期パック(遊戯王)]]のパックである「インベイジョン・オブ・ヴェノム」のため、当時登場していなかった[[リンク>リンク召喚(遊戯王OCG)]]には非対応。
尤も仮にリンク召喚に対応していたとしても、[[このカード使うよりエクストラリンク決めた方が手っ取り早い>トロイメア(遊戯王OCG)]]と言われるのも、時間の問題だっただろうが。

宣言した種類のモンスターの特殊召喚を一切封じるため、例えば融合モンスターであれば《[[死者蘇生>死者蘇生(遊戯王)]]》による墓地からの特殊召喚、[[コンタクト融合>E・HERO ネオス]]や[[剣闘獣>剣闘獣(遊戯王OCG)]]などの融合召喚以外でエクストラデッキから特殊召喚する方法も封じられる。
ただし、ペンデュラムには抜け穴があり、Pモンスターの通常召喚やPモンスター以外のペンデュラム召喚はできる。
宣言した種類のモンスターを無効にする効果を持っているため、既に特殊召喚を許した後でも使用することが可能。
&b(){発動した効果によって無効にしている訳ではない}ため、《[[エクスピュアリィ・ノアール>ピュアリィ(遊戯王OCG)]]》などの&b(){発動したカードの効果を受けないカードにも有効}。
無効にできる範囲はフィールドのみのため手札・墓地・除外ゾーンでのモンスター効果は防げない。
また「罠カードの効果を受けない」モンスター、例えば[[蟲惑魔>蟲惑魔(遊戯王OCG)]]などは出すのは防げても出された後は防げないので注意が必要である。

活用方法は見ての通り特定の召喚方法をメインとしたデッキに対するメタカード。
&b(){発動条件がなくノーコスト}であり、おまけに&b(){フリーチェーン}と非常に扱いやすい。
更に&b(){発動した後にフィールドに残る必要がない}通常罠の性質もあり非常に対処しにくく、&b(){&color(red){特に後攻1ターン目であれば防ぐ手段に乏しい。}}
その上、通ってしまえばほぼ何もできない状況に追い込まれることも多いため&b(){&color(red){実質的なターンスキップに近い状況を作り出す}}ことも狙える。
フリーチェーンのため相手が最も損する様な痛いタイミングまでに引き付けてから発動しやすく、バック除去に狙われても仕事を果たしやすいのも魅力。

サイドデッキのカードとしての利点としては、&b(){&color(red){このカードを1枚入れておくとリンク召喚以外の全てのEX召喚方法と、儀式召喚やP召喚にも対応できる}}守備範囲の広さがある。
例えば環境の主流デッキがエクシーズ召喚を中心としたデッキでそれをメタるために入れた場合に、シンクロ召喚や融合召喚を中心のデッキに当たったとしても、ついでにメタることが可能。

弱点としては自分にも効果が適用されるため、同じ召喚法のミラーでは先に展開したモンスターの効果が無効になってしまうこと。
ただ、相手はほぼ何もできない状況になりやすく、気にならない場面も多い。
しかし、無効化効果や効果耐性が消えたことにより除去カードが直撃すると言った事が起きる可能性はある。

また、前述の通り非対応の召喚方法があるため、リンク召喚を主体としたデッキや、儀式召喚・P召喚のような名前のついた特殊召喚をしないデッキには無力。
さらに使用する召喚方法がほぼ1つに固まっているデッキに対しては強いが、リンク召喚での展開も可能だったり1つの召喚法に依存していないデッキには刺さらないことも起きる。
2枚同時引きしたとしても1ターンに1度しか発動できないので、リンク召喚を使わないデッキでも【[[電脳堺>電脳堺(遊戯王OCG)]]】のようなシンクロとエクシーズを織り交ぜて使うデッキに対してはどちらかに穴ができることになる。
メインデッキのモンスターがある程度戦闘力を持っているデッキに対しても、抵抗されてしまう可能性がある。

基本的にはサイドデッキ向けではあるが、メインデッキから入れる場合は環境の主流デッキに何があるかを抑えておく必要がある。


*評価
登場当時の9期ではリンク召喚がないこともあり刺さらない召喚方法がなく、初出がスーパーレアなこともあり高額なカードとなっていた。
1つの召喚法に依存したデッキが多く、このカードが登場した後に【[[召喚獣>召喚獣(遊戯王OCG)]]】【[[魔術師>魔術師(遊戯王OCG)]]】【[[十二獣>十二獣(遊戯王OCG)]]】の登場及び強化があったため、それらのメタカードとして機能した。
そのため採用率は高い傾向にあった。

しかし、10期からリンク登場の登場及び[[新マスタールール>新マスタールール(遊戯王OCG)]]によるルール変更により、環境がリンク召喚が中心になったことから一気に評価が急落。
10期になってから初めて登場したストラクである「ストラクチャーデッキ-サイバース・リンク- 」で再録された影響もあり、価格は大きく暴落し落ち着いたものになった。

[[11期>第11期パック(遊戯王)]]になるとルールがマスタールール(11期)に変更され、エクストラを使うデッキがリンク召喚を必ずしも使用しなくても良くなったため、評価を取り戻した。
環境によってサイドデッキに度々採用されることがあり定期的に需要が高まるが、ストラクチャーデッキやレアコレで何度も再録されているため高レアリティに拘らなければ入手は容易。


*余談
イラストは《[[切り込み隊長>切り込み隊長(遊戯王)]]》と《[[覚醒の勇士 ガガギゴ>ギゴバイト(遊戯王)]]》の間に障壁ができている。
カードの効果で考えるとエクシーズモンスターである《覚醒の勇士 ガガギゴ》が侵入(特殊召喚)されるのを防いでいる状況と考えられる。

OCGでは次元と名の付くカードは除外が効果に絡むことが多いが、このカードは除外に関わる効果は一切ない。
登場時放送されていた[[ARC-V>遊戯王ARC-V]]は召喚方法で世界が別れていたためそれを意識したネーミングだろうか。
&font(l){ARC-Vはエクストラによる召喚方法で別れていたため、儀式次元はなかったのだが。}


追記・修正は《次元障壁》の発動を《レッド・リブート》で弾き返してからでお願いします。

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- サイドには時々見かけるけどメインから入れてるとなるとラビュリンスくらい?  -- 名無しさん  (2024-12-07 00:05:42)
- ↑環境ってほどじゃないけどバージェストマでも見る MDに実質新規来たし今後増えるかも  -- 名無しさん  (2024-12-07 00:08:27)
- MDでTier1がX/S/融合テーマばかりだとピンで入ってるかな 具体的にはピュ実装直後とか天盃とか  -- 名無しさん  (2024-12-07 00:10:18)
- レリーフが綺麗なカードの一つ。ガガギゴがいる部分だけレリーフ加工がされており、境界線が表現されてる  -- 名無しさん  (2024-12-07 00:28:32)
- ちなみにきっちり儀式召喚もしていしているので、儀式使いからは「こんな時だけしっかり指定するのか」と言われているとか…。  -- 名無しさん  (2024-12-07 14:58:48)
- ↑まあ当時の環境的には仕方ない  -- 名無しさん  (2024-12-07 18:01:41)
- ラビュリンスで使い回すとエクストラデッキの構成次第では完封出来る関係上マスターデュエルの低ランクだと割と完封できたり  -- 名無しさん  (2024-12-07 22:49:05)
- ふわんだりぃずも気兼ねなく撃てるからピン刺しされやすいね  -- 名無しさん  (2024-12-07 22:53:31)
- ラビュリンスでは是非採用したいカード。リンク特化のMALICEには効かないがライゼオルには強烈に刺さる。展開前に止めないとヤバい連中が多い環境では、その価値はかなり高くなる  -- 名無しさん  (2025-08-16 14:40:16)
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