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ヘンケン・ベッケナー - (2025/09/20 (土) 09:28:18) のソース
&font(#6495ED){登録日}:2025/03/04 Tue 20:04:26
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&font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます
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#center(){
&size(20){&b(){「しかしな…君が赤ちゃんを産めんようにでもなったら……」}}}
&b(){「ヘンケン・ベッケナー」}は[[宇宙世紀>宇宙世紀(ガンダムシリーズ)]]ガンダムシリーズの登場人物の一人。
『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場した反地球連邦組織[[エゥーゴ]]の初期からの中核メンバーで、前線指揮官の一人。((ただし、主力がアーガマに集中している関係から役割としては後方支援という方がしっくりくる。))
劇中では“ヘンケン艦長”と、役職まで付けて呼ばれることが多い。
CV:[[小杉十郎太]]
#openclose(show=▽目次){
#Contents()}
*【人物】
[[地球連邦軍>地球連邦(宇宙世紀)]]所属の士官。階級は中佐。
出番は少ないが当該作の味方サイドのレギュラーの一人。
しかし、それにも関わらずプロフィールの詳細が詰められていなかったようで、詳しい経歴や&b(){年齢などは不明}であった。
ただし、劇中の台詞から後に過去が設定・補完されたようで、2000年から2007年までに[[富士急ハイランド]]で公開されたアトラクションである『GUNDAM THE RIDE』によれば、[[一年戦争]]当時には既に第7艦隊所属[[サラミス改フジ級輸送艦スルガ>サラミス級巡洋艦(ガンダムシリーズ)]]の艦長をしていたとされる。
もっとも、この頃から前線で戦っていた訳ではなく、宇宙移民の移送を担当していたのを[[ア・バオア・クー>ア・バオア・クー(機動戦士ガンダム)]]攻略戦の余波で艦が撃沈されてしまったらしい。((因みに、ザクレロに落とされたらしい。後世、後継機開発に恵まれる追い風だったり?))
尚、当時の階級は少佐ということで一年戦争当時の時点でそこそこのキャリアがあったかエリートだった可能性も。
この、追加された話とは微妙に食い違っている気もするが、攻略戦の際には直接的には見ていないものの暴れ回る[[ジオング>ジオング(MS)]]のプレッシャーというものは感じていたらしい。((後方支援どころか更にその後ろで一般人を移送してた人間にまでそう思われるって……ガンダムに拘らずに大人しく周囲の連邦軍と戦ってたら勝てないまでも一方的な大敗にはなってなかったんじゃないか赤いの?))
小説では[[アムロ>アムロ・レイ]]のことを聞かれて「直接は知らないが1年戦争時に''ホワイトベースの近くで戦った経験のある兵士ならばみなアムロを知っているようなものだ''」と話しており
このア・バオア・クー戦のことかは不明だがアムロと面識はないが知ってはいるようだ。%%というかアムロの方も近くにいるだけで印象付けるパワーがあったのか%%
&s(){確かに別口にも「肩を並べて戦った仲」とか勝手に言ってる[[大ベテラン>機動戦士クロスボーン・ガンダム]]はいるが}
(主に主人公が低身長なことが多い)ガンダム世界では珍しく長身の[[クワトロ>クワトロ・バジーナ]]や[[ブライト>ブライト・ノア]]と並んでも尚も目立つ程のマッチョな偉丈夫で、何と設定身長は195cmもある。
&s(){額が少し広くなってきたのが窺える}金の短髪に浅黒い肌をしているが、これは「ノーマルスーツを着ない主義」とのことで宇宙焼けしてる的なイメージなのかもしれない。&s(){宇宙船の窓で有害なのは防いでるのかもしれないが危ない描写な気も。}
ラーディッシュの艦長として知られているが、実は序盤では[[アーガマ>アーガマ級強襲用機動巡洋艦]]の方を指揮していた。
上述の通りで階級は中佐と、性格やノリの軽さから侮られがちだが実は中々のキャリア持ち。
とはいえ、もっと若いブライトが同階級なのでそこまで……とも思ってしまうが&b(){一年戦争当時の伝説的な英雄}というオマケが付いてるブライトに対して、[[ティターンズ]]が影響力を強める中でも同じ中佐の階級に就けているというのは実はとんでもなく優秀な証拠なのかもしれない。(ブライトも危険分子扱いされて閑職に追いやられた結果、有名無実の“中佐”となってたし。)
……が、エゥーゴの中核メンバーとなっているという都合からか、現在は表向きには予備役扱いなのか本来の職務からは離れているらしく、
━━現在の職業は月面都市アンマンの&b(){ハンバーガーショップ「マクダニエル」の店長}ということになっているらしい。
一応、本編でも同店はクワトロとウォン・リーの秘密の会合の場として登場しており、店長姿のヘンケンも同席している。
小説版では“離婚歴があるかも?”的な注意書きがされていたが、こういった部分が影響してしまっているのかもしれない。
また一方では、エゥーゴ入りしたのは軍からの給料が遅配されて生活が成り立たなかったからなんて書かれてたこともあり、単にそれが原因かもしれない。(事実ならば、恐らくはスペースノイドであるためにティターンズから冷遇されていたと考えられる。)
何れにせよ、普通に“理想の為に地位を捨てた”で良さそうなものを妙にドメスティックな理由を付けられてるあたり、文芸担当者には何かしらの思い入れや意図でもあったのだろうか?
物語の開始当初は事実上のエゥーゴのNo.2ではあったものの、何方かと言えば指導者である[[ブレックス・フォーラ]]の腹心と言った方が近い。
実際、その正体が明らかになってくると共に表に出るようになったクワトロ・バジーナ大尉や、後にエゥーゴに迎え入れたブライト・ノア中佐を迎え入れた後は一線を退いて主にバックアップを担当するようになっており、その後の命令系統でも先輩面などはせずに彼等の方を立てていた。
これは、パイロットであり政治も出来るクワトロ([[シャア>シャア・アズナブル]])とは担当違い、同じ艦長職でも前線での指揮能力ではブライトには及ばないから━━との判断かららしい。
如何に得意分野が違うとはいえ中々に出来ることではないので、もっと褒めてあげたい所。
何れにせよ、快活で面倒見のいい性格からエゥーゴの中核メンバーからの信頼も篤く、アーガマとラーディッシュのニ艦体制となってからは[[エマ>エマ・シーン]]や[[カツ>カツ・コバヤシ]]が色々な理由でラーディッシュ行きになってることも少なくなく、ある種の研修所みたいな扱いになっていた面も。
カツの無断出撃に関しても怒るばかりでなく状況次第では許しつつも確りと役目を与えたりと、基本的にお荷物扱いされていたアーガマに比べ、
カツが活きた回ではラーディッシュに居た時の方が多かった。((……と、言い切れる程にカツ自体の出番が多くないのだが。ただし、最もカツが光ったと(批判もあるが)言われる、廃棄されていたゲルググを動かしてカミーユを救った回などは、正にラーディッシュからの無断出撃回である。))
*【エマ中尉愛】
ヘンケン艦長と言えば&b(){登場期間のほぼ全編に渡る[[エマ・シーン]]への求愛行動}で有名である。
グリーンノアでのエゥーゴも関わる[[カミーユ・ビダン]]による[[ガンダムMk-Ⅱ]]の盗難事件について、ティターンズの前線指揮官[[バスク・オム]]の親書を持ってアーガマに参上した際に初対面。
━━どうやら、この時に&b(){一目惚れをしてしまった}らしく、以降は事ある毎にエマへの言及が目立つことに。
尚、この時にエマが持参した親書とは[[例の破廉恥な作戦>ヒルダ・ビダン]]の通告を突きつけるものだったのだが、この時のやり取りとエマの様子から&b(){エマが思想主義者ではないまともな人間}であると見抜いたクワトロは、そのエマの良心にかけて追い詰められた状況を打破してくれる期待を込めた発言をしているのだが((恐らくはエマの中にもニュータイプとしての素養があったようで、それで半ば確信めいたものを持てた模様。))、ヘンケンもその意見に賛同してブレックスに「ティターンズを信用しろというのか!?」と言われてしまっている。
……が、実はヘンケンはクワトロのような(ニュータイプとしての)勘が働いたとかではなく&b(){エマにメロメロになってたのでついつい応援してしまった}という程度の話であったようである。
実際、この後で(カミーユにとって)少なくない犠牲を払わされた上に折角のMk-Ⅱ(3号機)とアムロ・レイの再来として期待されたカミーユの身柄まで取られた上に攻撃されるのも秒読み……という段階だったのだが、何の指示もしていないのに&b(){エマがビダン父子とMk-Ⅱ全機を持って帰ってきた}時には、確信通りだったと落ち着いていたクワトロに対して、賛同してた筈のヘンケンは&b(){えぇっマジかよ}みたいな反応を示していたのは内緒。
その後も、&s(){エゥーゴの服を着せてもらってるのに}捕虜の名目で監視下にあったエマを気にかけてる様子が見られ、監視の名目でエマが誰かと話している時には音声を流すように命じていると疑わしき場面も。
そして、間もなくエマは正式にエゥーゴに鞍替えすることになるが、同時に自身はバックアップ用に新造されたラーディッシュの方に移ることとなり名残惜しそうにエマと別れた。
……が、&b(){エマがアーガマとラーディッシュを行き来するようになると我慢しきれずに不器用ながらも積極的なアプローチを開始}。
当初こそ、部下であるラーディッシュのブリッジクルーからも「タイミングが悪いんだよなぁ」などと聞こえるようにボヤかれた上で忠告される有様で、
エマの方も&b(){最初は頑なに断る姿勢}を見せていた。
……が、どうやらエマの方でも&b(){別にヘンケンを拒絶する理由がない}ことに気づいたらしく、後半当たりからは反対にヘンケンの身を案じる反応を示すようにまでなっていった。
尚、[[新訳『Ζ』>機動戦士Ζガンダム A New Translation]]では諸々の尺を短くせざるを得なくなることから、キャラクター同士の人間関係の深まりというものが全体的にTV版よりもあっさりしたものになってしまっているのだが、エマとヘンケンに関しては&b(){関係が浅いと展開的にも不自然になってしまう}からか、&b(){反対にイチャイチャシーンが増やされている}。
挙げ句には&b(){問題児カツ・コバヤシを引き取る条件としてエマを寄越せと言い出す}始末で、ヘンケンの気持ちを理解しつつも現在の脈ナシな反応を示されていることを踏まえたオッサン達の本人(エマ)不在の状態での交渉までもが描かれることに……。
#Center(){
&size(15){&b(){ヘンケン「よし、その話乗った!…が、交換条件がある」}}
&size(15){&b(){ブライト「条件?」}}
&size(20){&b(){ヘンケン「エマ・シーン中尉も、ラーディッシュ付きに回してくれるならカツを引き受ける!」}}
&size(15){&b(){クワトロ「…脈は保証できないんだぞ?」}}
&size(20){&b(){ヘンケン「脈を付けるのが、男の甲斐性ってもんだ!心配するな!」}}}
こうして、妙な自信に胸を張って出ていくヘンケンを男の友情で見送ったクワトロとブライトも&b(){「…いいな」「あぁ、いいな」}と呟くのだった。
*【最期】
ティターンズとエゥーゴの戦いは、最終局面までにアクシズ勢力([[旧ジオン公国残党>ジオン残党軍]])までが絡んでくる中で[[パプテマス・シロッコ]]が実質的なクーデターを成功させてティターンズの実権を握ることに。
これにより、ティターンズとアクシズ共に、大きく戦局を有利に運べるコロニーレーザー(グリプス2)のコントロールを狙う展開となり、それにエゥーゴが応戦するという形となった。
その中で、ヘンケンもまた前線指揮官の一人としてティターンズが求心力を失ったことで使えるようになった艦隊を率いて戦っていたのだがアクシズ勢力に押されて後退に追い込まれることに。
僚艦は沈み、随伴機も撃墜されるか戦闘継続不能になるかして絶体絶命に。
しかし、そこに待っていた主力であるアーガマが到着してラーディッシュの助太刀として、カミーユ(Ζガンダム)、エマ(ガンダムMk-Ⅱ)とカツ([[Gディフェンサー>Gディフェンサー/メガライダー]])が出撃するが、援軍最強の戦力であるカミーユがジェリドに足止めされ、そこを[[ヤザン・ゲーブル]]率いる[[ハンブラビ]]隊が強襲する。
エマとカツは戦力、実力ともに明らかに劣っていたものの、Gディフェンサーのドッキング機能を利用した目眩ましでヤザンの動きを止めた隙に、
本来は離脱すべき所を留まりつつ機動力を利用して囮となったカツの働きもあってか僚機を落とすことに成功するファインプレーを見せる。
……が、&b(){その直後にカツが事故死}し、怒りのヤザンに狙い撃ちされたエマはカツの死でショックを受けていたこともあってか、あっという間に窮地に追い込まれる。
ヘンケンもその状況は注視していたが……&size(15){&b(){「艦長!ラーディッシュ、Mk-Ⅱへ接近させます!」}}
何と、ここでヘンケンが前線指揮官として&b(){決して口に出来なかった事}を部下達が言ってくれる。
現在の戦局を考えれば如何に愛する女の窮地でも個人的な事情を優先する訳にはいかないと踏みとどまろうとするが……。
#Center(){
&size(15){&b(){「駄目だ!ラーディッシュは…」}}
&size(15){&b(){「エマ中尉をこのまま見殺しにはできません!」}}
&size(15){&b(){「…すまん。ラーディッシュ前進!目標、Mk-Ⅱだ!」}}}
こうして、部下達の覚悟に後押しされたヘンケンは、隕石の谷間に身を隠すも狙い撃ちされ放題になっていたエマ機の射線上にラーディッシュを侵入させると全力でヤザン機に艦砲射撃を行う。
#Center(){
&size(15 {&b(){「ヘンケン艦長、無茶です! 撃沈されます!」})
&size(20){&b(){「中尉が無事ならいい! ラーディッシュを盾にしろ!」}}}
……しかし、この時代ともなるともはやMSと戦艦では火力でも機動力でも比較にならない程の力関係の逆転が起きており、全く攻撃を当てられないばかりか、取って返してきた所でメインエンジンからブリッジまでを綺麗に順番に撃ち抜かれてラーディッシュの命運は尽きる。
#Center(){
&b(){「エマ中尉…うっ…あっ」}
&size(15){&b(){「ヘンケン艦長…」}}}
そして、破壊されたブリッジから空気が漏れ出る中、モニター越しにエマの乗るガンダムMk-Ⅱの無事を確認したヘンケンは事切れるのだった。
&s(){そして、空気を読まずにカミーユに絡みついていた[[ジェリド>ジェリド・メサ]]は、途中までの成長過程は何だったのかと言う位にあっさりと処理されて吹き飛ばされた後にラーディッシュの爆発に巻き込まれて呆けなくついでのように戦死するのだった。……見ようによってはカツよりヒドくないか?}
*【その後】
確かに、自分でも愛していたことを自覚した男の死に放心状態となったエマであったが、&b(){宇宙空間でパイロットスーツのバイザーを上げる}という異常行動((TV版では完全に無意識にやっているが、劇場版では異常行動と理解した上でエマに活を入れるためにやっているという違いがある。))に出た、同じくヘンケンの死にショックを受けている筈のカミーユを止めることで何とか自分を取り戻すも、
戦場に戻った所で[[レコア・ロンド]]と戦い、勝利を収めたかと思ったところでレコアの心の痛みに触れ、迂闊に外に出てしまったことでエマもまた命を落とすことに……。
敵も味方もメインキャラが死にまくる最終2話は『Zガンダム』好きには、名場面・名(迷)台詞のオンパレードであると共にトラウマシーンの坩堝であった。
*その他メディアでの活躍
**■【SDガンダム外伝】
アルガス騎士団編にて人間族の戦士ヘンケンとして登場。HPは330と人間族としては高い部類。
他が難色を示す中ブレックス王の「実力はともかく仲が悪い騎士団の取りまとめ役に他国の人間である騎士アムロを抜擢する」という計画に賛成する。
[[FC>ファミリーコンピュータ]]版『ナイトガンダム物語2 光の騎士』では力試しとして騎士アムロに勝負を挑み、これを通じてアムロの実力を認めるようになる。この戦闘はプレイヤーの任意だが、やっとかないとアムロの必殺技が修得できないので要注意。
尚、今作ではエマが演者のキャラは登場していなかったが、後に同じくアルガスに仕える「騎士エマ・シーン」として登場。こちらは&b(){HP450}とヘンケンより強く、どうやら外伝世界では尻に敷かれている様子。
**■【[[ガンダムビルドダイバーズRe:RISE]]】
主人公ヒロトの知人でTHE GUNDAM BASEの店長、マツムラ・ケンがヘンケンのファンという設定。
GBNではヘンケンのアバター((厳密には髪型のみリアルと同じく上に跳ねたものに変更している。))を使用している他、リアルでもヒゲをヘンケンと同じような形にセットしている。
**■【[[アラサーOLハマーン様]]】
&size(30){&b(){無事に結ばれました。}}
友人として出席したハマーン様との結婚式でのやり取りからすると、長い交際期間を経てのゴールインだったらしい。
*ゲームでの活躍
なかなか有能な味方の艦長キャラとして出番が多い。死亡シーンがオミットされエマ中尉との仲が進展することが多いと原作より報われることも多い。
**■【[[スーパーロボット大戦シリーズ]]】
宇宙世紀だけでなく[[アナ>機動新世紀ガンダムX]][[ザー>機動戦士ガンダムSEED]][[ガン>機動戦士ガンダム00]][[ダム>機動戦士ガンダムAGE]]や[[聖戦士ダンバイン]]や[[機動戦艦ナデシコ]]などから艦長が多数参戦するため、メインはブライトに任せてNPCとして後方支援に回るほうが多い。
そしてスパロボ補正の恩恵を結構受けられ死亡シーンが再現されることはまずない(死亡後になっている事はある)。
なお、『第3次』では自分の部隊に戦力を分けてくれと暗にエマをこっちに送ってくれと言ったのだが、ブライトは全く空気を読まずアムロやカミーユを送ろうとしたので慌てて「&b(){エースでも貴重なパイロットでなくてもいいから}エマを送ってほしい」と口を滑らせてしまい、
暗にエースでも貴重なパイロットでもないと言われたエマにブチギレられるという後の劇場版に通ずるけど正反対の結果に終わった(残当)場面があったりする((最終的にはリュウ・ホセイとハヤト・コバヤシが送られた))。
なお、エマが仲間に加入していない場合でも戦力を分けてほしいと言ってくるため戦力が足りないという事自体は事実の模様である。&s(){なお、この場合送ってほしいパイロットは最初から名指ししてくる}
その後シナリオ「オデッサ・デイ」にてロンド・ベルが相手する以上の[[インスペクター>インスペクター/ウォルガ(スパロボ)]]の大部隊を相手にしているなどスーパーロボットがおそらくいない上に
当初のヘンケン隊の主力パイロットだった[[フォウ>フォウ・ムラサメ]]も誘拐されている中でロンド・ベル以上に奮戦していると言えるだろう。
後に旧シリーズ完結編の『[[第4次>第4次スーパーロボット大戦]]』のエンディングで&b(){無事にエマとゴールインできた}ことが語られる。&s(){最終的に離婚したケーラ&アストナージとの扱いの差は一体}
また、αシリーズでは『[[α外伝>スーパーロボット大戦α外伝]]』にてブライト達を人質に取られてティターンズに出戻ったエマに銃を向けられても全く動じることなく
「どうしてこんな事をしているのか、俺は分かっているぞ。必ず俺達がブライト達を救出するから、その後で俺達のところへ戻ってこい!(意訳)」と告げる漢気を見せており、
『[[第3次α>第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]』では序盤の内からエマが「そろそろヘンケン艦長の気持ちに応えてもいいかなー(意訳)」と発言しているので多分ED後にゴールインしたと思われる。
あと、Zシリーズだと[[カミーユが異世界転移してる間に>第2次スーパーロボット大戦Z]]なんかエマに猛アタックを仕掛けて無事OKをもらったとか。
余談だが、スパロボではヘンケンの出番が多い割にラーディッシュが殆ど参戦しないので乗艦はデモやシナリオ上で乗っただけのものも含めて[[ホワイトベース、トロイホース>ペガサス級強襲揚陸艦/改ペガサス級強襲揚陸艦]]、アーガマ、ラーディッシュ、[[アレキサンドリア>アレキサンドリア級重巡洋艦]]、[[アウドムラ>ガルダ級超大型輸送機]]、[[クラップ級>クラップ級巡洋艦]]、[[ラー・カイラム>ラー・カイラム級機動戦艦]]など実にバリエーション豊かとなっている。
『[[64>スーパーロボット大戦64]]』で自軍をレベル上げしまくっていると、釣られてやたら高レベルのヘンケンがラー・カイラムでスポット参戦するのはちょっと語り草に。
現状、ヘンケン座乗ラーディッシュが恒久自軍ユニットになったスパロボは[[ソーシャルゲーム]]の『X-Ω』のみ。ゲーム最序盤から入手(購入)できるので長く使う事も可能だった。
しかしレアリティはRで、[[ハヤト・コバヤシ]]の[[アウドムラ>ガルダ級超大型輸送機]]とどんぐりの背比べの性能。編成コストを惜しむなら初期艦の[[プトレマイオス>プトレマイオス(機動戦士ガンダム00)]]で暫く問題なく、残念ながら輝けたポジションとはお世辞にも言い難い。
**■【[[ギレンの野望シリーズ>ギレンの野望(シリーズ)]]】
一年戦争から従軍していたという設定のため、皆勤賞。
一年戦争の制服をきっちり着こなした連邦版と、ブレックスに賛同して合流し若干ラフな格好になったエゥーゴ版がある。
どちらにもジャック、アダムとの掛け合いも用意されている。
友好キャラはブレックス、エマ。殆ど絡まない一年戦争版でもエマが友好キャラ扱い。&bold(){好きすぎるだろ。}
ちなみに『ジオン独立戦争記』以降では『GUNDAM THE RIDE』の設定を取り入れており、前髪が長くなっている。
能力値は、指揮や魅力や射撃や耐久といった指揮官に必要な数値が高めで、反応もそれなりな優秀なキャラ。
階級も最初から少佐で指揮効果も活かしやすく、脅威Vでは指揮バグ((少佐になると発生する、指揮範囲が大将と同じになるバグ。階級が低くとも部隊全体の能力を向上させられる。))と相性がいい。
最終的な能力値は、初期ではこちらが上回るが成長補正が高いブライトに一歩譲るも、一年戦争時ではブライトは階級が低く、選択肢によってはイベントで長期間任務中になり、自分では使用できないので、むしろヘンケンの方にお世話になることも多い。基本的に初期はサラミスに乗っているが、ペガサス級やホワイトベースに乗せ換えて、能力を最大限発揮させよう。
『ジオンの系譜』以降(『独立戦争記』を除く)は『Zガンダム』のシナリオも取り扱うようになったが、こちらでは第二部以降エゥーゴに参加する((『系譜』の完全勝利・判定勝利ルートの場合は、この時点ではまだ連邦軍から離脱しない。『アクシズの脅威』シリーズの場合は一旦離脱する。『系譜』の判定敗北ルートの場合は、そもそもティターンズは最初から敵勢力となり、エゥーゴは発生しない。))。
その後、エゥーゴとティターンズのどちらに味方するかのルート選択が行われ((アライメントによって決定。なお、『アクシズの脅威』シリーズの場合は、「エゥーゴの協力要請を断りつつティターンズを敵に回す」と言うことが可能だが、何の得もない。この場合、エゥーゴのキャラは再登場しなくなる。))、エゥーゴと手を組んだ場合は継続して味方になるが、ティターンズと手を組んだ場合は敵になる。
なお、原作のような戦死イベントはないので、エゥーゴと手を組んだ場合は最後まで安心して使える。
ちなみにユニットについてはヘンケンの代名詞であるラーディッシュも登場したが、スペックが低めで宇宙専用と使い勝手が悪い。初期に艦長を務めていたアーガマか、万能戦艦であるアルビオンに搭乗させた方がいいだろう。
また、『系譜』以降に実装された、ブレックス率いるエゥーゴシナリオでも味方として参戦する。
このシナリオは『系譜』ではほとんどイベントのない外伝だったが、『アクシズの脅威』シリーズではイベントが充実し、原作再現が行われるようになった……のだが、ヘンケンにとっては、このイベント再現は基本的に悪い方に働いている。
まず、原作イベントに当たるアーガマ隊を発足させると、艦長を務める為に長らく使えなくなる。ブライトがアーガマ艦長に着任した後は一時的に指揮下に戻るが、今度はラーディッシュの艦長を務める為再び離脱する。
そしてカミーユの精神崩壊を防ぎ、クワトロに逆襲を思い留まらせるには、原作同様にエマ・カツ・アポリー((ちなみにロベルトはジャブロー襲撃を中止することで死亡イベントが回避され、アーガマ隊から外れるため自軍で最後まで使用可能になる。))と共にヘンケンを犠牲にし、ファの退役を認める必要がある。
クワトロ残留はベストエンディングの必須条件であり、残念ながらヘンケン艦長の死亡は確定してしまうのだ。
一方、『脅威』シリーズではクワトロが主人公のエゥーゴ・クワトロシナリオも用意されており、こちらは原作イベントが発生しないので最後までヘンケンを使用できる。
**■【[[SDガンダムGジェネレーションシリーズ]]】
出る場合はブライトほどではないが優秀な艦長として出ることが多い。
・ストーリー制を採用したナンバリングのうちGジェネNEOでは途中から登場し、しばらくはラーディッシュにて操作可能な味方援軍として登場した後自軍チームに合流する。それなりに高いレベルで加入するので艦長として最後まで使って問題はない。
・一方でDSの方では宇宙世紀ルートで使用可能。こちらでは[[フラグ]]を立てると死亡してしまうが回避は容易。また、本ゲームでは選ばなかったほうの自軍はシナリオ外で特別演習という形で対決できるが、アナザーガンダムルートで宇宙世紀組と演習する際に無事が確認できる。&br()ただ、「カミーユの強化イベント完遂のためには味方の戦死イベントを最低1回は見ないと行けない((正確には「8人中5人以上の死亡イベントを見る」事が条件なのだが、うち4人は敵なので、味方で必要な戦死は1人だけ。))」「ヘンケンが戦死した場合&bold(){のみ}、後により強力なディアナが加入するので得」「他の戦死キャラにはそういった補填隠し要素は何もない」と言った事情から、隠し要素を知っているプレイヤーからは&bold(){まず確実に殺される}不遇の存在である。&br()また、同作品ではキャラクター毎の相性が数値で設定されているのだが、ヘンケンからエマへの相性値は最大の+20で、同じ値が設定されているのは[[シロー>シロー・アマダ]]&[[アイナ>アイナ・サハリン]]くらいと希少。&br()しかし、対するエマからヘンケンへの相性値は &bold(){たったの+1}。そもそも艦長キャラはチームを組めずこの数値自体ただのフレーバーでしかないが、マイナスや相性設定が無いよりはマシであり、一応脈ありという部分も含めて原作通りではあるのだが…。
*【余談】
-時折ヘンケンの勝手でエマ一人を守る為にクルーとラーディッシュを自分と心中させたように誤解されるが((スパロボのキャラ辞典等で前後の状況に触れられず単に『ラーディッシュをエマの盾にした』的な記述をされた事がそう思い込む原因にもなっている感があり、味方サイドの問題描写が控えられ良点描写が増えた劇場版でラーディッシュでエマを庇う場面でクルー達の会話シーンも増えた事が『TV版だとヘンケンの命令だが劇場版だとブリッジクルー達の総意』という誤った印象を与えた感が強いが、実際はTV版でも描写が少ないながらも『渋るヘンケンと察して後押しするクルー』という構図は変わらない。))、上を見ても分かる通り&bold(){クルー達に後押しされてエマの援護に向かった}というのが正しい。&br()さらに言えばそもそも、&font(red,b){随伴機がいなければ、どの道ラーディッシュはヤザンに沈められる}と言う点を考慮にいれなくてはならない。この時代、MSの性能は近距離戦では火力でも戦艦を越えており、戦艦がMS(それもエース搭乗機)とタイマンを張ったら絶対に勝ち目がないのだ。もちろん機動力は言うに及ばずなので、逃げる事も絶対不可能。&br()つまり、&bold(){エマ機を守って沈むか、エマ機を守らず沈むかの二択}と言う状況なので、それならば前者を選ぶというのは戦術的にも非常に真っ当な判断である。なんなら万が一にもエマが勝利すれば、ラーディッシュが逃げられる可能性すらあった訳で、それなら無理にでも援護した方が勝率は(ほんの僅かであれ)高くなる。つまり、&bold(){ラーディッシュを盾にした方がラーディッシュの生存率が高い}状況ですらあったのだ。&br()とはいえ、合理的にそう割り切っても特攻は特攻であるため、私情でそれを行う事をヘンケンが躊躇ったのも仕方ないだろう。
-中の人の小杉十郎太氏にとっては、[[富野由悠季]]に直々に誘われての声優デビューと共に初めて得た記念すべき役である。&br()……が、同時にナレーションも担当していたためにクレジットでは常に“ナレーション”表記で、ヘンケン役としてクレジットされるのは新訳『Z』まで叶わなかった。&br()なお、エマ役の岡本麻弥氏もエマが初めて決まった役だったとされる((デビューは別作品。))ので、ある意味似た者同士と言えなくもない。
-尚、この声優デビュー当時から渋い美声で注目された中の人だが、矢張り演技力というか表現力ではまだまだ未熟だったようで、[[ファースト>機動戦士ガンダム]]時の永井一郎氏のナレーションに魅せられていた[[池田秀一]]氏はどうしても小杉氏のナレーションに納得いかずに「君、病気に(でもなって降板に)ならないか?」……と、新人相手とはいえかなりキツいことを言ってしまったらしい(後に、自著で「今思うと酷いことを言った」とも反省しており、当時の小杉氏を「期待に応えようと努力していた」と評価している)。&br()ちなみにエマ役の岡本麻弥氏も池田秀一氏に駄目だしを喰らってたらしいので、やっぱり似た者同士と(ry
#Center(){
&size(20){&b(){「中尉が無事ならいい! 追記修正を盾にしろ!」}}}
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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)
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#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- > 無事に結ばれた。 この一言で心の底からガッツポーズできるよ -- 名無しさん (2025-03-04 20:15:37)
- 「君が赤ちゃんを産めんようにでもなったら……」発言はよくセクハラとネタにされるけどそこまでだろうか?確かにちょっとアレな言い回しだし別に女性機能に限った話でもないのに敢えてそれを例に出すのはどうなのとは思うけど、曲がりなりにも放射線被爆とそれによる健康リスクを気にしての話だし。「俺達の赤ちゃんを生めんようになったら」だったら完全アウトだったろうけど -- 名無しさん (2025-03-04 20:19:18)
- ↑1980年代だと「女性は赤ちゃん産んで一人前、産めなくなったら人間としてアウト」って認識もまだ残ってるから生殖能力の危険をちゃんと忠告して断りやすい雰囲気で是非を尋ねるのはむしろすごい紳士的 -- 名無しさん (2025-03-04 20:41:04)
- ↑×3 平和な世界では幸せな結末で良かった。 -- 名無しさん (2025-03-04 20:46:34)
- デビュー作がヘンケン艦長だからか小杉十郎太さんはオッサンキャラのイメージが強いけど、意外と美形のイケメン役が多いんだよね -- 名無しさん (2025-03-04 21:18:52)
- GジェネDSではカミーユ強化のため味方一人を犠牲にしなければならないため犠牲になるヘンケン… -- 名無しさん (2025-03-04 21:19:24)
- ↑3さすがに女性の部下に赤ちゃん産む話は昔でもセクハラというか、80年代基準でもデリカシーに欠ける発言なのも間違いない。でもそれはそれとしてエマのことを気遣った思いやりの発言なのも疑いなく確か。その辺分かってるのでエマも微妙な反応を返した。女性を気遣える優しい言葉を、ストレートすぎてデリカシーに欠ける言い回しでして顰蹙買っちゃう不器用さ、そこにヘンケン艦長のキャラクター性が詰まってるな -- 名無しさん (2025-03-04 21:25:58)
- 21:12:35に編集を行ったkurotenwiki氏を編集衝突放置の件で報告しました -- 名無しさん (2025-03-04 21:31:15)
- 池田秀一、昔の俳優らしく口が悪い! -- 名無しさん (2025-03-04 21:37:55)
- まあ池田さんは子役からの叩き上げだから… -- 名無しさん (2025-03-04 22:40:57)
- 割と長い間、なんで「偏見艦長」なんてひどい渾名でしか呼ばれないんだ?って思ってた。 -- 名無しさん (2025-03-04 22:44:46)
- 後年の[[機動戦艦ナデシコ]]でも、小杉十郎太氏のゴート・ホーリーは岡本麻弥氏のハルカ・ミナトと一時期恋仲だったが、中盤で別れた。ミナトとの結末については小杉氏も不満を持っていたようであり、岡本氏によれば「麻弥と一緒になると、だいたい幸せじゃない」とも(ヘンケン艦長を引き合いにして)愚痴を言っていたとのこと -- 名無しさん (2025-03-05 00:16:27)
- 劇場版でエマがノーマルスーツの前を開けた時に胸の膨らみを見て、バレそうになったら目を逸らしてまた見るのがかわいくて好き -- 名無しさん (2025-03-05 00:19:50)
- ↑8 しかも生存だと乗機のネェル・アーガマが真っ先に旧式化でこの先辛くなる&死亡でディアナ様のソレイユが代わりに加入すると判るとイベントで犠牲にした方がいいってなってしまうという…… -- 名無しさん (2025-03-05 00:39:25)
- 日本にセクハラって概念が広まったのが80年代終盤から90年代なんで、Ζ放送当時あのセリフだけでアウトってことはあり得ないな -- 名無しさん (2025-03-05 00:59:16)
- 小説版のサラといい当時のハンバーガーショップ推しが強い -- 名無しさん (2025-03-05 01:05:57)
- スパロボαだと第三次でエマがヘンケンとの仲を聞かれて「そろそろ気持ちに応えようかな」と乗り気だったので、あっちでも報われたんだろうな。 -- 名無しさん (2025-03-05 06:40:06)
- コレンナンダーの発言もセクハラだけど気を使ってのことだから、富野の癖か? -- 名無しさん (2025-03-05 09:09:15)
- 冒頭の台詞もーちょいカッコいいやつ無いものか -- 名無しさん (2025-03-05 13:05:11)
- ヘンケンを育ててなんとするか! -- 名無しさん (2025-03-05 21:06:33)
- てっきり二十代かと思ってた。年齢がそんなに高いなら、エマ中尉への求愛がますます気持ち悪い。 -- 名無しさん (2025-03-22 10:25:23)
- 十把一絡げに部下からの進言でラーディッシュを盾にしたことになってるけどラーディッシュのCVも名もなきクルー「俺はまだ死にたくないー!まだやりたいこともあるんだー!やめろー」とか思ってる人一人もいなかったのか…? -- 名無しさん (2025-04-03 17:41:41)
- ↑ いたとしても余談に書いてあるようにマジでどうにもならない。「エマの盾になって沈む」か「エマの盾にならずに沈む」かの二択なので -- 名無しさん (2025-04-30 06:02:47)
- 美形の役……そういえば、シュヴァ5のネイハム皇子も小杉さんだったな。あとZのエグザスも。 -- 名無しさん (2025-06-14 11:19:32)
- ↑2 『Z』ともなると本当にMSに対して戦艦は無力だからね……。 -- 名無しさん (2025-06-14 12:30:02)
- あの時期の戦艦に、第二次ネオ・ジオン紛争のころの艦みたいに戦闘ブリッジがあれば…… -- 名無しさん (2025-09-17 08:48:49)
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